JP2004147105A - 遠隔対面用端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信相手の画像とマルチメディア情報及び入力画面を1つのディスプレイ上に複数の領域に区分けして表示することにより生じる不便さを解消する。
【解決手段】装置正面に3つのディスプレイ1,2,3を縦に並べて配置し、ディスプレイ1に通信相手の顔の画像を、ディスプレイ2にマルチメディア情報を、ディスプレイ3に入力画面をそれぞれ表示するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】装置正面に3つのディスプレイ1,2,3を縦に並べて配置し、ディスプレイ1に通信相手の顔の画像を、ディスプレイ2にマルチメディア情報を、ディスプレイ3に入力画面をそれぞれ表示するようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔地間で端末装置を操作して情報の授受を行うシステムに用いる遠隔対面用端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】「特開平7−87210公報」
2地点以上の遠隔地間でオペレータ等が端末装置を操作して情報の授受を行うシステムとして、例えば特許文献1に開示されたシステムがある。
このシステムでは、遠隔地の端末装置同志を広帯域ISDN(通信回線)で接続し、通信相手の音声や画像情報、及びテキスト,イラスト,グラフ,静止画,動画等のマルチメディア情報を双方向通信で互いに授受しつつ、それらの情報をそれぞれのディスプレイ上に表示して、会話を行いながら必要な各種の処理を進めて行くことができる。
【0003】
この場合、文字情報や画像情報については、端末装置間で相手方の画面を共有したり、一方の端末装置のカメラで撮影した通信相手の画像を他方の端末装置のディスプレイ上に表示することが行われるが、その際、これらの文字情報や画像情報を各々のディスプレイ上に複数の領域に区分けして同時に表示することが多い。
【0004】
また、金融機関で使われる自動化機器等の端末装置においては、顧客に操作させるものがあり、このような端末装置では、タッチパネルを備えたディスプレイを設けて、このディスプレイに入力画面を表示し、タッチパネルで入力操作させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術では、通信相手の画像とマルチメディア情報及び入力画面を同時に表示する場合、これらをが1つのディスプレイ上に複数の領域に区分けして表示されるため、各領域のサイズが大きくとれず、各領域が見分けにくなって不便さを生じるという問題がある。
【0006】
例えば、通信相手の画像は容貌がよく把握できず、またマルチメディア情報は一度に与えることの情報が限られてしまい、入力画面においてはキーのサイズが小さくなって操作がしににくなる。
本発明はこのような課題を解決することが可能な遠隔対面用端末装置を実現するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明は、通信相手である遠隔地の端末装置と接続し、マルチメディア情報、入力画面、及び前記該端末装置から送られてくる通信相手の画像をディスプレイに表示して、前記端末装置と情報の授受を行いながら各種の処理を行う遠隔対面用端末装置において、複数のディスプレイを備え、この複数のディスプレイに前記通信相手の画像、マルチメディア情報、入力画面を分けて表示することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明による遠隔対面用端末装置の実施の形態について説明する。
図1は実施の形態の外観を示す斜視図である。
図において1は通信相手の画像(主に顔)を表示するディスプレイ、2はテキストや静止画及び動画等のマルチメディア情報を表示するディスプレイ、3は入力操作を行うディスプレイで、このディスプレイ3上にはキー等により文字や数字あるいは記号等で定義されるキーの部分を押下することによってその情報を入力することが可能なタッチパネルあるいはタッチペンにより文字,記号,線画等の情報を入力することが可能な入力パネルが設けられており、これら3つのディスプレイ1〜3は装置の正面上部に設けられている。
【0009】
6は装置操作者の手元を撮影する手元用カメラ(ビデオカメラ)、7は装置操作者の顔を正面から撮影する対面用カメラ(ビデオカメラ)で、手元用カメラ6はディスプレイ1の上部に据えつけられ、対面用カメラ7はディスプレイ1とディスプレイ2の中間の位置に設けられている。
図2は実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0010】
図において4は装置全体を制御する制御部(制御手段)、5はマルチメディア通信制御装置で、この両者は装置内に備えられている。
8は通信相手の音声を出力するスピーカ、9は当該装置4の操作者の音声を入力するマイクで、装置の所定の位置に装備されている。
ここで、ディスプレイ2、ディスプレイ3、及び手元用カメラ6は制御部4に接続されており、制御部4はディスプレイ2にマルチメディア情報を表示させると共に、ディスプレイ3にタッチパネルによる入力操作を誘導するガイダンスやキーを表示させ、更に手元用カメラ6に当該装置4の操作者の手元を撮影するように制御するものとなっている。
【0011】
また、ディスプレイ1、対面用カメラ7、スピーカ8及びマイク9はマルチメディア通信制御装置5に接続され、マルチメディア通信制御装置5は制御部4の制御のもとに通信回線を介して接続される遠隔地の端末装置(相手側端末装置)に対して対面用カメラ7で撮影した画像情報及びマイク9から入力される音声情報を送信し、また相手側端末装置から受信した画像をディスプレイ1に表示すると共に相手側の装置から受信した音声をスピーカ8から出力させるもので、TV電話の機能を保有している。
【0012】
ディスプレイ1への画像の表示は相手側端末装置と接続するタイミングで行われるが、相手側端末装置と接続する前に何らかの情報が表示されている場合は、必ずしも接続するタイミングで表示されるわけではなく、情報が表示を終了してから画像の表示が行われる。
マルチメディア通信制御装置5には制御部4から音量の調整や画質の指示も与えられる。
【0013】
また、ディスプレイ2に表示されるマルチメディア情報は制御部4によって制御されるが、相手側端末装置からの制御によって表示することも可能である。
尚、上記の3つのディスプレイ1〜3の並び順は特に規定されるものではないが、図1に示したように上から順に通信相手の画像を表示するディスプレイ1、マルチメディア情報を表示するディスプレイ2、入力操作を行うディスプレイ3を配置することが望ましい。
【0014】
このような構成による遠隔対面用端末装置は通信回線を介して遠隔地に設置されている少なくとも1つの相手側端末装置と接続される。
この相手側端末装置は本遠隔対面用端末装置のように3つのディスプレイを搭載する必要はないが、3つのディスプレイを搭載する場合は、本遠隔対面用端末装置と同様の表示が可能になる。
【0015】
また、相手側端末装置はディスプレイ以外の機器、つまり制御部、マルチメディア通信制御装置、手元用カメラ、対面用カメラ、スピーカ、及びマイクも同様に備えているものとする。
次に上述した構成の作用について説明する。
まず、遠隔対面用端末装置が通信回線を介して相手側端末装置と接続すると、制御部4の制御のもとづいてマルチメディア通信制御装置5によりディスプレイ1に相手側端末装置の対面用カメラが撮影した画像が表示される。
【0016】
相手側端末装置の前には、通常相手側端末装置を操作する通信相手が座っているので、ディスプレイ1にその通信相手の画像が表示される。
このとき通信相手の画像は主として顔の部分を大きく表示することができる。ディスプレイ2には、通信相手との処理の進行に必要な各種のマルチメディア情報が制御部4の指示に基づいてプログラムにより制御されて表示される。
【0017】
このマルチメディア情報は行われる処理の種類によって異なり、テキスト情報の他、イラスト,グラフ,静止画や動画等の情報が必要に応じて表示される。
また、相手側端末装置とアプリケーションを共有することで同じ情報を表示する場合もある。
ディスプレイ3には、制御部4により入力が必要な場合に選択キーやテンキー等が表示され、タッチパネル上からこれらのキーを指で押すことにより、キーに定義された情報の入力を行うことができる。
【0018】
入力パネルがタッチペン用のものであれば、文字,記号,線画等の情報を入力することも可能である。
この入力情報は制御部4に送られ、必要に応じてディスプレイ3に表示されると共に、図示しないメモリに格納される。
また、マルチメディア通信制御装置5を通じて相手側端末装置へ送り、そのディスプレイに表示させることも可能である。
【0019】
スピーカ8からは、マルチメディア通信制御装置5が受信した相手側端末装置の操作者の音声が出力されるほか、プログラムに基づく制御部4の制御により音声ガイダンスや音楽等が出力される。
本遠隔対面用端末装置の操作者の音声はマイク9で取り込み、その音声情報をマルチメディア通信制御装置5を通じて相手側端末装置に送信することでにより、相手側端末装置のスピーカから出力される。
【0020】
手元用カメラ6及び対面用カメラ7は本遠隔対面用端末装置の操作者の手元及び顔をそれぞれ撮影し、その画像情報をマルチメディア通信制御装置5を通じて相手側端末装置に送信することにより、相手側端末装置のディスプレイに表示される。
従って、本遠隔対面用端末装置では、操作者がディスプレイ1に大きく表示される通信相手の顔や、ディスプレイ1に大きく表示されるマルチメディア情報を見たり、スピーカ8やマイク9により通信相手と会話をしてディスプレイ3上で情報を入力して、必要な処理を実行する。
【0021】
尚、図示しないハンドセット等を装着することにより、このハンドセット等を相手側端末装置の操作者と会話を行うことがも可能である。
以上説明した第1の実施の形態によれば、3つのディスプレイを設けて、通信相手顔の画像、マルチメディア情報、入力画面を別々に表示するようにしているため、表示を大きくすることができ、これにより操作者は表示内容の識別がし易くなり、操作も容易になるので、通信相手の画像とマルチメディア情報及び入力画面を1つのディスプレイ上に複数の領域に区分けして表示することにより生じる不便さを解消できるという効果が得られる。
【0022】
また、通信相手の顔の画像が1つのディスプレイの画面いっぱいに表示されるため、実際に対面しているのと近い感覚で操作が可能になるという効果も得られる。
更に、3つのディスプレイを、縦に配置して上から順に通信相手の顔の画像が表示されるディスプレイ、マルチメディア情報が表示されるディスプレイ、入力画面が表示されるディスプレイとして使用すれば、実際に対面で各種の処理を進めるときに、目の前に移る視界と類似した状態が実現できるので、よりリアルな操作性を実現することができる。
【0023】
図3は第2の実施の形態を示す図で、ディスプレイの数を2つにして、上下に配置したものである。
この実施の形態は、上のディスプレイ10を相手側端末装置の操作者の顔の画像及び情報が表示されるディスプレイ、下のディスプレイ11を入力操作を行うディスプレイとしたもので、上のディスプレイ10には同図(a)に示したように通信相手の顔の画像と情報を横に並べて表示するか、同図(b)に示したように通信相手の顔の画像と情報を上下に並べて表示するものとしている。
【0024】
通信相手との情報の授受や表示等は第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
このようにした第2の実施の形態は、2つのディスプレイを設けて、通信相手顔の画像及びマルチメディア情報と、入力画面とを別々に表示するようにしているため、第1の実施の形態と比べれば通信相手顔の画像及びマルチメディア情報の大きさは半分になるものの、通信相手の画像とマルチメディア情報及び入力画面を1つのディスプレイ上に複数の領域に区分けして表示する場合に比べて表示を大きくすることができ、これにより操作者は表示内容の識別がし易くなり、操作も容易になるので、通信相手の画像とマルチメディア情報及び入力画面を1つのディスプレイ上に複数の領域に区分けして表示することにより生じる不便さを解消できるという効果が得られる。
【0025】
また、通信相手の顔の画像が表示するディスプレイが入力操作を行うディスプレイより上にあるので、実際に対面で各種の処理を進めるときに、目の前に移る視界と類似した状態が実現できるので、よりリアルな操作性を実現することができる。
上述した第1及び第2の実施の形態の利用例としては、金融機関等の窓口業務の代替えとして利用することができる。
【0026】
例えば、本遠隔対面用端末装置を顧客が操作するための装置として無人店舗等に設置し、金融機関のオペレータが操作する装置を遠隔地の集中センタ等に設置して、オペレータが顧客に対応することにより、遠隔地間でも、顧客はあたかも金融機関のオペレータが目の前にいるような感覚で、各種の申込み手続きや、相談等を行うことができる。
【0027】
図4はこの場合のディスプレイ3または11の表示画面例を示す図で、ここでは金額入力画面を示している。
この場合、金額入力画面をディスプレイ3または11の画面いっぱいに表示できるので、顧客は入力操作が行い易いものとなる。
またこの他としては、キオスク端末等にも対応することが可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、複数のディスプレイを設けて、通信相手の顔の画像、マルチメディア情報、入力画面を分けて表示するようにしているため、それぞれの表示を大きくすることができ、これにより操作者は表示内容の識別がし易くなり、操作も容易になるので、通信相手の画像とマルチメディア情報及び入力画面を1つのディスプレイ上に複数の領域に区分けして表示することにより生じる不便さを解消できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す斜視図
【図2】第1の実施の形態を示すブロック図
【図3】第2の実施の形態を示す図
【図4】表示画面例を示す図
【符号の説明】
1 ディスプレイ
2 ディスプレイ
3 ディスプレイ
4 制御部
5 マルチメディア通信制御装置
6 手元用カメラ
7 対面用カメラ
8 スピーカ
9 マイク
10 ディスプレイ
11 ディスプレイ
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔地間で端末装置を操作して情報の授受を行うシステムに用いる遠隔対面用端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】「特開平7−87210公報」
2地点以上の遠隔地間でオペレータ等が端末装置を操作して情報の授受を行うシステムとして、例えば特許文献1に開示されたシステムがある。
このシステムでは、遠隔地の端末装置同志を広帯域ISDN(通信回線)で接続し、通信相手の音声や画像情報、及びテキスト,イラスト,グラフ,静止画,動画等のマルチメディア情報を双方向通信で互いに授受しつつ、それらの情報をそれぞれのディスプレイ上に表示して、会話を行いながら必要な各種の処理を進めて行くことができる。
【0003】
この場合、文字情報や画像情報については、端末装置間で相手方の画面を共有したり、一方の端末装置のカメラで撮影した通信相手の画像を他方の端末装置のディスプレイ上に表示することが行われるが、その際、これらの文字情報や画像情報を各々のディスプレイ上に複数の領域に区分けして同時に表示することが多い。
【0004】
また、金融機関で使われる自動化機器等の端末装置においては、顧客に操作させるものがあり、このような端末装置では、タッチパネルを備えたディスプレイを設けて、このディスプレイに入力画面を表示し、タッチパネルで入力操作させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術では、通信相手の画像とマルチメディア情報及び入力画面を同時に表示する場合、これらをが1つのディスプレイ上に複数の領域に区分けして表示されるため、各領域のサイズが大きくとれず、各領域が見分けにくなって不便さを生じるという問題がある。
【0006】
例えば、通信相手の画像は容貌がよく把握できず、またマルチメディア情報は一度に与えることの情報が限られてしまい、入力画面においてはキーのサイズが小さくなって操作がしににくなる。
本発明はこのような課題を解決することが可能な遠隔対面用端末装置を実現するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明は、通信相手である遠隔地の端末装置と接続し、マルチメディア情報、入力画面、及び前記該端末装置から送られてくる通信相手の画像をディスプレイに表示して、前記端末装置と情報の授受を行いながら各種の処理を行う遠隔対面用端末装置において、複数のディスプレイを備え、この複数のディスプレイに前記通信相手の画像、マルチメディア情報、入力画面を分けて表示することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明による遠隔対面用端末装置の実施の形態について説明する。
図1は実施の形態の外観を示す斜視図である。
図において1は通信相手の画像(主に顔)を表示するディスプレイ、2はテキストや静止画及び動画等のマルチメディア情報を表示するディスプレイ、3は入力操作を行うディスプレイで、このディスプレイ3上にはキー等により文字や数字あるいは記号等で定義されるキーの部分を押下することによってその情報を入力することが可能なタッチパネルあるいはタッチペンにより文字,記号,線画等の情報を入力することが可能な入力パネルが設けられており、これら3つのディスプレイ1〜3は装置の正面上部に設けられている。
【0009】
6は装置操作者の手元を撮影する手元用カメラ(ビデオカメラ)、7は装置操作者の顔を正面から撮影する対面用カメラ(ビデオカメラ)で、手元用カメラ6はディスプレイ1の上部に据えつけられ、対面用カメラ7はディスプレイ1とディスプレイ2の中間の位置に設けられている。
図2は実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0010】
図において4は装置全体を制御する制御部(制御手段)、5はマルチメディア通信制御装置で、この両者は装置内に備えられている。
8は通信相手の音声を出力するスピーカ、9は当該装置4の操作者の音声を入力するマイクで、装置の所定の位置に装備されている。
ここで、ディスプレイ2、ディスプレイ3、及び手元用カメラ6は制御部4に接続されており、制御部4はディスプレイ2にマルチメディア情報を表示させると共に、ディスプレイ3にタッチパネルによる入力操作を誘導するガイダンスやキーを表示させ、更に手元用カメラ6に当該装置4の操作者の手元を撮影するように制御するものとなっている。
【0011】
また、ディスプレイ1、対面用カメラ7、スピーカ8及びマイク9はマルチメディア通信制御装置5に接続され、マルチメディア通信制御装置5は制御部4の制御のもとに通信回線を介して接続される遠隔地の端末装置(相手側端末装置)に対して対面用カメラ7で撮影した画像情報及びマイク9から入力される音声情報を送信し、また相手側端末装置から受信した画像をディスプレイ1に表示すると共に相手側の装置から受信した音声をスピーカ8から出力させるもので、TV電話の機能を保有している。
【0012】
ディスプレイ1への画像の表示は相手側端末装置と接続するタイミングで行われるが、相手側端末装置と接続する前に何らかの情報が表示されている場合は、必ずしも接続するタイミングで表示されるわけではなく、情報が表示を終了してから画像の表示が行われる。
マルチメディア通信制御装置5には制御部4から音量の調整や画質の指示も与えられる。
【0013】
また、ディスプレイ2に表示されるマルチメディア情報は制御部4によって制御されるが、相手側端末装置からの制御によって表示することも可能である。
尚、上記の3つのディスプレイ1〜3の並び順は特に規定されるものではないが、図1に示したように上から順に通信相手の画像を表示するディスプレイ1、マルチメディア情報を表示するディスプレイ2、入力操作を行うディスプレイ3を配置することが望ましい。
【0014】
このような構成による遠隔対面用端末装置は通信回線を介して遠隔地に設置されている少なくとも1つの相手側端末装置と接続される。
この相手側端末装置は本遠隔対面用端末装置のように3つのディスプレイを搭載する必要はないが、3つのディスプレイを搭載する場合は、本遠隔対面用端末装置と同様の表示が可能になる。
【0015】
また、相手側端末装置はディスプレイ以外の機器、つまり制御部、マルチメディア通信制御装置、手元用カメラ、対面用カメラ、スピーカ、及びマイクも同様に備えているものとする。
次に上述した構成の作用について説明する。
まず、遠隔対面用端末装置が通信回線を介して相手側端末装置と接続すると、制御部4の制御のもとづいてマルチメディア通信制御装置5によりディスプレイ1に相手側端末装置の対面用カメラが撮影した画像が表示される。
【0016】
相手側端末装置の前には、通常相手側端末装置を操作する通信相手が座っているので、ディスプレイ1にその通信相手の画像が表示される。
このとき通信相手の画像は主として顔の部分を大きく表示することができる。ディスプレイ2には、通信相手との処理の進行に必要な各種のマルチメディア情報が制御部4の指示に基づいてプログラムにより制御されて表示される。
【0017】
このマルチメディア情報は行われる処理の種類によって異なり、テキスト情報の他、イラスト,グラフ,静止画や動画等の情報が必要に応じて表示される。
また、相手側端末装置とアプリケーションを共有することで同じ情報を表示する場合もある。
ディスプレイ3には、制御部4により入力が必要な場合に選択キーやテンキー等が表示され、タッチパネル上からこれらのキーを指で押すことにより、キーに定義された情報の入力を行うことができる。
【0018】
入力パネルがタッチペン用のものであれば、文字,記号,線画等の情報を入力することも可能である。
この入力情報は制御部4に送られ、必要に応じてディスプレイ3に表示されると共に、図示しないメモリに格納される。
また、マルチメディア通信制御装置5を通じて相手側端末装置へ送り、そのディスプレイに表示させることも可能である。
【0019】
スピーカ8からは、マルチメディア通信制御装置5が受信した相手側端末装置の操作者の音声が出力されるほか、プログラムに基づく制御部4の制御により音声ガイダンスや音楽等が出力される。
本遠隔対面用端末装置の操作者の音声はマイク9で取り込み、その音声情報をマルチメディア通信制御装置5を通じて相手側端末装置に送信することでにより、相手側端末装置のスピーカから出力される。
【0020】
手元用カメラ6及び対面用カメラ7は本遠隔対面用端末装置の操作者の手元及び顔をそれぞれ撮影し、その画像情報をマルチメディア通信制御装置5を通じて相手側端末装置に送信することにより、相手側端末装置のディスプレイに表示される。
従って、本遠隔対面用端末装置では、操作者がディスプレイ1に大きく表示される通信相手の顔や、ディスプレイ1に大きく表示されるマルチメディア情報を見たり、スピーカ8やマイク9により通信相手と会話をしてディスプレイ3上で情報を入力して、必要な処理を実行する。
【0021】
尚、図示しないハンドセット等を装着することにより、このハンドセット等を相手側端末装置の操作者と会話を行うことがも可能である。
以上説明した第1の実施の形態によれば、3つのディスプレイを設けて、通信相手顔の画像、マルチメディア情報、入力画面を別々に表示するようにしているため、表示を大きくすることができ、これにより操作者は表示内容の識別がし易くなり、操作も容易になるので、通信相手の画像とマルチメディア情報及び入力画面を1つのディスプレイ上に複数の領域に区分けして表示することにより生じる不便さを解消できるという効果が得られる。
【0022】
また、通信相手の顔の画像が1つのディスプレイの画面いっぱいに表示されるため、実際に対面しているのと近い感覚で操作が可能になるという効果も得られる。
更に、3つのディスプレイを、縦に配置して上から順に通信相手の顔の画像が表示されるディスプレイ、マルチメディア情報が表示されるディスプレイ、入力画面が表示されるディスプレイとして使用すれば、実際に対面で各種の処理を進めるときに、目の前に移る視界と類似した状態が実現できるので、よりリアルな操作性を実現することができる。
【0023】
図3は第2の実施の形態を示す図で、ディスプレイの数を2つにして、上下に配置したものである。
この実施の形態は、上のディスプレイ10を相手側端末装置の操作者の顔の画像及び情報が表示されるディスプレイ、下のディスプレイ11を入力操作を行うディスプレイとしたもので、上のディスプレイ10には同図(a)に示したように通信相手の顔の画像と情報を横に並べて表示するか、同図(b)に示したように通信相手の顔の画像と情報を上下に並べて表示するものとしている。
【0024】
通信相手との情報の授受や表示等は第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
このようにした第2の実施の形態は、2つのディスプレイを設けて、通信相手顔の画像及びマルチメディア情報と、入力画面とを別々に表示するようにしているため、第1の実施の形態と比べれば通信相手顔の画像及びマルチメディア情報の大きさは半分になるものの、通信相手の画像とマルチメディア情報及び入力画面を1つのディスプレイ上に複数の領域に区分けして表示する場合に比べて表示を大きくすることができ、これにより操作者は表示内容の識別がし易くなり、操作も容易になるので、通信相手の画像とマルチメディア情報及び入力画面を1つのディスプレイ上に複数の領域に区分けして表示することにより生じる不便さを解消できるという効果が得られる。
【0025】
また、通信相手の顔の画像が表示するディスプレイが入力操作を行うディスプレイより上にあるので、実際に対面で各種の処理を進めるときに、目の前に移る視界と類似した状態が実現できるので、よりリアルな操作性を実現することができる。
上述した第1及び第2の実施の形態の利用例としては、金融機関等の窓口業務の代替えとして利用することができる。
【0026】
例えば、本遠隔対面用端末装置を顧客が操作するための装置として無人店舗等に設置し、金融機関のオペレータが操作する装置を遠隔地の集中センタ等に設置して、オペレータが顧客に対応することにより、遠隔地間でも、顧客はあたかも金融機関のオペレータが目の前にいるような感覚で、各種の申込み手続きや、相談等を行うことができる。
【0027】
図4はこの場合のディスプレイ3または11の表示画面例を示す図で、ここでは金額入力画面を示している。
この場合、金額入力画面をディスプレイ3または11の画面いっぱいに表示できるので、顧客は入力操作が行い易いものとなる。
またこの他としては、キオスク端末等にも対応することが可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、複数のディスプレイを設けて、通信相手の顔の画像、マルチメディア情報、入力画面を分けて表示するようにしているため、それぞれの表示を大きくすることができ、これにより操作者は表示内容の識別がし易くなり、操作も容易になるので、通信相手の画像とマルチメディア情報及び入力画面を1つのディスプレイ上に複数の領域に区分けして表示することにより生じる不便さを解消できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す斜視図
【図2】第1の実施の形態を示すブロック図
【図3】第2の実施の形態を示す図
【図4】表示画面例を示す図
【符号の説明】
1 ディスプレイ
2 ディスプレイ
3 ディスプレイ
4 制御部
5 マルチメディア通信制御装置
6 手元用カメラ
7 対面用カメラ
8 スピーカ
9 マイク
10 ディスプレイ
11 ディスプレイ
Claims (7)
- 通信相手である遠隔地の端末装置と接続し、マルチメディア情報、入力画面、及び前記該端末装置から送られてくる通信相手の画像をディスプレイに表示して、前記端末装置と情報の授受を行いながら各種の処理を行う遠隔対面用端末装置において、
複数のディスプレイを備え、この複数のディスプレイに前記通信相手の画像、マルチメディア情報、入力画面を分けて表示することを特徴とする遠隔対面用端末装置。 - 請求項1において、
前記複数のディスプレイとして、3つのディスプレイを備え、
この3つのディスプレイに前記通信相手の画像、マルチメディア情報、入力画面を別々に表示することを特徴とする遠隔対面用端末装置。 - 請求項2において、
前記3つのディスプレイを縦に並べて配置し、上から順に通信相手の顔の画像を表示するディスプレイ、マルチメディア情報を表示するディスプレイ、入力画面を表示するディスプレイとしたことを特徴とする遠隔対面用端末装置。 - 請求項1において、
前記複数のディスプレイとして、2つのディスプレイを備え、
この2つのディスプレイの一方を前記通信相手の画像及びマルチメディア情報を表示するディスプレイ、別の一方を入力画面を表示するディスプレイとしたことを特徴とする遠隔対面用端末装置。 - 請求項4において、
前記2つのディスプレイを縦に並べて配置し、上を前記通信相手の画像及びマルチメディア情報を表示するディスプレイ、下を入力画面を表示するディスプレイとしたことを特徴とする遠隔対面用端末装置。 - 請求項5において、
上のディスプレイに前記通信相手の画像とマルチメディア情報を横に並べて表示することを特徴とする遠隔対面用端末装置。 - 請求項5において、
上のディスプレイに前記通信相手の画像とマルチメディア情報を上下に並べて表示することを特徴とする遠隔対面用端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002310015A JP2004147105A (ja) | 2002-10-24 | 2002-10-24 | 遠隔対面用端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002310015A JP2004147105A (ja) | 2002-10-24 | 2002-10-24 | 遠隔対面用端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004147105A true JP2004147105A (ja) | 2004-05-20 |
Family
ID=32455659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002310015A Pending JP2004147105A (ja) | 2002-10-24 | 2002-10-24 | 遠隔対面用端末装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2004147105A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200475161Y1 (ko) | 2013-09-06 | 2014-11-12 | 박병민 | 다기능 스마트모니터 |
WO2016208111A1 (ja) * | 2015-06-25 | 2016-12-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 情報表示システム及び情報表示端末 |
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