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JP2003310300A - 遺伝子検査方法 - Google Patents

遺伝子検査方法

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JP2003310300A
JP2003310300A JP2002121819A JP2002121819A JP2003310300A JP 2003310300 A JP2003310300 A JP 2003310300A JP 2002121819 A JP2002121819 A JP 2002121819A JP 2002121819 A JP2002121819 A JP 2002121819A JP 2003310300 A JP2003310300 A JP 2003310300A
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Japan
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primer
dna
seq
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complementary
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秀記 神原
Shohei Ri
正平 李
Kazunobu Okano
和宣 岡野
Keiichi Nagai
啓一 永井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遺伝子診断特にSNPs検査法として、短時
間で行いかつ簡便な方法が望まれていた。 【解決手段】 変異種ターゲットと野生種ターゲットと
にそれぞれ相補的で長さの異なるあるいは電気泳動速度
の異なる2種のプライマーを用意してターゲットにハイ
ブリダイズさせ、蛍光標識核酸をプライマーに付加し、
電気泳動で分離検出する。 【効果】 簡便に、短時間で遺伝子検査を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDNA検出、遺伝子
診断、一塩基変異検出などDNAの検出、遺伝子のタイ
ピングなどの方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒトゲノム配列解析の完了にともない、
遺伝子情報を診断など医療分野に活用しようとする動き
が活発化している。DNAの代表的な分析技術はゲル電
気泳動であり、特にキャピラリーアレーゲル電気泳動装
置は高速高スループットDNA分析システムとして広く
用いられ、ゲノム解析にも用いられている。ゲノム配列
解析に続いて注目されているのは遺伝子発現プロフィー
ル分析や遺伝子中の1塩基置換(SNPs:singl
e nucleotide polymorphism
s)の分析である。種々条件下で発現している遺伝子を
調べたり、種々固体の遺伝子変異を調べたりすることで
遺伝子の機能や遺伝子と病気あるいは医薬品感受性との
関連が調べられている。また、これらの蓄積された遺伝
子に関する知識を用いて病気の診断などが行われつつあ
る。
【0003】病気の診断では未知の遺伝子の解析と異な
り、既に知られた遺伝子やその変異の有無が検査対象で
ある。これには安いコストで検査できることが望まし
く、種々の方法が発達してきている。医療診断では単一
の遺伝子による病気の診断から種々遺伝子と環境が影響
して起こる病気や医薬品に対する感受性に関連した複数
の遺伝子の検査が重要になりつつある。此処では何種類
もの遺伝子を同時に検査することが重要である。従って
一つの遺伝子や変異を検査するのでなく複数の遺伝子を
検査する必要があるが、遺伝子の検査部位の増幅プロセ
スを含めて安価にSNPsなどを測定するシステムが求
められている。このため、ゲノム解析に用いられたキャ
ピラリーゲル電気泳動とは異なった簡便な方法が望まれ
ている。SNPs分析や遺伝子のプローブ検査に使用で
きるシステムとしては、Invader assay,
Taqman assay,DNA chip,pyr
osequencing(Science 281,
363(1998))などが報告されている。前3者は
蛍光標識を用いた検出方法であり、励起レーザー光源と
光検出システムを持つ。Pyrosequencing
は段階的相補鎖合成と化学発光を用いたシステムで、微
量の核酸基質を順次注入するシステムと光検出システム
を持つ。また、我々は最近、プライマーの3’末端近傍
をターゲットのSNPs部位にハイブリダイズさせ相補
鎖合成を進行させて得られるピロリン酸をATPに変え
て化学発光させてSNPsを検出する方法を報告してい
る。此処では3’末端のプライマーがターゲットにしっ
かりとハイブリダイズしたときにだけ相補鎖合成が起き
る特性を利用して野生種のターゲットと変異種のターゲ
ットを見分けている(生物物理化学 2001, 4
5: 219−225)。一方、ゲル電気泳動を用いた
SNPs分析方法も普及してきている。もっとも簡便な
のが4種類の蛍光標識ターミネーターを用いて1塩基相
補鎖伸長を行いゲル電気泳動により、蛍光標識ターミネ
ーターと蛍光標識DNAを分離して計測する(Bio
Wave 17, 2−5(2001))。この方法は
本発明に一番近いので詳しく説明する。PCRなどでコ
ピー数を増幅したターゲットとなるDNAを用意する。
解析に用いるのは2本鎖DNAでも1本鎖DNAでも良
いが此処では話しを簡単にするために1本鎖DNAをタ
ーゲットとする。ターゲットの変位を観測しようとする
部位の手前に3’末端が来るように設計されたプライマ
ーをハイブリダイズして1塩基相補鎖合成する。この時
相補鎖合成基質として4種の蛍光標識ターミネーターを
加えておく。どの核酸基質(此処ではターミネーター)
が取り込まれてもこれ以上相補鎖伸長はしない。相補鎖
伸長したプライマーにはどれか一つだけ蛍光標識ターミ
ネーターが取り込まれる。複数の蛍光体がプライマーに
結合し合成相補鎖をつくることはない。生成した相補鎖
伸長鎖はターゲットDNAに変位した塩基が合っても無
くても同じ長さであり、変位の有無により標識蛍光体の
種類が異なる。反応液中には未反応のたくさんの蛍光標
識ddNTPがあるのでこのままでは蛍光検出できず、
ゲル電気泳動により蛍光標識ddNTPと伸長した蛍光
標識DNA鎖を分離し、色分解蛍光計測により変位(S
NPs)の種類を決定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】医療診断のためのDN
A検査方法としては(1)装置および試薬などのコスト
が安いこと、(2)高速高スループットの検出ができる
こと、(3)同時に複数のDNA部位の診断をおこなえ
ること、(4)1塩基の変異を識別検出できること、な
どが重要である。種々の方法の中で1塩基相補鎖伸長に
よる方法は産物を質量分析したりキャピラリーゲル電気
泳動により分析したりするもので広く普及している。し
かし、質量分析装置は高価であり、また、計測自体は短
時間で終わるものの測定にかけるための試料の準備に手
間がかかるなどの難点があった。一方、キャピラリーゲ
ル電気泳動を用いた方法ではDNAシーケンシングに用
いている装置を使用しているため、泳動路長が長く検出
に30−60分を必要とする。さらに、4種のターミネ
ーター(ddNTP)をそれぞれ異なる蛍光体で標識し
たものを相補鎖合成基質として用いており、色分離機能
を持った高価な計測装置が必要であった。これらは短時
間で簡便にSNPs計測をしたり、高スループット分析
をするには適しているとはいえず、新しいSNPs分析
手法が求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ために、用いる蛍光体を一種類とし、検査用のプライマ
ーをターゲットにハイブリダイズさせ相補鎖合成して得
られるDNA鎖の長さがターゲットDNAに変位が有る
が否かで変化する様にした。さらに、高速泳動を実現す
る為にゲル電気泳動路長の短いキャピラリーゲル電気泳
動あるいはチップ上に設けたゲル電気泳動路を活用して
1―2分以内に計測結果が得られる方法を提示する。
【0006】まず発明の基本となっている方法について
説明する。ここで用いる検出用のプローブ(プライマ
ー)は変異種のターゲットと相補的な変異種用のプライ
マーと野生種のターゲットに相補的な野生種用のプライ
マーを混合したものである。野生種用のプライマーには
10マーからなるポリT配列(他の配列でも良い)がつ
いており、変異種用のプライマーよりも時間がかかって
泳動する。すなわち電気泳動でこれらは分離検出でき
る。ターゲットとなるDNAにプローブ(プライマー)
をハイブリダイズさせ、DNAポリメラーゼと反応基質
dNTP(デオキシヌクレオチド3リン酸)および蛍光
標識ターミネーター(ddNTP−f)を加えてDNA
相補鎖合成をおこなう(dNTPは必ずしも必要でな
い)。プライマーの末端部分の変異部位に相補的な部分
がマッチすれば蛍光標識ddNTP−fが取り込まれて
プライマーは蛍光標識される。しかし、ターゲットの変
異部位に相補的なプライマーの部分がマッチしていない
と相補鎖合成は起こらず蛍光標識は取り込まれない。末
端の変異部位に隣接するか、2塩基離れた部位の塩基を
ターゲットと相補的でない様にしておくと変異部のマッ
チミスマッチによる相補鎖合成のスイッチングをより確
実に行うことができる。プライマーのターゲットにハイ
ブリダイズする長さは20マー前後を用いた。野生型と
変異型が含まれるヘテロタイプのターゲットでは2本の
強度の等しいピークが現れる。一方、野生型だけあるい
は変異型だけのホモタイプのターゲットでは1本のピー
クしか現れないのでどちらのピークか判定するために内
部標準となる蛍光標識DNA鎖を少量加えておく必要が
ある。相補鎖合成しただけの反応産物をそのまま電気泳
動すると蛍光標識核酸基質(dNTP−f)によるピー
クがスペクトル中に現れるのでこれを内部標準にしても
良い。以下発明の詳細を開示する。
【0007】
【発明の実施の形態】<実施例1>第一の実施例は検査
用プライマーの3’末端をターゲットの変異部位に一致
させ、相補鎖合成により蛍光標識ターミネーター(dN
TP−f)をプライマーに取り込み、流動性ポリマーを
分離媒体として用いるチップ電気泳動あるいはキャピラ
リー電気泳動によるSNPsタイピングの例である。短
時間でSNPsタイピングをするには泳動路長の短いゲ
ル電気泳動を用いることが必要である。20マー程度の
蛍光標識DNAを2−3分以内に分析するには泳動路長
は3−10cm程度が良い。ガラスやプラスティックの
表面に作製した溝を電気泳動路として用いるチップ電気
泳動は安価な装置と短時間で泳動結果が得られる手段と
して使われており、日立電子エンジニアリングあるいは
アジレントテクノロジーから装置が市販されている。現
在はほとんどPCR産物の長さチェックなどの目的に使
われる。DNAを蛍光標識したり、2本差DNAの間に
入るインターカレーター色素を用いてDNAを染色した
りしてレーザー誘起蛍光法で測定する。レーザーとして
安価な赤色レーザーが便利であり、このレーザーで励起
できるCy−5などの色素でDNAを標識して計測が行
われる。簡便な装置では計測できる蛍光の種類は一つで
ある。チップ電気泳動では泳動路長が短いこともあり、
1塩基の鎖長差のDNAを識別することは難しい。そこ
でターゲットが野生型かあるいは変異型化によって、で
きるだけ鎖長に変化がでるように試料調製し計測すると
短い泳動路のゲル電気泳動でSNPsのタイピングがで
きる。本発明はこれを可能にする方法を提供するもので
ある。
【0008】10cm以下の短い電気泳動路でも分離で
きるように野生型にマッチするプライマーと変異型にマ
ッチするプライマーとでは長さが変化するようにした。
すなわち野生型のプライマーにはポリTからなるオリゴ
ヌクレオチドを5’末端に付加し、電気泳動速度が変異
型のプライマーより遅くなるようにした。両者の違いは
このポリT配列と変位部分の核酸の種類が野生型に相補
的(野生型プライマー)か、あるいは変異型に相補的
(変異型プライマー)かだけである。図1は本発明の原
理説明図である。野生型プライマーと変異型プライマー
を等しい濃度で含む検査用プライマーを用意する。野生
型プライマーは5’末端に10マーから成るポリT配列
を持つ。配列番号1〜8に例として用いたプライマーの
配列と、配列番号9〜12にターゲットDNAの配列を
示した。ターゲットDNAの注目する変異部の隣の塩基
種に相補的なターミネーター(dNTP−f)、この例
ではdTTP−f、とDNAポリメラーゼを加えて相補
鎖合成を行う。プライマーの3’末端がターゲットと相
補的である場合にはプライマーを起点として相補鎖が伸
びる。相補的でない場合には相補鎖伸長は起こらないの
で蛍光標識は取り込まれない。この場合には1塩基伸長
であるがdNTP(ターミネーターの塩基種を除く)と
蛍光標識ターミネーターを加えて数塩基伸長して蛍光標
識ターミネーターを取り込むようにしても良い。いずれ
の場合にも伸長する塩基長は野生型及び変異型で同じで
あるがターゲットがどちらであるかによって相補鎖伸長
従って蛍光標識が取り込まれるか否かが決定される。D
NAポリメラーゼとしてはThermo Seqena
se DNA Polymerase(Amersha
mBiosciences)やSeqenase Ve
r.2 T7 DNAPolymerase(Amer
sham Biosciences)、Ambion製
のExo−Klenowが使用できる。これらの酵素は
いずれも遺伝子工学的に5’→3’エキソヌクレアーゼ
活性と3’→5’エキソヌクレアーゼ活性を無くしたも
のである。特に本発明に使用できる酵素の条件として
は、プライマーの3’末端を削るエクソヌクレアーゼ活
性(3’→5’エキソヌクレアーゼ活性)の無いことが
重要である。これは、プライマーの3’末端とターゲッ
トDNAがミスマッチの状態においてエクソヌクレアー
ゼによりプライマーの3’末端が削られると、野生型の
プライマーと変異型のプライマーとで3’末端の構造に
関係なく相補鎖伸長が可能となるためである。本発明の
実施例では、プライマーの高次構造の影響で相補鎖伸長
反応が起きづらくなる影響を除去する目的、2本鎖DN
Aでも野生型及び変異型の測定を可能とするために、耐
熱性酵素であるThermo Seqenase DN
A Polymeraseを用いる。蛍光標識はCy−
5を用い、ddNTP−Cy5はアマシャムバイオサイ
エンスのThermo Sequenase Cy5
Dye TerminatorKit(各々、ddAT
P−Cy5:8.8μM、ddCTP−Cy5:7.0
μM、ddGTP−Cy5:17.6μM、ddTTP
−Cy5:14.3μMのストック)を用いた。
【0009】ターゲットDNAは通常の方法に従って血
液からDNAを抽出して、注目する部位をPCR増幅し
て用いた。すなわち、全血2mlに50mMのNaCl
溶液18mlを添加して赤血球を溶血させる。4℃の条
件で3500rpmで15分間遠心して沈殿を得る。得
られた沈殿を50mMのNaCl溶液で洗浄し、白血球
分画を得る。DNAzol(GBCO BRL)1ml
添加し、細胞壁を溶解する。18Gの注射針付きのシリ
ンジで溶液を出し入れしてゲノムDNAを短く切断す
る。遠心して不要物を除く。エタノール0.5mlと添
加し攪拌後、遠心してゲノムDNAを回収する。70%
エタノールでリンス後、400μlの水を添加し65℃
で溶解する。10mg/mlのRnase Aを8μl
添加し37℃2時間インキュベートしてRNAを分解す
る。フェノール・クロロホルム・アミルアルコール混合
液を400μl添加し、酵素を失活させる。プロパノ−
ル沈殿操作によりゲノムDNAを回収する。0.5×T
E(pH8.0)200μlに溶解する。この操作でほ
ぼ100μg/mlのゲノムDNA溶液を得る。一本鎖
DNAを得るために、PCRプライマーの片方にビオチ
ンをつけておき、アビジンを表面に固定した磁気ビーズ
でPCR産物を釣りだし、熱変性などで一本鎖にしてタ
ーゲットDNAとして用いた。すなわち、上記で調製し
たゲノムDNA試料1μlにキアゲン社のHotSta
rTaq添付の10×PCR緩衝液5μl、5mMのd
NTPを2μl、PCR用の2種のプライマー(1pm
ol/μl)5μl、水37μl、HotStarTa
q 0.25μlを添加し、95℃10分間加熱後、9
4℃で30秒間、57℃で30秒間、72℃で60秒間
のステップを30回繰り返し、特定DNA領域を増幅す
る。PCR産物にはフリーのプライマーが混在し、後の
時期ビーズを用いた1本鎖DNA調製の収率を低下させ
るため、QIAquick PCR purifica
tion kit(QIAGEN)を用いて取り除く。
【0010】PCR産物(200〜500fmol)に
磁気ビーズであるDynabeades (M280)
Streptavidin (Dynal, 6.7
×108 beads/ml)1μlと2M NaC
l、1mM EDTA、0.02%NP−40、10
mM Tris・HCl (pH 7.5)の溶液25
μlを添加し、25℃で30分間攪拌する。マグネット
でPCR産物の結合した磁気ビーズを回収し、0.1
M NaOH 100μlに懸濁して5分間放置後、水
洗し、ビーズに固定した1本鎖DNAあるいはNaOH
溶液中に遊離した1本鎖DNAを得る。ビーズに固定し
た1本鎖DNA は10μlの水に懸濁して試料として
用いる。NaOH溶液中に遊離した1本鎖DNAの場合
は、直ちに3M酢酸で中和し、エタノール沈殿して10
μlの水に溶解して試料として用いる。、各々にプライ
マー(10pmol)を添加し、Thermo Seq
uenaseの系で伸長反応を行わせ、Cy5ddNT
Pを取りこませ、電気泳動計測する。具体的には、10
μl反応体積で、上記1本鎖DNA(0.4〜1pmo
lがベスト)に野生型と変異型用のプライマーを各々1
0pmolとターゲットDNAに対応する20〜40p
molのddNTP−Cy5 酵素に添付されている1
0×緩衝液1μlとThermo Sequenase
2ユニットを氷上で添加し、直ちに94℃30秒間、
54℃30秒間、72℃30秒間のサイクルを30回行
った後に、さらに72℃で2分間伸長反応を行う。伸長
反応終了液5μlに1mMEDTA(pH8)を含むホ
ルムアミド5μlを加え、80℃で3分間熱変成した
後、氷冷する。全量を以下の電気泳動装置で電気泳動分
離分析する。
【0011】電気泳動分離は日立電子エンジニアリング
製の電気泳動装置「コスモアイ」を用い、電気泳動部は
日立化成製の「I−チップ」を用いた。これは流動性ポ
リマーを分離媒体に用いた電気泳動チップである。電気
泳動路の長さは約4cmであり、数塩基の鎖長の差を分
析するのは難しいが、10塩基鎖長の差があると分離分
析可能である。図2は配列番号1のポリT部分の長さを
変え、蛍光標識ターミネーターを3’末端に相補鎖合成
で導入したDNA鎖の電気泳動スペクトルである。21
は配列番号2に示した変異型プライマーで21マー、2
2は配列番号1記載の野生型プライマーのポリTの長さ
が2のもの、23は配列番号1記載の野生型プライマー
のポリTの長さが5のもの、24は配列番号1記載の野
生型プライマーのポリTの長さが9のものである。ポリ
Tの長さが5塩基以上では変異型プライマーと野生型プ
ライマーとを良く識別できる事が分かる。ゲル電気泳動
に要する時間は1−2分である。ポリTの長さを20マ
ー以上に長くすると電気泳動時間は長くなり、ddNT
P−fの信号と重なる事が在り望ましくない。蛍光標識
されたプライマーの現れる位置は背景蛍光も無く精度の
高い測定が行える。
【0012】上記の他種々のSNPsについてタイピン
グを行った。この結果、十分な精度で1−2分以内にタ
イピングできる事が確認された。電気泳動の場合、電気
泳動時間は条件により変化する事があり、単独のピーク
が観測された場合にこれが変異型なのか野生型なのか判
断しにくい難点がある。しかし、この場合には残存する
蛍光標識ddNTP−fが現れるのでこれを基準にして
判別できる利点がある。また、ddNTP−fはプライ
マーによる信号より後にでるので相補鎖合成サンプルを
精製処理すること無しに計測試料とすることができる便
利さがある。
【0013】このようにして調製したゲノムDNAから
本発明のSNP検出ができることを確認しているが、以
下の実施例では本発明に直結する部分を説明するため
に、テンプレートとしては配列番号9−12に示した配
列のDNAを化学合成したものをモデルとして用いた。 サンプル1:5’−CCGAG GCATAGTAGA
C/T GACTGGATAT AGGGACCTA
C−3’(配列番号9) サンプル2:5’−AAAAT ATAAAATAAA
G/C ATGGTACTAT ATTGGTAAG
A−3’(配列番号10) サンプル3:5’−GGAGG CTGAGGTGGG
T/C GGATCACGAG GTTAGGAGT
T−3’(配列番号11) サンプル4:5’−TTGGT CCCTGTCCTA
G/T TGGTCGAGGA ATTCTAATG
C−3’(配列番号12)
【0014】サンプル1ではプライマーとして野生型
3’−GcAgacctatatccctggatgt
ttttttttt−5’(配列番号1)を用いる。一
方、変異型プライマーには3’−AcAgacctat
atccctggatg−5(配列番号2)を用いる。
これらを1:1の割合で混合したものが検査用のプライ
マーである。これはターゲットサンプルの変異位置より
3’末端側にハイブリダイズする。プライマーの3’末
端は変異部位に来るように設計されている。プライマー
の3’末端から3塩基目にはターゲットとミスマッチす
るように塩基種を選んでいる。これは、変異部位の塩基
種のミスマッチによりプライマーの3’末端が非常には
がれ安くなり、相補鎖合成が完全にブロックされる様に
するためである。このような人工的なミスマッチ塩基種
をプライマーに入れないときには3’末端だけのミスマ
ッチでは相補鎖合成が部分的に進行して精度の高いタイ
ピングができない事が在るためである。加える蛍光標識
ターミネーターはddTTP−fである。
【0015】サンプル2,3,4に対応した野生型及び
変異型プライマーと蛍光標識ターミネーターは以下の通
りである。 サンプル2: 野生型プライマー 3’−CtTccatgatata
accattcttttttttttt−5’(配列番
号3)、 変異型プライマー 3’−GtTccatgatata
accattct−5’(配列番号4)、 ターミネーター ddTTP−f サンプル3: 野生型プライマー 3’−AcGtagtgctcca
atcctcaatttttttttt−5’(配列番
号5)、 変異型プライマー 3’−GcGtagtgctcca
atcctcaa−5’(配列番号6)、 ターミネーター ddCTP−f サンプル4: 野生型プライマー 3’−CaGcagctcctta
agattacgtttttttttt−5’(配列番
号7)、 変異型プライマー 3’−AaGcagctcctta
agattacg−5’(配列番号8) ターミネーター ddTTP−f である。
【0016】ここでは一種類のターミネーターだけを用
いたが、ターミネーターに加えて残り3種の核酸基質d
NTPを加えた試薬キットを用意しておけば全てのSN
Psに対応できる。この場合、相補鎖合成の長さはター
ゲットにより変化し、数塩基伸びてからターミネーター
が取り込まれて相補鎖合成が停止する場合もあるがこの
場合でも変異種と野生型の鎖長の差は10塩基である。
【0017】<実施例2>第2の実施例はプライマーと
して変異部分の数塩基先に3’末端が来るものを用いた
例である。サンプル1を例にプライマー末端の構造を説
明する。プライマーの末端から3塩基目がターゲットの
変異部位に一致する様にプライマーを作る。サンプル1
の場合には 野生型プライマー 3’−ctGGtgacctata
tccctggtttttttttt−5’(配列番号
13) 変異型プライマー 3’−ctAGtgacctata
tccctgg−5’(配列番号14) である。3’末端から3塩基目はターゲットを認識して
相補鎖合成を行うか否か判別する塩基である。此処では
4塩基目にミスマッチ塩基種G(本来C)を入れて、3
塩決めがミスマッチの時には3’末端がはがれて相補鎖
合成が起こらない様にした。この人工的なミスマッチは
2塩基目に入れても良い。注目する変異部位がプライマ
ーの塩基とターゲットの塩基種とで相補的か否かで末端
のハイブリダイゼーションの安定度が変化して相補鎖合
成能力がコントロールできれば良いので、いろいろな変
形が採用できる。相補鎖合成基質としてddTTP−f
を入れておけば1塩基伸長して反応は停止するので生成
物は野生型の場合3’−T(−f)ctGGtgacc
tatatccctggtttttttttt−5’で
あり、変異型の場合 3’−T(−f)ctAGtga
cctatatccctgg−5’である。此処で(−
f)は核酸塩基Tに蛍光体が付いていることを示す。相
補鎖合成基質としてdNTPとddNTPの混合物たと
えばddCTP−f, dTTPを用いることもでき
る。この場合、dTTPおよびddCTP−fが一つず
つ取り込まれて2塩基伸長し、生成する蛍光標識断片は
野生型の場合3’−C(−f)tctGGtgacct
atatccctggtttttttttt−5’、変
異型の場合 3’−C(−f)tctAGtgacct
atatccctgg−5’である。これらはいずれも
ddCTP−fよりも早く電気泳動し、2分以内に結果
を知ることができる。蛍光体がCy5やCy5.5やT
exasRedでは、ddNTP−fが蛍光標識断片よ
り遅く泳動される条件を作ることができる。これは、蛍
光体のチャージに強く依存しており、フルオレッセイン
のようなマイナスチャージを持つ蛍光体ではddNTP
−fが早く泳動するのでこれは成立しない。
【0018】<実施例3>第3の実施例はSNPsの頻
度解析の例である。個人のSNPs解析の場合には現れ
るスペクトルパターンは野生型ホモ、変異型ホモおよび
ヘテロの3種である。此処では変異種が何%入っている
かなどの詳しい定量分析は不要である。測定対象がこれ
ら3つのいずれに属するか決めることをSNPタイピン
グと言っている。SNPsと医薬品感受性あるいは病気
に関する感受性との関連を調べるには数万人にもなる非
常に多くの患者のSNPsを調べてこれら感受性との相
関関係を調べる必要がある。SNPsのかずは数百万と
言われているのでひとつ筒これを調べると大変な労力が
必要である。そこで、患者サンプルを症状毎にあるいは
医薬品応答のタイプ毎に混合してSNPsを測定して病
気や医薬品に対する応答とSNPsの関連を調べること
が良いスクリーニング方法として考えられている。これ
には変異ターゲットと野生型ターゲットを鋳型として同
時に同じ条件で相補鎖合成して得られる産物を分離して
精度良く検出する必要がある。相補鎖合成とゲル電気泳
動を用いるSNPsタイピング方法として使われている
4種の蛍光標識ddNTPを用いて相補鎖合成して1塩
基伸長する方法では野生型から得られる相補鎖も変異型
から得られる相補鎖も同じ塩基長であり電気泳動分離し
たときに得られるピークが重なる。これらを色分離検出
して相対的な存在比を計算するが誤差が大きい難点があ
る。本発明では同じ色素で同じ条件下で相補鎖合成して
電気泳動分離して同じ検出器で検出するので定量的な評
価にはより適した方法である。短時間で電気泳動を完了
するチップ電気泳動を用いてもDNA鎖長が10塩基以
上離れるとピークは完全に分離できるので定量検討に適
している。図3は変異型プライマーの信号強度(Im)
および野生型プライマーの信号強度(Iw)の和(Iw
+Im)を母数にして変異型の信号強度(Im)割合を
表した検量線31である。32のポイントが変異型1%
のプロットである。この結果より1%以下の精度で分析
できる事がわかる。変異株の存在量と信号強度が比例関
係にあることから、本方法が変異株の存在比を調べるの
に有効である事が分かる。このような分析はプールサン
プル分析として特に重要視されているが良い方法がなく
新たな方法が望まれていたものである。存在量の少ない
SNPsの頻度解析には野生型プライマーに対して変異
型プライマーを相対的に多く入れて測定することも有効
である。これにより、変異型のプライマーに蛍光標識が
導入された相補鎖伸長産物が多く生成して少ない頻度で
現れる変異型をより簡単に計測できる。
【0019】<実施例4>本実施例は複数のサンプルを
同時にタイピングする例である。この場合、複数の変異
部位に対応した信号を分離検出してピークの同定をする
必要がある。電気泳動スペクトルの横軸すなわち電気泳
動時間は条件によって変化するので、その都度標準物質
を同時に電気泳動するなどしてピークの同定をする必要
がある。より簡単に観測された信号が変異種のターゲッ
トによるのか、野生型のターゲットによるのか同定する
のに都合の良い方法を開示する。
【0020】通常電気泳動スペクトルに現れるパターン
は1本のピークである。ピークの形状を変えて識別でき
るようにすれば標準物質などを用いなくても、また、野
生型に起因するピークと変異型に起因するピークの間隔
を短くしても識別検出できる。本実施例では、野生型の
プライマーを2つの異なる長さのポリTを付加したプラ
イマー(異なる泳動速度のプライマーであればよい)か
ら構成し、スペクトル上でピークに特徴ある形を作るよ
うにした。より具体的にサンプル1に対する野生型のプ
ライマーで示すと 野生型プライマー 3’−ctGGtgacctata
tccctggtttttt−5’(配列番号15) および 3’−ctGGtgacctata
tccctggttt−5’(配列番号16) であり、比率を2:1の5 pmolと2.5 pmo
l(50μlスケール)とした。一方、変異型プライマ
ーは3’−ctAGtgacctatatccctgg
−5’ (5 pmol)(配列番号14)である。こ
こで、野生型プライマーに付けるポリTの長さは3塩基
及び6塩基であり前の実施例より短くしてある。得られ
るスペクトルパターンは図4に示したように形から変異
種と野生型を容易に識別できる。調べようとするSNP
sが複数ある場合には、まず、ゲノムから前期と同様に
目的とする領域を複数DNA断片同時PCRなどで増や
した後、前期と同様にターゲットのDNA鎖を1本鎖と
して取り出す。各SNPsに対応する検査用プライマー
をサンプルと混合しハイブリダイゼーションを行う。C
y−5(異なる蛍光体を用いても良い)で標識された4
種のdNTP−fを加えて相補鎖合成する。もちろん、
ddNTP−fとdNTPあるいはdNTP−fとdd
NTPの組み合わせでも良い。検査用のプライマーはS
NPsの種類ごとに異なる位置に蛍光標識された相補鎖
合成産物が現れるようにプライマーの長さや泳動速度を
調製しておく。図5は複数(3種)のサンプルを測定し
た例である。51、54、57が変異型のピーク、52
と53の組、55と56の組、58と59の組が51、
54、57に対応する野生形のピークである。どのSN
Psについても必ず野生型か変位型のピークが観測され
る。場合によっては両方の信号が観測される。ピーク形
状の違いに注目するとヘテロタイプのサンプルでは真ん
中が低く、量端が高い3本のピークで並んでいることに
なる。ホモの場合にはいずれかの高いピークが消失する
(変異型では低いピークも消失)ので容易にSNPsの
タイプを判別でき、全てのSNPsが同定できる。
【0021】<実施例5>ここではSNPsタイピング
を中心に有効性を述べたが、一般の遺伝子タイピング
(検査対象のDNA中に目的とする配列を持ったものが
あるか否かを調べること)にも応用可能である。検査し
ようとする部位にハイブリダイズする種々長さのプロー
ブを用意する。電気泳動パターンとして現れたときにど
のピークが何に相当するかわかるように、いくつかのプ
ローブについてはターゲットにハイブリダイズする部分
の配列は同じで5’末端にTやAを1−2塩基付加した
プローブ(プライマー)を一定の比率で混合しておく。
スペクトルパターン中にはこの混合比を反映したピーク
型が現れるので種々のピークが同時に現れても、また、
電気泳動速度が変化して単純に泳動時間からピークの同
定が困難な場合でも、形状からピークの同定が容易であ
る。複数のDNAプローブが一度に電気泳動すると分離
能などの点で問題となる場合もあるが、この場合、グル
ープ分けしたサンプルを時系列的に電気泳動分離して連
続して分離解析することもできる。特に電気泳動時間が
短いので繰り返し測定してもあまり多くの時間を必要と
しない利点がある。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明では一つのタ
ーゲットDNA配列部位に対して長さの異なる二つのプ
ライマー(プローブ)を同時に用いてターゲットにハイ
ブリダイズし、ハイブリダイズしたものについて相補鎖
合成可能な条件のものについて同じ塩基数だけ相補鎖合
成すると共に蛍光標識を取り込み、短い電気泳動、早い
電気泳動で短時間に分離検出ことで、簡便、高スループ
ット、低価格機器の使用などを実現するものである。S
NPs分析の場合について言うと、2つのプライマーす
なわち野生型ターゲットDNAにマッチする野生型プラ
イマーと変異型ターゲットにマッチする変異型プライマ
ーを混合したものを検査用のプライマーとして用いて相
補鎖合成により蛍光標識核酸をプライマーの末端に導入
する。この時ターゲットにマッチしたプライマーにだけ
蛍光標識核酸は導入される。変異型プライマーと野生型
プライマーとでは長さが異なるように作られており、短
いゲル電気泳動で短時間に分離検出する事ができる。相
補鎖合成はターゲットにマッチしたプライマーにだけ起
こるが、この場合に伸びる塩基数は野生型と変異型で同
じである。そこで長さの違いから容易にどちらのプライ
マーか区別することができる。此処では野生型プライマ
ーの5’末端にポリTをつけたが、DNA以外の原子団
をつけて電気泳動速度を変化させても良く、いずれの場
合も短時間で電気泳動分離できるものである必要があ
る。この結果1―2分で変異の有無を調べる事を可能と
した。泳動路を100本持った装置を使用し、測定サイ
クルを長めに見て3分とすると1時間で2000の変異
測定が可能である。また、一日10時間稼働すると2万
のSNPsタイピングを可能とする高スループットSN
Psタイピングを可能とする。さらに、SNPsと医薬
品感受性の関連研究で重要となる変異DNAの存在比計
測にも活用できる方法であり、DNA検出分野に大きく
貢献する方法である。
【0023】
【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> HITACHI, LTD. <120> A method for testing a gene <130> H200747 <160> 16 <210>1 <211>31 <212>DNA <213>Artificial Sequence <220> <223>DNA primer which hybridize with a DNA template represented by SEQ I D NO: 9 and be complementary extend to the DNA template represented by S EQ ID NO: 9 <400>1 cttccatgat ataaccattc tttttttttt t 31 <210>2 <211>21 <212>DNA <213>Artificial Sequence <220> <223>DNA primer which hybridize with a DNA template represented by SEQ I D NO: 9 and be complementary extend to the DNA template represented by S EQ ID NO: 9 <400>2 acagacctat atccctggat g 21 <210>3 <211>31 <212>DNA <213>Artificial Sequence <220> <223>DNA primer which hybridize with a DNA template represented by SEQ I D NO: 10 and be complementary extend to the DNA template represented by SEQ ID NO: 10 <400>3 cttccatgat ataaccattc tttttttttt t 31 <210>4 <211>21 <212>DNA <213>Artificial Sequence <220> <223>DNA primer which hybridize with a DNA template represented by SEQ I D NO: 10 and be complementary extend to the DNA template represented by SEQ ID NO: 9 <400>4 gttccatgat ataaccattc t 21 <210>5 <211>31 <212>DNA <213>Artificial Sequence <220> <223>DNA primer which hybridize with a DNA template represented by SEQ I D NO: 11 and be complementary extend to the DNA template represented by SEQ ID NO: 11 <400>5 acgtagtgct ccaatcctca attttttttt t 31 <210>6 <211>21 <212>DNA <213>Artificial Sequence <220> <223>DNA primer which hybridize with a DNA template represented by SEQ I D NO: 11 and be complementary extend to the DNA template represented by SEQ ID NO: 11 <400>6 gcgtagtgct ccaatcctca a 21 <210>7 <211>31 <212>DNA <213>Artificial Sequence <220> <223>DNA primer which hybridize with a DNA template represented by SEQ I D NO: 12 and be complementary extend to the DNA template represented by SEQ ID NO: 12 <400>7 cagcagctcc ttaagattac gttttttttt t 31 <210>8 <211>21 <212>DNA <213>Artificial Sequence <220> <223>DNA primer which hybridize with a DNA template represented by SEQ I D NO: 12 and be complementary extend to the DNA template represented by SEQ ID NO: 12 <400>8 aagcagctcc ttaagattac g 21 <210>9 <211>36 <212>DNA <213>Artificial Sequence <220> <223>DNA template <400>9 ccgaggcata gtagaygact ggatataggg acctac 36 <210>10 <211>36 <212>DNA <213>Artificial Sequence <220> <223>DNA template <400>10 aaaatataaa ataaasatgg tactatattg gtaaga 36 <210>11 <211>36 <212>DNA <213>Artificial Sequence <220> <223>DNA template <400>11 ggaggctgag gtgggyggat cacgaggtta ggagtt 36 <210>12 <211>36 <212>DNA <213>Artificial Sequence <220> <223>DNA template <400>12 ttggtccctg tcctaktggt cgaggaattc taatgc 36 <210>13 <211>30 <212>DNA <213>Artificial Sequence <220> <223>DNA primer which hybridize with a DNA template represented by SEQ I D NO: 9 and be complementary extend to the DNA template represented by S EQ ID NO: 9 <400>13 ctggtgacct atatccctgg tttttttttt 30 <210>14 <211>20 <212>DNA <213>Artificial Sequence <220> <223>DNA primer which hybridize with a DNA template represented by SEQ I D NO: 9 and be complementary extend to the DNA template represented by S EQ ID NO: 9 <400>14 ctagtgacct atatccctgg 20 <210>15 <211>26 <212>DNA <213>Artificial Sequence <220> <223>DNA primer which hybridize with a DNA template represented by SEQ I D NO: 9 and be complementary extend to the DNA template represented by S EQ ID NO: 9 <400>15 ctggtgacct atatccctgg tttttt 26 <210>16 <211>23 <212>DNA <213>Artificial Sequence <220> <223>DNA primer which hybridize with a DNA template represented by SEQ I D NO: 9 and be complementary extend to the DNA template represented by S EQ ID NO: 9 <400>16 ctggtgacct atatccctgg ttt 23
【0024】
【配列表フリーテキスト】配列番号1:配列番号9に示
すDNA鋳型とハイブリダイズし、配列番号9に示すDNA鋳
型と相補的に伸長させるDNAプライマー 配列番号2:配列番号9に示すDNA鋳型とハイブリダイ
ズし、配列番号9に示すDNA鋳型と相補的に伸長させるD
NAプライマー 配列番号3:配列番号10に示すDNA鋳型とハイブリダ
イズし、配列番号10に示すDNA鋳型と相補的に伸長さ
せるDNAプライマー 配列番号4:配列番号10に示すDNA鋳型とハイブリダ
イズし、配列番号10に示すDNA鋳型と相補的に伸長さ
せるDNAプライマー 配列番号5:配列番号11に示すDNA鋳型とハイブリダ
イズし、配列番号11に示すDNA鋳型と相補的に伸長さ
せるDNAプライマー 配列番号6:配列番号11に示すDNA鋳型とハイブリダ
イズし、配列番号11に示すDNA鋳型と相補的に伸長さ
せるDNAプライマー 配列番号7:配列番号12に示すDNA鋳型とハイブリダ
イズし、配列番号12に示すDNA鋳型と相補的に伸長さ
せるDNAプライマー 配列番号8:配列番号12に示すDNA鋳型とハイブリダ
イズし、配列番号12に示すDNA鋳型と相補的に伸長さ
せるDNAプライマー 配列番号9:DNA鋳型 配列番号10:DNA鋳型 配列番号11:DNA鋳型 配列番号12:DNA鋳型 配列番号13:配列番号9に示すDNA鋳型とハイブリダ
イズし、配列番号9に示すDNA鋳型と相補的に伸長させ
るDNAプライマー 配列番号14:配列番号9に示すDNA鋳型とハイブリダ
イズし、配列番号9に示すDNA鋳型と相補的に伸長させ
るDNAプライマー 配列番号15:配列番号9に示すDNA鋳型とハイブリダ
イズし、配列番号9に示すDNA鋳型と相補的に伸長させ
るDNAプライマー 配列番号16:配列番号9に示すDNA鋳型とハイブリダ
イズし、配列番号9に示すDNA鋳型と相補的に伸長させ
るDNAプライマー
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】種々ポリTを用いて分離能を調べた図である。
【図3】SNPsの定量分析のための検量線を示す。
【図4】スペクトルパターンでピークを識別する結果を
示した図である。
【図5】混合分析の模式図である。
【符号の説明】
11;検査プライマーのターゲットと相補的な部分 12;プライマーがハイブリダイズするターゲットの配
列部分 13;蛍光標識 14;ポリTの付いてない変異型ターゲットを調べるた
めの変異型プライマーに蛍光標識核酸が付加したオリゴ
マーによるピーク 15;ポリTの付いている野生型ターゲットを調べるた
めの変異型プライマーに蛍光標識核酸が付加したオリゴ
マーによるピーク 21;変異型プライマーから得た蛍光標識1塩基伸長産
物 22;TTTを付加した野生型プライマーから得た蛍光
標識1塩基伸長産物 23;TTTTTTを付加した野生型プライマーから得
た蛍光標識1塩基伸長産物 24;TTTTTTTTTTを付加した野生型プライマ
ーから得た蛍光標識1塩基伸長産物 25;T20(Tが20つながったもの)を付加した野
生型プライマーから得た蛍光標識1塩基伸長産物 41;一種の変異プライマーを用いて得られるピークパ
ターン 42;2−3マーの異なるポリTを持つ野生型プライマ
ーを混合して得られるピークパターン 51;ヘテロタイプのSNPs検査部位1から得られる
パターン 52;変異型のSNPs検査部位2から得られるパター
ン 53;野生型のSNPs検査部位3から得られるパター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 27/26 325E (72)発明者 岡野 和宣 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 永井 啓一 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 4B024 AA20 CA01 HA19 4B063 QA13 QQ42 QR32 QR55 QR62 QS25 QS34 QX02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DNA配列の所定の検査部位に対して2つ
    の長さの異なるあるいは電気泳動速度の異なるプライマ
    ー(DNAプローブ)を混合したものを検査プローブと
    して相補鎖合成を行い、蛍光標識DNA鎖を得て、電気
    泳動分離することを特徴とする遺伝子検査方法。
  2. 【請求項2】 前記検査部位は、野生型と変異型とで塩
    基が異なる部位であり、野生型と変異型とで前記プライ
    マーの伸長鎖の長さが異なるように試料調製することを
    特徴とする請求項1記載の遺伝子検査方法。
  3. 【請求項3】 前記相補鎖合成に際して蛍光標識核酸基
    質(dNTPあるいはddNTP)を取り込み、蛍光検
    出により相補鎖合成産物を検出することを特徴とする請
    求項1記載の遺伝子検査方法。
  4. 【請求項4】 ゲル電気泳動はチップに溝を掘り泳動路
    としたチップ電気泳動あるいはキャピラリーにゲルある
    いは流動性ポリマーなどの分離媒体を詰めたキャピラリ
    ー電気泳動であり、泳動路長は10cm以下で有ること
    を特徴とする請求項1記載の遺伝子検査方法。
  5. 【請求項5】 前記プライマーは3’末端あるいは3’
    末端近傍が変異を調べようとする部位にハイブリダイズ
    するように設計されており、ワイルドタイプ検出用のプ
    ライマーは変異を調べようとする部位がこの部位がター
    ゲットにマッチするか否かで相補鎖合成による相補鎖伸
    長がコントロールされ、検出用のプライマーは長さの異
    なる変異型にマッチするプライマーとワイルド型にマッ
    チするプライマーからなり、ターゲットにハイブリダイ
    ズして相補鎖伸長反応を行い、マッチしたプライマーに
    蛍光標識核酸基質(ターミネーター(ddNTP−fl
    uorophore)あるいは蛍光標識dNTP)を取
    り込み、生成物をゲル電気泳動により分析することを特
    徴とする請求項1記載の遺伝子検査方法。
  6. 【請求項6】 相補鎖合成により蛍光標識核酸気質を取
    り込んだDNA鎖が蛍光標識核酸基質(dNTP−fl
    uorophore)よりも早く電気泳動する条件下で
    分離分析することを特徴とする請求項1記載の遺伝子検
    査方法。
  7. 【請求項7】 前記相補鎖合成の基質としてdNTPあ
    るいはddNTPと類似の相補鎖合成基質となる核酸ア
    ナログを用いることを特徴とする請求項1記載の遺伝子
    検査方法。
  8. 【請求項8】 ゲルあるいは流動性ポリマーを用いた電
    気泳動による遺伝子検査方法であり、ターゲットハイブ
    リダイゼーション特性が同一で長さの異なる一組のプラ
    イマーを用いて1塩基あるいは数塩基の相補鎖合成を行
    い、蛍光標識を取り込んで電気泳動分離する際、ターゲ
    ット部位の種類により観測されるDNAバンドの電気泳
    動パターンのピーク形状が変化するように長さの異なる
    当該プライマーを混合して検査プローブ(検査プライマ
    ー)としたことを特徴とする遺伝子検査方法。
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