JP2004027199A - 新規なアクリルアミド - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規なα−アルキル置換アクリルアミド、及びこれを重合することによって得られる光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミド、並びにその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光学活性な高分子物質は、従来から知られている。例えば、特開昭56−167708号公報及び特開平1−158010号公報には、アクリル酸アミドの重合体が開示され、この物質はその分子不斉に基づいて大きな施光性を示し、光学分割剤として有用であることが記載されている。更に、特開昭64−79230号公報には、光学活性な高分子化合物を用いた液晶組成物が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開昭56−167708号公報
【特許文献2】
特開平1−158010号公報
【特許文献3】
特開昭64−79230号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、このような背景のもとに、特異的な機能を持つ新規な光学活性ポリマーが得られるα−アルキル置換アクリルアミド、光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミド、及び前記ポリマーの製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、α−アルキル置換アクリルアミドをモノマーとして用い、ラジカル重合することにより、得られたポリマーの立体規則性を制御できること、更には旋光性をも制御できることを見出し、本発明を完成したものである。
【0006】
本発明は、下記一般式(I)で表されるα位にアルキル基を有することを特徴とするα−アルキル置換アクリルアミドを提供する。
【0007】
【化5】
【0008】
〔式中、R1は炭素原子数1〜30の直鎖及び分岐した原子団を示し;R2は水素又は炭素原子数1〜30の直鎖及び分岐した原子団を示し;X1、X2及びX3は、それぞれが同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はアルコキシ基を示す。〕
更に本発明は、下記一般式(II)で表される構成単位を主体とし、重合度が5以上である光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミドを提供する。
【0009】
【化6】
【0010】
〔式中、R1は炭素原子数1〜30の直鎖及び分岐した原子団を示し;R2は水素又は炭素原子数1〜30の直鎖及び分岐した原子団を示し;X1、X2及びX3は、それぞれが同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はアルコキシ基を示す。〕
また本発明は、光学活性体の存在下で、下記一般式(III):
【0011】
【化7】
【0012】
〔式中、R1は炭素原子数1〜30の直鎖及び分岐した原子団を示し、R2は水素又は炭素原子数1〜30の直鎖及び分岐した原子団を示し、R3は水素、−C(R4)3(R4は、それぞれが同一でも異なっていてもよく、フェニル基、ハロゲン原子で置換されたフェニル基、アルキル基で置換されたフェニル基、アルコキシ基で置換されたフェニル基を示す)を示す。〕
で表されるα−アルキル置換アクリルアミドをラジカル重合することを特徴とする、アイソタクチシチーに富む、次の一般式(IV):
【0013】
【化8】
【0014】
(式中の各記号の意味は上記のとおり。)
で表される光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミドの製造方法を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】
一般式(I)で表されるα位にアルキル基を有するα−アルキル置換アクリルアミドは上記のとおりのものであり、一般式(I)中の各記号の詳細は下記のとおりである。
【0016】
R1は、炭素原子数1〜30の直鎖及び分岐した原子団を示し、炭素原子数1〜5の直鎖及び分岐したアルキル基が好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基等の低級アルキル基がより好ましい。
【0017】
R2は、水素又は炭素原子数1〜30の直鎖及び分岐した原子団を示し、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基等の低級アルキル基が好ましく、水素がより好ましい。
【0018】
X1、X2及びX3は、それぞれが同一でも異なっていてもよく、水素原子;フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子のようなハロゲン原子;メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチル基のような炭素数1〜5のアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基のような炭素数1〜5のアルコキシ基から選ばれるものが好ましい。
【0019】
X1、X2及びX3は、いずれか一つが水素原子で、残りがハロゲン原子、アルキル基又はアルコキシ基であるものが好ましく、いずれか一つが水素原子で、残りがアルキル基であるものがより好ましい。
【0020】
一般式(I)で表されるα−アルキル置換アクリルアミドは、X1、X2及びX3が水素原子又はハロゲン原子のとき、下記の方法で製造することができる。
【0021】
次の一般式(V):
【0022】
【化9】
【0023】
(式中、R2は上記と同じ意味を示す。)
で表されるアミンを、トリエチルアミンの存在下、次の一般式(VI):
【0024】
【化10】
【0025】
(式中、R1は上記と同じ意味を示す。)
で表される塩化α−アルキル置換アクリロイルと反応させる。
【0026】
一般式(I)で表されるα−アルキル置換アクリルアミドは、X1、X2及びX3が水素原子及びハロゲン原子を除いた基であるとき、下記の方法で製造することができる。
【0027】
【化11】
【0028】
(式中、Xaは、X1、X2又はX3を示し、Xbは、X1、X2又はX3を示す。)
一般式(IV)で表される光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミドは、次の製造方法により得ることができる。この製造方法は、一般式(II)で表される光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミドの製造方法として適している。
【0029】
即ち、一般式(III)で表されるα−アルキル置換アクリルアミド〔一般式(III)中のR3がトリフェニルメチル基(トリチル基)のときは、一般式(I)のα−アルキル置換アクリルアミドとなる。〕を、(+)もしくは(−)−メントール等の光学活性体存在下でラジカル重合させる。
【0030】
重合反応は、トリブチルボラン、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)等のラジカル重合開始剤と紫外線等を併用してラジカル重合する。反応温度は、−78〜100℃が好ましく、特に−20〜50℃が好ましい。
【0031】
本発明の一般式(IV)又は一般式(II)で表される光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミドは、重合度が5以上、好ましくは10〜1000、更に好ましくは10〜500である。
【0032】
本発明の光学活性なポリα−アルキル置換アクリルアミドは、光学分割剤として有用であると共に、液晶、非線形光学材料等の機能材料としても有用である。
【0033】
【実施例】
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明がこれらの実施例に限定されるものではない。
【0034】
実施例1(一般式(I)のN−トリチルメタクリルアミドの合成)
アセトニトリル1.15ml、氷酢酸10ml、濃硫酸1.6mlの混合溶液中に、トリフェニルメタノール5.2gを少量ずつ加え、室温下、1時間攪拌した。これを水30mlに溶かし、炭酸ナトリウムでアルカリ性にした後、エーテルで抽出し、シリカゲルカラムにより精製することでN−トリフェニルエチルアセトアミド1.69gを得た。エチレングリコール中に、得られたN−トリフェニルエチルアセトアミド1gと4M水酸化カリウムのエチレングリコール溶液40mlに加え、200℃で48時間還流後、精製し、トリフェニルメチルアミン0.40gを得た。
【0035】
次に、トリフェニルメチルアミン9gとトリエチルアミン10mlをクロロホルム125mlに溶解し、0℃でメタクリル酸クロライド125mlを加え、1時間反応させた。更に室温で40時間反応させ、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液400mlで3回、蒸留水で2回洗浄して抽出した。分離した有機層に硫酸マグネシウムを入れて乾燥させた後、濾過して溶媒を除去し、ヘキサン/酢酸エチル=1/2で再結晶を繰り返し、N−トリフェニルメタクリルアミド5gを得た。
【0036】
実施例2、3(一般式(II)の光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミドの製造)
THF6ml中に、N−トリフェニルメタクリルアミド1g(0.5mol/L)とアゾビスイソブチロニトリル0.02mol/Lを溶解し、更に表1に示す光学活性メントールを、メントール/THF(質量比)=4/1となるように加えた。その後、0℃下にてUVを照射し、重合を開始した。24時間後、多量のメタノール中に加えてポリマーを沈殿させ、不溶部を遠心分離にて回収し、更に真空乾燥することによりポリマーを得た。得られたポリマーの収率(メタノール可溶分)を表1に示す。
【0037】
比較例1、2
重合反応温度を60℃とし、UV照射をしなかったほかは実施例2、3と同様にして、ポリマーを得た。得られたポリマーの収率(メタノール可溶分)を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】
表1から明らかなとおり、実施例2、3では、(+)及び(−)のいずれのメントールのTHF溶液中でも重合反応は進行し、重硫酸中での1H−NMRによる分析から、ほぼ100%のアイソタクシチーを有するポリマーが得られたことが確認された。
【0040】
試験例1
実施例2、3及び比較例1、2で得られたポリマーを乳鉢で粉砕し、流動パラフィンに分散させたものをサンプルとし、これを石英板に挟み込み、UVスペクトル及びCDスペクトルを測定した。なお、比較のため、一方向巻きのらせん構造を有するポリメタクリル酸トリフェニルメチル(PTrMA)を前記サンプルに加えた。UVスペクトルの結果を図1に示し、CDスペクトルの結果を図2に示す。
【0041】
CDスペクトルはサンプルの濃度と厚みに依存するため、UVスペクトルの強度がほぼ同じになるように調整し、図1により、ほぼ同じ強度をあることを確認した。図2より、実施例2及び3で得られたポリマーは、左右どちらかに偏ったらせん構造を有していることが分かる。
【0042】
実施例4(一般式(I)の4,4−ジブチルトリフェニルメチルメタクリルアミドの合成)
(4−1)
【0043】
【化12】
【0044】
滴下漏斗、還流管、三方コックを備えた3000mlの三つ口フラスコ中に、マグネシウム(削り状)24gを入れ、一晩攪拌することで活性化させた。フラスコ内に乾燥THF345mlを加えた後、滴下漏斗から1−ブロモ−4−n−ブチルベンゼン40mlを滴下したところ、激しく反応し、反応系が焦げ茶色になった。反応状態を確認しながら、THF/ブロモフェノール(PhBr)=5/2(容量比)溶液を280ml滴下した。
【0045】
1.5時間還流後、室温に戻し、メチルベンゾエート37mlを滴下漏斗より少しずつ滴下した。1時間還流後、塩化アンモニウム飽和水溶液を加え、反応を終了させた。以上の反応は窒素雰囲気中で行った。
【0046】
その後、反応物をジエチルエーテルで/水で抽出して、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過により無水硫酸マグネシウムを除き、溶媒を除去して粗生成物(粗収量128g,収率115%)を得た。
【0047】
粗生成物をシリカゲルカラムにより精製した。展開液は、酢酸エチル/ヘキサンを用いた。展開液は、通液当初は酢酸エチル/ヘキサン=1/20から始め、徐々に極性を上げて行き、精製物(ラード状の液体)を得た。(収量71g,収率64%)
(4−2)
【0048】
【化13】
【0049】
滴下漏斗、還流管、三方コック、気体を冷却して滴下する装置を備えた3000mlの三つ口フラスコ中に、(4−1)で合成したアルコールを入れ、更に脱水エーテル237mlを加えた。次に、滴下漏斗より、三臭化リン12mlを脱水エーテル200mlで薄めたものを少しずつ滴下した。このとき、激しく反応するので、反応系(三つ口フラスコ)はアイスバスで冷却した。三臭化リンの滴下終了後、反応系はアイスバス中で2時間静置し、その後、室温にて更に2時間静置した。
【0050】
次に、アンモニアガスを−78℃メタノールにより冷却して液化させた後、反応系に滴下した。このとき、反応系も−78℃に冷却した。液体アンモニアを約130ml滴下した後、−78℃で2時間静置した。その後、未反応の液体アンモニアを気化させて除くため、反応系を閉鎖系から開放系にして、ドラフト内で一晩放置した。以上の反応は窒素雰囲気中で行った。
【0051】
翌日、反応物をジエチルエーテル/水で抽出して、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過により無水硫酸マグネシウムを除き、溶媒を除去して粗生成物(粗収量78g,収率110%)を得た。
【0052】
粗生成物をシリカゲルカラムにより精製した。展開液は、酢酸エチル/ヘキサンを用いた。展開液は、通液当初は酢酸エチル/ヘキサン=1/20から始め、徐々に極性を上げて行き、精製物(ラード状の液体)を得た。(収量44g,収率61%)
(4−3)
【0053】
【化14】
【0054】
滴下漏斗、還流管、三方コックを備えた3000mlの三つ口フラスコ中に、(4−2)で合成した4,4−ジブチルトリフェニルアミンを入れ、更に脱水クロロホルム434ml、トリエチルアミン34mlを入れて溶解させた。このとき、反応系(三つ口フラスコ)はアイスバスで冷却した。
【0055】
次に、滴下漏斗に、メタクリル酸クロライド23ml(4,4−ジブチルトリフェニルアミンに対して2当量)を入れ、更にクロロホルム150mlを入れて希釈した後、少しずつ滴下した。0℃のまま2時間反応させ、更に室温で24時間反応させた。以上の反応は窒素雰囲気中で行った。
【0056】
反応終了後、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液400mlで3回、蒸留水で2回洗浄して塩化物を除いた。分離した有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過により無水硫酸マグネシウムを除き、溶媒を除去して粗生成物(粗収量61g,収率119%)を得た。
【0057】
粗生成物をシリカゲルカラムにより精製して、4,4−ジブチルトリフェニルメチルメタクリルアミドを得た。
【0058】
実施例5(一般式(II)の光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミドの製造)
実施例4で得られた4,4−ジブチルトリフェニルメチルメタクリルアミドを用い、実施例2、3と同様にして(但し、重合反応時の温度は表2のとおりとした。)、ポリマー(一般式(II)中、X1=H、X2、X3=n−ブチル、R1=メチル、R2=水素)を得た。なお、実施例5では、(+)及び(−)のいずれのメントールのTHF溶液中でも重合反応は進行し、重硫酸中での1H−NMRによる分析から、ほぼ100%のアイソタクシチーを有するポリマーが得られたことが確認された。
【0059】
【表2】
【0060】
試験例2
試験例1と同様にして、実施例5で得られたNo.3〜8のポリマーのUVスペクトル(図3;但し、図の上から順に、40℃(+)−メントール、40℃(−)−メントール、20℃(−)−メントール、0℃(−)−メントール、0℃(+)−メントール、20℃(+)−メントールを示す)及びCDスペクトル(図4)を測定した。
【0061】
【発明の効果】
本発明の光学活性なポリα−アルキル置換アクリルアミドは、高い光学分割能を有している。また本発明の製造方法によれば、得られる光学活性なポリα−アルキル置換アクリルアミドの立体規則性及び旋光性を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2、3、比較例1、2で得られたポリマーのUVスペクトル
【図2】実施例2、3、比較例1、2で得られたポリマーのCDスペクトル
【図3】実施例5で得られたポリマーのUVスペクトル
【図4】実施例5で得られたポリマーのCDスペクトル
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規なα−アルキル置換アクリルアミド、及びこれを重合することによって得られる光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミド、並びにその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光学活性な高分子物質は、従来から知られている。例えば、特開昭56−167708号公報及び特開平1−158010号公報には、アクリル酸アミドの重合体が開示され、この物質はその分子不斉に基づいて大きな施光性を示し、光学分割剤として有用であることが記載されている。更に、特開昭64−79230号公報には、光学活性な高分子化合物を用いた液晶組成物が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開昭56−167708号公報
【特許文献2】
特開平1−158010号公報
【特許文献3】
特開昭64−79230号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、このような背景のもとに、特異的な機能を持つ新規な光学活性ポリマーが得られるα−アルキル置換アクリルアミド、光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミド、及び前記ポリマーの製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、α−アルキル置換アクリルアミドをモノマーとして用い、ラジカル重合することにより、得られたポリマーの立体規則性を制御できること、更には旋光性をも制御できることを見出し、本発明を完成したものである。
【0006】
本発明は、下記一般式(I)で表されるα位にアルキル基を有することを特徴とするα−アルキル置換アクリルアミドを提供する。
【0007】
【化5】
【0008】
〔式中、R1は炭素原子数1〜30の直鎖及び分岐した原子団を示し;R2は水素又は炭素原子数1〜30の直鎖及び分岐した原子団を示し;X1、X2及びX3は、それぞれが同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はアルコキシ基を示す。〕
更に本発明は、下記一般式(II)で表される構成単位を主体とし、重合度が5以上である光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミドを提供する。
【0009】
【化6】
【0010】
〔式中、R1は炭素原子数1〜30の直鎖及び分岐した原子団を示し;R2は水素又は炭素原子数1〜30の直鎖及び分岐した原子団を示し;X1、X2及びX3は、それぞれが同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はアルコキシ基を示す。〕
また本発明は、光学活性体の存在下で、下記一般式(III):
【0011】
【化7】
【0012】
〔式中、R1は炭素原子数1〜30の直鎖及び分岐した原子団を示し、R2は水素又は炭素原子数1〜30の直鎖及び分岐した原子団を示し、R3は水素、−C(R4)3(R4は、それぞれが同一でも異なっていてもよく、フェニル基、ハロゲン原子で置換されたフェニル基、アルキル基で置換されたフェニル基、アルコキシ基で置換されたフェニル基を示す)を示す。〕
で表されるα−アルキル置換アクリルアミドをラジカル重合することを特徴とする、アイソタクチシチーに富む、次の一般式(IV):
【0013】
【化8】
【0014】
(式中の各記号の意味は上記のとおり。)
で表される光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミドの製造方法を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】
一般式(I)で表されるα位にアルキル基を有するα−アルキル置換アクリルアミドは上記のとおりのものであり、一般式(I)中の各記号の詳細は下記のとおりである。
【0016】
R1は、炭素原子数1〜30の直鎖及び分岐した原子団を示し、炭素原子数1〜5の直鎖及び分岐したアルキル基が好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基等の低級アルキル基がより好ましい。
【0017】
R2は、水素又は炭素原子数1〜30の直鎖及び分岐した原子団を示し、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基等の低級アルキル基が好ましく、水素がより好ましい。
【0018】
X1、X2及びX3は、それぞれが同一でも異なっていてもよく、水素原子;フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子のようなハロゲン原子;メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチル基のような炭素数1〜5のアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基のような炭素数1〜5のアルコキシ基から選ばれるものが好ましい。
【0019】
X1、X2及びX3は、いずれか一つが水素原子で、残りがハロゲン原子、アルキル基又はアルコキシ基であるものが好ましく、いずれか一つが水素原子で、残りがアルキル基であるものがより好ましい。
【0020】
一般式(I)で表されるα−アルキル置換アクリルアミドは、X1、X2及びX3が水素原子又はハロゲン原子のとき、下記の方法で製造することができる。
【0021】
次の一般式(V):
【0022】
【化9】
【0023】
(式中、R2は上記と同じ意味を示す。)
で表されるアミンを、トリエチルアミンの存在下、次の一般式(VI):
【0024】
【化10】
【0025】
(式中、R1は上記と同じ意味を示す。)
で表される塩化α−アルキル置換アクリロイルと反応させる。
【0026】
一般式(I)で表されるα−アルキル置換アクリルアミドは、X1、X2及びX3が水素原子及びハロゲン原子を除いた基であるとき、下記の方法で製造することができる。
【0027】
【化11】
【0028】
(式中、Xaは、X1、X2又はX3を示し、Xbは、X1、X2又はX3を示す。)
一般式(IV)で表される光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミドは、次の製造方法により得ることができる。この製造方法は、一般式(II)で表される光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミドの製造方法として適している。
【0029】
即ち、一般式(III)で表されるα−アルキル置換アクリルアミド〔一般式(III)中のR3がトリフェニルメチル基(トリチル基)のときは、一般式(I)のα−アルキル置換アクリルアミドとなる。〕を、(+)もしくは(−)−メントール等の光学活性体存在下でラジカル重合させる。
【0030】
重合反応は、トリブチルボラン、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)等のラジカル重合開始剤と紫外線等を併用してラジカル重合する。反応温度は、−78〜100℃が好ましく、特に−20〜50℃が好ましい。
【0031】
本発明の一般式(IV)又は一般式(II)で表される光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミドは、重合度が5以上、好ましくは10〜1000、更に好ましくは10〜500である。
【0032】
本発明の光学活性なポリα−アルキル置換アクリルアミドは、光学分割剤として有用であると共に、液晶、非線形光学材料等の機能材料としても有用である。
【0033】
【実施例】
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明がこれらの実施例に限定されるものではない。
【0034】
実施例1(一般式(I)のN−トリチルメタクリルアミドの合成)
アセトニトリル1.15ml、氷酢酸10ml、濃硫酸1.6mlの混合溶液中に、トリフェニルメタノール5.2gを少量ずつ加え、室温下、1時間攪拌した。これを水30mlに溶かし、炭酸ナトリウムでアルカリ性にした後、エーテルで抽出し、シリカゲルカラムにより精製することでN−トリフェニルエチルアセトアミド1.69gを得た。エチレングリコール中に、得られたN−トリフェニルエチルアセトアミド1gと4M水酸化カリウムのエチレングリコール溶液40mlに加え、200℃で48時間還流後、精製し、トリフェニルメチルアミン0.40gを得た。
【0035】
次に、トリフェニルメチルアミン9gとトリエチルアミン10mlをクロロホルム125mlに溶解し、0℃でメタクリル酸クロライド125mlを加え、1時間反応させた。更に室温で40時間反応させ、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液400mlで3回、蒸留水で2回洗浄して抽出した。分離した有機層に硫酸マグネシウムを入れて乾燥させた後、濾過して溶媒を除去し、ヘキサン/酢酸エチル=1/2で再結晶を繰り返し、N−トリフェニルメタクリルアミド5gを得た。
【0036】
実施例2、3(一般式(II)の光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミドの製造)
THF6ml中に、N−トリフェニルメタクリルアミド1g(0.5mol/L)とアゾビスイソブチロニトリル0.02mol/Lを溶解し、更に表1に示す光学活性メントールを、メントール/THF(質量比)=4/1となるように加えた。その後、0℃下にてUVを照射し、重合を開始した。24時間後、多量のメタノール中に加えてポリマーを沈殿させ、不溶部を遠心分離にて回収し、更に真空乾燥することによりポリマーを得た。得られたポリマーの収率(メタノール可溶分)を表1に示す。
【0037】
比較例1、2
重合反応温度を60℃とし、UV照射をしなかったほかは実施例2、3と同様にして、ポリマーを得た。得られたポリマーの収率(メタノール可溶分)を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】
表1から明らかなとおり、実施例2、3では、(+)及び(−)のいずれのメントールのTHF溶液中でも重合反応は進行し、重硫酸中での1H−NMRによる分析から、ほぼ100%のアイソタクシチーを有するポリマーが得られたことが確認された。
【0040】
試験例1
実施例2、3及び比較例1、2で得られたポリマーを乳鉢で粉砕し、流動パラフィンに分散させたものをサンプルとし、これを石英板に挟み込み、UVスペクトル及びCDスペクトルを測定した。なお、比較のため、一方向巻きのらせん構造を有するポリメタクリル酸トリフェニルメチル(PTrMA)を前記サンプルに加えた。UVスペクトルの結果を図1に示し、CDスペクトルの結果を図2に示す。
【0041】
CDスペクトルはサンプルの濃度と厚みに依存するため、UVスペクトルの強度がほぼ同じになるように調整し、図1により、ほぼ同じ強度をあることを確認した。図2より、実施例2及び3で得られたポリマーは、左右どちらかに偏ったらせん構造を有していることが分かる。
【0042】
実施例4(一般式(I)の4,4−ジブチルトリフェニルメチルメタクリルアミドの合成)
(4−1)
【0043】
【化12】
【0044】
滴下漏斗、還流管、三方コックを備えた3000mlの三つ口フラスコ中に、マグネシウム(削り状)24gを入れ、一晩攪拌することで活性化させた。フラスコ内に乾燥THF345mlを加えた後、滴下漏斗から1−ブロモ−4−n−ブチルベンゼン40mlを滴下したところ、激しく反応し、反応系が焦げ茶色になった。反応状態を確認しながら、THF/ブロモフェノール(PhBr)=5/2(容量比)溶液を280ml滴下した。
【0045】
1.5時間還流後、室温に戻し、メチルベンゾエート37mlを滴下漏斗より少しずつ滴下した。1時間還流後、塩化アンモニウム飽和水溶液を加え、反応を終了させた。以上の反応は窒素雰囲気中で行った。
【0046】
その後、反応物をジエチルエーテルで/水で抽出して、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過により無水硫酸マグネシウムを除き、溶媒を除去して粗生成物(粗収量128g,収率115%)を得た。
【0047】
粗生成物をシリカゲルカラムにより精製した。展開液は、酢酸エチル/ヘキサンを用いた。展開液は、通液当初は酢酸エチル/ヘキサン=1/20から始め、徐々に極性を上げて行き、精製物(ラード状の液体)を得た。(収量71g,収率64%)
(4−2)
【0048】
【化13】
【0049】
滴下漏斗、還流管、三方コック、気体を冷却して滴下する装置を備えた3000mlの三つ口フラスコ中に、(4−1)で合成したアルコールを入れ、更に脱水エーテル237mlを加えた。次に、滴下漏斗より、三臭化リン12mlを脱水エーテル200mlで薄めたものを少しずつ滴下した。このとき、激しく反応するので、反応系(三つ口フラスコ)はアイスバスで冷却した。三臭化リンの滴下終了後、反応系はアイスバス中で2時間静置し、その後、室温にて更に2時間静置した。
【0050】
次に、アンモニアガスを−78℃メタノールにより冷却して液化させた後、反応系に滴下した。このとき、反応系も−78℃に冷却した。液体アンモニアを約130ml滴下した後、−78℃で2時間静置した。その後、未反応の液体アンモニアを気化させて除くため、反応系を閉鎖系から開放系にして、ドラフト内で一晩放置した。以上の反応は窒素雰囲気中で行った。
【0051】
翌日、反応物をジエチルエーテル/水で抽出して、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過により無水硫酸マグネシウムを除き、溶媒を除去して粗生成物(粗収量78g,収率110%)を得た。
【0052】
粗生成物をシリカゲルカラムにより精製した。展開液は、酢酸エチル/ヘキサンを用いた。展開液は、通液当初は酢酸エチル/ヘキサン=1/20から始め、徐々に極性を上げて行き、精製物(ラード状の液体)を得た。(収量44g,収率61%)
(4−3)
【0053】
【化14】
【0054】
滴下漏斗、還流管、三方コックを備えた3000mlの三つ口フラスコ中に、(4−2)で合成した4,4−ジブチルトリフェニルアミンを入れ、更に脱水クロロホルム434ml、トリエチルアミン34mlを入れて溶解させた。このとき、反応系(三つ口フラスコ)はアイスバスで冷却した。
【0055】
次に、滴下漏斗に、メタクリル酸クロライド23ml(4,4−ジブチルトリフェニルアミンに対して2当量)を入れ、更にクロロホルム150mlを入れて希釈した後、少しずつ滴下した。0℃のまま2時間反応させ、更に室温で24時間反応させた。以上の反応は窒素雰囲気中で行った。
【0056】
反応終了後、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液400mlで3回、蒸留水で2回洗浄して塩化物を除いた。分離した有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過により無水硫酸マグネシウムを除き、溶媒を除去して粗生成物(粗収量61g,収率119%)を得た。
【0057】
粗生成物をシリカゲルカラムにより精製して、4,4−ジブチルトリフェニルメチルメタクリルアミドを得た。
【0058】
実施例5(一般式(II)の光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミドの製造)
実施例4で得られた4,4−ジブチルトリフェニルメチルメタクリルアミドを用い、実施例2、3と同様にして(但し、重合反応時の温度は表2のとおりとした。)、ポリマー(一般式(II)中、X1=H、X2、X3=n−ブチル、R1=メチル、R2=水素)を得た。なお、実施例5では、(+)及び(−)のいずれのメントールのTHF溶液中でも重合反応は進行し、重硫酸中での1H−NMRによる分析から、ほぼ100%のアイソタクシチーを有するポリマーが得られたことが確認された。
【0059】
【表2】
【0060】
試験例2
試験例1と同様にして、実施例5で得られたNo.3〜8のポリマーのUVスペクトル(図3;但し、図の上から順に、40℃(+)−メントール、40℃(−)−メントール、20℃(−)−メントール、0℃(−)−メントール、0℃(+)−メントール、20℃(+)−メントールを示す)及びCDスペクトル(図4)を測定した。
【0061】
【発明の効果】
本発明の光学活性なポリα−アルキル置換アクリルアミドは、高い光学分割能を有している。また本発明の製造方法によれば、得られる光学活性なポリα−アルキル置換アクリルアミドの立体規則性及び旋光性を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2、3、比較例1、2で得られたポリマーのUVスペクトル
【図2】実施例2、3、比較例1、2で得られたポリマーのCDスペクトル
【図3】実施例5で得られたポリマーのUVスペクトル
【図4】実施例5で得られたポリマーのCDスペクトル
Claims (9)
- R1が炭素原子数1〜5の直鎖及び分岐したアルキル基であり、R2が水素である請求項1記載のα−アルキル置換アクリルアミド。
- X1、X2及びX3が、いずれか一つが水素原子で、残りがハロゲン原子、アルキル基又はアルコキシ基である請求項1又は2記載のα−アルキル置換アクリルアミド。
- R1が炭素原子数1〜5の直鎖及び分岐したアルキル基であり、R2が水素である請求項4記載の光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミド。
- X1、X2及びX3が、いずれか一つが水素原子で、残りがハロゲン原子、アルキル基又はアルコキシ基である請求項4又は5記載のα−アルキル置換アクリルアミド。
- 光学活性体の存在下で、次の一般式(III):
で表されるα−アルキル置換アクリルアミドをラジカル重合することを特徴とする、アイソタクチシチーに富む、次の一般式(IV):
で表される光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミドの製造方法。 - R1が、炭素原子数1〜5の直鎖及び分岐したアルキル基であり、R2が水素である請求項7記載の光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミドの製造方法。
- R4が、1つがフェニル基で、残りがハロゲン原子で置換されたフェニル基、アルキル基で置換されたフェニル基及び/又はアルコキシ基で置換されたフェニル基である請求項7又は8記載の光学活性ポリα−アルキル置換アクリルアミドの製造方法。
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