JP2004064546A - Image processing apparatus and color reproduction method - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラープリンタ等による画像出力機器において目標色を正確に再現するための画像処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、ある目標色をカラープリンタ等で正確に再現する場合には、まずCRTやLCD等のディスプレイ上で、オペレータが所望の印刷結果が得られるように画像を調色し、実際に印刷してその結果を見て、再びディスプレイ上で画像の調色を行うという試行錯誤の繰り返しにより調色が行われている。例えば、特開2000−333032号公報のように、色見本や出力画像を画面に表示して指定された色が出力画像上で滑らかになるように出力画像に反映して色調整を行うという方法がある。また、測色器を用いて目標色である色見本を測色し、その測色値に最も近くなるようつまり色差が最小となる出力色を選択して出力するという方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ディスプレイに表示される色は一般にRGB3つの蛍光体の加法混色からなっているのに対し、印刷で出力される色はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色インク、または該4色インクに淡シアン、淡マゼンタを加えた6色インクの減法混色からなっている。このため、ディスプレイに表示された調色結果と実際の印刷結果とでは、XYZなど三刺激値は一致していても分光反射率が異なったものとなっている場合がある。すなわち条件等色によりカラーマッチングを行っているため、調色を行った環境とは異なる環境、例えば異なる照明光源下で印刷物を観察する場合には色再現精度が低下してしまうという課題があった。また、色見本と出力色との色差を最小にする方法においても、三刺激値は一致させることができたとしても、分光反射率は異なっているため、異なる照明光源下で色見本と出力色との色の見えが大きく異なったものとなってしまうという課題があった。
【0004】
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、目標色を再現するための色変換処理において、目標色の分光分布特性を出来るだけ忠実に再現することを可能とし、異なる観察環境下においても正確な色再現を実現可能とすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明による画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
複数色の分光反射率を格納した格納手段と、
指定された色の分光反射率を前記格納手段より取得する取得手段と、
画像形成時に用いられる色材を種々の量で組み合わせて記録することによって得られる各出力色の分光反射率を推定する推定手段と、
前記取得手段で取得された前記指定された色の分光反射率と前記推定手段で推定された分光反射率とに基づいて、該指定された色に対応する出力色を決定する決定手段と、
前記決定手段で決定された出力色をユーザに提示する提示手段とを備える。
【0006】
また、上記の目的を達成するための本発明による色再現方法は、
複数色の分光反射率を格納した格納手段を有する画像処理装置における色再現方法であって、
指定された色の分光反射率を前記格納手段より取得する取得工程と、
画像形成時に用いられる色材を種々の量で組み合わせて記録することによって得られる各出力色の分光反射率を推定する推定工程と、
前記取得工程で取得された前記指定された色の分光反射率と前記推定工程で推定された分光反射率とに基づいて、該指定された色に対応する出力色を決定する決定工程と、
前記決定工程で決定された出力色をユーザに提示する提示工程とを備える。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明に係る実施形態について詳細に説明する。
【0008】
<第1実施形態>
図1は第1実施形態による色再現装置の構成を示したブロック図である。
【0009】
図1において、1は本発明の実施形態である色再現装置を表している。なお、色再現装置1は汎用のコンピュータにおいて、後述する処理を実現する制御プログラムを実行させることで実現可能である。2は色指定情報入力部であり、ユーザに色指定情報を入力させる。3は色見本データベースであり、色見本における色名と分光反射率を対応付けて記憶する。4は色見本検索部であり、色指定情報入力部2によって入力された色指定情報に基づき、色見本データベース3から色見本の分光反射率を検索する。5はプリンタモデルであり、各インクの分光反射率と打ち込み量に基づいて出力色(プリンタ出力の分光反射率)の推定を行う。
【0010】
6は誤差算出部であり、色見本検索部4で検索された色見本の分光反射率とプリンタモデル5により推定された分光反射率との誤差を算出する。7は結果表示部であり、プリンタモデル5における出力推定結果を表示装置8に表示する。8はCRTやLCD等を有し、結果を表示するための表示装置である。色見本データベース3と結果表示部7との間の通信は、選択された色見本を結果表示部にて表示するためのものである。9は画像出力部であり、画像出力装置10を制御して可視画像を出力させる。10は画像出力装置であり、プリンタ等により画像を出力する。本実施形態では、画像出力装置としてインクジェット方式のカラープリンタを想定して記録材がカラーインクであるとして説明するが、他のレーザビーム方式のカラープリンタにも適用可能であることは明らかであろう。例えばレーザビーム方式の場合は、記録材としてトナーが用いられることになる。11は色指定情報入力装置であり、キーボードやマウス等で構成される。
【0011】
<全体処理>
次に、第1実施形態による色再現処理について説明する。図2A,Bは色再現装置1にて実行される色再現処理を示すフローチャートである。また、図3は色再現処理において用いられるユーザインターフェースの一例を示す図である。図3に示されるユーザインターフェースは表示装置8に表示され、当該ユーザインターフェースへの操作入力は色指定情報入力装置11を構成するキーボードやマウスによって行われる。
【0012】
まず、ステップS201において、色指定情報入力装置11を用い、ユーザが色見本名選択部301にて色見本データベース3に記憶されているDIC、Pantone等の印刷色見本No.(以下色見本名と記す)の中から所望の色見本名を指定する。なお、以下に説明する処理において、ステップS202では、色見本検索部4が、ステップS201にて指定された色見本の分光反射率を色見本データベース3から読み込む。そして、ステップS203において、色見本検索部4は読み込まれた分光反射率の三刺激値(L*a*b*)を算出し、その結果を色見本三刺激値表示部306に表示する。また、ICCプロファイル等を用いて、算出された三刺激値を表示装置8のデバイスRGB値に変換し、該デバイスRGB値を色見本確認部303に表示する。このとき、ユーザは、三刺激値を算出する際に必要である光源情報を光源情報選択部302にて指定することができる。なお、色見本名選択部301、光源情報選択部302では、装置に登録されている色見本や光源情報をリスト表示し、その中から所望のものをユーザに選択させる構成としてもよい。
【0013】
ステップS204では、カラーマッチングボタン305が押されたかどうか(マウスによってクリックされたかどうか)を判断し、押されていればステップS205〜S207のカラーマッチング処理を実行し、押されていなければステップS208へとスキップする。カラーマッチング処理では、まずステップS205において、プリンタモデル5により画像出力装置10によって出力される再現色の分光反射率を推定する(分光反射率の推定処理については後述する)。このとき、推定された分光反射率について三刺激値(L*a*b*)が算出され、出力三刺激値表示部307に表示される。また、ICCプロファイル等を用いて、この算出された三刺激値を表示装置8のデバイスRGB値に変換し、該デバイスRGB値を色見本確認部304に表示する。
【0014】
ステップS206では、誤差算出部6において、プリンタモデル5にて推定された各色(分光反射率)と色見本の色(分光反射率)との誤差を算出し(誤差の算出については後述する)、色見本との誤差が最小となった推定色を得るインク打ち込み量の組み合わせを取得する。ステップS207では、結果表示部7が得られた結果を表示装置8に表示する。すなわち、誤差算出部6にて算出された誤差のうち最小のものが誤差表示部308に表示され、そのときの各インクの打ち込み量がインク打ち込み量表示部309に表示され、色見本および出力推定値の分光反射率及びLab値がそれぞれ分光反射率表示部310及び三刺激値表示部311に表示される。なお、分光反射率表示部では色見本の分光反射率が実線で、推定された分光反射率が破線で示されている。また、三刺激値表示部311では、色見本の値が黒丸で、推定値が白丸で表されている。なお、三刺激値表示部311に表示されている白丸と黒丸は、異なるLab値を持っている点の、ab値のみをプロットしている。つまり、2点をab平面に投影した図になっている。これは、2点の色度の違いを確認するためであり、明るさ(L値)は、色見本三刺激値表示部306および出力三刺激値表示部307にて確認する。
【0015】
ステップS208ではパッチ出力ボタン312が押されたかどうかを判断し、押されていればステップS209に進んでパッチ出力処理を実行し、押されていなければステップS210に進む。但し、パッチ出力処理は上述のステップS205〜S207によるカラーマッチング処理の結果を用いた処理であるので、パッチ出力ボタン312はカラーマッチング処理が行われた後でのみ有効である。ステップS209では、画像出力部9において、インク打ち込み量表示部309に表示されている打ち込み量を用い、画像出力装置10を用いてパッチを出力する。
【0016】
ステップS210ではファイル出力ボタン313が押されたかどうかを判断し、押されていればステップS211に進んでファイル出力処理を実行し、押されていなければステップS212に進む。但し、ファイル出力処理は上述のステップS205〜S207によるカラーマッチング処理の結果を用いた処理であるので、ファイル出力ボタン313はカラーマッチング処理が行われた後でのみ有効である。ステップS211ではインク打ち込み量表示部309に表示されている打ち込み量をテキストファイルに出力する。
【0017】
ステップS212ではデータベース追加ボタン314が押されたかどうかを判断し、押されていればステップS213に進んでデータベース追加処理を実行し、押されていなければ本処理を終了する。但し、データベース追加処理は上述のステップS205〜S207によるカラーマッチング処理の結果を用いた処理であるので、データベース追加ボタン314はカラーマッチング処理が行われた後でのみ有効である。ステップS213では、色見本検索部4にて検索された色見本名と、インク打ち込み量表示部309に表示されている打ち込み量(当該色見本名に最も近い分光反射率を有する色を再現すると推定された打ち込み量)を対応付けて色見本データベースに追記する。
【0018】
<プリンタ出力推定>
次に図4を用いて、ステップS205による出力推定処理の詳細を説明する。図4は本実施形態による出力推定処理を説明するフローチャートである。
【0019】
ステップS401では、用いるインクの打ち込み量を初期値(例えば全て0%)に設定する。ステップS402では、1次色のドットゲイン補正を行う(詳細は後述)。ステップS403では、1次色ドットゲイン補正された各インクの分光反射率を用いて、KM理論(Kubelka−Munk理論)に基づく次式(1)〜(3)により分光反射率推定初期値算出を行う。
【0020】
【数1】
【0021】
ステップS404では、ステップS403にて算出された分光反射率推定初期値に対して、インク重ね合わせ補正を行う(詳細は後述)。ステップS405では、用いるインクの打ち込み量の全ての組み合わせ(例えば0%から100%まで1%間隔)について出力推定したかどうか判断し、全て推定していれば終了し、していなければステップS406に進む。ステップS406では、インクの打ち込み量を一定量変化させて新たなインク打ち込み量の組み合わせを設定し、ステップS402に戻る。なお、上記のようにして求めた分光反射率を、各インク打ち込み量の組み合わせに対応付けて格納しておくようにすれば、図4で説明した推定処理を繰り返す必要がなくなり、処理の高速化を図ることができる。
【0022】
<1次色ドットゲイン補正>
次に、図5及び図6を用いて、ステップS402による1次色ドットゲイン補正の詳細を説明する。一般的には1次色ドットの分光反射率(ドットゲイン)が打ち込み量に対して線形に変化すると仮定しているのに対し、本実施形態ではドットゲインの非線形性の影響を考慮するために、1次色ドットゲイン補正を行ない、高精度な出力推定を行なう。
【0023】
図5は本実施形態による1次色補正用パッチの例を示す図である。また、図6において、(a)はシアンインクの打ち込み量に対する分光反射率の測定結果を示す図、(b)は(a)の測定結果から取得された1次色補正LUTを示す図である。
【0024】
まず、予め色再現予測を行いたい対象のプリンタを用いて出力しておいた1次色補正用パッチを測色する。ここで用いる1次色補正用パッチとは、図5に示すような、各インクの打ち込み量を0%から100%まで、20%間隔というように各インクの打ち込み量を変化させたものである。このような1次色補正用パッチの分光反射率データは、図6(a)に示すような、各インクの離散的な打ち込み量に対する各波長の反射率である。これら各波長の反射率の測定データから、図6(b)に示すような各インク、各波長での、打ち込み量と反射率との関係を示すLUTに変換される。
【0025】
ここで、インク打ち込み量に関しては20%刻みの離散的な測定結果しか存在しないので、1次色補正LUTの作成には線形補間やスプライン補間等、一般的な補間法が用いられる。1次色ドットゲイン補正(ステップS402)では、このLUTを用い、入力されたインク打ち込み量に対する、1次色ドットゲイン補正を行い、1次色の分光反射率を推定する。なお、図6(b)には、簡単のため、4本のグラフしか描いていないが、実際には可視波長域においてサンプリングされた全ての波長(例えば、380nm〜780nmまで10nm刻みの41波長)についてそれぞれテーブルが作成される。このようなLUTを用い、設定されたインク打ち込み量における、1次色ドットゲイン補正された分光反射率を取得することができる。
【0026】
<インク重ね合わせ補正係数算出>
次に図7を用いて、ステップS404によるインク重ね合わせ補正の詳細を説明する。
【0027】
ステップS404では、予め色再現予測を行いたい対象のプリンタを用いて出力しておいたインク重ね合わせ補正用パッチを測色する。ここで用いるインク重ね合わせ補正用パッチとは、図7に示すような、各インクの打ち込み量を0%から100%まで20%間隔というように変化させ、さらに用いるインクを2色以上重ね合わせて印刷したものである。
【0028】
次に、図7に示した重ね合わせ補正用パッチデータを記録するためのデータ(各パッチにおける各色の打ち込み量)を用いて、上記(1)〜(3)式により、すなわちステップS403と同様の処理により、重ね合わせ補正用パッチの分光反射率推定初期値を推定する。ここで算出された分光反射率推定初期値は、実際に図7の補正用パッチを測色して得られた実測データに対して誤差が生じている。そこで、該実測データとの誤差を修正するために、以下の(4)式を用いて、該誤差が最小となるように、最小二乗法等を用いて補正係数ah、λ、bi,j, λ、ck,l,m, λを決定する。
【0029】
【数2】
【0030】
なお、上記(4)式において、Rp, λは(1)式〜(3)式のKM理論(Kubelka−Munk理論)で求まる1次色補正後の推論値であり、Rmod, λは、インク重ね合わせ補正後の補正された推論値を示している。そして、Rmod, λとカラーパッチの実測値との誤差が小さくなるように係数ah, λ、bi,j, λ、ck,l,m, λを決定している。また、第2項のi,jと、第3項のk,l,mは任意のインクを示しており、例えばn色のインクとしてC、M、Y、Kの4色を用いるとした場合、i = C,M,Y,K、j = C,M,Y,K、…(ただし、i≠j, k≠l≠m)となる。また、(K/S)は(1)式に定義されたとおりである。
【0031】
以上のようにして決定された補正係数は所定の記憶装置に記憶され、ステップS304によるインク重ね合わせ補正の実行時に読出される。即ち、ステップS304におけるインク重ね合わせ補正では、ステップS303で算出された分光反射率推定初期値に対して、上記インク重ね合わせ補正係数を用い、(4)式を適用してインク重ね合わせによる推定誤差を補正する。
【0032】
<誤差算出方法>
次に、ステップS206による誤差算出方法の詳細を説明する。2つの色の誤差を算出する方法としては、一般にCIE色差式が知られている。しかしながら、このCIE色差式ではメタメリズムの影響を考慮していないため、本実施形態では、例えば、以下の(5)式で表すような、波長ごとの分光分布誤差の2乗平均(RMS誤差)を用いる。
【0033】
【数3】
【0034】
ただし、上記RMS以外でも、メタメリズムを考慮した誤差を算出できるものであれば、その種類は限定しない。例えば、(6)式のように、上記RMS誤差において、
【0035】
【数4】
で表されるCIE等色関数の和で与えられるような重み関数を用い、波長毎に重み付けしたものを用いても良い。
【0036】
【数5】
【0037】
以上のように、第1実施形態によれば目標とする色を再現するための色変換処理において、ユーザの指定した色見本帳などの色の分光分布特性を予め記憶させておき、その特性を出来るだけ忠実に再現することで、異なる観察環境下においても正確な色再現を実現することが出来る。
【0038】
<第2実施形態>
次に第2実施形態について説明する。第2実施形態では、画像データに基づいて出力画像を推定するとともに、所望の色を所望の見本色に置換することを可能とする。
【0039】
図8は第2実施形態による色再現装置の構成を示したブロック図である。図8において、801は本発明の実施形態である色再現装置を示している。なお、色再現装置801は汎用のコンピュータにおいて、後述する処理を実現する制御プログラムを実行させることで実現可能である。802は色指定情報入力部であり、マウス、キーボード等によってユーザが指定した色指定情報を入力する。803は色見本データベースであり、色見本名と分光反射率の対の形態で色見本を記憶する。804は色見本検索部であり、色指定情報入力部802で入力された色指定情報に基づき、色見本データベース803から色見本の分光反射率を検索、取得する。805は画像データベースであり、画像データを格納する。806は結果表示部であり、出力推定結果等を表示装置809に表示する。807はプリンタモデルであり、プリンタによる出力色の色(分光反射率)を推定する。808は画像出力部であり、画像出力装置810によって画像を出力させる。
【0040】
809は表示装置であり、CRTやLCD等で構成され、各種ユーザインターフェースを提供したり、結果表示部806の制御によって処理結果を表示する。810は画像出力装置であり、インクジェット方式或いはレーザビーム方式等のカラープリンタである。811はキーボードやマウス等で構成され、色指定情報を入力するための色指定情報指定装置である。
【0041】
<全体処理>
以下、第2実施形態による色再現装置の動作について詳細に説明する。図9は第2実施形態による色再現処理を説明するフローチャートである。図10は第2実施形態の色再現処理に用いるユーザインターフェースの一例を示す図である。
【0042】
まず、ステップS901において、結果表示部806は画像データベース805からユーザが画像指定部1009にて指定した画像を読み込み、これを原画像表示部1006に表示する。次に、ステップS902では、上記第1実施形態と同様の手順により、プリンタモデル807にて出力分光反射率を推定する。すなわち、画素データのRGB値から求まるLabと各インク打ち込み量について推定された分光反射率から求まるLabの比較で決定する(各画素のRGB値は、ICCプロファイル等でLab値に変換することができ、このLab値に最も近くなるように、各インクの打ち込み量を決定する)。このとき、各画素の推定された分光反射率から三刺激値Labを算出し、ICCプロファイル等を用いて、表示装置809のデバイスRGB値に変換し、該デバイスRGB値を出力推定画像表示部1007に表示する。
【0043】
ステップS903では、ユーザが原画像表示部1006にて、色指定したい画素をマウス等により色指定ポインタ1008を操作して指定する。このとき、指定された画素のRGB値が指定色表示部1003に表示される。ステップS904では、ユーザが指定した指定色を実際にどのような色で出力したいかを指定するために、色見本名入力部1001にて色見本から所望の色を選択する。すなわち、色見本データベース803に記憶されている色見本の分光反射率中から、該色見本名選択部1001にて指定された色見本の分光反射率が色見本検索部804によって読み込まれる。読み込まれた色見本の分光反射率は、分光反射率表示部1010に表示されるとともに、ICCプロファイル等を用いて表示装置809のデバイスRGB値に変換される。該デバイスRGB値は色見本確認部1004に表示される。
【0044】
ステップS905では、第1実施形態で説明したのと同様の手順で、プリンタモデル807にて出力推定を行い、当該色見本に最も近い色(分光反射率)となるインク打ち込み量を取得する。こうして、色見本に最も近いと推定された分光反射率を分光反射率表示部1010に表示する。また、この推定された分光反射率をICCプロファイル等を用いて表示装置810のデバイスRGB値に変換し、得られたデバイスRGB値を出力推定確認部1005に表示する。そして、更新された出力推定画像を出力推定画像表示部1007に表示する。
【0045】
ユーザによって画像出力ボタン1011が押されると、ステップS906からステップS907へ進み、画像出力を行なう。すなわち、ユーザは、出力推定画像表示部1007に表示された出力推定結果等を見て所望の画素に対して色指定をやり直したい場合、画像出力ボタン1011を押さずに指定色の選択を繰り返すことにより色修正を行なえる。また、出力推定結果が満足の行くものであれば、画像出力ボタン1011を押すことで、画像出力装置810から画像出力を得ることができる。すなわち、ステップS907において、画像出力部808が画像出力装置810から画像を出力させる。なお、上記において、指定された画素の色と同一の色を有する画素の全てについて見本色への置き換えが行われる。すなわち、指定された画素と同じLabを有する画素は、特定の観察環境下では、全て同じ色に見える。ユーザはそのディスプレイ上の色を見て色補正を行うので、出力される色も、全て同じである必要がある。そこで、ある画素の分光反射率を更新した場合には、同じLabの画素全てを更新する。
【0046】
以上説明したように上記各実施形態によれば、目標とする色を再現するための色変換処理において、ユーザの指定した色の分光分布特性が忠実に再現され、異なる観察環境下においても正確な色再現を実現する色変換処理を行うことができる。
【0047】
<出力推定>
なお、上記各実施形態では、プリンタモデル5および807における出力推定に適用できる方法は、上述した推定方法に限られるものではない。例えば、従来用いられているニューラルネットワークによる出力推定方法を用いても良いし、ユール‐ニールセンの修正式を用いたノイゲバウア式を用いても良い。すなわち、インクの分光反射率と打ち込み量を用いて出力予測を行う方法であれば、その方法は限定しない。
【0048】
<色見本データベース>
図11、図12および図13は、色見本データベース3、803のデータ構成例を示す図である。図11では、色見本名と該色見本名に対応した分光反射率が記憶されているデータベースの初期状態である。さらに上記各実施形態において色再現予測結果をデータベースに追記した場合には、図12のように、色見本に対して色再現予測結果にて得られたインク打ち込み量が追記される。また、インク打ち込み量の追記方法はこれに限られるものではなく、例えば、図13に示すように、新たにユーザ出力として、該打ち込み量に加えて、実際に出力したパッチの分光反射率の測定値と共に追記するようにしても良い。また、色見本は一定の数に固定されるものではなくユーザが所望の時に、新たに測定した色見本データを追加してもよい。なお、上述のようにして追加登録されたユーザ出力、色見本は、上述の色見本検索部4、804による検索の対象となる。
【0049】
<ユーザインターフェース>
また、上記各実施形態では、図3および図10に示すユーザインターフェースの例を示したが、ユーザインターフェースの形態が図示のものに限定されないことは言うまでもない。例えば、光源情報選択部302および1002において、ユーザが所望の光源を選択するとしたが、予め光源データを記述してあるファイルを読みこむ形式にしても構わない。つまり、ユーザの所望の設定ができるようなユーザインターフェース構成であればよい。
【0050】
<記憶媒体>
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
【0051】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成されることは言うまでもない。
【0052】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0053】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることが出来る。
【0054】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0055】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、目標色を再現するための色変換処理において、目標色の分光分布特性を忠実に再現することが可能となり、異なる観察環境下においても正確な色再現が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態による色再現装置の構成を示したブロック図である。
【図2A】第1実施形態の色再現装置にて実行される色再現処理を示すフローチャートである。
【図2B】第1実施形態の色再現装置にて実行される色再現処理を示すフローチャートである。
【図3】色再現処理において用いられるユーザインターフェースの一例を示す図である。
【図4】本実施形態による出力推定処理を説明するフローチャートである。
【図5】本実施形態による1次色補正用パッチの例を示す図である。
【図6】(a)はシアンインクの打ち込み量に対する分光反射率の測定結果を示す図、
(b)は(a)の測定結果から取得された1次色補正LUTを示す図である。
【図7】本実施形態によるインク重ね合わせ補正用パッチの例を示す図である。
【図8】第2実施形態による色再現装置の構成を示したブロック図である。
【図9】第2実施形態による色再現処理を説明するフローチャートである。
【図10】第2実施形態の色再現処理に用いるユーザインターフェースの一例を示す図である。
【図11】本実施形態による色見本データベースのデータ構成例を示す図である。
【図12】本実施形態による色見本データベースのデータ構成例を示す図である。
【図13】本実施形態による色見本データベースのデータ構成例を示す図である。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an image processing method and apparatus for accurately reproducing a target color in an image output device such as a color printer.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when a certain target color is accurately reproduced by a color printer or the like, first, an operator adjusts an image on a display such as a CRT or an LCD to obtain a desired print result, and actually prints the image. Looking at the result, the toning is performed by repeating trial and error of toning the image again on the display. For example, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-333032, a method of displaying a color sample or an output image on a screen and performing color adjustment by reflecting the specified color on the output image so that the specified color becomes smooth on the output image. There is. There is also a method in which a color sample, which is a target color, is measured using a colorimeter, and an output color that is closest to the colorimetric value, that is, an output color with a minimum color difference is selected and output.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the colors displayed on the display are generally composed of an additive color mixture of three phosphors of RGB, while the colors output by printing are the four color inks of cyan, magenta, yellow, and black, or the four color inks. It consists of subtractive color mixing of six color inks, including light cyan and light magenta. For this reason, the spectral reflectance may differ between the toning result displayed on the display and the actual printing result even if the tristimulus values such as XYZ match. In other words, since color matching is performed using conditionally equal colors, there is a problem that the color reproduction accuracy is reduced when the printed matter is observed in an environment different from the environment in which the toning is performed, for example, under a different illumination light source. . Also, in the method of minimizing the color difference between the color sample and the output color, even if the tristimulus values can be matched, since the spectral reflectance is different, the color sample and the output color under different illumination light sources are different. There was a problem that the appearance of the color was greatly different.
[0004]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the above-described problems, and in a color conversion process for reproducing a target color, it is possible to reproduce a spectral distribution characteristic of a target color as faithfully as possible, and to realize different observation environments. It is an object of the present invention to enable accurate color reproduction even below.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
An image processing apparatus according to the present invention for achieving the above object has the following configuration. That is,
Storage means for storing spectral reflectances of a plurality of colors;
Acquiring means for acquiring the spectral reflectance of the designated color from the storage means;
Estimating means for estimating the spectral reflectance of each output color obtained by combining and recording color materials used in image formation in various amounts,
Determining means for determining an output color corresponding to the specified color based on the spectral reflectance of the specified color obtained by the obtaining means and the spectral reflectance estimated by the estimating means;
Presentation means for presenting the output color determined by the determination means to the user.
[0006]
Further, the color reproduction method according to the present invention for achieving the above object,
A color reproduction method in an image processing apparatus having storage means for storing spectral reflectances of a plurality of colors,
An acquisition step of acquiring the spectral reflectance of a specified color from the storage unit,
An estimation step of estimating the spectral reflectance of each output color obtained by recording in combination with various amounts of color materials used during image formation,
Based on the spectral reflectance of the specified color obtained in the obtaining step and the spectral reflectance estimated in the estimating step, a determining step of determining an output color corresponding to the specified color,
A presenting step of presenting the output color determined in the determining step to the user.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0008]
<First embodiment>
FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of the color reproduction device according to the first embodiment.
[0009]
In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a color reproduction device according to an embodiment of the present invention. Note that the color reproduction device 1 can be realized by causing a general-purpose computer to execute a control program that realizes processing described later. A color designation
[0010]
Reference numeral 6 denotes an error calculation unit that calculates an error between the spectral reflectance of the color sample searched by the color sample search unit 4 and the spectral reflectance estimated by the
[0011]
<Overall processing>
Next, a color reproduction process according to the first embodiment will be described. 2A and 2B are flowcharts showing a color reproduction process performed by the color reproduction device 1. FIG. 3 is a diagram illustrating an example of a user interface used in the color reproduction processing. The user interface shown in FIG. 3 is displayed on the display device 8, and an operation input to the user interface is performed by a keyboard and a mouse constituting the color designation
[0012]
First, in step S201, using the color designation
[0013]
In step S204, it is determined whether or not the
[0014]
In step S206, the error calculator 6 calculates an error between each color (spectral reflectance) estimated by the
[0015]
In step S208, it is determined whether or not the
[0016]
In step S210, it is determined whether or not the
[0017]
In step S212, it is determined whether or not the
[0018]
<Printer output estimation>
Next, the details of the output estimation processing in step S205 will be described with reference to FIG. FIG. 4 is a flowchart illustrating an output estimation process according to the present embodiment.
[0019]
In step S401, the amount of ink to be used is set to an initial value (for example, all 0%). In step S402, primary color dot gain correction is performed (details will be described later). In step S403, the spectral reflectance estimation initial value is calculated by the following equations (1) to (3) based on the KM theory (Kubelka-Munk theory) using the spectral reflectance of each ink whose primary color dot gain has been corrected. Do.
[0020]
(Equation 1)
[0021]
In step S404, ink overlay correction is performed on the spectral reflectance estimation initial value calculated in step S403 (details will be described later). In step S405, it is determined whether the output has been estimated for all combinations of the ink ejection amounts to be used (for example, 1% intervals from 0% to 100%). If all the outputs have been estimated, the process ends, and if not, the process proceeds to step S406. move on. In step S406, the ink ejection amount is changed by a fixed amount to set a new combination of ink ejection amounts, and the process returns to step S402. If the spectral reflectance determined as described above is stored in association with each combination of the ink ejection amounts, it is not necessary to repeat the estimation process described with reference to FIG. Can be achieved.
[0022]
<Primary color dot gain correction>
Next, the details of the primary color dot gain correction in step S402 will be described with reference to FIGS. In general, it is assumed that the spectral reflectance (dot gain) of the primary color dot changes linearly with respect to the amount of ejection, but in the present embodiment, in order to consider the effect of the dot gain nonlinearity, First, primary color dot gain correction is performed, and highly accurate output estimation is performed.
[0023]
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of a primary color correction patch according to the present embodiment. 6A is a diagram illustrating a measurement result of the spectral reflectance with respect to the amount of cyan ink applied, and FIG. 6B is a diagram illustrating a primary color correction LUT acquired from the measurement result of FIG. .
[0024]
First, a primary color correction patch that has been output using a printer for which color reproduction prediction is desired is measured in advance. The primary color correction patch used here is one in which the amount of each ink applied is changed from 0% to 100%, such as at 20% intervals, as shown in FIG. . The spectral reflectance data of such a primary color correction patch is a reflectance of each wavelength with respect to a discrete ejection amount of each ink as shown in FIG. From the measurement data of the reflectance at each wavelength, the data is converted into an LUT indicating the relationship between the ejection amount and the reflectance at each ink and each wavelength as shown in FIG. 6B.
[0025]
Here, since there are only discrete measurement results of the ink ejection amount in increments of 20%, a general interpolation method such as linear interpolation or spline interpolation is used to create the primary color correction LUT. In the primary color dot gain correction (step S402), the LUT is used to perform primary color dot gain correction with respect to the input ink ejection amount, and the primary color spectral reflectance is estimated. Although only four graphs are drawn in FIG. 6B for simplicity, in practice, all the wavelengths sampled in the visible wavelength range (for example, 41 wavelengths from 380 nm to 780 nm in increments of 10 nm). Is created for each table. Using such an LUT, it is possible to acquire the spectral reflectance with the primary color dot gain corrected at the set ink ejection amount.
[0026]
<Calculation of ink overlay correction coefficient>
Next, the details of the ink overlay correction in step S404 will be described with reference to FIG.
[0027]
In step S404, the color of the ink overlay correction patch that has been output using the printer whose color reproduction prediction is to be performed in advance is measured. The ink overlay correction patch used here is such that as shown in FIG. 7, the ejection amount of each ink is changed from 0% to 100% at intervals of 20%, and two or more inks to be used are further overlaid. It was printed.
[0028]
Next, using the data for recording the overlay correction patch data shown in FIG. 7 (the amount of each color to be applied in each patch), the above equations (1) to (3) are used, that is, the same as step S403. The process estimates the spectral reflectance estimation initial value of the overlay correction patch. The calculated spectral reflectance estimation initial value has an error with respect to the actually measured data obtained by actually measuring the color of the correction patch in FIG. Then, in order to correct the error with the actual measurement data, the following equation (4) is used to correct the correction coefficient a h , λ, bi, using the least square method or the like so as to minimize the error . j, λ , ck, l, m, λ are determined.
[0029]
(Equation 2)
[0030]
In the above equation (4), R p, λ is an inference value after the primary color correction obtained by the KM theory (Kubelka-Munk theory) of the equations (1) to (3), and R mod, λ is And the corrected inferred value after the ink overlay correction. Then, the coefficients ah, λ , bi , j, λ , ck, l, m, λ are determined so that the error between R mod, λ and the actually measured value of the color patch becomes small. Further, i, j of the second term and k, l, m of the third term indicate arbitrary inks. For example, when four colors of C, M, Y, and K are used as n-color inks , I = C, M, Y, K, j = C, M, Y, K,... (Where i ≠ j, k ≠ l ≠ m). Also, (K / S) is as defined in equation (1).
[0031]
The correction coefficient determined as described above is stored in a predetermined storage device, and is read when the ink overlay correction is performed in step S304. That is, in the ink overlay correction in step S304, an estimation error due to ink overlay is applied to the spectral reflectance estimation initial value calculated in step S303 using the above-described ink overlay correction coefficient and applying equation (4). Is corrected.
[0032]
<Error calculation method>
Next, details of the error calculation method in step S206 will be described. As a method of calculating an error between two colors, a CIE color difference equation is generally known. However, since the influence of metamerism is not taken into account in the CIE color difference equation, in the present embodiment, for example, the root mean square (RMS error) of the spectral distribution error for each wavelength as expressed by the following equation (5) is used. Used.
[0033]
[Equation 3]
[0034]
However, other than the above RMS, the type is not limited as long as the error can be calculated in consideration of metamerism. For example, as shown in equation (6), in the above RMS error,
[0035]
(Equation 4)
A weighting function given by the sum of the CIE color matching functions represented by the following equation may be used and weighted for each wavelength.
[0036]
(Equation 5)
[0037]
As described above, according to the first embodiment, in the color conversion processing for reproducing the target color, the spectral distribution characteristics of the color such as the color sample book specified by the user are stored in advance, and the characteristics are stored in the color conversion processing. By reproducing as faithfully as possible, accurate color reproduction can be realized even under different observation environments.
[0038]
<Second embodiment>
Next, a second embodiment will be described. In the second embodiment, an output image is estimated based on image data, and a desired color can be replaced with a desired sample color.
[0039]
FIG. 8 is a block diagram illustrating a configuration of a color reproduction device according to the second embodiment. In FIG. 8,
[0040]
A
[0041]
<Overall processing>
Hereinafter, the operation of the color reproduction device according to the second embodiment will be described in detail. FIG. 9 is a flowchart illustrating color reproduction processing according to the second embodiment. FIG. 10 is a diagram illustrating an example of a user interface used for color reproduction processing according to the second embodiment.
[0042]
First, in step S901, the
[0043]
In step S903, the user operates the
[0044]
In step S905, the output is estimated by the
[0045]
When the user presses the
[0046]
As described above, according to each of the above embodiments, in the color conversion process for reproducing the target color, the spectral distribution characteristics of the color specified by the user are faithfully reproduced, and accurate even under different observation environments. A color conversion process for realizing color reproduction can be performed.
[0047]
<Output estimation>
In each of the above embodiments, a method applicable to output estimation in the
[0048]
<Color sample database>
FIGS. 11, 12 and 13 are diagrams showing examples of the data structure of the
[0049]
<User interface>
Further, in each of the above embodiments, the example of the user interface shown in FIGS. 3 and 10 has been described, but it goes without saying that the form of the user interface is not limited to the illustrated one. For example, in the light source
[0050]
<Storage medium>
The present invention can be applied to a system including a plurality of devices (for example, a host computer, an interface device, a reader, a printer, etc.), but may be a device including one device (for example, a copying machine, a facsimile machine, etc.). May be applied.
[0051]
Further, an object of the present invention is to provide a storage medium storing a program code of software for realizing the functions of the above-described embodiments to a system or an apparatus, and a computer (or CPU or MPU) of the system or apparatus to store the storage medium. Needless to say, this can also be achieved by reading out and executing the program code stored in the.
[0052]
In this case, the program code itself read from the storage medium realizes the function of the above-described embodiment, and the storage medium storing the program code constitutes the present invention.
[0053]
As a storage medium for supplying the program code, for example, a flexible disk, a hard disk, an optical disk, a magneto-optical disk, a CD-ROM, a CD-R, a magnetic tape, a nonvolatile memory card, a ROM, and the like can be used.
[0054]
When the computer executes the readout program code, not only the functions of the above-described embodiments are realized, but also an OS (Operating System) running on the computer based on the instruction of the program code. It goes without saying that a case where a part of the actual processing is performed and the function of the above-described embodiment is realized by the processing is also included.
[0055]
Further, after the program code read from the storage medium is written into a memory provided on a function expansion board inserted into the computer or a function expansion unit connected to the computer, the function expansion is performed based on the instruction of the program code. It goes without saying that a CPU or the like provided in the board or the function expansion unit performs part or all of the actual processing, and the processing realizes the functions of the above-described embodiments.
[0056]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in the color conversion processing for reproducing the target color, it is possible to faithfully reproduce the spectral distribution characteristics of the target color, and to achieve accurate color reproduction even in different observation environments. Is realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of a color reproduction device according to a first embodiment.
FIG. 2A is a flowchart illustrating a color reproduction process performed by the color reproduction device of the first embodiment.
FIG. 2B is a flowchart illustrating a color reproduction process performed by the color reproduction device of the first embodiment.
FIG. 3 is a diagram illustrating an example of a user interface used in a color reproduction process.
FIG. 4 is a flowchart illustrating an output estimation process according to the embodiment.
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of a primary color correction patch according to the embodiment;
FIG. 6A is a diagram showing a measurement result of a spectral reflectance with respect to an ejection amount of cyan ink,
(B) is a diagram showing a primary color correction LUT obtained from the measurement result of (a).
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of an ink overlay correction patch according to the present embodiment.
FIG. 8 is a block diagram illustrating a configuration of a color reproduction device according to a second embodiment.
FIG. 9 is a flowchart illustrating a color reproduction process according to a second embodiment.
FIG. 10 is a diagram illustrating an example of a user interface used for color reproduction processing according to the second embodiment.
FIG. 11 is a diagram illustrating a data configuration example of a color sample database according to the present embodiment.
FIG. 12 is a diagram illustrating a data configuration example of a color sample database according to the present embodiment.
FIG. 13 is a diagram illustrating a data configuration example of a color sample database according to the present embodiment.
Claims (17)
指定された色の分光反射率を前記格納手段より取得する取得手段と、
画像形成時に用いられる色材を種々の量で組み合わせて記録することによって得られる各出力色の分光反射率を推定する推定手段と、
前記取得手段で取得された前記指定された色の分光反射率と前記推定手段で推定された分光反射率とに基づいて、該指定された色に対応する出力色を決定する決定手段と、
前記決定手段で決定された出力色をユーザに提示する提示手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。Storage means for storing spectral reflectances of a plurality of colors;
Acquisition means for acquiring the spectral reflectance of the designated color from the storage means;
Estimating means for estimating the spectral reflectance of each output color obtained by combining and recording color materials used in image formation in various amounts,
Determining means for determining an output color corresponding to the specified color based on the spectral reflectance of the specified color obtained by the obtaining means and the spectral reflectance estimated by the estimating means;
An image processing apparatus comprising: a presentation unit that presents the output color determined by the determination unit to a user.
設定された色材の組み合わせに含まれる各色材の分光反射率を、設定された打ち込み量に基づいて補正する1次色補正手段と、
前記1次色補正手段で補正された分光反射率を用いて混色の分光反射率を予測する混色予測手段と、
所定のサンプルを実測された分光反射率と前記混色予測手段によって予測された分光反射率との誤差から決定された補正係数を用いて、前記混色予測手段で予測された混色の分光反射率を補正する多次色補正手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。The estimating means includes:
Primary color correction means for correcting the spectral reflectance of each color material included in the set combination of color materials based on the set shot amount;
Color mixture prediction means for predicting the spectral reflectance of mixed colors using the spectral reflectance corrected by the primary color correction means;
Using a correction coefficient determined from an error between the spectral reflectance actually measured for a predetermined sample and the spectral reflectance predicted by the color mixture prediction unit, the spectral reflectance of the mixed color predicted by the color mixture prediction unit is corrected. The information processing apparatus according to claim 1, further comprising a multi-order color correction unit that performs the correction.
前記取得手段は、指定された色見本名に対応する分光反射率を前記指定された色の分光反射率として取得することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。The storage unit stores a color sample name and a spectral reflectance in association with each other,
2. The image processing apparatus according to claim 1, wherein the acquisition unit acquires a spectral reflectance corresponding to a designated color sample name as a spectral reflectance of the designated color.
前記画像データによって表される画像中より指定された画素の出力色を、前記決定手段で決定された出力色で置換する更新手段とを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。Generating means for determining an output color for reproducing the color of each pixel based on the specified image data and generating an estimated image;
2. The image processing apparatus according to claim 1, further comprising an updating unit that replaces an output color of a pixel specified from an image represented by the image data with the output color determined by the determining unit. apparatus.
指定された色の分光反射率を前記格納手段より取得する取得工程と、
画像形成時に用いられる色材を種々の量で組み合わせて記録することによって得られる各出力色の分光反射率を推定する推定工程と、
前記取得工程で取得された前記指定された色の分光反射率と前記推定工程で推定された分光反射率とに基づいて、該指定された色に対応する出力色を決定する決定工程と、
前記決定工程で決定された出力色をユーザに提示する提示工程と
を備えることを特徴とする色再現方法。A color reproduction method in an image processing apparatus having storage means for storing spectral reflectances of a plurality of colors,
An acquisition step of acquiring the spectral reflectance of a specified color from the storage unit,
An estimation step of estimating the spectral reflectance of each output color obtained by recording in combination with various amounts of color materials used during image formation,
Based on the spectral reflectance of the specified color obtained in the obtaining step and the spectral reflectance estimated in the estimating step, a determining step of determining an output color corresponding to the specified color,
A presentation step of presenting the output color determined in the determination step to a user.
前記画像データによって表される画像中より指定された画素の出力色を、前記決定工程で決定された出力色で置換する更新工程とを更に備えることを特徴とする請求項13に記載の色再現方法。A generation step of determining an output color for reproducing the color of each pixel based on the specified image data and generating an estimated image,
14. The color reproduction according to claim 13, further comprising: an update step of replacing an output color of a pixel specified from an image represented by the image data with the output color determined in the determination step. Method.
指定された色の分光反射率を前記格納手段より取得する取得手段と、
画像形成時に用いられる色材を種々の量で組み合わせて記録することによって得られる各出力色の分光反射率を推定する推定手段と、
前記取得手段で取得された前記指定された色の分光反射率と前記推定手段で推定された分光反射率とに基づいて、該指定された色に対応する出力色を決定する決定手段と、
前記決定手段で決定された出力色をユーザに提示する提示手段として機能させることを特徴とする制御プログラム。A control program for causing a computer to execute a color reproduction process using storage means storing spectral reflectances of a plurality of colors, wherein the acquisition means obtains the spectral reflectance of a designated color from the storage means.
Estimating means for estimating the spectral reflectance of each output color obtained by combining and recording color materials used in image formation in various amounts,
Determining means for determining an output color corresponding to the specified color based on the spectral reflectance of the specified color obtained by the obtaining means and the spectral reflectance estimated by the estimating means;
A control program for causing a computer to function as presentation means for presenting an output color determined by the determination means to a user.
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A02 | Decision of refusal |
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