JP2003312379A - 内装部品の取付構造 - Google Patents
内装部品の取付構造Info
- Publication number
- JP2003312379A JP2003312379A JP2002124723A JP2002124723A JP2003312379A JP 2003312379 A JP2003312379 A JP 2003312379A JP 2002124723 A JP2002124723 A JP 2002124723A JP 2002124723 A JP2002124723 A JP 2002124723A JP 2003312379 A JP2003312379 A JP 2003312379A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clip
- panel
- mounting
- pillar garnish
- rear pillar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂部品が環境温度の変動により伸縮して
も、歪み変形や蛇行等の外観不良をなくすとともに、パ
ネルへの取付作業性を良好に確保する。 【解決手段】 リヤピラーガーニッシュ10の長手方向
の一方端における取付点Aは、パネル20にタイトに固
定するとともに、他方端における取付点B,Cは、クリ
ップ座40に装着した樹脂クリップ50を介してパネル
に取り付ける。このクリップ座40のクリップ係止孔4
4は、中央に初期取付基準孔44aと、その両側に歪み
吸収孔44b,44cとを突起45により区画形成し、
初期取付基準孔44a内に樹脂クリップ50を保持して
パネル20への確実な取り付けを可能にするとともに、
環境温度の変動により、リヤピラーガーニッシュ10に
伸縮応力が加わった際、樹脂クリップ50が初期取付基
準孔44aから両側の歪み吸収孔44b,44cのいず
れかに移行することで歪みが発生するのを防止する。
も、歪み変形や蛇行等の外観不良をなくすとともに、パ
ネルへの取付作業性を良好に確保する。 【解決手段】 リヤピラーガーニッシュ10の長手方向
の一方端における取付点Aは、パネル20にタイトに固
定するとともに、他方端における取付点B,Cは、クリ
ップ座40に装着した樹脂クリップ50を介してパネル
に取り付ける。このクリップ座40のクリップ係止孔4
4は、中央に初期取付基準孔44aと、その両側に歪み
吸収孔44b,44cとを突起45により区画形成し、
初期取付基準孔44a内に樹脂クリップ50を保持して
パネル20への確実な取り付けを可能にするとともに、
環境温度の変動により、リヤピラーガーニッシュ10に
伸縮応力が加わった際、樹脂クリップ50が初期取付基
準孔44aから両側の歪み吸収孔44b,44cのいず
れかに移行することで歪みが発生するのを防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、長尺状の合成樹
脂成形体、あるいは一部に長尺部分を有する合成樹脂成
形体からなり、長手方向の両端部分がパネルに固着され
る内装部品の取付構造に係り、特に、パネルへの良好な
組付作業性を維持しながら、環境温度の変動等による内
装部品の伸縮歪みを吸収でき、隣接する部品との間にス
キ等が発生することがなく、良好な室内美観が得られる
内装部品の取付構造に関する。
脂成形体、あるいは一部に長尺部分を有する合成樹脂成
形体からなり、長手方向の両端部分がパネルに固着され
る内装部品の取付構造に係り、特に、パネルへの良好な
組付作業性を維持しながら、環境温度の変動等による内
装部品の伸縮歪みを吸収でき、隣接する部品との間にス
キ等が発生することがなく、良好な室内美観が得られる
内装部品の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7はワンボックスカー等の後部側室内
スペースを示すもので、サードシートの側方には、リヤ
サイドトリム1及びその上方にリヤピラーガーニッシュ
2が内装されている。
スペースを示すもので、サードシートの側方には、リヤ
サイドトリム1及びその上方にリヤピラーガーニッシュ
2が内装されている。
【0003】このリヤピラーガーニッシュ2は、サード
ウインドウ3の両側辺及び上辺をそれぞれ包囲するリヤ
ピラー部2a、バックピラー部2b、それらを繋ぐルー
フサイド部2cを備えた幅方向に長尺な合成樹脂成形体
から構成されている。
ウインドウ3の両側辺及び上辺をそれぞれ包囲するリヤ
ピラー部2a、バックピラー部2b、それらを繋ぐルー
フサイド部2cを備えた幅方向に長尺な合成樹脂成形体
から構成されている。
【0004】そして、このリヤピラーガーニッシュ2を
パネルに取り付けるには、センターピラーガーニッシュ
4との合わせに近いリヤピラー部2aの前縁側の固定点
aと、リヤピラーガーニッシュ2のバックピラー部2b
の後縁の上下2箇所にそれぞれ固定点b,cが設定され
ており、これら3箇所の固定点a,b,cを図8に示す
取付構造を基にパネルに固定している。すなわち、固定
点a,b,cにおけるリヤピラーガーニッシュ2の裏面
にクリップ座5が形成され、このクリップ座5に鉄クリ
ップ6を装着し、パネル7の取付孔7aに鉄クリップ6
を嵌着固定することにより、リヤピラーガーニッシュ2
は、パネル7にタイトに固定されている。
パネルに取り付けるには、センターピラーガーニッシュ
4との合わせに近いリヤピラー部2aの前縁側の固定点
aと、リヤピラーガーニッシュ2のバックピラー部2b
の後縁の上下2箇所にそれぞれ固定点b,cが設定され
ており、これら3箇所の固定点a,b,cを図8に示す
取付構造を基にパネルに固定している。すなわち、固定
点a,b,cにおけるリヤピラーガーニッシュ2の裏面
にクリップ座5が形成され、このクリップ座5に鉄クリ
ップ6を装着し、パネル7の取付孔7aに鉄クリップ6
を嵌着固定することにより、リヤピラーガーニッシュ2
は、パネル7にタイトに固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のリ
ヤピラーガーニッシュ2をパネル7に固定するには、リ
ヤピラーガーニッシュ2におけるリヤピラー部2aのセ
ンターピラーガーニッシュ4との合わせ付近の固定点a
とバックピラー部2bの後縁側の上下2箇所の固定点
b,cでそれぞれ鉄クリップ6を介して、車両の長手方
向、すなわち、リヤピラーガーニッシュ2の幅方向に沿
ってタイトに固定しているのが実情である。
ヤピラーガーニッシュ2をパネル7に固定するには、リ
ヤピラーガーニッシュ2におけるリヤピラー部2aのセ
ンターピラーガーニッシュ4との合わせ付近の固定点a
とバックピラー部2bの後縁側の上下2箇所の固定点
b,cでそれぞれ鉄クリップ6を介して、車両の長手方
向、すなわち、リヤピラーガーニッシュ2の幅方向に沿
ってタイトに固定しているのが実情である。
【0006】しかしながら、パネル7の金属材料と、リ
ヤピラーガーニッシュ2の素材であるPP(ポリプロピ
レン)樹脂との線膨張率の差異が原因となり、車両内の
環境温度の変動により、パネル7に対してリヤピラーガ
ーニッシュ2は温度が高いと伸長し、温度が低いと収縮
する傾向にある。従って、従来の固定点a,b,cを鉄
クリップ6を介してタイトに固定する方法を採用した場
合、リヤピラーガーニッシュ2の特に長尺部分であるル
ーフサイド部2cにおいて、伸縮歪みによる変形が生じ
易く、天井8との間でスキ等が発生し、外観見栄えを著
しく低下させるという欠点が指摘されている。
ヤピラーガーニッシュ2の素材であるPP(ポリプロピ
レン)樹脂との線膨張率の差異が原因となり、車両内の
環境温度の変動により、パネル7に対してリヤピラーガ
ーニッシュ2は温度が高いと伸長し、温度が低いと収縮
する傾向にある。従って、従来の固定点a,b,cを鉄
クリップ6を介してタイトに固定する方法を採用した場
合、リヤピラーガーニッシュ2の特に長尺部分であるル
ーフサイド部2cにおいて、伸縮歪みによる変形が生じ
易く、天井8との間でスキ等が発生し、外観見栄えを著
しく低下させるという欠点が指摘されている。
【0007】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、パネルとの間の線膨張係数の差異が原因と
なり、伸縮歪みが生じ易い長尺部を有する合成樹脂成形
体からなる内装部品の取付構造において、車室内の環境
温度の変動があっても、内装部品の伸縮歪みを有効に吸
収でき、隣接部品との良好な合わせが期待できるととも
に、内装部品のパネルへの良好な組付作業性が確保でき
る内装部品の取付構造を提供することを目的とする。
れたもので、パネルとの間の線膨張係数の差異が原因と
なり、伸縮歪みが生じ易い長尺部を有する合成樹脂成形
体からなる内装部品の取付構造において、車室内の環境
温度の変動があっても、内装部品の伸縮歪みを有効に吸
収でき、隣接部品との良好な合わせが期待できるととも
に、内装部品のパネルへの良好な組付作業性が確保でき
る内装部品の取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明は、長尺状の合成樹脂成形体、あるいは一
部に長尺部分を有する合成樹脂成形体からなり、長手方
向の両端部分がパネルに固着される内装部品の取付構造
において、前記内装部品の長手方向一方端に形成した固
着手段によりパネルに対してタイトに固着するととも
に、内装部品の他方端に樹脂クリップを装着するクリッ
プ座が形成され、このクリップ座のクリップ係止孔は、
中央の初期取付基準孔と、その両側に位置し、内装部品
の伸縮歪みを吸収する歪み吸収孔とを備えるとともに、
両者を区画する突起が形成され、パネルへの取付時に
は、この突起によりクリップ係止孔中央の初期取付基準
孔に樹脂クリップが位置決め保持されていることを特徴
とする。
に、本願発明は、長尺状の合成樹脂成形体、あるいは一
部に長尺部分を有する合成樹脂成形体からなり、長手方
向の両端部分がパネルに固着される内装部品の取付構造
において、前記内装部品の長手方向一方端に形成した固
着手段によりパネルに対してタイトに固着するととも
に、内装部品の他方端に樹脂クリップを装着するクリッ
プ座が形成され、このクリップ座のクリップ係止孔は、
中央の初期取付基準孔と、その両側に位置し、内装部品
の伸縮歪みを吸収する歪み吸収孔とを備えるとともに、
両者を区画する突起が形成され、パネルへの取付時に
は、この突起によりクリップ係止孔中央の初期取付基準
孔に樹脂クリップが位置決め保持されていることを特徴
とする。
【0009】ここで、適用される内装部品は、長尺状の
合成樹脂成形体からなる内装部品や、幅方向、あるいは
上下方向に長尺部分を有する合成樹脂成形体からなる内
装部品全般に適用できる。例えば、リヤピラー部、バッ
クピラー部の間に長尺状のルーフサイド部を有するリヤ
ピラーガーニッシュや、ルーフサイドガーニッシュのよ
うに、車両の長手方向、すなわち、製品の幅寸法が長寸
なものに適用できるとともに、センターピラーガーニッ
シュ等のように、上下方向に長寸な部品にも適用でき
る。
合成樹脂成形体からなる内装部品や、幅方向、あるいは
上下方向に長尺部分を有する合成樹脂成形体からなる内
装部品全般に適用できる。例えば、リヤピラー部、バッ
クピラー部の間に長尺状のルーフサイド部を有するリヤ
ピラーガーニッシュや、ルーフサイドガーニッシュのよ
うに、車両の長手方向、すなわち、製品の幅寸法が長寸
なものに適用できるとともに、センターピラーガーニッ
シュ等のように、上下方向に長寸な部品にも適用でき
る。
【0010】また、内装部品をパネルにタイトに固着す
る固着手段としては、鉄クリップの他にボス、リブ等を
適用できる。
る固着手段としては、鉄クリップの他にボス、リブ等を
適用できる。
【0011】従って、本発明に係る内装部品の取付構造
によれば、長寸方向の一方端は、鉄クリップ等の固着手
段を介してパネルにタイトに固定され、かつ他方端は、
クリップ座に装着される樹脂クリップを介してパネルに
取り付けられる。そして、このクリップ座のクリップ係
止孔は、樹脂クリップが移動可能なように内装部品の伸
縮方向に沿って延びる長孔状に設定され、かつクリップ
係止孔は中央の初期取基準孔と両側の歪み吸収孔との間
に突起が設けられているため、内装部品をパネルに取り
付けるときには、樹脂クリップは突起により中央の初期
取付基準孔に位置決め保持されることにより、内装部品
をパネルに簡単かつ迅速に組み付けることができる。
によれば、長寸方向の一方端は、鉄クリップ等の固着手
段を介してパネルにタイトに固定され、かつ他方端は、
クリップ座に装着される樹脂クリップを介してパネルに
取り付けられる。そして、このクリップ座のクリップ係
止孔は、樹脂クリップが移動可能なように内装部品の伸
縮方向に沿って延びる長孔状に設定され、かつクリップ
係止孔は中央の初期取基準孔と両側の歪み吸収孔との間
に突起が設けられているため、内装部品をパネルに取り
付けるときには、樹脂クリップは突起により中央の初期
取付基準孔に位置決め保持されることにより、内装部品
をパネルに簡単かつ迅速に組み付けることができる。
【0012】そして、車室内の環境温度の変動により、
例えば夏季等、車内温度が上昇すれば、パネルに対して
合成樹脂成形体からなる内装部品は伸長するが、樹脂ク
リップは突起を乗り越えて初期取付基準孔から歪み吸収
孔に移行するため、内装部品がパネルに対してスライド
することで、内装部品に歪み変形が生じない。
例えば夏季等、車内温度が上昇すれば、パネルに対して
合成樹脂成形体からなる内装部品は伸長するが、樹脂ク
リップは突起を乗り越えて初期取付基準孔から歪み吸収
孔に移行するため、内装部品がパネルに対してスライド
することで、内装部品に歪み変形が生じない。
【0013】逆に冬季、車内温度が下がったときには、
パネルに対して内装部品が収縮するが、このときにも初
期取付基準孔から歪み吸収孔に樹脂クリップが移行する
ため、内装部品がパネルに対してスライドすることで、
内装部品に歪み変形が生じることがない。
パネルに対して内装部品が収縮するが、このときにも初
期取付基準孔から歪み吸収孔に樹脂クリップが移行する
ため、内装部品がパネルに対してスライドすることで、
内装部品に歪み変形が生じることがない。
【0014】従って、環境温度の変動により、内装部品
が伸縮しても、歪み変形が生じることがないため、蛇行
や隣接部品との間にスキ等が生じることがない。
が伸縮しても、歪み変形が生じることがないため、蛇行
や隣接部品との間にスキ等が生じることがない。
【0015】この発明の一実施態様においては、樹脂ク
リップを装着するクリップ係止孔は、中央の初期取付基
準孔と両側の歪み吸収孔とを区画する突起として弾性片
から構成すれば、環境温度の変動により、内装部品に伸
縮歪みが生じた際、樹脂クリップは、初期取付基準孔か
ら両側の歪み吸収孔に弾性片が弾性変形することによ
り、簡単に移行することができる。
リップを装着するクリップ係止孔は、中央の初期取付基
準孔と両側の歪み吸収孔とを区画する突起として弾性片
から構成すれば、環境温度の変動により、内装部品に伸
縮歪みが生じた際、樹脂クリップは、初期取付基準孔か
ら両側の歪み吸収孔に弾性片が弾性変形することによ
り、簡単に移行することができる。
【0016】そして、弾性片を突起として採用すれば、
突起寸法等に寸法精度が要求されることがなく、また、
樹脂クリップ移行時にクリップ係止孔縁部が削られるこ
とがなく、また、移行時に過度の抵抗が生じたりするこ
とがない。
突起寸法等に寸法精度が要求されることがなく、また、
樹脂クリップ移行時にクリップ係止孔縁部が削られるこ
とがなく、また、移行時に過度の抵抗が生じたりするこ
とがない。
【0017】この発明の更に好ましい実施態様において
は、樹脂クリップを装着するクリップ係止孔において、
中央の初期取付基準孔の両側に連接する歪み吸収孔が横
方向に延びる略横長状に設定されていれば、環境温度の
変動により、内装部品の伸縮歪みが大きい場合にも充分
伸縮歪みを吸収することができる。
は、樹脂クリップを装着するクリップ係止孔において、
中央の初期取付基準孔の両側に連接する歪み吸収孔が横
方向に延びる略横長状に設定されていれば、環境温度の
変動により、内装部品の伸縮歪みが大きい場合にも充分
伸縮歪みを吸収することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】図1乃至図6は本発明に係る内装部品をワ
ンボックスカーの後部側壁に取り付けられるリヤピラー
ガーニッシュに適用したもので、このリヤピラーガーニ
ッシュをパネルに取り付ける取付構造の一実施形態を示
す。図1は本発明に係るリヤピラーガーニッシュ並びに
それと隣接する部品を示す全体図、図2は同リヤピラー
ガーニッシュを示す斜視図、図3は同リヤピラーガーニ
ッシュのリヤピラー部におけるパネルへの取付構造を示
す断面図、図4は同リヤピラーガーニッシュのバックパ
ネル部後縁における取付固定点に設定されるクリップ座
の形状を示す説明図、図5は同リヤピラーガーニッシュ
のバックパネル部後縁におけるパネルへの取付構造を示
す断面図、図6は同クリップ座の変形例を示す各説明図
である。
ンボックスカーの後部側壁に取り付けられるリヤピラー
ガーニッシュに適用したもので、このリヤピラーガーニ
ッシュをパネルに取り付ける取付構造の一実施形態を示
す。図1は本発明に係るリヤピラーガーニッシュ並びに
それと隣接する部品を示す全体図、図2は同リヤピラー
ガーニッシュを示す斜視図、図3は同リヤピラーガーニ
ッシュのリヤピラー部におけるパネルへの取付構造を示
す断面図、図4は同リヤピラーガーニッシュのバックパ
ネル部後縁における取付固定点に設定されるクリップ座
の形状を示す説明図、図5は同リヤピラーガーニッシュ
のバックパネル部後縁におけるパネルへの取付構造を示
す断面図、図6は同クリップ座の変形例を示す各説明図
である。
【0020】図1において、ワンボックスカーの後部側
壁に装着されるリヤピラーガーニッシュ10は、サード
ウインドウ11の両側辺及び上辺に沿ってこれを囲むよ
うに車体側壁に内装されており、リヤピラーガーニッシ
ュ10の下縁は、リヤサイドトリム12の上縁と接合し
ている。
壁に装着されるリヤピラーガーニッシュ10は、サード
ウインドウ11の両側辺及び上辺に沿ってこれを囲むよ
うに車体側壁に内装されており、リヤピラーガーニッシ
ュ10の下縁は、リヤサイドトリム12の上縁と接合し
ている。
【0021】上記リヤピラーガーニッシュ10は、リヤ
ピラー部10a、バックピラー部10b、両者を接合す
るルーフサイド部10cを備えた幅方向に長寸な合成樹
脂成形体、例えば、PP(ポリプロピレン)樹脂のモー
ルドプレス成形体、あるいは射出成形体から構成されて
いる。
ピラー部10a、バックピラー部10b、両者を接合す
るルーフサイド部10cを備えた幅方向に長寸な合成樹
脂成形体、例えば、PP(ポリプロピレン)樹脂のモー
ルドプレス成形体、あるいは射出成形体から構成されて
いる。
【0022】更に、リヤピラーガーニッシュ10におけ
るリヤピラー部10aのフロント側は、センターピラー
ガーニッシュ13と接合しており、かつリヤピラーガー
ニッシュ10におけるルーフサイド部10cの上縁側
は、ルーフトリム14と接合している。また、ルーフサ
イド部10cのほぼ中央には、アシストストラップ15
が設けられている。
るリヤピラー部10aのフロント側は、センターピラー
ガーニッシュ13と接合しており、かつリヤピラーガー
ニッシュ10におけるルーフサイド部10cの上縁側
は、ルーフトリム14と接合している。また、ルーフサ
イド部10cのほぼ中央には、アシストストラップ15
が設けられている。
【0023】図1に示すリヤピラーガーニッシュ10
は、隣接するリヤサイドトリム12、センターピラーガ
ーニッシュ13、ルーフトリム14との間の良好な合わ
せが達成されて取り付けられているが、このリヤピラー
ガーニッシュ10をパネルに取り付ける前の状態を図2
にて示す。
は、隣接するリヤサイドトリム12、センターピラーガ
ーニッシュ13、ルーフトリム14との間の良好な合わ
せが達成されて取り付けられているが、このリヤピラー
ガーニッシュ10をパネルに取り付ける前の状態を図2
にて示す。
【0024】このリヤピラーガーニッシュ10は、パネ
ルに対してA,B,C3箇所の取付点で取り付けられ
る。まず、取付点Aは、リヤピラーガーニッシュ10に
おけるリヤピラー部10aのフロント上部に設定されて
おり、残る2つの取付点B,Cは、バックピラー部10
bの後縁部の上下2箇所にそれぞれ設定されている。
ルに対してA,B,C3箇所の取付点で取り付けられ
る。まず、取付点Aは、リヤピラーガーニッシュ10に
おけるリヤピラー部10aのフロント上部に設定されて
おり、残る2つの取付点B,Cは、バックピラー部10
bの後縁部の上下2箇所にそれぞれ設定されている。
【0025】また、リヤピラー部10a及びバックピラ
ー部10bの下縁には、リヤサイドトリム12との合わ
せを考慮して、リヤサイドトリム12の図示しないリブ
を挿入するための矩形状の開口10dが4箇所に開設さ
れている。尚、ルーフサイド部10cには、アシストス
トラップ15を取り付けるための横方向に長い取付孔1
0eが開設されている。
ー部10bの下縁には、リヤサイドトリム12との合わ
せを考慮して、リヤサイドトリム12の図示しないリブ
を挿入するための矩形状の開口10dが4箇所に開設さ
れている。尚、ルーフサイド部10cには、アシストス
トラップ15を取り付けるための横方向に長い取付孔1
0eが開設されている。
【0026】ところで、本発明に係るリヤピラーガーニ
ッシュ10の取付構造は、パネルへの取付作業性に優れ
るとともに、環境温度の変動により伸縮歪みが生じて
も、隣接部品との間にスキ発生等がなく、美麗な室内美
観を長期に亘り維持できる有利さを備えており、特にバ
ックピラー部10bの後縁部に設定する取付点B,Cに
おいてリヤピラーガーニッシュ10の伸縮歪みを有効に
吸収できる取付構造を採用したことが特徴である。
ッシュ10の取付構造は、パネルへの取付作業性に優れ
るとともに、環境温度の変動により伸縮歪みが生じて
も、隣接部品との間にスキ発生等がなく、美麗な室内美
観を長期に亘り維持できる有利さを備えており、特にバ
ックピラー部10bの後縁部に設定する取付点B,Cに
おいてリヤピラーガーニッシュ10の伸縮歪みを有効に
吸収できる取付構造を採用したことが特徴である。
【0027】まず、取付点Aについては、図3に示すよ
うに、従来と同様にパネル20に対してタイトに固着す
る。すなわち、取付点Aは、リヤピラーガーニッシュ1
0の裏面にクリップ座30が一体形成され、このクリッ
プ座30に鉄クリップ31が装着されている。また、こ
のクリップ座30の下方には、当てリブ32が立設形成
されている。
うに、従来と同様にパネル20に対してタイトに固着す
る。すなわち、取付点Aは、リヤピラーガーニッシュ1
0の裏面にクリップ座30が一体形成され、このクリッ
プ座30に鉄クリップ31が装着されている。また、こ
のクリップ座30の下方には、当てリブ32が立設形成
されている。
【0028】そして、鉄クリップ31を装着したクリッ
プ座30及び当てリブ32を隣接部品であるセンターピ
ラーガーニッシュ13の上下に長い矩形状の開口13a
内に挿入するとともに、鉄クリップ31をパネル20の
取付孔21に係着する。
プ座30及び当てリブ32を隣接部品であるセンターピ
ラーガーニッシュ13の上下に長い矩形状の開口13a
内に挿入するとともに、鉄クリップ31をパネル20の
取付孔21に係着する。
【0029】このように、図3に示す取付点Aにおい
て、リヤピラーガーニッシュ10のフロント側端末部分
は、センターピラーガーニッシュ13の開口13a内に
クリップ座30及び当てリブ32を差し込み、両者の良
好な合わせを確保した上でパネル20に対して鉄クリッ
プ31により強固に取り付けられ、この取付点Aでは車
両の前後方向に沿ってタイトに固定されている。
て、リヤピラーガーニッシュ10のフロント側端末部分
は、センターピラーガーニッシュ13の開口13a内に
クリップ座30及び当てリブ32を差し込み、両者の良
好な合わせを確保した上でパネル20に対して鉄クリッ
プ31により強固に取り付けられ、この取付点Aでは車
両の前後方向に沿ってタイトに固定されている。
【0030】次いで、リヤピラーガーニッシュ10のバ
ックピラー部10bの後縁部に設定されている取付点
B,Cについては、図4,図5に示す形状のクリップ座
40が採用されている。このクリップ座40は、馬蹄状
にエンボス形成されたもので、外周の縦壁41に支持さ
れる着座プレート42に樹脂クリップ50を挿入するた
めのガイド通路43が形成され、樹脂クリップ50を装
着する図示する形状のクリップ係止孔44が着座プレー
ト42に形成されている。
ックピラー部10bの後縁部に設定されている取付点
B,Cについては、図4,図5に示す形状のクリップ座
40が採用されている。このクリップ座40は、馬蹄状
にエンボス形成されたもので、外周の縦壁41に支持さ
れる着座プレート42に樹脂クリップ50を挿入するた
めのガイド通路43が形成され、樹脂クリップ50を装
着する図示する形状のクリップ係止孔44が着座プレー
ト42に形成されている。
【0031】このクリップ係止孔44の中央には、初期
の取付位置となる初期取付基準孔44aが設けられ、更
にリヤピラーガーニッシュ10の環境温度の変動によ
り、熱伸縮する歪みを吸収できる歪み吸収孔44b,4
4cがその両側に連接され、3つの丸孔を2箇所で連接
した形状、すなわち、初期取付基準孔44aと歪み吸収
孔44b,44cとを区画する突起45が4箇所に設け
られている。尚、初期取付基準孔44aと歪み吸収孔4
4b,44cとの間の距離(図中符号dで示す)は、本
実施形態では3mmに設定されているが、リヤピラーガ
ーニッシュ10の材質、形状、厚み等により、この数値
は適切に設定される。
の取付位置となる初期取付基準孔44aが設けられ、更
にリヤピラーガーニッシュ10の環境温度の変動によ
り、熱伸縮する歪みを吸収できる歪み吸収孔44b,4
4cがその両側に連接され、3つの丸孔を2箇所で連接
した形状、すなわち、初期取付基準孔44aと歪み吸収
孔44b,44cとを区画する突起45が4箇所に設け
られている。尚、初期取付基準孔44aと歪み吸収孔4
4b,44cとの間の距離(図中符号dで示す)は、本
実施形態では3mmに設定されているが、リヤピラーガ
ーニッシュ10の材質、形状、厚み等により、この数値
は適切に設定される。
【0032】そして、リヤピラーガーニッシュ10をパ
ネル20に取り付けた後、環境温度の変動により、リヤ
ピラーガーニッシュ10は夏季伸長し、冬季伸縮する傾
向にあるが、これら伸縮歪みが生じても、例えば、リヤ
ピラーガーニッシュ10がパネル20に対して伸長方向
に歪みが生じた場合、樹脂クリップ50は初期取付基準
孔44aから隣接する取付点Aに近い歪み吸収孔44b
に突起45を乗り越えて移行するため、パネル20に対
して、リヤピラーガーニッシュ10がスライドすること
で、リヤピラーガーニッシュ10に歪み変形が生じるこ
とがなく、ルーフトリム14との間にスキ等が発生する
ことがないばかりか、ルーフサイド部10cの縁部が波
打つ等の外観不良も生じることがない。
ネル20に取り付けた後、環境温度の変動により、リヤ
ピラーガーニッシュ10は夏季伸長し、冬季伸縮する傾
向にあるが、これら伸縮歪みが生じても、例えば、リヤ
ピラーガーニッシュ10がパネル20に対して伸長方向
に歪みが生じた場合、樹脂クリップ50は初期取付基準
孔44aから隣接する取付点Aに近い歪み吸収孔44b
に突起45を乗り越えて移行するため、パネル20に対
して、リヤピラーガーニッシュ10がスライドすること
で、リヤピラーガーニッシュ10に歪み変形が生じるこ
とがなく、ルーフトリム14との間にスキ等が発生する
ことがないばかりか、ルーフサイド部10cの縁部が波
打つ等の外観不良も生じることがない。
【0033】同様に、パネル20に対してリヤピラーガ
ーニッシュ10が収縮方向に歪みが生じても、初期取付
基準孔44aから隣接する取付点Aから遠い歪み吸収孔
44cに樹脂クリップ50が突起を乗り越えて移行する
ため、同様にリヤピラーガーニッシュ10に歪み変形が
生じることがなく、良好な外観見栄えが得られる。
ーニッシュ10が収縮方向に歪みが生じても、初期取付
基準孔44aから隣接する取付点Aから遠い歪み吸収孔
44cに樹脂クリップ50が突起を乗り越えて移行する
ため、同様にリヤピラーガーニッシュ10に歪み変形が
生じることがなく、良好な外観見栄えが得られる。
【0034】更に、本発明においては、樹脂クリップ5
0を係止するクリップ係止孔44の形状が取付初期時の
初期取付基準孔44aと両側の歪み吸収孔44b,44
cとの間に突起45が形成されているため、リヤピラー
ガーニッシュ10をパネル20に取り付ける際には、こ
の突起45により樹脂クリップ50を中央の初期取付基
準孔44aで確実に保持できるため、樹脂クリップ50
が両サイドに移行して取り付けに支障を与えることがな
く、円滑な取付作業が期待できる。
0を係止するクリップ係止孔44の形状が取付初期時の
初期取付基準孔44aと両側の歪み吸収孔44b,44
cとの間に突起45が形成されているため、リヤピラー
ガーニッシュ10をパネル20に取り付ける際には、こ
の突起45により樹脂クリップ50を中央の初期取付基
準孔44aで確実に保持できるため、樹脂クリップ50
が両サイドに移行して取り付けに支障を与えることがな
く、円滑な取付作業が期待できる。
【0035】次に、図6はクリップ座40の変形例を示
すもので、図6(a)に示すように、クリップ座40の
クリップ係止孔44は、片側縁部のみに突起45を設
け、クリップ係止孔44の形状を簡素化することもでき
る。
すもので、図6(a)に示すように、クリップ座40の
クリップ係止孔44は、片側縁部のみに突起45を設
け、クリップ係止孔44の形状を簡素化することもでき
る。
【0036】また、図6(b)に示すように、初期取付
基準孔44aと両側の歪み吸収孔44b,44cとの間
をゴム,エラストマー,樹脂発泡体等の弾性片46によ
り区画しても良く、このように、弾性片46により初期
取付基準孔44a内に樹脂クリップ50を保持する構成
を採用すれば、環境温度の変動により、樹脂クリップ5
0が中央の初期取付基準孔44aから両側の歪み吸収孔
44b,44cに移行する際の抵抗が少なく、また、弾
性片46の撓み変形により、樹脂クリップ50の移行を
可能にしたから、突起45の寸法精度等に囚われること
がなく、クリップ係止孔44の寸法精度管理を比較的ラ
フに行なうことができる。
基準孔44aと両側の歪み吸収孔44b,44cとの間
をゴム,エラストマー,樹脂発泡体等の弾性片46によ
り区画しても良く、このように、弾性片46により初期
取付基準孔44a内に樹脂クリップ50を保持する構成
を採用すれば、環境温度の変動により、樹脂クリップ5
0が中央の初期取付基準孔44aから両側の歪み吸収孔
44b,44cに移行する際の抵抗が少なく、また、弾
性片46の撓み変形により、樹脂クリップ50の移行を
可能にしたから、突起45の寸法精度等に囚われること
がなく、クリップ係止孔44の寸法精度管理を比較的ラ
フに行なうことができる。
【0037】更に、図6(c)に示すように、取付初期
位置となる中央の初期取付基準孔44aの両側に位置す
る歪み吸収孔44b,44cを横方向に長い長円状に設
定すれば、環境温度の変動により、リヤピラーガーニッ
シュ10の伸縮ストローク量が大きくても、樹脂クリッ
プ50のストローク量を多く確保できるため、歪み変形
をより確実に防止することができる。
位置となる中央の初期取付基準孔44aの両側に位置す
る歪み吸収孔44b,44cを横方向に長い長円状に設
定すれば、環境温度の変動により、リヤピラーガーニッ
シュ10の伸縮ストローク量が大きくても、樹脂クリッ
プ50のストローク量を多く確保できるため、歪み変形
をより確実に防止することができる。
【0038】以上説明した実施形態は、リヤピラーガー
ニッシュ10への適用例であり、長尺状のルーフサイド
部10cを備えたものであるが、ルーフサイドガーニッ
シュ、あるいはセンターピラーガーニッシュのように長
尺状の樹脂成形体からなる内装部品をパネルに取り付け
る取付構造全般に適用することもできる。
ニッシュ10への適用例であり、長尺状のルーフサイド
部10cを備えたものであるが、ルーフサイドガーニッ
シュ、あるいはセンターピラーガーニッシュのように長
尺状の樹脂成形体からなる内装部品をパネルに取り付け
る取付構造全般に適用することもできる。
【0039】その場合は、長手方向両端側に各取付点を
設け、一方側の取付点をタイトにパネルに固定し、他方
側を上記実施形態のように初期取付位置で樹脂クリップ
を保持でき、かつ環境温度の変動により、部品の伸縮方
向に沿う樹脂クリップの移動を可能にしたクリップ係止
孔を有するクリップ座を採用すれば良い。
設け、一方側の取付点をタイトにパネルに固定し、他方
側を上記実施形態のように初期取付位置で樹脂クリップ
を保持でき、かつ環境温度の変動により、部品の伸縮方
向に沿う樹脂クリップの移動を可能にしたクリップ係止
孔を有するクリップ座を採用すれば良い。
【0040】このように、本発明に係る内装部品の取付
構造は、長尺状の合成樹脂成形体からなる内装部品、あ
るいは長尺部分を一部に有する合成樹脂成形体からなる
内装部品全般に適用できる。
構造は、長尺状の合成樹脂成形体からなる内装部品、あ
るいは長尺部分を一部に有する合成樹脂成形体からなる
内装部品全般に適用できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る内装部
品の取付構造は、樹脂の伸縮歪みが生じ易い長尺状の樹
脂成形体、あるいは長尺部分を一部に有する合成樹脂成
形体からなる内装部品の取付構造であって、長手方向の
一方端をパネルにタイトに固定するとともに、他方端は
樹脂クリップを介してパネルに取り付け、樹脂クリップ
を装着するクリップ座は、初期取付位置となる初期取付
基準孔の両側に歪み吸収孔をそれぞれ備え、取付時には
樹脂クリップを初期取付基準孔に保持するとともに、取
付後、環境温度の変動により伸縮歪みが生じた際は樹脂
クリップを初期取付基準孔から両側の歪み吸収孔に移行
させることで、樹脂部品に歪み変形が発生することを確
実に抑えることができる。
品の取付構造は、樹脂の伸縮歪みが生じ易い長尺状の樹
脂成形体、あるいは長尺部分を一部に有する合成樹脂成
形体からなる内装部品の取付構造であって、長手方向の
一方端をパネルにタイトに固定するとともに、他方端は
樹脂クリップを介してパネルに取り付け、樹脂クリップ
を装着するクリップ座は、初期取付位置となる初期取付
基準孔の両側に歪み吸収孔をそれぞれ備え、取付時には
樹脂クリップを初期取付基準孔に保持するとともに、取
付後、環境温度の変動により伸縮歪みが生じた際は樹脂
クリップを初期取付基準孔から両側の歪み吸収孔に移行
させることで、樹脂部品に歪み変形が発生することを確
実に抑えることができる。
【0042】従って、パネルへの良好な取付作業性が確
保できるとともに、環境温度の変動によっても収縮歪み
が生じることがなく、隣接部品との合わせ部分にスキ等
が生じることがないとともに、側縁部に波打ち等の外観
不良が生じることがなく、長期に亘り美麗な外観見栄え
が得られるという作用効果を有する。
保できるとともに、環境温度の変動によっても収縮歪み
が生じることがなく、隣接部品との合わせ部分にスキ等
が生じることがないとともに、側縁部に波打ち等の外観
不良が生じることがなく、長期に亘り美麗な外観見栄え
が得られるという作用効果を有する。
【図1】本発明に係る取付構造を適用したリヤピラーガ
ーニッシュ並びにそれと隣接する部品を示す全体図であ
る。
ーニッシュ並びにそれと隣接する部品を示す全体図であ
る。
【図2】本発明に係る取付構造を適用するリヤピラーガ
ーニッシュを示す斜視図である。
ーニッシュを示す斜視図である。
【図3】本発明に係るリヤピラーガーニッシュの取付点
Aにおけるパネルへの取付構造を示す断面図である。
Aにおけるパネルへの取付構造を示す断面図である。
【図4】本発明に係るリヤピラーガーニッシュにおける
取付点B,Cに設けるクリップ座の形状を示す説明図で
ある。
取付点B,Cに設けるクリップ座の形状を示す説明図で
ある。
【図5】本発明に係るリヤピラーガーニッシュにおける
取付点B,Cにおけるパネルへの取付構造を示す断面図
である。
取付点B,Cにおけるパネルへの取付構造を示す断面図
である。
【図6】本発明に係るリヤピラーガーニッシュの取付構
造に採用するクリップ座の変形例を示す各説明図であ
る。
造に採用するクリップ座の変形例を示す各説明図であ
る。
【図7】従来のリヤピラーガーニッシュ及びそれと隣接
する部品を示す全体図である。
する部品を示す全体図である。
【図8】従来のリヤピラーガーニッシュをパネルに取り
付ける取付構造を示す説明図である。
付ける取付構造を示す説明図である。
10 リヤピラーガーニッシュ
10a リヤピラー部
10b バックピラー部
10c ルーフサイド部
11 サードウインドウ
12 リヤサイドトリム
13 センターピラーガーニッシュ
14 ルーフトリム
15 アシストストラップ
20 パネル
21 取付孔
30 クリップ座(鉄クリップ用)
31 鉄クリップ
32 当てリブ
40 クリップ座(樹脂クリップ用)
41 縦壁
42 着座プレート
43 ガイド通路
44 クリップ係止孔
44a 初期取付基準孔
44b,44c 歪み吸収孔
45 突起
46 弾性片
50 樹脂クリップ
A 取付点(パネルにタイトに固定)
B,C 取付点(伸縮歪み吸収可能に取り付け)
Claims (3)
- 【請求項1】 長尺状の合成樹脂成形体、あるいは一部
に長尺部分を有する合成樹脂成形体からなり、長手方向
の両端部分がパネル(20)に固着される内装部品(1
0)の取付構造において、 前記内装部品(10)の長手方向一方端に形成した固着
手段によりパネル(20)に対してタイトに固着すると
ともに、内装部品(10)の他方端に樹脂クリップ(5
0)を装着するクリップ座(40)が形成され、このク
リップ座(40)のクリップ係止孔(44)は、中央の
初期取付基準孔(44a)と、その両側に位置し、内装
部品(10)の伸縮歪みを吸収する歪み吸収孔(44
b,44c)とを備えるとともに、両者を区画する突起
(45)が形成され、パネル(20)への取付時には、
この突起(45)によりクリップ係止孔(44)中央の
初期取付基準孔(44a)に樹脂クリップ(50)が位
置決め保持されていることを特徴とする内装部品の取付
構造。 - 【請求項2】 前記突起(45)が弾性片(46)であ
ることを特徴とする請求項1に記載の内装部品の取付構
造。 - 【請求項3】 前記クリップ係止孔(44)における中
央の初期取付基準孔(44a)の両側に位置する歪み吸
収孔(44b,44c)は、略横長状に開設されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の内装部品の取
付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002124723A JP2003312379A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 内装部品の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002124723A JP2003312379A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 内装部品の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003312379A true JP2003312379A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=29539701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002124723A Pending JP2003312379A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 内装部品の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003312379A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012140112A (ja) * | 2011-01-06 | 2012-07-26 | Kasai Kogyo Co Ltd | 車輌用内装部品の取付構造 |
JP2018099988A (ja) * | 2016-12-20 | 2018-06-28 | 本田技研工業株式会社 | ピラーガーニッシュ構造 |
FR3115248A1 (fr) * | 2020-10-16 | 2022-04-22 | Psa Automobiles Sa | Elément d’habillage comportant un moyen de fixation coulissant |
-
2002
- 2002-04-25 JP JP2002124723A patent/JP2003312379A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012140112A (ja) * | 2011-01-06 | 2012-07-26 | Kasai Kogyo Co Ltd | 車輌用内装部品の取付構造 |
JP2018099988A (ja) * | 2016-12-20 | 2018-06-28 | 本田技研工業株式会社 | ピラーガーニッシュ構造 |
FR3115248A1 (fr) * | 2020-10-16 | 2022-04-22 | Psa Automobiles Sa | Elément d’habillage comportant un moyen de fixation coulissant |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7841647B2 (en) | Baffle assembly | |
JP2004149103A (ja) | 金属製インサートレス自動車用ウエザーストリップ | |
JP4076940B2 (ja) | ガーニッシュの取付け構造及び取付け方法 | |
JP3575742B2 (ja) | 自動車用内装部品 | |
US6944917B2 (en) | Clip for mounting weatherstrip | |
JP2009083822A (ja) | サンルーフ装飾部材 | |
JP2003312379A (ja) | 内装部品の取付構造 | |
JPH11314552A (ja) | 車両用グリルの取付構造 | |
JP2004025965A (ja) | ピラーガーニッシュの合わせ構造 | |
JP2017132399A (ja) | 車両用外装パネル | |
US20070163089A1 (en) | Vehicle molding clip mounting structure | |
JPH07257289A (ja) | 自動車用内装部品における装飾体の取付構造 | |
JP5150187B2 (ja) | サンルーフ装飾部材 | |
JP2009241623A (ja) | 自動車用ウエザストリップの取付構造 | |
KR100472656B1 (ko) | 자동차의 도어 몰딩 | |
JP4441279B2 (ja) | 車両外装用の樹脂製板部材の取付け構造 | |
JP4857042B2 (ja) | 自動車用ウエザーストリップの取付構造 | |
JP2001180287A (ja) | 自動車のドアインサイドベルトウエザストリップ固定構造 | |
KR100941504B1 (ko) | 자동차용 외장 몰딩 및 그 제조방법 | |
JP4141808B2 (ja) | ルーフモールディングの取付構造 | |
JP3832182B2 (ja) | 自動車用ドアトリム | |
JP2001191861A (ja) | 内装トリムの取付構造 | |
JP2004106732A (ja) | 内装部品の合わせ構造 | |
JP2011162129A (ja) | 車両用内装部品 | |
JP2001097244A (ja) | カウルルーバー用シール部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050302 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071029 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071128 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20080319 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |