JP2004265683A - Fuel cell power generation control system - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池の発電制御システムに関するものであり、燃料電池から取り出し可能な電力を適切に制御するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の環境問題、特に自動車の排出ガスによる大気汚染や二酸化炭素による地球温暖化の問題等に対する対策として、クリーンな排気及び高エネルギ効率を可能とする燃料電池技術が注目を浴びている。燃料電池は、燃料となる水素あるいは水素リッチな改質ガス及び酸化剤となる空気を電解質・電極触媒複合体に供給し、電気化学反応を起こし、化学エネルギを電気エネルギに変換するエネルギ変換システムである。
【0003】
ところで、燃料電池を例えば車両等へ適用する場合、燃費向上を実現するためには、燃料電池の補機の消費電力は、できる限り低いことが求められ、燃料供給系、空気供給系、冷却水循環系のバルブ、ポンプ、ブロア等の性能は、最大出力に対して最低限の性能に設定されることが多い。一方、出力指令の変化に対しては高応答が要求されるが、上述したように、補機の性能が制限されていることから、過渡的に空気不足や燃料不足を生じる場合がある。このような場合、燃料電池の電圧が下がり、出力電流を大きくすることで、要求出力を実現することになる。
【0004】
ここで、燃料電池からの出力電流が最大取り出し可能電流を越えてしまうと、燃料電池の負荷が過大になって、燃料電池にダメージを与え性能の劣化に繋がる虞れがある。そこで従来、燃料電池からの出力電流が取り出し可能な最大電流を越えた場合に、要求電力が制限される技術が提案されている(例えば、特許文献1等を参照)。
【0005】
この特許文献1に記載される技術は、走行用モータに並列に接続した燃料電池及びバッテリと、前記燃料電池の電流を検出する出力検出手段と、この燃料電池の発電量を制御する発電量制御手段と、前記出力検出手段によって検出された電流が予め定めた上限値を上回ったときに前記発電量制御手段を発電量が低減するように駆動する制御手段とを備えた燃料電池車両に係わるものである。特許文献1記載の技術によれば、燃料電池の負荷が過大になったときに発電量が低減されて燃料電池の出力が減少する。そして、燃料電池の出力減少に伴ってバッテリの放電電力量が増大し、モータの出力が維持される。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−64902号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、燃料電池の負荷が過大になって初めて発電量が低減されるため、短時間ではあるが過大な負荷で燃料電池を運転してしまうことになり、燃料電池にダメージを与え、劣化を促進させてしまう可能性がある。また、仮に出力電流が燃料電池の取り出し可能な最大値を上回っていなくとも、セル電圧のバラツキ等に起因して燃料電池の負荷が過大となり、燃料電池に対してダメージを与えている可能性もある。
【0008】
さらに、燃料電池から電力を急激に引き出すような場合には、燃料ガス供給手段や酸化剤ガス供給手段の応答遅れにより、燃料ガスや酸化剤ガスが一時的に不足する場合があり、必ずしも出力電流が出力可能最大電流を越えていなくとも、燃料電池にダメージを与えてしまう虞れもある。
【0009】
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、燃料電池の出力を適切に制限することで、燃料電池にダメージを与える可能性のある条件で燃料電池が運転されることを避け、燃料電池の劣化を防止することが可能な燃料電池発電制御システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の燃料電池発電制御システムは、燃料ガスと酸化剤ガスの供給を受けて電気化学的な反応により発電を行う燃料電池と、燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、燃料電池に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段と、要求出力に応じて燃料ガス供給手段と酸化剤ガス供給手段とを制御する燃料電池出力制御手段とを備えるものである。そして、本発明の燃料電池発電制御システムでは、燃料電池出力制御手段が、燃料電池の基準となる電流−電圧特性上における最良動作点と実際の動作点との乖離度合いが許容値を越えないように、燃料電池への要求出力を制限することを特徴としている。
【0011】
より具体的には、燃料電池出力制御手段は、燃料電池の基準となる電流−電圧特性を記憶する燃料電池基本性能記憶手段と、燃料電池の実際の電流、電圧の少なくとも一方を検出する燃料電池動作点検出手段と、要求出力に対する燃料電池の電流−電圧特性上における最良動作点と燃料電池動作点検出手段により検出される実際の動作点との乖離度合いを算出する動作点乖離算出手段と、この動作点乖離度算出手段により算出された乖離度合いが前記許容値を越えないように燃料電池への要求出力の制限値を算出する要求出力制限手段とを有し、この要求出力制限手段による算出結果に基づいて、燃料ガス供給手段と酸化剤ガス供給手段とを制御する。
【0012】
本発明の燃料電池発電制御システムでは、燃料電池への要求出力が、電流−電圧特性上における最良動作点と実際の動作点との乖離度合いに応じて、この乖離度合いが許容値を越えないように制限される。このような制限が加えられることにより、最大取り出し可能電流や最低電圧に達する前に燃料電池への要求出力が制限され、燃料電池にダメージを与える可能性のある動作点での燃料電池の運転が回避される。また、要求出力の制限は、電流−電圧特性上の最良動作点に対する燃料電池の実際の動作点の乖離度合いに応じて行われるので、簡易な構成で適切に燃料電池の出力が制限される。
【0013】
【発明の効果】
本発明の燃料電池発電制御システムによれば、燃料電池の基準となる電流−電圧特性上における最良動作点と実際の動作点との乖離度合いが許容値を越えないように、燃料電池への要求出力が制限されるので、燃料電池の出力電流や出力電圧が最大取り出し可能電流や最低電圧に達する前に、燃料電池にダメージを与える可能性のある条件での燃料電池の運転を回避することができ、燃料電池の劣化を防止することが可能である。また、本発明の燃料電池発電制御システムにおいては、簡易な構成で燃料電池の出力を適切に制限することが可能であり、燃料電池にダメージを与える可能性を確実に小さくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した燃料電池発電制御システムの実施形態について、図面を参照して説明する。
【0015】
(第1の実施形態)
図1に本実施形態の燃料電池発電制御システムの全体構成を示す。本実施形態の燃料電池発電制御システムは、燃料ガスと酸化剤ガスの供給を受けて電気化学的な反応により発電を行う燃料電池1を備える。この燃料電池1は、燃料ガス(水素)が供給される燃料極と酸化剤ガス(空気)が供給される空気極とが電解質・電極触媒複合体を挟んで重ね合わされて発電セルが構成されるとともに、複数の発電セルが多段積層された構造を有し、電気化学反応により化学エネルギを電気エネルギに変換するものである。
【0016】
燃料電池1の電解質としては、高エネルギ密度化、低コスト化、軽量化等を考慮して、例えば固体高分子電解質膜が用いられる。固体高分子電解質膜は、例えばフッ素樹脂系イオン交換膜等、イオン(プロトン)伝導性の高分子膜からなるものであり、飽和含水することによりイオン伝導性電解質として機能する。
【0017】
燃料電池1の空気極側には、当該燃料電池1に酸化剤ガスである空気を供給するための酸化剤ガス供給系が設けられ、また、燃料電池1の燃料極側には、当該燃料電池1に燃料ガスである水素を供給するための燃料ガス供給系が設けられている。そして、これら燃料電池1及び酸化剤ガス供給系、燃料ガス供給系によって、燃料電池システムが構成されている。
【0018】
酸化剤ガス供給系は、燃料電池1の空気極入口に空気を加圧供給する酸化剤ガス供給装置(例えばコンプレッサ)2や空気供給配管3からなり、酸化剤ガスである空気は、酸化剤ガス供給装置2で調圧されて、空気供給配管3を通して燃料電池1に供給されるようになっている。
【0019】
一方、燃料ガス供給系は、例えば燃料タンク4、遮断弁5、水素供給配管6、燃料ガス供給装置7から構成されており、燃料ガスである水素は、遮断弁5が開放されることで燃料タンク4から燃料ガス供給装置6へと供給され、燃料ガス供給装置6で調圧されて、水素供給配管7を通して燃料電池1に供給されるようになっている。
【0020】
また、燃料電池1には、当該燃料電池1で発電した電力を消費する負荷装置(駆動モータ/インバータ)8がリレー9を介して接続されている。具体的には、インバータが燃料電池1に接続され、燃料電池1で発電した電力がこのインバータでエネルギ変換されて駆動モータへ供給されるようになっている。この駆動モータは、燃料電池システムを車両に適用した場合には、車両走行の動力として使用されることになる。
【0021】
さらに、本実施形態の燃料電池発電制御システムでは、適正な運転圧力を算出し、これに応じて燃料ガス供給装置6から供給される水素圧や、酸化剤ガス供給装置2により供給される空気圧等、燃料電池システムの動作を制御するコントローラ10を備えている。また、本実施形態の燃料電池発電制御システムでは、燃料電池1の電流値を検出する電流センサ11及び燃料電池1の電圧値を検出する電圧センサ12が設けられており、前記コントローラ10は、これら電流センサ11及び電圧センサ12のセンシング値をモニタするとともに、車両状態信号や運転操作信号に応じた発電出力となるように、燃料電池1の燃料ガス供給系や酸化剤ガス供給系を制御する。
【0022】
本実施形態の燃料電池発電制御システムにおいて、コントローラ10は、例えばCPUやROM、RAM、CPU周辺回路等を備え、これらがバスを介して接続されたマイクロプロセッサ構成を有している。そして、CPUがRAMをワークエリアとして利用して、ROMに格納された動作制御プログラムを実行することによって、目標出力算出部13、モータ制御部14、燃料電池制御部15、燃料電池動作点検出部16、燃料電池特性記憶部17、動作点乖離度算出部18、目標出力制限値算出部19としての機能が実現されるようになっている。
【0023】
以下、このコントローラ10における制御動作について詳細に説明する。
【0024】
負荷装置8は、コントローラ10からのトルク指令値に応じて駆動トルクを発生するために、リレー9を通して、燃料電池1から電力を引き出す。このとき、先ず、目標出力算出部13において、車速等の車両状態信号とドライバのアクセルペダル操作によるアクセルペダル開度信号などの運転操作信号に基づき、負荷装置8や燃料電池1の目標動作点を算出する。
【0025】
目標出力算出部13は、例えば図2に示されるように、車速とアクセル開度から2次元マップを参照する等して目標駆動力を算出する駆動力算出部20と、目標駆動力と、車両質量、タイヤ半径、減速ギヤ比等のパラメータから目標モータ軸トルクを算出するモータトルク指令値算出部と21から構成され、その時々の、車速、アクセル開度からモータトルク指令値を算出している。ここで、図2は、モータトルクFが駆動力、車両質量、タイヤ半径、減速ギヤ比から求められることを示している。このモータトルク指令値がモータ制御部14に伝えられ、モータ制御部14ではこの指令値通りにモータがトルクを発生するように負荷装置8を制御する。
【0026】
燃料電池1への要求出力指令値は、例えば、モータトルク指令を実現するために必要な負荷装置8での消費電力や、予め測定された負荷装置8での損失等を考慮して算出し、これに、車両や燃料電池1で消費される補機電力を加算して算出する。算出された要求出力指令値は、燃料電池システム制御部15に伝えられ、燃料電池システム制御部15では、指令値どおりの出力を燃料電池1から正常に取り出せるように、予め定められたロジック通りに例えば燃料ガス供給装置6に含まれるアクチュエータや、酸化剤ガス供給装置2に含まれるアクチュエータ等を制御する。
【0027】
燃料電池動作点検出部16では、電流センサ11で検出した信号、及び電圧センサ12で検出した信号から、電流と電圧で表される燃料電池の動作点を検出する。
【0028】
燃料電池特性記憶部17では、予め測定した燃料電池の静的な性能を表す電流−電圧特性(基準となる電流−電圧特性)を記憶している。この基準となる電流−電圧特性は、例えば図3に示すようなものである。
【0029】
動作点乖離度算出部18では、燃料電池動作点検出部16で検出された電流,電圧で表される動作点と、燃料電池特性記憶部15で記憶されている電流−電圧特性上における基準点とを、予め定められたロジック(評価関数)に基づいて比較し、その時々の燃料電池1の動作点が正常な(静的な)場合(基準点)からどれだけ乖離しているかを乖離度として算出する。
【0030】
目標出力制限値算出部19では、動作点の乖離度に応じて最大取出し可能電力の制限値を算出する。この制限値は、予め、実験等によって燃料電池にダメージを与えない動作点を求めておき、その範囲内に動作点が収まるようなものとする。ここで算出された出力制限値は、目標出力算出部13にフィードバックされ、次の制御周期での目標出力と比較され、目標出力が出力制限値以上の場合には、目標出力指令値を出力制限値で与える。
【0031】
通常、従来の技術にあっては、図4に示すように、出力を制限する出力可能最大電流Ilimitや許容最小電圧Vlimitは、取り出し可能な最大電力を示す電流−電圧特性線上の動作点Cで規定されている。
【0032】
しかしながら、燃料電池から電力を急激に引き出すような場合には、燃料ガス供給手段や酸化剤ガス供給手段の応答遅れにより、燃料ガスや酸化剤ガスが一時的に不足する場合がある。その結果、理想的な電流−電圧特性から与えられる要求出力に応じた電流、電圧に対して、大きめの電流、低めの電圧で、要求出力を実現する。この時の電流は、出力可能最大電流以下であったとしても、燃料電池を構成する個々のセルで見ると、電圧が過度に低下し、劣化が促進してしまう場合がある。
【0033】
図4は典型的な燃料電池の電流−電圧特性を表している。この図4において、動作点Aは、空気、燃料が十分に供給されている場合の動作点(出力小)であり、動作点Bは、空気、燃料が十分に供給されている場合の動作点(出力大)である。また、動作点B′は、過渡的に空気等が不足した場合の動作点である。また、図5は、燃料電池1から電力を急激に引き出す場合の出力、電流、電圧、セル電圧のバラツキの変化の様子を示すものである。
【0034】
燃料電池の状態が理想的であり、且つ要求出力に対する応答が十分に速ければ、燃料電池の動作点は常にこの線上にある。すなわち、動作点は、動作点A→動作点Bと変化する。例えば、動作点が動作点Aから動作点Bに移る場合には、図5において破線で示したように、電流、電圧は滑らかに変化していく。
【0035】
しかしながら、要求出力の変化の速さに対して十分な速さで応答できない場合には、動作点は、一旦、電流−電圧特性を外れて、動作点Aから電流が大きく電圧が低い動作点B′を経由して動作点Bに移っていく。このような状況では、酸化剤ガスや燃料ガスの供給が追いつかず、酸化剤ガスや燃料ガスが不足した状態で燃料電池を運転することになり、必ずしも電流や電圧が出力可能最大電流Ilimitや許容最小電圧Vlimitで規定される範囲から外れていなくても、燃料電池1に対してダメージを与えてしまう可能性がある。
【0036】
そこで、本実施形態においては、図6に示すように、基準となる電流−電圧特性に対して、予め実験等で求めた電流の乖離度合いの許容値、すなわち許容乖離電流値ΔIを定め、電流が基準となる電流−電圧特性上の動作点よりΔIだけ大きく、且つ出力が等しくなる点を結んだ領域(許容動作範囲)内に動作点があれば、出力制限を行わず、この境界線上に達した場合は、要求出力をその時点の出力に制限する。
【0037】
すなわち、図6において、基準となる電流−電圧特性上の点から許容乖離電流値ΔIだけ電流値が大きくなった場合の等出力曲線上の電圧値を求める。基準となる電流−電圧特性上の各点における等出力曲線は、図中一点鎖線で示すようなものであり、先の許容乖離電流値ΔIだけ電流値が大きくなった場合の電圧値は、この等出力曲線上を辿ることで算出することができる。これによって算出される電圧値を許容し得る最小電圧とし、これら最小電圧値を結んで許容動作範囲を求める。本実施形態では、先の許容最小電圧Vlimitで出力制限を行うのではなく、この許容動作範囲により出力制限を行うようにしている。
【0038】
図7は、この許容動作範囲による出力制限の様子を示すものである。本実施形態でも、要求出力の変化の速さに対して十分な速さで応答できない場合には、動作点は、一旦、電流−電圧特性を外れて、動作点Aから電流が大きく電圧が低い動作点を経由して動作点Bに移っていく。ただし、このとき、最小電圧が先の図6に示す許容動作範囲によって規制され、動作点B′にまでは至らず、この許容動作範囲の境界線上を移動し、動作点Bへと移る。この許容動作範囲は、実験的に燃料電池1にダメージを与えることがないことが確かめられている領域であり、このような制限を加えることにより、燃料電池1に対してダメージを与えるような運転を回避することができる。
【0039】
図8は、図7に示すように動作点が変動した場合の要求出力、電流、電圧の変化の様子を示すものである。電流値の変化が許容乖離電流値ΔIに抑えられているために、要求出力は、先の図5の場合(図中破線で示す。)に比べて制限されており、燃料電池1にダメージを与える可能性が少ないことが分かる。
【0040】
以上のように、本実施形態の燃料電池発電制御システムでは、コントローラ10の燃料電池特性記憶部17に記憶されている電流−電圧特性から要求出力を実現するための理想的な電流及び電圧で表される動作点を求め、燃料電池動作点検出部16により実際の電流及び電圧で表される動作点を求め、動作点乖離算出部18により、予め定められた評価方法に基づき、理想的な動作点と実際の動作点の乖離度合いを判定、算出し、目標出力制限値算出部19が動作点の乖離度合いに応じて燃料電池1への要求出力の値を制限する構成としたので、最大取出し可能電流や、最低電圧に達していなくても、燃料電池1にダメージを与える可能性のある動作点で燃料電池1が運転されることを避けることが可能となり、燃料電池1の劣化を解消することが可能である。
【0041】
また、本実施形態では、燃料電池動作点検出部16は燃料電池1の電流を検出し、動作点乖離算出部18は要求出力時の理想的な電流と実際の電流とが予め定められた値以上の差を有しているか否かを算出し、目標出力制限値算出部19が電流に所定以上の差がある場合に要求出力を制限する構成としたので、簡易な構成で、適切に燃料電池1の出力を制限することができ、結果として、燃料電池1に対してダメージを与える可能性をより小さくすることができるという効果が得られる。
【0042】
(第2の実施形態)
本実施形態の燃料電池発電制御システムは、システム構成を上述した第1の実施形態と同様とし、コントローラ10が、基準となる電流−電圧特性から求められる電圧値と実際の電圧値と乖離度合いに応じて要求出力を制限するようにしたものである。すなわち、本実施形態では、基準となる電流−電圧特性に対して、予め実験等で求めた電圧の乖離度合いの許容値、すなわち許容乖離電圧値ΔVを定め、電圧が基準となる電流−電圧特性上の動作点よりΔVだけ小さくなる点を結んだ領域(許容動作範囲)内に動作点があれば、出力制限を行わず、この許容動作範囲の境界線上に達した場合は、要求出力をその時点の出力に制限するようにしている。
【0043】
本実施形態の燃料電池発電制御システムにおいて、コントローラ10は、図9に示すように、基準となる電流−電圧特性に対して、予め実験等で求めた電圧の乖離度合いの許容値、すなわち許容乖離電圧値ΔVを定め、基準となる電流−電圧特性上の動作点よりΔVだけ小さくなる電圧値を許容し得る最小電圧とし、これら最小電圧値を結んだ領域を許容動作範囲とする。そして、本実施形態でも、許容最小電圧Vlimitで出力制限を行うのではなく、この許容動作範囲で出力制限を行うようにしている。
【0044】
図10は、この許容動作範囲による出力制限の様子を示すものである。本実施形態でも、要求出力の変化の速さに対して十分な速さで応答できない場合には、動作点は、一旦、電流−電圧特性を外れて、動作点Aから電流が大きく電圧が低い動作点を経由して動作点Bに移っていく。ただし、このとき、最小電圧が先の図9に示す許容動作範囲によって規制され、動作点B′にまでは至らず、この許容動作範囲の境界線上を移動し、動作点Bへと移る。この許容動作範囲は、実験的に燃料電池1にダメージを与えることがないことが確かめられている領域であり、このような制限を加えることにより、燃料電池1に対してダメージを与えるような運転を回避することができる。
【0045】
図11は、図10に示すように動作点が変動した場合の要求出力、電流、電圧の変化の様子を示すものである。電圧値の変化が許容乖離電圧値ΔVに抑えられているために、最大となる電流値も抑えられ、要求出力は、先の図5の場合(図中破線で示す。)に比べて制限されており、燃料電池1にダメージを与える可能性が少ないことが分かる。
【0046】
以上のように、本実施形態の燃料電池発電制御システムにおいても、最大取出し可能電流や、最低電圧に達していなくても、燃料電池にダメージを与える可能性のある動作点で燃料電池が運転されることを避けることが可能となり、燃料電池の劣化を解消することが可能である。
【0047】
また、本実施形態では、燃料電池動作点検出部16は燃料電池1の電圧を検出し、動作点乖離算出部18は要求出力時の理想的な電圧と実際の電圧とが予め定められた値以上の差を有しているか否かを算出し、目標出力制限値算出部19が電圧に所定以上の差がある場合に要求出力を制限する構成としたので、簡易な構成で、適切に燃料電池1の出力を制限することができ、結果として、燃料電池1に対してダメージを与える可能性をより小さくすることができるという効果が得られる。
【0048】
(第3の実施形態)
本実施形態の燃料電池発電制御システムは、燃料電池1への出力制限を行うにあたって燃料電池1の動作温度も考慮するようにした例である。本実施形態のシステム構成は、基本的には上述した第1及び第2の実施形態のものと同様であるが、図12に示すように、燃料電池1には温度センサ22が設置されている。温度センサ22の設置場所としては、燃料電池1の冷却水の入口部、燃料電池1の冷却水の出口部、燃料電池1の燃料極側の燃料ガス排出部、燃料電池1の空気極側の酸化剤ガス排出部等を挙げることができる。
【0049】
本実施形態の燃料電池発電制御システムにおいて、コントローラ10の燃料電池特性記憶部17は、燃料電池1の動作温度に対応する物理量(ここでは、燃料電池1の冷却水の入口部温度や、燃料電池1の冷却水の出口部温度、燃料電池1の燃料極側の燃料ガス排出部温度、燃料電池1の空気極側の酸化剤ガス排出部温度等、温度センサ22が設置される部分の温度)をパラメータとする複数の電流−電圧特性を記憶している。そして、これら複数の電流−電圧特性の中から、温度センサ22からの信号に応じて対応した電流−電圧特性が選択されるようになっている。
【0050】
図13は、燃料電池1の動作温度に応じた電流−電圧特性を示しており、燃料電池1の動作温度が低くなるほど引き出す電流が少なくても電圧の低下が大きくなり、同等の出力を取り出すためには大きな電流、低い電圧となることを示している。
【0051】
本実施形態の燃料電池発電制御システムにおいて、コントローラ10の動作点乖離度算出部18は、温度センサ22からの信号に応じて、予め定められた評価関数に従い乖離度を判定するようにしている。一般に、燃料電池スタックには最適な動作温度があり、実際の動作温度がこれよりも低ければ、活性度が悪くなり、電圧低下が発生しやすくなる。一方、動作温度が高くなりすぎると、燃料ガスと酸化剤ガスの電気化学的な反応が起こる膜にダメージを与えてしまう。従って、本実施形態では、図14に示すように、実際の動作温度が最適動作温度より低い場合には、その差が大きくなるほど、より小さい電圧差ΔVLでも出力が制限されるようにしている。同様に、実際の動作温度が最適動作温度より高い場合も、その差が大きくなるほど、より小さい電圧差ΔVLで出力が制限されるようにしている。実際の動作温度が最適動作温度に近い場合には、より大きな電圧差ΔVHで出力が制限される。
【0052】
燃料電池1の動作温度が低い場合と燃料電池1の動作温度が高い場合との出力制限のされ方の違いを図15に示す。図15(a)は、燃料電池1の動作温度と最適動作温度との差が大きい場合であり、このような場合には、電圧値ΔVLで規定される範囲からはみ出さないように出力制限される。また、図15(b)は、燃料電池1の動作温度と最適動作温度との差が小さい場合であり、このような場合には、電圧値ΔVHで規定される範囲からはみ出さないように出力制限される。ここで、ΔVH>ΔVLである。なお、ここでは、動作点の乖離の判断に、上述した第2の実施形態と同様に電圧値を用いているが、上述した第1の実施形態と同様に電流値を用いるようにしてもよい。
【0053】
以上のように、本実施形態の燃料電池発電制御システムでは、コントローラ10の燃料電池特性記憶部17が燃料電池1の動作温度に対応する物理量(燃料電池1の冷却水の入口部温度や、燃料電池1の冷却水の出口部温度、燃料電池1の燃料極側の燃料ガス排出部温度、燃料電池1の空気極側の酸化剤ガス排出部温度等)をパラメータとする複数の電流−電圧特性を記憶しており、動作点乖離算出部18が該パラメータ毎に定められた評価方法に基づき要求出力に対する理想的な動作点と実際の動作点の乖離度合いを判定、算出し、目標出力制限値算出部19がパラメータ毎に定められた方法に基づき要求出力を制限するようにしているので、燃料電池1の運転温度に応じてより正確に燃料電池1の動作点を規定することができ、結果として、燃料電池1に対してダメージを与える可能性をより小さくできるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の燃料電池発電制御システムの構成を示す図である。
【図2】目標出力算出部の構成を示す図である。
【図3】燃料電池の電流−電圧特性の一例を示す特性図である。
【図4】従来技術における制御の様子を示す特性図である。
【図5】図4で示すように動作点が移動した場合の出力、電流、電圧、セル電圧のバラツキの変化の様子を示す特性図である。
【図6】許容乖離電流値に基づいて設定される許容動作範囲の一例を示す特性図である。
【図7】前記許容動作範囲に基づいて行われる要求出力の制限の様子を示す特性図である。
【図8】図7で示すように動作点が移動した場合の出力、電流、電圧の変化の様子を示す特性図である。
【図9】許容乖離電圧値に基づいて設定される許容動作範囲の一例を示す特性図である。
【図10】前記許容動作範囲に基づいて行われる要求出力の制限の様子を示す特性図である。
【図11】図10で示すように動作点が移動した場合の出力、電流、電圧の変化の様子を示す特性図である。
【図12】第3の実施形態の燃料電池発電制御システムの構成を示す図である。
【図13】燃料電池の動作温度に応じた電流−電圧特性を示す特性図である。
【図14】最適動作温度からのズレによる許容乖離電圧値の相違を示す特性図である。
【図15】燃料電池の動作温度の相違による要求出力の制限の相違を示す特性図であり、(a)は燃料電池の動作温度が低い場合の出力制限の様子を示し、(b)は燃料電池の動作温度が高い場合の出力制限の様子を示している。
【符号の説明】
1 燃料電池
2 酸化剤ガス供給装置
6 燃料ガス供給装置
8 負荷装置
10 コントローラ
11 電流センサ
12 電圧センサ
13 目標出力算出部
14 モータ制御部
15 燃料電池システム制御部
16 燃料電池動作点検出部
17 燃料電池特性記憶部
18 動作点乖離度算出部
19 目標出力制限値算出部
22 温度センサ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a power generation control system for a fuel cell, and to a technique for appropriately controlling electric power that can be taken out of the fuel cell.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Fuel cell technology that enables clean exhaust and high energy efficiency has attracted attention as a countermeasure against environmental problems in recent years, in particular, problems such as air pollution caused by automobile exhaust gas and global warming caused by carbon dioxide. A fuel cell is an energy conversion system that supplies hydrogen as a fuel or a hydrogen-rich reformed gas and air as an oxidizer to an electrolyte-electrocatalyst complex to cause an electrochemical reaction to convert chemical energy into electric energy. is there.
[0003]
By the way, when a fuel cell is applied to a vehicle, for example, in order to improve fuel efficiency, it is required that the power consumption of the auxiliary equipment of the fuel cell be as low as possible, and the fuel supply system, air supply system, cooling water circulation The performance of the system valves, pumps, blowers, etc. is often set to the minimum performance for maximum output. On the other hand, a high response is required for a change in the output command, but as described above, the shortage of air or fuel may occur transiently due to the limited performance of the auxiliary equipment. In such a case, the required output is realized by reducing the voltage of the fuel cell and increasing the output current.
[0004]
Here, if the output current from the fuel cell exceeds the maximum extractable current, the load on the fuel cell becomes excessive, which may damage the fuel cell and lead to deterioration in performance. Therefore, conventionally, a technique has been proposed in which the required power is limited when the output current from the fuel cell exceeds the maximum current that can be extracted (for example, see Patent Document 1).
[0005]
The technology described in
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-64902
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional technique, the amount of power generation is reduced only when the load of the fuel cell becomes excessive, so that the fuel cell is operated with an excessive load for a short time. This may damage the fuel cell and accelerate its deterioration. Also, even if the output current does not exceed the maximum value that can be taken out of the fuel cell, there is a possibility that the load on the fuel cell becomes excessive due to variations in the cell voltage and the like, causing damage to the fuel cell. is there.
[0008]
Further, when the electric power is rapidly extracted from the fuel cell, the fuel gas or the oxidizing gas may be temporarily short due to a response delay of the fuel gas supplying means or the oxidizing gas supplying means. Even if the current does not exceed the maximum outputable current, the fuel cell may be damaged.
[0009]
The present invention has been proposed in view of such conventional circumstances, and by appropriately limiting the output of the fuel cell, the fuel cell is operated under conditions that may damage the fuel cell. It is an object of the present invention to provide a fuel cell power generation control system capable of preventing the deterioration of the fuel cell and preventing the deterioration of the fuel cell.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
A fuel cell power generation control system according to the present invention includes: a fuel cell that receives a supply of a fuel gas and an oxidizing gas to generate power by an electrochemical reaction; a fuel gas supply unit that supplies a fuel gas to the fuel cell; And a fuel cell output control means for controlling the fuel gas supply means and the oxidant gas supply means according to the required output. Then, in the fuel cell power generation control system of the present invention, the fuel cell output control means controls the difference between the best operating point and the actual operating point on the reference current-voltage characteristic of the fuel cell so as not to exceed an allowable value. The feature is that the required output to the fuel cell is limited.
[0011]
More specifically, the fuel cell output control means includes: a fuel cell basic performance storage means for storing a current-voltage characteristic serving as a reference of the fuel cell; and a fuel cell for detecting at least one of the actual current and voltage of the fuel cell. Operating point detecting means, operating point deviation calculating means for calculating the degree of deviation between the best operating point on the current-voltage characteristic of the fuel cell with respect to the required output and the actual operating point detected by the fuel cell operating point detecting means, Request output limiting means for calculating a limit value of the required output to the fuel cell so that the degree of deviation calculated by the operating point deviation degree calculating means does not exceed the allowable value. The fuel gas supply means and the oxidant gas supply means are controlled based on the result.
[0012]
In the fuel cell power generation control system of the present invention, the required output to the fuel cell is controlled such that the degree of deviation does not exceed an allowable value according to the degree of deviation between the best operating point and the actual operating point on the current-voltage characteristic. Is limited to These restrictions limit the required output to the fuel cell before reaching the maximum extractable current or the minimum voltage, and allow the fuel cell to operate at an operating point that may damage the fuel cell. Be avoided. Also, the required output is limited according to the degree of deviation of the actual operating point of the fuel cell from the best operating point on the current-voltage characteristic, so that the output of the fuel cell is appropriately limited with a simple configuration.
[0013]
【The invention's effect】
According to the fuel cell power generation control system of the present invention, there is a demand for the fuel cell so that the degree of divergence between the best operating point and the actual operating point on the current-voltage characteristic serving as the reference of the fuel cell does not exceed an allowable value. Since the output is limited, it is necessary to avoid operating the fuel cell under conditions that may damage the fuel cell before the output current or output voltage of the fuel cell reaches the maximum extractable current or the minimum voltage. It is possible to prevent deterioration of the fuel cell. Further, in the fuel cell power generation control system of the present invention, the output of the fuel cell can be appropriately limited with a simple configuration, and the possibility of damaging the fuel cell can be reliably reduced.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a fuel cell power generation control system to which the present invention is applied will be described with reference to the drawings.
[0015]
(1st Embodiment)
FIG. 1 shows the overall configuration of the fuel cell power generation control system of the present embodiment. The fuel cell power generation control system of the present embodiment includes a
[0016]
As an electrolyte of the
[0017]
An oxidant gas supply system for supplying air as an oxidant gas to the
[0018]
The oxidant gas supply system includes an oxidant gas supply device (for example, a compressor) 2 and an
[0019]
On the other hand, the fuel gas supply system includes, for example, a
[0020]
Further, a load device (drive motor / inverter) 8 that consumes power generated by the
[0021]
Further, in the fuel cell power generation control system of the present embodiment, an appropriate operating pressure is calculated, and the hydrogen pressure supplied from the fuel
[0022]
In the fuel cell power generation control system according to the present embodiment, the
[0023]
Hereinafter, the control operation of the
[0024]
The
[0025]
For example, as shown in FIG. 2, the target
[0026]
The required output command value to the
[0027]
The fuel cell
[0028]
The fuel cell
[0029]
The operating point
[0030]
The target output limit
[0031]
Normally, in the prior art, as shown in FIG. 4, an outputable maximum current Ilimit and an allowable minimum voltage Vlimit for limiting the output are determined at an operating point C on the current-voltage characteristic line indicating the maximum power that can be extracted. Stipulated.
[0032]
However, when the electric power is rapidly extracted from the fuel cell, the fuel gas or the oxidizing gas may be temporarily short due to a response delay of the fuel gas supplying means or the oxidizing gas supplying means. As a result, the required output is realized with a larger current and a lower voltage with respect to the current and the voltage corresponding to the required output given from the ideal current-voltage characteristics. Even if the current at this time is equal to or less than the maximum outputable current, the voltage may be excessively reduced and deterioration may be accelerated in each cell constituting the fuel cell.
[0033]
FIG. 4 shows current-voltage characteristics of a typical fuel cell. In FIG. 4, an operating point A is an operating point (small output) when air and fuel are sufficiently supplied, and an operating point B is an operating point when air and fuel are sufficiently supplied. (Large output). The operating point B 'is an operating point when air or the like is transiently short. FIG. 5 shows how the output, current, voltage, and cell voltage vary when power is rapidly extracted from the
[0034]
If the condition of the fuel cell is ideal and the response to the required power is fast enough, the operating point of the fuel cell will always be on this line. That is, the operating point changes from the operating point A to the operating point B. For example, when the operating point shifts from the operating point A to the operating point B, the current and the voltage smoothly change as shown by the broken lines in FIG.
[0035]
However, when it is not possible to respond at a sufficient speed to the required output change rate, the operating point temporarily deviates from the current-voltage characteristic, and the operating point B has a large current and a low voltage from the operating point A. ′ To the operating point B. In such a situation, the supply of the oxidizing gas and the fuel gas cannot keep up, and the fuel cell is operated in a state where the oxidizing gas and the fuel gas are insufficient. Even if the voltage does not fall outside the range defined by the minimum voltage Vlimit, the
[0036]
Therefore, in the present embodiment, as shown in FIG. 6, an allowable value of the degree of current divergence, that is, an allowable divergence current value ΔI determined in advance by experiments or the like is determined for the reference current-voltage characteristic. Is larger than the reference operating point on the current-voltage characteristic by ΔI and is within an area (permissible operating range) connecting the points at which the outputs are equal, the output is not limited, and If it has, the requested output is limited to the current output.
[0037]
That is, in FIG. 6, the voltage value on the equal output curve when the current value is increased from the reference point on the current-voltage characteristic by the allowable deviation current value ΔI is obtained. The equal output curve at each point on the reference current-voltage characteristic is as shown by a one-dot chain line in the figure, and the voltage value when the current value is increased by the aforementioned allowable deviation current value ΔI is It can be calculated by tracing on an equal output curve. The voltage value calculated in this way is set as the allowable minimum voltage, and the allowable operation range is obtained by connecting these minimum voltage values. In the present embodiment, the output is not limited by the aforementioned allowable minimum voltage Vlimit, but is limited by this allowable operating range.
[0038]
FIG. 7 shows how the output is restricted by the allowable operation range. Also in the present embodiment, when it is not possible to respond at a sufficient speed to the change speed of the required output, the operating point temporarily deviates from the current-voltage characteristic, and the current is large from the operating point A and the voltage is low. The operation proceeds to the operation point B via the operation point. However, at this time, the minimum voltage is regulated by the allowable operating range shown in FIG. 6 and does not reach the operating point B ′, but moves on the boundary of the allowable operating range and moves to the operating point B. This allowable operation range is an area where it is experimentally confirmed that the
[0039]
FIG. 8 shows how the required output, current, and voltage change when the operating point changes as shown in FIG. Since the change in the current value is suppressed to the allowable deviation current value ΔI, the required output is limited as compared with the case of FIG. 5 (shown by a broken line in the figure), and the
[0040]
As described above, in the fuel cell power generation control system of the present embodiment, the current-voltage characteristics stored in the fuel cell
[0041]
Further, in the present embodiment, the fuel cell operating
[0042]
(Second embodiment)
In the fuel cell power generation control system of the present embodiment, the system configuration is the same as that of the above-described first embodiment, and the
[0043]
In the fuel cell power generation control system of the present embodiment, as shown in FIG. 9, the
[0044]
FIG. 10 shows how the output is restricted by the allowable operation range. Also in the present embodiment, when it is not possible to respond at a sufficient speed to the change speed of the required output, the operating point temporarily deviates from the current-voltage characteristic, and the current is large from the operating point A and the voltage is low. The operation proceeds to the operation point B via the operation point. However, at this time, the minimum voltage is regulated by the allowable operating range shown in FIG. 9 and does not reach the operating point B ′, but moves on the boundary of the allowable operating range and moves to the operating point B. This allowable operation range is an area where it is experimentally confirmed that the
[0045]
FIG. 11 shows how the required output, current, and voltage change when the operating point changes as shown in FIG. Since the change in the voltage value is suppressed to the allowable deviation voltage value ΔV, the maximum current value is also suppressed, and the required output is limited as compared with the case of FIG. 5 (shown by a broken line in the figure). This indicates that the possibility of damaging the
[0046]
As described above, even in the fuel cell power generation control system according to the present embodiment, the fuel cell is operated at an operating point that may damage the fuel cell even if the maximum extractable current or the minimum voltage is not reached. It is possible to avoid the deterioration of the fuel cell.
[0047]
Further, in the present embodiment, the fuel cell operating
[0048]
(Third embodiment)
The fuel cell power generation control system of the present embodiment is an example in which the operation temperature of the
[0049]
In the fuel cell power generation control system of the present embodiment, the fuel cell
[0050]
FIG. 13 shows current-voltage characteristics according to the operating temperature of the
[0051]
In the fuel cell power generation control system of the present embodiment, the operating point
[0052]
FIG. 15 shows a difference in how the output is limited between when the operating temperature of the
[0053]
As described above, in the fuel cell power generation control system according to the present embodiment, the fuel cell
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a fuel cell power generation control system according to a first embodiment.
FIG. 2 is a diagram illustrating a configuration of a target output calculation unit.
FIG. 3 is a characteristic diagram showing an example of a current-voltage characteristic of a fuel cell.
FIG. 4 is a characteristic diagram showing a state of control in the related art.
FIG. 5 is a characteristic diagram showing a change in output, current, voltage, and cell voltage when an operating point moves as shown in FIG. 4;
FIG. 6 is a characteristic diagram showing an example of an allowable operation range set based on an allowable deviation current value.
FIG. 7 is a characteristic diagram showing a state of limiting a required output performed based on the allowable operation range.
FIG. 8 is a characteristic diagram illustrating changes in output, current, and voltage when the operating point moves as shown in FIG. 7;
FIG. 9 is a characteristic diagram illustrating an example of an allowable operation range set based on an allowable deviation voltage value.
FIG. 10 is a characteristic diagram showing a state of limiting a required output performed based on the allowable operation range.
FIG. 11 is a characteristic diagram showing changes in output, current, and voltage when the operating point moves as shown in FIG.
FIG. 12 is a diagram illustrating a configuration of a fuel cell power generation control system according to a third embodiment.
FIG. 13 is a characteristic diagram showing current-voltage characteristics according to the operating temperature of the fuel cell.
FIG. 14 is a characteristic diagram showing a difference in an allowable deviation voltage value due to a deviation from an optimum operating temperature.
15A and 15B are characteristic diagrams illustrating a difference in a required output due to a difference in the operating temperature of the fuel cell, wherein FIG. 15A illustrates a state of the output limitation when the operating temperature of the fuel cell is low, and FIG. The state of output limitation when the operating temperature of the battery is high is shown.
[Explanation of symbols]
1 fuel cell
2 Oxidizing gas supply device
6 Fuel gas supply device
8 Load device
10 Controller
11 Current sensor
12 Voltage sensor
13 Target output calculator
14 Motor controller
15 Fuel cell system control unit
16 Fuel cell operating point detector
17 Fuel cell characteristic storage
18 Operating point deviation calculation unit
19 Target output limit value calculator
22 Temperature sensor
Claims (10)
前記燃料電池出力制御手段は、前記燃料電池の基準となる電流−電圧特性上における最良動作点と実際の動作点との乖離度合いが許容値を越えないように、前記燃料電池への要求出力を制限することを特徴とする燃料電池発電制御システム。A fuel cell that receives power of a fuel gas and an oxidant gas to generate power by an electrochemical reaction, a fuel gas supply unit that supplies a fuel gas to the fuel cell, and an oxidation device that supplies an oxidant gas to the fuel cell Agent gas supply means, and a fuel cell power generation control system comprising a fuel cell output control means for controlling the fuel gas supply means and the oxidant gas supply means according to a required output,
The fuel cell output control means is configured to output a required output to the fuel cell such that a degree of deviation between a best operating point and an actual operating point on a current-voltage characteristic serving as a reference of the fuel cell does not exceed an allowable value. A fuel cell power generation control system characterized by limiting.
前記燃料電池の基準となる電流−電圧特性を記憶する燃料電池基本性能記憶手段と、
前記燃料電池の実際の電流、電圧の少なくとも一方を検出する燃料電池動作点検出手段と、
要求出力に対する前記燃料電池の前記電流−電圧特性上における最良動作点と、前記燃料電池動作点検出手段により検出される実際の動作点との乖離度合いを算出する動作点乖離算出手段と、
前記動作点乖離度算出手段により算出された乖離度合いが前記許容値を越えないように、前記燃料電池への要求出力の制限値を算出する要求出力制限手段とを有し、
前記要求出力制限手段による算出結果に基づいて前記燃料ガス供給手段と前記酸化剤ガス供給手段とを制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池発電制御システム。The fuel cell output control means,
Fuel cell basic performance storage means for storing current-voltage characteristics as a reference of the fuel cell;
Fuel cell operating point detection means for detecting at least one of the actual current and voltage of the fuel cell,
Operating point deviation calculating means for calculating the degree of deviation between the best operating point on the current-voltage characteristic of the fuel cell with respect to the required output and the actual operating point detected by the fuel cell operating point detecting means;
Request output limiting means for calculating a limit value of the required output to the fuel cell, so that the degree of deviation calculated by the operating point deviation degree calculating means does not exceed the allowable value,
2. The fuel cell power generation control system according to claim 1, wherein the fuel gas supply unit and the oxidizing gas supply unit are controlled based on a calculation result by the required output limit unit.
前記動作点乖離算出手段は、出力要求時に、前記電流−電圧特性から求められる電流値と前記燃料電池出力電流検出手段より検出される実際の電流値との差を前記乖離度合いとして求め、
前記要求出力制限手段は、前記電流値の差が許容値以上である場合に、前記燃料電池への要求出力を制限することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池発電制御システム。The fuel cell operating point detecting means is a fuel cell output current detecting means,
The operating point deviation calculation means, at the time of output request, obtains the difference between the current value obtained from the current-voltage characteristic and the actual current value detected by the fuel cell output current detection means as the deviation degree,
3. The fuel cell power generation control system according to claim 2, wherein the required output limiting means limits the required output to the fuel cell when the difference between the current values is equal to or greater than an allowable value.
前記動作点乖離算出手段は、出力要求時に、前記電流−電圧特性から求められる電圧値と前記燃料電池出力電圧検出手段より検出される実際の電圧値との差を前記乖離度合いとして求め、
前記要求出力制限手段は、前記電圧値の差が許容値以上である場合に、前記燃料電池への要求出力を制限することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池発電制御システム。The fuel cell operating point detecting means is a fuel cell output voltage detecting means,
The operating point deviation calculating means, at the time of output request, obtains the difference between the voltage value obtained from the current-voltage characteristic and the actual voltage value detected by the fuel cell output voltage detecting means as the degree of deviation,
3. The fuel cell power generation control system according to claim 2, wherein the required output restricting unit restricts the required output to the fuel cell when the difference between the voltage values is equal to or more than an allowable value.
前記動作点乖離算出手段は、前記パラメータ毎に要求出力に対する最良動作点と実際の動作点の乖離度合いを算出し、
前記要求出力制限手段は、前記動作点乖離度算出手段により算出された乖離度合いが前記パラメータ毎に定められる許容値を越えないように、前記燃料電池への要求出力の制限値を算出することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池発電制御システム。The fuel cell basic performance storage means stores a plurality of current-voltage characteristics using a physical quantity corresponding to the operating temperature of the fuel cell as a parameter,
The operating point deviation calculating means calculates a degree of deviation between the best operating point and the actual operating point for the requested output for each of the parameters,
The request output restricting means calculates a limit value of a required output to the fuel cell so that the degree of deviation calculated by the operating point deviation degree calculating means does not exceed an allowable value defined for each parameter. The fuel cell power generation control system according to claim 2, wherein:
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