JP2003314598A - 車両の制動装置 - Google Patents
車両の制動装置Info
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- JP2003314598A JP2003314598A JP2002116268A JP2002116268A JP2003314598A JP 2003314598 A JP2003314598 A JP 2003314598A JP 2002116268 A JP2002116268 A JP 2002116268A JP 2002116268 A JP2002116268 A JP 2002116268A JP 2003314598 A JP2003314598 A JP 2003314598A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 実際の車輪周速度を大きく変動させないで、
スリップ率を一定の範囲に保持して、高い路面μを維持
して車両を制動するというアンチロック制御の思想を、
ブレーキ・バイ・ワイヤシステムにおいて達成可能な車
両の制動装置を提供する。 【解決手段】 ブレーキパッド3に対するブレーキピス
トン12の変位に基づく押圧力を制御することで、車両
の制動制御及びアンチロック制御を行う車両の制動装置
であって、ブレーキピストン12を、圧電材料もしくは
磁歪材料の体積変化に伴い発生する油圧により、その軸
方向に変位可能に構成する。
スリップ率を一定の範囲に保持して、高い路面μを維持
して車両を制動するというアンチロック制御の思想を、
ブレーキ・バイ・ワイヤシステムにおいて達成可能な車
両の制動装置を提供する。 【解決手段】 ブレーキパッド3に対するブレーキピス
トン12の変位に基づく押圧力を制御することで、車両
の制動制御及びアンチロック制御を行う車両の制動装置
であって、ブレーキピストン12を、圧電材料もしくは
磁歪材料の体積変化に伴い発生する油圧により、その軸
方向に変位可能に構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキパッドに
対するブレーキピストンの変位に基づく押圧力を制御す
ることで、車両の制動制御及びアンチロック制御(以下
「ABS」ともいう)を行う車両の制動装置に関し、特
に、ブレーキピストンの構造を改良して制動性能及びア
ンチスキッド性能を向上させる車両の制動装置に関す
る。
対するブレーキピストンの変位に基づく押圧力を制御す
ることで、車両の制動制御及びアンチロック制御(以下
「ABS」ともいう)を行う車両の制動装置に関し、特
に、ブレーキピストンの構造を改良して制動性能及びア
ンチスキッド性能を向上させる車両の制動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両の制動制御及びアンチロック制御を
行う車両の制動装置において、ABSの性能を高め、短
い制動距離、制動時間で車両を停止させるためには、制
動中、タイヤと路面間で発生する摩擦係数(以下、「路
面μ」という)を高い状態に維持して、ブレーキの制御
を行うことが効果的である。このため、ABSを具える
制動装置は、一般的に、以下に示すように制御されてい
る。
行う車両の制動装置において、ABSの性能を高め、短
い制動距離、制動時間で車両を停止させるためには、制
動中、タイヤと路面間で発生する摩擦係数(以下、「路
面μ」という)を高い状態に維持して、ブレーキの制御
を行うことが効果的である。このため、ABSを具える
制動装置は、一般的に、以下に示すように制御されてい
る。
【0003】図3は、縦軸に路面μを横軸にスリップ率
をとって、スリップ率と路面μとの関係を示す概念図で
ある。ここで、スリップ率ρは、車体速度(m/s)を
V、車輪角速度(rad/s)をω、車輪有効半径
(m)をrとしたとき、式(1)で定義されるものであ
る。 ρ=(V−ω・r)/V (1)
をとって、スリップ率と路面μとの関係を示す概念図で
ある。ここで、スリップ率ρは、車体速度(m/s)を
V、車輪角速度(rad/s)をω、車輪有効半径
(m)をrとしたとき、式(1)で定義されるものであ
る。 ρ=(V−ω・r)/V (1)
【0004】ABSは、スリップ率を、図3に示す第1
のスリップ率S1と第2のスリップ率S2との間に維持
してブレーキ装置を制御するものであり、このことによ
り、路面μをμ1以上に保って、制動装置を作動させる
ことができる。この制御を従来どのように行っているか
を以下に示す。
のスリップ率S1と第2のスリップ率S2との間に維持
してブレーキ装置を制御するものであり、このことによ
り、路面μをμ1以上に保って、制動装置を作動させる
ことができる。この制御を従来どのように行っているか
を以下に示す。
【0005】図4は、このようなABS制御装置を具え
た一般的な制動装置の、油圧回路を示すブロック線図で
ある。このブレーキ装置100は、車輪101を制動す
るブレーキ本体102と、運転者がブレーキ操作をする
ためのブレーキペダル103と、ブレーキ本体102に
油圧を加えて、これを作動させる油圧回路104と、車
輪の角速度を検知する車輪速センサ106を含むセンサ
からの信号を取りこみ、これらの信号に基づいて、油圧
回路104を制御するABS制御装置105とを具えて
構成されている。
た一般的な制動装置の、油圧回路を示すブロック線図で
ある。このブレーキ装置100は、車輪101を制動す
るブレーキ本体102と、運転者がブレーキ操作をする
ためのブレーキペダル103と、ブレーキ本体102に
油圧を加えて、これを作動させる油圧回路104と、車
輪の角速度を検知する車輪速センサ106を含むセンサ
からの信号を取りこみ、これらの信号に基づいて、油圧
回路104を制御するABS制御装置105とを具えて
構成されている。
【0006】油圧回路104は、ブレーキペダル103
の操作により、元圧を上下するマスタシリンダ111
と、マスタシリンダ111の油圧に応じて、複数の車輪
101のブレーキ本体102に油圧を加えるそれぞれの
ホイールシリンダ112と、ABS制御装置105から
の信号に基づいて、マスタシリンダ111とホイールシ
リンダ112との間の油圧の連通を断接する流入側切替
弁113と、ホイールシリンダ112の油圧を排出して
圧力を低下させる流出側切替弁114と、排出された油
を集めるパン116およびこの油を油圧ラインに回収す
る油圧ポンプ115とを具えている。
の操作により、元圧を上下するマスタシリンダ111
と、マスタシリンダ111の油圧に応じて、複数の車輪
101のブレーキ本体102に油圧を加えるそれぞれの
ホイールシリンダ112と、ABS制御装置105から
の信号に基づいて、マスタシリンダ111とホイールシ
リンダ112との間の油圧の連通を断接する流入側切替
弁113と、ホイールシリンダ112の油圧を排出して
圧力を低下させる流出側切替弁114と、排出された油
を集めるパン116およびこの油を油圧ラインに回収す
る油圧ポンプ115とを具えている。
【0007】ブレーキをかけずに走行しているとき、ブ
レーキペダル103は操作されていないのでマスタシリ
ンダの圧力はゼロであり、また、流入側切替弁113は
開放し、流出側切替弁114は閉止している。したがっ
て、ホイールシリンダ112の圧力はゼロであり、ブレ
ーキ本体102を作動させないので、車輪101はスリ
ップせずに転動していて、式(1)のスリップ率μは、
ほぼゼロである。
レーキペダル103は操作されていないのでマスタシリ
ンダの圧力はゼロであり、また、流入側切替弁113は
開放し、流出側切替弁114は閉止している。したがっ
て、ホイールシリンダ112の圧力はゼロであり、ブレ
ーキ本体102を作動させないので、車輪101はスリ
ップせずに転動していて、式(1)のスリップ率μは、
ほぼゼロである。
【0008】運転者がブレーキペダル103を踏んで、
ブレーキをかけると、マスタシリンダ111の圧力が上
昇する。このとき、流入側切替弁113は開放し、流出
側切替弁114は閉止したまま保持されているので、マ
スタシリンダ111連通するホイールシリンダ112の
圧力も上昇し、その結果ブレーキ本体102を作動させ
る。ブレーキ本体102が作動すると、車輪101が滑
り始めスリップ率が上昇してゆく。
ブレーキをかけると、マスタシリンダ111の圧力が上
昇する。このとき、流入側切替弁113は開放し、流出
側切替弁114は閉止したまま保持されているので、マ
スタシリンダ111連通するホイールシリンダ112の
圧力も上昇し、その結果ブレーキ本体102を作動させ
る。ブレーキ本体102が作動すると、車輪101が滑
り始めスリップ率が上昇してゆく。
【0009】図3において、このスリップ率がS2に達
すると、ABS制御装置105は、流入側切替弁113
を閉止すると同時に、流出側切替弁114を開放し、ホ
イールシリンダ112の油圧を下げ、ブレーキ本体10
2の作動を停止する。このとき、油圧ポンプ115は、
流出側切替弁114に連動して、パン116からの油を
油圧ラインに回収する。
すると、ABS制御装置105は、流入側切替弁113
を閉止すると同時に、流出側切替弁114を開放し、ホ
イールシリンダ112の油圧を下げ、ブレーキ本体10
2の作動を停止する。このとき、油圧ポンプ115は、
流出側切替弁114に連動して、パン116からの油を
油圧ラインに回収する。
【0010】ブレーキ本体102の作動の停止に伴っ
て、スリップ率は低下し、これが図3のS1に戻ると、
再び、流入側切替弁113を開放するとともに流出側切
替弁114を閉止して、ホイールシリンダ112を昇圧
し、ブレーキ本体102を再作動させる。このように、
ABS制御装置105を具える従来の制動装置100
は、一旦、ABS制御装置105が機能し始めると、ス
リップ率をS1とS2の間の値を往復させて、路面μを
μ1以上に維持して、制動距離の短いブレーキ作動を行
わせことを狙って設計されている。
て、スリップ率は低下し、これが図3のS1に戻ると、
再び、流入側切替弁113を開放するとともに流出側切
替弁114を閉止して、ホイールシリンダ112を昇圧
し、ブレーキ本体102を再作動させる。このように、
ABS制御装置105を具える従来の制動装置100
は、一旦、ABS制御装置105が機能し始めると、ス
リップ率をS1とS2の間の値を往復させて、路面μを
μ1以上に維持して、制動距離の短いブレーキ作動を行
わせことを狙って設計されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このブ
レーキ装置100を詳細に調査したところ、以下に述べ
る問題があることが判明した。図5は、実際に1800
ccクラスの車両を80km/hのスピードで走行さ
せ、駆動を停止し、ブレーキをかける実験を行った際
の、車体速度V、車輪周速度Z、流入側切替弁の一次側
圧力P1およびホイールシリンダの圧力P2を、制動後
の経過時間tを横軸にとって示したグラフである。な
お、車輪周速度Zは車輪角速度ωと車輪有効半径rとを
掛け合わせたものである。また、圧力P1とP2はそれ
ぞれ、図4の点、X1、X2で検出した圧力である。
レーキ装置100を詳細に調査したところ、以下に述べ
る問題があることが判明した。図5は、実際に1800
ccクラスの車両を80km/hのスピードで走行さ
せ、駆動を停止し、ブレーキをかける実験を行った際
の、車体速度V、車輪周速度Z、流入側切替弁の一次側
圧力P1およびホイールシリンダの圧力P2を、制動後
の経過時間tを横軸にとって示したグラフである。な
お、車輪周速度Zは車輪角速度ωと車輪有効半径rとを
掛け合わせたものである。また、圧力P1とP2はそれ
ぞれ、図4の点、X1、X2で検出した圧力である。
【0012】図5に示すように、車体速度Vは一定の割
合で低下しているものの、車輪周速度Zは大きく変動し
ながら低下している。高い路面μを保持させながら車両
を制動するためには、スリップ率を一定の範囲に保つ必
要があることは前述した通りであるが、この一定のスリ
ップ率を達成させる理想の車輪周速度を、本実験の場合
に当てはめて計算した。それを図4に直線Z0で示し
た。図5から明らかなように、実際の車輪周速度Zはこ
の理想直線Z0と時々交わりながら大きく上下しながら
低下していることが分かる。車輪周速度Zが理想直線Z
0から大きく外れる部分では、低い路面μで制動を働か
せていることを意味し、この部分で無駄に制動時間を費
やしていることが分かった。
合で低下しているものの、車輪周速度Zは大きく変動し
ながら低下している。高い路面μを保持させながら車両
を制動するためには、スリップ率を一定の範囲に保つ必
要があることは前述した通りであるが、この一定のスリ
ップ率を達成させる理想の車輪周速度を、本実験の場合
に当てはめて計算した。それを図4に直線Z0で示し
た。図5から明らかなように、実際の車輪周速度Zはこ
の理想直線Z0と時々交わりながら大きく上下しながら
低下していることが分かる。車輪周速度Zが理想直線Z
0から大きく外れる部分では、低い路面μで制動を働か
せていることを意味し、この部分で無駄に制動時間を費
やしていることが分かった。
【0013】また、上述した油圧により制動制御及びア
ンチロック制御を行う従来の車両の制動装置では、油が
連通する経路を造る必要上構成が大掛かりとなり高価と
なる問題があった。これらの油圧を使用することで発生
する問題を解消する技術として、近年になって、油圧で
はなくブレーキペダルの踏力に応じた電気信号により、
ブレーキキャリバーのアクチュエータを駆動することで
制動制御を行うブレーキ・バイ・ワイヤシステムが考え
られている。このブレーキ・バイ・ワイヤシステムでも
ABSを備えることが油圧の場合よりも簡単にできる
が、やはりその場合でも、上述したABSの問題が発生
していた。また、ブレーキ・バイ・ワイヤシステムにお
いて最適なABSの構造も未だ提案されていなかった。
ンチロック制御を行う従来の車両の制動装置では、油が
連通する経路を造る必要上構成が大掛かりとなり高価と
なる問題があった。これらの油圧を使用することで発生
する問題を解消する技術として、近年になって、油圧で
はなくブレーキペダルの踏力に応じた電気信号により、
ブレーキキャリバーのアクチュエータを駆動することで
制動制御を行うブレーキ・バイ・ワイヤシステムが考え
られている。このブレーキ・バイ・ワイヤシステムでも
ABSを備えることが油圧の場合よりも簡単にできる
が、やはりその場合でも、上述したABSの問題が発生
していた。また、ブレーキ・バイ・ワイヤシステムにお
いて最適なABSの構造も未だ提案されていなかった。
【0014】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、実際の車輪周速度を大きく変動させな
いで、スリップ率を一定の範囲に保持して、高い路面μ
を維持して車両を制動するというアンチロック制御の思
想を、ブレーキ・バイ・ワイヤシステムにおいて達成可
能な車両の制動装置を提供することを目的とするもので
ある。
れたものであり、実際の車輪周速度を大きく変動させな
いで、スリップ率を一定の範囲に保持して、高い路面μ
を維持して車両を制動するというアンチロック制御の思
想を、ブレーキ・バイ・ワイヤシステムにおいて達成可
能な車両の制動装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はなされたものであり、その要旨構成ならび
に作用を以下に示す。
め、本発明はなされたものであり、その要旨構成ならび
に作用を以下に示す。
【0016】請求項1に記載の車両の制動装置は、ブレ
ーキパッドに対するブレーキピストンの変位に基づく押
圧力を制御することで、車両の制動制御及びアンチロッ
ク制御を行う車両の制動装置であって、ブレーキピスト
ンを、圧電材料もしくは磁歪材料の体積変化に伴い発生
する油圧により、その軸方向に変位可能に構成したこと
を特徴とするものである。
ーキパッドに対するブレーキピストンの変位に基づく押
圧力を制御することで、車両の制動制御及びアンチロッ
ク制御を行う車両の制動装置であって、ブレーキピスト
ンを、圧電材料もしくは磁歪材料の体積変化に伴い発生
する油圧により、その軸方向に変位可能に構成したこと
を特徴とするものである。
【0017】この車両の制動装置によれば、従来ブレー
キペダルから各車輪まで連結されていた油圧管路におけ
る油圧の応答性の遅さに起因して制動時に発生していた
ブレーキピストンを駆動するホイールシリンダ圧力の過
減圧・過増圧を、応答性の良好な圧電材料もしくは磁歪
材料の体積変化に伴い発生する油圧により、ブレーキピ
ストンをその軸方向に変位可能にすることで、アンチロ
ック制御を備えた制動装置をブレーキ・バイ・ワイヤシ
ステムにおいて好適に達成することができる。
キペダルから各車輪まで連結されていた油圧管路におけ
る油圧の応答性の遅さに起因して制動時に発生していた
ブレーキピストンを駆動するホイールシリンダ圧力の過
減圧・過増圧を、応答性の良好な圧電材料もしくは磁歪
材料の体積変化に伴い発生する油圧により、ブレーキピ
ストンをその軸方向に変位可能にすることで、アンチロ
ック制御を備えた制動装置をブレーキ・バイ・ワイヤシ
ステムにおいて好適に達成することができる。
【0018】請求項2に記載の車両の制動装置は、圧電
材料もしくは磁歪材料で囲まれた駆動室を基材に固定
し、駆動室よりも径の小さい通路を駆動室に連続して設
けるとともに、先端にブレーキピストンを配置した押圧
室を通路に対し摺動自在に配置したことを特徴とする。
材料もしくは磁歪材料で囲まれた駆動室を基材に固定
し、駆動室よりも径の小さい通路を駆動室に連続して設
けるとともに、先端にブレーキピストンを配置した押圧
室を通路に対し摺動自在に配置したことを特徴とする。
【0019】本例では、圧電材料もしくは磁歪材料で囲
まれた駆動室を基材に固定し、駆動室よりも径の小さい
通路を駆動室に連続して設けるとともに、先端にブレー
キピストンを配置した押圧室を通路に対し摺動自在に配
置したことで、油圧をさらに効果的に利用することがで
き、ブレーキピストンの軸方向の変位をより効率的に達
成することができる。また、システム容積を小さくする
ことができる。
まれた駆動室を基材に固定し、駆動室よりも径の小さい
通路を駆動室に連続して設けるとともに、先端にブレー
キピストンを配置した押圧室を通路に対し摺動自在に配
置したことで、油圧をさらに効果的に利用することがで
き、ブレーキピストンの軸方向の変位をより効率的に達
成することができる。また、システム容積を小さくする
ことができる。
【0020】請求項3に記載の車両の制動装置は、車両
のアンチロック制御を、車輪が所定の第1のすべり率以
上のロック状態となったときは、圧電材料に印加する電
圧を弱くするか磁歪材料に与える磁界の強さを弱めると
ともに、車輪が所定の第1のすべり率よりも小さい第2
のすべり率未満のロック解除状態となったときは、圧電
材料に印加するで何つを強くするか磁歪材料に与える磁
界の強さを強めることで、ブレーキピストンを変位させ
て行うを特徴とする。
のアンチロック制御を、車輪が所定の第1のすべり率以
上のロック状態となったときは、圧電材料に印加する電
圧を弱くするか磁歪材料に与える磁界の強さを弱めると
ともに、車輪が所定の第1のすべり率よりも小さい第2
のすべり率未満のロック解除状態となったときは、圧電
材料に印加するで何つを強くするか磁歪材料に与える磁
界の強さを強めることで、ブレーキピストンを変位させ
て行うを特徴とする。
【0021】本例では、アンチロック制御時の圧電材料
及び磁歪材料の膨張・収縮による変位を、圧電材料に印
加する電圧の大きさを変化させることで、または、磁歪
材料を励磁するコイルの磁界の強さを変化させること
で、簡単に実行することができる。また、アンチロック
制御は、従来と同様に、すべり率による車輪のロック状
態に基づき行うことができる。
及び磁歪材料の膨張・収縮による変位を、圧電材料に印
加する電圧の大きさを変化させることで、または、磁歪
材料を励磁するコイルの磁界の強さを変化させること
で、簡単に実行することができる。また、アンチロック
制御は、従来と同様に、すべり率による車輪のロック状
態に基づき行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図1に基づいて説明する。図1は車両のキャリバ内
に組み込んだ本発明の車両の制動装置の一例の構成を示
す図である。図1に示す例において、1は図示しない踏
力センサからの信号に基づき後述する圧電材料へ供給す
る電力及び磁歪材料の励磁力を制御する電子制御装置
(EUC)、2はブレーキキャリバ、3は2個のブレー
キパッド、4は2個のブレーキパッド3間に配置された
ロータである。
て、図1に基づいて説明する。図1は車両のキャリバ内
に組み込んだ本発明の車両の制動装置の一例の構成を示
す図である。図1に示す例において、1は図示しない踏
力センサからの信号に基づき後述する圧電材料へ供給す
る電力及び磁歪材料の励磁力を制御する電子制御装置
(EUC)、2はブレーキキャリバ、3は2個のブレー
キパッド、4は2個のブレーキパッド3間に配置された
ロータである。
【0023】本発明の車両の制動装置の特徴は、ブレー
キピストンを、圧電材料もしくは磁歪材料の体積変化に
伴い発生する油圧により、その軸方向に変位可能に構成
した点である。すなわち、図1に示す例では、ブレーキ
キャリバ2に設けた油を充填するための空間11に対
し、空間11のブレーキパッド3側に、ブレーキピスト
ン12をブレーキキャリバ2の内周面に対し液密かつ摺
動可能に設けている。また、空間11のブレーキピスト
ン12を設けた側と反対側に、内部に圧電材料からなる
底部13を有する封止部材14をシール15を介して液
密に固定している。また、ブレーキピストン12の先端
には、ブレーキピストン12がブレーキパッド3を押し
付ける圧力を求めるための圧力センサ5が設けられてい
る。
キピストンを、圧電材料もしくは磁歪材料の体積変化に
伴い発生する油圧により、その軸方向に変位可能に構成
した点である。すなわち、図1に示す例では、ブレーキ
キャリバ2に設けた油を充填するための空間11に対
し、空間11のブレーキパッド3側に、ブレーキピスト
ン12をブレーキキャリバ2の内周面に対し液密かつ摺
動可能に設けている。また、空間11のブレーキピスト
ン12を設けた側と反対側に、内部に圧電材料からなる
底部13を有する封止部材14をシール15を介して液
密に固定している。また、ブレーキピストン12の先端
には、ブレーキピストン12がブレーキパッド3を押し
付ける圧力を求めるための圧力センサ5が設けられてい
る。
【0024】底部13を構成する圧電材料の種類は、底
部13の大きさと空間11内に充填する油量との関係に
基づきブレーキピストン12を変位に応じて適宜決定す
ることができる。例えば、従来から知られているニオブ
酸リチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、ポリフッ
化ビニリデン、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等を上
記要望に応じて使用することができる。
部13の大きさと空間11内に充填する油量との関係に
基づきブレーキピストン12を変位に応じて適宜決定す
ることができる。例えば、従来から知られているニオブ
酸リチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、ポリフッ
化ビニリデン、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等を上
記要望に応じて使用することができる。
【0025】図1に示す構造の本発明の車両の制動装置
では、EUC1から供給される電圧の大きさに応じて、
圧電材料が膨張・収縮する。そのため、底部13が膨張
・収縮することとなり、底部13が膨張したときは空間
11内の油にかかる圧力が増大し、それによりブレーキ
ピストン12のブレーキパッド3に対する押圧力が増大
するとともに、底部13が収縮したときは空間11内の
油にかかる圧力が減少し、それによりブレーキピストン
12のブレーキパッド3に対する押圧力が減少する。こ
れにより、制動制御及びアンチロック制御を行うことが
できる。
では、EUC1から供給される電圧の大きさに応じて、
圧電材料が膨張・収縮する。そのため、底部13が膨張
・収縮することとなり、底部13が膨張したときは空間
11内の油にかかる圧力が増大し、それによりブレーキ
ピストン12のブレーキパッド3に対する押圧力が増大
するとともに、底部13が収縮したときは空間11内の
油にかかる圧力が減少し、それによりブレーキピストン
12のブレーキパッド3に対する押圧力が減少する。こ
れにより、制動制御及びアンチロック制御を行うことが
できる。
【0026】図2は車両のキャリバ内に組み込んだ本発
明の車両の制動装置の他の例の構成を示す図である。図
2に示す例において、図1に示す例と同一の部材には同
一の符号を付し、その説明を省略する。図2に示す例に
おいて、図1に示す例と異なる点は、底部13を磁歪材
料で構成するとともに、封止部材14内に磁歪材料を励
磁するためのコイルからなる磁気発生部16を設けた点
と、空間11を、封止部材14で画成された駆動室21
と、ブレーキピストン12で画成された押圧室22と、
駆動室21と押圧室22とを接続する径の小さい通路2
3とから構成した点である。そして、押圧室22を構成
するブレーキピストン12の端部を通路23に対し図示
しないシール材を介して摺動自在に構成している。
明の車両の制動装置の他の例の構成を示す図である。図
2に示す例において、図1に示す例と同一の部材には同
一の符号を付し、その説明を省略する。図2に示す例に
おいて、図1に示す例と異なる点は、底部13を磁歪材
料で構成するとともに、封止部材14内に磁歪材料を励
磁するためのコイルからなる磁気発生部16を設けた点
と、空間11を、封止部材14で画成された駆動室21
と、ブレーキピストン12で画成された押圧室22と、
駆動室21と押圧室22とを接続する径の小さい通路2
3とから構成した点である。そして、押圧室22を構成
するブレーキピストン12の端部を通路23に対し図示
しないシール材を介して摺動自在に構成している。
【0027】図2に示す例において、底部13を構成す
る磁歪材料については、磁界の強さに応じて寸法変化
(ジュール効果)が発生する従来から知られているいず
れの材料をも使用することができる。例えば、ランタノ
イド元素Rと鉄属元素T(Fe、Ni、Co‥‥)で構
成されるラーベス型の立方晶材料を使用することがで
き、具体的な一例としてはTb0.3Dy0.7Fe2
を好適に使用することができる。
る磁歪材料については、磁界の強さに応じて寸法変化
(ジュール効果)が発生する従来から知られているいず
れの材料をも使用することができる。例えば、ランタノ
イド元素Rと鉄属元素T(Fe、Ni、Co‥‥)で構
成されるラーベス型の立方晶材料を使用することがで
き、具体的な一例としてはTb0.3Dy0.7Fe2
を好適に使用することができる。
【0028】図2に示す構造の本発明の車両制動装置で
は、EUC1から磁気発生部16に供給される電流の大
きさに応じて発生する磁界により、磁歪材料が膨張・収
縮する。そのため、底部13が膨張・収縮することとな
り、図1に示す例と同様にブレーキピストン12をその
軸方向に変位させることができる。なお、図2に示す例
では、駆動室21、押圧室22、通路23からなる空間
11の容量を図1に示す例に比べて少なく構成すること
ができる。そのため、応答性をより高めることができ
る。
は、EUC1から磁気発生部16に供給される電流の大
きさに応じて発生する磁界により、磁歪材料が膨張・収
縮する。そのため、底部13が膨張・収縮することとな
り、図1に示す例と同様にブレーキピストン12をその
軸方向に変位させることができる。なお、図2に示す例
では、駆動室21、押圧室22、通路23からなる空間
11の容量を図1に示す例に比べて少なく構成すること
ができる。そのため、応答性をより高めることができ
る。
【0029】上述した構成の図1及び図2に示す本発明
の車両の制動装置における制御動作は、以下の通りであ
る。運転者がブレーキを踏むと、そのストロークと速度
その他路面の状況などから目標制動力をEUC1が算出
する。ブレーキピストン12を変位させて、これに見合
った荷重をブレーキパッド3に与えるために、実際にブ
レーキピストン12がブレーキパッド3を押し付ける圧
力を圧力センサ5により求め、この求めた押圧力に基づ
くEUC1の制御のもと、底部13を形成する圧電材料
への電圧印加または磁歪材料への励磁を行う。この際の
制動力制御は、目標制動力以下の時は圧電材料への印加
電圧を高くするとともに磁歪材料への励磁を強くするこ
とで行い、目標制動力を超えている時は圧電材料への印
加電圧を低くするとともに磁歪材料への励磁を弱くする
ことで行っている。これによりブレーキピストン12は
変位してブレーキパッド3に対し押し付け力を発生し、
ブレーキパッド3間にロータ4を挟み込み制動力を発生
させる。
の車両の制動装置における制御動作は、以下の通りであ
る。運転者がブレーキを踏むと、そのストロークと速度
その他路面の状況などから目標制動力をEUC1が算出
する。ブレーキピストン12を変位させて、これに見合
った荷重をブレーキパッド3に与えるために、実際にブ
レーキピストン12がブレーキパッド3を押し付ける圧
力を圧力センサ5により求め、この求めた押圧力に基づ
くEUC1の制御のもと、底部13を形成する圧電材料
への電圧印加または磁歪材料への励磁を行う。この際の
制動力制御は、目標制動力以下の時は圧電材料への印加
電圧を高くするとともに磁歪材料への励磁を強くするこ
とで行い、目標制動力を超えている時は圧電材料への印
加電圧を低くするとともに磁歪材料への励磁を弱くする
ことで行っている。これによりブレーキピストン12は
変位してブレーキパッド3に対し押し付け力を発生し、
ブレーキパッド3間にロータ4を挟み込み制動力を発生
させる。
【0030】この制動力によりタイヤがロックしそうに
なると、アンチロック制御を行う。本発明におけるアン
チロック制御は、ブレーキピストン12の変位を制御す
ることで、タイヤが所定の第1のすべり率以上のロック
状態となったときは、圧電材料への印加電圧を低くする
か磁気発生部16に供給する電流の強さを低くすること
により磁歪材料に与える磁界の強さを弱めるとともに、
タイヤが所定の第1のすべり率よりも小さい第2のすべ
り率未満のロック解除状態となったときは、圧電材料へ
の印加電圧を高くするか磁気発生部16に供給する電流
の強さを強くすることで磁歪材料に与える磁界の強さを
強める。これにより、ブレーキ筆トン11の変位を細か
く制御してタイヤロックを防止する。また、圧電材料は
印加される電圧の大きさに対して膨張量が変化し、磁歪
材料は励磁する磁界の大きさに対して膨張量が変化する
ので、その制御はON/OFFではなく、ともにリニア
に制御可能である。
なると、アンチロック制御を行う。本発明におけるアン
チロック制御は、ブレーキピストン12の変位を制御す
ることで、タイヤが所定の第1のすべり率以上のロック
状態となったときは、圧電材料への印加電圧を低くする
か磁気発生部16に供給する電流の強さを低くすること
により磁歪材料に与える磁界の強さを弱めるとともに、
タイヤが所定の第1のすべり率よりも小さい第2のすべ
り率未満のロック解除状態となったときは、圧電材料へ
の印加電圧を高くするか磁気発生部16に供給する電流
の強さを強くすることで磁歪材料に与える磁界の強さを
強める。これにより、ブレーキ筆トン11の変位を細か
く制御してタイヤロックを防止する。また、圧電材料は
印加される電圧の大きさに対して膨張量が変化し、磁歪
材料は励磁する磁界の大きさに対して膨張量が変化する
ので、その制御はON/OFFではなく、ともにリニア
に制御可能である。
【0031】上述した制動動作において、制動力を発生
するための荷重の計算に用いるパラメータとしては、車
体速、車輪速、減速度、路面μ、天候(雨滴)、車間距
離、ブレーキトルク、外気温、舵角、ヨーレート、横G
があり、それらを適宜考慮して計算する。
するための荷重の計算に用いるパラメータとしては、車
体速、車輪速、減速度、路面μ、天候(雨滴)、車間距
離、ブレーキトルク、外気温、舵角、ヨーレート、横G
があり、それらを適宜考慮して計算する。
【0032】前述の、従来のブレーキ装置を搭載した1
800ccクラスの車両の実験を比較例とし、従来のブ
レーキ装置の代わりに、本発明に係る図1及び図2に示
す実施形態の制動装置を搭載した車両を、比較例と同様
の条件80km/hのスピードで走行させ、駆動を停止
し、ブレーキをかける実験を行った。求めた制動距離を
指数で表し比較するとともに、本発明の図1及び図2の
制動装置におけるシステム容積を指数で表し比較した。
結果を示す以下の表1からわかるように、本発明例はい
ずれも従来例と比べて制動距離が短くなった。また、図
2の構成の方が図1に示す構成よりもシステム容積が小
さくなり、コンパクトに構成できることがわかった。
800ccクラスの車両の実験を比較例とし、従来のブ
レーキ装置の代わりに、本発明に係る図1及び図2に示
す実施形態の制動装置を搭載した車両を、比較例と同様
の条件80km/hのスピードで走行させ、駆動を停止
し、ブレーキをかける実験を行った。求めた制動距離を
指数で表し比較するとともに、本発明の図1及び図2の
制動装置におけるシステム容積を指数で表し比較した。
結果を示す以下の表1からわかるように、本発明例はい
ずれも従来例と比べて制動距離が短くなった。また、図
2の構成の方が図1に示す構成よりもシステム容積が小
さくなり、コンパクトに構成できることがわかった。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、応答性の良好な圧電材料もしくは磁歪材料の
体積変化に伴い発生する油圧により、ブレーキピストン
をその軸方向に変位可能に構成している。そのため、こ
れらの大変位と小変位を組み合わせて制動制御を行って
いるため、制動力の制御精度が向上し、車両の制動距離
を短縮することができる。また、4輪各別に本発明の制
動装置を設け制動制御をした場合は、旋回中の車両挙動
の安定化を図ることができる。さらに、アンチロック制
御のためにABSモータや油圧系統を使用しないため、
ABSモータによる異音発生を解消できるとともに、油
圧脈動によるブレーキペダルへのキックバックを減少す
ることができる。さらにまた、ブレーキ・バイ・ワイヤ
化に伴い、制御系統をシンプルに構成できるとともに、
制動装置の小型化、簡素化、安価化を達成することがで
きる。
によれば、応答性の良好な圧電材料もしくは磁歪材料の
体積変化に伴い発生する油圧により、ブレーキピストン
をその軸方向に変位可能に構成している。そのため、こ
れらの大変位と小変位を組み合わせて制動制御を行って
いるため、制動力の制御精度が向上し、車両の制動距離
を短縮することができる。また、4輪各別に本発明の制
動装置を設け制動制御をした場合は、旋回中の車両挙動
の安定化を図ることができる。さらに、アンチロック制
御のためにABSモータや油圧系統を使用しないため、
ABSモータによる異音発生を解消できるとともに、油
圧脈動によるブレーキペダルへのキックバックを減少す
ることができる。さらにまた、ブレーキ・バイ・ワイヤ
化に伴い、制御系統をシンプルに構成できるとともに、
制動装置の小型化、簡素化、安価化を達成することがで
きる。
【図1】 車両のキャリバ内に組み込んだ本発明の車両
の制動装置の一例の構成を示す図である。
の制動装置の一例の構成を示す図である。
【図2】 車両のキャリバ内に組み込んだ本発明の車両
の制動装置の他の例の構成を示す図である。
の制動装置の他の例の構成を示す図である。
【図3】 スリップ率と路面μとの関係を示す概念図で
ある。
ある。
【図4】 従来のブレーキ装置の油圧回路を示すブロッ
ク線図である。
ク線図である。
【図5】 従来のブレーキ装置による制動時の、車体速
度と車輪周速度の変化を示すグラフである。
度と車輪周速度の変化を示すグラフである。
1 電子制御装置(EUC)
2 ブレーキキャリバ
3 ブレーキパッド
4 ロータ
5 圧力センサ
11 空間
12 ブレーキピストン
13 底部
14 封止部材
15 シール
16 磁気発生部
21 駆動室
22 押圧室
23 通路
Claims (3)
- 【請求項1】 ブレーキパッドに対するブレーキピスト
ンの変位に基づく押圧力を制御することで、車両の制動
制御及びアンチロック制御を行う車両の制動装置であっ
て、ブレーキピストンを、圧電材料もしくは磁歪材料の
体積変化に伴い発生する油圧により、その軸方向に変位
可能に構成したことを特徴とする車両の制動装置。 - 【請求項2】 圧電材料もしくは磁歪材料で囲まれた駆
動室を基材に固定し、駆動室よりも径の小さい通路を駆
動室に連続して設けるとともに、先端にブレーキピスト
ンを配置した押圧室を通路に対し摺動自在に配置した請
求項1記載の車両の制動装置。 - 【請求項3】 車両のアンチロック制御を、車輪が所定
の第1のすべり率以上のロック状態となったときは、圧
電材料に印加する電圧を弱くするか磁歪材料に与える磁
界の強さを弱めるとともに、車輪が所定の第1のすべり
率よりも小さい第2のすべり率未満のロック解除状態と
なったときは、圧電材料に印加するで何つを強くするか
磁歪材料に与える磁界の強さを強めることで、ブレーキ
ピストンを変位させて行う請求項1または2記載の車両
の制動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002116268A JP2003314598A (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | 車両の制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002116268A JP2003314598A (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | 車両の制動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003314598A true JP2003314598A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=29533953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002116268A Pending JP2003314598A (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | 車両の制動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003314598A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100862431B1 (ko) * | 2007-06-26 | 2008-10-08 | 현대자동차주식회사 | 차량의 바퀴 슬립검출장치 및 그 검출방법 |
JP2019215073A (ja) * | 2018-06-08 | 2019-12-19 | ワックデータサービス株式会社 | ブレーキキャリパー |
CN113294460A (zh) * | 2021-05-17 | 2021-08-24 | 南京航空航天大学 | 一种新型盘式制动器及其参数多目标优化设计方法 |
JP7426532B1 (ja) | 2023-09-21 | 2024-02-01 | 富士登 松下 | ブレーキシステム |
-
2002
- 2002-04-18 JP JP2002116268A patent/JP2003314598A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100862431B1 (ko) * | 2007-06-26 | 2008-10-08 | 현대자동차주식회사 | 차량의 바퀴 슬립검출장치 및 그 검출방법 |
JP2019215073A (ja) * | 2018-06-08 | 2019-12-19 | ワックデータサービス株式会社 | ブレーキキャリパー |
CN113294460A (zh) * | 2021-05-17 | 2021-08-24 | 南京航空航天大学 | 一种新型盘式制动器及其参数多目标优化设计方法 |
CN113294460B (zh) * | 2021-05-17 | 2022-04-22 | 南京航空航天大学 | 一种新型盘式制动器及其参数多目标优化设计方法 |
JP7426532B1 (ja) | 2023-09-21 | 2024-02-01 | 富士登 松下 | ブレーキシステム |
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