Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2004262896A - Quaternary ammonium room temperature molten salt and method for producing the same - Google Patents

Quaternary ammonium room temperature molten salt and method for producing the same Download PDF

Info

Publication number
JP2004262896A
JP2004262896A JP2003057302A JP2003057302A JP2004262896A JP 2004262896 A JP2004262896 A JP 2004262896A JP 2003057302 A JP2003057302 A JP 2003057302A JP 2003057302 A JP2003057302 A JP 2003057302A JP 2004262896 A JP2004262896 A JP 2004262896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
room temperature
quaternary ammonium
molten salt
temperature molten
based room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003057302A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Haruyuki Horie
治之 堀江
Hiroyuki Yoshimura
浩幸 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP2003057302A priority Critical patent/JP2004262896A/en
Publication of JP2004262896A publication Critical patent/JP2004262896A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a new quaternary ammonium room temperature molten salt useful as an electrolyte or electrolyte solution of electrochemical devices such as secondary battery and electric double layer capacitor and a solvent for organic syntheses. <P>SOLUTION: The quaternary ammonium room temperature molten salt is expressed by general formula (1) (R<SB>1</SB>is H, methyl or ethyl; R<SB>2</SB>to R<SB>4</SB>are each independently a 1-4C alkyl; R<SB>5</SB>is H or methyl; n is 5 or 6; and A is an anion; R<SB>5</SB>groups bonded to C atoms in the alkylene chain may be different by the respective bonding carbon atoms). <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の所属する技術分野】
本発明は、4級アンモニウム系常温溶融塩及びその製造法に関する。本発明の4級アンモニウム系常温溶融塩は、二次電池、電気二重層キャパシタ等の電気化学デバイスの電解質、電解液や、有機合成用の溶媒として有用である。
【0002】
【従来の技術】
常温溶融塩はイオン性液体とも呼ばれ、室温付近で液状を呈し広い温度範囲で蒸気圧が低く、また結晶性の塩に比較し有機溶媒等他物質との相溶性が高く、さらに、イオンのみで構成され高いイオン伝導性を示すことから、二次電池、電気二重層キャパシタ等の電気化学デバイスの電解質、電解液や、有機合成用溶媒として展開が図られている。
【0003】
常温溶融塩のカチオン成分に関しては、これまで1−エチル−3−メチルイミダゾリウムをはじめとするイミダゾリウム系カチオン、又は1−ブチルピリジニウムをはじめとするピリジニウム系カチオンが主に検討され(例えば、特許文献1参照)、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(例えば、特許文献2参照)等種々のアニオンを組合せた常温溶融塩が多数合成されている。
【0004】
一方、イミダゾリウム系、ピリジニウム系以外の4級アンモニウム系カチオンに関しては、テトラアルキル4級アンモニウム(例えば、特許文献1参照)、アルコキシアルキル基(ただし、アルキル基は炭素数1〜4)を含む4級アンモニウム(例えば、特許文献3参照)等が報告されているが、その報告例はイミダゾリウム系、ピリジニウム系に比較して著しく少ないものとなっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−307121号公報
【特許文献2】
特開平8−259543号公報
【特許文献3】
国際公開第02/076924号パンフレット
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
イミダゾリウム系又はピリジニウム系のような環状アミジニウム化合物は、適切なアニオン種との組合わせにより、比較的容易に常温溶融塩とすることができ、また、高い電気伝導率を示すという特徴があるものの、耐電圧が低いという欠点がある。例えば、リチウム二次電池の電解質とした場合には、イミダゾリウム塩は、リチウムよりも貴な電位で分解してしまい安定性に劣る、また、電気二重層キャパシタの電解質とした場合には、電位窓が狭くなり十分な作動電圧が得られない、といった問題がある。さらに、イミダゾリウム系、ピリジニウム系カチオンは合成が煩雑であり、高価となるといった点が問題となっている。
【0007】
また、電気二重層キャパシタ等の電解質としてテトラエチルアンモニウム塩等の4級アンモニウム化合物が多く用いられているが、電気化学デバイスとして好適な性能を示すプロピレンカーボネート等有機溶媒への溶解性が十分であるとは言えず、特に低温時に結晶が析出しやすいため、その添加量には制限がある。
【0008】
さらに、有機合成用溶媒に関しては、低揮発性で難燃性の溶媒の開発が望まれている。
【0009】
本発明は上記の問題に対して鑑みられたものであり、その目的は、室温で液状を呈し、かつ、二次電池、電気二重層キャパシタ等の電気化学デバイスの電解質、電解液や、有機合成用の溶媒として有用な4級アンモニウム系常温溶融塩を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記したような課題に対し鋭意検討を行った結果、下記一般式(1)
【0011】
【化3】

Figure 2004262896
(式中、Rは水素原子、メチル基、又はエチル基を表し、R〜Rは各々独立して炭素数1〜4のアルキル基を表す。Rは水素原子又はメチル基を表し、nは5又は6を表し、Aはアニオンである。なお、アルキレン鎖中の炭素原子に結合するRは、結合する炭素原子毎に各々異なっていても良い。)
で示される化合物が、室温で液状を呈し、かつ高いイオン電導性と高い電解液用有機溶媒への溶解性を示すことを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0012】
すなわち本発明は、
▲1▼ 上記一般式(1)で示される4級アンモニウム系常温溶融塩、
▲2▼ 融点が50℃以下であることを特徴とする上記一般式(1)で示される4級アンモニウム系常温溶融塩、
▲3▼ 上記一般式(1)で表される4級アンモニウム系常温溶融塩において、アニオンAが、テトラフルオロボレート、ヘキサフルオロホスフェート、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド、ビス(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド、トリフルオロメタンスルホネート、酢酸、及びトリフルオロ酢酸から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする上記4級アンモニウム系常温溶融塩、
▲4▼ 下記一般式(2)
【0013】
【化4】
Figure 2004262896
(式中、Rは水素原子、メチル基、又はエチル基を表し、R及びRは各々独立して炭素数1〜4のアルキル基を表す。Rは水素原子又はメチル基を表し、nは5又は6を表す。なお、アルキレン鎖中の炭素原子に結合するRは、結合する炭素原子毎に各々異なっていても良い。)
で示される3級アミン化合物にジアルキルカーボネートを反応させ4級アルキルカーボネート塩とし、その後、アニオン交換することを特徴とする上記一般式(1)で示される4級アンモニウム系常温溶融塩の製造法、
▲5▼ 交換するアニオンが、テトラフルオロボレート、ヘキサフルオロホスフェート、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド、ビス(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド、トリフルオロメタンスルホネート、酢酸、及びトリフルオロ酢酸から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする上記一般式(1)で示される4級アンモニウム系常温溶融塩の製造法、
▲6▼ 上記一般式(1)で示される4級アンモニウム系常温溶融塩からなる電気化学デバイス用電解質塩、
▲7▼ 上記一般式(1)で示される4級アンモニウム系常温溶融塩からなる電気化学デバイス用電解液、並びに
▲8▼ 上記一般式(1)で示される4級アンモニウム系常温溶融塩と有機溶媒を含有してなる電気化学デバイス用電解液、
である。
【0014】
以下、本発明について詳細に説明する。
【0015】
本発明の4級アンモニウム系常温溶融塩は、上記一般式(1)で示される化合物である。上記一般式(1)中、Rは水素原子、メチル基、又はエチル基を表し、R〜Rは各々独立して炭素数1〜4のアルキル基を表す。R〜Rとしては、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基等が挙げられる。さらに、Rは水素原子又はメチル基を示し、アルキレン鎖中の炭素原子に結合するRは、結合する炭素原子毎に各々異なっていても良い。nは5又は6である。
【0016】
本発明の上記一般式(1)に示される化合物に適用される4級アンモニウムカチオンとしては、特に限定するものではないが、例えば、(1−ヒドロキシヘキシル)トリメチルアンモニウム、(1−ヒドロキシヘキシル)トリエチルアンモニウム、(1−ヒドロキシヘキシル)ジメチルエチルアンモニウム、(1−ヒドロキシヘキシル)メチルジエチルアンモニウム、(1−メトキシヘキシル)トリメチルアンモニウム、(1−メトキシヘキシル)トリエチルアンモニウム、(1−メトキシヘキシル)ジメチルエチルアンモニウム、(1−メトキシヘキシル)メチルジエチルアンモニウム、(1−ヒドロキシ−3−メチルペンチル)トリメチルアンモニウム、(1−ヒドロキシ−3−メチルペンチル)トリエチルアンモニウム、(1−ヒドロキシ−3−メチルペンチル)ジメチルエチルアンモニウム、(1−ヒドロキシ−3−メチルペンチル)メチルジエチルアンモニウム、(1−メトキシ−3−メチルペンチル)トリメチルアンモニウム、(1−メトキシ−3−メチルペンチル)トリエチルアンモニウム、(1−メトキシ−3−メチルペンチル)ジメチルエチルアンモニウム、(1−メトキシ−3−メチルペンチル)メチルジエチルアンモニウム等が好適なものとして挙げられる。このような4級アンモニウムカチオンを適用することにより、広範な対アニオンとの組合せにおいて、50℃以下の低温領域で溶融塩とすることが可能となる。
【0017】
本発明の上記一般式(1)で示される化合物に適用されるアニオンAとしては、特に限定するものではないが、上記した4級アンモニウムカチオンと組合せて融点が低くなるようなアニオンが好適に用いられる。例えば、テトラフルオロボレート、ヘキサフルオロホスフェート等の無機フッ素系アニオン、RSO (式中、Rはアルキル基又はフルオロアルキル基を表す)で示されるアルカンスルホネートアニオン、(RSO(式中、Rはアルキル基又はフルオロアルキル基を表す)で示されるアルカンスルホニルイミドアニオン、(RSO(式中、Rはアルキル基又はフルオロアルキル基を表す)で示されるアルカンスルホニルカルボアニオン、RCOO(式中、Rはアルキル基又はフルオロアルキル基を表す)で示される有機カルボン酸等が挙げられる。これらの中でも、テトラフルオロボレート、ヘキサフルオロホスフェート、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド、ビス(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド、トリフルオロメタンスルホネート、酢酸、トリフルオロ酢酸が好適なものとして挙げられる。
【0018】
本発明の上記一般式(1)で示される4級アンモニウム系常温溶融塩の製造法については、特に制限はなく、各種の方法を用いることができる。例えば、上記一般式(2)で示される1−ジアルキルアミノ−6−ヘキサノール等の3級アミン化合物をアルキル4級塩化し、その後、前記したアニオンに交換することにより、容易に製造可能である。
【0019】
上記一般式(2)で示される化合物としては、具体的には、6−ジメチルアミノ−1−ヘキサノール、6−ジメチルアミノ−1−メトキシへキサン、6−ジメチルアミノ−1−エトキシへキサン、6−ジエチルアミノ−1−ヘキサノール、6−ジメチルアミノ−1−メトキシへキサン、6−ジメチルアミノ−1−エトキシへキサン、3−メチル−5−ジメチルアミノ−1−ペンタノール、3−メチル−5−ジメチルアミノ−1−メトキシペンタン等の3級アミンが挙げられる。
【0020】
本発明の方法において、アルキル4級塩化に際しては、4級化剤として、ハロゲン化アルキルを使用する方法や、硫酸アルキルエステル、カルボン酸アルキルエステル、ジアルキルカーボネートを使用する方法を採ることができる。
【0021】
ジアルキルカーボネートを4級化剤として用いた場合には、まず上記一般式(2)で示される化合物を4級アルキルカーボネート塩化し、その後、アニオン交換することにより、上記一般式(1)で示される4級アンモニウム系常温溶融塩が得られる。
【0022】
本発明の方法において、上記一般式(2)で示される3級アミンとジアルキルカーボネートとの反応は、3級アミンに対して0.1〜10倍モル量、より好ましくは1〜3倍モル量のジアルキルカーボネートを、無溶媒、又はメタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエン、キシレン等の有機溶媒の存在下、80〜150℃の温度で、常圧下、又はオートクレーブを用いた加圧下、1〜100時間反応させることにより行うことができる。また、ジアルキルカーボネートとしては、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジプロピルカーボネート等が挙げられる。
【0023】
こうして得られた4級アルキルカーボネート塩は容易に他のアニオンに交換することができる。例えば、テトラフルオロボレート塩への変換は、室温下、等モル量のテトラフルオロホウ酸と4級(メチル)カーボネート塩を水溶液又は有機溶媒中で混合することにより直ちに進行し、その際炭酸ガスの発生が見られる。その他のアニオンへの変換も、交換しようとするアニオンとの水素化物、アンモニウム塩、金属塩等を用いて同様にして行うことができる。
【0024】
本発明の4級アンモニウム系常温溶融塩は、高いイオン電導性を示すことから、二次電池、電気二重層キャパシタ等の電気化学デバイスにおいて、電解質塩として使用することができる。
【0025】
また、本発明の4級アンモニウム系常温溶融塩は、高いイオン電導性を示すとともに室温領域において液状を示すことから、単独で又は有機溶媒に溶解した状態で、二次電池、電気二重層キャパシタ等の電気化学デバイスにおいて、電解液として用いることができる。
【0026】
電解液を構成する有機溶媒としては、本発明の4級アンモニウム系常温溶融塩を溶解することができ、二次電池、電気二重層キャパシタ等の電気化学デバイスの作動差動電圧範囲で安定なものであれば、特に限定するものではないが、一般的には、電解質を良く溶解し、誘電率が高く、低粘度であり、さらには高沸点の溶媒が好適である。具体的には、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、N−メチルピロリドン、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチレングリコール、プロピレングリコール、エチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、スルホラン等が挙げられる。これらの溶媒は単独で使用しても良いし、また2種以上混合して使用しても良い。
【0027】
電解液として使用する際の、本発明の4級アンモニウム系常温溶融塩の濃度については特に限定はないが、性能面から好ましくは0.1mol/l以上、より好ましくは0.5mol/l以上として使用する。
【0028】
本発明の電解液においては、本発明の4級アンモニウム系常温溶融塩以外の電解質を併用してもよい。このような電解質としては、二次電池、電気二重層キャパシタ等の電気化学デバイスに使用できるものであれば、特に限定するものではないが、リチウム二次電池の電解液として使用する際には、例えば、リチウムテトラフルオロボレート等のリチウム塩を添加することが好ましい。
【0029】
本発明の電解液においては、さらに分解抑制剤等を添加してもよい。
【0030】
本発明の4級アンモニウム系常温溶融塩は極性が高く、有機系化合物、高分子化合物等多数の物質を溶解することから、有機合成用の反応溶媒、抽出、分離溶媒として有用である。適用反応としては、例えば、オレフィンの重合・二量化、芳香族のアルキル化、メタセシス反応、カルボニル化反応、ヘック反応、ヒドロホルミル化反応等が挙げられる。
【0031】
【実施例】
以下、実施例、比較例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【0032】
実施例1 (6−ヒドロキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・テトラフルオロボレートの合成
攪拌機、冷却管、温度計を附した200mlフラスコに、6−ジメチルアミノ−1−ヘキサノール29.0g(0.20mol)、ジメチルカーボネート27.3g(0.30mol)、及び、n−プロパノール30mlを仕込み、還流条件下で32時間反応を行った。なおその間、反応液の温度は90から103℃まで徐々に上昇した。その後、未反応のジメチルカーボネート、n−プロパノールを留去、さらに、ジエチルエーテル中で洗浄操作を行い不純物を除去、真空乾燥を行い、6−ヒドロキシヘキシルトリメチルトリメチルアンモニウム・メチルカーボネート塩39.4gを得た。
【0033】
次いで、6−ヒドロキシヘキシルトリメチルアンモニウム・メチルカーボネート塩30.0gを水100gに溶解し、攪拌下、42%テトラフルオロホウ酸を混合溶液のpHが4付近になるまで少量ずつ加えた。この場合の42%テトラフルオロホウ酸の添加量は27.0gとなった。この後、混合液から水を留去、真空乾燥を行い、室温(25℃)で液状の(6−ヒドロキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・テトラフルオロボレート33.5gを得た。なお、生成物の確認はH−NMRにより行った(図1参照)。
【0034】
実施例2 (6−ヒドロキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・トリフルオロメタンスルホネートの合成
実施例1の方法で得られた6−ヒドロキシヘキシルトリメチルトリメチルアンモニウム・メチルカーボネート塩30.0gを水50gに溶解し、攪拌下、20%の水溶液にしたトリフルオロメタンスルホン酸を、混合溶液のpHが4付近になるまで少量ずつ加えた。実施例1と同様の操作により、室温(25℃)で液状の(6−ヒドロキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・トリフルオロメタンスルホネート41.9gを得た。
【0035】
実施例3 (6−ヒドロキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドの合成
実施例1の方法で得られた(6−ヒドロキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・メチルカーボネート10.0gを水30gに溶解し、リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドの30%水溶液(40.7g)を滴下した。滴下終了後、水と目的物(有機相)は2相に分離、その後、有機相を水洗、真空乾燥を行い、室温(25℃)で液状の(6−ヒドロキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド14.5gを得た。
【0036】
実施例4 (6−メトキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・テトラフルオロボレートの合成
実施例1と同様の装置を用い、6−ジメチルアミノ−1−メトキシへキサンを34.9g(0.20mol)用いた以外は実施例1と同様に行い、(6−メトキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・(メチル)カーボネート塩44.7gを得た。その後、該(メチル)カーボネート塩30.0gを用い、実施例1と同様に塩交換を行い、室温(25℃)で液状の(6−メトキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・テトラフルオロボレート31.9gを得た。
【0037】
実施例5 (6−メトキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドの合成
実施例4の方法で得られた(6−メトキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・(メチル)カーボネート塩10.0gを水30gに溶解し、リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドの30%水溶液(38.5g)を滴下した。滴下終了後、水と目的物(有機相)は2相に分離、その後、有機相を水洗、真空乾燥を行い、室温(25℃)で液状の(6−ヒドロキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド15.7gを得た。
【0038】
比較例1 (4−ヒドロキシブチル)トリメチルアンモニウム・テトラフルオロボレートの合成
実施例1と同様の装置を用い、4−ジメチルアミノ−1−ブタノールを23.4g(0.20mol)用いた以外は実施例1と同様に行い、(4−ヒドロキシブチル)トリメチルアンモニウム・メチルカーボネート塩36.4gを得た。
【0039】
その後、該メチルカーボネート塩30.0gを用い、実施例1と同様に塩交換を行い、室温で固形の(4−ヒドロキシブチル)トリメチルアンモニウム・テトラフルオロボレート34.2gを得た。該テトラフルオロボレート塩は150℃においても固体状態であった。
【0040】
比較例2 (3−メチル−5−ヒドロキシメチル)トリメチルアンモニウム・テトラフルオロボレートの合成
実施例1と同様の装置を用い、3−メチル−5−ジメチルアミノ−1−ペンタノールを29.0g(0.20mol)、ジメチルカーボネート27.3g(0.30mol)、及び、n−プロパノール25mlを仕込み、還流条件下で23時間反応を行い、その後、未反応物、溶媒の除去を行い、(3−メチル−5−ヒドロキシペンチル)トリメチルアンモニウム・メチルカーボネート塩41.8gを得た。
【0041】
その後、該メチルカーボネート塩30.0gを用い、実施例1と同様に塩交換を行い、室温で固形の(3−メチル−5−ヒドロキシペンチル)トリメチルアンモニウム・テトラフルオロボレート32.6gを得た。該テトラフルオロボレート塩の融点は130℃であった。
【0042】
比較例3 ヘキシルトリメチルアンモニウム・テトラフルオロボレートの合成実施例1と同様の装置を用い、N,N−ジメチルへキシルアミン25.9g(0.20mol)1−ペンタノールを29.0g(0.20mol)、ジメチルカーボネート27.3g(0.30mol)、及び、n−プロパノール30mlを仕込み、還流条件下で55時間反応を行い、その後、未反応物、溶媒の除去を行い、ヘキシルトリメチルアンモニウム・メチルカーボネート塩42.1gを得た。
【0043】
その後、該メチルカーボネート塩30.0gを用い、実施例1と同様に塩交換を行い、室温で固形の(3−メチル−5−ヒドロキシペンチル)トリメチルアンモニウム・テトラフルオロボレート25.8gを得た。該テトラフルオロボレート塩の融点は65℃であった。
【0044】
実施例6〜実施例8 電気伝導率の評価
実施例1で得られた(6−ヒドロキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・テトラフルオロボレート、実施例3で得られた(6−ヒドロキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド、及び実施例5で得られた(6−メトキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドの20℃における電気伝導率を測定した。その結果を表1に示す。
【0045】
【表1】
Figure 2004262896
実施例9〜実施例13
溶媒にプロピレンカーボネートを用いた場合の(6−ヒドロキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・テトラフルオロボレート、(6−ヒドロキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・トリフルオロメタンスルホネート、(6−ヒドロキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド、及び(6−メトキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドの電気伝導率の測定結果を表1にあわせて示す。
【0046】
比較例4、比較例5
溶媒にプロピレンカーボネートを用いた場合のテトラエチルアンモニウム・テトラフルオロボレートの電気伝導率の測定結果を表1にあわせて示す。
【0047】
表1から明らかなように、テトラエチルアンモニウム・テトラフルオロボレートはプロピレンカーボネートに対する溶解性が低く1.5mol/lの濃度では塩が析出し、電導率は測定できなかった。
【0048】
【発明の効果】
本発明の4級アンモニウム系常温溶融塩は、上記したように室温付近で液状を呈し、高いイオン電導性と電解液用有機溶媒への溶解性を示すことから、二次電池、電気二重層キャパシタ等の電気化学デバイス、さらには有機合成用溶媒として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた(6−ヒドロキシヘキシル)トリメチルアンモニウム・テトラフルオロボレートのH−NMRスペクトルである。[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a quaternary ammonium-based room temperature molten salt and a method for producing the same. The quaternary ammonium-based room temperature molten salt of the present invention is useful as an electrolyte, an electrolytic solution, and a solvent for organic synthesis of electrochemical devices such as secondary batteries and electric double layer capacitors.
[0002]
[Prior art]
Room-temperature molten salts are also called ionic liquids, exhibit a liquid state at around room temperature, have a low vapor pressure over a wide temperature range, have higher compatibility with other substances such as organic solvents than crystalline salts, and have only ions. , And has been developed as an electrolyte, an electrolytic solution, and a solvent for organic synthesis of electrochemical devices such as secondary batteries and electric double layer capacitors.
[0003]
With respect to the cation component of the room-temperature molten salt, imidazolium-based cations such as 1-ethyl-3-methylimidazolium or pyridinium-based cations such as 1-butylpyridinium have been mainly studied (for example, patents). Many room-temperature molten salts combining various anions, such as Reference 1) and bis (trifluoromethylsulfonyl) imide (for example, see Patent Reference 2), have been synthesized.
[0004]
On the other hand, quaternary ammonium cations other than imidazolium-based and pyridinium-based cations include tetraalkyl quaternary ammonium (see, for example, Patent Document 1) and alkoxyalkyl groups (where the alkyl group has 1 to 4 carbon atoms). Grade ammonium (see, for example, Patent Document 3) and the like have been reported, but the reported examples thereof are significantly less than those of imidazolium and pyridinium.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-11-307121 [Patent Document 2]
JP-A-8-259543 [Patent Document 3]
WO 02/076924 pamphlet [0006]
[Problems to be solved by the invention]
Cyclic amidinium compounds such as imidazolium-based or pyridinium-based compounds can be relatively easily formed into a room-temperature molten salt by combination with an appropriate anionic species, and are characterized by high electrical conductivity. However, there is a disadvantage that withstand voltage is low. For example, when used as an electrolyte for a lithium secondary battery, the imidazolium salt is decomposed at a nobleer potential than lithium and has poor stability, and when used as an electrolyte for an electric double layer capacitor, the imidazolium salt has a lower potential. There is a problem that the window becomes narrow and a sufficient operating voltage cannot be obtained. Further, imidazolium-based and pyridinium-based cations are problematic in that their synthesis is complicated and expensive.
[0007]
In addition, quaternary ammonium compounds such as tetraethylammonium salts are often used as electrolytes for electric double-layer capacitors and the like, but they have sufficient solubility in organic solvents such as propylene carbonate, which exhibit suitable performance as electrochemical devices. However, it cannot be said that crystals are easily precipitated, especially at low temperatures, so that the amount of addition is limited.
[0008]
Further, with respect to solvents for organic synthesis, development of a low-volatile and flame-retardant solvent is desired.
[0009]
The present invention has been made in view of the above problems, and has as its object to provide a liquid at room temperature, and to provide an electrolyte, an electrolytic solution, and an organic compound for an electrochemical device such as a secondary battery or an electric double layer capacitor. The present invention is to provide a quaternary ammonium-based room temperature molten salt useful as a solvent for use.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have conducted intensive studies on the above-mentioned problems, and as a result, the following general formula (1)
[0011]
Embedded image
Figure 2004262896
(Wherein, R 1 represents a hydrogen atom, a methyl group, or an ethyl group, R 2 to R 4 each independently represent an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms, and R 5 represents a hydrogen atom or a methyl group. , N represents 5 or 6, and A is an anion. In addition, R 5 bonded to a carbon atom in the alkylene chain may be different for each bonded carbon atom.)
Have been found to be liquid at room temperature, exhibit high ion conductivity and high solubility in organic solvents for electrolytes, and have completed the present invention.
[0012]
That is, the present invention
{Circle around (1)} A quaternary ammonium-based room temperature molten salt represented by the general formula (1),
(2) a quaternary ammonium-based room temperature molten salt represented by the general formula (1), wherein the melting point is 50 ° C. or less;
{Circle around (3)} In the quaternary ammonium-based room temperature molten salt represented by the general formula (1), the anion A is tetrafluoroborate, hexafluorophosphate, bis (trifluoromethylsulfonyl) imide, bis (pentafluoroethylsulfonyl) An imide, trifluoromethanesulfonate, acetic acid, and one or more selected from trifluoroacetic acid, the quaternary ammonium-based room temperature molten salt,
(4) The following general formula (2)
[0013]
Embedded image
Figure 2004262896
(Wherein, R 1 represents a hydrogen atom, a methyl group, or an ethyl group, R 2 and R 3 each independently represent an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms, and R 5 represents a hydrogen atom or a methyl group. , N represents 5 or 6. Note that R 5 bonded to a carbon atom in the alkylene chain may be different for each carbon atom to be bonded.)
A method for producing a quaternary ammonium-based room temperature molten salt represented by the above general formula (1), characterized by reacting a tertiary amine compound represented by the formula (1) with a dialkyl carbonate to form a quaternary alkyl carbonate salt, followed by anion exchange,
{Circle around (5)} The anion to be exchanged is one selected from tetrafluoroborate, hexafluorophosphate, bis (trifluoromethylsulfonyl) imide, bis (pentafluoroethylsulfonyl) imide, trifluoromethanesulfonate, acetic acid, and trifluoroacetic acid. A method for producing a quaternary ammonium-based room-temperature molten salt represented by the general formula (1),
{Circle around (6)} An electrolyte salt for an electrochemical device comprising a quaternary ammonium-based room-temperature molten salt represented by the general formula (1),
{Circle around (7)} Electrolyte for an electrochemical device comprising a quaternary ammonium-based room temperature molten salt represented by the general formula (1); and [8] a quaternary ammonium-based room temperature molten salt represented by the general formula (1) and an organic compound. An electrolytic solution for an electrochemical device containing a solvent,
It is.
[0014]
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0015]
The quaternary ammonium-based room temperature molten salt of the present invention is a compound represented by the above general formula (1). In the general formula (1), R 1 represents a hydrogen atom, a methyl group, or an ethyl group, and R 2 to R 4 each independently represent an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms. Specific examples of R 2 to R 4 include a methyl group, an ethyl group, an n-propyl group, an i-propyl group, an n-butyl group, and an i-butyl group. Further, R 5 represents a hydrogen atom or a methyl group, and R 5 bonded to a carbon atom in the alkylene chain may be different for each bonded carbon atom. n is 5 or 6.
[0016]
The quaternary ammonium cation applied to the compound represented by the above general formula (1) of the present invention is not particularly limited. For example, (1-hydroxyhexyl) trimethylammonium, (1-hydroxyhexyl) triethyl Ammonium, (1-hydroxyhexyl) dimethylethylammonium, (1-hydroxyhexyl) methyldiethylammonium, (1-methoxyhexyl) trimethylammonium, (1-methoxyhexyl) triethylammonium, (1-methoxyhexyl) dimethylethylammonium, (1-methoxyhexyl) methyldiethylammonium, (1-hydroxy-3-methylpentyl) trimethylammonium, (1-hydroxy-3-methylpentyl) triethylammonium, (1-hydro (3-Methylpentyl) dimethylethylammonium, (1-hydroxy-3-methylpentyl) methyldiethylammonium, (1-methoxy-3-methylpentyl) trimethylammonium, (1-methoxy-3-methylpentyl) triethylammonium , (1-methoxy-3-methylpentyl) dimethylethylammonium, (1-methoxy-3-methylpentyl) methyldiethylammonium and the like. By applying such a quaternary ammonium cation, it becomes possible to form a molten salt in a low temperature region of 50 ° C. or lower in combination with a wide range of counter anions.
[0017]
The anion A applied to the compound represented by the above general formula (1) of the present invention is not particularly limited, but an anion having a low melting point in combination with the above quaternary ammonium cation is preferably used. Can be For example, tetrafluoroborate, inorganic fluoric anions such as hexafluorophosphate, RSO 3 - (wherein, R represents an alkyl group or a fluoroalkyl group) alkane sulfonate anions represented by, (RSO 2) 2 N - ( wherein Wherein R represents an alkyl group or a fluoroalkyl group), an alkanesulfonylimide anion represented by (RSO 2 ) 3 C (wherein, R represents an alkyl group or a fluoroalkyl group). , RCOO (wherein, R represents an alkyl group or a fluoroalkyl group), and the like. Among these, preferred are tetrafluoroborate, hexafluorophosphate, bis (trifluoromethylsulfonyl) imide, bis (pentafluoroethylsulfonyl) imide, trifluoromethanesulfonate, acetic acid, and trifluoroacetic acid.
[0018]
The method for producing the quaternary ammonium-based room temperature molten salt represented by the general formula (1) of the present invention is not particularly limited, and various methods can be used. For example, a tertiary amine compound such as 1-dialkylamino-6-hexanol represented by the above general formula (2) can be easily produced by subjecting the compound to quaternary alkylation and then exchanging it for the aforementioned anion.
[0019]
As the compound represented by the general formula (2), specifically, 6-dimethylamino-1-hexanol, 6-dimethylamino-1-methoxyhexane, 6-dimethylamino-1-ethoxyhexane, 6 -Diethylamino-1-hexanol, 6-dimethylamino-1-methoxyhexane, 6-dimethylamino-1-ethoxyhexane, 3-methyl-5-dimethylamino-1-pentanol, 3-methyl-5-dimethyl Tertiary amines such as amino-1-methoxypentane are exemplified.
[0020]
In the method of the present invention, a method of using an alkyl halide or a method of using an alkyl sulfate, an alkyl carboxylate, or a dialkyl carbonate as a quaternizing agent can be employed for alkyl quaternization.
[0021]
When a dialkyl carbonate is used as a quaternizing agent, the compound represented by the above general formula (2) is first converted into a quaternary alkyl carbonate and then anion-exchanged to give the compound represented by the above general formula (1). A quaternary ammonium-based room temperature molten salt is obtained.
[0022]
In the method of the present invention, the reaction between the tertiary amine represented by the general formula (2) and the dialkyl carbonate is performed in an amount of 0.1 to 10 moles, more preferably 1 to 3 moles, per mole of the tertiary amine. Dialkyl carbonate without solvent or in the presence of an organic solvent such as methanol, ethanol, n-propanol, i-propanol, ethylene glycol, diethylene glycol, ethylene carbonate, propylene carbonate, acetonitrile, tetrahydrofuran, dioxane, toluene, xylene, etc. The reaction can be carried out at a temperature of 150150 ° C. under normal pressure or under pressure using an autoclave for 1 to 100 hours. Examples of the dialkyl carbonate include dimethyl carbonate, diethyl carbonate, dipropyl carbonate, and the like.
[0023]
The quaternary alkyl carbonate salt thus obtained can be easily exchanged for another anion. For example, conversion to a tetrafluoroborate salt proceeds immediately at room temperature by mixing equimolar amounts of tetrafluoroboric acid and a quaternary (methyl) carbonate salt in an aqueous solution or an organic solvent. Occurrence is seen. Conversion to other anions can be carried out in the same manner using a hydride, an ammonium salt, a metal salt, or the like with the anion to be exchanged.
[0024]
Since the quaternary ammonium-based room-temperature molten salt of the present invention exhibits high ionic conductivity, it can be used as an electrolyte salt in electrochemical devices such as secondary batteries and electric double layer capacitors.
[0025]
Further, since the quaternary ammonium-based room temperature molten salt of the present invention exhibits high ionic conductivity and is liquid at room temperature, it can be used alone or in a state of being dissolved in an organic solvent to form a secondary battery, an electric double layer capacitor, or the like. Can be used as an electrolytic solution in the electrochemical device.
[0026]
As the organic solvent constituting the electrolytic solution, one capable of dissolving the quaternary ammonium-based room-temperature molten salt of the present invention and stable in the operation differential voltage range of electrochemical devices such as secondary batteries and electric double layer capacitors is used. If so, the solvent is not particularly limited, but generally, a solvent that dissolves the electrolyte well, has a high dielectric constant, has a low viscosity, and has a high boiling point is suitable. Specific examples include ethylene carbonate, propylene carbonate, γ-butyrolactone, N-methylpyrrolidone, dimethyl carbonate, diethyl carbonate, ethylene glycol, propylene glycol, ethylene glycol dimethyl ether, propylene glycol dimethyl ether, and sulfolane. These solvents may be used alone or as a mixture of two or more.
[0027]
The concentration of the quaternary ammonium-based room-temperature molten salt of the present invention when used as an electrolytic solution is not particularly limited, but is preferably 0.1 mol / l or more, more preferably 0.5 mol / l or more from the viewpoint of performance. use.
[0028]
In the electrolytic solution of the present invention, an electrolyte other than the quaternary ammonium-based room-temperature molten salt of the present invention may be used in combination. Such an electrolyte is not particularly limited as long as it can be used for an electrochemical device such as a secondary battery and an electric double layer capacitor, but when used as an electrolyte for a lithium secondary battery, For example, it is preferable to add a lithium salt such as lithium tetrafluoroborate.
[0029]
In the electrolytic solution of the present invention, a decomposition inhibitor or the like may be further added.
[0030]
The quaternary ammonium-based room temperature molten salt of the present invention has a high polarity and dissolves a large number of substances such as organic compounds and polymer compounds, and thus is useful as a reaction solvent for organic synthesis, an extraction and separation solvent. Examples of the application reaction include olefin polymerization / dimerization, aromatic alkylation, metathesis reaction, carbonylation reaction, Heck reaction, hydroformylation reaction and the like.
[0031]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be specifically described based on examples and comparative examples, but the present invention is not limited to only these examples.
[0032]
Example 1 Synthesis of (6-hydroxyhexyl) trimethylammonium / tetrafluoroborate In a 200 ml flask equipped with a stirrer, a condenser and a thermometer, 29.0 g (0.20 mol) of 6-dimethylamino-1-hexanol and dimethyl carbonate were added. 27.3 g (0.30 mol) and 30 ml of n-propanol were charged and reacted under reflux for 32 hours. Meanwhile, the temperature of the reaction solution gradually increased from 90 to 103 ° C. Thereafter, unreacted dimethyl carbonate and n-propanol were distilled off, and further, a washing operation was performed in diethyl ether to remove impurities and vacuum drying was performed to obtain 39.4 g of 6-hydroxyhexyltrimethyltrimethylammonium methyl carbonate salt. Was.
[0033]
Next, 30.0 g of 6-hydroxyhexyltrimethylammonium methyl carbonate salt was dissolved in 100 g of water, and 42% tetrafluoroboric acid was added little by little under stirring until the pH of the mixed solution reached around 4. In this case, the added amount of 42% tetrafluoroboric acid was 27.0 g. Thereafter, water was distilled off from the mixed solution, followed by vacuum drying to obtain 33.5 g of liquid (6-hydroxyhexyl) trimethylammonium tetrafluoroborate at room temperature (25 ° C.). The product was confirmed by 1 H-NMR (see FIG. 1).
[0034]
Example 2 Synthesis of (6-hydroxyhexyl) trimethylammonium trifluoromethanesulfonate 30.0 g of 6-hydroxyhexyltrimethyltrimethylammonium methyl carbonate salt obtained by the method of Example 1 was dissolved in 50 g of water, and stirred. A 20% aqueous solution of trifluoromethanesulfonic acid was added little by little until the pH of the mixed solution was around 4. By the same operation as in Example 1, 41.9 g of (6-hydroxyhexyl) trimethylammonium trifluoromethanesulfonate which was liquid at room temperature (25 ° C.) was obtained.
[0035]
Example 3 Synthesis of (6-hydroxyhexyl) trimethylammonium bis (trifluoromethylsulfonyl) imide 10.0 g of (6-hydroxyhexyl) trimethylammonium methyl carbonate obtained by the method of Example 1 was dissolved in 30 g of water. Then, a 30% aqueous solution of lithium bis (trifluoromethylsulfonyl) imide (40.7 g) was added dropwise. After completion of the dropwise addition, the water and the target substance (organic phase) are separated into two phases. Thereafter, the organic phase is washed with water and dried under vacuum to obtain a liquid (6-hydroxyhexyl) trimethylammonium bis (tri-) at room temperature (25 ° C.). 14.5 g of (fluoromethylsulfonyl) imide were obtained.
[0036]
Example 4 Synthesis of (6-methoxyhexyl) trimethylammonium tetrafluoroborate The same apparatus as in Example 1 was used except that 34.9 g (0.20 mol) of 6-dimethylamino-1-methoxyhexane was used. This was carried out in the same manner as in Example 1 to obtain 44.7 g of (6-methoxyhexyl) trimethylammonium (methyl) carbonate salt. Thereafter, salt exchange was performed in the same manner as in Example 1 using 30.0 g of the (methyl) carbonate salt to obtain 31.9 g of (6-methoxyhexyl) trimethylammonium tetrafluoroborate which was liquid at room temperature (25 ° C.). Was.
[0037]
Example 5 Synthesis of (6-methoxyhexyl) trimethylammonium bis (trifluoromethylsulfonyl) imide 10.0 g of (6-methoxyhexyl) trimethylammonium (methyl) carbonate salt obtained by the method of Example 4 was added to water. 30 g of a 30% aqueous solution of lithium bis (trifluoromethylsulfonyl) imide (38.5 g) was added dropwise. After completion of the dropwise addition, the water and the target substance (organic phase) are separated into two phases. Thereafter, the organic phase is washed with water and dried under vacuum to obtain a liquid (6-hydroxyhexyl) trimethylammonium bis (tri-) at room temperature (25C). 15.7 g of (fluoromethylsulfonyl) imide were obtained.
[0038]
Comparative Example 1 Synthesis of (4-hydroxybutyl) trimethylammonium tetrafluoroborate The same apparatus as in Example 1 was used, except that 23.4 g (0.20 mol) of 4-dimethylamino-1-butanol was used. The same operation was performed as in 1 to obtain 36.4 g of (4-hydroxybutyl) trimethylammonium methyl carbonate salt.
[0039]
Thereafter, salt exchange was performed in the same manner as in Example 1 using 30.0 g of the methyl carbonate salt to obtain 34.2 g of (4-hydroxybutyl) trimethylammonium tetrafluoroborate solid at room temperature. The tetrafluoroborate salt was in a solid state even at 150 ° C.
[0040]
Comparative Example 2 Synthesis of (3-methyl-5-hydroxymethyl) trimethylammonium tetrafluoroborate Using the same apparatus as in Example 1, 29.0 g of 3-methyl-5-dimethylamino-1-pentanol (0 .20 mol), 27.3 g (0.30 mol) of dimethyl carbonate and 25 ml of n-propanol, and reacted for 23 hours under reflux conditions. Thereafter, unreacted substances and solvent were removed, and (3-methyl 4-5 g of (-5-hydroxypentyl) trimethylammonium methyl carbonate salt was obtained.
[0041]
Thereafter, salt exchange was performed in the same manner as in Example 1 using 30.0 g of the methyl carbonate salt to obtain 32.6 g of (3-methyl-5-hydroxypentyl) trimethylammonium tetrafluoroborate solid at room temperature. The melting point of the tetrafluoroborate salt was 130 ° C.
[0042]
Comparative Example 3 Synthesis of Hexyltrimethylammonium Tetrafluoroborate Using the same apparatus as in Example 1, 25.9 g (0.20 mol) of N, N-dimethylhexylamine 25.9 g (0.20 mol) 1-pentanol. , 27.3 g (0.30 mol) of dimethyl carbonate and 30 ml of n-propanol, and reacted for 55 hours under reflux conditions. Thereafter, unreacted substances and solvent were removed, and hexyltrimethylammonium methyl carbonate salt was removed. 42.1 g were obtained.
[0043]
Thereafter, salt exchange was carried out in the same manner as in Example 1 using 30.0 g of the methyl carbonate salt, to obtain 25.8 g of (3-methyl-5-hydroxypentyl) trimethylammonium tetrafluoroborate solid at room temperature. The melting point of the tetrafluoroborate salt was 65 ° C.
[0044]
Examples 6 to 8 Evaluation of Electric Conductivity (6-Hydroxyhexyl) trimethylammonium tetrafluoroborate obtained in Example 1, (6-hydroxyhexyl) trimethylammonium bis ( The electrical conductivity at 20 ° C. of trifluoromethylsulfonyl) imide and (6-methoxyhexyl) trimethylammonium bis (trifluoromethylsulfonyl) imide obtained in Example 5 were measured. Table 1 shows the results.
[0045]
[Table 1]
Figure 2004262896
Example 9 to Example 13
(6-hydroxyhexyl) trimethylammonium / tetrafluoroborate, (6-hydroxyhexyl) trimethylammonium / trifluoromethanesulfonate, (6-hydroxyhexyl) trimethylammonium / bis (trifluoromethylsulfonyl) when propylene carbonate is used as the solvent ) And (6-methoxyhexyl) trimethylammonium bis (trifluoromethylsulfonyl) imide are shown in Table 1 together with the measurement results of the electrical conductivity.
[0046]
Comparative Example 4, Comparative Example 5
Table 1 also shows the measurement results of the electric conductivity of tetraethylammonium / tetrafluoroborate when propylene carbonate is used as the solvent.
[0047]
As is clear from Table 1, tetraethylammonium / tetrafluoroborate had low solubility in propylene carbonate, and a salt was precipitated at a concentration of 1.5 mol / l, and the conductivity could not be measured.
[0048]
【The invention's effect】
The quaternary ammonium-based room temperature molten salt of the present invention exhibits a liquid state at around room temperature as described above, and exhibits high ionic conductivity and solubility in an organic solvent for an electrolyte. And the like, and also useful as a solvent for organic synthesis.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a 1 H-NMR spectrum of (6-hydroxyhexyl) trimethylammonium tetrafluoroborate obtained in Example 1.

Claims (8)

下記一般式(1)で示される4級アンモニウム系常温溶融塩。
Figure 2004262896
(式中、Rは水素原子、メチル基、又はエチル基を表し、R〜Rは各々独立して炭素数1〜4のアルキル基を表す。Rは水素原子又はメチル基を表し、nは5又は6を表し、Aはアニオンである。なお、アルキレン鎖中の炭素原子に結合するRは、結合する炭素原子毎に各々異なっていても良い。)
A quaternary ammonium-based room temperature molten salt represented by the following general formula (1).
Figure 2004262896
(Wherein, R 1 represents a hydrogen atom, a methyl group, or an ethyl group, R 2 to R 4 each independently represent an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms, and R 5 represents a hydrogen atom or a methyl group. , N represents 5 or 6, and A is an anion. In addition, R 5 bonded to a carbon atom in the alkylene chain may be different for each bonded carbon atom.)
融点が50℃以下であることを特徴とする請求項1記載の4級アンモニウム系常温溶融塩。The quaternary ammonium-based room temperature molten salt according to claim 1, wherein the melting point is 50C or lower. 上記一般式(1)で表される4級アンモニウム系常温溶融塩において、アニオンAが、テトラフルオロボレート、ヘキサフルオロホスフェート、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド、ビス(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド、トリフルオロメタンスルホネート、酢酸、及びトリフルオロ酢酸から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の4級アンモニウム系常温溶融塩。In the quaternary ammonium-based room temperature molten salt represented by the above general formula (1), the anion A is tetrafluoroborate, hexafluorophosphate, bis (trifluoromethylsulfonyl) imide, bis (pentafluoroethylsulfonyl) imide, trifluoro The quaternary ammonium-based room temperature molten salt according to claim 1, wherein the salt is one or more selected from romethanesulfonate, acetic acid, and trifluoroacetic acid. 下記一般式(2)
Figure 2004262896
(式中、Rは水素原子、メチル基、又はエチル基を表し、R及びRは各々独立して炭素数1〜4のアルキル基を表す。Rは水素原子又はメチル基を表し、nは5又は6を表す。なお、アルキレン鎖中の炭素原子に結合するRは、結合する炭素原子毎に各々異なっていても良い。)
で示される3級アミン化合物にジアルキルカーボネートを反応させ4級アルキルカーボネート塩とし、その後、アニオン交換することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の4級アンモニウム系常温溶融塩の製造法。
The following general formula (2)
Figure 2004262896
(Wherein, R 1 represents a hydrogen atom, a methyl group, or an ethyl group, R 2 and R 3 each independently represent an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms, and R 5 represents a hydrogen atom or a methyl group. , N represents 5 or 6. Note that R 5 bonded to a carbon atom in the alkylene chain may be different for each carbon atom to be bonded.)
The quaternary ammonium-based room temperature molten salt according to any one of claims 1 to 3, wherein the tertiary amine compound represented by the formula (1) is reacted with a dialkyl carbonate to form a quaternary alkyl carbonate salt, followed by anion exchange. Manufacturing method.
交換するアニオンが、テトラフルオロボレート、ヘキサフルオロホスフェート、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド、ビス(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド、トリフルオロメタンスルホネート、酢酸、及びトリフルオロ酢酸から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項4に記載の製造法。The anion to be exchanged is one or more selected from tetrafluoroborate, hexafluorophosphate, bis (trifluoromethylsulfonyl) imide, bis (pentafluoroethylsulfonyl) imide, trifluoromethanesulfonate, acetic acid, and trifluoroacetic acid The method according to claim 4, wherein 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の4級アンモニウム系常温溶融塩からなる電気化学デバイス用電解質塩。An electrolyte salt for an electrochemical device, comprising the quaternary ammonium-based room temperature molten salt according to claim 1. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の4級アンモニウム系常温溶融塩からなる電気化学デバイス用電解液。An electrolytic solution for an electrochemical device, comprising the quaternary ammonium-based room temperature molten salt according to claim 1. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の4級アンモニウム系常温溶融塩と有機溶媒を含有してなる電気化学デバイス用電解液。An electrolytic solution for an electrochemical device, comprising the quaternary ammonium-based room temperature molten salt according to claim 1 and an organic solvent.
JP2003057302A 2003-03-04 2003-03-04 Quaternary ammonium room temperature molten salt and method for producing the same Pending JP2004262896A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003057302A JP2004262896A (en) 2003-03-04 2003-03-04 Quaternary ammonium room temperature molten salt and method for producing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003057302A JP2004262896A (en) 2003-03-04 2003-03-04 Quaternary ammonium room temperature molten salt and method for producing the same

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004262896A true JP2004262896A (en) 2004-09-24

Family

ID=33120762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003057302A Pending JP2004262896A (en) 2003-03-04 2003-03-04 Quaternary ammonium room temperature molten salt and method for producing the same

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004262896A (en)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006206517A (en) * 2005-01-28 2006-08-10 Koei Chem Co Ltd Quaternary salt
JP2006265132A (en) * 2005-03-23 2006-10-05 Stella Chemifa Corp Quaternary ammonium salt, electrolyte, electrolytic solution and electrochemical device
JP2008526822A (en) * 2005-01-04 2008-07-24 ザ クィーンズ ユニヴァーシティー オブ ベルファスト Base-stable ionic liquid
WO2012017520A1 (en) * 2010-08-03 2012-02-09 トヨタ自動車株式会社 Lithium secondary battery
JP2016083623A (en) * 2014-10-27 2016-05-19 国立研究開発法人産業技術総合研究所 Acidic gas absorption liquid and acidic gas separation recovery method
WO2018021577A1 (en) * 2016-07-29 2018-02-01 大塚化学株式会社 Electrolyte for electrochemical device, electrolytic solution, and electrochemical device

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008526822A (en) * 2005-01-04 2008-07-24 ザ クィーンズ ユニヴァーシティー オブ ベルファスト Base-stable ionic liquid
JP2006206517A (en) * 2005-01-28 2006-08-10 Koei Chem Co Ltd Quaternary salt
JP2006265132A (en) * 2005-03-23 2006-10-05 Stella Chemifa Corp Quaternary ammonium salt, electrolyte, electrolytic solution and electrochemical device
WO2012017520A1 (en) * 2010-08-03 2012-02-09 トヨタ自動車株式会社 Lithium secondary battery
JP2016083623A (en) * 2014-10-27 2016-05-19 国立研究開発法人産業技術総合研究所 Acidic gas absorption liquid and acidic gas separation recovery method
WO2018021577A1 (en) * 2016-07-29 2018-02-01 大塚化学株式会社 Electrolyte for electrochemical device, electrolytic solution, and electrochemical device
CN109478472A (en) * 2016-07-29 2019-03-15 大塚化学株式会社 Electrochemical apparatus electrolyte, electrolyte and electrochemical apparatus
JPWO2018021577A1 (en) * 2016-07-29 2019-05-23 大塚化学株式会社 Electrolytes, electrolytes and electrochemical devices for electrochemical devices
US11114695B2 (en) 2016-07-29 2021-09-07 Otsuka Chemical Co., Ltd. Electrolyte for electrochemical device, electrolytic solution, and electrochemical device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5778575B2 (en) Reactive ionic liquid
JP5265197B2 (en) Ionic liquid having phosphonium cation containing PN bond and method for producing the same
JP2005139100A (en) Ordinary temperature melted salt
JP6430365B2 (en) Ionic compounds having a silyloxy group
RU2374257C2 (en) Ionic liquid, containing phosphonium ion, and method of producing said liquid
WO2009136608A1 (en) Ionic liquid
KR20140034256A (en) Compounds containing hydrido-tricyano-borate anions
JP2005200359A (en) Ionic compound
JP2005104845A (en) Quaternary ammonium ambient-temperature molten salt and manufacturing method
KR20150107846A (en) Low symmetry molecules and phosphonium salts, methods of making and devices formed there from
JP5014854B2 (en) Aminosiloxane ionic liquid
JP6692033B2 (en) Silicon-containing sulfonate
WO2017183342A1 (en) Silicon-containing sulfuric acid ester salt
JP2005104846A (en) Quaternary ammonium ambient-temperature molten salt and its manufacturing method
JP2004262897A (en) Quaternary ammonium room temperature molten salt and method for producing the same
JP2004262896A (en) Quaternary ammonium room temperature molten salt and method for producing the same
JP2005225843A (en) Method for producing alkoxyalkyl group-containing quaternary ammonium salt
JP2010258333A (en) Electrolyte using quaternary ammonium salt electrolyte, and electrochemical element
KR102098726B1 (en) Ionic liquid
JP2005179254A (en) Cold molten salt and method for producing the same
JP5116655B2 (en) Electrolyte and electrochemical device using quaternary ammonium salt electrolyte
JP5227524B2 (en) Ionic liquid having sulfonium cation containing SN bond and method for producing the same
JP5116654B2 (en) Electrolyte and electrochemical device using quaternary ammonium salt electrolyte
WO2015151977A1 (en) Zwitterionic compound and ion conductor
JP5070044B2 (en) Ionic liquid having phosphonium cation and method for producing the same