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JP2004016324A - X線ct装置 - Google Patents

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JP2004016324A
JP2004016324A JP2002172542A JP2002172542A JP2004016324A JP 2004016324 A JP2004016324 A JP 2004016324A JP 2002172542 A JP2002172542 A JP 2002172542A JP 2002172542 A JP2002172542 A JP 2002172542A JP 2004016324 A JP2004016324 A JP 2004016324A
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ray
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JP2002172542A
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Mikio Mochitate
持立 幹雄
Nobuhiko Matsui
松井 伸彦
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

【課題】他システムの寝台と組合わせて使用する場合でも寝台の操作性を低下させることなくCT検査が可能なX線CT装置を提供する。
【解決手段】天板8aを有する他システムの寝台8と、この寝台8とは異なる位置の天板8aと対向する位置に設けられて天板8aの位置を検出する検出手段1と、この検出装置1によって天板8aの初期状態に対する移動量検出指令を与える第一指令手段7aと、架台3と天板8aを初期状態と同じ位置関係となるように架台3を移動する指令を与える第二指令手段7bと、第一指令手段7aによる検出手段1の検出結果を表示する表示手段とを設けた。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、専用寝台ではない他システムの寝台を利用して構成したX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なX線CT装置は、例えば特許第3233423号に記載のように寝台をX線CT装置システムの一部として構成し、ガントリと寝台の位置関係を同じくX線CT装置システムの構成の一部である架台機構制御装置により制御するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなX線CT装置は、近年主流となっているX線CT装置と循環器検査用X線検査装置を同一室内に設置し、共用の寝台に患者を載置して両者の検査を実施する検査装置において操作性の面で問題を有する。つまり、寝台はX線CT装置の制御下にあるため、循環器検査用X線検査装置側から制御することができない。または、両者から寝台を制御可能にするためには制御系を切り替える切替手段が必要になり、複雑な制御方式になってしまう。しかも、X線CT装置と循環器検査用X線検査装置のメーカが異なり、異なるX線CT装置と寝台を組合わせる場合、制御方式がまったく異なるため寝台を両者から操作することは不可能である。
【0004】
本発明の目的は、他システムの寝台と組合わせて使用する場合でも寝台の操作性を低下させることなくCT検査が可能なX線CT装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、床面に敷設されたレール上を前後に移動可能な架台上に載置されたガントリを装備したX線CT装置において、天板を有する他システムの寝台と、この寝台とは異なる位置の上記天板と対向する位置に上記天板の位置を検出する検出手段を設けたことを特徴とする。
【0006】
本発明によるX線CT装置は、天板を有する他システムの寝台と、この寝台とは異なる位置の天板と対向する位置に天板の位置を検出する検出手段を設けたため、他のシステムの寝台を兼用して用いても検出手段に相当するものを寝台内に取り付けることなく、検出手段を容易に付設することができ、寝台の操作性が低下せず、かつ位置決め良好なCT検査が可能となる。
【0007】
また請求項2に記載した本発明は上記目的を達成するために、請求項1記載のものにおいて、上記検出装置によって上記天板の初期状態に対する移動量検出指令を与える第一指令手段と、上記架台と上記天板を初期状態と同じ位置関係となるように上記架台を移動する指令を与える第二指令手段と、上記第一指令手段による上記検出手段の検出結果を表示する表示手段とを設けたことを特徴とする。
【0008】
上述した本発明によるX線CT装置によれば、先の効果に加えて第一指令手段を操作して初期化状態に対する天板の移動量を測定すると、この第一指令手段による検出手段の検出結果を表示手段に表示させることができ、他システムの寝台に追加した検出装置が正常に作動してこの測定が完了したことを容易に知ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態によるX線CT装置を示す概略構成図である。床面にはレール2が付設され、このレール2に沿って架台3が移動可能に構成されている。架台3には、その上部にガントリ4が搭載され、また内部には図示を省略した架台駆動部や移動量検出部等が内蔵されている。このようなX線CT装置の近傍に、他システム、例えば天板8aを有して循環器検査用X線検査装置用の寝台8が配置されており、この寝台8をX線CT装置の寝台としても兼用するようにしている。
【0010】
寝台8とは異なる位置に天板8aと対向するように反射型レーザビーム測距離器などの検出手段1が設けられ、この検出手段1のレーザビーム照射器1aから照射したレーザー光によって天板8aの位置を検出するようにしている。ここで検出手段1は、例えば近傍の壁面に天板8aの後端面に直角方向後方から水平にレーザを照射するように対向して取り付けている。この検出手段1は制御器1bによって制御され、移動制御部5の測定値検出部5bによって天板8aの位置を検出するようにしている。
【0011】
移動制御部5には、X線CT装置の架台3あるいはガントリ4を測定値検出部5bの測定結果の基づいてCPU6により移動制御する移動制御部5aを有している。このCPU6には他システムの寝台用操作手段7が接続され、この寝台用操作手段7は、検出装置1によって天板8aの初期状態に対する移動量検出指令を与える操作ボタンとして示す第一指令手段7aと、架台3と天板8aを初期状態と同じ位置関係となるように架台3を移動する指令を与える操作ボタンとして示す第二指令手段7bと、検出装置1の測定値検出部5bを初期状態にリセットするリセットボタンとして示すリセット手段7cとを有している。
【0012】
この寝台用操作手段7は手元スイッチとして構成しても良いし、X線CT装置の操作卓に構成したり、あるいは操作卓の表示装置にタッチスイッチとして構成しても良い。図示を省略した操作卓の表示装置は、通常のX線CT装置の場合と同様に構成されると共に、第一指令手段7aによる検出手段1の検出結果を表示する表示手段を構成するようにし、また、架台3と天板8aを初期状態と同じ位置関係となるように第二指令手段7bにより架台3を移動したとき、第一指令手段7aによる検出手段1の検出結果と比較することができるように架台3の移動結果を併記する表示手段を構成するようにする。
【0013】
次に、実際の検査時における各部の動作について説明する。
先ず、寝台8の天板8aに患者が載っており、その前後位置は任意位置にあるとする。この状態で、図示しないがガントリ4内の操作器でガントリ4をスキャノグラム開始位置まで架台3をレール2に沿って移動する。このとき、リセット手段7cを押してこの状態の天板8aとガントリ4の位置関係を初期化する。その後、架台3を前後方向に移動させながらスキャノグラム撮影を実施し、CT撮影を実施する。その後、架台3を寝台8と反対方向へ移動退避し、天板8aを前後に移動させながら循環器検査用X線検査装置でIVR等の術技を施す。このとき、天板8aは上述の初期化した時と異なる位置にある。
【0014】
続いて、X線CT装置を使用してIVRで実施した血管塞栓等の効果確認を行なう。まず、第一指令手段7aを操作して初期化状態に対する天板8aの移動量を測定する。この第一指令手段7aによる検出手段1の検出結果は上述したように表示手段に表示され、この測定が完了したことをこの表示によって知ることができる。そして、第二指令手段7bを操作して架台3を前後に移動させ、初期化状態と同じ天板8aとガントリ4との位置関係にするが、このとき上述したように第二指令手段7bにより架台3を移動したとき、第一指令手段7aによる検出手段1の検出結果と比較することができるように架台3の移動結果を表示手段に併記するようにしているので、これを確認できる。その後、再度スキャノグラム撮影を実施する必要なく、既に撮影したスキャノグラム像を利用してCT撮影を実施する。
【0015】
上述したX線CT装置は、天板8aを有する他システムの寝台8と、この寝台8とは異なる位置の天板8aと対向する位置に天板8aの位置を検出する検出手段1を設けたため、他のシステムの寝台8を兼用して用いても検出手段1に相当するものを寝台8内に取り付けることなく、検出手段1を容易に付設することができ、寝台8の操作性が低下せず、かつ位置決め良好なCT検査が可能となる。また、循環器検査用X線検査装置用の寝台8に限らず、他のメーカーの寝台8であっても同様であり、特にこの場合、寝台8が他メーカーのものであればそこに検出手段1に相当するものを取り付けるのは事実上不可能であるが、検出手段1を容易に付設することができる。従って、同一部屋内にX線CT装置を含む複数のシステムを構成した場合でも、寝台8を共用化してスペースの有効活用を図ると共に、全体を安価に構成することができる。
【0016】
また上述したX線CT装置は、検出装置1によって天板8aの初期状態に対する移動量検出指令を与える第一指令手段7aと、架台3と天板8aを初期状態と同じ位置関係となるように架台3を移動する指令を与える第二指令手段7bと、第一指令手段7aによる検出手段1の検出結果を表示する表示手段とを設けたため、第一指令手段7aを操作して初期化状態に対する天板8aの移動量を測定すると、この第一指令手段7aによる検出手段1の検出結果を表示手段に表示させることができ、他システムの寝台8に追加した検出装置1が正常に作動してこの測定が完了したことを容易に知ることができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によるX線CT装置は、他システムの寝台を加工することなく検出装置を容易に付設することができ、他のシステムの寝台と組合わせても寝台の操作性を低下せず、かつ位置決め良好なCT検査が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるX線CT装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 検出手段
3 架台
4 ガントリ
5 移動制御部
7 寝台用操作手段
7a 第一指令手段
7b 第二指令手段
7c  リセット手段
8 寝台
8a 天板

Claims (2)

  1. 床面に敷設されたレール上を前後に移動可能な架台上に載置されたガントリを装備したX線CT装置において、天板を有する他システムの寝台と、この寝台とは異なる位置の上記天板と対向する位置に上記天板の位置を検出する検出手段を設けたことを特徴とするX線CT装置。
  2. 請求項1記載のものにおいて、上記検出装置によって上記天板の初期状態に対する移動量検出指令を与える第一指令手段と、上記架台と上記天板を初期状態と同じ位置関係となるように上記架台を移動する指令を与える第二指令手段と、上記第一指令手段による上記検出手段の検出結果を表示する表示手段とを設けたことを特徴とするX線CT装置。
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