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JP2004253061A - Magnetic disk device and magnetic head slider - Google Patents

Magnetic disk device and magnetic head slider Download PDF

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JP2004253061A
JP2004253061A JP2003042755A JP2003042755A JP2004253061A JP 2004253061 A JP2004253061 A JP 2004253061A JP 2003042755 A JP2003042755 A JP 2003042755A JP 2003042755 A JP2003042755 A JP 2003042755A JP 2004253061 A JP2004253061 A JP 2004253061A
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slider
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inflow
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Application number
JP2003042755A
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Japanese (ja)
Inventor
Ryuji Tsuchiyama
龍司 土山
Hidekazu Kodaira
英一 小平
Masaaki Matsumoto
真明 松本
Mikio Tokuyama
幹夫 徳山
Kinkoku Jo
鈞国 徐
Seiji Hashimoto
清司 橋本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To simultaneously reduce a slider contact vibration with a smooth medium surface, a floating amount fluctuation with respect to medium surface undulation, and a pressure change around a slider. <P>SOLUTION: The ratio δs/δr of the step depth δs of a magnetic head slider to a recess depth is set within the range of 0.24≤δs/δr≤0.34 in a 2.5 inch disk device, and within the range of 0.20≤δs/δr≤0.32 in a 1.0 inch disk device. The tilting angle θ2 of the air flow-in end of a flow-out pad 12 is set to θ2≤54° in the 2.5 inch disk device, and to θ2≤58.2° in the 1.0 inch disk device. Thus, the magnetic head slider excellent to be made into high-density recording, made high in reliability and low in cost and the magnetic disk device are obtained. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は磁気ディスク装置および磁気ヘッドスライダに係り、特に、高記録密度化および高信頼性化に優れた磁気ヘッドスライダおよびその支持体の構成およびそれらの構成を備えた磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
年々、磁気ディスク装置の高記録密度化に対して要求される磁気ヘッドスライダの浮上量は低下する傾向にある。低浮上化の阻害要因は、スライダ流出端浮上量h2(図6参照)が、スライダ加工組立バラツキやスライダ周辺の気圧変化、ガス・コンタミ付着等により変動することである。
【0003】
これらの要因によって低下した浮上量h2minが、媒体面(ディスク面)上にある微小うねりや面粗さの微小突起先端の最大高さより小さくなった場合、スライダの最下点が微小突起先端と接触する。
【0004】
スライダの浮上量は光学的に測定し、h2minは面粗さのない理想平面上からの浮上量を意味するため、理想平面上からの微小突起先端の最大高さが接触開始浮上量htoとなる。したがって、h2minとhtoとの差である浮上マージンh2min−htoをいかに大きくするかが、低浮上化においての課題となる。
【0005】
浮上マージンを大きくするアプローチとして、(1)媒体面の微小突起先端の最大高さを小さくすればhtoは下げることができる。ただし、スライダが面粗さを小さくしてhtoを下げた平滑媒体と接触した場合、真実接触面積の増大により摩擦係数が大きくなり、大振動、ヘッドクラッシュに至る。
【0006】
また、(2)ランアウトのようなスライダ長に比べて十分大きい波長の媒体面うねりに対する浮上量変動や、(3)スライダ長と同程度の微小な波長の媒体面うねりに対して、幾何学的に追従できない浮上量変動、および、(4)スライダ周辺の気圧変化に対する浮上量変動などを低減化することが考えられる。
【0007】
上記(1)(2)(3)に関しては、スライダの姿勢角度(ピッチ角度)を大きくすることによって、接触時の接触面積、走行時の摩擦力も大幅に低減でき、面粗さを小さくした平滑媒体面とのスライダ接触振動を低減化できる。
【0008】
また、ピッチ角度を大きくすることによって、浮上面面積が小さくなり、スライダの浮上面とランアウトのような長波長の媒体面うねり間に発生する圧力変動が小さくなり、ランアウトに対する浮上量変動も小さくなる。
【0009】
また、ピッチ角度を大きくすることによって、スライダ長と同程度の微小うねりに対しても、幾何学的に追従可能となる。しかし、スライダのピッチ角度を大きくすると、スライダ周辺の気圧変化に対する浮上量変動が大きくなる欠点がある。
【0010】
(4)に関しては、従来の負圧力利用型3パッドステップスライダは、流入側に形成された2つの浮上用パッド、流出側に形成された浮上用パッド、両側に沿って形成された2つのサイドレールから構成する。
【0011】
これらの浮上用パッドおよびサイドレールに囲まれた領域に負圧力を発生させることにより、スライダ周辺の気圧変化に対する浮上量変動が小さくできる。しかし、従来の負圧力利用型3パッドステップスライダでは、面粗さを小さくした平滑媒体面と接触したとき、接触面積が大きいために、接触振動が大きくなる欠点がある。
【0012】
また、ディスク1枚あたりの記録容量を効率よく高めるためには、ディスク最内周から最外周までの線記録密度を一定にする必要がある。これを実現するためには、高感度で再生出力が媒体からの磁界の強さだけに関係する磁気抵抗効果型ヘッドの採用と、磁気ヘッドスライダの浮上特性にディスク最内周から最外周までの浮上量の軌跡である浮上プロファイルの平坦化が要求される。
【0013】
特許文献1に記載されている負圧力利用型3パッドステップスライダは、2段のステップ面を設けたパッドの浮上面に対する1段目の段差面の深さ、2段目の段差面の深さをそれぞれステップ深さδs、リセス深さδrとすると、ステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrが、0.11≦δs/δr≦0.36の関係式を満たす範囲、かつスライダの空気流流入端位置と荷重作用点位置との距離xpが、0.01≦xp/L≦0.4、の関係式を満たす範囲に設定したものである。
【0014】
これによって、ディスク最内周と最外周とのスライダ流出端浮上量h2の差および高度3000mにおけるh2浮上量の低下を同時に0.8nm以内に達成できる。しかし、この方式では、荷重作用点が質量中心より空気流入側に設けるためにピッチ角度は小さくなり、ランアウトのようなスライダ長に比べて十分大きい波長の媒体面うねりに対する浮上量変動を低減化できない。
【0015】
【特許文献1】
特開2002−203305号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の磁気ヘッドスライダでは、面粗さを小さくした平滑媒体面とのスライダ接触振動低減化と、ランアウトのようなスライダ長に比べて十分大きい波長の媒体面うねりに対する浮上量変動の低減化と、荷重作用点が質量中心の位置でスライダ周辺の気圧変化に対する浮上量変動の低減化とが、同時に満足できないために、浮上マージンを大きくできず、低浮上化できない。
【0017】
本発明の課題は、スライダ流出端の接触開始浮上量を下げた平滑媒体面とのスライダ接触振動低減化と、ランアウトのようなスライダ長に比べて十分大きい波長の媒体面うねりに対する浮上量変動の低減化と、荷重作用点が質量中心の位置でスライダ周辺の気圧変化に対する浮上量変動の低減化とを同時に満足することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の磁気ディスク装置は、空気流流入側に形成された空気軸受面となりうる流入パッドと、空気流流出側に形成された空気軸受面となりうる流出パッドと、空気流流入方向の両側に沿って形成された一対のサイドレールとから構成し、前記流入パッドおよび前記流出パッドは、ディスク停止時にディスク面と接触するパッド面と、空気流流入方向に設けた1段目の段差面であるステップ面および2段目の段差面であるリセス面からなる2段ステップ面とを有する磁気ヘッドスライダを備えてなる磁気ディスク装置において、前記磁気ヘッドスライダの流出パッドは、パッド面を略直角3角形の形状に構成し、該パッド面の空気流入端のスライダ側面に対する傾斜角度θ2が、θ2≦58.2度であることを特徴とするものである。
【0019】
本発明の上記構成によれば、流出パッドの流入端傾斜角度θ2が小さくなると、ディスク最内周と最外周における素子浮上量hgapの差は小さくなり、スライダ浮上量の低減化が可能となる。特に、2.5インチディスク装置ではθ2≦54度、1.0インチディスク装置ではθ2≦58.2度が好適である。(図30〜図32参照)。
【0020】
また、上記磁気ヘッドスライダの流出パッドは、ステップ深さをδs、リセス深さをδrとすると、2.5インチディスク装置では、0.24≦δs/δr≦0.34の範囲、1.0インチディスク装置では0.20≦δs/δr≦0.32の範囲が好適となる。(図25、26参照)。δs/δrをこのように設定することにより、スライダのピッチ角度がほぼ最大となり、かつ気圧変化に対するhmin低下量が小さくなり、スライダ浮上量の低減化が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態の概要は、磁気ディスク装置の磁気ヘッドスライダの低浮上化を図るために、スライダ浮上面形状の1段目ステップ深さδsと2段目リセス深さδrとの比を所定範囲に規定し、また、流出パッドのパッド面を略三角形状に形成して、空気流流入端側の傾斜角度θ2を所定角度以下に規定したものである。
【0022】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1に本発明の磁気ディスク装置に用いられる磁気ヘッドスライダおよびその支持体の立体斜視図を示す。図2(a)(b)に、それぞれ本発明の磁気ディスク装置に用いられる磁気ヘッドスライダの一実施例の立体斜視図および側面図を示す。
【0023】
スライダ1は、空気流入側に形成された2つ(一対)の空気軸受面になりうるパッド11(以後、流入パッドとも記す)、空気流出側に形成された1つの空気軸受面になりうるパッド12(以後、流出パッドとも記す)、両側に沿って形成された一対のサイドレール13などから構成されている。
【0024】
流出パッド13の流出端には、再生用MRヘッドのMR素子の露出部と記録用電磁誘導型磁気ヘッドのギャップ部から構成する記録再生素子1bが設置され、スライダ1の後流側端面には、磁気ヘッド1cおよび接続端子1dが設けられている。
【0025】
スライダ1は、空気力学的に正圧力Q1が発生する2つの流入パッド11と一対のサイドレール13とから囲まれた凹部14に、負圧力Q2が発生する負圧力利用型スライダである。
【0026】
負圧力Q2が発生するメカニズムは、ディスクが回転し、空気がスライダ/ディスク間に流れ込むと、凹部14で急激に体積が増えるためである。正圧力Q1は浮上量を増加させる方向に作用し、負圧力Q2は浮上量を低下させる方向に作用する。
【0027】
図3、図4に、それぞれ本実施例の磁気ヘッドスライダの、流入パッド11とサイドレール13、流出パッド12を示す。これらは、ディスク停止時に媒体面(ディスク面)と接触するパッド面112(以後、コンタクト面とも記す)と、空気流入方向に段差部113を介して設けた1段目の段差面114(ステップ面)、および段差部115を介して設けた2段目の段差面116(リセス面)の2段ステップ面から構成する。
【0028】
このような2段ステップ面構造は、従来のリソグラフィ技術を適用して、エッチング加工で製造できる。δs、δrはそれぞれ、パッド面112に対する1段目の段差面114の深さ(ステップ深さ)、パッド面112に対する2段目の段差面116の深さ(リセス深さ)を示す。
【0029】
流出パッド12の流入端傾斜角度θ2は、2.5、1.0インチディスクを備えた磁気ディスク装置の場合は、それぞれ、54、58.2deg以内である。流出パッド12のディスク外周側側面長さXoutは、エッチング加工で製造可能な60μm以下である。Xinは流出パッドのディスク内周側側面長さである。したがって、流出パッド12のコンタクト面112の形状は例えば直角三角形で構成する。
【0030】
図5に、本発明の磁気ヘッドスライダを支持する支持体の平面図を示す。支持体2は、荷重用ビ−ム部21、ジンバル部22、荷重用突起部(以後、ディンプルとも記す)23から構成する。
【0031】
図6(a)(b)に、本実施例の磁気ヘッドスライダの浮上走行時の側面図を示す。ディンプル23は、荷重用ビ−ム部21から押し付けられた荷重Fをスライダに作用させる荷重作用点として設けている。また、そこを支点として、スライダを並進(上下)方向、ピッチ(前後)方向、ロ−ル(シ−ク)方向の3自由度の運動に対して復元力が作用するように設けられる。
【0032】
荷重作用点であるディンプル23の位置(Xp,Yp)は、ピッチ方向に対してはXp=xp/L、ロ−ル方向に対してはYp=yp/wの無次元化した値として表わす。ただし、xpはスライダの流入端との距離、ypはスライダ側面の端との距離、Lはスライダの長手方向の長さ、wはスライダの短手方向の長さである。
【0033】
ディンプル位置xp/L、yp/wは共に0.5である。このように、荷重作用点を質量中心に設けた理由は、荷重作用点を質量中心より空気流入側に設けるとスライダのピッチ角度は小さくなり、本実施例の磁気ヘッドスライダの効果は小さくなる。
【0034】
また、荷重作用点を質量中心より空気流出側に設けると、スライダ周辺の気圧変化に対する浮上量変動が大きくなり、本実施例の磁気ヘッドスライダの効果は小さくなるためである。
【0035】
ただし、本実施例の磁気ヘッドスライダと、ジンバル部22とを接着させて、ディンプル位置をスライダの質量中心に位置付ける製作工程で、組立誤差が約60μm程度生じるため、ディンプル位置xp/Lは、0.45≦xp/L≦0.55の範囲とした。
【0036】
スライダ1は、ディンプル23の位置で、押付荷重Fと空気力学的に発生する浮上力Qとが、F=Q、Q=Q1−Q2(Q2>0)の関係式で釣り合い、ピッチ方向、ロ−ル方向の浮上姿勢を表わすピッチ角度θp、ロ−ル角度θr、流出端浮上量h2、流入端浮上量h1、再生用MRヘッドのMR素子の露出部と記録用電磁誘導型磁気ヘッドのギャップ部から構成する記録再生素子1bにおける素子位置浮上量hgap等を、一定に保ちながら動的に安定浮上している。ここで、hminをスライダの最小浮上量とする。
【0037】
図7に、本発明における磁気ヘッドスライダの実施例1〜3について、それぞれの浮上面形状を示す。大きさは、スライダ長Lが1.25mmのピコサイズである。押付荷重Fは29.4mN、ディンプル位置xp/L、yp/wは共に0.5である。
【0038】
ステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrは、実施例1、2、3の場合、それぞれ0.24、0.24、0.28である。流出パッドの流入端傾斜角度θ2は実施例1、2、3の場合、それぞれ52.1、54.0、70.9degである。流出パッドの外周側側面長さXoutは実施例1、2、3の場合、それぞれ36、65.95μmである。
【0039】
図8に、本発明における磁気ヘッドスライダの実施例と比較するための、比較例1の磁気ヘッドスライダの浮上面形状を示す。大きさは、スライダ長Lが1.25mmのピコサイズである。押付荷重Fは29.4mN、ディンプル位置xp/L、yp/Lは共に0.5である。δs/δr、θ2、Xoutは、それぞれ0.18、69.4deg、133μmである。
【0040】
図9に、本発明における磁気ヘッドスライダの実施例4〜6の浮上面形状を示す。大きさは、スライダ長Lが1.25mmのピコサイズである。押付荷重Fは9.8mN、ディンプル位置xp/L、yp/wは共に0.5である。ステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrは、実施例4、5、6の場合、それぞれ0.25、0.222、0.2である。θ2は実施例4、5、6の場合、それぞれ48.8、51.2、58.2degである。Xoutは実施例4、5、6の場合、それぞれ57、57.55μmである。
【0041】
図10に、比較例2の磁気ヘッドスライダの浮上面形状を示す。大きさは、スライダ長Lが1.25mmのピコサイズである。押付荷重Fは9.8mN、ディンプル位置xp/L、yp/wは共に0.5である。δs/δr、θ2、Xoutは、それぞれ0.15、66.2deg、97μmである。
【0042】
図11に、実施例1スライダ、比較例1スライダを用いて、高度0m、高度3000mの場合について、回転数、半径位置が2.5インチ装置(2.5インチディスクを用いた装置、以下同)の最内周、中周、最外周条件におけるピッチ角度θpを計算した結果を示す。
【0043】
図11より、実施例1のスライダ1のピッチ角度θpは、比較例1スライダに比べて、高度0m、3000mともに、半径位置の最内周、中周、最外周条件のそれぞれで、約15nm、約30nm、約50nm大きくなっていることがわかった。
【0044】
図12に、実施例4〜6スライダ、比較例2スライダを用いて、高度0m、回転数、半径位置が1.0インチ装置の最内周、中周、最外周条件におけるピッチ角度θpを計算した結果を示す。
【0045】
図12より、実施例4〜6のスライダのピッチ角度θpは、比較例2スライダに比べて、最内周、中周、最外周条件それぞれ約2〜10nm、約10〜15nm、約15〜20nm大きくなっていることがわかった。
【0046】
図13に、実施例1スライダ、比較例1スライダを用いて、高度0m、回転数、半径位置が2.5インチ装置の最内周、中周、最外周条件における素子位置浮上量hgapを計算した結果を示す。実施例1スライダ、比較例1スライダの最内周条件におけるhgapは共に12nmに設定した。図より、実施例1のスライダ1の浮上プロファイル浮上量hgap差が、比較例1スライダと同様に、ほぼ2nm以内になっていることがわかった。
【0047】
図14に、実施例4〜6スライダ、比較例2スライダを用いて、高度0m、回転数、半径位置が1.0インチ装置の最内周、中周、最外周条件における素子位置浮上量hgapを計算した結果を示す。実施例4〜6スライダ、比較例2スライダの最内周条件におけるhgapは全て13nmに設定した。図より、実施例4〜6スライダ1の浮上プロファイル浮上量hgap差が、比較例2スライダと同様にほぼ1nm以内になっていることがわかった。
【0048】
図15に、実施例1スライダ、比較例1スライダを用いて、回転数、半径位置が2.5インチ装置の最内周、中周、最外周条件において、スライダ周辺の気圧が高度0mから高度3000mまで変化したときの、最小浮上量hminの低下量を計算した結果を示す。図より、最内周、中周条件において、実施例1スライダの気圧変化に対するhminの低下量は、比較例1スライダに比べて小さくなっていた。
【0049】
図16に、実施例4スライダ、実施例5スライダ、比較例2スライダを用いて、回転数、半径位置が1.0インチ装置の最内周、中周、最外周条件において、スライダ周辺の気圧が高度0mから高度3000mまで変化したときの最小浮上量hminの低下量を計算した結果を示す。図より、実施例4スライダおよび実施例5スライダの気圧変化に対するhminの低下量は比較例2スライダに比べて小さくなっていた。
【0050】
図17に、実施例1スライダ、比較例1スライダを用いて、高度0m、回転数および半径位置が2.5インチ装置の最内周、中周、最外周条件において、スライダ長と同程度の微小うねりに対して、幾何学的に追従できない最小浮上量hminの変動量を計算した結果を示す。図より、実施例1スライダの微小うねりに対するhminの変動量は比較例1スライダに比べて小さくなっていた。
【0051】
図18に、実施例6スライダ、比較例2スライダを用いて、高度0m、回転数および半径位置が1.0インチ装置の最内周、中周、最外周条件において、スライダ長と同程度の微小うねりに対して、幾何学的に追従できない最小浮上量hminの変動量を計算した結果を示す。図より、実施例6スライダの微小うねりに対するhminの変動量は、比較例2スライダに比べて小さくなっていた。
【0052】
以上の計算結果より、本実施例のスライダは、高ピッチ角度とスライダ周辺の気圧変化に対する浮上量変動の低減化と、スライダ長と同程度の微小うねりに対する浮上量変動の低減化を実現できる効果があることがわかった。以下に、本実施例スライダの高ピッチ角度となるメカニズムとステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrの設定範囲を示す。
【0053】
図19〜図21に、比較例1スライダと、実施例1〜2スライダの浮上面形状を用いて、高度0m、回転数および半径位置が2.5インチ装置の、最内周、最外周条件におけるステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrと、最小浮上量hmin、流入端浮上量h1、ピッチ角度θpとの関係を計算した結果を示す。
【0054】
これらの図より、δs/δrが大きくなると、全スライダとも、最外周条件の場合、hmin、h1、θpは増加する。最内周条件、hminの場合、全スライダとも最大値をもつ。
【0055】
最内周条件、h1、θpの場合、比較例1スライダは最大値をもたないが、実施例1、2スライダは最大値をもち、0.24≦δs/δr≦0.34、の範囲内でほぼ一定となる。例えば、実施例1スライダの場合、hmin、h1、θpのそれぞれは、δs/δr=0.28、0.28、0.30で最大となる。
【0056】
図22〜図24に、比較例2スライダおよび実施例4〜6スライダの浮上面形状を用いて、高度0m、回転数および半径位置が1.0インチ装置の、最内周、最外周条件におけるステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrと、最小浮上量hmin、流入端浮上量h1、ピッチ角度θpとの関係を計算した結果を示す。
【0057】
これらの図より、δs/δrが大きくなると、全スライダとも最外周条件の場合hmin、h1、θpは増加し、ほぼ一定値に近づく。最内周条件、hminの場合、実施例4スライダは最大値をもたないが、その他のスライダは最大値をもつ。
【0058】
最内周条件、h1、θpの場合、全スライダとも最大値をもち、0.20≦δs/δr≦0.32、の範囲内でほぼ一定となる。例えば、実施例5スライダの場合、hmin、h1、θpのそれぞれは、δs/δr=0.22、0.20、0.20で最大となる。
【0059】
浮上量がほぼ一定になる理由は、δs/δrがある値以上になると、流入パッドおよび流出パッドのステップ浮上面に発生する浮上力が飽和するためと考えられる。また、最内外周条件によって浮上力が飽和するδs/δrが異なる理由は、最内外周条件の周速によって浮上力が飽和するδs/δrが変化するためと考えられる。
【0060】
δs/δrが大きくなるとθpが増加する理由は、流入パッドの流入端浮上量h1が、ほぼ流出パッドの流出端浮上量となるhminに比べて増加するからである。これは、流入パッドのステップ浮上面の面積が流出パッドのその面積に比べて大きいため、δs/δrが大きくなると流入パッドのステップ浮上面に発生する浮上力も大きくなるためである。本実施例スライダの高ピッチ角度となる理由は、最内周条件においてピッチ角度θpが最大近傍となるδs/δrを設定したためである。
【0061】
図25に、比較例1スライダ、および実施例1〜3スライダの浮上面形状を用いて、高度0m、回転数および半径位置が2.5インチ装置の最内周、最外周条件におけるステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrと、スライダ周辺の気圧が高度0mから高度3000mまで変化したときの最小浮上量hminの低下量との関係を計算した結果を示す。
【0062】
図25に示した結果より、2.5インチ装置のスライダのδs/δrの設定範囲としては、ピッチ角度がほぼ最大となり、かつ気圧変化に対するhmin低下量が小さい、0.24≦δs/δr≦0.34、が望ましい。
【0063】
図26に、比較例2スライダ、および実施例4〜6スライダの浮上面形状を用いて、高度0m、回転数および半径位置が1.0インチ装置の最内周、最外周条件におけるステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrと、スライダ周辺の気圧が高度0mから高度3000mまで変化したときの最小浮上量hminの低下量との関係を計算した結果を示す。
【0064】
図26に示した結果より、1.0インチ装置のスライダのδs/δrの設定範囲としては、ピッチ角度がほぼ最大となり、かつ気圧変化に対するhmin低下量が小さい、0.20≦δs/δr≦0.32、が望ましい。
【0065】
本実施例1〜6スライダの気圧変化に対するhmin低下量が小さくなり、浮上量がほぼ一定になる理由は、最内周条件において浮上力が飽和するδs/δrを設定したため、気圧変化によって浮上力が変化しても浮上量変化も小さくなるためと考えられる。
【0066】
図27に、比較例1スライダ、および実施例1スライダの浮上面形状を用いて、高度0m、回転数および半径位置が2.5インチ装置の最内周、最外周条件におけるステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrと、スライダ長と同程度の微小うねりに対して幾何学的に追従できない最小浮上量hminの変動量との関係を計算した結果を示す。
【0067】
図27より、0.24≦δs/δr≦0.34の範囲内では、最内外周条件ともに実施例1スライダの微小うねりに対するhminの変動量は、比較例1スライダに比べて小さいことがわかる。
【0068】
図28に、比較例1スライダ、および実施例1、2スライダの浮上面形状を用いて、高度0m、回転数および半径位置が2.5インチ装置の最内周、最外周条件におけるステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrと、最内外周条件における素子位置浮上量hgap差との関係を計算した結果を示す。
【0069】
図28より、ピッチ角度がほぼ最大となる、0.24≦δs/δr≦0.34、の範囲内では、比較例1スライダ、実施例1、2スライダともにδs/δrが大きくなると最内外周のhgap差の絶対値も大きくなるが、実施例1、2スライダの最内外周のhgap差の絶対値は比較例1スライダに比べて小さい。
【0070】
特に、実施例1スライダのピッチ角度がほぼ最大となるδs/δr=0.28の場合、最内外周のhgap差の絶対値は0.2nmと小さくなり、比較例1スライダの場合は7.3nmと大きい。
【0071】
図29に、比較例2スライダ、および実施例4〜6スライダの浮上面形状を用いて、高度0m、回転数および半径位置が1.0インチ装置の最内周、最外周条件におけるステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrと、最内外周条件における素子位置浮上量hgap差との関係を計算した結果を示す。
【0072】
図29より、ピッチ角度がほぼ最大となる0.20≦δs/δr≦0.32の範囲内では、比較例2スライダ、実施例4〜6スライダともに、δs/δrが大きくなると最内外周のhgap差の絶対値も大きくなるが、実施例4〜6スライダの最内外周のhgap差の絶対値は比較例2スライダに比べて小さい。
【0073】
特に、実施例4〜6スライダのピッチ角度がほぼ最大となるδs/δr=0.25、0.222、0.20の場合、最内外周のhgap差はそれぞれ、0.3、0.0、0.2nmと小さくなり、比較例2スライダの場合は4.0nm以上になる。
【0074】
図30に、比較例1スライダ、および実施例1〜3スライダの浮上面形状を用いて、高度0m、回転数および半径位置が2.5インチ装置の最内周、最外周条件における流出パッドの流入端傾斜角度θ2と、最内外周条件における素子位置浮上量hgap差との関係を、δs/δr一定な条件で計算した結果を示す。
【0075】
図30より、流出パッドの流入端傾斜角度θ2が小さくなると最内外周のhgap差は小さくなる。0.24≦δs/δr≦0.34の範囲内でhgap差をほぼゼロにするためには、流出パッドの流入端傾斜角度θ2は54deg以内であることが必要である。
【0076】
図31、図32に、実施例4〜6スライダ、比較例2スライダを用いて、高度0m、回転数および半径位置が1.0インチ装置の最内周、最外周条件における流出パッドの流入端傾斜角度θ2と、最外周条件における素子位置浮上量hgap、最内外周条件における素子位置浮上量hgap差との関係を、δs/δrが一定な条件で計算した結果を示す。
【0077】
これらの図より、流出パッドの流入端傾斜角度θ2が小さくなると最外周のhgapが小さくなり、最内外周のhgap差は小さくなる。0.20≦δs/δr≦0.32の範囲内でhgap差をほぼゼロにするためには、流出パッドの流入端傾斜角度θ2は58.2deg以内であることが必要である。
【0078】
以上の計算結果より、本実施例スライダは、最外周のhgapが小さくなり、最内外周のhgap差の絶対値5nm程度を、ほぼゼロまで小さくできる効果があることがわかった。
【0079】
図33(a)(b)を用いて、本発明の実施例1〜6の磁気ヘッドスライダの上記に示した効果のメカニズムを説明する。図に示すように、ロータリーアクチュエータ方式でヘッド位置決めする場合、浮上プロファイル浮上量差の原因は、最内外周の半径位置の違いによる素子位置でのディスクの周速Vの変化と、空気流入角度(Yaw角θy)の変化と、スライダ流出パッドの流入端傾斜角度θ2の変化によって、スライダ流入端面に垂直方向成分の周速Vyあるいは流出パッド流入端面に垂直方向成分の周速V2が変化することである。
【0080】
図34に、回転数および半径位置が2.5インチ装置、1.0インチ装置の最外周条件における本発明になる磁気ヘッドスライダ流出パッドの、流入端傾斜角度θ2と流出パッド流入端面に垂直方向成分の周速V2との関係を計算した結果を示す。
【0081】
図34より、ヘッドスライダの流出パッドの流入端傾斜角度θ2を59deg以内に小さくすることにより、流出パッド流入端面に垂直方向成分の周速V2を小さくでき、最外周のhgap、最内外周のhgap差を小さくできる。
【0082】
図35に、実施例4〜6スライダを用いて、高度0m、回転数および半径位置が1.0インチ装置の最内周、中周、最外周条件において、スライダ長と同程度の微小うねりに対して、幾何学的に追従できない最小浮上量hminの変動量と、流出パッドの内周側側面長さXinとの関係を計算した結果を示す。
【0083】
図35より、流出パッドの内周側側面長さXinを短くすると、微小うねりに対するhminの変動量は小さくなる。この理由は、流出パッドの長さを短くすると、スライダ長と同程度の微小うねりに対して幾何学的に追従しやすくなるなるためと考える。
【0084】
流出パッドの流入端傾斜角度θ2を小さくするためには、流出パッドの内周側側面長さXinは短くできないために流出パッドの長さを短くし、かつ、流出パッドの外周側側面長さXoutを短くする必要がある。したがって、流出パッドの外周側側面長さXoutをエッチング加工で製造可能な60μm以下にする。
【0085】
図36に、実施例1〜6スライダを用いて、高度0m、回転数および半径位置が2.5、1.0インチ装置の最内周、最外周条件において、最内外周のhgap差をほぼゼロにするθyにおけるスライダ流入端面に垂直な方向の成分の周速Vyと、ピッチ角度がほぼ最大となるδs/δrの範囲との関係を計算した結果を示す。
【0086】
図36より、Vyが大きくなると、ピッチ角度が最大となるδs/δrも大きくなることがわかる。また、例えば1.8インチ装置の最内周、最外周条件におけるVyを計算すれば、1.8インチ装置のスライダのピッチ角度が最大となるδs/δrがわかる。
【0087】
図37に、本発明になる磁気ヘッドスライダを備えた磁気ディスク装置の一例を示す。図37(a)は、記録媒体面3に浮上した状態でスライダ1が走行およびシ−クしている状態の平面図、図37(b)はその側面図である。
【0088】
本例は、磁気記録媒体(ディスク)3と、これを回転させる駆動部21、本発明になる磁気ヘッドスライダ1およびその支持体2、スライダ1を位置決めする支持ア−ム22とその駆動部23、スライダ1に搭載された磁気ヘッドの記録再生信号を処理する回路24などから構成されている。
【0089】
このような磁気ディスク装置において、磁気ヘッドスライダの浮上面形状の1段目ステップ深さδsと2段目リセス深さδrとの比を前記所定範囲に規定し、また、流出パッドのパッド面を略三角形状に形成して、空気流流入端側の傾斜角度θ2を前記所定角度以下に規定したことにより、スライダの低浮上化を実現できる。
【0090】
【発明の効果】
上述のとおり、本発明によれば、磁気ヘッドスライダの空気流出端の接触開始浮上量を下げた平滑媒体面とのスライダ接触振動低減化と、ランアウトのようなスライダ長に比べて十分大きい波長の媒体面うねりに対するスライダ浮上量変動の低減化と、荷重作用点が質量中心の位置でスライダ周辺の気圧変化に対する浮上量変動の低減化とを同時に満足することができるので、高記録密度化および高信頼性化に優れた磁気ディスク装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における磁気ヘッドスライダおよびその支持体の一実施形態を示す立体斜視図である。
【図2】本発明における磁気ヘッドスライダの一実施形態を示す立体斜視図(a)および側面図(b)である。
【図3】図2の磁気ヘッドスライダの流入パッドおよびサイドレールを示す立体斜視図である。
【図4】図2の磁気ヘッドスライダの流出パッドを示す立体斜視図である。
【図5】図1の磁気ヘッドスライダ支持体の一部拡大平面図である。
【図6】本発明における磁気ヘッドスライダの浮上走行時を示す側面図である。
【図7】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例1〜3の浮上面形状を示す図である。
【図8】本発明における磁気ヘッドスライダの比較例1の浮上面形状を示す図である。
【図9】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例4〜6の浮上面形状を示す図である。
【図10】本発明における磁気ヘッドスライダの比較例2の浮上面形状を示す図である。
【図11】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例1の2.5インチ装置条件におけるピッチ角度を計算した結果を示す図である。
【図12】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例4〜6の1.0インチ装置条件におけるピッチ角度を計算した結果を示す図である。
【図13】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例1の2.5インチ装置条件におけるディスク最内周、中周、外周の素子位置浮上量を計算した結果を示す図ある。
【図14】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例4〜6の1.0インチ装置条件におけるディスク最内周、中周、外周の素子位置浮上量を計算した結果を示す図である。
【図15】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例1の2.5インチ装置条件における最小浮上量の気圧依存性を計算した結果を示す図である。
【図16】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例4、5の1.0インチ装置条件における最小浮上量の気圧依存性を計算した結果を示す図である。
【図17】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例1の2.5インチ装置条件における微小うねりによる最小浮上量の変動量を計算した結果を示す図である。
【図18】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例6の1.0インチ装置条件における微小うねりによる最小浮上量の変動量を計算した結果を示す図である。
【図19】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例1、2の2.5インチ装置条件の最内周(図(a))および最外周(図(b))におけるステップ深さとリセス深さとの比と最小浮上量との関係を計算した結果を示す図である。
【図20】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例1、2の2.5インチ装置条件の最内周(図(a))および最外周(図(b))におけるステップ深さとリセス深さとの比と流入端浮上量との関係を計算した結果を示す図である。
【図21】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例1、2の2.5インチ装置条件の最内周(図(a))および最外周(図(b))におけるステップ深さとリセス深さとの比とピッチ角度との関係を計算した結果を示す図である。
【図22】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例4〜6の1.0インチ装置条件の最内周(図(a))および最外周(図(b))におけるステップ深さとリセス深さとの比と最小浮上量との関係を計算した結果を示す図である。
【図23】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例4〜6の1.0インチ装置条件の最内周(図(a))および最外周(図(b))におけるステップ深さとリセス深さとの比と流入端浮上量との関係を計算した結果を示す図である。
【図24】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例4〜6の1.0インチ装置条件の最内周(図(a))および最外周(図(b))におけるステップ深さとリセス深さとの比とピッチ角度との関係を計算した結果を示す図である。
【図25】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例1、2の2.5インチ装置条件の最内周におけるステップ深さとリセス深さとの比と最小浮上量の気圧依存性との関係を計算した結果を示す図である。
【図26】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例4〜6の1.0インチ装置条件の最内周におけるステップ深さとリセス深さとの比と最小浮上量の気圧依存性との関係を計算した結果を示す図である。
【図27】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例1の2.5インチ装置条件におけるステップ深さとリセス深さとの比と微小うねりによる最小浮上量の変動量との関係を計算した結果を示す図である。
【図28】本発明の磁気ヘッドスライダの実施例1、2の2.5インチ装置条件におけるステップ深さとリセス深さとの比と最内外周の素子位置浮上量差との関係を計算した結果を示す図である。
【図29】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例4〜6の1.0インチ装置条件におけるステップ深さとリセス深さとの比と最内外周の素子位置浮上量差との関係を計算した結果を示す図である。
【図30】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例1〜3の2.5インチ装置における流出パッド流入端傾斜角度と最内外周の素子位置浮上量差との関係を計算した結果を示す図である。
【図31】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例4〜6の1.0インチ装置における流出パッド流入端傾斜角度と最外周の素子位置浮上量との関係を計算した結果を示す図である。
【図32】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例4〜6の1.0インチ装置における流出パッド流入端傾斜角度と最内外周の素子位置浮上量差との関係を計算した結果を示す図である。
【図33】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例の効果のメカニズムを説明するため図である。
【図34】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例の2.5および1.0インチ装置における流出パッドの内周側側面長さと流出パッド流入端面に垂直方向成分の周速との関係を計算した結果を示す図である。
【図35】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例の1.0インチ装置のディスク最内周、中周、最外周条件における微小うねりによる最小浮上量の変動量と流出パッドの内周側側面長さとの関係を計算した結果を示す図である。
【図36】本発明における磁気ヘッドスライダの実施例の2.5および1.0インチ装置の最内外周条件におけるスライダ流入端面に垂直方向成分の周速Vyとピッチ角度がほぼ最大となるδs/δrの範囲との関係を計算した結果を示す図である。
【図37】本発明になる磁気ディスク装置の一実施形態の概略を示す平面図(a)および側面図(b)である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッドスライダ
11 流入パッド
12 流出パッド
13 サイドレール
14 負圧ポケット
112、121、122 ディスク停止時に媒体面と接触するパッド面
113、115 段差部
114、1141 段差部113を介しての段差面
116 段差部115を介しての段差面
S 流出パッド12のコンタクト面112の面積
1b 磁気ヘッドのギャップ部とMR素子の露出部
1c 磁気ヘッド
1d 接続端子
δs ステップ深さ
δr リセス深さ
θ2 流出パッドの流入端傾斜角度
Xin 流出パッドの内周側側面長さ
Xout 流出パッドの外周側側面長さ
(xp,yp) ディンプル位置
L スライダ1の長手方向長さ
w スライダ1の短手方向長さ
F 押付荷重
Q 浮上力
θp ピッチ角度
θr ロール角度
θy Yaw角度
h1 流入端浮上量
h2 流出端浮上量
hgap 素子位置浮上量
hmin 最小浮上量
r 半径
f 回転数
V 周速
Vy スライダ流入端面に垂直方向成分の周速
V2 流出パッド流入端面に垂直方向成分の周速
3 磁気記録媒体
21 磁気記録媒体3を回転させる駆動部
22 支持ア−ム
23 支持ア−ムの駆動部
24 記録再生信号処理回路
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a magnetic disk drive and a magnetic head slider, and more particularly, to a magnetic head slider excellent in high recording density and high reliability, a support of the magnetic head slider, and a magnetic disk drive having the configuration.
[0002]
[Prior art]
Every year, the flying height of a magnetic head slider required for higher recording density of a magnetic disk device tends to decrease. A factor that hinders the low flying height is that the slider flying end flying height h2 (see FIG. 6) fluctuates due to variations in slider processing and assembly, changes in air pressure around the slider, adhesion of gas and contaminants, and the like.
[0003]
When the flying height h2min reduced by these factors becomes smaller than the maximum height of the minute projection on the medium surface (disk surface) or the minute projection of the surface roughness, the lowest point of the slider comes into contact with the minute projection tip. I do.
[0004]
The flying height of the slider is measured optically, and h2min means the flying height from an ideal plane having no surface roughness. Therefore, the maximum height of the tip of the minute projection from the ideal plane is the contact starting flying height hto. . Therefore, how to increase the flying margin h2min-hto, which is the difference between h2min and hto, is an issue in lowering the flying height.
[0005]
As an approach to increase the flying margin, (1) hto can be reduced by reducing the maximum height of the tip of the minute projection on the medium surface. However, when the slider comes into contact with a smooth medium whose surface roughness is reduced and hto is reduced, the friction coefficient increases due to an increase in the true contact area, which leads to large vibration and head crash.
[0006]
Also, (2) flying height fluctuation due to medium surface waviness of a wavelength sufficiently larger than the slider length such as runout, and (3) medium surface waviness of a minute wavelength as small as the slider length are geometrically controlled. It is conceivable to reduce the flying height fluctuation that cannot follow the fluctuation, and (4) the flying height fluctuation due to the atmospheric pressure change around the slider.
[0007]
Regarding the above (1), (2) and (3), by increasing the attitude angle (pitch angle) of the slider, the contact area at the time of contact and the frictional force at the time of traveling can be greatly reduced, and the surface roughness is reduced. Slider contact vibration with the medium surface can be reduced.
[0008]
Also, by increasing the pitch angle, the flying surface area is reduced, the pressure fluctuation generated between the flying surface of the slider and the medium surface waviness of a long wavelength such as runout is reduced, and the flying height fluctuation with respect to the runout is also reduced. .
[0009]
In addition, by increasing the pitch angle, it is possible to geometrically follow a minute waviness that is about the same as the slider length. However, when the pitch angle of the slider is increased, there is a drawback that the flying height variation with respect to the atmospheric pressure change around the slider increases.
[0010]
Regarding (4), the conventional negative pressure utilizing type three-pad step slider has two floating pads formed on the inflow side, floating pads formed on the outflow side, and two sides formed along both sides. Consist of rails.
[0011]
By generating a negative pressure in a region surrounded by the flying pads and the side rails, a variation in flying height with respect to a change in air pressure around the slider can be reduced. However, the conventional negative pressure utilizing 3-pad step slider has a disadvantage that when it comes into contact with a smooth medium surface having a reduced surface roughness, the contact vibration is increased due to a large contact area.
[0012]
In order to efficiently increase the recording capacity per disk, it is necessary to keep the linear recording density from the innermost circumference to the outermost circumference of the disk constant. To achieve this, a magneto-resistive head is used, which has a high sensitivity and the reproduction output is related only to the strength of the magnetic field from the medium, and the flying characteristics of the magnetic head slider vary from the innermost circumference to the outermost circumference of the disk. Flattening of the flying profile, which is the trajectory of the flying height, is required.
[0013]
The negative pressure utilizing type three-pad step slider described in Patent Document 1 has a depth of a first step surface with respect to a floating surface of a pad provided with two step surfaces, and a depth of a second step surface. Is the step depth δs and the recess depth δr, respectively, the ratio of the step depth δs to the recess depth δr δs / δr satisfies the relational expression of 0.11 ≦ δs / δr ≦ 0.36, and The distance xp between the position of the air flow inflow end of the slider and the position of the load application point is set in a range that satisfies the relational expression 0.01 ≦ xp / L ≦ 0.4.
[0014]
This makes it possible to simultaneously achieve the difference in the flying height h2 of the slider outflow end between the innermost circumference and the outermost circumference of the disk and a reduction in the flying height h2 at an altitude of 3000 m within 0.8 nm. However, in this method, since the load application point is provided on the air inflow side from the center of mass, the pitch angle becomes small, and it is not possible to reduce the flying height fluctuation with respect to the medium surface undulation such as runout which is sufficiently large compared to the slider length. .
[0015]
[Patent Document 1]
JP 2002-203305 A
[0016]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-mentioned conventional magnetic head slider, the slider contact vibration with the smooth medium surface with reduced surface roughness is reduced, and the flying height fluctuation with respect to the medium surface waviness having a wavelength sufficiently larger than the slider length such as runout is reduced. At the same time, when the load application point is at the position of the center of mass, the reduction in the flying height with respect to the change in the atmospheric pressure around the slider cannot be satisfied at the same time.
[0017]
An object of the present invention is to reduce slider contact vibration with a smooth medium surface with a reduced contact start flying height at the slider outflow end, and to reduce flying height fluctuation with respect to a medium surface waviness of a wavelength sufficiently larger than the slider length such as runout. That is, the reduction and the variation in the flying height with respect to the change in the air pressure around the slider at the position where the load acting point is at the center of mass are simultaneously satisfied.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, a magnetic disk drive according to the present invention includes an inflow pad that can be an air bearing surface formed on an air flow inflow side, and an outflow pad that can be an air bearing surface formed on an air flow outflow side. A pair of side rails formed along both sides in the air flow inflow direction, wherein the inflow pad and the outflow pad are provided in the air flow inflow direction with a pad surface contacting the disk surface when the disk is stopped. In a magnetic disk drive including a magnetic head slider having a step surface that is a step surface of a step and a two-step surface that is a recess surface that is a step surface of a second step, the outflow pad of the magnetic head slider includes: The pad surface is formed in a substantially right-angled triangular shape, and the inclination angle θ2 of the airflow end of the pad surface with respect to the slider side surface is θ2 ≦ 58.2 degrees. It is assumed that.
[0019]
According to the above configuration of the present invention, when the inflow end inclination angle θ2 of the outflow pad becomes small, the difference between the element flying height hgap at the innermost circumference and the outermost circumference of the disk becomes small, and the flying height of the slider can be reduced. In particular, it is preferable that θ2 ≦ 54 degrees for a 2.5-inch disk device and θ2 ≦ 58.2 degrees for a 1.0-inch disk device. (See FIGS. 30 to 32).
[0020]
Further, assuming that the step depth is δs and the recess depth is δr, the outflow pad of the magnetic head slider has a range of 0.24 ≦ δs / δr ≦ 0.34, 1.0 In the inch disk device, the range of 0.20 ≦ δs / δr ≦ 0.32 is preferable. (See FIGS. 25 and 26). By setting δs / δr in this way, the pitch angle of the slider becomes almost maximum, and the decrease in hmin with respect to the change in atmospheric pressure is reduced, and the flying height of the slider can be reduced.
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The outline of the embodiment of the present invention is that the ratio between the first step depth δs and the second recess depth δr of the slider flying surface shape is predetermined to reduce the flying height of the magnetic head slider of the magnetic disk drive. In this case, the pad surface of the outflow pad is formed in a substantially triangular shape, and the inclination angle θ2 on the air flow inflow end side is specified to be equal to or less than a predetermined angle.
[0022]
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows a three-dimensional perspective view of a magnetic head slider and its support used in the magnetic disk drive of the present invention. 2A and 2B are a perspective view and a side view, respectively, of an embodiment of a magnetic head slider used in the magnetic disk drive of the present invention.
[0023]
The slider 1 has two (one pair) pads 11 (hereinafter, also referred to as inflow pads) formed on the air inflow side and can be one air bearing surface formed on the air outflow side. 12 (hereinafter also referred to as an outflow pad), a pair of side rails 13 formed along both sides, and the like.
[0024]
At the outflow end of the outflow pad 13, a recording / reproducing element 1b composed of an exposed portion of the MR element of the reproducing MR head and a gap portion of the recording electromagnetic induction type magnetic head is provided. , A magnetic head 1c and a connection terminal 1d.
[0025]
The slider 1 is a negative pressure utilizing type slider in which a negative pressure Q2 is generated in a concave portion 14 surrounded by two inflow pads 11 and a pair of side rails 13 in which a positive pressure Q1 is generated aerodynamically.
[0026]
The mechanism of the generation of the negative pressure Q2 is that when the disk rotates and air flows between the slider and the disk, the volume of the concave portion 14 increases rapidly. The positive pressure Q1 acts in a direction to increase the flying height, and the negative pressure Q2 acts in a direction to decrease the flying height.
[0027]
FIGS. 3 and 4 show the inflow pad 11, the side rail 13, and the outflow pad 12, respectively, of the magnetic head slider of the present embodiment. These are a pad surface 112 (hereinafter also referred to as a contact surface) that comes in contact with the medium surface (disk surface) when the disk is stopped, and a first step surface 114 (step surface) provided through the step 113 in the air inflow direction. ) And a second step surface of a second step surface 116 (recess surface) provided via the step portion 115.
[0028]
Such a two-step surface structure can be manufactured by etching using a conventional lithography technique. δs and δr indicate the depth (step depth) of the first step surface 114 with respect to the pad surface 112 and the depth (recess depth) of the second step surface 116 with respect to the pad surface 112, respectively.
[0029]
The inclination angle θ2 of the inflow end of the outflow pad 12 is within 54 and 58.2 deg, respectively, in the case of a magnetic disk drive having 2.5 and 1.0 inch disks. The outer peripheral side length Xout of the outflow pad 12 is 60 μm or less, which can be manufactured by etching. Xin is the length of the outflow pad on the inner peripheral side of the disk. Therefore, the shape of the contact surface 112 of the outflow pad 12 is, for example, a right triangle.
[0030]
FIG. 5 is a plan view of a support for supporting the magnetic head slider of the present invention. The support 2 includes a load beam portion 21, a gimbal portion 22, and a load projection (hereinafter, also referred to as a dimple) 23.
[0031]
FIGS. 6A and 6B are side views of the magnetic head slider of the present embodiment during flying traveling. The dimple 23 is provided as a load application point for applying a load F pressed from the load beam portion 21 to the slider. With the fulcrum as a fulcrum, the slider is provided so that a restoring force acts on three degrees of freedom of movement in a translation (up / down) direction, a pitch (front / back) direction, and a roll (seek) direction.
[0032]
The position (Xp, Yp) of the dimple 23 as the load application point is expressed as a dimensionless value of Xp = xp / L in the pitch direction and Yp = yp / w in the roll direction. Here, xp is the distance from the inflow end of the slider, yp is the distance from the end of the slider side surface, L is the length of the slider in the longitudinal direction, and w is the length of the slider in the lateral direction.
[0033]
The dimple positions xp / L and yp / w are both 0.5. As described above, the reason why the load application point is provided at the center of mass is that when the load application point is provided on the air inflow side from the center of mass, the pitch angle of the slider is reduced, and the effect of the magnetic head slider of this embodiment is reduced.
[0034]
Further, when the load application point is provided on the air outflow side from the center of mass, the flying height variation with respect to the atmospheric pressure change around the slider increases, and the effect of the magnetic head slider of the present embodiment decreases.
[0035]
However, in the manufacturing process of bonding the magnetic head slider of the present embodiment and the gimbal portion 22 and positioning the dimple position at the center of mass of the slider, an assembling error of about 60 μm occurs. Therefore, the dimple position xp / L is 0. .45 ≦ xp / L ≦ 0.55.
[0036]
At the position of the dimple 23, the slider 1 balances the pressing load F and the aerodynamically generated flying force Q by the relational expression of F = Q, Q = Q1−Q2 (Q2> 0), The pitch angle θp, the roll angle θr representing the flying attitude in the roll direction, the flying height h2 at the outflow end, the flying height h1 at the inflow end, and the gap between the exposed portion of the MR element of the reproducing MR head and the electromagnetic induction type magnetic head for recording. The element position floating amount hgap and the like in the recording / reproducing element 1b constituted by the portion are dynamically stably levitated while being kept constant. Here, hmin is the minimum flying height of the slider.
[0037]
FIG. 7 shows the shape of the floating surface of each of the first to third embodiments of the magnetic head slider according to the present invention. The size is a pico size with a slider length L of 1.25 mm. The pressing load F is 29.4 mN, and the dimple positions xp / L and yp / w are both 0.5.
[0038]
The ratios δs / δr between the step depth δs and the recess depth δr are 0.24, 0.24, and 0.28 in Examples 1, 2, and 3, respectively. The inflow end inclination angle θ2 of the outflow pad is 52.1, 54.0, and 70.9 deg in Examples 1, 2, and 3, respectively. The outer peripheral side length Xout of the outflow pad is 36, 65.95 μm in Examples 1, 2, and 3, respectively.
[0039]
FIG. 8 shows the flying surface shape of the magnetic head slider of Comparative Example 1 for comparison with the embodiment of the magnetic head slider according to the present invention. The size is a pico size with a slider length L of 1.25 mm. The pressing load F is 29.4 mN, and the dimple positions xp / L and yp / L are both 0.5. δs / δr, θ2, and Xout are 0.18, 69.4 deg, and 133 μm, respectively.
[0040]
FIG. 9 shows the flying surface shapes of Examples 4 to 6 of the magnetic head slider according to the present invention. The size is a pico size with a slider length L of 1.25 mm. The pressing load F is 9.8 mN, and the dimple positions xp / L and yp / w are both 0.5. The ratios δs / δr between the step depth δs and the recess depth δr are 0.25, 0.222, and 0.2 in Examples 4, 5, and 6, respectively. θ2 is 48.8, 51.2, and 58.2 deg in Examples 4, 5, and 6, respectively. Xout is 57, 57.55 μm in Examples 4, 5, and 6, respectively.
[0041]
FIG. 10 shows the flying surface shape of the magnetic head slider of Comparative Example 2. The size is a pico size with a slider length L of 1.25 mm. The pressing load F is 9.8 mN, and the dimple positions xp / L and yp / w are both 0.5. δs / δr, θ2, and Xout are 0.15, 66.2 deg, and 97 μm, respectively.
[0042]
FIG. 11 shows a 2.5-inch apparatus (apparatus using a 2.5-inch disk, hereinafter the same) using the slider of Example 1 and the slider of Comparative Example 1 at altitude of 0 m and altitude of 3000 m. 3) shows the result of calculating the pitch angle θp under the innermost, middle, and outermost conditions.
[0043]
From FIG. 11, the pitch angle θp of the slider 1 of the first embodiment is about 15 nm in each of the innermost circumference, the middle circumference, and the outermost circumference condition of the radial position at altitudes of 0 m and 3000 m, as compared with the slider of the comparative example 1. It turned out that it increased about 30 nm and about 50 nm.
[0044]
In FIG. 12, the pitch angles θp are calculated using the sliders of Examples 4 to 6 and the slider of Comparative Example 2 under the conditions of the innermost circumference, the middle circumference, and the outermost circumference of the apparatus having an altitude of 0 m, the number of rotations, and the radial position of 1.0 inch. The results obtained are shown.
[0045]
12 that the pitch angles θp of the sliders of Examples 4 to 6 are about 2 to 10 nm, about 10 to 15 nm, and about 15 to 20 nm, respectively, as compared with the comparative example 2 slider. It turned out to be bigger.
[0046]
FIG. 13 shows the calculation of the element position flying height hgap using the slider of Example 1 and the slider of Comparative Example 1 under the conditions of the innermost circumference, the middle circumference, and the outermost circumference of an apparatus having an altitude of 0 m, the number of rotations, and the radial position of 2.5 inches. The results obtained are shown. The hgap of the slider of Example 1 and the slider of Comparative Example 1 under the innermost circumference conditions were both set to 12 nm. From the drawing, it was found that the flying height hgap difference of the flying profile of the slider 1 of Example 1 was within approximately 2 nm, as in the slider of Comparative Example 1.
[0047]
FIG. 14 shows the element position flying height hgap using the sliders of Examples 4 to 6 and Comparative Example 2 at the altitude of 0 m, the number of revolutions, and the radial position of the 1.0-inch device under the innermost, middle, and outermost conditions. 2 shows the result of calculating. The hgap of the sliders of Examples 4 to 6 and Comparative Example 2 under the innermost circumference conditions were all set to 13 nm. From the drawing, it was found that the flying height difference of the flying profiles hgap of the sliders 4 to 6 of the Examples 4 to 6 was almost within 1 nm similarly to the slider of the comparative example 2.
[0048]
FIG. 15 shows that the air pressure around the slider increases from 0 m to the altitude under the conditions of the innermost circumference, the middle circumference, and the outermost circumference of the 2.5-inch device using the slider of Example 1 and the slider of Comparative Example 1 at a rotation speed and a radial position of 2.5 inches. The result of calculating the amount of decrease in the minimum flying height hmin when changing to 3000 m is shown. As shown in the figure, the amount of decrease in hmin with respect to the change in the atmospheric pressure of the slider of Example 1 was smaller than that of the slider of Comparative Example 1 under the innermost and middle conditions.
[0049]
FIG. 16 shows the air pressure around the slider using the slider of Example 4, the slider of Example 5, and the slider of Comparative Example 2 under the conditions of the innermost circumference, the middle circumference, and the outermost circumference of the device having a rotation speed and a radial position of 1.0 inch. Shows the result of calculating the amount of decrease in the minimum flying height hmin when the altitude changes from an altitude of 0 m to an altitude of 3000 m. As can be seen from the drawing, the decrease amount of hmin with respect to the change in the air pressure of the sliders of Example 4 and Example 5 was smaller than that of the slider of Comparative Example 2.
[0050]
FIG. 17 shows that the slider of Example 1 and the slider of Comparative Example 1 have the same altitude as the slider length under the conditions of the innermost circumference, the middle circumference, and the outermost circumference of the 2.5-inch apparatus at the altitude of 0 m, the rotation speed, and the radial position. The result of calculating the fluctuation amount of the minimum flying height hmin that cannot follow geometrically with respect to minute undulations is shown. As shown in the figure, the fluctuation amount of hmin with respect to the minute waviness of the slider of Example 1 was smaller than that of the slider of Comparative Example 1.
[0051]
FIG. 18 shows that the slider of Example 6 and the slider of Comparative Example 2 have the same altitude as the slider length under the conditions of the innermost circumference, the middle circumference, and the outermost circumference of the 1.0-inch device at an altitude of 0 m, the number of revolutions, and the radius. The result of calculating the fluctuation amount of the minimum flying height hmin that cannot follow geometrically with respect to minute undulations is shown. As shown in the figure, the variation of hmin with respect to the minute waviness of the slider of Example 6 was smaller than that of the slider of Comparative Example 2.
[0052]
From the above calculation results, the effect of the slider of the present embodiment is that the flying height fluctuation with respect to the high pitch angle and the atmospheric pressure change around the slider can be reduced, and the flying height fluctuation with respect to the minute waviness equivalent to the slider length can be reduced. I found that there was. Hereinafter, the mechanism of the slider of the present embodiment at a high pitch angle and the setting range of the ratio δs / δr between the step depth δs and the recess depth δr will be described.
[0053]
FIGS. 19 to 21 show innermost and outermost conditions of a device having an altitude of 0 m, a rotation speed and a radial position of 2.5 inches using the flying surface shapes of the comparative example 1 slider and the examples 1 and 2 sliders. 7 shows the results of calculation of the relationship between the ratio δs / δr of the step depth δs and the recess depth δr in, and the minimum flying height hmin, the inflow end flying height h1, and the pitch angle θp.
[0054]
From these figures, as δs / δr increases, hmin, h1, and θp increase in all the sliders under the outermost circumference condition. In the case of the innermost circumference condition, hmin, all sliders have the maximum value.
[0055]
In the case of the innermost circumference condition, h1, θp, the slider of Comparative Example 1 does not have the maximum value, but the sliders of Examples 1 and 2 have the maximum value, in the range of 0.24 ≦ δs / δr ≦ 0.34. It is almost constant within. For example, in the case of the slider according to the first embodiment, each of hmin, h1, and θp becomes maximum when δs / δr = 0.28, 0.28, and 0.30.
[0056]
In FIGS. 22 to 24, using the flying surface shapes of the slider of Comparative Example 2 and the sliders of Examples 4 to 6, the altitude is 0 m, the number of revolutions and the radial position are 1.0 inches, and the apparatus is under the innermost and outermost conditions. The result of calculating the relationship between the ratio δs / δr of the step depth δs and the recess depth δr, the minimum flying height hmin, the inflow end flying height h1, and the pitch angle θp is shown.
[0057]
From these figures, as δs / δr increases, hmin, h1 and θp increase and approach a substantially constant value in the case of the outermost circumference condition for all sliders. In the case of the innermost circumference condition, hmin, the slider according to the fourth embodiment does not have the maximum value, but the other sliders have the maximum value.
[0058]
In the case of the innermost circumference condition, h1 and θp, all the sliders have the maximum value and are substantially constant within the range of 0.20 ≦ δs / δr ≦ 0.32. For example, in the case of the slider according to the fifth embodiment, hmin, h1, and θp are maximized when δs / δr = 0.22, 0.20, and 0.20.
[0059]
The reason why the flying height becomes substantially constant is considered that when δs / δr becomes a certain value or more, the floating force generated on the step floating surface of the inflow pad and the outflow pad is saturated. The reason why the levitation force s / δr differs depending on the innermost and outermost conditions is considered to be because δs / δr at which the levitation force is saturated varies depending on the peripheral speed under the innermost and outermost conditions.
[0060]
The reason why δs / δr increases and θp increases is that the floating height h1 of the inflow end of the inflow pad is larger than hmin, which is the floating height of the outflow end of the outflow pad. This is because the area of the step floating surface of the inflow pad is larger than that of the outflow pad. Therefore, as δs / δr increases, the levitation force generated on the step floating surface of the inflow pad also increases. The reason for the high pitch angle of the slider of the present embodiment is that δs / δr at which the pitch angle θp is near the maximum under the innermost circumference condition is set.
[0061]
FIG. 25 shows the step depth under the conditions of the innermost circumference and the outermost circumference of the 2.5-inch apparatus at an altitude of 0 m, the number of rotations and the radial position using the flying surface shapes of the slider of Comparative Example 1 and the sliders of Examples 1 to 3. The calculation result of the relationship between the ratio δs / δr of δs and the recess depth δr and the decrease amount of the minimum flying height hmin when the air pressure around the slider changes from the altitude 0 m to the altitude 3000 m is shown.
[0062]
From the results shown in FIG. 25, as the setting range of δs / δr of the slider of the 2.5-inch device, the pitch angle is almost maximum, and the hmin reduction amount with respect to the atmospheric pressure change is small, 0.24 ≦ δs / δr ≦ 0.34 is desirable.
[0063]
FIG. 26 shows the step depth under the conditions of the innermost circumference and the outermost circumference of the device having an altitude of 0 m, a rotation speed and a radial position of 1.0 inch, using the flying surface shapes of the slider of Comparative Example 2 and the sliders of Examples 4 to 6. The calculation result of the relationship between the ratio δs / δr of δs and the recess depth δr and the decrease in the minimum flying height hmin when the air pressure around the slider changes from an altitude of 0 m to an altitude of 3000 m is shown.
[0064]
From the results shown in FIG. 26, as the setting range of δs / δr of the slider of the 1.0-inch device, the pitch angle is almost maximum, and the hmin reduction amount with respect to the atmospheric pressure change is small, 0.20 ≦ δs / δr ≦ 0.32 is desirable.
[0065]
The reason why the hmin reduction amount with respect to the change in the air pressure of the sliders of the first to sixth embodiments becomes small and the flying height becomes almost constant is that δs / δr at which the levitation force is saturated under the innermost peripheral condition is set. It is considered that the change in the flying height is reduced even if the value changes.
[0066]
In FIG. 27, using the flying surface shapes of the comparative example 1 slider and the example 1 slider, the step depth δs at the altitude of 0 m, the number of rotations and the radial position of the 2.5-inch device under the innermost and outermost conditions is shown. The result of calculating the relationship between the ratio δs / δr to the recess depth δr and the variation of the minimum flying height hmin which cannot follow geometrically small undulations as large as the slider length is shown.
[0067]
From FIG. 27, it can be seen that within the range of 0.24 ≦ δs / δr ≦ 0.34, the variation of hmin with respect to the slight undulation of the slider of Example 1 is smaller than that of the slider of Comparative Example 1 under the innermost and outermost conditions. .
[0068]
FIG. 28 shows the step depth under the conditions of the innermost circumference and the outermost circumference of a 2.5-inch apparatus with an altitude of 0 m, a rotation speed and a radial position of 2.5 inches using the flying surface shapes of the slider of Comparative Example 1 and the sliders of Examples 1 and 2. The calculation result of the relationship between the ratio δs / δr of δs and the recess depth δr and the difference in the element position flying height hgap under the innermost and outermost conditions is shown.
[0069]
From FIG. 28, in the range of 0.24 ≦ δs / δr ≦ 0.34 in which the pitch angle becomes almost maximum, the innermost and outermost circumferences when the δs / δr of both the comparative example 1 slider, the example 1, and the 2 slider increase. The absolute value of the hgap difference between the innermost and outermost circumferences of the first and second sliders is smaller than that of the comparative example 1 slider.
[0070]
In particular, when δs / δr = 0.28, at which the pitch angle of the slider of the first embodiment is almost maximum, the absolute value of the hgap difference between the innermost and outermost circumferences is as small as 0.2 nm. It is as large as 3 nm.
[0071]
FIG. 29 shows the step depth under the conditions of the innermost circumference and the outermost circumference of the device having an altitude of 0 m, a rotation speed and a radial position of 1.0 inch using the flying surface shapes of the slider of Comparative Example 2 and the sliders of Examples 4 to 6. The calculation result of the relationship between the ratio δs / δr of δs and the recess depth δr and the difference in the element position flying height hgap under the innermost and outermost conditions is shown.
[0072]
From FIG. 29, in the range of 0.20 ≦ δs / δr ≦ 0.32 where the pitch angle is almost maximum, in both the slider of Comparative Example 2 and the sliders of Examples 4 to 6, when δs / δr increases, Although the absolute value of the hgap difference also increases, the absolute value of the hgap difference at the innermost and outermost circumferences of the sliders of Examples 4 to 6 is smaller than that of the slider of the comparative example 2.
[0073]
In particular, when δs / δr = 0.25, 0.222, and 0.20, at which the pitch angles of the sliders of Examples 4 to 6 are almost maximum, the hgap differences between the innermost and outermost circumferences are 0.3 and 0.0, respectively. , 0.2 nm, and is 4.0 nm or more for the slider of Comparative Example 2.
[0074]
FIG. 30 shows the outflow pads under the conditions of the innermost circumference and the outermost circumference of the 2.5-inch device at an altitude of 0 m, the number of rotations and the radial position using the flying surface shapes of the slider of Comparative Example 1 and the sliders of Examples 1 to 3. The result of calculating the relationship between the inflow end inclination angle θ2 and the element position flying height hgap difference under the innermost and outermost conditions under the condition that δs / δr is constant is shown.
[0075]
As shown in FIG. 30, as the inflow end inclination angle θ2 of the outflow pad decreases, the hgap difference between the innermost and outermost circumferences decreases. In order to make the hgap difference substantially zero within the range of 0.24 ≦ δs / δr ≦ 0.34, the inflow end inclination angle θ2 of the outflow pad needs to be within 54 deg.
[0076]
FIGS. 31 and 32 show the inflow end of the outflow pad under the conditions of the innermost circumference and the outermost circumference of an apparatus having an altitude of 0 m, a rotation speed and a radial position of 1.0 inch using the sliders of Examples 4 to 6 and Comparative Example 2. The results of calculating the relationship between the inclination angle θ2, the element position flying height hgap under the outermost circumference condition, and the element position flying height hgap difference under the innermost circumference condition are calculated under the condition that δs / δr is constant.
[0077]
As can be seen from these figures, when the inclination angle θ2 of the inflow end of the outflow pad decreases, the hgap of the outermost circumference decreases and the hgap difference of the innermost and outer circumferences decreases. In order to make the hgap difference substantially zero within the range of 0.20 ≦ δs / δr ≦ 0.32, the inflow end inclination angle θ2 of the outflow pad needs to be within 58.2 deg.
[0078]
From the above calculation results, it was found that the slider of the present embodiment has an effect that the hgap at the outermost periphery is reduced, and the absolute value of the hgap difference at the innermost and outermost perimeters of about 5 nm can be reduced to almost zero.
[0079]
The mechanism of the above-described effects of the magnetic head sliders according to the first to sixth embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. As shown in the figure, when the head is positioned by the rotary actuator method, the difference in the flying height of the flying profile is caused by the change in the peripheral velocity V of the disk at the element position due to the difference in the radial position of the innermost and outer circumferences, and the air inflow angle ( The peripheral speed Vy of the component perpendicular to the slider inflow end face or the peripheral velocity V2 of the component perpendicular to the outflow pad inflow end face changes due to the change in the Yaw angle θy) and the change in the inflow end inclination angle θ2 of the slider outflow pad. is there.
[0080]
FIG. 34 shows the inflow end inclination angle θ2 and the direction perpendicular to the outflow pad inflow end surface of the outflow pad of the magnetic head slider according to the present invention under the outermost circumference conditions of the 2.5-inch device and the 1.0-inch device at the rotation speed and the radial position. The calculation result of the relationship between the component and the peripheral speed V2 is shown.
[0081]
According to FIG. 34, by reducing the inflow end inclination angle θ2 of the outflow pad of the head slider to within 59 deg, the peripheral speed V2 of the component in the direction perpendicular to the outflow pad inflow end face can be reduced, and the outermost hgap and the innermost hgap are reduced. The difference can be reduced.
[0082]
In FIG. 35, using the sliders of Examples 4 to 6, the altitude was 0 m, the number of revolutions and the radial position were 1.0 inches. On the other hand, the calculation result of the relationship between the fluctuation amount of the minimum flying height hmin that cannot be followed geometrically and the inner peripheral side surface length Xin of the outflow pad is shown.
[0083]
As shown in FIG. 35, when the inner peripheral side surface length Xin of the outflow pad is reduced, the fluctuation amount of hmin with respect to minute waviness decreases. It is considered that the reason for this is that if the length of the outflow pad is reduced, it becomes easier to follow geometrically small undulations as long as the slider length.
[0084]
In order to reduce the inflow end inclination angle θ2 of the outflow pad, the length of the inner peripheral side surface Xin of the outflow pad cannot be shortened, so that the length of the outflow pad is shortened, and the outer peripheral side surface length Xout of the outflow pad is reduced. Need to be shorter. Therefore, the outer peripheral side length Xout of the outflow pad is set to 60 μm or less, which can be manufactured by etching.
[0085]
FIG. 36 shows that, using the sliders of Examples 1 to 6, the hgap difference between the innermost circumference and the outermost circumference under the conditions of the innermost circumference and the outermost circumference of the apparatus at an altitude of 0 m, the number of rotations and the radial position of 2.5 and 1.0 inches is almost equal. The result of calculating the relationship between the peripheral speed Vy of the component in the direction perpendicular to the slider inflow end surface at θy to be zero and the range of δs / δr at which the pitch angle becomes almost maximum is shown.
[0086]
FIG. 36 shows that as Vy increases, δs / δr at which the pitch angle becomes maximum also increases. Further, for example, if Vy is calculated under the innermost and outermost conditions of the 1.8-inch device, δs / δr at which the pitch angle of the slider of the 1.8-inch device becomes maximum can be obtained.
[0087]
FIG. 37 shows an example of a magnetic disk drive provided with the magnetic head slider according to the present invention. FIG. 37 (a) is a plan view showing a state where the slider 1 is running and seeking while flying above the recording medium surface 3, and FIG. 37 (b) is a side view thereof.
[0088]
In this embodiment, a magnetic recording medium (disk) 3, a drive unit 21 for rotating the magnetic recording medium (disk), a magnetic head slider 1 and its support 2 according to the present invention, a support arm 22 for positioning the slider 1 and a drive unit 23 thereof And a circuit 24 for processing a recording / reproducing signal of a magnetic head mounted on the slider 1.
[0089]
In such a magnetic disk drive, the ratio between the first step depth δs and the second recess depth δr of the flying surface shape of the magnetic head slider is defined in the above-mentioned predetermined range, and the pad surface of the outflow pad is adjusted. Since the slider is formed in a substantially triangular shape and the inclination angle θ2 on the air flow inflow end side is defined to be equal to or less than the predetermined angle, a low flying height of the slider can be realized.
[0090]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the contact start flying height of the air outflow end of the magnetic head slider is reduced, the slider contact vibration with the smooth medium surface is reduced, and the wavelength of the wavelength sufficiently larger than the slider length such as run-out is obtained. Since it is possible to simultaneously reduce the variation in the flying height of the slider due to the waviness of the medium surface and the variation in the flying height due to the change in the pressure around the slider at the position where the load is applied at the center of mass, it is possible to achieve high recording density and high density. A magnetic disk device having excellent reliability can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a three-dimensional perspective view showing one embodiment of a magnetic head slider and a support thereof according to the present invention.
FIGS. 2A and 2B are a three-dimensional perspective view and a side view, respectively, showing an embodiment of a magnetic head slider according to the present invention.
FIG. 3 is a three-dimensional perspective view showing an inflow pad and a side rail of the magnetic head slider of FIG. 2;
FIG. 4 is a three-dimensional perspective view showing an outflow pad of the magnetic head slider of FIG. 2;
FIG. 5 is a partially enlarged plan view of the magnetic head slider support of FIG. 1;
FIG. 6 is a side view showing the magnetic head slider according to the present invention during flying traveling.
FIG. 7 is a view showing a flying surface shape of magnetic head sliders according to embodiments 1 to 3 of the present invention.
FIG. 8 is a view showing a flying surface shape of a magnetic head slider according to a comparative example 1 of the present invention.
FIG. 9 is a view showing the shape of the floating surface of magnetic head sliders according to Examples 4 to 6 of the present invention.
FIG. 10 is a view showing a flying surface shape of a magnetic head slider according to a comparative example 2 of the present invention.
FIG. 11 is a diagram illustrating a result of calculating a pitch angle of the magnetic head slider according to the first embodiment of the present invention under a 2.5-inch device condition.
FIG. 12 is a diagram showing a calculation result of a pitch angle of the magnetic head sliders of Examples 4 to 6 in the present invention under the condition of a 1.0-inch device.
FIG. 13 is a diagram showing a calculation result of a flying height of an element position on the innermost circumference, the middle circumference, and the outer circumference of a disk under a 2.5-inch apparatus condition of the magnetic head slider according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a diagram showing the results of calculating the element position flying heights of the innermost circumference, the middle circumference, and the outermost circumference of the magnetic head slider according to Examples 4 to 6 of the magnetic head slider according to the present invention under a 1.0-inch apparatus condition.
FIG. 15 is a graph showing the result of calculating the dependence of the minimum flying height on the air pressure of the magnetic head slider according to the first embodiment of the present invention under a 2.5-inch device condition.
FIG. 16 is a graph showing the results of calculating the dependence of the minimum flying height on the air pressure under the 1.0-inch device conditions of Examples 4 and 5 of the magnetic head slider according to the present invention.
FIG. 17 is a diagram showing a calculation result of a fluctuation amount of a minimum flying height due to minute waviness under a 2.5-inch apparatus condition of the magnetic head slider according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 18 is a diagram showing a result of calculating a fluctuation amount of a minimum flying height due to a minute waviness under a 1.0-inch device condition of the magnetic head slider according to the sixth embodiment of the present invention.
FIG. 19 shows the relationship between the step depth and the recess depth at the innermost circumference (FIG. 13A) and the outermost circumference (FIG. 14B) under the 2.5-inch device condition of the magnetic head sliders according to the first and second embodiments of the present invention. It is a figure showing the result of having calculated the relation between the ratio and the minimum flying height.
FIG. 20 shows the relationship between the step depth and the recess depth at the innermost periphery (FIG. 13A) and the outermost periphery (FIG. 14B) under the conditions of 2.5 inches of the magnetic head sliders according to the first and second embodiments of the present invention. It is a figure showing the result of having computed the relation between the ratio and the inflow end floating amount.
FIG. 21 shows the relationship between the step depth and the recess depth at the innermost circumference (FIG. 13A) and the outermost circumference (FIG. 13B) of the magnetic head slider according to the first and second embodiments of the present invention under a 2.5-inch device condition. It is a figure showing the result of having calculated the relation between a ratio and a pitch angle.
FIG. 22 shows the relationship between the step depth and the recess depth at the innermost circumference (FIG. 13A) and the outermost circumference (FIG. 14B) under the conditions of 1.0 inch device of the magnetic head sliders of Examples 4 to 6 of the present invention. It is a figure showing the result of having calculated the relation between the ratio and the minimum flying height.
FIG. 23 shows the relationship between the step depth and the recess depth at the innermost circumference (FIG. 13A) and the outermost circumference (FIG. 13B) of the magnetic head sliders of Examples 4 to 6 under the condition of 1.0 inch device. It is a figure showing the result of having computed the relation between the ratio and the inflow end floating amount.
FIG. 24 shows the relationship between the step depth and the recess depth at the innermost circumference (FIG. 13A) and the outermost circumference (FIG. 14B) under the condition of 1.0 inch apparatus of the magnetic head sliders of Examples 4 to 6 of the present invention. It is a figure showing the result of having calculated the relation between a ratio and a pitch angle.
FIG. 25 shows the relationship between the ratio between the step depth and the recess depth at the innermost circumference of the magnetic head sliders of Examples 1 and 2 of the present invention under the condition of 2.5 inches and the pressure dependency of the minimum flying height. It is a figure showing a result.
FIG. 26 shows the relationship between the ratio between the step depth and the recess depth at the innermost circumference of the magnetic head sliders of Examples 4 to 6 under the condition of 1.0 inch device and the dependence of the minimum flying height on the atmospheric pressure. It is a figure showing a result.
FIG. 27 is a diagram showing a calculation result of a relationship between a ratio between a step depth and a recess depth and a fluctuation amount of a minimum flying height due to a slight undulation in the magnetic head slider according to the first embodiment of the present invention under a 2.5-inch apparatus condition. It is.
FIG. 28 is a graph showing a calculation result of a relationship between a ratio between a step depth and a recess depth and a flying height difference between the innermost and outermost circumferences of the magnetic head slider according to the first and second embodiments of the present invention under a 2.5-inch apparatus condition. FIG.
FIG. 29 is a graph showing a calculation result of a relationship between a ratio between a step depth and a recess depth and a flying height difference between innermost and outermost circumferences under a 1.0-inch apparatus condition in Examples 4 to 6 of the magnetic head slider according to the present invention. FIG.
FIG. 30 is a diagram showing a calculation result of a relationship between an inclination angle of an inflow end of an outflow pad and a flying height difference of an element position on the innermost and outermost circumferences in the 2.5-inch devices of Examples 1 to 3 of the magnetic head slider according to the present invention. is there.
FIG. 31 is a diagram illustrating a calculation result of a relationship between an outflow pad inflow end inclination angle and a flying height of an element position on the outermost periphery in a 1.0-inch device of Examples 4 to 6 of the magnetic head slider according to the present invention.
FIG. 32 is a diagram showing a calculation result of a relationship between an inclination angle of an inflow end of an outflow pad and a flying height difference of an element position on the innermost and outermost circumferences in a 1.0-inch device of Examples 4 to 6 of the magnetic head slider according to the present invention. is there.
FIG. 33 is a diagram illustrating a mechanism of an effect of the embodiment of the magnetic head slider according to the present invention.
FIG. 34 shows the relationship between the inner peripheral side surface length of the outflow pad and the peripheral speed of a component perpendicular to the outflow pad inflow end face in the 2.5- and 1.0-inch devices of the embodiment of the magnetic head slider according to the present invention. It is a figure showing a result.
FIG. 35 shows the variation of the minimum flying height and the inner peripheral side surface length of the outflow pad due to minute waviness under the conditions of the innermost circumference, middle circumference, and outermost circumference of the disk of the 1.0-inch device of the embodiment of the magnetic head slider according to the present invention. FIG. 9 is a diagram showing a result of calculating a relationship between the two.
FIG. 36 shows that the peripheral speed Vy and the pitch angle of the component perpendicular to the slider inflow end face under the innermost and outermost conditions of the 2.5- and 1.0-inch devices of the embodiment of the magnetic head slider according to the present invention are almost the maximum. It is a figure showing the result of having computed relation with the range of (delta) r.
FIG. 37 is a plan view (a) and a side view (b) schematically showing an embodiment of a magnetic disk drive according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Magnetic head slider
11 Inflow pad
12 Outflow pad
13 Side rail
14 Negative pressure pocket
112, 121, 122 Pad surface that comes into contact with the media surface when the disk is stopped
113, 115 Step
114, 1141 Step surface via step portion 113
116 Step surface via step portion 115
S Area of contact surface 112 of outflow pad 12
1b Gap part of magnetic head and exposed part of MR element
1c Magnetic head
1d connection terminal
δs step depth
δr Recess depth
θ2 Inflow end inclination angle of outflow pad
Xin Outflow side inner surface side length
Xout Outer side surface length of outflow pad
(Xp, yp) Dimple position
L Length of slider 1 in the longitudinal direction
w Length of slider 1 in short direction
F Pressing load
Q levitation force
θp Pitch angle
θr Roll angle
θy Yaw angle
h1 Inflow end floating amount
h2 Outflow end floating amount
hgap Element position flying height
hmin Minimum flying height
r radius
f Number of rotations
V peripheral speed
Vy Peripheral speed of component perpendicular to slider inflow end face
V2 Peripheral velocity of component perpendicular to outflow pad inflow end face
3 Magnetic recording media
21 Driving unit for rotating magnetic recording medium 3
22 Support arm
23 Support arm drive
24 Recording / playback signal processing circuit

Claims (10)

空気流流入側に形成された空気軸受面となりうる流入パッドと、空気流流出側に形成された空気軸受面となりうる流出パッドと、空気流流入方向の両側に沿って形成された一対のサイドレールとから構成し、前記流入パッドおよび前記流出パッドは、ディスク停止時にディスク面と接触するパッド面と、空気流流入方向に設けた1段目の段差面であるステップ面および2段目の段差面であるリセス面からなる2段ステップ面とを有する磁気ヘッドスライダを備えてなる磁気ディスク装置において、
前記磁気ヘッドスライダの流出パッドは、パッド面を略直角3角形の形状に構成し、該パッド面の空気流入端のスライダ側面に対する傾斜角度θ2が、
θ2≦58.2度
であることを特徴とする磁気ディスク装置。
An inflow pad formed on the airflow inflow side that can be an air bearing surface, an outflow pad formed on the airflow outflow side that can be an air bearing surface, and a pair of side rails formed along both sides in the airflow inflow direction Wherein the inflow pad and the outflow pad are a pad surface that comes into contact with the disk surface when the disk is stopped, and a step surface and a second step surface that are the first step surface provided in the air flow inflow direction. A magnetic disk drive comprising a magnetic head slider having a two-step surface consisting of a recess surface
The outflow pad of the magnetic head slider has a pad surface formed in a substantially right-angled triangular shape, and the inclination angle θ2 of the pad surface with respect to the slider side surface at the air inflow end is expressed by:
A magnetic disk drive, wherein θ2 ≦ 58.2 degrees.
空気流流入側に形成された空気軸受面となりうる流入パッドと、空気流流出側に形成された空気軸受面となりうる流出パッドと、空気流流入方向の両側に沿って形成された一対のサイドレールとから構成し、前記流入パッドおよび前記流出パッドは、ディスク停止時にディスク面と接触するパッド面と、空気流流入方向に設けた1段目の段差面であるステップ面および2段目の段差面であるリセス面からなる2段ステップ面とを有する磁気ヘッドスライダを備えるとともに、該磁気ヘッドスライダを支持して荷重を負荷するディンプル位置を配設したスライダ支持体を備え、2.5インチディスクを使用してなる磁気ディスク装置において、
前記磁気ヘッドスライダの流出パッドは、パッド面からステップ面までのステップ深さをδs、パッド面からリセス面までのリセス深さをδrとすると、δs/δrが、
0.24≦δs/δr≦0.34
なる関係式を満たす範囲にあり、
前記磁気ヘッドスライダの空気流流入端位置と前記ディンプル位置との距離xpが、スライダの長手方向の全長をLとすると、
0.45≦xp/L≦0.55
なる関係式を満たす範囲にあることを特徴とする磁気ディスク装置。
An inflow pad formed on the airflow inflow side that can be an air bearing surface, an outflow pad formed on the airflow outflow side that can be an air bearing surface, and a pair of side rails formed along both sides in the airflow inflow direction Wherein the inflow pad and the outflow pad are a pad surface that comes into contact with the disk surface when the disk is stopped, and a step surface and a second step surface that are the first step surface provided in the air flow inflow direction. A magnetic head slider having a two-step surface consisting of a recessed surface, and a slider support having a dimple position for supporting the magnetic head slider and applying a load. In the magnetic disk device used,
Assuming that the step depth from the pad surface to the step surface is δs and the recess depth from the pad surface to the recess surface is δr, δs / δr of the outflow pad of the magnetic head slider is as follows:
0.24 ≦ δs / δr ≦ 0.34
In the range that satisfies the relationship
When the distance xp between the air flow inflow end position of the magnetic head slider and the dimple position is L, the total length in the longitudinal direction of the slider is L,
0.45 ≦ xp / L ≦ 0.55
A magnetic disk drive characterized by being in a range satisfying the following relational expression:
空気流流入側に形成された空気軸受面となりうる流入パッドと、空気流流出側に形成された空気軸受面となりうる流出パッドと、空気流流入方向の両側に沿って形成された一対のサイドレールとから構成し、前記流入パッドおよび前記流出パッドは、ディスク停止時にディスク面と接触するパッド面と、空気流流入方向に設けた1段目の段差面であるステップ面および2段目の段差面であるリセス面からなる2段ステップ面とを有する磁気ヘッドスライダを備えるとともに、該磁気ヘッドスライダを支持して荷重を負荷するディンプル位置を配設したスライダ支持体を備え、1.0インチディスクを使用してなる磁気ディスク装置において、
前記磁気ヘッドスライダの流出パッドは、パッド面からステップ面までのステップ深さをδs、パッド面からリセス面までのリセス深さをδrとすると、δs/δrが、
0.20≦δs/δr≦0.32
なる関係式を満たす範囲にあり、
前記磁気ヘッドスライダの空気流流入端位置と前記ディンプル位置との距離xpが、スライダの長手方向の全長をLとすると、
0.45≦xp/L≦0.55
なる関係式を満たす範囲にあることを特徴とする磁気ディスク装置。
An inflow pad formed on the airflow inflow side that can be an air bearing surface, an outflow pad formed on the airflow outflow side that can be an air bearing surface, and a pair of side rails formed along both sides in the airflow inflow direction Wherein the inflow pad and the outflow pad are a pad surface that comes into contact with the disk surface when the disk is stopped, and a step surface and a second step surface that are the first step surface provided in the air flow inflow direction. A magnetic head slider having a two-step surface consisting of a recessed surface, and a slider support having a dimple position for supporting the magnetic head slider and applying a load. In the magnetic disk device used,
Assuming that the step depth from the pad surface to the step surface is δs and the recess depth from the pad surface to the recess surface is δr, δs / δr of the outflow pad of the magnetic head slider is as follows:
0.20 ≦ δs / δr ≦ 0.32
In the range that satisfies the relationship
When the distance xp between the air flow inflow end position of the magnetic head slider and the dimple position is L, the total length in the longitudinal direction of the slider is L,
0.45 ≦ xp / L ≦ 0.55
A magnetic disk drive characterized by being in a range satisfying the following relational expression:
空気流流入側に形成された空気軸受面となりうる流入パッドと、空気流流出側に形成された空気軸受面となりうる流出パッドと、空気流流入方向の両側に沿って形成された一対のサイドレールとから構成し、前記流入パッドおよび前記流出パッドは、ディスク停止時にディスク面と接触するパッド面と、空気流流入方向に設けた1段目の段差面であるステップ面および2段目の段差面であるリセス面からなる2段ステップ面とを有する磁気ヘッドスライダを備えるとともに、該磁気ヘッドスライダを支持して荷重を負荷するディンプル位置を配設したスライダ支持体を備えてなる磁気ディスク装置において、
前記磁気ヘッドスライダの空気流流入端面に対する垂直方向成分のディスクの周速Vyが、
2.853m/s≦Vy≦4.831m/s
ただし、Vy=Vcos(θy)
Vは回転数および半径位置から決まる素子位置での周速
θyは空気流入角度を示すYaw角
なる関係式を満たす範囲にある場合、
前記磁気ヘッドスライダの流出パッドは、パッド面からステップ面までのステップ深さをδs、パッド面からリセス面までのリセス深さをδrとすると、δs/δrが、
0.20≦δs/δr≦0.32
なる関係式を満たす範囲にあり、
前記周速Vyが、
6.140m/s≦Vy≦12.719m/s
ただし、Vy=Vcos(θy)
Vは回転数および半径位置から決まる素子位置での周速
θyは空気流入角度を示すYaw角
なる関係式を満たす範囲にある場合、
前記δs/δrが、
0.24≦δs/δr≦0.34
なる関係式を満たす範囲にあり、
いずれの場合も、前記磁気ヘッドスライダの空気流流入端位置と前記ディンプル位置との距離xpが、スライダの長手方向の全長をLとすると、
0.45≦xp/L≦0.55
なる関係式を満たす範囲にあることを特徴とする磁気ディスク装置。
An inflow pad formed on the airflow inflow side that can be an air bearing surface, an outflow pad formed on the airflow outflow side that can be an air bearing surface, and a pair of side rails formed along both sides in the airflow inflow direction Wherein the inflow pad and the outflow pad are a pad surface that comes into contact with the disk surface when the disk is stopped, and a step surface and a second step surface that are the first step surface provided in the air flow inflow direction. A magnetic disk drive comprising: a magnetic head slider having a two-step surface consisting of a recess surface, and a slider support member provided with a dimple position for supporting the magnetic head slider and applying a load.
The peripheral velocity Vy of the disk in the component perpendicular to the airflow inflow end face of the magnetic head slider is:
2.853 m / s ≦ Vy ≦ 4.831 m / s
Where Vy = Vcos (θy)
V is the peripheral speed θy at the element position determined by the rotation speed and the radial position, and the peripheral speed θy is in a range satisfying a relational expression of the Yaw angle indicating the air inflow angle.
Assuming that the step depth from the pad surface to the step surface is δs and the recess depth from the pad surface to the recess surface is δr, δs / δr of the outflow pad of the magnetic head slider is as follows:
0.20 ≦ δs / δr ≦ 0.32
In the range that satisfies the relationship
When the peripheral speed Vy is
6.140 m / s ≦ Vy ≦ 12.719 m / s
Where Vy = Vcos (θy)
V is the peripheral speed θy at the element position determined by the rotation speed and the radial position, and the peripheral speed θy is in a range satisfying a relational expression of the Yaw angle indicating the air inflow angle.
Where δs / δr is
0.24 ≦ δs / δr ≦ 0.34
In the range that satisfies the relationship
In any case, if the distance xp between the air flow inflow end position of the magnetic head slider and the dimple position is L, the total length of the slider in the longitudinal direction is L,
0.45 ≦ xp / L ≦ 0.55
A magnetic disk drive characterized by being in a range satisfying the following relational expression:
請求項1、2、または4のうちいずれか1項に記載の磁気ディスク装置において、
前記磁気ヘッドスライダの流出パッドは、パッド面を略直角3角形の形状に構成し、該パッド面の空気流入端のスライダ側面に対する傾斜角度θ2が、
θ2≦54度
かつ、前記パッド面のディスク外周側側面長さXoutが、
Xout≦60μm
なる範囲にあることを特徴とする2.5インチディスク用の磁気ディスク装置。
The magnetic disk drive according to any one of claims 1, 2, and 4,
The outflow pad of the magnetic head slider has a pad surface formed in a substantially right-angled triangular shape, and the inclination angle θ2 of the pad surface with respect to the slider side surface at the air inflow end is expressed by:
θ2 ≦ 54 degrees and the length Xout of the pad surface on the outer peripheral side of the disk is:
Xout ≦ 60 μm
A magnetic disk drive for a 2.5-inch disk, wherein the magnetic disk drive is within the following range.
請求項1、3、または4のうちいずれか1項に記載の磁気ディスク装置において、
前記磁気ヘッドスライダの流出パッドは、パッド面を略直角3角形の形状に構成し、該パッド面の空気流入端のスライダ側面に対する傾斜角度θ2が、
θ2≦58.2度
かつ、前記パッド面のディスク外周側側面長さXoutが、
Xout≦60μm
なる範囲にあることを特徴とする1.0インチディスク用の磁気ディスク装置。
The magnetic disk drive according to any one of claims 1, 3, and 4,
The outflow pad of the magnetic head slider has a pad surface formed in a substantially right-angled triangular shape, and the inclination angle θ2 of the pad surface with respect to the slider side surface at the air inflow end is expressed by:
θ2 ≦ 58.2 degrees and the length Xout of the pad surface on the outer peripheral side of the disk is:
Xout ≦ 60 μm
1. A magnetic disk drive for a 1.0-inch disk, wherein
請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の磁気ディスク装置において、前記ディスクに、中心線平均面粗さRaが1nm以下、中心線最大高さRpが5nm以下の平滑な磁気記録媒体を使用したことを特徴とする磁気ディスク装置。7. The magnetic disk drive according to claim 1, wherein the disk has a smooth magnetic recording medium having a center line average surface roughness Ra of 1 nm or less and a center line maximum height Rp of 5 nm or less. A magnetic disk drive characterized in that it is used. 空気流流入側に形成された空気軸受面となりうる流入パッドと、空気流流出側に形成された空気軸受面となりうる流出パッドと、空気流流入方向の両側に沿って形成された一対のサイドレールとから構成し、前記流入パッドおよび前記流出パッドは、ディスク停止時にディスク面と接触するパッド面と、空気流流入方向に設けた1段目の段差面であるステップ面および2段目の段差面であるリセス面からなる2段ステップ面とを有する磁気ヘッドスライダにおいて、
前記流出パッドは、パッド面を略直角3角形の形状に構成し、該パッド面の空気流入端のスライダ側面に対する傾斜角度θ2が、
θ2≦58.2度
であることを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
An inflow pad formed on the airflow inflow side that can be an air bearing surface, an outflow pad formed on the airflow outflow side that can be an air bearing surface, and a pair of side rails formed along both sides in the airflow inflow direction Wherein the inflow pad and the outflow pad are a pad surface that comes into contact with the disk surface when the disk is stopped, and a step surface and a second step surface that are the first step surface provided in the air flow inflow direction. A magnetic head slider having a two-step surface consisting of a recess surface
The outflow pad has a pad surface formed in a substantially right-angled triangular shape, and an inclination angle θ2 of the air inflow end of the pad surface with respect to the slider side surface is expressed as follows:
A magnetic head slider, wherein θ2 ≦ 58.2 degrees.
請求項8に記載の磁気ヘッドスライダにおいて、
前記流出パッドのステップ深さをδs、リセス深さをδrとすると、δs/δrが、0.24≦δs/δr≦0.34
前記傾斜角度θ2が、θ2≦54度、
前記流出パッドのパッド面のディスク外周側側面長さXoutが、Xout≦60μm、
なる範囲にあることを特徴とする2.5インチディスク用の磁気ヘッドスライダ。
The magnetic head slider according to claim 8, wherein
Assuming that the step depth of the outflow pad is δs and the recess depth is δr, δs / δr is 0.24 ≦ δs / δr ≦ 0.34.
The inclination angle θ2 is θ2 ≦ 54 degrees,
The outer peripheral side length Xout of the pad surface of the outflow pad is Xout ≦ 60 μm,
A magnetic head slider for a 2.5-inch disk, wherein the magnetic head slider is in the following range.
請求項8に記載の磁気ヘッドスライダにおいて、
前記流出パッドのステップ深さをδs、リセス深さをδrとすると、δs/δrが、0.20≦δs/δr≦0.32、
前記傾斜角度θ2が、θ2≦58.2度
前記流出パッドのパッド面のディスク外周側側面長さXoutが、Xout≦60μm、
なる範囲にあることを特徴とする1.0インチディスク用の磁気ヘッドスライダ。
The magnetic head slider according to claim 8, wherein
Assuming that the step depth of the outflow pad is δs and the recess depth is δr, δs / δr is 0.20 ≦ δs / δr ≦ 0.32,
When the inclination angle θ2 is θ2 ≦ 58.2 degrees, the length Xout of the pad surface of the outflow pad on the disk outer peripheral side is Xout ≦ 60 μm,
A magnetic head slider for a 1.0-inch disk, characterized by being within the following range.
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