JP2003126911A - Al用焼付ラベル - Google Patents
Al用焼付ラベルInfo
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- JP2003126911A JP2003126911A JP2001323109A JP2001323109A JP2003126911A JP 2003126911 A JP2003126911 A JP 2003126911A JP 2001323109 A JP2001323109 A JP 2001323109A JP 2001323109 A JP2001323109 A JP 2001323109A JP 2003126911 A JP2003126911 A JP 2003126911A
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- aluminum
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Abstract
(57)【要約】
【課題】現場等で臨機にバーコード情報等を付与し、圧
延箔等の柔軟なアルミニウムコイルにも容易に取付るこ
とができ、そのアルミニウムコイルの加熱加工工程を利
用して焼付け、以後の加熱処理にも耐えて自動管理を行
えるAl用焼付ラベルの開発。 【解決手段】加熱処理が施されるアルミニウムコイル
(4)に焼付られるラベルであり、無機粉末とポリオル
ガノシロキサンを少なくとも用いた混合物をシート形態
に保形してなるインク受容層(11)が表面に位置する
ラベル基材(1)の裏面に粘着層(2)を有して、その
インク受容層にインク情報(3)を付与してなり、前記
コイルの150℃以下の部分に前記粘着層を介し仮着し
て加熱処理に供するものであるAl用焼付ラベル。
延箔等の柔軟なアルミニウムコイルにも容易に取付るこ
とができ、そのアルミニウムコイルの加熱加工工程を利
用して焼付け、以後の加熱処理にも耐えて自動管理を行
えるAl用焼付ラベルの開発。 【解決手段】加熱処理が施されるアルミニウムコイル
(4)に焼付られるラベルであり、無機粉末とポリオル
ガノシロキサンを少なくとも用いた混合物をシート形態
に保形してなるインク受容層(11)が表面に位置する
ラベル基材(1)の裏面に粘着層(2)を有して、その
インク受容層にインク情報(3)を付与してなり、前記
コイルの150℃以下の部分に前記粘着層を介し仮着し
て加熱処理に供するものであるAl用焼付ラベル。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、隠蔽力ないし反射率に優
れる焼成ラベルを形成できてアルミニウムコイルの圧延
工程用管理ラベル等の形成に好適なAl用焼付ラベルに
関する。
れる焼成ラベルを形成できてアルミニウムコイルの圧延
工程用管理ラベル等の形成に好適なAl用焼付ラベルに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミニウムコイルの圧延工程等
における管理用ラベルとしては、金属板に耐熱塗料を塗
布したり、レーザーエッチングを施したものが知られて
いた。これは耐熱チョークを手書きする管理方式では困
難な自動管理を可能とすることを目的としたものであ
る。しかしながら金属板からなるラベルでは、それをア
ルミニウムコイルに取付ける際にリベット止め等の手段
を採る必要があり、その取付け作業性に乏しい問題点
や、圧延箔等の柔軟物には適用が困難な問題点があっ
た。
における管理用ラベルとしては、金属板に耐熱塗料を塗
布したり、レーザーエッチングを施したものが知られて
いた。これは耐熱チョークを手書きする管理方式では困
難な自動管理を可能とすることを目的としたものであ
る。しかしながら金属板からなるラベルでは、それをア
ルミニウムコイルに取付ける際にリベット止め等の手段
を採る必要があり、その取付け作業性に乏しい問題点
や、圧延箔等の柔軟物には適用が困難な問題点があっ
た。
【0003】
【発明の技術的課題】本発明は、現場等で臨機にバーコ
ード情報等を付与し、圧延箔等の柔軟なアルミニウムコ
イルにも容易に取付ることができ、そのアルミニウムコ
イルの加熱加工工程を利用して焼付け、以後の加熱処理
にも耐えて自動管理を行えるAl用焼付ラベルの開発を
課題とする。
ード情報等を付与し、圧延箔等の柔軟なアルミニウムコ
イルにも容易に取付ることができ、そのアルミニウムコ
イルの加熱加工工程を利用して焼付け、以後の加熱処理
にも耐えて自動管理を行えるAl用焼付ラベルの開発を
課題とする。
【0004】
【課題の解決手段】本発明は、加熱処理が施されるアル
ミニウムコイルに焼付られるラベルであり、無機粉末と
ポリオルガノシロキサンを少なくとも用いた混合物をシ
ート形態に保形してなるインク受容層が表面に位置する
ラベル基材の裏面に粘着層を有して、そのインク受容層
にインク情報を付与してなり、前記コイルの150℃以
下の部分に前記粘着層を介し仮着して加熱処理に供する
ものであることを特徴とするAl用焼付ラベルを提供す
るものである。
ミニウムコイルに焼付られるラベルであり、無機粉末と
ポリオルガノシロキサンを少なくとも用いた混合物をシ
ート形態に保形してなるインク受容層が表面に位置する
ラベル基材の裏面に粘着層を有して、そのインク受容層
にインク情報を付与してなり、前記コイルの150℃以
下の部分に前記粘着層を介し仮着して加熱処理に供する
ものであることを特徴とするAl用焼付ラベルを提供す
るものである。
【0005】
【発明の効果】本発明によるAl用焼付ラベルによれ
ば、そのインク受容層に熱転写方式にてインク情報を付
与して多種多様で、かつ柔軟なラベルを現場等にて臨機
に形成でき、それを粘着層を介しアルミニウムコイルの
テール部等の150℃以下の部分に仮着することで、曲
面部等にも良好に密着させて加熱処理下に付与情報を良
好に温存した焼成ラベルとして焼付ることができ、取付
作業性に優れている。また形成された焼成ラベルは、焼
成によりポリオルガノシロキサンが変化して生成したシ
リカが焼結されて無機粉末を強力に結着保持し、耐薬品
性や耐熱性、耐候性や反射率等に優れてアルミニウムコ
イルの加工工程における各種の加熱処理に耐える管理ラ
ベルなどとして利用することができる。前記に置いて1
50℃を超える部分に仮着した場合、接着界面に気泡膨
れを生じて焼成時に発泡し、付与したインク情報が不鮮
明になる場合がある。
ば、そのインク受容層に熱転写方式にてインク情報を付
与して多種多様で、かつ柔軟なラベルを現場等にて臨機
に形成でき、それを粘着層を介しアルミニウムコイルの
テール部等の150℃以下の部分に仮着することで、曲
面部等にも良好に密着させて加熱処理下に付与情報を良
好に温存した焼成ラベルとして焼付ることができ、取付
作業性に優れている。また形成された焼成ラベルは、焼
成によりポリオルガノシロキサンが変化して生成したシ
リカが焼結されて無機粉末を強力に結着保持し、耐薬品
性や耐熱性、耐候性や反射率等に優れてアルミニウムコ
イルの加工工程における各種の加熱処理に耐える管理ラ
ベルなどとして利用することができる。前記に置いて1
50℃を超える部分に仮着した場合、接着界面に気泡膨
れを生じて焼成時に発泡し、付与したインク情報が不鮮
明になる場合がある。
【0006】
【発明の実施形態】本発明によるAl用焼付ラベルは、
加熱処理が施されるアルミニウムコイルに焼付られるラ
ベルであり、無機粉末とポリオルガノシロキサンを少な
くとも用いた混合物をシート形態に保形してなるインク
受容層が表面に位置するラベル基材の裏面に粘着層を有
して、そのインク受容層にインク情報を付与してなり、
前記コイルの150℃以下の部分に前記粘着層を介し仮
着して加熱処理に供するものである。その例を図1に示
した。1がラベル基材(インク受容層)、2が粘着層、
3がインク受容層1に付与したインク情報である。なお
図例は、Al用焼付ラベル3をその粘着層2を介して、
アルミニウムコイル4に仮着した状態を示している。斯
かるラベルは、焼成により粘着層等の有機成分が消失
し、焼成ラベルとしてアルミニウムコイルに焼付いた状
態のものとなる。
加熱処理が施されるアルミニウムコイルに焼付られるラ
ベルであり、無機粉末とポリオルガノシロキサンを少な
くとも用いた混合物をシート形態に保形してなるインク
受容層が表面に位置するラベル基材の裏面に粘着層を有
して、そのインク受容層にインク情報を付与してなり、
前記コイルの150℃以下の部分に前記粘着層を介し仮
着して加熱処理に供するものである。その例を図1に示
した。1がラベル基材(インク受容層)、2が粘着層、
3がインク受容層1に付与したインク情報である。なお
図例は、Al用焼付ラベル3をその粘着層2を介して、
アルミニウムコイル4に仮着した状態を示している。斯
かるラベルは、焼成により粘着層等の有機成分が消失
し、焼成ラベルとしてアルミニウムコイルに焼付いた状
態のものとなる。
【0007】ラベル基材は、インク受容層がシート形態
で少なくとも片側の表面に位置するものであればよい。
従ってラベル基材は、適宜な形態に形成することができ
る。ちなみにその例としては図1の例の如くインク受容
層そのものからなる形態、図2の例の如くインク受容層
11を補強基材12で補強した形態などがあげられる。
その補強形態は、図2の如く補強基材上にインク受容層
を設ける方式、補強基材にインク受容層形成材を含浸さ
せる方式、インク受容層内に補強基材を介在させる方式
などの適宜な方式で形成したものであってよい。補強基
材としては樹脂の塗布層やフィルム、繊維、布や不織布
等の有孔基材などの適宜なものを用いうる。
で少なくとも片側の表面に位置するものであればよい。
従ってラベル基材は、適宜な形態に形成することができ
る。ちなみにその例としては図1の例の如くインク受容
層そのものからなる形態、図2の例の如くインク受容層
11を補強基材12で補強した形態などがあげられる。
その補強形態は、図2の如く補強基材上にインク受容層
を設ける方式、補強基材にインク受容層形成材を含浸さ
せる方式、インク受容層内に補強基材を介在させる方式
などの適宜な方式で形成したものであってよい。補強基
材としては樹脂の塗布層やフィルム、繊維、布や不織布
等の有孔基材などの適宜なものを用いうる。
【0008】また補強基材は、例えばポリエステルやポ
リイミド、フッ素樹脂やポリアミドなどからなるポリマ
ーの如く加熱処理時に消失するもので形成されていても
よいし、ガラスないしセラミックや金属の如く加熱処理
により消失しないもので形成されていてもよい。好まし
い補強基材は、エチルセルロースの如く低温分解型で引
張強度に優れるポリマーの塗布層やフィルムなどからな
るものである。補強基材の厚さは、適宜に決定しうるが
補強効果と焼成による消失性や焼成体の焼付性等の点よ
り1〜100μm、就中3〜50μm、特に5〜25μm
が好ましい。
リイミド、フッ素樹脂やポリアミドなどからなるポリマ
ーの如く加熱処理時に消失するもので形成されていても
よいし、ガラスないしセラミックや金属の如く加熱処理
により消失しないもので形成されていてもよい。好まし
い補強基材は、エチルセルロースの如く低温分解型で引
張強度に優れるポリマーの塗布層やフィルムなどからな
るものである。補強基材の厚さは、適宜に決定しうるが
補強効果と焼成による消失性や焼成体の焼付性等の点よ
り1〜100μm、就中3〜50μm、特に5〜25μm
が好ましい。
【0009】インク受容層の形成に用いる無機粉末は、
耐熱性の向上(通常約600℃以下、好ましくは約80
0℃以下)と、焼成ラベルの地色を形成するためのもの
である。従って無機粉末としては金属粉やセラミック粉
などの適宜なものを用いうる。無機粉末の粒径は50μ
m以下、就中0.05〜20μmが一般的であるがこれに
限定されない。なお無機粉末をマイカの如き薄片母体に
付着させてフレーク状の粉末として配合することは反射
率ないし隠蔽力(アルミニウムコイルの地色の隠蔽)の
向上に有効である。
耐熱性の向上(通常約600℃以下、好ましくは約80
0℃以下)と、焼成ラベルの地色を形成するためのもの
である。従って無機粉末としては金属粉やセラミック粉
などの適宜なものを用いうる。無機粉末の粒径は50μ
m以下、就中0.05〜20μmが一般的であるがこれに
限定されない。なお無機粉末をマイカの如き薄片母体に
付着させてフレーク状の粉末として配合することは反射
率ないし隠蔽力(アルミニウムコイルの地色の隠蔽)の
向上に有効である。
【0010】一般に用いられる無機粉末の例としては、
シリカやチタニア、アルミナや亜鉛華、ジルコニアや酸
化カルシウム、マイカやチタン酸カリウム、ホウ酸アル
ミニウムなどの白色物があげられる。また焼成温度以下
で酸化されてかかる酸化型の白色系セラミックとなる炭
酸塩や硝酸塩や硫酸塩の如き金属化合物などもあげられ
る。就中チタン酸カリウムやホウ酸アルミニウムの如く
針状結晶物であるものが白色度や焼結強度等の点より好
ましく用いうる。
シリカやチタニア、アルミナや亜鉛華、ジルコニアや酸
化カルシウム、マイカやチタン酸カリウム、ホウ酸アル
ミニウムなどの白色物があげられる。また焼成温度以下
で酸化されてかかる酸化型の白色系セラミックとなる炭
酸塩や硝酸塩や硫酸塩の如き金属化合物などもあげられ
る。就中チタン酸カリウムやホウ酸アルミニウムの如く
針状結晶物であるものが白色度や焼結強度等の点より好
ましく用いうる。
【0011】また酸化マンガン・アルミナ、酸化クロム
・酸化錫、酸化鉄、硫化カドミウム・硫化セレン等の赤
色物、酸化コバルト、ジルコニア・酸化バナジウム、酸
化クロム・五酸化二バナジウム等の青色物、酸化クロム
・酸化コバルト・酸化鉄・酸化マンガンやクロム酸塩、
過マンガン酸塩等の黒色物、ジルコニウム・珪素・プラ
セオジム、バナジウム・錫、クロム・チタン・アンチモ
ン等の黄色物、酸化クロム、コバルト・クロム、アルミ
ナ・クロム等の緑色物、アルミニウム・マンガン、鉄・
珪素・ジルコニウム等の桃色物なども無機粉末の例とし
てあげられる。
・酸化錫、酸化鉄、硫化カドミウム・硫化セレン等の赤
色物、酸化コバルト、ジルコニア・酸化バナジウム、酸
化クロム・五酸化二バナジウム等の青色物、酸化クロム
・酸化コバルト・酸化鉄・酸化マンガンやクロム酸塩、
過マンガン酸塩等の黒色物、ジルコニウム・珪素・プラ
セオジム、バナジウム・錫、クロム・チタン・アンチモ
ン等の黄色物、酸化クロム、コバルト・クロム、アルミ
ナ・クロム等の緑色物、アルミニウム・マンガン、鉄・
珪素・ジルコニウム等の桃色物なども無機粉末の例とし
てあげられる。
【0012】ポリオルガノシロキサンとしては、メチル
基やフェニル基等の各種の有機基を有して、焼成により
その有機基等が消失してシリカ系のセラミックを形成す
る適宜なポリシロキサンを用いうる。就中、そのセラミ
ック化等の点より、一般式:R3SiO−にて表される
一官能性のM単位と、Si(O−)4にて表される四官
能性のQ単位との重合体(MQレジン)が好ましい。そ
のMQレジンとしては、例えばシリコーン系粘着剤のタ
ッキファイアー等として公知の適宜なものを用いうる。
なお前記一般式における、Rは例えばメチル基やエチル
基やプロピル基の如き脂肪族炭化水素基やフェニル基の
如き芳香族炭化水素基、ビニル基の如きオレフィン基等
の有機基、又はビドロキシル基の如き加水分解可能な基
などの適宜な構造単位を有する化合物基であってよい。
好ましく用いうるポリオルガノシロキサンは、保形力に
優れるものである。
基やフェニル基等の各種の有機基を有して、焼成により
その有機基等が消失してシリカ系のセラミックを形成す
る適宜なポリシロキサンを用いうる。就中、そのセラミ
ック化等の点より、一般式:R3SiO−にて表される
一官能性のM単位と、Si(O−)4にて表される四官
能性のQ単位との重合体(MQレジン)が好ましい。そ
のMQレジンとしては、例えばシリコーン系粘着剤のタ
ッキファイアー等として公知の適宜なものを用いうる。
なお前記一般式における、Rは例えばメチル基やエチル
基やプロピル基の如き脂肪族炭化水素基やフェニル基の
如き芳香族炭化水素基、ビニル基の如きオレフィン基等
の有機基、又はビドロキシル基の如き加水分解可能な基
などの適宜な構造単位を有する化合物基であってよい。
好ましく用いうるポリオルガノシロキサンは、保形力に
優れるものである。
【0013】インク受容層ないしラベル基材の形成は例
えば、無機粉末とポリオルガノシロキサンのそれぞれ1
種又は2種以上を、必要に応じ有機溶剤等を用いてボー
ルミル等で混合し、その混合液を適宜な方式で、必要に
応じ補強基材やセパレータの如き支持材の上に展開して
乾燥させる方法などにより行うことができる。その場合
の無機粉末とポリオルガノシロキサンの使用割合は、ラ
ベル基材の取扱性や強度、焼成ラベルの強度や隠蔽力な
どに応じて適宜に決定しうる。焼結後の白色等の着色度
と強度の両立性の点よりはポリオルガノシロキサン10
0重量部あたり1〜500重量部、就中10〜200重
量部、特に30〜70重量部の無機粉末を用いることが
好ましい。
えば、無機粉末とポリオルガノシロキサンのそれぞれ1
種又は2種以上を、必要に応じ有機溶剤等を用いてボー
ルミル等で混合し、その混合液を適宜な方式で、必要に
応じ補強基材やセパレータの如き支持材の上に展開して
乾燥させる方法などにより行うことができる。その場合
の無機粉末とポリオルガノシロキサンの使用割合は、ラ
ベル基材の取扱性や強度、焼成ラベルの強度や隠蔽力な
どに応じて適宜に決定しうる。焼結後の白色等の着色度
と強度の両立性の点よりはポリオルガノシロキサン10
0重量部あたり1〜500重量部、就中10〜200重
量部、特に30〜70重量部の無機粉末を用いることが
好ましい。
【0014】前記した必要に応じての有機溶剤としては
適宜なものを用いることができる。一般にはトルエンや
キシレン、ブチルカルビトールや酢酸エチル、ブチルセ
ロソルブアセテートやメチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトンなどが用いられる。混合液は、限定するも
のではないが展開性等の点より固形分濃度が5〜85重
量%となるように調製することが好ましい。その調製に
際しては必要に応じて分散剤や可塑剤や助燃剤などの適
宜な添加剤を配合することができる。
適宜なものを用いることができる。一般にはトルエンや
キシレン、ブチルカルビトールや酢酸エチル、ブチルセ
ロソルブアセテートやメチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトンなどが用いられる。混合液は、限定するも
のではないが展開性等の点より固形分濃度が5〜85重
量%となるように調製することが好ましい。その調製に
際しては必要に応じて分散剤や可塑剤や助燃剤などの適
宜な添加剤を配合することができる。
【0015】混合液の展開方式は、任意であるがドクタ
ーブレード法やグラビアロールコータ法等の層厚制御性
に優れる方式が好ましい。消泡剤を併用するなどして展
開層中に気泡が残らないよう十分に脱泡処理することが
好ましい。形成するラベル基材ないしインク受容層の厚
さは、適宜に決定しうるが一般には5μm〜5mm、就中
10μm〜1mm、特に20〜200μmとされる。
ーブレード法やグラビアロールコータ法等の層厚制御性
に優れる方式が好ましい。消泡剤を併用するなどして展
開層中に気泡が残らないよう十分に脱泡処理することが
好ましい。形成するラベル基材ないしインク受容層の厚
さは、適宜に決定しうるが一般には5μm〜5mm、就中
10μm〜1mm、特に20〜200μmとされる。
【0016】インク受容層の形成に際しては、柔軟性や
保形力、耐薬品性やインク定着性の向上などを目的に、
例えばシリコーンゴムやセルロース系ポリマー、炭化水
素系ポリマーやビニル系ないしスチレン系ポリマー、ア
セタール系ポリマーやブチラール系ポリマー、アクリル
系ポリマーやポリエステル系ポリマー、ウレタン系ポリ
マーや繊維素系ポリマー、各種のロウないしワックス等
の有機化合物などを必要に応じて配合することができ
る。斯かる配合剤はそれぞれ1種又は2種以上を用いう
る。
保形力、耐薬品性やインク定着性の向上などを目的に、
例えばシリコーンゴムやセルロース系ポリマー、炭化水
素系ポリマーやビニル系ないしスチレン系ポリマー、ア
セタール系ポリマーやブチラール系ポリマー、アクリル
系ポリマーやポリエステル系ポリマー、ウレタン系ポリ
マーや繊維素系ポリマー、各種のロウないしワックス等
の有機化合物などを必要に応じて配合することができ
る。斯かる配合剤はそれぞれ1種又は2種以上を用いう
る。
【0017】柔軟性や耐薬品性の向上などにはシリコー
ンゴムの併用が好ましい。シリコーンゴムとしては適宜
なものを用いることができ特に限定はない。フェノール
変性物やメラミン変性物、エポキシ変性物やポリエステ
ル変性物、アクリル変性物やウレタン変性物等の各種変
性シリコーンゴムなども用いうる。好ましく用いうるシ
リコーンゴムは、保形力や柔軟性に優れるものである。
ンゴムの併用が好ましい。シリコーンゴムとしては適宜
なものを用いることができ特に限定はない。フェノール
変性物やメラミン変性物、エポキシ変性物やポリエステ
ル変性物、アクリル変性物やウレタン変性物等の各種変
性シリコーンゴムなども用いうる。好ましく用いうるシ
リコーンゴムは、保形力や柔軟性に優れるものである。
【0018】シリコーンゴムの使用量は、耐薬品性の向
上性等の点よりポリオルガノシロキサン100重量部あ
たり1〜1000重量部、就中5〜500重量部、特に
10〜200重量部が好ましい。なおシリコーンゴムを
併用する場合、上記した無機粉末の使用割合は、ポリオ
ルガノシロキサンとシリコーンゴムの合計量に基づくこ
とが印刷用シートの取扱性や強度、焼成ラベルの強度や
隠蔽力などの点より好ましい。
上性等の点よりポリオルガノシロキサン100重量部あ
たり1〜1000重量部、就中5〜500重量部、特に
10〜200重量部が好ましい。なおシリコーンゴムを
併用する場合、上記した無機粉末の使用割合は、ポリオ
ルガノシロキサンとシリコーンゴムの合計量に基づくこ
とが印刷用シートの取扱性や強度、焼成ラベルの強度や
隠蔽力などの点より好ましい。
【0019】一方、熱転写方式によるインクの定着性や
ラベル基材の強度向上、焼成による焼付性などの点より
はエチルセルロースの如きセルロース系ポリマーの併用
が好ましい。シリコーンゴム以外の上記したセルロース
系ポリマー等の有機化合物の使用量は、ポリオルガノシ
ロキサン100重量部あたり、またシリコーンゴム併用
の場合はそれらの合計100重量部あたり1〜1000
重量部、就中20〜200重量部、特に40〜150重
量部が一般的であるが、これに限定されない。
ラベル基材の強度向上、焼成による焼付性などの点より
はエチルセルロースの如きセルロース系ポリマーの併用
が好ましい。シリコーンゴム以外の上記したセルロース
系ポリマー等の有機化合物の使用量は、ポリオルガノシ
ロキサン100重量部あたり、またシリコーンゴム併用
の場合はそれらの合計100重量部あたり1〜1000
重量部、就中20〜200重量部、特に40〜150重
量部が一般的であるが、これに限定されない。
【0020】ラベル基材は、加熱による分解ガスのスム
ーズな揮散などを目的にポーラスな形態とすることもで
きる。ちなみに仮着用の粘着層を設けるとその加熱によ
る分解ガスでシートが膨らむときがあり、ポーラスなラ
ベル基材とすることでそれを予防することができる。ポ
ーラスなラベル基材の形成は例えば、パンチング方式等
でラベル基材に微細な孔を多数形成する方法、補強基材
に織布や不織布等の有孔基材を用いる方法などの適宜な
方法にて行うことができる。
ーズな揮散などを目的にポーラスな形態とすることもで
きる。ちなみに仮着用の粘着層を設けるとその加熱によ
る分解ガスでシートが膨らむときがあり、ポーラスなラ
ベル基材とすることでそれを予防することができる。ポ
ーラスなラベル基材の形成は例えば、パンチング方式等
でラベル基材に微細な孔を多数形成する方法、補強基材
に織布や不織布等の有孔基材を用いる方法などの適宜な
方法にて行うことができる。
【0021】Al用焼付ラベルは、加熱処理が施される
アルミニウムコイルに仮着し、加熱処理下に焼成ラベル
化して焼付固着するものであることより、その仮着を目
的に図例の如く粘着層2が設けられる。なお粘着層は、
ラベル基材1に対しインク受容層が表面に露出するよう
に設けられる。粘着層の形成には例えばゴム系やアクリ
ル系、シリコーン系やビニルアルキルエーテル系の粘着
剤などの適宜な粘着性物質を用いうる。粘着層の付設
は、ドクターブレード法やグラビアロールコータ法等の
適宜な塗工方法で粘着性物質をラベル基材の所定面に塗
工する方式や、前記に準じてセパレータ上に設けた粘着
層をラベル基材の所定面に移着する方式などの適宜な方
式にて行うことができる。
アルミニウムコイルに仮着し、加熱処理下に焼成ラベル
化して焼付固着するものであることより、その仮着を目
的に図例の如く粘着層2が設けられる。なお粘着層は、
ラベル基材1に対しインク受容層が表面に露出するよう
に設けられる。粘着層の形成には例えばゴム系やアクリ
ル系、シリコーン系やビニルアルキルエーテル系の粘着
剤などの適宜な粘着性物質を用いうる。粘着層の付設
は、ドクターブレード法やグラビアロールコータ法等の
適宜な塗工方法で粘着性物質をラベル基材の所定面に塗
工する方式や、前記に準じてセパレータ上に設けた粘着
層をラベル基材の所定面に移着する方式などの適宜な方
式にて行うことができる。
【0022】また粘着層は、加熱処理時の分解ガスのス
ムーズな揮散などを目的に例えばロータリースクリーン
法などの適宜な塗工方法で点在状態に設けることもでき
る。粘着層の厚さは、アルミニウムコイルの使用目的な
どに応じて決定しうる。一般には1〜500μm、就中
3〜100μm、特に5〜50μmの厚さとされる。なお
設けた粘着層に対してはそれをアルミニウムコイルに仮
着するまでの間、図2の例の如くセパレータ21等で被
覆して汚染等を防止することが好ましい。Al用焼付ラ
ベルのアルミニウムコイルへの仮着には手作業のほか、
ロボット等による自動接着方法なども採ることができ
る。
ムーズな揮散などを目的に例えばロータリースクリーン
法などの適宜な塗工方法で点在状態に設けることもでき
る。粘着層の厚さは、アルミニウムコイルの使用目的な
どに応じて決定しうる。一般には1〜500μm、就中
3〜100μm、特に5〜50μmの厚さとされる。なお
設けた粘着層に対してはそれをアルミニウムコイルに仮
着するまでの間、図2の例の如くセパレータ21等で被
覆して汚染等を防止することが好ましい。Al用焼付ラ
ベルのアルミニウムコイルへの仮着には手作業のほか、
ロボット等による自動接着方法なども採ることができ
る。
【0023】加熱処理が施されるアルミニウムコイルへ
の仮着に際しAl用焼付ラベルは、インク情報を付与し
たラベルとされ、かつそのラベルは、コイルテール部等
の温度が150℃以下の部分に仮着される。ラベルの形
成は、図1の例の如くラベル基材1のインク受容層にイ
ンク情報3を付与することにより行うことができる。ラ
ベルは、そのインク情報に加えて孔又は凹凸からなる彫
刻情報やシートを適宜な形態に打抜いた形態情報などの
適宜な情報要素を複合させたものであってもよい。また
インク情報は、手書き方式やパターンマスクを介した塗
布方式、転写紙に設けたパターンの転写方式等の各種印
刷方式にて付与でき、就中ラベルの効率的な臨機形成性
等の点より熱転写方式によるインク情報の付与方式が好
ましい。
の仮着に際しAl用焼付ラベルは、インク情報を付与し
たラベルとされ、かつそのラベルは、コイルテール部等
の温度が150℃以下の部分に仮着される。ラベルの形
成は、図1の例の如くラベル基材1のインク受容層にイ
ンク情報3を付与することにより行うことができる。ラ
ベルは、そのインク情報に加えて孔又は凹凸からなる彫
刻情報やシートを適宜な形態に打抜いた形態情報などの
適宜な情報要素を複合させたものであってもよい。また
インク情報は、手書き方式やパターンマスクを介した塗
布方式、転写紙に設けたパターンの転写方式等の各種印
刷方式にて付与でき、就中ラベルの効率的な臨機形成性
等の点より熱転写方式によるインク情報の付与方式が好
ましい。
【0024】インク情報を形成するインクとしては、顔
料等の着色剤、就中、無機系等の耐熱性の着色剤を用い
た適宜なものを用いることができ、加熱処理による定着
力の向上などを目的にガラスフリットなどを含有してい
てもよい。熱転写によるインク情報は、熱転写プリンタ
とインクシートを用いて付与でき、これにより任意なイ
ンク情報を臨機に、かつ精度よく、しかも効率的に付与
することができる。またその熱転写インク情報を付与し
てなるラベルをその粘着層を介しアルミニウムコイルの
所定温度部分に仮着して焼成処理することにより、その
熱転写インク情報等の付与情報を良好に温存した焼成ラ
ベルとしてアルミニウムコイルに焼付ることができる。
料等の着色剤、就中、無機系等の耐熱性の着色剤を用い
た適宜なものを用いることができ、加熱処理による定着
力の向上などを目的にガラスフリットなどを含有してい
てもよい。熱転写によるインク情報は、熱転写プリンタ
とインクシートを用いて付与でき、これにより任意なイ
ンク情報を臨機に、かつ精度よく、しかも効率的に付与
することができる。またその熱転写インク情報を付与し
てなるラベルをその粘着層を介しアルミニウムコイルの
所定温度部分に仮着して焼成処理することにより、その
熱転写インク情報等の付与情報を良好に温存した焼成ラ
ベルとしてアルミニウムコイルに焼付ることができる。
【0025】前記のインクシートは、例えばインクにバ
インダを添加してフィルムや布等からなる支持基材に保
持させることにより得ることができる。従って熱転写方
式等にて公知のインクやそのインクシートを用いて熱転
写インク情報を形成することができる。耐熱性等の点よ
り好ましいインクシートは、鉄やニッケル、クロムやコ
バルト、銅などの適宜な金属の酸化物からなる金属酸化
物型着色剤と、その着色剤を保持するためのワックスや
樹脂等の適宜な有機バインダを成分とするインクを用い
たものである。就中、焼成後における付与情報の鮮明性
などの点より、着色剤のバインダとして樹脂を用いた樹
脂系インクが好ましく用いうる。
インダを添加してフィルムや布等からなる支持基材に保
持させることにより得ることができる。従って熱転写方
式等にて公知のインクやそのインクシートを用いて熱転
写インク情報を形成することができる。耐熱性等の点よ
り好ましいインクシートは、鉄やニッケル、クロムやコ
バルト、銅などの適宜な金属の酸化物からなる金属酸化
物型着色剤と、その着色剤を保持するためのワックスや
樹脂等の適宜な有機バインダを成分とするインクを用い
たものである。就中、焼成後における付与情報の鮮明性
などの点より、着色剤のバインダとして樹脂を用いた樹
脂系インクが好ましく用いうる。
【0026】インク受容層に付与するインク情報は、任
意であり、例えば印字情報や絵柄パターン、バーコード
パターンなどの、使用目的に応じた適宜なインク情報を
付与してよい。管理ラベルなどではバーコードによる識
別方式が有利である。なお管理ラベル等の識別ラベルを
形成する場合などには、加熱処理後における焼成シート
とインク情報とに良好なコントラスト、ないし色調の相
違が形成されるようにすることが好ましい。
意であり、例えば印字情報や絵柄パターン、バーコード
パターンなどの、使用目的に応じた適宜なインク情報を
付与してよい。管理ラベルなどではバーコードによる識
別方式が有利である。なお管理ラベル等の識別ラベルを
形成する場合などには、加熱処理後における焼成シート
とインク情報とに良好なコントラスト、ないし色調の相
違が形成されるようにすることが好ましい。
【0027】アルミニウムコイルに仮着したラベルの加
熱処理は、アルミニウムコイルの耐熱性などに応じて適
宜な加熱条件で行うことができる。一般には1200℃
以下、就中200〜700℃、特に350〜600℃の
加熱温度とされる。加熱処理により粘着層等の有機成分
は消失しつつ、インク受容層を形成するポリオルガノシ
ロキサン等がインク情報と融和しつつセラミック化し、
焼成ラベル化してアルミニウムコイルに焼付いて固着す
る。
熱処理は、アルミニウムコイルの耐熱性などに応じて適
宜な加熱条件で行うことができる。一般には1200℃
以下、就中200〜700℃、特に350〜600℃の
加熱温度とされる。加熱処理により粘着層等の有機成分
は消失しつつ、インク受容層を形成するポリオルガノシ
ロキサン等がインク情報と融和しつつセラミック化し、
焼成ラベル化してアルミニウムコイルに焼付いて固着す
る。
【0028】従ってAl用焼付ラベルは、例えばスラブ
や圧延箔などの各種のアルミニウムコイルへの絵付け、
着色ないし色別情報やバーコード等からなる識別マーク
の付与などの種々の目的に好ましく用いることができ、
特に圧延工程に供される各種厚さのアルミニウムコイル
の管理ラベルなどとして、自動管理システムの構築など
に好ましく用いうる。
や圧延箔などの各種のアルミニウムコイルへの絵付け、
着色ないし色別情報やバーコード等からなる識別マーク
の付与などの種々の目的に好ましく用いることができ、
特に圧延工程に供される各種厚さのアルミニウムコイル
の管理ラベルなどとして、自動管理システムの構築など
に好ましく用いうる。
【0029】
【実施例】実施例1
MQレジン100部(重量部、以下同じ)及び重量平均
分子量約30万のシリコーンゴム17部(いずれも信越
化学工業社製)、チタン酸カリウム(大塚化学社製)6
0部、エチルセルロース(Hercu1es社製)60部をトル
エンにて均質に混合し、その分散液を厚さ75μmのポ
リエステルフィルム上にドクターブレード法にて塗工し
乾燥させて厚さ70μmのインク受容層を形成し、ラベ
ル基材を得た。
分子量約30万のシリコーンゴム17部(いずれも信越
化学工業社製)、チタン酸カリウム(大塚化学社製)6
0部、エチルセルロース(Hercu1es社製)60部をトル
エンにて均質に混合し、その分散液を厚さ75μmのポ
リエステルフィルム上にドクターブレード法にて塗工し
乾燥させて厚さ70μmのインク受容層を形成し、ラベ
ル基材を得た。
【0030】一方、重量平均分子量約100万のポリブ
チルアクリレート100部を含むトルエン溶液をシリコ
ーン系剥離剤で処理した厚さ70μmのグラシン紙から
なるセパレータ上にドクターブレード法にて塗工し乾燥
させて厚さ15μmの粘着層を形成し、それを前記のイ
ンク受容層面に接着してポリエステルフィルムを剥離
し、Al用焼付ラベルを得た。
チルアクリレート100部を含むトルエン溶液をシリコ
ーン系剥離剤で処理した厚さ70μmのグラシン紙から
なるセパレータ上にドクターブレード法にて塗工し乾燥
させて厚さ15μmの粘着層を形成し、それを前記のイ
ンク受容層面に接着してポリエステルフィルムを剥離
し、Al用焼付ラベルを得た。
【0031】ついで前記Al用焼付ラベルのインク受容
層に、金属酸化物型の黒色顔料を含有する樹脂系インク
を保持させたインクリボンと熱転写プリンタを用いてバ
ーコードからなる熱転写インク情報を付与してラベルと
した後、それをアルミニウムコイルの温度が150℃の
テール部にハンドローラにてその粘着層を介し仮着し、
530℃で12時聞の熱処理を実施して焼付けた。
層に、金属酸化物型の黒色顔料を含有する樹脂系インク
を保持させたインクリボンと熱転写プリンタを用いてバ
ーコードからなる熱転写インク情報を付与してラベルと
した後、それをアルミニウムコイルの温度が150℃の
テール部にハンドローラにてその粘着層を介し仮着し、
530℃で12時聞の熱処理を実施して焼付けた。
【0032】実施例2
チタン酸カリウムに代えて、ホウ酸アルミニウムを用い
たほかは実施例1に準じて、Al用焼付ラベルとラベル
を得、それを用いてアルミニウムコイルのテール部に焼
付けた。
たほかは実施例1に準じて、Al用焼付ラベルとラベル
を得、それを用いてアルミニウムコイルのテール部に焼
付けた。
【0033】比較例1
MQレジンに代えて、シリカ粉末(アエロジル)を用いた
ほかは実施例1に準じて、Al用焼付ラベルとラベルを
得、それを用いてアルミニウムコイルのテール部に焼付
けた。
ほかは実施例1に準じて、Al用焼付ラベルとラベルを
得、それを用いてアルミニウムコイルのテール部に焼付
けた。
【0034】比較例2
MQレジンに代えて、シリコーンゴムを用いたほかは実
施例1に準じて、Al用焼付ラベルとラベルを得、それ
を用いてアルミニウムコイルのテール部に焼付けた。
施例1に準じて、Al用焼付ラベルとラベルを得、それ
を用いてアルミニウムコイルのテール部に焼付けた。
【0035】比較例3
ラベルの仮着箇所をアルミニウムコイルのテール部の1
80℃の部分としたほかは実施例1に準じて焼付け処理
を行った。
80℃の部分としたほかは実施例1に準じて焼付け処理
を行った。
【0036】評価試験
前記の実施例、比較例において、ラベルをアルミニウム
コイルに仮着した際に、膨らみなく均一に貼付けうるか
否かを調べた。また焼付け処理で得られた、白色地の上
に黒色のバーコードからなるインク情報を有する焼成ラ
ベルについて、セロハン系粘着テープによるピッキング
テストにて焼結強度を評価し、また目視にてバブルの有
無を調べた。さらにバーコード検証機にて反射率を評価
した。なお実施例では前記の焼付処理によりラベル基材
のエチルセルロースや粘着層等における有機成分は焼失
した。また焼成ラベルは、MQレジン又は/及びシリコ
ーンゴムがシリカに変質してセラミックとして残存した
ものであった。
コイルに仮着した際に、膨らみなく均一に貼付けうるか
否かを調べた。また焼付け処理で得られた、白色地の上
に黒色のバーコードからなるインク情報を有する焼成ラ
ベルについて、セロハン系粘着テープによるピッキング
テストにて焼結強度を評価し、また目視にてバブルの有
無を調べた。さらにバーコード検証機にて反射率を評価
した。なお実施例では前記の焼付処理によりラベル基材
のエチルセルロースや粘着層等における有機成分は焼失
した。また焼成ラベルは、MQレジン又は/及びシリコ
ーンゴムがシリカに変質してセラミックとして残存した
ものであった。
【0037】前記の結果を次表に示した。
実施例1 実施例2 比較例1 比較例2 比較例3
貼付け性 良好 良好 良好 良好 不良
焼結強度 変化なし 変化なし 破壊 破壊 変化なし
バブル なし なし あり あり あり
反射率(%) 80 50 80 80 80
【図1】Al用焼付ラベル例の断面図
【図2】ラベル基材例の断面図
【符号の説明】
1:ラベル基材(11:インク受容層 12:補強基
材) 2:粘着層 3:インク情報 4:アルミニウムコ
イル
材) 2:粘着層 3:インク情報 4:アルミニウムコ
イル
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 岡崎 功到
大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号日東電
工株式会社内
Fターム(参考) 2H111 CA03 CA05 CA31
Claims (4)
- 【請求項1】 加熱処理が施されるアルミニウムコイル
に焼付られるラベルであり、無機粉末とポリオルガノシ
ロキサンを少なくとも用いた混合物をシート形態に保形
してなるインク受容層が表面に位置するラベル基材の裏
面に粘着層を有して、そのインク受容層にインク情報を
付与してなり、前記コイルの150℃以下の部分に前記
粘着層を介し仮着して加熱処理に供するものであること
を特徴とするAl用焼付ラベル。 - 【請求項2】 請求項1において、ポリオルガノシロキ
サンがMQレジンを含むものであり、アルミニウムコイ
ルの150℃以下の部分がテール部であるAl用焼付ラ
ベル。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、インク受容層
に付与したインク情報が樹脂系インクを熱転写したもの
であるAl用焼付ラベル。 - 【請求項4】 請求項1〜3において、インク受容層に
付与したインク情報がバーコードであり、加熱処理が施
されるアルミニウムコイルが圧延工程に供されるもので
あるAl用焼付ラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001323109A JP2003126911A (ja) | 2001-10-22 | 2001-10-22 | Al用焼付ラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001323109A JP2003126911A (ja) | 2001-10-22 | 2001-10-22 | Al用焼付ラベル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003126911A true JP2003126911A (ja) | 2003-05-08 |
Family
ID=19140050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001323109A Pending JP2003126911A (ja) | 2001-10-22 | 2001-10-22 | Al用焼付ラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003126911A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005021673A1 (ja) | 2003-08-28 | 2005-03-10 | Yushi-Seihin Co., Ltd. | 高温貼り付け可能な耐熱ラベル |
JP2006198560A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Nitto Denko Corp | 印刷用シートの製造方法、印刷用シート及び印刷シート |
US7659005B2 (en) | 2003-08-28 | 2010-02-09 | Yushi-Seihin Co., Ltd. | Heat-resistant label applicable at high temperature |
JP2017087475A (ja) * | 2015-11-05 | 2017-05-25 | セイコーエプソン株式会社 | ラベル生成装置、ラベル、及びラベル生成方法 |
-
2001
- 2001-10-22 JP JP2001323109A patent/JP2003126911A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005021673A1 (ja) | 2003-08-28 | 2005-03-10 | Yushi-Seihin Co., Ltd. | 高温貼り付け可能な耐熱ラベル |
US7659005B2 (en) | 2003-08-28 | 2010-02-09 | Yushi-Seihin Co., Ltd. | Heat-resistant label applicable at high temperature |
JP2006198560A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Nitto Denko Corp | 印刷用シートの製造方法、印刷用シート及び印刷シート |
JP4685460B2 (ja) * | 2005-01-21 | 2011-05-18 | 日東電工株式会社 | 印刷用シートの製造方法、印刷用シート及び印刷シート |
JP2017087475A (ja) * | 2015-11-05 | 2017-05-25 | セイコーエプソン株式会社 | ラベル生成装置、ラベル、及びラベル生成方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060808 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061005 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070213 |