JP2004287979A

JP2004287979A - Disk controller and method for updating control program for disk device

Info

Publication number: JP2004287979A
Application number: JP2003080749A
Authority: JP
Inventors: Kyoichi Sasamoto; 享一笹本
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 2003-03-24
Filing date: 2003-03-24
Publication date: 2004-10-14
Anticipated expiration: 2023-03-24
Also published as: JP3768967B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To safely update a control program for a disk device which is executed by each of a plurality of disk devices belonging to a storage device without complicating a control program for a disk controller. <P>SOLUTION: When HDD firmware for update transferred, for example, from a host computer 13 is received by a host I/F 20 and stored in a buffer area of a program memory 25, a CPU 23 in the disk controller 11 specifies an HDD to be the object of firmware update according to update object disk device information attached to the firmware and stores the HDD firmware for update in a firmware storage area 26 of the HDD. The CPU 23 uses the HDD firmware for update stored in the firmware storage area 26 of the HDD in processing for next starting the HDD to update firmware of the HDD. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のディスク装置を備えたストレージ装置において当該複数のディスク装置を制御するディスク制御装置に係り、特に各ディスク装置でそれぞれ実行されるディスク装置用制御プログラムを更新するのに好適なディスク制御装置及びディスク装置用制御プログラムの更新方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、計算機システムでは、当該システムの外部記憶装置として、複数のディスク装置を備えた、ディスクアレイ装置に代表される大容量のストレージ装置が用いられることが多くなっている。このストレージ装置内の各ディスク装置には、一般にハードディスクドライブ（以下、ＨＤＤと称する）が用いられる。各ＨＤＤは、それぞれＨＤＤ用の制御プログラム（ＨＤＤファームウェア）に従って動作する。また、ストレージ装置内の複数のＨＤＤの各々は、当該ストレージ装置を外部記憶装置として利用するホスト計算機からは個々に認識されず、当該複数のＨＤＤ全体が例えば１つのディスク（論理ディスク）として認識される。
【０００３】
従来、ストレージ装置内の各ＨＤＤでそれぞれ実行されるＨＤＤ用制御プログラムを更新する方法として、以下に述べる２つの方法のいずれかが適用されるのが一般的である。
【０００４】
第１の更新方法では、まず、ストレージ装置内の各ＨＤＤが、当該ストレージ装置から１台ずつ取り外される。取り外されたＨＤＤは専用の治具に接続される。この状態で、プログラム更新の対象となるＨＤＤが有するプログラム（ファームウェア）更新手段が起動される。するとプログラム更新手段は、更新用の制御プログラムを対象となるＨＤＤへ適用し、現在のＨＤＤ用制御プログラム（ファームウェア）を新ＨＤＤ用制御プログラム（新ファームウェア）に更新する。この第１の更新方法は最も汎用的な方法であり、複数のＨＤＤを含むストレージ装置に特殊な仕組みを加える必要はない。しかし、この第１の更新方法では、１台ずつＨＤＤの取り外しを行う手間（作業時間が長時間化）や、ＨＤＤの抜き差しに起因する嵌合不良や実装位置の間違いなど、作業ミスを誘発する危険が大きい。
【０００５】
次に、第２の更新方法は、ストレージ装置が稼動している状態で、プログラム更新の対象となるＨＤＤを含む論理ディスクを一時的にオフラインとすることにより、当該論理ディスクに外部（ホスト計算機など）からアクセスできない状態に設定する。この状態では、プログラム更新の対象となるＨＤＤに外部からアクセスできない。そこで、この状態で、更新の対象となるＨＤＤ用制御プログラムを更新する。この第２の更新方法は、ストレージ装置の部分的な停止のみでＨＤＤ用制御プログラムを更新できる点で優れている。しかし、この第２の更新方法を実現するためには、以下に述べるように、ディスク制御装置の動作に必要なプログラム（ディスク制御装置用制御プログラム）などに相当量の処理の作りこみが必要となる。まず、ＨＤＤが有するプログラム（ファームウェア）更新手段では、ＨＤＤの一時的な停止（モータ停止）を含む更新処理に数十秒以上を要する。このため、例えばＨＤＤへのホスト計算機からのアクセス以外に、内部的なパトロール処理など、全てのアクセスを抑止する特別な仕組みを作り込む必要がある。したがって、ディスク制御装置用制御プログラムが非常に複雑となる。また、ＨＤＤが有するプログラム更新手段の処理手順は、当該ＨＤＤのメーカ或いは製品により異なっていることが多く、必要な処理時間も異なる。このことが、更にディスク制御装置用制御プログラムを複雑にする。
【０００６】
一方、ディスク制御装置（ディスクアレイ制御装置）用制御プログラムを、ディスクアレイ内の１つのＨＤＤの所定領域に格納しておき、装置の電源投入時に、当該所定領域から制御プログラムを読み出して、ディスク制御装置（ディスクアレイ制御装置）のメインメモリをなすＲＡＭにロードすることにより、当該制御プログラムの実行を可能とするディスクアレイ装置が知られている（例えば、特許文献１参照）。このディスクアレイ装置においては、外部接続ポートを介して接続された外部装置から更新用の制御プログラムを受け取って、当該プログラムを上記所定領域に書き込んでおくことにより、次に当該ディスクアレイ装置の電源が投入された際に、ディスク制御装置用の制御プログラムを更新する技術が適用される。この特許文献１に記載されたプログラム更新方法においては、ディスク制御装置用の制御プログラムを、ディスクアレイ装置を停止させることなく当該装置の電源投入時に自動的に更新できる。
【０００７】
【特許文献１】
特開平９−１０１８８７号公報（段落００２２〜００２４，段落００４１〜００４５、図１、図２）
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、複数のＨＤＤ（ディスク装置）を備えた従来のストレージ装置において、各ＨＤＤでそれぞれ実行されるＨＤＤ用制御プログラムを更新する方法として、第１及び第２の更新方法が知られている。しかし、第１の更新方法は、ストレージ装置に特殊な仕組みを加える必要はないものの、作業ミスを誘発する危険が大きいという問題がある。一方、第２の更新方法は、ストレージ装置の部分的な停止のみでＨＤＤ用制御プログラムを更新できる点で優れているものの、ディスク制御装置用プログラムが非常に複雑となるという問題がある。
【０００９】
一方、特許文献１に記載された、ディスク制御装置用制御プログラムの更新方法によれば、ディスク制御装置用制御プログラムを、ディスクアレイ装置を停止させることなく更新することができる。そこで、特許文献１に記載されたプログラム更新方法をディスク装置用制御プログラム（ＨＤＤ用制御プログラム）の更新に適用することが考えられる。しかし、ディスク装置（ＨＤＤ）が有するプログラム更新手段の処理手順は、当該ディスク装置のメーカ或いは製品により異なっていることが多く、必要な処理時間も異なることから、上記第２の更新方法と同様に、ディスク制御装置用制御プログラムが複雑となる。
【００１０】
本発明は上記事情を考慮してなされたものでその目的は、ストレージ装置が有する複数のディスク装置の各々でそれぞれ実行されるディスク装置用の制御プログラムを更新するための処理手順または処理時間が異なっていても、当該ディスク装置用の制御プログラムを、ディスク制御装置用の制御プログラムを複雑にすることなく安全に更新できる、ディスク制御装置及びディスク装置用制御プログラムの更新方法を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明の１つの観点によれば、ディスク装置用制御プログラムに従って動作する複数のディスク装置を備え、当該ディスク装置には当該ディスク装置用制御プログラムの更新に用いられる更新用制御プログラムを保存するための更新用制御プログラム保存領域が確保されているストレージ装置に適用されて、上記複数のディスク装置を制御するディスク制御装置が提供される。このディスク制御装置は、外部装置から転送された、ディスク装置用制御プログラムの更新の対象となるディスク装置が識別可能な更新対象ディスク装置情報を含むヘッダ情報が付加された更新用制御プログラムの受信時に、少なくとも上記更新対象ディスク装置情報に基づいて、上記複数のディスク装置のうちの更新対象となるディスク装置を決定する手段と、この決定手段により決定されたディスク装置の更新用制御プログラム保存領域に、上記受信された更新用制御プログラムを保存する手段と、上記ディスク装置の起動時に、当該ディスク装置上で動作するディスク装置用の制御プログラムの更新に用いられるべき更新用制御プログラムが当該ディスク装置の更新用制御プログラム保存領域に保存されていることを判別する手段と、この判別手段の判別結果に応じ、上記ディスク装置の更新用制御プログラム保存領域に保存されている更新用制御プログラムにより、当該ディスク装置で動作するディスク装置用制御プログラムを更新する手段とを備えたことを特徴とする。
【００１２】
上記構成のディスク制御装置においては、外部装置（例えば、ホスト計算機、或いは保守端末）から受信した更新用制御プログラムが、当該プログラムに付加されているヘッダ情報中の更新対象ディスク装置情報に基づいて決定される更新の対象となるディスク装置の更新用制御プログラム保存領域に一時的に保存される。そして上記構成のディスク制御装置においては、次にストレージ装置全体または当該ストレージ装置内の各ディスク装置が起動される際に、当該ディスク装置上で動作するディスク装置用制御プログラムの更新に用いられるべき更新用制御プログラムが当該ディスク装置の更新用制御プログラム保存領域に保存されているならば、その更新用制御プログラムを用いて、ディスク装置で動作するディスク装置用制御プログラムが更新される。
【００１３】
このように上記構成のディスク制御装置においては、ストレージ装置の各ディスク装置を起動する起動処理の中でディスク装置用制御プログラムが更新されるため、当該ストレージ装置のオンライン状態におけるディスク装置用制御プログラムの更新と比べ安全に且つ簡単に行うことができる。しかも上記構成のディスク制御装置においては、ディスク装置の更新用制御プログラム保存領域に更新用制御プログラムを保存しておくだけで、あとはシステムの都合に合わせてストレージ装置を改めて起動した際に自動的に制御プログラムの更新が行われる。このため、特別なシステムオペレーションなどの作業を必要としない。
【００１４】
また、上記構成のディスク制御装置においては、当該ディスク制御装置で受信された更新用制御プログラムが適用可能なディスク装置が、当該更新用制御プログラムに付されている更新対象ディスク装置情報に従って精度良く特定される。このため、ストレージ装置内の複数のディスク装置が必ずしも同一メーカ製の同一製品型番のディスク装置でなくても、更新対象ディスク装置情報に従って特定されたディスク装置を対象に当該ディスク装置の制御プログラムを確実に更新できる。
【００１５】
ここで、上記保存手段が、ディスク装置の更新用制御プログラム保存領域に更新用制御プログラムを保存する際に、当該ディスク装置で動作するディスク装置用制御プログラムを当該保存される更新用制御プログラムにより更新すべきことを示す「更新あり」指定状態のフラグ情報を当該更新用制御プログラム保存領域に保存する構成とするならば、上記判別手段は、ディスク装置の起動時に、当該ディスク装置の更新用制御プログラム保存領域に上記「更新あり」指定状態のフラグ情報が保存されているか否かにより、当該ディスク装置上で動作するディスク装置用の制御プログラムの更新に用いられるべき更新用制御プログラムが当該更新用制御プログラム保存領域に保存されているか否かを簡単に判別できる。また、上記更新手段によるディスク装置用制御プログラムの更新に応じて、対応するディスク装置の更新用制御プログラム保存領域に保存されているフラグ情報の状態を、当該保存領域に保存されている更新用制御プログラムによる更新が不要なことを示す「更新なし」指定状態に変更する構成とするならば、不要なプログラム更新処理が発生するのを防止できる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。図１は本発明の一実施形態に係るストレージ装置１０の構成を示すブロック図である。図１のストレージ装置１０は、主として、ディスク制御装置１１と、複数のディスク装置、例えばｎ台のＨＤＤ（ハードディスクドライブ）１２−１〜１２−ｎとから構成される。ディスク制御装置１１は、ストレージ装置１０を利用するホスト計算機１３からの指示（例えば、ホスト計算機１３上のファイルシステムからのデータ読み出し／書き込みの指示）に応じて各ＨＤＤ１２−１〜１２−ｎを制御することにより、当該ＨＤＤに対するデータの読み出し／書き込み及びホスト計算機１３との間のデータ送受信を行う。ＨＤＤ１２−１〜１２−ｎには、当該ＨＤＤの識別情報としてのＨＤＤ番号＃１〜＃ｎが割り当てられている。
【００１７】
ディスク制御装置１１は、ホスト計算機１３の他に、保守コンソール１４と接続されている。保守コンソール１４は、ディスク制御装置１１の状態監視、及び当該ディスク制御装置１１への各種の設定操作を含む保守作業に用いられる端末（保守端末）である。
【００１８】
ディスク制御装置１１は、ホストインタフェース制御回路（以下、ホストＩ／Ｆと称する）２０と、ＨＤＤインタフェース制御回路（以下、ＨＤＤＩ／Ｆと称する）２１と、保守用コンソールインタフェース制御回路（以下、コンソールＩ／Ｆと称する）２２と、ＣＰＵ２３と、バッファメモリ２４と、プログラムメモリ２５とを備えている。ホストＩ／Ｆ２０は、ＳＣＳＩ（ＳｍａｌｌＣｏｍｐｕｔｅｒＳｙｓｔｅｍＩｎｔｅｒｆａｃｅ）またはファイバチャネル（ＦｉｂｒｅＣｈａｎｎｅｌ）に代表されるホスト計算機接続用インタフェースの制御回路である。ＨＤＤＩ／Ｆ２１は、ＳＣＳＩまたはファイバチャネルに代表されるＨＤＤ接続用インタフェースの制御回路である。コンソールＩ／Ｆ２２は、ＲＳ２３２ＣまたはＬＡＮに代表される保守コンソール接続用インタフェースの制御回路である。
【００１９】
ＣＰＵ２３は、プログラムメモリ２５に格納されたディスク制御装置用のプログラムコードに従い、ディスク制御装置１１における各種処理動作を実行する。バッファメモリ２４は、ホスト計算機１３から指定された読み書きデータを一時的に保持するのに用いられる。プログラムメモリ２５は、ディスク制御装置１１の各種処理動作に関するプログラム（ディスク制御装置用プログラム）を格納するのに用いられる。プログラムメモリ２５の一部領域は、ＣＰＵ２３が動作する上で使用するワーク領域に割り当てられる。本実施形態において、プログラムメモリ２５は、ホスト計算機１３または保守コンソール１４からＨＤＤ用制御プログラム（以下、ＨＤＤファームウェアと称する）のデータが転送された際に、当該ＨＤＤファームウェアのデータを一時的に保持するバッファとして使用される。なお、ＨＤＤファームウェアのデータを一時的に保持するバッファとして、プログラムメモリ２５に代えてバッファメモリ２４を使用することも可能である。
【００２０】
ＨＤＤ１２−ｉ（ｉ＝１〜ｎ）の記憶領域の一部は、ホスト計算機１３または保守コンソール１４から転送された当該ＨＤＤ１２用のファームウェア（ＨＤＤファームウェア）のデータを、そのファームウェアが当該ＨＤＤ１２に実際に適用されるまでの間保存しておくためのファームウェア保存領域２６として割り当てられる。このファームウェア保存領域２６はユーザ領域と区別して管理される。ＨＤＤ１２−ｉのユーザ領域は、当該ＨＤＤ１２−ｉの全領域から当該領域２６を除いた領域となる。
【００２１】
ディスク制御装置１１（内のホストＩ／Ｆ２０）は、ＳＣＳＩまたはファイバチャネルに代表されるホスト計算機接続用インタフェース３０を介してホスト計算機１３と接続されている。またディスク制御装置１１（内のＨＤＤＩ／Ｆ２１）は、ＳＣＳＩまたはファイバチャネルに代表されるＨＤＤ接続用インタフェース３１を介して各ＨＤＤ１２−１〜１２−ｎと接続されている。またディスク制御装置１１（内のホスト計算機１３）は、ＲＳ２３２ＣまたはＬＡＮに代表される保守コンソール接続用インタフェース３２を介して保守コンソール１４と接続されている。ディスク制御装置１１内のホストＩ／Ｆ２０、ＨＤＤＩ／Ｆ２１、コンソールＩ／Ｆ２２、ＣＰＵ２３、バッファメモリ２４及びプログラムメモリ２５は、ＰＣＩ（ＰｅｒｉｐｈｅｒａｌＣｏｍｐｏｎｅｎｔＩｎｔｅｒｃｏｎｎｅｃｔＢｕｓ）またはＰＣＩ−Ｘに代表される内部バス３３により相互接続されている。
【００２２】
図２は、ホスト計算機１３または保守コンソール１４からディスク制御装置１１に転送されて当該ディスク制御装置１１で受信された更新用のＨＤＤファームウェアデータ４０のデータ構造の一例と、ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６に一時的に保存される更新用のＨＤＤファームウェアデータ４１のデータ構造の一例とを対比して示す。
【００２３】
ＨＤＤファームウェアデータ４０は、図２（ａ）に示すように、ファームウェア本体４２とヘッダ情報４３とから構成される。ファームウェア本体４２は、ＨＤＤ１２−ｉで動作するファームウェア（ＨＤＤファームウェア）を更新するのに用いられる更新用のファームウェア（更新ファームウェア）を構成する。ヘッダ情報４３は、ファームウェア本体４２に付加された固定サイズの情報であり、ホスト計算機１３または保守コンソール１４からＨＤＤファームウェアデータ４０を受信した際にディスク制御装置１１で使用される。
【００２４】
ヘッダ情報４３は、ＨＤＤ番号４３１とＨＤＤタイプ情報４３２とレビジョン情報４３３とサイズ情報４３４を含む。ＨＤＤ番号リスト４３１は、対応するファームウェア本体４２が適用可能なＨＤＤ（更新対象ＨＤＤ）１２−ｉの識別情報としてのＨＤＤ番号（更新対象ＨＤＤ番号）のリストを示す更新対象ディスク装置情報である。ここで、「適用」とは、受信したファームウェア本体４２を一時的に対象ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６に保存し、次のストレージ装置１０または当該ＨＤＤ１２−ｉの立ち上げ時にそのファームウェア本体４２をファームウェア保存領域２６から読み出して当該ＨＤＤ１２−ｉでの実行に供すること全体を示す。ＨＤＤタイプ情報４３２は、ファームウェア本体４２が適用可能なＨＤＤ１２−ｉのタイプを示し、対象ＨＤＤ１２−ｉのメーカ名及び製品コードを含む。
【００２５】
レビジョン情報４３３は、ファームウェア本体４２のレビジョンを示す。ファームウェア本体４２には、当該ファームウェア本体４２のレビジョンの情報が含まれている。しかし、ファームウェア本体４２中のレビジョン情報の位置は、当該ファームウェア本体が適用されるＨＤＤ（のメーカ、製品コード）などによって異なり、ディスク制御装置１１からは認識できない。そこで本実施形態では、ファームウェア本体４２のレビジョンをディスク制御装置１１から認識可能とするために、ファームウェア本体４２に付加される固定サイズのヘッダ情報４３中の所定位置に、当該ファームウェア本体４２に含まれている当該ファームウェア本体４２のレビジョンの情報がレビジョン情報４３３として設定される構成を適用している。サイズ情報４３４は、ファームウェア本体４２のサイズを例えばバイト数で示す。
【００２６】
一方、ＨＤＤファームウェアデータ４１は、図２（ｂ）に示すように、ファームウェア本体４２’とヘッダ情報４４とから構成される。ファームウェア本体４２’はＨＤＤファームウェアデータ４０中のファームウェア本体４２に一致する。ヘッダ情報４４は、ファームウェア本体４２’に付加された情報であり、ディスク制御装置１１で受信されたＨＤＤファームウェアデータ４０中のファームウェア本体４２をファームウェア本体４２’として対象ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６に保存する際に生成されて使用される。ヘッダ情報４４は、ＨＤＤファームウェアデータ４０中のヘッダ情報４３に含まれているレビジョン情報４３３及びサイズ情報４３４に一致するレビジョン情報４３３’及びサイズ情報４３４’と、実行フラグ４４１とを含む。実行フラグ４４１は、次のストレージ装置１０またはＨＤＤ１２−ｉの立ち上げ時に、当該ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６に保存されているファームウェア本体（更新用ファームウェア）４２’により、当該ＨＤＤ１２−ｉで実行されるＨＤＤファームウェアを更新するか否かを指示するのに用いられる。ここでは、実行フラグ４４１は、ＯＮで“ファームウェア更新あり”を、ＯＦＦで“ファームウェア更新なし”を示す。
【００２７】
次に、図１のストレージ装置１０の動作について、（１）ＨＤＤファームウェア受信時の処理、（２）ＨＤＤ起動処理を例に、順次説明する。
（１）ＨＤＤファームウェア受信時の処理
まず、ディスク制御装置１１におけるＨＤＤファームウェア受信時の処理について、図３のフローチャートを参照して説明する。今、ホスト計算機１３または保守コンソール１４からストレージ装置１０のディスク制御装置１１に対し、図２（ａ）に示すデータ構造の更新用のＨＤＤファームウェアデータ４０が転送（送信）され、当該ディスク制御装置１１内のホストＩ／Ｆ２０またはコンソールＩ／Ｆ２２で受信されたものとする。なお、ディスク制御装置１１に対してＨＤＤファームウェアデータ４０を転送する外部の装置は、ホスト計算機１３または保守コンソール１４に限らない。
【００２８】
ディスク制御装置１１内のコンソールＩ／Ｆ２２で受信されたＨＤＤファームウェアデータ４０は、ディスク制御装置１１内のプログラムメモリ２５のバッファ領域に保持される。すると、ディスク制御装置１１内のＣＰＵ２３は、プログラムメモリ２５に格納されているディスク制御装置用の制御プログラムに従ってＨＤＤファームウェア受信時の処理を開始し、まずＨＤＤ番号＃ｉを初期値１に設定する（ステップＳ１）。このＨＤＤ番号＃ｉは、ＨＤＤ接続用インタフェース３１を介してディスク制御装置１１と接続されているＨＤＤ１２〜１２−ｎの１つを指定する。次にＣＰＵ２３は、プログラムメモリ２５のバッファ領域に保持された受信ＨＤＤファームウェアデータ４０中のヘッダ情報４３に含まれているＨＤＤ番号リスト４３１を参照する（ステップＳ２）。そしてＣＰＵ２３は、ＨＤＤ番号＃ｉに一致するＨＤＤ番号がＨＤＤ番号リスト４３１に含まれているか否かを判定する（ステップＳ３）。
【００２９】
もし、ＨＤＤ番号＃ｉに一致するＨＤＤ番号がＨＤＤ番号リスト４３１に含まれているならば、ＣＰＵ２３は、当該ＨＤＤ番号＃ｉによって指定されるＨＤＤ１２−ｉが受信ＨＤＤファームウェアデータ４０に従うファームウェア更新の候補となるＨＤＤであると判断する。この場合、ＣＰＵ２３は、ＨＤＤ１２−ｉで現在動作中のＨＤＤファームウェアのレビジョン（現在のレビジョン）を確認する（ステップＳ４）。このレビジョン確認の方法については後述する。そしてＣＰＵ２３は、確認された現在のレビジョンが、受信ＨＤＤファームウェアデータ４０中のヘッダ情報４３に含まれているレビジョン情報４３３の示すレビジョンに一致するか否かを判定する（ステップＳ５）。
【００３０】
もし、上記両レビジョンが一致していないならば、ＣＰＵ２３は、プログラムメモリ２５のバッファ領域に保持されている受信ＨＤＤファームウェアデータ４０がＨＤＤ１２−ｉに適用可能であると判断する。この場合、ＣＰＵ２３は、受信ＨＤＤファームウェアデータ４０のファームウェア本体４２をファームウェア本体４２’として、ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６に保存する（ステップＳ６）。またＣＰＵ２３は、“ファームウェア更新あり”指定状態（ＯＮ状態）に設定された実行フラグ４４１を含むヘッダ情報４４をファームウェア保存領域２６に保存して、当該ヘッダ情報４４をファームウェア本体４２’に付加する（ステップＳ７）。これにより、ファームウェア保存領域２６に、ヘッダ情報４４及びファームウェア本体４２’を含むＨＤＤファームウェアデータ４１が保存されたことになる。ここで、ヘッダ情報４４中のレビジョン情報４３３’及びサイズ情報４３４’には、プログラムメモリ２５のバッファ領域に保持された受信ＨＤＤファームウェアデータ４０中のヘッダ情報４３に含まれているレビジョン情報４３３及びサイズ情報４３４が用いられる。
【００３１】
次にＣＰＵ２３は、ＨＤＤ番号＃ｉが最終ＨＤＤ番号（ここではｎ）であるか否か、つまりＨＤＤ番号＃ｉはＨＤＤ１２−１〜１２−ｎのうちのＨＤＤ１２−ｎのＨＤＤ番号＝ｎを指定しているか否かを判定する（Ｓ８）。もし、ＨＤＤ番号＃ｉが最終ＨＤＤ番号でないならば、ＣＰＵ２３はＨＤＤ番号＃ｉを１インクリメントして（ステップＳ９）、ステップＳ２に戻る。
【００３２】
また、上記ステップＳ３でＨＤＤ番号＃ｉに一致するＨＤＤ番号がＨＤＤ番号リスト４３１に含まれていないと判定された場合、ＣＰＵ２３は、プログラムメモリ２５のバッファ領域に保持されている受信ＨＤＤファームウェアデータ４０（中のファームウェア本体４２）はＨＤＤ１２−ｉに適用できないと判断する。この場合、ＣＰＵ２３は上記ステップＳ８に進み、ＨＤＤ番号＃ｉが最終ＨＤＤ番号に一致しないならば、ＨＤＤ番号＃ｉを１インクリメントした後（ステップＳ９）、ステップＳ２に戻る。
【００３３】
また、上記ステップＳ５で上記両レビジョンが一致していると判定された場合にも、ＣＰＵ２３は、上記受信ＨＤＤファームウェアデータ４０はＨＤＤ１２−ｉに適用できないと判断する。この場合、ＣＰＵ２３は上記ステップＳ８に進み、ＨＤＤ番号＃ｉが最終ＨＤＤ番号に一致しないならば、ＨＤＤ番号＃ｉを１インクリメントした後（ステップＳ９）、ステップＳ２に戻る。
【００３４】
このようにして、上記ステップＳ２から始まる処理が、ＨＤＤ番号＃ｉが最終ＨＤＤ番号に一致するまで繰り返された後、上記ステップＳ８に進んだものとする。ここでは、ＨＤＤ番号＃ｉが最終ＨＤＤ番号であると判定される。この場合、ＣＰＵ２３はＨＤＤファームウェア受信時の処理を終了する。
【００３５】
このように本実施形態においては、ストレージ装置１０のディスク制御装置１１で更新用のＨＤＤファームウェアデータ４０を受信した際に、当該ＨＤＤファームウェアデータ４０のヘッダ情報４３に含まれているＨＤＤ番号リスト４３１に設定されたＨＤＤ番号で指定される全てのＨＤＤ１２−ｉについて、当該ＨＤＤファームウェアデータ４０中のファームウェア本体４２（更新用ファームウェア）の適用の可否がレビジョンの比較により判定される。そしてＨＤＤ１２−ｉへの更新用ファームウェアの適用の正当性が確認された場合に限り、ファームウェア本体４２をファームウェア本体４２’として含むＨＤＤファームウェアデータ４１が、当該ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６に保存される。ここで、ＨＤＤファームウェアデータ４１のヘッダ情報４４中の実行フラグ４４１（即ちＨＤＤファームウェアデータ４１中のファームウェア本体４２’に付加されているヘッダ情報４４中の実行フラグ４４１）は、“ファームウェア更新あり”を示すＯＮ状態に設定される。
【００３６】
（２）ＨＤＤ起動処理
次に、ストレージ装置１０の立ち上げに伴ってＨＤＤ１２−１〜１２−ｎを起動するＨＤＤ起動処理について、図４のフローチャートを参照して説明する。まず、ストレージ装置１０の立ち上げ時には、ディスク制御装置１１内のＣＰＵ２３は、プログラムメモリ２５に格納されているディスク制御装置用の制御プログラムに従い、ＨＤＤ番号＃ｉを初期値１に設定する（ステップＳ１１）。
【００３７】
次にＣＰＵ２３は、ＨＤＤ番号＃ｉによって指定されるＨＤＤ１２−ｉを起動する（ステップＳ１２）。これにより、ＨＤＤ１２−ｉのモータ、即ちディスクを回転させるスピンドルモータが起動される。
【００３８】
次にＣＰＵ２３は、ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６に保存されているＨＤＤファームウェアデータ４１のヘッダ情報４４を読み出す（ステップＳ１３）。そしてＣＰＵ２３は、ヘッダ情報４４中に“ファームウェア更新あり”を示す実行フラグ４４１が設定されているか否かを判定する（ステップＳ１４）。
【００３９】
もし、ＨＤＤファームウェアデータ４１のヘッダ情報４４中に“ファームウェア更新あり”を示す実行フラグ４４１が設定されているならば、ＣＰＵ２３は当該ヘッダ情報４４に含まれているサイズ情報４３４’により指定されるサイズ分（バイト数）のファームウェア本体４２’を、ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６からプログラムメモリ２５のバッファ領域に読み出す（ステップＳ１５）。そしてＣＰＵ２３は、プログラムメモリ２５に読み出されたファームウェア本体４２’を、ＨＤＤ１２−ｉがファームウェアメモリとして有している、例えばフラッシュＲＯＭ（ＦＲＯＭ）に代表される書き換え可能な不揮発性メモリ（図示せず）にダウンロードして、当該不揮発性メモリ上のファームウェアを更新させる（ステップＳ１６）。このＨＤＤファームウェア更新処理は、ＨＤＤ１２−ｉが提供するファームウェア更新手順を用いて実現される。ここでは、ＳＣＳＩコマンドの１つである例えばＷＲＩＴＥＢＵＦＦＥＲコマンドをＣＰＵ２３からＨＤＤ１２−ｉに発行することにより、当該ＨＤＤ１２−ｉでのファームウェア更新が行われる。
【００４０】
次にＣＰＵ２３は、更新されたＨＤＤ１２−ｉの不揮発性メモリ上のファームウェアのレビジョンを確認する（ステップＳ１７）。この確認動作は、ＣＰＵ２３からＨＤＤ１２−ｉに対して、ファームウェアのレビジョン確認のためのコマンドを発行することで実現される。次にＣＰＵ２３は、確認されたレビジョンが、ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６に保存されているファームウェア本体４２’のレビジョン（即ち、ファームウェア本体４２’に付されているヘッダ情報４４中のレビジョン情報４３３’の示すレビジョン）に一致するか否かを判定する（ステップＳ１８）。
【００４１】
もし、レビジョンが一致していない場合、ＣＰＵ２３はステップＳ１６のＨＤＤファームウェアの更新に失敗したものと判断する。この場合、ＣＰＵ２３はステップＳ１６に戻って、ＨＤＤファームウェアの更新処理を再度実行（リトライ）する（ステップＳ１６）。図４のフローチャートでは省略されているが、このＨＤＤファームウェアの更新処理のリトライは、一定回数を上限に行われる。もし、一定回数のリトライを行ってもＨＤＤファームウェアの更新に成功しなかった場合、ＣＰＵ２３はＨＤＤ１２−ｉの故障であると判断し、当該ＨＤＤ１２−ｉの起動処理を異常終了させる。
【００４２】
一方、レビジョンが一致しているならば、ＣＰＵ２３はステップＳ１６のＨＤＤファームウェアの更新に成功したものと判断する。この場合、ＣＰＵ２３は、ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６内のＨＤＤファームウェアデータ４１中のヘッダ情報４４に含まれている実行フラグ４４１の状態を“ファームウェア更新なし”指定状態（ＯＦＦ状態）に変更する（ステップＳ１９）。
【００４３】
上記実施形態では、ＨＤＤ１２−ｉでのファームウェアの更新（ダウンロード）に成功したか否かの判定に、更新されたファームウェアのレビジョンと、その更新に用いられたファームウェア本体４２’のレビジョン（ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６に保存されているファームウェア本体４２’に付されているヘッダ情報４４中のレビジョン情報４３３’の示すレビジョン）との一致の有無が用いられている（ステップＳ１７，Ｓ１８）。しかし、ファームウェアの更新に成功したか否かの判定に、他の条件を適用することも可能である。例えば、ヘッダ情報４４（４３）中にファームウェア本体４２’（４２）のチェックサムを持たせ、更新後のチェックサムと当該ヘッダ情報４４中のチェックサムとの一致の有無を判定条件に適用することも可能である。
【００４４】
また、上記実施形態では、ストレージ装置１０のディスク制御装置１１で受信されたＨＤＤファームウェアデータ４０（中のファームウェア本体４２）が適用されるＨＤＤの候補が、当該ＨＤＤファームウェアデータ４０中のヘッダ情報４３に含まれているＨＤＤ番号リスト４３１によって、ＨＤＤ番号により指定される。しかし、ＨＤＤ番号リスト４３１を用いてＨＤＤ番号により指定する代わりに、ヘッダ情報４３中のＨＤＤタイプ情報４３２、つまりメーカ名及び製品コードにより、ＨＤＤファームウェアデータ４０が適用されるＨＤＤ候補が指定される構成とすることも可能である。この場合、ＣＰＵ２３は、ＨＤＤ１２−１〜１２−ｎのうち、受信ＨＤＤファームウェアデータ４０中のヘッダ情報４３に含まれているＨＤＤタイプ情報４３２により示されるメーカ名及び製品コードに合致するＨＤＤのみを、当該ＨＤＤファームウェアデータ４０が適用されるＨＤＤ候補として選択すればよい。ここでは、ＨＤＤタイプ情報４３２（により示されるメーカ名及び製品コードの情報）が、更新対象ディスク装置情報として用いられる。また、ヘッダ情報４３中のＨＤＤ番号リスト４３１及びＨＤＤタイプ情報４３２を組み合わせることも可能である。例えば、ＨＤＤ番号リスト４３１で指定されるＨＤＤのそれぞれについて、当該ＨＤＤが、ＨＤＤタイプ情報４３２により示されるメーカ名及び製品コードに合致するか否かにより、当該ＨＤＤにＨＤＤファームウェアデータ４０を適用する候補とすることの正当性を判定してもよい。
【００４５】
また、上記実施形態では、上述の候補に対して実際にＨＤＤファームウェアデータ４０（に対応するＨＤＤファームウェアデータ４１）を適用する条件に、レビジョンが同一でないことが用いられている（ステップＳ４，Ｓ５）。しかし、レビジョンが同一でなくても、更新用ファームウェアより現在ＨＤＤ１２−ｉで用いられているファームウェアのレビジョンの方が新しい場合には、当該ＨＤＤ１２−ｉへのＨＤＤファームウェアデータ４０（に対応するＨＤＤファームウェアデータ４１）の適用を抑止するようにしてもよい。
【００４６】
さて、ＣＰＵ２３は実行フラグ４４１を“ファームウェア更新なし”指定状態に変更すると（ステップＳ１９）、前記ステップＳ８と同様に、ＨＤＤ番号＃ｉが最終ＨＤＤ番号（＝ｎ）であるか否かを判定する（Ｓ２０）。もし、ＨＤＤ番号＃ｉが最終ＨＤＤ番号でないならば、ＣＰＵ２３はＨＤＤ番号＃ｉを１インクリメントして（ステップＳ２１）、ステップＳ１２に戻る。
【００４７】
また、上記ステップＳ１４で、ヘッダ情報４４中に“ファームウェア更新あり”を示す実行フラグ４４１が設定されていないと判定された場合、即ちヘッダ情報４４中に“ファームウェア更新なし”を示す実行フラグ４４１が設定されている場合、ＣＰＵ２３はＨＤＤファームウェアの更新が不要であると判断する。この場合、ＣＰＵ２３は上記ステップＳ２０に進み、ＨＤＤ番号＃ｉが最終ＨＤＤ番号に一致しないならば、ＨＤＤ番号＃ｉを１インクリメントした後（ステップＳ２１）、ステップＳ１２に戻る。
【００４８】
このようにして、上記ステップＳ１２から始まる処理が、ＨＤＤ番号＃ｉが最終ＨＤＤ番号に一致するまで繰り返された後、上記ステップＳ２０に進んだものとする。ここでは、ＨＤＤ番号＃ｉが最終ＨＤＤ番号であると判定される。この場合、ＣＰＵ２３はＨＤＤ起動処理を終了する。
【００４９】
以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、ストレージ装置１０の立ち上げに伴う各ＨＤＤ１２−ｉの起動処理の中でＨＤＤファームウェアを更新するため、当該ストレージ装置１０のオンライン状態におけるＨＤＤファームウェアの更新と比べ安全に且つ簡単に行うことができる。しかも本実施形態においては、ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６に予め更新用ファームウェア（ファームウェア本体４２’を含むＨＤＤファームウェアデータ４１）をダウンロードしておくだけで、あとはシステムの都合に合わせてストレージ装置１０を改めて起動した際に自動的にＨＤＤファームウェアの更新が行われる。このため、特別なシステムオペレーションなどの作業を必要としない。
【００５０】
また、本実施形態においては、ディスク制御装置１１で受信されたＨＤＤファームウェアデータ４０（中のファームウェア本体４２）が適用可能なＨＤＤが、当該ＨＤＤファームウェアデータ４０中のヘッダ情報４３に含まれているＨＤＤ番号リスト４３１に従って特定される。このため、ストレージ装置１０内のＨＤＤ１２−１〜１２−ｎが必ずしも同一メーカ製の同一製品型番のＨＤＤでなくても、ＨＤＤ番号リスト４３１に従って特定されたＨＤＤを対象に当該ＨＤＤのファームウェアを確実に更新できる。
【００５１】
［変形例］
上記実施形態では、ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６にＨＤＤファームウェアデータ４１が保存されると、現在ＨＤＤ１２−ｉで用いられているＨＤＤファームウェアは、ファームウェア保存領域２６から失われる。このため、更新後のファームウェアに不具合がある場合、或いは更新後のファームウェアが期待した性能を発揮しない場合には、ＨＤＤ１２−ｉのファームウェアを更新前の状態に戻せなくなる。そこで、図１のストレージ装置１０において、ＨＤＤ１２−ｉで実行されるファームウェアを以前に適用されていたファームウェアに戻すことを可能とする、上記実施形態の変形例について説明する。
【００５２】
この変形例では、ＨＤＤ１２−ｉの記憶領域の一部は、図５に示すように、複数、例えばｍ個（ｍは１より大きい整数）の一定サイズのファームウェア保存領域２６−１〜２６−ｍに分割して管理される。このファームウェア保存領域２６−１〜２６−ｍはホスト計算機１３または保守コンソール１４（外部装置）から認識可能である。ファームウェア保存領域２６−１〜２６−ｍは、領域識別情報としての例えば領域番号＃１〜＃ｍにより指定される。また、この変形例では、ＨＤＤファームウェアデータ４０のヘッダ情報４３中のＨＤＤ番号リスト４３１には、ＨＤＤ番号＃ｉだけでなく、図６に示すように、当該ＨＤＤ番号＃ｉと対をなして領域番号＃ｊ（ｊは１〜ｍのいずれか）が設定される。この領域番号＃ｊは、ＨＤＤファームウェアデータ４０に対応するＨＤＤファームウェアデータ４１の保存先を、ＨＤＤ番号＃ｉにより示されるＨＤＤ１２−ｉ内のファームウェア保存領域２６−ｊとすべきことを指定する。
【００５３】
これにより、ホスト計算機１３または保守コンソール１４は、ＨＤＤファームウェアデータ４０のヘッダ情報４３中のＨＤＤ番号リスト４３１により、当該ＨＤＤファームウェアデータ４０に対応するＨＤＤファームウェアデータ４１の保存先として、ＨＤＤ１２−ｉだけでなく当該ＨＤＤ１２−ｉ内のファームウェア保存領域２６−ｊをも指定できる。よって本実施形態の変形例では、ホスト計算機１３または保守コンソール１４は、ＨＤＤ１２−１〜１２−ｎ毎に、それぞれｍ種類のファームウェアをファームウェア保存領域２６−１〜２６−ｍに保存させることができる。この場合、ホスト計算機１３または保守コンソール１４からの指定により、現在ＨＤＤ１２−ｉで適用（実行）されているＨＤＤファームウェアを、ＨＤＤ１２−ｉの例えばファームウェア保存領域２６−ｊに保存されている更新用ファームウェアに切り替える（更新する）ことが可能となる。
【００５４】
以下、このファームウェア切り替えを、（１）ファームウェア切り替えコマンド受信時の処理と、（２）ＨＤＤ起動処理とに分けて、順次説明する。
（１）ファームウェア切り替えコマンド受信時の処理
まず、ディスク制御装置１１におけるファームウェア切り替えコマンド受信時の処理について、図７のフローチャートを参照して説明する。今、ＨＤＤ１２−ｉで実行されているファームウェアに対応するＨＤＤファームウェアデータ４１が、当該ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６−ｋ（ｋは１〜ｍのいずれか）に保存されているものとする。また、ホスト計算機１３または保守コンソール１４は、現在ＨＤＤ１２−ｉで実行されているファームウェアを、当該ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６−ｊ（ｊ≠ｋ）に保存されているファームウェア本体４２’に切り替えたいものとする。この場合、ホスト計算機１３または保守コンソール１４は、図６のデータ構造のＨＤＤ番号リスト４３１が付加された、ファームウェア切り替えコマンドをディスク制御装置１１に送信する。
【００５５】
ホスト計算機１３または保守コンソール１４からディスク制御装置１１に送信されたファームウェア切り替えコマンドは、ディスク制御装置１１内のホストＩ／Ｆ２０またはコンソールＩ／Ｆ２２で受信される。ディスク制御装置１１内のＣＰＵ２３は、受信されたファームウェア切り替えコマンドを受け取ると、ファームウェア切り替えコマンド受信時の処理を開始し、まずＨＤＤ番号＃ｉを初期値１に設定する（ステップＳ３１）。次にＣＰＵ２３は、ファームウェア切り替えコマンドに付されているＨＤＤ番号リスト４３１を参照する（ステップＳ３２）。そしてＣＰＵ２３は、ＨＤＤ番号＃ｉに一致するＨＤＤ番号がＨＤＤ番号リスト４３１に含まれているか否かを判定する（ステップＳ３３）。
【００５６】
もし、ＨＤＤ番号＃ｉに一致するＨＤＤ番号がＨＤＤ番号リスト４３１に含まれているならば、ＣＰＵ２３は、当該ＨＤＤ番号＃ｉによって指定されるＨＤＤ１２−ｉがファームウェア切り替え（更新）の対象となるＨＤＤであると判断する。この場合、ＣＰＵ２３はＨＤＤ番号＃ｉに一致するＨＤＤ番号と対をなしてＨＤＤ番号リスト４３１に設定されている領域番号を調べる（ステップＳ３４）。この領域番号がファームウェア保存領域２６−ｊを示すｊである、つまり領域番号＃ｊであるものとする。この場合、ＣＰＵ２３は、ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６−ｊに保存されているＨＤＤファームウェアデータ４１のヘッダ情報４４中の実行フラグ４４１を“ファームウェア更新あり”を示すＯＮ状態に設定する（ステップＳ３５）。
【００５７】
次にＣＰＵ２３は、上記実施形態と同様に、ＨＤＤ番号＃ｉが最終ＨＤＤ番号（ここではｎ）であるか否か判定する（ステップＳ３６）。もし、ＨＤＤ番号＃ｉが最終ＨＤＤ番号でないならば、ＣＰＵ２３はＨＤＤ番号＃ｉを１インクリメントして（ステップＳ３７）、ステップＳ３２に戻る。このようにして、上記ステップＳ３２から始まる処理が、ＨＤＤ番号＃ｉが最終ＨＤＤ番号に一致するまで繰り返されると、ＣＰＵ２３はファームウェア切り替えコマンド受信時の処理を終了する。
【００５８】
（２）ＨＤＤ起動処理
次に、ストレージ装置１０の立ち上げに伴うＨＤＤ１２−１〜１２−ｎの起動処理を、主として図４のフローチャートと相異する部分について、図８及び図９のフローチャートを参照して説明する。
【００５９】
ＣＰＵ２３は、ＨＤＤ番号＃ｉで指定されるＨＤＤ１２−ｉを起動すると（ステップＳ４２）、領域番号＃ｊを初期値１に設定する（ステップＳ４３）。次にＣＰＵ２３は、ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６−ｊに保存されているＨＤＤファームウェアデータ４１のヘッダ情報４４を読み出す（ステップＳ４４）。そしてＣＰＵ２３は、ヘッダ情報４４中に“ファームウェア更新あり”を示す実行フラグ４４１が設定されているか否かを判定する（ステップＳ４５）。
【００６０】
もし、ＨＤＤファームウェアデータ４１のヘッダ情報４４中に“ファームウェア更新あり”を示す実行フラグ４４１が設定されているならば、ＣＰＵ２３は、ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６−ｊに保存されているファームウェア本体４２’（更新用ファームウェア）で、現在のＨＤＤファームウェアを更新する処理（ステップＳ４６〜４８）を行う。これにより、ＣＰＵ２３は、ＨＤＤ１２−ｉにおける現在のファームウェアを、ホスト計算機１３または保守コンソール１４から指定された当該ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６−ｊに保存されているファームウェアに切り替えることができる。このファームウェア切り替え技術は、ＨＤＤ１２−ｉを利用する用途に応じて、当該ＨＤＤ１２−ｉで実行されるファームウェアを切り替えたい場合にも適用できる。
【００６１】
ＣＰＵ２３は、ファームウェアの更新に成功した場合（ステップＳ４９）、ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６−ｊ内のＨＤＤファームウェアデータ４１中のヘッダ情報４４に含まれている実行フラグ４４１の状態を“ファームウェア更新なし”指定状態（ＯＦＦ状態）に変更する（ステップＳ５０）。この場合、ＣＰＵ２３は、図４中のステップＳ２０と同様に、ＨＤＤ番号＃ｉが最終ＨＤＤ番号であるか否かを判定する（ステップＳ５１）。もしＨＤＤ番号＃ｉが最終ＨＤＤ番号でなければ、ＣＰＵ２３はＨＤＤ番号＃ｉを１インクリメントして（ステップＳ５２）、ステップＳ４２に戻る。
【００６２】
一方、ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６−ｊから読み出されたＨＤＤファームウェアデータ４１のヘッダ情報４４中に“ファームウェア更新あり”を示す実行フラグ４４１が設定されていないならば（ステップＳ４５）、ＣＰＵ２３は領域番号＃ｊが最終領域番号（＝ｍ）であるか否かを判定する（Ｓ５３）。もし、領域番号＃ｊが最終領域番号でないならば、ＣＰＵ２３は領域番号＃ｊを１インクリメントして（ステップＳ５４）、ステップＳ４４に戻る。これに対し、領域番号＃ｊが最終領域番号であるならば、ＣＰＵ２３は上記ステップＳ５１の判定処理を実行する。
【００６３】
なお、本発明は、上記実施形態及びその変形例に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態及びその変形例には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【００６４】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明においては、ストレージ装置が有する複数のディスク装置のうち、ディスク制御装置で受信された更新用制御プログラムが適用可能なディスク装置を、当該プログラムに付されている更新対象ディスク装置情報に従って特定し、その特定されたディスク装置の更新用制御プログラム保存領域に、当該受信された更新用制御プログラムを保存し、ストレージ装置の各ディスク装置を起動する起動処理の中で、当該更新用制御プログラム保存領域に保存された更新用制御プログラムを用いて、ディスク装置で動作するディスク装置用制御プログラムを更新する構成とした。これにより、ストレージ装置の各ディスク装置でそれぞれ実行されるディスク装置用制御プログラムを更新するための処理手順または処理時間が異なっていても、当該ディスク装置用制御プログラムを、ディスク制御装置用の制御プログラムを複雑にすることなく安全に更新することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係るストレージ装置のブロック構成図。
【図２】図１中のディスク制御装置１１で受信されるＨＤＤファームウェアデータ４０のデータ構造の一例と、ＨＤＤ１２−ｉのファームウェア保存領域２６に一時的に保存されるＨＤＤファームウェアデータ４１のデータ構造の一例とを対比して示す図。
【図３】ディスク制御装置１１におけるＨＤＤファームウェア受信時の処理を説明するためのフローチャート。
【図４】ストレージ装置１０の立ち上げに伴うＨＤＤ起動処理を説明するためのフローチャート。
【図５】ＨＤＤ１２−ｉ（ｉ＝１〜ｎ）の記憶領域の一部にｍ個のファームウェア保存領域２６−１〜２６−ｍが割り当てられる、上記実施形態の変形例を説明するための図。
【図６】上記変形例で適用されるＨＤＤ番号リスト４３１のデータ構造例を示す図。
【図７】上記変形例におけるファームウェア切り替えコマンド受信時の処理を説明するためのフローチャート。
【図８】上記変形例におけるＨＤＤ起動処理を説明するためのフローチャートの一部を示す図。
【図９】上記変形例におけるＨＤＤ起動処理を説明するためのフローチャートの残りを示す図。
【符号の説明】
１０…ストレージ装置、１１…ディスク制御装置、１２−１〜１２−ｎ，１２−ｉ…ＨＤＤ（ディスク装置）、１３…ホスト計算機（外部装置）、１４…保守コンソール（外部装置）、２３…ＣＰＵ、２４…バッファメモリ、２５…プログラムメモリ、２６，２６−１〜２６−ｍ…ファームウェア保存領域（更新用制御プログラム保存領域）、４０，４１…ＨＤＤファームウェアデータ、４２，４２’…ファームウェア本体（更新用制御プログラム）、４３，４４…ヘッダ情報、４３１…ＨＤＤ番号リスト（ディスク装置識別情報リスト）、４３２…ＨＤＤタイプ情報、４３３，４３３’…レビジョン情報、４３４，４３４’…サイズ情報、４４１…実行フラグ。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a disk control device that controls a plurality of disk devices in a storage device having a plurality of disk devices, and particularly to a disk device suitable for updating a disk device control program executed on each disk device. The present invention relates to a control device and a method of updating a disk device control program.
[0002]
[Prior art]
In recent years, in computer systems, large-capacity storage devices, such as disk array devices, having a plurality of disk devices are often used as external storage devices of the computer systems. Generally, a hard disk drive (hereinafter, referred to as an HDD) is used for each disk device in the storage device. Each HDD operates according to an HDD control program (HDD firmware). Further, each of the plurality of HDDs in the storage device is not individually recognized by the host computer using the storage device as an external storage device, and the entire plurality of HDDs is recognized as, for example, one disk (logical disk). You.
[0003]
Conventionally, one of the following two methods is generally applied as a method of updating an HDD control program executed in each HDD in a storage device.
[0004]
In the first update method, first, each HDD in the storage device is removed one by one from the storage device. The removed HDD is connected to a dedicated jig. In this state, the program (firmware) updating means of the HDD to be updated is activated. Then, the program updating means applies the update control program to the target HDD, and updates the current HDD control program (firmware) to the new HDD control program (new firmware). This first update method is the most general method, and does not require a special mechanism to be added to a storage device including a plurality of HDDs. However, in the first updating method, troubles such as trouble of removing HDDs one by one (long working time), poor fitting and incorrect mounting position due to removal and insertion of HDDs, and the like, are induced. The danger is great.
[0005]
Next, in the second update method, while the storage device is operating, the logical disk including the HDD to be updated is temporarily taken offline, so that the logical disk can be externally connected (such as a host computer). ) So that it cannot be accessed. In this state, the HDD to be updated cannot be accessed from outside. Therefore, in this state, the HDD control program to be updated is updated. The second updating method is excellent in that the HDD control program can be updated only by partially stopping the storage device. However, in order to realize the second update method, as described below, it is necessary to incorporate a considerable amount of processing into a program necessary for the operation of the disk control device (a control program for the disk control device). Become. First, in the program (firmware) updating means included in the HDD, an update process including a temporary stop (motor stop) of the HDD requires several tens of seconds or more. For this reason, it is necessary to create a special mechanism for suppressing all accesses, such as internal patrol processing, other than the access from the host computer to the HDD, for example. Therefore, the control program for the disk controller becomes very complicated. Also, the processing procedure of the program updating means of the HDD often differs depending on the manufacturer or product of the HDD, and the required processing time also differs. This further complicates the control program for the disk controller.
[0006]
On the other hand, a control program for the disk control device (disk array control device) is stored in a predetermined area of one HDD in the disk array, and when the device is powered on, the control program is read from the predetermined area and the disk control is executed. 2. Description of the Related Art There is known a disk array device that can execute the control program by loading the RAM into a main memory of the device (disk array control device) (for example, see Patent Document 1). In this disk array device, a control program for updating is received from an external device connected via an external connection port, and the program is written in the predetermined area. A technology for updating a control program for a disk control device when the disk drive is inserted is applied. In the program updating method described in Patent Document 1, the control program for the disk control device can be automatically updated when the power of the disk array device is turned on without stopping the disk array device.
[0007]
[Patent Document 1]
JP-A-9-101877 (paragraphs 0022 to 0024, paragraphs 0041 to 0045, FIGS. 1 and 2)
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in a conventional storage device provided with a plurality of HDDs (disk devices), the first and second update methods are known as methods for updating the HDD control program executed on each HDD. I have. However, although the first update method does not require a special mechanism to be added to the storage device, it has a problem that the risk of inducing a work error is large. On the other hand, the second update method is excellent in that the HDD control program can be updated only by partially stopping the storage device, but has a problem that the disk control device program becomes very complicated.
[0009]
On the other hand, according to the method for updating a disk control device control program described in Patent Document 1, the disk control device control program can be updated without stopping the disk array device. Therefore, it is conceivable to apply the program updating method described in Patent Document 1 to updating of a disk device control program (HDD control program). However, the processing procedure of the program updating means of the disk device (HDD) often differs depending on the maker or product of the disk device, and the required processing time also differs. Thus, the control program for the disk control device becomes complicated.
[0010]
The present invention has been made in consideration of the above circumstances, and has as its object to provide a different processing procedure or processing time for updating a disk device control program executed on each of a plurality of disk devices included in a storage device. Even so, it is an object of the present invention to provide a disk control device and a method for updating a disk device control program that can safely update the disk device control program without complicating the disk control device control program.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
According to one aspect of the present invention, there are provided a plurality of disk devices that operate according to a disk device control program, and the disk device stores an update control program used for updating the disk device control program. A disk control device that is applied to a storage device in which an update control program storage area is secured and controls the plurality of disk devices is provided. The disk control device receives the update control program to which the header information including the disk device information to be updated, which can identify the disk device for which the disk device control program is to be updated, is transferred from the external device. Means for determining a disk device to be updated among the plurality of disk devices based on at least the disk device information to be updated, and an update control program storage area of the disk device determined by the determining unit. Means for storing the received update control program, and an update control program to be used for updating the control program for the disk device operating on the disk device when the disk device is started, updates the disk device. Means for determining that it is stored in the control program storage area for Means for updating the disk device control program operating on the disk device with the update control program stored in the update control program storage area of the disk device in accordance with the determination result of the determination device. It is characterized.
[0012]
In the disk control device having the above configuration, the update control program received from the external device (for example, the host computer or the maintenance terminal) is determined based on the update target disk device information in the header information added to the program. Is temporarily stored in the update control program storage area of the disk device to be updated. In the disk control device having the above configuration, the next time the entire storage device or each disk device in the storage device is started, the update to be used for updating the disk device control program operating on the disk device is performed. If the disk control program is stored in the update control program storage area of the disk device, the disk device control program operating on the disk device is updated using the update control program.
[0013]
As described above, in the disk control device having the above-described configuration, the disk device control program is updated during the boot processing for activating each disk device of the storage device. It is safer and easier than updating. Moreover, in the disk control device having the above configuration, the update control program is only stored in the update control program storage area of the disk device, and when the storage device is started up again according to the system convenience, the update is automatically performed. Then, the control program is updated. Therefore, no special operation such as system operation is required.
[0014]
Further, in the disk control device having the above configuration, the disk device to which the update control program received by the disk control device can be applied is accurately identified according to the update target disk device information attached to the update control program. Is done. For this reason, even if a plurality of disk devices in the storage device are not necessarily disk devices of the same product type made by the same manufacturer, the control program of the disk device specified for the disk device specified according to the update target disk device information can be reliably executed. Can be updated.
[0015]
Here, when the storage unit stores the update control program in the update control program storage area of the disk device, the storage device updates the disk device control program operating on the disk device with the stored update control program. If the flag information of the "updated" designation state indicating that the update is to be performed is stored in the update control program storage area, the discriminating unit may be configured to execute the update control program of the disk device when the disk device is started. The update control program to be used for updating the control program for the disk device operating on the disk device depends on whether the flag information of the “updated” designation state is stored in the storage area. It can be easily determined whether or not the program is stored in the program storage area. Further, in response to the update of the disk device control program by the updating means, the state of the flag information stored in the update control program storage area of the corresponding disk device is changed to the update control stored in the storage area. If the configuration is changed to the “no update” designation state indicating that update by the program is unnecessary, unnecessary program update processing can be prevented from occurring.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of a storage device 10 according to an embodiment of the present invention. The storage device 10 in FIG. 1 mainly includes a disk control device 11 and a plurality of disk devices, for example, n HDDs (hard disk drives) 12-1 to 12-n. The disk control device 11 controls each of the HDDs 12-1 to 12-n according to an instruction from the host computer 13 using the storage device 10 (for example, an instruction to read / write data from a file system on the host computer 13). By doing so, data read / write to / from the HDD and data transmission / reception with the host computer 13 are performed. HDD numbers # 1 to #n as identification information of the HDDs are assigned to the HDDs 12-1 to 12-n.
[0017]
The disk control device 11 is connected to a maintenance console 14 in addition to the host computer 13. The maintenance console 14 is a terminal (maintenance terminal) used for maintenance work including status monitoring of the disk control device 11 and various setting operations for the disk control device 11.
[0018]
The disk controller 11 includes a host interface control circuit (hereinafter, referred to as host I / F) 20, an HDD interface control circuit (hereinafter, referred to as HDD I / F) 21, a maintenance console interface control circuit (hereinafter, console). (Referred to as an I / F) 22, a CPU 23, a buffer memory 24, and a program memory 25. The host I / F 20 is a control circuit of a host computer connection interface typified by a SCSI (Small Computer System Interface) or a fiber channel (Fibre Channel). The HDD I / F 21 is a control circuit of an HDD connection interface represented by SCSI or Fiber Channel. The console I / F 22 is a control circuit for a maintenance console connection interface represented by RS232C or LAN.
[0019]
The CPU 23 executes various processing operations in the disk control device 11 in accordance with the disk control device program code stored in the program memory 25. The buffer memory 24 is used to temporarily hold read / write data specified by the host computer 13. The program memory 25 is used to store programs relating to various processing operations of the disk controller 11 (disk controller programs). Part of the area of the program memory 25 is allocated to a work area used when the CPU 23 operates. In the present embodiment, when the data of the HDD control program (hereinafter, referred to as HDD firmware) is transferred from the host computer 13 or the maintenance console 14, the program memory 25 temporarily holds the data of the HDD firmware. Used as a buffer. Note that a buffer memory 24 can be used instead of the program memory 25 as a buffer for temporarily storing HDD firmware data.
[0020]
A part of the storage area of the HDD 12-i (i = 1 to n) stores data of firmware (HDD firmware) for the HDD 12 transferred from the host computer 13 or the maintenance console 14, and the firmware actually stores the data in the HDD 12. The firmware is allocated as a firmware storage area 26 to be stored until it is applied. The firmware storage area 26 is managed separately from the user area. The user area of the HDD 12-i is an area obtained by removing the area 26 from the entire area of the HDD 12-i.
[0021]
The disk controller 11 (the host I / F 20 therein) is connected to the host computer 13 via a host computer connection interface 30 represented by SCSI or Fiber Channel. The disk controller 11 (the HDD I / F 21 therein) is connected to each of the HDDs 12-1 to 12-n via an HDD connection interface 31 typified by SCSI or Fiber Channel. The disk controller 11 (the host computer 13 therein) is connected to the maintenance console 14 via a maintenance console connection interface 32 represented by RS232C or LAN. The host I / F 20, the HDD I / F 21, the console I / F 22, the CPU 23, the buffer memory 24, and the program memory 25 in the disk control device 11 include an internal bus 33 represented by a PCI (Peripheral Component Interconnect Bus) or a PCI-X. Interconnected by
[0022]
FIG. 2 shows an example of the data structure of the update HDD firmware data 40 transferred from the host computer 13 or the maintenance console 14 to the disk controller 11 and received by the disk controller 11, and the firmware storage area of the HDD 12-i. 26 shows an example of the data structure of the update HDD firmware data 41 temporarily stored in FIG.
[0023]
The HDD firmware data 40 includes a firmware body 42 and header information 43, as shown in FIG. The firmware main body 42 constitutes update firmware (update firmware) used for updating firmware (HDD firmware) operating on the HDD 12-i. The header information 43 is information of a fixed size added to the firmware main body 42, and is used by the disk control device 11 when the HDD firmware data 40 is received from the host computer 13 or the maintenance console 14.
[0024]
The header information 43 includes an HDD number 431, HDD type information 432, revision information 433, and size information 434. The HDD number list 431 is update target disk device information indicating a list of HDD numbers (update target HDD numbers) as identification information of the HDDs (update target HDDs) 12-i applicable to the corresponding firmware main body 42. Here, "apply" means that the received firmware body 42 is temporarily stored in the firmware storage area 26 of the target HDD 12-i, and the firmware body 42 is stored when the next storage device 10 or the HDD 12-i starts. This shows the entirety of reading from the firmware storage area 26 and providing the execution to the HDD 12-i. The HDD type information 432 indicates the type of the HDD 12-i to which the firmware main body 42 can be applied, and includes a maker name and a product code of the target HDD 12-i.
[0025]
The revision information 433 indicates the revision of the firmware 42. The firmware main body 42 contains information on the revision of the firmware main body 42. However, the position of the revision information in the firmware main body 42 differs depending on the HDD (manufacturer and product code) to which the firmware main body is applied, and cannot be recognized by the disk control device 11. Therefore, in the present embodiment, in order for the revision of the firmware main body 42 to be recognizable from the disk control device 11, the firmware main body 42 is included in a predetermined position in the fixed-size header information 43 added to the firmware main body 42. The configuration in which the information of the revision of the firmware main body 42 is set as the revision information 433 is applied. The size information 434 indicates the size of the firmware main body 42 in, for example, the number of bytes.
[0026]
On the other hand, the HDD firmware data 41 is composed of a firmware body 42 'and header information 44, as shown in FIG. The firmware main body 42 ′ matches the firmware main body 42 in the HDD firmware data 40. The header information 44 is information added to the firmware main body 42 ′, and the firmware main body 42 in the HDD firmware data 40 received by the disk control device 11 is stored in the firmware storage area 26 of the target HDD 12-i as the firmware main body 42 ′. Generated and used when saving. The header information 44 includes revision information 433 ′ and size information 434 ′ that match the revision information 433 and size information 434 included in the header information 43 in the HDD firmware data 40, and an execution flag 441. The execution flag 441 is executed by the firmware main body (update firmware) 42 ′ stored in the firmware storage area 26 of the HDD 12-i when the next storage device 10 or HDD 12-i is started up. Is used to indicate whether or not the HDD firmware to be updated is updated. Here, the execution flag 441 indicates “with firmware update” when ON, and indicates “without firmware update” when OFF.
[0027]
Next, the operation of the storage device 10 of FIG. 1 will be sequentially described with an example of (1) a process at the time of receiving HDD firmware and (2) an HDD start process.
(1) Processing when receiving HDD firmware
First, a process when the disk control device 11 receives the HDD firmware will be described with reference to a flowchart of FIG. Now, the HDD firmware data 40 for updating the data structure shown in FIG. 2A is transferred (transmitted) from the host computer 13 or the maintenance console 14 to the disk control device 11 of the storage device 10. It is assumed that the data has been received by the host I / F 20 or console I / F 22. The external device that transfers the HDD firmware data 40 to the disk control device 11 is not limited to the host computer 13 or the maintenance console 14.
[0028]
The HDD firmware data 40 received by the console I / F 22 in the disk control device 11 is held in a buffer area of the program memory 25 in the disk control device 11. Then, the CPU 23 in the disk control device 11 starts the process when receiving the HDD firmware according to the disk control device control program stored in the program memory 25, and first sets the HDD number #i to the initial value 1 ( Step S1). The HDD number #i designates one of the HDDs 12 to 12-n connected to the disk controller 11 via the HDD connection interface 31. Next, the CPU 23 refers to the HDD number list 431 included in the header information 43 in the received HDD firmware data 40 held in the buffer area of the program memory 25 (step S2). Then, the CPU 23 determines whether or not the HDD number that matches the HDD number #i is included in the HDD number list 431 (Step S3).
[0029]
If the HDD number matching the HDD number #i is included in the HDD number list 431, the CPU 23 determines that the HDD 12-i designated by the HDD number #i is a candidate for the firmware update according to the received HDD firmware data 40. Is determined. In this case, the CPU 23 checks the revision (current revision) of the HDD firmware currently operating on the HDD 12-i (step S4). The method of confirming the revision will be described later. Then, the CPU 23 determines whether or not the confirmed current revision matches the revision indicated by the revision information 433 included in the header information 43 in the received HDD firmware data 40 (Step S5).
[0030]
If the two revisions do not match, the CPU 23 determines that the received HDD firmware data 40 stored in the buffer area of the program memory 25 is applicable to the HDD 12-i. In this case, the CPU 23 stores the firmware main body 42 of the received HDD firmware data 40 as the firmware main body 42 'in the firmware storage area 26 of the HDD 12-i (step S6). Further, the CPU 23 saves the header information 44 including the execution flag 441 set to the “firmware updated” designated state (ON state) in the firmware saving area 26, and adds the header information 44 to the firmware body 42 ′ ( Step S7). This means that the HDD firmware data 41 including the header information 44 and the firmware main body 42 'has been saved in the firmware saving area 26. Here, the revision information 433 ′ and the size information 434 ′ in the header information 44 include the revision information 433 and the size included in the header information 43 in the received HDD firmware data 40 held in the buffer area of the program memory 25. Information 434 is used.
[0031]
Next, the CPU 23 determines whether or not the HDD number #i is the last HDD number (here, n), that is, the HDD number #i designates the HDD number of the HDD 12-n among the HDDs 12-1 to 12-n = n. It is determined whether or not it has been performed (S8). If the HDD number #i is not the last HDD number, the CPU 23 increments the HDD number #i by 1 (step S9), and returns to step S2.
[0032]
If it is determined in step S3 that the HDD number corresponding to the HDD number #i is not included in the HDD number list 431, the CPU 23 determines whether the received HDD firmware data 40 stored in the buffer area of the program memory 25 is available. (The main firmware 42) is determined not to be applicable to the HDD 12-i. In this case, the CPU 23 proceeds to step S8. If the HDD number #i does not match the final HDD number, the CPU 23 increments the HDD number #i by 1 (step S9) and returns to step S2.
[0033]
Also, when it is determined in step S5 that the two revisions match, the CPU 23 determines that the received HDD firmware data 40 cannot be applied to the HDD 12-i. In this case, the CPU 23 proceeds to step S8. If the HDD number #i does not match the final HDD number, the CPU 23 increments the HDD number #i by 1 (step S9) and returns to step S2.
[0034]
In this way, it is assumed that the process starting from step S2 is repeated until the HDD number #i matches the final HDD number, and then the process proceeds to step S8. Here, it is determined that HDD number #i is the last HDD number. In this case, the CPU 23 ends the process when receiving the HDD firmware.
[0035]
As described above, in the present embodiment, when the HDD firmware data 40 for update is received by the disk control device 11 of the storage device 10, the HDD number list 431 included in the header information 43 of the HDD firmware data 40 is added to the HDD firmware data 40. For all the HDDs 12-i specified by the set HDD number, whether or not the firmware main body 42 (update firmware) in the HDD firmware data 40 is applicable is determined by comparing the revisions. Only when the validity of the application of the update firmware to the HDD 12-i is confirmed, the HDD firmware data 41 including the firmware main body 42 as the firmware main body 42 'is stored in the firmware storage area 26 of the HDD 12-i. You. Here, the execution flag 441 in the header information 44 of the HDD firmware data 41 (that is, the execution flag 441 in the header information 44 added to the firmware main body 42 'in the HDD firmware data 41) indicates "firmware updated". The ON state shown is set.
[0036]
(2) HDD startup processing
Next, an HDD boot process for booting the HDDs 12-1 to 12-n when the storage device 10 starts up will be described with reference to the flowchart in FIG. First, when the storage device 10 is started up, the CPU 23 in the disk control device 11 sets the HDD number #i to the initial value 1 according to the disk control device control program stored in the program memory 25 (step S11). ).
[0037]
Next, the CPU 23 activates the HDD 12-i designated by the HDD number #i (step S12). Thereby, the motor of the HDD 12-i, that is, the spindle motor for rotating the disk is started.
[0038]
Next, the CPU 23 reads the header information 44 of the HDD firmware data 41 stored in the firmware storage area 26 of the HDD 12-i (Step S13). Then, the CPU 23 determines whether or not the execution flag 441 indicating “the firmware has been updated” is set in the header information 44 (step S14).
[0039]
If the execution flag 441 indicating “firmware is updated” is set in the header information 44 of the HDD firmware data 41, the CPU 23 determines the size specified by the size information 434 ′ included in the header information 44. The firmware main body 42 'for the minute (number of bytes) is read from the firmware storage area 26 of the HDD 12-i to the buffer area of the program memory 25 (step S15). Then, the CPU 23 stores the firmware main body 42 ′ read into the program memory 25 as a firmware memory in the HDD 12-i, for example, a rewritable nonvolatile memory represented by a flash ROM (FROM) (not shown). ) To update the firmware in the nonvolatile memory (step S16). This HDD firmware update process is realized using a firmware update procedure provided by the HDD 12-i. Here, the firmware is updated in the HDD 12-i by issuing, for example, a WRITE BUFFER command, which is one of the SCSI commands, from the CPU 23 to the HDD 12-i.
[0040]
Next, the CPU 23 confirms the updated firmware revision in the nonvolatile memory of the HDD 12-i (step S17). This confirmation operation is realized by issuing a command for confirming the firmware revision from the CPU 23 to the HDD 12-i. Next, the CPU 23 determines that the confirmed revision is the revision of the firmware main body 42 ′ stored in the firmware storage area 26 of the HDD 12-i (that is, the revision information 433 in the header information 44 attached to the firmware main body 42 ′). (Revision indicated by ') is determined (step S18).
[0041]
If the revisions do not match, the CPU 23 determines that the update of the HDD firmware in step S16 has failed. In this case, the CPU 23 returns to step S16 to execute (retry) the update process of the HDD firmware again (step S16). Although omitted in the flowchart of FIG. 4, the retry of the HDD firmware update process is performed up to a certain number of times. If the update of the HDD firmware has not been successful even after performing the retry a predetermined number of times, the CPU 23 determines that the HDD 12-i has failed, and abnormally ends the startup processing of the HDD 12-i.
[0042]
On the other hand, if the revisions match, the CPU 23 determines that the update of the HDD firmware in step S16 has been successful. In this case, the CPU 23 changes the state of the execution flag 441 included in the header information 44 in the HDD firmware data 41 in the firmware storage area 26 of the HDD 12-i to the “no firmware update” designated state (OFF state). (Step S19).
[0043]
In the above embodiment, the determination of whether or not the update (download) of the firmware in the HDD 12-i was successful is performed by determining the revision of the updated firmware and the revision of the firmware main body 42 ′ used for the update (HDD 12-i (Revision indicated by the revision information 433 'in the header information 44 attached to the firmware main body 42' stored in the firmware storage area 26) (steps S17, S18). However, it is also possible to apply another condition to determine whether or not the firmware has been successfully updated. For example, the checksum of the firmware main body 42 '(42) is provided in the header information 44 (43), and the presence or absence of a match between the updated checksum and the checksum in the header information 44 is applied to the determination condition. Is also possible.
[0044]
In the above embodiment, the HDD candidate to which the HDD firmware data 40 (the firmware main body 42) received by the disk control device 11 of the storage device 10 is applied is included in the header information 43 in the HDD firmware data 40. The HDD number is specified by the included HDD number list 431. However, instead of using the HDD number list 431 to specify by HDD number, the HDD candidate to which the HDD firmware data 40 is applied is specified by the HDD type information 432 in the header information 43, that is, the manufacturer name and the product code. It is also possible. In this case, the CPU 23 selects only the HDDs that match the manufacturer name and product code indicated by the HDD type information 432 included in the header information 43 in the received HDD firmware data 40 from among the HDDs 12-1 to 12-n. What is necessary is just to select as the HDD candidate to which the said HDD firmware data 40 is applied. Here, the HDD type information 432 (information of the manufacturer name and product code indicated by) is used as the disk device information to be updated. Further, the HDD number list 431 and the HDD type information 432 in the header information 43 can be combined. For example, for each of the HDDs specified in the HDD number list 431, a candidate for applying the HDD firmware data 40 to the HDD depends on whether or not the HDD matches the manufacturer name and product code indicated by the HDD type information 432. May be determined.
[0045]
In the above embodiment, the condition that the revisions are not the same is used as the condition for actually applying the HDD firmware data 40 (the corresponding HDD firmware data 41) to the above candidates (steps S4 and S5). . However, even if the revisions are not the same, if the revision of the firmware currently used in the HDD 12-i is newer than the update firmware, the HDD firmware data 40 ( The application of the data 41) may be suppressed.
[0046]
When the CPU 23 changes the execution flag 441 to the "no firmware update" designation state (step S19), similarly to the step S8, the CPU 23 determines whether or not the HDD number #i is the last HDD number (= n). (S20). If the HDD number #i is not the last HDD number, the CPU 23 increments the HDD number #i by 1 (step S21), and returns to step S12.
[0047]
In step S14, when it is determined that the execution flag 441 indicating “with firmware update” is not set in the header information 44, that is, the execution flag 441 indicating “no firmware update” is set in the header information 44. If set, the CPU 23 determines that the update of the HDD firmware is unnecessary. In this case, the CPU 23 proceeds to step S20. If the HDD number #i does not match the final HDD number, the CPU 23 increments the HDD number #i by 1 (step S21) and returns to step S12.
[0048]
It is assumed that the process starting from step S12 is repeated until the HDD number #i matches the final HDD number, and then the process proceeds to step S20. Here, it is determined that HDD number #i is the last HDD number. In this case, the CPU 23 ends the HDD startup processing.
[0049]
As is apparent from the above description, in the present embodiment, since the HDD firmware is updated during the startup processing of each HDD 12-i when the storage device 10 is started, the HDD firmware in the online state of the storage device 10 is updated. It can be done safely and easily compared to the update of In addition, in the present embodiment, the update firmware (the HDD firmware data 41 including the firmware main body 42 ') is simply downloaded in advance to the firmware storage area 26 of the HDD 12-i, and the storage device is then adapted to the convenience of the system. The HDD firmware is automatically updated when 10 is started again. Therefore, no special operation such as system operation is required.
[0050]
In the present embodiment, the HDD to which the HDD firmware data 40 (the firmware main body 42 therein) received by the disk control device 11 is applicable is included in the HDD information included in the header information 43 in the HDD firmware data 40. It is specified according to the number list 431. Therefore, even if the HDDs 12-1 to 12-n in the storage device 10 are not necessarily HDDs of the same product model number manufactured by the same manufacturer, the firmware of the HDDs specified for the HDD number list 431 can be reliably downloaded. Can be updated.
[0051]
[Modification]
In the above embodiment, when the HDD firmware data 41 is stored in the firmware storage area 26 of the HDD 12-i, the HDD firmware currently used in the HDD 12-i is lost from the firmware storage area 26. Therefore, if there is a defect in the updated firmware or the updated firmware does not exhibit the expected performance, the firmware of the HDD 12-i cannot be returned to the state before the update. Therefore, in the storage device 10 of FIG. 1, a modified example of the above-described embodiment that enables the firmware executed on the HDD 12-i to be returned to the previously applied firmware will be described.
[0052]
In this modification, as shown in FIG. 5, a part of the storage area of the HDD 12-i has a plurality of, for example, m (m is an integer greater than 1) firmware storage areas 26-1 to 26-m of a fixed size. It is divided and managed. The firmware storage areas 26-1 to 26-m can be recognized from the host computer 13 or the maintenance console 14 (external device). The firmware storage areas 26-1 to 26-m are designated by, for example, area numbers # 1 to #m as area identification information. In this modified example, the HDD number list 431 in the header information 43 of the HDD firmware data 40 includes not only the HDD number #i but also an area paired with the HDD number #i as shown in FIG. A number #j (j is any one of 1 to m) is set. The area number #j specifies that the storage destination of the HDD firmware data 41 corresponding to the HDD firmware data 40 should be the firmware storage area 26-j in the HDD 12-i indicated by the HDD number #i.
[0053]
As a result, the host computer 13 or the maintenance console 14 uses the HDD number list 431 in the header information 43 of the HDD firmware data 40 to specify only the HDD 12-i as a storage destination of the HDD firmware data 41 corresponding to the HDD firmware data 40. Alternatively, the firmware storage area 26-j in the HDD 12-i can be designated. Therefore, in a modification of the present embodiment, the host computer 13 or the maintenance console 14 can store m types of firmware in the firmware storage areas 26-1 to 26-m for each of the HDDs 12-1 to 12-n. . In this case, the HDD firmware currently applied (executed) in the HDD 12-i is designated by the host computer 13 or the maintenance console 14, and the update firmware stored in, for example, the firmware storage area 26-j of the HDD 12-i is updated. (Update).
[0054]
Hereinafter, the firmware switching will be described in order of (1) processing at the time of receiving a firmware switching command and (2) HDD boot processing.
(1) Processing when receiving firmware switching command
First, the processing when the disk control device 11 receives the firmware switching command will be described with reference to the flowchart in FIG. Now, it is assumed that the HDD firmware data 41 corresponding to the firmware executed on the HDD 12-i is stored in the firmware storage area 26-k (k is one of 1 to m) of the HDD 12-i. Further, the host computer 13 or the maintenance console 14 switches the firmware currently being executed on the HDD 12-i to the firmware main body 42 ′ stored in the firmware storage area 26-j (j ≠ k) of the HDD 12-i. I want to. In this case, the host computer 13 or the maintenance console 14 transmits to the disk control device 11 a firmware switching command to which the HDD number list 431 having the data structure of FIG.
[0055]
The firmware switching command transmitted from the host computer 13 or the maintenance console 14 to the disk controller 11 is received by the host I / F 20 or the console I / F 22 in the disk controller 11. Upon receiving the received firmware switching command, the CPU 23 in the disk control device 11 starts processing upon receiving the firmware switching command, and first sets the HDD number #i to the initial value 1 (step S31). Next, the CPU 23 refers to the HDD number list 431 attached to the firmware switching command (step S32). Then, the CPU 23 determines whether or not the HDD number that matches the HDD number #i is included in the HDD number list 431 (Step S33).
[0056]
If the HDD number that matches the HDD number #i is included in the HDD number list 431, the CPU 23 determines that the HDD 12-i specified by the HDD number #i is the target of the firmware switching (update). Is determined. In this case, the CPU 23 checks the area number set in the HDD number list 431 in pairs with the HDD number that matches the HDD number #i (step S34). This area number is j indicating the firmware storage area 26-j, that is, the area number #j. In this case, the CPU 23 sets the execution flag 441 in the header information 44 of the HDD firmware data 41 stored in the firmware storage area 26-j of the HDD 12-i to an ON state indicating "firmware updated" (step S35). ).
[0057]
Next, the CPU 23 determines whether or not the HDD number #i is the last HDD number (here, n) as in the above embodiment (step S36). If the HDD number #i is not the last HDD number, the CPU 23 increments the HDD number #i by 1 (step S37), and returns to step S32. In this way, when the process starting from step S32 is repeated until the HDD number #i matches the final HDD number, the CPU 23 ends the process at the time of receiving the firmware switching command.
[0058]
(2) HDD startup processing
Next, the startup process of the HDDs 12-1 to 12-n when the storage device 10 is started will be described with reference to the flowcharts of FIGS. 8 and 9 mainly for parts different from the flowchart of FIG.
[0059]
When activating the HDD 12-i designated by the HDD number #i (step S42), the CPU 23 sets the area number #j to the initial value 1 (step S43). Next, the CPU 23 reads the header information 44 of the HDD firmware data 41 stored in the firmware storage area 26-j of the HDD 12-i (Step S44). Then, the CPU 23 determines whether or not the execution flag 441 indicating “the firmware has been updated” is set in the header information 44 (step S45).
[0060]
If the execution flag 441 indicating “firmware has been updated” is set in the header information 44 of the HDD firmware data 41, the CPU 23 determines whether the firmware main unit stored in the firmware storage area 26-j of the HDD 12-i is At 42 ′ (update firmware), processing for updating the current HDD firmware (steps S46 to S48) is performed. Accordingly, the CPU 23 can switch the current firmware in the HDD 12-i to the firmware stored in the firmware storage area 26-j of the HDD 12-i specified from the host computer 13 or the maintenance console 14. This firmware switching technology can also be applied to a case where it is desired to switch the firmware executed on the HDD 12-i according to the use of the HDD 12-i.
[0061]
When the firmware has been successfully updated (step S49), the CPU 23 changes the state of the execution flag 441 included in the header information 44 in the HDD firmware data 41 in the firmware storage area 26-j of the HDD 12-i to “firmware update”. The state is changed to "none" designated state (OFF state) (step S50). In this case, the CPU 23 determines whether or not the HDD number #i is the last HDD number, similarly to step S20 in FIG. 4 (step S51). If the HDD number #i is not the last HDD number, the CPU 23 increments the HDD number #i by 1 (step S52), and returns to step S42.
[0062]
On the other hand, if the execution flag 441 indicating “firmware has been updated” is not set in the header information 44 of the HDD firmware data 41 read from the firmware storage area 26-j of the HDD 12-i (step S45), the CPU 23 Determines whether the area number #j is the last area number (= m) (S53). If the area number #j is not the last area number, the CPU 23 increments the area number #j by 1 (step S54), and returns to step S44. On the other hand, if the area number #j is the last area number, the CPU 23 executes the determination processing in step S51.
[0063]
The present invention is not limited to the above-described embodiment and its modifications, and can be variously modified in the implementation stage without departing from the scope of the invention. Furthermore, the above-described embodiment and its modifications include inventions at various stages, and various inventions can be extracted by appropriately combining a plurality of disclosed constituent elements. For example, even if some components are deleted from all the components shown in the embodiment, the problems described in the column of the problem to be solved by the invention can be solved, and the effects described in the column of the effect of the invention can be solved. Is obtained, a configuration from which this configuration requirement is deleted can be extracted as an invention.
[0064]
【The invention's effect】
As described above in detail, in the present invention, among the plurality of disk devices included in the storage device, a disk device to which the update control program received by the disk control device can be applied is designated as an update target attached to the program. In the startup process of specifying the disk device information, storing the received update control program in the specified update control program storage area of the disk device, and starting each disk device of the storage device, The configuration is such that the disk device control program operating on the disk device is updated using the update control program stored in the update control program storage area. Accordingly, even if the processing procedure or processing time for updating the disk device control program executed in each disk device of the storage device is different, the disk device control program is changed to the disk control device control program. Can be safely updated without complication.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block configuration diagram of a storage device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 shows an example of a data structure of HDD firmware data 40 received by a disk control device 11 in FIG. 1 and a data structure of HDD firmware data 41 temporarily stored in a firmware storage area 26 of an HDD 12-i. The figure which contrasts with an example and shows.
FIG. 3 is a flowchart for explaining processing when the disk control device 11 receives HDD firmware.
FIG. 4 is a flowchart for explaining an HDD start-up process when the storage device 10 is started.
FIG. 5 is a diagram for explaining a modification of the above embodiment in which m firmware storage areas 26-1 to 26-m are allocated to a part of a storage area of an HDD 12-i (i = 1 to n). .
FIG. 6 is a diagram showing an example of the data structure of an HDD number list 431 applied in the above modification.
FIG. 7 is a flowchart for explaining processing at the time of receiving a firmware switching command in the modification.
FIG. 8 is a diagram showing a part of a flowchart for describing HDD startup processing in the modification.
FIG. 9 is a view showing the rest of the flowchart for explaining the HDD startup processing in the modification.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Storage apparatus, 11 ... Disk control apparatus, 12-1 to 12-n, 12-i ... HDD (disk apparatus), 13 ... Host computer (external apparatus), 14 ... Maintenance console (external apparatus), 23 ... CPU , 24: buffer memory, 25: program memory, 26, 26-1 to 26-m: firmware storage area (control program storage area for update), 40, 41: HDD firmware data, 42, 42 ': firmware body (update) 43, 44 ... header information, 431 ... HDD number list (disk device identification information list), 432 ... HDD type information, 433, 433 '... revision information, 434, 434' ... size information, 441 ... execution flag.

Claims

A plurality of disk devices that operate in accordance with the disk device control program are provided, and the disk device has an update control program storage area for storing an update control program used for updating the disk device control program. A disk controller that is applied to a storage device and controls the plurality of disk devices,
When receiving the update control program added with the header information including the update target disk device information that can identify the disk device to be updated of the disk device control program transferred from the external device, at least the update target disk is received. Means for determining a disk device to be updated among the plurality of disk devices based on device information;
Means for storing the received update control program in the update control program storage area of the disk device determined by the determination means;
When the disk device is started, it is determined that an update control program to be used for updating the disk device control program operating on the disk device is stored in the update control program storage area of the disk device. Means,
Means for updating a disk device control program operating on the disk device with an update control program stored in the update control program storage area of the disk device in accordance with a result of the determination by the determination means. A disk controller characterized by the above-mentioned.

The updating means reads out an update control program stored in the update control program storage area of the disk device in accordance with a result of the determination by the determination means. 2. A means for updating a disk device control program operating on the disk device by downloading the update control program read from the control program storage area to the disk device. Disk controller.

The storage means, when storing the update control program in the update control program storage area of the disk device, updates the disk device control program operating on the disk device with the stored update control program. Save the flag information in the "updated" designated state indicating that it should be in the update control program storage area,
The determination means operates on the disk device when the disk device is started, based on whether or not the flag information of the “updated” designation state is stored in the update control program storage area of the disk device. 2. The disk control device according to claim 1, wherein whether the update control program to be used for updating the disk device control program is stored in the update control program storage area is determined.

In response to the update of the disk device control program by the updating unit, the status of the flag information stored in the update control program storage area of the corresponding disk device is updated by the update update stored in the storage area. 4. The disk control device according to claim 3, further comprising means for changing to a "no update" designation state indicating that update by the application control program is unnecessary.

The update target disk device information includes a list of identification information of disk devices that are candidates for update by the update control program to which the header information including the update target disk device information is added among the plurality of disk devices. ,
4. The disk control device according to claim 3, wherein the determination unit determines a disk device to be updated according to at least the disk device identification information list.

In each of the disk devices, a plurality of update control program storage areas are secured,
The disk device identification information list is paired with the disk device identification information, and is an update destination of the update control program among the plurality of update control program storage areas of the disk device specified by the disk device identification information. Area identification information for specifying the control program storage area for
The storage unit includes an area identification pair of the plurality of update control program storage areas of the disk device determined by the determination unit, which is paired with disk device identification information indicating the disk device in the disk device identification information list. 4. The disk control device according to claim 3, wherein the update control program is stored in an update control program storage area indicated by information.

The determining means, upon receiving a program switching command added with the disk device identification information list transferred from the external device, executes a disk device control program according to the disk device identification information list added to the command. Determine the disk device to be switched,
The storage means, when receiving the program switching command, includes, among the plurality of update control program storage areas of the disk device determined by the determination means, a disk device identification indicating the disk device in the disk device identification information list. 7. The disk control apparatus according to claim 6, wherein the status of the flag information stored in the update control program storage area indicated by the area identification information paired with the information is changed to the "updated" specified state. .

The update target disk device information includes disk device type information indicating a type of a disk device that is a candidate for update by the update control program to which header information including the update target disk device information is added,
4. The disk control device according to claim 3, wherein the determination unit determines a disk device to be updated according to at least the disk device type information.

The disk device control program and the update control program include revision information indicating a revision of the program, and the header information added to the update control program includes revision information indicating a revision of the update control program. Including
The determining unit is a candidate for an update target among the plurality of disk devices based on the update target disk device information in the header information added to the update control program when the update control program is received. First determining means for determining a disk device, a current revision of the disk device control program operating on the disk device determined as a candidate for update by the first determining device, and revision information in the header information And a second determination unit that determines the disk device determined as the update target candidate as an update target in accordance with the comparison result. Disk control unit.

A plurality of disk devices that operate in accordance with the disk device control program are provided, and the disk device has an update control program storage area for storing an update control program used for updating the disk device control program. A method of updating a disk device control program applied to a storage device,
When receiving the update control program added with the header information including the update target disk device information that can identify the disk device to be updated of the disk device control program transferred from the external device, at least the update target disk is received. Determining a disk device to be updated among the plurality of disk devices based on device information;
Storing the received update control program in the update control program storage area of the determined disk device;
When the disk device is started, it is determined whether or not an update control program to be used for updating the control program for the disk device operating on the disk device is stored in the update control program storage area of the disk device. Determining;
Updating the disk device control program operating on the disk device with an update control program stored in the update control program storage area of the disk device according to the determination result. Method for updating a disk device control program.