JP2003306101A - External air bag device for vehicle - Google Patents
External air bag device for vehicleInfo
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- JP2003306101A JP2003306101A JP2002110349A JP2002110349A JP2003306101A JP 2003306101 A JP2003306101 A JP 2003306101A JP 2002110349 A JP2002110349 A JP 2002110349A JP 2002110349 A JP2002110349 A JP 2002110349A JP 2003306101 A JP2003306101 A JP 2003306101A
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Abstract
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両が障害物に衝
突した際に外置きエアバッグを膨出展開させる車両外置
きエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両外置きエアバッグ装置は、車両が障
害物に衝突したときに、外置きエアバッグを膨出展開さ
せてフロントピラーやフロントガラスを覆う装置であ
る。この装置を設けることによって、障害物がフロント
ピラーやフロントガラスに二次衝突するときの衝撃を緩
和することができる。この種の車両外置きエアバッグ装
置に関する技術としては、例えば特開2001−277
966の公報「歩行者用エアバッグ装置」(以下、「従
来の技術」と言う)が知られている。
【0003】上記従来の技術は同公報の図1及び図2に
示される通り、フード3(番号は公報に記載されたもの
を引用した。以下同じ。)の後端とフロントガラス6の
前端との間に隙間9を設け、この隙間9にケース11及
びホルダ12を設置し、ケース11にエアバッグ15を
折り畳んで収納するとともに、ホルダ12にインフレー
タ13を収納したというものである。エアバッグ15
は、後方展開部分15aと上下方向展開部分15bとか
らなる。車両が歩行者に衝突したことを歩行者衝突検出
手段(図示せず)で検出したときに、インフレータ13
が高圧ガスを発生することで、先に上下方向展開部分1
5bが開き、その後に後方展開部分15aが開いて、フ
ロントガラス6の前面やフロントピラー8を覆うことが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、歩行者衝突検
出手段等の衝突検出手段は、車両が歩行者等の障害物に
衝突したときの衝撃力を検出するものであるから、衝撃
力が予め設定された「しきい値」に達したときに、検出
信号を車両外置きエアバッグ装置に発することになる。
しきい値に達しない微小の衝撃力においては、車両外置
きエアバッグ装置は作動しない。これに対して、車両外
置きエアバッグ装置を常に作動させるには、しきい値を
極く微小な値にすればよい。しかし、しきい値が小さ過
ぎると、不必要なときであっても車両外置きエアバッグ
装置を作動することがあるので、現実的ではない。自ず
から適切なしきい値が決まる。
【0005】しかも、しきい値に達しない小さい衝撃力
で障害物に衝突したときには、衝突エネルギーが小さい
ので、障害物はフロントガラス6の前面やフロントピラ
ー8に衝突するのではなく、フード3の後端部に衝突す
ることが多い。従って、車両外置きエアバッグ装置が非
作動状態のときであっても、障害物への衝撃を、より緩
和することができることが好ましい。そのためには、上
記従来の技術におけるフード3、フロントガラス6、フ
ロントピラー8、インフレータ13、エアバッグ15の
配置関係や全体構成についての改良の余地がある。
【0006】そこで本発明の目的は、車両外置きエアバ
ッグ装置が非作動状態にあるときの、障害物への衝撃
を、より緩和することができる技術を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、車両のフロントガラス及びその周辺部分
の外側面に沿わせてエアバッグを膨出展開させる車両外
置きエアバッグ装置において、エアバッグを、折り畳ん
だ状態でフードの後端部に配置し、エアバッグを膨張さ
せるためのガスを発生するインフレータを、エアバッグ
から分離するとともに、エンジンルームと車室とを仕切
るダッシュボード周り等の車体内部空間に配置し、イン
フレータとエアバッグとの間を、ガス供給用可撓性チュ
ーブにて接続したことを特徴とする。
【0008】衝撃力によって変形が容易なエアバッグ
を、フードの後端部に配置し、また、衝撃力では変形し
難いインフレータを、エアバッグから分離するとともに
フードから離れた位置にあるダッシュボード周り等の車
体内部空間に配置し、インフレータとエアバッグとの間
をガス供給用可撓性チューブにて接続したので、車両外
置きエアバッグ装置が非作動状態にあって、フードのう
ちエアバッグを配置した後端部に、障害物が衝突したと
きであっても、フードの変形がインフレータによって抑
制されることはない。従って、フードの後端部に障害物
が衝突したときに、フードの後端部を大いに変形させて
衝撃エネルギーを十分に吸収することができる。障害物
への衝撃を、より緩和することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向
に従う。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【0010】図1は本発明に係る車両の前半部の斜視図
であり、この車両10は、車体11における左右のフロ
ントピラー12,12の間にフロントガラス13を設
け、フロントガラス13の下部から前方へカウルトップ
パネル14を延し、カウルトップパネル14の前方にフ
ード15を配置した自動車である。フード15は、後端
部の左右を車体11に開閉可能に取付けるとともに、前
部をフードロック(図示せず)にて車体11にロック可
能な、前開き形式の部材である。
【0011】さらにこの図は、車体11の前部、例えば
フロントバンパ16に障害物衝突検出センサ17を配置
するとともに、フード15の後部下方に車両外置きエア
バッグ装置18を配置したことを示す。障害物衝突検出
センサ17は、例えば加速度センサである。
【0012】車両外置きエアバッグ装置18は、フロン
トガラス13及びその周辺部分である左右のフロントピ
ラー12,12の外側面に沿わせて3個のエアバッグ
(車幅中央のフロントガラス用エアバッグ71及び左右
のピラー用エアバッグ72,73)を膨出展開させるも
のであり、3個のインフレータ(フロントガラス用エア
バッグ71のインフレータ81及びピラー用エアバッグ
72,73のインフレータ82,83)を備える。
【0013】これらのエアバッグ71〜73は、車幅方
向に延びた1個のバッグ収納部60にまとめて収納され
ることになる。1個のバッグ収納部60に3個のエアバ
ッグ71〜73をまとめて収納するので、バッグ収納部
60の構成を簡単にすることができるとともに、エアバ
ッグ収納工数を低減することができる。バッグ収納部6
0は、左右のフロントピラー12,12間の長さと、ほ
ぼ同一長さの細長い収納箱である。図中、21はルー
フ、22,22はフロントサイドカウル、23はドア、
24は前輪である。
【0014】次に、車両外置きエアバッグ装置18のう
ち、フロントガラス用エアバッグ71並びにフロントガ
ラス用エアバッグ71のインフレータ81周りの構成、
作用を詳しく説明する。なお、ピラー用エアバッグ7
2,73並びにピラー用エアバッグ72,73のインフ
レータ82,83については、フロントガラス用エアバ
ッグ71やインフレータ81と同様の構成、作用であ
り、詳しい説明を省略する。
【0015】図2は図1の2−2線断面図であり、エン
ジンルーム31と車室32とを仕切るダッシュボード3
3の上にカウルトップパネル14を配置した構成を、車
両左側から見た図である。ダッシュボード33は、縦板
状のダッシュボードロア34と、このダッシュボードロ
ア34の上部に接合した横板状のダッシュボードアッパ
35とからなる。ダッシュボードアッパ35は、前部上
端からエンジンルーム31側へ延したフランジ36を、
一体に形成した部材である。
【0016】カウルトップパネル14は、フロントガラ
ス13の下端から前下方へ延びる板状の外気取入れ用グ
リル41と、グリル41の下端から前上方へ延びる板状
のシール装着部42と、グリル41の下端から後下方へ
延びる板状のパネル下部43と、パネル下部43から前
方へ延びる板状のフランジ44とを、一体に形成した部
材である。シール装着部42は、シール材45を装着す
る部分である。カウルトップパネル14のフランジ44
をダッシュボードアッパ35のフランジ36に重ねて接
合するようにした。
【0017】さらのこの図は、フロントガラス13の下
部から後下方へウインドシールロアパネル51を延し、
このウインドシールロアパネル51の下部を、ダッシュ
ボードロア34の上部とダッシュボードアッパ35の後
部との接合部分に重ねて接合したことを示す。このよう
にして、カウルトップパネル14とダッシュボードアッ
パ35とウインドシールロアパネル51とで囲んだ、ダ
ッシュボード33周りの車体内部空間52を形成するこ
とができる。53,54はフロントガラス13の下部を
シールするシール材である。
【0018】本発明は、折り畳んだ状態のエアバッグ7
1をフード15の後端部15aに配置し、インフレータ
81をエアバッグ71から分離するとともに車体内部空
間52に配置したことを特徴とする。具体的には、フー
ド15の後端部15aを、カウルトップパネル14の前
端のシール装着部42よりも前方に配置することで、フ
ード15の後端部15aとカウルトップパネル14の前
端との間に、車両前後方向の空きスペース55を設け、
この空きスペース55にバッグ収納部60を配置し、こ
のバッグ収納部60にエアバッグ71を折り畳んだ状態
で収納した。
【0019】バッグ収納部60は、フード15の後端部
15aにボルト止め等によって一体的に取付け、又はフ
ード15の後端部15aに一体的に形成した容器であ
る。従って、バッグ収納部60はフード15とともに上
下スイング可能である。さらにこのバッグ収納部60
は、フロントガラス13やフロントピラー12(図1参
照)の傾斜に対して概ね同じ傾斜の矩形状断面体であ
り、上部開口を略山形断面のリッド62にて塞がれたも
のであって、山形の頂部を破断可能部とする。バッグ収
納部60は、リッド62を一体に形成した樹脂成形品で
ある。
【0020】より詳しく述べると、バッグ収納部60の
前上端61は、フード15の後端部15aにおけるフー
ド上面とほぼ同位置にある。リッド62は、バッグ収納
部60の前上端61から後上方へ延びる第1リッド部6
3と、この第1リッド部63の後端64から下方へ延び
てバッグ収納部60の後上端65に繋がる第2リッド部
66と、からなる。第1リッド部63は、フード15上
面の延長線上にほぼ沿って延びる。第1リッド部63の
後端64は、第2リッド部66の前端に対して破断可能
な、破断可能部である。バッグ収納部60の後端面をシ
ール材45によってシールすることができる。67は収
納部取付座である。
【0021】一方、ダッシュボードアッパ35は車体内
部空間52内側にブラケット56,57を設け、これら
のブラケット56,57を介してインフレータ81をボ
ルト止め等により取付けたものである。インフレータ8
1は、図示せぬ点火装置でガス発生剤に点火して、エア
バッグ71を膨張させるための多量の高圧ガスを発生す
るものである。
【0022】車体内部空間52内に配置したインフレー
タ81のガス供給口85と、フード15の後端部15a
に配置したエアバッグ71のガス入口75との間を、ガ
ス供給用可撓性チューブ91にて接続することで、イン
フレータ81が発生したガスをエアバッグ71に供給す
ることができる。ガス供給用可撓性チューブ91は、カ
ウルトップパネル14を貫通した長い連結管であり、例
えばワイヤで補強したラバー製管である。
【0023】次に、上記構成の車両外置きエアバッグ装
置18の作用について説明する。図3は本発明に係る車
両外置きエアバッグ装置の作用図(その1)であり、フ
ード15を開けた状態を示す。フード15の後端部15
aにバッグ収納部60を設け、このバッグ収納部60に
折り畳んだエアバッグ71を収納することで、後端部1
5aにエアバッグ71を配置したので、エアバッグ71
はフード15と共に開閉可能である。しかも、エアバッ
グ71とインフレータ81との間を、柔軟性を有し十分
に追従性があるガス供給用可撓性チューブ91にて接続
したので、フード15の開閉が規制されることはない。
従って、フード15を極めて円滑に且つ容易に開閉する
ことができる。
【0024】図4は本発明に係る車両外置きエアバッグ
装置の作用図(その2)であり、走行中の車両10が障
害物(図示せず)に衝突したことを障害物衝突検出セン
サ17が検出した結果、エアバッグ71〜73が膨出展
開したことを示す。フロントガラス13の下部前面をフ
ロントガラス用エアバッグ71で覆い、左右のフロント
ピラー12,12の前面をピラー用エアバッグ72,7
3で覆うことができる。このように、車両10が障害物
に衝突したときに、外置きエアバッグを膨出展開させて
フロントピラー12,12やフロントガラス13を覆う
ことにより、障害物がフロントピラー12,12やフロ
ントガラス13に二次衝突するときの衝撃を緩和するこ
とができる。
【0025】図5は図4の5−5線断面図であり、車両
10が障害物(図示せず)に衝突したことにより、図示
せぬ制御部から制御信号を受けたインフレータ81が高
圧ガスを発生し、この高圧ガスをガス供給用可撓性チュ
ーブ91を介してエアバッグ71に供給し、この結果、
エアバッグ71が膨出展開したことを示す。膨張したエ
アバッグ71によって、第1リッド部63の後端64が
破断し、さらに第1リッド部63並びに第2リッド部6
6は外方へ押し広げられる。従って、エアバッグ71は
円滑に膨出展開することができる。そして、フロントガ
ラス13の下部前面を速やかに覆うことがでいる。
【0026】さらに車両外置きエアバッグ装置18は、
エアバッグ71が膨出展開する方向、すなわちバッグ収
納部60の上部開口の向きを、フロントガラス13の前
面やフロントピラー12(図1参照)の前面に向けて後
上方へ傾けたことを特徴とする。このため、エアバッグ
71がフロントガラス13の前面やフロントピラー12
の前面に向かって速やかに膨出展開して、覆うことがで
きる。従って、上記従来の技術に比べて極めて迅速に、
エアバッグ71でフロントガラス13やフロントピラー
12を覆って、二次衝突に備えることができるので、よ
り一層効果的である。しかも、フード15の後端部15
aに配置したエアバッグ71を、フロントガラス13の
前面やフロントピラー12の前面に向かって膨出展開さ
せるので、ワイパ等の突出物を避けて展開させることが
できる。
【0027】図6は本発明に係る車両外置きエアバッグ
装置の作用図(その3)であり、車両外置きエアバッグ
装置18が非作動状態にあって、フード15のうちエア
バッグ71を配置した後端部15aに障害物Maが衝突
したことを示す。
【0028】上述のように、車両外置きエアバッグ装置
18は、衝撃力Frによって変形が容易なエアバッグ7
1を、フード15の後端部15aに配置し、また、衝撃
力Frでは変形し難いインフレータ81を、エアバッグ
71から分離するとともにフード15から離れた位置に
あるダッシュボード33周りの車体内部空間52に配置
し、インフレータ81とエアバッグ71との間をガス供
給用可撓性チューブ91にて接続したことを特徴とす
る。
【0029】車両外置きエアバッグ装置18が非作動状
態にあって、フード15のうちエアバッグ71を配置し
た後端部15a(後端部15aの周辺を含む。)に障害
物Maが衝突したときであっても、フード15の変形が
インフレータ81によって抑制されることはない。さら
には、柔軟性を有する可撓性チューブ91を採用したの
で、チューブ91によってフード15の変形が抑制され
ることはない。従って、フード15の後端部15aに障
害物Maが衝突したときに、フード15の後端部15a
を大いに変形させて、衝撃エネルギーを十分に吸収する
ことができる。このため、障害物Maへの衝撃を、より
緩和することができる。
【0030】なお、上記本発明の実施の形態において、
車体内部空間52は、ダッシュボード33周りの空間に
限定されるものではなく、フード15から離れた位置に
ある空間であればよい。また、ピラー用エアバッグ7
2,73とインフレータ82,83との配置、連結、取
付け関係についても、フロントガラス用エアバッグ71
やインフレータ81と同様である。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、衝撃力によって変形が容易なエアバ
ッグを、フードの後端部に配置し、また、衝撃力では変
形し難いインフレータを、エアバッグから分離するとと
もにフードから離れた位置にあるダッシュボード周り等
の車体内部空間に配置し、インフレータとエアバッグと
の間をガス供給用可撓性チューブにて接続したので、車
両外置きエアバッグ装置が非作動状態にあって、フード
のうちエアバッグを配置した後端部に、障害物が衝突し
たときであっても、フードの変形がインフレータによっ
て抑制されることはない。従って、フードの後端部に障
害物が衝突したときに、フードの後端部を大いに変形さ
せて衝撃エネルギーを十分に吸収することができる。障
害物への衝撃を、より緩和することができる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a vehicle-mounted airbag device that expands and deploys a mounted airbag when a vehicle collides with an obstacle. 2. Description of the Related Art An external airbag device is a device that covers a front pillar or a windshield by inflating and deploying an external airbag when a vehicle collides with an obstacle. By providing this device, it is possible to alleviate the impact when the obstacle makes a secondary collision with the front pillar or the windshield. As a technique related to this type of airbag device placed outside a vehicle, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-277
The 966 publication “Pedestrian airbag device” (hereinafter referred to as “prior art”) is known. In the above prior art, as shown in FIGS. 1 and 2 of the same publication, the rear end of a hood 3 (the numbers are quoted in the publication; the same applies hereinafter) and the front end of a windshield 6 are used. A case 9 and a holder 12 are provided in the gap 9, and the airbag 15 is folded and stored in the case 11, and the inflator 13 is stored in the holder 12. Airbag 15
Is composed of a rear development part 15a and a vertical development part 15b. When the pedestrian collision detecting means (not shown) detects that the vehicle has collided with the pedestrian, the inflator 13
Generates high-pressure gas, which causes the vertical
5b is opened, and then the rear deployment part 15a is opened, so that the front surface of the windshield 6 and the front pillar 8 can be covered. Generally, a collision detecting means such as a pedestrian collision detecting means detects an impact force when a vehicle collides with an obstacle such as a pedestrian. When the force reaches a preset “threshold value”, a detection signal is issued to the airbag device placed outside the vehicle.
With a small impact force that does not reach the threshold value, the airbag device placed outside the vehicle does not operate. On the other hand, in order to always operate the airbag device placed outside the vehicle, the threshold value may be set to an extremely small value. However, if the threshold value is too small, the airbag device placed outside the vehicle may be activated even when it is not necessary, which is not practical. An appropriate threshold is naturally determined. In addition, when the vehicle collides with an obstacle with a small impact force that does not reach the threshold value, the collision energy is small, so that the obstacle does not collide with the front surface of the windshield 6 or the front pillar 8, but instead of the hood 3. Often collides with the rear end. Therefore, it is preferable that the impact on the obstacle can be further reduced even when the airbag device placed outside the vehicle is in the inoperative state. To this end, there is room for improvement in the arrangement relationship and overall configuration of the hood 3, the windshield 6, the front pillar 8, the inflator 13, and the airbag 15 in the above-described conventional technology. SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a technique capable of further reducing the impact on an obstacle when the airbag device placed outside the vehicle is in an inactive state. [0007] In order to achieve the above object, a first aspect of the present invention is to provide a vehicle-installed air for inflating and deploying an airbag along an outer surface of a windshield of a vehicle and a peripheral portion thereof. In the bag device, the airbag is disposed at the rear end of the hood in a folded state, and an inflator that generates gas for inflating the airbag is separated from the airbag and separates an engine room from a vehicle compartment. The inflator and the airbag are disposed in a space inside the vehicle body such as around a dashboard, and the inflator and the airbag are connected by a flexible tube for gas supply. An airbag which is easily deformed by an impact force is arranged at the rear end of the hood, and an inflator which is hardly deformed by the impact force is separated from the airbag and around a dashboard at a position away from the hood. Etc., and the inflator and the airbag are connected by a flexible tube for gas supply, so that the airbag device placed outside the vehicle is in an inactive state, Even when an obstacle collides with the rear end of the arrangement, the deformation of the hood is not suppressed by the inflator. Therefore, when an obstacle collides with the rear end of the hood, the rear end of the hood can be greatly deformed to sufficiently absorb impact energy. The impact on the obstacle can be further reduced. Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. Note that "before", "after",
“Left”, “right”, “up”, and “down” follow directions seen from the driver. Also, the drawings should be viewed in the direction of reference numerals. FIG. 1 is a perspective view of the front half of a vehicle according to the present invention. In this vehicle 10, a windshield 13 is provided between left and right front pillars 12, 12 of a vehicle body 11, and from below the windshield 13. This is an automobile in which a cowl top panel 14 is extended forward and a hood 15 is arranged in front of the cowl top panel 14. The hood 15 is a front-opening member that can be attached to the vehicle body 11 so that the right and left rear ends thereof can be opened and closed, and the front part can be locked to the vehicle body 11 by a hood lock (not shown). Further, FIG. 1 shows that an obstacle collision detection sensor 17 is disposed at a front portion of the vehicle body 11, for example, at a front bumper 16, and an airbag device 18 placed outside the vehicle is disposed below a rear portion of the hood 15. The obstacle collision detection sensor 17 is, for example, an acceleration sensor. The airbag device 18 placed outside the vehicle is provided with three airbags (airbags for the windshield at the center of the vehicle width) along the outer surfaces of the windshield 13 and the left and right front pillars 12, which are peripheral portions thereof. 71 and the left and right pillar airbags 72, 73) are inflated and deployed, and three inflators (the inflator 81 of the windshield airbag 71 and the inflators 82, 83 of the pillar airbags 72, 73) are used. Prepare. These airbags 71 to 73 are collectively stored in one bag storage section 60 extending in the vehicle width direction. Since the three airbags 71 to 73 are collectively stored in one bag storage section 60, the configuration of the bag storage section 60 can be simplified and the number of airbag storage steps can be reduced. Bag storage section 6
Reference numeral 0 denotes an elongated storage box having substantially the same length as the length between the left and right front pillars 12, 12. In the figure, 21 is a roof, 22, 22 are front side cowls, 23 is a door,
24 is a front wheel. Next, of the airbag device 18 placed outside the vehicle, the configuration around the airbag 71 for the windshield and the inflator 81 of the airbag 71 for the windshield,
The operation will be described in detail. In addition, the airbag 7 for pillars
The inflators 82 and 83 of the pillar airbags 72 and 73 have the same configuration and operation as those of the windshield airbag 71 and the inflator 81, and a detailed description thereof will be omitted. FIG. 2 is a sectional view taken along line 2-2 of FIG. 1, and shows a dashboard 3 for partitioning an engine room 31 and a vehicle room 32.
FIG. 3 is a diagram of a configuration in which a cowl top panel 14 is disposed on the vehicle 3 as viewed from the left side of the vehicle. The dashboard 33 includes a dashboard lower 34 in a vertical plate shape, and a dashboard upper 35 in a horizontal plate joined to an upper portion of the dashboard lower 34. The dashboard upper 35 includes a flange 36 extending from the upper end of the front part to the engine room 31 side,
It is a member formed integrally. The cowl top panel 14 includes a plate-like outside air intake grille 41 extending forward and downward from the lower end of the windshield 13, a plate-like seal mounting portion 42 extending forward and upward from the lower end of the grille 41, and a grille 41. This is a member in which a plate-shaped panel lower portion 43 extending rearward and downward from the lower end and a plate-shaped flange 44 extending forward from the panel lower portion 43 are integrally formed. The seal mounting portion 42 is a portion where the seal material 45 is mounted. Flange 44 of cowl top panel 14
Is overlapped on the flange 36 of the dashboard upper 35 and joined. Further, in this figure, the wind seal lower panel 51 extends from the lower part of the windshield 13 to the rear lower part,
This shows that the lower part of the wind seal lower panel 51 is overlapped and joined to the joint part between the upper part of the dashboard lower 34 and the rear part of the dashboard upper 35. In this manner, a vehicle interior space 52 around the dashboard 33 surrounded by the cowl top panel 14, the dashboard upper 35, and the wind seal lower panel 51 can be formed. 53 and 54 are sealing materials for sealing the lower part of the windshield 13. The present invention relates to a folded airbag 7.
1 is disposed at the rear end 15a of the hood 15, the inflator 81 is separated from the airbag 71, and is disposed in the vehicle interior space 52. Specifically, by disposing the rear end 15a of the hood 15 ahead of the seal mounting portion 42 at the front end of the cowl top panel 14, the rear end 15a of the hood 15 and the front end of the cowl top panel 14 are separated. An empty space 55 in the vehicle front-rear direction is provided therebetween,
The bag storage section 60 was disposed in the empty space 55, and the airbag 71 was stored in the bag storage section 60 in a folded state. The bag storage section 60 is a container integrally attached to the rear end 15a of the hood 15 by bolting or the like, or formed integrally with the rear end 15a of the hood 15. Therefore, the bag storage unit 60 can swing up and down together with the hood 15. Furthermore, this bag storage section 60
Is a rectangular cross-section having substantially the same inclination with respect to the inclination of the windshield 13 and the front pillar 12 (see FIG. 1), and the upper opening is closed by a lid 62 having a substantially mountain-shaped cross section. The top of the chevron is a breakable part. The bag storage section 60 is a resin molded product in which the lid 62 is integrally formed. More specifically, the front upper end 61 of the bag storage section 60 is located at substantially the same position as the upper surface of the hood at the rear end 15a of the hood 15. The lid 62 extends from the front upper end 61 of the bag storage section 60 to the rear upper side.
3 and a second lid portion 66 extending downward from the rear end 64 of the first lid portion 63 and connected to the rear upper end 65 of the bag storage portion 60. The first lid portion 63 extends substantially along an extension of the upper surface of the hood 15. The rear end 64 of the first lid part 63 is a breakable part that can be broken with respect to the front end of the second lid part 66. The rear end face of the bag storage section 60 can be sealed with the sealing material 45. Reference numeral 67 denotes a storage portion mounting seat. On the other hand, the dashboard upper 35 is provided with brackets 56 and 57 provided inside the vehicle body internal space 52, and an inflator 81 is attached by bolts or the like via the brackets 56 and 57. Inflator 8
Reference numeral 1 denotes an ignition device (not shown) that ignites a gas generating agent to generate a large amount of high-pressure gas for inflating the airbag 71. The gas supply port 85 of the inflator 81 disposed in the vehicle interior space 52 and the rear end 15a of the hood 15
The gas generated by the inflator 81 can be supplied to the airbag 71 by connecting the airbag 71 with the gas inlet 75 of the airbag 71 via a gas supply flexible tube 91. The gas supply flexible tube 91 is a long connecting tube penetrating the cowl top panel 14 and is, for example, a rubber tube reinforced with a wire. Next, the operation of the airbag device 18 having the above-described configuration will be described. FIG. 3 is an operation diagram (part 1) of the airbag device placed outside the vehicle according to the present invention, showing a state in which the hood 15 is opened. Rear end 15 of hood 15
a, the folded airbag 71 is stored in the bag storage section 60, so that the rear end 1
5a, the airbag 71 is disposed.
Can be opened and closed together with the hood 15. Moreover, since the airbag 71 and the inflator 81 are connected by the flexible gas supply flexible tube 91 having flexibility and sufficient followability, the opening and closing of the hood 15 is not restricted.
Therefore, the hood 15 can be opened and closed very smoothly and easily. FIG. 4 is a diagram (part 2) of the operation of the airbag device placed outside the vehicle according to the present invention. The obstacle collision detection sensor 17 detects that the running vehicle 10 has collided with an obstacle (not shown). Indicates that the airbags 71 to 73 have expanded and deployed. The lower front surface of the windshield 13 is covered with a windshield airbag 71, and the front surfaces of the left and right front pillars 12, 12 are pillar airbags 72, 7.
3 can be covered. As described above, when the vehicle 10 collides with an obstacle, the external airbag is inflated and deployed to cover the front pillars 12, 12 and the windshield 13, so that the obstacle is covered by the front pillars 12, 12 and the windshield. 13 can be mitigated when the secondary collision occurs. FIG. 5 is a sectional view taken along line 5-5 in FIG. 4. When the vehicle 10 collides with an obstacle (not shown), the inflator 81 receives a control signal from a control unit (not shown), and the high pressure gas And supplies the high-pressure gas to the airbag 71 via the gas supply flexible tube 91. As a result,
This indicates that the airbag 71 has expanded and deployed. The rear end 64 of the first lid portion 63 is broken by the inflated airbag 71, and the first lid portion 63 and the second lid portion 6 are further broken.
6 is pushed outward. Therefore, the airbag 71 can be smoothly expanded and deployed. Then, the lower front surface of the windshield 13 can be quickly covered. Further, the airbag device 18 placed outside the vehicle is
The direction in which the airbag 71 inflates and deploys, that is, the direction of the upper opening of the bag storage portion 60 is inclined rearward and upward toward the front surface of the windshield 13 and the front surface of the front pillar 12 (see FIG. 1). I do. For this reason, the airbag 71 is used for the front of the windshield 13 and the front pillar 12.
Swiftly expands toward the front surface of the vehicle and can be covered. Therefore, very quickly compared to the above-mentioned conventional technology,
Since the airbag 71 can cover the front glass 13 and the front pillar 12 to prepare for a secondary collision, the airbag 71 is more effective. Moreover, the rear end 15 of the hood 15
Since the airbag 71 arranged in a is expanded and deployed toward the front surface of the windshield 13 and the front surface of the front pillar 12, the airbag 71 can be deployed while avoiding protrusions such as wipers. FIG. 6 is a diagram (part 3) of the operation of the airbag device placed outside the vehicle according to the present invention. In the state where the airbag device placed outside the vehicle 18 is not operated, the airbag 71 of the hood 15 is arranged. This indicates that the obstacle Ma has collided with the rear end 15a. As described above, the airbag device 18 placed outside the vehicle has the airbag 7 easily deformable by the impact force Fr.
1 is disposed at the rear end 15a of the hood 15, and the inflator 81, which is unlikely to be deformed by the impact force Fr, is separated from the airbag 71 and the vehicle interior space around the dashboard 33 at a position away from the hood 15. 52, the inflator 81 and the airbag 71 are connected by a gas supply flexible tube 91. When the airbag device 18 placed outside the vehicle is in a non-operating state, an obstacle Ma collides with the rear end 15a (including the periphery of the rear end 15a) of the hood 15 where the airbag 71 is disposed. Even at this time, the deformation of the hood 15 is not suppressed by the inflator 81. Furthermore, since the flexible tube 91 having flexibility is employed, the deformation of the hood 15 is not suppressed by the tube 91. Therefore, when the obstacle Ma collides with the rear end 15a of the hood 15, the rear end 15a
Can be greatly deformed to sufficiently absorb impact energy. Therefore, the impact on the obstacle Ma can be further reduced. In the above embodiment of the present invention,
The vehicle interior space 52 is not limited to the space around the dashboard 33, but may be any space as long as the space is away from the hood 15. In addition, airbag 7 for pillar
Regarding the arrangement, connection and attachment relationship between the inflators 82 and 83 and the inflators 82 and 83, the airbag 71 for windshield is also used.
And the inflator 81. According to the present invention, the following effects are exhibited by the above configuration. According to the first aspect, an airbag which is easily deformed by an impact force is disposed at a rear end of the hood, and an inflator which is hardly deformed by an impact force is separated from the airbag and the dash is located at a position away from the hood. Since the airbag device was placed in the vehicle interior space such as around the board and the inflator and the airbag were connected by a flexible tube for supplying gas, the airbag device placed outside the vehicle was inactive and the Even when an obstacle collides with the rear end of the bag, the deformation of the hood is not suppressed by the inflator. Therefore, when an obstacle collides with the rear end of the hood, the rear end of the hood can be greatly deformed to sufficiently absorb impact energy. The impact on the obstacle can be further reduced.
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の前半部の斜視図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】本発明に係る車両外置きエアバッグ装置の作用
図(その1)
【図4】本発明に係る車両外置きエアバッグ装置の作用
図(その2)
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】本発明に係る車両外置きエアバッグ装置の作用
図(その3)
【符号の説明】
10…車両、12…フロントピラー、13…フロントガ
ラス、15…フード、15a…フードの後端部、18…
車両外置きエアバッグ装置、31…エンジンルーム、3
2…車室、33…ダッシュボード、52…車体内部空
間、55…空きスペース、60…バッグ収納部、71,
72,73…エアバッグ、81,82,83…インフレ
ータ、91…ガス供給用可撓性チューブ。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a perspective view of a front half of a vehicle according to the present invention. FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line 2-2 of FIG. 1. FIG. Action diagram (No. 1) FIG. 4 Action diagram (No. 2) of the airbag device placed outside the vehicle according to the present invention FIG. 5 FIG. 5 is a sectional view taken along line 5-5 in FIG. Action diagram of the storage airbag device (No. 3) [Description of symbols] 10 ... Vehicle, 12 ... Front pillar, 13 ... Wind glass, 15 ... Hood, 15a ... Hood rear end, 18 ...
Airbag device placed outside the vehicle, 31 ... Engine room, 3
2 ... cabin, 33 ... dashboard, 52 ... body interior space, 55 ... empty space, 60 ... bag storage section, 71,
72, 73 ... airbag, 81, 82, 83 ... inflator, 91 ... flexible tube for gas supply.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小原 琢至 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D054 AA12 BB30 DD13 FF20 ────────────────────────────────────────────────── ─── Continuation of front page (72) Inventor Takuji Ohara 1-4-1 Chuo, Wako-shi, Saitama Stock Association Inside the Honda Research Laboratory F term (reference) 3D054 AA12 BB30 DD13 FF20
Claims (1)
の外側面に沿わせてエアバッグを膨出展開させる車両外
置きエアバッグ装置において、前記エアバッグを、折り
畳んだ状態でフードの後端部に配置し、前記エアバッグ
を膨張させるためのガスを発生するインフレータを、エ
アバッグから分離するとともに、エンジンルームと車室
とを仕切るダッシュボード周り等の車体内部空間に配置
し、インフレータとエアバッグとの間を、ガス供給用可
撓性チューブにて接続したことを特徴とする車両外置き
エアバッグ装置。Claims: 1. An airbag device outside a vehicle for inflating and deploying an airbag along an outer surface of a windshield of a vehicle and a peripheral portion thereof, wherein the airbag is folded. The inflator that generates gas for inflating the airbag is disposed at the rear end of the hood, and is separated from the airbag, and is disposed in a vehicle interior space such as around a dashboard that separates an engine room and a vehicle compartment. An airbag device placed outside a vehicle, wherein an inflator and an airbag are connected by a flexible tube for gas supply.
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041130 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061106 |