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JP2004058299A - スクリーン印刷装置 - Google Patents

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JP2004058299A
JP2004058299A JP2002216329A JP2002216329A JP2004058299A JP 2004058299 A JP2004058299 A JP 2004058299A JP 2002216329 A JP2002216329 A JP 2002216329A JP 2002216329 A JP2002216329 A JP 2002216329A JP 2004058299 A JP2004058299 A JP 2004058299A
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JP
Japan
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paste
air
screen printing
discharge nozzle
printing apparatus
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Application number
JP2002216329A
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English (en)
Inventor
Takaaki Sakagami
坂上 隆昭
Masayuki Mantani
萬谷 正幸
Kunihiko Tokita
時田 邦彦
Shigetaka Abe
阿部 成孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】吐出したペーストの吐出ノズルからの分離を完全に行うことができ、乾燥したペーストが混入することによる印刷品質の不良を防止することができるスクリーン印刷装置を提供することを目的とする。
【解決手段】マクプレート上にクリーム半田を供給してスキージングを行うことにより基板にクリーム半田を印刷するスクリーン印刷装置において、シリンジ18の吐出ノズル18aからクリーム半田16を吐出して供給する吐出動作後に、吐出ノズル18aの下端部に垂下状態で付着した残留半田16aを、エアノズル20からエアを吹き付けることによって吐出ノズル18aから分離させる。これにより長時間付着状態にあって乾燥劣化したクリーム半田の混入を防止することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリーン印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品実装工程において、基板上にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷する方法としてスクリーン印刷が用いられている。この方法は、印刷対象部位に応じてパターン孔が設けられたスクリーンマスクを基板に当接させ、スクリーンマスク上にペーストを供給してスキージを摺動させることにより、パターン孔を介して基板上にペーストを印刷するものである。印刷に用いられるペーストは、スキージによる印刷動作を反復する過程において適宜マスクプレート上に供給される。供給方法としては、一般に吐出ノズルからペーストを吐出させ、マスクプレート上に落下させる方法が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記ペーストの供給においては、以下のような問題点があった。ペーストは一般に高粘度の液体であるため、吐出ノズルからの吐出動作を停止した後においても液切れが完全に行われず、粘性によって付着したペーストが吐出孔から垂下状態となったまま残留する。
【0004】
この残留ペーストは空気中に細長い形状で垂下していることから溶剤成分が蒸発して乾燥状態となり易く、この残留ペーストがそのまま放置されると、次回供給時に新たなペーストとともにマスクプレート上に供給され、印刷不良の原因となる。このような不具合を防止するため、吐出動作後に吐出ノズルの先端部をプレート状のカッタなどを用いて分離させる方法が用いられる。ところがこのような方法を用いても、分離動作時に粘性によりカッタに付着したペーストが乾燥状態でマスクプレート状のペーストに混入することが避けられず、上記不具合を完全に防止することは困難であった。
【0005】
そこで本発明は、吐出したペーストの吐出ノズルからの分離を完全に行うことができ、乾燥したペーストが混入することによる印刷品質の不良を防止することができるスクリーン印刷装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のスクリーン印刷装置は、パターン孔が設けられたマスクプレートを基板に当接させ、マスクプレート上にペーストを供給してスキージを摺動させることにより、パターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置であって、マスクプレートの上方に位置する吐出ノズルによって前記マスクプレートにペーストを供給するペースト供給手段と、前記吐出動作後に吐出ノズルの下端部に垂下状態で付着したペーストを気体の吹き出しによって吐出ノズルから分離させるペースト分離手段とを備えた。
【0007】
請求項2記載のスクリーン印刷装置は、請求項1記載のスクリーン印刷装置であって、前記ペースト分離手段は、前記垂下状態で付着したペーストを吹き飛ばすようにエアを吹き付けるエアノズルを備えたエア吹き付け機構である。
【0008】
請求項3記載のスクリーン印刷装置は、請求項1記載のスクリーン印刷装置であって、前記ペースト分離手段は、前記垂下状態で付着したペーストに対して異なる2方向からエアを吹き付けることによりこのペーストをエアの流体力によって切断して吐出ノズルから分離させるエアノズルを備えたエア吹き付け機構である。
【0009】
本発明によれば、吐出動作後に吐出ノズルの下端部に垂下状態で付着したペーストを気体の吹き出しによって吐出ノズルから分離させるペースト分離手段を備えることにより、吐出ノズルから吐出されたペーストを非接触で吐出ノズルから分離することができ、乾燥したペーストが混入することによる印刷品質の不良を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の断面図、図2、図4は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のペースト分離部の構成説明図、図3,図5は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置におけるペースト分離動作の動作説明図である。
【0011】
まず図1を参照してスクリーン印刷装置の構造を説明する。図1において、スクリーン印刷装置1は、基板位置決め部2の上方にスクリーン印刷部10を配設して構成されている。基板位置決め部2は、X軸テーブル3、Y軸テーブル4およびZθ軸テーブル5を段積みして構成されており、Zθ軸テーブル5の上面は基板6をクランパ7によって挟み込んで保持する基板載置部となっている。
【0012】
基板位置決め部2の上方には、スクリーン印刷部10が配設されている。スクリーン印刷部10は、ホルダ枠11に展張されたマスクプレート12を備えており、マスクプレート12には基板6の印刷部位に対応したパターン孔12aが設けられている。マスクプレート12上にはスキージユニット13が配設されており、スキージユニット13は図示しない移動手段により矢印a方向に往復移動する。スキージユニット13は2つのスキージ14を備えており、スキージ14はスキージ昇降機構15によって昇降する。
【0013】
マスクプレート12の上方には、ペースト供給部17が配設されている。ペースト供給部17はペーストであるクリーム半田16を貯溜したシリンジ18を備えており、シリンジ18の下端部に装着された吐出ノズル18aからクリーム半田16を吐出することにより、マスクプレート12上にクリーム半田16を供給する。ペースト供給部17は、吐出ノズルによって前記マスクプレートにペーストを供給するペースト供給手段となっている。基板6をマスクプレート12の下面に当接させた状態で、クリーム半田16が供給されたマスクプレート12上でスキージ14を摺動させることにより、基板6にはパターン孔12aを介してクリーム半田16が印刷される。
【0014】
次にペースト供給部17に設けられたペースト分離部19の構成および動作について、図2,図3を参照して説明する。図2(a)に示すように、シリンジ18の下部にはペースト分離部19が設けられており、ペースト分離部19はエアノズル20を備えている。エアノズル20はエア供給源22に接続されており、図2(b)に示すようにエアノズル20の先端面には複数のノズル孔20aが形成されている。
【0015】
エアノズル20は先端面をシリンジ18の吐出ノズル18aに近接させて配置されており、エア供給源22からエアを供給することにより、複数のノズル孔20aから吐出されるエアは、吐出ノズル18aから下垂する下垂線(矢印b)に方向に対して所定の吐出幅cで吐出される。
【0016】
スクリーン印刷動作を反復実行する過程においては所定インターバルでクリーム半田供給が行われ、図3(a)に示すように、シリンジ18からクリーム半田16をマスクプレート12上に吐出する。この吐出動作後には、図3(b)に示すように、吐出ノズル18aの下端部にはクリーム半田16が粘性によって垂下状態で付着したまま残留しやすい。この残留半田16aは溶剤成分が蒸発して乾燥状態となり易く、この残留半田16aがそのまま放置されると、次回供給時に新たなクリーム半田16とともにマスクプレート12上に供給され、印刷不良の原因となる。
【0017】
このような不具合を防止するため、残留半田16aの分離動作が行われる。すなわち、エアノズル20から吐出ノズル18aの下端部から垂下した残留半田16aに対してエアを吐出する。これにより、付着した残量半田16aはエアによって吹き飛ばされ、図3(c)に示すように吐出ノズル18aから分離する。すなわち、エア供給源22およびエアノズル20は、吐出ノズル18aに付着した残留半田16aを気体の吹き出しによって吐出ノズル18aから分離させるペースト分離手段となっている。
【0018】
そして残留半田16aの分離後には、図3(d)に示すように、吐出ノズル18aの下端部にはクリーム半田16の付着がほとんどなく、したがって乾燥することによって劣化したクリーム半田が印刷に使用されることがなく、乾燥によって劣化したクリーム半田が混入することによる印刷品質の不良を防止することができる。また上記分離動作は、カッタなどの固体部材を用いることなく非接触で行われるため、残留半田が他部材に付着して乾燥することがなく、乾燥により劣化したクリーム半田の発生がない。
【0019】
図4,図5は、ペースト分離部19の他の構成例を示している。図4(a)に示すように、ペースト分離部19Aは、シリンジ18を両側から挟む位置に2つのエアノズル23A,23Bを備えている。エアノズル23A,23Bはそれぞれ図2に示す例と同様のエア供給源22に接続されており、図4(b)に示すようにエアノズル23A,23Bの先端面には複数のノズル孔23aが形成されている。
【0020】
エアノズル23A,23Bは、それぞれのノズル孔23aの吐出線方向(矢印d、e)を、吐出ノズル18aに対してそれぞれ同一の角度αで傾けた配置となっている。エア供給源からエアを供給することにより、エアノズル23A,23Bのノズル孔23aから吐出されるエアは吐出ノズル18aの先端部に集中し、垂下状態のクリーム半田に対して両側から挟むように作用する。このとき流体力の合力は、吐出ノズル18aの吐出方向と略一致する。
【0021】
スクリーン印刷動作におけるクリーム半田供給では、図5(a)に示すように、シリンジ18からクリーム半田16がマスクプレート12上に吐出され、この吐出動作後には、図5(b)に示すように、吐出ノズル18aの下端部には残留半田16aが粘性によって垂下状態で付着したまま残留する。この残留半田16aの分離動作においては、図5(c)に示すように、エアノズル23A,23Bから、垂下状態の残留半田16aに対して両側からエアを吐出する。
【0022】
これにより、残量半田16aは2方向から吹き付けられるエアブローの流体力によって切断され、図4(a)に示すエアブローの合力方向(矢印f方向)に落下し、図5(c)に示すように吐出ノズル18aから分離する。すなわち、エア供給源22およびエアノズル23A,23Bは、吐出ノズル18aに付着した残留半田16aを気体の吹き出しによって吐出ノズル18aから分離させるペースト分離手段となっている。
【0023】
そしてこの例では、ペースト分離手段は、垂下状態で付着した残留半田16aに対して異なる2方向からエアを吹き付けることにより、この残留半田16aをエアの流体力によって切断して吐出ノズル18aから分離させるエアノズル23A,23Bを備えたエア吹きつけ機構となっている。
【0024】
このような2方向からのエア吹き付ける方法を採用することにより、以下に示すような効果を得る。すなわち1方向からのエア吹き出しでは、吹き出し圧力のまま垂下状態の残留半田16aを吹き出し方向に吹き飛ばしてしまい、吹き飛ばされた半田が装置内に飛散する不具合が生じやすい。更に、エアによってマスクプレート上に供給されたクリーム半田まで吹き飛ばす場合がある。これに対し、2方向からエアを集中して吹き付けることにより、残留半田の切断にエアの流体力を集中して作用させることができ、切断後の半田の飛散やマスクプレート上に供給されたクリーム半田の飛散を防止することができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、吐出動作後に吐出ノズルの下端部に垂下状態で付着したペーストを気体の吹き出しによって吐出ノズルから分離させるペースト分離手段を備えることにより、吐出ノズルから吐出されたペーストを非接触で吐出ノズルから分離することができ、乾燥したペーストが混入することによる印刷品質の不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の断面図
【図2】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のペースト分離部の構成説明図
【図3】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置におけるペースト分離動作の動作説明図
【図4】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のペースト分離部の構成説明図
【図5】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置におけるペースト分離動作の動作説明図
【符号の説明】
1 スクリーン印刷装置
6 基板
12 マスクプレート
16 クリーム半田
17 ペースト供給部
18 シリンジ
19,19A ペースト分離部
20、23A,23B エアノズル

Claims (3)

  1. パターン孔が設けられたマスクプレートを基板に当接させ、マスクプレート上にペーストを供給してスキージを摺動させることにより、パターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置であって、マスクプレートの上方に位置する吐出ノズルによって前記マスクプレートにペーストを供給するペースト供給手段と、前記吐出動作後に吐出ノズルの下端部に垂下状態で付着したペーストを気体の吹き出しによって吐出ノズルから分離させるペースト分離手段とを備えたことを特徴とするスクリーン印刷装置。
  2. 前記ペースト分離手段は、前記垂下状態で付着したペーストを吹き飛ばすようにエアを吹き付けるエアノズルを備えたエア吹き付け機構であることを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷装置。
  3. 前記ペースト分離手段は、前記垂下状態で付着したペーストに対して異なる2方向からエアを吹き付けることによりこのペーストをエアの流体力によって切断して吐出ノズルから分離させるエアノズルを備えたエア吹き付け機構であることを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷装置。
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