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JP2003534817A - 虫を防除するための方法及び個人用防虫装置 - Google Patents

虫を防除するための方法及び個人用防虫装置

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JP2003534817A
JP2003534817A JP2002501251A JP2002501251A JP2003534817A JP 2003534817 A JP2003534817 A JP 2003534817A JP 2002501251 A JP2002501251 A JP 2002501251A JP 2002501251 A JP2002501251 A JP 2002501251A JP 2003534817 A JP2003534817 A JP 2003534817A
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insect
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Abstract

(57)【要約】 虫防除のための方法及び装置が開示される。方法及び装置は虫刺され及び虫にとまられること、特に虫刺されからの個人的な防虫を提供する。方法及び装置は低濃度(10億分の1)でのピレスロイド等の防虫剤を用いる。方法及び装置は適切に装置を使用して対象にとまる蚊の数を効果的に最小限にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願の相互参照) 本出願は、米国特許法(35USC)§119(e)の下に、2000年6月
8日出願の仮特許出願第60/210,247号に基いて、優先権を主張するも
のである。
【0002】 (発明の分野) 本発明は、虫を防除するための方法、及びそのための装置に関する。より詳し
くは、本発明は着用可能個人用防虫装置及び据え置き装置に関するものであり、
このような装置を使用して蚊が対象、又は対象群に到達することを効果的に防止
する。
【0003】 (発明の背景) 有害な虫は疾病を引き起こす媒介物を運搬する。例えば、蚊は脳炎を引き起こ
すウイルスを運搬する。マダニはライム病を引き起こす細菌を運搬する。その上
、蚊又はノミの刺し傷等の虫刺されは煩わしいものである。従って、本発明の目
的は、装置のユーザーに虫がとまるのを防止する装置を提供して、それによって
虫刺され及び虫がとまることの煩わしさからユーザーを守ることである。本発明
の更なる目的は、虫、特に蚊を防除する個人用防虫装置を提供することである。
【0004】 局所防虫剤 消費者が虫刺され及び虫がとまることから自身を防御する一つの方法は、局所
防虫剤の使用によってである。原則的に全ての局所防虫剤はN,N−ジエチル−
m−トルアミド(「DEET」)を有効成分として含有している。このような製
品は、ウィスコンシン州ラシーン(Racine)のS.C.ジョンソン&サン社(S.
C. Johnson & Son, Inc.)から入手可能なオフ(OFF)(登録商標)、ミズーリ
州セントルイスのユナイテッドインダストリー社(United Industries Corp.)
から入手可能なカッター(CUTTER)(登録商標)、及びニューハンプシャー州リ
トルトンのテンダー社(Tender Co.)から入手可能なベンズ(BEN'S)(登録商
標)マックス(MAX)を包含する。多くのブランドが、14〜95%のDEET
を含有しており、小児用と特定して広告している製品でも10%又はそれ以下の
DEETを含有する。これらの製品は皮膚及び衣服上への使用が推奨されている
【0005】 局所防虫剤は皮膚を通して血流中へと吸収される比較的多量の防虫剤を含有し
ている。本発明は、局所適用組成物中よりも低い濃度で防虫剤を使用する虫を防
除するための方法を提供することを目的とする。局所防虫剤は又、それを適用し
た場所の皮膚のみを防虫するという短所もある。従って、もしユーザーが十分な
量の局所防虫剤で全ての皮膚及び衣服を覆わなければ、ユーザーは防虫剤を適用
している時でも適用し落とした部分において虫刺され及び虫がとまることに悩む
ことになる。本発明の更なる目的は、局所防虫剤の使用よりも便利で虫を防除す
るための方法を提供することである。
【0006】 空間防御装置 消費者が虫刺され及び虫がとまることから自身を防御するもう一つの方法は、
室内防虫装置及び屋外防虫装置といったような空間防虫装置によってである。室
内防虫装置は、一般的には電気抵抗加熱を用いて、芯又はマットからアレスリン
といったような防虫剤を気化させるプラグで電源に接続する装置である。更に一
部の装置は、防虫剤を分散させるファンを有する。防虫剤を気化させる熱を必要
とする装置は、一般的に少なくとも50℃〜100℃又はそれ以上までの範囲の
温度を必要とする。
【0007】 屋外用としては、防虫剤含有のろうそく及び渦巻き型蚊取り線香を燃やすのが
一般的である。例えば、シトロネラろうそくが広く使用されている。オフ!(OF
F!)(登録商標)もしくはコールマン(Coleman)(登録商標)といったような
渦巻き型蚊取り線香では、煙が出る、火が点け辛い、及び火が消し辛いという短
所に悩まされる。更にその上、ろうそく及び蚊取り線香は一旦使い始めると用意
に持ち運びできない。携帯用製品は、マサチューセッツ州ボストンのショーベル
社(Schawbel Corporation)から入手可能である。この携帯用製品は熱源として
ブタン燃焼を使用してアレスリンを気化させる。 これら空間装置のほとんどは、装置を始動した後すぐには防虫が開始されない
。防虫の開始には6分又はそれ以上かかる。従って、本発明の更なる目的は、始
動後1〜3分以内に防虫を行う個人用防虫装置を提供することである。
【0008】 空間防虫装置のいくつかは携帯用であるが、着用可能なものは皆無である。防
虫剤を気化させるため、多くのこのような装置は炎オープンで使用しており、こ
のため着用に好適でない。その他は熱を発生させる又はファンのモーターを動か
す電気を必要とする、即ち、電気のコンセントから離れて移動するには好適でな
いプラグで電源に接続する種類である。従って、着用可能な個人用防虫装置を提
供することが本発明の目的である。更にその上既存の空間装置は、装置のすぐ風
下のユーザーのみを防虫する。従って、ユーザーがどこへ行こうとも対象を効率
的に防虫する着用可能、又は携帯用の個人用防虫装置を提供することが本発明の
更なる目的である。
【0009】 着用可能個人用防虫装置 消費者が虫刺され及び虫がとまることから自身を防御しようと試みるもう一つ
の方法は、個人用防虫装置を着用することによってである。例えば、人が着用可
能な多くの製品は防虫剤を含浸させたキャリアからの消極的な気化に頼っている
。このような装置中の防虫剤はゲラニオール、シロトネラ及びリモネンを包含す
る。 装置は、例えば、手首バンド、衣服の凹みに置くことができる防虫剤を含浸さ
せた細片、貼付剤、又は粘着ラベルの等の形状であり得る。アレスリンといった
ようなピレスロイドを含有するより効果的な防虫剤は、消極的気化用として十分
な揮発性を有しない。
【0010】 代替の製品は、トンボの羽音及びコウモリの発声を放つクリップ留め装置であ
り、このような捕食者の音は蚊を追い払うと予想されるであろうという理論を基
に使用されている。 しかし、これらの個人用防虫装置の提供する蚊の刺咬の防御は、わずかである
か全くない。従って、効果的に蚊を防除する、即ち、装置を着用する対象のあら
ゆる部分に蚊がとまるのを防ぐ、又はとまる回数を最小限にする、着用可能な個
人用防虫装置を提供することが、本発明の目的である。
【0011】 (発明の概要) 本発明は、虫を防除する方法及び個人用防虫装置に関する。装置は各々好まし
くはアレスリンのようなピレスロイドを含む防虫剤組織物を含む。装置は対象の
周囲部に防虫剤を活発に拡散して(例:においの流れ)、それによって虫が対象
に到達するのを防止する。理論に拘束されることを意図しないが、虫は対象から
の「香りの流れ」の中の香りの信号(cue)を嗅ぎつけて風上へ進んで対象へ
到達すると考えられる。そこで、防虫剤を含む組成物を、虫が追って行くにおい
の流れへと放出すると、虫が対象へ到達することを防ぐと考えられている。 本発明の方法と装置は、いくつかの理由から局所用組成物よりも利点がある。 第1に、衣服及び露出した皮膚へローション又はスプレイを適用する時間のか
かる作業を必要としないので、より簡便である。更にその上、一部の消費者は局
所防虫剤の感触及び臭いを好まないが、本発明の装置はこれらの問題を取り除く
【0012】 加えて、本発明の方法及び装置は局所用組成物よりも少量の防虫剤を使用する
。 本発明の方法及び装置に防虫剤としてアレスリンが使用される時、消費者の周
囲の空気中に10億分の1の濃度で拡散して効果的に蚊を防除する。 本発明の個人用防虫装置は、より早く作用することから既知の空間防虫装置よ
りも有利である。例えば、既知の空間装置が防虫をもたらし始めるのに約6分又
はそれ以上かかるのに対して、個人用防虫装置は約1分〜約3分のうちに防虫を
行う。 着用可能な装置は本発明の好ましい実施形態である。着用可能な装置は、短所
なしで局所適用組成物と同様の利点を提供するので有利である。装置が着用可能
である時、対象がどこへ行っても局所用組成物が正しく適用された時にように、
防虫を行う。しかし、着用可能な装置は、局所用組成物に密接に関連する潜在的
な問題、例えば、もし対象が皮膚の露出した部分と衣服を局所用組成物で覆い損
なった場合に虫がなおも対象へ到達するかもしれないという問題を取り除く。着
用可能な装置は又、必要とする防虫剤が局所用組成物中よりもかなり低い濃度で
あるという利点も提供する。
【0013】 更にその上、防御される対象が屋外装置の風下にいなくてはならないことから
、既知の屋外(空間)装置よりも本発明の着用可能な装置は優れている。理論に
拘束されることを意図しないが、虫は、例えば、におい等を基に風上に進行して
対象の位置を突き止めると考えられている。
【0014】 (詳細な説明) 本明細書において引用した米国特許は、すべて参照として本明細書に組み入れ
られている。他に指示がない限り、量は全て重量である。
【0015】 定義 本明細書に本出願の目的で使用される用語の定義の一覧は以下である: 「活発な拡散」とは、防虫剤を対象の周囲の空気中に直ちに蒸気の「雲」として
分布するのにエネルギー源が用いられることを意味する。エネルギー源は、本発
明の装置内で発生される。エネルギー源は熱、気流、又はその双方の形態であり
得る。あるいは、エネルギー源は電蓄の形態でもあり得る。 「アレスリン」とは、化学品名2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロペニ
ル)−2−シクロペンテン−1−イル2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1
−プロペニル)シクリプロパンカルボキシレート及びその異性体を有する防虫剤
を意味する。アレスリンは、d−アレスリン、ビオアレスリン、s−ビオアレス
リン、d−トランスアレスリン、及びエスデパレスリン(esdepallet
hrin)を包含する。
【0016】 「効果的な量」とは、虫が対象にとまるのを防ぐのに十分多い防虫剤又は防虫
剤含有組成物の量であるが、深刻な副作用を起こさないように十分に少ない量(
利点とリスクのバランスが取れた割合)を意味する。驚くべき程低い濃度の防虫
剤で十分防虫できる。 「エンペントリン(empenthrin)」とは、化学品名シクロプロパン
カルボン酸、2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)−1−エ
チニル−2−メチル−2−ペンテニルエステル及びその異性体を有する防虫剤を
意味する。
【0017】 「虫(insect)」とは、節足動物門虫綱又はクモ綱のいずれかに区分される動
物を意味する。虫は蚊、イエバエ、ユスリカ、ブユ、ブヨ、スナバエ、アブ、及
びツェツェバエといったような飛行する虫を包含する。虫は又、ノミ、マダニ、
ダニ、ツツガムシ、及びクモといったような這って動くクモ類も包含する。 「防虫剤」とは、虫がその化学薬品の周辺にとまることを防止もしくは妨害す
る、又は虫がその周辺に入ると有害に影響する、あらゆる化学薬品を意味する。 「可動拡散(movably dispersing)」とは、対象が場所か
ら場所へ移動してもなお、組成物の濃度勾配が維持されるか、又は急速に空気中
に復旧されるように、防虫剤を含む組成物が蒸気になって対象の周囲の空気中へ
と分布されることを意味する。
【0018】 「消極的気化」とは、従来技術の方法によって防虫剤がエネルギーを適用され
ずに(即ち、熱又は風を適用しないで)キャリアから周囲の空気中へ放散される
ことを意味する。 「個人用防虫装置」とは、一人又は2人以上の互いに近接する対象のすぐ付近
から虫を防除する装置を意味する。個人用防虫装置は着用可能、携帯用、又はそ
の双方であってもよい。 「プラレスリン(prallethrin)」とは、化学品名(S)−2−メ
チル−4−オキソ−3−プロプ−2−イニルシクロペント−2−エニルー(1R
)−シス−トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチルプロプ−1−エニル
)シクロプロパンカルボキシレート及びその異性体を有する防虫剤を意味する。
【0019】 「相対防除因子(Relative repellency factor)
」とは、対象がいずれの防虫剤も使用していない時の単位時間内に対象にとまっ
た虫の数を、対象が防虫装置を使用している時の単位時間内にとまった虫の数で
割ったものを意味する。 「対象」とは、虫から防御する必要のある哺乳動物(好ましくはヒト)といっ
たような生きている脊椎動物を意味する。 「十分な防除因子」とは、単位時間内に対象にとまった虫の数が、対象が本発
明に記載の装置を使用している時に減少することを意味する(即ち、相対防除因
子が増加すること)。十分な相対防除因子は、約1より大きく、好ましくは約2
又はそれより大きく、より好ましくは約4又はそれより大きく、最も好ましくは
約15又はそれより大きい。
【0020】 「トランスフルトリン(transfluthrin)」とは、化学品名シク
ロプロパンカルボン酸、3−(2、2−ジクロロエテニル)−2,2−ジメチル
−(2,3,5,6−テトラフロロフェニル)メチルエステル、(1R,3S)
−、及びその異性体を有する防虫剤を意味する。 本発明は、虫を防除するための方法及び装置に関する。本発明は多様な対象に
使用することができ、それはヒト、イヌ、ネコのペット、ウシ、ブタ、ウマ及び
ヒツジ等の家畜類、及び野生動物を包含する。
【0021】 防虫剤組成物 虫を防除するための多様な組成物が本発明において使用できる。組成物は(i
)防虫剤を含む。構成成分(i)は一つの防虫剤、又は2つ以上の防虫剤の組み
合わせであり得る。組成物は任意で、更に(ii)1つ以上の任意成分を含む。
任意成分は発泡剤、溶剤、安定剤、共力剤、染料、及び香料を包含する。 多様な防虫剤が構成要素(i)に使用することができる。防虫剤の適切な選択
は、それが用いられるであろう方法及び装置、対象の特性(例:年齢)、及び防
除する虫の種類を包含する多様な要因によって決まる。しかし、好適な防虫剤は
当該技術分野において既知であり、市販されている。好適な防虫剤は、米国特許
第4,515,768号中にあるような、DEET、ピレトリン、菊酸(chr
ysanthemicacid)誘導体、及びピレスロイドによって例示されて
おり、それらは好適な防虫剤を開示する目的で参考として本明細書中に組み入れ
られている。好適なピレスロイドの実施例のいくつかは、下の表1に示される。
蚊を防除するための好ましいピレスロイドはアレスリンを包含する。ピレスロイ
ドの実施例は、米国特許第4,037,352号(へナート(Hennart)ら、1
977年7月26日発行)及び米国特許第4,515,768号(1985年5
月7日発行)によって開示され、それらはピレスロイドを開示する目的で参考と
して本明細書に組み入れられている。アレスリンは住友化学工業(日本、大阪)
からピナミンフォルテ(PYNAMIN FORTE)(登録商標)の商標で入手可能である
。好ましいピレスロイドは、効果的な量を使用した時に対象への毒性又は発ガン
性といったような重大な副作用を持たない。好ましいピレスロイドはシアノ基を
含有しない。
【0022】 好ましいピレスロイドはアレスリン、エンペンスリン,及びプラレスリンを包
含する。より好ましいピレスロイドはアレスリン及びプラレスリンを包含する。
【0023】
【表1】
【0024】 発泡剤はアゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、アゾ
ビスイソブチロニトリル、及びそれらの組み合わせを包含する。好適な発泡剤は
米国特許第4,228,124号において開示され、それは発泡剤を開示する目
的で参考として本明細書に組み入れられている。 溶剤は、セチルアルコール、ステアリルアルコール、及びこれらの混合物など
のアルコールを包含する。
【0025】 安定剤(例:熱、光及び酸化に対する安定度を提供するため)は、2,6−ジ
−tert−ブチル−4−メチルフェノール(「BHT」)、3−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシアニゾール(「BHA」)、2,2’−メチレン−ビス(
4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス−
(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデン−ビ
ス(5−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−メチレン−ビ
ス(2−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−チオ−ビス(
3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−メチレン−ビス(
2、6−ジ−tert−ブチルフェノール)、ステアリル−β−(3、5−ジ−
tert−ブチルー4−ヒドロキシフェノール)−プロピオナート、1,3,5
−トリメチル−2,4−6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒド
ロキシベンジルベンゼン)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ
−5−tert−ブチル)−ブタン、テトラキス[メチレン(3,5−ジ−te
rtブチル−4−ヒドロキシンナメート)]メタン(tetrakis[methylene(3,5
-di-tert-butyl-4-hydroxycinnimate)]methane)、ジラウリルチオジプロピオ
ナート、ジステアリルチオジプロピオナート、ベンゾフェノンから誘導された紫
外線吸収剤、トリアゾール、及びサリチラト化合物、及びこれらの組み合わせと
いったような酸化防止剤を包含する。好適な安定剤は、米国特許第4,874,
787号、4列12〜32行において開示される。その他の好適な安定剤は米国
特許第4,515,768号に開示される。
【0026】 共力剤は、α−[2−(2−ブトキシエトキシ)エトキシ]−4,5−メチレ
ンジオキシ−2−プロピルトルエン、オクタクロロジプロピルエーテル、及びN
−(2−エチルヘキシル)−ビシクロ−[2,3,2]−ヘプト−5−エン−2
,3−ジカルボキシミドを包含する。好適な共力剤は米国特許第4,874,7
87号3列6〜12行、及び米国特許第4,515,768号に開示される。 組成物における染料は、防虫剤が使い切られたことを示すのに使用することが
できる。例えば、好適な染料は9−オルソ−カルボキシフェニル−6−ジエチル
アミン−3−エチルアミノ−3−イソキサンテンの3−エトステアレート、及び
電子供与性染料を包含する。染料は、日本特許公開第09−175906A及び
07−324003A、国際特許公開WO96/33605A1、及び米国特許
第5,891,811号に開示される。
【0027】 香料も又、組成物中に使用することができる。香料は、例えば防虫剤が使い切
られたことを知らせるため、又は感覚的な目的のために使用することができる。
香料は防虫剤と同様の揮発性を有さなくてはならず、虫を引き付けてはならない
。好適な香料の実施例はシトロネラを包含し、これは本明細書において防虫剤と
してではなく香料として使用される。 組成物は周囲条件の下、固形、又は液体であってもよい。
【0028】 本発明の方法 本発明は、虫を防除するための方法に関する。この方法は、虫が対象に到達す
る(例えば、とまる)のを防止するのに十分な効果的な量の上記の組成物を、対
象周りの部分に直ちに活発に拡散することを含む。活発に拡散とは、対象の周り
の空気中へ拡散するため組成物にエネルギーが適用されていることを意味する。 活発な拡散は、揮発性防虫剤が対象の周りの空気中へ外部から適用されるエネ
ルギーなしに拡散される消極的気化と区別される必要がある。
【0029】 点加熱 本発明の一実施形態において、組成物は点加熱によって拡散される。点加熱は
、少量のエネルギーが小さいフィラメント又はワイヤー等の抵抗を急速に加熱す
るのに使用されることによる方法である。少量の組成物(例:約1μg〜約0.
5g)がその組成物の通常大気中の沸点近く、例えば、ある組成物については2
00℃を越すところまで加熱される。点加熱は、便利かつ持ち運びできる方式に
おいて、急速でエネルギー効率の良い拡散及び/又は気化をするという点で有利
である。 点加熱は上記の組成物の少量(例:液滴)と接触している抵抗へ電気を流すこ
とによって実施できる。点加熱はパルス、又は連続であってもよい。例えば、あ
る量を急速に気化させ、続いて、別の量又はそのような組成物を長時間かけてゆ
っくりと気化するように交互に温度を調節することもできる。パルス点加熱にお
いては、組成物はおよそ、その通常沸点(又はわずかにそれを上回る)において
加熱されてもよい。連続点加熱においては、組成物はその正常沸点より約10℃
〜約40℃低い温度まで加熱されてもよい。
【0030】 加熱及び吹き出し 本発明の一実施形態において、組成物は、組成物を加熱して揮発させ、対象の
周囲部に揮発した組成物を吹き出すことによって拡散される。対象の周囲部へ拡
散される時、組成物は有効量の組成物を揮発するのに十分な温度まで加熱される
。 揮発した組成物は、ファン、又はタービンといったようなあらゆる便利な吹き
出し手段によって吹き出すことができる。組成物が加熱と吹き出しによって拡散
される時、加熱は上記のような点加熱、又はバルク加熱であってもよい。
【0031】 バルク加熱 バルク加熱は比較的大量の(例:約1〜約100g)の上記の組成物を比較的
低温加熱することによって実施される。バルク加熱において、組成物は約65℃
未満又はそれに同等な温度まで加熱される。より好ましくは組成物は約30℃〜
約65℃、更により好ましくは約35℃〜約45℃、最も好ましくは約35℃〜
約40℃の温度まで加熱される。
【0032】 その他の拡散方法 本発明の別の実施形態において、組成物は霧状にされて対象の周囲部に拡散さ
れる。 本発明の別の実施形態において、組成物は電気スプレイされて対象の周囲部に
拡散される。
【0033】 可動拡散 本発明の好ましい実施形態において、組成物は対象がどこへ移動しても防虫が
続くような方法で移動可能に拡散される。組成物は、対象が組成物を拡散する装
置を着用する時に移動可能に拡散される。この実施形態において、組成物は、好
ましくは約65℃未満又はそれに同等な、より好ましくは約45℃未満又はそれ
に同等な、更により好ましくは約40℃未満又はそれに同等な、更にいっそう好
ましくは約35℃未満又はそれに同等な、最も好ましくは約30℃未満又はそれ
に同等なの温度まで加熱することができる。
【0034】 必要とされる組成物の量は、選択された特定の防虫剤及び防除する虫の種類を
含む多様な要因によって決まる。対象の周囲に拡散された10億分の1(ppb
)の濃度、又はそれ未満の空気中アレスリンが蚊が対象にとまるのを効果的に防
止することが判明している。 防虫剤がアレスリン等のピレスロイドの時、約1未満(即ち、0より大きいが
、約1未満の少量)、典型的に約1で10億分の20まで、好ましくは1未満、
典型的に約1で10億分の約10まで、より好ましくは1未満、典型的に約1で
、10億分の3まで、最も好ましくは1未満から10億分の1までの量、空気中
に拡散される。しかし、エンペンスリン及びトランスフルトリン等、アレスリン
よりも揮発性の高い一部のピレスロイドは、10億分の20よりも多く、例えば
、10億分の50までの量拡散されてもよい。
【0035】 本発明の装置 上記の方法は、虫を防除する個人用防虫装置を使用して実施することができる
。従って、本発明は更に以下を含む個人用防虫装置に関する: (1)以下を含むカートリッジ (a)防虫剤を含む組成物、及び (2)防虫剤を拡散するための拡散手段、 ここでカートリッジは、前記拡散手段が防虫剤をカートリッジから移動させて
対象の周囲部に拡散されるような前記拡散手段に関する装置に取り付けられる。 本発明の装置は、装置始動後約3分以内で虫刺され及び虫がとまることを防ぐ
防虫を開始することができる。装置は、装置始動後、好ましくは約1.5分以内
に、より好ましくは約1分以内に、防虫を開始する。本発明の装置は、約1より
大きい、好ましくは約2又はそれより大きい、より好ましくは約4又はそれより
大きいの、最も好ましくは約15又はそれより大きい相対防除因子をもたらすこ
とが可能である。
【0036】 本発明の好ましい実施形態において、装置は更に対象に装置を附着させるため
の(3)附着手段を含み、ここで前記附着手段は、前記附着手段が前記拡散装置
を妨げないような装置に取り付けられる。前記附着手段は装置を着用可能にする
【0037】 カートリッジ 本発明の装置における使用に好適なカートリッジは(a)上記の組成物を収容
する。本発明の好ましい実施形態において、カートリッジは取り外し可能、交換
可能、そして使い捨てであり、即ち、防虫剤を使い切った時カートリッジは装置
から取り外して廃棄でき、新しいカートリッジを代わりに取り付けることができ
る。本発明の別の実施形態において、カートリッジは交換可能ではない(即ち、
装置を損傷することなく装置から取り外すことができない)。本発明の別の実施
形態においては、例えば、カートリッジが交換可能でない時、装置全体が使い捨
てである。
【0038】 カートリッジは多様な形状を有してもよい。組成物がそこから拡散されるよう
な装置にカートリッジが取りつけられる限り、カートリッジの形状は重要ではな
い。カートリッジは、例えば、パッドもしくはディスクといったような平坦な形
、又はチューブもしくは蜂巣状等の中空形状といったような3次元形状を有する
ことができる。本発明の一実施形態において、カートリッジは毛管チューブ等の
中空チューブの形状を有することもできる。毛管チューブカートリッジは、組成
物を拡散するために点加熱、電気スプレイ、及び噴霧作用を用いる装置への使用
に特に良く適している。毛管チューブは典型的に外側直径約1mm、内側直径約
0.1〜約0.5mmを有する。 本発明の別の実施形態において、カートリッジは任意で更に(b)キャリアを
含む。キャリアは、(a)カートリッジ内の組成物を収容する。キャリアはバル
ク加熱を用いる装置における使用に特に良く適している。
【0039】 キャリアは防虫剤の性能に不利益に影響しない如何なる物質でもよい。例えば
、キャリアはアルミナ、ゼオライト及び炭素布等の吸着剤、紙(例:板紙、波状
紙及び渦状波状紙)、セルロース系材料(例:開孔セルロース系材料)、あらゆ
る好適な繊維の織布及び不織布(例:フェルト、ガラス)等の吸収剤、ゲル(例
:シリカゲル)、スターチ、セラミック、ポリウレタンフォーム等の吸収性固形
多孔性フォーム、及び、塑性物、みつろう及び樹脂等の微細に細分され溝を掘ら
れた、もしくは蜂巣状構造に鋳造された非多孔性材料からなる群から選択される
1つ以上の成分を含んでもよい。
【0040】 カートリッジは従来のいずれかの手段によって組成物及びキャリアから形成す
ることができる。例えば組成物は、適当な溶媒中に防虫剤及びいずれかの任意成
分を溶解し、でき上がった溶液でキャリアを湿らせ、任意で周囲条件下又は加熱
して、減圧して、もしくはその双方において溶媒を気化させることを含む方法に
よって、キャリア中に含有させることができる。あるいは、好ましくは空気がカ
ートリッジを挿通せずに通過する時、組成物、又はその溶媒溶液はキャリア上に
被覆、又は印刷されてもよい。好適な溶媒は、メタノール、エタノールステアリ
ルアルコール、セチルアルコール及びこれらの混合物等のアルコール、ペンタン
及び石油抽出物等の炭化水素、アセトン、及びエーテルによって例示される。
【0041】 カートリッジ中の組成物の量は、カートリッジ寸法、カートリッジもしくは装
置を通過する、もしくは挿通する気流動速度、所望の有効寿命、及び効果的に虫
を防除するのに必要な組成物の量を包含する多様な要因によって決まる。本発明
の一実施例において、例えば、バルク加熱が用いられる時、好ましくは約1未満
(即ち、0より大きいが約1未満の少量)、典型的には約1で約100gまでの
量の組成物が存在する。本発明の別の実施形態において、カートリッジは中空チ
ューブの形状を有し、カートリッジ中の組成物の量は約1μg〜約10μgであ
る。
【0042】 拡散手段 拡散手段は、装置を使用してカートリッジから対象の周囲部へ活発に防虫剤を
拡散する。本発明の一実施形態において、拡散手段は加熱手段及び吹き出し手段
を含む。加熱手段が組成物を揮発させ、吹き出し手段が揮発した組成物を対象の
周囲部へ拡散するのを促進する。この実施形態において、加熱手段は点加熱又は
バルク加熱手段であり得る。本発明の別の実施形態において、拡散手段は点加熱
手段を含む。
【0043】 点加熱手段 点加熱手段は、本発明で使用される組成物の正常沸点、典型的には約70℃〜
約225℃の高温で作動する。点加熱手段は狭い範囲(及び少量の組成物)のみ
が高温に加熱されるという点で有利であり、それによって組成物の揮発に必要と
されるエネルギー投入は比較的低くなる。点加熱手段は、小さい加熱要素もしく
は最小の白熱電球(例えば、閃光白熱灯)中に見られるものと類似のフィラメン
ト等の抵抗器を包含する微小熱源を含む。フィラメントはフロリダ州、ネイプル
ス(Naples)のペリカンワイヤー社(Pelican Wire Co., Inc.)から入手できる
ニクローム(NICHROME)(登録商標)ワイヤーであり、(ニクローム(登録商標
)はニッケル及びクロムの合金である)。点加熱手段は、好ましくは、小さい加
熱要素又はフィラメントに電力供給する電池等の電力源を含む。本発明の一実施
形態において、点加熱は電流を上記の少量(液滴)の組成物に適用することによ
って実施される。液滴は、カートリッジを出る時に要素又はフィラメントへ供給
されてもよく、又別の方法としては要素又はフィラメントはカートリッジの一部
であってもよい。本発明の別の実施形態において、組成物は固形であり、要素又
はフィラメントはカートリッジの一部としてその中に収容される。
【0044】 バルク加熱手段 バルク加熱手段も又、組成物を揮発させるのに使用することができる。組成物
が加熱される温度は選択される組成物の蒸気圧及び組成物の有効性(即ち、効果
的に虫を防除するのに必要な組成物の量)によって決まる。しかし、本発明の好
ましい実施形態において、ここで特に装置は着用可能であり、火傷の危険の可能
性を最小限にするため、温度が約65℃、好ましくは45℃、より好ましくは約
40℃、さらにより好ましくは約35℃、最も好ましくは約30℃を越えない。 特に温度が約45℃を上回る場合、着用者を加熱手段から保護するために装置
が断熱されてもよい。
【0045】 多様なバルク加熱手段がカートリッジの加熱に使用されてもよく、それによっ
て防虫剤は揮発する。例えば、電池による電気的加熱、又はその他の電力源もカ
ートリッジの加熱に使用されてもよい。ある環境において、太陽エネルギーが防
虫剤の揮発に十分であってもよく、又はフレネルレンズと共同した太陽エネルギ
ー、又は太陽電池でもよい。本発明の別の実施形態において、加熱手段は化学的
又は機械的であってもよい。 例えば、化学的加熱手段は発熱反応を生じる化学薬品を含む。発熱反応を生じ
る好適な化学薬品は、鉄粉末、炭素粒子、及びアルカリ金属もしくはアルカリ土
類塩及び水等の金属塩を含む化学薬品を含む。好適な化学薬品は米国特許第5,
918,590号;第4,264,362号;及び第3,475,239号にお
いて開示されている。
【0046】 その他の好適な化学的加熱手段は米国特許第5,443,056号において開
示されているような発熱加熱装置を包含する。このような装置はオハイオ州、シ
ンシナティのゼストサーム社(Zestotherm, Inc.)より市販されている。 これら発熱加熱装置はマグネシウム−鉄合金、及び多層吸収紙で包装された伸
長されたカートリッジを被覆して形成する不織布セルロース内に閉じ込められた
塩の混合物を含む。伸長されたカートリッジ及び紙は塑性物の開孔フィルムの小
袋内に封入されて、加熱要素を形成する。1つ以上の加熱要素が接着テープによ
って略三角形のポリエチレンフィルムの袋に付着され、袋の外縁部分は加熱密封
され封をされた小室を形成する。ポリエチレン被覆されたナイロンフィルムの上
に重なり合うシート及び熱可塑性フォーム材料のパッドは除去防御ストリップで
小袋の外縁部分及び両面吸着テープの平行ストリップへ加熱密封され、小袋の外
側表面へ付着されて可撓性加熱装置を形成する。上記装置は本発明のカートリッ
ジの周囲を包装することによって使用できる。小袋の上部の密封された角部分は
切られて除去されて小室に開口部が形成され、開口部を通って小室の中へ水が注
がれて各加熱要素との発熱反応が開始される。
【0047】 本発明の好ましい実施形態において、化学的加熱手段はオハイオ州、シンシナ
ティのプロクター&ギャンブル社(the Procter & Gamble Company)から入手可
能なサーマケア(THERMACARE)(登録商標)を含む。サーマケア(THERMACARE)
(登録商標)は使い捨て装置において特に有用である。 加熱手段は、装置の適当な使用期間にわたって所望温度を維持することが可能
である。前記加熱手段には、電気、太陽、化学的及び機械的動力源の組み合わせ
を使用してもよい。 本発明の好ましい実施形態において、装置は組成物を揮発させるバルク加熱手
段、及び揮発した組成物を拡散する吹き出し手段を含む。バルク加熱手段及び吹
き出し手段は、別個の動力源で動力供給されるのが好ましい。特に好ましい実施
形態において、バルク加熱手段は化学的動力源によって動力供給され、吹き出し
手段は電力源によって動力供給される。
【0048】 吹き出し手段 吹き出し手段は、対象の周囲部に防虫剤を拡散するのに十分な気流を発生させ
るあらゆる好適な手段であり得る。本発明の一実施形態において、吹き出し手段
は、例えば、1つ以上のカートリッジ表面を通り過ぎて、又は例えばカートリッ
ジがチューブ又は蜂巣状などの中空形状を有する時はカートリッジを通って、カ
ートリッジ上に気流が当たるよう誘導するような装置内に位置する。本発明の別
の実施形態において、吹き出し手段は気流をカートリッジの近くへ、しかし必ず
しも衝突しないように誘導するように装置内に位置する。吹き出し手段は、例え
ば、ファンである。ファンはハウジング内に取り付けられ、モーターによって駆
動される。ファンは1、2、又は多方向性であり得る。好適なファンは当該技術
分野において既知であり、市販されている。例えば、5VDCファンはカリフォ
ルニア州、フレモントのコーファンUSA(Cofan USA)から入手可能である。
その他の好適なファンはワシントン州プレストンのメカトロニスク社(Mechatro
nics, Inc.)からF4010シリーズとして入手可能である。
【0049】 本発明の好ましい実施形態において、ファンは所望の拡散パターンの形状によ
く似ている。例えば、本発明の好ましい実施形態において、個人用防虫装置は着
用可能である。例えば、ベルトに装置が着用可能な時、十分な防虫剤を上方へ(
対象のヒトの胴体及び頭部周辺)そして下方へ(対象のヒトの脚部及び足部周辺
)拡散するのに伸長した楕円形を有する拡散パターンを用いることができる。 吹き出し手段は、例えば、電池等の電気動力源、太陽電池等の太陽動力源、ネ
ジ巻き式発電機等の機械的動力源、又はこれらの組み合わせによって動力供給で
きる。 本発明の一実施形態において、前記拡散手段は吹き出し手段及びバルク加熱手
段を含む。本実施形態において、前記吹き出し手段は、前記吹き出し手段によっ
て発生する気流がカートリッジから組成物の吹き出しを引き起こすようなカート
リッジと通じる。気流は組成物を装置の外へ、そして装置を使用する対象のすぐ
付近へと運ぶ。吹き出し手段は、前記吹き出し手段によって発生する気流がカー
トリッジ表面上に当たるように装置に取り付けられる。
【0050】 本発明のこの実施形態において、前記バルク加熱手段は少なくとも1つのカー
トリッジ表面が加熱されるように装置に取り付けられる。典型的にカートリッジ
の表面は前記バルク加熱手段と接触する。バルク加熱手段に接触する表面と、気
流がそこに当たる表面とは、例えば、バルク加熱手段が金属プレート等のプレー
トを含む時には別異とされる。あるいは、バルク加熱手段に接触する表面と、気
流がそこに当たる表面とは、例えば、バルク加熱手段がスクリーン又はメッシュ
を含む時は同一とされる。前記バルク加熱手段はカートリッジを約30℃〜約6
5℃、好ましくは約35℃〜約45℃、最も好ましくは約40℃〜約45℃の温
度に加熱が可能である。前記バルク加熱手段は装置の適当な使用期間にわたって
温度を維持することが可能である。例えばこの実施形態において、カートリッジ
は第1表面と第2表面を有する;そして前記拡散手段は、(a)65℃未満又は
それに同等の温度に組成物を加熱するバルク加熱手段、ここで前記バルク加熱手
段はカートリッジの第1表面に接触する、及び(b)気流を発生する吹き出し手
段、ここで前記吹き出し手段は気流がカートリッジの第2表面上に当たるように
装置に取り付けられることを含む。
【0051】 本発明の好ましい実施形態において、拡散手段は吹き出し手段と加熱手段を含
み、ここで吹き出し手段は気流がカートリッジ付近(そこには当たらない)に誘
導されて吹き出し手段及び加熱手段に動力供給するのに必要なエネルギーを保存
するように装置内に置かれる。例えば、もし、気流がカートリッジに当たるよう
に誘導されたら、気流は加熱手段にも当たり、気流が加熱手段上に当たらない場
合よりもより速く熱が浪費されるであろう。もし加熱手段がカートリッジの一表
面(例:底部)付近に位置し、気流がカートリッジのもう1つの表面(最上面)
上を通過するよう誘導される場合、気流は最少の熱損失でカートリッジの外へ防
虫剤を揮発させて拡散することができる。これは動力を保存し、吹き出し手段、
加熱手段、又はその双方の動力源が、例えば寿命が有限の電池である時に特に望
ましい。この実施形態において、加熱手段は点加熱手段又はバルク加熱手段とさ
れる。
【0052】 本発明の別の実施形態において、カートリッジは組成物、キャリア、及び加熱
回路を含み、拡散手段は吹き出し手段を含む。好ましくは拡散手段は更に加熱回
路のための動力源を含む。(あるいは、カートリッジが更に加熱回路のための動
力源を含む。)典型的に、加熱回路は樹脂中に懸濁する電気伝導性粒子を含むイ
ンクから基材上にリソグラフされた電気回路を含む。好適な加熱回路はPCT国
際公開WO/97/48257において開示される。
【0053】 その他の拡散手段 本発明の別の実施形態において、拡散手段は電気スプレイを含み、防虫剤を拡
散するのに吹き出し手段及び加熱手段の代わりに電荷を用いる。あるいは、拡散
手段はスウェーデンのマイクロフローエンジニアリング社(Microflow Engineer
ing)から入手可能なピエゾ電気アトマイザ等のアトマイザを含む。ピエゾ電気
アトマイザの実施例は、ピエゾ電気振動を操作して直径約5μの防虫剤粒子を生
じさせて、それを約5〜6インチ分配する。ピエゾ電気アトマイザは数千周期で
2AA電池によって動く。ピエゾ電気アトマイザは、およそ切手程の寸法(電池
は含まない)で全体として使い捨てである。
【0054】 附着手段 本発明の好ましい実施形態において、本発明の装置は着用可能である、即ち、
直接又は間接に対象に附着される。着用可能装置は、装置を対象に附着するため
の附着手段を含む。 附着手段は、ベルトクリップ等のクリップ、ピン、粘着剤、オランダのベルク
ロインダストリー社(Velcro Industries B.V.)から入手可能なベルクロ(Velc
ro)(登録商標)等のフック及びループ式ファスナー、磁石、ネクタイ、ネック
レス、ひも、又は手首バンド(時計用バンド)、足首バンド等のバンドを包含す
る1つ以上の要素を含み、それらは伸縮性又は非伸縮性であり得、例えば、留め
金又はその他のファスナーを有することも可能である。
【0055】 着用可能装置は、例えば、対象が着用する手首バンドもしくは足首バンド、又
は衣服もしくはアクセサリーに直接附着してもよい(例えば、ヒトのベルト、バ
ックパック、又は財布;ペットのカラー又は引き具;その他、のアクセサリー類
)。あるいは装置は、対象がその上に座る家具、対象が押す、もしくは対象が乗
るベビーカー、又は庭仕事道具(例:くわ、シャベルもしくはチェーンソー)等
の対象によって使用される道具といったような、対象付近の何かに装置を附着す
ることによって、対象に間接的に附着してもよい。 上記の附着手段は代表例であり、これに制限するものではない。その他の好適
な附着手段が、上記の附着手段に加えて、又はその代わりに使用されてもよい。
適切な附着手段及び対象に装置を附着する方式を適度に実験することなく選択す
ることは、当該技術分野の一技術者にとって可能となり得る。
【0056】 本発明の一実施形態は家畜類及びペット用の着用可能装置である。この実施形
態において、防虫剤はエンペントリンが好ましく、加熱手段は太陽(例:フレネ
ルレンズ付き)が好ましい。 本発明の好ましい実施形態において、装置は軽量で便利なものである。軽量な
ことは着用可能な装置にとって特に好ましい。装置重量約350g未満が好まし
い。より好ましくは、装置重量約225g以下である。より好ましくは装置重量
約210g以下である。更により好ましくは、装置重量約150g以下である。 最も好ましくは、装置重量約100g以下である。
【0057】 任意要素 本発明の装置は更に、上記要素に加えて1つ以上の任意要素を含んでもよい。
任意要素は以下を包含する。 要素(i)は、前記拡散手段に接続するスイッチである。スイッチは手動であ
り、そのため対象が希望する時に前記拡散手段のスイッチを入れて装置を始動し
、虫刺され及び虫がとまることを防ぐことがもう必要なくなった時にスイッチを
切って装置を止めることができる。 要素(ii)は、タイマーである。タイマーは拡散手段に接続し、ユーザーが
設定した、又は予め組み入れられている間隔で自動的に拡散手段のスイッチを入
れ、そして切る。 要素(iii)は、熱電対、又は温度計であり、前記加熱手段、又はカートリ
ッジに接続されて、防虫剤がさらされる温度を測定する。 要素(iv)は、要素(iii)に接続することができる温度自動調節器のよ
うな温度制御装置である。温度制御装置は温度設定点に基づいて加熱手段のスイ
ッチを自動的に入れ、そして切るのに使用され、それは効果的な量の防虫剤を揮
発させるのに十分な温度に対応する。
【0058】 要素(v)は、空気取り入れ口、空気排出口、及び任意でシャッター又はその
他の閉鎖手段を含む。シャッターは空気取り入れ口、又は空気排出口、又はその
双方に取り付けられてもよい。空気取り入れ口及び空気排出口は前記拡散手段又
は装置から防虫剤の吹き出しを引き起こす気流を供給するその構成要素(即ち、
吹き出し手段)と連通する。シャッターは、シャッターが閉じられると空気取り
入れ口及び空気排出口の双方が閉鎖されるように空気取り入れ口及び空気排出口
の双方に取り付けるのが好ましく、それによって例えば、装置が作動していない
時(例:拡散手段のスイッチが切られている)のカートリッジからの拡散による
、防虫剤の浪費が防止される。空気取り入れ口及び空気排出口双方に取り付けら
れたシャッターは、装置が始動されて防虫剤が拡散可能になる時に開放されても
よい。揮発性防虫剤が使用される時は、シャッターが取り付けられるのが好まし
い。要素(v)は1つ以上の空気取り入れ口、1つ以上のシャッター、及びこれ
らの組み合わせを含んでもよい。
【0059】 要素(vi)は、整流装置である。バックルは単数又は複数の空気排出口へと
気流を誘導するのに使用される。 要素(vii)は、拡散手段付近の装置内にカートリッジを受け、配置し、そ
して保持するための容器である。要素(vi)は装置が再利用可能、即ち、防虫
剤を使い切った時にカートリッジを取り外して入れ替えることができる時には、
存在していることが好ましい。 要素(viii)は、装置を表面上で支えるスタンドである。スタンドは着用
可能装置においては附着手段と一体とされてもよい。 図1は、本発明の一実施形態による個人用防虫装置に使用するカートリッジ及
びファン組み立て部品100を表す。組み立て部品100は容器112によって
取り外し可能に受けられたカートリッジ109を有する。容器は空気取り入れ1
01及び空気排出口103及びハウジング背面106を有するハウジング118
内に位置する。ハウジング118は拡散手段を包囲し、ファン115を含む。
【0060】 図2は、着用可能個人用防虫装置200を示す。装置200は上記のようにカ
ートリッジ224を有する。装置200は防虫剤を拡散するための拡散手段であ
り、前記拡散手段はカートリッジ224を載置したヒーター218、気流210
を発生させてカートリッジ224を通過した気流を誘導するようにヒーター21
8に対向して取り付けられたファン215、及びカートリッジがファン215と
バックル212の間にあるようにカートリッジに対向して取り付けられた整流装
置212を含む。整流装置212は空気取り入れ口206と空気排出口209の
間に位置し、整流装置212は気流210を上方及び下方へ(例えば、腰の高さ
に装置を着用している対象のヒトの胴体及び脚部へ)誘導する。装置200は更
にカートリッジ224の周囲のハウジング203及び前記拡散手段を含む。ハウ
ジング203はファン215の上流の空気取り入れ口206及びファン215及
びカートリッジ224下流の空気排出口209、空気取り入れ口206と空気排
出口209の間の気流210を妨げないように装置200に取り付けられた電池
容器230、ファン215及び加熱器218のスイッチを入れ、そして切るハウ
ジング203の表面上のスイッチ225、及び附着手段227が前記拡散手段を
妨害しないようにハウジング203の外側表面に取り付けられた前記附着手段2
27を含む。ファン215及び加熱器218は電池容器230内に位置する電池
221によって電力供給される。
【0061】 図3は、ハウジング303を有する着用可能個人用防虫装置300用のスタン
ドを持つ附着手段を示す。図3Aは、閉位置における附着手段を示す。図3Bは
、開位置における附着手段を示す。 図3Aは、着用可能個人用防虫装置300を示す。上記装置はクリップ309
をハウジング303へ回動可能に接続するバネ306を含む附着手段を持つハウ
ジング303を有する。上記クリップ309はその中に包含された磁石312を
有する。上記磁石312は、ベビーカーの金属部分といったような金属表面へ装
置300を附着するのに使用可能である(図には示さず)。上記ハウジング30
3はバネ306に対向するクリップ309の部分の後に位置する溝315を有し
、開位置においてクリップ309を保持する。 図3Bは着用可能個人用防虫装置300を示す。上記装置はクリップ309を
ハウジング303へ回動可能に接続するバネ306を含む附着部分を持つハウジ
ング303を有する。上記クリップ309はその中に包含された磁石312を有
する。レバー318は溝315から外側へ回動する。上記レバー318はハウジ
ング303から離間してクリップ309を保持する。本発明の実施形態において
、附着手段は表面上に置かれる装置を支持するスタンドとして使用することがで
きる。
【0062】 図4は、本発明の別のこの実施形態による着用可能個人用防虫装置400を示
す。上記装置は、上記のようにカートリッジ433を含む。カートリッジは加熱
器439上に載置された容器436内に位置する。ファン430は、カートリッ
ジ433の上部を吹き流れてカートリッジ433から防虫剤の吹き出しを引き起
こす気流454を発生させる。ファン430及び加熱器439は、空気が空気取
り入れ口424に入ること及び気流454が空気排出口448から装置から抜け
出ることを妨害しないように装置に取り付けられる電池容器418内に収納され
る電池412によって動力供給される。ファン430及び加熱器439は、ファ
ン430及び加熱器439を点ける時及び切る時を制御するタイマー427に通
じる。
【0063】 加熱器439の温度は、加熱器439と接続する熱電対442及び温度制御装
置445によって制御される。装置400は更に、上記要素の周囲のハウジング
409を含む。ハウジングは、ファン430の上流の空気吸入口424及びファ
ン430の下流の空気排出口448、及びカートリッジ433を有する。カート
リッジ433及び空気排出口448の間に位置する整流装置451は、気流45
4を上方及び下方へ(例:装置を着用している対象のヒトの胴体及び脚部へ)誘
導する。ハウジング409は、空気取り入れ口424及び空気排出口448の上
をスライドすることができるシャッター421を有する。上記ハウジング409
は更に、気流454を妨げないようにハウジング403の外側表面に取り付けら
れた附着手段406を含む。
【0064】 図5は、携帯用個人用防虫装置500の分解組み立て図である。装置500は
、9ボルト電池512を収容するための蓋506を持つ電池容器521を収容す
るハウジング509を含む。上記電池512は、ファン515の下流に位置する
カートリッジ503内に収容される防虫剤を拡散するため、ファン515に電力
供給する。防虫剤はカートリッジ503から上部グリル518の外へ拡散される
。 図6Aは、本発明に記載の装置に使用される遠心ファン612及びカートリッ
ジ603を含む組み立て部品600の分解組み立て図である。上記組み立て部品
600はファン612の下流のカートリッジ603を保持するハウジング609
を有する。上記ハウジング609はファン612ヘ空気を供給する空気取り入れ
口606を有する。図6Bは最終組み立て部品600である。
【0065】 図7は、防虫剤を拡散するアトマイザを用いる個人用防虫装置700である。
上記装置700はハウジング706の背面カバー内の貯蔵部に適合する交換可能
カートリッジ701を含む。ポンプ705は、カートリッジ701内に収容され
た組成物をハウジング703の前面カバーに附着するノズル704へ汲み出す。 ポンプ705は電池702によって電力供給される。個人用防虫装置700は
対象がペンダントとして着用するのに好適である(図には示さず)。
【0066】 図8は、本発明に記載の個人用防虫装置800である。装置800はその上に
取り付けられたファン804を有するスタンド802を含む。ファンは電池容器
808内の電池806によって電力供給されるモーターによって駆動される。フ
ァン804は本発明に記載のカートリッジ810を通過して上方に吹き出す気流
を発生させる。カートリッジ810は金属メッシュ812によって囲まれる。金
属メッシュ812は、金属メッシュ812に隣接するサーマケア(THERMACARE)
(登録商標)のような化学的加熱手段814によって加熱される。化学的加熱手
段814は空気排出口818を有するハウジング816によって囲まれる。上記
気流は、組成物をカートリッジ810から空気排出口818を通って装置800
の外へ運ぶ。この装置800は、1人の対象又は互いに非常に接近している2人
以上の対象の付近の床、地面、又はテーブル上に載置されるのに特によく適して
いる。
【0067】 図9は、点加熱を用いて防虫剤904を含む組成物を拡散する個人用防虫装置
900の概要図である。装置900は組成物904を収容する毛管チューブ90
2を含む。フィラメントワイヤー906は、毛管チューブ902が組成物904
をフィラメントワイヤー906へ供給するように毛管チューブ902の排出口9
05に、又はその付近に置かれる。フィラメントワイヤー906は、動力供給源
908によって加熱され、組成物904を気化させる。動力供給源908によっ
て動力供給されるモーター912によって回転するファン910が気化した組成
物904を拡散する。 図10は、本発明の別の実施形態に記載の個人用防虫装置1000である。装
置1000は、加熱要素と、防虫剤を含む組成物とを包含するカートリッジを有
する。
【0068】 上記カートリッジ1001は上部ハウジング1002中にはめ込まれる。上記
上部ハウジング1002は底部ハウジング1004に接続する。上記上部ハウジ
ング1002及び底部ハウジング1004はモーターとファン組み立て部品10
05に動力供給する電池1003を収容する。
【0069】 装置の使用方法 本発明は更に、対象を虫刺され及び虫がとまることを防ぐ方法に関する。本発
明の一実施形態において上記方法は、虫刺され及び虫がとまることを防ぐ必要が
ある対象(又は互いに非常に接近している1人以上の対象)の周辺にある個人用
防虫装置を始動することを含む。 本発明の別の実施形態において方法は、虫刺され及び虫がとまることを防ぐ必
要がある対象に本発明に記載の着用可能装置を附着させ、そして装置を始動させ
ることを含む。 対象はヒト又はペット等(例:イヌ又はネコ)のその他の哺乳動物であっても
よい。対象は又、ウシ、ウマ、ブタもしくはヒツジ等の家畜類、又はシカ等の野
生動物であってもよい。
【0070】 (実施例) 以下の実施例は、本発明を当該技術分野における技術者に説明することを意図
しており、請求項に規定した本発明の範囲を限定するものと解釈すべきではない
【0071】 (参照例1)―ケージ内蚊防除試験方法 蚊防除性は熱帯シマカで試験される。紙製使い捨て食品容器シスコ(Sysco)
(登録商標)355ml(テキサス州ハウストン(Houston)のシスコ社(Sysco
Corporation)から入手可能)内に各々をウェディングヴェールで覆って4〜2
0日齢の蚊を入れておく。ヴェールの上に2個の綿球を置き、1個は水に浸し、
1個は蚊を養う0.3Mスクロースに入れる。綿球は防除性試験の2〜24時間
前に除去される。
【0072】 被覆された容器は、空気流動のため上部及び側部をウェディングヴェールで覆
われた寸法7x5x3フィートの木枠のケージ内に置かれる。対象のヒトが一方
の側部のドア枠を通ってケージ内に入る。1度入ると、対象は容器から約20匹
の蚊を放し、蚊が対象に引き付けられるままにする制御期間が開始され、タイマ
ーが始動される。30秒後、対象及びケージの外の観察者の双方によって測定さ
れた数によって、対象にとまった蚊の数が計数される。60秒後、対象は壁及び
天井の蚊の数を数える。これらの各計数は間隔をおいて、経過時間8分まで繰り
返される。各実験においてほとんどの蚊が制御期間中に対象にとまる。蚊は、典
型的には、制御又は試験期間中、血を吸うことを許されない。 制御期間の後、試験用防虫剤試料の効果が次の約8分にわたって、制御期間内
に測定された対象及び壁にとまった数の蚊で観察される。
【0073】 (実施例1)―防虫剤拡散にバルク加熱及び吹き出し手段を使用する装置 蚊防虫剤装置は、電気抵抗によって加熱された第1アルミニウムプレートを使
用して構築される。第1よりも小さい第2アルミニウムプレートは第1プレート
上に載置され、それによって2枚のプレートは熱接触する。熱電対が小さい方の
プレート上に載置されて温度が測定できるようにされ、45℃に制御される。小
さい方のプレートに隣接して、小さい方のプレートの上に空気を吹き出すファン
(3.5立方フィート/分)がある。20mgのビオアレスリンが小さい方のア
ルミニウムプレート上に置かれ、それによってビオアレスリンが加熱され、その
蒸気がファンによって吹き出される。装置は参照例1の方法によって試験される
。 装置始動後1〜3分以内に対象のヒトにとまる蚊の数の減少によって示される
ように、蚊はビオアレスリンによって防除される。装置始動後、各時間間隔内に
対象に留まった蚊の数は下の表E1である。
【0074】 (比較実施例1)―防虫剤を使用しない制御 実施例1についての制御のように、ファンは45℃の第1アルミニウムプレー
トの上を空気が吹き出すのに使用される。この制御装置はビオアレスリン及び第
2アルミニウムプレートが省略されているのを除いて、実施例1と同一の装置で
あり、熱電対は第1プレートの温度を測定するのに使用される。 これらの条件において、熱及びファンは蚊を防除しない。各時間間隔内に対象
にとまる蚊の数は下の表E1である。装置は実施例1の方法によって試験される
【0075】
【表2】
【0076】 実施例1及び比較例1は、本発明に記載の装置が装置始動後90秒以内に対象
にとまった蚊の数を劇的に減少することを示す。最初の30秒内の期間の相対防
除因子は続く期間のそれよりも低いが、これは実施例1及び比較例1を実施する
ために用いた方法にも起因する可能性がある。比較例1は実施例1の前に制御と
して実施される。蚊はこの最初の30秒間に、試験対象の居る所を確定できなか
った可能性がある。実施例1は比較例1の直後に実施される;対象は比較例1の
後ケージを離れない。従って、この期間中にケージ内に対象がいることに蚊は順
応する。
【0077】 (比較例2)―防虫剤拡散に加熱手段を用いる市販の装置 市販の蚊防除製品、マサチューセッツ州ボストンのショーベル社(Schawbel Cor
poration)で製造されるサーマセル(ThermaCell)(登録商標)は、製品始動後
8分を越えて試験が連続することを除いて参照例1の方法によって試験される。
この製品は、アレスリンが気化するよう加熱するようブタン燃焼を用いる携帯用
装置である。サーマセル(ThermaCell)(登録商標)は試験期間の初めに始動さ
れ、対象のヒトの隣りの腰掛け上に装置の蒸気放出表面を上にして載置される。
各期間中に対象にとまる蚊の数は下の表E2に示される。製品が効果的に蚊を防
除するまで10〜30分かかると示す製品のラベルと同様の結果で、蚊は約8分
のラグ時間の後防除される。
【0078】
【表3】
【0079】 比較例2は、市販の空間防除装置が装置始動後、蚊を防除するのに長時間のラ
グ時間があることを示す。
【0080】 (比較例3)―防虫剤拡散に消極的気化を用いる市販の装置 市販の蚊防除剤製品でキャズ社(Kaz, Inc.)のスティンガー部門(Stin
ger division)から入手可能のバグオフ(BUGOFF)(登録商標)が
参照例1の方法によって試験される。製品は手首バンドの形状で、化学的防虫剤
として精油(シトロネラ、ゲラニオール及びレモングラス)の組み合わせを用い
る消極的気化装置である。製品はラベル上の指示のように使用される。これらの
条件下において防除性は検知されない。試験の結果は下の表E3において報告さ
れる。
【0081】
【表4】
【0082】 (比較例4)―防虫剤拡散に消極的気化を用いる市販の装置 市販の蚊防除製品、アイランドマーケティング社(Island Marketing Corp.)
から入手可能なバグチェイサー(Bug Chaser)(登録商標)が参照例1の方法に
よって試験される。製品は手首バンドの形状で、化学的防虫剤(D−リモネン、
ジヒドロ−5−ペンチル−2−(3H)−フラノール及びジヒドロ−5−ヘプチ
ル−2−(3H)−フラノール)を用いる消極的気化装置である。製品はラベル
上に示されるように使用される。これら条件下で防除性は検知されない。試験の
結果は下の表E4において報告される。
【0083】
【表5】
【0084】 (比較例5)―防虫剤の拡散に消極的気化を用いる市販の装置 市販の蚊防虫剤製品、オレゴン州ユージーン(Eugene)のクォンタム社(Quan
tum, Inc.)から入手可能のバズアウェイスティックイッツ(Buzz Away Stick I
ts)(登録商標)が参照例の方法によって試験される。製品は接着貼付剤の形状
で化学的防虫剤(シトロネラ油)を用いた消極的気化装置である。製品はラベル
上に示されるように使用される。これら条件下で防除性は検知されない。 比較例3、4及び5は、本試験観察記録において消極的気化種類装置は蚊の防
除性において比較的非効果的であることを示す。
【0085】 (比較例6)―市販の装置 蚊防除性を宣伝する市販製品、コントラ(Contra)が参照例1の方法に
よって試験される。この製品は音声を発するクリップ式装置である。この装置は
2つの周波数設定を持ち、1つはトンボの羽音に似せ、もう1つはコウモリのソ
ナーに似せる。この装置の各設定における防除性が試験される。約15匹の蚊が
各設定毎に8分間の各時間点で対象上で観察され、これら条件下のいずれの設定
によっても防除性がないことを示す。 比較例3〜6はこの試験結果記録において現在市場にある着用可能装置は蚊の
防除性において比較的非効果的であることを示す。 (実施例2)―防虫剤拡散にバルク加熱及び吹き出し手段を使用する装置 実施例1の蚊防除装置は、ビオアレスリンの代わりに30mgのエンペントリ
ンが防虫剤として使用されていること、及びエンペントリンの加熱される温度が
30℃である以外は、参照例1の方法によって試験される。 装置始動後1〜3分以内に対象のヒトにとまる蚊の数の減少によって示される
ように、蚊はエンペントリンによって防除される。装置始動後の各30秒の期間
内に対象にとまる蚊の数は下の表E5である。
【0086】 (比較例7)―防虫剤を使用しない実施例2についての制御 実施例2の制御として、30℃の第1アルミニウムプレートの上に空気を吹き
出すファンが使用される。この制御装置は、ビオアレスリン及び第2アルミニウ
ムプレートが省略されていること、及び第1プレートの温度を測定するのに熱電
対が使用されていること以外は、実施例1と同一の装置である。 これら条件下において、熱及びファンは蚊を防除しない。各30秒の間に対象
にとまる蚊の数は下の表5である。装置は参照例1の方法によって試験される。
【0087】
【表6】
【0088】 実施例2及び比較例7は、アレスリン以外の防虫剤、例えばエンペントリンが
本発明において使用可能であることを示す。実施例2及び比較例7は本発明の装
置が30℃の低い温度においてもなお効果的であることを示す。
【0089】 (参照例2)―屋外蚊防除性試験方法 特定の屋外の条件下で蚊のとまる強度を測定するのに、対象のヒトは5分間静
止して立つ。各30秒の間隔で、対象は単一の蚊が2回以上数えられることを考
慮せず、彼又は彼女の身体にとまった蚊を数える。試験間隔に従って、対象は次
の試験場所へと歩いて行く。対象は作動中の装置と共にこれら制御試験場所へ戻
り、同じ方法で蚊のとまるのを数える。全事例において、2つの異なる場所での
2つの異なる試験において蚊のとまる合計で結果が報告される。
【0090】 (実施例3)―防虫剤拡散にバルク加熱手段及び吹き出し手段を用いる着用可
能装置 アレスリンの拡散に熱及びファンを用いる着用可能装置が参照例2の方法によ
って試験される。装置は対象のヒトのベルト付近に下向きの気流で保持される。
結果は表E6である。 (比較例8)―実施例3についての装置無しの制御 実施例3の制御として、装置無しで参照例2の方法が対象に実施された。結果
は表E6である。 (比較例9)―防虫剤拡散にファンを用いる市販の装置 アース製薬から市販されている蚊防除装置「おそとでノーマット」が参照例2
の方法によって試験される。装置は着用可能でトランスフルトリンを拡散するフ
ァンを用いる。トランスフルトリンを含浸させたパッドがファンの空気取り入れ
口に置かれる。熱は供給されない。結果は表E6である。
【0091】 (比較例10)―比較例9についての装置無しの制御 比較例9の制御として、参照例2の条件下で対象は装置を使用しなかった。結
果は表E6である。
【0092】
【表7】
【0093】 実施例3及び比較例8〜10は、この試験結果記録において単位時間あたりに
対象にとまった蚊の数は、全般的に市販の装置(ファン有り、熱無し)又は装置
無しと比較して、本発明の熱及びファンを有する着用可能装置を使用したとき、
劇的に減少していることを示す。
【0094】 (参照例3)―屋外蚊防除性試験方法 特定の屋外の条件下で蚊がとまる強度を測定するのに、対象のヒトは5分間静
止して立つ。各30秒の間隔で対象は、単一の蚊が2回以上数えられたかどうか
は考慮せず、彼又は彼女の身体にとまった蚊を数える。試験間隔に従って、対象
は次の試験場所へ歩いて行く。対象は作動中の装置と共にこれら制御試験場所へ
戻り、同じ方法で蚊のとまるのを数える。全事例において、3つの異なる場所で
の3つの異なる試験において蚊のとまる合計で結果が報告される。 (比較例11)―防虫剤拡散に加熱手段を用いる市販の装置 マサチューセッツ州、ボストンのショーベル社(Schawbel Corporation)で作
られる市販の蚊防除製品サーマセル(THERMACELL)(登録商標)が参照例3の方
法によって試験される。各時間間隔中に対象にとまる蚊の数は下の表E7である
。 (比較例12)―比較例11についての装置無し制御 比較例11の制御として参照例3の方法が対象について装置を使用せずに実施
される。結果は表E7である。
【0095】 (実施例4)―防虫剤拡散にバルク加熱手段及び吹き出し手段を用いる装置 ファンは比較例11に使用される製品上に取り付けられている。修正された製
品が参照例3の方法によって試験される。各時間間隔中に対象にとまる蚊の数は
下の表E7に示される。 (比較例13)―実施例4についての装置無しの制御 実施例4の制御として、参照例3の方法は装置を使用しない対象に実施される
。結果は表E7である。
【0096】
【表8】
【0097】 実施例4及び比較例11〜13は、この試験結果記録において防虫剤の拡散に
熱及びファンの双方を用いる携帯用装置を使用する時、防虫剤の拡散に熱のみを
用いる市販の装置を使用する時と比較して、単位時間あたりの対象にとまった蚊
の数が劇的に減少することを示す。 (実施例5)―防虫剤拡散に点加熱手段及び吹き出し手段を用いる装置 本発明に記載の装置は参照例1の方法によって試験される。装置は「ニクロー
ム(NICHROME)」(登録商標)ワイヤーフィラメントを含む点加熱手段及びファ
ンを有する。点加熱手段及びファンは1個のAAA電池によって動力供給される
。 毛管ガラスチューブがフィラメント上へアレスリンを運ぶ。結果は表E8であ
る。
【0098】 (比較例14)―実施例5についての装置無しの制御 参照例1の試験方法が個人用防虫装置を持たない対象について実施される。結
果は表E8である。
【0099】
【表9】
【0100】 実施例5及び比較例14は、点加熱手段を用いる装置は蚊の防除に効果的であ
ることを示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 虫防除のための個人用防虫装置に使用されるカートリッジを伴う
ファンである。
【図2】 防虫のための着用可能防虫装置である。
【図3A】 本発明の好ましい実施形態に記載の、附着手段を有する着用可
能個人用防虫装置用の閉位置でのハウジングである。
【図3B】 本発明の好ましい実施形態に記載の、附着手段を有する着用可
能個人用防虫装置用の開位置でのハウジングである。
【図4】 虫防除のための着用可能個人用防虫装置である。
【図5】 本発明に記載の携帯用防虫装置の組み立て分解図である。
【図6A】 本発明に記載の装置に使用されるファン及びカートリッジを含
む立て分解図である。
【図6B】 ファン及びカートリッジの組み立て部品である。
【図7】 防虫剤を拡散するアトマイザを用いる虫防除用の個人用防虫装置
の組み立て分解図である。
【図8】 防虫剤を拡散するための拡散手段に化学的熱と別個の動力源を用
いる虫防除のための個人用防虫装置である。
【図9】 防虫剤を拡散するため点加熱手段を用いる防虫のための個人用防
虫装置である。
【図10】 防虫のための個人用防虫装置である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 トッド ローレンス アンデルニア アメリカ合衆国 45239 オハイオ州 シ ンシナティー セイラー ドライブ 6264 (72)発明者 ローエン ロバート モリソン アメリカ合衆国 45241 オハイオ州 シ ンシナティー ジャスミン トレイル 7960 (72)発明者 デニス アレン ベックホルト アメリカ合衆国 45440 オハイオ州 ケ ッタリング バーチデイル ストリート 4587 (72)発明者 ロバート スタンリー ダークシング アメリカ合衆国 45233 オハイオ州 シ ンシナティー ワイアンドット ドライブ 7188 (72)発明者 デイビッド バートン ムーア アメリカ合衆国 45013 オハイオ州 ハ ミルトン ワーベル ロード 1385 (72)発明者 ケンダル ウィリアム ケール アメリカ合衆国 45053 オハイオ州 オ ケアナ ジョイス レーン 2480 (72)発明者 ジェイムズ ダグラス スティル アメリカ合衆国 45238 オハイオ州 シ ンシナティー ケリーウッド アベニュー 1686 (72)発明者 ピーター ブレンキロン イギリス ティーダブリュー20 8エック スビー サレイ エンガム アージェント クローズ 12 (72)発明者 ジョン パトリック ハーリンガー アメリカ合衆国 45327 オハイオ州 ジ ャーマンタウン エビー ロード 9683 (72)発明者 フェルナンド ベンベニュー 兵庫県神戸市住吉山手4−11−17 (72)発明者 チャールズ ウィンストン サウンダーズ アメリカ合衆国 45014 オハイオ州 フ ェアフィールド カールズバッド コート 5561 (72)発明者 アンドリュー ウィルソン イギリス ジーユー47 8エイチユー バ ークシャー サンドハースト リトル サ ンドハースト フィルトリー クローズ 26 Fターム(参考) 2B121 AA13 AA14 AA16 CA04 CA05 CA07 CA20 CA22 CA24 CA36 CA43 CA44 CA52 CA58 CA67 CA69 CA76 CA81 EA01 EA21 4H011 AC01 AC02 BA01 BB15 BC18 BC19 DA07 DB01 DB04 DC10 DD05 DE06 DH10

Claims (59)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下を備えることを特徴とする、虫防除のための装置: (1)以下を備えるカートリッジ (a)防虫剤を含む組成物、 及び (2)前記組成物を活発に拡散する拡散手段であって、前記拡散手段が前記組
    成物を前記カートリッジから前記組成物を取り去って対象周域に拡散させるよう
    に前記カートリッジが前記拡散手段に関する前記装置に取り付けられ、前記装置
    が前記装置始動後約3分以内に防虫を開始する、前記拡散手段。
  2. 【請求項2】 前記装置が、前記装置始動後約1分以内に防虫を開始するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 更に以下を備えることを特徴とする、請求項1に記載の装置
    : (3)前記拡散手段を妨げないように前記装置へ取り付けられ、前記着用可能な
    個人用防虫装置を前記対象に附着することが可能な附着手段。
  4. 【請求項4】 以下を備えることを特徴とする虫防除のための装置: (1)以下を備えるカートリッジ (a)防虫剤を含む組成物、及び (2)前記組成物を活発に拡散する拡散手段であって、前記拡散手段が前記組
    成物を前記カートリッジから取り去って対象周域に拡散させるように前記カート
    リッジが前記拡散手段に関する前記装置に取り付けられ、前記装置が約4より大
    きい相対防除因子を提供する、前記拡散手段。
  5. 【請求項5】 前記装置が約15より大きい相対防除因子を提供する、請求
    項4の装置。
  6. 【請求項6】 更に以下を備えることを特徴とする、請求項4に記載の装置
    : (3)前記拡散手段を妨げないように前記装置に取り付けられる、前記着用可
    能個人用防虫装置を前記対象に附着することが可能な附着手段。
  7. 【請求項7】 以下を備えることを特徴とする、虫防除のための着用可能個
    人用防虫装置: (1)以下を備えるカートリッジ (a)防虫剤を含む組成物、及び (2)前記組成物を活発に拡散するための拡散手段であって、前記拡散手段が
    前記カートリッジから前記組成物を取り去って対象周域に拡散させるように前記
    カートリッジが前記拡散手段に関する前記着用可能個人用防虫装置に取り付けら
    れ、以下からなる群から選択される前記拡散手段 (a)アトマイザ、 (b)電気スプレイ、 (c)前記組成物を揮発させるバルク加熱手段、及び揮発した組成物を前記
    対象周域へと吹き出す吹き出し手段、及び (d)前記組成物を揮発させ、前記組成物を前記対象周域へと拡散する点加
    熱手段;及び (3)前記拡散手段を妨げないように前記装置に取り付けられ、前記着用可能
    な個人用防虫装置を前記対象に防着できる附着手段。
  8. 【請求項8】 (a)前記組成物が前記カートリッジ内に収容されることを
    特徴とする、請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記カートリッジが取り外し可能であることを特徴とする、
    請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記カートリッジが交換可能であることを特徴とする、請
    求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記カートリッジが取り外し可能でなく、前記装置が使い
    捨てであることを特徴とする、請求項8に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記カートリッジが、平坦な形状及び3次元的形状からな
    る群から選択される形状を有することを特徴とする、請求項8に記載の装置。
  13. 【請求項13】 (a)前記組成物が更に、発泡剤、溶剤、安定剤、共力剤
    、染料、香料、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される成分を含むこ
    とを特徴とする、請求項7に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記附着手段が、クリップ、ピン、接着剤、フック及びル
    ープ状ファスナ、磁石、ネクタイ、ネックレス、ひも、バンド、及び留め金から
    なる群から選択される1以上の要素を含むことを特徴とする、請求項7に記載の
    装置。
  15. 【請求項15】 前記拡散手段が(c)バルク加熱手段及び吹き出し手段を
    備え、前記拡散手段が前記バルク加熱手段及び前記吹き出し手段に動力供給する
    動力源を備え、前記動力源が電気、太陽、化学的、機械的、及びこれらの組み合
    わせからなる群から選択されることを特徴とする、請求項7に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記拡散手段が、前記バルク加熱手段に動力供給する第1
    動力源、及び前記吹き出し手段に動力供給する第2動力源を備えることを特徴と
    する、請求項7に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記第1動力源が発熱化学反応であることを特徴とする、
    請求項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記第2動力源が電気であることを特徴とする、請求項1
    6に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記拡散手段が(d)点加熱手段を備え、前記拡散手段が
    更に前記点加熱手段によって揮発させられた前記組成物を吹き出す吹き出し手段
    を備えることを特徴とする、請求項7に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記拡散手段が更に前記点加熱手段の動力供給のための電
    気動力源を備えることを特徴とする、請求項19に記載の装置。
  21. 【請求項21】 以下を備えることを特徴とする、虫防除のための個人用防
    虫装置: (1)以下を備えるカートリッジ (a)防虫剤を含む組成物、及び (2)前記組成物を活発に拡散するための拡散手段であって、前記拡散手段が
    前記組成物を前記カートリッジから移動させて対象周域に拡散させるように前記
    カートリッジが前記拡散手段に関する前記個人用防虫装置に取り付けられ、前記
    拡散手段が以下からなる群から選択される前記拡散手段、 (a)アトマイザ、 (b)電気スプレイ、 (c)前記組成物を約30℃〜約65℃の温度に加熱することによって前記
    組成物を揮発させるバルク加熱手段、及び揮発した組成物を前記対象周域へ吹き
    出す吹き出し手段、ここで、前記拡散手段は前記バルク加熱手段に動力供給する
    第1動力源及び前記吹き出し手段に動力供給する第2動力源を備える、及び (d)前記組成物を揮発させて前記対象へ揮発した組成物を拡散する点加熱
    手段。
  22. 【請求項22】 前記拡散手段が、(c)前記組成物を揮発させるバルク加
    熱手段、及び揮発した組成物を前記対象周域へ吹き出す吹き出し手段を備え、前
    記拡散手段が前記バルク加熱手段に動力供給する第1動力源及び前記吹き出し手
    段に動力供給する第2動力源を備え、前記第1動力源が発熱化学反応であること
    を特徴とする、請求項21に記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記第2動力源が電気であることを特徴とする、請求項2
    2に記載の装置。
  24. 【請求項24】 (a)前記組成物を収容する(b)キャリアを更に備える
    ことを特徴とする、請求項22に記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記カートリッジが平坦な形状及び3次元的形状からなる
    群から選択される形状を有することを特徴とする、請求項22に記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記カートリッジが取り外し可能であることを特徴とする
    、請求項21に記載の装置。
  27. 【請求項27】 前記カートリッジが交換可能であることを特徴とする、請
    求項26に記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記カートリッジが取り外し可能でなく、前記装置が使い
    捨てであることを特徴とする、請求項21の装置。
  29. 【請求項29】 前記拡散手段が前記組成物を揮発させる(d)点加熱手段
    を備え、前記拡散手段が揮発した組成物を吹き出す吹き出し手段を更に備えるこ
    とを特徴とする、請求項21に記載の装置。
  30. 【請求項30】 (a)前記組成物が発泡剤、安定剤、共力剤、染料、香料
    、及びこれらの組み合わせからなる成分を更に含むことを特徴とする、請求項2
    1に記載の装置。
  31. 【請求項31】 以下を備えることを特徴とする、虫防除のための着用可能
    個人用装置: (1)以下を備えるカートリッジ (a)防虫剤を含む組成物、及び (b)前記組成物を収容するキャリア (2)前記カートリッジが取り付けられている加熱器、前記カートリッジを通
    して気流を誘導するように前記加熱器に対向する前記装置に取り付けられている
    ファン、並びに前記カートリッジが前記ファン及びバッフルの間にあるように前
    記カートリッジに対向する前記装置に取り付けられている前記バッフルを備える
    、前記組成物を拡散する拡散手段;及び (3)前記ファンの上流の空気取り入れ口、及び前記ファン及び前記カートリ
    ッジの下流の空気排出口、前記空気取り入れ口及び空気排出口の間の気流を妨げ
    ないように前記装置に取り付けられる電池容器、前記ファン及び加熱器を点けお
    よび切る前記ハウジングの表面のスイッチ、並びに前記拡散手段を妨げないよう
    に前記ハウジングの表面に取り付けられる附着手段を備える、前記カートリッジ
    及び前記拡散手段の周りのハウジング。
  32. 【請求項32】 以下を備えることを特徴とする、虫防除のための着用可能
    個人用防虫装置: (1)以下を備えるカートリッジ (a)防虫剤を含む組成物、及び (b)前記組成物を収容するキャリア、 (2)以下を備える拡散手段 (a)前記カートリッジを収容する容器、 (b)前記容器が取り付けられている加熱器、 (c)前記カートリッジの上部を吹き流れる気流を発生させて前記カートリ
    ッジから前記組成物を出す前記カートリッジの上流のファン、 (d)前記気流を妨げないように前記装置に取り付けられた、前記ファン及
    び前記加熱器に動力供給する電池を収納する電池容器、 (e)前記ファン及び前記加熱器を点けおよび切る、前記ファン及び前記加
    熱器と連絡するタイマー、 (f)前記加熱器と連絡して温度を調節する温度制御装置と連絡する熱電対
    、及び (3)以下を備える、前記カートリッジ及び前記拡散手段の周りのハウジング (a)前記ファンの上流の空気取り入れ口、 (b)前記ファン及び前記カートリッジの下流の空気排出口、 (c)前記カートリッジ及び前記空気取り入れ口の間にある、前記気流を誘
    導するバッフル、 (d)前記空気取り入れ口及び前記空気排出口の上を滑り動く前記装置に取
    り付けられるシャッター、及び (e)前記気流を妨げないように前記ハウジングの外側表面に取り付けられ
    る附着手段。
  33. 【請求項33】 以下を備えることを特徴とする、虫防除のための個人用防
    虫装置: (1)以下を備えるカートリッジ (a)防虫剤を備える組成物、及び (b)組成物を収容するキャリア、 (2)以下を備える拡散手段 (a)前記カートリッジを収容する容器、 (b)熱を発生する化学薬品を収容している化学薬品容器を備える、前記容
    器が取り付けられている前記加熱手段、 (c)前記カートリッジを通って吹き流れて前記カートリッジから前記組成
    物を出す気流を発生させる前記カートリッジの上流のファン、 (c)前記ファンに動力供給する電池を収容する前記気流を妨げないように
    前記装置に取り付けられる電池容器、 (d)前記ファンを点け及び切る前記ファンと連絡するタイマー、 (3)前記カートリッジ及び前記拡散手段の周りのハウジングであって、以下
    を備える前記ハウジング (a)前記ファンの上流の空気取り入れ口、及び (b)前記ファン及び前記カートリッジの下流の空気排出口。
  34. 【請求項34】 更に以下を備えることを特徴とする、請求項33に記載の
    装置: (e)前記カートリッジを吹き流れて前記カートリッジから前記組成物を出
    す気流を発生させる前記カートリッジの上流のファン。
  35. 【請求項35】 以下を備えることを特徴とする個人用防虫装置: (i)防虫剤を含む組成物を備えるカートリッジ、 (ii)前記組成物がフィラメントに接触するように前記カ−トリッジの排出
    口、又はその付近に位置する前記フィラメント、 (iii)前記フィラメントを加熱し、モ−ターに動力供給するように前記フ
    ィラメント及び前記モーターに連絡する動力供給、及び (iv)前記モーターに接続するファン。
  36. 【請求項36】 前記カートリッジが毛管チューブであり、前記組成物が液
    体であることを特徴とする、請求項35に記載の装置。
  37. 【請求項37】 前記フィラメントが前記カートリッジの一部であることを
    特徴とする、請求項36に記載の装置。
  38. 【請求項38】 前記組成物が固形であり、前記フィラメントが前記カート
    リッジの一部であることを特徴とする、請求項35に記載の装置。
  39. 【請求項39】 以下の工程を含むことを特徴とする虫防除の方法:効果的
    な量の防虫剤を含む組成物の対象周域への活発かつ移動可能な拡散工程であって
    、以下からなる群から選択される方法によって実施される前記組成物の活発な拡
    散工程 (i)前記組成物のアトマイジング、 (ii)前記組成物の電気スプレイ、及び (iii)前記組成物を揮発させるための前記組成物の加熱、および前記揮発
    した組成物の吹き付け。
  40. 【請求項40】 前記虫が、蚊、イエバエ、ヌカカ、ブヨ、ブユ、スナバエ
    、アブ、及びツェツェバエからなる群から選択される飛行する虫であることを特
    徴とする、請求項39に記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記虫が、ノミ、マダニ、ダニ、ツツガムシ、及びクモか
    らなる群から選択される爬行する虫であることを特徴とする、請求項39に記載
    の方法。
  42. 【請求項42】 前記防虫剤がN,N−ジエチル−m−トルアミド、ピレト
    リン、及びピレスロイドからなる群から選択されることを特徴とする、請求項3
    9に記載の方法。
  43. 【請求項43】 前記防虫剤がピレスロイドで、前記防虫剤の効果的な量が
    空気中10億分の約1部未満から10億分の約50部までであることを特徴とす
    る、請求項42に記載の方法。
  44. 【請求項44】 前記ピレスロイドがアレスリン、d−トランスアレスリン
    、d−アレスリン、ビオアレスリン、エスデパレスリン、エンペントリン、プラ
    レスリン、トランスフルトリン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択さ
    れることを特徴とする、請求項42に記載の方法。
  45. 【請求項45】 前記防虫剤がアレスリン及びプラレスリンからなる群から
    選択されることを特徴とする、請求項44に記載の方法。
  46. 【請求項46】 以下の工程を含むことを特徴とする、虫防除のための方法
    : (i)約30℃〜約45℃の温度のピレトリン類及びピレスロイド類からなる
    群から選択される防虫剤を含む組成物をバルク加熱する工程、及び (ii)効果的な量の工程(i)の製品を対象周域に吹き付ける工程。
  47. 【請求項47】 前記虫が蚊、イエバエ、ヌカカ、ブヨ、ブユ、スナバエ、
    アブ、及びツェツェバエからなる群から選択される飛行する虫であることを特徴
    とする、請求項46に記載の方法。
  48. 【請求項48】 前記虫がノミ、マダニ、ダニ、ツツガムシ、及びクモから
    なる群から選択される爬行する虫であることを特徴とする、請求項46に記載の
    方法。
  49. 【請求項49】 前記ピレスロイドが、アレスリン、d−トランスアレスリ
    ン、d−アレスリン、ビオアレスリン、エスデパレスリン、エンペントリン、プ
    ラレスリン、トランスフルトリン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択
    されることを特徴とする、請求項46に記載の方法。
  50. 【請求項50】 前記工程(ii)における防虫剤の前記量が10億分の1
    部以下の濃度であることを特徴とする、請求項46に記載の方法。
  51. 【請求項51】 防虫剤の前記量が空気中の10億分の約1部未満から約5
    0部までであることを特徴とする、請求項50に記載の方法。
  52. 【請求項52】 以下の工程を含むことを特徴とする、対象の防虫方法:前
    記対象に以下を備える着用可能個人用防虫装置を附着する工程、 (1)以下を備えるカートリッジ (a)防虫剤を含む組成物、及び (2)前記組成物を活発に拡散する拡散手段であって、前記拡散手段が前記組
    成物を前記カートリッジから取り去って対象周域に拡散させるように前記カート
    リッジが前記拡散手段に関する着用可能個人用防虫装置に取り付けられ、以下か
    らなる群から選択される前記拡散手段、 (a)アトマイザ、 (b)電気スプレイ、 (c)前記組成物を揮発させるバルク加熱手段、及び揮発した組成物を前記
    対象周域へと吹き出す吹き出し手段、及び (d)前記組成物を揮発させて前記組成物を前記対象周域へと拡散させる点
    加熱手段;及び (3)前記拡散手段を妨げないように前記装置に取り付けられる、前記対象に
    前記着用可能個人用防虫装置を附着することが可能な附着手段;及び 前記着用可能個人用防虫装置を始動する工程。
  53. 【請求項53】 前記拡散手段が点加熱手段を備え、前記拡散手段が揮発し
    た組成物を吹き出す吹き出し手段を更に備えることを特徴とする、請求項52に
    記載の方法。
  54. 【請求項54】 前記対象がヒトであることを特徴とする、請求項53に記
    載の方法。
  55. 【請求項55】 前記対象がペット、家畜類、及び野生動物からなる群から
    選択される、請求項53に記載の方法。
  56. 【請求項56】 以下の工程を含むことを特徴とする、対象の防虫方法:前
    記対象付近の個人用防虫装置を始動する工程、ここで前記個人用防虫装置は以下
    を備える (1)以下を備えるカートリッジ (a)防虫剤を含む組成物、及び (2)前記組成物を活発に拡散する拡散手段であって、前記拡散手段が前記組
    成物を前記カートリッジから出して対象周域に拡散するように前記カートリッジ
    が前記拡散手段に関する前記個人用防虫装置に取り付けられ、以下からなる群か
    ら選択される前記拡散手段 (a)アトマイザ、 (b)電気スプレイ、 (c)前記組成物を揮発させる前記バルク加熱手段、及び揮発した組成物を
    前記対象周域へと吹き付ける吹き付け手段、ここで、前記拡散手段は、バルク加
    熱手段を動力供給する第1動力源、及び吹き付け手段を動力供給する第2動力源
    を備える、及び (d)前記組成物を揮発させて揮発した組成物を前記対象周域へと拡散する
    点加熱手段。
  57. 【請求項57】 前記拡散手段が点加熱手段を備え、前記拡散手段が揮発し
    た組成物を吹き出す吹き出し手段を更に備えることを特徴とする、請求項56に
    記載の方法。
  58. 【請求項58】 前記対象がヒトであることを特徴とする、請求項56に記
    載の方法。
  59. 【請求項59】 前記対象がペット、家畜類、及び野生動物からなる群から
    選択されることを特徴とする、請求項56に記載の方法。
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