JP2003298486A - 無線中継装置 - Google Patents
無線中継装置Info
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B3/00—Line transmission systems
- H04B3/02—Details
- H04B3/36—Repeater circuits
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 伝送効率を高めると共に、送信電力を少なく
する。 【解決手段】 屋外に設置されている第1受信部13及
び第2受信部14を有する屋外中継ユニット2と、不感
地帯に設置されている第3受信部17及び第4受信部1
8を有する屋内中継ユニット3と、双方の中継ユニット
を結合するデジタル伝送路4とからなり、屋外中継ユニ
ット2は基地局からの高周波を受信するアンテナ5が第
1受信部13に一体的に組み込まれており、屋外中継ユ
ニット2ではデジタル処理器によって高周波信号を必要
帯域に変換し、かつアナログ信号をデジタル帯域の信号
に処理し、デジタル伝送路を通じて、屋内中継ユニット
3に伝送し、屋内中継ユニットでアップコンバートと
し、元の信号に変換し、第4受信部18と一体である送
信アンテナ7から移動局へ送信するものである。
する。 【解決手段】 屋外に設置されている第1受信部13及
び第2受信部14を有する屋外中継ユニット2と、不感
地帯に設置されている第3受信部17及び第4受信部1
8を有する屋内中継ユニット3と、双方の中継ユニット
を結合するデジタル伝送路4とからなり、屋外中継ユニ
ット2は基地局からの高周波を受信するアンテナ5が第
1受信部13に一体的に組み込まれており、屋外中継ユ
ニット2ではデジタル処理器によって高周波信号を必要
帯域に変換し、かつアナログ信号をデジタル帯域の信号
に処理し、デジタル伝送路を通じて、屋内中継ユニット
3に伝送し、屋内中継ユニットでアップコンバートと
し、元の信号に変換し、第4受信部18と一体である送
信アンテナ7から移動局へ送信するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
に用いるものであり、地下街やトンネルなどのような受
信レベルの低下により、通信が困難である不感地帯にお
いて通信を可能にする無線中継装置に関する。
に用いるものであり、地下街やトンネルなどのような受
信レベルの低下により、通信が困難である不感地帯にお
いて通信を可能にする無線中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】不感地帯では通信を可能にするために無
線中継装置が使用されている。無線中継装置は、屋外に
設置されている受信アンテナと同軸ケーブルによって接
続されている。そしてこの同軸ケーブルは、不感地帯内
に設置されている中継装置に接続されている。中継電波
は、受信アンテナに受信されて同軸ケーブルによって中
継装置に中継されるものである。
線中継装置が使用されている。無線中継装置は、屋外に
設置されている受信アンテナと同軸ケーブルによって接
続されている。そしてこの同軸ケーブルは、不感地帯内
に設置されている中継装置に接続されている。中継電波
は、受信アンテナに受信されて同軸ケーブルによって中
継装置に中継されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、無線中継装置
と受信アンテナとを結ぶ同軸ケーブルは、かなり長く、
100mを越える例が多い。同軸ケーブルが長いため
に、伝送効率が良くなく、送信電力が多くなり、受信側
において雑音指数を低く押えることが容易ではない。本
発明の目的は、伝送効率を高めると共に、送信電力を少
なくすることである。本発明の他の目的は、受信側にお
ける雑音指数を低くすることである。
と受信アンテナとを結ぶ同軸ケーブルは、かなり長く、
100mを越える例が多い。同軸ケーブルが長いため
に、伝送効率が良くなく、送信電力が多くなり、受信側
において雑音指数を低く押えることが容易ではない。本
発明の目的は、伝送効率を高めると共に、送信電力を少
なくすることである。本発明の他の目的は、受信側にお
ける雑音指数を低くすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、屋外側で受信
した高周波帯域におけるアナログ信号をデジタル処理に
より希望する帯域のデジタル信号に変換しデジタル伝送
路を通じて屋内側へ伝送可能にする無線中継装置を提供
するものである。本発明は、第1中継装置部と第2中継
装置部とを備えるものであり、第1中継装置部において
高周波信号を必要帯域に変換し、アナログ帯域の信号を
デジタル帯域の信号に処理して、このデジタル信号をデ
ジタル伝送路を通じて第1中継装置部から不感地帯に設
置されている第2中継装置部へ送信し、第2中継装置部
において元の信号に変換するものである。デジタル伝送
系は、100m以内である場合には電線を用い、長距離
伝送であれば光伝送であることが望ましい。特に、必要
帯域が携帯電話帯域においては、デジタル信号に帯域を
変換すると、利用者数の管理、中継電力の制御、多分岐
多元接続、ループ発振の抑制などデジタル処理による利
点が多い。本発明は、第1中継装置部と第2中継装置部
とを備えるものであり、上記第1中継装置部における受
信部は総合デジタル処理器を有しており、この総合デジ
タル処理器はデジタル処理によって希望する帯域を任意
に選択することができる。本発明は、中継電波を受信
し、別地点へ信号を送信する第1中継装置部と、不感知
地帯へ設置する第2中継装置部とを個別に設けてあり、
第1中継装置部と第2中継装置部とをデジタル伝送路で
結合するものである。アンテナは第1中継装置部及び第
2中継装置部にそれぞれ組み込んで一体化されており、
アンテナと中継装置部との間はケーブルでは接続しな
い。こうすることにより、電波中継に伴う伝送のロスを
なくすと共に、雑音指数を改善し、受信感度の向上を図
るものである。本発明は、帯域が多数存在する場合に
は、多チャンネルとなるが、デジタル多重化処理し、受
信地点である第2中継装置部において分離し、元のアナ
ログ信号に変換して中継する。本発明は、第1中継装置
部と第2中継装置部とを多分岐多元接続して、使用の多
様化を可能とする。
した高周波帯域におけるアナログ信号をデジタル処理に
より希望する帯域のデジタル信号に変換しデジタル伝送
路を通じて屋内側へ伝送可能にする無線中継装置を提供
するものである。本発明は、第1中継装置部と第2中継
装置部とを備えるものであり、第1中継装置部において
高周波信号を必要帯域に変換し、アナログ帯域の信号を
デジタル帯域の信号に処理して、このデジタル信号をデ
ジタル伝送路を通じて第1中継装置部から不感地帯に設
置されている第2中継装置部へ送信し、第2中継装置部
において元の信号に変換するものである。デジタル伝送
系は、100m以内である場合には電線を用い、長距離
伝送であれば光伝送であることが望ましい。特に、必要
帯域が携帯電話帯域においては、デジタル信号に帯域を
変換すると、利用者数の管理、中継電力の制御、多分岐
多元接続、ループ発振の抑制などデジタル処理による利
点が多い。本発明は、第1中継装置部と第2中継装置部
とを備えるものであり、上記第1中継装置部における受
信部は総合デジタル処理器を有しており、この総合デジ
タル処理器はデジタル処理によって希望する帯域を任意
に選択することができる。本発明は、中継電波を受信
し、別地点へ信号を送信する第1中継装置部と、不感知
地帯へ設置する第2中継装置部とを個別に設けてあり、
第1中継装置部と第2中継装置部とをデジタル伝送路で
結合するものである。アンテナは第1中継装置部及び第
2中継装置部にそれぞれ組み込んで一体化されており、
アンテナと中継装置部との間はケーブルでは接続しな
い。こうすることにより、電波中継に伴う伝送のロスを
なくすと共に、雑音指数を改善し、受信感度の向上を図
るものである。本発明は、帯域が多数存在する場合に
は、多チャンネルとなるが、デジタル多重化処理し、受
信地点である第2中継装置部において分離し、元のアナ
ログ信号に変換して中継する。本発明は、第1中継装置
部と第2中継装置部とを多分岐多元接続して、使用の多
様化を可能とする。
【0005】
【発明の実施の形態】図1に示す無線中継装置1は移動
通信システムに組み込まれるものである。無線中継装置
1は、第1中継装置部である屋外中継ユニット2と、第
2中継装置部である屋内中継ユニット3と、双方の中継
ユニットを結合するデジタル伝送路4とを具備してい
る。屋外中継ユニット2は、屋外に設置されており、中
継電波を送受信するアンテナ5,6を組み込んである。
屋内中継ユニット3は、基地局からの電波が到達しない
又は受信し難い地下街、トンネル内などの不感地帯に設
置されており、中継電波を送受信するアンテナ7,8を
組み込んである。
通信システムに組み込まれるものである。無線中継装置
1は、第1中継装置部である屋外中継ユニット2と、第
2中継装置部である屋内中継ユニット3と、双方の中継
ユニットを結合するデジタル伝送路4とを具備してい
る。屋外中継ユニット2は、屋外に設置されており、中
継電波を送受信するアンテナ5,6を組み込んである。
屋内中継ユニット3は、基地局からの電波が到達しない
又は受信し難い地下街、トンネル内などの不感地帯に設
置されており、中継電波を送受信するアンテナ7,8を
組み込んである。
【0006】屋外中継ユニット2は、屋外側受信部9と
屋外側送信部10とを有している。屋外側受信部9は、
基地局からの電波を受信するアンテナ5と、このアンテ
ナで受信された中継電波を受信する第1受信部13及び
第2受信部14とからなる。屋外側送信部10は、上記
基地局に向けて電波を送信する送信アンテナ6と、この
アンテナに電波を出力する第3送信部15及び第4送信
部16とからなる。また屋内中継ユニット3は、屋内側
受信部11と屋内側送信部12とを有している。屋内側
受信部11は、例えば携帯電話などの端末である移動局
に向けて電波を送信する送信アンテナ7と、上記デジタ
ル伝送路4から伝送される中継電波を受信する第3受信
部17及び第4受信部18とからなる。屋内側送信部1
2は、上記移動局からの電波を受信するアンテナ8と、
このアンテナで受信された中継電波を上記デジタル伝送
路4へ送信する第1送信部19及び第2送信部20とか
らなる。デジタル伝送路4は、屋外中継ユニット2及び
屋内中継ユニット3にそれぞれ設けてあるインタフェー
ス21,22に接続されている。
屋外側送信部10とを有している。屋外側受信部9は、
基地局からの電波を受信するアンテナ5と、このアンテ
ナで受信された中継電波を受信する第1受信部13及び
第2受信部14とからなる。屋外側送信部10は、上記
基地局に向けて電波を送信する送信アンテナ6と、この
アンテナに電波を出力する第3送信部15及び第4送信
部16とからなる。また屋内中継ユニット3は、屋内側
受信部11と屋内側送信部12とを有している。屋内側
受信部11は、例えば携帯電話などの端末である移動局
に向けて電波を送信する送信アンテナ7と、上記デジタ
ル伝送路4から伝送される中継電波を受信する第3受信
部17及び第4受信部18とからなる。屋内側送信部1
2は、上記移動局からの電波を受信するアンテナ8と、
このアンテナで受信された中継電波を上記デジタル伝送
路4へ送信する第1送信部19及び第2送信部20とか
らなる。デジタル伝送路4は、屋外中継ユニット2及び
屋内中継ユニット3にそれぞれ設けてあるインタフェー
ス21,22に接続されている。
【0007】まず、図2及び図3に基づいて屋外中継ユ
ニット2について説明する。図3に示すように、受信ア
ンテナ5は、基地局からの所定の高周波帯域(例えば8
00MHz帯、1500MHz帯など)の中継電波を受
信することができる。受信アンテナ5のエレメント23
は、結合器24を介して屋外側受信部9の第1受信部1
3と一体化されている。また送信アンテナ6は、基地局
に向けて所定の高周波帯域の中継電波を送信することが
できる。送信アンテナ6のエレメント25は、分配器2
6を介して屋外側送信部10の第4送信部16と一体化
されている。
ニット2について説明する。図3に示すように、受信ア
ンテナ5は、基地局からの所定の高周波帯域(例えば8
00MHz帯、1500MHz帯など)の中継電波を受
信することができる。受信アンテナ5のエレメント23
は、結合器24を介して屋外側受信部9の第1受信部1
3と一体化されている。また送信アンテナ6は、基地局
に向けて所定の高周波帯域の中継電波を送信することが
できる。送信アンテナ6のエレメント25は、分配器2
6を介して屋外側送信部10の第4送信部16と一体化
されている。
【0008】図1及び図2に示す屋外側受信部9におい
て、第1受信部13は第1帯域フィルタ(BPF:ba
nd pass filter)27と低雑音増幅器
(LNA:low noise amplifier)
28とを備えている。第1帯域フィルタ27は、受信ア
ンテナ5で受信した高周波帯域から希望する周波数帯域
を弁別する。低雑音増幅器28は、第1帯域フィルタ2
7により弁別された周波数帯域の高周波信号を低雑音増
幅する。第1受信部13は低雑音増幅器28を介して第
2受信部14と接続されている。第2受信部14は、第
1周波数混合器29、第1信号局部発振器30、第2帯
域フィルタ(BPF)31、第1増幅器32、減衰器
(ATT:attenuator)33、第2増幅器3
4、第2周波数混合器35、第2信号局部発振器36、
低域フィルタ(LPF:low pass filte
r)37、A/Dコンバータ(analog to d
igital converter)38及びデジタル
処理器(ASIC:application spec
ific IC)39を備えている。第1周波数混合器
29は、入力された高周波信号と、第1信号局部発振器
30からの所定周波数の信号とを混合して周波数変換を
し、周波数変換信号を出力する。第1信号局部発振器3
0として、例えばPLL周波数シンセサイザ(phas
e locked loop frequency s
ynthesizer)などが使用される。第2帯域フ
ィルタ31は、弁別された周波数より低い中間周波数の
信号のみを弁別する。第1増幅器32は上記中間周波数
の信号を増幅する。減衰器33は、希望する帯域のレベ
ルの最適化を行うために、増幅された中間周波数の減衰
をする。第2増幅器34は減衰器33で減衰された中間
周波数の信号を増幅する。第2増幅器34の出力側に位
置している第2周波数混合器35は、入力された中間周
波数の信号と、第2信号局部発振器36からの所定周波
数の信号とを混合して周波数変換をし、周波数変換信号
を出力する。第2周波数混合器35の出力側に位置して
いる低域フィルタ37は、希望する周波数帯域を除く他
の不要な周波数帯域の信号を除去する。低域フィルタ3
7の出力側に位置している総合デジタル処理器40は、
A/Dコンバータ(analog to digita
l converter)38とデジタル処理器39と
から構成されている。A/Dコンバータ38は、低域フ
ィルタ37から出力したアナログ信号をデジタル信号に
変換する。デジタル処理器39は入力したデジタル信号
をインタフェース21からデジタル伝送路4へ出力す
る。デジタル処理器39は、いずれも図示していない
が、入力したデジタル信号を処理するディバイス(DS
P:digital signal processo
r)及び位相コンパレータを有している。デジタル処理
器39は、自動利得制御回路によって受信した高周波の
電界強度に応じて、すなわち電波の強さに応じて減衰器
33を作用させて、第2増幅器34の利得を制御する。
この結果、デジタル処理器39からインタフェース21
に向かう出力が一定に保たれる。デジタル処理器39
は、メモリー機能を有し、図示していないが電子計算機
及び表示装置を接続することができる。デジタル処理器
39によるデジタル処理については後述する。
て、第1受信部13は第1帯域フィルタ(BPF:ba
nd pass filter)27と低雑音増幅器
(LNA:low noise amplifier)
28とを備えている。第1帯域フィルタ27は、受信ア
ンテナ5で受信した高周波帯域から希望する周波数帯域
を弁別する。低雑音増幅器28は、第1帯域フィルタ2
7により弁別された周波数帯域の高周波信号を低雑音増
幅する。第1受信部13は低雑音増幅器28を介して第
2受信部14と接続されている。第2受信部14は、第
1周波数混合器29、第1信号局部発振器30、第2帯
域フィルタ(BPF)31、第1増幅器32、減衰器
(ATT:attenuator)33、第2増幅器3
4、第2周波数混合器35、第2信号局部発振器36、
低域フィルタ(LPF:low pass filte
r)37、A/Dコンバータ(analog to d
igital converter)38及びデジタル
処理器(ASIC:application spec
ific IC)39を備えている。第1周波数混合器
29は、入力された高周波信号と、第1信号局部発振器
30からの所定周波数の信号とを混合して周波数変換を
し、周波数変換信号を出力する。第1信号局部発振器3
0として、例えばPLL周波数シンセサイザ(phas
e locked loop frequency s
ynthesizer)などが使用される。第2帯域フ
ィルタ31は、弁別された周波数より低い中間周波数の
信号のみを弁別する。第1増幅器32は上記中間周波数
の信号を増幅する。減衰器33は、希望する帯域のレベ
ルの最適化を行うために、増幅された中間周波数の減衰
をする。第2増幅器34は減衰器33で減衰された中間
周波数の信号を増幅する。第2増幅器34の出力側に位
置している第2周波数混合器35は、入力された中間周
波数の信号と、第2信号局部発振器36からの所定周波
数の信号とを混合して周波数変換をし、周波数変換信号
を出力する。第2周波数混合器35の出力側に位置して
いる低域フィルタ37は、希望する周波数帯域を除く他
の不要な周波数帯域の信号を除去する。低域フィルタ3
7の出力側に位置している総合デジタル処理器40は、
A/Dコンバータ(analog to digita
l converter)38とデジタル処理器39と
から構成されている。A/Dコンバータ38は、低域フ
ィルタ37から出力したアナログ信号をデジタル信号に
変換する。デジタル処理器39は入力したデジタル信号
をインタフェース21からデジタル伝送路4へ出力す
る。デジタル処理器39は、いずれも図示していない
が、入力したデジタル信号を処理するディバイス(DS
P:digital signal processo
r)及び位相コンパレータを有している。デジタル処理
器39は、自動利得制御回路によって受信した高周波の
電界強度に応じて、すなわち電波の強さに応じて減衰器
33を作用させて、第2増幅器34の利得を制御する。
この結果、デジタル処理器39からインタフェース21
に向かう出力が一定に保たれる。デジタル処理器39
は、メモリー機能を有し、図示していないが電子計算機
及び表示装置を接続することができる。デジタル処理器
39によるデジタル処理については後述する。
【0009】図1及び図2に示す屋外側送信部10の第
3送信部15及び第4送信部16について説明する。第
3送信部15は、D/Aコンバータ(digital
to analogconverter)41、低域フ
ィルタ(LPF)42、第1増幅器43、第1減衰器
(ATT)44、第2増幅器45、第1周波数混合器4
6、第1信号局部発振器47、第1帯域フィルタ(BP
F)48、第3増幅器49、第2周波数混合器50、第
2信号局部発振器51、第2帯域フィルタ(BPF)5
2及び第4増幅器53を備えている。D/Aコンバータ
41はインタフェース21に接続されている。D/Aコ
ンバータ41は入力されたデジタル信号をアナログ信号
(元信号)に変換する復合器(decoder)であ
る。D/Aコンバータ41の出力側で接続されている低
域フィルタ42は、信号の波形を積分して、必要な帯域
外の不要信号を除去する。低域フィルタ42の出力側に
位置している第1増幅器43は、この低域フィルタから
出力される信号を増幅する。第1増幅器43の出力側に
位置している第1減衰器44は、希望する帯域のレベル
の最適化をするために、増幅された上記中間周波数を減
衰する。第2増幅器45は第1減衰器44によって減衰
された周波数の信号を増幅する。第2増幅器45の出力
側に位置している第1周波数混合器46は、入力された
信号と、第1信号局部発振器47からの所定周波数の信
号とを混合して周波数変換をし、周波数変換信号を出力
する。第1信号局部発振器47として、例えばPLL周
波数シンセサイザなどが使用される。第1周波数混合器
46の出力側に位置している第1帯域フィルタ(BP
F)48は、変換された周波数より低い中間周波数の信
号のみを弁別する。第1帯域フィルタ48の出力側に位
置している第3増幅器49は中間周波数の信号を増幅す
る。第3増幅器49の出力側に位置している第2周波数
混合器50は、入力された中間周波数の信号と、第2信
号局部発振器51からの所定周波数の信号とを混合して
周波数変換をし、周波数変換信号を出力する。第2周波
数混合器50の出力側に位置している第2帯域フィルタ
(BPF)52は、第2周波数混合器50で変換された
周波数より低い中間周波数の信号のみを弁別する。第2
帯域フィルタ52の出力側に位置している第4増幅器5
3は入力した中間周波数の信号を増幅する。第4増幅器
53で増幅された信号は第4送信部16に出力される。
第4送信部16は、第3帯域フィルタ(BPF)54、
第5増幅器55、第2減衰器(ATT)56、第6増幅
器57及び第4帯域フィルタ(BPF)58を備えてい
る。第4送信部16は、入力側(図2右側)に位置して
いる第3帯域フィルタ54を通じて第3送信部15と接
続され、出力側に位置している第4帯域フィルタ58を
通じて送信アンテナ6と一体的に接続されている。第3
帯域フィルタ54は、第4増幅器53から出力された中
間周波数の信号を弁別する。第5増幅器55は、第3帯
域フィルタ54で弁別された中間周波数の信号を増幅す
る。第2減衰器56は、希望する帯域のレベルを最適化
するために中間周波数を減衰する。第6増幅器57は電
力増幅器(PA:power amplifier)で
あり、第2減衰器56で減衰された中間周波数の信号を
増幅する。電力増幅器としてRFパワーモジュールが使
用される。第6増幅器57の出力側に位置している第4
帯域フィルタ58は、入力された中間周波数帯域から希
望する周波数帯域の信号だけを取出して、この特定の信
号を送信アンテナ6に出力する。アンテナ6は受信した
特定の高周波信号を基地局に発信する。
3送信部15及び第4送信部16について説明する。第
3送信部15は、D/Aコンバータ(digital
to analogconverter)41、低域フ
ィルタ(LPF)42、第1増幅器43、第1減衰器
(ATT)44、第2増幅器45、第1周波数混合器4
6、第1信号局部発振器47、第1帯域フィルタ(BP
F)48、第3増幅器49、第2周波数混合器50、第
2信号局部発振器51、第2帯域フィルタ(BPF)5
2及び第4増幅器53を備えている。D/Aコンバータ
41はインタフェース21に接続されている。D/Aコ
ンバータ41は入力されたデジタル信号をアナログ信号
(元信号)に変換する復合器(decoder)であ
る。D/Aコンバータ41の出力側で接続されている低
域フィルタ42は、信号の波形を積分して、必要な帯域
外の不要信号を除去する。低域フィルタ42の出力側に
位置している第1増幅器43は、この低域フィルタから
出力される信号を増幅する。第1増幅器43の出力側に
位置している第1減衰器44は、希望する帯域のレベル
の最適化をするために、増幅された上記中間周波数を減
衰する。第2増幅器45は第1減衰器44によって減衰
された周波数の信号を増幅する。第2増幅器45の出力
側に位置している第1周波数混合器46は、入力された
信号と、第1信号局部発振器47からの所定周波数の信
号とを混合して周波数変換をし、周波数変換信号を出力
する。第1信号局部発振器47として、例えばPLL周
波数シンセサイザなどが使用される。第1周波数混合器
46の出力側に位置している第1帯域フィルタ(BP
F)48は、変換された周波数より低い中間周波数の信
号のみを弁別する。第1帯域フィルタ48の出力側に位
置している第3増幅器49は中間周波数の信号を増幅す
る。第3増幅器49の出力側に位置している第2周波数
混合器50は、入力された中間周波数の信号と、第2信
号局部発振器51からの所定周波数の信号とを混合して
周波数変換をし、周波数変換信号を出力する。第2周波
数混合器50の出力側に位置している第2帯域フィルタ
(BPF)52は、第2周波数混合器50で変換された
周波数より低い中間周波数の信号のみを弁別する。第2
帯域フィルタ52の出力側に位置している第4増幅器5
3は入力した中間周波数の信号を増幅する。第4増幅器
53で増幅された信号は第4送信部16に出力される。
第4送信部16は、第3帯域フィルタ(BPF)54、
第5増幅器55、第2減衰器(ATT)56、第6増幅
器57及び第4帯域フィルタ(BPF)58を備えてい
る。第4送信部16は、入力側(図2右側)に位置して
いる第3帯域フィルタ54を通じて第3送信部15と接
続され、出力側に位置している第4帯域フィルタ58を
通じて送信アンテナ6と一体的に接続されている。第3
帯域フィルタ54は、第4増幅器53から出力された中
間周波数の信号を弁別する。第5増幅器55は、第3帯
域フィルタ54で弁別された中間周波数の信号を増幅す
る。第2減衰器56は、希望する帯域のレベルを最適化
するために中間周波数を減衰する。第6増幅器57は電
力増幅器(PA:power amplifier)で
あり、第2減衰器56で減衰された中間周波数の信号を
増幅する。電力増幅器としてRFパワーモジュールが使
用される。第6増幅器57の出力側に位置している第4
帯域フィルタ58は、入力された中間周波数帯域から希
望する周波数帯域の信号だけを取出して、この特定の信
号を送信アンテナ6に出力する。アンテナ6は受信した
特定の高周波信号を基地局に発信する。
【0010】次に、図1、図4及び図5に基づいて屋内
中継ユニット3について説明する。屋内中継ユニット3
は、屋内側受信部11と屋内側送信部12とを有してい
る。屋内側受信部11は、上記デジタル伝送路4から伝
送される中継電波を受信する第3受信部17及び第4受
信部18と、移動局に向けて電波を送信するアンテナ7
とからなる。屋内側送信部12は、上記移動局からの電
波を受信するアンテナ8と、このアンテナで受信された
中継電波を上記デジタル伝送路4へ送信する第1送信部
19及び第2送信部20とからなる。図5に示すよう
に、送信アンテナ7は、移動局に向けて高周波帯域の中
継電波を送信することができる。送信アンテナ7のエレ
メント59は、分配器60を介して第4受信部18と一
体化されている。また受信アンテナ8は、移動局からの
高周波帯域の中継電波を受信することができる。受信ア
ンテナ8のエレメント61は、結合器62を介して第1
送信部19と一体化されている。
中継ユニット3について説明する。屋内中継ユニット3
は、屋内側受信部11と屋内側送信部12とを有してい
る。屋内側受信部11は、上記デジタル伝送路4から伝
送される中継電波を受信する第3受信部17及び第4受
信部18と、移動局に向けて電波を送信するアンテナ7
とからなる。屋内側送信部12は、上記移動局からの電
波を受信するアンテナ8と、このアンテナで受信された
中継電波を上記デジタル伝送路4へ送信する第1送信部
19及び第2送信部20とからなる。図5に示すよう
に、送信アンテナ7は、移動局に向けて高周波帯域の中
継電波を送信することができる。送信アンテナ7のエレ
メント59は、分配器60を介して第4受信部18と一
体化されている。また受信アンテナ8は、移動局からの
高周波帯域の中継電波を受信することができる。受信ア
ンテナ8のエレメント61は、結合器62を介して第1
送信部19と一体化されている。
【0011】図4に示す屋内側受信部11における第3
受信部17及び第4受信部18について説明する。第3
受信部17は、D/Aコンバータ63、低域フィルタ
(LPF)64、第1増幅器65、第1減衰器(AT
T)66、第2増幅器67、周波数混合器68、信号局
部発振器69、第1帯域フィルタ(BPF)70及び第
3増幅器71を備えている。D/Aコンバータ63は、
その入力側でインタフェース22に接続されている。D
/Aコンバータ63は入力されたデジタル信号をアナロ
グ信号(元信号)に変換する復合器である。D/Aコン
バータ63の出力側で接続されている低域フィルタ64
は、信号の波形を積分して、必要な帯域外の不要信号を
除去する。低域フィルタ64の出力側に位置している第
1増幅器65は、この低域フィルタから出力された信号
を増幅する。第1増幅器65の出力側に位置している第
1減衰器66は、希望する帯域のレベルを最適化するた
めにから増幅された上記中間周波数を減衰する。第2増
幅器67は第1減衰器66で減衰された周波数の信号を
増幅する。第2増幅器67の出力側に位置している周波
数混合器68は、入力された信号と、信号局部発振器6
9からの所定周波数の信号とを混合して周波数変換を
し、周波数変換信号を出力する。信号局部発振器69と
して、例えばPLL周波数シンセサイザなどが使用され
る。周波数混合器68の出力側に位置している第1帯域
フィルタ70は、中間周波数より低い中間周波数の信号
のみを弁別する。第1帯域フィルタ70の出力側に位置
している第3増幅器71は入力した中間周波数の信号を
増幅する。第3増幅器71で増幅された信号は第4受信
部18に出力される。第4受信部18は、第2帯域フィ
ルタ(BPF)72、第4増幅器73、第2減衰器(A
TT)74、第5増幅器75及び第3帯域フィルタ(B
PF)76を備えている。第4受信部18は、入力側
(図4左側)に位置している第2帯域フィルタ72を通
じて第3受信部17と接続され、出力側に位置している
第3帯域フィルタ76を通じて送信アンテナ7と一体的
に接続されている。第2帯域フィルタ72は、第3増幅
器71から出力された中間周波数の信号を弁別する。第
2帯域フィルタ72の出力側に位置している第4増幅器
73は、この第2帯域フィルタで弁別された中間周波数
の信号を増幅する。第2減衰器74は、希望する帯域の
レベルの最適化をするために、増幅された上記中間周波
数を減衰する。第5増幅器75は電力増幅器(PA:p
ower amplifier)であり、そして第2減
衰器74によって減衰された中間周波数の信号を増幅す
る。第5増幅器75の出力側に位置している第3帯域フ
ィルタ76は、入力された中間周波数帯域から希望する
周波数帯域の信号だけを取出して、この特定の信号を送
信アンテナ7に出力する。送信アンテナ7は特定の信号
を移動局に送信する。
受信部17及び第4受信部18について説明する。第3
受信部17は、D/Aコンバータ63、低域フィルタ
(LPF)64、第1増幅器65、第1減衰器(AT
T)66、第2増幅器67、周波数混合器68、信号局
部発振器69、第1帯域フィルタ(BPF)70及び第
3増幅器71を備えている。D/Aコンバータ63は、
その入力側でインタフェース22に接続されている。D
/Aコンバータ63は入力されたデジタル信号をアナロ
グ信号(元信号)に変換する復合器である。D/Aコン
バータ63の出力側で接続されている低域フィルタ64
は、信号の波形を積分して、必要な帯域外の不要信号を
除去する。低域フィルタ64の出力側に位置している第
1増幅器65は、この低域フィルタから出力された信号
を増幅する。第1増幅器65の出力側に位置している第
1減衰器66は、希望する帯域のレベルを最適化するた
めにから増幅された上記中間周波数を減衰する。第2増
幅器67は第1減衰器66で減衰された周波数の信号を
増幅する。第2増幅器67の出力側に位置している周波
数混合器68は、入力された信号と、信号局部発振器6
9からの所定周波数の信号とを混合して周波数変換を
し、周波数変換信号を出力する。信号局部発振器69と
して、例えばPLL周波数シンセサイザなどが使用され
る。周波数混合器68の出力側に位置している第1帯域
フィルタ70は、中間周波数より低い中間周波数の信号
のみを弁別する。第1帯域フィルタ70の出力側に位置
している第3増幅器71は入力した中間周波数の信号を
増幅する。第3増幅器71で増幅された信号は第4受信
部18に出力される。第4受信部18は、第2帯域フィ
ルタ(BPF)72、第4増幅器73、第2減衰器(A
TT)74、第5増幅器75及び第3帯域フィルタ(B
PF)76を備えている。第4受信部18は、入力側
(図4左側)に位置している第2帯域フィルタ72を通
じて第3受信部17と接続され、出力側に位置している
第3帯域フィルタ76を通じて送信アンテナ7と一体的
に接続されている。第2帯域フィルタ72は、第3増幅
器71から出力された中間周波数の信号を弁別する。第
2帯域フィルタ72の出力側に位置している第4増幅器
73は、この第2帯域フィルタで弁別された中間周波数
の信号を増幅する。第2減衰器74は、希望する帯域の
レベルの最適化をするために、増幅された上記中間周波
数を減衰する。第5増幅器75は電力増幅器(PA:p
ower amplifier)であり、そして第2減
衰器74によって減衰された中間周波数の信号を増幅す
る。第5増幅器75の出力側に位置している第3帯域フ
ィルタ76は、入力された中間周波数帯域から希望する
周波数帯域の信号だけを取出して、この特定の信号を送
信アンテナ7に出力する。送信アンテナ7は特定の信号
を移動局に送信する。
【0012】図4に示す屋内側送信部12の第1送信部
19及び第2送信部20について説明する。第1送信部
19は、第1帯域フィルタ(BPF)77及び低雑音増
幅器(LNA)78を備えている。第1帯域フィルタ7
7は、アンテナ8で受信した高周波帯域から希望する周
波数帯域を弁別する。低雑音増幅器78は、第1帯域フ
ィルタ77によって弁別された周波数帯域の高周波信号
を低雑音増幅する。低雑音増幅器78は、出力側で第2
送信部20の第1周波数混合器79に接続されている。
第2送信部20は、第1周波数混合器79、第1信号局
部発振器80、第2帯域フィルタ(BPF)81、第1
増幅器82、減衰器(ATT)83、第2増幅器84、
第2周波数混合器85、第2信号局部発振器86、低域
フィルタ(LPF)87、A/Dコンバータ88及びデ
ジタル処理器89を備えている。第1周波数混合器79
は、低雑音増幅器78から出力された信号と、第1信号
局部発振器80からの所定周波数の信号とを混合して周
波数変換をし、周波数変換信号を出力する。第1周波数
混合器79の出力側に位置している第1増幅器82は、
この第1周波数混合器から出力される第1中間周波数の
信号を増幅する。第1増幅器82の出力側に位置してい
る減衰器83は、希望する帯域のレベルの最適化をする
ために信号を減衰する。第2増幅器84は減衰器83で
減衰された第1中間周波数の信号を増幅する。第2増幅
器84の出力側に位置している第2周波数混合器85
は、入力された第1中間周波数の信号と、第2信号局部
発振器86からの所定周波数の信号とを混合して周波数
変換をし、周波数変換信号を出力する。第2周波数混合
器85の出力側に位置している低域フィルタ87は、希
望する第2中間周波数の帯域を除く他の不要な周波数帯
域の信号を除去する。低域フィルタ87の出力側に位置
しているA/Dコンバータ88は、入力されたデジタル
信号をアナログ信号(元信号)に変換する復合器であ
る。デジタル処理器89は、入力側でA/Dコンバータ
88に、出力側ではインタフェース22にそれぞれ接続
されている。総合デジタル処理器90は、A/Dコンバ
ータ88とデジタル処理器89とからなる。総合デジタ
ル処理器90の構成及び作用は、前記総合デジタル処理
器40のそれらと実質的に同一である。このため総合デ
ジタル処理器90(A/Dコンバータ88及びデジタル
処理器89)の構成及び作用に関する説明を省略する。
19及び第2送信部20について説明する。第1送信部
19は、第1帯域フィルタ(BPF)77及び低雑音増
幅器(LNA)78を備えている。第1帯域フィルタ7
7は、アンテナ8で受信した高周波帯域から希望する周
波数帯域を弁別する。低雑音増幅器78は、第1帯域フ
ィルタ77によって弁別された周波数帯域の高周波信号
を低雑音増幅する。低雑音増幅器78は、出力側で第2
送信部20の第1周波数混合器79に接続されている。
第2送信部20は、第1周波数混合器79、第1信号局
部発振器80、第2帯域フィルタ(BPF)81、第1
増幅器82、減衰器(ATT)83、第2増幅器84、
第2周波数混合器85、第2信号局部発振器86、低域
フィルタ(LPF)87、A/Dコンバータ88及びデ
ジタル処理器89を備えている。第1周波数混合器79
は、低雑音増幅器78から出力された信号と、第1信号
局部発振器80からの所定周波数の信号とを混合して周
波数変換をし、周波数変換信号を出力する。第1周波数
混合器79の出力側に位置している第1増幅器82は、
この第1周波数混合器から出力される第1中間周波数の
信号を増幅する。第1増幅器82の出力側に位置してい
る減衰器83は、希望する帯域のレベルの最適化をする
ために信号を減衰する。第2増幅器84は減衰器83で
減衰された第1中間周波数の信号を増幅する。第2増幅
器84の出力側に位置している第2周波数混合器85
は、入力された第1中間周波数の信号と、第2信号局部
発振器86からの所定周波数の信号とを混合して周波数
変換をし、周波数変換信号を出力する。第2周波数混合
器85の出力側に位置している低域フィルタ87は、希
望する第2中間周波数の帯域を除く他の不要な周波数帯
域の信号を除去する。低域フィルタ87の出力側に位置
しているA/Dコンバータ88は、入力されたデジタル
信号をアナログ信号(元信号)に変換する復合器であ
る。デジタル処理器89は、入力側でA/Dコンバータ
88に、出力側ではインタフェース22にそれぞれ接続
されている。総合デジタル処理器90は、A/Dコンバ
ータ88とデジタル処理器89とからなる。総合デジタ
ル処理器90の構成及び作用は、前記総合デジタル処理
器40のそれらと実質的に同一である。このため総合デ
ジタル処理器90(A/Dコンバータ88及びデジタル
処理器89)の構成及び作用に関する説明を省略する。
【0013】デジタル伝送路4は電線や光ファイバーな
どが使用される。伝送距離が例えば100m以内のよう
な短距離である場合は、伝送路にかかる費用を低く抑え
る観点から、電線であることが望ましい。またデジタル
伝送路4は、100mを越えるような場合、光ファイバ
ーであることが良い。図6に示すデジタル伝送路4で
は、電線が使用されている。図示するデジタル伝送路4
は、屋外中継ユニット2から屋内中継ユニット3に向け
て信号を伝送する送信側伝送路に対応している。デジタ
ル伝送路4の一側端(図6右側端)はドライバ91aを
介して屋内中継ユニット3のインタフェース22に、そ
して他側端は高速フォトカプラ(photo coup
ler)91b及びコンパレータ(comparato
r)91cを通じて屋外中継ユニット2のインタフェー
ス21にそれぞれ接続されている。
どが使用される。伝送距離が例えば100m以内のよう
な短距離である場合は、伝送路にかかる費用を低く抑え
る観点から、電線であることが望ましい。またデジタル
伝送路4は、100mを越えるような場合、光ファイバ
ーであることが良い。図6に示すデジタル伝送路4で
は、電線が使用されている。図示するデジタル伝送路4
は、屋外中継ユニット2から屋内中継ユニット3に向け
て信号を伝送する送信側伝送路に対応している。デジタ
ル伝送路4の一側端(図6右側端)はドライバ91aを
介して屋内中継ユニット3のインタフェース22に、そ
して他側端は高速フォトカプラ(photo coup
ler)91b及びコンパレータ(comparato
r)91cを通じて屋外中継ユニット2のインタフェー
ス21にそれぞれ接続されている。
【0014】図7及び図8を参照して総合デジタル処理
器40により受信した高周波の周波数帯域のデジタル処
理について説明する。図7は、屋外側受信部9から屋内
側受信部11へ向けた高周波信号のデジタル伝送の処理
過程を示すブロック図である。図8は、総合デジタル処
理器40の制御回路92を示すブロック図である。高周
波(RF:radio frequency)は、屋外
側受信部9で受信されて中間周波(IF:interm
ediate frequency)に変換される。こ
の中間周波数はA/Dコンバータ(ADC)38によっ
てベースバンドの周波数となってダウンコンバートす
る。ダウンコンバートする際、希望する帯域をデジタル
処理器39によって自動的に又はユーザーの電子計算機
によって任意に選択する。通信方式は、多数のチャンネ
ル(図8では1チャンネルから32チャンネル)を時間
的に並べて信号を伝送する時分割多重方式(timed
ivision multiplex acces)が
使用される。そして分割されたそれぞれの周波数帯域ご
とに直交振幅変調(Quad:quadrature
amplitude modulation)を実行し
て、1ビット/秒あたりの伝送周波数帯域を狭くして、
必要な伝送容量を確保している。デジタル処理器39で
選択されたデジタル帯域の信号は、基底帯域(base
band)伝送されて屋内側受信部11に到る。図7に
示すように、屋外側受信部9のアンテナ5で受信された
高周波信号は、第1帯域フィルタ27によって希望する
帯域の信号として選択され、低雑音増幅器(LNA)2
8で低雑音増幅され、中間周波数に変換され、自動利得
制御回路(AGC)により出力が一定に保持された状態
でA/Dコンバータ(ADC)38でアナログ信号から
デジタル信号に変換され、ダウンコンバートされる。デ
ジタル処理器39で選択されたデジタル帯域の信号は、
基底帯域伝送されて屋内側受信部11に到る。伝送され
たデジタル信号は、屋内側受信部11のインタフェース
22を経て、D/Aコンバータ(DAC)63でアナロ
グ信号に変換され、アップコンバートされて、自動利得
制御回路(AGC)により一定の出力に保持された状態
で中間周波数に変換され、電力増幅器(PA)75で増
幅され、第3帯域フィルタ76によって希望する帯域の
信号として取り出されて、アンテナ7から発信される。
器40により受信した高周波の周波数帯域のデジタル処
理について説明する。図7は、屋外側受信部9から屋内
側受信部11へ向けた高周波信号のデジタル伝送の処理
過程を示すブロック図である。図8は、総合デジタル処
理器40の制御回路92を示すブロック図である。高周
波(RF:radio frequency)は、屋外
側受信部9で受信されて中間周波(IF:interm
ediate frequency)に変換される。こ
の中間周波数はA/Dコンバータ(ADC)38によっ
てベースバンドの周波数となってダウンコンバートす
る。ダウンコンバートする際、希望する帯域をデジタル
処理器39によって自動的に又はユーザーの電子計算機
によって任意に選択する。通信方式は、多数のチャンネ
ル(図8では1チャンネルから32チャンネル)を時間
的に並べて信号を伝送する時分割多重方式(timed
ivision multiplex acces)が
使用される。そして分割されたそれぞれの周波数帯域ご
とに直交振幅変調(Quad:quadrature
amplitude modulation)を実行し
て、1ビット/秒あたりの伝送周波数帯域を狭くして、
必要な伝送容量を確保している。デジタル処理器39で
選択されたデジタル帯域の信号は、基底帯域(base
band)伝送されて屋内側受信部11に到る。図7に
示すように、屋外側受信部9のアンテナ5で受信された
高周波信号は、第1帯域フィルタ27によって希望する
帯域の信号として選択され、低雑音増幅器(LNA)2
8で低雑音増幅され、中間周波数に変換され、自動利得
制御回路(AGC)により出力が一定に保持された状態
でA/Dコンバータ(ADC)38でアナログ信号から
デジタル信号に変換され、ダウンコンバートされる。デ
ジタル処理器39で選択されたデジタル帯域の信号は、
基底帯域伝送されて屋内側受信部11に到る。伝送され
たデジタル信号は、屋内側受信部11のインタフェース
22を経て、D/Aコンバータ(DAC)63でアナロ
グ信号に変換され、アップコンバートされて、自動利得
制御回路(AGC)により一定の出力に保持された状態
で中間周波数に変換され、電力増幅器(PA)75で増
幅され、第3帯域フィルタ76によって希望する帯域の
信号として取り出されて、アンテナ7から発信される。
【0015】図8において、デジタル処理器39は制御
回路92を通じて、自由な帯域を選択することができ
る。換言すれば、デジタル処理器39は、帯域を広くし
たり、又は狭くしたりすることが可能である。制御回路
92のマイクロプロセッサ92aは、ダウンコンバータ
(DDC:digital down convert
er)92b及びアップコンバータ(DUC:digi
tal up converter)92cを制御して
いる。帯域選択の際、自動的な帯域の設定は、読み出し
専用のEPROM92deに記録されているデータがマ
イクロプロセッサ92aによって行われる。またマイク
ロプロセッサ92aはユーザーの電子計算機に接続され
ている。このために、ユーザーは、メモリーであるダイ
ナミックRAM92eに希望する帯域を書き込むことが
できる。この結果、ユーザーは、任意に希望する帯域を
またマイクロプロセッサ92aを介して選択することが
できる。データ(信号)は16ビットのシリアル伝送に
よって行われ、A/Dコンバータにはパラレル伝送に変
換されて入力される。デジタル処理器39は、移動局で
ある端末の利用者の数を管理できる。
回路92を通じて、自由な帯域を選択することができ
る。換言すれば、デジタル処理器39は、帯域を広くし
たり、又は狭くしたりすることが可能である。制御回路
92のマイクロプロセッサ92aは、ダウンコンバータ
(DDC:digital down convert
er)92b及びアップコンバータ(DUC:digi
tal up converter)92cを制御して
いる。帯域選択の際、自動的な帯域の設定は、読み出し
専用のEPROM92deに記録されているデータがマ
イクロプロセッサ92aによって行われる。またマイク
ロプロセッサ92aはユーザーの電子計算機に接続され
ている。このために、ユーザーは、メモリーであるダイ
ナミックRAM92eに希望する帯域を書き込むことが
できる。この結果、ユーザーは、任意に希望する帯域を
またマイクロプロセッサ92aを介して選択することが
できる。データ(信号)は16ビットのシリアル伝送に
よって行われ、A/Dコンバータにはパラレル伝送に変
換されて入力される。デジタル処理器39は、移動局で
ある端末の利用者の数を管理できる。
【0016】上記無線中継装置1による基地局と移動局
相互の電波の中継は次のとおりである。アンテナ5によ
って受信された基地局からの高周波帯域の電波は屋外側
受信部9で必要帯域に変換されて、総合デジタル処理器
40でアナログ帯域の信号がデジタル帯域の信号に処理
され、デジタル伝送路4によって屋内側受信部11に伝
送される。デジタル帯域の信号はD/Aコンバータ63
でアナログ帯域の信号に変換されてアンテナ7から移動
局に向けて送信する。移動局から基地局への中継電波
は、アンテナ8によって受信され屋内側送信部12の総
合デジタル処理器90でデジタル帯域の信号に処理され
た後、屋外側送信部10で、アップコンバートされて、
アナログ帯域の信号に戻されてアンテナ6から基地局へ
送信される。
相互の電波の中継は次のとおりである。アンテナ5によ
って受信された基地局からの高周波帯域の電波は屋外側
受信部9で必要帯域に変換されて、総合デジタル処理器
40でアナログ帯域の信号がデジタル帯域の信号に処理
され、デジタル伝送路4によって屋内側受信部11に伝
送される。デジタル帯域の信号はD/Aコンバータ63
でアナログ帯域の信号に変換されてアンテナ7から移動
局に向けて送信する。移動局から基地局への中継電波
は、アンテナ8によって受信され屋内側送信部12の総
合デジタル処理器90でデジタル帯域の信号に処理され
た後、屋外側送信部10で、アップコンバートされて、
アナログ帯域の信号に戻されてアンテナ6から基地局へ
送信される。
【0017】無線中継装置の他の実施例を図9〜図14
を参照して説明する。無線中継装置101は、前記無線
中継装置1とは基本的部分において共通するが、次の二
点で相違する。第1の相違点は、図9に示すように、第
2受信部114、第3受信部117、第2送信部120
及び第3送信部115が分岐されて多段に構成されてい
ることである。第2の相違点は、図14に示すように、
デジタル伝送路104に光ファイバーを使用しているこ
とである。
を参照して説明する。無線中継装置101は、前記無線
中継装置1とは基本的部分において共通するが、次の二
点で相違する。第1の相違点は、図9に示すように、第
2受信部114、第3受信部117、第2送信部120
及び第3送信部115が分岐されて多段に構成されてい
ることである。第2の相違点は、図14に示すように、
デジタル伝送路104に光ファイバーを使用しているこ
とである。
【0018】以下、各相違点について説明する。共通す
る部分についての詳細な説明を省略する。また無線中継
装置101は、無線中継装置1と共通する部分について
符号を一致させている。図9に示す屋外中継ユニット1
02の屋外側受信部109において、第2受信部114
は4段に分岐されており、第1分配受信部114a、第
2分配受信部114b、第3分配受信部114c及び第
4分配受信部114dを有している。図10に示す第2
受信部114の第1分配受信部114a乃至第4分配受
信部114dは、図左側で分配器194を通じて第1受
信部13と接続されており、右側でインタフェース12
1に接続されている。第1分配受信部114a乃至第4
分配受信部114dの各構成はいずれも共通しており、
前記図2に示す屋外側受信部9における第2受信部14
と共通している。このため、第1分配受信部114a乃
至第4分配受信部114dの各構成の説明は省略する。
第1受信部13から送信される高周波信号は分配器19
4で分配され、第1分配受信部114a乃至第4分配受
信部114dには、それぞれの帯域フィルタ31によっ
て希望する異なった帯域の信号が取り出され、各信号は
各デジタル処理されてインタフェース121に出力され
る。図9に示す屋外中継ユニット102の屋外側送信部
110において、第3送信部115は4段に分岐されて
おり、第1分配送信部115a、第2分配送信部115
b、第3分配送信部115c及び第4分配送信部115
dを有している。図11に示す第3送信部115の第1
分配送信部115a乃至第4分配送信部115dは、図
左側で結合器195を通じて第4送信部16と接続され
ており、右側でインタフェース121に接続されてい
る。第1分配送信部115a乃至第4分配送信部115
dの各構成はいずれも共通しており、しかも前記図2に
示す屋外側送信部10における第3送信部15と共通し
ている。このため、第1分配送信部115a乃至第4分
配送信部115dの各構成の説明は省略する。デジタル
信号は屋外中継ユニット102のインタフェース121
を介して第1分配送信部115a乃至第4分配送信部1
15dにそれぞれ入力されて、アナログ信号に処理され
て、各帯域フィルタ48,52によって所定の周波数帯
域の信号が取り出され、各信号は増幅器53で増幅さ
れ、結合器195に結合されて、第4送信部16へ出力
される。
る部分についての詳細な説明を省略する。また無線中継
装置101は、無線中継装置1と共通する部分について
符号を一致させている。図9に示す屋外中継ユニット1
02の屋外側受信部109において、第2受信部114
は4段に分岐されており、第1分配受信部114a、第
2分配受信部114b、第3分配受信部114c及び第
4分配受信部114dを有している。図10に示す第2
受信部114の第1分配受信部114a乃至第4分配受
信部114dは、図左側で分配器194を通じて第1受
信部13と接続されており、右側でインタフェース12
1に接続されている。第1分配受信部114a乃至第4
分配受信部114dの各構成はいずれも共通しており、
前記図2に示す屋外側受信部9における第2受信部14
と共通している。このため、第1分配受信部114a乃
至第4分配受信部114dの各構成の説明は省略する。
第1受信部13から送信される高周波信号は分配器19
4で分配され、第1分配受信部114a乃至第4分配受
信部114dには、それぞれの帯域フィルタ31によっ
て希望する異なった帯域の信号が取り出され、各信号は
各デジタル処理されてインタフェース121に出力され
る。図9に示す屋外中継ユニット102の屋外側送信部
110において、第3送信部115は4段に分岐されて
おり、第1分配送信部115a、第2分配送信部115
b、第3分配送信部115c及び第4分配送信部115
dを有している。図11に示す第3送信部115の第1
分配送信部115a乃至第4分配送信部115dは、図
左側で結合器195を通じて第4送信部16と接続され
ており、右側でインタフェース121に接続されてい
る。第1分配送信部115a乃至第4分配送信部115
dの各構成はいずれも共通しており、しかも前記図2に
示す屋外側送信部10における第3送信部15と共通し
ている。このため、第1分配送信部115a乃至第4分
配送信部115dの各構成の説明は省略する。デジタル
信号は屋外中継ユニット102のインタフェース121
を介して第1分配送信部115a乃至第4分配送信部1
15dにそれぞれ入力されて、アナログ信号に処理され
て、各帯域フィルタ48,52によって所定の周波数帯
域の信号が取り出され、各信号は増幅器53で増幅さ
れ、結合器195に結合されて、第4送信部16へ出力
される。
【0019】図9及び図12に示すように、屋内中継ユ
ニット103の屋内側受信部111において、第3受信
部117は4段に分岐されており、第1分配受信部11
7a、第2分配受信部117b、第3分配受信部117
c及び第4分配受信部117dを有している。第3受信
部117の第1分配受信部117a乃至第4分配受信部
117dは、図12左側でインタフェース122に接続
され、右側で結合器196を介して第4受信部18に接
続されている。第1分配受信部117a乃至第4分配受
信部117dの各構成はいずれも共通しており、しかも
前記図4に示す屋内側受信部11における第3受信部1
7と共通している。このため、第1分配受信部117a
乃至第4分配受信部117dの各構成の説明は省略す
る。デジタル信号は屋内中継ユニット103のインタフ
ェース122を介して第1分配受信部117a乃至第4
分配受信部117dにそれぞれ入力されて、アナログ信
号に処理されて、各帯域フィルタ70によって所定の周
波数帯域の信号が取り出され、各信号は増幅器71で増
幅され、結合器196に結合されて、第4受信部18へ
出力される。図9及び図13に示すように、屋内中継ユ
ニット103の屋内側送信部112において、第2送信
部120は4段に分岐されており、第1分配送信部12
0a、第2分配送信部120b、第3分配送信部120
c及び第4分配送信部120dを有している。第2送信
部120の第1分配送信部120a乃至第4分配送信部
120dは、図13左側でインタフェース122に接続
され、右側で分配器197に接続されている。第1分配
送信部120a乃至第4分配送信部120dの各構成は
いずれも共通しており、しかも前記図4に示す屋内側送
信部12における第2送信部20と共通している。この
ため、第1分配送信部120a乃至第4分配送信部12
0dの各構成の説明は省略する。第1送信部19から送
信される高周波信号は分配器197で分配され、第1分
配送信部120a乃至第4分配送信部120dには、そ
れぞれの帯域フィルタ81によって希望する異なった帯
域の信号が取り出され、各信号は各デジタル処理されて
インタフェース122に出力される。なお、図9〜図1
2において、周波数混合器29,35,46,50,6
8,79,85に通じている信号局部発振器は省略して
いる。
ニット103の屋内側受信部111において、第3受信
部117は4段に分岐されており、第1分配受信部11
7a、第2分配受信部117b、第3分配受信部117
c及び第4分配受信部117dを有している。第3受信
部117の第1分配受信部117a乃至第4分配受信部
117dは、図12左側でインタフェース122に接続
され、右側で結合器196を介して第4受信部18に接
続されている。第1分配受信部117a乃至第4分配受
信部117dの各構成はいずれも共通しており、しかも
前記図4に示す屋内側受信部11における第3受信部1
7と共通している。このため、第1分配受信部117a
乃至第4分配受信部117dの各構成の説明は省略す
る。デジタル信号は屋内中継ユニット103のインタフ
ェース122を介して第1分配受信部117a乃至第4
分配受信部117dにそれぞれ入力されて、アナログ信
号に処理されて、各帯域フィルタ70によって所定の周
波数帯域の信号が取り出され、各信号は増幅器71で増
幅され、結合器196に結合されて、第4受信部18へ
出力される。図9及び図13に示すように、屋内中継ユ
ニット103の屋内側送信部112において、第2送信
部120は4段に分岐されており、第1分配送信部12
0a、第2分配送信部120b、第3分配送信部120
c及び第4分配送信部120dを有している。第2送信
部120の第1分配送信部120a乃至第4分配送信部
120dは、図13左側でインタフェース122に接続
され、右側で分配器197に接続されている。第1分配
送信部120a乃至第4分配送信部120dの各構成は
いずれも共通しており、しかも前記図4に示す屋内側送
信部12における第2送信部20と共通している。この
ため、第1分配送信部120a乃至第4分配送信部12
0dの各構成の説明は省略する。第1送信部19から送
信される高周波信号は分配器197で分配され、第1分
配送信部120a乃至第4分配送信部120dには、そ
れぞれの帯域フィルタ81によって希望する異なった帯
域の信号が取り出され、各信号は各デジタル処理されて
インタフェース122に出力される。なお、図9〜図1
2において、周波数混合器29,35,46,50,6
8,79,85に通じている信号局部発振器は省略して
いる。
【0020】図14に示すデジタル伝送路104では、
光ファイバーが使用されている。図示するデジタル伝送
路104は、屋内中継ユニット103から屋外中継ユニ
ット102に向けて信号を伝送する送信側伝送路に対応
している。デジタル伝送路104の一側端(図14右側
端)は多重機能及び光変換機能を有する屋内中継ユニッ
ト103のインタフェース122に、そして他側端は光
変換機能及び多重分離機能を有する屋外中継ユニット1
02のインタフェース121にそれぞれ接続されてい
る。図14において、198は屋内中継ユニット103
のインタフェース122の入力側に位置している増幅器
であり、199は屋外中継ユニット102のインタフェ
ース121の出力側に位置している増幅器である。
光ファイバーが使用されている。図示するデジタル伝送
路104は、屋内中継ユニット103から屋外中継ユニ
ット102に向けて信号を伝送する送信側伝送路に対応
している。デジタル伝送路104の一側端(図14右側
端)は多重機能及び光変換機能を有する屋内中継ユニッ
ト103のインタフェース122に、そして他側端は光
変換機能及び多重分離機能を有する屋外中継ユニット1
02のインタフェース121にそれぞれ接続されてい
る。図14において、198は屋内中継ユニット103
のインタフェース122の入力側に位置している増幅器
であり、199は屋外中継ユニット102のインタフェ
ース121の出力側に位置している増幅器である。
【0021】上記無線中継装置101による基地局と移
動局相互の電波の中継は次のとおりである。アンテナ5
によって受信された基地局からの高周波帯域の電波は、
屋外側受信部109の第2受信部114の第1分配受信
部114a乃至第4分配受信部114dでそれぞれ希望
する帯域に変換される。そして総合デジタル処理部40
では、各アナログ帯域の信号をデジタル帯域の信号に処
理され、多重化されてデジタル伝送路104によって屋
内側受信部111に伝送され、多重化され分離される。
分離化された各デジタル帯域の信号はD/Aコンバータ
63でアナログ帯域の信号に変換してアンテナ7から移
動局に向けて送信する。移動局から基地局への中継電波
は、アンテナ8によって受信され屋内側送信部112の
第1分配送信部120a乃至第4分配送信部120dで
それぞれ希望する帯域に変換される。その後、総合デジ
タル処理器90でデジタル帯域の信号に処理された後、
多重化されて屋外側送信部110で分離化され分岐され
る。各デジタル信号は、第1分配送信部115a乃至第
4分配送信部115dにおいて、アナログ帯域の信号に
戻されて、アップコンバータされてアンテナ6から基地
局へ送信される。
動局相互の電波の中継は次のとおりである。アンテナ5
によって受信された基地局からの高周波帯域の電波は、
屋外側受信部109の第2受信部114の第1分配受信
部114a乃至第4分配受信部114dでそれぞれ希望
する帯域に変換される。そして総合デジタル処理部40
では、各アナログ帯域の信号をデジタル帯域の信号に処
理され、多重化されてデジタル伝送路104によって屋
内側受信部111に伝送され、多重化され分離される。
分離化された各デジタル帯域の信号はD/Aコンバータ
63でアナログ帯域の信号に変換してアンテナ7から移
動局に向けて送信する。移動局から基地局への中継電波
は、アンテナ8によって受信され屋内側送信部112の
第1分配送信部120a乃至第4分配送信部120dで
それぞれ希望する帯域に変換される。その後、総合デジ
タル処理器90でデジタル帯域の信号に処理された後、
多重化されて屋外側送信部110で分離化され分岐され
る。各デジタル信号は、第1分配送信部115a乃至第
4分配送信部115dにおいて、アナログ帯域の信号に
戻されて、アップコンバータされてアンテナ6から基地
局へ送信される。
【0022】図15及び図16に示す無線中継装置器2
01は、図9に示す無線中継装置器101の具体例であ
り、2GHz帯の電波を利用できるようにしたものであ
る。屋外中継ユニット202を図15及び図17を参照
して説明する。図15に示す屋外側受信部の第1受信部
213は、図左側で結合器224、右側で分配器294
にそれぞれ接続されている。結合器224にはアンテナ
205のエレメント223が接続されている。第1受信
部213は、第1アイソレータ(ISO:isolat
or)213a、第1帯域フィルタ213b、低雑音増
幅器213c、方向性結合器213d、第1増幅器(A
MP)213e及び第2,3アイソレータ(ISO)2
13f,213jを有している。方向性結合器213d
には増幅器(AMP)213g、検波器(DET:de
tector)213hが接続されている。検波器21
3hは低雑音増幅器213cから出力される電波を検波
して、信号を取出す。取り出された信号は標本・保持回
路213iによって符号化され、信号レベルが保持され
る。第2受信部214は、第1分配受信部214a、第
2分配受信部214b、第3分配受信部214c及び第
4分配受信部214dを有している。第2受信部214
の第1分配受信部214a乃至第4分配受信部214d
は、図15左側で分配器294を介して第1受信部21
3に接続され、図右側でインタフェース221に接続さ
れている。第1分配受信部214a乃至第4分配受信部
214dの各構成はいずれも共通しているので、第1分
配受信部214aの構成についてのみ説明し、その他の
分配受信部214b〜214dの説明を省略する。第1
分配受信部214aは、第4アイソレータ(ISO)2
14a1、第2増幅器214a3、第1周波数混合器2
14a4、第2帯域フィルタ214a5、第3増幅器2
14a7、第3帯域フィルタ214a8、第4増幅器2
14a9、第2周波数混合器214a11、低域フィル
タ214a12、第5増幅器214a13、A/Dコン
バータ214a14及びデジタル処理器(DSP:di
gital signal processor)21
4a15を備えている。第4アイソレータ214a1と
第2増幅器214a3との間、第2帯域フィルタ214
a5と第3増幅器214a7との間にAGC回路214
a2,214a6を設けてある。第4増幅器214a9
と第2周波数混合器214a11との間に方向性結合器
214a10を設けてある。第1周波数混合器214a
4と第2周波数混合器214a11との間にはPLLシ
ンセサイザ214a16が接続されており、周波数安定
高を確保している。PLLシンセサイザ214a16の
安定高をさらに向上させるために基準発展器214a1
7として温度補償形水晶発振器(TCXO)が用いられ
ている。方向性結合器214a10に接続されている検
波器(DET)214a18から出力された信号は標本
・保持回路214a19によって符号化される。214
a20は増幅器である。デジタル処理器214a15は
前記デジタル処理器39と実質的に同一構成である。
01は、図9に示す無線中継装置器101の具体例であ
り、2GHz帯の電波を利用できるようにしたものであ
る。屋外中継ユニット202を図15及び図17を参照
して説明する。図15に示す屋外側受信部の第1受信部
213は、図左側で結合器224、右側で分配器294
にそれぞれ接続されている。結合器224にはアンテナ
205のエレメント223が接続されている。第1受信
部213は、第1アイソレータ(ISO:isolat
or)213a、第1帯域フィルタ213b、低雑音増
幅器213c、方向性結合器213d、第1増幅器(A
MP)213e及び第2,3アイソレータ(ISO)2
13f,213jを有している。方向性結合器213d
には増幅器(AMP)213g、検波器(DET:de
tector)213hが接続されている。検波器21
3hは低雑音増幅器213cから出力される電波を検波
して、信号を取出す。取り出された信号は標本・保持回
路213iによって符号化され、信号レベルが保持され
る。第2受信部214は、第1分配受信部214a、第
2分配受信部214b、第3分配受信部214c及び第
4分配受信部214dを有している。第2受信部214
の第1分配受信部214a乃至第4分配受信部214d
は、図15左側で分配器294を介して第1受信部21
3に接続され、図右側でインタフェース221に接続さ
れている。第1分配受信部214a乃至第4分配受信部
214dの各構成はいずれも共通しているので、第1分
配受信部214aの構成についてのみ説明し、その他の
分配受信部214b〜214dの説明を省略する。第1
分配受信部214aは、第4アイソレータ(ISO)2
14a1、第2増幅器214a3、第1周波数混合器2
14a4、第2帯域フィルタ214a5、第3増幅器2
14a7、第3帯域フィルタ214a8、第4増幅器2
14a9、第2周波数混合器214a11、低域フィル
タ214a12、第5増幅器214a13、A/Dコン
バータ214a14及びデジタル処理器(DSP:di
gital signal processor)21
4a15を備えている。第4アイソレータ214a1と
第2増幅器214a3との間、第2帯域フィルタ214
a5と第3増幅器214a7との間にAGC回路214
a2,214a6を設けてある。第4増幅器214a9
と第2周波数混合器214a11との間に方向性結合器
214a10を設けてある。第1周波数混合器214a
4と第2周波数混合器214a11との間にはPLLシ
ンセサイザ214a16が接続されており、周波数安定
高を確保している。PLLシンセサイザ214a16の
安定高をさらに向上させるために基準発展器214a1
7として温度補償形水晶発振器(TCXO)が用いられ
ている。方向性結合器214a10に接続されている検
波器(DET)214a18から出力された信号は標本
・保持回路214a19によって符号化される。214
a20は増幅器である。デジタル処理器214a15は
前記デジタル処理器39と実質的に同一構成である。
【0023】図15に示す第3送信部215は、第1分
配送信部215a、第2分配送信部215b、第3分配
送信部215c及び第4分配送信部215dを有してい
る。第3送信部215の第1分配送信部215a乃至第
4分配送信部215dは、図15左側で結合器295を
介して第4受信部216に接続され、図右側でインタフ
ェース221に接続されている。第1分配送信部215
a乃至第4分配送信部215dの各構成はいずれも共通
しているので、第1分配送信部の構成についてのみ説明
し、その他の分配送信部215b〜215dの説明を省
略する。第1分配送信部215aは、図右側でインタフ
ェース221と接続されているD/Aコンバータ215
a1、低域フィルタ215a2、第1増幅器215a
3、第1周波数混合器215a4、第1帯域フィルタ2
15a5、第2増幅器215a6、第2周波数混合器2
15a7、第2帯域フィルタ215a8及び第3増幅器
215a9を備えている。第1周波数混合器215a4
及び第2周波数混合器215a7にはそれぞれPLLシ
ンセサイザ215a10が接続されている。両PLLシ
ンセサイザ215a10間に温度補償形水晶発振器(T
CXO)215a11が接続されている。第2増幅器2
15a6と第2周波数混合器215a7との間に、そし
て第3増幅器215a9と結合器295との間に、AG
C回路215a12,215a13が設けられている。
図15において、第4送信部216は、左側で分配器2
26に接続され、図右側で結合器295に接続されてい
る。分配器226にはアンテナ206のエレメント22
5に接続されている。第4送信部216は、結合器29
5に接続されている第4増幅器216a、第1方向性結
合器216b、第1アイソレータ216c、第3帯域フ
ィルタ216d、第2アイソレータ216e、第5増幅
器216f、第6増幅器216g、第2方向性結合器2
16h、第4帯域フィルタ216i及び分配器226に
接続されている第3アイソレータ216jを備えてい
る。標本・保持回路216kは、出力側で第3送信部2
15の第1分配送信部215aのAGC回路215a1
2,215a13に、入力側で第4送信部の第1方向性
結合器216bにそれぞれ接続されている。また第2方
向性結合器216hと第5増幅器216fとの間に標本
・保持回路216mが接続されている。216nは増幅
器、216pは検波器(DET:detector)で
ある。
配送信部215a、第2分配送信部215b、第3分配
送信部215c及び第4分配送信部215dを有してい
る。第3送信部215の第1分配送信部215a乃至第
4分配送信部215dは、図15左側で結合器295を
介して第4受信部216に接続され、図右側でインタフ
ェース221に接続されている。第1分配送信部215
a乃至第4分配送信部215dの各構成はいずれも共通
しているので、第1分配送信部の構成についてのみ説明
し、その他の分配送信部215b〜215dの説明を省
略する。第1分配送信部215aは、図右側でインタフ
ェース221と接続されているD/Aコンバータ215
a1、低域フィルタ215a2、第1増幅器215a
3、第1周波数混合器215a4、第1帯域フィルタ2
15a5、第2増幅器215a6、第2周波数混合器2
15a7、第2帯域フィルタ215a8及び第3増幅器
215a9を備えている。第1周波数混合器215a4
及び第2周波数混合器215a7にはそれぞれPLLシ
ンセサイザ215a10が接続されている。両PLLシ
ンセサイザ215a10間に温度補償形水晶発振器(T
CXO)215a11が接続されている。第2増幅器2
15a6と第2周波数混合器215a7との間に、そし
て第3増幅器215a9と結合器295との間に、AG
C回路215a12,215a13が設けられている。
図15において、第4送信部216は、左側で分配器2
26に接続され、図右側で結合器295に接続されてい
る。分配器226にはアンテナ206のエレメント22
5に接続されている。第4送信部216は、結合器29
5に接続されている第4増幅器216a、第1方向性結
合器216b、第1アイソレータ216c、第3帯域フ
ィルタ216d、第2アイソレータ216e、第5増幅
器216f、第6増幅器216g、第2方向性結合器2
16h、第4帯域フィルタ216i及び分配器226に
接続されている第3アイソレータ216jを備えてい
る。標本・保持回路216kは、出力側で第3送信部2
15の第1分配送信部215aのAGC回路215a1
2,215a13に、入力側で第4送信部の第1方向性
結合器216bにそれぞれ接続されている。また第2方
向性結合器216hと第5増幅器216fとの間に標本
・保持回路216mが接続されている。216nは増幅
器、216pは検波器(DET:detector)で
ある。
【0024】図16及び図18を参照して、屋内中継ユ
ニット203の第3、第4受信部217,218及び第
1,2送信部219,220について説明する。第3受
信部217は4段に分岐されており、第1分配受信部2
17a、第2分配受信部217b、第3分配受信部21
7c及び第4分配受信部217dを有している。第3受
信部217の第1分配受信部217a乃至第4分配受信
部217dは、図16左側でインタフェース222に接
続され、右側で結合器296を介して第4受信部218
に接続されている。第1分配受信部217a乃至第4分
配受信部217dの各構成はいずれも共通しているの
で、第2分配受信部217b乃至第4分配受信部217
dの各構成の説明は省略する。第1分配受信部217a
は、D/Aコンバータ217a1、低域フィルタ(LP
F)217a2、第1増幅器217a3、第1周波数混
合器217a4、第1帯域フィルタ217a5、第2増
幅器217a6、第2周波数混合器217a7、第2帯
域フィルタ217a8、第3増幅器217a9を備えて
いる。符号217a10及び217a11はAGC回路
である。217a12はPLLシンセサイザ、217a
13は温度補償形水晶発振器(TCXO)である。第4
受信部218は、図16左側で結合器296に、右側で
アンテナ207のエレメント207aを分配している分
配器226aにそれぞれ接続されている。第4受信部2
18は、結合器296に接続されている第4増幅器21
8a、第1方向性結合器218b、第1アイソレータ2
18c、第3帯域フィルタ218d、第2アイソレータ
218e、第5増幅器218f、第6増幅器218g、
第2方向性結合器218h、第4帯域フィルタ218i
及び第3アイソレータ218jを備えている。218h
は方向性結合器である。図18において、増幅器218
kは、入力側で第2方向性結合器218hに、出力側で
検波器(DET:detector)218mに接続さ
れている。標本・保持回路218nは、入力側で検波器
218mに、出力側で第5増幅器218fに接続されて
いる。通信時に、標本・保持回路218nは、標本化し
た信号レベルを保持する作用をすることによって、送信
アンテナ207から遠く離れている端末(移動局)との
通信が切れにくくなる。時分割多重によるデジタル通信
はバースト信号に基づいており、デジタル信号の伝送単
位である1フレームは8タイムスロットで構成されてい
る。例えば1フレームにおける出力が1Wに設定されて
いる場合、1タイムスロット信号だけの場合には1Wの
出力であるが、2タイムスロット信号の場合には0.5
Wになり、出力が半減する。タイムスロット信号の増す
ごとに出力が減少することになる。このような減少は、
通信時に端末との通信が切れ易いことを意味する。そこ
で、図18の例では、1タイムスロットのみを使用した
場合でも、また、8タイムスロットすべてを使用した場
合でも、増幅器(PA)218gの出力を常に一定に保
つようにするために、標本・保持回路218nを設け
た。上記のように1フレームにおける出力が1Wに設定
されており、1タイムスロットに対する出力が固定され
ると、次の計算式が成立する。 1W÷8=0.125W 1タイムスロットのみを使用した場合の出力は0.12
5Wである。8タイムスロットすべてを使用した場合の
出力は0.125Wである。タイムスロットの使用する
数が増しても出力の減少がない。このように、標本・保
持回路218nを設けたことにより、増幅器218gの
出力は、常に一定に保たれる。このことから、アンテナ
207から一定出力の中継電波が送信される。アンテナ
207から離れた位置にある端末の通信が切れ難くな
る。
ニット203の第3、第4受信部217,218及び第
1,2送信部219,220について説明する。第3受
信部217は4段に分岐されており、第1分配受信部2
17a、第2分配受信部217b、第3分配受信部21
7c及び第4分配受信部217dを有している。第3受
信部217の第1分配受信部217a乃至第4分配受信
部217dは、図16左側でインタフェース222に接
続され、右側で結合器296を介して第4受信部218
に接続されている。第1分配受信部217a乃至第4分
配受信部217dの各構成はいずれも共通しているの
で、第2分配受信部217b乃至第4分配受信部217
dの各構成の説明は省略する。第1分配受信部217a
は、D/Aコンバータ217a1、低域フィルタ(LP
F)217a2、第1増幅器217a3、第1周波数混
合器217a4、第1帯域フィルタ217a5、第2増
幅器217a6、第2周波数混合器217a7、第2帯
域フィルタ217a8、第3増幅器217a9を備えて
いる。符号217a10及び217a11はAGC回路
である。217a12はPLLシンセサイザ、217a
13は温度補償形水晶発振器(TCXO)である。第4
受信部218は、図16左側で結合器296に、右側で
アンテナ207のエレメント207aを分配している分
配器226aにそれぞれ接続されている。第4受信部2
18は、結合器296に接続されている第4増幅器21
8a、第1方向性結合器218b、第1アイソレータ2
18c、第3帯域フィルタ218d、第2アイソレータ
218e、第5増幅器218f、第6増幅器218g、
第2方向性結合器218h、第4帯域フィルタ218i
及び第3アイソレータ218jを備えている。218h
は方向性結合器である。図18において、増幅器218
kは、入力側で第2方向性結合器218hに、出力側で
検波器(DET:detector)218mに接続さ
れている。標本・保持回路218nは、入力側で検波器
218mに、出力側で第5増幅器218fに接続されて
いる。通信時に、標本・保持回路218nは、標本化し
た信号レベルを保持する作用をすることによって、送信
アンテナ207から遠く離れている端末(移動局)との
通信が切れにくくなる。時分割多重によるデジタル通信
はバースト信号に基づいており、デジタル信号の伝送単
位である1フレームは8タイムスロットで構成されてい
る。例えば1フレームにおける出力が1Wに設定されて
いる場合、1タイムスロット信号だけの場合には1Wの
出力であるが、2タイムスロット信号の場合には0.5
Wになり、出力が半減する。タイムスロット信号の増す
ごとに出力が減少することになる。このような減少は、
通信時に端末との通信が切れ易いことを意味する。そこ
で、図18の例では、1タイムスロットのみを使用した
場合でも、また、8タイムスロットすべてを使用した場
合でも、増幅器(PA)218gの出力を常に一定に保
つようにするために、標本・保持回路218nを設け
た。上記のように1フレームにおける出力が1Wに設定
されており、1タイムスロットに対する出力が固定され
ると、次の計算式が成立する。 1W÷8=0.125W 1タイムスロットのみを使用した場合の出力は0.12
5Wである。8タイムスロットすべてを使用した場合の
出力は0.125Wである。タイムスロットの使用する
数が増しても出力の減少がない。このように、標本・保
持回路218nを設けたことにより、増幅器218gの
出力は、常に一定に保たれる。このことから、アンテナ
207から一定出力の中継電波が送信される。アンテナ
207から離れた位置にある端末の通信が切れ難くな
る。
【0025】図16に示す第1送信部219及び第2送
信部220について説明する。第1送信部219は、図
左側で分配器297に、右側で受信アンテナ208のエ
レメント208aを結合している分配器224aにそれ
ぞれ接続されている。第1送信部219は、第1アイソ
レータ219a、第1帯域フィルタ219b、低雑音増
幅器(LNA)219c、第1方向性結合器219d、
第1増幅器219e、第2アイソレータ219f及び第
3アイソレータ219gを備えている。増幅器219h
は第1方向性結合器219dに接続されている。219
jは増幅器219hの出力側に位置している検波器(D
ET:detector)である。標本・保持回路21
9iは検波器、219jの出力側に位置し、低雑音増幅
器(LNA)219cに接続されている。標本・保持回
路219iは前記標本・保持回路218nと同様の作用
効果を有する。第2送信部220は、図16左側でイン
タフェース222に接続され、右側で分配器297を介
して第1送信部219に接続されている。第2送信部2
20は、分配器297によって4段に分岐されており、
第1分配送信部220a、第2分配送信部220b、第
3分配送信部220c及び第4分配送信部220dを有
している。第1分配送信部220a乃至第4分配送信部
220dの各構成はいずれも共通している。このため、
第2分配送信部220b乃至第4分配送信部220dの
各構成の説明は省略する。第1分配送信部220aは、
第4アイソレータ220a1、第2増幅器220a2、
第1周波数混合器220a3、第2帯域フィルタ220
a4、第3増幅器220a5、第3帯域フィルタ220
a6、第4増幅器220a7、第2方向性結合器220
a8、第2周波数混合器220a9、低域フィルタ22
0a10、第5増幅器220a11、A/Dコンバータ
220a12及びDSP220a13を備えている。デ
ジタル処理器(DSP)220a13はインタフェース
222に接続されている。デジタル処理器220a13
は前記デジタル処理器(DSP)214a15と実質的
に同一構成である。第1周波数混合器220a3と第2
周波数混合器220a9との間にはPLLシンセサイザ
220a14が接続されており、周波数安定高を確保し
ている。PLLシンセサイザ220a14の安定高をさ
らに向上させるために基準発展器220a15としてT
CXO(温度補償形水晶発振器)が用いられている。検
波器(DET)220a17は増幅器220a16を介
して第2方向性結合器220a8に接続されている。検
波器220a17から出力された信号は、標本・保持回
路220a18によって符号化されて、AGC回路22
0a19,220a20に入力される。
信部220について説明する。第1送信部219は、図
左側で分配器297に、右側で受信アンテナ208のエ
レメント208aを結合している分配器224aにそれ
ぞれ接続されている。第1送信部219は、第1アイソ
レータ219a、第1帯域フィルタ219b、低雑音増
幅器(LNA)219c、第1方向性結合器219d、
第1増幅器219e、第2アイソレータ219f及び第
3アイソレータ219gを備えている。増幅器219h
は第1方向性結合器219dに接続されている。219
jは増幅器219hの出力側に位置している検波器(D
ET:detector)である。標本・保持回路21
9iは検波器、219jの出力側に位置し、低雑音増幅
器(LNA)219cに接続されている。標本・保持回
路219iは前記標本・保持回路218nと同様の作用
効果を有する。第2送信部220は、図16左側でイン
タフェース222に接続され、右側で分配器297を介
して第1送信部219に接続されている。第2送信部2
20は、分配器297によって4段に分岐されており、
第1分配送信部220a、第2分配送信部220b、第
3分配送信部220c及び第4分配送信部220dを有
している。第1分配送信部220a乃至第4分配送信部
220dの各構成はいずれも共通している。このため、
第2分配送信部220b乃至第4分配送信部220dの
各構成の説明は省略する。第1分配送信部220aは、
第4アイソレータ220a1、第2増幅器220a2、
第1周波数混合器220a3、第2帯域フィルタ220
a4、第3増幅器220a5、第3帯域フィルタ220
a6、第4増幅器220a7、第2方向性結合器220
a8、第2周波数混合器220a9、低域フィルタ22
0a10、第5増幅器220a11、A/Dコンバータ
220a12及びDSP220a13を備えている。デ
ジタル処理器(DSP)220a13はインタフェース
222に接続されている。デジタル処理器220a13
は前記デジタル処理器(DSP)214a15と実質的
に同一構成である。第1周波数混合器220a3と第2
周波数混合器220a9との間にはPLLシンセサイザ
220a14が接続されており、周波数安定高を確保し
ている。PLLシンセサイザ220a14の安定高をさ
らに向上させるために基準発展器220a15としてT
CXO(温度補償形水晶発振器)が用いられている。検
波器(DET)220a17は増幅器220a16を介
して第2方向性結合器220a8に接続されている。検
波器220a17から出力された信号は、標本・保持回
路220a18によって符号化されて、AGC回路22
0a19,220a20に入力される。
【0026】図15及び図16に示す無線中継装置20
1において、基地局からの中継電波は不感地帯の移動局
に向けて次のようにデジタル処理されている。屋外中継
ユニット202の受信アンテナ205は、基地局から2
GHz帯の高周波を受信する。受信された中継電波は、
第1受信部213を経て第2受信部214に送信され、
ここで第1分配受信部214a乃至第4分配受信部21
4dによって異なった周波数帯域に分岐される。各アナ
ログ信号は、A/Dコンバータ214a14によってデ
ジタル信号に変換され、その後多重化されて電気信号か
ら光信号に変換されてからデジタル伝送路204を通じ
て屋内中継ユニット203の第3受信部217に伝送さ
れる。第3受信部217において、多重化されているデ
ジタル信号は光信号から電気信号に変換されてから分離
化される。分離されたデジタル信号は、D/Aコンバー
タ217a1によってアナログ信号に戻される。各帯域
の信号は、対応する第1分配受信部217a乃至第4分
配受信部217dに入力され、結合器296で結合され
る。結合された信号は、第4受信部218を経て、分配
器226aで分配され、アンテナ207の各エレメント
207aから移動局に向けて発信される。
1において、基地局からの中継電波は不感地帯の移動局
に向けて次のようにデジタル処理されている。屋外中継
ユニット202の受信アンテナ205は、基地局から2
GHz帯の高周波を受信する。受信された中継電波は、
第1受信部213を経て第2受信部214に送信され、
ここで第1分配受信部214a乃至第4分配受信部21
4dによって異なった周波数帯域に分岐される。各アナ
ログ信号は、A/Dコンバータ214a14によってデ
ジタル信号に変換され、その後多重化されて電気信号か
ら光信号に変換されてからデジタル伝送路204を通じ
て屋内中継ユニット203の第3受信部217に伝送さ
れる。第3受信部217において、多重化されているデ
ジタル信号は光信号から電気信号に変換されてから分離
化される。分離されたデジタル信号は、D/Aコンバー
タ217a1によってアナログ信号に戻される。各帯域
の信号は、対応する第1分配受信部217a乃至第4分
配受信部217dに入力され、結合器296で結合され
る。結合された信号は、第4受信部218を経て、分配
器226aで分配され、アンテナ207の各エレメント
207aから移動局に向けて発信される。
【0027】無線中継装置201によれば、アンテナ2
05を第1受信部213と一体化することによって、基
地局から受信した中継電波の雑音指数を低雑音増幅器2
13cにおいて、約3にすることができる。またアンテ
ナ208を第1送信部219と一体化することによっ
て、携帯電話の端末から受信した中継電波の雑音指数を
低雑音増幅器219cにおいて、約3にすることができ
る。
05を第1受信部213と一体化することによって、基
地局から受信した中継電波の雑音指数を低雑音増幅器2
13cにおいて、約3にすることができる。またアンテ
ナ208を第1送信部219と一体化することによっ
て、携帯電話の端末から受信した中継電波の雑音指数を
低雑音増幅器219cにおいて、約3にすることができ
る。
【0028】図19には前記アンテナ5の別の例として
受信アンテナ500が示されている。また図20は前記
アンテナ6の別の例として送信アンテナ600が示され
ている。図19に示すアンテナ500は、複数のエレメ
ント523に対応して本体501を有している。本体5
01は、アイソレータ(ISO)502、帯域フィルタ
(BPF)503、低雑音増幅器(LNA)505、方
向性結合器507及び増幅器(AMP)508を有して
いる。方向性結合器507には増幅器(AMP)509
及び検波器(DET)510が接続されている。検波器
510は方向性結合器507から出力される電波を検波
して、信号を取出し、取り出された信号は標本・保持回
路511によって符号化され、信号レベルが保持され
る。結合器524は屋外側受信部512に接続されてい
る。この例では、各本体501には、エレンメント52
3に対応して低雑音増幅器(LNA)505を設けてい
るので、受信した中継電波を低雑音化して受信部側に送
信することができる。
受信アンテナ500が示されている。また図20は前記
アンテナ6の別の例として送信アンテナ600が示され
ている。図19に示すアンテナ500は、複数のエレメ
ント523に対応して本体501を有している。本体5
01は、アイソレータ(ISO)502、帯域フィルタ
(BPF)503、低雑音増幅器(LNA)505、方
向性結合器507及び増幅器(AMP)508を有して
いる。方向性結合器507には増幅器(AMP)509
及び検波器(DET)510が接続されている。検波器
510は方向性結合器507から出力される電波を検波
して、信号を取出し、取り出された信号は標本・保持回
路511によって符号化され、信号レベルが保持され
る。結合器524は屋外側受信部512に接続されてい
る。この例では、各本体501には、エレンメント52
3に対応して低雑音増幅器(LNA)505を設けてい
るので、受信した中継電波を低雑音化して受信部側に送
信することができる。
【0029】図20に示すアンテナ600は、エレメン
ト625に対応して複数の本体601を有している。本
体601は、アイソレータ(ISO)602、方向性結
合器603及び増幅器604を有している。複数の本体
601は分配器626によって結合されている。方向性
結合器603には増幅器(AMP)605及び検波器
(DET)606が接続されている。検波器606には
標本・保持回路607が接続されている。標本・保持回
路607はCPU及びAGCに通じている。複数の本体
601は分配器626によって結合されている。結合器
626は、増幅器(AMP)6101、帯域フィルタ
(BPF)6102及びアイソレータ(ISO)610
3を有する屋外側送信部6121のインタフェース61
21に接続されている。この例においては、標本・保持
回路607によって送信効率を良くすることができる。
ト625に対応して複数の本体601を有している。本
体601は、アイソレータ(ISO)602、方向性結
合器603及び増幅器604を有している。複数の本体
601は分配器626によって結合されている。方向性
結合器603には増幅器(AMP)605及び検波器
(DET)606が接続されている。検波器606には
標本・保持回路607が接続されている。標本・保持回
路607はCPU及びAGCに通じている。複数の本体
601は分配器626によって結合されている。結合器
626は、増幅器(AMP)6101、帯域フィルタ
(BPF)6102及びアイソレータ(ISO)610
3を有する屋外側送信部6121のインタフェース61
21に接続されている。この例においては、標本・保持
回路607によって送信効率を良くすることができる。
【0030】図21及び図22には本発明に係る無線中
継装置の別の例を示している。図21に示す無線中継装
置301は、屋外中継ユニット2に対してデジタル伝送
路4を多分岐して、複数の屋内中継ユニット3を配置し
ている。無線中継装置301の使用例として、屋外中継
ユニット2を高層建物に取付け、高層部分の各階に屋内
中継ユニット3をそれぞれ配置する。この例の中継方法
として、デジタル処理器39により、設定されているチ
ャンネルの範囲内で、ある階の屋内中継ユニット3には
例えば1〜3チャンネルを、別の階の屋内中継ユニット
3には残りのチャンネルをそれぞれ選択して、それぞれ
に中継電波をデジタル伝送することが可能である。図2
2に示す無線中継装置401は、複数の屋外中継ユニッ
ト2と複数の屋内中継ユニット3とをデジタル伝送路4
によって結合されている。屋外中継ユニット2を複数設
けることによって、基地局からの中継電波を多方向から
受信できる。無線中継装置401における屋内中継ユニ
ット3は、単一であっても良く、必ずしも複数である必
要はない。このように、本発明に係る無線中継装置は、
使用環境に応じて、屋外中継ユニット2と屋内中継ユニ
ット3と間で多分岐多元接続をすることが可能である。
継装置の別の例を示している。図21に示す無線中継装
置301は、屋外中継ユニット2に対してデジタル伝送
路4を多分岐して、複数の屋内中継ユニット3を配置し
ている。無線中継装置301の使用例として、屋外中継
ユニット2を高層建物に取付け、高層部分の各階に屋内
中継ユニット3をそれぞれ配置する。この例の中継方法
として、デジタル処理器39により、設定されているチ
ャンネルの範囲内で、ある階の屋内中継ユニット3には
例えば1〜3チャンネルを、別の階の屋内中継ユニット
3には残りのチャンネルをそれぞれ選択して、それぞれ
に中継電波をデジタル伝送することが可能である。図2
2に示す無線中継装置401は、複数の屋外中継ユニッ
ト2と複数の屋内中継ユニット3とをデジタル伝送路4
によって結合されている。屋外中継ユニット2を複数設
けることによって、基地局からの中継電波を多方向から
受信できる。無線中継装置401における屋内中継ユニ
ット3は、単一であっても良く、必ずしも複数である必
要はない。このように、本発明に係る無線中継装置は、
使用環境に応じて、屋外中継ユニット2と屋内中継ユニ
ット3と間で多分岐多元接続をすることが可能である。
【0031】本発明において、アンテナは第1中継装置
部及び第2中継装置部に組み込んで一体とし、アンテナ
と中継装置部とをケーブルでは接続しない。このため
に、電波中継に伴う送信ロスをなくすことができるから
伝送効率が良くなり、そして雑音指数を改善することが
でき、さらに受信感度の向上が図られる。本発明は、中
継する高周波信号を必要帯域に変換し、アナログ信号を
デジタル帯域処理し、デジタル伝送路により通信するの
で、次のような効果がある。第1は、移動局側の利用者
の数をカウントすることができる。第2は、デジタル処
理器39、214a15に組み込んであるSTC回路
(sensitive timing contro
l)(図示せず。)を用いることによって、送信アンテ
ナ7,207又は受信アンテナ8,208と、携帯電話
などの端末(移動局)との距離の変化に応じて利得を調
整することができから、良好な中継ができる。第3は、
発振しにくいから伝送路の付設工事が簡単となり、熟練
を要する専門工事者が不要となる。第4は、ハウリング
(発振)に対して強い。それは、屋外中継ユニット2及
び屋内中継ユニット3のアイソレーションをデジタル処
理器39,89,214a15,220a13で管理し
て、発振しにくくすることができるからである。第5
は、周波数の高い所(800MHz、1.5GHzな
ど)でのALC(automatic level c
ontrol)のバースト対応が可能である。これは、
図2及び図10において、デジタル処理器39は、減衰
器(ATT)33を制御することにより、増幅器の出力
を一定に保つことができるからである。一定の出力を確
保することに関して、図4及び図13に示すデジタル処
理器89と減衰器(ATT)83との関係についても同
様である。第6は、AGC(automatic ga
in control)によるバースト対応が可能であ
る。これは、図2及び図10において、デジタル処理器
39は、減衰器(ATT)33に自動利得制御(AG
C)をすることにより、出力を一定に保つことができる
からである。一定の出力を確保することに関して、図4
及び図13に示すデジタル処理器89と減衰器(AT
T)83との関係についても同様である。
部及び第2中継装置部に組み込んで一体とし、アンテナ
と中継装置部とをケーブルでは接続しない。このため
に、電波中継に伴う送信ロスをなくすことができるから
伝送効率が良くなり、そして雑音指数を改善することが
でき、さらに受信感度の向上が図られる。本発明は、中
継する高周波信号を必要帯域に変換し、アナログ信号を
デジタル帯域処理し、デジタル伝送路により通信するの
で、次のような効果がある。第1は、移動局側の利用者
の数をカウントすることができる。第2は、デジタル処
理器39、214a15に組み込んであるSTC回路
(sensitive timing contro
l)(図示せず。)を用いることによって、送信アンテ
ナ7,207又は受信アンテナ8,208と、携帯電話
などの端末(移動局)との距離の変化に応じて利得を調
整することができから、良好な中継ができる。第3は、
発振しにくいから伝送路の付設工事が簡単となり、熟練
を要する専門工事者が不要となる。第4は、ハウリング
(発振)に対して強い。それは、屋外中継ユニット2及
び屋内中継ユニット3のアイソレーションをデジタル処
理器39,89,214a15,220a13で管理し
て、発振しにくくすることができるからである。第5
は、周波数の高い所(800MHz、1.5GHzな
ど)でのALC(automatic level c
ontrol)のバースト対応が可能である。これは、
図2及び図10において、デジタル処理器39は、減衰
器(ATT)33を制御することにより、増幅器の出力
を一定に保つことができるからである。一定の出力を確
保することに関して、図4及び図13に示すデジタル処
理器89と減衰器(ATT)83との関係についても同
様である。第6は、AGC(automatic ga
in control)によるバースト対応が可能であ
る。これは、図2及び図10において、デジタル処理器
39は、減衰器(ATT)33に自動利得制御(AG
C)をすることにより、出力を一定に保つことができる
からである。一定の出力を確保することに関して、図4
及び図13に示すデジタル処理器89と減衰器(AT
T)83との関係についても同様である。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、アンテナを中継装置部
と一体としているために、同軸ケーブルで接続している
従来例に比較して伝送効率を高めると共に、送信電力を
少なくすることができ、受信側において雑音指数を低く
することができる。アナログ帯域の信号をデジタル帯域
の信号に変換するデジタル処理により中継装置部間をデ
ジタル伝送可能としているので、電波中継の制御や管理
が容易である。
と一体としているために、同軸ケーブルで接続している
従来例に比較して伝送効率を高めると共に、送信電力を
少なくすることができ、受信側において雑音指数を低く
することができる。アナログ帯域の信号をデジタル帯域
の信号に変換するデジタル処理により中継装置部間をデ
ジタル伝送可能としているので、電波中継の制御や管理
が容易である。
【図1】本発明の無線中継装置の概略構成図である。
【図2】屋外中継ユニットのブロック図である。
【図3】受信アンテナエレメント、結合器及び第1受信
部の相互関係を、送信アンテナエレメント、分配器及び
第4送信部の相互関係をそれぞれ示すブロック図であ
る。
部の相互関係を、送信アンテナエレメント、分配器及び
第4送信部の相互関係をそれぞれ示すブロック図であ
る。
【図4】屋内中継ユニットのブロック図である。
【図5】送信アンテナエレメント、分配器及び第4送信
部の相互関係を、受信アンテナユニット、結合器及び第
1送信部の相互関係をそれぞれ示すブロック図である。
部の相互関係を、受信アンテナユニット、結合器及び第
1送信部の相互関係をそれぞれ示すブロック図である。
【図6】送信側のデジタル伝送路を示すブロック図であ
る。
る。
【図7】高周波、中間周波、ベースバンドの変換過程を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図8】総合デジタル処理器の制御回路を示すブロック
図である。
図である。
【図9】本発明の別の実施例を示す概略構成図である。
【図10】図9に示す実施例における屋外側受信部のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図11】図9に示す実施例における屋外側送信部のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図12】図9に示す実施例における屋内側受信部のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図13】図9に示す実施例における屋内側送信部のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図14】送信側のデジタル伝送路の別の例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図15】本発明の屋外中継ユニットの具体例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図16】本発明の屋内中継ユニットの具体例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図17】図15に示す具体例における第1受信部及び
アンテナのブロック図である。
アンテナのブロック図である。
【図18】図16に示す具体例における第4送信部及び
送信アンテナのブロック図である。
送信アンテナのブロック図である。
【図19】受信アンテナの別の例を示すブロック図であ
る。
る。
【図20】送信アンテナの別の例を示すブロック図であ
る。
る。
【図21】本発明の別の実施例における概略構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図22】本発明のさらに別の実施例における概略構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
1,101,201,301,401 無線中継
装置 2,102,202 屋外中継ユニット(第1
中継装置部) 3,103,203 屋内中継ユニット(第2
中継装置部) 4,104,204 デジタル伝送路 5,205,500 受信アンテナ 6,206,600 送信アンテナ 7,207 送信アンテナ 207,208,223,225,523,625
アンテナのエレメント8,208 受
信アンテナ 9,109,219 屋外側受信部 10,110,220 屋外側送信部 11,111 屋内側受信部 12,112 屋内側送信部 13 第1受信部 14,114,214 第2受信部 114a〜114d 第1分配受信部乃至第4
分配受信部 214a〜214d 第1分配受信部乃至第4
分配受信部 15,115,215 第3送信部 115a〜115d 第1分配送信部乃至第4
分配送信部 215a〜215d 第1分配送信部乃至第4
分配送信部 16,216 第4送信部 17,117,217 第3受信部 117a〜117d 第1分配受信部乃至第4
分配受信部 217a〜217d 第1分配受信部乃至第4
分配受信部 18,218 第4受信部 19,219 第1送信部 20,120,220 第2送信部 120a〜120d 第1分配送信部乃至第4
分配送信部 220a〜220d 第1分配送信部乃至第4
分配送信部 27,31 帯域フィルタ 38,88 A/Dコンバータ 39,89 デジタル処理器 40,90 総合デジタル処理器 41,63 D/Aコンバータ 92 制御回路 214a14,220a12 A/Dコンバータ 214a15,220a13 デジタル処理器 215a1,217a1 D/Aコンバータ 218n,219i,607 標本・保持回路 501,601 本体 505 低雑音増幅器 509 増幅器
装置 2,102,202 屋外中継ユニット(第1
中継装置部) 3,103,203 屋内中継ユニット(第2
中継装置部) 4,104,204 デジタル伝送路 5,205,500 受信アンテナ 6,206,600 送信アンテナ 7,207 送信アンテナ 207,208,223,225,523,625
アンテナのエレメント8,208 受
信アンテナ 9,109,219 屋外側受信部 10,110,220 屋外側送信部 11,111 屋内側受信部 12,112 屋内側送信部 13 第1受信部 14,114,214 第2受信部 114a〜114d 第1分配受信部乃至第4
分配受信部 214a〜214d 第1分配受信部乃至第4
分配受信部 15,115,215 第3送信部 115a〜115d 第1分配送信部乃至第4
分配送信部 215a〜215d 第1分配送信部乃至第4
分配送信部 16,216 第4送信部 17,117,217 第3受信部 117a〜117d 第1分配受信部乃至第4
分配受信部 217a〜217d 第1分配受信部乃至第4
分配受信部 18,218 第4受信部 19,219 第1送信部 20,120,220 第2送信部 120a〜120d 第1分配送信部乃至第4
分配送信部 220a〜220d 第1分配送信部乃至第4
分配送信部 27,31 帯域フィルタ 38,88 A/Dコンバータ 39,89 デジタル処理器 40,90 総合デジタル処理器 41,63 D/Aコンバータ 92 制御回路 214a14,220a12 A/Dコンバータ 214a15,220a13 デジタル処理器 215a1,217a1 D/Aコンバータ 218n,219i,607 標本・保持回路 501,601 本体 505 低雑音増幅器 509 増幅器
Claims (15)
- 【請求項1】 屋外に設置されている第1中継装置部
と、不感地帯に設置されている第2中継装置部と、双方
の中継装置部を結合するデジタル伝送路とを具備してお
り、 上記第1中継装置部は、基地局からの高周波を受信する
受信アンテナと、この受信アンテナと一体であり、受信
された高周波帯域から希望する周波数帯域を選択し、選
択した周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に処理
して、上記デジタル伝送路へ送る受信部とを備えてお
り、 上記第2中継装置部は、上記デジタル伝送路から伝送さ
れるデジタル信号を元のアナログ信号に変換する受信部
と、この受信部と一体であり、この受信部からの上記ア
ナログ信号を移動局に向けて送信する送信アンテナとを
備えていることを特徴とする無線中継装置。 - 【請求項2】 請求項1において、受信部は総合デジタ
ル処理器を有しており、この総合デジタル処理器はデジ
タル処理によって希望する帯域を任意に選択可能である
ことを特徴とする請求項1記載の無線中継装置。 - 【請求項3】 総合デジタル処理器は、アナログ帯域の
信号をデジタル帯域の信号に変換するコンバータと、デ
ジタル帯域の信号をデジタル処理するデジタル処理器と
からなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
無線中継装置。 - 【請求項4】 デジタル処理器は、帯域を任意に設定す
ることができる利用者の電子計算機と接続されているこ
とを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の
無線中継装置。 - 【請求項5】 第1中継装置部は、受信アンテナと、こ
のアンテナに接続されている受信部とからなる屋外中継
ユニットであり、第2中継装置部は、送信アンテナと、
この送信アンテナに接続されている受信部とからなる屋
内中継ユニットであることを特徴とする請求項1、請求
項2、請求項3又は請求項4記載の無線中継装置。 - 【請求項6】 第1、第2中継装置部の各受信部は中継
電波を複数の帯域の信号に分岐する分配受信部を設けて
あり、上記第1中継装置部の分配受信部は変換したデジ
タル信号を多重化してデジタル伝送路へ伝送可能であ
り、上記第2中継装置部の分配受信部は上記デジタル信
号を多重化し分離してアナログ信号に変換することがで
きることを特徴とする請求項5記載の無線中継装置。 - 【請求項7】 第2中継装置部の受信部は、増幅器と標
本・保持回路とを有しており、この標本・保持回路の作
用によって増幅器の出力を一定に保持可能であることを
特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の無
線中継装置。 - 【請求項8】 デジタル伝送路は複数に分岐されてお
り、各分岐路に第2中継装置部がそれぞれ接続されてい
ることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに
記載の無線中継装置。 - 【請求項9】 複数の第1中継装置部と複数の第2中継
装置部とがデジタル伝送路を介して接続されていること
を特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の
無線中継装置。 - 【請求項10】 受信アンテナは、複数のエレメント
と、各エレメントに接続されかつ低雑音増幅器を有する
本体とから構成されていることを特徴とする請求項1乃
至請求項9のいずれかに記載の無線中継装置。 - 【請求項11】 送信アンテナは、複数のエレメント
と、各エレメントに接続されかつ増幅器及び標本・保持
回路を有する本体とから構成されていることを特徴とす
る請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の無線中継
装置。 - 【請求項12】 デジタル伝送路は光ファイバーで形成
されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11の
いずれかに記載の無線中継装置。 - 【請求項13】 屋外に設置されている第1中継装置部
と、不感地帯に設置されている第2中継装置部と、双方
の中継装置部を結合するデジタル伝送路とを具備してお
り、 上記第1中継装置部は、基地局から高周波帯域における
中継電波を受信する受信アンテナと、この受信アンテナ
と一体に設けられており、中継電波を必要帯域に設定し
アナログ信号からデジタル信号に変換することができる
屋外側受信部と、 上記基地局に向けて中継電波を送信する送信アンテナ
と、この送信アンテナと一体に設けられており、上記デ
ジタル伝送路から伝送されるデジタル信号をアナログ信
号に処理し高周波帯域に変換することができる屋外側送
信部とを組み込んである屋外中継ユニットであり、 上記第2中継装置部は、移動局に向けて中継電波を送信
する送信アンテナと、この送信アンテナと一体に設けら
れており、上記デジタル伝送路から伝送されるデジタル
信号をアナログ信号に処理し高周波帯域に変換すること
ができる屋内側受信部と、 上記移動局から中継電波を受信する受信アンテナと、こ
の受信アンテナと一体に設けられており、中継電波を必
要帯域に設定しかつアナログ信号からデジタル信号に変
換して上記デジタル伝送路を介して上記屋外側送信部へ
送ることができる屋内側送信部とを組み込んである屋内
中継ユニットである、 ことを特徴とする無線中継装置。 - 【請求項14】 屋外中継ユニットの屋外側受信部は第
1受信部と第2受信部とからなり、屋外側送信部は第3
送信部と第4送信部とからなり、屋内中継ユニットの屋
内側受信部は第3受信部と第4受信部とからなり、屋内
側送信部は第1送信部と第2送信部とからなり、 上記第1受信部は受信アンテナと接続されており、 上記第2受信部はデジタル伝送路に通じており、上記第
1受信部から分配器を介して分岐された複数の分配受信
部を有しており、上記各分配受信部はそれぞれ異なった
周波数帯域を選択することができるものであり、 上記第3送信部はデジタル伝送路に通じており、複数の
分配送信部を有しており、これらの分配送信部は結合器
を介して上記第4送信部と接続されており、 上記第4送信部は送信アンテナに接続されており、 上記第3受信部は上記デジタル伝送路側で分配部によっ
て分岐された複数の分配受信部を有しており、結合器を
介して上記第4受信部と接続されており、 上記第4受信部は送信アンテナに接続されており、 上記第1送信部は受信アンテナに接続されており、 上記第2送信部は、分配部を介して上記第1送信部から
分岐された複数の分配送信部を有しており、各分配送信
部はそれぞれ異なった周波数帯域を選択することができ
るものであり、上記デジタル伝送路に通じていることを
特徴とする請求項13記載の無線中継装置。 - 【請求項15】 高周波帯域は、携帯電話に利用できる
周波数帯域であることを特徴とする請求項13又は請求
項14記載の無線中継装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002094659A JP2003298486A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 無線中継装置 |
US10/373,786 US7123648B2 (en) | 2002-03-29 | 2003-02-27 | Radio relay apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002094659A JP2003298486A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 無線中継装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003298486A true JP2003298486A (ja) | 2003-10-17 |
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ID=28449699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002094659A Pending JP2003298486A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 無線中継装置 |
Country Status (2)
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---|---|
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