JP2004061032A - インナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブ - Google Patents
インナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004061032A JP2004061032A JP2002222114A JP2002222114A JP2004061032A JP 2004061032 A JP2004061032 A JP 2004061032A JP 2002222114 A JP2002222114 A JP 2002222114A JP 2002222114 A JP2002222114 A JP 2002222114A JP 2004061032 A JP2004061032 A JP 2004061032A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flat tube
- inner fin
- flat
- heat exchanger
- curved surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 15
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 15
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 abstract description 8
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/026—Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/02—Tubular elements of cross-section which is non-circular
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F13/00—Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing
- F28F13/06—Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing by affecting the pattern of flow of the heat-exchange media
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F3/00—Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
- F28F3/02—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
- F28F3/025—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being corrugated, plate-like elements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/02—Tubular elements of cross-section which is non-circular
- F28F2001/027—Tubular elements of cross-section which is non-circular with dimples
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Geometry (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Abstract
【課題】一対の対向面を有する偏平チューブ3にインナーフィン4を収納したものにおいて、インナーフィン4の両側に流体のバイパス部が生じるのを防止すること。
【解決手段】偏平チューブ3の曲面部2に曲面部閉塞手段5を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】偏平チューブ3の曲面部2に曲面部閉塞手段5を設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブに関する。
【0002】
【従来の技術】
熱交換器に用いられるインナーフィンを有する偏平チューブは、図7の如く形成されていた。即ち、偏平チューブ3は一対の対向する平坦面部1とその両端間が外側に凸の曲面部2とにより一体に形成され、その内部に図8(A)のコルゲートフィン型または同(B)のオフセット型のインナーフィン4が内装され、そのインナーフィン4と偏平チューブ3の内面との間がろう付け固定されていた。
このようなインナーフィン4を有する偏平チューブ3は同一長さに切断したものが多数用いられ、夫々の偏平チューブ3が並列されると共に、その長手方向両端が図示しないヘッダーのチューブ挿通孔に挿通され、その挿通部がろう付け固定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところがこのようなインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブは、偏平チューブ3の曲面部2とインナーフィン4の幅方向両端部との間に大きな空間部が生じ、その部分が流体のバイパス部7となる。即ち、偏平チューブ3内に流通する流体は、よりスペースの大きなバイパス部7をより多く流通してしまい、偏平チューブ3内の各部の流体の流通が不均一になる。そのため、熱交換性能が低下することとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、一対の対向する平坦面部(1) の両側間が、外側に凸の曲面部(2) で一体に連結された偏平チューブ(3) と、
その偏平チューブ(3) の内部に挿入され、定間隔の波型に曲折されたインナーフィン(4) と、を有するインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブにおいて、
前記インナーフィン(4) の高さを、前記対向する一対の平坦面部(1) の内面高さに整合させると共に、その平坦面部(1) においてのみ、その全幅に前記インナーフィン(4) を配置し、
前記曲面部(2) に、その内面側へ突出するディンプルまたは凸条からなる曲面部閉塞手段(5) が設けられたことを特徴とするインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブである。
【0005】
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、
前記インナーフィン(4) が、コルゲートフィンまたはオフセットフィンであり、偏平チューブ(3) の長手方向両端部には前記ディンプルまたは凸条が形成されず、その両端部がヘッダーの偏平チューブ挿通孔に挿通されて、その挿通部がろう付け固定されるインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブである。
【0006】
請求項3に記載の本発明は、断面が夫々一対づつの平行な長辺および短辺からなる矩形に形成された偏平チューブ(3a)と、
その偏平チューブ(3a)に内装され、その断面の内側短辺の高さに等しい高さを有し、その長辺の全長さに等しい幅を有する波型に曲折されたインナーフィン(4) と、
を具備するインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブである。
【0007】
請求項4に記載の本発明は、請求項3において、
前記偏平チューブ(3a)は、帯状金属板を幅方向に曲折形成して、その両縁部を接合したものからなり、その接合部(6) の外面側が段付きにならないように平坦に形成されたインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1〜図3は夫々本発明の第1〜第3の実施の形態を示す要部斜視図であり、図4は夫々の実施の形態におけるV−V矢視断面図である。
これらの実施の形態における偏平チューブ3は、夫々一対の対向する平坦面部1の両側間が外側に凸の曲面部2で一体に形成されてなる。そしてその偏平チューブ3の内部に挿入されるインナーフィン4は、図8(A)のコルゲート型のもの又は(B)のオフセット型のものが収納される。それらのインナーフィン4の幅は、偏平チューブ3の平坦面部1の幅に等しい。
【0009】
そして第1の実施の形態における偏平チューブ3は、幅方向両側に存在する曲面部2に偏平チューブ3の長手方向に間欠的に凸条5bがその内面側に曲折形成されている。
また図2の偏平チューブ3は、その両側に偏平チューブ3の長手方向両端を除き連続的な凸条5bがその内面側に形成されている。
さらに図3の偏平チューブ3は、その曲面部2にディンプル5aが定間隔で内面側に突設形成されている。
その結果、ディンプル5aまたは凸条5bによって図4に示す如く、曲面部2の少なくとも一部がインナーフィン4の幅方向端面に近接又は接触し、従来の図7におけるバイパス部7を無くすことができる。それによって、偏平チューブ3の各部には均一に流体が流通する。
【0010】
次に、図5は本発明の第4の実施の形態を示す要部横断面図であり、この例はその偏平チューブ3aが断面矩形に形成されたものである。即ち、帯状金属板を曲折形成してその断面の対向する短辺及び長辺が互いに平行に形成されると共に、曲折された両縁部を重ね合わせてその重ね合わせ部を溶接又はろう付け固定したものである。この重ね合わせ部は、一方の縁部が板厚分だけ内側に段付に形成され、その段付部に他方の縁部が重ね合わされる。そのため、その短辺の外面は面一に形成されている。このようにすることにより、偏平チューブ3aを図示しないヘッダーの偏平チューブ挿通孔に挿通したとき、その挿通部のろう付けが容易となる。即ち、偏平チューブ3aの断面外周が単純な矩形となり、ヘッダーの偏平チューブ挿通孔をその矩形に容易に整合させることができる。そして、その偏平チューブを偏平チューブ挿通孔に挿入したとき、その挿入部の隙間を均一に維持し、ろう付け性をよくし得る。
【0011】
次に、図6は本発明の第5の実施の形態を示し、この例は帯状金属板の両縁部が内側に断面L字状に折り曲げられたものである。そして夫々の縁部が突き合わされ、その突き合わせ部が溶接またはろう付け固定されたものである。この例も、偏平チューブ3aの短辺の外周が面一に形成され、偏平チューブ3aをヘッダーにろう付けする際、その液密性を容易に確保している。
さらには、偏平チューブを図示しない矩形の継目無し引抜き管で構成することもできる。或いは、一つの条材を矩形に曲折形成して端縁間を突き合わせ溶接することもできる。これらの場合、図5,図6と同様にインナーフィン4を挿入することができる。
【0012】
【発明の作用・効果】
請求項1に記載の本発明は、偏平チューブ3の曲面部2に曲面部閉塞手段5を設けたから、インナーフィン4の幅方向両側に形成される湾曲した空間が閉塞され、偏平チューブ3内に流通する流体が曲面部2に沿ってバイパスされることを防止し、偏平チューブ3内の各部に流体を均一に流通させることができる。
上記構成において、偏平チューブ3の長手方向両端部にはディンプルまたは凸条等の曲面部閉塞手段5を設けないものとすることができる。この場合には、その両端部をヘッダーの偏平チューブ挿通孔に挿通し、その挿通部を容易に液密にろう付け固定することができる。
【0013】
請求項3に記載の本発明は、偏平チューブ3aの断面を矩形に形成し、偏平チューブ3aの内面幅いっぱいにインナーフィン4が内装されたものであるから、偏平チューブ3a内の各部に均一に流体を流し得る。
上記構成において、偏平チューブ3aを帯状金属板から形成し、その幅方向両縁を接合し、その接合部外面側に段差がつかないように形成することができる。その場合には、偏平チューブ3aをヘッダーの偏平チューブ挿通孔にに挿通しその挿通部を液密に且つ容易にろう付け固定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブの要部斜視図。
【図2】同他の実施の形態を示すインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブの要部斜視図。
【図3】同さらに他の実施の形態を示すインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブの要部斜視図。
【図4】図1〜図3におけるV−V断面略図。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示すインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブの要部横断面図。
【図6】同第5の実施の形態を示すインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブの要部横断面図。
【図7】従来型インナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブの要部横断面図。
【図8】
夫々の偏平チューブ3,3aに収納されるインナーフィン4の要部斜視図。
【符号の説明】
1 平坦面部
2 曲面部
3 偏平チューブ
3a 偏平チューブ
4 インナーフィン
5 曲面部閉塞手段
5a ディンプル
5b 凸条
6 接合部
7 バイパス部
【発明の属する技術分野】
本発明は、インナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブに関する。
【0002】
【従来の技術】
熱交換器に用いられるインナーフィンを有する偏平チューブは、図7の如く形成されていた。即ち、偏平チューブ3は一対の対向する平坦面部1とその両端間が外側に凸の曲面部2とにより一体に形成され、その内部に図8(A)のコルゲートフィン型または同(B)のオフセット型のインナーフィン4が内装され、そのインナーフィン4と偏平チューブ3の内面との間がろう付け固定されていた。
このようなインナーフィン4を有する偏平チューブ3は同一長さに切断したものが多数用いられ、夫々の偏平チューブ3が並列されると共に、その長手方向両端が図示しないヘッダーのチューブ挿通孔に挿通され、その挿通部がろう付け固定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところがこのようなインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブは、偏平チューブ3の曲面部2とインナーフィン4の幅方向両端部との間に大きな空間部が生じ、その部分が流体のバイパス部7となる。即ち、偏平チューブ3内に流通する流体は、よりスペースの大きなバイパス部7をより多く流通してしまい、偏平チューブ3内の各部の流体の流通が不均一になる。そのため、熱交換性能が低下することとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、一対の対向する平坦面部(1) の両側間が、外側に凸の曲面部(2) で一体に連結された偏平チューブ(3) と、
その偏平チューブ(3) の内部に挿入され、定間隔の波型に曲折されたインナーフィン(4) と、を有するインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブにおいて、
前記インナーフィン(4) の高さを、前記対向する一対の平坦面部(1) の内面高さに整合させると共に、その平坦面部(1) においてのみ、その全幅に前記インナーフィン(4) を配置し、
前記曲面部(2) に、その内面側へ突出するディンプルまたは凸条からなる曲面部閉塞手段(5) が設けられたことを特徴とするインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブである。
【0005】
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、
前記インナーフィン(4) が、コルゲートフィンまたはオフセットフィンであり、偏平チューブ(3) の長手方向両端部には前記ディンプルまたは凸条が形成されず、その両端部がヘッダーの偏平チューブ挿通孔に挿通されて、その挿通部がろう付け固定されるインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブである。
【0006】
請求項3に記載の本発明は、断面が夫々一対づつの平行な長辺および短辺からなる矩形に形成された偏平チューブ(3a)と、
その偏平チューブ(3a)に内装され、その断面の内側短辺の高さに等しい高さを有し、その長辺の全長さに等しい幅を有する波型に曲折されたインナーフィン(4) と、
を具備するインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブである。
【0007】
請求項4に記載の本発明は、請求項3において、
前記偏平チューブ(3a)は、帯状金属板を幅方向に曲折形成して、その両縁部を接合したものからなり、その接合部(6) の外面側が段付きにならないように平坦に形成されたインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1〜図3は夫々本発明の第1〜第3の実施の形態を示す要部斜視図であり、図4は夫々の実施の形態におけるV−V矢視断面図である。
これらの実施の形態における偏平チューブ3は、夫々一対の対向する平坦面部1の両側間が外側に凸の曲面部2で一体に形成されてなる。そしてその偏平チューブ3の内部に挿入されるインナーフィン4は、図8(A)のコルゲート型のもの又は(B)のオフセット型のものが収納される。それらのインナーフィン4の幅は、偏平チューブ3の平坦面部1の幅に等しい。
【0009】
そして第1の実施の形態における偏平チューブ3は、幅方向両側に存在する曲面部2に偏平チューブ3の長手方向に間欠的に凸条5bがその内面側に曲折形成されている。
また図2の偏平チューブ3は、その両側に偏平チューブ3の長手方向両端を除き連続的な凸条5bがその内面側に形成されている。
さらに図3の偏平チューブ3は、その曲面部2にディンプル5aが定間隔で内面側に突設形成されている。
その結果、ディンプル5aまたは凸条5bによって図4に示す如く、曲面部2の少なくとも一部がインナーフィン4の幅方向端面に近接又は接触し、従来の図7におけるバイパス部7を無くすことができる。それによって、偏平チューブ3の各部には均一に流体が流通する。
【0010】
次に、図5は本発明の第4の実施の形態を示す要部横断面図であり、この例はその偏平チューブ3aが断面矩形に形成されたものである。即ち、帯状金属板を曲折形成してその断面の対向する短辺及び長辺が互いに平行に形成されると共に、曲折された両縁部を重ね合わせてその重ね合わせ部を溶接又はろう付け固定したものである。この重ね合わせ部は、一方の縁部が板厚分だけ内側に段付に形成され、その段付部に他方の縁部が重ね合わされる。そのため、その短辺の外面は面一に形成されている。このようにすることにより、偏平チューブ3aを図示しないヘッダーの偏平チューブ挿通孔に挿通したとき、その挿通部のろう付けが容易となる。即ち、偏平チューブ3aの断面外周が単純な矩形となり、ヘッダーの偏平チューブ挿通孔をその矩形に容易に整合させることができる。そして、その偏平チューブを偏平チューブ挿通孔に挿入したとき、その挿入部の隙間を均一に維持し、ろう付け性をよくし得る。
【0011】
次に、図6は本発明の第5の実施の形態を示し、この例は帯状金属板の両縁部が内側に断面L字状に折り曲げられたものである。そして夫々の縁部が突き合わされ、その突き合わせ部が溶接またはろう付け固定されたものである。この例も、偏平チューブ3aの短辺の外周が面一に形成され、偏平チューブ3aをヘッダーにろう付けする際、その液密性を容易に確保している。
さらには、偏平チューブを図示しない矩形の継目無し引抜き管で構成することもできる。或いは、一つの条材を矩形に曲折形成して端縁間を突き合わせ溶接することもできる。これらの場合、図5,図6と同様にインナーフィン4を挿入することができる。
【0012】
【発明の作用・効果】
請求項1に記載の本発明は、偏平チューブ3の曲面部2に曲面部閉塞手段5を設けたから、インナーフィン4の幅方向両側に形成される湾曲した空間が閉塞され、偏平チューブ3内に流通する流体が曲面部2に沿ってバイパスされることを防止し、偏平チューブ3内の各部に流体を均一に流通させることができる。
上記構成において、偏平チューブ3の長手方向両端部にはディンプルまたは凸条等の曲面部閉塞手段5を設けないものとすることができる。この場合には、その両端部をヘッダーの偏平チューブ挿通孔に挿通し、その挿通部を容易に液密にろう付け固定することができる。
【0013】
請求項3に記載の本発明は、偏平チューブ3aの断面を矩形に形成し、偏平チューブ3aの内面幅いっぱいにインナーフィン4が内装されたものであるから、偏平チューブ3a内の各部に均一に流体を流し得る。
上記構成において、偏平チューブ3aを帯状金属板から形成し、その幅方向両縁を接合し、その接合部外面側に段差がつかないように形成することができる。その場合には、偏平チューブ3aをヘッダーの偏平チューブ挿通孔にに挿通しその挿通部を液密に且つ容易にろう付け固定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブの要部斜視図。
【図2】同他の実施の形態を示すインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブの要部斜視図。
【図3】同さらに他の実施の形態を示すインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブの要部斜視図。
【図4】図1〜図3におけるV−V断面略図。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示すインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブの要部横断面図。
【図6】同第5の実施の形態を示すインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブの要部横断面図。
【図7】従来型インナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブの要部横断面図。
【図8】
夫々の偏平チューブ3,3aに収納されるインナーフィン4の要部斜視図。
【符号の説明】
1 平坦面部
2 曲面部
3 偏平チューブ
3a 偏平チューブ
4 インナーフィン
5 曲面部閉塞手段
5a ディンプル
5b 凸条
6 接合部
7 バイパス部
Claims (4)
- 一対の対向する平坦面部(1) の両側間が、外側に凸の曲面部(2) で一体に連結された偏平チューブ(3) と、
その偏平チューブ(3) の内部に挿入され、定間隔の波型に曲折されたインナーフィン(4) と、を有するインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブにおいて、
前記インナーフィン(4) の高さを、前記対向する一対の平坦面部(1) の内面高さに整合させると共に、その平坦面部(1) においてのみ、その全幅に前記インナーフィン(4) を配置し、
前記曲面部(2) に、その内面側へ突出するディンプルまたは凸条からなる曲面部閉塞手段(5) が設けられたことを特徴とするインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブ。 - 請求項1において、
前記インナーフィン(4) が、コルゲートフィンまたはオフセットフィンであり、偏平チューブ(3) の長手方向両端部には前記ディンプルまたは凸条が形成されず、その両端部がヘッダーの偏平チューブ挿通孔に挿通されて、その挿通部がろう付け固定されるインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブ。 - 断面が夫々一対づつの平行な長辺および短辺からなる矩形に形成された偏平チューブ(3a)と、
その偏平チューブ(3a)に内装され、その断面の内側短辺の高さに等しい高さを有し、その長辺の全長さに等しい幅を有する波型に曲折されたインナーフィン(4) と、
を具備するインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブ。 - 請求項3において、
前記偏平チューブ(3a)は、帯状金属板を幅方向に曲折形成して、その両縁部を接合したものからなり、その接合部(6) の外面側が段付きにならないように平坦に形成されたインナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002222114A JP2004061032A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | インナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002222114A JP2004061032A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | インナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004061032A true JP2004061032A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31942245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002222114A Pending JP2004061032A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | インナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004061032A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007147170A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Denso Corp | インタークーラ |
JP2009062486A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Lintec Corp | 両面粘着シート |
JP2011149684A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-08-04 | Showa Denko Kk | 蓄冷機能付きエバポレータ |
JP2016008726A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-01-18 | 株式会社ティラド | ヘッダプレートレス熱交換器用偏平チューブ |
CN105370668A (zh) * | 2015-12-11 | 2016-03-02 | 重庆东京散热器有限公司 | 一种油冷器散热管结构及其油冷器 |
JP2019530844A (ja) * | 2016-09-28 | 2019-10-24 | ザ コカ・コーラ カンパニーThe Coca‐Cola Company | プレートフィン熱交換器を用いて1つ又は複数の飲料成分を冷却するためのシステム及び方法 |
CN112259861A (zh) * | 2020-10-16 | 2021-01-22 | 康帅冷链设备科技江苏有限公司 | 一种电池模组固定储能柜 |
-
2002
- 2002-07-30 JP JP2002222114A patent/JP2004061032A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007147170A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Denso Corp | インタークーラ |
JP4670610B2 (ja) * | 2005-11-29 | 2011-04-13 | 株式会社デンソー | インタークーラ |
JP2009062486A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Lintec Corp | 両面粘着シート |
JP2011149684A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-08-04 | Showa Denko Kk | 蓄冷機能付きエバポレータ |
JP2016008726A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-01-18 | 株式会社ティラド | ヘッダプレートレス熱交換器用偏平チューブ |
CN105370668A (zh) * | 2015-12-11 | 2016-03-02 | 重庆东京散热器有限公司 | 一种油冷器散热管结构及其油冷器 |
JP2019530844A (ja) * | 2016-09-28 | 2019-10-24 | ザ コカ・コーラ カンパニーThe Coca‐Cola Company | プレートフィン熱交換器を用いて1つ又は複数の飲料成分を冷却するためのシステム及び方法 |
CN112259861A (zh) * | 2020-10-16 | 2021-01-22 | 康帅冷链设备科技江苏有限公司 | 一种电池模组固定储能柜 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4143966B2 (ja) | Egrクーラ用の偏平チューブ | |
JP4732609B2 (ja) | 熱交換器コア | |
US7854255B2 (en) | Heat exchanger | |
JP4602714B2 (ja) | 熱交換器 | |
JP2004028469A (ja) | 熱交換器コア | |
JP2002267383A (ja) | 積層型熱交換器 | |
JP2000234883A (ja) | 熱交換器 | |
JP2004061032A (ja) | インナーフィンを有する熱交換器用偏平チューブ | |
JP2004177061A (ja) | 排ガス冷却用熱交換器のウェーブフィン | |
JP2592519Y2 (ja) | 熱交換器の偏平チューブ | |
JP2000097589A (ja) | 熱交換器用チューブ | |
JP2573421Y2 (ja) | 熱交換器 | |
WO2019131571A1 (ja) | ヘッダープレートレス型熱交換器 | |
JP4061761B2 (ja) | 熱交換器用チューブおよび熱交換器コア | |
JP2000130984A (ja) | 熱交換器のヘッダパイプ | |
JP2000111294A (ja) | 復パス型熱交換器 | |
JPH11101594A (ja) | 空調用熱交換器 | |
JPH11294990A (ja) | 並設一体型熱交換器 | |
JPH0711332Y2 (ja) | 熱交換器 | |
JP2020003089A (ja) | 熱交換チューブ及び熱交換器 | |
JP2004198021A (ja) | 熱交換器 | |
JP2004190936A (ja) | 熱交換器用チューブ | |
JP2004108619A (ja) | 熱交換器 | |
JP2008267751A (ja) | 熱交換器 | |
JP2006214656A (ja) | 熱交換器の接合構造 |