Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2004090407A - Wiping device, liquid injection device, inkjet type recording apparatus - Google Patents

Wiping device, liquid injection device, inkjet type recording apparatus Download PDF

Info

Publication number
JP2004090407A
JP2004090407A JP2002254599A JP2002254599A JP2004090407A JP 2004090407 A JP2004090407 A JP 2004090407A JP 2002254599 A JP2002254599 A JP 2002254599A JP 2002254599 A JP2002254599 A JP 2002254599A JP 2004090407 A JP2004090407 A JP 2004090407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiping
wiping member
forming surface
nozzle forming
liquid ejecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002254599A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Kazumoto Horie
堀江 一基
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002254599A priority Critical patent/JP2004090407A/en
Publication of JP2004090407A publication Critical patent/JP2004090407A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a wiping device which can wipe a nozzle formation face of a liquid injection head by butting against a necessary position at the time of a wiping operation. <P>SOLUTION: The wiping device 101 wipes the nozzle formation face of the liquid injection head by moving relatively to the liquid injection head which jets liquid drops from nozzle openings to an object. The wiping device 101 has a wiping member 102 of a plate-shaped body, and a rotating means 110 for rotating the wiping member so that a free end edge of the wiping member 102 butts against a wiping starting position of the nozzle formation face. The wiping member 102 is set at a rotary shaft 111 which is in parallel to the nozzle formation face and extends in a direction at right angles to a relative movement direction of the liquid injection head. The wiping member 102 is pressed against the nozzle formation face by rotating around the rotary shaft 111, thereby wiping the nozzle formation face. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色剤噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、極少量の試料を噴射する精密ピペットとしての試料噴射ヘッド、被記録材にインク滴を吐出する記録ヘッド等の液体噴射ヘッドを払拭するワイピング装置、該ワイピング装置を有する液体噴射装置、該液体噴射装置の1形態としてのインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体噴射装置の1つとして、インクジェット式記録装置がある。このインクジェット式記録装置は、主走査方向(被記録材の幅方向)に往復移動するキャリッジに搭載され、被記録材に向けてインク滴を噴射する記録ヘッドと、被記録材を副走査方向(主走査方向と直交する方向)に精密送りする搬送ローラなどの紙送り手段を備え、記録ヘッドを主走査方向に移動させつつインク滴を噴射することによって記録(印刷)を行うように構成されている。
【0003】
記録ヘッドは、圧力発生室で所定圧に加圧したインクをノズル形成面にあるノズル開口からインク滴として被記録材に向けて吐出する。このため、インクの粘度上昇や固化、また塵埃の付着によるノズルの目詰まり、さらにはインク流路内への気泡混入等によりインク吐出特性が変動してしまい、記録精度に問題をきたすことがある。
【0004】
このために、当該インクジェット式記録装置においては、インクの吐出特性を一定に維持するための特性維持手段として、キャッピング手段、負圧発生手段およびワイピング手段を備えたものがある。
【0005】
キャッピング手段は、インクジェット式記録装置の非使用時にキャッピング装置でノズル形成面を封止することによって外部から隔離し、ノズル開口のインクの乾燥や塵埃の付着を防いでいる。
【0006】
また、ノズルの目詰まりや、インク流路内に気泡の混入等が生じた場合に、これらを除去する負圧発生手段を備えている。この負圧発生手段は、前記キャッピング装置でノズル形成面を封止した状態で、ノズルに負圧を作用させることで該ノズル開口からインクを強制的に吸引排出させて目詰まりや気泡混入を解消する。この負圧発生手段は、通常、インクジェット式記録装置を長期間不使用であった後に使用を再開する場合や、ユーザーが記録精度の低下を認識した場合等に所定の操作により実行できるようになっている。
【0007】
上記のように目詰まりや気泡混入を解消させるためのインクの強制的な吸引排出処理を行うと、ノズル開口から排出されたインクが飛び散って記録ヘッドのノズル形成面に付着することがあるとともに、ノズル形成面に付着したインクに塵埃などの異物が吸着されやすい。このような場合にノズル形成面を払拭するワイピング手段を備えている。このワイピング手段はエラストマー等の弾性素材からなるワイピング部材を有し、該ワイピング部材の基端部側をホルダによって固定されて構成されている。そして、ワイピング部材の先端側(自由端部側)をノズル形成面に押し当てつつ、相対移動させて該ノズル形成面に付着したインク等を取り除いて清掃するようになっている。
【0008】
このワイピング部材によるノズル形成面の清掃動作は、「ワイピング動作」と言われている。図16は、従来技術における、ワイピング装置900によるワイピング動作を示す図面である。ワイピング部材102は、通常、エラストマーなどの弾性素材により形成されており、記録ヘッド5のノズル形成面8に対して相対的に移動可能なホルダ103に支持固定されているとともに、ワイピング部材102は記録ヘッド5の移動方向と直角な方向(図16において紙面表裏方向)に平行移動して記録ヘッド5の移動経路上に進退可能に構成されている。そして、記録ヘッド5の移動経路上に進出した場合にノズル形成面8を払拭する。
【0009】
ワイピング部材102は、記録ヘッド5のノズル形成面8に摺接するために充分な干渉量(すなわち、記録ヘッド5の移動経路上における、ワイピング部材102と記録ヘッド5との重複部分)をもって配置されており、払拭時には記録ヘッド5の移動経路上にワイピング部材102が進出して静止した状態で記録ヘッド5が移動してくることにより、弾性素材で形成されたワイピング部材102が該記録ヘッド5の端面5aに当接しつつ変形される。さらに記録ヘッド9が矢印方向に移動することによって、ワイピング部材102の先端部がノズル形成面8に摺接して、該ノズル形成面8を払拭し、付着したインク等を拭い取る。このワイピング動作によって、ノズル形成面8に付着していたインク等が取り除かれて、記録動作中に被記録材に飛散することを防止することが可能である。
【0010】
また、最近のインクジェット式記録装置においては、例えば、普通紙、厚紙、ボード紙、CDなどの様々な被記録材に対応すべく、キャリッジ1を支持するキャリッジガイド軸を変位させることによって、記録ヘッド5のノズル形成面8の高さ位置を変位させる機構(プラテンギャップ変位機構)を備えたものがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこのような構成のワイピング装置900であると、ワイピング部材102と記録ヘッド5との干渉量によって、ワイピング動作の度にワイピング部材102の自由端が記録ヘッド5の端面5aに当接してしまい、この端面5aを汚損するという問題があった。また、記録ヘッド5のノズルはシール剤によってその周囲を支持固定されており、このシール材にワイピング部材102が当接することによって、該シール材をノズルから剥離させるという不具合を生じることがあった。
【0012】
また、前記プラテンギャップ変位機構を有するインクジェット式記録装置においては、記録ヘッド5の高さ位置を変位させることにより、ワイピング部材102と記録ヘッド5との干渉量が変わり、これによりノズル形成面8を押す押圧力(いわゆる、ワイピング加重)が変化してしまって、均一なワイピング効果を得ることができない場合があった。
【0013】
本発明はこのような問題に鑑みなされたものであって、その課題は、ワイピング動作時に必要な位置に当接して、液体噴射ヘッドのノズル形成面を払拭可能なワイピング装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載のワイピング装置の発明は、対象物に向けてノズル開口から液滴を吐出する液体噴射ヘッドに対して相対移動することにより、当該液体噴射ヘッドのノズル形成面を払拭するワイピング装置であって、前記ノズル形成面に平行であり、かつ前記液体噴射ヘッドとの相対移動方向と直角の方向に延在する回動軸に設けられ、該回動軸を中心に回動することによりノズル形成面に押しつけられてこれを払拭する、板状体からなるワイピング部材と、該ワイピング部材の自由端縁部が、ノズル形成面のワイピング開始位置に当接するように、当該ワイピング部材を回動させる回動手段を備えていることを特徴とする。
【0015】
この特徴によれば、ノズル形成面に平行であり、かつ前記液体噴射ヘッドとの相対移動方向と直角の方向に延在する回動軸に設けられ、該回動軸を中心に回動することによりノズル形成面に押しつけられてこれを払拭する、板状体からなるワイピング部材と、該ワイピング部材の自由端縁部が、ノズル形成面のワイピング開始位置に当接するように、当該ワイピング部材を回動させる回動手段を備えているので、ワイピング動作時に、ワイピング部材はノズル形成面のワイピング開始位置である端部に直接当接し、該ノズル形成面に対して相対移動することによってこれを払拭する。つまり、従来のようにワイピング部材が液体噴射ヘッドの端面に当接してからノズル形成面を払拭することがないので、液体噴射ヘッドの端面を汚損する虞がない。すなわち、必要な箇所だけを確実に払拭することができる。従って、常に安定したワイピング動作が可能となり、液体噴射ヘッドのノズル形成面を最適な液滴吐出条件に整えることが可能である。
【0016】
また、請求項2に記載のワイピング装置の発明は、請求項1において、前記ワイピング部材は、ノズル形成面に当接したときの姿勢を維持したまま、当該ノズル形成面を払拭することを特徴とする。
【0017】
この特徴によれば、ワイピング部材は、ノズル形成面に当接したときの姿勢を維持したまま、該ノズル形成面を払拭するので、ワイピング動作時にワイピング部材が液体噴射ヘッドのノズル形成面を押す押圧力(いわゆる、ワイピング加重)を一定に保ったまま、ノズル形成面に対して摺接することができる。従って、ノズル形成面の全面にわたって一様のワイピング加重で払拭することができ、払拭ムラを生じることがない。
【0018】
また、請求項3に記載のワイピング装置の発明は、請求項1または請求項2において、前記回動手段は、前記液体噴射ヘッドとの相対移動を利用して動作することを特徴とする。
【0019】
この特徴によれば、回動手段は、前記液体噴射ヘッドとの相対移動を利用して動作するため、回動手段の駆動源としてのモータやこれを動作させるシステム等を必要とせず、簡単な構成でワイピング部材を回動させることができる。また、ワイピング部材を回動させるタイミングがずれることがなく、的確なタイミングでのワイピング部材の回動が可能である。
【0020】
また、請求項4に記載のワイピング装置の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項において、前記回動手段は、ノズル形成面に摺接して変形状態となったワイピング部材がノズル形成面を通過して復元する際に作用する復元力を弱めるように、当該ワイピング部材を回動させることを特徴とする。
【0021】
この特徴によれば、回動手段は、ノズル形成面に摺接して変形状態となったワイピング部材がノズル形成面を通過して復元する際に作用する復元力を弱めるように、当該ワイピング部材を回動させるため、ワイピング部材の復元動作時における液滴の飛散を抑制することができる。
【0022】
すなわち、ワイピング部材は液体噴射ヘッドのノズル形成面を通過した瞬間に、変形状態から自由状態(通常、略垂直状態)に復元する。このワイピング部材の復元動作によって、ノズル形成面から掻き取った液滴を飛散させることがあった。しかし本発明においては、ワイピング部材の復元力を弱めるように、当該ワイピング部材を回動させるので、復元動作時の液滴の飛散を低減できる。
【0023】
また、請求項5に記載のワイピング装置の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項において、非ワイピング動作時において、前記ワイピング部材は液体噴射ヘッドの移動経路から退避するように構成されていることを特徴とする。
【0024】
この特徴よれば、回動手段が動作しない通常使用状態(非ワイピング動作時)において、前記ワイピング部材は液体噴射ヘッドの移動経路から退避するように構成されているので、液体噴射ヘッドの移動の妨げとなることがない。すなわち、ワイピング動作を実行する場合のみ液体噴射ヘッドの移動経路に進出して、ノズル形成面を払拭することができる。
【0025】
また、請求項6に記載のワイピング装置の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項において、前記回動手段は、非ワイピング動作時において、動作しないように構成されていることを特徴とする。
【0026】
この特徴によれば、回動手段は、非ワイピング動作時において、動作しないように構成されているため、非ワイピング動作時の液体噴射ヘッドの動作を妨げることがない。すなわち、ワイピング動作が必要である場合のみ動作させることができる。
【0027】
また、請求項7に記載のワイピング装置の発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項において、前記回動手段は、前記ワイピング部材と前記液体噴射ヘッドとの距離に応じて、当該ワイピング部材の回動量を調節可能な回動量調節手段を有していることを特徴とする。
【0028】
この特徴によれば、前記回動手段は、前記ワイピング部材と前記液体噴射ヘッドとの距離に応じて、当該ワイピング部材の回動量を調節可能な回動量調節手段を有しているので、ワイピング部材と液体噴射ヘッドとの干渉量をほぼ一定に保ち、略等しいワイピング加重でノズル形成面を払拭することができ、常に安定してワイピング効果を得ることが可能である。
【0029】
また、請求項8に記載の液体噴射装置の発明は、対象物に向けて液滴を吐出する液体噴射ヘッドと、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のワイピング装置と、を有することを特徴とする。
【0030】
この特徴によれば、液体噴射ヘッドとして、例えば、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色剤噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、極少量の試料を噴射する精密ピペットとしての試料噴射ヘッド、被記録材にインク滴を吐出する記録ヘッド等を有する液体噴射装置において、請求項1から請求項7いずれか一項に記載の作用効果が得られる。
【0031】
また、請求項9に記載の液体噴射装置の発明は、前記液体噴射装置は、インクジェット式記録装置であること特徴とする。この特徴によれば、液体噴射装置の1形態であるインクジェット式記録装置において、請求項8と同等の作用効果が得られる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態について説明する。
ここで、図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェット式記録装置100の外観斜視図である。なおここでは、インクジェット式記録装置100の内部構成を現すために上カバーを外した状態を示している。図2は、同インクジェット式記録装置100の要部平面図であって、キャッピング装置6の周囲を示しており、図3は図2における要部側面図である。
【0033】
キャリッジ1は、主走査方向に延びるキャリッジガイド軸2に支持されているとともに、駆動モータ9に接続された無端ベルトから構成されるタイミングベルト10の一部が取り付けられている。そして、タイミングベルト10の駆動によってキャリッジガイド軸2に沿って主走査方向に往復移動可能に構成されている。キャリッジ1の下底部、すなわち被記録材Pと対向する面には記録ヘッド5が搭載され、該キャリッジ1に装着されたインクカートリッジ4からインクの供給を受けて、被記録材Pに向けてインク滴を吐出できるようになっている。なお、キャリッジ1には、ブラック、シアン、マゼンダ、イエローなど複数色のインクカートリッジ4を着脱自在に装着できるように構成されており、カラー印刷を実行可能となっている。符号3は印刷領域において記録ヘッド5の対向する位置に主走査方向に長く配設されたプラテンを示し、被記録材Pを下から支えることによって記録ヘッド5と被記録材Pとの距離を規定している。
【0034】
また、キャリッジガイド軸2は既知の機構(プラテンギャップ変位機構)によってプラテン3に対して上下方向に変位可能に構成されており、これにより記録ヘッド5とプラテン3との距離を調整できるようになっている。すなわち、当該インクジェット式記録装置100は、被記録材Pとして例えば、普通紙、厚紙、ボード紙、CD(コンパクトディスク)などの様々なものに対応すべき構成されており、キャリッジ1の高さ位置を変位させる、すなわち記録ヘッド5のノズル形成面8とプラテン3との距離(プラテンギャップ:PG)を変位させることによって、上記した様々な被記録材に対して、ノズル形成面8と上記被記録材の印刷面との間の距離が略等しくなるように構成されている。より具体的には、例えば、被記録材が普通紙等である場合に設定される、PGが最小であるノーマルポジション、被記録材が厚紙等である場合に設定される、PGが前記ノーマルポジションより大なる+ポジション、被記録材がCD等である場合に設定される、PGが最大である++ポジションなどがある。
【0035】
非印刷領域であるキャリッジ1のホームポジション位置(図1において装置右隅)には、記録ヘッド5のノズル形成面8を封止するキャッピング装置6が配置されている。キャッピング装置6は、記録ヘッド5のノズル形成面8を封止するキャップ部材7と、負圧発生手段としての吸引ポンプ50を有している。そして、キャリッジ1に搭載された記録ヘッド5がキャッピング装置6の直上に位置したときに、記録ヘッド5に向けて上方に移動することでノズル形成面8を封止できるように構成されている。すなわち、本実施形態においては、キャッピング装置6のキャップ部材7は、記録ヘッド5のノズル形成面8に当接し、または離間できるような高さ位置変位機構を備えている。
【0036】
また、図3に示すように、ノズル形成面8を封止した状態で必要に応じて吸引ポンプ50によりノズルに負圧を作用させて、ノズルの目詰まりや、インク流路内の気泡混入を解消できるようになっている。すなわち、キャップ部材7が記録ヘッド5のノズル形成面8を封止した状態で、吸引口7aを介して吸引ポンプ50によって負圧を作用させてインクを強制的に吸引排出させることで記録ヘッド5のクリーニングが行われる。
【0037】
このようにキャッピング装置6により記録ヘッド5のノズル形成面8を封止することによって、インクジェット式記録装置100の非使用時にノズルの乾燥や塵埃の付着を防ぐことができるとともに、前記したように吸引ポンプ50による負圧をノズルに作用させることでインクの強制的な吸引排出処理を行うことができるようになっている。
【0038】
キャッピング装置6の近傍の印刷領域側には、キャリッジ1の移動に伴って記録ヘッド5のノズル形成面8を払拭するワイピング装置101が配置されている。ここで、図4は本発明の第1実施形態に係るワイピング装置101であって、キャリッジ1の移動方向と直角の方向からみた要部正面図であり、図5は同ワイピング装置101の要部斜視図である。
【0039】
本実施形態に係るワイピング装置101は、記録ヘッド5のノズル形成面8に摺接するワイピング部材102と、このワイピング部材102を回動させる回動手段110を有している。
【0040】
ワイピング部材102は、板状体に形成されているとともに、エラストマーなどの弾性素材から構成され、記録ヘッド5のノズル形成面8に変形して摺接できるようになっている。また、該ワイピング部材102は、基端部側をホルダ103によって支持固定され、このホルダ103は、記録ヘッド5のノズル形成面8に平行であり、かつ、記録ヘッド5の移動方向(主走査方向)と直角の方向に延在する、回動軸111に設けられている。前記回動軸111には回動手段110としての係合レバー部114が設けられ、この係合レバー部114には、後述するキャリッジ1に設けられた係合板121と係合可能な板係合部114a、および後述する回動量調節手段と係合可能なストッパー係合部114bが設けられている。また、回動軸111の係合レバー部114側には、付勢手段としてのねじりコイルバネ116が設けられており、通常使用状態(すなわち、非ワイピング動作時)において、図4および図5に示すように、ワイピング部材102を略平行姿勢で保持して、記録ヘッド5の移動経路に進出しないように回動付勢している。
【0041】
回動手段110の駆動力としては、キャリッジ1の主走査方向の移動を利用している。より具体的には、キャリッジ1が主走査方向(図4において右手から左手方向)に移動することによって、キャリッジ1の係合板121(後述する)が静止している係合レバー部114の板係合部114aに当接する。さらにキャリッジ1が同方向に移動することによって、回動軸111を中心として該係合レバー部114が反時計方向に回動する。これにより、ワイピング部材102を同方向に回動させて立ち上げることができる。すなわち、キャリッジ1の移動方向と同方向にワイピング部材102が回動することにより、ノズル形成面8のワイピング開始位置である端部に当接するようになっている。また、この実施形態においては係合レバー部114が回動した分だけ、ワイピング部材102が回動して立ち上がるように構成されている。
【0042】
次に、本実施形態におけるキャリッジ1の構成について図6を参照にして説明する。ここで図6(a)は、キャリッジ1を移動方向(主走査方向)に沿ってみた要部図面であり、図6(b)は主走査方向と直角の方向からみた要部図面であり、図中矢印方向に移動することにより前記ワイピング装置101と係合可能となっている。
キャリッジ1には、前記係合レバー部114の板係合部114aに当接する係合板121が設けられている。この係合板121は、キャリッジ1の移動方向と同方向に延びる板状体から構成され、前記回動手段110を介してワイピング部材102を回動させて、該ワイピング部材102の自由端縁部が記録ヘッド5のノズル形成面8のワイピング開始位置に当接するように形成されている。すなわち、ワイピング動作時にキャリッジ1が主走査方向に移動して係合板121の移動経路上に配置されている係合レバー部114に当該係合板121が当接することによって、ワイピング部材102を回動させ、その自由端縁部が記録ヘッド5のノズル形成面8のワイピング開始位置から摺接されるように構成されている。換言すれば、係合板121の形状を変えることにより、ワイピング部材102を立ち上がらせるタイミング、回動量(立ち上げ角度)を適宜設定することが可能である。
【0043】
ここで、記録ヘッド5との相対移動に伴うワイピング装置101の回動動作について、図6及び図7を参照して説明する。ここで、図7は、キャリッジ1の移動に応じてワイピング装置101が回動する経時変化を(a)から(d)に向けて順に示している。
まず、図7(a)に示す如く、記録ヘッド5(キャリッジ1)がワイピング装置101に向けて矢印7A方向に移動することにより、係合板121の左側端部121aが静止している係合レバー部114の板係合部114aに当接する。 さらに、記録ヘッド5が矢印7A方向に移動することによって、図7(b)に示す如く、回動軸111を中心として係合レバー部114を反時計方向に回動させるとともに、ワイピング部材102を立ち上がらせる。このとき、係合レバー部114の板係合部114aが、係合板121の下端部121bに沿って摺動する。これにより、ワイピング部材102は、記録ヘッド5のノズル形成面8に向けて接近する。
さらに、記録ヘッド5が矢印7A方向に移動することによって、図7(c)に示す如く、ワイピング部材102の自由端縁部が記録ヘッド5のノズル形成面8の左端部(ワイピング開始位置)に当接する。すなわち、ワイピング部材102は、記録ヘッド5のノズル形成面8に直接当接して、ワイピングを開始できるようになっている。従って、記録ヘッド5の端面5a(ワイピング装置101に向けての前面)にワイピング部材102が接触することがないので、これを汚損する虞がない。
この状態で、記録ヘッド5を矢印7A方向に移動することによって、図7(d)に示す如く、ワイピング部材102がノズル形成面8に当接した際の姿勢(図7(c)に示す姿勢)を保持したまま、ノズル形成面8が移動して、該ノズル形成面8を払拭することができるようになっている。すなわち、ワイピング動作時において、ワイピング部材102は回動し続けているわけではなく静止した状態であり、記録ヘッド5が移動することによってノズル形成面8をワイピングするように構成されている。
そして、記録ヘッド5のノズル形成面8がワイピング部材102を通過した後には、係合レバー部114と係合板121との係合が解除され、当該ワイピング装置101は前記ねじりコイルバネ116により回動付勢されて、記録ヘッド5の移動経路から退避して初期状態に戻るように構成されている。なお、図7においては、ワイピング部材102の弾性変形を省略して示している。
【0044】
また、当該インクジェット式記録装置100は、前記したプラテンギャップ変位機構によるキャリッジガイド軸2の上下方向への変位に連動して、ワイピング部材102の回動量(立ち上げ角度)を調節する回動量調節手段を有している。
【0045】
ここで、図8から図10を参照にして回動量調節手段について説明する。図8は、当該インクジェット式記録装置100における回動量調節手段の一例を示す要部拡大図である。図9は、同回動量調節手段に係る回動量調節部材130の斜視図である。図10は、回動量調節手段の動作説明に用いる模式図である。
【0046】
本実施形態における回動量調節手段に係る回動量調節部材130は、前記プラテンギャップ変位機構によって上下に変位するキャリッジガイド軸2に取り付けられるようになっている。すなわち、キャリッジガイド軸2に連動して変位可能に構成されている。回動量調節部材130は、キャリッジガイド軸2の端部に配置され、該キャリッジガイド軸2と直角の方向に延在する板状の第1基部132と、この第1基部132に対して垂直(キャリッジガイド軸2に平行)に延びる板状の第2基部133を有している。前記第1基部132には、キャリッジガイド軸2を嵌め込む挿嵌溝134が設けられている。また、前記第2基部133には、前記ワイピング装置101との接触を回避するための凹溝135が形成されている。ワイピング装置101の印刷領域側(左手側)には、第2基端部133の縁部から前記係合レバー部114の回動軌道上に突出するストッパー131が設けられている。
このような構成により、回動量調節部材130は、キャリッジガイド軸2の変位に連動して変位可能(キャリッジガイド軸2に対して相対移動不能)であり、一方、ワイピング装置101に対して上下に変位可能となっている。
【0047】
ここで、図10を用いてワイピング動作時における回動量調節手段の動作について説明する。図10(a)は、キャリッジガイド軸2が当該インクジェット式記録装置100における最上位(例えば、++ポジション)に位置した場合、すなわちPGが最大である場合を示している。この状態において、図10(a)に示す如く、係合レバー部114が反時計方向に回動することにより、回動軸111と略等しい高さ位置にあるストッパー131にストッパー係合部114bが当接し、これ以上の回動が規制される。このときワイピング部材102の立ち上がり角度θ1は約90°となっており、当該ワイピング部材102の自由端縁部の高さ位置が最も高くなっている。
また、図10(b)は、キャリッジガイド軸2が下方に変位するにより、当該インクジェット式記録装置100における中位(例えば、+ポジション)に位置した場合を示している。このキャリッジガイド軸2の下方への変位に連動してストッパー131も下方に変位し、高さ位置を変位不能である回動軸111より下方に位置する。そして、図10(b)に示す如く、係合レバー部114が反時計方向に回動することにより、ストッパー131にストッパー係合部114bが当接し、これ以上の回動が規制される。これにより、ワイピング部材102は傾斜姿勢となって、当該ワイピング部材102の自由端縁部の高さ位置が低くなる。この状態でのワイピング部材102の立ち上がり角度θ2は、前記θ1より大なるように構成されている。
また、図10(c)は、キャリッジガイド軸2がより一層下方に変位することにより、当該インクジェット式記録装置100における最下位(例えば、ノーマルポジション)に位置した場合、すなわちPGが最小である場合を示している。このキャリッジガイド軸2の下方への変位に連動してストッパー131もより一層下方に変位し、高さ位置を変位不能である回動軸111より、一層下方に位置する。そして、図10(c)に示す如く、係合レバー部114が反時計方向に回動することにより、ストッパー131にストッパー係合部114bが当接し、これ以上の回動が規制される。これにより、ワイピング部材102は傾斜姿勢となり、当該ワイピング部材102の自由端縁部の高さ位置がより一層低くなる。この状態でのワイピング部材102の立ち上がり角度θ3は、前記θ2より大なるように構成されている。
【0048】
すなわち、図10において、ワイピング部材102の立ち上がり角度をθ1<θ2<θ3とすることにより、回動軸111からワイピング部材102の自由端縁部までの距離をL1>L2>L3となるように調節しているものである。
このような構成により、キャリッジガイド軸2の変位に伴いPGが変化しても、ワイピング部材102と記録ヘッド5との干渉量をほぼ一定に維持することが可能となり、もって、ワイピング部材102が記録ヘッド5のノズル形成面8を押圧する力(ワイピング加重)をほぼ一定に保つことが可能である。従って、キャリッジガイド軸2がどのようなポジションに位置していたとしても、同様のワイピング効果が得られる。
【0049】
また、当該ワイピング装置101は、ワイピング進退機構によってキャリッジ1の移動経路に対して直交する方向から進退可能に構成されている。このワイピング進退機構は、少なくとも前記係合レバー部114をキャリッジ1の係合板121の移動経路上に対して進退可能とすることで、ワイピング動作時のみ係合レバー部114をキャリッジ1の係合板121の移動経路内に配置して係合可能とし、非ワイピング動作時には前記係合レバー部114を係合板121の移動経路から退避させて、ワイピング部材102を回動させないようにするとともに、キャリッジ1の移動を妨げることがないように構成されている。すなわち、ワイピング動作は、ワイピング進退機構によって係合レバー部114がキャリッジ1の係合板121の移動経路上に進出した場合にのみ実行されるようになっている。当該ワイピング進退機構は、例えば、被記録材を搬送する紙送りモータ(図示せず)の動力を使用することができる。
なお、本実施形態においてはワイピング部材が反時計方向に回動することによって立ち上がる構成について説明したが、時計方向に回動して立ち上がる構成であっても良い。
【0050】
次に、本発明に係るワイピング装置の第2実施形態について説明する。ここで、図11は本発明の第2実施形態に係るワイピング装置201における駆動力伝達機構を示す概略構成図である。図12は本発明の第2実施形態に係るワイピング装置201を有するインクジェット式記録装置の要部拡大図である。図13は本発明の第2実施形態に係るワイピング装置の動力伝達機構の説明に供する図面である。
【0051】
本実施形態に係るワイピング装置201は、記録ヘッド5のノズル形成面8に摺接するワイピング部材102と、このワイピング部材102を回動させる回動手段210を有している。
【0052】
符合102で示すワイピング部材は、板状体に形成されているとともに、エラストマーなどの弾性素材から構成され、記録ヘッド5のノズル形成面8に変形して摺接できるようになっている。また、該ワイピング部材102は、基端部側をホルダ103によって支持固定され、このホルダ103は、記録ヘッド5のノズル形成面8に平行であり、かつ、記録ヘッド5の移動方向(主走査方向)と直角の方向に延在する、ワイピング部材回動軸241に設けられている。また、ホルダ103の下部には規制部104が配置され、非ワイピング動作時においてワイピング部材102の回動を規制して、略平行姿勢で保持している。
【0053】
前記ワイピング部材回動軸241には、歯車231が設けられている。前記キャリッジの係合板121と係合可能な係合レバー部114は、前記ワイピング部材102よりキャッピング装置6側に配置され、前記ワイピング部材回動軸241と平行に配置されたレバー回動軸242に設けられている。このレバー回動軸242は、ワイピング進退機構によって軸方向に変位可能に構成されているとともに、歯車232、235(図13)が設けられている。歯車232,235のキャッピング装置6側には、伝達軸243に設けられた歯車233が配置され、後述する傘歯車252と伝達部材249を介して結合しており、駆動力を伝達できるように構成されている。
【0054】
図12に示す如く、キャリッジガイド軸2の一端には、軸の外周を取り巻くように傘歯車251が配置され、この歯車251に噛み合うように傘歯車252が配置されている。このような構成により、キャリッジガイド軸2が変位した場合には、その動力により傘歯車252が回動し、伝達部材249を介して歯車233に伝達されて、この歯車233を回動できるようになっている。
【0055】
以上の構成において、PGに応じてワイピング部材102の回動量を調整することができるようになっている。すなわち、非ワイピング動作時には、図13(a)に示すように、歯車233と歯車235とが噛合した状態であり、この状態においてキャリッジガイド軸2が変位した場合には、前記傘歯車252を回動させて、その動力が伝達部材249を介して歯車233に伝達され、この歯車233と噛合している歯車235を回動させる。これにより、レバー回動軸242が回動して係合レバー部114を回動させる。すなわち、キャリッジガイド軸2の変位に応じて、係合レバー部114を回動させる(すなわち、当該係合レバー部114の初期立ち上がり角度を変える)ことにより、当該係合レバー部114に前記キャリッジ1の係合板121が係合した際の回動量を調節している。
【0056】
ワイピング動作時には、図13(b)に示すように、レバー回動軸242がその回動状態を保持したまま軸方向(図中左手方向)に変位することにより、歯車233と歯車235との噛合が解除され、歯車231と歯車232とが噛合する。この状態において、係合レバー部114にキャリッジ1の係合板121が係合して、レバー回動軸242を中心として反時計方向に回動することにより、その駆動力が歯車231を介してワイピング部材回動軸241に伝達する。そして、ワイピング部材102を時計方向に回動させて、立ち上がらせる。
【0057】
すなわち、キャリッジガイド軸2が変位してPGが大きい場合には、図14(a)に示すように、係合レバー部114は略垂直姿勢、すなわち回動する余地を充分に残した状態であり、この状態でキャリッジ1の係合板121と係合することによって、ワイピング部材102を図14(b)に示す如く、大きいPGに対応した略垂直姿勢まで回動させることが可能である。
一方、PGが小さい場合には、図15(a)に示すように、係合レバー部114は予め回動した傾斜姿勢、すなわち回動する余地が少ない状態としておき、この状態でキャリッジ1の係合板121と係合することによって、ワイピング部材102を図15(b)に示す如く、小さいPGに対応した傾斜姿勢で回動を止めることができる。すなわち、図14と比し、図15に示す場合においては、係合レバー部114が予め回動しているので、ワイピング部材回動軸241に伝達可能な駆動力が小さくなり、もってワイピング部材102を傾斜姿勢まで立ち上がらせることができる。
【0058】
このように、キャリッジガイド軸2の変位に伴いPGが変化したとしても、ワイピング部材102と記録ヘッド5との干渉量をほぼ一定に保つことができる。従って、ワイピング加重をほぼ一定に維持することができ、キャリッジガイド軸2がどのような高さ位置に位置していたとしても、同様のワイピング効果が得られる。
【0059】
また、本実施形態においては、ワイピング部材102がキャリッジ1の移動方向に対して対向方向に回動することによって立ち上がる構成であるので、図6に示すキャリッジ1の係合板121の移動方向下流側に形成された傾斜部121cにより、以下の作用効果が得られる。
【0060】
ワイピング部材102がノズル形成面8の終端部(右端部)に達する直前に、係合レバー部114を傾斜部121cに沿って摺動させることにより、ワイピング部材102を反時計方向に回動させて、ノズル形成面8から退避させる(すなわち、立ち上げ角度が小さくなるように回動させる)ことができる。これにより、ワイピング部材102がノズル形成面8を離間した瞬間の、変形状態から略垂直状態(自由状態)への復元動作を徐々に行うことができる。
【0061】
つまり、ワイピング部材102が、ノズル形成面8に摺接した変形状態から自由状態である略垂直状態へ復元する場合に、復元力が作用する方向と反対方向に当該ワイピン部材102を回動可能であるため復元力が弱められ、ノズル形成面8から掻き取ったインクの飛散を抑制することが可能である。この傾斜部121cの作用効果は、ワイピング部材102をキャリッジ1の移動方向に対向するように立ち上げ、同移動方向に退避させる構成である場合に好適に適用できる。すなわち、ワイピング装置の構成が、ワイピング部材102の復元力が作用する方向と逆方向に当該ワイピング部材102を回動させることによって、ノズル形成面8から離間させる場合が好ましい。
【0062】
なお、本実施形態においては、ワイピング部材を時計回りに回動させることにより立ち上がる形態について説明したが、反時計回りに回動させて立ち上がる構成であってもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ワイピング部材を回動させることによって記録ヘッドのノズル形成面におけるワイピング開始位置に当接させるので、ノズル形成面のみを確実に払拭することができる。また、当該ワイピング部材は、ノズル形成面に当接した姿勢を維持したままワイピング動作を行うので、ノズル形成面全面にわたって一様なワイピング加重で払拭することができ、払拭ムラを生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェット式記録装置の外観斜視図である。
【図2】同インクジェット式記録装置の要部平面図である。
【図3】同インクジェット式記録装置の要部側面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るワイピング装置の要部正面図である。
【図5】同ワイピング装置の要部斜視図である。
【図6】本発明に係るキャリッジの説明に供する図面である。
【図7】記録ヘッドとワイピング装置との相対位置の説明に供する図面である。
【図8】第1実施形態に係るインクジェット式記録装置の要部拡大図である。
【図9】本発明に係る回動量調節部材を示す斜視図である。
【図10】回動量調節手段の説明に供する模式図である。
【図11】本発明の第2実施形態に係るワイピング装置における駆動力伝達機構を示す概略構成図である。
【図12】本発明の第2実施形態に係るワイピング装置を有するインクジェット式記録装置の要部拡大図である。
【図13】ワイピング装置の動力伝達機構の説明に供する図面である。
【図14】回動量調節手段の作用効果の説明に供する図面である。
【図15】回動量調節手段の作用効果の説明に供する図面である。
【図16】従来技術のワイピング装置によるワイピング動作を示す図面である。
【符号の説明】
1 キャリッジ
2 キャリッジガイド軸
3 プラテン
4 インクカートリッジ
5 記録ヘッド
6 キャッピング装置
7 キャッピング部材
8 ノズル形成面
9 駆動モータ
10 タイミングベルト
50 吸引ポンプ
100 インクジェット式記録装置
101 第1実施形態のワイピング装置
102 ワイピング部材
103 ホルダ
110 回動手段
111 回動軸
114 係合レバー部
114a 板係合部
114b ストッパー係合部
116 ねじりコイルバネ
121 係合板
121c 傾斜部
130 回動量調節部材
131 ストッパー
132,133 基部
134 挿嵌溝
135 凹溝
201 第2実施形態のワイピング装置
210 回動手段
231,232,233,235 歯車
241 ワイピング部材回動軸
242 レバー回動軸
243 伝達軸
249 伝達部材
251,252 傘歯車
P 被記録材
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention is used, for example, for producing a colorant ejecting head used for producing a color filter such as a liquid crystal display, an electrode material (conductive paste) ejecting head used for forming an electrode such as an organic EL display or a surface emitting display, and for producing a biochip. Biological organic matter ejecting head, sample ejecting head as a precision pipette for ejecting a very small amount of sample, wiping device for wiping liquid ejecting head such as recording head for ejecting ink droplets on a recording material, liquid ejecting device having the wiping device The present invention relates to an ink jet recording apparatus as one form of the liquid ejecting apparatus.
[0002]
[Prior art]
As one of the liquid ejecting apparatuses, there is an ink jet recording apparatus. The ink jet recording apparatus is mounted on a carriage that reciprocates in a main scanning direction (width direction of a recording material), and ejects ink droplets toward the recording material, and a recording head that moves the recording material in a sub scanning direction ( It is provided with paper feeding means such as a conveyance roller for precisely feeding in a direction perpendicular to the main scanning direction), and is configured to perform recording (printing) by ejecting ink droplets while moving the recording head in the main scanning direction. I have.
[0003]
The recording head discharges the ink pressurized to a predetermined pressure in the pressure generating chamber as ink droplets from the nozzle openings on the nozzle forming surface toward the recording material. For this reason, the ink ejection characteristics fluctuate due to clogging of nozzles due to an increase in viscosity and solidification of ink, and adhesion of dust, and further, ink ejection characteristics fluctuate, which may cause a problem in recording accuracy. .
[0004]
For this reason, some of the ink jet recording apparatuses include a capping unit, a negative pressure generating unit, and a wiping unit as a characteristic maintaining unit for maintaining a constant ink ejection characteristic.
[0005]
The capping means seals the nozzle forming surface with the capping device when the ink jet recording device is not in use to isolate the nozzle forming surface from the outside, thereby preventing drying of the ink in the nozzle openings and adhesion of dust.
[0006]
Further, when a nozzle is clogged or bubbles are mixed in the ink flow path, a negative pressure generating means is provided for removing these. The negative pressure generating means eliminates clogging and air bubbles by forcibly discharging ink from the nozzle opening by applying a negative pressure to the nozzle while the nozzle forming surface is sealed by the capping device. I do. This negative pressure generating means can be normally executed by a predetermined operation when the use of the ink jet recording apparatus is resumed after a long period of non-use, or when the user recognizes that the recording accuracy has deteriorated. ing.
[0007]
When forcible suction and discharge processing of ink for eliminating clogging and air bubble mixing is performed as described above, ink discharged from nozzle openings may scatter and adhere to the nozzle forming surface of the recording head, Foreign matter such as dust is easily adsorbed to the ink attached to the nozzle forming surface. In such a case, a wiping unit for wiping the nozzle forming surface is provided. The wiping means has a wiping member made of an elastic material such as an elastomer, and is configured such that a base end side of the wiping member is fixed by a holder. The tip side (free end side) of the wiping member is moved relative to the nozzle forming surface while being pressed against the nozzle forming surface, to remove ink or the like attached to the nozzle forming surface, and to perform cleaning.
[0008]
The cleaning operation of the nozzle forming surface by the wiping member is called “wiping operation”. FIG. 16 is a diagram illustrating a wiping operation performed by the wiping device 900 according to the related art. The wiping member 102 is usually formed of an elastic material such as an elastomer, and is supported and fixed on a holder 103 that is movable relative to the nozzle forming surface 8 of the recording head 5. The recording head 5 is configured to be able to move in parallel in a direction perpendicular to the moving direction of the head 5 (in FIG. Then, when the recording head 5 has advanced on the movement path, the nozzle forming surface 8 is wiped.
[0009]
The wiping member 102 is arranged with an interference amount sufficient to make sliding contact with the nozzle forming surface 8 of the recording head 5 (that is, an overlapping portion of the wiping member 102 and the recording head 5 on the moving path of the recording head 5). When the wiping is performed, the wiping member 102 advances on the moving path of the recording head 5 and moves in a stationary state, so that the wiping member 102 formed of an elastic material is moved to the end face of the recording head 5. It is deformed while abutting on 5a. Further, as the recording head 9 moves in the direction of the arrow, the leading end of the wiping member 102 slides on the nozzle forming surface 8, wipes the nozzle forming surface 8, and wipes off the attached ink and the like. By this wiping operation, it is possible to prevent ink and the like adhering to the nozzle forming surface 8 from being removed and to be scattered on the recording material during the recording operation.
[0010]
In a recent ink jet recording apparatus, a recording head is supported by displacing a carriage guide shaft supporting the carriage 1 in order to correspond to various recording materials such as plain paper, cardboard, board paper, and CD. 5 includes a mechanism (platen gap displacement mechanism) for displacing the height position of the nozzle forming surface 8.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
However, with the wiping device 900 having such a configuration, the free end of the wiping member 102 comes into contact with the end surface 5a of the recording head 5 every time the wiping operation is performed due to the amount of interference between the wiping member 102 and the recording head 5. There was a problem that the end face 5a was soiled. Further, the periphery of the nozzle of the recording head 5 is supported and fixed by a sealant, and when the wiping member 102 comes into contact with the sealant, a problem that the sealant is peeled off from the nozzle may occur.
[0012]
Further, in the ink jet recording apparatus having the platen gap displacement mechanism, the amount of interference between the wiping member 102 and the recording head 5 is changed by displacing the height position of the recording head 5, thereby changing the nozzle forming surface 8. In some cases, the pressing force (so-called wiping load) changes, and a uniform wiping effect cannot be obtained.
[0013]
SUMMARY An advantage of some aspects of the invention is to provide a wiping device that can abut a required position during a wiping operation to wipe a nozzle forming surface of a liquid ejecting head. .
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention of the wiping device according to claim 1 moves the nozzle relative to a liquid ejecting head that ejects a droplet from a nozzle opening toward an object, thereby forming a nozzle of the liquid ejecting head. A wiping device for wiping a forming surface, wherein the wiping device is provided on a rotating shaft that is parallel to the nozzle forming surface and extends in a direction perpendicular to a direction of relative movement with the liquid ejecting head. A wiping member made of a plate-like body, which is pressed against the nozzle forming surface by rotating about the center and wipes it, and a free edge of the wiping member is brought into contact with a wiping start position of the nozzle forming surface. And a rotating means for rotating the wiping member.
[0015]
According to this feature, the rotary shaft is provided on the rotary shaft that is parallel to the nozzle forming surface and extends in a direction perpendicular to the direction of relative movement with the liquid ejecting head, and rotates about the rotary shaft. The wiping member is pressed so as to be pressed against the nozzle forming surface to wipe it off, and the wiping member is rotated so that the free edge of the wiping member comes into contact with the wiping start position of the nozzle forming surface. The wiping member is in direct contact with the end of the nozzle forming surface, which is the wiping start position, during the wiping operation, and is wiped by moving relative to the nozzle forming surface. . That is, unlike the related art, the nozzle forming surface is not wiped after the wiping member comes into contact with the end face of the liquid ejecting head, so that there is no possibility that the end face of the liquid ejecting head is stained. That is, it is possible to reliably wipe only a necessary portion. Therefore, a stable wiping operation can be performed at all times, and the nozzle forming surface of the liquid ejecting head can be adjusted to optimal droplet discharge conditions.
[0016]
According to a second aspect of the present invention, in the wiping device according to the first aspect, the wiping member wipes the nozzle forming surface while maintaining a posture when the wiping member contacts the nozzle forming surface. I do.
[0017]
According to this feature, since the wiping member wipes the nozzle forming surface while maintaining the posture at the time of contacting the nozzle forming surface, the wiping member presses the nozzle forming surface of the liquid ejecting head during the wiping operation. While keeping the pressure (so-called wiping load) constant, it is possible to make sliding contact with the nozzle forming surface. Therefore, wiping can be performed with uniform wiping load over the entire surface of the nozzle forming surface, and no wiping unevenness occurs.
[0018]
According to a third aspect of the present invention, in the wiping apparatus according to the first or second aspect, the rotating means operates using relative movement with the liquid ejecting head.
[0019]
According to this feature, since the rotating means operates using relative movement with the liquid ejecting head, it does not require a motor as a drive source of the rotating means, a system for operating the motor, and the like. With this configuration, the wiping member can be rotated. In addition, the timing of rotating the wiping member is not shifted, and the wiping member can be rotated at an accurate timing.
[0020]
According to a fourth aspect of the present invention, in the wiping device according to any one of the first to third aspects, the rotating means is configured such that the wiping member, which is in sliding contact with a nozzle forming surface and is in a deformed state, is a nozzle The wiping member is rotated so as to weaken a restoring force acting when the wiping member is restored by passing through the forming surface.
[0021]
According to this feature, the rotating means slides the wiping member so as to reduce the restoring force acting when the wiping member that has been deformed by sliding contact with the nozzle forming surface passes through the nozzle forming surface and is restored. Since the wiping member is rotated, scattering of liquid droplets during the restoration operation of the wiping member can be suppressed.
[0022]
That is, the wiping member is restored from the deformed state to the free state (usually substantially vertical state) at the moment when the wiping member passes through the nozzle forming surface of the liquid jet head. Due to the restoring operation of the wiping member, droplets scraped from the nozzle forming surface may be scattered. However, in the present invention, since the wiping member is rotated so as to weaken the restoring force of the wiping member, it is possible to reduce the scattering of liquid droplets during the restoring operation.
[0023]
According to a fifth aspect of the present invention, in the wiping device according to any one of the first to fourth aspects, the wiping member is retracted from a movement path of the liquid ejecting head during a non-wiping operation. It is characterized by having been done.
[0024]
According to this feature, in a normal use state in which the rotating means does not operate (during a non-wiping operation), the wiping member is configured to retreat from the movement path of the liquid ejecting head. And never. That is, only when the wiping operation is performed, the liquid ejecting head can advance to the moving path and wipe the nozzle forming surface.
[0025]
According to a sixth aspect of the present invention, in the wiping device according to any one of the first to fifth aspects, the rotating means is configured not to operate during a non-wiping operation. Features.
[0026]
According to this feature, since the rotating means is configured not to operate during the non-wiping operation, it does not hinder the operation of the liquid ejecting head during the non-wiping operation. That is, it can be operated only when the wiping operation is necessary.
[0027]
In a wiping device according to a seventh aspect of the present invention, in the wiping device according to any one of the first to sixth aspects, the rotating unit is configured to control the wiping member according to a distance between the wiping member and the liquid ejecting head. It is characterized by having a turning amount adjusting means capable of adjusting the turning amount of the wiping member.
[0028]
According to this feature, the turning unit has the turning amount adjusting unit that can adjust the turning amount of the wiping member according to the distance between the wiping member and the liquid ejecting head. It is possible to keep the amount of interference between the nozzle and the liquid ejecting head substantially constant, wipe the nozzle forming surface with substantially equal wiping load, and always obtain a stable wiping effect.
[0029]
According to an eighth aspect of the present invention, there is provided a liquid ejecting apparatus comprising: a liquid ejecting head that ejects droplets toward a target; and a wiping device according to any one of the first to seventh aspects. It is characterized by having.
[0030]
According to this feature, as the liquid ejecting head, for example, a colorant ejecting head used for manufacturing a color filter such as a liquid crystal display, and an electrode material (conductive paste) ejecting head used for forming an electrode such as an organic EL display or a surface emitting display. A liquid ejecting apparatus having a biological organic substance ejecting head used for manufacturing a biochip, a sample ejecting head as a precision pipette ejecting a very small amount of sample, a recording head ejecting ink droplets on a recording material, and the like. The operation and effect according to any one of claims 7 and 8 are obtained.
[0031]
According to a ninth aspect of the present invention, the liquid ejecting apparatus is an ink jet recording apparatus. According to this feature, in the ink jet recording apparatus which is one form of the liquid ejecting apparatus, the same operation and effect as those of the eighth aspect can be obtained.
[0032]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
Here, FIG. 1 is an external perspective view of an ink jet recording apparatus 100 according to one embodiment of the present invention. Here, a state in which the upper cover is removed to show the internal configuration of the ink jet recording apparatus 100 is shown. FIG. 2 is a plan view of a main part of the ink jet recording apparatus 100, showing the periphery of the capping device 6, and FIG. 3 is a side view of the main part in FIG.
[0033]
The carriage 1 is supported by a carriage guide shaft 2 extending in the main scanning direction, and has a part of a timing belt 10 composed of an endless belt connected to a drive motor 9 attached thereto. The timing belt 10 is driven to reciprocate in the main scanning direction along the carriage guide shaft 2 by driving. A recording head 5 is mounted on a lower bottom portion of the carriage 1, that is, a surface facing the recording material P, and receives ink supplied from an ink cartridge 4 mounted on the carriage 1, and moves the ink toward the recording material P. Drops can be ejected. The carriage 1 is configured so that ink cartridges 4 of a plurality of colors such as black, cyan, magenta, and yellow can be removably mounted thereon, and color printing can be performed. Reference numeral 3 denotes a platen which is long in the main scanning direction at a position facing the recording head 5 in the printing area, and defines the distance between the recording head 5 and the recording material P by supporting the recording material P from below. are doing.
[0034]
The carriage guide shaft 2 is configured to be vertically displaceable with respect to the platen 3 by a known mechanism (platen gap displacement mechanism), so that the distance between the recording head 5 and the platen 3 can be adjusted. ing. That is, the ink jet type recording apparatus 100 is configured to correspond to various kinds of recording materials P such as plain paper, cardboard, board paper, CD (compact disc), and the like, and the height position of the carriage 1 , That is, by displacing the distance (platen gap: PG) between the nozzle forming surface 8 of the recording head 5 and the platen 3, the nozzle forming surface 8 and the recording target for the various recording materials described above. It is configured such that the distance between the material and the printing surface is substantially equal. More specifically, for example, the normal position which is set when the recording material is plain paper or the like, the PG is the minimum position, and the normal position which is set when the recording material is thick paper or the like. There is a larger + position, and a ++ position with a maximum PG set when the recording material is a CD or the like.
[0035]
A capping device 6 that seals the nozzle forming surface 8 of the recording head 5 is disposed at the home position of the carriage 1 (the right corner of the device in FIG. 1), which is a non-printing area. The capping device 6 includes a cap member 7 for sealing the nozzle forming surface 8 of the recording head 5 and a suction pump 50 as a negative pressure generating unit. When the recording head 5 mounted on the carriage 1 is located immediately above the capping device 6, the recording head 5 is moved upward toward the recording head 5 to seal the nozzle forming surface 8. That is, in the present embodiment, the cap member 7 of the capping device 6 has a height position displacement mechanism that can contact or separate from the nozzle forming surface 8 of the recording head 5.
[0036]
Further, as shown in FIG. 3, in a state where the nozzle forming surface 8 is sealed, a negative pressure is applied to the nozzle by the suction pump 50 as necessary to prevent clogging of the nozzle and mixing of air bubbles in the ink flow path. It can be resolved. That is, while the cap member 7 seals the nozzle forming surface 8 of the recording head 5, a negative pressure is applied by the suction pump 50 through the suction port 7 a to forcibly suck and discharge the ink. Cleaning is performed.
[0037]
By sealing the nozzle forming surface 8 of the recording head 5 with the capping device 6 in this way, it is possible to prevent drying of the nozzles and adhesion of dust when the ink jet recording device 100 is not used, and also to suction as described above. Forcible suction and discharge of ink can be performed by applying a negative pressure to the nozzles by the pump 50.
[0038]
On the printing area side near the capping device 6, a wiping device 101 for wiping the nozzle forming surface 8 of the recording head 5 with the movement of the carriage 1 is arranged. Here, FIG. 4 is a front view of a main part of the wiping device 101 according to the first embodiment of the present invention viewed from a direction perpendicular to the moving direction of the carriage 1, and FIG. 5 is a main part of the wiping device 101. It is a perspective view.
[0039]
The wiping device 101 according to the present embodiment includes a wiping member 102 that slidably contacts the nozzle forming surface 8 of the recording head 5 and a rotation unit 110 that rotates the wiping member 102.
[0040]
The wiping member 102 is formed in a plate-like body and is made of an elastic material such as an elastomer, so that the wiping member 102 can deform and slidably contact the nozzle forming surface 8 of the recording head 5. The wiping member 102 has its base end side supported and fixed by a holder 103. The holder 103 is parallel to the nozzle forming surface 8 of the recording head 5 and moves in the moving direction of the recording head 5 (main scanning direction). ) Is provided on a rotating shaft 111 extending in a direction perpendicular to the direction. The rotating shaft 111 is provided with an engaging lever portion 114 as a rotating means 110. The engaging lever portion 114 is provided with a plate engaging member capable of engaging with an engaging plate 121 provided on the carriage 1 described later. A stopper engaging portion 114b that can be engaged with a portion 114a and a rotation amount adjusting means described later is provided. A torsion coil spring 116 is provided on the engagement lever portion 114 side of the rotating shaft 111 as a biasing means, and is shown in FIGS. 4 and 5 in a normal use state (that is, during a non-wiping operation). As described above, the wiping member 102 is held in a substantially parallel posture, and is urged to rotate so as not to advance into the movement path of the recording head 5.
[0041]
As the driving force of the rotating means 110, the movement of the carriage 1 in the main scanning direction is used. More specifically, when the carriage 1 moves in the main scanning direction (from right hand to left hand in FIG. 4), the engagement plate 121 of the carriage 1 (to be described later) is engaged with the engagement lever portion 114 at rest. It contacts the joint 114a. Further, when the carriage 1 moves in the same direction, the engagement lever portion 114 rotates counterclockwise about the rotation shaft 111. Thereby, the wiping member 102 can be started up by rotating in the same direction. That is, by rotating the wiping member 102 in the same direction as the moving direction of the carriage 1, the wiping member 102 comes into contact with the end of the nozzle forming surface 8 which is the wiping start position. Further, in this embodiment, the wiping member 102 is configured to rotate and stand up by the amount of rotation of the engagement lever portion 114.
[0042]
Next, the configuration of the carriage 1 in the present embodiment will be described with reference to FIG. Here, FIG. 6A is a main part drawing when the carriage 1 is viewed along the moving direction (main scanning direction), and FIG. 6B is a main part drawing when viewed from a direction perpendicular to the main scanning direction. By moving in the direction of the arrow in the figure, the wiping device 101 can be engaged.
The carriage 1 is provided with an engagement plate 121 that contacts the plate engagement portion 114a of the engagement lever portion 114. The engagement plate 121 is formed of a plate-like body extending in the same direction as the movement direction of the carriage 1, and rotates the wiping member 102 via the rotation means 110 so that the free edge of the wiping member 102 The recording head 5 is formed so as to contact the wiping start position of the nozzle forming surface 8. In other words, the carriage 1 moves in the main scanning direction during the wiping operation, and the engaging plate 121 comes into contact with the engaging lever portion 114 arranged on the moving path of the engaging plate 121, thereby rotating the wiping member 102. The free edge of the recording head 5 is slid from the wiping start position of the nozzle forming surface 8 of the recording head 5. In other words, by changing the shape of the engagement plate 121, the timing at which the wiping member 102 rises and the amount of rotation (rising angle) can be appropriately set.
[0043]
Here, the turning operation of the wiping device 101 in association with the relative movement with the recording head 5 will be described with reference to FIGS. Here, FIG. 7 shows a temporal change in which the wiping device 101 rotates according to the movement of the carriage 1 in order from (a) to (d).
First, as shown in FIG. 7A, when the recording head 5 (carriage 1) moves in the direction of the arrow 7A toward the wiping device 101, the engagement lever 121 on the left end 121a of the engagement plate 121 is stationary. It contacts the plate engaging portion 114a of the portion 114. Further, as the recording head 5 moves in the direction of arrow 7A, as shown in FIG. 7B, the engagement lever 114 is rotated counterclockwise about the rotation shaft 111, and the wiping member 102 is moved. Let it stand up. At this time, the plate engaging portion 114a of the engaging lever portion 114 slides along the lower end portion 121b of the engaging plate 121. Thus, the wiping member 102 approaches the nozzle forming surface 8 of the recording head 5.
7C, the free edge of the wiping member 102 is moved to the left end (wiping start position) of the nozzle forming surface 8 of the recording head 5, as shown in FIG. 7C. Abut That is, the wiping member 102 can directly contact the nozzle forming surface 8 of the recording head 5 to start wiping. Therefore, since the wiping member 102 does not contact the end surface 5a (the front surface facing the wiping device 101) of the recording head 5, there is no possibility that the wiping member 102 will be soiled.
In this state, by moving the recording head 5 in the direction of arrow 7A, the posture when the wiping member 102 comes into contact with the nozzle forming surface 8 as shown in FIG. 7D (the posture shown in FIG. 7C). The nozzle forming surface 8 moves so that the nozzle forming surface 8 can be wiped while holding ()). That is, at the time of the wiping operation, the wiping member 102 is not kept rotating but in a stationary state, and is configured to wipe the nozzle forming surface 8 by moving the recording head 5.
After the nozzle forming surface 8 of the recording head 5 has passed through the wiping member 102, the engagement between the engagement lever portion 114 and the engagement plate 121 is released, and the wiping device 101 is rotated by the torsion coil spring 116. And is retracted from the movement path of the recording head 5 to return to the initial state. In FIG. 7, the elastic deformation of the wiping member 102 is omitted.
[0044]
Further, the ink jet type recording apparatus 100 adjusts the amount of rotation (starting angle) of the wiping member 102 in conjunction with the vertical displacement of the carriage guide shaft 2 by the platen gap displacement mechanism described above. have.
[0045]
Here, the rotation amount adjusting means will be described with reference to FIGS. FIG. 8 is an enlarged view of a main part showing an example of a rotation amount adjusting unit in the ink jet recording apparatus 100. FIG. 9 is a perspective view of a turning amount adjusting member 130 according to the turning amount adjusting means. FIG. 10 is a schematic diagram used for explaining the operation of the rotation amount adjusting means.
[0046]
The turning amount adjusting member 130 according to the turning amount adjusting means in this embodiment is mounted on the carriage guide shaft 2 which is vertically displaced by the platen gap displacement mechanism. That is, it is configured to be displaceable in conjunction with the carriage guide shaft 2. The rotation amount adjusting member 130 is disposed at an end of the carriage guide shaft 2, and has a plate-shaped first base 132 extending in a direction perpendicular to the carriage guide shaft 2, and is perpendicular to the first base 132 ( It has a plate-shaped second base 133 extending parallel to the carriage guide shaft 2). The first base 132 has an insertion groove 134 into which the carriage guide shaft 2 is inserted. The second base 133 has a concave groove 135 for avoiding contact with the wiping device 101. On the printing area side (left hand side) of the wiping device 101, a stopper 131 is provided which protrudes from the edge of the second base end 133 onto the rotation track of the engagement lever 114.
With such a configuration, the rotation amount adjusting member 130 can be displaced (cannot move relative to the carriage guide shaft 2) in conjunction with the displacement of the carriage guide shaft 2, while being vertically moved with respect to the wiping device 101. It can be displaced.
[0047]
Here, the operation of the rotation amount adjusting means during the wiping operation will be described with reference to FIG. FIG. 10A shows a case where the carriage guide shaft 2 is located at the highest position (for example, ++ position) in the ink jet recording apparatus 100, that is, a case where PG is the maximum. In this state, as shown in FIG. 10A, when the engagement lever portion 114 rotates counterclockwise, the stopper engagement portion 114b is attached to the stopper 131 at a position substantially equal to the height of the rotation shaft 111. In contact, further rotation is restricted. At this time, the rising angle θ1 of the wiping member 102 is about 90 °, and the height position of the free edge of the wiping member 102 is the highest.
FIG. 10B shows a case where the carriage guide shaft 2 is located at a middle position (for example, a + position) in the ink jet recording apparatus 100 due to a downward displacement. In conjunction with the downward displacement of the carriage guide shaft 2, the stopper 131 is also displaced downward, and the height position is located below the rotation shaft 111, which cannot be displaced. Then, as shown in FIG. 10B, when the engagement lever portion 114 rotates counterclockwise, the stopper engagement portion 114b comes into contact with the stopper 131, and further rotation is restricted. Accordingly, the wiping member 102 is in the inclined posture, and the height position of the free edge of the wiping member 102 is reduced. The rising angle θ2 of the wiping member 102 in this state is configured to be larger than θ1.
FIG. 10C shows a case where the carriage guide shaft 2 is further displaced downward to be located at the lowest position (for example, a normal position) in the ink jet recording apparatus 100, that is, a case where PG is the minimum. Is shown. In conjunction with the downward displacement of the carriage guide shaft 2, the stopper 131 is further displaced further downward, and is located further below the rotating shaft 111 whose height cannot be displaced. Then, as shown in FIG. 10C, when the engagement lever portion 114 rotates counterclockwise, the stopper engagement portion 114b comes into contact with the stopper 131, and further rotation is restricted. Thereby, the wiping member 102 is in the inclined posture, and the height position of the free edge of the wiping member 102 is further reduced. The rising angle θ3 of the wiping member 102 in this state is configured to be larger than θ2.
[0048]
That is, in FIG. 10, by setting the rising angle of the wiping member 102 to θ1 <θ2 <θ3, the distance from the rotating shaft 111 to the free edge of the wiping member 102 is adjusted so that L1>L2> L3. Is what you are doing.
With such a configuration, even if the PG changes due to the displacement of the carriage guide shaft 2, it is possible to maintain the amount of interference between the wiping member 102 and the recording head 5 substantially constant. The force (wiping load) for pressing the nozzle forming surface 8 of the head 5 can be kept substantially constant. Therefore, the same wiping effect can be obtained regardless of the position of the carriage guide shaft 2.
[0049]
The wiping device 101 is configured to be able to advance and retreat from a direction orthogonal to the movement path of the carriage 1 by a wiping advance / retreat mechanism. This wiping advance / retreat mechanism enables the engagement lever 114 to move at least on the movement path of the engagement plate 121 of the carriage 1 so that the engagement lever 114 can be moved only during the wiping operation. In the non-wiping operation, the engaging lever portion 114 is retracted from the moving path of the engaging plate 121 so that the wiping member 102 is not rotated, and It is configured so as not to hinder movement. In other words, the wiping operation is executed only when the engagement lever portion 114 advances on the movement path of the engagement plate 121 of the carriage 1 by the wiping advance / retreat mechanism. The wiping advance / retreat mechanism can use, for example, the power of a paper feed motor (not shown) that conveys the recording material.
In the present embodiment, a configuration in which the wiping member rises by rotating in the counterclockwise direction has been described. However, a configuration in which the wiping member rises by rotating in the clockwise direction may be used.
[0050]
Next, a second embodiment of the wiping device according to the present invention will be described. Here, FIG. 11 is a schematic configuration diagram showing a driving force transmission mechanism in the wiping device 201 according to the second embodiment of the present invention. FIG. 12 is an enlarged view of a main part of an ink jet recording apparatus having a wiping device 201 according to the second embodiment of the present invention. FIG. 13 is a drawing for explaining a power transmission mechanism of a wiping device according to the second embodiment of the present invention.
[0051]
The wiping device 201 according to the present embodiment includes a wiping member 102 slidably in contact with the nozzle forming surface 8 of the recording head 5, and a rotation unit 210 that rotates the wiping member 102.
[0052]
The wiping member indicated by reference numeral 102 is formed in a plate-like body and is made of an elastic material such as an elastomer, so that the wiping member can be deformed and slidably contact the nozzle forming surface 8 of the recording head 5. The wiping member 102 has its base end side supported and fixed by a holder 103. The holder 103 is parallel to the nozzle forming surface 8 of the recording head 5 and moves in the moving direction of the recording head 5 (main scanning direction). ) Is provided on a wiping member rotation shaft 241 extending in a direction perpendicular to the direction. Further, a restricting portion 104 is disposed below the holder 103 to restrict the rotation of the wiping member 102 during the non-wiping operation and hold the wiping member 102 in a substantially parallel posture.
[0053]
The wiping member rotation shaft 241 is provided with a gear 231. An engagement lever portion 114 engageable with the engagement plate 121 of the carriage is disposed on the capping device 6 side with respect to the wiping member 102, and is connected to a lever rotation shaft 242 arranged in parallel with the wiping member rotation shaft 241. Is provided. The lever rotation shaft 242 is configured to be axially displaceable by a wiping advance / retreat mechanism, and is provided with gears 232 and 235 (FIG. 13). A gear 233 provided on the transmission shaft 243 is disposed on the capping device 6 side of the gears 232 and 235, and is coupled to a bevel gear 252 described later via a transmission member 249, so that the driving force can be transmitted. Have been.
[0054]
As shown in FIG. 12, a bevel gear 251 is arranged at one end of the carriage guide shaft 2 so as to surround the outer periphery of the shaft, and a bevel gear 252 is arranged to mesh with the gear 251. With such a configuration, when the carriage guide shaft 2 is displaced, the bevel gear 252 is rotated by the power and transmitted to the gear 233 via the transmission member 249 so that the gear 233 can be rotated. Has become.
[0055]
In the above configuration, the amount of rotation of the wiping member 102 can be adjusted according to the PG. That is, during the non-wiping operation, as shown in FIG. 13A, the gear 233 and the gear 235 are engaged with each other. When the carriage guide shaft 2 is displaced in this state, the bevel gear 252 is rotated. The power is transmitted to the gear 233 via the transmission member 249, and the gear 235 meshing with the gear 233 is rotated. Accordingly, the lever rotation shaft 242 rotates to rotate the engagement lever portion 114. That is, by rotating the engagement lever 114 in accordance with the displacement of the carriage guide shaft 2 (ie, changing the initial rising angle of the engagement lever 114), the carriage 1 is moved to the engagement lever 114. The amount of rotation when the engagement plate 121 is engaged is adjusted.
[0056]
At the time of the wiping operation, as shown in FIG. 13B, the lever rotation shaft 242 is displaced in the axial direction (left-hand direction in the figure) while maintaining the rotation state, so that the gear 233 and the gear 235 mesh with each other. Is released, and the gear 231 and the gear 232 mesh with each other. In this state, the engagement plate 121 of the carriage 1 is engaged with the engagement lever portion 114 and rotates counterclockwise about the lever rotation shaft 242, so that the driving force is wiped via the gear 231. The power is transmitted to the member rotation shaft 241. Then, the wiping member 102 is rotated clockwise to stand up.
[0057]
That is, when the carriage guide shaft 2 is displaced and the PG is large, as shown in FIG. 14A, the engagement lever portion 114 is in a substantially vertical posture, that is, a state in which there is sufficient room for rotation. By engaging the engaging plate 121 of the carriage 1 in this state, the wiping member 102 can be rotated to a substantially vertical posture corresponding to a large PG as shown in FIG.
On the other hand, when the PG is small, as shown in FIG. 15A, the engagement lever portion 114 is set in a tilted posture in advance, that is, in a state where there is little room for rotation, and in this state, the engagement of the carriage 1 is performed. By engaging with the plywood 121, the rotation of the wiping member 102 can be stopped in an inclined posture corresponding to a small PG as shown in FIG. In other words, as compared with FIG. 14, in the case shown in FIG. 15, since the engagement lever portion 114 has been rotated in advance, the driving force that can be transmitted to the wiping member rotation shaft 241 is small, so that the wiping member 102 Can be raised to the inclined posture.
[0058]
Thus, even if the PG changes with the displacement of the carriage guide shaft 2, the amount of interference between the wiping member 102 and the recording head 5 can be kept substantially constant. Therefore, the wiping load can be maintained substantially constant, and the same wiping effect can be obtained regardless of the height position of the carriage guide shaft 2.
[0059]
Further, in the present embodiment, since the wiping member 102 is configured to rise by rotating in the direction opposite to the moving direction of the carriage 1, the wiping member 102 is located downstream of the engaging plate 121 of the carriage 1 in the moving direction shown in FIG. 6. The following functions and effects can be obtained by the formed inclined portion 121c.
[0060]
Immediately before the wiping member 102 reaches the terminal end (right end) of the nozzle forming surface 8, the wiping member 102 is rotated counterclockwise by sliding the engagement lever 114 along the inclined portion 121 c. Can be retracted from the nozzle forming surface 8 (that is, the nozzle 8 can be rotated so that the rising angle becomes small). Thereby, the restoration operation from the deformed state to the substantially vertical state (free state) at the moment when the wiping member 102 separates the nozzle forming surface 8 can be performed gradually.
[0061]
That is, when the wiping member 102 is restored from the deformed state in which the wiping member 102 is in sliding contact with the nozzle forming surface 8 to a substantially vertical state which is a free state, the wiping member 102 can be rotated in a direction opposite to the direction in which the restoring force acts. Therefore, the restoring force is weakened, and the scattering of the ink scraped from the nozzle forming surface 8 can be suppressed. The operation and effect of the inclined portion 121c can be suitably applied to a case where the wiping member 102 is raised so as to face the moving direction of the carriage 1 and retracted in the moving direction. That is, it is preferable that the configuration of the wiping device be separated from the nozzle forming surface 8 by rotating the wiping member 102 in a direction opposite to the direction in which the restoring force of the wiping member 102 acts.
[0062]
In the present embodiment, a configuration in which the wiping member rises by rotating the wiping member clockwise has been described. However, a configuration in which the wiping member rises by rotating the wiping member counterclockwise may be employed.
[0063]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, by rotating the wiping member, the recording head is brought into contact with the wiping start position on the nozzle forming surface of the recording head, so that only the nozzle forming surface can be reliably wiped. In addition, since the wiping member performs the wiping operation while maintaining the posture in contact with the nozzle forming surface, the wiping member can be wiped with a uniform wiping load over the entire surface of the nozzle forming surface, and no wiping unevenness occurs.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of an ink jet recording apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a main part of the ink jet recording apparatus.
FIG. 3 is a side view of a main part of the ink jet recording apparatus.
FIG. 4 is a front view of a main part of the wiping device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a perspective view of a main part of the wiping device.
FIG. 6 is a drawing for explaining a carriage according to the present invention.
FIG. 7 is a drawing for explaining a relative position between a recording head and a wiping device.
FIG. 8 is an enlarged view of a main part of the ink jet recording apparatus according to the first embodiment.
FIG. 9 is a perspective view showing a rotation amount adjusting member according to the present invention.
FIG. 10 is a schematic diagram for explaining a rotation amount adjusting unit.
FIG. 11 is a schematic configuration diagram showing a driving force transmission mechanism in a wiping device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 12 is an enlarged view of a main part of an ink jet recording apparatus having a wiping device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a drawing for explaining a power transmission mechanism of the wiping device.
FIG. 14 is a drawing for explaining the operation and effect of the rotation amount adjusting means.
FIG. 15 is a drawing for explaining the operation and effect of the rotation amount adjusting means.
FIG. 16 is a view showing a wiping operation by a conventional wiping device.
[Explanation of symbols]
1 carriage
2 Carriage guide shaft
3 Platen
4 Ink cartridge
5 Recording head
6 Capping device
7 Capping members
8 Nozzle forming surface
9 Drive motor
10 Timing belt
50 Suction pump
100 Inkjet recording device
101 Wiping device of first embodiment
102 Wiping member
103 holder
110 rotation means
111 Rotation axis
114 Engagement lever
114a Plate engaging part
114b Stopper engaging part
116 Torsion coil spring
121 engagement plate
121c Inclined part
130 Rotation amount adjustment member
131 stopper
132,133 base
134 insertion groove
135 groove
201 Wiping device of second embodiment
210 rotating means
231,232,233,235 Gears
241 Wiping member rotation axis
242 lever rotation axis
243 Transmission shaft
249 Transmission member
251,252 bevel gear
P Recording material

Claims (9)

対象物に向けてノズル開口から液滴を吐出する液体噴射ヘッドに対して相対移動することにより、当該液体噴射ヘッドのノズル形成面を払拭するワイピング装置であって、
前記ノズル形成面に平行であり、かつ前記液体噴射ヘッドとの相対移動方向と直角の方向に延在する回動軸に設けられ、該回動軸を中心に回動することによりノズル形成面に押しつけられてこれを払拭する、板状体からなるワイピング部材と、
該ワイピング部材の自由端縁部が、ノズル形成面のワイピング開始位置に当接するように、当該ワイピング部材を回動させる回動手段を備えていることを特徴とする、ワイピング装置。
A wiping device for wiping a nozzle forming surface of the liquid ejecting head by relatively moving with respect to a liquid ejecting head that ejects liquid droplets from a nozzle opening toward an object,
It is provided on a rotating shaft that is parallel to the nozzle forming surface and extends in a direction perpendicular to the direction of relative movement with the liquid ejecting head. A wiping member made of a plate-like body that is pressed and wipes this,
A wiping device, comprising: a rotating means for rotating the wiping member so that a free edge of the wiping member comes into contact with a wiping start position on a nozzle forming surface.
請求項1において、前記ワイピング部材は、ノズル形成面に当接したときの姿勢を維持したまま、当該ノズル形成面を払拭することを特徴とする、ワイピング装置。2. The wiping device according to claim 1, wherein the wiping member wipes the nozzle forming surface while maintaining a posture when the wiping member contacts the nozzle forming surface. 請求項1または請求項2において、前記回動手段は、前記液体噴射ヘッドとの相対移動を利用して動作することを特徴とする、ワイピング装置。3. The wiping device according to claim 1, wherein the rotating unit operates using relative movement with the liquid ejecting head. 請求項1から請求項3のいずれか一項において、前記回動手段は、ノズル形成面に摺接して変形状態となったワイピング部材がノズル形成面を通過して復元する際に作用する復元力を弱めるように、当該ワイピング部材を回動させることを特徴とする、ワイピング装置。The restoring force according to any one of claims 1 to 3, wherein the rotating means acts when the wiping member, which is in a deformed state by slidingly contacting the nozzle forming surface, passes through the nozzle forming surface and is restored. A wiping device characterized by rotating the wiping member so as to weaken the wiping member. 請求項1から請求項4のいずれか一項において、非ワイピング動作時において、前記ワイピング部材は液体噴射ヘッドの移動経路から退避するように構成されていることを特徴とする、ワイピング装置。5. The wiping device according to claim 1, wherein the wiping member is configured to retreat from a movement path of the liquid ejecting head during a non-wiping operation. 6. 請求項1から請求項5のいずれか一項において、前記回動手段は、非ワイピング動作時において、動作しないように構成されていることを特徴とする、ワイピング装置。The wiping device according to claim 1, wherein the rotating unit is configured not to operate during a non-wiping operation. 請求項1から請求項6のいずれか一項において、前記回動手段は、前記ワイピング部材と前記液体噴射ヘッドとの距離に応じて、当該ワイピング部材の回動量を調節可能な回動量調節手段を有していることを特徴とする、ワイピング装置。The rotation means according to any one of Claims 1 to 6, wherein the rotation means is capable of adjusting a rotation amount of the wiping member in accordance with a distance between the wiping member and the liquid ejecting head. A wiping device, comprising: 対象物に向けて液滴を吐出する液体噴射ヘッドと、
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のワイピング装置と、
を有することを特徴とする、液体噴射装置。
A liquid ejecting head that ejects droplets toward an object,
A wiping device according to any one of claims 1 to 7,
A liquid ejecting apparatus, comprising:
請求項8において、前記液体噴射装置は、インクジェット式記録装置であること特徴とする、液体噴射装置。9. The liquid ejecting apparatus according to claim 8, wherein the liquid ejecting apparatus is an ink jet recording apparatus.
JP2002254599A 2002-08-30 2002-08-30 Wiping device, liquid injection device, inkjet type recording apparatus Pending JP2004090407A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002254599A JP2004090407A (en) 2002-08-30 2002-08-30 Wiping device, liquid injection device, inkjet type recording apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002254599A JP2004090407A (en) 2002-08-30 2002-08-30 Wiping device, liquid injection device, inkjet type recording apparatus

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004090407A true JP2004090407A (en) 2004-03-25

Family

ID=32060336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002254599A Pending JP2004090407A (en) 2002-08-30 2002-08-30 Wiping device, liquid injection device, inkjet type recording apparatus

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004090407A (en)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050592A (en) * 2005-06-02 2007-03-01 Sony Corp Cleaning device of liquid ejection head
JP2007050590A (en) * 2005-08-17 2007-03-01 Sony Corp Method for cleaning liquid jet head
JP2009039941A (en) * 2007-08-08 2009-02-26 Seiko Epson Corp Maintenance device for liquid jetting head and liquid jetting device
JP2009056707A (en) * 2007-08-31 2009-03-19 Kyocera Mita Corp Inkejt recorder

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050592A (en) * 2005-06-02 2007-03-01 Sony Corp Cleaning device of liquid ejection head
US8109584B2 (en) 2005-06-02 2012-02-07 Sony Corporation Liquid ejection head, liquid ejection apparatus, and manufacturing method of liquid ejection head
US8210641B2 (en) 2005-06-02 2012-07-03 Sony Corporation Liquid ejection head, liquid ejection apparatus, and manufacturing method of liquid ejection head
JP2007050590A (en) * 2005-08-17 2007-03-01 Sony Corp Method for cleaning liquid jet head
JP2009039941A (en) * 2007-08-08 2009-02-26 Seiko Epson Corp Maintenance device for liquid jetting head and liquid jetting device
JP2009056707A (en) * 2007-08-31 2009-03-19 Kyocera Mita Corp Inkejt recorder

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4613978B2 (en) Droplet discharge device
US6631974B2 (en) Ink jet recording apparatus having wiping mechanism
JP2002307698A (en) Device for maintaining head discharge characteristic and ink-jet printer therewith
JP3918370B2 (en) Inkjet recording device
JP3565335B2 (en) Ink jet recording apparatus and method for controlling wiping of recording head in the apparatus
KR100799005B1 (en) Liquid ejection apparatus with liquid wiper device
JP2009298062A (en) Fluid ejection device
JP2022129724A (en) inkjet printer
JP2004090407A (en) Wiping device, liquid injection device, inkjet type recording apparatus
JP2005040975A (en) Wiper for liquid ejection head and liquid ejector
US7543909B2 (en) Wiper device and liquid ejection apparatus
JP2005313412A (en) Method for cleaning ejection opening surface, liquid ejector, and device for manufacturing probe carrier
JP2004074514A (en) Wiping member, liquid ejector, and inkjet recorder
JP2007223266A (en) Liquid injection device and its cleaning method
JP4258616B2 (en) Wiping member
JP2004299209A (en) Liquid jetting characteristics sustaining device, liquid jetting device, and inkjet recorder
JP4006587B2 (en) Liquid ejector
JPH1044447A (en) Maintenance apparatus of ink jet head
JP4635794B2 (en) Inkjet recording device
JP3778123B2 (en) Head ejection characteristic maintaining apparatus and recording apparatus having the same
JP2011121260A (en) Liquid jetting apparatus
JP4411578B2 (en) Liquid ejector
JP2004074733A (en) Wiping device, liquid jet device, and inkjet recorder
JP2006102992A (en) Inkjet recording device
JP2002307699A (en) Device for maintaining head discharge characteristic and ink-jet printer therewith