JP2003204982A - 腹部温熱振動ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 腹の中を暖かく活性化して、血液循環を助け
て人体の新陳代謝を活性化させ、体脂肪を分解させて健
康増進に助けを与える腹部温熱振動ベルトを提供する。 【解決手段】 袋形態の腹袋と、上記腹袋の両側にそれ
ぞれ付着される腰袋と、上記腹袋の内部に内蔵され、電
気的に遠赤外線と陰イオンとを発生させ、内、外部薄膜
で覆い被せられた発熱部と、上記発熱部に内蔵され、人
体の熱を感知する熱感知センサーと、上記発熱部に内蔵
される振動体と、上記発熱部、熱感知センサーおよび振
動体の機能を制御する制御部を含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は人体の中心である臍
を含む腹腔内を常に一定な温度を保持することにより、
人体の不調和を前以って予防し、臓器の血液循環を助け
て人体の新陳代謝を活性化させ健康を増進する腹部温熱
振動ベルトに関する。

【０００２】

【従来の技術】周易によれば“地天泰卦と水火既済卦と
に全て陽卦が下にあり、陰卦が上にあるのは下が暖かく
上が冷ややかであるので昇降作用が良くなるからであ
る。人体もこれと同じである。即ち、頭と胸は冷ややか
でなければならず、代わりに腹の中と足は暖かでなけれ
ばならない。そうすれば気血の循環が良くなって精神が
清らかになリ、病にもかからない”と伝えられている。
さらに、昔から東洋医学においても、人体の根は臍を含
む腹の中、即ち丹田と言い、腹の中を暖かくしてやらな
いと、全身の元気と血液の循環とが良くならないで健康
にならないという。

【０００３】このように、腹の中を暖かくするのが健康
に良いのにも拘わらず、今までは暖かくし得る適切な道
具がなかった。磁気によって腰の筋肉を解すとか痛みを
減少させる腰強化用ベルト等はたくさん出ているが、腹
部に着用して気を活性化させる道具はなかった。一方、
湿布パック（ｐａｃｋ）等で身体部位を加熱させるもの
もあるが、身体に着用しながら適切な温度を常に保持し
うるものではない。

【０００４】斯かる問題を解決するために、本出願人
は、大韓民国登録実用新案第１９０８５４号にて腹部に
着用して腹の中を暖かく恒常性を保持する腹部温熱ベル
トの登録を受けた事実がある。上記の腹部温熱ベルト
は、袋形態の腹袋と、上記腹袋の両側にそれぞれ付着さ
れる腰袋と、上記腹袋の内部に収納され電気的に熱を発
生させる発熱部と、上記発熱部に温度センサーを付着さ
せ加熱される温度を調節する温度調節部とから構成され
る。上記の腹部温熱ベルトは、腹部に着用して腹の中を
電気的な熱で常に暖かくさせることにより、臓器の血液
循環を助けて人体の新陳代謝を活性化させて健康を増進
させるのが事実である。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
腹部温熱振動ベルトは、電気的な熱にて腹の中を単に暖
かく暖める機能だけを備えているため、健康を増進させ
るに限界がある。よって、電気的な熱で腹の中を暖かく
するばかりでなく、腹部を振動させて体脂肪を分解する
等の他の機能を備えてさらに良い効果を期待する必要が
ある。

【０００６】本発明の目的は、身体の腹部に着用して腹
の中を常に暖かくするのは勿論、腹部を振動させて体脂
肪を分解し、臓器の血液循環を助けて人体の新陳代謝を
より活性化させて健康を増進させる腹部温熱振動ベルト
を提供することにある。本発明の他の目的は、人体の気
を循環させる陰イオンおよび遠赤外線を放出させる物質
を添加して健康増進に助けを与える腹部温熱振動ベルト
を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めの本発明の腹部温熱振動ベルトは、袋形態の腹袋と、
上記腹袋の両側にそれぞれ付着される腰袋と、上記腹袋
の内部に内蔵され、電気的に熱を発生させ、内、外部薄
膜で覆い被された発熱部と、上記発熱部に内蔵され人体
の熱を感知する熱感知センサーと、上記発熱部に内蔵さ
れる振動体と、上記発熱部、熱感知センサーおよび振動
体の機能を制御する制御部を含むことを特徴とする。

【０００８】上記構成に加えて本発明の腹部温熱振動ベ
ルトは、発熱部の内部薄膜の表面には貴金属、貴石、鉱
石またはセラミックスからなった粉末を選択的にコーテ
イングすること特徴とする。上記構成に加えて本発明の
腹部温熱振動ベルトは、発熱部の内、外部薄膜の間に炭
が混合された黄土を充填すること特徴とする。上記構成
に加えて本発明の腹部温熱振動ベルトは、腰袋の端部分
にベルクロ接着テープを付着するとともに、遠赤外線お
よび陰イオン放射物質を挿入したことを特徴とする。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳しく説明する。図１は本発明の実施の
形態を示す腹部温熱振動ベルトの分解斜視図、図２は、
本発明の実施の形態を示す腹部温熱振動ベルトの結合斜
視図、図３は本発明の実施の形態を示す発熱部の分解斜
視図、図４は、本発明の実施の形態を示す発熱部の断面
図である。

【００１０】本発明の腹部温熱振動ベルト１００は、腹
袋１０と腰袋２０と、発熱部３０と熱感知センサー４０
と振動体５０および制御部６０を含んでいる。腹袋１０
は袋形態になってその内部に発熱部３０を内蔵し得る空
間を形成しており、着用の際、腹部に密着される部分で
ある。そして，腹袋の一側に発熱部３０を必要に応じて
容易に内蔵するとか分離できるように挿入口を形成する
ことが好ましい。このような腹袋の材質は不織布等で作
ることができる。

【００１１】腰袋２０は腹袋１０の両側にそれぞれ一つ
ずつ付着されるものであって、着用の際、腰に回して付
着する部分である。この際、ベルトの着用を容易にでき
るように腰袋２０の各端部分にベルクロ（Ｖｅｌｃｒ
ｏ）接着テープ（２１）を付着するのが好ましい。ま
た、両側の２個の腰袋２０の中いずれかの一つの端部分
に磁石、ゲルマニューム、黄土、炭等の遠赤外線および
陰イオン放射物質２２を挿入することもできる。これは
本ベルトの着用の際、磁石を発生させる腰袋の端部分が
腰に密着されるので腰部分を強化させる利点を有する。

【００１２】発熱部３０は、発熱線３５と、上記発熱線
３５を覆い被せる内、外部薄膜３１、３２から構成され
た状態でさらに別途の袋３４に封入される。この際、図
５に図示したとおり、発熱部３０の内部薄膜３１の表面
には貴金属、貴石、鉱石またはセラミックス等でなった
粉末３１ａを選択的にコーテイングするのが好ましい。
貴金属としては金、銀、等を例示できるし、貴石として
は水晶、翡翠、メノウ等を例示できる。本実施の形態で
は内部薄膜３１の表面に水晶粉末３１ａをコーテイング
させたものであり、太極マークには金粉末３１ｂをコー
テイングしたものである。太極マークに金粉末の代わり
に銀粉末をコーテイングさせても構わない。これは貴金
属、貴石、鉱石またはセラミックスの粉末から人体に有
益な遠赤外線および陰イオン等を放出するので健康の増
進に助けを与えることができる。

【００１３】また、発熱部３０の内、外部薄膜３１、３
２の間に炭が混合された不織布性を含む黄土３３を充填
することが好ましい。これは、黄土３３が発熱線３５を
固定する役割をなすばかりでなく、炭や黄土から遠赤外
線および陰イオンが放出されるので健康増進に助けを与
える。

【００１４】熱感知センサー４０は、発熱部３０に内蔵
され電源と連結され人体（腹部）の熱を感知して制御部
６０に信号を送る役割をする。人の正常的な熱は３６．
５℃であるが、人によって異なり得るし、同じ人であっ
ても健康状態に従って、若干ずつ異なり得る。人毎にこ
のような温度差を勘案して熱感知センサー４０が体温を
感知して制御部６０に信号を送ると制御部６０では必要
な熱を発熱部３０を介して調整するようになっている。

【００１５】振動体５０は発熱部３０に内蔵され、制御
部６０内にある電源と連結されている。制御部６０から
振動信号を送ると電源が連結され振動体５０が振動する
ようになっている。従って、振動体５０の振動を介して
腹部の新陳代謝を促進させるとともに、体脂肪を分解さ
せる役割をする。

【００１６】制御部６０は、発熱部３０、熱感知センサ
ー４０および振動体５０の機能を制御するものであっ
て、ＩＣ記憶素子等が内蔵されており、外面には電源ス
イッチ６１および機能表示６２が備えられている。ＩＣ
記憶素子には一定なプログラムが入力されているので該
プログラムによって発熱と振動が起こる。

【００１７】一方、制御部６０には、ジヤック（Ｊａｃ
ｋ）連結具６３が形成されている。これはアダプター等
で室内の家庭用電源、携帯用バッテリ−，または自動車
電源端子に連結して使用することができるようにしたも
のである。

【００１８】図６は、本腹部温熱振動ベルト１００を着
用した例を見せるものである。腹袋１０を腹部に密着さ
せ両側腰袋２０を腰に回して付着させることにより簡便
に着用することができる。そして、制御部６０の電源ス
イッチを連結させると入力されたプログラムに応じて発
熱と振動が連続的に起こる。一例に本発明を着用すると
きは、昼間には１分振動、５分発熱を繰り返しされるよ
うにするのが好ましく、夜間には、３０分おきに１時間
づつは発熱させるのが好ましい。なお、図面番号６４は
バッテリーケースである。

【００１９】

【発明の効果】以上における如く、本発明の腹部温熱振
動ベルトは、熱感知センサーが腹部の熱を感知して制御
部に信号を送ると発熱部を介して腹部を暖かく暖めると
ともに、振動体を介して腹部を振動させることにより、
腹部の血液循環を助けて人体の新陳代謝を活性させるの
は勿論、体脂肪を分解させて健康の増進に大きく助けを
与える。さらに、本発明は、発熱部の中には炭が添加さ
れた黄土を充填し、その外面には遠赤外線及び陰イオン
を放出させる貴金属、貴石、鉱石またはセラミックス等
の粉末をコーテイングさせることにより、全身の元気と
血液循環とをより充足させ健康増進に助けを与える。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態を示す腹部温熱振動ベルト
の部分斜視図である。

【図２】本発明の実施の形態を示す腹部温熱振動ベルト
の結合斜視図である。

【図３】本発明の実施の形態を示す発熱部の分解斜視図
である。

【図４】本発明の実施の形態を示す発熱部の断面図であ
る。

【図５】本発明の実施の形態を示す発熱部の前面を示す
例示図である。

【図６】本発明の使用状態を示す説明図である。

【符合の説明】

１０：腹袋 ２０：腰袋 ３０：発熱部 ４０：熱感知センサー ５０：振動体 ６０：制御部

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ａ６１Ｈ 23/02 ３６０ Ａ６１Ｈ 23/02 ３６０ ３７０ ３７０ Ａ６１Ｎ 5/06 Ａ６１Ｎ 5/06 Ａ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 袋形態の腹袋１０と、上記腹袋の両側に
   それぞれ付着される腰袋２０と、上記腹袋内部に内蔵さ
   れ電気的に熱を発生させ、内、外部薄膜３１、３２で覆
   い被せられた発熱部３０と、上記発熱部３０に内蔵され
   人体の熱を感知する熱感知センサー４０と、上記発熱部
   ３０に内臓される振動体５０と、上記発熱部３０、熱感
   知センサー４０および振動体５０の機能を制御する制御
   部６０を含むことを特徴とする腹部温熱振動ベルト。
2. 【請求項２】 上記発熱部３０の少なくとも一方の内部
   薄膜３１には貴金属、貴石、鉱石またはセラミックスか
   らなった粉末を選択的にコーテイングすることを特徴と
   する請求項１に記載の腹部温熱振動ベルト。
3. 【請求項３】 上記発熱部３０の内、外部薄膜３１、３
   ２の間に黄土を充填することを特徴とする請求項１また
   は２に記載の腹部温熱振動ベルト。
4. 【請求項４】 上記黄土には炭を添加することを特徴と
   する請求項３に記載の腹部温熱振動ベルト。
5. 【請求項５】 上記腰袋２０の端部分にはベルクロ（Ｖ
   ｅｌｃｒｏ）接着テープ２１を付着するとともに遠赤外
   線放射物質２２を挿入したことを特徴とする請求項１乃
   至４のいずれかに記載の腹部温熱振動ベルト。