JP2004090888A - 車両用表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】組付けが煩雑でない車両用表示装置を提供するものである。
【解決手段】反射部材13は表示器12が発した表示光Lを反射させる。駆動機構16は反射部材13を角度移動させる。角度範囲規制手段24は、第一のストッパ部22と、第二のストッパ部23とからなる。第一のストッパ部22が第二のストッパ部23に当接することで反射部材13が角度移動する範囲を規制する。第一のストッパ部22及び第二のストッパ部23の少なくとも一方を前記駆動機構16に設ける。第一のストッパ部22はカム20と一体に形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】反射部材13は表示器12が発した表示光Lを反射させる。駆動機構16は反射部材13を角度移動させる。角度範囲規制手段24は、第一のストッパ部22と、第二のストッパ部23とからなる。第一のストッパ部22が第二のストッパ部23に当接することで反射部材13が角度移動する範囲を規制する。第一のストッパ部22及び第二のストッパ部23の少なくとも一方を前記駆動機構16に設ける。第一のストッパ部22はカム20と一体に形成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用表示装置に関するものであり、特に、表示器が発する表示光を反射させる反射部材の角度位置を、視点位置に合うように調整することが可能な車両用表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ヘッドアップディスプレイ装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。ヘッドアップディスプレイ装置は、車両のフロントガラス1に表示ユニット2から表示光Lを投射して虚像Vを表示するものである(図4参照)。表示ユニット2は、蛍光表示管等の表示器3と、この表示器3が発した表示光Lを反射させる反射鏡4と、この反射鏡4を回動させるモータ5とをハウジング6に収容したものである(図5参照)。モータ5の回動軸には歯車7が取付けられており、この歯車7は、反射鏡4を保持する保持部材8に固定された歯車部9に噛み合わされている。保持部材8には突出部8aが形成されており、この突出部8aをストッパ10に当接させることで、反射鏡4の角度範囲を規制している。
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録第2517789号公報
【0004】
運転者は、図示しない押ボタンスイッチを操作することにより、所定の角度範囲(例えば6°)で反射鏡4の角度位置を設定し、表示光Lをフロントガラス1に投射する方向を調整することができる。例えば、反射鏡4の傾斜角Aを大きくすれば、視点位置が高い運転者D1に合わせることができ、反射鏡4の傾斜角Aを小さくすれば、視点位置が低い運転者D2に合わせることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記表示ユニット2には、ストッパ10と突出部8aとからなる角度範囲規制手段が設けられているため、反射鏡4若しくは保持部材8がハウジング6に接触して破損することがない。しかしながら、専用の部品であるストッパ10が必要であるためコストアップの要因になり、また、ストッパ10を組み付けなければならないため、組み付けが煩雑になる問題があった。
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、組み付けが煩雑になる虞がない車両用表示装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、表示器12が発した表示光Lを反射させる反射部材13と、前記反射部材13を角度移動させる駆動機構16とを有し、前記反射部材13を角度移動させることによって前記表示光Lが出射する方向を変えることが可能な車両用表示装置であって、第一のストッパ部22と第二のストッパ部23とからなり前記第一のストッパ部22が前記第二のストッパ部23に当接することで前記反射部材13が角度移動する範囲を規制する角度範囲規制手段24を設け、前記第一のストッパ部22及び前記第二のストッパ部23の少なくとも一方を前記駆動機構16に設けたものである。
【0007】
また、本発明は、前記駆動機構16はカム20を有するものである。
【0008】
また、本発明は、前記第一のストッパ部22は前記カム20と一体に形成されているものである。
【0009】
また、本発明は、前記カム20は潤滑剤Gを溜めておく凹部20bを有するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明をヘッドアップディスプレイ装置に適用した一実施形態を説明する。
11は表示ユニットであり、この表示ユニット11は車両のダッシュボードに配設されている。表示ユニット11が投射する表示光Lはフロントガラスにより運転者の方向に反射される。車両の運転者は虚像を風景と重畳させて視認することができる。
【0011】
12は液晶表示器(表示器)であり、この液晶表示器12はTFT型の液晶表示素子及びバックライト手段からなるものである。13は反射鏡(反射部材)であり、この反射鏡13は液晶表示器11が発した表示光Lをフロントガラスへ反射させる。反射鏡13は、ポリカーボネート等の樹脂に、アルミニウム等の金属を蒸着させ反射面13aを形成したものである。反射部材13の反射面13aは凹面になっており、液晶表示器11からの表示光Lを拡大してフロントガラスに投射することができる。
【0012】
14は保持部材であり、反射鏡13は保持部材14に両面粘着テープにより固定されている。保持部材14は軸部14aを有しており、この軸部14aは後述するハウジングに設けられた軸受部に軸支されている。反射鏡13及び保持部材14は揺動可能な状態で支持されており、軸部14aを中心にして角度移動する。
【0013】
16は駆動機構であり、この駆動機構16で反射鏡13の角度位置を調整する。駆動機構16はステッピングモータ17,歯車18,歯車19,カム20,フレーム21を有しており、ステッピングモータ17はビス(図示しない)によりフレーム21に固定されている。フレーム21はABS等の樹脂からなるものであり、後述する当接部が一体に形成されている。歯車18はステッピングモータ17の回動軸に固定されており、歯車19は歯車18に噛み合わされている。
【0014】
カム20は、POM(ポリアセタール)等の樹脂からなるものであり、後述する突出部が一体に形成されている。カム20は、歯車19に固定されており、歯車19の軸を中心にして回動する。保持部材14は図示しないコイルバネによりカム20に押圧されており、周面20aが保持部材14の裏面を摺動しながらカム20が回動することで、保持部材14と共に反射鏡13が角度移動する。カム20の周面20aには、保持部材14が滑らかに動くように、グリース等の潤滑剤Gが塗布されている。カム20の周面20aには、溝20b(凹部)が形成されており、潤滑剤Gが周面20aに留まり易くなっている。
【0015】
22は突出部(第一のストッパ部)であり、この突出部22はカム20と一体形成されている。23は当接部(第二のストッパ部)あり、この当接部22はフレーム21と一体に形成されている。突出部22が当接部23に当接することで、反射鏡13が角度移動する範囲が規制される。本実施形態において、角度範囲規制手段24は、突出部22と当接部23とからなるものである。
【0016】
25はハウジングであり、このハウジング25には、液晶表示器11,回路基板12,反射鏡13,駆動機構16等が収容される。25aは遮光壁であり、この遮光壁25aはハウジング25と一体に形成されており、太陽光等の外光が液晶表示器11に入射し虚像が見えにくくなる現象(ウォッシュアウト)を防止している。ハウジング23には表示光Lが通過する透光性カバー26が配設されている。透光性カバー26は、アクリル等の透光性樹脂からなるものであり、湾曲形状になっている。
【0017】
図3は、ヘッドアップディスプレイ装置の電気的構成を示すブロック図である。28は速度センサであり、この速度センサ28は車両の速度を検出し、速度信号をマイコン29に出力する。30,31は押ボタンスイッチである。押ボタンスイッチ30,31がオンされると、マイコン29にスイッチ操作信号が出力され、マイコン29は、図示しないドライバ回路を介して、ステッピングモータ17に駆動信号を出力し、ステッピングモータ17の回動軸を回動させる。押ボタンスイッチ30がオンされると、反射鏡13は下側に角度移動し、押ボタンスイッチ31がオンされると、反射鏡13は上側に角度移動する。
【0018】
マイコン29は、CPU33,ROM34及びRAM35を有しており、速度信号に基づいて所定の演算処理を行い、液晶表示器11に速度を表示したり、ステッピングモータ17を駆動させ、反射鏡13の角度調整を行う。
【0019】
以上説明したように、表示ユニット11に、突出部22及び当接部23からなる角度範囲規制手段24を設けたことにより、反射ミラー13がハウジング25に接触して破損する虞がなく、且つ、突出部22及び当接部23が夫々、カム20及びフレーム21と一体に形成されていることから、従来のように専用の部品(ストッパ10)が必要でなく、組み付けが煩雑になることがない。また、カム20の周面20aに、溝20bを設けたことにより、潤滑剤Gが周面20aに留まり易く、潤滑剤Gが流れ難い。
【0020】
なお、本実施形態は、突出部22をカム20と一体に設けたものであるが、例えば、突出部22を歯車18または歯車19と一体に設けても良い。また、潤滑剤Gを溜める凹部は、多数の点状の窪みであっても良く、同様の効果を得ることができる。また、本実施形態はヘッドアップディスプレイであったが、例えば、虚像表示型のコンビネーションメータに適用できることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、表示器が発した表示光を反射させる反射部材と、前記反射部材を角度移動させる駆動機構とを有し、前記反射部材を角度移動させることによって前記表示光が出射する方向を変えることが可能な車両用表示装置であって、第一のストッパ部と第二のストッパ部とからなり前記第一のストッパ部が前記第二のストッパ部に当接することで前記反射部材が角度移動する範囲を規制する角度範囲規制手段を設け、前記第一のストッパ部及び前記第二のストッパ部の少なくとも一方を前記駆動機構に設けたものであり、反射部材がハウジングに接触して破損する虞がなく、且つ、第一のストッパ部及び第二のストッパ部を駆動機構に設けることで、組み付けが煩雑になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す表示ユニットの断面図。
【図2】同上実施形態を示すカムの要部拡大断面図。
【図3】同上実施形態を示すヘッドアップディスプレイ装置のブロック図。
【図4】従来例を示すヘッドアップディスプレイの概略構成図。
【図5】同上従来例を示す表示ユニットの断面図。
【符号の説明】
12 液晶表示器(表示器)
13 反射鏡(反射部材)
16 駆動機構
20 カム
20b 凹部
22 突出部(第一のストッパ部)
23 当接部(第二のストッパ部)
24 角度範囲規制手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用表示装置に関するものであり、特に、表示器が発する表示光を反射させる反射部材の角度位置を、視点位置に合うように調整することが可能な車両用表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ヘッドアップディスプレイ装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。ヘッドアップディスプレイ装置は、車両のフロントガラス1に表示ユニット2から表示光Lを投射して虚像Vを表示するものである(図4参照)。表示ユニット2は、蛍光表示管等の表示器3と、この表示器3が発した表示光Lを反射させる反射鏡4と、この反射鏡4を回動させるモータ5とをハウジング6に収容したものである(図5参照)。モータ5の回動軸には歯車7が取付けられており、この歯車7は、反射鏡4を保持する保持部材8に固定された歯車部9に噛み合わされている。保持部材8には突出部8aが形成されており、この突出部8aをストッパ10に当接させることで、反射鏡4の角度範囲を規制している。
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録第2517789号公報
【0004】
運転者は、図示しない押ボタンスイッチを操作することにより、所定の角度範囲(例えば6°)で反射鏡4の角度位置を設定し、表示光Lをフロントガラス1に投射する方向を調整することができる。例えば、反射鏡4の傾斜角Aを大きくすれば、視点位置が高い運転者D1に合わせることができ、反射鏡4の傾斜角Aを小さくすれば、視点位置が低い運転者D2に合わせることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記表示ユニット2には、ストッパ10と突出部8aとからなる角度範囲規制手段が設けられているため、反射鏡4若しくは保持部材8がハウジング6に接触して破損することがない。しかしながら、専用の部品であるストッパ10が必要であるためコストアップの要因になり、また、ストッパ10を組み付けなければならないため、組み付けが煩雑になる問題があった。
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、組み付けが煩雑になる虞がない車両用表示装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、表示器12が発した表示光Lを反射させる反射部材13と、前記反射部材13を角度移動させる駆動機構16とを有し、前記反射部材13を角度移動させることによって前記表示光Lが出射する方向を変えることが可能な車両用表示装置であって、第一のストッパ部22と第二のストッパ部23とからなり前記第一のストッパ部22が前記第二のストッパ部23に当接することで前記反射部材13が角度移動する範囲を規制する角度範囲規制手段24を設け、前記第一のストッパ部22及び前記第二のストッパ部23の少なくとも一方を前記駆動機構16に設けたものである。
【0007】
また、本発明は、前記駆動機構16はカム20を有するものである。
【0008】
また、本発明は、前記第一のストッパ部22は前記カム20と一体に形成されているものである。
【0009】
また、本発明は、前記カム20は潤滑剤Gを溜めておく凹部20bを有するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明をヘッドアップディスプレイ装置に適用した一実施形態を説明する。
11は表示ユニットであり、この表示ユニット11は車両のダッシュボードに配設されている。表示ユニット11が投射する表示光Lはフロントガラスにより運転者の方向に反射される。車両の運転者は虚像を風景と重畳させて視認することができる。
【0011】
12は液晶表示器(表示器)であり、この液晶表示器12はTFT型の液晶表示素子及びバックライト手段からなるものである。13は反射鏡(反射部材)であり、この反射鏡13は液晶表示器11が発した表示光Lをフロントガラスへ反射させる。反射鏡13は、ポリカーボネート等の樹脂に、アルミニウム等の金属を蒸着させ反射面13aを形成したものである。反射部材13の反射面13aは凹面になっており、液晶表示器11からの表示光Lを拡大してフロントガラスに投射することができる。
【0012】
14は保持部材であり、反射鏡13は保持部材14に両面粘着テープにより固定されている。保持部材14は軸部14aを有しており、この軸部14aは後述するハウジングに設けられた軸受部に軸支されている。反射鏡13及び保持部材14は揺動可能な状態で支持されており、軸部14aを中心にして角度移動する。
【0013】
16は駆動機構であり、この駆動機構16で反射鏡13の角度位置を調整する。駆動機構16はステッピングモータ17,歯車18,歯車19,カム20,フレーム21を有しており、ステッピングモータ17はビス(図示しない)によりフレーム21に固定されている。フレーム21はABS等の樹脂からなるものであり、後述する当接部が一体に形成されている。歯車18はステッピングモータ17の回動軸に固定されており、歯車19は歯車18に噛み合わされている。
【0014】
カム20は、POM(ポリアセタール)等の樹脂からなるものであり、後述する突出部が一体に形成されている。カム20は、歯車19に固定されており、歯車19の軸を中心にして回動する。保持部材14は図示しないコイルバネによりカム20に押圧されており、周面20aが保持部材14の裏面を摺動しながらカム20が回動することで、保持部材14と共に反射鏡13が角度移動する。カム20の周面20aには、保持部材14が滑らかに動くように、グリース等の潤滑剤Gが塗布されている。カム20の周面20aには、溝20b(凹部)が形成されており、潤滑剤Gが周面20aに留まり易くなっている。
【0015】
22は突出部(第一のストッパ部)であり、この突出部22はカム20と一体形成されている。23は当接部(第二のストッパ部)あり、この当接部22はフレーム21と一体に形成されている。突出部22が当接部23に当接することで、反射鏡13が角度移動する範囲が規制される。本実施形態において、角度範囲規制手段24は、突出部22と当接部23とからなるものである。
【0016】
25はハウジングであり、このハウジング25には、液晶表示器11,回路基板12,反射鏡13,駆動機構16等が収容される。25aは遮光壁であり、この遮光壁25aはハウジング25と一体に形成されており、太陽光等の外光が液晶表示器11に入射し虚像が見えにくくなる現象(ウォッシュアウト)を防止している。ハウジング23には表示光Lが通過する透光性カバー26が配設されている。透光性カバー26は、アクリル等の透光性樹脂からなるものであり、湾曲形状になっている。
【0017】
図3は、ヘッドアップディスプレイ装置の電気的構成を示すブロック図である。28は速度センサであり、この速度センサ28は車両の速度を検出し、速度信号をマイコン29に出力する。30,31は押ボタンスイッチである。押ボタンスイッチ30,31がオンされると、マイコン29にスイッチ操作信号が出力され、マイコン29は、図示しないドライバ回路を介して、ステッピングモータ17に駆動信号を出力し、ステッピングモータ17の回動軸を回動させる。押ボタンスイッチ30がオンされると、反射鏡13は下側に角度移動し、押ボタンスイッチ31がオンされると、反射鏡13は上側に角度移動する。
【0018】
マイコン29は、CPU33,ROM34及びRAM35を有しており、速度信号に基づいて所定の演算処理を行い、液晶表示器11に速度を表示したり、ステッピングモータ17を駆動させ、反射鏡13の角度調整を行う。
【0019】
以上説明したように、表示ユニット11に、突出部22及び当接部23からなる角度範囲規制手段24を設けたことにより、反射ミラー13がハウジング25に接触して破損する虞がなく、且つ、突出部22及び当接部23が夫々、カム20及びフレーム21と一体に形成されていることから、従来のように専用の部品(ストッパ10)が必要でなく、組み付けが煩雑になることがない。また、カム20の周面20aに、溝20bを設けたことにより、潤滑剤Gが周面20aに留まり易く、潤滑剤Gが流れ難い。
【0020】
なお、本実施形態は、突出部22をカム20と一体に設けたものであるが、例えば、突出部22を歯車18または歯車19と一体に設けても良い。また、潤滑剤Gを溜める凹部は、多数の点状の窪みであっても良く、同様の効果を得ることができる。また、本実施形態はヘッドアップディスプレイであったが、例えば、虚像表示型のコンビネーションメータに適用できることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、表示器が発した表示光を反射させる反射部材と、前記反射部材を角度移動させる駆動機構とを有し、前記反射部材を角度移動させることによって前記表示光が出射する方向を変えることが可能な車両用表示装置であって、第一のストッパ部と第二のストッパ部とからなり前記第一のストッパ部が前記第二のストッパ部に当接することで前記反射部材が角度移動する範囲を規制する角度範囲規制手段を設け、前記第一のストッパ部及び前記第二のストッパ部の少なくとも一方を前記駆動機構に設けたものであり、反射部材がハウジングに接触して破損する虞がなく、且つ、第一のストッパ部及び第二のストッパ部を駆動機構に設けることで、組み付けが煩雑になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す表示ユニットの断面図。
【図2】同上実施形態を示すカムの要部拡大断面図。
【図3】同上実施形態を示すヘッドアップディスプレイ装置のブロック図。
【図4】従来例を示すヘッドアップディスプレイの概略構成図。
【図5】同上従来例を示す表示ユニットの断面図。
【符号の説明】
12 液晶表示器(表示器)
13 反射鏡(反射部材)
16 駆動機構
20 カム
20b 凹部
22 突出部(第一のストッパ部)
23 当接部(第二のストッパ部)
24 角度範囲規制手段
Claims (4)
- 表示器が発した表示光を反射させる反射部材と、前記反射部材を角度移動させる駆動機構とを有し、前記反射部材を角度移動させることによって前記表示光が出射する方向を変えることが可能な車両用表示装置であって、
第一のストッパ部と第二のストッパ部とからなり前記第一のストッパ部が前記第二のストッパ部に当接することで前記反射部材が角度移動する範囲を規制する角度範囲規制手段を設け、
前記第一のストッパ部及び前記第二のストッパ部の少なくとも一方を前記駆動機構に設けたことを特徴とする車両用表示装置。 - 前記駆動機構はカムを有することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
- 前記第一のストッパ部は前記カムと一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用表示装置。
- 前記カムは潤滑剤を溜めておく凹部を有することを特徴とする請求項2に記載の車両用表示装置。
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JP2002258669A JP2004090888A (ja) | 2002-09-04 | 2002-09-04 | 車両用表示装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP (1) | JP2004090888A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006248323A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Yazaki Corp | 車両用表示装置 |
WO2015163204A1 (ja) * | 2014-04-23 | 2015-10-29 | 日本精機株式会社 | 表示装置 |
WO2016027418A1 (ja) * | 2014-08-21 | 2016-02-25 | 株式会社デンソー | 車両用ヘッドアップディスプレイ装置 |
JP2020134704A (ja) * | 2019-02-20 | 2020-08-31 | 日本精機株式会社 | ミラーユニット及びヘッドアップディスプレイ装置 |
-
2002
- 2002-09-04 JP JP2002258669A patent/JP2004090888A/ja active Pending
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JP4648730B2 (ja) * | 2005-03-09 | 2011-03-09 | 矢崎総業株式会社 | 車両用表示装置 |
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