JP2004262900A - Body odor-suppressing perfume composition - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は体臭抑制香料組成物、詳しくは、体臭及び汗臭から発せられる酸臭に対し効率的にマスキング及び/又はハーモナージュすることができる体臭抑制香料組成物、及びこれを含む消臭剤組成物或いは外用剤組成物、並びに新規体臭抑制方法に関する。
【0002】
【背景技術】
人々の清潔意識の高まりから、近年特にニオイに対するケアが重要となってきており、中でもとりわけ人の身体から発せられるニオイ、すなわち人体臭について排除したいというニーズが高い。人の身体から発せられるニオイとしては、頭皮・頭髪臭、口臭、汗臭、腋臭、足臭などがある。中でも腋臭は皮脂腺、アポクリン腺、エクリン腺などの汗腺からの分泌物が酸化したり、微生物の作用を受けたりして、ニオイが生じるようになると考えられている。これらのニオイは人にとって不愉快であるので、従来からそのニオイを解消する工夫が種々なされている。このような状況から、腋臭や汗臭を含め、体臭の予防又は低減を意図する製品は、従来から多数市場に供せられている。
【0003】
通常ニオイを解消する方法としては、ニオイ物質の発生原因となる物質の生成を防止することによりニオイの発生を防止する方法、ニオイの発生に関連する微生物の増殖を抑制する方法、ニオイ物質を特定香料でマスクする方法など種々の方法が知られており、市販されている各種製品においては、これらニオイを解消する方法の少なくともいずれかの方法が採られている。これらの例を挙げると、例えば、発汗量を抑制する制汗剤、微生物の増殖を抑制する静菌剤或いは殺菌剤、有臭成分によるマスキング剤などが目的に応じ市販製品などに配合されている。制汗剤としては、ほとんどが収斂剤であるアルミニウム化合物が主成分とされており、通常、アルミニウムクロライドが用いられている。また、静菌剤或いは殺菌剤としては、ヘキサクロフェン及び種々の第四級アンモニウム塩化合物などが一般には用いられている。また、有臭成分によるマスキング剤としては、種々の香料が従来から用いられている(例えば、特許文献1、特許文献2、非特許文献1参照)。
【0004】
一方、汗臭や腋臭などのニオイを含め体臭をマスキングしたり、消臭するためのマスキング剤、消臭剤などの開発を効率よく行うため、口臭、頭皮臭、腋臭、足臭、汗臭等の種々の人体臭成分についての研究及びこれに基づくモデル臭の構築研究、モデル臭の提案も従来からなされている(例えば、非特許文献2、非特許文献3、特許文献3参照)。しかし汗臭の中でも腋臭については十分に研究されるには至っていない。他方、デオドラント製品には、種々の香料組成物が配合されているが、腋臭を効果的にマスキングする香料素材について、十分満足できるものが提供されているとは言えないのが現状である。
【0005】
本発明者らは、上記現状に鑑み鋭意検討を行った。その結果、従来の汗臭成分の報告では、3−メチル−2−ヘキセン酸や酢酸をはじめとする各種カルボン酸などが知られていたが、今回新たに腋臭の成分中に3−ヒドロキシ−3−メチルヘキサン酸が含まれており、そのヒドロキシカルボン酸の鏡像体比を確認したところ、R体とS体の比が1:3であることを見出した。このニオイは従来の3−メチル−2−ヘキセン酸と異なり、明らかに腋臭を連想させるニオイであった。これらニオイについて、未だ有臭成分によるマスキングの方法は報告されていない。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−179610号公報
【特許文献2】
特表2002−505264号公報
【特許文献3】
欧州特許出願公開第1258531号公報
【非特許文献1】
「周知・慣用技術集(香料)第I部 香料一般」、特許庁、平成11年1月29日、p.230〜250頁
【非特許文献2】
「ジャーナル オブ ケミカル エコロジー(Journal of Chemical Ecology)」、(米国)、1991年、第17巻、第7号、p.1469−1492
【非特許文献3】
「第46回 香料・テルペン及び精油化学に関する討論会 講演要旨集」、第46回TEAC大会事務局(主催:日本化学会)、2002年、p.124−126
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、汗臭、特にその中でも腋臭の本質を突き止めた結果に基づきこの独特な腋臭を含め体臭、汗臭を効率的にマスキング及び/又はハーモナージュすることができる体臭抑制香料組成物を提供することである。
また、本発明の他の目的は、体臭及び汗臭から発せられる酸臭に対し効果的にマスキング及び/又はハーモナージュすることができる体臭抑制香料組成物を提供することである。
【0008】
更に、本発明の他の目的は、体臭及び汗臭から発せられる酸臭に対し効果的にマスキング及び/又はハーモナージュすることができる体臭抑制香料組成物を含有する消臭剤組成物或いは外用剤組成物を提供することである。
また、本発明の他の目的は、汗臭及び腋臭を効率的にマスキング及び/又はハーモナージュすることができる体臭抑制香料組成物を含有する消臭剤組成物或いは外用剤組成物を提供することである。
また、本発明の他の目的は、体臭を抑制する方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、腋臭の分析の結果に基づき新たに擬似体臭組成物を構築し、この擬似体臭組成物を用いて極めて多くの単品香料についてスクリーニングをした結果、ある種の香料が汗臭や腋臭などの酸臭、すなわち炭素数5〜8のヒドロキシアルキニルカルボン酸及び炭素数5〜8の二重結合を1つ有するアルケニルカルボン酸から選ばれる酸臭に対して効率的にマスキング及び/又はハーモナージュすることを見出し、本発明はこの知見に基づきなされたものである。本発明の体臭抑制香料組成物は、その目的に応じて適宜任意の割合で他の香料組成物と混合でき、各種の調合香料に広く利用することができる香料組成物である。
【0010】
すなわち、本発明は、以下の〔1〕〜〔4〕の体臭抑制香料組成物、〔5〕の消臭剤組成物、〔6〕の外用剤組成物、及び〔7〕及び〔8〕の体臭抑制方法に関する。
【0011】
〔1〕炭素数5〜8のヒドロキシアルキニルカルボン酸及び炭素数5〜8の二重結合を1つ有するアルケニルカルボン酸から選ばれる酸臭に対してマスキング効果及び/又はハーモナージュ効果に優れた成分の1種以上を含有することを特徴とする体臭抑制香料組成物。
【0012】
〔2〕酸臭が、3−ヒドロキシ−3−メチルヘキサン酸及び/又は3−メチルヘキセン酸であることを特徴とする上記〔1〕に記載の体臭抑制香料組成物。
【0013】
〔3〕上記〔1〕又は〔2〕に記載の体臭抑制香料組成物において、酸臭に対してマスキング効果及び/又はハーモナージュ効果に優れた成分が、
(A)酸臭に対して、香気がマスキング効果及びハーモナージュ効果に共に優れた化合物又は精油類から選ばれる少なくとも1種以上、
(B)酸臭に対して、香気がマスキング効果に優れているが、ハーモナージュ効果に中性の化合物又は精油類から選ばれる少なくとも1種以上、及び
(C)必要に応じ、酸臭に対して、香気がマスキング効果及びハーモナージュ効果をしない化合物又は精油類から選ばれる少なくとも1種以上、
を含有することを特徴とする体臭抑制香料組成物。
【0014】
〔4〕前記A群が40重量%以上であり、成分Aと成分Bの総和が60重量%以上であり、且つ成分Cが40重量%未満であることを特徴とする上記〔3〕に記載の体臭抑制香料組成物。
【0015】
〔5〕上記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の体臭抑制香料組成物を含有することを特徴とする消臭剤組成物。
【0016】
〔6〕上記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の体臭抑制香料組成物を含有することを特徴とする外用剤組成物。
【0017】
〔7〕炭素数5〜8のヒドロキシアルキニルカルボン酸及び炭素数5〜8の二重結合を1つ有するアルケニルカルボン酸から選ばれる酸臭に対して、(A)マスキング効果及びハーモナージュ効果に共に優れた化合物又は精油類から選ばれる少なくとも1種以上、(B)マスキング効果に優れているがハーモナージュ効果に中性の化合物又は精油類から選ばれる少なくとも1種以上、及び(C)必要に応じ、マスキング効果及びハーモナージュ効果をしない化合物又は精油類から選ばれる少なくとも1種以上、を使用することを特徴とする体臭抑制方法。
【0018】
(8)酸臭が、3−ヒドロキシ−3−メチルヘキサン酸及び/又は3−メチルヘキセン酸である上記〔7〕に記載の体臭抑制方法。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について更に詳細に説明する。
本発明の説明に先立ち、まず腋臭の分析及び成分の同定及びこの分析結果からの擬似体臭組成物の構築について説明する。
【0020】
(腋臭の成分分析及び特徴的ピークの解析、同定法)
腋の部分を拭き取った脱脂綿をエーテル抽出した後、溶媒を濃縮することにより、検体を得た。それを嗅ぎガスクロマトグラフィー及びマススペクトル等を用いて分析を行い、特徴的なニオイを示すピークを見出した(図1)。更に、マススペクトルの解析及び化学合成(合成法については、例えば、特許文献4、非特許文献4、非特許文献5参照、合成経路については図2参照)により得た化合物との対比により、その成分が3−ヒドロキシ−3−メチルヘキサン酸であり、また、ヒドロキシカルボン酸の両鏡像体比であるR体とS体の比が1:3であることが明らかとなった(図3)。
【0021】
表1に、その特徴的なニオイを示す、新しく見出したニオイの成分である3−ヒドロキシ−3−メチルヘキサン酸及び従来から腋臭のニオイ成分としてその存在が知られていた3−メチル−2−ヘキセン酸について香質を示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【特許文献4】
特開平10−25265号公報
【非特許文献4】
「ジャーナル オブ オーガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)」、(米国)、1983年、第48巻、第22号、p.3960−3966
【非特許文献5】
「テトラヘドロン アシンメトリー(Tetrahedron Asymmetry)」、(米国)、1996年、第7巻、第7号、p.2023−2028
【0024】
(擬似体臭組成物)
この結果に基づき考察・評価し更に再構築し、実際の腋の臭気により近い、(イ)(イ−1)炭素数5〜8のヒドロキシアルキニルカルボン酸及び(イ−2)炭素数5〜8の二重結合を1つ有するアルケニルカルボン酸、から選ばれる少なくとも1種、(ロ)炭素数2〜24の脂肪酸から選ばれる少なくとも1種、及び(ハ)炭素数2〜13のアルデヒドから選ばれる少なくとも1種を含有する擬似体臭組成物を得た。
【0025】
上記擬似体臭組成物の(イ−1)成分である炭素数5〜8のヒドロキシアルキニルカルボン酸としては、3−ヒドロキシ−3−メチルペンタン酸や3−ヒドロキシ−3−メチルヘキサン酸等が挙げられ、好ましくは3−ヒドロキシ−3−メチルヘキサン酸のラセミ体及び光学活性体であり、更に3−ヒドロキシ−3−メチルヘキサン酸の鏡像体比であるR−体とS−体との比が1.5:1〜1:20程度の範囲であるものが好ましく、更に1:1〜1:5程度の範囲であるものが更に好ましい。成分(イ−1)は、全組成中、約0.1〜50重量%含有することができ、好ましい範囲は約1〜30重量%である。
【0026】
一方、成分(イ−2)の炭素数5〜8の二重結合を1つ有するアルケニルカルボン酸としては、特に限定されるものではないが、例えば、3−メチル−2−ペンテン酸、3−メチル−2−ヘキセン酸、3−メチル−2−ヘプテン酸等が挙げられ、好ましくは3−メチル−2−ヘキセン酸のシス体及びトランス体であり、更に3−メチル−2−ヘキセン酸の幾何異性体比であるシス体とトランス体の比が、1:1〜1:10程度の範囲であるものがより好ましい。成分(イ−2)は、全組成中、約0.1〜50重量%含有することができ、好ましい範囲は約1〜30重量%である。
【0027】
また、成分(ロ)として示される炭素数2〜24の脂肪酸としては、例えば、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸、イソブタン酸、吉草酸、イソ吉草酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ドデカン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、パルミトオレイン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、グルコール酸、乳酸、3−ヒドロキシブタン酸等の水酸基を有していてもよい直鎖又は分岐の飽和又は不飽和脂肪酸が挙げられる。成分(ロ)の炭素数2〜24の脂肪酸の配合割合は、酢酸又はプロピオン酸については、好ましくは全組成中に約0.001〜50重量%であり、炭素数4〜24の脂肪酸については、約0.001〜80重量%が好ましい範囲である。
【0028】
更に、成分(ハ)として示される炭素数2〜13のアルデヒドとしては、例えば、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド、バレルアルデヒド、イソバレルアルデヒド、ヘキシルアルデヒド、ヘプチルアルデヒド、オクチルアルデヒド、ノニルアルデヒド、デシルアルデヒド、ウンデシルアルデヒド、ドデシルアルデヒド、トリデシルアルデヒド、テトラデシルアルデヒド、ヘキサデシルアルデヒド、3−ヘキセナール、4−ヘプテナール、2−ノネナール、4−デセナール、ウンデシレンアルデヒド、2,6−ノナジエナール、デカジエナール、メチルオクチルアセトアルデヒド、メチルノニルアセトアルデヒド等の直鎖又は分岐の飽和又は不飽和アルデヒドが挙げられる。成分(ハ)の炭素数2〜13のアルデヒドの配合割合は、好ましくは全組成中に約0.001〜50重量%である。
【0029】
上記擬似体臭組成物には、汗臭や腋臭などの体臭の微妙な質や濃度を調整する目的で、上記の成分(イ)〜(ハ)の他に、スクワレン、スクワラン、コレステロール又はその誘導体、アミノ酸、グリセライド、炭素数2〜24の直鎖又は分岐の脂肪酸エステル、揮発性含窒素化合物、及び揮発性含硫化合物等を配合することができる。これらは成分(イ)〜(ハ)を1重量部とした場合に約0.00001〜10000重量部含有することができる。この他、擬似体臭組成物には、該組成物の濃度を調節する目的で、溶剤(可溶化剤)を配合することができ、乳酸が好ましいものである。
【0030】
本発明の体臭抑制香料組成物の成分A〜Cの化合物、精油類についての選抜においては、下記表2の組成の擬似体臭組成物が用いられた。
【0031】
【表2】
【0032】
(本発明の体臭抑制香料組成物)
本発明の体臭及び汗臭から発せられる、炭素数5〜8のヒドロキシアルキニルカルボン酸及び炭素数5〜8の二重結合を1つ有するアルケニルカルボン酸から選ばれる酸臭(以下、「汗臭や腋臭などの酸臭」という。)に対し効果的にマスキング及び/又はハーモナージュすることができる体臭抑制香料組成物は、代表的には、成分として、(A)汗臭や腋臭などの酸臭に対するマスキング効果及びハーモナージュ効果に共に優れた化合物又は精油類(以下、「マスキング成分」ともいう。)、(B)汗臭や腋臭などの酸臭に対して、香気がマスキング効果に優れているがハーモナージュ効果に中性の化合物又は精油類(以下、「ハーモナージュ中性成分」ともいう。)及び(C)必要に応じ、酸臭に対して、香気がマスキング効果及びハーモナージュ効果をしない化合物又は精油類(以下、「バランス成分」ともいう。)を含有する。以下、これら各成分に含まれる化合物及び精油類について更に具体的に説明をするが、成分A〜Cの各例示化合物及び精油類は、単なる例示にすぎないもので、本発明の上記成分(A)、(B)、(C)がこれら例示のものに限られるものではない。
【0033】
(A)マスキング成分
汗臭や腋臭などの酸臭に対するマスキング効果及びハーモナージュ効果に共に優れた成分であるマスキング成分としては、例えば、下記(A−1)〜(A−7)の各群から選ばれる化合物又は精油類が挙げられる。
【0034】
(A−1)アルコール類
シス−3−ヘキセノール、フェニルエチルアルコール、シトロネロール、2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール(レボサンドール:高砂香料工業株式会社製)、2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール(サンダルマイソルコア:花王株式会社製)、ゲラニオール、ボルネオール
【0035】
(A−2)エステル類及びラクトン類
酢酸シス−3−ヘキセニル、酢酸スチラリル、アリルアミルグリコレート、酢酸フェニルエチル、酢酸ベンジル、サリチル酸シス−3−ヘキセニル、2−tert−ブチルシクロヘキシルアセテート(ベルドックス:花王株式会社製)、ジヒドロジャスモン酸メチル(ヘディオン:Firminich社製)、安息香酸メチル、酢酸メチルフェニル、エチルアセトアセテート、カプロン酸アリル、酪酸エチル−2−メチル、吉草酸エチル−2−メチル、アリルシクロヘキシルオキシアセテート(シクロガルバネート:Dragoco社製)、メチルアンスラニレート、γ−ウンデカラクトン、γ−ノナラクトン、γ−デカラクトン、クマリン
【0036】
(A−3)アルデヒド類及びアセタール類
ジメチル−テトラヒドロベンズアルデヒド(トリプラール:IFF社製)、エチルバニリン、シトロネラール、ヘキサナール、オクタナール、ベンズアルデヒド、2,6−ジメチル−5−ヘプテナール(メロナール:Givaudan社製)、シトラール、トリメチルシクロヘキセンカルバルデヒド(イソシクロシトラール:IFF社製)、4−メトキシベンズアルデヒド、シトラールジエチルアセタール(シトラサール:Quest社製)、アセトアルデヒドフェニルエチルプロピルアセタール、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール
【0037】
(A−4)ケトン類
ダマセノン、メチルイオノン ソープ、β−ダマセノン、カンファー、メチレンテトラメチルヘプタノン(コアボン:IFF社製)、メチルヘプテノン、1−(5,5−ジメチル−シクロヘキセン−1−イル)−4−ペンテン−1−オン(α−ダイナスコン:Firminich社製)、メントン、l−カルボン
【0038】
(A−5)エーテル類
3α,6,6,9α−テトラメチルドデカヒドロナフト[2,1−b]フラン(アンブロキサン:Henkel社製)、2−ブチル−4,6−ジメチルジヒドロピラン(ヴィゴローセ:Quest社製)、p−クレジルメチルエーテル、フェニルアセトアルデヒド、ローズオキサイド、β−ナフトールメチルエーテル
【0039】
(A−6)含窒素化合物
イソブチルキノリン、ゲラニルニトリル、シトロネリルニトリル、ヒドロキシシトロネリリデン メチル アンスラニレート(オーランチオール:高砂香料工業株式会社製)
【0040】
(A−7)精油類
レモン油、ライム油、オレンジ油、ローズマリー油、イランイラン油、マンダリン油、ユーカリ油、ラバンジン油、ゼラニウム油、カモミール油、カルダモン油、シトロネラ油、エレミ油、シナモン油、ペチグレン油、タジェット油、アルモアズ油、ガルバナム油、ペパーミント油、クラリーセージ油、クローブバッド油、ローズ油、バジル油、スペアミント油
【0041】
これらのマスキング成分のうち、汗臭、特に腋臭のマスキング効果に優れている成分としては、
(A−1)シス−3−ヘキセノール、フェニルエチルアルコール、シトロネロール、2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール(レボサンドール:高砂香料工業株式会社製)、2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール(サンダルマイソルコア:花王株式会社製)、ゲラニオール、ボルネオールから選ばれるアルコール類;
【0042】
(A−2)酢酸シス−3−ヘキセニル、酢酸スチラリル、アリルアミルグリコレート、酢酸フェニルエチル、酢酸ベンジル、サリチル酸シス−3−ヘキセニル、2−tert−ブチルシクロヘキシルアセテート(ベルドックス:花王株式会社製)、ジヒドロジャスモン酸メチル(ヘディオン:Firminich社製)、γ−ウンデカラクトン、クマリンから選ばれるエステル類及びラクトン類;
【0043】
(A−3)ジメチル−テトラヒドロベンズアルデヒド(トリプラール:IFF社製)、エチルバニリンから選ばれる1種以上のアルデヒド類;
(A−4)ダマセノン、メチルイオノン、β−ダマセノンから選ばれるケトン類;
【0044】
(A−5)エーテル類である3α,6,6,9α−テトラメチルドデカヒドロナフト[2,1−b]フラン(アンブロキサン:Henkel社製);
(A−7)レモン油、ライム油、オレンジ油、ローズマリー油、イランイラン油、マンダリン油、ユーカリ油、ラバンジン油、ゼラニウム油から選ばれる精油類;
が挙げられる。
【0045】
これらA群の化合物又は精油類は、本発明の体臭抑制組成物において成分A(マスキング成分)として単独で配合されてもよいし、2種以上が併用、配合されてもよい。本発明の体臭抑制香料組成物におけるこれらのマスキング成分の配合量は、具体的に選択する成分や、付与すべき汗臭や腋臭等に対するマスキング効果、さらには他の配合成分等に応じて適宜選択させるものであり、特に限定されるべきものではない。本発明においてはマスキング成分の配合により、優れた汗臭、特に腋臭に対するマスキング効果が発揮される。これにより、香粧品等を初めとする消臭剤、外用剤などに有用な本発明の体臭抑制香料組成物が提供される。
【0046】
(B)ハーモナージュ中性成分
汗臭や腋臭などの酸臭に対して、香気がマスキング効果に優れているがハーモナージュ効果に中性の化合物又は精油類であるハーモナージュ中性成分としては、例えば、下記(B−1)〜(B−7)の各群から選ばれる1種以上の化合物又は精油類が挙げられる。
【0047】
(B−1)アルコール類
エチルリナロール、テトラヒドロミルセノール、4−メチル−3−デセン−5−オール(ウンデカベルトール:Givaudan社)、9−デセン−1−オール、p−tert−ブチルシクロヘキサノール、ジメチルオクタノール
【0048】
(B−2)エステル類
シクロヘキシルプロピオン酸アリル、酢酸テルピニル、酢酸トリシクロデセニル、酢酸シトロネリル、サリチル酸アミル、フェニル酢酸フェニルエチル、3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチル、2,2,6−トリメチルシクロヘキサンカルボン酸エチル(テサロン:高砂香料工業株式会社製)、酢酸トリクロロメチルフェイルカルビニル(ローズフェノン)、酢酸アニシル
【0049】
(B−3)アルデヒド類
ヘリオトロピン、p−tert−ブチル−α−メチルヒドロシンナミックアルデヒド(リリアール:Givaudan社製)、4(3)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド(コバノール:高砂香料工業株式会社製)、ヒドロキシシトロネラール、α−メチル−3,4−メチレンジオキシヒドロシンナミックアルデヒド(ヘリオナール:IFF社製)、シンナミックアルデヒド、2−メチルウンデカナール、4−トリシクロデシレンブタナール、p−エチル−α,α−ジメチルフェニルプロピルアルデヒド(フロラロゾン:IFF社製)、4−(4−メチル−3−ペンテニル)−3−シクロヘキセン−1−カルバルデヒド(マイラックアルデヒド:IFF社)
【0050】
(B−4)ケトン又はケタール類
α−ダマスコン、δ−ダマスコン、6−アセチル−1,1,2,4,4,7−ヘキサメチルテトラヒドロナフタレン(トナリド:PFW社製)、アリルイオノン、4−tert−ブチル−2,6−ジメチルアセトフェノン、5−シクロヘキサデセン−1−オン(アンブレトン:高砂香料工業株式会社製)、3−メチル−2−ペンチル−2−シクロペンテン−1−オン(ジヒドロジャスモン)、2,4,6−トリメチル−4−フェニル−1,3−ジオキサン(フロロパール:ハーマン&ライマー社製)
【0051】
(B−5)エーテル類
オイゲノール、ジフェニルオキサイド、4−メチル−2−(2−メチルプロピル)テトラヒドロ−2H−4−ピラノール(ジヒドロローズオキサイド)
(B−6)含窒素化合物
トリデセン−2−ニトリル
(B−7)精油類
シダーウッド油、ジュニパーベリー油、クローブリーフ油、タイム油、ナツメグ油
【0052】
これらのハーモナージュ中性成分のうち、汗臭、特に腋臭のマスキング効果に優れている成分としては、
(B−1)アルコール類のエチルリナロール;
(B−2)シクロヘキシルプロピオン酸アリル、酢酸テルピニル、酢酸トリシクロデセニル、酢酸シトロネリル、サリチル酸アミル、から選ばれるエステル類;(B−3)ヘリオトロピン、p−tert−ブチル−α−メチルヒドロシンナミックアルデヒド(リリアール:Givaudan社製)、4(3)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド(コバノール:高砂香料工業株式会社製)、ヒドロキシシトロネラール、α−メチル−3,4−メチレンジオキシヒドロシンナミックアルデヒド(ヘリオナール:IFF社製)から選ばれるアルデヒド類;
(B−4)α−ダマスコン、δ−ダマスコン、6−アセチル−1,1,2,4,4,7−ヘキサメチルテトラヒドロナフタレン(トナリド:PFW社製)から選ばれるケトン類及びケタール類;
(B−5)エーテル類のオイゲノール;
(B−7)精油類のシダーウッド油
が挙げられる。
【0053】
これらB群の化合物又は精油類は、本発明の体臭抑制組成物において成分B(ハーモナージュ中性成分)として単独で配合されてもよいし、2種以上が併用、配合されてもよい。本発明の体臭抑制香料組成物におけるこれらのマスキング成分の配合量は、具体的に選択する成分や、付与すべき汗臭や腋臭等に対するマスキング効果、さらには他の配合成分等に応じて適宜選択させるものであり、特に限定されるべきものではない。本発明においては、ハーモナージュ中性成分を配合することにより、優れた汗臭、特に腋臭のマスキング効果が発揮される。これにより香粧品等を初めとする消臭剤、外用剤などに有用な本発明の体臭抑制組成物が提供される。
【0054】
(C)バランス成分
汗臭や腋臭などの酸臭に対するマスキング効果及びハーモナージュ効果をしない化合物又は精油類からなるバランス成分としては、例えば、下記(C−1)〜(C−6)の各群から選ばれる1種以上の化合物又は精油類が挙げられる。これらバランス成分は調合香料の香気の調和をはかる効果がある。
【0055】
(C−1)アルコール類及びフェノール類
ジヒドロミルセノール、イソカンフィルシクロヘキサノール、(サンタレックス:高砂香料工業株式会社製)、ジメチルフェニルエチルカルビノール、2−フェニルプロパノール、2,2−ジメチル−3−(3−メチルフェニル)プロパノール、l−メントール、シス−p−イソプロピルシクロヘキシルメタノール(マイオール:Firmenich社製)、α,α−ジメチルフェニルエチルアルコール、1−(2−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ブタン−2−オール(アンバーコア:花王株式会社製)、1−(2,2,6−トリメチルシクロヘキシル)−3−ヘキサノール(アンベストール:高砂香料工業株式会社製)、チモール
【0056】
(C−2)エステル類
酢酸p−tert−ブチルシクロヘキシル(ベルテネックス:IFF社製)、(2−メチル−[1,3]ジオキソラン−2−イル)酢酸エチル(フレイストン:IFF社製)、酢酸リナリル、プロピオン酸トリシクロデセニル(シクラプロップ:IFF社製)、酢酸ゲラニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸ヘキシル、エチレンブラシレート(ムスク T:高砂香料工業株式会社製)、ジヒドロキシジメチル安息香酸メチル(エベルニル:Givaudan社製)、酢酸3−ペンチルテオラヒドロピラニル(ジャスマール:IFF社製)、サリチル酸フェニルエチル、2−tert−ブチルシクロヘキシルカルボン酸エチル(フローラメイト:Henkel社製)、10−オキサ−16−ヘキサデカノリド(オキサライド:高砂香料工業株式会社製)、トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−2−カルボン酸エチル(フルーテート:花王株式会社製)、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、酢酸セドリル
【0057】
(C−3)アルデヒド類
ドデカナール、2−メチル−3−(4−イソプロピルフェニル)プロパナール(シクラメンアルデヒド)、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、クミンアルデヒド、2,6,10−トリメチル−9−ウンデセナール、1−メチル−4−(4−メチル−3−ペンテニル)−3−シクロヘキセンカルボキシアルデヒド(ホモマイラックアルデヒド:IFF社製)、ノナナール、デカナール、3−ドデセナール
【0058】
(C−4)ケトン類
β−イオノン、アセチルセドレン(ウッディーフロー:高砂香料工業株式会社製)、7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチルナフタレン(イソ・イー・スパー:IFF社製)、4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ブタノン(ラズベリーケトン)、メチルナフチルケトン、シスジャスモン
【0059】
(C−5)エーテル類
ヘキサメチルヘキサヒドロシクロペンタベンゾピラン(ガラクソライド:IFF社)、セドリルメチルエーテル
(C−6)含窒素化合物
インドール
を挙げることができる。
【0060】
これらのバランス成分のうち、汗臭、特に腋臭に対する香気の調和に優れている化合物又は精油類としては、
(C−1)ジヒドロミルセノール、イソカンフィルシクロヘキサノール、(サンタレックス:高砂香料工業株式会社製)から選ばれるアルコール類;
(C−2)酢酸p−tert−ブチルシクロヘキシル(ベルテネックス:IFF社製)、(2−メチル−[1,3]ジオキソラン−2−イル)酢酸エチル(フレイストン:IFF社製)、酢酸リナリル、プロピオン酸トリシクロデセニル(シクラプロップ:IFF社製)、酢酸ゲラニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸ヘキシル、エチレンブラシレート(ムスク T:高砂香料工業株式会社製)、ジヒドロキシジメチル安息香酸メチル(エベルニル:Givaudan社製)、酢酸セドリルから選ばれるエステル類;
(C−3)ドデカナール、2−メチル−3−(4−イソプロピルフェニル)プロパナール(シクラメンアルデヒド)、α−ヘキシルシンナミックアルデヒドから選ばれるアルデヒド類;
(C−4)β−イオノン、アセチルセドレン(ウッディーフロー:高砂香料工業株式会社製)、7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチルナフタレン(イソ・イー・スパー:IFF社製)、4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ブタノン(ラズベリーケトン)から選ばれるケトン類;
(C−5)ヘキサメチルヘキサヒドロシクロペンタベンゾピラン(ガラクソライド:IFF社)から選ばれるエーテル類
が挙げられる。
【0061】
これらC群の化合物又は精油類は、本発明の体臭抑制組成物において成分C(バランス成分)として単独で配合されてもよいし、2種以上が併用、配合されてもよい。本発明の体臭抑制組成物におけるこれらバランス成分の配合量は、具体的に選択する成分や、付与すべき汗臭や腋臭のマスキング効果、さらには他の配合成分等に応じて適宜選択させるものであり、特に限定されるべきものではない。本発明においては、バランス成分の配合により、優れた腋臭のマスキング効果が発揮される。これにより香粧品等を初めとする消臭剤、外用剤などに有用な本発明の体臭抑制組成物が提供される。
【0062】
上記したように、A成分、B成分、C成分の配合量は、具体的に選択する成分や、付与すべき汗臭や腋臭等に対するマスキング効果、さらには他の配合成分等に応じて適宜選択させるものであり、特に限定されるべきものではないが、その配合量は、A〜C成分の総量に対し、A成分は、一般には、40〜95重量%程度用いられ、より好ましくは50〜85重量%とされる。また、A成分とB成分の香料混合物の総和は一般には60重量%以上であり、好ましくは60〜100重量%である。またC成分は50重量%未満、好ましくは0〜40重量%とすることが望ましい。その理由は、A成分とB成分の香料混合物の総和が60重量%未満では通常充分な酸臭のマスキングをすることができないからである。
【0063】
本発明においては、上記A成分、B成分及びC成分の選抜は、前記擬似体臭組成物と対象香気成分とを混合し、室温にて30分間放置した後、専門パネラー4人により、酸臭に対するマスキング効果及びハーモナージュ効果の評価を行った。本発明においては、新規に開発した擬似体臭組成物を用いることにより、これらの評価を効率的に行うことができた。具体的評価方法及び評価結果については、後述する試験例1において具体的に説明する。
【0064】
(A、B、C成分の選抜)
酸臭に対するマスキング効果及びハーモナージュ効果の評価結果をまとめて以下のとおり総合評価し、A成分、B成分、C成分を次のように選抜した。
A成分:リリアールによるマスキング度を1とする後述の試験例1のマスキング評価において、マスキング点数2以上であり、且つハーモナージュ評価においてハーモナージュ点数1である化合物、もしくは精油類。
B成分:リリアールによるマスキング度を1とする上記マスキング評価において、マスキング点数1以上であり、且つハーモナージュ評価においてハーモナージュ点数0である化合物、もしくは精油類。
C成分:リリアールによるマスキング度を1とする上記マスキング評価において、マスキング点数2以下であり、且つハーモナージュ評価においてハーモナージュ点数−1である化合物、もしくは精油類。
【0065】
本発明の体臭抑制香料組成物中には、上記香気成分以外にも「合成香料 化学と商品知識、1996年3月6日発行、化学工業日報社」等に記載の香料を、本発明の所期の効果を損なわない範囲内、すなわち酸臭に伴う不快感を解消し得る、量的、質的範囲内で配合することが可能である。その他、溶剤、保留剤等を配合することも可能である。
【0066】
(消臭剤組成物及び外用剤組成物)
本発明の体臭抑制香料組成物は、汗などからの酸臭に伴う不快感を解消するために、消臭剤組成物或いは外用剤組成物などに配合される。本発明の体臭抑制香料組成物が配合された消臭剤組成物、外用剤組成物中には、公知の添加剤などを、本発明の所期の効果を損なわない範囲内、すなわち酸臭に伴う不快感を解消し得る、量的、質的範囲内で配合することが可能である。これら添加剤としては、例えば、抗酸化剤、抗菌剤、紫外線吸収剤、保湿剤や、抗消炎剤、美白剤、収斂剤、清涼剤、生薬抽出物などの薬剤成分などが挙げられる。
【0067】
抗酸化剤としては、例えばα−カロチン、β−カロチン、γ−カロチン、リコピン、クリプトキサンチン、ゼアキサンチン、イソゼアキサンチン、ロドキサンチン、カプサンチン、クロセチン等のカロチノイド;2,5−ジメチルフラン、2−メチルフラン、2,5−ジフェニルフラン、1,3−ジフェニルイソベンゾフラン等のフラン類;α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール等のビタミンE類;ヒスチジン、トリプトファン、メチオニン、アラニン、アラニンのアルキルエステル等のアミノ酸類;1,4−ジアジシクロオクタン、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、没食子酸エステル類、アスコルビン酸、タンニン類、フラボノイド等を挙げることができるがこれらに限定されるものではない。これらの抗酸化剤は、それぞれ通常公知の方法で製造することが可能であり、市販品を用いることも勿論可能である
【0068】
また、抗酸化効果を有する生薬の抽出物を上記抗酸化剤として用いることができる。具体的には、例えばオウゴン抽出物、カワラヨモギ抽出物、アセンヤク抽出物、セージ抽出物、チャ抽出物、ローズマリー抽出物、ウイキョウ抽出物、タイム抽出物、ナツメグ抽出物、コショウ抽出物、ターメリック抽出物、バニラ抽出物、パプリカ抽出物、ヨクイニン抽出物、サイコ抽出物、木瓜抽出物、スホウ抽出物、キュレン抽出物、ジョンラブ抽出物等の生薬抽出物を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
【0069】
これらの抗酸化剤を消臭剤組成物、外用剤組成物などに配合する場合は、概ね組成物の0.0001重量%以上、10.0重量%以下、好ましくは同0.01重量%以上、1.0重量%以下である。
【0070】
抗菌剤としては、例えばトリクロロカルバニリド、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ハロカルバン、塩酸クロルヘキシジン、ジヒドロファルネソール(例えば、特許文献5参照)等を挙げることができる。これらの抗菌剤を、本発明の体臭抑制香料組成物が配合された消臭剤組成物、外用剤組成物中に配合する場合は、概ね組成物の0.0001重量%以上、10.0重量%以下、好ましくは同0.005重量%以上、5.0重量%以下の範囲である。
なお、上記ジヒドロファルネソールは、抗菌剤と香料の機能を兼ね備えた「抗菌性香料」として知られているが、このジヒドロファルネソール以外の香料も、万一漏れ出る酸臭をマスキング又はハーモナージュするために本発明の消臭剤組成物、外用剤組成物中に配合することができる。
【0071】
例えば、本発明の消臭剤組成物、外用剤組成物が溶剤組成物として用いられる場合には、パラアミノ安息香酸等のパラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤;パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、〔4−ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル−3−メチルブチル〕−3,4,5−トリメトキシケイ皮酸エステル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、2−フェニル−5−メチルベンゾオキサゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤を配合することができる。
【0072】
また、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、キシリトール、マルチトール、マルトース、D−マンニット、水アメ、ブドウ糖、果糖、乳糖、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アデノシンリン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、ピロリドンカルボン酸、グルコサミン、シクロデキストリン等の保湿剤も本発明の消臭剤組成物中或いは外用剤組成物中に配合することができる。
【0073】
さらに薬剤成分として、上記抗酸化剤以外の薬効を有する薬剤、例えばイノシット、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ビタミンD2(エルゴカルシフェロール)、ビオチン等のビタミン類;エストラジオール、エチニルエストラジオール等のホルモン類;アラントイン、アズレン、グリチルレチン酸等の抗炎症剤;アルブチン等の美白剤;酸化亜鉛、タンニン酸等の収斂剤;L−メントール、カンフル等の清涼剤、イオウ、塩化リゾチーム等を本発明の消臭剤組成物中或いは外用剤組成物中に配合することもできる。また、上記の抗酸化剤として用い得る生薬抽出物以外の生薬抽出物を配合することもできる。
【0074】
なお、本発明の消臭剤組成物、外用剤組成物に配合可能な他の成分は、上記されたものに限定されるものではない。また、上に挙げた薬効成分は単独で外用剤組成物に配合することの他に、2種類以上の上記成分を、目的に応じ、適宜組み合わせて配合することも可能である。これら他の成分は、必要であれば本発明の体臭抑制香料組成物に配合することもできる。
【0075】
本発明の消臭剤組成物及び外用剤組成物においては、これらの所望する形態や剤型に応じて通常公知の基剤成分等が、本発明の所期の効果を損なわない範囲で用いられる。すなわち、基剤成分として、液体油脂、液体若しくは固体の油脂、固体油脂、ロウ類等の油分を皮膚外用剤組成物に配合することが可能である。また、エステル油や炭化水素油やシリコーンを消臭剤組成物及び皮膚外用剤組成物に配合することが可能である。また、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤;親油性非イオン界面活性剤、親水性非イオン界面活性剤等の界面活性剤を基剤成分として配合することができる。
【0076】
さらに、低級アルコール、ステロール類、植物系高分子、微生物系高分子、デンプン系高分子、動物系高分子、セルロース系高分子、アルギン酸系高分子、ビニル系高分子、アクリル系高分子、水溶性高分子を皮膚外用剤組成物中に、さらに、金属イオン封鎖剤、中和剤、pH調整剤等を消臭剤組成物及び外用剤組成物の基剤成分として配合することができる。
【0077】
ここで示した基剤成分等は単なる例示であり、本発明の消臭剤組成物及び外用剤組成物に配合可能な基剤成分がこれらの基剤成分等に限定されるものではない。これらの基剤成分は所望する形態に応じた処方に従い、適宜組み合わせて消臭剤組成物及び外用剤組成物に配合することができる。消臭剤組成物及び外用剤組成物の具体的処方については、後述する実施例において記載する。
【0078】
また、本発明の体臭抑制香料組成物は、衣服等に付着しがちな酸臭が、その衣服等において発生することを防ぐ手段や、身体で発生した酸臭が衣服に付着することを防ぐ手段として用いることもできる。具体的には、例えば衣服の洗濯仕上げ剤や衣服のコーティング剤等の形態で用いることが可能である。このような態様で用いる場合には、例えば本発明の体臭抑制香料組成物を衣服等の対象物に定着させるための定着剤等を目的に応じて組成物中に配合することができる。そして、衣服の洗濯仕上げ剤や衣服のコーティング剤等として用いられる場合は、例えば液剤やスプレー剤としての態様で好ましく用いられる。
【0079】
また、本発明の体臭抑制香料組成物は、香粧品を調製するための処方中に組み込むことができ、所望する形態や剤型に調整することができる。このようにして調製される香粧品の形態や剤型として、香水、オーデコロン、オードトワレ、デオドラント、石鹸、ボディーソープ、シャンプー、洗剤などの例があげられる。この場合の香粧品における本発明の香料組成物の配合量は特に限定されるべきものではないが、香粧品全体に対して、概して0.001から20.0重量%の範囲である。
【0080】
本発明の体臭抑制香料組成物は各種の消臭剤、外用剤組成物に配合されて、汗臭、特に腋臭などから発生られる、炭素数5〜8のヒドロキシアルキニルカルボン酸及び炭素数5〜8の二重結合を1つ有するアルケニルカルボン酸から選ばれる酸臭に対して優れたマスキング効果及び/又はハーモナージュ効果を有するものである。本発明の体臭抑制香料組成物が配合される消臭剤、外用剤は、所謂消臭効果をその目的の一つとしているものであればよく、所謂消臭剤、皮膚外用剤などの外用剤、更には、衣服等に付着しがちな酸臭が、その衣服等において発生することを防ぐ手段や、身体で発生した酸臭が衣服に付着することを防ぐ手段としての、例えば衣服の洗濯仕上げ剤や衣服のコーティング剤等、更には香粧品などを全て含むものである。即ち、本発明の消臭剤、外用剤組成物は、上記例示したものに限られず、汗臭、特に腋臭から発せられる酸臭を有効にマスキング及び/又はハーモナージュするために本発明の体臭抑制香料組成物が配合された剤の全てを指すものである。
【0081】
【特許文献5】
特開平8−245979号公報
【0082】
【実施例】
以下、本発明を実施例により、さらに具体的に説明するが、本発明がこの実施例により限定されるものではない。
なお、実施例を説明する前に、被検成分の酸臭抑制試験について説明する。
【0083】
試験例1
酸臭に対するマスキングとハーモナージュ効果を評価するための被験成分の抑制試験を、下記の手順で行った。
すなわち、カップ(内容量約500ml)に前記表2記載の組成を有する擬似体臭組成物を200μl添加したろ紙(2cm×2cm)と香料を10μl添加したろ紙(2cm×2cm)を入れ、アルミホイルで密封した。30分後、アルミホイルに直径約1cmの穴をあけ、専門パネラー4人による評価を行い、マスキング効果とハーモナージュ効果を下記の評価基準で数値化し、その結果に基づき、成分A〜Cの選抜を行った。選抜の結果を下記表3−1〜3−4(A群)、表4−1〜4−3(B群)、表5−1〜5−3(C群)に示す。
【0084】
(マスキング効果の評価基準)
3:非常によくマスキングできている。
2:ほぼマスキングできている。
1:かすかに、体臭(汗臭や腋臭)がする。
0;体臭(汗臭や腋臭)がする(マスキングが不十分)。
【0085】
(ハーモナージュ効果の評価基準)
1:調和している。
0:どちらでもない。
−1:調和していない。
【0086】
【表3】
【0087】
【表4】
【0088】
【表5】
【0089】
【表6】
【0090】
【表7】
【0091】
【表8】
【0092】
【表9】
【0093】
【表10】
【0094】
【表11】
【0095】
【表12】
【0096】
実施例1及び比較例1
下記表6(6−1及び6−2)の処方に従って、常法により実施例1及び比較例1の洗剤用香料組成物を調製し、試験例1の方法にしたがって、そのマスキング効果及びハーモナージュ効果の評価を行った。なお、処方は重量部である(以下の香料組成物の処方においても同様である)。
【0097】
【表13】
【0098】
【表14】
【0099】
上記実施例1の洗剤用香料組成物は、A成分が719/1000、B成分が206/1000、C成分が0/1000、その他成分が75/1000であり、これに対し比較例1においては、A成分が179/1000、B成分が12/1000、C成分が694/1000、その他成分が115/1000である。
実施例1の洗剤用香料組成物のマスキング効果の評価値は3.0、ハーモナージュ効果の評価値は1.0であり、極めて酸臭に対するマスキング効果及びハーモナージュ効果に優れることが明らかになった。
これに対し、比較例1の洗剤用香料組成物のマスキング効果の評価値は1.0、ハーモナージュ効果の評価値は0.0であり、マスキング効果及びハーモナージュ効果ともに満足できるものではなかった。
なお、この洗剤用香料組成物を下記の処方例に従って配合した、本発明消臭剤組成物である衣料用洗剤には、マスキング作用及びハーモナージュ作用による優れた酸臭抑制効果が認められた。
【0100】
実施例2及び比較例2
実施例1及び比較例1の洗剤用香料組成物を下記の衣料用洗剤処方例に従って配合し、衣料用洗剤を調製した。
【0101】
【0102】
下記の条件で実施例2及び比較例2の洗剤を用いて洗濯を行い、洗濯物の腋臭による酸臭のニオイ強度を、5人の専門パネラーにより比較評価した。結果を下記表7に示す。表7から明らかなように、実施例2の衣料用洗剤により洗濯された洗濯物には、実施例1の洗剤用香料組成物によるマスキング作用及びハーモナージュ作用による優れた酸臭抑制効果が認められたが、比較例2の衣料用洗剤により洗濯された洗濯物においては、酸臭抑制効果は十分でなく、洗濯後も酸臭が認められた。
(試験条件)
腋臭が強い被験者に入浴後、予め洗浄したガーゼを脇につけたシャツを着用してもらった。24時間後、ガーゼを洗濯してすすいだ後、脱水した。脱水直後のニオイについて、専門パネラー5人で評価した。
(評価基準)
○:酸臭が十分抑制されている
△:やや酸臭がある
×:明らかに酸臭がある
(評価結果)
【0103】
【表15】
【0104】
実施例3及び比較例3
下記表8(8−1及び8−2)の処方に従って、常法により実施例3及び比較例3の石鹸用香料組成物を調製し、試験例1の方法にしたがって、そのマスキング効果及びハーモナージュ効果の評価を行った。
【0105】
【表16】
【0106】
【表17】
【0107】
上記実施例3の石鹸用香料組成物は、A成分が710/1000、B成分が240/1000、C成分が0/1000、その他成分が50/1000であり、これに対し比較例3においては、A成分が45/1000、B成分が55/1000、C成分が860/1000、その他成分が40/1000である。
実施例3の石鹸用香料組成物のマスキング効果の評価値は3.0、ハーモナージュ効果の評価値は1.0であり、極めて酸臭に対するマスキング効果及びハーモナージュ効果に優れることが明らかになった。
これに対し、比較例3の石鹸用香料組成物のマスキング効果の評価値は1.0、ハーモナージュ効果の評価値は0.0であり、マスキング効果及びハーモナージュ効果ともに満足できるものではなかった。
【0108】
実施例4及び比較例4
実施例3及び比較例3の石鹸用香料組成物を下記の石鹸処方例に従って配合し、石鹸を調製した。
【0109】
【0110】
下記の条件で実施例4及び比較例4の石鹸を使用した後、使用後の腋臭による酸臭のニオイ強度を、5人の専門パネラーにより比較評価した。結果を下記表9に示す。表9から明らかなように、実施例4の石鹸により洗浄した場合、ガーゼには実施例3の石鹸用香料組成物によるマスキング作用及びハーモナージュ作用による優れた酸臭抑制効果が認められたが、比較例4の石鹸によっては、ガーゼに酸臭が認められた。
(試験条件)
腋臭が強い被験者に入浴後、予め洗浄したガーゼを脇につけたシャツを着用してもらった。24時間後、ガーゼを石鹸にて洗濯してすすいだ後、脱水した。脱水直後のニオイについて、専門パネラー5人で評価した。
(評価基準)
○:酸臭が十分抑制されている
△:やや酸臭がある
×:明らかに酸臭がある
(評価結果)
【0111】
【表18】
【0112】
実施例5及び比較例5
下記表10(10−1及び10−2)の処方に従って、常法により実施例5及び比較例5のボディソープ用香料組成物を調製し、試験例1の方法にしたがって、そのマスキング効果及びハーモナージュ効果の評価を行った。
【0113】
【表19】
【0114】
【表20】
【0115】
上記実施例5のボディソープ用香料組成物は、A成分が665/1000、B成分が165/1000、C成分が0/1000、その他成分が170/1000であり、これに対し比較例5においては、A成分が12/1000、B成分が40/1000、C成分が898/1000、その他成分が50/1000である。
実施例5のボディソープ用香料組成物のマスキング効果の評価値は3.0、ハーモナージュ効果の評価値は1.0であり、極めて酸臭に対するマスキング効果及びハーモナージュ効果に優れることが明らかになった。
これに対し、比較例5のボディソープ用香料組成物のマスキング効果の評価値は1.0、ハーモナージュ効果の評価値は0.0であり、マスキング効果及びハーモナージュ効果ともに満足できるものではなかった。
【0116】
実施例6及び比較例6
実施例5及び比較例5のボディソープ用香料組成物を下記のボディソープ処方例に従って配合し、ボディソープを調製した。
【0117】
【0118】
下記の条件で実施例6及び比較例6のボディソープ使用後の腋臭による酸臭のニオイ強度を、5人の専門パネラーにより比較評価した。結果を下記表11に示す。表11から明らかなように、実施例6のボディソープにより洗浄した場合、ガーゼにはボディソープ用香料組成物によるマスキング作用及びハーモナージュ作用による優れた酸臭抑制効果が認められたが、比較例6のボディソープによっては、ガーゼに酸臭が認められた。
(試験条件)
腋臭が強い被験者に入浴後、予め洗浄したガーゼを脇につけたシャツを着用してもらった。24時間後、ガーゼをボディソープにて洗浄してすすいだ後、脱水した。脱水直後のニオイについて、専門パネラー5人で評価した。
(評価基準)
○:酸臭が十分抑制されている
△:やや酸臭がある
×:明らかに酸臭がある
(評価結果)
【0119】
【表21】
【0120】
実施例7及び比較例7
下記表12(12−1及び12−2)の処方に従って、常法により実施例7及び比較例7のデオドラント用香料組成物を調製し、試験例1の方法にしたがって、そのマスキング効果及びハーモナージュ効果の評価を行った。
【0121】
【表22】
【0122】
【表23】
【0123】
上記実施例7のデオドラント用香料組成物は、A成分が670/1000、B成分が105/1000、C成分が0/1000、その他成分が225/1000であり、これに対し比較例7においては、A成分が320/1000、B成分が0/1000、C成分が600/1000、その他成分が80/1000である。
実施例7のデオドラント用香料組成物のマスキング効果の評価値は3.0、ハーモナージュ効果の評価値は1.0であり、極めて酸臭に対するマスキング効果及びハーモナージュ効果に優れることが明らかになった。
これに対し、比較例7のデオドラント用香料組成物のマスキング効果の評価値は1.0、ハーモナージュ効果の評価値は0.0であり、マスキング効果及びハーモナージュ効果ともに満足できるものではなかった。
【0124】
実施例8及び比較例8
実施例7及び比較例7のデオドラント用香料組成物を下記の処方例に従って配合し、外用剤組成物であるローションを調製した。
【0125】
【0126】
下記の条件で実施例8及び比較例8のローションを使用し、使用後の腋臭による酸臭のニオイ強度を、5人の専門パネラーにより比較評価した。結果を下記表13に示す。表13から明らかなように、実施例8のローションにより処理した場合、ガーゼにはローション用香料組成物のマスキング作用及びハーモナージュ作用による優れた酸臭抑制効果が認められたが、比較例8のローションによっては、ガーゼに酸臭が認められた。
(試験条件)
腋臭が強い被験者に入浴後、片方の脇をデオドラント剤で処理し、予め洗浄したガーゼを脇につけたシャツを着用してもらった。24時間後、ガーゼのニオイについて、専門パネラー5人で評価した。
(評価基準)
○:未塗布よりも良い
△:未塗布よりやや良い(やや酸臭がある)
×:未塗布と同等(明らかに酸臭がある)
(評価結果)
【0127】
【表24】
【0128】
実施例9及び比較例9
下記表14(14−1及び14−2)の処方に従って、常法により実施例9及び比較例9のデオドラント用香料組成物を調製し、試験例1の方法にしたがって、そのマスキング効果及びハーモナージュ効果の評価を行った。
【0129】
【表25】
【0130】
【表26】
【0131】
上記実施例9のデオドラント用香料組成物は、A成分が532/1000、B成分が138/1000、C成分が30/1000、その他成分が300/1000であり、これに対し比較例9においては、A成分が142/1000、B成分が3/1000、C成分が755/1000、その他成分が100/1000である。
実施例9のデオドラント用香料組成物のマスキング効果の評価値は3.0、ハーモナージュ効果の評価値は1.0であり、極めて酸臭に対するマスキング効果及びハーモナージュ効果に優れることが明らかになった。
これに対し、比較例9のデオドラント用香料組成物のマスキング効果の評価値は1.0、ハーモナージュ効果の評価値は0.0であり、マスキング効果及びハーモナージュ効果ともに満足できるものではなかった。
【0132】
実施例10及び比較例10
実施例9及び比較例9のデオドラント用香料組成物を下記の処方例に従って配合し、外用剤組成物であるスプレー状デオドラント(化粧水型)を調製した。
【0133】
【0134】
下記の条件で実施例10及び比較例10のスプレー状デオドラント(化粧水型)を使用し、使用後の腋臭による酸臭のニオイ強度を、5人の専門パネラーにより比較評価した。結果を下記表15に示す。表15から明らかなように、実施例10のスプレー状デオドラントにより処理した場合、ガーゼには実施例9のデオドラント用香料組成物のマスキング作用及びハーモナージュ作用による優れた酸臭抑制効果が認められたが、比較例10のスプレー状デオドラント(化粧水型)によっては、使用後も酸臭が認められた。
(試験条件)
腋臭が強い被験者に入浴後、片方の脇をデオドラント剤で処理し、予め洗浄したガーゼを脇につけたシャツを着用してもらった。24時間後、ガーゼのニオイについて、専門パネラー5人で評価した。
(評価基準)
○:未塗布よりも良い
△:未塗布よりやや良い(やや酸臭がある)
×:未塗布と同等(明らかに酸臭がある)
(評価結果)
【0135】
【表27】
【0136】
実施例11及び比較例11
実施例9及び比較例9のデオドラント用香料組成物を下記の処方例に従って配合配合し、外用剤組成物であるエアゾール(エアゾ−ル容器用)を調製した。
【0137】
【0138】
下記の条件で実施例11及び比較例11のエアゾールを使用し、使用後の腋臭による酸臭のニオイ強度を、5人の専門パネラーにより比較評価した。結果を下記表16に示す。表16から明らかなように、実施例11のエアゾールにより処理した場合、ガーゼには実施例9のデオドラント用香料組成物のマスキング作用及びハーモナージュ作用による優れた酸臭抑制効果が認められたが、比較例11のエアゾールによっては、使用後も酸臭が認められた。
(試験条件)
腋臭が強い被験者に入浴後、片方の脇をエアゾールで処理し、予め洗浄したガーゼを脇につけたシャツを着用してもらった。24時間後、ガーゼのニオイについて、専門パネラー5人で評価した。
(評価基準)
○:未塗布よりも良い
△:未塗布よりやや良い(やや酸臭がある)
×:未塗布と同等(明らかに酸臭がある)
(評価結果)
【0139】
【表28】
【0140】
実施例12及び比較例12
下記表17の処方に従って、常法により実施例12及び比較例12のスプレーパウダー用香料組成物を調製し、試験例1の方法にしたがって、そのマスキング効果及びハーモナージュ効果の評価を行った。
【0141】
【表29】
【0142】
上記実施例12のスプレーパウダー用香料組成物は、A成分が820/1000、B成分が130/1000、C成分が0/1000、その他成分が50/1000であり、これに対し比較例12においては、A成分が200/1000、B成分が20/1000、C成分が780/1000、その他成分が0/1000である。
実施例12のスプレーパウダー用香料組成物のマスキング効果の評価値は3.0、ハーモナージュ効果の評価値は1.0であり、極めて酸臭に対するマスキング効果及びハーモナージュ効果に優れることが明らかになった。
これに対し、比較例12のスプレーパウダー用香料組成物のマスキング効果の評価値は1.0、ハーモナージュ効果の評価値は0.0であり、マスキング効果及びハーモナージュ効果ともに満足できるものではなかった。
【0143】
実施例13及び比較例13
実施例12及び比較例12のスプレーパウダー用香料組成物を下記の処方例に従って配合配合し、消臭剤組成物であるパウダースプレーを調製した。
【0144】
【0145】
下記の条件で実施例13及び比較例13のパウダースプレーを使用し、使用後の腋臭による酸臭のニオイ強度を、5人の専門パネラーにより比較評価した。結果を下記表18に示す。表18から明らかなように、実施例13のパウダースプレーにより処理した場合、ガーゼには実施例12のデオドラント用香料組成物のマスキング作用及びハーモナージュ作用による優れた酸臭抑制効果が認められたが、比較例13のパウダースプレーによっては、使用後も酸臭が認められた。
(試験条件)
腋臭が強い被験者に入浴後、片方の脇をパウダースプレー剤で処理し、予め洗浄したガーゼを脇につけたシャツを着用してもらった。24時間後、ガーゼのニオイについて、専門パネラー5人で評価した。
(評価基準)
○:未塗布よりも良い
△:未塗布よりやや良い(やや酸臭がある)
×:未塗布と同等(明らかに酸臭がある)
(評価結果)
【0146】
【表30】
【0147】
実施例14及び比較例14
実施例12及び比較例12のスプレーパウダー用香料組成物を下記の処方例に従って配合配合し、消臭剤組成物であるパウダースプレー(エアゾール容器用)を調製した。
【0148】
【0149】
下記の条件で実施例14及び比較例14のパウダースプレーを使用し、使用後の腋臭による酸臭のニオイ強度を、5人の専門パネラーにより比較評価した。結果を下記表19に示す。表19から明らかなように、実施例14のパウダースプレーにより処理した場合、ガーゼには実施例12のスプレーパウダー用香料組成物のマスキング作用及びハーモナージュ作用による優れた酸臭抑制効果が認められたが、比較例14のパウダースプレーによっては、使用後も酸臭が認められた。
(試験条件)
腋臭が強い被験者に入浴後、片方の脇をパウダースプレー剤で処理し、予め洗浄したガーゼを脇につけたシャツを着用してもらった。24時間後、ガーゼのニオイについて、専門パネラー5人で評価した。
(評価基準)
○:未塗布よりも良い
△:未塗布よりやや良い(やや酸臭がある)
×:未塗布と同等(明らかに酸臭がある)
(評価結果)
【0150】
【表31】
【0151】
【発明の効果】
本発明により、体臭における酸臭のマスキング能及び/又はハーモナージュ効果に優れた体臭抑制香料組成物及び体臭における酸臭のマスキング能及び/又はハーモナージュ効果に優れた消臭剤組成物並びに外用剤組成物が得られる。また、本発明の体臭抑制香料組成物を用いることにより、体臭、特に腋臭などによる酸臭を効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】腋の部分を拭き取った脱脂綿をエーテルにより抽出した抽出物のガスクロマトグラムである。
【図2】3−ヒドロキシ−3−メチルヘキサン酸(R−体、S−体)の合成経路図である。
【図3】腋の部分を拭き取った脱脂綿をエーテルにより抽出した抽出物の特定成分と、合成された3−ヒドロキシ−3−メチルヘキサン酸(R−体、S−体)のメチルエステルを用いた同定結果を示すガスクロマトグラム対比図である。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a body odor suppressing fragrance composition, more specifically, a body odor suppressing fragrance composition capable of efficiently masking and / or harmonizing acid odors generated from body odor and sweat odor, and a deodorant composition containing the same. The present invention relates to a product or an external preparation composition and a novel body odor suppressing method.
[0002]
[Background Art]
In recent years, care for odors has become particularly important due to an increase in people's awareness of cleanliness. In particular, there is a strong need to eliminate odors emitted from the human body, that is, human odors. Smell emitted from the human body includes scalp / hair odor, bad breath, sweat odor, armpit odor, foot odor and the like. Above all, it is considered that axillary odor is caused by oxidization of secretions from sweat glands such as sebaceous glands, apocrine glands, and eccrine glands and by the action of microorganisms, thereby causing odor. Since these odors are unpleasant for humans, various measures have been conventionally taken to eliminate the odors. Under such circumstances, many products intended to prevent or reduce body odor, including axillary odor and sweat odor, have been conventionally provided on the market.
[0003]
Normally, methods to eliminate odors include methods to prevent the generation of odor by preventing the generation of substances that cause odor, methods to suppress the growth of microorganisms related to odor, and identification of odor. Various methods, such as a method of masking with a fragrance, are known, and at least one of these methods of eliminating odor is employed in various commercially available products. For example, antiperspirants for suppressing the amount of perspiration, bacteriostatic agents or bactericides for suppressing the growth of microorganisms, masking agents based on odorous components, and the like are blended in commercially available products and the like depending on the purpose. . As an antiperspirant, an aluminum compound, which is mostly an astringent, is mainly used, and aluminum chloride is usually used. Hexaclofen and various quaternary ammonium salt compounds are generally used as a bacteriostatic or bactericide. Various fragrances have been conventionally used as masking agents by odorous components (for example, see Patent Document 1, Patent Document 2, Non-Patent Document 1).
[0004]
On the other hand, in order to efficiently mask body odors including odors such as sweat odor and armpit odor, and to efficiently develop masking agents and deodorants for deodorization, bad breath, scalp odor, armpit odor, foot odor, sweat odor, etc. Research on various human body odor components, research on construction of model odors based thereon, and proposal of model odors have also been made conventionally (for example, see Non-Patent Documents 2, 3 and 3). However, among the sweat odors, the axillary odor has not yet been sufficiently studied. On the other hand, various perfume compositions are blended in deodorant products, but at present, it cannot be said that a satisfactory perfume material that effectively masks axillary odor is provided.
[0005]
The present inventors have conducted intensive studies in view of the above situation. As a result, in the report of the conventional sweat odor component, various carboxylic acids such as 3-methyl-2-hexenoic acid and acetic acid have been known. -Methylhexanoic acid was contained, and the enantiomer ratio of the hydroxycarboxylic acid was confirmed. As a result, it was found that the ratio of the R-form to the S-form was 1: 3. Unlike the conventional 3-methyl-2-hexenoic acid, this odor was clearly an odor reminiscent of axillary odor. With respect to these odors, a method of masking with odorous components has not yet been reported.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-6-179610
[Patent Document 2]
JP 2002-505264 A
[Patent Document 3]
European Patent Application Publication No. 1258531
[Non-patent document 1]
"Well-known / Common Techniques (Fragrances) Part I Fragrances General", JPO, January 29, 1999, p. 230-250 pages
[Non-patent document 2]
"Journal of Chemical Ecology", (USA), 1991, Vol. 17, No. 7, p. 1469-1492
[Non-Patent Document 3]
"46th Annual Meeting of the Symposium on Flavors, Terpenes and Essential Oil Chemistry," 46th TEAC Convention Secretariat (Organized by The Chemical Society of Japan), 2002, p. 124-126
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a body odor suppressing fragrance composition capable of efficiently masking and / or harmonizing body odors and sweat odors including sweat odors based on the results of determining the essence of the armpit odors. It is to provide.
Further, another object of the present invention is to provide a body odor suppressing fragrance composition which can effectively mask and / or harmonize acid odor generated from body odor and sweat odor.
[0008]
Further, another object of the present invention is to provide a deodorant composition or an external preparation containing a body odor suppressing fragrance composition capable of effectively masking and / or harmonizing acid odor generated from body odor and sweat odor. Is to provide a composition.
Another object of the present invention is to provide a deodorant composition or an external preparation composition containing a body odor suppressing fragrance composition capable of efficiently masking and / or harmonizing sweat odor and armpit odor. It is.
Another object of the present invention is to provide a method for suppressing body odor.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have newly constructed a pseudo-body odor composition based on the results of the analysis of axillary odor, and screened an extremely large number of individual fragrances using this pseudo-body odor composition. Efficient masking and / or harmonic treatment for acid odor such as axillary odor, that is, acid odor selected from hydroxyalkynylcarboxylic acid having 5 to 8 carbon atoms and alkenylcarboxylic acid having one double bond having 5 to 8 carbon atoms. The present invention has been found based on this finding, and has been found to be nursing. The body odor suppressing fragrance composition of the present invention is a fragrance composition that can be mixed with other fragrance compositions at an arbitrary ratio as appropriate according to the purpose and can be widely used in various compounded fragrances.
[0010]
That is, the present invention provides the following [1] to [4] body odor suppressing fragrance composition, [5] deodorant composition, [6] external preparation composition, and [7] and [8] It relates to a method for suppressing body odor.
[0011]
[1] A component excellent in masking effect and / or harmonic effect on acid odor selected from hydroxyalkynylcarboxylic acid having 5 to 8 carbon atoms and alkenylcarboxylic acid having one double bond having 5 to 8 carbon atoms. A body odor suppressing fragrance composition comprising at least one of the following.
[0012]
[2] The body odor suppressing fragrance composition according to the above [1], wherein the acid odor is 3-hydroxy-3-methylhexanoic acid and / or 3-methylhexenoic acid.
[0013]
[3] In the body odor suppressing fragrance composition according to the above [1] or [2], a component excellent in a masking effect and / or a harmonic effect on an acid odor,
(A) For acid odor, at least one or more compounds selected from compounds or essential oils whose fragrance is excellent in both masking effect and harmonic effect,
(B) at least one or more compounds selected from compounds or essential oils which have an excellent scent aroma against acid odor but have a neutral effect on the harmony effect; and
(C) optionally, at least one or more compounds selected from compounds or essential oils whose odor does not have a masking effect and a harmonic effect on acid odor;
A body odor suppressing fragrance composition comprising:
[0014]
[4] The above-mentioned [3], wherein the group A is at least 40% by weight, the sum of the components A and B is at least 60% by weight, and the component C is less than 40% by weight. Body odor suppressing fragrance composition.
[0015]
[5] A deodorant composition comprising the body odor suppressing fragrance composition according to any one of [1] to [4].
[0016]
[6] An external preparation composition comprising the body odor suppressing fragrance composition according to any one of [1] to [4].
[0017]
[7] The acid odor selected from hydroxyalkynyl carboxylic acid having 5 to 8 carbon atoms and alkenyl carboxylic acid having one double bond having 5 to 8 carbon atoms, both (A) a masking effect and a harmonic effect. (B) at least one or more compounds selected from compounds or essential oils which are excellent in masking effect but are neutral to the harmonic effect, and (C) if necessary. A method for suppressing body odor, comprising using at least one compound selected from the group consisting of a compound which does not have a masking effect and a harmonic effect and essential oils.
[0018]
(8) The method for suppressing body odor according to the above [7], wherein the acid odor is 3-hydroxy-3-methylhexanoic acid and / or 3-methylhexenoic acid.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in more detail.
Prior to the description of the present invention, first, the analysis of the axillary odor, the identification of the components, and the construction of a mimetic body odor composition from the analysis results will be described.
[0020]
(Axillary odor component analysis and characteristic peak analysis and identification method)
After extracting the cotton wool whose axillary part was wiped off with ether, the solvent was concentrated to obtain a specimen. It was analyzed using sniff gas chromatography and mass spectrometry, and a peak showing a characteristic odor was found (FIG. 1). Furthermore, the mass spectrum analysis and chemical synthesis (for the synthesis method, see, for example, Patent Literature 4, Non-Patent Literature 4, Non-Patent Literature 5, and for the synthesis route, see FIG. 2), are compared with the compounds obtained. It was revealed that the component was 3-hydroxy-3-methylhexanoic acid, and that the ratio of R-form to S-form, which is the ratio of both enantiomers of hydroxycarboxylic acid, was 1: 3 (FIG. 3).
[0021]
Table 1 shows the characteristic odors. 3-hydroxy-3-methylhexanoic acid, which is a newly found odor component, and 3-methyl-2-, which has been known as an axillary odor component, have been known. Shows fragrance for hexenoic acid.
[0022]
[Table 1]
[0023]
[Patent Document 4]
JP-A-10-25265
[Non-patent document 4]
"Journal of Organic Chemistry (J. Org. Chem.)", (USA), 1983, Vol. 48, No. 22, p. 3960-3966
[Non-Patent Document 5]
"Tetrahedron Asymmetry", (USA), 1996, Vol. 7, No. 7, p. 2023-2028
[0024]
(Simulated body odor composition)
Based on this result, it is considered, evaluated and further reconstructed based on this result, and is closer to the actual axillary odor, (a) (a-1) hydroxyalkynylcarboxylic acid having 5 to 8 carbon atoms and (a-2) 5 to 8 carbon atoms. At least one selected from alkenylcarboxylic acids having one double bond, (ii) at least one selected from fatty acids having 2 to 24 carbon atoms, and (c) aldehydes having 2 to 13 carbon atoms. A simulated body odor composition containing at least one kind was obtained.
[0025]
Examples of the hydroxyalkynylcarboxylic acid having 5 to 8 carbon atoms, which is the component (A-1) of the pseudo-odor composition, include 3-hydroxy-3-methylpentanoic acid and 3-hydroxy-3-methylhexanoic acid. And preferably a racemic form and an optically active form of 3-hydroxy-3-methylhexanoic acid. Further, the ratio of the R-form to the S-form which is the enantiomeric ratio of 3-hydroxy-3-methylhexanoic acid is 1 The ratio is preferably in the range of about 0.5: 1 to 1:20, and more preferably in the range of about 1: 1 to 1: 5. The component (A-1) can be contained in an amount of about 0.1 to 50% by weight in the whole composition, and a preferable range is about 1 to 30% by weight.
[0026]
On the other hand, the alkenylcarboxylic acid having one double bond having 5 to 8 carbon atoms of the component (a-2) is not particularly limited, but examples thereof include 3-methyl-2-pentenoic acid and 3-methyl-2-pentenoic acid. Methyl-2-hexenoic acid, 3-methyl-2-heptenoic acid and the like are preferred, and cis- and trans-forms of 3-methyl-2-hexenoic acid are preferred, and the geometry of 3-methyl-2-hexenoic acid is further preferred. It is more preferable that the ratio of the cis-form to the trans-form, which is the isomer ratio, is in the range of about 1: 1 to 1:10. Component (a-2) can be contained in about 0.1 to 50% by weight of the whole composition, and a preferable range is about 1 to 30% by weight.
[0027]
Examples of the fatty acid having 2 to 24 carbon atoms shown as the component (b) include acetic acid, propionic acid, butanoic acid, isobutanoic acid, valeric acid, isovaleric acid, hexanoic acid, heptanoic acid, octanoic acid, and nonanoic acid. Hydroxyl groups such as decanoic acid, dodecanoic acid, tridecanoic acid, myristic acid, pentadecanoic acid, palmitic acid, palmitooleic acid, heptadecanoic acid, stearic acid, oleic acid, linolenic acid, glycolic acid, lactic acid, and 3-hydroxybutanoic acid Examples thereof include a linear or branched saturated or unsaturated fatty acid which may have. The mixing ratio of the fatty acid having 2 to 24 carbon atoms of the component (b) is preferably about 0.001 to 50% by weight in the whole composition for acetic acid or propionic acid, and about 4 to 24 carbon atoms for the fatty acid having 4 to 24 carbon atoms. , About 0.001 to 80% by weight is a preferred range.
[0028]
Further, as the aldehyde having 2 to 13 carbon atoms represented as the component (c), for example, acetaldehyde, propionaldehyde, butyraldehyde, valeraldehyde, isovaleraldehyde, hexylaldehyde, heptylaldehyde, octylaldehyde, nonylaldehyde, decylaldehyde , Undecylaldehyde, dodecylaldehyde, tridecylaldehyde, tetradecylaldehyde, hexadecylaldehyde, 3-hexenal, 4-heptenal, 2-nonenal, 4-decenal, undecylenaldehyde, 2,6-nonadienal, decadienal, methyloctylacetaldehyde And straight-chain or branched saturated or unsaturated aldehydes such as methylnonylacetaldehyde. The compounding ratio of the aldehyde having 2 to 13 carbon atoms of the component (c) is preferably about 0.001 to 50% by weight in the whole composition.
[0029]
In order to adjust the delicate quality and concentration of body odor such as sweat odor and armpit odor, the above-mentioned simulated body odor composition contains, in addition to the above components (a) to (c), squalene, squalane, cholesterol or a derivative thereof, Amino acids, glycerides, linear or branched fatty acid esters having 2 to 24 carbon atoms, volatile nitrogen-containing compounds, volatile sulfur-containing compounds, and the like can be blended. These can be contained in an amount of about 0.00001 to 10000 parts by weight based on 1 part by weight of the components (a) to (c). In addition, a solvent (solubiliser) can be added to the simulated body odor composition for the purpose of adjusting the concentration of the composition, and lactic acid is preferred.
[0030]
In the selection of the compounds of components A to C and the essential oils of the body odor suppressing fragrance composition of the present invention, a pseudo body odor composition having the composition shown in Table 2 below was used.
[0031]
[Table 2]
[0032]
(Body odor suppressing fragrance composition of the present invention)
An acid odor (hereinafter referred to as a “sweat odor or odor”) selected from hydroxyalkynyl carboxylic acids having 5 to 8 carbon atoms and alkenyl carboxylic acids having one double bond having 5 to 8 carbon atoms, generated from the body odor and sweat odor of the present invention. The body odor suppressing fragrance composition capable of effectively masking and / or harmonizing with respect to "acid odor such as axillary odor" is typically represented by (A) acid odor such as sweat odor or armpit odor as a component. Aromas are excellent in masking effect against compounds or essential oils (hereinafter also referred to as "masking components") excellent in both masking effect and harmonage effect on odor and (B) acid odor such as sweat odor and armpit odor Are neutral compounds or essential oils for the harmonic effect (hereinafter also referred to as "harmonic neutral components") and (C) if necessary, the odor to mask the acid effect and the odor. Compounds or essential oils without the Hivernage effect (hereinafter, also referred to as "balanced component".) It contains. Hereinafter, the compounds and essential oils contained in these components will be described more specifically. However, the exemplified compounds and essential oils of the components A to C are merely examples, and the above-mentioned components (A ), (B) and (C) are not limited to these examples.
[0033]
(A) Masking component
Examples of the masking component which is a component excellent in both a masking effect and a harmonic effect on acid odors such as sweat odor and armpit odor include, for example, compounds selected from the following groups (A-1) to (A-7) or essential oils. And the like.
[0034]
(A-1) Alcohols
Cis-3-hexenol, phenylethyl alcohol, citronellol, 2-ethyl-4- (2,2,3-trimethyl-3-cyclopenten-1-yl) -2-buten-1-ol (levosandole: Takasago International Corporation Co., Ltd.), 2-methyl-4- (2,2,3-trimethyl-3-cyclopenten-1-yl) -2-buten-1-ol (sandalmysol core: manufactured by Kao Corporation), geraniol, Borneol
[0035]
(A-2) Esters and lactones
Cis-3-hexenyl acetate, styryl acetate, allyl amyl glycolate, phenylethyl acetate, benzyl acetate, cis-3-hexenyl salicylate, 2-tert-butylcyclohexyl acetate (Beldox: manufactured by Kao Corporation), methyl dihydrojasmonate (Hedion: manufactured by Firminich), methyl benzoate, methylphenyl acetate, ethyl acetoacetate, allyl caproate, ethyl-2-methyl butyrate, ethyl-2-methyl valerate, allyl cyclohexyloxyacetate (cyclogalvanate: Dragoco) ), Methyl anthranilate, γ-undecalactone, γ-nonalactone, γ-decalactone, coumarin
[0036]
(A-3) Aldehydes and acetals
Dimethyl-tetrahydrobenzaldehyde (tripral: manufactured by IFF), ethyl vanillin, citronellal, hexanal, octanal, benzaldehyde, 2,6-dimethyl-5-heptenal (melonal: manufactured by Givaudan), citral, trimethylcyclohexenecarbaldehyde (isocyclocitral) : Manufactured by IFF), 4-methoxybenzaldehyde, citral diethyl acetal (citrasal: manufactured by Quest), acetaldehyde phenylethyl propyl acetal, phenylacetaldehyde dimethyl acetal
[0037]
(A-4) Ketones
Damacenone, methylionone soap, β-damasenone, camphor, methylenetetramethylheptanone (corebon: manufactured by IFF), methylheptenone, 1- (5,5-dimethyl-cyclohexen-1-yl) -4-penten-1-one ( α-Dynascon: manufactured by Firminich), menthone, l-carvone
[0038]
(A-5) Ethers
3α, 6,6,9α-tetramethyldodecahydronaphtho [2,1-b] furan (ambroxane: manufactured by Henkel), 2-butyl-4,6-dimethyldihydropyran (vigorose: manufactured by Quest), p -Cresyl methyl ether, phenylacetaldehyde, rose oxide, β-naphthol methyl ether
[0039]
(A-6) Nitrogen-containing compound
Isobutylquinoline, geranyl nitrile, citronellyl nitrile, hydroxycitronerylidene methyl anthranilate (Olanchiol: manufactured by Takasago International Corporation)
[0040]
(A-7) Essential oils
Lemon oil, lime oil, orange oil, rosemary oil, ylang ylang oil, mandarin oil, eucalyptus oil, lavandin oil, geranium oil, chamomile oil, cardamom oil, citronella oil, elemi oil, cinnamon oil, petiglen oil, taget oil, Almores oil, galvanum oil, peppermint oil, clary sage oil, clove bud oil, rose oil, basil oil, spearmint oil
[0041]
Among these masking components, as components that are excellent in sweat odor, particularly the masking effect of armpit odor,
(A-1) cis-3-hexenol, phenylethyl alcohol, citronellol, 2-ethyl-4- (2,2,3-trimethyl-3-cyclopenten-1-yl) -2-buten-1-ol (levo) Sandor: Takasago International Corporation, 2-Methyl-4- (2,2,3-trimethyl-3-cyclopenten-1-yl) -2-buten-1-ol (Sandal Mysol Core: Kao Corporation) Alcohols selected from geraniol and borneol;
[0042]
(A-2) cis-3-hexenyl acetate, styryl acetate, allyl amyl glycolate, phenylethyl acetate, benzyl acetate, cis-3-hexenyl salicylate, 2-tert-butylcyclohexyl acetate (Beldox: manufactured by Kao Corporation) , Methyl dihydrojasmonate (Hedion: manufactured by Firminich), esters and lactones selected from γ-undecalactone and coumarin;
[0043]
(A-3) one or more aldehydes selected from dimethyl-tetrahydrobenzaldehyde (tripral: manufactured by IFF) and ethyl vanillin;
(A-4) ketones selected from damasenone, methylionone, β-damasenone;
[0044]
(A-5) 3α, 6,6,9α-tetramethyldodecahydronaphtho [2,1-b] furan (Ambroxane: manufactured by Henkel) which is an ether;
(A-7) essential oils selected from lemon oil, lime oil, orange oil, rosemary oil, ylang-ylang oil, mandarin oil, eucalyptus oil, lavandin oil, and geranium oil;
Is mentioned.
[0045]
These Group A compounds or essential oils may be used alone or as a combination of two or more of them as the component A (masking component) in the body odor suppressing composition of the present invention. The blending amounts of these masking components in the body odor suppressing fragrance composition of the present invention are appropriately selected depending on the components to be specifically selected, the masking effect on sweat odor, armpit odor and the like to be imparted, and other components. And should not be particularly limited. In the present invention, by blending the masking component, an excellent masking effect against sweat odor, especially an armpit odor is exhibited. Thereby, the body odor suppressing fragrance composition of the present invention useful for a deodorant including cosmetics, an external preparation, and the like is provided.
[0046]
(B) Harmonage neutral component
Harmonage neutral components, which are compounds that are excellent in masking effect for odors such as sweat odor and axillary odor but are neutral to the harmony effect or essential oils, include, for example, the following (B-1) And at least one compound selected from each group of (B-7) to (B-7) or essential oils.
[0047]
(B-1) Alcohols
Ethyl linalool, tetrahydromyrcenol, 4-methyl-3-decene-5-ol (undecavertol: Givaudan), 9-decene-1-ol, p-tert-butylcyclohexanol, dimethyloctanol
[0048]
(B-2) Esters
Allyl cyclohexylpropionate, terpinyl acetate, tricyclodecenyl acetate, citronellyl acetate, amyl salicylate, phenylethyl phenylacetate, ethyl 3-methyl-3-phenylglycidate, ethyl 2,2,6-trimethylcyclohexanecarboxylate ( Tesalon: Takasago International Corporation), trichloromethylfailcarbyl acetate (rosephenone), anisyl acetate
[0049]
(B-3) Aldehydes
Heliotropin, p-tert-butyl-α-methylhydrocinnamic aldehyde (Lilyal: manufactured by Givaudan), 4 (3)-(4-hydroxy-4-methylpentyl) -3-cyclohexene-1-carboxaldehyde (covanol : Takasago International Corporation), hydroxycitronellal, α-methyl-3,4-methylenedioxyhydrocinnamic aldehyde (Helional: manufactured by IFF), cinamic aldehyde, 2-methylundecanal, 4-tri Cyclodecylene butanal, p-ethyl-α, α-dimethylphenylpropyl aldehyde (floralozone: manufactured by IFF), 4- (4-methyl-3-pentenyl) -3-cyclohexene-1-carbaldehyde (mylacaldehyde) : IFF)
[0050]
(B-4) Ketones or ketals
α-damascon, δ-damascon, 6-acetyl-1,1,2,4,4,7-hexamethyltetrahydronaphthalene (tonalide: manufactured by PFW), allylionone, 4-tert-butyl-2,6-dimethylacetophenone , 5-cyclohexadecene-1-one (Ambreton: manufactured by Takasago International Corporation), 3-methyl-2-pentyl-2-cyclopenten-1-one (dihydrojasmon), 2,4,6-trimethyl-4- Phenyl-1,3-dioxane (Fluoropearl: manufactured by Harman & Reimer)
[0051]
(B-5) Ethers
Eugenol, diphenyl oxide, 4-methyl-2- (2-methylpropyl) tetrahydro-2H-4-pyranol (dihydrorose oxide)
(B-6) Nitrogen-containing compound
Tridecene-2-nitrile
(B-7) Essential oils
Cedarwood oil, juniper berry oil, clove leaf oil, thyme oil, nutmeg oil
[0052]
Among these neutral components of harmonics, as components that are excellent in masking effect of sweat odor, especially armpit odor,
(B-1) Ethyl linalool of alcohols;
(B-2) Esters selected from allyl cyclohexylpropionate, terpinyl acetate, tricyclodecenyl acetate, citronellyl acetate, amyl salicylate; (B-3) heliotropin, p-tert-butyl-α-methylhydro Cinamic aldehyde (Lilyal: manufactured by Givaudan), 4 (3)-(4-hydroxy-4-methylpentyl) -3-cyclohexene-1-carboxaldehyde (covanol: manufactured by Takasago International Corporation), hydroxycitronellal Aldehydes selected from α-methyl-3,4-methylenedioxyhydrocinnamic aldehyde (Helional: manufactured by IFF);
(B-4) ketones and ketals selected from α-damascon, δ-damascon, 6-acetyl-1,1,2,4,4,7-hexamethyltetrahydronaphthalene (tonalide: manufactured by PFW);
(B-5) Eugenol of ethers;
(B-7) Cedarwood oil of essential oils
Is mentioned.
[0053]
These compounds of Group B or essential oils may be used alone as Component B (harmonic neutral component) in the body odor suppressing composition of the present invention, or two or more of them may be used in combination. The blending amounts of these masking components in the body odor suppressing fragrance composition of the present invention are appropriately selected depending on the components to be specifically selected, the masking effect on sweat odor, armpit odor and the like to be imparted, and other components. And should not be particularly limited. In the present invention, by blending the neutral component of the harmonage, an excellent masking effect of sweat odor, particularly, axillary odor is exhibited. This provides the body odor suppressing composition of the present invention useful for deodorants including cosmetics, external preparations and the like.
[0054]
(C) Balance component
As a balance component comprising a compound or an essential oil that does not have a masking effect and a harmonic effect on acid odors such as sweat odor and armpit odor, for example, one selected from the following groups (C-1) to (C-6) The above compounds or essential oils are mentioned. These balance components have the effect of balancing the aroma of the compounded fragrance.
[0055]
(C-1) Alcohols and phenols
Dihydromyrcenol, isocampyl cyclohexanol, (Santa Rex: manufactured by Takasago International Corporation), dimethylphenylethylcarbinol, 2-phenylpropanol, 2,2-dimethyl-3- (3-methylphenyl) propanol, l-menthol, cis-p-isopropylcyclohexylmethanol (Myol: manufactured by Firmenich), α, α-dimethylphenylethyl alcohol, 1- (2-tert-butylcyclohexyloxy) butan-2-ol (Ambercore: Kao) 1- (2,2,6-trimethylcyclohexyl) -3-hexanol (Ambestol: Takasago International Corporation), Thymol
[0056]
(C-2) Esters
P-tert-butylcyclohexyl acetate (Bertenex: manufactured by IFF), ethyl (2-methyl- [1,3] dioxolan-2-yl) acetate (Fraystone: manufactured by IFF), linalyl acetate, tricyclode propionate Cenyl (cyclaprop: manufactured by IFF), geranyl acetate, benzyl salicylate, hexyl salicylate, ethylene brassate (Musk T: manufactured by Takasago International Corporation), methyl dihydroxydimethylbenzoate (Evernil: manufactured by Givaudan), acetic acid 3 -Pentylteolahydropyranyl (Jasmar: manufactured by IFF), phenylethyl salicylate, ethyl 2-tert-butylcyclohexylcarboxylate (floramate: manufactured by Henkel), 10-oxa-16-hexadecanolide (oxalide: Takasago International Corporation) Company), tricyclo [5.2.1.0 2,6 Ethyl decane-2-carboxylate (Frutate: manufactured by Kao Corporation), dimethylbenzylcarbinyl acetate, ceryl acetate
[0057]
(C-3) Aldehydes
Dodecanal, 2-methyl-3- (4-isopropylphenyl) propanal (cyclamenaldehyde), α-hexylcinnamic aldehyde, cuminaldehyde, 2,6,10-trimethyl-9-undecenal, 1-methyl-4- ( 4-methyl-3-pentenyl) -3-cyclohexenecarboxaldehyde (homomirac aldehyde: manufactured by IFF), nonanal, decanal, 3-dodecenal
[0058]
(C-4) Ketones
β-ionone, acetylsedrene (Woody Flow: manufactured by Takasago International Corporation), 7-acetyl-1,2,3,4,5,6,7,8-octahydro-1,1,6,7-tetra Methylnaphthalene (Iso Espar: manufactured by IFF), 4- (4-hydroxyphenyl) -2-butanone (raspberry ketone), methylnaphthyl ketone, cis jasmon
[0059]
(C-5) Ethers
Hexamethylhexahydrocyclopentabenzopyran (Galaxolide: IFF), Ceryl methyl ether
(C-6) Nitrogen-containing compound
Indole
Can be mentioned.
[0060]
Among these balance components, compounds or essential oils that are excellent in harmony with perfume for sweat odor, especially for armpit odor,
(C-1) alcohols selected from dihydromyrcenol, isocampylcyclohexanol, (Santa Rex: manufactured by Takasago International Corporation);
(C-2) p-tert-butylcyclohexyl acetate (Bertenex: manufactured by IFF), ethyl (2-methyl- [1,3] dioxolan-2-yl) acetate (Fraystone: manufactured by IFF), linalyl acetate, Tricyclodecenyl propionate (cyclaprop: manufactured by IFF), geranyl acetate, benzyl salicylate, hexyl salicylate, ethylene brassate (Musk T: manufactured by Takasago International Corporation), methyl dihydroxydimethylbenzoate (Evernil: Givaudan) ), Esters selected from sedol acetate;
(C-3) aldehydes selected from dodecanal, 2-methyl-3- (4-isopropylphenyl) propanal (cyclamenaldehyde), α-hexylcinnamic aldehyde;
(C-4) β-ionone, acetylsedrene (Woody Flow: manufactured by Takasago International Corporation), 7-acetyl-1,2,3,4,5,6,7,8-octahydro-1,1,1 Ketones selected from 6,7-tetramethylnaphthalene (IsoE Spar: manufactured by IFF) and 4- (4-hydroxyphenyl) -2-butanone (raspberry ketone);
(C-5) Ethers selected from hexamethylhexahydrocyclopentabenzopyran (Galaxolide: IFF)
Is mentioned.
[0061]
These compounds of group C or essential oils may be used alone or as a combination of two or more as component C (balance component) in the body odor control composition of the present invention. The blending amounts of these balance components in the body odor suppressing composition of the present invention are appropriately selected according to the components to be specifically selected, the masking effect of sweat odor and armpit odor to be imparted, and even other components. Yes, and should not be particularly limited. In the present invention, an excellent axillary odor masking effect is exhibited by blending the balance component. This provides the body odor suppressing composition of the present invention useful for deodorants including cosmetics, external preparations and the like.
[0062]
As described above, the amounts of the components A, B, and C are appropriately selected according to the components to be specifically selected, the masking effect on sweat odor, armpit odor, and the like to be imparted, and other components. The component A is generally used in an amount of about 40 to 95% by weight, and more preferably 50 to 95% by weight, based on the total amount of the components A to C, although it is not particularly limited. 85% by weight. The total sum of the fragrance mixture of the component A and the component B is generally 60% by weight or more, preferably 60 to 100% by weight. The content of the component C is less than 50% by weight, preferably 0 to 40% by weight. The reason is that if the total of the fragrance mixture of the component A and the component B is less than 60% by weight, it is usually not possible to sufficiently mask the acid odor.
[0063]
In the present invention, the A component, the B component and the C component are selected by mixing the pseudo-odor composition and the target fragrance component, and allowing the mixture to stand at room temperature for 30 minutes. The masking effect and the harmonic effect were evaluated. In the present invention, these evaluations could be performed efficiently by using the newly developed pseudo-body odor composition. Specific evaluation methods and evaluation results will be specifically described in Test Example 1 described later.
[0064]
(Selection of A, B, C components)
The evaluation results of the masking effect and the harmonic effect on acid odor were summarized and comprehensively evaluated as follows, and A component, B component, and C component were selected as follows.
A component: A compound or an essential oil having a masking score of 2 or more in a masking evaluation of Test Example 1 described below in which the degree of masking by Lilyal is 1 and a harmonage score of 1 in a harmonage evaluation.
Component B: A compound or essential oil having a masking score of 1 or more in the above-described masking evaluation with a masking degree of Lilyal of 1, and having a harmonage score of 0 in the harmonage evaluation.
Component C: A compound or essential oil that has a masking score of 2 or less in the above-mentioned masking evaluation with a masking degree of Lilyal as 1, and has a harmony score of −1 in the harmonage evaluation.
[0065]
In the body odor suppressing fragrance composition of the present invention, in addition to the above-mentioned fragrance components, fragrances described in "Synthetic fragrance chemistry and product knowledge, published on March 6, 1996, Chemical Daily", etc., may be used. Can be compounded within a range that does not impair the effect of the period, that is, within a quantitative and qualitative range that can eliminate discomfort associated with acid odor. In addition, a solvent, a retaining agent, and the like can be blended.
[0066]
(Deodorant composition and external preparation composition)
The body odor suppressing fragrance composition of the present invention is added to a deodorant composition or an external preparation composition or the like in order to eliminate discomfort associated with acid odor from sweat or the like. The deodorant composition in which the body odor suppressing fragrance composition of the present invention is blended, in the external preparation composition, known additives, etc., within a range that does not impair the intended effect of the present invention, that is, acid odor It is possible to mix within a quantitative and qualitative range that can eliminate the accompanying discomfort. Examples of these additives include drug components such as antioxidants, antibacterial agents, ultraviolet absorbers, humectants, and anti-inflammatory agents, whitening agents, astringents, cooling agents, and crude drug extracts.
[0067]
Examples of antioxidants include carotenoids such as α-carotene, β-carotene, γ-carotene, lycopene, cryptoxanthin, zeaxanthin, isoseaxanthin, rhodoxanthin, capsanthin, crocetin; 2,5-dimethylfuran, 2-methylfuran , 2,5-diphenylfuran, 1,3-diphenylisobenzofuran and other furans; vitamins E such as α-tocopherol, β-tocopherol, γ-tocopherol, δ-tocopherol; histidine, tryptophan, methionine, alanine, alanine And amino acids such as alkyl esters of 1,4-diadicyclooctane, dibutylhydroxytoluene (BHT), gallic esters, ascorbic acid, tannins, flavonoids and the like, but are not limited thereto. No. Each of these antioxidants can be produced by a generally known method, and of course, a commercially available product can be used.
[0068]
Further, an extract of a crude drug having an antioxidant effect can be used as the antioxidant. Specifically, e.g., Japanese gourd extract, pearl mugwort extract, senilla extract, sage extract, tea extract, rosemary extract, fennel extract, thyme extract, nutmeg extract, pepper extract, turmeric extract And herbal extracts such as vanilla extract, paprika extract, yokunin extract, psycho extract, quince extract, suho extract, curen extract, and Jongrab extract, but are not limited thereto. Not something.
[0069]
When these antioxidants are incorporated into a deodorant composition, an external preparation composition or the like, they are generally at least 0.0001% by weight and at most 10.0% by weight of the composition, preferably at least 0.01% by weight. , 1.0% by weight or less.
[0070]
Examples of the antibacterial agent include trichlorocarbanilide, benzalkonium chloride, benzethonium chloride, halocarban, chlorhexidine hydrochloride, dihydrofarnesol (for example, see Patent Document 5). When these antibacterial agents are blended into a deodorant composition or an external preparation composition containing the body odor suppressing fragrance composition of the present invention, they are generally 0.0001% by weight or more and 10.0% by weight of the composition. %, Preferably 0.005 to 5.0% by weight.
In addition, the above-mentioned dihydrofarnesol is known as an `` antibacterial fragrance '' having both functions of an antibacterial agent and a fragrance, but the fragrance other than dihydrofarnesol is also used for masking or harmonizing an acid odor that leaks out. It can be blended in the deodorant composition and the external preparation composition of the present invention.
[0071]
For example, when the deodorant composition and the external preparation composition of the present invention are used as a solvent composition, a paraaminobenzoic acid-based ultraviolet absorber such as paraaminobenzoic acid; an anthranilic acid-based ultraviolet absorber such as methyl anthranilate A salicylic acid ultraviolet absorber such as octyl salicylate, phenyl salicylate, homomenthyl salicylate, etc .; isopropyl paramethoxycinnamate, octyl paramethoxycinnamate, 2-ethylhexyl paramethoxycinnamate, mono-2 diparamethoxycinnamate Cinnamic acid type ultraviolet absorbers such as -glyceryl ethylhexanoate, [4-bis (trimethylsiloxy) methylsilyl-3-methylbutyl] -3,4,5-trimethoxycinnamate; 2,4-dihydroxybenzophenone; 2-hydroxy-4-methoxybenzophenone, 2- Benzophenone ultraviolet absorbers such as droxy-4-methoxybenzophenone-5-sulfonic acid and sodium 2-hydroxy-4-methoxybenzophenone-5-sulfonate; urocanic acid, ethyl urocanate, 2-phenyl-5-methylbenzoxazole And an ultraviolet absorber such as 2- (2'-hydroxy-5'-methylphenyl) benzotriazole and 4-tert-butyl-4'-methoxydibenzoylmethane.
[0072]
In addition, polyethylene glycol, propylene glycol, dipropylene glycol, 1,3-butylene glycol, hexylene glycol, glycerin, diglycerin, xylitol, maltitol, maltose, D-mannitol, water candy, glucose, fructose, lactose, chondroitin Moisturizers such as sodium sulfate, sodium hyaluronate, sodium adenosine phosphate, sodium lactate, bile salts, pyrrolidone carboxylic acid, glucosamine, cyclodextrin and the like are also incorporated in the deodorant composition or the external preparation composition of the present invention. be able to.
[0073]
Further, as a drug component, a drug having a drug effect other than the above-mentioned antioxidant, for example, inosit, pyridoxine hydrochloride, benzyl nicotinate, nicotinamide, vitamin D 2 (Ergocalciferol), vitamins such as biotin; hormones such as estradiol and ethinyl estradiol; anti-inflammatory agents such as allantoin, azulene, glycyrrhetinic acid; whitening agents such as arbutin; astringents such as zinc oxide and tannic acid; -A refreshing agent such as menthol or camphor, sulfur, lysozyme chloride or the like can be added to the deodorant composition of the present invention or the external preparation composition. In addition, a crude drug extract other than the crude drug extract that can be used as the above-mentioned antioxidant can be blended.
[0074]
The other components that can be added to the deodorant composition and the external preparation composition of the present invention are not limited to those described above. In addition to the above-mentioned medicinal ingredients being solely incorporated into the external preparation composition, two or more kinds of the above-mentioned ingredients can be appropriately combined and formulated according to the purpose. These other components can be added to the body odor suppressing fragrance composition of the present invention, if necessary.
[0075]
In the deodorant composition and the external preparation composition of the present invention, generally known base components and the like are used according to the desired form and dosage form within a range that does not impair the intended effect of the present invention. . That is, as a base component, an oil component such as liquid fats and oils, liquid or solid fats and oils, solid fats and oils, waxes and the like can be blended into the skin external preparation composition. In addition, ester oil, hydrocarbon oil and silicone can be blended in the deodorant composition and the skin external preparation composition. In addition, surfactants such as anionic surfactants, cationic surfactants, amphoteric surfactants, and lipophilic nonionic surfactants and hydrophilic nonionic surfactants can be blended as a base component.
[0076]
Furthermore, lower alcohols, sterols, plant polymers, microbial polymers, starch polymers, animal polymers, cellulose polymers, alginate polymers, vinyl polymers, acrylic polymers, water-soluble The polymer can be further incorporated into the skin external preparation composition, and a sequestering agent, a neutralizing agent, a pH adjuster, and the like can be further incorporated as a base component of the deodorant composition and the external preparation composition.
[0077]
The base components and the like shown here are merely examples, and the base components that can be blended in the deodorant composition and the external preparation composition of the present invention are not limited to these base components and the like. These base components can be combined in the deodorant composition and the external preparation composition in an appropriate combination in accordance with the formulation according to the desired form. Specific formulations of the deodorant composition and the external preparation composition will be described in Examples described later.
[0078]
Further, the body odor suppressing fragrance composition of the present invention is a means for preventing an acid odor that tends to adhere to clothes or the like from occurring in the clothes or the like, or a means for preventing an acid odor generated in the body from attaching to clothes. Can also be used. Specifically, it can be used, for example, in the form of a laundry finishing agent for clothes or a coating agent for clothes. When used in such an embodiment, for example, a fixing agent or the like for fixing the body odor suppressing fragrance composition of the present invention to an object such as clothing can be incorporated into the composition according to the purpose. When it is used as a laundry finishing agent for clothes or a coating agent for clothes, it is preferably used, for example, in the form of a liquid agent or a spray agent.
[0079]
Further, the body odor suppressing fragrance composition of the present invention can be incorporated into a formulation for preparing a cosmetic, and can be adjusted to a desired form or dosage form. Examples of the form and dosage form of the cosmetic thus prepared include perfume, cologne, eau de toilette, deodorant, soap, body soap, shampoo, detergent and the like. The amount of the fragrance composition of the present invention in the cosmetics in this case is not particularly limited, but is generally in the range of 0.001 to 20.0% by weight based on the total cosmetics.
[0080]
The body odor suppressing fragrance composition of the present invention is blended with various deodorants and external preparation compositions, and has 5 to 8 carbon atoms of hydroxyalkynylcarboxylic acid and 5 to 8 carbon atoms generated from sweat odor, particularly axillary odor. Has an excellent masking effect and / or a harmonic effect on an acid odor selected from alkenylcarboxylic acids having one double bond. The deodorant and the external preparation to which the body odor suppressing fragrance composition of the present invention is blended may be those having a so-called deodorizing effect as one of the purposes, and are external preparations such as a so-called deodorant and a skin external preparation. Further, as a means for preventing acid odor, which tends to adhere to clothes and the like, from being generated in the clothes and the like, and a means for preventing acid odor generated in the body from being attached to clothes, for example, washing of clothes Agents and clothing coating agents, as well as cosmetics. That is, the deodorant and external preparation composition of the present invention are not limited to those exemplified above, and the body odor suppression of the present invention for effectively masking and / or harmonizing sweat odor, particularly acid odor generated from armpit odor. It refers to all of the agents in which the fragrance composition is blended.
[0081]
[Patent Document 5]
JP-A-8-245979
[0082]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples, but the present invention is not limited to these examples.
Before describing the examples, an acid odor suppression test for the test component will be described.
[0083]
Test example 1
An inhibition test of the test component for evaluating the masking and the harmonic effect on acid odor was performed according to the following procedure.
That is, a filter paper (2 cm × 2 cm) to which 200 μl of the pseudo-body odor composition having the composition shown in Table 2 was added and a filter paper (2 cm × 2 cm) to which 10 μl of fragrance were added were placed in a cup (contents: about 500 ml), and the aluminum foil was used. Sealed. Thirty minutes later, a hole with a diameter of about 1 cm was made in aluminum foil, evaluated by four expert panelists, and the masking effect and the harmonic effect were quantified according to the following evaluation criteria. Based on the results, the components A to C were selected. Was done. The results of the selection are shown in Tables 3-1 to 3-4 (Group A), Tables 4-1 to 4-3 (Group B), and Tables 5-1 to 5-3 (Group C).
[0084]
(Evaluation criteria for masking effect)
3: Very good masking.
2: Almost masked.
1: A slight body odor (sweat odor or armpit odor) is present.
0: Body odor (sweat odor or armpit odor) is present (insufficient masking).
[0085]
(Evaluation criteria for the harmonic effect)
1: Harmonious.
0: Neither.
-1: not in harmony
[0086]
[Table 3]
[0087]
[Table 4]
[0088]
[Table 5]
[0089]
[Table 6]
[0090]
[Table 7]
[0091]
[Table 8]
[0092]
[Table 9]
[0093]
[Table 10]
[0094]
[Table 11]
[0095]
[Table 12]
[0096]
Example 1 and Comparative Example 1
According to the formulation in Table 6 (6-1 and 6-2) below, the detergent fragrance compositions of Example 1 and Comparative Example 1 were prepared by a conventional method, and the masking effect and the harmonic effect were obtained according to the method of Test Example 1. The effect was evaluated. The formulation is parts by weight (the same applies to the following formulation of the fragrance composition).
[0097]
[Table 13]
[0098]
[Table 14]
[0099]
In the detergent fragrance composition of Example 1 described above, the A component was 719/1000, the B component was 206/1000, the C component was 0/1000, and the other components were 75/1000. , A component is 179/1000, B component is 12/1000, C component is 694/1000, and other components are 115/1000.
The evaluation value of the masking effect of the fragrance composition for detergents of Example 1 was 3.0, and the evaluation value of the harmonic effect was 1.0, indicating that the masking effect and the harmonic effect for acid odor were extremely excellent. Was.
In contrast, the evaluation value of the masking effect of the detergent fragrance composition of Comparative Example 1 was 1.0, and the evaluation value of the harmonic effect was 0.0, and both the masking effect and the harmonic effect were not satisfactory. .
In addition, the detergent for clothing, which is the deodorant composition of the present invention, in which this detergent fragrance composition was blended in accordance with the following formulation example, exhibited an excellent acid odor suppressing effect due to a masking action and a harmonic action.
[0100]
Example 2 and Comparative Example 2
The detergent fragrance compositions of Example 1 and Comparative Example 1 were blended according to the following detergent formulation for clothing to prepare a detergent for clothing.
[0101]
[0102]
Washing was performed using the detergents of Example 2 and Comparative Example 2 under the following conditions, and the odor intensity of acid odor due to armpit odor of the laundry was compared and evaluated by five specialized panelists. The results are shown in Table 7 below. As is clear from Table 7, in the laundry washed with the clothing detergent of Example 2, the excellent masking action by the detergent fragrance composition of Example 1 and the excellent acid odor suppressing effect by the harmonic action were observed. However, in the laundry washed with the laundry detergent of Comparative Example 2, the effect of suppressing acid odor was not sufficient, and an acid odor was observed even after washing.
(Test condition)
After bathing, a subject with strong armpit odor was asked to wear a shirt with gauze washed aside in advance. After 24 hours, the gauze was washed and rinsed and then dehydrated. The odor immediately after dehydration was evaluated by five specialized panelists.
(Evaluation criteria)
:: Acid odor is sufficiently suppressed
Δ: Slight acid odor
×: Obviously acid odor
(Evaluation results)
[0103]
[Table 15]
[0104]
Example 3 and Comparative Example 3
According to the formulation of Table 8 below (8-1 and 8-2), the soap fragrance compositions of Example 3 and Comparative Example 3 were prepared by a conventional method, and the masking effect and the harmonic effect were obtained according to the method of Test Example 1. The effect was evaluated.
[0105]
[Table 16]
[0106]
[Table 17]
[0107]
In the soap fragrance composition of Example 3 described above, the component A was 710/1000, the component B was 240/1000, the component C was 0/1000, and the other components were 50/1000. , A component is 45/1000, B component is 55/1000, C component is 860/1000, and other components are 40/1000.
The evaluation value of the masking effect of the fragrance composition for soap of Example 3 was 3.0, and the evaluation value of the harmonage effect was 1.0, indicating that the masking effect and the harmonic effect on acid odor were extremely excellent. Was.
On the other hand, the evaluation value of the masking effect of the soap fragrance composition of Comparative Example 3 was 1.0, and the evaluation value of the harmonic effect was 0.0, and both the masking effect and the harmonic effect were not satisfactory. .
[0108]
Example 4 and Comparative Example 4
The soap fragrance compositions of Example 3 and Comparative Example 3 were blended according to the following soap formulation examples to prepare soaps.
[0109]
[0110]
After using the soaps of Example 4 and Comparative Example 4 under the following conditions, the odor intensity of acid odor due to axillary odor after use was comparatively evaluated by five specialized panelists. The results are shown in Table 9 below. As is clear from Table 9, when the gauze was washed with the soap of Example 4, the gauze was found to have an excellent acid odor suppressing effect due to the masking action and the harmonage action of the soap fragrance composition of Example 3. With the soap of Comparative Example 4, an acid odor was observed in the gauze.
(Test condition)
After bathing, a subject with strong armpit odor was asked to wear a shirt with gauze washed aside in advance. After 24 hours, the gauze was washed with soap and rinsed, and then dehydrated. The odor immediately after dehydration was evaluated by five specialized panelists.
(Evaluation criteria)
:: Acid odor is sufficiently suppressed
△: Slight acid odor
×: Obviously acid odor
(Evaluation results)
[0111]
[Table 18]
[0112]
Example 5 and Comparative Example 5
The perfume compositions for body soaps of Example 5 and Comparative Example 5 were prepared by a conventional method according to the formulation of Table 10 (10-1 and 10-2) below, and the masking effect and the harmonic thereof were obtained according to the method of Test Example 1. The nage effect was evaluated.
[0113]
[Table 19]
[0114]
[Table 20]
[0115]
In the fragrance composition for body soap of Example 5 described above, the A component was 665/1000, the B component was 165/1000, the C component was 0/1000, and the other components were 170/1000. Is 12/1000 for the A component, 40/1000 for the B component, 898/1000 for the C component, and 50/1000 for the other components.
The evaluation value of the masking effect of the fragrance composition for body soap of Example 5 was 3.0, and the evaluation value of the harmonic effect was 1.0, which clearly shows that the masking effect and the harmonic effect on acid odor are extremely excellent. became.
On the other hand, the evaluation value of the masking effect of the perfume composition for body soap of Comparative Example 5 was 1.0, and the evaluation value of the harmonic effect was 0.0, and both the masking effect and the harmonic effect were not satisfactory. Was.
[0116]
Example 6 and Comparative Example 6
The body soap fragrance compositions of Example 5 and Comparative Example 5 were blended according to the following body soap formulation examples to prepare body soaps.
[0117]
[0118]
Under the following conditions, the odor intensity of acid odor due to axillary odor after using the body soaps of Example 6 and Comparative Example 6 was comparatively evaluated by five specialized panelists. The results are shown in Table 11 below. As is clear from Table 11, when the gauze was washed with the body soap of Example 6, the gauze was found to have an excellent masking action by the fragrance composition for body soap and an excellent acid odor suppressing effect by a harmonage action. In some of the body soaps of No. 6, the gauze had an acid odor.
(Test condition)
After bathing, a subject with strong armpit odor was asked to wear a shirt with gauze washed aside in advance. After 24 hours, the gauze was washed with a body soap, rinsed, and then dehydrated. The odor immediately after dehydration was evaluated by five specialized panelists.
(Evaluation criteria)
:: Acid odor is sufficiently suppressed
△: Slight acid odor
×: Obviously acid odor
(Evaluation results)
[0119]
[Table 21]
[0120]
Example 7 and Comparative Example 7
According to the formulation of Table 12 (12-1 and 12-2) below, the deodorant fragrance composition of Example 7 and Comparative Example 7 was prepared by a conventional method, and the masking effect and the harmonic effect were prepared according to the method of Test Example 1. The effect was evaluated.
[0121]
[Table 22]
[0122]
[Table 23]
[0123]
In the fragrance composition for deodorant of Example 7 described above, the A component was 670/1000, the B component was 105/1000, the C component was 0/1000, and the other components were 225/1000. , A component is 320/1000, B component is 0/1000, C component is 600/1000, and other components are 80/1000.
The evaluation value of the masking effect of the perfume composition for deodorant of Example 7 was 3.0, and the evaluation value of the harmonage effect was 1.0, which revealed that the masking effect and the harmonic effect on acid odor were extremely excellent. Was.
On the other hand, the evaluation value of the masking effect of the perfume composition for deodorant of Comparative Example 7 was 1.0, and the evaluation value of the harmonic effect was 0.0, and both the masking effect and the harmonic effect were not satisfactory. .
[0124]
Example 8 and Comparative Example 8
The perfume compositions for deodorants of Example 7 and Comparative Example 7 were blended according to the following formulation examples to prepare lotions as external preparation compositions.
[0125]
[0126]
Using the lotions of Example 8 and Comparative Example 8 under the following conditions, the intensity of acid odor due to axillary odor after use was comparatively evaluated by five specialized panelists. The results are shown in Table 13 below. As is clear from Table 13, when treated with the lotion of Example 8, the gauze was found to have an excellent acid odor suppressing effect due to the masking action and the harmonic action of the perfume composition for lotion. In some lotions, the gauze had an acid odor.
(Test condition)
After bathing, a subject with a strong axillary odor was treated on one side with a deodorant agent, and was asked to wear a shirt with pre-washed gauze on the side. Twenty-four hours later, five specialized panelists evaluated the gauze odor.
(Evaluation criteria)
:: Better than uncoated
△: slightly better than uncoated (slightly acidic)
×: equivalent to uncoated (obvious acid odor)
(Evaluation results)
[0127]
[Table 24]
[0128]
Example 9 and Comparative Example 9
According to the formulation of Table 14 below (14-1 and 14-2), the deodorant fragrance composition of Example 9 and Comparative Example 9 was prepared by a conventional method, and the masking effect and the harmonic effect were prepared according to the method of Test Example 1. The effect was evaluated.
[0129]
[Table 25]
[0130]
[Table 26]
[0131]
In the fragrance composition for deodorant of Example 9 described above, the component A was 532/1000, the component B was 138/1000, the component C was 30/1000, and the other components were 300/1000. , A component is 142/1000, B component is 3/1000, C component is 755/1000, and other components are 100/1000.
The evaluation value of the masking effect of the perfume composition for deodorant of Example 9 was 3.0, and the evaluation value of the harmonage effect was 1.0, and it was revealed that the masking effect and the harmonic effect on acid odor were extremely excellent. Was.
On the other hand, the evaluation value of the masking effect of the perfume composition for deodorant of Comparative Example 9 was 1.0, and the evaluation value of the harmonic effect was 0.0, and neither the masking effect nor the harmonic effect was satisfactory. .
[0132]
Example 10 and Comparative Example 10
The perfume compositions for deodorants of Example 9 and Comparative Example 9 were blended in accordance with the following formulation examples to prepare spray deodorants (lotion type) as external preparation compositions.
[0133]
[0134]
Using the spray deodorants (lotion type) of Example 10 and Comparative Example 10 under the following conditions, the odor intensity of acid odor due to axillary odor after use was comparatively evaluated by five specialized panelists. The results are shown in Table 15 below. As is clear from Table 15, when the gauze was treated with the spray deodorant of Example 10, the gauze exhibited an excellent acid odor suppressing effect due to the masking action and the harmonic action of the deodorant flavor composition of Example 9. However, with the spray deodorant (lotion type) of Comparative Example 10, an acid odor was observed even after use.
(Test condition)
After bathing, a subject with a strong axillary odor was treated on one side with a deodorant agent, and was asked to wear a shirt with pre-washed gauze on the side. Twenty-four hours later, five specialized panelists evaluated the gauze odor.
(Evaluation criteria)
:: Better than uncoated
△: slightly better than uncoated (slightly acidic)
×: equivalent to uncoated (obvious acid odor)
(Evaluation results)
[0135]
[Table 27]
[0136]
Example 11 and Comparative Example 11
The perfume compositions for deodorants of Example 9 and Comparative Example 9 were compounded and blended according to the following formulation examples to prepare an aerosol (for aerosol containers) as an external preparation composition.
[0137]
[0138]
Using the aerosols of Example 11 and Comparative Example 11 under the following conditions, the odor intensity of acid odor due to axillary odor after use was comparatively evaluated by five specialized panelists. The results are shown in Table 16 below. As is clear from Table 16, when treated with the aerosol of Example 11, the gauze was found to have an excellent acid odor suppressing effect due to the masking action and the harmonic action of the deodorant fragrance composition of Example 9, Depending on the aerosol of Comparative Example 11, an acid odor was observed even after use.
(Test condition)
After bathing, a subject with a strong axillary odor was treated with an aerosol on one side, and was asked to wear a shirt with pre-washed gauze on the side. Twenty-four hours later, five specialized panelists evaluated the gauze odor.
(Evaluation criteria)
:: Better than uncoated
△: slightly better than uncoated (slightly acidic)
×: equivalent to uncoated (obvious acid odor)
(Evaluation results)
[0139]
[Table 28]
[0140]
Example 12 and Comparative Example 12
According to the formulation of Table 17 below, the fragrance compositions for spray powder of Example 12 and Comparative Example 12 were prepared by a conventional method, and the masking effect and the harmonic effect were evaluated according to the method of Test Example 1.
[0141]
[Table 29]
[0142]
In the fragrance composition for spray powder of Example 12, the A component was 820/1000, the B component was 130/1000, the C component was 0/1000, and the other components were 50/1000. Is 200/1000 for A component, 20/1000 for B component, 780/1000 for C component, and 0/1000 for other components.
The evaluation value of the masking effect of the fragrance composition for spray powder of Example 12 was 3.0, and the evaluation value of the harmonage effect was 1.0, which clearly shows that the masking effect and the harmonic effect on acid odor are extremely excellent. became.
In contrast, the evaluation value of the masking effect of the fragrance composition for spray powder of Comparative Example 12 was 1.0, and the evaluation value of the harmonic effect was 0.0, and both the masking effect and the harmonic effect were not satisfactory. Was.
[0143]
Example 13 and Comparative Example 13
The fragrance compositions for spray powders of Example 12 and Comparative Example 12 were blended and blended according to the following formulation examples to prepare powder sprays as deodorant compositions.
[0144]
[0145]
The powder sprays of Example 13 and Comparative Example 13 were used under the following conditions, and the odor intensity of acid odor due to axillary odor after use was comparatively evaluated by five specialized panelists. The results are shown in Table 18 below. As is clear from Table 18, when treated with the powder spray of Example 13, the gauze was found to have an excellent acid odor suppressing effect due to the masking action and the harmonic action of the deodorant fragrance composition of Example 12. According to the powder spray of Comparative Example 13, an acid odor was observed even after use.
(Test condition)
After bathing, a subject with a strong axillary odor was treated on one side with a powder spray agent, and asked to wear a shirt with pre-washed gauze on the side. Twenty-four hours later, five specialized panelists evaluated the gauze odor.
(Evaluation criteria)
:: Better than uncoated
△: slightly better than uncoated (slightly acidic)
×: equivalent to uncoated (obvious acid odor)
(Evaluation results)
[0146]
[Table 30]
[0147]
Example 14 and Comparative Example 14
The fragrance compositions for spray powder of Example 12 and Comparative Example 12 were blended and blended according to the following formulation examples to prepare powder sprays (for aerosol containers) as deodorant compositions.
[0148]
[0149]
Using the powder sprays of Example 14 and Comparative Example 14 under the following conditions, the odor intensity of acid odor due to axillary odor after use was compared and evaluated by five specialized panelists. The results are shown in Table 19 below. As is clear from Table 19, when treated with the powder spray of Example 14, the gauze was found to have an excellent acid smell suppressing effect due to the masking action and the harmonic action of the spray powder fragrance composition of Example 12. However, with the powder spray of Comparative Example 14, an acid odor was observed even after use.
(Test condition)
After bathing, a subject with a strong axillary odor was treated on one side with a powder spray agent, and asked to wear a shirt with pre-washed gauze on the side. Twenty-four hours later, five specialized panelists evaluated the gauze odor.
(Evaluation criteria)
:: Better than uncoated
△: slightly better than uncoated (slightly acidic)
×: equivalent to uncoated (obvious acid odor)
(Evaluation results)
[0150]
[Table 31]
[0151]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the body odor suppression fragrance composition excellent in the masking ability of the acid odor in a body odor, and / or the excellent harmony effect, the deodorant composition excellent in the masking ability of the acid odor in a body odor, and / or the excellent harmony effect, and an external preparation A composition is obtained. In addition, by using the body odor suppressing fragrance composition of the present invention, body odor, particularly acid odor due to axillary odor, etc. can be effectively suppressed.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a gas chromatogram of an extract obtained by extracting absorbent cotton with an axillary part wiped off with ether.
FIG. 2 is a synthetic pathway diagram of 3-hydroxy-3-methylhexanoic acid (R-form, S-form).
FIG. 3 shows the use of a specific component of an extract obtained by extracting absorbent cotton from which an armpit has been wiped off with ether, and a methyl ester of synthesized 3-hydroxy-3-methylhexanoic acid (R-form, S-form). It is a gas chromatogram comparison figure which shows an identification result.
Claims (8)
(A)酸臭に対して、香気がマスキング効果及びハーモナージュ効果に共に優れた化合物又は精油類から選ばれる少なくとも1種以上、
(B)酸臭に対して、香気がマスキング効果に優れているがハーモナージュ効果に中性の化合物又は精油類から選ばれる少なくとも1種以上、及び
(C)必要に応じ、酸臭に対して、香気がマスキング効果及びハーモナージュ効果をしない化合物又は精油類から選ばれる少なくとも1種以上、
を含有することを特徴とする体臭抑制香料組成物。The body odor suppressing fragrance composition according to claim 1 or 2, wherein a component excellent in a masking effect and / or a harmonic effect on the acid odor is provided,
(A) For acid odor, at least one or more compounds selected from compounds or essential oils whose fragrance is excellent in both masking effect and harmonic effect,
(B) At least one or more compounds selected from compounds or essential oils which have an excellent aroma masking effect on acid odor but have a neutral effect on harmonic effect, and (C) if necessary, acid odor. , At least one or more compounds selected from compounds or essential oils whose aroma does not have a masking effect and a harmonic effect,
A body odor suppressing fragrance composition comprising:
(A)マスキング効果及びハーモナージュ効果に共に優れた化合物又は精油類から選ばれる少なくとも1種以上、(B)マスキング効果に優れているがハーモナージュ効果に中性の化合物又は精油類から選ばれる少なくとも1種以上、及び(C)必要に応じ、マスキング効果及びハーモナージュ効果をしない化合物又は精油類から選ばれる少なくとも1種以上、を使用することを特徴とする体臭抑制方法。For an acid odor selected from hydroxyalkynyl carboxylic acids having 5 to 8 carbon atoms and alkenyl carboxylic acids having one double bond having 5 to 8 carbon atoms,
(A) at least one selected from compounds or essential oils excellent in both masking effect and harmonic effect, and (B) at least one selected from compounds or essential oils excellent in masking effect but neutral in harmonic effect. A method for suppressing body odor, comprising using at least one kind, and (C) at least one kind selected from compounds or essential oils which do not have a masking effect and a harmonic effect as required.
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