JP2004011885A - Structure and method of shutting water in pipe opening of renewal pipe - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、既設管内を更生する更生管の管口を既設管に対し止水するようにした更生管の管口止水構造および管口止水方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、既設管内を更生する更生管としては、FRP、塩化ビニル、ポリエチレンなどの材料が適用されている。そして、このような更生管を用いて崩落やひび割れなどが発生している既設管を更生する場合、新設された更生管により覆われている部分、つまり管路部分では、止水性が十分に確保されてはいるものの、マンホールなどと接する管口付近での止水性が問題視されている。
【0003】
そのため、更生管を既設管に対しエア圧などを加えて拡径させる前、つまり密着させる前に、既設管の管口付近に水膨張ゴムなどの圧縮変形部材を充填させておき、更生管を既設管に対し拡径させることによって、既設管の管口と更生管の管口との間を圧縮変形部材(水膨張ゴム)により密着させてシールすることが行われている。
【0004】
また、その他の対策としては、更生管を既設管に対し拡径させて密着させた後で、更生管の管口付近にエポキシ樹脂やモルタルなどの圧縮変形部材を充填させることによって、更生管の管口での止水性を確保し得るようにすることも行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記前者のように、水膨張ゴムなどの圧縮変形部材により管口を止水するものでは、更生管を既設管に対し拡径させて密着させた後に反応するなどして管軸方向への変形が進行し、更生管の管口と既設管の管口との間において圧縮変形部材の圧縮率を十分に稼ぐことができず、更生管の管口での止水性が不十分なものとなる。
【0006】
これに対し、上記後者のように、更生管の拡径後にエポキシ樹脂やモルタルなどの圧縮変形部材を管口付近に充填させるものでは、施工後の工程が増し、施工時間も自ずと増大することになる。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、変形の進行し易い圧縮変形部材においても十分に圧縮率を稼げて更生管の管口付近での確実な止水性を簡単かつ容易に確保しつつ施工時間を短縮することができる更生管の管口止水構造および管口止水方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、既設管内を更生する更生管の管口を既設管に対し止水するようにした更生管の管口止水構造として、上記既設管の管口と更生管の管口との間に、更生管の拡径時に略均一の厚さで周方向全域に亘ってシールするように圧縮されかつ管軸方向に変形する圧縮変形部材を介設するとともに、この圧縮変形部材の管軸方向両端に、その管軸方向への圧縮変形部材の変形を阻止する阻止手段を設けている。
【0009】
この特定事項により、既設管の管口と更生管の管口との間に介設された圧縮変形部材は、更生管の拡径時に既設管との間で略均一の厚さで周方向全域に亘ってシールするように圧縮変形部材の管軸方向両端の阻止手段同士の間において管軸方向へ進行し易い変形が拘束された状態で圧縮されて、周方向でのほぼ均一の圧縮率が確保され、既設管の管口と更生管の管口との間での止水性が十分に確保されることになる。
【0010】
しかも、圧縮変形部材およびその両端の阻止手段は既設管の管口と更生管の管口との間に介設されているので、更生管の拡径後にエポキシ樹脂やモルタルなどを管口付近に充填させるもののように、施工後の工程が増したり、施工時間が増大したりすることがなく、施工時間を短縮しつつ簡単かつ容易に施工することが可能となる。
【0011】
また、既設管内を更生する更生管の管口を既設管に対し止水する更生管の管口止水方法として、以下の構成が掲げられる。
【0012】
つまり、更生管の拡径前の既設管の管口内周面または更生管の管口外周面にシール状の圧縮変形部材を略均一の厚さで周方向全域に亘って貼り付けるとともに、この圧縮変形部材の管軸方向両端に管軸方向への圧縮変形部材の変形を阻止する阻止手段をそれぞれ取り付けておき、その後、上記更生管を拡径させることによって、圧縮変形部材をその管軸方向両端の阻止手段の間で圧縮させて既設管の管口と更生管の管口との間をシールしている。
【0013】
この特定事項により、更生管の拡径前の既設管の管口内周面または更生管の管口外周面にシール状の圧縮変形部材を略均一の厚さで周方向全域に亘って貼り付けるとともに、その圧縮変形部材の管軸方向両端に阻止手段をそれぞれ取り付けておくことで、更生管を拡径すれば、既設管の管口と更生管の管口との間に略均一の厚さで周方向全域に亘ってシールする圧縮変形部材が阻止手段により拘束された状態で簡単に介設されることになり、既設管の管口と更生管の管口との間での止水性が十分に確保されるのはもちろんのこと、施工時間を短縮しつつ簡単かつ容易に施工することも可能となる。
【0014】
特に、圧縮変形部材として、水膨張ゴムを適用している場合には、老朽化した既設管の管口付近において発生している崩落やひび割れに対して水膨張ゴムが変形して容易に追従し、既設管の管口と更生管の管口との間での止水性をより向上させることが可能となる。
【0015】
また、阻止手段として、更生管の拡径時に既設管との間で圧縮されて変形するリング状の弾性部材を適用している場合には、圧縮変形部材による止水性能に加えて、その管軸方向両端での弾性部材自身の弾性変形による止水効果も発揮され、既設管の管口と更生管の管口との間での止水性をさらに効果的に向上させることが可能となる。
【0016】
これに対し、阻止手段として、既設管の内周面および更生管の外周面のうちの少なくとも一方に設けられかつ管軸方向へ変形する圧縮変形部材を滞留させる凹部を適用している場合には、既設管内への更生管の引き込み作業などを行う際に阻止手段が邪魔となることがなく、更生管の引き込み作業が円滑に行えることになる。しかも、阻止手段として弾性部材などを別途用意する必要がなく、材料の低廉化を図ることも可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は本発明に係わる管口止水構造において使用される更生管を示し、この更生管1は、塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂材料よりなり、外面に長手方向に沿って延びる凹部11を有するように変形されて断面外形面積が小さくなる襞状に縮退させた形状に成形されている。また、この更生管1は、所定の形状回復温度(例えば80℃)に加熱されることによって円筒体に形状回復する性能を有している。この場合、形状回復温度とは、圧力などの外力を作用させることなく、加熱のみで円筒形に形状回復する温度のことである。
【0019】
この更生管1の製造方法は以下のとおりである。図2に示すように、先ず、押出機21にて熱可塑性樹脂材料の円筒体10を押出成形し、その円筒体10を冷却水槽22中に通過させて冷却し、変形装置23にて、形状回復温度の雰囲気中で外面を押し潰して、図1に示す如く外面に長手方向に沿って延びる凹部11を形成する。その後、断面外形面積が減少するように引張装置24にて円筒体10を引っ張り、この円筒体10を、トラバース部25を経由して、ドラム26上に巻き取る。
【0020】
このようにして製造された更生管1は、既設管の更生現場に搬入されるまでの間は、外気温の影響を受けて管自身が「自然形状回復」することがないように、拘束手段を用いて拘束するか、低温保管することが好ましい。
【0021】
−更生作業−
次に、既設管の更生作業について説明する。
【0022】
ここでは、図3に示すように、上流側マンホールQ1(図3において左側に位置するマンホール)と下流側マンホールQ2(図3において右側に位置するマンホール)との間に埋設されている既設管3を更生する場合について説明する。
【0023】
上流側マンホールQ1付近の地上には、上記ドラム26上に巻き取られた更生管1が搬入されている。一方、下流側マンホールQ2付近の地上には、ウィンチ51が配設されている。また、下流側マンホールQ2の下部には更生管1を牽引するワイヤ54を案内するためのガイド部52が設けられている。尚、更生管1を既設管3に挿入するのに先立って、予め、既設管3の内部を洗浄し且つ突出物を除去しておく。
【0024】
先ず、止水材設置工程として、図4の(a)に示すように、水膨張ゴムをシート状に成形した止水材4を更生管1拡径前の既設管3の管口内周面に略均一の厚さで周方向全域に亘って貼り付けるとともに、その止水材4の管軸方向両端に、更生管1の拡径時に既設管3との間で圧縮されて変形する軟質塩化ビニル製のOリングよりなる拘束手段としての拘束部材5,5(弾性部材)を貼り付けておく。この止水材4の表面側(更生管1側)の面は、図示しないペットフィルムにより覆っておく。このとき、止水材4の幅(既設管3の軸方向寸法)は、50mm位に設定されている。
【0025】
次いで、更生管敷設工程として、図3に示すように、ウインチ51から導出されるワイヤ54の先端を、下流側マンホールQ2の下端から既設管3内を経て上流側マンホールQ1の下端に導いておく。それから、ドラム26を回転させ、更生管1の先端を上流側マンホールQ1の下端つまり既設管3の上流側端まで導出させる。そして、上流側マンホールQ1内で、更生管1の先端に先端具53を取り付けると共に、この先端具53に、ウインチ51から延びるワイヤ54の先端を係止する。その後、ドラム26から送り出された更生管1の先端を既設管3の内部に挿入した状態で、ウィンチ51によってワイヤ54を巻き取ることにより更生管1を牽引し、更生管1を既設管3の内部に引き込んでいく。この動作により、更生管1を、上流側マンホールQ1側から下流側マンホールQ2側まで導いて、上流側マンホールQ1と下流側マンホールQ2との間を結ぶ既設管3内の全長に亘って敷設する。この際の既設管3内における更生管1の配置状態を図5(a)に示す。このとき、止水材4の表面側の面がペットフィルムにより覆われているので、ウィンチ51によるワイヤ54を介した更生管1の既設管3内部への引き込み操作によって、止水材4が更生管1およびワイヤ54に引きずられることがなく、更生管1の引き込み操作が円滑に行える。しかる後、止水材4の表面側の面を覆うペットフィルムをはぎ取っておく。
【0026】
その後、ライニング工程に進む。このライニング工程では、図6に示すように、上流側マンホールQ1付近の地上に、蒸気発生・加圧器55を配設し、下流側マンホールQ2付近の地上に水・蒸気分離器56を配設する。更生管1の後端にエルボ57を連結し、そのエルボ57に蒸気発生・加圧器55から延びるホース55aを連結するともに、更生管1先端の先端具53に水・蒸気分離器56から延びるホース56aを連結する。また、エルボ57及び先端具53には図示しない温度センサーを取り付けておく。この状態で、蒸気発生・加圧器55より更生管1内に蒸気を連続的に供給し、その蒸気を水・蒸気分離器56へ流下させつつ、更生管1をその内部より形状回復温度まで加熱して、略元の円筒体に形状回復させる。この際の既設管3内における更生管1の状態を図5(b)に示す。
【0027】
このようにして更生管1を円筒体に形状回復させた後、先端具53を密閉状態にし、その更生管1の内部に蒸気発生・加圧器55より圧縮空気を送って、図6に示すように、更生管1を、その内部より加圧膨張させて既設管3の内面に密着させ(この際の既設管3内における更生管1の状態を図5(c)に示す)、この加圧状態にて、冷却固定して、既設管3の内面のライニング作業を終了する。
【0028】
このとき、更生管1拡径前の既設管3の管口内周面に略均一の厚さで周方向全域に亘って貼り付けておいた止水材4は、その管軸方向への変形つまり反応による流動が両端の拘束部材5,5によって拘束され、図4の(b)に示すように、更生管1の加圧膨張(拡径)によって、更生管1両端の管口と既設管3両端の管口との間において周方向全域に亘って拘束部材5,5間で水密性を確保し得る状態に圧接され、更生管1両端の管口を既設管3両端の管口に対してシールするシール工程が行われる。この場合、各拘束部材5は、更生管1の加圧膨張によって、略楕円形状に弾性変形している。
【0029】
−止水材の評価試験−
ここで、図7に示すように、フューム管よりなる既設管3内を塩化ビニルよりなる更生管1により更生する場合に、既設管3両端の管口と更生管1両端の管口との間に数種類の止水材4を介設したものにおいて、既設管3と更生管1との間に水圧を加えることによって、止水材4の止水性を評価する。
【0030】
この場合、止水材4として、下記表1に示すように、水膨張ゴム、変性シリコンまたは無架橋ブチルゴムが適用される一方、拘束部材5として、硬質塩化ビニルまたは軟質塩化ビニルよりなるOリングもしくは軟質塩化ビニルよりなるZ型パッキンが適用され、これらの組み合わせによって止水性を評価する。ここで、水圧の最終的な圧力値を圧力ゲージ44により0.1MPaまで上昇させるようにしたが、0.1MPaまで上昇しないものについては、漏水したときの圧力値を測定している。
【0031】
【表1】
【0032】
この表1に示すように、止水材4として水膨張ゴムを適用し、拘束部材を使用しない場合には、水膨張ゴムが経時的に既設管3両端の管口と更生管1両端の管口との間から経時的にはみ出すものの、水圧の圧力値が0.01MPaまで上昇することが確認できた。この場合、実際の既設管3と更生管1との間に加わる水圧の圧力値は0.01MPaにも満たないので、十分とはいえないものの止水性がある程度は確保されたものといえるので、評価は△となる。
【0033】
また、止水材4として変性シリコンまたは無架橋ブチルゴムを適用し、拘束部材を使用しない場合には、水圧の圧力値が上昇する前に、既設管3両端の管口と更生管1両端の管口との間から水が漏れ出し、止水性が全く確保できないので、評価は共に×となる。
【0034】
そして、止水材4として水膨張ゴムを適用し、硬質塩化ビニル製のOリングよりなる拘束部材5を用いた場合には、水圧の圧力値が0.03MPaまで上昇すると、既設管3両端の管口と更生管1両端の管口との間から水が漏れ出すことが確認できたので、十分な止水性が確保できるものとみなし、評価は○となる。
【0035】
更に、止水材4として水膨張ゴムを適用し、軟質塩化ビニル製のOリングまたはZ型パッキンよりなる拘束部材5を用いた場合には、水圧の圧力値が0.1MPaまで上昇しても、既設管3両端の管口と更生管1両端の管口との間から水が漏れ出さないことが確認できたので、非常に高い止水性が確保できるものとみなし、評価は◎となる。
【0036】
−実施形態の効果−
したがって、本実施形態では、既設管3の管口と更生管1の管口との間に介設された止水材4は、更生管1の拡径時に既設管3との間で略均一の厚さで周方向全域に亘ってシールするように止水材4の管軸方向両端の阻止部材5,5同士の間において管軸方向へ進行し易い変形(反応の進行)が拘束された状態で圧縮されて周方向でのほぼ均一の圧縮率が確保され、止水材4による十分な止水性能が発揮される上、軟質塩化ビニル製のOリングよりなる阻止部材5自身の弾性変形による止水効果も発揮され、既設管3の管口と更生管1の管口との間での止水性をさらに効果的に向上させることができる。
【0037】
しかも、止水材4およびその両端の阻止部材5,5は既設管3両端の管口と更生管1両端の管口との間に介設されているので、更生管の拡径後にエポキシ樹脂やモルタルなどを管口付近に充填させるもののように、施工後の工程が増したり、施工時間が増大したりすることがない。つまり、本実施形態では、更生管1の拡径前の既設管3両端の管口内周面にシール状の止水材4を略均一の厚さで周方向全域に亘って貼り付けるとともに、Oリングよりなる拘束部材5をそれぞれ貼り付けておくことで、更生管1を拡径すれば、既設管3両端の管口と更生管1両端の管口との間に略均一の厚さで周方向全域に亘ってシールする止水材4が簡単に介設されることになり、既設管3両端の管口と更生管1両端の管口との間に止水材4および拘束部材5を介設する際の施工時間を短縮しつつ簡単かつ容易に施工することができる。
【0038】
また、止水材4として水膨張ゴムが用いられているので、老朽化した既設管3の管口付近において発生している崩落やひび割れに対して水膨張ゴムが変形して容易に追従し、既設管3の管口と更生管1の管口との間での止水性をより向上させることができる。
【0039】
−その他の実施形態−
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、上記実施形態では、水膨張ゴムをシート状に成形した止水材4を更生管1拡径前の既設管3の管口内周面に略均一の厚さで周方向全域に亘って貼り付けるとともに、その管軸方向両端にOリングよりなる拘束部材5をそれぞれ貼り付けたが、水膨張ゴムをシート状に成形した止水材が更生管拡径前の更生管の管口外周面に略均一の厚さで周方向全域に亘って貼り付けるとともに、その管軸方向両端にOリングよりなる拘束部材がそれぞれ貼り付けられていてもよい。この場合、止水材の表面側(既設管側)の面をペットフィルムにより覆っておいてもよい。
【0040】
また、上記実施形態では、止水材4の管軸方向両端に軟質塩化ビニル製のOリングよりなる阻止部材5,5を貼り付けたが、止水材の管軸方向両端に軟性の接着剤、軟質塩化ビニル製のZ型パッキンまたは硬質塩化ビニル製のOリングよりなる阻止部材(阻止手段)が適宜組み合わされて貼り付けられていてもよい。さらにまた、既設管の内周面および更生管の外周面のうちの少なくとも一方の阻止部材として、止水材の変形(水膨張ゴムの反応の進行による管軸方向への流出)を滞留により阻止する凹部(阻止手段)が適用されていてもよく、この場合には、既設管内への更生管の引き込み作業などを行う際に阻止部材が邪魔となることがなく、更生管の引き込み作業が円滑に行える上、阻止部材としてOリングやZ型パッキンなどを別途用意する必要がなくなって材料の低廉化を図ることも可能となる。
【0041】
そして、上記実施形態では、水膨張ゴムよりなる止水材4を用いたが、更生管拡径時の圧縮などによって管軸方向に変形するモルタルなどの圧縮変形部材が適用されていてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、既設管の管口と更生管の管口との間に介設した圧縮変形部材を、更生管の拡径時に既設管との間で略均一の厚さで周方向全域に亘ってシールするようにその管軸方向両端の阻止手段同士の間で管軸方向へ変形し易い変形を拘束した状態で圧縮することで、周方向でのほぼ均一の圧縮率を確保でき、既設管の管口と更生管の管口との間での止水性を十分に確保することができる。しかも、圧縮変形部材および阻止手段を設けるに当たって、施工後の工程が増したり、施工時間が増大したりすることがなく、施工時間を短縮しつつ簡単かつ容易に施工することができる。
【0043】
また、更生管の拡径前の既設管の管口内周面または更生管の管口外周面にシール状の圧縮変形部材を略均一の厚さで周方向全域に亘って貼り付けるとともに、その管軸方向両端に阻止手段を設けておくことで、更生管を拡径すれば、既設管の管口と更生管の管口との間に略均一の厚さで周方向全域に亘ってシールする圧縮変形部材を阻止手段と共に簡単に介設でき、既設管の管口と更生管の管口との間での止水性を十分に確保できるのはもちろんのこと、施工時間を短縮しつつ簡単かつ容易に施工することもできる。
【0044】
そして、圧縮変形部材として水膨張ゴムを適用することで、老朽化した既設管の管口付近において発生している崩落やひび割れに対し水膨張ゴムの変形により容易に追従し、既設管の管口と更生管の管口との間での止水性をより向上させることができる。
【0045】
また、阻止手段としてリング状の弾性部材を適用することで、圧縮変形部材による止水性能に加えて、その管軸方向両端での弾性部材自身の弾性変形による止水効果も発揮でき、既設管の管口と更生管の管口との間での止水性をさらに効果的に向上させることができる。
【0046】
これに対し、阻止手段として管軸方向へ変形する圧縮変形部材を滞留させる凹部を適用することで、既設管内への更生管の引き込み作業を円滑に行うことができるとともに、弾性部材などの阻止手段を不要にして材料の低廉化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る更生作業前の更生管を示す斜視図である。
【図2】更生管の製造工程を説明するための図である。
【図3】更生管を既設管の内部に引き込む更生管敷設工程を説明する図である。
【図4】(a)は更生管を拡径する前の状態での更生管の上流側マンホール側管口付近の断面図である。(b)は更生管を拡径した状態での更生管の上流側マンホール側管口付近の断面図である。
【図5】(a)は埋設管内に更生管を引き込んだ状態を示す断面図である。
(b)は更生管を加熱して形状回復させた状態を示す断面図である。
(c)は更生管を加圧膨張させて埋設本管の内面に密着させた状態を示す断面図である。
【図6】更生管を既設管内にライニングするライニング工程を説明する図である。
【図7】水圧を加えて止水材の止水性を評価する実験を行う場合の既設管および更生管の概略断面図である。
【符号の説明】
1 更生管
3 既設管
4 止水材(圧縮変形部材、弾性部材)
5 阻止部材(阻止手段)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a water stop structure and a water stop method for a rehabilitation pipe in which a rehabilitation pipe for rehabilitating the inside of an existing pipe is made to stop water from the existing pipe.
[0002]
[Prior art]
Generally, a material such as FRP, vinyl chloride, or polyethylene is applied as a rehabilitation pipe for rehabilitating an existing pipe. When rehabilitating existing pipes that have collapsed or cracked using such rehabilitation pipes, sufficient waterproofness is secured in the area covered by the newly installed rehabilitation pipe, that is, in the pipeline. Despite this, the problem of water stoppage near the mouth that comes in contact with manholes has been regarded as a problem.
[0003]
Therefore, before expanding the rehabilitation pipe by applying air pressure or the like to the existing pipe, that is, before bringing the rehabilitation pipe into close contact with the existing rehabilitation pipe, a compressive deformation member such as water-expandable rubber is filled in the vicinity of the pipe opening of the rehabilitation pipe. By expanding the diameter of the existing pipe, the gap between the opening of the existing pipe and the opening of the rehabilitation pipe is tightly sealed by a compression deformation member (water-swelling rubber).
[0004]
As another measure, after the rehabilitation pipe is expanded and adhered to the existing pipe, the area around the pipe port of the rehabilitation pipe is filled with a compressive deformation member such as epoxy resin or mortar, so that the rehabilitation pipe can be used. Some attempts have been made to ensure the water stoppage at the mouth of the pipe.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, as in the former case, in the case where the pipe mouth is stopped by a compressively deformable member such as a water-expandable rubber, the rehabilitating pipe is expanded in diameter to the existing pipe and brought into close contact with the existing pipe so as to react in the axial direction of the pipe. Deformation progresses, and the compression rate of the compression deformable member cannot be sufficiently obtained between the mouth of the rehabilitation pipe and the mouth of the existing pipe, and the water stoppage at the mouth of the rehabilitation pipe is insufficient. It becomes.
[0006]
On the other hand, in the case of filling the vicinity of the pipe opening with a compression deformable member such as epoxy resin or mortar after expanding the rehabilitating pipe as in the latter case, the number of steps after the construction increases, and the construction time naturally increases. Become.
[0007]
The present invention has been made in view of such a point, and an object of the present invention is to achieve a sufficient compression ratio even in a compressively deformable member in which deformation is apt to progress, thereby ensuring a reliable stop near the mouth of the rehabilitation pipe. It is an object of the present invention to provide a pipe mouth water stopping structure and a pipe mouth water stopping method of a rehabilitating pipe that can shorten the construction time while easily and easily securing water.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the present invention, as a rehabilitation pipe mouth water-stop structure in which a rehabilitation pipe port for rehabilitating an existing pipe is made to stop water from the existing pipe, the rehabilitation pipe port and the rehabilitation pipe are rehabilitated. A compression deformable member that is compressed so as to seal over the entire area in the circumferential direction with a substantially uniform thickness when the rehabilitating pipe is expanded and that deforms in the pipe axial direction is provided between the pipe opening and the pipe. At both ends in the tube axis direction of the compression deformation member, blocking means for preventing deformation of the compression deformation member in the tube axis direction are provided.
[0009]
According to this specific matter, the compressively deformed member interposed between the mouth of the existing pipe and the mouth of the rehabilitation pipe has a substantially uniform thickness between the existing pipe and the entire area in the circumferential direction when the rehabilitation pipe is expanded. Between the blocking means at both ends in the tube axis direction of the compression deformable member so as to seal over a state where the deformation which easily proceeds in the tube axis direction is restrained, and a substantially uniform compression ratio in the circumferential direction is obtained. Thus, the water stoppage between the mouth of the existing pipe and the mouth of the rehabilitation pipe is sufficiently ensured.
[0010]
In addition, since the compressive deformation member and the blocking means at both ends thereof are interposed between the pipe port of the existing pipe and the pipe port of the rehabilitation pipe, after the rehabilitation pipe is expanded, epoxy resin, mortar, or the like is placed near the pipe port. Unlike the case of filling, the number of steps after the construction does not increase and the construction time does not increase, and the construction can be performed easily and easily while shortening the construction time.
[0011]
In addition, the following configuration is cited as a method of stopping water from a rehabilitation pipe at a port of the rehabilitation pipe for rehabilitating the inside of the existing pipe.
[0012]
In other words, a seal-shaped compression-deformable member having a substantially uniform thickness is attached to the inner peripheral surface of the existing pipe opening or the outer peripheral surface of the opening of the rehabilitating pipe before the diameter expansion of the rehabilitating pipe over the entire area in the circumferential direction. Preventing means for preventing deformation of the compression deformable member in the tube axis direction are attached to both ends of the deformable member in the tube axis direction, and thereafter, the diameter of the rehabilitating tube is increased, so that the compression deformable member is moved in both ends in the tube axis direction. To seal between the mouth of the existing pipe and the mouth of the rehabilitation pipe.
[0013]
According to this specific matter, a seal-shaped compression-deformable member having a substantially uniform thickness is attached to the inner peripheral surface of the existing pipe opening or the outer peripheral surface of the opening of the rehabilitating pipe before the expansion of the rehabilitating pipe over the entire circumferential direction. By attaching blocking means to both ends of the compression deformable member in the pipe axis direction, if the diameter of the rehabilitation pipe is increased, a substantially uniform thickness is provided between the mouth of the existing pipe and the mouth of the rehabilitation pipe. The compression deforming member that seals over the entire circumferential direction is easily interposed in a state of being restrained by the blocking means, and the water stoppage between the mouth of the existing pipe and the mouth of the rehabilitation pipe is sufficient. As a matter of course, it is possible to easily and easily construct while shortening the construction time.
[0014]
In particular, when water-expandable rubber is used as the compressive deformation member, the water-expandable rubber deforms and easily follows collapses and cracks occurring near the mouth of the aging existing pipe. In addition, it is possible to further improve the water stoppage between the mouth of the existing pipe and the mouth of the rehabilitation pipe.
[0015]
In addition, when a ring-shaped elastic member that is compressed and deformed with the existing pipe when expanding the rehabilitating pipe is applied as the blocking means, in addition to the water stopping performance of the compressively deformable member, the pipe may be used. The water stopping effect due to the elastic deformation of the elastic member itself at both ends in the axial direction is also exerted, and the water stopping between the mouth of the existing pipe and the mouth of the rehabilitation pipe can be more effectively improved.
[0016]
On the other hand, in the case where a concave portion provided on at least one of the inner peripheral surface of the existing pipe and the outer peripheral surface of the rehabilitation pipe and retaining a compressively deformable member deforming in the pipe axis direction is applied as the blocking means. In addition, when the rehabilitating pipe is pulled into the existing pipe, the blocking means does not become a hindrance, and the rehabilitating pipe can be smoothly pulled in. In addition, there is no need to separately prepare an elastic member or the like as the blocking means, and the cost of the material can be reduced.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0018]
FIG. 1 shows a rehabilitation pipe used in a pipe mouth water stopping structure according to the present invention. The
[0019]
The method of manufacturing the
[0020]
Until the rehabilitated
[0021]
−Rehabilitation−
Next, the rehabilitation work of the existing pipe will be described.
[0022]
Here, as shown in FIG. 3, the existing
[0023]
The
[0024]
First, as shown in FIG. 4A, as a water-stopping material installation step, a water-stopping material 4 formed by molding a water-expandable rubber into a sheet is placed on the inner peripheral surface of the existing
[0025]
Next, as a rehabilitation pipe laying step, as shown in FIG. 3, the tip of the wire 54 led out from the
[0026]
After that, it proceeds to the lining step. In this lining step, as shown in FIG. 6, a steam generator /
[0027]
After the
[0028]
At this time, the water-stopping material 4 adhered over the entire area in the circumferential direction with a substantially uniform thickness on the inner peripheral surface of the existing
[0029]
−Evaluation test of waterproof material−
Here, as shown in FIG. 7, when the inside of the existing
[0030]
In this case, as shown in Table 1 below, a water-swelling rubber, a modified silicone or a non-crosslinked butyl rubber is applied as the water-stopping material 4, while an O-ring made of hard vinyl chloride or soft vinyl chloride is used as the restraining
[0031]
[Table 1]
[0032]
As shown in Table 1, when the water-swelling rubber is applied as the water-stopping material 4 and the restraining member is not used, the water-swelling rubber is gradually removed from the pipe ports at both ends of the existing
[0033]
If modified silicon or non-crosslinked butyl rubber is used as the water-stopping material 4 and no restraint member is used, before the pressure value of the water pressure rises, the pipe ports at both ends of the existing
[0034]
When a water-swelling rubber is used as the water-stopping material 4 and a restraining
[0035]
Further, when a water-swelling rubber is applied as the water-stopping material 4 and a restraining
[0036]
-Effects of Embodiment-
Therefore, in the present embodiment, the water stopping material 4 interposed between the mouth of the existing
[0037]
Moreover, since the water-stopping material 4 and the blocking
[0038]
Further, since the water-swelling rubber is used as the water-stopping material 4, the water-swelling rubber deforms and easily follows collapses and cracks generated near the mouth of the deteriorated existing
[0039]
-Other embodiments-
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, but includes various other modifications. For example, in the above-described embodiment, the water-stopping material 4 formed of a sheet of water-expandable rubber is attached to the inner peripheral surface of the existing
[0040]
In the above embodiment, the blocking
[0041]
In the above embodiment, the water-stopping material 4 made of water-swelling rubber is used. However, a compression-deformable member such as mortar that deforms in the pipe axis direction due to compression or the like when the rehabilitating pipe is expanded may be applied.
[0042]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, the compression-deformation member interposed between the mouth of the existing pipe and the mouth of the rehabilitation pipe has a substantially uniform thickness with the existing pipe when the rehabilitation pipe is expanded. A substantially uniform compression ratio in the circumferential direction can be achieved by compressing in a state where deformation that is easily deformed in the tube axis direction is restricted between the blocking means at both ends in the tube axis direction so as to seal over the entire region in the circumferential direction. It is possible to secure sufficient water stoppage between the mouth of the existing pipe and the mouth of the rehabilitation pipe. In addition, in providing the compression deformation member and the blocking means, the number of steps after the construction is not increased and the construction time is not increased, and the construction can be performed easily and easily while shortening the construction time.
[0043]
In addition, a seal-like compression-deformable member having a substantially uniform thickness is stuck on the inner peripheral surface of the existing pipe opening or the outer peripheral surface of the opening of the rehabilitating pipe before the diameter expansion of the rehabilitating pipe over the entire circumferential direction. By providing the blocking means at both ends in the axial direction, if the diameter of the rehabilitating pipe is increased, the pipe is sealed over the entire area in the circumferential direction with a substantially uniform thickness between the port of the existing pipe and the port of the rehabilitating pipe. It is possible to easily interpose the compression deformation member together with the blocking means, and it is possible to ensure sufficient water stoppage between the existing pipe mouth and the rehabilitation pipe mouth, as well as to simplify and reduce the construction time. It can be easily constructed.
[0044]
And, by applying the water expansion rubber as the compressive deformation member, the collapse and cracks occurring near the pipe mouth of the deteriorated existing pipe can easily follow by the deformation of the water expansion rubber by the deformation of the water expansion rubber, and the pipe mouth of the existing pipe. And the water stop between the rehabilitation pipe and the mouth of the rehabilitation pipe can be further improved.
[0045]
In addition, by applying a ring-shaped elastic member as a blocking means, in addition to the water stopping performance of the compression deformable member, a water stopping effect due to the elastic deformation of the elastic member itself at both ends in the pipe axis direction can be exhibited. The water stoppage between the port of the rehabilitation pipe and the port of the rehabilitation pipe can be further effectively improved.
[0046]
On the other hand, by applying a concave portion for retaining the compressively deformable member deforming in the pipe axis direction as the blocking means, the work of drawing the rehabilitating pipe into the existing pipe can be performed smoothly, and the blocking means such as an elastic member can be performed. Can be eliminated, and the cost of the material can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a rehabilitation pipe before a rehabilitation operation according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram for explaining a manufacturing process of a rehabilitation pipe.
FIG. 3 is a diagram illustrating a rehabilitation pipe laying step of drawing a rehabilitation pipe into an existing pipe.
FIG. 4A is a cross-sectional view of the vicinity of an upstream manhole-side mouth of the rehabilitation pipe before the rehabilitation pipe is expanded in diameter. (B) is a sectional view near the upstream manhole-side mouth of the rehabilitation pipe in a state where the rehabilitation pipe is expanded in diameter.
FIG. 5A is a cross-sectional view showing a state in which a rehabilitation pipe is drawn into a buried pipe.
(B) is a sectional view showing a state in which the rehabilitation pipe is heated to recover its shape.
(C) is a cross-sectional view showing a state in which the rehabilitation pipe is pressurized and expanded and is brought into close contact with the inner surface of the buried main pipe.
FIG. 6 is a diagram illustrating a lining step of lining a rehabilitating pipe in an existing pipe.
FIG. 7 is a schematic cross-sectional view of an existing pipe and a rehabilitating pipe in a case where an experiment for evaluating the water stopping performance of a water stopping material by applying a water pressure is performed.
[Explanation of symbols]
1
5 Blocking member (blocking means)
Claims (8)
上記既設管の管口と更生管の管口との間には、更生管の拡径時に略均一の厚さで周方向全域に亘ってシールするように圧縮されかつ管軸方向に変形する圧縮変形部材が介設されているとともに、
この圧縮変形部材の管軸方向両端には、その管軸方向への圧縮変形部材の変形を阻止する阻止手段が設けられていることを特徴とする更生管の管口止水構造。A watertight structure for a rehabilitation pipe which has a rehabilitation pipe that rehabilitates an existing pipe, so that the rehabilitation pipe has a water stop relative to the existing pipe.
Between the opening of the existing pipe and the opening of the rehabilitating pipe, a compression is performed so as to seal over the entire area in the circumferential direction with a substantially uniform thickness when the rehabilitation pipe is expanded, and to be deformed in the axial direction of the pipe. With the deformation member interposed,
A water blocking structure for a rehabilitating pipe, wherein blocking means for preventing deformation of the compression deforming member in the pipe axis direction is provided at both ends of the compression deformation member in the pipe axis direction.
圧縮変形部材としては、水膨張ゴムが適用されていることを特徴とする更生管の管口止水構造。The water blocking structure for a rehabilitation pipe according to claim 1,
A water blocking structure for a rehabilitation pipe, wherein a water-swelling rubber is applied as the compression deformation member.
阻止手段としては、更生管の拡径時に既設管との間で圧縮されて変形するリング状の弾性部材が適用されていることを特徴とする更生管の管口止水構造。In the mouth water stopping structure of the rehabilitation pipe according to claim 1 or 2,
A ring-shaped water stopping structure for a rehabilitating pipe, wherein a ring-shaped elastic member that is compressed and deformed with an existing pipe when the rehabilitating pipe is expanded is applied as the blocking means.
阻止手段としては、既設管の内周面および更生管の外周面のうちの少なくとも一方に設けられかつ管軸方向へ変形する圧縮変形部材を滞留させる凹部が適用されていることを特徴とする更生管の管口止水構造。In the mouth water stopping structure of the rehabilitation pipe according to claim 1 or 2,
As the blocking means, a recess provided on at least one of the inner circumferential surface of the existing pipe and the outer circumferential face of the rehabilitating pipe and for retaining a compressively deformable member that deforms in the pipe axis direction is applied. Water stop structure at pipe mouth.
上記更生管の拡径前の既設管の管口内周面または更生管の管口外周面にシール状の圧縮変形部材を略均一の厚さで周方向全域に亘って貼り付けるとともに、この圧縮変形部材の管軸方向両端に管軸方向への圧縮変形部材の変形を阻止する阻止手段をそれぞれ取り付けておき、
その後、上記更生管を拡径させることによって、圧縮変形部材をその管軸方向両端の阻止手段の間で圧縮させて既設管の管口と更生管の管口との間をシールすることを特徴とする更生管の管口止水方法。A method for stopping water of a rehabilitation pipe at a mouth of the rehabilitation pipe for rehabilitating an existing pipe, with respect to the existing pipe,
A seal-like compression-deformable member having a substantially uniform thickness is adhered to the inner peripheral surface of the existing pipe opening or the outer peripheral surface of the opening of the rehabilitating pipe before the diameter expansion of the rehabilitating pipe over the entire circumferential direction. Prevention means for preventing deformation of the compressively deformable member in the tube axis direction are attached to both ends of the member in the tube axis direction,
After that, by expanding the rehabilitating pipe, the compression deformable member is compressed between the blocking means at both ends in the axial direction of the rehabilitating pipe, thereby sealing between the opening of the existing pipe and the opening of the rehabilitating pipe. The method of stopping water at the mouth of a rehabilitation pipe.
圧縮変形部材としては、水膨張ゴムが適用されていることを特徴とする更生管の管口止水方法。In the method for stopping water from a mouth of a rehabilitation pipe according to claim 5,
A method for stopping water at a mouth of a rehabilitation pipe, wherein a water-expandable rubber is applied as the compression deformation member.
阻止手段としては、更生管の拡径時に既設管との間で圧縮されて変形するリング状の弾性部材が適用されていることを特徴とする更生管の管口止水方法。In the method for stopping water from a mouth of a rehabilitation pipe according to claim 5 or 6,
A method of stopping water at the mouth of a rehabilitating pipe, wherein a ring-shaped elastic member that is compressed and deformed with an existing pipe when the rehabilitating pipe is expanded is applied as the blocking means.
阻止手段としては、既設管の内周面および更生管の外周面のうちの少なくとも一方に設けられ、かつ管軸方向へ変形する圧縮変形部材を滞留させる凹部が適用されていることを特徴とする更生管の管口止水方法。In the method for stopping water from a mouth of a rehabilitation pipe according to claim 5 or 6,
As the blocking means, a concave portion is provided which is provided on at least one of the inner peripheral surface of the existing pipe and the outer peripheral surface of the rehabilitating pipe and which retains a compressively deformable member which is deformed in the pipe axis direction. How to stop the mouth of the rehabilitation pipe.
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