JP2004271901A - 地図表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】地図表示装置において、画面における地図データ表示領域を狭めることなく、利用者がオーディオの音質や音声入力状態等の音データを視覚的に把握できるような地図データの表示を行う。
【解決手段】地図表示装置は、地図データを格納している地図データ記憶部101と、地図描画データを生成する地図描画データ生成部102と、音データを保持すると共に地図描画データ生成部に音データを入力する音データ入力部103と、前記地図データ生成部において生成された地図描画データに対し描画処理を行い画面に表示される画像を生成する描画部104と、描画部104により生成された画像を実際の画面に表示する表示部105とを具備する。
【選択図】 図1
【解決手段】地図表示装置は、地図データを格納している地図データ記憶部101と、地図描画データを生成する地図描画データ生成部102と、音データを保持すると共に地図描画データ生成部に音データを入力する音データ入力部103と、前記地図データ生成部において生成された地図描画データに対し描画処理を行い画面に表示される画像を生成する描画部104と、描画部104により生成された画像を実際の画面に表示する表示部105とを具備する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画面上に地図を表示する地図表示装置に関し、特に電子化された地図データから3次元画像を生成して地図を画面に表示する地図表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電子化された地図データから3次元画像を生成して表示する地図表示装置があり(例えば、特許文献1参照。)、例えば、カーナビゲーション装置やパーソナルコンピュータ用地図表示ソフトウェアに応用されている。
【0003】
また、近年の地図表示装置は、地図表示機能のみでなく、オーディオ機能を有しており、このような地図表示装置においてオーディオ機能からの音の情報を画面に表示する手段として、出力される音の周波数帯域毎の強さを表示するグラフィックスイコライザー(図22参照)等が知られている。
【0004】
図21は、従来の地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。
この地図表示装置は、道路、地形等の地図データを記憶している地図データ記憶部2101、地図データ記憶部2101より地図データを取り出し画面に表示される地図描画データを生成する地図描画データ生成部2102、オーディオ機能から音の強弱、周波数帯域等の音データを保持する音データ入力部2103、この音データ入力部2103からの音データを用いてグラフィックスイコライザー等の音描画データの生成を行う音描画データ生成部2104、地図描画データ生成部2102及び音描画データ生成部2104において生成された画像データを用いた描画処理を行い画面に画像を生成する描画部2105、及び描画部2105から取得した画像をディスプレイ等の画面に表示する表示部2106を具備している。
【0005】
従って、このような従来の地図表示装置においては、音データ入力部2103より入力される情報が音描画データ生成部2104においてグラフィックスイコライザー等の音描画データとして描画された後に描画部2105に伝えられるため、音描画データと地図描画データと別々に生成されるものとなる。
【0006】
そして、図22は、従来の地図表示装置において地図データ表示と音データ表示を同時に実現した場合の参考図である。
図22に示すように、従来の地図表示装置においては、グラフィックスイコライザーのような音データを示すには、画面2201に地図データ表示領域2202となる領域以外の音データ表示領域2203を設ける必要があり、描画部2105は、まず表示画面2201の全体に地図描画データ生成部2102において生成された地図を描画し、次に画面の一部である音データ表示領域2203に音描画データ生成部2104において生成された音データ表示を重畳して描画することとなる。
【0007】
また、従来の地図表示装置では、図22に示す表示方法以外にも、画面の表示領域を地図表示矩形領域と音データ表示矩形領域に分割して、それぞれの領域に地図データ及び音データを各々描画する表示方法がある。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−281889号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記従来の地図表示装置においては、オーディオの音質や音声入力状態を示す音データを画面に表示する際には、地図データ表示領域及び音データ表示領域に分割して表示するか、音データ表示を地図データ表示に重畳して描画するようにしているため、一般的に小さな表示画面を有する地図表示装置においては表示画面が煩雑となるという問題が生じている。
【0010】
また、従来の地図表示装置においては、オーディオ機能から出力される音データを表示するための音データ表示領域が必要なために地図データ表示領域が狭まり、地図表示装置の利用者にとっては地図表示が理解しにくくなる等の問題も生じている。この問題は、画面が比較的小さなカーナビゲーション装置等の地図表示装置においては顕著となる。
【0011】
そこで、本発明は以上のような課題に鑑みてなされたものであり、地図表示装置の画面における地図データ表示領域を狭めることなく、利用者がオーディオ機能からのオーディオの音質や音声入力状態等の音データを視覚的に把握できる地図描画装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するために、本発明にかかる地図表示装置は、地図を表示する地図表示装置であって、地図データを記憶している地図データ記憶手段と、音データを取得する音データ取得手段と、前記地図データ記憶手段に記憶されている地図データ、及び前記音データ取得手段より取得した音データに基づいて地図描画データを生成する画像生成手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
また、地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、前記地図描画データ生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトの高さを変更することを特徴とする。
【0014】
そして、地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトに付与する色データの変更を行うことを特徴とする。
【0015】
また、地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトの画面上での表示領域の変更を行うことを特徴とする。
【0016】
さらに、地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトの上頂点側を揺らす処理を行うことを特徴とする。
【0017】
そして、地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、山オブジェクトに関するデータであり、前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記山オブジェクトに付与するメッシュの色データの変更を行うことを特徴とする。
【0018】
尚、本発明は、上述のような地図表示装置として実現できるのみではなく、この地図表示装置が備える手段をステップとする地図表示方法として実現することができる。
【0019】
また、前記地図表示方法をコンピュータ等で実現させるプログラムとして実現したり、当該プログラムをCD−ROM等の記録媒体や通信ネットワーク等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明の地図表示装置の詳細な説明を行う。尚、本発明に係る地図表示装置の例としては、オーディオ機能を備えるカーナビゲーション装置、オーディオ機能を備えるPDA、PC等であり、音の出力機能を有して地図表示が可能な画面を有する装置となる。
【0021】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る地図表示装置は、音の強さや周波数成分等に従って画面に表示される地図表示物である3次元建物オブジェクトの高さを変化させる。このことにより、地図表示装置の利用者は地図と同時にオーディオの音質や音声入力状態が視覚的に把握できる。尚、以下の各実施の形態において用いられる音データは音の強さSとして説明を行うが、音データはこれに限定されるものではなく、その他には、音の高低である周波数帯域に関連するデータ等が考え得る。
【0022】
図1は、本実施の形態1に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。
本実施の形態1に係る地図表示装置は、画面に表示されるオブジェクトの位置情報、高さ情報等の地図データを格納している地図データ記憶部101と、地図データ記憶部101から地図データ、及び音データ入力部103から音データを取得してオブジェクトの形状データ等の地図描画データを生成する地図描画データ生成部102と、オーディオ機能から出力される音の周波数帯域毎の強度値等からなる複数の音データを保持すると共に地図描画データ生成部に音データを入力する音データ入力部103と、前記地図データ生成部において生成された地図描画データに対し描画処理を行い画面に表示される画像を生成する描画部104と、描画部104により生成された画像をディスプレイ等の実際の画面に表示する表示部105とを具備する。
【0023】
地図データ記憶部101は、画面に表示される道路、街区、地形等の緯度経度による位置情報、高さ情報や属性情報、画面に表示される3次元オブジェクトの高さと境界短形情報からなる3次元建物データ、地表の起伏形状を表す緯度経度方向の格子点上の高さからなる標高データ等からなる地図データを格納している。
【0024】
本実施の形態1においては、地図データ記憶部101は、3次元オブジェクトである建物の高さH、この建物の境界矩形を構成する多角柱形状の頂点数N、各頂点座標Xi(i=1〜n)、属性等からなる3次元建物データを格納している。ここで建物の多角柱形状の頂点座標Xiは2次元座標であるものとする。また、建物の多角柱形状を描画するための属性としては色、テクスチャ、面を構成するインデックス等の面情報がある。
【0025】
地図描画データ生成部102は、地図データ記憶部101からの地図データ、及び音データ入力部103から取得する音データに基づいて、3次元オブジェクトの面、線、点等を構成する要素頂点の座標や要素頂点の接続情報からなる形状データ、及びオブジェクトの描画のための色値やテクスチャ画像等の描画情報からなる地図描画データを生成する。また、3次元オブジェクトがメッシュにより形成される場合においては、メッシュの形状や色の情報よりメッシュデータを生成する。この地図描画データ生成部102は、オブジェクト生成部102a、ローカル座標変換部102b、及びモデルビュー変換部より構成される。
【0026】
オブジェクト生成部102aは、緯度経度、高さ情報、ビルの種別等の地図データを用いて画面に表示される建物等の3次元オブジェクトの生成処理を行う。画面に表示される3次元オブジェクトが多角柱形状の建物である場合には、オブジェクト生成部102aは、地図データ記憶部101に格納されている3次元建物データを取り出し、建物の多角柱形状を構成する2×N個の3次元頂点座標Yi(i=1〜n)及びZi(i=1〜n)を求める。ここで、Yiは多角柱の高さ0の平面上にある下面を構成する頂点座標であり、Ziは多角柱の高さHの平面上にある上面を構成する頂点座標である。尚、オブジェクト生成部102aにおいて求められた3次元オブジェクトの各頂点座標は3次元オブジェクトを中心とした座標系であるローカル座標と呼ばれる。
【0027】
さらに、オブジェクト生成部102aは、N個の側面と1つの上面を構成する頂点番号の配列を求める。描画情報である各面の色やテクスチャは、面の法線の向きによって割り当てられる。尚、オブジェクト生成部102aは、予め3次元建物データに描画情報が含まれている場合には、3次元建物データに基づいて各面の色やテクスチャを割り当てる。また、本実施の形態1においては、地図データとして3次元建物データを示して説明したが、地表の形状起伏をあらわす緯度、経度方向の格子点上の高さからなる標高データを扱う場合もあり、後述の実施の形態5において説明する。
【0028】
尚、描画データにテクスチャデータが含まれる場合には、オブジェクト生成部102aは、音データ入力部103から取得する音データに基づき複数のテクスチャから画面に表示される3次元建物オブジェクトの各面のテクスチャデータを選択したり、テクスチャデータの一部あるいは全体を編集するテクスチャデータ変更処理を行うことも可能である。例えば、オブジェクト生成部102aにおけるテクスチャデータの選択方法としては、音データ入力部103から取得する音データが取りうる定義域を複数の領域に分割し、その分割された領域毎にテクスチャ番号を割り当てる方法が考えられる。
【0029】
ローカル座標変換部102bは、音データ入力部103より取得した音データに基づいてオブジェクト生成部102aにおいて地図データから生成された3次元オブジェクトに対して形状データ変更処理を行う。具体的には、音データ入力部103から取得する音データである音の強さSを用いてローカル座標変換行列の変更を行う。このローカル座標変換行列は、3次元オブジェクトを中心とした座標系からより大きな座標系であるグローバル座標系に変換するための行列である。
【0030】
このように、ローカル座標変換部102bは、ローカル座標変換行列を音の強さSに基づいて変更することにより、画面に表示される3次元建物オブジェクトの高さを音の強さSに合わせて変更する。
【0031】
モデルビュー変換部102cは、視点となるべき眼点座標及び3次元建物オブジェクトの各頂点のグローバル座標との距離等から、モデルとなる3次元オブジェクトがどの位置に、どのような大きさで表示されるか決定する。具体的には、グローバル座標系上の3次元オブジェクトの各頂点座標をモデルビュー変換行列により眼点座標系に変換する処理を行う。この眼点座標は、グローバル座標上の一点であり、例えば利用者の指示や、地図表示装置が搭載されている移動体の現在位置(自車位置)等に基づいて設定される。
【0032】
このような地図描画データ生成部102における3次元オブジェクトの形状データ変更処理は、地図描画データに含まれる形状データを構成するすべての頂点座標Q(X,Y,Z,1)に対し、4行4列の形状データ変更行列を用いて3次元座標Q´(X´,Y´,Z´,1)に変換する処理である。尚、変換時の頂点座標Q(X,Y,Z,1)及び変換後の頂点座標Q´(X´,Y´,Z´,1)の4行目の成分は共に1となるが、これは形状データ変更行列の平行移動成分からの影響を有効にするためのものである。
【0033】
音データ入力部103は、本発明の地図表示装置に備わるオーディオ機能等から出力される音楽等の音データを保持すると共に、この音データを、地図描画データ生成部102に含まれるローカル座標変換部102bに入力する。
【0034】
また、一般的には、音データ入力部103が保持する音データは一定の時間間隔毎に更新される。さらに、音データには、ユーザの嗜好性を示すパラメータや音楽のジャンルを含ませることも考え得る。
【0035】
描画部104は、地図描画データ生成部102で処理された3次元の地図描画データに対して、2次元の実際のスクリーン上に射影変換する描画処理を行い画面に表示される画像を生成する。本実施の形態1においては、描画部104は、射影変換部104a及びビューポート変換部104bを備えている。
【0036】
射影変換部104aは、モデルビュー変換部102cにおいて設定された眼点座標系の3次元オブジェクトの各頂点座標の射影変換行列を設定し、3次元建物オブジェクトの各頂点座標を2次元のスクリーンに投影する射影変換処理を施す。この射影変換処理は、眼点座標を中心とした眼点方向をZ軸正方向とした座標系に変換した画面に投影する処理となる。また、射影変換部104aは、クリップ座標を特定して、眼点座標とクリップ座標を含む透視錘台からはみ出すオブジェクトの線や面を切り取る処理を行う。
【0037】
図3は、射影変換部104aにおける射影変換処理の説明図である。図3に示すように、描画領域301及び地図描画データ302がグローバル座標上の3次元座標系に表示されている。
【0038】
射影変換部104aは、眼点座標に対応する位置に配置される視点303や視線ベクトルから決定される4行4列の射影変換行列Mを決定する。そして、射影変換部104aは、射影変換行列Mを用いて3次元建物オブジェクト等の3次元頂点座標の行列変換を行うことにより、3次元頂点座標を2次元のスクリーン304の座標系に変換する。その結果、3次元建物オブジェクトの各座標がスクリーン上のどの位置に配置されるか決定され、地図表示装置のスクリーン304には射影された画像305が表示される。尚、射影変換においては、視点303から近くのオブジェクトは大きく描画され、眼点から遠くのオブジェクトは小さく描画されるのが一般的となる。
【0039】
また、射影変換部104aは、射影変換処理された頂点座標データに基づいて3次元オブジェクトの各面の塗りつぶし処理を行う。この塗りつぶし処理においては、射影変換部104aは、射影変換処理により計算されるZ値と呼ばれる視点からの奥行き情報に基づいて陰面除去処理を行うことがある。この陰面除去処理とは、視線303からは見えないオブジェクトや面を検出して描画しないようにする処理であり、この陰面除去処理を実現する方法としては、表示画面の各画素単位に奥行き情報を付与して、各画素の描画時に奥行き情報を判定して手前側のみを描画するZバッファ法や、描画する面毎に奥行き順に並び替えて視点遠方から順に描画するZソート法等の方法がある。
【0040】
尚、射影変換部104aは、所定の視点303、注視点位置等からの射影変換行列Mを用いて3次元オブジェクトの各頂点座標を2次元スクリーン座標に変換するとして説明を行ったが、音データ入力部103より取得した音データに基づいて射影変換行列M´を生成する射影変換行列生成処理を行って、この射影変換行列M´を用いて3次元オブジェクトの各頂点座標を2次元スクリーン座標に変換することも考え得る。この変換は後述の実施の形態6において説明する。
【0041】
また、図4は、標高データを説明するための図であり、地図データ記憶部101は、XY平面上の格子点である標高基準点Pxy(401)において対応する標高値Hxy(402)を保持している。この場合、地図描画データ生成部102は、隣り合う4つの標高基準点Pxy、P(x+1)y、Px(y+1)、P(x+1)(y+1)、及び隣り合う4つの標高値Hxy、H(x+1)y、Hx(y+1)、H(x+1)(y+1)から地形形状を表すメッシュデータを作成する。
【0042】
図5は、地形形状を表すメッシュデータ501の参考図である。地図描画データ生成部102は、標高基準点及び標高値のデータを用いて地形形状を表すメッシュデータ501を生成する。このメッシュデータ501は前述した多角柱データと同様に、3次元頂点座標、面を構成する頂点番号配列、色、テクスチャの描画情報等からなるデータである。
【0043】
ビューポート変換部104bは、射影変換部104aにおいて射影変換された行列を、地図表示装置の画面上での最終的な表示領域の適切な大きさに合わせるためのビューポート変換行列を用いて3次元オブジェクトの各頂点座標の行列変換を行う。ここで、ビューポートとは、画面より小さい領域の幅と高さを有する四角形状の領域を示す。そして、ビューポート変換部104bは、ビューポート変換された座標を2次元のスクリーン上の座標であるスクリーン座標(Sx,Sy)に変更する。
【0044】
表示部105は、ビューポート変換部104bにおいて決定されたスクリーン座標(Sx,Sy)を取得して、地図表示装置の実際の画面であるディスプレイ等に描画データを表示する。
【0045】
次に、本実施の形態1に係る地図表示装置における3次元オブジェクトの表示処理手順を説明する。図2は、本実施の形態1に係る地図表示装置の画面に表示される3次元オブジェクトの表示処理の手順を示すフローチャートである。
【0046】
まず、オブジェクト生成部102aは、地図データ記憶部101に記憶されているオブジェクトの地図データである頂点座標(例えば(X,Y,Z,1)とする)、色データ、テクスチャデータ、面データを構成するインデックス等を含む面情報を読み出す(S201)。そして、オブジェクト生成部102aは、地図データ記憶部101より取得した画面に生成される建物の短形領域の各頂点における緯度、経度等の位置情報と、これらの各頂点における高さ情報を取り出して、建物の短形領域の各頂点に位置情報と高さ情報とを付与して、多角柱データとして表示される3次元建物オブジェクトを生成する(S202)。また、オブジェクト生成部102aは、地図データから3次元建物オブジェクトの面等の着色処理も行う。
【0047】
次に、ローカル座標変換部102bは、音データ入力部103より取得した音データを用いてローカル座標行列の変換処理を行う(S203)と共に、オブジェクト生成部102aより各頂点のローカル座標(X,Y,Z,1)を取得して、変換後の行列により行列変換を行いグローバル座標(X´,Y´,Z´,1)を設定する(S204)。
【0048】
そして、モデルビュー変換部102cは、グローバル座標と眼点座標とから3次元オブジェクトをどの位置に、どのような大きさで表示するのか等を決定するためのグローバル座標系から眼点座標系に変換するモデルビュー変換行列を設定し、グローバル座標系からモデルビュー変換行列により眼点座標系の座標に変更する(S205及びS206)。この際には、3次元オブジェクトの各頂点座標だけではなく眼点座標、光源、位置関係等の必要なもの全てを眼点座標系に配置する。
【0049】
また、射影変換部104aは、3次元オブジェクトを2次元のスクリーンに投影するために射影変換行列Mを決定すると共に、眼点座標からスクリーン座標に変換するための行列変換処理を行う(S207)。尚、この際、射影変換部104aは、不要なオブジェクトの線や面を取り除くためにクリップ座標を設定する(S208)。
【0050】
そして、ビューポート変換部104bは、3次元オブジェクトを実際のスクリーンである画面上の表示位置と大きさにあわせるため3次元オブジェクトの各座標をビューポート変換行列により変換して(S209)、最終的に地図表示装置のスクリーン上の座標であるスクリーン座標を設定する(S210)。
【0051】
図6は、本実施の形態1に係る地図表示装置における前記S203の詳細手順を示すフローチャートである。尚、本実施の形態1においては、地図表示装置の画面に表示される3次元建物オブジェクトの高さHを音の強さSに合わせて変更する場合について説明する。
【0052】
まず、オブジェクト生成部102aは、地図表示装置の画面に合わせて3次元建物オブジェクトが表示される画面の領域分割を行う(S601及びS602)。この領域分割は、例えば、音の周波数帯毎をN等分して、さらに各周波数帯域の音の強さをN等分する場合には、画面の領域を横方向にN等分して、さらに地図上の領域を縦方向にN等分することにより領域分割を行う。尚、この領域分割は必ずしも行う必要はなく、音に合わせたオブジェクトの変更を統一するような場合においては必要がない。また、地図描画データ生成部102のローカル座標変換部102bは、領域毎に異なるローカル座標変換行列を用いてローカル座標を変換する。
【0053】
次に、オブジェクト生成部102aは、領域毎に3次元建物オブジェクトの各頂点座標の読み出しを行う(S603)。また、ローカル座標変換部102bは、3次元建物オブジェクトの高さHが音の強さS(この音の強さSは0〜1の範囲において正規化されたものとして説明する)に比例して高さH´=S×Hとなるよう頂点座標の変更を行う(S604)。
【0054】
この変更において、ローカル座標変換部102bは、音データ入力部103より取得する音の強さSを用いてローカル座標変換行列の変更を行う(S605)。この変更された行列式により、3次元オブジェクトの各頂点座標は、音の強さSと建物の高さHのスケール成分である2行2列目成分のみが比例する値に変換される。そして、残りの成分は単位行列と同じ値にすることで、ローカル座標変換部102bは、音の強さSに合わせて高さHの方向だけを変換する(S606)。
【0055】
そして、ローカル座標変換部102bは、頂点座標の変更処理のループを終了する(S607)。また、オブジェクト生成部102aは、各頂点座標の読み出し処理のループを終了(S608)する。
【0056】
このように、本実施の形態1に係る地図表示装置は、オブジェクト生成部102aにおいて生成される3次元オブジェクトの各頂点座標に対して音の強さSに合わせて変更させたローカル座標変換行列を用いてローカル座標変換を行うことにより3次元オブジェクトの高さHを音の強さSに合わせて変更させることが可能となる。
【0057】
図7は、本実施の形態1に係る地図表示装置の画面の参考図である。例えば、図7(a)は、音の強さSが大きい場合の参考図であり、図7(b)は、音の強さSが小さい場合の参考図である。また、図7(a)の地図表示装置の画面701には、道路沿いにビル群702が立ち並ぶ様子が表示され、図7(b)の地図表示装置の画面701には、道路沿いにビル群703が立ち並ぶ様子が表示されている。
【0058】
本実施の形態1に係る地図表示装置の画面に表示されるビル群702及びビル群703は、音の強さSに合わせて図7(a)及び(b)に対比して示すように高さを変更して表示される。
【0059】
このように、実施の形態1に係る地図表示装置によれば、音の強さや周波数成分等からなる音データの入力により地図表示物となる3次元建物オブジェクトの高さHを変化させることができ、地図表示装置の利用者は、地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態を視覚的に把握することができる。また、出力される音の強さSに合わせて3次元建物オブジェクトの高さHが上下に変化するために、より多様化した画面表示を実現でき、利用者の娯楽性を高めた地図表示装置とできる。
【0060】
(実施の形態2)
次に、実施の形態2についての説明を行う。本実施の形態2においては、地図表示装置の画面に表示される3次元建物オブジェクトの色を音の強さSに合わせて変更させる場合について説明する。
【0061】
図8は、本実施の形態2に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。本実施の形態2に係る地図表示装置の構成は、上述した実施の形態1に係る各処理部と同様の構成であるが、音データ入力部103からの音データはオブジェクト生成部102aにおいて取得される。
【0062】
オブジェクト生成部102aは、音データ入力部103から取り出した音データを取得すると共に、地図データ記憶部101から取得した地図データに含まれる色データの複数の要素値(例えば、赤色、緑色、青色、透明度)の全て又は一部を変化させる所定の関数に従って3次元オブジェクトに付与する色データ変更処理を行う。
【0063】
例えば、オブジェクト生成部102aは、音データ入力部103からオブジェクト生成部102aに入力される音データから選んだ3つの成分(例えば、音の強さ、音の周波数等)と色(赤色、緑色、青色)の3つの成分とが互いに比例関係にあるような関数を用いて、3次元建物オブジェクトに付与される色データの変更処理を行う。
【0064】
従って、本実施の形態2に係る地図表示装置においては、オブジェクト生成部102aは、地図データ記憶部101から地図データ、及び音データ入力部103から音データ取得することにより、音データに合わせた3次元オブジェクトの着色処理を行うことが可能となる。
【0065】
図9は、本実施の形態2に係る地図表示装置の画面に表示される3次元建物オブジェクトに着色処理をする手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図2におけるS202における詳細な手順となる。
【0066】
オブジェクト生成部102aは、地図表示装置の画面に合わせて3次元建物オブジェクトが表示される画面の領域分割を行う(S901及びS902)。この領域分割における処理は上述した図6における場合と同様である。
【0067】
次に、オブジェクト生成部102aは、地図データ記憶部101より分割された領域に含まれる3次元建物オブジェクトの各頂点座標の読み出しを行う(S903)。また、オブジェクト生成部102aは、音データ入力部103より取得する音データとを用いて3次元建物オブジェクトの着色変更処理を行う(S904)。まず、オブジェクト生成部102aは、地図データ記憶部101より3次元建物オブジェクトの面情報の読み出しを行うことにより3次元建物オブジェクトの天井の色Aと底頂点の色Aの取得を行う(S905)。オブジェクト生成部102aは、音データ入力部103から取得した音データを用いて天井の色Aを使用して3次元建物オブジェクトの底頂点の色A´を下記の式により変更する(S906)。
【0068】
底頂点の色A´=A+B×S(ここでBはAとは異なる色である。)
ここで、音の強さSは、例えば0から1の範囲において正規化された値となる。
【0069】
次に、オブジェクト生成部102aは、3次元建物オブジェクトの天井の色Aと底頂点色A´とのグラデーション等を行うことにより中間色を決定する(S907)。次に、オブジェクト生成部102aは、変更された色データに基づき3次元建物オブジェクトの各面の色データの付与を行う(S908)。
【0070】
そして、オブジェクト生成部102aは、画面に表示される3次元建物オブジェクトの着色変更処理のループを終了して(S909)、また、オブジェクト生成部102aは、地図データ記憶部101からの各頂点座標の読み出し処理のループを終了する(S910)。
【0071】
このため、オブジェクト生成部102aは、地図データ記憶部101より取得した地図データと音データ入力部103より取得した音データとを用いて3次元オブジェクトに付与される色データの着色変更処理を行うことが可能となる。
【0072】
図10は、本実施の形態2に係る地図表示装置の画面の参考図である。図10(a)及び図10(b)は、音の強さSが異なる場合の参考図である。また、図10(a)の地図表示装置の画面1001には、道路沿いにビル群1002が立ち並ぶ様子が表示され、図10(b)の地図表示装置の画面1001には、道路沿いにビル群1003が立ち並ぶ様子が表示されている。
【0073】
地図表示装置の画面1001に表示されるビル群1002の色は、音の強さSに合わせて天井の色及び底頂点の色を変更して表示される。ここで天井の色は、例えば赤色となり、底頂点側の色は、例えば青色となる。そして、ビルの中間色は天井と底頂点の色のグラデーションとなる。また、図10(b)に示すビル群1003の色も同様に音の強さSに合わせて変化する。
【0074】
このように、実施の形態2に係る地図表示装置によれば、音の強さや周波数成分等からなる音データの入力により地図表示物となる3次元建物オブジェクトの色を変化させることができ、地図表示装置の利用者は、地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態を視覚的に把握することができる。また、本実施の形態2に係る地図表示装置は、音の変化に合わせて建物の色が美しく変化するため、より多様化した画面表示を実現した地図表示装置となる。
【0075】
(実施の形態3)
次に、実施の形態3についての説明を行う。本実施の形態3においては、地図表示装置の画面に表示される3次元建物オブジェクトの表示領域を音の強さSに合わせて変更させる場合について説明する。
【0076】
図11は、本実施の形態3に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。尚、本実施の形態3に係る地図表示装置のブロック図は、前記実施の形態2のブロック図と同様であり、詳細な説明を省く。
【0077】
図12は、本実施の形態3に係る地図表示装置の3次元建物オブジェクトの表示領域の指定を行う手順を示すフローチャートである。尚、実施の形態3においては、地図表示装置の画面の高さを画面高さWHとして、画面に表示される3次元表示領域を決定するための値を画面閾値Yとして説明を行う。
【0078】
オブジェクト生成部102aは、地図表示装置の画面に合わせて3次元建物オブジェクトが表示される画面の領域分割を行う(S1201及びS1202)。この領域分割における処理は上述と同様である。
【0079】
次に、オブジェクト生成部102aは、下記の式により画面閾値Yの計算を行う。尚、ここで音の強さSは0から1の範囲において正規化されているものとする。
Y=(1−S)×WH(S1203)
【0080】
そして、オブジェクト生成部102aは、上記の式により画面閾値Yを算出して、画面の3次元オブジェクトの表示の領域指定を行う(S1204)。次に、オブジェクト生成部102aは、算出された画面閾値Yに含まれない画面領域については地図データ記憶部101より緯度経度、ビルの高さ情報、ビルの種類等の地図データを取得して3次元オブジェクトの生成処理を行うと共に、算出された画面閾値Yに含まれる画面領域には3次元建物オブジェクトの頂点数を0、面数を0とする等の処理を行う(S1205)。そして、オブジェクト生成部102aは、画面に表示される3次元建物オブジェクトの生成処理のループを終了する(S1206)。
【0081】
このため、本実施の形態3に係るオブジェクト生成部102aは、音データ入力部103より取得した音データに基づいて画面閾値Yを決定して、3次元オブジェクトが生成される領域、及び3次元オブジェクトが生成されない領域の指定を行うことができる。
【0082】
図13は、本実施の形態3に係る地図表示装置の画面の参考図である。図13(a)及び図13(b)に示す地図表示装置の画面1301には、ある都市の斜視図が示されている。尚、図13(a)及び図13(b)においては3次元表示領域の変更を画面上下方向に行っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、左右方向等あらゆる方向に変更することができ、また、横方向等に領域分割を行うことにより周波数帯域毎に画面を分割して3次元表示領域を変更できる。
【0083】
ここで、画面高さWH(1304)及び画面高さWH(1307)は、地図表示装置のディスプレイ等の画面の高さ方向の幅であり、画面閾値Y(1302)及び画面閾値Y(1305)は、3次元の表示領域を決定するための値であり、画面上の区画線1303及び区画線1306は、画面閾値Yに対応して3次元オブジェクトが表示される領域の上限を示す。
【0084】
そして、図13(b)に示すように、音の強さSが図13(a)と異なる場合には、音の強さSは0に近づくため画面閾値Y(1305)は画面高さWH(1307)に近づき、区画線1306は区画線1303より下方に変更される。すなわち、図13(a)及び図13(b)に示すように音の強さSの変更に合わせて3次元オブジェクトの表示領域が変更される。
【0085】
従って、本発明の実施の形態による地図表示装置によれば、音の強さや周波数成分等からなる音データの入力により地図表示物の3次元オブジェクトの表示領域が変更して、利用者が地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態が視覚的に把握できる地図表示装置とすることが可能となる。また、地図表示装置に表示される3次元オブジェクトの表示領域が音に合わせて画面上下に変化するために、表示画面の多様化を図った地図表示装置とすることが可能となる。
【0086】
(実施の形態4)
次に、実施の形態4についての説明を行う。本実施の形態4における地図表示装置は、画面に表示される3次元建物オブジェクトの上頂点側を音の強さSに合わせて左右方向に揺らす処理を行う場合を説明する。
【0087】
図14は、本実施の形態4に係る地図表示装置の備える各処理部の構成を示すブロック図である。本実施の形態4に係る地図表示装置は、音データ入力部103がモデルビュー変換部102cに音データを入力することに特徴を有する。
【0088】
図15は、本実施の形態4に係る地図表示装置における前記S205の詳細手順を示すフローチャートである。
オブジェクト生成部102aは、地図表示装置の画面に合わせて3次元建物オブジェクトが表示される画面の領域分割を行う(S1501及びS1502)。次に、オブジェクト生成部102aは、分割された領域に含まれる3次元建物オブジェクトモデルの各頂点座標の読み出しを行う(S1503)。また、モデルビュー変換部102cは、3次元建物オブジェクトの上頂点側が音の強さSに合わせて左右に揺れて画面に表示されるような頂点座標の変更を行う(S1504)。
【0089】
まず、ローカル座標変換部102bは、3次元オブジェクトの各頂点のローカル座標をローカル座標変換行列を用いてグローバル座標系上の座標に変換する。また、モデルビュー変換部102cは、ローカル座標変換後の行列とモデルビュー変換行列とをかけた結果の行列Zを取得する(S1505)。
【0090】
次に、モデルビュー変換部102cは、音データ入力部103より取得した音データに基づいて結果の行列Zの変更処理を行う(S1506)。この行列Zの変更処理は、例えば音の強さSと高さスケール成分の平行移動成分(2行3列目成分)とが比例する値に設定され、残りの成分は単位行列と同じ値にすることで、3次元建物オブジェクトの上頂点側の平行移動を可能とするものである。
【0091】
次に、モデルビュー変換部102cは、3次元建物オブジェクトの各頂点座標の変更処理のループを終了して(S1507)、また、オブジェクト生成部102aは各頂点座標の読み出し処理のループを終了する(S1508)。
【0092】
このように、本実施の形態4に係る地図表示装置においては、モデルビュー変換部102cは、ローカル座標変換後の行列とモデルビュー変換行列とを乗じた結果の行列Zを音の強さSに合わせて変更するため、3次元建物オブジェクトの上頂点側を音の強さSに合わせて左右方向に揺らす処理を行うことが可能となる。
【0093】
図16は、本実施の形態4に係る地図表示装置の画面の参考図である。この図16に示すように、本実施の形態4に係る地図表示装置においては、オーディオ装置等からの音の強さSに合わせて画面に表示される3次元建物オブジェクトの上頂点側が左右方向に揺れるように画面に表示される。
【0094】
図16(a)の地図表示装置の画面1601には、道路沿いにビル群1602が立ち並ぶ様子が表示されている。また、図16(b)の地図表示装置の画面1601には、道路沿いにビル群1603が立ち並ぶ様子が表示されている。また、地図表示装置の画面に表示されるビル群1602及びビル群1603は、音の強さSに合わせて図16(a)及び図16(b)に対比して示すように左右方向に揺れて表示される。
【0095】
このように、実施の形態4に係る地図表示装置によれば、音の強さや周波数成分等からなる音データの入力により地図表示物となる3次元建物オブジェクトが揺れるように表示され、地図表示装置の利用者は、地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態を視覚的に把握することができる。また、本発明の地図表示装置の表示画面の多様化を図り、利用者における娯楽性を向上させた地図表示装置とする。
【0096】
(実施の形態5)
次に、実施の形態5についての説明を行う。本実施の形態5における地図表示装置は、画面に表示される山オブジェクトの色変更閾値Iを音の強さSに合わせて変更する場合について説明する。尚、本実施の形態5においては、山オブジェクトは、上述した図4及び図5に示すような地形形状を表すメッシュデータから作成されるものとして説明を行う。また、色変更閾値Iとは、例えば山オブジェクトの頂点側から標高値に比例して設定される山の色の変更線を設定するための値である。
【0097】
図17は、本発明の実施の形態5に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。本実施の形態5に係る地図表示装置は、上述した実施の形態2に係る各処理部と同様の構成である。
【0098】
図18は、本実施の形態5に係る地図表示装置における前記S202の詳細手順を示すフローチャートである。
オブジェクト生成部102aは、山オブジェクトに含まれる標高値データ及び標高基準点データの読み出しを行う(S1801)。また、オブジェクト生成部102aは、音データ入力部103より取得した音データを取得すると共に、音データに基づいて山オブジェクトの色変更閾値Iを下記の式により変更する。
【0099】
I=S×Hconst(S1802)
ここでHconstは、画面に表示される山の標高値であり、音の強さSは、0から1の範囲において正規化されて計算される。
【0100】
そして、オブジェクト生成部102aは、山変更閾値Iに従い山オブジェクトを形成するメッシュデータの色の変更を行う(S1803)。
このように、本実施の形態5においては、オブジェクト生成部102aは、音データ入力部103から取得する音データに基づいて色変更閾値Iを算出して、山オブジェクトを形成するメッシュデータの色を変更するため、音の強さSに従って山オブジェクトの色が変更して画面に表示される。
【0101】
図19は、本実施の形態5に係る地図表示装置の画面の参考図である。図19(a)及び図19(b)は、音の強さSが異なる場合の参考図である。本実施の形態5における地図表示装置は、音の強さSに合わせて、画面に表示される山オブジェクトの色を変更するものである。尚、地図表示装置の画面1901に表示される山1902は、標高値Hconstを3000mと仮定して説明を行う。
【0102】
オブジェクト生成部102aは、音の強さSが強い場合には、色変更閾値Yが山の標高値Hconstである3000mに近くなるため山オブジェクト1902の頂点付近に色変更線1903が設定される。一方、音の強さSが弱い場合には、色変更閾値Yが山の標高値Hconstである3000mより小さくなるために山オブジェクト1902の麓側である例えば1500m近辺に色変更線1904が設定される。
【0103】
そして、オブジェクト生成部102aは、前記色変更閾値Iに従って山オブジェクトのメッシュデータの色を変更して付与するため図19(a)及び図19(b)に示すように音の強さSに合わせて山オブジェクトの色が変更する。
【0104】
このように、実施の形態5に係る地図表示装置によれば、音の強さや周波数成分等からなる音データの入力により地図表示物となる山オブジェクトの色を変化させることができ、地図表示装置の利用者は、地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態を視覚的に把握することができる。また、本実施の形態5に係る地図表示装置は、大きな縮尺の地図表示においても、音の強さに合わせて色等の画面表示を変更することが可能となり、地図表示装置の画面の多様化を図るこ
とが可能となる。
【0105】
尚、本実施の形態5においては、音データに基づいて山オブジェクトの色を変更する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば山オブジェクトの形状を音データの変更に基づいて変更することも考え得る。
【0106】
(実施の形態6)
次に、実施の形態6についての説明を行う。本実施の形態6における地図表示装置は、音データ入力部103からの音データを用いて射影変換行列を変更するものである。
【0107】
図20は、本発明の実施の形態6に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。射影変換行列生成部2001は、音データ入力部103と接続され、取得した音データに基づいて射影変換行列M´を生成し、この射影変換行列M´を射影変換部104aに渡す。
【0108】
そして、射影変換部104aは、射影変換行列M´を用いて3次元オブジェクトの各頂点座標をスクリーン座標に変換するための射影変換を行う。
このように、上記各実施の形態1から5までにおいては、描画データから3次元画像を生成する際に行う射影変換処理では、射影変換部104aは、所定の眼点座標、注視点位置等からなる射影変換行列Mを利用するものとして説明を行ったが、本実施の形態6においては、射影変換行列生成部2001は、音データ入力部103からの音データに基づいて変更する射影変換行列M´を生成し、射影変換部104aは、射影変換行列M´を用いて3次元オブジェクトの各頂点の射影変換を行うことが可能となる。
【0109】
尚、上述した各実施形態の説明においては、具体的に領域分割を施した図面を用いて説明を行わなかったが、例えば音の高低に合わせた周波数帯域毎に画面を横方向に7等分する等の領域分割を行い、各領域を音データに合わせて変更して表示することができるのは言うまでもない。
【0110】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る地図表示装置は、地図データを記憶している地図データ記憶手段と、音データを取得する音データ取得手段と、前記地図データ記憶手段に記憶されている地図データ、及び前記音データ取得手段より取得した音データに基づいて地図描画データを生成する画像生成手段とを備える。
【0111】
そして、本発明に係る地図表示装置が備える地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、前記地図描画データ生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトの高さを変更する。
【0112】
このため、音データの入力により地図表示物となる3次元建物オブジェクトの高さを変化させることができ、地図表示装置の利用者は、地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態を視覚的に把握することができる。
【0113】
そして、本発明に係る地図表示装置が備える地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトに付与する色データの変更を行う。
【0114】
従って、音データの入力により地図表示物となる3次元建物オブジェクトの色を変化させることができ、地図表示装置の利用者は、地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態を視覚的に把握することができる。
【0115】
また、本発明に係る地図表示装置が備える地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトの画面上での表示領域の変更を行う。
【0116】
このため、音データの入力により地図表示物の3次元オブジェクトの表示領域が変更して、利用者が地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態が視覚的に把握できる地図表示装置とすることが可能となる。
【0117】
さらに、本発明に係る地図表示装置が備える地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトの上頂点側を揺らす処理を行い、また、前記音データの変更に基づいて前記山オブジェクトに付与するメッシュの色データの変更を行う。これらにより、地図表示装置の利用者は、地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態を視覚的に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態1に係る地図表示装置の画面に表示される3次元オブジェクトの表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】射影変換部における射影変換処理の説明図である。
【図4】標高データを説明するための図である。
【図5】地形形状を表すメッシュデータの参考図である。
【図6】本実施の形態1に係る地図表示装置における前記S203の詳細手順を示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態1に係る地図表示装置の画面の参考図である。
【図8】本実施の形態2に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図9】本実施の形態2に係る地図表示装置の画面に表示される3次元建物オブジェクトに着色処理をする手順を示すフローチャートである。
【図10】本実施の形態2に係る地図表示装置の画面の参考図である。
【図11】本実施の形態3に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図12】本実施の形態3に係る地図表示装置の3次元建物オブジェクトの表示領域の指定を行う手順を示すフローチャートである。
【図13】本実施の形態3に係る地図表示装置の画面の参考図である。
【図14】本実施の形態4に係る地図表示装置の備える各処理部の構成を示すブロック図である。
【図15】本実施の形態4に係る地図表示装置における前記S205の詳細手順を示すフローチャートである。
【図16】本実施の形態4に係る地図表示装置の画面の参考図である。
【図17】本発明の実施の形態5に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図18】本実施の形態5に係る地図表示装置における前記S202の詳細手順を示すフローチャートである。
【図19】本実施の形態5に係る地図表示装置の画面の参考図である。
【図20】本発明の実施の形態6に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図21】従来の地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図22】従来の地図表示装置において地図データ表示と音データ表示を同時に実現した場合の参考図である。
【符号の説明】
101 地図データ記憶部
102 地図描画データ生成部
102a オブジェクト生成部
102b ローカル座標変換部
102c モデルビュー変換部
103 音データ入力部
104 描画部
104a 射影変換部
104b モデルビュー変換部
105 表示部
301 描画領域
302 地図描画データ
303 視点
304 スクリーン
401 標高基準点Pxy
402 標高値Hxy
501 メッシュデータ
701 画面
702 ビル群
1301 画面
1302 画面閾値Y
1303 区画線
1304 画面高さWH
2001 射影変換パラメータ生成部
2104 音描画データ生成部
2203 音データ表示領域
【発明の属する技術分野】
本発明は、画面上に地図を表示する地図表示装置に関し、特に電子化された地図データから3次元画像を生成して地図を画面に表示する地図表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電子化された地図データから3次元画像を生成して表示する地図表示装置があり(例えば、特許文献1参照。)、例えば、カーナビゲーション装置やパーソナルコンピュータ用地図表示ソフトウェアに応用されている。
【0003】
また、近年の地図表示装置は、地図表示機能のみでなく、オーディオ機能を有しており、このような地図表示装置においてオーディオ機能からの音の情報を画面に表示する手段として、出力される音の周波数帯域毎の強さを表示するグラフィックスイコライザー(図22参照)等が知られている。
【0004】
図21は、従来の地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。
この地図表示装置は、道路、地形等の地図データを記憶している地図データ記憶部2101、地図データ記憶部2101より地図データを取り出し画面に表示される地図描画データを生成する地図描画データ生成部2102、オーディオ機能から音の強弱、周波数帯域等の音データを保持する音データ入力部2103、この音データ入力部2103からの音データを用いてグラフィックスイコライザー等の音描画データの生成を行う音描画データ生成部2104、地図描画データ生成部2102及び音描画データ生成部2104において生成された画像データを用いた描画処理を行い画面に画像を生成する描画部2105、及び描画部2105から取得した画像をディスプレイ等の画面に表示する表示部2106を具備している。
【0005】
従って、このような従来の地図表示装置においては、音データ入力部2103より入力される情報が音描画データ生成部2104においてグラフィックスイコライザー等の音描画データとして描画された後に描画部2105に伝えられるため、音描画データと地図描画データと別々に生成されるものとなる。
【0006】
そして、図22は、従来の地図表示装置において地図データ表示と音データ表示を同時に実現した場合の参考図である。
図22に示すように、従来の地図表示装置においては、グラフィックスイコライザーのような音データを示すには、画面2201に地図データ表示領域2202となる領域以外の音データ表示領域2203を設ける必要があり、描画部2105は、まず表示画面2201の全体に地図描画データ生成部2102において生成された地図を描画し、次に画面の一部である音データ表示領域2203に音描画データ生成部2104において生成された音データ表示を重畳して描画することとなる。
【0007】
また、従来の地図表示装置では、図22に示す表示方法以外にも、画面の表示領域を地図表示矩形領域と音データ表示矩形領域に分割して、それぞれの領域に地図データ及び音データを各々描画する表示方法がある。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−281889号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記従来の地図表示装置においては、オーディオの音質や音声入力状態を示す音データを画面に表示する際には、地図データ表示領域及び音データ表示領域に分割して表示するか、音データ表示を地図データ表示に重畳して描画するようにしているため、一般的に小さな表示画面を有する地図表示装置においては表示画面が煩雑となるという問題が生じている。
【0010】
また、従来の地図表示装置においては、オーディオ機能から出力される音データを表示するための音データ表示領域が必要なために地図データ表示領域が狭まり、地図表示装置の利用者にとっては地図表示が理解しにくくなる等の問題も生じている。この問題は、画面が比較的小さなカーナビゲーション装置等の地図表示装置においては顕著となる。
【0011】
そこで、本発明は以上のような課題に鑑みてなされたものであり、地図表示装置の画面における地図データ表示領域を狭めることなく、利用者がオーディオ機能からのオーディオの音質や音声入力状態等の音データを視覚的に把握できる地図描画装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するために、本発明にかかる地図表示装置は、地図を表示する地図表示装置であって、地図データを記憶している地図データ記憶手段と、音データを取得する音データ取得手段と、前記地図データ記憶手段に記憶されている地図データ、及び前記音データ取得手段より取得した音データに基づいて地図描画データを生成する画像生成手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
また、地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、前記地図描画データ生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトの高さを変更することを特徴とする。
【0014】
そして、地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトに付与する色データの変更を行うことを特徴とする。
【0015】
また、地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトの画面上での表示領域の変更を行うことを特徴とする。
【0016】
さらに、地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトの上頂点側を揺らす処理を行うことを特徴とする。
【0017】
そして、地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、山オブジェクトに関するデータであり、前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記山オブジェクトに付与するメッシュの色データの変更を行うことを特徴とする。
【0018】
尚、本発明は、上述のような地図表示装置として実現できるのみではなく、この地図表示装置が備える手段をステップとする地図表示方法として実現することができる。
【0019】
また、前記地図表示方法をコンピュータ等で実現させるプログラムとして実現したり、当該プログラムをCD−ROM等の記録媒体や通信ネットワーク等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明の地図表示装置の詳細な説明を行う。尚、本発明に係る地図表示装置の例としては、オーディオ機能を備えるカーナビゲーション装置、オーディオ機能を備えるPDA、PC等であり、音の出力機能を有して地図表示が可能な画面を有する装置となる。
【0021】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る地図表示装置は、音の強さや周波数成分等に従って画面に表示される地図表示物である3次元建物オブジェクトの高さを変化させる。このことにより、地図表示装置の利用者は地図と同時にオーディオの音質や音声入力状態が視覚的に把握できる。尚、以下の各実施の形態において用いられる音データは音の強さSとして説明を行うが、音データはこれに限定されるものではなく、その他には、音の高低である周波数帯域に関連するデータ等が考え得る。
【0022】
図1は、本実施の形態1に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。
本実施の形態1に係る地図表示装置は、画面に表示されるオブジェクトの位置情報、高さ情報等の地図データを格納している地図データ記憶部101と、地図データ記憶部101から地図データ、及び音データ入力部103から音データを取得してオブジェクトの形状データ等の地図描画データを生成する地図描画データ生成部102と、オーディオ機能から出力される音の周波数帯域毎の強度値等からなる複数の音データを保持すると共に地図描画データ生成部に音データを入力する音データ入力部103と、前記地図データ生成部において生成された地図描画データに対し描画処理を行い画面に表示される画像を生成する描画部104と、描画部104により生成された画像をディスプレイ等の実際の画面に表示する表示部105とを具備する。
【0023】
地図データ記憶部101は、画面に表示される道路、街区、地形等の緯度経度による位置情報、高さ情報や属性情報、画面に表示される3次元オブジェクトの高さと境界短形情報からなる3次元建物データ、地表の起伏形状を表す緯度経度方向の格子点上の高さからなる標高データ等からなる地図データを格納している。
【0024】
本実施の形態1においては、地図データ記憶部101は、3次元オブジェクトである建物の高さH、この建物の境界矩形を構成する多角柱形状の頂点数N、各頂点座標Xi(i=1〜n)、属性等からなる3次元建物データを格納している。ここで建物の多角柱形状の頂点座標Xiは2次元座標であるものとする。また、建物の多角柱形状を描画するための属性としては色、テクスチャ、面を構成するインデックス等の面情報がある。
【0025】
地図描画データ生成部102は、地図データ記憶部101からの地図データ、及び音データ入力部103から取得する音データに基づいて、3次元オブジェクトの面、線、点等を構成する要素頂点の座標や要素頂点の接続情報からなる形状データ、及びオブジェクトの描画のための色値やテクスチャ画像等の描画情報からなる地図描画データを生成する。また、3次元オブジェクトがメッシュにより形成される場合においては、メッシュの形状や色の情報よりメッシュデータを生成する。この地図描画データ生成部102は、オブジェクト生成部102a、ローカル座標変換部102b、及びモデルビュー変換部より構成される。
【0026】
オブジェクト生成部102aは、緯度経度、高さ情報、ビルの種別等の地図データを用いて画面に表示される建物等の3次元オブジェクトの生成処理を行う。画面に表示される3次元オブジェクトが多角柱形状の建物である場合には、オブジェクト生成部102aは、地図データ記憶部101に格納されている3次元建物データを取り出し、建物の多角柱形状を構成する2×N個の3次元頂点座標Yi(i=1〜n)及びZi(i=1〜n)を求める。ここで、Yiは多角柱の高さ0の平面上にある下面を構成する頂点座標であり、Ziは多角柱の高さHの平面上にある上面を構成する頂点座標である。尚、オブジェクト生成部102aにおいて求められた3次元オブジェクトの各頂点座標は3次元オブジェクトを中心とした座標系であるローカル座標と呼ばれる。
【0027】
さらに、オブジェクト生成部102aは、N個の側面と1つの上面を構成する頂点番号の配列を求める。描画情報である各面の色やテクスチャは、面の法線の向きによって割り当てられる。尚、オブジェクト生成部102aは、予め3次元建物データに描画情報が含まれている場合には、3次元建物データに基づいて各面の色やテクスチャを割り当てる。また、本実施の形態1においては、地図データとして3次元建物データを示して説明したが、地表の形状起伏をあらわす緯度、経度方向の格子点上の高さからなる標高データを扱う場合もあり、後述の実施の形態5において説明する。
【0028】
尚、描画データにテクスチャデータが含まれる場合には、オブジェクト生成部102aは、音データ入力部103から取得する音データに基づき複数のテクスチャから画面に表示される3次元建物オブジェクトの各面のテクスチャデータを選択したり、テクスチャデータの一部あるいは全体を編集するテクスチャデータ変更処理を行うことも可能である。例えば、オブジェクト生成部102aにおけるテクスチャデータの選択方法としては、音データ入力部103から取得する音データが取りうる定義域を複数の領域に分割し、その分割された領域毎にテクスチャ番号を割り当てる方法が考えられる。
【0029】
ローカル座標変換部102bは、音データ入力部103より取得した音データに基づいてオブジェクト生成部102aにおいて地図データから生成された3次元オブジェクトに対して形状データ変更処理を行う。具体的には、音データ入力部103から取得する音データである音の強さSを用いてローカル座標変換行列の変更を行う。このローカル座標変換行列は、3次元オブジェクトを中心とした座標系からより大きな座標系であるグローバル座標系に変換するための行列である。
【0030】
このように、ローカル座標変換部102bは、ローカル座標変換行列を音の強さSに基づいて変更することにより、画面に表示される3次元建物オブジェクトの高さを音の強さSに合わせて変更する。
【0031】
モデルビュー変換部102cは、視点となるべき眼点座標及び3次元建物オブジェクトの各頂点のグローバル座標との距離等から、モデルとなる3次元オブジェクトがどの位置に、どのような大きさで表示されるか決定する。具体的には、グローバル座標系上の3次元オブジェクトの各頂点座標をモデルビュー変換行列により眼点座標系に変換する処理を行う。この眼点座標は、グローバル座標上の一点であり、例えば利用者の指示や、地図表示装置が搭載されている移動体の現在位置(自車位置)等に基づいて設定される。
【0032】
このような地図描画データ生成部102における3次元オブジェクトの形状データ変更処理は、地図描画データに含まれる形状データを構成するすべての頂点座標Q(X,Y,Z,1)に対し、4行4列の形状データ変更行列を用いて3次元座標Q´(X´,Y´,Z´,1)に変換する処理である。尚、変換時の頂点座標Q(X,Y,Z,1)及び変換後の頂点座標Q´(X´,Y´,Z´,1)の4行目の成分は共に1となるが、これは形状データ変更行列の平行移動成分からの影響を有効にするためのものである。
【0033】
音データ入力部103は、本発明の地図表示装置に備わるオーディオ機能等から出力される音楽等の音データを保持すると共に、この音データを、地図描画データ生成部102に含まれるローカル座標変換部102bに入力する。
【0034】
また、一般的には、音データ入力部103が保持する音データは一定の時間間隔毎に更新される。さらに、音データには、ユーザの嗜好性を示すパラメータや音楽のジャンルを含ませることも考え得る。
【0035】
描画部104は、地図描画データ生成部102で処理された3次元の地図描画データに対して、2次元の実際のスクリーン上に射影変換する描画処理を行い画面に表示される画像を生成する。本実施の形態1においては、描画部104は、射影変換部104a及びビューポート変換部104bを備えている。
【0036】
射影変換部104aは、モデルビュー変換部102cにおいて設定された眼点座標系の3次元オブジェクトの各頂点座標の射影変換行列を設定し、3次元建物オブジェクトの各頂点座標を2次元のスクリーンに投影する射影変換処理を施す。この射影変換処理は、眼点座標を中心とした眼点方向をZ軸正方向とした座標系に変換した画面に投影する処理となる。また、射影変換部104aは、クリップ座標を特定して、眼点座標とクリップ座標を含む透視錘台からはみ出すオブジェクトの線や面を切り取る処理を行う。
【0037】
図3は、射影変換部104aにおける射影変換処理の説明図である。図3に示すように、描画領域301及び地図描画データ302がグローバル座標上の3次元座標系に表示されている。
【0038】
射影変換部104aは、眼点座標に対応する位置に配置される視点303や視線ベクトルから決定される4行4列の射影変換行列Mを決定する。そして、射影変換部104aは、射影変換行列Mを用いて3次元建物オブジェクト等の3次元頂点座標の行列変換を行うことにより、3次元頂点座標を2次元のスクリーン304の座標系に変換する。その結果、3次元建物オブジェクトの各座標がスクリーン上のどの位置に配置されるか決定され、地図表示装置のスクリーン304には射影された画像305が表示される。尚、射影変換においては、視点303から近くのオブジェクトは大きく描画され、眼点から遠くのオブジェクトは小さく描画されるのが一般的となる。
【0039】
また、射影変換部104aは、射影変換処理された頂点座標データに基づいて3次元オブジェクトの各面の塗りつぶし処理を行う。この塗りつぶし処理においては、射影変換部104aは、射影変換処理により計算されるZ値と呼ばれる視点からの奥行き情報に基づいて陰面除去処理を行うことがある。この陰面除去処理とは、視線303からは見えないオブジェクトや面を検出して描画しないようにする処理であり、この陰面除去処理を実現する方法としては、表示画面の各画素単位に奥行き情報を付与して、各画素の描画時に奥行き情報を判定して手前側のみを描画するZバッファ法や、描画する面毎に奥行き順に並び替えて視点遠方から順に描画するZソート法等の方法がある。
【0040】
尚、射影変換部104aは、所定の視点303、注視点位置等からの射影変換行列Mを用いて3次元オブジェクトの各頂点座標を2次元スクリーン座標に変換するとして説明を行ったが、音データ入力部103より取得した音データに基づいて射影変換行列M´を生成する射影変換行列生成処理を行って、この射影変換行列M´を用いて3次元オブジェクトの各頂点座標を2次元スクリーン座標に変換することも考え得る。この変換は後述の実施の形態6において説明する。
【0041】
また、図4は、標高データを説明するための図であり、地図データ記憶部101は、XY平面上の格子点である標高基準点Pxy(401)において対応する標高値Hxy(402)を保持している。この場合、地図描画データ生成部102は、隣り合う4つの標高基準点Pxy、P(x+1)y、Px(y+1)、P(x+1)(y+1)、及び隣り合う4つの標高値Hxy、H(x+1)y、Hx(y+1)、H(x+1)(y+1)から地形形状を表すメッシュデータを作成する。
【0042】
図5は、地形形状を表すメッシュデータ501の参考図である。地図描画データ生成部102は、標高基準点及び標高値のデータを用いて地形形状を表すメッシュデータ501を生成する。このメッシュデータ501は前述した多角柱データと同様に、3次元頂点座標、面を構成する頂点番号配列、色、テクスチャの描画情報等からなるデータである。
【0043】
ビューポート変換部104bは、射影変換部104aにおいて射影変換された行列を、地図表示装置の画面上での最終的な表示領域の適切な大きさに合わせるためのビューポート変換行列を用いて3次元オブジェクトの各頂点座標の行列変換を行う。ここで、ビューポートとは、画面より小さい領域の幅と高さを有する四角形状の領域を示す。そして、ビューポート変換部104bは、ビューポート変換された座標を2次元のスクリーン上の座標であるスクリーン座標(Sx,Sy)に変更する。
【0044】
表示部105は、ビューポート変換部104bにおいて決定されたスクリーン座標(Sx,Sy)を取得して、地図表示装置の実際の画面であるディスプレイ等に描画データを表示する。
【0045】
次に、本実施の形態1に係る地図表示装置における3次元オブジェクトの表示処理手順を説明する。図2は、本実施の形態1に係る地図表示装置の画面に表示される3次元オブジェクトの表示処理の手順を示すフローチャートである。
【0046】
まず、オブジェクト生成部102aは、地図データ記憶部101に記憶されているオブジェクトの地図データである頂点座標(例えば(X,Y,Z,1)とする)、色データ、テクスチャデータ、面データを構成するインデックス等を含む面情報を読み出す(S201)。そして、オブジェクト生成部102aは、地図データ記憶部101より取得した画面に生成される建物の短形領域の各頂点における緯度、経度等の位置情報と、これらの各頂点における高さ情報を取り出して、建物の短形領域の各頂点に位置情報と高さ情報とを付与して、多角柱データとして表示される3次元建物オブジェクトを生成する(S202)。また、オブジェクト生成部102aは、地図データから3次元建物オブジェクトの面等の着色処理も行う。
【0047】
次に、ローカル座標変換部102bは、音データ入力部103より取得した音データを用いてローカル座標行列の変換処理を行う(S203)と共に、オブジェクト生成部102aより各頂点のローカル座標(X,Y,Z,1)を取得して、変換後の行列により行列変換を行いグローバル座標(X´,Y´,Z´,1)を設定する(S204)。
【0048】
そして、モデルビュー変換部102cは、グローバル座標と眼点座標とから3次元オブジェクトをどの位置に、どのような大きさで表示するのか等を決定するためのグローバル座標系から眼点座標系に変換するモデルビュー変換行列を設定し、グローバル座標系からモデルビュー変換行列により眼点座標系の座標に変更する(S205及びS206)。この際には、3次元オブジェクトの各頂点座標だけではなく眼点座標、光源、位置関係等の必要なもの全てを眼点座標系に配置する。
【0049】
また、射影変換部104aは、3次元オブジェクトを2次元のスクリーンに投影するために射影変換行列Mを決定すると共に、眼点座標からスクリーン座標に変換するための行列変換処理を行う(S207)。尚、この際、射影変換部104aは、不要なオブジェクトの線や面を取り除くためにクリップ座標を設定する(S208)。
【0050】
そして、ビューポート変換部104bは、3次元オブジェクトを実際のスクリーンである画面上の表示位置と大きさにあわせるため3次元オブジェクトの各座標をビューポート変換行列により変換して(S209)、最終的に地図表示装置のスクリーン上の座標であるスクリーン座標を設定する(S210)。
【0051】
図6は、本実施の形態1に係る地図表示装置における前記S203の詳細手順を示すフローチャートである。尚、本実施の形態1においては、地図表示装置の画面に表示される3次元建物オブジェクトの高さHを音の強さSに合わせて変更する場合について説明する。
【0052】
まず、オブジェクト生成部102aは、地図表示装置の画面に合わせて3次元建物オブジェクトが表示される画面の領域分割を行う(S601及びS602)。この領域分割は、例えば、音の周波数帯毎をN等分して、さらに各周波数帯域の音の強さをN等分する場合には、画面の領域を横方向にN等分して、さらに地図上の領域を縦方向にN等分することにより領域分割を行う。尚、この領域分割は必ずしも行う必要はなく、音に合わせたオブジェクトの変更を統一するような場合においては必要がない。また、地図描画データ生成部102のローカル座標変換部102bは、領域毎に異なるローカル座標変換行列を用いてローカル座標を変換する。
【0053】
次に、オブジェクト生成部102aは、領域毎に3次元建物オブジェクトの各頂点座標の読み出しを行う(S603)。また、ローカル座標変換部102bは、3次元建物オブジェクトの高さHが音の強さS(この音の強さSは0〜1の範囲において正規化されたものとして説明する)に比例して高さH´=S×Hとなるよう頂点座標の変更を行う(S604)。
【0054】
この変更において、ローカル座標変換部102bは、音データ入力部103より取得する音の強さSを用いてローカル座標変換行列の変更を行う(S605)。この変更された行列式により、3次元オブジェクトの各頂点座標は、音の強さSと建物の高さHのスケール成分である2行2列目成分のみが比例する値に変換される。そして、残りの成分は単位行列と同じ値にすることで、ローカル座標変換部102bは、音の強さSに合わせて高さHの方向だけを変換する(S606)。
【0055】
そして、ローカル座標変換部102bは、頂点座標の変更処理のループを終了する(S607)。また、オブジェクト生成部102aは、各頂点座標の読み出し処理のループを終了(S608)する。
【0056】
このように、本実施の形態1に係る地図表示装置は、オブジェクト生成部102aにおいて生成される3次元オブジェクトの各頂点座標に対して音の強さSに合わせて変更させたローカル座標変換行列を用いてローカル座標変換を行うことにより3次元オブジェクトの高さHを音の強さSに合わせて変更させることが可能となる。
【0057】
図7は、本実施の形態1に係る地図表示装置の画面の参考図である。例えば、図7(a)は、音の強さSが大きい場合の参考図であり、図7(b)は、音の強さSが小さい場合の参考図である。また、図7(a)の地図表示装置の画面701には、道路沿いにビル群702が立ち並ぶ様子が表示され、図7(b)の地図表示装置の画面701には、道路沿いにビル群703が立ち並ぶ様子が表示されている。
【0058】
本実施の形態1に係る地図表示装置の画面に表示されるビル群702及びビル群703は、音の強さSに合わせて図7(a)及び(b)に対比して示すように高さを変更して表示される。
【0059】
このように、実施の形態1に係る地図表示装置によれば、音の強さや周波数成分等からなる音データの入力により地図表示物となる3次元建物オブジェクトの高さHを変化させることができ、地図表示装置の利用者は、地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態を視覚的に把握することができる。また、出力される音の強さSに合わせて3次元建物オブジェクトの高さHが上下に変化するために、より多様化した画面表示を実現でき、利用者の娯楽性を高めた地図表示装置とできる。
【0060】
(実施の形態2)
次に、実施の形態2についての説明を行う。本実施の形態2においては、地図表示装置の画面に表示される3次元建物オブジェクトの色を音の強さSに合わせて変更させる場合について説明する。
【0061】
図8は、本実施の形態2に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。本実施の形態2に係る地図表示装置の構成は、上述した実施の形態1に係る各処理部と同様の構成であるが、音データ入力部103からの音データはオブジェクト生成部102aにおいて取得される。
【0062】
オブジェクト生成部102aは、音データ入力部103から取り出した音データを取得すると共に、地図データ記憶部101から取得した地図データに含まれる色データの複数の要素値(例えば、赤色、緑色、青色、透明度)の全て又は一部を変化させる所定の関数に従って3次元オブジェクトに付与する色データ変更処理を行う。
【0063】
例えば、オブジェクト生成部102aは、音データ入力部103からオブジェクト生成部102aに入力される音データから選んだ3つの成分(例えば、音の強さ、音の周波数等)と色(赤色、緑色、青色)の3つの成分とが互いに比例関係にあるような関数を用いて、3次元建物オブジェクトに付与される色データの変更処理を行う。
【0064】
従って、本実施の形態2に係る地図表示装置においては、オブジェクト生成部102aは、地図データ記憶部101から地図データ、及び音データ入力部103から音データ取得することにより、音データに合わせた3次元オブジェクトの着色処理を行うことが可能となる。
【0065】
図9は、本実施の形態2に係る地図表示装置の画面に表示される3次元建物オブジェクトに着色処理をする手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図2におけるS202における詳細な手順となる。
【0066】
オブジェクト生成部102aは、地図表示装置の画面に合わせて3次元建物オブジェクトが表示される画面の領域分割を行う(S901及びS902)。この領域分割における処理は上述した図6における場合と同様である。
【0067】
次に、オブジェクト生成部102aは、地図データ記憶部101より分割された領域に含まれる3次元建物オブジェクトの各頂点座標の読み出しを行う(S903)。また、オブジェクト生成部102aは、音データ入力部103より取得する音データとを用いて3次元建物オブジェクトの着色変更処理を行う(S904)。まず、オブジェクト生成部102aは、地図データ記憶部101より3次元建物オブジェクトの面情報の読み出しを行うことにより3次元建物オブジェクトの天井の色Aと底頂点の色Aの取得を行う(S905)。オブジェクト生成部102aは、音データ入力部103から取得した音データを用いて天井の色Aを使用して3次元建物オブジェクトの底頂点の色A´を下記の式により変更する(S906)。
【0068】
底頂点の色A´=A+B×S(ここでBはAとは異なる色である。)
ここで、音の強さSは、例えば0から1の範囲において正規化された値となる。
【0069】
次に、オブジェクト生成部102aは、3次元建物オブジェクトの天井の色Aと底頂点色A´とのグラデーション等を行うことにより中間色を決定する(S907)。次に、オブジェクト生成部102aは、変更された色データに基づき3次元建物オブジェクトの各面の色データの付与を行う(S908)。
【0070】
そして、オブジェクト生成部102aは、画面に表示される3次元建物オブジェクトの着色変更処理のループを終了して(S909)、また、オブジェクト生成部102aは、地図データ記憶部101からの各頂点座標の読み出し処理のループを終了する(S910)。
【0071】
このため、オブジェクト生成部102aは、地図データ記憶部101より取得した地図データと音データ入力部103より取得した音データとを用いて3次元オブジェクトに付与される色データの着色変更処理を行うことが可能となる。
【0072】
図10は、本実施の形態2に係る地図表示装置の画面の参考図である。図10(a)及び図10(b)は、音の強さSが異なる場合の参考図である。また、図10(a)の地図表示装置の画面1001には、道路沿いにビル群1002が立ち並ぶ様子が表示され、図10(b)の地図表示装置の画面1001には、道路沿いにビル群1003が立ち並ぶ様子が表示されている。
【0073】
地図表示装置の画面1001に表示されるビル群1002の色は、音の強さSに合わせて天井の色及び底頂点の色を変更して表示される。ここで天井の色は、例えば赤色となり、底頂点側の色は、例えば青色となる。そして、ビルの中間色は天井と底頂点の色のグラデーションとなる。また、図10(b)に示すビル群1003の色も同様に音の強さSに合わせて変化する。
【0074】
このように、実施の形態2に係る地図表示装置によれば、音の強さや周波数成分等からなる音データの入力により地図表示物となる3次元建物オブジェクトの色を変化させることができ、地図表示装置の利用者は、地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態を視覚的に把握することができる。また、本実施の形態2に係る地図表示装置は、音の変化に合わせて建物の色が美しく変化するため、より多様化した画面表示を実現した地図表示装置となる。
【0075】
(実施の形態3)
次に、実施の形態3についての説明を行う。本実施の形態3においては、地図表示装置の画面に表示される3次元建物オブジェクトの表示領域を音の強さSに合わせて変更させる場合について説明する。
【0076】
図11は、本実施の形態3に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。尚、本実施の形態3に係る地図表示装置のブロック図は、前記実施の形態2のブロック図と同様であり、詳細な説明を省く。
【0077】
図12は、本実施の形態3に係る地図表示装置の3次元建物オブジェクトの表示領域の指定を行う手順を示すフローチャートである。尚、実施の形態3においては、地図表示装置の画面の高さを画面高さWHとして、画面に表示される3次元表示領域を決定するための値を画面閾値Yとして説明を行う。
【0078】
オブジェクト生成部102aは、地図表示装置の画面に合わせて3次元建物オブジェクトが表示される画面の領域分割を行う(S1201及びS1202)。この領域分割における処理は上述と同様である。
【0079】
次に、オブジェクト生成部102aは、下記の式により画面閾値Yの計算を行う。尚、ここで音の強さSは0から1の範囲において正規化されているものとする。
Y=(1−S)×WH(S1203)
【0080】
そして、オブジェクト生成部102aは、上記の式により画面閾値Yを算出して、画面の3次元オブジェクトの表示の領域指定を行う(S1204)。次に、オブジェクト生成部102aは、算出された画面閾値Yに含まれない画面領域については地図データ記憶部101より緯度経度、ビルの高さ情報、ビルの種類等の地図データを取得して3次元オブジェクトの生成処理を行うと共に、算出された画面閾値Yに含まれる画面領域には3次元建物オブジェクトの頂点数を0、面数を0とする等の処理を行う(S1205)。そして、オブジェクト生成部102aは、画面に表示される3次元建物オブジェクトの生成処理のループを終了する(S1206)。
【0081】
このため、本実施の形態3に係るオブジェクト生成部102aは、音データ入力部103より取得した音データに基づいて画面閾値Yを決定して、3次元オブジェクトが生成される領域、及び3次元オブジェクトが生成されない領域の指定を行うことができる。
【0082】
図13は、本実施の形態3に係る地図表示装置の画面の参考図である。図13(a)及び図13(b)に示す地図表示装置の画面1301には、ある都市の斜視図が示されている。尚、図13(a)及び図13(b)においては3次元表示領域の変更を画面上下方向に行っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、左右方向等あらゆる方向に変更することができ、また、横方向等に領域分割を行うことにより周波数帯域毎に画面を分割して3次元表示領域を変更できる。
【0083】
ここで、画面高さWH(1304)及び画面高さWH(1307)は、地図表示装置のディスプレイ等の画面の高さ方向の幅であり、画面閾値Y(1302)及び画面閾値Y(1305)は、3次元の表示領域を決定するための値であり、画面上の区画線1303及び区画線1306は、画面閾値Yに対応して3次元オブジェクトが表示される領域の上限を示す。
【0084】
そして、図13(b)に示すように、音の強さSが図13(a)と異なる場合には、音の強さSは0に近づくため画面閾値Y(1305)は画面高さWH(1307)に近づき、区画線1306は区画線1303より下方に変更される。すなわち、図13(a)及び図13(b)に示すように音の強さSの変更に合わせて3次元オブジェクトの表示領域が変更される。
【0085】
従って、本発明の実施の形態による地図表示装置によれば、音の強さや周波数成分等からなる音データの入力により地図表示物の3次元オブジェクトの表示領域が変更して、利用者が地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態が視覚的に把握できる地図表示装置とすることが可能となる。また、地図表示装置に表示される3次元オブジェクトの表示領域が音に合わせて画面上下に変化するために、表示画面の多様化を図った地図表示装置とすることが可能となる。
【0086】
(実施の形態4)
次に、実施の形態4についての説明を行う。本実施の形態4における地図表示装置は、画面に表示される3次元建物オブジェクトの上頂点側を音の強さSに合わせて左右方向に揺らす処理を行う場合を説明する。
【0087】
図14は、本実施の形態4に係る地図表示装置の備える各処理部の構成を示すブロック図である。本実施の形態4に係る地図表示装置は、音データ入力部103がモデルビュー変換部102cに音データを入力することに特徴を有する。
【0088】
図15は、本実施の形態4に係る地図表示装置における前記S205の詳細手順を示すフローチャートである。
オブジェクト生成部102aは、地図表示装置の画面に合わせて3次元建物オブジェクトが表示される画面の領域分割を行う(S1501及びS1502)。次に、オブジェクト生成部102aは、分割された領域に含まれる3次元建物オブジェクトモデルの各頂点座標の読み出しを行う(S1503)。また、モデルビュー変換部102cは、3次元建物オブジェクトの上頂点側が音の強さSに合わせて左右に揺れて画面に表示されるような頂点座標の変更を行う(S1504)。
【0089】
まず、ローカル座標変換部102bは、3次元オブジェクトの各頂点のローカル座標をローカル座標変換行列を用いてグローバル座標系上の座標に変換する。また、モデルビュー変換部102cは、ローカル座標変換後の行列とモデルビュー変換行列とをかけた結果の行列Zを取得する(S1505)。
【0090】
次に、モデルビュー変換部102cは、音データ入力部103より取得した音データに基づいて結果の行列Zの変更処理を行う(S1506)。この行列Zの変更処理は、例えば音の強さSと高さスケール成分の平行移動成分(2行3列目成分)とが比例する値に設定され、残りの成分は単位行列と同じ値にすることで、3次元建物オブジェクトの上頂点側の平行移動を可能とするものである。
【0091】
次に、モデルビュー変換部102cは、3次元建物オブジェクトの各頂点座標の変更処理のループを終了して(S1507)、また、オブジェクト生成部102aは各頂点座標の読み出し処理のループを終了する(S1508)。
【0092】
このように、本実施の形態4に係る地図表示装置においては、モデルビュー変換部102cは、ローカル座標変換後の行列とモデルビュー変換行列とを乗じた結果の行列Zを音の強さSに合わせて変更するため、3次元建物オブジェクトの上頂点側を音の強さSに合わせて左右方向に揺らす処理を行うことが可能となる。
【0093】
図16は、本実施の形態4に係る地図表示装置の画面の参考図である。この図16に示すように、本実施の形態4に係る地図表示装置においては、オーディオ装置等からの音の強さSに合わせて画面に表示される3次元建物オブジェクトの上頂点側が左右方向に揺れるように画面に表示される。
【0094】
図16(a)の地図表示装置の画面1601には、道路沿いにビル群1602が立ち並ぶ様子が表示されている。また、図16(b)の地図表示装置の画面1601には、道路沿いにビル群1603が立ち並ぶ様子が表示されている。また、地図表示装置の画面に表示されるビル群1602及びビル群1603は、音の強さSに合わせて図16(a)及び図16(b)に対比して示すように左右方向に揺れて表示される。
【0095】
このように、実施の形態4に係る地図表示装置によれば、音の強さや周波数成分等からなる音データの入力により地図表示物となる3次元建物オブジェクトが揺れるように表示され、地図表示装置の利用者は、地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態を視覚的に把握することができる。また、本発明の地図表示装置の表示画面の多様化を図り、利用者における娯楽性を向上させた地図表示装置とする。
【0096】
(実施の形態5)
次に、実施の形態5についての説明を行う。本実施の形態5における地図表示装置は、画面に表示される山オブジェクトの色変更閾値Iを音の強さSに合わせて変更する場合について説明する。尚、本実施の形態5においては、山オブジェクトは、上述した図4及び図5に示すような地形形状を表すメッシュデータから作成されるものとして説明を行う。また、色変更閾値Iとは、例えば山オブジェクトの頂点側から標高値に比例して設定される山の色の変更線を設定するための値である。
【0097】
図17は、本発明の実施の形態5に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。本実施の形態5に係る地図表示装置は、上述した実施の形態2に係る各処理部と同様の構成である。
【0098】
図18は、本実施の形態5に係る地図表示装置における前記S202の詳細手順を示すフローチャートである。
オブジェクト生成部102aは、山オブジェクトに含まれる標高値データ及び標高基準点データの読み出しを行う(S1801)。また、オブジェクト生成部102aは、音データ入力部103より取得した音データを取得すると共に、音データに基づいて山オブジェクトの色変更閾値Iを下記の式により変更する。
【0099】
I=S×Hconst(S1802)
ここでHconstは、画面に表示される山の標高値であり、音の強さSは、0から1の範囲において正規化されて計算される。
【0100】
そして、オブジェクト生成部102aは、山変更閾値Iに従い山オブジェクトを形成するメッシュデータの色の変更を行う(S1803)。
このように、本実施の形態5においては、オブジェクト生成部102aは、音データ入力部103から取得する音データに基づいて色変更閾値Iを算出して、山オブジェクトを形成するメッシュデータの色を変更するため、音の強さSに従って山オブジェクトの色が変更して画面に表示される。
【0101】
図19は、本実施の形態5に係る地図表示装置の画面の参考図である。図19(a)及び図19(b)は、音の強さSが異なる場合の参考図である。本実施の形態5における地図表示装置は、音の強さSに合わせて、画面に表示される山オブジェクトの色を変更するものである。尚、地図表示装置の画面1901に表示される山1902は、標高値Hconstを3000mと仮定して説明を行う。
【0102】
オブジェクト生成部102aは、音の強さSが強い場合には、色変更閾値Yが山の標高値Hconstである3000mに近くなるため山オブジェクト1902の頂点付近に色変更線1903が設定される。一方、音の強さSが弱い場合には、色変更閾値Yが山の標高値Hconstである3000mより小さくなるために山オブジェクト1902の麓側である例えば1500m近辺に色変更線1904が設定される。
【0103】
そして、オブジェクト生成部102aは、前記色変更閾値Iに従って山オブジェクトのメッシュデータの色を変更して付与するため図19(a)及び図19(b)に示すように音の強さSに合わせて山オブジェクトの色が変更する。
【0104】
このように、実施の形態5に係る地図表示装置によれば、音の強さや周波数成分等からなる音データの入力により地図表示物となる山オブジェクトの色を変化させることができ、地図表示装置の利用者は、地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態を視覚的に把握することができる。また、本実施の形態5に係る地図表示装置は、大きな縮尺の地図表示においても、音の強さに合わせて色等の画面表示を変更することが可能となり、地図表示装置の画面の多様化を図るこ
とが可能となる。
【0105】
尚、本実施の形態5においては、音データに基づいて山オブジェクトの色を変更する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば山オブジェクトの形状を音データの変更に基づいて変更することも考え得る。
【0106】
(実施の形態6)
次に、実施の形態6についての説明を行う。本実施の形態6における地図表示装置は、音データ入力部103からの音データを用いて射影変換行列を変更するものである。
【0107】
図20は、本発明の実施の形態6に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。射影変換行列生成部2001は、音データ入力部103と接続され、取得した音データに基づいて射影変換行列M´を生成し、この射影変換行列M´を射影変換部104aに渡す。
【0108】
そして、射影変換部104aは、射影変換行列M´を用いて3次元オブジェクトの各頂点座標をスクリーン座標に変換するための射影変換を行う。
このように、上記各実施の形態1から5までにおいては、描画データから3次元画像を生成する際に行う射影変換処理では、射影変換部104aは、所定の眼点座標、注視点位置等からなる射影変換行列Mを利用するものとして説明を行ったが、本実施の形態6においては、射影変換行列生成部2001は、音データ入力部103からの音データに基づいて変更する射影変換行列M´を生成し、射影変換部104aは、射影変換行列M´を用いて3次元オブジェクトの各頂点の射影変換を行うことが可能となる。
【0109】
尚、上述した各実施形態の説明においては、具体的に領域分割を施した図面を用いて説明を行わなかったが、例えば音の高低に合わせた周波数帯域毎に画面を横方向に7等分する等の領域分割を行い、各領域を音データに合わせて変更して表示することができるのは言うまでもない。
【0110】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る地図表示装置は、地図データを記憶している地図データ記憶手段と、音データを取得する音データ取得手段と、前記地図データ記憶手段に記憶されている地図データ、及び前記音データ取得手段より取得した音データに基づいて地図描画データを生成する画像生成手段とを備える。
【0111】
そして、本発明に係る地図表示装置が備える地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、前記地図描画データ生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトの高さを変更する。
【0112】
このため、音データの入力により地図表示物となる3次元建物オブジェクトの高さを変化させることができ、地図表示装置の利用者は、地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態を視覚的に把握することができる。
【0113】
そして、本発明に係る地図表示装置が備える地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトに付与する色データの変更を行う。
【0114】
従って、音データの入力により地図表示物となる3次元建物オブジェクトの色を変化させることができ、地図表示装置の利用者は、地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態を視覚的に把握することができる。
【0115】
また、本発明に係る地図表示装置が備える地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトの画面上での表示領域の変更を行う。
【0116】
このため、音データの入力により地図表示物の3次元オブジェクトの表示領域が変更して、利用者が地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態が視覚的に把握できる地図表示装置とすることが可能となる。
【0117】
さらに、本発明に係る地図表示装置が備える地図データ記憶手段に記憶される前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトの上頂点側を揺らす処理を行い、また、前記音データの変更に基づいて前記山オブジェクトに付与するメッシュの色データの変更を行う。これらにより、地図表示装置の利用者は、地図表示と同時にオーディオの音質や音声入力状態を視覚的に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態1に係る地図表示装置の画面に表示される3次元オブジェクトの表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】射影変換部における射影変換処理の説明図である。
【図4】標高データを説明するための図である。
【図5】地形形状を表すメッシュデータの参考図である。
【図6】本実施の形態1に係る地図表示装置における前記S203の詳細手順を示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態1に係る地図表示装置の画面の参考図である。
【図8】本実施の形態2に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図9】本実施の形態2に係る地図表示装置の画面に表示される3次元建物オブジェクトに着色処理をする手順を示すフローチャートである。
【図10】本実施の形態2に係る地図表示装置の画面の参考図である。
【図11】本実施の形態3に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図12】本実施の形態3に係る地図表示装置の3次元建物オブジェクトの表示領域の指定を行う手順を示すフローチャートである。
【図13】本実施の形態3に係る地図表示装置の画面の参考図である。
【図14】本実施の形態4に係る地図表示装置の備える各処理部の構成を示すブロック図である。
【図15】本実施の形態4に係る地図表示装置における前記S205の詳細手順を示すフローチャートである。
【図16】本実施の形態4に係る地図表示装置の画面の参考図である。
【図17】本発明の実施の形態5に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図18】本実施の形態5に係る地図表示装置における前記S202の詳細手順を示すフローチャートである。
【図19】本実施の形態5に係る地図表示装置の画面の参考図である。
【図20】本発明の実施の形態6に係る地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図21】従来の地図表示装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図22】従来の地図表示装置において地図データ表示と音データ表示を同時に実現した場合の参考図である。
【符号の説明】
101 地図データ記憶部
102 地図描画データ生成部
102a オブジェクト生成部
102b ローカル座標変換部
102c モデルビュー変換部
103 音データ入力部
104 描画部
104a 射影変換部
104b モデルビュー変換部
105 表示部
301 描画領域
302 地図描画データ
303 視点
304 スクリーン
401 標高基準点Pxy
402 標高値Hxy
501 メッシュデータ
701 画面
702 ビル群
1301 画面
1302 画面閾値Y
1303 区画線
1304 画面高さWH
2001 射影変換パラメータ生成部
2104 音描画データ生成部
2203 音データ表示領域
Claims (24)
- 地図を表示する地図表示装置であって、
地図データを記憶している地図データ記憶手段と、
音データを取得する音データ取得手段と、
前記地図データ記憶手段に記憶されている地図データ、及び前記音データ取得手段より取得した音データに基づいて地図描画データを生成する画像生成手段とを備える
ことを特徴とする地図表示装置。 - 前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、
前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトの高さを変更する
ことを特徴とする請求項1記載の地図表示装置。 - 前記画像生成手段は、
前記地図データ記憶手段に記憶されている地図データを取り出して前記3次元オブジェクトの各頂点のローカル座標を特定して前記3次元オブジェクトの生成処理を行うオブジェクト生成手段と、
前記音データ取得手段より音データを取り出すと共に、前記音データを用いて前記ローカル座標をグローバル座標に変換するためのローカル座標変換行列の変更を行うローカル座標変換行列変更手段と、
前記ローカル座標変換行列変更手段により変更された行列を用いて前記3次元オブジェクトの各頂点のローカル座標をグローバル座標に変換するローカル座標変換手段と、
前記グローバル座標上での眼点となる眼点座標を特定すると共に、前記グローバル座標を、モデルビュー変換行列により前記眼点座標を中心とした座標系に変換することにより前記地図描画データを生成するモデルビュー変換手段とを備える
ことを特徴とする請求項2記載の地図表示装置。 - 前記ローカル座標変換行列は4行4列の変換行列であり、
前記ローカル座標変換行列変更手段は、前記ローカル座標変換行列の2行2列目の値を前記音データに基づいて変更する
ことを特徴とする請求項3記載の地図表示装置。 - 前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、
前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトに付与する色データの変更を行う
ことを特徴とする請求項1記載の地図表示装置。 - 前記画像生成手段は、
前記地図データ記憶手段に記憶されている地図データを取り出して前記3次元オブジェクトの各頂点のローカル座標を特定して前記3次元オブジェクトの生成処理を行うオブジェクト生成手段と、
前記地図データ記憶手段に記憶されている前記3次元オブジェクトの色データを取得すると共に、前記音データ取得手段から取得する音データの変更に基づいて前記色データの変更を行うオブジェクト着色変更手段と、
前記ローカル座標をグローバル座標に変換するためのローカル座標変換行列の設定を行うと共に、前記ローカル座標変換行列により前記ローカル座標をグローバル座標に変換するローカル座標変換手段と、
前記グローバル座標上での眼点となる眼点座標を特定すると共に、前記グローバル座標を、モデルビュー変換行列により前記眼点座標を中心とした座標系に変換することにより前記地図描画データを生成するモデルビュー変換手段とを備える
ことを特徴とする請求項5記載の地図表示装置。 - 前記オブジェクト着色変更手段は、前記地図データ記憶手段より(a)前記3次元オブジェクトの上頂点側の色データ、(b)前記3次元オブジェクトの底頂点側の色データを取得して、前記音データ取得手段より取得した音データに基づいて(a)又は(b)の少なくとも一方の色データの変更を行うことを特徴とする請求項6記載の地図表示装置。
- 前記オブジェクト着色変更手段は、
前記変更後の前記3次元オブジェクトの上頂点側の色と底頂点側の色とのグラデーション処理を行い前記3次元オブジェクトの中間色データの変更を行う
ことを特徴とする請求項7記載の地図表示装置。 - 前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、
前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトの画面上での表示領域の変更を行う
ことを特徴とする請求項1記載の地図表示装置。 - 前記画像生成手段は、
前記音データ取得手段から取得する音データの変更に基づいて3次元オブジェクトの表示領域を設定する3次元表示領域設定手段と、
前記3次元表示領域設定手段によって設定された3次元表示領域においては前記地図データ記憶手段に記憶されている地図データを取り出して前記3次元オブジェクトの各頂点のローカル座標を特定して前記3次元オブジェクトの生成処理を行う一方、前記3次元表示領域設定手段によって設定された3次元非表示領域においては前記地図データ記憶手段に記憶されている地図データを取り出して前記3次元オブジェクトの生成処理は行わないオブジェクト生成手段と、
前記ローカル座標をグローバル座標に変換するためのローカル座標変換行列の設定を行うと共に、前記ローカル座標変換行列により前記ローカル座標をグローバル座標に変換するローカル座標変換手段と、
前記グローバル座標上での眼点となる眼点座標を特定すると共に、前記グローバル座標を、モデルビュー変換行列により前記眼点座標を中心とした座標系に変換することにより前記地図描画データを生成するモデルビュー変換手段とを備える
ことを特徴とする請求項9記載の地図表示装置。 - 前記3次元表示領域設定手段は、前記3次元表示領域を前記画面の上下方向、又は左右方向に2分割して、当該分割される一方の画面を3次元表示領域とし、他方の画面を3次元非表示領域として設定する
ことを特徴とする請求項10記載の地図表示装置。 - 前記地図データは、3次元オブジェクトに関するデータであり、
前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記3次元オブジェクトの上頂点側を揺らす処理を行う
ことを特徴とする請求項1記載の地図表示装置。 - 前記画像生成手段は、
前記地図データ記憶手段に記憶されている地図データを取り出して前記3次元オブジェクトの各頂点のローカル座標を特定して前記3次元オブジェクトの生成処理を行うオブジェクト生成手段と、
前記ローカル座標をグローバル座標に変換するためのローカル座標変換行列の設定を行うと共に、前記ローカル座標変換行列により前記ローカル座標をグローバル座標に変換するローカル座標変換手段と、
前記グローバル座標上での眼点となる眼点座標を特定すると共に、前記グローバル座標を、モデルビュー変換行列により前記眼点座標を中心とした座標系に変換するモデルビュー変換手段と、
前記音データ出力手段から音データを取得すると共に、前記モデルビュー変換手段において変換された行列を、前記音データの変更に基づいて変更する処理を行うことにより前記地図描画データを生成する座標変更手段とを備える
ことを特徴とする請求項12記載の地図表示装置。 - 前記座標変更手段は、前記3次元オブジェクトの上頂点側を全ての方向に平行移動させる処理を行う
ことを特徴とする請求項13記載の地図表示装置。 - 前記モデルビュー変換手段において変更された行列は4行4列の行列であり、
前記座標変更手段は、当該行列の2行3列目を前記音データの変更に基づいて変更する
ことを特徴とする請求項13記載の地図表示装置。 - 前記地図データは、山オブジェクトを形成するメッシュデータに関するデータであり、
前記画像生成手段は、前記音データの変更に基づいて前記メッシュデータに含まれるメッシュの色に関する色データの変更を行う
ことを特徴とする請求項1記載の地図表示装置。 - 前記画像生成手段は、
前記音データ取得手段から取得する音データの変更に基づいて前記山オブジェクトを形成するメッシュデータに含まれる前記色データを変更する色データ変更手段と、
前記色データ変更手段において変更された前記色データを含むメッシュデータを用いて前記山オブジェクトの各頂点のローカル座標を特定して前記山オブジェクトの生成処理を行うオブジェクト生成手段と、
前記ローカル座標をグローバル座標に変換するためのローカル座標変換行列の設定を行うと共に、前記ローカル座標変換行列により前記ローカル座標をグローバル座標に変換するローカル座標変換手段と、
前記グローバル座標上での眼点となる眼点座標を特定すると共に、前記グローバル座標を、モデルビュー変換行列により前記眼点座標を中心とした座標系に変換することにより前記地図描画データを生成するモデルビュー変換手段とを備える
ことを特徴とする請求項16記載の地図表示装置。 - 前記色データ変更手段は、前記メッシュデータに含まれる前記色データを前記山オブジェクトの頂点側より変更する
ことを特徴とする請求項17記載の地図表示装置。 - 前記メッシュデータは、地表の形状起伏をあらわす緯度、経度方向の格子点上の高さからなる標高データ、メッシュの形状データ、及びメッシュの色データを含む
ことを特徴とする請求項16から請求項18までのいずれか1項に記載の地図表示装置。 - 前記画像生成手段は、
前記音データ取得手段から取得した音データの周波数帯域に基づいて前記画面の領域を分割する領域分割手段を備え、
前記領域分割手段により分割された領域ごとの前記地図描画データを生成することを特徴とする請求項1から請求項19までのいずれか1項に記載の地図表示装置。 - 前記画像生成手段は、
前記音データ取得手段からの取得する音データに基づいて前記3次元オブジェクトを2次元座標に射影投影するための射影変換行列を変更する射影行列変更手段と、
前記射影行列変更手段において変更された行列を用いて前記モデルビュー変換後の行列を射影変換する射影変換手段とを備える
ことを特徴とする請求項1から請求項20までのいずれか1項に記載の地図表示装置。 - 前記音データは、音の強弱に関連するデータ、又は音の周波数帯域毎の強弱に関連するデータの少なくとも一方を含む
ことを特徴とする請求項1から請求項21までのいずれか1項に記載の地図表示装置。 - 地図を表示する地図表示方法であって、
地図データを記憶する地図データ記憶ステップと、
音データを取得する音データ取得ステップと、
前記地図データ記憶ステップにおいて記憶される地図データ、及び前記音データ取得ステップにおいて取得される音データに基づいて地図描画データを生成する画像生成ステップとを備える
ことを特徴とする地図表示方法。 - 地図を表示する地図表示装置のためのプログラムであって、
地図データを記憶する地図データ記憶ステップと、
音データを取得する音データ取得ステップと、
前記地図データ記憶ステップにおいて記憶される地図データ、及び前記音データ取得ステップにおいて取得される音データに基づいて地図描画データを生成する画像生成ステップとを備える
ことを特徴とするプログラム。
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