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JP2003313547A - 有機エレクトロルミネッセンス素子用材料及びそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス素子用材料及びそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子

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Publication number
JP2003313547A
JP2003313547A JP2002116935A JP2002116935A JP2003313547A JP 2003313547 A JP2003313547 A JP 2003313547A JP 2002116935 A JP2002116935 A JP 2002116935A JP 2002116935 A JP2002116935 A JP 2002116935A JP 2003313547 A JP2003313547 A JP 2003313547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic
integer
electroluminescence device
compound
organic electroluminescence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002116935A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Funahashi
正和 舟橋
Toshihiro Iwakuma
俊裕 岩隈
Chishio Hosokawa
地潮 細川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP2002116935A priority Critical patent/JP2003313547A/ja
Publication of JP2003313547A publication Critical patent/JP2003313547A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色純度が高く、青色系に発光する有機エレク
トロルミネッセンス素子を提供可能な有機EL素子用材
料及びそれを用いた有機EL素子を提供する。 【解決手段】 フッ素置換フェニル基又はフェニレン基
が窒素に結合した特定構造を有する化合物からなる有機
EL素子用材料、及び、陰極と陽極間に一層又は複数層
からなる有機薄膜層が挟持されている有機EL素子にお
いて、該有機薄膜層の少なくとも1層が、前記有機EL
素子用材料を含有する有機EL素子である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機エレクトロル
ミネッセンス素子用材料及びそれを用いた有機エレクト
ロルミネッセンス素子(有機EL素子)に関し、特に、
色純度が高く、青色系に発光する有機EL素子に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】有機物質を使用した有機EL素子は、固
体発光型の安価な大面積フルカラー表示素子としての用
途が有望視され、多くの開発が行われている。一般に、
有機EL素子は、発光層及び該層を挟んだ一対の対向電
極から構成されている。有機EL素子の発光は、両電極
間に電界が印加されると、陰極側から電子が注入され、
陽極側から正孔が注入され、電子が発光層において正孔
と再結合し、励起状態を生成し、励起状態が基底状態に
戻る際にエネルギーを光として放出する現象である。発
光材料としてはトリス(8−キノリノラート)アルミニ
ウム錯体等のキレート錯体、クマリン誘導体、テトラフ
ェニルブタジエン誘導体、ビススチリルアリーレン誘導
体、オキサジアゾール誘導体等の発光材料が知られてお
り、それらからは青色から赤色までの可視領域の発光が
得られることが報告されており、カラー表示素子の実現
が期待されている(例えば、特開平8−239655号
公報、特開平7−138561号公報、特開平3−20
0289号公報等)。
【0003】最近では、有機EL素子ディスプレイの実
用化が開始されているものの、フルカラー表示素子は開
発途中である。特に、色純度及び発光効率が高く、青色
系に発光する有機EL素子が求められている。これらを
解決しようとするものとして、例えば、特開平8−12
600号公報には、青色発光材料としてフェニルアント
ラセン誘導体を用いた素子開示されている。フェニルア
ントラセン誘導体は、青色発光材料として用いられ、通
常、トリス(8−キノリノラート)アルミニウム(Al
q)錯体層との前記青色材料層の積層体として用いられ
るが、発光効率、寿命、青色純度が実用に用いられるレ
ベルとしては不十分であった。特開2001−2884
62号公報には、アミン系芳香族化合物を発光層に用い
た青色発光素子が開示されているが、発光効率が2〜4
cd/Aと不十分であった。特開2001−16048
9号公報には、アザフルオランテン化合物を発光層に添
加した素子が開示されているが、黄色から緑色の発光と
なり、十分に色純度の高い青色を発光するに至っていな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の課題
を解決するためになされたもので、色純度が高く、青色
系に発光する有機EL素子用材料及びそれを利用した有
機EL素子を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意検討した結果、フッ素置換フェニ
ル基又はフェニレン基が窒素に結合した特定構造を有す
る化合物をホスト材料として用いることにより、青色純
度が高い有機EL素子が得られることを見出し本発明を
解決するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、下記一般式(1)で
表される化合物からなる有機EL素子用材料を提供する
ものである。
【化5】 〔(1)式中、nは1〜3の整数、mは0〜2の整数で
ある。Ar1 、Ar2 及びAr3 は、それぞれ独立に、
【化6】 (pは0〜3の整数、aは0〜5の整数、bは0〜4の
整数)で表され、互いに同一でも異なっていてもよい。
Ar4 及びAr5 は、それぞれ独立に、
【化7】 (qは0〜3の整数、c及びdは、それぞれ0〜4の整
数)で表され、互いに同一でも異なっていてもよい。A
6 及びAr7 は、それぞれ独立に、
【化8】 (rは0〜3の整数、eは0〜5の整数、fは0〜4の
整数)で表され、互いに同一でも異なっていてもよい。
ただし、(1)式中のフェニル基又はフェニレン基のう
ち、少なくとも一つはパーフルオロフェニル基又はパー
フルオロフェニレン基である。また、式中のフェニル基
又はフェニレン基は、フッ素以外の置換基で置換されて
いてもよい。また、隣接する基であるAr1 とAr6
Ar4 とAr7 、Ar4 とAr6 、Ar5 とAr7 、A
3 とAr5 、Ar2 とAr3 は、それぞれ単結合又は
アルキレン基で互いに結合していてもよい。〕
【0007】また、本発明は、陰極と陽極間に一層又は
複数層からなる有機薄膜層が挟持されている有機EL素
子において、該有機薄膜層の少なくとも1層が、前記有
機EL素子用材料を含有する有機EL素子を提供するも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の有機EL素子用材料は、
下記一般式(1)で表される化合物からなる。
【化9】 (1)式中、nは1〜3の整数、mは0〜2の整数であ
る。
【0009】Ar1 、Ar2 及びAr3 は、それぞれ独
立に、
【化10】 (pは0〜3の整数、好ましくは1〜2の整数、aは0
〜5の整数、好ましくは3〜5の整数、bは0〜4の整
数、好ましくは3〜4の整数)で表され、互いに同一で
も異なっていてもよい。Ar4 及びAr5 は、それぞれ
独立に、
【化11】 (qは0〜3の整数、好ましくは1〜2の整数、c及び
dは、それぞれ0〜4の整数、好ましくは3〜4の整
数)で表され、互いに同一でも異なっていてもよい。A
6 及びAr7 は、それぞれ独立に、
【化12】 (rは0〜3の整数、、好ましくは1〜2の整数、eは
0〜5の整数、好ましくは3〜5の整数、fは0〜4の
整数、好ましくは3〜4の整数)で表され、互いに同一
でも異なっていてもよい。ただし、(1)式中のフェニ
ル基又はフェニレン基のうち、少なくとも一つはパーフ
ルオロフェニル基又はパーフルオロフェニレン基であ
る。また、式中のフェニル基又はフェニレン基は、フッ
素以外の置換基で置換されていてもよい。さらに、隣接
する基であるAr1 とAr6 、Ar4 とAr7 、Ar4
とAr6、Ar5 とAr7 、Ar3 とAr5 、Ar2
Ar3 は、それぞれ単結合又はアルキレン基(例えば、
メチレン基、エチレン基、プロピレン基等)で互いに結
合していてもよい。
【0010】上記一般式(1)におけるフッ素以外の置
換基としては、塩素、臭素のハロゲン原子、カルバゾー
ル基、ヒドロキシル基、置換もしくは無置換のアミノ
基、ニトロ基、シアノ基、シリル基、トリフルオロメチ
ル基、カルボニル基、カルボキシル基、置換もしくは無
置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル
基、置換もしくは無置換のアリールアルキル基、置換も
しくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換のヘテロ
芳香族複素環基、置換もしくは無置換のアラルキル基、
置換もしくは無置換のアリールオキシ基、置換もしくは
無置換のアルキルオキシ基等が挙げられる。これらのう
ち、メチル基、パーフルオロフェニレン基、フェニル
基、ナフチル基、ピリジル基、ピラジル基、ピリミジル
基、アダマンチル基、インドリジル基、アザインドリジ
ル基、シアノ基、カルバゾイル基、インドリル基が好ま
しい。
【0011】本発明の一般式(1)で表される化合物の
具体例を以下に示すが、これら例示化合物に限定される
ものではない。
【化13】
【0012】
【化14】
【0013】本発明の一般式(1)の化合物は、1重項
のエネルギーギャップが2.8〜3.8eVであり、
2.9〜3.6eVであると好ましい。本発明の有機E
L素子は、陰極と陽極間に一層又は複数層からなる有機
薄膜層が挟持されている有機EL素子において、該有機
薄膜層の少なくとも1層が、前記一般式(1)の化合物
からなる有機EL素子用材料を含有する。また、有機E
L素子の発光層に、前記一般式(1)の化合物からなる
有機EL素子用材料を含有すると好ましい。本発明の有
機EL素子は、青色系発光し、その純度が(0.12,
0.10)〜(0.17,0.20)と高いものであ
る。これは、本発明の一般式(1)の化合物からなる有
機EL素子用材料が、広いエネルギーギャップを有して
いるからである。本発明の有機EL素子用材料は、有機
EL素子のホスト材料であると好ましい。このホスト材
料とは、正孔と電子の注入が可能であって、正孔と電子
が輸送され、再結合して蛍光を発する機能を有するもの
である。
【0014】また、本発明の一般式(1)の化合物は、
1重項のエネルギーギャップが2.8〜3.8eVと高
く、3重項のエネルギーギャップも高いと考えられ、燐
光素子用の有機ホスト材料としても有用である。ここ
で、燐光素子とは、3重項準位のエネルギー状態から基
底1重項準位の状態への遷移に基づく発光の強度が他の
物質に比べて高い物質、例えば、周期律表7〜11族か
ら選ばれる少なくとも1つの金属を含む有機金属錯体な
どの燐光物質を含む、いわゆる燐光を利用した有機電界
発光素子のことである。有機EL素子の発光層におい
て、生成される分子励起子には、1重項励起子と三重項
励起子とが混合していて、1重項励起子及び3重項励起
子は、一般的には1:3の割合で、3重項励起子の方が
多く生成されていると言われている。また、通常の蛍光
を使った有機EL素子では、発光に寄与する励起子は1
重項励起子であって、3重項励起子は非発光性である。
このため、3重項励起子は最終的には熱として消費され
てしまい、生成率の低い1重項励起子から発光が生じて
いる。したがって、有機EL素子においては、正孔と電
子との再結合によって発生するエネルギーのうち、3重
項励起子の方へ移動したエネルギーは大きい損失となっ
ている。
【0015】このため、本発明の化合物を燐光素子に利
用することにより、3重項励起子のエネルギーを発光に
使用できるので、蛍光を使った素子の3倍の発光効率の
得られると考えられる。また、本発明の化合物は、燐光
素子の発光層に用いると、該層に含まれる7〜11族か
ら選ばれる金属を含有する燐光性有機金属錯体の励起3
重項準位より高いエネルギー状態の励起3重項準位を有
し、さらに安定な薄膜形状を与え、高いガラス転移温度
(Tg:80〜160℃)を有し、正孔及び/又は電子
を効率よく輸送することができ、電気化学的かつ化学的
に安定であり、トラップとなったり発光を消光したりす
る不純物が製造時や使用時に発生しにくいと考えられ
る。
【0016】本発明の有機EL素子は、前記したように
陽極と陰極間に一層もしくは多層の有機薄膜層を形成し
た素子である。一層型の場合、陽極と陰極との間に発光
層を設けている。発光層は、発光材料を含有し、それに
加えて陽極から注入した正孔、もしくは陰極から注入し
た電子を発光材料まで輸送させるために、正孔注入材料
もしくは電子注入材料を含有してもよい。また、発光材
料は、極めて高い蛍光量子効率、高い正孔輸送能力及び
電子輸送能力を併せ持ち、均一な薄膜を形成することが
好ましい。多層型の有機EL素子としては、(陽極/正
孔注入層/発光層/陰極)、(陽極/発光層/電子注入
層/陰極)、(陽極/正孔注入層/発光層/電子注入層
/陰極)等の多層構成で積層したものがある。
【0017】発光層には、必要に応じて、本発明の一般
式(1)の化合物に加えてさらなる公知のホスト材料、
発光材料、ドーピング材料、正孔注入材料や電子注入材
料を使用し、組み合わせて使用することもできる。有機
EL素子は、多層構造にすることにより、クエンチング
による輝度や寿命の低下を防ぐことができ、他のドーピ
ング材料により、発光輝度や発光効率を向上させたり、
燐光発光に寄与する他のドーピング材料と組み合わせて
用いることにより、従来の発光輝度や発光効率を向上さ
せることができる。また、本発明の有機EL素子におけ
る正孔注入層、発光層、電子注入層は、それぞれ二層以
上の層構成により形成されてもよい。その際、正孔注入
層の場合、電極から正孔を注入する層を正孔注入層、正
孔注入層から正孔を受け取り発光層まで正孔を輸送する
層を正孔輸送層と呼ぶ。同様に、電子注入層の場合、電
極から電子を注入する層を電子注入層、電子注入層から
電子を受け取り発光層まで電子を輸送する層を電子輸送
層と呼ぶ。これらの各層は、材料のエネルギー準位、耐
熱性、有機薄膜層もしくは金属電極との密着性等の各要
因により選択されて使用される。本発明の有機EL素子
は、電子輸送層や正孔輸送層が、一般式(1)の化合物
からなる有機EL素子用材料を含有してもよい。
【0018】本発明の一般式(1)の化合物と共に有機
薄膜層に使用できる発光材料又はホスト材料としては、
アントラセン、ナフタレン、フェナントレン、ピレン、
テトラセン、コロネン、クリセン、フルオレセイン、ペ
リレン、フタロペリレン、ナフタロペリレン、ペリノ
ン、フタロペリノン、ナフタロペリノン、ジフェニルブ
タジエン、テトラフェニルブタジエン、クマリン、オキ
サジアゾール、アルダジン、ビスベンゾキサゾリン、ビ
ススチリル、ピラジン、シクロペンタジエン、キノリン
金属錯体、アミノキノリン金属錯体、ベンゾキノリン金
属錯体、イミン、ジフェニルエチレン、ビニルアントラ
セン、ジアミノアントラセン、ジアミノカルバゾール、
ピラン、チオピラン、ポリメチン、メロシアニン、イミ
ダゾールキレート化オキシノイド化合物、キナクリド
ン、ルブレン、スチルベン系誘導体及び蛍光色素等が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。
【0019】正孔注入材料としては、正孔を輸送する能
力を持ち、陽極からの正孔注入効果、発光層又は発光材
料に対して優れた正孔注入効果を有し、発光層で生成し
た励起子の電子注入層又は電子注入材料への移動を防止
し、かつ薄膜形成能力の優れた化合物が好ましい。具体
的には、フタロシアニン誘導体、ナフタロシアニン誘導
体、ポルフィリン誘導体、オキサゾール、オキサジアゾ
ール、トリアゾール、イミダゾール、イミダゾロン、イ
ミダゾールチオン、ピラゾリン、ピラゾロン、テトラヒ
ドロイミダゾール、オキサゾール、オキサジアゾール、
ヒドラゾン、アシルヒドラゾン、ポリアリールアルカ
ン、スチルベン、ブタジエン、ベンジジン型トリフェニ
ルアミン、スチリルアミン型トリフェニルアミン、ジア
ミン型トリフェニルアミン等と、それらの誘導体、及び
ポリビニルカルバゾール、ポリシラン、導電性高分子等
の高分子材料が挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0020】これらの正孔注入材料の中で、さらに効果
的な正孔注入材料は、芳香族三級アミン誘導体又はフタ
ロシアニン誘導体である。芳香族三級アミン誘導体の具
体例としては、トリフェニルアミン、トリトリルアミ
ン、トリルジフェニルアミン、N,N’−ジフェニル−
N,N’−(3−メチルフェニル)−1,1’−ビフェ
ニル−4,4’−ジアミン、N,N,N’,N’−(4
−メチルフェニル)−1,1’−フェニル−4,4’−
ジアミン、N,N,N’,N’−(4−メチルフェニ
ル)−1,1’−ビフェニル−4,4’−ジアミン、
N,N’−ジフェニル−N,N’−ジナフチル−1,
1’−ビフェニル−4,4’−ジアミン、N,N’−
(メチルフェニル)−N,N’−(4−n−ブチルフェ
ニル)−フェナントレン−9,10−ジアミン、N,N
−ビス(4−ジ−4−トリルアミノフェニル)−4−フ
ェニル−シクロヘキサン等、又はこれらの芳香族三級ア
ミン骨格を有したオリゴマーもしくはポリマーである
が、これらに限定されるものではない。フタロシアニン
(Pc)誘導体の具体例は、H2 Pc、CuPc、Co
Pc、NiPc、ZnPc、PdPc、FePc、Mn
Pc、ClAlPc、ClGaPc、ClInPc、C
lSnPc、Cl2 SiPc、(HO)AlPc、(H
O)GaPc、VOPc、TiOPc、MoOPc、G
aPc−O−GaPc等のフタロシアニン誘導体及びナ
フタロシアニン誘導体であるが、これらに限定されるも
のではない。
【0021】電子注入材料としては、電子を輸送する能
力を持ち、陰極からの電子注入効果、発光層又は発光材
料に対して優れた電子注入効果を有し、発光層で生成し
た励起子の正孔注入層への移動を防止し、かつ薄膜形成
能力の優れた化合物が好ましい。具体的には、フルオレ
ノン、アントラキノジメタン、ジフェノキノン、チオピ
ランジオキシド、オキサゾール、オキサジアゾール、ト
リアゾール、イミダゾール、ペリレンテトラカルボン
酸、キノキサリン、フレオレニリデンメタン、アントラ
キノジメタン、アントロン等とそれらの誘導体が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0022】これらの電子注入材料の中で、さらに効果
的な電子注入材料は、金属錯体化合物又は含窒素五員環
誘導体である。金属錯体化合物の具体例は、8−ヒドロ
キシキノリナートリチウム、ビス(8−ヒドロキシキノ
リナート)亜鉛、ビス(8−ヒドロキシキノリナート)
銅、ビス(8−ヒドロキシキノリナート)マンガン、ト
リス(8−ヒドロキシキノリナート)アルミニウム、ト
リス(2−メチル−8−ヒドロキシキノリナート)アル
ミニウム、トリス(8−ヒドロキシキノリナート)ガリ
ウム、ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]キノリナー
ト)ベリリウム、ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]
キノリナート)亜鉛、ビス(2−メチル−8−キノリナ
ート)クロロガリウム、ビス(2−メチル−8−キノリ
ナート)(o−クレゾラート)ガリウム、ビス(2−メ
チル−8−キノリナート)(1−ナフトラート)アルミ
ニウム、ビス(2−メチル−8−キノリナート)(2−
ナフトラート)ガリウム等が挙げられるが、これらに限
定されるものではない。
【0023】また、含窒素五員誘導体は、オキサゾー
ル、チアゾール、オキサジアゾール、チアジアゾールも
しくはトリアゾール誘導体が好ましい。具体的には、
2,5−ビス(1−フェニル)−1,3,4−オキサゾ
ール、ジメチルPOPOP、2,5−ビス(1−フェニ
ル)−1,3,4−チアゾール、2,5−ビス(1−フ
ェニル)−1,3,4−オキサジアゾール、2−(4’
−tert−ブチルフェニル)−5−( 4”−ビフェニ
ル) 1,3,4−オキサジアゾール、2,5−ビス(1
−ナフチル)−1,3,4−オキサジアゾール、1,4
−ビス[2−( 5−フェニルオキサジアゾリル) ]ベン
ゼン、1,4−ビス[2−( 5−フェニルオキサジアゾ
リル) −4−tert−ブチルベンゼン]、2−(4’
−tert−ブチルフェニル)−5−( 4”−ビフェニ
ル) −1,3,4−チアジアゾール、2,5−ビス(1
−ナフチル)−1,3,4−チアジアゾール、1,4−
ビス[2−( 5−フェニルチアジアゾリル) ]ベンゼ
ン、2−(4’−tert−ブチルフェニル)−5−(
4”−ビフェニル) −1,3,4−トリアゾール、2,
5−ビス(1−ナフチル)−1,3,4−トリアゾー
ル、1,4−ビス[2−( 5−フェニルトリアゾリル)
]ベンゼン等が挙げられるが、これらに限定されるも
のではない。
【0024】また、正孔注入材料に電子受容物質を、電
子注入材料に電子供与性物質を添加することにより電荷
注入性を向上させることもできる。本発明の有機EL素
子の陽極に使用される導電性材料としては、4eVより
大きな仕事関数を持つものが適しており、炭素、アルミ
ニウム、バナジウム、鉄、コバルト、ニッケル、タング
ステン、銀、金、白金、パラジウム等及びそれらの合
金、ITO基板、NESA基板に使用される酸化スズ、
酸化インジウム等の酸化金属、さらにはポリチオフェン
やポリピロール等の有機導電性樹脂が用いられる。陰極
に使用される導電性物質としては、4eVより小さな仕
事関数を持つものが適しており、マグネシウム、カルシ
ウム、錫、鉛、チタニウム、イットリウム、リチウム、
ルテニウム、マンガン、アルミニウム等及びそれらの合
金が用いられるが、これらに限定されるものではない。
合金としては、マグネシウム/銀、マグネシウム/イン
ジウム、リチウム/アルミニウム等が代表例として挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。合金の比
率は、蒸着源の温度、雰囲気、真空度等により制御さ
れ、適切な比率に選択される。陽極及び陰極は、必要が
あれば二層以上の層構成により形成されていてもよい。
【0025】本発明の有機EL素子は、少なくとも一方
の電極と前記有機薄膜層との間に無機化合物層を有して
いてもよい。無機化合物層に使用される好ましい無機化
合物としては、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類酸化
物、希土類酸化物、アルカリ金属ハロゲン化物、アルカ
リ土類ハロゲン化物、希土類ハロゲン化物、SiOX
AlOX 、SiNX 、SiON、AlON、GeOX
LiOX 、LiON、TiOX 、TiON、TaOX
TaON、TaNX 、Cなど各種酸化物、窒化物、酸化
窒化物である。特に陽極に接する層の成分としては、S
iOX 、AlO X 、SiNX 、SiON、AlON、G
eOX 、Cが安定な注入界面層を形成して好ましい。ま
た、特に陰極に接する層の成分としては、LiF、Mg
2 、CaF2 、MgF2 、NaFが好ましい。
【0026】本発明の有機EL素子は、効率良く発光さ
せるために、少なくとも一方の面は素子の発光波長領域
において充分透明にすることが望ましい。また、基板も
透明であることが望ましい。透明電極は、上記の導電性
材料を使用して、蒸着やスパッタリング等の方法で所定
の透光性が確保するように設定する。発光面の電極は、
光透過率を10%以上にすることが望ましい。基板は、
機械的、熱的強度を有し、透明性を有するものであれば
限定されるものではないが、ガラス基板及び透明性樹脂
フィルムが挙げられる。透明性樹脂フィルムとしては、
ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体、ポリプロピレン、ポリ
スチレン、ポリメチルメタアクリレート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナ
イロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルホン、
ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン−パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリビニ
ルフルオライド、テトラフルオロエチレン−エチレン共
重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロ
ピレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポ
リビニリデンフルオライド、ポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミ
ド、ポリイミド、ポリプロピレン等が挙げられる。
【0027】本発明の有機EL素子は、温度、湿度、雰
囲気等に対する安定性の向上のために、素子の表面に保
護層を設けたり、シリコンオイル、樹脂等により素子全
体を保護することも可能である。本発明の有機EL素子
の各層の形成は、真空蒸着、スパッタリング、プラズ
マ、イオンプレーティング等の乾式成膜法やスピンコー
ティング、ディッピング、フローコーティング等の湿式
成膜法のいずれの方法を適用することができる。各層の
膜厚は特に限定されるものではないが、適切な膜厚に設
定する必要がある。膜厚が厚すぎると、一定の光出力を
得るために大きな印加電圧が必要になり発光効率が悪く
なる。膜厚が薄すぎるとピンホール等が発生して、電界
を印加しても充分な発光輝度が得られない。通常の膜厚
は5nm〜10μmの範囲が適しているが、10nm〜
0.2μmの範囲がさらに好ましい。
【0028】湿式成膜法の場合、各層を形成する材料
を、エタノール、クロロホルム、テトラヒドロフラン、
ジオキサン等の適切な溶媒に溶解又は分散させて薄膜を
形成するが、その溶媒はいずれであってもよい。また、
いずれの層においても、成膜性向上、膜のピンホール防
止等のため適切な樹脂や添加剤を使用してもよい。使用
の可能な樹脂としては、ポリスチレン、ポリカーボネー
ト、ポリアリレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
ウレタン、ポリスルフォン、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリメチルアクリレート、セルロース等の絶縁性樹
脂及びそれらの共重合体、ポリ−N−ビニルカルバゾー
ル、ポリシラン等の光導電性樹脂、ポリチオフェン、ポ
リピロール等の導電性樹脂が挙げられる。また、添加剤
としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤等が挙げ
られる。以上のように、有機EL素子の有機薄膜層に本
発明の一般式(1)の化合物を用いることにより、色純
度が高く、青色系に発光する有機EL素子を得ることが
でき、この有機EL素子は、例えば電子写真感光体、壁
掛けテレビ用フラットパネルディスプレイ等の平面発光
体、複写機、プリンター、液晶ディスプレイのバックラ
イト又は計器類等の光源、表示板、標識灯、アクセサリ
ー等に好適に用いられる。
【0029】
【実施例】次に、実施例を用いて本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。 合成例1(化合物(A2)の合成) 化合物(A2)の合成経路を以下に示す。
【化15】 ※式中、ベンゼン環内にFが記載されているものは、フ
ッ素以外の基に結合した結合手以外の全ての水素がフッ
素で置換されていることを示す。
【0030】(1)N,N’−ペンタフルオロフェニル
−1,4−フェニレンジアミンの合成 アルゴン気流下、冷却管付き1L三口フラスコ中に、
1,4−フェニレンジアミン10.8g(0.1mo
l)、ブロモペンタフルオロベンゼン49.3g(0.
2mol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラ
ジウム1.4g(1.5mol%)、トリ−t−ブチル
ホスフィン0.6g(3mol%)、t−ブトキシナト
リウム19.2g(0.2mol)、乾燥トルエン50
0mLを加えた後、100℃にて一晩加熱攪拌した。反
応終了後、析出した結晶を濾取し、メタノール100m
Lにて洗浄し、目的とするN,N’−ペンタフルオロフ
ェニル−1,4−フェニレンジアミン17.6g(収率
40%)を得た。 (2)化合物(A2)の合成 アルゴン気流下、冷却管付き200mL三口フラスコ中
に、N,N’−ペンタフルオロフェニル−1,4−フェ
ニレンジアミン4.4g(10mmol)、4−ブロモ
ノナフルオロビフェニル8.7g(22mmol)、ト
リス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム0.14
g(1.5mol%)、トリ−t−ブチルホスフィン
0.06g(3mol%)、t−ブトキシナトリウム
2.1g(22mmol)、乾燥トルエン100mLを
加えた後、100℃にて一晩加熱攪拌した。反応終了
後、析出した結晶を濾取し、メタノール100mLにて
洗浄し、白色粉末8.5g(収率80%)を得た。この
ものは、NMR、IR及びFD−MS(フィールドディ
フュージョンマススペクトル)の測定により、化合物
(A2)と同定した。また、FD−MSの測定結果を以
下に示す。 FD-MS, calcd forC424 282 = 1068, found, m/z
=1068 さらに、得られた化合物をトルエンに溶解し、10-5
ol/リットルの溶液とし、分光光度計(日立社製U3
410)にて吸収スペクトルを計測し、吸収端の波長よ
り換算しエネルギーギャップの値を求め、表1に示し
た。
【0031】合成例2(化合物(A7)の合成) 化合物(A7)の合成経路を以下に示す。
【化16】
【0032】(1)4’−ブロモ−2,3,4,5,6
−ペンタフルオロビフェニルの合成 アルゴン気流下、冷却管付き500mL三口フラスコ中
に、ヨードペンタフルオロベンゼン32.3g(0.1
1mol)、4−ブロモフェニルボロン酸20.8g
(0.1mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフ
ィン)パラジウム1.6g(1.5mol%)、炭酸ナ
トリウム0.15g(0.3mol)、トルエン200
mL、水150mLを加えた後、一晩加熱攪拌した。反
応終了後、析出した結晶を濾取し、メタノール100m
Lにて洗浄した。この粗結晶は、酢酸エチルにて再結晶
により精製し、目的とする4’−ブロモ−2,3,4,
5,6−ペンタフルオロビフェニル27.5g(収率8
5%)を得た。 (2)化合物(A7)の合成 アルゴン気流下、冷却管付き500mL三口フラスコ中
に、4,4’−ジアミノオクタフルオロビフェニル3.
2g(10mmol)、4’−ブロモ−2,3,4,
5,6−ペンタフルオロビフェニル16.1g(50m
mol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジ
ウム0.14g(1.5mol%)、トリ−t−ブチル
ホスフィン0.06g(3mol%)、t−ブトキシナ
トリウム4.8g(50mmol)、乾燥トルエン30
0mLを加えた後、100℃にて一晩加熱攪拌した。反
応終了後、析出した結晶を濾取し、メタノール100m
Lにて洗浄し、黄色粉末9.0g(収率70%)を得
た。このものは、NMR、IR及びFD−MSの測定に
より、化合物(A7)と同定した。また、FD−MSの
測定結果を以下に示す。 FD-MS, calcd forC6016282 = 1296, found, m/z
=1296 さらに、得られた化合物について合成例1と同様にして
エネルギーギャップの値を求め、表1に示した。
【0033】合成例3(化合物(B3)の合成) 化合物(B3)の合成経路を以下に示す。
【化17】
【0034】(1)4’−ブロモ−2,3,4,5,6
−ペンタフルオロビフェニルの合成 アルゴン気流下、冷却管付き500mL三口フラスコ中
に、ヨードペンタフルオロベンゼン32.3g(0.1
1mol)、4−ブロモフェニルボロン酸20.8g
(0.1mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフ
ィン)パラジウム1.6g(1.5mol%)、炭酸ナ
トリウム0.15g(0.3mol)、トルエン200
mL、水150mLを加えた後、一晩加熱攪拌した。反
応終了後、析出した結晶を濾取し、メタノール100m
Lにて洗浄した。この粗結晶は、酢酸エチルにて再結晶
により精製し、目的とする4’−ブロモ−2,3,4,
5,6−ペンタフルオロビフェニル27.5g(収率8
5%)を得た。 (2)ジ(2’,3’,4’,5’,6’−ペンタフル
オロビフェニル)アミンの合成 アルゴン気流下、冷却管付き1L三口フラスコ中に、ベ
ンジルアミン4.3g(0.04mol)、4’−ブロ
モ−2,3,4,5,6−ペンタフルオロビフェニル2
5.8g(0.08mol)、トリス(ジベンジリデン
アセトン)ジパラジウム0.6g(1.5mol%)、
トリ−t−ブチルホスフィン0.2g(3mol%)、
t−ブトキシナトリウム9.6g(0.1mol)、乾
燥トルエン300mLを加えた後、100℃にて一晩加
熱攪拌した。反応終了後、析出した結晶を濾取し、メタ
ノール100mLにて洗浄し、粗結晶を得た。300m
L一口フラスコに、上記粗結晶、Pd−C(10%)
1.6g、クロロホルム100mL、エタノール20m
Lを加えた。次に、水素ガス2Lが充填された風船(名
称:ガス袋)を装着した3方コックをフラスコに取り付
け,真空ポンプを用いてフラスコ系内を水素ガスで10
回置換した。減った水素ガスを新たに充填し,水素ガス
の容積を再び2Lにした後,室温で一晩、激しく溶液を
攪拌した。反応終了後、ジクロロメタン50mLを加
え、触媒をろ別した。ろ液を留去し,得られた残さにト
ルエン150mLを加え,乾燥管を装着して85℃まで
昇温し溶解させた後,一晩放置して室温まで徐冷するこ
とにより再結晶化させた。析出した結晶を濾別し,50
℃で真空乾燥することにより、目的とするジ(2’,
3’,4’,5’,6’−ペンタフルオロビフェニル)
アミン18g(収率90%)を得た。
【0035】(3)ジ(2’,3’,4’,5’,6’
−ペンタフルオロビフェニル)−4−ブロモテトラフル
オロフェニルアミンの合成 アルゴン気流下、冷却管付き1L三口フラスコ中に、
1,4−ジブロモテトラフルオロベンゼン9.2g
(0.03mol)、ジ(2’,3’,4’,5’,
6’−ペンタフルオロビフェニル)アミン15.0g
(0.03mol)、トリス(ジベンジリデンアセト
ン)ジパラジウム0.42g(1.5mol%)、トリ
−t−ブチルホスフィン0.18g(3mol%)、t
−ブトキシナトリウム2.9g(0.03mmol)、
乾燥トルエン300mLを加えた後、100℃にて一晩
加熱攪拌した。反応終了後、析出した結晶を濾取し、メ
タノール100mL、塩化メチレン100mLにて洗浄
し、目的とするジ(2’,3’,4’,5’,6’−ペ
ンタフルオロビフェニル)−4−ブロモテトラフルオロ
フェニルアミン7.6g(収率35%)を得た。 (4)化合物(B3)の合成 アルゴン気流下、冷却管付き200mL三口フラスコ中
に、ジ(2’,3’,4’,5’,6’−ペンタフルオ
ロビフェニル)−4−ブロモテトラフルオロフェニルア
ミン7.3g(10mmol)、アニリン0.4g(4
mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラ
ジウム0.06g(1.5mol%)、トリ−t−ブチ
ルホスフィン0.02g(3mol%)、t−ブトキシ
ナトリウム1.0g(10mmol)、乾燥トルエン5
0mLを加えた後、100℃にて一晩加熱攪拌した。反
応終了後、析出した結晶を濾取し、メタノール100m
Lにて洗浄し、黄色粉末2.8g(収率50%)を得
た。このものは、NMR、IR及びFD−MSの測定に
より、化合物(B3)と同定した。また、FD−MSの
測定結果を以下に示す。 FD-MS, calcd forC6621283 = 1387, found, m/z
=1387 さらに、得られた化合物について合成例1と同様にして
エネルギーギャップの値を求め、表1に示した。
【0036】合成例4(化合物(B8)の合成) 化合物(B8)の合成経路を以下に示す。
【化18】
【0037】(1)ジペンタフルオロフェニルアミンの
合成 アルゴン気流下、冷却管付き100L三口フラスコ中
に、ペンタフルオロアニリン18.3g(0.1mo
l)、ブロモペンタフルオロベンゼン6.2g(0.0
5mol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラ
ジウム0.7g(1.5mol%)、トリ−t−ブチル
ホスフィン0.3g(3mol%)、t−ブトキシナト
リウム5.8g(0.06mol)、乾燥トルエン20
0mLを加えた後、100℃にて一晩加熱攪拌した。反
応終了後、析出した結晶を濾取し、メタノール100m
Lにて洗浄し、目的とするジペンタフルオロフェニルア
ミン10.3g(収率90%)を得た。 (2)ジペンタフルオロフェニル−4−ブロモテトラフ
ルオロフェニルアミンの合成 アルゴン気流下、冷却管付き500mL三口フラスコ中
に、1,4−ジブロモテトラフルオロベンゼン9.2g
(0.03mol)、ジペンタフルオロフェニルアミン
6.8g(0.03mol)、トリス(ジベンジリデン
アセトン)ジパラジウム0.42g(1.5mol
%)、トリ−t−ブチルホスフィン0.18g(3mo
l%)、t−ブトキシナトリウム2.9g(0.03m
mol)、乾燥トルエン200mLを加えた後、100
℃にて一晩加熱攪拌した。反応終了後、析出した結晶を
濾取し、メタノール100mL、塩化メチレン100m
Lにて洗浄し、目的とするジペンタフルオロフェニル−
4−ブロモテトラフルオロフェニルアミン7.8g(収
率45%)を得た。 (3)化合物(B8)の合成 アルゴン気流下、冷却管付き200mL三口フラスコ中
に、ジペンタフルオロフェニル−4−ブロモテトラフル
オロフェニルアミン5.8g(10mmol)、ジペン
タフルオロフェニルアミン0.7g(4mmol)、ト
リス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム0.06
g(1.5mol%)、トリ−t−ブチルホスフィン
0.02g(3mol%)、t−ブトキシナトリウム
1.0g(10mmol)、乾燥トルエン50mLを加
えた後、100℃にて一晩加熱攪拌した。反応終了後、
析出した結晶を濾取し、メタノール100mLにて洗浄
し、黄色粉末2.8g(収率60%)を得た。このもの
は、NMR、IR及びFD−MSの測定により、化合物
(B8)と同定した。また、FD−MSの測定結果を以
下に示す。 FD-MS, calcd forC42333 = 1173, found, m/z=117
3 さらに、得られた化合物について合成例1と同様にして
エネルギーギャップの値を求め、表1に示した。
【0038】
【表1】
【0039】実施例1 25mm×75mm×1.1mm厚のITO透明電極付
きガラス基板(ジオマティック社製)をイソプロピルア
ルコール中で超音波洗浄を5分間行なった後、UVオゾ
ン洗浄を30分間行なった。洗浄後の透明電極ライン付
きガラス基板を真空蒸着装置の基板ホルダーに装着し、
まず透明電極ラインが形成されている側の面上に前記透
明電極を覆うようにして膜厚60nmのN,N’−ビス
(N,N’−ジフェニル−4−アミノフェニル)−N,
N−ジフェニル−4,4’−ジアミノ−1,1’−ビフ
ェニル膜(TPD232膜)を成膜した。このTPD2
32膜は、正孔注入層として機能する。次に、このTP
D232膜上に膜厚20nmの4,4’−ビス[N−
(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル膜
(NPD膜)を成膜した。このNPD膜は正孔輸送層と
して機能する。さらに、このNPD膜上に膜厚40nm
の上記化合物(A2)を蒸着し成膜した。この時、同時
に下記化合物(D1)を、(A2):(D1)の重量比
40:3で蒸着した。なお、化合物(D1)は、青色を
発光させるため、1重項のエネルギーが2.79eVと
低い発光性分子である。化合物(A2)と(D1)との
混合膜は、発光層として機能する。この膜上に膜厚20
nmで下記Balq(Meはメチル基)を成膜した。B
alq膜は、電子注入層として機能する。この後、還元
性ドーパントであるLi(Li源:サエスゲッター社
製)とAlqを二元蒸着させ、第2の電子注入層(陰
極)としてAlq:Li膜(膜厚10nm)を形成し
た。このAlq:Li膜上に金属Alを蒸着させ金属陰
極を形成し有機EL素子を製造した。この素子は、直流
電圧5.2Vで発光輝度155cd/m2 、発光効率
5.8cd/Aの高効率な青色発光が得られた。また、
色度座標は(0.15,0.17)であり、色純度が高
かった。
【0040】
【化19】
【0041】実施例2〜4 実施例1において、化合物(A2)の代わりに、表2に
記載の化合物を用いた以外は同様にして有機EL素子を
作製し、同様に直流電圧、発光輝度、発光効率、発光
色、色純度を測定し表2に示した。
【0042】比較例1 実施例1において、化合物(A2)の代わりに、従来公
知の化合物である下記化合物BCzを用いた以外は同様
にして有機EL素子を作製し、同様に直流電圧、発光輝
度、発光効率、発光色、色純度を測定し表2に示した。
【化20】
【0043】比較例2 実施例1において、化合物(A2)の代わりに、特開2
001−288462号公報に記載の下記化合物(C
2)を用いた以外は同様にして有機EL素子を作製し、
同様に直流電圧、発光輝度、発光効率、発光色、色純度
を測定し表2に示した。
【化21】
【0044】
【表2】
【0045】表2に示したように、比較例の従来公知の
化合物BCz及び(C2)に対して、本発明の化合物を
用いた有機EL素子は、低電圧駆動であり、かつ高効率
の青色発光が得られる。また、本発明の化合物は、エネ
ルギーギャップが広いので、エネルギーギャップの広い
発光性分子を発光層に混合し発光させることができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の一
般式(1)で表される化合物からなる有機エレクトロル
ミネッセンス素子用材料を利用すると、発光効率及び色
純度が高く、青色系に発光する有機エレクトロルミネッ
センス素子が得られる。このため、本発明の有機エレク
トロルミネッセンス素子は、各種電子機器の光源等とし
て極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/22 H05B 33/22 A C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される化合物から
    なる有機エレクトロルミネッセンス素子用材料。 【化1】 〔(1)式中、nは1〜3の整数、mは0〜2の整数で
    ある。Ar1 、Ar2 及びAr3 は、それぞれ独立に、 【化2】 (pは0〜3の整数、aは0〜5の整数、bは0〜4の
    整数)で表され、互いに同一でも異なっていてもよい。
    Ar4 及びAr5 は、それぞれ独立に、 【化3】 (qは0〜3の整数、c及びdは、それぞれ0〜4の整
    数)で表され、互いに同一でも異なっていてもよい。A
    6 及びAr7 は、それぞれ独立に、 【化4】 (rは0〜3の整数、eは0〜5の整数、fは0〜4の
    整数)で表され、互いに同一でも異なっていてもよい。
    ただし、(1)式中のフェニル基又はフェニレン基のう
    ち、少なくとも一つはパーフルオロフェニル基又はパー
    フルオロフェニレン基である。また、式中のフェニル基
    又はフェニレン基は、フッ素以外の置換基で置換されて
    いてもよい。また、隣接する基であるAr1 とAr6
    Ar4 とAr7 、Ar4 とAr6 、Ar5 とAr7 、A
    3 とAr5 、Ar2 とAr3 は、それぞれ単結合又は
    アルキレン基で互いに結合していてもよい。〕
  2. 【請求項2】 前記一般式(1)の化合物の1重項のエ
    ネルギーギャップが2.8〜3.8eVである請求項1
    に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子用材料。
  3. 【請求項3】 陰極と陽極間に一層又は複数層からなる
    有機薄膜層が挟持されている有機エレクトロルミネッセ
    ンス素子において、該有機薄膜層の少なくとも1層が、
    請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子用
    材料を含有する有機エレクトロルミネッセンス素子。
  4. 【請求項4】 陰極と陽極間に一層又は複数層からなる
    有機薄膜層が挟持されている有機エレクトロルミネッセ
    ンス素子において、発光層が、請求項1に記載の有機エ
    レクトロルミネッセンス素子用材料を含有する有機エレ
    クトロルミネッセンス素子。
  5. 【請求項5】 前記有機エレクトロルミネッセンス素子
    用材料の1重項のエネルギーギャップが2.8〜3.8
    eVである請求項4に記載の有機エレクトロルミネッセ
    ンス素子。
  6. 【請求項6】 前記有機エレクトロルミネッセンス素子
    用材料が、有機ホスト材料である請求項3又は4に記載
    の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  7. 【請求項7】 少なくとも一方の電極と前記有機薄膜層
    との間に無機化合物層を有する請求項3〜6のいずれか
    に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  8. 【請求項8】 青色系発光する請求項3〜7のいずれか
    に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
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