JP2004169472A - Opening part device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物開口部に設けられた枠体に引き違い障子が組み込まれた開口部装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物の窓や縁側などの開口部には、サッシ枠を設けて、そのサッシ枠内に金属框で框組みした一対の引き違い障子を組み込んだものが多く用いられている。この引き違い障子の開閉を行うために、内障子、外障子それぞれの縦框に引き手が設けられている。そして通常、開口部の閉鎖状態において室内側から見た場合これら引き違い障子のうち外障子は左側に、内障子は右側に配置されている。
【0003】
図8及び図9はこのような従来の引き違い障子の一例を示すものである。この例では、障子の各框は、ベースとなるアルミニウム枠と、その室内側露出部分を覆う樹脂枠とで複合サッシとして構成されている。また各障子は2枚のガラスが組み込まれた複層ガラス構造とされている。図8において、外障子110の縦框111の室内側には引き手113が設けられている。また、召し合わせ框112の右側面には枠当接部材114が設けられている。一方内障子120の縦框121にも室内側に引き手123が設けられている。図8は、障子が閉められ、外障子110の縦框111は、左縦枠130に当接された状態を示している。一方、内障子120の縦框121は、右縦枠140に当接されている。室内側から見た場合、外障子110の召し合わせ框112は、内障子120の召し合わせ框122の奥側に配置され、見えない位置にある。
【0004】
今、図8の状態から外障子110の引き手113に手をかけて内障子120側、すなわち図の右方向に引き寄せて障子を開けようとする場合を考える。外障子110を十分に内障子120側に引き寄せて、図9に示されるように外障子110の枠当接部材114が、右縦枠140に当接される位置まで移動した場合、外障子110の引き手113は、完全に内障子120の召し合わせ框122の背後に配置されてしまうので、外障子110を右方向に移動させつつある状態の途中で、引き手113にかけていた手を離さなければならない。そのまま手をかけていると、指を外障子110と内障子120との間に挟まれることになるからである。
【0005】
特許文献1には、外障子及び内障子のそれぞれの縦框に、引き手に加えてハンドルを設け、内障子のこれら引き手およびハンドルの裏面側すなわち外障子側にストッパを設けて、このストッパに外障子の召し合わせ框を当接させて、外障子の縦框に設けたハンドルが内障子の召し合わせ框に衝突しないようにした構造が開示されている。これは特許文献1に開示された発明の目的とは異なるものであるものの、このような構造により、引き手にかけた手の指を挟むことを防止することが可能である。
【特許文献1】
特開2002−180706号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に開示された構造は部品点数が多く、製造に時間とコストとがかかることが容易に想像される。また、内障子の外障子側に取り付けられたストッパは室外側に顕に現れているので、開口装置の外観に悪影響を与えかねない。さらに、障子の開放動作により上記ストッパに外障子の召し合わせ框が頻繁に衝突され、しかも衝突時には両障子が相対的にすれ違う方向に運動するのでストッパを内障子に取り付けている部分には大きな剪断応力が働くことになり、長期間の使用により衝突が何度も繰り返された場合故障の原因となることも考えられる。
【0007】
そこで、本発明は、比較的簡単で大きなコストをかけず、かつ耐久性に富んだ構造により引き手にかけた手の指はさみの防止を可能とする開口部装置を提供することを第一の課題とする。また、本発明は、引き手にかけた手の指はさみの防止を可能とする構造によっては外観に悪影響が出ない開口部装置を提供することを第二の課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0009】
請求項1の発明は、建物開口部に装着された枠体(17a〜17d)と、枠体に組み込まれた引き違い障子とを備えた開口部装置であって、少なくとも一の障子(31)の縦框(35)には引き手(40)が設けられ、引き違い障子により開口部(15)を閉鎖した状態から一の障子を他の障子(32)側に引き寄せたときに、一の障子と当接されるストッパ(100)が枠体に設けられ、一の障子とストッパとが当接された状態において、引き手が他の障子の召し合わせ框(136)の側方に現れるよう構成された開口部装置(16)により前記課題を解決する。
【0010】
この開口部装置によれば、一の障子と枠体に設けられたストッパとが当接された状態において、他の障子の召し合わせ框の側方に引き手が現れるように構成されているので、引き手が他の障子の召し合わせ框の裏側に入り込むことがなく、引き手にかけた手の指が一の障子と他の障子とに挟まれるのを防止することが可能となる。また、ストッパは枠体に設けられているので、一の障子による衝突が繰り返されても故障することの少ない、耐久性に富んだ構造とすることができる。
【0011】
請求項2の発明は、建物開口部に装着された枠体(17a〜17d)と、枠体に組み込まれた引き違い障子とを具備し、少なくとも外障子縦框(35)の室内側には引き手(40)が設けられ、引き違い障子により開口部(15)を閉鎖した状態から外障子(31)を内障子(32)側に引き寄せたときに、外障子の召し合わせ框(36)と当接されるストッパ(100)が枠体に設けられた開口部装置(16)であって、ストッパは室内側正面方向及び室外側正面方向から見えないように枠体上枠(17c)内の縦枠(17b)との接合部近傍に収容されており、外障子の召し合わせ框とストッパとが当接された状態において、引き手が内障子召し合わせ框(136)の側方室内側に現れるよう構成された開口部装置により前記課題を解決する。ここに「外障子の召し合わせ框とストッパとが当接された状態」とは、外障子の召し合わせ框とストッパとが直接当接された状態のほか、外障子の召し合わせ框に取り付けられた部材を介して外障子とストッパとが当接されるような状態をも含む概念である。
【0012】
この発明によれば、外障子の召し合わせ框と縦枠とが当接された状態において、内障子の召し合わせ框の側方室内側に引き手が現れるように構成されているので、室内側から見て、引き手が内障子の召し合わせ框の裏側に入り込むことがなく、引き手にかけた手の指が内障子と外障子との間に挟まれるのを防止することが可能となる。また、ストッパは、上枠内の縦枠との接合部近傍に収容されているので、枠体との堅固な固定が容易であり、外障子の召し合わせ框による衝突が繰り返されても故障することの少ない、耐久性に富んだ構造とすることができる。さらに、ストッパは室内側及び室外側正面方向から見えないように枠体上枠内の縦枠との接合部近傍に収容されているので、ストッパが外観に現れず、すっきりした外観を備えた開口装置を構成することができる。
【0013】
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。以下に説明する実施形態においては、本発明にかかる開口部装置を建物開口部(窓)に適用した一例を示す。なお、以下の断面図において断面を示すハッチングは一部を除き省略している。
【0015】
<1> 開口部の構成(図1〜図5)
まず、図1〜図5を参照しつつ建物開口部(窓)の構成を説明する。図1は、障子を閉めた状態の開口部の水平断面を示す図である。また、図2は、障子を開けた状態の開口部の水平断面を示す図である。図3は、図1の障子の部分を拡大して示す図、図4は、図2の障子の部分を拡大して示す図である。また、図5は、障子を開けた状態の開口部垂直断面を示す図である。
【0016】
図1及び図2により、この建物を水平断面で見ると、室外側にはパネル材10に胴縁11を介してサイディング材12が装着されている。上記パネル材10の室内側は壁部13が設けられている。壁部13のさらに室内側には壁紙が帖着された壁パネル14が備えられている。窓を構成すべき部分においてはこれら部材が所定の大きさに切り欠かれ、四辺形の開口部15が形成されている。壁部13の開口部15側には木質補強部材13aが配置されている。また、開口部15の室内側の壁部13に面する部分には壁部13を覆うように木質の額縁5及びケーシング6が取り付けられている。これら額縁5及びケーシング6が木質系材料にて形成されているので、開口部15の意匠性が高められ、外観に高級感を与えている。互いに対向する開口部15の四辺それぞれにはサッシ枠が取り付けられている。サッシ枠内には外障子と内障子が引き違い障子として組み込まれ、これらサッシ枠と引き違い障子とで開口部装置16を形成している。
【0017】
図1および図2並びに図3および図4にはサッシの左縦枠17a、及び右縦枠17bが示されている。図1および図2において、左縦枠17a、及び右縦枠17bとサイディング12との間はバックアップ材18bで補強されたシーラント18で密封され、雨水や隙間風が侵入するのを防止している。さらに左縦枠17a、及び右縦枠17bは、上記シールされた位置より室内側寄りの2箇所で、互いに直交する方向に釘19aおよびねじ釘19bにて壁部13の木質補強部材13aに固定されている。左縦枠17a、及び右縦枠17bの室内側端部には額縁5が当接されている。左縦枠17a、及び右縦枠17bは、この額縁5にもねじ釘19cにより固定されている。
【0018】
一方、図5にはサッシの上枠17c及び下枠17dが示されている。上枠17cは、釘19dによりパネル材10に固定されている。上枠17cはまた、これと直交する方向にねじ釘19eにて壁部13に固定されている。さらに上枠17cは額縁5に対してもねじ釘19fにより固定されている。これに対して下枠17dは、釘19gによりパネル材10に、ねじ釘19hにより額縁5にそれぞれ固定されている。以上が開口部15の構成である。次に図3、図4、及び図5を参照しつつ、開口部装置16の構成を説明する。
【0019】
<2> 開口部装置(図3、図4、および図5)
前記したように開口部装置16は、四辺のサッシ枠(左縦枠17a;右縦枠17b;上枠17c;下枠17d)と、そのサッシ枠に組み込まれた外障子31及び内障子32からなる一対の引き違い障子とを備えている。さらに本実施形態においては外障子31の室外側に網戸33が設けられている。
【0020】
図5の垂直断面図から明らかなように、下枠17dには、外障子31、内障子32、及び網戸33に対応する位置にレール51a、52a、53aが設けられている。これらのレール上に外障子31、内障子32、及び網戸33それぞれに取り付けられた戸車51b、52b、53bが配置されている。レール51a、52a、53a上を戸車51b、52b、53bが転動することによって、図3および4における左右方向に外障子31、内障子32、及び網戸33が移動される。内障子32が滑走するレール52aが取り付けられている下枠17dの左縦枠17aとの接合部にはストッパ34が設けられている。ストッパ34は、内障子召し合わせ框側面に取り付けられているクレッセント錠(不図示)が左縦枠17aに衝突しないように所定位置から先への内障子の左方向への移動を規制している。
【0021】
<2> 引き違い障子の構成(図3、および図4)
外障子31は、上下の横桟並びに縦框35及び召し合わせ框36を備えている。これら上下の横桟並びに縦框35及び召し合わせ框36には、グレイジングチャネル37a、37bにより複層ガラス38、39が取り付けられている。複層ガラス38、39は、両者に狭持されるように配置されたスペーサ44により所定の間隔を保っている。また縦框35は、ベースとなるアルミニウム枠35aとその屋内側露出部分を覆う樹脂枠35bとから構成されている。そして、上記アルミニウム枠35aはアルミニウムの押し出し型材にて成型され、また樹脂枠35bは塩化ビニルやアクリル樹脂等を押し出し成型して形成されている。このようなベースとしてのアルミニウム枠と、その室内側露出部分を覆う樹脂枠とによる構成は、上下の横桟及び縦框35に共通するものである。召し合わせ框36には樹脂枠は取り付けられていない。
【0022】
縦框35の室内側の樹脂枠35bには、引き手40が形成されている。この引き手40に手を掛けて外障子31を図3の右方向に引き寄せることにより障子を開けることができる。縦框35の左縦枠17a側には上中下の3箇所に引き寄せピース41が取り付けられている。引き寄せピース41は、仮に縦框35に反りが生じたような場合でも、左縦枠17aに設けられた突出片42と係合することにより、左縦枠17aに対する縦框35の建付け誤差を所定範囲に保つことができるように機能する部材である。
【0023】
召し合わせ框36の右縦枠17b側には、枠当接部材43が取り付けられている。枠当接部材43については後に詳しく説明する。
【0024】
一方内障子32は、上下の横桟並びに縦框135及び召し合わせ框136を備えている。これら上下の横桟並びに縦框135及び召し合わせ框136には、グレイジングチャネル137a、137bにより、スペーサ144を狭持するように配置された複層ガラス138、139が取り付けられている。また縦框135は、ベースとなるアルミ枠135aとその屋内側露出部分を覆う樹脂枠135bとから構成されている。これらの構成は外障子31の場合と同様である。
【0025】
縦框135の樹脂枠135bには室内に向けて、引き手140が形成されている。この引き手140に手を掛けて内障子32を図3の左方向に引き寄せることにより障子を開けることができる。縦框135の右縦枠17bに面する側には上中下の3箇所に引き寄せピース141が取り付けられている。
【0026】
<3> ストッパ(図1〜図7)
次に、本発明の特徴的部分であるストッパ100について説明する。図1及び2においては、水平断面図上に鎖線によりストッパ100の平面視形状及び配置が表されている。図3及び図4においては水平断面図上に鎖線で囲まれたハッチングのエリアとしてストッパ100の平面視形状及び配置が表されている。また、同時にストッパ100に当接されるべき枠当接部材43も、スマッジングが付されて表されている。
【0027】
図5では、垂直断面図上に鎖線によりストッパ100の垂直断面形状および配置が表されている。また図6(a)では、ストッパ100が右縦枠17bとともに水平断面図で表されている。図6(b)では、ストッパ100が上枠17cとともに垂直断面図として表されている。さらに、図7ではストッパ100そのものが斜視図として表されている。
【0028】
図7から明らかなように、ストッパ100は水平部101と垂直部102とが断面形状略「L」字状に組み合わされた外形をなしている。また、図1〜6からも明らかなように、ストッパ100は、上枠17cと右縦枠17bとが接合されているコーナー部に取り付けられている。ストッパ100の水平部101上面は上枠17cの下面に、垂直部102の外側面102aは右縦枠17bに当接されている。
【0029】
さらに、図5のA部詳細図に表されているように、上枠17cには、フィン材(ガイドレール)105、106が垂直下方に向けて延設されている。一方、外障子31及び内障子32の上端にはフレ止め部材103、104が取り付けられている。フィン材(ガイドレール)105、106は、このフレ止め部材103、104のスリット内に挟持されるように収容されることによって、これらの障子が枠からはずれないよう、またガタツキが出ないようにされている。ストッパ100は、仮に外障子を右方向にスライドさせて右縦枠17bに当接する位置まで移動した場合、外障子31と部分的に重なり合う位置(位置的干渉が生じる位置)にある。
【0030】
以上のように構成された開口部装置16において、図3の状態(外障子31及び内障子32により開口部15が閉鎖されている。)から外障子31の引き手40に手をかけて内障子32側、すなわち図の右方向に引き寄せて開口部15を開放しようとする場合を考える。外障子31を十分に内障子32側に引き寄せた場合、図4に示されるように外障子31の枠当接部材43はストッパ100に当接される。このとき外障子31の引き手40は、内障子32の召し合わせ框136の左側部室内側に現れている。図9に示されている従来の開口部装置における場合とは異なり、引き手が内障子の召し合わせ框の背後にまで移動する手前で、枠当接部材43とストッパ100とが衝突して右方向への移動がそれ以上に進行されないからである。したがって、引き手40に差し入れた手の指が外障子31と内障子32との間に挟まれることが防止される。
【0031】
ストッパ100は、上枠17cと右縦枠17bとのコーナー部に設けられている。したがって、繰り返し外障子31の枠当接部材43が衝突しても、その衝撃に耐えることができ、容易に脱落したり破損したりする故障が起こり難い。
【0032】
また、ストッパ100は上枠17cの2枚のフィン材105、106により形成される隙間に配置されており、室内側及び室外側正面方向から見えない。したがって、ストッパ100は外観に現れることがないので、開口部装置16の意匠性に悪影響を与えることがない。
【0033】
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う開口部装置もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。例えば以下の変形例は本発明の技術的範囲に包含されるものと理解されなければならない。
【0034】
<変形例>
1.内障子固定の開口部装置
以上の実施形態においては、内障子32は外障子31と同様、例えば図3の左方向に移動可能となるように構成された場合について説明したが、内障子32は固定され不動であって、外障子31のみ可動であることとしてもよい。
2.4枚合掌障子を備えた開口部装置
図10の水平断面図に示されるような、4枚の障子130a、130b、131a、131bで構成される開口部装置において、合掌する外障子130a、130bの召し合せ部135a、135bに当接されるように左右の縦枠132a、132bのそれぞれにストッパ133a、133bを設けてもよい。このように構成すれば、左外障子130aの引き手134aに手をかけて左外障子130aを図の左方向へと移動させても、指が左外障子130aと左内障子131aとにはさまれることが防止される。同様に、右外障子130bの引き手134bに手をかけて右外障子130bを図の右方向へと移動させても、指が右外障子130bと右内障子131bとにはさまれることが防止される。
【0035】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1の発明にかかる開口部装置によれば、一の障子と枠体に設けられたストッパとが当接された状態において、他の障子の召し合わせ框の側方に引き手が現れるように構成されているので、引き手が他の障子の召し合わせ框の裏側に入り込むことがなく、引き手にかけた手の指が一の障子と他の障子とに挟まれるのを防止することが可能となる。また、ストッパは枠体に設けられているので、一の障子による衝突が繰り返されても故障することの少ない、耐久性に富んだ構造とすることができる。
【0036】
また、請求項2の発明によれば、外障子の召し合わせ框と縦枠とが当接された状態において、内障子の召し合わせ框の側方室内側に引き手が現れるように構成されているので、室内側から見て、引き手が内障子の召し合わせ框の裏側に入り込むことがなく、引き手にかけた手の指が内障子と外障子との間に挟まれるのを防止することが可能となる。また、ストッパは、上枠内の縦枠との接合部近傍に収容されているので、枠体との堅固な固定が容易であり、外障子の召し合わせ框による衝突が繰り返されても故障することの少ない、耐久性に富んだ構造とすることができる。さらに、ストッパは室内側及び室外側正面方向から見えないように枠体上枠内の縦枠との接合部近傍に収容されているので、ストッパが外観に現れず、すっきりした外観を備えた開口装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】障子を閉めた状態の開口部水平断面を示す図である。
【図2】障子を開けた状態の開口部水平断面を示す図である。
【図3】図1の障子の部分を拡大して示す図である。
【図4】図2の障子の部分を拡大して示す図である。
【図5】障子を開けた状態の開口部垂直断面を示す図である。
【図6】上枠に取り付けられたストッパを示す図であり、(a)は水平断面図(b)は垂直断面図である。
【図7】ストッパを示す斜視図であり、(a)は室外側右斜め上方、(b)は室外側左斜め上方からの視点から表した図である。
【図8】閉められた状態の従来の引き違い障子を示す水平断面図である。
【図9】あけられた状態の従来の引き違い障子を示す水平断面図である。
【図10】変形例の実施形態にかかる開口部装置を示す概略水平断面図である。
【符号の説明】
15 開口部
16 開口部装置
17a、17b(縦枠)、17c(上枠)、17d 枠(枠体)
31 外障子(一の障子)
32 内障子(他の障子)
35 縦框
36 召し合せ框
40 引き手
100 ストッパ
136 召し合せ框[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an opening device in which a sliding screen is incorporated in a frame provided in an opening of a building.
[0002]
[Prior art]
In many cases, a sash frame is provided in an opening such as a window or an edge of a building, and a pair of sliding sashes framed by a metal frame are incorporated in the sash frame. In order to open and close the sliding sash, pulling handles are provided on the vertical frames of the inner sash and the outer sash. Usually, when viewed from the indoor side in the closed state of the opening, the outer sliding sash is arranged on the left side and the inner sash is arranged on the right side among these sliding sashes.
[0003]
FIGS. 8 and 9 show an example of such a conventional sliding screen. In this example, each frame of the shoji screen is configured as a composite sash by an aluminum frame serving as a base and a resin frame covering the exposed portion on the indoor side. Each shoji has a double-layer glass structure in which two pieces of glass are incorporated. In FIG. 8, a
[0004]
Now, let us consider a case where the user tries to open the sash by pulling the
[0005]
Patent Literature 1 discloses that a handle is provided in addition to a pull on each vertical frame of an outer sash and an inner sash, and a stopper is provided on the back side of the inner sash and the handle, that is, the outer sash. A structure is disclosed in which a staircase for a shoji is brought into contact with a handle so that a handle provided on a vertical stile of the shoji does not collide with a stirrer for an inner shoji. Although this is different from the object of the invention disclosed in Patent Literature 1, it is possible to prevent a finger of a hand on a pull handle from being pinched by such a structure.
[Patent Document 1]
JP 2002-180706 A
[Problems to be solved by the invention]
However, it is easily imagined that the structure disclosed in Patent Literature 1 has a large number of parts, and it takes time and cost to manufacture. Further, since the stopper attached to the outer sash side of the inner sash is clearly visible outside the room, it may adversely affect the appearance of the opening device. Furthermore, the opening frame of the shoji makes the above-mentioned stoppers frequently collide with the above-mentioned stoppers, and at the time of the collision, the two shojis move relatively in the opposite direction. Stress will be exerted, and if collisions are repeated many times due to long-term use, it may cause a failure.
[0007]
SUMMARY OF THE INVENTION It is a first object of the present invention to provide an opening device that can prevent finger scissors from being put on a puller by a structure that is relatively simple, does not cost much, and is durable. And It is a second object of the present invention to provide an opening device that does not adversely affect the appearance depending on a structure that enables prevention of finger scissors of a hand on a pull handle.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
Hereinafter, the present invention will be described. In addition, in order to facilitate understanding of the present invention, reference numerals in the accompanying drawings are added in parentheses, but the present invention is not limited to the illustrated embodiment.
[0009]
The invention according to claim 1 is an opening device including a frame (17a to 17d) attached to an opening of a building and a sliding shoji incorporated in the frame, wherein at least one shoji (31) is provided. A pull handle (40) is provided on the vertical frame (35), and when one of the sliding doors is pulled toward the other sliding door (32) from a state in which the opening (15) is closed by a sliding door, A stopper (100) that is in contact with a shoji is provided on the frame, and in a state where one shoji and the stopper are in contact, the puller appears on the side of the combining frame (136) of the other shoji. The above problem is solved by the configured opening device (16).
[0010]
According to this opening device, in a state where one of the sliding doors and the stopper provided on the frame body are in contact with each other, the puller is configured to appear on the side of the mating frame of the other sliding door. In addition, the puller does not enter the back side of the frame of the other shoji, so that it is possible to prevent the finger of the hand on the puller from being caught between one shoji and another shoji. In addition, since the stopper is provided on the frame, it is possible to provide a highly durable structure that is unlikely to break down even if the collision by one shoji is repeated.
[0011]
The invention according to
[0012]
According to the present invention, in a state where the summing frame of the outer sash screen and the vertical frame are in contact with each other, the puller is configured to appear on the side indoor side of the summing frame of the inner sash screen. As a result, it is possible to prevent the puller from entering the back side of the frame of the inner shoji and prevent the finger of the hand on the puller from being caught between the inner shoji and the outer shoji. Further, the stopper is housed in the upper frame in the vicinity of the joint with the vertical frame, so that it can be firmly fixed to the frame body, and even if repeated collisions by the combined frame of the sash are broken. It is possible to obtain a highly durable structure with few problems. Furthermore, since the stopper is housed near the joint with the vertical frame in the upper frame of the frame so as not to be seen from the front side of the indoor side and the outdoor side, the stopper does not appear in the external appearance, and the opening has a clean appearance. The device can be configured.
[0013]
Such actions and advantages of the present invention will be apparent from embodiments described below.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the drawings. In the embodiment described below, an example in which the opening device according to the present invention is applied to a building opening (window) will be described. In the following cross-sectional views, hatching indicating a cross section is omitted except for a part.
[0015]
<1> Configuration of opening (FIGS. 1 to 5)
First, the configuration of a building opening (window) will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a diagram illustrating a horizontal cross section of an opening in a state where a shoji is closed. FIG. 2 is a diagram showing a horizontal cross section of the opening with the sash open. FIG. 3 is an enlarged view of the portion of the shoji shown in FIG. 1, and FIG. 4 is an enlarged view of the portion of the shoji shown in FIG. FIG. 5 is a view showing a vertical cross section of the opening with the shoji opened.
[0016]
1 and 2, when this building is viewed in a horizontal section, a
[0017]
FIGS. 1 and 2 and FIGS. 3 and 4 show a left
[0018]
On the other hand, FIG. 5 shows an
[0019]
<2> Opening device (FIGS. 3, 4, and 5)
As described above, the
[0020]
As is clear from the vertical sectional view of FIG. 5, the
[0021]
<2> Configuration of sliding screen (Figs. 3 and 4)
The outer sliding
[0022]
A
[0023]
A
[0024]
On the other hand, the
[0025]
A
[0026]
<3> Stopper (Figs. 1 to 7)
Next, the
[0027]
In FIG. 5, the vertical cross-sectional shape and arrangement of the
[0028]
As is clear from FIG. 7, the
[0029]
Further, as shown in the detailed view of the portion A in FIG. 5, fin materials (guide rails) 105 and 106 extend vertically downward on the
[0030]
In the
[0031]
The
[0032]
Further, the
[0033]
Although the present invention has been described in connection with the most practical and preferred embodiments at this time, the present invention is not limited to the embodiments disclosed herein. Rather, it is possible to make appropriate changes within the scope that does not contradict the gist or idea of the invention that can be read from the claims and the entire specification, and the opening device with such a change is also included in the technical scope of the present invention. Must be understood as For example, the following modifications should be understood to be included in the technical scope of the present invention.
[0034]
<Modification>
1. In the above-described embodiment, the case where the
2. Opening device provided with four shoji shoji As shown in the horizontal sectional view of FIG. 10, in the opening device including four
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the opening device according to the first aspect of the present invention, in a state where one of the shojis and the stopper provided on the frame are in contact with each other, the side of the mating frame of the other shoji is arranged. Is configured so that the puller appears on the side, so that the puller does not enter the back side of the frame of the other sliding doors, and the fingers of the hand on the puller are sandwiched between one sliding door and another sliding door. Can be prevented. In addition, since the stopper is provided on the frame, it is possible to provide a highly durable structure that is unlikely to break down even if the collision by one shoji is repeated.
[0036]
Further, according to the invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a horizontal cross section of an opening with a shoji closed.
FIG. 2 is a diagram showing a horizontal cross section of an opening in a state where a shoji is opened.
FIG. 3 is an enlarged view showing a portion of a shoji screen in FIG. 1;
FIG. 4 is an enlarged view showing a portion of a shoji screen of FIG. 2;
FIG. 5 is a view showing a vertical cross section of an opening in a state where a shoji is opened.
6A and 6B are views showing a stopper attached to an upper frame, wherein FIG. 6A is a horizontal sectional view and FIG. 6B is a vertical sectional view.
FIGS. 7A and 7B are perspective views showing a stopper, wherein FIG. 7A is a perspective view from an obliquely right upper side of an outdoor side, and FIG.
FIG. 8 is a horizontal cross-sectional view showing a conventional sliding shoji in a closed state.
FIG. 9 is a horizontal sectional view showing a conventional sliding shoji in an opened state.
FIG. 10 is a schematic horizontal sectional view showing an opening device according to an embodiment of a modification.
[Explanation of symbols]
15
31 outer shoji (one shoji)
32 inner shoji (other shoji)
35
Claims (2)
少なくとも一の障子の縦框には引き手が設けられ、
前記引き違い障子により前記開口部を閉鎖した状態から、前記一の障子を他の障子側に引き寄せたときに、前記一の障子と当接されるストッパが前記枠体に設けられ、
前記一の障子と前記ストッパとが当接された状態において、前記引き手が前記他の障子の召し合わせ框の側方に現れるよう構成された開口部装置。An opening device including a frame attached to a building opening and a sliding shoji incorporated into the frame,
At least one shoji vertical frame has a pull handle,
A stopper that is brought into contact with the one sash is provided on the frame when the one sash is pulled toward the other sash from the state in which the opening is closed by the sliding sash,
An opening device configured such that, in a state where the one shoji and the stopper are in contact with each other, the puller appears on a side of a combining frame of the other shoji.
少なくとも外障子縦框の室内側には引き手が設けられ、
前記引き違い障子により前記開口部を閉鎖した状態から、前記外障子を内障子側に引き寄せたときに、前記外障子の召し合わせ框と当接されるストッパが、前記枠体に設けられた開口部装置であって、
前記ストッパは、室内側正面方向及び室外側正面方向から見えないように前記枠体上枠内の縦枠との接合部近傍に収容されており、
前記外障子の召し合わせ框と前記ストッパとが当接された状態において、前記引き手が前記内障子召し合わせ框の側方室内側に現れるよう構成された開口部装置。Comprising a frame attached to the building opening, and a sliding shoji incorporated in the frame,
A pull handle is provided at least on the indoor side of the vertical frame of the shoji screen,
A stopper that is brought into contact with the mating frame of the outer sash when the outer sash is pulled toward the inner sash from the state in which the opening is closed by the sliding sash is an opening provided in the frame body. Part device,
The stopper is housed in the vicinity of a joint with a vertical frame in the upper frame of the frame so as not to be seen from the indoor front side and the outdoor front side,
An opening device configured such that the puller appears on the side indoor side of the inner sash sliding frame when the sliding frame of the outer shoji and the stopper are in contact with each other.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002338413A JP2004169472A (en) | 2002-11-21 | 2002-11-21 | Opening part device |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002338413A JP2004169472A (en) | 2002-11-21 | 2002-11-21 | Opening part device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004169472A true JP2004169472A (en) | 2004-06-17 |
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ID=32701655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002338413A Pending JP2004169472A (en) | 2002-11-21 | 2002-11-21 | Opening part device |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004169472A (en) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006097248A (en) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Nakanishi Metal Works Co Ltd | Opening device |
JP2009150047A (en) * | 2007-12-18 | 2009-07-09 | Ykk Ap株式会社 | Fittings |
CN1740502B (en) * | 2004-08-27 | 2010-05-05 | Ykkap株式会社 | Four-winged double-slot sliding window |
JP2018071237A (en) * | 2016-10-31 | 2018-05-10 | 株式会社Lixil | Fixture |
-
2002
- 2002-11-21 JP JP2002338413A patent/JP2004169472A/en active Pending
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