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JP2004010614A - ケラチン繊維を嵩高にする化粧品組成物及びケラチン繊維を嵩高にするためのナノチューブの美容のための使用 - Google Patents

ケラチン繊維を嵩高にする化粧品組成物及びケラチン繊維を嵩高にするためのナノチューブの美容のための使用 Download PDF

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JP2004010614A JP2003161124A JP2003161124A JP2004010614A JP 2004010614 A JP2004010614 A JP 2004010614A JP 2003161124 A JP2003161124 A JP 2003161124A JP 2003161124 A JP2003161124 A JP 2003161124A JP 2004010614 A JP2004010614 A JP 2004010614A
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ヴァレリー・ファヴロー
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Abstract

【課題】髪の形状及び感触を変化させることなく、髪の体積を増大させるための組成物を提供する。
【解決手段】特にナノチューブを化粧品として許容される媒質と組み合わせて含むことを特徴とする、ケラチン繊維の嵩高にするための化粧品組成物を調製する。更にケラチン繊維を嵩高にするために、これらのナノチューブを美容のための使用に利用する。
【選択図】   なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナノチューブを含む、ケラチン繊維、特に髪を嵩高にするための新規な組成物に関し、更にケラチン繊維を嵩高にするためのナノチューブの美容のための使用にも関する。
【0002】
【従来の技術】
髪を嵩高にするための、多数のスタイリング製品が存在する。通常はフィルム形成性ポリマーを主成分とするこれらの製品に付随する欠点は、美容効果が最初のシャンプー洗浄と共に失われることである。
【0003】
ケラチン繊維のパーマネントウェーブ処理は、いっそう知られている。これらの処理は、還元剤及び酸化剤を使用し、さらに髪に長期持続性の形状を付与するように、カール器を使用して髪を機械的緊張の下に置くことを要する。
【0004】
これらの方法は、髪の体積を効果的に増大させることを可能にするが、髪のカールの程度を変化させ、また該繊維の感触を劣化させるという欠点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、髪の形状及び感触を変化させることなく、髪の体積を増大させるための組成物を開発することが求められている。
本発明は、これらの欠点に対処するための新規な組成物を提案する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
特に、驚くべきことに、出願人は、ナノチューブを含む組成物が、髪の感触またはその形状を損なうことなく、該繊維を劣化させることなく、且つ髪同士をフィルム形成性物質で接着させることなく、ヘアスタイルに嵩を付与できることを、ここに見出した。更に、これらの化粧品特性は、シャンプーに対する耐性である。
【0007】
従って、本発明の1つの主題は、ナノチューブを含む、ケラチン繊維を嵩高にするための化粧品組成物である。
【0008】
本発明の主題はまた、ケラチン繊維を嵩高にするための、ナノチューブの美容のための使用である。
【0009】
本発明の別の主題は、以下の記載及び実施例を読むにつれて明らかになるであろう。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明による化粧品組成物は、本質的に、元素の周期表の、II、III、IV、V、VIII、I、II、III、VI、及びVII族に属する少なくとも1つの元素からなる、好ましくはそれのみからなるナノチューブを、化粧品として許容される媒質と組み合わせて含むことを特徴とする。
【0011】
「ナノチューブ」なる語は、その原子または分子構成がそのナノ構造に管状の形状を与える、ナノ物体を意味する。これらのナノチューブは単一壁または多重壁のものであってよい。
【0012】
前記ナノチューブの直径は、通常は1乃至300nmであり、該ナノチューブの長さは10nm乃至10mmである。
【0013】
本発明の前記ナノチューブの成分元素の例としては、炭素、ケイ素、タングステン、銀、金、ホウ素、亜鉛、白金、マグネシウム、鉄、セリウム、及びアルミニウムを挙げることができる。
【0014】
好ましくは、前記ナノチューブは、元素の周期表のIV族に属する少なくとも1つの元素からなる、またはそれのみからなる。更に好ましくは、前記元素は炭素である。
【0015】
ナノチューブの成分元素の1つが炭素である場合には、前記ナノチューブは、完全または部分的に有機分子からなる、好ましくはそれのみからなるものであってよい。挙げて良い有機分子の例には、ジアセチレン性リン脂質、グルタメート、長鎖ジアミド、グルコリン脂質、及びアルキルフェニルグルコピラノシドが含まれる。
【0016】
好ましくは、前記ナノチューブの骨格は、炭素原子のみからなる。
【0017】
添付の図1乃至6は、本発明により使用される様々な炭素ナノチューブを示す。
【0018】
これらの炭素を主成分とするナノ形態は、通常は、アークを使用する非常に高温でのグラファイトの昇華によって得られる。炭素ナノチューブは、グラフェンの単一平板によって形成されて良く、この場合これらは単一壁ナノチューブ(SWNT)と呼称される。図1は、単一壁ナノチューブを示す。グラフェン平板は、ジグザグの、溝またはキラル形態に丸めてよい。該ナノチューブはまた、互いに「はめ込まれた」幾つかの管からなっても良く、この場合これらは多重壁ナノチューブ(MWNT)と呼称される。
【0019】
本発明の1つの実施態様によれば、考慮下の化粧用媒質中における炭素ナノチューブの最適な可溶化またはエクスフォリエーションを得るために、該ナノチューブの表面は官能化されている。
【0020】
本発明によれば、「官能化」なる語は、外部の媒質と、物理的または化学的に相互作用することのできる官能基の存在を意味する。
【0021】
前記炭素ナノチューブを構成するグラフェン平板を官能化するために、如何なる反応機構を利用しても良い。例えば、炭素ナノチューブは、求核置換、求電子置換、フリーラジカル置換、付加、脱離、転位、酸化、還元、酸−塩基反応、電気化学反応、または光化学反応等の反応機構を経て官能化されていてよい。
【0022】
前記炭素ナノチューブを構成するグラフェン平板の表面に、グラフト化させて良い官能の中では、カルボキシル基を挙げることができる。図2は、表面にカルボキシル基がグラフト化した単一壁ナノチューブを示す。この官能化は、論文”Solution Properties of Single Walled Carbone Nanotube”, J. Chen et al. (Science 1998, vol. 282, No. 5396, pages 95−98)に記載されている。
【0023】
論文”Room Temperature Filling of Single Wall Carbon Nanotubes With Oxide in open air”, J. Mittal et al.(Chem. Phys. Lett. 2001, vol. 339, No. 5−6, pages 311−318)に記載の、グラフェン平板をHCl/CrO混合物で酸化することによる、またはアミノ酸とアルデヒドとをナノチューブに縮合させること(J. Am. Soc., vol. 124, No. 5, 2002, pages 760 and 761)による、水またはエタノールなどの極性溶媒中におけるナノチューブの可溶化もまた挙げることができる。
【0024】
疎水性官能基もまた、炭素ナノチューブを構成するグラフェン平板の表面にグラフト化させて良い。例えば、炭素ナノチューブのフッ化を挙げて良く、これは論文”Fluorinated Single wall nanotubes”, K. N. Kudin et al.(Phys. Rev. B63, 45413)に記載されている。
【0025】
アルコキシシランなどの無機分子もまたグラフト化させて良い(Nano. Lett.,vol. 2, No. 4, 2002 pages 329 to 332)。
【0026】
グラフェン平板は、例えば、論文”Dissolution of Single Wall Carbon Nanotube”, M. A. Hamon et al. (Adv. Mater. 1999, 11, No. 10)に記載されている、炭素ナノチューブの脂肪鎖アミドでの官能化のように、数段階において官能化されても良い。図3は、その表面が脂肪鎖アミド官能基CONH−4−C(CH13CHで官能化された単一壁炭素ナノチューブを示す。この多段階官能化はまた、グルコースのグラフト化にもつながりうる(Nano. Lett., vol. 2, No.
4, 2002 pages 369 to 373)。
【0027】
炭素ナノチューブの官能化は、単純な分子を用いて行って良いが、オリゴマー、ポリマー、またはデンドリマーを用いても良い。例えば、炭素ナノチューブを構成するグラフェン平板の表面に、デンドリマー構造体をグラフト化させることが記載された、論文”A New Purification Method for Single Wall Carbon Nanotubes”, M. Holzinger et al. (Appl. Phys. A 70 (2000)599)を挙げることができる。図4は、その表面が、デンドリマー構造体で官能化された単一壁炭素ナノチューブを示す。
【0028】
炭素ナノチューブの化粧品媒質中における分散を改善することに加え、前記表面の官能化は、該炭素ベースのナノ構造体の、ケラチン物質に対する親和性を改善するために行っても良い。グラフェン平板の官能化によって誘発される、ナノチューブとケラチン物質との間の親和性の向上は、ファンデルワースタイプの相互作用が増大することの成果、及び/または、水素結合及び/またはイオン結合が出現することの成果でありうる。したがって、前記官能基は、ケラチン繊維と、ファンデルワースタイプの相互作用、水素結合、イオン結合、及び共有結合から選択される1つ以上の化学結合を形成することができる。この意味において、論文”Exohedral Sidewall Reactions of Single Walled Carbon Nanotubes in Molecular Nanostructures”, M. Holzinger et al.(Proceedings of teh XIIth International Winterschool on Electronic Properties of Novel Materials: Molecular Nanostructures, Kirchberg, Austria, March 2001)に記載された、炭素ナノチューブの表面にカチオン性分子をグラフト化させることを挙げることができる。カチオン性分子のグラフト化という意味においては、ポリエチレンイミン誘導体のグラフト化を挙げることができる(Nano. Lett., vol. 2, No. 3, 2002 pages 231 to 234)。図5は、その表面がカチオン性分子で官能化された単一壁炭素ナノチューブを示す。
【0029】
ケラチン物質に対する炭素ベースのナノ構造体の親和性を向上させるために、ケラチン繊維に炭素ベースのナノ構造体を共有結合的にグラフト化させることも可能である。このためには、グラフェン平板の官能化は、ケラチン物質を構成するアミノ酸に対して、所定レベルの反応性を有する基を使用して行われる。好ましくは、ケラチン繊維と1つ以上の共有結合性化学結合を形成することのできる官能基は、チオール、ジスルフィド、カルボン酸、アルコール、及びアミンと反応可能な基から選択される。好ましくは、チオール、ジスルフィド、カルボン酸、アルコール、及びアミンと反応することのできる官能基は、以下より選択される。
・エポキシド、
・アジリジン環を含む基、
・ビニル及び活性化ビニル基、例えばアクリロニトリル、アクリルエステル及びメタクリルエステル、クロトン酸及びそのエステル、桂皮酸及びそのエステル、スチレン及びその誘導体、ブタジエン、ビニルエーテル、ビニルケトン、マレイン酸エステル、マレイミド、ビニルスルホン、またはビニルシアノアクリレート、
・カルボン酸及びその誘導体、例えば無水物、酸塩化物、またはエステル官能化物、
・アセタール及びヘミアセタール、
・アミナール及びヘミアミナール、
・ケトン、α−ヒドロキシケトン、及びα−ハロケトン、
・ラクトン及びチオラクトン、
・イソシアネート、
・チオイソシアネート、
・イミン、
・イミド(スクシンイミド、及びグルチミド)、例えばN−ヒドロキシスクシンイミドエステル、
・イミデート、
・オキサジン及びオキサゾリン、
・オキサジニウム及びオキサゾリニウム、
・ハロゲン化アルキルまたはハロゲン化アリールまたはハロゲン化アラルキル(前記ハロゲンは、ヨウ素、臭素、および塩素より選択される)、
・不飽和環状ハロゲン化物(前記環は炭素ベースのものまたは複素環である)、例えばクロロトリアジン、クロロピリミジン、クロロキノキサリン、またはクロロベンゾトリアゾール、
・式RSOX(Rはアルキル基であり、Xはフッ素及び塩素から選択される)のハロゲン化スルホニル、
・ケイ素誘導体、例えばアルコキシシランまたはシラノール。
【0030】
検討下にある化粧品媒質中における炭素ナノチューブの最適な分散(エクスフォリエーション)を得るためには、該組成物は、好ましくは少なくとも一の界面活性剤を含む。界面活性剤は、両親媒性分子、両親媒性オリゴマー、幾つかの両親媒性デンドリマー、及び両親媒性ポリマー、並びにこれらの混合物から選択して良い。
【0031】
界面活性剤の様々な疎水性基の中で、好ましいのは、炭素ナノチューブを構成するグラフェン平板の表面にて、「π−積層」(芳香核の電子雲の重なり)によって吸収されうる基である。こうした相互作用を生じることのできる分子の中で、好ましいのは、スチレン及びその誘導体またはピレン及びその誘導体などの芳香族分子である。
【0032】
界面活性剤の親水性部分に含まれる、基及び/またはブロックに関しては、これらは非イオン性、両性、双性イオン性、アニオン性、またはカチオン性のものであってよい。
【0033】
前記親水性基は、好ましくは、ファンデルワースタイプの相互作用を増大させること、及び/または水素結合及び/またはイオン結合を作り出すことによって、ケラチン物質に対するナノチューブの表面の親和性を改善するように選択される。親水性基は、好ましくはカチオン性である。
【0034】
ケラチン物質に対するナノチューブの親和性を増大させるために、該界面活性剤はまた、例えばケラチン物質に含まれるアミノ酸のジスルフィド、チオール、カルボン酸、アミン、及びアルコール官能基と反応することにより、ケラチン繊維と1つ以上の共有結合性化学結合を形成することができてもよい。挙げて良い1つの例は、論文”Noncovalent Sidewall Functinalization of Single Walled Carbon Nanotubes for Protein Immobilization”, J. Chen et al. (J. Am. Chem. Soc, 123, (16), 3838−3839, 2001)に記載された、ピレンスクシンイミジルエステルタイプの反応性界面活性剤系の使用である。従って、炭素ナノチューブは、1−ピレンブタン酸スクシンイミジルエステルで安定化されて良い。前記スクシンイミジルエステル官能基は、室温にてケラチン物質のアミン官能基と反応することができる。図6は、その表面が1−ピレンブタン酸スクシンイミジルエステルで官能化された、単一壁炭素ナノチューブを示す。
【0035】
所定の糖類、特に環式糖類、例えばシクロデキストリンもまた、炭素ベースのナノ構造体に関してこの上ない分散力を有する(J. Am. Chem. Soc., 123, 6201, (2001))。アラビノガラクタン等の高度分枝状多糖類、例えばアラビアゴムもまた、炭素ナノチューブの水中におけるエクスフォリエーションを促進する(Nano Lett. 1, 12, 697−702, 2001)。
【0036】
ナノチューブは、化粧品組成物中に、該組成物全重量に対して0.00001乃至30%、好ましくは0.0001乃至5%、更に好ましくは0.001乃至1%の重量割合で存在する。
【0037】
ナノチューブを含む溶液の化粧品として許容される媒質は、好ましくは、
・水、
・脂肪族または芳香族アルコール、好ましくはエタノール、ベンジルアルコール、脂肪アルコール、変性または未変性のポリオール、例えばグリセリン、グリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、またはブチルジグリコール、
・揮発性または不揮発性シリコーン、
・無機、有機、または植物性オイル、
・オキシエチレン化または非オキシエチレン化ワックス、パラフィン、及びアルカン、好ましくはC乃至C10アルカン、
・脂肪酸、脂肪アミド、脂肪エステル、特に脂肪アルキルベンゾエートまたはサリチレート、
・アセトン、メチルエチルケトン、メチルアセテート、ブチルアセテート、エチルアセテート、ジメトキシエタン、またはジエトキシエタン、
・これらの混合物、
からなる。
【0038】
化粧品として許容される媒質は、未変性形態または乳化もしくはカプセル化形態であってよい。
【0039】
本発明による組成物はまた、プロペラントを含んで良い。前記プロペラントは、エアロゾル組成物を調製するために通常使用される、圧縮または液化ガスからなる。圧縮空気、二酸化炭素、又は窒素、または可溶性ガス、例えばジメチルエーテル、ハロ炭化水素(特にフルオロ炭化水素)、または非ハロ炭化水素、及びこれらの混合物が、好ましく使用される。
【0040】
該組成物はまた、還元剤、酸化剤、脂肪物質、シリコーン、増粘剤、柔軟剤、起泡防止剤、保湿剤、皮膚軟化剤、塩基性化剤、可塑剤、サンスクリーン、直接染料もしくは酸化染料、顔料、無機フィラー、粘土、コロイド鉱物、真珠光沢剤、香料、ペプタイザー、保存料、固定もしくは非固定ポリマー、コンディショニングポリマー、タンパク質、及びビタミンを含む、包括的ではないリストから選択される、一般的な化粧品添加剤を含んでも良い。
【0041】
髪に適用した後、該組成物は濯ぎ流しても、そのままおいても良い。これはローション、スプレー、ムース、シャンプー、またはコンディショナー等の様々な提供形態をとってよい。
【0042】
本発明の主題はまた、ケラチン繊維を嵩高にするためのナノチューブの美容のための使用である。
【0043】
以下の実施例は、本発明を、その性質を制限することなく詳説することを企図するものである。
【0044】
【実施例】
(実施例:ケラチン繊維に与えられる長期間続く嵩高化効果の証明)
1gの本発明の組成物と1gのコントロール組成物を、髪(2.7gの欧州人の栗色の髪、長さ約20cm)に適用する。作用時間2分間後、前記髪を水で濯ぎ、その後ヘアドライヤーを使用して成形する。
【0045】
【表1】
Figure 2004010614
【0046】
【表2】
Figure 2004010614
【0047】
(1)Dow Corning社により市販のDC 245 Fluid
(2)Uniquema社により市販のArlacel 989
(3)Dow Corning社により市販のDC 2−5225 C
(4)Hoechst社により市販のGenamin KDM−F
(5)MER Corporation社により市販の、品番MRSWの単一壁炭素ナノチューブ
【0048】
前記試験を20モデルに行うが、10モデルは本発明の組成物を適用し、10モデルはコントロール組成物を適用する。その後、ヘアスタイルの美容上の特徴を、10名からなるパネルによって評価する。
【0049】
前記パネルは、本発明の組成物の適用が、重力の作用による繊維の曲がりを著しく減ずる効果を生じると、一致して表明した。この現象は、個々の髪を根元で分離させ、さらにいっそう著しくボリュームを与えることによって、視覚的に反映される。本発明の組成物を適用した後は、髪は完全にばらばらになり、その感触はコントロール組成物を適用した髪の感触に非常に近い。
【0050】
同様の方法に従い、更に続けて二度のシャンプー洗浄(カモミールDOPシャンプーを用いる)を行い、次いでブロー乾燥させた後に、様々な頭髪の触覚的及び視覚的評価を行う。
【0051】
前記パネルは、炭素ナノチューブを含む組成物を使用することによって与えられる美容上の効果、特に嵩高化効果が、二度のシャンプー洗浄後にも依然として明かであると、一致して表明した。
【0052】
(嵩高化効果の証明)
本発明の組成物を適用した後に、重力の作用下にあるケラチン繊維の曲がりが軽減される効果を証明するために、前記繊維の曲げ剛性を、該繊維の処理の前後に「曲げ振り子(flexibility pendullum)」法によって測定する。
【0053】
使用する振り子は、1秒の拍子を有する剛性バランスタイプのものである。該振り子は、磨いたブラス製の、曲がるバーからなる。このバーは、長さL=30cmのロッドを介して軸に接続している。このロッド上の、回転軸からの距離L=18.5cmの位置に質量m=47gの重いバーが取り付けられている。前記バランスの最初のポテンシャルエネルギーは、その傾斜角によって設定され、αと表示される。
【0054】
髪の試験サンプルは、11mm長さの髪の39の断片が櫛状形態に、金属支持体上に平行に結合される。
【0055】
測定は、以下の方法で行う。ブラスバーを、最初は速度ゼロにて角度α=30°から開放する。底点(α=0°)を通って通過する度に、前記バーは39本の髪のサンプルを曲げ、且つそのポテンシャルエネルギーを幾分喪失するのだが、これは振り子が完全に停止するまで続く。振り子が早く停止するほど、髪はより剛性である。バーの髪との摩擦に伴うエネルギーの喪失は、無視して良いと見なされる。
【0056】
該組成物を適用することによる繊維の剛性化を証明するために、処理前に測定し、次いで処理後に第2の測定を行う。髪のサンプルの処理前及び処理後に、振り子が停止するまでに要した拍子の数を、その後比較する。髪の処理は、より高い測定感度が得られるように、試験サンプル上に乗せた髪に直接行う。測定と、さらに髪の試験サンプルの乾燥を、制御温度及び相対湿度(25℃及び45%RH)にて行う。
【0057】
(結果)
実施例1に記載した組成物を適用することにより、また測定した髪の10の試験サンプルに基づいて、本発明の組成物を用いる髪の処理によれば、振り子が停止するまでに要する拍子の数に、平均10%±2%の低減が誘発されることが観察されている。これらの結果は、炭素ナノチューブを含む組成物の適用によって、ケラチン繊維を剛性化することができ、これは重力の作用下において該繊維の曲がりが低減されることに反映され、髪のより顕著な嵩高化によって視覚化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、単一壁ナノチューブを示す図である。
【図2】図2は、表面にカルボキシル基がグラフト化した単一壁ナノチューブを示す図である。
【図3】図3は、表面が脂肪鎖アミド官能CONH−4−C(CH13CHで官能化された単一壁炭素ナノチューブを示す図である。
【図4】図4は、表面が、デンドリマー構造体で官能化された単一壁炭素ナノチューブを示す図である。
【図5】図5は、表面がカチオン性分子で官能化された単一壁炭素ナノチューブを示す図である。
【図6】図6は、表面が1−ピレンブタン酸スクシンイミジルエステルで官能化された、単一壁炭素ナノチューブを示す図である。

Claims (40)

  1. 元素の周期表の、II、III、IV、V、VIII、I、II、III、VI、及びVII族に属する少なくとも1つの元素からなるナノチューブを、化粧品として許容される媒質と組み合わせて含むことを特徴とする、化粧品組成物。
  2. 前記ナノチューブが、元素の周期表のIV族に属する少なくとも1つの元素からなることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記ナノチューブの成分元素の1つが、炭素であることを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 前記ナノチューブが、全体的または部分的に有機分子からなることを特徴とする、請求項3に記載の組成物。
  5. 前記ナノチューブの骨格が、炭素原子のみからなることを特徴とする、請求項3に記載の組成物。
  6. 前記炭素ナノチューブが、単一壁ナノチューブであることを特徴とする、請求項5に記載の組成物。
  7. 前記炭素ナノチューブが、多重壁ナノチューブであることを特徴とする、請求項5に記載の組成物。
  8. 前記炭素ナノチューブの表面が、官能化されていることを特徴とする、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記炭素ナノチューブが、求核置換、求電子置換、フリーラジカル置換、付加、脱離、転位、酸化、還元、酸−塩基反応、電気化学反応、または光化学反応等の反応機構によって官能化されていることを特徴とする、請求項8に記載の組成物。
  10. 前記炭素ナノチューブの表面が、カルボキシル基、疎水性官能基、脂肪鎖アミド基、オリゴマー、ポリマー、及びデンドリマーから選択される1つ以上の基で官能化されていることを特徴とする、請求項8または9に記載の組成物。
  11. 前記官能基が、ケラチン繊維と、ファンデルワースタイプの相互作用、水素結合、イオン結合、及び共有結合から選択される1つ以上の化学結合を形成可能であることを特徴とする、請求項8に記載の組成物。
  12. ケラチン繊維と、1つ以上の共有結合性化学結合を形成可能な前記官能基が、チオール、ジスルフィド、カルボン酸、アルコール、及びアミンと反応可能な基から選択されることを特徴とする、請求項11に記載の組成物。
  13. チオール、ジスルフィド、カルボン酸、アルコール、及びアミンと反応可能な前記官能基が、
    ・エポキシド、
    ・アジリジン環を含む基、
    ・ビニル及び活性化ビニル基、例えばアクリロニトリル、アクリルエステル及びメタクリルエステル、クロトン酸及びそのエステル、桂皮酸及びそのエステル、スチレン及びその誘導体、ブタジエン、ビニルエーテル、ビニルケトン、マレインエステル、マレイミド、ビニルスルホン、またはビニルシアノアクリレート、
    ・カルボン酸及びその誘導体、例えば無水物、酸塩化物、またはエステル官能化物、
    ・アセタール及びヘミアセタール、
    ・アミナール及びヘミアミナール、
    ・ケトン、α−ヒドロキシケトン、及びα−ハロケトン、
    ・ラクトン及びチオラクトン、
    ・イソシアネート、
    ・チオイソシアネート、
    ・イミン、
    ・イミド(スクシンイミド、及びグルチミド)、例えばN−ヒドロキシスクシンイミドエステル、
    ・イミデート、
    ・オキサジン及びオキサゾリン、
    ・オキサジニウム及びオキサゾリニウム、
    ・ハロゲン化アルキルまたはハロゲン化アリールまたはハロゲン化アラルキル(前記ハロゲンは、ヨウ素、臭素、および塩素より選択される)、
    ・不飽和環状ハロゲン化物(前記環は炭素ベースのものまたは複素環である)、例えばクロロトリアジン、クロロピリミジン、クロロキノキサリン、またはクロロベンゾトリアゾール、
    ・式RSOX(Rはアルキル基であり、Xはフッ素及び塩素から選択される)のハロゲン化スルホニル、
    ・ケイ素誘導体、例えばアルコキシシランまたはシラノール、
    から選択されることを特徴とする、請求項12に記載の組成物。
  14. 前記ナノチューブの直径が、1乃至300nmであり、前記ナノチューブの長さが10nm乃至10mmであることを特徴とする、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 前記ナノチューブが、化粧品組成物中に、該組成物全重量に対して0.00001乃至30%、好ましくは0.0001乃至5%、更に好ましくは0.001乃至1%の重量割合で存在することを特徴とする、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の組成物。
  16. 少なくとも1つの界面活性剤を含むことを特徴とする、請求項8または9に記載の組成物。
  17. 前記界面活性剤が、両親媒性分子、両親媒性オリゴマー、両親媒性デンドリマー、及び両親媒性ポリマー、及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項16に記載の組成物。
  18. 前記界面活性剤が、ケラチン物質と、ケラチン物質に含まれるアミノ酸のチオール、ジスルフィド、カルボン酸、アルコール、及びアミン官能基との反応によって、1つ以上の共有結合性化学結合を形成可能であることを特徴とする、請求項16に記載の組成物。
  19. 前記界面活性剤が、スクシンイミジルエステル官能基を含むことを特徴とする、請求項18に記載の組成物。
  20. ナノチューブを含む溶液の、化粧品として許容される前記媒質が、
    ・水、
    ・脂肪族または芳香族アルコール、好ましくはエタノール、ベンジルアルコール、脂肪アルコール、変性または未変性のポリオール、例えばグリセリン、グリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、またはブチルジグリコール、
    ・揮発性または不揮発性シリコーン、
    ・無機、有機、または植物性オイル、
    ・オキシエチレン化または非オキシエチレン化ワックス、パラフィン、及びアルカン、好ましくはC乃至C10アルカン、
    ・脂肪酸、脂肪アミド、脂肪エステル、特に脂肪アルキルベンゾエートまたはサリチレート、
    ・アセトン、メチルエチルケトン、メチルアセテート、ブチルアセテート、エチルアセテート、ジメトキシエタン、またはジエトキシエタン、
    ・これらの混合物、
    からなることを特徴とする、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の組成物。
  21. 化粧品として許容される前記媒質が、未変性形態、または乳化もしくはカプセル化形態であることを特徴とする、請求項1乃至20のいずれか一項に記載の組成物。
  22. 前記組成物が、プロペラントを更に含むことを特徴とする、請求項1乃至21のいずれか一項に記載の組成物。
  23. 前記プロペラントが、圧縮空気、二酸化炭素、または窒素、可溶性ガス、例えばジメチルエーテル、及びハロ炭化水素(とりわけフルオロ炭化水素)または非ハロ炭化水素、及びこれらの混合物から選択される、圧縮もしくは液化ガスからなることを特徴とする、請求項22に記載の組成物。
  24. 前記組成物が、還元剤、酸化剤、脂肪物質、シリコーン、増粘剤、柔軟剤、起泡防止剤、保湿剤、皮膚軟化剤、塩基性化剤、可塑剤、サンスクリーン、直接染料もしくは酸化染料、顔料、無機フィラー、粘土、コロイド鉱物、真珠光沢剤、香料、ペプタイザー、保存料、固定もしくは非固定ポリマー、コンディショニングポリマー、タンパク質、及びビタミンから選択される通常の化粧品添加剤を更に含むことを特徴とする、請求項1乃至23のいずれか一項に記載の組成物。
  25. 前記組成物が、ローション、スプレー、ムース、シャンプー、またはコンディショナーの形態であることを特徴とする、請求項1乃至24のいずれか一項に記載の組成物。
  26. ケラチン繊維を嵩高にするための、ナノチューブの美容のための使用。
  27. 前記ナノチューブが、元素の周期表のII、III、IV、V、VIII、I、II、III、VI、及びVII族に属する少なくとも1つの元素からなることを特徴とする、請求項26に記載の使用。
  28. 前記ナノチューブが、元素の周期表のIV族に属する少なくとも1つの元素からなることを特徴とする、請求項27に記載の使用。
  29. 前記ナノチューブの成分元素の1つが、炭素であることを特徴とする、請求項27または28に記載の使用。
  30. 前記ナノチューブが、全体的または部分的に有機分子からなることを特徴とする、請求項29に記載の使用。
  31. 前記ナノチューブの骨格が、炭素原子のみからなることを特徴とする、請求項29に記載の使用。
  32. 前記炭素ナノチューブが、単一壁ナノチューブであることを特徴とする、請求項31に記載の使用。
  33. 前記炭素ナノチューブが、多重壁ナノチューブであることを特徴とする、請求項31に記載の使用。
  34. 前記炭素ナノチューブの表面が、官能化されていることを特徴とする、請求項31乃至33のいずれか一項に記載の使用。
  35. 前記炭素ナノチューブが、求核置換、求電子置換、フリーラジカル置換、付加、脱離、転位、酸化、還元、酸−塩基反応、電気化学反応、または光化学反応等の反応機構によって官能化されていることを特徴とする、請求項34に記載の使用。
  36. 前記炭素ナノチューブの表面が、カルボキシル基、疎水性官能基、脂肪鎖アミド基、オリゴマー、ポリマー、またはデンドリマーから選択される1つ以上の基で官能化されていることを特徴とする、請求項34または35に記載の使用。
  37. 前記官能基が、ケラチン繊維と、ファンデルワースタイプの相互作用、水素結合、イオン結合、及び共有結合から選択される1つ以上の化学結合を形成可能であることを特徴とする、請求項34乃至36のいずれか一項に記載の使用。
  38. ケラチン繊維と1つ以上の共有結合性化学結合を形成することのできる前記官能基が、チオール、ジスルフィド、カルボン酸、アルコール、及びアミンと反応可能な基から選択されることを特徴とする、請求項37に記載の使用。
  39. チオール、ジスルフィド、カルボン酸、アルコール、及びアミンと反応可能な前記官能基が、
    ・エポキシド、
    ・アジリジン環を含む基、
    ・ビニル及び活性化ビニル基、例えばアクリロニトリル、アクリルエステル及びメタクリルエステル、クロトン酸及びそのエステル、桂皮酸及びそのエステル、スチレン及びその誘導体、ブタジエン、ビニルエーテル、ビニルケトン、マレイン酸エステル、マレイミド、ビニルスルホン、またはビニルシアノアクリレート、
    ・カルボン酸及びその誘導体、例えば無水物、酸塩化物、またはエステル官能化物、
    ・アセタール及びヘミアセタール、
    ・アミナール及びヘミアミナール、
    ・ケトン、α−ヒドロキシケトン、及びα−ハロケトン、
    ・ラクトン及びチオラクトン、
    ・イソシアネート、
    ・チオイソシアネート、
    ・イミン、
    ・イミド(スクシンイミド、及びグルチミド)、例えばN−ヒドロキシスクシンイミドエステル、
    ・イミデート、
    ・オキサジン及びオキサゾリン、
    ・オキサジニウム及びオキサゾリニウム、
    ・ハロゲン化アルキルまたはハロゲン化アリールまたはハロゲン化アラルキル(前記ハロゲンは、ヨウ素、臭素、および塩素より選択される)、
    ・不飽和環状ハロゲン化物(前記環は炭素ベースのものまたは複素環である)、例えばクロロトリアジン、クロロピリミジン、クロロキノキサリン、またはクロロベンゾトリアゾール、
    ・式RSOX(Rはアルキル基であり、Xはフッ素及び塩素から選択される)のハロゲン化スルホニル、
    ・ケイ素誘導体、例えばアルコキシシランまたはシラノール、
    から選択されることを特徴とする、請求項38に記載の使用。
  40. 前記ナノチューブの直径が、1乃至300nmであり、前記ナノチューブの長さが10nm乃至10mmであることを特徴とする、請求項26乃至39のいずれか一項に記載の使用。
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