JP2004353803A - Rubber case for steering column bearing - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステアリングシャフトをステアリングコラムの所定の位置に保持するためのステアリングコラム軸受用ゴムケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両等のステアリングシャフトは、ステアリングコラムに、針状ころ軸受装置を介して回転自在に支持されている。この針状ころ軸受装置として、例えば特許文献1に示す技術がある。この従来例における針状ころ軸受装置は、コラムに内嵌する環状のケース(「ゴムケース」とも称される)を有する。
【0003】
特に、針状ころ軸受装置におけるケースの別の従来例として、それ自身ステアリングコラムから軸方向に抜出るのを防止する抜止め構造を有するものがある。その抜止め構造の一例として、ステアリングコラムに縮径するよう形成した突起に軸方向で係合する外周溝を形成した技術が知られている。
【0004】
この場合、外周溝は、ステアリングコラムの入口側に配置した円すい面と、ステアリングコラムの奥側に配置した径方向に沿う立上げ面と、円すい面および立上げ面の間に配置された環状面とを有する。
【0005】
外周溝を挟んで入口側領域および奥側領域は、それぞれステアリングコラムの内径より大きい径を有した同一外径に形成されている。これにより、ケースの入口側領域および奥側領域は、それぞれステアリングコラムの内周面に弾性による所定量のしめしろをもって装着されている。
【0006】
【特許文献1】
特開昭56−14623号(第2頁,第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように外周溝を形成したケースにおいて、外周溝はステアリングコラムの入口側に円すい面を有している。このため、特に入口側領域の外周面がステアリングコラムと接触する軸方向位置によっては、ケースの入口側領域と奥側領域とで、針状ころに作用する径方向の弾性押圧力、すなわちステアリングコラムに対する面圧の大きさが異なる。具体的には、ケースの奥側で面圧が集中的に大きくなる。
【0008】
このように面圧の発生状態が軸方向で異なって、ケースとステアリングコラムとの接触状態が軸方向で不均一となると、ステアリングシャフトに偏摩耗が発生することになる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明におけるステアリングコラム軸受用ゴムケースは、ステアリングコラムと前記ステアリングコラムを挿通するステアリングシャフトとの間に弾性による所定量のしめしろをもって圧入され、前記ステアリングシャフトを回転自在に支持するころ軸受を装着するための内周溝と、前記ステアリングコラムの内周面に設けた突起に軸方向で係止可能な外周溝とを有して筒状に形成され、前記外周溝は、該外周溝を挟んだ軸方向両側領域のうち、一方側領域による前記ころ軸受に対する径方向の弾性押圧力が、他方側領域による前記ころ軸受に対する径方向の弾性押圧力よりも大きくなる形状に形成され、前記外周溝を挟んだ軸方向両側領域のうち、一方側領域の少なくとも一部のしめしろを他方側領域のしめしろに比べて小さくするよう、前記一方側領域と他方側領域とで外周面の径を異ならせている。
【0010】
このようなステアリングコラム軸受用ゴムケースは、ステアリングコラムの入口開口からステアリングコラム内に圧入されるもので、例えば一方側とはステアリングコラムの軸方向中心側、換言すれば奥側であり、他方側とはステアリングコラムの入口開口側である。
【0011】
ステアリングコラム軸受用ゴムケースがステアリングコラム内に圧入された後は、ころ軸受によってステアリングシャフトを軸心回りに回転自在に支持する。そして使用に伴なうステアリングシャフトの軸方向への抜出しは、ステアリングコラムの内周面の突起に外周溝の環状面が軸方向で係止することで防止される。
【0012】
ところで、外周溝は一方側に向けて縮径する円錐面と、さらにその奥側に形成された円筒面と、この円筒面の奥側部位から径方向外方に向けて立上げられた環状面との組合わせ形状で形成されることが一般的である。
【0013】
したがって、外周溝の軸方向中心をステアリングコラム軸受用ゴムケースの中心に一致するよう配置した場合、外周溝は傾斜面を有していることにより、特に他方側領域の外周面がステアリングコラムと接触する軸方向位置によっては、ステアリングコラム軸受用ゴムケースの一方側領域と他方側領域とで、ころ軸受における径方向の弾性押圧力である面圧が異なることが考えられる。すなわち一方側領域におけるステアリングコラムに対する面圧が他方側領域による面圧に比べて大きくなることが考えられる。
【0014】
しかし、上記構成のステアリングコラム軸受用ゴムケースによれば、一方側領域の少なくとも一部のしめしろを他方側領域のしめしろに比べて小さくしているので、一方側領域におけるころ軸受からのステアリングコラムに対する面圧が他方側領域による面圧に比べて小さくなるようになる。
【0015】
このため外周溝の形状が上述の形状であったとしても、ステアリングコラム軸受用ゴムケースのステアリングコラムへの装着状態で、ころ軸受からのステアリングシャフトに対する面圧が、結果的に軸方向で均一化するよう補正される。したがって、ころ軸受の転動体の内輪軌道面となっているステアリングシャフトの外周面の偏摩耗が抑制される。
【0016】
さらに、外周溝の位置を軸方向で管理してステアリングシャフトの外周面の偏摩耗を抑制することも考えられるが、この場合、外周溝の軸方向位置の決定は難しい。これに比べて、本発明のステアリングコラム軸受用ゴムケースによれば、一方側領域と他方側領域とで径を異ならせることで、容易にステアリングシャフトの外周面の偏摩耗の抑制が可能となる。
【0017】
本発明の好ましい実施形態として、前記一方側領域と他方側領域の外周面が円筒形状に形成され、前記一方側領域の軸方向全域の外周面の径が、前記他方側領域の軸方向全域の外周面の径に比べて小さく設定されている。
【0018】
上記のように、一方側領域の軸方向全域の径を他方側領域の径に比べて小さく設定する構成とすることでも、ステアリングコラムへの装着時でのステアリングコラムに対するしめしろが、他方側領域に比べて一方側領域の方が小さくなる。
【0019】
このため外周溝の形状が上述の形状であったとしても、ステアリングコラム軸受用ゴムケースのステアリングコラムへの装着状態で、ころ軸受からのステアリングシャフトに対する面圧が、軸方向で均一化するよう補正される。
【0020】
したがって、ころ軸受の転動体の内輪軌道面となっているステアリングシャフトの外周面の偏摩耗が抑制される。
【0021】
本発明のさらに好ましい実施形態として、前記一方側領域の外周面に、該一方側領域の他の外周面の径に比べて大きい径で、かつ前記他方側領域の外周面の径を超えない径を有する環状部が形成されている。
【0022】
この構成のように、他の外周面部分の径に比べて大きい径で、かつ他方側領域の外周面の径を超えない径を有する環状部を形成することで、ステアリングコラムに対するしめしろが、他方側領域に比べて一方側領域の方が小さくなる。
【0023】
このため、ころ軸受からのステアリングシャフトに対する軸方向での面圧が均一化され、ころの内輪軌道面であるステアリングシャフトの外周面の偏摩耗が抑制される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係るステアリングコラム軸受用ゴムケースを、図面を参照して説明する。図1はステアリングコラム軸受用ゴムケースを適用した自動車の操舵機構の概略構成図、図2は図1の要部拡大断面図、図3はステアリングコラム軸受用ゴムケースの単体断面図である。
【0025】
図1を参照して、符号1はステアリングホイール(通称「ハンドル」)、2はステアリングコラム、3はステアリングコラム2のシャフト挿入孔4内に挿入されてステアリングホイール1の操舵を車輪に伝達するステアリングシャフトをそれぞれ示す。
【0026】
5,6は、一対の軸受装置を示す。軸受装置5,6は、ステアリングコラム2のシャフト挿入孔4内周面とステアリングシャフト3の外周面との間の隙間に、ステアリングコラム2両側の入口それぞれから圧入されて、軸方向に離隔した2箇所に配置されている。
【0027】
図2は、ステアリングコラム2の一方の入口側(ギヤボックス側)に設けられた軸受装置6を示している。軸受装置6は、弾性変形可能な素材、例えばゴムから所定の肉厚に形成されたケース10と、ステアリングコラム軸受としての針状ころ軸受11とから構成されている。
【0028】
ケース10の内周面の軸方向中間に、針状ころ軸受11を装着するための周方向に沿う内周溝12が形成されている。針状ころ軸受11は、外輪25と、複数個の針状ころ26と、これら針状ころ26を円周方向等配位置に保持するポケット27を有する保持器28とを備える。
【0029】
外輪25は、ケース10の内周溝12に嵌合するものであり、針状ころ26は外輪25の内周面を外輪軌道面とし、また、ステアリングシャフト3の外周面を内輪軌道面としている。
【0030】
図3に示すように、ケース10の外周面の軸方向途中に、ステアリングコラム2に形成した突起15を係止させて抜止めするための、周方向に沿う外周溝16が形成されている。
【0031】
外周溝16の断面形状は、一方側すなわちコラム奥側に向けて縮径する円錐面17と、さらにその奥側に形成された円筒面20と、円筒面20の奥側から径方向外方に向けて立上げられた環状面19との組合わせから略台形に形成されている。
【0032】
なお突起15は、コラム奥側に向けて縮径する断面三角形状に形成され、最奥部の径方向に沿う段付面15aと外周溝16の環状面19とが軸方向で対向している。
【0033】
ケース10は、外周溝16を介して軸方向一方側領域すなわち奥側領域23と、軸方向他方側領域すなわち入口側領域22とを有する。入口側領域22の外周面は、軸方向同一径の円筒面に形成され、奥側領域23の外周面は、入口側の円筒面21と奥側の円錐面18とから形成されている。ケース10の両側隅部に、面取24が形成されている。
【0034】
ケース10の外周溝16は、上述のようにコラム奥側に向けて縮径する円錐面17を含んだ面の組合せから形成されている。このことから、外周溝16の中心とケース10の軸方向中心とが一致していても、入口側領域22と奥側領域23とで、それらの外周面軸方向領域を径方向内方に投影させた場合、入口側領域22においてステアリングコラム2と接触する外周面軸方向領域は、針状ころ26から入口側に外れる投影領域であり、奥側部22においてステアリングコラム2と接触する外周面軸方向領域は、針状ころ26にかかる投影領域となっている。
【0035】
ケース10の入口側領域22の径D1に比べて、奥側領域23の最大径である円筒面21の径D2が小さく形成されている。これら径D1,D2は、何れもステアリングコラム2の内径よりも大きく形成されている。
【0036】
軸受装置6をステアリングコラム2に装着すると、ステアリングシャフト3は、軸受装置6に軸心回りに回転自在に支持される。また軸受装置6は、そのケース10のしめしろによって回り止めされた状態にある。
【0037】
さらに、車両の運転操作に伴ないケース10が軸方向に移動した場合であっても、ステアリングコラム2の内周面の突起15にケース10の外周溝16の環状面19が軸方向で当接することにより、ケース10はステアリングコラム2から抜止めされる。
【0038】
この実施形態では、ケース10の外周溝16の外周形状は、コラム奥側に向けて縮径する円錐面17を含んだ面の組合せからなっている。このため、入口側領域22においてステアリングコラム2と接触する外周面軸方向領域は、針状ころ26から入口側に外れる径方向の投影領域であり、奥側部22においてステアリングコラム2と接触する外周面軸方向領域は、針状ころ26にかかる径方向の投影領域となっている。
【0039】
この場合、入口側領域22の径D1と、奥側領域23の径D2とを等しく形成したら、奥側領域23のしめしろに伴なう反力が針状ころ26の軸方向一方側に多く働いてしまう。しかしこの実施形態では、ケース本体14において、入口側領域22の径D1と、奥側領域23の径D2とでは、奥側領域23の径D2の方を小さく形成している。
【0040】
このため、ケース10が上記形状の外周溝16を有していても、従来に比べて奥側領域23のしめしろによる反力が軽減され、これによって針状ころ26の軸方向一方側を径方向に押圧する力が軽減される。
【0041】
したがって、ステアリングシャフト3の外周面に対して針状ころ26から働く面圧が軸方向両側で均一化される。このため、使用に伴なうステアリングシャフト3の偏摩耗を従来に比べて充分に抑制することができる。
【0042】
換言すれば、ケース10の外周面における外周溝16を軸方向で位置調節することで、針状ころ26からステアリングシャフト3の外周面に働く面圧の軸方向での均一化を図る、といった管理を行うことなく、ステアリングシャフト3に対する面圧の均一化を、容易に実施することができる。
【0043】
なお、ケース10の奥側領域23の径D2は、入口側領域22の径D1に比べて小さくしたが、ステアリングコラム2の係止突起15にケース10の係止面19が当接した場合であっても抜止めに支障のない径に設定しておくことが好ましい。
【0044】
別の実施形態を図4および図5に基づいて説明する。図4はケースの使用状態を示す拡大断面図、図5はケースの単体断面図である。
【0045】
この実施形態では、ケース10の奥側領域23に軸方向幅の狭い環状部30が形成されている。この環状部30は、ケース10に形成した外周溝16の環状面19に連続して形成されている。さらに、環状部30の径D3は入口側領域22の径D1に実質的に等しく形成されている。入口側領域22の形状、径D1は上記実施形態と同様である。外周溝16の断面形状は上記実施形態と同様である。
【0046】
ケース10の奥側領域23において、環状部30よりも奥側部分の径D4は、ステアリングコラム2の内径よりも小さい値に設定されている。つまり、ケース10の奥側領域23においてステアリングコラム2の内周面にしめしろをもって嵌合する部分は、軸方向幅の狭い環状部30のみである。なお、環状部30よりも奥側部分の外周面は、入口側の円筒面21と奥側の円錐面18とから形成されている。
【0047】
この実施形態では、ケース10において、奥側領域23でステアリングコラム2にしめしろをもって嵌合する部分は環状部30のみである。このことから、外周溝16が、ステアリングシャフト3に対する針状ころ26からの面圧を、針状ころ26の軸方向一方側を大きくさせるような形状であったとしても、針状ころ26の軸方向でのステアリングシャフト3に対する面圧が結果的に軸方向で均一化される。よって、使用に伴なうステアリングシャフト3の偏摩耗を抑制することができる。
【0048】
また、本実施形態の場合、環状部30の径D3は、入口側領域22の径D1に実質的に等しく形成されていることにより、ケース10が軸方向に移動した場合のステアリングコラム2の内周面の突起15とケース10の外周溝16の環状面19との係止面積を充分に確保できるので、ケース10の抜止めが確実となる。他の構成は上記実施形態と同様であるので同一の符号を付してその説明を省略する。
【0049】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り、本発明によれば、ステアリングシャフトに対する面圧が均一化され、ステアリングシャフトの外周面の偏摩耗を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のケースを適用した操舵機構の概略構成図
【図2】図1の要部拡大断面図
【図3】同じくステアリングコラム軸受用ゴムケースの単体断面図
【図4】別の実施形態を示す要部拡大断面図
【図5】同じくステアリングコラム軸受用ゴムケースの単体断面図
【符号の説明】
1 ステアリングホイール
2 ステアリングコラム
3 ステアリングシャフト
6 軸受装置
10 ケース
11 針状ころ軸受
16 外周溝
17 円錐面
19 環状面
D1 ケースの入口側部の径
D2 ケースの奥側部の径[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a steering column bearing rubber case for holding a steering shaft at a predetermined position of a steering column.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a steering shaft of a vehicle or the like is rotatably supported by a steering column via a needle roller bearing device. As this needle roller bearing device, for example, there is a technique disclosed in Patent Document 1. The needle roller bearing device in this conventional example has an annular case (also referred to as a “rubber case”) that fits inside the column.
[0003]
In particular, as another conventional example of a case in a needle roller bearing device, there is a case having a retaining structure for preventing the case from being axially pulled out of a steering column. As one example of the retaining structure, a technique is known in which an outer peripheral groove is formed in a projection formed to reduce the diameter of a steering column so as to engage in an axial direction.
[0004]
In this case, the outer circumferential groove includes a conical surface disposed on the inlet side of the steering column, a radially extending rising surface disposed on the far side of the steering column, and an annular surface disposed between the conical surface and the rising surface. And
[0005]
The inlet-side region and the back-side region sandwiching the outer circumferential groove are formed to have the same outer diameter, each having a diameter larger than the inner diameter of the steering column. As a result, the inlet side area and the rear side area of the case are mounted on the inner peripheral surface of the steering column with a predetermined amount of elastic interference.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-56-14623 (
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In the case where the outer peripheral groove is formed as described above, the outer peripheral groove has a conical surface on the inlet side of the steering column. For this reason, depending on the axial position where the outer peripheral surface of the inlet side area contacts the steering column, the radial elastic pressing force acting on the needle roller between the inlet side area and the rear side area of the case, that is, the steering column The magnitude of the surface pressure differs. Specifically, the surface pressure is intensively increased on the back side of the case.
[0008]
If the state of generation of the surface pressure differs in the axial direction and the contact state between the case and the steering column becomes uneven in the axial direction, uneven wear occurs on the steering shaft.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The rubber case for a steering column bearing according to the present invention is fitted with a roller bearing that is rotatably supported between the steering column and the steering shaft inserted through the steering column with a predetermined amount of elastic interference, and rotatably supports the steering shaft. And an outer peripheral groove that can be axially locked to a projection provided on the inner peripheral surface of the steering column. The outer peripheral groove sandwiches the outer peripheral groove. The outer peripheral groove is formed in such a shape that a radial elastic pressing force of the one side region on the roller bearing is larger than a radial elastic pressing force of the other side region on the roller bearing. Of the two axial side regions sandwiching the, the interference of at least a part of the one region is smaller than the interference of the other region, It is made different diameters of the outer peripheral surface at the serial one side region and the other side region.
[0010]
Such a rubber case for a steering column bearing is press-fit into the steering column from an inlet opening of the steering column. For example, one side is the axial center side of the steering column, in other words, the back side, and the other side is Is the side of the entrance opening of the steering column.
[0011]
After the rubber case for the steering column bearing is pressed into the steering column, the steering shaft is rotatably supported around the axis by the roller bearing. The pulling out of the steering shaft in the axial direction accompanying the use is prevented by the annular surface of the outer peripheral groove being axially locked to the projection on the inner peripheral surface of the steering column.
[0012]
By the way, the outer circumferential groove has a conical surface whose diameter decreases toward one side, a cylindrical surface further formed on the inner side thereof, and an annular surface which is raised radially outward from a deep portion of the cylindrical surface. Is generally formed in a combination shape.
[0013]
Therefore, when the outer circumferential groove is arranged so that the axial center of the outer circumferential groove coincides with the center of the rubber case for the steering column bearing, the outer circumferential groove has an inclined surface. It is conceivable that the surface pressure, which is a radial elastic pressing force on the roller bearing, differs between the one side region and the other side region of the rubber case for the steering column bearing depending on the axial position to be performed. That is, it is conceivable that the surface pressure on the steering column in one side region becomes larger than the surface pressure in the other side region.
[0014]
However, according to the rubber case for a steering column bearing having the above configuration, at least a part of the interference in the one side area is smaller than the interference in the other area, so that the steering from the roller bearing in the one side area is performed. The surface pressure on the column becomes smaller than the surface pressure on the other side region.
[0015]
Therefore, even if the outer peripheral groove has the above-mentioned shape, the surface pressure on the steering shaft from the roller bearings becomes uniform in the axial direction as a result when the rubber case for the steering column bearing is mounted on the steering column. Is corrected. Therefore, uneven wear of the outer peripheral surface of the steering shaft serving as the inner raceway surface of the rolling element of the roller bearing is suppressed.
[0016]
Further, it is conceivable to control the position of the outer circumferential groove in the axial direction to suppress uneven wear of the outer circumferential surface of the steering shaft, but in this case, it is difficult to determine the axial position of the outer circumferential groove. In contrast, according to the rubber case for a steering column bearing of the present invention, by making the diameter different between the one side region and the other side region, it is possible to easily suppress uneven wear of the outer peripheral surface of the steering shaft. .
[0017]
As a preferred embodiment of the present invention, the outer peripheral surface of the one side region and the other side region is formed in a cylindrical shape, and the diameter of the outer peripheral surface of the entire axial direction of the one side region is equal to the diameter of the entire axial direction of the other side region. It is set smaller than the diameter of the outer peripheral surface.
[0018]
As described above, by setting the diameter of the entire area in the axial direction of the one side area to be smaller than the diameter of the other side area, the interference with the steering column at the time of attachment to the steering column can be reduced. Is smaller in the one side region.
[0019]
Therefore, even if the shape of the outer peripheral groove is the above-mentioned shape, the surface pressure from the roller bearing on the steering shaft is corrected to be uniform in the axial direction when the rubber case for the steering column bearing is mounted on the steering column. Is done.
[0020]
Therefore, uneven wear of the outer peripheral surface of the steering shaft serving as the inner raceway surface of the rolling element of the roller bearing is suppressed.
[0021]
As a further preferred embodiment of the present invention, the outer peripheral surface of the one side region has a diameter larger than the diameter of the other outer peripheral surface of the one side region, and does not exceed the diameter of the outer peripheral surface of the other side region. Is formed.
[0022]
As in this configuration, the interference portion with respect to the steering column is formed by forming an annular portion having a diameter larger than the diameter of the other outer peripheral surface portion and having a diameter not exceeding the diameter of the outer peripheral surface of the other side region. One side region is smaller than the other side region.
[0023]
For this reason, the surface pressure in the axial direction from the roller bearing to the steering shaft is made uniform, and uneven wear of the outer peripheral surface of the steering shaft, which is the inner raceway surface of the roller, is suppressed.
[0024]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a rubber case for a steering column bearing according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a steering mechanism of an automobile to which a rubber case for a steering column bearing is applied, FIG. 2 is an enlarged sectional view of a main part of FIG. 1, and FIG.
[0025]
Referring to FIG. 1, reference numeral 1 denotes a steering wheel (commonly referred to as a “handle”), 2 denotes a steering column, and 3 denotes a steering wheel that is inserted into a shaft insertion hole 4 of the
[0026]
[0027]
FIG. 2 shows a
[0028]
An inner
[0029]
The
[0030]
As shown in FIG. 3, an outer
[0031]
The cross-sectional shape of the outer
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
The outer
[0035]
The diameter D2 of the
[0036]
When the
[0037]
Furthermore, even when the
[0038]
In this embodiment, the outer peripheral shape of the outer
[0039]
In this case, if the diameter D1 of the inlet-
[0040]
For this reason, even if the
[0041]
Therefore, the surface pressure acting on the outer peripheral surface of the
[0042]
In other words, by adjusting the position of the outer
[0043]
Although the diameter D2 of the
[0044]
Another embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 4 is an enlarged sectional view showing a use state of the case, and FIG. 5 is a sectional view of a single unit of the case.
[0045]
In this embodiment, an
[0046]
In the
[0047]
In this embodiment, in the
[0048]
In the case of the present embodiment, the diameter D3 of the
[0049]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, the surface pressure on the steering shaft is made uniform, and uneven wear on the outer peripheral surface of the steering shaft can be suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a steering mechanism to which a case according to an embodiment of the present invention is applied. FIG. 2 is an enlarged sectional view of a main part of FIG. 1 FIG. FIG. 5 is an enlarged sectional view of a main part showing another embodiment. FIG. 5 is a sectional view of a single unit of a rubber case for a steering column bearing.
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (3)
前記外周溝は、該外周溝を挟んだ軸方向両側領域のうち、一方側領域による前記ころ軸受に対する径方向の弾性押圧力が、他方側領域による前記ころ軸受に対する径方向の弾性押圧力よりも大きくなる形状に形成されたステアリングコラム軸受用ゴムケースにおいて、
前記外周溝を挟んだ軸方向両側領域のうち、一方側領域の少なくとも一部のしめしろを他方側領域のしめしろに比べて小さくするよう、前記一方側領域と他方側領域とで外周面の径を異ならせた、ことを特徴とするステアリングコラム軸受用ゴムケース。An inner peripheral groove for mounting a roller bearing that is press-fitted with a predetermined amount of elasticity between a steering column and a steering shaft inserted through the steering column, and that rotatably supports the steering shaft; It is formed in a cylindrical shape having an outer peripheral groove that can be locked in the axial direction on a projection provided on the inner peripheral surface of
The outer circumferential groove has a radial elastic pressing force on the roller bearing by one side region, which is larger than a radial elastic pressing force on the roller bearing by the other region, in both axial regions sandwiching the outer circumferential groove. In a rubber case for a steering column bearing formed into a larger shape,
Of the axially opposite side regions sandwiching the outer circumferential groove, at least a part of the one side region is smaller than the interference amount of the other side region, so that the one side region and the other side region have an outer peripheral surface. A rubber case for a steering column bearing having a different diameter.
前記一方側領域と他方側領域の外周面が円筒形状に形成され、前記一方側領域の軸方向全域の外周面の径が、前記他方側領域の軸方向全域の外周面の径に比べて小さく設定された、ことを特徴とするステアリングコラム軸受用ゴムケース。The rubber case for a steering column bearing according to claim 1,
The outer peripheral surface of the one side region and the other side region is formed in a cylindrical shape, and the diameter of the outer peripheral surface of the entire axial direction of the one side region is smaller than the diameter of the outer peripheral surface of the entire axial direction of the other side region. A set rubber case for a steering column bearing.
前記一方側領域の外周面に、該一方側領域の他の外周面の径に比べて大きい径で、かつ前記他方側領域の外周面の径を超えない径を有する環状部が形成された、ステアリングコラム軸受用ゴムケース。The rubber case for a steering column bearing according to claim 1,
On the outer peripheral surface of the one side region, an annular portion having a diameter larger than the diameter of the other outer peripheral surface of the one side region and having a diameter not exceeding the diameter of the outer peripheral surface of the other side region is formed. Rubber case for steering column bearing.
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- 2003-05-30 JP JP2003154119A patent/JP2004353803A/en active Pending
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