JP2003244067A - マルチキャスト通信システム - Google Patents
マルチキャスト通信システムInfo
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Abstract
ながら、ひとつの基地局で無制限のユーザにマルチキャ
ストサービスを同時に提供可能とするマルチキャスト通
信システムを提供する。 【解決手段】基地局は、マルチキャスト用論理チャネル
情報(マルチキャストコネクションと論理チャネルの対
応を示す情報)を作成し(S2)、これを周期的に報知する
(S3-1,・・・,S3-n)。移動局において、新たなマルチ
キャスト番組の受信要求がなされた場合には(S4)、基地
局より周期的に送信されるマルチキャスト用論理チャネ
ル情報を受信し(S3-n)、このマルチキャスト用論理チャ
ネル情報を参照することにより、所望のマルチキャスト
番組を受信するための論理チャネルの識別番号(MAC-ID
=2)を取得する(S5)。その後、MAC-ID=2となる論理
チャネルを受信することにより、マルチキャスト番組の
受信を開始する(S6)。
Description
マルチキャスト通信を行う無線通信システムにおいて、
基地局が設定した複数のマルチキャスト番組の受信を移
動局側で簡易に行うための技術に関する。本発明は、特
に、5GHz帯を用いたHiSWANa(High SpeedWireless Acce
ss Network type a)等の高速無線アクセスシステムにお
いて、認証等のアソシエーション手順を省略することに
より、無制限のユーザに対してマルチキャストサービス
を提供するために利用される。
同時に設定可能な高速無線アクセスシステムにおいて
は、各論理チャネルに識別番号を付与し、通信を開始す
る前には事前に基地局と移動局間でネゴシエーションを
行い、利用する論理チャネルの識別番号を割り当てる。
日本におけるMMAC(Multimedia Mobile Access Communic
ation Systems)のHiSWANaシステム、及び欧州ETSI-BRAN
(European Telecommunications Standards Institute-B
roadband Radio Access Networks)におけるHiper LAN/2
システムなどにおいては、この論理チャネルを識別する
ための番号をMAC-ID(アクセス制御識別番号)と呼び、
回線設定時のアソシエーション手順において基地局が移
動局に対して利用すべきMAC-IDを指定する。これらのシ
ステムでは、マルチキャストコネクションを設定する場
合にも同様に、マルチキャストのコネクション毎に個別
のMAC-IDが基地局により付与される。移動局は、自分が
受信を試みるマルチキャスト番組のMAC-IDを、事前に設
定した自局と基地局の間のユニキャストコネクションを
利用して取得し、このMAC-IDを利用してマルチキャスト
番組の受信を行う。
番組の受信手順を示す。まず、移動局は基地局に対して
コネクション設定要求を送信し(S1)、これを受けて基地
局は通信を行うための論理チャネルの識別番号を設定し
(S2)、報知チャネルを用いて通知する(S3)。移動局は報
知チャネルを定常的に受信し、この中から自局に割り当
てられた論理チャネルの識別番号(本図では、この識別
番号はMAC-ID=1としている)を取得する。識別番号が
付与された以降は、この識別番号を用いて通信を行う(S
4)。通常の通信の場合には、基地局と移動局間で1対1
の通信を行うユニキャストコネクションが利用される
が、移動局がマルチキャストコネクションを新たに設定
する(S5)場合には、ユニキャストコネクション内にマル
チキャストコネクションの設定要求情報を収容し、基地
局に通知する(S6)。基地局は、既に該当するマルチキャ
ストコネクションが設定済みの場合にはその論理チャネ
ルの識別番号を、未設定の場合には新規のコネクション
設定と共に識別番号を割り当て(S7)、この論理チャネル
の識別番号を移動局に通知する(S8)。この識別番号(本
図では、この識別番号はMAC-ID=2としている)を取得
した移動局は、この識別番号に従ってMAC-ID=2となる
論理チャネルの受信を開始する(S9)。
及び移動局の機能ブロック構成例を示す。図において、
110及び120はインタフェース部、111及び121は送受信バ
ッファ、112及び122は送受信制御回路、113及び123は無
線部、114及び124はアンテナ部、115及び125は制御部、
116はマルチキャスト論理チャネル対応管理部である。
インタフェース部110を介してデータの送受信を行う。
ネットワーク側から入力されたデータは、一旦、送受信
バッファ111に保存され、送受信制御回路112が管理する
送信タイミングで無線部113及びアンテナ部114を介して
データを送信する。逆に、データ受信時には送受信制御
回路112の管理するタイミングで、アンテナ部114、無線
部113を介してデータを受信し、送受信バッファ111に保
存し、インタフェース部110を介してネットワーク側に
出力する。各種コネクションの管理等は、制御部115に
て行う。また、送受信制御回路112では、必要に応じて
制御部115が生成した無線回線の制御情報を送信した
り、また受信した制御情報をユーザ情報から分離して制
御部115に転送する。マルチキャスト論理チャネル対応
管理部116では、制御部115で設定したマルチキャストコ
ネクションのMACアドレスまたはIPアドレスと論理チャ
ネル番号の対応管理を行う。このマルチキャスト論理チ
ャネル対応管理部116では、各マルチキャストコネクシ
ョン毎に受信中の移動局の有無を管理して、コネクショ
ンの維持・開放の管理を行うこともある。
チャネル対応管理部116を除き、移動局も基地局と同様
の機能ブロック構成を持つ。ただし、基地局は複数の移
動局と同時並行的に通信を行う為、インタフェース部11
0、送受信バッファ111、送受信制御回路112、制御部115
の回路規模が大きくなる。特に、基地局における送受信
制御回路112では、各移動局への帯域の割当てを全て管
理し、必要に応じて送信及び受信を指示する機能を持ち
合わせる。一方、移動局における送受信制御回路112で
は、基地局に同期し、基地局が指示した送信タイミング
及び受信タイミングで従属的に通信するという点で、基
地局とは機能の詳細は若干異なる。上記移動局にてマル
チキャスト番組を受信する場合には、基地局と移動局の
間で無線回線制御用の制御情報を交換し、ユニキャスト
コネクションとは別のマルチキャストコネクション設定
を行い、このコネクションを用いてマルチキャスト番組
を受信する。
テムでは、移動可能なユーザに対し、高精細な動画を始
めとする広帯域の通信を安定的に供給することが求めら
れている。例えば、HiSWANa等に代表される近年の高速
無線アクセスシステムにおいては、数10Mbpsの広帯域通
信を可能としており、数Mbps程度の動画像を複数のコネ
クション同時に提供することも現実的となってきた。こ
れらのシステムにおいて、無線回線を用いるメリットと
しては、単にワイヤレスでの通信が可能というだけでな
く、同時に多数のユーザに対して同報的にデータ転送す
ることにより、帯域の有効利用が図れることがあげられ
る。この同報的な通信は、一般にマルチキャストと呼ば
れている。HiSWANaにおいても、マルチキャスト通信に
関する規定がなされており、移動局毎に個別に割り振ら
れる論理チャネルの識別番号(HiSWANaではMAC-IDと呼
ぶ)の割り当て処理を基地局との間で済ませた移動局
は、基地局の管理の元、マルチキャスト通信を行うこと
が可能となる。
信を行う為には、各移動局は基地局より移動局毎に論理
チャネルの識別番号を割り当ててもらう必要がある点で
ある。例えば、テレビ放送などの場合、周波数で識別さ
れる論理チャネルと対応する番組はユーザにとって既知
である。しかし、HiSWANa等のシステムにおいては、論
理チャネルとマルチキャストコネクションの対応は既知
ではなく、運用毎に異なる設定がなされることになるた
め、移動局はこの対応に関する情報を取得するための制
御回線を設定する必要がある。言い換えれば、制御回線
が設定できなければマルチキャスト番組を受信すること
が不可能であり、これがひとつの基地局で同時にサービ
スを提供できるユーザ数の上限を規定することになる。
想定すると、何百人ものユーザがひとつのマルチキャス
ト番組を同時に受信するケースが考えられる。しかし、
従来のHiSWANaシステムを仮定するならば、設定可能な
制御回線のコネクション数がマルチキャストサービスの
提供可能なユーザ数の上限となるため、同時にサービス
を提供出来るのは200人程度のユーザまでである。収容
ユーザ数を増やすためには、新たに基地局をセット(配
置)するしかなく、無駄が多い。実際、日本においては
5GHz帯を用いたHiSWANa等の高速無線アクセスシステム
用に割り当てられている帯域は100MHz(4チャネル)で
あり、多数の基地局を1個所に多数設置することは現実
的でない。故に、これらのHiSWANa等のシステムを用い
ながら、無制限のユーザに対して同時にマルチキャスト
サービスを提供可能とするためには、新たな機能が基地
局及び移動局に求められる。さらに、従来方式では、マ
ルチキャストコネクションを基地局に設定する為には、
移動局が自ら受信するためのマルチキャストコネクショ
ンを設定する必要があった。従来の利用形態において
は、受信する移動局がマルチキャストコネクションを設
定すれば良かったが、上述のような無制限のユーザに対
して同時にマルチキャストコネクションサービスを提供
する場合には、実際にマルチキャスト番組を受信する移
動局とは別の管理者がコネクションを管理することにな
るため、従来とは別のマルチキャストコネクションの管
理方法が求められる。
速無線アクセスシステムを用いながら、ひとつの基地局
で無制限のユーザにマルチキャストサービスを同時に提
供可能とするマルチキャスト通信システムを提供するこ
と、及びこのマルチキャストコネクションの簡易な管理
方法を確立することにある。
に、本発明は、無線回線を介して通信を行う基地局と複
数の移動局により構成される無線通信システムにおい
て、前記基地局は、マルチキャスト番組を論理チャネル
に対応させて送信する機能と、マルチキャスト番組と該
マルチキャスト番組を伝送するために用いる論理チャネ
ルの対応を管理する機能と、設定されたすべて、または
一部のマルチキャスト番組に対し該マルチキャスト番組
を受信するために選択すべき論理チャネルを示した情報
すなわち「マルチキャスト用論理チャネル情報」を既知
の論理チャネルを用いて報知する機能と、前記移動局
は、前記基地局に対して制御情報を発信することなし
に、前記マルチキャスト用論理チャネル情報を既知の論
理チャネルを用いて受信する機能と、ユーザよりマルチ
キャスト番組の受信要求が入力された場合、前記マルチ
キャスト用論理チャネル情報を参照することにより指定
されたマルチキャスト番組を受信するための論理チャネ
ルを選択する機能と、選択された論理チャネルにて転送
されたマルチキャスト番組を受信する機能を備えたこと
を最も主要な特徴とする。
スト番組を受信するための論理チャネルの識別番号を示
したマルチキャスト用論理チャネル情報を既知の論理チ
ャネルを用いて報知し、移動局はこれを既知の論理チャ
ネルを用いて受信し、このマルチキャスト用論理チャネ
ル情報を参照することにより各マルチキャスト番組を受
信すべき論理チャネルを自律的に選択できる様にした点
で異なっている。これは、移動局が基地局との間に双方
向の制御回線を設定することなしに、基地局からマルチ
キャスト番組とその番組を受信するために必要な論理チ
ャネルの識別番号との対応を示す情報を取得するため
の、簡単な実現方法を提案するものである。また、無線
回線を介して通信を行う基地局と複数の移動局及び該基
地局と有線ネットワーク経由又は該基地局との無線回線
経由で接続された制御端末とにより構成される無線通信
システムにおいて、前記基地局は、マルチキャスト番組
と該マルチキャスト番組を伝送するために用いる論理チ
ャネルの対応を管理する機能と、前記制御端末から有線
ネットワーク経由又は該基地局との無線回線経由で指示
された情報に従いマルチキャスト番組と論理チャネルの
対応を新規設定又は設定削除する機能を備えることが好
ましい。
ンの設定は、基地局と無線回線を用いて通信中の移動局
が、自局が受信するマルチキャストコネクション設定を
通してのみ設定可能であったため、無制限のユーザに対
してマルチキャストサービスを提供する場合にも、各マ
ルチキャストコネクションを受信し続ける移動局が必要
であったが、本発明においては、設定するマルチキャス
トの受信を伴わない制御端末により、有線ネットワーク
経由又は無線回線経由でマルチキャストコネクションを
設定できる様にした点で異なる。
信する移動局をわざわざ用意することなしに、無制限の
ユーザでマルチキャストサービスを受信するためのコネ
クションを基地局に設定するための、簡単な実現方法を
提案するものである。本発明においては、基地局装置に
おいて設定されたマルチキャスト番組と論理チャネルの
対応を示したマルチキャスト用論理チャネル情報を報知
する機能を備えており、さらに移動局においてはマルチ
キャスト用論理チャネル情報を受信し、このマルチキャ
スト用論理チャネル情報を参照することにより該当する
マルチキャスト番組に対応する論理チャネルを選択する
機能を備えており、このため基地局に対して制御情報を
発信することなしに基地局が提供中のマルチキャスト番
組を選択して受信することが可能となる。この結果とし
て、無制限のユーザに対して同時にマルチキャストサー
ビスを提供出来るという効果を得ることが可能である。
また、さらに基地局において管理しているマルチキャス
ト番組と論理チャネルの対応を、有線ネットワーク又は
無線回線経由で接続された制御端末から設定/開放する
機能を備えることにより、無制限のユーザに対して提供
するマルチキャスト番組の管理を容易に実現できるとい
う効果も得ることができる。
ついて、図を参照して説明する。 (実施例1)図1は、本発明の実施例1におけるマルチ
キャスト番組の受信手順を示す図である。本発明におい
ては、マルチキャストコネクションの設定は、従来と同
様の無線端末からのマルチキャストコネクションの設定
要求による方法の他、有線ネットワーク経由又は無線回
線経由で接続された制御端末からの指示により行うこと
も可能である。したがって本図においては、これらの手
段を用いてあるマルチキャストコネクションが設定さ
れ、さらにこのマルチキャストコネクションの識別番号
としてMAC-ID=2となる論理チャネルが割り当てられた
(S1)こととして、以下の説明を行う。基地局は、設定さ
れているマルチキャストコネクションと論理チャネルの
対応を示す情報として、マルチキャスト用論理チャネル
情報を作成し(S2)、これを周期的に報知する(S3-1,S3-
2,・・・,S3-n)。移動局において、新たなマルチキャス
ト番組の受信要求がなされた場合には(S4)、基地局より
周期的に送信されるマルチキャスト用論理チャネル情報
を受信し(S3-n)、このマルチキャスト用論理チャネル情
報を参照することにより、所望のマルチキャスト番組を
受信するための論理チャネルの識別番号(MAC-ID=2)
を取得する(S5)。その後、MAC-ID=2となる論理チャネ
ルを受信することにより、マルチキャスト番組の受信を
開始する(S6)。なお、実施例1においては、手順(S4)に
おいて新たなマルチキャスト番組の受信要求がなされた
後に、手順(S3-n)にてマルチキャスト用論理チャネル情
報を受信し、この情報をもとに論理チャネルの識別番号
を選択していたが、手順(S3-1,S3-2)にてマルチキャス
ト用論理チャネル情報を受信する毎に、この情報をメモ
リに保存しておけば、マルチキャスト番組の受信要求後
にマルチキャスト用論理チャネル情報を再度受信するこ
となしに、論理チャネルを選択することも可能である。
及び移動局の機能ブロック構成例を示す。図において、
10及び20はインタフェース部、11及び21は送受信バッフ
ァ、12及び22は送受信制御回路、13及び23は無線部、14
及び24はアンテナ部、15及び25は制御部、16はマルチキ
ャスト論理チャネル対応管理部、17はマルチキャスト用
論理チャネル情報送信回路、26はマルチキャスト用論理
チャネル選択回路、27はマルチキャスト用論理チャネル
情報受信回路である。図2において、基地局はネットワ
ーク側とインタフェース部10を介してデータの送受信を
行い、ネットワーク側から入力されたデータは、一旦、
送受信バッファ11に保存され、送受信制御回路12が管理
する送信タイミングで無線部13及びアンテナ部14を介し
て移動局に接続された端末装置に送信される。また、送
受信制御回路12が管理する受信タイミングでアンテナ部
14及び無線部13を介して受信されたデータは、送受信バ
ッファ11に一旦保存し、インタフェース部10を介してネ
ットワーク側に出力される。制御部15では、各種コネク
ションの管理等を行うと共に、無線回線の制御情報の生
成終端を行う。また、送受信制御回路12では、各種制御
情報とユーザデータの送受信タイミングを管理し、必要
なデータの出入力制御を送受信バッファ11、制御部15、
マルチキャスト用論理チャネル情報送信回路17との間で
行う。ある移動局よりマルチキャストコネクションの設
定/開放要求が受信された場合、制御部15はこれを検知
し、マルチキャスト論理チャネル対応管理部16に対し、
マルチキャストコネクションと論理チャネル番号の対応
関係を更新する指示を行う。マルチキャスト用論理チャ
ネル情報送信回路17では、マルチキャスト論理チャネル
対応管理部16より最新のマルチキャストコネクションと
論理チャネル番号の対応関係を取得し、これよりマルチ
キャスト論理チャネル情報を生成し、これを送受信制御
回路12、無線部13及びアンテナ部14を介して移動局に接
続された端末装置に周期的に送信する。なお、マルチキ
ャスト用論理チャネル情報送信回路17が作成するマルチ
キャスト用論理チャネル情報には、基地局が設定した全
てのマルチキャストコネクションに関する情報を収容す
る必要はなく、その中の一部の情報のみを選択的に収容
することも可能である。
端末装置とインタフェース部20を介してデータの入出力
を行い、端末装置側から移動局に入力されたデータは、
一旦、送受信バッファ21に保存され、送受信制御回路22
が管理する送信タイミングで無線部23及びアンテナ部24
を介して端末装置に送信される。また、送受信制御回路
22が管理する受信タイミングでアンテナ部24及び無線部
23を介して受信されたデータは、送受信バッファ21に一
旦保存し、インタフェース部20を介して端末装置側に出
力される。制御部25では、移動局にて設定中のコネクシ
ョンの管理等を行うと共に、無線回線の制御情報の生成
終端を行う。また、送受信制御回路22では、各種制御情
報とユーザデータの送受信タイミングを管理し、必要な
データの出入力制御を送受信バッファ21、制御部25、マ
ルチキャスト用論理チャネル情報受信回路27との間で行
う。マルチキャスト用論理チャネル情報受信回路27で
は、送受信制御回路22が管理する既知の論理チャネルの
受信タイミングで受信されるマルチキャスト用論理チャ
ネル情報を受信し、このマルチキャスト用論理チャネル
情報をマルチキャスト論理チャネル選択回路26に入力す
る。端末装置よりマルチキャストコネクションの設定/
開放要求がインタフェース部20を介して制御部25に入力
された場合、制御部25はマルチキャスト論理チャネル選
択回路26に対し、マルチキャストのMACアドレス又はIP
アドレス等と論理チャネルの識別番号の対応関係を問い
合わせる。マルチキャスト論理チャネル選択回路26で
は、マルチキャスト用論理チャネル情報受信回路27から
のマルチキャスト用論理チャネル情報をもとに受信すべ
き論理チャネルの識別番号を選択し、制御部25に対して
これを通知する。制御部25では、通知された識別番号の
論理チャネルの受信を送受信制御回路22に指示し、この
論理チャネルを受信することにより端末装置はマルチキ
ャストサービスを受けることが出来る。この際、移動局
は基地局に対して如何なる制御信号をも送信する必要が
ない。なお、通常のユニキャストコネクションを用いた
通信においては、マルチキャスト論理チャネル対応管理
部16、マルチキャスト用論理チャネル情報送信回路17、
マルチキャスト用論理チャネル選択回路26、マルチキャ
スト用論理チャネル情報受信回路27は不要なため、基地
局及び受信局ともに従来方式の場合と全く同様の動作を
行うことになる。また、移動局がマルチキャスト用論理
チャネル情報に収録されていないマルチキャスト番組を
受信するためには、従来方式と同様の、マルチキャスト
番組の受信手順を取る必要がある。以上、本願の請求項
1に記載した発明は、実施例1に対応している。
ク構成例においては、図1の手順(S1)に相当するマルチ
キャストコネクションの設定方法として、従来方式と同
様に移動局がマルチキャストコネクションの設定を行う
場合を仮定していた。しかし、マルチキャスト論理チャ
ネル対応管理部16が管理する設定済みのマルチキャスト
コネクションの情報の更新(設定/開放)は、必ずしも
従来方式の様な移動局のマルチキャスト受信手順を踏む
必要はない。例えば、基地局のインタフェース部10に有
線ネットワーク経由で接続された制御端末、又は基地局
と無線回線を介して通信を行う移動局に接続された制御
端末から、遠隔操作によりマルチキャスト論理チャネル
対応管理部16にアクセスして更新することも可能であ
る。
おいて、マルチキャスト論理チャネル対応管理部16の情
報を外部より更新する機能を実現する基地局の機能ブロ
ック構成例を示す図である。本図においては、図2の機
能ブロックに、18に示すマルチキャスト用論理チャネル
遠隔設定回路が加えられている。
末よりマルチキャストコネクションの設定又は開放要求
情報が入力された場合、インタフェース部10ではその情
報の宛先を参照し、制御部15経由でマルチキャスト用論
理チャネル遠隔設定回路18に転送する。一方、基地局と
無線回線経由で接続された制御端末よりマルチキャスト
コネクションの設定又は開放要求情報が受信された場合
には、通常のデータと同様にアンテナ部14、無線部13、
送受信制御回路12、送受信バッファ11を経由して、イン
タフェース部10に入力され、インタフェース部10ではそ
の情報の宛先を参照し、制御部15経由でマルチキャスト
用論理チャネル遠隔設定回路18に転送する。ただし、基
地局と移動局間において、マルチキャストコネクション
の設定又は開放要求情報をユーザ情報とは異なる無線回
線の制御情報として扱う場合には、アンテナ部14、無線
部13、送受信制御回路12、制御部15経由でマルチキャス
ト用論理チャネル遠隔設定回路18に転送することも可能
である。この様にしてマルチキャスト用論理チャネル遠
隔設定回路18に入力された設定又は開放要求情報をもと
に、マルチキャスト用論理チャネル遠隔設定回路18はマ
ルチキャスト論理チャネル対応管理部16にアクセスし、
管理情報の更新を行う。以上、本願の請求項2に記載し
た発明は、実施例2に対応している。以上述べた実施形
態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示
すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更
態様で実施することが出来る。従って本発明の範囲は特
許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定される
ものである。
ば、HiSWANa等の高速無線アクセスシステムを用いなが
ら、不特定かつ無制限のユーザに対してマルチキャスト
サービスを提供することが可能であり、その結果、有限
の周波数資源を有効に活用した通信を行うと共に、少数
の基地局にて多数のユーザに対して効率的にサービス提
供することが実現可能となる。これにより、日本の様に
5GHz帯の高速無線システム用に100MHz(4チャネル)
しか割り当てのない場合であっても、効率的に高速無線
アクセスシステムを用いたサービス展開を行うことが期
待できる。
順を示す図。
を示す図。
を示す図。
を示す図。
順を示す図。
を示す図。
を示す図。
理部 17 マルチキャスト用論理チャネル情報
送信回路 18 マルチキャスト用論理チャネル遠隔
設定回路 26 マルチキャスト用論理チャネル選択
回路 27 マルチキャスト用論理チャネル情報
受信回路
Claims (2)
- 【請求項1】無線回線を介して通信を行う基地局と複数
の移動局により構成されるマルチキャスト無線通信シス
テムにおいて、 前記基地局は、マルチキャスト番組を論理チャネルに対
応させて送信する機能と、マルチキャスト番組と該マル
チキャスト番組を伝送するために用いる論理チャネルの
対応を管理する機能と、設定された全てまたは一部のマ
ルチキャスト番組に対し該マルチキャスト番組を受信す
るために選択すべき論理チャネルを示した情報、すなわ
ち「マルチキャスト用論理チャネル情報」を既知の論理
チャネルを用いて報知する機能を備え、 前記移動局は、前記基地局に対して制御情報を発信する
ことなしに、前記マルチキャスト用論理チャネル情報を
既知の論理チャネルを用いて受信する機能と、ユーザよ
りマルチキャスト番組の受信要求が入力された場合、前
記マルチキャスト用論理チャネル情報を参照することに
より指定されたマルチキャスト番組を受信するための論
理チャネルを選択する機能と、選択された論理チャネル
にて転送されたマルチキャスト番組を受信する機能を備
えた、ことを特徴とするマルチキャスト通信システム。 - 【請求項2】請求項1に記載のマルチキャスト通信シス
テムにおいて、 基地局と有線ネットワーク経由又は該基地局との無線回
線経由で接続された制御端末を備え、 前記基地局は、マルチキャスト番組と該マルチキャスト
番組を伝送するために用いる論理チャネルの対応を管理
する機能と、前記制御端末から有線ネットワーク経由又
は該基地局との無線回線経由で指示された情報に従いマ
ルチキャスト番組と論理チャネルの対応を新規設定又は
設定削除する機能を備えた、ことを特徴とするマルチキ
ャスト通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002035720A JP2003244067A (ja) | 2002-02-13 | 2002-02-13 | マルチキャスト通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2002035720A JP2003244067A (ja) | 2002-02-13 | 2002-02-13 | マルチキャスト通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003244067A true JP2003244067A (ja) | 2003-08-29 |
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ID=27777825
Family Applications (1)
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JP2002035720A Pending JP2003244067A (ja) | 2002-02-13 | 2002-02-13 | マルチキャスト通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003244067A (ja) |
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