JP2004019221A - Jet agitating device using cross jet stream - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地盤中に硬化材を高圧で噴射攪拌して固結杭を造成するようにした噴射撹拌装置に関し、とりわけ、硬化材を上下から互いに交差するように噴射する交差噴流を用いた噴射撹拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
地盤改良の方法としては、例えば特公平7−30552号公報に開示されるように、少なくとも2個の噴流吐出部を挿入管に設けた噴射撹拌装置を用いて地盤中に固結杭を造成する手法がある。
【0003】
即ち、この噴射撹拌装置では、地盤中に挿入する挿入管にその長手方向に適宜の間隔を隔てて設けた少なくとも2個の噴流吐出部としてのノズルから硬化材の高圧ジェットを所定の半径部分で交差させることにより、地盤中に円柱状で所定径の固結杭を生成するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の噴射撹拌装置にあっては、高圧ジェットを噴射する噴流吐出部が挿入管に直に設けられているため、挿入管を地盤に挿入する際に地盤土の抵抗が噴流吐出部に直接作用することになり、噴流吐出部自体の強度およびその取付け強度を増大する必要があり、装置のコストが高くなったり大型化してしまう。
【0005】
また、挿入管に設けた噴流吐出部は直接地盤土中に埋設される状態となるため、高圧ジェットは噴射直後から地盤土が障害となって噴射距離が減少してしまう。
【0006】
さらに、噴射攪拌装置の挿入管には攪拌翼が設けられておらず、また、その下端部には掘削翼が設けられないため、前工程に先行削孔が必要となり、地盤改良の作業工程が増加してしまう。
【0007】
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて成されたもので、噴流吐出部に地盤土の抵抗が直接作用するのを防止して装置の構造の簡略化を図るとともに、高圧ジェットを効率良く噴射し、かつ、先行掘削を不要として地盤改良作業を円滑に行うことができる交差噴流を用いた噴射攪拌装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項1の発明にあっては、回転しつつ昇降可能な挿入管の最下端部に設けた掘削翼と、挿入管の掘削翼よりも上方に設けた攪拌翼と、挿入管の上下方向に所定間隔をもって設けて噴射方向が互いに交差するように水または硬化材を噴射する上方,下方噴流吐出部と、を備えてモニター部分を構成し、前記攪拌翼を、前記上方,下方噴流吐出部にそれぞれ対応させて上下に対を成す上方,下方攪拌翼で構成し、これら上方,下方攪拌翼によって、それぞれが対応する上方,下方噴流吐出部の少なくとも移動方向前側を覆ったことを特徴としている。
【0009】
この場合、上方,下方噴流吐出部は、これらの少なくとも移動方向前側が上方攪拌翼および下方攪拌翼によって覆われることにより、挿入管を回転する際に地盤土の抵抗が上方,下方噴流吐出部に直接作用するのを防止することができる。
【0010】
また、挿入管の最下端部に設けた掘削翼によって挿入管の回転に伴って地盤を掘削し、挿入管を地盤中に挿入して行くことができる。
【0011】
請求項2の発明にあっては、請求項1に記載の交差噴流を用いた噴射撹拌装置において、上方,下方攪拌翼を挿入管に直角な軸方向に中空部を形成した中空状とし、上方,下方攪拌翼の中空部内に、それぞれ対応する上方,下方噴流吐出部を配置したことを特徴としている。
【0012】
この場合、上方,下方噴流吐出部が中空状に形成した上方,下方攪拌翼によって覆われるため、地盤土の抵抗が噴流吐出部に作用するのを防止できるのは勿論のこと、噴流吐出部から噴射した直後の噴流を地盤土から保護できる。
【0013】
請求項3の発明にあっては、請求項1または2に記載の交差噴流を用いた噴射撹拌装置において、上方,下方攪拌翼それぞれの回転半径を、前記掘削翼の回転半径と略同径に形成したことを特徴としている。
【0014】
この場合、上方,下方攪拌翼が掘削翼と略同径の回転半径であるため、地盤中に貫入する際に掘削翼の回転半径分の原地盤を攪拌翼で攪乱し、引抜き時のスラリー吐出に伴うスライムの抜け道を確保することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
図1〜図5は本発明の交差噴流を用いた噴射攪拌装置の一実施形態を示し、図1は噴射撹拌装置のモニター部分を示す断面正面図、図2は噴射撹拌装置のモニター部分を示す側面図、図3は図1中A部の拡大断面図、図4は図1中B−B線に沿った拡大断面図、図5は噴射撹拌装置を取付けたクレーンの側面図である。
【0017】
本実施形態の噴射撹拌装置10は、図1に示すように、回転しつつ昇降可能な挿入管11の最下端部に設けた掘削翼12と、挿入管11の掘削翼12よりも上方に設けた攪拌翼13と、挿入管13の上下方向に所定間隔をもって設けた上方,下方噴流吐出部14,15と、を備えてモニター部分10Aを構成してある。
【0018】
尚、図1に示した挿入管11の上端部には、必要な長さとなるように他の挿入管が接続される。
【0019】
そして、前記噴射撹拌装置10は、図5に示すように、クレーン20のスイベル21にセットして、図外のコンプレッサーから水または硬化材を挿入管11に供給するとともに、挿入管11を回転しつつ下降および上昇させるようになっている。
【0020】
挿入管11は、中心部に水または硬化材を供給する中心通路11aを形成した厚肉管状に形成し、この中心通路11aに前記スイベル21から水または硬化材が高圧で注入される。硬化材としては、セメントミルク、モルタル、薬剤等が用いられる。
【0021】
掘削翼12は、図1,図2に示すように、挿入管11の下端部にボルトBを介して結合した本体部分12aから複数の掘削刃12bを下方に向かって突設形成し、挿入管11の回転および下降に伴って掘削刃12bが地盤を掘削する。
【0022】
攪拌翼13は、前記上方,下方噴流吐出部14,15にそれぞれ対応させて上下に対を成して設けた上方攪拌翼13Aと下方攪拌翼13Bとによって構成してある。上方,下方攪拌翼13A,13Bは、それぞれ挿入管11の両側から対称に1対突設し、それぞれの突出量は回転半径R1が掘削翼12の回転半径R2と略同径としてある。
【0023】
そして、上方攪拌翼13Aによって上方噴流吐出部14の少なくとも移動方向前側を覆うとともに、下方攪拌翼13Bによって下方噴流吐出部15の少なくとも移動方向前側を覆うようになっている。尚、上方,下方噴流吐出部14,15の移動方向とは、挿入管11の回転および昇降に伴って移動する方向である。
【0024】
上方,下方噴流吐出部14,15の移動方向前側を覆う具体的な構造としては、上方,下方攪拌翼13A,13Bを図2に示すように挿入管11に直角な軸C1,C2方向に断面矩形状の中空部13Aa,13Baを形成した中空状とし、これら中空部13Aa,13Ba内に、それぞれ対応する前記上方,下方噴流吐出部14,15を配置するようになっている。
【0025】
上方,下方噴流吐出部14,15は、例えば図3によって上方噴流吐出部14を詳細に示すように、挿入管11の側壁にノズル14a,15aを螺合して中心通路11aに連通し、この中心通路11aに圧送された水または硬化材をノズル14a,15aから噴出するようになっている。
【0026】
また、上方噴流吐出部14のノズル14aは挿入管11の中心軸に対して下方に傾斜するとともに、下方噴流吐出部15のノズル15aは挿入管11の中心軸に対して上方に傾斜しており、これら両ノズル14a,15aの噴射方向は挿入管11の中心軸から所定距離(半径)Lを隔てた点Pで交差するようになっている。
【0027】
この場合、両ノズル14a,15aの下方,上方への傾斜方向は等角となり、図1に示すように、水平線に対して25゜づつの角度に設定してある。
【0028】
上方,下方噴流吐出部14,15は、図4に示すように、ノズル14a,15aの噴射口部分が、挿入管11の中心通路11a側方に形成した1対の空気通路11bと連通し、この空気通路11b内の空気がノズル14a,15aから噴射した水または硬化材に混入してエジェクタを構成するようになっている。
【0029】
また、中空状に形成した上方攪拌翼13Aの下壁部分13Abをノズル14aの噴射方向の障害とならないように下方に傾斜してあるとともに、同様に下方攪拌翼13Bの上壁部分13Bbをノズル15aの噴射方向の障害とならないように上方に傾斜してある。
【0030】
以上の構成により本実施形態の噴射攪拌装置10を用いて施工する際、まず、図5に示すように、クレーン20の所定位置にセットし、挿入管11を回転しつつ地盤に貫入する。この場合、地盤の土質によっては上方,下方噴流吐出部14,15のノズル14a,15aから水を噴射し、そして、噴射撹拌装置10の貫入中は掘削翼12および上方,下方攪拌翼13A,13Bの回転により、掘削翼12の回転半径R2内の原地盤を攪乱する。
【0031】
そして、所定深度に貫入終了した後は、上方,下方噴流吐出部14,15のノズル14a,15aから硬化材を噴射しつつ挿入管11を上昇する。このとき、ノズル14a,15aから噴射した交差噴流はP点で交差するが、このP点は挿入管11の回転および上昇に伴ってスパイラル軌跡を描きつつ上昇する。
【0032】
このように挿入管11が上昇する際、上方,下方攪拌翼13A,13Bおよび掘削翼12は攪拌した地盤土中を回転しつつ上昇するが、上方,下方攪拌翼13A,13Bの中空部13Aa,13Bb内に配置した上方,下方噴流吐出部14,15は、上方,下方攪拌翼13A,13Bによって覆われるため、地盤土の抵抗がこれら噴流吐出部14,15に直接作用するのを防止することができる。
【0033】
従って、上方,下方噴流吐出部14,15自体の強度およびその取付け強度を過剰に増大する必要がなく、噴射攪拌装置10の構造を簡略化することができ、これに伴ってコストを低下することができる。
【0034】
また、上方,下方噴流吐出部14,15は上方,下方攪拌翼13A,13Bに覆われているため、これら攪拌翼13A,13Bが回転により地盤土をかき分けてできた一瞬の空隙に向けてノズル14a,15aから噴流を噴射することができる。
【0035】
従って、噴流が噴射直後から地盤土によって乱されるのを防止できるため、噴流による切削距離が増大して造成径を大きくできるとともに、切削長を安定することができ、ひいては、水または硬化材を圧送するポンプの小型化を図ることができる。
【0036】
また、本実施形態の噴射攪拌装置10は、挿入管11の最下端部に掘削翼12を設けたので、挿入管11の回転に伴ってこの掘削翼12で地盤を掘削し、挿入管11を地盤中に挿入して行くことができるため、前工程の先行削孔を必要とせず、地盤改良の作業工程を簡素化することができる。
【0037】
このとき、挿入管11を地盤中に挿入する際に、上方,下方攪拌翼13A,13Bが掘削翼12と略同径の回転半径としてあるため、掘削翼12および上方,下方攪拌翼13A,13Bで地盤を攪乱することになり、この攪乱した部分を十分に軟弱にすることができる。
【0038】
従って、ノズル14a,15aからの硬化材注入に伴って発生するスライムは、軟弱となった地盤からスムーズに上昇して排出することができる。
【0039】
更に、挿入管11の上昇時には掘削翼12と攪拌翼13A,13Bが回転して、吐出した硬化材と地盤土を攪拌混合して攪拌効率を上昇させるため、固結杭の品質を向上することができる。
【0040】
ところで、挿入管11の上昇によるモニター部分の引抜き時には、挿入管11の回転速度が10rpmで引抜き速度が2分/mであるとき、ノズル14a,15aは20回転/mとなって1回転で5cmだけ上昇することになる。
【0041】
このため、ノズル14aと攪拌翼13A上端との間の間隔を2.5cmとすれば、噴射した硬化材ラインを反対側の攪拌翼13Bが直ちに攪拌することができる。また、ノズル14aと攪拌翼13A上端との間の間隔を5cmとすれば、更に一周してきた攪拌翼13Aが攪拌することができ、地盤の攪拌効率を高めることができる。
【0042】
勿論、本実施形態の噴射撹拌装置10では、上方,下方噴流吐出部14,15から噴射した噴流により交差噴流を形成するようにしたので、交差点Pでの噴流エネルギーの減少によって仕上がりの固結杭径を制御することができる。
【0043】
ところで、本発明の噴射攪拌装置10は前記実施形態に例を取って説明したが、勿論、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種実施形態を採用することができる。例えば、一対のノズルのうちの一方のノズルから硬化材等の高圧ジェットを水平面に対して平行に噴出(噴流)させると共に、他方のノズルから一方のノズルの噴流に対して交差させるように硬化材等の高圧ジェットを噴出させるタイプの噴射撹拌装置に前記実施形態を適用できることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、上方,下方攪拌翼によって、それぞれが対応する上方,下方噴流吐出部の少なくとも移動方向前側を覆ったので、挿入管を回転する際に地盤土の抵抗が上方,下方噴流吐出部に直接作用するのを防止して、上方,下方噴流吐出部自体の強度およびその取付け強度を過剰に増大する必要がなく、噴射撹拌装置の構造を簡略化し、これに伴ってコストを低下することができる。
【0045】
また、挿入管の最下端部に掘削翼を設けたので、挿入管の回転に伴って地盤を掘削し、挿入管を地盤中に挿入して行くことができるため、前工程の先行削孔を必要とせず、地盤改良の作業工程を簡素化することができる。
【0046】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、上方,下方噴流吐出部を中空状に形成した上方,下方攪拌翼の中空部内に配置したので、地盤土の抵抗が噴流吐出部に作用するのを防止できるのは勿論のこと、噴流吐出部から噴射した直後の噴流を地盤土から保護できるので噴射距離を増大することができ、ひいては水または硬化材を圧送するポンプの小型化を図ることができる。
【0047】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1,2の発明の効果に加えて、上方,下方攪拌翼それぞれの回転半径を、前記掘削翼の回転半径と略同径に形成したので、地盤中に貫入する際に掘削翼の回転半径分の原地盤を攪拌翼で十分に攪乱して、引抜き時のスラリー吐出に伴うスライムの抜け道を確保することができるとともに、硬化材と地盤土を攪拌混合して攪拌効率を上昇させるため、固結杭の品質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における噴射撹拌装置のモニター部分を示す断面正面図である。
【図2】本発明の一実施形態における噴射撹拌装置のモニター部分を示す側面図である。
【図3】図1中A部の拡大断面図である。
【図4】図1中B−B線に沿った拡大断面図である。
【図5】本発明の一実施形態における噴射撹拌装置を取付けたクレーンの側面図である。
【符号の説明】
10 噴射撹拌装置
10A モニター部分
11 挿入管
12 掘削翼
13 攪拌翼
13A 上方攪拌翼
13B 下方攪拌翼
13Aa,13Ba 中空部
14 上方噴流吐出部
15 下方噴流吐出部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an injection stirrer in which a hardened material is injected and agitated into the ground at a high pressure to form a consolidated pile, and in particular, an injection using a cross jet which injects a hardened material so as to cross each other from above and below. It relates to a stirring device.
[0002]
[Prior art]
As a method of ground improvement, for example, as disclosed in Japanese Patent Publication No. Hei 7-30552, a consolidated pile is formed in the ground using a jet stirring device provided with at least two jet discharge sections in an insertion pipe. There is a method.
[0003]
That is, in this jet stirring device, a high-pressure jet of a hardening material is jetted at a predetermined radius from nozzles as at least two jet discharge units provided at appropriate intervals in the longitudinal direction of an insertion pipe inserted into the ground. By making them intersect, a solidified pile having a predetermined diameter and a columnar shape is formed in the ground.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional jet stirrer, the jet discharge section for jetting a high-pressure jet is provided directly on the insertion pipe, so that when the insertion pipe is inserted into the ground, the resistance of the ground soil is reduced by the jet discharge section. Therefore, it is necessary to increase the strength of the jet discharge portion itself and its mounting strength, which increases the cost and size of the device.
[0005]
In addition, since the jet discharge section provided in the insertion pipe is directly buried in the ground soil, the high-pressure jet immediately after the injection, the ground soil becomes an obstacle, and the injection distance decreases.
[0006]
Further, since the stirring pipe is not provided in the insertion pipe of the jet stirring apparatus and the excavating wing is not provided at the lower end thereof, a pre-drilling is required in the previous process, and the work process of ground improvement is required. Will increase.
[0007]
Therefore, the present invention has been made in view of such a conventional problem, and aims at simplifying the structure of the device by preventing the resistance of the ground soil from directly acting on the jet discharge portion, and efficiently using the high-pressure jet. It is an object of the present invention to provide an injection stirrer using a cross jet, which injects and can perform a ground improvement operation smoothly without the need for preceding excavation.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, in the invention of claim 1, a drilling wing provided at the lowermost end of an insertion pipe that can rotate and ascend and descend, and a stirring blade provided above the drilling wing of the insertion pipe are provided. An upper and lower jet discharge unit for jetting water or hardening material so that the jet directions intersect with each other, provided at predetermined intervals in the vertical direction of the insertion tube, and constitute a monitor part, Upper and lower agitating blades are paired up and down corresponding to the upper and lower jet discharge portions, respectively. These upper and lower stirring blades cover at least the front side of the corresponding upper and lower jet discharge portions in the moving direction. It is characterized by having.
[0009]
In this case, since the upper and lower jet discharge sections are covered at least on the front side in the moving direction by the upper stirring blade and the lower stirring blade, the resistance of the soil when rotating the insertion pipe is increased by the upper and lower jet discharge sections. Direct action can be prevented.
[0010]
Moreover, the ground can be excavated with the rotation of the insertion pipe by the excavation wing provided at the lowermost end of the insertion pipe, and the insertion pipe can be inserted into the ground.
[0011]
According to a second aspect of the present invention, in the injection and agitation device using the cross jet according to the first aspect, the upper and lower agitating blades are formed in a hollow shape in which a hollow portion is formed in an axial direction perpendicular to the insertion pipe. , And the corresponding upper and lower jet discharge sections are disposed in the hollow portions of the lower stirring blades.
[0012]
In this case, since the upper and lower jet discharge sections are covered by the hollow upper and lower stirring blades, it is possible to prevent the resistance of the ground soil from acting on the jet discharge section, and, of course, from the jet discharge section. The jet immediately after injection can be protected from the ground soil.
[0013]
According to a third aspect of the present invention, in the injection stirrer using the cross jets according to the first or second aspect, the turning radius of each of the upper and lower stirring blades is set to be substantially the same as the turning radius of the excavating blade. It is characterized by being formed.
[0014]
In this case, since the upper and lower stirring blades have the same radius of gyration as the excavating wings, when penetrating into the ground, the original ground corresponding to the radius of gyration of the excavating wings is disturbed by the stirring wings, and the slurry is discharged at the time of withdrawal. The slime can be secured with the slime.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0016]
1 to 5 show an embodiment of a jet stirring device using a cross jet according to the present invention. FIG. 1 is a sectional front view showing a monitor portion of the jet stirring device, and FIG. 2 shows a monitor portion of the jet stirring device. FIG. 3 is an enlarged sectional view of a portion A in FIG. 1, FIG. 4 is an enlarged sectional view taken along line BB in FIG. 1, and FIG. 5 is a side view of a crane to which a jet stirring device is attached.
[0017]
As shown in FIG. 1, the jet stirrer 10 of the present embodiment is provided with a
[0018]
In addition, another insertion tube is connected to the upper end of the
[0019]
Then, as shown in FIG. 5, the
[0020]
The
[0021]
As shown in FIGS. 1 and 2, the excavating
[0022]
The stirring
[0023]
The
[0024]
As a specific structure for covering the front side in the moving direction of the upper and lower
[0025]
The upper and lower
[0026]
Further, the
[0027]
In this case, the downward and upward inclination directions of both
[0028]
As shown in FIG. 4, the upper and lower
[0029]
The lower wall portion 13Ab of the hollow
[0030]
When performing construction using the
[0031]
After the penetration into the predetermined depth is completed, the
[0032]
When the
[0033]
Accordingly, it is not necessary to excessively increase the strengths of the upper and lower
[0034]
Further, since the upper and lower
[0035]
Therefore, since the jet can be prevented from being disturbed by the ground soil immediately after the injection, the cutting distance by the jet can be increased to increase the formed diameter, and the cutting length can be stabilized, and thus water or hardened material can be removed. The pump to be pumped can be downsized.
[0036]
In addition, since the
[0037]
At this time, when the
[0038]
Therefore, the slime generated when the hardening material is injected from the
[0039]
Furthermore, when the
[0040]
By the way, when pulling out the monitor part by raising the
[0041]
For this reason, if the distance between the
[0042]
Of course, in the
[0043]
By the way, the
[0044]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, since the upper and lower stirring blades respectively cover at least the front side in the moving direction of the corresponding upper and lower jet discharge sections, when the insertion pipe is rotated. In addition, it is possible to prevent the resistance of the ground soil from directly acting on the upper and lower jet discharge sections, and it is not necessary to excessively increase the strength of the upper and lower jet discharge sections themselves and their mounting strength. It can be simplified, and the cost can be reduced accordingly.
[0045]
In addition, since the excavation wing is provided at the lowermost end of the insertion pipe, the ground can be excavated with the rotation of the insertion pipe, and the insertion pipe can be inserted into the ground, so that the pre-drilling in the previous process is performed. It is not necessary, and the work process of ground improvement can be simplified.
[0046]
According to the second aspect of the present invention, in addition to the effect of the first aspect, the upper and lower jet discharge sections are arranged in the hollow portions of the upper and lower stirring blades formed in a hollow shape, so that Not only can the resistance be prevented from acting on the jet discharge part, but also the jet immediately after jetting from the jet discharge part can be protected from the ground soil, so that the jet distance can be increased and, consequently, water or hardened material can be pumped. The size of the pump to be used can be reduced.
[0047]
According to the third aspect of the invention, in addition to the effects of the first and second aspects of the present invention, the turning radius of each of the upper and lower stirring blades is formed to be substantially the same as the turning radius of the excavating blade. When penetrating into the ground, the original ground for the radius of rotation of the excavating wings is sufficiently disturbed by the stirring blades, so that the slime can be removed by the slurry discharge at the time of drawing, and the hardened material and ground soil can be removed. Since the mixing efficiency is increased by stirring and mixing, the quality of the consolidated pile can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional front view showing a monitor portion of a jet stirring device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing a monitor portion of the jet stirring device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an enlarged sectional view of a portion A in FIG.
FIG. 4 is an enlarged sectional view taken along line BB in FIG.
FIG. 5 is a side view of the crane to which the jet stirring device according to the embodiment of the present invention is attached.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記攪拌翼を、前記上方,下方噴流吐出部にそれぞれ対応させて上下に対を成す上方,下方攪拌翼で構成し、これら上方,下方攪拌翼によって、それぞれが対応する上方,下方噴流吐出部の少なくとも移動方向前側を覆ったことを特徴とする交差噴流を用いた噴射撹拌装置。The excavating wing provided at the lowermost end of the insertion pipe that can be raised and lowered while rotating, the stirring wing provided above the digging wing of the insertion pipe, and the injection directions intersected with each other at predetermined intervals in the vertical direction of the insertion pipe. A monitor part comprising upper and lower jet discharge sections for jetting water or hardening material so as to perform
The agitating blades are constituted by upper and lower agitating blades paired up and down corresponding to the upper and lower jet discharge portions, respectively, and the upper and lower agitating blades respectively correspond to the upper and lower jet discharging portions. An injection stirrer using a cross jet, wherein at least the front side in the moving direction is covered.
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