JP2004095999A - コイル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】平角電線をエッジワイズ巻きしたコイル装置の使用範囲を拡大し、機器の小型化と設計変更も容易なコイル装置を提供する。
【解決手段】コイル装置1は、ホルダー2と、該ホルダー2に平角電線をエッジワイズに巻回したコイル6とで構成され、前記コイル6はホルダー2に載置されている。前記ホルダー2は端子部を備え、該端子部は、一方の端12がコイル基板に挿入されると共に、他方の端が前記コイル6に接続されるコイル連結部から形成されていて、前記ホルダー2のベース部10に植設されたピン状端子である。ホルダー2には、コイル6を誘導する誘導部11が立設部18の両端に、また誘導部11の下方には誘導曲げ部23が形成されている。コイル6の終端は、誘導曲げ部に沿って引き出され、その端が端子部に形成されたコイル連結部に巻きつけられて連結される。
【選択図】 図1
【解決手段】コイル装置1は、ホルダー2と、該ホルダー2に平角電線をエッジワイズに巻回したコイル6とで構成され、前記コイル6はホルダー2に載置されている。前記ホルダー2は端子部を備え、該端子部は、一方の端12がコイル基板に挿入されると共に、他方の端が前記コイル6に接続されるコイル連結部から形成されていて、前記ホルダー2のベース部10に植設されたピン状端子である。ホルダー2には、コイル6を誘導する誘導部11が立設部18の両端に、また誘導部11の下方には誘導曲げ部23が形成されている。コイル6の終端は、誘導曲げ部に沿って引き出され、その端が端子部に形成されたコイル連結部に巻きつけられて連結される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種電子回路に用いられるトランス及びチョークコイルに関し、特に平角電線をエッジワイズ巻きしたコイル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器の小型化、高性能化に伴なって、トランス及びラインフィルタ等のコイル装置も、小型化、高性能化が必要になっている。従来から前記コイル装置において巻線用の電線は丸型電線であったが、▲1▼従来の丸型電線に比し、コイルの導体占有率を大きく取れるため、高性能、高効率、小型低背化が可能である、▲2▼従来の丸型電線に比し、線間容量が小さく、コイルの周波数特性がよい、▲3▼ボビンへの巻線が不要で、巻線とコイルの組みたてが容易なために、コイル製造工程の自動化が容易である、などの理由によりエッジワイズコイルを用いる場合が多くなっている。
【0003】
前記エッジワイズ巻きしたコイルを用いたものとして、ケース本体とケース蓋部とからなる樹脂製ケースと、コアに平角電線をエッジワイズに巻回し引出線を設けた巻線を有するコイルとを有し、前記ケース本体に前記コイルを載置したコイル装置がある。かかるコイル装置は、前記巻線の引出線の少なくとも一方の端部が、前記ケース本体内部に設けられた溝部に挿入され、前記引出線に設けられた穴部にハーネスリード線を挿入し半田付けされているコイル装置である(例えば特許文献1参照)。
【0004】
又、コアの脚に被覆平角電線をエッジワイズに巻いてコイルを形成し,このコイルの両端は,それぞれこのコアの互いに反対側に引き出し,前記被覆平角電線の被覆を剥離して一対の平坦接合部を形成してなる表面実装形チョークコイルがある。(例えば特許文献2参照。)
【0005】
更に、2つ以上のコイルとボビン、磁性材料からなる1組のコアを用いたコイル部品において、少なくとも1つのコイルは、平角導体の幅広面を巻回軸に対して垂直に巻回してなるエッジワイズコイルであって、該エッジワイズコイルと他の平面状コイルとをコアに積層状に組み込んでなる表面実装型小型コイル部品がある。(例えば特許文献3参照。)
【0006】
【特許文献1】
特開平10−241955号公報(第6図)
【特許文献2】
特開平08−236364号公報(第3図)
【特許文献3】
特開平11−345721号公報(第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記発明に用いられている各種のエッジワイズコイルは、基板取り付け用端子部が、その構造の特徴から基板に直接半田付けする、所謂共線タイプが一般的となっている。例えば、図5に示すように、その断面構造に見合った、略長方形に形成されたスルーホールを基板に形成し、共線(コイル部と同じ線をリード端子としたもの)を前記スルーホールに挿入する方法と、図6に示すように、平角電線の平角形状を生かして基板への表面実装の端子構造としたものがある。
【0008】
図5及び図6において、ホルダー2は、その両側に立設部18、19をそれぞれ有し、該立設部の上方にはコア固定用バネ3が嵌合される嵌合孔4が、それぞれ設けられている。平角電線をエッジワイズに巻いて形成したコイル6にコア5を嵌入し、前記ホルダー2のベース部10に載置して、コア固定用バネ3でコア5を固定する。コイル6の両端61、62は、それぞれ絶縁皮膜を剥離し、はんだ処理が施されている。コイル6は誘導部11に沿って引き出されている。
【0009】
図5の場合には前記誘導部11に沿って引き出されたコイル6の両端61、62は、その断面構造に見合った、略長方形に形成されたスルーホールを基板に形成し、両端61、62を前記スルーホールに挿入する。又、図6の場合は、コイル6の両端61、62をベース部10で折り曲げて図示していない基板へ表面実装する。しかしながら、比較的高さあるいは質量の大きいコイルの場合、図5のような端子構造では基板実装における機械的振動などによる部品の剥れ等の問題があり、部品の大きさ、質量の制限がある。又、図6のような端子構造では平角電線そのものの機械的強度が問題となり、比較的電流容量の小さい(所謂細い電線)あるいはコイルの質量の大きなものでは問題になる。何れの場合にも従来のような共線タイプでは、トランスあるいはチョークコイルの取りつけ後の機械的安定を確保するために、その大きさ、あるいは質量の制限があった。また、通常のコイルの電線断面は、丸型形状であり、その取り付け基板のスルーホールも丸型形状となっているが、この平角電線の場合は略長方形の異形であるため、従来部品との置き換えに伴なう基板の設計変更と新規基板の作製が必要であり、従来部品との置き換えが容易でない。
【0010】
本発明は、かかる問題を解決して平角電線をエッジワイズ巻きしたコイル装置の使用範囲を拡大し、機器の小型化に大なる効果をもたらすと共に、あわせて設計変更も容易なコイル装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために請求項1に記載のコイル装置は、平角電線をエッジワイズに巻回したコイルをホルダーに載置したコイル装置において、前記ホルダーは、一方の端がコイル基板に挿入され、他方の端が前記コイルに接続される端子部を備え、該端子部は、前記ホルダーに植設されたピン状端子であることを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載のコイル装置は、請求項1に記載のコイル装置において、前記端子部は、基板挿入部分とコイルの端を巻きつけるコイル連結部より構成され、前記コイルの端を前記コイル連結部に巻きつけて端子部とコイルを連結することを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載のコイル装置は、請求項2に記載のコイル装置において、前記端子部の基板挿入部とコイル連結部とは、略90度屈曲した構造であることを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載のコイル装置は、請求項1に記載のコイル装置において、前記ホルダーには、平角電線が弾性変形を維持する曲率で当該平角線を誘導する誘導曲げ部が形成されると共に、前記端子部は、基板挿入部分とコイルの端を巻きつけるコイル連結部より構成され、前記平角電線を前記誘導曲げ部に当接して引き出してコイルの端を前記コイル連結部に巻きつけて前記端子部とコイルを連結することを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載のコイル装置は、請求項1に記載のコイル装置において、前記ホルダーには、平角電線が塑性変形する曲率で当該平角線を誘導する折り曲げ部が形成されると共に、前記端子部は、基板挿入部分とコイルの端を巻きつけるコイル連結部より構成され、平角電線は、前記折り曲げ部と、平角電線が弾性変形を維持する曲率で当該平角線を誘導する前記折り曲げ部とコイル連結部との間に形成された誘導曲げ部とにより、前記コイル連結部と、そこに巻きつけられたコイルには、互いに接触する力が作用することを特徴とする。
【0016】
請求項6に記載のコイル装置は、請求項4又は5に記載のコイル装置において、前記誘導曲げ部は、平角電線の厚さが0.05〜0.1mmの銅線において、曲率半径が1mm以上であることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図1乃至図4を用いて説明する。なお、図5、図6と同一部分については同一符号を付して説明する。又、本発明の実施の形態において、コア5はボビン9に嵌入されているが、当該ボビンはなくともよく、使用するコイル装置の耐圧、使用環境などに応じて適宜用いる。
【0018】
図1に示すように、コイル装置1は、ホルダー2と、平角電線をエッジワイズに巻回したコイル6とで構成され、前記コイル6はホルダー2に載置されている。前記ホルダー2は端子部を備えている。該端子部は、一方の端12がコイル基板に挿入されると共に、他方の端が前記コイル6に接続されるコイル連結部20(図2参照)から形成されていて、前記ホルダー2のベース部10に植設されたピン状端子である。該端子部の一方の端12がベース部10の前記コイル6が載置されているのと反対側に立設している。
【0019】
ホルダー2は、その両側に立設部18、19をそれぞれ有し、該立設部18、19の上方にはコア固定用バネ3が嵌合される嵌合孔4が、それぞれ設けられている。平角電線をエッジワイズに巻いて形成したコイル6にはボビン9が、又、該ボビン9にはコア5がそれぞれ嵌入されている。コア固定用バネ3を嵌合孔4に嵌合してコア5の先端を固定すると前記ホルダー2のベース部10に載置されたコイル6、ボビン9、コア5が固定される。
【0020】
図1、図2に示すように、前記ホルダー2には、当該平角線を誘導する誘導部11が立設部18の両端に形成されている。また誘導部11の下方には誘導曲げ部23が形成されている。コイル6の終端を形成する引き出し部7、8は、誘導部11に沿って引き出されている。前記誘導曲げ部23は、平角電線が弾性変形を維持する曲率で形成されている。例えば、電流値が0.2A〜20Aのコイル6に通常使用される平角電線では、その厚さが0.05〜0.1mmの銅線において、弾性変形を維持する上で前記誘導曲げ部23の曲率半径は1mm以上が好ましい。平角電線の引き出し部7、8は前記誘導曲げ部23に当接して引き出され、その端61、62が端子部に形成されたコイル連結部20(図3参照)に巻きつけられて連結される。
【0021】
前記誘導部11の先端には、当該平角線を誘導する折り曲げ部17、22が形成されている。該折り曲げ部17、22は、平角電線が塑性変形する曲率、例えば90度で形成されている。平角電線の引き出し部7、8は、前記折り曲げ部17、22で略90度曲げられて誘導部11に沿って前記誘導曲げ部23を介して引き出されてコイル連結部20に巻きつけられる。該コイル連結部20に巻きつけられたコイルの端61、62とコイル連結部20には、後述するように、前記誘導曲げ部23でコイル6が元に戻ろうとする力により、互いに接触する力が作用する。前記立設部18と19は互いに左右が対象となるように立設している。
即ち、立設部18と19に形成されている折り曲げ部17と22が互いに向かい合う構成である。
【0022】
図2を用いて前記コイル連結部20に巻きつけられたコイルの端61、62とコイル連結部20に作用する前記接触力について説明する。コイル6の引き出し部7、8は、前記折り曲げ部17、22で略90度曲げられ、塑性変形してその形状を維持する。そして誘導部11、誘導曲げ部23に当接して引き出されたコイル6はコイル連結部20に巻かれる。その結果、誘導曲げ部23におけるコイル6の引き出し部7、8は弾性変形を維持する。弾性変形を維持したコイル6の引き出し部7、8はホルダー2のベース部10の下部に設けられたピン状端子に形成されているコイル連結部20に巻かれる。その結果、前記コイル6の引き出し部7、8は、誘導曲げ部23で弾性変形を維持している部分がバネとなり、誘導曲げ部23では元に戻る力が作用する。前記元に戻る力が作用する結果、コイル連結部20に巻きつけられたコイル6の両端61、62はコイル連結部20に接触して、その接触が、より完全になる。なお、平角電線の厚さが0.05〜0.1mmの場合、コイル連結部20の直径は0.5〜1.5mmが適当である。
【0023】
図3により、ホルダー2を説明する。ホルダー2は前記コイル6をベース部10に載置すると共に、一方の端12が図示していないコイル基板に挿入され、他方の端が前記コイル6に接続されるコイル連結部20から形成されている端子部120を備えている。前記端子部120は、基板挿入部分12とコイル6の両端61、62が巻きつけられるコイル連結部20より構成されていてピン状である。前記コイルの両端61、62が巻かれるコイル連結部20と基板挿入部12とは、略90度屈曲している。前記端子部120は、ホルダー2のベース部10に植設されていて、該端子部の一方の端12がベース部10の前記コイル6が載置されている反対側に立設し、端子部120はベース部10の中で略90度屈曲して貫通してベース部10に形成された空間部24から突出され、基板挿入部12と異なる側に形成されているコイル連結部20を形成する。
【0024】
前記コイル連結部20は、誘導部11及び誘導曲げ部23を介して引き出されるコイル6の引き出し部7、8と一致する位置に形成されている。即ち、誘導部11及び誘導曲げ部23に沿ってコイル6を引き出すと、コイルの端61、62がピン状のコイル連結部20に一致して、巻きつけられる。該コイル連結部20には図3(d)に示すように、前記元に戻る力が作用してもコイルの端61、62がコイル連結部20と離れないように少なくとも半周以上巻かれていることが好ましい。コイル6の先端61、62は、それぞれ絶縁皮膜を剥離し、あらかじめはんだ処理が施されている。該コイルの端61、62をコイル連結部20に巻きつけた後にコイルの端61、62に施されているはんだを、はんだごてなどで加熱してはんだを溶かし、両者を溶融接合する。こうすることにより単に加熱するだけではんだ付けが行えるのではんだ付けの自動化を行い易い。また従来のようにはんだ槽にディップすることが無いので熱による変形あるいはピン曲がり等の不具合が発生しない。またこの加熱の際、コイル端61、62には前述の弾性変形が保たれており、連結部20をコイル端61,62で押圧しながらはんだ付けが行われることになり接続の信頼性が高まる。
【0025】
図4に示す分解組み立て図により前記コイル装置1を説明する。略コの字型のコア5の脚部5aを2個のボビン9にそれぞれ挿入する。更に2個のコイル6の上下から前記脚部5aが挿入されたボビン9をそれぞれ挿入する。コイル6の上下から挿入された前記脚部5aが当設するようにして脚部5aとボビン9が挿入されたコイル6をホルダー2のベース部10にそれぞれ載置する。この時、コイル6の引き出し部8は誘導部11の外側になるように載置されると共に、誘導曲げ部23に沿って引き出される。ホルダー2の両側に立設されている立設部18、19の上方に形成された嵌合孔4にコア固定用バネ3が嵌合されてホルダー2に載置されたコイル6がホルダー2に固定される。コイル6の引き出し部7、8は誘導曲げ部23に沿って弾性変形を維持するように曲げられ、その先端61、62は図3に示したようにコイル連結部20に巻きつけられる。又、コイル6は1個であってもよい。かかる場合、嵌合孔4、コア固定用バネ3の位置、端子部の数などはそれぞれ変更する。更に、コイル6は横型でもよく、かかる場合、コイル6から引き出される引出し部7、8はそれぞれ横型に対応した構造にする。
【0026】
【発明の効果】
本発明のコイル装置によれば、ホルダーと、該ホルダーに平角電線をエッジワイズに巻回したコイルを載置したコイル装置において、前記ホルダーは、一方の端がコイル基板に挿入され、他方の端が前記コイルに接続される端子部を備え、該端子部は、前記ホルダーに植設されたピン状端子である。前記端子部にエッジワイズに巻回したコイルの端を巻きつけることにより、基板実装における機械的振動などによる部品の剥れ等の問題をなくすと共に、部品の大きさ、質量の制限を著しく低減する。
【0027】
又、平角電線の引き出し部に塑性変形をする曲率で当該平角線を誘導する折り曲げ部と、平角電線が弾性変形を維持する曲率で当該平角線を誘導する前記折り曲げ部とコイル連結部との間に形成された誘導曲げ部とを形成し、平角線の反発力を用いて巻きつけられたコイルの接触力を強化した。その結果、コイルとピン状端子の接合強度が増し、信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるコイル装置の実施形態の外観斜視図である。
【図2】本発明におけるコイル装置の実施形態の図1A方向から見た正面図である。
【図3】本発明におけるコイル装置の実施形態の図1A方向から見たホルダーの正面図(a)、右側面図(b)、底面図(c)、コイル連結部の拡大図(d)である。
【図4】本発明におけるコイル装置の分解組み立て図である。
【図5】従来のコイル装置における実施形態の外観斜視図である。
【図6】従来のコイル装置における他の実施形態の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 コイル装置
2 ホルダー
3 コア固定用バネ
4 嵌合孔
5 コア
6 コイル
7、8 引き出し部
9 ボビン
10 ベース部
11 誘導部
17、22 折り曲げ部
18、19 立設部
20 コイル連結部
23 誘導曲げ部
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種電子回路に用いられるトランス及びチョークコイルに関し、特に平角電線をエッジワイズ巻きしたコイル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器の小型化、高性能化に伴なって、トランス及びラインフィルタ等のコイル装置も、小型化、高性能化が必要になっている。従来から前記コイル装置において巻線用の電線は丸型電線であったが、▲1▼従来の丸型電線に比し、コイルの導体占有率を大きく取れるため、高性能、高効率、小型低背化が可能である、▲2▼従来の丸型電線に比し、線間容量が小さく、コイルの周波数特性がよい、▲3▼ボビンへの巻線が不要で、巻線とコイルの組みたてが容易なために、コイル製造工程の自動化が容易である、などの理由によりエッジワイズコイルを用いる場合が多くなっている。
【0003】
前記エッジワイズ巻きしたコイルを用いたものとして、ケース本体とケース蓋部とからなる樹脂製ケースと、コアに平角電線をエッジワイズに巻回し引出線を設けた巻線を有するコイルとを有し、前記ケース本体に前記コイルを載置したコイル装置がある。かかるコイル装置は、前記巻線の引出線の少なくとも一方の端部が、前記ケース本体内部に設けられた溝部に挿入され、前記引出線に設けられた穴部にハーネスリード線を挿入し半田付けされているコイル装置である(例えば特許文献1参照)。
【0004】
又、コアの脚に被覆平角電線をエッジワイズに巻いてコイルを形成し,このコイルの両端は,それぞれこのコアの互いに反対側に引き出し,前記被覆平角電線の被覆を剥離して一対の平坦接合部を形成してなる表面実装形チョークコイルがある。(例えば特許文献2参照。)
【0005】
更に、2つ以上のコイルとボビン、磁性材料からなる1組のコアを用いたコイル部品において、少なくとも1つのコイルは、平角導体の幅広面を巻回軸に対して垂直に巻回してなるエッジワイズコイルであって、該エッジワイズコイルと他の平面状コイルとをコアに積層状に組み込んでなる表面実装型小型コイル部品がある。(例えば特許文献3参照。)
【0006】
【特許文献1】
特開平10−241955号公報(第6図)
【特許文献2】
特開平08−236364号公報(第3図)
【特許文献3】
特開平11−345721号公報(第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記発明に用いられている各種のエッジワイズコイルは、基板取り付け用端子部が、その構造の特徴から基板に直接半田付けする、所謂共線タイプが一般的となっている。例えば、図5に示すように、その断面構造に見合った、略長方形に形成されたスルーホールを基板に形成し、共線(コイル部と同じ線をリード端子としたもの)を前記スルーホールに挿入する方法と、図6に示すように、平角電線の平角形状を生かして基板への表面実装の端子構造としたものがある。
【0008】
図5及び図6において、ホルダー2は、その両側に立設部18、19をそれぞれ有し、該立設部の上方にはコア固定用バネ3が嵌合される嵌合孔4が、それぞれ設けられている。平角電線をエッジワイズに巻いて形成したコイル6にコア5を嵌入し、前記ホルダー2のベース部10に載置して、コア固定用バネ3でコア5を固定する。コイル6の両端61、62は、それぞれ絶縁皮膜を剥離し、はんだ処理が施されている。コイル6は誘導部11に沿って引き出されている。
【0009】
図5の場合には前記誘導部11に沿って引き出されたコイル6の両端61、62は、その断面構造に見合った、略長方形に形成されたスルーホールを基板に形成し、両端61、62を前記スルーホールに挿入する。又、図6の場合は、コイル6の両端61、62をベース部10で折り曲げて図示していない基板へ表面実装する。しかしながら、比較的高さあるいは質量の大きいコイルの場合、図5のような端子構造では基板実装における機械的振動などによる部品の剥れ等の問題があり、部品の大きさ、質量の制限がある。又、図6のような端子構造では平角電線そのものの機械的強度が問題となり、比較的電流容量の小さい(所謂細い電線)あるいはコイルの質量の大きなものでは問題になる。何れの場合にも従来のような共線タイプでは、トランスあるいはチョークコイルの取りつけ後の機械的安定を確保するために、その大きさ、あるいは質量の制限があった。また、通常のコイルの電線断面は、丸型形状であり、その取り付け基板のスルーホールも丸型形状となっているが、この平角電線の場合は略長方形の異形であるため、従来部品との置き換えに伴なう基板の設計変更と新規基板の作製が必要であり、従来部品との置き換えが容易でない。
【0010】
本発明は、かかる問題を解決して平角電線をエッジワイズ巻きしたコイル装置の使用範囲を拡大し、機器の小型化に大なる効果をもたらすと共に、あわせて設計変更も容易なコイル装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために請求項1に記載のコイル装置は、平角電線をエッジワイズに巻回したコイルをホルダーに載置したコイル装置において、前記ホルダーは、一方の端がコイル基板に挿入され、他方の端が前記コイルに接続される端子部を備え、該端子部は、前記ホルダーに植設されたピン状端子であることを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載のコイル装置は、請求項1に記載のコイル装置において、前記端子部は、基板挿入部分とコイルの端を巻きつけるコイル連結部より構成され、前記コイルの端を前記コイル連結部に巻きつけて端子部とコイルを連結することを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載のコイル装置は、請求項2に記載のコイル装置において、前記端子部の基板挿入部とコイル連結部とは、略90度屈曲した構造であることを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載のコイル装置は、請求項1に記載のコイル装置において、前記ホルダーには、平角電線が弾性変形を維持する曲率で当該平角線を誘導する誘導曲げ部が形成されると共に、前記端子部は、基板挿入部分とコイルの端を巻きつけるコイル連結部より構成され、前記平角電線を前記誘導曲げ部に当接して引き出してコイルの端を前記コイル連結部に巻きつけて前記端子部とコイルを連結することを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載のコイル装置は、請求項1に記載のコイル装置において、前記ホルダーには、平角電線が塑性変形する曲率で当該平角線を誘導する折り曲げ部が形成されると共に、前記端子部は、基板挿入部分とコイルの端を巻きつけるコイル連結部より構成され、平角電線は、前記折り曲げ部と、平角電線が弾性変形を維持する曲率で当該平角線を誘導する前記折り曲げ部とコイル連結部との間に形成された誘導曲げ部とにより、前記コイル連結部と、そこに巻きつけられたコイルには、互いに接触する力が作用することを特徴とする。
【0016】
請求項6に記載のコイル装置は、請求項4又は5に記載のコイル装置において、前記誘導曲げ部は、平角電線の厚さが0.05〜0.1mmの銅線において、曲率半径が1mm以上であることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図1乃至図4を用いて説明する。なお、図5、図6と同一部分については同一符号を付して説明する。又、本発明の実施の形態において、コア5はボビン9に嵌入されているが、当該ボビンはなくともよく、使用するコイル装置の耐圧、使用環境などに応じて適宜用いる。
【0018】
図1に示すように、コイル装置1は、ホルダー2と、平角電線をエッジワイズに巻回したコイル6とで構成され、前記コイル6はホルダー2に載置されている。前記ホルダー2は端子部を備えている。該端子部は、一方の端12がコイル基板に挿入されると共に、他方の端が前記コイル6に接続されるコイル連結部20(図2参照)から形成されていて、前記ホルダー2のベース部10に植設されたピン状端子である。該端子部の一方の端12がベース部10の前記コイル6が載置されているのと反対側に立設している。
【0019】
ホルダー2は、その両側に立設部18、19をそれぞれ有し、該立設部18、19の上方にはコア固定用バネ3が嵌合される嵌合孔4が、それぞれ設けられている。平角電線をエッジワイズに巻いて形成したコイル6にはボビン9が、又、該ボビン9にはコア5がそれぞれ嵌入されている。コア固定用バネ3を嵌合孔4に嵌合してコア5の先端を固定すると前記ホルダー2のベース部10に載置されたコイル6、ボビン9、コア5が固定される。
【0020】
図1、図2に示すように、前記ホルダー2には、当該平角線を誘導する誘導部11が立設部18の両端に形成されている。また誘導部11の下方には誘導曲げ部23が形成されている。コイル6の終端を形成する引き出し部7、8は、誘導部11に沿って引き出されている。前記誘導曲げ部23は、平角電線が弾性変形を維持する曲率で形成されている。例えば、電流値が0.2A〜20Aのコイル6に通常使用される平角電線では、その厚さが0.05〜0.1mmの銅線において、弾性変形を維持する上で前記誘導曲げ部23の曲率半径は1mm以上が好ましい。平角電線の引き出し部7、8は前記誘導曲げ部23に当接して引き出され、その端61、62が端子部に形成されたコイル連結部20(図3参照)に巻きつけられて連結される。
【0021】
前記誘導部11の先端には、当該平角線を誘導する折り曲げ部17、22が形成されている。該折り曲げ部17、22は、平角電線が塑性変形する曲率、例えば90度で形成されている。平角電線の引き出し部7、8は、前記折り曲げ部17、22で略90度曲げられて誘導部11に沿って前記誘導曲げ部23を介して引き出されてコイル連結部20に巻きつけられる。該コイル連結部20に巻きつけられたコイルの端61、62とコイル連結部20には、後述するように、前記誘導曲げ部23でコイル6が元に戻ろうとする力により、互いに接触する力が作用する。前記立設部18と19は互いに左右が対象となるように立設している。
即ち、立設部18と19に形成されている折り曲げ部17と22が互いに向かい合う構成である。
【0022】
図2を用いて前記コイル連結部20に巻きつけられたコイルの端61、62とコイル連結部20に作用する前記接触力について説明する。コイル6の引き出し部7、8は、前記折り曲げ部17、22で略90度曲げられ、塑性変形してその形状を維持する。そして誘導部11、誘導曲げ部23に当接して引き出されたコイル6はコイル連結部20に巻かれる。その結果、誘導曲げ部23におけるコイル6の引き出し部7、8は弾性変形を維持する。弾性変形を維持したコイル6の引き出し部7、8はホルダー2のベース部10の下部に設けられたピン状端子に形成されているコイル連結部20に巻かれる。その結果、前記コイル6の引き出し部7、8は、誘導曲げ部23で弾性変形を維持している部分がバネとなり、誘導曲げ部23では元に戻る力が作用する。前記元に戻る力が作用する結果、コイル連結部20に巻きつけられたコイル6の両端61、62はコイル連結部20に接触して、その接触が、より完全になる。なお、平角電線の厚さが0.05〜0.1mmの場合、コイル連結部20の直径は0.5〜1.5mmが適当である。
【0023】
図3により、ホルダー2を説明する。ホルダー2は前記コイル6をベース部10に載置すると共に、一方の端12が図示していないコイル基板に挿入され、他方の端が前記コイル6に接続されるコイル連結部20から形成されている端子部120を備えている。前記端子部120は、基板挿入部分12とコイル6の両端61、62が巻きつけられるコイル連結部20より構成されていてピン状である。前記コイルの両端61、62が巻かれるコイル連結部20と基板挿入部12とは、略90度屈曲している。前記端子部120は、ホルダー2のベース部10に植設されていて、該端子部の一方の端12がベース部10の前記コイル6が載置されている反対側に立設し、端子部120はベース部10の中で略90度屈曲して貫通してベース部10に形成された空間部24から突出され、基板挿入部12と異なる側に形成されているコイル連結部20を形成する。
【0024】
前記コイル連結部20は、誘導部11及び誘導曲げ部23を介して引き出されるコイル6の引き出し部7、8と一致する位置に形成されている。即ち、誘導部11及び誘導曲げ部23に沿ってコイル6を引き出すと、コイルの端61、62がピン状のコイル連結部20に一致して、巻きつけられる。該コイル連結部20には図3(d)に示すように、前記元に戻る力が作用してもコイルの端61、62がコイル連結部20と離れないように少なくとも半周以上巻かれていることが好ましい。コイル6の先端61、62は、それぞれ絶縁皮膜を剥離し、あらかじめはんだ処理が施されている。該コイルの端61、62をコイル連結部20に巻きつけた後にコイルの端61、62に施されているはんだを、はんだごてなどで加熱してはんだを溶かし、両者を溶融接合する。こうすることにより単に加熱するだけではんだ付けが行えるのではんだ付けの自動化を行い易い。また従来のようにはんだ槽にディップすることが無いので熱による変形あるいはピン曲がり等の不具合が発生しない。またこの加熱の際、コイル端61、62には前述の弾性変形が保たれており、連結部20をコイル端61,62で押圧しながらはんだ付けが行われることになり接続の信頼性が高まる。
【0025】
図4に示す分解組み立て図により前記コイル装置1を説明する。略コの字型のコア5の脚部5aを2個のボビン9にそれぞれ挿入する。更に2個のコイル6の上下から前記脚部5aが挿入されたボビン9をそれぞれ挿入する。コイル6の上下から挿入された前記脚部5aが当設するようにして脚部5aとボビン9が挿入されたコイル6をホルダー2のベース部10にそれぞれ載置する。この時、コイル6の引き出し部8は誘導部11の外側になるように載置されると共に、誘導曲げ部23に沿って引き出される。ホルダー2の両側に立設されている立設部18、19の上方に形成された嵌合孔4にコア固定用バネ3が嵌合されてホルダー2に載置されたコイル6がホルダー2に固定される。コイル6の引き出し部7、8は誘導曲げ部23に沿って弾性変形を維持するように曲げられ、その先端61、62は図3に示したようにコイル連結部20に巻きつけられる。又、コイル6は1個であってもよい。かかる場合、嵌合孔4、コア固定用バネ3の位置、端子部の数などはそれぞれ変更する。更に、コイル6は横型でもよく、かかる場合、コイル6から引き出される引出し部7、8はそれぞれ横型に対応した構造にする。
【0026】
【発明の効果】
本発明のコイル装置によれば、ホルダーと、該ホルダーに平角電線をエッジワイズに巻回したコイルを載置したコイル装置において、前記ホルダーは、一方の端がコイル基板に挿入され、他方の端が前記コイルに接続される端子部を備え、該端子部は、前記ホルダーに植設されたピン状端子である。前記端子部にエッジワイズに巻回したコイルの端を巻きつけることにより、基板実装における機械的振動などによる部品の剥れ等の問題をなくすと共に、部品の大きさ、質量の制限を著しく低減する。
【0027】
又、平角電線の引き出し部に塑性変形をする曲率で当該平角線を誘導する折り曲げ部と、平角電線が弾性変形を維持する曲率で当該平角線を誘導する前記折り曲げ部とコイル連結部との間に形成された誘導曲げ部とを形成し、平角線の反発力を用いて巻きつけられたコイルの接触力を強化した。その結果、コイルとピン状端子の接合強度が増し、信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるコイル装置の実施形態の外観斜視図である。
【図2】本発明におけるコイル装置の実施形態の図1A方向から見た正面図である。
【図3】本発明におけるコイル装置の実施形態の図1A方向から見たホルダーの正面図(a)、右側面図(b)、底面図(c)、コイル連結部の拡大図(d)である。
【図4】本発明におけるコイル装置の分解組み立て図である。
【図5】従来のコイル装置における実施形態の外観斜視図である。
【図6】従来のコイル装置における他の実施形態の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 コイル装置
2 ホルダー
3 コア固定用バネ
4 嵌合孔
5 コア
6 コイル
7、8 引き出し部
9 ボビン
10 ベース部
11 誘導部
17、22 折り曲げ部
18、19 立設部
20 コイル連結部
23 誘導曲げ部
Claims (6)
- 平角電線をエッジワイズに巻回したコイルをホルダーに載置したコイル装置において、前記ホルダーは、一方の端がコイル基板に挿入され、他方の端が前記コイルに接続される端子部を備え、該端子部は、前記ホルダーに植設されたピン状端子であることを特徴とするコイル装置。
- 前記端子部は、基板挿入部分とコイルの端を巻きつけるコイル連結部より構成され、前記コイルの端を前記コイル連結部に巻きつけて端子部とコイルを連結することを特徴とする請求項1に記載のコイル装置。
- 前記端子部の基板挿入部とコイル連結部とは、略90度屈曲した構造であることを特徴とする請求項2に記載のコイル装置。
- 前記ホルダーには、平角電線が弾性変形を維持する曲率で当該平角線を誘導する誘導曲げ部が形成されると共に、前記端子部は、基板挿入部分とコイルの端を巻きつけるコイル連結部より構成され、前記平角電線を前記誘導曲げ部に当接して引き出してコイルの端を前記コイル連結部に巻きつけて前記端子部とコイルを連結することを特徴とする請求項1に記載のコイル装置。
- 前記ホルダーには、平角電線が塑性変形する曲率で当該平角線を誘導する折り曲げ部が形成されると共に、前記端子部は、基板挿入部分とコイルの端を巻きつけるコイル連結部より構成され、平角電線は、前記折り曲げ部と、平角電線が弾性変形を維持する曲率で当該平角線を誘導する前記折り曲げ部とコイル連結部との間に形成された誘導曲げ部とにより、前記コイル連結部と、そこに巻きつけられたコイルには、互いに接触する力が作用することを特徴とする請求項1に記載のコイル装置。
- 前記誘導曲げ部は、平角電線の厚さが0.05〜0.1mmの銅線において、曲率半径が1mm以上であることを特徴とする請求項4又は5に記載のコイル装置。
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