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JP2004046809A - Content utilization management system, server device and terminal device used for this system - Google Patents

Content utilization management system, server device and terminal device used for this system Download PDF

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JP2004046809A
JP2004046809A JP2003137063A JP2003137063A JP2004046809A JP 2004046809 A JP2004046809 A JP 2004046809A JP 2003137063 A JP2003137063 A JP 2003137063A JP 2003137063 A JP2003137063 A JP 2003137063A JP 2004046809 A JP2004046809 A JP 2004046809A
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Pending
Application number
JP2003137063A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Ryuichi Okamoto
岡本 隆一
Yasushi Miura
三浦 康史
Senichi Onoda
小野田 仙一
Toru Nakahara
中原 徹
Mitsuhiro Inoue
井上 光啓
Akio Azuma
東 吾紀男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a content utilization management system which reduces the load on a terminal device of a user and copes with a various kinds of services of content utilization. <P>SOLUTION: A right to use purchased by the user is managed by a right management server 20a. License information, which is a part of the right to use, is transmitted to a user terminal 30a from the right management server 20a. Utilization control of the content is conducted in the user terminal 30a based on this license information. Besides, the user terminal 30a returns this license information to the right management server 20a. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ利用管理システム等に関し、より特定的には、コンテンツの利用を要求したユーザの端末装置に対して、一定の利用条件下でコンテンツの利用を可能にするライセンス情報を、管理装置から通信ネットワークを介して配信するコンテンツ利用管理システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、音楽や、映像、ゲームなどのデジタル著作物をインターネットや、デジタル放送などで配信するシステムが開発され、その一部は、実用化の段階を迎えている。また、これらのコンテンツの配信に当たり、著作権保護の観点から、配信したコンテンツの再生回数や移動、複製などを制限するコンテンツ利用制御の方式が併せて検討されている。
【0003】
従来のデジタルコンテンツ配信システムでは、各ユーザのコンテンツに対する利用条件を、コンテンツと共にユーザ端末に配信して、ユーザ端末で全てを管理するようにモデル化されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
例えば、あるユーザが、映画”Matrix”(R)について3回視聴する権利を購入する場合には、ユーザ端末は、映画”Matrix”のコンテンツと共に、「Matrixを3回視聴可能」であることを示す利用条件を配信サーバから受信し、コンテンツの再生をこの利用条件に従って管理する。配信サーバは、ユーザ端末に上記利用条件を配信した以降は、ユーザの利用条件に関与しない。
【0005】
コンテンツ”Matrix”を視聴する場合には、ユーザ端末は、1回視聴する毎にユーザ端末自信で管理している利用条件の視聴可能回数を1ずつ減じる処理を行い、視聴可能回数が0になった時点で、視聴を不許可とする処理を行う。
【0006】
従来のデジタルコンテンツ配信システムはこういった方式であり、各ユーザのコンテンツに対する利用条件は、全てユーザ端末において管理されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−48076号公報(第1頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術においては、各ユーザの利用条件を全てユーザ端末で管理する場合には、ユーザ端末での複雑な利用条件管理が必須である。このような機能をユーザ端末に実装することは、携帯電話等のポータブル機器や、家電機器などにおいては大きな負担となり得る。
【0009】
また、ユーザの利用条件を全てユーザ端末で管理する場合には、利用条件をユーザに配信する際にサーバ装置に1回アクセスするだけである。この結果、サーバ装置では、実際にユーザが端末で利用したか、あるいはどのような頻度で利用したかについての情報(以下、「利用状況」と呼ぶ)は、ほとんど把握できず、以降のコンテンツや利用条件の配信サービスに役立てることができない。
【0010】
また、各ユーザのコンテンツに対する利用条件を、全てユーザ端末において管理する場合には、利用条件が管理されている端末以外の端末においては、コンテンツを視聴することができない。そのため、ユーザが複数の端末を所有する場合には、ユーザが購入した、コンテンツを視聴する権利を、それら複数の端末間で共有することができないという問題点がある。
【0011】
つまり、従来のシステムでは、ユーザの端末装置に大きな負荷がかかるだけでなく、コンテンツ利用の種々のサービスに対処できないという問題がある。
【0012】
本発明は、こうした従来の技術の問題点を解決するものであり、ユーザの端末装置に係る負荷を軽減し、しかもコンテンツ利用の種々のサービスに対処することができるコンテンツ利用管理システム等を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るコンテンツ利用管理システムは、デジタル著作物であるコンテンツを利用する端末装置と前記コンテンツの前記端末装置における利用を管理するサーバ装置とからなるコンテンツ利用管理システムであって、前記サーバ装置は、前記端末装置を使用するユーザ毎のコンテンツの利用条件を示すライセンス情報を記憶するライセンス情報記憶手段と、ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザに対応する前記ライセンス情報が示す利用条件の一部又は全部を示す権利情報であるライセンスチケットを生成し、前記端末装置に送信するライセンスチケット発行手段と、前記ライセンスチケット生成手段が生成するライセンスチケットに対して、当該ライセンスチケットの権利が消失したときにおける前記サーバ装置への返却の要否を表す返却情報を設定する返却情報設定手段とを備え、前記端末装置は、ユーザの指示に従って、前記サーバ装置にコンテンツの利用を要求する利用要求手段と、前記サーバ装置から送信されてきたライセンスチケットを受信する受信手段と、受信されたライセンスチケットが示す利用条件に従って、コンテンツの利用を制御するコンテンツ利用制御手段と、受信されたライセンスチケットが示す返却情報に従って、前記サーバ装置にライセンスチケットの返却を要求するライセンスチケット返却要求手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
このような構成によって、ユーザの端末装置に係る負荷を軽減するだけでなく、ライセンスチケットの返却やライセンスチケットの発行要求によるサーバ装置へのアクセス頻度が高くなり、コンテンツ利用の種々のサービスに対処することができる。
【0015】
なお、本明細書において、コンテンツの「利用」は、コンテンツの「再生」、「移動」、「複製」や、電子書籍等のコンテンツの「印刷」等、コンテンツを使用する全ての操作を含むものとして使用する。
【0016】
ここで、本発明に係るコンテンツ利用管理システムにおいて、前記利用要求手段は、要求するコンテンツの利用量を前記サーバ装置に送信することによって前記要求をし、前記ライセンスチケット発行手段は、前記利用要求手段から送信されてきた利用量に従ってライセンスチケットを生成し、前記端末装置に送信することを特徴とするのが好ましい。
【0017】
また、本発明に係るコンテンツ利用管理システムは、前記コンテンツの利用量には、当該コンテンツの利用回数が含まれることを特徴としたり、前記コンテンツの利用量には、当該コンテンツの累積利用時間が含まれることを特徴としたりすることができる。
【0018】
また、本発明に係るコンテンツ利用管理システムは、前記ライセンスチケットが示す利用条件には、前記ライセンス情報が示す利用条件で定められる有効期間の全部又は一部が設定された当該ライセンスチケットの有効期間が含まれることを特徴とすることもできる。
【0019】
また、本発明に係るコンテンツ利用管理システムにおいて、前記利用要求手段は、前記利用量とともに、コンテンツの利用制御に関する当該端末装置の能力を示す能力情報を前記サーバ装置に送信し、前記ライセンスチケット発行手段は、前記利用要求手段から送信されてきた能力情報に従って、前記ライセンスチケットを生成し、前記端末装置に送信することを特徴としてもよい。
【0020】
また、本発明に係るコンテンツ利用管理システムは、前記能力情報には、前記端末装置がセキュアなクロックを備えるか否かを示す情報が含まれることを特徴とすることもできる。
【0021】
また、本発明に係るコンテンツ利用管理システムは、前記能力情報には、前記端末装置がセキュアな記録媒体への格納手段を備えるか否かを示す情報が含まれることを特徴としてもよい。
【0022】
また、本発明に係るコンテンツ利用管理システムにおいて、前記ライセンスチケット発行手段は、前記利用要求手段から能力情報を受け取った場合に、その能力情報が示す能力に対応させて、端末装置でのライセンスチケットの取り扱いを指示したライセンスチケット状態情報を当該ライセンスチケットに含ませて前記端末装置に送信することを特徴とすることもできる。
【0023】
また、本発明に係るコンテンツ利用管理システムは、前記ライセンスチケット状態情報には、当該ライセンスチケットを記録媒体に書き込まずに即座に消費しなければならない旨のフラグが含まれることを特徴としてもよい。
【0024】
なお、本発明は、このようなコンテンツ利用管理システムや、デジタルコンテンツ配信システムとして実現することができるだけでなく、このようなシステムを構成するサーバ装置や端末装置として実現したり、サーバ装置や端末装置が備える特徴的な手段をステップとするコンテンツ利用管理方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのはいうまでもない。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるデジタルコンテンツ配信システムの全体構成を示すブロック図である。
【0026】
図1に示されるように、デジタルコンテンツ配信システム1aは、デジタル化された著作物(コンテンツ)をコンテンツ配信に関わる事業者αが暗号化した上でユーザβに対して配信したり、ユーザβが購入したコンテンツ毎の利用権利(ライセンス)を事業者αが管理し、コンテンツを利用するためのライセンスチケット(License Ticket、以下、「LT」とも記す。)をユーザの要求に基づいて配信し、LTに含まれる利用条件の範囲内でコンテンツを利用できるようにすることで、コンテンツの著作権を保護するシステムであり、少なくとも1つのコンテンツサーバ10と、少なくとも1つの権利管理サーバ20aと、少なくとも1つのユーザ端末30aと、これらのコンテンツサーバ10、権利管理サーバ20a及びユーザ端末30aを通信可能に接続する伝送路40とを備えている。
【0027】
コンテンツサーバ10は、コンテンツ配信に関わる事業者α側に設置されるコンピュータ装置である。具体的には、コンテンツサーバ10は、暗号鍵で暗号化されたコンテンツと、コンテンツIDとを対応付けたコンテンツデータ60を予め複数保持し、コンテンツ配信の要求を発したユーザ端末30aに対して、要求されたコンテンツデータ60の配信を行う。
【0028】
図2は、図1に示されるコンテンツデータ60のフォーマット構成を示す図である。
図2に示されるように、コンテンツデータ60は、コンテンツID61と、暗号化コンテンツ62等とから成る。コンテンツID61は、デジタルコンテンツ配信システム1a内において、コンテンツを一意に特定するためのIDである。
暗号化コンテンツ62は、音楽データや、映像データ等のコンテンツを暗号鍵で暗号化したものである。したがって、コンテンツを再生(利用)するためには、暗号鍵とペアのコンテンツ復号鍵が必要となる。
【0029】
なお、暗号化されるコンテンツは、音楽データや、映像データに限られたものではなく、電子新聞、電子マガジン、電子BOOK、電子マップ、電子辞書、静止画、ゲーム、コンピュータ用ソフトウェア等のデジタルコンテンツであってもよい。また、この実施の形態1では伝送路40を介してコンテンツデータ60を取得するとして説明するが、コンテンツデータ60の取得方法について特にこれに限定されるものではなく、CD−ROM等の記録媒体を介して取得するとしてもよい。
【0030】
権利管理サーバ20aは、コンテンツサーバ10と同じく事業者α側に設置され、コンテンツ配信サービスを受けるユーザβのコンテンツに対する利用権利を管理するコンピュータ装置である。具体的には、権利管理サーバ20aは、ユーザβが購入したコンテンツ毎の利用権利を管理し、ユーザ端末30aからのLT発行要求70aに応じて、その利用権利の一部又は全部と、コンテンツ復号鍵等とを、LT80aとしてユーザ端末30aに配信したり、ユーザ端末30aからLTと、そのLTを返却する旨を表す識別子等とからなるLT返却要求90aを受信し、利用権利を更新したりする。なお、LT80a等については、後で詳しく説明を行う。
【0031】
ユーザ端末30aは、ユーザβ側に設置され、コンテンツ配信サービスを受けるコンピュータ装置である。具体的には、ユーザ端末30aは、コンテンツ配信の要求をコンテンツサーバ10に送信してコンテンツサーバ10からコンテンツデータ60の配信を受けたり、コンテンツの利用に当たってLT発行要求70aを権利管理サーバ20aに送信してLT80aを受け取り、LT80aに含まれるLT利用条件の範囲でコンテンツを再生したり、LT返却要求90aを権利管理サーバ20aに送信したりする。
【0032】
伝送路40は、有線伝送路又は無線伝送路であり、権利管理サーバ20a及びコンテンツサーバ10と、ユーザ端末30aとをデータ通信可能に接続するものである。
【0033】
なお、ユーザ端末30aは、上記のLT発行要求70aやLT返却要求90aなどのリクエストを送信するに際して、権利管理サーバ20aとの間で例えばSSL(Secure Sockets Layer)などによる相互認証形式のプロトコルを用いてセッション鍵を共有し、このセッション鍵でユーザ端末30aからのリクエストや、権利管理サーバ20aからのLT80aなどのレスポンスを暗号通信することによりSAC(Secure Authenticated Channel:認証付き安全な通信路)を形成し、盗聴やなりすましを防止するように構成されている。
【0034】
図3は、図1に示される権利管理サーバ20aの具体的な構成を示す機能ブロック図である。
図3に示されるように、権利管理サーバ20aは、ユーザ情報データベース21と、利用権利データベース22aと、ユーザ特定部23と、LT生成部24aと、返却フラグ設定部25aと、LT解析部26aと、利用権利更新部27aと、通信部28等とから構成される。
【0035】
ユーザ情報データベース21は、このデジタルコンテンツ配信システム1aの会員として登録したユーザβのユニークなユーザIDと、そのユーザβが使用するユーザ端末のユニークな端末IDとを対応付けて管理するためのデータベース(以下、「DB」とも記す。)である。
【0036】
図4は、ユーザ情報データベース21の具体的構成を示す図である。
図4に示されるように、ユーザ情報データベース21は、ユーザβがどのユーザ端末30aを所有するかを管理するためのデータベースであり、ユーザID211と、端末ID212等とから構成される。
【0037】
ユーザID211は、デジタルコンテンツ配信システム1a内において、ユーザβを一意に特定するIDである。また、端末ID212は、デジタルコンテンツ配信システム1a内において、ユーザ端末30aを一意に特定するIDである。
【0038】
図4では、例えば、ユーザID「XXXAAA」で特定されるユーザβは、端末ID「XXX111」を有する端末と、端末ID「XXX222」を有する端末の2つの端末を所有することを表している。また、ユーザID「XXXBBB」で特定されるユーザβは、端末ID「XXX333」を有する端末だけを所有することを表している。
【0039】
ユーザ情報データベース21へのデータ登録は、ユーザβが、事業者αが運営するコンテンツ配信サービスを受けるために、会員登録処理をする際に行われる。この会員登録処理は、ユーザβが、伝送路40を通じて事業者αと通信して行われてもよいし、会員登録用書類の送付等、他の形態で行われてもよいものとする。会員登録処理では、まず、事業者αが、ユーザβに対し、ユーザID211を割り当てる。その後、ユーザβが所有するユーザ端末30aの端末ID212が、通信もしくは書類等により、事業者αに対して通知され、この通知された端末ID212と、先程ユーザβに割り当てたユーザID211とが関連付けられてユーザ情報データベース21に登録される。以上のような会員登録処理を行った結果、図4に示すような、ユーザ情報データベース21が構築される。
【0040】
図3に示される利用権利データベース22aは、ユーザβが購入したコンテンツの利用権利222aをユーザIDと対応付けて管理するデータベースである。
【0041】
図5は、利用権利データベース22aの具体的構成を示す図である。
図5に示されるように、利用権利データベース22aは、ユーザβを特定するユーザID221aと、そのユーザが購入した利用権利の内容を表す利用権利222a等とからなる。
【0042】
利用権利222aは、利用権利222aのIDである利用権利ID2221aと、利用権利222aの対象となるコンテンツのコンテンツID2222aと、そのコンテンツを復号するためのコンテンツ復号鍵2223aと、利用権利222aの有効な期間を示す利用権利有効期間2224aと、LT80aに設定されるLT有効期間を利用権利有効期間2224a以下の短期間に制限するためのLT有効期間幅2225aと、コンテンツを再生可能な回数である再生可能回数2226aと、利用権利222aから発行可能なLT80aの数を示すLT発行可能数2227aと、ユーザ端末30aに対して現在発行状態にあるLT80aの数を示す発行状態LT数2228aとから成る。
【0043】
図5では、例えば、ユーザID211aが「XXXAAA」で特定されるユーザβは、利用権利ID2221aに「XXX001」と「XXX002」とがそれぞれ設定された2つの利用権利222aを所有している状態を示している。この利用権利ID2221aが「XXX001」である利用権利222aは、コンテンツID61が「XXX111」であるコンテンツを対象とした権利であり、そのコンテンツを復号するためのコンテンツ復号鍵2223aが「XXX221」、利用権利の有効期間が「2002/05/01.12.00.00〜2003/04/30.12.00.00」、LT有効期間幅2225aが「1日」、コンテンツを再生可能な残りの回数が「5回」、その利用権利222aから発行可能なLT80aの数が「∞」(無限回発行可能)、発行状態にあるLT80aの数が「2」であることを表している。
【0044】
これに対して、利用権利ID2221aが「XXX002」である利用権利222aは、コンテンツID61が「XXX112」であるコンテンツを対象とした権利であり、そのコンテンツを復号するためのコンテンツ復号鍵2223aが「XXX222」、利用権利の有効期間が「2002/05/01.12.00.00〜2003/04/30.12.00.00」、LT有効期間幅2225aが「制限なし」、コンテンツを再生可能な残りの回数が「10回」、その利用権利222aから発行可能なLT80aの数が「3」、発行状態にあるLT80aの数が「0」であることを表している。
【0045】
また、ユーザID211aが「XXXBBB」で特定されるユーザβは、利用権利ID2221aに「XXX003」が設定された1つの利用権利222aだけを所有している状態を示している。この利用権利ID2221aが「XXX003」である利用権利222aは、コンテンツID61が「XXX113」であるコンテンツを対象とした権利であり、そのコンテンツを復号するためのコンテンツ復号鍵2223aが「XXX223」、利用権利の有効期間が「2003/01/01.00.00.00〜2003/12/31.24.00.00」、LT有効期間幅2225aが「2日」、コンテンツを再生可能な残りの回数が「8回」、その利用権利222aから発行可能なLT80aの数が「3」、発行状態にあるLT80aの数が「0」であることを表している。
【0046】
ここで、LT有効期間幅2225aは、事業者αが基本的にユーザの保持している権利の有効期間よりも短く設定する情報である。より具体的には、LT有効期間幅2225aは、権利管理サーバ20aにおいて権利を発行してからユーザ端末30aで利用してよい期間の幅であり、例えば1日、2日、1週間など利用権利有効期間2224aよりも短い期間の幅が設定されたり、制限なし、すなわち利用権利有効期間2224aと同じ期間の幅が設定されたりする。この事業者αが設定するLT有効期間幅2225aによりLT80aの有効期間が切れるため、これを短く設定することによってLT返却要求90aやLT発行要求70aによる権利管理サーバ20aへのアクセス頻度を変えることが可能となる。
【0047】
また、再生可能回数2226aは、ユーザβが購入した際の初期値からLT80aに切り出された分ずつ減算され、LT返却要求90aにより返却されたLT80aに含まれる分ずつ加算される。
【0048】
また、発行状態LT数2228aの初期値は「0」であり、権利管理サーバ20aからユーザ端末30aに対し、LT80aが発行された場合に「1」加算され、ユーザ端末30aから権利管理サーバ20aにLT80aが返却された場合に「1」減算される。
【0049】
図3に示されるユーザ特定部23は、ユーザ端末30aから送信されてくるLT発行要求70aや、LT返却要求90aを通信部28を介して受信すると、ユーザ情報データベース21を参照し、受信したLT発行要求70aやLT返却要求90aに含まれる端末IDをもとに、ユーザβ(ユーザID)を特定する。
【0050】
LT生成部24aは、ユーザ端末30aから送信されてくるLT発行要求70aを通信部28を介して受信した場合、利用権利データベース22aに管理されている利用権利から、LT80aの主要部を生成する手段である。
【0051】
返却フラグ設定部25aは、LT生成部24aが生成したLT80aに含まれる返却フラグに「要返却」あるいは「返却不要」の情報を設定する手段である。
具体的には、返却フラグ設定部25aは、生成されたLT80aの元となった利用権利データベース22aで管理される利用権利に含まれるLT発行可能数が有限値の場合及びLT80aに設定されるLT有効期間の終期が利用権利有効期間の終期より早い場合の少なくとも一方に該当する場合には返却フラグに「要返却」と設定し、LT発行可能数が「∞」で、かつLT有効期間の終期が利用権利有効期間の終期と同じである場合には「返却不要」と設定する。
【0052】
図6は、LT生成部24a及び返却フラグ設定部25aによって生成されるLT80aの具体的構成を示す図である。
図6に示されるように、LT80aは、LTヘッダ81aと、LT利用条件82aと、コンテンツ復号鍵83aとから構成される。
【0053】
LTヘッダ81aは、利用権利ID811aと、コンテンツID812aと、返却フラグ813aとから構成される。
【0054】
利用権利ID811aには、LT80aを発行する元となった利用権利222aの利用権利ID2221aが格納される。
【0055】
コンテンツID812aには、LT80aを使用することで再生可能となるコンテンツのコンテンツIDが格納される。
【0056】
返却フラグ813aには、LT80aを権利管理サーバ20aに返却する必要があるかどうかを示す情報が記述される。なお、返却フラグ813aに関しては、返却フラグ設定部25aによって情報が設定される。ユーザ端末30aは、返却フラグ813aに基づいて、LT80aを権利管理サーバ20aに返却するかどうかを決定する。
【0057】
LT利用条件82aは、LT有効期間821aと、再生可能回数822aとから構成される。
【0058】
LT有効期間821aには、LT80aが有効である期間が格納される。このLT有効期間821aは、利用権利222aの利用権利有効期間2224a及びLT有効期間幅2225aと、LT発行要求70aを通信部28が受信した時刻とに基づいて定められる。
【0059】
再生可能回数822aには、コンテンツを再生可能な回数が格納される。
コンテンツ復号鍵83aには、コンテンツを復号するための鍵が格納される。
このように構成されたLT80aは、権利管理サーバ20aからユーザ端末30aに対して送信され、ユーザ端末30aは、このLT80aを使用して、コンテンツの再生を行う。
【0060】
ここで、LT有効期間821aの生成手法をより具体的に説明する。
図7は、利用権利222aのLT有効期間幅2225aと、LT80aに設定されるLT有効期間821aとの関係を示す図である。
【0061】
利用権利データベース22aのLT有効期間幅2225aが利用権利有効期間2224aより短い場合(例えば、1日、2日等)において、ユーザβからのLT発行要求70aを受信したタイミングが利用権利有効期間2224aの始期付近にあるとき(図7(a)の状態)についてまず説明する。すなわち、図7(a)に示されるように、LT発行要求70aを受信した時刻(要求時刻)が利用権利有効期間2224aの始期より早く、要求時刻を始期とするLT有効期間幅2225aの終期が利用権利有効期間2224aの始期より遅い場合である。この場合には、LT有効期間821aの開始時刻(始期)にユーザβが保持する利用権利有効期間2224aの開始時刻(始期)を設定し、LT有効期間821aの終了時刻(終期)に要求時刻を起算点とするLT有効期間幅2225aの終期(要求時刻+LT有効期間幅2225a)を設定する。したがって、この場合、LT80aのLT有効期間821aは、LT有効期間幅2225aよりも短くなる。
【0062】
次に利用権利データベース22aのLT有効期間幅2225aが利用権利有効期間2224aより短い場合において、ユーザβからのLT発行要求70aを受信したタイミングが利用権利有効期間2224aの始期や終期付近にないとき(図7(b)の状態)について説明する。すなわち、図7(b)に示されるように、LT発行要求70aを受信した時刻(要求時刻)が利用権利有効期間2224aの始期より遅く、要求時刻を始期とするLT有効期間幅2225aの終期が利用権利有効期間2224aの終期よりも早い場合である。この場合には、LT有効期間821aの開始時刻(始期)に要求時刻を設定し、LT有効期間821aの終了時刻(終期)に要求時刻を起算点とするLT有効期間幅2225aの終期(要求時刻+LT有効期間幅2225a)を設定する。したがって、この場合、LT80aのLT有効期間821aは、LT有効期間幅2225aと一致する。
【0063】
次に利用権利データベース22aのLT有効期間幅2225aが利用権利有効期間2224aより短い場合において、ユーザβからのLT発行要求70aを受信したタイミングが利用権利有効期間2224aの終期付近にあるとき(図7(c)の状態)について説明する。すなわち、図7(c)に示されるように、LT発行要求70aを受信した時刻(要求時刻)が利用権利有効期間2224aの終期より早く、要求時刻を始期とするLT有効期間幅2225aの終期が利用権利有効期間2224aの終期より遅い場合である。この場合には、LT有効期間821aの開始時刻(始期)に要求時刻を設定し、LT有効期間821aの終了時刻(終期)に利用権利有効期間2224aの終期を設定する。したがって、この場合、LT80aのLT有効期間821aは、LT有効期間幅2225aよりも短くなる。
【0064】
次に、利用権利データベース22aのLT有効期間幅2225aが制限なしの場合(図7(d)の状態)について説明する。この場合には、要求時刻と関係なく、図7(d)に示されるように、LT有効期間821aの開始時刻(始期)に利用権利有効期間2224aの始期を設定し、LT有効期間821aの終了時刻(終期)に利用権利有効期間2224aの終期を設定する。したがって、この場合、LT80aのLT有効期間821aは、利用権利有効期間2224aと一致する。
【0065】
なお、いうまでもないが、要求時刻≦X≦(要求時刻+LT有効期間幅2225a)を満たすXと、利用権利有効期間2224aの始期≦Y≦(利用権利有効期間2224aの終期を満たすYとがX∩Y=φの場合は、LT有効期間821aは空集合、すなわちLT80a発行不可と判断する。
【0066】
また、本実施の形態1では図7の(a)、図7(c)の場合に利用権利有効期間2224a外の期間はNG(利用不可)としたが、サービス及びコンテンツプロバイダの意向により独自のルールでLT有効期間幅2225aと同じLT有効期間821aを設定するとしてもよい。
【0067】
さらに、LT有効期間幅2225aを所定のルールで予め決めるとしたが、時々刻々の状況(コンテンツホルダの意向:コンテンツの利用のされ方、利用状況の把握したいレベルの変化、あるいはユーザの利用状況)などにより、LT有効期間821aを適宜可変で生成する構成としてもよい。
【0068】
図3に示されるLT解析部26aは、ユーザ端末30aから返却されたLT80aの内容を解析する手段である。
利用権利更新部27aは、ユーザ端末30aに対しLT80aを発行した場合や、LT80aがユーザ端末30aから返却された場合に、利用権利222aの内容を更新する。更新の内容に関しては、後で説明を行う。
【0069】
通信部28は、伝送路40を介して、ユーザ端末30aと通信する。具体的には、通信部28は、伝送路40を介してユーザ端末30aと通信する通信インターフェースであって、ユーザ端末30aから送信されてきたLT発行要求70aや、LT返却要求90a等のリクエストを解析したり、その結果に応じてユーザ特定部23、LT生成部24a、利用権利更新部27aに処理を依頼したり、LT生成部24a及び返却フラグ設定部25aによって生成されたLT80aをユーザ端末30aに配信したり、ユーザ端末30aとの間でSACを形成し、上述したリクエストやレスポンスをセッション鍵で暗号化した上で暗号通信したりする。
【0070】
図8は、図1に示されるユーザ端末30aの具体的な構成を示す機能ブロック図である。
図8に示されるように、ユーザ端末30aは、コンテンツデータベース301と、LTデータベース302aと、端末ID蓄積部303aと、LT取得部304aと、LT返却部305aと、LT更新部306aと、返却フラグ判定部307aと、コンテンツ利用可否判定部308aと、復号鍵取得部309と、コンテンツ復号部310と、コンテンツ再生部311と、通信部312と、GUI313とから構成される。
【0071】
コンテンツデータベース301は、コンテンツサーバ10から配信されたコンテンツデータ60を登録し、管理するデータベースである。
LTデータベース302aは、権利管理サーバ20aにより発行されたLT80aをセキュアに管理するデータベースである。
【0072】
端末ID蓄積部303aは、ユーザ端末30aを一意に特定するIDである端末IDを予め蓄積する手段である。
LT取得部304aは、LT発行要求70aを生成し、権利管理サーバ20aに送信することにより、権利管理サーバ20aからLT80aを取得する手段である。
【0073】
図9は、LT発行要求70aによって生成されるLT発行要求70aの具体的構成を示す図である。
図9に示されるように、LT発行要求70aは、LT発行要求識別子71と、端末ID72と、コンテンツID73と、希望再生可能回数74a等とからなる。
【0074】
LT発行要求識別子71には、このデータがLT発行要求70aであることを示す情報が格納される。端末ID72には、このLT発行要求70aを発信するユーザ端末30aの端末IDが格納される。コンテンツID73には、取得するLT80aを使用して再生を行うコンテンツのコンテンツIDが格納される。希望再生可能回数74aには、取得するLT80aの再生可能回数に設定を希望する値が格納される。
【0075】
図8に示されるLT返却部305aは、LT返却要求90aを生成し、権利管理サーバ20aに送信することにより、権利管理サーバ20aへLT80aを返却する手段である。
【0076】
図10は、LT返却部305aによって生成されるLT返却要求90aの具体的構成を示す図である。
図10に示されるように、LT返却要求90aは、LT返却要求識別子91と、端末ID92と、LT93a等とから成る。
【0077】
LT返却要求識別子91には、このデータが、LT返却要求90aであることを示す情報が格納される。端末ID92には、LT返却要求90aを発信するユーザ端末30aの端末IDが格納される。LT93aには、返却するLTそのものが格納される。
【0078】
図8に示されるLT更新部306aは、LT80aの内容を更新する手段である。具体的には、LT更新部306aは、コンテンツの再生を行った後に、LT80a内の再生可能回数の値を「1」減じる処理を行うものである。
【0079】
返却フラグ判定部307aは、LT80a内の返却フラグを参照し、LT80aを権利管理サーバ20aへ返却する必要があるかどうかを決定する手段である。
【0080】
コンテンツ利用可否判定部308aは、LT80a内のLT有効期間と再生可能回数とを参照し、コンテンツが再生可能かどうかを判定する。具体的には、コンテンツ利用可否判定部308aは、現在時刻がLT有効期間821a内であり、かつ、再生可能回数822aの値が「1」以上の場合において、コンテンツの再生は可能と判定するものとする。
【0081】
なお、ユーザ端末30aは、コンテンツ利用可否判定部308aが現在時刻を取得できるよう、セキュアな時計機能を有しているものとする。また、ユーザ端末30aが時計機能を有していない場合は、ユーザ端末30aは、LT有効期間821aを無視して、LT80a内の再生可能回数822aに基づいて再生可能か否かを判定する実装としてもよいし、無条件に再生不可能と判定する実装としてもよい。
【0082】
復号鍵取得部309は、LT80aからコンテンツを復号するための鍵であるコンテンツ復号鍵を取り出す手段である。
【0083】
コンテンツ復号部310は、コンテンツデータベース301からコンテンツを取り出し、復号鍵取得部309が取得したコンテンツ復号鍵2223aを用いて、暗号化コンテンツ62を復号する手段である。
【0084】
コンテンツ再生部311は、コンテンツ復号部310が復号したコンテンツを再生する手段であり、図示しないスピーカやディスプレイにより、音楽や映像が出力される。
【0085】
通信部312は、伝送路40を介して、コンテンツサーバ10や、権利管理サーバ20aと通信を行う手段である。具体的には、通信部312は、伝送路40を介してコンテンツサーバ10及び権利管理サーバ20aと通信する通信インターフェースであって、コンテンツサーバ10から送信されてきたコンテンツデータ60や、権利管理サーバ20aから送信されてきたLT80a等のレスポンスを解析したり、その結果に応じてコンテンツデータベース301、LT取得部304a、GUI313に処理を依頼したり、LT取得部304aによって生成されたLT発行要求70aや、LT返却部305aによって生成されたLT返却要求90aを権利管理サーバ20aに送信したり、権利管理サーバ20aとの間でSACを形成し、上述したリクエストやレスポンスをセッション鍵で暗号化した上で暗号通信したりする。
【0086】
GUI313は、液晶ディスプレイと、キーボードやマウス等のユーザ操作入力部とから構成され、液晶ディスプレイの画面上に種々のボタンや情報を視覚的に判断しやすいように表示し、ユーザ操作入力部を通じてユーザの指示を受け付ける。
【0087】
次に、フローチャートを用いて、デジタルコンテンツ配信システム1aの各部動作について順次説明を行う。なお、ここでは、ユーザβについてのユーザ登録(端末ID、ユーザIDの登録)の手続や、ユーザ端末30aへの所望のコンテンツの配信、当該コンテンツの利用権利の購入手続については終わっているものとして説明する。
【0088】
まず、本実施の形態1におけるデジタルコンテンツ配信システム1aにおいて、ユーザ端末30aが、権利管理サーバ20aからLT80aを取得する際の動作(LT取得プロセス)について説明する。
図11は、LT取得プロセスの動作を示すフローチャートである。
【0089】
S1001:ユーザβからのLT取得指示をGUI313を通して受信すると、LT取得部304aは、ユーザβからのLT取得指示に応じて、LT発行要求70aを生成し、通信部312を介して権利管理サーバ20aに送信する。
【0090】
このユーザβからのLT取得指示には、ユーザβがLT80aを取得し再生を希望するコンテンツのコンテンツID61と、LT発行要求70a内の希望再生可能回数74に記述する値を指定する情報が含まれている。このようなLT取得指示は、例えば図12に示されるように、GUI313が表示するメニュー画面においてユーザβがLT取得ボタン53aをクリック操作し、このクリック操作によって呼び出される不図示のLT取得メニュー画面において一覧表示されるコンテンツデータベース301に登録されコンテンツデータ60の中から再生を希望するコンテンツをユーザβが1つ選択し、さらに再生を希望する回数をユーザβが入力することによって生成される。なお、上記メニュー画面には、LT取得ボタン53aの他、ライセンス購入の際に操作されるライセンス購入ボタン51aや、コンテンツ取得の際に操作されるコンテンツ取得ボタン52a、コンテンツ再生の際に操作されるコンテンツ再生ボタン54a、LT返却の際に操作されるLT返却ボタン55aが設けられている。
【0091】
このようなLT取得指示によって、権利管理サーバ20aに送信されるLT発行要求70aの端末ID72には端末ID蓄積部303aが予め保持する端末IDが設定され、コンテンツID73にはユーザβからのLT取得指示に含まれるコンテンツIDが設定され、希望再生可能回数74aにはユーザβからのLT取得指示によって指定された値が設定される。
【0092】
なお、LT発行要求70aの送信に際して、ユーザ端末30aの通信部312と権利管理サーバ20aの通信部28とは、SACを形成する。
【0093】
S1002:権利管理サーバ20aのユーザ特定部23は、通信部28を介してLT発行要求70aを受信すると、LT発行要求70aに含まれる端末IDを特定する。
【0094】
S1003:端末IDの特定が終わると、ユーザ特定部23は、ユーザ情報データベース21を参照し、端末登録されているか否か、すなわちユーザ情報データベース21に端末IDが登録されているか否か判断する。LT発行要求70aに含まれる端末IDがユーザ情報データベース21に登録されていない場合(S1003でNo)、ユーザ特定部23は、このデジタルコンテンツ配信システム1aの正規のユーザでないとみなし、LT発行不可であることをユーザ端末30aに通知する。これに対して、LT発行要求70aに含まれる端末IDがユーザ情報データベース21に登録されている場合、ユーザ特定部23は、端末IDに対応するユーザIDを取得し、ユーザIDをLT生成部24aに渡す。
【0095】
S1004:ユーザβのユーザIDをユーザ特定部23から受け取ると、LT生成部24aは、LT発行可否判定プロセスを実行し、ユーザIDと通信部28を介して受信したLT発行要求70aとに基づいて、LT80aを発行する元となる利用権利222aの特定と、LT80aが発行可能であるかどうかの判定とを行う。
【0096】
図13は、図11に示されるLT発行可否判定プロセス(S1004)のサブルーチンを示すフローチャートである。
S1101:LT生成部24aは、利用権利データベース22aを参照し、S1002でユーザ特定部23によって特定されたユーザβが、LT発行要求70aに含まれるコンテンツID61によって特定されるコンテンツに対する利用権利222aを所有しているかどうかを判定する。ここで、ユーザβが、LT発行要求70aに含まれるコンテンツID61によって特定されるコンテンツに対する利用権利222aを所有していると判定された場合には、LT生成部24aは、その利用権利222aを、LT80aを発行する元となる利用権利222aとして特定し、S1102の処理に進む。これに対して、ユーザβがLT発行要求70aに含まれるコンテンツID61によって特定されるコンテンツに対する利用権利222aを所有していないと判定された場合には、S1106の処理に進む。
【0097】
S1102: LT生成部24aは、S1101で特定された利用権利222aの利用権利有効期間2224aと、LT有効期間幅2225aとを参照し、LT有効期間が空集合でないか否かを判定する。ここで、LT有効期間が空集合でない場合、すなわち、図7(a)〜図7(d)のいずれかの場合、S1103の処理に進む。これに対して、LT有効期間が空集合である場合には、LT生成部24aは、S1106の処理に進む。
【0098】
S1103:LT生成部24aは、S1101で特定された利用権利222aの再生可能回数2226aと、LT発行要求70a内の希望再生可能回数74aとを比較し、S1101で特定された利用権利222aの再生可能回数2226aが、LT発行要求70a内の希望再生可能回数74a以上であるかどうかを判定する。ここで、利用権利222aの再生可能回数2226aが、LT発行要求70a内の希望再生可能回数74a以上であると判定された場合、S1104の処理に進む。これに対して、利用権利222aの再生可能回数2226aが、LT発行要求70a内の希望再生可能回数74a未満であると判定された場合には、S1106の処理に進む。
【0099】
S1104:LT生成部24aは、S1101で特定された利用権利222aのLT発行可能数2227aと発行状態LT数2228aとを比較し、発行状態LT数2228aがLT発行可能数2227a未満であるかどうかを判定する。
ここで、発行状態LT数2228aがLT発行可能数2227a未満であると判定された場合には、S1105の処理に進む。これに対して、発行状態LT数2228aがLT発行可能数2227a以上であると判定された場合には、S1106の処理に進む。
【0100】
S1105:LT生成部24aは、LT80aを発行可能であると判定し、図11に示されるメインルーチンにリターンする。
S1106:LT生成部24aは、LT80aを発行不可であると判定し、図11に示されるメインルーチンにリターンする。
【0101】
S1005:S1004においてLT発行不可と判定された場合には、LT生成部24aは、このデジタルコンテンツ配信システム1aの正規のユーザであるが、LT発行の対象となる利用権利が存在しないとみなし、LT発行不可であることをユーザ端末30aに通知する。これに対して、S1004においてLT発行可能と判定された場合には、S1006に進む。
【0102】
S1006:ステップS1004における判定結果がLT発行可能である場合、LT生成部24aは、LT発行要求70aに基づいて、LT80aを生成する。具体的には、LT生成部24aは、生成するLT80a内のコンテンツID812aにLT発行要求70aに含まれるコンテンツIDを設定する。また、LT生成部24aは、LT有効期間821aに、S1004で特定された利用権利222aの利用権利有効期間2224a及びLT有効期間幅2225aと、LT発行要求70aを受信した時点とに基づいて算出されたLT有効期間を設定する。
また、LT生成部24aは、再生可能回数822aに、LT発行要求70aに含まれる希望再生可能回数74aの値を設定する。さらに、LT生成部24aは、コンテンツ復号鍵83aに、S1004で特定された利用権利222aのコンテンツ復号鍵2223aを設定する。
【0103】
なお、返却フラグ813aについては、後述するS1007〜S1009において設定される。
【0104】
S1007:返却フラグ設定部25aは、S1004で特定された利用権利222aのLT発行可能数2227aが有限値であるかどうかを判定するとともに、利用権利有効期間2224aの終了日時(終期)とLT有効期限の終了日時(終期)が異なるかどうかを判定する。
【0105】
S1008:S1007でLT発行可能数2227aが有限値と判定された場合あるいは利用権利有効期間2224aの終期とLT有効期限の終期が異なる場合には、返却フラグ設定部25aは、S1006でLT生成部24aが生成したLT80aの返却フラグ813aに「要返却」と設定する。すなわち、LT発行可能数2227aが有限値と判定された場合と、図7(a)の場合及び図7(b)の場合との少なくともいずれか一方に該当する場合には、返却フラグ設定部25aは、LT80aの返却フラグ813aに「要返却」と設定する。これは、LT発行可能数2227aが「有限値」の場合、LTが返却されないと、更なるLT80aを発行できなくなる可能性があるからであり、また、図7(a)及び図7(b)の場合には、端末において、LT有効期間が超過して、利用権利を消失したLTについては、再生可能回数が「0」となっているとは限らず、この場合、LTを返却すると、サーバで管理する再生可能回数を増加させることができるからである。
【0106】
S1009:S1007でLT発行可能数2227aが「∞」と判定された場合で、かつ、利用権利有効期間2224aの終了とLT有効期限の終了が同じである場合には、返却フラグ設定部25aは、S1006でLT生成部24aが生成したLT80aの返却フラグ813aに「返却不要」と設定する。すなわち、LT発行可能数2227aが「∞」と判定された場合で、かつ、図7(c)の場合及びLT有効期間幅2225aが制限なしである図7(d)場合には、返却フラグ設定部25aは、LT80aの返却フラグ813aに「返却不要」と設定する。これは、LT発行可能数2227aが「∞」の場合、LTの返却がなされなくても、更なるLT80aを発行できるからであり、また、図7(c)及び図7(d)の場合には、利用権利の消失したLTを返却したとしても、サーバで管理する再生可能回数が増加する可能性はないからである。
【0107】
S1010:利用権利更新部27aは、S1004で特定された利用権利222aの内容を更新する。具体的には、利用権利更新部27aは、S1006でLT生成部24aが生成したLT80a内の再生可能回数822aの値分、S1004で特定された利用権利222aの再生可能回数2226aを減算し、また、S1004で特定された利用権利222aの発行状態LT数2228aを「1」加算する処理を行う。
【0108】
S1011:通信部28は、S1006でLT生成部24aによって生成されたLT80aをユーザ端末30aに対し送信する。
【0109】
S1012:ユーザ端末30aのLT取得部304aは、通信部312を介して、S1011で送信されたLT80aを受信し、受信したLT80aをLTデータベース302aに登録する。その後、LT取得部304aは、ユーザβに対し、GUI313を介して、LT80aの取得が完了した旨を通知し、処理を終了する。
【0110】
S1013:なお、S1003やS1005において、LT発行不可と判定された場合には、LT取得部304aは、権利管理サーバ20aからLT発行不可通知を受信する。この場合、LT取得部304aは、ユーザβに対し、GUI313を介して、LT80aが取得できなかった旨を通知し、処理を終了する。
【0111】
なお、S1001において、LT発行要求70a内の希望再生可能回数74aには、ユーザβから指定された値を設定するとして説明を行ったが、予め決められた規定値を設定してもよいものとする。
【0112】
また、この実施の形態1では、返却フラグの設定か終わると(S1008,S1009)、利用権利更新部27aは、直ちに、S1004で特定された利用権利222aの内容を更新したが、LT取得部304aがLT80aを受け取るとLT80aを受け取ったことを表すメッセージを権利管理サーバ20aに送信し、利用権利更新部27aはユーザ端末30aからLT80aを受け取ったことを表すメッセージを受け取ってからS1004で特定された利用権利222aの内容を更新するようにしてもよい。これによって、LT80aがユーザ端末30aに届いていないにも拘わらず利用権利222aの内容を縮減してしまうといった不都合を回避することができる。
【0113】
さらに、この実施の形態1では利用権利222aの再生可能回数2226aが、LT発行要求70a内の希望再生可能回数74a未満であると判定された場合には(S1103でNo)、LT発行不可と判定したが(S1106)、例えば希望再生可能回数74aが「2」で、再生可能回数2226aが「1」であるような場合、すなわち希望再生可能回数74aに満たないが再生可能回数2226aが残存している場合、LT発行可と判定し、再生可能回数が「1」のLT80aを発行するようにしてもよい。この場合には、利用権利222aには再生可能回数2226aが「1」しか残存していなかった旨のメッセージをLT80aとともに送るようにするのが好ましい。
【0114】
次に、図14のフローチャートを参照して、本実施の形態におけるデジタルコンテンツ配信システムにおいて、ユーザ端末30aが、コンテンツの再生を行う際の動作(コンテンツ再生プロセス)について説明する。
図14は、コンテンツを再生する際のユーザ端末30aの各部が実行する動作を示すフローチャートである。
【0115】
S1401:ユーザβからのコンテンツ再生指示をGUI313を通して受信すると、コンテンツ利用可否判定部308aは、ユーザβからのコンテンツ再生指示に応じて、ユーザβが再生を希望しているコンテンツに対応するLT80aがLTデータベース302aに存在するかどうかを調べる。
【0116】
このユーザβからのコンテンツ再生指示には、ユーザβが再生を希望するコンテンツを特定する情報(コンテンツID)が含まれている。このようなコンテンツ再生指示は、例えば図12に示されるメニュー画面においてユーザβがコンテンツ再生ボタン54aをクリック操作し、このクリック操作によって呼び出される不図示のコンテンツ再生メニュー画面において一覧表示されるコンテンツデータベース301に登録されコンテンツデータ60の中から再生を希望するコンテンツをユーザβが1つ選択することによって生成される。
【0117】
LT80aが存在する場合には、S1404の処理に進む。LT80aが存在しない場合には、S1402に進む。
S1402:LTデータベース302aに所望のLT80aが存在しない場合、コンテンツ利用可否判定部308aは、LT取得部304aに図11において説明したLT取得プロセスの実行を依頼し、LT取得プロセスを実行させる。
【0118】
S1403:LT取得プロセスを実行させた結果、LT80aの取得に失敗した場合には、コンテンツ利用可否判定部308aは、ユーザβに対し、GUI313を介して、コンテンツが再生不可である旨を通知し、処理を終了する。LT80aの取得に成功した場合には、S1404の処理に進む。
【0119】
S1404:LTデータベース302aに所望のLT80aが存在する場合(S1401でYes)、あるいはLT取得プロセスの実行によりLT80aの取得に成功した場合(S1403でYes)、コンテンツ利用可否判定部308aは、ユーザβが再生を希望しているコンテンツに対応するLT80aの内容を参照し、コンテンツを再生可能であるかどうか判定する。この判定は、LT80a内のLT有効期間821aと、再生可能回数822aを参照することによって行われる。具体的には、コンテンツ利用可否判定部308aは、現在時刻がLT有効期間821a内であり、かつ、再生可能回数822aの値が「1」以上の場合にコンテンツを再生可能と判定し、それ以外の場合は、コンテンツは再生不可と判定する。
【0120】
S1405:S1404でコンテンツ再生可能と判定された場合、S1406に進む。S1404でコンテンツ再生不可と判定された場合、コンテンツ利用可否判定部308aは、ユーザβに対し、GUI313を介して、コンテンツが再生不可である旨を通知し、処理を終了する。
【0121】
S1406:コンテンツ復号部310は、コンテンツデータベース301から、ユーザβが再生を希望しているコンテンツを取り出す。
S1407:復号鍵取得部309は、ユーザβが再生を希望しているコンテンツに対応するLT80aから、コンテンツ復号鍵83aを取り出す。
【0122】
S1408:コンテンツ復号部310は、S1406で取り出したコンテンツを、S1407で復号鍵取得部309が取得したコンテンツ復号鍵83aを用いて復号し、コンテンツ再生部311は、コンテンツ復号部310が復号したコンテンツを再生する。
【0123】
S1409:LT更新部306aは、コンテンツを再生する際に使用したLT80aの内容を更新する。具体的には、コンテンツ再生部311で再生が行われると、LT更新部306aはセキュアなタイマを起動し、コンテンツ再生を行った総計を表す累積利用時間や、1回判定しきい値等によるコンテンツの1回の再生管理を行い、1回の再生が行われると、LT更新部306aは、LT80a内の再生可能回数822aの値を「1」減じる処理を行う。
【0124】
S1410:LTの更新が行われると、LT返却部305aは、LT80aを権利管理サーバ20aに返却したりLT80aを削除したりするLT返却/削除プロセスを実行し、コンテンツを再生する際の動作を終了する。
次に、図15のフローチャートを用いて、図14におけるS1410のLT返却/削除プロセスについて説明を行う。
【0125】
図15は、図14に示されるLT返却/削除プロセスのサブルーチンを示すフローチャートである。なお、このLT返却/削除プロセスは、LT80aが無効であるかどうかを判定し、無効である場合には、LT80aを権利管理サーバ20aへ返却、もしくは、削除するためのプロセスである。
【0126】
S1501:LT更新部306aは、まず、操作対象のLT80aのLT有効期間821aを参照し、現在時刻が、LT有効期間821aの終了時刻、すなわちLT有効期間821aの終期を過ぎていないかどうか調べる。現在時刻が、LT有効期間821aの終了時刻を過ぎてしまっている場合には、S1503の処理に進む。現在時刻が、LT有効期間821aの終了時刻を過ぎていない場合には、S1502に進む。
【0127】
S1502:現在時刻がLT有効期間821aの終了時刻を過ぎていない場合(S1501でNo)、LT更新部306aは、操作対象のLT80aの再生可能回数822aを参照し、その値が「0」かどうかを判定する。再生可能回数822aの値が「0」でない場合、そのLT80aは未だ利用可能である。この場合、LT80aの返却や削除は行わず、そのまま処理を終了する。これに対して、再生可能回数822aの値が「0」の場合、S1503に進む。
【0128】
S1503:返却フラグ判定部307aは、操作対象のLT80aの返却フラグ813aを参照し、LT80aを権利管理サーバ20aへ返却する必要があるかどうか判定する。
具体的には、返却フラグ判定部307aは、返却フラグ813aが「要返却」と設定されている場合には、LT80aを権利管理サーバ20aへ返却する必要ありと判定し、返却フラグ813aが「返却不要」と設定されている場合には、LT80aを権利管理サーバ20aへ返却する必要はないと判定する。
【0129】
S1504:S1503でLT80aは権利管理サーバ20aへ返却する必要があると判定された場合、LT80aを権利管理サーバ20aへ返却するLT返却プロセスを実行する。
S1505:S1503でLT80aは権利管理サーバ20aへ返却する必要がないと判定された場合、LT更新部306aは、LT80aをLTデータベース302aから削除する。
【0130】
次に、図16のフローチャートを参照して、本実施の形態1におけるデジタルコンテンツ配信システムにおいて、ユーザ端末30aが、権利管理サーバ20aに対し、LT80aを返却する際の動作(LT返却プロセス)について説明する。
【0131】
図16は、LT返却プロセスの動作を示すフローチャートである。
S1201:ユーザβからのLT返却指示をGUI313を介して受信すると、LT返却部305aは、ユーザβからのLT返却指示に応じて、LT返却要求90aを生成し、生成したLT返却要求90aを、通信部312を介して権利管理サーバ20aに送信する。
【0132】
このユーザβからのLT返却指示には、ユーザβが返却を希望するLT80aを特定する情報(例えば、利用権利ID811a)が含まれている。このようなLT返却指示は、例えば図12に示されるメニュー画面においてユーザβがLT返却ボタン55aをクリック操作し、このクリック操作によって呼び出される不図示のLT返却メニュー画面において一覧表示されるLTデータベース302aに登録されLT80aの中から返却を希望するLT80aをユーザβが1つ選択することによって生成される。このようなLT返却指示によって、LT返却部305aが生成したLT返却要求90aの端末ID92には端末ID蓄積部303aが保持する端末IDが、LT93aにはユーザβからのLT返却指示によって特定されるLTがそれぞれ設定される。
【0133】
なお、LT返却要求90aの送信に際して、ユーザ端末30aの通信部312と権利管理サーバ20aの通信部28とは、SACを形成する。
【0134】
S1202:権利管理サーバ20aのユーザ特定部23は、LT返却要求90aを受信すると、LT返却要求90aに含まれる端末ID92を特定する。
ユーザ情報データベース21を参照して、LT返却要求90aに含まれる端末ID92からLT80aの返却を希望しているユーザβ(ユーザID)を特定する。
【0135】
S1203:端末IDの特定が終わると、ユーザ特定部23は、ユーザ情報データベース21を参照し、端末登録されているか否か、すなわちユーザ情報データベース21に端末IDが登録されているか否か判断する。LT返却要求90aに含まれる端末IDがユーザ情報データベース21に登録されていない場合(S1203でNo)、ユーザ特定部23は、このデジタルコンテンツ配信システム1aの正規のユーザでないとみなし、LT返却不可であることをユーザ端末30aに通知する。これに対して、LT返却要求90aに含まれる端末IDがユーザ情報データベース21に登録されている場合(S1203でYes)、ユーザ特定部23は、端末IDに対応するユーザIDを取得し、ユーザIDをLT解析部26aに渡す。
【0136】
S1204:ユーザβのユーザIDをユーザ特定部23から受け取ると、LT解析部26aは、利用権利データベース22aを参照し、LT返却要求90aに含まれるLTが返却可能であるかどうかの判定を行う。具体的には、LT解析部26aは、まず、LT返却要求90a内のLTを解析し、そのLTに含まれる利用権利IDを取り出す。その後、LT解析部26aは、利用権利データベース22aを参照し、先程取り出した利用権利IDによって特定される利用権利222aを、S1202で特定されたユーザβが所有しているかどうかを調べる。調べた結果、所有している場合には、LT解析部26aは、LT返却要求90aに含まれるLTが返却可能であると判定する。これに対して、所有していない場合には、返却の対象がないため、LT解析部26aは、LTが返却不可能であると判定する。
【0137】
S1205:S1204においてLT返却不可と判定された場合には(S1204でNo)、LT解析部26aは、LT返却不可であることをユーザ端末30aに通知する。これに対して、S1204においてLT返却可能と判定された場合には、S1206に進む。
【0138】
S1206:LT解析部26aは、LT返却要求90aに含まれるLT80aを解析し、LT80aに含まれる再生可能回数822aを取り出す。利用権利更新部27aは、LT解析部26aによって取り出された再生可能回数822aの値分、S1204でLT解析部26aによって取り出された利用権利ID2221aによって特定される利用権利222aの再生可能回数2226aを加算し、また、その利用権利222aの発行状態LT数2228aを「1」減算する処理を行う。これにより、再生可能回数2226aが増加し、有効期間を付け替えたLT80aを新たに発行したり、発行状態LT数2228aがLT発行可能数2227aより低くなり、LT80aの発行が可能となってユーザβが所有する複数の端末間で共有したりすることが可能となる。
【0139】
S1207:利用権利データベース22aの更新が終わると、S1206で更新した利用権利222aが削除可能である場合には、利用権利データベース22aからそれを削除する利用権利削除プロセスを実行する。
【0140】
図17は、図16に示される利用権利削除プロセスのサブルーチンを示すフローチャートである。なお、利用権利削除プロセスは、ユーザ端末30aから権利管理サーバ20aにLT80aが返却された場合、更新された利用権利を維持したり削除したりするプロセスである。
【0141】
S1301:利用権利更新部27aは、削除候補の利用権利222aの利用権利有効期間2224aを参照し、現在時刻が、利用権利有効期間2224aの終了時刻を過ぎていないかどうか調べる。現在時刻が、利用権利有効期間2224aの終了時刻を過ぎてしまっている場合には、その利用権利222aは不要であるため、S1304に進み、その利用権利222aは削除される。現在時刻が、利用権利有効期間2224aの終了時刻を過ぎていない場合には、S1302に進む。
【0142】
S1302:利用権利更新部27aは、削除候補の利用権利222aの再生可能回数2226aを参照し、その値が「0」かどうかを判定する。再生可能回数2226aの値が「0」でない場合、その利用権利222aは未だ利用可能であるため、その利用権利222aは削除不可である。この場合、利用権利222aの削除は行わず、そのまま処理を終了する。再生可能回数2226aの値が「0」の場合には、S1303に進む。
【0143】
S1303:利用権利更新部27aは、削除候補の利用権利222aの発行状態LT数2228aを調べ、その値が「0」かどうかを判定する。発行状態LT数2228aの値が「0」でない場合、その利用権利222aに対してLT80aが返却される可能性があるため、その利用権利222aは削除不可である。この場合、利用権利222aの削除は行わず、そのまま処理を終了する。発行状態LT数2228aの値が「0」である場合には、その利用権利222aは、再生可能回数2226aの値が「0」であり、かつ、LT80aが返却される可能性もないため、削除してもよい。この場合、S1304に進み、その利用権利222aは削除されることとなる。
【0144】
S1304:利用権利更新部27aは、削除候補の利用権利222aを、利用権利データベース22aから削除し、図16に示されるメインルーチンにリターンする。
S1208:利用権利更新部27aによる利用権利削除プロセスが終了すると、通信部28は、ユーザ端末30aに対し、LT返却処理完了通知を送信する。
【0145】
S1209:ユーザ端末30aのLT返却部305aは、S1208で送信されたLT返却処理完了通知を、通信部312を介して受信し、返却対象のLT80aをLTデータベース302aから削除する。その後、LT返却部305aは、ユーザβに対し、GUI313を介して、LT80aの返却が完了した旨を通知し、処理を終了する。
【0146】
S1210:なお、S1203やS1205において、LT発行不可と判定された場合、LT返却部305aは、権利管理サーバ20aからのLT返却不可通知を受信する。この場合、LT返却部305aは、ユーザβに対し、GUI313を介して、LT80aが返却できなかった旨を通知し、処理を終了する。
【0147】
以上のように本実施の形態1に係る発明によれば、ユーザ端末に係る負荷を軽減するだけでなく、ライセンス情報の返却やライセンス情報の発行要求によるサーバ装置へのアクセス頻度が高くなり、コンテンツ利用の種々のサービスに対処することができ、しかも、権利管理サーバにおいて、各ユーザのコンテンツ利用権利を管理することによって、有効期間の付け替えや、ユーザが所有する複数の端末において、その利用権利を使用することが可能となる。
【0148】
なお、LT返却要求90aには、LTそのものを記述するとして説明を行ったが、必ずしも、LT全体を記述する必要はなく、LT利用条件82aのみを記述するなど、権利管理サーバ20aでの返却処理において必要な、最小限の部分のみ記述するようにしてもよいものとする。
【0149】
また、利用条件を利用回数で実施したが、累積利用時間等の他の利用条件で実施してもよい。
【0150】
さらに、上記実施の形態1では、LT発行要求70aに希望再生可能数だけを格納したが、この希望再生可能数とともに、コンテンツの利用制御に関する当該端末装置の能力を示す能力情報(例えば、セキュアなクロックを備えるか否かを示す情報や、セキュアな記録媒体への格納手段を備えるか否かを示す情報)を前記サーバ装置に送信し、権利情報管理サーバは、ユーザ端末から送信されてきた能力情報が示す能力に対応させて、ユーザ端末でのライセンスチケットの取り扱いを指示したライセンスチケット状態情報(例えば、ライセンスチケットを記録媒体に書き込まずに即座に消費しなければならない旨のフラグ)を当該ライセンスチケットに含ませて前記端末装置に送信するようにしてもよい。
【0151】
(実施の形態2)
図18は、本発明の実施の形態2におけるデジタルコンテンツ配信システム1bの全体構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1のデジタルコンテンツ配信システム1aの構成と対応する部分に同じ番号を付し、その説明を省略する。
【0152】
図18に示されるように、デジタルコンテンツ配信システム1bは、上記のデジタルコンテンツ配信システム1aと同様、デジタル化された著作物(コンテンツ)をコンテンツ配信に関わる事業者αが暗号化した上でユーザβに対して配信したり、ユーザβが購入したコンテンツ毎の利用権利を表すオリジナルのライセンスデータ(License Data、以下、「LD」とも記す。)を事業者αが管理し、コンテンツを利用するためのLD80bをユーザの要求に基づいて配信し、LDに含まれる利用条件の範囲内でコンテンツを利用できるようにすることで、コンテンツの著作権を保護するシステムであり、少なくとも1つのコンテンツサーバ10と、少なくとも1つの権利管理サーバ20bと、少なくとも1つのユーザ端末30bと、これらのコンテンツサーバ10、権利管理サーバ20b及びユーザ端末30bを通信可能に接続する伝送路40とを備えている。
【0153】
権利管理サーバ20bは、コンテンツサーバ10と同じく事業者α側に設置され、コンテンツ配信サービスを受けるユーザβのコンテンツに対するライセンスデータを管理するコンピュータ装置である。具体的には、権利管理サーバ20bは、ユーザβが購入したコンテンツ毎のオリジナルのライセンスデータを管理し、ユーザ端末30bからのLD発行要求70bに応じて、当該権利管理サーバ20bで管理するオリジナルのライセンスデータと、そのライセンスデータの一部又は全部と、コンテンツ復号鍵等とを、LD80bとして、ユーザ端末30bに配信したり、ユーザ端末30bからLDと、そのLDを返却する旨を表す識別子等とからなるLD返却要求90bを受信し、ライセンスデータを更新したりする。
【0154】
ユーザ端末30bは、ユーザβ側に設置され、コンテンツ配信サービスを受けるコンピュータ装置である。具体的には、ユーザ端末30bは、コンテンツ配信の要求をコンテンツサーバ10に送信してコンテンツサーバ10の配信を受けたり、コンテンツの利用に当たってLD発行要求70bを権利管理サーバ20bに送信してLD80bを受け取り、LD80bに含まれる端末利用条件の範囲でコンテンツを再生したり、LD返却要求90bを権利管理サーバ20bに送信したりする。
【0155】
ところで、上記実施の形態1のデジタルコンテンツ配信システム1aでは、権利管理サーバ20aはLT発行要求70aに応じて利用権利222aから利用条件を一部又は全部切り出してLT80aを発行し、ユーザ端末30aはLT80aの利用条件の範囲内でコンテンツを再生し、利用条件を更新する。そして、ユーザ端末30aは、利用条件を更新したLT80aを権利管理サーバ20aに返却するように構成されていた。これに対してこの実施の形態2に係るデジタルコンテンツ配信システム1bでは、以下の点が大きく異なっている。
【0156】
図19は、デジタルコンテンツ配信システム1bの構成の特徴を示す図である。
図19に示されるように、デジタルコンテンツ配信システム1bに係る権利管理サーバ20bは、ユーザが購入したライセンスデータとして、オリジナル利用条件2224b(例えば、10時間)と、ユーザ端末30bが利用した状況を表すオリジナル利用状況2226bとを保持している。ユーザ端末30bからLD発行要求70bを受信すると、権利管理サーバ20bは、このLD発行要求70bを発したユーザ端末30bに対して発行するLD80bに、オリジナル利用条件2224bと、オリジナル利用状況2226bとを全て切り出し、オリジナル利用条件2224bと、オリジナル利用状況2226bとをライセンスデータデータベース22bから一旦削除する。そして、権利管理サーバ20bは、LD80bの発行の際に、予め定められたルールに基づいて、端末利用条件87(例えば、1時間)と、端末利用状況88(例えば、0時間)とを生成し、LD80bに埋め込んで発行する。すなわち、LD80bは、オリジナル利用条件85及びオリジナル利用状況86と、端末利用条件87及び端末利用状況88との2層構造で発行される。
【0157】
ユーザ端末30bは、コンテンツ再生の際に権利管理サーバ20bから受信したLD80bの端末利用条件87及び端末利用状況88だけを参照し、端末で利用した利用状況分だけ端末利用状況88の内容を更新する。なお、ユーザ端末30bは、オリジナル利用条件85及びオリジナル利用状況86を参照することはない。そして、ユーザ端末30bは、LD返却要求90bで2層構造のLD80bを権利管理サーバ20bに送信する。
【0158】
LD返却要求90bを受信すると、権利管理サーバ20bは、LD80bの端末利用状況88を参照し、端末利用状況分、オリジナル利用状況を更新し、権利管理サーバ20bで管理するライセンスデータデータベースにオリジナル利用条件2224b及びオリジナル利用状況2226bを再度登録する。なお、オリジナル利用条件からオリジナル利用状況を減算すると、残存している利用条件がわかる。
【0159】
図20は、図18に示される権利管理サーバ20bの具体的な構成を示す機能ブロック図である。
図20に示されるように、権利管理サーバ20bは、ユーザ情報データベース21と、ライセンスデータデータベース22bと、ユーザ特定部23と、LD生成部24bと、LD解析部26bと、LD更新部27bと、通信部28等とから構成される。
【0160】
ユーザ情報データベース21は、このデジタルコンテンツ配信システム1bに会員登録したユーザのユーザ情報などを蓄積する。
【0161】
ライセンスデータデータベース22bは、ユーザβが購入した、コンテンツのライセンスデータ222bを管理するデータベースである。具体的には、ライセンスデータデータベース22bは、所定のコンテンツについてユーザが購入した利用権(ライセンス)の残存情報を利用の態様(例えば、再生、移動、複写、印刷、利用期間等)毎に管理したりするためのデータベースである。なお、このライセンスデータデータベース22bは、LD80bを発行する際に参照するルールテーブル22cも記憶している。
【0162】
次に、図21を参照して、ライセンスデータデータベース22bについて説明する。
図21は、図20に示されるライセンスデータデータベース22bの具体的構成を示す図である。
【0163】
図21に示す通り、ライセンスデータデータベース22bは、ユーザID221bと、ライセンスデータ222bとからなる。
ライセンスデータ222bは、ライセンスデータ222bのIDであるライセンスID2221bと、ライセンスデータ222bの対象となるコンテンツのコンテンツID2222bと、そのコンテンツを復号するためのコンテンツ復号鍵2223bと、ユーザが購入したオリジナルの利用条件を表すオリジナル利用条件2224bと、ユーザがコンテンツを実際に利用したトータルの利用状況(例えば、累計の利用時間等)を表すオリジナル利用状況2226bとからなる。
【0164】
オリジナル利用条件2224bは、ライセンスデータ222bの有効な期間を示すライセンス有効期間22241と、コンテンツを再生可能な時間である再生可能時間22242とからなる。
【0165】
このように構成されたライセンスデータデータベース22bによれば、ライセンスデータデータベース22bにユーザIDやライセンスデータ222bが登録されているか否かでユーザがコンテンツを利用する権利を保持しているか否かを特定したり、オリジナル利用条件2224bとオリジナル利用状況2226bとの差から残存する端末の利用条件を算出したりすることができる。
【0166】
また、オリジナル利用状況2226bの初期値は「0」であり、権利管理サーバ20bからユーザ端末30bに対しLD80bが発行され、このLD80bがユーザ端末30bから権利管理サーバ20bに返却された場合、ユーザ端末30bでの利用状況に応じて更新される。
【0167】
図21では、例えば、ユーザID211が「XXXDDD」で特定されるユーザβは、ライセンスID2221bが、「XXX004」と「XXX005」である2つのライセンスデータ222bを所有している状態を示している。また、ライセンスID2221bが「XXX004」のライセンスデータ222bは、コンテンツID61が「XXX114」であるコンテンツを対象とした権利であり、そのコンテンツを復号するためのコンテンツ復号鍵2223bは「XXX224」、オリジナル利用条件2224bのライセンス有効期間22241は「2002/05/01.12.00.00〜2003/04/30.12.00.00」、コンテンツを再生可能な時間は「10時間」、オリジナル利用状況2226bは「0」(未利用)であることを表している。
【0168】
図22は、図20に示されるライセンスデータデータベース22bがさらに保持するルールテーブル22cの具体的構成を示す図である。
ルールテーブル22cは、図22に示されるように、ライセンスID221cと、ルールデータ222cとからなる。ルールデータ222cは、端末利用条件2221c(ライセンス有効期間、再生可能時間)と、利用終了時返却フラグ2222cとから構成される。端末利用条件2221cは、ユーザ端末30bに発行するライセンスデータの有効期間を表すライセンス有効期間22211と、再生可能時間22212とから構成される。
【0169】
ここで、ライセンス有効期間22211は、前述のライセンス有効期間幅2225aと同様、事業者αが基本的にユーザの保持している権利の有効期間よりも短く設定する情報である。より具体的には、ライセンス有効期間22211は、権利管理サーバ20bにおいて権利を発行してからユーザ端末30bで利用してよい最大の期間であり、例えば1日、2日、1週間などライセンス有効期間22241よりも短い期間が設定されたり、制限なし、すなわちライセンス有効期間22241と同じ期間の幅が設定されたりする。この事業者αが設定するライセンス有効期間22211によりアクセス頻度を把握するレベルを変えることが可能となる。
【0170】
再生可能時間22212は、コンテンツの再生に要する時間等に基づいて、事業者αが設定する情報である。
また、利用終了時返却フラグ2222cは、コンテンツの利用終了の際にLD80bを返却させるか否か、事業者αが設定する情報である。
【0171】
LD生成部24bは、ライセンスデータデータベース22bに管理されているライセンスデータ222bから、図23に図示するLD80bを生成する手段である。
図23は、LD生成部24bが生成するLD80bの具体的構成を示す図である。
【0172】
図23に示す通り、LD80bは、ライセンスヘッダ84と、オリジナル利用条件85と、オリジナル利用状況86と、端末利用条件87と、端末利用状況88と、コンテンツ復号鍵89とから構成される。
【0173】
ライセンスヘッダ84は、ライセンスID841と、コンテンツID842と、即時利用フラグ843と、利用終了時返却フラグ844と、権利消失時返却フラグ845とから構成される。
【0174】
ライセンスID841には、LD80bを発行する元となったライセンスデータ222bのライセンスID2221bが格納される。
コンテンツID842には、LD80bを使用することで再生可能となるコンテンツのコンテンツIDが格納される。
【0175】
即時利用フラグ843には、このLD80bを用いてコンテンツを即時に再生すべきか否かを表すフラグが格納される。
【0176】
利用終了時返却フラグ844は、即時利用フラグ843とペアとなるフラグであり、この利用終了時返却フラグ844には、ルールテーブル22cに基づいて、このLD80bの利用終了時にLD80bを返却すべきか否かを表すフラグが格納される。
【0177】
権利消失時返却フラグ845には、端末での利用権利が消失した際に、LD80bを権利管理サーバ20bに返却する必要があるかどうかを示す情報が格納される。
【0178】
オリジナル利用条件85は、ライセンス有効期間851と、再生可能時間852とから構成される。ライセンス有効期間851には、LDデータベース22bで保持されるオリジナル利用条件2224bにおけるライセンス有効期間22241の内容がそのまま格納される。再生可能時間852には、オリジナル利用条件2224bにおける再生可能時間22242の内容がそのまま格納される。
【0179】
オリジナル利用状況86には、LDデータベース22bで保持されるオリジナル利用状況2226bの内容、すなわち、ユーザ端末30bが利用したそれまでの実績の状況がそのまま格納される。
端末利用条件87は、ライセンス有効期間871と、再生可能時間872とから構成される。
【0180】
ライセンス有効期間871には、LD80bが有効である期間が格納される。
再生可能時間872には、コンテンツを再生可能な累積時間が格納される。
端末利用状況88には、ユーザ端末30bでこのLD80bを用いてコンテンツを再生した累積時間が格納される。
【0181】
コンテンツ復号鍵89には、コンテンツを復号するための鍵が格納される。
ここで、LD生成部24bが、権利消失時返却フラグ845に「要返却」と設定するのは、オリジナル利用条件2224bとオリジナル利用状況2226bから算出される残利用条件のMAXが、端末利用条件に含まれていない場合である。より詳しくは、以下のいずれか1つでも成立する場合に、「要返却」と設定する。
【0182】
1.オリジナル利用条件内の再生可能時間からオリジナル利用状況を引いた値>端末利用条件内の再生可能時間の値
2.端末利用条件のライセンス有効期間の終期が、オリジナル利用条件のライセンス有効期間の終期よりも前に設定されている場合
この逆に残利用条件のMAXが端末利用条件に含まれている場合、すなわち、オリジナル利用条件内の再生可能時間からオリジナル利用状況を引いた値=端末利用条件内の再生可能時間の値で、端末利用条件のライセンス有効期間の終期が、オリジナル利用条件のライセンス有効期間の終期と同じである場合には、LD生成部24bは、権利消失時返却フラグ845に「返却不要」と設定する。
【0183】
LD80bは権利管理サーバ20bからユーザ端末30bに対して送信され、ユーザ端末30bはこのLD80bを使用して、コンテンツの再生を行い、利用終了時返却フラグ844や、権利消失時返却フラグ845に基づいて、LD80bを権利管理サーバ20bに返却するかどうかを決定する。
【0184】
LD解析部26bは、ユーザ端末30bから返却されたLD80bの内容を解析する手段である。
LD更新部27bは、ユーザ端末30bに対しLD80bを発行した場合や、LD80bがユーザ端末30bから返却された場合に、ライセンスデータ222bの内容を更新する。更新の内容に関しては、後で説明を行う。
【0185】
通信部28は、伝送路40を介して、ユーザ端末30bと通信を行う。具体的には、通信部28は、伝送路40を介してユーザ端末30bと通信する通信インターフェースであって、ユーザ端末30bから送信されてきたLD発行要求70b、LD返却要求90b等のリクエストを解析したり、その結果に応じてユーザ特定部23、LD生成部24b、LD更新部27bに処理を依頼したり、LD生成部24bによって生成されたLD80bをユーザ端末30bに配信したり、ユーザ端末30bとの間でSACを形成し、上述したリクエストやレスポンスをセッション鍵で暗号化した上で暗号通信したりする。
【0186】
次に、図24を参照して、ユーザ端末30bの具体的な構成について説明する。
図24は、図18に示されるユーザ端末30bの具体的な構成を示す機能ブロック図である。
【0187】
図24において、ユーザ端末30bは、コンテンツデータベース301と、LDデータベース302bと、端末ID・端末能力蓄積部303bと、LD取得部304bと、LD返却部305bと、LD更新部306bと、返却フラグ判定部307bと、コンテンツ利用可否判定部308bと、復号鍵取得部309と、コンテンツ復号部310と、コンテンツ再生部311と、通信部312と、GUI313とから構成される。
【0188】
コンテンツデータベース301は、コンテンツサーバ10から配信されたコンテンツデータ60を管理するデータベースである。
LDデータベース302bは、権利管理サーバ20bにより発行されたLD80bを管理するセキュアなデータベースである。
【0189】
端末ID・端末能力蓄積部303bは、ユーザ端末30bを一意に特定するIDである端末IDを蓄積する他、さらに、セキュアな時計を持っているか否かや、LDデータベース302bがセキュアに登録できるか否か等のユーザ端末30bの能力を予め保持する。
【0190】
LD取得部304bは、権利管理サーバ20bからLD80bを取得する手段である。
LD取得部304bは、LD発行要求70bを生成し、権利管理サーバ20bに送信することにより、LD80bを取得する。
【0191】
図25は、LD取得部304bが生成するLD発行要求70bの具体的構成を示す図である。
図25において、LD発行要求70bは、LD発行要求識別子71bと、端末ID72と、コンテンツID73と、端末能力75とからなる。
【0192】
LD発行要求識別子71には、このデータが、LD発行要求70bであることを示す情報が記述される。
端末ID72には、LD発行要求70bを発信するユーザ端末30bの端末IDが記述される。
【0193】
コンテンツID73には、取得するLD80bを使用して再生を行うコンテンツのコンテンツIDが記述される。
端末能力75には、端末ID・端末能力蓄積部303bに予め格納されている端末能力が格納される。
【0194】
LD返却部305bは、権利管理サーバ20bへLD80bを返却する手段である。
LD返却部305bは、LD返却要求90bを生成し、権利管理サーバ20bに送信することにより、LD80bを返却する。
【0195】
図26は、LD返却部305bが生成するLD返却要求90bの具体的構成を示す図である。
図26において、LD返却要求90bは、LD返却要求識別子91bと、端末ID92と、LD93bとから成る。
【0196】
LD返却要求識別子91bには、このデータが、LD返却要求90bであることを示す情報が記述される。
【0197】
端末ID92には、端末ID・端末能力蓄積部303bに格納されるLD返却要求90bを発信するユーザ端末30bの端末IDが記述される。
【0198】
LD93bには、返却するLDそのものが記述される。
LD更新部306bは、LD80bの内容を更新する手段である。具体的には、LD更新部306bは、コンテンツの再生を行った後に、LD80b内の端末利用状況88の値を再生した時間分加算する処理を行うものである。
【0199】
返却フラグ判定部307bは、LD80b内の利用終了時返却フラグ844及び権利消失時返却フラグ845を参照し、LD80bを権利管理サーバ20bへ返却する必要があるかどうかを決定する手段である。
【0200】
コンテンツ利用可否判定部308bは、LD80b内のライセンス有効期間871と再生可能時間872と端末利用状況88とを参照し、コンテンツが再生可能かどうかを判定する。
【0201】
コンテンツ利用可否判定部308bは、現在時刻がライセンス有効期間871内であり、かつ、端末利用状況88の値が再生可能時間872未満である場合、コンテンツの再生は可能と判定する。なお、ユーザ端末30bは、コンテンツ利用可否判定部308bが現在時刻を取得できるよう、時計機能を有しているものとする。
【0202】
なお、ユーザ端末30bが時計機能を有していない場合は、ユーザ端末30bは、ライセンス有効期間871を無視して、LD80b内の再生可能時間872に基づいて再生可能か否かを判定する実装としてもよいし、無条件に再生不可能と判定する実装としてもよい。
【0203】
復号鍵取得部309は、LD80bからコンテンツを復号するための鍵であるコンテンツ復号鍵89を取り出す手段である。
【0204】
コンテンツ復号部310は、コンテンツデータベース301からコンテンツを取り出し、復号鍵取得部309が取得したコンテンツ復号鍵89を用いて、暗号化コンテンツ62を復号する手段である。
【0205】
コンテンツ再生部311は、コンテンツ復号部310が復号したコンテンツを再生する手段であり、図示しないスピーカやディスプレイにより、音楽や映像が出力される。
【0206】
通信部312は、伝送路40を介して、権利管理サーバ20bと通信を行う手段である。具体的には、通信部312は、伝送路40を介してコンテンツサーバ10及び権利管理サーバ20bと通信する通信インターフェースであって、コンテンツサーバ10から送信されてきたコンテンツデータ60や、権利管理サーバ20bから送信されてきたLD80b等のレスポンスを解析したり、その結果に応じてコンテンツデータベース301、LD取得部304b、GUI313に処理を依頼したり、LD取得部304bによって生成されたLD発行要求70bや、LD返却部305bによって生成されたLD返却要求90bを権利管理サーバ20bに送信したり、権利管理サーバ20bとの間でSACを形成し、上述したリクエストやレスポンスをセッション鍵で暗号化した上で暗号通信したりする。
【0207】
GUI313は、コンピュータのグラフィックス機能を活用したユーザーインターフェースである。
次に、デジタルコンテンツ配信システム1bの動作について説明を行う。
まず、図27のフローチャートを参照して、本実施の形態2におけるデジタルコンテンツ配信システム1bにおいて、ユーザ端末30bが権利管理サーバ20bからLD80bを取得するLD取得プロセスについて説明する。
【0208】
図27は、LD取得プロセスの動作を示すフローチャートである。
このLD取得プロセスは、例えば図28に示されるメニュー画面のLD取得ボタン53bをユーザβがクリックし、このLD取得ボタン53bがクリックされた場合に呼び出される不図示のLD取得画面において一覧表示されるコンテンツデータベース301に登録されたコンテンツデータの中からLDを取得し、再生を希望するコンテンツデータをユーザが選択した場合、選択されたコンテンツデータのコンテンツIDを含むLD取得指示がGUI313からLD取得部304bに入力され、実行される。
【0209】
ユーザβからのLD取得指示をGUI313を介して受け取ると、LD取得部304bは、LD発行要求70bを生成し、通信部312を介して権利管理サーバ20bに送信する(S2001)。
【0210】
ここで、権利管理サーバ20bに送信されるLD発行要求70bの端末ID72には端末ID・端末能力蓄積部303bが予め保持する端末IDが設定され、コンテンツID73にはユーザβからのLD取得指示に含まれるコンテンツIDが設定され、端末能力75には端末ID・端末能力蓄積部303bが予め保持する端末能力が設定される。
【0211】
権利管理サーバ20bのユーザ特定部23は、通信部28を介してLD発行要求70bを受信すると、先ず、受信したLD発行要求70bに含まれる端末IDを特定する(S2002)。そして、端末IDの特定が終わると、ユーザ特定部23は、ユーザ情報データベース21を参照し、LD80bの発行を希望しているユーザβが使用するユーザ端末30bの端末IDがユーザ情報データベース21に登録されているか否か判断する(S2003)。
【0212】
判断の結果、LD発行要求70bに含まれる端末IDがユーザ情報データベース21に登録されていない場合(S2003でNo)、すなわちユーザβを特定できない場合、ユーザ特定部23は、このデジタルコンテンツ配信システム1bの正規のユーザでないとみなし、LD発行不可であることをユーザ端末30bに通知する。これに対して判断の結果、LD発行要求70bに含まれる端末IDがユーザ情報データベース21に登録されている場合(S2003でYes)、ユーザ特定部23は、取得したユーザIDをLD生成部24bに通知する。
【0213】
ユーザ特定部23からユーザIDを受信すると、LD生成部24bは、ライセンスデータデータベース22bを参照し、ライセンスデータ80bを発行できるか否か判断する(S2004)。この判断は、具体的には、ユーザ特定部23から通知されたユーザIDがライセンスデータデータベース22bに登録されているか否かの判断や、ユーザβが、LD発行要求70bに含まれるコンテンツID61によって特定されるコンテンツに対する有効なライセンスデータ222bを所有している否かの判断に基づいて行われる。より詳しくは、LD生成部24bは、まず、ユーザ特定部23から通知されたユーザIDがライセンスデータデータベース22bに登録されているか否か判断する。通知されたユーザIDが登録されている場合、LD生成部24bは、LD発行要求70bに含まれるコンテンツIDを含むライセンスデータが登録されているか否か判断する。
【0214】
そして、ライセンスデータが登録されており、且つ、LD発行要求70bに含まれる端末能力がセキュアなクロックを持っていないことを示している場合において、現在時刻がライセンス有効期間22241内で、且つ、再生可能時間22242からオリジナル利用状況2226bを引いた値、すなわち残りの再生可能時間があるとき、LD生成部24bは、LD発行可と判断する。また、ライセンスデータが登録されており、且つ、端末能力がセキュアなクロックを持っていることを示している場合において、現在時刻がライセンス有効期間22241の終期よりも前で、且つ、残りの再生可能時間があるときにも、LD生成部24bは、LD発行可と判断する。これ以外の場合には、LD生成部24bは、LD発行不可と判断する。
【0215】
判断の結果がLD発行不可である場合(S2004でNo)、LD生成部24bは、このデジタルコンテンツ配信システム1bの正規のユーザであるが、LD発行の対象となるライセンスデータが存在しないとみなし、LD発行不可であることをユーザ端末30bに通知する。すなわち、ユーザ特定部23から通知されたユーザIDがライセンスデータデータベース22bに登録されていない場合、LD発行要求70bに含まれるコンテンツIDを含むライセンスデータが登録されていない場合、現在時刻がライセンス有効期間22241外である場合及び残りの再生可能時間がない場合のいずれかに該当する場合、LD生成部24bは、LD発行不可であることをユーザ端末30bに通知する。
【0216】
これに対して、判定の結果がLD発行可能である場合(S2004でYes)、LD生成部24bは、LD発行要求70bを発したユーザ端末30bに対して発行するLD80bを生成する発行LD生成プロセスを実行する(S2005)。すなわち、ユーザ特定部23から通知されたユーザIDがライセンスデータデータベース22bに登録されており、LD発行要求70bに含まれるコンテンツIDを含むライセンスデータが登録されており、現在時刻がライセンス有効期間22241内であり、かつ残りの再生可能時間がある場合に、LD生成部24bは、発行LD生成プロセスを実行する。
【0217】
図29は、図27に示される発行LD生成プロセス(S2005)のサブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンにおいては、LD生成部24bは、まず発行するLD80bにライセンスデータデータベース22bから読み出したユーザIDに対応するライセンスデータを発行すべきLD80bにセットする(S2101)。より詳しくは、LD生成部24bは、発行するLD80bのライセンスヘッダ84のライセンスID841、コンテンツID842にライセンスデータ222bのライセンスID、コンテンツIDをそれぞれ格納し、LD80bのコンテンツ復号鍵89にライセンスデータ222bのコンテンツ復号鍵を格納し、LD80bのオリジナル利用条件85にライセンスデータ222bのオリジナル利用条件(ライセンス有効期間、再生可能時間)を格納し、LD80bのオリジナル利用状況86にライセンスデータ222bのオリジナル利用状況を格納する。
【0218】
次いで、LD生成部24bは、発行するLD80bの端末利用状況88に「0」をセットする(S2102)。
そして、LD生成部24bは、図22を用いて説明したルールテーブル22cを参照し(S2103)、そのルールにしたがって、端末利用条件を、発行するLD80bの端末利用条件87にセットする(S2104)。
【0219】
端末利用条件のセットが終わると、LD生成部24bは、発行するLD80bのライセンスヘッダ84の即時利用フラグ843及び利用終了時返却フラグ844に所定の値をセットする即時利用フラグ/利用終了時返却フラグ設定プロセスを実行し(S2105)、さらに権利消失時返却フラグ845に所定の値をセットする権利消失時返却フラグ設定プロセスを実行し(S2106)、発行するLD80bの生成が終わると、図27に示されるメインルーチンにリターンする。
【0220】
図30は、図29に示される即時利用フラグ/利用終了時返却フラグ設定プロセス(S2105)のサブルーチンを示すフローチャートである。
LD生成部24bは、まず発行するLD80bを即時利用させるか否か判断する(S2111)。この判断は、例えば、LD発行要求70bに含まれるか端末能力に基づいて行われる。ユーザ端末30bがセキュアなクロックを保持していないことを端末能力が示しているため、即時利用させる場合(S2111でYes)、LD生成部24bは、即時利用フラグに「ON」を設定し、利用終了時返却フラグに「返却要」を設定し(S2112)、図29に示されるサブルーチンにリターンする。
【0221】
一方、ユーザ端末30bがセキュアなクロックを保持していることを端末能力が示しているため、即時利用の必要がない場合(S2111でNo)、LD生成部24bは、利用終了時にLDを返却させるか否か判断する(S2113)。この判断は、図22に示される利用終了時返却フラグ2222cの内容に基づいて行われる。利用終了時にLDを返却させる場合(S2113でYes)、LD生成部24bは、即時利用フラグに「OFF」を設定し、利用終了時返却フラグに「要返却」を設定し(S2114)、図29に示されるサブルーチンにリターンする。 他方、利用終了時にLDを返却させない場合(S2113でNo)、LD生成部24bは、即時利用フラグに「OFF」を設定し、利用終了フラグに「返却不要」を設定し(S2115)、図29に示されるサブルーチンにリターンする。
【0222】
図31は、図29に示される権利消失時返却フラグ設定プロセス(S2106)のサブルーチンを示すフローチャートである。
LD生成部24bは、オリジナル利用条件2224bとオリジナル利用状況2226bから算出される残利用条件のMAXが、端末利用条件に含まれていないか否か判断する(S2121)。残利用条件のMAXが、端末利用条件に含まれていない場合(S2121でYes)、LD生成部24bは、LD80bの権利消失時返却フラグ845に「要返却」と設定し(S2122)、図27に示されるメインルーチンにリターンする。ここで返却要に設定するのは、LD80bが2層構造であるため、利用権利が残存している場合に、再利用のみちを確保するためである。
【0223】
これに対して、残利用条件のMAXが、端末利用条件に含まれている場合(S2121でNo)、LD生成部24bは、LD80bの権利消失時返却フラグ845に「返却不要」と設定し(S2123)、図27に示されるメインルーチンにリターンする。
【0224】
このようにして発行するLD80bの生成が終わると、LD生成部24bは、発行するライセンスデータをライセンスデータデータベース22bから削除する(S2006)。すなわち、LD80bの生成の基礎とされたライセンスデータをライセンスデータデータベース22bから削除する。
【0225】
なお、削除されるライセンスデータに対応するユーザIDもライセンスデータデータベース22bからライセンスデータと併せて削除するようにしてもよい。
ライセンスデータの削除が終わると、LD生成部24bは、生成したLD80bを通信部28を介してユーザ端末30bに対し送信する(S2007)。
【0226】
なお、ここではライセンスデータを削除してからLD80bを送信したが、本実施の形態2の変形例としてLD80bをユーザ端末30bに送信し、ユーザ端末30bからLD80bを受信した旨のメッセージを受け取ってからライセンスデータを削除するようにしてもよい。この場合には伝送路40の故障等でLD80bが送信途中で壊れてしまったような場合においても、LD80bの再発行を確実に行うことができる。
【0227】
権利管理サーバ20bから送信されたLD80bを通信部312を介して受信すると(S2008)、ユーザ端末30bのLD取得部304bは、即時利用フラグ843に「ON」が設定されているか否か判断する(S2009)。判断の結果、即時利用フラグ843に「ON」が設定されていない場合(S2009でNo)、すなわち即時利用フラグ843に「OFF」が設定されている場合、LD取得部304bは、受信したLD80bをLDデータベース302bに登録する(S2010)。その後、LD取得部304bは、GUI313を介して、LD80bの取得が完了した旨をユーザβに対して通知し、LT取得プロセスを終了する。
【0228】
これに対して、判断の結果、即時利用フラグ843に「ON」が設定されている場合(S2009でYes)、LD取得部304bは、受信したLD80bをLDデータベース302bに登録することなく、コンテンツ利用可否判定部308bに渡し、このLD80bに対応するコンテンツを再生するコンテンツ再生プロセスを実行させる(S2011)。
【0229】
これにより、ユーザ端末30bがセキュアなクロックを保持している場合にはLDデータベース302bにLD80bを登録させ、セキュアなクロックを保持していない場合には取得したLD80bを直ちに消費させることにより、ユーザ端末30bにおいて再生時間が改変されたり、LDが改竄されたりする事態を未然に防止することができる。
【0230】
一方、ステップS2003やS2004において、LD発行不可と判定された場合には、LD取得部304bは、権利管理サーバ20bからLD発行不可通知を受信する(S2012)。この場合、LD取得部304bは、GUI313を介して、LD80bが取得できなかった旨をユーザβに対して通知し、処理を終了する。
【0231】
なお、LD発行要求70bの送信に際して、ユーザ端末30bの通信部312と権利管理サーバ20bの通信部28とは、SACを形成する。
次に、図32のフローチャートを参照して、本実施の形態2におけるデジタルコンテンツ配信システム1bにおいて、ユーザ端末30bがLD80bを用いてコンテンツを再生するコンテンツ再生プロセスについて説明する。
【0232】
図32は、コンテンツ再生プロセスの動作を示すフローチャートである。
このコンテンツ再生プロセスは、例えば図28に示されるメニュー画面のコンテンツ再生ボタン54bをユーザβがクリックし、このコンテンツ再生ボタン54bがクリックされた場合に呼び出される不図示のコンテンツ再生メニュー画面において、一覧表示されるコンテンツデータベース301に登録されたコンテンツデータ60の中から再生を希望するコンテンツをユーザβが1つ選択した場合、選択されたコンテンツデータのコンテンツIDを含むコンテンツ再生指示がGUI313からLD取得部304bに入力され、実行される。
【0233】
コンテンツ利用可否判定部308bは、ユーザβのコンテンツ再生指示をGUI313を介して受信すると、ユーザβが再生を希望しているコンテンツに対応したLD80bがLDデータベース302bに存在するかどうかを調べる(S2201)。
【0234】
LDデータベース302bに所望のLD80bが存在しない場合、コンテンツ利用可否判定部308bは、コンテンツIDをLD取得部304bに渡し、図27に示されるLD取得プロセスと同様のLD取得プロセスを自動的に実行させ(S2203)、LD80bを取得できたか否か判断する(S2203)。
【0235】
判断の結果、LD80bの取得に失敗した場合(S2203でNo)、コンテンツ利用可否判定部308bは、GUI313を介して、コンテンツが再生不可である旨をユーザβに対して通知し、コンテンツ再生プロセスを終了する。
【0236】
これに対して、LDデータベース302bにLD80bが存在する場合(S2201でYes)及びLD取得プロセスの実行によりLD80bの取得に成功した場合(S2203でYes)のいずれかの場合には、コンテンツ利用可否判定部308bは、LD80bの内容を参照し、コンテンツを再生可能であるかどうか判定する(S2205)。この判定は、LD80b内の端末利用条件87におけるライセンス有効期間871と、再生可能時間872と、端末利用状況88を参照することによって行われる。より具体的には、コンテンツ利用可否判定部308bは、現在時刻がライセンス有効期間871内であり、かつ、再生可能時間872に格納されている値から端末利用状況88に格納されている値を減算した値(この減算した値を以下、「残存端末利用条件」とも記す。)が「0」より大きい場合にコンテンツを再生可能と判定する。それ以外の場合、LD80bの有効期限が切れている場合や残存端末利用条件が残っていない場合は、コンテンツ利用可否判定部308bは、コンテンツは再生不可と判定する。
【0237】
コンテンツ再生不可と判定した場合(S2205でNo)、返却フラグ判定部307bは、権利消失時返却フラグの値が「要返却」であるか否かを判断する(S2231)。値が「返却不要」であれば、コンテンツ利用可否判定部308bは、GUI313を介して、コンテンツが再生不可である旨をユーザβに対し通知し、コンテンツ再生プロセスを終了する。この逆に、値が「要返却」であれば、LD返却部305bはそのLD80bを権利管理サーバ20bに返却するLD返却プロセスを実行した後(S2232)、ステップS2202戻る。このような事態は、コンテンツを再生しないままLD80bの有効期限が切れたような場合などに発生する。
【0238】
これに対して、コンテンツ利用可否判定部308bがコンテンツ再生可能と判定した場合(S2205でYes)、コンテンツ復号部310は、ユーザβが再生を希望しているコンテンツをコンテンツデータベース301から取り出し(S2206)。また、復号鍵取得部309は、ユーザβが再生を希望しているコンテンツに対応するLD80bからコンテンツ復号鍵89を取り出し(S2207)、コンテンツ復号部310に渡す。
【0239】
コンテンツ復号鍵が渡されると、コンテンツ復号部310は、コンテンツデータベース301から取り出した暗号化されたコンテンツを、コンテンツ復号鍵89で復号し(S2208)、コンテンツ再生部311は、コンテンツ復号部310によって復号されたコンテンツを再生する(S2209)。
【0240】
コンテンツの再生が開始されると、LD更新部306bは、コンテンツ再生時間が、再生可能時間に到達したか否か判断する(S2210)。この判断は、LD80b内の端末利用条件87における再生可能時間872と、端末利用状況88と、セキュアなタイマが計時する再生時間とに基づいて行われる。すなわち、端末利用状況88に格納されているコンテンツ再生を行った累積の再生時間と、タイマが計時する再生時間との合計が再生可能時間872に格納されている値に到達したか否かで判断される。
【0241】
判断の結果、再生可能時間に到達していないと(S2210でNo)、LD更新部306bは、GUI313を介してユーザβが再生の停止を指示したか否か判断する(S2211)。ユーザが停止を指示していない場合(S2211でNo)、コンテンツ再生部311によるコンテンツ再生を許容する。
【0242】
ユーザが停止を指示した場合(S2211でYes)、もしくは、コンテンツ再生時間が、再生可能時間に到達した場合(S2210でYes)には、LD更新部306bは、コンテンツの再生を完了させ(S2212)、タイマで計時した今回の再生時間を取得する(S2213)。そして、LD更新部306bは、コンテンツを再生する際に使用したLD80bの内容を更新する(S2214)。具体的には、LD更新部306bは、端末利用状況88に、タイマで計時した今回の再生時間を加算した累計の値を設定する。
【0243】
LDの更新が行われると、LD返却部305bはLD80bを権利管理サーバ20bに返却する利用終了時LD返却プロセスを実行し(S2220)、LD返却部305bはコンテンツ再生に利用できなくなったLD80bを権利管理サーバ20bに返却したり、LD80bをLDデータベース302bから削除したりする利用権利消失時LD返却/削除プロセスを実行し(S2215)、コンテンツ再生プロセスの動作を終了する。
【0244】
次に、図33のフローチャートを用いて、図32におけるS2220の利用終了時LD返却プロセスについて説明を行う。
図33は、図32に示される利用終了時LD返却プロセス(S2220)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0245】
返却フラグ判定部307bは、操作対象のLD80bの利用終了時返却フラグ844の値が返却不要と要返却とのいずれであるかを判断する(S2221)。
権利消失時返却フラグ845の値が要返却である場合、LD返却部305bは、LD80bを権利管理サーバ20bに自動的に返却するLD返却プロセスを実行し(S2222)、メインルーチンにリターンする。これに対して、権利消失時返却フラグ845の値が返却不要である場合、メインルーチンにリターンする。
【0246】
次に、図34のフローチャートを用いて、図32におけるS2215の利用権利消失時LD返却/削除プロセスについて説明を行う。
なお、このLD返却/削除プロセスは、LD80bが無効であるかどうかを判定し、無効である場合には、LD80bを権利管理サーバ20bへ返却、もしくは、削除するためのプロセスである。
【0247】
図34は、図32に示される利用権利消失時LD返却/削除プロセス(S2215)のサブルーチンを示すフローチャートである。
LD更新部306bは、操作対象のLD80bのライセンス有効期間871を参照し、現在時刻がライセンス有効期間871の終了時刻(終期)を過ぎている、すなわちライセンス有効期間871を過ぎていないかどうか調べる(S2302)。
【0248】
現在時刻がライセンス有効期間871の終了時刻を過ぎていない場合(S2302でNo)、LD更新部306bは、操作対象のLD80bのオリジナル利用状況86の値が再生可能時間872の値に到達しているか否かを判定する(S2303)。判定の結果、再生可能時間に到達していない場合(S2303でNo)、そのLD80bが未だ利用可能であるので、LD返却部305bは、LD80bの返却や削除は行わず、そのままLD返却/削除プロセスを終了する。
【0249】
一方、現在時刻がライセンス有効期間871の終了時刻を過ぎてしまっている場合(S2302でYes)及びオリジナル利用状況86の値が再生可能時間に到達している場合(S2303でYes)、そのLD80bが利用不能であるので、返却フラグ判定部307bは、LD80bの権利消失時返却フラグ845の値を参照し、権利管理サーバ20bへ返却する必要があるかどうか判定する(S2304)。権利消失時返却フラグ845の値が返却不要である場合、LD更新部306bは、LD80bをLDデータベース302bから削除し(S2305)、メインルーチンにリターンする。
【0250】
他方、利用終了時返却フラグ844の値が要返却である場合及び権利消失時返却フラグ845の値が要返却である場合のいずれかの場合、LD更新部306bは、LD80bを権利管理サーバ20bへ返却するLD返却プロセスを実行し、メインルーチンにリターンする。
【0251】
次に、図35のフローチャートを参照して、本実施の形態2におけるデジタルコンテンツ配信システム1bにおいて、ユーザ端末30bから権利管理サーバ20bにLD80bを返却するLD返却プロセスについて説明する。
図35は、LD返却プロセスの動作を示すフローチャートである。
【0252】
なお、このLD返却プロセスは、例えば図28に示されるメニュー画面のLD返却ボタン55bをユーザβがクリックし、このLD返却ボタン55bがクリックされた場合に呼び出される不図示のLD返却画面において、一覧表示されるLDデータベース302bに登録されたLDの中から、返却を希望するLD80bをユーザが1つ選択した場合、端末IDを含むLD返却指示がGUI313からLD返却部305bに入力され、実行される。
【0253】
GUI313を介してユーザβからのLD返却指示を受け取ると、LD返却部305bは、LD返却要求90bを生成し、生成したLD返却要求90bを、通信部312を介して権利管理サーバ20bに送信する(S2401)。
ここで、LD返却部305bが生成したLD返却要求90bの端末ID92には端末ID・端末能力蓄積部303bが保持する端末IDが、LD93bにはユーザβからのLD返却指示によって特定されるLDが、それぞれ設定される。
【0254】
なお、LD発行要求70bの送信に際して、ユーザ端末30bの通信部312と権利管理サーバ20bの通信部28とは、SACを形成する。
権利管理サーバ20bのユーザ特定部23は、通信部28を介してユーザ端末30bからLD返却要求90bを受信すると、LD返却要求90bに含まれる端末IDを特定する(S2402)。
【0255】
端末IDを特定し終わると、ユーザ特定部23は、ユーザ情報データベース21を参照し、特定したユーザIDがユーザ情報データベース21に登録されているか否か判断する(S2403)。
【0256】
LD返却要求90bに含まれる端末IDがユーザ情報データベース21に登録されていない場合(S2403でNo)、ユーザ特定部23は、LD返却要求90bを送信したユーザ端末30bのユーザβがこのデジタルコンテンツ配信システム1bの正規のユーザでないとみなし、LD返却不可であることをユーザ端末30bに通知する。
【0257】
LD返却要求90bに含まれる端末ID92がユーザ情報データベース21に登録されている場合(S2404でYes)、ユーザ特定部23は、特定した端末IDに対応するユーザIDを取得し、LD更新部27bに渡す。
ユーザIDが渡されると、LD更新部27bは、LD返却要求90bに含まれるライセンスデータを更新する(S2404)。
【0258】
この更新は、例えば次のように行われる。LD解析部26bは、LD返却要求90bに含まれるLDを解析し、まず、ライセンスデータデータベース22bで管理されるライセンスデータ222bに必要な部分、すなわち、ライセンスID、コンテンツID、コンテンツ復号鍵、オリジナル利用条件、オリジナル利用状況の部分をLD返却要求90bから取り出し、さらに、ユーザ端末30bにおいてどのような利用がなされたかを調べるため、端末利用状況の部分をLD返却要求90bから取り出す。端末利用状況の部分が取り出されると、LD更新部27bは、LD解析部26bによって取り出されたオリジナル利用状況の値を端末利用状況の値分だけ加算し、加算した値に更新する。
【0259】
ライセンスデータの更新が終わると、LD更新部27bは、更新したライセンスデータをライセンスデータデータベース22bに登録する(S2405)。この登録は、ライセンスデータデータベース22bを参照し、ユーザ特定部23から渡されたユーザIDを含むレコードをサーチし、サーチしたユーザIDを含むレコードに更新したライセンスデータを格納することによって行われる。
【0260】
ライセンスデータデータベース22bへの登録が終わると、LD更新部27bは、通信部28を介して、LD返却処理完了通知をユーザ端末30bに対して送信する(S2406)。
【0261】
ユーザ端末30bのLD返却部305bは、LD返却処理完了通知を通信部312を介して受信すると、返却対象のLD80bをLDデータベース302bから削除する(S2407)。その後、LD返却部305bは、GUI313を介して、LD80bの返却が完了した旨をユーザβに対して通知し、処理を終了する。
【0262】
これに対して、LD返却部305bは、LD返却不可通知を通信部312を介して受信すると(S2408)、LD返却部305bは、GUI313を介して、LD80bが返却できなかった旨をユーザβに対して通知し、返却対象のLD80bをLDデータベース302bから削除することなく処理を終了する。
【0263】
以上のように本実施の形態2に係る発明によれば、ユーザの端末装置に係る負荷を軽減するだけでなく、ライセンス情報の返却やライセンス情報の発行要求によるサーバ装置へのアクセスを制御することが可能となり、各種条件や利用実績に基づくコンテンツ利用制御(例えば、「アンケートに回答した」、「×日以内に△回利用した」といった各種条件や利用状況に応じて、返却後に再発行するライセンスデータの内容を変更する)や、利用実績の収集を行うなど、コンテンツ利用の種々のサービスに対処することができる。しかも、ライセンスデータの発行中サーバ装置の負荷を軽減することもできる。
【0264】
また、本実施の形態2に係る発明によれば、サーバ装置においてライセンスデータを生成すること、及び、オリジナル利用条件、端末利用条件の2つの利用条件を導入することによって、利用条件の汎用的な拡張を実現することが可能となる。すなわち、端末装置においては、解釈することが難しいような、複雑な利用条件についても、オリジナル利用条件として、それを設定することにより、導入が可能となる。この場合、サーバ装置は、ライセンスデータを発行する際、その複雑な利用条件に基づいて、端末装置が解釈可能な簡素な利用条件を生成し、それを、端末利用条件に設定するものとする。
【0265】
なお、実施の形態2のデジタルコンテンツ配信システム1bでは、オリジナル利用条件2224b等が時間で管理される場合について説明したが、オリジナル利用条件2224b等が回数で管理される場合に適用できるのはいうまでもない。
【0266】
すなわち、図36に示されるように、デジタルコンテンツ配信システム1bに係る権利管理サーバ20bは、ユーザが購入したライセンスデータとして、オリジナル利用条件2224b(例えば、10回)と、ユーザ端末30bが利用した状況を表すオリジナル利用状況2226bとを保持している。ユーザ端末30bからLD発行要求70bを受信すると、権利管理サーバ20bは、このLD発行要求70bを発したユーザ端末30bに対して発行するLD80bに、オリジナル利用条件2224bと、オリジナル利用状況2226bとを全て切り出し、オリジナル利用条件2224bと、オリジナル利用状況2226bとをライセンスデータデータベース22bから一旦削除する。そして、権利管理サーバ20bは、LD80bの発行の際に、予め定められたルールに基づいて、端末利用条件87(例えば、1回)と、端末利用状況88(例えば、0回)とを生成し、LD80bに埋め込んで発行する。すなわち、LD80bは、オリジナル利用条件85及びオリジナル利用状況86と、端末利用条件87及び端末利用状況88との2層構造で発行される。
【0267】
ユーザ端末30bは、コンテンツ再生の際に権利管理サーバ20bから受信したLD80bの端末利用条件87及び端末利用状況88だけを参照し、端末で利用した利用状況分だけ端末利用状況88の内容を更新する。なお、ユーザ端末30bは、オリジナル利用条件85及びオリジナル利用状況86を参照することはない。そして、ユーザ端末30bは、LD返却要求90bで2層構造のLD80bを権利管理サーバ20bに送信する。
【0268】
LD返却要求90bを受信すると、権利管理サーバ20bは、LD80bの端末利用状況88を参照し、端末利用状況分、オリジナル利用状況を更新し、権利管理サーバ20bで管理するライセンスデータデータベースにオリジナル利用条件2224b及びオリジナル利用状況2226bを再度登録する。なお、オリジナル利用条件からオリジナル利用状況を減算すると、残存している利用条件がわかる。
【0269】
また、上記実施の形態2では、ユーザ端末30bは、LD80bのオリジナル利用条件85及びオリジナル利用状況86を参照することなく、ライセンスヘッダ84の利用終了時返却フラグ844及び権利消失時返却フラグ845の少なくとも一方が要返却であれば、そのLD80bを権利管理サーバ20bに返却するように構成したが、ライセンスヘッダ84の利用終了時返却フラグ844及び権利消失時返却フラグ845の少なくとも一方をなくし、これに代替して、オリジナル利用条件85及びオリジナル利用状況86を参照し、LD80bが2層構造であれば、そのLD80bを権利管理サーバ20bに返却するように構成してもよい。また、ライセンスヘッダ84の利用終了時返却フラグ844及び権利消失時返却フラグ845の少なくとも一方をなくし、これに代替して、オリジナル利用条件85及びオリジナル利用状況86を参照し、LD80bが2層構造で、且つ、オリジナル利用条件2224bとオリジナル利用状況2226bから算出される残利用条件のMAXが、端末利用条件に含まれていない場合に、そのLD80bを権利管理サーバ20bに返却するように構成してもよい。
【0270】
また、ルールテーブル22cは、端末利用条件に設定するライセンス有効期間や、再生可能時間(再生可能回数)、利用終了時返却フラグを定めるルールであるとして説明を行ったが、これは、あくまで一例であり、ルールテーブル22cに定められるルールは、例えば、権利消失時返却フラグを端末利用状況を調べる意志の有無等によって定めるルールや、ユーザ毎に、端末利用条件や、各種フラグの設定を変更するようなルールなど、様々なルールが考えられる。
【0271】
さらに、上記実施の形態2では、ライセンスデータデータベース22bとルールテーブル22cとを個別に形成したが、2つのテーブルを1つのテーブルにして構成してもよい。
【0272】
また、上記実施の形態2のデジタルコンテンツ配信システム1bでは、権利管理サーバ20bは、ユーザ端末30bからLD発行要求70bを受信すると、オリジナル利用条件2224b及びオリジナル利用状況2226bを含む2層構造のLD80bを、ユーザ端末30bに発行し、オリジナル利用条件2224bと、オリジナル利用状況2226bとをライセンスデータデータベース22bから一旦削除するとして説明を行ったが、オリジナル利用条件2224bと、オリジナル利用状況2226bとをライセンスデータデータベース22bから削除することはせず、LD80bに、オリジナル利用条件2224bとオリジナル利用状況2226bとを含まずに発行してもよいものとする。
【0273】
すなわち、図37に示されるように、デジタルコンテンツ配信システム1bに係る権利管理サーバ20bは、ユーザが購入したライセンスデータとして、オリジナル利用条件2224b(例えば、10時間)と、ユーザ端末30bが利用した状況を表すオリジナル利用状況2226bとを保持している。ユーザ端末30bからLD発行要求70bを受信すると、権利管理サーバ20bは、このLD発行要求70bを発したユーザ端末30bに対して、オリジナル利用条件2224bと、オリジナル利用状況2226bから、予め定められたルールに基づいて、端末利用条件87(例えば、1時間)と、端末利用状況88(例えば、0回)とを切り出し、LD80bに埋め込んで発行する。
【0274】
ユーザ端末30bは、コンテンツ再生の際に権利管理サーバ20bから受信したLD80bの端末利用条件87及び端末利用状況88を参照し、端末で利用した利用状況分だけ端末利用状況88の内容を更新する。そして、ユーザ端末30bは、LD返却要求90bでLD80bを権利管理サーバ20bに送信する。
【0275】
LD返却要求90bを受信すると、権利管理サーバ20bは、LD80bの端末利用状況88を参照し、端末利用状況分、権利管理サーバ20bで管理するライセンスデータデータベースに登録されているオリジナル利用状況を更新する。
【0276】
また、ユーザ端末30bが、権利管理サーバ20bに、一旦LDを返却し、その後、再度LDを取得する動作(図32のLT返却プロセス(S2232)からS2202における動作など)を効率よく行うために、図35のステップS2406において、権利管理サーバ20bからユーザ端末30bに送信されるLD返却処理完了通知内に、新たなLDの発行が可能か否かを示す情報を含ませてもよいものとする。この場合、ユーザ端末30bは、LD返却処理完了通知で、新たなLDの発行が可能であると通知された場合には、引き続きLDの取得処理を行うが、新たなLDの発行が不可であると通知された場合には、新たなLDの取得処理を行わないものとする。
【0277】
また、LD返却とそれに引き続くLD取得の処理を、一挙に行うように実装してもよいものとする。この場合、ユーザ端末30bは、図38に示されるように、LD返却処理及びLD取得処理を一挙に行うことを要求するLD返却・発行要求100を権利管理サーバ20bに送信するものとし、LD返却・発行要求100を受信した権利管理サーバ20bは、LD返却処理(図35におけるS2402〜S2405の処理)を行った後、LT発行処理(図27におけるS2004からS2007の処理)を引き続き行うものとする。なお、このLD返却・発行要求100は、LD返却・発行要求を表すLD返却・発行要求識別子101の他、LD発行要求70bとライセンスデータ返却要求90bとを組み合わせた構成、すなわち端末ID102、ライセンスデータ103、コンテンツID104及び端末能力105とで実現される。
【0278】
また、通常、LD返却・発行要求に対する返信として、権利管理サーバ20bからユーザ端末30bへは、LDが送信されるが、必ずしもLD全体が返信される必要はなく、ユーザ端末30bが新たにLDを保持できるための必要最小限の情報が返信されるものとしてもよい。
【0279】
例えば、返信するLDの端末利用条件とユーザ端末30bから返却されたLDの端末利用条件とが同一の場合には、ユーザ端末30bが返却しようとしたLDの端末利用状況を0にリセットすることを指示する情報を返信するようにしてもよいものとする。この場合、ユーザ端末30bは、返却しようとしたLDの削除は行わず、かわりに、そのLDの端末利用状況を0にリセットしたうえで、そのまま保持するものとする。
【0280】
また、LD返却・発行要求に対する返信として、端末利用条件のみを送信するようにしてもよい。この場合、ユーザ端末30bは、返却しようとしたLDの端末利用条件を返信されてきた端末利用条件を用いて上書きし、更に、端末利用状況を0にリセットしたうえで、そのまま保持するものとする。
【0281】
なお、LD返却要求90bや、LD返却・発行要求100内には、ライセンスデータそのものを記述するとして説明を行ったが、必ずしも、ライセンスデータ全体を記述する必要はなく、端末利用状況のみを記述するなど、権利管理サーバ20bでの返却処理において必要な、最小限の部分のみ記述するようにしてもよいものとする。
【0282】
また、ここまでは、ユーザ端末30bは、利用権利の消失したLDを、一旦、権利管理サーバ20bに返却し、その後、新たなLDを取得するとして説明を行ってきたが、LDの返却は行わずに、権利管理サーバ20bからLDを再取得するように実装してもよいものとする。この場合、権利管理サーバ20bは、ユーザ端末30bからLDの再取得要求を受信すると、先に発行したLDについては、使用が完了したものとして処理を行い、新たにLDを発行するものとする。なお、この場合には、ユーザ端末30bにおいては、LDの利用権利が消失した場合にのみ、LDの再取得要求を行うこととし、同一のライセンスIDをもつ2つのLDを、同時に保持することがないよう制御されることが好ましい。
【0283】
また、実施の形態2において、権利消失時返却フラグは、LDの権利消失時に、LDを権利管理サーバ20bへ返却する必要があるか否かを示す情報であるとして説明を行ったが、これに限るわけではなく、オリジナル利用条件とオリジナル利用状況から算出される残利用条件の有無や、権利管理サーバ20bからのLD再取得の可否や、ユーザ端末30bでのLDの削除の可否などを伝えるフラグとして使用されてもよく、ユーザ端末30bは、フラグに指定され情報に従って、次なる動作を決定するものであるとしてもよい。
【0284】
さらに、上記実施の形態2では端末利用状況に累積利用時間や、利用回数だけを格納するようにしたが、端末利用状況にコンテンツ再生開始時刻やコンテンツ再生終了時刻などの利用状況に付帯する情報を埋め込んで、サーバに返却するようにしてもよい。これによってサーバはコンテンツの利用時間帯など各ユーザの具体的詳細な利用状況を取得でき、コンテンツ利用の多様なサービスに対処することができる。
【0285】
産業上の利用可能性
本願発明に係るコンテンツ利用管理システム及びデジタルコンテンツ配信システムは、サーバ装置と端末装置とからなり、このサーバ装置はコンテンツ毎のライセンス情報を配信するコンピュータ装置として利用したり、端末装置はライセンス情報を受信するセットトップボックス、パーソナルコンピュータ、デジタルテレビ、プリンタ、携帯電話機、携帯情報端末等のコンピュータ装置として利用したりするのに適している。
【0286】
【発明の効果】
本発明に係るコンテンツ利用管理システムによれば、サーバ装置は、端末装置を使用するユーザ毎のコンテンツの利用条件を示すライセンス情報を記憶し、ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザに対応するライセンス情報が示す利用条件の一部又は全部を示す権利情報であるライセンスチケットを生成し、このライセンスチケットに対して、当該ライセンスチケットの権利が消失したときにおけるサーバ装置への返却の要否を表す返却情報を設定し、端末装置は、ユーザの指示に従って、サーバ装置にコンテンツの利用を要求し、サーバ装置から送信されてきたライセンスチケットを受信し、受信したライセンスチケットが示す利用条件に従って、コンテンツの利用を制御し、受信したライセンスチケットが示す返却情報に従って、サーバ装置にライセンスチケットの返却を要求するので、ユーザの端末装置に係る負荷を軽減するだけでなく、ライセンスチケットの返却やライセンスチケットの発行要求によるサーバ装置へのアクセス頻度が高くなり、コンテンツ利用の種々のサービスに対処することができる。
【0287】
よって、インターネット等のインフラが整備され、コンテンツのネット配信が普及してきた今日における本願発明の実用的価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるデジタルコンテンツ配信システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示されるコンテンツデータ60のフォーマット構成を示す図である。
【図3】図1に示される権利管理サーバ20aの具体的な構成を示す機能ブロック図である。
【図4】図3に示されるユーザ情報データベース21の具体的構成を示す図である。
【図5】図3に示される利用権利データベース22aの具体的構成を示す図である。
【図6】図1に示されるLT80aの具体的構成を示す図である。
【図7】利用権利222aのLT有効期間幅2225aと、LT80aに設定されるLT有効期間821aとの関係を示す図である。
【図8】図1に示されるユーザ端末30aの具体的な構成を示す機能ブロック図である。
【図9】図1に示されるLT発行要求70aの具体的構成を示す図である。
【図10】図1に示されるLT返却要求90aの具体的構成を示す図である。
【図11】LT取得プロセスの動作を示すフローチャートである。
【図12】GUI313が表示するメニュー画面の構成を示す図である。
【図13】図11に示されるLT発行可否判定プロセス(S1004)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図14】コンテンツ再生プロセスの動作を示すフローチャートである。
【図15】図14に示されるLT返却/削除プロセスのサブルーチンを示すフローチャートである。
【図16】LT返却プロセスの動作を示すフローチャートである。
【図17】図16に示される利用権利削除プロセスのサブルーチンを示すフローチャートである。
【図18】本発明の実施の形態2におけるデジタルコンテンツ配信システム1bの全体構成を示すブロック図である。
【図19】デジタルコンテンツ配信システム1bの構成の特徴を示す図である。
【図20】図18に示される権利管理サーバ20bの具体的な構成を示す機能ブロック図である。
【図21】図20に示されるライセンスデータデータベース22bの具体的構成を示す図である。
【図22】図20に示されるライセンスデータデータベース22bがさらに保持するルールテーブル22cの具体的構成を示す図である。
【図23】図18に示されるLD80bの具体的構成を示す図である。
【図24】図18に示されるユーザ端末30bの具体的な構成を示す機能ブロック図である。
【図25】図18に示されるLD発行要求70bの具体的構成を示す図である。
【図26】図18に示されるLD返却要求90bの具体的構成を示す図である。
【図27】LD取得プロセスの動作を示すフローチャートである。
【図28】GUI313が表示するメニュー画面の構成を示す図である。
【図29】図27に示される発行LD生成プロセス(S2005)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図30】図29に示される即時利用フラグ/利用終了時返却フラグ設定プロセス(S2105)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図31】図29に示される権利消失時返却フラグ設定プロセス(S2106)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図32】コンテンツ再生プロセスの動作を示すフローチャートである。
【図33】図32に示される利用終了時LD返却プロセス(S2220)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図34】図32に示される利用権利消失時LD返却/削除プロセス(S2215)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図35】LD返却プロセスの動作を示すフローチャートである。
【図36】デジタルコンテンツ配信システム1bの他の構成の特徴を示す図である。
【図37】デジタルコンテンツ配信システム1bのさらに他の構成の特徴を示す図である。
【図38】LD返却・発行要求の具体的構成を示す図である。
【符号の説明】
1a,1b     デジタルコンテンツ配信システム
20a,20b   権利管理サーバ
22a       利用権利データベース
22b       LDデータベース
24a       LT生成部
24b       LD生成部
25a       返却フラグ設定部
26a       LT解析部
26b       LD解析部
27a       利用権利更新部
27b       LD更新部
30a,30b   ユーザ端末
70a       LT発行要求
70b       LD発行要求
80a       LT
80b       LD
90a       LT返却要求
90b       LD返却要求
302a      LTデータベース
302b      LDデータベース
303a      端末ID蓄積部
303b      端末ID・端末能力蓄積部
304a      LT取得部
304b      LD取得部
305a      LT返却部
305b      LD返却部
306a      LT更新部
306b      LD更新部
307a,307b 返却フラグ判定部
308a,308b コンテンツ利用可否判定部
309       復号鍵取得部
310       コンテンツ復号部
311       コンテンツ再生部
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a content use management system and the like, and more specifically, to a management device, which stores license information that enables use of content under certain use conditions to a terminal device of a user who has requested use of the content. And the like, and a content use management system and the like distributed via a communication network.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, systems for distributing digital works such as music, video, games, and the like via the Internet and digital broadcasting have been developed, and some of them have reached the stage of practical use. In addition, when distributing these contents, from the viewpoint of copyright protection, a content use control method for restricting the number of times of reproduction, movement, copying, and the like of the distributed contents is also being studied.
[0003]
In a conventional digital content distribution system, a usage condition for each user's content is modeled so as to be distributed to a user terminal together with the content, and the user terminal manages all of the conditions (for example, see Patent Document 1).
[0004]
For example, if a user purchases the right to watch the movie "Matrix" (R) three times, the user terminal determines that the user can "view the matrix three times" together with the content of the movie "Matrix". The use condition shown is received from the distribution server, and the reproduction of the content is managed according to the use condition. After distributing the use condition to the user terminal, the distribution server does not participate in the user use condition.
[0005]
When viewing the content “Matrix”, the user terminal performs a process of reducing the number of viewable times of the use condition managed by the user terminal itself by one each time the user terminal views the content, and the number of viewable times becomes zero. At this point, processing for disallowing viewing is performed.
[0006]
The conventional digital content distribution system employs such a method, and all usage conditions for content of each user are managed in the user terminal.
[0007]
[Patent Document 1]
JP-A-2000-48076 (Page 1, FIG. 1)
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the related art, when all the usage conditions of each user are managed by the user terminal, complicated usage condition management at the user terminal is indispensable. Implementing such a function in a user terminal can be a heavy burden on portable devices such as mobile phones and home electric appliances.
[0009]
Further, when all the usage conditions of the user are managed by the user terminal, the user only needs to access the server device once when distributing the usage conditions to the user. As a result, the server device can hardly grasp the information (hereinafter, referred to as “usage status”) as to whether the user actually used the terminal or at what frequency (hereinafter, referred to as “usage status”). It cannot be used for distribution service of usage conditions.
[0010]
In addition, when all the usage conditions for the content of each user are managed in the user terminal, the content cannot be viewed on a terminal other than the terminal whose usage conditions are managed. Therefore, when the user owns a plurality of terminals, there is a problem that the right to view the content purchased by the user cannot be shared among the plurality of terminals.
[0011]
In other words, the conventional system has a problem that not only does a heavy load is imposed on the user's terminal device, but it is not possible to cope with various services using the content.
[0012]
The present invention solves the problems of the conventional technology, and provides a content use management system and the like that can reduce the load on a user terminal device and can cope with various contents use services. The purpose is to:
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, a content use management system according to the present invention includes a terminal device that uses a content that is a digital work and a server device that manages use of the content in the terminal device. The server device, the license information storage means for storing license information indicating a use condition of the content for each user using the terminal device, based on a request from the user, the license corresponding to the user A license ticket issuance means for generating a license ticket, which is right information indicating a part or all of the usage conditions indicated by the information, and transmitting the license ticket to the terminal device; and a license ticket generated by the license ticket generation means. The above when the right of the ticket is lost Return information setting means for setting return information indicating whether or not return to the server device is required, wherein the terminal device requests use of the content from the server device in accordance with a user's instruction; and Receiving means for receiving the license ticket transmitted from the server device, content use control means for controlling use of the content according to the use conditions indicated by the received license ticket, and return information indicated by the received license ticket, A license ticket return requesting unit for requesting the server device to return a license ticket.
[0014]
Such a configuration not only reduces the load on the user's terminal device, but also increases the frequency of access to the server device by returning a license ticket or issuing a license ticket, thereby coping with various services of content use. be able to.
[0015]
In this specification, “use” of a content includes all operations that use the content, such as “play”, “move”, and “copy” of the content, and “print” of a content such as an electronic book. Use as
[0016]
Here, in the content use management system according to the present invention, the use request unit makes the request by transmitting a use amount of the requested content to the server device, and the license ticket issuing unit includes the use request unit. Preferably, a license ticket is generated according to the usage amount transmitted from the terminal device and transmitted to the terminal device.
[0017]
Further, the content usage management system according to the present invention is characterized in that the usage amount of the content includes a number of times the content is used, and the usage amount of the content includes a cumulative usage time of the content. It can be characterized as being.
[0018]
Further, in the content use management system according to the present invention, the use condition indicated by the license ticket includes a validity period of the license ticket in which all or a part of a validity period defined by the use condition indicated by the license information is set. It can be characterized as being included.
[0019]
Further, in the content use management system according to the present invention, the use request unit transmits, to the server device, capability information indicating the capability of the terminal device with respect to content use control, together with the use amount, and the license ticket issuing unit. May generate the license ticket according to the capability information transmitted from the use request unit, and transmit the generated license ticket to the terminal device.
[0020]
Further, in the content use management system according to the present invention, the capability information may include information indicating whether or not the terminal device has a secure clock.
[0021]
Further, the content use management system according to the present invention may be characterized in that the capability information includes information indicating whether or not the terminal device has a storage unit on a secure recording medium.
[0022]
In the content use management system according to the present invention, when the license ticket issuing unit receives the capability information from the use request unit, the license ticket issuance unit transmits the license ticket of the terminal device in accordance with the capability indicated by the capability information. The license ticket status information instructing the handling may be included in the license ticket and transmitted to the terminal device.
[0023]
Further, the content use management system according to the present invention may be characterized in that the license ticket status information includes a flag indicating that the license ticket must be immediately consumed without being written to a recording medium.
[0024]
The present invention can be realized not only as such a content usage management system or digital content distribution system, but also as a server device or a terminal device constituting such a system, or as a server device or a terminal device. It can be realized as a content use management method in which the characteristic means provided in are used as steps, or as a program that causes a computer to execute those steps. Needless to say, such a program can be distributed via a recording medium such as a CD-ROM or a transmission medium such as the Internet.
[0025]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a block diagram showing an overall configuration of a digital content distribution system according to Embodiment 1 of the present invention.
[0026]
As shown in FIG. 1, the digital content distribution system 1a distributes a digitized work (content) to a user β after encrypting it by a company α involved in content distribution. The usage right (license) for each purchased content is managed by the company α, and a license ticket (License Ticket, hereinafter also referred to as “LT”) for using the content is distributed based on the user's request. Is a system for protecting the copyright of the content by making the content available within the usage conditions included in the content server. At least one content server 10, at least one rights management server 20a, and at least one The user terminal 30a, the content server 10, the rights management server 20a, and the user And a transmission path 40 that communicably connects the terminal 30a.
[0027]
The content server 10 is a computer device installed on the side of the company α involved in content distribution. Specifically, the content server 10 previously holds a plurality of content data 60 in which the content encrypted with the encryption key and the content ID are associated with each other, and transmits the content data 60 to the user terminal 30a that has issued the content distribution request. The requested content data 60 is delivered.
[0028]
FIG. 2 is a diagram showing a format configuration of the content data 60 shown in FIG.
As shown in FIG. 2, the content data 60 includes a content ID 61, an encrypted content 62, and the like. The content ID 61 is an ID for uniquely specifying a content in the digital content distribution system 1a.
The encrypted content 62 is obtained by encrypting content such as music data and video data using an encryption key. Therefore, in order to reproduce (use) the content, a content decryption key paired with the encryption key is required.
[0029]
The contents to be encrypted are not limited to music data and video data, but may be digital newspapers, electronic magazines, electronic books, electronic maps, electronic dictionaries, still images, games, computer software, and other digital contents. It may be. In the first embodiment, the content data 60 is described as being acquired via the transmission path 40. However, the method for acquiring the content data 60 is not particularly limited, and a recording medium such as a CD-ROM may be used. May be obtained via the Internet.
[0030]
The right management server 20a is a computer device installed on the side of the business entity α similarly to the content server 10 and managing the right to use the content of the user β who receives the content distribution service. Specifically, the right management server 20a manages the usage right for each content purchased by the user β, and in response to the LT issuance request 70a from the user terminal 30a, a part or all of the usage right and the content decryption. A key or the like is distributed to the user terminal 30a as an LT 80a, or an LT return request 90a including an LT and an identifier indicating that the LT is returned is received from the user terminal 30a, and the usage right is updated. . The LT 80a and the like will be described later in detail.
[0031]
The user terminal 30a is a computer device installed on the user β side and receiving a content distribution service. Specifically, the user terminal 30a transmits a content distribution request to the content server 10 to receive distribution of the content data 60 from the content server 10, and transmits an LT issuance request 70a to the right management server 20a in using the content. Then, it receives the LT 80a, reproduces the content within the range of the LT use conditions included in the LT 80a, and transmits an LT return request 90a to the right management server 20a.
[0032]
The transmission path 40 is a wired transmission path or a wireless transmission path, and connects the right management server 20a and the content server 10 to the user terminal 30a so that data communication is possible.
[0033]
When transmitting a request such as the LT issuance request 70a and the LT return request 90a, the user terminal 30a uses a mutual authentication format protocol such as SSL (Secure Sockets Layer) with the right management server 20a. A SAC (Secure Authenticated Channel: secure communication channel with authentication) is formed by encrypting and communicating a session key with a request from the user terminal 30a and a response such as an LT 80a from the right management server 20a using the session key. It is configured to prevent eavesdropping and spoofing.
[0034]
FIG. 3 is a functional block diagram showing a specific configuration of the right management server 20a shown in FIG.
As shown in FIG. 3, the right management server 20a includes a user information database 21, a use right database 22a, a user identification unit 23, an LT generation unit 24a, a return flag setting unit 25a, and an LT analysis unit 26a. , A use right update unit 27a, a communication unit 28, and the like.
[0035]
The user information database 21 is a database for managing the unique user ID of the user β registered as a member of the digital content distribution system 1a in association with the unique terminal ID of the user terminal used by the user β ( Hereinafter, also referred to as “DB”).
[0036]
FIG. 4 is a diagram showing a specific configuration of the user information database 21.
As shown in FIG. 4, the user information database 21 is a database for managing which user terminal 30a the user β owns, and includes a user ID 211, a terminal ID 212, and the like.
[0037]
The user ID 211 is an ID for uniquely specifying the user β in the digital content distribution system 1a. The terminal ID 212 is an ID for uniquely specifying the user terminal 30a in the digital content distribution system 1a.
[0038]
In FIG. 4, for example, the user β specified by the user ID “XXXAAA” indicates that the user β has two terminals, a terminal having the terminal ID “XXX111” and a terminal having the terminal ID “XXX222”. The user β specified by the user ID “XXXBBB” indicates that the user β owns only the terminal having the terminal ID “XXX333”.
[0039]
The data registration in the user information database 21 is performed when the user β performs a member registration process in order to receive the content distribution service operated by the business operator α. This member registration process may be performed by the user β communicating with the business entity α via the transmission path 40, or may be performed in another form such as sending a member registration document. In the member registration process, first, the business entity α assigns the user ID 211 to the user β. Thereafter, the terminal ID 212 of the user terminal 30a owned by the user β is notified to the business entity α by communication or a document, and the notified terminal ID 212 is associated with the user ID 211 previously assigned to the user β. Registered in the user information database 21. As a result of performing the above member registration processing, the user information database 21 as shown in FIG. 4 is constructed.
[0040]
The usage right database 22a illustrated in FIG. 3 is a database that manages the usage right 222a of the content purchased by the user β in association with the user ID.
[0041]
FIG. 5 is a diagram showing a specific configuration of the usage right database 22a.
As shown in FIG. 5, the usage right database 22a includes a user ID 221a for specifying the user β, a usage right 222a indicating the content of the usage right purchased by the user, and the like.
[0042]
The usage right 222a includes a usage right ID 2221a that is an ID of the usage right 222a, a content ID 2222a of the content targeted by the usage right 222a, a content decryption key 2223a for decrypting the content, and a valid period of the usage right 222a. Validity period 2224a indicating the following, an LT validity period width 2225a for limiting the LT validity period set in the LT 80a to a short period equal to or shorter than the use right validity period 2224a, and the number of reproducible times as the number of times the content can be reproduced. 2226a, an LT issuance number 2227a indicating the number of LTs 80a that can be issued from the usage right 222a, and an issuance state LT number 2228a indicating the number of LTs 80a currently in the issuance state for the user terminal 30a.
[0043]
FIG. 5 shows a state in which, for example, the user β whose user ID 211a is specified by “XXXAAA” has two usage rights 222a in which “XXX001” and “XXX002” are set in the usage right ID 2221a, respectively. ing. The usage right 222a whose usage right ID 2221a is “XXX001” is a right for the content whose content ID 61 is “XXX111”, the content decryption key 2223a for decrypting the content is “XXX221”, and the usage right Has a valid period of “2002/05 / 01.12.000.00 to 2003/04 / 30.12.00.00”, the LT valid period width 2225a is “1 day”, and the remaining number of times that the content can be reproduced is "5 times" indicates that the number of LTs 80a that can be issued from the usage right 222a is "$" (can be issued indefinitely), and that the number of LTs 80a in the issued state is "2".
[0044]
On the other hand, the usage right 222a whose usage right ID 2221a is “XXX002” is a right for the content whose content ID 61 is “XXX112”, and the content decryption key 2223a for decrypting the content is “XXX222”. , The validity period of the usage right is “2002/05 / 01.12.000.00 to 2003/04 / 04.30.100.00”, the LT validity period width 2225a is “no limit”, and the content can be reproduced. The remaining number is "10", the number of LTs 80a that can be issued from the usage right 222a is "3", and the number of LTs 80a in the issued state is "0".
[0045]
In addition, the user β whose user ID 211a is specified by “XXXBBB” has a state in which the user β has only one usage right 222a whose usage right ID 2221a is set to “XXX003”. The usage right 222a whose usage right ID 2221a is “XXX003” is a right for the content whose content ID 61 is “XXX113”, the content decryption key 2223a for decrypting the content is “XXX223”, and the usage right Has a valid period of “2003/01 / 010.00.00.00 to 2003/12 / 31.24.00.00”, an LT valid period width 2225a of “2 days”, and the remaining number of times that the content can be reproduced is "8 times" indicates that the number of LTs 80a that can be issued from the usage right 222a is "3" and the number of LTs 80a in the issued state is "0".
[0046]
Here, the LT valid period width 2225a is information set by the company α to be shorter than the valid period of the right basically held by the user. More specifically, the LT validity period width 2225a is a width of a period during which the right can be used on the user terminal 30a after the right is issued in the right management server 20a. The width of a period shorter than the valid period 2224a is set, or there is no limit, that is, the same period as the use right valid period 2224a is set. Since the validity period of the LT 80a expires due to the LT validity period width 2225a set by the business operator α, the frequency of access to the rights management server 20a by the LT return request 90a or the LT issuance request 70a can be changed by setting the LT 80a short. It becomes possible.
[0047]
Also, the reproducible number of times 2226a is subtracted from the initial value at the time of purchase by the user β by the amount cut out to the LT 80a, and added by the amount included in the LT 80a returned by the LT return request 90a.
[0048]
Also, the initial value of the issuance state LT number 2228a is “0”, and “1” is added when the LT 80a is issued from the rights management server 20a to the user terminal 30a, and the rights management server 20a transmits the LT 80a to the rights management server 20a. "1" is subtracted when the LT 80a is returned.
[0049]
When receiving the LT issue request 70a and the LT return request 90a transmitted from the user terminal 30a via the communication unit 28, the user specifying unit 23 illustrated in FIG. The user β (user ID) is specified based on the terminal ID included in the issuance request 70a and the LT return request 90a.
[0050]
When receiving the LT issuance request 70a transmitted from the user terminal 30a via the communication unit 28, the LT generation unit 24a generates a main part of the LT 80a from the usage right managed in the usage right database 22a. It is.
[0051]
The return flag setting unit 25a is a unit that sets information of “return required” or “return unnecessary” to a return flag included in the LT 80a generated by the LT generation unit 24a.
Specifically, the return flag setting unit 25a determines whether the LT issuable number included in the usage right managed by the usage right database 22a that is the source of the generated LT 80a is a finite value, and the LT that is set in the LT 80a. If the end of the validity period is at least one of earlier than the end of the usage right validity period, set the return flag to "return required", the number of LTs that can be issued is "$", and the end of the LT validity period If is the same as the end of the validity period of the usage right, set "return not required".
[0052]
FIG. 6 is a diagram illustrating a specific configuration of the LT 80a generated by the LT generation unit 24a and the return flag setting unit 25a.
As shown in FIG. 6, the LT 80a includes an LT header 81a, an LT use condition 82a, and a content decryption key 83a.
[0053]
The LT header 81a includes a usage right ID 811a, a content ID 812a, and a return flag 813a.
[0054]
The use right ID 2221a of the use right 222a from which the LT 80a was issued is stored in the use right ID 811a.
[0055]
The content ID 812a stores the content ID of a content that can be reproduced by using the LT 80a.
[0056]
The return flag 813a describes information indicating whether the LT 80a needs to be returned to the rights management server 20a. The return flag 813a is set by the return flag setting unit 25a. The user terminal 30a determines whether to return the LT 80a to the right management server 20a based on the return flag 813a.
[0057]
The LT use condition 82a includes an LT valid period 821a and a reproducible number of times 822a.
[0058]
The LT valid period 821a stores a period during which the LT 80a is valid. The LT validity period 821a is determined based on the use right validity period 2224a and the LT validity period width 2225a of the use right 222a, and the time at which the communication unit 28 receives the LT issuance request 70a.
[0059]
The reproducible number 822a stores the number of times the content can be reproduced.
The content decryption key 83a stores a key for decrypting the content.
The LT 80a thus configured is transmitted from the right management server 20a to the user terminal 30a, and the user terminal 30a reproduces the content using the LT 80a.
[0060]
Here, a method of generating the LT valid period 821a will be described more specifically.
FIG. 7 is a diagram showing the relationship between the LT validity period width 2225a of the usage right 222a and the LT validity period 821a set in the LT 80a.
[0061]
When the LT validity period width 2225a of the use right database 22a is shorter than the use right validity period 2224a (for example, one day, two days, etc.), the timing at which the LT issuance request 70a from the user β is received is determined by the timing of the use right validity period 2224a. First, the case when the vehicle is near the beginning (the state of FIG. 7A) will be described. That is, as shown in FIG. 7A, the time when the LT issuance request 70a is received (request time) is earlier than the beginning of the usage right effective period 2224a, and the end of the LT effective period width 2225a starting from the request time is This is a case where it is later than the beginning of the usage right validity period 2224a. In this case, the start time (start) of the usage right valid period 2224a held by the user β is set at the start time (start) of the LT valid period 821a, and the request time is set at the end time (end) of the LT valid period 821a. The end of the LT valid period width 2225a to be the starting point (request time + LT valid period width 2225a) is set. Therefore, in this case, the LT effective period 821a of the LT 80a is shorter than the LT effective period width 2225a.
[0062]
Next, when the LT effective period width 2225a of the use right database 22a is shorter than the use right effective period 2224a, when the timing at which the LT issuance request 70a from the user β is received is not near the beginning or end of the use right effective period 2224a ( 7B) will be described. That is, as shown in FIG. 7B, the time when the LT issuance request 70a is received (request time) is later than the beginning of the usage right effective period 2224a, and the end of the LT effective period width 2225a starting from the request time is This is a case where it is earlier than the end of the usage right validity period 2224a. In this case, the request time is set at the start time (start) of the LT valid period 821a, and the end (request time) of the LT valid period width 2225a starting from the request time at the end time (end) of the LT valid period 821a. + LT valid period width 2225a) is set. Therefore, in this case, the LT valid period 821a of the LT 80a matches the LT valid period width 2225a.
[0063]
Next, when the LT effective period width 2225a of the use right database 22a is shorter than the use right effective period 2224a, the timing when the LT issuance request 70a from the user β is received is near the end of the use right effective period 2224a (FIG. 7). (State (c)) will be described. That is, as shown in FIG. 7C, the time when the LT issuance request 70a is received (request time) is earlier than the end of the usage right effective period 2224a, and the end of the LT effective period width 2225a starting from the request time is This is a case where it is later than the end of the usage right validity period 2224a. In this case, the request time is set at the start time (start) of the LT valid period 821a, and the end of the usage right valid period 2224a is set at the end time (end) of the LT valid period 821a. Therefore, in this case, the LT effective period 821a of the LT 80a is shorter than the LT effective period width 2225a.
[0064]
Next, a case where the LT validity period width 2225a of the usage right database 22a is unlimited (the state of FIG. 7D) will be described. In this case, regardless of the request time, as shown in FIG. 7D, the start time (start) of the LT valid period 821a is set to the start of the use right valid period 2224a, and the end of the LT valid period 821a is ended. At the time (end), the end of the usage right validity period 2224a is set. Therefore, in this case, the LT validity period 821a of the LT 80a matches the usage right validity period 2224a.
[0065]
Needless to say, X satisfying the request time ≦ X ≦ (request time + LT valid period width 2225a) and Y satisfying the start of the use right valid period 2224a ≦ Y ≦ (the end of the use right valid period 2224a). When X∩Y = φ, it is determined that the LT valid period 821a is an empty set, that is, the LT 80a cannot be issued.
[0066]
Further, in the first embodiment, the period outside the usage right validity period 2224a is NG (unusable) in the cases of FIGS. 7A and 7C, but a unique The LT effective period 821a that is the same as the LT effective period width 2225a may be set by a rule.
[0067]
Furthermore, the LT validity period width 2225a is determined in advance by a predetermined rule, but the situation is momentarily (content holder's intention: how to use the content, a change in the level at which the use situation is desired to be grasped, or the user's use situation). For example, the LT valid period 821a may be variably generated as appropriate.
[0068]
The LT analysis unit 26a illustrated in FIG. 3 is a unit that analyzes the contents of the LT 80a returned from the user terminal 30a.
The usage right updating unit 27a updates the content of the usage right 222a when the LT 80a is issued to the user terminal 30a or when the LT 80a is returned from the user terminal 30a. The details of the update will be described later.
[0069]
The communication unit 28 communicates with the user terminal 30a via the transmission path 40. Specifically, the communication unit 28 is a communication interface that communicates with the user terminal 30a via the transmission path 40, and transmits a request such as an LT issue request 70a and an LT return request 90a transmitted from the user terminal 30a. The user terminal 30a performs analysis, requests the user identification unit 23, the LT generation unit 24a, and the usage right update unit 27a to perform processing in accordance with the result, and generates the LT 80a generated by the LT generation unit 24a and the return flag setting unit 25a. Or a SAC is formed with the user terminal 30a, and the above-described request and response are encrypted with a session key and then encrypted.
[0070]
FIG. 8 is a functional block diagram showing a specific configuration of the user terminal 30a shown in FIG.
As shown in FIG. 8, the user terminal 30a includes a content database 301, an LT database 302a, a terminal ID storage unit 303a, an LT acquisition unit 304a, an LT return unit 305a, an LT update unit 306a, and a return flag. It comprises a determination unit 307a, a content availability determination unit 308a, a decryption key acquisition unit 309, a content decryption unit 310, a content reproduction unit 311, a communication unit 312, and a GUI 313.
[0071]
The content database 301 is a database for registering and managing the content data 60 distributed from the content server 10.
The LT database 302a is a database that securely manages the LT 80a issued by the right management server 20a.
[0072]
The terminal ID storage unit 303a is a unit that stores in advance a terminal ID that is an ID that uniquely specifies the user terminal 30a.
The LT acquisition unit 304a is a unit that acquires the LT 80a from the rights management server 20a by generating the LT issuance request 70a and transmitting it to the rights management server 20a.
[0073]
FIG. 9 is a diagram illustrating a specific configuration of the LT issuance request 70a generated by the LT issuance request 70a.
As shown in FIG. 9, the LT issuance request 70a includes an LT issuance request identifier 71, a terminal ID 72, a content ID 73, a desired number of reproducible times 74a, and the like.
[0074]
The LT issuance request identifier 71 stores information indicating that this data is the LT issuance request 70a. The terminal ID 72 stores the terminal ID of the user terminal 30a that issues the LT issuance request 70a. The content ID 73 stores the content ID of the content to be reproduced using the acquired LT 80a. The desired number of reproducible times 74a stores a value desired to be set as the number of reproducible times of the acquired LT 80a.
[0075]
The LT return unit 305a illustrated in FIG. 8 is a unit that returns the LT 80a to the right management server 20a by generating the LT return request 90a and transmitting the LT return request 90a to the right management server 20a.
[0076]
FIG. 10 is a diagram illustrating a specific configuration of the LT return request 90a generated by the LT return unit 305a.
As shown in FIG. 10, the LT return request 90a includes an LT return request identifier 91, a terminal ID 92, an LT 93a, and the like.
[0077]
The LT return request identifier 91 stores information indicating that this data is the LT return request 90a. The terminal ID 92 stores the terminal ID of the user terminal 30a that issues the LT return request 90a. The LT to be returned is stored in the LT 93a.
[0078]
The LT update unit 306a illustrated in FIG. 8 is a unit that updates the contents of the LT 80a. Specifically, the LT updating unit 306a performs a process of reducing the value of the number of reproducible times in the LT 80a by "1" after reproducing the content.
[0079]
The return flag determination unit 307a refers to a return flag in the LT 80a and determines whether it is necessary to return the LT 80a to the rights management server 20a.
[0080]
The content availability determination unit 308a refers to the LT validity period and the number of reproducible times in the LT 80a to determine whether the content can be reproduced. Specifically, when the current time is within the LT valid period 821a and the value of the number of reproducible times 822a is "1" or more, the content use availability determination unit 308a determines that the content can be reproduced. And
[0081]
It is assumed that the user terminal 30a has a secure clock function so that the content use availability determination unit 308a can obtain the current time. When the user terminal 30a does not have a clock function, the user terminal 30a ignores the LT validity period 821a and determines whether or not reproduction is possible based on the number of reproducible times 822a in the LT 80a. Alternatively, the program may be unconditionally determined to be unreproducible.
[0082]
The decryption key acquisition unit 309 is a unit that extracts a content decryption key that is a key for decrypting the content from the LT 80a.
[0083]
The content decrypting unit 310 is a means for extracting the content from the content database 301 and decrypting the encrypted content 62 using the content decrypting key 2223a acquired by the decryption key acquiring unit 309.
[0084]
The content reproducing unit 311 is a unit that reproduces the content decoded by the content decoding unit 310, and outputs music and video through a speaker or a display (not shown).
[0085]
The communication unit 312 is a unit that communicates with the content server 10 and the right management server 20a via the transmission path 40. Specifically, the communication unit 312 is a communication interface that communicates with the content server 10 and the right management server 20a via the transmission path 40, and includes the content data 60 transmitted from the content server 10 and the right management server 20a. It analyzes the response of the LT 80a and the like transmitted from the server, requests the content database 301, the LT acquisition unit 304a, and the GUI 313 to perform processing according to the result, and issues the LT issuance request 70a generated by the LT acquisition unit 304a, The LT return request 90a generated by the LT return unit 305a is transmitted to the rights management server 20a or forms a SAC with the rights management server 20a, and the above-described request or response is encrypted with a session key and then encrypted. To communicate.
[0086]
The GUI 313 includes a liquid crystal display and a user operation input unit such as a keyboard and a mouse. The GUI 313 displays various buttons and information on the screen of the liquid crystal display so that the user can easily determine the buttons and information. Accept the instructions of.
[0087]
Next, the operation of each unit of the digital content distribution system 1a will be sequentially described using a flowchart. Here, it is assumed that the procedure for user registration (registration of terminal ID and user ID) for user β, the distribution of desired content to user terminal 30a, and the procedure for purchasing the right to use the content have been completed. explain.
[0088]
First, an operation (LT acquisition process) when the user terminal 30a acquires the LT 80a from the right management server 20a in the digital content distribution system 1a according to the first embodiment will be described.
FIG. 11 is a flowchart showing the operation of the LT acquisition process.
[0089]
S1001: Upon receiving the LT acquisition instruction from the user β through the GUI 313, the LT acquisition unit 304a generates an LT issuance request 70a in response to the LT acquisition instruction from the user β, and the rights management server 20a via the communication unit 312. Send to
[0090]
The LT acquisition instruction from the user β includes the content ID 61 of the content the user β desires to acquire and reproduce the LT 80a, and information specifying the value described in the desired number of reproducible times 74 in the LT issuance request 70a. ing. As shown in FIG. 12, for example, such an LT acquisition instruction is performed by a user β clicking an LT acquisition button 53a on a menu screen displayed by the GUI 313, and an LT acquisition menu screen (not shown) called by the click operation. The content is generated by the user β selecting one piece of content desired to be reproduced from the content data 60 registered in the content database 301 displayed as a list and further inputting the number of times desired to be reproduced. The menu screen includes an LT acquisition button 53a, a license purchase button 51a operated at the time of license purchase, a content acquisition button 52a operated at the time of content acquisition, and an operation performed at the time of content reproduction. A content playback button 54a and an LT return button 55a operated when returning the LT are provided.
[0091]
In response to such an LT acquisition instruction, the terminal ID held by the terminal ID storage unit 303a is set in the terminal ID 72 of the LT issuance request 70a transmitted to the right management server 20a, and the LT acquisition from the user β is set in the content ID 73. The content ID included in the instruction is set, and the value specified by the LT acquisition instruction from the user β is set as the desired reproducible number of times 74a.
[0092]
When transmitting the LT issuance request 70a, the communication unit 312 of the user terminal 30a and the communication unit 28 of the right management server 20a form a SAC.
[0093]
S1002: Upon receiving the LT issuance request 70a via the communication unit 28, the user identification unit 23 of the right management server 20a identifies the terminal ID included in the LT issuance request 70a.
[0094]
S1003: When the terminal ID is specified, the user specifying unit 23 refers to the user information database 21 and determines whether or not the terminal is registered, that is, whether or not the terminal ID is registered in the user information database 21. If the terminal ID included in the LT issuance request 70a is not registered in the user information database 21 (No in S1003), the user specifying unit 23 regards the user as not a legitimate user of the digital content distribution system 1a, The user terminal 30a is notified of the existence. On the other hand, when the terminal ID included in the LT issuance request 70a is registered in the user information database 21, the user identification unit 23 acquires the user ID corresponding to the terminal ID, and sets the user ID to the LT generation unit 24a. Pass to.
[0095]
S1004: Upon receiving the user ID of the user β from the user specifying unit 23, the LT generating unit 24a executes an LT issuance determination process, and based on the user ID and the LT issuance request 70a received via the communication unit 28. , The usage right 222a from which the LT 80a is issued, and whether the LT 80a can be issued is determined.
[0096]
FIG. 13 is a flowchart showing a subroutine of the LT issuance determination process (S1004) shown in FIG.
S1101: The LT generation unit 24a refers to the usage right database 22a, and the user β specified by the user specifying unit 23 in S1002 owns the usage right 222a for the content specified by the content ID 61 included in the LT issuance request 70a. It is determined whether or not. Here, if it is determined that the user β owns the usage right 222a for the content specified by the content ID 61 included in the LT issuance request 70a, the LT generation unit 24a sets the usage right 222a to The LT 80a is specified as the usage right 222a from which the LT 80a is issued, and the process proceeds to S1102. On the other hand, if it is determined that the user β does not have the use right 222a for the content specified by the content ID 61 included in the LT issuance request 70a, the process proceeds to S1106.
[0097]
S1102: The LT generation unit 24a refers to the usage right validity period 2224a and the LT validity period width 2225a of the usage right 222a specified in S1101, and determines whether the LT validity period is not an empty set. Here, if the LT validity period is not an empty set, that is, any one of FIGS. 7A to 7D, the process proceeds to S1103. On the other hand, when the LT validity period is an empty set, the LT generation unit 24a proceeds to the process of S1106.
[0098]
S1103: The LT generation unit 24a compares the number of reproducible times 2226a of the usage right 222a specified in S1101 with the desired number of reproducible times 74a in the LT issuance request 70a, and reproduces the usage right 222a specified in S1101. It is determined whether or not the number of times 2226a is equal to or greater than the desired reproducible number of times 74a in the LT issuance request 70a. Here, if it is determined that the number of reproducible times 2226a of the usage right 222a is equal to or more than the desired number of reproducible times 74a in the LT issuance request 70a, the process proceeds to S1104. On the other hand, if it is determined that the reproducible number of times 2226a of the usage right 222a is less than the desired reproducible number of times 74a in the LT issuance request 70a, the process proceeds to S1106.
[0099]
S1104: The LT generation unit 24a compares the LT issuable number 2227a of the usage right 222a specified in S1101 with the issuable state LT number 2228a, and determines whether the issuance state LT number 2228a is less than the LT issuable number 2227a. judge.
If it is determined that the issuance state LT number 2228a is less than the LT issuable number 2227a, the process proceeds to S1105. On the other hand, if it is determined that the issuance state LT number 2228a is equal to or larger than the LT issuable number 2227a, the process proceeds to S1106.
[0100]
S1105: The LT generation unit 24a determines that the LT 80a can be issued, and returns to the main routine shown in FIG.
S1106: The LT generation unit 24a determines that the LT 80a cannot be issued, and returns to the main routine illustrated in FIG.
[0101]
S1005: If it is determined in step S1004 that LT is not allowed to be issued, the LT generation unit 24a considers that the user is a legitimate user of the digital content distribution system 1a, but does not have a usage right for which LT is to be issued. The user terminal 30a is notified that the issuance is impossible. On the other hand, if it is determined in step S1004 that LT can be issued, the process advances to step S1006.
[0102]
S1006: If the determination result in step S1004 indicates that LT can be issued, the LT generation unit 24a generates an LT 80a based on the LT issuance request 70a. Specifically, LT generation unit 24a sets the content ID included in LT issuance request 70a in content ID 812a in LT 80a to be generated. The LT generation unit 24a calculates the LT validity period 821a based on the usage right validity period 2224a and the LT validity period width 2225a of the usage right 222a specified in S1004, and the time when the LT issuance request 70a is received. The LT validity period is set.
Further, the LT generation unit 24a sets the value of the desired reproducible number 74a included in the LT issuance request 70a to the reproducible number 822a. Further, the LT generation unit 24a sets the content decryption key 2223a of the usage right 222a specified in S1004 as the content decryption key 83a.
[0103]
The return flag 813a is set in S1007 to S1009 described later.
[0104]
S1007: The return flag setting unit 25a determines whether the LT issuable number 2227a of the usage right 222a specified in S1004 is a finite value, and determines the end date and time (end) and the LT expiration date of the usage right validity period 2224a. It is determined whether or not the end date and time (end period) are different.
[0105]
S1008: If the LT issuable number 2227a is determined to be a finite value in S1007, or if the end of the usage right validity period 2224a is different from the end of the LT validity period, the return flag setting unit 25a sets the LT generation unit 24a in S1006. The return flag 813a of the generated LT 80a is set to "return required". That is, if the LT issuable number 2227a is determined to be a finite value and if it corresponds to at least one of the cases of FIG. 7A and FIG. 7B, the return flag setting unit 25a Sets "return required" in the return flag 813a of the LT 80a. This is because if the LT issuable number 2227a is a “finite value”, further LT 80a may not be issued unless the LT is returned, and FIGS. 7A and 7B. In the case of, for the LT in which the LT validity period has expired and the usage right has been lost, the number of reproducible times is not necessarily “0”. In this case, when the LT is returned, the server This is because it is possible to increase the number of reproducible times managed by.
[0106]
S1009: If the LT issuable number 2227a is determined to be “$” in S1007, and the end of the usage right validity period 2224a and the end of the LT validity period are the same, the return flag setting unit 25a In S1006, the return flag 813a of the LT 80a generated by the LT generation unit 24a is set to "return unnecessary". That is, if the LT issuable number 2227a is determined to be “$”, and in the case of FIG. 7C and the case where the LT validity period width 2225a is unlimited in FIG. The unit 25a sets “return unnecessary” in the return flag 813a of the LT 80a. This is because if the LT issuable number 2227a is "$", a further LT 80a can be issued without returning the LT, and in the case of FIGS. 7 (c) and 7 (d). This is because there is no possibility that the number of reproducible times managed by the server will increase even if the LT whose usage right has been lost is returned.
[0107]
S1010: The usage right updating unit 27a updates the content of the usage right 222a specified in S1004. Specifically, the usage right update unit 27a subtracts the reproducible number 2226a of the usage right 222a specified in S1004 by the value of the reproducible number 822a in the LT 80a generated by the LT generation unit 24a in S1006, and , A process of adding “1” to the issue state LT number 2228a of the usage right 222a specified in S1004.
[0108]
S1011: The communication unit 28 transmits the LT 80a generated by the LT generation unit 24a in S1006 to the user terminal 30a.
[0109]
S1012: The LT acquisition unit 304a of the user terminal 30a receives the LT 80a transmitted in S1011 via the communication unit 312, and registers the received LT 80a in the LT database 302a. After that, the LT acquisition unit 304a notifies the user β via the GUI 313 that the acquisition of the LT 80a has been completed, and ends the process.
[0110]
S1013: If it is determined in step S1003 or S1005 that the LT cannot be issued, the LT acquisition unit 304a receives an LT issuance disable notification from the right management server 20a. In this case, the LT acquisition unit 304a notifies the user β via the GUI 313 that the LT 80a could not be acquired, and ends the processing.
[0111]
In S1001, the description has been made assuming that the value specified by the user β is set as the desired number of reproducible times 74a in the LT issuance request 70a. However, a predetermined specified value may be set. I do.
[0112]
In the first embodiment, when the setting of the return flag is completed (S1008, S1009), the usage right update unit 27a immediately updates the content of the usage right 222a specified in S1004, but the LT acquisition unit 304a Receives the LT 80a, transmits a message indicating that the LT 80a has been received to the right management server 20a, and the usage right update unit 27a receives a message indicating that the LT 80a has been received from the user terminal 30a, and then uses the usage specified in S1004. The content of the right 222a may be updated. As a result, it is possible to avoid such a disadvantage that the content of the usage right 222a is reduced even though the LT 80a has not reached the user terminal 30a.
[0113]
Further, in the first embodiment, when it is determined that the number of reproducible times 2226a of the usage right 222a is less than the desired reproducible number of times 74a in the LT issuance request 70a (No in S1103), it is determined that LT is not possible. However, (S1106), for example, when the desired number of reproducible times 74a is “2” and the reproducible number of times 2226a is “1”, that is, less than the desired reproducible number of times 74a but the reproducible number of times 2226a remains. In this case, it may be determined that LT can be issued, and the LT 80a whose reproducible number of times is “1” may be issued. In this case, it is preferable to transmit a message to the effect that only the number of reproducible times 2226a "1" remains in the usage right 222a together with the LT 80a.
[0114]
Next, an operation (content reproduction process) when the user terminal 30a reproduces a content in the digital content distribution system according to the present embodiment will be described with reference to a flowchart of FIG.
FIG. 14 is a flowchart illustrating an operation performed by each unit of the user terminal 30a when reproducing the content.
[0115]
S1401: When a content playback instruction from the user β is received through the GUI 313, the content availability determination unit 308a determines that the LT 80a corresponding to the content that the user β wants to play is LT in response to the content playback instruction from the user β. It is checked whether it exists in the database 302a.
[0116]
The content reproduction instruction from the user β includes information (content ID) for specifying the content that the user β wants to reproduce. Such a content reproduction instruction is issued, for example, by the user β clicking the content reproduction button 54a on the menu screen shown in FIG. 12, and the content database 301 displayed as a list on a content reproduction menu screen (not shown) called by the click operation. Is generated when the user β selects one content desired to be reproduced from the content data 60 registered in the content data 60.
[0117]
If the LT 80a exists, the process proceeds to S1404. If the LT 80a does not exist, the process proceeds to S1402.
S1402: If the desired LT 80a does not exist in the LT database 302a, the content use availability determination unit 308a requests the LT acquisition unit 304a to execute the LT acquisition process described in FIG. 11 and causes the LT acquisition process to execute.
[0118]
S1403: As a result of executing the LT acquisition process, if acquisition of the LT 80a fails, the content use availability determination unit 308a notifies the user β via the GUI 313 that the content cannot be reproduced, The process ends. If the acquisition of the LT 80a succeeds, the process proceeds to S1404.
[0119]
S1404: When the desired LT 80a exists in the LT database 302a (Yes in S1401), or when the LT 80a is successfully acquired by executing the LT acquisition process (Yes in S1403), the content use availability determination unit 308a determines that the user β With reference to the contents of the LT 80a corresponding to the content desired to be reproduced, it is determined whether the content can be reproduced. This determination is made by referring to the LT valid period 821a in the LT 80a and the reproducible number of times 822a. Specifically, the content use availability determination unit 308a determines that the content can be reproduced when the current time is within the LT valid period 821a and the value of the number of reproducible times 822a is "1" or more. In the case of, it is determined that the content cannot be reproduced.
[0120]
S1405: If it is determined in S1404 that the content can be reproduced, the process proceeds to S1406. If it is determined in step S1404 that the content cannot be reproduced, the content use determination unit 308a notifies the user β via the GUI 313 that the content cannot be reproduced, and ends the process.
[0121]
S1406: The content decoding unit 310 extracts from the content database 301 the content that the user β wants to reproduce.
S1407: The decryption key acquisition unit 309 extracts the content decryption key 83a from the LT 80a corresponding to the content that the user β wants to reproduce.
[0122]
S1408: The content decryption unit 310 decrypts the content extracted in S1406 using the content decryption key 83a acquired by the decryption key acquisition unit 309 in S1407, and the content reproduction unit 311 decrypts the content decrypted by the content decryption unit 310. Reproduce.
[0123]
S1409: LT updating section 306a updates the content of LT 80a used when reproducing the content. Specifically, when the content is played back by the content playback unit 311, the LT update unit 306 a starts a secure timer, and accumulates the usage time indicating the total number of times the content has been played back, or determines the content based on a one-time determination threshold. Is performed once, and once the reproduction is performed, the LT updating unit 306a performs a process of reducing the value of the reproducible number of times 822a in the LT 80a by "1".
[0124]
S1410: When the LT is updated, the LT return unit 305a executes an LT return / deletion process of returning the LT 80a to the rights management server 20a or deleting the LT 80a, and ends the operation when the content is reproduced. I do.
Next, the LT return / deletion process in S1410 in FIG. 14 will be described with reference to the flowchart in FIG.
[0125]
FIG. 15 is a flowchart showing a subroutine of the LT return / deletion process shown in FIG. The LT return / deletion process is a process for determining whether the LT 80a is invalid and, if invalid, returning or deleting the LT 80a to the rights management server 20a.
[0126]
S1501: First, the LT update unit 306a refers to the LT valid period 821a of the LT 80a to be operated, and checks whether the current time has passed the end time of the LT valid period 821a, that is, the end of the LT valid period 821a. If the current time has passed the end time of the LT valid period 821a, the process proceeds to S1503. If the current time has not passed the end time of the LT valid period 821a, the process proceeds to S1502.
[0127]
S1502: If the current time has not passed the end time of the LT valid period 821a (No in S1501), the LT update unit 306a refers to the number of reproducible times 822a of the operation target LT 80a and determines whether the value is “0”. Is determined. If the value of the reproducible count 822a is not "0", the LT 80a is still available. In this case, the process is terminated without returning or deleting the LT 80a. On the other hand, if the value of the number of reproducible times 822a is “0”, the process proceeds to S1503.
[0128]
S1503: The return flag determination unit 307a refers to the return flag 813a of the operation target LT 80a, and determines whether it is necessary to return the LT 80a to the right management server 20a.
Specifically, when the return flag 813a is set to "return required", the return flag determination unit 307a determines that it is necessary to return the LT 80a to the rights management server 20a, and sets the return flag 813a to "return." If "unnecessary" is set, it is determined that it is not necessary to return the LT 80a to the rights management server 20a.
[0129]
S1504: If it is determined in S1503 that the LT 80a needs to be returned to the rights management server 20a, the LT 80a executes an LT return process of returning the LT 80a to the rights management server 20a.
S1505: If it is determined in S1503 that the LT 80a does not need to be returned to the rights management server 20a, the LT update unit 306a deletes the LT 80a from the LT database 302a.
[0130]
Next, an operation (LT return process) when the user terminal 30a returns the LT 80a to the right management server 20a in the digital content distribution system according to the first embodiment will be described with reference to the flowchart in FIG. I do.
[0131]
FIG. 16 is a flowchart showing the operation of the LT return process.
S1201: Upon receiving the LT return instruction from the user β via the GUI 313, the LT return unit 305a generates an LT return request 90a in accordance with the LT return instruction from the user β, and generates the LT return request 90a. The data is transmitted to the right management server 20a via the communication unit 312.
[0132]
The LT return instruction from the user β includes information (for example, usage right ID 811a) for specifying the LT 80a that the user β wants to return. Such an LT return instruction is issued, for example, by the user β clicking on the LT return button 55a on the menu screen shown in FIG. 12, and the LT database 302a displayed as a list on an LT return menu screen (not shown) called by this click operation. Is generated when the user β selects one of the LTs 80a that the user wishes to return from the registered LTs 80a. By such an LT return instruction, the terminal ID held by the terminal ID storage unit 303a is specified in the terminal ID 92 of the LT return request 90a generated by the LT return unit 305a, and the LT return instruction from the user β is specified in the LT 93a. LT is set respectively.
[0133]
When transmitting the LT return request 90a, the communication unit 312 of the user terminal 30a and the communication unit 28 of the right management server 20a form a SAC.
[0134]
S1202: Upon receiving the LT return request 90a, the user specifying unit 23 of the right management server 20a specifies the terminal ID 92 included in the LT return request 90a.
With reference to the user information database 21, the user β (user ID) who wants to return the LT 80a is specified from the terminal ID 92 included in the LT return request 90a.
[0135]
S1203: When the specification of the terminal ID is completed, the user specifying unit 23 refers to the user information database 21 and determines whether or not the terminal is registered, that is, whether or not the terminal ID is registered in the user information database 21. If the terminal ID included in the LT return request 90a is not registered in the user information database 21 (No in S1203), the user identification unit 23 considers that the user is not a legitimate user of the digital content distribution system 1a and returns an LT return impossible. The user terminal 30a is notified of the existence. On the other hand, when the terminal ID included in the LT return request 90a is registered in the user information database 21 (Yes in S1203), the user identification unit 23 acquires the user ID corresponding to the terminal ID, and To the LT analysis unit 26a.
[0136]
S1204: Upon receiving the user ID of the user β from the user specifying unit 23, the LT analysis unit 26a refers to the usage right database 22a and determines whether the LT included in the LT return request 90a can be returned. Specifically, the LT analysis unit 26a first analyzes the LT in the LT return request 90a and extracts the usage right ID included in the LT. Thereafter, the LT analysis unit 26a refers to the usage right database 22a and checks whether the usage right 222a specified by the usage right ID extracted earlier is owned by the user β specified in S1202. As a result of the check, if the LT is owned, the LT analysis unit 26a determines that the LT included in the LT return request 90a can be returned. On the other hand, when the LT is not owned, since there is no return target, the LT analysis unit 26a determines that the LT cannot be returned.
[0137]
S1205: When it is determined that the LT cannot be returned in S1204 (No in S1204), the LT analysis unit 26a notifies the user terminal 30a that the LT cannot be returned. On the other hand, if it is determined in step S1204 that the LT can be returned, the process advances to step S1206.
[0138]
S1206: The LT analysis unit 26a analyzes the LT 80a included in the LT return request 90a, and extracts the reproducible number of times 822a included in the LT 80a. The usage right updating unit 27a adds the reproducible number of times 2226a of the usage right 222a specified by the usage right ID 2221a retrieved by the LT analysis unit 26a in S1204 to the value of the reproducible number 822a retrieved by the LT analysis unit 26a. Then, a process of subtracting “1” from the issue state LT number 2228a of the usage right 222a is performed. As a result, the number of reproducible times 2226a increases, an LT 80a with a different validity period is newly issued, or the issuance state LT number 2228a becomes lower than the LT issuable number 2227a, and the LT 80a can be issued, and the user β It becomes possible to share between a plurality of terminals owned.
[0139]
S1207: When the use right database 22a is updated, if the use right 222a updated in S1206 can be deleted, a use right deletion process for deleting the use right 222a from the use right database 22a is executed.
[0140]
FIG. 17 is a flowchart showing a subroutine of the usage right deletion process shown in FIG. The usage right deletion process is a process of maintaining or deleting the updated usage right when the LT 80a is returned from the user terminal 30a to the right management server 20a.
[0141]
S1301: The usage right updating unit 27a refers to the usage right validity period 2224a of the deletion candidate usage right 222a, and checks whether the current time has passed the end time of the usage right validity period 2224a. If the current time has passed the end time of the usage right validity period 2224a, the usage right 222a is unnecessary, and the process proceeds to S1304, where the usage right 222a is deleted. If the current time has not passed the end time of the usage right validity period 2224a, the process proceeds to S1302.
[0142]
S1302: The usage right updating unit 27a refers to the reproducible number of times 2226a of the usage right 222a of the deletion candidate, and determines whether the value is “0”. If the value of the number of reproducible times 2226a is not “0”, the usage right 222a is still available, so that the usage right 222a cannot be deleted. In this case, the processing is terminated without deleting the usage right 222a. If the value of the number of reproducible times 2226a is “0”, the process proceeds to S1303.
[0143]
S1303: The usage right updating unit 27a checks the issuance state LT number 2228a of the deletion candidate usage right 222a, and determines whether the value is “0”. When the value of the issuance state LT number 2228a is not “0”, the LT 80a may be returned to the use right 222a, and thus the use right 222a cannot be deleted. In this case, the processing is terminated without deleting the usage right 222a. When the value of the issuance state LT number 2228a is “0”, the usage right 222a is deleted because the value of the reproducible number of times 2226a is “0” and the LT 80a is not likely to be returned. May be. In this case, the process proceeds to S1304, and the usage right 222a is deleted.
[0144]
S1304: The usage right updating unit 27a deletes the usage right 222a as a deletion candidate from the usage right database 22a, and returns to the main routine shown in FIG.
S1208: When the usage right deletion process by the usage right updating unit 27a ends, the communication unit 28 transmits an LT return processing completion notification to the user terminal 30a.
[0145]
S1209: The LT return unit 305a of the user terminal 30a receives the LT return processing completion notification transmitted in S1208 via the communication unit 312, and deletes the LT 80a to be returned from the LT database 302a. After that, the LT return unit 305a notifies the user β via the GUI 313 that the return of the LT 80a is completed, and ends the process.
[0146]
S1210: If it is determined in step S1203 or S1205 that LT cannot be issued, the LT return unit 305a receives an LT return impossible notification from the right management server 20a. In this case, the LT return unit 305a notifies the user β via the GUI 313 that the LT 80a could not be returned, and ends the processing.
[0147]
As described above, according to the invention of the first embodiment, not only the load on the user terminal is reduced, but also the frequency of access to the server device by returning the license information or issuing the license information is increased. Various services of use can be dealt with, and the right management server manages the content use right of each user, thereby changing the validity period and transferring the use right to a plurality of terminals owned by the user. It can be used.
[0148]
Although the LT return request 90a has been described as describing the LT itself, it is not always necessary to describe the entire LT, and the return processing in the rights management server 20a, such as describing only the LT usage conditions 82a, is not necessary. It is also possible to describe only the minimum necessary parts in the above.
[0149]
Further, the use condition is implemented by the number of uses, but may be implemented by another use condition such as the accumulated use time.
[0150]
Furthermore, in the first embodiment, only the desired reproducible number is stored in the LT issuance request 70a. However, together with the desired reproducible number, capability information (for example, secure Information indicating whether or not a clock is provided, or information indicating whether or not a storage means is provided in a secure recording medium) to the server device, and the rights information management server transmits the capability transmitted from the user terminal. The license ticket status information (for example, a flag indicating that the license ticket must be consumed immediately without writing the license ticket on the recording medium) instructing the handling of the license ticket in the user terminal is associated with the capability indicated by the information. The information may be included in a ticket and transmitted to the terminal device.
[0151]
(Embodiment 2)
FIG. 18 is a block diagram showing an overall configuration of a digital content distribution system 1b according to Embodiment 2 of the present invention. Note that the same reference numerals are given to portions corresponding to the configuration of the digital content distribution system 1a according to the first embodiment, and description thereof will be omitted.
[0152]
As shown in FIG. 18, the digital content distribution system 1b encrypts a digitized work (content) by a business entity α involved in content distribution, and then encrypts the user β Or license data (License Data; hereinafter, also referred to as “LD”) which represents the usage rights of each content that the user β has purchased and which the user β has purchased. This is a system for protecting the copyright of the content by distributing the LD 80b based on the user's request and making the content available within the usage conditions included in the LD, and at least one content server 10; At least one rights management server 20b, at least one user terminal 30b, These content server 10, and a right management server 20b and the transmission path 40 communicatively connecting the user terminal 30b.
[0153]
The right management server 20b is a computer device that is installed on the side of the business entity α like the content server 10 and manages license data for the content of the user β who receives the content distribution service. Specifically, the rights management server 20b manages the original license data for each content purchased by the user β, and responds to the LD issuance request 70b from the user terminal 30b to manage the original license data managed by the rights management server 20b. The license data, part or all of the license data, the content decryption key, and the like, are delivered to the user terminal 30b as the LD 80b, or the LD and the identifier indicating that the LD is to be returned from the user terminal 30b. , And updates the license data.
[0154]
The user terminal 30b is a computer device installed on the user β side and receiving a content distribution service. Specifically, the user terminal 30b transmits a content distribution request to the content server 10 to receive distribution from the content server 10, or transmits an LD issuance request 70b to the right management server 20b to use the LD 80b when using the content. Upon receiving the content, it reproduces the content within the range of the terminal use conditions included in the LD 80b, or transmits an LD return request 90b to the right management server 20b.
[0155]
In the digital content distribution system 1a according to the first embodiment, the right management server 20a cuts out some or all of the usage conditions from the usage right 222a in response to the LT issuance request 70a, issues the LT 80a, and issues the LT 80a. The content is reproduced within the range of the use condition, and the use condition is updated. Then, the user terminal 30a is configured to return the LT 80a with the updated usage condition to the right management server 20a. On the other hand, in the digital content distribution system 1b according to the second embodiment, the following points are greatly different.
[0156]
FIG. 19 is a diagram showing the features of the configuration of the digital content distribution system 1b.
As shown in FIG. 19, the right management server 20b according to the digital content distribution system 1b indicates the original usage conditions 2224b (for example, 10 hours) and the status used by the user terminal 30b as the license data purchased by the user. The original usage status 2226b is held. Upon receiving the LD issuance request 70b from the user terminal 30b, the rights management server 20b stores all of the original use condition 2224b and the original use status 2226b in the LD 80b issued to the user terminal 30b that issued the LD issuance request 70b. The original usage rule 2224b and the original usage status 2226b are temporarily deleted from the license data database 22b. Then, when issuing the LD 80b, the rights management server 20b generates a terminal use condition 87 (for example, 1 hour) and a terminal use status 88 (for example, 0 hour) based on a predetermined rule. , Embedded in the LD 80b and issued. In other words, the LD 80b is issued in a two-layer structure including the original usage conditions 85 and the original usage status 86, and the terminal usage conditions 87 and the terminal usage status 88.
[0157]
The user terminal 30b refers to only the terminal usage condition 87 and the terminal usage status 88 of the LD 80b received from the right management server 20b at the time of content reproduction, and updates the content of the terminal usage status 88 by the usage status used by the terminal. . Note that the user terminal 30b does not refer to the original use condition 85 and the original use state 86. Then, the user terminal 30b transmits the two-layered LD 80b to the rights management server 20b in the LD return request 90b.
[0158]
Upon receiving the LD return request 90b, the rights management server 20b refers to the terminal usage status 88 of the LD 80b, updates the original usage status by the terminal usage status, and stores the original usage conditions in the license data database managed by the right management server 20b. 2222b and the original usage status 2226b are registered again. When the original use condition is subtracted from the original use condition, the remaining use condition is known.
[0159]
FIG. 20 is a functional block diagram showing a specific configuration of the right management server 20b shown in FIG.
As shown in FIG. 20, the right management server 20b includes a user information database 21, a license data database 22b, a user identification unit 23, an LD generation unit 24b, an LD analysis unit 26b, an LD update unit 27b, It is composed of a communication unit 28 and the like.
[0160]
The user information database 21 stores user information and the like of users who have registered as members in the digital content distribution system 1b.
[0161]
The license data database 22b is a database for managing content license data 222b purchased by the user β. Specifically, the license data database 22b manages the remaining information of the usage right (license) purchased by the user for the predetermined content for each usage mode (for example, reproduction, transfer, copying, printing, usage period, etc.). Or a database for The license data database 22b also stores a rule table 22c that is referred to when issuing the LD 80b.
[0162]
Next, the license data database 22b will be described with reference to FIG.
FIG. 21 is a diagram showing a specific configuration of the license data database 22b shown in FIG.
[0163]
As shown in FIG. 21, the license data database 22b includes a user ID 221b and license data 222b.
The license data 222b includes a license ID 2221b, which is an ID of the license data 222b, a content ID 2222b of the content to be targeted by the license data 222b, a content decryption key 2223b for decrypting the content, and an original usage condition purchased by the user. , And an original usage status 2226b indicating the total usage status (for example, the total usage time, etc.) in which the user actually used the content.
[0164]
The original use condition 2224b includes a license validity period 22241 indicating a validity period of the license data 222b and a reproducible time 22242 that is a reproducible time of the content.
[0165]
According to the license data database 22b configured in this manner, whether the user has the right to use the content is specified based on whether the user ID and the license data 222b are registered in the license data database 22b. Alternatively, it is possible to calculate the usage condition of the remaining terminal from the difference between the original usage condition 2224b and the original usage status 2226b.
[0166]
The initial value of the original usage status 2226b is “0”, and the LD 80b is issued from the rights management server 20b to the user terminal 30b. When the LD 80b is returned from the user terminal 30b to the rights management server 20b, the user terminal It is updated according to the usage status in 30b.
[0167]
FIG. 21 shows, for example, a state in which the user β whose user ID 211 is specified by “XXXDDD” owns two pieces of license data 222b whose license IDs 2221b are “XXX004” and “XXX005”. The license data 222b whose license ID 2221b is “XXX004” is a right for the content whose content ID 61 is “XXX114”, the content decryption key 2223b for decrypting the content is “XXX224”, and the original usage condition. The license validity period 22241 of 2224b is "2002/05 / 01.12.000.00 to 2003/04 / 30.12.00.00", the time during which the content can be reproduced is "10 hours", and the original usage status 2226b is "0" (unused).
[0168]
FIG. 22 is a diagram showing a specific configuration of the rule table 22c further held by the license data database 22b shown in FIG.
As shown in FIG. 22, the rule table 22c includes a license ID 221c and rule data 222c. The rule data 222c is composed of a terminal use condition 2221c (license validity period, reproducible time) and a use end return flag 2222c. The terminal usage condition 2221c includes a license valid period 22211 indicating a valid period of license data issued to the user terminal 30b, and a reproducible time 22212.
[0169]
Here, the license validity period 22211 is information set by the company α to be shorter than the validity period of the rights basically held by the user, similarly to the license validity period width 2225a described above. More specifically, the license validity period 22211 is a maximum validity period that can be used on the user terminal 30b after the right is issued in the right management server 20b, and is, for example, one day, two days, one week, or the like. A period shorter than 22241 is set, or there is no limit, that is, the same width as the license valid period 22241 is set. The level at which the access frequency is grasped can be changed by the license validity period 22211 set by the provider α.
[0170]
The reproducible time 22212 is information set by the company α based on the time required for reproducing the content.
The return flag 2222c at the end of use is information set by the company α as to whether or not to return the LD 80b at the end of use of the content.
[0171]
The LD generation unit 24b is a unit that generates the LD 80b illustrated in FIG. 23 from the license data 222b managed in the license data database 22b.
FIG. 23 is a diagram illustrating a specific configuration of the LD 80b generated by the LD generation unit 24b.
[0172]
As shown in FIG. 23, the LD 80b includes a license header 84, an original use condition 85, an original use condition 86, a terminal use condition 87, a terminal use condition 88, and a content decryption key 89.
[0173]
The license header 84 includes a license ID 841, a content ID 842, an immediate use flag 843, a use end return flag 844, and a right disappearance return flag 845.
[0174]
The license ID 841 stores the license ID 2221b of the license data 222b from which the LD 80b was issued.
The content ID 842 stores the content ID of a content that can be reproduced by using the LD 80b.
[0175]
The immediate use flag 843 stores a flag indicating whether or not the content should be immediately reproduced using the LD 80b.
[0176]
The use end return flag 844 is a flag that is paired with the immediate use flag 843. The use end return flag 844 indicates whether the LD 80b should be returned at the end of use of the LD 80b based on the rule table 22c. Is stored.
[0177]
The return flag 845 stores information indicating whether or not the LD 80b needs to be returned to the right management server 20b when the use right at the terminal has been lost.
[0178]
The original use condition 85 includes a license validity period 851 and a reproducible time 852. In the license validity period 851, the content of the license validity period 22241 in the original usage rule 2224b held in the LD database 22b is stored as it is. In the reproducible time 852, the content of the reproducible time 22242 in the original use condition 2224b is stored as it is.
[0179]
In the original usage status 86, the content of the original usage status 2226b held in the LD database 22b, that is, the status of the actual use by the user terminal 30b so far is stored as it is.
The terminal use condition 87 includes a license validity period 871 and a reproducible time 872.
[0180]
The license validity period 871 stores a period during which the LD 80b is valid.
The reproducible time 872 stores an accumulated time during which the content can be reproduced.
The terminal usage status 88 stores the cumulative time during which the user terminal 30b has used the LD 80b to reproduce the content.
[0181]
The content decryption key 89 stores a key for decrypting the content.
Here, the reason that the LD generation unit 24b sets the “return required” in the return upon lapse of right flag 845 is that the MAX of the remaining usage conditions calculated from the original usage conditions 2224b and the original usage status 2226b is included in the terminal usage conditions. It is not included. More specifically, if any one of the following conditions is satisfied, “return required” is set.
[0182]
1. The value obtained by subtracting the original usage status from the reproducible time in the original usage conditions> Reproducible time value in the terminal usage conditions
2. When the end of the license validity period of the terminal usage conditions is set before the end of the license validity period of the original use conditions
Conversely, when MAX of the remaining usage conditions is included in the terminal usage conditions, that is, the value obtained by subtracting the original usage status from the reproduction available time in the original usage conditions = the value of the reproduction available time in the terminal usage conditions, If the end of the license validity period of the terminal use condition is the same as the end of the license validity period of the original use condition, the LD generation unit 24b sets “return unnecessary” in the right-of-rights return flag 845.
[0183]
The LD 80b is transmitted from the rights management server 20b to the user terminal 30b, and the user terminal 30b uses the LD 80b to reproduce the content, and based on the return flag 844 at the end of use and the return flag 845 at the time of the loss of the right. , To return the LD 80b to the right management server 20b.
[0184]
The LD analysis unit 26b is a unit that analyzes the contents of the LD 80b returned from the user terminal 30b.
The LD updating unit 27b updates the contents of the license data 222b when the LD 80b is issued to the user terminal 30b or when the LD 80b is returned from the user terminal 30b. The details of the update will be described later.
[0185]
The communication unit 28 communicates with the user terminal 30b via the transmission path 40. Specifically, the communication unit 28 is a communication interface that communicates with the user terminal 30b via the transmission path 40, and analyzes requests such as the LD issue request 70b and the LD return request 90b transmitted from the user terminal 30b. Or requests the user identification unit 23, the LD generation unit 24b, and the LD update unit 27b to perform processing, distributes the LD 80b generated by the LD generation unit 24b to the user terminal 30b, , A SAC is formed, and the above-described request and response are encrypted with a session key and then encrypted.
[0186]
Next, a specific configuration of the user terminal 30b will be described with reference to FIG.
FIG. 24 is a functional block diagram showing a specific configuration of the user terminal 30b shown in FIG.
[0187]
In FIG. 24, the user terminal 30b includes a content database 301, an LD database 302b, a terminal ID / terminal capability storage unit 303b, an LD acquisition unit 304b, an LD return unit 305b, an LD update unit 306b, and a return flag determination. A unit 307b, a content use determination unit 308b, a decryption key acquisition unit 309, a content decryption unit 310, a content reproduction unit 311, a communication unit 312, and a GUI 313.
[0188]
The content database 301 is a database that manages the content data 60 distributed from the content server 10.
The LD database 302b is a secure database that manages the LD 80b issued by the right management server 20b.
[0189]
The terminal ID / terminal capability storage unit 303b stores a terminal ID which is an ID for uniquely specifying the user terminal 30b, and furthermore, whether or not the terminal has a secure clock and whether or not the LD database 302b can be securely registered. The capability of the user terminal 30b, such as whether or not it is, is stored in advance.
[0190]
The LD acquisition unit 304b is a unit that acquires the LD 80b from the right management server 20b.
The LD acquisition unit 304b acquires the LD 80b by generating the LD issuance request 70b and transmitting it to the right management server 20b.
[0191]
FIG. 25 is a diagram illustrating a specific configuration of the LD issuance request 70b generated by the LD acquisition unit 304b.
25, the LD issuance request 70b includes an LD issuance request identifier 71b, a terminal ID 72, a content ID 73, and a terminal capability 75.
[0192]
Information indicating that this data is the LD issuance request 70b is described in the LD issuance request identifier 71.
In the terminal ID 72, the terminal ID of the user terminal 30b that sends the LD issuance request 70b is described.
[0193]
The content ID 73 describes the content ID of the content to be reproduced using the acquired LD 80b.
The terminal capability 75 stores a terminal capability stored in advance in the terminal ID / terminal capability storage unit 303b.
[0194]
The LD return unit 305b is means for returning the LD 80b to the right management server 20b.
The LD return unit 305b returns the LD 80b by generating the LD return request 90b and transmitting it to the right management server 20b.
[0195]
FIG. 26 is a diagram illustrating a specific configuration of the LD return request 90b generated by the LD return unit 305b.
26, the LD return request 90b includes an LD return request identifier 91b, a terminal ID 92, and an LD 93b.
[0196]
In the LD return request identifier 91b, information indicating that this data is the LD return request 90b is described.
[0197]
The terminal ID 92 describes the terminal ID of the user terminal 30b that sends the LD return request 90b stored in the terminal ID / terminal capability storage unit 303b.
[0198]
The LD 93b to be returned is described in the LD 93b.
The LD updating unit 306b is means for updating the contents of the LD 80b. Specifically, the LD updating unit 306b performs a process of adding the value of the terminal usage status 88 in the LD 80b by the time of the reproduction, after reproducing the content.
[0199]
The return flag determination unit 307b refers to a return flag 844 at the end of use and a return flag 845 at the end of the right in the LD 80b, and determines whether the LD 80b needs to be returned to the right management server 20b.
[0200]
The content use availability determination unit 308b determines whether the content can be played back by referring to the license validity period 871, the playable time 872, and the terminal use status 88 in the LD 80b.
[0201]
When the current time is within the license validity period 871 and the value of the terminal usage status 88 is less than the reproducible time 872, the content use availability determination unit 308b determines that the content can be reproduced. Note that the user terminal 30b has a clock function so that the content use availability determination unit 308b can obtain the current time.
[0202]
When the user terminal 30b does not have a clock function, the user terminal 30b ignores the license validity period 871 and determines whether or not reproduction is possible based on the reproducible time 872 in the LD 80b. Alternatively, the program may be unconditionally determined to be unreproducible.
[0203]
The decryption key acquisition unit 309 is a unit that extracts a content decryption key 89 that is a key for decrypting the content from the LD 80b.
[0204]
The content decryption unit 310 is a unit that extracts the content from the content database 301 and decrypts the encrypted content 62 using the content decryption key 89 acquired by the decryption key acquisition unit 309.
[0205]
The content reproducing unit 311 is a unit that reproduces the content decoded by the content decoding unit 310, and outputs music and video through a speaker or a display (not shown).
[0206]
The communication unit 312 is a unit that communicates with the right management server 20b via the transmission path 40. Specifically, the communication unit 312 is a communication interface that communicates with the content server 10 and the right management server 20b via the transmission path 40, and includes the content data 60 transmitted from the content server 10 and the right management server 20b. It analyzes the response of the LD 80b and the like transmitted from the server, requests the content database 301, the LD acquisition unit 304b, and the GUI 313 to perform processing according to the result, the LD issuance request 70b generated by the LD acquisition unit 304b, The LD return request 90b generated by the LD return unit 305b is transmitted to the rights management server 20b, or a SAC is formed with the rights management server 20b. To communicate.
[0207]
The GUI 313 is a user interface utilizing the graphics function of the computer.
Next, the operation of the digital content distribution system 1b will be described.
First, an LD acquisition process in which the user terminal 30b acquires the LD 80b from the right management server 20b in the digital content distribution system 1b according to the second embodiment will be described with reference to the flowchart in FIG.
[0208]
FIG. 27 is a flowchart showing the operation of the LD acquisition process.
This LD acquisition process is displayed in a list on an LD acquisition screen (not shown) which is called when the user β clicks the LD acquisition button 53b on the menu screen shown in FIG. 28 and clicks the LD acquisition button 53b, for example. When an LD is acquired from the content data registered in the content database 301 and the user selects content data desired to be reproduced, an LD acquisition instruction including the content ID of the selected content data is issued from the GUI 313 to the LD acquisition unit 304b. Is entered and executed.
[0209]
Upon receiving the LD acquisition instruction from the user β via the GUI 313, the LD acquisition unit 304b generates an LD issuance request 70b and transmits it to the rights management server 20b via the communication unit 312 (S2001).
[0210]
Here, the terminal ID held in the terminal ID / terminal capability storage unit 303b is set in the terminal ID 72 of the LD issuance request 70b transmitted to the right management server 20b, and the content ID 73 corresponds to an LD acquisition instruction from the user β. The included content ID is set, and the terminal capability set in the terminal ID / terminal capability storage unit 303b in advance is set in the terminal capability 75.
[0211]
Upon receiving the LD issuance request 70b via the communication unit 28, the user identification unit 23 of the right management server 20b first identifies the terminal ID included in the received LD issuance request 70b (S2002). When the terminal ID is specified, the user specifying unit 23 refers to the user information database 21 and registers the terminal ID of the user terminal 30b used by the user β who wants to issue the LD 80b in the user information database 21. It is determined whether or not it has been performed (S2003).
[0212]
As a result of the determination, when the terminal ID included in the LD issuance request 70b is not registered in the user information database 21 (No in S2003), that is, when the user β cannot be specified, the user specifying unit 23 uses the digital content distribution system 1b And notifies the user terminal 30b that the LD cannot be issued. On the other hand, as a result of the determination, when the terminal ID included in the LD issuance request 70b is registered in the user information database 21 (Yes in S2003), the user identification unit 23 sends the acquired user ID to the LD generation unit 24b. Notice.
[0213]
Upon receiving the user ID from the user identification unit 23, the LD generation unit 24b refers to the license data database 22b and determines whether or not the license data 80b can be issued (S2004). Specifically, the determination is made as to whether the user ID notified from the user specifying unit 23 is registered in the license data database 22b, or the user β is specified by the content ID 61 included in the LD issuance request 70b. This is performed based on the determination as to whether or not the user has valid license data 222b for the content to be performed. More specifically, the LD generation unit 24b first determines whether the user ID notified from the user identification unit 23 is registered in the license data database 22b. When the notified user ID is registered, the LD generation unit 24b determines whether license data including the content ID included in the LD issuance request 70b is registered.
[0214]
If the license data is registered and the terminal capability included in the LD issuance request 70b indicates that the terminal has no secure clock, the current time is within the license validity period 22241 and the When the value obtained by subtracting the original usage status 2226b from the available time 22242, that is, when there is a remaining available playback time, the LD generation unit 24b determines that the LD can be issued. If the license data is registered and the terminal capability indicates that the terminal has a secure clock, the current time is earlier than the end of the license validity period 22241 and the remaining playable Even when there is time, the LD generation unit 24b determines that the LD can be issued. In other cases, the LD generation unit 24b determines that the LD cannot be issued.
[0215]
If the result of the determination is that the LD cannot be issued (No in S2004), the LD generation unit 24b considers that the user is a legitimate user of the digital content distribution system 1b, but that there is no license data for which LD is to be issued. The user terminal 30b is notified that the LD cannot be issued. That is, when the user ID notified from the user specifying unit 23 is not registered in the license data database 22b, when the license data including the content ID included in the LD issuance request 70b is not registered, the current time is set to the license validity period. In any of the cases where it is out of 22241 or the case where there is no remaining reproducible time, the LD generation unit 24b notifies the user terminal 30b that the LD cannot be issued.
[0216]
On the other hand, when the result of the determination is that the LD can be issued (Yes in S2004), the LD generation unit 24b generates the LD 80b to be issued to the user terminal 30b that has issued the LD issuance request 70b. Is executed (S2005). That is, the user ID notified from the user specifying unit 23 is registered in the license data database 22b, the license data including the content ID included in the LD issuance request 70b is registered, and the current time is within the license validity period 22241. And if there is a remaining playable time, the LD generation unit 24b executes the issued LD generation process.
[0219]
FIG. 29 is a flowchart showing a subroutine of the issued LD generation process (S2005) shown in FIG.
In this subroutine, the LD generation unit 24b first sets the license data corresponding to the user ID read from the license data database 22b in the LD 80b to be issued (S2101). More specifically, the LD generation unit 24b stores the license ID and the content ID of the license data 222b in the license ID 841 and the content ID 842 of the license header 84 of the LD 80b to be issued, and stores the content of the license data 222b in the content decryption key 89 of the LD 80b. The decryption key is stored, the original usage condition (license validity period, reproducible time) of the license data 222b is stored in the original usage condition 85 of the LD 80b, and the original usage status of the license data 222b is stored in the original usage status 86 of the LD 80b. .
[0218]
Next, the LD generation unit 24b sets “0” to the terminal usage status 88 of the LD 80b to be issued (S2102).
Then, the LD generation unit 24b refers to the rule table 22c described with reference to FIG. 22 (S2103), and sets the terminal use condition to the terminal use condition 87 of the issuing LD 80b according to the rule (S2104).
[0219]
When the setting of the terminal use conditions is completed, the LD generation unit 24b sets the immediate use flag 843 and the use end return flag 844 of the license header 84 of the LD 80b to be issued to predetermined values. The setting process is executed (S2105), and further, the rights erasure return flag 845 is set to a predetermined value. The rights erasure return flag setting process is executed (S2106). When generation of the LD 80b to be issued is completed, FIG. Return to the main routine.
[0220]
FIG. 30 is a flowchart showing a subroutine of the immediate use flag / use end return flag setting process (S2105) shown in FIG.
The LD generation unit 24b first determines whether to immediately use the LD 80b to be issued (S2111). This determination is made based on, for example, the terminal capability included in the LD issuance request 70b. Since the terminal capability indicates that the user terminal 30b does not hold a secure clock, if the terminal is to be used immediately (Yes in S2111), the LD generation unit 24b sets “ON” in the immediate use flag and uses the "Return required" is set in the return flag at the end (S2112), and the process returns to the subroutine shown in FIG.
[0221]
On the other hand, if the terminal capability indicates that the user terminal 30b holds a secure clock, and there is no need for immediate use (No in S2111), the LD generation unit 24b returns the LD at the end of use. It is determined whether or not this is the case (S2113). This determination is made based on the contents of the use end return flag 2222c shown in FIG. If the LD is to be returned at the end of use (Yes at S2113), the LD generation unit 24b sets “OFF” to the immediate use flag and sets “return required” to the return flag at the end of use (S2114), and FIG. And returns to the subroutine indicated by. On the other hand, if the LD is not returned at the end of use (No at S2113), the LD generation unit 24b sets “OFF” for the immediate use flag and “return unnecessary” for the use end flag (S2115), and FIG. And returns to the subroutine indicated by.
[0222]
FIG. 31 is a flowchart showing a subroutine of the right-of-rights-return-time return flag setting process (S2106) shown in FIG.
The LD generation unit 24b determines whether or not the remaining usage condition MAX calculated from the original usage condition 2224b and the original usage status 2226b is not included in the terminal usage condition (S2121). When the remaining usage condition MAX is not included in the terminal usage condition (Yes in S2121), the LD generation unit 24b sets “return required” to the return flag 845 of the LD 80b when the right is lost (S2122), and FIG. And returns to the main routine shown in FIG. Here, the reason for setting the return requirement is to secure the reusability when the usage right remains because the LD 80b has a two-layer structure.
[0223]
On the other hand, when the remaining usage condition MAX is included in the terminal usage condition (No in S2121), the LD generation unit 24b sets “return unnecessary” in the return right flag 845 of the LD 80b ( S2123), and returns to the main routine shown in FIG.
[0224]
When the generation of the LD 80b to be issued is completed in this way, the LD generation unit 24b deletes the license data to be issued from the license data database 22b (S2006). That is, the license data on which the generation of the LD 80b is based is deleted from the license data database 22b.
[0225]
The user ID corresponding to the license data to be deleted may be deleted from the license data database 22b together with the license data.
After the license data is deleted, the LD generation unit 24b transmits the generated LD 80b to the user terminal 30b via the communication unit 28 (S2007).
[0226]
Here, the LD 80b is transmitted after deleting the license data. However, as a modification of the second embodiment, the LD 80b is transmitted to the user terminal 30b, and after receiving the message indicating that the LD 80b has been received from the user terminal 30b. The license data may be deleted. In this case, even if the LD 80b is broken during transmission due to a failure of the transmission path 40 or the like, the LD 80b can be reliably reissued.
[0227]
Upon receiving the LD 80b transmitted from the rights management server 20b via the communication unit 312 (S2008), the LD acquisition unit 304b of the user terminal 30b determines whether or not “ON” is set in the immediate use flag 843 (S2008). S2009). As a result of the determination, if “ON” is not set in the immediate use flag 843 (No in S2009), that is, if “OFF” is set in the immediate use flag 843, the LD acquisition unit 304b sends the received LD 80b to the The information is registered in the LD database 302b (S2010). Thereafter, the LD acquisition unit 304b notifies the user β via the GUI 313 that the acquisition of the LD 80b has been completed, and ends the LT acquisition process.
[0228]
On the other hand, as a result of the determination, if “ON” is set in the immediate use flag 843 (Yes in S2009), the LD acquiring unit 304b uses the content without registering the received LD 80b in the LD database 302b. The content is passed to the propriety determining unit 308b, and a content reproduction process for reproducing the content corresponding to the LD 80b is executed (S2011).
[0229]
Thereby, when the user terminal 30b holds the secure clock, the LD 80b is registered in the LD database 302b, and when the user terminal 30b does not hold the secure clock, the acquired LD 80b is immediately consumed, whereby the user terminal 30b is consumed. At 30b, it is possible to prevent the reproduction time from being altered or the LD from being altered.
[0230]
On the other hand, when it is determined in step S2003 or S2004 that LD issuance is not possible, the LD acquisition unit 304b receives an LD issuance disable notification from the right management server 20b (S2012). In this case, the LD obtaining unit 304b notifies the user β via the GUI 313 that the LD 80b could not be obtained, and ends the processing.
[0231]
When transmitting the LD issuance request 70b, the communication unit 312 of the user terminal 30b and the communication unit 28 of the right management server 20b form an SAC.
Next, a content reproduction process in which the user terminal 30b reproduces content using the LD 80b in the digital content distribution system 1b according to Embodiment 2 will be described with reference to the flowchart in FIG.
[0232]
FIG. 32 is a flowchart showing the operation of the content reproduction process.
This content playback process is performed by, for example, displaying a list on a content playback menu screen (not shown) called when the user β clicks the content playback button 54b on the menu screen shown in FIG. 28 and clicking the content playback button 54b. When the user β selects one content to be reproduced from the content data 60 registered in the content database 301 to be reproduced, a content reproduction instruction including the content ID of the selected content data is transmitted from the GUI 313 to the LD acquisition unit 304b. Is entered and executed.
[0233]
Upon receiving the content playback instruction from the user β via the GUI 313, the content use availability determination unit 308b checks whether or not the LD 80b corresponding to the content that the user β wants to play exists in the LD database 302b (S2201). .
[0234]
If the desired LD 80b does not exist in the LD database 302b, the content use availability determination unit 308b passes the content ID to the LD acquisition unit 304b, and automatically executes an LD acquisition process similar to the LD acquisition process shown in FIG. (S2203), it is determined whether or not the LD 80b has been acquired (S2203).
[0235]
As a result of the determination, when the acquisition of the LD 80b fails (No in S2203), the content use availability determination unit 308b notifies the user β via the GUI 313 that the content cannot be reproduced, and executes the content reproduction process. finish.
[0236]
On the other hand, when the LD 80b exists in the LD database 302b (Yes in S2201) or when the LD 80b is successfully acquired by executing the LD acquisition process (Yes in S2203), the content availability determination is performed. The unit 308b refers to the content of the LD 80b and determines whether the content can be reproduced (S2205). This determination is made by referring to the license validity period 871, the reproducible time 872, and the terminal use status 88 in the terminal use condition 87 in the LD 80b. More specifically, the content availability determination unit 308b subtracts the value stored in the terminal usage status 88 from the value stored in the reproducible time 872 when the current time is within the license validity period 871. If the calculated value (hereinafter, the subtracted value is also referred to as “remaining terminal usage condition”) is greater than “0”, it is determined that the content can be reproduced. Otherwise, if the validity period of the LD 80b has expired or if there are no remaining terminal use conditions, the content use availability determination unit 308b determines that the content cannot be reproduced.
[0237]
If it is determined that the content cannot be reproduced (No in S2205), the return flag determination unit 307b determines whether the value of the return flag at the time of right disappearance is "return required" (S2231). If the value is “return unnecessary”, the content use determination unit 308b notifies the user β via the GUI 313 that the content cannot be reproduced, and ends the content reproduction process. Conversely, if the value is "return required", the LD return unit 305b executes an LD return process of returning the LD 80b to the rights management server 20b (S2232), and then returns to step S2202. Such a situation occurs, for example, when the validity period of the LD 80b has expired without reproducing the content.
[0238]
On the other hand, when the content use availability determination unit 308b determines that the content can be reproduced (Yes in S2205), the content decoding unit 310 extracts the content that the user β wants to reproduce from the content database 301 (S2206). . In addition, the decryption key acquisition unit 309 extracts the content decryption key 89 from the LD 80b corresponding to the content that the user β wants to reproduce (S2207), and passes it to the content decryption unit 310.
[0239]
When the content decryption key is passed, the content decryption unit 310 decrypts the encrypted content retrieved from the content database 301 using the content decryption key 89 (S2208), and the content reproduction unit 311 decrypts the content using the content decryption unit 310. The content thus reproduced is reproduced (S2209).
[0240]
When the reproduction of the content is started, the LD updating unit 306b determines whether the content reproduction time has reached the reproducible time (S2210). This determination is made based on the reproducible time 872 in the terminal use condition 87 in the LD 80b, the terminal use status 88, and the replay time measured by the secure timer. That is, it is determined whether or not the total of the cumulative playback time of content playback stored in the terminal usage status 88 and the playback time measured by the timer has reached the value stored in the playable time 872. Is done.
[0241]
As a result of the determination, when the reproducible time has not been reached (No in S2210), the LD update unit 306b determines whether the user β has instructed the stop of the reproduction via the GUI 313 (S2211). If the user has not instructed to stop (No in S2211), content reproduction by the content reproduction unit 311 is permitted.
[0242]
When the user instructs to stop (Yes in S2211), or when the content reproduction time reaches the reproducible time (Yes in S2210), the LD update unit 306b completes the reproduction of the content (S2212). Then, the current playback time measured by the timer is obtained (S2213). Then, the LD updating unit 306b updates the content of the LD 80b used when reproducing the content (S2214). Specifically, the LD update unit 306b sets the terminal usage status 88 with the total value obtained by adding the current playback time measured by the timer.
[0243]
When the LD is updated, the LD return unit 305b executes an end-of-use LD return process of returning the LD 80b to the rights management server 20b (S2220), and the LD return unit 305b assigns the rights to the LD 80b that cannot be used for content reproduction. An LD return / deletion process when the usage right is lost, such as returning to the management server 20b or deleting the LD 80b from the LD database 302b, is executed (S2215), and the operation of the content reproduction process ends.
[0244]
Next, the LD return process at the end of use in S2220 in FIG. 32 will be described with reference to the flowchart in FIG.
FIG. 33 is a flowchart showing a subroutine of the LD return process at the end of use (S2220) shown in FIG.
[0245]
The return flag determination unit 307b determines whether the value of the return flag 844 at the end of use of the LD 80b to be operated is a return unnecessary or a return required (S2221).
When the value of the return flag 845 at the time of losing the right is a required return, the LD return unit 305b executes an LD return process of automatically returning the LD 80b to the right management server 20b (S2222), and returns to the main routine. On the other hand, when the value of the return flag 845 at the time of losing the right is unnecessary, the process returns to the main routine.
[0246]
Next, with reference to the flowchart of FIG. 34, the LD return / deletion process when the usage right is lost in S2215 in FIG. 32 will be described.
Note that this LD return / deletion process is a process for determining whether the LD 80b is invalid and, if invalid, returning or deleting the LD 80b to the rights management server 20b.
[0247]
FIG. 34 is a flowchart showing a subroutine of the LD return / deletion process (S2215) when the right to use is lost shown in FIG.
The LD updating unit 306b refers to the license validity period 871 of the operation target LD 80b, and checks whether the current time has passed the end time (end) of the license validity period 871, that is, whether the current time has passed the license validity period 871 ( S2302).
[0248]
If the current time has not passed the end time of the license validity period 871 (No in S2302), the LD updating unit 306b determines whether the value of the original usage state 86 of the operation target LD 80b has reached the value of the reproducible time 872. It is determined whether or not it is (S2303). As a result of the determination, if the reproducible time has not been reached (No in S2303), since the LD 80b is still available, the LD return unit 305b does not return or delete the LD 80b, and performs the LD return / deletion process as it is. To end.
[0249]
On the other hand, if the current time has passed the end time of the license validity period 871 (Yes in S2302) and if the value of the original usage status 86 has reached the reproducible time (Yes in S2303), the LD 80b is Since it is unusable, the return flag determination unit 307b refers to the value of the right-of-loss return flag 845 of the LD 80b and determines whether it is necessary to return to the right management server 20b (S2304). If the value of the right-of-rights return flag 845 does not need to be returned, the LD updating unit 306b deletes the LD 80b from the LD database 302b (S2305) and returns to the main routine.
[0250]
On the other hand, in the case where the value of the return flag 844 at the end of use is a return required or the value of the return flag at the time of disappearing right 845 is a return required, the LD updating unit 306b sends the LD 80b to the rights management server 20b. Execute the LD return process to return, and return to the main routine.
[0251]
Next, an LD return process for returning the LD 80b from the user terminal 30b to the rights management server 20b in the digital content distribution system 1b according to the second embodiment will be described with reference to the flowchart in FIG.
FIG. 35 is a flowchart showing the operation of the LD return process.
[0252]
The LD return process is performed, for example, by displaying a list on an LD return screen (not shown) called when the user β clicks the LD return button 55b on the menu screen shown in FIG. 28 and clicks the LD return button 55b. When the user selects one of the LDs 80b desired to be returned from the LDs registered in the displayed LD database 302b, an LD return instruction including the terminal ID is input from the GUI 313 to the LD return unit 305b and executed. .
[0253]
Upon receiving an LD return instruction from the user β via the GUI 313, the LD return unit 305b generates an LD return request 90b, and transmits the generated LD return request 90b to the rights management server 20b via the communication unit 312. (S2401).
Here, the terminal ID held by the terminal ID / terminal capability storage unit 303b is stored in the terminal ID 92 of the LD return request 90b generated by the LD return unit 305b, and the LD specified by the LD return instruction from the user β is displayed in the LD 93b. , Respectively.
[0254]
When transmitting the LD issuance request 70b, the communication unit 312 of the user terminal 30b and the communication unit 28 of the right management server 20b form an SAC.
Upon receiving the LD return request 90b from the user terminal 30b via the communication unit 28, the user specifying unit 23 of the right management server 20b specifies the terminal ID included in the LD return request 90b (S2402).
[0255]
After specifying the terminal ID, the user specifying unit 23 refers to the user information database 21 and determines whether the specified user ID is registered in the user information database 21 (S2403).
[0256]
If the terminal ID included in the LD return request 90b is not registered in the user information database 21 (No in S2403), the user identifying unit 23 determines that the user β of the user terminal 30b that has transmitted the LD return request 90b distributes this digital content. It is considered that the user is not a legitimate user of the system 1b, and notifies the user terminal 30b that the LD cannot be returned.
[0257]
When the terminal ID 92 included in the LD return request 90b is registered in the user information database 21 (Yes in S2404), the user identifying unit 23 acquires a user ID corresponding to the identified terminal ID, and sends the user ID to the LD updating unit 27b. hand over.
When the user ID is passed, the LD updating unit 27b updates the license data included in the LD return request 90b (S2404).
[0258]
This updating is performed, for example, as follows. The LD analysis unit 26b analyzes the LD included in the LD return request 90b, and firstly, a part necessary for the license data 222b managed by the license data database 22b, that is, a license ID, a content ID, a content decryption key, an original use The condition and the original usage status portion are extracted from the LD return request 90b, and the terminal usage status portion is extracted from the LD return request 90b to check how the user terminal 30b has been used. When the terminal usage status portion is extracted, the LD updating unit 27b adds the value of the original usage status extracted by the LD analysis unit 26b by the value of the terminal usage status, and updates the added value.
[0259]
After updating the license data, the LD updating unit 27b registers the updated license data in the license data database 22b (S2405). This registration is performed by referring to the license data database 22b, searching for a record including the user ID passed from the user specifying unit 23, and storing the updated license data in the record including the searched user ID.
[0260]
When the registration in the license data database 22b is completed, the LD updating unit 27b transmits an LD return processing completion notification to the user terminal 30b via the communication unit 28 (S2406).
[0261]
Upon receiving the LD return processing completion notification via the communication unit 312, the LD return unit 305b of the user terminal 30b deletes the return target LD 80b from the LD database 302b (S2407). After that, the LD return unit 305b notifies the user β via the GUI 313 that the return of the LD 80b is completed, and ends the processing.
[0262]
On the other hand, when the LD return unit 305b receives the LD return disable notification via the communication unit 312 (S2408), the LD return unit 305b notifies the user β via the GUI 313 that the LD 80b could not be returned. Then, the process is terminated without deleting the LD 80b to be returned from the LD database 302b.
[0263]
As described above, according to the invention of the second embodiment, it is possible to not only reduce the load on the user's terminal device but also control access to the server device by returning license information or issuing a license information request Content usage control based on various conditions and usage results (for example, licenses that are reissued after return according to various conditions and usage conditions, such as "I answered a questionnaire" or "I used it within x days") Various contents use services can be dealt with, such as changing data contents) and collecting usage results. In addition, the load on the server device during the issuance of license data can be reduced.
[0264]
Also, according to the invention according to the second embodiment, by generating license data in a server device and introducing two usage conditions of an original usage condition and a terminal usage condition, general-purpose usage conditions can be obtained. Extension can be realized. In other words, the terminal device can introduce a complicated use condition that is difficult to interpret by setting it as the original use condition. In this case, when issuing the license data, the server device generates a simple use condition that can be interpreted by the terminal device based on the complicated use condition, and sets the simple use condition as the terminal use condition.
[0265]
In the digital content distribution system 1b according to the second embodiment, the case where the original usage conditions 2224b and the like are managed by time has been described. However, it is needless to say that the present invention is applicable to the case where the original usage conditions 2224b and the like are managed by the number of times. Nor.
[0266]
In other words, as shown in FIG. 36, the right management server 20b according to the digital content distribution system 1b determines whether the license data purchased by the user has the original usage condition 2224b (for example, 10 times) and the usage status of the user terminal 30b. And an original usage status 2226b representing the original usage status 2226b. Upon receiving the LD issuance request 70b from the user terminal 30b, the rights management server 20b stores all of the original use condition 2224b and the original use status 2226b in the LD 80b issued to the user terminal 30b that issued the LD issuance request 70b. The original usage rule 2224b and the original usage status 2226b are temporarily deleted from the license data database 22b. Then, when issuing the LD 80b, the rights management server 20b generates a terminal use condition 87 (for example, once) and a terminal use status 88 (for example, 0 times) based on a predetermined rule. , Embedded in the LD 80b and issued. In other words, the LD 80b is issued in a two-layer structure including the original usage conditions 85 and the original usage status 86, and the terminal usage conditions 87 and the terminal usage status 88.
[0267]
The user terminal 30b refers to only the terminal usage condition 87 and the terminal usage status 88 of the LD 80b received from the right management server 20b at the time of content reproduction, and updates the content of the terminal usage status 88 by the usage status used by the terminal. . Note that the user terminal 30b does not refer to the original use condition 85 and the original use state 86. Then, the user terminal 30b transmits the two-layered LD 80b to the rights management server 20b in the LD return request 90b.
[0268]
Upon receiving the LD return request 90b, the rights management server 20b refers to the terminal usage status 88 of the LD 80b, updates the original usage status by the terminal usage status, and stores the original usage conditions in the license data database managed by the right management server 20b. 2222b and the original usage status 2226b are registered again. When the original use condition is subtracted from the original use condition, the remaining use condition is known.
[0269]
Further, in the second embodiment, the user terminal 30b sets at least the use end return flag 844 and the right disappearance return flag 845 of the license header 84 without referring to the original use condition 85 and the original use state 86 of the LD 80b. If one of them is required to be returned, the LD 80b is returned to the rights management server 20b. However, at least one of the use end return flag 844 and the rights lost return flag 845 of the license header 84 is eliminated, and the alternative is used. Then, with reference to the original use condition 85 and the original use state 86, if the LD 80b has a two-layer structure, the LD 80b may be returned to the right management server 20b. In addition, at least one of the return flag 844 at the end of use and the return flag 845 at the end of the right of the license header 84 is eliminated, and instead, the original use condition 85 and the original use state 86 are referred to, and the LD 80b has a two-layer structure. If the remaining usage condition MAX calculated from the original usage condition 2224b and the original usage status 2226b is not included in the terminal usage condition, the LD 80b may be returned to the right management server 20b. Good.
[0270]
Also, the rule table 22c has been described as a rule that defines a license validity period, a reproducible time (reproducible number), and a return flag at the end of use set in the terminal use condition, but this is only an example. The rules defined in the rule table 22c include, for example, a rule that determines a return flag at the time of loss of right based on whether or not there is a will to check the terminal use status, a terminal use condition, and setting of various flags for each user. There are various rules, such as simple rules.
[0271]
Further, in the second embodiment, the license data database 22b and the rule table 22c are separately formed, but the two tables may be configured as one table.
[0272]
In the digital content distribution system 1b according to the second embodiment, upon receiving the LD issuance request 70b from the user terminal 30b, the rights management server 20b transmits the two-layered LD 80b including the original use condition 2224b and the original use status 2226b. , The original usage condition 2224b and the original usage status 2226b are temporarily deleted from the license data database 22b. However, the original usage condition 2224b and the original usage status 2226b are stored in the license data database 22b. The original usage condition 2224b and the original usage status 2226b may be issued to the LD 80b without being deleted from the LD 80b.
[0273]
In other words, as shown in FIG. 37, the rights management server 20b according to the digital content distribution system 1b determines whether the license data purchased by the user has the original usage condition 2224b (for example, 10 hours) and the status of use by the user terminal 30b. And an original usage status 2226b representing the original usage status 2226b. Upon receiving the LD issuance request 70b from the user terminal 30b, the rights management server 20b sends a predetermined rule to the user terminal 30b that has issued the LD issuance request 70b, based on the original usage conditions 2224b and the original usage status 2226b. , A terminal usage condition 87 (for example, one hour) and a terminal usage status 88 (for example, zero times) are cut out, embedded in the LD 80b, and issued.
[0274]
The user terminal 30b refers to the terminal usage condition 87 and the terminal usage status 88 of the LD 80b received from the right management server 20b at the time of content reproduction, and updates the content of the terminal usage status 88 by the usage status used by the terminal. Then, the user terminal 30b transmits the LD 80b to the rights management server 20b in the LD return request 90b.
[0275]
Upon receiving the LD return request 90b, the rights management server 20b refers to the terminal usage status 88 of the LD 80b and updates the original usage status registered in the license data database managed by the right management server 20b by the terminal usage status. .
[0276]
Further, in order for the user terminal 30b to efficiently return the LD to the rights management server 20b and then acquire the LD again (such as the operation from the LT return process (S2232) to S2202 in FIG. 32), the user terminal 30b efficiently performs In step S2406 in FIG. 35, the LD return processing completion notification transmitted from the rights management server 20b to the user terminal 30b may include information indicating whether a new LD can be issued. In this case, if the user terminal 30b is notified by the LD return processing completion notification that a new LD can be issued, the user terminal 30b continuously performs the LD acquisition processing, but cannot issue a new LD. Is notified, the process of acquiring a new LD is not performed.
[0277]
In addition, it is also possible to implement so that the process of returning the LD and the subsequent acquisition of the LD is performed at once. In this case, as shown in FIG. 38, the user terminal 30b transmits an LD return / issue request 100 requesting that the LD return processing and the LD acquisition processing be performed at once to the rights management server 20b. After receiving the issuance request 100, the rights management server 20b performs the LD return process (the processes of S2402 to S2405 in FIG. 35), and then continuously performs the LT issuance process (the processes of S2004 to S2007 in FIG. 27). . The LD return / issuance request 100 is composed of an LD return / issuance request identifier 101 representing an LD return / issuance request, and a combination of an LD issue request 70b and a license data return request 90b, that is, a terminal ID 102, a license data 103, a content ID 104, and a terminal capability 105.
[0278]
Also, normally, an LD is transmitted from the rights management server 20b to the user terminal 30b as a reply to the LD return / issuing request, but it is not always necessary to return the entire LD. The minimum necessary information that can be held may be returned.
[0279]
For example, if the terminal usage condition of the LD to be returned is the same as the terminal usage condition of the LD returned from the user terminal 30b, the user terminal 30b resets the terminal usage status of the LD to be returned to 0. The information to be instructed may be returned. In this case, the user terminal 30b does not delete the LD that is to be returned, but instead resets the terminal usage status of the LD to 0 and retains it.
[0280]
Alternatively, only a terminal use condition may be transmitted as a reply to the LD return / issue request. In this case, the user terminal 30b overwrites the terminal usage condition of the LD to be returned with the returned terminal usage condition, further resets the terminal usage status to 0, and retains the status as it is. .
[0281]
In the above description, the license data itself is described in the LD return request 90b and the LD return / issuance request 100. However, it is not always necessary to describe the entire license data, but only the terminal usage status. For example, only the minimum part necessary for the return processing in the right management server 20b may be described.
[0282]
Up to this point, the user terminal 30b has been described as returning the LD whose usage right has been lost to the right management server 20b, and then acquiring a new LD. However, the return of the LD is performed. Instead, it may be implemented to re-acquire the LD from the rights management server 20b. In this case, upon receiving the LD reacquisition request from the user terminal 30b, the rights management server 20b processes the previously issued LD on the assumption that the use has been completed, and issues a new LD. In this case, in the user terminal 30b, a request to re-acquire the LD is made only when the right to use the LD has been lost, and two LDs having the same license ID can be held at the same time. Preferably, it is controlled not to occur.
[0283]
In the second embodiment, the return flag at the time of erasure of rights has been described as information indicating whether the LD needs to be returned to the rights management server 20b at the time of erasure of the rights of the LD. The flag is not limited, and indicates whether or not there is a remaining usage condition calculated from the original usage condition and the original usage status, whether or not LD can be re-acquired from the rights management server 20b, and whether or not LD can be deleted at the user terminal 30b. May be used, and the user terminal 30b may determine the next operation according to the information specified in the flag.
[0284]
Further, in the second embodiment, only the cumulative usage time and the number of times of use are stored in the terminal usage status. However, information accompanying the usage status such as the content reproduction start time and the content reproduction end time is stored in the terminal usage status. It may be embedded and returned to the server. As a result, the server can acquire specific detailed usage status of each user such as the content usage time zone, and can cope with various services of content usage.
[0285]
Industrial applicability
A content use management system and a digital content distribution system according to the present invention include a server device and a terminal device, and the server device is used as a computer device that distributes license information for each content, and the terminal device receives license information. It is suitable for use as a computer device such as a set-top box, a personal computer, a digital television, a printer, a mobile phone, and a personal digital assistant.
[0286]
【The invention's effect】
According to the content usage management system according to the present invention, the server device stores license information indicating usage conditions of content for each user who uses the terminal device, and, based on a request from the user, a license corresponding to the user. A license ticket, which is right information indicating a part or all of the usage conditions indicated by the information, is generated, and a return indicating the necessity of returning the license ticket to the server device when the right of the license ticket has been lost is generated. After setting the information, the terminal device requests the server device to use the content according to the user's instruction, receives the license ticket transmitted from the server device, and uses the content according to the usage condition indicated by the received license ticket. Control according to the return information indicated by the received license ticket. Requesting the device to return the license ticket not only reduces the load on the user's terminal device, but also increases the frequency of access to the server device by returning the license ticket and issuing a license ticket, thereby increasing the variety of content usage. Service can be dealt with.
[0287]
Therefore, the practical value of the present invention is extremely high today, when the infrastructure such as the Internet is prepared and the distribution of contents over the Internet is widespread.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating an overall configuration of a digital content distribution system according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a format configuration of content data 60 shown in FIG.
FIG. 3 is a functional block diagram showing a specific configuration of a right management server 20a shown in FIG.
FIG. 4 is a diagram showing a specific configuration of a user information database 21 shown in FIG.
FIG. 5 is a diagram showing a specific configuration of a usage right database 22a shown in FIG. 3;
FIG. 6 is a diagram showing a specific configuration of an LT 80a shown in FIG.
FIG. 7 is a diagram illustrating a relationship between an LT effective period width 2225a of a usage right 222a and an LT effective period 821a set in the LT 80a.
FIG. 8 is a functional block diagram showing a specific configuration of a user terminal 30a shown in FIG.
FIG. 9 is a diagram showing a specific configuration of an LT issuance request 70a shown in FIG.
FIG. 10 is a diagram showing a specific configuration of an LT return request 90a shown in FIG.
FIG. 11 is a flowchart illustrating an operation of an LT acquisition process.
FIG. 12 is a diagram illustrating a configuration of a menu screen displayed by a GUI 313.
FIG. 13 is a flowchart showing a subroutine of an LT issue availability determination process (S1004) shown in FIG. 11;
FIG. 14 is a flowchart showing an operation of a content reproduction process.
FIG. 15 is a flowchart showing a subroutine of an LT return / deletion process shown in FIG. 14;
FIG. 16 is a flowchart showing an operation of an LT return process.
FIG. 17 is a flowchart showing a subroutine of a usage right deletion process shown in FIG. 16;
FIG. 18 is a block diagram illustrating an overall configuration of a digital content distribution system 1b according to Embodiment 2 of the present invention.
FIG. 19 is a diagram showing features of the configuration of the digital content distribution system 1b.
20 is a functional block diagram showing a specific configuration of a right management server 20b shown in FIG.
21 is a diagram showing a specific configuration of a license data database 22b shown in FIG.
FIG. 22 is a diagram showing a specific configuration of a rule table 22c further held by a license data database 22b shown in FIG.
FIG. 23 is a diagram showing a specific configuration of an LD 80b shown in FIG.
24 is a functional block diagram showing a specific configuration of a user terminal 30b shown in FIG.
FIG. 25 is a diagram showing a specific configuration of an LD issuance request 70b shown in FIG.
26 is a diagram showing a specific configuration of an LD return request 90b shown in FIG.
FIG. 27 is a flowchart showing the operation of the LD acquisition process.
FIG. 28 is a diagram showing a configuration of a menu screen displayed by a GUI 313.
FIG. 29 is a flowchart showing a subroutine of an issue LD generation process (S2005) shown in FIG. 27;
30 is a flowchart showing a subroutine of an immediate use flag / use end return flag setting process (S2105) shown in FIG. 29.
FIG. 31 is a flowchart showing a subroutine of a process for setting a return flag upon lapse of right (S2106) shown in FIG. 29;
FIG. 32 is a flowchart showing an operation of a content reproduction process.
FIG. 33 is a flowchart showing a subroutine of an LD return process at end of use (S2220) shown in FIG. 32;
FIG. 34 is a flowchart illustrating a subroutine of an LD return / deletion process (S2215) when the usage right is lost shown in FIG. 32;
FIG. 35 is a flowchart showing the operation of the LD return process.
FIG. 36 is a diagram showing features of another configuration of the digital content distribution system 1b.
FIG. 37 is a diagram showing features of still another configuration of the digital content distribution system 1b.
FIG. 38 is a diagram showing a specific configuration of an LD return / issue request.
[Explanation of symbols]
1a, 1b Digital content distribution system
20a, 20b Rights management server
22a Usage rights database
22b LD database
24a LT generation unit
24b LD generation unit
25a Return flag setting section
26a LT analysis unit
26b LD analysis unit
27a Use Right Update Department
27b LD update unit
30a, 30b User terminal
70a LT issue request
70b LD issue request
80a LT
80b LD
90a LT return request
90b LD return request
302a LT database
302b LD database
303a Terminal ID storage unit
303b Terminal ID / terminal capability storage unit
304a LT acquisition unit
304b LD acquisition unit
305a LT return section
305b LD return section
306a LT update unit
306b LD update unit
307a, 307b Return flag judgment unit
308a, 308b Content use availability determination unit
309 Decryption key acquisition unit
310 Content decryption unit
311 Content playback unit

Claims (15)

デジタル著作物であるコンテンツを利用する端末装置と前記コンテンツの前記端末装置における利用を管理するサーバ装置とからなるコンテンツ利用管理システムであって、
前記サーバ装置は、
前記端末装置を使用するユーザ毎のコンテンツの利用条件を示すライセンス情報を記憶するライセンス情報記憶手段と、
ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザに対応する前記ライセンス情報が示す利用条件の一部又は全部を示す権利情報であるライセンスチケットを生成し、前記端末装置に送信するライセンスチケット発行手段と、
前記ライセンスチケット生成手段が生成するライセンスチケットに対して、当該ライセンスチケットの権利が消失したときにおける前記サーバ装置への返却の要否を表す返却情報を設定する返却情報設定手段とを備え、
前記端末装置は、
ユーザの指示に従って、前記サーバ装置にコンテンツの利用を要求する利用要求手段と、
前記サーバ装置から送信されてきたライセンスチケットを受信する受信手段と、
受信されたライセンスチケットが示す利用条件に従って、コンテンツの利用を制御するコンテンツ利用制御手段と、
受信されたライセンスチケットが示す返却情報に従って、前記サーバ装置にライセンスチケットの返却を要求するライセンスチケット返却要求手段と
を備えることを特徴とするコンテンツ利用管理システム。
A content use management system comprising a terminal device that uses content that is a digital work and a server device that manages use of the content in the terminal device,
The server device,
License information storage means for storing license information indicating usage conditions of content for each user who uses the terminal device,
Based on a request from a user, a license ticket issuance unit that generates a license ticket that is right information indicating a part or all of the usage conditions indicated by the license information corresponding to the user, and transmits the license ticket to the terminal device.
Return information setting means for setting return information indicating whether or not it is necessary to return to the server device when the right of the license ticket is lost for the license ticket generated by the license ticket generating means,
The terminal device,
Usage request means for requesting the server device to use the content according to a user's instruction;
Receiving means for receiving a license ticket transmitted from the server device;
Content use control means for controlling use of the content according to the use condition indicated by the received license ticket;
A content use management system comprising: a license ticket return requesting unit for requesting the server device to return a license ticket in accordance with return information indicated by the received license ticket.
前記利用要求手段は、要求するコンテンツの利用量を前記サーバ装置に送信することによって前記要求をし、
前記ライセンスチケット発行手段は、前記利用要求手段から送信されてきた利用量に従ってライセンスチケットを生成し、前記端末装置に送信する
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ利用管理システム。
The use requesting unit makes the request by transmitting a use amount of the requested content to the server device,
2. The content use management system according to claim 1, wherein the license ticket issuing unit generates a license ticket in accordance with the amount of use transmitted from the use request unit, and transmits the generated license ticket to the terminal device. 3.
前記コンテンツの利用量には、当該コンテンツの利用回数が含まれる
ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ利用管理システム。
The content usage management system according to claim 2, wherein the usage amount of the content includes a number of times the content is used.
前記コンテンツの利用量には、当該コンテンツの累積利用時間が含まれる
ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ利用管理システム。
The content usage management system according to claim 2, wherein the usage amount of the content includes an accumulated usage time of the content.
前記ライセンスチケットが示す利用条件には、前記ライセンス情報が示す利用条件で定められる有効期間の全部又は一部が設定された当該ライセンスチケットの有効期間が含まれる
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ利用管理システム。
The use condition indicated by the license ticket includes a validity period of the license ticket in which all or a part of a validity period determined by the use condition indicated by the license information is set. Content usage management system.
前記利用要求手段は、前記利用量とともに、コンテンツの利用制御に関する当該端末装置の能力を示す能力情報を前記サーバ装置に送信し、前記ライセンスチケット発行手段は、前記利用要求手段から送信されてきた能力情報に従って、前記ライセンスチケットを生成し、前記端末装置に送信する
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ利用管理システム。
The use requesting means transmits, to the server device, capability information indicating the capability of the terminal device with respect to the content usage control, together with the usage amount, and the license ticket issuing unit transmits the capability information transmitted from the use requesting unit. The content use management system according to claim 1, wherein the license ticket is generated according to the information, and transmitted to the terminal device.
前記能力情報には、前記端末装置がセキュアなクロックを備えるか否かを示す情報が含まれる
ことを特徴とする請求項6記載のコンテンツ利用管理システム。
The content use management system according to claim 6, wherein the capability information includes information indicating whether the terminal device has a secure clock.
前記能力情報には、前記端末装置がセキュアな記録媒体への格納手段を備えるか否かを示す情報が含まれる
ことを特徴とする請求項6記載のコンテンツ利用管理システム。
7. The content use management system according to claim 6, wherein the capability information includes information indicating whether or not the terminal device has a storage unit on a secure recording medium.
前記ライセンスチケット発行手段は、前記利用要求手段から能力情報を受け取った場合に、その能力情報が示す能力に対応させて、端末装置でのライセンスチケットの取り扱いを指示したライセンスチケット状態情報を当該ライセンスチケットに含ませて前記端末装置に送信する
ことを特徴とする請求項6記載のコンテンツ利用管理システム。
The license ticket issuing unit, when receiving the capability information from the use requesting unit, associates the license ticket status information instructing the handling of the license ticket in the terminal device with the license ticket corresponding to the capability indicated by the capability information. 7. The content use management system according to claim 6, wherein the content is transmitted to the terminal device.
前記ライセンスチケット状態情報には、当該ライセンスチケットを記録媒体に書き込まずに即座に消費しなければならない旨のフラグが含まれる
ことを特徴とする請求項9記載のコンテンツ利用管理システム。
10. The content use management system according to claim 9, wherein the license ticket status information includes a flag indicating that the license ticket must be immediately consumed without being written to a recording medium.
デジタル著作物であるコンテンツを利用する端末装置と前記コンテンツの前記端末装置における利用を管理するサーバ装置とからなるコンテンツ利用管理システムにおける端末装置であって、
前記サーバ装置は、
前記端末装置を使用するユーザ毎のコンテンツの利用条件を示すライセンス情報を記憶するライセンス情報記憶手段と、
ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザに対応する前記ライセンス情報が示す利用条件の一部又は全部を示す権利情報であるライセンスチケットを生成し、前記端末装置に送信するライセンスチケット発行手段と、
前記ライセンスチケット生成手段が生成するライセンスチケットに対して、当該ライセンスチケットの権利が消失したときにおける前記サーバ装置への返却の要否を表す返却情報を設定する返却情報設定手段とを備え、
前記端末装置は、
ユーザの指示に従って、前記サーバ装置にコンテンツの利用を要求する利用要求手段と、
前記サーバ装置から送信されてきたライセンスチケットを受信する受信手段と、
受信されたライセンスチケットが示す利用条件に従って、コンテンツの利用を制御するコンテンツ利用制御手段と、
受信されたライセンスチケットが示す返却情報に従って、前記サーバ装置にライセンスチケットの返却を要求するライセンスチケット返却要求手段と
を備えることを特徴とする端末装置。
A terminal device in a content use management system comprising a terminal device that uses content that is a digital work and a server device that manages use of the content in the terminal device,
The server device,
License information storage means for storing license information indicating usage conditions of content for each user who uses the terminal device,
Based on a request from a user, a license ticket issuance unit that generates a license ticket that is right information indicating a part or all of the usage conditions indicated by the license information corresponding to the user, and transmits the license ticket to the terminal device.
Return information setting means for setting return information indicating whether or not it is necessary to return to the server device when the right of the license ticket is lost for the license ticket generated by the license ticket generating means,
The terminal device,
Usage request means for requesting the server device to use the content according to a user's instruction;
Receiving means for receiving a license ticket transmitted from the server device;
Content use control means for controlling use of the content according to the use condition indicated by the received license ticket;
A terminal device comprising: a license ticket return request unit that requests the server device to return a license ticket according to return information indicated by the received license ticket.
デジタル著作物であるコンテンツを利用する端末装置と前記コンテンツの前記端末装置における利用を管理するサーバ装置とからなるコンテンツ利用管理システムにおける端末装置のためのプログラムであって、
前記サーバ装置は、
前記端末装置を使用するユーザ毎のコンテンツの利用条件を示すライセンス情報を記憶するライセンス情報記憶手段と、
ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザに対応する前記ライセンス情報が示す利用条件の一部又は全部を示す権利情報であるライセンスチケットを生成し、前記端末装置に送信するライセンスチケット発行手段と、
前記ライセンスチケット生成手段が生成するライセンスチケットに対して、当該ライセンスチケットの権利が消失したときにおける前記サーバ装置への返却の要否を表す返却情報を設定する返却情報設定手段とを備え、
前記プログラムは、
ユーザの指示に従って、前記サーバ装置にコンテンツの利用を要求する利用要求手段、
前記サーバ装置から送信されてきたライセンスチケットを受信する受信手段、
受信されたライセンスチケットが示す利用条件に従って、コンテンツの利用を制御するコンテンツ利用制御手段及び
受信されたライセンスチケットが示す返却情報に従って、前記サーバ装置にライセンスチケットの返却を要求するライセンスチケット返却要求手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
A program for a terminal device in a content use management system including a terminal device that uses content that is a digital work and a server device that manages use of the content in the terminal device,
The server device,
License information storage means for storing license information indicating usage conditions of content for each user who uses the terminal device,
Based on a request from a user, a license ticket issuance unit that generates a license ticket that is right information indicating a part or all of the usage conditions indicated by the license information corresponding to the user, and transmits the license ticket to the terminal device.
Return information setting means for setting return information indicating whether or not it is necessary to return to the server device when the right of the license ticket is lost for the license ticket generated by the license ticket generating means,
The program is
Usage request means for requesting the server device to use the content according to a user's instruction;
Receiving means for receiving a license ticket transmitted from the server device;
According to a use condition indicated by the received license ticket, a content use control unit that controls use of the content and a license ticket return request unit that requests the server device to return a license ticket according to return information indicated by the received license ticket. A program that makes a computer function.
デジタル著作物であるコンテンツを利用する端末装置と前記コンテンツの前記端末装置における利用を管理するサーバ装置とからなるコンテンツ利用管理システムにおけるサーバ装置であって、
前記サーバ装置は、
前記端末装置を使用するユーザ毎のコンテンツの利用条件を示すライセンス情報を記憶するライセンス情報記憶手段と、
ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザに対応する前記ライセンス情報が示す利用条件の一部又は全部を示す権利情報であるライセンスチケットを生成し、前記端末装置に送信するライセンスチケット発行手段と、
前記ライセンスチケット生成手段が生成するライセンスチケットに対して、当該ライセンスチケットの権利が消失したときにおける前記サーバ装置への返却の要否を表す返却情報を設定する返却情報設定手段とを備え、
前記端末装置は、
ユーザの指示に従って、前記サーバ装置にコンテンツの利用を要求する利用要求手段と、
前記サーバ装置から送信されてきたライセンスチケットを受信する受信手段と、
受信されたライセンスチケットが示す利用条件に従って、コンテンツの利用を制御するコンテンツ利用制御手段と、
受信されたライセンスチケットが示す返却情報に従って、前記サーバ装置にライセンスチケットの返却を要求するライセンスチケット返却要求手段と
を備えることを特徴とするサーバ装置。
A server device in a content use management system including a terminal device that uses content that is a digital work and a server device that manages use of the content in the terminal device,
The server device,
License information storage means for storing license information indicating usage conditions of content for each user who uses the terminal device,
Based on a request from a user, a license ticket issuance unit that generates a license ticket that is right information indicating a part or all of the usage conditions indicated by the license information corresponding to the user, and transmits the license ticket to the terminal device.
Return information setting means for setting return information indicating whether or not it is necessary to return to the server device when the right of the license ticket is lost for the license ticket generated by the license ticket generating means,
The terminal device,
Usage request means for requesting the server device to use the content according to a user's instruction;
Receiving means for receiving a license ticket transmitted from the server device;
Content use control means for controlling use of the content according to the use condition indicated by the received license ticket;
A server device comprising: a license ticket return request unit that requests the server device to return a license ticket in accordance with return information indicated by the received license ticket.
デジタル著作物であるコンテンツを利用する端末装置と前記コンテンツの前記端末装置における利用を管理するサーバ装置とからなるコンテンツ利用管理システムにおけるサーバ装置のためのプログラムであって、
前記プログラムは、
ユーザからの要求に基づいて、ライセンス情報記憶手段が記憶する前記端末装置を使用するユーザ毎のコンテンツの利用条件を示すライセンス情報の中から、当該ユーザに対応する前記ライセンス情報が示す利用条件の一部又は全部を示す権利情報であるライセンスチケットを生成し、前記端末装置に送信するライセンスチケット発行手段及び
前記ライセンスチケット生成手段が生成するライセンスチケットに対して、当該ライセンスチケットの権利が消失したときにおける前記サーバ装置への返却の要否を表す返却情報を設定する返却情報設定手段としてコンピュータを機能させ、
前記端末装置は、
ユーザの指示に従って、前記サーバ装置にコンテンツの利用を要求する利用要求手段と、
前記サーバ装置から送信されてきたライセンスチケットを受信する受信手段と、
受信されたライセンスチケットが示す利用条件に従って、コンテンツの利用を制御するコンテンツ利用制御手段と、
受信されたライセンスチケットが示す返却情報に従って、前記サーバ装置にライセンスチケットの返却を要求するライセンスチケット返却要求手段と
を備えることを特徴とするプログラム。
A program for a server device in a content use management system including a terminal device that uses content that is a digital work and a server device that manages use of the content in the terminal device,
The program is
Based on a request from the user, one of the license information indicating the usage condition of the content for each user who uses the terminal device, which is stored in the license information storage unit. A license ticket, which is right information indicating a copy or a whole, is generated, and a license ticket issuance unit that transmits the license ticket to the terminal device and a license ticket that is generated by the license ticket generation unit generate a license ticket when the right of the license ticket is lost. Causing the computer to function as return information setting means for setting return information indicating whether or not the return to the server device is necessary;
The terminal device,
Usage request means for requesting the server device to use the content according to a user's instruction;
Receiving means for receiving a license ticket transmitted from the server device;
Content use control means for controlling use of the content according to the use condition indicated by the received license ticket;
A program comprising: license ticket return request means for requesting the server device to return a license ticket in accordance with return information indicated by the received license ticket.
デジタル著作物であるコンテンツを利用する端末装置と前記コンテンツの前記端末装置における利用を管理するサーバ装置とからなるシステムにおけるコンテンツ利用管理方法であって、
前記サーバ装置において、
前記端末装置を使用するユーザ毎のコンテンツの利用条件を示すライセンス情報をライセンス情報記憶手段に格納する格納ステップと、
ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザに対応する前記ライセンス情報が示す利用条件の一部又は全部を示す権利情報であるライセンスチケットを生成し、前記端末装置に送信するライセンスチケット発行ステップと、
前記ライセンスチケット生成手段が生成するライセンスチケットに対して、当該ライセンスチケットの権利が消失したときにおける前記サーバ装置への返却の要否を表す返却情報を設定する返却情報設定ステップとを含み、
前記端末装置において、
ユーザの指示に従って、前記サーバ装置にコンテンツの利用を要求する利用要求ステップと、
前記サーバ装置から送信されてきたライセンスチケットを受信する受信ステップと、
受信されたライセンスチケットが示す利用条件に従って、コンテンツの利用を制御するコンテンツ利用制御ステップと、
受信されたライセンスチケットが示す返却情報に従って、前記サーバ装置にライセンスチケットの返却を要求するライセンスチケット返却要求ステップと
を含むことを特徴とするコンテンツ利用管理方法。
A content use management method in a system including a terminal device that uses content that is a digital work and a server device that manages use of the content in the terminal device,
In the server device,
A storage step of storing license information indicating a usage condition of content for each user who uses the terminal device in a license information storage unit;
Based on a request from a user, a license ticket issuance step of generating a license ticket that is right information indicating a part or all of the usage conditions indicated by the license information corresponding to the user, and transmitting the license ticket to the terminal device.
A return information setting step of setting return information indicating whether or not return to the server device is necessary when the right of the license ticket is lost for the license ticket generated by the license ticket generating means,
In the terminal device,
A use requesting step of requesting the server device to use the content according to a user's instruction;
A receiving step of receiving a license ticket transmitted from the server device;
A content use control step of controlling use of the content according to the use condition indicated by the received license ticket;
A license ticket return requesting step of requesting the server device to return a license ticket in accordance with the return information indicated by the received license ticket.
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