JP2003203242A - 電子漫画製造システム及び電子漫画製造方法 - Google Patents
電子漫画製造システム及び電子漫画製造方法Info
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- JP2003203242A JP2003203242A JP2002000892A JP2002000892A JP2003203242A JP 2003203242 A JP2003203242 A JP 2003203242A JP 2002000892 A JP2002000892 A JP 2002000892A JP 2002000892 A JP2002000892 A JP 2002000892A JP 2003203242 A JP2003203242 A JP 2003203242A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子漫画が本来有する面白味を最大限に引き
出すことができ、より娯楽性及び利便性を向上させる電
子漫画を製造する。 【解決手段】 電子漫画製造システムは、読者に提示す
る視覚的な情報としての画像データを作成する画像デー
タ作成装置によって作成された画像データと、各コマに
おける台詞、解説文及び/又は効果音といった1つの音
声を表現する文字情報が記述された吹き出しや枠領域毎
に識別可能な形態で、読者に提示する聴覚的な情報とし
ての音声データを作成する音声データ作成装置によって
作成された音声データとを吹き出しや枠領域毎に関連付
け、再生機器の表示画面上に表示される画像データに描
かれた吹き出しや枠領域が任意に選択されるのに応じ
て、当該吹き出しや枠領域に対応する音声データが再生
される電子漫画データを製造する。
出すことができ、より娯楽性及び利便性を向上させる電
子漫画を製造する。 【解決手段】 電子漫画製造システムは、読者に提示す
る視覚的な情報としての画像データを作成する画像デー
タ作成装置によって作成された画像データと、各コマに
おける台詞、解説文及び/又は効果音といった1つの音
声を表現する文字情報が記述された吹き出しや枠領域毎
に識別可能な形態で、読者に提示する聴覚的な情報とし
ての音声データを作成する音声データ作成装置によって
作成された音声データとを吹き出しや枠領域毎に関連付
け、再生機器の表示画面上に表示される画像データに描
かれた吹き出しや枠領域が任意に選択されるのに応じ
て、当該吹き出しや枠領域に対応する音声データが再生
される電子漫画データを製造する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも画像デ
ータを表示することが可能な再生機器の表示画面上で閲
覧可能とされる電子漫画データを製造する電子漫画製造
システム及び電子漫画製造方法に関する。
ータを表示することが可能な再生機器の表示画面上で閲
覧可能とされる電子漫画データを製造する電子漫画製造
システム及び電子漫画製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータのような
情報処理装置やテレビジョン、及び携帯電話機やいわゆ
る携帯情報端末(Personal Digital Assistants;PD
A)等の携帯可能な電子機器といった画像データを表示
することが可能な各種機器の急速な普及及び進歩にとも
ない、従来では紙面での閲覧に供する媒体であった漫画
をディジタル化して電子漫画を製造し、この電子漫画を
これら各種機器にて閲覧可能とする技術が実現されてい
る。
情報処理装置やテレビジョン、及び携帯電話機やいわゆ
る携帯情報端末(Personal Digital Assistants;PD
A)等の携帯可能な電子機器といった画像データを表示
することが可能な各種機器の急速な普及及び進歩にとも
ない、従来では紙面での閲覧に供する媒体であった漫画
をディジタル化して電子漫画を製造し、この電子漫画を
これら各種機器にて閲覧可能とする技術が実現されてい
る。
【0003】このような漫画等の紙面を媒体とするコン
テンツのディジタル化は、例えばCD−ROM(Compac
t Disc-Read Only Memory)といった劣化しにくい所定
の記録媒体に対して保存可能とすることによる保管スペ
ースの削減や検索の容易さといった観点から行われるこ
とが多い。また、これら漫画等の出版物の製造過程にお
いても、情報のディジタル化が進んでいるが、最終的に
出荷される製品としては、あくまでも紙媒体を中心とす
ることが多いのが実情である。さらに、漫画等のコンテ
ンツを所定の記録媒体に対して記録された状態で頒布す
る例も存在するものの、コンテンツがディジタル化され
ていることによる多少の操作性の優位性を認める程度で
ある。
テンツのディジタル化は、例えばCD−ROM(Compac
t Disc-Read Only Memory)といった劣化しにくい所定
の記録媒体に対して保存可能とすることによる保管スペ
ースの削減や検索の容易さといった観点から行われるこ
とが多い。また、これら漫画等の出版物の製造過程にお
いても、情報のディジタル化が進んでいるが、最終的に
出荷される製品としては、あくまでも紙媒体を中心とす
ることが多いのが実情である。さらに、漫画等のコンテ
ンツを所定の記録媒体に対して記録された状態で頒布す
る例も存在するものの、コンテンツがディジタル化され
ていることによる多少の操作性の優位性を認める程度で
ある。
【0004】このような実情に対して、電子漫画の娯楽
性及び利便性を向上させるための技術も各種提案されつ
つある。例えば特開2001−75581号公報には、
電子漫画に描かれている吹き出しに記述された台詞を音
声出力することが可能となるように、台詞を文字認識す
ることによって抽出し、その文字列を吹き出しの順序に
したがって音声合成して1つのコンテンツを製造するこ
とにより、吹き出しの順序にしたがった台詞の音声出力
を行う技術が開示されている。この技術は、かかる目的
を達成する1つの指針を与えるものと考えられる。
性及び利便性を向上させるための技術も各種提案されつ
つある。例えば特開2001−75581号公報には、
電子漫画に描かれている吹き出しに記述された台詞を音
声出力することが可能となるように、台詞を文字認識す
ることによって抽出し、その文字列を吹き出しの順序に
したがって音声合成して1つのコンテンツを製造するこ
とにより、吹き出しの順序にしたがった台詞の音声出力
を行う技術が開示されている。この技術は、かかる目的
を達成する1つの指針を与えるものと考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した音
声出力が可能な従来の電子漫画に関する技術としては、
同公報以外にもいくつか挙げられるが、これらの技術
は、所定の音声合成エンジンを用いた音声合成によって
台詞を読み上げるものであることから、動画アニメーシ
ョンに比べると臨場感に欠けることを否めず、コンテン
ツとしては味気ないものになる可能性が大きいという欠
点があった。
声出力が可能な従来の電子漫画に関する技術としては、
同公報以外にもいくつか挙げられるが、これらの技術
は、所定の音声合成エンジンを用いた音声合成によって
台詞を読み上げるものであることから、動画アニメーシ
ョンに比べると臨場感に欠けることを否めず、コンテン
ツとしては味気ないものになる可能性が大きいという欠
点があった。
【0006】また、従来の電子漫画に関する技術におい
ては、同公報のように、台詞の時間的な読み上げ順序が
予め決まっていることから、読者はその音声にしたがっ
てコンテンツを閲覧することになる。しかしながら、漫
画という媒体は、視覚的な情報が同じであっても、1枚
の静止画像の中から読者の想像力如何によっては様々な
世界が広がるという利点を有するものであることから、
予め決められた順序で台詞を読むという動作は当該漫画
の面白味を減少させるおそれがある。具体的には、漫画
は、コマ毎に時間が進行していくという特徴を有するも
のの、1コマの中でも極めて短いながらも時間の進行が
存在することから、この極めて短時間での台詞を読む順
序は読者の嗜好に任せた方が、当該漫画が有する面白味
を最大限に引き出すことができると考えられる。
ては、同公報のように、台詞の時間的な読み上げ順序が
予め決まっていることから、読者はその音声にしたがっ
てコンテンツを閲覧することになる。しかしながら、漫
画という媒体は、視覚的な情報が同じであっても、1枚
の静止画像の中から読者の想像力如何によっては様々な
世界が広がるという利点を有するものであることから、
予め決められた順序で台詞を読むという動作は当該漫画
の面白味を減少させるおそれがある。具体的には、漫画
は、コマ毎に時間が進行していくという特徴を有するも
のの、1コマの中でも極めて短いながらも時間の進行が
存在することから、この極めて短時間での台詞を読む順
序は読者の嗜好に任せた方が、当該漫画が有する面白味
を最大限に引き出すことができると考えられる。
【0007】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、電子漫画が本来有する面白味を最大限に
引き出すことができ、より娯楽性及び利便性を向上させ
た電子漫画を製造する電子漫画製造システム及び電子漫
画製造方法を提供することを目的とする。
たものであり、電子漫画が本来有する面白味を最大限に
引き出すことができ、より娯楽性及び利便性を向上させ
た電子漫画を製造する電子漫画製造システム及び電子漫
画製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明にかかる電子漫画製造システムは、少なくとも画
像データを表示することが可能な再生機器の表示画面上
で閲覧可能とされる電子漫画データを製造する電子漫画
製造システムであって、読者に提示する視覚的な情報と
しての画像データを作成する画像データ作成手段と、各
コマにおける1つの音声を表現する文字情報が記述され
た所定の単位毎に識別可能な形態で、読者に提示する聴
覚的な情報としての音声データを作成する音声データ作
成手段と、画像データ作成手段によって作成された画像
データと音声データ作成手段によって作成された音声デ
ータとを所定の単位毎に関連付け、再生機器の表示画面
上に表示される画像データに描かれた所定の単位が任意
に選択されるのに応じて、当該所定の単位に対応する音
声データが再生されるように動作指示を登録し、電子漫
画データを作成するオーサリング手段とを備えることを
特徴としている。
本発明にかかる電子漫画製造システムは、少なくとも画
像データを表示することが可能な再生機器の表示画面上
で閲覧可能とされる電子漫画データを製造する電子漫画
製造システムであって、読者に提示する視覚的な情報と
しての画像データを作成する画像データ作成手段と、各
コマにおける1つの音声を表現する文字情報が記述され
た所定の単位毎に識別可能な形態で、読者に提示する聴
覚的な情報としての音声データを作成する音声データ作
成手段と、画像データ作成手段によって作成された画像
データと音声データ作成手段によって作成された音声デ
ータとを所定の単位毎に関連付け、再生機器の表示画面
上に表示される画像データに描かれた所定の単位が任意
に選択されるのに応じて、当該所定の単位に対応する音
声データが再生されるように動作指示を登録し、電子漫
画データを作成するオーサリング手段とを備えることを
特徴としている。
【0009】また、上述した目的を達成する本発明にか
かる電子漫画製造方法は、少なくとも画像データを表示
することが可能な再生機器の表示画面上で閲覧可能とさ
れる電子漫画データを製造する電子漫画製造方法であっ
て、読者に提示する視覚的な情報としての画像データを
作成する画像データ作成工程と、各コマにおける1つの
音声を表現する文字情報が記述された所定の単位毎に識
別可能な形態で、読者に提示する聴覚的な情報としての
音声データを作成する音声データ作成工程と、画像デー
タ作成工程にて作成された画像データと音声データ作成
工程にて作成された音声データとを所定の単位毎に関連
付け、再生機器の表示画面上に表示される画像データに
描かれた所定の単位が任意に選択されるのに応じて、当
該所定の単位に対応する音声データが再生されるように
動作指示を登録し、電子漫画データを作成するオーサリ
ング工程とを備えることを特徴としている。
かる電子漫画製造方法は、少なくとも画像データを表示
することが可能な再生機器の表示画面上で閲覧可能とさ
れる電子漫画データを製造する電子漫画製造方法であっ
て、読者に提示する視覚的な情報としての画像データを
作成する画像データ作成工程と、各コマにおける1つの
音声を表現する文字情報が記述された所定の単位毎に識
別可能な形態で、読者に提示する聴覚的な情報としての
音声データを作成する音声データ作成工程と、画像デー
タ作成工程にて作成された画像データと音声データ作成
工程にて作成された音声データとを所定の単位毎に関連
付け、再生機器の表示画面上に表示される画像データに
描かれた所定の単位が任意に選択されるのに応じて、当
該所定の単位に対応する音声データが再生されるように
動作指示を登録し、電子漫画データを作成するオーサリ
ング工程とを備えることを特徴としている。
【0010】このような本発明にかかる電子漫画製造シ
ステム及び電子漫画製造方法は、再生機器の表示画面上
に表示される画像データに描かれた所定の単位が任意に
選択されるのに応じて、当該所定の単位に対応する音声
データが再生される電子漫画データを製造する。
ステム及び電子漫画製造方法は、再生機器の表示画面上
に表示される画像データに描かれた所定の単位が任意に
選択されるのに応じて、当該所定の単位に対応する音声
データが再生される電子漫画データを製造する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0012】この実施の形態は、パーソナルコンピュー
タのような情報処理装置やテレビジョン、及び携帯電話
機やいわゆる携帯情報端末(Personal Digital Assista
nts;PDA)等の携帯可能な電子機器といった少なく
とも画像データを表示することが可能な各種再生機器の
表示画面上で閲覧可能とされる電子漫画を製造する電子
漫画製造システムである。この電子漫画製造システム
は、漫画の各コマにおける台詞が記述された吹き出し、
解説文が記述された枠領域、及び/又は効果音が記述さ
れた吹き出し又は枠領域といった音声を表現する文字情
報が記述された所定の単位を読者が任意に選択すること
により、これらの吹き出しや枠領域に記述された台詞、
解説文及び/又は効果音を音声出力することができる電
子漫画を製造するものである。
タのような情報処理装置やテレビジョン、及び携帯電話
機やいわゆる携帯情報端末(Personal Digital Assista
nts;PDA)等の携帯可能な電子機器といった少なく
とも画像データを表示することが可能な各種再生機器の
表示画面上で閲覧可能とされる電子漫画を製造する電子
漫画製造システムである。この電子漫画製造システム
は、漫画の各コマにおける台詞が記述された吹き出し、
解説文が記述された枠領域、及び/又は効果音が記述さ
れた吹き出し又は枠領域といった音声を表現する文字情
報が記述された所定の単位を読者が任意に選択すること
により、これらの吹き出しや枠領域に記述された台詞、
解説文及び/又は効果音を音声出力することができる電
子漫画を製造するものである。
【0013】電子漫画製造システムは、図1に示すよう
に、原画となる紙面上の漫画原稿CMSを所定の画像取
り込み装置等を用いて走査して原画像データを作成し、
この原画像データに対して後述する各種画像処理を施し
て読者に提示する視覚的な情報としての画像データIM
Dを作成する画像データ作成工程、漫画原稿CMSに基
づいて、吹き出しや枠領域に記述された台詞、解説文及
び/又は効果音として記述された文字情報を実際の声優
や楽器等によって音声として収録し、読者に提示する聴
覚的な情報としての音声データADDを作成する音声デ
ータ作成工程、及び、画像データ作成工程によって得ら
れた画像データIMDと音声データ作成工程によって得
られた音声データADDとに対して合成処理及びオーサ
リング処理を施してマルチメディアファイルとしての電
子漫画データECDを作成するマルチメディア化工程の
3つに大別される工程を行う。
に、原画となる紙面上の漫画原稿CMSを所定の画像取
り込み装置等を用いて走査して原画像データを作成し、
この原画像データに対して後述する各種画像処理を施し
て読者に提示する視覚的な情報としての画像データIM
Dを作成する画像データ作成工程、漫画原稿CMSに基
づいて、吹き出しや枠領域に記述された台詞、解説文及
び/又は効果音として記述された文字情報を実際の声優
や楽器等によって音声として収録し、読者に提示する聴
覚的な情報としての音声データADDを作成する音声デ
ータ作成工程、及び、画像データ作成工程によって得ら
れた画像データIMDと音声データ作成工程によって得
られた音声データADDとに対して合成処理及びオーサ
リング処理を施してマルチメディアファイルとしての電
子漫画データECDを作成するマルチメディア化工程の
3つに大別される工程を行う。
【0014】まず、画像データ作成工程について説明す
る。
る。
【0015】画像データ作成工程は、図2に示すよう
に、所定の画像取り込み装置SCが接続されたパーソナ
ルコンピュータ等の画像データ作成手段である画像デー
タ作成装置MCIを用いて行われる。画像データ作成工
程は、漫画原稿CMSから原画像データを取り込む画像
取り込み工程と、取り込んだ原画像データに対して画像
処理を施す画像処理工程とに大別される。
に、所定の画像取り込み装置SCが接続されたパーソナ
ルコンピュータ等の画像データ作成手段である画像デー
タ作成装置MCIを用いて行われる。画像データ作成工
程は、漫画原稿CMSから原画像データを取り込む画像
取り込み工程と、取り込んだ原画像データに対して画像
処理を施す画像処理工程とに大別される。
【0016】具体的には、画像データ作成工程では、ま
ず画像取り込み工程が行われる。
ず画像取り込み工程が行われる。
【0017】すなわち、画像取り込み工程では、漫画原
稿CMSが画像取り込み装置SCを用いて走査される。
このとき、画像取り込み工程では、例えば1ページ単位
や見開きの2ページ単位若しくは1つ以上のコマ単位と
いった所定の単位毎に漫画原稿CMSが走査されること
によってこれらの単位毎に1つの画像ファイルIF'が
作成される。画像取り込み工程では、走査して得られた
複数の画像ファイルIF1',IF2',IF3',IF
4',・・・からなる原画像データPIDが画像データ
作成装置MCIにおけるハードディスクHD等の所定の
保存手段に取り込まれる。
稿CMSが画像取り込み装置SCを用いて走査される。
このとき、画像取り込み工程では、例えば1ページ単位
や見開きの2ページ単位若しくは1つ以上のコマ単位と
いった所定の単位毎に漫画原稿CMSが走査されること
によってこれらの単位毎に1つの画像ファイルIF'が
作成される。画像取り込み工程では、走査して得られた
複数の画像ファイルIF1',IF2',IF3',IF
4',・・・からなる原画像データPIDが画像データ
作成装置MCIにおけるハードディスクHD等の所定の
保存手段に取り込まれる。
【0018】続いて、画像データ作成工程では、画像処
理工程が行われる。
理工程が行われる。
【0019】すなわち、画像処理工程では、ハードディ
スクHD等の保存手段に取り込まれた原画像データPI
Dに対して、例えばノイズ除去や色補正といった画質の
向上を図るための画像処理が施され、最終的に読者に提
示する視覚的な情報としての複数の画像ファイルI
F1,IF2,IF3,IF4,・・・からなる画像デ
ータIMDが作成される。なお、画像データIMDにお
ける吹き出し中の台詞等の細かい文字情報については、
画質が鮮明になりにくいことから、マルチメディア化工
程にて消去され、画像データから文字データに置換され
ることになるが、これについては、後述するものとす
る。
スクHD等の保存手段に取り込まれた原画像データPI
Dに対して、例えばノイズ除去や色補正といった画質の
向上を図るための画像処理が施され、最終的に読者に提
示する視覚的な情報としての複数の画像ファイルI
F1,IF2,IF3,IF4,・・・からなる画像デ
ータIMDが作成される。なお、画像データIMDにお
ける吹き出し中の台詞等の細かい文字情報については、
画質が鮮明になりにくいことから、マルチメディア化工
程にて消去され、画像データから文字データに置換され
ることになるが、これについては、後述するものとす
る。
【0020】画像データ作成工程では、画像データ作成
装置MCIによってこのような処理が行われることによ
り、複数の画像ファイルIFからなる画像データIMD
が作成される。
装置MCIによってこのような処理が行われることによ
り、複数の画像ファイルIFからなる画像データIMD
が作成される。
【0021】つぎに、音声データ作成工程について説明
する。
する。
【0022】音声データ作成工程は、図3に示すよう
に、漫画原稿CMSに基づく台本にしたがって音声を収
録する音声収録工程と、収録した音声をパーソナルコン
ピュータ等の音声データ作成手段である音声データ作成
装置MCAによって処理して音声データADDを作成す
る音声処理工程とに大別される。
に、漫画原稿CMSに基づく台本にしたがって音声を収
録する音声収録工程と、収録した音声をパーソナルコン
ピュータ等の音声データ作成手段である音声データ作成
装置MCAによって処理して音声データADDを作成す
る音声処理工程とに大別される。
【0023】具体的には、音声データ作成工程では、ま
ず音声収録工程が行われる。
ず音声収録工程が行われる。
【0024】すなわち、音声収録工程では、漫画原稿C
MSに基づく台本にしたがって、各吹き出しに記述され
た各台詞については、配役毎に割り当てられた所定の声
優による演技音が収録されるとともに、各解説文につい
ては、所定のナレータによる朗読音が収録されるととも
に、各効果音については、楽器等を用いた演奏や擬似的
に発生させた擬音が収録される。この音声収録工程は、
臨場感を向上させるために、音声を収録するのに適した
収録スタジオにて行うのが望ましい。音声収録工程で
は、収録された音声素材がテープレコーダTR等の所定
の記録手段に記録される。
MSに基づく台本にしたがって、各吹き出しに記述され
た各台詞については、配役毎に割り当てられた所定の声
優による演技音が収録されるとともに、各解説文につい
ては、所定のナレータによる朗読音が収録されるととも
に、各効果音については、楽器等を用いた演奏や擬似的
に発生させた擬音が収録される。この音声収録工程は、
臨場感を向上させるために、音声を収録するのに適した
収録スタジオにて行うのが望ましい。音声収録工程で
は、収録された音声素材がテープレコーダTR等の所定
の記録手段に記録される。
【0025】続いて、音声データ作成工程では、音声処
理工程が行われる。
理工程が行われる。
【0026】すなわち、音声処理工程では、テープレコ
ーダTR等の記録手段に記録された音声素材が音声デー
タ作成装置MCAに取り込まれると、音声データ作成装
置MCAによってこの音声素材に対して必要に応じて編
集作業が施され、得られた音声素材が最終的な音声出力
形態に基づいて決定される分割形態にしたがった音声デ
ータADDに変換される。具体的には、音声処理工程で
は、音声出力形態に基づいて、図4(A)に示すよう
に、各台詞、各解説文(ナレーション)及び各効果音と
いった1つの音声を表現する所定の単位毎に1つの音声
ファイルAFA1,AFA2,AFB1,AFB2,A
FN1,AFN2,AFE1,AFE2,・・・として
音声データADDが作成される。また、音声処理工程で
は、他の分割形態として、同図(B)に示すように、コ
マ、ページ若しくはこれら以外の任意の単位で1つの音
声ファイルAF1,AF2,AF3,AF4,・・・と
し、これらの音声ファイルAF1,AF2,AF3,A
F4,・・・のそれぞれにて、各台詞、各解説文(ナレ
ーション)及び各効果音といった1つの音声を表現する
所定の単位毎にトラック別に分割記録して音声データA
DDが作成される。いずれにせよ、音声処理工程では、
各台詞、各解説文及び/又は各効果音といった1つの音
声を表現する所定の単位毎に識別可能な分割形態で音声
データADDが作成される。なお、音声処理工程では、
音声データADDのデータ形式としては、音声出力形態
に基づいて、例えば、いわゆるWAVファイルやいわゆ
るMP3(MPEG(Moving Picture Experts Group)-1 A
udio Layer 3)等の任意の形式を採用することができ
る。
ーダTR等の記録手段に記録された音声素材が音声デー
タ作成装置MCAに取り込まれると、音声データ作成装
置MCAによってこの音声素材に対して必要に応じて編
集作業が施され、得られた音声素材が最終的な音声出力
形態に基づいて決定される分割形態にしたがった音声デ
ータADDに変換される。具体的には、音声処理工程で
は、音声出力形態に基づいて、図4(A)に示すよう
に、各台詞、各解説文(ナレーション)及び各効果音と
いった1つの音声を表現する所定の単位毎に1つの音声
ファイルAFA1,AFA2,AFB1,AFB2,A
FN1,AFN2,AFE1,AFE2,・・・として
音声データADDが作成される。また、音声処理工程で
は、他の分割形態として、同図(B)に示すように、コ
マ、ページ若しくはこれら以外の任意の単位で1つの音
声ファイルAF1,AF2,AF3,AF4,・・・と
し、これらの音声ファイルAF1,AF2,AF3,A
F4,・・・のそれぞれにて、各台詞、各解説文(ナレ
ーション)及び各効果音といった1つの音声を表現する
所定の単位毎にトラック別に分割記録して音声データA
DDが作成される。いずれにせよ、音声処理工程では、
各台詞、各解説文及び/又は各効果音といった1つの音
声を表現する所定の単位毎に識別可能な分割形態で音声
データADDが作成される。なお、音声処理工程では、
音声データADDのデータ形式としては、音声出力形態
に基づいて、例えば、いわゆるWAVファイルやいわゆ
るMP3(MPEG(Moving Picture Experts Group)-1 A
udio Layer 3)等の任意の形式を採用することができ
る。
【0027】音声データ作成工程では、このような処理
が行われることにより、最終的に読者に提示する聴覚的
な情報としての複数の音声ファイルAFからなる音声デ
ータADDが作成される。
が行われることにより、最終的に読者に提示する聴覚的
な情報としての複数の音声ファイルAFからなる音声デ
ータADDが作成される。
【0028】最後に、マルチメディア化工程について説
明する。
明する。
【0029】マルチメディア化工程は、図5に示すよう
に、パーソナルコンピュータ等のオーサリング手段であ
るマルチメディア化装置MCMを用いて行われる。マル
チメディア化工程では、画像データ作成工程によって得
られた画像データIMDと音声データ作成工程によって
得られた音声データADDとを、吹き出しや枠領域とい
った所定の単位毎に関連付け、電子漫画データECDを
閲覧するための再生機器における表示画面上に表示され
る画像データに描かれた吹き出しや枠領域といった所定
の単位が任意に選択されるのに応じて、当該所定の単位
に対応する音声データが再生されるように動作指示を登
録する合成処理及びオーサリング処理が施され、最終的
なマルチメディアファイルとしての電子漫画データEC
Dが作成される。
に、パーソナルコンピュータ等のオーサリング手段であ
るマルチメディア化装置MCMを用いて行われる。マル
チメディア化工程では、画像データ作成工程によって得
られた画像データIMDと音声データ作成工程によって
得られた音声データADDとを、吹き出しや枠領域とい
った所定の単位毎に関連付け、電子漫画データECDを
閲覧するための再生機器における表示画面上に表示され
る画像データに描かれた吹き出しや枠領域といった所定
の単位が任意に選択されるのに応じて、当該所定の単位
に対応する音声データが再生されるように動作指示を登
録する合成処理及びオーサリング処理が施され、最終的
なマルチメディアファイルとしての電子漫画データEC
Dが作成される。
【0030】ここで、画像データIMDにおける吹き出
し中の台詞等の細かい文字情報については、上述したよ
うに、画質が鮮明になりにくい。そのため、マルチメデ
ィア化工程では、これらの文字情報が消去され、実際の
漫画雑誌の印刷・出版における電子写植と同様に、画像
データから文字データに置換される。すなわち、例えば
図6に示すコマを示す画像ファイルIFがあるものとす
ると、マルチメディア化工程では、2つの吹き出しBL
1,BL2に記述された2人の登場人物のそれぞれの台
詞の文字情報と、枠領域NRに記述された解説文の文字
情報とが消去され、消去されたこれらの文字情報が別途
複数の文字ファイルからなる文字データTXDとして作
成される。したがって、電子漫画データECDは、当該
電子漫画データECDを閲覧するための再生機器におけ
る表示画面上で、これらの文字ファイルが、画像データ
IMDにおける消去元の画像ファイルIFに対して重複
表示されることになる。
し中の台詞等の細かい文字情報については、上述したよ
うに、画質が鮮明になりにくい。そのため、マルチメデ
ィア化工程では、これらの文字情報が消去され、実際の
漫画雑誌の印刷・出版における電子写植と同様に、画像
データから文字データに置換される。すなわち、例えば
図6に示すコマを示す画像ファイルIFがあるものとす
ると、マルチメディア化工程では、2つの吹き出しBL
1,BL2に記述された2人の登場人物のそれぞれの台
詞の文字情報と、枠領域NRに記述された解説文の文字
情報とが消去され、消去されたこれらの文字情報が別途
複数の文字ファイルからなる文字データTXDとして作
成される。したがって、電子漫画データECDは、当該
電子漫画データECDを閲覧するための再生機器におけ
る表示画面上で、これらの文字ファイルが、画像データ
IMDにおける消去元の画像ファイルIFに対して重複
表示されることになる。
【0031】また、電子漫画データECDとしては、実
際の漫画雑誌のように広告スペースを設けるようにして
もよく、また、読者に対するグラフィカルユーザインタ
ーフェースとしての操作ボタン等を設ける必要があるこ
とから、これらを実現するため、マルチメディア化工程
では、広告バナーやグラフィカルユーザインターフェー
スとして貼り付けるオプション画像データOPDが作成
される。電子漫画データECDは、当該電子漫画データ
ECDを閲覧するための再生機器における表示画面上
で、このオプション画像データOPDが画像データIM
Dにおける画像ファイルIFに対して重複表示される。
際の漫画雑誌のように広告スペースを設けるようにして
もよく、また、読者に対するグラフィカルユーザインタ
ーフェースとしての操作ボタン等を設ける必要があるこ
とから、これらを実現するため、マルチメディア化工程
では、広告バナーやグラフィカルユーザインターフェー
スとして貼り付けるオプション画像データOPDが作成
される。電子漫画データECDは、当該電子漫画データ
ECDを閲覧するための再生機器における表示画面上
で、このオプション画像データOPDが画像データIM
Dにおける画像ファイルIFに対して重複表示される。
【0032】このようなマルチメディア化工程を経て作
成される電子漫画データECDは、具体的には図7に示
すように、画像データIMD、文字データTXD、音声
データADD、並びにオプション画像データOPDが、
それぞれ、画像データ階層、文字データ階層、音声デー
タ階層、並びにオプション画像データ及び/又は動作指
示プログラム階層(以下、動作指示プログラム階層と略
称する。)の4つの階層構造とされて構成される。
成される電子漫画データECDは、具体的には図7に示
すように、画像データIMD、文字データTXD、音声
データADD、並びにオプション画像データOPDが、
それぞれ、画像データ階層、文字データ階層、音声デー
タ階層、並びにオプション画像データ及び/又は動作指
示プログラム階層(以下、動作指示プログラム階層と略
称する。)の4つの階層構造とされて構成される。
【0033】より具体的には、電子漫画データECDに
おいては、例えば図8に2ページ分の階層構造を示すよ
うに、1ページ単位といった上述した所定の単位毎の画
像ファイルIF1,IF2が格納される画像データ階層
が設けられる。また、漫画データECDにおいては、こ
の画像データ階層の下層に、文字データTXDを構成す
る文字ファイルTXF1,TXF2が画像ファイルIF
1に関連付けられて格納されるとともに、文字ファイル
TXF3,TXF4が画像ファイルIF2に関連付けら
れて格納される文字データ階層が設けられる。さらに、
電子漫画データECDにおいては、この文字データ階層
の下層に、音声ファイルAF1,AF2が画像ファイル
IF1に関連付けられて格納されるとともに、音声ファ
イルAF 3,AF4が画像ファイルIF2に関連付けら
れて格納される音声データ階層が設けられる。そして、
電子漫画データECDにおいては、この音声データ階層
の下層に、動作指示プログラムとしての音声ファイル再
生情報や改ページボタン等のグラフィカルユーザインタ
ーフェースとしてのオプション画像データOPDを構成
するオプション画像ファイルOPF1が画像ファイルI
F1に関連付けられて格納されるとともに、広告バナー
等のオプション画像ファイルOPF2やこの広告バナー
のホームページへのリンクを示す動作指示プログラムと
してのリンク情報が画像ファイルIF2に関連付けられ
て格納される動作指示プログラム階層が設けられる。
おいては、例えば図8に2ページ分の階層構造を示すよ
うに、1ページ単位といった上述した所定の単位毎の画
像ファイルIF1,IF2が格納される画像データ階層
が設けられる。また、漫画データECDにおいては、こ
の画像データ階層の下層に、文字データTXDを構成す
る文字ファイルTXF1,TXF2が画像ファイルIF
1に関連付けられて格納されるとともに、文字ファイル
TXF3,TXF4が画像ファイルIF2に関連付けら
れて格納される文字データ階層が設けられる。さらに、
電子漫画データECDにおいては、この文字データ階層
の下層に、音声ファイルAF1,AF2が画像ファイル
IF1に関連付けられて格納されるとともに、音声ファ
イルAF 3,AF4が画像ファイルIF2に関連付けら
れて格納される音声データ階層が設けられる。そして、
電子漫画データECDにおいては、この音声データ階層
の下層に、動作指示プログラムとしての音声ファイル再
生情報や改ページボタン等のグラフィカルユーザインタ
ーフェースとしてのオプション画像データOPDを構成
するオプション画像ファイルOPF1が画像ファイルI
F1に関連付けられて格納されるとともに、広告バナー
等のオプション画像ファイルOPF2やこの広告バナー
のホームページへのリンクを示す動作指示プログラムと
してのリンク情報が画像ファイルIF2に関連付けられ
て格納される動作指示プログラム階層が設けられる。
【0034】ここで、文字ファイルTXF1,TX
F2,TXF3,TKF4は、それぞれ、対応する画像
ファイルIF1,IF2,IF3,IF4のそれぞれと
同サイズの2次元位置情報を有するものであり、電子漫
画データECDを閲覧するための再生機器における表示
画面上で、対応する画像ファイルIF1,IF2,IF
3,IF4のそれぞれに対して重複表示される。また、
文字ファイルTXF1,TXF2,TXF3,TKF4
は、それぞれ、対応する音声ファイルAF1,AF 2,
AF3,AF4のそれぞれを再生させる動作トリガとし
ての呼び出しキーを非表示のデータとして有するもので
ある。
F2,TXF3,TKF4は、それぞれ、対応する画像
ファイルIF1,IF2,IF3,IF4のそれぞれと
同サイズの2次元位置情報を有するものであり、電子漫
画データECDを閲覧するための再生機器における表示
画面上で、対応する画像ファイルIF1,IF2,IF
3,IF4のそれぞれに対して重複表示される。また、
文字ファイルTXF1,TXF2,TXF3,TKF4
は、それぞれ、対応する音声ファイルAF1,AF 2,
AF3,AF4のそれぞれを再生させる動作トリガとし
ての呼び出しキーを非表示のデータとして有するもので
ある。
【0035】また、音声ファイルAF1,AF2,AF
3,AF4は、それぞれ、対応する文字ファイルTXF
1,TXF2,TXF3,TXF4のそれぞれが有する
呼び出しキーに基づく動作指示プログラム階層からの音
声再生指示を受けると、音声を再生するものである。
3,AF4は、それぞれ、対応する文字ファイルTXF
1,TXF2,TXF3,TXF4のそれぞれが有する
呼び出しキーに基づく動作指示プログラム階層からの音
声再生指示を受けると、音声を再生するものである。
【0036】このような電子漫画データECDを作成す
るマルチメディア化工程では、具体的にはマルチメディ
ア化装置MCMによって図9に示す一連の処理を経るこ
とにより、電子漫画データECDが作成される。
るマルチメディア化工程では、具体的にはマルチメディ
ア化装置MCMによって図9に示す一連の処理を経るこ
とにより、電子漫画データECDが作成される。
【0037】すなわち、マルチメディア化装置MC
Mは、同図に示すように、ステップS1において、動作
指示プログラム階層に動作用の各命令プログラムに対応
する操作ボタン等の画像デザインやその動作内容を登録
する。
Mは、同図に示すように、ステップS1において、動作
指示プログラム階層に動作用の各命令プログラムに対応
する操作ボタン等の画像デザインやその動作内容を登録
する。
【0038】続いて、マルチメディア化装置MCMは、
ステップS2において、画像データIMDを構成する画
像ファイルIFのうち、例えば先頭の1つの画像ファイ
ルIFを取り込み、ステップS3において、取り込んだ
画像ファイルIFに描かれている吹き出し等に記述され
ている文字情報に基づいて、文字データTXDを作成す
る。なお、この文字データTXDは、吹き出し等の数に
応じた文字ファイルTXFから構成されるものである。
ステップS2において、画像データIMDを構成する画
像ファイルIFのうち、例えば先頭の1つの画像ファイ
ルIFを取り込み、ステップS3において、取り込んだ
画像ファイルIFに描かれている吹き出し等に記述され
ている文字情報に基づいて、文字データTXDを作成す
る。なお、この文字データTXDは、吹き出し等の数に
応じた文字ファイルTXFから構成されるものである。
【0039】続いて、マルチメディア化装置MCMは、
ステップS4において、画像ファイルIFから文字デー
タTXDに変換した文字情報を消去し、ステップS5に
おいて、電子漫画データECDを閲覧するための再生機
器における表示画面上で、文字データTXDを画像デー
タ階層の位置情報に合わせて表示可能とするように、当
該文字データTXDからなる文字データ階層を構築す
る。
ステップS4において、画像ファイルIFから文字デー
タTXDに変換した文字情報を消去し、ステップS5に
おいて、電子漫画データECDを閲覧するための再生機
器における表示画面上で、文字データTXDを画像デー
タ階層の位置情報に合わせて表示可能とするように、当
該文字データTXDからなる文字データ階層を構築す
る。
【0040】続いて、マルチメディア化装置MCMは、
ステップS6において、文字データTXDを構成する各
文字ファイルTXFに対応する各音声ファイルAFに対
して、対応する文字ファイルTXFの表示座標と関連付
けるための情報を付加し、これらの音声ファイルAF、
すなわち音声データAADからなる音声データ階層を構
築する。
ステップS6において、文字データTXDを構成する各
文字ファイルTXFに対応する各音声ファイルAFに対
して、対応する文字ファイルTXFの表示座標と関連付
けるための情報を付加し、これらの音声ファイルAF、
すなわち音声データAADからなる音声データ階層を構
築する。
【0041】続いて、マルチメディア化装置MCMは、
ステップS7において、動作指示プログラム階層に、各
文字ファイルTXFの表示座標を動作トリガとしての呼
び出しキーとして登録し、ステップS8において、各文
字ファイルTXFの表示座標が読者による後述するマウ
スを用いたクリック動作等の動作実行命令に応じて指示
されると、対応する音声ファイルAFが再生されるよう
に、動作指示プログラム階層を構築する。
ステップS7において、動作指示プログラム階層に、各
文字ファイルTXFの表示座標を動作トリガとしての呼
び出しキーとして登録し、ステップS8において、各文
字ファイルTXFの表示座標が読者による後述するマウ
スを用いたクリック動作等の動作実行命令に応じて指示
されると、対応する音声ファイルAFが再生されるよう
に、動作指示プログラム階層を構築する。
【0042】そして、マルチメディア化装置MCMは、
ステップS9において、次の画像ファイルIFがあるか
否かを判定し、画像ファイルIFがあるものと判定した
場合には、ステップS2からの処理を繰り返し、画像デ
ータIMDを構成する全ての画像ファイルIFについ
て、ステップS2乃至ステップS8の処理を施す。一
方、マルチメディア化装置MCMは、画像ファイルIF
がないものと判定した場合には、ステップS10へと処
理を移行し、動作指示プログラム階層に、オプション画
像データOPDを構成する各種オプション画像ファイル
OPFを取り込む。
ステップS9において、次の画像ファイルIFがあるか
否かを判定し、画像ファイルIFがあるものと判定した
場合には、ステップS2からの処理を繰り返し、画像デ
ータIMDを構成する全ての画像ファイルIFについ
て、ステップS2乃至ステップS8の処理を施す。一
方、マルチメディア化装置MCMは、画像ファイルIF
がないものと判定した場合には、ステップS10へと処
理を移行し、動作指示プログラム階層に、オプション画
像データOPDを構成する各種オプション画像ファイル
OPFを取り込む。
【0043】続いて、マルチメディア化装置MCMは、
ステップS11において、取り込んだ各オプション画像
ファイルOPFが読者によるマウスを用いたクリック動
作等の動作実行命令に応じて指示されると、当該オプシ
ョン画像ファイルOPFが操作ボタン等のグラフィカル
ユーザインターフェースを示すものである場合には対応
する動作を行う他のプログラムが起動され、又は当該オ
プション画像ファイルOPFが広告バナーを示すもので
ある場合には対応するホームページのURL(Uniform
Resource Locator)にアクセスするように、動作指示プ
ログラム階層を構築する。
ステップS11において、取り込んだ各オプション画像
ファイルOPFが読者によるマウスを用いたクリック動
作等の動作実行命令に応じて指示されると、当該オプシ
ョン画像ファイルOPFが操作ボタン等のグラフィカル
ユーザインターフェースを示すものである場合には対応
する動作を行う他のプログラムが起動され、又は当該オ
プション画像ファイルOPFが広告バナーを示すもので
ある場合には対応するホームページのURL(Uniform
Resource Locator)にアクセスするように、動作指示プ
ログラム階層を構築する。
【0044】そして、マルチメディア化装置MCMは、
ステップS12において、任意のホームページのURL
にアクセスするように指示命令を記述したプログラムに
合わせて、動作指示プログラム階層に各URLを登録
し、一連の処理を終了する。
ステップS12において、任意のホームページのURL
にアクセスするように指示命令を記述したプログラムに
合わせて、動作指示プログラム階層に各URLを登録
し、一連の処理を終了する。
【0045】マルチメディア化工程では、マルチメディ
ア化装置MCMによってこのような一連の処理を経るこ
とにより、電子漫画データECDが作成される。
ア化装置MCMによってこのような一連の処理を経るこ
とにより、電子漫画データECDが作成される。
【0046】マルチメディア化工程では、電子漫画デー
タECDを閲覧するための再生機器に応じて、電子漫画
データECDの形式を任意に変更することができる。例
えば、マルチメディア化工程では、電子漫画データEC
Dを閲覧するための再生機器が、パーソナルコンピュー
タ等の比較的表示画面が大きいものである場合には、後
述するように、見開きの2ページ分を一度に表示可能と
するように、電子漫画データECDが作成される一方、
電子漫画データECDを閲覧するための再生機器が、携
帯電話機等の比較的表示画面が小さいものである場合に
は、1ページ分若しくは1コマ分といった少ない情報量
を一度に表示可能とするように、電子漫画データECD
が作成される。
タECDを閲覧するための再生機器に応じて、電子漫画
データECDの形式を任意に変更することができる。例
えば、マルチメディア化工程では、電子漫画データEC
Dを閲覧するための再生機器が、パーソナルコンピュー
タ等の比較的表示画面が大きいものである場合には、後
述するように、見開きの2ページ分を一度に表示可能と
するように、電子漫画データECDが作成される一方、
電子漫画データECDを閲覧するための再生機器が、携
帯電話機等の比較的表示画面が小さいものである場合に
は、1ページ分若しくは1コマ分といった少ない情報量
を一度に表示可能とするように、電子漫画データECD
が作成される。
【0047】また、電子漫画データECDは、上述した
ように、4つの階層に分割された複数のファイルから構
成されるものであることから、マルチメディア化工程で
は、読者の操作の便宜を図るため、これらの各種ファイ
ルをまとめて1つの実行ファイルとして当該電子漫画デ
ータECDを作成するのが望ましい。例えば、マルチメ
ディア化工程では、画像データや音声データを貼り付け
たHTML(Hyper Text Markup Language)形式のハイ
パーテキストとして電子漫画データECDを作成するこ
とができ、また、いわゆるMPEG−4形式やリアル形
式等の任意のマルチメディアフォーマットに基づくファ
イルとして電子漫画データECDを作成することもでき
る。
ように、4つの階層に分割された複数のファイルから構
成されるものであることから、マルチメディア化工程で
は、読者の操作の便宜を図るため、これらの各種ファイ
ルをまとめて1つの実行ファイルとして当該電子漫画デ
ータECDを作成するのが望ましい。例えば、マルチメ
ディア化工程では、画像データや音声データを貼り付け
たHTML(Hyper Text Markup Language)形式のハイ
パーテキストとして電子漫画データECDを作成するこ
とができ、また、いわゆるMPEG−4形式やリアル形
式等の任意のマルチメディアフォーマットに基づくファ
イルとして電子漫画データECDを作成することもでき
る。
【0048】さて、このような画像データ作成工程、音
声データ作成工程、及びマルチメディア化工程を行う電
子漫画製造システムによって製造された電子漫画データ
ECDは、電子漫画データECDを閲覧するための再生
機器における表示画面上で、例えば図10に示すように
表示される。なお、同図においては、電子漫画データE
CDを閲覧するための再生機器が、パーソナルコンピュ
ータ等の比較的表示画面が大きいものである場合を想定
し、1ページが2コマからなる見開きの2ページ分を一
度に表示している様子を示している。
声データ作成工程、及びマルチメディア化工程を行う電
子漫画製造システムによって製造された電子漫画データ
ECDは、電子漫画データECDを閲覧するための再生
機器における表示画面上で、例えば図10に示すように
表示される。なお、同図においては、電子漫画データE
CDを閲覧するための再生機器が、パーソナルコンピュ
ータ等の比較的表示画面が大きいものである場合を想定
し、1ページが2コマからなる見開きの2ページ分を一
度に表示している様子を示している。
【0049】すなわち、表示画面には、コマ毎に、台詞
が記述された台詞用吹き出しBL、解説文(ナレーショ
ン)が記述された解説文用枠領域NR、及び/又は効果
音が記述された効果音用吹き出し又は枠領域EAが設け
られた2ページ分の内容を表示する主表示領域MDと、
この主表示領域MD以外の余白スペースの一部であっ
て、読者に対して実際の漫画雑誌でのページ捲り動作と
同様の作業感覚を付与するための前後2ページ分のペー
ジ送りをするための「進む」ボタンFB及び「戻る」ボ
タンBB、並びにアプリケーションを終了するための
「終了」ボタンEB等の各種操作ボタンとしての画像が
貼り付けられる操作ボタン表示領域BDと、主表示領域
MD以外の余白スペースの一部であって、ホームページ
へのリンクが埋め込まれた広告バナーとしての画像が貼
り付けられる広告バナー表示領域ADとが表示される。
が記述された台詞用吹き出しBL、解説文(ナレーショ
ン)が記述された解説文用枠領域NR、及び/又は効果
音が記述された効果音用吹き出し又は枠領域EAが設け
られた2ページ分の内容を表示する主表示領域MDと、
この主表示領域MD以外の余白スペースの一部であっ
て、読者に対して実際の漫画雑誌でのページ捲り動作と
同様の作業感覚を付与するための前後2ページ分のペー
ジ送りをするための「進む」ボタンFB及び「戻る」ボ
タンBB、並びにアプリケーションを終了するための
「終了」ボタンEB等の各種操作ボタンとしての画像が
貼り付けられる操作ボタン表示領域BDと、主表示領域
MD以外の余白スペースの一部であって、ホームページ
へのリンクが埋め込まれた広告バナーとしての画像が貼
り付けられる広告バナー表示領域ADとが表示される。
【0050】電子漫画データECDにおいては、このよ
うに表示画面に表示された状態で、各コマにおける台詞
用吹き出しBL、解説文用枠領域NR、及び/又は効果
音用吹き出し又は枠領域EAのいずれかが、読者によっ
てマウスによるクリック動作やタッチペンによるタッチ
動作等の所定のポインティングデバイスを用いて選択さ
れると、選択された吹き出しや枠領域に対応する音声フ
ァイルAFが再生される。このとき、電子漫画データE
CDにおいては、再生方向に拘泥せずに、読者によって
選択された任意の吹き出しや枠領域に対応する音声ファ
イルAFが再生される。
うに表示画面に表示された状態で、各コマにおける台詞
用吹き出しBL、解説文用枠領域NR、及び/又は効果
音用吹き出し又は枠領域EAのいずれかが、読者によっ
てマウスによるクリック動作やタッチペンによるタッチ
動作等の所定のポインティングデバイスを用いて選択さ
れると、選択された吹き出しや枠領域に対応する音声フ
ァイルAFが再生される。このとき、電子漫画データE
CDにおいては、再生方向に拘泥せずに、読者によって
選択された任意の吹き出しや枠領域に対応する音声ファ
イルAFが再生される。
【0051】また、電子漫画データECDにおいては、
このように表示画面に表示された状態で、読者によって
「進む」ボタンFBが所定のポインティングデバイスを
用いて選択されると、主表示領域MDの表示が次の2ペ
ージ分へと移行する一方、読者によって「戻る」ボタン
BBが所定のポインティングデバイスを用いて選択され
ると、主表示領域MDの表示が前の2ページ分へと移行
する。さらに、電子漫画データECDにおいては、この
ように表示画面に表示された状態で、読者によって「終
了」ボタンEBが所定のポインティングデバイスを用い
て選択されると、当該電子漫画データECDのアプリケ
ーションを終了する。さらにまた、電子漫画データEC
Dにおいては、このように表示画面に表示された状態
で、読者によって広告バナー表示領域ADにおける各広
告バナーが所定のポインティングデバイスを用いて選択
されると、所定のブラウザが起動されて広告のホームペ
ージへと表示内容が移行する。
このように表示画面に表示された状態で、読者によって
「進む」ボタンFBが所定のポインティングデバイスを
用いて選択されると、主表示領域MDの表示が次の2ペ
ージ分へと移行する一方、読者によって「戻る」ボタン
BBが所定のポインティングデバイスを用いて選択され
ると、主表示領域MDの表示が前の2ページ分へと移行
する。さらに、電子漫画データECDにおいては、この
ように表示画面に表示された状態で、読者によって「終
了」ボタンEBが所定のポインティングデバイスを用い
て選択されると、当該電子漫画データECDのアプリケ
ーションを終了する。さらにまた、電子漫画データEC
Dにおいては、このように表示画面に表示された状態
で、読者によって広告バナー表示領域ADにおける各広
告バナーが所定のポインティングデバイスを用いて選択
されると、所定のブラウザが起動されて広告のホームペ
ージへと表示内容が移行する。
【0052】このような電子漫画データECDにおい
て、読者は、当該電子漫画データECDを閲覧するため
の再生機器を用いて図11に示す一連の動作を行うこと
により、当該電子漫画データECDを閲覧する。
て、読者は、当該電子漫画データECDを閲覧するため
の再生機器を用いて図11に示す一連の動作を行うこと
により、当該電子漫画データECDを閲覧する。
【0053】まず、再生機器は、同図に示すように、ス
テップS21において、読者による所定の操作に応じて
電子漫画データECDの実行ファイルを起動して図10
に示したようなページを表示画面に表示する。
テップS21において、読者による所定の操作に応じて
電子漫画データECDの実行ファイルを起動して図10
に示したようなページを表示画面に表示する。
【0054】これに応じて、読者は、ステップS22に
おいて、表示画面に表示された各コマ等の絵を閲覧し、
ステップS23において、閲覧している絵に台詞等の文
字がない場合には、ステップS26へと動作を移行する
一方、閲覧している絵に台詞等の文字がある場合には、
ステップS24における再生機器の処理へと移行する。
おいて、表示画面に表示された各コマ等の絵を閲覧し、
ステップS23において、閲覧している絵に台詞等の文
字がない場合には、ステップS26へと動作を移行する
一方、閲覧している絵に台詞等の文字がある場合には、
ステップS24における再生機器の処理へと移行する。
【0055】再生機器は、閲覧している絵に台詞等の文
字がある場合には、ステップS24において、読者によ
って台詞等の文字周辺、すなわち、吹き出しや枠領域が
マウスを用いたクリック動作等によって選択されたか否
かを判定する。ここで、文字周辺が選択された場合に
は、再生機器は、ステップS25において、対応する音
声ファイルAFを再生し、ステップS26における読者
の動作に応じた待機処理へと移行する。一方、文字周辺
が選択されなかった場合には、再生機器は、音声ファイ
ルAFを再生することなく、ステップS26における読
者の動作に応じた待機処理へと移行する。
字がある場合には、ステップS24において、読者によ
って台詞等の文字周辺、すなわち、吹き出しや枠領域が
マウスを用いたクリック動作等によって選択されたか否
かを判定する。ここで、文字周辺が選択された場合に
は、再生機器は、ステップS25において、対応する音
声ファイルAFを再生し、ステップS26における読者
の動作に応じた待機処理へと移行する。一方、文字周辺
が選択されなかった場合には、再生機器は、音声ファイ
ルAFを再生することなく、ステップS26における読
者の動作に応じた待機処理へと移行する。
【0056】そして、読者は、ステップS26におい
て、表示画面に表示されているページの絵を全て閲覧し
ていない場合には、ステップS22からの動作を繰り返
し、これに応じて、再生機器も、対応した処理を繰り返
す。一方、読者は、ステップS26において、表示画面
に表示されているページの絵を全て閲覧した場合には、
ステップS27において、次のページへ進むか否かを判
断する。
て、表示画面に表示されているページの絵を全て閲覧し
ていない場合には、ステップS22からの動作を繰り返
し、これに応じて、再生機器も、対応した処理を繰り返
す。一方、読者は、ステップS26において、表示画面
に表示されているページの絵を全て閲覧した場合には、
ステップS27において、次のページへ進むか否かを判
断する。
【0057】読者は、次のページへ進むと判断した場合
には、上述した「進む」ボタンFBを選択する。これに
応じて、再生機器は、ステップS21からの処理を繰り
返す。一方、読者は、次のページへ進まないもの判断し
た場合には、ステップS28における再生機器の処理へ
と移行する。
には、上述した「進む」ボタンFBを選択する。これに
応じて、再生機器は、ステップS21からの処理を繰り
返す。一方、読者は、次のページへ進まないもの判断し
た場合には、ステップS28における再生機器の処理へ
と移行する。
【0058】再生機器は、次のページへ進まない場合
に、ステップS28において、読者によって広告バナー
がマウスを用いたクリック動作等によって選択されたか
否かを判定する。ここで、広告バナーが選択された場合
には、再生機器は、ステップS29において、所定のブ
ラウザを起動してインターネット等のネットワークに接
続し、広告のホームページにアクセスして表示画面に当
該ホームページを表示し、一連の処理を終了する。一
方、広告バナーが選択された場合には、再生機器は、そ
のまま一連の処理を終了する。
に、ステップS28において、読者によって広告バナー
がマウスを用いたクリック動作等によって選択されたか
否かを判定する。ここで、広告バナーが選択された場合
には、再生機器は、ステップS29において、所定のブ
ラウザを起動してインターネット等のネットワークに接
続し、広告のホームページにアクセスして表示画面に当
該ホームページを表示し、一連の処理を終了する。一
方、広告バナーが選択された場合には、再生機器は、そ
のまま一連の処理を終了する。
【0059】電子漫画データECDにおいては、読者
は、再生機器を用いてこのような一連の動作を行うこと
により、当該電子漫画データECDを閲覧することがで
きる。
は、再生機器を用いてこのような一連の動作を行うこと
により、当該電子漫画データECDを閲覧することがで
きる。
【0060】以上説明したように、電子漫画製造システ
ムは、実際の声優や楽器等によって音声として収録され
た台詞、解説文及び/又は効果音が記述された吹き出し
や枠領域といった音声を表現する所定の単位を読者が任
意に選択することにより、これらの吹き出しや枠領域に
記述された台詞、解説文及び/又は効果音を任意に音声
出力することができる電子漫画データECDを製造する
ことができる。
ムは、実際の声優や楽器等によって音声として収録され
た台詞、解説文及び/又は効果音が記述された吹き出し
や枠領域といった音声を表現する所定の単位を読者が任
意に選択することにより、これらの吹き出しや枠領域に
記述された台詞、解説文及び/又は効果音を任意に音声
出力することができる電子漫画データECDを製造する
ことができる。
【0061】したがって、電子漫画製造システムによっ
て製造された電子漫画データECDは、読者が実際の漫
画雑誌を読む動作に限りなく近い感覚で、閲覧している
コマから目を離すことなく音声を再生出力することが可
能である。すなわち、漫画を読む動作としては、主に絵
を見る動作、文字を読む動作、及びページを捲る動作に
大別される。読者は、通常の漫画雑誌を読む際には、目
線をページ内のコマ間で移動させることによって絵を見
る動作を行いつつ、絵を見る目線の移動と最小誤差で吹
き出しや枠領域に記述された文字を読む動作を行い、ペ
ージ内の情報を全て読み終わった場合や読み終わった箇
所を後で確認する場合にページを捲る動作を行う。これ
に対して、電子漫画データECDにおいては、これらの
動作と略同等の感覚で内容を閲覧することができる。す
なわち、読者は、電子漫画データECDを閲覧する際に
は、目線をページ内のコマ間で移動させることによって
絵を見る動作を行いつつ、絵を見る目線の移動と最小誤
差で吹き出しや枠領域に記述された文字情報の周辺を選
択して音声を聞く動作を行い、ページ内の情報を全て読
み終わった場合や読み終わった箇所を後で確認する場合
に上述した「進む」ボタンFBや「戻る」ボタンBBを
選択してページを捲る動作を行うことができる。
て製造された電子漫画データECDは、読者が実際の漫
画雑誌を読む動作に限りなく近い感覚で、閲覧している
コマから目を離すことなく音声を再生出力することが可
能である。すなわち、漫画を読む動作としては、主に絵
を見る動作、文字を読む動作、及びページを捲る動作に
大別される。読者は、通常の漫画雑誌を読む際には、目
線をページ内のコマ間で移動させることによって絵を見
る動作を行いつつ、絵を見る目線の移動と最小誤差で吹
き出しや枠領域に記述された文字を読む動作を行い、ペ
ージ内の情報を全て読み終わった場合や読み終わった箇
所を後で確認する場合にページを捲る動作を行う。これ
に対して、電子漫画データECDにおいては、これらの
動作と略同等の感覚で内容を閲覧することができる。す
なわち、読者は、電子漫画データECDを閲覧する際に
は、目線をページ内のコマ間で移動させることによって
絵を見る動作を行いつつ、絵を見る目線の移動と最小誤
差で吹き出しや枠領域に記述された文字情報の周辺を選
択して音声を聞く動作を行い、ページ内の情報を全て読
み終わった場合や読み終わった箇所を後で確認する場合
に上述した「進む」ボタンFBや「戻る」ボタンBBを
選択してページを捲る動作を行うことができる。
【0062】このように、電子漫画製造システムは、実
際の漫画雑誌を読む動作に限りなく近い感覚で、臨場感
に溢れ、且つ読者の嗜好に応じた閲覧を当該読者に享受
させることができることから、電子漫画が本来有する面
白味を最大限に引き出すことができ、より娯楽性及び利
便性を向上させることができる。
際の漫画雑誌を読む動作に限りなく近い感覚で、臨場感
に溢れ、且つ読者の嗜好に応じた閲覧を当該読者に享受
させることができることから、電子漫画が本来有する面
白味を最大限に引き出すことができ、より娯楽性及び利
便性を向上させることができる。
【0063】なお、電子漫画製造システムによって製造
された電子漫画データECDは、CD−ROM(Compac
t Disc-Read Only Memory)等の所定の記録媒体に記録
された状態で頒布されてもよく、また、インターネット
等のネットワークを介した配信によって頒布されてもよ
い。
された電子漫画データECDは、CD−ROM(Compac
t Disc-Read Only Memory)等の所定の記録媒体に記録
された状態で頒布されてもよく、また、インターネット
等のネットワークを介した配信によって頒布されてもよ
い。
【0064】電子漫画データECDは、動画アニメーシ
ョン等の大容量コンテンツに比べて非常に小さい容量で
製造することができることから、1枚の記録媒体に複数
の電子漫画を記録することができ、また、配信時間も短
時間で済むといったように、頒布性に非常に優れたもの
であり、読者のライフスタイルにマッチする個人向けの
コンテンツと最適なものである。特に、電子漫画データ
ECDは、携帯電話機や携帯情報端末といった比較的小
さい表示画面での再生環境を強いられる再生機器であっ
ても、文字情報の閲覧の困難性を克服するものであり、
原作の漫画の表現方法に何らの制約を課する必要がない
ことから、これらの再生機器に対するコンテンツとして
も最適なものである。
ョン等の大容量コンテンツに比べて非常に小さい容量で
製造することができることから、1枚の記録媒体に複数
の電子漫画を記録することができ、また、配信時間も短
時間で済むといったように、頒布性に非常に優れたもの
であり、読者のライフスタイルにマッチする個人向けの
コンテンツと最適なものである。特に、電子漫画データ
ECDは、携帯電話機や携帯情報端末といった比較的小
さい表示画面での再生環境を強いられる再生機器であっ
ても、文字情報の閲覧の困難性を克服するものであり、
原作の漫画の表現方法に何らの制約を課する必要がない
ことから、これらの再生機器に対するコンテンツとして
も最適なものである。
【0065】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではない。例えば、上述した実施の形態で
は、吹き出しや枠領域の選択動作として、マウスによる
クリック動作やタッチペンによるタッチ動作を行うもの
として説明したが、本発明は、吹き出しや枠領域を任意
に選択する手段であればいかなるものであっても適用す
ることができる。
定されるものではない。例えば、上述した実施の形態で
は、吹き出しや枠領域の選択動作として、マウスによる
クリック動作やタッチペンによるタッチ動作を行うもの
として説明したが、本発明は、吹き出しや枠領域を任意
に選択する手段であればいかなるものであっても適用す
ることができる。
【0066】また、本発明は、先に図10に示したよう
な表示内容以外のレイアウトであってもよいことは勿論
である。
な表示内容以外のレイアウトであってもよいことは勿論
である。
【0067】さらに、上述した実施の形態では、画像デ
ータ作成工程を画像データ作成装置MCIを用いて行
い、音声データ作成工程を音声データ作成装置MCAを
用いて行い、マルチメディア化工程をマルチメディア化
装置MCMを用いて行うものとして説明したが、本発明
は、これらの各装置を1つの電子漫画製造装置としてま
とめて構成するものであってもよい。すなわち、本発明
は、画像データ作成工程によって作成される画像データ
IMDと音声データ作成工程によって作成される音声デ
ータADDとを素材として、最終的な電子漫画データE
CDを製造することができるものであれば、いかなる形
態でも適用できるものである。
ータ作成工程を画像データ作成装置MCIを用いて行
い、音声データ作成工程を音声データ作成装置MCAを
用いて行い、マルチメディア化工程をマルチメディア化
装置MCMを用いて行うものとして説明したが、本発明
は、これらの各装置を1つの電子漫画製造装置としてま
とめて構成するものであってもよい。すなわち、本発明
は、画像データ作成工程によって作成される画像データ
IMDと音声データ作成工程によって作成される音声デ
ータADDとを素材として、最終的な電子漫画データE
CDを製造することができるものであれば、いかなる形
態でも適用できるものである。
【0068】このように、本発明は、その趣旨を逸脱し
ない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもな
い。
ない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもな
い。
【0069】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる電子漫画製造システムは、少なくとも画像データを
表示することが可能な再生機器の表示画面上で閲覧可能
とされる電子漫画データを製造する電子漫画製造システ
ムであって、読者に提示する視覚的な情報としての画像
データを作成する画像データ作成手段と、各コマにおけ
る1つの音声を表現する文字情報が記述された所定の単
位毎に識別可能な形態で、読者に提示する聴覚的な情報
としての音声データを作成する音声データ作成手段と、
画像データ作成手段によって作成された画像データと音
声データ作成手段によって作成された音声データとを所
定の単位毎に関連付け、再生機器の表示画面上に表示さ
れる画像データに描かれた所定の単位が任意に選択され
るのに応じて、当該所定の単位に対応する音声データが
再生されるように動作指示を登録し、電子漫画データを
作成するオーサリング手段とを備える。
かる電子漫画製造システムは、少なくとも画像データを
表示することが可能な再生機器の表示画面上で閲覧可能
とされる電子漫画データを製造する電子漫画製造システ
ムであって、読者に提示する視覚的な情報としての画像
データを作成する画像データ作成手段と、各コマにおけ
る1つの音声を表現する文字情報が記述された所定の単
位毎に識別可能な形態で、読者に提示する聴覚的な情報
としての音声データを作成する音声データ作成手段と、
画像データ作成手段によって作成された画像データと音
声データ作成手段によって作成された音声データとを所
定の単位毎に関連付け、再生機器の表示画面上に表示さ
れる画像データに描かれた所定の単位が任意に選択され
るのに応じて、当該所定の単位に対応する音声データが
再生されるように動作指示を登録し、電子漫画データを
作成するオーサリング手段とを備える。
【0070】また、本発明にかかる電子漫画製造方法
は、少なくとも画像データを表示することが可能な再生
機器の表示画面上で閲覧可能とされる電子漫画データを
製造する電子漫画製造方法であって、読者に提示する視
覚的な情報としての画像データを作成する画像データ作
成工程と、各コマにおける1つの音声を表現する文字情
報が記述された所定の単位毎に識別可能な形態で、読者
に提示する聴覚的な情報としての音声データを作成する
音声データ作成工程と、画像データ作成工程にて作成さ
れた画像データと音声データ作成工程にて作成された音
声データとを所定の単位毎に関連付け、再生機器の表示
画面上に表示される画像データに描かれた所定の単位が
任意に選択されるのに応じて、当該所定の単位に対応す
る音声データが再生されるように動作指示を登録し、電
子漫画データを作成するオーサリング工程とを備える。
は、少なくとも画像データを表示することが可能な再生
機器の表示画面上で閲覧可能とされる電子漫画データを
製造する電子漫画製造方法であって、読者に提示する視
覚的な情報としての画像データを作成する画像データ作
成工程と、各コマにおける1つの音声を表現する文字情
報が記述された所定の単位毎に識別可能な形態で、読者
に提示する聴覚的な情報としての音声データを作成する
音声データ作成工程と、画像データ作成工程にて作成さ
れた画像データと音声データ作成工程にて作成された音
声データとを所定の単位毎に関連付け、再生機器の表示
画面上に表示される画像データに描かれた所定の単位が
任意に選択されるのに応じて、当該所定の単位に対応す
る音声データが再生されるように動作指示を登録し、電
子漫画データを作成するオーサリング工程とを備える。
【0071】したがって、本発明にかかる電子漫画製造
システム及び電子漫画製造方法は、再生機器の表示画面
上に表示される画像データに描かれた所定の単位が任意
に選択されるのに応じて、当該所定の単位に対応する音
声データが再生される電子漫画データを製造することに
より、電子漫画が本来有する面白味を最大限に引き出す
ことができ、娯楽性及び利便性を大幅に向上させること
ができる。
システム及び電子漫画製造方法は、再生機器の表示画面
上に表示される画像データに描かれた所定の単位が任意
に選択されるのに応じて、当該所定の単位に対応する音
声データが再生される電子漫画データを製造することに
より、電子漫画が本来有する面白味を最大限に引き出す
ことができ、娯楽性及び利便性を大幅に向上させること
ができる。
【図1】本発明の実施の形態として示す電子漫画製造シ
ステムの構成を説明する図である。
ステムの構成を説明する図である。
【図2】同電子漫画製造システムで行われる画像データ
作成工程における処理を説明する図である。
作成工程における処理を説明する図である。
【図3】同電子漫画製造システムで行われる音声データ
作成工程における処理を説明する図である。
作成工程における処理を説明する図である。
【図4】同音声データ作成工程で作成される音声データ
の構造を説明する図であって、(A)は、1つの音声を
表現する所定の単位毎に1つの音声ファイルとして作成
される音声データの構造を示し、(B)は、コマ、ペー
ジ若しくはこれら以外の任意の単位で1つの音声ファイ
ルとし、これらの音声ファイルのそれぞれにて、1つの
音声を表現する所定の単位毎にトラック別に分割記録し
て作成される音声データの構造を示す図である。
の構造を説明する図であって、(A)は、1つの音声を
表現する所定の単位毎に1つの音声ファイルとして作成
される音声データの構造を示し、(B)は、コマ、ペー
ジ若しくはこれら以外の任意の単位で1つの音声ファイ
ルとし、これらの音声ファイルのそれぞれにて、1つの
音声を表現する所定の単位毎にトラック別に分割記録し
て作成される音声データの構造を示す図である。
【図5】同電子漫画製造システムで行われるマルチメデ
ィア化工程における処理を説明する図である。
ィア化工程における処理を説明する図である。
【図6】あるコマを示す画像ファイルの例を説明する図
であって、消去される文字情報を説明するための図であ
る。
であって、消去される文字情報を説明するための図であ
る。
【図7】電子漫画データの構造を説明する図である。
【図8】具体的な電子漫画データの構造を説明する図で
ある。
ある。
【図9】同マルチメディア化工程を行うマルチメディア
化装置によって電子漫画データを作成する際の一連の処
理を説明するフローチャートである。
化装置によって電子漫画データを作成する際の一連の処
理を説明するフローチャートである。
【図10】電子漫画データを閲覧するための再生機器に
おける表示画面上での表示内容を説明する図であって、
製造された電子漫画データを表示している様子を示す図
である。
おける表示画面上での表示内容を説明する図であって、
製造された電子漫画データを表示している様子を示す図
である。
【図11】電子漫画データを閲覧する際の読者の一連の
動作及び再生機器の一連の処理を説明するフローチャー
トである。
動作及び再生機器の一連の処理を説明するフローチャー
トである。
AD 広告バナー表示領域、 ADD 音声データ、
AF 音声ファイル、BB 「戻る」ボタン、 BD
操作ボタン表示領域、 BL 台詞用吹き出し、 CM
S 漫画原稿、 EA 効果音用吹き出し又は枠領域、
EB 「終了」ボタン、 ECD 電子漫画データ、
FB 「進む」ボタン、 HD ハードディスク、
IMD 画像データ、 MCA 音声データ作成装置、
MC I 画像データ作成装置、 MCM マルチメデ
ィア化装置、 MD 主表示領域、 NR 解説文用枠
領域、 OPD オプション画像データ、 OPF オ
プション画像ファイル、 SC 画像取り込み装置、
TR テープレコーダ、TXD 文字データ、 TXF
文字ファイル
AF 音声ファイル、BB 「戻る」ボタン、 BD
操作ボタン表示領域、 BL 台詞用吹き出し、 CM
S 漫画原稿、 EA 効果音用吹き出し又は枠領域、
EB 「終了」ボタン、 ECD 電子漫画データ、
FB 「進む」ボタン、 HD ハードディスク、
IMD 画像データ、 MCA 音声データ作成装置、
MC I 画像データ作成装置、 MCM マルチメデ
ィア化装置、 MD 主表示領域、 NR 解説文用枠
領域、 OPD オプション画像データ、 OPF オ
プション画像ファイル、 SC 画像取り込み装置、
TR テープレコーダ、TXD 文字データ、 TXF
文字ファイル
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 山本 徹
東京都港区六本木7−15−17 ユニ六本木
ビル10階 株式会社スカイバナナエンター
テイメント内
Fターム(参考) 5B050 AA09 BA08 BA12 BA18 DA06
FA02 FA09 FA10 FA13
5D045 AA01 AB01 AB11
Claims (11)
- 【請求項1】 少なくとも画像データを表示することが
可能な再生機器の表示画面上で閲覧可能とされる電子漫
画データを製造する電子漫画製造システムであって、 読者に提示する視覚的な情報としての画像データを作成
する画像データ作成手段と、 各コマにおける1つの音声を表現する文字情報が記述さ
れた所定の単位毎に識別可能な形態で、読者に提示する
聴覚的な情報としての音声データを作成する音声データ
作成手段と、 上記画像データ作成手段によって作成された上記画像デ
ータと上記音声データ作成手段によって作成された上記
音声データとを上記所定の単位毎に関連付け、上記再生
機器の表示画面上に表示される上記画像データに描かれ
た上記所定の単位が任意に選択されるのに応じて、当該
所定の単位に対応する上記音声データが再生されるよう
に動作指示を登録し、上記電子漫画データを作成するオ
ーサリング手段とを備えることを特徴とする電子漫画製
造システム。 - 【請求項2】 上記音声データ作成手段は、上記所定の
単位毎に1つの音声ファイルを作成し、複数の音声ファ
イルからなる上記音声データを作成することを特徴とす
る請求項1記載の電子漫画製造システム。 - 【請求項3】 上記音声データ作成手段は、コマ、ペー
ジ若しくはこれら以外の任意の単位で1つの音声ファイ
ルを作成し、複数の音声ファイルのそれぞれにて、上記
所定の単位毎にトラック別に分割記録して上記音声デー
タを作成することを特徴とする請求項1記載の電子漫画
製造システム。 - 【請求項4】 上記音声データは、収録された音声を素
材とするものであることを特徴とする請求項1記載の電
子漫画製造システム。 - 【請求項5】 上記オーサリング手段は、上記画像デー
タ作成手段によって作成された上記画像データに描かれ
ている上記所定の単位に記述されている文字情報を上記
所定の単位毎に文字ファイルとした文字データを別途作
成し、当該文字情報を上記画像データから消去すること
を特徴とする請求項1記載の電子漫画製造システム。 - 【請求項6】 上記文字ファイルは、それぞれ、上記画
像データを構成する複数の画像ファイルのうち、対応す
る画像ファイルと同サイズの位置情報を有するものであ
り、 上記オーサリング手段は、上記再生機器の表示画面上で
上記文字ファイルが対応する画像ファイルの位置情報に
合わせて重複表示されるように、上記電子漫画データを
作成することを特徴とする請求項5記載の電子漫画製造
システム。 - 【請求項7】 上記文字ファイルは、それぞれ、上記音
声データを構成する複数の上記所定の単位毎の音声ファ
イルのうち、対応する音声ファイルのそれぞれを再生さ
せる動作トリガとしての呼び出しキーを非表示のデータ
として有するものであることを特徴とする請求項6記載
の電子漫画製造システム。 - 【請求項8】 上記オーサリング手段は、上記再生機器
の表示画面上で上記画像データ作成手段によって作成さ
れた上記画像データに対して所定のグラフィカルユーザ
インターフェースを示す画像データが重複表示されるよ
うに、上記電子漫画データを作成することを特徴とする
請求項1記載の電子漫画製造システム。 - 【請求項9】 上記オーサリング手段は、上記再生機器
の表示画面上で上記画像データ作成手段によって作成さ
れた上記画像データに対して所定の広告を示す画像デー
タが重複表示されるように、上記電子漫画データを作成
することを特徴とする請求項1記載の電子漫画製造シス
テム。 - 【請求項10】 上記所定の単位は、台詞が記述された
吹き出し、解説文が記述された枠領域、及び/又は効果
音が記述された吹き出し又は枠領域であることを特徴と
する請求項1記載の電子漫画製造システム。 - 【請求項11】 少なくとも画像データを表示すること
が可能な再生機器の表示画面上で閲覧可能とされる電子
漫画データを製造する電子漫画製造方法であって、 読者に提示する視覚的な情報としての画像データを作成
する画像データ作成工程と、 各コマにおける1つの音声を表現する文字情報が記述さ
れた所定の単位毎に識別可能な形態で、読者に提示する
聴覚的な情報としての音声データを作成する音声データ
作成工程と、 上記画像データ作成工程にて作成された上記画像データ
と上記音声データ作成工程にて作成された上記音声デー
タとを上記所定の単位毎に関連付け、上記再生機器の表
示画面上に表示される上記画像データに描かれた上記所
定の単位が任意に選択されるのに応じて、当該所定の単
位に対応する上記音声データが再生されるように動作指
示を登録し、上記電子漫画データを作成するオーサリン
グ工程とを備えることを特徴とする電子漫画製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002000892A JP2003203242A (ja) | 2002-01-07 | 2002-01-07 | 電子漫画製造システム及び電子漫画製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002000892A JP2003203242A (ja) | 2002-01-07 | 2002-01-07 | 電子漫画製造システム及び電子漫画製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003203242A true JP2003203242A (ja) | 2003-07-18 |
Family
ID=27641151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002000892A Pending JP2003203242A (ja) | 2002-01-07 | 2002-01-07 | 電子漫画製造システム及び電子漫画製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003203242A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2547085A1 (en) * | 2011-07-13 | 2013-01-16 | NEC Biglobe, Ltd. | Electronic comic display device, method and program |
CN106531148A (zh) * | 2016-10-24 | 2017-03-22 | 咪咕数字传媒有限公司 | 一种基于语音合成的漫画配音方法和装置 |
KR20200113675A (ko) * | 2019-03-26 | 2020-10-07 | 권택준 | 대사를 캐릭터별 상이한 목소리로 변환하여 전달하는 웹툰 동영상 생성 방법 |
KR20220098608A (ko) * | 2021-01-04 | 2022-07-12 | 주식회사 카카오게임즈 | 말풍선 배치 기법 |
KR102765013B1 (ko) | 2023-12-22 | 2025-02-06 | 주식회사 카카오 | 말풍선 배치 기법 |
-
2002
- 2002-01-07 JP JP2002000892A patent/JP2003203242A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2547085A1 (en) * | 2011-07-13 | 2013-01-16 | NEC Biglobe, Ltd. | Electronic comic display device, method and program |
US8848103B2 (en) | 2011-07-13 | 2014-09-30 | Nec Biglobe, Ltd. | Content data display device, content data display method and program |
CN106531148A (zh) * | 2016-10-24 | 2017-03-22 | 咪咕数字传媒有限公司 | 一种基于语音合成的漫画配音方法和装置 |
KR20200113675A (ko) * | 2019-03-26 | 2020-10-07 | 권택준 | 대사를 캐릭터별 상이한 목소리로 변환하여 전달하는 웹툰 동영상 생성 방법 |
KR102184053B1 (ko) * | 2019-03-26 | 2020-11-27 | 권택준 | 대사를 캐릭터별 상이한 목소리로 변환하여 전달하는 웹툰 동영상 생성 방법 |
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KR102619836B1 (ko) * | 2021-01-04 | 2023-12-29 | 주식회사 카카오 | 말풍선 배치 기법 |
KR102765013B1 (ko) | 2023-12-22 | 2025-02-06 | 주식회사 카카오 | 말풍선 배치 기법 |
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