JP2004209139A

JP2004209139A - 洋式トイレ用防汚カーテン及び防汚方法

Info

Publication number: JP2004209139A
Application number: JP2003002144A
Authority: JP
Inventors: Masao Fujimoto; 政雄藤本; Naoyuki Katsushima; 尚之勝島
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-01-08
Filing date: 2003-01-08
Publication date: 2004-07-29

Abstract

【課題】洋式トイレの床、壁の双方を一括して汚れから守り、清掃の負担を軽減する。
【解決手段】略扇形の折り畳み式の防汚カーテンを採用し、この防汚カーテンの両翼部を洋式トイレの便器の上端部内側面と、この便器に配設された輪状若しくはＵ状の便座の下部内側面とに接着する。
【選択図】図３

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洋式トイレにおいて、小便やその飛沫等が床や壁に飛散することを防止する技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図３に示すように、洋式トイレの便器２には、輪状若しくはＵ状の便座３が設けられている。この便座３は基部Ｂが便器２に枢着され起伏自在に取り付けられるもので、一般に男子が立って小便をするときは図３のように起こして便器２上より退避し、この他の使用時などには便器２上に伏して便器２の周辺部上端部に配設され座板として用いる。この男子の小用のときには、小便や、小便が便器などに当たって生じる飛沫等がトイレの床や壁に飛散することがしばしばで、特に酢客などの場合、時には小便自体が便器内に入らずにこぼれてしまうこともあり、衛生上問題がある。
【０００３】
このような問題に対し、通常は、便器の周囲を覆うような、布製やウレタン制のマットを床に敷いたりして対応している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、布製のマットでは小便が床に浸透してしまうおそれがあり、ウレタン製では、こぼれた小便が床の傾斜に沿ってマットの外まで流出してしまうこともあり、結局は床の清掃をこまめに行う必要性が生じる。また、これらの方法では上述のような、壁にまで小便等が飛び散った場合に対応できない。
【０００５】
本発明は以上のような問題点に着目し、洋式トイレの床、壁の双方を一括して汚れから守り、清掃の負担を軽減する技術を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するために、本発明では図２に示すような、略扇形の折り畳み式の防汚カーテン１を採用している。そして、この防汚カーテン１の両翼部Ｗ（斜線で示す部分）を図１の横断面図に示すように、洋式トイレの便器２の上端部内側面２ａと、この便器２に配設された輪状若しくはＵ状の便座３の下部内側面３ａとに接着する。すると、上記防汚カーテン１は、上記便座３を起こすと図３に示すように開き、これにより、男子小用の際に床、壁の双方を一括して汚れから守ることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。
【０００８】
図２に本発明の防汚カーテン１を示す。まず、この防汚カーテン１の材質であるが、例えば、ある程度の耐水性及び撥水性を持つ薄手の紙や布等を使用する。本発明の防汚カーテンは基本的に使い捨てで用いられることを前提としているが、一日から数日の継続使用が可能になるように、耐水性の素材を使用する。また、小便等が防汚カーテンにあたった際、そのまま、便器に流し込めるようにする為、撥水性の素材を使用する。具体的には表面に撥水加工を施した紙などが考えられるが、必ずしもこれに限定されない。
【０００９】
上記防汚カーテン１の形状は、一般に図２に示すような略扇形が考えられる。これは図３に示すように、便座３の起伏に伴って扇状に開閉させるためであるが、端部の形状はそれぞれの便器に密着するように自在に切断・加工する。そして、扇状に折りたためるよう、図２に点線で示すように、山折と谷折を連ねる。
【００１０】
図１の横断面図に示すように、この防汚カーテンの１の両翼部Ｗ（斜線で示す部分）を粘着性の強いビニールテープ等により、便器２の上端部内側面２ａ（斜線で示す部分）と、便座３の下部内側面３ａ（斜線で示す部分）に接着する。図３に示すように、便器２の左右両側に防汚カーテン１を接着する。本発明では、防汚カーテン１を取り替える際、取り外した防汚カーテン１をそのまま捨てることが出来るように、金属製のクリップ等ではなく、ビニールテープ等を使用する。
【００１１】
使用に際しては、この接着による取り付けのみである。これにより、小便等が飛散した際にも、カーテンが床へ飛び散ることを防ぐことが出来、尚且つ図４に矢印Ａで示すように、この飛散した小便を便器２の内部へ流し込むことが可能となる。又、薄手の紙や布等を使用している為、大便の場合にも、便座に座ったときに便座が浮くことによる違和感は無い。
【００１２】
防汚カーテンが古くなり、取り替える際には上記ビニールテープをはがすことにより、取り替える。カーテン及びビニールテープとも可燃物の為、捨てる際には分別する必要は無い。
【００１３】
以上の方法により、男子小用の際に床、壁の双方を一括して汚れから守ることが出来る。尚、本発明は、酔客等が多用する居酒屋などのトイレや、揺れ動く車両のトイレなどに特に有効であることを最後に付言しておく。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態における洋式トイレの横断面図
【図２】本発明実施の形態における洋式トイレの防汚カーテン
【図３】本発明の実施の形態における洋式トイレの斜視図
【図４】本発明の防汚カーテンによる効果の説明図
【符号の説明】
１防汚カーテン
Ｗ防汚カーテンの両翼部
２便器
２ａ便器の上端部内側面
３便座
３ａ便座３の下部内側面
４蓋

Claims

洋式トイレの便器の上端部内側面と、該便器に配設された便座の下部内側面とに両翼部を接着し、該便座の起伏に伴って扇状に開閉することを特徴とする、防汚カーテン。
洋式トイレの便器の上端部内側面と、該便器に配設された便座の下部内側面とに、該便座の起伏に伴って扇状に開閉する防汚カーテンを接着することを特徴とする、洋式トイレの防汚方法。