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JP2004242934A - ヘッドレスト - Google Patents

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JP2004242934A
JP2004242934A JP2003036964A JP2003036964A JP2004242934A JP 2004242934 A JP2004242934 A JP 2004242934A JP 2003036964 A JP2003036964 A JP 2003036964A JP 2003036964 A JP2003036964 A JP 2003036964A JP 2004242934 A JP2004242934 A JP 2004242934A
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JP
Japan
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headrest
cover
cushion
cushion body
locking member
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JP2003036964A
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English (en)
Inventor
Hitomi Nakajima
妃登美 中島
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Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】カバーの橋渡し状態を防止し、ヘッドレストの外観品質を確保するとともにヘッドレストのシートバックへの収納を容易にする。
【解決手段】側面視略L字状に形成されたクッション体13に複数の表皮片12a、12b、12cを縫合して袋状に形成した一辺に開口部12dを有するカバー12を被覆してなるヘッドレスト10であって、クッション体13の曲り部分の内側に係止部材20が固定されるとともに、カバー12の開口部12dに設けた被係止部材15、16、17、18を係止部材20に係合させる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、側面視略L字状に形成されたクッション体にカバーを装着するヘッドレストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等のリヤシートのヘッドレストとして、後方視界を確保できるように側面視略L字状に形成されたものがある。このタイプのヘッドレストは、引用文献1のように表皮一体発泡成形によりカバーを装着したもの、あるいは予め発泡成形により形成されたクッション体にカバーを被せたものがある。図6に予め発泡成形により形成されたクッション体にカバーを被せたものを示す。ヘッドレスト1は凹状の曲り部分1aとなる方を下側にしてシートバック(図示省略)の上部に沿うよう設置される。カバー2は、複数の表皮片を縫合して袋状に形成され、ヘッドレスト1の曲り部1aに対向する箇所にクッション体3を挿入する開口部2dを設けている。そして開口部2dの両側に係止部材5及び被係止部材6が取付けられている。また、クッション体3はポリウレタンフォームからなりヘッドレストステー4の一部を埋設して形成され、クッション本体3aとクッション本体より前側で下方に延設されるクッション下部延長部3bで構成されている。このクッション体3にカバー2を開口部2dから被せて係止部材5と被係止部材6を係合してクッション体3にカバー2を装着する。尚、係止部材5と被係止部材6の係合状態は図7に示す。係止部材5は側面視略U字状の係合部5aとこの係合部5aの一方から延設されている平板部5bからなり、係合部5aと平板部5bの間の内側に爪部5cが突出されている。また、被係止部材6は先端部に鉤状の係合部6aを備えこの係合部6aから後方は平板部6bに形成されている。そしてこの被係止部材6を係止部材5の係合部5aに差込み係止部材5の爪部5cに被係止部材6の係合部6aが引っ掛り止着される。
【0003】
【引用文献1】特開2000−166708号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
カバーは係止部材及び被係止部材の係合により開口部が連結されることで、クッション体へ押圧力及び摩擦力を発生させて装着される。しかし、表皮の張りにより係止部材と被係止部材間に引っ張り作用が働き係止部材及び被係止部材付近はヘッドレストの曲り部分から離れクッション下部延長部とクッション本体後方間で橋渡し状態になる。(図8参照)そのため、ヘッドレストの外観品質を損ねるとともにヘッドレストをシートバック上部に装着しようとする際、この橋渡し状態になっているカバーの連結部分がシートバックの上部に当接しその反力によってヘッドレストの収納を妨げる。本発明は従来の課題を解決しようとするもので、その目的は、橋渡し状態を防止することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成させるため、請求項1の発明は、側面視略L字状に形成されたクッション体に、複数の表皮片を縫合して袋状に形成した一辺に開口部を有するカバーを被覆してなるヘッドレストであって、前記クッション体の曲り部分の内側に係止部材が固定されるとともに、前記カバーの開口部に設けた被係止部材を前記係止部材に係合させたことを特徴とするものである。
これにより、表皮の張りによるカバーの引っ張り作用がクッション体に働くため係止部材及び被係止部材はヘッドレストの曲り部分から離れることがなくなり、クッション下部延長部とクッション後方部とで橋渡し状態となることがなくなる。そのため、ヘッドレストの外観品質はよくなるとともに、ヘッドレストをシートバック上部への収納が容易になる。
【0006】
また、請求項2に記載された発明は、請求項1において前記係止部材は前記クッション体の表面側に開口を形成するよう埋設され、前記開口に前記被係止部材を差込み係合させたことを特徴とするものである。
これにより、カバー端末をクッション体内に差込むことになり、外観見栄えが向上するとともに、組付作業が簡単である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0008】
図1は、ヘッドレストの全体斜視図である。図2は図1を裏側から見た斜視図である。図3は図1のA−A矢視方向の断面図である。本実施の形態におけるヘッドレスト10はクッション体13にカバー12を被せて構成される。
【0009】
カバー12は、略長方形の正面表皮片12aと左右対称である一対の略L字形状の側面表皮片12b、12cの複数の表皮片を縫合して袋状に形成されている。正面表皮片12a及び側面表皮片12b、12cはファブリック表皮にウレタン発泡シートをラミネート加工し、不織布等からなる裏基布を裏打ちした三層構造のものや、本革表皮に不織布等からなる裏基布を裏打ちした二層構造のものを用いる。正面表皮材12aは側面表皮材12b、12cの周長よりやや短めで一端部には正面表皮材12とほぼ同幅の被係止部材15が取付けられる。そして、正面表皮片12aの他端部には切込みCが2個所あり、この切込みCを境に正面表皮片12aは3分割されている。図5に示すように幅方向両側は側方端部12a1、12a2、その中央には中央端部12a3で構成されている。この切込みCは後述するヘッドレストステー14の脚部14cの位置より内方に設定され、その切込みCの後端の側方端部12a1、12a2には脚部14cが嵌合する切欠き12e1、12e2が形成されている。そして、切込みC側の各端部12a1、12a2、12a3の先端にはそれぞれ同幅の被係止部材16、17、18がそれぞれに取付けられている。
【0010】
被係止部材15、16,17、18は図4に示すようにポリプロピレンなど合成樹脂材で成形されており鉤状の係合部15a、16a、17a、18aと平板部15b、16b、17b、18bにより構成される。この被係止部材15、16,17、18は基本的には従来の構造と同様である。
【0011】
そしてカバー12はまず正面表皮片12aの両端部裏面に被係止部材15、16、17、18の平板部15b、16b、17b、18bを重ね合せて取付けられた後、正面表皮片12aの側端と側面表皮片12b、12cを所定位置に合せてそれぞれ縫合され形成される。この時、ヘッドレスト10の下面となる正面表皮片12aの両端部はクッション体13を挿入できる開口部12dを形成している。
【0012】
クッション体13はポリウレタン発泡材からなりヘッドレスト10の基部を形成するクッション本体13aとクッション前側を形成した側面視略L字状の下がり部分であるクッション下部延長部13bから構成されている。クッション本体13aとクッション下部延長部13b境界部分であるヘッドレスト10の凹状の曲り部10aに相当する表面に係止部材20が幅方向に埋設固定されている。
【0013】
係止部材20はポリプロピレン、ABS樹脂などの合成樹脂からなり図4に示すように両側壁部20a、20aとその上側を連結する連結部20bで構成され下向きに開口した側面視略コ字状で形成されている。そして、連結部20bの両側には所定長さのひれ部20c、20cが延設されており、クッション体13に埋設された際の抜け止めとして作用する。尚、このひれ部20c、20cの表面に複数の孔を穿設させてもよい。そして側壁部20a、20aの内方には対向させて突出した爪部20a1、20a2が形成されている。
【0014】
ヘッドレストステー14はクッション本体13aを支持する平面視略コ字状に形成されたステー本体14aとこのステー本体14aの両側から下方に延設されたシートバックのヘッドレストサポート(図示省略)に挿入する2本の脚部14cとステー本体13aからクッション下部延長部13bの形状に合せて前側下方に向かって延出しクッション下部延長部13bを支持する正面視略V字状のクッション前側支持部14bが構成されている。ヘッドレストステー14は金属製パイプ材を曲げ加工してステー本体13aと脚部14cを一体成形した後、別部材である金属製パイプ材を正面視略V字状に形成したクッション前側支持部14bを溶接等で固着し形成される。尚、本発明ではクッション前側支持部14bは正面視略V字状に形成されているが、乗員の頭部を受止める形状であればどのような形状でもよい。
【0015】
そして、クッション体13は一体発泡成形によりヘッドレストステー14の脚部14cを除くステー本体14aとクッション前側支持部14bを所定の位置に、係止部材20をヘッドレスト10の曲り部10aに埋設させて製造される。この場合、ヘッドレスト10の裏側表面に係止部材20の開口が位置するよう成形される。
【0016】
次にクッション体へのカバー被せ方法について説明をする。
【0017】
袋状のカバー12の開口部12dからクッション体13のクッション本体13a、クッション下部延長部13bを押込み挿入する。そしてヘッドレストステー14の脚部14cをカバー12の切込みCに沿うように移動させてから各切欠き12e1、12e2に嵌合させる。この時、クッション体13のヘッドレスト10の曲り部10aはカバー12の開口部12dの近傍に位置する。そして正面表皮片12aの端部及び側方端部12a1、12a2、中央端部12a3に取付けてある被係止部材15、16、17、18を引っ張り、クッション体13の曲り部分に相当する曲り部10aに埋設されて外側に開口した係止部材20の側壁20a、20a間に差込み、被係止部材15、16、17、18の係合部15a、16a、17a、18aを係止部材20の爪部20a1、20a2に係合させてカバー12が装着される。
【0018】
これによりヘッドレスト10の曲り部分10aへのカバー12を確実に沿わせることができ、従来の問題点である橋渡し状態になることを防げ、外観品質を損なわず、ヘッドレストのシートバックへの収納の妨げることもなくなる。
【0019】
尚、本発明は本実施の形態に限定されることなく、係止部材及び被係止部材としてマジックファスナ、ホックなども適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるヘッドレスト全体斜視図である。
【図2】図1の裏側から見た全体斜視図である。
【図3】図1のA−A矢視方向の断面図である。
【図4】本発明の係止部材と被係止部材の関係を表わす全体斜視図である。
【図5】本発明の他の実施の形態におけるカバー下方斜視図である。
【図6】従来のヘッドレストの断面図である。
【図7】従来のカバー開口部の係合止着状態を示す部分拡大図である。
【図8】従来のヘッドレストカバー係合止着時の状態図である。
【符号の説明】
10 ヘッドレスト
12 カバー
13 クッション体
14 ヘッドレストステー
15、16、17、18 被係止部材
20 係止部材

Claims (2)

  1. 側面視略L字状に形成されたクッション体に、複数の表皮片を縫合して袋状に形成した一辺に開口部を有するカバーを被覆してなるヘッドレストであって、前記クッション体の曲り部分の内側に係止部材が固定されるとともに、前記カバーの開口部に設けた被係止部材を前記係止部材に係合させたことを特徴とするヘッドレスト。
  2. 前記係止部材は前記クッション体の表面側に開口を形成するよう埋設され、前記開口に前記被係止部材を差込み係合させたことを特徴とする請求項1記載のヘッドレスト。
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