JP2004258094A - リリース機構付きパッケージ - Google Patents
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Abstract
【課題】ケージから容易にリリースできると共に、光ファイバコネクタを容易にリリースできるリリース機構付きパッケージを提供する。
【解決手段】光ファイバコネクタ2を挿抜するためのソケット口3を有し、ケージ5内に挿抜自在に挿入されると共に締結解除可能にロックされるパッケージ本体4と、ソケット口3の縁に設けられ光ファイバコネクタ2のコネクタ本体部13から挿抜方向と交差する方向に突起するラッチ部8を抜き方向の移動を規制するように係止するラッチ止め部9と、パッケージ本体4に挿抜方向スライド可能に設けられスライドに伴ってラッチ部8をコネクタ本体部13側に押し込むコネクタリリース用のテーパ部26を有するリリース部材10とを備えたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】光ファイバコネクタ2を挿抜するためのソケット口3を有し、ケージ5内に挿抜自在に挿入されると共に締結解除可能にロックされるパッケージ本体4と、ソケット口3の縁に設けられ光ファイバコネクタ2のコネクタ本体部13から挿抜方向と交差する方向に突起するラッチ部8を抜き方向の移動を規制するように係止するラッチ止め部9と、パッケージ本体4に挿抜方向スライド可能に設けられスライドに伴ってラッチ部8をコネクタ本体部13側に押し込むコネクタリリース用のテーパ部26を有するリリース部材10とを備えたものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光送受信モジュールなどの光通信用パッケージに係り、ケージに対して交換可能に取り付けられる光通信用のリリース機構付きパッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
長距離高速光通信などに使用する光送受信モジュールは、送信用光素子と受信用光素子とを1つのパッケージに収容したものである。また、光送受信モジュールは、光信号や電気信号の変調、増幅、補償或いは安定化のための電気素子をも上記パッケージに収容している。この光送受信モジュールと外部伝送路としての光ファイバとを接続するために、光素子に通じる開口部をパッケージに形成し、この開口部に光ファイバの端末に取り付けられている光ファイバコネクタを挿入するようにした、いわゆるリセプタクルタイプの光送受信モジュールがある。
【0003】
多数の光ファイバを集中配線する通信機器では、多数の光送受信モジュールの開口部をパネルに整列配置することで、任意の開口部に任意の光ファイバコネクタを挿入できるように配慮してある。パネルにおける光送受信モジュール開口部の配置をより集約すると共に通信機器内部の配線を簡素にするため、基板の端部に光送受信モジュールを整列配置し、各々の開口部がパネルの各窓から露出するよう、上記基板を通信機器内に設置するのが望ましい。
【0004】
一方、光送受信モジュール内の光学素子や電気素子に不具合が生じたときや、通信仕様(光波長や変調方式など)を相手と整合させたいときなど、光送受信モジュールをアセンブリ交換して対応したい場合がある。このため、基板上には光送受信モジュールのパッケージを機械的に保持するためのケージが設けられ、ケージを介して基板に光送受信モジュールを着脱できるようになっている。
【0005】
図14に示すように、ケージ5は、一端(前端)を開放された前後に長い箱型に形成されており、前端からパッケージ40を挿抜できるようになっている。電気的には、パッケージ40の後端に接続端子群(図示せず)を形成し、基板(図示せず)上にはその相手方となる接続端子群(図示せず)を配置しておくことで、パッケージ40をケージ5に挿入したとき、接続が図られるようになっている。これにより、パネルの窓からパッケージ40を挿抜することができ、通信機器を分解することなく光送受信モジュールを交換できるようになっている。
【0006】
図15に示すように、ケージ5とパッケージ40には、互いに係止しあうための雌雄ロック機構6,7がそれぞれ設けられている。雌側ロック機構6は、ケージ5の底面16の前端部に前後に延びる2本の切り込みを形成し、これら切り込みの間に形成された板バネ18と、板バネ18に三角形に開口するように形成された係合穴20とからなる。板バネ18の前端には若干の反り21が形成されている。雄側ロック機構7は、係合穴20に嵌め込むための突起(ロック部)22をパッケージ40の底面に設けてなるものである。
【0007】
また、パッケージ40には、通信機器のパネル外からアクセスしてロックを解除するためのリリース機構41が設けられている。リリース機構41は、パッケージ40の前部に板バネ18を押し下げるためのスライドブロック42を前後方向にスライド可能に設けてなるものである。スライドブロック42は、後端に板バネ18を押し下げるためのテーパ面43を有する。スライドブロック42は、後方へスライドすることでテーパ面43で板バネ18を押し退け、係合穴20を雄側ロック機構7たる突起22から抜くようになっている。
【0008】
なお、ケージ5の形状(寸法や係合穴20の位置)は、各メーカ共通の規格により規定されている。
【0009】
【特許文献1】
米国特許第6439918B1号明細書(第3B図、第4図)
【特許文献2】
特開平5−266946号公報
【特許文献3】
特許第3264016号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、パネルにおける開口部の配置を集約するために、開口部は上下多段に配置するのが望ましく、また、その上下間隔はできるだけ短縮するのが望ましい。しかしながら、従来のパッケージ40では、上下間隔を小さくするには限界があった。図14及び図15に示すように、上下のパッケージ間隔を小さくすると、上段のパッケージ40のスライドブロック42と下段のパッケージ40との隙間が小さくなる。指先でスライドブロック42をロック解除の位置まで押し込むのは困難である。また、パッケージ40を前方に引き抜くには、パッケージ本体44の頭部45を上下又は左右から指で挟んで行うしかないが、これもまた、配置の上下間隔や左右間隔が狭くなると困難になってくる。この問題は光ファイバコネクタ46のリリース作業においても同様であり、集約配置に伴って光ファイバコネクタ46のリリース作業も困難となる。
【0011】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、光ファイバコネクタを容易にリリースでき、ケージから容易にリリースできるリリース機構付きパッケージを提供することにある。さらに本発明は、リリースを確実にでき、誤ったリリースを防げ、製造コストを抑えることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、光ファイバコネクタを挿抜するためのソケット口を有し、ケージ内に挿抜自在に挿入されると共に締結解除可能にロックされるパッケージ本体と、上記ソケット口の縁に設けられ上記光ファイバコネクタのコネクタ本体部から挿抜方向と交差する方向に突起するラッチ部を抜き方向の移動を規制するように係止するラッチ止め部と、上記パッケージ本体に挿抜方向スライド可能に設けられスライドに伴って上記ラッチ部を上記コネクタ本体部側に押し込むコネクタリリース用のテーパ部を有するリリース部材とを備えたものである。リリース部材をスライドさせるだけでパッケージから光ファイバコネクタを容易にリリースできる。
【0013】
そして、上記パッケージ本体には、上記ケージの挿入口近傍で開口する係合穴に挿入されるロック部が設けられ、上記リリース部材は、上記ケージの挿入口に内接して上記係合穴を上記パッケージ本体から押し離すケージリリース用のテーパ部を有するものとするとよい。
【0014】
また、上記リリース部材が上記ラッチ部又は上記ケージのいずれかに当接するリリース位置に近接されたとき、上記リリース部材を退行方向に弾発付勢する戻し機構を備えるとよい。
【0015】
そして、上記リリース部材は、一方方向にスライドされたとき上記コネクタリリース用のテーパ部を上記ラッチ部に当て、かつ、他方方向にスライドされたとき上記ケージリリース用のテーパ部を上記ケージに当てるようにテーパ部同士を反対向きに形成されるとよい。
【0016】
また、上記パッケージ本体に上記ケージへ向けて出没可能に設けられ上記ケージ側に突出したときにケージにロックされると共に上記パッケージ本体内に没入したときに上記ロックを解除されるロック部と、上記リリース部材に形成されリリース部材がスライドしたときに上記ロック部を出没させるように案内する伝動部とを備えてもよい。
【0017】
そして、上記リリース部材は、上記パッケージ本体の外周にパッケージ本体を弾発的に囲うように取り付けられるとよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の好適実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0019】
図1はケージにリリース機構付きパッケージを装着すると共にリリース機構付きパッケージに光ファイバコネクタを接続した状態の側面図であり、図5は同パッケージの側断面図である。図2はリリース機構付きパッケージの正面図であり、図3は同パッケージの要部平面図であり、図4は同パッケージの底面図である。
【0020】
図1、図2、図4及び図5に示すように、リリース機構付きパッケージ1は、光ファイバコネクタ2を挿抜するためのソケット口3を有し、ケージ5内に挿抜自在に挿入されると共に締結解除可能にロックされるパッケージ本体4と、パッケージ本体4に設けられケージ5の雌側ロック機構6にロックされる雄側ロック機構7と、ソケット口3に設けられ光ファイバコネクタ2のラッチ部8をロックするためのラッチ止め部9と、パッケージ本体4に挿抜方向スライド可能に設けられケージ5とパッケージ本体4のロックを解除すると共にパッケージ本体4と光ファイバコネクタ2のロックを解除するためのリリース部材10とを備えて構成されている。
【0021】
パッケージ本体4は、挿抜方向(前後方向)に長い略直方体状に形成されケージ5内に収容される胴部11と、胴部11の前側に一体に形成されケージ5外に露出される頭部12とからなる。
【0022】
ケージ5は、一端(前端)を開放された前後に長い箱型に形成されており、前端からパッケージ1を挿抜できるようになっている。電気的には、基板(図示せず)側に接続される接続端子群(図示せず)を有し、パッケージ1をケージ5に挿入することでパッケージ1と基板との接続が図られるようになっている。
【0023】
頭部12は、上下左右の外形寸法をケージ5と略同じに形成されており、前方へ向けて開口する左右一対のソケット口3を有する。ソケット口3の一方は、送信側の光ファイバコネクタ2を接続するためのものであり、他方は受信側の光ファイバコネクタ2を接続するためのものである。
【0024】
光ファイバコネクタ2は、周知のものであり、光ファイバの先端に設けられたコネクタ本体部13と、コネクタ本体部13に一体に形成されコネクタ本体部13から挿抜方向と交差する方向に突起するラッチ部8とからなる。具体的にはラッチ部8は、コネクタ本体部13の接続端側から上方に突起しつつ他端側に延びる俯仰可能なレバー状に形成されており、後述するラッチ止め部9に掛けるべく幅方向両側に突起する爪14を有する。
【0025】
そして、ソケット口3の上縁両側には、ラッチ部8を抜き方向の移動を規制するように係止するラッチ止め部9が設けられている。ラッチ止め部9は、ソケット口3の上縁両側の肉を内側に張り出して形成されている。
【0026】
また、頭部12の上側には、光ファイバコネクタ2装着時にラッチ部8を上方に突出させるためのラッチ用スリット15がそれぞれのソケット口3に対応して形成されている。ラッチ用スリット15は、それぞれ頭部12の前端から後方へ向けて延び、ソケット口3内に貫通されるように形成されており、前端両側にラッチ止め部9を位置させるようになっている。
【0027】
図1及び図4に示すように、雌側ロック機構6は、ケージ5の底面16に前端から後方に延びる2本の切り込み17を形成し、これら切り込み17の間に形成された板バネ18と、板バネ18に三角形に開口するように形成されケージ5の挿入口19近傍で開口する係合穴20とからなる。板バネ18の前端には若干の反り21が形成されている。
【0028】
雄側ロック機構7は、胴部11に挿抜方向と交差(直交)する方向に延びるように形成されケージ5の係合穴20に挿入されるロック部22からなる。具体的には、ロック部22は、胴部11の底面23から下方に延びるように形成された突起からなり、係合穴20の形状にマッチするように三角柱状に形成されている。
【0029】
図1、図2、図3及び図4に示すように、リリース部材10は、パッケージ本体4の頭部12の外周に頭部12を弾発的に囲うように取り付けられている。具体的には、リリース部材10は、頭部12の上端を形成する頂部ガイド24に沿って摺動される上部スライド部25と、上部スライド部25の両側にそれぞれ設けられ光ファイバコネクタ2のラッチ部8をコネクタ本体部13側に押し込むための第1テーパ部(コネクタリリース用のテーパ部)26と、それぞれの第1テーパ部26に設けられ頭部12の側面に沿って下方に延びる側部スライド部27と、それぞれの側部スライド部27に設けられ頭部12の下端を形成する底部ガイド28に沿って幅方向中央に向けて延びる底部スライド部29と、底部スライド部29に設けられケージ5の挿入口19に内接して係合穴20をパッケージ本体4から押し離すための第2テーパ部(ケージリリース用のテーパ部)30とからなり、金属等の弾性を有する材料を屈曲形成して構成されている。
【0030】
頂部ガイド24は、頭部12の幅方向中央に上方に突出する段部を形成してなるものであり、上端に前後方向に延びるスライド面31を有する。そして頂部ガイド24は、スライド面31で上部スライド部25を案内することにより、リリース部材10がパッケージ本体4を上下に強く挟みながら移動する際のバランスを保つ役割をするようになっている。上部スライド部25は、前後に長い平板状に形成されており、頂部ガイド24のスライド面31上に重ね合わされるようになっている。
【0031】
第1テーパ部26は、それぞれラッチ用スリット15内に挿入されるように下方へ延びて形成されている。また、第1テーパ部26は、前端面をコネクタ本体部13側(下側)へ向けるように傾斜される第1テーパ面32を有し、前方へ移動されることでラッチ部8をコネクタ本体部13側へ押すようになっている。
【0032】
側部スライド部27は、それぞれ下端を前方へ偏位させるように傾斜されており、底部スライド部29を上部スライド部25の前方に位置させるようになっている。
【0033】
第2テーパ部30は、それぞれの底部スライド部29から上方へ延びて形成されており、上端をパッケージ本体4の底面23に形成されたガイド溝33内に挿入されてスライド方向に案内されるようになっている。そして、リリース部材10は、頭部12を上部スライド部25と第2テーパ部30とで上下から弾発的に挟むことで頭部12に前後スライド可能に取り付けられるようになっている。第2テーパ部30は、後端を上部スライド部25よりも後方に位置させるように前後に長く形成されており、安定してスライドできるようになっている。また、第2テーパ部30は、後端面をケージ5側(下側)へ向けるように傾斜される第2テーパ面34を有し、後方へ移動されることでケージ5の板バネ18を外側(下方)へ押すようになっている。
【0034】
図5に示すように、ガイド溝33は、パッケージ本体4の前端近傍からロック部22の位置まで前後に延びて形成されており、板バネ18を押し曲げすぎないようになっている。
【0035】
底部ガイド28は、頭部12の下部両側に下方に突出する段部を形成してなるものであり、下端に前後方向に延びるスライド面35を有すると共にスライド面35の前後両端に接続され下方へ湾曲される湾曲面36を有する。湾曲面36は、底部スライド部29の移動を規制するストッパとして機能すると共に、リリース部材10がラッチ部8又はケージ5のいずれかに当接されるリリース位置に近接されたとき、リリース部材10を退行方向に弾発付勢する戻し機構を構成している。すなわち、湾曲面36は、リリース部材10の底部スライド部29が当たったときに底部スライド部29を傾動させるように案内し、リリース部材10を捻って弾性変形させ、リリース部材10をその張力で退行方向に弾発付勢するようになっている。
【0036】
次に本実施の形態の作用を述べる。
【0037】
図5に示すように、ケージ5にパッケージ1を装着固定すると共にパッケージ1に光ファイバコネクタ2を挿入接続した状態から光ファイバコネクタ2をリリースする場合、リリース部材10の第1テーパ部26又は第2テーパ部30を掴み、前方に引く。このとき、リリース部材10は上部スライド部25と第2テーパ部30とで頭部12を上下から弾発的に挟んでおり、かつ、第2テーパ部30は、上部スライド部25の前後に延びるように十分長く形成されているため、ガイド溝33に沿ってスムースにスライドする。
【0038】
図6に示すように、リリース部材10は、第1テーパ部26の第1テーパ面32を光ファイバコネクタ2のラッチ部8に当て、ラッチ部8をコネクタ本体部13側に押し込む。ラッチ部8の爪14は、頭部12のラッチ止め部9の下側に回り込み、ラッチ部8のロックは解除される。ラッチ部8を押し込むとき、リリース部材10には比較的大きな負荷がかかり、第1テーパ部26を後方へ押し戻そうとするモーメントが発生するが、傾斜面でラッチ部8を案内して押し込むようにしたため負荷に対しては十分な強度と弾性を容易に得ることができ、第2テーパ部30を前方へ延長させているためモーメントに対しては第2テーパ部30の前部をパッケージ本体4に押し付けて支えることができ、ラッチ部8をスムースに押し込むことができる。光ファイバコネクタ2は前方に引くだけで容易にパッケージ1から取り外すことができる。
【0039】
そして、リリース部材10は、底部スライド部29を底部ガイド28の湾曲面36に当て、弾性変形されながら移動を規制されるため、頭部12から外れることはなく、手を離されると自身の張力で後方へ戻る。
【0040】
また、ケージ5からパッケージ1をリリースする場合、上述と同様に第1テーパ部26又は第2テーパ部30を掴み、後方へ押し込む。図7に示すように、第2テーパ部30は、ガイド溝33内を移動し、パッケージ本体4と板バネ18との間に滑り込み、板バネ18をパッケージ本体4から離間させるように押し退ける。これにより、係合穴20の前端側がロック部22から外れ、雌雄ロック機構6,7のロックが解除される。パッケージ本体4を引くことでケージ5からパッケージ1を容易に取り外すことができる。
【0041】
そして、リリース部材10は上述と同様に底部スライド部29を底部ガイド28の湾曲面36に当てているため、頭部12から外れることはなく、手を離すことで後方へ戻る。
【0042】
このように、パッケージ本体4に挿抜方向スライド可能に設けられスライドに伴ってラッチ部8をコネクタ本体部13側に押し込む第1テーパ部26を有するリリース部材10を備えるパッケージ1としたため、パッケージ1から光ファイバコネクタ2を確実かつ容易にリリースできる。
【0043】
そして、リリース部材10は、ケージ5の挿入口19に内接して係合穴20をパッケージ本体4から押し離す第2テーパ部30を有するものとしたため、ケージ5からパッケージ1を確実かつ容易にリリースできる。特に1つのリリース部材10に光ファイバコネクタ2のリリース機能とパッケージ1のリリース機能とを併せ持たせたため、操作部分を簡潔にして操作を容易にできると共に部品点数を抑えることができ、安価に製造できる。
【0044】
そして、リリース部材10がラッチ部8又はケージ5のいずれかに当接されるリリース位置に近接されたとき、リリース部材10を退行方向に弾発付勢する戻し機構を備えてパッケージ1を構成したため、振動等により誤って光ファイバコネクタ2やパッケージ1をリリースするのを防ぐことができる。
【0045】
また、リリース部材10は、前方にスライドされたとき第1テーパ部26をラッチ部8に当て、かつ、後方にスライドされたとき第2テーパ部30をケージ5に当てるようにテーパ部26,30同士を反対向きに形成されたため、光ファイバコネクタ2又はパッケージ1のいずれか一方をリリースするときに誤って他方をリリースしてしまったり両方をリリースしてしまうのを防ぐことができる。
【0046】
そして、リリース部材10は、パッケージ本体4の外周にパッケージ本体4を弾発的に囲うように取り付けられるものとしたため、簡易な構造にでき安価に製造でき、指を容易に掛けることができる。
【0047】
なお、リリース部材10は、前方に延びる操作用のつまみ(図示せず)を有するものとしてもよい。リリース部材10の押し引きを更に簡単に行える。このとき、つまみは光ファイバコネクタ2に干渉しないようにリリース部材10の一側又は両側から前方に延びるようにするとよい。
【0048】
また、リリース部材10は、頭部12の外周を囲むように環状に形成してもよい。パッケージ本体4をさらに強く挟み込むことができ、上下の挟み込みのバランスを向上できる。そして、パッケージ本体4を挟み込む力が強くなることから、底部ガイド28の湾曲面36と接触したときの張力を強くでき、リリース部材(図示せず)がリリース位置に近接されたときにリリース部材を更に強力に戻すことができる。またさらに、リリース部材をパッケージ本体4から外れ難くできる。
【0049】
他の実施の形態について述べる。
【0050】
図8〜図13に示すリリース機構付きパッケージ50は、上述のリリース機構付きパッケージ1の雄側ロック機構7とリリース部材10とに変更を加えたものである。同様の構成については説明を省き同符号を付す。
【0051】
図8、図9及び図10に示すように、雄側ロック機構51は、パッケージ本体52にケージ5へ向けて出没可能に設けられケージ5側に突出したときに係合穴20に挿入されると共にパッケージ本体52内に没入したときに係合穴20から抜かれるロック部53からなる。具体的にはロック部53は、パッケージ本体52に回動自在に設けられたレバー54を介してパッケージ本体52に出没可能に設けられており、レバー54が揺動することでケージ5へ向けて出没するようになっている。
【0052】
レバー54は、頭部55に一端を機幅方向に延びる軸(水平軸)56回り回動自在に設けられており、他端を後側に位置させている。そしてロック部53は、レバー54の他端に外側へ突起するように設けられており、係合穴20の形状にマッチするように三角柱状に形成されている。また、レバー54は、両端に挟まれる中間をへの字に屈曲されており、屈曲部分の他端側を水平な姿勢にしたときにロック部53をパッケージ本体52から突出させるようになっている。
【0053】
リリース部材57は、パッケージ本体52の頭部55の外周に頭部55を弾発的に囲うように取り付けられている。具体的には、リリース部材57は、頂部ガイド24に沿って摺動される上部スライド部25と、上部スライド部25の両側にそれぞれ設けられたテーパ部26と、それぞれのテーパ部26に設けられた側部スライド部27と、それぞれの側部スライド部27に設けられ底部ガイド58に沿って幅方向中央に向けて延びる底部スライド部29と、底部スライド部29に設けられロック部53を出没させるようにレバー54を案内するための伝動部59とからなり、金属等の弾性を有する材料からなる。
【0054】
底部ガイド58は、頭部55の下部両側に下方に突出する段部を形成してなるものであり、下端に前後方向に延びるスライド面60を有する。スライド面60の前端には、下方へ湾曲される湾曲面36が接続されている。湾曲面36は、底部スライド部29の移動を規制するストッパとして機能すると共に、リリース部材57がラッチ部8に当接されるリリース位置に近接されたとき、リリース部材57を退行方向に弾発付勢する戻し機構を構成している。また、スライド面60の後端には、底部スライド部29の移動を規制するための突起61が設けられている。
【0055】
伝動部59は、レバー54の真上に配置されて機幅方向に延びる上部バー62と、レバー54の真下に配置されて機幅方向に延びる下部バー63とを有し、前後方向にスライドすることで上部バー62または下部バー63のいずれか一方をレバー54に当ててレバー54を回動させるようになっている。
【0056】
次に本実施の形態の作用を述べる。
【0057】
図11に示すように、ケージ5内にロックされたパッケージ50から光ファイバコネクタ2をリリースする場合、リリース部材57を前方に引く。前述の実施の形態と同様にテーパ部26はラッチ部8をコネクタ本体部13側に押してラッチ止め部9から外し、図12に示すようにラッチ部8のロックは解除される。このとき、伝動部59はレバー54の屈曲部分の後側を水平にスライドするため、レバー54に干渉することはなくロック部53はケージ5にロックされたままである。
【0058】
そして、ケージ5からパッケージ50をリリースする場合、リリース部材57をさらに前方へ引く。図13に示すように伝動部59がレバー54の屈曲部分を越えると下部バー63が傾斜したレバー54の下面に当たってレバー54を押し上げ、ロック部53をパッケージ本体52内に没入させる。ロック部53は係合穴20から抜け出てケージ5とパッケージ50のロックを解除する。このあと更にリリース部材57を前方へ引くと、リリース部材57の底部スライド部29が底部ガイド58の湾曲面36に当たってスライドを規制され、リリース部材57を引く力がパッケージ本体52に伝わり、パッケージ50をケージ5から引き抜くことができる。
【0059】
ロック部53を再びパッケージ50から突出させるときにはリリース部材57を後方へスライドさせる。上部バー62がレバー54の上面に当たってレバー54を押し下げるため、ロック部53をパッケージ50から突出させることができる。
【0060】
このように、パッケージ本体52にケージ5へ向けて出没可能に設けられケージ5側に突出したときにケージ5にロックされると共にパッケージ本体52内に没入したときにロックを解除されるロック部53と、リリース部材57に形成されリリース部材57がスライドしたときにロック部53を出没させるように案内する伝動部59とを備えてパッケージ50を構成したため、ケージ5からパッケージ50を確実かつ容易にリリースできる。特に1つのリリース部材57に光ファイバコネクタ2のリリース機能とパッケージ50のリリース機能とを併せ持たせ、リリース部材57を前方へ引くことで光ファイバコネクタ2のリリースとパッケージ50のリリースとを行えるようにしたため、操作をさらに容易にできると共に部品点数を抑えることができる。
【0061】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果を奏する。
(1)リリース機構付きパッケージから光ファイバコネクタを容易にリリースできる。
(2)ケージからリリース機構付きパッケージを容易にリリースできる。
(3)安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示すリリース機構付きパッケージの側面図である。
【図2】リリース機構付きパッケージの正面図である。
【図3】リリース機構付きパッケージの平面図である。
【図4】リリース機構付きパッケージの底面図である。
【図5】リリース機構付きパッケージの側断面図である。
【図6】光ファイバコネクタをリリースしている状態のリリース機構付きパッケージの側断面図である。
【図7】ケージからリリースされている状態のリリース機構付きパッケージの側断面図である。
【図8】他の実施の形態を示すリリース機構付きパッケージの側面図である。
【図9】他の実施の形態を示すリリース機構付きパッケージの正面図である。
【図10】他の実施の形態を示すリリース機構付きパッケージの底面図である。
【図11】他の実施の形態を示すリリース機構付きパッケージの側断面図である。
【図12】他の実施の形態を示す光ファイバコネクタをリリースしている状態のリリース機構付きパッケージの側断面図である。
【図13】他の実施の形態を示すケージからリリースされている状態のリリース機構付きパッケージの側断面図である。
【図14】従来のパッケージの敷設状況を示す斜視図である。
【図15】従来のパッケージの敷設状況を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 リリース機構付きパッケージ
2 光ファイバコネクタ
3 ソケット口
4 パッケージ本体
5 ケージ
8 ラッチ部
9 ラッチ止め部
10 リリース部材
13 コネクタ本体部
19 挿入口
20 係合穴
22 ロック部
26 第1テーパ部(コネクタリリース用のテーパ部)
30 第2テーパ部(ケージリリース用のテーパ部)
50 パッケージ
52 パッケージ本体
53 ロック部
57 リリース部材
59 伝動部
【発明の属する技術分野】
本発明は、光送受信モジュールなどの光通信用パッケージに係り、ケージに対して交換可能に取り付けられる光通信用のリリース機構付きパッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
長距離高速光通信などに使用する光送受信モジュールは、送信用光素子と受信用光素子とを1つのパッケージに収容したものである。また、光送受信モジュールは、光信号や電気信号の変調、増幅、補償或いは安定化のための電気素子をも上記パッケージに収容している。この光送受信モジュールと外部伝送路としての光ファイバとを接続するために、光素子に通じる開口部をパッケージに形成し、この開口部に光ファイバの端末に取り付けられている光ファイバコネクタを挿入するようにした、いわゆるリセプタクルタイプの光送受信モジュールがある。
【0003】
多数の光ファイバを集中配線する通信機器では、多数の光送受信モジュールの開口部をパネルに整列配置することで、任意の開口部に任意の光ファイバコネクタを挿入できるように配慮してある。パネルにおける光送受信モジュール開口部の配置をより集約すると共に通信機器内部の配線を簡素にするため、基板の端部に光送受信モジュールを整列配置し、各々の開口部がパネルの各窓から露出するよう、上記基板を通信機器内に設置するのが望ましい。
【0004】
一方、光送受信モジュール内の光学素子や電気素子に不具合が生じたときや、通信仕様(光波長や変調方式など)を相手と整合させたいときなど、光送受信モジュールをアセンブリ交換して対応したい場合がある。このため、基板上には光送受信モジュールのパッケージを機械的に保持するためのケージが設けられ、ケージを介して基板に光送受信モジュールを着脱できるようになっている。
【0005】
図14に示すように、ケージ5は、一端(前端)を開放された前後に長い箱型に形成されており、前端からパッケージ40を挿抜できるようになっている。電気的には、パッケージ40の後端に接続端子群(図示せず)を形成し、基板(図示せず)上にはその相手方となる接続端子群(図示せず)を配置しておくことで、パッケージ40をケージ5に挿入したとき、接続が図られるようになっている。これにより、パネルの窓からパッケージ40を挿抜することができ、通信機器を分解することなく光送受信モジュールを交換できるようになっている。
【0006】
図15に示すように、ケージ5とパッケージ40には、互いに係止しあうための雌雄ロック機構6,7がそれぞれ設けられている。雌側ロック機構6は、ケージ5の底面16の前端部に前後に延びる2本の切り込みを形成し、これら切り込みの間に形成された板バネ18と、板バネ18に三角形に開口するように形成された係合穴20とからなる。板バネ18の前端には若干の反り21が形成されている。雄側ロック機構7は、係合穴20に嵌め込むための突起(ロック部)22をパッケージ40の底面に設けてなるものである。
【0007】
また、パッケージ40には、通信機器のパネル外からアクセスしてロックを解除するためのリリース機構41が設けられている。リリース機構41は、パッケージ40の前部に板バネ18を押し下げるためのスライドブロック42を前後方向にスライド可能に設けてなるものである。スライドブロック42は、後端に板バネ18を押し下げるためのテーパ面43を有する。スライドブロック42は、後方へスライドすることでテーパ面43で板バネ18を押し退け、係合穴20を雄側ロック機構7たる突起22から抜くようになっている。
【0008】
なお、ケージ5の形状(寸法や係合穴20の位置)は、各メーカ共通の規格により規定されている。
【0009】
【特許文献1】
米国特許第6439918B1号明細書(第3B図、第4図)
【特許文献2】
特開平5−266946号公報
【特許文献3】
特許第3264016号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、パネルにおける開口部の配置を集約するために、開口部は上下多段に配置するのが望ましく、また、その上下間隔はできるだけ短縮するのが望ましい。しかしながら、従来のパッケージ40では、上下間隔を小さくするには限界があった。図14及び図15に示すように、上下のパッケージ間隔を小さくすると、上段のパッケージ40のスライドブロック42と下段のパッケージ40との隙間が小さくなる。指先でスライドブロック42をロック解除の位置まで押し込むのは困難である。また、パッケージ40を前方に引き抜くには、パッケージ本体44の頭部45を上下又は左右から指で挟んで行うしかないが、これもまた、配置の上下間隔や左右間隔が狭くなると困難になってくる。この問題は光ファイバコネクタ46のリリース作業においても同様であり、集約配置に伴って光ファイバコネクタ46のリリース作業も困難となる。
【0011】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、光ファイバコネクタを容易にリリースでき、ケージから容易にリリースできるリリース機構付きパッケージを提供することにある。さらに本発明は、リリースを確実にでき、誤ったリリースを防げ、製造コストを抑えることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、光ファイバコネクタを挿抜するためのソケット口を有し、ケージ内に挿抜自在に挿入されると共に締結解除可能にロックされるパッケージ本体と、上記ソケット口の縁に設けられ上記光ファイバコネクタのコネクタ本体部から挿抜方向と交差する方向に突起するラッチ部を抜き方向の移動を規制するように係止するラッチ止め部と、上記パッケージ本体に挿抜方向スライド可能に設けられスライドに伴って上記ラッチ部を上記コネクタ本体部側に押し込むコネクタリリース用のテーパ部を有するリリース部材とを備えたものである。リリース部材をスライドさせるだけでパッケージから光ファイバコネクタを容易にリリースできる。
【0013】
そして、上記パッケージ本体には、上記ケージの挿入口近傍で開口する係合穴に挿入されるロック部が設けられ、上記リリース部材は、上記ケージの挿入口に内接して上記係合穴を上記パッケージ本体から押し離すケージリリース用のテーパ部を有するものとするとよい。
【0014】
また、上記リリース部材が上記ラッチ部又は上記ケージのいずれかに当接するリリース位置に近接されたとき、上記リリース部材を退行方向に弾発付勢する戻し機構を備えるとよい。
【0015】
そして、上記リリース部材は、一方方向にスライドされたとき上記コネクタリリース用のテーパ部を上記ラッチ部に当て、かつ、他方方向にスライドされたとき上記ケージリリース用のテーパ部を上記ケージに当てるようにテーパ部同士を反対向きに形成されるとよい。
【0016】
また、上記パッケージ本体に上記ケージへ向けて出没可能に設けられ上記ケージ側に突出したときにケージにロックされると共に上記パッケージ本体内に没入したときに上記ロックを解除されるロック部と、上記リリース部材に形成されリリース部材がスライドしたときに上記ロック部を出没させるように案内する伝動部とを備えてもよい。
【0017】
そして、上記リリース部材は、上記パッケージ本体の外周にパッケージ本体を弾発的に囲うように取り付けられるとよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の好適実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0019】
図1はケージにリリース機構付きパッケージを装着すると共にリリース機構付きパッケージに光ファイバコネクタを接続した状態の側面図であり、図5は同パッケージの側断面図である。図2はリリース機構付きパッケージの正面図であり、図3は同パッケージの要部平面図であり、図4は同パッケージの底面図である。
【0020】
図1、図2、図4及び図5に示すように、リリース機構付きパッケージ1は、光ファイバコネクタ2を挿抜するためのソケット口3を有し、ケージ5内に挿抜自在に挿入されると共に締結解除可能にロックされるパッケージ本体4と、パッケージ本体4に設けられケージ5の雌側ロック機構6にロックされる雄側ロック機構7と、ソケット口3に設けられ光ファイバコネクタ2のラッチ部8をロックするためのラッチ止め部9と、パッケージ本体4に挿抜方向スライド可能に設けられケージ5とパッケージ本体4のロックを解除すると共にパッケージ本体4と光ファイバコネクタ2のロックを解除するためのリリース部材10とを備えて構成されている。
【0021】
パッケージ本体4は、挿抜方向(前後方向)に長い略直方体状に形成されケージ5内に収容される胴部11と、胴部11の前側に一体に形成されケージ5外に露出される頭部12とからなる。
【0022】
ケージ5は、一端(前端)を開放された前後に長い箱型に形成されており、前端からパッケージ1を挿抜できるようになっている。電気的には、基板(図示せず)側に接続される接続端子群(図示せず)を有し、パッケージ1をケージ5に挿入することでパッケージ1と基板との接続が図られるようになっている。
【0023】
頭部12は、上下左右の外形寸法をケージ5と略同じに形成されており、前方へ向けて開口する左右一対のソケット口3を有する。ソケット口3の一方は、送信側の光ファイバコネクタ2を接続するためのものであり、他方は受信側の光ファイバコネクタ2を接続するためのものである。
【0024】
光ファイバコネクタ2は、周知のものであり、光ファイバの先端に設けられたコネクタ本体部13と、コネクタ本体部13に一体に形成されコネクタ本体部13から挿抜方向と交差する方向に突起するラッチ部8とからなる。具体的にはラッチ部8は、コネクタ本体部13の接続端側から上方に突起しつつ他端側に延びる俯仰可能なレバー状に形成されており、後述するラッチ止め部9に掛けるべく幅方向両側に突起する爪14を有する。
【0025】
そして、ソケット口3の上縁両側には、ラッチ部8を抜き方向の移動を規制するように係止するラッチ止め部9が設けられている。ラッチ止め部9は、ソケット口3の上縁両側の肉を内側に張り出して形成されている。
【0026】
また、頭部12の上側には、光ファイバコネクタ2装着時にラッチ部8を上方に突出させるためのラッチ用スリット15がそれぞれのソケット口3に対応して形成されている。ラッチ用スリット15は、それぞれ頭部12の前端から後方へ向けて延び、ソケット口3内に貫通されるように形成されており、前端両側にラッチ止め部9を位置させるようになっている。
【0027】
図1及び図4に示すように、雌側ロック機構6は、ケージ5の底面16に前端から後方に延びる2本の切り込み17を形成し、これら切り込み17の間に形成された板バネ18と、板バネ18に三角形に開口するように形成されケージ5の挿入口19近傍で開口する係合穴20とからなる。板バネ18の前端には若干の反り21が形成されている。
【0028】
雄側ロック機構7は、胴部11に挿抜方向と交差(直交)する方向に延びるように形成されケージ5の係合穴20に挿入されるロック部22からなる。具体的には、ロック部22は、胴部11の底面23から下方に延びるように形成された突起からなり、係合穴20の形状にマッチするように三角柱状に形成されている。
【0029】
図1、図2、図3及び図4に示すように、リリース部材10は、パッケージ本体4の頭部12の外周に頭部12を弾発的に囲うように取り付けられている。具体的には、リリース部材10は、頭部12の上端を形成する頂部ガイド24に沿って摺動される上部スライド部25と、上部スライド部25の両側にそれぞれ設けられ光ファイバコネクタ2のラッチ部8をコネクタ本体部13側に押し込むための第1テーパ部(コネクタリリース用のテーパ部)26と、それぞれの第1テーパ部26に設けられ頭部12の側面に沿って下方に延びる側部スライド部27と、それぞれの側部スライド部27に設けられ頭部12の下端を形成する底部ガイド28に沿って幅方向中央に向けて延びる底部スライド部29と、底部スライド部29に設けられケージ5の挿入口19に内接して係合穴20をパッケージ本体4から押し離すための第2テーパ部(ケージリリース用のテーパ部)30とからなり、金属等の弾性を有する材料を屈曲形成して構成されている。
【0030】
頂部ガイド24は、頭部12の幅方向中央に上方に突出する段部を形成してなるものであり、上端に前後方向に延びるスライド面31を有する。そして頂部ガイド24は、スライド面31で上部スライド部25を案内することにより、リリース部材10がパッケージ本体4を上下に強く挟みながら移動する際のバランスを保つ役割をするようになっている。上部スライド部25は、前後に長い平板状に形成されており、頂部ガイド24のスライド面31上に重ね合わされるようになっている。
【0031】
第1テーパ部26は、それぞれラッチ用スリット15内に挿入されるように下方へ延びて形成されている。また、第1テーパ部26は、前端面をコネクタ本体部13側(下側)へ向けるように傾斜される第1テーパ面32を有し、前方へ移動されることでラッチ部8をコネクタ本体部13側へ押すようになっている。
【0032】
側部スライド部27は、それぞれ下端を前方へ偏位させるように傾斜されており、底部スライド部29を上部スライド部25の前方に位置させるようになっている。
【0033】
第2テーパ部30は、それぞれの底部スライド部29から上方へ延びて形成されており、上端をパッケージ本体4の底面23に形成されたガイド溝33内に挿入されてスライド方向に案内されるようになっている。そして、リリース部材10は、頭部12を上部スライド部25と第2テーパ部30とで上下から弾発的に挟むことで頭部12に前後スライド可能に取り付けられるようになっている。第2テーパ部30は、後端を上部スライド部25よりも後方に位置させるように前後に長く形成されており、安定してスライドできるようになっている。また、第2テーパ部30は、後端面をケージ5側(下側)へ向けるように傾斜される第2テーパ面34を有し、後方へ移動されることでケージ5の板バネ18を外側(下方)へ押すようになっている。
【0034】
図5に示すように、ガイド溝33は、パッケージ本体4の前端近傍からロック部22の位置まで前後に延びて形成されており、板バネ18を押し曲げすぎないようになっている。
【0035】
底部ガイド28は、頭部12の下部両側に下方に突出する段部を形成してなるものであり、下端に前後方向に延びるスライド面35を有すると共にスライド面35の前後両端に接続され下方へ湾曲される湾曲面36を有する。湾曲面36は、底部スライド部29の移動を規制するストッパとして機能すると共に、リリース部材10がラッチ部8又はケージ5のいずれかに当接されるリリース位置に近接されたとき、リリース部材10を退行方向に弾発付勢する戻し機構を構成している。すなわち、湾曲面36は、リリース部材10の底部スライド部29が当たったときに底部スライド部29を傾動させるように案内し、リリース部材10を捻って弾性変形させ、リリース部材10をその張力で退行方向に弾発付勢するようになっている。
【0036】
次に本実施の形態の作用を述べる。
【0037】
図5に示すように、ケージ5にパッケージ1を装着固定すると共にパッケージ1に光ファイバコネクタ2を挿入接続した状態から光ファイバコネクタ2をリリースする場合、リリース部材10の第1テーパ部26又は第2テーパ部30を掴み、前方に引く。このとき、リリース部材10は上部スライド部25と第2テーパ部30とで頭部12を上下から弾発的に挟んでおり、かつ、第2テーパ部30は、上部スライド部25の前後に延びるように十分長く形成されているため、ガイド溝33に沿ってスムースにスライドする。
【0038】
図6に示すように、リリース部材10は、第1テーパ部26の第1テーパ面32を光ファイバコネクタ2のラッチ部8に当て、ラッチ部8をコネクタ本体部13側に押し込む。ラッチ部8の爪14は、頭部12のラッチ止め部9の下側に回り込み、ラッチ部8のロックは解除される。ラッチ部8を押し込むとき、リリース部材10には比較的大きな負荷がかかり、第1テーパ部26を後方へ押し戻そうとするモーメントが発生するが、傾斜面でラッチ部8を案内して押し込むようにしたため負荷に対しては十分な強度と弾性を容易に得ることができ、第2テーパ部30を前方へ延長させているためモーメントに対しては第2テーパ部30の前部をパッケージ本体4に押し付けて支えることができ、ラッチ部8をスムースに押し込むことができる。光ファイバコネクタ2は前方に引くだけで容易にパッケージ1から取り外すことができる。
【0039】
そして、リリース部材10は、底部スライド部29を底部ガイド28の湾曲面36に当て、弾性変形されながら移動を規制されるため、頭部12から外れることはなく、手を離されると自身の張力で後方へ戻る。
【0040】
また、ケージ5からパッケージ1をリリースする場合、上述と同様に第1テーパ部26又は第2テーパ部30を掴み、後方へ押し込む。図7に示すように、第2テーパ部30は、ガイド溝33内を移動し、パッケージ本体4と板バネ18との間に滑り込み、板バネ18をパッケージ本体4から離間させるように押し退ける。これにより、係合穴20の前端側がロック部22から外れ、雌雄ロック機構6,7のロックが解除される。パッケージ本体4を引くことでケージ5からパッケージ1を容易に取り外すことができる。
【0041】
そして、リリース部材10は上述と同様に底部スライド部29を底部ガイド28の湾曲面36に当てているため、頭部12から外れることはなく、手を離すことで後方へ戻る。
【0042】
このように、パッケージ本体4に挿抜方向スライド可能に設けられスライドに伴ってラッチ部8をコネクタ本体部13側に押し込む第1テーパ部26を有するリリース部材10を備えるパッケージ1としたため、パッケージ1から光ファイバコネクタ2を確実かつ容易にリリースできる。
【0043】
そして、リリース部材10は、ケージ5の挿入口19に内接して係合穴20をパッケージ本体4から押し離す第2テーパ部30を有するものとしたため、ケージ5からパッケージ1を確実かつ容易にリリースできる。特に1つのリリース部材10に光ファイバコネクタ2のリリース機能とパッケージ1のリリース機能とを併せ持たせたため、操作部分を簡潔にして操作を容易にできると共に部品点数を抑えることができ、安価に製造できる。
【0044】
そして、リリース部材10がラッチ部8又はケージ5のいずれかに当接されるリリース位置に近接されたとき、リリース部材10を退行方向に弾発付勢する戻し機構を備えてパッケージ1を構成したため、振動等により誤って光ファイバコネクタ2やパッケージ1をリリースするのを防ぐことができる。
【0045】
また、リリース部材10は、前方にスライドされたとき第1テーパ部26をラッチ部8に当て、かつ、後方にスライドされたとき第2テーパ部30をケージ5に当てるようにテーパ部26,30同士を反対向きに形成されたため、光ファイバコネクタ2又はパッケージ1のいずれか一方をリリースするときに誤って他方をリリースしてしまったり両方をリリースしてしまうのを防ぐことができる。
【0046】
そして、リリース部材10は、パッケージ本体4の外周にパッケージ本体4を弾発的に囲うように取り付けられるものとしたため、簡易な構造にでき安価に製造でき、指を容易に掛けることができる。
【0047】
なお、リリース部材10は、前方に延びる操作用のつまみ(図示せず)を有するものとしてもよい。リリース部材10の押し引きを更に簡単に行える。このとき、つまみは光ファイバコネクタ2に干渉しないようにリリース部材10の一側又は両側から前方に延びるようにするとよい。
【0048】
また、リリース部材10は、頭部12の外周を囲むように環状に形成してもよい。パッケージ本体4をさらに強く挟み込むことができ、上下の挟み込みのバランスを向上できる。そして、パッケージ本体4を挟み込む力が強くなることから、底部ガイド28の湾曲面36と接触したときの張力を強くでき、リリース部材(図示せず)がリリース位置に近接されたときにリリース部材を更に強力に戻すことができる。またさらに、リリース部材をパッケージ本体4から外れ難くできる。
【0049】
他の実施の形態について述べる。
【0050】
図8〜図13に示すリリース機構付きパッケージ50は、上述のリリース機構付きパッケージ1の雄側ロック機構7とリリース部材10とに変更を加えたものである。同様の構成については説明を省き同符号を付す。
【0051】
図8、図9及び図10に示すように、雄側ロック機構51は、パッケージ本体52にケージ5へ向けて出没可能に設けられケージ5側に突出したときに係合穴20に挿入されると共にパッケージ本体52内に没入したときに係合穴20から抜かれるロック部53からなる。具体的にはロック部53は、パッケージ本体52に回動自在に設けられたレバー54を介してパッケージ本体52に出没可能に設けられており、レバー54が揺動することでケージ5へ向けて出没するようになっている。
【0052】
レバー54は、頭部55に一端を機幅方向に延びる軸(水平軸)56回り回動自在に設けられており、他端を後側に位置させている。そしてロック部53は、レバー54の他端に外側へ突起するように設けられており、係合穴20の形状にマッチするように三角柱状に形成されている。また、レバー54は、両端に挟まれる中間をへの字に屈曲されており、屈曲部分の他端側を水平な姿勢にしたときにロック部53をパッケージ本体52から突出させるようになっている。
【0053】
リリース部材57は、パッケージ本体52の頭部55の外周に頭部55を弾発的に囲うように取り付けられている。具体的には、リリース部材57は、頂部ガイド24に沿って摺動される上部スライド部25と、上部スライド部25の両側にそれぞれ設けられたテーパ部26と、それぞれのテーパ部26に設けられた側部スライド部27と、それぞれの側部スライド部27に設けられ底部ガイド58に沿って幅方向中央に向けて延びる底部スライド部29と、底部スライド部29に設けられロック部53を出没させるようにレバー54を案内するための伝動部59とからなり、金属等の弾性を有する材料からなる。
【0054】
底部ガイド58は、頭部55の下部両側に下方に突出する段部を形成してなるものであり、下端に前後方向に延びるスライド面60を有する。スライド面60の前端には、下方へ湾曲される湾曲面36が接続されている。湾曲面36は、底部スライド部29の移動を規制するストッパとして機能すると共に、リリース部材57がラッチ部8に当接されるリリース位置に近接されたとき、リリース部材57を退行方向に弾発付勢する戻し機構を構成している。また、スライド面60の後端には、底部スライド部29の移動を規制するための突起61が設けられている。
【0055】
伝動部59は、レバー54の真上に配置されて機幅方向に延びる上部バー62と、レバー54の真下に配置されて機幅方向に延びる下部バー63とを有し、前後方向にスライドすることで上部バー62または下部バー63のいずれか一方をレバー54に当ててレバー54を回動させるようになっている。
【0056】
次に本実施の形態の作用を述べる。
【0057】
図11に示すように、ケージ5内にロックされたパッケージ50から光ファイバコネクタ2をリリースする場合、リリース部材57を前方に引く。前述の実施の形態と同様にテーパ部26はラッチ部8をコネクタ本体部13側に押してラッチ止め部9から外し、図12に示すようにラッチ部8のロックは解除される。このとき、伝動部59はレバー54の屈曲部分の後側を水平にスライドするため、レバー54に干渉することはなくロック部53はケージ5にロックされたままである。
【0058】
そして、ケージ5からパッケージ50をリリースする場合、リリース部材57をさらに前方へ引く。図13に示すように伝動部59がレバー54の屈曲部分を越えると下部バー63が傾斜したレバー54の下面に当たってレバー54を押し上げ、ロック部53をパッケージ本体52内に没入させる。ロック部53は係合穴20から抜け出てケージ5とパッケージ50のロックを解除する。このあと更にリリース部材57を前方へ引くと、リリース部材57の底部スライド部29が底部ガイド58の湾曲面36に当たってスライドを規制され、リリース部材57を引く力がパッケージ本体52に伝わり、パッケージ50をケージ5から引き抜くことができる。
【0059】
ロック部53を再びパッケージ50から突出させるときにはリリース部材57を後方へスライドさせる。上部バー62がレバー54の上面に当たってレバー54を押し下げるため、ロック部53をパッケージ50から突出させることができる。
【0060】
このように、パッケージ本体52にケージ5へ向けて出没可能に設けられケージ5側に突出したときにケージ5にロックされると共にパッケージ本体52内に没入したときにロックを解除されるロック部53と、リリース部材57に形成されリリース部材57がスライドしたときにロック部53を出没させるように案内する伝動部59とを備えてパッケージ50を構成したため、ケージ5からパッケージ50を確実かつ容易にリリースできる。特に1つのリリース部材57に光ファイバコネクタ2のリリース機能とパッケージ50のリリース機能とを併せ持たせ、リリース部材57を前方へ引くことで光ファイバコネクタ2のリリースとパッケージ50のリリースとを行えるようにしたため、操作をさらに容易にできると共に部品点数を抑えることができる。
【0061】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果を奏する。
(1)リリース機構付きパッケージから光ファイバコネクタを容易にリリースできる。
(2)ケージからリリース機構付きパッケージを容易にリリースできる。
(3)安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示すリリース機構付きパッケージの側面図である。
【図2】リリース機構付きパッケージの正面図である。
【図3】リリース機構付きパッケージの平面図である。
【図4】リリース機構付きパッケージの底面図である。
【図5】リリース機構付きパッケージの側断面図である。
【図6】光ファイバコネクタをリリースしている状態のリリース機構付きパッケージの側断面図である。
【図7】ケージからリリースされている状態のリリース機構付きパッケージの側断面図である。
【図8】他の実施の形態を示すリリース機構付きパッケージの側面図である。
【図9】他の実施の形態を示すリリース機構付きパッケージの正面図である。
【図10】他の実施の形態を示すリリース機構付きパッケージの底面図である。
【図11】他の実施の形態を示すリリース機構付きパッケージの側断面図である。
【図12】他の実施の形態を示す光ファイバコネクタをリリースしている状態のリリース機構付きパッケージの側断面図である。
【図13】他の実施の形態を示すケージからリリースされている状態のリリース機構付きパッケージの側断面図である。
【図14】従来のパッケージの敷設状況を示す斜視図である。
【図15】従来のパッケージの敷設状況を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 リリース機構付きパッケージ
2 光ファイバコネクタ
3 ソケット口
4 パッケージ本体
5 ケージ
8 ラッチ部
9 ラッチ止め部
10 リリース部材
13 コネクタ本体部
19 挿入口
20 係合穴
22 ロック部
26 第1テーパ部(コネクタリリース用のテーパ部)
30 第2テーパ部(ケージリリース用のテーパ部)
50 パッケージ
52 パッケージ本体
53 ロック部
57 リリース部材
59 伝動部
Claims (6)
- 光ファイバコネクタを挿抜するためのソケット口を有し、ケージ内に挿抜自在に挿入されると共に締結解除可能にロックされるパッケージ本体と、上記ソケット口の縁に設けられ上記光ファイバコネクタのコネクタ本体部から挿抜方向と交差する方向に突起するラッチ部を抜き方向の移動を規制するように係止するラッチ止め部と、上記パッケージ本体に挿抜方向スライド可能に設けられスライドに伴って上記ラッチ部を上記コネクタ本体部側に押し込むコネクタリリース用のテーパ部を有するリリース部材とを備えたことを特徴とするリリース機構付きパッケージ。
- 上記パッケージ本体には、上記ケージの挿入口近傍で開口する係合穴に挿入されるロック部が設けられ、上記リリース部材は、上記ケージの挿入口に内接して上記係合穴を上記パッケージ本体から押し離すケージリリース用のテーパ部を有する請求項1記載のリリース機構付きパッケージ。
- 上記リリース部材が上記ラッチ部又は上記ケージのいずれかに当接するリリース位置に近接されたとき、上記リリース部材を退行方向に弾発付勢する戻し機構を備えた請求項2記載のリリース機構付きパッケージ。
- 上記リリース部材は、一方方向にスライドされたとき上記コネクタリリース用のテーパ部を上記ラッチ部に当て、かつ、他方方向にスライドされたとき上記ケージリリース用のテーパ部を上記ケージに当てるようにテーパ部同士を反対向きに形成された請求項2又は3記載のリリース機構付きパッケージ。
- 上記パッケージ本体に上記ケージへ向けて出没可能に設けられ上記ケージ側に突出したときにケージにロックされると共に上記パッケージ本体内に没入したときに上記ロックを解除されるロック部と、上記リリース部材に形成されリリース部材がスライドしたときに上記ロック部を出没させるように案内する伝動部とを備えた請求項1記載のリリース機構付きパッケージ。
- 上記リリース部材は、上記パッケージ本体の外周にパッケージ本体を弾発的に囲うように取り付けられた請求項1〜5いずれかに記載のリリース機構付きパッケージ。
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