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JP2003255226A - 投映用レンズ - Google Patents

投映用レンズ

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Publication number
JP2003255226A
JP2003255226A JP2002058600A JP2002058600A JP2003255226A JP 2003255226 A JP2003255226 A JP 2003255226A JP 2002058600 A JP2002058600 A JP 2002058600A JP 2002058600 A JP2002058600 A JP 2002058600A JP 2003255226 A JP2003255226 A JP 2003255226A
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JP
Japan
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lens
projection
group
optical axis
lens group
Prior art date
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JP2002058600A
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Koji Shiokawa
浩司 塩川
Jun Ogawa
潤 小川
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Cosina Co Ltd
Sharp NEC Display Solutions Ltd
Original Assignee
NEC Viewtechnology Ltd
Cosina Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/22Telecentric objectives or lens systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/144Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having four groups only

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 後玉径の小型化が可能であり、投映画像の照
度ムラが小さい投映用レンズを提供する。 【解決手段】 投映用ズームレンズ10は、第1レンズ
群G11〜第4レンズ群G14、平行平面ガラス25か
ら構成されている。第2レンズ群G12と第3レンズ群
G13の間には、投映光軸L1から垂直方向に偏心した
絞りS1が設けられている。絞りS1によって、パネル
側からの出射光線が傾けられ、各像高における出射光線
が平行となり、照度ムラの小さい投映描写が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投映画像の照度ム
ラを抑え、後玉径の小型化が可能な投映用レンズに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】画像表示パネルとして、ディジタル・マ
イクロミラー・デバイス(DMD)と呼ばれる反射型表
示素子を用いたプロジェクタが知られている。DMD
は、マトリクス状に敷き詰められた多数のマイクロミラ
ーを備え、各マイクロミラーの反射角度を変えることで
1画素の輝度を調節している。
【0003】1枚のDMDを備えた単板式DMDプロジ
ェクタには、大きく2つのタイプがある。その1つ目
は、投映光軸と照明光軸が直交する位置にプリズムが設
けられ、投映光軸上のプリズムとDMDの間で、照明光
路と投映光路とが一致する光路一致型である。2つ目は
照明光路と投映光路がDMDの画像形成面に対して対称
に設けられ、投映光が投映用レンズに斜めに入射する光
路不一致型である。
【0004】前者の光路一致型における投映用レンズ
は、投映光軸上のDMDとの間にプリズムがあるため、
長いバックフォーカスを必要とする。また、DMDから
出射されるテレセントリックな投映光を高輝度かつ均一
に投射するために、投映用レンズの入射瞳を大きくして
パネル側のテレセントリック特性を高めている。
【0005】一方、後者の光路不一致型はプリズムが不
要となるため、軽量化やコンパクト化、低価格化が考慮
されたプロジェクタに採用される。光路不一致型ではD
MDからの出射光が投映光軸に対して斜めに傾くため、
光路一致型に比べて投映輝度が低くなり、また投映画像
にケラレや照度ムラを生じさせる欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光路不一致型
の欠点を改善するときに、入射瞳をさらに大きくするこ
とでDMDからの出射光と投映光軸の傾きを小さくしよ
うとすると、入射瞳の確保に伴う後玉径の大型化が避け
られず、軽量性、コンパクト性、低価格性が損なわれる
という問題がある。また、入射瞳の大型化に伴い、倍率
色収差や歪曲収差といった横収差の増大を招き、光学性
能を向上させることができないという問題が生じる。特
に、単板式プロジェクタは、三板式のものと異なり、R
GB三原色画像の色ズレをパネル調整によって補正でき
ないため、投映用レンズに高いパフォーマンスが要求さ
れる。
【0007】本発明は、上記問題点を考慮してなされた
もので、上記光路不一致型のように投映光学系に対する
入射光が傾いたプロジェクタに好適であり、後玉径を小
さく維持するとともに、光学性能の向上を実現した投映
用レンズを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の投映用レンズは、照明光が画像表示
パネルに照射されて作り出された投映光をスクリーンに
向けて拡大投射するためのレンズであって、投映光軸か
ら垂直方向に偏心した絞りを設けたことを特徴とするも
のである。
【0009】絞りを偏心させると、パネル上の特定光点
から出射される光の上光線と下光線は、その出射方向が
投映光軸に対して非対称となり、出射光線が投映光軸に
対して傾けられる。その結果、パネル上の各点から出射
する光線が平行になって投映系に入射し、明るさにムラ
のない投映光が投射される。これにより、投映画像の照
度ムラが小さくなるとともに、テレセントリック性確保
のために入射瞳を大きくする必要がなくなり、後玉の小
型化と光学性能の向上が実現できる。
【0010】請求項2記載の投映用レンズは、偏心絞り
による高性能な投映描写に好適な光学系を規定するもの
である。その構成は、フォーカス時に第1群が光軸上で
進退し、変倍時の全長が固定された4群以上のズーム光
学系からなり、前記第1群にはパネル側に凹面を向けた
凹メニスカスレンズが設けられており、第4群以降に凹
レンズと凸レンズの接合レンズがスクリーン側に凹面を
向けて設け、この接合レンズの後列に少なくとも2枚の
凸レンズが設けられられている。偏心絞りは第2群と第
3群の間に配置されており、広角端における光学系全体
の焦点距離をf w 、第2群、第3群の焦点距離をそれぞ
れf2 、f3 としたときに以下の条件を満たすことを特
徴とするものである。 1)1.0<f2 /fw <1.6 2)3.6<f3 /fw <6.2
【0011】上記1)の条件式の範囲外の値をとる光学
系では、サジタル面の像湾曲、色収差が増大してその補
正が困難となる。特に下限を下回ることは第2群のパワ
ーが強くなることを意味しており、横収差が増大する。
また、上限を上回ると変倍による収差変動が大きくな
り、安定した光学性能が得られなくなる。
【0012】上記2)式の下限を下回ることは第3群の
パワーが強くなることを意味しており、球面収差及び横
収差が増大して、これらを抑えることが困難になる。上
記2)式の上限を上回ると、変倍動作におけるレンズ移
動量の増大による光学系の肥大化、変倍に伴う収差変動
の増大、軸上色収差の増大が伴う。
【0013】請求項3記載の投映用レンズは、有効像円
上で前記画像表示パネルから出射される光線のうち、上
光線と下光線の投映光軸に対する傾角の平均値を平均出
射傾角θとして定義し、広角端から望遠端に渡る平均出
射傾角θの許容範囲を規定したものである。θが2°よ
りも小さいと、テレセントリック投映系の欠点が現れて
くるので、後玉径の小型化や性能向上が十分でなくな
る。また、θが9°よりも大きいと絞りの偏心量が大き
くなり過ぎて、上光線や下光線の入射高が高くなり、横
収差が増大してしまう。
【0014】
【実施例】(実施例1)図1において、投映用ズームレ
ンズ10は、スクリーン側から順に第1レンズ群G11
〜第4レンズ群G14をなす計14枚のレンズと平行平
面ガラス25とによって構成される。第2レンズ群G1
2と第3レンズ群G13の間には絞りS1が設けられて
いる。投映用ズームレンズ10のレンズデータを以下に
示す。
【0015】
【表1】
【0016】なお表中では、最もスクリーンに近い屈折
面から順に面番号iを付しており、d線(波長587.
6nm)に対する屈折率が示された番号の屈折面とその
次の屈折面とによって1つの光学要素が構成される。面
間隔dは対応する番号の屈折面と次の屈折面とのレンズ
厚みもしくは空気間隔(単位mm)を示している。これ
らは後述する他の実施例についても同様である。なお最
終面の面間隔は平行平面ガラスからパネル面までの距離
である。
【0017】第1レンズ群G11は、スクリーン側に凸
面を向けた凸メニスカスレンズ11、パネル面側に凹面
を向けた凹メニスカスレンズ12、凹レンズ13の計3
枚のレンズで構成される。第2レンズ群G12は、パネ
ル面側に凸面を向けた凸メニスカスレンズ14とスクリ
ーン側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ15の接合レ
ンズと、凸レンズ16で構成される。第3レンズ群G1
3は、凹レンズ17と凸レンズ18の接合レンズで構成
される。第4レンズ群G14は、凹レンズ19、パネル
面側に凸面を向けた凸メニスカスレンズ20、凹レンズ
21と凸レンズ22の接合レンズ、パネル面側に凸面を
向けた凸メニスカスレンズ23と凸レンズ24で構成さ
れる。凹レンズ21と凸レンズ22の接合レンズはその
凹面をスクリーン側に向けて配置されている。
【0018】投映用ズームレンズ10は、フォーカス時
にd6 が変化して第1レンズ群G11が投映光軸L1に
沿ってスクリーン側とパネル面側とに進退する。第1レ
ンズ群G1以外の他のレンズ群は固定される。変倍時に
おいては、d11,d15が変化して第2レンズ群G12、
絞りS1、第3レンズ群G13が投映光軸L1に沿って
移動する。絞りS1と第3レンズ群G13は一体となっ
て移動する。絞りS1は投映光軸L1に対して垂直方向
に偏心しており、絞りS1の開口中心から光軸L1まで
の距離h1 を絞り偏心量として示している。投射距離を
無限遠とした時の広角端、標準、望遠端における全系の
焦点距離、Fナンバー、可変面間隔を表2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】本実施例において、投射距離無限遠時のレ
ンズ系全長linf 、絞り偏心量h1、第1群G11〜第
4レンズ群G14の焦点距離f1 〜f4 、広角端におけ
る全系の合成焦点距離fw はそれぞれ linf =139.5mm h1 =4.5mm f1 =−34.97mm f2 =37.24mm f3 =125.91mm f4 =49.03mm fw =28.58mm である。また、各群の焦点距離とfw の比の値は、 f1 /fw =−1.22 f2 /fw =1.30 f3 /fw =4.41 f4 /fw =1.72 であり、本発明の特徴値f2 /fw 、f3 /fw はそれ
ぞれ条件式 1)1.0<f2 /fw <1.6 2)3.6<f3 /fw <6.2 をそれぞれ満たす。
【0021】投映用ズームレンズ10では、絞りS1が
投映光軸L1よりも下側に偏心することで、パネル面上
の光点から出射される光線が全体として下向きに傾けら
れる。図2に示すように、画像表示パネルP1から出射
される光のうち、上光線R1と下光線R2が投映光軸L
1となす角をそれぞれα、βとし、 θ=(α+β)/2 として求められるθを平均出射傾角θと定義する。この
平均出射傾角θは、本明細書においてパネル面から出射
される光の傾きを表す尺度として使用している。なお、
θを求めるにあたっては、投映光軸を境に子午面を2つ
の領域に分けたとき、偏心絞りの中心が位置する領域に
向かう出射光線の傾角を正としている。すなわち、投映
光軸L1よりも上向きの出射角度を負の傾角、下向きの
出射角度を正の傾角としており、θがαとβの算術平均
として求められるように定めてある。以下に、各像高に
おける平均出射傾角θの値を示す。
【0022】
【表3】
【0023】ここで表中の有効像円φとは、画像表示パ
ネルP1の画面中心と投映光軸L1とが一致した系以外
に、画像表示パネルP1が投映光軸L1上にない系の光
学性能評価に用いる広義の有効像円の直径を意味する。
図3に示すように、画像表示パネルP1として反射型表
示素子が用いられ、照明光の入射光路と投映光の出射光
路とが独立したプロジェクタでは、投映光軸L1から表
示素子の端部までの距離を半径とする円を有効像円と
し、表示素子からの出射光線を有効像円から出射する軸
対称な光束の一部とみなして投映光学系A1の性能評価
を行っている。
【0024】上表に見られるように、平均出射傾角θ
は、広角時、標準時、望遠時いずれにおいても、本発明
の特徴式 3)2°<θ<9° を満たしている。また、平均出射傾角θの各像高におけ
るバラツキは0.9度〜1.5度以内に抑えられてお
り、有効像円からの出射光線は軸上から軸外に渡ってほ
ぼ平行になっている。
【0025】図4と図5に広角時と望遠時の収差図をそ
れぞれ示す。各図(a)は、各像高における収差量を表
し、破線、実線、一点鎖線で示す曲線はそれぞれ波長6
20nm、550nm、440nmの光線についての球
面収差である。各図(b)は、図中S、Tで示す曲線が
それぞれサジタル像面、タンジェンシャル像面における
収差を各画角について示したものである。各図(c)は
歪曲収差を示している。これらは後述する他の実施例に
おいても同様である。各収差図より諸収差が良好に補正
されていることがわかる。
【0026】(実施例2)図6において、投映用ズーム
レンズ30は、スクリーン側から順に第1レンズ群G3
1〜第5レンズ群G35をなす計15枚のレンズと平行
ガラス46とによって構成されている。第2レンズ群G
32と第3レンズ群G33の間には絞りS2が設けられ
ている。投映用ズームレンズ30のレンズデータを以下
に示す。
【0027】
【表4】
【0028】第1レンズ群G31は、パネル面側に凹面
を向けた凹メニスカスレンズ31、凸レンズ32、パネ
ル面側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ33、スクリ
ーン側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ34の計4枚
のレンズで構成される。第2レンズ群G32は、パネル
面側に凸面を向けた凸メニスカスレンズ35とスクリー
ン側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ36の接合レン
ズと、凸レンズ37で構成される。第3レンズ群G33
は、凹レンズ38と凸レンズ39の接合レンズで構成さ
れる。第4レンズ群G34は、凹レンズ40、凸レンズ
41、凹レンズ42と凸レンズ43の接合レンズ、凸レ
ンズ44で構成される。第5レンズ群G35は凸レンズ
45からなる。
【0029】投映用ズームレンズ30は、フォーカス時
にd8 が変化して、第1レンズ群G31のみが投映光軸
L2に沿ってスクリーン側とパネル側とに進退し、他の
レンズ群は固定される。変倍時においては、d14
17,d26が変化し、第2レンズ群G32、絞りS2、
第3レンズ群G33が光軸L2に沿って移動する。第2
レンズ群G32と絞りS2は一体となって移動する。以
下に、投映距離無限遠時の広角端、標準、望遠端におけ
る全系の焦点距離、Fナンバー、可変面間隔を示す。
【0030】
【表5】
【0031】本実施例において、投射距離無限遠時のレ
ンズ系全長linf 、絞り偏心量h2、第1レンズ群G3
1〜第4レンズ群G35の焦点距離f1 〜f5 、広角端
における全系の焦点距離fw はそれぞれ linf =151.5mm h2 =5.30mm f1 =−36.61mm f2 =42.00mm f3 =106.22mm f4 =−337.83mm f5 =68.05mm fw =28.61mm である。また、各レンズ群の焦点距離とfw の比は、 f1 /fw =−1.28 f2 /fw =1.47 f3 /fw =3.71 f4 /fw =−11.81 f5 /fw =2.38 であり、本発明の特徴値f2 /fw 、f3 /fw はそれ
ぞれ条件式 1)1.0<f2 /fw <1.6 2)3.6<f3 /fw <6.2 を満たしている。
【0032】絞りS2が投映光軸L2から図中下方に
5.3mm偏心することにより、各像高における平均出
射傾角θは以下の表のとおりとなる。
【0033】
【表6】
【0034】上表に見られるように、平均出射傾角θ
は、広角時、標準時、望遠時いずれにおいても、本発明
の特徴式 3)2°<θ<9° を満たしている。また、平均出射傾角θの各像高におけ
るバラツキは1.1度〜1.7度以内に抑えられ、パネ
ル面からの出射光線がほぼ平行となっていることがわか
る。図7及び図8に広角時と望遠時の収差図をそれぞれ
示す。投映用ズームレンズ30は、諸収差が良好に補正
されて優れた光学性能を示している。
【0035】(実施例3)図9において、投映用ズーム
レンズ50は、スクリーン側から順に第1レンズ群G5
1〜第5レンズ群G55をなす計15枚のレンズと平行
ガラス66とによって構成されている。第2レンズ群G
52と第3レンズ群G53の間には絞りS3が設けられ
ている。投映用ズームレンズ50のレンズデータを以下
に示す。
【0036】
【表7】
【0037】第1レンズ群G51は、パネル面側に凹面
を向けた凹メニスカスレンズ51、凸レンズ52、パネ
ル面側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ53、凹レン
ズ54の計4枚のレンズで構成される。第2レンズ群G
52は、パネル面側に凸面を向けた凸メニスカスレンズ
55とスクリーン側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ
56の接合レンズと、凸レンズ57で構成される。第3
レンズ群G53は、凹レンズ58と凸レンズ59の接合
レンズで構成される。第4レンズ群G54は、凹レンズ
60と凸レンズ61の接合レンズからなる。第5レンズ
群G55は、凹レンズ62と凸レンズ63の接合レン
ズ、凸レンズ64、凸レンズ65で構成されている。
【0038】投映用ズームレンズ50は、フォーカス時
にd8 が変化して、第1レンズ群G51が光軸L3上を
移動し、他のレンズ群は固定される。変倍時において
は、d 13,d17,d20が変化して第2レンズ群G52、
絞りS3、第3レンズ群G53、第4レンズ群G54が
光軸L3に沿って移動する。第3レンズ群G53と絞り
S3は一体となって移動する。投映距離無限遠時の広角
端、標準、望遠端における全系の焦点距離、Fナンバ
ー、可変面間隔を示す。
【0039】
【表8】
【0040】本実施例において、投射距離無限遠時のレ
ンズ系全長linf 、絞り偏心量h3、第1レンズ群G5
1〜第5レンズ群G55の焦点距離f1 〜f5 、広角端
における全系の焦点距離fw はそれぞれ linf =134.4mm h3 =5.50mm f1 =−38.18mm f2 =32.02mm f3 =169.83mm f4 =−52.08mm f5 =38.38mm fw =28.62mm である。また、各群の焦点距離とfw の比の値はそれぞ
れ f1 /fw =−1.33 f2 /fw =1.12 f3 /fw =5.93 f4 /fw =−1.82 f5 /fw =1.34 であり、条件式 1)1.0<f2 /fw <1.6 2)3.6<f3 /fw <6.2 をそれぞれ満たす。
【0041】絞りS3が投映光軸L3から5.5mm偏
心することにより、各像高における平均出射傾角θは以
下の表のとおりとなる。
【0042】
【表9】
【0043】上表に見られるように、平均出射傾角θ
は、広角時、標準時、望遠時いずれにおいても、本発明
の特徴式 3)2°<θ<9° を満たしている。また、平均出射傾角θの各像高におけ
るバラツキは1.7度〜2.5度以内に抑えられ、パネ
ル面からの出射光線がほぼ平行となっている。図10及
び図11に示す広角時と望遠時の収差図より、諸収差が
良好に補正されていることがわかる。
【0044】なお、本発明はDMDプロジェクタに限ら
れず、画像表示パネルとして液晶表示素子(LCD)な
どの他のデバイスを用いたプロジェクタに用いてもよ
い。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明の投映用レンズに
よれば、投映光軸に対して垂直方向に偏心した絞りを設
けたので、有効像円からの出射光線が軸上から軸外に渡
って平行となって傾けられ、照度ムラの小さい投映描写
が可能となる。よって、後玉径の小型化、光学性能の向
上が実現でき、低コストで質の良い投映用レンズを提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】望遠端、広角端における第1実施例のレンズ構
成図である。
【図2】平均出射傾角θの説明図である。
【図3】有効像円の説明図である。
【図4】広角端における(a)球面収差図、(b)非点
収差図、(c)歪曲収差図である。
【図5】望遠端における(a)球面収差図、(b)非点
収差図、(c)歪曲収差図である。
【図6】望遠端、広角端における第2実施例のレンズ構
成図である。
【図7】広角端における(a)球面収差図、(b)非点
収差図、(c)歪曲収差図である。
【図8】望遠端における(a)球面収差図、(b)非点
収差図、(c)歪曲収差図である。
【図9】望遠端、広角端における第3実施例のレンズ構
成図である。
【図10】広角端における(a)球面収差図、(b)非
点収差図、(c)歪曲収差図である。
【図11】望遠端における(a)球面収差図、(b)非
点収差図、(c)歪曲収差図である。
【符号の説明】
10,30,50 投映用ズームレンズ S1,S2,S3 絞り L1,L2,L3 投映光軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 潤 東京都港区芝五丁目37番8号 エヌイーシ ービューテクノロジー株式会社内 Fターム(参考) 2H087 KA07 PA11 PA12 PA20 PB14 PB15 QA02 QA07 QA12 QA17 QA21 QA22 QA25 QA26 QA34 QA41 QA45 RA32 RA36 RA42 SA24 SA26 SA29 SA32 SA44 SA46 SA49 SA53 SA55 SA63 SA64 SA72 SA75 SA76 SB04 SB05 SB14 SB23 SB33 SB37 SB45

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示パネルによって照明光から作り
    出される投映光をスクリーンに向けて拡大投射するため
    の投映用レンズにおいて、 投映光軸に対して垂直方向に偏心した絞りが設けられて
    いることを特徴とする投映用レンズ。
  2. 【請求項2】 フォーカス時に第1群が光軸上で進退
    し、変倍時の全長が固定された4群以上のズーム光学系
    からなり、前記第1群にはパネル側に凹面を向けた凹メ
    ニスカスレンズが設けられており、第4群以降に凹レン
    ズと凸レンズの接合レンズがスクリーン側に凹面を向け
    て設けられ、前記接合レンズよりもパネル側に少なくと
    も2枚の凸レンズが設けられ、前記絞りが第2群と第3
    群の間に配置されており、 広角端における光学系全体の焦点距離をfw 、第2群、
    第3群の焦点距離をそれぞれf2 、f3 としたときに以
    下の条件を満たすことを特徴とする請求項1記載の投映
    用レンズ。 1)1.0<f2 /fw <1.6 2)3.6<f3 /fw <6.2
  3. 【請求項3】 有効像円上で前記画像表示パネルから出
    射される光線のうち、上光線と下光線の投映光軸に対す
    る傾角の平均値を平均出射傾角θとしたときに、この平
    均出射傾角θが広角端から望遠端に渡って以下の条件式
    を満たすことを特徴とする請求項2記載の投映用レン
    ズ。 3)2°<θ<9°
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