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JP2003522071A - タイヤビード - Google Patents

タイヤビード

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Publication number
JP2003522071A
JP2003522071A JP2001558275A JP2001558275A JP2003522071A JP 2003522071 A JP2003522071 A JP 2003522071A JP 2001558275 A JP2001558275 A JP 2001558275A JP 2001558275 A JP2001558275 A JP 2001558275A JP 2003522071 A JP2003522071 A JP 2003522071A
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JP
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bead
bead wire
reinforcement
armature
carcass reinforcement
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Abandoned
Application number
JP2001558275A
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Inventor
クロード エイナール
Original Assignee
ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン
ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン, ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム filed Critical ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 外側に向かって傾斜した少なくとも1つのビードシートと、ビードBのヒールからトウにかけてビードワイヤ(2)の回りでビード内で巻かれてターンアップ(10)を形成するラジアルカーカス補強体(1)とを有するタイヤにおいて、カーカス補強体のターンアップ(10)が、異形要素(3)を包囲しかつビードワイヤ(2)の回りでターンアップされる補強アーマチャ(11)により延長され、カーカス補強体のターンアップ(10)および補強アーマチャ(11)が、ビードシート(420)の軸線方向幅の少なくとも1/2に等しい軸線方向距離に亘ってオーバーラップしており、2つの補強体(10)、(11)のそれぞれの補強要素間の半径方向距離が少なくとも0.6mmに等しいことを特徴とするタイヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明はラジアルカーカス補強体を備えたタイヤに関し、より詳しくは、前記
タイヤのビードの構造に関する。更に詳しくは、本発明は、少なくとも1つのビ
ードが、カーカス補強体の張力によるリム上でのビードのクランピングの改善、
特に、膨張圧力がその定格値まで増大したときのクランピングの増大を可能にす
る構造を有するタイヤに関する。
【0002】 (背景技術) フランス国特許2 716 645号には、タイヤの装着および取外しが容易に
行なえるという特徴を維持する一方で、リム上での回転の問題を解決できるとい
う特別な特徴を有するこのようなタイヤが開示されている。リムに装着されかつ
その作動圧力に膨張される前記タイヤはラジアルカーカス補強体を有している。
このラジアルカーカス補強体は、子午線方向断面で見て、少なくとも一方のビー
ド内で、ゴム配合物で被覆された少なくとも1つのビードの回りで、該ビードの
ヒールからトウにかけて巻かれて被覆ビードワイヤの下に位置する頂部から延び
る両面により形成されたクサビの形態をなすゴム配合物の異形要素内に延びてい
るターンアップを形成している。半径方向外方の面は、前記頂部を通る回転軸線
に平行な線に対して鋭角φ1を形成して半径方向外方に向って開いており、かつ
前記平行線に対して鋭角φ2を形成して半径方向内方に向って開いている。ビー
ドワイヤに対して軸線方向に隣接する異形要素を形成するゴム配合物は、ビード
ワイヤおよび異形要素の軸線方向および半径方向上方に配置されたゴム配合物の
ショアA硬度より大きいショアA硬度を有している。
【0003】 上記フランス国特許に開示されかつ特許請求された発明は、あらゆる傾斜のビ
ードシートにも適用できるが、タイヤの外側に向って傾斜したシートの場合(こ
の場合には、ビードのトウが外側を向いている)に特に有効である。
【0004】 同様に、カーカス補強体のターンアップは、異形要素すなわちクサビの全周と
接触する長さを有することが好ましい。すなわち、ターンアップは、ゴム異形要
素および該異形要素の半径方向外方および内方の両縁部および異形要素の頂部す
なわち中心とは反対側の辺を形成する。異形要素の端部は、外方および内方の両
辺の交点を超えて軸線方向に配置されている。ビードワイヤの回りに巻かれた前
記ターンアップの一部に直接隣接するターンアップの部分は、第一に、異形要素
すなわちクサビの半径方向外方の辺を形成し、次に、異形要素の頂部とは反対側
の辺を形成し、最後に、前記外方および内方の両辺の結合点を超えて終端する異
形要素の半径方向内方の辺を形成する。ターンアップはまた、最初に、異形要素
すなわちクサビの半径方向内方の辺、次に、異形要素の頂部とは反対側の辺、最
後に、前と同じ態様で終端する異形要素の半径方向外方の辺を形成するように構
成することもできる。
【0005】 外側に向かって傾斜するビードシートを備えたこのようなタイヤの装着および
取外し作業は装着レバーおよび/または取外しレバーの使用を必要とし、このた
め、ビード、より詳しくはビードシートのゾーンの保護ゴム配合物を切断するこ
とがある。この切断は、走行中にカーカス補強体の補強要素に向かって伝播され
、該補強要素を破断することにより露出させる。前記切断はまた、多くの場合に
補強要素自体にも到達する。いずれにせよ、切断後の補強要素の劣化は、補強要
素内への膨張ガス、空気および水分の侵入を許容し、補強要素と該補強要素を覆
うゴムカレンダリング層との分離を引き起こす。この分離は、タイヤの側壁に種
々の大きさのポケットが生じることにより明らかになる。
【0006】 (発明の開示) 本発明の要旨は、上記欠点を解決することにある。
【0007】 本発明によれば、外側に向かって傾斜した少なくとも1つのビードシートと、
ビードのヒールからトウにかけてビードワイヤの回りでビード内で巻かれてター
ンアップを形成するラジアルカーカス補強体とを有し、子午線方向断面で見て、
ターンアップの縁部は、ゴム配合物からなる異形要素の半径方向外方面上に位置
し、異形要素は、ビードワイヤに対して軸線方向外方に隣接しておりかつ子午線
方向断面で見てビードワイヤのセクションの下に位置する頂部をもつ水滴の形状
と、ビードワイヤ/異形要素組立体の軸線方向および半径方向上方に位置するゴ
ム配合物のショアA硬度より大きいショアA硬度とを有するタイヤにおいて、カ
ーカス補強体のターンアップは、異形要素を包囲しかつビードワイヤの回りでタ
ーンアップされる補強アーマチャにより延長され、カーカス補強体のターンアッ
プおよび補強アーマチャは、ビードシートの軸線方向幅の少なくとも1/2に等
しい軸線方向距離に亘ってオーバーラップしており、2つの補強体のそれぞれの
補強要素間の半径方向距離は少なくとも0.6mmに等しいことを特徴とするタ
イヤが提供される。
【0008】 用語「水滴の形状」とは、円形セクタの形状、すなわちセクタの頂部すなわち
中心から離れる2つの辺すなわち半径により形成され、2つの辺の両端部が頂部
とは反対側の第三辺を形成するセクタに近い幾何学的形状を意味すると理解すべ
きである。水滴の形状とは、頂部から引かれた2つの辺が湾曲していること、お
よび頂部とは反対側の円弧の辺は他の2つの辺に接しているか、接線である円弧
により他の2つの辺に結合されているという事実から、理論的形状とは異なって
いる。水滴の形状をなす前記異形要素は、ゴム配合物で被覆された係止ビードワ
イヤおよびカーカス補強体への接線である2つの半直線にの間に位置する。第一
半直線は、回転軸線に平行な線に対し、半径方向外方に向かって開いている40
〜80°の角度を形成し、一方、第二半直線は、回転軸線に平行な線に対し、内
側に向かって開いている0〜30°の角度を形成する。また、2つの半直線は水
滴の形状の頂部である点での割線(secant)である。
【0009】 異形要素の補強アーマチャの構成はカーカス補強体の構成とは異ならせること
ができ、かつ種々の態様で得ることができる。例えば、次のように構成を異なら
せることが有効である。 *それぞれ両補強体を形成するプライの数の相違。プライの数は、異形要素の
補強アーマチャのプライの数より大きい。 *弾性係数および/または性質が異なる補強要素の異形要素の補強プライの使
用における相違。カーカス補強体にテクスタイル要素を使用し、ビード補強アー
マチャに弾性金属要素を使用すること。 *2つの補強体に隣接する補強要素間の異なる間隔を使用することにおける相
違。異形要素の補強プライの補強要素は、カーカス補強体の補強要素よりも互い
に近接して配置される。 *補強要素のカレンダリングに、それぞれ、組成および/または弾性係数例え
ば剪断弾性係数が異なるゴム配合物からなる2つの補強体を使用すること。 *2つの補強体の補強要素の、周方向に対する方向の相違。
【0010】 ビードワイヤに軸線方向に隣接する、水滴状異形要素を形成するゴム配合物は
少なくとも65(ASTM標準規格D.67549Tに従って測定した値)に等
しいショアA硬度を有することが好ましい。
【0011】 ビードワイヤは、編組型ビードワイヤ、すなわち周囲に単一または複数のコー
ドまたはケーブルが一つ以上の層に巻回されているビードワイヤであることが好
ましい。
【0012】 ビードを補強するビードワイヤの半径方向外方には、好ましくは50より小さ
いショアA硬度を有するゴム配合物からなる実質的に三角形の異形要素が載置さ
れる。一方ではビードワイヤの半径方向外方に載置された異形要素に軸線方向に
隣接し、他方ではビードワイヤに対して軸線方向に隣接する異形要素すなわちク
サビに半径方向に隣接する空間は、実質的に三角形のゴム配合物からなる第三異
形要素で充填され、このゴム配合物は50より小さいショア硬度を有している。
【0013】 異形要素の補強アーマチャは、該異形要素を包囲しかつカーカス補強体により
既に被覆されているビードワイヤの回りでターンアップされる。2つの補強体の
それぞれの2つの隣接プライの補強要素間の半径方向距離は、ビードワイヤの下
で少なくとも0.9mmに等しいことが好ましく、この大きな厚さは、カーカス
補強体の付加保護を可能にする。
【0014】 (発明を実施するための最良の形態) 本発明は、本発明によるタイヤの実施形態を非制限的に例示する添付図面を参
照することにより良く理解されよう。
【0015】 図1に示す本発明による乗用車用タイヤは、ゴム配合物20で被覆された「編
組」型ビードワイヤ2を有し、ゴム配合物20の周囲にはカーカス補強体1が巻
回され、ターンアップ10を形成している。例示のカーカス補強体1は、ラジア
ルテクスタイルケーブル(1dm当り120本のケーブルとして敷設されたレー
ヨンケーブル)の単一プライからなる。カーカス補強体1の中心線の子午線方向
断面のプロファイル(破線で示す)は、T点で被覆ビードワイヤ2に接しており
、接線TT′は、タイヤの回転軸線に平行な軸線に対し、半径方向および軸線方
向外方に向って開いている85°の角度φを形成している。ビードBの輪郭は、
回転軸線に対して実質的に垂直で、装着リムJの軸線方向内方のフランジ上に横
方向に当接することを意図した軸線方向内方の壁440を有している。このリム
Jはフランス国特許第2 699 121号に開示されているリムである。すなわ
ちこのリムは、外側に向って傾斜している少なくとも1つのリムシートを備えて
いるという特別な特徴を有している。このシートは、トレッドの当接支持体(be
aring support)が置かれるリムフランジまたはリムベースにより軸線方向内方
に延長されており(前記支持体の側面はリムフランジとして使用される)、かつ
低い高さの突出部すなわちハンプにより軸線方向外方に延長されている。ビード
Bの壁440は截頭円錐状の母線430により軸線方向外方に延長されており、
該母線430は、回転軸線に平行な軸線に対して45°の角度γ形成し、軸線方
向内方かつ半径方向外方に向って開いている。母線430自体は、回転軸線の方
向に対して15°の角度αを形成しかつ軸線方向内方かつ半径方向外方に向って
開いているビードシートの第二截頭円錐状母線420により軸線方向外方に延長
されている。この母線は外側に向って傾斜しているといわれ、その軸線方向外端
部は、軸線方向内端部が配置される円の直径より小さい直径の円上にある。母線
420の軸線方向外方に延びている截頭円錐状の母線410が、回転軸線の方向
に対して45°の角度βを形成しかつ軸線方向および半径方向外方に向かって開
いており、ビードBのベースの輪郭を完成している。壁450は、ここに説明す
る例では湾曲しておりかつリムの回転軸線の方向に対し全体的にほぼ垂直であり
、ビードBの輪郭を完成している。母線420は外側に向かって傾斜するリムシ
ート上に当接するが、母線410は、該母線410と同じ角度βだけ傾斜したリ
ムの突出部すなわちハンプの軸線方向内方の壁上に当接する。壁440および母
線420に隣接するビードの部分は、子午線方向断面で見て、ビードBのヒール
を形成する。また、母線420、および母線410、より詳しくは壁450に隣
接するビードの部分は、ビードBのトウを形成する。
【0016】 カーカス補強体1は、ビードBのヒールからトウまで被覆されたビードワイヤ
2の回りに巻回され、湾曲ターンアップ10を形成している。この湾曲ターンア
ップ10は、カーカス補強体1の係止ビードワイヤ2の軸線方向外方に配置され
た異形要素3の半径方向外方の壁の一部を形成する。この異形要素3は水滴の形
状、すなわち、ビードワイヤ2の半径方向下方に位置する頂部すなわち中心Aと
、該頂部Aから出発しかつ湾曲している2つの辺すなわち弧状部分(radii)3
1、32と、頂部Aとは反対側の第三の辺30とを備えた実質的な円形セクタの
幾何学的形状に近い形状を有している。頂部Aは2つの半直線D、D′の交点と
して定められる。直線Dは、一方で、ゴム配合物20が被覆されかつカーカス補
強体1が巻かれたビードワイヤ2に対する接線であり、他方で、頂部Aを通る回
転軸線に平行な線に対して65°の角度φ1を形成している。これに対し、直線
D′は、一方で、直線Dと同様にビードワイヤ2に対する接線であり、他方で、
回転軸線に平行な直線に対して15°の角度φ2を形成している。半径方向外方
の辺すなわち弧状部分31は直線Dに接する円の一部であり、一方半径方向内方
の辺すなわち弧状部分32も直線D′に接する円の弧である。辺30は、他の辺
31、32に接する円の第三の弧である。このようにして輪郭が定められた異形
要素3は、加硫状態で94のショアA硬度を有するゴム配合物で形成されている
【0017】 ターンアップ10が異形要素3の輪郭の辺31を部分的に覆う場合には、輪郭
の残部は、異形要素3の補強アーマチャ11により覆われる。このアーマチャ1
1は、レーヨンで作られかつ1dm当り同数のラジアルケーブルの単一プライか
らなり、前記ケーブルはカーカス補強体のカレンダリングに使用されるものと同
じコ゛ム配合物でカレンダリングすることができる。2つのケーブルすなわち、そ れぞれ、カーカス補強体1のターンアップのケーブルと、両補強体間に存在する
オーバーラップのレベルでカーカス補強体のターンアップに輪郭する補強プライ
11のケーブルとの間の半径方向間隔は0.9mmである。
【0018】 カーカス補強体1のターンアップ10と、異形要素3の補強プライ11とのオ
ーバーラップの長さLはビードシート420の軸線方向幅の1/2より大きく、
この長さLは、対象とするタイヤの寸法に従って10〜14mmの間で変えるこ
とができる。
【0019】 被覆されたビードワイヤ2の半径方向外方には、37のショアA硬度をもつゴ
ム配合物からなる異形要素7が載置されている。異形要素3の半径方向外方でか
つ異形要素7の軸線方向外方には、ゴム配合物からなる第三異形要素6が配置さ
れている。このゴム配合物は異形要素7のショアA硬度と同じショアA硬度を有
し、従ってこのショアA硬度は異形要素3のゴム配合物の硬度より明らかに小さ
い。これにより、カーカス補強体の張力が増大したときに、編組ビードワイヤ2
をビードBの外側に向かって軸線方向に変位させ、従って異形要素3の圧縮およ
び装着リムJ上でのビードのトウのセルフクランピングを引き起こすことができ
る。一方、ここに説明する場合には、リム上でのビードJの初期クランピングは
ゼロである。ビードBは、プロテクタ5により完成される。
【0020】 図2に示すビードの実施形態は、図1に示しかつ上述したビードとは、基本的
に次の点で異なっている。すなわち、異形要素3の補強アーマチャ11が脂肪族
ポリアミドのケーブルからなる2つのプライ111、112で形成され、脂肪族
ポリアミドのケーブルは各プライ111、112内で互いに平行でかつ1dm当
り90本のケーブルからなりかつ一プライ111からこれに隣接するプライ11
2にかけて交差し、周方向に対して45°の角度を形成している。これに対し、
本発明者は、前述と同じカーカス補強体を使用し、使用されるケーブルのカレン
ダリングも同じである。
【0021】 図3の実施形態は、異形要素3の形状および補強アーマチャ11の構成の点で
前の2つの実施形態とは異なっている。この異形要素3は、前の2つの異形要素
3の輪郭よりも真の円形セクタに近い輪郭を有している。2つの辺31、32は
湾曲しているが、大きい曲率半径rlと、頂部Aとは反対側の円形の辺30とを
有し、この場合には小さい半径の円33を介して辺30に結合されている。この
例での単一補強プライ11は、弾性金属ケーブル、すなわち、破断荷重の10%
に等しい引張り力を受けて少なくとも2%の相対伸びを有するケーブルで形成さ
れる。金属ケーブルは1mmのケーブル間のピッチで敷かれ、既知のようにゴム
配合物内でカレンダリングされて、ゴム配合物が金属に接着できるようにする。
金属ケーブルの存在により、ケーブルワインディングのレベルより半径方向に高
いカーカス補強ケーブルの良好な保護が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態によるタイヤビードを示す子午線方向断面図である。
【図2】 本発明の第二実施形態によるタイヤビードを示す子午線方向断面図である。
【図3】 本発明の第三実施形態によるタイヤビードを示す子午線方向断面図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側に向かって傾斜した少なくとも1つのビードシートと、
    ビードBのヒールからトウにかけてビードワイヤ(2)の回りでビード内で巻か
    れてターンアップ(10)を形成するラジアルカーカス補強体(1)とを有し、
    子午線方向断面で見て、ターンアップ(10)の縁部は、ゴム配合物からなる異
    形要素(3)の半径方向外方面(31)上に位置し、異形要素(3)は、ビード
    ワイヤ(2)に対して軸線方向外方に隣接しておりかつ子午線方向断面で見てビ
    ードワイヤ(2)のセクションの下に位置する頂部Aをもつ水滴の形状と、ビー
    ドワイヤ/異形要素組立体の軸線方向および半径方向上方に位置するゴム配合物
    (6、7)のショアA硬度より大きいショアA硬度とを有するタイヤにおいて、
    カーカス補強体のターンアップ(10)は、異形要素(3)を包囲しかつビード
    ワイヤ(2)の回りでターンアップされる補強アーマチャ(11)により延長さ
    れ、カーカス補強体のターンアップ(10)および補強アーマチャ(11)は、
    ビードシート(420)の軸線方向幅の少なくとも1/2に等しい軸線方向距離
    に亘ってオーバーラップしており、2つの補強体(10)、(11)のそれぞれ
    の補強要素間の半径方向距離は少なくとも0.6mmに等しいことを特徴とする
    タイヤ。
  2. 【請求項2】 前記異形要素(3)の補強アーマチャ(11)はターンアッ
    プ(10)の構成とは異なる構成を有することを特徴とする請求項1記載のタイ
    ヤ。
  3. 【請求項3】 前記異形要素(3)の補強アーマチャ(11)の構成は、2
    つの補強体すなわち補強アーマチャ(11)およびカーカス補強体(1)にそれ
    ぞれ使用される補強要素の性質が異なっていることを特徴とする請求項1記載の
    タイヤ。
  4. 【請求項4】 前記異形要素(3)の補強アーマチャ(11)の構成は、2
    つの補強体すなわち補強アーマチャ(11)およびカーカス補強体(1)にそれ
    ぞれ使用されるプライの数が異なっており、プライの数は、異形要素(3)の補
    強アーマチャ(11)のプライの数の方が大きいことを特徴とする請求項1記載
    のタイヤ。
  5. 【請求項5】 前記異形要素(3)の補強アーマチャ(11)の構成は、2
    つの補強体すなわち補強アーマチャ(11)およびカーカス補強体(1)のそれ
    ぞれの補強要素の周方向に対する方向が異なっていることを特徴とする請求項1
    記載のタイヤ。
  6. 【請求項6】 前記ビードワイヤに対して軸線方向に隣接する水滴状異形要
    素(3)を形成するゴム配合物は、少なくとも65に等しいショアA硬度を有す
    ることを特徴とする請求項1記載のタイヤ。
  7. 【請求項7】 前記カーカス補強体(1)の係止ビードワイヤ(2)は編組
    型ビードワイヤであり、該ビードワイヤのコアの回りには、単一または複数のコ
    ードまたはケーブルが一つ以上の層に巻回されていることを特徴とする請求項1
    記載のタイヤ。
  8. 【請求項8】 実質的に三角形のゴム配合物からなる異形要素であって、前
    記係止ビードワイヤ(2)の半径方向外方に載置された一方の異形要素(7)、
    およびビードワイヤ(2)上に半径方向に載置され、前記異形要素すなわちクサ
    ビ(3)に対して半径方向に隣接しかつビードワイヤ(2)に対して軸線方向に
    隣接して、異形要素(7)に対して軸線方向に隣接する空間を充填する他方の異
    形要素(6)は50より小さいショアA硬度を有することを特徴とする請求項1
    記載のタイヤ。
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