JP2004030897A - Semiconductor storage device - Google Patents
Semiconductor storage device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004030897A JP2004030897A JP2003178556A JP2003178556A JP2004030897A JP 2004030897 A JP2004030897 A JP 2004030897A JP 2003178556 A JP2003178556 A JP 2003178556A JP 2003178556 A JP2003178556 A JP 2003178556A JP 2004030897 A JP2004030897 A JP 2004030897A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- memory cell
- node
- potential
- signal line
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims description 22
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 66
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 6
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 5
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 5
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 5
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 101100313203 Danio rerio tpt1 gene Proteins 0.000 description 2
- 101000684495 Homo sapiens Sentrin-specific protease 1 Proteins 0.000 description 2
- 101000684497 Homo sapiens Sentrin-specific protease 2 Proteins 0.000 description 2
- 102100023653 Sentrin-specific protease 1 Human genes 0.000 description 2
- 102100023646 Sentrin-specific protease 2 Human genes 0.000 description 2
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 229910021420 polycrystalline silicon Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 2
- LZIAMMQBHJIZAG-UHFFFAOYSA-N 2-[di(propan-2-yl)amino]ethyl carbamimidothioate Chemical compound CC(C)N(C(C)C)CCSC(N)=N LZIAMMQBHJIZAG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 101000661816 Homo sapiens Suppression of tumorigenicity 18 protein Proteins 0.000 description 1
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 230000001079 digestive effect Effects 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 1
- STEPQTYSZVCJPV-UHFFFAOYSA-N metazachlor Chemical compound CC1=CC=CC(C)=C1N(C(=O)CCl)CN1N=CC=C1 STEPQTYSZVCJPV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003071 parasitic effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920005591 polysilicon Polymers 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Read Only Memory (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気的に書き換え可能な半導体記憶装置に係わり、特に、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)などの不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電気的書換え可能とした不揮発性半導体記憶装置の1つとしてNANDセル型EEPROMが開発されている。このNANDセル型EEPROMは、複数のメモリセルのソース、ドレインを隣接するもの同士で直列接続し、これを1単位としてビット線に接続するものであり、各メモリセルは、電荷蓄積層としての浮遊ゲートと、制御ゲートが積層されたnチャネルMOSFET構造とされている。
【0003】
図4は、このようなNANDセルがマトリクス状に配列されたメモリセルアレイの等価回路を示している。NAND型EEPROMの動作は次の通りである。
【0004】
誤書き込みを防止する信頼性の高い書き込み方法として、local self boostが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。この書き込み方法において、データの書き込みは、ビット線から離れた方のメモリセルから順に行う。ビット線にはデータに応じて0V又は電源電圧Vccを印加する。すなわち、データ“0”を書き込む場合、ビット線に0Vを印加し、データ“1”を書き込む場合、ビット線に電源電圧Vccを印加する。
【0005】
ビット線に接続される選択ゲートは電源電圧Vcc、ソース線に接続される選択ゲートは0Vである。選択されたメモリセルの制御ゲートには昇圧された書き込み電圧Vpgm (=20V程度)を印加し、選択された制御ゲートの両隣の制御ゲートを0Vにする。その他の非選択メモリセルの制御ゲートには中間電位Vpass(=10V程度)を印加する。また、書き込み前の各メモリセルはブロック単位に一括消去され、閾値電圧が負とされている。
【0006】
例えば図4のメモリセルMC1にデータを書き込む場合、ワード線WL7を書き込み電圧Vpgm 、WL6、WL8を0V、WL1、WL2…WL5を中間電位Vpassとする。データ“0”を書き込む時、WL6をゲート電極とするメモリセルMC2は消去状態なので閾値が負であり、ビット線電位の0VがMC1のチャネルに転送される。その結果、MC1のチャネル電位が0Vであるため、選択メモリセルの浮遊ゲートと基板間に高電圧がかかり、基板から浮遊ゲートに電子がトンネル電流により注入され、閾値電圧が正方向に移動する。
【0007】
また、メモリセルMC1にデータ“1”を書き込む場合、ビット線BLEはVcc(例えば3.3V)であり、メモリセルMC3の閾値電圧が例えば−1VであればMC3はオフし、メモリセルMC1のチャネルはフローティングになる。フローティングのチャネルは制御ゲートとの間の容量結合で8V程度になり、電子注入が起こらないため“1”状態を保持する。
【0008】
データの消去は、ブロック単位でほぼ同時に行われる。すなわち消去するブロックの全ての制御ゲート、選択ゲートを0Vとし、p型ウエル及びn型基板に昇圧された昇圧電位VppE (20V程度)を印加する。消去しないブロックの制御ゲート、選択ゲートにもVppE を印加する。これにより消去するブロックのメモリセルにおいて浮遊ゲートの電子がウエルに放出され、閾値電圧が負方向に移動する。消去動作は2ms程度の消去パルスを印加し、消去しやすいメモリセルも消去しにくいメモリセルも同じ消去パルスで消去する。したがって、消去状態(“1”状態)のメモリセルの閾値分布は−1V程度から−5V程度の範囲に分布する。
【0009】
データの読み出し動作は、ビット線をプリチャージした後フローティングとし、選択されたメモリセルの制御ゲートを0V、それ以外のメモリセルの制御ゲート、及び選択ゲートを電源電圧Vcc(例えば3V)、ソース線を0Vとする。この状態で、選択されたメモリセルに電流が流れるか否かをビット線の電位を検出することによりデータが読み出される。すなわち、メモリセルに書き込まれたデータが“0”(メモリセルの閾値Vth>0)である場合、メモリセルはオフしているため、ビット線はプリチャージ電位を保つ。一方、メモリセルに書き込まれたデータが“1”(メモリセルの閾値Vth<0)である場合、メモリセルはオンしてビット線はプリチャージ電位からΔVだけ下がる。これらのビット線電位をセンスアンプで検出することによって、メモリセルのデータが読み出される。
【0010】
【非特許文献1】
IEEE Journal of Solid−State Circuits. Vol.31, No.11, November 1996 pp.1575−1582
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、データの書き込み時に、メモリセルMC1にデータ“1”を書き込む場合を考える。例えば図4に示すメモリセルMC1にデータを書き込む場合、メモリセルMC3のゲートを0Vにする。MC3の閾値電圧が例えば−5Vの場合、MC3はワード線WL1からWL5、WL7が例えば電源電圧Vcc、WL6が0V、ビット線BLEがVccではオフしない。したがって、ワード線WL7を0Vから電圧Vpgm まで昇圧する際に、データ“1”が書き込まれるMC1のチャネルは確実にフローティングとならない。このため、メモリセルMC1のチャネルは8Vまで昇圧されず、例えば5Vまでしか昇圧されない。この場合、メモリセルMC1のチャネルが5V、ゲートが20Vであるため電子が注入されて誤書き込みされるという問題がある。
【0012】
すなわち、従来は、データを消去する際、閾値電圧が例えば0V以下になるように、その上限値だけを制御していたが、消去後の各メモリセルの閾値電圧は、例えば−1V〜−5Vの範囲に分布するため、データの書き込み時に誤書き込みが発生することがあった。
【0013】
この発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、消去後のメモリセルの閾値電圧が所定の電圧以下に低下しないように制御することにより、誤書き込みを防止可能な半導体記憶装置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様の半導体記憶装置によれば、メモリセルが複数個ずつ直列接続されたNAND型メモリセルを含むメモリセル部と、前記メモリセルのデータを消去する消去手段と、前記消去手段による消去後、前記メモリセルが過剰に消去されているかを調べる過消去検知手段と、前記NAND型メモリセルの一端に接続された第1の信号線と、前記NAND型メモリセルの他端に接続された第2の信号線と、前記第1の信号線に接続され、前記メモリセルの閾値電圧を読み出す読み出し手段とを具備し、前記読み出し手段は、前記第1の信号線と第1のノードを接続する第1のスイッチと、前記第1のノードの電位を検出するセンスアンプと、一端が第1のノードに接続され、他端が第2のノードに接続されたキャパシタとを具備し、前記第2のノードに印加される電位は、前記センスアンプが前記第1のノードの電位をセンスする際に変化されるものである。
【0015】
本発明の他の態様の半導体記憶装置によれば、メモリセルの一端に接続された第1の信号線と、前記メモリセルの他端に接続された第2の信号線と、前記第1の信号線に接続され、前記メモリセルの閾値電圧を読み出す読み出し手段とを具備し、前記読み出し手段は、前記第1の信号線と第1のノードを接続する第1のスイッチと、前記第1のノードの電位を検出するセンスアンプと、一端が第1のノードに接続され、他端が第2のノードに接続されたキャパシタとを具備し、前記第2のノードに印加される電位は、前記センスアンプが前記第1のノードの電位をセンスする際に変化されるものである。
【0016】
本発明の他の態様の半導体記憶装置によれば、メモリセルの一端に接続された第1の信号線と、一端が前記第1の信号線に接続されたMOSトランジスタと、前記MOSトランジスタの他端に接続される検出ノードと、前記検出ノードに一端が接続され他端が第2の信号線に接続されるキャパシタと、前記検出ノードの電位を検出するためのセンスアンプとを備え、前記MOSトランジスタを介して前記第1の信号線の電位を前記検出ノードに取り込み、その後前記第2の信号線の電位を変化させ、さらにその後前記センスアンプで前記検出ノードの電位を検出するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0018】
従来は消去状態が例えば0V以下になるように制御していたが、閾値電圧が所定の電圧以下にならないようには制御していない。本発明では、消去動作時に、消去状態の閾値分布を0V以下であり、かつ所定の電圧、例えば−3V以上であるように制御する。このように消去電圧を所定の電圧以上に制御することにより、書き込み時の誤書き込みを防止できる。
【0019】
以下では多値NANDセル型EEPROMを例として本発明を説明する。消去動作は多値メモリセルの場合も2値メモリセルの場合でも同様である。
【0020】
図2(a)(b)はメモリセルアレイの1つのNANDセル部分の平面図と等価回路図である。図3(a)は図2(a)に示す3a−3a線に沿った断面図であり、図3(b)は図2(a)に示す3b−3b線に沿った断面図である。
【0021】
素子分離酸化膜12aで囲まれたp型シリコン基板(又はp型ウエル)11aには、複数のNANDセルからなるメモリセルアレイが形成されている。この実施の形態において、1つのNANDセルは、直列接続された8個のメモリセルM1〜M8により構成されている。各メモリセルにおいて、浮遊ゲート14(141 、142 …148 )は基板11a上にゲート絶縁膜13を介在して形成されている。これらのメモリセルのソース、ドレインとしてのn型拡散層19は、隣接するもの同士が直列接続されている。
【0022】
NANDセルのドレイン側、ソース側には第1の選択ゲート149 、169 及び第2の選択ゲート1410、1610が設けられている。第1の選択ゲート149 、169 及び第2の選択ゲート1410、1610はメモリセルの浮遊ゲート14(141 …148 )、制御ゲート16(161 …168 )と同時に形成される。なお、第1の選択ゲート149 、169 及び第2の選択ゲート1410、1610はともに、図示せぬ所望の部分で1層目と2層目が導通接続されている。素子が形成された基板はCVD酸化膜17により覆われ、この上にビット線18が配設される。NANDセルの制御ゲート161 、162 …168 (CG1 、CG2 …CG8 )は、ワード線とされ、選択ゲート149 、169 及び1410、1610(SG1 、SG2 )はそれぞれ行方向に配置され、選択ゲート線とされる。
【0023】
図4は、このようなNANDセルがマトリクス状に配列されたメモリセルアレイの等価回路を示している。ソース線SLは例えば64本のビット線毎につき1箇所、図示せぬコンタクトを介してアルミニウム(Al)、ポリシリコン(poly−Si)などからなる基準電位配線に接続される。この基準電位配線は周辺回路に接続される。
【0024】
メモリセルの制御ゲート及び第1、第2の選択ゲートは、行方向に配設される。通常、1本の制御ゲートに接続されるメモリセルの集合を1ページと呼び、1組のドレイン側(第1の選択ゲート)及びソース側(第2の選択ゲート)の選択ゲートによって挟まれたページの集合を1NANDブロック又は単に1ブロックと呼ぶ。1ページは例えば256バイト(256×8)個のメモリセルから構成される。1ページ分のメモリセルはほぼ同時に書き込みが行われる。1ブロックは例えば2048バイト(2048×8)個のメモリセルから構成される。1ブロック分のメモリセルはほぼ同時に消去される。
【0025】
図5は、本発明が適用される半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。この半導体記憶装置1は、メモリセルアレイ2、ローデコーダ3、センスアンプ兼ラッチ回路4、ワード線/ビット線制御信号発生回路5、ウェル電圧制御回路6、アドレスバッファ7、IOバッファ8、コマンドバッファ9、カラムデコーダ10、制御部11、プリチャージ回路12等から構成されている。
【0026】
前記メモリセルアレイ2は、図4に示すように、ワード線とビット線によって選択されるマトリクス状に配置された複数のメモリセルによって構成されている。アドレスバッファ7は、入力アドレス又はコマンドバッファ9から供給されたコマンドに応じてカラムアドレス信号とローアドレス信号を発生する。前記ローデコーダ3はアドレスバッファ7から供給されるローアドレス信号に応じてワード線を選択し、所定の電圧をメモリセルに印加する。カラムデコーダ10は、アドレスバッファ7から供給されるカラムアドレス信号に応じてセンスアンプ兼ラッチ回路4を選択し、ビット線に接続する。前記センスアンプ兼ラッチ回路4は、メモリセルのデータを読み出す時、読み出されたデータに応じたビット線の電圧をセンスし、メモリセルにデータを書き込む時、書き込みデータに応じた電圧をビット線に印加する。ワード線/ビット線制御信号発生回路5は、ワード線及びビット線に制御信号を供給する。前記プリチャージ回路12は、メモリセルにデータを書き込む時、センスアンプ兼ラッチ回路4に接続されないビット線に対して、メモリセルのデータを変更しない電圧を供給する。前記IOバッファ8は、メモリセルに書き込む入力データとメモリセルから読み出す出力データを半導体記憶装置1の外部とやり取りする。コマンドバッファ9は、書き込みや読み出し等のコマンドを発生する。ウェル電圧制御回路6は、メモリセルのウェルに所定の電圧を印加する。制御部11は、前記コマンドバッファ9やウエル電圧制御回路6、図示せぬ電圧発生回路等に接続され、半導体記憶装置の書き込み、読み出し、消去、ベリファイ等の動作を制御するとともに、後述する過消去検知リードやソフト書き込みのシーケンスを制御する。
【0027】
図1は、図5に示す半導体記憶装置のカラムデコーダ10、センスアンプ兼ラッチ回路4、プリチャージ回路12、ビット線、及びIO線の接続関係を示している。本実施の形態では、3値のNAND型フラッシュメモリセルを用いた半導体記憶装置の場合について説明する。
【0028】
3値のセンスアンプ兼ラッチ回路4は、例えば高耐圧のNチャネルMOSトランジスタ(以下、NMOSトランジスタと称す)QNH3,QNH4によって2本のビット線BLE、BLOに選択的に接続される。これらNMOSトランジスタQNH3,QNH4のゲートにはそれぞれ信号 BLSHFE、BLSHFO が供給されている。ビット線BLEとBLOにはそれぞれプリチャージ回路12が接続されている。
【0029】
ビット線BLEに接続されたプリチャージ回路12は、例えば高耐圧のNMOSトランジスタQNH1により構成されている。このNMOSトランジスタQNH1の電流通路の一端は、ビット線BLEに接続され、他端には電圧VBLEが供給され、ゲートには信号PreEが供給されている。
【0030】
また、ビット線BLOに接続されたプリチャージ回路12は、例えば高耐圧のNMOSトランジスタQNH2により構成されている。このNMOSトランジスタQNH2の電流通路の一端は、ビット線BLOに接続され、他端には電圧VBLOが供給され、ゲートには信号PreOが供給されている。
【0031】
前記3値のセンスアンプ兼ラッチ回路4は、インバータ回路I1、I2によって構成されたセンスアンプ兼ラッチ回路(以下、第1のセンスラッチ回路と称す)S/L1と、インバータ回路I3,I4によって構成されたセンスアンプ兼ラッチ回路(以下、第2のセンスラッチ回路と称す)S/L2等により構成されている。前記インバータ回路I1は信号SENN1、SENP1に応じて動作されるクロックドインバータであり、インバータ回路I2は信号LATN1、LATP1に応じて動作されるクロックドインバータである。さらに、前記インバータ回路I3は信号SENN2、SENP2に応じて動作されるクロックドインバータであり、インバータ回路I4は信号LATN2、LATP2に応じて動作されるクロックドインバータである。
【0032】
この3値のセンスアンプ兼ラッチ回路4において、PチャネルMOSトランジスタ(以下、PMOSトランジスタと称す)QP1の電流通路の一端には電源電圧Vccが供給され、他端は前記トランジスタQNH3の電流通路に接続されている。前記PMOSトランジスタQP1の電流通路の他端と電源電圧Vccが供給される端子との相互間には、PMOSトランジスタQP2、QP3が直列接続されている。このトランジスタQP2のゲートには信号nVERFYが供給されている。さらに、前記トランジスタQP1とQP2の接続ノードN4には、NMOSトランジスタQNL1の電流通路の一端が接続されている。このトランジスタQNL1のゲートには信号SBL1が供給され、このトランジスタQNL1の電流通路の他端には前記インバータ回路I1の入力端、インバータ回路I2の出力端が接続されている。インバータ回路I1の出力端とインバータ回路I2の入力端は前記トランジスタQP3のゲートに接続されている。
【0033】
一方、キャパシタを構成するNMOSトランジスタQNH5の電流通路の一端には電圧Vsenが供給され、他端は前記トランジスタQNH4の電流通路に接続 されている。前記NMOSトランジスタQNH5の電流通路の他端には、NMOSトランジスタQNL2の電流通路の一端が接続されている。このトランジスタQNL2のゲートには信号SBL2が供給され、このトランジスタQNL2の電流通路の他端には前記インバータ回路I3の入力端、インバータ回路I4の出力端が接続されている。インバータ回路I3の出力端とインバータ回路I4の入力端は互いに接続されている。
【0034】
前記トランジスタQNL1の電流通路の他端にはNMOSトランジスタQNL7のゲートが接続されている。このトランジスタQNL7の電流通路の一端には配線IDET1が接続され、他端は接地されている。また、前記インバータ回路I4の入力端にはNMOSトランジスタQNL8のゲートが接続されている。このトランジスタQNL8の電流通路の一端には配線IDET2が接続され、他端は接地されている。
【0035】
さらに、3値のセンスアンプ兼ラッチ回路4は、カラムデコーダ10によってIO線に接続される。カラムデコーダ10において、アドレス信号YAj、YBj、YCjはナンド回路G1に供給される。このナンド回路G1の出力端はインバータ回路I5を介してNMOSトランジスタQNL3、QNL4、QNL5、QNL6のゲートに接続されている。前記トランジスタQNL3の電流通路の一端は前記インバータ回路I2の出力端に接続され、トランジスタQNL4の電流通路の一端は前記インバータ回路I2の入力端に接続されている。前記トランジスタQNL5の電流通路の一端は前記インバータ回路I4の出力端に接続され、トランジスタQNL6の電流通路の一端は前記インバータ回路I4の入力端に接続されている。前記トランジスタQNL3、QNL4、QNL5、QNL6の電流通路の他端はIO線DL1、nDL1、DLi+1、nDLi+1にそれぞれ接続されている。
【0036】
表1は、メモリセルの3値データ“0”〜“2”と、その閾値電圧、及び3値のセンスアンプ兼ラッチ回路4のラッチデータN1、N2の関係を示している。
【0037】
【表1】
【0038】
図6乃至図8はそれぞれデータの読み出し、書き込み、消去の動作を示す波形図である。本実施例では読み出しと書き込みにおいて、BLEを選択、BLOを非選択としている。
【0039】
ここで、図4に示すメモリセルMC4を選択する場合について説明する。
【0040】
先ず、図6を参照して読み出し動作について説明する。選択されたビット線BLEは信号PerE に応じて動作されるプリチャージ回路12により1.5Vに充電され、その後フローティングとされる。この後、非選択ワード線WL2〜8と選択ゲートSGS、SGDは電源電圧Vccとされる。選択ワード線は0Vである。選択されたメモリセルのデータが“0”であるとき、ビット線は0Vに放電され、さもなければビット線は1.5Vのままである。
【0041】
ビット線BLEの電圧は、信号BLSHFEによりオンとされるトランジスタQNH3、信号SBL1によってオンとされるトランジスタQNL1を介して第1のセンスラッチ回路S/L1に読み込まれる。したがって、ノードN1の電位ははデータが“0”であればローレベル“L”、データが“1”又は“2”であればハイレベル“H”となる。
【0042】
この後、選択されたワード線はVG1(=1.8V)とされる。選択されたメモリセルのデータが“1”であれば0Vに放電され、“2”であれば1.5Vのままとなる。データが“0”であればビット線はすでに0Vである。ビット線BLEの電圧は、トランジスタQNH3及び信号SBL2によってオンとされるトランジスタQNL2を介して第2のセンスラッチ回路S/L2に読み込まれる。したがって、ノードN2はデータが“0”又は“1”であれば“L”、“2”であれば“H”となる(表1)。これら第1、第2のセンスラッチ回路S/L1、S/L2にラッチされたデータは、カラムデコーダ10の動作に応じてシリアルにIO線に読み出される。
【0043】
次に、図7を参照して書き込み動作について説明する。電源投入時、チップが正常動作するために十分な電圧に達するとパワーオン信号Ponが“H”となる。この信号を利用して3値のセンスアンプ兼ラッチ回路4のラッチデータN1,N2はともに“L”とされる。書き込みデータを入力するためのコマンドが供給されると、このコマンド信号を用いて、ラッチデータN1,N2はともに反転し“H”となる。
【0044】
選択されたビット線BLEは書き込みデータ“0”〜“2”に応じてそれぞれ電源電圧Vcc、VD3−Vt(=1V)、0Vとされる。非選択のビット線BLOには、プリチャージ回路12を介してデータを変更しないための電圧Vccが印加される。この後、選択ゲートSGDは電源電圧Vccに、SGSは0Vに、選択ワード線WL1はVPP(=20V)に、WL2は0Vに、その他の非選択ワード線WL3〜WL8はVM10(=10V)にそれぞれ設定される。なお、ここで、センスアンプ兼ラッチ回路4からビット線に出力される電圧のうち、0Vが書き込み電圧、電源電圧Vccが非書き込み電圧に相当する。
【0045】
ビット線に0V又は1Vが印加された選択メモリセルでは、ゲート・チャネル間電圧が高いため、トンネル電流が流れてメモリセルの閾値電圧が上昇する。ビット線が0Vである方が1Vである方よりトンネル電流が多く流れるため、閾値電圧はより高くなる。電源電圧Vccが印加された選択メモリセルはゲート・チャネル間電圧が低いためトンネル電流は流れず、データ“0”を保持する。
【0046】
次に、図8を参照して消去動作について説明する。消去コマンドが入力されると、メモリセルアレイ2のウェルにはVPP(=20V)が印加される。選択されたメモリセルのゲートは0Vとされるため、トンネル電流が書き込み時とは反対方向に流れ、メモリセルの閾値電圧は降下する。一方、非選択のメモリセル及び選択トランジスタのゲートはフローティングとされるため、メモリセルアレイ2のウェルとともにVPP近傍まで上昇する。このため、トンネル電流は流れず、閾値電圧の変動はない。
【0047】
上記のように、書き込み及び読み出しは3値のセンスアンプ兼ラッチ回路4が共有する2カラムのうちの一方のみ(例えばBLEのみ)に接続される。消去動作では、BLEとBLOの2カラムが同時に選択され、ブロック単位で消去される。
【0048】
<消去ベリファイリード>
次に、消去後、メモリセルの閾値が所定の電圧以下に消去されているかを調べる消去ベリファイリードが行われる。
【0049】
図9は、消去ベリファイリード動作を示すタイミングチャートである。ブロック単位で消去が行われる場合、1ブロック内のメモリセル(例えばワード線WL1〜WL8で選択されるメモリセル)に対して、奇数ページと偶数ページの2回に分けてベリファイリードが行われる。
【0050】
先ず、偶数ページ(例えば図4のビット線BLEに接続されたメモリセル)についてベリファイリードを行い、読み出したデータを第1のセンスラッチ回路S/L1に保持する。次に、奇数ページ(例えば図4のビット線BLOに接続されたメモリセル)についてベリファイリードを行い、読み出したデータを第2のセンスラッチ回路S/L2に保持する。
【0051】
すなわち、先ず、図9に示すように、ビット線BLEを1.5Vにプリチャージする。この後、時刻t1において、選択ゲートSGS、SGDを電源電圧Vcc、ワード線WL1〜WL8を0Vにすると、メモリセルが十分消去されている場合、全メモリセルがオンとなるためビット線の電位は放電されるため、ビット線の電位は0Vとなる。また、消去不十分の場合、オフ状態のメモリセルが存在するため、ビット線の電位は放電されず1.5Vに保持される。
【0052】
時刻t2に信号BLSHFEが1.5Vとなり、トランジスタQNH3がオンすると、ビット線の電位が3値のセンスアンプ兼ラッチ回路4内に転送される。その後、信号SBL1が“H”になると、トランジスタQNL1がオンし、データがノードN1に転送され、第1のセンスラッチ回路S/L1によりセンスされる。このように偶数ページのデータは第1のセンスラッチ回路S/L1に保持される。偶数ページの読み出し中は、ビット線間カップリングノイズを低減するため、ビット線BLOは0Vに保持される。
【0053】
続いて奇数ページ(例えば図4のビット線BLOに接続されるメモリセル)についてベリファイリードが行われる。先ず、時刻t3において、ビット線BLOが1.5Vにプリチャージされる。この後、時刻t4において、選択ゲートSGS、SGDが電源電圧Vcc、ワード線WL1〜WL8が0Vとされると、メモリセルが十分消去されている場合、ビット線は0Vとなり、消去不十分の場合、1.5Vを保つ。時刻t5において、信号BLSHFOが1.5Vになり、トランジスタQNH4がオンすると、ビット線BLOの電位が3値のセンスアンプ兼ラッチ回路4内に転送される。その後、信号SBL2が“H”となり、トランジスタQNL2がオンすると、データがノードN2に転送され、第2のセンスラッチ回路S/L2によりセンスされる。このように奇数ページのデータは第2のセンスラッチ回路S/L2に保持される。奇数ページの読み出し中は、ビット線間カップリングノイズを低減するために、ビット線BLEは0Vに保持される。
【0054】
本発明では、消去状態の閾値分布を0V以下であり、かつ−3V以上であるように制御する。閾値電圧に下限(−3V)を設ける理由は、書き込み時に、選択した制御ゲートの隣に位置し、ゲートが0Vにバイアスされたメモリセルをオフさせ、誤書き込みを防止するためである。
【0055】
図10は、一連の消去ベリファイリード動作を示している。上述したように、選択したブロック内の、全てのメモリセルが十分に消去された後(ST1〜3)、メモリセルの閾値電圧が所定の電圧以上か調べる過消去検知リードを行う(ST4)。この結果、閾値電圧が−3Vよりも小さい過消去状態のメモリセルがある場合、閾値電圧を−3Vよりも高くする、ソフト書き込みを行う(ST5、ST6)。
【0056】
以下で、過消去検知リード、及びソフト書き込みについて説明する。
【0057】
<過消去検知リード>
図11に示すように、過消去検知リード動作は、先ず、ビット線BLEにセンスアンプ兼ラッチ回路4を接続し、ワード線WL8で選択されるメモリセルからワード線WL7、WL6、…、WL1で選択されるメモリセルまで順次過消去検知リードを行う(ST11〜ST18)。続いて、ビット線BLOにセンスアンプ兼ラッチ回路4を接続し、ワード線WL8で選択されるメモリセルからWL7、WL6、…、WL1で選択されるメモリセルまで順次過消去検知リードを行う(ST19〜ST26)。
【0058】
図12は、ビット線BLEにセンスアンプ兼ラッチ回路4を接続し、ワード線WL8で選択されるメモリセルの過消去検知リード動作を示している。先ず、時刻tcs1 において、選択ビット線BLEを0Vにする。過消去検知リード中、非選択ビット線BLOは電圧Vbl(例えばVcc)に保持され、ビット線間カップリングノイズを除去する。時刻tcs2 において、選択したワード線WL8を0V、非選択ワード線を電圧Vread、選択ゲートSGS、SGDを電圧Vreadとする。電圧Vreadは例えば4.5Vであるが、Vread=Vccとしてもよい。ソース線は電圧Vs(例えばVcc)とする。
【0059】
以下では電圧VsがVccの場合を例に説明する。選択ゲートの電圧を上げると、選択したメモリセルMC8の閾値電圧に従って、ビット線の電位が設定される。すなわち、電源電圧Vccを3Vとすると、MC8の(バックゲートバイアスが−3V時の)閾値電圧が−3V以下に過剰消去されている場合、ビット線は3Vになる。
【0060】
一方、バックゲートバイアスが−3V時の閾値電圧が例えば−2.5Vの場合、ビット線は2.5Vになる。ここでは、ビット線の電圧がセンスノードN4に転送されるように信号BLSHFEは例えば5Vにすればよい。この間、キャパシタとしてのトランジスタQNH5に印加される電圧Vsen は例えばVcc/3である。電圧Vsen は、書き込み、消去、の間は所望の電圧、例えば0V又はVccに固定すればよい。
【0061】
その後、時刻tcs3 において、電圧Vsen がVcc/3、例えば1Vから0Vになる。この間、信号BLSHFEは電圧Vcp、例えば2Vである。メモリセルが過消去されている場合、トランジスタQNH3はオフするためノードN4はフローティング状態となる。この場合、キャパシタを構成するトランジスタQNH5の容量は、ノードN4に寄生する他の容量よりも十分大きいため、ノードN4の電位は3Vから2Vとなる。
【0062】
一方、メモリセルが過消去されていない場合、ノードN4の電位は1.5Vから0.5Vになる。信号BLSHFEの電位を2Vとしているため、ノードN4の電位は0.5Vより低くならない。
【0063】
時刻tcs4 において、信号SBL1がハイレベルとなると、ノードN4の電位がトランジスタQNL1を通ってノードN1に転送され、時刻tcs5 に第1のセンスラッチ回路S/L1によりセンスされ、時刻tcs6 にラッチされる。過消去したセルがあるか否かはノードN1、N3の電位をIO線に読み出しても良い。あるいは一括検知用トランジスタQNL7を用いて検知してもよい。すなわち、このトランジスタQNL7がオンするか否かにより、過消去状態のセルがあるか否かを検出できる。トランジスタQNL7は各カラムに並列接続されている。まず、配線IDET1を例えば電源電圧Vccにプリチャージし、その後、フローティングとする。この状態で1カラムでも過消去のセルがあると、そのカラムのノードN1が“H”になるため、配線IDET1は0Vに放電され、過消去が検知される。
【0064】
この後、図11で示すように、ビット線BLE、ワード線WL7〜WL1により選択されるメモリセルに対して過消去検知リードが行われる。その後、ビット線BLOに接続されるメモリセルに対して過消去検知リードが行われる。
【0065】
図13は、ビット線BLOとワード線WL8により選択されるメモリセルの過消去検知リード動作を示している。この場合、ビット線BLOから読み出されたデータはトランジスタQNH4、QNL1を介して第1のセンスラッチ回路S/L1にラッチされる。この他の動作は、図12と同様であるため説明は省略する。
【0066】
上記過消去検知リードにより過消去状態のメモリセルが検知された場合、そのメモリセルに対してソフト書き込みが行われる。
【0067】
図14は、ソフト書き込みの動作を示している。ソフト書き込みでは全ビット線が0Vに接地され、ワード線WL1、WL2…WL8が電圧Vspgm、例えば6Vに昇圧される。過消去されたメモリセルは、例えばトンネル酸化膜の厚さが薄いため書き込み易いので、閾値電圧が例えば−5Vから−2Vになるが、過消去されていないメモリセルは、比較的書き込みにくいため、消去された閾値電圧を保持する。
【0068】
ソフト書き込み後、図10に示すように、再度過消去検知リードをしてもよい(ST4〜ST5)。また、1回のソフト書き込みで十分に閾値が変化する場合は、図15のようにソフト書き込み後、過消去検知リードをせずに一連の消去動作を終了してもよい。図15において、図10と同一部分には同一符号を付し説明は省略する。
【0069】
上記実施の形態によれば、データを消去した後、過消去検知リードを行い、過消去状態のセルが検出された場合、ソフト書き込みを行っている。したがって、メモリセルの閾値電圧を所定の例えば−3Vから−1Vの範囲内に収めることができ、誤書き込みを防止できる。
【0070】
図16は、本発明の第2の実施の形態を示すものであり、過消去検知リードの他の例を示している。この場合、先ず、ビット線BLEをセンスアンプ兼ラッチ回路4に接続し、ワード線WL8で選択されるメモリセルに対して過消去検知リードを行い(ST31)、次に、ビット線BLOをセンスアンプ兼ラッチ回路4に接続して、ワード線WL8により選択されるメモリセルに対して過消去検知リードを行う(ST32)。この後、ビット線BLEとワード線WL7で選択されるメモリセルに対して過消去検知リードを行う(ST33)というように、ビット線を交互に選択するとともに、ワード線を交互に選択して過消去検知リードを行ってもよい。
【0071】
図17は、本発明の第3の実施の形態を示すものであり、過消去検知リード、及びソフト書き込み動作の他の例を示すものである。
【0072】
この実施の形態は各ページ毎に過消去検知リード、及びソフト書き込みを行うものである。先ず、ビット線BLEとワード線WL8とで選択されるメモリセルについて過消去検知リードを行い、この読み出しデータを第1のセンスラッチ回路S/L1にラッチする(ST41)。この後、ビット線BLOとワード線WL8とで選択されるメモリセルについて過消去検知リードを行い、この読み出しデータを第2のセンスラッチ回路S/L2にラッチする(ST42)。続いて、これらラッチされたデータより過消去状態のセルがあるか否かが判別され(ST43)、過消去状態のセルが有る場合は、ワード線WL8に接続されたメモリセルに対してソフト書き込みが行われる(ST44)。このソフト書き込みでは、ワード線WL8のみを電圧Vspgm、ワード線WL1、WL2、…WL7を0V、あるいは電源電圧Vccとすればよい。
【0073】
このようにして、ワード線WL8に対する過消去回復動作を行った後、ワード線WL7、WL6…WL1と順次過消去回復動作を行ってもよい。
【0074】
また、ビット線BLOに接続されたメモリセルから読み出したデータを第2のセンスラッチ回路S/L2にラッチする場合、図13に示すタイミングチャートにおいて、信号SBL1、SENP1、SENN1、LATP1、LATN1を活性化する代わりに、SBL2、SENP2、SENN2、LATP2、LATN2を活性化すればよい。第1、第2のセンスラッチ回路S/L1、S/L2にデータをラッチした状態において、一括検知用のトランジスタQNL7、QNL8を用いることにより、過消去セルを一括検知できる。この際、第1のセンスラッチ回路S/L1と第2のセンスラッチ回路S/L2のデータを同時に検知する場合には、配線IDET2をIDET1と同一の信号にしてもよい。
【0075】
図18は、本発明の第4の実施の形態を示すものであり、過消去検知リード、及びソフト書き込み動作の他の例を示すものである。図19は、この実施の形態に適用される回路を示している。
【0076】
図19は、図1とほぼ同一の構成であるため、異なる部分についてのみ説明する。すなわち、図19において、電圧VSEが供給される端子とノードN4の相互間にはNMOSトランジスタQN21、QN22が直列接続されている。前記トランジスタQN21のゲートは前記トランジスタQP3のゲートに接続され、トランジスタQN22のゲートには信号nVRFY1が供給されている。
【0077】
この実施の形態の場合、先ず、ビット線BLEとワード線WL8で選択されるメモリセルの過消去検知リードを行い、読み出したデータを第1のセンスラッチ回路S/L1にラッチする(ST51)。この動作のタイミングチャートは図12と同様である。その結果、過消去されている場合には、ノードN1が“H”、ノードN3が“L”とされる。過消去されてない場合には、ノードN3が“H”となる。
【0078】
次に、ビット線BLOとワード線WL8で選択されるメモリセルの過消去検知リードを行い、読み出したデータを第1のセンスラッチ回路S/L1にラッチする(ST52)。
【0079】
図20は、この動作のタイミングチャートである。図20において、図13と異なるのは、時刻tCA3 において、信号nVERIFY を0Vとし、トランジスタQp2を活性化することである。こうして先に第1のセンスラッチ回路S/L1にラッチされているデータが過消去であると、ノードN3が“L”であるため、トランジスタQP3がオンとなり、ビット線BLOとワード線WL8により選択されるメモリセルは過消去されていないことが読み出された場合であっても、ノードN4は電源電圧Vccに充電される。
【0080】
一方、第1のセンスラッチ回路S/Lにラッチされているデータが過消去でない場合は、ノードN3が“H”であるため、トランジスタQP3がオンすることなく、ビット線BLOとワード線WL8で選択されるメモリセルから読み出したデータはそのままノードN4に保持される。その後、時刻tCA5 において、トランジスタQNL1がオンとなると、ノードN4の電位が第1のセンスラッチ回路S/L1にラッチされる。
【0081】
その後、ビット線BLEとワード線WL7で選択されるメモリセルの過消去検知リードを行い、第1のセンスラッチ回路S/L1にラッチする(ST53)。
【0082】
図21は、このタイミングチャートを示している。図21において、図12と異なるのは、時間tCB3 に信号nVERIFY を0Vとし、トランジスタQp2を活性化することである。ここで、図20の場合と同様に、先に第1のセンスラッチ回路S/L1にラッチされているデータが過消去であるときのみ、ノードN3の電位が“L”であるため、ノードN4は電源電圧Vccに充電される。その後、トランジスタQNL1がオンすると、ノードN4の電位が第1のセンスラッチ回路S/L1にラッチされる。
【0083】
この後、ビット線BLOとワード線WL7で選択されるメモリセルの過消去検知リードからビット線BLOとワード線WL1で選択されるメモリセルの過消去検知リードまでを順次行い、第1のセンスラッチ回路S/L1にラッチする(ST54〜ST66)。
【0084】
以上のように、過消去検知リードを行った結果、ビット線BLE、又はビット線BLOとWL1からWL8で選択されるメモリセルのうち、1個でも過消去状態のメモリセルがあると、第1のセンスラッチ回路S/L1のノードN1は“H”となる。
【0085】
続いて、第1のセンスラッチ回路S/L1にラッチされたデータに基づいて、過消去状態のメモリセルがあるか否かが判別され(ST67)、過消去状態のメモリセルが有る場合はソフト書き込みが行われる(ST68)。ラッチ状態の検知は、前述したように一括検知用のトランジスタQNL7を用いればよい。
【0086】
図22は、図18に示すソフト書き込みのタイミングチャートを示している。先ず、ビット線BLE、BLOの電位は、0Vに設定される。この後、時刻tspg1において、信号nVRFY1が“H”になることにより、第1のセンスラッチ回路S/L1にラッチされたデータに従って、ビット線BLE、BLOの電位が設定される。つまり、過消去セルがある場合、ビット線の電位は0Vのままである。過消去セルがない場合、電圧VSEを電源電圧VccあるいはVccよりも高電位とするとビット線の電位はVSEからVccあるいはVcc−Vth(VthはVSEとビット線間に接続されたトランジスタの閾値電圧)に設定される。時刻tspg2において、ワード線の電位がVspgm(例えば8V)となると、過消去セルはチャネルの電位が0V、制御ゲートの電位がVspgmであるため、閾値電圧が例えば−2V程度に書き込まれる。一方、過消去セルがない場合、チャネルの電位がVccであるため、トンネル酸化膜に印加される電圧が緩和され、書き込みは行われない。
【0087】
上記第4の実施の形態によれば、2つのビット線に接続された16個のメモリセルに対して、続けて過消去検出リードを行って第1のセンスラッチ回路S/L1にデータをラッチし、この後、1回だけ過消去状態のメモリセルがあるか否かを検知している。このため、過消去セルを高速に検知できる。
【0088】
尚、図18の動作において、最初の過消去検知リードで、図21に示すように時刻tCB3 に信号nVERIFY を“L”としてトランジスタQp2を活性化してもよい。但し、この場合、ノードN4に読み出されたデータの破壊を防止するため、予め第1のセンスラッチ回路S/L1のノードN1を“L”、ノードN3を“H”に設定しておく必要がある。
【0089】
上記各実施の形態において、測定できるメモリセルの閾値電圧の範囲は、バックゲートバイアス効果を含めて閾値電圧が−Vs(Vsは過消去検知リード時のソース線電位)以上である。例えばVsが3.3Vとすると、メモリセルの閾値電圧が−3.3V以下の場合、ビット線の電位は3.3Vとなる。したがって、電圧Vsを電源電圧よりも高い、例えば6Vとすれば、電源電圧よりも高い絶対値の閾値電圧を読むことができる。但し、この場合、選択するメモリセルと直列接続されたメモリセルのゲートの電圧Vreadは、例えば7Vであるのが望ましい。このように、電圧を設定することにより、閾値電圧分だけ降下することなくソース電位、例えば6Vを転送できる。
【0090】
さらに、ソース線の電位Vsを電源電圧Vccとし、電源電圧Vccを高くすれば、低い閾値電圧も読み出すことができる。例えば、チップ試験時にVccを高くすれば、低い閾値電圧も読み出すことができる。
【0091】
また、過消去検知リード、ソフト書き込み後に、ソフト書き込みしたメモリセルが書き込まれ過ぎていないかを調べてもよい。図23は、ソフト書き込み後のベリファイ動作を示しており、図10と同一部分には同一符号を付す。
【0092】
図23において、過消去検知リードにより過消去を検知されたメモリセルに対してソフト書き込みを行う(ST4〜ST7)。ソフト書き込み終了後、消去ベリファイリードを行い、閾値電圧が高くなり過ぎていないかどうかを検知する(ST7〜ST3)。この結果、ソフト書き込みにより閾値電圧が高くなり過ぎている場合には、再び消去を行う(ST1)。消去ベリファイリードをパスしたメモリセルはその後、過消去検知リードを行う(ST4)。
【0093】
図23のように動作させれば、消去状態の閾値電圧を、所望の上限値と下限値の間に設定することができる。
【0094】
上記実施例ではビット線電位をノードN4に転送した後、電圧Vsen を変化させることによりノードN4の電位を変化させる。例えばメモリセルの閾値電圧が−2.5V以下であると、ビット線の電位は2.5V以上になる。図12の時刻tcs2 に、電圧Vsen を1Vから0Vとすることにより、メモリセルの閾値電圧が−2.5V以下であるとノードN4の電位は1.5V以上になり、センス時にノードN1は“H”になる。時刻tcs2 における電圧Vsen の電位変化を変えることにより、センスアンプで検知するメモリセルの閾値レベルを変えることができる。例えば時刻tcs2 に電圧Vsen を0.5Vから0Vに変化させた場合、メモリセルの閾値電圧が−2V以下であると、ノードN4の電位は1.5V以上になり、センス時にノードNlは“H”になる。あるいは、時刻tcs2 に電圧Vsen を全く変化させない場合、メモリセルの閾値が−1.5V以下であるとノードN4の電位は1.5V以上になり、センス時にノードN1は“H”になる。このように、電圧Vsen をチップ内部あるいはチップ外部から変え得るようにすれば、負の閾値電圧を測定することができる。
【0095】
また、読み出し時に電圧Vsen を変化させないで読むこともできる。図24にこの場合のタイミングチャートを示す。図24は、図4に示すビット線BLEに接続され、ワード線WL8で選択されるメモリセルの過消去検知リードを示している。センスアンプの回路構成は図1である。
【0096】
先ず、時刻tct1 に選択ビット線BLEを0Vにする。過消去検知リード中、非選択ビット線BLOは電圧Vbl(例えばVcc)を保つことにより、ビット線間のカップリングノイズを除去する。時刻tct2 に選択したワード線WL8を0V,非ワード線を電圧Vread、選択ゲートSGS,SGDを電圧Vreadにする。電圧Vreadは例えば電源電圧Vccに限らず4.5Vとしてもよいし、Vread=Vccとしてもよい。また、メモリセルの閾値電圧が負であるため、電圧Vreadを例えば2V程度まで低くしても大きな読み出し電流を得ることができる。ソース線を電圧Vs (例えばVcc)にする。
【0097】
ここでは、電圧Vs がVccの場合を例に取って説明する。選択ゲートの電圧を上げると、選択したメモリセルMC4の閾値電圧に従って、ビット線にビット線の電位が設定される。電源電圧Vccを3Vとすると、(バックバイアス−3V時の)閾値電圧が例えば−1.5Vの場合、ビット線は1.5Vになる。読み出し時電圧Vsen は0Vである。また、時刻tct1 からtct3 の間、CAPRSTが“L”であり、ノードN4はVccにプリチャージされる。
【0098】
その後、時刻tct3 においてCAPRSTが“H”になると、ノードN4はVccでフローティングになる。信号BLSHFEはVclamp (例えば2V)にする。過消去の場合、ビット線電位は1Vよりも大きいため、トランジスタQNH3はオフし、ノードN4はVccを保つ。
【0099】
一方、過消去でない場合、トランジスタQNH3はオンし、ノードN4はVccから例えば1Vになる。このようにトランジスタQNH3のゲートをクランプすることにより、ノードN4はVccまたは1V以下になり、センス動作時に大きな電位振幅を得ることができる。
【0100】
時刻tct4 にノードN4の電位がノードNlに転送され、時刻tct5 にセンスされ、時刻tct6 にラッチされる。過消去したセルがあるか否かはノードNl、N3の電位をIO線に読み出して検知したり、あるいは一括検知用トランジスタQNL7を用いて検知してもよい。この場合、各カラムのトランジスタQNL7は並列接続されている。まず、IDETを例えばVccにプリチャージしてフローティングにする。その後、1カラムでも過消去のセルがあると、そのノードN1が“H”になるため、IDETは0Vに放電され、過消去が検知される。
【0101】
上記実施例では例えばメモリセルの閾値電圧が−1V以下であるとセンスノードN4は電源電圧Vccになる。選択ワード線の電位を変えることにより、センスアンプで検知するメモリセルの閾値レベルを変えることができる。例えば図24でワード線WL8の電位を0.5Vにすると、メモリセルの閾値電圧が−0.5V以下であるとノードN4の電位はVccになり、センス時にノードNlは“H”になる。このように、選択ワード線の電位をチップ内部あるいはチップ外部から変え得るようにすれば、負の閾値電圧を測定することができる。
【0102】
上記実施例では過消去検知のために負の閾値電圧を測定する回路について説明したが、本発明の負の閾値電圧測定法はこれに限定されない。つまり、過消去検知のみならずメモリセルのエンデュランス試験等で負の閾値電圧を測定する場合にも本発明は有効である。
【0103】
尚、本発明は、NAND型EEPROMに限定されるものではなく、NOR型、AND型(A.Nozoe : ISSCC, Digest of Technical Papers,1995)、DINOR型(S.Kobayashi : ISSCC, Digest of Technical Papers,1995)、Virtual GroundArray型(Lee, et al. : Symposium on VLSI Circuits, Digest of Technical Papers,1994) 等のいかなるメモリセルアレイにも適用可能である。
【0104】
さらに、本発明は、フラッシュメモリに限らず、マスクROM、EPROM等などにも適用可能である。
【0105】
また、センスラッチ回路としては、3値のセンスアンプ兼ラッチ回路を用いたがこれに限定されるものではなく、3値以外のセンスアンプ兼ラッチ回路を用いることも可能である。
【0106】
その他、本発明の要旨を変えない範囲において、種々変形実施可能なことは勿論である。
【0107】
【発明の効果】
以上、詳述したようにこの発明によれば、メモリセルのデータを消去した後、過消去状態のセルの有無を検知し、過消去状態のセルが検知された場合、ソフト書き込みを行うことが可能となる。したがって、消去後のメモリセルの閾値電圧が所定の電圧以下に低下しないように制御できるため、誤書き込みを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセンスアンプ兼ラッチ回路を示す回路図。
【図2】本発明のNAND型EEPROMセルの構成を示すものであり、同図(a)は平面図、同図(b)は等価回路図。
【図3】図3(a)は図2(a)の3a−3a線に沿った断面図、図3(b)は図2(a)の3b−3b線に沿った断面図。
【図4】本発明のNAND型EEPROMのメモリセルアレイを示す回路構成図。
【図5】本発明の半導体記憶装置の構成を示すブロック図。
【図6】本発明のデータ読み出し動作を説明するために示すタイミングチャート。
【図7】本発明のデータ書き込み動作を説明するために示すタイミングチャート。
【図8】本発明の消去動作を説明するために示すタイミングチャート。
【図9】本発明の消去ベリファイ読み出し動作を説明するために示すタイミングチャート。
【図10】本発明の消去動作を説明する図。
【図11】本発明の過消去検知リードを説明する図。
【図12】メモリセルの過消去検知リードを説明するために示すタイミングチャート。
【図13】メモリセルの過消去検知リードを説明するために示すタイミングチャート。
【図14】ソフト書き込みを説明するために示すタイミングチャート。
【図15】本発明の消去動作を説明する図。
【図16】本発明の第2の実施の形態を示すものであり、過消去検知リードを説明する図。
【図17】本発明の第3の実施の形態を示すものであり、過消去検知リードおよびソフト書き込みを説明する図。
【図18】本発明の第4の実施の形態を示すものであり、過消去検知リードおよびソフト書き込みの動作を説明する図。
【図19】本発明の第4の実施の形態を示す回路図。
【図20】ビット線BLOとワード線WL8で選択されるメモリセルの過消去検知リードを説明するために示すタイミングチャート。
【図21】ビット線BLEとワード線WL7で選択されるメモリセルの過消去検知リードを説明するために示すタイミングチャート。
【図22】ソフト書き込みの他の例を示すタイミングチャート。
【図23】消去動作の他の例を説明する図。
【図24】この発明の変形例を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
2…メモリセルアレイ、3…ローデコーダ、4…センスアンプ兼ラッチ回路、10…カラムデコーダ、11…制御部、12…プリチャージ回路、BLE、BLO…ビット線、WL1〜WL8…ワード線、S/L1、S/L2…第1、第2のセンスラッチ回路、I1〜I4…インバータ回路、MC1〜MC4…メモリセル。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an electrically rewritable semiconductor memory device, and more particularly to a nonvolatile semiconductor memory device such as an EEPROM (Electrically Erasable Programmable ROM).
[0002]
[Prior art]
In recent years, a NAND cell type EEPROM has been developed as one of electrically rewritable nonvolatile semiconductor memory devices. In this NAND cell type EEPROM, the sources and drains of a plurality of memory cells are connected in series between adjacent ones, and this is connected as a unit to a bit line. Each memory cell has a floating structure as a charge storage layer. It has an n-channel MOSFET structure in which a gate and a control gate are stacked.
[0003]
FIG. 4 shows an equivalent circuit of a memory cell array in which such NAND cells are arranged in a matrix. The operation of the NAND type EEPROM is as follows.
[0004]
As a highly reliable writing method for preventing erroneous writing, local self boost has been proposed (for example, see Non-Patent Document 1). In this writing method, data writing is performed sequentially from the memory cell farther from the bit line. 0 V or power supply voltage Vcc is applied to the bit line according to data. That is, when writing data "0", 0 V is applied to the bit line, and when writing data "1", the power supply voltage Vcc is applied to the bit line.
[0005]
The select gate connected to the bit line is at the power supply voltage Vcc, and the select gate connected to the source line is at 0V. A boosted write voltage Vpgm (= about 20 V) is applied to the control gate of the selected memory cell, and the control gates on both sides of the selected control gate are set to 0V. An intermediate potential Vpass (= about 10 V) is applied to the control gates of the other unselected memory cells. Each memory cell before writing is collectively erased in block units, and the threshold voltage is negative.
[0006]
For example, when writing data to the memory cell MC1 in FIG. 4, the word line WL7 is set to the write voltage Vpgm, WL6 and WL8 are set to 0V, and WL1, WL2... WL5 are set to the intermediate potential Vpass. When writing data "0", the memory cell MC2 having WL6 as a gate electrode has an erased state, so the threshold value is negative, and 0 V of the bit line potential is transferred to the channel of MC1. As a result, since the channel potential of MC1 is 0 V, a high voltage is applied between the floating gate of the selected memory cell and the substrate, electrons are injected from the substrate into the floating gate by the tunnel current, and the threshold voltage moves in the positive direction.
[0007]
When data "1" is written to the memory cell MC1, the bit line BLE is at Vcc (for example, 3.3 V). If the threshold voltage of the memory cell MC3 is, for example, -1 V, MC3 is turned off and the memory cell MC1 is turned off. The channel will be floating. The floating channel has a capacity of about 8 V due to capacitive coupling with the control gate, and maintains the "1" state because electron injection does not occur.
[0008]
Data is erased almost simultaneously in block units. That is, all control gates and select gates of the block to be erased are set to 0 V, and a boosted potential VppE (about 20 V) is applied to the p-type well and the n-type substrate. VppE is also applied to the control gate and select gate of the block that is not erased. As a result, in the memory cell of the block to be erased, electrons of the floating gate are emitted to the well, and the threshold voltage moves in the negative direction. In the erasing operation, an erasing pulse of about 2 ms is applied, and memory cells that are easy to erase and memory cells that are difficult to erase are erased by the same erase pulse. Therefore, the threshold distribution of the memory cell in the erased state ("1" state) is distributed in a range from about -1V to about -5V.
[0009]
In the data read operation, the bit line is precharged and then floated, the control gate of the selected memory cell is set to 0 V, the control gates of the other memory cells and the selection gate are set to the power supply voltage Vcc (for example, 3 V), the source line Is set to 0V. In this state, data is read by detecting the potential of the bit line to determine whether a current flows through the selected memory cell. That is, when the data written in the memory cell is “0” (threshold Vth of the memory cell> 0), the memory cell is off, and the bit line maintains the precharge potential. On the other hand, when the data written in the memory cell is “1” (threshold Vth <0 of the memory cell), the memory cell is turned on and the bit line drops by ΔV from the precharge potential. By detecting these bit line potentials with a sense amplifier, data in a memory cell is read.
[0010]
[Non-patent document 1]
IEEE Journal of Solid-State Circuits. Vol. 31, No. 11, November 1996 pp. 1575-1582
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, consider the case where data "1" is written to the memory cell MC1 at the time of data writing. For example, when writing data to the memory cell MC1 shown in FIG. 4, the gate of the memory cell MC3 is set to 0V. When the threshold voltage of MC3 is, for example, -5V, MC3 is not turned off when the word lines WL1 to WL5, WL7 are, for example, the power supply voltage Vcc, WL6 is 0V, and the bit line BLE is Vcc. Therefore, when boosting the word line WL7 from 0 V to the voltage Vpgm, the channel of MC1 to which data "1" is written does not reliably become floating. For this reason, the channel of the memory cell MC1 is not boosted to 8V, but is boosted only to, for example, 5V. In this case, since the channel of the memory cell MC1 is 5 V and the gate is 20 V, there is a problem that electrons are injected and erroneous writing is performed.
[0012]
That is, conventionally, when erasing data, only the upper limit value is controlled so that the threshold voltage becomes 0 V or less, for example. However, the threshold voltage of each memory cell after erasing is, for example, -1 V to -5 V In some cases, erroneous writing may occur during data writing.
[0013]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the above-described problem, and an object of the present invention is to control erroneous writing by controlling a threshold voltage of a memory cell after erasing so as not to drop below a predetermined voltage. It is intended to provide a semiconductor memory device that can be prevented.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
According to the semiconductor memory device of one embodiment of the present invention, a memory cell unit including a NAND memory cell in which a plurality of memory cells are connected in series, an erasing unit for erasing data in the memory cell, and the erasing unit After erasing, an over-erase detecting means for checking whether the memory cell is excessively erased, a first signal line connected to one end of the NAND-type memory cell, and a first signal line connected to the other end of the NAND-type memory cell A second signal line connected to the first signal line, and read means for reading a threshold voltage of the memory cell, wherein the read means connects the first signal line and a first node to each other. A first switch to be connected, a sense amplifier for detecting a potential of the first node, and a capacitor having one end connected to the first node and the other end connected to the second node, Potential applied to the second node is to the sense amplifier is changed at the time of sensing the potential of said first node.
[0015]
According to the semiconductor memory device of another aspect of the present invention, the first signal line connected to one end of the memory cell, the second signal line connected to the other end of the memory cell, Reading means connected to a signal line for reading a threshold voltage of the memory cell, the reading means comprising: a first switch connecting the first signal line to a first node; A sense amplifier for detecting the potential of the node; and a capacitor having one end connected to the first node and the other end connected to the second node, wherein the potential applied to the second node is It is changed when the sense amplifier senses the potential of the first node.
[0016]
According to the semiconductor memory device of another aspect of the present invention, the first signal line connected to one end of the memory cell, the MOS transistor having one end connected to the first signal line, and the other of the MOS transistor A detection node connected to one end, a capacitor having one end connected to the detection node and the other end connected to a second signal line, and a sense amplifier for detecting a potential of the detection node; The potential of the first signal line is taken into the detection node via a transistor, the potential of the second signal line is changed, and then the potential of the detection node is detected by the sense amplifier.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0018]
Conventionally, the erase state is controlled so as to be, for example, 0 V or less. However, the control is not performed so that the threshold voltage does not fall below a predetermined voltage. In the present invention, during the erase operation, the threshold distribution in the erased state is controlled so as to be 0 V or less and a predetermined voltage, for example, −3 V or more. By controlling the erase voltage to be equal to or higher than the predetermined voltage, erroneous writing at the time of writing can be prevented.
[0019]
Hereinafter, the present invention will be described using a multi-value NAND cell type EEPROM as an example. The erase operation is the same in the case of a multi-level memory cell and a case of a binary memory cell.
[0020]
FIGS. 2A and 2B are a plan view and an equivalent circuit diagram of one NAND cell part of the memory cell array. FIG. 3A is a sectional view taken along line 3a-3a shown in FIG. 2A, and FIG. 3B is a sectional view taken along
[0021]
A memory cell array including a plurality of NAND cells is formed on a p-type silicon substrate (or p-type well) 11a surrounded by an element
[0022]
A first
[0023]
FIG. 4 shows an equivalent circuit of a memory cell array in which such NAND cells are arranged in a matrix. The source line SL is connected to a reference potential wiring made of aluminum (Al), polysilicon (poly-Si), or the like via a contact (not shown), for example, at one place for every 64 bit lines. This reference potential wiring is connected to a peripheral circuit.
[0024]
The control gate and the first and second select gates of the memory cell are arranged in the row direction. Usually, a set of memory cells connected to one control gate is called one page, and is sandwiched between a pair of select gates on the drain side (first select gate) and the source side (second select gate). A set of pages is called one NAND block or simply one block. One page is composed of, for example, 256 bytes (256 × 8) memory cells. Data is written to memory cells of one page almost simultaneously. One block is composed of, for example, 2048 bytes (2048 × 8) memory cells. Memory cells for one block are erased almost simultaneously.
[0025]
FIG. 5 is a block diagram showing a configuration of a semiconductor memory device to which the present invention is applied. This
[0026]
As shown in FIG. 4, the
[0027]
FIG. 1 shows a connection relationship among a
[0028]
The ternary sense amplifier / latch circuit 4 is selectively connected to the two bit lines BLE and BLO by, for example, N-channel MOS transistors (hereinafter referred to as NMOS transistors) QNH3 and QNH4 with high breakdown voltage. Signals BLSHFE and BLSHFO are supplied to the gates of these NMOS transistors QNH3 and QNH4, respectively. A
[0029]
The
[0030]
Further, the
[0031]
The ternary sense amplifier / latch circuit 4 includes a sense amplifier / latch circuit (hereinafter, referred to as a first sense latch circuit) S / L1 composed of inverter circuits I1 and I2, and inverter circuits I3 and I4. And a sense amplifier / latch circuit (hereinafter, referred to as a second sense latch circuit) S / L2. The inverter circuit I1 is a clocked inverter operated according to the signals SENN1 and SENP1, and the inverter circuit I2 is a clocked inverter operated according to the signals LATN1 and LATP1. Further, the inverter circuit I3 is a clocked inverter that operates according to the signals SENN2 and SENP2, and the inverter circuit I4 is a clocked inverter that operates according to the signals LATN2 and LATP2.
[0032]
In the ternary sense amplifier / latch circuit 4, one end of a current path of a P-channel MOS transistor (hereinafter referred to as a PMOS transistor) QP1 is supplied with a power supply voltage Vcc, and the other end is connected to a current path of the transistor QNH3. Have been. PMOS transistors QP2 and QP3 are connected in series between the other end of the current path of the PMOS transistor QP1 and a terminal to which the power supply voltage Vcc is supplied. The signal nVERFY is supplied to the gate of the transistor QP2. Further, one end of a current path of the NMOS transistor QNL1 is connected to a connection node N4 between the transistors QP1 and QP2. The signal SBL1 is supplied to the gate of the transistor QNL1, and the other end of the current path of the transistor QNL1 is connected to the input terminal of the inverter circuit I1 and the output terminal of the inverter circuit I2. The output terminal of the inverter circuit I1 and the input terminal of the inverter circuit I2 are connected to the gate of the transistor QP3.
[0033]
On the other hand, the voltage Vsen is supplied to one end of the current path of the NMOS transistor QNH5 forming the capacitor, and the other end is connected to the current path of the transistor QNH4. The other end of the current path of the NMOS transistor QNH5 is connected to one end of the current path of the NMOS transistor QNL2. The signal SBL2 is supplied to the gate of the transistor QNL2. The other end of the current path of the transistor QNL2 is connected to the input terminal of the inverter circuit I3 and the output terminal of the inverter circuit I4. The output terminal of the inverter circuit I3 and the input terminal of the inverter circuit I4 are connected to each other.
[0034]
The gate of an NMOS transistor QNL7 is connected to the other end of the current path of the transistor QNL1. Wiring IDET1 is connected to one end of the current path of transistor QNL7, and the other end is grounded. The input terminal of the inverter circuit I4 is connected to the gate of an NMOS transistor QNL8. Wiring IDET2 is connected to one end of the current path of transistor QNL8, and the other end is grounded.
[0035]
Further, the ternary sense amplifier / latch circuit 4 is connected to the IO line by the
[0036]
Table 1 shows the relationship between the ternary data "0" to "2" of the memory cell, the threshold voltage thereof, and the latch data N1 and N2 of the ternary sense amplifier / latch circuit 4.
[0037]
[Table 1]
[0038]
FIGS. 6 to 8 are waveform diagrams showing data reading, writing, and erasing operations, respectively. In this embodiment, in reading and writing, BLE is selected and BLO is not selected.
[0039]
Here, a case where the memory cell MC4 shown in FIG. 4 is selected will be described.
[0040]
First, the read operation will be described with reference to FIG. The selected bit line BLE is charged to 1.5 V by the
[0041]
The voltage of the bit line BLE is read into the first sense latch circuit S / L1 via the transistor QNH3 which is turned on by the signal BSHFE and the transistor QNL1 which is turned on by the signal SBL1. Therefore, the potential of the node N1 becomes low level "L" when the data is "0", and becomes high level "H" when the data is "1" or "2".
[0042]
Thereafter, the selected word line is set to VG1 (= 1.8 V). If the data of the selected memory cell is "1", it is discharged to 0V, and if it is "2", it remains at 1.5V. If the data is "0", the bit line is already at 0V. The voltage of the bit line BLE is read into the second sense latch circuit S / L2 via the transistor QNH3 and the transistor QNL2 which is turned on by the signal SBL2. Therefore, the node N2 becomes "L" when the data is "0" or "1", and becomes "H" when the data is "2" (Table 1). The data latched by the first and second sense latch circuits S / L1 and S / L2 are serially read out to the IO line according to the operation of the
[0043]
Next, the write operation will be described with reference to FIG. At power-on, when the voltage reaches a voltage sufficient for normal operation of the chip, the power-on signal Pon becomes “H”. Using this signal, the latch data N1 and N2 of the ternary sense amplifier / latch circuit 4 are both set to "L". When a command for inputting write data is supplied, the latch data N1 and N2 are both inverted to "H" using this command signal.
[0044]
The selected bit line BLE is set to the power supply voltage Vcc, VD3-Vt (= 1 V), and 0 V according to the write data "0" to "2", respectively. A voltage Vcc for not changing data is applied to the unselected bit lines BLO via the
[0045]
In the selected memory cell in which 0 V or 1 V is applied to the bit line, since the gate-channel voltage is high, a tunnel current flows and the threshold voltage of the memory cell increases. Since the tunnel current flows more when the bit line is at 0 V than when it is at 1 V, the threshold voltage is higher. The selected memory cell to which the power supply voltage Vcc is applied has a low gate-channel voltage, so that no tunnel current flows and data "0" is retained.
[0046]
Next, an erasing operation will be described with reference to FIG. When an erase command is input, VPP (= 20 V) is applied to the well of the
[0047]
As described above, writing and reading are connected to only one of the two columns shared by the ternary sense amplifier / latch circuit 4 (for example, only BLE). In the erase operation, two columns, BLE and BLO, are simultaneously selected and erased in block units.
[0048]
<Erase verify read>
Next, after erasing, an erase verify read is performed to check whether the threshold of the memory cell has been erased below a predetermined voltage.
[0049]
FIG. 9 is a timing chart showing the erase verify read operation. When erasing is performed in units of blocks, verify reading is performed on memory cells in one block (for example, memory cells selected by word lines WL1 to WL8) in two steps: odd pages and even pages.
[0050]
First, verify reading is performed on an even page (for example, a memory cell connected to the bit line BLE in FIG. 4), and the read data is held in the first sense latch circuit S / L1. Next, verify reading is performed for an odd page (for example, a memory cell connected to the bit line BLO in FIG. 4), and the read data is held in the second sense latch circuit S / L2.
[0051]
That is, first, as shown in FIG. 9, the bit line BLE is precharged to 1.5V. Thereafter, at time t1, when the select gates SGS and SGD are set to the power supply voltage Vcc and the word lines WL1 to WL8 are set to 0 V, if all the memory cells are sufficiently erased, the potential of the bit line becomes Since the bit line is discharged, the potential of the bit line becomes 0V. In addition, in the case of insufficient erasing, the potential of the bit line is maintained at 1.5 V without being discharged because there is a memory cell in an off state.
[0052]
When the signal BLSHFE becomes 1.5 V at time t2 and the transistor QNH3 turns on, the potential of the bit line is transferred to the ternary sense amplifier / latch circuit 4. Thereafter, when the signal SBL1 becomes “H”, the transistor QNL1 turns on, data is transferred to the node N1, and sensed by the first sense latch circuit S / L1. Thus, the data of the even page is held in the first sense latch circuit S / L1. During reading of the even-numbered page, the bit line BLO is kept at 0 V to reduce coupling noise between bit lines.
[0053]
Subsequently, verify reading is performed on odd pages (for example, memory cells connected to the bit line BLO in FIG. 4). First, at time t3, the bit line BLO is precharged to 1.5V. Thereafter, at time t4, when the select gates SGS and SGD are set to the power supply voltage Vcc and the word lines WL1 to WL8 are set to 0V, the bit line becomes 0V when the memory cell is sufficiently erased, and when the erase is insufficient. , 1.5V. At time t5, when the signal BLSHFO becomes 1.5 V and the transistor QNH4 turns on, the potential of the bit line BLO is transferred to the ternary sense amplifier / latch circuit 4. Thereafter, when the signal SBL2 becomes “H” and the transistor QNL2 turns on, data is transferred to the node N2 and sensed by the second sense latch circuit S / L2. Thus, the data of the odd page is held in the second sense latch circuit S / L2. During the reading of the odd page, the bit line BLE is kept at 0 V in order to reduce the coupling noise between bit lines.
[0054]
In the present invention, the threshold distribution in the erased state is controlled so as to be 0 V or less and -3 V or more. The reason why the lower limit (−3 V) is provided for the threshold voltage is to turn off a memory cell which is located next to the selected control gate and whose gate is biased to 0 V at the time of writing to prevent erroneous writing.
[0055]
FIG. 10 shows a series of erase verify read operations. As described above, after all the memory cells in the selected block are sufficiently erased (ST1 to ST3), an over-erase detection read is performed to check whether the threshold voltage of the memory cells is equal to or higher than a predetermined voltage (ST4). As a result, if there is a memory cell in an over-erased state whose threshold voltage is lower than -3 V, soft writing is performed to increase the threshold voltage to -3 V (ST5, ST6).
[0056]
Hereinafter, the over-erase detection read and the soft write will be described.
[0057]
<Over-erase detection lead>
As shown in FIG. 11, in the over-erase detection read operation, first, the sense amplifier / latch circuit 4 is connected to the bit line BLE, and the memory cell selected by the word line WL8 is connected to the word lines WL7, WL6,. Over-erase detection read is sequentially performed up to the selected memory cell (ST11 to ST18). Subsequently, the sense amplifier / latch circuit 4 is connected to the bit line BLO, and over-erase detection reading is sequentially performed from the memory cell selected by the word line WL8 to the memory cell selected by WL7, WL6,..., WL1 (ST19). To ST26).
[0058]
FIG. 12 shows an over-erase detection read operation of the memory cell selected by the word line WL8 with the sense amplifier / latch circuit 4 connected to the bit line BLE. First, at time tcs1, the selected bit line BLE is set to 0V. During the over-erase detection read, the non-selected bit line BLO is kept at the voltage Vbl (for example, Vcc) to remove coupling noise between bit lines. At time tcs2, the selected word line WL8 is set to 0 V, the unselected word lines are set to the voltage Vread, and the selection gates SGS and SGD are set to the voltage Vread. The voltage Vread is, for example, 4.5 V, but may be Vread = Vcc. The source line is set at a voltage Vs (for example, Vcc).
[0059]
Hereinafter, a case where the voltage Vs is Vcc will be described as an example. When the voltage of the selection gate is increased, the potential of the bit line is set according to the threshold voltage of the selected memory cell MC8. That is, assuming that the power supply voltage Vcc is 3 V, when the threshold voltage of the MC 8 (when the back gate bias is -3 V) is excessively erased to -3 V or less, the bit line becomes 3 V.
[0060]
On the other hand, when the threshold voltage when the back gate bias is −3 V is, for example, −2.5 V, the bit line becomes 2.5 V. Here, the signal BSHFE may be set to, for example, 5 V so that the voltage of the bit line is transferred to the sense node N4. During this time, the voltage Vsen applied to the transistor QNH5 as a capacitor is, for example, Vcc / 3. The voltage Vsen may be fixed to a desired voltage, for example, 0 V or Vcc during writing and erasing.
[0061]
Thereafter, at time tcs3, the voltage Vsen becomes Vcc / 3, for example, from 1V to 0V. During this time, the signal BLSHFE is at the voltage Vcp, for example, 2V. When the memory cell is over-erased, the transistor QNH3 is turned off and the node N4 is in a floating state. In this case, since the capacitance of the transistor QNH5 forming the capacitor is sufficiently larger than the other parasitic capacitance of the node N4, the potential of the node N4 changes from 3V to 2V.
[0062]
On the other hand, when the memory cell is not over-erased, the potential of the node N4 changes from 1.5V to 0.5V. Since the potential of the signal BLSHFE is 2 V, the potential of the node N4 does not become lower than 0.5 V.
[0063]
At time tcs4, when the signal SBL1 goes high, the potential of the node N4 is transferred to the node N1 through the transistor QNL1, sensed by the first sense latch circuit S / L1 at time tcs5, and latched at time tcs6. . To determine whether or not there is an overerased cell, the potentials of the nodes N1 and N3 may be read out to the IO line. Alternatively, the detection may be performed using the collective detection transistor QNL7. That is, whether or not there is a cell in an overerased state can be detected based on whether or not the transistor QNL7 is turned on. The transistor QNL7 is connected in parallel to each column. First, the wiring IDET1 is precharged to, for example, the power supply voltage Vcc, and then is made floating. In this state, if there is an over-erased cell in at least one column, the node N1 in that column becomes "H", so that the wiring IDET1 is discharged to 0 V and over-erased is detected.
[0064]
Thereafter, as shown in FIG. 11, an over-erase detection read is performed on the memory cell selected by the bit line BLE and the word lines WL7 to WL1. Thereafter, an over-erase detection read is performed on the memory cells connected to the bit line BLO.
[0065]
FIG. 13 shows an over-erase detection read operation of a memory cell selected by the bit line BLO and the word line WL8. In this case, data read from the bit line BLO is latched by the first sense latch circuit S / L1 via the transistors QNH4 and QNL1. The other operations are the same as those in FIG.
[0066]
When a memory cell in an over-erased state is detected by the over-erased detection lead, soft writing is performed on the memory cell.
[0067]
FIG. 14 shows the operation of soft writing. In the soft write, all the bit lines are grounded to 0V, and the word lines WL1, WL2 ... WL8 are boosted to a voltage Vspgm, for example, 6V. The over-erased memory cell has a threshold voltage of, for example, −5 V to −2 V because the tunnel oxide film has a small thickness, for example, so that writing is easy. However, the memory cell that has not been over-erased is relatively difficult to write. Hold the erased threshold voltage.
[0068]
After the soft write, as shown in FIG. 10, the over-erase detection read may be performed again (ST4 to ST5). When the threshold value is sufficiently changed by one soft write, a series of erase operations may be ended without performing over-erase detection read after the soft write as shown in FIG. 15, the same parts as those in FIG. 10 are denoted by the same reference numerals, and the description will be omitted.
[0069]
According to the above-described embodiment, after erasing data, an over-erasure detection read is performed, and when an over-erased cell is detected, soft writing is performed. Therefore, the threshold voltage of the memory cell can be kept within a predetermined range of, for example, -3 V to -1 V, and erroneous writing can be prevented.
[0070]
FIG. 16 shows the second embodiment of the present invention, and shows another example of the over-erase detection lead. In this case, first, the bit line BLE is connected to the sense amplifier / latch circuit 4, an over-erase detection read is performed on the memory cell selected by the word line WL8 (ST31), and then the bit line BLO is connected to the sense amplifier. The over-erase detection read is performed on the memory cell selected by the word line WL8 by connecting to the latch circuit 4 (ST32). Thereafter, the bit lines are alternately selected and the word lines are alternately selected, as in the over-erase detection read for the memory cell selected by the bit line BLE and the word line WL7 (ST33). An erase detection read may be performed.
[0071]
FIG. 17 shows the third embodiment of the present invention, and shows another example of the over-erase detection read and the soft write operation.
[0072]
In this embodiment, over-erase detection read and software write are performed for each page. First, an over-erase detection read is performed on the memory cell selected by the bit line BLE and the word line WL8, and the read data is latched in the first sense latch circuit S / L1 (ST41). Thereafter, an over-erase detection read is performed on the memory cell selected by the bit line BLO and the word line WL8, and the read data is latched in the second sense latch circuit S / L2 (ST42). Subsequently, it is determined from the latched data whether or not there is a cell in an over-erased state (ST43). If there is a cell in an over-erased state, soft writing is performed on a memory cell connected to the word line WL8. Is performed (ST44). In this soft write, only the word line WL8 may be set to the voltage Vspgm, and the word lines WL1, WL2,..., WL7 may be set to 0V or the power supply voltage Vcc.
[0073]
In this manner, after performing the over-erase recovery operation on the word line WL8, the over-erase recovery operation may be sequentially performed on the word lines WL7, WL6,.
[0074]
When data read from a memory cell connected to the bit line BLO is latched by the second sense latch circuit S / L2, the signals SBL1, SENP1, SENN1, LATP1, LATN1 are activated in the timing chart shown in FIG. Instead of activating, SBL2, SENP2, SENN2, LATP2, and LATN2 may be activated. When data is latched in the first and second sense latch circuits S / L1 and S / L2, over-erased cells can be collectively detected by using the transistors QNL7 and QNL8 for collective detection. At this time, when data of the first sense latch circuit S / L1 and data of the second sense latch circuit S / L2 are simultaneously detected, the signal of the wiring IDET2 may be the same as that of the IDET1.
[0075]
FIG. 18 shows the fourth embodiment of the present invention, and shows another example of the over-erase detection read and the soft write operation. FIG. 19 shows a circuit applied to this embodiment.
[0076]
FIG. 19 has almost the same configuration as that of FIG. 1, and only different parts will be described. That is, in FIG. SE NMOS transistors QN21 and QN22 are connected in series between the terminal to which is supplied and the node N4. The gate of the transistor QN21 is connected to the gate of the transistor QP3, and the signal nVRFY1 is supplied to the gate of the transistor QN22.
[0077]
In the case of this embodiment, first, an over-erase detection read of the memory cell selected by the bit line BLE and the word line WL8 is performed, and the read data is latched in the first sense latch circuit S / L1 (ST51). The timing chart of this operation is the same as that of FIG. As a result, when over-erased, the node N1 is set to "H" and the node N3 is set to "L". If it has not been over-erased, the node N3 becomes "H".
[0078]
Next, an over-erase detection read of the memory cell selected by the bit line BLO and the word line WL8 is performed, and the read data is latched in the first sense latch circuit S / L1 (ST52).
[0079]
FIG. 20 is a timing chart of this operation. 20 differs from FIG. 13 in that signal nVERIFY is set to 0 V at time tCA3 to activate transistor Qp2. If the data previously latched in the first sense latch circuit S / L1 is overerased, the transistor QP3 is turned on because the node N3 is at "L", and is selected by the bit line BLO and the word line WL8. Even if it is read that the memory cell to be erased is not overerased, node N4 is charged to power supply voltage Vcc.
[0080]
On the other hand, when the data latched in the first sense latch circuit S / L is not overerased, the node N3 is at "H", so that the transistor QP3 is not turned on and the bit line BLO and the word line WL8 are not turned on. Data read from the selected memory cell is held at the node N4 as it is. Thereafter, at time tCA5, when transistor QNL1 is turned on, the potential of node N4 is latched by first sense latch circuit S / L1.
[0081]
After that, an over-erase detection read of the memory cell selected by the bit line BLE and the word line WL7 is performed and latched by the first sense latch circuit S / L1 (ST53).
[0082]
FIG. 21 shows this timing chart. 21 differs from FIG. 12 in that the signal nVERIFY is set to 0 V at time tCB3 to activate the transistor Qp2. Here, as in the case of FIG. 20, the potential of the node N3 is "L" only when the data previously latched in the first sense latch circuit S / L1 is over-erased. Are charged to the power supply voltage Vcc. Thereafter, when the transistor QNL1 turns on, the potential of the node N4 is latched by the first sense latch circuit S / L1.
[0083]
Thereafter, from the over-erase detection read of the memory cell selected by the bit line BLO and the word line WL7 to the over-erase detection read of the memory cell selected by the bit line BLO and the word line WL1, the first sense latch is performed. It is latched in the circuit S / L1 (ST54 to ST66).
[0084]
As described above, as a result of performing the over-erase detection read, if at least one of the memory cells selected by the bit line BLE or the bit lines BLO and WL1 to WL8 is in the over-erased state, the first Of the sense latch circuit S / L1 at "H".
[0085]
Subsequently, based on the data latched in the first sense latch circuit S / L1, it is determined whether or not there is a memory cell in an over-erased state (ST67). Writing is performed (ST68). As described above, the detection of the latch state may use the transistor QNL7 for batch detection.
[0086]
FIG. 22 shows a timing chart of the soft writing shown in FIG. First, the potentials of the bit lines BLE and BLO are set to 0V. Thereafter, at time tspg1, the signal nVRFY1 changes to "H", whereby the potentials of the bit lines BLE and BLO are set according to the data latched in the first sense latch circuit S / L1. That is, when there is an overerased cell, the potential of the bit line remains at 0V. If there is no over-erased cell, the voltage V SE Is set to a potential higher than the power supply voltage Vcc or Vcc, the potential of the bit line becomes Vcc. SE From Vcc or Vcc-Vth (Vth is V SE And the threshold voltage of the transistor connected between the bit lines. At time tspg2, when the potential of the word line becomes Vspgm (for example, 8 V), the threshold voltage is written to about -2 V, for example, since the over-erased cell has a channel potential of 0 V and a control gate potential of Vspgm. On the other hand, when there is no over-erased cell, the voltage applied to the tunnel oxide film is relaxed because the channel potential is Vcc, and writing is not performed.
[0087]
According to the fourth embodiment, over-erase detection read is continuously performed on 16 memory cells connected to two bit lines, and data is latched in the first sense latch circuit S / L1. Thereafter, it is detected whether or not there is a memory cell in an over-erased state only once. Therefore, over-erased cells can be detected at high speed.
[0088]
In the operation shown in FIG. 18, the transistor np2 may be activated by setting the signal nVERIFY to "L" at time tCB3 in the first over-erase detection lead as shown in FIG. However, in this case, in order to prevent destruction of data read to the node N4, it is necessary to set the node N1 of the first sense latch circuit S / L1 to "L" and the node N3 to "H" in advance. There is.
[0089]
In each of the above embodiments, the range of the measurable threshold voltage of the memory cell including the back gate bias effect is equal to or higher than -Vs (Vs is the source line potential at the time of over-erase detection read). For example, when Vs is 3.3 V, when the threshold voltage of the memory cell is −3.3 V or less, the potential of the bit line becomes 3.3 V. Therefore, if the voltage Vs is higher than the power supply voltage, for example, 6 V, a threshold voltage having an absolute value higher than the power supply voltage can be read. However, in this case, it is desirable that the voltage Vread of the gate of the memory cell connected in series with the selected memory cell is, for example, 7V. By setting the voltage in this manner, the source potential, for example, 6 V can be transferred without dropping by the threshold voltage.
[0090]
Furthermore, if the potential Vs of the source line is set to the power supply voltage Vcc and the power supply voltage Vcc is increased, a low threshold voltage can be read. For example, if Vcc is increased during a chip test, a low threshold voltage can be read.
[0091]
After the over-erase detection read and the software writing, it may be checked whether or not the memory cell to which the software writing has been performed is excessively written. FIG. 23 shows a verifying operation after soft writing, and the same parts as those in FIG. 10 are denoted by the same reference numerals.
[0092]
In FIG. 23, software writing is performed on a memory cell in which over-erasure has been detected by the over-erasure detection lead (ST4 to ST7). After the completion of the soft write, an erase verify read is performed to detect whether the threshold voltage has become too high (ST7 to ST3). As a result, if the threshold voltage has become too high due to the soft writing, erasing is performed again (ST1). After that, the memory cells that have passed the erase verify read perform an over-erase detection read (ST4).
[0093]
By operating as shown in FIG. 23, the threshold voltage in the erased state can be set between the desired upper limit and lower limit.
[0094]
In the above embodiment, after the bit line potential is transferred to the node N4, the potential of the node N4 is changed by changing the voltage Vsen. For example, if the threshold voltage of the memory cell is -2.5 V or less, the potential of the bit line becomes 2.5 V or more. At time tcs2 in FIG. 12, the voltage Vsen is changed from 1 V to 0 V, so that when the threshold voltage of the memory cell is -2.5 V or less, the potential of the node N4 becomes 1.5 V or more. H ”. By changing the potential change of the voltage Vsen at the time tcs2, the threshold level of the memory cell detected by the sense amplifier can be changed. For example, when the voltage Vsen is changed from 0.5 V to 0 V at time tcs2, if the threshold voltage of the memory cell is −2 V or less, the potential of the node N4 becomes 1.5 V or more, and the node N1 is set to “H” at the time of sensing. "become. Alternatively, in the case where the voltage Vsen is not changed at all at the time tcs2, the potential of the node N4 becomes 1.5 V or more if the threshold value of the memory cell is -1.5 V or less, and the node N1 becomes "H" at the time of sensing. As described above, if the voltage Vsen can be changed from inside or outside the chip, a negative threshold voltage can be measured.
[0095]
Further, at the time of reading, reading can be performed without changing the voltage Vsen. FIG. 24 shows a timing chart in this case. FIG. 24 shows an over-erase detection lead of the memory cell connected to the bit line BLE shown in FIG. 4 and selected by the word line WL8. FIG. 1 shows a circuit configuration of the sense amplifier.
[0096]
First, the selected bit line BLE is set to 0 V at time tct1. During the over-erase detection read, the unselected bit line BLO keeps the voltage Vbl (for example, Vcc) to remove coupling noise between the bit lines. At time tct2, the selected word line WL8 is set at 0 V, the non-word lines are set at voltage Vread, and the selection gates SGS and SGD are set at voltage Vread. The voltage Vread is not limited to the power supply voltage Vcc, for example, and may be 4.5 V, or Vread = Vcc. Further, since the threshold voltage of the memory cell is negative, a large read current can be obtained even when the voltage Vread is reduced to, for example, about 2V. The source line is set to the voltage Vs (for example, Vcc).
[0097]
Here, the case where the voltage Vs is Vcc will be described as an example. When the voltage of the selection gate is increased, the potential of the bit line is set to the bit line according to the threshold voltage of the selected memory cell MC4. Assuming that the power supply voltage Vcc is 3 V, if the threshold voltage (at the time of back bias of -3 V) is, for example, -1.5 V, the bit line becomes 1.5 V. The read voltage Vsen is 0V. From time tct1 to tct3, CAPRST is at "L", and node N4 is precharged to Vcc.
[0098]
Thereafter, when CAPRST changes to "H" at time tct3, node N4 floats at Vcc. The signal BLSHFE is set to Vclamp (for example, 2 V). In the case of over-erasing, since the bit line potential is higher than 1 V, the transistor QNH3 turns off and the node N4 maintains Vcc.
[0099]
On the other hand, if it is not over-erasing, the transistor QNH3 is turned on, and the node N4 changes from Vcc to, for example, 1V. By clamping the gate of transistor QNH3 in this manner, node N4 becomes Vcc or 1 V or less, and a large potential amplitude can be obtained during the sensing operation.
[0100]
At time tct4, the potential of node N4 is transferred to node Nl, sensed at time tct5, and latched at time tct6. Whether or not there is an overerased cell may be detected by reading the potentials of the nodes N1 and N3 onto the IO line, or may be detected by using the collective detection transistor QNL7. In this case, the transistors QNL7 of each column are connected in parallel. First, the IDET is precharged to, for example, Vcc to make it floating. Thereafter, if there is an over-erased cell in at least one column, the node N1 becomes "H", so that IDET is discharged to 0 V and over-erased is detected.
[0101]
In the above embodiment, for example, when the threshold voltage of the memory cell is -1 V or less, the sense node N4 becomes the power supply voltage Vcc. By changing the potential of the selected word line, the threshold level of the memory cell detected by the sense amplifier can be changed. For example, assuming that the potential of the word line WL8 is 0.5 V in FIG. 24, if the threshold voltage of the memory cell is -0.5 V or less, the potential of the node N4 becomes Vcc, and the node N1 becomes "H" at the time of sensing. In this way, if the potential of the selected word line can be changed from inside the chip or outside the chip, a negative threshold voltage can be measured.
[0102]
In the above embodiment, a circuit for measuring a negative threshold voltage for detecting over-erasure has been described. However, the method for measuring a negative threshold voltage of the present invention is not limited to this. That is, the present invention is effective not only in detecting over-erase but also in measuring a negative threshold voltage in an endurance test or the like of a memory cell.
[0103]
Note that the present invention is not limited to a NAND type EEPROM, but includes a NOR type, an AND type (A. Nozoe: ISSCC, Digest of Technical Papers, 1995), and a DINOR type (S. Kobayashi: ISSCC, Digestive physics). , 1995), and Virtual Ground Array type (Lee, et al .: Symposium on VLSI Circuits, Digest of Technical Papers, 1994).
[0104]
Further, the present invention is not limited to a flash memory, but can be applied to a mask ROM, an EPROM, and the like.
[0105]
Further, as the sense latch circuit, a ternary sense amplifier / latch circuit is used. However, the present invention is not limited to this, and a sense amplifier / latch circuit other than ternary values can be used.
[0106]
Of course, various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
[0107]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, after erasing data in a memory cell, the presence or absence of an over-erased cell is detected, and if an over-erased cell is detected, soft writing can be performed. It becomes possible. Therefore, control can be performed so that the threshold voltage of the memory cell after erasing does not drop below a predetermined voltage, so that erroneous writing can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram showing a sense amplifier and latch circuit of the present invention.
2A and 2B show a configuration of a NAND type EEPROM cell of the present invention, wherein FIG. 2A is a plan view and FIG. 2B is an equivalent circuit diagram.
3A is a cross-sectional view taken along line 3a-3a in FIG. 2A, and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along
FIG. 4 is a circuit diagram showing a memory cell array of a NAND type EEPROM of the present invention.
FIG. 5 is a block diagram showing a configuration of a semiconductor memory device of the present invention.
FIG. 6 is a timing chart illustrating a data read operation of the present invention.
FIG. 7 is a timing chart shown to explain a data write operation of the present invention.
FIG. 8 is a timing chart shown to explain an erase operation of the present invention.
FIG. 9 is a timing chart shown to explain an erase verify read operation of the present invention.
FIG. 10 is a diagram illustrating an erase operation of the present invention.
FIG. 11 is a diagram illustrating an over-erase detection lead according to the present invention.
FIG. 12 is a timing chart for explaining over-erase detection read of a memory cell;
FIG. 13 is a timing chart for explaining over-erase detection read of a memory cell;
FIG. 14 is a timing chart illustrating software writing.
FIG. 15 is a diagram illustrating an erase operation of the present invention.
FIG. 16 is a view showing the second embodiment of the present invention and illustrating an overerased detection lead.
FIG. 17 illustrates the third embodiment of the present invention, and illustrates an over-erase detection lead and soft writing.
FIG. 18 shows the fourth embodiment of the present invention, and is a diagram for explaining the operation of over-erasure detection read and soft write.
FIG. 19 is a circuit diagram showing a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 20 is a timing chart shown to explain over-erase detection read of a memory cell selected by a bit line BLO and a word line WL8.
FIG. 21 is a timing chart shown to explain over-erase detection read of a memory cell selected by a bit line BLE and a word line WL7.
FIG. 22 is a timing chart showing another example of software writing.
FIG. 23 illustrates another example of an erasing operation.
FIG. 24 is a timing chart showing a modification of the present invention.
[Explanation of symbols]
2 memory cell array, 3 row decoder, 4 sense amplifier / latch circuit, 10 column decoder, 11 control unit, 12 precharge circuit, BLE, BLO bit line, WL1 to WL8 word line, S / L1, S / L2: first and second sense latch circuits, I1 to I4, inverter circuits, MC1 to MC4, memory cells.
Claims (7)
前記メモリセルのデータを消去する消去手段と、
前記消去手段による消去後、前記メモリセルが過剰に消去されているかを調べる過消去検知手段と、
前記NAND型メモリセルの一端に接続された第1の信号線と、
前記NAND型メモリセルの他端に接続された第2の信号線と、
前記第1の信号線に接続され、前記メモリセルの閾値電圧を読み出す読み出し手段と、
を具備し、
前記読み出し手段は、
前記第1の信号線と第1のノードを接続する第1のスイッチと、
前記第1のノードの電位を検出するセンスアンプと、
一端が第1のノードに接続され、他端が第2のノードに接続されたキャパシタとを具備し、
前記第2のノードに印加される電位は、前記センスアンプが前記第1のノードの電位をセンスする際に変化されることを特徴とする半導体記憶装置。A memory cell portion including a NAND memory cell in which a plurality of memory cells are connected in series,
Erasing means for erasing data in the memory cell;
After erasing by the erasing means, an over-erase detecting means for checking whether the memory cell is excessively erased,
A first signal line connected to one end of the NAND type memory cell;
A second signal line connected to the other end of the NAND memory cell;
Reading means connected to the first signal line and reading a threshold voltage of the memory cell;
With
The reading means,
A first switch connecting the first signal line and a first node;
A sense amplifier for detecting a potential of the first node;
A capacitor having one end connected to the first node and the other end connected to the second node;
The semiconductor memory device according to claim 1, wherein the potential applied to the second node is changed when the sense amplifier senses the potential of the first node.
前記メモリセルの他端に接続された第2の信号線と、
前記第1の信号線に接続され、前記メモリセルの閾値電圧を読み出す読み出し手段とを具備し、
前記読み出し手段は、
前記第1の信号線と第1のノードを接続する第1のスイッチと、
前記第1のノードの電位を検出するセンスアンプと、
一端が第1のノードに接続され、他端が第2のノードに接続されたキャパシタとを具備し、
前記第2のノードに印加される電位は、前記センスアンプが前記第1のノードの電位をセンスする際に変化されることを特徴とする半導体記憶装置。A first signal line connected to one end of the memory cell;
A second signal line connected to the other end of the memory cell;
Reading means connected to the first signal line and reading a threshold voltage of the memory cell,
The reading means,
A first switch connecting the first signal line and a first node;
A sense amplifier for detecting a potential of the first node;
A capacitor having one end connected to the first node and the other end connected to the second node;
The semiconductor memory device according to claim 1, wherein the potential applied to the second node is changed when the sense amplifier senses the potential of the first node.
一端が前記第1の信号線に接続されたMOSトランジスタと、
前記MOSトランジスタの他端に接続される検出ノードと、
前記検出ノードに一端が接続され他端が第2の信号線に接続されるキャパシタと、
前記検出ノードの電位を検出するためのセンスアンプと、
を備え、
前記MOSトランジスタを介して前記第1の信号線の電位を前記検出ノードに取り込み、その後前記第2の信号線の電位を変化させ、さらにその後前記センスアンプで前記検出ノードの電位を検出することを特徴とする半導体記憶装置。A first signal line connected to one end of the memory cell;
A MOS transistor having one end connected to the first signal line;
A detection node connected to the other end of the MOS transistor;
A capacitor having one end connected to the detection node and the other end connected to a second signal line;
A sense amplifier for detecting the potential of the detection node;
With
Fetching the potential of the first signal line into the detection node via the MOS transistor, thereafter changing the potential of the second signal line, and further detecting the potential of the detection node with the sense amplifier. A semiconductor memory device characterized by the above-mentioned.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003178556A JP3961989B2 (en) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | Semiconductor memory device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003178556A JP3961989B2 (en) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | Semiconductor memory device |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22492297A Division JP3576763B2 (en) | 1997-05-14 | 1997-08-21 | Semiconductor storage device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004030897A true JP2004030897A (en) | 2004-01-29 |
JP3961989B2 JP3961989B2 (en) | 2007-08-22 |
Family
ID=31185436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003178556A Expired - Fee Related JP3961989B2 (en) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | Semiconductor memory device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3961989B2 (en) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007157289A (en) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Toshiba Corp | Nonvolatile semiconductor device |
JP2008501208A (en) * | 2004-05-28 | 2008-01-17 | サンディスク コーポレイション | Non-volatile memory erase verification by testing the memory element conduction in the first and second directions |
JP2010086623A (en) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Toshiba Corp | Nand type flash memory |
US8213232B2 (en) | 2005-11-11 | 2012-07-03 | Kabusiki Kaisha Toshiba | Nonvolatile semiconductor memory, method for reading out thereof, and memory card |
JP2015053098A (en) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | 株式会社東芝 | Nonvolatile semiconductor storage device |
-
2003
- 2003-06-23 JP JP2003178556A patent/JP3961989B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008501208A (en) * | 2004-05-28 | 2008-01-17 | サンディスク コーポレイション | Non-volatile memory erase verification by testing the memory element conduction in the first and second directions |
US8213232B2 (en) | 2005-11-11 | 2012-07-03 | Kabusiki Kaisha Toshiba | Nonvolatile semiconductor memory, method for reading out thereof, and memory card |
US8243517B2 (en) | 2005-11-11 | 2012-08-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Nonvolatile semiconductor memory, method for reading out thereof, and memory card |
JP2007157289A (en) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Toshiba Corp | Nonvolatile semiconductor device |
JP2010086623A (en) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Toshiba Corp | Nand type flash memory |
JP2015053098A (en) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | 株式会社東芝 | Nonvolatile semiconductor storage device |
US9305637B2 (en) | 2013-09-09 | 2016-04-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Nonvolatile semiconductor memory device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3961989B2 (en) | 2007-08-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6026025A (en) | Electrically erasable and programmable non-volatile semiconductor memory with automatic write-verify controller | |
US6154391A (en) | Nonvolatile semiconductor memory device | |
US7480177B2 (en) | Page buffer and multi-state nonvolatile memory device including the same | |
US9042183B2 (en) | Non-volatile semiconductor memory device having non-volatile memory array | |
US7663932B2 (en) | Nonvolatile semiconductor memory device | |
US10418113B2 (en) | Operation method for suppressing floating gate (FG) coupling | |
JP2008140488A (en) | Semiconductor storage device | |
KR19980070995A (en) | Semiconductor memory | |
US7898889B2 (en) | Nonvolatile semiconductor memory device | |
JP2011003850A (en) | Semiconductor memory device | |
JP3576763B2 (en) | Semiconductor storage device | |
JP2012059333A (en) | Nonvolatile semiconductor memory | |
JP2007305204A (en) | Nonvolatile semiconductor memory device | |
US9870828B2 (en) | Non-volatile semiconductor memory and erasing method thereof | |
JP3637211B2 (en) | Semiconductor memory device | |
JP4398986B2 (en) | Voltage bias circuit | |
JP3961989B2 (en) | Semiconductor memory device | |
JP3993581B2 (en) | Semiconductor memory device | |
JP3615041B2 (en) | Nonvolatile semiconductor memory device | |
JP4273558B2 (en) | Nonvolatile semiconductor memory device and erase verify method thereof | |
JP2010123208A (en) | Nand flash memory | |
JP3993582B2 (en) | Voltage bias circuit | |
JPH1186573A (en) | Non-volatile semiconductor memory | |
JP2005100625A (en) | Nonvolatile semiconductor memory device | |
JPH09251791A (en) | Non-volatile semiconductor storage device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060619 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060627 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060828 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070109 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070208 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070418 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070515 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070517 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |