JP2004211911A - 厨房用レンジフード - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷却フィルタを強制的に冷却してそのエア接触面に水蒸気を結露させるとともにオイルミストを凝縮捕捉するための冷却手段と、該フィルタを構成するとともに十分な濡れ性を有し且つ付着オイルミスト等の分解能に優れた紫外線対応型および/又は可視光対応型の光触媒を含有し又は表面に坦持したエア接触部と、該エア接触部における光触媒作用を励起するための光源手段および/又は該付着オイルを溶解液状化するための加熱手段と、液状化した前記オイルミスト及び水蒸気を該フィルタから回収廃棄するためのドレン手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、業務用・家庭用に適する厨房用レンジフードに関する。
【0002】
【従来の技術】
厨房におけるガスレンジ等の調理の際に発生する排煙やオイルミスト・水蒸気を除去するため、レンジの上方に吸着用フィルタ付きのレンジフードを設置し、送風ファンにより室外に排出したり室内に循環させることが行われている。
この場合に、オイルミスト等の凝縮捕捉を効率よくするために、該レンジフードの筐体を冷却するもの(例えば、下記特許文献1)や、多数のパイプ状フィルタ内に冷却水を通水するもの(例えば、下記特許文献2)や、フードケースの内面及びフィルタに酸化チタンを坦持させてこれらに付着した調理油を、調理終了後に紫外線を照射して光触媒作用により分解して容易に除去できるようにしたもの(例えば、下記特許文献3−5)がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−137925号公報
【特許文献2】
特開昭61−89465号公報
【特許文献3】
特開平9−4900号公報
【特許文献4】
特開平9−189440号公報
【特許文献5】
特開平9−189441号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記特許文献1に記載のものにあっては、冷却されたフード筐体の内外壁に捕捉されたオイルミストが該壁面に固着積層したままで液状に溶融することがないので容易にドレンし難い状態になる。また、積層するほど調理中における冷却捕捉力が低下し、大部分のオイルミストがそのままフィルタを通過して室外に排出されたり調理室内に循環してしまうこととなっている。室外へ排気される調理後オイルミストは油分・タンパク質類・香料等がミックスしたエマルジョンであって、その臭気や油蒸気の放出による近隣公害をもたらしている。特に、中華料理店、焼肉店、天ぷら料理店等、調理後臭気を含む多量のオイルミストを排出する店舗の近隣公害が増えている。
更に、長期間のレンジフードの使用によってフード内壁面やフィルタに凝縮付着した油分等は、その一部が垂れ落ちて不衛生になるとともに火災事故の原因にもなっている。
【0005】
上記の不都合や事故を防止するにはフード壁面の清掃やフィルタの交換を頻繁に行わなければならないが、多大の手間作業を要すると同時に保守交換費用が嵩むものであった。また、狭く屈曲した排気通路のダクト内壁に一旦固着した油分を除去することは殆ど困難であった。そのため、該排気通路の端部開口で油分が垂れ流れて室内外の壁面を汚染するものであった。
【0006】
また、上記特許文献2に記載のものあっては、通風抵抗を少なくするとともにオイルミスト等を効率よく凝縮捕捉するために多数のパイプを列設してこれに冷却水を通水するようにしてフィルタを形成しているが、この場合も上記特許文献1に記載のものと同様に、冷却パイプの外面に凝縮捕捉されたオイルミストは固着積層したまま容易に液状に溶融することがない。従って、上記特許文献1に記載のものと同様の欠点を生じるものであった。
【0007】
次に、上記特許文献3〜5に記載のものあっては、フードケースの内面及びフィルタに酸化チタンを坦持させ、調理後に紫外線を照射して光触媒作用による油分解をおこなうものであるが、調理中における凝縮固着を防止することは出来ないので、フィルタ上へのオイルミストの積層固着により凝縮捕捉効率が低下し、多くのオイルミストがそのままフィルタを通過して室内外に排出されたり、フィルタの目づまりによる通気性の低下が生じてしまうという欠点がある。
【0008】
本発明は上記した点に鑑みなされたものであり、
第一に、フィルタにおけるエア接触部面上に凝縮捕捉されたオイルミスト等を、調理中においても容易にフィルタから流下ドレン除去することのできる厨房用レンジフードを提供することを課題とする。
第二に、オイルミスト等の凝縮捕捉能力を略一定に保持して、過度な積層固着が発生せず、火災事故の発生や通気性の低下を生じることのない厨房用レンジフードを提供することを課題とする。
第三に、手間作業を必要とせずかつ保守交換費用が嵩むことのない厨房用レンジフードを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、
請求項1記載の本発明に係る厨房用レンジフードは、フィルタを用いてオイルミスト及び水蒸気を凝縮捕捉することによりこれを除去するように設けた厨房用レンジフードにおいて、
該フィルタを強制的に冷却してそのエア接触面に水蒸気を結露させるとともに、オイルミストを凝縮捕捉するための冷却手段と、
該フィルタを構成するとともに、濡れ性とオイルミスト分解能を有する光触媒を含有し又は表面に坦持したエア接触部と、
該エア接触部に捕捉されたオイルミストを溶解液状化するための光触媒励起用の光源手段および/又は該オイルミストを加熱溶解するための加熱手段と、
液状化した前記オイルミスト及び水を該フィルタから回収廃棄するためのドレン手段と、
を有することを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の本発明に係る厨房用レンジフードは、請求項1記載の冷却手段であって、冷凍機に連結した冷媒蒸発管を前記エア接触部の外面又は肉厚内に配設したことを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の本発明に係る厨房用レンジフードは、請求項1又は2のいずれかに記載の冷却フィルタであって、該フィルタを略V字状に傾斜して列設配置するとともに、その下方に前記ドレン手段における樋部材を配設したことを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の本発明に係る厨房用レンジフードは、請求項1乃至3のいずれかに記載の光触媒が、紫外線応答型又は可視光応答型の酸化チタン(TiO2)であることを特徴とする。
【0013】
請求項5記載の本発明に係る厨房用レンジフードは、請求項4に記載の可視光応答型の酸化チタン(TiO2)であって、親水性の高いバインダ中に含有されて前記エア接触部の外面に薄膜コーティングされたことを特徴とする。
【0014】
請求項6記載の本発明に係る厨房用レンジフードは、請求項1乃至5のいずれかに記載の厨房用レンジフードであって、調理開始前における室内空気中の水蒸気を凝縮結露せしめて前記エア接触部に水膜面を形成し、次いで該水膜面に調理用レンジから発生する水蒸気及びオイルミストを凝縮捕捉した後にドレンすることを特徴とする。
【0015】
請求項7記載の本発明に係る厨房用レンジフードは、請求項1乃至6のいずれかに記載のオイルミスト加熱用の加熱手段が、前記フィルタの冷却中および/又は停止中に作動せしめられ、前記エア接触部外面に付着した凝縮オイルミストを液状に溶解することを促進するように設けたことを特徴とする。
【0016】
請求項8記載の本発明に係る厨房用レンジフードは、請求項7に記載の加熱手段が、前記フィルタ近傍に配設されたヒータであり、前記光源手段と協働し又は単独で加熱作用するように設けたことを特徴とする。
【0017】
請求項9記載の本発明に係る厨房用レンジフードは、請求項1乃至7のいずれかに記載の加熱手段が、冷却・加熱のモード切替え可能なヒートポンプ装置における凝縮器部分をエア接触部に接触又は内蔵させた加熱モードであることを特徴とする。
【0018】
請求項10記載の本発明に係る厨房用レンジフードは、請求項1乃至7のいずれかに記載の冷却手段が、冷却・加熱のモードを切替え可能なヒートポンプ装置における蒸発器部分をエア接触部に接触又は内蔵させた冷却モードであることを特徴とする。
【0019】
(作用)
請求項1記載の厨房用レンジフードによれば、フィルタはエア接触部として濡れ性に優れかつ調理時のオイルミストを分解するための光触媒を含有し又は表面に坦持したものを用いており、これに冷媒管を密接させて強制的に冷却すると、空中の水分がフィルタ全面に結露し、速やかにかつ均一にフィルタ面に水膜層となって広がる。次いでこの水膜面上にオイルミスト等が凝縮捕捉されるが、該フィルタの濡れ性の作用およびオイルミストを分解する光触媒の作用により、該フィルタにおけるエア接触部表面に積層固着することなく水膜層の水とともに流れ落ちて順次ドレンされる。この場合に、上記の水膜層は、調理時に調理用レンジから発生するオイルミストと共に立ち昇る水蒸気の凝縮結露により、調理中絶えることなくフィルタ面に形成され続ける。また、該水蒸気及びオイルミストを該エア接触部に強制的に接触せしめるための送風手段を設けることにより、水蒸気結露およびオイルミストの凝縮捕捉を促進するようにしてもよい。
【0020】
該エア接触部面に光源ランプから励起光を照射すると、光触媒作用が生じてエア接触部面上に凝縮捕捉されたオイルミスト等は水及び炭酸ガス等に分解され、その残滓はよりドレンし易い液状に溶融して水膜層の水と共にフィルタ面上から除去される。この光源ランプとしては、紫外線ランプを用いることができるが、人体への影響が大きいため、その照射は調理作業休止中や終了後の夜間等における人気のない状況に行うことに限定されてしまう。これに対し、可視光応答型の光触媒((株)豊田中央研究所製「可視光動作型酸化チタン光触媒」)や、特許第3215698号に記載の可視光応答型光触媒等を用い、水銀ランプ、クセノンランプ等を光源として励起光を照射することにより、人体に殆ど影響のない光源とすることができるので、調理中調理後を問わず点灯して常時エア接触部の光触媒作用を発揮させることが好ましい。
【0021】
なお、光触媒材料としては、酸化チタン(TiO2)のほか、酸化銀、酸化亜鉛、三酸化ニビマス、三酸化タングステン、酸化第二鉄、チタン酸ストロンチウム等を用いることができる。
【0022】
また、この励起光の照射に代えて、濡れ性および熱伝導性の良いフィルタに対面するように配置したヒータを用いて調理中および/又は調理後に、エア接触部付近に浮遊する水蒸気及びオイルミストを加温してエア接触部面上への結露・凝縮付着を促進するとともに、凝縮捕捉されたオイルミスト等を加熱して液状に溶解して流下ドレンし易くすることにより、常にエア接触面をクリーンに保持してフィルタ冷却による凝縮捕捉効率を良好な状態に維持することができる。
【0023】
更に、調理開始前に該冷却フィルタの運転を開始して、まず該エア接触部の表面に室内の水蒸気を凝縮結露させて水膜面を形成しておき、次いで調理を開始するように運転することにより、調理当初からオイルミストをフィルタ面に直接付着させることなく水膜面上で凝縮捕捉して次々に流出除去させ効率よくドレンさせることができる。従って、長時間の調理によっても油分の凝結積層が生じることがなく、フィルタにおける通気性を阻害したり、オイルミストの捕捉能力を低下させることがない。この場合に、前記ヒータを用いて調理室内および/又はレンジフード内の水蒸気を調理開始前から加熱することにより、凝縮結露の効率を更に向上させることができる。
【0024】
なお、冷却フィルタにおけるエア接触部の素材としては、濡れ性および熱伝導性の良い金属、セラミックス、合成樹脂、又はこれらに光触媒を含有せしめた素材を、板状、円管状、楕円状、格子状等に形成して、所定長のバッフル、フィン若しくはブレード(以下「バッフル等」という)に形成し、これらを複数用意して相互に所定の通風用間隔を以って平面状に又は前後列を千鳥状に位相をずらし若しくは格子状に列設配置するものが用いられる。また、該バッフル材料における濡れ性すなわち親水性は、水に対する接触角で表すと40度以下のものとし、好ましくは20度以下のものを使用するものとする。光触媒の微粉体をバインダに混錬してこれをバッフル面にコーティングしてエア接触部を形成するものにあっては、上記接触角が5度以下のものとすることも可能であるので、結露した水は殆ど表面張力を失って連続一面の水膜状態を呈する。
【0025】
請求項2記載の厨房用レンジフードによれば、請求項1記載の前記冷却手段として、冷凍機に連結した冷媒蒸発管を前記フィルタの肉厚内、管内又は外面に密着配設したものものを用いることができ、その冷媒の気化熱が該冷媒蒸発管に直接伝達されるので、バッフル等を急速かつ効率的に結露・凝縮温度、例えば+2℃以下に冷却することができる。この冷却により、エア接触部には厨房室内及びレンジフード内における空気中の水蒸気が瞬時に凝縮結露する。この場合、調理作業室内の気温が10℃以下であることは殆どないのでバッフル等に霜付き固着が生じることはなく、バッフル等の素材特性たる濡れ性により結露水はフィルタ面状に略均一に展開してこれを被覆する薄い水膜層を形成する。
【0026】
請求項3記載の厨房用レンジフードによれば、該フィルタを略V字状に傾斜して列設配置するとともに、その下方に前記ドレン手段における樋部材を配設したので、フィルタ面に凝縮捕捉された水分及びオイルミストはその傾斜面に沿って下方に流下し、略V字状最下部に集中される。而して、集中したオイルミスト等は下方に配置された樋部材内に落下し、公知の配管を介して厨房用レンジフードからドレンされ廃液タンク等に廃棄される。
【0027】
請求項4記載の厨房用レンジフードによれば、前記エア接触部に担持又は含有される光触媒として、紫外線応答型又は可視光応答型の酸化チタン(TiO2)等を用いることができ、またこれを励起するための光源手段として紫外線ランプのほか人体に悪影響のない水銀ランプ、クセノンランプ等を光源として用いるので、凝縮捕捉した調理油をよく分解する能力を有する。また、優れた濡れ性により凝縮結露した水分を該エア接触部の表面に展延させて略均一厚さの水膜層に形成し得るとともに流下性が良くなるので、オイルミスト等を十分に捕捉してこれを速やかにドレンする作用を有する。
【0028】
請求項5記載の厨房用レンジフードによれば、前記エア接触部にコーティング担持する光触媒として、可視光応答型の酸化チタン(TiO2)を用いるので、これを励起するための光源手段として水銀ランプ、クセノンランプ等の可視光線を発光し得るランプを光源として用いることができる。従って、例えばこの酸化チタン(TiO2)の微粉体をバインダに混錬してこれをバッフル面にコーティングしてエア接触部を形成したものによれば、水との接触角を5度以下の高い親水性を発揮させることも可能であるので、結露した水は殆ど表面張力を失って連続一面の水膜状態を呈するものとなる。従って、凝縮捕捉したオイルミスト等をよく分解する能力を有するとともに、優れた濡れ性により凝縮結露した水分を該エア接触部の表面に展延させて略均一厚さの水膜層に形成し得るとともに流下性が良くなるので、オイルミスト等を十分に捕捉してこれを速やかにドレンする作用を持つ。
【0029】
請求項6記載の厨房用レンジフードによれば、調理開始前における室内空気中の水蒸気を凝縮結露せしめて前記フィルタに水膜面を予め形成するので、調理開始後にレンジから発生する調理煙中のオイルミストがフィルタ面に凝縮固着したままとならず、予め形成された水膜面上で凝縮捕捉され、この水膜と共にスムーズに流下ドレンされる。
【0030】
請求項7記載の厨房用レンジフードによれば、該フィルタの冷却動作中及び/又は停止中に該フィルタ面の周囲を加熱するための加熱手段を設けているので、冷却動作中に外方から加熱する場合にあってはエア接触部面の冷却温度とその周囲に浮遊する水蒸気やオイルミスト等を加温できる。従って、エア接触部面との間に大きな温度差が生じて該エア接触部面(冷却フィルタ)における結露・凝縮作用が促進せしめられる。また、該エア接触部の外面に凝縮オイルミストが付着残留する場合にも、加熱されて液状に溶融し易くなり、自然流下によるドレン排出が促進せしめられる。
かかる加熱は冷却動作中とその停止後を通じて行うこと、又は冷却動作の停止後だけ行うこととしてもよく、前記と同様にドレン排出が促進せしめられる。
【0031】
請求項8記載の厨房用レンジフードによれば、前記加熱手段として、前記フィルタの近傍であってエア接触部に対面するように配設された電熱ヒータ等を用いることができ、その電源のオン・オフ又は放射熱量の調節を行うことにより、フィルタ面の温度と周囲のエア温度との温度差を大きくして水蒸気結露およびオイルミストの凝縮捕捉をより効率的に行うことができる。
フィルタの冷却動作停止後においてエア接触部のバッフル等の面に残留したオイルミスト等の除去だけを行う場合も、このヒータにより溶解されて完全に剥離除去せしめられる。
【0032】
請求項9記載の厨房用レンジフードによれば、前記加熱手段として、冷却・加熱切替え機構を有するヒートポンプ装置における加熱モードを選択することができる。すなわち、この加熱モードでは前記エア接触部の外面又は肉厚内等に密着配設された冷媒配管の部分が凝縮器となるので、フィルタの冷却動作停止後においてエア接触部面上にオイルミストが残留する場合にも、該ヒートポンプ装置を稼働しておくことにより、フィルタそのものが加熱されてエア接触部面に残存するオイルミスト等を加温溶融する。従って、液状となったオイルミスト等の自然流下が促進され、フィルタ面から完全に剥離除去されてクリーンなエア接触部面が復元される。
【0033】
請求項10記載の厨房用レンジフードによれば、前記冷却手段として、冷却・加熱切替え機構を有するヒートポンプ装置におけるフィルタ冷凍モード、すなわち前記エア接触部の外面や肉厚内等に密着配設された冷媒配管の部分が蒸発器となるので、冷却スピードおよび冷却力が強く、フィルタ面への水分結露およびオイルミストの凝縮捕捉が急速且つ強力に行われる。この場合に、フィルタ面を0℃以下の低温に冷却しても、調理室内の温度は通常20℃以上であること、また送風用のファンを作動させる際にはフィルタを通過するエアが常に流動しているので、エア接触部における水蒸気等の霜付き固着が生じることはない。従って、調理作業により生じる水蒸気およびオイルミスト等の捕捉能力が作業中も常に良好に維持されるので、冷却フィルタを通過したエアはクリーンに処理されて室内および/又は室外へ放出される。そのため、水蒸気・オイルミストを含むエアを室外に排気することなく、全てのフィルタ通過エアを調理室内に還流させるタイプすなわちスタンドアロン型のレンジフードとしても最適な作用を有する。
【0034】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一の実施の形態を説明する。
図1には、本発明に係る冷却フィルタを有するスタンドアロン型厨房用レンジフード1(以下「レンジフード1」という)の一部切り欠き正面図が示されており、図2には図1におけるA−A線一部省略断面図が示されている。レンジフード1の外筐2の下部には調理用レンジ3a、3bが配置されているとともに、天井部には必要に応じて室外への排気口4が開設される。4aは該排気口4に連設された排気ダクトであり、調理時のオイルミスト等を除去処理した後のエアを送風ファン9により屋外へ排出可能としている。送風モータ91は該送風ファン9を回転駆動してレンジフード1内に発生した水蒸気およびオイルミスト等を全て冷却フィルタ51a、51b、52a、52bに通過させるのに十分な吸引力を持つものを用いるものとする。92は送風ファン9用のフードである。なお、外筐2に排気口4を設けずに、レンジフード1の側面に1以上の排気スリット11を開設し、図1の矢印S1、S2・・S6のように処理済みエアを調理室に排出環流せしめることにより、屋外への排気を一切行わないように構成してもよい。この場合、調理用レンジ3a、3bから発生するオイルミストや臭気等は後述のように殆ど完全に除去されてクリーンなエアに復元されるので、調理中において調理室に排出環流させも室内エアは常に清浄に保持される。
【0035】
51a、51b、52a、及び52b(51bの対面位置にあるが図示せず)は外筐2の内部にあって調理用レンジ3a、3bの上方に配設された冷却フィルタであり、図2において左右二枚づつに分けられ、図1に示すように相互に略V字状を形成するように傾斜して配置されている。而して、液状化して該フィルタ面に沿って流下したオイルミスト等は冷却フィルタ51a、51b、52a、52bの下端縁に近接配設されたドレン用の樋部材521に流入して回収され、これに連設した廃液路521aを介して廃液タンク(図示せず)に一時的に貯留される。
【0036】
また、各冷却フィルタ51a、51b、52a、52bの内部には、図3および図4(a)に示すように、略山形状に形成して横一線に列設した複数のバッフル53、53、・・・が、通風用スリット11、11、・・・を介して相互に所定の離間幅で配置されている。12は通風用スリット11の開閉を調節するためのルーバである。各バッフル53の素材としては水に対する濡れ性が良くかつ熱伝導性の良いもの、例えばステンレススチール、アルミニウム、銅等の金属薄板、合成樹脂製の薄板、セラミック製の薄板、又はこれらに光触媒を含有せしめた素材等を用いることができる
【0037】
冷媒蒸発管55は、その中間部は図3に示すように各バッフル53、53、・・・に密接した状態で蛇行配設されるとともに、その一端はキャビラリチューブ65等の冷媒配管を介して図1に示す冷凍機6すなわち圧縮凝縮器の出液口に連結されており、他端は冷凍機6の回収口に連結されて冷媒の循環系を構成している。
【0038】
各バッフル53の外面には、少なくともその表面側すなわち図4(a)に示す矢印方向からの空気流を受けるように形成された略山形状のエア接触部56を有しており、その表面に光触媒層56aが薄膜状にコーティング坦持されている。光触媒の素材としては、濡れ性がよいとともにオイルミスト等の分解能に優れた酸化チタン(TiO2)を用いている。
【0039】
なお、光触媒層56aをコーティングしてエア接触部56に坦持することに代え、セラミックス素材等のエア接触部56の素材中に酸化チタン(TiO2)の微細粒をバインダを介して混錬する等により一体形成してもよい。而してこの場合には、混合用バインダ材料および酸化チタン(TiO2)の微細粒がエア接触部56の表面に露出して表れるので、該バインダ材料として親水性の高いものを使用することにより、エア接触部56の表面における濡れ性を水との接触角5゜以下として良好な水膜層を得ることができるとともに、酸化チタン(TiO2)に対して励起光が直接的に作用してオイル分解能を向上させることができる。
【0040】
図4(b)には他の実施例に係るバッフル531の形状と冷媒蒸発管551の配設例が示されている。各バッフル531は例えばステンレススチール、アルミニウム、銅等の金属、熱伝導性の良い合成樹脂、セラミックス、又はこれらに光触媒を含有せしめた素材等を用いて断面略楕円形に形成され、その外周のエア接触部全面を被覆するように光触媒層561が薄膜状にコーティングして坦持せしめられている。光触媒の素材としては、濡れ性がよいとともに調理油の分解能に優れた酸化チタン(TiO2)を用いている。また、上記のように光触媒層561を薄膜状に坦持させることに代えて、酸化チタン等の光触媒材料を微粒粉末状としてバインダを介してセラミックス素材に混錬含有せしめる等により、バッフル531の素材と一体のエア接触部としてもよい。この場合にも、前述と同様に該バインダ材料として親水性の高いものを使用することにより、エア接触部561の表面における濡れ性を水との接触角5゜以下として良好な水膜層を得ることができるとともに、酸化チタン(TiO2)に対して励起光が直接的に作用してオイル分解能を向上させることができる。
【0041】
冷媒蒸発管55は、その一端がキャビラリチューブ65等の冷媒配管を介して図1に示す冷凍機6すなわち圧縮凝縮器の出液口に連結されている。而して、その中間部は各バッフル531、531、・・・の内部を長手方向に貫通するように配設されるとともに、冷却フィルタ51a、51b、52a、52bにおいて図3と同様に各バッフル間を蛇行するように配設され、更に他端は冷凍機6の回収口(図示せず)に連結されて冷媒循環系を構成している。なお、バッフル531を貫通する冷媒蒸発管551の構成として、管状の蒸発管551をバッフル531の肉厚内に密接挿通することとしてもよいが、これに代えてバッフル531の肉厚内に貫通孔551、551・・・を穿設し、各貫通孔端部をU字ジョイント等により連通せしめるものとすることができる。この場合には、冷媒がバッフル531に直接接触するので各冷却フィルタ51a、51b、52a、52bにおける熱交換効率を向上させることができる。
【0042】
図5および図6には、各冷却フィルタ51a、51b、52a、52bを構成するバッフル53を断面略千鳥状に配設したものが示されている。すなわち、山形状のエア接触部56を空気流に対面するように複数の山形状バッフル53を横一列に配置して、二層のバッフル層57a、57bとするとともに、該バッフル層を略平行に配置し、かつ前方フィルタ層57aにおける通風用スリット54が後方のバッフルの山形頂部53aに位置するように配置位相を千鳥状にずらしている。この配置により、オイルミスト等を含む空気流は送風ファン91に吸引されて、まず前方フィルタ層57aの山形頂部53aにおいて左右に分流せしめられてエア接触部56すなわち光触媒層56aに接触した後、各通風用スリット54、54、・・・を通って後方フィルタ層57bの山形頂部53aに至り、ここでも左右に分流せしめられて後方のエア接触部56に接触する。従って、オイルミスト等を含むエアは前後二層のエア接触部56に接触することとなって十分な凝縮捕捉がなされる。
【0043】
図4(b)に示す楕円形バッフル531を用いた場合にも、同様に通風用スリット54とバッフル531とを前後二層のフィルタ層57a、57bにおいて千鳥状に位相をずらして配置することができる。この場合における作用効果も前記山形状バッフル53と同様である。
【0044】
更に、山形状バッフル53におけるエア接触面の横幅方向を、又は断面楕円形のバッフル531における長軸方向を、空気流の方向に対して略平行に配設するもの(図示せず)としてもよい。この場合には前後二層のフィルタ層57a、57bの双方に対して、より十分な励起光を照射することができる。
【0045】
更に、バッフル53(531)若しくは蛇行配置した蒸発管55に対して、公知の冷房用室内機に見られるように、複数のフィンを格子状に取り付けて冷却フィルタ51a、51b、52a、52bとしてもよい。
【0046】
また、上記の構成において、該エア接触部たる光触媒層56a(561)の面に光源ランプ71、72から励起光を照射すると、光触媒作用によりエア接触部面56(561)上に凝縮捕捉されたオイルミスト等は水及び炭酸ガス等に分解溶融され、更にドレンし易い液状となって水膜層の水と共に冷却フィルタ51a、51b、52a、52bから除去される。この光源ランプとして紫外線ランプ71、72を用いることができるが、その際の紫外線は人体への影響が大きいため、調理作業終了後の人気のない夜間等に励起光照射を行うことが望ましい。なお、本発明では、紫外線応答型以外にも人体に安全な可視光応答型の光触媒を使用することができるので、その場合は調理中においても励起光を照射してオイルミスト等を随時除去することができる。従って、バッフル53(531)へのオイルミスト等の積層固着が発生しないものである。
【0047】
次に、図7(a)、7bには冷却モードと加熱モードを切り換え可能なヒートポンプ機構、例えば冷・暖切替式エアコン装置を採用した場合の冷媒回路が示されており、この機構を用いて本発明における冷却フィルタ51a、51b、52a、52bを冷・暖切替え可能とすることができる。すなわち図1に示す冷凍機6に代えて、圧縮機61、第一熱交換器62、四方弁63を有するエアコン主器を配設し、また冷却フィルタ51a、51b、52a、52bを第二熱交換器64として使用する。65は冷媒回路中におけるキャビラリチューブである。
【0048】
而して、図7(a)に示す冷却モードにおいて、第一熱交換器62を凝縮器とし、第二熱交換機64を蒸発器として作動するように四方弁63をセットすることにより、各冷却フィルタ51a、51b、52a、52bにおけるバッフル53(531)の表面温度を+3℃以下、望ましくは0℃〜−2℃に冷却する。これにより、レンジフード1内の水蒸気がバッフル53(531)の外表面に接して凝縮結露するとともに、調理時のオイルミストが凝縮捕捉される。
【0049】
次いで、調理が終了した後、四方弁63を切り換えて図7(b)に示す加熱モードにすると、冷媒は逆流して第一熱交換器62が蒸発器となり、一方の第二熱交換機64は凝縮器となる。この加熱モードでバッフル53(531)の表面温度を+5℃以上望ましくは+15℃〜50℃に加熱すると、バッフル53(531)表面に凝縮捕捉されている結露水(又は氷結水)を完全に水分を蒸発させるとともに付着残存した場合のオイルミスト(又は氷結オイルミスト)を流れやすい液状に完全溶解させることができる。この液状溶解分はバッフル53(531)の表面に沿って流下し、ドレン用樋部材521を介して廃液路521aにドレンされる。
【0050】
この冷却モードと加熱モードを切り換え可能な機構によれば、調理中は冷却モードにセットして作業中に蒸発した水分およびオイルミストをバッフル53(531)面に凝縮捕捉するとともに、調理終了後例えば夜間には加熱モードに切り換えておくことにより、水分を蒸発させ又はオイルミスト等と共に液状に溶解して樋部材521内に流下せしめて廃液ドレンすることができる。従って、再度の調理時には常にクリーンなバッフル53(531)面となっており、冷却フィルタ51a、51b、52a、52bにおける通風性及び凝縮捕捉力を調理の都度完全な状態で発揮し得るようにメンテナンスすることができる。
【0051】
更に、上記加熱モード中に紫外線又は可視光線照射用の光源ランプ71、72を点灯して、光触媒を担持又は含有するバッフル53(531)面に励起光を照射してオイルミスト等の分解液状化を促進せしめることにより、光源ランプ71、72の照射加熱と相俟ってバッフル53(531)面のクリーンアップおよび廃液ドレンの効率を相乗的に促進することができる。
【0052】
更に、冷暖切替式ヒートポンプ機構による加熱モード及び/又は前記光源ランプ71、72による励起光の照射に代えて、ヒータ73、74(図1参照)を冷却フィルタ51a、51b、52a、52bに対面するように配設しておき、調理中および/又は調理後に電源をONし、エア接触部56付近に到来する水蒸気及びオイルミストを加温してエア接触部56面上へ送り込むことにより、前記凝縮捕捉力を促進するとともに、凝縮捕捉されたオイルミスト等をも加熱して液状溶解を促進するので、オイルミスト等の流下ドレンをよりスムーズにすることができる。この場合も、常にエア接触面56をクリーンに保持し得るので、該フィルタを冷却することによる凝縮捕捉効率を良好な状態に維持することができる。
【0053】
なお、調理による臭気も、蒸発水分およびオイルミスト等の凝縮捕捉された液中に含まれて殆ど捕捉されドレンされるので、冷却フィルタ51a、51b、52a、52bを通過した後のエアは浄化されており、これを調理室内に新鮮なエアとして還流させることができる。また、ダクト4a等を介して建物外に排気放出した際にも近隣に迷惑を及ぼすことがない。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、
第一に、レンジフードにおける冷却フィルタ上に水分およびオイルミスト等を強力かつ均一な冷却能力により凝縮捕捉でき、また調理中、調理終了後を問わずに容易かつ安全に冷却フィルタから流下ドレンさせて除去することができる。
第二に、常に冷却フィルタをクリーンな状態に維持できるので、オイルミスト等の捕捉能力を強力かつ略一定に保持できるので、レンジフード内や排気ダクト等にオイルミストの積層固着が発生せず、火災事故の発生や通気性の低下を生じることがない。
第三に、フィルタ交換等の手間作業を必要とせず、かつ保守交換費用が極めて安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンジフードの一実施形態を示す一部切り欠き正面図である。
【図2】図1におけるA−A線一部省略断面図である。
【図3】冷却フィルタの内部構成を示す一部省略説明図である。
【図4】(a)は図3におけるB−B線の一部省略拡大断面図であり、(b)は他の実施形態に係るバッフルの形態を示す一部省略拡大断面図である。
【図5】図3におけるバッフルを二列二層構造とした実施形態を示す斜視図である。
【図6】図5におけるC−C線の一部省略拡大断面図である。
【図7】(a)はヒートポンプ装置を使用した実施形態に係る冷却モードを示す冷媒回路図であり、(b)はヒートポンプ装置を使用した実施形態に係る加熱モードを示す冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 レンジフード
9 送風ファン
11 通風用スリット
51a、51b 冷却フィルタ
52a、52b 冷却フィルタ
53、531 バッフル
55 冷媒蒸発管
56 エア接触部
56、561 光触媒層
71、72、75 励起用光源ランプ
73 ヒータ
91 送風モータ
Claims (10)
- フィルタを用いてオイルミスト及び水蒸気を凝縮捕捉することによりこれを除去するように設けた厨房用レンジフードにおいて、
該フィルタを強制的に冷却してそのエア接触面に水蒸気を結露させるとともに、オイルミストを凝縮捕捉するための冷却手段と、
該フィルタを構成するとともに、濡れ性とオイルミスト分解能を有する光触媒を含有し又は表面に坦持したエア接触部と、
該エア接触部に捕捉されたオイルミストを溶解液状化するための光触媒励起用の光源手段および/又は該オイルミストを加熱溶解するための加熱手段と、
液状化した前記オイルミスト及び水を該フィルタから回収廃棄するためのドレン手段と、
を有することを特徴とする厨房用レンジフード。 - 請求項1記載の冷却手段であって、冷凍機に連結した冷媒蒸発管を前記エア接触部の外面又は肉厚内に配設したことを特徴とする厨房用レンジフード。
- 請求項1又は2のいずれかに記載の冷却フィルタであって、該フィルタを略V字状に傾斜して列設配置するとともに、その下方に前記ドレン手段における樋部材を配設したことを特徴とする厨房用レンジフード。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の光触媒が、紫外線応答型又は可視光応答型の酸化チタン(TiO2)であることを特徴とする厨房用レンジフード。
- 請求項4に記載の可視光応答型の酸化チタン(TiO2)であって、親水性の高いバインダ中に含有されて前記エア接触部の外面に薄膜コーティングされたことを特徴とする厨房用レンジフード。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の厨房用レンジフードであって、調理開始前における室内空気中の水蒸気を凝縮結露せしめて前記エア接触部に水膜面を形成し、次いで該水膜面に調理用レンジから発生する水蒸気及びオイルミストを凝縮捕捉した後にドレンすることを特徴とする厨房用レンジフード。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載のオイルミスト加熱用の加熱手段が、前記フィルタの冷却中および/又は停止中に作動せしめられ、前記エア接触部外面に付着した凝縮オイルミストを液状に溶解することを促進するように設けたことを特徴とする厨房用レンジフード。
- 請求項7に記載の加熱手段が、前記フィルタ近傍に配設されたヒータであり、前記光源手段と協働し又は単独で加熱作用するように設けたことを特徴とする厨房用レンジフード。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の加熱手段が、冷却・加熱のモード切替え可能なヒートポンプ装置における凝縮器部分をエア接触部に接触又は内蔵させた加熱モードであることを特徴とする厨房用レンジフード。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の冷却手段が、冷却・加熱のモードを切替え可能なヒートポンプ装置における蒸発器部分をエア接触部に接触又は内蔵させた冷却モードであることを特徴とする厨房用レンジフード。
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