JP2003530516A - 少なくとも１つのサブ装置と１つのメイン装置との連結のための装置 - Google Patents
少なくとも１つのサブ装置と１つのメイン装置との連結のための装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- F02N11/04—Starting of engines by means of electric motors the motors being associated with current generators
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- F02N15/046—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the gearing including a speed reducer of the planetary type
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Abstract
(57)【要約】
少なくとも１つのサブ装置（３２）と１つのメイン装置（２０）、殊に内燃機関との連結のための装置を提供する。この場合、少なくとも１つのサブ装置（３２）と、連結のための装置（２６）とが伝動装置（２７）によって互いに接続されている。遊星車伝動装置（５０）がメイン装置（２０）を伝動装置（２７）に接続しており、この場合、遊星車伝動装置（５０）が第１のクラッチ（６０）を用いて２つの伝動状態間で切換可能である。第１のクラッチ（６０）が遠心力クラッチであり、遊星車伝動装置（５０）の中空車部分（５３）が少なくとも１つの回転方向で第２のクラッチ（６３）によってロック可能である。
Description
【０００１】
本発明は、少なくとも１つのサブ装置と１つのメイン装置との、殊にスタータ
ージェネレーターと内燃機関との連結のための装置に関する。
ージェネレーターと内燃機関との連結のための装置に関する。
【０００２】
サブ装置とメイン装置との連結のための装置は、既にドイツ連邦共和国特許出
願公開第１９６１３２９１Ａ１号明細書により公知である。該公知の装置は遊星
車伝動装置(Planetengetriebe)を有しており、遊星車伝動装置の太陽車が駆動軸
に相対回動不能に結合されている。太陽車の回りに遊星車を配置してあり、遊星
車の軸がベルト車に堅く結合されている。遊星車が中空車に沿って転動するよう
になっており、中空車がクラッチ装置に結合されている。該クラッチ装置が２つ
の切換段を有しており、この場合、第１の切換段で中空車が遊星車と相対回動不
能に結合可能である。第２の切換段で、中空車がクラッチ装置を介して位置固定
のフレームに結合可能である。該クラッチ装置は電磁石を用いて切換可能である
。電磁石に給電しない第１の位置で、中空車が遊星車と堅く連結されている。第
２の切換位置では中空車はフレームと堅く結合されている。
願公開第１９６１３２９１Ａ１号明細書により公知である。該公知の装置は遊星
車伝動装置(Planetengetriebe)を有しており、遊星車伝動装置の太陽車が駆動軸
に相対回動不能に結合されている。太陽車の回りに遊星車を配置してあり、遊星
車の軸がベルト車に堅く結合されている。遊星車が中空車に沿って転動するよう
になっており、中空車がクラッチ装置に結合されている。該クラッチ装置が２つ
の切換段を有しており、この場合、第１の切換段で中空車が遊星車と相対回動不
能に結合可能である。第２の切換段で、中空車がクラッチ装置を介して位置固定
のフレームに結合可能である。該クラッチ装置は電磁石を用いて切換可能である
。電磁石に給電しない第１の位置で、中空車が遊星車と堅く連結されている。第
２の切換位置では中空車はフレームと堅く結合されている。
【０００３】
前記装置においては欠点として、内燃機関の駆動軸が常にベルト伝動装置に連
結されている。このことは特に、内燃機関の停止状態でサブ装置が、共通の１つ
のベルト伝動装置を介して、発電動式に運転可能(motorisch betrieben)なスタ
ータージェネレーターを用いて駆動されたい場合に欠点である。該公知の装置の
別の欠点として、遊星車伝動装置の伝達比の調整のために操作式の切換部材、こ
こではマグネットクラッチが必要である。このために、装置が外部から作動させ
られねばならない。さらに別の欠点として、マグネットクラッチの能動的な切換
のために、持続的な給電が必要であり、その結果、付加的にエネルギーが消費さ
れてしまうことになる。
結されている。このことは特に、内燃機関の停止状態でサブ装置が、共通の１つ
のベルト伝動装置を介して、発電動式に運転可能(motorisch betrieben)なスタ
ータージェネレーターを用いて駆動されたい場合に欠点である。該公知の装置の
別の欠点として、遊星車伝動装置の伝達比の調整のために操作式の切換部材、こ
こではマグネットクラッチが必要である。このために、装置が外部から作動させ
られねばならない。さらに別の欠点として、マグネットクラッチの能動的な切換
のために、持続的な給電が必要であり、その結果、付加的にエネルギーが消費さ
れてしまうことになる。
【０００４】
発明の利点
独立請求項に記載の特徴を有する本発明に基づく装置を用いることによって、
スタータージェネレーターと、内燃機関と、別のサブ装置との間の共通のベルト
伝動装置において該別のサブ装置を内燃機関の停止状態にも拘わらず駆動するこ
とができ、この場合、モーメントが内燃機関若しくはメイン装置に伝達されるこ
とはない。従って、発電動式に運転可能なサブ装置、例えばスタータージェネレ
ーターから本発明に基づく装置のホイールを介してトルクが例えば空調コンプレ
ッサーに伝達でき、この場合、モーメントがメイン装置若しくは該メイン装置の
駆動軸に伝達されることはない。このことは特に、メイン装置が遮断されており
、即ちメイン装置の駆動軸が回転していない場合に利点である。このような状況
は、メイン装置を停止させた状態で乗り物を引き続き、機械的に駆動可能な空調
コンプレッサーで空気調整したい場合である。
スタータージェネレーターと、内燃機関と、別のサブ装置との間の共通のベルト
伝動装置において該別のサブ装置を内燃機関の停止状態にも拘わらず駆動するこ
とができ、この場合、モーメントが内燃機関若しくはメイン装置に伝達されるこ
とはない。従って、発電動式に運転可能なサブ装置、例えばスタータージェネレ
ーターから本発明に基づく装置のホイールを介してトルクが例えば空調コンプレ
ッサーに伝達でき、この場合、モーメントがメイン装置若しくは該メイン装置の
駆動軸に伝達されることはない。このことは特に、メイン装置が遮断されており
、即ちメイン装置の駆動軸が回転していない場合に利点である。このような状況
は、メイン装置を停止させた状態で乗り物を引き続き、機械的に駆動可能な空調
コンプレッサーで空気調整したい場合である。
【０００５】
従属項に記載の構成によって、主請求項に記載の装置の有利な実施態様が可能
である。
である。
【０００６】
遊星枠が内燃機関の駆動軸−しばしばクランク軸とも呼ばれる−に相対回動不
能に結合されている場合には、駆動軸とホイール若しくはベルト車との間の１つ
の伝動状態が遠心力クラッチを係合させることによって得られる。このことは特
に、駆動軸がベルト車を介して、ジェネレーターとして作動するスタータージェ
ネレーターを駆動する場合に利点である。
能に結合されている場合には、駆動軸とホイール若しくはベルト車との間の１つ
の伝動状態が遠心力クラッチを係合させることによって得られる。このことは特
に、駆動軸がベルト車を介して、ジェネレーターとして作動するスタータージェ
ネレーターを駆動する場合に利点である。
【０００７】
遊星車伝動装置の太陽車が伝動装置のホイールに相対回動不能に結合されてい
る場合には、遊星車伝動装置の、内燃機関の冷間始動のための高いトルクを伴っ
た有利な伝動が達成される。
る場合には、遊星車伝動装置の、内燃機関の冷間始動のための高いトルクを伴っ
た有利な伝動が達成される。
【０００８】
中空車部分が、位置固定された不動の部分に対して第１の回転方向で回転可能
であり、第２の回転方向でロック可能であると、一方で冷間始動のために高いト
ルクが駆動軸に作用可能であり、他方で遊星車伝動装置の切換が内燃機関の自己
回転の開始に伴って達成され、これによってサブ装置に対する有害な回転が避け
られる。
であり、第２の回転方向でロック可能であると、一方で冷間始動のために高いト
ルクが駆動軸に作用可能であり、他方で遊星車伝動装置の切換が内燃機関の自己
回転の開始に伴って達成され、これによってサブ装置に対する有害な回転が避け
られる。
【０００９】
摩擦接続式の遠心力クラッチは特に滑らかな連結過程の利点を有しているのに
対して、形状接続式の遠心力クラッチは特に高いトルクを伝達できる。
対して、形状接続式の遠心力クラッチは特に高いトルクを伝達できる。
【００１０】
実施例の説明
同一の若しくは同じ機能の構成部分には同じ符号を付けてある。
【００１１】
図１は、内燃機関として形成されたメイン装置２０の配置を示している。メイ
ン装置（メインユニット）２０が駆動軸２３を有しており、駆動軸が装置２６に
結合されている。装置２６が伝動装置２７を介して、スタータージェネレーター
として形成されたサブ装置３２に連結されている。伝動装置２７が引っ張り部材
伝動装置(Zugmittelgetriebe)として形成されている。さらに引っ張り部材２９
を介して別のサブ装置３２として空調コンプレッサー３５が駆動される。この場
合、引っ張り部材２９がスタータージェネレーターから出発して、スタータージ
ェネレーターのホイール３８、装置２６のホイール４１、及び空調コンプレッサ
ー３５のホイール４４を巻掛けている。全てのホイール３８，４１，４４はここ
ではベルト車若しくはスプロケットである。伝動装置２７のための別の実施例が
図２に示してある。
ン装置（メインユニット）２０が駆動軸２３を有しており、駆動軸が装置２６に
結合されている。装置２６が伝動装置２７を介して、スタータージェネレーター
として形成されたサブ装置３２に連結されている。伝動装置２７が引っ張り部材
伝動装置(Zugmittelgetriebe)として形成されている。さらに引っ張り部材２９
を介して別のサブ装置３２として空調コンプレッサー３５が駆動される。この場
合、引っ張り部材２９がスタータージェネレーターから出発して、スタータージ
ェネレーターのホイール３８、装置２６のホイール４１、及び空調コンプレッサ
ー３５のホイール４４を巻掛けている。全てのホイール３８，４１，４４はここ
ではベルト車若しくはスプロケットである。伝動装置２７のための別の実施例が
図２に示してある。
【００１２】
図３に装置２６が概略的に示してある。ホイール３８が遊星車伝動装置５０の
太陽車４７と一体的に形成されている。遊星車伝動装置５０は中空車部分５３及
び遊星車５６を有しており、遊星車が通常の形式で中空車部分５３及び太陽車４
７に係合している。遊星車５６は遊星枠５９に回転可能に支承されている。遊星
枠５９が駆動軸２３に相対回動不能に結合されている。駆動軸２３が第１のクラ
ッチ６０を用いて中空車部分５３に連結可能である。この場合、第１のクラッチ
６０は遠心力クラッチとして形成されている。中空車部分５３は第２のクラッチ
６３を用いて不動の周囲部分６６に連結可能で、従って１つの方向でロック可能
である。第２のクラッチ６３がフリーホイールクラッチとして形成されており、
不動の周囲部分６６がここでは例えば内燃機関、即ちメイン装置２０のケーシン
グである。両方のクラッチは互いに独立して切換可能である。
太陽車４７と一体的に形成されている。遊星車伝動装置５０は中空車部分５３及
び遊星車５６を有しており、遊星車が通常の形式で中空車部分５３及び太陽車４
７に係合している。遊星車５６は遊星枠５９に回転可能に支承されている。遊星
枠５９が駆動軸２３に相対回動不能に結合されている。駆動軸２３が第１のクラ
ッチ６０を用いて中空車部分５３に連結可能である。この場合、第１のクラッチ
６０は遠心力クラッチとして形成されている。中空車部分５３は第２のクラッチ
６３を用いて不動の周囲部分６６に連結可能で、従って１つの方向でロック可能
である。第２のクラッチ６３がフリーホイールクラッチとして形成されており、
不動の周囲部分６６がここでは例えば内燃機関、即ちメイン装置２０のケーシン
グである。両方のクラッチは互いに独立して切換可能である。
【００１３】
図４に、装置２６が具体的に示してある。ホイール３８の周囲に、トルク伝達
若しくは力伝達のためのベルト６９が巻掛けられている。該ベルト６９を介して
、力がスタータージェネレーターから装置２６へ伝達され、若しくは駆動軸２３
を経て装置２６に伝達された力若しくはトルクが、ベルト６９を介してスタータ
ージェネレーターに伝達される。太陽車４７がホイール３８に固定されており、
該ホイールと一体的に形成されていてもよい。ホイール３８は軸受７２を介して
駆動軸２３に回転可能に支承されている。遊星車５６がピン７５に回転可能に支
承されている。中空車部分５３が、中空車歯部及び、ほぼ円板状で該中空車歯部
７８を保持するプレート区分８１から成っている。プレート区分８１の、遊星車
５６と逆の側に、第２のクラッチ６３が配置されている。第１のクラッチ６０が
図５に詳細に示してある。駆動軸軸線８４に、本発明にとって規定した回転方向
が示してある。第１の回転方向DR１が実施例では軸受７２の平面図で見て時計回
りと逆の方向に対応しており、第２の回転方向DR２が軸受７２の平面図で見て時
計回りの方向に対応している。
若しくは力伝達のためのベルト６９が巻掛けられている。該ベルト６９を介して
、力がスタータージェネレーターから装置２６へ伝達され、若しくは駆動軸２３
を経て装置２６に伝達された力若しくはトルクが、ベルト６９を介してスタータ
ージェネレーターに伝達される。太陽車４７がホイール３８に固定されており、
該ホイールと一体的に形成されていてもよい。ホイール３８は軸受７２を介して
駆動軸２３に回転可能に支承されている。遊星車５６がピン７５に回転可能に支
承されている。中空車部分５３が、中空車歯部及び、ほぼ円板状で該中空車歯部
７８を保持するプレート区分８１から成っている。プレート区分８１の、遊星車
５６と逆の側に、第２のクラッチ６３が配置されている。第１のクラッチ６０が
図５に詳細に示してある。駆動軸軸線８４に、本発明にとって規定した回転方向
が示してある。第１の回転方向DR１が実施例では軸受７２の平面図で見て時計回
りと逆の方向に対応しており、第２の回転方向DR２が軸受７２の平面図で見て時
計回りの方向に対応している。
【００１４】
図５には、第１のクラッチ６０−遠心力クラッチとして形成されている−の側
面が示してある。図５の第１のクラッチ６０の図示は、図４の符号Ｖで表す方向
で行ってある。第１のクラッチ６０は内側部分８３、周囲に分配された連結体８
６、並びに外側部分８９から成っている。外側部分８９がプレート区分８１内へ
の挿入体であり、若しくはプレート区分８１に一体的に加工成形されていてよい
。連結体８６がばね部材９２を用いて内側部分８３に結合されている。内側部分
８３が回転させられると、連結体８６がばね部材９２の抵抗に抗して半径方向外
側へ運動して、半径方向の所定の位置で外側部分８９の凹所９５内に係合する。
この係合に基づき外側部分８９が内側部分８３によって連行される。従って、図
５に示す遠心力クラッチは、形状接続式の遠心力クラッチとして機能する。
面が示してある。図５の第１のクラッチ６０の図示は、図４の符号Ｖで表す方向
で行ってある。第１のクラッチ６０は内側部分８３、周囲に分配された連結体８
６、並びに外側部分８９から成っている。外側部分８９がプレート区分８１内へ
の挿入体であり、若しくはプレート区分８１に一体的に加工成形されていてよい
。連結体８６がばね部材９２を用いて内側部分８３に結合されている。内側部分
８３が回転させられると、連結体８６がばね部材９２の抵抗に抗して半径方向外
側へ運動して、半径方向の所定の位置で外側部分８９の凹所９５内に係合する。
この係合に基づき外側部分８９が内側部分８３によって連行される。従って、図
５に示す遠心力クラッチは、形状接続式の遠心力クラッチとして機能する。
【００１５】
図６に摩擦接続式の遠心力クラッチを示してあり、該遠心力クラッチは原理的
に、図５に示すクラッチと同じ機能を受け持っている。著しい相違点として、連
結体８６による外側部分８９の連行作用が明らかに滑らかに進行し、それという
のは連結体８６が外側部分８９にもっぱら摩擦接続で連結するからである。
に、図５に示すクラッチと同じ機能を受け持っている。著しい相違点として、連
結体８６による外側部分８９の連行作用が明らかに滑らかに進行し、それという
のは連結体８６が外側部分８９にもっぱら摩擦接続で連結するからである。
【００１６】
次に図４に示す実施例の機能を述べる。第１のクラッチ６０として、図５に示
す実施例を設定する。図６に示すクラッチ６０を備えた装置の機能は省略し、そ
れというのは実質的に同じであるからである。始動運転時に、第１のクラッチ６
０、即ち遠心力クラッチは開かれている。この場合、ホイール３８がスターター
ジェネレーターによって駆動され、遊星車伝動装置５０内のモーメント及び力状
態に基づき第２のクラッチ６３、即ちフリーホイールがロックしている。これに
よって、中空車部分５３が不動に保持されている。従って、遊星車伝動装置５０
が減速比で作用し、その結果、ホイール３８が三回転するのに対して、遊星車枠
５９が一回転する。従って、比較的高いトルクが駆動軸２３に作用して、その結
果、エンジンの冷間始動が問題なく可能である。駆動軸２３がメイン装置２０の
自己回転の開始の後に所定の限界回転数を超えると、第１のクラッチ６０が場合
によっては既に回転している中空車部分５３内に作用し、即ち連結体８６が発生
した遠心力に基づき外側部分８９内に係合する。これによって、遊星車伝動装置
５０はブロック(Block)として回転し、その結果、ホイール３８と駆動軸２３と
が同じ回転数で回転する。
す実施例を設定する。図６に示すクラッチ６０を備えた装置の機能は省略し、そ
れというのは実質的に同じであるからである。始動運転時に、第１のクラッチ６
０、即ち遠心力クラッチは開かれている。この場合、ホイール３８がスターター
ジェネレーターによって駆動され、遊星車伝動装置５０内のモーメント及び力状
態に基づき第２のクラッチ６３、即ちフリーホイールがロックしている。これに
よって、中空車部分５３が不動に保持されている。従って、遊星車伝動装置５０
が減速比で作用し、その結果、ホイール３８が三回転するのに対して、遊星車枠
５９が一回転する。従って、比較的高いトルクが駆動軸２３に作用して、その結
果、エンジンの冷間始動が問題なく可能である。駆動軸２３がメイン装置２０の
自己回転の開始の後に所定の限界回転数を超えると、第１のクラッチ６０が場合
によっては既に回転している中空車部分５３内に作用し、即ち連結体８６が発生
した遠心力に基づき外側部分８９内に係合する。これによって、遊星車伝動装置
５０はブロック(Block)として回転し、その結果、ホイール３８と駆動軸２３と
が同じ回転数で回転する。
【００１７】
今や自己運転するメイン装置２０若しくは内燃機関が十分に高い速度で回転し
て、スタータージェネレーターを駆動する。
て、スタータージェネレーターを駆動する。
【００１８】
停止時空調は、メイン装置２０が止められてかつ駆動軸２３がもはや回転して
いない場合に行われる。停止時空調を行うためには、スタータージェネレーター
が始動運転若しくはジェネレーター運転と逆の回転方向でホイール３８を駆動す
る。該運転形式では第２のクラッチ６３が開かれ、その結果、中空車部分５３が
フリーに回転して、如何なるトルクも駆動軸２３に伝達しない。これによって空
調コンプレッサー３５が逆の回転方向で駆動される。このことは、特に機械的な
空調コンプレッサー３５において問題なく可能である。
いない場合に行われる。停止時空調を行うためには、スタータージェネレーター
が始動運転若しくはジェネレーター運転と逆の回転方向でホイール３８を駆動す
る。該運転形式では第２のクラッチ６３が開かれ、その結果、中空車部分５３が
フリーに回転して、如何なるトルクも駆動軸２３に伝達しない。これによって空
調コンプレッサー３５が逆の回転方向で駆動される。このことは、特に機械的な
空調コンプレッサー３５において問題なく可能である。
【００１９】
図７に示す別の実施例では、中空車部分５３と第１のクラッチ６０との間に第
３のクラッチ９８を配置してある。該第３のクラッチ９８は同じくフリーホイー
ルクラッチとして形成されている。第２のクラッチ６３の状態は、図４に示す配
置と同じである。図８に、図７のクラッチ装置の線ＶＩＩ−ＶＩＩに沿った部分
断面が示してある。第３のクラッチ９８の外側リング１０１の回転運動が、不動
の周囲部分６６に対してスプラグ１０４によって第２の回転方向DR２で阻止され
る。第１のクラッチ６０の外側部分８９が、第３のクラッチ９８のスプラグ１０
５によって外側リング１０１に対して第１の回転方向DR１で回転できないように
阻止される。図５若しくは図６のクラッチを備えた図４の実施例に対して、始動
時に第１のクラッチ６０の位置は影響を及ぼさず、それというのは該状況では第
３のクラッチ９８が開かれているからである。次いで、ジェネレーター運転に際
して第１のクラッチ６０及び第２のクラッチ９８がトルクをスタータージェネレ
ーターの駆動のために伝達する。
３のクラッチ９８を配置してある。該第３のクラッチ９８は同じくフリーホイー
ルクラッチとして形成されている。第２のクラッチ６３の状態は、図４に示す配
置と同じである。図８に、図７のクラッチ装置の線ＶＩＩ−ＶＩＩに沿った部分
断面が示してある。第３のクラッチ９８の外側リング１０１の回転運動が、不動
の周囲部分６６に対してスプラグ１０４によって第２の回転方向DR２で阻止され
る。第１のクラッチ６０の外側部分８９が、第３のクラッチ９８のスプラグ１０
５によって外側リング１０１に対して第１の回転方向DR１で回転できないように
阻止される。図５若しくは図６のクラッチを備えた図４の実施例に対して、始動
時に第１のクラッチ６０の位置は影響を及ぼさず、それというのは該状況では第
３のクラッチ９８が開かれているからである。次いで、ジェネレーター運転に際
して第１のクラッチ６０及び第２のクラッチ９８がトルクをスタータージェネレ
ーターの駆動のために伝達する。
【図１】
本発明に基づく装置の１つのメイン装置及び２つのサブ装置の第１の配置を示
す図。
す図。
【図２】
本発明に基づく装置を備えたメイン装置及び、１つの歯車駆動部を備えた２つ
のサブ装置の第２の配置を示す図。
のサブ装置の第２の配置を示す図。
【図３】
装置の概略図。
【図４】
図３の装置の構造例を示す図。
【図５】
図４の装置のための遠心力クラッチの１つの実施例を示す図。
【図６】
ここでは摩擦クラッチとして形成された遠心力クラッチの別の実施例を示す図
。
。
【図７】
本発明に基づく装置の別の実施例を示す図。
【図８】
図７の線ＶＩＩ−ＶＩＩに沿った断面の概略図。
２０ メイン装置（メインユニット）、 ２３ 駆動軸、 ２６ 装置
、 ２７ 伝動装置、 ２９ 引っ張り部材、 ３２ サブ装置（サブユ
ニット）、 ３５ 空調コンプレッサー、 ３８ ホイール、 ４１ ホ
イール、 ４４ ホイール、 ４７ 太陽車（サンホイール若しくはサンギ
ア）、 ５０ 遊星車伝動装置（プラネタリーホイール伝動装置若しくはプラ
ネタリーギア伝動装置）、 ５３ 中空車部分（リングホイール部分）、
５６ 遊星車（プラネタリーホイール若しくはプラネタリーギア）、 ５９
遊星枠、 ６０ クラッチ、 ６３ クラッチ、 ６６ 周囲部分、
６９ ベルト、 ７２ 軸受、 ７５ ピン、 ７８ 中空車歯部、
８１ プレート区分、 ８３ 内側部分、 ８４ 駆動軸軸線、 ８６
連結体、 ８９ 外側部分、 ９２ ばね部材、 ９５ 凹所、 ９８
クラッチ、 １０１ 外側リング、 １０４，１０５ スプラグ、 DR
１ 回転方向、 DR２ 回転方向
、 ２７ 伝動装置、 ２９ 引っ張り部材、 ３２ サブ装置（サブユ
ニット）、 ３５ 空調コンプレッサー、 ３８ ホイール、 ４１ ホ
イール、 ４４ ホイール、 ４７ 太陽車（サンホイール若しくはサンギ
ア）、 ５０ 遊星車伝動装置（プラネタリーホイール伝動装置若しくはプラ
ネタリーギア伝動装置）、 ５３ 中空車部分（リングホイール部分）、
５６ 遊星車（プラネタリーホイール若しくはプラネタリーギア）、 ５９
遊星枠、 ６０ クラッチ、 ６３ クラッチ、 ６６ 周囲部分、
６９ ベルト、 ７２ 軸受、 ７５ ピン、 ７８ 中空車歯部、
８１ プレート区分、 ８３ 内側部分、 ８４ 駆動軸軸線、 ８６
連結体、 ８９ 外側部分、 ９２ ばね部材、 ９５ 凹所、 ９８
クラッチ、 １０１ 外側リング、 １０４，１０５ スプラグ、 DR
１ 回転方向、 DR２ 回転方向
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｆ１６Ｈ 1/28 Ｆ１６Ｈ 1/28
(81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，
ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ
Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ
，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，
ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ
Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ
，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，
ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，
ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ
Ｈ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ
，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，
ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，Ｋ
Ｚ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ
，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，
ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，Ｓ
Ｌ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ
，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ
(72)発明者 マルクス シュルツ
ドイツ連邦共和国 ルートヴィヒスブルク
ファザーネンシュトラーセ 27
Ｆターム(参考） 3J027 FB01 GA01 GB03 GB10 GC13
GC22 GD04 GD07 GD08
Claims (6)
- 【請求項１】 少なくとも１つのサブ装置（３２）、殊にスタータージェネ
レーターと１つのメイン装置（２０）、殊に内燃機関との連結のための装置であ
って、少なくとも１つのサブ装置（３２）と、連結のための装置（２６）とが伝
動装置（２７）によって互いに接続されており、遊星車伝動装置（５０）を備え
ており、遊星車伝動装置がメイン装置（２０）を伝動装置（２７）に接続してお
り、この場合、遊星車伝動装置（５０）が第１のクラッチ（６０）を用いて２つ
の伝動状態間で切換可能である形式のものにおいて、第１のクラッチ（６０）が
遠心力クラッチであり、遊星車伝動装置（５０）の中空車部分（５３）が１つの
回転方向で第２のクラッチ（６３）によってロック可能であることを特徴とする
、少なくとも１つのサブ装置と１つのメイン装置との連結のための装置。 - 【請求項２】 遊星枠（５９）がメイン装置（２０）の駆動軸（２３）に相
対回動不能に結合されており、遊星車伝動装置（５０）の太陽車（４７）が伝動
装置（２７）のホイール（３８）に相対回動不能に結合されている請求項１記載
の装置。 - 【請求項３】 中空車部分（５３）が、位置固定された不動の部分（６６）
に対して第１の回転方向（DR１）で回転可能である請求項１又は２記載の装置。 - 【請求項４】 中空車部分（５３）が、第１のクラッチ（６０）を用いてメ
イン装置（２０）の駆動軸（２３）に連結可能である請求項１から３のいずれか
１項記載の装置。 - 【請求項５】 第１のクラッチ（６０）が、摩擦接続部若しくは形状接続部
を備えた遠心力クラッチとして形成されている請求項１から４のいずれか１項記
載の装置。 - 【請求項６】 第３のクラッチ（９８）が中空車部分（５３）と第１のクラ
ッチ（６０）との間に配置されており、この場合、第３のクラッチ（９８）がフ
リーホイールクラッチであり、外側部分（８９）に対する外側リング（１０１）
の相対回転が第１の回転方向（DR１）で可能である請求項１から５のいずれか１
項記載の装置。
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| FR2937593B1 (fr) * | 2008-10-24 | 2012-01-06 | Valeo Equip Electr Moteur | Procede et dispositif de commande d'un systeme micro-hybride a freinage recuperatif apte a equiper un vehicule automobile |
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| WO2012135942A1 (en) | 2011-04-04 | 2012-10-11 | Litens Automotive Partnership | Clutch mechanism and decoupler device with same |
| KR20140114512A (ko) * | 2013-03-15 | 2014-09-29 | 현대자동차주식회사 | 원심식 슈퍼 차져 및 이를 이용한 엔진의 과급시스템 |
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