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JP2003119191A - ベンゾアゼピン誘導体、その製造法および用途 - Google Patents

ベンゾアゼピン誘導体、その製造法および用途

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Publication number
JP2003119191A
JP2003119191A JP2002229553A JP2002229553A JP2003119191A JP 2003119191 A JP2003119191 A JP 2003119191A JP 2002229553 A JP2002229553 A JP 2002229553A JP 2002229553 A JP2002229553 A JP 2002229553A JP 2003119191 A JP2003119191 A JP 2003119191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optionally substituted
phenyl
compound
group
benzazepine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002229553A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Shiraishi
充 白石
Masanori Baba
昌範 馬場
Masaki Seto
雅樹 瀬戸
Yoshio Aramaki
慶夫 荒牧
Naoyuki Kanzaki
直之 神崎
Naoki Miyamoto
直樹 宮本
Yuji Iizawa
祐史 飯澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP2002229553A priority Critical patent/JP2003119191A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規ベンゾアゼピン誘導体、その製造法およ
び用途を提供する。 【解決手段】 式 【化1】 [式中、Rは置換基有する芳香環を、Rは低級アル
キル基等を、Yは置換されていてもよいイミノ基を、環
Aおよび環Bはそれぞれさらに置換されていてもよい芳
香環を示し、Wは−W−X−W−(WおよびW
はそれぞれS(O)m(mは0、1または2を示す)
等を、Xは置換されていてもよいアルキレン基等)を
示す。]で表される化合物またはその塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規ベンゾアゼピ
ン誘導体、その製造法および用途に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、AIDS(後天性免疫不全症候
群)の治療法としてHIV(ヒト免疫不全ウイルス)プ
ロテアーゼ阻害剤が開発され、従来から使用されてきた
2つのHIV逆転写酵素阻害剤と組み合わせることによ
り、AIDSの治療が格段に進歩したが、AIDS撲滅
のためには未だ十分とは言えず、さらに別の作用機構に
基づく新しい抗AIDS薬の開発が望まれている。HI
Vが標的細胞に侵入する際のレセプターとして、CD4
が以前から知られているが、最近になってマクロファー
ジ指向性HIVのセカンドレセプターとしてCCR5、
T細胞指向性のセカンドレセプターとしてCXCR4と
呼ばれる7回膜貫通型でGタンパク質共役型ケモカイン
レセプターがそれぞれ見い出されており、これらのケモ
カインレセプターがHIVの感染成立・伝播に必須の役
割を果たしていると考えられている。事実、度重なる暴
露にもかかわらずHIV感染に抵抗性を示したヒトは、
そのCCR5遺伝子がホモに欠失した変異をもっていた
との報告もある。したがって、CCR5拮抗物質は、新
しい抗HIV薬となることが期待されるが、現在までに
CCR5拮抗物質がAIDSの治療薬として開発された
例は未だない。また、特開2001−058992号公
報および特開2001−026586号公報にはCCR
5拮抗作用を有する化合物がAIDSの予防治療薬とし
て有用であることが記載されているが、当該化合物は、
本願の化合物とは構造が異なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】CCR5拮抗作用に基
づく抗AIDS薬を探索するためには、CCR5遺伝子
をヒト組織由来のcDNAライブラリーよりクローン化
して動物細胞用発現ベクターに連結し、動物細胞に導入
してCCR5発現細胞株を取得する必要がある。次にこ
の形質転換細胞株を用いて、天然のリガンドであるCC
ケモカインRANTESがCCR5に結合するのを強く阻害す
る化合物をスクリーニングしなければならないが、本拮
抗作用を有する経口投与に適した低分子化合物の報告は
殆どなされていないのが現状である。本発明は、CCR
5拮抗作用に基づき、HIV感染症、特にAIDSの予
防・治療薬として有用であり、経口投与に適した新規ア
リニド誘導体、その製造法および用途を提供するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、CCR5
拮抗作用を有する化合物につき鋭意検討した結果、下記
式(I)で表わされるベンゾアゼピン誘導体またはその
塩(以下、化合物(I)と略称することがある)が、C
Cケモカイン受容体(CCR)拮抗作用、特に、優れた
CCR5拮抗作用を示すとともに、ヒト末梢血単核球細
胞へのHIV感染を顕著に抑制するなどの臨床上望まし
い医薬効果を有すること、さらに経口での吸収性が優れ
ていることを見い出し、これに基づいて本発明を完成し
た。
【0005】すなわち、本発明は、 (1)式(I)
【化6】 [式中、Rは式 R−Z−X−Z−(式中、R
は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示
し、Xは置換されていてもよいアルキレン鎖を示し、
およびZはそれぞれヘテロ原子を示す。)で表さ
れる置換基を有し、さらに置換基を有していてもよい5
または6員芳香環を示し、Rで示される基は該5または
6員芳香環と結合して環を形成していてもよく、R
水素原子、置換されていてもよい低級アルキル基、置換
されていてもよい低級アルコキシ基またはハロゲン原子
を示し、Yは置換されていてもよいイミノ基を示し、環
Aおよび環Bはそれぞれさらに置換されていてもよい芳
香環を示し、Wは式−W−X−W−(Wおよび
はそれぞれO、S(O)m1(m1は0、1または
2を示す)、置換されていてもよいイミノ基または結合
手を示し、Xは置換されていてもよいアルキレン基、
置換されていてもよいアルケニレン基または結合手を示
す)で表される基を示す。]で表される化合物またはそ
の塩。 (2)上記(1)記載の化合物のプロドラッグ; (3)Rの5または6員芳香環がベンゼンである上記
(1)記載の化合物; (4)Rがハロゲン化されていてもよい低級アルキル基
である上記(1)記載の化合物; (5)Xが−(CH)−(nは1〜4の整数を示
す)である上記(1)記載の化合物; (6)Zが−O−である上記(1)記載の化合物; (7)Zが−O−である上記(1)記載の化合物; (8)Yが−N(R5’)−(R5’は水素原子、置換さ
れていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい5ま
たは6員の芳香族複素環基または置換されていてもよい
アシル基を示す)である上記(1)記載の化合物; (9)R5’が置換されていてもよいC1−4アルキ
ル、置換されていてもよいベンジルまたは置換されてい
てもよい5または6員の芳香族複素環基である上記
(8)記載の化合物; (10)環Aが置換されていてもよいベンゼン環、置換
されていてもよいピリジン環、置換されていてもよいピ
リダジン環または置換されていてもよいベンズイミダゾ
ール環である上記(1)記載の化合物; (11)環Bが置換されていてもよい低級アルキル基で
置換されたイミダゾール環または置換されていてもよい
低級アルキル基で置換されたトリアゾール環である上記
(1)記載の化合物; (12)WおよびWのいずれか一方がO、S(O)
m1(m1は0、1または2)または−N(R)−
(Rは水素原子または置換されていてもよい低級アル
キル基を示す)で、他方が結合手であり、Xが−(C
)−(pは1ないし3の整数を示す)であるかま
たはWが−CH(OH)−である上記(1)記載の化合
物; (13)環Aがベンゼン環であり、環Bが置換されてい
てもよいイミダゾール環または置換されていてもよいト
リアゾール環であり、WおよびWのいずれか一方が
S(O)m1(m1は0、1または2)で、他方が結合
手であり、Xが−(CH)−(pは1ないし3の整
数を示す)またはWが−CH(OH)−である上記
(1)記載の化合物; (14)
【化7】 である上記(1)記載の化合物; (15)SOの立体配置が(S)配位である請求項14
記載の化合物; (16)(−)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)
フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[[1−プ
ロピルイミダゾール−5−イル]メチル]スルフィニ
ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド、(−)−7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−N−[4
−[[[1−プロピルイミダゾール−5−イル]メチ
ル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド、(−)−7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロ
ピル−N−[4−(4−プロピル−4H−1,2,4−
トリアゾール−3−イルメチルスルフィニル)フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−
4−カルボキサミド、(−)−1−イソブチル−7−
[4−(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[[1−プロピルイミダゾール−5−イル]メ
チル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド、(+)−7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]−3−トリフルオロメチルフェニル]−1
−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミドまたはその塩である請求項1
記載の化合物; (17)式
【化8】 (式中、各記号は上記(1)記載と同意義)で表される
化合物、その塩またはその反応性誘導体と式
【化9】 (式中、各記号は上記(1)記載と同意義)で表される
化合物またはその塩とを縮合反応に付すことを特徴とす
る式
【化10】 (式中、各記号は上記(1)記載と同意義)で表される
化合物またはその塩の製造法; (18)上記(1)記載の化合物またはそのプロドラッ
グを含有する医薬組成物; (19)CCケモカイン受容体拮抗剤である上記(1
8)記載の組成物; (20)CCR5拮抗剤および/またはCCR2拮抗剤
である上記(18)記載の組成物; (21)HIV感染症、慢性関節リウマチ、自己免疫疾
患、アレルギー性疾患、虚血性脳細胞障害、心筋梗塞、
腎炎・腎症または動脈硬化の予防・治療剤である上記
(18)記載の組成物; (22)輸血用血液または血液製剤である上記(18)
記載の組成物; (23)臓器または骨髄移植時における移植片対宿主病
および/または拒絶反応の予防・治療剤である上記(1
8)記載の組成物;などに関する。
【0006】上記式(I)中、Rで示される「式 R
−Z−X−Z−(式中、Rは水素原子または置換
されていてもよい炭化水素基を示し、Xは置換されて
いてもよいアルキレン鎖を示し、ZおよびZはそれ
ぞれヘテロ原子を示す。)で表される置換基を有し、さ
らに置換基を有していてもよい5〜6員芳香環」の「5
〜6員芳香環」としては、ベンゼンなどの6員の芳香族
炭化水素、フラン、チオフェン、ピロール、イミダゾー
ル、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチア
ゾール、イソキサゾール、テトラゾール、ピリジン、ピ
ラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアゾールなどの
窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2
種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の芳香族複
素環、などが挙げられるが、なかでもベンゼン、フラ
ン、チオフェン、ピリジンなどが好ましく、ベンゼン、
フランまたはチオフェンがより好ましく、とりわけベン
ゼンが好ましい。
【0007】Rで示される「置換されていてもよい炭化
水素基」の「炭化水素基」としては、例えば、 (1)アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、
tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペン
チル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル
などのC1−10アルキル、好ましくは低級
(C1−6)アルキル、さらに好ましくは低級(C
−4)アルキルなどが挙げられる); (2)シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シク
ロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘ
プチルなどのC3−7シクロアルキルなどが挙げられ
る); (3)アルケニル(例えば、アリル(allyl)、クロチ
ル、2−ペンテニル、3−ヘキセニルなどの炭素数2〜
10のアルケニル、好ましくは低級(C2−6)アルケ
ニルなどが挙げられる); (4)シクロアルケニル(例えば、2−シクロペンテニ
ル、2−シクロヘキセニル、2−シクロペンテニルメチ
ル、2−シクロヘキセニルメチルなど炭素数3〜7のシ
クロアルケニルなどが挙げられる); (5)アルキニル(例えば、エチニル、1−プロピニ
ル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ペンチニル、
3−ヘキシニルなどの炭素数2〜10のアルキニル、好
ましくは低級(C2−6)アルキニルなどが挙げられ
る); (6)アラルキル(例えば、フェニル−C1−4アルキ
ル(例、ベンジル、フェネチルなど)などが挙げられ
る); (7)アリール(例えば、フェニル、ナフチルなどが挙
げられる); (8)シクロアルキル−アルキル(例えば、シクロプロ
ピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチ
ル、シクロヘキシルメチル、シクロヘプチルメチルなど
のC3−7シクロアルキル−C1−4アルキルなどが挙
げられる);などが挙げられ、上記した(1)アルキ
ル、(2)シクロアルキル、(3)アルケニル、(4)
シクロアルケニル、(5)アルキニル、(6)アラルキ
ル、(7)アリールおよび(8)シクロアルキル−アル
キルが有していてもよい置換基としては、ハロゲン
(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シ
アノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、
チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されてい
てもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキル
アミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロ
ール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモル
ホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状
アミノなど)、エステル化またはアミド化されていても
よいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アル
コキシカルボニル、カルバモイル、モノC 1−4アルキ
ルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルな
ど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル
(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハ
ロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオ
ロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、C1−4
ルキレンジオキシ(例、−O−CH−O−、−O−C
−CH−O−など)、置換されていてもよいスル
ホンアミド〔例、置換されていてもよいアミノ基(例、
アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アル
キルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペ
リジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミ
ダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)が−SO
−に結合して形成される基など〕、ホルミル、C2−4
アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C
1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エ
タンスルホニルなど)、置換されていてもよい複素環基
などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ま
しい。ここで、Rで示される「置換されていてもよい炭
化水素基」の置換基としての「置換されていてもよい複
素環基」における「複素環基」としては、芳香族複素環
または非芳香族複素環から1個の水素原子を取り除いて
形成される基などが挙げられる。該芳香族複素環として
は、例えば、フラン、チオフェン、ピロール、イミダゾ
ール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチ
アゾール、イソキサゾール、テトラゾール、ピリジン、
ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアゾール、オ
キサジアゾール、チアジアゾールなどの窒素原子、硫黄
原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子
1〜4個を含有する5〜6員の芳香族複素環などが挙げ
られ、該非芳香族複素環としては、例えば、テトラヒド
ロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジオキソラン、ジ
チオラン、オキサチオラン、ピロリジン、ピロリン、イ
ミダゾリジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、ピラゾリ
ン、ピペリジン、ピペラジン、オキサジン、オキサジア
ジン、チアジン、チアジアジン、モルホリン、チオモル
ホリン、ピラン、テトラヒドロピランなどの窒素原子、
硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ
原子1〜4個を含有する5〜6員の非芳香族複素環およ
び前記芳香族複素環の一部または全部の結合が飽和の結
合である非芳香族複素環など(好ましくは、ピラゾー
ル、チアゾール、オキサゾール、テトラゾールなどの芳
香族複素環)が挙げられる。Rで示される「置換されて
いてもよい炭化水素基」の置換基としての「置換されて
いてもよい複素環基」における「複素環基」は、置換可
能な任意の位置に1〜3個の置換基を有していてもよ
く、かかる置換基としては、例えば、ハロゲン(例、フ
ッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水
酸基、置換されていてもよいチオール基(例、チオー
ル、C1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよ
いアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミ
ノ、ジC1− アルキルアミノ、テトラヒドロピロー
ル、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホ
リン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状ア
ミノなど)、エステル化またはアミド化されていてもよ
いカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコ
キシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキル
カルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルな
ど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル
(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハ
ロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオ
ロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、C1−
ルキレンジオキシ(例、−O−CH−O−、−O−C
−CH−O−など)、置換されていてもよいスル
ホンアミド〔例、置換されていてもよいアミノ基(例、
アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アル
キルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペ
リジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミ
ダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)が−SO
−に結合して形成される基など〕、ホルミル、C2−4
アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C
1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エ
タンスルホニルなど)など(好ましくは、C1−4アル
キルなど)が挙げられる。また、式 R−Z−X
−(式中、各記号は前記と同意義を示す。)で表さ
れる基が1価の基である(5〜6員芳香環と結合して環
を形成しない)場合、Rとしては、置換されていてもよ
いアルキル基が好ましく、ハロゲン化されていてもよい
低級アルキル基がより好ましく、とりわけ、ハロゲン化
されていてもよいC1−4アルキル基が好ましい。
【0008】Xで示される「置換されていてもよいア
ルキレン鎖」としては、例えば、置換基を有していても
よく、直鎖状または分枝状であってもよいC1−6アル
キレンなどが挙げられるが、該アルキレン鎖における直
鎖部分の炭素原子数は1ないし4個であることが好まし
く、とりわけ、Xとしては、置換されていてもよい直
鎖状のC1−4アルキレン(好ましくはエチレンまたは
プロピレン)が好ましい。Xで示される「置換されて
いてもよいアルキレン鎖」における「アルキレン鎖」
が有していてもよい置換基としては、直鎖部分を構成す
る2価の鎖に結合可能なものであればいずれでもよい
が、例えば、炭素数1〜6の低級アルキル(例、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、
イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシルなど)、低級
(C3−7)シクロアルキル(例、シクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロ
ヘプチルなど)、ホルミル、低級(C2−7)アルカノ
イル(例、アセチル、プロピオニル、ブチリルなど)、
エステル化されていてもよいホスホノ基、エステル化さ
れていてもよいカルボキシル基、水酸基、オキソなどが
挙げられ、好ましくは、炭素数1〜6の低級アルキル
(好ましくは、C1−3アルキル)、水酸基、オキソな
どが挙げられる。該エステル化されていてもよいホスホ
ノ基としては、P(O)(OR7a)(OR 8a) [式中、
7aおよびR8aはそれぞれ水素、炭素数1〜6のア
ルキル基または炭素数3〜7のシクロアルキル基を示
し、R7aおよびR8aは互いに結合して5〜7員環を
形成していてもよい]で表されるものが挙げられる。上
記式中、R7aおよびR8aで表される炭素数1〜6の
アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、te
rt−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチ
ル、ヘキシルなどが挙げられ、炭素数3〜7のシクロア
ルキルとしては、シクロプロピル、シクロブチル、シク
ロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどが挙
げられるが、好ましくは、鎖状の炭素数1〜6の低級ア
ルキル、さらに好ましくは炭素数1〜3の低級アルキル
が挙げられる。R7aおよびR8aとしては、同一であ
っても異なっていてもよいが、同一であることが好まし
い。また、R7aおよびR 8aは互いに結合して5〜7
員環を形成する場合、R7aとR8aとが互いに結合し
て、−(CH)−、−(CH)−、−(CH)
で表される直鎖状のC2−4アルキレン側鎖を形成す
る。該側鎖は置換基を有していてもよく、例えばかかる
置換基としては、水酸基、ハロゲンなどが挙げられる。
該エステル化されていてもよいカルボキシル基のエステ
ル体としては、カルボキシル基と炭素数1〜6のアルキ
ル基または炭素数3〜7のシクロアルキル基とが結合し
たもの、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、s
ec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボ
ニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカル
ボニル等が挙げられる。Xとしては、置換されていて
もよいC1−4アルキレン、なかでもC1−3アルキ
ル、水酸基またはオキソで置換されていてもよいC
1−4アルキレンが好ましく、とりわけ、式−(CH)
−(nは1〜4の整数を示す)で表される基が好まし
い。
【0009】ZおよびZで示されるヘテロ原子とし
ては、例えば、−O−、−S(O) −(m2は0〜2
の整数を示す)、−N(R)−(Rは水素原子または
置換されていてもよい低級アルキル基を示す)などが挙
げられるが、Zとしては−O−または−S(O)m2
(m2は0〜2の整数を示す)が好ましく、−O−がよ
り好ましい。また、Zとしては、−O−または−N
(R)−(Rは水素原子または置換されていてもよい
低級アルキル基を示す)が好ましく、−O−がより好ま
しい。Rで示される置換されていてもよい低級アルキ
ル基としては、Rで示される「置換されていてもよい炭
化水素基」として例示された「置換されていてもよい低
級アルキル基」と同様なものが挙げられる。
【0010】Rで示される「式 R−Z−X−Z
−(式中、各記号は前記と同意義を示す。)で表され
る置換基を有し、さらに置換基を有していてもよい5〜
6員芳香環」の「5〜6員環」が、式 R−Z−X
−Z−で表される基以外に有していてもよい「置換
基」としては、例えば、ハロゲン原子、ニトロ、シア
ノ、置換されていてもよいアルキル、置換されていても
よいシクロアルキル、置換されていてもよい水酸基、置
換されていてもよいチオール基(硫黄原子は酸化されて
いてもよく、置換されていてもよいスルフィニル基また
は置換されていてもよいスルホニル基を形成していても
よい)、置換されていてもよいアミノ基、置換されてい
てもよいアシル基、エステル化またはアミド化されてい
てもよいカルボキシル基、置換されていてもよい芳香族
基などが用いられる。
【0011】Rの置換基としてのハロゲンの例として
は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが挙げられ、とり
わけフッ素および塩素が好ましい。Rの置換基として
の置換されていてもよいアルキルにおけるアルキルとし
ては、直鎖状または分枝状の炭素数1〜10のアルキ
ル、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどのC
1−10アルキル、好ましくは低級(C1−6)アルキ
ルが挙げられる。該置換されていてもよいアルキルにお
ける置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭
素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換され
ていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アル
キルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、
アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アル
キルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペ
リジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミ
ダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル
化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基
(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、
カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジ
1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化され
ていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、
トリフルオロエトキシなど)、ハロゲン化されていても
よいC1−4アルコキシ−C1−4アルコキシ(例、メ
トキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキ
シ、トリフルオロメトキシエトキシ、トリフルオロエト
キシエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル
(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキ
ルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニ
ルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3
個が好ましい。Rの置換基としての置換されていても
よいシクロアルキルにおけるシクロアルキルとしては、
例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7
クロアルキルなどが挙げられる。該置換されていてもよ
いシクロアルキルにおける置換基としては、ハロゲン
(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シ
アノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、
チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されてい
てもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキル
アミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロ
ール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモル
ホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状
アミノなど)、エステル化またはアミド化されていても
よいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アル
コキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキ
ルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルな
ど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル
(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハ
ロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオ
ロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、
2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルな
ど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホ
ニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基
の数としては、1〜3個が好ましい。
【0012】Rの置換基としての置換されていてもよ
い水酸基における置換基としては、 (1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、
イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好
ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられ
る); (2)置換されていてもよく、ヘテロ原子を含有してい
てもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロ
ヘプチルなどのC3−7シクロアルキル;テトラヒドロ
フラニル、テトラヒドロチエニル、ピロリジニル、ピラ
ゾリジニル、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニ
ル、チオモルホリニル、テトラヒドロピラニル、テトラ
ヒドロチオピラニルなどの1〜2個のヘテロ原子を含有
する飽和の5〜6員複素環基など(好ましくはテトラヒ
ドロピラニルなど);などが挙げられる); (3)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリ
ル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニ
ルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級
(C2−6)アルケニルなどが挙げられる); (4)置換されていてもよいシクロアルケニル(例え
ば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2
−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチ
ルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられ
る); (5)置換されていてもよいアラルキル(例えば、フェ
ニル−C1−4アルキル(例、ベンジル、フェネチルな
ど)などが挙げられる); (6)ホルミルまたは置換されていてもよいアシル(例
えば、炭素数2〜4のアルカノイル(例、アセチル、プ
ロピオニル、ブチリル、イソブチリルなど)、炭素数1
〜4のアルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エ
タンスルホニルなど)などが挙げられる); (7)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニ
ル、ナフチルなどが挙げられる)などの置換基が挙げら
れ、上記した(1)置換されていてもよいアルキル、
(2)置換されていてもよいシクロアルキル、(3)置
換されていてもよいアルケニル、(4)置換されていて
もよいシクロアルケニル、(5)置換されていてもよい
アラルキル、(6)置換されていてもよいアシル、およ
び(7)置換されていてもよいアリールが有していても
よい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭
素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換され
ていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アル
キルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、
アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アル
キルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペ
リジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミ
ダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル
化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基
(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、
カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジ
1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化され
ていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチ
ル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよ
いC1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオ
ロエトキシなど;好ましくはハロゲン化されていてもよ
いC1−4アルコキシ)、ホルミル、C2−4アルカノ
イル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4
ルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスル
ホニルなど)、置換されていてもよい5〜6員の芳香族
複素環〔例、フラン、チオフェン、ピロール、イミダゾ
ール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチ
アゾール、イソキサゾール、テトラゾール、ピリジン、
ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアゾールなど
の窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜
2種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の芳香族
複素環など;該複素環が有していてもよい置換基として
は、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素な
ど)、ニトロ、シアノ、水酸基、チオール基、アミノ
基、カルボキシル基、ハロゲン化されていてもよいC
1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エ
チルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アル
コキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキ
シ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシな
ど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチ
ル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル
(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)など
が挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好まし
い。〕などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個
が好ましい。
【0013】Rの置換基としての置換されていてもよ
いチオール基における置換基としては、上記した「R
の置換基としての置換されていてもよい水酸基における
置換基」と同様なものが挙げられるが、なかでも (1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、
イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好
ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられ
る); (2)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアル
キルなどが挙げられる); (3)置換されていてもよいアラルキル(例えば、フェ
ニル−C1−4アルキル(例、ベンジル、フェネチルな
ど)などが挙げられる); (4)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニ
ル、ナフチルなど)などが好ましく、上記した(1)置
換されていてもよいアルキル、(2)置換されていても
よいシクロアルキル、(3)置換されていてもよいアラ
ルキル、および(4)置換されていてもよいアリールが
有していてもよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ
素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸
基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、
1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいア
ミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジ
1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペ
ラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピ
ロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノな
ど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカル
ボキシル基(例、カルボキシル、C −4アルコキシカ
ルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバ
モイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロ
ゲン化されていてもよいC1− アルキル(例、トリフ
ルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化され
ていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、
トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、C2− アル
カノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C
1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エ
タンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数とし
ては、1〜3個が好ましい。
【0014】Rの置換基としての置換されていてもよ
いアミノ基の置換基としては、上記した「Rの置換基
としての置換されていてもよい水酸基における置換基」
と同様な置換基を1〜2個有していてもよいアミノ基な
どが挙げられるが、なかでも (1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、
イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好
ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられ
る); (2)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアル
キルなどが挙げられる); (3)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリ
ル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニ
ルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級
(C2−6)アルケニルなどが挙げられる); (4)置換されていてもよいシクロアルケニル(例え
ば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2
−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチ
ルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられ
る); (5)ホルミルまたは置換されていてもよいアシル(例
えば、炭素数2〜4のアルカノイル(例、アセチル、プ
ロピオニル、ブチリル、イソブチリルなど)、炭素数1
〜4のアルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エ
タンスルホニルなど)などが挙げられる); (6)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニ
ル、ナフチルなどが挙げられる)などが好ましく、
【0015】上記した(1)置換されていてもよいアル
キル、(2)置換されていてもよいシクロアルキル、
(3)置換されていてもよいアルケニル、(4)置換さ
れていてもよいシクロアルケニル、(5)置換されてい
てもよいアシル、および(6)置換されていてもよいア
リールが有していてもよい置換基としては、ハロゲン
(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シ
アノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、
チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されてい
てもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキル
アミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロ
ール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモル
ホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状
アミノなど)、エステル化またはアミド化されていても
よいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アル
コキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキ
ルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルな
ど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルキル
(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハ
ロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオ
ロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、
2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルな
ど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホ
ニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基
の数としては、1〜3個が好ましい。また、Rの置換
基としての置換されていてもよいアミノ基は、アミノ基
の置換基同士が結合して、環状のアミノ基(例えば、テ
トラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホ
リン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの
5〜6員の環状アミノなど)を形成していてもよい。該
環状アミノ基は、置換基を有していてもよく、かかる置
換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨ
ウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていて
もよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチ
オなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミ
ノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキル
アミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジ
ン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾ
ールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化ま
たはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カ
ルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモ
イル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−
アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていても
よいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチ
ル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC
1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエ
トキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、
アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスル
ホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルな
ど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が
好ましい。
【0016】Rの置換基としての置換されていてもよ
いアシル基としては、 (1)水素、 (2)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、
イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好
ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられ
る); (3)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアル
キルなどが挙げられる); (4)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリ
ル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニ
ルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級
(C2−6)アルケニルなどが挙げられる); (5)置換されていてもよいシクロアルケニル(例え
ば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2
−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチ
ルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられ
る); (6)置換されていてもよい5〜6員の単環の芳香族基
(例えば、フェニル、5〜6員の芳香族複素環基(例え
ば、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラ
ゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、
イソキサゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピラジル、
ピリミジニル、ピリダジニル、トリアゾリルなどの窒素
原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜2種の
ヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の芳香族複素環
基など;好ましくは、ピリジル、チエニルなど)などが
挙げられる); (7)置換されていてもよい5〜6員の単環の非芳香族
複素環基(例えば、テトラヒドロフラン、テトラヒドロ
チオフェン、ジオキソラン、ジチオラン、オキサチオラ
ン、ピロリジン、ピロリン、イミダゾリジン、イミダゾ
リン、ピラゾリジン、ピラゾリン、ピペリジン、ピペラ
ジン、オキサジン、オキサジアジン、チアジン、チアジ
アジン、モルホリン、チオモルホリン、ピラン、テトラ
ヒドロピランなどの窒素原子、硫黄原子および酸素原子
から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜4個を含有する
5〜6員の単環の非芳香族複素環から1個の水素原子を
取り除いて形成される基など;好ましくは、ジオキソラ
ニルなどが挙げられる。)などがカルボニル基またはス
ルホニル基と結合したもの(例、アセチル、プロピオニ
ル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリ
ル、ピバロイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタ
ノイル、シクロブタンカルボニル、シクロペンタンカル
ボニル、シクロヘキサンカルボニル、シクロヘプタンカ
ルボニル、クロトニル、2−シクロヘキセンカルボニ
ル、ベンゾイル、ニコチノイル、メタンスルホニル、エ
タンスルホニル等)が挙げられ、上記した(2)置換さ
れていてもよいアルキル、(3)置換されていてもよい
シクロアルキル、(4)置換されていてもよいアルケニ
ル、(5)置換されていてもよいシクロアルケニル、
(6)置換されていてもよい5〜6員の単環の芳香族基
および(7)置換されていてもよい5〜6員の単環の非
芳香族複素環基が有していてもよい置換基としては、ハ
ロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニト
ロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基
(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換さ
れていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4
ルキルアミノ、ジC 1−4アルキルアミノ、テトラヒド
ロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チ
オモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員
の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されて
いてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C
1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC
1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカル
バモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4
アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルな
ど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ
(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ト
リフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、C
1−4アルキレンジオキシ(例、−O−CH−O−、
−O−CH−CH−O−など)、置換されていても
よいスルホンアミド〔例、置換されていてもよいアミノ
基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC
1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラ
ジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロ
ール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)
が−SO−に結合して形成される基など〕、ホルミ
ル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニ
ルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンス
ルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置
換基の数としては、1〜3個が好ましい。
【0017】Rの置換基としてのエステル化されてい
てもよいカルボキシル基としては、 (1)水素、 (2)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、
イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好
ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられ
る); (3)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアル
キルなどが挙げられる); (4)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリ
ル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニ
ルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級
(C2−6)アルケニルなどが挙げられる); (5)置換されていてもよいシクロアルケニル(例え
ば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2
−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチ
ルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられ
る); (6)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニ
ル、ナフチルなど)などがカルボニルオキシ基と結合し
たもの、好ましくはカルボキシル、低級(C1− )ア
ルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル(例、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシ
カルボニル、フェノキシカルボニル、ナフトキシカルボ
ニルなど)などが挙げられ、上記した(2)置換されて
いてもよいアルキル、(3)置換されていてもよいシク
ロアルキル、(4)置換されていてもよいアルケニル、
(5)置換されていてもよいシクロアルケニル、および
(6)置換されていてもよいアリールが有していてもよ
い置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭
素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換され
ていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アル
キルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、
アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1− アル
キルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペ
リジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミ
ダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル
化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基
(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、
カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジ
1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化され
ていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチ
ル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよ
いC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオ
ロエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル
(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキ
ルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニ
ルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3
個が好ましい。また、Rの置換基としてのアミド化さ
れていてもよいカルボキシル基としては、上記した「R
の置換基としての置換されていてもよいアミノ基」と
同様な「置換されていてもよいアミノ基」などがカルボ
ニル基と結合したもの、好ましくはカルバモイル、モノ
1−6アルキルカルバモイル、ジC1−6アルキルカ
ルバモイルなどが挙げられる。
【0018】Rの置換基としての置換されていてもよ
い芳香族基における芳香族基としては、フェニル、ピリ
ジル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピ
ラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリ
ル、イソキサゾリル、テトラゾリル、ピラジニル、ピリ
ミジニル、ピリダジニル、トリアゾリル、オキサジアゾ
リル、チアジアゾリル等の5〜6員の同素または複素環
芳香族基、ベンゾフラン、インドール、ベンゾチオフェ
ン、ベンズオキサゾール、ベンズチアゾール、インダゾ
ール、ベンズイミダゾール、キノリン、イソキノリン、
キノキサリン、フタラジン、キナゾリン、シンノリン、
イミダゾピリジンなどの縮環複素環芳香族基などが挙げ
られる。これらの芳香族基の置換基としては、ハロゲン
(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シ
アノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、
チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されてい
てもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキル
アミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロ
ール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモル
ホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状
アミノなど)、エステル化またはアミド化されていても
よいカルボキシル基(例、カルボキシル、C −4アル
コキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキ
ルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルな
ど)、ハロゲン化されていてもよいC1− アルキル
(例、トリフルオロメチル、メチル、エチルなど)、ハ
ロゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオ
ロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ホルミル、
2− アルカノイル(例、アセチル、プロピオニルな
ど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホ
ニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基
の数としては、1〜3個が好ましい。かかるRの置換
基は、1〜4個(好ましくは、1〜2個)同一または異
なって環のいずれの位置に置換していてもよい。
【0019】また、Rで示される基が5〜6員芳香環と
結合して環を形成する場合、式 R−Z−X−Z
−(式中、各記号は前記と同意義;Rとしては水素原子
が好ましい)で表される基は、例えば、低級
(C1−6)アルキレンジオキシ(例、−O−CH
O−、−O−CH−CH−O−、−O−CH−C
−CH−O−など)、オキシ低級(C1−6)ア
ルキレンアミノ(例、−O−CH −NH−、−O−C
−CH−NH−など)、オキシ低級(C1−6
アルキレンチオ(例、−O−CH−S−、−O−CH
−CH−S−など)、低級(C1−6)アルキレン
ジアミノ(例、−NH−CH−NH−、−NH−CH
−CH−NH−など)、チア低級(C1−6)アル
キレンアミノ(例、−S−CH−NH−、−S−CH
−CH−NH−など)、などの2価の基を形成す
る。Rで示される「式 R−Z−X−Z−(式
中、各記号は前記と同意義を示す。)で表される置換基
を有し、さらに置換基を有していてもよい5〜6員芳香
環」の「5〜6員環」が、式 R−Z−X−Z
で表される基以外に有していてもよい「置換基」として
は、とりわけ、ハロゲン化または低級(C −4)アル
コキシ化されていてもよい低級(C1−4)アルキル
(例、メチル、エチル、t−ブチル、トリフルオロメチ
ル、メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチ
ル、ブトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエチ
ル、プロポキシエチル、ブトキシエチルなど)、ハロゲ
ン化または低級(C1−4)アルコキシ化されていても
よい低級(C1−4)アルコキシ(例、メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、ブトキシ、t−ブトキシ、トリフル
オロメトキシ、メトキシメトキシ、エトキシメトキシ、
プロポキシメトキシ、ブトキシメトキシ、メトキシエト
キシ、エトキシエトキシ、プロポキシエトキシ、ブトキ
シエトキシ、メトキシプロポキシ、エトキシプロポキ
シ、プロポキシプロポキシ、ブトキシプロポキシな
ど)、ハロゲン(例、フッ素、塩素など)、ニトロ、シ
アノ、1〜2個の低級(C1−4)アルキル、ホルミル
または低級(C2-4)アルカノイルで置換されていても
よいアミノ(例、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミ
ノ、ホルミルアミノ、アセチルアミノなど)、5〜6員
の環状アミノ(例、1−ピロリジニル、1−ピペラジニ
ル、1−ピペリジニル、4−モルホリノ、4−チオモル
ホリノ、1−イミダゾリル、4−テトラヒドロピラニル
など)などが挙げられる。また、Rがベンゼンである
場合、式 R−Z−X−Z−で表される基の置換
位置としては、パラ位が好ましく、式 R−Z−X
−Z−で表される基以外に「5〜6員芳香環」が有し
ていてもよい「置換基」の置換位置としては、メタ位が
好ましい。
【0020】上記式中、Yで示される「置換されていて
もよいイミノ基」としては、例えば、式−N(R)−
〔式中、Rは水素原子または置換基を示す。〕で表さ
れる2価の基などが挙げられる。Rとしては、水素原
子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていて
もよい複素環基、置換されていてもよい水酸基、置換さ
れていてもよいチオール基(硫黄原子は酸化されていて
もよく、置換されていてもよいスルフィニル基または置
換されていてもよいスルホニル基を形成していてもよ
い)、置換されていてもよいアミノ基、エステル化また
はアミド化されていてもよいカルボキシル基、置換され
ていてもよいアシル基などが好ましく、水素原子、置換
されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい5
または6員の芳香族複素環基、置換されていてもよいア
シル基などがさらに好ましい。Rの好ましい態様とし
ては、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置
換されていてもよい5または6員の芳香族複素環基、置
換されていてもよいアシル基などが挙げられ、C1−4
アルキル、C1−4アルキルスルホニル、ホルミル、C
2−5アルカノイルなどがより好ましく、C1−4アル
キル、ホルミル、C2−5アルカノイルなどがさらに好
ましく、とりわけ、プロピル、シクロプロピルメチルま
たはイソブチルが好ましい。 Rの他の好ましい態様
としては、式 −(CH)−R 〔式中、kは0また
は1を示し、Rは置換されていてもよい5〜6員の単
環の芳香族基(例えば、Rの置換基としての置換され
ていてもよいアシル基の項において例示された「(6)
置換されていてもよい5〜6員の単環の芳香族基」と同
様なものなど;好ましくはハロゲン、ハロゲン化されて
いてもよいC1−4アルキル、ハロゲン化されていても
よいC1−4アルコキシなどでそれぞれ置換されていて
もよいフェニル、ピラゾリル、チアゾリル、オキサゾリ
ル、テトラゾリルなど)を示す。〕で表される基などが
挙げられる。また、Rとしての「置換されていてもよ
い炭化水素基」の具体的な例としては、Rとしての「置
換されていてもよい炭化水素基」と同様なものが挙げら
れ、Rとしての「置換されていてもよい複素環基」の
具体的な例としては、Rで示される「置換されていても
よい炭化水素基」の置換基としての「置換されていても
よい複素環基」と同様なものが挙げられ、Rとしての
「置換されていてもよい水酸基」、「置換されていても
よいチオール基」、「置換されていてもよいアミノ
基」、「エステル化またはアミド化されていてもよいカ
ルボキシル基」および「置換されていてもよいアシル
基」の具体的な例としては、Rの置換基としての「置
換されていてもよい水酸基」、「置換されていてもよい
チオール基」、「置換されていてもよいアミノ基」、
「エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキ
シル基」および「置換されていてもよいアシル基」と同
様なものが挙げられる。
【0021】上記式(I)中、Rで示される「置換さ
れていてもよい低級アルキル基」の低級アルキル基とし
ては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−
ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキ
シルなどのC1−6アルキルなどが挙げられる。上記式
(I)中、Rで示される「置換されていてもよい低級
アルコキシ基」の低級アルコキシ基としては、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、などのC1−6
アルコキシが挙げられる。該「置換されていてもよい低
級アルキル基」および「置換されていてもよい低級アル
コキシ基」が有していてもよい置換基としては、例え
ば、ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、水
酸基、アミノ、モノ(低級アルキル)アミノ、ジ(低級
アルキル)アミノ、低級アルカノイルなどが挙げられ
る。該モノ(低級アルキル)アミノおよびジ(低級アル
キル)アミノが有する低級アルキルとしては、例えば、
上記のRで示される「置換されていてもよい低級アル
キル基」の低級アルキル基と同様のものがあげられる。
該低級アルカノイルとしては、例えば、アセチル、プロ
ピオニル、ブチリル、イソブチリル、などC2−6アル
カノイルが挙げられる。上記式(I)中、Rで示され
る「ハロゲン原子」のとしては、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素などが挙げられる。なかでも、Rとしては、置
換されていてもよい低級C1−6アルキル基、ハロゲン
原子が好ましく、とりわけ置換されていてもよいメチル
基、ハロゲン原子が好ましい。
【0022】上記式(I)中、環Aおよび環Bで示され
る「さらに置換されていてもよい芳香環」の「芳香環」
としては、ベンゼンなどの6員の芳香族炭化水素、フラ
ン、チオフェン、ピロール、イミダゾール、ピラゾー
ル、チアゾール、オキサゾール、イソチアゾール、イソ
キサゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリ
ミジン、ピリダジン、トリアゾール、オキサジアゾー
ル、チアジアゾールなどの窒素原子、硫黄原子および酸
素原子から選ばれた1〜2種のヘテロ原子1〜4個を含
有する5〜6員の芳香族複素環またはベンゾフラン、イ
ンドール、ベンゾチオフェン、ベンズオキサゾール、ベ
ンズチアゾール、インダゾール、ベンズイミダゾール、
キノリン、イソキノリン、キノキサリン、フタラジン、
キナゾリン、シンノリン、イミダゾピリジン等の縮環芳
香族複素環などが挙げられる。なかでも、環Aとして
は、ベンゼン、フラン、チオフェン、ピリジン、ピリダ
ジン、ベンズイミダゾールなどが好ましく、ベンゼン、
ピリジン、ピリダジン、ベンズイミダゾールなどがさら
に好ましく、とりわけベンゼンが好ましい。環Bとして
は、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピリ
ジン、イミダゾピリジンなどの含窒素芳香族複素環が好
ましく、イミダゾール、トリアゾール、ピリジン、イミ
ダゾピリジンなどがさらに好ましく、とりわけイミダゾ
ール、トリアゾールが好ましい。環Aおよび環Bで示さ
れる「さらに置換されていてもよい芳香環」の「芳香
環」が有していてもよい「置換基」としては、例えば、
ハロゲン原子、ニトロ、シアノ、置換されていてもよい
アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換
されていてもよい水酸基、置換されていてもよいチオー
ル基(硫黄原子は酸化されていてもよく、置換されてい
てもよいスルフィニル基または置換されていてもよいス
ルホニル基を形成していてもよい)、置換されていても
よいアミノ基、置換されていてもよいアシル、エステル
化されていてもよいカルボキシル基、置換されていても
よい芳香族基などが用いられる。該置換基としてのハロ
ゲンの例としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが
挙げられ、とりわけフッ素および塩素が好ましい。
【0023】環Aおよび環Bの「置換基」としての置換
されていてもよいアルキルにおけるアルキルとしては、
直鎖状または分枝状の炭素数1〜10のアルキル、例え
ばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペン
チル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキ
ル、好ましくは低級(C1−6)アルキルが挙げられ
る。該置換されていてもよいアルキルにおける置換基と
しては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素な
ど)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよい
チオール基(例、チオール、C1−4アルキルチオな
ど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミノ、モ
ノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミ
ノ、ピロリジン、ピペラジン、ピペリジン、モルホリ
ン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5
〜6員の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化
されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、
1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC
1− アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカル
バモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4
アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブ
トキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ
など)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキ
シ−C1−4アルコキシ(例、メトキシメトキシ、メト
キシエトキシ、エトキシエトキシ、トリフルオロメトキ
シエトキシ、トリフルオロエトキシエトキシなど)、ホ
ルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピ
オニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタ
ンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げら
れ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。環Aお
よび環Bの置換基としての置換されていてもよいシクロ
アルキルにおけるシクロアルキルとしては、例えば、シ
クロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアルキ
ルなどが挙げられる。該置換されていてもよいシクロア
ルキルにおける置換基としては、ハロゲン(例、フッ
素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸
基、置換されていてもよいチオール基(例、チオール、
1−4アルキルチオなど)、置換されていてもよいア
ミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジ
1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペ
ラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピ
ロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノな
ど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカル
ボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカ
ルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバ
モイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロ
ゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メト
キシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロ
メトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ハロゲン化さ
れていてもよいC1−4アルコキシ−C1−4アルコキ
シ(例、メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキ
シエトキシ、トリフルオロメトキシエトキシ、トリフル
オロエトキシエトキシなど)、ホルミル、C2−4アル
カノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C
1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エ
タンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数とし
ては、1〜3個が好ましい。
【0024】環Aおよび環Bの置換基としての置換され
ていてもよい水酸基における置換基としては、(1)置
換されていてもよいアルキル(例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s
ec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペン
チル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、
ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好ましくは
低級(C1−6)アルキルなどが挙げられる); (2)置換されていてもよく、ヘテロ原子を含有してい
てもよいシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロ
ヘプチルなどのC3−7シクロアルキル;テトラヒドロ
フラニル、テトラヒドロチエニル、ピロリジニル、ピラ
ゾリジニル、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニ
ル、チオモルホリニル、テトラヒドロピラニル、テトラ
ヒドロチオピラニルなどの1〜2個のヘテロ原子を含有
する飽和の5〜6員複素環基など(好ましくはテトラヒ
ドロピラニルなど);などが挙げられる); (3)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリ
ル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニ
ルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級
(C2−6)アルケニルなどが挙げられる); (4)置換されていてもよいシクロアルケニル(例え
ば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2
−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチ
ルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられ
る); (5)置換されていてもよいアラルキル(例えば、フェ
ニル−C1−4アルキル(例、ベンジル、フェネチルな
ど)などが挙げられる); (6)ホルミルまたは置換されていてもよいアシル(例
えば、炭素数2〜4のアルカノイル(例、アセチル、プ
ロピオニル、ブチリル、イソブチリルなど)、炭素数1
〜4のアルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エ
タンスルホニルなど)などが挙げられる); (7)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニ
ル、ナフチルなどが挙げられる)などの置換基が挙げら
れ、上記した(1)置換されていてもよいアルキル、
(2)置換されていてもよいシクロアルキル、(3)置
換されていてもよいアルケニル、(4)置換されていて
もよいシクロアルケニル、(5)置換されていてもよい
アラルキル、(6)置換されていてもよいアシル、およ
び(7)置換されていてもよいアリールが有していても
よい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭
素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換され
ていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アル
キルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、
アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アル
キルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペ
リジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミ
ダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル
化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基
(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、
カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジ
1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化され
ていてもよいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチ
ル、メチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよ
いC1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオ
ロエトキシなど;好ましくはハロゲン化されていてもよ
いC1−4アルコキシ)、ホルミル、C2−4アルカノ
イル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4
ルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスル
ホニルなど)、置換されていてもよい5〜6員の芳香族
複素環〔例、フラン、チオフェン、ピロール、イミダゾ
ール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチ
アゾール、イソキサゾール、テトラゾール、ピリジン、
ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアゾールなど
の窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1〜
2種のヘテロ原子1〜4個を含有する5〜6員の芳香族
複素環など;該複素環が有していてもよい置換基として
は、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素な
ど)、ニトロ、シアノ、水酸基、チオール基、アミノ
基、カルボキシル基、ハロゲン化されていてもよいC
1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチル、エ
チルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アル
コキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキ
シ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシな
ど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチ
ル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホニル
(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)など
が挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好まし
い。〕などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個
が好ましい。
【0025】環Aおよび環Bの置換基としての置換され
ていてもよいチオール基における置換基としては、上記
した「環Aおよび環Bの置換基としての置換されていて
もよい水酸基における置換基」と同様なものが挙げられ
るが、なかでも (1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、
イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好
ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられ
る); (2)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアル
キルなどが挙げられる); (3)置換されていてもよいアラルキル(例えば、フェ
ニル−C1−4アルキル(例、ベンジル、フェネチルな
ど)などが挙げられる); (4)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニ
ル、ナフチルなど)が挙げられる)などが好ましく、上
記した(1)置換されていてもよいアルキル、(2)置
換されていてもよいシクロアルキル、(3)置換されて
いてもよいアラルキル、および(4)置換されていても
よいアリールが有していてもよい置換基としては、ハロ
ゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニト
ロ、シアノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基
(例、チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換さ
れていてもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4
ルキルアミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒド
ロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チ
オモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員
の環状アミノなど)、エステル化またはアミド化されて
いてもよいカルボキシル基(例、カルボキシル、C
−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モノC
1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキルカル
バモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−
アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブ
トキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ
など)、ハロゲン化されていてもよいC1−4アルコキ
シ−C1−4アルコキシ(例、メトキシメトキシ、メト
キシエトキシ、エトキシエトキシ、トリフルオロメトキ
シエトキシ、トリフルオロエトキシエトキシなど)、ホ
ルミル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピ
オニルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタ
ンスルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げら
れ、置換基の数としては、1〜3個が好ましい。
【0026】環Aおよび環Bの置換基としての置換され
ていてもよいアミノ基の置換基としては、上記した「環
Aおよび環Bの置換基としての置換されていてもよい水
酸基における置換基」と同様な置換基を1〜2個有して
いてもよいアミノ基などが挙げられるが、なかでも
(1)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、
イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好
ましくは低級(C1− )アルキルなどが挙げられ
る); (2)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアル
キルなどが挙げられる); (3)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリ
ル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニ
ルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級
(C2−6)アルケニルなどが挙げられる); (4)置換されていてもよいシクロアルケニル(例え
ば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2
−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチ
ルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられ
る); (5)ホルミルまたは置換されていてもよいアシル(例
えば、炭素数2〜4のアルカノイル(例、アセチル、プ
ロピオニル、ブチリル、イソブチリルなど)、炭素数1
〜4のアルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エ
タンスルホニルなど)などが挙げられる); (6)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニ
ル、ナフチルなどが挙げられる)などが好ましく、上記
した(1)置換されていてもよいアルキル、(2)置換
されていてもよいシクロアルキル、(3)置換されてい
てもよいアルケニル、(4)置換されていてもよいシク
ロアルケニル、(5)置換されていてもよいアシル、お
よび(6)置換されていてもよいアリールが有していて
もよい置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、
臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換さ
れていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4
ルキルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基
(例、アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC
1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラ
ジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロ
ール、イミダゾールなどの5〜6員の環状アミノな
ど)、エステル化またはアミド化されていてもよいカル
ボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカ
ルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバ
モイル、ジC1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロ
ゲン化されていてもよいC1−4アルコキシ(例、メト
キシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロ
メトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ハロゲン化さ
れていてもよいC1−4アルコキシ−C1−4アルコキ
シ(例、メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキ
シエトキシ、トリフルオロメトキシエトキシ、トリフル
オロエトキシエトキシなど)、ホルミル、C2−4アル
カノイル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C
1−4アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル、エ
タンスルホニルなど)などが挙げられ、置換基の数とし
ては、1〜3個が好ましい。また、環Aおよび環Bの置
換基としての置換されていてもよいアミノ基は、アミノ
基の置換基同士が結合して、環状アミノ基(例えば、テ
トラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジン、モルホ
リン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾールなどの
5〜6員環の環構成窒素原子から水素原子1個を除いて
形成され、窒素原子上に結合手を有する環状アミノ基な
ど)を形成していてもよい。該環状アミノ基は、置換基
を有していてもよく、かかる置換基としては、ハロゲン
(例、フッ素,塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シ
アノ、水酸基、置換されていてもよいチオール基(例、
チオール、C1−4アルキルチオなど)、置換されてい
てもよいアミノ基(例、アミノ、モノC1−4アルキル
アミノ、ジC1−4アルキルアミノ、テトラヒドロピロ
ール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモル
ホリン、ピロール、イミダゾールなどの5〜6員の環状
アミノなど)、エステル化またはアミド化されていても
よいカルボキシル基(例、カルボキシル、C1−4アル
コキシカルボニル、カルバモイル、モノC1−4アルキ
ルカルバモイル、ジC1−4アルキルカルバモイルな
ど)、ハロゲン化されていてもよいC 1−4アルコキシ
(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ト
リフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシなど)、ハ
ロゲン化されていてもよいC −4アルコキシ−C
1−4アルコキシ(例、メトキシメトキシ、メトキシエ
トキシ、エトキシエトキシ、トリフルオロメトキシエト
キシ、トリフルオロエトキシエトキシなど)、ホルミ
ル、C2−4アルカノイル(例、アセチル、プロピオニ
ルなど)、C1−4アルキルスルホニル(例、メタンス
ルホニル、エタンスルホニルなど)などが挙げられ、置
換基の数としては、1〜3個が好ましい。
【0027】環Aおよび環Bの置換基としての置換され
ていてもよいアシルとしては、 (1)水素、 (2)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、
イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好
ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられ
る); (3)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアル
キルなどが挙げられる); (4)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリ
ル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニ
ルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級
(C2−6)アルケニルなどが挙げられる); (5)置換されていてもよいシクロアルケニル(例え
ば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2
−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチ
ルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられ
る); (6)置換されていてもよい5〜6員の単環の芳香族基
(例えば、フェニル、ピリジルなどが挙げられる)など
がカルボニル基またはスルホニル基と結合したもの
(例、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリ
ル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイ
ル、ヘプタノイル、オクタノイル、シクロブタンカルボ
ニル、シクロペンタンカルボニル、シクロヘキサンカル
ボニル、シクロヘプタンカルボニル、クロトニル、2−
シクロヘキセンカルボニル、ベンゾイル、ニコチノイ
ル、メタンスルホニル、エタンスルホニル等)が挙げら
れ、上記した(2)置換されていてもよいアルキル、
(3)置換されていてもよいシクロアルキル、(4)置
換されていてもよいアルケニル、(5)置換されていて
もよいシクロアルケニル、および(6)置換されていて
もよい5〜6員の単環の芳香族基が有していてもよい置
換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、ヨ
ウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されていて
もよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキルチ
オなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミ
ノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキル
アミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジ
ン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾ
ールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化ま
たはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カ
ルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモ
イル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4
アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていても
よいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフル
オロエトキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC
1−4アルコキシ−C1− アルコキシ(例、メトキシ
メトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、トリ
フルオロメトキシエトキシ、トリフルオロエトキシエト
キシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、ア
セチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスルホ
ニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルなど)
などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が好ま
しい。
【0028】環Aおよび環Bの置換基としてのエステル
化されていてもよいカルボキシル基としては、(1)水
素、 (2)置換されていてもよいアルキル(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、
イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシルなどのC1−10アルキル、好
ましくは低級(C1−6)アルキルなどが挙げられ
る); (3)置換されていてもよいシクロアルキル(例えば、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロヘプチルなどのC3−7シクロアル
キルなどが挙げられる); (4)置換されていてもよいアルケニル(例えば、アリ
ル(allyl)、クロチル、2−ペンテニル、3−ヘキセニ
ルなど炭素数2〜10のアルケニル、好ましくは低級
(C2−6)アルケニルなどが挙げられる); (5)置換されていてもよいシクロアルケニル(例え
ば、2−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、2
−シクロペンテニルメチル、2−シクロヘキセニルメチ
ルなど炭素数3〜7のシクロアルケニルなどが挙げられ
る); (6)置換されていてもよいアリール(例えば、フェニ
ル、ナフチルなど)などがカルボニルオキシ基と結合し
たもの、好ましくはカルボキシル、低級(C1− )ア
ルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル(例、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシ
カルボニル、フェノキシカルボニル、ナフトキシカルボ
ニルなど)などが挙げられ、上記した(2)置換されて
いてもよいアルキル、(3)置換されていてもよいシク
ロアルキル、(4)置換されていてもよいアルケニル、
(5)置換されていてもよいシクロアルケニル、および
(6)置換されていてもよいアリールが有していてもよ
い置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭
素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換され
ていてもよいチオール基(例、チオール、C1−4アル
キルチオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、
アミノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1− アル
キルアミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペ
リジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミ
ダゾールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル
化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基
(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、
カルバモイル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジ
1−4アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化され
ていてもよいC1−4アルコキシ(例、メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、
トリフルオロエトキシなど)、ハロゲン化されていても
よいC1−4アルコキシ−C1−4アルコキシ(例、メ
トキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキ
シ、トリフルオロメトキシエトキシ、トリフルオロエト
キシエトキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル
(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキ
ルスルホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニ
ルなど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3
個が好ましい。
【0029】環Aおよび環Bの置換基としての置換され
ていてもよい芳香族基における芳香族基としては、フェ
ニル、ピリジル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダ
ゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソ
チアゾリル、イソキサゾリル、テトラゾリル、ピラジニ
ル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアゾリル等の5
〜6員の同素または複素環芳香族基、ベンゾフラン、イ
ンドール、ベンゾチオフェン、ベンズオキサゾール、ベ
ンズチアゾール、インダゾール、ベンズイミダゾール、
キノリン、イソキノリン、キノキサリン、フタラジン、
キナゾリン、シンノリン、イミダゾピリジンなどの縮環
複素環芳香族基などが挙げられる。これらの芳香族基の
置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素、臭素、
ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、水酸基、置換されてい
てもよいチオール基(例、チオール、C1−4アルキル
チオなど)、置換されていてもよいアミノ基(例、アミ
ノ、モノC1−4アルキルアミノ、ジC1−4アルキル
アミノ、テトラヒドロピロール、ピペラジン、ピペリジ
ン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、イミダゾ
ールなどの5〜6員の環状アミノなど)、エステル化ま
たはアミド化されていてもよいカルボキシル基(例、カ
ルボキシル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモ
イル、モノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4
アルキルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていても
よいC1−4アルキル(例、トリフルオロメチル、メチ
ル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC
1−4アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエ
トキシなど)、ホルミル、C2−4アルカノイル(例、
アセチル、プロピオニルなど)、C1−4アルキルスル
ホニル(例、メタンスルホニル、エタンスルホニルな
ど)などが挙げられ、置換基の数としては、1〜3個が
好ましい。かかる環Aおよび環Bの置換基は、それぞれ
1〜4個(好ましくは、1〜2個)同一または異なって
環のいずれの位置に置換していてもよい。また、環Aで
示される「さらに置換されていてもよい芳香環」の「芳
香環」または環Bで示される「さらに置換されていても
よい芳香環」の「芳香環」が、さらに2個以上の置換基
を有する場合、これらのうち、2個の置換基が互いに結
合して、例えば、低級(C1−6)アルキレン(例、ト
リメチレン、テトラメチレンなど)、低級(C1−6
アルキレンオキシ(例、−CH−O−CH−、−O
−CH−CH−、−O−CH−CH−CH
−、−O−CH−CH−CH−CH−、−O
−C(CH)(CH)−CH−CH−など)、低級
(C1−6)アルキレンチオ(例、−CH−S−CH
−、−S−CH−CH−、−S−CH−CH
−CH−、−S−CH−CH−CH−CH
−、−S−C(CH)(CH)−CH−CH−な
ど)、低級(C1−6)アルキレンジオキシ(例、−O
−CH−O−、−O−CH−CH−O−、−O−
CH−CH−CH−O−など)、低級
(C1−6)アルキレンジチオ(例、−S−CH−S
−、−S−CH−CH−S−、−S−CH−CH
−CH−S−など)、オキシ低級(C1−6)アル
キレンアミノ(例、−O−CH −NH−、−O−CH
−CH−NH−など)、オキシ低級(C1−6)ア
ルキレンチオ(例、−O−CH−S−、−O−CH
−CH−S−など)、低級(C1−6)アルキレンア
ミノ(例、−NH−CH−CH−、−NH−CH
−CH−CH−など)、低級(C1−6)アルキレ
ンジアミノ(例、−NH−CH−NH−、−NH−C
−CH−NH−など)、チア低級(C1−6)ア
ルキレンアミノ(例、−S−CH−NH−、−S−C
−CH −NH−など)、低級(C2−6)アルケ
ニレン(例、−CH−CH=CH−、−CH−CH
−CH=CH−、−CH−CH=CH−CH−な
ど)、低級(C4−6)アルカジエニレン(例、−CH
=CH−CH=CH−など)などを形成していてもよ
い。さらに、環Aの置換基2個が互いに結合して形成す
る2価の基および環Bの置換基2個が互いに結合して形
成する2価の基は、環Aおよび環Bで示される「さらに
置換されていてもよい芳香環」の「芳香環」が有してい
てもよい「置換基」と同様な置換基(ハロゲン原子、ニ
トロ、シアノ、置換されていてもよいアルキル、置換さ
れていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよい
水酸基、置換されていてもよいチオール基(硫黄原子は
酸化されていてもよく、置換されていてもよいスルフィ
ニル基または置換されていてもよいスルホニル基を形成
していてもよい)、置換されていてもよいアミノ基、置
換されていてもよいアシル、エステル化またはアミド化
されていてもよいカルボキシル基、置換されていてもよ
い芳香族基など)を1〜3個有していてもよい。環Aお
よび環Bで示される「さらに置換されていてもよい芳香
環」の「芳香環」が有していてもよい「置換基」として
は、とりわけ、ハロゲン原子、シアノ、水酸基、ニト
ロ、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボ
キシル基(例、カルボキシル、C1−4アルコキシカル
ボニル、カルバモイル、モノC1− アルキルカルバモ
イル、ジC1−4アルキルカルバモイル、ピロリジノカ
ルボニル、ピペリジノカルボニル、モルホリノカルボニ
ル、チオモルホリノカルボニルなど)、ハロゲン化また
は低級(C1−4)アルコキシ化されていてもよい低級
(C1−4)アルキル(例、メチル、エチル、t−ブチ
ル、トリフルオロメチル、メトキシメチル、エトキシメ
チル、プロポキシメチル、ブトキシメチル、メトキシエ
チル、エトキシエチル、プロポキシエチル、ブトキシエ
チルなど)、水酸基またはシアノ基で置換されていても
よい低級(C1−4)アルキル(例、ヒドロキシC
1−4アルキル、シアノC1−4アルキルなど)、エス
テル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基
で置換されていてもよい低級(C1− )アルキル
(例、カルボキシルC1−4アルキル、C1−4アルコ
キシカルボニルC1−4アルキル、カルバモイルC
1−4アルキル、モノC1−4アルキルカルバモイルC
1−4アルキル、ジC1−4アルキルカルバモイルC
1−4アルキル、ピロリジノカルボニルC1−4アルキ
ル、ピペリジノカルボニルC1−4アルキル、モルホリ
ノカルボニルC1−4アルキル、チオモルホリノカルボ
ニルC1−4アルキルなど)、ハロゲン化または低級
(C1−4)アルコキシ化されていてもよい低級(C
1−4)アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、ブトキシ、t−ブトキシ、トリフルオロメトキ
シ、メトキシメトキシ、エトキシメトキシ、プロポキシ
メトキシ、ブトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エト
キシエトキシ、プロポキシエトキシ、ブトキシエトキ
シ、メトキシプロポキシ、エトキシプロポキシ、プロポ
キシプロポキシ、ブトキシプロポキシなど)、ハロゲン
(例、フッ素、塩素など)、ニトロ、シアノ、1〜2個
の低級(C1−4)アルキル、ホルミルまたは低級(C
2-4)アルカノイルで置換されていてもよいアミノ
(例、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ホルミ
ルアミノ、アセチルアミノなど)、5〜6員の環状アミ
ノ基(例、1−ピロリジニル、1−ピペラジニル、1−
ピペリジニル、4−モルホリノ、4−チオモルホリノ、
1−イミダゾリル、4−テトラヒドロピラニルなど)な
どが挙げられる。環Aの置換基としては、なかでもハロ
ゲン化されていてもよい低級(C1−4)アルキルがさ
らに好ましく、環Bの置換基としては、なかでも置換さ
れていてもよい低級アルキル(C1−4)がさらに好ま
しい。
【0030】上記式(I)中、Wで示される2価の基
は、例えば、式−W−X−W−(WおよびW
はそれぞれO、S(O)m1(m1は0、1または2を示
す)、置換されていてもよいイミノ基(−N(R
−)または結合手を示し、Xは置換されていてもよい
アルキレン基、置換されていてもよいアルケニレン基ま
たは結合手を示す。)で示され、Wの結合位置は、環
Aが例えばベンゼン環の場合、任意の位置でよいが、パ
ラ位であることが好ましい。WおよびWで示される
置換されていてもよいイミノ基の置換基(R)として
は、水素原子、置換されていてもよい低級(C1−6
アルキル[例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−
ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキ
シル、ヒドロキシC1−6アルキル(例、ヒドロキシエ
チル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチルなど)、
ハロゲン化C1−6アルキル(例、トリフルオロメチ
ル、トリフルオロエチルなど)、シアノ化C1−6アル
キル(例、シアノエチル、シアノプロピルなど)、エス
テル化またはアミド化されていてもよいカルボキシルC
1− アルキルなど]、ホルミル、低級(C2−5)ア
ルカノイル(例、アセチル、プロピオニル、ブチリルな
ど)、低級(C1−5)アルキルスルホニル(メチルス
ルホニル、エチルスルホニルなど)などが挙げられる。
で示される「置換されていてもよいアルキレン基」
のアルキレン基としては、例えば−(CH)k1−(k
1は1〜4の整数)で表されるアルキレン鎖などが挙げ
られる。Xで示される「置換されていてもよいアルケ
ニレン基」のアルケニレン基としては、例えば−(CH
)k2−(CH=CH)−(CH)k3−(k2および
k3は同一または異なって0,1または2を示す。但
し、k2とk3との和は2以下である)で表されるアル
ケニレン鎖などが挙げられる。該Xで示されるアルキ
レン基、アルケニレン基は任意の位置(好ましくは炭素
原子上)に置換基を有していてもよく、かかる置換基と
しては、直鎖部分を構成するアルキレン鎖、アルケニレ
ン鎖に結合可能なものであればいずれでもよいが、例え
ば、低級(C1−6)アルキル(例、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec
−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチ
ル、ネオペンチル、ヘキシルなど)、低級(C3−7
シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルな
ど)、ホルミル、低級(C2−7)アルカノイル(例、
アセチル、プロピオニル、ブチリルなど)、エステル化
されていてもよいホスホノ基、エステル化またはアミド
化されていてもよいカルボキシル基(例、カルボキシ
ル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、モ
ノC1−4アルキルカルバモイル、ジC1−4アルキル
カルバモイルなど)、水酸基、オキソ、ヒドロキシイミ
ノ基、置換されていてもよい低級(C1−6)アルコキ
シイミノ基などが挙げられ、好ましくは、炭素数1〜6
の低級アルキル(好ましくは、C1−3アルキル)、水
酸基、オキソ、ヒドロキシイミノ基、(水酸基、シアノ
基、エステル化またはアミド化されていてもよいカルボ
キシル基等の極性基で置換されていてもよい)低級(C
1−6)アルコキシイミノ基などが挙げられる。
【0031】該エステル化されていてもよいホスホノ基
としては、−P(O)(OR7b)(OR8b) [式中、R
7bおよびR8bはそれぞれ水素、炭素数1〜6のアル
キル基または炭素数3〜7のシクロアルキル基を示し、
7bおよびR8bは互いに結合して5〜7員環を形成
していてもよい]で表されるものが挙げられる。上記式
中、R7bおよびR8bで表される炭素数1〜6のアル
キル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert
−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘ
キシルなどが挙げられ、炭素数3〜7のシクロアルキル
としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどが挙げられ
るが、好ましくは、鎖状の炭素数1〜6の低級アルキ
ル、さらに好ましくは炭素数1〜3の低級アルキルが挙
げられる。R7bおよびR8bとしては、同一であって
も異なっていてもよいが、同一であることが好ましい。
また、R7bおよびR 8bは互いに結合して5〜7員環
を形成する場合、R7bとR8bとが互いに結合して、
−(CH)−、−(CH)−、−(CH)−で表
される直鎖状のC 2−4アルキレン側鎖を形成する。該
側鎖は置換基を有していてもよく、例えばかかる置換基
としては、水酸基、ハロゲンなどが挙げられる。該エス
テル化されていてもよいカルボキシル基のエステル体と
しては、カルボキシル基と炭素数1〜6のアルキル基ま
たは炭素数3〜7のシクロアルキル基とが結合したも
の、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブ
トキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−
ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、
ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニ
ル、シクロペンチルオキシカルボニル、シクロヘキシル
オキシカルボニル等が挙げられる。該アミド化されてい
てもよいカルボキシル基のアミド体としては、カルボキ
シル基と炭素数1〜6のアルキルアミノ基、炭素数3〜
7のシクロアルキルアミノ基または5〜8員環状アミン
(例、ピロリジン、ピペリジン、モルホリンなど)とが
結合したもの、例えばカルバモイル、モノC1−6アル
キルカルバモイル、ジC1−6アルキルカルバモイル、
シクロペンチルアミノカルボニル、シクロヘキシルアミ
ノカルボニル、ピロリジノカルボニル、ピペリジノカル
ボニル、モルホリノカルボニル、チオモルホリノカルボ
ニル等が挙げられる。Wとしては、WおよびWのい
ずれか一方がO、S(O)m1(m1は0、1または
2)または−N(R)−(Rは水素原子または置換
されていてもよい低級C1−4アルキル基を示す)で他
方が結合手であり、Xが−(CH)−(pは1ない
し3の整数を示す)またはWが−CH(OH)−である
2価の基が好ましく、WおよびWのいずれか一方が
O、S(O)m1(m1は0、1または2)で他方が結
合手であり、Xが−(CH)−(pは1ないし3の
整数を示す)またはWが−CH(OH)−である2価の
基がさらに好ましく、とりわけ、Wが環Aと結合して
いる場合、−SOCH−が好ましい。
【0032】上記式(I)で表される化合物としては、
環Aがベンゼン環であり、環Bが置換されていてもよい
イミダゾール環または置換されていてもよいトリアゾー
ル環であり、WおよびWのいずれか一方がS(O)
m1(m1は0、1または2)で、他方が結合手であ
り、Xが−(CH)−(pは1ないし3の整数を示
す)またはWが−CH(OH)−である請求項1記載の
化合物が好ましく、なかでも
【化11】 である化合物が好ましく、その場合 SOの立体配置が
(S)配位である化合物が好ましい。上記式(I)で表
される化合物としては、具体的には、7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキ
シ(1−オキシドピリジン−2−イル)メチル]−3−
トリフルオロメチルフェニル]−1−プロピル−2,3
−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−N−[4−[(4−プロピル−
4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メトキ
シ]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[3
−メチル−4−[(4−プロピル−4H−1,2,4−
トリアゾール−3−イル)メチルチオ]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−1−イソブチル−N−[2−(4−プロピル
−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メチル
チオピリジン−5−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[4−[3−(4H−1,2,4−トリアゾール
−4−イル)プロピル]フェニル]−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド、7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イ
ソブチル−N−[6−[(4−プロピル−1H−1,
2,4−トリアゾール−5−3−イル)メチルスルフィ
ニル]ピリダジン−3−イル]−2,3−ジヒドロ−1
H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド、7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソ
ブチル−N−[4−[(3−シクロプロピルイミダゾー
ル−4−イル)メチルスルフィニル]フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシド
ピリジン−2−イル)メチル]フェニル]−1−イソブ
チル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−
4−カルボキサミド、7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−N−[4−[(S)−ヒドロキシ(1
−オキシドピリジン−2−イル)メチル]フェニル]−
1−(1−メチルピラゾール−5−イルメチル)−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[4−(4−メチル−4H−1,2,4−ト
リアゾール−3−イルチオメチル)フェニル]−1−イ
ソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピ
ン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−N−[4−(4−メチル−4H−
1,2,4−トリアゾール−3−イルメチルチオ)フェ
ニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1
−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−(4
−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル
メチルスルフィニル)フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−プロピル−N−[4−(4−プロピル−4H
−1,2,4−トリアゾール−3−イルメチルスルフィ
ニル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズア
ゼピン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[2−(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾー
ル−3−イル)エチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ
−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド、7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4
−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イルエチル
チオ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ
−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド、7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソ
ブチル−N−[4−[(3−ピリジニルメチル)スルフ
ィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾア
ゼピン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−N−[4−[[(4,6−ジ
メチル−2−ピリミジニル)メチル]スルフィニル]フ
ェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[3−メトキシ−4−[(3−ピリジニルメチル)スル
フィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4
−[[(1−エチル−テトラゾール−5−イル)メチ
ル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[4−[[(2−メチル−3−ピリジニル)メチ
ル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[4−[(3−ピリダジニルメチル)スルフィニ
ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[6−
[[(2−メチル−3−ピリジニル)メチル]スルフィ
ニル]−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[4−[[[1−(2−メトキシエチル)イミダゾール
−5−イル]メチル]スルフィニル]フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
1−イソブチル−N−[2−[[(1−プロピルイミダ
ゾール−5−イル)メチル]スルフィニル]ベンズイミ
ダゾール−5−イル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[3
−メチル−4−[[(1−メチルイミダゾール−2−イ
ル)メチル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド、N−
[4−[[[1−アリルイミダゾール−2−イル]メチ
ル]スルフィニル]フェニル]−7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド、
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[[1−シクロプロピルイミダゾール−2−イ
ル]メチル]スルファニル]フェニル]−1−イソブチ
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カル
ボキサミド、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−N−[4−[[[1−シクロプロピルイミダゾ
ール−2−イル]メチル]スルフィニル]フェニル]−
1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[[1−プロピルイミダゾール−5−イル]メチル]
スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド、7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−N−
[4−[[[1−プロピルイミダゾール−5−イル]メ
チル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[4−[[[1−イソプロピルイミダゾール−5
−イル]メチル]スルファニル]フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド、
(−)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−N−[4−[[[1−プロピル
イミダゾール−5−イル]メチル]スルフィニル]フェ
ニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド、(−)−7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−1−プロピル−N−[4−
[[[1−プロピルイミダゾール−5−イル]メチル]
スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド、(−)−7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル
−N−[4−(4−プロピル−4H−1,2,4−トリ
アゾール−3−イルメチルスルフィニル)フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カ
ルボキサミド、(−)−1−イソブチル−7−[4−
(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−N−[4−
[[[1−プロピルイミダゾール−5−イル]メチル]
スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド、(+)−7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−
[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イル)メチ
ル]−3−トリフルオロメチルフェニル]−1−プロピ
ル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボキサミドなどが好ましい。
【0033】本発明の式(I)で表される化合物の塩と
しては、薬理学的に許容される塩が好ましく、例えば無
機塩基との塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、有機酸
との塩、塩基性または酸性アミノ酸との塩などが挙げら
れる。無機塩基との塩の好適な例としては、例えばナト
リウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウ
ム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;なら
びにアルミニウム塩、アンモニウム塩などが挙げられ
る。有機塩基との塩の好適な例としては、例えばトリメ
チルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N'-ジベンジ
ルエチレンジアミンなどとの塩が挙げられる。無機酸と
の塩の好適な例としては、例えば塩酸、臭化水素酸、硝
酸、硫酸、リン酸などとの塩が挙げられる。有機酸との
塩の好適な例としては、例えばギ酸、酢酸、トリフルオ
ロ酢酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、ク
エン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベン
ゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸などとの塩が挙
げられる。塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、
例えばアルギニン、リジン、オルニチンなどとの塩が挙
げられ、酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、例え
ばアスパラギン酸、グルタミン酸などとの塩が挙げられ
る。本発明の式(I)で表される化合物またはその塩
は、水和物であってもよく、非水和物であってもよい。
また、本発明の式(I)で表される化合物またはその塩
が、コンフィグレーショナル・アイソマー(配置異性
体)、ジアステレオーマー、コンフォーマーなどとして
存在する場合には、所望により、自体公知の分離・精製
手段でそれぞれを単離することができる。また、式
(I)で表される化合物またはその塩がラセミ体である
場合には、通常の光学分割手段により、(S)体、
(R)体に分離することができ、各々の光学活性体なら
びにラセミ体のいずれについても、本発明に包含され
る。本発明で用いられる式(I)で表される化合物また
はその塩[以下、化合物(I)と称することがある。]
のプロドラッグは、生体内における生理条件下で酵素や
胃酸等による反応により化合物(I)に変換する化合
物、すなわち酵素的に酸化、還元、加水分解等を起こし
て化合物(I)に変化する化合物、胃酸等により加水分
解などを起こして化合物(I)に変化する化合物をい
う。化合物(I)のプロドラッグとしては、化合物
(I)のアミノ基がアシル化、アルキル化、りん酸化さ
れた化合物(例、化合物(I)のアミノ基がエイコサノ
イル化、アラニル化、ペンチルアミノカルボニル化、
(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4
−イル)メトキシカルボニル化、テトラヒドロフラニル
化、ピロリジルメチル化、ピバロイルオキシメチル化、
tert−ブチル化された化合物など);化合物(I)
の水酸基がアシル化、アルキル化、りん酸化、ほう酸化
された化合物(例、化合物(I)の水酸基がアセチル
化、パルミトイル化、プロパノイル化、ピバロイル化、
サクシニル化、フマリル化、アラニル化、ジメチルアミ
ノメチルカルボニル化された化合物など);化合物
(I)のカルボキシル基がエステル化、アミド化された
化合物(例、化合物(I)のカルボキシル基がエチルエ
ステル化、フェニルエステル化、カルボキシメチルエス
テル化、ジメチルアミノメチルエステル化、ピバロイル
オキシメチルエステル化、エトキシカルボニルオキシエ
チルエステル化、フタリジルエステル化、(5−メチル
−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ルエステル化、シクロヘキシルオキシカルボニルエチル
エステル化、メチルアミド化された化合物など);等が
挙げられる。これらの化合物は自体公知の方法によって
化合物(I)から製造することができる。また、化合物
(I)のプロドラッグは、広川書店1990年刊「医薬
品の開発」第7巻分子設計163頁から198頁に記載
されているような、生理的条件で化合物(I)に変化す
るものであってもよい。また、化合物(I)は同位元素
(例、3H, 14C, 35S,125Iなど)などで標識されていて
もよい。
【0034】本発明は、さらに式(I)で表される化合
物またはその塩の製造法を提供する。式(I)で表され
る化合物またはその塩は自体公知の方法(例えば、開平
8−73476号公報に記載の方法など)またはそれに
準じた方法によって製造できる。また、例えば下記の方
法にしたがって製造できる。下記式(II)、(III)、
(IV)、(V)、(VI)、(VII)、(VIII)、(I’)
および(I”)で表される化合物(以下、略して化合物
(II)、化合物(III)、化合物(IV)、化合物(V)、
化合物(VI)、化合物(VII)、化合物(VIII)、化合
物(I’)および化合物(I”)ということがある)の
塩は、化合物(I)との塩と同様なものが用いられる。
また、下記各反応において、原料化合物は、置換基とし
てアミノ基、カルボキシル基、ヒドロキシル基を有する
場合、これらの基にペプチド化学などで一般的に用いら
れるような保護基が導入されたものであってもよく、反
応後に必要に応じて保護基を除去することにより目的化
合物を得ることができる。アミノ基の保護基としては、
例えば置換基を有していてもよいC1−6アルキルカル
ボニル(例えば、アセチル、プロピオニルなど)、ホル
ミル、フェニルカルボニル、C1−6アルキルオキシカ
ルボニル(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカル
ボニル、t−ブトキシカルボニルなど)、フェニルオキ
シカルボニル(例えば、ベンズオキシカルボニルな
ど)、C7−10アラルキルオキシカルボニル(例え
ば、ベンジルオキシカルボニルなど)、トリチル、フタ
ロイルなどが用いられる。これらの置換基としては、ハ
ロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
ど)、C1−6アルキルカルボニル(例えば、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリルなど)、ニトロ基などが用
いられ、置換基の数は1ないし3個程度である。カルボ
キシル基の保護基としては、例えば置換基を有していて
もよいC1−6アルキル(例えば、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチルなど)、
フェニル、トリチル、シリルなどが用いられる。これら
の置換基としては、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素など)、C1− アルキルカルボニル
(例えば、アセチル、プロピオニル、ブチリルなど)、
ホルミル、ニトロ基などが用いられ、置換基の数は1な
いし3個程度である。
【0035】ヒドロキシル基の保護基としては、例えば
置換基を有していてもよいC1−6アルキル(例えば、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、te
rt−ブチルなど)、フェニル、C7−10アラルキル
(例えば、ベンジルなど)、C 1−6アルキルカルボニ
ル(例えば、アセチル、プロピオニルなど)、ホルミ
ル、フェニルオキシカルボニル、C7−10アラルキル
オキシカルボニル(例えば、ベンジルオキシカルボニル
など)、ピラニル、フラニル、シリルなどが用いられ
る。これらの置換基としては、ハロゲン原子(例えば、
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1−6アルキ
ル、フェニル、C7−10アラルキル、ニトロ基などが
用いられ、置換基の数は1ないし4個程度である。ま
た、保護基の導入および除去方法としては、それ自体公
知またはそれに準じる方法〔例えば、プロテクティブ・
グループス・イン・オーガニック・ケミストリー(J.F.
W.McOmieら、 プレナムプレス社)に記載の方法〕が用い
られるが、除去方法としては、例えば酸、塩基、還元、
紫外光、ヒドラジン、フェニルヒドラジン、N−メチル
ジチオカルバミン酸ナトリウム、テトラブチルアンモニ
ウムフルオリド、酢酸パラジウムなどで処理する方法が
用いられる。
【0036】[A法]
【化12】 [式中の各記号は、前記と同意義を有する] 本法では化合物(II)を化合物(III)と反応させるこ
とによりアニリド化合物(I)を製造することができ
る。化合物(II)と化合物(III)の縮合反応は通常の
ペプチド合成手段により行われる。該ペプチド合成手段
は、任意の公知の方法に従えばよく、例えば M. Bodans
ky および M. A. Ondetti 著、ペプチド・シンセシス
(Peptide Synthesis)、インターサイエンス、ニュー
ヨーク、1966年;F. M. Finn および K. Hofmann
著ザ・プロテインズ(The Proteins)、第2巻、H .Nen
rath, R. L. Hill 編集、アカデミック プレス イン
ク.、ニューヨーク、1976年;泉屋信夫他著“ペプ
チド合成の基礎と実験”、丸善(株)、1985年など
に記載された方法、例えば、アジド法、クロライド法、
酸無水物法、混酸無水物法、DCC法、活性エステル
法、ウッドワード試薬Kを用いる方法、カルボニルジイ
ミダゾール法、酸化還元法、DCC/HONB法などの
他、WSC法,シアノリン酸ジエチル(DEPC)を用
いる方法等があげられる。すなわち、反応性誘導体とし
て、たとえば酸ハライド(例、酸クロライド、酸ブロマ
イド等)、酸アジド、酸無水物、混合酸無水物(例、モ
ノC1−6アルキル炭酸混合酸無水物(たとえば遊離酸
とモノメチル炭酸、モノエチル炭酸、モノイソプロピル
炭酸、モノイソブチル炭酸、モノtert−ブチル炭酸、モ
ノベンジル炭酸、モノ(p−ニトロベンジル)炭酸、モ
ノアリル炭酸などとの混合酸無水物)、C1−6脂肪族
カルボン酸混合酸無水物(たとえば遊離酸と酢酸、トリ
クロロ酢酸、シアノ酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪
酸、吉草酸、イソ吉草酸、ピバル酸、トリフルオロ酢
酸、トリクロロ酢酸、アセト酢酸などとの混合酸無水
物)、C7−12芳香族カルボン酸混合酸無水物(たと
えば遊離酸と安息香酸、p−トルイル酸、p−クロロ安
息香酸などとの混合酸無水物)、有機スルホン酸混合酸
無水物(たとえば遊離酸とメタンスルホン酸、エタンス
ルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン
酸などとの混合酸無水物)等)、活性アミド、活性エス
テル(例、ジエトキシリン酸エステル、ジフェノキシリ
ン酸エステル、p−ニトロフェニルエステル、2,4−
ジニトロフェニルエステル等)、活性チオエステル
(例、2−ピリジルチオールエステル、2−ベンゾチア
ゾリルチオールエステル等)などの反応性誘導体を用い
ることができる。本縮合反応は溶媒中で行うことができ
る。溶媒としては、例えば無水または含水のN,N−ジ
メチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド
(DMSO)、ピリジン、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン、アセ
トニトリルあるいはこれらの適宜の混合物があげられ
る。本縮合反応は、化合物(II)1モルに対して化合物
(III)を通常約1から2モル用いる。反応温度は、通
常約−20℃〜約50℃、好ましくは約−10℃〜約3
0℃である。反応時間は約1〜約100時間、好ましく
は約2〜約40時間である。このようにして得られる化
合物(I)は公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃
縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィ
ーなどにより単離精製することができる。
【0037】[B法]
【化13】 化合物(IV)におけるVは、ハロゲン原子(塩素、臭
素、ヨウ素など)、スルホニルオキシ基(メタンスルホ
ニルオキシ基,トリフルオロメタンスルホニルオキシ
基,ベンゼンスルホニルオキシ基,トルエンスルホニル
オキシ基など)を示し、他の記号は前記と同意義を示
す。化合物(I’)におけるRは、水素または上記の
およびWで示される置換されていてもよいイミノ
基が有してしてもよい置換基を表す。化合物(IV)と環
Bを有する化合物(V)とを反応させることにより、例
えば化合物(I’)のごときW2aにオキシ基、チオ基
またはイミノ基を有する化合物(I)を製造することが
できる。該化合物(V)は、化合物(IV)1モルに対し
て、通常約1から3モル用いる。この反応は、必要に応
じ等量から3倍モル程度のトリエチルアミン,ジイソプ
ロピルエチルアミン,ピリジン,水素化リチウム,水素
化ナトリウム,ナトリウムメトキシド,ナトリウムエト
キシド,炭酸ナトリウム,炭酸カリウム,炭酸水素ナト
リウム等を塩基として添加することにより、さらにヨウ
化ナトリウム,ヨウ化カリウム等を添加することによ
り、円滑に反応を進行させることもできる。本置換反応
は、不活性溶媒、例えば、メタノール,エタノール,プ
ロパノール,イソプロパノール,n−ブタノール,テト
ラヒドロフラン,ジエチルエーテル,ジメトキシエタ
ン,1,4−ジオキサン,トルエン,ベンゼン,キシレ
ン,ジクロロメタン,クロロホルム,1,2−ジクロロ
エタン,ジメチルホルムアミド(DMF),ジメチルス
ルホキシド(DMSO),ピリジン等、あるいはこれら
の混合溶媒の中で行うことができる。反応は約−10℃
ないし約180℃の温度範囲で、約1時間ないし約40
時間行われる。また、本反応は、好ましくは不活性ガス
(例えば窒素、アルゴン等)雰囲気下で行われる。 [C法]
【化14】 化合物(VII)におけるV’は、ハロゲン原子(塩素、
臭素、ヨウ素など)、スルホニルオキシ基(メタンスル
ホニルオキシ基,トリフルオロメタンスルホニルオキシ
基,ベンゼンスルホニルオキシ基,トルエンスルホニル
オキシ基など)を示し、化合物(I'')におけるR
は、水素または上記のWおよびWで示される置換
されていてもよいイミノ基が有してしてもよい置換基を
表し、他の記号は前記と同意義を示す。化合物(VI)と
環Bを有する化合物(VII)とを反応させることによ
り、例えばW1aにオキシ基、スルフィニル基またはイ
ミノ基を有する化合物(I'')を製造することができ
る。該化合物(VII)は、化合物(VI)1モルに対し
て、通常約1から3モル用いる。この反応は、必要に応
じ等量から3倍モル程度のトリエチルアミン,ジイソプ
ロピルエチルアミン,ピリジン,水素化リチウム,水素
化ナトリウム,ナトリウムメトキシド,ナトリウムエト
キシド,炭酸ナトリウム,炭酸カリウム,炭酸水素ナト
リウム等を塩基として添加することにより、さらにヨウ
化ナトリウム,ヨウ化カリウム等を添加することによ
り、円滑に反応を進行させることもできる。本置換反応
は、不活性溶媒、例えば、メタノール,エタノール,プ
ロパノール,イソプロパノール,n−ブタノール,テト
ラヒドロフラン,ジエチルエーテル,ジメトキシエタ
ン,1,4−ジオキサン,トルエン,ベンゼン,キシレ
ン,ジクロロメタン,クロロホルム,1,2−ジクロロ
エタン,ジメチルホルムアミド(DMF),ジメチルス
ルホキシド(DMSO),ピリジン等、あるいはこれら
の混合溶媒の中で行うことができる。反応は約−10℃
ないし約180℃の温度範囲で、約1時間ないし約40
時間行われる。また、本反応は、好ましくは不活性ガス
(例えば窒素、アルゴン等)雰囲気下で行われる。
【0038】[D法]
【化15】 化合物(VIII)[式中、V''はハロゲン原子(臭素、ヨ
ウ素等)、スルホニルオキシ基(トリフルオロメタンス
ルホニルオキシ基等)を示し、他の記号は前記と同意義
を示す。]を例えば Suzuki 反応〔アリールホウ酸と、
例えばアリールハライドまたはアリールオキシトリフル
オロメタンスルホネートとのパラジウム触媒による交叉
縮合反応;A. Suzuki ら, Synth. Commun. 1981,
11,513〕に付し、Rが5〜6員環芳香族基を示
す化合物(I)を製造することができる。アリールホウ
酸は、化合物(VIII)1モルに対して、約等量ないし
1.5倍モル用いることにより、化合物(I)を得るこ
とができる。 [E法]化合物(I)のWに例えば−CO−または−S
−を有する場合、それ自体公知の方法、例えばOjima,
I., ed., Catalytic Asymmetric Synthesis, 2000, Wil
ey-VCH(New York)記載の方法またはそれに準じた方法に
より、光学活性な−CH(OH)−または−SO−を有
する化合物(I)を製造することができる。
【0039】このようにして得られる化合物(I)は公
知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、
晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単
離精製することができる。出発物質として用いる化合物
(II)は、公知の方法(例えば、特開平8−73476
号公報に記載の方法など)またはそれに準じた方法によ
り製造することができ、例えば反応式Iまたは反応式I
Iで示す方法並びに後述の参考例に示す方法またはそれ
に準じた方法により製造することができる。
【0040】反応式I
【化16】 [式中、RはC1−4アルキル基を示し、R5’はR
で示される置換基と同意義を示し、他の記号は前記と
同意義を示す。] 本法では、まず式(IX)で表される化合物をポリリン酸
と共に加熱するか、あるいは化合物(IX)を塩化チオニ
ル、オキサリルクロリド、オキシ塩化リンまたは五塩化
リン等で酸クロリドとした後、通常のフリーデル−クラ
フツ(Friedel・Crafts)反応により環化して化合物
(X)を製造する。ついで化合物(X)を塩基の存在下、
炭酸エステルと反応させケトエステル(XI)を製造す
る。化合物(XI)は、接触水素添加または水素化ホウ素
ナトリウム等による還元反応により化合物(XII)とす
る。化合物(XII)は常法により脱水反応に付して化合
物(XIII)とする。化合物(XIII)はエステル加水分解
反応に付して、不飽和カルボン酸(II)を製造すること
ができる。 反応式II
【化17】 [式中、R10はC1−4アルキル基を示し、他の記号
は前記と同意義を示す。] 化合物(XIV)を Dieckmann(型)縮合反応(J.P.Schae
fer and J.J.Bloomfield,Org. Reactions, 1967, 1
5, 1)に付し、化合物(XI)ないし化合物(XIII)を製
造することができる。化合物(XI)ないし化合物(XII
I)を反応式I記載の方法に従って順次反応させること
により、不飽和カルボン酸化合物(II)を製造すること
ができる。
【0041】また、化合物(III)も、公知の方法(例
えば、特開平8−73476号公報に記載の方法など)
またはそれに準じた方法により製造することができ、例
えば反応式 III で示す方法並びに後述の参考例に示す
方法またはそれに準じた方法により製造することができ
る。 反応式III
【化18】 化合物(XV)の還元反応は、自体公知の方法で行うこと
ができる。例えば、金属による還元、金属水素化物によ
る還元、金属水素錯化合物による還元、ジボランおよび
置換ボランによる還元、接触水素添加等が用いられる。
すなわち、この反応は化合物(XV)を還元剤で処理する
ことにより行われる。還元剤としては、還元鉄、亜鉛末
などの金属、水素化ホウ素アルカリ金属(例、水素化ホ
ウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム等)、水素化ア
ルミニウムリチウムなどの金属水素錯化合物、水素化ナ
トリウムなどの金属水素化物、有機スズ化合物(水素ト
リフェニルスズ等)、ニッケル化合物、亜鉛化合物など
の金属および金属塩、パラジウム、白金、ロジウムなど
の遷移金属触媒と水素とを用いる接触還元剤およびジボ
ランなどが挙げられるが、パラジウム、白金、ロジウム
などの遷移金属触媒と水素とを用いる接触還元、還元鉄
などの金属による還元により有利に行われる。この反応
は、反応に影響を及ぼさない有機溶媒中で行われる。該
溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロメタン、1,
2−ジクロロエタン、1,1,2,2−テトラクロロエタ
ン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、2−メトキシエタノール、N,N−ジメチル
ホルムアミド、酢酸あるいはこれらの混合溶媒などが還
元剤の種類により適宜選択して用いられる。反応温度は
約−20℃〜約150℃,とくに約0℃〜約100℃が
好適であり、反応時間は、約1〜約24時間程度であ
る。このようにして得られる化合物(II)または(II
I)は公知の分離精製手段例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒
抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどに
より単離精製することができる。
【0042】上記化合物(I’)および化合物(I”)
を含め、本発明の式(I)で表される化合物またはその
塩(以下、略して式(I)で表される化合物という場
合、その塩および式(I)で表される化合物およびその
塩を含むものとする)は、単独で、または薬学的に許容
される担体と配合した医薬組成物、例えば錠剤、カプセ
ル剤、顆粒剤、散剤などの固形製剤;またはシロップ
剤、注射剤などの液状製剤として経口または非経口的に
投与することができる。非経口的投与の形態としては、
注射剤、点滴、坐剤、膣坐剤などが挙げられるが、特
に、膣坐剤はHIV感染症の予防のために有用である。
薬学的に許容される担体としては、製剤素材として慣用
の各種有機あるいは無機担体物質が用いられ、固形製剤
における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤;液状製剤に
おける溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝
剤、無痛化剤などとして配合される。また必要に応じ
て、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤などの製剤添加
物を用いることもできる。賦形剤の好適な例としては、
例えば乳糖、白糖、D-マンニトール、デンプン、結晶
セルロース、軽質無水ケイ酸などが挙げられる。滑沢剤
の好適な例としては、例えばステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカ
などが挙げられる。結合剤の好適な例としては、例えば
結晶セルロース、白糖、D-マンニトール、デキストリ
ン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ポリビニルピロリドンなどが挙げ
られる。崩壊剤の好適な例としては、例えばデンプン、
カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カル
ボキシメチルスターチナトリウムなどが挙げられる。溶
剤の好適な例としては、例えば注射用水、アルコール、
プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモ
ロコシ油などが挙げられる。溶解補助剤の好適な例とし
ては、例えばポリエチレングリコール、プロピレングリ
コール、D-マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノ
ール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタ
ノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムな
どが挙げられる。懸濁化剤の好適な例としては、例えば
ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリ
ウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベ
ンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン
酸グリセリン、などの界面活性剤;例えばポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロースなどの親水性高分子などが挙げ
られる。等張化剤の好適な例としては、例えば塩化ナト
リウム、グリセリン、D-マンニトールなどが挙げられ
る。緩衝剤の好適な例としては、例えばリン酸塩、酢酸
塩、炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝液などが挙げられ
る。無痛化剤の好適な例としては、例えばベンジルアル
コールなどが挙げられる。防腐剤の好適な例としては、
例えばパラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノー
ル、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒ
ドロ酢酸、ソルビン酸などが挙げられる。抗酸化剤の好
適な例としては、例えば亜硫酸塩、アスコルビン酸など
が挙げられる。
【0043】本発明の式(I)で表される化合物または
その塩は、優れたCCケモカイン受容体拮抗作用、特に
CCR5および/またはCCR2拮抗作用、とりわけ、
強いCCR5拮抗作用を有するので、人におけるHIV
の感染症、例えばAIDSの予防ならびに治療や、その
他の種々の疾患の予防ならびに治療のために使用でき
る。また、本発明の式(I)で表される化合物またはそ
の塩は、低毒性で安全に使用することができる。例え
ば、本発明の式(I)で表される化合物またはその塩を
含有する医薬組成物は、CCR5拮抗剤として、例えば
AIDS予防治療剤およびAIDSの病態進行抑制剤と
して使用することができる。また、本発明の式(I)で
表される化合物またはその塩を含有する医薬組成物は移
植片対宿主病および/または拒絶反応の予防・治療剤慢
性関節リウマチ、自己免疫疾患、アレルギー性疾患、虚
血性脳細胞障害、心筋梗塞、慢性腎炎、動脈硬化の予防
・治療剤などとして、種々の疾患の予防・治療剤として
用いることができる。本発明の予防・治療剤の対象疾患
としては、例えば、移植片拒絶反応(移植後の拒絶反
応、移植後の赤血球増加症・高血圧・臓器障害・血管肥
厚、移植片対宿主疾患、など)、骨髄膜炎等の関節炎骨
疾患(慢性関節リウマチ、変形性関節炎、リウマチ様脊
髄炎、骨粗そう症、細胞などの異常増殖、骨折、再骨
折、骨軟化症、骨ペーチェット病、硬直性脊髄炎、変形
性膝関節炎およびそれらの類似疾患における関節組織の
破壊、など)、自己免疫疾患(膠原病、全身性エリテマ
トーデス、強皮症、多発動脈炎、重症筋無力症、多発性
硬化症、など)、アレルギー性疾患(アレルギー性鼻
炎、結膜炎、消化管アレルギー、花粉症、アナフィラキ
シー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、など)、炎症性
腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病、胃炎、胃潰瘍、胃
癌、胃手術後障害、消化不良、食道潰瘍、膵炎、大腸ポ
リープ、胆石症、痔疾患、消化性潰瘍、時局性回腸炎、
など)、炎症性疾患(網膜症、手術・外傷後の炎症、腫
脹の緩解、咽頭炎、膀胱炎、髄膜炎、炎症性眼疾患、な
ど)、呼吸器疾患(かぜ症候群、肺炎、喘息、肺高血圧
症、肺血栓・肺塞栓、肺サルコイドーシス、肺結核、間
質性肺炎、珪肺、成人呼吸促迫症候群、慢性閉塞性肺疾
患、など)、感染性疾患(サイトメガルウイルス、イン
フルエンザウイルス、ヘルペスウイルス等のウイルス感
染症、リケッチア感染症、細菌感染症、性感染症、カリ
ニ肺炎、ヘリコバクターピロリ感染症、全身性真菌感染
症、結核、侵襲性ブドウ状球菌感染症、急性ウイルス脳
炎、急性バクテリア髄膜炎、エイズ脳症、敗血症、セプ
シス、重症セプシス、敗血症性ショック、内毒素性ショ
ック、トキシンショック症候群、など)、癌およびそれ
に伴う悪液質、癌の転移(膀胱ガン、乳ガン、子宮けい
ガン、卵巣ガン、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血
病、大腸ガン、直腸ガン、結腸ガン、多発性骨髄腫、悪
性骨髄腫、前立腺ガン、肺ガン、胃ガン、ホジキン病、
悪性黒色腫、悪性リンパ腫、など)、非ホジキン性リン
パ腫、非小細胞肺ガン、悪性黒色腫、神経変性疾患(ア
ルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症
(ALS)、ハンチントン舞踏病、糖尿病神経障害、ク
ロイツフェルト−ヤコブ病、など)、精神疾患(うつ
病、てんかん、アルコール依存症など)、精神分裂病、
静脈機能不全、中枢神経障害(脳出血および脳梗塞等の
障害およびその後遺症・合併症、頭部外傷、脊椎損傷、
脳浮腫、知覚機能障害、知覚機能異常、自律神経機能障
害、自律神経機能異常など)、中枢損傷(頭部外傷、脊
髄損傷、むちうち症等)、血管性痴呆(多発梗塞性痴
呆、ビンスワンガー病、など)、脳血管障害(無症候性
脳血管障害、一過性脳虚血発作、脳卒中、脳血管性痴
呆、高血圧性脳症、など)、脳血管障害の再発および後
遺症(神経症候、精神症候、自覚症状、日常生活動作障
害など)、脳血管痴呆症、脳血管閉塞後の中枢機能低下
症、脳循環、腎循環自動調節能の障害または異常、脳血
液関門の障害、不安症状、不安定狭心症等の急性冠動脈
症候群、不快精神状態、健忘症、三叉神経痛、耳鼻咽喉
疾患(メヌエル症候群、耳鳴り、味覚障害、めまい、平
衡障害、嚥下障害など)、偏頭痛、慢性疼痛、皮膚疾患
(ケロイド、血管腫、乾癬など)、閉塞性動脈硬化症、
閉塞性血栓性血管炎、末梢動脈閉塞症、虚血後再灌流障
害、レイノー病、バージャー病、心筋炎、心筋虚血、心
筋梗塞、心筋梗塞後の心不全進行、心筋症、心肥大、急
性心不全およびうっ血性を含む慢性心不全、狭心症、不
整脈、頻脈、血圧日内変動異常、血液・血球成分の性状
異常(血小板凝集能亢進、赤血球変形能の異常、白血球
粘着能の亢進、血液粘度上昇、赤血球増加症、血管性紫
斑病、自己免疫性溶血性貧血、播種性血管内凝固症候
群、多発性骨髄症など)、アテローム性を含む動脈硬化
症(動脈瘤、冠動脈硬化症、脳動脈硬化症、末梢動脈硬
化症など)、バイパス手術後の血管再閉塞・再狭窄、イ
ンターベンション(経皮的冠動脈形成術、ステント留
置、冠動脈内視鏡、血管内超音波、冠注血栓溶解療法な
ど)後の血管肥厚または閉塞および臓器障害、血管作動
性物質や血栓誘発物質(エンドセリン、トロンボキサン
A2など)の産生および機能亢進、血管新生(粥状動脈
硬化巣外膜の異常毛細血管網形成における異常な脈管形
成を含む)、血栓症、脂肪沈着促進、眼疾患(緑内障、
高眼圧症など)、高血圧症、高血圧性耳鳴り、透析低血
圧、内皮細胞および臓器障害、内分泌疾患(アジソン
病、クッシング症候群、褐色細胞種、原発性アルドステ
ロン症など)、腎炎、腎疾患(腎炎、糸球体腎炎、糸球
体硬化症、腎不全、血栓性微小血管症、透析の合併症、
放射線照射による腎症を含む臓器障害、糖尿病性腎症、
など)、糖尿病性疾患(インスリン依存性糖尿病、糖尿
病性合併症、糖尿病性網膜症、糖尿病性細小血管症、糖
尿病性神経障害など)、耐糖能異常、肝臓疾患(慢性を
含む肝炎、肝硬変など)、間質性肝疾患、慢性膵炎、門
脈圧亢進症、肥満、男性不妊症、婦人科疾患(更年期障
害、妊娠中毒、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣疾患、乳腺
疾患、など)、浮腫、慢性疲労症候群、前立腺肥大症、
ベーチェット病、ホジキン病、ラクネ梗塞、意識障害、
乾癬、環境・職業性因子による疾患(放射線障害、紫外
線・赤外線・レーザー光線による障害、高山病など)、
間歇性跛行、などが挙げられる。
【0044】本発明の式(I)で表される化合物または
その塩を含有する医薬組成物は、対象疾患の種類により
異なるが、他の薬剤と組み合わせて用いてもよい。該他
の薬剤としては、たとえば、HDL増加薬[スクワレン
合成酵素阻害薬、CETP阻害薬、LPL活性化薬な
ど]、HIVの感染症の予防・治療剤[ジドブジン(zi
dovudine)、ジダノシン(dicanosine)、ザルシタビン
(zalcitabine)、ラミブジン(lamivudine)、スタブ
ジン(stavudine)、アバカビル(abacavir)、アデフ
ォビル(adefovir)、アデフォビル ジピボキシル(ad
efovir dipivoxil)、フォジブジン チドキシル(fozi
vudine tidoxil)などの核酸系逆転写酵素阻害剤、ネビ
ラピン(nevirapine)、デラビルジン(delavirdin
e)、エファビレンツ(efavirenz)、ロビリド(loviri
de)、イムノカル(immunocal)、オルチプラズ(oltip
raz)などの非核酸系逆転写酵素阻害剤、サキナビル(s
aquinavir)、リトナビル(ritonavir)、インジナビル
(indinavir)、ネルフィナビル(nelfinavir)、アム
プレナビル(amprenavir)、パリナビル(palinavi
r)、ラシナビル(lasinavir)、ロピナビル(lopinavi
r)などのプロテアーゼ阻害剤]、NMG−CoA還元
酵素阻害薬:セリバスタチン、アトロバスタチン、プラ
バスタチン、シンバスタチン、イタバスタチン、ロバス
タチン、フルバスタチン、(+)−3R,5S−7−
[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−
2−(N−メチル−N−メタンスルホニルアミノ)ピリ
ミジン−5−イル]−3,5−ジヒドロキシ−6(E)
−ヘプテン酸など、アトピー性皮膚炎治療薬[クロモグ
リク酸ナトリウムなど]、アレルギー性鼻炎治療薬[ク
ロモグリク酸ナトリウム、マレイン酸クロルフェニラミ
ン、酒石酸アリメマジン、フマル酸クレマスチン、塩酸
ホモクロルシクリジン、テルフェナジン、メキタジンな
ど]、イミペネム・シラスタチンナトリウム、エンドト
キシン拮抗薬あるいは抗体、オキシドスクアレン−ラノ
ステロールサイクラーゼ[例えばデカリン誘導体、アザ
デカリン誘導体およびインダン誘導体]、カルシウム拮
抗薬(ジルチアゼム等)、グリセロール、コリンエステ
ラーゼ阻害剤(例、アリセプト(ドネペジル)等)、コ
レステロール吸収を抑制する化合物[例、シトステロー
ルやネオマイシン等]、コレステロール生合成を阻害す
る化合物[例、ロバスタチン、シンバスタチン、プラバ
スタチン等のHMG−CoA還元酵素阻害薬]、シクロ
オキシゲナーゼ抑制剤[(Cox−I,Cox−II抑
制剤)例えば、セレコキシブ,ロフェコキシブ,アスピ
リン等のサリチル酸誘導体,ジクロフェナック,インド
メタシン,ロキソプロフェン等]、シグナル伝達阻害
薬、スクアレンエポキシダーゼ阻害薬[例、NB−59
8および類縁化合物等]、ステロイド薬[デキサメサゾ
ン、ヘキセストロール、メチマゾール、ベタメサゾン、
トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニド、フル
オシノニド、フルオシノロンアセトニド、プレドニゾロ
ン、メチルプレドニゾロン、酢酸コルチゾン、ヒドロコ
ルチゾン、フルオロメトロン、プロピオン酸ベクロメタ
ゾン、エストリオールなど]、ダイアセリン、ニコチン
酸、その誘導体および類縁体[例、アシピモックスおよ
びプロプコール]、ニセロゴリン、ネフローゼ症候群治
療薬:プレドニゾロン(プレドニン),コハク酸プレド
ニゾロンナトリウム(プレドニン),コハク酸メチルプ
レドニゾロンナトリウム(ソル・メドロール),ベタメ
タゾン(リンデロン)、ジピリダモール(ベルサンチ
ン),塩酸ジラゼブ(コメリアン),チクロピジン、ク
ロピドグレル、FXa阻害剤等の抗血小板薬ならびに抗
凝固薬、バルピタール系抗痙攣薬あるいは麻酔薬(フェ
ノバルビタール、メホバルビタール、メタルビタール
等)、パーキンソン病治療薬(例、L−ドーパ薬)、ヒス
タミン受容体遮断薬(シメチジン、ファモチジン等)、
ヒダントイン系抗痙攣薬(フェニトイン、メフェニトイ
ン、エトトイン等)、ピロキシカム、フィブレート類
[例、クロフィブレート、ベンザフィブレート、ジェム
フィプロジル等]、プロスタグランジン類、メゲストロ
ール酢酸、胃・十二指腸潰瘍治療薬治療薬:制酸剤
[例、ヒスタミンH2拮抗薬(シメチジン等)、プロト
ンポンプ阻害薬(ランソプラゾール等)など]、炎症性
メディエーター作用抑制薬、冠血管拡張薬:ニフェジピ
ン,ジルチアゼム,ニコラジル,唖硝酸剤など、感染症
治療薬:[例、抗生物質製剤(塩酸セファチアム、塩酸
セフォゾプラン、アンピシリンなど)、化学療法剤(サ
ルファ剤、合成抗菌剤、抗ウイルス剤など)、生物学的
製剤(ワクチン類、免疫グロブリンなどの血液製剤類)
など]など、肝臓疾患治療薬:グリチルリチン製剤
[例、強力ミノファーゲン等]、肝水解物、SH化合物
[例、グルタチオン等]、特殊アミノ酸製剤[例、アミ
ノレバン等]、リン脂質[例、ポリエンホスファチジル
コリン等]、ビタミン類[例、ビタミンB、B、B
、B12、C等]、副腎皮質ホルモン[例、デキサメ
タゾン、ベタメタゾン等]、インターフェロン[例、イ
ンターフェロンα、β等]、肝生脳症治療薬[例、ラク
ツロース等]、食道、胃静脈瘤破裂時に用いられる止血
剤[例、バソプレッシン、ソマトスタチン等]など、関
節炎治療薬、筋弛緩薬[プリジノール、ツボクラリン、
パンクロニウム、塩酸トルペリゾン、カルバミン酸クロ
ルフェネシン、バクロフェン、クロルメザノン、メフェ
ネシン、クロゾキサゾン、エペリゾン、チザニジンな
ど]、血管拡張薬[オキシフェドリン、ジルチアゼム、
トラゾリン、ヘキソベンジン、バメタン、クロニジン、
メチルドパ、グアナベンズなど]、血管収縮薬[ドパミ
ン、ドプタミンデノパミンなど]、血小板凝集抑制剤
(オザグレル等)、血栓形成予防・治療薬:血液凝固阻
止薬[例、ヘパリンナトリウム,ヘパリンカルシウム,
ワルファリンカルシウム(ワーファリン),Xa阻害
薬],血栓溶解薬[例、tPA,ウロキナーゼ]、抗血
小板薬[例、アスピリン,スルフィンピラゾン(アンツ
ーラン),ジピリダモール(ペルサンチン),チクロピ
ジン(パナルジン),シロスタゾール(プレタール),
GPIIb/IIIa拮抗薬(レオプロ)]、抗うつ薬
[イミプラミン、クロミプラミン、ノキシプチリン、フ
ェネルジン、塩酸アミトリプチリン、塩酸ノルトリプチ
リン、アモキサピン,塩酸ミアンセリン、塩酸マプロチ
リン、スルピリド、マレイン酸アルボキサミン、塩酸ト
ラゾドンなど]、抗てんかん薬[ギャバペンチン、フェ
ニトイン、エトサクシミド、アセタゾラミド、クロルジ
アゼポキシド、トリメタジオン、カルバマゼピン、フェ
ノバルピタール、プリミドン、スルチアム、パルブロ酸
ナトリウム、クロナゼパム、ジアゼパム、ニトラゼパム
など]、抗アレルギー薬[ジフェンヒドラミン、クロル
フェニラミン、トリペレナミン、メトジラミン、クレミ
ゾール、ジフェニルピラリン、メトキシフェナミン、ク
ロモグリク酸ナトリウム、トラニラスト、レピリナス
ト、アンレキサノクス、イブジラスト、ケトチフェン、
テルフェナジン、メキタジン、アセラスチン、エピナス
チン、塩酸オザグレル、プランルカスト水和物、セラト
ロダスト、フェキソフェナジン、エバスチン、ブシラミ
ン、オキサトミド、強力ネオミノファーゲンシー、トラ
ネキサム酸、フマル酸ケトチフェンなど]、抗コリン剤
(例えば、臭化イプラトロピウム、臭化フルトロピウ
ム、臭化オキシトロピウムなど)、抗パーキンソン薬
(ドーパミン、レボドパ等)、抗リウマチ薬、抗炎症剤
(例えば、アスピリン、アセトアミノフェン、ジクロフ
ェナクナトリウム、イブプロフェン、インドメタシン、
ロキソプロフェンナトリウム、デキサメタゾンなど)、
抗凝血薬および抗血小板薬[クエン酸ナトリウム、活性
化プロテインC、組織因子経路阻害剤、アンチトロンビ
ンIII、ダルテパリンナトリウム、アルガトロバン、
ガベキサート、オザクレルナトリウム、イコサペント酸
エチル、ベラプロストナトリウム、アルプロスタジル、
ペントキシフィリン、チソキナーゼ、ストレプトキナー
ゼ、ヘバリンなど]、抗凝固療法剤[ジピリダモール
(ベルサンチン),塩酸ジラゼプ(コメリアン),チロ
ピジン、クロビドグレル、Xa阻害剤]、抗菌薬[サ
ルファ剤[スルファメチゾール、スルフィソキサゾー
ル、スルファモノメトキシン、スルファメチゾール、サ
ラゾスルファピリジン、スルファジアジン銀など]、
キノリン系抗菌薬[ナリジクス酸、ピペミド酸三水和
物、エノキサシン、ノルフロキサシン、オフロキサシ
ン、トシル酸トスフロキサシン、塩酸シプロフロキサ
ン、塩酸ロメフロキサシン、スパルフロキサシン、フレ
ロキサシンなど]、抗結核薬[イソニアジド、ウタン
ブトール(塩酸エタンブトール)、パラアミノサリチル
酸(パラアミノサリチル酸カルシウム)、ピラジナミ
ド、エチオナミド、プロチオナミド、リファンピシン、
硫酸ストレプトマイシン、硫酸カナマイシン、サイクロ
セリンなど]、抗抗酸菌薬[ジアフェニルスルホン、
リファンピシリンなど]、抗ウイルス薬[イドクスウ
リジン、アシクロビル、ビタラビン、ガンシクロビルな
ど]、抗HIV薬[ジドブジン、ジダノシン、ザルシ
タビン、硫酸インジナビルエタノール付加物、リトナビ
ルなど]、抗スピロヘータ薬、抗生物質[塩酸テト
ラサイクリン、アンピシリン、ピペラシリン、ゲンタマ
イシン、ジベカシン、カネンドマイシン、リビドマイシ
ン、トブラマイシン、アミカシン、フラジオマイシン、
シソマイシン、テトラサイクリン、オキシテトラサイク
リン、ロリテトラサイクリン、ドキシサイクリン、アン
ピシリン、ピペラシリン、チカルシリン、セファロチ
ン、セファピリン、セファロリジン、セファクロル、セ
ファレキシン、セフロキサジン、セファドロキシル、セ
ファマンドール、セフォチアム、セフロキシム、セフォ
チアム、セフォチアムヘキセチル、セフロキシムアキセ
チル、セフジニル、セフジトレンピボキシル、セフタジ
ジム、セフピラミド、セフスロジン、セフメノキシム、
セフポドキシムプロキセチル、セフピロム、セファゾプ
ラン、セフェピム、セフスロジン、セフメタゾール、セ
フミノクス、セフォキシチン、セフプペラゾン、ラタモ
キナセフ、フロモキセフ、セファゾリン、セフォタキシ
ム、セフォペラゾン、セフチゾキシム、モキサラクタ
ム、チエナマイシン、スルファゼシン、アズトレオナム
またはそれらの塩、グリセオフルビン、ランカシジン類
[ジャーナル・オブ・アンチバイオティックス(J. Ant
ibiotics),38,877−885(1985)]な
ど]セフィキシム、レボフロキサシン]、抗血栓剤(ア
ルガトロバン等)、抗原虫薬[メトロニダゾール、チニ
ダゾール、クエン酸ジエチルカルバマジン、塩酸キニー
ネ、硫酸キニーネなど]、抗腫瘍薬[6−O−(N−ク
ロロアセチルカルバモイル)フマギロール、ブレオマイ
シン、メトトレキサート、アクチノマイシンD、マイト
マイシンC、ダウノルビシン、アドリアマイシン、ネオ
カルチノスタチン、シトシンアラビノシド、フルオロウ
ラシル、テトラヒドロフリル−5−フルオロウラシル、
ピシバニール、レンチナン、レバミゾール、ベスタチ
ン、アジメキソン、グリチルリチン、塩酸ドキソルビシ
ン、塩酸アクラルビシン、塩酸ブレオマイシン、硫酸ペ
プロマイシン、硫酸ビンクリスチン、硫酸ビンプラスチ
ン、塩酸イリノテカン、シクロフォスファミド、メルフ
ァラン、ブスルファン、チオテパ、塩酸プロカルバジ
ン、シスプラチン、アザチオプリン、メルカプトプリ
ン、テガフール、カルモフール、シタラビン、メチルテ
ストステロン、プロピオン酸テストステロン、エナント
酸テストステロン、メピチオスタン、ホスフェストロー
ル、酢酸クロルマジノン、酢酸リュープリン、酢酸ブセ
レリンなど]、抗真菌薬[ポリエチレン系抗生物質
(例、アムホテリシンB、ナイスタチン、トリコマイシ
ン)、グリセオフルビン、ピロールニトリンなど、
シトシン代謝拮抗薬(例、フルシトシン、イミダゾー
ル誘導体(例、エコナゾール、クロトリマゾール、硝酸
ミコナゾール、ビホナゾール、クロコナゾール)、ト
リアゾール誘導体(例、フルコナゾール、イトラコナゾ
ール、アゾール系化合物[2−[(1R,2R)−2−
(2,4−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1
−メチル−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1
−イル)プロピル]−4−[4−(2,2,3,3−テ
トラフルオロプロポキシ)フェニル−3−(2H,4
H)−1,2,4−トリアゾロン]、チオカルバミン
酸誘導体(例、トリナフトール)、エキノカンジン系
誘導体(例、カスポファンギン、FK−463、V−エ
キノカンジン)など]、抗精神病薬[塩酸クロルプロマ
ジン、プロクロルペラジン、トリフロペラジン、塩酸チ
オリダジン、マレイン酸ペルフェナジン、エナント酸フ
ルフェナジン、マレイン酸プロクロルペラジン、マレイ
ン酸レボメプロマジン、塩酸プロメタジン、ハロペリド
ール、プロムペリドール、スピペロン、レセルピン、塩
酸クロルカプラミン、スルピリド、ゾテピンなど]、抗
潰瘍薬[メタクロプロミド、塩酸ヒスチジン、ランソプ
ラゾール、メトクロプラミド、ピレンゼピン、シメチジ
ン、ラニチジン、ファモチジン、ウロガストリン、オキ
セサゼイン、プログルミド、オメプラゾール、スクラル
ファート、スルピリド、セトラキサート、ゲファルナー
ト、アルジオキサ、テプレノン、プロスタグランジンな
ど]、抗糖尿病用剤(例えば、ピオグリタゾン、ナフグ
リニド、ボグリボース、アカルボースなど)、抗肥満薬
(マジンドールなど)、抗リューマチ薬など、抗不安薬
[ジアゼパム、ロラゼパム、オキサゼパム、クロルジア
ゼポキシド、メダゼパム、オキサゾラム、クロキサゾラ
ム、クロチアゼパム、プロマゼパム、エチゾラム、フル
ジアゼパム、ヒドロキシジンなど]、抗不整脈薬:ジソ
ピラミド、リドカイン、硫酸キニジン、酢酸フレカイニ
ド、塩酸メキシレチン、塩酸アミオダロン、およびβ遮
断薬、Ca拮抗薬など、抗喘息薬[塩酸イソプレナリ
ン、硫酸サルブタモール、塩酸プロカテロール、硫酸テ
ルブタリン,塩酸トリメトキシノール、塩酸ツロブテロ
ール、硫酸オルシプレナリン、臭化水素酸フェノテロー
ル、塩酸エフェドリン、臭化イプロトロピウム、臭化オ
キシトロピウム、臭化フルトロピウム、テオフィリン、
アミノフィリン、クロモグリク酸ナトリウム、トラニラ
スト、レピリナスト、アンレキサノクス、イブジラス
ト、ケトチフェン、テルフェナジン、メキタジン、アゼ
ラスチン、エピナスチン、塩酸オザグレル、プランルカ
スト水和物、セラトロダスト、デキサメタゾン、プレド
ニゾロン、ヒドロコルチゾン、プロピオン酸ベクロペタ
ゾン、プロピオン酸フルチカゾン、プロピオン酸ベクロ
メタゾン、プロカテロール、など]、甲状腺機能低下症
治療薬[乾燥甲状腺(チレオイド),レボチロキシンナ
トリウム(チラージンS),リオチロニジンナトリウム
(サイロニン、チロニン);ネフローゼ症候群治療薬:
プレドニゾロン(プレドニン),コハク酸プレドニゾロ
ンナトリウム(プレドニン),コハクン酸メチルプレド
ニゾロンナトリウム(ソル・メドロール),ベタメタゾ
ン(リンデロン)]、高血圧治療薬[交感神経抑制薬
[α2刺激薬(例、クロニジン、グアナベンズ、グアン
ファシン、メチルドパなど)、神経節遮断薬(例、ヘキ
サメトニウム、トリメタファンなど)、シナプス前遮断
剤(例、アルサーオキシロン、ジメチルアミノレセルピ
ナート、レシナミン、レセルピン、シロシンゴピンな
ど)、ニューロン遮断薬(例、ベタニジン、グアネチジ
ンなど)、α1遮断薬(例、ブナゾシン、ドキサゾシ
ン、プラゾシン、テラゾシン、ウラピジルなど)、β遮
断薬(例、プルプラノロール、ナドロール、チモロー
ル、ニプラジロール、ブニトロロール、インデノロー
ル、ペンブトロール、カルテオロール、カルベジロー
ル、ピンドロール、アセブトロール、アテノロール、ピ
ソプロロール、メトプロロール、ラベタロール、アモス
ラロール、アロチノロールなど)など、血管拡張薬
[カルシウムチャンネル拮抗薬(例、マニジピン、ニカ
ルジピン、ニルバジピン、ニソルジピン、ニトレンジピ
ン、ベニジピン、アムロジピン、アラニジピンなど)、
フタラジン誘導体(例、ブドララジン、カドララジン、
エカラジン、ヒドララジン、トドララジンなど)な
ど]、ACE阻害薬[アラセプリル、カプトプリル、
シラザプリル、デラプリル、エナラプリル、リジノプリ
ル、テモカプリル、トランドラプリル、キナプリル、イ
ミダプリル、ベナゼプリル、ベンリドプリルなど]、
AII拮抗薬[ロサルタン、カンデサルタン、バルサル
タン、テルミサルタン、イルベサルタン、フォラサルタ
ンなど]、利尿薬(例えば上記の利尿薬など)]、高
血圧治療薬:利尿薬[例、フロセミド(ラシックス),
ブメタニド(ルネトロン),アゾセミド(ダイアー
ト)],降圧薬[例、ACE阻害薬、(マレイン酸エナ
ラプリル(レニペース)など)およびCa拮抗薬(マニ
ジピン、アムロジピンなど)、αまたはβ受容体遮断薬
など]、高脂血症治療薬[HMG−CoA還元酵素阻害
薬(例、フルバスタチン、セリバスタチン、アトルバス
タチンなど)、フィブラート系薬剤(例、シンフィブラ
ート、クロフィブラートアルミニウム、クリノフィブラ
ート、フェノフィブラートなど)、陰イオン交換樹脂
(例、コレスチラミドなど)、ニコチン酸製剤(例、ニ
コモール、ニセリトロール、ニコチン酸トコフェロール
など)、多価不飽和脂肪酸誘導体(例、イコサペント酸
エチル、ポリエンフォスファチジルコリン、メリナミド
など)、植物ステロール(例、ガンマーオリザノール、
ソイステロールなど)、エラスターゼ、デキストラン硫
酸ナトリウム、スクワレン合成酵素阻害薬、CETP阻
害薬、2−クロロ−3[4−(2−メチル−2−フェニ
ルプロポキシ)フェニル]プロピオン酸エチル[ケミカ
ル・アンド・ファーマシューティカル・ブレティン(Ch
em. Pharm. Bull),38,2792−2796(19
90)]など]、骨疾患治療薬:カルシウム製剤(例、
炭酸カルシウム等)、カルシトニン製剤、活性型ビタミ
ンD製剤(例、アルファカルシドール(アルファロー
ルなど)、カルシトリオール(ロカルトロール)等)、
性ホルモン類(例、エストロゲン、エストランジオール
等)、ホルモン製剤[例、結合型エストロゲン(プレマ
リン)など]、イブリフラボン製剤(オステンなど)、
ビタミンK、ビタミンK製剤[例、メナテトレノン
(グラケー)など]、ビスホスホン酸系製剤(エチドロ
ネートなど)、プロスタグランジンE2、フッ素化合物
(例、フッ化ナトリウム等)、骨形成タンパク(BM
P)、線維芽細胞増殖因子(FGF)、血小板由来増殖
因子(PDGF)、トランスフォーミング成長因子(T
GF−β)、インスリン様成長因子−1および2(IG
F−1、−2)、副甲状腺ホルモン(PTH)、ヨーロ
ッパ出願公開EP−A1−376197号公報,EP−
A1−460488号公報およびEP−A1−7197
82号公報記載の化合物(例、(2R,4S)−(−)
−N−[4−(ジエトキシホスホリルメチル)フェニ
ル]−1,2,4,5−テトラヒドロ−4−メチル−
7,8−メチレンジオキシ−5−オキソ−3−ベンゾチ
エピン−2−カルボキサミド等)など、脂溶性ビタミン
薬[ビタミンA類:ビタミンA、ビタミンAおよ
びパルミチン酸レチノール、ビタミンD類:ビタミン
、D、D、DおよびD、ビタミンE類:
α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフ
ェロール、δ−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−
トコフェロール、ビタミンK類:ビタミンK
、KおよびK、葉酸(ビタミンM)など]、
ビタミン誘導体[ビタミンの各種誘導体、例えば、5,
6−トランス−コレカルシフェロール、2,5−ヒドロ
キシコレカルシフェロール、1−α−ヒドロキシコレカ
ルシフェロールなどのビタミンD誘導体、5,6−ト
ランス−エルゴカルシフェロール等のビタミンD誘導
体など]、疾患修飾性抗リウマチ薬および免疫抑制薬
[例えば、メソトレキセイト,レフルノミド,プログラ
フ、スルファサラジン、D−ペニシラミン、経口金
剤]、昇圧薬[ドパミン、ドブタミン、デノパミン、ジ
ギトキシン、ジゴキシン、メチルジゴキシン、ラナトシ
ドC、G−ストロファンチンなど]、心筋保護薬:心臓
ATP−K用開口薬、Na−H交換阻害薬、エンドセリ
ン拮抗薬、ウロテンシン拮抗薬など、心不全治療薬[強
心薬(例、ジギトキシン、ジゴキシン、メチルジゴキシ
ン、ラナトシドC、プロスシラリジンなど)、α、β刺
激薬(例、エピネフリン、ノルエピネフリン、イソプロ
テレノール、ドパミン、ドカルパミン、ドブタミン、デ
ノパミンなど)、ホスホジエステラーゼ阻害薬(例、ア
ムリノン、ミルリノン、塩酸オルプリノンなど)カルシ
ウムチャンネル感受性増強薬(例、ピモベンタンな
ど)、硝酸薬(例、ニトログリセリン、硝酸イソソルビ
ドなど)、ACE阻害薬(例えば上記のACE阻害薬な
ど)、利尿薬(例えば上記の利尿薬など)、カルペリチ
ド、ユビデカレノン、ベスナリノン、アミノフィリンな
ど]、神経栄養因子、腎不全、腎症治療薬、生物製剤
[例えば、モノクロナール抗体(例、抗TNF−α抗
体,抗IL−12抗体,抗IL−6抗体,抗ICAM−
I抗体,抗CD4抗体等)、可溶性レセプター(例、可
溶性TNF−αレセプター等)、タンパク性リガンド
(IL−Iリセプターアンタゴニスト等)]、胆汁酸結
合樹脂[例、コレスチラミン、コレスチポール等]、胆
道疾患治療薬:催胆薬[例、デヒドロコール酸等]、排
胆剤[例、硫酸マグネシウム等]など、中枢神経系作用
薬:抗不安薬、催眠鎮静薬、麻酔薬、鎮けい薬、自律神
経薬、抗パーキンソン薬およびその他の精神神経用薬な
ど、鎮咳・去たん薬[塩酸エフェドリン、塩酸ノスカピ
ン、リン酸コデイン、リン酸ジヒドロコデイン、塩酸イ
ソプロテレノール、塩酸エフェドリン、塩酸メチルエフ
ェドリン、塩酸ノスカピン、アロクラマイド、クロフェ
ラノール、ピコペリダミン、クロペラスチン、プロトキ
ロール、イソプロテレノール、サルブタモール、テルブ
タリン、オキシメテバノール、塩酸モルヒネ、臭化水素
酸デキストロメトルファン、塩酸オキシコドン、リン酸
ジメモルファン、ヒベンズ酸チペピジン、クエン酸ペン
トキシベリン、塩酸クロフェダノール、ベンゾナテー
ト、グアイフェネシン、塩酸ブロムヘキシン、塩酸アン
ブロキソール、アセチルシステイン、塩酸エチルシステ
イン、カルボシステインなど]、鎮静薬[塩酸クロルプ
ロマジン、硫酸アトロピン、フェノバルビタール、バル
ビタール、アモバルビタール、ペントバルビタール、チ
オペンタールナトリウム、チアミラールナトリウム、ニ
トラゼパム、エスタゾラム、フルラザパム、ハロキサゾ
ラム、トリアゾラム、フルニトラゼパム、ブロムワレリ
ル尿素、抱水クロラール、トリクロホスナトリウムな
ど]、鎮痛剤および消炎剤[例えば、中枢性鎮痛剤
(例、モルフィン,コデイン、ペンタゾシン等)、ステ
ロイド剤(例、プレドニゾロン、デキサメタゾン、ベタ
メタゾン等)、消炎酵素剤(例、ブロメライン、リゾチ
ーム、プロクターゼ等)]、糖尿病治療薬[スルホニル
尿素剤(例、トルブタミド、クロルプロパミド、グリク
ロピラミド、アセトヘキサミド、トラザミド、グリベン
クラミド、グリブゾールなど),ビグアナイド剤(例、
塩酸メトホルミン、塩酸プホルミンなど)、α−グルコ
シダーゼ阻害薬(例、ボグリボース、アカルボースな
ど)、インスリン抵抗性改善薬(例、ピオグリタゾン、
トログリタゾンなど)、インスリン、グルカゴン,糖尿
病性合併症治療薬(例、エパルレスタット、チオクト酸
など)、アクトス、ロジグリタゾン、キネダック、ベン
フィル、ヒューマリン、オイグルコン、グリミクロン、
ダオニール,ノボリン,モノタード,インシュリン類、
グルコバイ、ジメリン、ラスチノン、バシルコン、デア
メリンS、イスジリン酸など]、脳機能賦活薬(例、イ
デベノン、ビンポセチン等)、泌尿器・男性性器疾患治
療薬:[例、前立腺肥大症治療薬(塩酸タムスロシン、
塩酸プラゾシン、酢酸クロムマジノンなど)、前立腺が
ん(酢酸リュープロレリン、酢酸ゴセレリン、酢酸クロ
ルマジノンなど)]など、非ステロイド性抗炎症薬[ア
セトアミノフェン、フェナセチン、エテンザミド、スル
ピリン、アンチピリン、ミグレニン、アスピリン、メフ
ェナム酸、フルフェナム酸、ジクロフェナックナトリウ
ム、ロキソプロフェンナトリウム、フェニルブタゾン、
インドメタシン、イブプロフェン、ケトプロフェン、ケ
トプロフェン、ナプロキセン、オキサプロジン、フルル
ピプロフェン、フェンブフェン、プラノプロフェン、フ
ロクタフェニン、エピリゾール、塩酸チアラミド、ザル
トプロフェン、メシル酸ガベキサート、メシル酸カモス
タット、ウリナスタチン、コルヒチン、プロベネジド、
スルフィンピラゾン、ベンズプロマロン、アロプリノー
ル、金チオリンゴ酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウ
ム、サリチル酸ナトリウム、塩酸モルヒネ、サリチル
酸、アトロピン、スコポラミン、モルヒネ、ペチジン、
レボルファイノール、ケトプロフェン、ナプロキセン、
オキシモルフォンまたはその塩など]、頻尿・尿失禁治
療薬[塩酸フラボキサートなど]、不安定プラーグ安定
化薬[MMP阻害薬、キマーゼ阻害薬など]、不整脈治
療薬[ナトリウムチャンネル遮断薬(例、キニジン、プ
ロカインアミド、ジソピラミド、アジマリン、シベンゾ
リン、リドカイン、ジフェニルヒダントイン、メキシレ
チン、プロパフェノン、フレカイニド、ピルジカイニ
ド、フェニトインなど]、β遮断薬(例、プロプラノロ
ール、アルプレノロール、プフェトロール、オクスプレ
ノロール、アテノール、アセプトロール、メトプロロー
ル、ピソプロロール、ピンドロール、カルテオロール、
アロチロールなど)、カリウムチャンネル遮断薬(例、
アミオダロンなど)、カルシウムチェンネル遮断薬
(例、ベラパミル、ジルチアゼムなど)など]、婦人科
疾患治療薬:[例、更年期障害治療薬(結合型エストロ
ゲン、エストラジオール、エナント酸テストステロン、
吉草酸エストラジオールなど)、乳癌治療薬(クエン酸
タモキシフェンなど)、子宮内膜症・子宮筋腫治療薬
(酢酸リュープロレリン、ダナゾールなど)]など、麻
酔薬[a.局所麻酔薬[塩酸コカイン、塩酸プロカイ
ン、リドカイン、塩酸ジブカイン、塩酸テトラカイン、
塩酸メピバカイン、塩酸ブピバカイン、塩酸オキシブプ
ロカイン、アミノ安息香酸エチル、オキセサゼイン]な
ど]、b.全身麻酔薬[吸入麻酔薬(例、エーテル、
ハロタン、亜酸化窒素、インフルラン、エンフルラ
ン)、静脈麻酔薬(例、塩酸ケタミン、ドロペリドー
ル、チオペンタールナトリウム、チアミラールナトリウ
ム、ペントバルビタール)など]]、麻酔拮抗薬[レバ
ロルファン、ナロルフィン、ナロキソンまたはその塩な
ど]、慢性心不全治療薬:強心薬[例、強心配糖体(ジ
ゴキシンなど)、β受容体刺激薬(デノパミンおよびド
ブタミンなどのカテコラミン製剤)およびPDE阻害薬
など]、利尿薬[例、フロセミド(ラシックス)、スピ
ロノラクトン(アルダクトン)、ブメタミド(ルネトロ
ン)、アゾセミド(ダイアート)など]、ACE阻害
薬、[例、マレイン酸エナラプリル(レニベース)な
ど]、Ca拮抗薬[例、アムロジピン、マニジピンな
ど]およびβ受容体遮断薬など、免疫調節薬[シクロス
ポリン、タクロリムス、グスペリムス、アザチオプリ
ン、抗リンパ血清、乾燥スルホ化免疫グロブリン、エリ
スロポイエチン、コロニー刺激因子、インターロイキ
ン、インターフェロンなど]、利尿薬[サイアザイド系
利尿薬(ベンチルヒドロクロロチアジド、シクロベンチ
アジド、エチアジド、ヒドロクロロチアジド、ヒドロフ
ルメチアジド、メチクロチアジド、ペンフルチアジド、
ポリチアジド、トリクロルメチアジドなど)、ループ利
尿薬(クロルタリドン、クロフェナミド、インダパミ
ド、メフルジド、メチクラン、ソトラゾン、トリバミ
ド、キネタゾン、メトラゾン、フロセミド、メフルシド
など)、カリウム保持性利尿薬(スピロノラクトン、ト
リアムテレンなど)]、勃起不全薬(バイアグラ、アポ
モルフィンなど)などが挙げられる。
【0045】これらの薬物は、別々にあるいは同時に、
薬理学的に許容されうる担体、賦形剤、結合剤、希釈剤
などと混合して製剤化し、経口的にまたは非経口的に投
与することができる。薬物を別々に製剤化する場合、別
々に製剤化したものを使用時に希釈剤などを用いて混合
して投与することができるが、別々に製剤化した個々の
製剤を、同時に、あるいは時間差をおいて別々に、同一
対象に投与してもよい。別々に製剤化したものを使用時
に希釈剤などを用いて混合して投与するためのキット製
品(例えば、粉末状の個々の薬物を含有するアンプルと
2種以上の薬物を使用時に混合して溶解するための希釈
剤などを含有する注射用キットなど)、別々に製剤化し
た個々の製剤を、同時に、あるいは時間差をおいて別々
に、同一対象に投与するためのキット製品(例えば、個
々の薬物を含有する錠剤を同一または別々の袋に入れ、
必要に応じ、薬物を投与する時間の記載欄を設けた、2
種以上の錠剤を同時にあるいは時間差をおいて別々に投
与するための錠剤用キットなど)なども本発明の医薬組
成物に含まれる。
【0046】本発明の医薬組成物の投与量は、投与対
象、投与対象の年令および体重、症状、投与時間、投与
方法、剤型などのより、適宜選択することができる。あ
る特定の患者の投与量は、年令、体重、一般的健康状
態、性別、食事、投与時間、投与方法、排泄速度、患者
のその時に治療を行なっている病状の程度に応じ、それ
らあるいはその他の要因を考慮して決められる。上記医
薬組成物をAIDS予防治療剤およびAIDSの病態進
行抑制剤として用いる場合の投与量は、患者の状態や体
重、投与の方法により異なるが、経口投与の場合、成人
(体重50kg)1人当り活性成分[式(I)で表され
る化合物]として、約5から1000mg、好ましくは
約10から600mgであり、さらに好ましくは約10
〜300mgであり、とりわけ好ましくは約15〜15
0mgであり、1日当たり1回または2から3回にわけ
て投与される。上記医薬組成物を心臓、腎臓、肝臓、骨
髄などの臓器を移植する場合の移植片対宿主病および/
または拒絶反応の予防・治療剤として用いる場合は、移
植の3日前から投与され、移植後においても連続的に投
与される。本発明の医薬組成物の1日あたりの投与量
は、患者の状態や体重、投与の方法により異なるが、経
口投与の場合成人(体重50kg)1人当たり活性成分
[式(I)で表される化合物]として、約5から100
0mg、好ましくは約10から600mgであり、さら
に好ましくは約10〜300mgであり、とりわけ好ま
しくは約15〜150mgであり、1日当たり1回また
は2から3回にわけて投与される。また、この場合、他
の臓器移植時における移植片対宿主病および/または拒
絶反応の抑制剤と組み合わせて用いてもよい。上記式
(I)で表される化合物またはその塩と組み合わせて用
いられる、臓器移植時における移植片対宿主病および/
または拒絶反応の抑制剤の具体的な例としては、シクロ
スポリン、タクロリムス、ラパマイシン、ステロイド、
アザチオプリン、ミコフェノール酸モフェチル、ミゾリ
ビンなどが挙げられる。これらの薬剤を組み合わせて用
いる場合に、1つの薬剤がその他の薬剤の代謝に影響を
及ぼすときには、各薬剤の投与量は適宜調整されるが、
一般的には、各薬剤の単剤投与の時の投与量が用いられ
る。上記式(I)で表される化合物またはその塩を臓器
移植時における移植片対宿主病および/または拒絶反応
の抑制剤以外の対象疾患に用いる場合の1日当たりの投
与量は、対象疾患の種類、患者の状態や体重、投与の方
法により異なるが、経口投与の場合成人(体重50k
g)1人当たり活性成分[式(I)で表される化合物]
として約5から1000mg、好ましくは約10から6
00mgであり、さらに好ましくは約10〜300mg
であり、とりわけ好ましくは約15〜150mgであ
り、1日当たり1を1回または2から3回にわけて投与
する。また、他の薬剤とを組み合わせて用いる場合、他
の薬剤の投与量は、例えば通常の投与量の約1/200
ないし1/2以上、約2ないし3倍以下の範囲で適宜選
択される。さらに、2種またはそれ以上の薬剤を組み合
わせて用いる場合に、ある1つの薬剤がその他の薬剤の
代謝に影響を及ぼすときには、各薬剤の投与量は適宜調
整されるが、一般的には、各薬剤の単剤投与の時の投与
量が用いられる。
【0047】また、上記式(I)で表される化合物また
はその塩は、輸血用血液や血液製剤に含有もしくは組み
合わせて用いることもできる。輸血用血液または血液製
剤は通常複数の人から取り出した血液を混合して製造さ
れるが、その中には、HIVウィルスに感染している細
胞と感染していない細胞が混在している場合があり、こ
の場合、感染していない細胞に感染する恐れがある。本
発明の式(I)で示される化合物を配合しておけばこれ
らのウィルスの感染および増殖を防止または抑制するこ
とができる。特に血液製剤を保存する際に式(I)で示
される化合物を配合しておくことはウィルスの感染およ
び増殖を防止または抑制するために有効である。また、
HIVウイルスが混入している輸血用血液または血液製剤
を投与した場合、その中に式(I)で示される化合物を
配合しておくことにより、輸血用血液または血液製剤の
投与を受けた人の体内でHIVが感染および増殖すること
を防止できる。例えば、輸血時および血液製剤使用時に
おけるHIV感染症の予防として成人(体重妬く0k
g)に経口投与する場合、通常1回量としてCCR拮抗
薬として約0.02ないし50mg/kg、好ましくは
0.05ないし30mg/kg、さらに好ましくは0.
1ないし10mg/kg程度であり、これらの服用量を
1日約1ないし約3回程度投与のが望ましい。当然なが
ら、これらの用量範囲は1日投与量を分割するために必
要な単位ベースで調節できるが、上記のように用量は疾
患の性質および程度、患者の年令、体重、一般的健康状
態、性別、食事、投与時間、投与方法、排泄速度、それ
らあるいはその他の要因を考慮して決められる。この場
合の投与方法も適宜選択することができ、輸血前または
血液製剤使用前に輸血する血液または血液製剤に上記本
発明のHIV感染症予防剤を直接加えてもよい。その際
には直前ないし24時間前、好ましくは直前ないし12
時間前、さらに好ましくは直前ないし6時間前に混合す
るのが望ましい。輸血時または血液製剤使用時に輸血す
る血液または血液製剤とは別に本発明のHIV感染症予
防剤を投与する場合には輸血または血液製剤使用1時間
前ないし同時に投与するのが望ましく、さらに好ましく
は1日1ないし3回4週間投与を続けるのが望ましい。
【0048】さらに、式(I)で表される化合物または
その塩は、逆転写酵素阻害剤および/またはプロテアー
ゼ阻害剤とを組み合わせて用いる場合、逆転写酵素阻害
剤またはプロテアーゼ阻害剤の投与量は、例えば、通常
の投与量の約1/200ないし1/2以上、約2ないし
3倍以下の範囲で適宜選択される。代表的な逆転写酵素
阻害剤およびプロテアーゼ阻害剤の通常の投与量は例え
ば以下に示すとおりである。 ジドブジン:100mg ジダノシン:125〜200mg ザルシタビン:0.75mg ラミブジン:150mg スタブジン:30〜40mg サキナビル:600mg リトナビル:600mg インジナビル:800mg ネルフィナビル:750mg また、式(I)で表される化合物またはその塩と逆転写
酵素阻害剤および/またはロテアーゼ阻害剤とを組み合
わせて用いる場合の具体的な実施態様を以下に示す。 成人(体重50Kg)1人当たり、式(I)で表され
る化合物またはその塩約10〜300mgを、ジドブジ
ン約50〜200mgと併用の形態で、同一対象に投与
する。個々の薬物は、それぞれ同時に投与してもよく、
また12時間以内の時間差をおいて投与してもよい。 成人(体重50Kg)1人当たり、式(I)で表され
る化合物またはその塩約10〜300mgを、サキナビ
ル約300〜1200mgと併用の形態で、同一対象に
投与する。個々の薬物は、それぞれ同時に投与してもよ
く、また12時間以内の時間差をおいて投与してもよ
い。
【0049】
【実施例】以下に実施例、参考例、実験例を挙げて本発
明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定され
るものではない。
【0050】実施例1(化合物1の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(4−メチル−1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]フェニル]−1−トリフルオロ
アセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(0.27g)をエタノール
(30ml)に溶かし、氷冷下、水素化ほう素ナトリウ
ム(0.08g)を加え、室温で一晩撹拌した。溶媒を
留去し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を
水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用い
て乾燥した。溶媒を留去し、7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(4−
メチル−1−オキシドピリジン−2−イル)メチル]フ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(化合物1)(0.26g)を
黄色結晶として得た。 mp 198-201℃ (dec.).1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.34-
1.45 (2H, m), 1.57-1.65 (2H, m), 2.28 (3H, s), 2.9
7 (2H, t-like), 3.47 (2H, t-like), 3.55 (2H,t, J =
6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J = 4.9 Hz), 4.16 (2H, t, J
= 4.9 Hz), 4.61 (1H, br), 6.03-6.04 (1H, m), 6.69
-6.73 (3H, m), 6.95-7.17 (3H, m), 7.26-7.34 (2H,
m), 7.43-7.48 (5H, m), 7.63-7.67 (3H, m), 8.14 (1
H, d, J = 6.6 Hz). IR (KBr) ν: 2926, 2843, 1651, 1601 cm-1. Anal. calcd. for C36H39N3O5・0.25H2O: C, 72.28; H,
6.66; N, 7.02. FoundC, 71.99; H, 6.57; N, 6.91.
【0051】実施例2(化合物2の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(4−メチル−1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.25g)、イソブチルアルデヒド(0.15m
l)を1,2−ジクロロエタン(80ml)に溶かし、
氷冷下、トリアセトキシ水素化ほう素ナトリウム(0.
27g)を加え、室温で一晩撹拌した。イソブチルアル
デヒド(1ml)、トリアセトキシ水素化ほう素ナトリ
ウム(1.3g)を追加し、室温で一晩撹拌した。炭酸
水素ナトリウム水、水で洗浄後、無水硫酸マグネシウム
を用いて乾燥した。溶媒を留去し、7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ
(4−メチル−1−オキシドピリジン−2−イル)メチ
ル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−
1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物2)(0.2g)を黄色アモルファスとして得た。1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.85-0.99 (9H, m), 1.22-1.45 (2
H, m), 1.54-1.65 (2H,m), 2.08 (1H, br), 2.28 (3H,
s), 2.93 (2H, t-like), 3.19 (2H, d, J = 7.4Hz), 3.
37 (2H, t-like), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.80 (2
H, t, J = 5.0Hz), 4.16 (2H, t, J = 5.0 Hz), 6.05
(1H, s), 6.65 (1H, br), 6.72-6.73 (1H, m), 6.90-7.
06 (5H, m), 7.38-7.68 (10H, m), 8.16 (1H, d, J =
6.6 Hz).IR (KBr) ν: 2957, 2934, 2870, 1653, 1607,
1514, 1499 cm-1. Anal. calcd. for C40H47N3O5・0.5H2O: C, 72.92; H,
7.34; N, 6.38. Found C, 72.81; H, 7.43; N, 6.38.
【0052】実施例3(化合物3の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]−3−メトキシフェニル]−1−トリフル
オロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾア
ゼピン−4−カルボキサミド(0.4g)をエタノール
(300ml)に溶かし、氷冷下、水素化ほう素ナトリ
ウム(0.11g)を加え、室温で一晩撹拌した。溶媒
を留去し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を
水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用い
て乾燥した。溶媒を留去し、7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(1−
オキシドピリジン−2−イル)メチル]−3−メトキシ
フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物3)(0.35g)
を黄色結晶として得た。 mp 116-118℃.1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.26-
1.57 (4H, m), 2.96 (2H, t-like), 3.48 (2H, t-lik
e), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.73-3.90 (5H, m),
4.16 (2H, t, J = 5.0 Hz), 4.61 (1H, br), 6.33 (1H,
d, J = 4.8 Hz), 6.67-6.73 (2H, m), 6.87-7.00 (4H,
m), 7.21-7.48 (7H, m), 7.63-7.75 (3H, m), 8.22-8.
26 (1H, m). IR (KBr) ν: 2934, 2872, 1651, 1609, 1499 cm-1. Anal. calcd. for C36H39N3O6・0.75H2O: C, 69.38; H,
6.55; N, 6.74. FoundC, 69.55; H, 6.66; N, 6.38.
【0053】実施例4(化合物4の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]−3−メトキシフェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.3g)、イソブチルアルデヒド(0.22ml)
を1,2−ジクロロエタン(15ml)に溶かし、氷冷
下、トリアセトキシ水素化ほう素ナトリウム(0.31
g)を加え、室温で一晩撹拌した。水中に注ぎ、炭酸水
素ナトリウム水溶液を用いて中和し、酢酸エチルで抽出
した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムを用いて乾燥した。溶媒を留去し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒ
ドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イル)メチル]
−3−メトキシフェニル]−1−イソブチル−2,3−
ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサ
ミド(化合物4)(0.3g)を黄色アモルファスとし
て得た。1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.90-1.00 (9H, m), 1.26-1.65 (4
H, m), 2.00-2.15 (1H,m), 2.93 (2H, t-like), 3.20
(2H, d, J = 7.2 Hz), 3.38 (2H, t-like), 3.55(2H,
t, J = 6.5 Hz), 3.74-3.83 (5H, m), 4.16 (2H, t, J
= 4.8 Hz), 6.33(1H, d, J = 4.8 Hz), 6.69 (1H, d, J
= 4.8 Hz), 6.88-7.00 (5H, m), 7.21-7.26 (1H, m),
7.40-7.52 (6H, m), 7.63-7.68 (2H, m), 7.77 (1H,
s), 8.22-8.24 (1H, m). IR (KBr) ν: 2959, 1653, 1605, 1499 cm-1. Anal. calcd. for C40H47N3O6・0.25H2O: C, 71.67; H,
7.14; N, 6.27. FoundC, 71.51; H, 7.24; N, 6.17.
【0054】実施例5(化合物5の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[3−クロロ−4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]フェニル]−1−トリフルオロ
アセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(0.24g)をエタノール
(30ml)に溶かし、氷冷下、水素化ほう素ナトリウ
ム(0.065g)を加え、室温で3時間撹拌した。溶
媒を留去し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用
いて乾燥した。溶媒を留去し、7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−N−[3−クロロ−4−[ヒ
ドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イル)メチル]
フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物5)(0.3g)を
黄色アモルファスとして得た。1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.29-
1.48 (2H, m), 1.54-1.72 (2H, m), 2.92 (2H, br), 3.
43 (2H, br), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.80(2H, t,
J = 4.8 Hz), 4.12 (2H, t, J = 4.8 Hz), 4.60 (1H,
br), 6.39 (1H,s), 6.69 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.85-
6.98 (3H, m), 7.23-7.55 (9H, m), 7.60-8.00 (3H,
m), 8.26 (1H, br). IR (KBr) ν: 2934, 2872, 1692 cm-1.
【0055】実施例6(化合物6の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[3−クロロ−4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.3g)、イソブチルアルデヒド(0.22ml)
を1,2−ジクロロエタン(30ml)に溶かし、氷冷
下、トリアセトキシ水素化ほう素ナトリウム(0.31
g)を加え、室温で一晩撹拌した。イソブチルアルデヒ
ド(0.22ml)、トリアセトキシ水素化ほう素ナト
リウム(0.31g)を追加し、室温で一晩撹拌した。
炭酸水素ナトリウム水溶液を用いて中和後、濃縮し、酢
酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥した。溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:酢酸エチル)で精製した。得られた粗結晶を酢
酸エチル−ヘキサンから再結晶し、7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−N−[3−クロロ−4−
[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イル)メチ
ル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−
1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物6)(0.2g)を黄色結晶として得た。 mp 105-107℃.1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.85-0.99 (9H, m), 1.22-1.68 (4
H, m), 2.00-2.11 (1H,m), 2.92 (2H, t, J = 4.6 Hz),
3.19 (2H, d, J = 7.6 Hz), 3.37 (2H, t, J =4.6 H
z), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J = 4.9
Hz), 4.16 (2H,t, J = 4.9 Hz), 6.39 (1H, d, J = 3.
7 Hz), 6.68 (1H, d, J = 3.7 Hz), 6.82-7.00 (4H,
m), 7.20-7.30 (1H, m), 7.38-7.51 (6H, m), 7.72 (1
H, s), 7.78(1H, d, J = 8.8 Hz), 7.94 (1H, d, J =
2.2 Hz), 8.26-8.30 (1H, m). IR (KBr) ν: 2957, 2934, 2870, 1651, 1659, 1607, 1
588, 1499 cm-1. Anal. calcd. for C39H44ClN3O5・0.25H2O: C, 69.42;
H, 6.65; N, 6.23. Found C, 69.45; H, 6.52; N, 6.2
3.
【0056】実施例7(化合物7の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]−3−メチルフェニル]−1−トリフルオ
ロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(0.77g)をエタノール
(200ml)に溶かし、氷冷下、水素化ほう素ナトリ
ウム(0.13g)を加え、室温で一晩撹拌した。溶媒
を留去し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を
水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用い
て乾燥した。溶媒を留去し、7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(1−
オキシドピリジン−2−イル)メチル]−3−メチルフ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(化合物7)(0.64g)を
黄色結晶として得た。 mp 179-182℃ (dec.).1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.22-
1.64 (4H, m), 2.21 (3H, s), 2.96 (2H, t, J = 4.4 H
z), 3.46 (2H, t, J = 4.4 Hz), 3.55 (2H, t, J= 6.6
Hz), 3.80 (2H, t, J = 4.9 Hz), 4.15 (2H, t, J = 4.
9 Hz), 4.63 (1H, br), 6.27 (2H, s), 6.68-6.76 (2H,
m), 6.97 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.16-7.33 (3H, m),
7.43-7.47 (4H, m), 7.56-7.60 (2H, m), 7.70 (1H,
s), 8.30 (1H, dd, J = 1.0, 5.8 Hz). IR (KBr) ν: 2955, 2928, 2872, 1645, 1609, 1501 cm
-1. Anal. calcd. for C36H39N3O5・0.5H2O: C, 71.74; H,
6.69; N, 6.97. Found C, 71.75; H, 6.65; N, 6.81.
【0057】実施例8(化合物8の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]−3−メチルフェニル]−2,3−ジヒド
ロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.6g)、イソブチルアルデヒド(0.46ml)
を1,2−ジクロロエタン(50ml)に溶かし、氷冷
下、トリアセトキシ水素化ほう素ナトリウム(0.64
g)を加え、室温で一晩撹拌した。イソブチルアルデヒ
ド(0.46ml)、トリアセトキシ水素化ほう素ナト
リウム(0.64g)を追加し、室温で一晩撹拌した。
炭酸水素ナトリウム水溶液を用いて中和後、濃縮し、酢
酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥した。溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:酢酸エチル/メタノール/トリエチルアミン)
で精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン
−2−イル)メチル]−3−メチルフェニル]−1−イ
ソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(化合物8)(0.6g)を淡
黄色アモルファスとして得た。1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.85-0.99 (9H, m), 1.26-1.68 (4
H, m), 2.04-2.14 (1H,m), 2.21 (3H, s), 2.93 (2H, t
-like), 3.19 (2H, d, J = 7.0 Hz), 3.36 (2H,t-lik
e), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J = 5.0
Hz), 4.15 (2H,t, J = 5.0 Hz), 6.27 (2H, br), 6.73
(1H, dd, J = 2.4, 7.8 Hz), 6.90-6.99(3H, m), 7.16
-7.30 (2H, m), 7.37-7.60 (7H, m), 7.72 (1H, s), 8.
30 (1H,d, J = 4.8 Hz). IR (KBr) ν: 2957, 2932, 2870, 1645, 1607, 1520, 1
499 cm-1. Anal. calcd. for C40H47N3O5・0.5H2O: C, 72.92; H,
7.34; N, 6.38. Found C, 72.74; H, 7.47; N, 6.18.
【0058】実施例9(化合物9の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(4−メチル−1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]−3−メトキシフェニル]−1
−トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.77g)
をエタノール(200ml)に溶かし、氷冷下、水素化
ほう素ナトリウム(0.12g)を加え、室温で一晩撹
拌した。溶媒を留去し、水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムを用いて乾燥した。溶媒を留去し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒ
ドロキシ(4−メチル−1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]−3−メトキシフェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物9)(0.56g)を黄色アモルファスとして
得た。1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.22-
1.57 (4H, m), 2.27 (3H, s), 2.96 (2H, t-like), 3.4
7 (2H, t-like), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.78-3.8
9 (5H, m), 4.16 (2H, t, J = 4.8 Hz), 4.61 (1H, b
r), 6.32 (1H, s),6.68-6.76 (2H, m), 6.85-7.02 (5H,
m), 7.30-7.47 (5H, m), 7.62 (1H, d, J= 8.6 Hz),
7.73 (1H, s), 7.80 (1H, br), 8.12 (1H, d, J = 6.2
Hz). IR (KBr) ν: 2936, 2868, 1647, 1607, 1507 cm-1. Anal. calcd. for C37H41N3O6・1.5H2O: C, 68.29; H,
6.81; N, 6.46. Found C, 68.46; H, 6.52; N, 6.39.
【0059】実施例10(化合物10の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(4−メチル−1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]−3−メトキシフェニル]−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.5g)、イソブチルアルデヒド
(0.23ml)を1,2−ジクロロエタン(30m
l)に溶かし、氷冷下、トリアセトキシ水素化ほう素ナ
トリウム(0.85g)を加え、室温で一晩撹拌した。
炭酸水素ナトリウム水溶液を用いて中和後、濃縮し、酢
酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥した。溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:酢酸エチル/メタノール/トリエチルアミン)
で精製し、粗結晶を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[4−[ヒドロキシ(4−メチル−1−オキ
シドピリジン−2−イル)メチル]−3−メトキシフェ
ニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物10)
(0.38g)を黄色結晶として得た。 mp 174-176℃.1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.89-1.00 (9H, m), 1.23-1.65 (4
H, m), 2.00-2.20 (1H,m), 2.27 (3H, s), 2.93 (2H, t
-like), 3.20 (2H, d, J = 6.8 Hz), 3.38 (2H,t-lik
e), 3.55 (2H, t, J = 6.5 Hz), 3.75-3.83 (5H, m),
4.16 (2H, t, J =5.0 Hz), 6.32 (1H, d, J = 4.4 Hz),
6.74 (1H, s), 6.88-7.03 (6H, m), 7.39-7.52 (5H,
m), 7.62-7.70 (2H, m), 7.77 (1H, d, J = 1.8 Hz),
8.12 (1H, d,J = 6.6 Hz). IR (KBr) ν: 2957, 2911, 1605, 1499 cm-1. Anal. calcd. for C41H49N3O60.5H2O: C, 71.49; H, 7.
32; N, 6.10. Found C,71.46; H, 7.18; N, 6.12.
【0060】実施例11(化合物11の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[3−エトキシ−4−[ヒドロキシ(4−メチル−1−
オキシドピリジン−2−イル)メチル]フェニル]−1
−トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.85g)
をエタノール(200ml)に溶かし、氷冷下、水素化
ほう素ナトリウム(0.13g)を加え、室温で一晩撹
拌した。溶媒を留去し、水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムを用いて乾燥した。溶媒を留去し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[3−エト
キシ−4−[ヒドロキシ(4−メチル−1−オキシドピ
リジン−2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物11)(0.66g)を黄色結晶として得た。 mp 110-115℃.1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.85-0.97 (6H, m), 1.23-1.65 (4
H, m), 2.28 (3H, s), 2.96 (2H, t-like), 3.47 (2H,
t-like), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.80 (2H,t, J =
4.8 Hz), 4.02-4.18 (4H, m), 4.61 (1H, br), 6.27-
6.28 (1H, m), 6.70 (1H, d, J = 8.0 Hz), 6.85-7.03
(6H, m), 7.30-7.35 (2H, m), 7.43-7.47(3H, m), 7.64
-7.72 (3H, m), 8.10 (1H, d, J = 6.6 Hz). IR (KBr) ν: 2936, 2870, 1651, 1609, 1499 cm-1. Anal. calcd. for C38H43N3O6・0.5H2O: C, 70.57; H,
6.86; N, 6.50. Found C, 70.27; H, 7.00; N, 6.48.
【0061】実施例12(化合物12の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[3−エトキシ−4−[ヒドロキシ(4−メチル−1−
オキシドピリジン−2−イル)メチル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.6g)、イソブチルアルデヒド
(0.27ml)を1,2−ジクロロエタン(50m
l)に溶かし、氷冷下、トリアセトキシ水素化ほう素ナ
トリウム(1g)を加え、室温で一晩撹拌した。炭酸水
素ナトリウム水溶液を用いて中和後、濃縮し、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水
硫酸マグネシウムを用いて乾燥した。溶媒を留去し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:
酢酸エチル)で精製し、粗結晶を得た。酢酸エチル−ヘ
キサンから再結晶し、7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−N−[3−エトキシ−4−[ヒドロキ
シ(4−メチル−1−オキシドピリジン−2−イル)メ
チル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化
合物12)(0.53g)を黄色結晶として得た。 mp 108-110℃.1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.85-0.99 (12H, m), 1.23-1.65
(4H, m), 2.00-2.15 (1H,m), 2.28 (3H, s), 2.92 (2H,
t-like), 3.19 (2H, d, J = 7.4 Hz), 3.38 (2H, t-li
ke), 3.55 (2H, t, J = 6.5 Hz), 3.80 (2H, t, J = 5.
0 Hz), 4.02-4.18(4H, m), 6.29 (1H, d, J = 5.6 Hz),
6.84-7.06 (7H, m), 7.38-7.53 (5H, m), 7.65-7.69
(2H, m), 7.75 (1H, d, J = 2.0 Hz), 8.10 (1H, d, J
= 6.6 Hz). IR (KBr) ν: 2959, 2870, 1651, 1605, 1499 cm-1. Anal. calcd. for C42H51N3O6・H2O: C, 70.86; H, 7.5
0; N, 5.90. Found C, 71.25; H, 7.57; N, 6.00.
【0062】実施例13(化合物13の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]−3−トリフルオロメチルフェニル]−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.53g)、プロピオンアルデヒド
(0.3ml)を1,2−ジクロロエタン(50ml)
に溶かし、氷冷下、トリアセトキシ水素化ほう素ナトリ
ウム(0.87g)を加え、室温で一晩撹拌した。炭酸
水素ナトリウム水溶液を用いて中和後、濃縮し、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無
水硫酸マグネシウムを用いて乾燥した。溶媒を留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:酢酸エチル/メタノール/トリエチルアミン)で精
製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−N−[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2
−イル)メチル]−3−トリフルオロメチルフェニル]
−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(化合物13)(0.4
6g)を黄色アモルファスとして得た。1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.88-1.01 (6H, m), 1.28-1.78 (6
H, m), 2.89 (2H, t-like), 3.24-3.31 (4H, m), 3.54
(2H, t, J = 6.6 Hz), 3.79 (2H, t, J = 4.9 Hz), 4.1
3 (2H, t, J = 4.9 Hz), 6.43 (1H, s), 6.60-6.65 (2
H, m), 6.84-6.96(3H, m), 7.12-7.27 (2H, m), 7.36-
7.44 (5H, m), 7.76-7.92 (2H, m), 8.05-8.06 (1H,
m), 8.21-8.24 (1H, m), 8.50 (1H, s). IR (KBr) ν: 2957, 2872, 1653, 1607 cm-1. Anal. calcd. for C39H42F3N3O5・0.5H2O: C, 67.03;
H, 6.20; N, 6.01. FoundC, 67.40; H, 6.36; N, 6.02.
【0063】実施例14(化合物14、化合物15の製
造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]−3−トリフルオロメチルフェニル]−1
−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(0.4g)をCHIRAL
PAK AD 50mmIDx500mmL、溶出溶媒
(ヘキサン/エタノール)を用いて光学分割した。画分
を濃縮乾固し、残渣をエタノールに溶解後、0.45μ
mのフィルターでろ過した。ろ液を濃縮し、ヘキサンを
加えて乾固し、(+)−7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(1−オキ
シドピリジン−2−イル)メチル]−3−トリフルオロ
メチルフェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−
1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物14)(160mg、>99.9%ee)、(−)−
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]−3−トリフルオロメチルフェニル]−1
−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物15)(160m
g、>99.9%ee)を得た。 (+)体: [α]=+18.1゜(c=0.497
%、エタノール溶液) (−)体: [α]=−18.5゜(c=0.500
%、エタノール溶液)
【0064】実施例15(化合物16の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(4−メチル−1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]−3−トリフルオロメチルフェ
ニル]−1−トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(1
g)をエタノール(100ml)に溶かし、氷冷下、水
素化ほう素ナトリウム(0.15g)を加え、室温で一
晩撹拌した。溶媒を留去し、水を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムを用いて乾燥した。溶媒を留去し、7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−
[ヒドロキシ(4−メチル−1−オキシドピリジン−2
−イル)メチル]−3−トリフルオロメチルフェニル]
−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(化合物16)(0.63g)を黄色結
晶として得た。 mp 124-128℃.1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.27-
1.68 (4H, m), 2.23 (3H, s), 2.98 (2H, t-like), 3.4
9 (2H, t-like), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.80 (2
H, t, J = 5.0 Hz), 4.16 (2H, t, J = 5.0 Hz), 4.65
(1H, br), 6.38-6.43 (2H, m), 6.71 (1H, d, J = 8.6
Hz), 6.95-7.07 (4H, m), 7.31-7.54 (5H,m), 7.82-7.9
5 (3H, m), 8.04 (1H, s), 8.17 (1H, d, J = 6.6 Hz). IR (KBr) ν: 2934, 2847, 1653, 1609, 1499 cm-1. Anal. calcd. for C37H38F3N3O5・H2O: C, 65.38; H,
5.93; N, 6.18. Found C,65.16; H, 5.81; N, 6.17.
【0065】実施例16(化合物17の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(4−メチル−1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]−3−トリフルオロメチルフェ
ニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン
−4−カルボキサミド(0.3g)、プロピオンアルデ
ヒド(0.16ml)を1,2−ジクロロエタン(25
ml)に溶かし、氷冷下、トリアセトキシ水素化ほう素
ナトリウム(0.48g)を加え、室温で一晩撹拌し
た。炭酸水素ナトリウム水溶液を用いて中和後、濃縮
し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で
洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥した。溶媒
を留去し、粗結晶を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[4−[ヒドロキシ(4−メチル−1−オキ
シドピリジン−2−イル)メチル]−3−トリフルオロ
メチルフェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−
1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物17)(0.28g)を黄色結晶として得た。 mp 103-105℃.1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.88-1.04 (6H, m), 1.22-1.82 (6
H, m), 2.23 (3H, s), 2.94 (2H, t-like), 3.30-3.37
(4H, m), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.80 (2H,t, J =
5.0 Hz), 4.16 (2H, t, J = 5.0 Hz), 6.37 (1H, d, J
= 2.2 Hz), 6.43 (1H, s), 6.89-7.06 (5H, m), 7.40-
7.52 (5H, m), 7.85-7.96 (3H, m), 8.05(1H, s), 8.17
(1H, d, J = 6.6 Hz). IR (KBr) ν: 2961, 2932, 2911, 1659, 1607, 1501 cm
-1. Anal. calcd. for C40H44F3N3O5: C, 68.26; H, 6.30;
N, 5.97. Found C, 67.88; H, 6.27; N, 6.11.
【0066】実施例17(化合物18、化合物19の製
造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(4−メチル−1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]−3−トリフルオロメチルフェ
ニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.11g)を
CHIRALPAK AD 50mmIDx500mm
L、溶出溶媒(ヘキサン/エタノール)を用いて光学分
割した。画分を濃縮乾固し、残渣をエタノールに溶解
後、0.45μmのフィルターでろ過した。ろ液を濃縮
し、ヘキサンを加えて乾固し、(+)−7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロ
キシ(4−メチル−1−オキシドピリジン−2−イル)
メチル]−3−トリフルオロメチルフェニル]−1−プ
ロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン
−4−カルボキサミド(化合物18)(54mg、>9
9.9%ee)、(−)−7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(4−メ
チル−1−オキシドピリジン−2−イル)メチル]−3
−トリフルオロメチルフェニル]−1−プロピル−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物19)(53mg、>99.9%e
e)を得た。 (+)体: [α]=+36.0゜(c=0.491
%、エタノール溶液) (−)体: [α]=−30.5゜(c=0.118
%、エタノール溶液)
【0067】実施例18(化合物20の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(4−メチル−1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]−3−トリフルオロメチルフェ
ニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン
−4−カルボキサミド(0.3g)、イソブチルアルデ
ヒド(0.22ml)を1,2−ジクロロエタン(25
ml)に溶かし、氷冷下、トリアセトキシ水素化ほう素
ナトリウム(0.48g)を加え、室温で一晩撹拌し
た。炭酸水素ナトリウム水溶液を用いて中和後、濃縮
し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で
洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥した。溶媒
を留去し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−N−[4−[ヒドロキシ(4−
メチル−1−オキシドピリジン−2−イル)メチル]−
3−トリフルオロメチルフェニル]−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化
合物20)(0.3g)を黄色アモルファスとして得
た。1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.85-1.00 (9H, m), 1.22-1.68 (4
H, m), 2.05-2.12 (1H,m), 2.23 (3H, s), 2.95 (2H, t
-like), 3.20 (2H, d, J = 7.2 Hz), 3.38 (2H,t-lik
e), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J = 4.8
Hz), 4.16 (2H,t, J = 4.8 Hz), 6.37 (1H, d, J = 2.
2 Hz), 6.44 (1H, s), 6.91-7.06 (5H, m), 7.40-7.51
(5H, m), 7.90-7.93 (3H, m), 8.06 (1H, s), 8.17 (1
H, d, J =6.6 Hz). IR (KBr) ν: 2957, 2870, 1651, 1607, 1520, 1499 cm
-1. Anal. calcd. for C41H46F3N3O5・0.5H2O: C, 67.75;
H, 6.52; N, 5.78. FoundC, 67.93; H, 6.74; N, 5.67.
【0068】実施例19(化合物21の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]−3−(2,2,2−トリフルオロエトキ
シ)フェニル]−1−トリフルオロアセチル−2,3−
ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサ
ミド(1.7g)をエタノール(150ml)に溶か
し、氷冷下、水素化ほう素ナトリウム(0.24g)を
加え、室温で一晩撹拌した。溶媒を留去し、水を加え、
酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥した。溶媒を留
去し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−N−[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2
−イル)メチル]−3−(2,2,2−トリフルオロエ
トキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物21)(1
g)を黄色アモルファスとして得た。1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.22-
1.68 (4H, m), 2.94 (2H, t-like), 3.47 (2H, t-lik
e), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J =5.0
Hz), 4.15 (2H, t, J = 5.0 Hz), 4.33-4.44 (2H, m),
4.63 (1H, br), 6.24 (1H, d, J = 6.6 Hz), 6.70 (1H,
d, J = 8.4 Hz), 6.89 (1H, dd, J = 1.8,8.4 Hz), 6.
95-7.01 (3H, m), 7.14-7.34 (5H, m), 7.42-7.47 (3H,
m), 7.75-7.79 (2H, m), 7.72 (1H, d, J = 1.8 Hz),
8.17-8.20 (1H, m). IR (KBr) ν: 3326, 2934, 1651, 1609, 1501 cm-1. Anal. calcd. for C37H38F3N3O6・0.5H2O: C, 64.71;
H, 5.72; N, 6.12. FoundC, 64.70; H, 5.79; N, 5.84.
【0069】実施例20(化合物22の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]−3−(2,2,2−トリフルオロエトキ
シ)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(0.5g)、プロピオ
ンアルデヒド(0.27ml)を1,2−ジクロロエタ
ン(25ml)に溶かし、氷冷下、トリアセトキシ水素
化ほう素ナトリウム(0.78g)を加え、室温で一晩
撹拌した。炭酸水素ナトリウム水溶液を用いて中和後、
濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥した。
溶媒を留去し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリ
ジン−2−イル)メチル]−3−(2,2,2−トリフ
ルオロエトキシ)フェニル]−1−プロピル−2,3−
ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサ
ミド(化合物22)(0.49g)を淡黄色アモルファ
スとして得た。1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.85-1.03 (6H, m), 1.22-1.81 (6
H, m), 2.91 (2H, t-like), 3.29-3.36 (4H, m), 3.55
(2H, t, J = 6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J = 5.0 Hz), 4.1
6 (2H, t, J = 5.0 Hz), 4.33-4.45 (2H, m), 6.24 (1
H, d, J = 7.0 Hz), 6.85-7.03 (5H, m), 7.14-7.32 (3
H, m), 7.40-7.50 (5H, m), 7.70 (1H, s),7.78 (1H,
d, J = 8.4 Hz), 7.88 (1H, s), 8.18-8.20 (1H, m). IR (KBr) ν: 2961, 2934, 2872, 1651, 1605, 1499 cm
-1. Anal. calcd. for C40H44F3N3O6・0.5H2O: C, 65.92;
H, 6.22; N, 5.77. FoundC, 66.16; H, 6.00; N, 5.78.
【0070】実施例21(化合物23の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]−3−(2,2,2−トリフルオロエトキ
シ)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(0.45g)、イソブ
チルアルデヒド(0.32ml)を1,2−ジクロロエ
タン(15ml)に溶かし、氷冷下、トリアセトキシ水
素化ほう素ナトリウム(0.7g)を加え、室温で一晩
撹拌した。炭酸水素ナトリウム水溶液を用いて中和後、
濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥した。
溶媒を留去し、粗結晶を得た。酢酸エチル−ヘキサンか
ら再結晶し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−1−イソブチル−N−[4−[ヒドロキシ(1
−オキシドピリジン−2−イル)メチル]−3−(2,
2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサ
ミド(化合物23)(0.44g)を黄色結晶として得
た。 mp 118-123℃.1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.86-0.99 (9H, m), 1.26-1.68 (4
H, m), 1.95-2.15 (1H,m), 2.91 (2H, t-like), 3.20
(2H, d, J = 6.8 Hz), 3.38 (2H, t-like), 3.55(2H,
t, J = 6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J = 4.9 Hz), 4.16 (2
H, t, J = 4.9 Hz), 4.34-4.46 (2H, m), 6.25 (1H, d,
J = 7.0 Hz), 6.87-7.04 (5H, m), 7.19-7.30 (3H,
m), 7.40-7.51 (5H, m), 7.70 (1H, s), 7.79 (1H, d,
J = 8.0 Hz),7.89 (1H, d, J = 2.2 Hz), 8.20 (1H, d,
J = 6.0 Hz). IR (KBr) ν: 2955, 2870, 1651, 1605, 1499 cm-1. Anal. calcd. for C41H46F3N3O6: C, 67.11; H, 6.32;
N, 5.73. Found C, 66.75; H, 6.35; N, 5.46.
【0071】実施例22(化合物24の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
(4−ヒドロキシフェニル)−1−プロピル−2,3−
ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサ
ミド(0.62g)、3−クロロメチル−4−メチル−
4H−1,2,4−トリアゾール一塩酸塩(0.24
g)、炭酸カリウム(0.5g)にN,N−ジメチルホ
ルムアミド(15ml)を加え、窒素雰囲気下、室温、
一晩撹拌した。水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有
機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウム
を用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノ
ール/トリエチルアミン)で精製し、7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[(4−メ
チル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メ
トキシ]フェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化
合物24)(0.48g)を黄色アモルファスとして得
た。1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.85-1.06 (6H, m), 1.25-1.80 (6
H, m), 2.90 (2H, t-like), 3.25-3.38 (4H, m), 3.55
(2H, t, J = 6.6 Hz), 3.77 (3H, s), 3.80 (2H,t, J =
4.8 Hz), 4.15 (2H, t, J = 4.8 Hz), 5.29 (2H, s),
6.87-7.03 (5H,m), 7.40-7.58 (8H, m), 8.11 (1H, s). IR (KBr) ν: 2957, 2930, 2872, 1501 cm-1. Anal. calcd. for C36H43N5O4・0.25H2O: C, 70.39; H,
7.14; N, 11.40. FoundC, 70.35; H, 7.46; N, 11.46.
【0072】実施例23(化合物25の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−(4−ヒドロキシフェニル)−2,3
−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(0.5g)、2−クロロメチル−1−プロピル
イミダゾール一塩酸塩(0.22g)、炭酸カリウム
(0.4g)にN,N−ジメチルホルムアミド(15m
l)を加え、窒素雰囲気下、室温、一晩撹拌した。水中
に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒
を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、粗結
晶を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し、7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソ
ブチル−N−[4−[(1−プロピルイミダゾール−2
−イル)メトキシ]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物
25)(0.51g)を淡黄色結晶として得た。 mp 118-120℃.1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.89-0.98 (12H, m), 1.30-1.69
(4H, m), 1.77-1.88 (2H,m), 2.04-2.10 (1H, m), 2.91
(2H, t-like), 3.18 (2H, d, J = 7.2 Hz), 3.36 (2H,
t-like), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J
= 5.0 Hz), 3.97(2H, t, J = 7.3 Hz), 4.16 (2H, t,
J = 5.0 Hz), 5.14 (2H, s), 6.89-7.04(7H, m), 7.37
-7.51 (8H, m). IR (KBr) ν: 2957, 2934, 2870, 1647, 1605, 1499, 1
510 cm-1. Anal. calcd. for C40H50N4O4・0.25H2O: C, 73.31; H,
7.77; N, 8.55. FoundC, 73.07; H, 7.67; N, 8.44.
【0073】実施例24(化合物26の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−(4−ヒドロキシフェニル)−2,3
−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(0.5g)、3−クロロメチル−4−プロピル
−4H−1,2,4−トリアゾール一塩酸塩(0.22
g)、炭酸カリウム(0.4g)にN,N−ジメチルホ
ルムアミド(10ml)を加え、窒素雰囲気下、室温、
一晩撹拌した。水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有
機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウム
を用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノ
ール/トリエチルアミン)で精製し、7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[4−[(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾ
ール−3−イル)メトキシ]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物26)(0.47g)を淡黄色アモルファスと
して得た。1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.89-1.01 (12H, m), 1.23-1.56
(4H, m), 1.80-1.91 (2H,m), 2.00-2.18 (1H, m), 2.91
(2H, t-like), 3.18 (2H, d, J = 7.2 Hz), 3.36 (2H,
t-like), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J
= 5.0 Hz), 4.03(2H, t, J = 7.3 Hz), 4.16 (2H, t,
J = 5.0 Hz), 5.28 (2H, s), 6.89-7.03(5H, m), 7.38
-7.59 (8H, m), 8.15 (1H, s). IR (KBr) ν: 2957, 2868, 1647, 1605, 1507 cm-1. Anal. calcd. for C39H49N5O4・0.25H2O: C, 71.37; H,
7.60; N, 10.67. FoundC, 71.12; H, 7.58; N, 10.88.
【0074】実施例25(化合物27の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−(4−ヒドロキシフェニル)−2,3
−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(0.3g)、3−クロロメチル−4−イソブチ
ル−4H−1,2,4−トリアゾール一塩酸塩(0.1
5g)、炭酸カリウム(0.4g)にN,N−ジメチル
ホルムアミド(5ml)を加え、窒素雰囲気下、室温、
一晩撹拌した。水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有
機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウム
を用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノ
ール/トリエチルアミン)で精製し、7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[4−[(4−イソブチル−4H−1,2,4−トリア
ゾール−3−イル)メトキシ]フェニル]−2,3−ジ
ヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(化合物27)(0.31g)を黄色アモルファスと
して得た。1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.85-1.00 (15H, m), 1.26-1.48
(2H, m), 1.54-1.68 (2H,m), 2.00-2.16 (2H, m), 2.91
(2H, t-like), 3.17 (2H, d, J = 7.2 Hz), 3.34 (2H,
t-like), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.78-3.86 (4H,
m), 4.13-4.17 (2H, m), 5.25 (2H, s), 6.88-7.01 (5
H, m), 7.36-7.56 (7H, m), 7.85 (1H, br), 8.09 (1H,
s). IR (KBr) ν: 2950, 2880, 1650, 1600, 1507 cm-1.
【0075】実施例26(化合物28の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(1g)をテトラヒドロフラン
(15ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.2
5ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)を
加え、室温、1時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣をテ
トラヒドロフラン(25ml)に溶かし、S−(4−ア
ミノフェニル) O−ベンジル チオカルボナート
(0.6g)、トリエチルアミン(1ml)のテトラヒ
ドロフラン(15ml)溶液中に氷冷下滴下した。窒素
雰囲気下、室温で一晩撹拌し、メタノール(15m
l)、1N水酸化ナトリウム水溶液(15ml)を加
え、30分間撹拌した。3−クロロメチル−4−イソブ
チル−4H−1,2,4−トリアゾール一塩酸塩(0.
53g)を加え、室温、1時間撹拌した。濃縮し、酢酸
エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:酢酸エチル/メタノール/トリエチルアミン)で精
製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−1−イソブチル−N−[4−[(4−イソブチル−4
H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メチルチ
オ]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(化合物28)(0.6
g)を黄色アモルファスとして得た。1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.88-1.01 (15H, m), 1.17-1.68
(4H, m), 1.70-2.15 (2H,m), 2.91 (2H, t-like), 3.18
(2H, d, J = 7.0 Hz), 3.34 (2H, t-like), 3.55 (2H,
t, J = 6.6 Hz), 3.69 (2H, d, J = 7.2 Hz), 3.80 (2
H, t, J = 5.0 Hz), 4.07 (2H, s), 4.16 (2H, t, J =
5.0 Hz), 6.90 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.97 (2H, d, J
= 8.8 Hz), 7.28-7.46 (7H, m), 7.60 (2H, d, J = 8.
8 Hz), 7.94 (1H, s), 8.37 (1H, br). IR (KBr) ν: 2959, 2932, 2870, 1651, 1607, 1588, 1
497 cm-1. Anal. calcd. for C40H51N5O3S・0.75H2O: C, 69.08;
H, 7.01; N, 10.07. Found C, 68.84; H, 7.80; N, 10.
39
【0076】実施例27(化合物29の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(4−イソブチル−4H−
1,2,4−トリアゾール−3−イル)メチルチオ]フ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(0.45g)をジクロロメタ
ン(20ml)に溶かした。−78℃に冷却し、3−ク
ロロ過安息香酸(0.45g)のジクロロメタン(5m
l)溶液を滴下した。−78℃、1時間撹拌した後、チ
オ硫酸ナトリウム水溶液を加え、濃縮し、酢酸エチルで
抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽
和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾
燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール/トリ
エチルアミン)で精製し、7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[(4−イソブチル−4H−1,2,4−トリアゾール
−3−イル)メチルスルフィニル]フェニル]−2,3
−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(化合物29)(0.3g)を黄色アモルファス
として得た。1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.83-1.09 (15H, m), 1.22-1.48
(2H, m), 1.54-1.65 (2H,m), 1.80-1.95 (1H, m), 1.95
-2.15 (1H, m), 2.95 (2H, t-like), 3.20 (2H,d, J =
6.6 Hz), 3.63 (2H, t-like), 3.55 (2H, t, J = 6.6 H
z), 3.74 (2H, d, J = 7.0 Hz), 3.80 (2H, t, J = 5.0
Hz), 4.03-4.22 (4H, m), 6.90-6.99 (3H, m), 7.15-
7.45 (7H, m), 7.84 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.02 (1H,
s), 8.51(1H, br). IR (KBr) ν: 2959, 2932, 2872, 1661, 1588, 1518, 1
499 cm-1.
【0077】実施例28(化合物30、化合物31の製
造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(4−イソブチル−4H−
1,2,4−トリアゾール−3−イル)メチルスルフィ
ニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.27g)をCH
IRALPAK AD 50mmIDx500mmL、
溶出溶媒(ヘキサン/エタノール)を用いて光学分割し
た。画分を濃縮乾固し、残渣をエタノールに溶解後、
0.45μmのフィルターでろ過した。ろ液を濃縮し、
ヘキサンを加えて乾固し、(+)−7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[4−[(4−イソブチル−4H−1,2,4−トリア
ゾール−3−イル)メチルスルフィニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物30)(0.13g、>99.9
%ee)、(−)−7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[(4−
イソブチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イ
ル)メチルスルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒド
ロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物31)(0.12g、>99.9%ee)を得
た。 (+)体: [α]=+119.2゜(c=0.49
2%、エタノール溶液) (−)体: [α]=−114.1゜(c=0.49
9%、エタノール溶液)
【0078】実施例29(化合物32の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボン酸(0.97g)をテトラヒドロフラ
ン(10ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.
25ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)
を加え、室温、1時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣を
テトラヒドロフラン(10ml)に溶かし、S−(4−
アミノフェニル) O−ベンジル チオカルボナート
(0.6g)、トリエチルアミン(1ml)のテトラヒ
ドロフラン(10ml)溶液中に氷冷下滴下した。窒素
雰囲気下、室温で2.5時間撹拌し、メタノール(15
ml)、1N水酸化ナトリウム水溶液(15ml)を加
え、30分間撹拌した。3−クロロメチル−4−イソブ
チル−4H−1,2,4−トリアゾール一塩酸塩(0.
53g)を加え、室温、2時間撹拌した。濃縮し、酢酸
エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:酢酸エチル/メタノール/トリエチルアミン)で精
製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−N−[4−[(4−イソブチル−4H−1,2,4−
トリアゾール−3−イル)メチルチオ]フェニル]−1
−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物32)(1.2g)
を淡黄色結晶として得た。 mp 130-132℃.1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.85-1.03 (12H, m), 1.34-1.49
(2H, m), 1.54-1.80 (4H,m), 1.93-2.07 (1H, m), 2.91
(2H, t-like), 3.28-3.34 (4H, m), 3.55 (2H,t, J =
6.6 Hz), 3.68 (2H, d, J = 7.4 Hz), 3.80 (2H, t, J
= 5.0 Hz), 4.06(2H, s), 4.16 (2H, t, J = 5.0 Hz),
6.87 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.97 (2H,d, J = 8.8 H
z), 7.26-7.46 (7H, m), 7.60 (2H, d, J = 8.8 Hz),
7.94 (1H,s), 8.41 (1H, br). IR (KBr) ν: 2961, 2932, 2872, 1655, 1605, 1588, 1
499 cm-1. Anal. calcd. for C39H49N5O3S: C, 70.13; H, 7.39;
N, 10.49. Found C, 69.89; H, 7.52; N, 10.46.
【0079】実施例30(化合物33の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(4−イソブチル−4H−1,2,4−トリア
ゾール−3−イル)メチルチオ]フェニル]−1−プロ
ピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(0.7g)をジクロロメタン(5
0ml)に溶かした。−78℃に冷却し、3−クロロ過
安息香酸(0.39g)のジクロロメタン(5ml)溶
液を滴下した。−78℃、1時間撹拌した後、チオ硫酸
ナトリウム水溶液を加え、濃縮し、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒
を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール/トリエチルア
ミン)で精製し、粗結晶を得た。酢酸エチル−ヘキサン
から再結晶し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−N−[4−[(4−イソブチル−4H−1,
2,4−トリアゾール−3−イル)メチルスルフィニ
ル]フェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1
H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物
33)(0.57g)を黄色結晶として得た。 mp 186-190℃ (dec.).1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.82 (6H, d, J = 6.6 Hz), 0.93
(3H, t, J = 7.1 Hz), 1.02 (3H, t, J = 7.3Hz), 1.30
-1.48 (2H, m), 1.54-1.89 (5H, m), 2.96 (2H,br), 3.
31-3.34 (4H, m), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.70 (2
H, d, J = 7.4 Hz), 3.80 (2H, t, J = 4.7 Hz), 3.95-
4.17 (4H, m), 6.89 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.95 (2H,
d, J = 8.8 Hz), 7.27-7.43 (7H, m), 7.86 (2H, d, J
= 8.8 Hz), 8.01 (1H, s), 8.68 (1H, br). IR (KBr) ν: 2961, 2930, 2872, 1661, 1607, 1590, 1
520, 1499 cm-1. Anal. calcd. for C39H49N5O4S: C, 68.49; H, 7.22;
N, 10.24. Found C, 68.17; H, 7.02; N, 10.17.
【0080】実施例31(化合物34、化合物35の製
造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(4−イソブチル−4H−1,2,4−トリア
ゾール−3−イル)メチルスルフィニル]フェニル]−
1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾア
ゼピン−4−カルボキサミド(0.27g)をCHIR
ALPAK AD 50mmIDx500mmL、溶出
溶媒(ヘキサン/イソプロパノール)を用いて光学分割
した。画分を濃縮乾固し、残渣をエタノールに溶解後、
0.45μmのフィルターでろ過した。ろ液を濃縮し、
ヘキサンを加えて乾固し、(+)−7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[(4−イソ
ブチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)
メチルスルフィニル]フェニル]−1−プロピル−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物34)(0.12g、>99.9%e
e)、(−)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−N−[4−[(4−イソブチル−4H−1,
2,4−トリアゾール−3−イル)メチルスルフィニ
ル]フェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1
H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物
35)(0.12g、99.6%ee)を得た。 (+)体: [α]=+131.9゜(c=0.45
7%、エタノール溶液) (−)体: [α]=−137.6゜(c=0.49
3%、エタノール溶液)
【0081】実施例32(化合物36の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(1g)をテトラヒドロフラン
(10ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.2
5ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)を
加え、室温、1.5時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣
をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かし、4−
[(5,6−ジメチル−1,2,4−トリアジン−3−
イル)メチルチオ]アニリン(0.59g)、トリエチ
ルアミン(1ml)のテトラヒドロフラン(5ml)溶
液中に氷冷下滴下した。窒素雰囲気下、室温で一晩撹拌
し、溶媒を留去した。水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/
ヘキサン)で精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−N−[4−[(5,6−ジメチル−
1,2,4−トリアジン−3−イル)メチルチオ]フェ
ニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物36)
(0.46g)を黄色アモルファスとして得た。1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.90-0.98 (9H, m), 1.29-1.49 (2
H, m), 1.54-1.69 (2H,m), 2.04-2.10 (1H, m), 2.47
(3H, s), 2.60 (3H, s), 2.90 (2H, t-like), 3.17 (2
H, d, J = 7.2 Hz), 3.34 (2H, t-like), 3.55 (2H, t,
J = 6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J = 5.0 Hz), 4.14 (2H,
t, J = 5.0 Hz), 4.33 (2H, s), 6.87-6.99(3H, m), 7.
35-7.54 (9H, m), 7.85 (1H, br). IR (KBr) ν: 2959, 2867, 1653, 1607, 1586, 1499 cm
-1.
【0082】実施例33(化合物37の製造)7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−
[(5,6−ジ メチル−1,2,4−トリアジン−3−イル)メチルチ
オ]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−
1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.
25g)をジクロロメタン(100ml)に溶かした。
−78℃に冷却し、3−クロロ過安息香酸(0.14
g)のジクロロメタン(3ml)溶液を滴下した。−7
8℃、1時間撹拌した後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を
加え、濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を炭酸水
素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫
酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸
エチル/メタノール/トリエチルアミン)で精製し、粗
結晶を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し、7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4
−[(5,6−ジメチル−1,2,4−トリアジン−3
−イル)メチルスルフィニル]フェニル]−1−イソブ
チル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物37)(0.20g)を黄
色結晶として得た。 mp 178-183℃ (dec.).1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.88-1.09 (9H, m), 1.22-1.69 (4
H, m), 2.00-2.15 (1H,m), 2.51 (3H, s), 2.67 (3H,
s), 2.93 (2H, t-like), 3.20 (2H, d, J = 7.2Hz), 3.
38 (2H, t-like), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.81 (2
H, t, J = 5.0 Hz), 4.16 (2H, t, J = 5.0 Hz), 4.36
(1H, d, J = 12.6 Hz), 4.53 (1H, d, J= 12.6 Hz), 6.
91-7.00 (3H, m), 7.37-7.49 (5H, m), 7.61 (2H, d, J
= 8.4 Hz), 7.74-7.82 (3H, m). IR (KBr) ν: 2955, 2928, 2868, 1653, 1607, 1588, 1
518, 1499 cm-1. Anal. calcd. for C39H49N5O4S・0.25H2O: C, 68.49;
H, 7.22; N, 10.24. Found C, 68.17; H, 7.02; N, 10.
17.
【0083】実施例34(化合物38の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(0.9g)をテトラヒドロフラ
ン(15ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.
23ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)
を加え、室温、1時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣を
テトラヒドロフラン(15ml)に溶かし、4−[(5
−メチル−1,2,4−トリアジン−3−イル)メチル
チオ]アニリン(0.47g)、トリエチルアミン
(0.86ml)のテトラヒドロフラン(10ml)溶
液中に氷冷下滴下した。窒素雰囲気下、室温で一晩撹拌
し、溶媒を留去した。水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/
ヘキサン)で精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−N−[4−[(5−メチル−1,2,
4−トリアジン−3−イル)メチルチオ]フェニル]−
1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(化合物38)(1.1
g)を黄色アモルファスとして得た。1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.89-0.98 (9H, m), 1.34-1.45 (2
H, m), 1.54-1.72 (2H,m), 1.94-2.05 (1H, m), 2.51
(3H, s), 2.89 (2H, t-like), 3.17 (2H, d, J =7.4 H
z), 3.33 (2H, t-like), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz),
3.80 (2H, t, J =4.9 Hz), 4.14 (2H, t, J = 4.9 Hz),
4.36 (2H, s), 6.90 (1H, d, J = 9.6 Hz), 6.97 (2H,
d, J = 8.8 Hz), 7.34-7.55 (9H, m), 7.92 (1H, br),
8.93 (1H,s). IR (KBr) ν: 2953, 2867, 1659 cm-1.
【0084】実施例35(化合物39の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(5−メチル−1,2,4−トリアジン−3−
イル)メチルチオ]フェニル]−1−イソブチル−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(0.67g)をジクロロメタン(100m
l)に懸濁し、−78℃に冷却した。3−クロロ過安息
香酸(0.38g)のジクロロメタン(7ml)溶液を
滴下した。−78℃、1.5時間撹拌した後、チオ硫酸
ナトリウム水溶液を加え、濃縮し、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒
を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、粗結
晶を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し、7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4
−[(5−メチル−1,2,4−トリアジン−3−イ
ル)メチルスルフィニル]フェニル]−1−イソブチル
−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(化合物39)(0.50g)を黄色結
晶として得た。1 H-NMR (δ, CDCl3) 0.89-1.05 (9H, m), 1.27-1.49 (2
H, m), 1.54-1.68 (2H,m), 1.98-2.15 (1H, m), 2.56
(3H, s), 2.92 (2H, t-like), 3.20 (2H, d, J =7.2 H
z), 3.37 (2H, t-like), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz),
3.80 (2H, t, J =5.0 Hz), 4.16 (2H, t, J = 5.0 Hz),
4.40 (1H, d, J = 12.6 Hz), 4.58 (1H,d, J = 12.6 H
z), 6.90-7.00 (3H, m), 7.39-7.49 (5H, m), 7.59 (2
H, d, J =8.6 Hz), 7.76 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.81
(1H, s), 9.03 (1H, s). IR (KBr)ν: 2957, 2899, 1663, 1588, 1518, 1499 cm
-1.
【0085】実施例36(化合物40の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(3g)をテトラヒドロフラン
(15ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.8
ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)を加
え、室温、1.5時間撹拌した。溶媒を留去し、酸クロ
リドを得た。クロロぎ酸ベンジル(0.9ml)を4−
メルカプト−3−メチルアニリン(0.9g)、トリエ
チルアミン(4.5ml)のテトラヒドロフラン(50
ml)溶液中に−78℃にて滴下し、1.5時間撹拌し
た。次いで、先の酸クロリドのテトラヒドロフラン(1
5ml)溶液を氷冷下滴下し、室温で1時間撹拌した。
1N水酸化ナトリウム水溶液(40ml)、メタノール
(40ml)を加え、室温で30分間撹拌した。3−ク
ロロメチル−4−プロピル−4H−1,2,4−トリア
ゾール塩酸塩(1.3g)を加え、室温で一晩撹拌し
た。濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、
溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:トリエチルアミン/メタノール/酢
酸エチル)で精製し、粗結晶を得た。酢酸エチル−ヘキ
サンから再結晶し、7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−1−イソブチル−N−[3−メチル−
4−[(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾー
ル−3−イル)メチルチオ]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物40)(1.9g)を黄色結晶として得た。 mp 104-107 ℃. 1H-NMR (dppm, CDCl3) 0.90-0.99 (12
H, m), 1.27-1.45 (2H, m), 1.49-1.65 (2H, m), 1.72-
1.85 (2H, m), 2.00-2.18 (1H, m), 2.33 (3H, s), 2.9
1 (2H, t-like), 3.18 (2H, d, J = 7.4 Hz), 3.35 (2
H, t-like), 3.56 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.78-3.91 (4
H, m), 4.05 (2H, s), 4.16 (2H, t, J = 4.9 Hz), 6.9
1 (1H, d, J = 9.2 Hz), 6.97 (2H, d, J = 8.4 Hz),
7.29-7.47 (7H, m), 7.57 (1H, s), 8.01 (1H, s), 8.0
7(1H, br). IR (KBr) n: 2959, 2870,1659, 1607, 158
0, 1518, 1499 cm-1. Anal. calcd. for C40H51N5O3S・
0.25H2O:C, 69.99; H, 7.56; N, 10.20. Found C, 69.9
8; H, 7.55; N, 10.00.
【0086】実施例37(化合物41の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[3−メチル−4−[(4−プロピル
−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メチル
チオ]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.67g)をジク
ロロメタン(100ml)に懸濁し、−78℃に冷却し
た。3−クロロ過安息香酸(0.35g)のジクロロメ
タン(5ml)溶液を滴下した。−78℃、1時間撹拌
した後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、濃縮し、酢
酸エチルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶
液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを
用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:トリエチルアミン/メ
タノール/酢酸エチル)で精製し、7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[3−メチル−4−[(4−プロピル−4H−1,2,
4−トリアゾール−3−イル)メチルスルフィニル]フ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(化合物41)(0.54g)
を黄色アモルファスとして得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.85-1.02 (12H, m), 1.22-1.75
(6H, m), 2.05-2.18 (1H, m), 2.29 (3H, s), 2.85-2.
98 (2H, m), 3.18-3.28 (2H, m), 3.30-3.40 (2H, m),
3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J = 5.0 H
z), 3.89-3.95 (2H,m), 4.08-4.17 (2H, tm), 6.89-6.9
8 (3H, m), 7.31-7.65 (7H, m), 7.72 (1H,d, J = 8.4
Hz), 8.04 (1H, s), 8.46 (1H, br). IR (KBr) n: 2959, 2932, 2870, 1661, 1405, 1520, 14
99 cm-1.
【0087】実施例38(化合物42の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(0.14g)をテトラヒドロフ
ラン(5ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.
05ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)
を加え、室温、1.5時間撹拌した。溶媒を留去し、残
渣をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かし、4−
[(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−
3−イル)メチルチオ]−3−トリフルオロメチルアニ
リン(0.1g)、4−ジメチルアミノピリジン(触媒
量)のピリジン(5ml)溶液中に氷冷下滴下した。室
温で1.5時間撹拌し、溶媒を留去した。水を加え、酢
酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:トリエチルアミン/メタノール/酢酸エチル)で
精製し、粗結晶を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結
晶し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−1−イソブチル−N−[3−トリフルオロメチル−4
−[(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール
−3−イル)メチルチオ]フェニル]−2,3−ジヒド
ロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物42)(0.23g)を黄色結晶として得た。 mp 131-133 ℃.1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.84-1.01 (12H, m), 1.27-1.69
(6H, m), 2.00-2.15 (1H, m), 2.96 (2H, t-like), 3.
20 (2H, d, J = 7.0 Hz), 3.34 (2H, t-like), 3.56 (2
H, t, J = 6.6 Hz), 3.70 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.81
(2H, t, J = 5.0Hz), 3.86 (2H, s), 4.15 (2H, t, J =
5.0 Hz), 6.87-6.97 (3H, m), 7.11 (1H, s), 7.24 (1
H, s), 7.36-7.43 (4H, m), 7.84 (1H, dd, J = 2.2,
8.8 Hz), 7.90 (1H, s), 8.18 (1H, d, J = 2.2 Hz),
9.46 (1H, br). IR (KBr) n: 2963, 2934, 2870, 1661, 1607, 1518, 14
99 cm-1. Anal. calcd. for C40H48F3N5O3S・0.25H2O: C, 64.89;
H, 6.66; N, 9.46. Found C, 64.70; H, 6.49; N, 9.6
5.
【0088】実施例39(化合物43の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[3−トリフルオロメチル−4−
[(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−
3−イル)メチルチオ]フェニル]−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.38g)をジクロロメタン(50ml)に溶か
し、−78℃に冷却した。3−クロロ過安息香酸(0.
14g)のジクロロメタン(5ml)溶液を滴下した。
−78℃、2時間撹拌した後、チオ硫酸ナトリウム水溶
液を加え、濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を炭
酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄した。
無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去し、7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イ
ソブチル−N−[3−トリフルオロメチル−4−[(4
−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イ
ル)メチルスルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒド
ロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物43)(0.35g)を黄色結晶として得た。 mp 169-172 ℃.1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.82 (3H, t, J = 7.3 Hz), 0.9
4 (3H, t, J = 7.2 Hz),1.05 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.
31-1.72 (6H, m), 2.06-2.15 (1H, m), 2.85-3.52 (6H,
m), 3.56 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.60-3.78 (2H, m),
3.80 (2H, t, J= 4.8 Hz), 3.88 (2H, s), 4.14 (2H,
t, J = 4.8 Hz), 6.84-6.94 (4H, m), 7.08 (1H, s),
7.30-7.41 (4H, m), 7.92 (1H, s), 8.13 (1H, s), 8.2
8-8.32 (1H, m), 10.14 (1H, br). IR (KBr) n: 2961, 2934, 2870, 1663, 1599, 1539, 15
20, 1501 cm-1. Anal. calcd. for C40H48F3N5O4S: C, 63.90; H, 6.43;
N, 9.31. Found C, 63.63; H, 6.31; N, 9.55.
【0089】実施例40(化合物44の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾオキセピン−4−カルボン酸
(0.5g)をテトラヒドロフラン(5ml)に溶か
し、氷冷下、塩化チオニル(0.14ml)、N,N−
ジメチルホルムアミド(触媒量)を加え、室温、1時間
撹拌した。溶媒を留去し、酸クロリドを得た。クロロぎ
酸ベンジル(0.18ml)を4−メルカプト−3−ク
ロロアニリン(0.2g)、トリエチルアミン(0.8
7ml)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液中に−
78℃にて滴下し、1時間撹拌した。次いで、先の酸ク
ロリドのテトラヒドロフラン(10ml)溶液を氷冷下
滴下し、室温で一晩撹拌した。1N水酸化ナトリウム水
溶液(8.5ml)、メタノール(10ml)を加え、
室温で30分間撹拌した。3−クロロメチル−4−プロ
ピル−4H−1,2,4−トリアゾール塩酸塩(0.2
5g)を加え、室温で一晩撹拌した。濃縮し、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水
硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ト
リエチルアミン/メタノール/酢酸エチル)で精製し、
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[3−クロロ−4−[(4−プロピル
−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メチル
チオ]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物44)(0.
37g)を黄色アモルファスとして得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.82-1.00 (12H, m), 1.17-1.66
(6H, m), 2.04-2.15 (1H, m), 2.94 (2H, t-like), 3.
18 (2H, d, J = 7.6 Hz), 3.32 (2H, t-like), 3.56 (2
H, t, J = 6.5 Hz), 3.67 (2H, t, J = 7.7 Hz), 3.79-
3.83 (4H, m), 4.14 (2H, t, J = 5.0 Hz), 6.85-7.03
(4H, m), 7.17 (1H, s), 7.31-7.40 (4H,m), 7.53 (1H,
dd, J = 2.2, 8.4 Hz), 7.84 (1H, s), 8.06 (1H, d,
J = 2.2 Hz), 9.70 (1H, br). IR (KBr) n: 2957, 2934, 2868, 1653, 1607, 1580, 14
99 cm-1.
【0090】実施例41(化合物45の製造) 7−[4−(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−1
−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(1.5g)のテトラヒドロフラン(1
5ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化チオニ
ル(0.35ml)を加えた後窒素雰囲気下で1時間撹
拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去した
後、THF(15ml)に溶かした。この溶液をS−
(4−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチオエ
イト(950mg)、トリエチルアミン(2.6ml)
のTHF(15ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気下に
おいて滴下した。滴下終了後室温に戻してアルゴン雰囲
気下終夜攪拌した後、メタノール(30ml)を加え
た。更に1N水酸化ナトリウム水溶液(18.3ml)
を加えて、アルゴン雰囲気下で30分攪拌した。次い
で、5−クロロメチル−1−プロピルイミダゾール塩酸
塩(928mg)を加えてアルゴン雰囲気下で1.5時
間攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出した後、有機
層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。溶媒を減圧下で留去した後、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル)で分離精製し、酢酸エチ
ルから再結晶して黄色の結晶として7−[4−(2−プ
ロポキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−N−
[4−[[[1−プロピルイミダゾール−5−イル]メ
チル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(1.63
g)(化合物45)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.91-1.01 (9H, m), 1.53-
1.93 (6H, m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=7.
0 Hz), 3.28-3.36 (4H, m), 3.51 (2H, t, J=6.6Hz),
3.81 (2H, t, J=4.4 Hz), 3.93 (2H, t, J=7.4 Hz), 3.
99 (2H, s), 4.16(2H, t, J=4.4 Hz), 6.70 (1H, s),
6.90 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.
25-7.30 (2H, m), 7.36-7.55 (8H, m), 7.63 (1H, s). 元素分析 C38H46N4O3S・0.25H2O Calcd. C, 70.94 ; H,
7.28 ; N, 8.71 ; Found. C, 70.93 ; H, 7.22 ; N, 8.
69.
【0091】実施例42(化合物46、47の製造) 7−[4−(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−1
−プロピル−N−[4−[[[1−プロピルイミダゾー
ル−5−イル]メチル]スルファニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(1.0g)のジクロロメタン(15ml)溶液
に70%3−クロロ過安息香酸(579mg)のジクロ
ロメタン(15ml)溶液を−78℃において滴下し
た。ジメチルスルフィド(0.1ml)を加えた後室温
に戻し30分攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出
し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩
水で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を
減圧下で留去して得られた残渣を塩基性シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で分離精製し、黄
色のアモルファスとして7−[4−(2−プロポキシエ
トキシ)フェニル]−1−プロピル−N−[4−
[[[1−プロピルイミダゾール−5−イル]メチル]
スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(693mg)(化
合物46)、7−[4−(2−プロポキシエトキシ)フ
ェニル]−1−プロピル−N−[4−[[[1−プロピ
ルイミダゾール−5−イル]メチル]スルホニル]フェ
ニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(48mg)(化合物47)を得た。 化合物461 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.89-1.03 (9H, m), 1.56-
1.81 (6H, m), 2.90-2.95 (2H, m), 3.30-3.40 (4H,
m), 3.51 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.74-3.84 (4H, m),4.02
(1H, d, J=13.2 Hz), 4.07-4.19 (3H, m), 6.57 (1H,
s), 6.91 (1H, d,J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz),
7.37-7.51 (8H, m), 7.74 (2H, d, J=8.8Hz), 7.87 (1
H, s). 元素分析 C38H46N4O4S・0.25H2O Calcd. C, 69.22 ; H,
7.11 ; N, 8.50 ; Found. C, 69.03 ; H, 6.97 ; N, 8.
47. 化合物471 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.89-1.03 (9H, m), 1.59-
1.81 (6H, m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.25-3.40 (4H,
m), 3.51 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=4.4Hz),
3.95 (2H, t, J=7.6 Hz), 4.16 (2H, t, J=4.4 Hz),
4.32 (2H, s), 6.53(1H, s), 6.90 (1H, d, J=8.8 Hz),
6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.40-7.50 (6H,m), 7.60 (2
H, d, J=8.8 Hz), 7.76 (2H, d, J=8.8 Hz), 8.02 (1H,
s). 元素分析 C38H46N4O5S Calcd. C, 68.03 ; H, 6.91 ;
N, 8.35 ; Found. C, 67.73 ; H, 6.85 ; N, 8.13.
【0092】実施例43(化合物48の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(600mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化チ
オニル(0.13ml)を加えた後窒素雰囲気下で1時
間撹拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去
した後、THF(15ml)に溶かした。この溶液を4
−[(1−メチルイミダゾール−2−イル)チオ]アニ
リン(365mg)、トリエチルアミン(1.3ml)
のTHF(15ml)溶液に0℃、窒素雰囲気下におい
て滴下した。滴下終了後、室温に戻して窒素雰囲気下、
終夜攪拌した後、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。溶媒を減圧下で留去した後、塩基性シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル=1:
4)で分離精製し黄色のアモルファスとして7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[4−[[1−メチルイミダゾール−2−イル]
スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(716mg)(化
合物48)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.89-0.98 (9H, m), 1.30-
1.50 (2H, m), 1.55-1.75 (2H, m), 1.95-2.15 (1H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.2 Hz),3.30
-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.63 (3H,
s), 3.80 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.16 (2H, t, J=4.8 H
z), 6.91 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.97 (2H, d, J=8.8 H
z), 7.05 (1H, d, J=1.4 Hz), 7.16-7.21 (3H, m), 7.3
7-7.53 (7H, m),7.64 (1H, s). 元素分析 C37H44N4O3S Calcd. C, 71.12 ; H, 7.10 ;
N, 8.97 ; Found. C, 70.81 ; H, 7.07 ; N, 8.89.
【0093】実施例44(化合物49の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(1.0g)をテトラヒドロフラ
ン(10ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.
26ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)
を加え、室温、1時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣を
テトラヒドロフラン(10ml)に溶かし、4−[2−
(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3
−イル)エチルチオ]アニリン(0.6g)のピリジン
(10ml)溶液中に氷冷下滴下した。室温で一晩撹拌
し、溶媒を留去した。水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トリエチルア
ミン/メタノール/酢酸エチル)で精製し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[4−[2−(4−プロピル−4H−1,2,4
−トリアゾール−3−イル)エチルチオ]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物49)(1.49g)を黄色アモ
ルファスとして得た。1H-NMR (dppm, CDCl3) 0.85-0.98
(12H, m), 1.33-1.45 (2H, m),1.54-1.77 (4H, m), 1.
98-2.58 (1H, m), 2.91-2.98 (4H, m), 3.17 (2H, d, J
= 7.2 Hz), 3.32-3.40 (4H, m), 3.55 (2H, t, J = 6.6
Hz), 3.71 (2H, t, J =7.3 Hz), 3.80 (2H, t, J = 4.
7 Hz), 4.15 (2H, t, J = 4.7 Hz), 6.88-6.99(3H, m),
7.34-7.47 (7H, m), 7.61 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.00
(1H, s), 8.04(1H, s). IR (KBr) n: 2959, 2930, 2870, 1659, 1588, 1499 cm
-1.
【0094】実施例45(化合物50の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[2−(4−プロピル−4H−
1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチルチオ]フ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(1.1g)をジクロロメタン
(40ml)に溶かし、−78℃に冷却した。3−クロ
ロ過安息香酸(0.6g)のジクロロメタン(10m
l)溶液を滴下した。−78℃、1時間撹拌した後、チ
オ硫酸ナトリウム水溶液を加え、濃縮し、酢酸エチルで
抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽
和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムを用いて乾
燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:トリエチルアミン/メタノール
/酢酸エチル)で精製し、7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[2
−(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−
3−イル)エチルスルフィニル]フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサ
ミド(化合物50)(0.94g)を黄色アモルファス
として得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.86-0.99 (12H, m), 1.30-1.45
(2H, m), 1.58-1.77 (4H, m), 1.95-2.15 (1H, m), 2.
87-3.05 (3H, m), 3.10-3.35 (4H, m), 3.37 (2H, t-li
ke), 3.45-3.65 (3H, m), 3.78-3.83 (4H, m), 4.14-4.
18 (2H, m), 6.90-7.00 (3H, m), 7.39-7.48 (5H, m),
7.61 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.83 (2H, d,J = 8.6 Hz),
8.02 (1H, s), 8.15 (1H, br). IR (KBr) n: 2961, 2932, 2872, 1661, 1590, 1518, 14
99 cm-1.
【0095】実施例46(化合物51の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボン酸(0.7g)をテトラヒドロフラン
(10ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.1
8ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)を
加え、室温、1時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣をテ
トラヒドロフラン(20ml)に溶かし、4−[2−
(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3
−イル)エチルチオ]アニリン(0.43g)のピリジ
ン(10ml)溶液中に氷冷下滴下した。室温で一晩撹
拌し、溶媒を留去した。水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トリエチルア
ミン/メタノール/酢酸エチル)で精製し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−
N−[4−[2−(4−プロピル−4H−1,2,4−
トリアゾール−3−イル)エチルチオ]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物51)(0.9g)を黄色アモル
ファスとして得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.88-1.03 (9H, m), 1.30-1.45
(2H, m), 1.54-1.81 (6H, m), 2.91-3.02 (4H, m), 3.2
8-3.43 (6H, m), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.72-3.8
3 (4H, m), 4.16 (2H, t, J = 4.9 Hz), 6.90 (1H, d,
J = 8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.36-7.48
(7H, m), 7.57 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.67(1H, br),
8.03 (1H, s). IR (KBr) n: 2963, 2934, 2876, 1655, 1499 cm-1.
【0096】実施例47(化合物52の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[4−[2−(4−プロピル−4H−
1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチルチオ]フ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(0.7g)をジクロロメタン
(50ml)に溶かし、−78℃に冷却した。3−クロ
ロ過安息香酸(0.39g)のジクロロメタン(5m
l)溶液を滴下した。−78℃、1時間撹拌した後、チ
オ硫酸ナトリウム水溶液を加え、濃縮し、酢酸エチルで
抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽
和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムを用いて乾
燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:トリエチルアミン/メタノール
/酢酸エチル)で精製し、7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−1−プロピル−N−[4−[2−
(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3
−イル)エチルスルフィニル]フェニル]−2,3−ジ
ヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(化合物52)(0.43g)を淡黄色結晶として得
た。 mp 93-101 ℃.1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.91-1.02 (9H, m), 1.36-1.43
(2H, m), 1.56-1.66 (2H, m), 1.72-1.80 (4H, m), 2.9
1-2.99 (3H, m), 3.19-3.37 (6H, m), 3.53-3.57(3H,
m), 3.79-3.86 (4H, m), 4.16 (2H, t, J = 5.9 Hz),
6.90 (1H, d, J =8.4 Hz), 6.98 (2H, d, J = 8.7 Hz),
7.40-7.49 (5H, m), 7.62 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.81
(2H, d, J = 8.7 Hz), 7.93 (1H, br), 8.04 (1H, s). IR (KBr) n: 2963, 2932, 2870, 1661, 1590, 1520, 14
99 cm-1. Anal. calcd. for C39H49N5O4S・0.25H2O: C, 68.04; H,
7.25; N, 10.17. FoundC, 67.82; H, 7.24; N, 10.13.
【0097】実施例48(化合物53の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(0.79g)をテトラヒドロフ
ラン(5ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.
2ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)を
加え、室温、1時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣をテ
トラヒドロフラン(15ml)に溶かし、5−アミノ−
2−(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール
−3−イル)メチルチオピリジン(0.45g)のピリ
ジン(10ml)溶液中に氷冷下滴下した。室温で一晩
撹拌し、溶媒を留去した。水を加え、酢酸エチルで抽出
した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トリエチル
アミン/メタノール/酢酸エチル)で精製し、7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチ
ル−N−[2−(4−プロピル−4H−1,2,4−ト
リアゾール−3−イル)メチルチオピリジン−5−イ
ル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物53)(1.1g)を黄色
アモルファスとして得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.84-1.22 (12H, m), 1.54-1.85
(4H, m), 2.03-2.14 (1H, m), 2.92 (2H, t-like), 3.
18 (2H, d, J = 7.4 Hz), 3.34 (2H, t-like), 3.55 (2
H, t, J = 6.6 Hz), 3.78-3.90 (4H, m), 4.13-4.17 (2
H, m), 4.54 (2H,s), 6.88-6.99 (3H, m), 7.18 (1H,
d, J = 8.8 Hz), 7.36-7.46 (5H, m), 7.93 (1H, dd, J
= 2.6, 8.4 Hz), 7.98 (1H, s), 8.58 (1H, br), 8.75
(1H, s).IR (KBr) n: 2959, 2932, 2870, 1659, 1499
cm-1.
【0098】実施例49(化合物54の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[2−(4−プロピル−4H−1,
2,4−トリアゾール−3−イル)メチルチオピリジン
−5−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾア
ゼピン−4−カルボキサミド(0.70g)をジクロロ
メタン(50ml)に溶かし、−78℃に冷却した。3
−クロロ過安息香酸(0.31g)のジクロロメタン
(5ml)溶液を滴下した。−78℃、2時間撹拌した
後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、濃縮し、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、
水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムを用
いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:トリエチルアミン/メタ
ノール/酢酸エチル)で精製し、7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[2
−(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−
3−イル)メチルスルフィニルピリジン−5−イル]−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物54)(0.70g)を黄色結晶
として得た。 mp 135-138 ℃.1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.77 (3H, t, J = 7.6 Hz), 0.9
3 (3H, t, J = 7.1 Hz),1.06 (6H, d, J = 6.2 Hz), 1.
34-1.68 (6H, m), 2.05-2.25 (1H, m), 2.85-3.40 (5H,
m), 3.45-3.75 (3H, m), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz),
3.80 (2H, t, J= 5.0 Hz), 3.82-4.07 (2H, m), 4.14
(2H, t, J = 5.0 Hz), 6.85-6.94 (4H, m), 7.24-7.40
(5H, m), 7.92 (1H, s), 8.00 (1H, d, J = 8.4 Hz),
9.61 (1H,s), 10.17 (1H, br). IR (KBr) n: 2959, 2934, 2870, 1667, 1607, 1574, 15
18, 1499 cm-1. Anal. calcd. for C38H48N6O4S: C, 66.64; H, 7.06;
N, 12.27. Found C, 66.33; H, 6.88; N, 12.21.
【0099】実施例50(化合物55、化合物56の製
造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[2−(4−プロピル−4H−1,
2,4−トリアゾール−3−イル)メチルスルフィニル
ピリジン−5−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.39g)を
CHIRALPAK AD(エタノール/イソプロピル
アルコール)を用いて光学分割し、(+)−7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[2−(4−プロピル−4H−1,2,4−トリ
アゾール−3−イル)メチルスルフィニルピリジン−5
−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(化合物55)(0.18g、
99.9%ee)、(−)−7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[2−
(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3
−イル)メチルスルフィニルピリジン−5−イル]−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物56)(0.18g、99.8%
ee)を得た。 (+)−体:[α]=+235.0°(C=0.50
0%、エタノール溶液) (−)−体:[α]=−238.9°(C=0.49
3%、エタノール溶液)
【0100】実施例51(化合物57の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボン酸(0.76g)をテトラヒドロフラ
ン(5ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.2
ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)を加
え、室温、1時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣をテト
ラヒドロフラン(15ml)に溶かし、5−アミノ−2
−(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−
3−イル)メチルチオピリジン(0.45g)のピリジ
ン(10ml)溶液中に氷冷下滴下した。室温で一晩撹
拌し、溶媒を留去した。水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トリエチルア
ミン/メタノール/酢酸エチル)で精製し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−
N−[2−(4−プロピル−4H−1,2,4−トリア
ゾール−3−イル)メチルチオピリジン−5−イル]−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物57)(1.1g)を黄色アモル
ファスとして得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.86-1.02 (9H, m), 1.30-1.45
(2H, m), 1.54-1.80 (6H, m), 2.91 (2H, t-like), 3.2
8-3.35 (4H, m), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.78-3.9
1 (4H, m), 4.15 (2H, t, J = 4.8 Hz), 4.56 (2H, s),
6.18 (1H, d, J= 9.2 Hz), 6.97 (2H, d, J = 8.8 H
z), 7.19 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.38-7.46(5H, m), 7.
92 (1H, dd, J = 2.6, 8.8 Hz), 8.00 (1H, br), 8.72
(1H, d, J= 2.4 Hz). IR (KBr) n: 2961, 2934, 2872, 1659, 1501 cm-1.
【0101】実施例52(化合物58の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[2−(4−プロピル−4H−1,2,
4−トリアゾール−3−イル)メチルチオピリジン−5
−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(0.60g)をジクロロメタ
ン(50ml)に溶かし、−78℃に冷却した。3−ク
ロロ過安息香酸(0.27g)のジクロロメタン(5m
l)溶液を滴下した。−78℃、1.5時間撹拌した
後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、濃縮し、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、
水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムを用
いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:トリエチルアミン/メタ
ノール/酢酸エチル)で精製し、7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−N−[2−
(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3
−イル)メチルスルフィニルピリジン−5−イル]−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物58)(0.50g)を黄色結晶
として得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.78 (3H, t, J = 7.3 Hz), 0.9
3 (3H, t, J = 7.3 Hz),1.06 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.
30-1.88 (10H, m), 2.90-3.71 (8H, m), 3.55 (2H, t,
J = 6.6 Hz), 3.79 (2H, t, J = 5.0 Hz), 3.90 (1H,
d, J = 14.2 Hz),4.03 (1H, d, J = 14.2 Hz), 4.13 (2
H, t, J = 5.0 Hz), 6.86-6.94 (4H, m),7.25-7.46 (5
H, m), 7.93 (1H, s), 7.99 (1H, dd, J = 2.0, 8.8 H
z), 9.60 (1H, d, J = 2.0 Hz), (1H, s), 10.06 (1H,
s). IR (KBr) n: 2959, 2932, 2872, 1669, 1607, 1518, 14
99 cm-1. Anal. calcd. for C37H46N6O4S: C, 66.24; H, 6.91;
N, 12.53. Found C, 66.06; H, 6.96; N, 12.29.
【0102】実施例53(化合物59、化合物60の製
造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[2−(4−プロピル−4H−1,2,
4−トリアゾール−3−イル)メチルスルフィニルピリ
ジン−5−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.39g)をCH
IRALPAK AD(エタノール/イソプロピルアル
コール)を用いて光学分割し、(+)−7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−N−
[2−(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾー
ル−3−イル)メチルスルフィニルピリジン−5−イ
ル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物59)(0.16g、>9
9.9%ee)、(−)−7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−1−プロピル−N−[2−(4−
プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イ
ル)メチルスルフィニルピリジン−5−イル]−2,3
−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(化合物60)(0.16g、99.4%ee)
を得た。 (+)−体:[α]=+245.5°(C=0.47
3%、エタノール溶液) (−)−体:[α]=−254.6°(C=0.49
1%、エタノール溶液)
【0103】実施例54(化合物61の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボン酸(0.5g)をテトラヒドロフラン
(5ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.13
ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)を加
え、室温、1時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣をテト
ラヒドロフラン(10ml)に溶かし、4−[2−(1
−プロピルイミダゾール−2−イル)エチル]アニリン
(0.27g)、トリエチルアミン(0.82ml)の
テトラヒドロフラン(5ml)溶液中に氷冷下滴下し
た。室温で2時間撹拌し、溶媒を留去した。水を加え、
酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:トリエチルアミン/メタノール/酢酸エチル)、
塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−N−
[4−[2−(1−プロピルイミダゾール−2−イル)
エチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物61)
(0.36g)を淡黄色アモルファスとして得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.85-1.03 (9H, m), 1.30-1.45
(2H, m), 1.54-1.81 (6H, m), 2.87-2.95 (4H, m), 3.0
5-3.13 (2H, m), 3.28-3.32 (4H, m), 3.55 (2H, t, J
= 6.6 Hz), 3.67 (2H, t, J = 7.1Hz), 3.80 (2H, t,
J = 5.0 Hz), 4.14 (2H, t, J = 5.0 Hz), 6.80 (1H,
s), 6.90 (1H, d, J = 8.8Hz), 6.95-7.01(3H, m), 7.1
6 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.38-7.54 (8H, m). IR (KBr) n: 2961, 2938, 2870, 1655, 1605, 1516 cm
-1.
【0104】実施例55(化合物62の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボン酸(0.52g)をテトラヒドロフラ
ン(5ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.1
3ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)を
加え、室温、1時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣をテ
トラヒドロフラン(15ml)に溶かし、4−[N−メ
チル−N−[(1−プロピルイミダゾール−2−イル)
メチル]アミノ]アニリン(0.3g)、トリエチルア
ミン(0.86ml)のテトラヒドロフラン(10m
l)溶液中に氷冷下滴下した。室温で2時間撹拌し、溶
媒を留去した。水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機
層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを
用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:トリエチルアミン/メ
タノール/酢酸エチル)で精製し、7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−N−[4
−[N−メチル−N−[(1−プロピルイミダゾール−
2−イル)メチル]アミノ]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物62)(0.51g)を黄色アモルファスとし
て得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.83-1.02 (9H, m), 1.34-1.45
(2H, m), 1.54-1.80 (6H, m), 2.81 (3H, s), 2.85-2.9
5 (2H, m), 3.27-3.35 (4H, m), 3.55 (2H, t, J= 6.6
Hz), 3.78-3.87 (4H, m), 4.13-4.15 (2H, m), 4.46 (2
H, s), 6.86-6.99 (7H, m), 7.37-7.55 (8H, m). IR (KBr) n: 2959, 2872, 1651, 1607, 1520, 1499 cm
-1.
【0105】実施例56(化合物63の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(0.5g)をテトラヒドロフラ
ン(10ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.
13ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)
を加え、室温、1時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣を
テトラヒドロフラン(25ml)に溶かし、4−[3−
(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)プロピ
ル]アニリン(0.23g)、4−ジメチルアミノピリ
ジン(触媒量)のピリジン(10ml)溶液中に氷冷下
滴下した。室温で2時間撹拌し、溶媒を留去した。水を
加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を1Nクエン酸水
溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウム
を用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トリエチルアミン/
メタノール/酢酸エチル)で精製し、7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[4−[3−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−
イル)プロピル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H
−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物6
3)(0.51g)を黄色結晶として得た。 mp 165-167 ℃.1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.89-0.99 (9H, m), 1.26-1.65
(4H, m), 2.05-2.19 (3H, m), 2.64 (2H, t, J = 7.1 H
z), 2.92 (2H, t-like), 3.19 (2H, d, J = 7.2Hz), 3.
37 (2H, t-like), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.80 (2
H, t, J = 5.1 Hz), 3.99 (2H, t, J = 7.2 Hz), 4.16
(2H, t, J = 5.1 Hz), 6.90-7.00 (3H, m), 7.13 (2H,
d, J = 8.4 Hz), 7.39-7.61 (7H, m), 8.14 (2H, s). IR (KBr) n: 2953, 1651, 1607, 1516, 1499 cm-1. Anal. calcd. for C38H47N5O3: C, 73.40; H, 7.62; N,
11.26. Found C, 73.10; H, 7.47; N, 11.28.
【0106】実施例57(化合物64の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボン酸(0.5g)をテトラヒドロフラン
(7.5ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.
15ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)
を加え、室温、1時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣を
テトラヒドロフラン(20ml)に溶かし、4−[3−
(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)プロピ
ル]アニリン(0.24g)、4−ジメチルアミノピリ
ジン(触媒量)のピリジン(5ml)溶液中に氷冷下滴
下した。室温で2時間撹拌し、溶媒を留去した。水を加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を1Nクエン酸水溶
液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを
用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:トリエチルアミン/メ
タノール/酢酸エチル)で精製し、7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−N−[4
−[3−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イ
ル)プロピル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物6
4)(0.53g)を淡黄色結晶として得た。 mp 191-194 ℃.1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.90-1.03 (6H, m), 1.30-1.48
(2H, m), 1.54-1.81 (4H, m), 2.09-2.23 (2H, m), 2.6
4 (2H, t, J = 7.4 Hz), 2.92 (2H, t-like), 3.29-3.3
5 (4H, m), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.80 (2H, t,
J = 5.0 Hz), 4.00 (2H, t, J = 7.2 Hz), 4.16 (2H,
t, J = 5.0 Hz), 6.90 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.98 (2
H, d, J = 8.8 Hz), 7.38-7.57 (8H, m), 8.14 (2H,
s). IR (KBr) n: 2959, 1653, 1605, 1516, 1501 cm-1. Anal. calcd. for C37H45N5O3: C, 73.12; H, 7.46; N,
11.52. Found C, 72.76; H, 7.53; N, 11.33.
【0107】実施例58(化合物65の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(0.61g)をテトラヒドロフ
ラン(5ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.
15ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)
を加え、室温、3時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣を
テトラヒドロフラン(25ml)に溶かし、4−[(4
−プロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−オ
ン−3−イル)メチルチオ]アニリン(0.35g)の
ピリジン(10ml)溶液中に氷冷下滴下した。室温で
2時間撹拌し、溶媒を留去した。水を加え、酢酸エチル
で抽出した。有機層を1Nクエン酸水溶液、水、飽和食
塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶
媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イ
ソブチル−N−[4−[(4−プロピル−1H−1,
2,4−トリアゾール−5−オン−3−イル)メチルチ
オ]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(化合物65)(0.6
9g)を淡黄色結晶として得た。 mp 98-101 ℃.1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.85-0.99 (12H, m), 1.22-1.48
(2H, m), 1.54-1.82 (4H, m), 1.95-2.15 (1H, m), 2.
88 (2H, t-like), 3.16 (2H, d, J = 7.2 Hz), 3.32 (2
H, t-like), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.67-3.85 (6
H, m), 4.15 (2H, t, J = 5.0 Hz), 6.87-6.98 (3H,
m), 7.31-7.46 (7H, m), 7.57 (2H, d, J =8.8 Hz), 7.
83 (1H, s), 9.31 (1H, s). IR (KBr) n: 2959, 2934, 2868, 1703, 1499 cm-1. Anal. calcd. for C39H49N5O4S: C, 68.49; H, 7.22;
N, 10.24. Found C, 68.21; H, 7.17; N, 10.10.
【0108】実施例59(化合物66の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(4−プロピル−1H−1,
2,4−トリアゾール−5−オン−3−イル)メチルチ
オ]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミ(0.50g)をジクロロ
メタン(30ml)に溶かし、−78℃に冷却した。3
−クロロ過安息香酸(0.22g)のジクロロメタン
(5ml)溶液を滴下した。−78℃、1時間撹拌した
後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、濃縮し、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、
水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムを用
いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:トリエチルアミン/メタ
ノール/酢酸エチル)で精製し、7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4
−[(4−プロピル−1H−1,2,4−トリアゾール
−5−オン−3−イル)メチルスルフィニル]フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物66)(0.45g)を黄
色アモルファスとして得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.85-1.04 (12H, m), 1.22-1.70
(6H, m), 2.00-2.15 (1H, m), 2.90 (2H, t-like), 3.
18 (2H, d, J = 7.2 Hz), 3.35 (2H, t-like), 3.52-3.
61 (4H, m), 3.80 (2H, t-like), 3.97 (2H, s), 4.15
(2H, t, J = 4.9Hz), 6.89-6.99 (3H, m), 7.36-7.52
(7H, m), 7.29 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.03 (1H, s),
9.53 (1H, s). IR (KBr) n: 2959, 2936, 2874, 1705 cm-1. Anal. calcd. for C39H49N5O5S・0.25H2O: C, 66.50; H,
7.08; N, 9.94. FoundC, 66.18; H, 6.93; N, 9.93.
【0109】実施例60(化合物67の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(0.95g)をテトラヒドロフ
ラン(5ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.
23ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)
を加え、室温、1.5時間撹拌した。溶媒を留去し、残
渣をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かし、3−ア
ミノ−6−[(4−プロピル−1H−1,2,4−トリ
アゾール−3−イル)メチルチオ]ピリダジン(0.5
2g)のピリジン(20ml)溶液中に氷冷下滴下し
た。室温で一晩撹拌し、溶媒を留去した。水を加え、酢
酸エチルで抽出した。有機層を1Nクエン酸水溶液、
水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用い
て乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン)で
精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−N−[6−[(4−プロピル−
1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メチルチ
オ]ピリダジン−3−イル]−2,3−ジヒドロ−1H
−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物6
7)(0.22g)を黄色アモルファスとして得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.86-0.99 (12H, m), 1.34-1.46
(2H, m), 1.57-1.66 (2H, m), 1.79-1.89 (2H, m), 2.
05-2.11 (1H, m), 2.93 (2H, t-like), 3.21 (2H, d, J
= 7.2 Hz), 3.39 (2H, t-like), 3.56 (2H, t, J = 6.
6 Hz), 3.81 (2H,t, J = 5.0 Hz), 4.04 (2H, t, J =
7.2 Hz), 4.17 (2H, t, J = 5.0 Hz), 4.78 (2H, s),
6.93 (1H, d, J = 8.7 Hz), 6.99 (2H, d, J = 9.0 H
z), 7.41-7.49 (4H, m), 7.53 (1H, d, J = 2.1 Hz),
7.60 (1H, s), 8.12 (1H, s), 8.46 (1H, d, J = 9.6 H
z), 8.60 (1H, s). IR (KBr) n: 2957, 2934, 2872, 1663, 1605, 1499 cm
-1.
【0110】実施例61(化合物68の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[6−[(4−プロピル−1H−1,
2,4−トリアゾール−3−イル)メチルチオ]ピリダ
ジン−3−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.18g)をジク
ロロメタン(20ml)に溶かし、−78℃に冷却し
た。3−クロロ過安息香酸(0.08g)のジクロロメ
タン(5ml)溶液を滴下した。−78℃、2時間撹拌
した後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、濃縮し、酢
酸エチルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶
液、水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウム
を用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トリエチルアミン/
メタノール/酢酸エチル)で精製し、7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[6−[(4−プロピル−1H−1,2,4−トリアゾ
ール−3−イル)メチルスルフィニル]ピリダジン−3
−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(化合物68)(0.14g)
を黄色アモルファスとして得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.86-1.08 (12H, m), 1.29-1.48
(2H, m), 1.54-1.67 (2H, m), 1.72-1.90 (2H, m), 2.
04-2.15 (1H, m), 2.94 (2H, br), 3.19 (2H, d,J = 7.
4 Hz), 3.37 (2H, br), 3.54 (2H, t, J = 6.5 Hz), 3.
80 (2H, t, J =4.8 Hz), 3.95-4.18 (4H, m), 4.44 (1
H, d, J = 14.2 Hz), 4.66 (1H, d, J =14.2 Hz), 6.89
-7.00 (3H, m), 7.34-7.51 (4H, m), 7.67 (2H, d, J
= 9.6 Hz), 8.14 (1H, s), 8.67 (1H, d, J = 9.0 H
z), 9.62 (1H, s). IR (KBr) n: 2950, 2872, 1671 cm-1.
【0111】実施例62(化合物69の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(0.92g)をテトラヒドロフ
ラン(10ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル
(0.22ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触
媒量)を加え、室温、1.5時間撹拌した。溶媒を留去
し、残渣をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かし、
3−アミノ−6−[(3−プロピルイミダゾール−4−
イル)メチルチオ]ピリダジン(0.5g)のピリジン
(15ml)溶液中に氷冷下滴下した。室温で一晩撹拌
し、溶媒を留去した。水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を1Nクエン酸水溶液、水、飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:メタノール/酢酸エチル/トリエチルアミン)
で精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−N−[6−[(3−プロピルイ
ミダゾール−4−イル)メチルチオ]ピリダジン−3−
イル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン
−4−カルボキサミド(化合物69)(0.3g)を黄
色アモルファスとして得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.91-0.99 (12H, m), 1.34-1.46
(2H, m), 1.56-1.66 (2H, m), 1.78-1.87 (2H, m), 2.
05-2.11 (1H, m), 2.94 (2H, t, J = 4.5 Hz), 3.20 (2
H, d, J = 7.5 Hz), 3.39 (2H, t, J = 4.5 Hz), 3.55
(2H, t, J = 6.8Hz), 3.81 (2H, t, J = 5.0 Hz), 3.93
(2H, t, J = 7.2 Hz), 4.16 (2H, t, J= 5.0 Hz), 4.5
8 (2H, s), 6.91-7.04 (4H, m), 7.31 (1H, d, J = 9.
5 Hz), 7.41-7.53 (5H, m), 7.62 (1H, s), 8.42 (1H,
d, J = 9.5 Hz), 8.78 (1H, br). IR (KBr) n: 2959, 2870, 1661, 1499 cm-1.
【0112】実施例63(化合物70の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[6−[(3−プロピルイミダゾール
−4−イル)メチルチオ]ピリダジン−3−イル]−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.25g)をジクロロメタン(10m
l)に溶かし、−78℃に冷却した。3−クロロ過安息
香酸(0.38g)のジクロロメタン(5ml)溶液を
滴下した。−78℃、4時間撹拌した後、チオ硫酸ナト
リウム水溶液を加え、濃縮し、酢酸エチルで抽出した。
有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で
洗浄した。無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を
留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:トリエチルアミン/メタノール/酢酸エチ
ル)で精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−1−イソブチル−N−[6−[(3−プロピ
ルイミダゾール−4−イル)メチルスルフィニル]ピリ
ダジン−3−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物70)
(0.14g)を黄色アモルファスとして得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.89-1.00 (12H, m), 1.34-1.44
(2H, m), 1.54-1.81 (4H, m), 2.05-2.13 (1H, m), 2.
96 (2H, t-like), 3.21 (2H, d, J = 7.4 Hz), 3.40 (2
H, t-like), 3.55 (2H, t, J = 6.5 Hz), 3.80 (2H, t,
J = 5.0 Hz), 3.88-4.01 (2H, m), 4.17 (2H, t, J =
5.0 Hz), 4.23 (1H, d, J = 7.4 Hz), 4.50 (1H, d, J
= 7.4 Hz), 6.52 (1H, d, J = 0.6 Hz), 6.91-7.02 (3
H, m), 7.41-7.53 (5H, m), 7.63 (1H, s), 7.72 (1
H, d, J = 9.5 Hz), 8.69 (1H, d, J= 9.5 Hz), 9.37
(1H, br). IR (KBr) n: 2961, 2930, 2870, 1667, 1607, 1559, 14
99 cm-1.
【0113】実施例64(化合物71の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(0.6g)をテトラヒドロフラ
ン(5ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.1
5ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)を
加え、室温、1.5時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣
をテトラヒドロフラン(5ml)に溶かし、氷冷下、S
−(4−アミノフェニル)−o−ベンジルチオカルボナ
ート(0.36g)、トリエチルアミン(1ml)のテ
トラヒドロフラン(5ml)溶液中に滴下した。室温で
4時間撹拌し、1N水酸化ナトリウム水溶液(7m
l)、メタノール(7ml)を加え、室温で1時間撹拌
した。次いで4−クロロメチル−3−メチルイミダゾー
ル塩酸塩(0.24g)を加え、室温で一晩撹拌した。
濃縮後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒
を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル/トリエチルア
ミン)で精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)
フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[(3−メチ
ルイミダゾール−4−イル)メチルチオ]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物71)(0.61g)を淡黄色ア
モルファスとして得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.89-0.99 (9H, m), 1.33-1.48
(2H, m), 1.54-1.68 (2H, m), 2.00-2.10 (1H, m), 2.9
1 (2H, t-like), 3.19 (2H, d, J = 7.2 Hz), 3.35 (2
H, t-like), 3.55 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.65 (3H,
s), 3.80 (2H, t, J= 4.8 Hz), 3.99 (2H, s), 4.16 (2
H, t, J = 4.9 Hz), 6.71 (1H, s), 6.89-7.00 (3H,
m), 7.25-7.29 (2H, m), 7.40-7.56 (8H, m), 7.65 (1
H, br). IR (KBr) n: 2955, 2867, 1655, 1605, 1586, 1499 cm
-1.
【0114】実施例65(化合物72の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(3−メチルイミダゾール−
4−イル)メチルチオ]フェニル]−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.53g)をジクロロメタン(5ml)に溶かし、
−78℃に冷却した。3−クロロ過安息香酸(0.31
g)のジクロロメタン(5ml)溶液を滴下した。−7
8℃、1時間撹拌した後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を
加え、濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を炭酸水
素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄した。無水
硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ト
リエチルアミン/メタノール/酢酸エチル)で精製し、
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(3−メチルイミダゾール−
4−イル)メチルスルフィニル]フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサ
ミド(化合物72)(0.36g)を黄色アモルファス
として得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.89-0.99 (9H, m), 1.30-1.48
(2H, m), 1.54-1.68 (2H, m), 2.05-2.15 (1H, m), 2.9
3 (2H, t-like), 3.19 (2H, d, J = 7.0 Hz), 3.36 (2
H, t-like), 3.44 (3H, s), 3.55 (2H, t, J = 6.6 H
z), 3.80 (2H, t, J= 5.0 Hz), 3.95 (1H, d, J = 7.2
Hz), 4.14-4.17 (3H, m), 6.60 (1H, s), 6.92 (1H, d,
J = 8.4 Hz), 6.97 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.30-7.47
(8H, m), 7.77 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.28 (1H, br). IR (KBr) n: 2955, 2930, 2870, 1663, 1605, 1588, 14
99 cm-1.
【0115】実施例66(化合物73の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(1g)をテトラヒドロフラン
(5ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.25
ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)を加
え、室温、1時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣をテト
ラヒドロフラン(10ml)に溶かし、氷冷下、S−
(4−アミノフェニル)−o−ベンジルチオカルボナー
ト(0.6g)、トリエチルアミン(1ml)のテトラ
ヒドロフラン(5ml)溶液中に滴下した。室温で4時
間撹拌し、1N水酸化ナトリウム水溶液(12.5m
l)、メタノール(25ml)、テトラヒドロフラン
(15ml)を加え、室温で4時間撹拌した。次いで4
−クロロメチル−3−シクロプロピルイミダゾール塩酸
塩(0.57g)を加え、室温で一晩撹拌した。濃縮
後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で
洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル/トリエチルアミ
ン)で精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−1−イソブチル−N−[4−[(3−シクロ
プロピルイミダゾール−4−イル)メチルチオ]フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物73)(0.34g)を黄
色アモルファスとして得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.90-1.06 (13H, m), 1.30-1.45
(2H, m), 1.54-1.68 (2H, m), 2.05-2.10 (1H, m), 2.
91 (2H, t-like), 3.19 (2H, d, J = 7.6 Hz), 3.21-3.
34 (1H, m), 3.36 (2H, t-like), 3.55 (2H, t, J = 6.
6 Hz), 3.80 (2H,t, J = 4.8 Hz), 4.07-4.18 (4H, m),
6.67 (1H, s), 6.92 (1H, d, J = 8.8Hz), 6.98 (2H,
d, J = 8.8 Hz), 7.30 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.38-7.
57 (8H,m), 7.72 (1H, br). IR (KBr) n: 2957, 2928, 2870, 1657, 1605, 1588, 14
97 cm-1.
【0116】実施例67(化合物74の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(3−シクロプロピルイミダ
ゾール−4−イル)メチルチオ]フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサ
ミド(0.3g)をジクロロメタン(10ml)に溶か
し、−78℃に冷却した。3−クロロ過安息香酸(0.
17g)のジクロロメタン(5ml)溶液を滴下した。
−78℃、1時間撹拌した後、チオ硫酸ナトリウム水溶
液を加え、濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を炭
酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄した。
無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:トリエチルアミン/メタノール/酢酸エチル)で精
製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−1−イソブチル−N−[4−[(3−シクロプロピル
イミダゾール−4−イル)メチルスルフィニル]フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物74)(0.22g)を黄
色アモルファスとして得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.85-1.07 (13H, m), 1.33-1.46
(2H, m), 1.56-1.66 (2H, m), 1.98-2.11 (1H, m), 2.
93-3.00 (3H, m), 3.19 (2H, d, J = 6.9 Hz), 3.36 (2
H, s), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J =
4.8 Hz), 4.09-4.26 (4H, m), 6.57 (1H, s), 6.92 (1
H, d, J = 8.7 Hz), 6.98 (2H, d, J = 8.4Hz), 7.37-
7.48 (8H, m), 7.77 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.06 (1H,
br). IR (KBr) n: 2959, 2930, 2870, 1663, 1607, 1588, 15
18, 1499 cm-1.
【0117】実施例68(化合物75の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
ホルミル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピ
ン−4−カルボン酸(280mg)、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール(0.14g)のDMF(10ml)
溶液に、室温で1−エチル−3−(3’−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド・塩酸塩(0.20g)を
加え、1時間撹拌した。反応系に(S)−(4−アミノ
フェニル)−(2−ピリジル)メタノール(150m
g)およびトリエチルアミン(0.28ml)のDMF
(10ml)溶液に滴下した。室温で4日間撹拌した
後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水および
飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エ
チル)で分離精製し、酢酸エチル−ジイソプロピルエー
テルから再結晶を行い、淡黄色の結晶として7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−ホルミル−
N−[4−[(S)−ヒドロキシ(2−ピリジル)メチ
ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズ
アゼピン−4−カルボキサミド(化合物75)(247
mg)を得た。 m.p. 130-134℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
30-1.48 (2H, m), 1.53-1.68 (2H, m), 3.02 (2H, t, J
=5.5 Hz), 3.56 (2H, t, J=6.4 Hz), 3.82 (2H,t, J=5.
0 Hz), 3.91 (2H, t, J=5.5 Hz), 4.18 (2H, t, J=5.0
Hz), 5.32 (1H,d, J=4.1 Hz), 5.75 (1H, d, J=4.1 H
z), 7.02 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.12-7.24(3H, m), 7.36
-7.67 (11H, m), 8.54 (1H, s), 8.56-8.59 (1H, m). IR (KBr) 3343, 1664, 1601, 1597, 1514, 1497, 1360,
1314, 1248, 1190, 824cm-1 元素分析 C36H37N3O5 Calcd. C, 73.08 ; H, 6.30 ;
N, 7.10 : Found. C, 72.72 ; H, 6.27 ; N, 7.04.
【0118】実施例69(化合物76の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
ホルミル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピ
ン−4−カルボン酸(280mg)、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール(0.14g)のDMF(10ml)
溶液に、室温で1−エチル−3−(3’−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド・塩酸塩(0.20g)を
加え、0.5時間撹拌した。反応系に(R)−(4−ア
ミノフェニル)−(2−ピリジル)メタノール(150
mg)およびトリエチルアミン(0.28ml)のDMF
(10ml)溶液に滴下した。室温で3日間撹拌した
後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水および
飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エ
チル)で分離精製し、酢酸エチル−ジイソプロピルエー
テルから再結晶を行い、淡黄色の結晶として7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−ホルミル−
N−[4−[(R)−ヒドロキシ(2−ピリジル)メチ
ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズ
アゼピン−4−カルボキサミド(化合物76)(15
4.5mg)を得た。 m.p. 110-112℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
30-1.48 (2H, m), 1.53-1.68 (2H, m), 3.02 (2H, t, J
=5.5 Hz), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.82 (2H,t, J=5.
0 Hz), 3.91 (2H, t, J=5.5 Hz), 4.18 (2H, t, J=5.0
Hz), 5.32 (1H,d, J=4.4 Hz), 5.75 (1H, d, J=4.4 H
z), 7.02 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.12-7.24(3H, m), 7.36
-7.67 (11H, m), 8.54 (1H, s), 8.56-8.59 (1H, m). IR (KBr) 3357, 1663, 1601, 1597, 1514, 1497, 1360,
1314, 1248, 1190, 822cm-1 元素分析 C36H37N3O5・0.25H2O Calcd. C, 72.52 ; H,
6.34 ; N, 7.05 : Found. C, 72.45 ; H, 6.35 ; N, 7.
10.
【0119】実施例70(化合物77の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
ホルミル−N−[4−[(S)−ヒドロキシ(2−ピリ
ジル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−
1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(225.3
mg)のジクロロメタン(20ml)溶液に、0℃で3
−クロロ過安息香酸(70%,113mg)を加え、室
温で20時間撹拌した。反応系にチオ硫酸ナトリウム水
溶液を加え、数分間撹拌後酢酸エチルで抽出した。有機
層を、重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラ
フィー(エタノール:酢酸エチル1:4)で分離精製
し、さらに再結晶(酢酸エチル−ジイソプロピルエーテ
ル)を行い、淡黄色の結晶として7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−ホルミル−N−[4−
[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1
−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物77)
(125.5mg)を得た。 m.p. 120-125 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
28-1.47 (2H, m), 1.53-1.68 (2H, m), 3.03 (2H, t, J
=5.5 Hz), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.82 (2H,t, J=5.
0 Hz), 3.93 (2H, t, J=5.5 Hz), 4.18 (2H, t, J=5.0
Hz), 6.07 (1H,d, J=4.8 Hz), 6.43 (1H, d, J=4.8 H
z), 6.91-7.01 (1H, m), 7.03 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.1
6-7.28 (2H, m), 7.46-7.79 (10H, m), 8.25-8.29 (1H,
m), 8.55(1H, s). IR (KBr) 3248, 1665, 1607, 1518, 1499, 1314, 1246,
1186 cm-1 元素分析 C36H37N3O61.0H2O Calcd. C, 69.10 ; H, 6.
28 ; N, 6.72 : Found.C, 68.78 ; H, 6.20 ; N, 6.78.
【0120】実施例71(化合物78の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
ホルミル−N−[4−[(R)−ヒドロキシ(2−ピリ
ジル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−
1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(130m
g)のジクロロメタン(20ml)溶液に、0℃で3−
クロロ過安息香酸(70%,65mg)を加え、室温で
18時間撹拌した。反応系にチオ硫酸ナトリウム水溶液
を加え、数分間撹拌後酢酸エチルで抽出した。有機層
を、重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフ
ィー(エタノール:酢酸エチル1:4)で分離精製し、
さらに再結晶(酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル)
を行い、淡黄色の結晶として7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−1−ホルミル−N−[4−
[(R)−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1
−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物78)
(68.2mg)を得た。 m.p. 104-106 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
28-1.47 (2H, m), 1.53-1.68 (2H, m), 3.03 (2H, t, J
=5.5 Hz), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H,t, J=5.
0 Hz), 3.91 (2H, t, J=5.5 Hz), 4.17 (2H, t, J=5.0
Hz), 6.06 (1H,d, J=4.2 Hz), 6.39 (1H, d, J=4.2 H
z), 6.91-7.01 (1H, m), 7.03 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.1
6-7.28 (2H, m), 7.44-7.67 (9H, m), 7.75 (1H, s),
8.23-8.27 (1H, m), 8.53 (1H, s). IR (KBr) 3263, 1667, 1607, 1518, 1497, 1316, 1248,
1188 cm-1 元素分析 C36H37N3O61.0H2O Calcd. C, 69.10 ; H, 6.
28 ; N, 6.72 : Found.C, 69.31 ; H, 6.17 ; N, 6.85.
【0121】実施例72(化合物79の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボ
ン酸(463mg)、トリエチルアミン(0.51m
l)のアセトニトリル(25ml)溶液に、0℃でトリ
フルオロ酢酸無水物(0.43ml)を加え、1時間撹
拌した。減圧下濃縮後、水を加え酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下濃縮後、残渣と1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール(0.33g)のDMF(10ml)溶液
に、室温で1−エチル−3−(3’−ジメチルアミノプ
ロピル)カルボジイミド・塩酸塩(0.46g)を加
え、1時間撹拌した。反応系に(S)−(4−アミノフ
ェニル)−(2−ピリジル)メタノール(267mg)
およびトリエチルアミン(0.67ml)のDMF(5m
l)溶液に滴下した。室温で20時間撹拌した後、水を
加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮
後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘ
キサン2:1→酢酸エチル)で分離精製し、酢酸エチル
−ヘキサンから再結晶を行い、淡黄色の結晶として7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4
−[(S)−ヒドロキシ(2−ピリジル)メチル]フェ
ニル]−1−トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化
合物79)(316mg)を得た。 m.p. 100-102 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.4 Hz), 1.
32-1.48 (2H, m), 1.51-1.66 (2H, m), 2.86-3.27 (3H,
m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.82 (2H, t, J=4.9 H
z), 4.18 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.74-4.89 (1H, m), 5.3
4 (1H, d, J=3.0 Hz), 5.75 (1H, d, J=3.0 Hz), 7.03
(2H, d, J=8.8 Hz), 7.13-7.27 (3H, m), 7.30-7.42 (4
H, m), 7.51-7.69 (7H, m), 8.5-8.62 (1H, m). IR (KBr) 3356, 1694, 1653, 1595, 1520, 1499, 1314,
1208, 1179, 1155, 826cm-1 元素分析 C37H36N3O5F3・0.25H2O Calcd. C, 66.91 ;
H, 5.54 ; N, 6.33 : Found. C, 66.93 ; H, 5.60 ; N,
6.32.
【0122】実施例73(化合物80の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(S)−ヒドロキシ(2−ピリジル)メチル]
フェニル]−1−トリフルオロアセチル−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(285mg)のジクロロメタン(10ml)溶液に、
0℃で3−クロロ過安息香酸(70%,127mg)を
加え、室温で20時間撹拌した。反応系にチオ硫酸ナト
リウム水溶液を加え、数分間撹拌後酢酸エチルで抽出し
た。有機層を、重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロ
マトグラフィー(エタノール:酢酸エチル1:4)で分
離精製し、さらに再結晶(エタノール−ジイソプロピル
エーテル)を行い、淡黄色の結晶として7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[(S)
−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イル)メチ
ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−トリフルオロ
アセチル−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサ
ミド(化合物80)(220.9mg)を得た。 m.p. 107-110 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.
29-1.48 (2H, m), 1.51-1.67 (2H, m), 2.86-3.34 (3H,
m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.82 (2H, t, J=4.9 H
z), 4.18 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.76-4.91 (1H, m), 6.0
7 (1H, d, J=3.8 Hz), 6.41 (1H, d, J=3.8 Hz), 6.91-
7.05 (3H, m), 7.20-7.38 (4H, m), 7.45-7.67 (9H,
m), 8.24-8.28 (1H, m). IR (KBr) 3044, 1696, 1650, 1607, 1499, 1435, 1316,
1252, 1206, 1181, 1155, 825 cm-1 元素分析 C37H36N3O6F30.5H2O Calcd. C, 64.90 ; H,
5.45 ; N, 6.14 : Found. C, 64.97 ; H, 5.37 ; N, 6.
10.
【0123】実施例74(化合物81の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(S)−ヒドロキシ(2−ピリジル)メチル]
フェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−
1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(300m
g)のTHF(10ml)溶液に、室温で塩化チオニル
(0.13ml)およびDMF(1滴)を加え1時間撹
拌した。減圧下濃縮後、残渣のTHF(15ml)溶液
を、(S)−(4−アミノフェニル)−(2−ピリジ
ル)メタノール(156mg)およびトリエチルアミン
(0.59ml)のTHF(5ml)溶液に0℃で滴下
した。室温で18時間撹拌後、水を加え酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル:ヘキサン2:1→4:1)で分離
精製し、黄色の非晶形物質として7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−N−[4−[(S)−ヒド
ロキシ(2−ピリジル)メチル]フェニル]−1−プロ
ピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物81)(316mg)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
99 (3H, t, J=7.3 Hz),1.29-1.47 (2H, m), 1.50-1.82
(4H, m), 2.86-2.95 (2H, m), 3.25-3.39 (4H,m), 3.55
(2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.16
(2H, t, J=5.0 Hz), 5.27-5.37 (1H, m), 5.74 (1H, br
s), 6.89 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 H
z), 7.12-7.26 (2H, m), 7.34-7.67 (11H, m), 8.56-8.
58 (1H, m). IR (KBr) 3350, 1651, 1607, 1516, 1499, 1314, 1242,
1179 cm-1 元素分析 C38H43N3O40.25H2O Calcd. C, 74.79 ; H,
7.18 ; N, 6.89 : Found.C, 74.82 ; H, 7.29 ; N, 6.9
3.
【0124】実施例75(化合物82の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−
2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−トリフルオロアセチル−1H−1−ベンズアゼピン4
−カルボキサミド(180mg)のエタノール(30m
l)溶液に、室温で水素化ホウ素ナトリウム(10.0
mg)を加え2時間撹拌した。反応系に更に水素化ホウ
素ナトリウム(10.0mg)を加え、2時間撹拌し
た。反応系に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(エタ
ノール:酢酸エチル1:2)で分離精製し、黄色の非晶
系物質として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−N−[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシ
ドピリジン−2−イル)メチル]フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサ
ミド(化合物82)(141.4mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
28-1.48 (2H, m), 1.51-1.68 (2H, m), 2.89-3.01 (2H,
m), 3.41-3.51 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.
80 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 6.07
(1H, br s), 6.31-6.45 (1H, m), 6.71 (1H, d, J=8.0
Hz), 6.92-6.99 (3H, m), 7.20-7.36 (5H, m), 7.39-
7.52 (4H, m), 7.62-7.66 (3H, m), 8.24-8.28 (1H,
m). IR (KBr) 3293, 1651, 1609, 1499, 1435, 1408, 1316,
1246, 1181, 820 cm-1 元素分析 C35H37N3O51.5H2O Calcd. C, 69.27 ; H, 6.
65 ; N, 6.93 : Found.C, 69.05 ; H, 6.31 ; N, 6.67.
【0125】実施例76(化合物83の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−
2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(120
mg)およびプロピオンアルデヒド(0.15ml)の
1,2−ジクロロエタン(10ml)溶液に、室温で水
素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.13g)を
加え20時間撹拌した。反応系に水を加え、酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマ
トグラフィー(エタノール:酢酸エチル1:2)で分離
精製し、黄色の結晶として7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−N−[4−[(S)−ヒドロキシ
(1−オキシドピリジン−2−イル)メチル]フェニ
ル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベ
ンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物83)(1
05.4mg)を得た。 m.p. 87-89 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.
00 (3H, t, J=7.0 Hz),1.29-1.48 (2H, m), 1.53-1.82
(4H, m), 2.86-2.96 (2H, m), 3.25-3.40 (4H,m), 3.55
(2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.16
(2H, t, J=5.0 Hz), 6.06 (1H, br s), 6.35-6.45 (1H,
m), 6.88-7.00 (4H, m), 7.23-7.28 (2H, m), 7.38-7.
51 (7H, m), 7.62-7.67 (3H, m), 8.24-8.28 (1H, m). IR (KBr) 3296, 1651, 1607, 1516, 1499, 1313, 1242,
1181, 814 cm-1 元素分析 C38H43N3O50.5H2O Calcd. C, 72.36 ; H, 7.
03 ; N, 6.66 : Found.C, 72.07 ; H, 7.01 ; N, 6.51.
【0126】実施例77(化合物84の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−
2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(14
2.6mg)、シクロプロパンカルボキシアルデヒド
(0.17g)の1,2−ジクロロエタン(10ml)
溶液に、室温で水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム
(0.13g)を加え64時間撹拌した。反応系に、シ
クロプロパンカルボキシアルデヒド(0.1g)および
水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.13g)
を加え、さらに4時間撹拌した。反応系に水を加え酢酸
エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、カラムクロマ
トグラフィー(エタノール:酢酸エチル1:4)で分離
精製し、さらに再結晶(酢酸エチル−ジイソプロピルエ
ーテル)を行い、黄色の結晶として7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−1−シクロプロピルメチ
ル−N−[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピ
リジン−2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物84)(120.7mg)を得た。 m.p. 85-88 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.24-0.35 (2H, m), 0.60-0.
70 (2H, m), 0.93 (3H,t, J=7.1 Hz), 1.02-1.22 (1H,
m), 1.30-1.46 (2H, m), 1.53-1.66 (2H, m), 2.91-3.0
2 (2H, m), 3.26 (2H, d, J=6.2 Hz), 3.43-3.50 (2H,
m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 H
z), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 6.04-6.09 (1H, m), 6.3
6-6.46 (1H, m), 6.91-7.00 (4H, m), 7.24-7.28 (2H,
m), 7.39-7.52 (7H, m), 7.63-7.67 (3H, m), 8.25-8.2
9 (1H, m). IR (KBr) 3270, 1653, 1605, 1516, 1499, 1244, 1181,
837 cm-1 元素分析 C39H43N3O51.0H2O Calcd. C, 71.87 ; H, 6.
96 ; N, 6.45 : Found.C, 72.10 ; H, 6.93 ; N, 6.50.
【0127】実施例78(化合物85の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−
2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(200
mg)、イソブチルアルデヒド(0.15g)の1,2
−ジクロロエタン(10ml)溶液に、室温で水素化ト
リアセトキシホウ素ナトリウム(0.22g)を加え4
日間撹拌した。反応系に、イソブチルアルデヒド(0.
15g)および水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム
(0.22g)を加え、さらに5時間撹拌した。反応系
に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮
後、カラムクロマトグラフィー(エタノール:酢酸エチ
ル1:4)で分離精製し、黄色の非晶形物質として7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4
−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−
イル)メチル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−
ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサ
ミド(化合物85)(155.2mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.4 Hz), 0.
98 (6H, d, J=6.6 Hz),1.27-1.47 (2H, m), 1.53-1.68
(2H, m), 1.98-2.18 (1H, m), 2.89-2.98 (2H,m), 3.19
(2H, d, J=7.4 Hz), 3.32-3.42 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.16 (2H, t,
J=5.0 Hz), 6.07 (1H, d, J=4.1 Hz), 6.42 (1H, d, J
=4.1 Hz), 6.90-7.00 (4H, m), 7.23-7.28 (2H, m), 7.
38-7.52 (7H, m), 7.63-7.68 (3H, m), 8.24-8.28 (1H,
m). IR (KBr) 3230, 1653, 1605, 1516, 1499, 1240, 1181,
839 cm-1 元素分析 C39H45N3O50.75H2O Calcd. C, 72.14 ; H,
7.22 ; N, 6.47 : Found.C, 72.22 ; H, 7.29 ; N, 6.5
7.
【0128】実施例79(化合物86の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−
2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(200
mg)、2−ホルミルチアゾール(0.24g)の1,
2−ジクロロエタン(10ml)溶液に、室温で水素化
トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.22g)を加え
4日間撹拌した。反応系に、2−ホルミルチアゾール
(0.24g)および水素化トリアセトキシホウ素ナト
リウム(0.22g)および酢酸(1滴)を加え、さら
に24時間撹拌した。反応系に水を加え酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下濃縮後、カラムクロマトグラフィ
ー(エタノール:酢酸エチル1:4→1:3)で分離精
製し、さらに再結晶(酢酸エチル)を行い、黄色の結晶
として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−N−[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリ
ジン−2−イル)メチル]フェニル]−1−(チアゾー
ル−2−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物86)
(113.6mg)を得た。 m.p. 164-165 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
29-1.47 (2H, m), 1.54-1.68 (2H, m), 2.90-2.99 (2H,
m), 3.43-3.50 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.8 Hz), 3.
80 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.15 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.87
(2H, s), 6.06 (1H, d, J=4.4 Hz), 6.42 (1H, d, J=
4.4 Hz), 6.92-7.03 (4H, m), 7.23-7.27 (2H, m), 7.3
2 (1H, d, J=3.2 Hz), 7.37-7.54 (7H, m), 7.65 (2H,
d, J=8.4 Hz), 7.76 (1H, s), 7.79 (1H, d, J=3.2 H
z), 8.23-8.27 (1H, m). IR (KBr) 3263, 1634, 1595, 1537, 1499, 1435, 1406,
1318, 1244, 1188, 1126, 814 cm-1 元素分析 C39H40N4O5S Calcd. C, 69.21 ; H, 5.96 ;
N, 8.28 : Found. C, 68.93 ; H, 5.84 ; N, 8.20.
【0129】実施例80(化合物87の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−
2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(200
mg)、4−ホルミル−1−メチルピラゾール(0.4
g)の1,2−ジクロロエタン(10ml)溶液に、室
温で水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.22
g)および酢酸(1滴)を加え5日間撹拌した。反応系
に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮
後、カラムクロマトグラフィー(エタノール:酢酸エチ
ル1:3→1:2)で分離精製し、さらに再結晶(酢酸
エチル−ジイソプロピルエーテル)を行い、黄色の結晶
として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−N−[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリ
ジン−2−イル)メチル]フェニル]−1−(1−メチ
ルピラゾール−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−
1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物87)(96.1mg)を得た。 m.p. 94-97 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.
32-1.46 (2H, m), 1.51-1.68 (2H, m), 2.80-2.89 (2H,
m), 3.29-3.39 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.
81 (2H, t, J=5.0 Hz), 3.90 (3H, s), 4.16 (2H, t, J
=5.0 Hz), 4.44 (2H, s), 6.07 (1H, d, J=4.4 Hz), 6.
43 (1H, d, J=4.4 Hz), 6.91-7.00 (4H, m), 7.24-7.28
(2H, m), 7.32 (1H, s), 7.38-7.63 (8H, m), 7.62-7.
67 (3H, m), 8.24-8.28 (1H, m). IR (KBr) 3274, 1653, 1605, 1516, 1499, 1433, 1404,
1316, 1240, 1184, 1123, 818 cm-1 元素分析 C40H43N5O50.75H2O Calcd. C, 69.90 ; H,
6.53 ; N, 10.19 : Found. C, 69.98 ; H, 6.77 ; N,
9.90.
【0130】実施例81(化合物88の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−
2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(200
mg)、チオフェン−3−カルボキサルデヒド(0.5
g)の1,2−ジクロロエタン(10ml)溶液に、室
温で水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.22
g)および酢酸(1滴)を加え20時間撹拌した。反応
系に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮
後、カラムクロマトグラフィー(エタノール:酢酸エチ
ル1:4)で分離精製し、さらに再結晶(酢酸エチル−
ジイソプロピルエーテル)を行い、黄色の結晶として7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−
2−イル)メチル]フェニル]−(3−チエニルメチ
ル)−2,3−ジヒドロ−1−1H−1−ベンズアゼピ
ン−4−カルボキサミド(化合物88)(171.4m
g)を得た。 m.p. 110-112 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.
29-1.48 (2H, m), 1.54-1.68 (2H, m), 2.90-2.90 (2H,
m), 3.31-3.42 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.8 Hz), 3.
80 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.16 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.58
(2H, s), 6.07 (1H, d, J=4.2 Hz), 6.42 (1H, d, J=
4.2 Hz), 6.91-7.07 (5H, m), 7.12-7.18 (1H, m), 7.2
3-7.27 (2H, m), 7.34-7.49 (7H, m), 7.54 (1H, d, J=
2.2 Hz), 7.63-7.68 (3H, m), 8.24-8.28 (1H, m). IR (KBr) 3262, 1636, 1595, 1499, 1435, 1406, 1316,
1242, 1186, 1128, 810cm-1 元素分析 C40H41N3O5S0.25H2O Calcd. C, 70.62 ; H,
6.15 ; N, 6.18 : Found. C, 70.61 ; H, 6.22 ; N, 6.
21.
【0131】実施例82(化合物89の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−
2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(200
mg)、5−ホルミル−1−メチルピラゾール(0.2
3g)の1,2−ジクロロエタン(10ml)溶液に、
室温で水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.2
2g)および酢酸(1滴)を加え5日間撹拌した。反応
系に、5−ホルミル−1−メチルピラゾール(0.23
g)および水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム
(0.22g)および酢酸(1滴)を加え、さらに24
時間撹拌した。反応系に水を加え酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下濃縮後、カラムクロマトグラフィー
(エタノール:酢酸エチル1:3)で分離精製し、さら
に再結晶(酢酸エチル)を行い、黄色の結晶として7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4
−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−
イル)メチル]フェニル]−1−(1−メチルピラゾー
ル−5−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物89)
(140.1mg)を得た。 m.p. 109-111 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
30-1.48 (2H, m), 1.52-1.68 (2H, m), 2.62-2.70 (2H,
m), 3.29-3.39 (2H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.
78-3.83 (5H, m), 4.17 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.55 (2H,
s), 6.07 (1H, d, J=4.3 Hz), 6.25 (1H, d, J=1.8 H
z), 6.43 (1H, d, J=4.3 Hz), 6.91-7.02 (4H, m), 7.2
4-7.28 (2H, m), 7.42-7.67 (11H, m), 8.25-8.28 (1H,
m). IR (KBr) 3260, 1636, 1597, 1499, 1437, 1406, 1318,
1246, 1188, 1128, 810cm-1 元素分析 C40H43N5O51.0H2O Calcd. C, 69.44 ; H, 6.
56 ; N, 10.12 : Found.C, 69.34 ; H, 6.72 ; N, 10.0
7.
【0132】実施例83(化合物90の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−
2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(200
mg)、ベンズアルデヒド(0.22g)の1,2−ジ
クロロエタン(10ml)溶液に、室温で水素化トリア
セトキシホウ素ナトリウム(0.22g)および酢酸
(1滴)を加え24時間撹拌した。反応系に、ベンズア
ルデヒド(0.22g)および水素化トリアセトキシホ
ウ素ナトリウム(0.22g)を加え、さらに24時間
撹拌した。反応系に水を加え酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下濃縮後、カラムクロマトグラフィー(エタノ
ール:酢酸エチル1:4)で分離精製し、さらに再結晶
(酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル)を行い、黄色
の結晶として1−ベンジル−7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−N−[4−[(S)−ヒドロキ
シ(1−オキシドピリジン−2−イル)メチル]フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物90)(168.0mg)
を得た。 m.p. 89-93 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.
28-1.48 (2H, m), 1.51-1.67 (2H, m), 2.81-2.89 (2H,
m), 3.32-3.42 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.
80 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.16 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.62
(2H, s), 6.07 (1H, d, J=4.3 Hz), 6.41 (1H, d, J=
4.9 Hz), 6.88-7.06 (4H, m), 7.24-7.67 (17H, m), 8.
25-8.28 (1H, m). IR (KBr) 3275, 1653, 1603, 1499, 1454, 1433, 1406,
1314, 1244, 1184, 1123, 812 cm-1 元素分析 C42H43N3O51.0H2O Calcd. C, 73.34 ; H, 6.
59 ; N, 6.11 : Found.C, 73.70 ; H, 6.66 ; N, 5.99.
【0133】実施例84(化合物91の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−
2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(200
mg)、2−フルアルデヒド(0.2g)の1,2−ジ
クロロエタン(10ml)溶液に、室温で水素化トリア
セトキシホウ素ナトリウム(0.22g)および酢酸
(1滴)を加え20時間撹拌した。反応系に2−フルア
ルデヒド(0.2g)および水素化トリアセトキシホウ
素ナトリウム(0.22g)を加え、さらに3日間撹拌
した。反応系に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下濃縮後、カラムクロマトグラフィー(エタノー
ル:酢酸エチル1:4)で分離精製し、さらに再結晶
(酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル)を行い、黄色
の結晶として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−1−(2−フリル)−N−[4−[(S)−ヒ
ドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イル)メチル]
フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物91)(150.0
mg)を得た。 m.p. 117-119 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.
29-1.48 (2H, m), 1.54-1.68 (2H, m), 2.81-2.88 (2H,
m), 3.31-3.41 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.
80 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.51
(2H, s), 6.06 (1H, d, J=4.4 Hz), 6.30 (1H, d, J=
3.6 Hz), 6.37-6.42 (2H, m), 6.91-7.06 (3H, m), 7.0
8 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.23-7.27 (2H, m), 7.40-7.53
(8H, m), 7.64 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.68 (1H, s), 8.2
3-8.27 (1H, m). IR (KBr) 3281, 1644, 1597, 1499, 1435, 1408, 1316,
1244, 1186, 1123, 812cm-1 元素分析 C40H41N3O60.25H2O Calcd. C, 72.32 ; H,
6.30 ; N, 6.33 : Found.C, 72.36 ; H, 6.33 ; N, 6.1
0.
【0134】実施例85(化合物92の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−
2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(200
mg)、5−ホルミル−3−メチルイソチアゾール
(0.44g)の1,2−ジクロロエタン(10ml)
溶液に、室温で水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム
(0.22g)および酢酸(1滴)を加え24時間撹拌
した。反応系に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウ
ム(0.22g)を加え、さらに3日間撹拌した。反応
系に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮
後、カラムクロマトグラフィー(エタノール:酢酸エチ
ル1:4)で分離精製し、さらに再結晶(酢酸エチル−
ジイソプロピルエーテル)を行い、黄色の結晶として7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
(3−メチル−イソチアゾール−5−イルメチル)−N
−[4−[(S)−ヒドロキシ(1−オキシドピリジン
−2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−
1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物92)(154.0mg)を得た。 m.p. 93-96 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.
29-1.47 (2H, m), 1.52-1.68 (2H, m), 2.49 (3H, s),
2.88-2.98 (2H, m), 3.35-3.45 (2H, m), 3.55 (2H, t,
J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.16 (2H, t, J
=4.8 Hz), 4.79 (2H, s), 6.07 (1H, d, J=4.4 Hz), 6.
43 (1H, d, J=4.4 Hz), 6.91-7.01 (5H, m), 7.24-7.28
(2H, m), 7.39-7.49 (6H, m), 7.52-7.58 (1H, m), 7.
63-7.68 (3H, m), 8.25-8.29 (1H, m). IR (KBr) 3314, 1655, 1605, 1514, 1499, 1433, 1406,
1314, 1244, 1182, 1120, 814 cm-1 元素分析 C40H42N4O5S1.0H2O Calcd. C, 67.77 ; H,
6.26 ; N, 7.90 : Found.C, 67.73 ; H, 6.12 ; N, 7.9
0.
【0135】実施例86(化合物93の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
メタンスルホニル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベン
ズアゼピン−4−カルボン酸(0.50g)のTHF
(10ml)溶液に、室温で塩化チオニル(0.12m
l)およびDMF(1滴)を加え2時間攪拌した。減圧
下濃縮後、残渣のTHF(20ml)溶液を、0℃で
(S)−(+)−(4−アミノフェニル)(2−ピリジ
ル)メタノール(0.24g)およびトリエチルアミン
(0.6ml)のTHF(5ml)溶液に滴下し、室温
で18時間攪拌した。反応系に水を加え、酢酸エチルで
抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。減圧下濃縮後、再結晶(酢酸エチル−
ジイソプロピルエーテル)を行い、無色の結晶として7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(S)−ヒドロキシ(2−ピリジル)メチル]
フェニル]−1−メタンスルホニル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化
合物93)(542.7mg)を得た。 m.p. 158-160 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
32-1.45 (2H, m), 1.52-1.67 (2H, m), 2.88 (3H, s),
3.05-3.15 (2H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2
H, t, J=4.9 Hz), 3.88-3.94 (2H, m), 4.17 (2H, t, J
=4.9 Hz), 5.29-5.36 (1H, m), 5.72-5.79 (1H, m), 7.
01 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.12-7.26 (2H, m), 7.39 (2H,
d, J=8.8 Hz), 7.48-7.68 (10H, m), 8.56-8.59 (1H,
m). IR (KBr) 3362, 1651, 1597, 1518, 1493, 1341, 1242,
1154, 966, 822 cm-1 元素分析 C36H39N3O6S Calcd. C, 67.37 ; H, 6.13 ;
N, 6.55 : Found. C, 67.21 ; H, 5.85 ; N, 6.67.
【0136】実施例87(化合物94の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(S)−ヒドロキシ(2−ピリジル)メチル]
フェニル]−1−メタンスルホニル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(0.45g)のジクロロメタン(10ml)溶液に、
0℃で3−クロロ過安息香酸(70%,0.21g)を
加え、室温で20時間攪拌した。反応系にチオ硫酸ナト
リウム水溶液を加え、数分間攪拌後、酢酸エチルで抽出
した。有機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロ
マトグラフィー(エタノール:酢酸エチル1:4)で分
離精製し、さらに再結晶(酢酸エチル−ジイソプロピル
エーテル)を行い、無色の結晶として7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[(S)−
ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イル)メチ
ル]フェニル]−1−メタンスルホニル−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物94)(292.1mg)を得た。 m.p. 118-120 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.
29-1.46 (2H, m), 1.51-1.68 (2H, m), 2.90 (3H, s),
3.08-3.19 (2H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.82 (2
H, t, J=4.9 Hz), 3.86-3.96 (2H, m), 4.18 (2H, t, J
=4.9 Hz), 6.03-6.09 (1H, m), 6.38-6.45 (1H, m), 6.
94-7.00 (1H, m), 7.02 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.25-7.29
(2H, m), 7.46-7.57 (6H, m), 7.63-7.72 (5H, m), 8.
25-8.28 (1H, m). IR (KBr) 3250, 1657, 1607, 1518, 1493, 1341, 1246,
1154, 1103, 1061, 966, 824 cm-1 元素分析 C36H39N3O7S0.75H2O Calcd. C, 64.41 ; H,
6.08 ; N, 6.26 : Found. C, 64.39 ; H, 6.22 ; N, 6.
05.
【0137】実施例88(化合物95の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンズアゼピン−4−カルボン酸0.5g(1.05ミ
リモル)、および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
(0.35g)のDMF(10ml)溶液に、室温で1
−エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド・塩酸塩(0.50g)を加え、1時間撹拌
した。反応系に(4−アミノフェニル)(6−メチルピ
リジン−2−イル)メタノール(0.29g)、トリエ
チルアミン(0.60ml)のDMF(5ml)溶液お
よび、4−ジメチルアミノピリジン(1かけら)を加
え、20時間撹拌した。反応系に水を加え、酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン1:1→2:1)
で分離精製し、淡黄色の非晶形物質として7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒ
ドロキシ(6−メチルピリジン−2−イル)メチル]フ
ェニル]−1−トリフルオロアセチル−2,3−ジヒド
ロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物95)(378.9mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.
29-1.48 (2H, m), 1.52-1.70 (2H, m), 2.60 (3H, s),
2.88-3.26 (3H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.82 (2
H, t, J=4.9 Hz), 4.18 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.74-4.89
(1H, m), 5.64-5.76 (2H, m), 6.89 (1H, d, J=7.6 H
z), 7.00-7.07 (3H, m), 7.30-7.65 (12H,m). IR (KBr) 3343, 1692, 1597, 1518, 1497, 1460, 1406,
1314, 1250, 1208, 1179, 1155, 828 cm-1 元素分析 C38H38N3O5F30.25H2O Calcd. C, 67.29 ; H,
5.72 ; N, 6.20 : Found. C, 67.25 ; H, 5.58 ; N,
6.35.
【0138】実施例89(化合物96の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(6−メチルピリジン−2−イル)
メチル]フェニル]−1−トリフルオロアセチル−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド(340mg)のジクロロメタン(10ml)
溶液に、0℃で3−クロロ過安息香酸(70%,0.1
5g)を加え、室温で20時間撹拌した。反応系にチオ
硫酸ナトリウム水溶液を加え数分間撹拌した。酢酸エチ
ルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマ
トグラフィー(エタノール:酢酸エチル1:19)で分
離精製し、さらに再結晶(酢酸エチル−ジイソプロピル
エーテル)を行い、無色の結晶として7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキ
シ(6−メチル−1−オキシドピリジン−2−イル)メ
チル]フェニル]−1−トリフルオロアセチル−2,3
−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキ
サミド(化合物96)(262mg)を得た。 m.p. 170-173 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.94 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.
29-1.48 (2H, m), 1.54-1.68 (2H, m), 2.57 (3H, s),
2.93-3.27 (3H, m), 3.56 (2H, t, J=6.8 Hz), 3.82 (2
H, t, J=4.9 Hz), 4.18 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.76-4.91
(1H, m), 6.06 (1H, d, J=4.6 Hz), 6.68 (1H, d, J=
4.6 Hz), 6.78-6.84 (1H, m), 7.03 (2H, d, J=8.8 H
z), 7.13-7.36 (3H, m), 7.46-7.66 (10H, m). IR (KBr) 3296, 1694, 1647, 1597, 1530, 1497, 1316,
1248, 1206, 1179, 1154, 847, 828 cm-1 元素分析 C38H38N3O6F3 Calcd. C, 66.17 ; H, 5.55 ;
N, 6.09 : Found. C, 65.97 ; H, 5.48 ; N, 6.10.
【0139】実施例90(化合物97の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
トリフルオロアセチル−N−[4−[ヒドロキシ(6−
メチル−1−オキシドピリジン−2−イル)メチル]フ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピ
ン−4−カルボキサミド(230mg)のエタノール
(20ml)溶液に、室温で水素化ホウ素ナトリウム
(63mg)を加え3時間撹拌した。反応系に水を加え
酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(エタノール:酢酸エチル1:
4)で分離精製し、さらに再結晶(酢酸エチル−ジイソ
プロピルエーテル)を行い、黄色の結晶として7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−
[ヒドロキシ(6−メチル−1−オキシドピリジン−2
−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H
−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物9
7)(120.5mg)を得た。 m.p. 175-177 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.
28-1.44 (2H, m), 1.48-1.68 (2H, m), 2.56 (3H, s),
2.92-3.01 (2H, m), 3.41-3.49 (2H, m), 3.55 (2H, t,
J=6.8 Hz), 3.80 (2H, t, t, J=5.0 Hz), 4.16 (2H,
t, J=5.0 Hz), 4.46-4.72 (1H, m), 6.06 (1H, s), 6.7
0 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.78-6.84 (1H, m),6.97 (2H,
d, J=8.8 Hz), 7.11-7.18 (1H, m), 7.20-7.34 (3H,
m), 7.43-7.47(5H, m), 7.61-7.65 (3H, m). IR (KBr) 3283, 1661, 1645, 1599, 1499, 1321, 1248,
1181, 826 cm-1 元素分析 C36H39N3O51.0H2O Calcd. C, 70.68 ; H, 6.
76 ; N, 6.87 : Found.C, 70.53 ; H, 6.15 ; N, 6.93.
【0140】実施例91(化合物98の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(6−メチル−1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(1
54mg)、イソブチルアルデヒド(0.12g)の
1,2−ジクロロエタン(10ml)溶液に、室温で水
素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.17g)お
よび酢酸(1滴)を加え24時間撹拌した。反応系に、
さらにイソブチルアルデヒド(0.12g)および水素
化トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.17g)を加
え、さらに4日間撹拌した。反応系に水を加え酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、塩基性のシリカゲ
ルを用いたカラムクロマトグラフィー(エタノール:酢
酸エチル1:4)で分離精製し、さらに再結晶(酢酸エ
チル−ジイソプロピルエーテル)を行い、黄色の結晶と
して7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
N−[4−[ヒドロキシ(6−メチル−1−オキシドピ
リジン−2−イル)メチル]フェニル]−1−イソブチ
ル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4
−カルボキサミド(化合物98)(122.3mg)を
得た。 m.p. 114-116 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 0.
98 (6H, d, J=6.6 Hz),1.30-1.46 (2H, m), 1.50-1.71
(2H, m), 1.98-2.16 (1H, m), 2.57 (3H, s), 2.88-2.9
7 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=6.6 Hz), 3.33-3.43 (2H,
m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 H
z), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 6.07 (1H, s), 6.77-6.8
4 (1H, m), 6.91-7.00 (3H, m), 7.15 (1H, t, J=7.7 H
z), 7.37-7.51 (8H, m), 7.63-7.70 (3H, m). IR (KBr) 3282, 1641, 1598, 1499, 1315, 1246, 1182,
1065, 838, 815 cm-1 元素分析 C40H47N3O5 Calcd. C, 73.93 ; H, 7.29 ;
N, 6.47 : Found. C, 73.83 ; H, 7.21 ; N, 6.45.
【0141】実施例92(化合物99の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンズアゼピン−4−カルボン酸(0.5g)および1
−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.28g)のDM
F(10ml)溶液に、室温で1−エチル−3−(3’
−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド・塩酸塩
(0.40g)を加え、1時間撹拌した。反応系に(4
−アミノフェニル)(3−メチルピリジン−2−イル)
メタノール(0.27g)、トリエチルアミン(0.6
0ml)のDMF(5ml)溶液および、4−ジメチル
アミノピリジン(1かけら)を加え、3日間撹拌した。
反応系に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽
和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル:ヘキサン1:3→1:2→1:1)で分離精製し、
無色の非晶形物質として7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(3−メチ
ルピリジン−2−イル)メチル]フェニル]−1−トリ
フルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベン
ズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物99)(31
9.2mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.4 Hz), 1.
30-1.48 (2H, m), 1.51-1.68 (2H, m), 2.09 (3H, s),
2.87-3.34 (3H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.82 (2
H, t, J=4.9 Hz), 4.18 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.75-4.88
(1H, m), 5.73 (1H, d, J=5.9 Hz), 6.06 (1H, d, J=
5.9 Hz), 7.02 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.17-7.35 (5H,
m), 7.42-7.43 (1H, m), 7.47-7.54 (6H, m), 7.62-7.6
6 (1H, m), 8.45-8.50 (1H, m). IR (KBr) 3314, 1693, 1607, 1520, 1497, 1414, 1314,
1250, 1206, 1179, 1155, 1042, 828 cm-1 元素分析 C38H38N3O5F30.25H2O Calcd. C, 67.29 ; H,
5.72 ; N, 6.20 : Found. C, 67.13 ; H, 5.56 ; N,
6.05.
【0142】実施例93(化合物100の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
トリフルオロアセチル−N−[4−[ヒドロキシ(3−
メチルピリジン−2−イル)メチル]フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド(291mg)のジクロロメタン(10ml)
溶液に、0℃で3−クロロ過安息香酸(70%,128
mg)を加え、室温で20時間撹拌した。反応系にチオ
硫酸ナトリウム水溶液を加え数分間撹拌した。酢酸エチ
ルで抽出後、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラ
ムクロマトグラフィー(エタノール:酢酸エチル1:
9)で分離精製し、さらに再結晶(酢酸エチル−ジイソ
プロピルエーテル)を行い、淡黄色の結晶として7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4
−[ヒドロキシ(3−メチル−1−オキシドピリジン−
2−イル)メチル]フェニル]−1−トリフルオロアセ
チル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物100)(210.9m
g)を得た。 m.p. 109-112 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.
29-1.48 (2H, m), 1.55-1.68 (2H, m), 2.46 (3H, s),
2.88-3.30 (3H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2
H, t, J=4.9 Hz), 4.18 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.72-4.88
(1H, m), 6.03 (1H, d, J=10.2 Hz), 7.02 (2H, d, J=
8.8 Hz), 7.15-7.64 (13H, m), 7.90-8.02(1H, m), 8.0
8-8.11 (1H, m). IR (KBr) 3284, 1696, 1609, 1520, 1499, 1248, 1206,
1181, 1155, 1061, 1040, 828 cm-1 元素分析 C38H38N3O6F31.0H2O Calcd. C, 64.49 ; H,
5.70 ; N, 5.94 : Found. C, 64.75 ; H, 5.42 ; N, 5.
75.
【0143】実施例94(化合物101の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(3−メチル−1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]フェニル]−1−トリフルオロ
アセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピ
ン−4−カルボキサミド(180mg)のエタノール
(10ml)溶液に、室温で水素化ホウ素ナトリウム
(49mg)を加え2時間撹拌した。反応系にさらに水
素化ホウ素ナトリウム(49mg)を加え、2時間撹拌
した。反応系に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(エタ
ノール:酢酸エチル1:4)で分離精製し、さらに再結
晶(酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル)を行い、黄
色の結晶として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(3−メチル−1−
オキシドピリジン−2−イル)メチル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物101)(86.1mg)を得
た。 m.p. 101-104 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.
28-1.47 (2H, m), 1.52-1.89 (2H, m), 2.46 (3H, s),
2.90-2.97 (2H, m), 3.39-3.49 (2H, m), 3.55 (2H, t,
J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.15 (2H, t, J
=4.9 Hz), 4.52-4.64 (1H, m), 6.03 (1H, d, J=11.2 H
z), 6.69 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.97 (2H,d, J=8.8 Hz),
7.15-7.58 (12H, m), 8.00 (1H, d, J=11.2 Hz), 8.08
-8.11 (1H, m). IR (KBr) 3295, 1651, 1609, 1499, 1454, 1316, 1246,
1179, 1121, 1040, 824cm-1 元素分析 C36H39N3O51.0H2O Calcd. C, 70.68 ; H, 6.
76 ; N, 6.87 : Found.C, 70.72 ; H, 6.43 ; N, 6.86.
【0144】実施例95(化合物102の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(3−メチル−1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(7
0mg)、イソブチルアルデヒド(0.09ml)の
1,2−ジクロロエタン(10ml)溶液に、室温で水
素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(64mg)およ
び酢酸(1滴)を加え18時間撹拌した。反応系にさら
にイソブチルアルデヒド(0.09ml)および水素化
トリアセトキシホウ素ナトリウム(64mg)を加え2
4時間撹拌した。反応系に水を加え酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下濃縮後、カラムクロマトグラフィー
(エタノール:酢酸エチル1:4)で分離精製し、黄色
の非晶形物質として7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(3−メチル
−1−オキシドピリジン−2−イル)メチル]フェニ
ル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物102)
(28.5mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.30-1.48 (2H, m), 1.50-1.70
(2H, m), 1.96-2.17 (1H, m), 2.46 (3H, s), 2.84-2.9
5 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.29-3.40 (2H,
m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 H
z), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 6.03 (1H, d, J=10.8 H
z), 6.91 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=9.2 H
z), 7.15-7.24(2H, m), 7.38-7.58 (10H, m), 8.01 (1
H, d, J=10.8 Hz), 8.08-8.11 (1H, m). IR (KBr) 3295, 1657, 1607, 1514, 1499, 1454, 1244,
1181, 1117, 1061, 816cm-1 元素分析 C40H47N3O51.25H2O Calcd. C, 71.46 ; H,
7.42 ; N, 6.25 : Found.C, 71.50 ; H, 7.32 ; N, 6.0
0.
【0145】実施例96(化合物103の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンズアゼピン−4−カルボン酸(0.5g)、1−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール(0.28g)、(4−ア
ミノフェニル)(5−メチルピリジン−2−イル)メタ
ノール(0.29g)およびトリエチルアミン(0.6
0ml)のDMF(10ml)溶液に、室温で1−エチ
ル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボジイ
ミド・塩酸塩(0.40g)および4−ジメチルアミノ
ピリジン(1かけら)を加え3日間撹拌した。反応系に
水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽
和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル:ヘキサン1:1→2:1)で分離精製し、さらに再
結晶を行い、淡黄色の結晶として7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ
(5−メチルピリジン−2−イル)メチル]フェニル]
−1−トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H
−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物1
03)(529.9mg)を得た。 m.p. 110-113 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
28-1.48 (2H, m), 1.53-1.68 (2H, m), 2.33 (3H, s),
2.85-3.31 (3H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.82 (2
H, t, J=4.8 Hz), 4.18 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.74-4.89
(1H, m), 5.31 (1H, d, J=4.2 Hz), 5.71 (1H, d, J=
4.2 Hz), 7.01-7.05 (3H, m), 7.31-7.57 (11H, m), 7.
62-7.67 (1H, m), 8.36-8.42 (1H, m). IR (KBr) 3364, 1692, 1651, 1609, 1518, 1499, 1314,
1250, 1208, 1181, 1154, 828 cm-1 元素分析 C38H38N3O5F3 Calcd. C, 67.74 ; H, 5.69 ;
N, 6.24 : Found. C, 67.43 ; H, 5.76 ; N, 6.01.
【0146】実施例97(化合物104) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(1−オキシド−5−メチルピリジ
ン−2−イル)メチル]フェニル]−1−トリフルオロ
アセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピ
ン−4−カルボキサミド(480mg)のジクロロメタ
ン(15ml)溶液に、0℃で3−クロロ過安息香酸
(70%,0.21g)を加え、室温で18時間撹拌し
た。反応系にチオ硫酸ナトリウム水溶液を加え数分間撹
拌した。酢酸エチルで抽出後、有機層を重曹水および飽
和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(エタノー
ル:酢酸エチル1:4)で分離精製し、さらに再結晶
(酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル)を行い、無色
の結晶として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−N−[4−[ヒドロキシ(5−メチル−1−オ
キシドピリジン−2−イル)メチル]フェニル]−1−
トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物104)
(386.8mg)を得た。 m.p. 201-204 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.94 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.
30-1.49 (2H, m), 1.54-1.70 (2H, m), 2.32 (3H, s),
2.89-3.35 (3H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.82 (2
H, t, J=4.9 Hz), 4.18 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.78-4.97
(1H, m), 6.03 (1H, d, J=4.2 Hz), 6.52 (1H, d, J=
4.2 Hz), 6.81 (1H, d, J=8.2 Hz), 7.01-7.10 (3H,
m), 7.26-7.36 (1H, m), 7.44-7.66 (10H, m), 8.11 (1
H, s). IR (KBr) 3248, 1686, 1647, 1609, 1597, 1314, 1250,
1209, 1181, 1157, 1144, 826 cm-1 元素分析 C38H38N3O6F3 Calcd. C, 66.17 ; H, 5.55 ;
N, 6.09 : Found. C, 66.11 ; H, 5.40 ; N, 6.21.
【0147】実施例98(化合物105の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(5−メチル−1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]フェニル]−1−トリフルオロ
アセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピ
ン−4−カルボキサミド(320mg)のエタノール
(10ml)溶液に、室温で水素化ホウ素ナトリウム
(88mg)を加え2時間撹拌した。反応系に水素化ホ
ウ素ナトリウム(88mg)を加え、1時間撹拌した。
さらに水素化ホウ素ナトリウム(88mg)を加え13
時間撹拌後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を
飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(エタノ
ール:酢酸エチル1:4)で分離精製し、さらに再結晶
(酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル)を行い黄色の
結晶として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[4−[ヒドロキシ(5−メチル−1−オキ
シドピリジン−2−イル)メチル]フェニル]−2,3
−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキ
サミド(化合物105)(256.8mg)を得た。 m.p. 119-121 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
29-1.46 (2H, m), 1.53-1.70 (2H, m), 2.30 (3H, s),
2.90-3.01 (2H, m), 3.21-3.50 (2H, m), 3.55 (2H, t,
J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.15 (2H, t, J
=4.9 Hz), 4.56-4.65 (1H, m), 6.03 (1H, br s), 6.45
-6.54 (1H, m), 6.70 (1H, d, J=8.0 Hz),6.79 (1H, d,
J=8.0 Hz), 6.97 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.99-7.07 (1H,
m), 7.29-7.33 (2H, m), 7.41-7.47 (5H, m), 7.64 (2
H, d, J=8.4 Hz), 7.74 (1H, s),8.10 (1H, s). IR (KBr) 3252, 1647, 1599, 1499, 1318, 1250, 1181,
1123, 822 cm-1 元素分析 C36H39N3O50.5H2O Calcd. C, 71.74 ; H, 6.
69 ; N, 6.97 : Found.C, 71.76 ; H, 6.98 ; N, 6.91.
【0148】実施例99(化合物106の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(5−メチル−1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(1
80mg)、イソブチルアルデヒド(0.17ml)の
1,2−ジクロロエタン(10ml)溶液に、室温で水
素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.19g)お
よび酢酸(1滴)を加え16時間撹拌した。反応系にさ
らにイソブチルアルデヒド(0.17ml)および水素
化トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.19g)を加
え、さらに24時間撹拌した。反応系に水を加え酢酸エ
チルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、カラムクロマト
グラフィー(エタノール:酢酸エチル1:4)で分離精
製し、黄色の非晶形物質として7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(5
−メチル−1−オキシドピリジン−2−イル)メチル]
フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H
−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物1
06)(130.6mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 0.
98 (6H, d, J=6.6 Hz),1.30-1.46 (2H, m), 1.52-1.68
(2H, m), 1.98-2.16 (1H, m), 2.31 (3H, s), 2.89-2.9
7 (2H, m), 3.19 (2H, d,, J=7.0 Hz), 3.31-3.42 (2H,
m), 3.55 (2H,t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 H
z), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 6.03 (1H,s), 6.79 (1H,
d, J=8.0 Hz), 6.90-7.08 (4H, m), 7.38-7.52 (7H,
m), 7.64 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.65 (1H, s), 8.11 (1
H, s). IR (KBr) 3250, 1647, 1607, 1499, 1314, 1244, 1182,
1119, 1065, 1049, 818cm-1 元素分析 C40H47N3O50.5H2O Calcd. C, 71.94 ; H, 7.
40 ; N, 6.29 : Found.C, 71.90 ; H, 7.53 ; N, 6.13.
【0149】実施例100(化合物107の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンズアゼピン−4−カルボン酸(0.5g)、1−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール(0.28g)、(4−ア
ミノフェニル)(5−クロロピリジン−2−イル)メタ
ノール(0.32g)およびトリエチルアミン(0.6
0ml)のDMF(10ml)溶液に、室温で1−エチ
ル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボジイ
ミド・塩酸塩(0.40g)および4−ジメチルアミノ
ピリジン(1かけら)を加え24時間撹拌した。反応系
に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮
後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘ
キサン1:1)で分離精製し、さらに塩基性シリカゲル
を用いたカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキ
サン1:1→2:1→3:1)で分離精製後、再結晶
(酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル)を行い、淡黄
色の結晶として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(5−クロロピリジ
ン−2−イル)メチル]フェニル]−1−トリフルオロ
アセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピ
ン−4−カルボキサミド(化合物106)(365.8
mg)を得た。 m.p. 144-146 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.4 Hz), 1.
29-1.47 (2H, m), 1.54-1.68 (2H, m), 2.90-3.25 (3H,
m), 3.56 (2H, t, J=6.8 Hz), 3.82 (2H, t, J=4.9 H
z), 4.18 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.75-4.89 (2H, m), 5.7
5 (1H, d, J=4.0 Hz), 7.02 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.14
(1H, d, J=8.4 Hz), 7.32-7.43 (4H, m), 7.50-7.65 (8
H, m), 8.53 (1H, d, J=2.6 Hz). IR (KBr) 3343, 1694, 1651, 1595, 1518, 1497, 1312,
1244, 1213, 1182, 1152, 1111, 828 cm-1 元素分析 C37H35N3O5ClF3 Calcd. C, 64.02 ; H, 5.08
; N, 6.05 : Found. C,64.02 ; H, 5.20 ; N, 6.03.
【0150】実施例101(化合物108の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(5−クロロピリジン−2−イル)
メチル]フェニル]−1−トリフルオロアセチル−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド(682mg)のジクロロメタン(15ml)
溶液に、0℃で3−クロロ過安息香酸(70%,0.2
9g)を加え、室温で24時間撹拌した。さらに3−ク
ロロ過安息香酸(70%,0.29g)を加え、室温で
18時間撹拌した後、反応系にチオ硫酸ナトリウム水溶
液を加え数分間撹拌した。酢酸エチルで抽出後、有機層
を重曹水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル)で分離精製し、無色の結晶として
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(5−クロロ−1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]フェニル]−1−トリフルオロ
アセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピ
ン−4−カルボキサミド(化合物108)(233.8
mg)を得た。 m.p. 200-203 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.4 Hz), 1.
34-1.45 (2H, m), 1.52-1.67 (2H, m), 2.86-3.34 (3H,
m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.82 (2H, t, J=4.8 H
z), 4.18 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.78-4.92 (1H, m), 5.7
5 (1H, d, J=4.2 Hz), 6.05 (1H, d, J=4.2 Hz), 6.91
(1H, d, J=8.6 Hz), 7.03 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.22-7.
37 (2H, m), 7.43-7.67 (10H, m), 8.16 (1H, d, J=1.6
Hz). IR (KBr) 3279, 1688, 1651, 1597, 1497, 1408, 1314,
1252, 1211, 1181, 1142, 924, 828 cm-1 元素分析 C37H35N3O6ClF3 Calcd. C, 62.58 ; H, 4.97
; N, 5.92 : Found. C,62.36 ; H, 5.01 ; N, 5.89.
【0151】実施例102(化合物109の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(5−クロロ−1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]フェニル]−1−トリフルオロ
アセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピ
ン−4−カルボキサミド(0.20g)のエタノール
(30ml)溶液に、室温で水素化ホウ素ナトリウム
(50mg)を加え2.5時間撹拌した。反応系に水素
化ホウ素ナトリウム(50mg)を加え、2.5時間撹
拌した。さらに水素化ホウ素ナトリウム(50mg)を
加え1時間撹拌した。さらに水素化ホウ素ナトリウム
(50mg)を加え、13時間攪拌した後、水を加え酢酸
エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン4:1→酢
酸エチル)で分離精製し、黄色の非晶形物質として7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4
−[ヒドロキシ(5−クロロ−1−オキシドピリジン−
2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物
109)(53mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.
34-1.49 (2H, m), 1.51-1.68 (2H, m), 2.91-3.00 (2H,
m), 3.42-3.50 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.
80 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.45
-4.69 (1H, m), 5.71-5.78 (1H, m), 6.02-6.06 (1H,
m), 6.71 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.88 (1H, d, J=8.4 H
z), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.17-7.22 (1H, m), 7.2
8-7.36 (2H, m), 7.42-7.48 (5H, m), 7.50-7.67 (2H,
m), 8.30 (1H, d, J=1.8 Hz).
【0152】実施例103(化合物110の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(5−クロロ−1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(4
0mg)、イソブチルアルデヒド(0.1ml)の1,
2−ジクロロエタン(5ml)溶液に、室温で水素化ト
リアセトキシホウ素ナトリウム(60mg)および酢酸
(1滴)を加え14時間撹拌した。反応系にさらに水素
化トリアセトキシホウ素ナトリウム(40mg)を加
え、6時間撹拌した。反応系に水を加え酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下濃縮後、再結晶(酢酸エチル−ジ
イソプロピルエーテル)を行い、黄色の結晶として7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4
−[ヒドロキシ(5−クロロ−1−オキシドピリジン−
2−イル)メチル]フェニル]−1−イソブチル−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物110)(26.6mg)を得た。 m.p. 137-139 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 0.
98 (6H, d, J=6.6 Hz),1.29-1.46 (2H, m), 1.52-1.68
(2H, m), 1.94-2.17 (1H, m), 2.86-2.99 (2H,m), 3.19
(2H, d, J=7.4 Hz), 3.31-3.41 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.16 (2H, t,
J=4.9 Hz), 5.76 (1H, d, J=3.9 Hz), 6.04 (1H, d, J
=3.9 Hz), 6.87-6.94 (2H, m), 6.98 (2H, d, J=8.8 H
z), 7.20-7.26 (1H, m), 7.35-7.52 (7H, m), 7.63-7.6
7 (3H, m), 8.29 (1H, d, J=1.8 Hz). IR (KBr) 3290, 1644, 1597, 1499, 1318, 1244, 1182,
924, 813 cm-1
【0153】実施例104(化合物111の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンズアゼピン−4−カルボン酸(0.5g)および1
−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.30g)、(4
−アミノフェニル)(3−プロポキシピリジン−2−イ
ル)メタノール(0.30g)のDMF(10ml)溶
液に、室温で1−エチル−3−(3’−ジメチルアミノ
プロピル)カルボジイミド・塩酸塩(0.40g)、ト
リエチルアミン(0.6ml)および4−ジメチルアミ
ノピリジン(1かけら)を加え24時間撹拌した。反応
系に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃
縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:
ヘキサン1:1)で分離精製し、淡黄色の結晶として7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(3−プロポキシピリジン−2−イ
ル)メチル]フェニル]−1−トリフルオロアセチル−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物111)(528.7mg)を得
た。 m.p. 154-157 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.6 Hz), 0.
99 (3H, t, J=7.4 Hz),1.31-1.48 (2H, m), 1.51-1.66
(2H, m), 1.71-1.83 (2H, m), 2.83-3.26 (3H,m), 3.56
(2H, t, J=6.6 Hz), 3.79-3.89 (2H, m), 4.18 (2H,
t, J=4.8 Hz), 4.74-4.95 (1H, m), 5.59 (1H, d, J=6.
6 Hz), 5.93 (1H, d, J=6.6 Hz), 7.02 (2H, d, J=8.8
Hz), 7.08-7.24 (2H, m), 7.29-7.41 (4H, m), 7.46-7.
58 (6H, m), 7.64 (1H, br s), 8.16-8.18 (1H, m). IR (KBr) 3324, 1698, 1671, 1609, 1522, 1499, 1453,
1406, 1316, 1281, 1250, 1208, 1179, 1144, 1042, 8
28 cm-1 元素分析 C40H42N3O6F3 Calcd. C, 66.93 ; H, 5.90 ;
N, 5.85 : Found. C, 66.72 ; H, 6.09 ; N, 5.80.
【0154】実施例105(化合物112の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(3−プロポキシピリジン−2−イ
ル)メチル]フェニル]−1−トリフルオロアセチル−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カ
ルボキサミド(480mg)のジクロロメタン(10m
l)溶液に、0℃で3−クロロ過安息香酸(70%,
0.2g)を加え、室温で30時間撹拌した。反応系に
チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え数分間撹拌した。酢酸
エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムク
ロマトグラフィー(エタノール:酢酸エチル1:9)で
分離精製し、無色の結晶として7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(1
−オキシド−3−プロポキシピリジン−2−イル)メチ
ル]フェニル]−1−トリフルオロアセチル−2,3−
ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサ
ミド(化合物112)(370mg)を得た。 m.p. 144-146 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.
09 (3H, t, J=7.3 Hz),1.31-1.47 (2H, m), 1.51-1.67
(2H, m), 1.82-1.97 (2H, m), 2.86-3.24 (3H,m), 3.56
(2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=5.0 Hz), 3.93-
4.13 (2H, m), 4.18 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.72-4.89 (1
H, m), 6.36 (1H, d, J=11.0 Hz), 6.95(1H, d, J=7.6
Hz), 7.02 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.12-7.19 (1H, m), 7.
28-7.41(2H, m), 7.45-7.64 (9H, m), 7.81-7.84 (1H,
m), 7.90-7.96 (1H, m). IR (KBr) 3318, 1694, 1674, 1599, 1532, 1514, 1499,
1319, 1291, 1250, 1181, 1146, 1074, 1042, 826 cm
-1 元素分析 C40H42N3O7F3 Calcd. C, 65.47 ; H, 5.77 ;
N, 5.73 : Found. C, 65.23 ; H, 5.60 ; N, 5.51.
【0155】実施例106(化合物113の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
トリフルオロアセチル−N−[4−[ヒドロキシ(1−
オキシド−3−プロポキシピリジン−2−イル)メチ
ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズ
アゼピン−4−カルボキサミド(330mg)のエタノ
ール(20ml)溶液に、室温で水素化ホウ素ナトリウ
ム(85mg)を加え2時間撹拌した。反応系にさらに
水素化ホウ素ナトリウム(85mg)を加え、2時間攪
拌した。さらに反応系に水素化ホウ素ナトリウム(85
mg)を加え、2時間攪拌した。反応系にさらに水素化
ホウ素ナトリウム(85mg)を加え、14時間攪拌後、
水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、
残渣の再結晶(酢酸エチル)を行い、黄色の結晶として
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(1−オキシド−3−プロポキシピ
リジン−2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物113)(230.7mg)を得た。 m.p. 148-149 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
09 (3H, t, J=7.3 Hz),1.28-1.49 (2H, m), 1.52-1.67
(2H, m), 1.81-2.00 (2H, m), 2.88-2.97 (2H,m), 3.41
-3.52 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H,
t, t, J=4.9 Hz), 3.95-4.10 (2H, m), 4.15 (2H, t, J
=4.9 Hz), 4.48-4.67 (1H, m), 6.31-6.41 (1H, m), 6.
92-6.99 (3H, m), 7.11-7.19 (1H, m), 7.26-7.33 (3H,
m), 7.43-7.47 (3H, m), 7.50-7.56 (4H, m), 7.82 (1
H, m, J=6.6 Hz), 7.84-8.02 (1H,m). IR (KBr) 3308, 1657, 1601, 1507, 1498, 1317, 1244,
1181, 1040, 831 cm-1 元素分析 C38H43N3O6 Calcd. C, 71.56 ; H, 6.80 ;
N, 6.59 : Found. C, 71.37 ; H, 6.82 ; N, 6.42.
【0156】実施例107(化合物114の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(1−オキシド−3−プロポキシピ
リジン−2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(190mg)、イソブチルアルデヒド(0.27m
l)の1,2−ジクロロエタン(10ml)溶液に、室
温で水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.19
g)および酢酸(1滴)を加え15時間撹拌した。反応
系に、さらにイソブチルアルデヒド(0.27ml)お
よび水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.19
g)を加え、6時間撹拌した。反応系に水を加え酢酸エ
チルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムク
ロマトグラフィー(エタノール:酢酸エチル1:4)で
分離精製し、黄色の非晶形物質として7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキ
シ(1−オキシド−3−プロポキシピリジン−2−イ
ル)メチル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジ
ヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミ
ド(化合物114)(143.3mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.09 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.32-
1.72 (4H, m), 1.81-2.13 (3H, m), 2.84-2.93(2H, m),
3.18 (2H, d, J=7.8 Hz), 3.30-3.38 (2H, m), 3.55
(2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 Hz), 3.98-4.
11 (2H, m), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 6.36 (1H, s),
6.89-7.00 (4H, m), 7.12-7.19 (1H, m), 7.37-7.60 (1
1H, m), 7.81-7.84 (1H, m). IR (KBr) 3301, 1653, 1607, 1514, 1499, 1468, 1314,
1244, 1181, 1073, 818cm-1 元素分析 C42H51N3O61.0H2O Calcd. C, 70.86 ; H, 7.
50 ; N, 5.90 : Found.C, 70.87 ; H, 7.33 ; N, 5.80.
【0157】実施例108(化合物115の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
(4−ヒドロキシメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ
−1−イソブチル−1H−1−ベンズアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.50g)のTHF(10ml)溶液
に、室温で塩化チオニル(0.1ml)およびピリジン
(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮後、残
渣のエタノール(20ml)溶液にトリエチルアミン
(2.0ml)および2−メルカプト−1,3,4−チ
アジアゾール(0.12g)を加え、50℃で2時間撹
拌した。反応系に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー
(酢酸エチル:ヘキサン1:2→1:1)で分離精製
し、さらに再結晶(酢酸エチル−ヘキサン)を行い、黄
色の結晶として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−N−[4−(1,3,4−チアジアゾール−
2−イルチオメチル)フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物115)(373.1mg)を得
た。 m.p. 77-79 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.30-1.46 (2H, m), 1.52-1.68
(2H, m), 1.96-2.11 (1H, m), 2.86-2.97 (2H,m), 3.19
(2H, d, J=7.4 Hz), 3.30-3.41 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.16 (2H, t,
J=5.0 Hz), 4.58 (2H, s), 6.92 (1H, d, J=8.8 Hz),
6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.34-7.61 (10H, m), 9.00
(1H, s)HH. IR (KBr) 3299, 1640, 1605, 1595, 1516, 1499, 1408,
1368, 1316, 1246, 1181, 1123, 1061, 816 cm-1 元素分析 C36H42N4O3S2 Calcd. C, 67.26 ; H, 6.59 ;
N, 8.72 : Found. C, 67.07 ; H, 6.37 ; N, 8.53.
【0158】実施例109(化合物116の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
(4−ヒドロキシメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ
−1−イソブチル−1H−1−ベンズアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.50g)のTHF(10ml)溶液
に、室温で塩化チオニル(0.1ml)およびピリジン
(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮後、残
渣のDMF(10ml)溶液に炭酸カリウム(0.51
g)および5−メチル−2−メルカプト−1,3,4−
オキサジアゾールカリウム塩(0.18g)を加え、5
0℃で1時間撹拌した。反応系に水を加え、酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン1:1)で分離精
製し、さらに再結晶(酢酸エチル−ヘキサン)を行い、
黄色の結晶として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)
フェニル]−N−[4−(5−メチル−1,3,4−オ
キサジアゾール−2−イルチオメチル)フェニル]−1
−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズア
ゼピン−4−カルボキサミド(化合物116)(46
9.8mg)を得た。 m.p. 107-109 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.29-1.48 (2H, m), 1.54-1.67
(2H, m), 1.97-2.16 (1H, m), 2.49 (3H, s), 2.85-2.9
5 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.33-3.37 (2H,
m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 H
z), 4.15 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.43 (2H, s), 6.91 (1
H, d, J=8.8 Hz), 6.97 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.37-7.50
(7H, m), 7.57 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.63 (1H, s). IR (KBr) 3345, 1645, 1605, 1591, 1518, 1499, 1487,
1246, 1161, 808 cm-1 元素分析 C37H44N4O4S Calcd. C, 69.35 ; H, 6.92 ;
N, 8.74 : Found. C, 69.12 ; H, 6.84 ; N, 8.93.
【0159】実施例110(化合物117の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
(4−ヒドロキシメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ
−1−イソブチル−1H−1−ベンズアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.50g)のTHF(10ml)溶液
に、室温で塩化チオニル(0.1ml)およびピリジン
(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮後、残
渣のエタノール(20ml)溶液にトリエチルアミン
(2.0ml)および2−メルカプト−4−メチル−
1,2,4−トリアゾール(0.14g)を加え、50
℃で16時間撹拌した。反応系に1,8−ジアザビシク
ロ[5,4,0]−7−ウンデセン(1.0ml)を加
え、さらに60℃で4時間撹拌した。反応系に水を加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン
2:1→エタノール:酢酸エチル1:10)で分離精製
し、黄色の非晶形物質として7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−N−[4−(4−メチル−4H
−1,2,4−トリアゾール−3−イルチオメチル)フ
ェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−
1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物11
7)(312.9mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
97 (6H, d, =6.6 Hz), 1.31-1.46 (2H, m), 1.51-1.66
(2H, m), 1.93-2.15 (1H, m), 2.85-2.94 (2H, m), 3.1
8 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.30-3.38 (5H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.16 (2H, t,
J=5.0 Hz), 4.34 (2H, s), 6.91 (1H, d,J=8.8 Hz),
6.97 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.22-7.26 (2H, m), 7.37-7.
54 (7H, m), 7.62 (1H, s), 8.08 (1H, s). IR (KBr) 3275, 1655, 1605, 1516, 1499, 1408, 1316,
1244, 1181, 1123, 1065, 835, 816 cm-1 元素分析 C37H45N5O3S0.5H2O Calcd. C, 68.49 ; H,
7.15 ; N, 10.79 : Found. C, 68.45 ; H, 7.22 ; N, 1
0.68.
【0160】実施例111(化合物118の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール
−3−イルチオメチル)フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.26g)のジクロロメタン(10m
l)溶液に、−78℃で3−クロロ過安息香酸(70
%,0.26g)のジクロロメタン(10ml)溶液を
加え−10〜−15℃で1.5時間撹拌した。反応系に
チオ硫酸マグネシウム水溶液を加え、室温で数分間撹拌
した。酢酸エチルで抽出し、重曹水、飽和食塩水で洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(エタノール:酢酸エチル
1:9→1;4)で分離精製し、黄色の結晶として7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4
−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3
−イルスルフィニルメチル)フェニル]−1−イソブチ
ル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4
−カルボキサミド(化合物118)(73.8mg)を
得た。 m.p. 87-89 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.26-1.45 (2H, m), 1.48-1.67
(2H, m), 1.98-2.12 (1H, m), 2.85-2.96 (2H,m), 3.19
(2H, d, J=7.0 Hz), 3.30-3.43 (5H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.16 (2H, t,
J=5.0 Hz), 4.37 (1H, d, J=13.4 Hz),4.65 (1H, d, J
=13.4 Hz), 6.92 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=
8.8 Hz),7.09 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.34-7.64 (8H, m),
8.05 (1H, s). IR (KBr) 3267, 1655, 1607, 1516, 1499, 1410, 1314,
1246, 1182, 1125, 1063, 820 cm-1 元素分析 C37H45N5O4S1.0H2O Calcd. C, 65.95 ; H,
7.03 ; N, 10.39 : Found. C, 65.55 ; H, 6.79 ; N, 1
0.34.
【0161】実施例112(化合物119の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(1,3,4−チアジアゾール−2−イルチオメ
チル)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(4
80mg)のジクロロメタン(20ml)溶液に、−7
8℃で3−クロロ過安息香酸(70%,0.28g)の
ジクロロメタン(10ml)溶液を滴下した。−10℃
で4時間撹拌した後、反応系にチオ硫酸ナトリウム水溶
液を加え、室温で数分間攪拌した。酢酸エチルで抽出
後、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマ
トグラフィー(塩基性シリカゲル、酢酸エチル:ヘキサ
ン1:2→1:1)で分離精製し、黄色の結晶として7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(1,3,4−チアジアゾール−2−イルスルフ
ィニルメチル)フェニル]−1−イソブチル−2,3−
ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサ
ミド(化合物119)(33mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.30-1.49 (2H, m), 1.53-1.68
(2H, m), 1.98-2.13 (1H, m), 2.85-2.96 (2H,m), 3.19
(2H, d, J=7.2 Hz), 3.30-3.38 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.16 (2H, t,
J=5.0 Hz), 4.31 (1H, d, J=13.2 Hz),4.54 (1H, d, J
=13.2 Hz), 6.92 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=
8.4 Hz),7.07 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.35-7.56 (7H, m),
7.62 (1H, s), 9.21 (1H, s). IR (KBr) 3306, 1653, 1607, 1516, 1499, 1410, 1316,
1244, 1182, 1117, 1071, 820 cm-1 元素分析 C36H42N4O4S20.5H2O Calcd. C, 64.74 ; H,
6.49 ; N, 8.39 : Found. C, 64.75 ; H, 6.48 ; N, 8.
50.
【0162】実施例113(化合物120の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃で
塩化チオニル(0.15ml)を加えた後、室温に戻し
て窒素雰囲気下で1時間撹拌した。この溶液を4−
[[(1−イソプロピルイミダゾール−2−イル)メチ
ル]スルファニル]アニリン(515mg)、トリエチ
ルアミン(5.8ml)のテトラヒドロフラン(15m
l)溶液に0℃において加えた。室温、窒素雰囲気下に
おいて1時間撹拌した後水を加えて、酢酸エチルで抽出
した。有機層を飽和食塩水で洗い硫酸マグネシウムで乾
燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル=1:3→酢酸エチル)で精製し、エタノール−ヘキ
サンから再結晶して黄色の結晶として7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[4−[[(1−イソプロピルイミダゾール−2−イ
ル)メチル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(41
7mg)(化合物120)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.30-
1.45 (8H, m), 1.55-1.70 (2H, m), 1.95-2.10 (1H,
m), 2.90 (2H, t, J=4.8 Hz), 3.18 (2H, d, J=7.0Hz),
3.35 (2H, t, J=4.8 Hz), 3.56 (2H, t, J=7.0 Hz),
3.80 (2H, t, J=4.4Hz), 4.13-4.18 (4H, m), 4.40-4.6
0 (1H, m), 6.89-7.00 (5H, m), 7.32-7.55(9H, m), 7.
75 (1H, s). 元素分析 C40H50N4O3S・0.25H2O Calcd. C, 71.55 ; H,
7.58 ; N, 8.34 ; Found. C, 71.32 ; H, 7.52 ; N, 8.
17.
【0163】実施例114(化合物121、化合物12
2の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(1−イソプロピルイミダ
ゾール−2−イル)メチル]スルファニル]フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(200mg)のジクロロメタン(10ml)
溶液に70%3−クロロ過安息香酸(111mg)のジ
クロロメタン(10ml)溶液を−78℃において滴下
した。滴下終了後−10℃〜−25℃で1時間攪拌し
た。チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温に戻し30
分攪拌した後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、硫酸マ
グネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタ
ノール:酢酸エチル=1:9)で分離精製して、黄色の
アモルファスとして7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[(1
−イソプロピルイミダゾール−2−イル)メチル]スル
ホニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾア
ゼピン−4−カルボキサミド(89.0mg)(化合物
121)、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して黄色の
結晶として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−N−[4−[[(1−イソプロ
ピルイミダゾール−2−イル)メチル]スルファニル]
フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(29mg)(化合物122)を得
た 化合物1211 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.22-
1.49 (8H, m), 1.54-1.75 (2H, m), 2.00-2.20 (1H,
m), 2.90-3.00 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=7.6 Hz),3.30
-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=7.6 Hz), 3.80 (2H,
t, J=4.4 Hz), 4.10-4.30 (4H, m), 4.40-4.50 (1H,
m), 6.90-7.02 (5H, m), 7.38-7.48 (7H, m),7.73 (2H,
d, J=8.8 Hz), 7.88 (1H, s). 元素分析 C40H50N4O4S・0.3H2O Calcd. C, 69.80 ; H,
7.41 ; N, 8.14 ; Found.C, 69.56 ; H, 7.18 ; N, 7.9
1. 化合物1221 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-1.02 (9H, m), 1.34-
1.65 (10H, m), 2.00-2.20 (1H, m), 2.90-3.00 (2H,
m), 3.21 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.30-3.40 (2H, m), 3.5
5 (2H, t, J=7.0 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.2 Hz), 4.15
(2H, t, J=5.2 Hz), 4.42 (2H, s), 4.60-4.70 (1H,
m), 6.89-7.03 (5H, m), 7.31-7.38 (5H, m),7.55 (2H,
d, J=8.8 Hz), 7.74 (2H, d, J=8.8 Hz), 8.52 (1H,
s). 元素分析 C40H50N4O5S・0.5H2O Calcd. C, 67.86 ; H,
7.26 ; N, 7.91 ; Found.C, 67.61 ; H, 7.07 ; N, 7.7
6.
【0164】実施例115(化合物123の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼ
ピン−4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10m
l)溶液に、室温で塩化チオニル(0.25ml)およ
びDMF(1滴)を加え1時間撹拌した。減圧下濃縮
し、酸塩化物を得た。また、4−アミノチオフェノール
(0.29g)およびトリエチルアミン(1.6ml)
のTHF(10ml)溶液に、0℃でクロロ炭酸ベンジ
ル(0.35ml)を加え、0℃で0.5時間、室温で
0.5時間撹拌した。0℃で先に調整した酸塩化物のT
HF(20ml)溶液を滴下し、室温で2時間撹拌し
た。反応系に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下濃縮後、残渣のTHF−メタノール(30−30
ml)溶液に室温で1N水酸化ナトリウム水溶液(10
ml)を加え、0.5時間撹拌した。反応系に5−クロ
ロメチル−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾー
ル・塩酸塩(0.39g)を加え、16時間撹拌した。
減圧下濃縮後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃
縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:
ヘキサン1:1→3:2→2:1)で分離精製し、黄色
の非晶形物質として7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−N−[4−(1−メチル−1H−1,
2,4−トリアゾール−5−イルメチルチオ)フェニ
ル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物123)
(639mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.30-1.48 (2H, m), 1.51-1.68
(2H, m), 1.98-2.16 (1H, m), 2.85-2.95 (2H,m), 3.19
(2H, d, J=7.2 Hz), 3.33-3.78 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.74 (3H, s), 3.80 (2H, t, J=5.0 H
z), 4.12 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 6.92 (1
H, d, J=8.4 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.31-7.49
(7H, m), 7.55 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.62 (1H, s), 7.
76 (1H, s). IR (KBr) 3300, 1651, 1607, 1586, 1497, 1395, 1312,
1285, 1244, 1181, 1119, 822 cm-1 元素分析 C37H45N5O3S0.5H2O Calcd. C, 68.49 ; H,
7.15 ; N, 10.79 : Found. C, 68.62 ; H, 7.14 ; N, 1
1.00.
【0165】実施例116(化合物124の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール
−5−イルメチルチオ)フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カ
ルボキサミド(565mg)のジクロロメタン(10m
l)溶液に、−78℃で3−クロロ過安息香酸(70
%,0.32g)のジクロロメタン(10ml)溶液を
滴下した。−78℃で1時間撹拌後、反応系にチオ硫酸
ナトリウム水溶液を加え、室温で数分間撹拌した。酢酸
エチルで抽出した後、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残
渣をカラムクロマトグラフィー(エタノール:酢酸エチ
ル1:19→1:9)で分離精製し、さらに再結晶(酢酸
エチル−ヘキサン)を行い、黄色の結晶として7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−
(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−
イルメチルスルフィニル)フェニル]−1−イソブチル
−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−
カルボキサミド(化合物124)(515mg)を得
た。 m.p. 135-138 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 0.
98 (6H, d, J=6.6 Hz),1.35-1.47 (2H, m), 1.52-1.68
(2H, m), 1.96-2.17 (1H, m), 2.87-2.97 (2H,m), 3.20
(2H, d, J=7.4 Hz), 3.32-3.41 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.76 (3H, s), 3.81 (2H, t, J=4.9 H
z), 4.16 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.19 (1H, d, J=13.6 H
z), 4.28 (1H, d, J=13.6 Hz), 6.91-7.01 (3H, m), 7.
36-7.52 (7H,m), 7.74 (1H, br s), 7.78 (2H, d, J=8.
8 Hz), 7.83 (1H, s). IR (KBr) 3382, 1655, 1613, 1591, 1520, 1497, 1393,
1318, 1246, 1184, 1121, 1036, 820 cm-1 元素分析 C37H45N5O4S Calcd. C, 67.76 ; H, 6.92 ;
N, 10.68 : Found. C, 67.52 ; H, 6.76 ; N, 10.43.
【0166】実施例117(化合物125の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン
−4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10ml)溶
液に、室温で塩化チオニル(0.26ml)およびDM
F(1滴)を加え1時間撹拌した。減圧下濃縮後、残渣
のTHF(30ml)溶液を、チオ炭酸S−(4−アミ
ノフェニル)O−ベンジル(0.64g)およびトリエ
チルアミン(1.3ml)のTHF(5ml)溶液に0
℃で滴下した。室温で2時間撹拌後、メタノール(50
ml)および1N水酸化ナトリウム水溶液(15ml)
を加え0.5時間撹拌した。反応系に3−クロロメチル
−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール・塩酸
塩(0.44g)を加え、1時間撹拌した。減圧下の濃
縮後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残
渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン
2:1→酢酸エチル)で分離精製し、黄色の非晶形物質
として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−1−イソブチル−N−[4−(1−メチル−1H−
1,2,4−トリアゾール−3−イルメチルチオ)フェ
ニル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4
−カルボキサミド(化合物125)(1.00g)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.32-1.50 (2H, m), 1.53-1.69
(2H, m), 1.96-2.15 (1H, m), 2.85-2.95 (2H,m), 3.18
(2H, d, J=7.0 Hz), 3.33-3.38 (2H, m), 3.55 (1H,
t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 Hz), 3.86 (3H,
s), 4.13-4.18 (4H, m), 6.92 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.9
8 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.38-7.55 (10H, m), 7.94 (1H,
s), H. IR (KBr) 3300, 1653, 1605, 1586, 1499, 1312, 1285,
1244, 1181, 1123, 820cm-1 元素分析 C37H45N5O3S0.5H2O Calcd. C, 68.49 ; H,
7.15 ; N, 10.79 : Found. C, 68.18 ; H, 6.85 ; N, 1
1.09.
【0167】実施例118(化合物126、化合物12
7の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−(1−メチル−1H−1,2,
4−トリアゾール−3−イルメチルチオ)フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド(0.8g)のジクロロメタン(20ml)溶
液に、−78℃で3−クロロ過安息香酸(70%,0.
46g)のジクロロメタン(10ml)溶液を滴下し、
−78℃で0.5時間撹拌した。反応系にチオ硫酸ナト
リウム水溶液を加え、室温で数分間撹拌した。酢酸エチ
ルで抽出し、有機層を重曹水および飽和食塩水で洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(エタノール:酢酸エチル
1:5→1:3)で分離精製し、さらに再結晶(酢酸エ
チル−ヘキサン)を行い、黄色の結晶として7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリア
ゾール−3−イルメチルスルフィニル)フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物126)(678.9mg)を得た。
また、同時に7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−1−イソブチル−N−[4−(1−メチル−1
H−1,2,4−トリアゾール−3−イルメチルスルホ
ニル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズア
ゼピン−4−カルボキサミド(化合物127)(22.
2mg)を得た。 化合物126 m.p. 112-114 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 0.
98 (6H, d, J=6.6 Hz),1.30-1.44 (2H, m), 1.50-1.66
(2H, m), 1.96-2.15 (1H, m), 2.86-2.97 (2H,m), 3.20
(2H, d, J=7.0 Hz), 3.32-3.41 (2H, m), 3.55 (1H,
t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=4.8 Hz), 3.89 (3H,
s), 4.09 (1H, d, J=13.2 Hz), 4.16 (2H,t, J=4.8 H
z), 4.28 (1H, d, J=13.2 Hz), 6.93 (1H, d, J=8.4 H
z), 6.98 (2H,d, J=9.2 Hz), 7.36-7.50 (5H, m), 7.58
(2H, d, J=8.8 Hz), 7.69 (1H, s),7.75 (2H, d, J=8.
8 Hz), 7.97 (1H, s), H. IR (KBr) 3104, 1661, 1607, 1590, 1518, 1499, 1314,
1246, 1179, 1125, 1046, 835 cm-1 元素分析 C37H45N5O4S0.25H2O Calcd. C, 67.30 ; H,
6.94 ; N, 10.61 : Found. C, 67.16 ; H, 6.89 ; N, 1
0.61. 化合物127 m.p. 205-208 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.28-1.46 (2H, m), 1.52-1.68
(2H, m), 1.96-2.13 (1H, m), 2.86-2.96 (2H,m), 3.20
(2H, d, J=7.0 Hz), 3.31-3.42 (2H, m), 3.55 (1H,
t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.8 Hz), 3.89 (3H,
s), 4.16 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.52 (2H, s), 6.91-7.0
0 (3H, m), 7.39-7.50 (5H, m), 7.77-7.81 (5H, m),
7.95 (1H, s), H. IR (KBr) 3240, 1672, 1609, 1590, 1520, 1501, 1402,
1318, 1240, 1182, 1146, 808 cm-1 元素分析 C37H45N5O5S0.5H2O Calcd. C, 65.27 ; H,
6.81 ; N, 10.29 : Found. C, 65.17 ; H, 6.72 ; N, 1
0.16.
【0168】実施例119(化合物128の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン
−4−カルボン酸(0.80g)のTHF(10ml)
溶液に、室温で塩化チオニ(ル0.21ml)およびD
MF(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮
後、残渣のTHF(20ml)溶液を、4−(1,2,
4−オキサジアゾール−3−イルメチルチオ)アニリン
(0.43g)およびトリエチルアミン(1.6ml)
のTHF(2ml)溶液に0℃で滴下した。室温で4時
間撹拌後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽
和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル:ヘキサン1:2→1:1)で分離精製し、さらに再
結晶(エタノール)を行い、黄色の結晶として7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチ
ル−N−[4−(1,2,4−オキサジアゾール−3−
イルメチルチオ)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H
−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物12
8)(855.7mg)を得た。 m.p. 112-115 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.28-1.48 (2H, m), 1.54-1.68
(2H, m), 1.94-2.18 (1H, m), 2.84-2.95 (2H,m), 3.19
(2H, d, J=7.2 Hz), 3.33-3.38 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.13-4.18 (4
H, m), 6.92 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8
Hz), 7.38-7.58 (10H, m), 8.67 (1H, s), H. IR (KBr) 3337, 1647, 1605, 1584, 1551, 1501, 1397,
1337, 1310, 1240, 1109, 828, 810 cm-1 元素分析 C36H42N4O4S Calcd. C, 68.98 ; H, 6.75 ;
N, 8.94 : Found. C, 68.95 ; H, 6.94 ; N, 8.97.
【0169】実施例120(化合物129の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−(1,2,4−オキサジアゾー
ル−3−イルメチルチオ)フェニル]−2,3−ジヒド
ロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(0.
60g)のジクロロメタン(15ml)溶液に、−78
℃で3−クロロ過安息香酸(70%,0.35g)のジ
クロロメタン(5ml)溶液を滴下し、−78℃で1時
間撹拌した。反応系にチオ硫酸ナトリウム水溶液を加
え、室温で数分間撹拌した。酢酸エチルで抽出し、有機
層を重曹水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフ
ィー(酢酸エチル:ヘキサン1:1→4:1)で分離精
製し、さらに再結晶(酢酸エチル−ヘキサン)を行い、
黄色の結晶として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)
フェニル]−1−イソブチル−N−[4−(1,2,4
−オキサジアゾール−3−イルメチルスルフィニル)フ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物129)(534.9m
g)を得た。 m.p. 142-144 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.34-1.49 (2H, m), 1.54-1.71
(2H, m), 1.96-2.16 (1H, m), 2.86-2.95 (2H,m), 3.20
(2H, d, J=7.2 Hz), 3.31-3.41 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.16 (2H, t,
J=5.0 Hz), 4.21 (1H, d, J=13.2 Hz),4.32 (1H, d, J
=13.2 Hz), 6.91-7.00 (3H, m), 7.39-7.50 (5H, m),
7.59 (2H,d, J=8.8 Hz), 7.77-7.81 (3H, m), 8.71 (1
H, s), H. IR (KBr) 3222, 1649, 1607, 1588, 1499, 1397, 1343,
1314, 1246, 1181, 1128, 1047, 828, 808 cm-1 元素分析 C36H42N4O5S Calcd. C, 67.26 ; H, 6.59 ;
N, 8.72 : Found. C, 67.24 ; H, 6.60 ; N, 8.66.
【0170】実施例121(化合物130の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼ
ピン−4−カルボン酸(0.50g)のTHF(10m
l)溶液に、室温で塩化チオニル(0.13ml)およ
びDMF(1滴)を加え、1時間撹拌した。減圧下濃縮
し、酸塩化物を得た。また、別途4−アミノチオフェノ
ール(0.16g)およびトリエチルアミン(0.70
ml)のTHF(10ml)溶液に、−78℃でクロロ
炭酸ベンジル(0.19ml)を加え、−78℃で10
分間、0℃で0.5時間、室温で0.5時間撹拌した。
0℃で先に調整した酸塩化物のTHF(10ml)溶液
を滴下し、室温で1時間撹拌した。反応系に水を加え、
酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン1:4
→1:3)で分離精製し、黄色の非晶形物質を得た。得
られた化合物(0.54g)のTHF−メタノール(1
0−10ml)溶液に室温で1N水酸化ナトリウム水溶
液(32ml)を加え、1時間撹拌した。反応系に3−
クロロメチル−4−メチル−4H−1,2,4−トリア
ゾール・塩酸塩(0.15g)を加え、0.5時間撹拌
した。減圧下濃縮後、酢酸エチルで抽出した。有機層を
飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エ
チル→エタノール:酢酸エチル1:10→1:4)で分
離精製し、黄色の非晶形物質として7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−N−[4−(4−メチル
−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イルメチルチ
オ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−
1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物130)(352.8mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.4 Hz), 0.
98 (6H, d, J=6.6 Hz),1.29-1.48 (2H, m), 1.51-1.68
(2H, m), 1.97-2.18 (1H, m), 2.86-2.96 (2H,m), 3.19
(2H, d, J=6.6 Hz), 3.28-3.39 (2H, m), 3.56 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.60 (3H, s), 3.81 (2H, t, J=5.0 H
z), 4.11 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 6.89-7.0
0 (3H, m), 7.29-7.43 (6H, m), 7.46 (2H, d, J=8.4 H
z), 7.57 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.97 (1H, s), 806 (1H,
br s). IR (KBr) 3282, 1655, 1607, 1586, 1499, 1312, 1242,
1181, 1123, 820 cm-1
【0171】実施例122(化合物131の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール
−3−イルメチルチオ)フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.30g)のジクロロメタン(10m
l)溶液に、−78℃で3−クロロ過安息香酸(70
%,0.17g)のジクロロメタン(10ml)溶液を
滴下した。−78℃で0.5時間撹拌後、反応系にチオ
硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温で数分間撹拌した。
酢酸エチルで抽出した後、有機層を重曹水、飽和食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮
後、残渣をカラムクロマトグラフィー(エタノール:酢
酸エチル1:4→1:2)で分離精製し、黄色の結晶と
して7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
N−[4−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾ
ール−3−イルメチルスルフィニル)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物131)(204m
g)を得た。 m.p. 103-105 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.
01 (6H, d, J=6.2 Hz),1.29-1.47 (2H, m), 1.53-1.72
(2H, m), 1.96-2.17 (1H, m), 2.89-3.01 (2H,m), 3.22
(2H, d, J=7.8 Hz), 3.30-3.40 (2H, m), 3.53-3.61
(5H, m), 3.81 (2H, t, J=4.9 Hz), 3.96 (1H, d, J=1
4.0 Hz), 4.11 (1H, d, J=14.0 Hz), 4.16(2H, t, J=4.
9 Hz), 6.89-6.99 (3H, m), 7.16-7.22 (2H, m), 7.34-
7.48 (5H,m), 7.85 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.00 (1H, s),
8.64 (1H, br s). IR (KBr) 3298, 1655, 1607, 1588, 1520, 1499, 1314,
1246, 1181, 1125, 1090, 1047, 833 cm-1
【0172】実施例123(化合物132の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピ
ン−4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10ml)
溶液に、室温で塩化チオニル(0.26ml)およびD
MF(1滴)を加え1時間撹拌した。減圧下濃縮し、酸
塩化物を得た。また、4−アミノチオフェノール(0.
30g)およびトリエチルアミン(2.0ml)のTH
F(5ml)溶液に、−78℃でクロロ炭酸ベンジル
(0.36ml)を加え、−78℃で20分間、0℃で
20分間撹拌した。0℃で先に調整した酸塩化物のTH
F(20ml)溶液を滴下し、室温で2時間撹拌した。
反応系にメタノール(50ml)および1N水酸化ナト
リウム水溶液(15ml)を加え、20分間撹拌した。
反応系に3−クロロメチル−4−メチル−4H−1,
2,4−トリアゾール・塩酸塩(0.41g)を加え、
0.5時間撹拌した。減圧下濃縮後、酢酸エチルで抽出
した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラ
フィー(エタノール:酢酸エチル1:10→1:4)で
分離精製し、黄色の非晶形物質として7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−(4−メチ
ル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イルメチル
チオ)フェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−
1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物132)(836.4mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.
00 (3H, t, J=7.3 Hz),1.30-1.46 (2H, m), 1.51-1.82
(4H, m), 2.85-2.96 (2H, m), 3.24-3.38 (4H,m), 3.56
(2H, t, J=6.6 Hz), 3.57 (3H, s), 3.81 (2H, t, J=
4.9 Hz), 4.07 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=4.9 Hz), 6.8
8 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.97 (2H, d, J=9.2 Hz), 7.31-
7.47 (7H, m), 7.58 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.94 (1H,
s), 8.26 (1H, s). IR (KBr) 3268, 1655, 1605, 1586, 1499, 1397, 1310,
1242, 1179, 1119, 816cm-1
【0173】実施例124(化合物133の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール
−3−イルメチルチオ)フェニル]−1−プロピル−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.70mg)のジクロロメタン(20
ml)溶液に、−78℃で3−クロロ過安息香酸(70
%,0.41g)のジクロロメタン(5ml)溶液を滴
下した。−78℃で1時間撹拌後、反応系にチオ硫酸ナ
トリウム水溶液を加え、室温で数分間撹拌した。酢酸エ
チルで抽出した後、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
を塩基性シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィー
(エタノール:酢酸エチル→1:9)で分離精製し、さ
らに再結晶(酢酸エチル−ヘキサン)を行い、黄色の結
晶として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[4−(4−メチル−4H−1,2,4−ト
リアゾール−3−イルメチルスルフィニル)フェニル]
−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズ
アゼピン−4−カルボキサミド(化合物133)(61
3.2mg)を得た。 m.p. 101-103 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
03 (3H, t, J=7.3 Hz),1.30-1.46 (2H, m), 1.52-1.88
(4H, m), 2.89-3.00 (2H, m), 3.28-3.41 (4H,m), 3.48
(3H, s), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=
4.8 Hz), 3.87 (1H, d, J=14.0 Hz), 4.04 (1H, d, J=1
4.0 Hz), 4.13 (2H, t, J=4.8 Hz), 6.89(1H, d, J=8.6
Hz), 6.96 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.16 (2H, d, J=8.4 H
z), 7.30-7.43 (5H, m), 7.86 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.9
6 (1H, s), 8.88 (1H, br s). IR (KBr) 3262, 1653, 1590, 1520, 1501, 1316, 1246,
1179, 1123, 1051, 835cm-1
【0174】実施例125(化合物134の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン
−4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10ml)溶
液に、室温で塩化チオニル(0.26ml)およびDM
F(1滴)を加え1時間撹拌した。減圧下濃縮後、残渣
のTHF(35ml)溶液を、S−(4−アミノフェニ
ル)O−ベンジルカルボナート(0.59g)およびト
リエチルアミン(2.0ml)のTHF(5ml)溶液
に0℃で滴下した。室温で18時間撹拌後、メタノール
(50ml)および1N水酸化ナトリウム水溶液(15
ml)を加え0.5時間撹拌した。反応系に3−クロロ
メチル−4−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール
・塩酸塩(0.46g)を加え、1時間撹拌した。減圧
下濃縮後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮
後、残渣をカラムクロマトグラフィー(エタノール:酢
酸エチル1:9→1:5)で分離精製し、黄色の非晶形
物質として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[4−(4−エチル−4H−1,2,4−ト
リアゾール−3−イルメチルチオ)フェニル]−1−イ
ソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物134)(1.14g)を
得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.31-1.46 (5H, m), 1.55-1.67
(2H, m), 1.97-2.17 (1H, m), 2.85-2.95 (2H,m), 3.18
(2H, d, J=7.4 Hz), 3.27-3.36 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 Hz), 3.92 (2H, q,
J=7.5 Hz), 4.06 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz),
6.89 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.97 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.
26-7.41 (5H, m), 7.43 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.60 (2H,
d, J=8.8 Hz), 8.00 (1H, s), 8.43 (1H, s). IR (KBr) 3264, 1659, 1605, 1588, 1514, 1499, 1244,
1182, 1125, 818 cm-1 元素分析 C38H47N5O3S0.25H2O Calcd. C, 69.32 ; H,
7.27 ; N, 10.64 : Found. C, 69.28 ; H, 7.49 ; N, 1
0.50.
【0175】実施例126(化合物135の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(4−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール
−3−イルメチルチオ)フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド(0.94g)のジクロロメタン(20ml)
溶液に、−78℃で3−クロロ過安息香酸(70%,
0.53g)のジクロロメタン(10ml)溶液を滴下
し、−78℃で1時間撹拌した。反応系にチオ硫酸ナト
リウム水溶液を加え、室温で数分間撹拌した。酢酸エチ
ルで抽出し、有機層を重曹水および飽和食塩水で洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、エタ
ノール:酢酸エチル1:9)で分離精製し、さらに再結
晶(酢酸エチル)を行い、黄色の結晶として7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−(4
−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル
メチルスルフィニル)フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物135)(858.7mg)を得た。 m.p. 102-104 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 0.
99 (6H, d, J=6.6 Hz),1.30-1.48 (5H, m), 1.51-1.68
(2H, m), 1.96-2.19 (1H, m), 2.89-2.99 (2H,m), 3.21
(2H, d, J=6.6 Hz), 3.32-3.42 (2H, m), 3.56 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=4.8 Hz), 3.93-4.26 (6
H, m), 6.90-7.00 (3H, m), 7.37-7.46 (7H, m), 7.81
(2H, d, J=8.8 Hz), 8.09-8.17 (2H, m). IR (KBr) 3218, 1655, 1605, 1590, 1520, 1499, 1314,
1244, 1181, 1090, 1053, 835 cm-1 元素分析 C38H47N5O4S0.5H2O Calcd. C, 67.23 ; H,
7.13 ; N, 10.32 : Found. C, 66.91 ; H, 7.06 ; N, 1
0.03.
【0176】実施例127(化合物136の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−
4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10ml)溶液
に、室温で塩化チオニル(0.26ml)およびDMF
(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮後、残
渣のTHF(35ml)溶液を、S−(4−アミノフェ
ニル)O−ベンジルカルボナート(0.62g)および
トリエチルアミン(2.0ml)のTHF(5ml)溶
液に0℃で滴下した。室温で16時間撹拌後、メタノー
ル(50ml)および1N水酸化ナトリウム水溶液(1
5ml)を加え0.5時間撹拌した。反応系に3−クロ
ロメチル−4−エチル−4H−1,2,4−トリアゾー
ル・塩酸塩(0.47g)を加え、2時間撹拌した。減
圧下濃縮後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮
後、残渣をカラムクロマトグラフィー(エタノール:酢
酸エチル1:9→1:5)で分離精製し、黄色の非晶形
物質として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[4−(4−エチル−4H−1,2,4−ト
リアゾール−3−イルメチルチオ)フェニル]−1−プ
ロピル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4
−カルボキサミド(化合物136)(1.15g)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.
00 (3H, t, J=7.3 Hz),1.26-1.47 (5H, m), 1.52-1.82
(4H, m), 2.85-2.96 (2H, m), 3.27-3.37 (4H,m), 3.56
(2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=5.0 Hz), 3.92
(2H, q, J=7.4 Hz), 4.05 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=5.
0 Hz), 6.87 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.97 (2H, d, J=8.8
Hz), 7.27-7.32 (4H, m), 7.36-7.46 (3H, m), 7.60 (2
H, d, J=8.4 Hz), 8.00 (1H, s), 8.45 (1H, br s). IR (KBr) 3223, 1657, 1605, 1588, 1499, 1310, 1240,
1181, 1121, 816 cm-1 元素分析 C37H45N5O3S0.5H2O Calcd. C, 68.49 ; H,
7.15 ; N, 10.79 : Found. C, 68.52 ; H, 7.20 ; N, 1
1.14.
【0177】実施例128(化合物137の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(4−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール
−3−イルメチルチオ)フェニル]−1−プロピル−
2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド(0.93g)のジクロロメタン(20ml)
溶液に、−78℃で3−クロロ過安息香酸(70%,
0.54g)のジクロロメタン(10ml)溶液を滴下
し、−78℃で1時間撹拌した。反応系にチオ硫酸ナト
リウム水溶液を加え、室温で数分間撹拌した。酢酸エチ
ルで抽出し、有機層を重曹水および飽和食塩水で洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(エタノール:酢酸エチル
1:5→1:3→1:2)で分離精製し、黄色の非晶形
物質として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[4−(4−エチル−4H−1,2,4−ト
リアゾール−3−イルメチルスルフィニル)フェニル]
−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物137)(694.
7mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
02 (3H, t, J=7.3 Hz),1.29-1.50 (5H, m), 1.53-1.86
(4H, m), 2.92-2.99 (2H, m), 3.25-3.40 (4H,m), 3.55
(2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.9 Hz), 3.87-
4.01 (3H, m), 4.08-4.17 (3H, m), 6.89 (1H, d, J=8.
8 Hz), 6.96 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.23-7.43 (7H, m),
7.85 (2H, d, J=8.8 Hz), 8.08 (1H, s), 8.62 (1H, br
s). IR (KBr) 3104, 1661, 1607, 1588, 1518, 1499, 1397,
1314, 1244, 1179, 1123, 1090, 833 cm-1 元素分析 C37H45N5O4SH2O Calcd. C, 65.95 ; H, 7.03
; N, 10.39 : Found. C, 65.78 ; H, 7.10 ; N, 10.5
2.
【0178】実施例129(化合物138の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン
−4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10ml)溶
液に、室温で塩化チオニル(0.26ml)およびDM
F(1滴)を加え1時間撹拌した。減圧下濃縮後、残渣
のTHF(30ml)溶液を、S−(4−アミノフェニ
ル)O−ベンジルカルボナート(0.64g)およびト
リエチルアミン(1.3ml)のTHF(5ml)溶液
に0℃で滴下した。室温で2時間撹拌後、メタノール
(50ml)および1N水酸化ナトリウム水溶液(15
ml)を加え0.5時間撹拌した。反応系に3−クロロ
メチル−4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾー
ル・塩酸塩(0.51g)を加え、1時間撹拌した。減
圧下の濃縮後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃
縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(エタノール:
酢酸エチル1:9→1:5)で分離精製し、黄色の非晶
形物質として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−1−イソブチル−N−[4−(4−プロピル−
4H−1,2,4−トリアゾール−3−イルメチルチ
オ)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼ
ピン−4−カルボキサミドの合成(化合物138)(9
87mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.89-2.99 (12H, m), 1.29-
1.49 (2H, m), 1.53-1.85(4H, m), 1.96-2.17 (1H, m),
2.86-2.96 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.0 Hz),3.28-3.
38 (2H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.79-3.86 (4H,
m), 4.06 (2H,s), 4.16 (2H, t, J=4.9 Hz), 6.90 (1
H, d, J=8.8 Hz), 6.97 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.31-7.46
(7H, m), 7.60 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.97 (1H, s), 8.
42 (1H, br s), H. IR (KBr) 3264, 1659, 1607, 1588, 1497, 1397, 1312,
1242, 1181, 1123, 816cm-1 元素分析 C39H49N5O3S0.5H2O Calcd. C, 69.20 ; H,
7.45 ; N, 10.35 : Found. C, 69.12 ; H, 7.58 ; N, 1
0.41.
【0179】実施例130(化合物139の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−(4−プロピル−4H−1,
2,4−トリアゾール−3−イルメチルチオ)フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−
カルボキサミド(826mg)のジクロロメタン(20
ml)溶液に、−78℃で3−クロロ過安息香酸(70
%,0.46g)のジクロロメタン(10ml)溶液を
滴下し、−78℃で1時間撹拌した。反応系にチオ硫酸
ナトリウム水溶液を加え、室温で数分間撹拌した。酢酸
エチルで抽出し、有機層を重曹水および飽和食塩水で洗
浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残
渣を塩基性シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィ
ー(エタノール:酢酸エチル1:5→1:3)で分離精
製し、黄色の非晶形物質として7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3
−イルメチルスルフィニル)フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化
合物139)(628.7mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.88 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
93 (3H, t, J=7.1 Hz),1.01 (6H, d, J=6.6 Hz), 1.28-
1.47 (2H, m), 1.51-1.78 (4H, m), 1.95-2.18(1H, m),
2.90-3.01 (2H, m), 3.21 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.31-
3.41 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.76-3.86 (4
H, m), 3.97 (1H, d, J=14.2 Hz), 4.11(1H, d, J=14.2
Hz), 4.15 (2H, t, J=4.9 Hz), 6.91 (1H, d, J=8.8 H
z), 6.96(2H, d, J=8.4 Hz), 7.27-7.43 (7H, m), 7.85
(2H, d, J=8.8 Hz), 8.04 (1H,s), 8.70 (1H, br s),
H. IR (KBr) 3282, 1661, 1607, 1588, 1518, 1499, 1397,
1314, 1244, 1181, 1125, 1051, 835 cm-1 元素分析 C39H49N5O4S0.5H2O Calcd. C, 67.60 ; H,
7.27 ; N, 10.11 : Found. C, 67.25 ; H, 7.28 ; N,
9.82.
【0180】実施例131(化合物140の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−
4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10ml)溶液
に、室温で塩化チオニル(0.26ml)およびDMF
(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮後、残
渣のTHF(30ml)溶液を、S−(4−アミノフェ
ニル)O−ベンジルカルボナート(0.64g)および
トリエチルアミン(2.0ml)のTHF(5ml)溶
液に0℃で滴下した。室温で2時間撹拌後、メタノール
(50ml)および1N水酸化ナトリウム水溶液(15
ml)を加え0.5時間撹拌した。反応系に3−クロロ
メチル−4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾー
ル・塩酸塩(0.50g)を加え、1時間撹拌した。減
圧下の濃縮後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃
縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(エタノール:
酢酸エチル1:9→1:5)で分離精製し、黄色の非晶
形物質として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−1−プロピル−N−[4−(4−プロピル−4
H−1,2,4−トリアゾール−3−イルメチルチオ)
フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン
−4−カルボキサミド(化合物140)(1.00g)
を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.89-1.03 (9H, m), 1.28-1.
47 (2H, m), 1.51-1.88(6H, m), 2.85-2.96 (2H, m),
3.23-3.36 (4H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.77-3.
84 (4H, m), 4.04 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=4.8 Hz),
6.87 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.97 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.
26-7.45 (7H, m), 7.60 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.96 (1H,
s), 8.52 (1H, s), H. IR (KBr) 3280, 1655, 1607, 1588, 1499, 1456, 1397,
1310, 1287, 1242, 1181, 1121, 818 cm-1 元素分析 C38H47N5O3S Calcd. C, 68.85 ; H, 7.30 ;
N, 10.56 : Found. C, 68.54 ; H, 7.41 ; N, 10.70.
【0181】実施例132(化合物141の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[4−(4−プロピル−4H−1,2,
4−トリアゾール−3−イルメチルチオ)フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド(843.7mg)のジクロロメタン(20m
l)溶液に、−78℃で3−クロロ過安息香酸(70
%,0.48g)のジクロロメタン(10ml)溶液を
滴下し、−78℃で1時間撹拌した。反応系にチオ硫酸
ナトリウム水溶液を加え、室温で数分間撹拌した。酢酸
エチルで抽出し、有機層を重曹水および飽和食塩水で洗
浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残
渣をカラムクロマトグラフィー(エタノール:酢酸エチ
ル1:5→1:4)で分離精製し、黄色の非晶形物質と
して7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
1−プロピル−N−[4−(4−プロピル−4H−1,
2,4−トリアゾール−3−イルメチルスルフィニル)
フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン
−4−カルボキサミド(化合物141)(490.8m
g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.89 (3H, t, J=7.2 Hz), 0.
93 (3H, t, J=7.4 Hz),1.02 (3H, d, J=7.3 Hz), 1.27-
1.48 (2H, m), 1.51-1.86 (6H, m), 2.89-3.00(2H, m),
3.28-3.41 (4H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.78-
3.89 (4H, m), 4.00 (1H, d, J=14.4 Hz), 4.12-4.19
(3H, m), 6.90 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.96(2H, d, J=9.2
Hz), 7.27-7.44 (7H, m), 7.84 (2H, d, J=8.4 Hz),
8.06 (1H,s), 8.54 (1H, br s), H. IR (KBr) 3284, 1661, 1607, 1588, 1518, 1499, 1397,
1314, 1244, 1179, 1088, 1051, 835 cm-1 元素分析 C38H47N5O4S Calcd. C, 66.35 ; H, 7.18 ;
N, 10.18 : Found. C, 65.95 ; H, 7.23 ; N, 10.53.
【0182】実施例133(化合物142の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン
−4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10ml)溶
液に、室温で塩化チオニル(0.26ml)およびDM
F(1滴)を加え1時間撹拌した。減圧下濃縮後、残渣
のTHF(30ml)溶液を、S−(4−アミノフェニ
ル)O−ベンジルカルボナート(0.59g)およびト
リエチルアミン(2.0ml)のTHF(5ml)溶液
に0℃で滴下した。室温で18時間撹拌後、メタノール
(50ml)および1N水酸化ナトリウム水溶液(15
ml)を加え0.5時間撹拌した。反応系に4−n−ブ
チル−3−クロロメチル−4H−1,2,4−トリアゾ
ール・塩酸塩(0.51g)を加え、2時間撹拌した。
減圧下濃縮後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃
縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(エタノール:
酢酸エチル1:9)で分離精製し、黄色の非晶形物質と
して7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
N−[4−(4−n−ブチル−4H−1,2,4−トリ
アゾール−3−イルメチルチオ)フェニル]−1−イソ
ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4
−カルボキサミド(化合物142)(1.34g)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.90-0.99 (12H, m), 1.22-
1.48 (4H, m), 1.52-1.83(4H, m), 1.98-2.18 (1H, m),
2.85-2.95 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.6 Hz),3.29-3.
39 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J
=4.8 Hz), 3.89(2H, t. J=7.5 Hz), 4.09 (2H, s), 4.1
6 (2H, t, J=4.8 Hz), 6.88-6.99 (3H,m), 7.29-7.47
(7H, m), 7.58 (2H, d, J=8.8 Hz), 8.00 (1H, s), 8.2
1 (1H, s). IR (KBr) 3227, 1653, 1605, 1588, 1518, 1497, 1312,
1242, 1181, 1121, 820cm-1 元素分析 C40H51N5O3S0.5H2O Calcd. C, 69.53 ; H,
7.59 ; N, 10.14 : Found. C, 69.29 ; H, 7.57 ; N, 1
0.41.
【0183】実施例134(化合物143の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(4−n−ブチル−4H−1,2,4−トリアゾ
ール−3−イルメチルチオ)フェニル]−1−イソブチ
ル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カ
ルボキサミド(1.01g)のジクロロメタン(20m
l)溶液に、−78℃で3−クロロ過安息香酸(70
%,0.55g)のジクロロメタン(10ml)溶液を
滴下し、−78℃で1時間撹拌した。反応系にチオ硫酸
ナトリウム水溶液を加え、室温で数分間撹拌した。酢酸
エチルで抽出し、有機層を重曹水および飽和食塩水で洗
浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残
渣をカラムクロマトグラフィー(エタノール:酢酸エチ
ル1:9→1:4)で分離精製し、さらに再結晶(酢酸
エチル)を行い、黄色の結晶として7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−N−[4−(4−n−ブ
チル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イルメチ
ルスルフィニル)フェニル]−1−イソブチル−2,3
−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミ
ド(化合物143)(794.5mg)を得た。 m.p. 178-180℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.88-1.07 (12H, m), 1.20-
1.69 (8H, m), 1.99-2.19(1H, m), 2.91-2.99 (2H, m),
3.20 (2H, d, J=7.0 Hz), 3.31-3.40 (2H, m),3.55 (2
H, t, J=6.6 Hz), 3.78-3.93 (4H, m), 4.03 (1H, d, J
=14.0 Hz), 4.12-4.18 (3H, m), 6.90-6.99 (3H, m),
7.27-7.45 (7H, m), 7.83 (2H, d, J=8.8Hz), 8.06 (1
H, s), 8.46 (1H, s). IR (KBr) 3297, 1653, 1607, 1588, 1520, 1499, 1397,
1310, 1240, 1181, 1028, 833 cm-1 元素分析 C40H51N5O4S0.25H2O Calcd. C, 68.39 ; H,
7.39 ; N, 9.97 : Found. C, 68.22 ; H, 7.34 ; N, 1
0.04.
【0184】実施例135(化合物144の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−
4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10ml)溶液
に、室温で塩化チオニル(0.26ml)およびDMF
(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮後、残
渣のTHF(30ml)溶液を、S−(4−アミノフェ
ニル)O−ベンジルカルボナート(0.61g)および
トリエチルアミン(2.0ml)のTHF(5ml)溶
液に0℃で滴下した。室温で64時間撹拌後、メタノー
ル(50ml)および1N水酸化ナトリウム水溶液(1
5ml)を加え0.5時間撹拌した。反応系に4−n−
ブチル−3−クロロメチル−4H−1,2,4−トリア
ゾール・塩酸塩(0.52g)を加え、2時間撹拌し
た。減圧下の濃縮後、酢酸エチルで抽出した。有機層を
飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(エタノ
ール:酢酸エチル1:9→1:5)で分離精製し、黄色
の非晶形物質として7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−N−[4−(4−n−ブチル−4H−
1,2,4−トリアゾール−3−イルメチルチオ)フェ
ニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−ベン
ズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物144)
(1.23g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.90-1.03 (9H, m), 1.23-1.
45 (4H, m), 1.53-1.82(6H, m), 2.87-2.96 (2H, m),
3.25-3.36 (4H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2
H, t, J=5.0 Hz), 3.87 (2H, t, J=7.3 Hz), 4.08 (2H,
s), 4.16 (2H, t. J=5.0 Hz), 6.88 (1H, d, J=8.6 H
z), 6.97 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.26-7.46 (7H, m), 7.5
9 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.98 (1H, s), 8.32 (1H, br
s). IR (KBr) 3218, 1655, 1605, 1587, 1499, 1397, 1310,
1242, 1179, 1119, 833cm-1 元素分析 C39H49N5O3S0.75H2O Calcd. C, 68.74 ; H,
7.47 ; N, 10.28 : Found. C, 68.79 ; H, 7.15 ; N, 1
0.68.
【0185】実施例136(化合物145の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(4−n−ブチル−4H−1,2,4−トリアゾ
ール−3−イルメチルチオ)フェニル]−1−プロピル
−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カル
ボキサミド(1.00g)のジクロロメタン(20m
l)溶液に、−78℃で3−クロロ過安息香酸(70
%,0.55g)のジクロロメタン(10ml)溶液を
滴下し、−78℃で1時間撹拌した。反応系にチオ硫酸
ナトリウム水溶液を加え、室温で数分間撹拌した。酢酸
エチルで抽出し、有機層を重曹水および飽和食塩水で洗
浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残
渣をカラムクロマトグラフィー(エタノール:酢酸エチ
ル1:5→1:4)で分離精製し、さらに再結晶(酢酸
エチル)を行い、黄色の結晶として7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−N−[4−(4−n−ブ
チル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イルメチ
ルスルフィニル)フェニル]−1−プロピル−2,3−
ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物145)(614.2mg)を得た。 m.p. 157-160℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.86-0.97 (6H, m), 1.02 (3
H, t, J=7.3 Hz), 1.18-1.84 (10H, m), 2.89-2.99 (2
H, m), 3.26-3.40 (4H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6Hz),
3.78-3.97 (5H, m), 4.06-4.17 (3H, m), 6.89 (1H, d,
J=8.8 Hz), 6.95(2H, d, J=8.8 Hz), 7.24-7.42 (7H,
m), 7.85 (2H, d, J=8.8 Hz), 8.03 (1H,s), 8.73 (1H,
s). IR (KBr) 3295, 1655, 1607, 1588, 1518, 1499, 1318,
1242, 1181, 1028, 835cm-1 元素分析 C39H49N5O4S0.5H2O Calcd. C, 67.60 ; H,
7.27 ; N, 10.11 : Found. C, 67.46 ; H, 7.03 ; N, 1
0.33.
【0186】実施例137(化合物146の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン
−4−カルボン酸(0.80g)のTHF(10ml)
溶液に、室温で塩化チオニル(0.21ml)およびD
MF(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮
後、残渣のTHF(30ml)溶液を、S−(4−アミ
ノフェニル)O−ベンジルカルボナート(0.48g)
およびトリエチルアミン(1.5ml)のTHF(5m
l)溶液に0℃で滴下した。室温で2時間撹拌後、メタ
ノール(50ml)および1N水酸化ナトリウム水溶液
(9ml)を加え0.5時間撹拌した。反応系に3−ク
ロロメチル−5−エチルチオ−4−イソブチル−4H−
1,2,4−トリアゾール・塩酸塩(0.54g)を加
え、2時間撹拌した。減圧下濃縮後、酢酸エチルで抽出
した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:ヘキサン1:1→2:1)で分離
精製し、黄色の非晶形物質として7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−N−[4−(5−エチルチ
オ−4−イソブチル−4H−1,2,4−トリアゾール
−3−イルメチルチオ)フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物146)(845.4mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.89 (6H, d, J=7.0 Hz), 0.
93 (3H, t, J=7.1 Hz),0.97 (6H, d, J=6.6 Hz), 1.26-
1.44 (5H, m), 1.54-1.68 (2H, m), 1.94-2.16(2H, m),
2.84-2.95 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.0 Hz), 3.21
(2H, q, J=7.4 Hz), 3.28-3.38 (2H, m), 3.55 (2H, t,
J=6.6 Hz), 3.74 (2H, d, J=8.0 Hz), 3.80 (2H, t, J
=5.0 Hz), 4.12 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 6.
90 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.97 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.31
-7.47 (7H, m), 7.56 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.93 (1H,
s) . IR (KBr) 3083, 1659, 1607, 1588, 1499, 1468, 1397,
1312, 1242, 1181, 1125, 831 cm-1 元素分析 C42H55N5O3S20.25H2O Calcd. C, 67.57 ; H,
7.49 ; N, 9.38 : Found. C, 67.37 ; H, 7.50 ; N,
9.30.
【0187】実施例138(化合物147の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(5−エチルチオ−4−イソブチル−4H−1,
2,4−トリアゾール−3−イルメチルチオ)フェニ
ル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベン
ズアゼピン−4−カルボキサミド(697mg)のジク
ロロメタン(15ml)溶液に、−78℃で3−クロロ
過安息香酸(70%,0.35g)のジクロロメタン
(10ml)溶液を滴下し、−78℃で1時間撹拌し
た。反応系にチオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温で
数分間撹拌した。酢酸エチルで抽出し、有機層を重曹水
および飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー
(酢酸エチル:ヘキサン4:1→9:1→酢酸エチル→
エタノール:酢酸エチル1:19)で分離精製し、黄色
の非晶形物質として7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−N−[4−(5−エチルチオ−4−イ
ソブチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル
メチルスルフィニル)フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物147)(574.6mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.84-1.00 (15H, m), 1.28-
1.48 (5H, m), 1.52-1.68(2H, m), 1.84-2.18 (2H, m),
2.89-2.98 (2H, m), 3.16-3.31 (4H, m), 3.34-3.41
(2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.66-3.84 (4H,
m), 4.08-4.28 (4H,m), 6.91-7.00 (3H, m), 7.35-7.52
(7H, m), 7.79 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.92 (1H, s) . IR (KBr) 3268, 1663, 1607, 1588, 1518, 1499, 1468,
1397, 1312, 1244, 1179, 1125, 1090, 835 cm-1 元素分析 C42H55N5O4S20.5H2O Calcd. C, 65.76 ; H,
7.36 ; N, 9.13 : Found. C, 65.85 ; H, 7.47 ; N, 9.
19.
【0188】実施例139(化合物148の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン
−4−カルボン酸(0.80g)のTHF(10ml)
溶液に、室温で塩化チオニル(0.21ml)およびD
MF(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮
後、残渣のTHF(30ml)溶液を、S−(4−アミ
ノフェニル)O−ベンジルカルボナート(0.48g)
およびトリエチルアミン(1.5ml)のTHF(5m
l)溶液に0℃で滴下した。室温で4時間撹拌後、メタ
ノール(50ml)および1N水酸化ナトリウム水溶液
(12ml)を加え0.5時間撹拌した。反応系に3−
クロロメチル−5−メチルチオ−4−プロピル−4H−
1,2,4−トリアゾール・塩酸塩(0.47g)を加
え、1時間撹拌した。減圧下濃縮後、酢酸エチルで抽出
した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:ヘキサン2:1→酢酸エチル)で
分離精製し、黄色の非晶形物質として7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[4−(5−メチルチオ−4−プロピル−4H−1,
2,4−トリアゾール−3−イルメチルチオ)フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−
カルボキサミド(化合物148)(931mg)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.90-0.99 (12H, m), 1.25-
1.48 (2H, m), 1.52-1.81(4H, m), 1.94-2.17 (1H, m),
2.68 (3H, s), 2.85-2.95 (2H, m), 3.18 (2H,d, J=7.
4 Hz), 3.29-3.39 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz),
3.78-3.86 (4H,m), 4.11 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=4.9
Hz), 6.91 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 H
z), 7.32-7.47 (7H, m), 7.57 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.9
7 (1H, s) . IR (KBr) 3270, 1659, 1607, 1588, 1499, 1470, 1397,
1312, 1244, 1181, 1125, 816 cm-1 元素分析 C40H51N5O3S20.25H2O Calcd. C, 66.87 ; H,
7.22 ; N, 9.75 : Found. C, 66.82 ; H, 7.11 ; N,
9.82.
【0189】実施例140(化合物149の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−(5−メチルチオ−4−プロピ
ル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イルメチル
チオ)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズア
ゼピン−4−カルボキサミド(0.80g)のジクロロ
メタン(10ml)溶液に、−78℃で3−クロロ過安
息香酸(70%,0.41g)のジクロロメタン(10
ml)溶液を滴下し、−78℃で1時間撹拌した。反応
系にチオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温で数分間撹
拌した。酢酸エチルで抽出し、有機層を重曹水および飽
和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(塩基性シ
リカゲル、酢酸エチル)で分離精製し、さらに再結晶
(酢酸エチル−ヘキサン)を行い、黄色の結晶として7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イ
ソブチル−N−[4−(5−メチルチオ−4−プロピル
−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イルメチルス
ルフィニル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベ
ンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物149)
(617.6mg)を得た。 m.p. 150-152 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.88 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
93 (3H, t, J=7.3 Hz),0.99 (6H, d, J=6.6 Hz), 1.29-
1.45 (2H, m), 1.48-1.73 (4H, m), 1.96-2.19(1H, m),
2.70 (3H, s), 2.89-3.01 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=
7.0 Hz), 3.31-3.43 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 H
z), 3.78-3.89 (4H, m), 4.02 (1H, d, J=13.8 Hz), 4.
13-4.20 (3H, m), 6.89-6.99 (3H, m), 7.36-7.47 (7H,
m), 7.83 (2H, d, J=8.8 Hz), 8.22 (1H, s) . IR (KBr) 3164, 1659, 1603, 1590, 1518, 1499, 1476,
1395, 1312, 1242, 1179, 1125, 1053, 833 cm-1 元素分析 C40H51N5O4S2 Calcd. C, 65.81 ; H, 7.04 ;
N, 9.59 : Found. C, 65.64 ; H, 7.00 ; N, 9.52.
【0190】実施例141(化合物150の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン
−4−カルボン酸(0.30g)のTHF(10ml)
溶液に、室温で塩化チオニル(0.075ml)および
DMF(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮
後、残渣のTHF(10ml)溶液を、4−[メチル
(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3
−イルメチル)アミノ]アニリン(0.18g)のピリ
ジン(2ml)溶液に0℃で滴下した。室温で18時間
撹拌後、反応系に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー
(塩基性シリカゲル、酢酸エチル)で分離精製し、さら
に再結晶(酢酸エチル−ヘキサン)を行い、黄色の結晶
として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−1−イソブチル−N−[4−[メチル(4−プロピル
−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イルメチル)
アミノ]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズ
アゼピン−4−カルボキサミド(化合物150)(21
0.4mg)を得た。 m.p. 134-136℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.84-0.98 (12H, m), 1.31-
1.46 (2H, m), 1.52-1.86(4H, m), 1.95-2.13 (1H, m),
2.84 (3H, s), 2.85-2.95 (2H, m), 3.18 (2H,d, J=7.
2 Hz), 3.28-3.38 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.5 Hz),
3.78-3.90 (4H,m), 4.10-4.17 (2H, m), 4.56 (2H, s),
6.88-7.00 (5H, m), 7.36-7.54 (7H, m), 7.62-7.81
(1H, m), 8.10 (1H, s). IR (KBr) 3287, 1655, 1605, 1518, 1499, 1248, 1186,
1121, 1067, 820 cm-1 元素分析 C40H52N6O3 Calcd. C, 72.26 ; H, 7.88 ;
N, 12.64 : Found. C, 71.96 ; H, 7.89 ; N, 12.49.
【0191】実施例142(化合物151の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−
4−カルボン酸(0.30g)のTHF(10ml)溶
液に、室温で塩化チオニル(0.077ml)およびD
MF(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮
後、残渣のTHF(10ml)溶液を、4−[メチル
(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3
−イルメチル)アミノ]アニリン(0.19g)のピリ
ジン(7ml)溶液に0℃で滴下した。室温で20時間
撹拌後、反応系に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー
(エタノール:酢酸エチル1:4)で分離精製し、さら
に再結晶(酢酸エチル−ヘキサン)を行い、黄色の結晶
として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−N−[4−[メチル(4−プロピル−4H−1,2,
4−トリアゾール−3−イルメチル)アミノ]フェニ
ル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズ
アゼピン−4−カルボキサミド(化合物151)(24
0.2mg)を得た。 m.p. 131-133℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.90 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
93 (3H, t, J=7.1 Hz),0.99 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.28-
1.47 (2H, m), 1.52-1.80 (6H, m), 2.85 (3H,s), 2.86
-2.95 (2H, m), 3.26-3.38 (4H, m), 3.55 (2H, t, J=
6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 Hz), 3.89 (2H, t, J=7.
3 Hz), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.59 (2H, s), 6.88-
7.00 (5H, m), 7.34-7.52 (8H, m), 8.11 (1H, s). IR (KBr) 3303, 1640, 1605, 1518, 1501, 1306, 1246,
119, 1175, 1128, 833,821 cm-1 元素分析 C39H50N6O30.25H2O Calcd. C, 71.48 ; H,
7.77 ; N, 12.82 : Found. C, 71.51 ; H, 7.74 ; N, 1
2.54.
【0192】実施例143(化合物152の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン
−4−カルボン酸(0.30g)のTHF(10ml)
溶液に、室温で塩化チオニル(0.075ml)および
DMF(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮
後、残渣のTHF(20ml)溶液を、4−[2−(4
−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イ
ル)エチル]アニリン(0.17g)およびピリジン
(2ml)のTHF(7ml)溶液に0℃で滴下した。
室温で64時間撹拌後、反応系に水を加え酢酸エチルで
抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマト
グラフィー(エタノール:酢酸エチル1:9→1:4)
で分離精製し、黄色の非晶形物質として7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N
−[4−[2−(4−プロピル−4H−1,2,4−ト
リアゾール−3−イル)エチル]フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物152)(219.5mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.86-0.98 (12H, m), 1.33-
1.48 (2H, m), 1.51-1.79(2H, m), 1.96-2.15 (1H, m),
2.82-3.03 (4H, m), 3.05-3.22 (4H, m), 3.27-3.41
(2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.63 (2H, t, J=7.
2 Hz), 3.80 (2H,t, J=4.9 Hz), 4.15 (2H, t, J=4.9 H
z), 6.91 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.97 (2H,d, J=8.8 Hz),
7.16 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.37-7.55 (7H, m), 7.65-
7.86 (1H,m), 8.03 (1H, s). IR (KBr) 3090, 1655, 1605, 1516, 1499, 1246, 1182,
1123, 1067, 820 cm-1 元素分析 C40H51N5O30.5H2O Calcd. C, 72.92 ; H,
7.95 ; N, 10.63 : Found. C, 72.88 ; H, 7.78 ; N, 1
0.56.
【0193】実施例144(化合物153の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−
4−カルボン酸(0.30g)のTHF(10ml)溶
液に、室温で塩化チオニル(0.077ml)およびD
MF(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮
後、残渣のTHF(10ml)溶液を、4−[2−(4
−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イ
ル)エチル]アニリン(0.18g)のピリジン(7m
l)溶液に0℃で滴下した。室温で20時間撹拌後、反
応系に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃
縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル→
エタノール:酢酸エチル1:9→1:4)で分離精製
し、黄色の非晶系物質として7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−N−[4−[4−[2−(4−
プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イ
ル)エチル]フェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒ
ドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化
合物153)(378.3mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.90 (3H, t, J=7.2 Hz), 0.
93 (3H, t, J=7.4 Hz),0.99 (3H, t, J=7.4 Hz), 1.28-
1.48 (2H, m), 1.54-1.81 (6H, m), 2.86-3.03(4H, m),
3.10-3.22 (2H, m), 3.24-3.39 (4H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.65 (2H, t, J=7.3 Hz), 3.80 (2H, t,
J=5.0 Hz), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 6.90 (1H, d, J
=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.17 (2H, d, J=
8.8 Hz), 7.35-7.54 (7H, m), 7.62 (1H, s), 8.03 (1
H, s). IR (KBr) 3260, 1655, 1605, 1516, 1499, 1454, 1408,
1316, 1244, 1179, 1123, 1067, 818 cm-1 元素分析 C39H49N5O30.5H2O Calcd. C, 72.64 ; H, 7.
82 ; N, 10.86 : Found.C, 72.70 ; H, 7.74 ; N, 10.7
4.
【0194】実施例145(化合物154の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン
−4−カルボン酸(0.80g)のTHF(10ml)
溶液に、室温で塩化チオニル(0.20ml)およびD
MF(1滴)を加え1時間撹拌した。減圧下濃縮後、残
渣のTHF(20ml)溶液を、4−[2−(4−アミ
ノフェニルチオ)エチル]−4H−1,2,4−トリア
ゾール(0.44g)のピリジン(20ml)溶液に0
℃で滴下した。室温で2日間撹拌後、水を加え酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル→エタノール:酢酸エチル
1:4→1:3)で分離精製し、黄色の非晶形物質とし
て7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N
−[4−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル
エチルチオ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジ
ヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物154)(1.06g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl6)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.28-1.48 (2H, m), 1.51-1.67
(2H, m), 1.92-2.18 (1H, m), 2.86-2.96 (2H,m), 3.15
-3.22 (4H, m), 3.31-3.41 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=
6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.10-4.19 (4H,
m), 6.92 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 H
z), 7.35-7.50 (7H, m), 7.61 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.7
3 (1H, s), 8.15 (2H, s). IR (KBr) 3092, 1659, 1607, 1497, 1456, 1395, 1310,
1285, 1242, 1182, 1123, 1071, 818 cm-1 元素分析 C37H45N5O3S0.25H2O Calcd. C, 68.97 ; H,
7.12 ; N, 10.87 : Found. C, 68.94 ; H, 7.12 ; N, 1
1.03.
【0195】実施例146(化合物155の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イルエ
チルチオ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒ
ドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(0.80g)のジクロロメタン(20ml)溶液に、
−78℃で3−クロロ過安息香酸(70%,0.37
g)のジクロロメタン(10ml)溶液を滴下し、−7
8℃で1時間撹拌した。反応系にチオ硫酸ナトリウム水
溶液を加え、室温で数分間撹拌した。酢酸エチルで抽出
し、有機層を重曹水および飽和食塩水で洗浄後、硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムク
ロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、エタノール:酢
酸エチル1:20→1:19)で分離精製し、さらに再
結晶(酢酸エチル)を行い、黄色の結晶として7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−
(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イルエチルス
ルフィニル)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジ
ヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物155)(681.4mg)を得た。 m.p. 168-170℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.92 (3H, t, J=7.4 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.2 Hz),1.25-1.48 (2H, m), 1.53-1.68
(2H, m), 1.95-2.19 (1H, m), 2.86-2.95 (2H,m), 2.97
-3.41 (6H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H,
t, J=4.9 Hz), 4.15 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.22-4.37 (1
H, m), 4.47-4.61 (1H, m), 6.90-6.99 (3H, m), 7.38-
7.57 (7H, m), 7.83 (2H, d, J=8.6 Hz), 8.06 (1H,
s), 8.17 (2H, s). IR (KBr) 3225, 1663, 1605, 1590, 1534, 1501, 1316,
1246, 1182, 1040, 828cm-1 元素分析 C37H45N5O4S Calcd. C, 67.76 ; H, 6.92 ;
N, 10.68 : Found. C, 67.49 ; H, 6.89 ; N, 10.51.
【0196】実施例147(化合物156の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−
4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10ml)溶液
に、室温で塩化チオニル(0.26ml)およびDMF
(1滴)を加え1時間撹拌した。減圧下濃縮後、残渣の
THF(30ml)溶液を、4−[2−(4−アミノフ
ェニルチオ)エチル]−4H−1,2,4−トリアゾー
ル(0.57g)のピリジン(20ml)溶液に0℃で
滴下した。室温で18時間撹拌後、水を加え酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル→エタノール:酢酸エチル
1:5→1:3)で分離精製し、さらに再結晶(酢酸エ
チル−ヘキサン)を行い、黄色の結晶として7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−(4
H−1,2,4−トリアゾール−4−イルエチルチオ)
フェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−
ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物156)
(1.34g)を得た。 m.p. 114-115℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.
00 (3H, t, J=7.4 Hz),1.31-1.45 (2H, m), 1.52-1.84
(4H, m), 2.87-2.96 (2H, m), 3.20 (2H, t, J=6.6 H
z), 3.26-3.40 (4H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.8
1 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.14 (4H, m), 6.91 (1H, d, J=
8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.36-7.49 (7H,
m), 7.57-7.62 (3H, m), 8.16 (2H, s). IR (KBr) 3243, 1647, 1609, 1591, 1526, 1501, 1397,
1319, 1275, 1246, 1182, 1123, 808 cm-1 元素分析 C36H43N5O3S0.5H2O Calcd. C, 68.11 ; H,
6.99 ; N, 11.03 : Found. C, 67.98 ; H, 7.07 ; N, 1
0.95.
【0197】実施例148(化合物157の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イルエ
チルチオ)フェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒド
ロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(1.
0g)のジクロロメタン(20ml)溶液に、−78℃
で3−クロロ過安息香酸(70%,0.43g)のジク
ロロメタン(10ml)溶液を滴下し、−78℃で1時
間撹拌した。反応系にチオ硫酸ナトリウム水溶液を加
え、室温で数分間撹拌した。酢酸エチルで抽出し、有機
層を重曹水および飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグ
ラフィー(塩基性シリカゲル、エタノール:酢酸エチル
1:20→1:9)で分離精製し、黄色の非晶形物質と
して7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
N−[4−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イ
ルエチルスルフィニル)フェニル]−1−プロピル−
2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物157)(0.90g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.0 Hz), 0.
99 (3H, t, J=7.2 Hz),1.29-1.47 (2H, m), 1.52-1.86
(4H, m), 2.84-2.95 (2H, m), 2.98-3.39 (6H,m), 3.55
(2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.15
(2H, t, J=4.9 Hz), 4.21-4.36 (1H, m), 4.46-4.61 (1
H, m), 6.90 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.97 (2H, d, J=8.8
Hz), 7.39-7.55 (7H, m), 7.82 (2H, d, J=8.8 Hz), 8.
09 (1H, s), 8.16 (2H, s). IR (KBr) 3112, 1661, 1607, 1588, 1516, 1499, 1397,
1312, 1242, 1181, 1046, 836 cm-1 元素分析 C36H43N5O4S0.5H2O Calcd. C, 66.44 ; H,
6.81 ; N, 10.76 : Found. C, 66.34 ; H, 6.80 ; N, 1
0.62.
【0198】実施例149(化合物158の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン
−4−カルボン酸(0.50g)のTHF(10ml)
溶液に、室温で塩化チオニル(0.13ml)およびD
MF(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮
後、残渣のTHF(20ml)溶液を、3−[(4−ア
ミノベンジル)メチルアミノ]−4−プロピル−4H−
1,2,4−トリアゾール(0.34g)のピリジン
(10ml)溶液に0℃で滴下した。室温で18時間撹
拌後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃
縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル→
エタノール:酢酸エチル1:4)で分離精製し、黄色の
非晶形物質として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)
フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[メチル(4
−n−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3
−イル)アミノメチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ
−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物
158)(243mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.90-0.99 (12H, m), 1.29-
1.50 (2H, m), 1.52-1.68(2H, m), 1.71-1.90 (2H, m),
1.97-2.18 (1H, m), 2.77 (3H, s), 2.87-2.96(2H,
m), 3.19 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.30-3.42 (2H, m), 3.5
5 (2H, d, J=6.6 Hz), 3.71-3.83 (4H, m), 4.16 (2H,
t, J=4.9 Hz), 4.24 (2H, s), 6.92 (1H, d, J=8.8 H
z), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.27-7.50 (7H, m), 7.5
8 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.66 (1H, s), 7.93 (1H, s). IR (KBr) 3163, 1657, 1603, 1516, 1499, 1406, 1314,
1244, 1181, 1119, 816cm-1 元素分析 C40H52N6O30.25H2O Calcd. C, 71.77 ; H,
7.91 ; N, 12.55 : Found. C, 71.66 ; H, 7.91 ; N, 1
2.37.
【0199】実施例150(化合物159の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−
4−カルボン酸(0.48g)のTHF(10ml)溶
液に、室温で塩化チオニル(0.12ml)およびDM
F(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮後、
残渣のTHF(20ml)溶液を、3−[(4−アミノ
ベンジル)メチルアミノ]−4−プロピル−4H−1,
2,4−トリアゾール(0.31g)のピリジン(10
ml)溶液に0℃で滴下した。室温で16時間撹拌後、
水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、
残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル→エタノ
ール:酢酸エチル1:4)で分離精製し、黄色の非晶形
物質として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[4−[メチル(4−n−プロピル−4H−
1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノメチル]
フェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−
ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物159)
(120mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.90-1.03 (9H, m), 1.31-1.
49 (2H, m), 1.51-1.85(6H, m), 2.77 (3H, s), 2.86-
2.97 (2H, m), 3.25-3.39 (4H, m), 3.55 (2H, t, J=6.
6 Hz), 3.72-3.83 (4H, m), 4.16 (2H, t, J=4.9 Hz),
4.24 (2H, s), 6.90 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.98 (2H, d,
J=8.8 Hz), 7.29-7.55 (7H, m), 7.57 (2H, d, J=8.6
Hz), 7.62 (1H, s), 7.94 (1H, s). IR (KBr) 3036, 1657, 1605, 1516, 1499, 1454, 1406,
1314, 1244, 1177, 818cm-1 元素分析 C39H50N6O30.25H2O Calcd. C, 71.48 ; H,
7.77 ; N, 12.82 : Found. C, 71.29 ; H, 7.63 ; N, 1
2.53.
【0200】実施例151(化合物160の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[1−メチルイミダゾール−
2−イル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(600
mg)のジクロロメタン(15ml)溶液に70%3−
クロロ過安息香酸(355mg)のジクロロメタン(1
5ml)溶液を−78℃において滴下した。ドライアイ
ス−アセトンバスを外した後、激しく攪拌しながらチオ
硫酸ナトリウム水溶液を加えた。室温に戻し30分攪拌
した後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル)で分離精製し、黄色のアモルファスとして7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチ
ル−N−[4−[[1−メチルイミダゾール−2−イ
ル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(246mg)
(化合物160)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.89-0.98 (9H, m), 1.30-
1.50 (2H, m), 1.55-1.75 (2H, m), 1.95-2.15 (1H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.2 Hz),3.30
-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.63 (3H,
s), 3.80 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.16 (2H, t, J=4.8 H
z), 6.91 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.97 (2H, d, J=8.8 H
z), 7.05 (1H, d, J=1.4 Hz), 7.16-7.21 (3H, m), 7.3
7-7.53 (7H, m),7.64 (1H, s). 元素分析 C37H44N4O4S Calcd. C, 71.12 ; H, 7.10 ;
N, 8.97 ; Found. C, 70.81 ; H, 7.07 ; N, 8.89.
【0201】実施例152(化合物161の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(400mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化チ
オニル(0.09ml)を加えた後窒素雰囲気下で1時
間撹拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去
した後、THF(15ml)に溶かした。この溶液を4
−[(4−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イ
ル)チオ]アニリン(189mg)のピリジン(15m
l)溶液に0℃、窒素雰囲気下において滴下した。滴下
終了後、室温に戻して窒素雰囲気下、1.5時間攪拌し
た後、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を
減圧下で留去した後、塩基性シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン−酢酸エチル=1:3)で分離精
製し黄色のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[(4−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イ
ル)スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(376mg)
(化合物161)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.34-
1.45 (2H, m), 1.50-1.70 (2H, m), 1.95-2.15 (1H,
m), 2.90-3.00 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=7.2 Hz),3.30
-3.45 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.66 (3H,
s), 3.81 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.16 (2H, t, J=4.8 H
z), 6.93 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.6 H
z), 7.39-7.53 (5H, m), 7.67-7.76 (3H, m), 7.90 (1
H, s), 8.00 (2H,d, J=8.8 Hz). 元素分析 C36H43N5O3S・0.25H2O Calcd. C, 68.86 ; H,
6.95 ; N, 8.68 ; Found. C, 68.82 ; H, 6.98 ; N, 8.
55.
【0202】実施例153(化合物162の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン
−4−カルボン酸(0.80g)のTHF(10ml)
溶液に、室温で塩化チオニル(0.20ml)およびD
MF(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮
後、残渣のTHF(20ml)溶液を、0℃で3−(4
−アミノフェニルチオメチル)−2−メチルイミダゾ
[1,2−a]ピリジン(0.54g)のピリジン(7
ml)溶液に滴下した。室温で20時間撹拌後、反応系
に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮
後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘ
キサン1:1→酢酸エチル)で分離精製し、黄色の非晶
形物質として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−1−イソブチル−N−[4−(2−メチルイミ
ダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルメチルチオ)フ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物162)(1.03g)を
得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
96 (6H, d, J=6.6 Hz),1.29-1.48 (2H, m), 1.52-1.69
(2H, m), 1.94-2.17 (4H, m), 2.84-2.95 (2H,m), 3.18
(2H, d, J=7.2 Hz), 3.32-3.37 (2H, m), 3.56 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.16 (2H, t,
J=5.0 Hz), 4.25 (2H, s), 6.81-6.85 (1H, m), 6.90
(1H, d, J=8.8 Hz), 6.97 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.12-7.
23 (3H, m), 7.36-7.55 (8H, m), 7.83 (1H, s), 8.00-
8.06 (1H, m). IR (KBr) 3032, 1655, 1607, 1586, 1499, 1397, 1350,
1285, 1242, 1179, 912, 818, 743 cm-1 元素分析 C42H48N4O3S0.5H2O Calcd. C, 72.28 ; H,
7.08 ; N, 8.03 : Found.C, 72.45 ; H, 7.58 ; N, 7.9
5.
【0203】実施例154(化合物163の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−(2−メチルイミダゾ[1,2
−a]ピリジン−3−イルメチルチオ)フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド(0.80g)のジクロロメタン(10ml)
溶液に、−78℃で3−クロロ過安息香酸(70%,
0.43g)のジクロロメタン(10ml)溶液を滴下
した。−78℃で1時間撹拌後、チオ硫酸ナトリウム水
溶液を加え、室温で数分間撹拌した。酢酸エチルで抽出
後、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマ
トグラフィー(塩基性シリカゲル、酢酸エチルヘキサン
3:1→酢酸エチル)で分離精製し、さらに再結晶(酢
酸エチル−ジイソプロピルエーテル)を行い、黄色の結
晶として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−N−[4−(2−メチルイミダ
ゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルメチルスルフィニ
ル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物163)(456.
5mg)を得た。 m.p. 130-133℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.4 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.29-1.49 (2H, m), 1.53-1.68
(2H, m), 1.90 (3H, s), 1.95-2.18 (1H, m), 2.84-2.9
6 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=7.0 Hz), 3.30-3.40 (2H,
m), 3.56 (2H, d, J=6.8 Hz), 3.81 (2H, t, J=4.9 H
z), 4.16 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.27 (1H, d, J=14.1 H
z), 4.45 (1H, d, J=14.1 Hz), 6.72-6.79 (1H, m), 6.
91 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.97 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.12
-7.21 (1H, m), 7.31 (1H, s), 7.38-7.50 (7H, m), 7.
71 (2H, d, H=8.8 Hz), 8.04 (1H, s), 8.07-8.11 (1H,
m).IR (KBr) 3032, 1661, 1607, 1588, 1518, 1499, 1
3797, 1350, 1312, 1244, 1179, 912, 747 cm-1 元素分析 C42H48N4O4S0.5H2O Calcd. C, 70.66 ; H,
6.92 ; N, 7.85 : Found.C, 70.79 ; H, 6.87 ; N, 7.7
8.
【0204】実施例155(化合物164の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−
4−カルボン酸(0.80g)のTHF(10ml)溶
液に、室温で塩化チオニル(0.21ml)およびDM
F(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮後、
残渣のTHF(20ml)溶液を、0℃で3−(4−ア
ミノフェニルチオメチル)−2−メチルイミダゾ[1,
2−a]ピリジン(0.56g)のピリジン(7ml)
溶液に滴下した。室温で3日間撹拌後、反応系に水を加
え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン
2:1→酢酸エチル)で分離精製し、黄色の非晶形物質
として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−N−[4−(2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン−3−イルメチルチオ)フェニル]−1−プロピル
−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カル
ボキサミド(化合物164)(1.17g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 0.
99 (3H, t, J=7.5 Hz),1.28-1.48 (2H, m), 1.53-1.84
(4H, m), 2.07 (3H, s), 2.84-2.93 (2H, m), 3.25-3.3
6 (4H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=
4.7 Hz), 4.16 (2H, t, J=4.7 Hz), 4.26 (2H, s), 6.8
1-6.95 (2H, m), 6.97 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.13-7.23
(3H, m), 7.39-7.54 (8H, m), 7.72 (1H, s), 8.03-8.0
7 (1H, m). IR (KBr) 3077, 1659, 1607, 1586, 1499, 1397, 1352,
1308, 1242, 1177, 1119, 818, 737 cm-1 元素分析 C41H46N4O3S0.5H2O Calcd. C, 72.00 ; H,
6.93 ; N, 8.19 : Found.C, 72.18 ; H, 6.89 ; N, 8.0
3.
【0205】実施例156(化合物165の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−
3−イルメチルチオ)フェニル]−1−プロピル−2,
3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサ
ミド(0.96g)のジクロロメタン(10ml)溶液
に、−78℃で3−クロロ過安息香酸(70%,0.5
2g)のジクロロメタン(10ml)溶液を滴下した。
−78℃で1時間撹拌後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を
加え、室温で数分間撹拌した。酢酸エチルで抽出後、有
機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラ
フィー(塩基性シリカゲル、酢酸エチル:ヘキサン3:
1→酢酸エチル)で分離精製し、さらに再結晶(酢酸エ
チル−ジイソプロピルエーテル)により、黄色の結晶と
して7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
N−[4−(2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジ
ン−3−イルメチルスルフィニル)フェニル]−1−プ
ロピル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4
−カルボキサミド(化合物165)(663.1mg)
を得た。 m.p. 134-137℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.
00 (3H, t, J=7.3 Hz),1.28-1.49 (2H, m), 1.51-1.84
(4H, m), 1.94 (3H, s), 2.86-2.96 (2H, m), 3.27-3.3
9 (4H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=
5.0 Hz), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.30 (1H, d, J=1
4.4 Hz), 4.47 (1H, d, J=14.4 Hz), 6.73-6.79 (1H,
m), 6.90 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 H
z), 7.13-7.21(1H, m), 7.30 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.40
-7.53 (1H, m), 7.69 (2H, d, J=8.8Hz), 7.73-7.79 (1
H, m), 8.09 (1H, d, J=7.0 Hz), IR (KBr) 3228, 1661, 1607, 1588, 1518, 1499, 1312,
1244, 1179, 1042, 833cm-1 元素分析 C41H46N4O4S0.5H2O Calcd. C, 70.36 ; H,
6.77 ; N, 8.00 : Found.C, 70.63 ; H, 6.96 ; N, 8.0
6.
【0206】実施例157(化合物166の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン
−4−カルボン酸(0.80g)のTHF(10ml)
溶液に、室温で塩化チオニル(0.20ml)およびD
MF(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮
後、残渣のTHF(20ml)溶液を、0℃で3−(4
−アミノフェニルチオメチル)イミダゾ[1,2−a]
ピリジン(0.51g)のピリジン(7ml)溶液に滴
下した。室温で18時間撹拌後、反応系に水を加え酢酸
エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン1:1→
2:1→酢酸エチル)で分離精製し、黄色の非晶形物質
として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−1−イソブチル−N−[4−(イミダゾ[1,2−
a]ピリジン−3−イルメチルチオ)フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサ
ミド(化合物166)(0.98g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.30-1.47 (2H, m), 1.55-1.76
(2H, m), 1.96-2.17 (1H, m), 2.84-2.96 (2H,m), 3.18
(2H, d, J=7.4 Hz), 3.32-3.37 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.16 (2H, t,
J=5.0 Hz), 4.32 (2H, s), 6.86-6.93 (2H, m), 6.97
(2H, d, J=8.8 Hz), 7.18-7.29 (5H, m), 7.37-7.52 (6
H, m), 7.58-7.64 (1H, m), 7.72 (1H, s), 8.13-8.17
(1H, m). IR (KBr) 3165, 1657, 1607, 1588, 1499, 1310, 1242,
1181, 1128, 741 cm-1 元素分析 C41H46N4O3S0.25H2O Calcd. C, 72.48 ; H,
6.90 ; N, 8.25 : Found. C, 72.36 ; H, 6.98 ; N, 8.
31.
【0207】実施例158(化合物167の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−(イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン−3−イルメチルチオ)フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(0.80g)のジクロロメタン(10ml)溶液に、
−78℃で3−クロロ過安息香酸(70%,0.44
g)のジクロロメタン(10ml)溶液を滴下した。−
78℃で1時間撹拌後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加
え、室温で数分間撹拌した。酢酸エチルで抽出後、有機
層を重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフ
ィー(塩基性シリカゲル、酢酸エチル:ヘキサン3:1
→酢酸エチル)で分離精製し、黄色の非晶形物質として
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−(イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン−3−イルメチルスルフィニル)フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサ
ミド(化合物167)(642mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.29-1.48 (2H, m), 1.52-1.74
(2H, m), 1.96-2.15 (1H, m), 2.88-2.98 (2H,m), 3.20
(2H, d, J=7.8 Hz), 3.30-3.42 (2H, m), 3.56 (2H,
d, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.16 (2H, t,
J=4.9 Hz), 4.29 (1H, d, J=14.3 Hz),4.48 (1H, d, J
=14.3 Hz), 6.76-6.85 (1H, m), 6.92 (1H, d, J=8.8 H
z), 6.98(2H, d, J=8.8 Hz), 7.13-7.23 (2H, m), 7.32
-7.48 (7H, m), 7.56-7.60 (1H,m), 7.71 (2H, d, H=8.
8 Hz), 7.92 (1H, s), 8.15-8.18 (1H, m). IR (KBr) 3088, 1661, 1607, 1588, 1518, 1499, 1397,
1312, 1244, 1179, 1123, 833 cm-1 元素分析 C41H46N4O4S0.5H2O Calcd. C, 70.36 ; H,
6.77 ; N, 8.00 : Found.C, 70.1 ; H, 6.80 ; N, 7.9
4.
【0208】実施例159(化合物168の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン
−4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10ml)溶
液に、室温で塩化チオニル(0.25ml)およびDM
F(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮後、
残渣のTHF(20ml)溶液を、0℃で5−(4−ア
ミノフェニルチオ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
(0.61g)のピリジン(7ml)溶液に滴下した。
室温で20時間撹拌後、反応系に水を加え酢酸エチルで
抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル:ヘキサン1:1→酢酸エチ
ル)で分離精製し、黄色の非晶形物質として7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−
イルチオ)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベン
ズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物168)
(1.27g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
96 (6H, d, J=6.6 Hz),1.30-1.48 (2H, m), 1.51-1.69
(2H, m), 1.94-2.13 (1H, m), 2.86-2.96 (2H,m), 3.18
(2H, d, J=7.0 Hz), 3.30-3.40 (2H, m), 3.55 (2H,
d, J=6.8 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.16 (2H, t,
J=4.9 Hz), 6.89-7.00 (4H, m), 7.12-7.20 (1H, m),
7.31-7.49 (7H, m), 7.58-7.68 (6H, m). IR (KBr) 3223, 1655, 1609, 1588, 1499, 1397, 1310,
1289, 1244, 1179, 1121, 820 cm-1 元素分析 C40H44N4O3S0.25H2O Calcd. C, 72.20 ; H,
6.74 ; N, 8.42 : Found. C, 72.14 ; H, 6.67 ; N, 8.
35.
【0209】実施例160(化合物169の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−(イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン−5−イルチオ)フェニル]−2,3−ジヒドロ−
1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(1.0
g)のジクロロメタン(10ml)溶液に、−78℃で
3−クロロ過安息香酸(70%,0.56g)のジクロ
ロメタン(10ml)溶液を滴下した。−20℃で5時
間撹拌後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温で数
分間撹拌した。酢酸エチルで抽出後、有機層を重曹水、
飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(塩基性
シリカゲル、酢酸エチル:ヘキサン1:1→3:1)で
分離精製し、黄色の結晶として7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−イルスルフィ
ニル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズア
ゼピン−4−カルボキサミド(化合物169)(259
mg)を得た。 m.p. 162-164℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.4 Hz), 0.
96 (6H, d, J=6.6 Hz),1.28-1.50 (2H, m), 1.52-1.70
(2H, m), 1.94-2.15 (1H, m), 2.84-2.93 (2H,m), 3.18
(2H, d, J=7.4 Hz), 3.28-3.39 (2H, m), 3.55 (2H,
d, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.15 (2H, t,
J=5.0 Hz), 6.91 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.97 (2H, d, J
=8.6 Hz), 7.31-7.53 (7H, m), 7.63-7.83 (8H, m). IR (KBr) 3297, 1672, 1609, 1593, 1534, 1497, 1393,
1321, 1289, 1246, 1184, 1140, 138, 820 cm-1 元素分析 C40H44N4O4S Calcd. C, 70.98 ; H, 6.55 ;
N, 8.28 : Found. C, 70.72 ; H, 6.26 ; N, 8.30.
【0210】実施例161(化合物170の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン
−4−カルボン酸(0.80g)のTHF(10ml)
溶液に、室温で塩化チオニル(0.20ml)およびD
MF(1滴)を加え1.5時間撹拌した。減圧下濃縮
後、残渣のTHF(25ml)溶液を、0℃で5−(4
−アミノフェニルチオ)−2−メチルイミダゾ[1,2
−a]ピリジン(0.52g)のピリジン(10ml)
溶液に滴下した。室温で3日間撹拌後、反応系に水を加
え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン
1:1→酢酸エチル)で分離精製し、黄色の結晶として
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−(2−メチルイミダゾ[1,2
−a]ピリジン−5−イルチオ)フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物170)(574mg)を得た。 m.p. 164-166℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.27-1.46 (2H, m), 1.51-1.67
(2H, m), 1.96-2.14 (1H, m), 2.43 (3H, s), 2.85-2.9
4 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.30-3.40 (2H,
m), 3.55 (2H, d, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 H
z), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 6.87-6.94 (2H, m), 6.9
7 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.07-7.15 (1H, m), 7.30 (2H,
d, J=8.8 Hz), 7.38-7.62 (10H, m). IR (KBr) 3274, 1638, 1607, 1586, 1499, 1397, 1314,
1244, 1181, 1121, 814cm-1 元素分析 C41H46N4O3S Calcd. C, 72.97 ; H, 6.87 ;
N, 8.30 : Found. C, 72.73 ; H, 6.96 ; N, 8.37.
【0211】実施例162(化合物171の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−(2−メチルイミダゾ[1,2
−a]ピリジン−5−イルチオ)フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(0.50g)のジクロロメタン(10ml)溶液に、
−78℃で3−クロロ過安息香酸(70%,0.27
g)のジクロロメタン(10ml)溶液を滴下した。−
20℃で18時間撹拌後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を
加え、室温で数分間撹拌した。酢酸エチルで抽出後、有
機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラ
フィー(塩基性シリカゲル、酢酸エチル:ヘキサン1:
1→2:1)で分離精製し、黄色の結晶として7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチ
ル−N−[4−(2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピ
リジン−5−イルスルフィニル)フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1H−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物171)(110.5mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 0.
96 (6H, d, J=6.6 Hz),1.38-1.48 (2H, m), 1.51-1.67
(2H, m), 1.93-2.14 (1H, m), 2.40 (3H, s), 2.83-2.9
2 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.30-3.40 (2H,
), 3.55 (2H, t,J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 Hz),
4.15 (2H, t, J=5.0 Hz), 6.91 (1H, d,J=9.2 Hz), 6.
97 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.26-7.34 (1H, m), 7.35-7.47
(6H, m), 7.58-7.78 (7H, m), IR (KBr) 3300, 1671, 1609, 1591, 1532, 1499, 1318,
1246, 1184, 1121, 1042, 808 cm-1 元素分析 C41H46N4O4S0.25H2O Calcd. C, 70.81 ; H,
6.74 ; N, 8.06 : Found. C, 70.75 ; H, 6.53 ; N, 7.
73.
【0212】実施例163(化合物172、化合物17
3の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール
−3−イルメチルスルフィニル)フェニル]−1−プロ
ピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物133)をCHIRALP
AK AD(50mmIDx500mmL、ヘキサン:
エタノール)を用いて光学分割し、(+)−7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−(4
−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル
メチルスルフィニル)フェニル]−1−プロピル−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物172)(141mg,99.9%e
e)および(−)−7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−N−[4−(4−メチル−4H−1,
2,4−トリアゾール−3−イルメチルスルフィニル)
フェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−
1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物17
3)(142mg,99.9%ee)を得た。 化合物172 [α]=+137.5°(C=0.504、エタノー
ル溶液) 化合物173 [α]=−137.9°(C=0.504、エタノー
ル溶液)
【0213】実施例164(化合物174、化合物17
5の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−(4−プロピル−4H−1,
2,4−トリアゾール−3−イルメチルスルフィニル)
フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物139)(387m
g)をCHIRALPAK AD(50mmIDx50
0mmL、ヘキサン:エタノール)を用いて光学分割
し、(+)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−1−イソブチル−N−[4−(4−プロピル−
4H−1,2,4−トリアゾール−3−イルメチルスル
フィニル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物174)
(170mg,99.9%ee)および(−)−7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソ
ブチル−N−[4−(4−プロピル−4H−1,2,4
−トリアゾール−3−イルメチルスルフィニル)フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物175)(171mg,9
9.9%ee)を得た。 化合物174 [α]=+146.6°(C=0.498、エタノー
ル溶液) 化合物175 [α]=−147.0°(C=0.506、エタノー
ル溶液)
【0214】実施例165(化合物176、化合物17
7の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[4−(4−プロピル−4H−1,2,
4−トリアゾール−3−イルメチルスルフィニル)フェ
ニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン
−4−カルボキサミド(化合物141)をCHIRAL
PAK AD(50mmIDx500mmL、ヘキサ
ン:エタノール)を用いて光学分割し、(+)−7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロ
ピル−N−[4−(4−プロピル−4H−1,2,4−
トリアゾール−3−イルメチルスルフィニル)フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物176)(6.61g,9
9.9%ee)および(−)−7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−1−プロピル−N−[4−
(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3
−イルメチルスルフィニル)フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物177)(6.85g,99.8%ee)を得
た。 化合物176 [α]=+141.8°(C=0.495、エタノー
ル溶液) 化合物177 [α]=−140.8°(C=0.504、エタノー
ル溶液)
【0215】実施例166(化合物178、化合物17
9の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(4−n−ブチル−4H−1,2,4−トリアゾ
ール−3−イルメチルスルフィニル)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物143)をCHIR
ALPAK AD(50mmIDx500mmL、ヘキ
サン:エタノール)を用いて光学分割し、(+)−7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4
−(4−n−ブチル−4H−1,2,4−トリアゾール
−3−イルメチルスルフィニル)フェニル]−1−イソ
ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン
−4−カルボキサミド(化合物178)(220mg,
99.9%ee)および(−)−7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−N−[4−(4−n−ブチ
ル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イルメチル
スルフィニル)フェニル]−1−イソブチル−2,3−
ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサ
ミド(化合物179)(200mg,99.8%ee)
を得た。 化合物178 [α]=+133.1°(C=0.504、エタノー
ル溶液) 化合物179 [α]=−132.4°(C=0.5005、エタノ
ール溶液)
【0216】実施例167(化合物180の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(1.0g)をTHF(20ml)に溶解
し、DMF(二滴)を加えた後、塩化チオニル(0.3
4ml)を加え、室温にて1時間攪拌した溶液を、4−
[(2−ピリジニルスルファニル)メチル]アニリン
(0.56g)、トリエチルアミン(1.97ml)の
THF溶液(20ml)に氷冷下滴下して、室温にて2
時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽
出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて
乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−
N−[4−[(2−ピリジニルスルファニル)メチル]
フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物180)(0.56g)を
得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=6.8Hz), 0.9
8(3H, t, J=7.4Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.80(4H,
m), 2.89(2H, m), 3.26-3.34(4H, m), 3.55(2H,t, J=
6.6Hz), 3.77-3.83(2H, m), 4.12-4.18(2H, m), 4.41(2
H, s), 6.88(1H,d, J=8.4Hz), 6.94-7.02(2H, m), 6.97
(2H, d, J=8.8Hz), 7.15(1H, d, J=8.0Hz), 7.35-7.56
(10H, m), 8.45(1H, d, J=5.2Hz) IR(KBr) 3339, 2959, 1642, 1607, 1497, 1412, 1250,
1127, 924, 829cm-1
【0217】実施例168(化合物181の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[4−[(2−ピリジニルスルファニ
ル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.30g)を塩化
メチレン(15ml)に溶解し、−30℃にてm−クロ
ロ過安息香酸(83mg)を加え、0℃にて1時間攪拌
した。反応液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液に加え、
酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸
マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得ら
れた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精
製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−1−プロピル−N−[4−[(2−ピリジニルスルフ
ィニル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物181)
(97mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
8(3H, t, J=7.4Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.55-1.76(4H,
m), 2.89(2H, m), 3.26-3.34(4H, m), 3.55(2H,t, J=
6.6Hz), 3.78(2H, t, J=4.8Hz), 4.05(1H, d, J=13.2H
z), 4.12-4.18(2H,m), 4.34(1H, d, J=13.2Hz), 6.86-
6.89(5H, m), 7.32-7.59(9H, m), 7.70-7.76(2H, m),
8.64-8.68(1H, m) IR(KBr) 2955, 1655, 1607, 1499, 1246, 1181, 1125,
1038cm-1
【0218】実施例169(化合物182の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(1.0g)をTHF(20ml)に溶解
し、DMF(二滴)を加えた後、塩化チオニル(0.3
4ml)を加え、室温にて1時間攪拌した溶液を、4−
(2−ピリジニルスルファニル)アニリン(0.53
g)、トリエチルアミン(1.97ml)のTHF溶液
(20ml)に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌し
た。反応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽
和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−N−[4−
(2−ピリジニルスルファニル)フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物182)(0.57g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 1.0
0(3H, t, J=7.2Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.77(4H,
m), 2.93(2H, m), 3.28-3.36(4H, m), 3.51-3.59(2H,
m), 3.80(2H, t, J=4.8Hz), 4.13-4.18(2H, m), 6.85(1
H, d, J=8.0Hz),6.90(2H, t, J=8.8Hz), 6.95-7.00(3H,
m), 7.40-7.50(6H, m), 7.58(2H, d, J=8.8Hz), 7.66-
7.71(10H, m), 8.40-8.43(1H, m) IR(KBr) 3283, 2957, 1651, 1607, 1499, 1242, 1177,
1127, 833, 733cm-1
【0219】実施例170(化合物183の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[4−(2−ピリジニルスルファニル)
フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(0.15g)を塩化メチレン
(7.5ml)に溶解し、0℃にてm−クロロ過安息香
酸(95mg)を加え、0℃にて15分攪拌した。m−
クロロ過安息香酸(95mg)を加え、15分攪拌し
た。反応液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液に加え、酢
酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
1−プロピル−N−[4−(2−ピリジニルスルフィニ
ル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(化合物183)(30mg)
を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.92(3H, t, J=7.6Hz), 0.9
6(3H, t, J=7.6Hz), 1.33-1.44(2H, m), 1.43-1.82(4H,
m), 2.85(2H, m), 3.23-3.31(2H, m), 3.54(2H,t, J=
6.6Hz), 3.76-3.82(2H, m), 3.76-3.82(2H, m), 4.13(2
H, t, J=6.6Hz),6.86(1H, d, J=8.8Hz), 6.93(2H, d, J
=8.8Hz), 7.24-8.09(13H, m), 8.52(1H,d, J=4.0Hz) IR(KBr) 3268, 2957, 1663, 1588, 1499, 1244, 1123,
1036, 824, 735cm-1
【0220】実施例171(化合物184の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(1.0g)をTHF(20ml)に溶
解し、DMF(二滴)を加えた後、オキザリルクロライ
ド(0.40ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さをのTHF溶液(2
0ml)を、4−[(2−ピリジニルスルファニル)メ
チル]アニリン(0.54g)、トリエチルアミン
(1.91ml)のTHF溶液(16.2ml)に氷冷
下滴下して、室温にて1時間攪拌した。反応液を水中に
加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをヘキサン/酢酸エチルにて洗浄し、
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(2−ピリジニルスルファニ
ル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物184)
(0.65g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
6(6H, t, J=6.6Hz), 1.33-1.44(2H, m), 1.54-1.69(2H,
m), 2.06(1H, m), 2.90(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.4H
z), 3.32-3.37(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80
(2H, t, J=4.6Hz),4.41(2H, s), 6.91(1H, d, J=8.8H
z), 6.95-7.02(3H, m), 7.15(1H, d,J=8.0Hz), 7.36-7.
54(11H, m), 8.44-8.47(1H, m) 元素分析 C39H45N3O3S Cald. C, 73.67 ; N, 6.61 ; H,
7.13 : Found. C, 73.50 ; N, 6.60 ; H, 7.09
【0221】実施例172(化合物185の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(2−ピリジニルスルファニ
ル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.40g)を塩化
メチレン(12ml)に溶解し、0℃にてm−クロロ過
安息香酸(217mg)を加え、0℃にて20分攪拌し
た。反応液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液に加え、酢
酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
1−プロピル−N−[4−[(2−ピリジニルスルフィ
ニル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物185)
(70mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, t, J=6.6Hz), 1.26-1.49(2H, m), 1.54-1.69(2H,
m), 2.06(1H, m), 2.90(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.4H
z), 3.35(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H,
t, J=4.8Hz), 4.07(1H, d, J=13.2Hz), 4.16(2H, t, J=
4.6Hz), 4.35(1H, d, J=13.0Hz), 6.89(1H,m), 6.91(2
H, d, J=8.8Hz), 6.96(2H, d, J=8.8Hz), 7.31-7.60(10
H, m), 7.78(1H, td, J=7.8, 1.6Hz), 8.66-8.69(1H,
m)
【0222】実施例173(化合物186の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.70g)をTHF(14ml)に
溶解し、DMF(二滴)を加えた後、オキザリルクロラ
イド(0.21ml)を加え、室温にて1時間攪拌し
た。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをのTHF溶液
(14ml)を、4−(ベンゼンスルファニルメチル)
アニリン(0.36g)、トリエチルアミン(1.34
ml)のTHF溶液(10.7ml)に氷冷下滴下し
て、室温にて2時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢
酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、N−[4−(ベンゼンスルファニルメチル)フェニ
ル]−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物186)(0.42
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.44-1.67(2H,
m), 2.06(1H, m), 2.90(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.4H
z), 3.32-3.38(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.77-
3.83(2H, m), 4.10(2H, m), 4.12-4.18(2H, m), 6.88-
7.00(5H, m), 7.14-7.31(8H, m), 7.36-7.56(5H, m)
【0223】実施例174(化合物187の製造) N−[4−(ベンゼンスルファニルメチル)フェニル]
−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1
−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン
−4−カルボキサミド(0.35g)を塩化メチレン
(10.5ml)に溶解し、0℃にてm−クロロ過安息
香酸(99mg)を加え、0℃にて15分攪拌した。反
応液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液に加え、酢酸エチ
ルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシ
ウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、酢
酸エチルにて再結晶し、N−[4−(ベンゼンスルフィ
ニルメチル)フェニル]−7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物
187)(164mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.65(2H,
m), 2.06(1H, m), 2.90(2H, m), 3.18(2H, d, J=5.6H
z), 3.20-3.37(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.78-
3.83(2H, m), 4.02(2H, d, J=5.2Hz), 4.13-4.18(2H,
m), 6.89-7.00(5H, m), 7.37-7.53(12H, m),7.56(1H,
s) IR(KBr) 3337, 2955, 1644, 1609, 1499, 1242, 1040,
831cm-1 元素分析 C40H46N2O4S Cald. C, 73.81 ; N, 4.30 ; H,
7.12 : Found. C, 73.60 ; N, 4.06 ; H, 7.21
【0224】実施例175(化合物188の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(1.0g)をTHF(20ml)に溶
解し、DMF(二滴)を加えた後、オキザリルクロライ
ド(0.30ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(20
ml)を、4−[(2−ピリミジニルスルファニル)メ
チル]アニリン(0.55g)、トリエチルアミン
(1.91ml)のTHF溶液(16.5ml)に氷冷
下滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応液を水中に
加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−1−イソブチル−N−[4−[(2−ピリミ
ジルスルファニル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物188)(0.30g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.65(2H,
m), 2.06(1H, m), 2.90(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.2H
z), 3.35(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.77-3.83(2
H, m), 4.12-4.18(2H, m), 4.40(2H, s), 6.89-7.00(4
H, m), 7.36-7.56(10H, m), 8.53(2H, d, J=5.0Hz)
【0225】実施例176(化合物189の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(2−ピリミジルスルファニ
ル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.23g)を塩化
メチレン(7.5ml)に溶解し、0℃にてm−クロロ
過安息香酸(68mg)を加え、0℃にて15分攪拌し
た。反応液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液に加え、酢
酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
1−イソブチル−N−[4−[(2−ピリミジルスルフ
ィニル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物189)
(90mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.47(2H, m), 1.55-1.69(2H,
m), 2.04(1H, m), 2.89(2H, m), 3.17(2H, d, J=7.4H
z), 3.30-3.36(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2
H, t, J=4.8Hz), 4.13-4.18(2H, m), 4.22(1H, d, J=1
3.2Hz), 4.37(1H, d, J=13.2Hz), 6.89(1H,d, J=8.8H
z), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.07(2H, d, J=8.4Hz), 7.
31-7.55(8H, m), 7.82(1H, s), 8.79(2H, d, J=4.8Hz) IR(KBr) 3293, 2957, 1653, 1607, 1499, 1381, 1181,
1065, 816cm-1
【0226】実施例177(化合物190の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(1.0g)をTHF(20ml)に溶
解し、DMF(二滴)を加えた後、オキザリルクロライ
ド(0.40ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(20
ml)を、4−[[[5−(トリフルオロメチル)−2
−ピリジニル]スルファニル]メチル]アニリン(0.
68g)、トリエチルアミン(1.91ml)のTHF
溶液(20.4ml)に氷冷下滴下して、室温にて2時
間攪拌した。反応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出
した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾
燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[4−[[[5−(トリフルオロメチル)−2−
ピリジニル]スルファニル]メチル]フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(化合物190)(1.08g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.68(2H,
m), 2.06(1H, m), 2.90(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.2H
z), 3.32-3.37(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2
H, t, J=4.8Hz), 4.15(2H, t, J=4.8Hz), 4.45(2H, s),
6.91(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.22-
7.26(1H, m), 7.37-7.56(10H,m), 7.66(1H, dd, J=8.0,
2.2Hz), 8.69(1H, s)
【0227】実施例178(化合物191の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[[5−(トリフルオロメチ
ル)−2−ピリジニル]スルファニル]メチル]フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.51g)を塩化メチレン(20.4
ml)に溶解し、0℃にてm−クロロ過安息香酸(12
5mg)を加え、0℃にて15分攪拌した。反応液を飽
和チオ硫酸ナトリウム水溶液に加え、酢酸エチルにて抽
出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて
乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[4−[[[5−(トリフルオロメチル)−2−
ピリジニル]スルフィニル]メチル]フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(化合物191)(136mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.48-1.65(2H,
m), 2.06(1H, m), 2.91(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.0H
z), 3.35(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.81(2H, t,
J=4.8Hz), 4.09(1H, d, J=13.4Hz), 4.13-4.18(2H,
m), 4.04(1H, d, J=13.2Hz), 6.88-7.00(3H,m), 6.99(2
H, d, J=8.8Hz), 7.37-7.33(7H, m), 7.63(1H, s), 7.7
5(1H, d, J=8.0Hz), 8.02(1H, m), 8.92-8.94(1H, m)
【0228】実施例179(化合物192の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(0.80g)をTHF(16ml)に溶
解し、DMF(二滴)を加えた後、オキザリルクロライ
ド(0.25ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(16
ml)を、4−[(2−ピリジニルメチル)スルファニ
ル]アニリン(0.45g)、トリエチルアミン(2.
1ml)のTHF溶液(13.5ml)に氷冷下滴下し
て、室温にて1時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢
酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをヘキサン/酢酸エチルにて洗浄し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−
N−[4−[(2−ピリジニルメチル)スルファニル]
フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物192)(0.68g)を
得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
8(3H, t, J=6.8Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.76(4H,
m), 2.88(2H, m), 3.26-3.35(4H, m), 3.51-3.58(2H,
m), 3.77-3.83(2H, m), 4.12-4.18(2H, m), 4.21(2H,
s), 6.89(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.
14-7.60(13H, m), 8.51-8.55(1H, m)
【0229】実施例180(化合物193の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[4−[(2−ピリジニルメチル)スル
ファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(0.40g)を塩化メ
チレン(12ml)に溶解し、0℃にてm−クロロ過安
息香酸(111mg)を加え、0℃にて20分攪拌し
た。反応液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液に加え、酢
酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
1−プロピル−N−[4−[(2−ピリジニルメチル)
スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物193)
(181mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
9(3H, t, J=7.0Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.76(4H,
m), 2.90(2H, m), 3.27-3.35(4H, m), 3.55(2H,t, J=
6.6Hz), 3.80(2H, t, J=4.8Hz), 4.13(1H, d, J=12.2H
z), 4.15(2H, m),4.25(1H, d, J=12.2Hz), 6.89(1H, d,
J=8.8Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.12-7.25(2H, m),
7.38-7.49(7H, m), 7.61(1H, td, J=7.6, 1.8Hz), 7.7
1(2H, d, J=8.8Hz), 7.90(1H, s), IR(KBr) 3312, 2932, 2870, 1655, 1615, 1503, 1246,
1181, 1036, 824cm-1 元素分析 C38H43N3O4S Cald. C, 71.56 ; N, 6.59 ; H,
6.80 : Found. C, 71.38 ; N, 6.44 ; H, 7.06
【0230】実施例181(化合物194の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(1.2g)をTHF(24ml)に溶
解し、DMF(二滴)を加えた後、オキザリルクロライ
ド(0.48ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(24
ml)を、4−[(2−ピリジニルメチル)スルファニ
ル]アニリン(0.65g)、トリエチルアミン(2.
3ml)のTHF溶液(19.5ml)に氷冷下滴下し
て、室温にて2時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢
酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
1−イソブチル−N−[4−[(2−ピリジニルメチ
ル)スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物19
4)(0.98g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.68(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.89(2H, m), 3.17(2H, d, J=7.4H
z), 3.31-3.36(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.2Hz), 3.80(2
H, t, J=4.8Hz), 4.15(2H, t, J=4.8Hz), 4.21(2H, s),
6.91(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.10-
7.17(1H, m), 7.22-7.63(13H, m), 8.51-8.54(1H, m) 元素分析 C39H45N3O3S Cald. C, 73.67 ; N, 6.61 ; H,
7.13 : Found. C, 73.78 ; N, 6.62 ; H, 7.37
【0231】実施例182(化合物195および化合物
196の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(2−ピリジニルメチル)ス
ルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.85g)を塩化
メチレン(25.5ml)に溶解し、0℃にてm−クロ
ロ過安息香酸(277mg)を加え、0℃にて90分攪
拌した。さらにm−クロロ過安息香酸(230mg)を
加え、0℃にて30分攪拌した。反応液を飽和チオ硫酸
ナトリウム水溶液に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽
和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4
−[(2−ピリジニルメチル)スルフィニル]フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物195)(300mg)および7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イ
ソブチル−N−[4−[(2−ピリジニルメチル)スル
ホニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾア
ゼピン−4−カルボキサミド(化合物196)(150
mg)を得た。 化合物195:1H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t,
J=7.2Hz), 0.97(6H, d,J=6.2Hz), 1.33-1.45(2H, m),
1.54-1.62(2H, m), 2.08(1H, m), 2.92(2H, m),3.19(2
H, d, J=7.0Hz), 3.36(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.2Hz),
3.78-3.83(2H,m), 4.13-4.19(2H, m), 4.15(1H, d, J=
12.2Hz), 4.26(1H, d, J=12.4Hz), 6.92(1H, d, J=8.8H
z), 6.98(2H, d, J=8.8Hz), 7.14-7.26(2H, m), 7.38-
7.51(7H,m), 7.63(1H, td, J=7.6, 1.8Hz), 7.69-7.78
(3H, m), 8.54-8.57(1H, m) IR(KBr) 3328, 2955, 1645, 1499, 1246, 1042, 829cm
-1 化合物196:1H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t,
J=6.8Hz), 0.97(6H, d,J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m),
1.57-1.65(2H, m), 2.08(1H, m), 2.97(2H, m),3.20(2
H, d, J=6.8Hz), 3.34-3.37(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.
6Hz), 3.80(2H,m), 4.16(2H, m), 4.54(2H, s), 6.93(1
H, d, J=8.8Hz), 6.98(2H, d, J=8.8Hz), 7.20-7.26(2
H, m), 7.40-7.49(5H, m), 7.59-7.77(6H, m), 8.43-8.
46(1H, m)IR(KBr) 3310, 2955, 1649, 1501, 1242, 116
3, 810cm-1 元素分析 C39H45N3O5S Cald. C, 70.14 ; N, 6.29 ; H,
6.79 : Found. C, 70.10 ; N, 6.39 ; H, 7.06
【0232】実施例183(化合物197、化合物19
8の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(2−ピリジニルメチル)ス
ルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(200mg)をCH
IRALCELOJ(5cmφ×50cm)を用いて光
学分割を行い、(+)−(7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[(2−ピリジニルメチル)スルフィニル]フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物197)(78mg、〔α〕=+9
5.4°)および(−)−7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[(2−ピリジニルメチル)スルフィニル]フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物198)(95mg)を得た。
【0233】実施例184(化合物199の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
(トリフルオロアセチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボン酸(0.50g)をDMF
(10ml)に溶解し、4−[(2−ピリジニルスルフ
ァニル)メチル]アニリン(272mg)、1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール(321mg)を加えた後、塩
酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カ
ルボジイミド(401mg)、トリエチルアミン(0.
44ml)を加え、室温にて16時間攪拌した。反応液
を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水に
て洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒
を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−N−[4−[(2−ピリジニルスルフ
ァニル)メチル]フェニル]−1−(トリフルオロアセ
チル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(化合物199)(0.36g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 1.3
3-1.46(2H, m), 1.54-1.68(2H, m), 2.87-3.25(3H, m),
3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.82(2H, t, J=4.8Hz),4.10(2
H, s), 4.18(2H, t, J=4.8Hz), 4.86(1H, m), 7.02(2H,
d, J=8.8Hz), 7.10-7.34(7H, m), 7.42(1H, s), 7.48-
7.55(6H, m), 7.65(1H, d, J=1.8Hz)
【0234】実施例185(化合物200、化合物20
1の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(2−ピリジニルスルファニル)メチル]フェ
ニル]−1−(トリフルオロアセチル)−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.
35g)を塩化メチレン(10.5ml)に溶解し、0
℃にてm−クロロ過安息香酸(0.28g)を加え、室
温にて2時間攪拌した。反応液を飽和チオ硫酸ナトリウ
ム水溶液に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水
にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶
媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−N−[4−[(2−ピリジニルスル
ホニル)メチル]フェニル]−1−(トリフルオロアセ
チル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(化合物200)(61mg)および7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[(1−オキシド−2−ピリジニル)スルホニ
ル]メチル]フェニル]−1−(トリフルオロアセチ
ル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物201)(151mg)を得た。 化合物200:1H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t,
J=7.0Hz), 1.33-1.49(2H, m), 1.58-1.69(2H, m), 2.9
1-3.24(3H, m), 3.56(2H, t, J=6.6Hz), 3.82(2H, t, J
=4.8Hz), 4.15-4.21(2H, m), 4.29(2H, s), 4.75-4.88
(1H, m), 7.02(2H,d, J=8.8Hz), 7.08(2H, d, J=8.8H
z), 7.31-7.67(11H, m) 化合物201:1H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.94(3H, t,
J=7.0Hz), 1.29-1.45(2H, m), 1.54-1.68(2H, m), 2.8
5-3.26(3H, m), 3.56(2H, t, J=6.6Hz), 3.82(2H, t, J
=4.6Hz), 4.02(2H, s), 4.18(2H, t, J=4.8Hz), 4.75-
4.89(1H, m), 6.96(2H, d, J=8.4Hz), 7.02(2H, d, J=
8.8Hz), 7.30-7.57(11H, m), 7.63(1H, s),7.83(1H, s)
【0235】実施例186(化合物202の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[(1−オキシド−2−ピリジニル)スルホニ
ル]メチル]フェニル]−1−(トリフルオロアセチ
ル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(137mg)をエタノール(4.0m
l)に溶解し、水素化ほう素ナトリウム(36mg)を
加えて、室温にて3時間攪拌した。さらに、水素化ほう
素ナトリウム(36mg)を加えて、室温にて3時間攪
拌した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さを水中に加
えて、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−N−[4−[[(1−オキシド−2−ピリジ
ニル)スルホニル]メチル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物202)(85mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 1.3
3-1.45(2H, m), 1.54-1.65(2H, m), 2.94(2H, m), 3.46
(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.78-3.83(2H,m), 3.
98(1H, d, J=12.8Hz), 4.07(1H, d, J=12.4Hz), 4.13-
4.18(2H, m), 4.61(1H, m), 6.70(1H, d, J=8.4Hz), 6.
94(2H, d, J=8.4Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.29-7.5
2(11H, m), 7.64(1H, s) IR(KBr) 3318, 2957, 1651, 1609, 1516, 1318, 1246,
1181, 1038, 820cm-1
【0236】実施187(化合物203の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[(1−オキシド−2−ピリジニル)スルホニ
ル]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(70mg)を1,2
−ジクロロメタン(7.0ml)に溶解し、イソブチル
アルデヒド(51μl)、トリアセトキシほう素ナトリ
ウム(118mg)、酢酸(三滴)を加え、室温にて6
0時間攪拌した。トリアセトキシほう素ナトリウム(1
18mg)を加えて、50℃にて4時間攪拌した。反応
液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水
にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶
媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[(1−オキシド−2−ピリジニル)スルホニル]メ
チル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物203)(52m
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.4Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.65(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.91(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.4H
z), 3.32-3.37(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.78-
3.83(2H, m), 3.98(1H, d, J=12.2Hz), 4.07(1H, d, J=
12.6Hz), 4.13-4.18(2H, m), 6.89-6.94(3H,m), 6.98(2
H, d, J=8.4Hz), 7.37-7.53(11H, m), 7.66(1H, s) IR(KBr) 3337, 2951, 1640, 1518, 1499, 1246, 1038,
808cm-1
【0237】実施例188(化合物204の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(2−ピリジニルスルホニル)メチル]フェニ
ル]−1−(トリフルオロアセチル)−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(49m
g)をエタノール(4.9ml)に溶解し、水素化ほう
素ナトリウム(13mg)を加えて、室温にて3時間攪
拌した。さらに、水素化ほう素ナトリウム(13mg)
を加えて、室温にて3時間攪拌した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さを水中に加えて、酢酸エチルにて抽出
した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾
燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−
[(2−ピリジニルスルホニル)メチル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(化合物204)(23mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.4Hz), 1.3
3-1.45(2H, m), 1.57-1.62(2H, m), 2.95(2H, m), 3.46
(2H, t, J=4.6Hz), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H,
t, J=4.8Hz), 4.07-4.20(2H, m), 4.29(2H, s), 6.55(1
H, d, J=8.6Hz), 6.70(1H, d, J=8.2Hz), 6.85(1H, d,
J=8.4Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.05(2H, d, J=8.4H
z), 7.31-7.35(2H, m), 7.41-7.67(7H, m) IR(KBr) 3387, 2945, 2861, 1663, 1611, 1526, 1319,
829cm-1
【0238】実施例189(化合物205の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[(2−ピリジニルスルホニル)メチル]フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(17mg)を1,2−ジクロロメタン
(0.85ml)に溶解し、イソブチルアルデヒド(1
3μl)、トリアセトキシほう素ナトリウム(29m
g)、酢酸(三滴)を加え、50℃にて4時間攪拌し
た。反応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽
和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4
−[[(1−オキシド−2−ピリジニル)スルホニル]
メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾア
ゼピン−4−カルボキサミド(化合物205)(6m
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=6.6Hz), 0.9
7(6H, d, J=7.2Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.65(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.91(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.4H
z), 3.36(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.78-3.83(2
H, m), 4.13-4.19(2H, m), 4.29(2H, s), 6.92(1H, d,
J=8.8Hz), 6.98(2H, d, J=9.2Hz), 7.05(2H, d, J=8.6H
z), 7.38-7.67(12H, m)
【0239】実施例190(化合物206の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.70g)をTHF(14ml)に
溶解し、DMF(二滴)を加えた後、オキザリルクロラ
イド(0.28ml)を加え、室温にて1時間攪拌し
た。減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液
(14ml)を、4−(ベンジルスルファニル)アニリ
ン(0.38g)、トリエチルアミン(1.34ml)
のTHF溶液(11.4ml)に氷冷下滴下して、室温
にて2時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢酸エチル
にて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウ
ムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さを
ヘキサン/酢酸エチルにて洗浄し、N−[4−(ベンジ
ルスルファニル)フェニル]−7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化
合物206)(0.70g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.4Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.65(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.90(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.0H
z), 3.32-3.37(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2
H, t, J=4.8Hz), 4.06(2H, s), 4.16(2H, t, J=4.6Hz),
6.91(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.25-
7.32(7H, m), 7.37-7.56(8H, m)
【0240】実施例191(化合物207、化合物20
8の製造) m−クロロ過安息香酸(0.23g)を塩化メチレン
(11.4ml)に溶解し、0℃にて、7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N
−[4−(ベンジルスルファニル)フェニル]−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.57g)の塩化メチレン溶液(17.1ml)を
滴下した。0℃にて20分攪拌後、さらにm−クロロ過
安息香酸(0.23g)を加え、0℃にて20分攪拌し
た。反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢
酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、N−[4−(ベンジルスルフィニル)フェニル]−
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物207)(135mg)お
よびN−[4−(ベンジルスルホニル)フェニル]−7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イ
ソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボキサミド(化合物208)(35mg)を得
た。 化合物207:1H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t,
J=7.2Hz), 0.97(6H, d,J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m),
1.54-1.65(2H, m), 2.06(1H, m), 2.90(2H, m),3.17(2
H, d, J=7.0Hz), 3.34(2H, m), 3.54(2H, t, J=6.6Hz),
3.77-3.82(2H,m), 3.95(1H, d, J=12.4Hz), 4.04-4.11
(1H, m), 4.11-4.17(2H, m), 6.89-6.99(3H, m), 6.96
(2H, d, J=8.6Hz), 7.24-7.51(10H, m), 7.69(2H, d, J
=8.8Hz),7.92-8.15(1H, m) IR(KBr) 3331, 2957, 1651, 1499, 1312, 1242, 1038,
828cm-1 化合物208:1H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t,
J=7.0Hz), 0.97(6H, d,J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m),
1.55-1.65(2H, m), 2.08(1H, m), 2.92(2H, m),3.20(2
H, d, J=7.6Hz), 3.36(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz),
3.78-3.83(2H,m), 4.16(2H, t, J=4.6Hz), 4.30(2H,
s), 6.90-6.95(1H, m), 6.98(2H, d, J=8.8Hz), 7.24-
7.33(4H, m), 7.40-7.76(9H, m) IR(KBr) 3314, 2957, 1647, 1499, 1244, 1167, 787cm
-1
【0241】実施例192(化合物209の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.70g)をTHF(14ml)に
溶解し、DMF(二滴)を加えた後、オキザリルクロラ
イド(0.28ml)を加え、室温にて1時間攪拌し
た。減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液
(14ml)を、4−[(3−ピリジニルメチル)スル
ファニル]アニリン(0.38g)、トリエチルアミン
(1.34ml)のTHF溶液(11.4ml)に氷冷
下滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応液を水中に
加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−1−イソブチル−N−[4−[(3−ピリジ
ニルメチル)スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物209)(0.33g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.68(2H,
m), 2.07(1H, m), 2.90(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.8H
z), 3.32-3.38(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.2Hz), 3.80(2
H, t, J=4.8Hz), 4.01(2H, s), 4.15(2H, t, J=4.8Hz),
6.91(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.15-
7.29(3H, m), 7.37-7.60(9H, m), 8.38(1H, d, J=2.2H
z), 8.46(1H,dd, J=4.6, 1.8Hz)
【0242】実施例193(化合物210の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(3−ピリジニルメチル)ス
ルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.32g)を塩化
メチレン(9.6ml)に溶解し、0℃にてm−クロロ
過安息香酸(87mg)を加え、0℃にて20分攪拌し
た。反応液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液に加え、酢
酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
1−イソブチル−N−[4−[(3−ピリジニルメチ
ル)スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物21
0)(98mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.68(2H,
m), 2.08(1H, m), 2.92(2H, m), 3.19(2H, d, J=7.2H
z), 3.36(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H, t,
J=4.8Hz), 3.91(1H, d, J=12.8Hz), 4.05-4.12(1H,
m), 4.16(2H, t, J=4.8Hz), 6.92(1H, d, J=8.8Hz), 6.
98(2H, d, J=8.8Hz), 7.19-7.31(3H, m), 7.39-7.51(6
H, m), 7.70(2H, d, J=8.8Hz), 7.83(1H, m), 8.12(1H,
m), 8.52(1H, dd, J=4.8, 1.6Hz) IR(KBr) 3333, 2957, 1651, 1499, 1242, 1036, 818cm
-1
【0243】実施例194(化合物211の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.70g)をTHF(14ml)に
溶解し、DMF(二滴)を加えた後、オキザリルクロラ
イド(0.28ml)を加え、室温にて1時間攪拌し
た。減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液
(14ml)を、4−[(4−ピリジニルメチル)スル
ファニル]アニリン(0.38g)、トリエチルアミン
(1.34ml)のTHF溶液(11.4ml)に氷冷
下滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応液を水中に
加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−1−イソブチル−N−[4−[(4−ピリジ
ニルメチル)スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物211)(0.27g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.65(2H,
m), 2.06(1H, m), 2.90(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.4H
z), 3.35(2H, t, J=4.8Hz), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.
78-3.82(2H, m), 3.98(2H, s), 4.12-4.18(2H, m), 6.9
1(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.27(2H,
d, J=8.8Hz), 7.38-7.58(8H, m), 8.47-8.51(2H, m)
【0244】実施例195(化合物212の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(3−ピリジニルメチル)ス
ルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.24g)を塩化
メチレン(7.2ml)に溶解し、0℃にてm−クロロ
過安息香酸(65mg)を加え、0℃にて20分攪拌し
た。反応液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液に加え、酢
酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
1−イソブチル−N−[4−[(4−ピリジニルメチ
ル)スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物21
2)(101mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.68(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.92(2H, m), 3.19(2H, d, J=7.2H
z), 3.44-3.50(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2
H, t, J=4.8Hz), 3.92(1H, d,J=12.4Hz), 4.05(1H, d,
J=12.8Hz), 4.13-4.18(2H, m), 6.88-6.92(3H, m), 6.9
8(2H, d, J=8.8Hz), 7.31-7.49(7H, m), 7.69-7.82(3H,
m), 8.50(2H, d, 5.8Hz) IR(KBr) 3335, 2957, 1649, 1499, 1242, 1036, 829cm
-1 元素分析 C39H45N3O4S Cald. C, 71.86 ; N, 6.45 ; H,
6.96 : Found. C, 71.65 ; N, 6.56 ; H, 7.04
【0245】実施例196(化合物213の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.70g)をTHF(14ml)に
溶解し、DMF(二滴)を加えた後、オキザリルクロラ
イド(0.28ml)を加え、室温にて1時間攪拌し
た。減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液
(14ml)を、4−[(3−ピリジニルメチル)スル
ファニル]アニリン(0.39g)、トリエチルアミン
(1.34ml)のTHF溶液(11.4ml)に氷冷
下滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応液を水中に
加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[(6−メチ
ル−2−ピリジニル)メチル]スルファニル]フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物213)(0.52g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.36-1.45(2H, m), 1.57-1.64(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.54(3H, s), 2.89(2H, m),3.17(2
H, t, J=7.2Hz), 3.34(2H, t, J=4.4Hz), 3.55(2H, t,
J=6.6Hz), 3.77-3.83(2H, m), 4.12-4.18(2H, m), 4.19
(2H, s), 6.91(1H, d, J=8.6Hz), 6.97(2H, d, J=8.8H
z), 6.95-7.07(2H, m), 7.29-7.57(11H, m)
【0246】実施例197(化合物214の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(6−メチル−2−ピリジ
ニル)メチル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.46g)を塩化メチレン(13.8ml)に溶解
し、0℃にてm−クロロ過安息香酸(87mg)を加
え、0℃にて20分攪拌した。反応液を飽和チオ硫酸ナ
トリウム水溶液に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和
食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[(6−メチル−2−ピリジニル)メチル]スルフィ
ニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物214)(157m
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.92(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.65(2H,
m), 2.08(1H, m), 2.52(3H, s), 2.92(2H, m),3.19(2
H, t, J=7.4Hz), 3.34-3.40(2H, m), 3.51-3.58(2H,
m), 3.78-3.83(2H,m), 4.09(1H, d, J=12.0Hz), 4.13-
4.18(2H, m), 4.23(1H, d, J=12.4Hz), 6.92(1H, d, J=
8.8Hz), 6.98(2H, d, J=8.8Hz), 6.98-7.09(2H, m), 7.
38-7.55(8H,m), 7.69-7.79(3H, m) IR(KBr) 3322, 2965, 1644, 1588, 1499, 1244, 1184,
1044, 924, 829, 750cm- 1
【0247】実施例198(化合物215の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.70g)をTHF(14ml)に
溶解し、DMF(二滴)を加えた後、オキザリルクロラ
イド(0.28ml)を加え、室温にて1時間攪拌し
た。減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液
(14ml)を、4−[[(4−クロロ−2−ピリジニ
ル)メチル]スルファニル]アニリン(0.42g)、
トリエチルアミン(1.34ml)のTHF溶液(1
2.6ml)に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌し
た。反応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽
和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[(4−クロ
ロ−2−ピリジニル)メチル]スルファニル]フェニ
ル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(化合物215)(0.
51g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.92(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
5(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.53-1.64(2H,
m), 2.04(1H, m), 2.87(2H, m), 3.15(2H, d, J=7.0H
z), 3.29-3.34(2H, m), 3.54(2H, t, 6.6Hz), 3.77-3.8
2(2H, m), 4.09-4.15(2H, m), 4.16(2H, s), 6.89(1H,
d, J=8.8Hz), 6.95(2H, d, J=8.4Hz), 7.23-7.54(11H,
m), 7.73(1H, s), 8.40(1H, d, J=5.2Hz)
【0248】実施例199(化合物216の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(6−メチル−2−ピリジ
ニル)メチル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.51g)を塩化メチレン(15.3ml)に溶解
し、−78℃にてm−クロロ過安息香酸(0.20g)
の塩化メチレン溶液(10.2ml)を滴下し、15分
攪拌した。反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加
え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、
硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、
得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
て精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[4−[[(6−クロロ−2−ピリジニル)
メチル]スルフィニル]フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(化合物216)(0.34g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.63(2H,
m), 2.08(1H, m), 2.92(2H, m), 3.19(2H, m),3.34-3.
39(2H, m), 3.55(2H, m), 3.77-3.83(2H, m), 4.13-4.1
8(2H, m), 6.92(1H, d, J=8.8Hz), 6.98(2H, d, J=8.8H
z), 7.23-7.26(2H, m), 7.38-7.53(7H, m), 7.72-7.81
(3H, m), 8.41-8.45(1H, m) IR(KBr) 3320, 2957, 1645, 1499, 1244, 1127, 1042,
826cm-1 元素分析 C39H44N3O4SCl Cald. C, 68.25 ; N, 6.12 ;
H, 6.46 ; Cl, 5.17 : Found. C, 68.04 ; N, 6.16 ;
H, 6.43 ; Cl, 5.05
【0249】実施例200(化合物217の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.70g)をTHF(14ml)に
溶解し、DMF(二滴)を加えた後、オキザリルクロラ
イド(0.28ml)を加え、室温にて1時間攪拌し
た。減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液
(14ml)を、4−[[(4−メチル−2−ピリジニ
ル)メチル]スルファニル]アニリン(0.41g)、
トリエチルアミン(1.78ml)のTHF溶液(1
2.3ml)に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌し
た。反応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽
和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4
−[[(6−メチル−2−ピリジニル)メチル]スルフ
ァニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾア
ゼピン−4−カルボキサミド(化合物217)(0.4
0g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.65(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.30(3H, s), 2.89(2H, m),3.17(2
H, d, J=7.4Hz), 3.31-3.37(2H, m), 3.51-3.59(2H,
m), 3.77-3.83(2H,m), 4.10-4.15(2H, m), 4.18(2H,
s), 6.91(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d, J=8.4Hz), 7.
11(1H, s), 7.27-7.52(10H, m), 7.63(1H, s), 7.38(1
H, d, J=5.2Hz)
【0250】実施例201(化合物218製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(6−メチル−2−ピリジ
ニル)メチル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.39g)の塩化メチレン(7.8ml)溶液を、
−40℃にてm−クロロ過安息香酸(0.21g)の塩
化メチレン溶液(7.8ml)に滴下し、20分攪拌し
た。反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢
酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
1−イソブチル−N−[4−[[(6−メチル−2−ピ
リジニル)メチル]スルフィニル]フェニル]−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物218)(146mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=6.8Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.68(2H,
m), 2.07(1H, m), 2.31(3H, s), 2.91(2H, m),3.19(2
H, d, J=7.0Hz), 3.33-3.38(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.
6Hz), 3.77-3.83(2H, m), 4.15-4.18(2H, m), 4.15(2H,
s), 6.92(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d,J=8.8Hz), 6.
95-7.05(2H, m), 7.37-7.52(7H, m), 7.73(2H, d, J=8.
4Hz), 7.92(1H, s), 8.40(1H, d, J=5.2Hz) IR(KBr) 3322, 2959, 1644, 1501, 1242, 1184, 828cm
-1 元素分析 C40H47N3O4S・0.3H2O Cald. C, 72.57 ; N, 6.
26 ; H, 7.15 : Found.C, 71.69 ; N, 6.22 ; H, 7.28
【0251】実施例202(化合物219製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(1.2g)をTHF(24ml)に溶
解し、DMF(三滴)を加えた後、オキザリルクロライ
ド(0.48ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(24
ml)を、4−[[2−(メトキシメトキシ)ベンジ
ル]スルファニル]アニリン(0.83g)、トリエチ
ルアミン(2.29ml)のTHF溶液(24.9m
l)に氷冷下滴下して、室温にて16時間攪拌した。反
応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩
水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下
溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにて精製し、ヘキサン/酢酸エチルにて洗
浄し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−1−イソブチル−N−[4−[[2−(メトキシメト
キシ)ベンジル]スルファニル]フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物219)(1.09g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.55-1.65(2H,
m), 2.07(1H, m), 2.91(2H, m), 3.19(2H, d, J=7.2H
z), 3.33-3.38(2H, m), 3.50(3H, s), 3.55(2H, t, J=
6.6Hz), 3.80(2H, t, J=4.4Hz), 4.12(2H, s), 4.13-4.
19(2H, m), 5.19(2H, s), 6.84-7.52(17H, m)
【0252】実施例203(化合物220の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[2−(メトキシメトキシ)
ベンジル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(1.0
2g)の塩化メチレン(20.4ml)溶液を、−78
℃にてm−クロロ過安息香酸(0.51g)の塩化メチ
レン溶液(40.8ml)に滴下し、20分攪拌した。
反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エ
チルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネ
シウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[2−(メトキシメトキシ)
ベンジル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物
220)(820mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.53-1.67(2H,
m), 2.07(1H, m), 2.91(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.0H
z), 3.35(2H, d, J=7.0Hz), 3.45(3H, s), 3.54(2H, t,
J=6.6Hz), 3.80(2H, t, J=4.8Hz), 4.01(1H, d, J=12.
0Hz), 4.12-4.18(2H, m), 4.29(1H, d, J=12.2Hz), 5.0
6(2H, s), 6.86-7.08(6H, m), 7.20-7.43(8H, m), 7.68
(2H, d, J=8.8Hz), 7.87-7.98(1H, m) IR(KBr) 3335, 2957, 1645, 1588, 1499, 1242, 1182,
926, 828, 760cm-1 元素分析 C42H50N2O6S Cald. C, 70.96 ; N, 3.94 ; H,
7.09 : Found. C, 70.93 ; N, 3.88 ; H, 7.01
【0253】実施例204(化合物221の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[2−(メトキシメトキシ)
ベンジル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.6
9g)をメタノール(13.8ml)溶解し、室温にて
4N塩酸/酢酸エチル(3.45ml)を加え、15分
攪拌した。反応液を飽和重曹水中に加え、酢酸エチルに
て抽出した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−
[(2−ヒドロキシベンジル)スルフィニル]フェニ
ル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(化合物221)(0.
30g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.53-1.64(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.89(2H, m), 3.17(2H, d, J=7.4H
z), 3.31-3.35(2H, d, J=6.6Hz), 3.55(2H, t, J=6.6H
z), 3.80(2H, t, J=4.8Hz), 3.96(1H, d, J=13.8Hz),
4.10-4.17(2H, m), 4.37(1H, d, J=13.6Hz),6.63-6.72
(2H, m), 6.89-7.00(4H, m), 7.12-7.18(1H, m), 7.37-
7.48(7H, m),7.72(2H, d, J=7.0Hz), 7.92(1H, s), 9.0
8(1H, s) IR(KBr) 2957, 1649, 1607, 1499, 1397, 1246, 1179,
818, 756cm-1
【0254】実施例205(化合物222の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.60g)をTHF(12ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、オキザリルクロラ
イド(0.24ml)を加え、室温にて1時間攪拌し
た。減圧下溶媒を除去し、得られた残さの塩化メチレン
溶液(12ml)を、4−アミノ−N−(2−ピリミジ
ニル)ベンゼンスルホンアミド(0.38g)、トリエ
チルアミン(1.53ml)の塩化メチレン溶液(1
1.4ml)に氷冷下滴下して、室温にて20時間攪拌
した。反応液を水中に加え、塩化メチレンにて抽出し
た。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチルにて
再結晶し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−N−[4−[(2−ピリミジニ
ルアミノ)スルホニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物2
22)(113mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=6.8Hz), 0.9
3(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.61(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.83(2H, m), 3.22(2H, d, J=7.4H
z), 3.26(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H, t,
J=4.4Hz), 4.14(2H, d, J=4.4Hz), 6.85-7.00(4H, m),
7.35-7.44(5H, m), 7.74(2H, d, J=8.8Hz), 7.96-8.02
(3H, m), 8.64(2H, d, J=5.0Hz), 11.33(1H, br) IR(KBr) 3312, 2953, 1647, 1581, 1499, 1246, 1165,
941, 839cm-1 元素分析 C37H43N5O5S Cald. C, 66.34 ; N, 10.46 ;
H, 6.47 : Found. C, 66.18 ; N, 10.44 ; H, 6.77
【0255】実施例206(化合物223の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.50g)をTHF(10ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、オキザリルクロラ
イド(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌し
た。減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液
(10ml)を、3−メチル−4−[(2−ピリジニル
メチル)スルファニル]アニリン(0.29g)、トリ
エチルアミン(0.96ml)のTHF溶液(8.7m
l)に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応
液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水
にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶
媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[3−メチル
−4−[(2−ピリジニルメチル)スルファニル]フェ
ニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(化合物223)(0.46g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.65(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.34(3H, s), 2.89(2H, m),3.18(2
H, d, J=7.4Hz), 3.32-3.37(2H, m), 3.52-3.59(2H,
m), 3.80(2H, t, J=4.6Hz), 4.13-4.18(2H, m), 4.16(2
H, s), 6.91(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d,J=8.6Hz),
7.14-7.18(12H, m), 8.51-8.55(1H, m)
【0256】実施例207(化合物224の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[3−メチル−4−[(2−ピリジニ
ルメチル)スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.4
5g)の塩化メチレン(13.5ml)溶液に、−78
℃にてm−クロロ過安息香酸(0.16g)の塩化メチ
レン溶液(9.0ml)を滴下し、15分攪拌した。反
応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチ
ルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシ
ウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イ
ソブチル−N−[3−メチル−4−[(2−ピリジニル
メチル)スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物2
24)(185mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.29-1.45(2H, m), 1.57-1.65(2H,
m), 2.07(1H, m), 2.22(3H, s), 2.91(2H, m),3.19(2
H, d, J=7.4Hz), 3.34(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz),
3.77-3.83(2H, m), 4.13-4.18(2H, m), 4.18(2H, s),
6.89-6.95(1H, m), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.12-7.24
(2H, m), 7.38-7.79(10H, m), 8.53(1H, d, J=4.4Hz) IR(KBr) 3287, 2957, 1661, 1499, 1244, 1180, 910, 8
18, 733cm-1 元素分析 C40H47N3O4S Cald. C, 72.15 ; N, 6.31 ; H,
7.11 : Found. C, 72.20 ; N, 6.45 ; H, 7.08
【0257】実施例208(化合物225の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.50g)をTHF(10ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、オキザリルクロラ
イド(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌し
た。減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液
(10ml)を、4−[[(4−エトキシ−2−ピリジ
ニル)メチル]スルファニル]−3−メチルアニリン
(0.33g)、トリエチルアミン(0.96ml)の
THF溶液(9.9ml)に氷冷下滴下して、室温にて
2時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢酸エチルにて
抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムに
て乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[3−メ
チル−4−[[(4−エトキシ−2−ピリジニル)メチ
ル]スルファニル]フェニル]−1−イソブチル−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(化合物225)(0.18g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(5H, m), 1.54-1.65(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.36(3H, s), 2.89(2H, m),3.18(2
H, d, J=7.4Hz), 3.36(2H, m), 3.51-3.59(2H, m), 3.8
0(2H, t, J=4.8Hz), 4.12(2H, s), 4.12(2H, q, J=7.0H
z), 6.66(1H, dd, J=5.6, 2.2Hz), 6.76(1H, d, J=2.6H
z), 6.91(1H, d, J=8.8Hz), 6.98(2H, d, J=8.8Hz), 7.
30-7.48(8H, m), 8.33(1H, d, J=5.8Hz)
【0258】実施例209(化合物226の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[3−メチル−4−[[(4−エトキシ−2−ピリジニ
ル)メチル]スルファニル]フェニル]−1−イソブチ
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カル
ボキサミド(0.17g)の塩化メチレン(5.1m
l)溶液に、−78℃にてm−クロロ過安息香酸(55
mg)の塩化メチレン溶液(3.4ml)を滴下し、1
5分攪拌した。反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液
を加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−N−[3−メチル−4−[[(4−エトキシ
−2−ピリジニル)メチル]スルフィニル]フェニル]
−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物226)(32m
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.89-1.00(6H, m), 0.97(6
H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.44(5H, m), 1.54-1.65(2H,
m), 2.08(1H, m), 2.27(3H, s), 2.91(2H, m), 3.19(2
H, d, J=7.0Hz), 3.36(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz),
3.80(2H, t, J=4.8Hz), 4.01-4.18(4H, m), 4.10(2H,
s), 6.69-6.73(2H, m), 6.90-6.95(2H, d, J=8.8Hz),
6.98(2H, d, J=8.8Hz), 7.26-7.58(8H, m), 7.77(1H,
d, J=8.2Hz), 8.31(1H, d, J=5.2Hz) IR(KBr) 3268, 2957, 1661, 1599, 1497, 1238, 1125,
1044, 816, 731cm-1
【0259】実施例210(化合物227の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.60g)をTHF(12ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、オキザリルクロラ
イド(0.24ml)を加え、室温にて1時間攪拌し
た。減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液
(12ml)を、4−[(3−ピリジニルメチル)スル
ファニル]−3−メチルアニリン(0.33g)、トリ
エチルアミン(1.15ml)のTHF溶液(9.9m
l)に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応
液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水
にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶
媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[3−メチル
−4−[(3−ピリジニルメチル)スルファニル]フェ
ニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(化合物227)(0.51g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.65(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.29(3H, s), 2.89(2H, t, J=4.0H
z), 3.17(2H, d, J=7.2Hz), 3.31-3.36(2H, m), 3.55(2
H, t, J=6.6Hz), 3.77-3.83(2H, m), 3.94(2H, s), 4.1
0-4.18(2H, m), 6.91(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d, J
=8.8Hz), 7.14-7.25(2H, m), 7.34-7.51(8H, m), 7.63
(1H, s), 8.36(1H, d, J=2.2Hz), 8.43-8.47(1H, m)
【0260】実施例211(化合物228の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[3−メチル−4−[(3−ピリジニ
ルメチル)スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.5
0g)の塩化メチレン(15ml)溶液に、−78℃に
てm−クロロ過安息香酸(0.17g)の塩化メチレン
溶液(10ml)を滴下し、15分攪拌した。反応液に
飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた。酢酸エチルに
て抽出し、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムに
て乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチ
ル−N−[3−メチル−4−[(3−ピリジニルメチ
ル)スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物22
8)(151mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.65(2H,
m), 2.06(1H, m), 2.18(3H, s), 2.90(2H, m),3.18(2
H, d, J=7.4Hz), 3.34(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz),
3.82(2H, t, J=4.8Hz), 3.90(1H, d, J=13.0Hz), 4.02
(1H, d, J=12.8Hz), 4.12-4.17(2H, m), 6.89-6.94(1H,
m), 6.96(2H, d, J=8.8Hz), 7.15-7.49(10H, m), 7.71
(1H, s), 8.02(1H, s), 8.48-8.52(1H, m) IR(KBr) 3287, 2957, 1655, 1499, 1244, 910, 816, 73
1cm-1
【0261】実施例212(化合物229の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.60g)をTHF(12ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(12m
l)を、4−[[(4,6−ジメチル−2−ピリミジニ
ル)メチル]スルファニル]アニリン(0.37g)、
トリエチルアミン(1.53ml)のTHF溶液(1
1.1ml)に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌し
た。反応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽
和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[(4,6−
ジメチル−2−ピリミジニル)メチル]スルファニル]
フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物229)
(0.57g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.36-1.45(2H, m), 1.57-1.65(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.40(6H, s), 2.90(2H, m),3.18(2
H, d, J=7.2Hz), 3.32-3.38(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.
6Hz), 3.78-3.83(2H, m), 4.13(2H, s), 6.69(1H, s),
6.91(1H, d, J=9.2Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.36-
7.55(10H, m),
【0262】実施例213(化合物230の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[(4,6−ジメチル−2−ピリミジニル)メ
チル]スルファニル]フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(0.56g)の塩化メチレン(16.8ml)
溶液に、−78℃にてm−クロロ過安息香酸(0.22
g)の塩化メチレン溶液(10ml)を滴下し、15分
攪拌した。0℃まで自然昇温した後、反応液に飽和チオ
硫酸ナトリウム水溶液を加えた。酢酸エチルにて抽出
し、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−
[[(4,6−ジメチル−2−ピリミジニル)メチル]
スルフィニル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物230)(165mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.65(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.54(6H, s), 2.90(2H, m),3.18(2
H, d, J=7.4Hz), 3.35(2H, t, J=4.4Hz), 3.55(2H, t,
J=6.6Hz), 3.80(2H, t, J=4.8Hz), 4.16(2H, t, J=4.6H
z), 4.16-4.24(1H, m), 4.35(1H, d, J=12.8Hz), 6.91
(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(1H, d, J=8.8Hz), 7.02(1H,
d, J=8.8Hz),7.14(1H, d, J=8.8Hz), 7.36-7.56(7H,
m), 7.71(1H, s) IR(KBr) 3285, 2957, 1651, 1582, 1499, 1244, 1180,
910, 816, 733cm-1 元素分析 C40H48N4O4S Cald. C, 70.56 ; N, 8.23 ; H,
7.11 : Found. C, 70.39 ; N, 8.04 ; H, 7.08
【0263】実施例214(化合物231の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.60g)をTHF(12ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(12m
l)を、4−[[(1−メチル−1,2,3,4−テト
ラゾール−5−イル)メチル]スルファニル]アニリン
(0.31g)、トリエチルアミン(1.53ml)の
THF溶液(9.3ml)に氷冷下滴下して、室温にて
2時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢酸エチルにて
抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムに
て乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチ
ル−N−[4−[[(1−メチル−テトラゾール−5−
イル)メチル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化
合物231)(0.59g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.65(2H,
m), 2.04(1H, m), 2.89(2H, m), 3.17(2H, d, J=7.4H
z), 3.32(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.78-3.83(2
H, m), 4.10(2H, s), 4.12-4.18(2H, m), 6.89(1H, d,
J=9.0Hz), 6.96(2H, d, J=8.8Hz), 7.21-7.41(7H, m),
7.58(2H, d, J=8.8Hz), 8.08(1H, s) IR(KBr) 3310, 2957, 1651, 1607, 1499, 1244, 1180,
910, 816, 733cm-1
【0264】実施例215(化合物232の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(1−メチル−テトラゾー
ル−5−イル)メチル]スルファニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(0.60g)の塩化メチレン(18ml)溶液
に、−78℃にてm−クロロ過安息香酸(0.19g)
の塩化メチレン溶液(12ml)を滴下し、15分攪拌
した。反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え
た。酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水にて洗浄後、硫
酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得
られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて
精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−N−[4−[[(1−メチル−
テトラゾール−5−イル)メチル]スルフィニル]フェ
ニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(化合物232)(350mg)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.8Hz), 0.9
9(6H, d, J=7.0Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.52-1.64(2H,
m), 2.08(1H, m), 2.92(2H, m), 3.18(2H, d, J=6.6H
z), 3.34(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.77-3.83(2
H, m), 3.91-4.23(2H, m), 3.92(3H, s), 4.11-4.17(2
H, m), 6.88-6.93(1H, m), 6.95(2H, d, J=8.4Hz), 7.3
0-7.40(7H, m), 7.83(2H, d, J=8.4Hz), 8.50(1H, br) IR(KBr) 2957, 1647, 1607, 1507, 1316, 1244, 910, 7
35cm-1
【0265】実施例216(化合物233の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.60g)をTHF(12ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(12m
l)を、4−[[(2−メチル−1,2,3,4−テト
ラゾール−5−イル)メチル]スルファニル]アニリン
(0.31g)、トリエチルアミン(1.53ml)の
THF溶液(9.3ml)に氷冷下滴下して、室温にて
2時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢酸エチルにて
抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムに
て乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチ
ル−N−[4−[[(2−メチル−テトラゾール−5−
イル)メチル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化
合物233)(0.59g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.65(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.90(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.2H
z), 3.35(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H, t,
J=4.8Hz), 4.15(2H, t, 4.8Hz), 4.27(2H, s), 4.29(3
H, s), 6.91(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz),
7.36-7.62(10H, m), IR(KBr) 3285, 2957, 1651, 1607, 1497, 1242, 1181,
1123, 818, 733cm-1
【0266】実施例217(化合物234の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(2−メチル−テトラゾー
ル−5−イル)メチル]スルファニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(0.58g)の塩化メチレン(17.4ml)
溶液に、−78℃にてm−クロロ過安息香酸(0.19
g)の塩化メチレン溶液(11.6ml)を滴下し、1
5分攪拌した。反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液
を加えた。酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[(2−メチ
ル−テトラゾール−5−イル)メチル]スルフィニル]
フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物234)(420mg)を
得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.64(2H,
m), 2.04(1H, m), 2.92(2H, m), 3.19(2H, d, J=7.2H
z), 3.34-3.39(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2
H, t, J=4.8Hz), 4.16(2H, t, 4.6Hz), 4.32(2H, s),
4.33(3H, s), 6.93(1H, d, J=8.8Hz), 6.98(2H, d, J=
8.8Hz), 7.38-7.56(7H, m), 7.74-7.79(3H, m) IR(KBr) 3283, 2957, 1661, 1497, 1314, 1124, 1180,
835, 731cm-1 元素分析 C36H44N6O4S Cald. C, 65.83 ; N, 12.79 ;
H, 6.75 : Found. C, 65.69 ; N, 12.56 ; H, 6.76
【0267】実施例218(化合物235の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.60g)をTHF(12ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(12m
l)を、4−[(3−ピリジニルメチル)スルファニ
ル]−3−(トリフルオロメチル)アニリン(0.43
g)、トリエチルアミン(1.53ml)のTHF溶液
(12.9ml)に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪
拌した。反応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出し
た。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N
−[4−[(3−ピリジニルメチル)スルファニル]−
3−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物235)(0.47g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.65(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.91(2H, m), 3.19(2H, d, J=7.4H
z), 3.36(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H, t,
J=4.8Hz), 4.05(2H, s), 4.13-4.18(2H, m), 6.92(1H,
d, J=8.6Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.18-7.61(8H,
m), 7.71(1H, s), 7.73-7.79(1H, m), 7.88(1H, d, J=
2.2Hz), 8.37(1H, d, J=2.2Hz), 8.47(1H, dd, J=4.6,
1.4Hz)
【0268】実施例219(化合物236の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(3−ピリジニルメチル)ス
ルファニル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(0.36g)の塩化メチレン(10.8m
l)溶液に、−78℃にてm−クロロ過安息香酸(0.
11g)の塩化メチレン溶液(7.2ml)を滴下し、
15分攪拌した。反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶
液を加えた。酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水にて洗
浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)
フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[(3−ピリ
ジニルメチル)スルフィニル]−3−(トリフルオロメ
チル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物236)(100m
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.68(2H,
m), 2.08(1H, m), 2.92(2H, m), 3.20(2H, d, J=7.8H
z), 3.37(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.2Hz), 3.80(2H, t,
J=4.8Hz), 3.80-3.87(1H, m), 4.16(2H, t, J=4.6Hz),
4.17-4.23(1H, m), 6.90-6.95(1H, m), 6.98(2H, d, J
=8.8Hz), 7.22-7.28(1H, m), 7.39-7.51(7H, m), 7.61-
7.67(1H, m), 7.96(1H, s), 8.06(1H, d, J=1.4Hz), 8.
26(1H, d, J=2.2Hz), 8.34(1H, dd,J=4.8, 1.6Hz) IR(KBr) 2959, 1667, 1607, 1499, 1321, 1240, 1175,
1127, 910, 816, 733cm- 1
【0269】実施例220(化合物237の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.60g)をTHF(12ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(12m
l)を、4−[[(5−メチル−1,3,4−オキサジ
アゾール−2−イル)メチル]スルファニル]アニリン
(0.33g)、トリエチルアミン(1.53ml)の
THF溶液(9.9ml)に氷冷下滴下して、室温にて
2時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢酸エチルにて
抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムに
て乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチ
ル−N−[4−[[(5−メチル−1,3,4−オキサ
ジアゾール−2−イル)メチル]スルファニル]フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物237)(0.37g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.65(2H,
m), 2.04(1H, m), 2.46(3H, s), 2.90(2H, m),3.17(2
H, d, J=7.2Hz), 3.34(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz),
3.77-3.83(2H, m), 4.08(2H, s), 4.13(2H, t, J=4.8H
z), 6.90(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d,J=8.8Hz), 7.3
3-7.45(7H, m), 7.57(2H, d, J=8.4Hz), 7.82(1H, s)
【0270】実施例221(化合物238の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(5−メチル−1,3,4
−オキサジアゾール−2−イル)メチル]スルファニ
ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(0.36g)の塩化メチレン
(10.8ml)溶液に、−78℃にてm−クロロ過安
息香酸(0.12g)の塩化メチレン溶液(7.2m
l)を滴下し、15分攪拌した。反応液に飽和チオ硫酸
ナトリウム水溶液を加えた。酢酸エチルにて抽出し、飽
和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4
−[[(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−
2−イル)メチル]スルフィニル]フェニル]−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物238)(230mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
8(6H, d, J=6.2Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.68(2H,
m), 2.08(1H, m), 2.48(3H, s), 2.92(2H, m),3.19(2
H, d, J=6.6Hz), 3.36(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz),
3.78-3.83(2H, m), 4.13-4.17(2H, m), 4.12(2H, s),
6.92(1H, d, J=8.8Hz), 6.98(2H, d, J=8.8Hz), 7.38-
7.57(7H, m), 7.80(2H, d, J=8.8Hz), 7.91(1H, br) IR(KBr) 3285, 2955, 1661, 1588, 1497, 1242, 817, 7
33cm-1 元素分析 C37H44N4O5S Cald. C, 67.66 ; N, 8.53 ; H,
6.75 : Found. C, 67.39 ; N, 8.36 ; H, 6.66
【0271】実施例222(化合物239の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.62g)をTHF(12.4m
l)に溶解し、DMF(二滴)を加えた後、塩化チオニ
ル(0.21ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(12
ml)を、3−メトキシ−4−[(3−ピリジニルメチ
ル)スルファニル]アニリン(0.38g)、トリエチ
ルアミン(1.58ml)のTHF溶液(11.4m
l)に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応
液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水
にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶
媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[3−メトキ
シ−4−[(3−ピリジニルメチル)スルファニル]フ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボキサミド(化合物239)(0.39g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.4Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.68(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.91(2H, m), 3.19(2H, d, J=7.2H
z), 3.33-3.38(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.78-
3.83(2H, m), 3.91(3H, s), 3.99(2H, s), 4.13-4.18(2
H, m), 6.75(1H, dd, J=8.4, 2.2Hz), 6.92(1H, d, J=
8.8Hz), 6.98(2H, d, J=8.8Hz), 7.12(1H, d, J=8.2H
z), 7.16-7.18(1H, m), 7.37-7.55(6H, m), 7.63-7.66
(2H, m), 8.36(1H, d, J=2.2Hz), 8.40-8.44(1H, m) IR(KBr) 2957, 1655, 1590, 1499, 1242, 1181, 816, 7
33cm-1
【0272】実施例223(化合物240の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[3−メトキシ−4−[(3−ピリジ
ニルメチル)スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.
39g)を塩化メチレン(7.8ml)に溶解し、−7
8℃にてm−クロロ過安息香酸(152mg)の塩化メ
チレン溶液(15.6ml)を加え、15分攪拌した。
反応液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液に加え、酢酸エ
チルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネ
シウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[3−メトキシ−4−[(3−ピリジ
ニルメチル)スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物240)(0.26g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.65(2H,
m), 2.04(1H, m), 2.91(2H, m), 3.19(2H, d, J=7.4H
z), 3.36(2H, m), 3.55(2H, m), 3.70-3.83(2H, m), 3.
95(3H, s), 3.99(2H, s), 4.01(1H, d, J=13.2Hz), 4.1
3-4.21(3H, m), 6.75(1H, dd, J=8.4, 1.8Hz), 6.94-7.
10(4H, m), 7.39-7.49(6H, m), 7.94(1H, d, J=1.4Hz),
8.02(1H, d, J=1.4Hz), 8.47(1H, dd, J=4.6, 1.4Hz) IR(KBr) 3281, 2957, 1661, 1593, 1499, 1402, 1242,
1181, 1030, 816, 733cm -1
【0273】実施例224(化合物241の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.60g)をTHF(12ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(12m
l)を、4−[[(1−エチル−1,2,3,4−テト
ラゾール−5−イル)メチル]スルファニル]アニリン
(0.36g)、トリエチルアミン(1.53ml)の
THF溶液(10.7ml)に氷冷下滴下して、室温に
て2時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢酸エチルに
て抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウム
にて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソ
ブチル−N−[4−[[(1−エチル−テトラゾール−
5−イル)メチル]スルファニル]フェニル]−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物241)(0.46g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.65(4H, m), 1.52(3H, t, J
=7.4Hz), 2.04(1H, m), 2.90(2H, m), 3.17(2H,d, J=7.
2Hz), 3.33(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H,
t, J=4.6Hz), 4.12-4.17(2H, s), 4.14(2H, s), 4.27(2
H, q, J=7.4Hz), 6.90(1H, d, J=9.0Hz),6.96(2H, d, J
=8.6Hz), 7.24-7.56(5H, m), 7.58(2H, d, J=7.0Hz),
8.01(1H,s)
【0274】実施例225(化合物242の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(1−エチル−テトラゾー
ル−5−イル)メチル]スルファニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(0.45g)の塩化メチレン(13.5ml)
溶液に、−78℃にてm−クロロ過安息香酸(0.12
g)の塩化メチレン溶液(9.0ml)を滴下し、15
分攪拌した。反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を
加えた。酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[(1−エチ
ル−テトラゾール−5−イル)メチル]スルフィニル]
フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物242)(221mg)を
得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
9(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.65(4H, m), 1.51(3H, t, J
=7.0Hz), 2.05(1H, m), 2.93(2H, m), 3.20(2H,d, J=7.
2Hz), 3.35(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H,
t, J=4.8Hz), 4.06-4.12(2H, s), 4.23-4.41(4H, m),
6.89-6.94(1H, m), 6.96(2H, d, J=9.2Hz), 7.33-7.44
(7H, m), 7.82(2H, d, J=8.6Hz), 7.82(2H, d, J=8.6H
z), 8.19(1H,s) IR(KBr) 2957, 1661, 1607, 1588, 1499, 1242, 1179,
1051, 835, 733cm-1
【0275】実施例226(化合物243の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.60g)をTHF(12ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(12m
l)を、3−クロロ−4−[(3−ピリジニルメチル)
スルファニル]アニリン(0.36g)、トリエチルア
ミン(1.53ml)のTHF溶液(10.7ml)に
氷冷下滴下して、室温にて1時間攪拌した。反応液を水
中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗
浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)
フェニル]−N−[3−クロロ−4−[(3−ピリジニ
ルメチル)スルファニル]フェニル]−1−イソブチル
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物243)(0.31g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.69(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.89(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.4H
z), 3.35(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H,
m), 4.06(2H, s), 4.10-4.17(2H, m), 6.91(1H, d, J=
8.8Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.17-7.67(10H, m),
7.83(1H, d, J=2.2Hz), 7.83(1H, d, J=2.2Hz), 8.41(1
H, d, J=2.2Hz),8.46(1H, dd, J=4.6, 1.4Hz)
【0276】実施例227(化合物244の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[3−クロロ−4−[(3−ピリジニルメチル)スルフ
ァニル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.3
0g)の塩化メチレン(9.0ml)溶液に、−78℃
にてm−クロロ過安息香酸(93g)の塩化メチレン溶
液(6.0ml)を滴下し、15分攪拌した。反応液に
飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた。酢酸エチルに
て抽出し、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムに
て乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[3−ク
ロロ−4−[(3−ピリジニルメチル)スルフィニル]
フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物244)
(94mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.32-1.45(2H, m), 1.57-1.65(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.90(2H, m), 3.19(2H, d, J=7.2H
z), 3.34(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 4.03-4.18(4
H, m), 6.92(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz),
7.03-7.21(3H, m), 7.39-7.49(6H, m), 7.92-8.13(3H,
m), 8.49(1H, m) IR(KBr) 3281, 2957, 1667, 1582, 1381, 1242, 1181,
910, 816, 731cm-1
【0277】実施例228(化合物245の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−イソブチ
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カル
ボキサミド(0.60g)をTHF(12ml)に溶解
し、ピリジン(三滴)、塩化チオニル(0.16ml)
を加え、室温にて1時間攪拌した溶液を、1−メチル−
1,2,3,4−テトラゾール−5−チオール(154
mg)、トリエチルアミン(1.23ml)のTHF溶
液(12ml)に0℃にて滴下した。室温にて2時間攪
拌後、50℃にて16時間攪拌した。室温に冷却後、反
応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩
水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下
溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[(1−メチル−1,2,3,4−テトラゾール−5
−イル)スルファニル]メチル]フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物245)(520mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.56-1.65(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.91(2H, m), 3.19(2H, d, J=7.2H
z), 3.36(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.78-3.81(2
H, m), 3.80(3H, s), 4.16(2H, m), 4.51(2H, s), 6.92
(1H, d, J=8.4Hz), 6.98(2H, d, J=8.8Hz),7.32-7.59(1
0H, m) IR(KBr) 2957, 1653, 1607, 1518, 1499, 1242, 1181,
1167, 818, 733cm-1
【0278】実施例229(化合物246の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(0.60g)をTHF(12ml)に溶
解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル(0.
21ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減圧下溶
媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(12ml)
を、4−[(3−ピリジニルメチル)スルファニル]ア
ニリン(0.34g)、トリエチルアミン(1.58m
l)のTHF溶液(10.2ml)に氷冷下滴下して、
室温にて2時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢酸エ
チルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネ
シウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[4−[(3−ピリジニルメチル)スル
ファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(化合物246)(0.
30g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
8(3H, t, J=7.2Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.80(4H,
m), 2.89(2H, t, J=4.0Hz), 3.26-3.35(4H, m),3.55(2
H, t, J=6.6Hz), 3.77-3.84(2H, m), 4.00(2H, s), 4.1
5(2H, t, J=4.8Hz), 6.89(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H,
d, J=8.8Hz), 7.20-7.57(11H, m), 7.64(1H, s), 8.39
(1H, d, J=1.8Hz), 8.46(1H, dd, J=4.6, 1.4Hz)
【0279】実施例230(化合物247の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[4−[(3−ピリジニルメチル)スル
ファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(0.29g)の塩化メ
チレン(8.7ml)溶液に、−78℃にてm−クロロ
過安息香酸(120g)の塩化メチレン溶液(5.8m
l)を滴下し、15分攪拌した。反応液に飽和チオ硫酸
ナトリウム水溶液を加えた。酢酸エチルにて抽出し、飽
和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−N−[4−
[(3−ピリジニルメチル)スルフィニル]フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物247)(125mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
9(3H, t, J=7.4Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.85(4H,
m), 2.91(2H, m), 3.28-3.36(4H, m), 3.55(2H,t, J=
6.6Hz), 3.77-3.83(2H, m), 3.90(1H, d, J=13.2Hz),
4.08(1H, d, J=13.2Hz), 4.12-4.18(2H, m), 6.90(1H,
d, J=8.6Hz), 6.97(2H, d, J=8.4Hz), 7.18-7.26(2H,
m), 7.29-7.49(6H, s), 7.69(2H, d, J=8.8Hz), 7.91-
8.02(2H, m),8.49-8.53(1H, m) IR(KBr) 3277, 2961, 1661, 1607, 1501, 1246, 910, 8
18, 731cm-1
【0280】実施例231(化合物248の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.60g)をTHF(12ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(12m
l)を、4−[[(2−メトキシ−3−ピリジニル)メ
チル]スルファニル]アニリン(0.37g)、トリエ
チルアミン(1.53ml)のTHF溶液(11.1m
l)に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応
液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水
にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶
媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[(2−メトキシ−3−ピリジニル)メチル]スルフ
ァニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾア
ゼピン−4−カルボキサミド(化合物248)(0.4
9g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.55-1.66(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.90(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.8H
z), 3.35(2H, t, J=4.4Hz), 3.55(2H, t, J=6.2Hz), 3.
77-3.83(2H, m), 3.96(3H, s), 4.02(2H, s), 4.15(2H,
t, J=4.8Hz), 6.76(1H, dd, J=7.2, 5.0Hz), 6.91(1H,
d, J=8.4Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.27-7.56(11H,
m), 8.04(1H, dd, J=5.0, 1.8Hz)
【0281】実施例232(化合物249の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(2−メトキシ−3−ピリ
ジニル)メチル]スルファニル]フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.48g)の塩化メチレン(14.4ml)溶液
に、−78℃にてm−クロロ過安息香酸(187g)の
塩化メチレン溶液(9.6ml)を滴下し、15分攪拌
した。反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え
た。酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水にて洗浄後、硫
酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得
られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて
精製し、エタノールにて再結晶し、7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[4−[[(2−メトキシ−3−ピリジニル)メチル]
スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物249)
(267mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
8(6H, d, J=6.6Hz), 1.30-1.45(2H, m), 1.52-1.65(2H,
m), 2.08(1H, m), 2.92(2H, m), 3.20(2H, d, J=7.4H
z), 3.37(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.4Hz), 3.78(3H,
s), 3.78-3.83(2H, m), 3.98(1H, d, J=12.0Hz), 4.13
(1H, d, J=12.0Hz), 4.13-4.19(2H, m), 6.79-7.00(3H,
m), 6.98(2H, d, J=8.8Hz), 7.30-7.53(8H, m), 7.70
(2H, d, J=8.8Hz), 7.74(1H, s), 8.04(1H, dd, J=5.2,
1.8Hz) IR(KBr) 2955, 1661, 1587, 1499, 1310, 1242, 1179,
1032, 816, 733cm-1 元素分析 C40H47N3O5S Cald. C, 70.46 ; N, 6.16 ; H,
6.95 : Found. C, 70.37 ; N, 6.00 ; H, 6.73
【0282】実施例233(化合物250の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.60g)をTHF(12ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(12m
l)を、4−[[(2−メチル−3−ピリジニル)メチ
ル]スルファニル]アニリン(0.35g)、トリエチ
ルアミン(1.53ml)のTHF溶液(10.5m
l)に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応
液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水
にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶
媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[(2−メチル−3−ピリジニル)メチル]スルファ
ニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物250)(0.28
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.66(2H,
m), 2.04(1H, m), 2.59(3H, s), 2.91(2H, m),3.18(2
H, d, J=7.4Hz), 3.32-3.38(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.
6Hz), 3.77-3.83(2H, m), 4.00(2H, s), 4.12-4.18(2H,
m), 6.89-7.03(4H, m), 7.27(2H, d, J=8.8Hz), 7.37-
7.54(8H, m), 7.65(1H, s), 8.38(1H, dd, J=4.8, 1.8H
z)
【0283】実施例234(化合物251の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(2−メチル−3−ピリジ
ニル)メチル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.27g)の塩化メチレン(8.1ml)溶液に、
−78℃にてm−クロロ過安息香酸(86mg)の塩化
メチレン溶液(5.4ml)を滴下し、15分攪拌し
た。反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた。
酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、エタノールにて再結晶し、7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[(2−メチル−3−ピリジニル)メチル]スルフィ
ニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物251)(148m
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.2Hz), 1.30-1.48(2H, m), 1.54-1.65(2H,
m), 2.08(1H, m), 2.35(3H, s), 2.92(2H, m),3.19(2
H, d, J=7.4Hz), 3.37(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz),
3.78-3.83(2H, m), 4.02(1H, d, J=12.8Hz), 4.10-4.1
8(3H, m), 6.90-7.09(5H, m), 7.20-7.51(7H, m), 7.71
(2H, d, J=8.8Hz), 7.83(1H, s), 8.43(1H, dd, J=4.8,
1.8Hz) IR(KBr) 2957, 1651, 1499, 1464, 1242, 1167, 816, 7
33cm-1 元素分析 C40H47N3O4S Cald. C, 72.15 ; N, 6.31 ; H,
7.11 : Found. C, 72.11 ; N, 6.24 ; H, 7.10
【0284】実施例235(化合物252の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.70g)をTHF(14ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.23ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(14m
l)を、4−[[(6−メチル−3−ピリジニル)メチ
ル]スルファニル]アニリン(0.41g)、トリエチ
ルアミン(1.78ml)のTHF溶液(12.3m
l)に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応
液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水
にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶
媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[(6−メチル−3−ピリジニル)メチル]スルファ
ニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物252)(0.21
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.2Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.65(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.52(3H, s), 2.89(2H, m),3.17(2
H, d, J=7.2Hz), 3.34(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz),
3.80(2H, t, J=4.4Hz), 3.98(2H, s), 4.10-4.17(2H,
m), 6.88-7.08(4H, m), 7.27(2H, d, J=8.8Hz), 7.29-
7.54(8H, m), 7.68(1H, s), 8.27(1H, dd, J=2.2Hz)
【0285】実施例236(化合物253の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(6−メチル−3−ピリジ
ニル)メチル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.20g)の塩化メチレン(6.0ml)溶液に、
−78℃にてm−クロロ過安息香酸(80mg)の塩化
メチレン溶液(4.0ml)を滴下し、15分攪拌し
た。反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた。
酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、エタノールにて再結晶し、7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[(6−メチル−3−ピリジニル)メチル]スルフィ
ニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物253)(104m
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
8(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.68(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.53(3H, s), 2.93(2H, m),3.20(2
H, d, J=7.4Hz), 3.37(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz),
3.78-3.84(2H, m), 3.91(1H, d, J=13.2Hz), 4.06(1H,
d, J=13.2Hz), 4.16(2H, t, J=4.6Hz), 6.90-6.95(1H,
m), 6.98(2H, d, J=8.8Hz), 7.09(1H, d, J=8.2Hz),
7.26-7.53(8H, m), 7.68-7.73(3H, m), 7.91(1H, s) IR(KBr) 3273, 2957, 1661, 1499, 1246, 833, 733cm-1 元素分析 C40H47N3O4S Cald. C, 72.15 ; N, 6.21 ; H,
7.11 : Found. C, 72.07 ; N, 6.46 ; H, 7.26
【0286】実施例237(化合物254の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(0.60g)をTHF(12ml)に溶
解し、DMF(二滴)を加えた後、塩化チオニル(0.
21ml)を加え、室温にて1時間攪拌した溶液を、3
−メトキシ−4−[(3−ピリジニルメチル)スルファ
ニル]アニリン(0.37g)、トリエチルアミン
(2.96ml)のTHF溶液(11.1ml)に氷冷
下滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応液を水中に
加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−N−[3−メトキシ−4−[(3−ピリジニ
ルメチル)スルファニル]フェニル]−1−プロピル−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(化合物254)(0.50g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
8(3H, t, J=7.4Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.77(4H,
m), 2.90(2H, m), 3.28-3.36(4H, m), 3.55(2H,t, J=
6.6Hz), 3.78-3.83(2H, m), 3.91(3H, s), 3.99(2H,
s), 4.13-4.18(2H,m), 6.74(1H, dd, J=8.0, 1.8Hz),
6.89(1H, d, J=8.8Hz), 6.98(2H, d, J=8.8Hz), 7.10-
7.20(2H, m), 7.39-7.55(6H, m), 7.62-7.65(2H, m),
8.36(1H, d, J=2.2Hz), 8.42(1H, dd, J=4.6, 1.4Hz) IR(KBr) 3295, 2957, 1655, 1591, 1499, 1242, 812, 7
33cm-1
【0287】実施例238(化合物255の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[3−メトキシ−4−[(3−ピリジニルメチル)スル
ファニル]フェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.4
2g)を塩化メチレン(12.6ml)に溶解し、−7
8℃にてm−クロロ過安息香酸(133mg)の塩化メ
チレン溶液(8.4ml)を加え、15分攪拌した。反
応液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液に加え、酢酸エチ
ルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシ
ウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[3−メトキシ−4−[(3−ピリジニルメチル)スル
フィニル]フェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物
255)(0.18g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
9(3H, t, J=7.2Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.81(4H,
m), 2.90(2H, m), 3.28-3.33(4H, m), 3.55(2H,t, J=
6.6Hz), 3.80(2H, t, J=4.8Hz), 3.94(3H, s), 4.00(1
H, d, J=13.2Hz),4.13-4.20(3H, m), 6.74(1H, dd, J=
8.2, 2.0Hz), 6.89-7.22(5H, m), 7.40-7.50(6H, m),
7.83(1H, m), 7.94(1H, d, J=1.8Hz), 8.03(1H, d, J=
1.8Hz), 8.47(1H, dd, J=4.6, 1.4Hz) IR(KBr) 3285, 2957, 1653, 1593, 1499, 1321, 1236,
1030, 910, 814, 733cm- 1 元素分析 C40H47N3O5S・H2O Cald. C, 68.30 ; N, 6.13
; H, 6.91 : Found. C,68.54 ; N, 5.93 ; H, 6.92
【0288】実施例239(化合物256の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.60g)をTHF(12ml)に
溶解し、DMF(二滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した溶液
を、4−[(2−ピラジニルメチル)スルファニル]ア
ニリン(0.33g)、トリエチルアミン(2.87m
l)のTHF溶液(9.8ml)に氷冷下滴下して、室
温にて4時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢酸エチ
ルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシ
ウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イ
ソブチル−N−[4−[(2−ピラジニルメチル)スル
ファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(化合物256)(0.
43g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.68(2H,
m), 2.04(1H, m), 2.89(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.2H
z), 3.32-3.37(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2
H, t, J=4.8Hz), 4.12-4.15(2H, m), 4.19(2H, s), 6.9
1(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.28-7.61
(1H, m), 8.41-8.50(2H, m) IR(KBr) 3301, 2957, 1651, 1607, 1589, 1499, 1397,
1242, 1181, 1123, 818,733cm-1
【0289】実施例240(化合物257の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(2−ピラジニルメチル)ス
ルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.43g)を塩化
メチレン(12.9ml)に溶解し、−78℃にてm−
クロロ過安息香酸(0.14g)の塩化メチレン溶液
(8.6ml)を加え、15分攪拌した。反応液を飽和
チオ硫酸ナトリウム水溶液に加え、酢酸エチルにて抽出
した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾
燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[4−[(2−ピラジニルメチル)スルフィニ
ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(化合物257)(226m
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.64(2H,
m), 2.08(1H, m), 2.92(2H, m), 3.19(2H, d, J=7.4H
z), 3.37(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H, t,
J=4.8Hz), 4.16(2H, t, J=4.8Hz), 4.32(2H, s), 6.92
(1H, d, J=8.8Hz), 6.98(2H, d, J=8.8Hz),7.38-7.59(7
H, m), 7.72-7.80(3H, m), 8.36(1H, s), 8.49(2H, d,
J=2.6Hz) IR(KBr) 3289, 2957, 1661, 1588, 1499, 1397, 1312,
1244, 1179, 833, 733cm -1 元素分析 C38H44N3O5S Cald. C, 69.91 ; N, 8.58 ; H,
6.79 : Found. C, 69.78 ; N, 8.67 ; H, 6.98
【0290】実施例241(化合物258の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.80g)をTHF(16ml)に
溶解し、DMF(二滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した溶液
を、4−[(3−ピリダジニルメチル)スルファニル]
アニリン(0.44g)、トリエチルアミン(2.55
ml)のTHF溶液(13.2ml)に氷冷下滴下し
て、室温にて2時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢
酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
1−イソブチル−N−[4−[(3−ピリダジニルメチ
ル)スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物25
8)(0.16g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.55-1.65(2H,
m), 2.04(1H, m), 2.89(2H, m), 3.18(2H, d, J=6.8H
z), 3.34(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.78-3.83(2
H, m), 4.13-4.18(2H, m), 4.38(2H, s), 6.91(1H, d,
J=8.8Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.31-7.54(11H, m),
7.70(1H, s), 9.01-9.05(1H, m)
【0291】実施例242(化合物259の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(3−ピリダジニルメチル)
スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.15g)を塩
化メチレン(6.0ml)に溶解し、−78℃にてm−
クロロ過安息香酸(61mg)の塩化メチレン溶液
(4.5ml)を加え、15分攪拌した。反応液を飽和
チオ硫酸ナトリウム水溶液に加え、酢酸エチルにて抽出
した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾
燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[4−[(3−ピリダジニルメチル)スルフィニ
ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(化合物259)(62mg)
を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
8(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.43(2H, m), 1.54-1.62(2H,
m), 2.04(1H, m), 2.92(2H, m), 3.20(2H, d, J=7.6H
z), 3.36(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.78-3.83(2
H, m), 4.13-4.19(2H, m), 4.27(1H, d, J=13.2Hz), 4.
38(1H, d, J=13.2Hz), 6.89-7.00(3H, m),7.36-7.46(9
H, m), 7.72(2H, d, J=8.4Hz), 8.01(1H, m), 9.08(1H,
dd, J=4.4,1.8Hz) IR(KBr) 3291, 2955, 1661, 1588, 1499, 1244, 1181,
816, 733cm-1
【0292】実施例243(化合物260の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(1.0g)をTHF(10ml)に溶
解し、DMF(二滴)を加えた後、塩化チオニル(0.
25ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減圧下溶
媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(20ml)
を、S−(4−アミノフェニル)O−カルボノチオエー
ト(0.59g)、トリエチルアミン(1.91ml)
のTHF溶液(17.7ml)に氷冷下滴下して、室温
にて2時間攪拌した。メタノール(40ml)、1N水
酸化ナトリウム(15ml)を加え、30分攪拌後、2
−(クロロメチル)ピリミジン(0.35g)を加え、
室温にて30分攪拌した。減圧下溶媒を除去し、酢酸エ
チルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネ
シウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(2−ピリミジニルメチル)
スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物260)
(0.94g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.55-1.68(2H,
m), 2.04(1H, m), 2.89(2H, m), 3.17(2H, d, J=7.4H
z), 3.30-3.36(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.77-
3.83(2H, m), 4.15(2H, t, J=4.8Hz), 4.34(2H, s), 6.
91(1H, d, J=8.4Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.15(1H,
t, J=4.8Hz), 7.34-7.60(10H, m), 8.68(2H, d, J=4.6
Hz) IR(KBr) 3285, 2957, 1653, 1586, 1497, 1420, 1242,
1181, 1123, 816, 731cm -1
【0293】実施例244(化合物261の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(2−ピリミジニルメチル)
スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.77g)を塩
化メチレン(23.1ml)に溶解し、−78℃にてm
−クロロ過安息香酸(0.31g)の塩化メチレン溶液
(15.4ml)を加え、15分攪拌した。反応液を飽
和チオ硫酸ナトリウム水溶液に加え、酢酸エチルにて抽
出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて
乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[4−[(2−ピリミジニルメチル)スルフィニ
ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(化合物261)(485m
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.67(2H,
m), 2.08(1H, m), 2.92(2H, m), 3.19(2H, d, J=7.4H
z), 3.33-3.39(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.2Hz), 3.78-
3.83(2H, m), 4.13-4.18(2H, m), 4.35(1H, d, J=12.4H
z), 4.52(1H, d, J=12.4Hz), 6.92(1H, d, J=8.4Hz),
6.98(2H, d, J=8.8Hz), 7.22(1H, t, J=4.8Hz), 7.38-
7.51(5H, m), 7.58(2H, d, J=8.8Hz), 7.74(2H, d, J=
8.8Hz), 7.83(1H, m), 8.71(2H, d, J=5.2Hz) IR(KBr) 3287, 2957, 1661, 1499, 1422, 1244, 1040,
833, 733cm-1
【0294】実施例245(化合物262の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.80g)をTHF(8.0ml)
に溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(16m
l)を、4−[2−(1−プロピルイミダゾール−2−
イル)エチル]アニリン(0.39g)、トリエチルア
ミン(2.04ml)のTHF溶液(11.7ml)に
氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応液を水
中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗
浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)
フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[2−(1−
プロピルイミダゾール−2−イル)エチル]フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物262)(0.60g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.89(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
3(3H, t, J=7.2Hz), 0.97(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45
(2H, m), 1.54-1.73(4H, m), 2.06(1H, m), 2.87-2.96
(4H, m), 3.06-3.11(2H, m), 3.19(2H, d, J=6.8Hz),
3.33-3.40(2H, m),3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.66(2H, t,
J=7.0Hz), 3.78-3.83(2H, m), 4.16(2H, t, J=4.8Hz),
6.80(1H, d, J=1.4Hz), 6.89-7.00(4H, m), 7.16(2H,
d, J=8.4Hz), 7.36-7.56(8H, m) IR(KBr) 2959, 1651, 1605, 1499, 1244, 1181, 1124,
816, 733cm-1
【0295】実施例246(化合物263の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.80g)をTHF(8.0ml)
に溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(16m
l)を、2−[(E)−2−(4−ニトロフェニル)エ
テニル]−1−プロピルイミダゾール(0.38g)、
トリエチルアミン(2.04ml)のTHF溶液(7.
6ml)に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌した。
反応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食
塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧
下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[(E)−2−(1−プロピルイミダゾール−2−イ
ル)エテニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物263)
(0.43g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.83(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
3(3H, t, J=6.8Hz), 0.97(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45
(2H, m), 1.57-1.70(4H, m), 2.06(1H, m), 2.89(2H,
m), 3.18(2H, d, J=7.2Hz), 3.31-3.38(2H, m), 3.55(2
H, t, J=6.6Hz), 3.66(2H, t, J=7.0Hz), 3.80(2H, t,
J=4.8Hz), 4.13-4.18(2H, m), 6.29(1H, d,J=12.2Hz),
6.73(1H, d, J=12.4Hz), 6.86-7.00(5H, m), 7.12(1H,
m), 7.28-7.81(9H, m) IR(KBr) 2957, 1657, 1605, 1499, 1244, 1181, 1121,
723, 542cm-1
【0296】実施例247(化合物264の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.80g)をTHF(8.0ml)
に溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(16m
l)を、N−メチル−N−[(1−プロピルイミダゾー
ル−2−イル)メチル]−1,4−ベンゾジアミン
(0.38g)、トリエチルアミン(2.04ml)の
THF溶液(7.6ml)に氷冷下滴下して、室温にて
2時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢酸エチルにて
抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムに
て乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチ
ル−N−[4−[メチル[(1−プロピルイミダゾール
−2−イル)メチル]]アミノ]フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物264)(0.92g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.86(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
3(3H, t, J=7.2Hz), 0.97(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45
(2H, m), 1.54-1.77(4H, m), 2.06(1H, m), 2.82(3H,
m), 2.91(2H, m), 3.17(2H, d, J=7.2Hz), 3.32-3.37(2
H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.77-3.87(4H, m), 4.1
5(2H, t, J=4.8Hz), 4.46(2H, s), 6.86-7.01(7H, m),
7.35-7.52(8H, m) IR(KBr) 2961, 1645, 1607, 1497, 1244, 1121, 922, 8
16, 731cm-1
【0297】実施例248(化合物265の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.70g)をTHF(7.0ml)
に溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.18ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(14m
l)を、4−[[2−(イミダゾール−1−イル)エチ
ル]スルファニル]フェニルアミン(0.39g)、ト
リエチルアミン(1.78ml)のTHF溶液(7.8
ml)に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌した。反
応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩
水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下
溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−N−[4−[[2−(イミダゾー
ル−1−イル)エチル]スルファニル]フェニル]−1
−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン
−4−カルボキサミド(化合物265)(0.56g)
を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.67(2H,
m), 2.07(1H, m), 2.92(2H, m), 3.16(2H, d, J=7.0H
z), 3.16-3.20(2H, m), 3.33-3.38(2H, m), 3.55(2H,
t, J=6.6Hz), 3.80(2H, t, J=4.6Hz), 4.08(2H, t, J=
6.6Hz), 4.12-4.18(2H, m), 6.89(1H, s), 6.93-7.00(3
H, m), 7.05(1H, s), 7.34-7.48(8H, m), 7.58(1H, s),
7.62(1H, s),7.83(1H, s)
【0298】実施例249(化合物266の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[2−(イミダゾール−1−イル)エチル]ス
ルファニル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.50g)を塩化メチレン(15ml)に溶解し、
−78℃にてm−クロロ過安息香酸(0,20g)の塩
化メチレン溶液(10ml)を加え、15分攪拌した。
反応液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液に加え、酢酸エ
チルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネ
シウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[2−(イミダゾール−1−イル)エチル]ス
ルフィニル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化
合物266)(60mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.92(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.44(2H, m), 1.53-1.64(2H,
m), 2.04(1H, m), 2.91(2H, m), 3.04-3.11(2H,m), 3.
18(2H, d, J=7.4Hz), 3.35(2H, m), 3.54(2H, t, J=6.4
Hz), 3.77-3.83(2H, m), 4.06-4.22(3H, m), 4.36-4.56
(1H, m), 6.89-6.99(4H, m), 7.07(1H, s), 7.37-7.56
(8H, m), 7.37-7.56(8H, m), 7.79(1H, s), 7.83(1H,
s), 8.16(1H, s)
【0299】実施例250(化合物267の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.60g)をTHF(12ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、オキザリルクロラ
イド(0.24ml)を加え、室温にて1時間攪拌し
た。減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液
(12ml)を、6−[(2−ピリジニルメチル)スル
ファニル]−3−ピリジンアミン(0.33g)、トリ
エチルアミン(1.15ml)のTHF溶液(9.9m
l)に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応
液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水
にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶
媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[6−[(2
−ピリジニルメチル)スルファニル]−3−ピリジニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物267)(0.51g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.44(2H, m), 1.57-1.67(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.90(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.2H
z), 3.32-3.37(2H, m), 3.51-3.58(2H, m), 3.80(2H,
t, J=4.8Hz), 4.05(2H, d, J=4.6Hz), 4.55(2H, s), 6.
91(1H, d, J=8.4Hz), 6.96(2H, d, J=8.8Hz), 7.12-7.2
2(2H, m), 7.37-7.59(7H, m), 7.71(1H, s), 7.97(1H,
dd, J=8.4, 2.6Hz), 8.52-8.56(2H, m)
【0300】実施例251(化合物268の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[6−[(2−ピリジニルメチル)ス
ルファニル]−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.50
g)の塩化メチレン(15ml)溶液に、−78℃にて
m−クロロ過安息香酸(0.16g)の塩化メチレン溶
液(10ml)を滴下し、15分攪拌した。反応液に飽
和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた。酢酸エチルにて
抽出し、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて
乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[6−[(2−ピリジニルメチル)スルフィニ
ル]−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物268)(2
75mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
8(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.48(2H, m), 1.54-1.63(2H,
m), 2.08(1H, m), 2.93(2H, m), 3.20(2H, d, J=7.0H
z), 3.38(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.2Hz), 3.80(2H, t,
J=4.8Hz), 4.13-4.18(2H, m), 4.24(1H, d, J=12.8H
z), 4.51(1H, d, J=13.0Hz), 6.90-6.95(1H,m), 6.98(2
H, d, J=9.0Hz), 7.16-7.23(2H, m), 7.36-7.48(5H,
m), 7.58-7.66(2H, m), 8.02(1H, m), 8.27-8.33(1H,
m), 8.50(1H, d, J=4.8Hz), 8.76(1H, d,J=2.2Hz) IR(KBr) 3297, 2955, 1645, 1501, 1242, 1049, 812cm
-1 元素分析 C38H44N4O4S Cald. C, 69.91 ; N, 8.58 ; H,
6.65 : Found. C, 69.93 ; N, 8.52 ; H, 6.51
【0301】実施例252(化合物269の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.60g)をTHF(12ml)に
溶解し、DMF(二滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(12m
l)を、6−[(3−ピリジニルメチル)スルファニ
ル]−3−ピリジニルアミン(0.33g)、トリエチ
ルアミン(1.53ml)のTHF溶液(9.9ml)
に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応液を
水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて
洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を
除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−1−イソブチル−N−[6−[(3−
ピリジニルメチル)スルファニル]−3−ピリジニル]
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物269)(0.33g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.36-1.45(2H, m), 1.54-1.64(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.89(2H, m), 3.17(2H, d, J=7.2H
z), 3.34(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H,
m), 4.10(2H, m), 4.35(2H, s), 6.91(1H, d, J=8.8H
z), 6.94-6.99(2H, m), 7.11-7.23(2H, m), 7.26-7.46
(5H, m), 7.72(1H, m), 7.87(1H, s), 8.00(1H, dd, J=
8.4, 2.2Hz), 8.44(1H, dd, J=4.6, 1.4Hz), 8.56(1H,
m), 8.62(1H, d, J=2.0Hz)
【0302】実施例253(化合物270の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[6−[(3−ピリジニルメチル)ス
ルファニル]−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.32
g)を塩化メチレン(9.6ml)に溶解し、−78℃
にてm−クロロ過安息香酸(130mg)の塩化メチレ
ン溶液(6.4ml)を加え、15分攪拌した。反応液
を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液に加え、酢酸エチルに
て抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウム
にて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソ
ブチル−N−[6−[(3−ピリジニルメチル)スルフ
ィニル]−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物270)
(180mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
8(6H, d, J=6.2Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.65(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.92(2H, m), 3.20(2H, d, J=7.0H
z), 3.37(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.4Hz), 3.80(2H, t,
J=4.8Hz), 4.10(1H, d, J=13.6Hz), 4.18(2H, t, J=4.
4Hz), 4.30(1H, d, J=13.4Hz), 6.90-6.95(1H, m), 6.9
7(2H, d, J=8.8Hz), 7.17-7.26(1H, m), 7.40-7.50(7H,
m), 7.98-8.04(2H, m), 8.12(1H, dd, J=8.0, 2.2Hz),
8.45-8.49(1H, m), 8.90(1H, dd, J=2.6Hz) IR(KBr) 3266, 2959, 1651, 1607, 1499, 1464, 1366,
1242, 1115, 922, 816,731cm-1
【0303】実施例254(化合物271の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.70g)をTHF(14ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.23ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(14m
l)を、6−[[(2−メチル−3−ピリジニル)メチ
ル]スルファニル]−3−ピリジニルアミン(0.40
g)、トリエチルアミン(2.68ml)のTHF溶液
(16.0ml)に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪
拌した。反応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出し
た。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N
−[6−[[(2−メチル−3−ピリジニル)メチル]
スルファニル]−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物2
71)(0.67g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.68(2H,
m), 2.05(1H, m), 2.65(3H, s), 2.91(2H, m),3.19(2
H, d, J=7.0Hz), 3.36(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz),
3.77-3.83(2H, m), 4.13-4.18(2H, m), 4.41(2H, s),
6.90-7.08(4H, m), 7.17(1H, d, J=8.8Hz), 7.38-7.48
(5H, m), 7.63-7.68(2H, m), 7.98(1H, dd, J=8.4, 2.2
Hz), 8.37(1H, dd, J=4.8, 1.6Hz), 8.57-8.59(1H, m)
【0304】実施例255(化合物272の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[6−[[(2−メチル−3−ピリジ
ニル)メチル]スルファニル]−3−ピリジニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(0.61g)の塩化メチレン(18.3ml)
溶液に、−78℃にてm−クロロ過安息香酸(243
g)の塩化メチレン溶液(4.0ml)を滴下し、15
分攪拌した。反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を
加えた。酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−1−イソブチル−N−[6−[[(2−メチ
ル−3−ピリジニル)メチル]スルフィニル]−3−ピ
リジニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物272)(277mg)を
得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.6Hz), 0.9
8(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.44(2H, m), 1.49-1.69(2H,
m), 2.07(1H, m), 2.53(3H, s), 2.92(2H, m),3.20(2
H, d, J=7.0Hz), 3.37(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz),
3.81(2H, t, J=4.8Hz), 3.91(1H, d, J=13.2Hz), 4.06
(1H, d, J=13.2Hz), 4.123-4.19(2H, m),6.90-7.11(5H,
m), 7.26-7.53(7H, m), 7.71(2H, d, J=8.2Hz), 7.91
(1H, s) IR(KBr) 2957, 1667, 1501, 1242, 1182, 1042, 909, 8
14, 731cm-1
【0305】実施例256(化合物273の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(2.5g)をTHF(50ml)に溶解
し、DMF(五滴)を加えた後、塩化チオニル(0.8
6ml)を加え、室温にて1時間攪拌した溶液を、6−
[(3−ピリジニルメチル)スルファニル]−3−ピリ
ジニルアミン(1.41g)、トリエチルアミン(1
2.3ml)のTHF溶液(42.3ml)に氷冷下滴
下して、室温にて2時間攪拌した。反応液を水中に加
え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、
硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、
得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
て精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−プロピル−N−[6−[(3−ピリジニルメ
チル)スルファニル]−3−ピリジニル]−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化
合物273)(0.92g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
8(3H, t, J=7.2Hz), 1.33-1.44(2H, m), 1.54-1.79(4H,
m), 2.88(2H, m), 3.26-3.34(4H, m), 3.55(2H,t, J=
6.6Hz), 3.80(2H, t, J=4.8Hz), 4.12-4.17(2H, m), 4.
38(2H, s), 6.88(1H, d, J=8.4Hz), 6.96(2H, d, J=8.8
Hz), 7.14(2H, d, J=8.0Hz), 7.37-7.48(4H, m), 7.68-
7.79(2H, m), 7.98(1H, dd, J=8.8, 2.6Hz), 8.44(1H,
dd, J=4.8,1.8Hz), 8.55(1H, d, J=1.8Hz), 8.62(1H,
d, J=1.8Hz)
【0306】実施例257(化合物274の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[6−[(3−ピリジニルメチル)スル
ファニル]−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.91g)
の塩化メチレン(27.3ml)溶液に、−78℃にて
m−クロロ過安息香酸(303mg)の塩化メチレン溶
液(18.2ml)を滴下し、15分攪拌した。反応液
に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた。酢酸エチル
にて抽出し、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウム
にて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロ
ピル−N−[6−[(3−ピリジニルメチル)スルフィ
ニル]−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物274)
(258mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.92(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
8(3H, t, J=7.2Hz), 1.26-1.44(2H, m), 1.53-1.75(4H,
m), 2.90(2H, m), 3.32(4H, m), 3.54(2H, t, J=6.6H
z), 3.76-3.82(2H, m), 4.01-4.26(4H, m), 6.86-6.98
(3H,m), 7.15-7.23(1H, m), 7.26-7.45(7H, m), 7.99(1
H, s), 8.06-8.12(1H, m), 8.44-8.46(2H, m), 8.44-8.
46(2H, m), 8.89(1H, d, J=2.6Hz) IR(KBr) 2959, 1661, 1607, 1499, 1462, 1240, 1181,
1121, 1046, 910, 812,731cm-1
【0307】実施例258(化合物275の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.80g)をTHF(8.0ml)
に溶解し、DMF(3滴)を加え、0℃にて塩化チオニ
ル(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(1
6.0ml)を、S−(4−アミノフェニル) O−ベ
ンジルチオカルボナート(0.47g)、トリエチルア
ミン(1.53ml)のTHF溶液(14.1ml)に
0℃にて滴下した。室温にて2時間攪拌した後、メタノ
ール(28.2ml)、1N水酸化ナトリウム(14.
6ml)を加え、15分攪拌した。4−クロロメチル−
2−プロピル−1,2,3−トリアゾール(0.35
g)を加え、室温にて15分攪拌した。減圧下溶媒を半
分に濃縮し、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて
洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を
除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[(2
−プロピル−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メ
チル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物27
5)(0.50g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.89(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
3(3H, t, J=7.2Hz), 0.96(6H, d, J=7.2Hz), 1.33-1.45
(2H, m), 1.57-1.66(2H, m), 1.87-2.08(3H, m),2.90(2
H, m), 3.18(2H, d, J=7.4Hz), 3.32-3.37(2H, m), 3.5
5(2H, t, J=6.6Hz), 3.77-3.83(2H, m), 4.11(2H, s),
4.10-4.18(2H, m), 4.31(2H, t, J=6.8Hz), 6.91(1H,
d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d, J=8.2Hz), 7.31-7.58(11H,
m)
【0308】実施例259(化合物276の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(2−プロピル−1,2,
3−トリアゾール−4−イル)メチル]スルファニル]
フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(0.45g)を塩化メチレン
(9.0ml)に溶解し、−78℃にてm−クロロ過安
息香酸(174mg)の塩化メチレン溶液(9.0m
l)を滴下した。15分攪拌後、飽和チオ硫酸ナトリウ
ム水溶液を加えた。酢酸エチルにて抽出後、飽和食塩水
にて洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶
媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[(2−プロピル−1,2,3−トリアゾール−4−
イル)メチル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化
合物276)(0.39g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.88(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
3(3H, t, J=7.2Hz), 0.98(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45
(2H, m), 1.54-1.68(2H, m), 1.85-1.97(2H, m),2.04(1
H, m), 2.92(2H, m), 3.19(2H, d, J=7.4Hz), 3.36(2H,
t, J=4.6Hz), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H, d, J=
4.8Hz), 4.14(2H, s), 4.13-4.18(2H, m), 4.31(2H, t,
J=7.0Hz), 6.92(1H, d, J=8.8Hz), 6.98(2H, d, J=9.2
Hz), 7.31(1H, s), 7.38-7.72(7H, m), 7.74(2H, d, J=
7.0Hz), 7.82(1H, s) IR(KBr) 2959, 2870, 1661, 1590, 1499, 1246, 1122,
1033, 835, 733cm-1 元素分析 C39H49N5O4S Cald. C, 68.49 ; N, 10.24 ;
H, 7.22 : Found. C, 68.40 ; N, 10.21 ; H, 7.22
【0309】実施例260(化合物277の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.80g)をTHF(8.0ml)
に溶解し、DMF(3滴)を加え、0℃にて塩化チオニ
ル(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(16
ml)を、S−(4−アミノフェニル) O−ベンジル
チオカルボナート(0.47g)、トリエチルアミン
(1.53ml)のTHF溶液(14.1ml)に0℃
にて滴下した。室温にて2時間攪拌した後、メタノール
(28.2ml)、1N水酸化ナトリウム(14.6m
l)を加え、15分攪拌した。5−クロロメチル−1−
プロピル−1,2,3−トリアゾール塩酸塩(0.43
g)を加え、室温にて15分攪拌した。減圧下溶媒を半
分に濃縮し、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて
洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を
除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[(1
−プロピル−1,2,3−トリアゾール−5−イル)メ
チル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド((化合物2
77)0.61g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
7(3H, t, J=7.4Hz), 0.97(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45
(2H, m), 1.57-1.66(2H, m), 1.89-2.05(3H, m),2.91(2
H, m), 3.18(2H, d, J=7.4Hz), 3.33-3.38(2H, m), 3.5
5(2H, t, J=6.6Hz), 3.77-3.83(2H, m), 3.89(2H, s),
4.15(2H, t, J=4.8Hz), 4.24(2H, t, J=7.2Hz), 6.91(1
H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.24-7.29(2
H, m), 7.38-7.58(8H, m), 7.72(1H, s)
【0310】実施例261(化合物278の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(1−プロピル−1,2,
3−トリアゾール−5−イル)メチル]スルファニル]
フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(0.54g)を塩化メチレン(1
6.2ml)に溶解し、−78℃にてm−クロロ過安息
香酸(209mg)の塩化メチレン溶液(10.8m
l)を滴下した。15分攪拌後、飽和チオ硫酸ナトリウ
ム水溶液を加えた。酢酸エチルにて抽出後、飽和食塩水
にて洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶
媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[(1−プロピル−1,2,3−トリアゾール−5−
イル)メチル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化
合物278)(0.35g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.90(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
3(3H, t, J=7.0Hz), 0.97(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45
(2H, m), 1.54-1.65(2H, m), 1.54-1.65(2H, m),1.77-
1.91(2H, m), 2.07(1H, m), 2.93(2H, m), 3.19(2H, d,
J=7.4Hz), 3.36(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80
(2H, t, J=4.8Hz), 3.97(1H, d, J=14.2Hz), 4.08-4.16
(4H, m), 4.21(1H, d, J=13.8Hz), 6.92(1H, d, J=8.8H
z), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.31(2H, d, J=8.8Hz), 7.
32-7.50(6H, m), 7.78(2H, d, J=8.8Hz), 8.07(1H, s) IR(KBr) 2957, 2870, 1661, 1588, 1499, 1244, 1123,
1047, 833, 733cm-1 元素分析 C39H49N5O4S・0.2H2O Cald. C, 68.13 ; N, 1
0.19 ; H, 7.24 : Found.C, 68.04 ; N, 10.19 ; H, 7.
08
【0311】実施例262(化合物279の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(0.80g)をTHF(8.0ml)
に溶解し、DMF(3滴)を加え、0℃にて塩化チオニ
ル(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(1
6.0ml)を、S−(4−アミノフェニル) O−ベ
ンジルチオカルボナート(0.47g)、トリエチルア
ミン(1.53ml)のTHF溶液(14.1ml)に
0℃にて滴下した。室温にて2時間攪拌した後、メタノ
ール(28.2ml)、1N水酸化ナトリウム(14.
6ml)を加え、15分攪拌した。4−クロロメチル−
1−プロピル−1,2,3−トリアゾール(0.35
g)を加え、室温にて15分攪拌した。減圧下溶媒を半
分に濃縮し、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて
洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を
除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[(1
−プロピル−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メ
チル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物27
9)(0.60g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.90(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
3(3H, t, J=7.4Hz), 0.97(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45
(2H, m), 1.57-1.67(2H, m), 1.78-1.94(2H, m),2.04(1
H, m), 2.90(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.2Hz), 3.32-3.3
7(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H, t, J=4.8H
z), 4.12-4.19(2H, m), 4.18(2H, s), 4.23(2H, t, J=
7.0Hz), 6.91(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d, J=8.8H
z), 7.27-7.55(10H, m), 7.70(1H, s)
【0312】実施例263(化合物280の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(1−プロピル−1,2,
3−トリアゾール−4−イル)メチル]スルファニル]
フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(0.55g)を塩化メチレン(1
6.5ml)に溶解し、−78℃にてm−クロロ過安息
香酸(213mg)の塩化メチレン溶液(11ml)を
滴下した。15分攪拌後、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶
液を加えた。酢酸エチルにて抽出後、飽和食塩水にて洗
浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)
フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[(1−プ
ロピル−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチ
ル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物28
0)(0.39g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.90(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
4(3H, t, J=7.2Hz), 0.98(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45
(2H, m), 1.54-1.65(2H, m), 1.85-1.97(2H, m),2.08(1
H, m), 2.92(2H, m), 3.19(2H, d, J=7.2Hz), 3.30-3.3
9(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H, t, J=4.8H
z), 4.06-4.32(6H, m), 6.92(1H, d, J=8.8Hz), 6.98(2
H, d, J=8.8Hz), 7.38-7.53(8H, m), 7.73(2H, d, J=8.
8Hz), 7.83(1H, br) IR(KBr) 2959, 2870, 1661, 1607, 1499, 1244, 1044,
816, 733cm-1 元素分析 C39H49N5O4S Cald. C, 68.49 ; N, 10.24 ;
H, 7.22 : Found. C, 68.23 ; N, 10.20 ; H, 7.12
【0313】実施例264(化合物281の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(0.78g)をTHF(7.8ml)に
溶解し、DMF(3滴)を加え、0℃にて塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(16m
l)を、S−(4−アミノフェニル) O−ベンジルチ
オカルボナート(0.48g)、トリエチルアミン
(1.54ml)のTHF溶液(14.4ml)に0℃
にて滴下した。室温にて2時間攪拌した後、メタノール
(28.8ml)、1N水酸化ナトリウム(14.7m
l)を加え、15分攪拌した。5−クロロメチル−1−
プロピル−1,2,3−トリアゾール塩酸塩(0.43
g)を加え、室温にて15分攪拌した。減圧下溶媒を半
分に濃縮し、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて
洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を
除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−1−プロピル−N−[4−[[(1−
プロピル−1,2,3−トリアゾール−5−イル)メチ
ル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物28
1)(0.60g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.84-103(9H, m), 1.33-1.45
(2H, m), 1.54-1.77(4H,m), 1.90-2.02(2H, m), 2.90(2
H, m), 3.32(4H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H,
t, J=4.4Hz), 4.13-4.29(4H, m), 6.90(1H, d, J=8.4H
z), 6.98(2H, d,J=8.8Hz), 7.23-7.29(3H, m), 7.39-7.
57(7H, m), 7.67(1H, s) IR(KBr) 2961, 2872, 1659, 1586, 1497, 1240, 1123,
1067, 818, 733cm-1
【0314】実施例265(化合物282の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[4−[[(1−プロピル−1,2,3
−トリアゾール−5−イル)メチル]スルファニル]フ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボキサミド(0.53g)を塩化メチレン(1
5.9ml)に溶解し、−78℃にてm−クロロ過安息
香酸(0.21g)の塩化メチレン溶液(10.6m
l)を滴下した。15分攪拌後、飽和チオ硫酸ナトリウ
ム水溶液を加えた。酢酸エチルにて抽出後、飽和食塩水
にて洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶
媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−プロピル−N−[4−[[(1
−プロピル−1,2,3−トリアゾール−5−イル)メ
チル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物28
2)(0.25g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.85-1.03(9H, m), 1.33-1.4
5(2H, m), 1.57-1.89(6H, m), 2.92(2H, m), 3.32(4H,
m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H, t, J=4.8Hz), 3.
93-4.22(6H, m), 6.90(1H, d, J=8.2Hz), 6.97(2H, d,
J=8.4Hz), 7.13(1H, s), 7.29-7.49(7H, m), 7.76(2H,
d, J=8.8Hz), 7.97(1H, br) IR(KBr) 2961, 2874, 1661, 1588, 1505, 1242, 1177,
1049, 833, 731cm-1 元素分析 C38H47N5O4S・0.2H2O Cald. C, 67.77 ; N, 1
0.40 ; H, 7.09 : Found.C, 67.81 ; N, 10.41 ; H, 7.
06
【0315】実施例266(化合物283の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(0.70g)をTHF(7.0ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.18ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(14m
l)を、4−[[2−(1,2,4−トリアゾール−1
−イル)エチル]スルファニル]フェニルアミン(0.
39g)、トリエチルアミン(1.78ml)のTHF
溶液(7.8ml)に氷冷下滴下して、室温にて2時間
攪拌した。反応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出し
た。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−N−
[4−[[2−(1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)エチル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物283)(0.56g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.99
(3H, t, J=7.2Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.78(4H,
m), 2.91(2H, m), 3.28-3.35(4H, m), 3.55(2H,t, J=6.
6Hz), 3.78-3.84(2H, m), 4.13-4.19(2H, m), 4.32(2H,
t, J=6.6Hz), 6.90(1H, d, J=8.8Hz), 6.98(2H, d, J=
8.8Hz), 7.34-7.63(10H, m), 7.94(1H, s), 8.04(1H,
s) IR(KBr) 2957, 2872, 1651, 1586, 1499, 1242, 1179,
818, 733cm-1
【0316】実施例267(化合物284の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[4−[[2−(1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)エチル]スルファニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(0.86g)を塩化メチレン(25.8ml)
に溶解し、−78℃にてm−クロロ過安息香酸(0.3
6g)の塩化メチレン溶液(17.2ml)を加え、1
5分攪拌した。反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液
を加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−1−プロピル−N−[4−[[2−(1,
2,4−トリアゾール−1−イル)エチル]スルフィニ
ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(化合物284)(0.57
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.93(3H, t, J=6.8Hz), 0.99
(3H, t, J=6.8Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.53-1.82(4H,
m), 2.91(2H, m), 3.18-3.46(4H, m), 3.55(2H,t, J=6.
6Hz), 3.80(2H, t, J=4.6Hz), 4.13(2H, t, J=5.0Hz),
4.41-4.51(1H, m), 4.61-4.80(1H, m), 6.90(1H, d, J=
8.4Hz), 6.97(2H, d, J=8.4Hz), 7.40-7.57(7H, m), 7.
78(2H, d, J=8.8Hz), 7.81-7.91(1H, m), 7.93(1H, s),
8.10(1H,s) IR(KBr) 2959, 2870, 1661, 1588, 1501, 1242, 1044,
833, 733cm-1 元素分析 C36H44N5O4S Cald. C, 67.26 ; N, 10.89 ;
H, 6.90 : Found. C, 67.12 ; N, 10.81 ; H, 6.71
【0317】実施例268(化合物285の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(0.60g)をTHF(6.0ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.16ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(12m
l)を、4−[2−(1,2,4−トリアゾール−1−
イル)エトキシ]アニリン(0.32g)、トリエチル
アミン(1.18ml)のTHF溶液(12.0ml)
に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応液を
水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて
洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を
除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−1−プロピル−N−[4−[2−
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)エトキシ]フ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボキサミド(化合物285)(0.56g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.98
(3H, t, J=7.2Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.79(6H,
m), 2.89(2H, m), 3.26-3.35(4H, m), 3.55(2H,t, J=6.
2Hz), 3.79-3.83(2H, m), 4.12-4.18(2H, m), 4.29-4.3
2(2H, m), 4.56(2H, t, J=4.8Hz), 6.83(2H, d, J=8.8H
z), 6.89(1H, d, J=8.8Hz), 6.97(2H, d,J=8.8Hz), 7.3
8-7.48(8H, m), 7.96(1H, s), 8.22(1H, s) IR(KBr) 2959, 2872, 1651, 1605, 1510, 1238, 831, 7
33cm-1 元素分析 C36H43N5O4・0.2H2O Cald. C, 70.49 ; N, 11.
42 ; H, 7.13 : Found.C, 70.48 ; N, 11.41 ; H, 7.04
【0318】実施例269(化合物286の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(0.57g)をTHF(5.7ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.15ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(12m
l)を、4−[2−(イミダゾール−1−イル)エトキ
シ]アニリン(0.30g)、トリエチルアミン(1.
12ml)のTHF溶液(11.4ml)に氷冷下滴下
して、室温にて2時間攪拌した。反応液を水中に加え、
酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸
マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得ら
れた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精
製し、エタノールにて再結晶し、7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−N−[4−[2−(イミダ
ゾール−1−イル)エトキシ]フェニル]−1−プロピ
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カル
ボキサミド(化合物286)(0.41g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.99
(3H, t, J=7.0Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.80(6H,
m), 2.90(2H, m), 3.27-3.36(4H, m), 3.55(2H,t, J=6.
6Hz), 3.80(2H, t, J=4.6Hz), 4.15(2H, t, J=4.8Hz),
4.21(2H, t, J=4.8Hz), 4.32(2H, t, J=4.8Hz), 6.82-
7.08(7H, m), 7.37-7.60(9H, m) IR(KBr) 2957, 2872, 1651, 1605, 1510, 1240, 831cm
-1
【0319】実施例270(化合物287の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(0.80g)をTHF(8.0ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(16m
l)を、4−[3−(イミダゾール−1−イル)プロピ
ル]アニリン(0.42g)、トリエチルアミン(2.
1ml)のTHF溶液(12.6ml)に氷冷下滴下し
て、室温にて2時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢
酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
N−[4−[イミダゾール−1−イル]プロピル]フェ
ニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(化合物287)(0.
80g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.99
(3H, t, J=7.2Hz), 1.33-1.42(2H, m), 1.54-1.85(4H,
m), 2.03-2.18(2H, m), 2.59(2H, m), 2.91(4H,m), 3.5
5(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H, t, J=4.4Hz), 3.92(2H,
t, J=7.0Hz), 4.12-4.18(2H, m), 6.89(1H, d, J=8.4H
z), 6.91(1H, s), 6.97(2H, d, J=8.8Hz),7.08(1H, m),
7.13(2H, d, J=8.4Hz), 7.37-7.68(9H, m) IR(KBr) 2957, 2870, 1651, 1605, 1505, 1244, 816, 7
33cm-1 元素分析 C38H46N4O3 Cald. C, 75.22 ; N, 9.23 ; H,
7.64 : Found. C, 75.07; N, 9.35 ; H, 7.62
【0320】実施例271(化合物288の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(0.80g)をTHF(8.0ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(16m
l)を、4−[3−(1,2,4−トリアゾール−1−
イル)プロピル]アニリン(0.42g)、トリエチル
アミン(2.10ml)のTHF溶液(12.6ml)
に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応液を
水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて
洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を
除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−1−プロピル−N−[4−[3−
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]フ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボキサミド(化合物288)(0.52g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.93(3H, t, J=6.8Hz), 0.99
(3H, t, J=7.2Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.82(4H,
m), 2.17-2.31(2H, m), 2.61(2H, d, J=6.6Hz),2.91(2
H, m), 3.28-3.42(4H, m), 3.55(2H, t, J=6.2Hz), 3.8
0(2H, t, J=4.8Hz), 4.12-4.22(4H, m), 6.90(1H, d, J
=8.8Hz), 6.98(2H, d, J=8.8Hz), 7.15(2H, d,J=8.4H
z), 7.37-7.56(8H, m), 7.97(1H, s), 8.02(1H, s) IR(KBr) 2957, 2870, 1651, 1605, 1501, 1244, 818cm
-1 元素分析 C37H45N5O3・0.3H2O Cald. C, 72.47 ; N, 11.
42 ; H, 7.50 : Found.C, 72.45 ; N, 11.61 ; H, 7.47
【0321】実施例272(化合物289の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(0.80g)をTHF(8.0ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.21ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(16m
l)を、N−(4−アミノベンジル)−N−メチル−1
−プロピルイミダゾール−2−アミン(0.51g)の
ピリジン溶液(10.2ml)に氷冷下滴下して、室温
にて3時間攪拌した。減圧下溶媒を除去し、得られた残
さに水を加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水に
て洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒
を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−N−[4−[[メチル(1−プロピル
イミダゾール−2−イル)アミノ]メチル]フェニル]
−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(化合物289)(0.27
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.91(3H, t, J=7.2Hz), 0.93
(3H, t, J=7.2Hz), 0.98(3H, t, J=7.2Hz), 1.33-1.45
(2H, m), 1.57-1.80(6H, m), 2.66(3H, s), 2.91(2H,
m), 3.28-3.35(4H, m), 3.55(2H, t, J=6.2Hz), 3.8752
H, t, J=7.4Hz), 3.80(2H, t, J=4.8Hz), 4.10(2H, s),
4.16(2H, t, J=4.8Hz), 6.67(1H, d, J=1.4Hz), 6.84
(1H, d, J=1.6Hz), 6.90(1H, d, J=8.4Hz), 6.98(2H,
d, J=8.8Hz), 7.27-7.39(9H, m), 7.91(1H, dd, J=8.4,
2.6Hz), 8.38(1H, s), 8.62(1H, d, J=2.6Hz) IR(KBr) 2959, 2872, 1655, 1605, 1499, 1244, 833, 7
33cm-1 元素分析 C40H51N5O3・0.2H2O Cald. C, 73.52 ; N, 10.
72 ; H, 7.93 : Found.C, 73.46 ; N, 10.73 ; H, 7.79
【0322】実施例273(化合物290の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(1.0g)をTHF(10.0ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.26ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(20m
l)を、6−[[(1−プロピルイミダゾール−2−イ
ル)メチル]スルファニル]ピリジン−3−アミン
(0.65g)、トリエチルアミン(2.6ml)のT
HF溶液(19.5ml)に氷冷下滴下して、室温にて
3時間攪拌した。得られた残さに水を加え、酢酸エチル
にて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウ
ムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さを
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロ
ピル−N−[6−[[(1−プロピルイミダゾール−2
−イル)メチル]スルファニル]−3−ピリジニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(化合物290)(0.76g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.89(3H, t, J=7.4Hz), 0.93
(3H, t, J=7.2Hz), 0.98(3H, t, J=6.8Hz), 1.33-1.42
(2H, m), 1.57-1.83(6H, m), 2.90(2H, m), 3.26-3.34
(4H, m), 3.55(2H, t, J=6.4Hz), 3.80(2H, t, J=4.4H
z), 3.86(2H, t, J=7.2Hz), 4.15(2H, t, J=4.8Hz), 4.
50(2H, s), 6.80(1H, d, J=1.6Hz), 6.87(1H,d, J=9.2H
z), 6.92-6.98(3H, m), 7.17(1H, d, J=8.8Hz), 7.37-
7.45(5H, m),7.91(1H, dd, J=8.4, 2.6Hz), 8.38(1H,
s), 8.62(1H, d, J=2.6Hz)
【0323】実施例274(化合物291の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[6−[[(1−プロピルイミダゾール
−2−イル)メチル]スルファニル]−3−ピリジニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.70g)を塩化メチレン(21m
l)に溶解し、−78℃にてm−クロロ過安息香酸
(0.28g)の塩化メチレン溶液(14ml)を滴下
した。15分攪拌後、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を
加えた。酢酸エチルにて抽出後、飽和食塩水にて洗浄
し、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−1−プロピル−N−[6−[[(1−プロピ
ルイミダゾール−2−イル)メチル]スルフィニル]−
3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物291)(0.32
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.84(3H, t, J=7.2Hz), 0.93
(3H, t, J=7.2Hz), 1.02(3H, t, J=7.4Hz), 1.33-1.48
(2H, m), 1.54-1.83(6H, m), 3.00(2H, m), 3.30-3.38
(4H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.67-3.75(2H, m),
3.80(2H, t, J=4.8Hz), 4.07-4.18(3H, m), 4.25(1H,
d, J=14.2Hz), 6.81-7.12(7H, m), 7.34-7.41(3H, m),
7.49(1H, d, J=8.8Hz), 8.12(1H, dd, J=8.4, 1.8Hz),
8.96(1H, d, J=1.8Hz), 9.58(1H, br) IR(KBr) 2959, 2872, 1663, 1607, 1499, 1240, 1033,
731cm-1
【0324】実施例275(化合物292の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(1.0g)をTHF(10.0ml)
に溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.25ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(20m
l)を、6−[[(1−プロピルイミダゾール−2−イ
ル)メチル]スルファニル]ピリジン−3−アミン
(0.62g)、トリエチルアミン(2.6ml)のT
HF溶液(19.5ml)に氷冷下滴下して、室温にて
3時間攪拌した。得られた残さに水を加え、酢酸エチル
にて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウ
ムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さを
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソ
ブチル−N−[6−[[(1−プロピルイミダゾール−
2−イル)メチル]スルファニル]−3−ピリジニル]
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物292)(0.73g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.91(3H, t, J=7.2Hz), 0.93
(3H, t, J=7.2Hz), 0.97(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45
(2H, m), 1.57-1.78(6H, m), 2.04(1H,m), 2.92(2H,
m), 3.18(2H, t, J=7.4Hz), 3.32-3.38(2H, m), 3.55(2
H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H, t, J=4.8Hz), 3.89(2H, t,
J=7.4Hz), 4.13-4.18(2H, m), 4.54(2H, s),6.82(1H,
d, J=1.0Hz), 6.89-7.00(5H, m), 7.20(1H, d, J=8.4H
z), 7.37-7.48(5H, m), 7.93(1H, dd, J=8.8, 2.6Hz),
8.08(1H, s), 8.62(1H, d, J=1.8Hz)
【0325】実施例276(化合物293の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[6−[[(1−プロピルイミダゾー
ル−2−イル)メチル]スルファニル]−3−ピリジニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.66g)を塩化メチレン(20m
l)に溶解し、−78℃にてm−クロロ過安息香酸
(0.26g)の塩化メチレン溶液(13ml)を滴下
した。15分攪拌後、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を
加えた。酢酸エチルにて抽出後、飽和食塩水にて洗浄
し、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−1−イソブチル−N−[6−[[(1−プロ
ピルイミダゾール−2−イル)メチル]スルフィニル]
−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾア
ゼピン−4−カルボキサミド(化合物293)(0.3
9g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.81(3H, t, J=7.2Hz), 0.93
(3H, t, J=7.2Hz), 1.01(6H, d, J=6.6Hz), 1.26-1.65
(6H, m), 2.02-2.13(1H,m), 3.01(2H, m), 3.19(2H, t,
J=7.2Hz), 3.33(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.62
-3.74(2H, m), 3.80(2H, t, J=4.6Hz), 4.09-4.17(4H,
m), 6.79-7.15(7H, m), 7.32-7.51(4H, m),8.06-8.12(1
H, m), 8.95-9.01(1H, m), 10.06(1H, br) IR(KBr) 2959, 2870, 1667, 1607, 1499, 1242, 1111,
731cm-1
【0326】実施例277(化合物294の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(0.80g)をTHF(8.0ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.21ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(16m
l)を、6−[[(1−プロピルイミダゾール−5−イ
ル)メチル]スルファニル]ピリジン−3−アミン
(0.52g)のピリジン溶液(10.4ml)に氷冷
下滴下して、室温にて3時間攪拌した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さに水を加え、酢酸エチルにて抽出し
た。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−N−
[6−[[(1−プロピルイミダゾール−5−イル)メ
チル]スルファニル]−3−ピリジニル]−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化
合物294)(0.96g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.90(3H, t, J=7.4Hz), 0.93
(3H, t, J=7.4Hz), 0.98(3H, t, J=7.2Hz), 1.33-1.45
(2H, m), 1.54-1.81(6H, m), 2.90(2H, m), 3.26-3.34
(4H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H, t, J=4.8H
z), 3.84(2H, t, J=7.0Hz), 4.12-4.17(2H, m), 4.39(2
H, s), 6.85-6.99(4H, m), 7.13(1H, d, J=8.2Hz), 7.3
5-7.46(6H, m), 8.01(1H, dd, J=8.8, 2.6Hz), 8.42(1
H, s), 8.62(1H, d, J=2.2Hz)
【0327】実施例278(化合物295の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[6−[[(1−プロピルイミダゾール
−5−イル)メチル]スルファニル]−3−ピリジニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.96g)を塩化メチレン(29m
l)に溶解し、−78℃にてm−クロロ過安息香酸
(0.38g)の塩化メチレン溶液(14ml)を滴下
した。15分攪拌後、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を
加えた。酢酸エチルにて抽出後、飽和食塩水にて洗浄
し、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−1−プロピル−N−[6−[[(1−プロピ
ルイミダゾール−5−イル)メチル]スルフィニル]−
3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(化合物295)(0.23
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.88(3H, t, J=7.8Hz), 0.93
(3H, t, J=7.2Hz), 0.98(3H, t, J=7.2Hz), 1.33-1.45
(2H, m), 1.54-1.80(6H, m), 2.92(2H, m), 3.27-3.35
(4H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.77-3.83(2H, m),
3.87-3.95(2H, m), 4.06-4.17(3H, m), 4.36(1H, d, J=
14.8Hz), 6.42(1H, s), 6.82(1H, d, J=9.2Hz), 6.96(2
H, d, J=8.4Hz), 7.38-7.56(6H, m), 7.81-8.06(1H,
m), 8.12(1H, dd, J=8.8, 2.6Hz), 8.73-8.94(1H, m),
9.01(1H, s) IR(KBr) 2961, 2872, 1661, 1607, 1499, 1240, 733cm
-1
【0328】実施例279(化合物296の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(1.28g)をTHF(12.8m
l)に溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニ
ル(0.32ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(26
ml)を、6−[[(1−プロピルイミダゾール−5−
イル)メチル]スルファニル]ピリジン−3−アミン
(0.80g)のピリジン溶液(16ml)に氷冷下滴
下して、室温にて3時間攪拌した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さに水を加え、酢酸エチルにて抽出し
た。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N
−[6−[[(1−プロピルイミダゾール−5−イル)
メチル]スルファニル]−3−ピリジニル]−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物296)(1.4g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.92(3H, t, J=7.4Hz), 0.93
(3H, t, J=7.0Hz), 0.97(6H, d, J=6.2Hz), 1.33-1.45
(2H, m), 1.53-1.84(4H, m), 2.06(1H, m), 2.92(2H,
m), 3.19(2H, d, J=7.4Hz), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.
81(2H, t, J=4.8Hz), 3.87(2H, t, J=7.2Hz), 4.16(2H,
t, J=4.4Hz), 4.42(2H, s), 6.90-7.00(4H,m), 7.15(1
H, d, J=8.8Hz), 7.39-7.48(6H, m), 7.99-8.05(1H,
m), 8.05(1H,s), 8.61(1H, d, J=1.8Hz)
【0329】実施例280(化合物297の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[6−[[(1−プロピルイミダゾー
ル−5−イル)メチル]スルファニル]−3−ピリジニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(1.4g)を塩化メチレン(42ml)
に溶解し、−78℃にてm−クロロ過安息香酸(0.6
5g)の塩化メチレン溶液(28ml)を滴下した。1
5分攪拌後、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた。
酢酸エチルにて抽出後、飽和食塩水にて洗浄し、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
1−イソブチル−N−[6−[[(1−プロピルイミダ
ゾール−5−イル)メチル]スルフィニル]−3−ピリ
ジニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボキサミド(化合物297)(0.41g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.90(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
3(3H, t, J=6.8Hz), 0.97(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45
(2H, m), 1.54-1.81(4H, m), 2.06(1H, m), 2.93(2H,
m), 3.19(2H, d, J=7.4Hz), 3.36(2H, m), 3.55(2H, t,
J=6.6Hz), 3.80(2H, t, J=4.4Hz), 3.89-4.00(2H, m),
4.08-4.18(3H, m), 4.38(1H, d, J=14.4Hz), 6.42(1H,
s), 6.89-7.00(3H, m), 7.38-7.59(7H, m), 8.14(1H,
dd, J=8.4,2.2Hz), 8.50(1H, m), 8.94(1H, d, J=2.2H
z) IR(KBr) 2959, 2872, 1663, 1607, 1499, 1242, 733cm
-1
【0330】実施例281(化合物298、化合物29
9の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[6−[[(1−プロピルイミダゾー
ル−2−イル)メチル]スルフィニル]−3−ピリジニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミドをCHIRALCEL AD(5cmφ×
50cm)を用いて光学分割を行い、(+)−7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチ
ル−N−[6−[[(1−プロピルイミダゾール−2−
イル)メチル]スルフィニル]−3−ピリジニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(化合物298)(64mg、〔α〕=+20
3.2°)および(−)−7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[6−
[[(1−プロピルイミダゾール−2−イル)メチル]
スルフィニル]−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物2
99)(72mg)を得た。
【0331】実施例282(化合物300、化合物30
1の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[6−[[(1−プロピルイミダゾール
−5−イル)メチル]スルフィニル]−3−ピリジニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミドをCHIRALCEL AD(5cmφ×
50cm)を用いて光学分割を行い、(+)−7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル
−N−[6−[[(1−プロピルイミダゾール−5−イ
ル)メチル]スルフィニル]−3−ピリジニル]−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(化合物300)(107mg、〔α〕=+18
1.6°)および(−)−7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−1−プロピル−N−[6−
[[(1−プロピルイミダゾール−5−イル)メチル]
スルフィニル]−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物3
01)(103mg)を得た。
【0332】実施例283(化合物302、化合物30
3の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[6−[[(1−プロピルイミダゾー
ル−5−イル)メチル]スルフィニル]−3−ピリジニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミドをCHIRALCEL AD(5cmφ×
50cm)を用いて光学分割を行い、(+)−7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチ
ル−N−[6−[[(1−プロピルイミダゾール−5−
イル)メチル]スルフィニル]−3−ピリジニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(化合物302)(80mg、〔α〕=+22
5.8°)および(−)−7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[6−
[[(1−プロピルイミダゾール−5−イル)メチル]
スルフィニル]−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物3
03)(100mg)を得た。
【0333】実施例284(化合物304の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(1.0g)をTHF(10ml)に溶解
し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル(0.2
5ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減圧下溶媒
を除去し、得られた残さのTHF溶液(13.2ml)
を、4−[[2−(2−プロピルイミダゾール−1−イ
ル)エチル]スルファニル]アニリン(0.66g)の
ピリジン溶液(13.2ml)に氷冷下滴下して、室温
にて2時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢酸エチル
にて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウ
ムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さを
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソ
ブチル−N−[4−[[2−(2−プロピルイミダゾー
ル−1−イル)エチル]スルファニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(化合物304)(0.86g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
5(3H, t, J=7.2Hz), 0.97(6H, d, J=7.2Hz), 1.33-1.45
(2H, m), 1.57-1.75(4H, m), 2.03(1H, m), 2.47-2.56
(2H, m), 2.92(2H, m), 3.19(2H, d, J=7.0Hz), 3.33-
3.40(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.80(2H, t, J=
4.8Hz), 3.95-4.03(2H, m), 4.13-4.18(2H, m), 6.78(1
H, s), 6.78-7.00(4H, m), 7.35-7.48(7H, m), 7.61(2
H, d, J=8.8Hz), 7.78(1H, s)
【0334】実施例285(化合物305の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[2−(2−プロピルイミダ
ゾール−1−イル)エチル]スルファニル]フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(0.78g)を塩化メチレン(23.4m
l)に溶解し、−78℃にてメタクロロ過安息香酸
(0.34g)の塩化メチレン溶液(15.6ml)を
滴下した。15分攪拌後、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶
液を加え、室温まで昇温した。酢酸エチルにて抽出後、
飽和食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥し
た。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[4−[[2−(2−プロピルイミダゾール−1−イ
ル)エチル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物305)(345mg)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.88(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
2-1.01(9H, m), 1.32-1.44(2H, m), 1.54-1.81(4H, m),
2.04(1H, m), 2.61-2.69(2H, m), 2.92(2H, m),3.00-
3.12(2H, m), 3.18(2H, d, J=7.2Hz), 3.35(2H, m), 3.
55(2H, t, J=6.6Hz), 4.12-4.18(2H, m), 4.25-4.41(2
H, m), 6.78(1H, s), 6.88-6.98(4H, m), 7.38-7.46(8
H, m), 7.53(2H, d, J=7.6Hz), 7.81(2H, d, J=8.0Hz),
8.20(1H, s)IR(KBr) 2959, 1499, 1244, 733cm-1
【0335】実施例286(化合物306の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(0.79g)をTHF(7.9ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.20ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(10m
l)を、1−メチル−5−[[(1−プロピルイミダゾ
ール−5−イル)メチル]チオ]−1,2,4−トリア
ゾール−3−アミン(0.50g)のピリジン溶液(1
0ml)に氷冷下滴下して、室温にて2時間攪拌した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さに水を加え、酢酸エ
チルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネ
シウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[1−メチル−5−[[(1−プロピ
ルプロピルイミダゾール−5−イル)メチル]スルファ
ニル]−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(化合物306)(0.40g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=6.8Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 0.96(3H, t, J=7.4Hz), 1.30-1.45
(2H, m), 1.54-1.67(2H, m), 1.74-1.89(2H, m),2.04(1
H, m), 2.93(2H, m), 3.19(2H, d, J=7.2Hz), 3.33-3.3
8(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.65-3.74(2H, m),
3.69(3H, s), 3.91(2H, t, J=7.0Hz), 4.13-4.19(2H,
m), 4.43(2H, s), 6.89-7.01(4H, m), 7.37-7.50(6H,
m), 8.10(1H, s) IR(KBr) 2959, 1667, 1499, 1242, 733cm-1
【0336】実施例287(化合物307の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(1.0g)をTHF(10ml)に溶解
し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル(0.2
5ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減圧下溶媒
を除去し、得られた残さのTHF溶液(13.2ml)
を、S−(4−アミノフェニル)O−ベンジルチオカー
ボネート(0.59g)、トリエチルアミン(1.91
ml)のTHF溶液(17.8ml)に氷冷下滴下し
て、室温にて2時間攪拌した。反応液にメタノール(3
5.6ml)、1規定水酸化ナトリウム(18.3m
l)を加え、室温にて20分攪拌した。5−クロロメチ
ル−1−(2−メトキシエチル)イミダゾール塩酸塩
(0.58g)を加え、室温にて20分攪拌し、減圧下
溶媒を除去し、得られた残さに水を加え、酢酸エチルに
て抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウム
にて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソ
ブチル−N−[4−[[[1−(2−メトキシエチル)
イミダゾール−5−イル]メチル]スルファニル]フェ
ニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(化合物307)(550mg)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.54-1.65(2H,
m), 2.03(1H, m), 2.90(2H, m), 3.32(3H, s),3.55(2
H, t, J=6.6Hz), 3.61-3.67(2H, m), 3.76-3.83(2H,
m), 4.02(2H, s), 4.09-4.18(4H, m), 6.68(1H, s), 6.
91(1H, d, J=8.4Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.22(1H,
s), 7.37-7.56(9H, m), 7.91(1H, s) IR(KBr) 2955, 1651, 1497, 1244, 733cm-1
【0337】実施例288(化合物308の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[[1−(2−メトキシエチ
ル)イミダゾール−5−イル]メチル]スルファニル]
フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(0.49g)を塩化メチレン(1
4.7ml)に溶解し、−78℃にてメタクロロ過安息
香酸(0.25g)の塩化メチレン溶液(9.8ml)
を滴下した。15分攪拌後、飽和チオ硫酸ナトリウム水
溶液を加え、室温まで昇温した。酢酸エチルにて抽出
後、飽和食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N
−[4−[[[1−(2−メトキシエチル)イミダゾー
ル−5−イル]メチル]スルフィニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(化合物308)(0.26g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.45(2H, m), 1.57-1.68(2H,
m), 2.04(1H, m), 2.93(2H, m), 3.19(2H, d, J=7.4H
z), 3.28(3H, s), 3.36(2H, m), 3.54-3.58(4H, m), 3.
78-3.83(2H, m), 3.99-4.06(3H, m), 4.12-4.20(3H,
m), 6.56(1H, s), 6.92(1H, d, J=9.2Hz), 6.97(2H, d,
J=8.8Hz), 7.32-7.56(9H, m), 7.74(2H, d, J=8.6Hz),
7.99(1H, s) IR(KBr) 2959, 1653, 1497, 1246, 1119cm-1
【0338】実施例289(化合物309の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(1.0g)をTHF(10ml)に溶解
し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル(0.25
ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減圧下溶媒を
除去し、得られた残さのTHF溶液(13.4ml)
を、4−[[2−[(1−メチルイミダゾール−2−イ
ル)チオ]エチル]チオ]アニリン(0.67g)のピ
リジン溶液(13.4ml)に氷冷下滴下して、室温に
て2時間攪拌した。減圧下溶媒を除去し、得られた残渣
に水を加え酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗
浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)
フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[2−
[(1−メチルイミダゾール−2−イル)スルファニ
ル]エチル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物309)(1.2g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.47(2H, m), 1.54-1.68(2H,
m), 2.07(1H, m), 2.89(2H, m), 3.15(3H, s),3.17(2
H, d, J=7.0Hz), 3.30-3.35(2H, m), 3.55(2H, t, J=7.
0Hz), 3.58(3H, s), 3.77-3.83(2H, m), 4.12-4.17(2H,
m), 6.87-7.07(4H, m), 7.18-7.47(8H, m), 7.54(2H,
d, J=8.8Hz), 7.84(1H, s)
【0339】実施例290(化合物310の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[2−[(1−メチルイミダ
ゾール−2−イル)スルファニル]エチル]スルファニ
ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(1.20g)を塩化メチレン
(24.0ml)に溶解し、−78℃にてメタクロロ過
安息香酸(0.52g)の塩化メチレン溶液(24.0
ml)を滴下した。15分攪拌後、飽和チオ硫酸ナトリ
ウム水溶液を加え、室温まで昇温した。酢酸エチルにて
抽出後、飽和食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシウムにて
乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[4−[[2−[(1−メチルイミダゾール−2
−イル)スルファニル]エチル]スルフィニル]フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物310)(0.68g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
6(6H, d, J=6.6Hz), 1.32-1.47(2H, m), 1.54-1.65(2H,
m), 2.08(1H, m), 2.92(2H, m), 3.18-3.30(4H,m), 3.
19(2H, d, J=7.2Hz), 3.36(2H, m), 3.55(2H, t, J=6.6
Hz), 3.57(3H, s), 3.77-3.83(2H, m), 4.12-4.18(2H,
m), 6.89-6.95(3H, m), 7.01(2H, d, J=8.8Hz), 7.38-
7.56(7H, m), 7.77(2H, d, J=8.8Hz), 8.11(1H, s) IR(KBr) 2955, 1661, 1497, 1246cm-1
【0340】実施例291(化合物311の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(0.57g)をTHF(5.7ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.14ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(7.6
ml)を、4−[[2−[(4−メチル−1,2,4−
トリアゾール−3−イル)チオ]エチル]チオ]アニリ
ン(0.38g)のピリジン溶液(7.6ml)に氷冷
下滴下して、室温にて2時間攪拌した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さに水を加え酢酸エチルにて抽出し
た。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N
−[4−[[2−[(4−メチル−1,2,4−トリア
ゾール−3−イル)スルファニル]エチル]スルファニ
ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(化合物311)(0.60
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.0Hz), 0.9
7(6H, d, J=6.6Hz), 1.33-1.47(2H, m), 1.53-1.65(2H,
m), 2.06(1H, m), 2.89(2H, m), 3.17(2H, d, J=7.4H
z), 3.17(2H, d, J=7.0Hz), 3.29-3.36(4H, m), 3.52(3
H, s), 3.55(2H, t, J=6.6Hz), 3.77-3.83(2H, m), 4.1
2-4.17(2H, m), 4.38(2H, t, J=6.6Hz), 6.91(1H, d, J
=8.8Hz), 6.97(2H, d, J=8.8Hz), 7.14-7.23(1H, m),
7.36-7.56(8H, m), 7.67(1H, s) IR(KBr) 2959, 1651, 1497, 1242, 733cm-1
【0341】実施例292(化合物312の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(0.65g)をTHF(6.5ml)に
溶解し、DMF(三滴)を加えた後、塩化チオニル
(0.16ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さのTHF溶液(9.4
ml)を、2−[[(1−プロピルイミダゾール−5−
イル)メチル]チオ]ベンズイミダゾール−5−アミン
(0.47g)のピリジン溶液(9.4ml)に氷冷下
滴下して、室温にて2時間攪拌した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残渣に水を加え酢酸エチルにて抽出した。
飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥し
た。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[2−[[(1−プロピルイミダゾール−5−イル)メ
チル]スルファニル]ベンズイミダゾール−5−イル]
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物312)(0.64g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.83(3H, t, J=7.6Hz), 0.9
2((3H, m), 0.94(6H, d,J=7.0Hz), 1.33-1.45(2H, m),
1.54-1.68(2H, m), 2.04(1H, m), 2.89(2H, m),3.13(2
H, d, J=6.8Hz), 3.30(2H, m), 3.54(2H, t, J=6.6Hz),
3.76-3.84(2H,m), 4.13(2H, t, J=4.8Hz), 4.49(2H,
s), 6.85-6.96(4H, m), 7.35-7.47(8H, m), 8.04(1H, b
r), 8.23(1H, s)
【0342】実施例293(化合物313の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[2−[[(1−プロピルイミダゾー
ル−5−イル)メチル]スルファニル]ベンズイミダゾ
ール−5−イル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(0.64g)を塩化メチレ
ン(19.2ml)に溶解し、−78℃にてメタクロロ
過安息香酸(0.27g)の塩化メチレン溶液(12.
8ml)を滴下した。15分攪拌後、飽和チオ硫酸ナト
リウム水溶液を加え、室温まで昇温した。酢酸エチルに
て抽出後、飽和食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシウムに
て乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチ
ル−N−[2−[[(1−プロピルイミダゾール−5−
イル)メチル]スルフィニル]ベンズイミダゾール−5
−イル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボキサミド(化合物313)(0.21g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.87(3H, t, J=7.4Hz), 0.9
2((3H, t, J=7.4Hz), 0.98(6H, d, J=7.2Hz), 1.32-1.4
5(2H, m), 1.53-1.70(2H, m), 2.04(1H, m), 2.84(2H,
m), 3.07-3.12(2H, m), 3.2(2H, m), 3.54(2H, t, J=6.
6Hz), 3.66-3.81(4H, m), 4.08-4.13(2H, m), 4.31(1H,
d, J=14.6Hz), 4.56(1H, d, J=14.6Hz),6.37(1H, s),
6.85(1H, d, J=8.4Hz), 6.93(2H, d, J=8.8Hz), 7.32-
7.45(8H, m), 7.82(1H, s) IR(KBr) 2959, 1653, 1499, 1244cm-1
【0343】実施例294(化合物314の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[2−エトキシ−4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリ
ジン−2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(120
mg)、イソブチルアルデヒド(140mg)、トリア
セトキシ水素化ホウ素ナトリウム(410mg)の1,
2−ジクロロエタン(10ml)溶液に酢酸(0.06
ml)を加え終夜攪拌した。水を加えた後、酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシ
ウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノー
ル:酢酸エチル=1:8)で精製し、黄色のアモルファ
スとして7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[2−エトキシ−4−[ヒドロキシ(1−オ
キシドピリジン−2−イル)メチル]フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(63mg)(化合物314)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.89-1.00 (9H, m), 1.30-
1.70 (7H, m), 2.00-2.20 (1H, m), 2.90-3.00 (2H,
m), 3.20 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.30-3.45 (2H, m),3.55
(2H, t, J=6.2 Hz), 3.81 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.10-
4.30 (4H, m), 6.02-6.10 (1H, m), 6.45-6.55 (1H,
m), 6.70 (1H, s), 6.90-7.05 (5H, m), 7.17(1H, s),
7.24-7.28 (1H, m), 7.35-7.60 (5H, m), 8.22-8.32 (1
H, m), 8.36 (1H, s), 8.48 (1H, d. J=8.8 Hz). 元素分析 C41H49N3O6・0.4H2O Calcd. C, 71.67 ; H, 7.
31 ; N, 6.12 ; Found.C, 71.39 ; H, 7.22 ; N, 5.83.
【0344】実施例295(化合物315の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]−3−トリフルオロメチルフェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(80mg)、イソブチルアルデヒド(100m
g)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(286
mg)の1,2−ジクロロエタン(10ml)溶液に酢
酸(0.04ml)を加え終夜攪拌した。水を加えた
後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
い、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留
去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(酢酸エチル)で精製し、黄色のアモルファスとし
て7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N
−[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]−3−トリフルオロメチルフェニル]−1
−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン
−4−カルボキサミド(30mg)(化合物315)を
得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-1.00 (9H, m), 1.26-
1.70 (4H, m), 2.00-2.20 (1H, m), 2.90-3.00 (2H,
m), 3.21 (1H, d, J=7.4 Hz), 3.35-3.45 (2H, m),3.56
(2H, t, J=7.0 Hz), 3.81 (2H, t, J=5.2 Hz), 4.16
(2H, t, J=5.2 Hz),6.45-6.49 (1H, m), 6.57-6.63 (1
H, m), 6.71 (1H, d, J=2.6 Hz), 6.92-7.01(3H, m),
7.17-7.53 (7H, m), 7.77 (1H, s), 7.93 (2H, s), 8.0
4 (1H, s), 8.31 (1H, d, J=5.8 Hz). 元素分析 C40H44N3O5F3・0.3H2O Calcd. C, 67.74 ; H,
6.34 ; N, 5.93 ; Found. C, 67.58 ; H, 6.28 ; N, 5.
85.
【0345】実施例296(化合物316の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(438mg)のテトラヒドロフラン
(10ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃で
塩化チオニル(0.095ml)を加えた後、室温に戻
して窒素雰囲気下で1時間撹拌した。この溶液を4−
[(チアゾール−2−イルメチル)スルファニル]アニ
リン(265mg)、トリエチルアミン(3.6ml)
のテトラヒドロフラン(10ml)溶液に0℃において
加えた。室温、窒素雰囲気下において終夜撹拌した後水
を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗い硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で
留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、ヘ
キサン−酢酸エチルから再結晶して黄色の結晶として7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イ
ソブチル−N−[4−[(チアゾール−2−イルメチ
ル)スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(424mg)
(化合物316)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.98 (9H, m), 1.34-
1.70 (4H, m), 1.95-2.20 (1H, m), 2.90 (2H, t, J=4.
4 Hz), 3.18 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.36 (2H, t,J=4.4 H
z), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.8 H
z), 4.16 (2H, t,J=4.8 Hz), 4.40 (2H, s), 6.92 (1H,
d, J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz),7.24 (1H, d,
J=3.2 Hz), 7.35-7.55 (10H, m), 7.67 (1H, d, J=3.2
Hz). 元素分析 C37H43N3O3S2 Calcd. C, 69.23 ; H, 6.75 ;
N, 6.55 ; Found. C, 69.34 ; H, 6.79 ; N, 6.60.
【0346】実施例297(化合物317の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(チアゾール−2−イルメチ
ル)スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(150mg)
のジクロロメタン(10ml)溶液に70%3−クロロ
過安息香酸(57.6mg)のジクロロメタン(10m
l)溶液を−78℃において滴下した。滴下終了後チオ
硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温に戻し30分攪拌し
た後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢
酸エチル=1:3→酢酸エチル)で分離精製し、ヘキサ
ン−酢酸エチルから再結晶して黄色の結晶として7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソ
ブチル−N−[4−[(チアゾール−2−イルメチル)
スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(110mg)(化
合物317)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.89-0.99 (9H, m), 1.30-
1.70 (4H, m), 2.00-2.20 (1H, m), 2.92 (2H, t, J=5.
2 Hz), 3.19 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.37 (2H, t,J=5.2 H
z), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.8 H
z), 4.16 (2H, t,J=4.8 Hz), 4.40 (1H, d, J=13.2 H
z), 4.48 (1H, d, J=13.2 Hz), 6.93 (1H, d, J=8.8 H
z), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.31 (1H, d, J=3.4 H
z), 7.39-7.49 (7H, m), 7.71-7.78 (4H, m). 元素分析 C37H43N3O4S2 Calcd. C, 67.55 ; H, 6.59 ;
N, 6.39 ; Found. C, 67.46 ; H, 6.39 ; N, 6.39.
【0347】実施例298(化合物318の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(385mg)のテトラヒドロフラン
(10ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃で
塩化チオニル(0.084ml)を加えた後、室温に戻
して窒素雰囲気下で1時間撹拌した。この溶液を4−
[[(3−メチルイソチアゾール−2−イル)メチル]
スルファニル]アニリン(250mg)、トリエチルア
ミン(3.2ml)のテトラヒドロフラン(10ml)
溶液に0℃において加えた。室温、窒素雰囲気下におい
て1.5時間撹拌した後水を加えて、酢酸エチルで抽出
した。有機層を飽和食塩水で洗い硫酸マグネシウムで乾
燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル=3:1)で精製し、ヘキサン−エーテルから再結晶
して黄色の結晶として7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[(3
−メチルイソチアゾール−5−イル)メチル]スルファ
ニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(343mg)(化合物31
8)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.34-
1.70 (4H, m), 1.95-2.20 (1H, m), 2.42 (3H, s), 2.8
5-2.95 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=6.6 Hz), 3.32-3.43
(2H, m), 3.55 (2H, t, J=7.0 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.
4 Hz), 4.16 (2H,t, J=5.4 Hz), 4.25 (2H, s), 6.79
(1H, s), 6.90-7.00 (3H, m), 7.34-7.57(10H, m).
【0348】実施例299(化合物319の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(3−メチルイソチアゾー
ル−2−イル)メチル]スルファニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(150mg)のジクロロメタン(10ml)溶
液に70%3−クロロ過安息香酸(56.5mg)のジ
クロロメタン(10ml)溶液を−78℃において滴下
した。滴下終了後チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、室
温に戻し30分攪拌した後酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗っ
た後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で
留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル)で分離精製し、ヘキサン−酢酸エ
チルから再結晶して黄色の結晶として7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[4−[[(3−メチルイソチアゾール−5−イル)メ
チル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(132m
g)(化合物319)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.34-
1.69 (4H, m), 2.00-2.20 (1H, m), 2.44 (3H, s), 2.8
5-3.00 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.35-3.45
(2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=4.
8 Hz), 4.13-4.31(3H, m), 4.34 (1H, d, J=13.8 Hz),
6.79 (1H, s), 6.91-7.00 (3H, m), 7.40-7.51 (7H,
m), 7.52-7.76 (3H, m). 元素分析 C38H45N3O4S2 Calcd. C, 67.93 ; H, 6.75 ;
N, 6.25 ; Found. C, 67.78 ; H, 6.67 ; N, 6.27.
【0349】実施例300(化合物320の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃で
塩化チオニル(0.15ml)を加えた後、室温に戻し
て窒素雰囲気下で1時間撹拌した。この溶液を4−
[[(1−メチルピラゾール−2−イル)メチル]スル
ファニル]アニリン(456mg)、トリエチルアミン
(5.8ml)のテトラヒドロフラン(15ml)溶液
に0℃において加えた。室温、窒素雰囲気下において1
時間撹拌した後水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗い硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=
1:1)で精製して黄色のアモルファスとして7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチ
ル−N−[[(1−メチルピラゾール−5−イル)メチ
ル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(827mg)
(化合物320)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.89-0.99 (9H, m), 1.34-
1.45 (2H, m), 1.54-1.64 (2H, m), 2.00-2.20 (1H,
m), 2.90 (2H, t, J=4.2 Hz), 3.19 (2H, d, J=7.0Hz),
3.36 (2H, t, J=4.4 Hz), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz),
3.78-3.83 (5H, m),4.01 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=5.0
Hz), 5.97 (1H, d, J=1.8 Hz), 6.90-7.00(3H, m), 7.
27-7.33 (3H, m), 7.37-7.58 (8H, m).
【0350】実施例301(化合物321の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(1−メチルピラゾール−
2−イル)メチル]スルファニル]フェニル]−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(200mg)のジクロロメタン(10ml)溶液に7
0%3−クロロ過安息香酸(116mg)のジクロロメ
タン(10ml)溶液を−78℃において滴下した。滴
下終了後チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温に戻し
30分攪拌した後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、硫
酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(酢酸エチル)で分離精製して、黄色のアモルファスと
して7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
1−イソブチル−N−[4−[[(1−メチルピラゾー
ル−5−イル)メチル]スルフィニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(139mg)(化合物321)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.88-0.99 (9H, m), 1.34-
1.70 (4H, m), 2.00-2.20 (1H, m), 2.90-2.97 (2H,
m), 3.20 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.30-3.45 (2H, m),3.52
-3.58 (5H, m), 3.81 (2H, t, J=4.6 Hz), 4.12-4.18
(4H, m), 5.98 (1H,d, J=2.2 Hz), 6.91-7.02 (3H, m),
7.34-7.52 (8H, m), 7.72-7.76 (3H, m). 元素分析 C38H46N4O4S・0.3H2O Calcd. C, 69.12 ; H,
7.11 ; N, 8.49 ; Found.C, 68.94 ; H, 6.96 ; N, 8.1
5.
【0351】実施例302(化合物322の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃で
塩化チオニル(0.15ml)を加えた後、室温に戻し
て窒素雰囲気下で1時間撹拌した。この溶液を4−
[[(1−メチルイミダゾール−2−イル)メチル]ス
ルファニル]アニリン(456mg)、トリエチルアミ
ン(5.8ml)のテトラヒドロフラン(15ml)溶
液に0℃において加えた。室温、窒素雰囲気下において
終夜撹拌した後水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗い硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製して黄
色のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[(1−メチルイミダゾール−2−イル)メチル]ス
ルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(576mg)(化合
物322)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.34-
1.45 (2H, m), 1.54-1.80 (2H, m), 2.00-2.15 (1H,
m), 2.91 (2H, t, J=5.6 Hz), 3.18 (2H, d, J=7.0Hz),
3.36 (2H, t, J=5.6 Hz), 3.52-3.59 (5H, m), 3.80
(2H, t, J=4.8 Hz),4.11 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=4.8
Hz), 6.78 (1H, d, J=1.0 Hz), 6.89 (1H,d, J=1.4 H
z), 6.93-7.00 (3H, m), 7.31-7.55 (9H, m), 7.80 (1
H, s). 元素分析 C38H46N4O3S Calcd. C, 71.44 ; H, 7.26 ;
N, 8.77 ; Found. C, 71.28 ; H, 7.29 ; N, 8.38.
【0352】実施例303(化合物323、化合物32
4の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(1−メチルイミダゾール
−2−イル)メチル]スルファニル]フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(200mg)のジクロロメタン(20ml)溶液に
70%3−クロロ過安息香酸(116mg)のジクロロ
メタン(20ml)溶液を−78℃において滴下した。
滴下終了後チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温に戻
し30分攪拌した後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、
硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去し
て得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(メタノール:酢酸エチル=1:8)で分離精製して、
ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して黄色の結晶として
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(1−メチルイミダゾール
−2−イル)メチル]スルフィニル]フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(118mg)(化合物323)、ヘキサン−酢酸エ
チルから再結晶して黄色の結晶として7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[4−[[(1−メチルイミダゾール−2−イル)メチ
ル]スルホニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(33.5mg)
(化合物324)を得た。 化合物3231 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-1.00 (9H, m), 1.34-
1.50 (2H, m), 1.55-1.65 (2H, m), 2.00-2.20 (1H,
m), 2.90-3.00 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=7.4 Hz),3.33
-3.43 (2H, m), 3.46 (3H, s), 3.55 (2H, t, J=6.6 H
z), 3.80 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.05-4.28 (4H, m), 6.8
1 (1H, d, J=1.2 Hz), 6.90-7.00 (4H, m),7.40-7.48
(7H, m), 7.74 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.91 (1H, s). 元素分析 C38H46N4O4S・0.8H2O Calcd. C, 68.19 ; H,
7.17 ; N, 8.37 ; Found.C, 68.13 ; H, 6.92 ; N, 7.9
7. 化合物3241 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-1.02 (9H, m), 1.30-
1.65 (4H, m), 1.90-2.20 (1H, m), 2.90-3.00 (2H,
m), 3.21 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.32-3.42 (2H, m),3.55
(2H, t, J=6.6 Hz), 3.64 (3H, s), 3.81 (2H, t, J=
4.4 Hz), 4.16 (2H,t, J=4.8 Hz), 4.34 (2H, s), 6.85
-6.99 (5H, m), 7.23-7.29 (2H, m), 7.39-7.43 (3H,
m), 7.55 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.75 (2H, d, J=8.8 H
z), 8.48 (1H,s). 元素分析 C38H46N4O5S・0.1H2O Calcd. C, 67.85 ; H,
6.92 ; N, 8.33 ; Found.C, 67.62 ; H, 6.87 ; N, 8.0
3.
【0353】実施例304(化合物325,326の製
造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(1−メチルイミダゾール
−2−イル)メチル]スルフィニル]フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(600mg)をCHIRAKPAK AD 50mmID×500mmL (ヘ
キサン/エタノール)を用いて分割し、(+)−7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソ
ブチル−N−[4−[[(1−メチルイミダゾール−2
−イル)メチル]スルフィニル]フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(270mg)(化合物325)、(−)−7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[4−[[(1−メチルイミダゾール−2−イ
ル)メチル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(28
0mg)(化合物326)を得た。 化合物325 [a]D=+7.71°(C=5.00% エタノール溶液, >99.9%ee) 化合物326 [a]D=-8.20°(C=4.80% エタノール溶液, >99.9%ee)
【0354】実施例305(化合物327の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃で
塩化チオニル(0.15ml)を加えた後、室温に戻し
て窒素雰囲気下で1時間撹拌した。この溶液を4−
[(イソキサゾール−5−イルメチル)スルファニル]
アニリン(429mg)、トリエチルアミン(5.8m
l)のテトラヒドロフラン(15ml)溶液に0℃にお
いて加えた。室温、窒素雰囲気下において1.5時間撹
拌した後水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を
飽和食塩水で洗い硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒
を減圧下で留去して得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で
精製し、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して黄色の結
晶として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−N−[4−[(イソキサゾール
−5−イルメチル)スルファニル]フェニル]−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(557mg)(化合物327)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.89-0.99 (9H, m), 1.20-
1.70 (4H, m), 1.98-2.20 (1H, m), 2.85-2.95 (2H,
m), 3.19 (2H, d, J=7.0 Hz), 3.30-3.41 (2H, m),3.55
(2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.4 Hz), 4.12-
4.18 (4H, m), 6.00(1H, s), 6.90-7.00 (3H, m), 7.34
-7.57 (10H, m), 8.12 (1H, s). 元素分析 C37H43N3O4S Calcd. C, 71.01 ; H, 6.93 ;
N, 6.71 ; Found. C, 70.90 ; H, 6.96 ; N, 6.64.
【0355】実施例306(化合物328、化合物32
9の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(イソキサゾール−5−イル
メチル)スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(200m
g)のジクロロメタン(20ml)溶液に70%3−ク
ロロ過安息香酸(118mg)のジクロロメタン(20
ml)溶液を−78℃において滴下した。滴下終了後水
を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて酢酸エ
チルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、飽和食塩水で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥さ
せた。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=
1:1→1:4)で分離精製して、ヘキサン−酢酸エチ
ルから再結晶して黄色の結晶として7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[4−[(イソキサゾール−5−イルメチル)スルフィ
ニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(103mg)(化合物32
8)、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して黄色の結晶
として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−1−イソブチル−N−[4−[(イソキサゾール−5
−イルメチル)スルホニル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(7
2.8mg)(化合物329)を得た。 化合物3281 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.34-
1.65 (4H, m), 2.00-2.20 (1H, m), 2.88-2.98 (2H,
m), 3.20 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.35-3.40 (2H, m),3.55
(2H, t, J=7.0 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.16
(2H, t, J=4.8 Hz),4.23 (2H, s), 6.21 (1H, d, J=1.8
Hz), 6.91-7.00 (3H, m), 7.39-7.52 (7H,m), 7.74-7.
78 (3H, m), 8.18 (1H, d, J=1.8 Hz). 元素分析 C37H43N3O5S・0.2H2O Calcd. C, 68.85 ; H,
6.78 ; N, 6.51 ; Found.C, 68.71 ; H, 6.60 ; N, 6.4
7. 化合物3291 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.30-
1.70 (4H, m), 1.90-2.10 (1H, m), 2.90-3.00 (2H,
m), 3.20 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.32-3.42 (2H, m),3.55
(2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.4 Hz), 4.16
(2H, t, J=5.2 Hz),4.57 (2H, s), 6.40 (1H, d, J=1.8
Hz), 6.91-7.00 (3H, m), 7.40-7.51 (5H,m), 7.69-7.
81 (5H, m), 8.23 (1H, d, J=2.0 Hz). 元素分析 C37H43N3O6S Calcd. C, 67.56 ; H, 6.59 ;
N, 6.39 ; Found. C, 67.28 ; H, 6.49 ; N, 6.35.
【0356】実施例307(化合物330の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃で
塩化チオニル(0.15ml)を加えた後、室温に戻し
て窒素雰囲気下で1時間撹拌した。この溶液を4−
[(ピラゾール−1−イルメチル)スルファニル]アニ
リン(427mg)、トリエチルアミン(5.8ml)
のテトラヒドロフラン(15ml)溶液に0℃において
加えた。室温、窒素雰囲気下において15分撹拌した後
水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗い硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下
で留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し黄
色のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[(ピ
ラゾール−1−イルメチル)スルファニル]フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(384mg)(化合物330)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.30-
1.65 (4H, m), 1.95-2.20 (1H, m), 2.91 (2H, t, J=5.
0 Hz), 3.19 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.36 (2H, t,J=5.0 H
z), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.8 H
z), 4.16 (2H, t,J=4.8 Hz), 5.38 (2H, s), 6.21 (1H,
t, J=1.8 Hz), 6.92 (1H, d, J=8.8 Hz),6.98 (2H, d,
J=8.8 Hz), 7.26-7.56 (12H, m).
【0357】実施例308(化合物331の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(ピラゾール−1−イルメチ
ル)スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(150mg)
のジクロロメタン(10ml)溶液に70%3−クロロ
過安息香酸(59.2mg)のジクロロメタン(10m
l)溶液を−78℃において滴下した。滴下終了後チオ
硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温に戻し30分攪拌し
た後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢
酸エチル=1:2→酢酸エチル)で分離精製して、ヘキ
サン−酢酸エチルから再結晶して黄色の結晶として7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソ
ブチル−N−[4−[(ピラゾール−1−イルメチル)
スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(80mg)(化合
物331)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.34-
1.45 (2H, m), 1.55-1.67 (2H, m), 2.00-2.15 (1H,
m), 2.50-2.80 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=6.8 Hz),3.30
-3.43 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H,
t, J=5.2 Hz), 4.16(2H, t, J=5.2 Hz), 5.15 (2H, s),
6.29 (1H, t, J=1.8 Hz), 6.91-7.01 (3H,m), 7.40-7.
57 (9H, m), 7.72-7.79 (3H, m). 元素分析 C37H44N4O4S Calcd. C, 69.35 ; H, 6.92 ;
N, 8.74 ; Found. C, 69.13 ; H, 6.91 ; N, 8.59.
【0358】実施例309(化合物332の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃で
塩化チオニル(0.15ml)を加えた後、室温に戻し
て窒素雰囲気下で1時間撹拌した。この溶液を4−
[[(1−エチルイミダゾール−2−イル)メチル]ス
ルファニル]アニリン(485mg)、トリエチルアミ
ン(5.8ml)のテトラヒドロフラン(15ml)溶
液に0℃において加えた。室温、窒素雰囲気下において
1時間撹拌した後水を加えて、酢酸エチルで抽出した。
有機層を飽和食塩水で洗い硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製し黄色
のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−N−[4−[[(1−エチルイミダゾ
ール−2−イル)メチル]スルファニル]フェニル]−
1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(471mg)(化合物33
2)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.98 (9H, m), 1.34-
1.50 (5H, m), 1.55-1.70 (2H, m), 1.95-2.15 (1H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.4 Hz),3.30
-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H,
t, J=4.8 Hz), 3.94(2H, q, J=7.2 Hz), 4.10-4.18 (4
H, m), 6.86 (1H, d, J=1.4 Hz), 6.89-7.00(4H, m),
7.31-7.55 (9H, m), 7.81 (1H, s).
【0359】実施例310(化合物333の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[(1−エチルイミダゾール−2−イル)メチ
ル]スルファニル]フェニル]−1−イソブチル−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(150mg)のジクロロメタン(10ml)溶液に
70%3−クロロ過安息香酸(55.3mg)のジクロ
ロメタン(10ml)溶液を−78℃において滴下し
た。滴下終了後チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温
に戻し30分攪拌した後酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った
後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留
去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で分離精製し
て、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して黄色の結晶と
して7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
N−[4−[[(1−エチルイミダゾール−2−イル)
メチル]スルフィニル]フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(82mg)(化合物333)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-1.00 (9H, m), 1.29-
1.68 (7H, m), 2.00-2.15 (1H, m), 2.90-2.98 (2H,
m), 3.20 (2H, d, J=7.6 Hz), 3.30-3.42 (2H, m),3.55
(2H, t, J=6.4 Hz), 3.78-3.91 (4H, m), 4.07-4.30
(4H, m), 6.90-7.02(5H, m), 7.39-7.48 (7H, m), 7.72
-7.81 (3H, m). 元素分析 C39H48N4O4S・0.2H2O Calcd. C, 69.65 ; H,
7.25 ; N, 8.33 ; Found.C, 69.51 ; H, 7.11 ; N, 8.2
3.
【0360】実施例311(化合物334の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃で
塩化チオニル(0.15ml)を加えた後、室温に戻し
て窒素雰囲気下で1時間撹拌した。この溶液を4−
[[(1−プロピルイミダゾール−2−イル)メチル]
スルファニル]アニリン(515mg)、トリエチルア
ミン(5.8ml)のテトラヒドロフラン(15ml)
溶液に0℃において加えた。室温、窒素雰囲気下におい
て1時間撹拌した後水を加えて、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗い硫酸マグネシウムで乾燥
させた。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=1:4)で精製し、エタノール−ヘキサンから再結晶
して黄色の結晶として7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[(1
−プロピルイミダゾール−2−イル)メチル]スルファ
ニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(483mg)(化合物33
4)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (12H, m), 1.34
-1.45 (2H, m), 1.50-1.65 (2H, m), 1.75-1.85 (2H,
m), 1.95-2.15 (1H, m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.19 (2
H, d, J=7.2 Hz), 3.30-3.40 (2H, m), 3.56 (2H, t, J
=6.6 Hz), 3.78-3.89 (4H, m), 4.14-4.19 (4H, m), 6.
85-7.00 (5H, m), 7.33-7.56 (9H, m), 7.64(1H, s). 元素分析 C40H50N4O3S・0.1H2O Calcd. C, 71.84 ; H,
7.57 ; N, 8.38 ; Found.C, 71.59 ; H, 7.59 ; N, 8.1
8.
【0361】実施例312(化合物335、化合物33
6の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(1−プロピルイミダゾー
ル−2−イル)メチル]スルファニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(200mg)のジクロロメタン(10ml)溶
液に70%3−クロロ過安息香酸(111mg)のジク
ロロメタン(10ml)溶液を−78℃において滴下し
た。滴下終了後−10℃〜−25℃で1時間攪拌した。
チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温に戻し30分攪
拌した後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、硫酸マグネ
シウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル→メタノール:酢酸エチル=1:9)で分離精製し
て、黄色のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[(1−プロピルイミダゾール−2−イル)メチル]
スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(73.5mg)
(化合物335)、黄色のアモルファスとして7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチ
ル−N−[4−[[(1−プロピルイミダゾール−2−
イル)メチル]スルホニル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(1
8.8mg)(化合物336)を得た 化合物3351 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.84-1.00 (12H, m), 1.22
-1.80 (6H, m), 2.00-2.20 (1H, m), 2.85-3.00 (2H,
m), 3.20 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.30-3.45 (2H, m), 3.5
5 (2H, t, J=7.0 Hz), 3.58-3.83 (4H, m), 4.06-4.30
(4H, m), 6.87 (1H, d, J=1.4 Hz), 6.90-7.00 (4H,
m), 7.39-7.48 (7H, m), 7.73 (2H, d, J=8.4Hz), 7.89
(1H, s). 元素分析 C40H50N4O4S・0.3H2O Calcd. C, 69.80 ; H,
7.41 ; N, 8.14 ; Found.C, 69.56 ; H, 7.19 ; N, 7.9
2. 化合物3361 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.89-1.01 (12H, m), 1.30
-1.80 (6H, m), 2.00-2.20 (1H, m), 2.90-3.00 (2H,
m), 3.20 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.30-3.40 (2H, m), 3.5
6 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=5.2 Hz), 3.95
(2H, t, J=7.8 Hz), 4.16 (2H, t, J=5.2 Hz), 4.41 (2
H, s), 6.89-6.99 (5H, m), 7.29-7.32 (2H, m), 7.38-
7.44 (3H, m), 7.55 (2H, d, J=9.2 Hz), 7.72 (2H, d,
J=9.2 Hz),8.39 (1H, s).
【0362】実施例313(化合物337,338の製
造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(1−プロピルイミダゾー
ル−2−イル)メチル]スルフィニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(680mg)をCHIRALCEL OD 50mmID×500mmL
(ヘキサン/エタノール/ジエチルアミン)を用いて分
割し、(+)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[(1−プロ
ピルイミダゾール−2−イル)メチル]スルフィニル]
フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(250mg)(化合物337)、
(−)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−N−[4−[[(1−プロピル
イミダゾール−2−イル)メチル]スルフィニル]フェ
ニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(280mg)(化合物338)を得
た。 化合物337 [a]D=+79.6°(C=0.501% エタノール溶液, >99.9%ee) 化合物338 [a]D=-76.0°(C=0.468% エタノール溶液, 99.0%ee)
【0363】実施例314(化合物339の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(1.5g)のテトラヒドロフラン(20
ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃で塩化チ
オニル(0.34ml)を加えた後、室温に戻して窒素
雰囲気下で1時間撹拌した。溶媒と過剰の塩化チオニル
を減圧下で留去した後、THF(20ml)に溶かし、
S−(4−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチ
オエイト(918mg)、トリエチルアミン(2.47
ml)のTHF(20ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲
気下において滴下した。滴下終了後室温に戻して3時間
攪拌した後、メタノール(40ml)を加えた。更に1
N水酸化ナトリウム水溶液(17.7ml)を加えて、
アルゴン雰囲気下で30分攪拌した。次いで、2−クロ
ロメチル−1−プロピルイミダゾール塩酸塩(760m
g)を加えてアルゴン雰囲気下で終夜攪拌した。溶媒を
減圧下で留去した後、水を加えて酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾
燥させた。溶媒を減圧下で留去した後、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:
4)で分離精製して、黄色のアモルファスとして7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロ
ピル−N−[4−[[(1−プロピルイミダゾール−2
−イル)メチル]スルファニル]フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(1.65g)(化合物339)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-1.03 (9H, m), 1.26-
1.84 (8H, m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.28-3.35 (4H,
m), 3.55 (2H, t, J=7.0 Hz), 3.80-3.87 (4H, m),4.12
-4.18 (4H, m), 6.83 (1H, d, J=1.0 Hz), 6.86-7.00
(4H, m), 7.31-7.55(9H, m), 7.83 (1H, s).
【0364】実施例315(化合物340の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[4−[[(1−プロピルイミダゾール
−2−イル)メチル]スルファニル]フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(1.52g)のジクロロメタン(20ml)溶液に
70%3−クロロ過安息香酸(861mg)のジクロロ
メタン(20ml)溶液を−78℃において滴下した。
チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温に戻し30分攪
拌した後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、硫酸マグネ
シウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル→メタノール:酢酸エチル=1:8)で分離精製し
て、黄色のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−1−プロピル−N−[4−
[[(1−プロピルイミダゾール−2−イル)メチル]
スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(1.01g)(化
合物340)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.84-1.04 (9H, m), 1.34-
1.85 (8H, m), 2.85-2.97 (2H, m), 3.29-3.40 (4H,
m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.70-3.83 (4H, m),4.06
-4.31 (4H, m), 6.87 (1H, d, J=1.6 Hz), 6.93-7.01
(4H, m), 7.40-7.48(7H, m), 7.73 (2H, d, J=8.8 Hz),
7.84 (1H, s). 元素分析 C39H48N4O4S・0.4H2O Calcd. C, 69.28 ; H,
7.28 ; N, 8.29 ; Found.C, 68.99 ; H, 7.32 ; N, 8.0
1.
【0365】実施例316(化合物341,342の製
造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[4−[[(1−プロピルイミダゾール
−2−イル)メチル]スルフィニル]フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(800mg)をCHIRALPAK AD 50mmID×500mmL (ヘ
キサン/エタノール/メタノール)を用いて分割し、
(+)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−プロピル−N−[4−[[(1−プロピルイ
ミダゾール−2−イル)メチル]スルフィニル]フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(306mg)(化合物341)、(−)
−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1
−プロピル−N−[4−[[(1−プロピルイミダゾー
ル−2−イル)メチル]スルフィニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(328mg)(化合物342)を得た。 化合物341 [a]D=+64.3°(C=0.501% エタノール溶液, >99.9%ee) 化合物342 [a]D=-67.9°(C=0.502% エタノール溶液, 99.1%ee)
【0366】実施例317(化合物343の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃で
塩化チオニル(0.15ml)を加えた後、室温に戻し
て窒素雰囲気下で1時間撹拌した。この溶液をS−(4
−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチオエイト
(415mg)、トリエチルアミン(3.35ml)の
THF(10ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気下にお
いて滴下した。滴下終了後室温に戻して30分攪拌した
後、メタノール(30ml)を加えた。更に1N水酸化
ナトリウム水溶液(8ml)を加えて、アルゴン雰囲気
下で30分攪拌した。次いで、2−クロロメチル−1−
(2,2,2−トリフルオロエチル)イミダゾール塩酸
塩(414mg)を加えてアルゴン雰囲気下で終夜攪拌
した。溶媒を減圧下で留去した後、水を加えて酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネ
シウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去した後、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル=1:1→ヘキサン:酢酸エチル=2:7)で分離精
製して、黄色のアモルファスとして7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[4−[[1−(2,2,2−トリフルオロエチルイミ
ダゾール−2−イル)メチル]スルファニル]フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(235mg)(化合物343)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.34-
1.80 (4H, m), 2.00-2.20 (1H, m), 2.85-2.95 (2H,
m), 3.18 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.30-3.40 (2H, m),3.55
(2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.10-
4.20 (4H, m), 4.60(2H, q, J=8.4 Hz), 6.89-7.00 (5
H, m), 7.28-7.59 (10H, m).
【0367】実施例318(化合物344の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[1−(2,2,2−トリフ
ルオロエチルイミダゾール−2−イル)メチル]スルフ
ァニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾア
ゼピン−4−カルボキサミド(150mg)のジクロロ
メタン(10ml)溶液に70%3−クロロ過安息香酸
(79mg)のジクロロメタン(10ml)溶液を−7
8℃において滴下した。チオ硫酸ナトリウム水溶液を加
え、室温に戻し30分攪拌した後酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩
水で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を
減圧下で留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→酢酸
エチル)で分離精製して、黄色のアモルファスとして7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イ
ソブチル−N−[4−[[1−(2,2,2−トリフル
オロエチルイミダゾール−2−イル)メチル]スルフィ
ニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(60mg)(化合物34
4)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.34-
1.45 (2H, m), 1.50-1.70 (2H, m), 2.00-2.15 (1H,
m), 2.88-2.98 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=5.8 Hz),3.30
-3.42 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H,
t, J=4.8 Hz), 4.12-4.36 (4H, m), 4.60-5.00 (2H,
m), 6.91-7.03 (5H, m), 7.39-7.50 (7H, m),7.75-7.80
(3H, m). 元素分析 C39H45N4O4SF3 Calcd. C, 64.80 ; H, 6.27 ;
N, 7.75 ; Found. C, 64.40 ; H, 6.14 ; N, 7.63.
【0368】実施例319(化合物345の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(10ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃で
塩化チオニル(0.15ml)を加えた後、室温に戻し
て窒素雰囲気下で1時間撹拌した。この溶液をS−(4
−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチオエイト
(415mg)、トリエチルアミン(1.34ml)の
THF(10ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気下にお
いて滴下した。滴下終了後室温に戻して3時間攪拌した
後、メタノール(20ml)を加えた。更に1N水酸化
ナトリウム水溶液(8ml)を加えて、アルゴン雰囲気
下で30分攪拌した。次いで、1−ブチル−2−クロロ
メチルイミダゾール塩酸塩(368mg)を加えてアル
ゴン雰囲気下で終夜攪拌した。溶媒を減圧下で留去した
後、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減
圧下で留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン:酢酸エチル=1:4→酢酸エチル)で分
離精製して、黄色のアモルファスとして7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[(1
−ブチルイミダゾール−2−イル)メチル]スルファニ
ル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(258m
g)(化合物345)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (12H, m), 1.33
-1.78 (8H, m), 2.00-2.10 (1H, m), 2.85-2.95 (2H,
m), 3.19 (2H, d, J=6.8 Hz), 3.30-3.40 (2H, m), 3.5
5 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.78-3.92 (4H, m), 4.07-4.18
(4H, m), 6.84 (1H, d, J=1.2 Hz), 6.89-7.00 (4H,
m), 7.32-7.55 (9H, m), 7.65 (1H, s). 元素分析 C41H52N4O3S・0.25H2O Calcd. C, 71.84 ; H,
7.72 ; N, 8.17 ; Found. C, 71.61 ; H, 7.85 ; N, 8.
21.
【0369】実施例320(化合物346の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[(1−ブチルイミダゾール−2−イル)メチ
ル]スルファニル]フェニル]−1−イソブチル−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(200mg)のジクロロメタン(10ml)溶液に
70%3−クロロ過安息香酸(108mg)のジクロロ
メタン(10ml)溶液を−78℃において滴下した。
チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温に戻し30分攪
拌した後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、硫酸マグネ
シウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル→メタノール:酢酸エチル=1:9)で分離精製し
て、黄色のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−N−[4−[[(1−ブチル
イミダゾール−2−イル)メチル]スルフィニル]フェ
ニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(140mg)(化合
物346)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.86-1.00 (12H, m), 1.17
-1.70 (8H, m), 1.95-2.20 (1H, m), 2.90-3.00 (2H,
m), 3.17 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.30-3.43 (2H, m), 3.5
5 (2H, t, J=7.0 Hz), 3.70-3.95 (4H, m), 4.03-4.25
(4H, m), 6.85 (1H, d, J=1.2 Hz), 6.89-6.99 (4H,
m), 7.38-7.46 (7H, m), 7.73 (2H, d, J=8.8Hz), 8.18
(1H, s).
【0370】実施例321(化合物347の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃で
塩化チオニル(0.15ml)を加えた後、室温に戻し
て窒素雰囲気下で1時間撹拌した。この溶液をS−(4
−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチオエイト
(415mg)、トリエチルアミン(3.35ml)の
THF(15ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気下にお
いて滴下した。滴下終了後室温に戻してアルゴン雰囲気
下3時間攪拌した後、メタノール(30ml)を加え
た。更に1N水酸化ナトリウム水溶液(18ml)を加
えて、アルゴン雰囲気下で30分攪拌した。次いで、2
−クロロメチル−1−シクロプロピルメチルイミダゾー
ル塩酸塩(365mg)を加えてアルゴン雰囲気下で終
夜攪拌した。溶媒を減圧下で留去した後、水を加えて酢
酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸
マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去した
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:
酢酸エチル=1:1→酢酸エチル)で分離精製して、黄
色のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−N−[4−[[(1−シクロプロピ
ルメチルイミダゾール−2−イル)メチル]スルファニ
ル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(152m
g)(化合物347)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.30-0.36 (2H, m), 0.62-
0.71 (2H, m), 0.90-0.99 (9H, m), 1.10-1.20 (1H,
m), 1.34-1.45 (2H, m), 1.55-1.65 (2H, m), 1.95-2.1
5 (1H, m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.0 H
z), 3.30-3.40 (2H,m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.74
-3.83 (4H, m), 4.13-4.18 (4H, m), 6.89-7.01 (5H,
m), 7.31-7.56 (9H, m), 7.89 (1H, s). 元素分析 C41H50N4O3S・0.1H2O Calcd. C, 72.34 ; H,
7.43 ; N, 8.23 ; Found.C, 72.12 ; H, 7.42 ; N, 8.0
9.
【0371】実施例322(化合物348の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[(1−シクロプロピルメチルイミダゾール−
2−イル)メチル]スルファニル]フェニル]−1−イ
ソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボキサミド(125mg)のジクロロメタン(1
0ml)溶液に70%3−クロロ過安息香酸(68m
g)のジクロロメタン(10ml)溶液を−78℃にお
いて滴下した。チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温
に戻し30分攪拌した後酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った
後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留
去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(酢酸エチル→メタノール:酢酸エチル=1:9)
で分離精製して、黄色のアモルファスとして7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−
[[(1−シクロプロピルメチルイミダゾール−2−イ
ル)メチル]スルフィニル]フェニル]−1−イソブチ
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カル
ボキサミド(65.9mg)(化合物348)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.30-0.38 (2H, m), 0.55-
0.70 (2H, m), 0.90-1.15 (10H, m), 1.30-1.50 (2H,
m), 1.55-1.75 (2H, m), 1.95-2.15 (1H, m), 2.90-2.9
8 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=7.0 Hz), 3.30-3.40 (2H,
m), 3.55 (2H, t,J=6.6 Hz), 3.67 (2H, dd, J=7.0, 2.
8 Hz), 3.81 (2H, t, J=4.6 Hz), 4.09-4.18 (3H, m),
4.26 (1H, d, J=13.6), 6.90-7.06 (5H, m), 7.42-7.48
(7H, m),7.74 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.89 (1H, s). 元素分析 C41H50N4O4S Calcd. C, 70.86 ; H, 7.25 ;
N, 8.06 ; Found. C, 70.51 ; H, 7.15 ; N, 7.86.
【0372】実施例323(化合物349の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃で
塩化チオニル(0.15ml)を加えた後、室温に戻し
て窒素雰囲気下で1時間撹拌した。溶媒と過剰の塩化チ
オニルを減圧下で留去した後、THF(15ml)に溶
かした。この溶液をS−(4−アミノフェニル) O−
ベンジル カルボノチオエイト(415mg)、トリエ
チルアミン(1.12ml)のTHF(15ml)溶液
に0℃、アルゴン雰囲気下において滴下した。滴下終了
後室温に戻してアルゴン雰囲気下3時間攪拌した後、メ
タノール(30ml)を加えた。更に1N水酸化ナトリ
ウム水溶液(8ml)を加えて、アルゴン雰囲気下で3
0分攪拌した。次いで、2−クロロメチル−1−イソブ
チルイミダゾール塩酸塩(368mg)を加えてアルゴ
ン雰囲気下で終夜攪拌した。溶媒を減圧下で留去した
後、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減
圧下で留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン:酢酸エチル=1:4→酢酸エチル)で分
離精製して、黄色のアモルファスとして7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N
−[4−[[(1−イソブチルイミダゾール−2−イ
ル)メチル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(65
3mg)(化合物349)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (15H, m), 1.34
-1.45 (2H, m), 1.54-1.70 (2H, m), 1.95-2.10 (2H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.6 Hz), 3.3
0-3.42 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.70 (2H,
d, J=7.8 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.14-4.18 (4
H, m), 6.81 (1H, d, J=1.6 Hz), 6.89-7.00 (4H, m),
7.32-7.55 (9H, m), 7.71 (1H, s). 元素分析 C41H52N4O3S Calcd. C, 72.32 ; H, 7.70 ;
N, 8.23 ; Found. C, 71.99 ; H, 7.64 ; N, 8.24.
【0373】実施例324(化合物350の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(1−イソブチルイミダゾ
ール−2−イル)メチル]スルファニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(600mg)のジクロロメタン(15ml)溶
液に70%3−クロロ過安息香酸(326mg)のジク
ロロメタン(15ml)溶液を−78℃において滴下し
た。チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温に戻し30
分攪拌した後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、硫酸マ
グネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸
エチル→メタノール:酢酸エチル=1:9)で分離精製
して、黄色のアモルファスとして7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4
−[[(1−イソブチルイミダゾール−2−イル)メチ
ル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(415mg)
(化合物350)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.86 (6H, d, J=6.6Hz),
0.89-0.99 (9H, m), 1.34-1.45 (2H, m), 1.54-1.65 (2
H, m), 1.80-2.20 (2H, m), 2.90-2.98 (2H, m),3.20
(2H, d, J=7.2 Hz), 3.35-3.40 (2H, m), 3.45-3.70 (4
H, m), 3.80 (2H,t, J=44 Hz), 4.07-4.18 (3H, m), 4.
29 (1H, d, J=13.4 Hz), 6.81 (1H, d, J=1.6 Hz), 6.9
0-7.00 (4H, m), 7.38-7.48 (7H, m), 7.73 (2H, d, J=
8.6 Hz), 7.88 (1H, s). 元素分析 C41H52N4O4S・0.4H2O Calcd. C, 69.93 ; H,
7.56 ; N, 7.96 ; Found.C, 69.79 ; H, 7.31 ; N, 7.6
6.
【0374】実施例325(化合物351の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃で
塩化チオニル(0.15ml)を加えた後、室温に戻し
て窒素雰囲気下で1時間撹拌した。溶媒と過剰の塩化チ
オニルを減圧下で留去した後、THF(15ml)に溶
かした。この溶液をS−(4−アミノフェニル) O−
ベンジル カルボノチオエイト(415mg)、トリエ
チルアミン(1.12ml)のTHF(15ml)溶液
に0℃、アルゴン雰囲気下において滴下した。滴下終了
後室温に戻してアルゴン雰囲気下3時間攪拌した後、メ
タノール(30ml)を加えた。更に1N水酸化ナトリ
ウム水溶液(8ml)を加えて、アルゴン雰囲気下で3
0分攪拌した。次いで、1−(2−ブチル)−2−クロ
ロメチルイミダゾール塩酸塩(368mg)を加えてア
ルゴン雰囲気下で終夜攪拌した。溶媒を減圧下で留去し
た後、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を
減圧下で留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:4)で分離精製し
て、黄色のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−N−[4−[[[1−(2−
ブチル)イミダゾール−2−イル]メチル]スルファニ
ル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(633m
g)(化合物351)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.85 (3H, t, J=7.8 Hz),
0.90-0.99 (9H, m), 1.30-1.50 (5H, m), 1.55-1.83 (4
H, m), 1.95-2.15 (1H, m), 2.85-2.95 (2H, m),3.18
(2H, d, J=7.2 Hz), 3.30-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t,
J=6.6 Hz), 3.81(2H, t, J=4.4 Hz), 4.09-4.30 (5H,
m), 6.88-7.00 (5H, m), 7.33-7.56 (9H,m), 7.74 (1H,
s). 元素分析 C41H52N4O3S Calcd. C, 72.32 ; H, 7.70 ;
N, 8.23 ; Found. C, 72.06 ; H, 7.61 ; N, 8.10.
【0375】実施例326(化合物352の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[[1−(2−ブチル)イミダゾール−2−イ
ル]メチル]スルファニル]フェニル]−1−イソブチ
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カル
ボキサミド(550mg)のジクロロメタン(15m
l)溶液に70%3−クロロ過安息香酸(299mg)
のジクロロメタン(15ml)溶液を−78℃において
滴下した。チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温に戻
し30分攪拌した後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、
硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去し
て得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(酢酸エチル→メタノール:酢酸エチル=1:9)で分
離精製して、黄色のアモルファスとして7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[[1
−(2−ブチル)イミダゾール−2−イル]メチル]ス
ルフィニル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(3
50mg)(化合物352)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.73-1.00 (12H, m), 1.23
-1.80 (9H, m), 2.00-2.20 (1H, m), 2.88-2.98 (2H,
m), 3.19 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.38-3.43 (2H, m), 3.5
5 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.4 Hz), 4.10-
4.35 (5H, m), 6.90-7.04 (5H, m), 7.40-7.55 (7H,
m), 7.69-7.84 (4H, m). 元素分析 C41H52N4O4S・0.4H2O Calcd. C, 69.93 ; H,
7.56 ; N, 7.96 ; Found.C, 69.66 ; H, 7.30 ; N, 7.7
1.
【0376】実施例327(化合物353の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃で
塩化チオニル(0.15ml)を加えた後、室温に戻し
て窒素雰囲気下で1時間撹拌した。溶媒と過剰の塩化チ
オニルを減圧下で留去した後、THF(15ml)に溶
かした。この溶液をS−(4−アミノフェニル) O−
ベンジル カルボノチオエイト(415mg)、トリエ
チルアミン(1.12ml)のTHF(15ml)溶液
に0℃、アルゴン雰囲気下において滴下した。滴下終了
後室温に戻してアルゴン雰囲気下3時間攪拌した後、メ
タノール(30ml)を加えた。更に1N水酸化ナトリ
ウム水溶液(8ml)を加えて、アルゴン雰囲気下で3
0分攪拌した。次いで、2−クロロメチル−1−ペンチ
ルイミダゾール塩酸塩(393mg)を加えてアルゴン
雰囲気下で終夜攪拌した。溶媒を減圧下で留去した後、
水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下
で留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン:酢酸エチル=1:4)で分離精製して、黄
色のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[(1−ペンチルイミダゾール−2−イル)メチル]
スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(737mg)(化
合物353)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.87-0.99 (12H, m), 1.25
-1.49 (6H, m), 1.54-1.90 (4H, m), 2.00-2.15 (1H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.3
0-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.78-3.90
(4H, m), 4.13-4.18 (4H, m), 6.84 (1H, d, J=1.6 H
z), 6.89-7.00 (4H, m), 7.32-7.55 (9H, m),7.75 (1H,
s).
【0377】実施例328(化合物354の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(1−ペンチルイミダゾー
ル−2−イル)メチル]スルファニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(680mg)のジクロロメタン(15ml)溶
液に70%3−クロロ過安息香酸(362mg)のジク
ロロメタン(15ml)溶液を−78℃において滴下し
た。チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温に戻し30
分攪拌した後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、硫酸マ
グネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸
エチル→メタノール:酢酸エチル=1:9)で分離精製
して、黄色のアモルファスとして7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4
−[[(1−ペンチルイミダゾール−2−イル)メチ
ル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(411mg)
(化合物354)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.84-1.00 (12H, m), 1.15
-1.50 (6H, m), 1.55-1.75 (4H, m), 1.95-2.20 (1H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.3
0-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.71-3.83
(4H, m), 4.08-4.18 (3H, m), 4.27 (1H, d, J=13.6 H
z), 6.87 (1H, d, J=1.0 Hz), 6.90-7.00 (4H, m), 7.3
7-7.48 (7H, m), 7.74 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.97 (1H,
s). 元素分析 C42H54N4O4S Calcd. C, 70.95 ; H, 7.66 ;
N, 7.88 ; Found. C, 70.75 ; H, 7.79 ; N, 7.55.
【0378】実施例329(化合物355の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃で
塩化チオニル(0.15ml)を加えた後、室温に戻し
て窒素雰囲気下で1時間撹拌した。この溶液を3−メチ
ル−4−[[(1−メチルイミダゾール−2−イル)メ
チル]スルファニル]アニリン(448mg)、トリエ
チルアミン(5.8ml)のテトラヒドロフラン(15
ml)溶液に0℃において加えた。室温、窒素雰囲気下
において終夜撹拌した後水を加えて、酢酸エチルで抽出
した。有機層を飽和食塩水で洗い硫酸マグネシウムで乾
燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製
し黄色のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[3−メ
チル−4−[[(1−メチルイミダゾール−2−イル)
メチル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(335m
g)(化合物355)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.30-
1.45 (2H, m), 1.55-1.75 (2H, m), 2.00-2.20 (1H,
m), 2.32 (3H, s), 2.85-2.95 (2H, m), 3.19 (2H,d, J
=7.0 Hz), 3.30-3.40 (2H, m), 3.52-3.59 (5H, m), 3.
81 (2H, t, J=5.0Hz), 4.04 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=
5.0 Hz), 6.78 (1H, d, J=1.0 Hz), 6.89(1H, d, J=1.0
Hz), 6.93-7.00 (3H, m), 7.36-7.51 (8H, m), 7.75
(1H, s). 元素分析 C39H48N4O3S Calcd. C, 71.75 ; H, 7.41 ;
N, 8.58 ; Found. C, 71.48 ; H, 7.68 ; N, 8.43.
【0379】実施例330(化合物356、化合物35
7の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[3−メチル−4−[[(1−メチル
イミダゾール−2−イル)メチル]スルファニル]フェ
ニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(200mg)のジクロロメタン(10
ml)溶液に70%3−クロロ過安息香酸(113m
g)のジクロロメタン(10ml)溶液を−78℃にお
いて滴下した。滴下終了後−10℃〜−25℃で1時間
攪拌した。チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温に戻
し30分攪拌した後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、
硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去し
て得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(酢酸エチル→メタノール:酢酸エチル=1:8)で分
離精製し、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して黄色の
結晶として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−N−[3−メチル−4−
[[(1−メチルイミダゾール−2−イル)メチル]ス
ルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(104mg)(化合
物356)、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して黄色
の結晶として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−1−イソブチル−N−[3−メチル−4−
[[(1−メチルイミダゾール−2−イル)メチル]ス
ルホニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(10mg)(化合物3
57)を得た。 化合物3561 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-1.00 (9H, m), 1.34-
1.45 (2H, m), 1.55-1.73 (2H, m), 2.00-2.15 (1H,
m), 2.18 (3H, s), 2.90-2.98 (2H, m), 3.20 (2H,d, J
=6.8 Hz), 3.30-3.40 (2H, m), 3.49 (3H, s), 3.56 (2
H, t, J=6.6 Hz),3.81 (2H, t, J=4.4 Hz), 4.06-4.22
(4H, m), 6.82 (1H, s), 6.90-7.00 (4H,m), 7.39-7.62
(7H, m), 7.76 (1H, d, J=8.8 Hz), 7.96 (1H, s). 元素分析 C39H48N4O4S・0.2H2O Calcd. C, 69.65 ; H,
7.25 ; N, 8.33 ; Found.C, 69.53 ; H, 7.39 ; N, 8.4
3. 化合物3571 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-1.02 (9H, m), 1.34-
1.45 (2H, m), 1.49-1.66 (2H, m), 2.00-2.15 (1H,
m), 2.38 (3H, s), 2.90-3.00 (2H, m), 3.21 (2H,d, J
=7.0 Hz), 3.30-3.40 (2H, m), 3.53-3.59 (5H, m), 3.
81 (2H, t, J=5.2Hz), 4.17 (2H, t, J=5.2 Hz), 4.29
(2H, s), 6.80 (1H, s), 6.90-6.99 (4H,m), 7.09-7.26
(2H, m), 7.37-7.50 (4H, m), 7.60 (1H, d, J=9.2 H
z), 7.71-7.76 (1H, m), 8.70-8.81 (1H, m).
【0380】実施例331(化合物358の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−イソブチ
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カル
ボキサミド(500mg)のTHF(10ml)溶液に
ピリジンを一滴加えた後、0℃において塩化チオニル
(0.09ml)を加えた。室温に戻して窒素雰囲気下
で1時間攪拌した。減圧下で溶媒と過剰の塩化チオニル
を留去した後、THF(10ml)に溶かした。この溶
液を2−メルカプト−1−メチルイミダゾール(137
mg)、トリエチルアミン(1.67ml)のTHF
(10ml)溶液に0℃において加えた後、窒素雰囲気
下、50℃で終夜加熱した。放冷した後水を加え酢酸エ
チルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグ
ネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:2)で分離精製し、黄色のアモル
ファスとして7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−1−イソブチル−N−[4−[[(1−メチル
イミダゾール−2−イル)スルファニル]メチル]フェ
ニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(437mg)(化合物358)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.30-
1.45 (2H, m), 1.50-1.70 (2H, m), 1.95-2.20 (1H,
m), 2.90-2.97 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=7.4 Hz),3.28
(3H, s), 3.30-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 H
z), 3.80 (2H, t, J=4.6 Hz), 4.13-4.18 (4H, m), 6.8
7-7.11 (7H, m), 7.37-7.56 (8H, m). 元素分析 C38H46N4O3S・0.3H2O Calcd. C, 70.84 ; H,
7.29 ; N, 8.70 ; Found.C, 70.62 ; H, 7.49 ; N, 8.9
1.
【0381】実施例332(化合物359の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(1−メチルイミダゾール
−2−イル)スルファニル]メチル]フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(200mg)のジクロロメタン(10ml)溶液に
70%3−クロロ過安息香酸(116mg)のジクロロ
メタン(10ml)溶液を−78℃において滴下した。
滴下終了後−10℃〜−25℃で1時間攪拌した。チオ
硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温に戻し30分攪拌し
た後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル→
メタノール:酢酸エチル=1:8)で分離精製して、黄
色のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[(1−メチルイミダゾール−2−イル)スルフィニ
ル]メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(122mg)(化合
物359)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.33-
1.45 (2H, m), 1.58-1.80 (2H, m), 2.00-2.20 (1H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=7.4 Hz),3.34
-3.40 (5H, m), 3.55 (2H, t, J=7.0 Hz), 3.81 (2H,
t, J=5.2 Hz), 4.16(2H, t, J=5.2 Hz), 4.37 (1H, d,
J=12.4 Hz), 4.61 (1H, d, J=12.4 Hz), 6.87-7.06 (6
H, m), 7.22 (1H, s), 7.39-7.57 (8H, m).
【0382】実施例333(化合物360の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化チ
オニル(0.15ml)を加えた後窒素雰囲気下で1時
間撹拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去
した後、THF(15ml)に溶かした。この溶液をS
−(4−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチオ
エイト(415mg)、トリエチルアミン(1.12m
l)のTHF(15ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気
下において滴下した。滴下終了後室温に戻してアルゴン
雰囲気下3時間攪拌した後、メタノール(30ml)を
加えた。更に1N水酸化ナトリウム水溶液(8ml)を
加えて、アルゴン雰囲気下で30分攪拌した。次いで、
2−クロロメチル−1−シクロブチルメチルイミダゾー
ル塩酸塩(389mg)を加えてアルゴン雰囲気下で終
夜攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出した後、有機
層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。溶媒を減圧下で留去した後、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:4)で分
離精製しヘキサン−酢酸エチルから再結晶して7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−
[[[1−シクロブチルメチルイミダゾール−2−イ
ル]メチル]スルファニル]フェニル]−1−イソブチ
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カル
ボキサミド(700mg)(化合物360)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-1.05 (9H, m), 1.20-
2.20 (11H, m), 2.60-2.80 (1H, m), 2.85-2.95 (2H,
m), 3.10-3.25 (2H, m), 3.30-3.40 (2H, m), 3.50-3.6
5 (2H, m), 3.75-3.95 (4H, m), 4.10-4.22 (4H, m),
6.79-6.99 (5H, m),7.26-7.55 (9H, m), 7.83 (1H, s). 元素分析 C42H52N4O3S Calcd. C, 72.80 ; H, 7.56 ;
N, 8.09 ; Found. C, 72.53 ; H, 7.57 ; N, 7.97.
【0383】実施例334(化合物361の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[[1−シクロブチルメチルイミダゾール−2
−イル]メチル]スルファニル]フェニル]−1−イソ
ブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(640mg)のジクロロメタン(15
ml)溶液に70%3−クロロ過安息香酸(342m
g)のジクロロメタン(15ml)溶液を−78℃にお
いて滴下した。ドライアイス−アセトンバスを外した
後、激しく攪拌しながらチオ硫酸ナトリウム水溶液を加
えた。室温に戻し30分攪拌した後酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩
水で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を
減圧下で留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル→メタノール:酢酸エチル
=1:9)で分離精製して、黄色のアモルファスとして
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[[1−シクロブチルメチルイミダゾール−2
−イル]メチル]スルフィニル]フェニル]−1−イソ
ブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(439mg)(化合物361)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-1.00 (9H, m), 1.30-
2.15 (11H, m), 2.50-2.65 (1H, m), 2.90-3.00 (2H,
m), 3.20 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.35-3.45 (2H, m), 3.5
6 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.77-3.83 (4H, m), 4.07-4.19
(3H, m), 4.27 (1H, d, J=13.4 Hz), 6.84 (1H, d, J=
1.2 Hz), 6.90-7.00 (4H, m), 7.40-7.48 (7H, m), 7.7
4 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.96 (1H, s). 元素分析 C42H52N4O4S・0.5H2O Calcd. C, 70.26 ; H,
7.44 ; N, 7.80 ; Found.C, 69.97 ; H, 7.22 ; N, 7.5
4.
【0384】実施例335(化合物362の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化チ
オニル(0.15ml)を加えた後窒素雰囲気下で1時
間撹拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去
した後、THF(15ml)に溶かした。この溶液をS
−(4−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチオ
エイト(415mg)、トリエチルアミン(1.12m
l)のTHF(15ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気
下において滴下した。滴下終了後室温に戻してアルゴン
雰囲気下3時間攪拌した後、メタノール(30ml)を
加えた。更に1N水酸化ナトリウム水溶液(8ml)を
加えて、アルゴン雰囲気下で30分攪拌した。次いで、
1−アリル−2−クロロメチルイミダゾール塩酸塩(3
40mg)を加えてアルゴン雰囲気下で1.5時間攪拌
した。水を加えて酢酸エチルで抽出した後、有機層を飽
和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒
を減圧下で留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:4)で分離精製し
黄色のアモルファスとしてN−[4−[[[1−アリル
イミダゾール−2−イル]メチル]スルファニル]フェ
ニル]−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(609mg)(化合物
362)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.26-
1.48 (2H, m), 1.54-1.70 (2H, m), 2.00-2.20 (1H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.2 Hz),3.30
-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H,
t, J=5.4 Hz), 4.11(2H, s), 4.16 (2H, t, J=5.4 Hz),
4.54 (2H, d, J=5.6 Hz), 5.01-5.26 (2H,m), 5.80-6.
00 (1H, m), 6.82 (1H, d, J=0.8 Hz), 6.89-7.00 (4H,
m), 7.31-7.55 (9H, m), 7.82 (1H, s). 元素分析 C40H48N4O3S Calcd. C, 72.26 ; H, 7.28 ;
N, 8.43 ; Found. C, 71.88 ; H, 7.22; N, 8.14.
【0385】実施例336(化合物363の製造) N−[4−[[[1−アリルイミダゾール−2−イル]
メチル]スルファニル]フェニル]−7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(500mg)のジクロロメタン(15ml)溶液に
70%3−クロロ過安息香酸(204mg)のジクロロ
メタン(15ml)溶液を−78℃において滴下した。
ドライアイス−アセトンバスを外した後、激しく攪拌し
ながらチオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた。室温に戻し
30分攪拌した後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、硫
酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(酢酸エチル→メタノール:酢酸エチル=1:9)で分
離精製して、黄色のアモルファスとしてN−[4−
[[[1−アリルイミダゾール−2−イル]メチル]ス
ルフィニル]フェニル]−7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(382
mg)(化合物363)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-1.00 (9H, m), 1.30-
1.50 (2H, m), 1.55-1.75 (2H, m), 2.00-2.20 (1H,
m), 2.90-3.00 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=7.2 Hz),3.30
-3.45 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H,
t, J=4.4 Hz), 4.07-4.24 (4H, m), 4.30-4.65 (2H,
m), 4.93-5.22 (2H, m), 5.70-5.95 (1H, m),6.87 (1H,
d, J=1.0 Hz), 6.90-7.02 (4H, m), 7.40-7.48 (7H,
m), 7.74 (2H,d, J=8.8 Hz), 7.96 (1H, s).
【0386】実施例337(化合物364の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化チ
オニル(0.15ml)を加えた後窒素雰囲気下で1時
間撹拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去
した後、THF(15ml)に溶かした。この溶液をS
−(4−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチオ
エイト(415mg)、トリエチルアミン(1.12m
l)のTHF(15ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気
下において滴下した。滴下終了後室温に戻してアルゴン
雰囲気下終夜攪拌した後、メタノール(30ml)を加
えた。更に1N水酸化ナトリウム水溶液(8ml)を加
えて、アルゴン雰囲気下で30分攪拌した。次いで、2
−クロロメチル−5−メチル−1−プロピルイミダゾー
ル塩酸塩(368mg)を加えてアルゴン雰囲気下で
1.5時間攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出した
後、有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾
燥させた。溶媒を減圧下で留去した後、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:
4)で分離精製し黄色のアモルファスとして7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[4−[[[5−メチル−1−プロピルイミダゾ
ール−2−イル]メチル]スルファニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(573mg)(化合物364)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (12H, m), 1.30
-1.50 (2H, m), 1.55-1.80 (4H, m), 2.00-2.20 (4H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.3
0-3.40 (2H, m), 3.56 (2H, t, J=7.0 Hz), 3.72-4.07
(4H, m), 4.08 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=5.6 Hz), 6.6
4 (1H, s), 6.88-7.00 (3H, m), 7.31-7.56(9H, m), 8.
05 (1H, s). 元素分析 C41H52N4O3S Calcd. C, 72.32 ; H, 7.70 ;
N, 8.23 ; Found. C, 72.13 ; H, 7.75 ; N, 8.08.
【0387】実施例338(化合物365の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[[5−メチル−1−プロピ
ルイミダゾール−2−イル]メチル]スルファニル]フ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボキサミド(450mg)のジクロロメタン(1
5ml)溶液に70%3−クロロ過安息香酸(244m
g)のジクロロメタン(15ml)溶液を−78℃にお
いて滴下した。ドライアイス−アセトンバスを外した
後、激しく攪拌しながらチオ硫酸ナトリウム水溶液を加
えた。室温に戻し30分攪拌した後酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩
水で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を
減圧下で留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル→メタノール:酢酸エチル
=1:9)で分離精製して、黄色のアモルファスとして
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[[5−メチル−1−プロピ
ルイミダゾール−2−イル]メチル]スルフィニル]フ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボキサミド(340mg)(化合物365)を得
1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.84-1.22 (12H, m), 1.30
-1.50 (2H, m), 1.55-1.70 (4H, m), 2.00-2.20 (4H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=7.0 Hz), 3.3
5-3.45 (2H, m), 3.52-3.83 (6H, m), 4.03-4.24 (4H,
m), 6.74 (1H, d,J=1.2 Hz), 6.89-6.99 (3H, m), 7.39
-7.47 (7H, m), 7.73 (2H, d, J=8.8 Hz),8.12 (1H,
s). 元素分析 C41H52N4O4S・0.5H2O Calcd. C, 69.76 ; H,
7.57 ; N, 7.94 ; Found.C, 69.76 ; H, 7.54 ; N, 7.6
6.
【0388】実施例339(化合物366の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化チ
オニル(0.15ml)を加えた後窒素雰囲気下で1時
間撹拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去
した後、THF(15ml)に溶かした。この溶液をS
−(4−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチオ
エイト(415mg)、トリエチルアミン(1.12m
l)のTHF(15ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気
下において滴下した。滴下終了後室温に戻してアルゴン
雰囲気下終夜攪拌した後、メタノール(30ml)を加
えた。更に1N水酸化ナトリウム水溶液(8ml)を加
えて、アルゴン雰囲気下で30分攪拌した。次いで、2
−クロロメチル−1−シクロプロピルイミダゾール塩酸
塩(340mg)を加えてアルゴン雰囲気下で1.5時
間攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出した後、有機
層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。溶媒を減圧下で留去した後、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:4)で分
離精製し黄色のアモルファスとして7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[[1−シ
クロプロピルイミダゾール−2−イル]メチル]スルフ
ァニル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(841
mg)(化合物366)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.80-1.05 (13H, m), 1.30
-1.50 (2H, m), 1.55-1.70 (2H, m), 1.95-2.20 (1H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.10-3.25 (3H, m), 3.30-3.4
0 (2H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=
4.8 Hz), 4.16 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.20 (2H, s), 6.8
0 (1H, d, J=1.2 Hz), 6.84 (1H, d, J=1.2Hz), 6.91
(1H, d, J=9.6 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.33-7.
56 (9H, m),7.99 (1H, s). 元素分析 C40H48N4O3S・0.25H2O Calcd. C, 71.77 ; H,
7.30 ; N, 8.37 ; Found. C, 71.71 ; H, 7.35 ; N,
8.45.
【0389】実施例340(化合物367の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[[1−シクロプロピルイミダゾール−2−イ
ル]メチル]スルファニル]フェニル]−1−イソブチ
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カル
ボキサミド(700mg)のジクロロメタン(15m
l)溶液に70%3−クロロ過安息香酸(389mg)
のジクロロメタン(15ml)溶液を−78℃において
滴下した。ドライアイス−アセトンバスを外した後、激
しく攪拌しながらチオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた。
室温に戻し30分攪拌した後酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗
った後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下
で留去して得られた残渣を塩基性シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル)で分離精製し、ヘキサン
−酢酸エチルから再結晶し黄色の結晶として7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−
[[[1−シクロプロピルイミダゾール−2−イル]メ
チル]スルフィニル]フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(526mg)(化合物367)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.66-1.00 (13H, m), 1.30
-1.49 (2H, m), 1.54-1.69 (2H, m), 2.00-2.20 (1H,
m), 2.90-3.05 (3H, m), 3.20 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.3
0-3.45 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H,
t, J=4.4 Hz), 4.13-4.24 (3H, m), 4.39 (1H, d, J=1
3.2 Hz), 6.84 (1H, d, J=1.6 Hz), 6.90-7.00 (4H,
m), 7.39-7.46 (7H, m), 7.74 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.0
3 (1H, s). 元素分析 C40H48N4O4S Calcd. C, 70.56 ; H, 7.11 ;
N, 8.23 ; Found. C, 70.21 ; H, 7.13 ; N, 7.97.
【0390】実施例341(化合物368,369の製
造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[[1−シクロプロピルイミダゾール−2−イ
ル]メチル]スルフィニル]フェニル]−1−イソブチ
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カル
ボキサミド(400mg)をCHIRALPAK AD 50mmID×500
mmL (ヘキサン/イソプロパノール)を用いて分割し、
(+)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[4−[[[1−シクロプロピルイミダゾー
ル−2−イル]メチル]スルフィニル]フェニル]−1
−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン
−4−カルボキサミド(176mg)(化合物36
8)、(−)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−N−[4−[[[1−シクロプロピルイミダ
ゾール−2−イル]メチル]スルフィニル]フェニル]
−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボキサミド(175mg)(化合物36
9)を得た。 化合物368 [a]D=+79.5°(C=0.499% エタノール溶液, >99.9%ee) 化合物369 [a]D=-81.5°(C=0.497% エタノール溶液, 99.8%ee)
【0391】実施例342(化合物370の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(25.0g)のテトラヒドロフラン
(250ml)溶液にDMF(0.5ml)を加えた。
次いで塩化チオニル(5.4ml)を加えた後窒素雰囲
気下で1時間撹拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減
圧下で留去した後、THF(250ml)に溶かした。
この溶液をS−(4−アミノフェニル) O−ベンジル
カルボノチオエイト(14.8g)、トリエチルアミン
(39.8ml)のTHF(250ml)溶液に0℃、
アルゴン雰囲気下において滴下した。滴下終了後室温に
戻してアルゴン雰囲気下終夜攪拌した後、メタノール
(500ml)を加えた。更に2N水酸化ナトリウム水
溶液(143ml)を加えて、アルゴン雰囲気下で30
分攪拌した。次いで、5−クロロメチル−1−プロピル
イミダゾール塩酸塩(12.3g)を加えてアルゴン雰
囲気下で1.5時間攪拌した。水を加えて酢酸エチルで
抽出した後、有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシ
ウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去した後、塩基性
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸
エチル=1:1)で分離精製し黄色のアモルファスとし
て7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1
−イソブチル−N−[4−[[[1−プロピルイミダゾ
ール−5−イル]メチル]スルファニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(34.6g)(化合物370)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-1.00 (12H, m), 1.30
-1.48 (2H, m), 1.54-1.68 (2H, m), 1.75-1.89 (2H,
m), 2.00-2.20 (1H, m), 2.88-2.98 (2H, m), 3.19 (2
H, d, J=7.4 Hz), 3.35-3.45 (2H, m), 3.55 (2H, t, J
=7.4 Hz), 3.81 (2H, t, J=4.8 Hz), 3.92 (2H, t, J=
7.6 Hz), 3.99 (2H, s), 4.16(2H, t, J=4.8Hz), 6.70
(1H, s), 6.92 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.
8 Hz), 7.25-7.29 (2H, m), 7.38-7.56 (8H, m), 7.66
(1H, s). 元素分析 C40H50N4O3S Calcd. C, 72.04 ; H, 7.56 ;
N, 8.40 ; Found. C, 71.76 ; H, 7.63 ; N, 8.16.
【0392】実施例343(化合物371の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[[1−プロピルイミダゾー
ル−5−イル]メチル]スルファニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(35.7g)のジクロロメタン(350ml)
溶液に70%3−クロロ過安息香酸(19.8g)のジ
クロロメタン(200ml)溶液を−78℃において滴
下した。ジメチルスルフィド(10ml)を加えた後室
温に戻し、30分攪拌した。水を加えて分液した後、有
機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗
い、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留
去して得られた残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル)で分離精製し、ジイソプロピ
ルエーテル−酢酸エチルから再結晶し黄色の結晶として
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[[1−プロピルイミダゾー
ル−5−イル]メチル]スルフィニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(30.5g)(化合物371)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.86-0.99 (12H, m), 1.29
-1.50 (2H, m), 1.55-1.77 (4H, m), 1.95-2.20 (1H,
m), 2.90-3.00 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.3
0-3.45 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.74-3.83
(4H, m), 4.02 (1H, d, J=14.4 Hz), 4.07-4.18 (3H,
m), 6.56 (1H, s), 6.92 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.98 (2
H, d, J=8.8 Hz), 7.32-7.50 (8H, m), 7.75 (2H, d, J
=8.8 Hz), 7.97 (1H, s). 元素分析 C40H50N4O4S Calcd. C, 70.35 ; H, 7.38 ;
N, 8.20 ; Found. C, 70.03 ; H, 7.40 ; N, 8.06.
【0393】実施例344(化合物372,373の製
造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[[1−プロピルイミダゾー
ル−5−イル]メチル]スルフィニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(1.33g)をCHIRALPAK AD 50mmID×500mmL
(エタノール→イソプロパノール)を用いて分割し、
(+)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−N−[4−[[[1−プロピル
イミダゾール−5−イル]メチル]スルフィニル]フェ
ニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(0.58g)(化合物372)、
(−)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−N−[4−[[[1−プロピル
イミダゾール−5−イル]メチル]スルフィニル]フェ
ニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(0.60g)(化合物373)を得
た。 化合物372 [a]D=+131.8°(C=0.498% エタノール溶液, >99.9%ee) 化合物373 [a]D=-126.9°(C=0.497% エタノール溶液, 99.6%ee)
【0394】実施例345(化合物374の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボン酸(1.0g)のテトラヒドロフラン(15
ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化チオニル
(0.23ml)を加えた後窒素雰囲気下で1時間撹拌
した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去した
後、THF(15ml)に溶かした。この溶液をS−
(4−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチオエ
イト(612mg)、トリエチルアミン(1.65m
l)のTHF(15ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気
下において滴下した。滴下終了後室温に戻してアルゴン
雰囲気下終夜攪拌した後、メタノール(30ml)を加
えた。更に1N水酸化ナトリウム水溶液(11.8m
l)を加えて、アルゴン雰囲気下で30分攪拌した。次
いで、5−クロロメチル−1−プロピルイミダゾール塩
酸塩(506mg)を加えてアルゴン雰囲気下で1.5
時間攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出した後、有
機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。溶媒を減圧下で留去した後、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(メタノール−酢酸エチル=1:19)
で分離精製し黄色のアモルファスとして7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−N−
[4−[[[1−プロピルイミダゾール−5−イル]メ
チル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(988m
g)(化合物374)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.89-1.03 (9H, m), 1.27-
1.50 (2H, m), 1.55-1.95 (6H, m), 2.85-2.95 (2H,
m), 3.25-3.40 (4H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz),3.80
(2H, t, J=4.8 Hz), 3.92 (2H, t, J=7.4 Hz), 3.99
(2H, s), 4.16 (2H,t, J=4.8 Hz), 6.70 (1H, s), 6.90
(1H, d, J=7.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.4Hz), 7.25-7.
30 (2H, m), 7.39-7.55 (8H, m), 7.62 (1H, s). 元素分析 C39H48N4O3S Calcd. C, 71.75 ; H, 7.41 ;
N, 8.58 ; Found. C, 71.54 ; H, 7.37 ; N, 8.53.
【0395】実施例346(化合物375、376の製
造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[4−[[[1−プロピルイミダゾール
−5−イル]メチル]スルファニル]フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(900mg)のジクロロメタン(15ml)溶液に
70%3−クロロ過安息香酸(510mg)のジクロロ
メタン(15ml)溶液を−78℃において滴下した。
ドライアイス−アセトンバスを外した後、激しく攪拌し
ながらチオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた。室温に戻し
30分攪拌した後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、硫
酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して
得られた残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(酢酸エチル)で分離精製し黄色のアモルファスと
して7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
1−プロピル−N−[4−[[[1−プロピルイミダゾ
ール−5−イル]メチル]スルフィニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(529mg)(化合物375)、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル−
N−[4−[[[1−プロピルイミダゾール−5−イ
ル]メチル]スルホニル]フェニル]−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(37m
g)(化合物376)を得た。 化合物3751 H-NMR (300MHz, CDCl3) δ 0.88-1.025 (9H, m), 1.33
-1.46 (2H, m), 1.56-1.79 (6H, m), 2.90-2.95 (2H,
m), 3.31-3.37 (4H, m), 3.55 (2H, t, J=6.3 Hz), 3.7
6-3.82 (4H, m), 4.02 (1H, d, J=14.1 Hz), 4.09 (1H,
d, J=14.1 Hz), 4.16 (2H, t, J=4.8 Hz), 6.57 (1H,
s), 6.91 (1H, d, J=9.0 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.7 H
z), 7.33-7.51 (8H, m), 7.74 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.8
4 (1H, s). 元素分析 C39H48N4O4S・0.25H2O Calcd. C, 69.56 ; H,
7.26 ; N, 8.32 ; Found. C, 69.49 ; H, 7.23 ; N, 8.
18. 化合物3761 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.89-1.03 (9H, m), 1.30-
1.50 (2H, m), 1.55-1.85 (6H, m), 2.85-2.95 (2H,
m), 3.25-3.40 (4H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz),3.81
(2H, t, J=4.8 Hz), 3.95 (2H, t, J=7.4 Hz), 4.16
(2H, t, J=4.8 Hz),4.32 (2H, s), 6.53 (1H, s), 6.90
(1H, d, J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8Hz), 7.41-7.
50 (6H, m), 7.60 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.76 (2H, d, J
=8.8 Hz),8.06 (1H, s). 元素分析 C39H48N4O5S・0.75H2O Calcd. C, 67.07 ; H,
7.14 ; N, 8.02 ; Found. C, 67.12 ; H, 6.97 ; N, 7.
70.
【0396】実施例347(化合物377,378の製
造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−N−[4−[[[1−プロピルイミダゾール
−5−イル]メチル]スルフィニル]フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(413mg)をCHIRALPAK AD 50mmID×500mmL (エ
タノール→イソプロパノール)を用いて分割し、(+)
−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1
−プロピル−N−[4−[[[1−プロピルイミダゾー
ル−5−イル]メチル]スルフィニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(140mg)(化合物377)、(−)−7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロ
ピル−N−[4−[[[1−プロピルイミダゾール−5
−イル]メチル]スルフィニル]フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(155mg)(化合物378)を得た。 化合物377 [a]D=+136.0°(C=0.495% エタノール溶液, >99.9%ee) 化合物378 [a]D=-138.2°(C=0.499% エタノール溶液, 99.9%ee)
【0397】実施例348(化合物379の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(1.0g)のテトラヒドロフラン(1
5ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化チオニ
ル(0.22ml)を加えた後窒素雰囲気下で1時間撹
拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去した
後、THF(15ml)に溶かした。この溶液をS−
(4−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチオエ
イト(594mg)、トリエチルアミン(1.6ml)
のTHF(15ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気下に
おいて滴下した。滴下終了後室温に戻してアルゴン雰囲
気下終夜攪拌した後、メタノール(30ml)を加え
た。更に1N水酸化ナトリウム水溶液(11.5ml)
を加えて、アルゴン雰囲気下で30分攪拌した。次い
で、5−クロロメチル−1−エチルイミダゾール塩酸塩
(435mg)を加えてアルゴン雰囲気下で1.5時間
攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出した後、有機層
を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させた。
溶媒を減圧下で留去した後、塩基性シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で
分離精製し黄色のアモルファスとして7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[[1−
エチルイミダゾール−5−イル]メチル]スルファニ
ル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(960m
g)(化合物379)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.34-
1.65 (7H, m), 1.95-2.15 (1H, m), 2.85-2.95 (2H,
m), 3.19 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.35-3.45 (2H, m),3.55
(2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.01-
4.08 (4H, m), 4.16(2H, t, J=4.8 Hz), 6.70 (1H, s),
6.92 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz),
7.28 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.39-7.56 (8H, m), 7.60 (1
H, s). 元素分析 C39H48N4O3S・0.25H2O Calcd. C, 71.25 ; H,
7.44 ; N, 8.52 ; Found. C, 71.10 ; H, 7.42 ; N, 8.
59.
【0398】実施例349(化合物380の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[[1−エチルイミダゾール−5−イル]メチ
ル]スルファニル]フェニル]−1−イソブチル−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(900mg)のジクロロメタン(15ml)溶液に
70%3−クロロ過安息香酸(365mg)のジクロロ
メタン(15ml)溶液を−78℃において滴下した。
ジメチルスルフィド(0.1ml)を加えた後室温に戻
し30分攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出し、有
機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗
った後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下
で留去して得られた残渣を塩基性シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル)で分離精製し、黄色のア
モルファスとして7−[4−(2−ブトキシエトキシ)
フェニル]−N−[4−[[[1−エチルイミダゾール
−5−イル]メチル]スルフィニル]フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(516mg)(化合物380)を
得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.30-
1.45 (5H, m), 1.50-1.70 (2H, m), 1.95-2.15 (1H,
m), 2.90-3.00 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=7.6 Hz),3.33
-3.43 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.78-3.93
(4H, m), 4.01 (1H,d, J=13.8 Hz), 4.14 (1H, d, J=1
3.8 Hz), 4.16 (2H, t, J=4.8 Hz), 6.58 (1H, s), 6.9
1-7.00 (3H, m), 7.34-7.55 (8H, m), 7.75 (2H, d, J=
8.8 Hz), 7.83 (1H, s). 元素分析 C39H48N4O4S・0.25H2O Calcd. C, 69.56 ; H,
7.26; N, 8.32 ; Found.C, 69.37 ; H, 7.13 ; N, 8.2
0.
【0399】実施例350(化合物381の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(1.0g)のテトラヒドロフラン(1
5ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化チオニ
ル(0.22ml)を加えた後窒素雰囲気下で1時間撹
拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去した
後、THF(15ml)に溶かした。この溶液をS−
(4−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチオエ
イト(594mg)、トリエチルアミン(1.6ml)
のTHF(15ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気下に
おいて滴下した。滴下終了後室温に戻してアルゴン雰囲
気下終夜攪拌した後、メタノール(30ml)を加え
た。更に1N水酸化ナトリウム水溶液(11.5ml)
を加えて、アルゴン雰囲気下で30分攪拌した。次い
で、5−クロロメチル−1−イソブチルイミダゾール塩
酸塩(503mg)を加えてアルゴン雰囲気下で1.5
時間攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出した後、有
機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。溶媒を減圧下で留去した後、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル)で分離精製し黄色のアモ
ルファスとして7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[[1−イソ
ブチルイミダゾール−5−イル]メチル]スルファニ
ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(1.0g)(化合物381)
を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (15H, m), 1.30
-1.45 (2H, m), 1.50-1.70 (2H, m), 2.00-2.20 (2H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=7.8 Hz), 3.3
0-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.76-3.83
(4H, m), 3.99 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=4.8 Hz), 6.7
0 (1H, s), 6.92 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.98(2H, d, J=
8.8 Hz), 7.26-7.30 (2H, m), 7.38-7.57 (8H, m), 7.7
3 (1H, s). 元素分析 C41H52N4O3S Calcd. C, 72.32 ; H, 7.70 ;
N, 8.23 ; Found. C, 71.93 ; H, 7.67 ; N, 8.29.
【0400】実施例351(化合物382の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[[1−イソブチルイミダゾ
ール−5−イル]メチル]スルファニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(900mg)のジクロロメタン(15ml)溶
液に70%3−クロロ過安息香酸(358mg)のジク
ロロメタン(15ml)溶液を−78℃において滴下し
た。ジメチルスルフィド(0.1ml)を加えた後室温
に戻し30分攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出
し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩
水で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を
減圧下で留去して得られた残渣を塩基性シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で分離精製し、黄
色のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[[1−イソブチルイミダゾール−5−イル]メチ
ル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(619mg)
(化合物382)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.85-0.99 (15H, m), 1.34
-1.50 (2H, m), 1.55-1.70 (2H, m), 1.80-2.20 (2H,
m), 2.90-3.00 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=6.8 Hz), 3.3
0-3.45 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.63 (2H,
d, J=7.8 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.4 Hz), 3.95-4.18 (4
H, m), 6.55 (1H, s), 6.93 (1H, d, J=8.8Hz), 6.98
(2H, d, J=8.8 Hz), 7.37-7.52 (8H, m), 7.75 (2H, d,
J=8.8 Hz),7.93 (1H, s). 元素分析 C41H52N4O4S・0.25H2O Calcd. C, 70.20 ; H,
7.54 ; N, 7.99 ; Found. C, 70.13 ; H, 7.50 ; N, 7.
87.
【0401】実施例352(化合物383の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(1.0g)のテトラヒドロフラン(1
5ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化チオニ
ル(0.22ml)を加えた後窒素雰囲気下で1時間撹
拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去した
後、THF(15ml)に溶かした。この溶液をS−
(4−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチオエ
イト(594mg)、トリエチルアミン(1.6ml)
のTHF(15ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気下に
おいて滴下した。滴下終了後室温に戻してアルゴン雰囲
気下終夜攪拌した後、メタノール(30ml)を加え
た。更に1N水酸化ナトリウム水溶液(11.5ml)
を加えて、アルゴン雰囲気下で30分攪拌した。次い
で、5−クロロメチル−1−イソプロピルイミダゾール
塩酸塩(491mg)を加えてアルゴン雰囲気下で1.
5時間攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出した後、
有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥さ
せた。溶媒を減圧下で留去した後、塩基性シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル=1:
1→ヘキサン−酢酸エチル=1:3)で分離精製し黄色
のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[[1
−イソプロピルイミダゾール−5−イル]メチル]スル
ファニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(1.1g)(化合物3
83)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.30-
1.65 (10H, m), 2.00-2.20 (1H, m), 2.85-2.95 (2H,
m), 3.19 (2H, d, J=7.0 Hz), 3.30-3.40 (2H, m), 3.5
5 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.00
(2H, s), 4.16 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.35-4.50 (1H,
m), 6.69 (1H, s), 6.92 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.98 (2
H, d, J=8.8 Hz), 7.28 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.38-7.56
(8H, m), 7.65 (1H, s). 元素分析 C40H50N4O3S・0.25H2O Calcd. C, 71.55 ; H,
7.58 ; N, 8.34 ; Found. C, 71.30 ; H, 7.45 ; N, 8.
69.
【0402】実施例353(化合物384の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[[1−イソプロピルイミダ
ゾール−5−イル]メチル]スルファニル]フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(1.0g)のジクロロメタン(15ml)溶
液に70%3−クロロ過安息香酸(388mg)のジク
ロロメタン(15ml)溶液を−78℃において滴下し
た。ジメチルスルフィド(0.1ml)を加えた後室温
に戻し30分攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出
し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩
水で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を
減圧下で留去して得られた残渣を塩基性シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で分離精製し、黄
色のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[[1−イソプロピルイミダゾール−5−イル]メチ
ル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(634mg)
(化合物384)を得た1 H-NMR (300MHz, CDCl3) δ 0.91-0.99 (9H, m), 1.36-
1.45 (8H, m), 1.55-1.65 (2H, m), 2.00-2.15 (1H,
m), 2.90-2.95 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=7.5 Hz),3.35
-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H,
t, J=4.8 Hz), 4.01(1H, d, J=14.1 Hz), 4.11 (1H, d,
J=14.1 Hz), 4.16 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.25-4.35 (1
H, m), 6.54 (1H, s), 6.93 (1H, d, J=8.7 Hz), 6.98
(2H, d, J=8.7 Hz), 7.34-7.51 (7H, m), 7.59 (1H,
s), 7.75 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.93 (1H, s). 元素分析 C40H50N4O4S・0.25H2O Calcd. C, 69.89 ; H,
7.40 ; N, 8.15 ; Found. C, 69.79 ; H, 7.58 ; N, 7.
88.
【0403】実施例354(化合物385の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(1.0g)のテトラヒドロフラン(1
5ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化チオニ
ル(0.22ml)を加えた後窒素雰囲気下で1時間撹
拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去した
後、THF(15ml)に溶かした。この溶液をS−
(4−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチオエ
イト(594mg)、トリエチルアミン(1.6ml)
のTHF(15ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気下に
おいて滴下した。滴下終了後室温に戻してアルゴン雰囲
気下終夜攪拌した後、メタノール(30ml)を加え
た。更に1N水酸化ナトリウム水溶液(11.5ml)
を加えて、アルゴン雰囲気下で30分攪拌した。次い
で、5−クロロメチル−1−シクロプロピルメチルイミ
ダゾール塩酸塩(497mg)を加えてアルゴン雰囲気
下で1.5時間攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出
した後、有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウム
で乾燥させた。溶媒を減圧下で留去した後、塩基性シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチ
ル=1:1)で分離精製し黄色のアモルファスとして7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[[1−シクロプロピルメチルイミダゾール−
5−イル]メチル]スルファニル]フェニル]−1−イ
ソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボキサミド(1.2g)(化合物385)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.34-0.42 (2H, m), 0.66-
0.75 (2H, m), 0.90-0.99 (9H, m), 1.20-1.50 (3H,
m), 1.55-1.70 (2H, m), 1.95-2.15 (1H, m), 2.85-2.9
5 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.29-3.37 (2H,
m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.78-3.84 (4H, m), 4.0
2 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=4.4 Hz), 6.72(1H, s), 6.
92 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.27
(2H, d, J=8.8 Hz), 7.38-7.60 (8H, m), 7.65 (1H,
s). 元素分析 C41H50N4O3S・0.25H2O Calcd. C, 72.05 ; H,
7.45 ; N, 8.20 ; Found. C, 71.93 ; H, 7.43 ; N, 8.
34.
【0404】実施例355(化合物386の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[[1−シクロプロピルメチルイミダゾール−
5−イル]メチル]スルファニル]フェニル]−1−イ
ソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボキサミド(1.1g)のジクロロメタン(15
ml)溶液に70%3−クロロ過安息香酸(440m
g)のジクロロメタン(15ml)溶液を−78℃にお
いて滴下した。ジメチルスルフィド(0.1ml)を加
えた後室温に戻し30分攪拌した。水を加えて酢酸エチ
ルで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、
飽和食塩水で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣を塩基性シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で分離
精製し、黄色のアモルファスとして7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[[1−シ
クロプロピルメチルイミダゾール−5−イル]メチル]
スルフィニル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(614mg)(化合物386)を得た1 H-NMR (300MHz, CDCl3) δ 0.29-0.34 (2H, m), 0.63-
0.69 (2H, m), 0.91-0.99 (9H, m), 1.05-1.20 (1H,
m), 1.36-1.43 (2H, m), 1.56-1.66 (2H, m), 2.00-2.2
0 (1H, m), 2.90-2.95 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=7.2 H
z), 3.35-3.39 (2H,m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.66
(2H, t, J=4.5 Hz), 3.81 (2H, t, J=6.6Hz), 4.02 (1
H, d, J=14.1 Hz), 4.10-4.17 (3H, m), 6.58 (1H, s),
6.92 (1H,d, J=8.7 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.
34-7.56 (7H, m), 7.63 (1H, s),7.75 (2H, d, J=8.7 H
z), 7.97 (1H, s). 元素分析 C41H50N4O4S・0.2H2O Calcd. C, 70.50 ; H,
7.27 ; N, 8.02 ; Found.C, 70.35 ; H, 7.32 ; N, 7.9
4.
【0405】実施例356(化合物387の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(1.0g)のテトラヒドロフラン(1
5ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化チオニ
ル(0.22ml)を加えた後窒素雰囲気下で1時間撹
拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去した
後、THF(15ml)に溶かした。この溶液をS−
(4−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチオエ
イト(594mg)、トリエチルアミン(1.6ml)
のTHF(15ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気下に
おいて滴下した。滴下終了後室温に戻してアルゴン雰囲
気下終夜攪拌した後、メタノール(30ml)を加え
た。更に1N水酸化ナトリウム水溶液(11.5ml)
を加えて、アルゴン雰囲気下で30分攪拌した。次い
で、5−クロロメチル−4−メチル−1−プロピルイミ
ダゾール塩酸塩(599mg)のメタノール(10m
l)溶液を加えてアルゴン雰囲気下で1.5時間攪拌し
た。水を加えて酢酸エチルで抽出した後、有機層を飽和
食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を
減圧下で留去した後、塩基性シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン−酢酸エチル=1:1→1:3)
で分離精製し黄色のアモルファスとして7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N
−[4−[[[4−メチル−1−プロピルイミダゾール
−5−イル]メチル]スルファニル]フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ
ド(529mg)(化合物387)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-1.26 (12H, m), 1.30
-1.48 (2H, m), 1.54-1.65 (2H, m), 1.70-1.90 (5H,
m), 1.95-2.15 (1H, m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.19 (2
H, d, J=7.0 Hz), 3.34-3.38 (2H, m), 3.55 (2H, t, J
=6.6 Hz), 3.78-3.90 (4H, m), 3.95 (2H, s), 4.16 (2
H, t, J=4.8 Hz), 6.92 (1H, d, J=8.4 Hz),6.98 (2H,
d, J=8.4 Hz), 7.24 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.36-7.55 (8
H, m), 7.67(1H, s).
【0406】実施例357(化合物388の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[[4−メチル−1−プロピ
ルイミダゾール−5−イル]メチル]スルファニル]フ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボキサミド(460mg)のジクロロメタン(1
5ml)溶液に70%3−クロロ過安息香酸(175m
g)のジクロロメタン(15ml)溶液を−78℃にお
いて滴下した。ジメチルスルフィド(0.1ml)を加
えた後室温に戻し30分攪拌した。水を加えて酢酸エチ
ルで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、
飽和食塩水で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣を塩基性シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で分離
精製し、黄色のアモルファスとして7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[4−[[[4−メチル−1−プロピルイミダゾール−
5−イル]メチル]スルフィニル]フェニル]−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(236mg)(化合物388)を得た1 H-NMR (300MHz, CDCl3) δ 0.87-0.98 (12H, m), 1.30
-1.45 (2H, m), 1.55-1.75 (7H, m), 2.00-2.15 (1H,
m), 2.90-2.95 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=7.5 Hz), 3.3
7-3.42 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.9 Hz), 3.75 (2H,
t, J=6.9 Hz), 3.81 (2H, t, J=5.4 Hz), 4.04 (2H,
s), 4.16 (2H, t, J=5.4 Hz), 6.92 (1H, d,J=8.7 Hz),
6.98 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2H, d, J=8.7 Hz),
7.39-7.49 (6H, m), 7.74 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.97 (1
H, s). 元素分析 C41H52N4O4S・0.25H2O Calcd. C, 70.20 ; H,
7.54 ; N, 7.99 ; Found. C, 70.00 ; H, 7.50 ; N, 7.
97.
【0407】実施例358(化合物389の製造) 1−イソブチル−7−[4−(2−プロポキシエトキ
シ)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボン酸(820mg)のテトラヒドロフラ
ン(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化
チオニル(0.18ml)を加えた後窒素雰囲気下で1
時間撹拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留
去した後、THF(15ml)に溶かした。この溶液を
S−(4−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチ
オエイト(503mg)、トリエチルアミン(1.4m
l)のTHF(15ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気
下において滴下した。滴下終了後室温に戻してアルゴン
雰囲気下終夜攪拌した後、メタノール(30ml)を加
えた。更に1N水酸化ナトリウム水溶液(9.7ml)
を加えて、アルゴン雰囲気下で30分攪拌した。次い
で、5−クロロメチル−1−プロピルイミダゾール塩酸
塩(492mg)を加えてアルゴン雰囲気下で1.5時
間攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出した後、有機
層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。溶媒を減圧下で留去した後、塩基性シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル=1:1
→酢酸エチル)で分離精製し黄色のアモルファスとして
1−イソブチル−7−[4−(2−プロポキシエトキ
シ)フェニル]−N−[4−[[[1−プロピルイミダ
ゾール−5−イル]メチル]スルファニル]フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(685mg)(化合物389)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.91-1.01 (12H, m), 1.50
-1.70 (2H, m), 1.79-1.90 (2H, m), 2.00-2.20 (1H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=7.0 Hz), 3.3
0-3.40 (2H, m), 3.51 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H,
t, J=4.6 Hz), 3.93 (2H, t, J=7.6 Hz), 4.00 (2H,
s), 4.16 (2H, t, J=4.6 Hz), 6.70 (1H, s),6.92 (1H,
d, J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.26-7.30
(2H, m), 7.38-7.58 (9H, m). 元素分析 C39H48N4O3S・0.25H2O Calcd. C, 71.25 ; H,
7.44 ; N, 8.52 ; Found. C, 70.96 ; H, 7.55 ; N, 8.
43.
【0408】実施例359(化合物390の製造) 1−イソブチル−7−[4−(2−プロポキシエトキ
シ)フェニル]−N−[4−[[[1−プロピルイミダ
ゾール−5−イル]メチル]スルファニル]フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(600mg)のジクロロメタン(15ml)
溶液に70%3−クロロ過安息香酸(272mg)のジ
クロロメタン(15ml)溶液を−78℃において滴下
した。ジメチルスルフィド(0.1ml)を加えた後室
温に戻し30分攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出
し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩
水で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を
減圧下で留去して得られた残渣を塩基性シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で分離精製し、黄
色のアモルファスとして1−イソブチル−7−[4−
(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−N−[4−
[[[1−プロピルイミダゾール−5−イル]メチル]
スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(433mg)(化
合物390)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.87-0.99 (12H, m), 1.55
-1.80 (4H, m), 1.95-2.15 (1H, m), 2.90-3.00 (2H,
m), 3.20 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.35-3.45 (2H, m), 3.5
1 (2H, t, J=6.4 Hz), 3.75-3.84 (4H, m), 4.02 (1H,
d, J=14.2 Hz), 4.08-4.19 (3H, m), 6.57 (1H, s), 6.
93 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.38
-7.53 (8H, m), 7.76 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.95 (1H,
s). 元素分析 C39H48N4O4S・0.25H2O Calcd. C, 69.56 ; H,
7.26 ; N, 8.32 ; Found. C, 69.19 ; H, 7.21 ; N, 8.
34.
【0409】実施例360(化合物391,392の製
造) 1−イソブチル−7−[4−(2−プロポキシエトキ
シ)フェニル]−N−[4−[[[1−プロピルイミダ
ゾール−5−イル]メチル]スルフィニル]フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(320mg)をCHIRALPAK AD 50mmID×500mm
L (エタノール→イソプロパノール)を用いて分割し、
(+)−1−イソブチル−7−[4−(2−プロポキシ
エトキシ)フェニル]−N−[4−[[[1−プロピル
イミダゾール−5−イル]メチル]スルフィニル]フェ
ニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(136mg)(化合物391)、
(−)−1−イソブチル−7−[4−(2−プロポキシ
エトキシ)フェニル]−N−[4−[[[1−プロピル
イミダゾール−5−イル]メチル]スルフィニル]フェ
ニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(123mg)(化合物392)を得
た。 化合物391 [a]D=+131.4°(C=0.499% エタノール溶液, 99.7%ee) 化合物392 [a]D=-135.3°(C=0.499% エタノール溶液, 99.8%ee)
【0410】実施例361(化合物393の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化チ
オニル(0.15ml)を加えた後窒素雰囲気下で1時
間撹拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去
した後、THF(15ml)に溶かした。この溶液をS
−(4−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチオ
エイト(415mg)、トリエチルアミン(1.1m
l)のTHF(15ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気
下において滴下した。滴下終了後室温に戻してアルゴン
雰囲気下終夜攪拌した後、メタノール(30ml)を加
えた。更に1N水酸化ナトリウム水溶液(8ml)を加
えて、アルゴン雰囲気下で30分攪拌した。次いで、4
−クロロメチル−1−プロピルイミダゾール塩酸塩(4
06mg)を加えてアルゴン雰囲気下で1.5時間攪拌
した。水を加えて酢酸エチルで抽出した後、有機層を飽
和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒
を減圧下で留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン−酢酸エチル=1:4→酢酸エチル)
で分離精製し、ヘキサン−ジイソプロピルエーテル−酢
酸エチルから再結晶し、黄色の結晶として7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−N−[4−[[[1−プロピルイミダゾール−4−イ
ル]メチル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(20
0mg)(化合物393)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.85-0.99 (12H, m), 1.30
-1.48 (2H, m), 1.54-1.80 (4H, m), 1.95-2.15 (1H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.3
0-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.76-3.83
(4H, m), 4.07 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=5.2 Hz), 6.6
9 (1H, s), 6.92 (1H, d, J=9.2 Hz), 6.98(2H, d, J=
8.8 Hz), 7.32-7.55 (11H, m). 元素分析 C40H50N4O3S Calcd. C, 72.04 ; H, 7.56 ;
N, 8.40 ; Found. C, 71.78 ; H, 7.41 ; N, 8.48.
【0411】実施例362(化合物394の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[[1−プロピルイミダゾー
ル−4−イル]メチル]スルファニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(140mg)のジクロロメタン(15ml)溶
液に70%3−クロロ過安息香酸(78mg)のジクロ
ロメタン(15ml)溶液を−78℃において滴下し
た。ドライアイス−アセトンバスを外した後、激しく攪
拌しながらチオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた。室温に
戻し30分攪拌した後酢酸エチルで抽出した。有機層を
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った
後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留
去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(メタノール−酢酸エチル=1:9)で分離精製
し、黄色のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[[1−プロピルイミダゾール−4−イル]メチル]
スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(103mg)(化
合物394)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.88-0.99 (12H, m), 1.30
-1.50 (2H, m), 1.55-1.85 (4H, m), 1.95-2.20 (1H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=7.6 Hz), 3.3
0-3.45 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=7.2 Hz), 3.78-3.87
(4H, m), 3.98 (1H, d, J=12.8 Hz), 4.09 (1H, d, J=1
2.8 Hz), 4.16 (2H, t, J=4.8 Hz), 6.80 (1H, s), 6.9
3 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.39-
7.53 (8H, m), 7.70-7.75 (3H, m). 元素分析 C40H50N4O4S Calcd. C, 70.35 ; H, 7.38 ;
N, 8.20 ; Found. C, 70.10 ; H, 7.34 ; N, 8.12.
【0412】実施例363(化合物395の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(700mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化チ
オニル(0.15ml)を加えた後窒素雰囲気下で1時
間撹拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去
した後、THF(15ml)に溶かした。この溶液をS
−(4−アミノフェニル) O−ベンジル カルボノチオ
エイト(415mg)、トリエチルアミン(1.1m
l)のTHF(15ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気
下において滴下した。滴下終了後室温に戻してアルゴン
雰囲気下終夜攪拌した後、メタノール(30ml)を加
えた。更に1N水酸化ナトリウム水溶液(8ml)を加
えて、アルゴン雰囲気下で30分攪拌した。次いで、2
−(1−クロロエチル)−1−プロピルイミダゾール塩
酸塩(368mg)を加えてアルゴン雰囲気下で1.5
時間攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出した後、有
機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。溶媒を減圧下で留去した後、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル=1:4)で分
離精製し黄色のアモルファスとして7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[4−[[1−[1−プロピルイミダゾール−2−イ
ル]エチル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(22
3mg)(化合物395)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (12H, m), 1.30
-1.50 (2H, m), 1.55-1.65 (2H, m), 1.70-1.84 (5H,
m), 1.95-2.15 (1H, m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.19 (2
H, d, J=7.4 Hz), 3.30-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J
=7.0 Hz), 3.75-3.95 (4H, m), 4.16 (2H, t, J=4.8 H
z), 4.27 (1H, q, J=6.8 Hz), 6.84 (1H, d,J=1.4 Hz),
6.96-7.00 (4H, m), 7.26 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.39-
7.58 (8H, m). 元素分析 C41H52N4O3S・0.25H2O Calcd. C, 71.84 ; H,
7.72 ; N, 8.17 ; Found. C, 71.67 ; H, 7.76 ; N, 8.
15.
【0413】実施例364(化合物396の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[1−[1−プロピルイミダ
ゾール−2−イル]エチル]スルファニル]フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(170mg)のジクロロメタン(10ml)
溶液に70%3−クロロ過安息香酸(92mg)のジク
ロロメタン(10ml)溶液を−78℃において滴下し
た。ドライアイス−アセトンバスを外した後、激しく攪
拌しながらチオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた。室温に
戻し30分攪拌した後酢酸エチルで抽出した。有機層を
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った
後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留
去して得られた残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル)で分離精製し、黄色のアモル
ファスとして7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−1−イソブチル−N−[4−[[1−[1−プ
ロピルイミダゾール−2−イル]エチル]スルフィニ
ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(142mg)(化合物39
6)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-1.02 (12H, m), 1.30
-1.90 (9H, m), 1.95-2.15 (1H, m), 2.90-2.95 (2H,
m), 3.05 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.35-3.45 (2H, m), 3.5
5 (2H, t, J=7.0 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.8 Hz), 3.91-
4.24 (5H, m), 6.73-7.75 (15H, m). 元素分析 C41H52N4O4S・0.25H2O Calcd. C, 70.20 ; H,
7.54 ; N, 7.99 ; Found. C, 70.21 ; H, 7.61 ; N, 7.
86.
【0414】実施例365(化合物397の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(300mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化チ
オニル(0.07ml)を加えた後窒素雰囲気下で1時
間撹拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去
した後、THF(15ml)に溶かした。この溶液を
(4−アミノフェニル)(1−メチルイミダゾール−2
−イル)メタノール(181mg)、トリエチルアミン
(0.6ml)のTHF(15ml)溶液に0℃、窒素
雰囲気下において滴下した。滴下終了後、室温に戻して
窒素雰囲気下、終夜攪拌した後、水を加えて酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシ
ウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去した後、塩基性
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル→メ
タノール:酢酸エチル=1:8)で分離精製し黄色のア
モルファスとして7−[4−(2−ブトキシエトキシ)
フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[ヒドロキシ
[1−メチルイミダゾール−2−イル]メチル]]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(122mg)(化合物397)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.89-0.98 (9H, m), 1.30-
1.50 (2H, m), 1.55-1.70 (2H, m), 1.95-2.15 (1H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.8 Hz),3.30
-3.39 (2H, m), 3.40 (3H, s), 3.55 (2H, t, J=6.6 H
z), 3.80 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.15 (2H, t, J=4.8 H
z), 5.87 (1H, s), 6.83-7.01 (5H, m), 7.28-7.60 (10
H, m).
【0415】実施例366(化合物398の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(600mg)のテトラヒドロフラン
(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩化チ
オニル(0.13ml)を加えた後窒素雰囲気下で1時
間撹拌した。溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去
した後、THF(15ml)に溶かした。この溶液を
(4−アミノフェニル)(1−プロピルイミダゾール−
2−イル)メタノール(412mg)、トリエチルアミ
ン(1.2ml)のTHF(15ml)溶液に0℃、窒
素雰囲気下において滴下した。滴下終了後、室温に戻し
て窒素雰囲気下、終夜攪拌した後、水を加えて酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネ
シウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去した後、塩基
性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)
で分離精製し、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶し黄色
の結晶として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−1−イソブチル−N−[4−[ヒドロキシ[1
−プロピルイミダゾール−2−イル]メチル]フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(167mg)(化合物398)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.79 (3H, t, J=7.4 Hz),
0.89-0.98 (9H, m), 1.30-1.80 (6H, m), 1.95-2.15 (1
H, m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=8.2Hz),
3.30-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.64 (2
H, t, J=7.4 Hz),3.80 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.16 (2H,
t, J=4.8 Hz), 5.81 (1H, s), 6.88-7.02(5H, m), 7.28
-7.61 (10H, m). 元素分析 C40H50N4O4 Calcd. C, 73.82 ; H, 7.74 ; N,
8.61 ; Found. C, 73.52 ; H, 7.53 ; N, 8.73.
【0416】実施例367(化合物399の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[[1−プロピルイミダゾー
ル−5−イル]メチル]スルファニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(300mg)のジクロロメタン(10ml)溶
液に70%3−クロロ過安息香酸(221mg)のジク
ロロメタン(10ml)溶液を−78℃において滴下し
た。−15℃において1時間攪拌した後、ジメチルスル
フィド(0.1ml)を加えた後室温に戻し、30分攪
拌した。水を加えて分液した後、有機層を飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウ
ムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣
を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:1)で分離精製し、ヘキサン−酢
酸エチルから再結晶し黄色の結晶として7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N
−[4−[[[1−プロピルイミダゾール−5−イル]
メチル]スルホニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(122m
g)(化合物399)を得た1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.85-0.99 (12H, m), 1.30
-1.50 (2H, m), 1.55-1.85 (4H, m), 1.95-2.15 (1H,
m), 2.90-3.00 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=7.0 Hz), 3.3
5-3.45 (2H, m), 3.56 (2H, t, J=7.0 Hz), 3.81 (2H,
t, J=4.4 Hz), 3.95 (2H, t, J=7.8 Hz), 4.16 (2H, t,
J=4.4 Hz), 4.32 (2H, s), 6.53 (1H, d,J=0.8 Hz),
6.92 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.
39-7.50 (6H, m), 7.60 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.77 (2H,
d, J=8.8 Hz), 8.05 (1H, s).
【0417】実施例368(化合物400の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(1g)をテトラヒドロフラン
(7ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.25
ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)を加
え、室温、1時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣をテト
ラヒドロフラン(20ml)に溶かし、氷冷下、S−
(4−アミノフェニル)−o−ベンジルチオカルボナー
ト(0.71g)、トリエチルアミン(1ml)のテト
ラヒドロフラン(10ml)溶液中に滴下した。室温で
2時間撹拌し、1N水酸化ナトリウム水溶液(15m
l)、メタノール(15ml)、テトラヒドロフラン
(15ml)を加え、室温で1時間撹拌した。次いで4
−クロロメチル−3−シブチルイミダゾール塩酸塩
(0.6g)を加え、室温で2時間撹拌した。濃縮後、
酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:メタノール/酢酸エチル/トリエチルアミン)で
精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−N−[4−[(3−ブチルイミ
ダゾール−4−イル)メチルチオ]フェニル]−2,3
−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(化合物400)(1.36g)を黄色アモルフ
ァスとして得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.85-1.07 (12H, m), 1.22-1.48
(4H, m), 1.54-1.86 (4H, m), 2.00-2.11 (1H, m), 2.
91 (2H, t, J = 4.5 Hz), 3.19 (2H, d, J = 7.2Hz),
3.36 (2H, t, J = 4.5 Hz), 3.55 (2H, t, J = 6.6 H
z), 3.80 (2H, t, J= 4.9 Hz), 3.92-3.99 (4H, m), 4.
16 (2H, t, J = 4.9 Hz), 6.70 (1H, s), 6.89-7.00 (3
H, m), 7.26-7.56 (10H, m), 7.66 (1H, s). IR (KBr) n: 2959, 2930, 2868, 1657, 1588, 1499 cm
-1.
【0418】実施例369(化合物401の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(3−ブチルイミダゾール−
4−イル)メチルチオ]フェニル]−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(1.15g)をジクロロメタン(40ml)に溶か
し、−78℃に冷却した。3−クロロ過安息香酸(0.
62g)のジクロロメタン(10ml)溶液を滴下し
た。−78℃、1時間撹拌した後、チオ硫酸ナトリウム
水溶液を加え、濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層
を炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し
た。無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:トリエチルアミン/メタノール/酢酸エチル)で
精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−N−[4−[(3−ブチルイミ
ダゾール−4−イル)メチルスルフィニル]フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(化合物401)(0.72g)を黄色
アモルファスとして得た。1H-NMR (dppm, CDCl3)0.90-
0.98 (12H, m), 1.24-1.46 (6H, m), 1.56-1.66 (2H,
m), 2.04-2.10 (1H, m), 2.93 (2H, t-like), 3.19 (2
H, d, J = 7.5 Hz), 3.36 (2H, t-like), 3.55 (2H, t,
J = 6.8 Hz), 3.79-3.81 (2H, m), 3.81 (2H, t, J =
5.0 Hz), 3.98-4.11 (2H, m), 4.16 (2H, t, J = 5.0 H
z), 6.56 (1H, s), 6.92 (1H, d, J =8.4 Hz), 6.98 (2
H, d, J = 8.7 Hz), 7.33-7.48 (8H, m), 7.75 (2H, d,
J =7.8 Hz), 8.10 (1H, br). IR (KBr) n: 2957, 293
2, 2870, 1661, 1607, 1590,1518, 1499 cm-1.
【0419】実施例370(化合物402,403の製
造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]−3−トリフルオロメチルフェニル]−1
−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾア
ゼピン−4−カルボキサミド(0.6g)をCHIRA
LPAK AD 50mmIDx500mmL、溶出溶
媒(ヘキサン/エタノール)を用いて光学分割した。画
分を濃縮乾固し、残渣をエタノールに溶解後、0.45
μmのフィルターでろ過した。ろ液を濃縮し、ヘキサン
を加えて乾固し、(+)−7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(1−オ
キシドピリジン−2−イル)メチル]−3−トリフルオ
ロメチルフェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒド
ロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物402)(275mg、>99.9%ee)、
(−)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン
−2−イル)メチル]−3−トリフルオロメチルフェニ
ル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(化合物403)
(260mg、99.6%ee)を得た。 化合物402 [α]=+13.66゜(c=0.3
0%、エタノール溶液) 化合物403 [α]=−13.78゜(c=0.2
6%、エタノール溶液)
【0420】実施例371(化合物177の製造) (S)−(−)−1,1’−ビ−2−ナフトール(8
7.5mg)のトルエン(10ml)溶液に、室温でチ
タンテトライソプロポキシド(45.2μl)および水
(55μl)を加え1時間撹拌した。反応系に7−[4
−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル
−N−[4−(4−プロピル−4H−1,2,4−トリ
アゾール−3−イルメチルチオ)フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサ
ミド(1.0g)およびクメンピドロペルオキシド(8
0%,0.31ml)を加え、室温で20時間攪拌し
た。クメンヒドロペルオキシド(80%,0.14m
l)を加え、さらに10時間撹拌した。反応系にチオ硫
酸ナトリウム水溶液を加え数分間撹拌し、酢酸エチルで
抽出した。重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマト
グラフィー(塩基性シリカゲル、酢酸エチル→エタノー
ル:酢酸エチル1:19)で分離精製し、黄色の非晶系
物質として(−)−7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−1−プロピル−N−[4−(4−プロ
ピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イルメチ
ルスルフィニル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H
−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物1
77)(860.9mg)を得た。 CHIRALPAK AD(4mmIDx25mmL、
ヘキサン:2−プロパノール)で分析した結果、光学純
度は96%eeであった。 元素分析 C38H47N5O4S0.5H2O Calcd. C, 67.23 ; H,
7.13 ; N, 10.32 : Found. C, 67.52 ; H, 7.04 ; N, 1
0.23.
【0421】実施例372(化合物404の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼ
ピン−4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10m
l)溶液に、室温で塩化チオニル(0.25ml)およ
びDMF(1滴)を加え、室温で1時間撹拌した。減圧
下濃縮後、残渣のTHF(20ml)溶液を、0℃でS
−(4−アミノフェニル)O−ベンジルチオカルボナー
ト(0.59g)およびトリエチルアミン(2.0m
l)のTHF(5ml)溶液に滴下した。室温で20時
間撹拌後、反応系に1N水酸化ナトリウム水溶液(15
ml)およびメタノール(50ml)を加え、0.5時
間撹拌した。反応系に3−(クロロメチル)−5,6,
7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン
塩酸塩(0.48g)を加え、さらに2時間撹拌した。
減圧下メタノールを留去した後、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフ
ィー(塩基性シリカゲル、酢酸エチル:ヘキサン3:1
→4:1→エタノール:酢酸エチル1:4)で分離精製
し、黄色の非晶形物質として7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[(5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2
−a]ピリジン−3−イル)メチル]チオ]フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−
カルボキサミド(化合物404)(529.0mg)を
得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.28-1.46 (2H, m), 1.51-1.73
(2H, m), 1.80-2.16 (5H, m), 2.80-2.91 (4H,m), 3.19
(2H, d, J=7.2 Hz), 3.29-3.40 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=4.9 Hz), 3.90 (2H, t,
J=5.8 Hz), 3.95 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=4.9 Hz),
6.66 (1H, s), 6.91 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.98 (2H, d,
J=8.8 Hz), 7.26-7.48 (7H, m), 7.55 (2H, d, J=8.8
Hz), 7.81 (1H, s). IR (KBr) 3031, 1651, 1607, 1588, 1520, 1497, 1312,
1242, 1181, 1125, 816cm-1 元素分析 C41H50N4O30.5H2O Calcd. C, 71.58 ; H, 7.
47 ; N, 8.14 : Found.C, 71.71 ; H, 7.52 ; N, 8.20.
【0422】実施例373(化合物405の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(5,6,7,8−テトラ
ヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メ
チル]チオ]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1
−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(460mg)
のジクロロメタン(10ml)溶液に、−78℃で3−
クロロ過安息香酸(70%,0.25g)のジクロロメ
タン(10ml)を滴下した。−78℃で1時間撹拌
後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、室温で10分間
撹拌した。酢酸エチルで抽出後、有機層を重曹水、飽和
食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリ
カゲル、酢酸エチル:ヘキサン9:1→酢酸エチル)で
分離精製し、さらに再結晶(酢酸エチル−ジイソプロピ
ルエーテル)を行い、黄色の結晶として7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N
−[4−[[(5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ
[1,2−a]ピリジン−3−イル)メチル]スルフィ
ニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベン
ズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物405)(3
11.3mg)を得た。 mp 184-186℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.29-1.47 (2H, m), 1.53-1.67
(2H, m), 1.72-1.94 (4H, m), 1.97-2.18 (1H,m), 2.74
-2.84 (2H, m), 2.89-2.98 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=
7.2 Hz), 3.30-3.41 (2H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 H
z), 3.61-3.70 (2H, m), 3.81 (2H, t, J=4.8 Hz), 3.9
2 (1H, d, J=14.3 Hz), 4.02 (1H, d, J=14.3 Hz), 4.1
6 (2H, t, J=4.8 Hz), 6.57 (1H, s), 6.92 (1H, d, J=
9.2 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz),7.35-7.47 (7H, m),
7.78 (2H, d, J=8.8 Hz), 8.25 (1H, s). IR (KBr) 3075, 1655, 1605, 1588, 1520, 1499, 1312,
1244, 1179, 1127, 822cm-1 元素分析 C41H50N4O40.5H2O Calcd. C, 69.96 ; H, 7.
30 ; N, 7.96 : Found.C, 69.84 ; H, 7.43 ; N, 7.82.
【0423】実施例374(化合物406の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼ
ピン−4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10m
l)溶液に、室温で塩化チオニル(0.25ml)およ
びDMF(1滴)を加え、室温で1時間撹拌した。減圧
下濃縮後、残渣のTHF(20ml)溶液を、0℃で4
−[[(5−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−
3−イル)メチル]チオ]アニリン(0.74g)のピ
リジン(7.0ml)溶液に滴下した。室温で20時間
撹拌後、反応系に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー
(塩基性シリカゲル、酢酸エチル:ヘキサン1:1→
2:1)で分離精製し、黄色の非晶形物質として7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソ
ブチル−N−[4−[[(5−メチルイミダゾ[1,2
−a]ピリジン−3−イル)メチル]チオ]フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−
カルボキサミド(化合物406)(1.41g)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.29-1.47 (2H, m), 1.51-1.69
(2H, m), 1.97-2.17 (1H, m), 2.85-2.95 (2H,m), 3.02
(3H, s), 3.18 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.33-3.38 (2H,
m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 H
z), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.48 (2H, s), 6.55 (1
H, d, J=7.0 Hz), 6.91 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.97 (2H,
d, J=8.8 Hz), 7.07 (1H, dd, J=8.8, 7.0 Hz), 7.14
(1H, s), 7.21 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.37-7.56 (8H,
m), 7.79 (1H, s). IR (KBr) 3031, 1653, 1607, 1586, 1497, 1312, 1289,
1242, 1179, 1123, 816cm-1 元素分析 C42H48N4O3S0.5H2O Calcd. C, 72.28 ; H,
7.08 ; N, 8.03 : Found.C, 72.43 ; H, 7.03 ; N, 8.0
1.
【0424】実施例375(化合物407の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(5−メチルイミダゾ
[1,2−a]ピリジン−3−イル)メチル]チオ]フ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピ
ン−4−カルボキサミド(1.157g)のジクロロメ
タン(10ml)溶液に、−78℃で3−クロロ過安息
香酸(70%,0.50g)のジクロロメタン(10m
l)を滴下した。−78℃で1時間撹拌後、チオ硫酸ナ
トリウム水溶液を加え、室温で10分間撹拌した。酢酸
エチルで抽出後、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、酢酸
エチル:ヘキサン3:1→酢酸エチル)で分離精製し、
黄色の非晶形物質として7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[(5−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3
−イル)メチル]スルフィニル]フェニル]−2,3−
ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサ
ミド(化合物407)(1.05g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.4 Hz), 0.
98 (6H, d, J=6.6 Hz),1.32-1.46 (2H, m), 1.52-1.66
(2H, m), 1.99-2.14 (1H, m), 2.88-2.97 (5H,m), 3.20
(2H, d, J=7.5 Hz), 3.36-3.39 (2H, m), 3.56 (2H,
t, J=6.8 Hz), 3.81 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.16 (2H, t,
J=5.0 Hz), 4.56 (1H, d, J=14.9 Hz),4.63 (1H, d, J
=14.9 Hz), 6.58 (1H, d, J=6.9 Hz), 6.91-7.00 (4H,
m), 7.09-7.15 (1H, m), 7.28-7.31 (2H, m), 7.40-7.5
0 (6H, m), 7.74 (2H, d, J=8.4Hz), 7.89 (1H, s). IR (KBr) 3031, 1661, 1607, 1588, 1520, 1499, 1312,
1242, 1177, 835 cm-1 元素分析 C42H48N4O4S0.5H2O Calcd. C, 70.66 ; H,
6.92 ; N, 7.85 : Found.C, 70.39 ; H, 7.08 ; N, 7.8
5.
【0425】実施例376(化合物408の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼ
ピン−4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10m
l)溶液に、室温で塩化チオニル(0.25ml)およ
びDMF(1滴)を加え、室温で1時間撹拌した。減圧
下濃縮後、残渣のTHF(20ml)溶液を、0℃で4
−[[(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−
3−イル)メチル]チオ]アニリン(0.68g)のピ
リジン(7.0ml)溶液に滴下した。室温で20時間
撹拌後、反応系に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下濃縮後、残渣を塩基性シリカゲルを用いたカ
ラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン1:1
→2:1)で分離精製し、黄色の非晶形物質として7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソ
ブチル−N−[4−[[(6−メチルイミダゾ[1,2
−a]ピリジン−3−イル)メチル]チオ]フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−
カルボキサミド(化合物408)(1.29g)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.31-1.50 (2H, m), 1.52-1.71
(2H, m), 1.95-2.16 (1H, m), 2.39 (3H, s), 2.85-2.9
4 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.31-3.40 (2H,
m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 H
z), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.30 (2H, s), 6.91 (1
H, d, J=9.2 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.07 (1H,
dd, J=9.4,1.6 Hz), 7.17-7.24 (3H, m), 7.36-7.54
(8H, m), 7.61 (1H, s), 7.88 (1H, br s). IR (KBr) 3031, 1653, 1607, 1588, 1499, 1312, 1242,
1181, 1125, 816 cm-1 元素分析 C42H48N4O3S0.5H2O Calcd. C, 72.28 ; H,
7.08 ; N, 8.03 : Found.C, 72.40 ; H, 7.08 ; N, 8.1
0.
【0426】実施例377(化合物409の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(6−メチルイミダゾ[1,
2−a]ピリジン−3−イル)メチルチオ]フェニル]
−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−
カルボキサミド(1.13g)のジクロロメタン(10
ml)溶液に、−78℃で3−クロロ過安息香酸(70
%,0.49g)のジクロロメタン(10ml)を滴下
した。−78℃で1時間撹拌後、チオ硫酸ナトリウム水
溶液を加え、室温で10分間撹拌した。酢酸エチルで抽
出後、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロ
マトグラフィー(塩基性シリカゲル、酢酸エチル:ヘキ
サン2:1→酢酸エチル)で分離精製し、黄色の非晶形
物質として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−N−[4−[[(6−メチルイ
ミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メチル]ス
ルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1
−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物40
9)(926mg)を得た。1 H-NMR (300MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 0.
98 (6H, d, J=6.6 Hz),1.34-1.46 (2H, m), 1.57-1.66
(2H, m), 1.99-2.15 (1H, m), 2.29 (3H, s), 2.86-2.9
5 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=6.9 Hz), 3.35-3.38 (2H,
m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 H
z), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.29 (1H, d, J=14.1 H
z), 4.42 (1H, d, J=14.1 Hz), 6.92 (1H, d, J=8.7 H
z), 6.98 (2H,d, J=8.7 Hz), 7.02 (1H, dd, J=9.3, 1.
8 Hz), 7.13 (1H, s), 7.32 (2H, d,J=8.4 Hz), 7.39-
7.48 (6H, m), 7.70 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.79-7.80 (1
H, m),7.98 (1H, s). IR (KBr) 3032, 1655, 1607, 1588, 1499, 1314, 1242,
1179, 1121, 1040, 833cm-1 元素分析 C42H48N4O4S0.5H2O Calcd. C, 70.66 ; H,
6.92 ; N, 7.84 : Found.C, 70.38 ; H, 6.90 ; N, 7.7
3.
【0427】実施例378(化合物410の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼ
ピン−4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10m
l)溶液に、室温で塩化チオニル(0.25ml)およ
びDMF(1滴)を加え、室温で1時間撹拌した。減圧
下濃縮後、残渣のTHF(25ml)溶液を、0℃で
[2−((4−アミノフェニルチオ)メチル)−1H−
イミダゾール−1−イル]酢酸エチル(820mg)の
ピリジン(5.0ml)溶液に滴下した。室温で18時
間撹拌後、反応系に水を加え、酢酸エチルで抽出した。
有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー
(塩基性シリカゲル、酢酸エチル:ヘキサン1:1→
3:2)で分離精製し、黄色の非晶形物質として[2−
[[[4−[[[7−[4−(2−ブトキシエトキシ)
フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H
−1−ベンズアゼピン−4−イル]カルボニル]アミ
ノ]フェニル]チオ]メチル]−1H−イミダゾール−
1−イル]酢酸エチル(化合物410)(390mg)
を得た。1 H-NMR (300MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.9 Hz),1.29 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.32-
1.45 (2H, m), 1.53-1.66 (2H, m), 1.99-2.13(1H, m),
2.86-2.94 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.34-
3.37 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t,
J=5.0 Hz), 4.13 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz),
4.24 (2H, q, J=7.2 Hz), 4.74 (2H, s), 6.87-7.00 (5
H, m), 7.31 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.38-7.53 (7H, m),
7.63 (1H, s). IR (KBr) 3038, 1751, 1653, 1607, 1586, 1310, 1289,
1242, 1181, 1123, 816cm-1
【0428】実施例379(化合物411の製造) [2−[[[4−[[[7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンズアゼピン−4−イル]カルボニル]
アミノ]フェニル]チオ]メチル]−1H−イミダゾー
ル−1−イル]酢酸エチル(350mg)のジクロロメ
タン(10ml)溶液に、−78℃で3−クロロ過安息
香酸(70%,146mg)のジクロロメタン(10m
l)を滴下した。−78℃で1時間撹拌後、チオ硫酸ナ
トリウム水溶液を加え、室温で10分間撹拌した。酢酸
エチルで抽出後、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、酢酸
エチル:ヘキサン1:1→酢酸エチル→エタノール:酢
酸エチル1:19)で分離精製し、黄色の非晶形物質と
して[2−[[[4−[[[7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−イル]カルボニ
ル]アミノ]フェニル]スルフィニル]メチル]−1H
−イミダゾール−1−イル]酢酸エチル(化合物41
1)(278.7mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.0 Hz), 0.
98 (6H, d, J=6.2 Hz),1.29 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.30-
1.49 (2H, m), 1.52-1.69 (2H, m), 1.95-2.16(1H, m),
2.86-2.97 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=6.8 Hz), 3.30-
3.41 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t,
J=4.9 Hz), 4.09-4.28 (6H, m), 4.71 (1H, d, J=17.9
Hz), 4.90 (1H, d, J=17.9 Hz), 6.90-7.00 (5H, m),
7.40-7.48(7H, m), 7.74 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.86 (1
H, s). IR (KBr) 3032, 1752, 1659, 1607, 1590, 1518, 1499,
1397, 1312, 1242, 1179, 1103, 1030, 835, 818 cm-1 元素分析 C41H50N4O6S0.5H2O Calcd. C, 66.91 ; H,
6.99 ; N, 7.61 : Found.C, 66.63 ; H, 6.96 ; N, 7.4
4.
【0429】実施例380(化合物412の製造) [2−[[[4−[[[7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンズアゼピン−4−イル]カルボニル]
アミノ]フェニル]スルフィニル]メチル]−1H−イ
ミダゾール−1−イル]酢酸エチル(85mg)のエタ
ノール(5ml)溶液に、室温で1N水酸化ナトリウム
水溶液(0.14ml)を加えた。室温で1時間撹拌
後、1N塩酸(0.14ml)を加え、減圧下濃縮し
た。残渣に2−プロパノールを加え、析出した結晶をろ
過によって集めた。結晶を2−プロパノールおよびジイ
ソプロピルエーテルで洗浄し、黄色の結晶として[2−
[[[4−[[[7−[4−(2−ブトキシエトキシ)
フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H
−1−ベンズアゼピン−4−イル]カルボニル]アミ
ノ]フェニル]スルフィニル]メチル]−1H−イミダ
ゾール−1−イル]酢酸(化合物412)(65.7m
g)を得た。 mp 146-148℃1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6)δ0.89 (3H, t, J=7.4 Hz),
0.93 (6H, d, J=6.6 Hz), 1.28-1.38 (2H, m), 1.42-1.
56 (2H, m), 1.91-2.19 (1H, m), 2.78-2.89 (2H, m),
3.16-3.36 (4H, m), 3.46 (2H, t, J=6.4 Hz), 3.66-3.
74 (2H, m), 4.09-4.13 (2H, m), 4.30 (2H, s), 4.84
(2H, s), 6.83 (1H, d, J=1.1 Hz), 6.95-7.02 (3H,
m), 7.15 (1H, d, J=1.1 Hz), 7.44-7.65 (7H, m), 7.8
7 (2H, d, J=8.8 Hz), 10.09 (1H, s). IR (KBr) 3436, 3040, 1630, 1609, 1518, 1499, 1244,
1179, 1125, 1088, 1047, 835, 812 cm-1
【0430】実施例381(化合物413の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼ
ピン−4−カルボン酸(2.0g)のTHF(10m
l)溶液に、室温で塩化チオニル(0.50ml)およ
びDMF(1滴)を加え、室温で1.5時間撹拌した。
減圧下濃縮後、残渣のTHF(30ml)溶液を、4−
[2−[[(4−アミノフェニル)チオ]メチル]−1
H−イミダゾール−1−イル]酪酸エチル(1.61
g)のピリジン(5.0ml)溶液に0℃で滴下した。
室温で20時間撹拌後、反応系に水を加え、酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン1:1→酢酸エチ
ル)で分離精製し、黄色の結晶として4−[2−
[[[4−[[[7−[4−(2−ブトキシエトキシ)
フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H
−1−ベンズアゼピン−4−イル]カルボニル]アミ
ノ]フェニル]チオ]メチル]−1H−イミダゾール−
1−イル]酪酸エチル(化合物413)(3.20g)
を得た。 mp 103-104℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
97 (6H, t, J=6.6 Hz),1.26 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.31-
1.47 (2H, m), 1.50-1.67 (2H, m), 1.92-2.14(3H, m),
2.32 (2H, t, J=7.0 Hz), 2.84-2.95 (2H, m), 3.19
(2H, d, J=6.8 Hz), 3.30-3.39 (2H, m), 3.55 (2H, t,
J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 Hz), 3.96 (2H, t, J
=5.0 Hz), 4.09-4.20 (6H, m), 6.85-6.94 (3H, m), 6.
98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.33-7.55 (9H, m), 7.59-7.77
(1H, m). IR (KBr) 3104, 1728, 1655, 1609, 1590, 1522, 1499,
1314, 1246, 1186, 1117, 812 cm-1 元素分析 C43H54N4O5S Calcd. C, 69.89 ; H, 7.37 ;
N, 7.58 : Found. C, 69.72 ; H, 7.27 ; N, 7.56.
【0431】実施例382(化合物414の製造) 4−[2−[[[4−[[[7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−イル]カルボニ
ル]アミノ]フェニル]チオ]メチル]−1H−イミダ
ゾール−1−イル]酪酸エチル(1.0g)のジクロロ
メタン(10ml)溶液に、−78℃で3−クロロ過安
息香酸(70%,0.50g)のジクロロメタン(10
ml)を滴下した。−78℃で1時間撹拌後、チオ硫酸
ナトリウム水溶液を加え、室温で10分間撹拌した。酢
酸エチルで抽出後、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、酢酸
エチル)で分離精製し、黄色の結晶として4−[2−
[[[4−[[[7−[4−(2−ブトキシエトキシ)
フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H
−1−ベンズアゼピン−4−イル]カルボニル]アミ
ノ]フェニル]スルフィニル]メチル]−1H−イミダ
ゾール−1−イル]酪酸エチル(化合物414)(91
1mg)を得た。 mp 134-136℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.90-1.00 (9H, m), 1.25 (3
H, t, J=7.2 Hz), 1.31-1.45 (2H, m), 1.51-1.64 (2H,
m), 1.85-2.13 (3H, m), 2.27 (2H, t, J=7.0 Hz), 2.
87-2.96 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=7.6 Hz), 3.31-3.40
(2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.78-3.93 (4H,
m), 4.08-4.18 (5H, m), 4.28 (1H, d, J=13.6 Hz), 6.
89-7.02 (5H, m), 7.39-7.49 (7H, m), 7.74 (2H, d, J
=8.8 Hz), 7.84 (1H, s). IR (KBr) 3102, 1725, 1655, 1609, 1590, 1315, 1246,
1184, 1167, 1117, 1049, 837, 810 cm-1 元素分析 C43H54N4O6S Calcd. C, 68.41 ; H, 7.21 ;
N, 7.42 : Found. C, 68.30 ; H, 7.20 ; N, 7.31.
【0432】実施例383(化合物415の製造) 4−[2−[[[4−[[[7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−イル]カルボニ
ル]アミノ]フェニル]スルフィニル]メチル]−1H
−イミダゾール−1−イル]酪酸エチル(0.5g)の
エタノール−THF(5−1ml)溶液に、室温で1N
水酸化ナトリウム水溶液(1.2ml)を加え24時間
撹拌した。反応系に1N塩酸(1.2ml)を加え、減
圧下濃縮した。残渣のDMF(10ml)溶液に、室温
で1−エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド・塩酸塩(0.20g)および1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾールアンモニウム塩(0.16
g)およびトリエチルアミン(0.38ml)を加え、
64時間撹拌した。反応系に水を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムク
ロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、エタノール:酢
酸エチル1:19)で分離精製し、さらに再結晶(酢酸
エチル−ジイソプロピルエーテル)によって、黄色の結
晶としてN−[4−[[[1−(4−アミノ−4−オキ
ソブチル)−1H−イミダゾール−2−イル]メチル]
チオ]フェニル]−7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−
1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物415)(366.7mg)を得た。 mp 142-143℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.31-1.47 (2H, m), 1.51-1.69
(2H, m), 1.96-2.18 (5H, m), 2.84-2.93 (2H,m), 3.18
(2H, d, J=6.8 Hz), 3.30-3.40 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.78-3.89 (4H, m), 4.13-4.18 (4H,
m), 5.22-5.36 (1H, m), 5.54-5.72 (1H, m), 6.84-7.0
0 (5H, m), 7.34-7.52 (9H, m), 7.71-7.79 (1H, m). IR (KBr) 3278, 3083, 3036, 1663, 1607, 1588, 1518,
1499, 1244, 1181, 1115, 831 cm-1 元素分析 C41H51N5O4S Calcd. C, 69.36 ; H, 7.24 ;
N, 9.86 : Found. C, 69.03 ; H, 7.43 ; N, 9.70.
【0433】実施例384(化合物416の製造) N−[4−[[[1−(4−アミノ−4−オキソブチ
ル)−1H−イミダゾール−2−イル]メチル]チオ]
フェニル]−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1
−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(350mg)
のジクロロメタン(30ml)溶液に、−78℃で3−
クロロ過安息香酸(70%,0.18g)のジクロロメ
タン(10ml)溶液を滴下した。−78℃で1時間撹
拌後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え室温で10分間
撹拌した。酢酸エチルで抽出し、重曹水、飽和食塩水で
洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、
残渣をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、
エタノール:酢酸エチル1:19→1:9)で分離精製
し、黄色の非晶形物質としてN−[4−[[[1−(4
−アミノ−4−オキソブチル)−1H−イミダゾール−
2−イル]メチル]スルフィニル]フェニル]−7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソ
ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン
−4−カルボキサミド(化合物416)(259.9m
g)を得た。1 H-NMR (300MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 0.
98 (6H, d, J=6.6 Hz),1.33-1.45 (2H, m), 1.49-1.65
(2H, m), 1.98-2.20 (5H, m), 2.88-2.96 (2H,m), 3.20
(2H, d, J=7.5 Hz), 3.34-3.40 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.79-3.86 (4H, m), 4.09-4.17 (3H,
m), 4.27 (1H, d, J=13.8 Hz), 5.26-5.34(1H, m), 5.9
9-6.18 (1H, m), 6.91 (1H, d, J=1.5 Hz), 6.94-7.00
(3H, m), 7.06 (1H, d, J=1.5 Hz), 7.40-7.51 (7H,
m), 7.73 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.85 (1H, s). IR (KBr) 3314, 3094, 3032, 1663, 1607, 1590, 1518,
1499, 1316, 1244, 1182, 1113, 831, 816 cm-1 元素分析 C41H51N5O5S0.5H2O Calcd. C, 67.00 ; H,
7.13 ; N, 9.53 : Found.C, 67.05 ; H, 7.30 ; N, 9.5
1.
【0434】実施例385(化合物417、化合物41
8の製造) N−[4−[[[1−(4−アミノ−4−オキソブチ
ル)−1H−イミダゾール−2−イル]メチル]スルフ
ィニル]フェニル]−7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−
1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合
物416)(169mg)をCHIRALPAK AD
(50mmIDx500mmL)を用いて光学分割(溶
出溶媒、ヘキサン:エタノール50:50)した。画分
を濃縮乾固し、残渣をエタノールに溶解後、0.45μ
mのフィルターでろ過した。ろ液を濃縮し、前画分とし
て(+)−N−[4−[[[1−(4−アミノ−4−オ
キソブチル)−1H−イミダゾール−2−イル]メチ
ル]スルフィニル]フェニル]−7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−
ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサ
ミド(化合物417)(84mg,99.8%ee)、
後画分として(−)−N−[4−[[[1−(4−アミ
ノ−4−オキソブチル)−1H−イミダゾール−2−イ
ル]メチル]スルフィニル]フェニル]−7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−
カルボキサミド(化合物418)(82mg,99.2
%ee)を得た。 化合物417[α]=+96.61°(c=0.49
8%、クロロホルム溶液) 化合物418[α]=−96.67°(c=0.48
7%、クロロホルム溶液)
【0435】実施例386(化合物419の製造) (±)−BINOL(40mg)のトルエン(5ml)
溶液に、室温でチタンテトライソプロポキシド(21μ
l)および水(25.6μl)を加え、1時間撹拌し
た。反応系にN−[4−[[[1−(4−アミノ−4−
オキソブチル)−1H−イミダゾール−2−イル]メチ
ル]チオ]フェニル]−7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(1
00mg)および、クメンヒドロペルオキシド(80
%,0.1ml)を加え、室温で4日間撹拌した。クメ
ンヒドロペルオキシド(80%,0.05ml)を加
え、さらに6日間撹拌後チオ硫酸ナトリウム水溶液を加
えた。酢酸エチルで抽出後、重曹水および飽和食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、
残渣をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、
エタノール:酢酸エチル1:19)で分離精製し、黄色
の非晶形物質としてN−[4−[[[1−(4−アミノ
−4−オキソブチル)−1H−イミダゾール−2−イ
ル]メチル]スルホニル]フェニル]−7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物419)(49.9mg)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.
00 (6H, d, J=6.6 Hz),1.30-1.44 (2H, m), 1.47-1.65
(2H, m), 1.95-2.27 (5H, m), 2.87-2.98 (2H,m), 3.21
(2H, d, J=7.8 Hz), 3.31-3.42 (2H, m), 3.56 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=4.6 Hz), 3.98 (2H, t,
J=7.0 Hz), 4.16 (2H, t, J=4.6 Hz), 4.44 (2H, s),
5.26-5.43 (1H, m), 5.48-5.67 (1H, m), 6.90-6.99 (4
H, m), 7.21-7.46 (6H, m), 7.60 (2H, d, J=9.2 Hz),
7.76 (2H, d, J=9.2 Hz), 8.35 (1H, s). IR (KBr) 3332, 3177, 3036, 1667, 1607, 1588, 1518,
1499, 1400, 1321, 1242, 1142, 1088, 837, 816 cm-1 元素分析 C41H51N5O6S0.5H2O Calcd. C, 65.58 ; H,
6.98 ; N, 9.33 : Found.C, 65.33 ; H, 6.99 ; N, 9.0
9.
【0436】実施例387(化合物420の製造) 4−[2−[[[4−[[[7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−イル]カルボニ
ル]アミノ]フェニル]チオ]メチル]−1H−イミダ
ゾール−1−イル]酪酸エチル(1.0g)のエタノー
ル−THF(10−2ml)溶液に、室温で1N水酸化
ナトリウム水溶液(2.4ml)を加え20時間撹拌し
た。反応系に1N塩酸(2.4ml)を加え、減圧下濃
縮した。残渣のDMF(10ml)溶液に、室温で1−
エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド・塩酸塩(0.39g)および1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール1水和物(0.31g)、ジメチル
アミン塩酸塩(0.22g)およびトリエチルアミン
(0.57ml)を加え、24時間撹拌した。反応系に
水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽
和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(塩基性シ
リカゲル、酢酸エチル)で分離精製し、黄色の非晶形物
質として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[4−[[[1−[4−(ジメチルアミノ)
−4−オキソブチル]−1H−イミダゾール−2−イ
ル]メチル]チオ]フェニル]−1−イソブチル−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド(化合物420)(830.7mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.25-1.47 (2H, m), 1.52-1.69
(2H, m), 1.98-2.18 (3H, m), 2.24-2.30 (2H,m), 2.88
-2.95 (8H, m), 3.18 (2H, d, J=6.8 Hz), 3.30-3.40
(2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.
0 Hz), 3.98 (2H, t, J=6.9 Hz), 4.13-4.18 (4H, m),
6.86-7.00 (5H, m), 7.33-7.55 (9H, m), 7.71 (1H,
s). IR (KBr) 3029, 1651, 107, 1588, 1497, 1397, 1312,
1287, 1242, 1181, 1125, 818 cm-1 元素分析 C43H55N5O4S0.5H2O Calcd. C, 69.13 ; H,
7.56 ; N, 7.38 : Found.C, 69.30 ; H, 7.50 ; N, 9.6
2.
【0437】実施例388(化合物421の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[[1−[4−(ジメチルアミノ)−4−オキ
ソブチル]−1H−イミダゾール−2−イル]メチル]
チオ]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(4
00mg)のジクロロメタン(30ml)溶液に、−7
8℃で3−クロロ過安息香酸(70%,0.2g)のジ
クロロメタン(15ml)溶液を滴下した。−78℃で
1時間撹拌後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え室温で
10分間撹拌した。酢酸エチルで抽出し、重曹水、飽和
食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリ
カゲル、酢酸エチル→エタノール:酢酸エチル1:4
9)で分離精製し、黄色の非晶形物質として7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−
[[[1−[4−(ジメチルアミノ)−4−オキソブチ
ル]−1H−イミダゾール−2−イル]メチル]スルフ
ィニル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒド
ロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物421)(377mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.0 Hz), 0.
98 (6H, d, J=6.6 Hz),1.28-1.48 (2H, m), 1.52-1.72
(2H, m), 1.87-2.14 (3H, m), 2.23 (2H, t, J=6.8 H
z), 2.86-2.99 (8H, m), 3.20 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.3
2-3.41 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.74-3.92
(4H, m), 4.08-4.18 (3H, m), 4.33 (1H, d, J=13.6 H
z), 6.89-7.03 (5H, m), 7.36-7.52 (7H, m), 7.74 (2
H, d, J=8.8 Hz), 7.90 (1H, s). IR (KBr) 3031, 1645, 1607, 1588, 1518, 1499, 1397,
1314, 1242, 1179, 1123, 1047, 835 cm-1 元素分析 C43H55N5O5S0.5H2O Calcd. C, 67.69 ; H,
7.40 ; N, 9.18 : Found.C, 67.41 ; H, 7.51 ; N, 9.0
3.
【0438】実施例389(化合物422の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[[1−[4−(ジメチルアミノ)−4−オキ
ソブチル]−1H−イミダゾール−2−イル]メチル]
チオ]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(3
00mg)、メタノール(66μl)および水(14.
6μl)のトルエン(10ml)溶液に、室温でチタン
テトライソプロポキシド(0.12ml)を加え、0.
5時間撹拌した。反応系にクメンヒドロペルオキシド
(80%,0.22ml)を−10℃で加え、−10℃
で4日間撹拌した後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え
た。酢酸エチルで抽出後、重曹水および飽和食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残
渣をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、エ
タノール:酢酸エチル1:19)で分離精製し、黄色の
非晶形物質として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)
フェニル]−N−[4−[[[1−[4−(ジメチルア
ミノ)−4−オキソブチル]−1H−イミダゾール−2
−イル]メチル]スルホニル]フェニル]−1−イソブ
チル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−
4−カルボキサミド(化合物422)(286mg)を
得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.
00 (6H, d, J=6.6 Hz),1.28-1.48 (2H, m), 1.53-1.75
(2H, m), 1.94-2.16 (3H, m), 2.29 (2H, t, J=6.6 H
z), 2.86-3.00 (8H, m), 3.20 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.3
0-3.39 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H,
t, J=5.0 Hz), 4.00 (2H, t, J=7.5 Hz), 4.15 (2H, t,
J=5.0 Hz), 4.45 (2H, s), 6.89-6.98 (5H, m), 7.26-
7.50 (5H, m), 7.59 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.75 (2H, d,
J=9.0 Hz), 8.56 (1H, s). IR (KBr) 3031, 1645, 1607, 1590, 1518, 1499, 1400,
1321, 1244, 1144, 1090, 837, 820 cm-1
【0439】実施例390(化合物423の製造) 4−[2−[[[4−[[[7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−イル]カルボニ
ル]アミノ]フェニル]チオ]メチル]−1H−イミダ
ゾール−1−イル]酪酸エチル(1.0g)のエタノー
ル−THF(10−2ml)溶液に、室温で1N水酸化
ナトリウム水溶液(2.4ml)を加え20時間撹拌し
た。反応系に1N塩酸(2.4ml)を加え、減圧下濃
縮した。残渣のDMF(10ml)溶液に、室温で1−
エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド・塩酸塩(0.39g)および1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール1水和物(0.31g)、メチルア
ミン塩酸塩(0.18g)およびトリエチルアミン
(0.57ml)を加え、24時間撹拌した。反応系に
水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽
和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(塩基性シ
リカゲル、酢酸エチル→エタノール:酢酸エチル1:1
9)で分離精製し、黄色の非晶形物質として7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−
[[[1−[4−(メチルアミノ)−4−オキソブチ
ル]−1H−イミダゾール−2−イル]メチル]チオ]
フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H
−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物4
23)(720mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.37-1.46 (2H, m), 1.50-1.68
(2H, m), 1.92-2.19 (5H, m), 2.78 (3H, d, J=5.0 H
z), 2.85-2.96 (2H, m), 3.19 (2H, d, J=7.6 Hz), 3.3
1-3.41 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.78-3.89
(4H, m), 4.10-4.18 (4H, m), 5.59-5.76 (1H, s), 6.8
4-7.00 (5H, m), 7.34-7.52 (9H, m), 7.73 (1H, s). IR (KBr) 3086, 3029, 1657, 1605, 1588, 1497, 1312,
1244, 1181, 1121, 818cm-1 元素分析 C42H53N5O4S0.5H2O Calcd. C, 68.82 ; H,
7.42 ; N, 9.55 : Found.C, 68.81 ; H, 7.35 ; N, 9.6
8.
【0440】実施例391(化合物424の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[[1−[4−(メチルアミノ)−4−オキソ
ブチル]−1H−イミダゾール−2−イル]メチル]チ
オ]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−
1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(40
0mg)のジクロロメタン(10ml)溶液に、−78
℃で3−クロロ過安息香酸(70%,0.2g)のジク
ロロメタン(15ml)溶液を滴下した。−78℃で
1.5時間撹拌後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え室
温で10分間撹拌した。酢酸エチルで抽出し、重曹水、
飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(塩基性
シリカゲル、エタノール:酢酸エチル1:19)で分離
精製し、さらに再結晶(酢酸エチル−ジイソプロピルエ
ーテル)によって黄色の結晶として7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[[1−
[4−(メチルアミノ)−4−オキソブチル]−1H−
イミダゾール−2−イル]メチル]スルフィニル]フェ
ニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1
−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物42
4)(342.8mg)を得た。 mp 159-161℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=6.9 Hz), 0.
98 (6H, d, J=6.6 Hz),1.28-1.47 (2H, m), 1.53-1.68
(2H, m), 1.88-2.16 (5H, m), 2.76 (3H, d, J=4.8 H
z), 2.87-2.96 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=7.8 Hz), 3.3
2-3.42 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.8 Hz), 3.72-3.85
(4H, m), 4.10 (1H, d, J=14.0 Hz), 4.18(2H, t, J=5.
1 Hz), 4.25 (1H, d, J=14.0 Hz), 6.03-6.14 (1H, m),
6.89-7.05(5H, m), 7.39-7.51 (7H, m), 7.74 (2H, d,
J=8.8 Hz), 8.03 (1H, s). IR (KBr) 3293, 3044, 1657, 1605, 1590, 1499, 1399,
1314, 1244, 1179, 1111, 1049, 835 cm-1 元素分析 C42H53N5O5S Calcd. C, 68.17 ; H, 7.22 ;
N, 9.46 : Found. C, 67.84 ; H, 7.09 ; N, 9.65.
【0441】実施例392(化合物425の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[[1−[4−(メチルアミノ)−4−オキソ
ブチル]−1H−イミダゾール−2−イル]メチル]チ
オ]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−
1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(21
0mg)、メタノール(24μl)および水(5.3μ
l)のトルエン(10ml)溶液に、室温でチタンテト
ライソプロポキシド(43μl)を加え、0.5時間撹
拌した。反応系にクメンヒドロペルオキシド(80%,
0.21ml)を−10℃で加え、−10℃で2日間撹
拌した後、反応系にチオ硫酸ナトリウム水溶液を加え
た。酢酸エチルで抽出後、重曹水および飽和食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残
渣をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、酢
酸エチル→エタノール:酢酸エチル1:19)で分離精
製し、さらに再結晶(酢酸エチル−ジイソプロピルエー
テル)によって黄色の結晶として7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[[1−[4
−(メチルアミノ)−4−オキソブチル]−1H−イミ
ダゾール−2−イル]メチル]スルホニル]フェニル]
−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベン
ズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物425)(1
61mg)を得た。 mp 163-165℃1 H-NMR (300MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.4 Hz), 1.
01 (6H, d, J=6.6 Hz),1.34-1.46 (2H, m), 1.52-1.66
(2H, m), 1.98-2.15 (5H, m), 2.79 (3H, d, J=4.8 H
z), 2.91-3.00 (2H, m), 3.21 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.3
5-3.38 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H,
t, J=4.9 Hz), 3.94 (2H, t, J=6.8 Hz), 4.16 (2H, t,
J=4.9 Hz), 4.38 (2H, s), 5.52-5.64 (1H, m), 6.90-
6.98 (5H, m), 7.22-7.29 (2H, m), 7.39-7.42 (3H,
m), 7.58 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.76 (2H, d, J=9.0 H
z), 8.61 (1H, br s). IR (KBr) 3345, 3085, 1647, 1607, 1588, 1522, 1501,
1319, 1300, 1250, 1182, 1169, 1140 cm-1 元素分析 C42H53N5O6S Calcd. C, 66.73 ; H, 7.07 ;
N, 9.26 : Found. C, 66.72 ; H, 6.92 ; N, 9.23.
【0442】実施例393(化合物426の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼ
ピン−4−カルボン酸(1.5g)のTHF(10m
l)溶液に、室温で塩化チオニル(0.38ml)およ
びDMF(1滴)を加え、室温で1.5時間撹拌した。
減圧下濃縮後、残渣のTHF(30ml)溶液を、[5
−[[(4−アミノフェニル)チオ]メチル]−1H−
イミダゾール−1−イル]酢酸エチル(1.10g)の
ピリジン(10.0ml)溶液に0℃で滴下した。室温
で20時間撹拌後、反応系に水を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグ
ラフィー(塩基性シリカゲル、酢酸エチル:ヘキサン
1:1→酢酸エチル)で分離精製し、黄色の非晶形物質
として[5−[[[4−[[[7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジ
ヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−イル]カルボ
ニル]アミノ]フェニル]チオ]メチル]−1H−イミ
ダゾール−1−イル]酢酸エチル(化合物426)
(1.18g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.30 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.32-
1.46 (2H, m), 1.52-1.71 (2H, m), 1.91-2.18(1H, m),
2.84-2.95 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.18-
3.38 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t,
J=4.8 Hz), 3.96 (2H, s), 4.16 (2H, t, J=4.8 Hz),
4.25 (2H, q, J=7.2 Hz), 4.79 (2H, s), 6.70 (1H,
s), 6.94 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.99 (2H, d, J=8.8 H
z), 7.24 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.37-7.55 (8H, m), 7.6
9 (1H, s). IR (KBr) 3038, 1751, 1659, 1608, 1588, 1499, 1310,
1285, 1240, 1182, 1113, 818 cm-1 元素分析 C41H50N4O5S0.5H2O Calcd. C, 68.40 ; H,
7.14 ; N, 7.78 : Found.C, 68.63 ; H, 6.85 ; N, 7.7
6.
【0443】実施例394(化合物427の製造) [5−[[[4−[[[7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンズアゼピン−4−イル]カルボニル]
アミノ]フェニル]チオ]メチル]−1H−イミダゾー
ル−1−イル]酢酸エチル(200mg)のジクロロメ
タン(10ml)溶液に、−78℃で3−クロロ過安息
香酸(70%,0.11g)のジクロロメタン(10m
l)を滴下した。−78℃で1時間撹拌後、チオ硫酸ナ
トリウム水溶液を加え、室温で10分間撹拌した。酢酸
エチルで抽出後、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、酢酸
エチル:ヘキサン4:1→9:1)で分離精製し、黄色
の非晶形物質として[5−[[[4−[[[7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル
−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−
イル]カルボニル]アミノ]フェニル]スルフィニル]
メチル]−1H−イミダゾール−1−イル]酢酸エチル
(化合物427)(117.6mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.29 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.33-
1.48 (2H, m), 1.54-1.66 (2H, m), 1.92-2.20(1H, m),
2.84-2.95 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.0 Hz), 3.29-
3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.78-3.89 (3
H, m), 4.13-4.28 (5H, m), 4.73 (1H, d, J=17.8 Hz),
4.87 (1H, d, J=17.8 Hz), 6.47 (1H, s), 6.91 (1H,
d, J=8.8Hz), 6.97 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.27-7.50 (8
H, m), 7.75 (2H, d, J=8.8 Hz),8.14 (1H, s). IR (KBr) 3032, 1750, 1663, 1607, 1588, 1518, 1499,
1397, 1312, 1244, 1179, 1121, 1030, 818 cm-1 元素分析 C41H50N4O6S0.5H2O Calcd. C, 66.91 ; H,
6.98 ; N, 7.61 : Found.C, 66.81 ; H, 7.08 ; N, 7.3
1.
【0444】実施例395(化合物428の製造) [5−[[[4−[[[7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンズアゼピン−4−イル]カルボニル]
アミノ]フェニル]チオ]メチル]−1H−イミダゾー
ル−1−イル]酢酸エチル(0.98g)のエタノール
(10ml)溶液に、室温で1N水酸化ナトリウム水溶
液(1.65ml)を加えた。室温で0.5時間撹拌
後、1N塩酸(1.65ml)を加え、析出した結晶を
ろ過によって集めた。結晶をエタノールで洗浄し、黄色
の結晶として[5−[[[4−[[[7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−イル]
カルボニル]アミノ]フェニル]チオ]メチル]−1H
−イミダゾール−1−イル]酢酸(化合物428)(7
78.9mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6)δ0.88 (3H, t, J=7.4 Hz),
0.92 (6H, d, J=6.6 Hz), 1.21-1.39 (2H, m), 1.42-1.
58 (2H, m), 1.88-2.11 (1H, m), 2.78-2.88 (2H, m),
3.16-3.51 (6H, m), 3.68-3.73 (2H, m), 4.05-4.15 (4
H, m), 4.88 (2H,s), 6.61 (1H, s), 6.94-7.02 (3H,
m), 7.27 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.38-7.68(8H, m), 9.88
(1H, s). IR (KBr) 3312, 3121, 3047, 1607, 1591, 1499, 1381,
1310, 1289, 1242, 1181, 1123, 818 cm-1 元素分析 C39H46N4O5S2.0H2O Calcd. C, 65.16 ; H,
7.01 ; N, 7.79 : Found.C, 65.16 ; H, 6.97 ; N, 7.8
4.
【0445】実施例396(化合物429の製造) [5−[[[4−[[[7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンズアゼピン−4−イル]カルボニル]
アミノ]フェニル]チオ]メチル]−1H−イミダゾー
ル−1−イル]酢酸(734mg)および1−ヒドロキ
シベンゾトリアゾールアンモニウム塩(0.24g)の
DMF(15ml)溶液に、室温で1−エチル−3−
(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド・塩
酸塩(0.31g)およびトリエチルアミン(0.3m
l)を加えた。室温で24時間撹拌後、水を加え酢酸エ
チルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、エタ
ノール:酢酸エチル1:19)で分離精製し、さらに再
結晶(酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル)によって
黄色の結晶としてN−[4−[[[1−(2−アミノ−
2−オキソエチル)−1H−イミダゾール−5−イル]
メチル]チオ]フェニル]−7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物429)(560mg)を得た。 mp 152-154℃1 H-NMR (300MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.4 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.35-1.44 (2H, m), 1.48-1.65
(2H, m), 1.98-2.13 (1H, m), 2.85-2.91 (2H,m), 3.19
(2H, d, J=7.2 Hz), 3.31-3.40 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.8 Hz), 3.81 (2H, t, J=4.9 Hz), 3.99 (2H,
s), 4.16 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.67 (2H, s), 5.51 (2
H, br s), 6.82 (1H, s), 6.92 (1H, d, J=8.7 Hz), 6.
98 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.20-7.30 (4H, m), 7.38-7.53
(6H, m), 7.60 (1H, s). IR (KBr) 3316, 3185, 3036, 1672, 1655, 1609, 1586,
1499, 1397, 1310, 1287, 1242, 1181, 1121, 818 cm
-1 元素分析 C39H47N5O4S0.5H2O Calcd. C, 67.80 ; H,
7.00 ; N, 10.14 : Found. C, 67.62 ; H, 7.00 ; N, 1
0.28.
【0446】実施例397(化合物430の製造) N−[4−[[[1−(2−アミノ−2−オキソエチ
ル)−1H−イミダゾール−5−イル]メチル]チオ]
フェニル]−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1
−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(300mg)
のジクロロメタン−DMF(80−1ml)溶液に、−
78℃で3−クロロ過安息香酸(70%,0.142
g)のジクロロメタン(10ml)を滴下した。−78
℃で2.5時間撹拌後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加
え、室温で10分間撹拌した。酢酸エチルで抽出後、有
機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラ
フィー(塩基性シリカゲル、エタノール:酢酸エチル
1:19→1:9)で分離精製し、さらに再結晶(酢酸
エチル−ヘキサン)によって黄色の結晶としてN−[4
−[[[1−(2−アミノ−2−オキソエチル)−1H
−イミダゾール−5−イル]メチル]スルフィニル]フ
ェニル]−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物430)
(264.5mg)を得た。 mp 123-125℃1 H-NMR (300MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.5 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.33-1.45 (2H, m), 1.56-1.63
(2H, m), 2.00-2.14 (1H, m), 2.87-2.95 (2H,m), 3.19
(2H, d, J=7.2 Hz), 3.35-3.38 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.79-3.86 (3H, m), 4.15 (2H, t, J=4.
8 Hz), 4.24 (1H, d, J=14.7 Hz), 4.59(2H, s), 5.59
(1H, br s), 6.52 (1H, s), 6.84 (1H, br s), 6.92 (1
H, d, J=8.4 Hz), 6.97 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.33 (2H,
d, J=8.9 Hz), 7.40-7.50 (5H,m), 7.59 (1H, s), 7.7
6 (2H, d, J=8.9 Hz), 8.06 (1H, s). IR (KBr) 3298, 3186, 3032, 1686, 1607, 1588, 1499,
1397, 1312, 1244, 1179, 1121, 1036, 820 cm-1 元素分析 C39H47N5O5S1.0H2O Calcd. C, 65.43 ; H,
6.90 ; N, 9.78 : Found.C, 65.35 ; H, 6.97 ; N, 9.7
5.
【0447】実施例398(化合物431の製造) N−[4−[[[1−(2−アミノ−2−オキソエチ
ル)−1H−イミダゾール−5−イル]メチル]チオ]
フェニル]−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1
−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(180m
g)、メタノール(21.4μl)および水(4.8μ
l)のジクロロメタン(20ml)溶液に、室温でチタ
ンテトライソプロポキシド(39μl)を加え、0.5
時間撹拌した。−10℃に冷却後、反応系にDMF(1
0ml)およびクメンヒドロペルオキシド(80%,
0.19ml)を加え、−10℃で24時間撹拌した。
さらに,クメンヒドロペルオキシド(80%,0.1m
l)を加え−5℃で24時間、0℃で4日間撹拌した。
反応系にチオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた。酢酸エチ
ルで抽出後、重曹水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムク
ロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、エタノール:酢
酸エチル1:19→1:9)で分離精製し、黄色の結晶
としてN−[4−[[[1−(2−アミノ−2−オキソ
エチル)−1H−イミダゾール−5−イル]メチル]ス
ルホニル]フェニル]−7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化
合物431)(130mg)を得た。 mp 229-231℃1 H-NMR (300MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.5 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.31-1.45 (2H, m), 1.52-1.66
(2H, m), 1.99-2.15 (1H, m), 2.88-2.96 (2H,m), 3.19
(2H, d, J=7.5 Hz), 3.32-3.40 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=4.9 Hz), 4.16 (2H, t,
J=4.9 Hz), 4.35 (2H, s), 4.78 (2H, s), 5.52-5.61
(1H, m), 5.92-6.01 (1H, m), 6.41 (1H, s), 6.93 (1
H, d, J=8.7 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.40-7.50
(5H, m), 7.51 (1H, s), 7.62 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.
77 (2H, d, J=8.7 Hz), 8.02 (1H, s). IR (KBr) 3304, 3187, 3036, 1676, 1645, 1609, 1588,
1499, 1399, 1318, 1242, 1150, 1088, 826 cm-1 元素分析 C39H47N5O6S Calcd. C, 65.62 ; H, 6.64 ;
N, 9.81 : Found. C, 65.46 ; H, 6.73 ; N, 9.78.
【0448】実施例399(化合物432の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼ
ピン−4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10m
l)溶液に、室温で塩化チオニル(0.25ml)およ
びDMF(1滴)を加え、室温で1時間撹拌した。減圧
下濃縮後、残渣のTHF(35ml)溶液を、0℃で安
息香酸2−[2−[[(4−アミノフェニル)チオ]メ
チル]−1H−イミダゾール−1−イル]エチル(0.
89g)のピリジン(10ml)溶液に滴下した。室温
で20時間撹拌後、反応系に水を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグ
ラフィー(塩基性シリカゲル、酢酸エチル:ヘキサン
1:1→酢酸エチル)で分離精製し、黄色の結晶として
安息香酸2−[2−[[[4−[[[7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−イル]
カルボニル]アミノ]チオ]メチル]−1H−イミダゾ
ール−イル]エチル(化合物432)(1.32g)を
得た。 mp 85-87℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.32-1.46 (2H, m), 1.50-1.66
(2H, m), 1.93-2.12 (1H, m), 2.84-2.94 (2H,m), 3.19
(2H, d, J=7.6 Hz), 3.30-3.40 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.77-3.83 (2H, m), 4.11-4.18 (2H,
m), 4.21 (2H, s), 4.29-4.34 (2H, m), 4.56-4.61 (2
H, m), 6.90-7.00 (5H, m), 7.26-7.59 (13H, m), 7.97
-8.01 (2H, m). IR (KBr) 3074, 1723, 1645, 1603, 1588, 1522, 1499,
1314, 1269, 1246, 1177, 1115, 710 cm-1 元素分析 C46H52N4O5S0.5H2O Calcd. C, 70.65 ; H,
6.83 ; N, 7.16 : Found.C, 70.51 ; H, 6.98 ; N, 6.8
6.
【0449】実施例400(化合物433の製造) 安息香酸2−[2−[[[4−[[[7−[4−(2−
ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−イル]
カルボニル]アミノ]チオ]メチル]−1H−イミダゾ
ール−イル]エチル(930mg)のエタノール−TH
F(10−5ml)溶液に、室温で1N水酸化ナトリウ
ム水溶液(1.8ml)を加えた。室温で20時間撹拌
後、1N塩酸(1.8ml)を加え、酢酸エチルで抽出
した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下濃縮後残渣をカラムクロマトグラフ
ィー(酢酸エチル→エタノール:酢酸エチル1:19)
で分離精製し、黄色の非晶形物質として7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[[[1
−(2−ヒドロキシエチル)−1H−イミダゾール−2
−イル]メチル]チオ]フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カ
ルボキサミド(化合物433)(712mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.26-1.47 (2H, m), 1.50-1.76
(2H, m), 1.96-2.17 (1H, m), 2.84-2.94 (2H,m), 3.18
(2H, d, J=7.2 Hz), 3.29-3.38 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.78-3.85 (4H, m), 4.03 (2H, t, J=5.
1 Hz), 4.13-4.18 (4H, m), 6.89-6.99 (5H, m), 7.26-
7.52 (9H, m), 7.90 (1H, s). IR (KBr) 3034, 1651, 1605, 1586, 1497, 1312, 1284,
1242, 1181, 1115, 1069, 816 cm-1 元素分析 C39H48N4O4S0.5H2O Calcd. C, 69.10 ; H,
7.24 ; N, 8.26 : Found.C, 69.26 ; H, 7.20 ; N, 8.3
0.
【0450】実施例401(化合物434の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[[1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−イ
ミダゾール−2−イル]メチル]チオ]フェニル]−1
−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズア
ゼピン−4−カルボキサミド(0.40g)のジクロロ
メタン(10ml)溶液に、−78℃で3−クロロ過安
息香酸(70%,0.22g)のジクロロメタン(10
ml)を滴下した。−78℃で1時間撹拌後、チオ硫酸
ナトリウム水溶液を加え、室温で10分間撹拌した。酢
酸エチルで抽出後、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、エタ
ノール:酢酸エチル1:9)で分離精製し、黄色の非晶
形物質として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−N−[4−[[[1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−1H−イミダゾール−2−イル]メチル]スルフ
ィニル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒド
ロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物434)(280.5mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
98 (6H, d, J=6.6 Hz),1.29-1.48 (2H, m), 1.51-1.66
(2H, m), 1.92-2.18 (1H, m), 2.88-2.98 (2H,m), 3.20
(2H, d, J=7.0 Hz), 3.31-3.40 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.76-3.88 (4H, m), 3.98-4.07 (2H,
m), 4.13-4.28 (4H, m), 6.90-7.00 (4H, m), 7.08 (1
H, d, J=1.4 Hz), 7.26-7.53 (7H, m), 7.75 (2H, d, J
=8.8 Hz), 8.03 (1H, s). IR (KBr) 3108, 1661, 1607, 1588, 1518, 1499, 1314,
1244, 1181, 1115, 833cm-1 元素分析 C39H48N4O5S1.0H2O Calcd. C, 66.64 ; H,
7.17 ; N, 7.97 : Found.C, 66.92 ; H, 7.21 ; N, 7.9
3.
【0451】実施例402(化合物435の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼ
ピン−4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10m
l)溶液に、室温で塩化チオニル(0.25ml)およ
びDMF(1滴)を加え、室温で1.5時間撹拌した。
減圧下濃縮後、残渣のTHF(25ml)溶液を、0℃
で酢酸3−[2−[[(4−アミノフェニル)チオ]メ
チル]−1H−イミダゾール−1−イル]プロピル
(0.89g)のピリジン(10ml)溶液に滴下し
た。室温で20時間撹拌後、反応系に水を加え、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムク
ロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン1:1→酢酸
エチル)で分離精製し、黄色の非晶形物質として酢酸3
−[2−[[[4−[[[7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒド
ロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−イル]カルボニ
ル]アミノ]チオ]メチル]−1H−イミダゾール−イ
ル]プロピル(化合物435)(1.347g)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.26-1.44 (2H, m), 1.47-1.68
(2H, m), 1.96-2.17 (6H, m), 2.85-2.95 (2H,m), 3.18
(2H, d, J=7.4 Hz), 3.29-3.39 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.8 Hz), 3.96-4.18 (8
H, m), 6.84 (1H, d, J=1.4 Hz), 6.89-6.94 (2H, m),
6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.31-7.55 (9H, m), 7.73 (1
H, s). IR (KBr) 3034, 1736, 1655, 1607, 1588, 1499, 1395,
1312, 1283, 1242. 1181, 1117, 1047, 909, 818, 735
cm-1 元素分析 C42H52N4O5S0.25H2O Calcd. C, 69.16 ; H,
7.25 ; N, 7.68 : Found. C, 68.99 ; H, 7.41 ; N, 7.
57.
【0452】実施例403(化合物436の製造) 酢酸3−[2−[[[4−[[[7−[4−(2−ブト
キシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−2,3−
ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−イル]カル
ボニル]アミノ]チオ]メチル]−1H−イミダゾール
−イル]プロピル(0.79g)のエタノール−THF
(10−2ml)溶液に、室温で1N水酸化ナトリウム
水溶液(1.5ml)を加えた。室温で3時間撹拌後、
減圧下濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下濃縮後残渣をカラムクロマトグラフィ
ー(塩基性シリカゲル、酢酸エチル→エタノール:酢酸
エチル1:19)で分離精製し、黄色の結晶として7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4
−[[1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−イミダ
ゾール−2−イル]メチル]チオ]フェニル]−1−イ
ソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピ
ン−4−カルボキサミド(化合物436)(642.4
mg)を得た。 mp 154-156 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.1 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.28-1.49 (2H, m), 1.51-1.68
(2H, m), 1.83-2.12 (3H, m), 2.85-2.95 (2H,m), 3.18
(2H, d, J=7.0 Hz), 3.29-3.39 (2H, m), 3.52-3.64
(4H, m), 3.80 (2H, t, J=4.9 Hz), 3.98 (2H, t, J=7.
2 Hz), 4.13-4.18 (4H, m), 6.86-7.00 (5H, m), 7.33-
7.53 (9H, m), 7.76 (1H, s). IR (KBr) 3303, 3086, 1636, 1586, 501, 1318, 1246,
1181, 1134, 1113, 1067, 923, 812 cm-1 元素分析 C40H50N4O4S Calcd. C, 70.35 ; H, 7.38 ;
N, 8.20 : Found. C, 69.98 ; H, 7.52 ; N, 8.31.
【0453】実施例404(化合物437の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−イ
ミダゾール−2−イル]メチル]チオ]フェニル]−1
−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズア
ゼピン−4−カルボキサミド(0.40g)のジクロロ
メタン(20ml)溶液に、−78℃で3−クロロ過安
息香酸(70%,0.22g)のジクロロメタン(10
ml)を滴下した。−78℃で1時間撹拌後、チオ硫酸
ナトリウム水溶液を加え、室温で10分間撹拌した。酢
酸エチルで抽出後、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、エタ
ノール:酢酸エチル1:19)で分離精製し、黄色の非
晶形物質として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−N−[4−[[1−(3−ヒドロキシプロピ
ル)−1H−イミダゾール−2−イル]メチル]スルフ
ィニル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒド
ロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物437)(354mg)を得た。1 H-NMR (300MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.2 Hz), 0.
98 (6H, d, J=6.6 Hz),1.32-1.44 (2H, m), 1.52-1.68
(2H, m), 1.87-1.98 (2H, m), 2.02-2.16 (1H,m), 2.88
-2.97 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=6.9 Hz), 3.35-3.57
(6H, m), 3.81 (2H, t, J=5.0 Hz), 3.86-4.07 (2H,
m), 4.11-4.17 (3H, m), 4.25 (1H, d, J=13.8 Hz), 6.
91-6.99 (4H, m), 7.09 (1H, d, J=1.2 Hz), 7.39-7.47
(5H, m), 7.52 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.75 (2H, d, J=
8.7 Hz), 7.99 (1H, s). IR (KBr) 3094, 3032, 1661, 1607, 1588, 1518, 1499,
1397, 1314, 1244, 1179, 1046, 818 cm-1 元素分析 C40H50N4O5S0.5H2O Calcd. C, 67.87 ; H,
7.26 ; N, 7.91 : Found.C, 67.65 ; H, 7.34 ; N, 7.8
0.
【0454】実施例405(化合物438の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[(1−トリチル−1H−イミ
ダゾール−4−イル)メチル]チオ]フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボ
キサミド(0.50g)のDMF(10ml)溶液に、
室温で2−ヨウ化エタノール(0.25ml)を加え、
50℃で4日間撹拌した。反応系に水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロ
マトグラフィー(塩基性シリカゲル、エタノール:酢酸
エチル1:49→1:19)で分離精製し、黄色の非晶
形物質として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−N−[4−[[1−(2−ヒドロキシエチル)
−1H−イミダゾール−5−イル]メチル]チオ]フェ
ニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1
−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド(化合物43
8)(124.6mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
96 (6H, d, J=6.6 Hz),1.28-1.46 (2H, m), 1.53-1.80
(2H, m), 1.94-2.16 (1H, m), 2.83-2.95 (2H,m), 3.18
(2H, d, J=7.2 Hz), 3.28-3.39 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.9 Hz), 3.89 (2H, t,
J=5.2 Hz), 4.01 (2H, s), 4.09 (2H, t, J=5.2 Hz),
4.15 (2H, t, J=4.9 Hz), 6.64 (1H, s), 6.91 (1H, d,
J=8.8 Hz), 6.97 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.23-7.27 (2H,
m), 7.37-7.53 (8H, m), 7.76 (1H, s). IR (KBr) 3083, 3034, 1655, 1607, 1588, 1499, 1395,
1312, 1287, 1244, 1181, 1123, 1067, 816 cm-1 元素分析 C39H48N4O4S0.75H2O Calcd. C, 68.64 ; H,
7.31 ; N, 8.21 : Found. C, 68.88 ; H, 7.23 ; N, 8.
35.
【0455】実施例406(化合物439の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[[1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−イミ
ダゾール−5−イル]メチル]チオ]フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼ
ピン−4−カルボキサミド(204.7mg)のジクロ
ロメタン(10ml)溶液に、−78℃で3−クロロ過
安息香酸(70%,0.12g)のジクロロメタン(1
0ml)を滴下した。−78℃で1時間撹拌後、チオ硫
酸ナトリウム水溶液を加え、室温で10分間撹拌した。
酢酸エチルで抽出後、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残
渣をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、エ
タノール:酢酸エチル1:9)で分離精製し、黄色の非
晶形物質として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−N−[4−[[1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−1H−イミダゾール−5−イル]メチル]スルフ
ィニル]フェニル]−1−イソブチル−2,3−ジヒド
ロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カルボキサミド
(化合物439)(115.5mg,55%)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.4 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.29-1.48 (2H, m), 1.50-1.76
(2H, m), 1.95-2.15 (1H, m), 2.86-2.96 (2H,m), 3.20
(2H, d, J=7.6 Hz), 3.32-3.41 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.78-4.05 (7H, m), 4.16 (2H, t, J=4.
8 Hz), 4.25 (1H, d, J=14.6 Hz), 6.54(1H, s), 6.90-
7.00 (3H, m), 7.35-7.57 (8H, m), 7.75 (2H, d, J=8.
8 Hz), 7.96 (1H, s). IR (KBr) 3092, 3027, 1661, 1607, 1588, 1518, 1397,
1312, 1244, 1179, 1119, 818 cm-1 元素分析 C39H48N4O5S1.0H2O Calcd. C, 66.64 ; H,
7.17 ; N, 7.97 : Found.C, 66.79 ; H, 6.90 ; N, 7.7
3.
【0456】実施例407(化合物440の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(1.0g)のテトラヒドロフラ
ン(15ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃
で塩化チオニル(0.22ml)を加えた後、室温に戻
して窒素雰囲気下で1時間撹拌した。減圧下で溶媒と過
剰の塩化チオニルを留去した後、テトラヒドロフラン
(15ml)に溶かした。この溶液をS−(4−アミノ
フェニル) O−ベンジル カルボノチオエイト(594
mg)、トリエチルアミン(1.6ml)のTHF(1
5ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気下において滴下し
た。滴下終了後室温に戻して終夜攪拌した後、メタノー
ル(30ml)を加えた。更に1N水酸化ナトリウム水
溶液(11.5ml)を加えて、アルゴン雰囲気下で3
0分攪拌した。次いで、4−クロロメチル−5−メチル
−1−プロピルイミダゾール塩酸塩(527mg)を加
えてアルゴン雰囲気下で1時間攪拌した。溶媒を減圧下
で留去した後、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。溶媒を減圧下で留去した後、塩基性シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1
→ヘキサン:酢酸エチル=1:3)で分離精製して、黄
色のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
[[(5−メチル−1−プロピルイミダゾール−4−イ
ル)メチル]スルファニル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(268mg)(化合物440)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.88-0.99 (12H, m), 1.34
-1.45 (2H, m), 1.54-1.75 (4H, m), 1.96 (3H, s), 2.
00-2.20 (1H, m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.19 (2H, d, J
=7.4 Hz), 3.34-3.39 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 H
z), 3.71 (2H, t,J=7.4 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.8 Hz),
4.02 (2H, s), 4.18 (2H, t, J=4.8 Hz),6.92 (1H, d,
J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.32-7.52 (10
H, m), 7.60 (1H, s). 元素分析 C41H52N4O3S・0.25H2O Calcd. C, 71.84 ; H,
7.72 ; N, 8.17 ; Found. C, 71.63 ; H, 7.82 ; N, 8.
15.
【0457】実施例408(化合物441の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(5−メチル−1−プロピ
ルイミダゾール−4−イル)メチル]スルファニル]フ
ェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(220mg)のジクロロメタ
ン(10ml)溶液に70%3−クロロ過安息香酸(1
19mg)のジクロロメタン(10ml)溶液を−78
℃において滴下し、そのまま30分撹拌した。ジメチル
スルフィド(0.1ml)を加えて室温に戻した後、3
0分攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った
後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留
去して得られた残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=1
0:1)で分離精製し、黄色のアモルファスとして7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソ
ブチル−N−[4−[[(5−メチル−1−プロピルイ
ミダゾール−4−イル)メチル]スルフィニル]フェニ
ル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(132mg)(化合物441)を
得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (12H, m), 1.34
-1.45 (2H, m), 1.55-1.76 (4H, m), 1.86 (3H, s), 1.
95-2.15 (1H, m), 2.90-3.00 (2H, m), 3.20 (2H, d, J
=5.4 Hz), 3.35-3.45 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 H
z), 3.73 (2H, t,J=7.0 Hz), 3.78-3.89 (3H, m), 4.14
-4.24 (3H, m), 6.93 (1H, d, J=8.4 Hz),6.98 (2H, d,
J=8.8 Hz), 7.37-7.50 (8H, m), 7.69 (2H, d, J=8.8
Hz), 7.73(1H, s). 元素分析 C41H52N4O4S・0.5H2O Calcd. C, 69.76 ; H,
7.57 ; N, 7.94 ; Found.C, 69.47 ; H, 7.55 ; N, 7.6
8.
【0458】実施例409(化合物442の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(1.0g)のテトラヒドロフラ
ン(10ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで0℃
で塩化チオニル(0.22ml)を加えた後、室温に戻
して窒素雰囲気下で1時間撹拌した。減圧下で溶媒と過
剰の塩化チオニルを留去した後、テトラヒドロフラン
(15ml)に溶かした。この溶液をS−(4−アミノ
フェニル) O−ベンジル カルボノチオエイト(594
mg)、トリエチルアミン(1.6ml)のTHF(1
5ml)溶液に0℃、アルゴン雰囲気下において滴下し
た。滴下終了後室温に戻して終夜攪拌した後、メタノー
ル(30ml)を加えた。更に1N水酸化ナトリウム水
溶液(11.5ml)を加えて、アルゴン雰囲気下で3
0分攪拌した。次いで、5−クロロメチル−1−(2−
プロピン−1−イル)イミダゾール塩酸塩(482m
g)を加えてアルゴン雰囲気下で1時間攪拌した。溶媒
を減圧下で留去した後、水を加えて酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾
燥させた。溶媒を減圧下で留去した後、塩基性シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=
2:3)で分離精製して、黄色のアモルファスとして7
−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イ
ソブチル−N−[4−[[(1−(2−プロピン−1−
イル)イミダゾール−5−イル)メチル]スルファニ
ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(1.14g)(化合物
442)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.89-0.99 (9H, m), 1.30-
1.50 (2H, m), 1.54-1.70 (2H, m), 1.95-2.15 (1H,
m), 2.49 (1H, t, J=2.6 Hz), 2.85-2.95 (2H, m),3.19
(2H, d, J=7.2 Hz), 3.33-3.38 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.80(2H, t, J=4.8 Hz), 4.08 (2H, s),
4.16 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.82 (2H, d, J=2.6 Hz),
6.72 (1H, s), 6.92 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.97 (2H, d,
J=8.8 Hz),7.27 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.37-7.58 (8H,
m), 7.64 (1H, s). 元素分析 C40H46N4O3S・0.25H2O Calcd. C, 71.99 ; H,
7.02 ; N, 8.39 ; Found. C, 71.86 ; H, 6.86 ; N, 8.
40.
【0459】実施例410(化合物443の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−[[(1−(2−プロピン−1
−イル)イミダゾール−5−イル)メチル]スルファニ
ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(639mg)のジクロ
ロメタン(15ml)溶液に70%3−クロロ過安息香
酸(356mg)のジクロロメタン(15ml)溶液を
−78℃において滴下し、そのまま30分撹拌した。ジ
メチルスルフィド(0.1ml)を加えて室温に戻した
後、30分攪拌した。水を加えて酢酸エチルで抽出し、
有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で
洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧
下で留去して得られた残渣を塩基性シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(酢酸エチル)で分離精製し、黄色の
アモルファスとして7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−[[(1
−(2−プロピン−1−イル)イミダゾール−5−イ
ル)メチル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(451mg)(化合物443)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (9H, m), 1.30-
1.50 (2H, m), 1.55-1.65 (2H, m), 1.95-2.15 (1H,
m), 2.46 (1H, t, J=2.6 Hz), 2.90-3.00 (2H, m),3.20
(2H, d, J=7.4 Hz), 3.33-3.43 (2H, m), 3.55 (2H,
t, J=6.6 Hz), 3.80(2H, t, J=4.4 Hz), 3.97 (1H, d,
J=14.4 Hz), 4.16 (2H, t, J=4.4 Hz), 4.32 (1H, d, J
=14.4 Hz), 4.77 (2H, d, J=2.6 Hz), 6.55 (1H, s),
6.93 (1H, d,J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.3
4-7.59 (8H, m), 7.76 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.87 (1H,
s). 元素分析 C40H46N4O4S・0.25H2O Calcd. C, 70.30 ; H,
6.86 ; N, 8.20 ; Found. C, 70.18 ; H, 6.98 ; N, 8.
32.
【0460】実施例411(化合物444の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(174mg)のテトラヒドロフ
ラン(10ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩
化チオニル(0.038ml)を加えた後、窒素雰囲気
下で1時間撹拌した。この溶液を5−アミノ−1−メチ
ル−2−(((1−プロピルイミダゾール−5−イル)
メチル)スルファニル)ベンズイミダゾール(120m
g)のピリジン(10ml)溶液に0℃、窒素雰囲気下
においてゆっくりと滴下した。室温、窒素雰囲気下にお
いて1時間撹拌した後水を加えて、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で洗い硫酸マグネシウムで
乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣を塩
基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル)で精製し黄色のアモルファスとして7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N
−[1−メチル−2−(((1−プロピルイミダゾール
−5−イル)メチル)スルファニル)ベンズイミダゾー
ル−5−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(191mg)(化合物
444)を得た。1 H-NMR (300MHz, CDCl3) δ 0.91-1.00 (12H, m), 1.33
-1.46 (2H, m), 1.56-1.65 (2H, m), 1.80-1.87 (2H,
m), 2.00-2.15 (1H, m), 2.93-3.00 (2H, m), 3.20 (2
H, d, J=6.9 Hz), 3.33-3.41 (2H, m), 3.55 (2H, t, J
=6.6 Hz), 3.62 (3H, s), 3.81 (2H, t, J=4.5 Hz), 3.
95 (2H, t, J=7.8 Hz), 4.16 (2H, t, J=4.5Hz), 4.67
(2H, s), 6.93 (1H, d, J=9.0 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.
7 Hz), 7.02(1H, s), 7.21 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.38-
7.55 (7H, m), 7.66 (1H, s), 7.87(1H, d, J=2.1 Hz). 元素分析 C42H52N6O3S・0.5H2O Calcd. C, 69.11 ; H,
7.32 ; N, 11.51 ; Found. C, 69.19 ; H, 7.24 ; N, 1
1.58.
【0461】実施例412(化合物445の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[1−メチル−2−(((1−プロピ
ルイミダゾール−5−イル)メチル)スルファニル)ベ
ンズイミダゾール−5−イル]−2,3−ジヒドロ−1
H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(160
mg)のジクロロメタン(10ml)溶液に70%3−
クロロ過安息香酸(82mg)のジクロロメタン(10
ml)溶液を−78℃において滴下した後、−13℃に
おいて2.5時間撹拌した。ジメチルスルフィド(0.
1ml)を加えて室温に戻した後、30分攪拌した。水
を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた残
渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル=1:4→酢酸エチル)で分離精製
し、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して黄色の結晶と
して7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
1−イソブチル−N−[1−メチル−2−(((1−プ
ロピルイミダゾール−5−イル)メチル)スルフィニ
ル)ベンズイミダゾール−5−イル]−2,3−ジヒド
ロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(47mg)(化合物445)を得た。 m.p. 149.5-151.0 ーC1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.87-1.00 (12H, m), 1.30
-1.50 (2H, m), 1.55-1.90 (4H, m), 1.95-2.15 (1H,
m), 2.95-3.05 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.3
5-3.45 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=7.0 Hz), 3.73 (3H,
s), 3.76-3.90 (4H, m), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.5
5 (1H, d, J=14.0 Hz), 4.84 (1H, d, J=14.0 Hz), 6.7
6 (1H, s), 6.91-7.00 (3H, m), 7.30-7.65 (8H, m),
7.73 (1H, s), 8.09 (1H, d, J=1.8 Hz). 元素分析 C42H52N6O4S・0.5H2O Calcd. C, 67.62 ; H,
7.16 ; N, 11.27 ; Found. C, 67.43 ; H, 7.02 ; N, 1
1.29.
【0462】実施例413(化合物446の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(252mg)のテトラヒドロフ
ラン(10ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩
化チオニル(0.055ml)を加えた後、窒素雰囲気
下で1時間撹拌した。この溶液を6−アミノ−1−メチ
ル−2−(((1−プロピルイミダゾール−5−イル)
メチル)スルファニル)ベンズイミダゾール(158m
g)のピリジン(10ml)溶液に0℃、窒素雰囲気下
においてゆっくりと滴下した。室温、窒素雰囲気下にお
いて終夜撹拌した後水を加えて、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で洗い硫酸マグネシウムで
乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣を塩
基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:
酢酸エチル=1:2→酢酸エチル)で精製し黄色のアモ
ルファスとして7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−1−イソブチル−N−[1−メチル−2−
(((1−プロピルイミダゾール−5−イル)メチル)
スルファニル)ベンズイミダゾール−6−イル]−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(319mg)(化合物446)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.89-1.00 (12H, m), 1.30
-1.50 (2H, m), 1.55-1.70 (2H, m), 1.75-1.90 (2H,
m), 2.00-2.20 (1H, m), 2.90-3.00 (2H, m), 3.20 (2
H, d, J=7.4 Hz), 3.35-3.45 (2H, m), 3.55 (2H, t, J
=7.0 Hz), 3.63 (3H, s), 3.80 (2H, t, J=4.8 Hz), 3.
94 (2H, t, J=7.4 Hz), 4.16 (2H, t, J=4.8Hz), 4.65
(2H, s), 6.91-7.08 (4H, m), 7.39-7.62 (8H, m), 7.7
1 (1H, s),8.18 (1H, d, J=2.2 Hz). 元素分析 C42H52N6O3S・0.25H2O Calcd. C, 69.53 ; H,
7.29 ; N, 11.58 ; Found. C, 69.38 ; H, 7.49 ; N, 1
1.33.
【0463】実施例414(化合物447の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[1−メチル−2−(((1−プロピ
ルイミダゾール−5−イル)メチル)スルファニル)ベ
ンズイミダゾール−6−イル]−2,3−ジヒドロ−1
H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(260
mg)のジクロロメタン(10ml)溶液に70%3−
クロロ過安息香酸(133mg)のジクロロメタン(1
0ml)溶液を−78℃において滴下した後、−13℃
において2.5時間撹拌した。ジメチルスルフィド
(0.1ml)を加えて室温に戻した後、30分攪拌し
た。水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗った後、硫酸マ
グネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得ら
れた残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン:酢酸エチル=2:5→酢酸エチル)で分離
精製し、黄色のアモルファスとして7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−
[1−メチル−2−(((1−プロピルイミダゾール−
5−イル)メチル)スルフィニル)ベンズイミダゾール
−6−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾア
ゼピン−4−カルボキサミド(9mg)(化合物44
7)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.87-1.89 (18H, m), 1.90
-2.20 (1H, m), 2.90-3.05 (2H, m), 3.20 (2H, d, J=
7.4 Hz), 3.30-3.45 (2H, m), 3.58 (2H, t, J=6.2 H
z), 3.73 (3H, s), 3.78-3.89 (4H, m), 4.16 (2H, t,
J=4.8 Hz), 4.56 (1H, d, J=14.2 Hz), 4.85 (1H, d, J
=14.2 Hz), 6.66-8.26 (14H, m).
【0464】実施例415(化合物448の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(265mg)のテトラヒドロフ
ラン(10ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩
化チオニル(0.058ml)を加えた後、窒素雰囲気
下で1時間撹拌した。減圧下で溶媒と過剰の塩化チオニ
ルを留去した後、テトラヒドロフラン(20ml)に溶
かした。この溶液を(1E)−1−(4−アミノフェニ
ル)−2−(1−プロピルイミダゾール−2−イル)エ
タノン O−メチルオキシム(150mg)のピリジン
(10ml)溶液に0℃、窒素雰囲気下においてゆっく
りと滴下した。室温、窒素雰囲気下において1時間撹拌
した後水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を
水、飽和食塩水で洗い硫酸マグネシウムで乾燥させた。
溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をジイソプロピル
エーテル−酢酸エチルから再結晶して黄色の結晶として
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−N−[4−((1E)−N−メトキシ−2
−(1−プロピルイミダゾール−2−イル)エタンイミ
ドイル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(300mg)(化
合物448)を得た。 m.p. 159.0-161.0 ーC1 H-NMR (300MHz, CDCl3) δ 0.89-0.98 (12H, m), 1.36
-1.46 (2H, m), 1.50-1.75 (4H, m), 2.00-2.15 (1H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7.5 Hz), 3.3
0-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.76-3.82
(4H, m), 4.04 (3H, s), 4.16 (2H, t, J=5.4 Hz), 4.2
4 (2H, s), 6.75 (1H, s), 6.90-6.92 (2H,m), 6.98 (2
H, d, J=8.7 Hz), 7.38-7.48 (5H, m), 7.56 (2H, d, J
=8.7 Hz),7.64 (1H, s), 7.76 (2H, d, J=8.7 Hz). 元素分析 C42H53N5O4 Calcd. C, 72.91 ; H, 7.72 ; N,
10.12 ; Found. C, 72.69 ; H, 7.80 ; N, 10.28.
【0465】実施例416(化合物449の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(300mg)のテトラヒドロフ
ラン(10ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩
化チオニル(0.065ml)を加えた後、窒素雰囲気
下で1時間撹拌した。減圧下で溶媒と過剰の塩化チオニ
ルを留去した後、テトラヒドロフラン(20ml)に溶
かした。この溶液を(1E)−1−(4−アミノフェニ
ル)−2−(1−プロピルイミダゾール−2−イル)エ
タノン O−エチルオキシム(179mg)のピリジン
(10ml)溶液に0℃、窒素雰囲気下においてゆっく
りと滴下した。室温、窒素雰囲気下において1時間撹拌
した後水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を
水、飽和食塩水で洗い硫酸マグネシウムで乾燥させた。
溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をジイソプロピル
エーテル−酢酸エチルから再結晶して黄色の結晶として
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−((1E)−N−エトキシ−2−(1−プロピル
イミダゾール−2−イル)エタンイミドイル)フェニ
ル]−1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(390mg)
(化合物449)を得た。 m.p. 155.5-156.5 ーC1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.86-0.98 (12H, m), 1.27
-1.48 (5H, m), 1.54-1.73 (4H, m), 1.95-2.15 (1H,
m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.17 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.2
5-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.75-3.83
(4H, m), 4.16 (2H, t, J=5.2 Hz), 4.23-4.34 (4H,
m), 6.74 (1H, d, J=1.6 Hz), 6.88-6.93 (2H, m), 6.9
7 (2H, d, J=9.2 Hz), 7.36-7.48 (5H, m), 7.56 (2H,
d, J=8.8 Hz),7.74-7.78 (3H, m). 元素分析 C43H55N5O4 Calcd. C, 73.16 ; H, 7.85 ; N,
9.92 ; Found. C, 72.92 ; H, 7.85 ; N, 9.98.
【0466】実施例417(化合物450の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(300mg)のテトラヒドロフ
ラン(10ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩
化チオニル(0.065ml)を加えた後、窒素雰囲気
下で1時間撹拌した。減圧下で溶媒と過剰の塩化チオニ
ルを留去した後、テトラヒドロフラン(20ml)に溶
かした。この溶液を(1E)−1−(4−アミノフェニ
ル)−2−(1−プロピルイミダゾール−2−イル)エ
タノン オキシム(177mg)のピリジン(10m
l)溶液に0℃、窒素雰囲気下においてゆっくりと滴下
した。室温、窒素雰囲気下において1時間撹拌した後水
を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食
塩水で洗い硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧
下で留去して得られた残渣をヘキサン−酢酸エチルから
再結晶して、黄色の結晶として7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−N−[4−((1E)−N−
ヒドロキシ−2−(1−プロピルイミダゾール−2−イ
ル)エタンイミドイル)フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(278mg)(化合物450)を得た。 m.p. 153.5-154.5 ーC1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.88-0.98 (12H, m), 1.30
-1.80 (6H, m), 1.95-2.15 (1H, m), 2.85-2.95 (2H,
m), 3.17 (2H, d, J=7.4 Hz), 3.28-3.38 (2H, m), 3.5
5 (2H, t, J=6.8 Hz), 3.78-3.87 (4H, m), 4.14 (2H,
t, J=4.4 Hz), 4.29 (2H, s), 6.77 (1H, s), 6.88-6.9
9 (4H, m), 7.36-7.48 (5H, m), 7.56 (2H,d, J=8.8 H
z), 7.68-7.75 (3H, m). 元素分析 C41H51N5O4 Calcd. C, 72.64 ; H, 7.58 ; N,
10.33 ; Found. C, 72.45 ; H, 7.62 ; N, 10.44.
【0467】実施例418(化合物451の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(180mg)のテトラヒドロフ
ラン(10ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩
化チオニル(0.04ml)を加えた後、窒素雰囲気下
で1時間撹拌した。減圧下で溶媒と過剰の塩化チオニル
を留去した後、テトラヒドロフラン(20ml)に溶か
した。この溶液を2−(4−アミノフェニル)−1−
(1−プロピルイミダゾール−2−イル)エタノン(1
00mg)のピリジン(10ml)溶液に0℃、窒素雰
囲気下においてゆっくりと滴下した。室温、窒素雰囲気
下において1時間撹拌した後水を加えて、酢酸エチルで
抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗い硫酸マグネシ
ウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた残
渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル=4:1→ヘキサン:酢酸エチル=
1:1)で分離精製し、ジイソプロピルエーテル−酢酸
エチルから再結晶して黄色の結晶として7−[4−(2
−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチル−N
−[4−(2−オキソ−2−(1−プロピルイミダゾー
ル−2−イル)エチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(6
4mg)(化合物451)を得た。 m.p. 136.5-138.0 ーC1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.85-0.99 (12H, m), 1.34
-1.45 (2H, m), 1.50-1.65 (2H, m), 1.71-1.82 (2H,
m), 1.95-2.15 (1H, m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.18 (2
H, d, J=7.0 Hz), 2.90-3.00 (2H, m), 3.55 (2H, t, J
=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.16 (2H, t, J=
5.0 Hz), 4.31 (2H, t, J=7.6 Hz), 4.42 (2H, s), 6.9
1 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.09
(1H, d, J=0.8Hz), 7.19 (1H, d, J=0.8 Hz), 7.30-7.5
7 (10H, m). 元素分析 C41H50N4O4 Calcd. C, 74.29 ; H, 7.60 ; N,
8.45 ; Found. C, 74.07 ; H, 7.76 ; N, 8.55.
【0468】実施例419(化合物452の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(169mg)のテトラヒドロフ
ラン(10ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで塩
化チオニル(0.037ml)を加えた後、窒素雰囲気
下で1時間撹拌した。減圧下で溶媒と過剰の塩化チオニ
ルを留去した後、テトラヒドロフラン(20ml)に溶
かした。この溶液を(1E)−2−(4−アミノフェニ
ル)−1−(1−プロピルイミダゾール−2−イル)エ
タノン オキシム(100mg)のピリジン(10m
l)溶液に0℃、窒素雰囲気下においてゆっくりと滴下
した。室温、窒素雰囲気下において1時間撹拌した後水
を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食
塩水で洗い硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧
下で留去して得られた残渣を塩基性シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2→酢
酸エチル)で分離精製し、ジイソプロピルエーテル−酢
酸エチルから再結晶して黄色の結晶として7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−
((2E)−2−(ヒドロキシイミノ)−2−(1−プ
ロピルイミダゾール−2−イル)エチル)フェニル]−
1−イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(231mg)(化合物
452)を得た。 m.p. 165.5-167.5 ーC1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.82 (3H, t, J=7.4 Hz),
0.89-0.97 (9H, m), 1.33-1.45 (2H, m), 1.50-1.74 (4
H, m), 1.95-2.15 (1H, m), 2.82-2.92 (2H, m),3.15
(2H, d, J=7.0 Hz), 3.28-3.38 (2H, m), 3.55 (2H, t,
J=6.6 Hz), 3.80(2H, t, J=4.4 Hz), 4.09-4.17 (4H,
m), 4.33 (2H, s), 6.87-6.91 (2H, m),6.96 (2H, d, J
=8.6 Hz), 7.10 (1H, s), 7.30-7.52 (9H, m), 7.72 (1
H, s). 元素分析 C41H51N5O4 Calcd. C, 72.64 ; H, 7.58 ; N,
10.33 ; Found. C, 72.48 ; H, 7.50 ; N, 10.24.
【0469】実施例420(化合物453の製造) 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(59.3mg)のテトラヒドロ
フラン(10ml)溶液にDMFを1滴加えた。次いで
塩化チオニル(0.013ml)を加えた後、窒素雰囲
気下で1時間撹拌した。減圧下で溶媒と過剰の塩化チオ
ニルを留去した後、テトラヒドロフラン(20ml)に
溶かした。この溶液を(1Z)−2−(4−アミノフェ
ニル)−1−(1−プロピルイミダゾール−2−イル)
エタノン オキシム(35mg)のピリジン(10m
l)溶液に0℃、窒素雰囲気下においてゆっくりと滴下
した。室温、窒素雰囲気下において1時間撹拌した後水
を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食
塩水で洗い硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧
下で留去して得られた残渣を塩基性シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:4)で
分離精製し、ジイソプロピルエーテル−酢酸エチルから
再結晶して黄色の結晶として7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−N−[4−((2Z)−2−
(ヒドロキシイミノ)−2−(1−プロピルイミダゾー
ル−2−イル)エチル)フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(68mg)(化合物453)を得た。 m.p. 187.5-189.5 ーC1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.67 (3H, t, J=7.4 Hz),
0.89-0.98 (9H, m), 1.30-1.65 (6H, m), 1.95-2.15 (1
H, m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.17 (2H, d, J=7.4Hz),
3.30-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.63 (2
H, t, J=7.4 Hz),3.80 (2H, t, J=4.8 Hz), 3.97 (2H,
s), 4.15 (2H, t, J=4.8 Hz), 6.88 (1H,s), 6.93-6.99
(3H, m), 7.10-7.14 (3H, m), 7.39-7.52 (8H, m). 元素分析 C41H51N5O4・0.25H2O Calcd. C, 72.17 ; H,
7.61 ; N, 10.26 ; Found. C, 72.08 ; H, 7.41 ; N, 1
0.21.
【0470】実施例421(化合物454の製造) (−)−4−(((1−プロピルイミダゾール−5−イ
ル)メチル)スルフィニル)アニリン・ジ−P−トルオ
イル−D−酒石酸塩・一水和物(894mg)を酢酸エ
チル(10ml)、1N塩酸(4.6ml)に溶解した
後分液した。水層に25%炭酸カリウム水溶液(4.6m
l)を加えた後2−プロパノール−酢酸エチル(1:
4)で2回抽出した。有機層を合わせて飽和食塩水で洗
い、硫酸マグネシウムで乾燥させた後減圧下で溶媒を留
去した。得られた残渣にテトラヒドロフランを加えた
後、再度減圧下で溶媒を留去し(−)−4−(((1−
プロピルイミダゾール−5−イル)メチル)スルフィニ
ル)アニリンを得た。次に7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−1−シクロプロピルメチル−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
ン酸(450mg)のテトラヒドロフラン(10ml)
溶液にDMFを一滴加えた後、塩化オキサリル(0.1
2ml)を加えて、窒素雰囲気下30分撹拌した。この
溶液を、(−)−4−(((1−プロピルイミダゾール
−5−イル)メチル)スルフィニル)アニリン、ピリジ
ン(2.17ml)のテトラヒドロフラン(20ml)
溶液に、0℃、窒素雰囲気下において滴下した。室温に
戻して3時間撹拌した後、水を加えて酢酸エチルで抽出
した。有機層を10%酢酸水溶液で2回、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液で2回、飽和食塩水で1回洗った後硫
酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下で溶媒を留去した
後、塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸
エチル→酢酸エチル:メタノール=50:1)で分離精
製し、黄色のアモルファスとして(−)−7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−シクロプロ
ピルメチル−N−[4−[[[1−プロピルイミダゾー
ル−5−イル]メチル]スルフィニル]フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(411mg)(化合物454)を得た。1 H-NMR (300MHz, CDCl3) δ 0.28-0.33 (2H, m), 0.62-
0.68 (2H, m), 0.88-0.96 (6H, m), 1.10-1.20 (1H,
m), 1.36-1.43 (2H, m), 1.56-1.76 (2H, m), 2.90-3.0
0 (2H, m), 3.26 (2H, d, J=6.3 Hz), 3.45-3.48 (2H,
m), 3.53 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.75-3.82 (4H, m), 4.0
2 (1H, d, J=14.1 Hz), 4.09 (1H, d, J=14.1 Hz), 4.1
5 (2H, t, J=5.1 Hz), 6.56 (1H, s), 4.92 (1H, s),
6.95-6.99 (3H, m), 7.34 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.40-7.
51 (6H, m), 7.73 (2H, d, J=9.0 Hz),7.87 (1H, s). 元素分析 C40H48N4O4S・0.5H2O Calcd. C, 69.64 ; H,
7.16 ; N, 8.12 ; Found.C, 69.54 ; H, 7.29 ; N, 8.1
2. [α]D=-129.7°(C=0.4790%、 エタノール溶液)
【0471】実施例422(化合物455の製造) (−)−4−(((1−プロピルイミダゾール−5−イ
ル)メチル)スルフィニル)アニリン・ジ−P−トルオ
イル−D−酒石酸塩・一水和物(174mg)を酢酸エ
チル(5ml)、1N塩酸(1.77ml)に溶解した
後分液した。水層に25%炭酸カリウム水溶液(1.77
ml)を加えた後2−プロパノール−酢酸エチル(1:
4)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグ
ネシウムで乾燥させた後減圧下で溶媒を留去した。得ら
れた残渣にテトラヒドロフランを加えた後、再度減圧下
で溶媒を留去し(−)−4−(((1−プロピルイミダ
ゾール−5−イル)メチル)スルフィニル)アニリンを
得た。次に7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−1−[(1−メチルピラゾール−5−イル)メチ
ル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸(95mg)のジクロロメタン(10m
l)溶液にDMFを一滴加えた後、塩化オキサリル
(0.023ml)を加えて、窒素雰囲気下30分撹拌
した。この溶液を、(−)−4−(((1−プロピルイ
ミダゾール−5−イル)メチル)スルフィニル)アニリ
ン、ピリジン(0.42ml)のテトラヒドロフラン
(10ml)溶液に、0℃、窒素雰囲気下において滴下
した。室温に戻して3時間撹拌した後、水を加えて酢酸
エチルで抽出した。有機層を10%酢酸水溶液で2回、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で2回、飽和食塩水で1
回洗った後硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下で溶
媒を留去した後、塩基性シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=11:
1)で分離精製し、黄色のアモルファスとして(−)−
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
[(1−メチルピラゾール−5−イル)メチル]−N−
[4−[[[1−プロピルイミダゾール−5−イル]メ
チル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−
1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(81
mg)(化合物455)を得た。1 H-NMR (300MHz, CDCl3) δ 0.88-0.96 (6H, m), 1.36-
1.43 (2H, m), 1.56-1.76 (4H, m), 2.80-2.87 (2H,
m), 3.30-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=6.6 Hz),3.75
-3.82 (4H, m), 3.90 (3H, s), 4.01 (1H, d, J=14.1 H
z), 4.09 (1H, d,J=14.1 Hz), 4.15 (2H, t, J=4.8 H
z), 4.44 (2H, s), 6.55 (1H, s), 6.96-6.99 (3H, m),
7.31-7.35 (3H, m), 7.41-7.54 (7H, m), 7.73 (2H,
d, J=8.7 Hz),7.88 (1H, s). 元素分析 C41H48N6O4S・0.75H2O Calcd. C, 67.05 ; H,
6.79 ; N, 11.44 ; Found. C, 66.85 ; H, 6.94 ; N, 1
1.21. [α]D=-123.7°(C=0.3925%、 エタノール溶液)
【0472】参考例1 p−フルオロベンジルシアニド(4.1g)、2−ブロ
モ−4−メチルピリジン(5.2g)、p−トルエンス
ルフィン酸ナトリウム(5.4g)をTHF(50m
l)に懸濁し、氷冷下、THF(5ml)に懸濁した4
0%水素化ナトリウム(1.2g)を加えた。3時間還
流後、溶媒を留去し、水を加え酢酸エチルで抽出した。
有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウ
ムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキ
サン)で精製し、2−(α−シアノ−4−フルオロベン
ジル)−4−メチルピリジン(3.1g)を褐色オイル
として得た。1 H-NMR (d, CDCl3) 2.36 (3H, s), 5.26 (1H, s), 7.02
-7.11 (3H, m), 7.21 (1H, s), 7.39-7.46 (2H, m), 8.
44 (1H, d, J = 5.0 Hz). IR (neat) ν: 2247, 1605, 1508 cm-1.
【0473】参考例2 2−(α−シアノ−4−フルオロベンジル)−4−メチ
ルピリジン(3.1g)、炭酸カリウム(2.9g)を
20%含水ジメチルスルホキシド(150ml)に懸濁
し、一晩撹拌した。水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/
ヘキサン)で精製し、2−(4−フルオロベンゾイル)
−4−メチルピリジン(1.6g)を褐色結晶として得
た。 mp 98-100 ℃.1 H-NMR (d, CDCl3) 2.48 (3H, s), 7.11-7.20 (2H, m),
7.30-7.33 (1H, m), 7.88 (1H, s), 8.12-8.19 (2H,
m), 8.57 (1H, d, J = 5.0 Hz). IR (KBr) ν: 1669, 1597 cm-1. Anal. calcd. for C13H10FNO: C, 72.55; H, 4.68; N,
6.51. Found C, 72.61;H, 4.63; N, 6.48.
【0474】参考例3 2−(4−フルオロベンゾイル)−4−メチルピリジン
(1.6g)、アジ化ナトリウム(2.4g)をジメチ
ルスルホキシド(15ml)に懸濁し、窒素雰囲気下、
90℃、一晩加熱撹拌した。水中に注ぎ、酢酸エチルで
抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸
マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をテ
トラヒドロフラン(50ml)に溶かし、氷冷下、水素
化リチウムアルミニウム(0.66g)を加え、窒素雰
囲気下、室温で一晩撹拌した。氷冷下、水(0.66m
l)、15%水酸化ナトリウム水溶液(0.66m
l)、水(1.98ml)を加え、撹拌後、無水硫酸マ
グネシウムを用いて乾燥、ろ過後、ろ液の溶媒を留去
し、(4−アミノフェニル)(4−メチルピリジン−2
−イル)メタノール(1.8g)を淡黄色結晶として得
た。 mp 156-158 ℃.1 H-NMR (d, CDCl3) 2.28 (3H, s), 3.65 (2H, br), 5.1
8 (1H, br), 5.60 (1H,s), 6.65 (2H, d, J = 8.4 Hz),
6.93 (1H, s), 6.99 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.14 (2H,
d, J = 8.4 Hz), 8.40 (1H, d, J = 5.0 Hz). IR (KBr) ν: 1609, 1516 cm-1. Anal. calcd. for C13H14N2O・0.1H2O: C, 72.26; H,
6.62; N, 12.97. Found C, 72.34; H, 6.62; N, 12.69.
【0475】参考例4 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボン酸(0.5g)、4−ア
ミノフェニル)(4−メチルピリジン−2−イル)メタ
ノール(0.24g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾ
ール(0.16g)をN,N−ジメチルホルムアミド
(5ml)に溶かし、氷冷下、1−エチル−3−(3−
ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.
4g)、トリエチルアミン(0.44ml)、4−ジメ
チルアミノピリジン(触媒量)を加え、室温、一晩撹拌
した。水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を
水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用い
て乾燥、溶媒を留去した。残渣をジエチルエーテル−ヘ
キサンを用いて洗浄し、7−[4−(2−ブトキシエト
キシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(4−メチ
ルピリジン−2−イル)メチル]フェニル]−1−トリ
フルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.67g)を無色
結晶として得た。 mp 101-105 ℃.1 H-NMR (d, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.30-
1.49 (2H, m), 1.58-1.69(2H, m), 2.30 (3H, s), 2.93
-3.15 (3H, m), 3.56 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.82 (2H,
t, J = 5.0 Hz), 4.18 (2H, t, J = 5.0 Hz), 4.79-4.
90 (1H, m), 5.39(1H, br), 5.69 (1H, s), 6.93 (1H,
s), 7.00-7.04 (3H, m), 7.31-7.65 (11H, m), 8.41 (1
H, d, J = 5.2 Hz). IR (KBr) ν: 2959, 2934, 2874, 1694, 1609, 1518, 1
497 cm-1. Anal. calcd. for C38H38F3N3O5: C, 67.74; H, 5.69;
N, 6.24. Found C, 67.47; H, 5.81; N, 6.42
【0476】参考例5 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(4−メチルピリジン−2−イル)
メチル]フェニル]−1−トリフルオロアセチル−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(0.6g)をジクロロメタン(20ml)に
溶かし、氷冷下、3−クロロ過安息香酸(0.3g)を
加え、室温で一晩撹拌した。チオ硫酸ナトリウム水溶液
を加え、濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を炭酸
水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水
硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢
酸エチル/メタノール/トリエチルアミン)で精製し、
7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(4−メチル−1−オキシドピリジ
ン−2−イル)メチル]フェニル]−1−トリフルオロ
アセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(0.32g)を無色結晶とし
て得た。 mp 121-123 ℃.1 H-NMR (d, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.26-
1.45 (2H, m), 1.55-1.65(2H, m), 2.29 (3H, s), 2.94
-3.17 (3H, m), 3.56 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.82 (2H,
t, J = 5.0 Hz), 4.18 (2H, t, J = 5.0 Hz), 4.78-4.
88 (1H, m), 6.00-6.03 (1H, m), 6.70-6.75 (2H, m),
7.00-7.06 (3H, m), 7.33 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.45-
7.22 (9H, m), 8.13 (1H, d, J = 6.2 Hz). IR (KBr) ν: 2870, 1700 cm-1. Anal. calcd. for C38
H38F3N3O6・0.25H2O: C,65.74; H, 5.59; N, 6.05. Fou
nd C, 65.72; H, 5.64; N, 5.93.
【0477】参考例6 2−ブロモピリジン(1.4ml)をジエチルエーテル
(40ml)に溶かし、アルゴン雰囲気下、−78℃に
冷却した。1.6Mn−ブチルリチウムヘキサン溶液
(9.1ml)を滴下し、30分間撹拌した。反応液を
2−メトキシ−4−ニトロベンズアルデヒド(2.4
g)のテトラヒドロフラン(600ml)溶液中にアル
ゴン雰囲気下、−78℃で滴下した。室温に戻し、一晩
撹拌後、水を加え、濃縮した。酢酸エチルで抽出し、有
機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウム
を用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサ
ン)で精製し、(2−メトキシ−4−ニトロフェニル)
(ピリジン−2−イル)メタノール(1.9g)を淡黄
色結晶として得た。 mp 126-129 ℃ (dec.).1 H-NMR (d, CDCl3) 4.00 (3H, s), 5.40 (1H, d, J =
4.2 Hz), 6.24 (1H, d,J = 4.2 Hz), 7.19-7.31 (2H,
m), 7.57 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.64 (1H, dt,J = 1.
8, 7.7 Hz), 7.76 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.84 (1H, d
d, J = 1.8, 8.4 Hz), 8.56 (1H, d, J = 5.2 Hz). IR (KBr) ν: 1526, 1348 cm-1. Anal. calcd. for C13
H12N2O4: C, 60.00; H,4.65; N, 10.76. Found C, 60.0
9; H, 4.58; N, 10.60
【0478】参考例7 (2−メトキシ−4−ニトロフェニル)(ピリジン−2
−イル)メタノール(0.5g)を酢酸エチル(25m
l)に溶かし、50%含水10%パラジウム−炭素(5
0mg)を用いて、一晩接触還元した。触媒をろ去し、
ろ液の溶媒を留去し、(4−アミノ−2−メトキシフェ
ニル)(ピリジン−2−イル)メタノール(0.4g)
を無色結晶として得た。 mp 123-125 ℃ (dec.).1 H-NMR (d, CDCl3) 3.67 (2H, br), 3.80 (3H, s), 5.0
0 (1H, br), 6.08 (1H,s), 6.21-6.27 (2H, m), 6.98
(1H, d, J = 8.8 Hz), 7.12-7.26 (2H, m), 7.60(1H, d
t, J = 1.8, 7.7 Hz), 8.54 (1H, d, J = 4.4 Hz). IR (KBr) ν: 1615, 1591, 1508 cm-1. Anal. calcd. for C13H14N2O2・0.1H2O: C, 67.28; H,
6.17; N, 12.07. FoundC, 67.36; H, 6.26; N, 11.79.
【0479】参考例8 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボン酸(0.5g)、(4−
アミノ−2−メトキシフェニル)(ピリジン−2−イ
ル)メタノール(0.26g)、1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール(0.18g)をN,N−ジメチルホルム
アミド(5ml)に溶かし、氷冷下、1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
(0.4g)、トリエチルアミン(0.44ml)、4
−ジメチルアミノピリジン(触媒量)を加え、室温、一
晩撹拌した。水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機
層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを
用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサ
ン)で精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フ
ェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(ピリジン−2−イ
ル)メチル]−3−メトキシフェニル]−1−トリフル
オロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾア
ゼピン−4−カルボキサミド(0.56g)を無色結晶
として得た。 mp 123-125 ℃.1 H-NMR (d, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.26-
1.65 (4H, m), 2.90-3.25(3H, m), 3.56 (2H, t, J =
6.8 Hz), 3.82 (2H, t, J = 4.9 Hz), 3.91 (3H,s), 4.
18 (2H, t, J = 4.9 Hz), 4.80-4.90 (1H, m), 5.23 (1
H, d, J = 5.0 Hz), 6.18 (1H, d, J = 5.0 Hz), 6.84-
6.88 (1H, m), 7.03 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.19-7.65
(11H, m), 8.55 (1H, d, J = 4.8 Hz). IR (KBr) ν: 2932, 2876, 2841, 1700 cm-1. Anal. calcd. for C38H38F3N3O6: C, 66.17; H, 5.55;
N, 6.09. Found C, 65.99; H, 5.69; N, 5.74
【0480】参考例9 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(ピリジン−2−イル)メチル]−
3−メトキシフェニル]−1−トリフルオロアセチル−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.55g)をジクロロメタン(25m
l)に溶かし、氷冷下、3−クロロ過安息香酸(0.2
6g)を加え、室温で一晩撹拌した。チオ硫酸ナトリウ
ム水溶液を加え、濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機
層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去
し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
N−[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−
イル)メチル]−3−メトキシフェニル]−1−トリフ
ルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾ
アゼピン−4−カルボキサミド(0.44g)を無色ア
モルファスとして得た。1 H-NMR (d, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.26-
1.49 (2H, m), 1.57-1.69(2H, m), 2.90-3.30 (3H, m),
3.56 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.74-3.84 (5H, m), 4.18
(2H, t, J = 4.7 Hz), 4.78-4.90 (1H, m), 6.33 (1H,
s), 6.65-6.75 (1H, m), 6.90-7.05 (4H, m), 7.20-7.
36 (2H, m), 7.46-7.69 (9H, m), 8.22-8.26 (1H, m). IR (KBr) ν: 2959, 2932, 2867, 1696, 1609, 1499 cm
-1. Anal. calcd. for C38H38F3N3O7・0.5H2O: C, 63.86;
H, 5.50; N, 5.88. FoundC, 64.07; H, 5.36; N, 5.79.
【0481】参考例10 2−ブロモピリジン(0.68ml)をジエチルエーテ
ル(20ml)に溶かし、アルゴン雰囲気下、−78℃
に冷却した。1.6Mn−ブチルリチウムヘキサン溶液
(4.5ml)を滴下し、30分間撹拌した。反応液を
2−クロロ−4−ニトロベンズアルデヒド(1.1g)
のジエチルエーテル(20ml)、テトラヒドロフラン
(30ml)溶液中にアルゴン雰囲気下、−78℃で滴
下した。室温に戻し、一晩撹拌後、水を加え、濃縮し
た。酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、(2−クロ
ロ−4−ニトロフェニル)(ピリジン−2−イル)メタ
ノール(0.47g)を黄色結晶として得た。 mp 124-127 ℃.1 H-NMR (d, CDCl3) 5.61 (1H, d, J = 2.2 Hz), 6.32
(1H, d, J = 2.2 Hz), 7.24-7.30 (2H, m), 7.63-7.72
(2H, m), 8.10 (1H, dd, J = 2.6, 8.2 Hz), 8.28 (1
H, d, J = 2.6 Hz), 8.58-8.62 (1H, m). IR (KBr) ν: 3100, 2868, 2718, 1597, 1522, 1352 cm
-1. Anal. calcd. for C12H9ClN2O3: C, 54.46; H, 3.43;
N, 10.58. Found C, 54.61; H, 3.38; N, 10.38.
【0482】参考例11 (2−クロロ−4−ニトロフェニル)(ピリジン−2−
イル)メタノール(1g)をテトラヒドロフラン(15
ml)、エタノール(15ml)、水(15ml)に溶
かし、ハイドロサルファイトナトリウム(3.3g)を
加え、30分間還流した。濃縮後、酢酸エチルで抽出
し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグ
ネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去し、(4−アミノ−
2−クロロフェニル)(ピリジン−2−イル)メタノー
ル(0.21g)を無色結晶として得た。 mp 142-146 ℃ (dec.).1 H-NMR (d, CDCl3) 3.71 (2H, br), 5.32 (1H, d, J =
4.2 Hz), 6.15 (1H, d,J = 4.2 Hz), 6.53 (1H, dd, J
= 2.4, 8.4 Hz), 6.70 (1H, d, J = 2.4 Hz),7.08 (1
H, d, J = 8.4 Hz), 7.17-7.23 (2H, m), 7.62 (1H, d
t, J = 1.8, 7.7Hz), 8.56 (1H, d, J = 4.4 Hz). IR (KBr) ν: 1593, 1501 cm-1. Anal. calcd. for C12H11ClN2O: C, 61.41; H, 4.72;
N, 11.94. Found C, 61.11; H, 4.82; N, 11.61
【0483】参考例12 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボン酸(0.81g)、(4
−アミノ−2−クロロフェニル)(ピリジン−2−イ
ル)メタノール(0.4g)、1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール(0.34g)をN,N−ジメチルホルムア
ミド(15ml)に溶かし、氷冷下、1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
(0.66g)、トリエチルアミン(0.71ml)、
4−ジメチルアミノピリジン(触媒量)を加え、室温、
一晩撹拌した。水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有
機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウム
を用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサ
ン)、塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[3−クロ
ロ−4−[ヒドロキシ(ピリジン−2−イル)メチル]
フェニル]−1−トリフルオロアセチル−2,3−ジヒ
ドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.37g)を黄色アモルファスとして得た。1 H-NMR (d, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.29-
1.49 (2H, m), 1.54-1.72(2H, m), 2.90-3.19 (3H, m),
3.56 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J =4.8 H
z), 4.17 (2H, t, J = 4.8 Hz), 4.80-4.86 (1H, m),
5.51 (1H, s), 6.23(1H, s), 7.01 (2H, d, J = 8.8 H
z), 7.19-7.68 (11H, m), 7.78-7.82 (2H,m), 8.56 (1
H, d, J = 4.4 Hz). IR (KBr) ν: 2957, 2938, 2868, 1696 cm-1.
【0484】参考例13 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[3−クロロ−4−[ヒドロキシ(ピリジン−2−イ
ル)メチル]フェニル]−1−トリフルオロアセチル−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.37g)をジクロロメタン(25m
l)に溶かし、氷冷下、3−クロロ過安息香酸(0.2
g)を加え、室温で一晩撹拌した。チオ硫酸ナトリウム
水溶液を加え、濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層
を炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、7−[4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[3−クロ
ロ−4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]フェニル]−1−トリフルオロアセチル−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.24g)を淡赤色オイルとして得
た。1 H-NMR (d, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.26-
1.48 (2H, m), 1.54-1.68(2H, m), 2.92-3.22 (3H, m),
3.55 (2H, t, J = 6.7 Hz), 3.81 (2H, t, J =4.7 H
z), 4.17 (2H, t, J = 4.7 Hz), 4.78-4.88 (1H, m),
6.38 (1H, s), 6.60(1H, s), 6.89-7.02 (3H, m), 7.23
-7.34 (2H, m), 7.46-7.56 (6H, m), 7.63-7.71 (2H,
m), 7.87 (1H, d, J = 6.2 Hz), 8.21-8.35 (2H, m).
【0485】参考例14 2−ブロモピリジン(0.9ml)をジエチルエーテル
(30ml)に溶かし、アルゴン雰囲気下、−78℃に
冷却した。1.6Mn−ブチルリチウムヘキサン溶液
(5.9ml)を滴下し、30分間撹拌した。反応液を
2−メチル−4−ニトロベンズアルデヒド(1.3g)
のテトラヒドロフラン(30ml)溶液中にアルゴン雰
囲気下、−78℃で滴下した。室温に戻し、一晩撹拌
後、水を加え、濃縮した。酢酸エチルで抽出し、有機層
を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用
いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン)
で精製し、(2−メチル−4−ニトロフェニル)(ピリ
ジン−2−イル)メタノール(0.84g)を淡褐色結
晶として得た。 mp 119-121 ℃ (dec).1 H-NMR (d, CDCl3) 2.46 (3H, s), 5.22 (1H, s), 6.02
(1H, s), 7.00 (1H, d,J = 7.8 Hz), 7.23-7.30 (1H,
m), 7.48 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.66 (1H, dt,J = 1.
8, 7.7 Hz), 8.00-8.05 (2H, m), 8.62 (1H, d, J = 3.
6 Hz). IR (KBr) ν: 1590, 1520, 1348 cm-1. Anal. calcd. for C13H12N2O3: C, 63.93; H, 4.95; N,
11.47. Found C, 64.12; H, 4.86; N, 11.34.
【0486】参考例15 (2−メチル−4−ニトロフェニル)(ピリジン−2−
イル)メタノール(0.83g)をエタノール(50m
l)に溶かし、50%含水10%パラジウム−炭素(5
0mg)を用いて、一晩接触還元した。触媒をろ去し、
ろ液の溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン)で精製
し、(4−アミノ−2−メチルフェニル)(ピリジン−
2−イル)メタノール(0.42g)を無色結晶として
得た。 mp 102-104 ℃.1 H-NMR (d, CDCl3) 2.24 (3H, s), 3.60 (2H, br), 5.0
0 (1H, d, J = 3.2 Hz),5.86 (1H, d, J = 3.2 Hz), 6.
45-6.50 (2H, m), 6.95 (1H, d, J = 8.0 Hz),7.05 (1
H, d, J = 7.8 Hz), 7.15-7.22 (1H, m), 7.60 (1H, d
t, J = 1.4, 7.7Hz), 8.57 (1H, d, J = 5.2 Hz). IR (KBr) ν: 3350, 1610 cm-1. Anal. calcd. for C13H14N2O: C, 72.87; H, 6.59; N,
13.07. Found C, 72.68;H, 6.23; N, 13.00.
【0487】参考例16 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボン酸(0.94g)、(4
−アミノ−2−メチルフェニル)(ピリジン−2−イ
ル)メタノール(0.42g)、1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール(0.45g)をN,N−ジメチルホルム
アミド(15ml)に溶かし、氷冷下、1−エチル−3
−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸
塩(0.75g)、トリエチルアミン(0.82m
l)、4−ジメチルアミノピリジン(触媒量)を加え、
室温、一晩撹拌した。水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/
ヘキサン)で精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(ピリジン−
2−イル)メチル]−3−メチルフェニル]−1−トリ
フルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.95g)を無色
結晶として得た。 mp 122-125 ℃.1 H-NMR (d, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.30-
1.68 (4H, m), 2.33 (3H,s), 2.91-3.19 (3H, m), 3.56
(2H, t, J = 6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J = 4.9 Hz), 4.
17 (2H, t, J = 4.9 Hz), 4.80-4.84 (1H, m), 5.19 (1
H, s), 5.93 (1H,s), 6.99-7.04 (3H, m), 7.19-7.41
(6H, m), 7.50-7.66 (6H, m), 8.58 (1H,d, J = 5.2 H
z). IR (KBr) ν: 2957, 2932, 2872, 1694, 1609, 1593, 1
520, 1497 cm-1. Anal. calcd. for C38H38F3N3O5: C, 67.74; H, 5.69;
N, 6.24. Found C, 67.47; H, 5.65; N, 6.22.
【0488】参考例17 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(ピリジン−2−イル)メチル]−
3−メチルフェニル]−1−トリフルオロアセチル−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カ
ルボキサミド(0.95g)をジクロロメタン(25m
l)に溶かし、氷冷下、3−クロロ過安息香酸(0.4
2g)を加え、室温で3.5時間撹拌した。チオ硫酸ナ
トリウム水溶液を加え、濃縮し、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒
を留去し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン
−2−イル)メチル]−3−メチルフェニル]−1−ト
リフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(0.82g)を無
色結晶として得た。 mp 142-144 ℃.1 H-NMR (d, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.31-
1.65 (4H, m), 2.23 (3H,s), 2.95-3.25 (3H, m), 3.56
(2H, t, J = 6.8 Hz), 3.82 (2H, t, J = 5.0 Hz), 4.
18 (2H, t, J = 5.0 Hz), 4.79-4.93 (1H, m), 6.28 (2
H, s), 6.74 (1H,dd, J = 2.5, 7.7 Hz), 7.03 (2H, d,
J = 8.6 Hz), 7.18-7.66 (11H, m), 8.31 (1H, dd, J
= 1.0, 6.6 Hz). IR (KBr) ν: 2868, 1696 cm-1. Anal. calcd. for C38H38F3N3O6・0.5H2O: C, 65.32;
H, 5.63; N, 6.01. FoundC, 65.56; H, 5.37; N, 5.98.
【0489】参考例18 2−ブロモ−4−メチルピリジン(1.5ml)をジエ
チルエーテル(50ml)に溶かし、アルゴン雰囲気
下、−78℃に冷却した。1.6Mn−ブチルリチウム
ヘキサン溶液(8.3ml)を滴下し、1時間撹拌し
た。反応液を2−メトキシ−4−ニトロベンズアルデヒ
ド(2g)のテトラヒドロフラン(300ml)溶液中
にアルゴン雰囲気下、−78℃で滴下した。室温に戻
し、一晩撹拌後、水を加え、濃縮した。酢酸エチルで抽
出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル
/ヘキサン)で精製し、(2−メトキシ−4−ニトロフ
ェニル)(4−メチルピリジン−2−イル)メタノール
(2.2g)を淡褐色オイルとして得た。1 H-NMR (d, CDCl3) 2.31 (3H, s), 4.00 (3H, s), 5.44
(1H, br), 6.19 (1H, s), 7.02-7.05 (2H, m), 7.53
(1H, d, J = 8.4 Hz), 7.76 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.8
3 (1H, dd, J = 2.0, 8.4 Hz), 8.40 (1H, d, J = 4.8
Hz). IR (neat) ν: 1609 1526 cm-1.
【0490】参考例19 (2−メトキシ−4−ニトロフェニル)(4−メチルピ
リジン−2−イル)メタノール(2.2g)を酢酸エチ
ル(50ml)、エタノール(50ml)に溶かし、5
0%含水10%パラジウム−炭素(150mg)を用い
て、一晩接触還元した。触媒をろ去し、ろ液の溶媒を留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、(4−
アミノ−2−メトキシフェニル)(4−メチルピリジン
−2−イル)メタノール(0.65g)を淡黄色結晶と
して得た。 mp 114-117 ℃. 1H-NMR (d, CDCl3) 2.29 (3H, s), 3.
67 (2H, br), 3.81 (3H,s), 5.03 (1H, d, J = 3.5 H
z), 6.04 (1H, d, J = 3.5 Hz), 6.21-6.26 (2H,m), 6.
93-7.04 (3H, m), 8.39 (1H, d, J = 4.8 Hz). IR (KBr) ν: 3345, 1609, 1508 cm-1. Anal. calcd. for C14H16N2O2・0.25H2O: C, 67.59; H,
6.68; N, 11.26. FoundC, 67.57; H, 6.63; N, 11.39.
【0491】参考例20 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボン酸(0.7g)、(4−
アミノ−2−メトキシフェニル)(4−メチルピリジン
−2−イル)メタノール(0.5g)、1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール(0.34g)をN,N−ジメチル
ホルムアミド(15ml)に溶かし、氷冷下、1−エチ
ル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミ
ド塩酸塩(0.56g)、トリエチルアミン(0.61
ml)、4−ジメチルアミノピリジン(触媒量)を加
え、室温、一晩撹拌した。水中に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチ
ル/ヘキサン)で精製し、7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(4−メ
チルピリジン−2−イル)メチル]−3−メトキシフェ
ニル]−1−トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(1
g)を淡褐色アモルファスとして得た。1 H-NMR (d, CDCl3) 0.94 (3H, t, J = 7.0 Hz), 1.27-
1.49 (2H, m), 1.55-1.69(2H, m), 2.30 (3H, s), 2.92
-3.25 (3H, m), 3.56 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.82 (2H,
t, J = 4.8 Hz), 3.91 (3H, s), 4.18 (2H, t, J = 4.
8 Hz), 4.79-4.90(1H, m), 5.24 (1H, br), 6.13 (1H,
s), 6.82-6.87 (1H, m), 6.99-7.04 (4H,m), 7.22 (1H,
d, J = 8.4 Hz), 7.33 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.43 (1
H, s), 7.50-7.65 (6H, m), 8.39 (1H, d, J = 5.0 H
z). IR (KBr) ν: 2938, 2874, 1694 cm-1.
【0492】参考例21 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(4−メチルピリジン−2−イル)
メチル]−3−メトキシフェニル]−1−トリフルオロ
アセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(1g)をジクロロメタン(3
0ml)に溶かし、氷冷下、3−クロロ過安息香酸
(0.46g)を加え、室温で4時間撹拌した。チオ硫
酸ナトリウム水溶液を加え、濃縮し、酢酸エチルで抽出
した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食
塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶
媒を留去し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−N−[4−[ヒドロキシ(4−メチル−1−オ
キシドピリジン−2−イル)メチル]−3−メトキシフ
ェニル]−1−トリフルオロアセチル−2,3−ジヒド
ロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.77g)を無色アモルファスとして得た。1 H-NMR (d, CDCl3) 0.94 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.34-
1.63 (4H, m), 2.28 (3H,s), 2.90-3.25 (3H, m), 3.56
(2H, t, J = 6.6 Hz), 3.76-3.84 (5H, m), 4.18 (2H,
t, J = 4.7 Hz), 4.80-4.90 (1H, m), 6.32 (1H, s),
6.78 (1H, s), 6.90-7.05 (4H, m), 7.26-7.36 (2H,
m), 7.45-7.75 (7H, m), 8.12 (1H, d, J =6.6 Hz). IR (KBr) ν: 2938, 2870, 1694 cm-1. Anal. calcd. for C39H40F3N3O7・0.5H2O: C, 64.28;
H, 5.67; N, 5.77. FoundC, 64.11; H, 5.47; N, 5.67.
【0493】参考例22 2−ブロモ−4−メチルピリジン(1.5ml)をジエ
チルエーテル(50ml)に溶かし、アルゴン雰囲気
下、−78℃に冷却した。1.6Mn−ブチルリチウム
ヘキサン溶液(8.3ml)を滴下し、40分間撹拌し
た。反応液を2−エトキシ−4−ニトロベンズアルデヒ
ド(2.2g)のテトラヒドロフラン(200ml)溶
液中にアルゴン雰囲気下、−78℃で滴下した。室温に
戻し、一晩撹拌後、水を加え、濃縮した。酢酸エチルで
抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチ
ル/ヘキサン)で精製し、(2−エトキシ−4−ニトロ
フェニル)(4−メチルピリジン−2−イル)メタノー
ル(1.9g)を褐色結晶として得た。 mp 114-115 ℃ (dec.).1 H-NMR (d, CDCl3) 1.49 (3H, t, J = 7.1 Hz), 2.31
(3H, s), 4.11-4.30 (2H,m), 5.39 (1H, d, J = 5.3 H
z), 6.19 (1H, d, J = 5.3 Hz), 7.03 (1H, d, J= 5.1
Hz), 7.10 (1H, s), 7.56 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.72
(1H, d, J = 2.2Hz), 7.82 (1H, dd, J = 2.2, 8.4 H
z), 8.40 (1H, d, J = 5.1 Hz). IR (KBr) ν: 3370, 2982, 1613, 1522 cm-1. Anal. calcd. for C15H16N2O4: C, 62.49; H, 5.59; N,
9.72. Found C, 62.60;H, 5.73; N, 9.78.
【0494】参考例23 (2−エトキシ−4−ニトロフェニル)(4−メチルピ
リジン−2−イル)メタノール(1.9g)をエタノー
ル(100ml)に溶かし、50%含水10%パラジウ
ム−炭素(0.2g)を用いて、一晩接触還元した。触
媒をろ去し、ろ液の溶媒を留去し、(4−アミノ−2−
エトキシフェニル)(4−メチルピリジン−2−イル)
メタノール(1.7g)を無色結晶として得た。 mp 102-105 ℃.1 H-NMR (d, CDCl3) 1.63 (3H, t, J = 7.0 Hz), 2.29
(3H, s), 3.64 (2H, br),3.91-4.10 (2H, m), 5.06 (1
H, d, J = 4.8 Hz), 6.01 (1H, d, J = 4.8 Hz),6.22-
6.26 (2H, m), 6.95-7.08 (3H, m), 8.37 (1H, d, J =
5.0 Hz). Anal. calcd. for C15H18N2O2: C, 69.74; H, 7.02; N,
10.84. Found C, 69.64; H, 7.11; N, 10.87.
【0495】参考例24 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボン酸(0.7g)、(4−
アミノ−2−エトキシフェニル)(4−メチルピリジン
−2−イル)メタノール(0.45g)、1−ヒドロキ
シベンゾトリアゾール(0.34g)をN,N−ジメチ
ルホルムアミド(15ml)に溶かし、氷冷下、1−エ
チル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイ
ミド塩酸塩(0.56g)、トリエチルアミン(0.6
1ml)、4−ジメチルアミノピリジン(触媒量)を加
え、室温、一晩撹拌した。水中に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチ
ル/ヘキサン)で精製し、7−[4−(2−ブトキシエ
トキシ)フェニル]−N−[3−エトキシ−4−[ヒド
ロキシ(4−メチルピリジン−2−イル)メチル]フェ
ニル]−1−トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ
−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.68g)を無色アモルファスとして得た。1 H-NMR (d, CDCl3) 0.85-0.97 (6H, m), 1.27-1.45 (2
H, m), 1.48-1.68 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.91-3.25
(3H, m), 3.56 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.82 (2H,t, J =
5.0 Hz), 4.02-4.20 (4H, m), 4.75-4.90 (1H, m), 5.
27 (1H, br), 6.12 (1H, s), 6.84 (1H, d, J = 8.0 H
z), 7.00-7.10 (4H, m), 7.25-7.64 (9H, m), 8.38 (1
H, d, J = 4.8 Hz). IR (KBr) ν: 2932, 2874, 1694, 1609 cm-1. Anal. calcd. for C40H42F3N3O6: C, 66.93; H, 5.90;
N, 5.85. Found C, 66.54; H, 5.73; N, 6.04.
【0496】参考例25 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[3−エトキシ−4−[ヒドロキシ(4−メチルピリジ
ン−2−イル)メチル]フェニル]−1−トリフルオロ
アセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(0.68g)をジクロロメタ
ン(25ml)に溶かし、氷冷下、3−クロロ過安息香
酸(0.28g)を加え、室温で一晩撹拌した。チオ硫
酸ナトリウム水溶液を加え、濃縮し、酢酸エチルで抽出
した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食
塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶
媒を留去し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル]−N−[3−エトキシ−4−[ヒドロキシ(4−
メチル−1−オキシドピリジン−2−イル)メチル]フ
ェニル]−1−トリフルオロアセチル−2,3−ジヒド
ロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド
(0.89g)を無色アモルファスとして得た。1 H-NMR (d, CDCl3) 0.85-0.97 (6H, m), 1.22-1.45 (2
H, m), 1.49-1.69 (2H, m), 2.29 (3H, s), 2.92-3.25
(3H, m), 3.56 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.82 (2H,t, J =
4.8 Hz), 4.05-4.20 (4H, m), 4.79-4.95 (1H, m), 6.
28 (1H, s), 6.88-7.05 (6H, m), 7.26-7.73 (9H, m),
8.10 (1H, d, J = 6.6 Hz). IR (KBr) ν: 2932, 2912, 2870, 1694 cm-1. Anal. calcd. for C40H42F3N3O7・0.5H2O: C, 64.68;
H, 5.84; N, 5.66. FoundC, 64.40; H, 5.86; N, 5.57.
【0497】参考例26 2−ブロモ−4−メチルピリジン(4.7g)をジエチ
ルエーテル(150ml)に溶かし、アルゴン雰囲気
下、−78℃に冷却した。1.6Mn−ブチルリチウム
ヘキサン溶液(16.8ml)を滴下し、30分間撹拌
した。反応液を4−フルオロ−N−メトキシ−N−メチ
ル−2−トリフルオロメチルベンズアミド(6.2g)
のジエチルエーテル(50ml)溶液中にアルゴン雰囲
気下、−78℃で滴下した。室温に戻し、一晩撹拌後、
水を加え、濃縮した。酢酸エチルで抽出し、有機層を
水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用い
て乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン)で
精製し、2−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル
ベンゾイル)−4−メチルピリジン(4.5g)を淡黄
色オイルとして得た。1 H-NMR (d, CDCl3) 2.49 (3H, s), 7.26-7.37 (2H, m),
7.43-7.53 (2H, m), 8.06 (1H, d, J = 0.8 Hz), 8.50
(1H, d, J = 4.4 Hz). IR (neat) ν: 1694, 1599, 1424, 1319 cm-1.
【0498】参考例27 2−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチルベンゾイ
ル)−4−メチルピリジン(4.5g)、アジ化ナトリ
ウム(1.3g)をジメチルスルホキシド(30ml)
に懸濁し、窒素雰囲気下、90℃、一晩加熱撹拌した。
水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、
溶媒を留去した。残渣をテトラヒドロフラン(30m
l)に溶かし、氷冷下、水素化リチウムアルミニウム
(1.2g)を加え、窒素雰囲気下、氷冷、1時間撹拌
した。水(1.2ml)、15%水酸化ナトリウム水溶
液(1.2ml)、水(3.6ml)を加え、撹拌後、
無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、ろ過した。ろ液の
溶媒を留去し、(4−アミノ−2−トリフルオロメチル
フェニル)(4−メチルピリジン−2−イル)メタノー
ル(3.6g)を無色結晶として得た。 mp 120-123 ℃.1 H-NMR (d, CDCl3) 2.28 (3H, s), 3.83 (2H, br), 5.6
1 (1H, d, J = 3.6 Hz),6.00 (1H, d, J = 3.6 Hz), 6.
74 (1H, dd, J = 2.6, 8.6 Hz), 6.82 (1H, s),6.95 (1
H, d, J = 2.2 Hz), 7.02 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.43
(1H, d, J = 5.2 Hz). IR (KBr) ν: 3318, 1636, 1609, 1507, 1456, 1339 cm
-1. Anal. calcd. for C 14H13F3N2O: C, 59.57; H, 4.6
4; N, 9.92. Found C, 59.33; H, 4.67; N, 9.79.
【0499】参考例28 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボン酸(2g)、(4−アミ
ノ−2−トリフルオロメチルフェニル)(4−メチルピ
リジン−2−イル)メタノール(1.2g)、1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾール(0.96g)をN,N−ジ
メチルホルムアミド(25ml)に溶かし、氷冷下、1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド塩酸塩(2.4g)、トリエチルアミン(3m
l)、4−ジメチルアミノピリジン(触媒量)を加え、
室温、一晩撹拌した。水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣を塩基性シ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エ
チル/ヘキサン)で精製し、7−[4−(2−ブトキシ
エトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(4−
メチルピリジン−2−イル)メチル]−3−トリフルオ
ロメチルフェニル]−1−トリフルオロアセチル−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(1.2g)を淡黄色オイルとして得た。1 H-NMR (d, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.29-
1.48 (2H, m), 1.54-1.71(2H, m), 2.27 (3H, s), 2.89
-3.20 (3H, m), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.81 (2H,
t, J = 4.8 Hz), 4.17 (2H, t, J = 4.8 Hz), 4.78-4.
85 (1H, m), 6.07(1H, s), 6.81 (1H, s), 6.97-7.05
(3H, m), 7.24-7.67 (9H, m), 7.88 (1H,d, J = 9.6 H
z), 8.28 (1H, s), 8.40 (1H, d, J = 5.2 Hz).
【0500】参考例29 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(4−メチルピリジン−2−イル)
メチル]−3−トリフルオロメチルフェニル]−1−ト
リフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボキサミド(1.2g)をジク
ロロメタン(50ml)に溶かし、氷冷下、3−クロロ
過安息香酸(0.69g)を加え、室温で一晩撹拌し
た。チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、濃縮し、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、
水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用い
て乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン)で
精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[4−[ヒドロキシ(4−メチル−1−オキ
シドピリジン−2−イル)メチル]−3−トリフルオロ
メチルフェニル]−1−トリフルオロアセチル−2,3
−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキ
サミド(1g)を淡褐色オイルとして得た。1 H-NMR (d, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.29-
1.48 (2H, m), 1.55-1.72(2H, m), 2.24 (3H, s), 2.96
-3.22 (3H, m), 3.56 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.82 (2H,
t, J = 4.8 Hz), 4.17 (2H, t, J = 4.8 Hz), 4.80-4.
93 (1H, m), 6.40-6.44 (2H, m), 7.00-7.08 (4H, m),
7.34 (1H, d, J = 8.2Hz), 7.51-7.59 (4H, m), 7.67
(1H, d, J = 1.4 Hz), 7.88-8.12 (4H, m), 8.16 (1H,
d, J = 6.6Hz). IR (neat) ν: 2934, 2872, 1694 cm-1.
【0501】参考例30 2−ブロモピリジン(2.8ml)をジエチルエーテル
(80ml)に溶かし、アルゴン雰囲気下、−78℃に
冷却した。1.6Mn−ブチルリチウムヘキサン溶液
(18ml)を滴下し、30分間撹拌した。反応液を2
−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−ニトロ
ベンズアルデヒド(6g)のテトラヒドロフラン(10
0ml)溶液中にアルゴン雰囲気下、−78℃で滴下し
た。室温に戻し、一晩撹拌後、水を加え、濃縮した。酢
酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、[4−ニトロ−
2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]
(ピリジン−2−イル)メタノール(4.5g)を淡褐
色結晶として得た。 mp 119-123 ℃.1 H-NMR (d, CDCl3) 4.43-4.62 (2H, m), 5.39 (1H, d,
J = 5.6 Hz), 6.23 (1H,d, J = 5.6Hz), 7.21-7.24 (1
H, m), 7.30 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.64 (1H,dd, J =
1.4, 8.0 Hz), 7.69-7.74 (2H, m), 7.96 (1H, dd, J =
2.2, 8.7 Hz),8.56 (1H, d, J = 4.8 Hz). IR (KBr) ν: 1530, 1350, 1289, 1242, 1169 cm-1. Anal. calcd. for C14H11F3N2O4: C, 51.23; H, 3.38;
N, 8.53. Found C, 51.32; H, 3.30; N, 8.58.
【0502】参考例31 [4−ニトロ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキ
シ)フェニル](ピリジン−2−イル)メタノール
(4.5g)をエタノール(150ml)に溶かし、5
0%含水10%パラジウム−炭素(0.25g)を用い
て、一晩接触還元した。触媒をろ去し、ろ液の溶媒を留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:酢酸エチル)で精製し、[4−アミノ−2
−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]
(ピリジン−2−イル)メタノール(3.6g)を黄色
結晶として得た。 mp 97-99 ℃.1 H-NMR (d, CDCl3) 3.71 (2H, br), 4.22-4.41 (2H,
m), 5.19 (1H, d, J = 5.2Hz), 6.05 (1H, d, J = 5.2
Hz), 6.16 (1H, d, J = 2.2 Hz), 6.35 (1H, dd,J =
2.2, 8.2 Hz), 7.10-7.24 (3H, m), 7.60 (1H, dt, J =
1.4, 15.0 Hz), 8.53 (1H, d, J = 4.6 Hz). IR (KBr) ν: 3331, 1615 cm-1. Anal. calcd. for C14H13F3N2O2: C, 56.38; H, 4.39;
N, 9.39. Found C, 56.39; H, 4.19; N, 9.47.
【0503】参考例32 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボン酸(1.5g)、[4−
アミノ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フ
ェニル](ピリジン−2−イル)メタノール(0.94
g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.72
g)をN,N−ジメチルホルムアミド(25ml)に溶
かし、氷冷下、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノ
プロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.8g)、トリエ
チルアミン(2.2ml)、4−ジメチルアミノピリジ
ン(触媒量)を加え、室温、一晩撹拌した。水中に注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で
洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4
−[ヒドロキシ(ピリジン−2−イル)メチル]−3−
(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1
−トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(1.5g)を
無色結晶として得た。 mp 178-181 ℃.1 H-NMR (d, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.22-
1.69 (4H, m), 2.91-3.21(3H, m), 3.56 (2H, t, J =
6.6 Hz), 3.82 (2H, t, J = 4.9 Hz), 4.18 (2H,t, J =
4.9 Hz), 4.34-4.55 (2H, m), 4.75-4.90 (1H, m), 5.
34 (1H, d, J = 2.7 Hz), 6.16 (1H, d, J = 2.7 Hz),
6.84-6.89 (1H, m), 7.02 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.16-
7.22 (1H, m), 7.29-7.71 (11H, m), 8.54 (1H, d, J =
5.0 Hz). IR (KBr) ν: 3351, 2963, 2940, 2878, 1701, 1655, 1
607 cm-1. Anal. calcd. for C39H37F6N3O6: C, 61.82; H, 4.92;
N, 5.55. Found C, 62.03; H, 4.65; N, 5.82.
【0504】参考例33 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(ピリジン−2−イル)メチル]−
3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]
−1−トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H
−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(1.5
g)をジクロロメタン(150ml)に溶かし、氷冷
下、3−クロロ過安息香酸(0.75g)を加え、室温
で一晩撹拌した。チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、濃
縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/
ヘキサン)で精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキ
シ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(1−オキシ
ドピリジン−2−イル)メチル]−3−(2,2,2−
トリフルオロエトキシ)フェニル]−1−トリフルオロ
アセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(1.5g)を無色結晶として
得た。 mp 106-109 ℃.1 H-NMR (d, CDCl3) 0.93 (3H, t, J = 8.6 Hz), 1.22-
1.69 (4H, m), 2.85-3.25(3H, m), 3.56 (2H, t, J =
6.6 Hz), 3.82 (2H, t, J = 4.8 Hz), 4.18 (2H,t, J =
4.8 Hz), 4.33-4.45 (2H, m), 4.80-4.90 (1H, m), 6.
20-6.26 (1H, m),6.91-7.05 (4H, m), 7.21-7.36 (4H,
m), 7.45-7.57 (4H, m), 7.66 (1H, s),7.78-7.82 (3H,
m), 8.19 (1H, d, J = 6.6 Hz). IR (KBr) ν: 1694, 1605 cm-1. Anal. calcd. for C39H37F6N3O7: C, 60.54; H, 4.82;
N, 5.43. Found C, 60.16; H, 5.20; N, 5.40.
【0505】参考例34 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボン酸(0.5g)をテトラヒドロフラン
(7ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.13
ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)を加
え、室温、1.5時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣を
テトラヒドロフラン(15ml)に溶かし、p−アミノ
フェノール(0.13g)、トリエチルアミン(0.5
ml)のテトラヒドロフラン(5ml)溶液中に氷冷下
滴下した。窒素雰囲気下、室温で一晩撹拌し、溶媒を留
去した。水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水、
飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾
燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン)で精製
し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
N−(4−ヒドロキシフェニル)−1−プロピル−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(0.6g)を黄色オイルとして得た。1 H-NMR (d, CDCl3) 0.89-1.00 (6H, m), 1.33-1.44 (2
H, m), 1.54-1.77 (4H, m), 2.85 (2H, t-like), 3.23-
3.31 (4H, m), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.80(2H,
t, J = 4.8 Hz), 4.14 (2H, t, J = 4.8 Hz), 6.38 (1
H, s), 6.75-6.97 (5H, m), 7.31-7.46 (7H, m), 7.62
(1H, s). IR (neat) ν: 3237, 2957, 2936, 2870, 1636, 1605,
1539, 1507 cm-1.
【0506】参考例35 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(2g)をテトラヒドロフラン
(25ml)に溶かし、氷冷下、塩化チオニル(0.5
ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(触媒量)を加
え、室温、1.5時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣を
テトラヒドロフラン(50ml)に溶かし、p−アミノ
フェノール(0.55g)、トリエチルアミン(2m
l)のテトラヒドロフラン(25ml)溶液中に氷冷下
滴下した。窒素雰囲気下、室温で3時間撹拌し、溶媒を
留去した。水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を
水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用い
て乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン)で
精製し、7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−(4−ヒドロキシフェニル)−1−イソブチ
ル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボキサミド(2g)を淡黄色結晶として得た。 mp 155-157 ℃.1 H-NMR (d, CDCl3) 0.89-0.98 (9H, m), 1.30-1.68 (4
H, m), 1.99-2.10 (1H, m), 2.90 (2H, t, J = 4.8 H
z), 3.17 (2H, d, J = 6.8 Hz), 3.35 (2H, t, J =4.8
Hz), 3.55 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J = 5.
0 Hz), 4.15 (2H, t, J = 5.0 Hz), 5.40 (1H, br), 6.
80 (2H, d, J = 8.8 Hz), 6.89-7.01 (3H, m), 7.37-7.
49 (8H, m). IR (KBr) ν: 2959, 2868, 1645, 1605, 1499 cm-1. Anal. calcd. for C33H40N2O4: C, 74.97; H, 7.63; N,
5.30. Found C, 74.84;H, 7.81; N, 4.98.
【0507】参考例36 ヒドラジン一水和物(10g)をエタノール(100m
l)に溶かし、グリコール酸エチル(21g)を氷冷下
滴下した。室温で一晩撹拌後、氷冷し、イソブチルイソ
チオシアネート(23g)のエタノール(10ml)溶
液を滴下し、室温で一晩撹拌した。氷水(50ml)を
加え、1時間撹拌後、5N水酸化ナトリウム水溶液(3
8ml)を滴下し、60℃、2時間加熱撹拌した。濃塩
酸を用いてpH6とし、析出物をろ去した。ろ液を濃縮
し、析出した無色結晶(30g)をろ取、水洗した。得
られた結晶(15g)を亜硝酸ナトリウム(97mg)
の水(36ml)、硝酸(25ml)溶液中に45℃で
少しずつ加えた。冷却後、炭酸ナトリウムで中和し、濃
縮した。メタノールを加え、析出物をろ去した。ろ液の
溶媒を留去し、残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール)で精
製し、淡黄色オイル(8.7g)を得た。オイル(8.
7g)に氷冷下、塩化チオニル(45ml)を滴下し、
30分間還流した。溶媒を留去し、得られた3−クロロ
メチル−4−イソブチル−4H−1,2,4−トリアゾ
ール一塩酸塩(10.4g)を酢酸エチルで洗い、無色
結晶として得た。 mp 127-130 ℃.1 H-NMR (d, DMSO-d6) 0.90 (6H, d, J = 6.6 Hz), 2.10
-2.26 (1H, m), 4.03 (2H, d, J = 7.2 Hz), 5.14 (2H,
s), 9.53 (1H, s), 10.31 (1H, br). IR (KBr) ν: 2967, 1618, 1572, 1541, 1470 cm-1. Anal. calcd. for C7H13Cl2N3・0.25H2O: C, 39.18; H,
6.34; N, 19.58. FoundC, 39.25; H, 6.22; N, 19.71.
【0508】参考例37 p−アミノフェノール(20g)をN,N−ジメチルホ
ルムアミド(150ml)に溶かし、炭酸カリウム(4
4g)を加え、ブロモ酢酸エチル(17.7ml)を氷
冷下、滴下した。アルゴン雰囲気下、室温、一晩撹拌
し、溶媒を留去した。水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。得られた残渣を
エタノール(100ml)に溶かし、ヒドラジン一水和
物(18.6ml)を加え、5時間還流した。溶媒を留
去し、析出した2−(4−アミノフェニルチオ)アセト
ヒドラジド(32g)をろ取、テトラヒドロフラン−ヘ
キサンを用いて洗い無色結晶として得た。1 H-NMR (d, CDCl3) 3.48 (2H, s), 3.77 (4H, br), 6.6
2 (2H, d, J = 8.8 Hz),7.21 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.
75 (1H, br). IR (KBr) ν: 3304, 1651 cm-1.
【0509】参考例38 2−(4−アミノフェニルチオ)アセトヒドラジド(5
g)と2,3−ブタンジオン(2.2ml)にエタノー
ル(50ml)を加え、1時間還流した。溶媒を留去
し、残渣に酢酸エチルを加えた。不溶物をろ去し、ろ液
の溶媒を留去した。残渣をエタノール(35ml)に溶
かし、13%アンモニア−エタノール溶液(50ml)
を加え、150℃、5時間加熱した。溶媒を留去し、残
渣に酢酸エチルを加えた。不溶物をろ去し、ろ液の溶媒
を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、4−
[(5,6−ジメチル−1,2,4−トリアジン−3−
イル)メチルチオ]アニリン(3g)を黄色オイルとし
て得た。1 H-NMR (d, CDCl3) 2.52 (3H, s), 2.65 (3H, s), 3.71
(2H, br), 4.27 (2H, s), 6.56 (2H, d, J = 8.8 Hz),
7.20 (2H, d, J = 8.8 Hz). IR (neat) ν: 3347, 3220, 1628, 1599, 1530, 1497 c
m-1.
【0510】参考例39 2−(4−アミノフェニルチオ)アセトヒドラジド(5
g)をエタノール(50ml)に懸濁し40%ピルバル
デヒド溶液(6.8ml)を加え、室温、20分間撹拌
した。13%アンモニア−エタノール溶液(60ml)
を加え、150℃、4.5時間加熱した。溶媒を留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、4−[(5−
メチル−1,2,4−トリアジン−3−イル)メチルチ
オ]アニリン(1.2g)を無色結晶として得た。1 H-NMR (d, CDCl3) 2.55 (3H, s), 3.72 (2H, br), 4.2
9 (2H, s), 6.56 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.18 (2H, d,
J = 8.6 Hz), 8.97 (1H, s). IR (KBr) ν: 3343, 3218, 1626, 1597, 1551, 1497 cm
-1.
【0511】参考例40 4−メルカプト−3−トリフルオロメチルアニリン
(1.0g)、3−クロロメチル−4−プロピル−4H
−1,2,4−トリアゾール塩酸塩(1.1g)、炭酸
カリウム(1.4g)をN,N−ジメチルホルムアミド
(35ml)に加え、室温、一晩撹拌した。水中に注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で
洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶媒を留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:トリエチルアミン/メタノール/酢酸エチ
ル)で精製し、4−[(4−プロピル−4H−1,2,
4−トリアゾール−3−イル)メチルチオ]−3−トリ
フルオロメチルアニリン(1.4g)を淡褐色オイルと
して得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 1.00 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.7
7-1.95 (2H, m), 3.62 (2H, br), 3.97 (2H, t, J = 7.
3 Hz), 4.10 (2H, s), 6.69 (1H, d, J = 8.0 Hz), 6.9
2 (1H, s), 7.23 (1H, d, J = 8.0 Hz), 8.09 (1H,
s).
【0512】参考例41 p−ニトロチオフェノール(5g)、トリエチルアミン
(4.5ml)をエタノール(150ml)に溶かし、
アクリル酸エチル(3.5ml)を加え、室温、3日間
撹拌した。溶媒を留去し、水を加え、酢酸エチルで抽出
した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去し、黄色結晶(7.
8g)を得た。エタノール(100ml)、テトラヒド
ロフラン(100ml)に溶かし、ヒドラジン一水和物
(7.5ml)を加え、一晩還流した。溶媒を留去し、
水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食
塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、溶
媒を留去し、黄色結晶(5.1g)を得た。エタノール
(150ml)、テトラヒドロフラン(100ml)に
溶かし、氷冷下、プロピルイソチオシアネート(3.3
ml)を加え、室温で一晩撹拌した。溶媒を留去し、黄
色結晶(7.2g)を得た。結晶(6.0g)をエタノ
ール(200ml)、テトラヒドロフラン(200m
l)に溶かし、カリウムt−ブトキシド(4.1g)を
加え50℃、3.5時間加熱した。溶媒を留去し、1N
塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、
溶媒を留去し、淡黄色結晶(4.4g)を得た。得られ
た結晶(4.4g)、亜硝酸ナトリウム(0.1g)を
硝酸(5.0ml)、水(10ml)中に氷冷下加え、
40℃、15分間加熱した。炭酸ナトリウム水溶液を用
いて中和後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥、
溶媒を留去し、4−ニトロフェニル 2−(4−プロピ
ル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチ
ル スルフィド(3.3g)を無色結晶として得た。 mp 81-84 ℃.1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.95 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.6
9-1.87 (2H, m), 3.09 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.63 (2
H, t, J = 7.6 Hz), 3.84 (2H, t, J = 8.3 Hz),7.39
(2H, d, J = 8.8 Hz), 8.10 (1H, s), 8.15 (2H, d, J
= 8.8 Hz). IR (KBr) n: 2967, 1578, 1512, 1334 cm-1. Anal. calcd. for C13H16N4O2S: C, 53.41; H, 5.52;
N, 19.16. Found C, 53.20; H, 5.44; N, 19.21.
【0513】参考例42 4−ニトロフェニル 2−(4−プロピル−4H−1,
2,4−トリアゾール−3−イル)エチル スルフィド
(3.2g)、還元鉄(3.1g)、塩化カルシウム
(0.6g)を85%エタノール水溶液(100ml)
中に加え、3時間還流した。反応液をセライトを用いて
ろ過し、ろ液の溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トリエチルアミン/
メタノール/酢酸エチル)で精製し、4−アミノフェニ
ル 2−(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾ
ール−3−イル)エチル スルフィド(3.0g)を黄
色オイルとして得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.91 (3H, t, J = 7.6 Hz), 1.6
6-1.77 (2H, m), 2.90-2.98 (2H, m), 3.19-3.27 (2H,
m), 3.74 (2H, t, J = 7.4 Hz), 6.64 (2H, d, J= 8.4
Hz), 7.27 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.04 (1H, s).
【0514】参考例43 2−メルカプト−5−ニトロピリジン(5.0g)、3
−クロロメチル−4−プロピル−4H−1,2,4−ト
リアゾール塩酸塩(6.3g)、炭酸カリウム(11
g)をN,N−ジメチルホルムアミド(100ml)に
加え、室温、一晩撹拌した。溶媒を留去し、水を加え、
酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥した。溶媒を留
去し、5−ニトロ−2−(4−プロピル−4H−1,
2,4−トリアゾール−3−イル)メチルチオピリジン
(8.0g)を褐色結晶として得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.98 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.8
0-1.92 (2H, m), 4.00 (2H, t, J = 7.3 Hz), 4.75 (2
H, s), 7.42 (1H, dd, J = 0.8, 9.0 Hz), 8.13 (1H,
s), 8.31 (1H, dd, J =2.7, 9.0 Hz), 9.26 (1H, dd, J
= 0.8, 2.7 Hz).IR (KBr) n: 2969, 1588, 1568, 151
4, 1345 cm-1. Anal. calcd. for C11H13N5O2S: C, 47.30; H, 4.69;
N, 25.07. Found C, 47.20; H, 4.63; N, 25.00.
【0515】参考例44 5−ニトロ−2−(4−プロピル−4H−1,2,4−
トリアゾール−3−イル)メチルチオピリジン(4.0
g)、還元鉄(4.0g)、塩化カルシウム(0.79
g)を85%エタノール水溶液(100ml)中に加
え、3時間還流した。反応液をセライトを用いてろ過
し、ろ液の溶媒を留去した。残渣を塩基性シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸
エチル)で精製し、5−アミノ−2−(4−プロピル−
4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メチルチ
オピリジン(3.3g)を赤色オイルとして得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.94 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.7
8-1.88 (2H, m), 3.74 (2H, br), 3.96 (2H, t, J = 7.
4 Hz),4.57 (2H, s), 6.91 (1H, dd, J = 2.9, 8.4 H
z), 7.07 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.00 (1H, d, J = 2.9
Hz), 8.07 (1H, s). IR (KBr) n: 3326, 3207, 2969, 1634, 1588, 1518, 14
68 cm-1.
【0516】参考例45 3−(4−ニトロフェニル)−1−プロパノール(1.
9g)、トシルクロリド(3.0g)、テトラブチルア
ンモニウムブロミド(0.2g)、水酸化ナトリウム
(2.6g)、水(10ml)、ジエチルエーテル(2
5ml)中に加え、2日間還流した。酢酸エチルで抽出
し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムを用いて乾燥した。溶媒を留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メ酢酸エチ
ル/ヘキサン)で精製し、淡赤色オイル(3.1g)を
得た。得られたオイル(3g)とビス(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)メタン(0.67g)を
130℃、2.5時間加熱した。酢酸エチルを加uiえ、
沈殿物をろ取した。1−ブタノール(50ml)中に加
え、一晩還流し、溶媒を留去した。炭酸水素ナトリウム
水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽
和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥
した。溶媒を留去し、4−[3−(4−ニトロフェニ
ル)プロピル]−4H−1,2,4−トリアゾール
(1.25g)を黄色結晶として得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 2.15-2.29 (2H, m), 2.78 (2H,
t, J = 7.6 Hz), 4.09 (2H, t, J = 7.1 Hz), 7.33 (2
H, d, J = 8.8 Hz), 8.16-8.23 (4H, m). IR (KBr) n: 1601, 1516 cm-1.
【0517】参考例46 4−[3−(4−ニトロフェニル)プロピル]−4H−
1,2,4−トリアゾール(1.2g)をエタノール
(100ml)に溶かし、10%パラジウム−活性炭素
(50%含水、0.2g)を加え、室温、一晩接触還元
した。触媒をろ去した。ろ液の溶媒を留去し、4−[3
−(4−アミノフェニル)プロピル]−4H−1,2,
4−トリアゾール(1.0g)を無色結晶として得た。 mp 150-153 ℃.1 H-NMR (dppm, CDCl3) 2.04-2.18 (2H, m), 2.55 (2H,
t, J = 7.3 Hz), 2.85 (2H, br), 3.98 (2H, t, J = 7.
2 Hz), 6.65 (2H, d, J = 8.5Hz), 6.93 (2H, d,J = 8.
5 Hz), 8.13 (2H, s). IR (KBr) n: 3416, 3331, 3221, 3112, 3002, 2948, 16
34, 1615, 1537, 1518,1451 cm-1. Anal. calcd. for C11H14N4・0.1H2O: C, 64.75; H, 7.0
1; N, 27.46. Found C,64.94; H, 6.68; N, 27.14.
【0518】参考例47 4−ニトロチオフェノール(10g)、炭酸カリウム
(10.7g)をN,N−ジメチルホルムアミド(10
0ml)に加え、次いで、ブロモ酢酸エチル(10.8
g)を滴下し、室温、1時間撹拌した。溶媒を留去し、
水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食
塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し
た。溶媒を留去し、黄色結晶(13.8g)を得た。結
晶(13.5g)にヒドラジン1水和物(13.6m
l)を加え、1.5時間、還流した。溶媒を留去し、水
を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥した。
溶媒を留去し、無色結晶(10.0g)を得た。結晶
(5.0g)をテトラヒドロフラン(200ml)に溶
かし、プロピルイソシアナート(2.2ml)を滴下し
た。50℃、1.5時間、加熱した。溶媒を留去し、無
色結晶(6.5g)を得た。結晶(4.5g)を0.8
M水酸化カリウム水溶液(25ml)中に加え、110
℃、1時間加熱した。濃塩酸で中和し、酢酸エチルで抽
出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムを用いて乾燥、溶媒を留去した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチ
ル)で精製し、1−ニトロ−4−[(4−プロピル−1
H−1,2,4−トリアゾール−5−オン−3−イル)
メチルチオ]ベンゼン(1.0g)を黄色結晶として得
た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.99 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.7
2-1.84 (2H, m), 3.71 (2H, t, J = 7.7 Hz), 4.09 (2
H, s), 7.50 (2H, d, J = 9.1 Hz), 8.16 (2H, d,J =
9.1 Hz), 9.80 (1H, br). IR (KBr) n: 1701 cm-1. Anal. calcd. for C12H14N4O3S: C, 48.97; H, 4.79;
N, 19.04. Found C, 48.93; H, 4.76; N, 19.06.
【0519】参考例48 1−ニトロ−4−[(4−プロピル−1H−1,2,4
−トリアゾール−5−オン−3−イル)メチルチオ]ベ
ンゼン(0.5g)、還元鉄(0.5g)、塩化カルシ
ウム(0.1g)を85%エタノール水溶液(15m
l)中に加え、2時間還流した。反応液をセライトを用
いてろ過し、ろ液の溶媒を留去した。残渣を塩基性シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチ
ル)で精製し、4−[(4−プロピル−1H−1,2,
4−トリアゾール−5−オン−3−イル)メチルチオ]
アニリン(0.4g)を淡褐色結晶として得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.96 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.7
1-1.83 (2H, m), 3.66-3.74 (2H, m), 3.75 (2H, s),
3.78 (2H, br), 6.59 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.17(2H,
d, J = 8.8 Hz), 9.05 (1H, br). IR (KBr) n: 1699 cm-1. Anal. calcd. for C12H16N4OS: C, 54.52; H, 6.10; N,
21.19. Found C, 54.47; H, 6.10; N, 21.11.
【0520】参考例49 3−アミノ−6−メルカプトピリダジン(0.5g)、
3−クロロメチル−4−プロピル−4H−1,2,4−
トリアゾール塩酸塩(0.57g)、炭酸カリウム
(0.8g)をN,N−ジメチルホルムアミド(5m
l)に加え、室温、4.5時間撹拌した。溶媒を留去
し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽
和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾
燥、溶媒を留去した。残渣を塩基性シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチ
ル)で精製し、3−アミノ−6−[(4−プロピル−1
H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メチルチ
オ]ピリダジン(0.62g)を無色結晶として得た。 mp 150-152 ℃.1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.95 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.7
7-1.89 (2H, m), 4.04 (2H, t, J = 7.3 Hz), 4.69 (2
H, s), 4.69 (2H, br), 6.69 (1H, d, J = 9.3 Hz), 7.
17 (1H, d, J = 9.3 Hz), 8.10 (1H, s). IR (KBr) n: 3299, 3171, 1630, 1518, 1445 cm-1. Anal. calcd. for C10H14N6S: C, 47.98; H, 5.64; N,
33.57. Found C, 47.92;H, 5.61; N, 33.45.
【0521】参考例50 3−アミノ−6−メルカプトピリダジン(0.5g)、
4−クロロメチル−3−プロピルミダゾール塩酸塩
(0.62g)、炭酸カリウム(2.0g)をN,N−
ジメチルホルムアミド(10ml)に加え、室温、一晩
撹拌した。溶媒を留去し、残渣を塩基性シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エ
チル)で精製し、3−アミノ−6−[(3−プロピルイ
ミダゾール−4−イル)メチルチオ]ピリダジン(0.
52g)を黄色結晶として得た。1 H-NMR (dppm, CDCl3) 0.95 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.7
8-1.89 (2H, m), 3.93 (2H, t, J = 7.3 Hz), 4.52 (2
H, s), 4.69 (2H, br), 6.65 (1H, d, J = 9.2Hz), 6.9
8 (1H, s), 7.05 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.45 (1H, s). IR (KBr) n: 3304, 3154, 2967, 2934, 1636, 1499, 14
47 cm-1.
【0522】参考例51 ジヒドロキシアセトン(11.2g)、チオシアン酸カ
リウム(18.2g)、シクロプロピルアミン塩酸塩
(15g)を酢酸(12ml)、1−ブタノール(80
ml)中に加え、50℃、一晩加熱した。濃縮し、メタ
ノールを加え、無色結晶(11.5g)をろ取、水洗し
た。硝酸(20ml)、水(20ml)に亜硝酸ナトリ
ウム(0.1g)を溶かし、氷冷下、得られた結晶を少
量ずつ加えた。室温、1時間撹拌後、炭酸カリウムを用
いて中和し、溶媒を留去した。エタノールを加え、不溶
物をろ去、ろ液の溶媒を留去した。残渣を塩基性シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール
/酢酸エチル)で精製し、淡黄色オイル(7.5g)を
得た。氷冷下、塩化チオニル(20ml))中に加え、
30分間還流した。溶媒を留去し、4−クロロメチル−
3−シクロプロピルイミダゾール塩酸塩(9.3g)を
無色結晶として得た。1 H-NMR (dppm, DMSO-d6) 1.10-1.27 (4H, m), 3.63-3.7
1 (1H, m), 5.04 (2H, s), 7.80 (1H, s), 9.24-9.27
(1H, m).
【0523】参考例52 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
ン酸メチル(2.0g)およびピリジン(4.0ml)
のTHF(40ml)溶液に、0℃でメタンスルホン酸
無水物(4.4g)を加え、60℃で18時間攪拌した。
反応系に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル:ヘキサン1:2)で分離精製し、黄色の非晶系物質
として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−1−メタンスルホニル−2,3−ジヒドロ−1H−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸メチル(1.94
g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.94 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
30-1.44 (2H, m), 1.51-1.66 (2H, m), 2.78 (3H, s),
2.99-3.07 (2H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80-3.
89 (7H, m), 4.18 (2H, t, J=4.9 Hz), 7.02 (2H, d, J
=8.8 Hz), 7.51 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.53-7.57 (1H,
m), 7.63-7.70 (2H, m), 7.80 (1H, s).
【0524】参考例53 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
メタンスルホニル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボン酸メチル(1.94g)のT
HF−水(20−20ml)溶液に室温で1N水酸化ナ
トリウム水溶液(8.0ml)を加え、室温で20時間
攪拌した。減圧下濃縮後、残渣に1N塩酸(10ml)
を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和
食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
濃縮し、析出した結晶をろ過によって集めた。結晶をジ
イソプロピルエーテルで洗浄し、無色の結晶として7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−メタ
ンスルホニル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾア
ゼピン−4−カルボン酸(1.23g)を得た。 m.p. 208-210 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.94 (3H, t, J=7.4 Hz), 1.
29-1.49 (2H, m), 1.53-1.68 (2H, m), 2.81 (3H, s),
3.03-3.12 (2H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.80-3.
91 (4H, m), 4.18 (2H, t, J=4.8 Hz), 7.02 (2H, d, J
=8.8 Hz), 7.49-7.71 (5H, m), 7.90 (1H, s). IR (KBr) 1670, 1497, 1341, 1250, 1154 cm-1 元素分析 C24H29NO6S Calcd. C, 62.73 ; H, 6.36 ;
N, 3.05 : Found. C, 62.62 ; H, 6.48 ; N, 2.92.
【0525】参考例54 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−2,
3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
ン酸(12.5g)のTHF(150ml)溶液に、0
℃でトリエチルアミン(18.4ml)およびトリフル
オロ酢酸無水物(11.6ml)を加え1時間撹拌し
た。反応系に重曹水を加え、室温で終夜撹拌した。反応
系に1N塩酸をpHが7になるまで加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下濃縮後、析出した結晶をろ過によ
って集めた。結晶をヘキサンで洗浄し、無色の結晶とし
て7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1
−トリフルオロアセチル−2,3−ジヒドロ−1H−1
−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸(11.19g)を
得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.94 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
31-1.49 (2H, m), 1.56-1.69 (2H, m), 2.79-3.28 (3H,
m), 3.57 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.83 (2H, t, J=4.7 H
z), 4.19 (2H, t, J=4.7 Hz), 4.72-4.89 (1H, m), 7.0
3 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.33 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.52-
7.60 (3H, m), 7.69 (1H, d, J=1.8 Hz), 7.87 (1H,
s).
【0526】参考例55 アルゴン雰囲気下、4−フルオロフェニルアセトニトリ
ル(3.97g)、2−ブロモ−6−メチルピリジン
(5.00g)および4−メチルフェニルスルフィン酸
ナトリウム(10.48g)のTHF(125ml)混
合物に、0℃で水素化ナトリウム(2.35g,60
%)を加え、3時間加熱還流した。反応混合物を水に加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン
1:4)で分離精製し、黄色の油状物として2−(α−
シアノ−4−フルオロベンジル)−6−メチルピリジン
(5.51g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ2.56 (3H, s), 5.26 (1H,
s), 7.02-7.18 (4H, m), 7.39-7.46 (2H, m), 7.59 (1
H, t, J=7.7 Hz). IR (KBr) 2247, 1593, 1574, 1508, 1456, 1231, 1159,
839, 804 cm-1
【0527】参考例56 酸素雰囲気下、2−(α−シアノ−4−フルオロベンジ
ル)−6−メチルピリジン(5.51g)、炭酸カリウ
ム(3.70g)のDMSO−水(220−45ml)
混合溶液を室温で20時間撹拌した。反応混合物を水に
加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残
渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン
1:4)で分離精製し、淡黄色の結晶として2−(4−
フルオロベンゾイル)−6−メチルピリジン(5.02
g)を得た。 m.p. 53-54 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ2.64 (3H, s), 7.09-7.21 (2
H, m), 7.33-7.37 (1H,m), 7.73-7.85 (2H, m), 8.15-
8.25 (2H, m). IR (KBr) 1622, 1588, 1501, 1454, 1412, 1375, 1310,
1231, 1167, 1157, 1091, 991, 955, 850, 756, 610 c
m-1 元素分析 C13H10NOF Calcd. C, 72.55 ; H, 4.68 ; N,
6.51 : Found. C, 72.52 ; H, 4.74 ; N, 6.39.
【0528】参考例57 2−(4−フルオロベンゾイル)−6−メチルピリジン
(2.0g)、アジ化ナトリウム(3.36g)のDM
SO(40ml)溶液を90℃で24時間撹拌した。反
応混合物に水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下濃縮後、残渣(1.88g)のTHF(40
ml)溶液を、水素化リチウムアルミニウム(0.60
g)のTHF(20ml)懸濁液に0℃で滴下した。室
温で30分間撹拌後、0℃で水(0.6ml)、15%
水酸化ナトリウム水溶液(0.6ml)および水(1.
8ml)をこの順序でゆっくりと滴下した。室温で4日
間撹拌後、硫酸マグネシウムを加え、ろ過(セライト)
によって沈殿物を除去した。減圧下濃縮後、残渣をカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で分離精製し、淡
黄色の結晶として(4−アミノフェニル)(6−メチル
ピリジン−2−イル)メタノール(1.44g)を得
た。 m.p. 165-166 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ2.58 (3H, s), 3.51-3.73 (2
H, m), 5.55-5.61 (2H,m), 6.65 (2H, d, J=8.4 Hz),
6.88 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.03 (1H, d, J=7.6 Hz), 7.
13 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.49 (1H, dd, J=7.8, 7.6 H
z). IR (KBr) 3330, 1611, 1595, 1578, 1510, 1460, 1258,
1071, 903, 833, 806 cm-1 元素分析 C13H14N2O Calcd. C, 72.87 ; H, 6.59 ; N,
13.07 : Found. C, 72.64 ; H, 6.68 ; N, 12.87.
【0529】参考例58 アルゴン雰囲気下、4−フルオロフェニルアセトニトリ
ル(3.97g)、2−ブロモ−3−メチルピリジン
(5.00g)および4−メチルフェニルスルフィン酸
ナトリウム(10.48g)のTHF(125ml)混
合物に、0℃で水素化ナトリウム(2.35g,60
%)を加え、3.5時間加熱還流した。反応混合物を水
に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、
残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサ
ン1:3)で分離精製し、褐色の油状物として2−(α
−シアノ−4−フルオロベンジル)−3−メチルピリジ
ン(5.14g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ2.27 (3H, s), 5.45 (1H,
s), 7.00-7.10 (2H, m), 7.19-7.26 (1H, m), 7.32-7.3
9 (2H, m), 7.48-7.57 (1H, m), 8.51-8.54 (1H, m). IR (KBr) 2245, 1605, 1574, 1508, 1454, 1420, 1229,
1161, 1107, 837, 801,739 cm-1
【0530】参考例59 酸素雰囲気下、2−(α−シアノ−4−フルオロベンジ
ル)−3−メチルピリジン(5.14g)、炭酸カリウ
ム(2.90g)のDMSO−水(250−50ml)
混合溶液を室温で6日間撹拌した。反応混合物を水に加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン
1:4)で分離精製し、橙色の油状物として2−(4−
フルオロベンゾイル)−3−メチルピリジン(5.1
7)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ7.10-7.20 (2H, m), 7.35 (1
H, dd, J=7.6, 4.8 Hz),7.68 (1H, d, J=7.6 Hz), 7.89
-7.96 (2H, m), 8.33 (1H, d, J=4.4 Hz). IR (KBr) 1672, 1599, 1505, 1292, 1233, 1152, 1115,
936, 853, 610 cm-1
【0531】参考例60 2−(4−フルオロベンゾイル)−3−メチルピリジン
(4.0g)、アジ化ナトリウム(6.7g)のDMS
O(80ml)溶液を90℃で21時間撹拌した。反応
混合物に水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下濃縮後、残渣(3.90g)のTHF(40
ml)溶液を、水素化リチウムアルミニウム(1.24
g)のTHF(40ml)懸濁液に0℃で滴下した。室
温で3時間撹拌後、0℃で水(1.24ml)、15%
水酸化ナトリウム水溶液(1.24ml)および水
(3.72ml)をこの順序でゆっくりと滴下した。室
温で16時間撹拌後、硫酸マグネシウムを加え、ろ過
(セライト)によって沈殿物を除去した。減圧下濃縮
後、再結晶(酢酸エチル)を行い、淡黄色の結晶として
(4−アミノフェニル)(3−メチルピリジン−2−イ
ル)メタノール(2.60g)を得た。 m.p. 153-154 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ2.07 (3H, s), 3.56-3.66 (2
H, m), 5.64 (1H, d, J=6.2 Hz), 5.93 (1H, d, J=6.2
Hz), 6.60 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.01 (2H, d, J=8.4 H
z), 7.17 (1H, dd, J=7.8, 4.8 Hz), 7.41-7.45 (1H,
m), 8.45-8.47 (1H,m). IR (KBr) 3449, 3357, 1632, 1613, 1516, 1451, 1383,
1300, 1179, 1017, 1007, 868, 833, 801, 739 cm-1 元素分析 C13H14N2O Calcd. C, 72.87 ; H, 6.59 ; N,
13.07 : Found. C, 72.77 ; H, 6.81 ; N, 12.93.
【0532】参考例61 アルゴン雰囲気下、4−フルオロフェニルアセトニトリ
ル(3.97g)、2−ブロモ−5−メチルピリジン
(5.00g)および4−メチルフェニルスルフィン酸
ナトリウム(10.48g)のTHF(125ml)混
合物に、0℃で水素化ナトリウム(2.35g,60
%)を加え、6時間加熱還流した。反応混合物を水に加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン
1:4)で分離精製し、黄色の油状物として2−(α−
シアノ−4−フルオロベンジル)−5−メチルピリジン
(4.35g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ2.34 (3H, s), 5.26 (1H,
s), 7.02-7.10 (2H, m), 7.28 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.3
7-7.44 (2H, m), 7.52 (1H, dd, J=8.0, 2.0 Hz),8.42
(1H, d, J=2.2 Hz).
【0533】参考例62 酸素雰囲気下、2−(α−シアノ−4−フルオロベンジ
ル)−5−メチルピリジン(4.35g)、炭酸カリウ
ム(3.07g)のDMSO−水(200−40ml)
混合溶液を室温で18時間撹拌した。反応混合物を水に
加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残
渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン
1:4)で分離精製し、無色の結晶として2−(4−フ
ルオロベンゾイル)−5−メチルピリジン(3.47
g)を得た。 m.p. 127-128 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ2.46 (3H, s), 7.11-7.22 (2
H, m), 7.68-7.74 (1H,m), 7.99 (1H, d, J=8.0 Hz),
8.12-8.19 (2H, m), 8.54-8.55 (1H, m). IR (KBr) 1659, 1597, 1507, 1412, 1316, 1248, 1227,
1155, 1034, 941, 860,849, 775, 733, 681, 634, 581
cm-1 元素分析 C13H10NOF Calcd. C, 72.55 ; H, 4.68 ; N,
6.51 : Found. C, 72.68 ; H, 4.64 ; N, 6.59.
【0534】参考例63 2−(4−フルオロベンゾイル)−5−メチルピリジン
(3.0g)、アジ化ナトリウム(4.97g)のDM
SO(60ml)溶液を90℃で24時間撹拌した。反
応混合物に水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有
機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下濃縮後、残渣(3.39g)のTH
F(40ml)溶液を、水素化リチウムアルミニウム
(1.06g)のTHF(40ml)懸濁液に0℃で滴
下した。室温で1時間撹拌後、0℃で水(1.06m
l)、15%水酸化ナトリウム水溶液(1.06ml)
および水(3.18ml)をこの順序でゆっくりと滴下
した。室温で64時間撹拌後、硫酸マグネシウムを加
え、ろ過(セライト)によって沈殿物を除去した。減圧
下濃縮後、再結晶を行い淡黄色の結晶として(4−アミ
ノフェニル)(5−メチルピリジン−2−イル)メタノ
ール(2.07g)を得た。 m.p. 114-115 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ2.32 (3H, s), 3.53-3.72 (2
H, m), 5.09 (1H, d, J=4.0 Hz), 5.62 (1H, d, J=4.0
Hz), 6.64 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.02 (1H, d, J=8.0 H
z), 7.12 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.42 (1H, dd, J=8.0,
2.2), 8.37 (1H, d,J=2.2 Hz). IR (KBr) 3349, 1200, 1615, 1516, 1487, 1449, 1264,
1252, 1198, 1179, 1063, 1038, 826 cm-1 元素分析 C13H14N2O Calcd. C, 72.87 ; H, 6.59 ; N,
13.07 : Found. C, 72.68 ; H, 6.88 ; N, 12.81.
【0535】参考例64 アルゴン雰囲気下、4−フルオロフェニルアセトニトリ
ル(9.13g)、2−クロロ−5−クロロピリジン
(10.0g)および4−メチルフェニルスルフィン酸
ナトリウム(24.1g)のTHF(280ml)混合
物に、0℃で水素化ナトリウム(5.41g,60%)
を加え、20時間加熱還流した。反応混合物を水に加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン
1:4)で分離精製し、黄色の油状物として5−クロロ
−2−(α−シアノ−4−フルオロベンジル)ピリジン
(16.14g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ5.28 (1H, s), 7.04-7.12 (2
H, m), 7.32-7.44 (3H,m), 7.70 (1H, dd, J=8.4, 2.6
Hz), 8.55 (1H, d, J=2.6 Hz). IR (KBr) 2250, 1607, 1578, 1508, 1466, 1373, 1235,
1161, 1111, 1017, 833cm-1 元素分析 C37H36N3O6F30.5H2O Calcd. C, 64.90 ; H,
5.45 ; N, 6.14 : Found. C, 64.97 ; H, 5.37 ; N, 6.
10.
【0536】参考例65 酸素雰囲気下、5−クロロ−2−(α−シアノ−4−フ
ルオロベンジル)ピリジン(16.14g)、炭酸カリ
ウム(10.85g)のDMSO−水(330−66m
l)混合溶液を室温で3日間撹拌した。反応混合物に水
を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、
残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサ
ン1:4)で分離精製し、無色の結晶として5−クロロ
−2−(4−フルオロベンゾイル)ピリジン(14.3
7g)を得た。 m.p. 98-100 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ7.13-7.22 (2H, m), 7.89 (1
H, dd, J=8.4, 2.4 Hz),8.06 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.13
-8.20 (2H, m), 8.65 (1H, d, J=2.4 Hz). IR (KBr) 1666, 1599, 1566, 1507, 1408, 1370, 1306,
1236, 1157, 1123, 1107, 1015, 951, 862, 816, 725,
675 cm-1 元素分析 C12H7NOClF Calcd. C, 61.16 ; H, 2.99 ;
N, 5.94 : Found. C, 61.14 ; H, 2.90 ; N, 6.00.
【0537】実施例66 5−クロロ−2−(4−フルオロベンゾイル)ピリジン
(3.0g)、アジ化ナトリウム(0.84g)のDM
SO(60ml)溶液を90℃で20時間撹拌した。反
応混合物に水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有
機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下濃縮後、残渣(3.19g)のTH
F(60ml)溶液を、水素化リチウムアルミニウム
(0.97g)のTHF(10ml)懸濁液に0℃で滴
下した。0℃で10分間撹拌後、水(0.97ml)、
15%水酸化ナトリウム水溶液(0.97ml)および
水(2.9ml)をこの順序でゆっくりと滴下した。室
温で18時間撹拌後、硫酸マグネシウムを加え、ろ過
(セライト)によって沈殿物を除去した。減圧下濃縮
後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘ
キサン1:1→2:1)で分離精製し、淡黄色の結晶と
して(4−アミノフェニル)(5−クロロピリジン−2
−イル)メタノールの合成(0.90g)を得た。 m.p. 122-123 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ3.60-3.71 (2H, m), 4.56 (1
H, d, J=4.1 Hz), 5.65(1H, d, J=4.1 Hz), 6.65 (2H,
d, J=8.8 Hz), 7.08-7.17 (3H, m), 7.60 (1H,dd, J=8.
2, 2.2 Hz), 8.51 (1H, d, J=2.2 Hz). IR (KBr) 3378, 3183, 1615, 1578, 1514, 1472, 1370,
1267, 1198, 1175, 1113, 1049, 1020, 828 cm-1 元素分析 C12H12N2OCl Calcd. C, 61.41 ; H, 4.72 ;
N, 11.94 : Found. C, 61.47 ; H, 4.83 ; N, 11.78.
【0538】参考例67 アルゴン雰囲気下、4−フルオロフェニルアセトニトリ
ル(3.13g)、2−ブロモ−3−プロポキシピリジ
ン(5.0g)および4−メチルフェニルスルフィン酸
ナトリウム(8.23g)のTHF(100ml)混合
物に、0℃で水素化ナトリウム(1.85g,60%)
を加え、5時間加熱還流した。反応混合物を水に加え、
酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン1:
4)で分離精製し、淡黄色の油状物として2−(α−シ
アノ−4−フルオロベンジル)−3−プロポキシピリジ
ン(5.52g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ1.04 (3H, t, J=7.5 Hz), 1.
74-1.91 (2H, m), 3.95(2H, t, J=6.6 Hz), 5.64 (1H,
s), 6.98-7.00 (2H, m), 7.14-7.26 (2H, m), 7.42-7.4
9 (2H, m), 8.22 (1H, dd, J=4.4, 1.6 Hz). IR (neat) 2240, 1601, 1580, 1505, 1445, 1285, 123
1, 1159, 1113, 974, 849, 795 cm-1
【0539】参考例68 酸素雰囲気下、2−(α−シアノ−4−フルオロベンジ
ル)−3−プロポキシピリジン(5.42g)、炭酸カ
リウム(3.07g)のDMSO−水(200−40m
l)混合溶液を室温で20時間撹拌した。反応混合物を
水に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮
後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘ
キサン1:3→1:2)で分離精製し、淡黄色の油状物
として2−(4−フルオロベンゾイル)−3−プロポキ
シピリジン(4.46g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.86 (3H, t, J=7.5 Hz), 1.
60-1.79 (2H, m), 3.95(2H, t, J=6.4 Hz), 7.08-7.16
(2H, m), 7.30-7.48 (2H, m), 7.85-7.92 (2H,m), 8.27
(1H, dd, 4.1, 1.9). IR (neat) 1676, 1599, 1578, 1507, 1443, 1292, 127
7, 1231, 1204, 1152, 1121, 937 cm-1
【0540】参考例69 2−(4−フルオロベンゾイル)−3−プロポキシピリ
ジン(4.46g)、アジ化ナトリウム(3.34g)
のDMSO(50ml)溶液を90℃で22時間撹拌し
た。反応混合物に水を加え、ジエチルエーテルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下濃縮後、残渣(4.8g)のTHF
(50ml)溶液を、水素化リチウムアルミニウム
(1.3g)のTHF(40ml)懸濁液に0℃で滴下
した。室温で30分間撹拌後、0℃で水(1.3m
l)、15%水酸化ナトリウム水溶液(1.3ml)お
よび水(3.9ml)をこの順序でゆっくりと滴下し
た。室温で2時間撹拌後、硫酸マグネシウムを加え、ろ
過(セライト)によって沈殿物を除去した。減圧下濃縮
後、残渣の再結晶(酢酸エチル)を行い淡黄色の結晶と
して(4−アミノフェニル)(3−プロポキシピリジン
−2−イル)メタノール(2.82g)を得た。 m.p. 156-157 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.97 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
66-1.82 (2H, m), 3.49-3.66 (2H, m), 3.80-3.87 (2H,
m), 5.41 (1H, d, J=6.8 Hz), 5.84 (1H, d, J=6.8 H
z), 6.59 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.04-7.20 (4H, m), 8.1
5 (1H, dd, J=4.7,1.5 Hz). IR (KBr) 3428, 3349, 1613, 1518, 1445, 1281, 1211,
1177, 1032, 1009, 839cm-1 元素分析 C15H18N2O2 Calcd. C, 69.74 ; H, 7.02 ;
N, 10.84 : Found. C, 69.73 ; H, 7.01 ; N, 10.74.
【0541】参考例70 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼ
ピン−4−カルボン酸(10.0g)のTHF(100
ml)溶液に、室温で塩化チオニル(2.5ml)およ
びDMF(0.5ml)を加え1.5時間撹拌した。減
圧下濃縮後、残渣のTHF(100ml)溶液を4−
(tert−ブチルジメチルシロキシメチル)アニリン
(5.92g)およびトリエチルアミン(32ml)の
THF(50ml)溶液に、0℃で滴下した。室温で3
時間撹拌後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を
飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下濃縮後、残渣にアセトン(150ml)および6N
塩酸(8ml)を加え20分間撹拌した。1N水酸化ナ
トリウム水溶液(50ml)を加えた後、減圧下濃縮し
た。残渣に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽
和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル:ヘキサン1:1)で分離精製し、黄色の非晶形物質
として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]
−N−(4−ヒドロキシメチルフェニル)−2,3−ジ
ヒドロ−1−イソブチル−1H−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボキサミド(11.41g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.
97 (6H, d, J=6.6 Hz),1.27-1.46 (2H, m), 1.52-1.73
(2H, m), 1.95-2.16 (1H, m), 2.86-2.97 (2H,m), 3.19
(2H, d, J=6.8 Hz), 3.34-3.39 (2H, m), 3.55 (1H,
t, J=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.16 (2H, t,
J=5.0 Hz), 4.68 (2H, s), 6.92 (1H, d, J=8.8 Hz),
6.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.33-7.62 (10H, m), H. IR (KBr) 3289, 1645, 1605, 1516, 1499, 1406, 1314,
1244, 1181, 1119, 816cm-1 元素分析 C34H42N2O40.25H2O Calcd. C, 74.63 ; H,
7.83 ; N, 5.12 : Found.C, 74.76 ; H, 7.97 ; N, 5.2
6.
【0542】参考例71 イミダゾール−2−カルボキシアルデヒド(2.50
g)、炭酸カリウム(4.31g)のDMF(25m
l)懸濁液に2−ヨードプロパン(5.31g)を加え
た後窒素雰囲気下、50℃で5時間加熱した。室温に戻
し酢酸エチルを加えて不溶物を濾去した後、溶媒を減圧
下で留去した。水を加えた後酢酸エチルで抽出した。有
機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後減圧下で溶媒を
留去して褐色の油状物として1−イソプロピルイミダゾ
ール−2−カルボキシアルデヒド(3.35g)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.47 (6H, d, J=7.0 Hz),
5.41-5.55 (1H, m), 7.31-7.33 (2H, m), 9.83 (1H,
s).
【0543】参考例72 水素化リチウムアルミニウム(978mg)のTHF
(15ml)懸濁液に1−イソプロピルイミダゾール−
2−カルボキシアルデヒド(2.38g)のTHF(1
5ml)溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴下した。
滴下終了後、0℃において水(1.0ml)、15%水
酸化ナトリウム水溶液(1.0ml)、水(3.0m
l)を順に加えた後、室温で2時間攪拌した。硫酸マグ
ネシウムを加えて乾燥させた後不溶物を濾去した。溶媒
を減圧下で留去し褐色の結晶として2−ヒドロキシメチ
ル−1−イソプロピルイミダゾール(2.10g)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.45 (6H, d, J=6.8 Hz),
4.53-4.67 (1H, m), 4.68 (2H, s), 6.91 (1H, d, J=1.
2 Hz), 6.94 (1H, d, J=1.2 Hz). 元素分析 C7H12N2O Calcd. C, 59.98 ; H, 8.63 ; N, 1
9.98 ; Found. C, 59.90; H, 8.53 ; N, 20.07.
【0544】参考例73 2−ヒドロキシメチル−1−イソプロピルイミダゾール
(1.0g)のクロロホルム(15ml)溶液にDMF
を一滴加えた後、0℃において塩化チオニル(0.68
ml)を加えた。室温に戻して窒素雰囲気下、30分攪
拌した後、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をメタ
ノール(10ml)に溶かした。この溶液を4−アミノ
チオフェノール(811mg)、水酸化ナトリウム(5
70mg)のメタノール(10ml)、水(6ml)の
混合溶液に0℃において加えた。室温に戻して30分攪
拌した後水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽
和食塩水で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。
溶媒を減圧下で留去して油状物として4−[[(1−イ
ソプロピルイミダゾール−2−イル)メチル]スルファ
ニル]アニリン(1.55g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.41 (6H, d, J=6.6 Hz),
3.71 (2H, br), 4.06 (2H, s), 4.38-4.60 (1H, m), 6.
58 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.92-6.93 (2H, m), 7.16 (2H,
d, J=8.8 Hz).
【0545】参考例74 4−アミノチオフェノール(1.0g)、3−クロロメ
チル−1,2,4−オキサジアゾール(1.0g)およ
びトリエチルアミン(1.1ml)のTHF(10m
l)溶液を、室温で18時間撹拌した。反応系に水を加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン
1:3→1:2)で分離精製し、淡黄色の油状物として
4−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イルメチル
チオ)アニリン(1.36g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ3.63-3.84 (2H, m), 4.02 (2
H, s), 6.59 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.21 (2H, d, 8.4 H
z), 8.65 (1H, s). IR (neat) 3357, 1624, 1597, 1551, 1497, 1341, 128
7, 1179, 1109, 827, 739cm-1
【0546】参考例75 ヒドラジン・1水和物(10.0g)のエタノール(1
00ml)溶液に、室温でグリコール酸エチル(20.
8g)を反応系の温度を10℃以下に保ちながらゆっく
りと滴下した。室温で5時間撹拌後、イソチオシアン酸
エチル(17.42g)を反応系の温度を10℃以下に
保ちながらゆっくりと滴下した。40℃で18時間撹拌
後、室温まで冷却し、氷水(50ml)を加えた。15
分撹拌後、5N水酸化ナトリウム水溶液(40ml)を
加え、60℃で4時間撹拌した。0℃で濃塩酸をpHが
6になるまで滴下し、析出した結晶をろ過によって除い
た。減圧下濃縮し、析出した結晶をろ過によって集め
た。結晶を水で洗浄し、無色の結晶として4−エチル−
3−ヒドロキシメチル−5−メルカプト−4H−1,
2,4−トリアゾール(7.5g)を得た。90%硝酸
(15ml)および水(22ml)混合物に亜硝酸ナト
リウム(0.06g)を加え、ついで45℃で3−ヒド
ロキシメチル−5−メルカプト−4−エチル−4H−
1,2,4−トリアゾール(7.5g)を0.5時間か
けてゆっくりと加えた。室温まで冷却後、0℃で炭酸ナ
トリウムをpHが7になるまでゆっくりと加えた。減圧
下濃縮後、メタノールを加え析出物をろ過によって除い
た。減圧下濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー
(エタノール:酢酸エチル2:1)で分離精製し、褐色
の油状物として4−エチル−3−ヒドロキシメチル−4
H−1,2,4−トリアゾール(4.60g)を得た。
4−エチル−3−ヒドロキシメチル−4H−1,2,4
−トリアゾール(4.6g)に、0℃で塩化チオニル
(36ml)をゆっくりと加えた。1時間加熱還流後、
減圧下濃縮した。残渣に酢酸エチルおよびエタノールを
加え、析出した結晶をろ過によって集めた。結晶を酢酸
エチルで洗浄し、橙色の結晶として3−クロロメチル−
4−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール・塩酸塩
(4.22g)を得た。 m.p. 125-127 ℃1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6)δ1.42 (3H, t, J=7.2 Hz),
4.15 (2H, q, J=7.2 Hz), 5.08 (2H, s), 9.11 (1H,
s). IR (KBr) 1574, 1537, 1325, 1181, 1086, 974, 953, 8
64, 748, 671 cm-1 元素分析 C5H9N3Cl20.2H2O Calcd. C, 32.35 ; H, 5.1
0 ; N, 22.63 : Found.C, 32.05 ; H, 4.72 ; N, 22.5
2.
【0547】参考例76 ヒドラジン・1水和物(9.66g)のエタノール(1
00ml)溶液に、室温でグリコール酸エチル(20.
09g)を反応系の温度を10℃以下に保ちながらゆっ
くりと滴下した。室温で4時間撹拌後、イソチオシアン
酸プロピル(20ml)を反応系の温度を10℃以下に
保ちながらゆっくりと滴下した。40℃で64時間撹拌
後、室温まで冷却し、氷水(50ml)を加えた。15
分撹拌後、5N水酸化ナトリウム水溶液(40ml)を
加え、60℃で4時間撹拌した。0℃で濃塩酸をpHが
6になるまで滴下し、析出した結晶をろ過によって除い
た。減圧下濃縮し、析出した結晶をろ過によって集め
た。結晶を水で洗浄し、無色の結晶として3−ヒドロキ
シメチル−5−メルカプト−4−プロピル−4H−1,
2,4−トリアゾール(23.45g)を得た。90%
硝酸(18ml)および水(26ml)混合物に亜硝酸
ナトリウム(0.07g)を加え、ついで45℃で3−
ヒドロキシメチル−5−メルカプト−4−プロピル−4
H−1,2,4−トリアゾール(10g)を0.5時間
かけてゆっくりと加えた。室温まで冷却後、0℃で炭酸
ナトリウムをpHが7になるまでゆっくりと加えた。減
圧下濃縮後、メタノールを加え析出物をろ過によって除
いた。減圧下濃縮し、ジクロロメタンを加えて、析出物
をろ過によって除き、ろ液を濃縮し粗生成物として3−
ヒドロキシメチル−4−プロピル−4H−1,2,4−
トリアゾール(5.95g)を得た。3−ヒドロキシメ
チル−4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール
(5.95g)に、0℃で塩化チオニル(40ml)を
ゆっくりと加えた。1時間加熱還流後、減圧下濃縮し
た。残渣にエタノールを加え、さらに濃縮した。残渣に
酢酸エチルおよび少量のエタノールを加え、析出した結
晶をろ過によって集めた。結晶を酢酸エチルで洗浄し、
淡黄色の結晶として3−クロロメチル−4−プロピル−
4H−1,2,4−トリアゾール・塩酸塩(5.43
g)を得た。 m.p. 91-94 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.80 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
73-1.94 (2H, m), 4.11(2H, t, J=7.4 Hz), 5.10 (2H,
s), 9.26 (1H, s), H. IR (KBr) 3353, 1574, 1537, 1470, 1331, 1204, 1177,
957 cm-1 元素分析 C6H11N3Cl20.25H2O Calcd. C, 35.93 ; H,
5.78 ; N, 20.95 : Found. C, 36.13 ; H, 5.77 ; N, 2
1.23.
【0548】参考例77 ヒドラジン・1水和物(7.5g)のエタノール(75
ml)溶液に、室温でグリコール酸エチル(15.6
g)を反応系の温度を10℃以下に保ちながらゆっくり
と滴下した。室温で6時間撹拌後、イソチオシアン酸n
−ブチル(17.3g)を反応系の温度を10℃以下に
保ちながらゆっくりと滴下した。室温で5時間、40℃
で8時間撹拌後、室温まで冷却し、氷水(50ml)を
加えた。15分撹拌後、5N水酸化ナトリウム水溶液
(40ml)を加え、60℃で6時間撹拌した。0℃で
濃塩酸をpHが6になるまで滴下し、析出した結晶をろ
過によって除いた。減圧下濃縮し、析出した結晶をろ過
によって集めた。結晶を水で洗浄し、無色の結晶として
4−n−ブチル−3−ヒドロキシメチル−5−メルカプ
ト−4H−1,2,4−トリアゾール(22.67g)
を得た。90%硝酸(17ml)および水(25ml)
混合物に亜硝酸ナトリウム(0.07g)を加え、つい
で45℃で4−n−ブチル−3−ヒドロキシメチル−5
−メルカプト−4H−1,2,4−トリアゾール(1
0.0g)を0.5時間かけてゆっくりと加えた。室温
まで冷却後、0℃で炭酸ナトリウムをpHが7になるま
でゆっくりと加えた。減圧下濃縮後、メタノールを加え
析出物をろ過によって除いた。減圧下濃縮し、残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、エタノー
ル:酢酸エチル1:9)で分離精製し、橙色の油状物と
して4−n−ブチル−3−ヒドロキシメチル−4H−
1,2,4−トリアゾール(6.78g)を得た。4−
n−ブチル−3−ヒドロキシメチル−4H−1,2,4
−トリアゾール(6.78g)に、0℃で塩化チオニル
(44ml)をゆっくりと加えた。1時間加熱還流後、
減圧下濃縮した。残渣に酢酸エチルを加え、析出した結
晶をろ過によって集めた。結晶を酢酸エチルで洗浄し、
淡黄色の結晶として4−n−ブチル−3−クロロメチル
−4H−1,2,4−トリアゾール・塩酸塩(7.03
g)を得た。1 H-NMR (300MHz, DMSO-d6)δ0.91 (3H, t, J=7.2 Hz),
1.25-1.37 (2H, m), 1.75-1.83 (2H, m), 4.09 (2H, t,
J=7.5 Hz), 5.05 (2H, s), 8.97 (1H, s). IR (KBr) 1572, 1460, 1329, 1179, 1082, 959, 943, 8
78, 743, 669 cm-1 元素分析 C7H13N3Cl2 Calcd. C, 40.02 ; H, 6.24 ;
N, 20.00 : Found. C, 39.91 ; H, 6.48 ; N, 20.16.
【0549】参考例78 3−ヒドロキシメチル−4−イソブチル−5−メルカプ
ト−4H−1,2,4−トリアゾール(1.0g)、ヨ
ウ化エタン(1.0g)およびトリエチルアミン(1.
1ml)のエタノール(10ml)溶液を70℃で2日
間撹拌した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラ
フィー(エタノール:酢酸エチル1:9→1:5)で分
離精製し、淡黄色の油状物として5−エチルチオ−3−
ヒドロキシメチル−4−イソブチル−4H−1,2,4
−トリアゾール(1.0g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (6H, d, J=6.6 Hz), 1.
40 (3H, t, J=7.3 Hz),2.06-2.25 (1H, m), 3.24 (2H,
q, J=7.3 Hz), 3.76 (2H, d, J=7.6 Hz), 4.80(2H, s). IR (neat) 3206, 1472, 1387, 1057, 1028, 739 cm-1
【0550】参考例79 5−エチルチオ−3−ヒドロキシメチル−4−イソブチ
ル−4H−1,2,4−トリアゾール(1.0g)のク
ロロホルム(3ml)溶液に、0℃で塩化チオニル(8
ml)をゆっくりと加えた。1時間加熱還流後、減圧下
濃縮した。残渣にジエチルエーテルを加え、析出した結
晶をろ過によって集めた。結晶をジエチルエーテルで洗
浄し、無色の結晶として3−クロロメチル−5−エチル
チオ−4−イソブチル−4H−1,2,4−トリアゾー
ル・塩酸塩(0.64g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6)δ0.86 (6H, d, J=6.6 Hz),
1.31 (3H, t, J=7.2 Hz), 2.06-2.22 (1H, m), 3.20 (2
H, q, J=7.2 Hz), 3.79 (2H, d, J=7.6 Hz), 4.97 (2H,
s). IR (KBr) 1577, 1514, 1422, 1327, 1279, 992, 895, 7
95 cm-1
【0551】参考例80 3−ヒドロキシメチル−4−プロピル−5−メルカプト
−4H−1,2,4−トリアゾール(2.0g)、ヨウ
化メタン(1.1ml)およびトリエチルアミン(2.
5ml)のエタノール(20ml)溶液を50℃で2日
間撹拌した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラ
フィー(エタノール:酢酸エチル1:5→1:4)で分
離精製し、淡黄色の油状物として3−ヒドロキシメチル
−5−メチルチオ−4−プロピル−4H−1,2,4−
トリアゾール(2.13g)を得た。3−ヒドロキシメ
チル−5−メチルチオ−4−プロピル−4H−1,2,
4−トリアゾール(2.13g)のクロロホルム(6m
l)溶液に、0℃で塩化チオニル(16ml)をゆっく
りと加えた。2時間加熱還流後、減圧下濃縮した。残渣
に少量のエタノールおよび酢酸エチルを加え、析出した
結晶をろ過によって集めた。結晶を酢酸エチルおよびジ
エチルエーテルで洗浄し、無色の結晶として3−クロロ
メチル−5−メチルチオ−4−プロピル−4H−1,
2,4−トリアゾール・塩酸塩(1.06g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6)δ0.89 (3H, t, J=7.3 Hz),
1.63-1.82 (2H, m), 2.66 (3H, s), 3.91 (2H, t, J=7.
7 Hz), 5.00 (2H, s) . IR (KBr) 1576, 1507, 1480, 1458, 1422, 1346, 1298,
1206, 984 cm-1
【0552】参考例81 4−ニトロメチルアニリン(1.0g)および3−クロ
ロメチル−4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾ
ール・塩酸塩(1.45g)のDMSO(20ml)溶
液に、室温で水素化ナトリウム(60%,0.60g)
を加え、50℃で24時間撹拌した。反応系に水を加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮
後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル→エ
タノール:酢酸エチル1:4)で分離精製し、黄色の結
晶として4−ニトロ[メチル(4−プロピル−4H−
1,2,4−トリアゾール−3−イルメチル)]アニリ
ン(0.82g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.91 (3H, t, J=7.5 Hz), 1.
65-1.84 (2H, m), 3.13(3H, s), 3.84 (2H, t, J=7.4 H
z), 4.80 (2H, s), 6.83 (2H, d, J=9.5 Hz), 8.15 (1
H, s), 8.16 (2H, d, J=9.5 Hz). IR (KBr) 1567, 1586, 1512, 1480, 1329, 1264, 1190,
1115, 820, 785, 752 cm-1 元素分析 C13H17N5O2 Calcd. C, 56.71 ; H, 6.22 ;
N, 25.44 : Found. C, 56.44 ; H, 6.07 ; N, 25.21.
【0553】参考例82 4−ニトロ[メチル(4−プロピル−4H−1,2,4
−トリアゾール−3−イルメチル)]アニリン(1.0
g)、10%Pd−C(0.3g)のエタノール混合物
を、水素雰囲気下で18時間激しく撹拌した。ろ過によ
ってPd−Cをのぞき、減圧下濃縮後、析出した結晶を
ろ過によって集めた。結晶をジエチルエーテルで洗浄
し、褐色の結晶として4−[メチル(4−プロピル−4
H−1,2,4−トリアゾール−3−イルメチル)アミ
ノ]アニリン(0.50g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.91 (3H, t, J=7.4 Hz), 1.
68-1.85 (2H, m), 2.71(3H, s), 3.93 (2H, t, J=7.3 H
z), 4.42 (2H, s), 6.67 (2H, d, J=8.7 Hz), 6.84 (2
H, d, J=8.7 Hz), 8.10 (1H, s). IR (KBr) 3422, 3337, 1522, 1372, 1319, 1279, 1217,
1198, 1121, 828 cm-1
【0554】参考例83 臭化4−ニトロベンジルトリフェニルホスホニウム
(6.1g)のTHF(60ml)懸濁液に、室温でナ
トリウムメトキシドのメタノール溶液(28%,2.4
6g)を加え、室温で0.5時間撹拌した。反応系に3
−ホルミル−4−プロピル−4H,1,2,4−トリア
ゾール(2.0g)のTHF(30ml)を加え、室温
で3時間撹拌した。反応系に水を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル→エタノール:酢酸エチル1:
9)で分離精製し、黄色の結晶として3−[(E)−2
−(4−ニトロフェニル)エテニル]−4−プロピル−
4H−1,2,4−トリアゾール(1.6g)を得た。 m.p. 77-79℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.93 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
66-1.85 (2H, m), 3.82(2H, t, J=7.3 Hz), 6.50 (1H,
d, J=12.7 Hz), 7.03 (1H, d, J=12.7 Hz), 7.80 (2H,
d, J=8.8 Hz), 8.15-8.19 (3H, m). IR (KBr) 1593, 1512, 1341, 1196, 1107, 883, 856cm
-1 元素分析 C13H14N4O20.1H2O Calcd. C, 60.04 ; H, 5.
50 ; N, 21.54 : Found.C, 50.76 ; H, 5.37 ; N, 21.7
1.
【0555】参考例84 3−[(E)−2−(4−ニトロフェニル)エテニル]
−4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール
(0.80g)、10%Pd−C(0.08g)のエタ
ノール(10ml)混合物を、水素雰囲気下で24時間
激しく撹拌した。ろ過によってPd−Cをのぞき、減圧
下濃縮し淡黄色の油状物として4−[2−(4−プロピ
ル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチ
ル]アニリン(768mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.90 (3H, t, J=7.5 Hz), 1.
54-1.81 (2H, m), 2.86-3.12 (4H, m), 3.45-3.79 (4H,
m), 6.62 (2H, d, J=8.3 Hz), 6.96 (2H, d, J=8.3 H
z), 8.03 (1H, s).
【0556】参考例85 4−ニトロチオフェノール(10.0g)および2−ブ
ロモエチルアミン・臭化水素塩(14.52g)のメタ
ノール(100ml)溶液に、室温で2N水酸化ナトリ
ウム水溶液(120ml)を滴下し、室温で20時間撹
拌した。反応系に二炭酸ジ−tert−ブチル(15.
0g)を加え、さらに3時間撹拌した。減圧下メタノー
ルを除去し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮
し析出した結晶をろ過によって集めた。結晶をヘキサン
で洗浄し、黄色の結晶(12.32g)を得た。得られ
た結晶のエタノール懸濁液(100ml)に、室温で濃
塩酸(100ml)を加え、24時間撹拌した。減圧下
濃縮後、析出した結晶をろ過によって集めた。結晶をエ
タノールおよびジエチルエーテルで洗浄し、黄色の結晶
として2−(4−ニトロフェニルチオ)エチルアミン・
塩酸塩(9.96g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6)δ3.04 (2H, t, J=7.4 Hz),
3.40 (2H, t, J=7.4 Hz), 7.62 (2H, d, J=9.0 Hz), 8.
06-8.27 (5H, m).
【0557】参考例86 2−(4−ニトロフェニルチオ)エチルアミン・塩酸塩
(7.87g)、N,N−ジメチルホルムアミドアジン
(5.07g)、トリエチルアミン(5.0ml)およ
びp−トルエンスルホン酸1水和物(0.3g)のトル
エン(100ml)混合物を6時間加熱還流した。反応
系に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃
縮後析出した結晶をろ過によって集めた。結晶をジエチ
ルエーテルで洗浄し、淡黄色の結晶として4−[2−
(4−ニトロフェニルチオ)エチル]−4H−1,2,
4−トリアゾールの合成(4.27g)を得た。 m.p. 162-165 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ3.41 (2H, t, J=6.4 Hz), 4.
34 (2H, t, J=6.4 Hz),7.38 (2H, t, J=9.0 Hz), 8.17-
8.21 (4H, m). IR (KBr) 1593, 1574, 1530, 1508, 1426, 1341, 1188,
1088, 853, 743, 637 cm-1
【0558】参考例87 4−[2−(4−ニトロフェニルチオ)エチル]−4H
−1,2,4−トリアゾール(1.0g)、還元鉄
(1.12g)および塩化カルシウム(0.22g)の
15%含水エタノール(30ml)混合物を22時間加
熱還流した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラ
フィー(塩基性シリカゲル、エタノール:酢酸エチル:
1:19→1:9)で分離精製し、無色の結晶として4
−[2−(4−アミノフェニルチオ)エチル]−4H−
1,2,4−トリアゾール(0.79g)を得た。 m.p. 160-162 ℃1 H-NMR (200MHz, CDCl36)δ3.07 (2H, t, J=6.6 Hz),
3.72-3.86 (2H, m), 4.12(2H, t, J=6.6 Hz), 6.65 (2
H, d, J=8.8 Hz), 7.23 (2H, d, J=8.8 Hz), 8.16(2H,
s). 元素分析 C10H12N4S Calcd. C, 54.52 ; H, 5.49 ; N,
25.43 : Found. C, 54.51 ; H, 5.69 ; N, 25.41.
【0559】参考例88 4−ニトロベンジルアミン・塩酸塩(10.0g)およ
びトリエチルアミン(22.2ml)のアセトニトリル
(100ml)懸濁液に、室温でトリフルオロ酢酸エチ
ル(12.6ml)を加え24時間撹拌した。減圧下濃
縮後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃
縮し、析出した結晶をろ過によって集めた。結晶をヘキ
サンで洗浄し、無色の結晶としてN−(4−ニトロベン
ジル)トリフルオロアセトアミド(12.79g)を得
た。 m.p. 103-104℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ3.66 (2H, d, J=6.2 Hz), 6.
60-6.89 (1H, m), 7.48(2H, d, J=8.8 Hz), 8.25 (2H,
d, J=8.8 Hz). IR (KBr) 3295, 1705, 1609, 1559, 1537, 1514, 1352,
1225, 1186, 1157, 858, 731cm-1 元素分析 C9H7N2O3F3 Calcd. C, 43.56 ; H, 2.84 ;
N, 11.29 : Found. C, 43.53 ; H, 2.92 ; N, 11.26.
【0560】参考例89 窒素雰囲気下、N−(4−ニトロベンジル)トリフルオ
ロアセトアミド(12.88g)のDMF(200m
l)溶液に、0℃で水素化ナトリウム(60%,2.0
8g)を加え30分間撹拌した。反応系にヨウ化メチル
(3.4ml)を加え、40℃で20時間撹拌した。反
応系に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水お
よび飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー
(酢酸エチル:ヘキサン1:5→1:4→1:3)で分
離精製し、淡黄色の油状物としてN−メチル−N−(4
−ニトロベンジル)トリフルオロアセトアミド(11.
82g)を得た。N−メチル−N−(4−ニトロベンジ
ル)トリフルオロアセトアミド(11.82g)のメタ
ノール(200ml)溶液に、室温で1N水酸化ナトリ
ウム水溶液(50ml)を加えた。室温で24時間撹拌
後、減圧下濃縮した。酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下濃縮し、メチル(4−ニトロ
ベンジル)アミン(6.78g)を得た。メチル(4−
ニトロベンジル)アミン(6.78g)のメタノール
(60ml)溶液に、室温でイソチオシアン酸n−プロ
ピルを滴下し20時間攪拌した。減圧下濃縮し、残渣を
カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン1:
1)で分離精製し、淡黄色の結晶としてN−メチル−N
−(4−ニトロベンジル)−N’−プロピルチオ尿素
(11.22g)を得た。 m.p. 81-83℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.99 (3H, t, J=7.5 Hz), 1.
58-1.77 (2H, m), 3.07(3H, s), 3.62-3.72 (2H, m),
5.32 (2H, s), 5.47-5.64 (1H, m), 7.47 (2H, d, J=8.
6 Hz), 8.20 (2H, d, J=8.6 Hz). IR (KBr) 3304, 1599, 1514, 1375, 1346, 1215, 1107,
837cm-1 元素分析 C12H17N3O2S Calcd. C, 53.91 ; H, 6.41 ;
N, 15.72 : Found. C, 53.80 ; H, 6.24 ; N, 15.47.
【0561】参考例90 N−メチル−N−(4−ニトロベンジル)−N’−プロ
ピルチオ尿素(11.22g)のメタノール溶液に、室
温でヨウ化メチル(2.7ml)を加え3日間撹拌し
た。減圧下濃縮後、残渣のエタノール(100ml)溶
液に、室温でヒドラジン・1水和物(2.05g)を加
え80℃で4時間撹拌した。減圧下濃縮後、残渣にギ酸
(50ml)を加え3日間加熱還流した。減圧下濃縮
後、残渣に重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー
(塩基性シリカゲルエタノール:酢酸エチル1:9)で
分離精製し、褐色の油状物として3−[メチル(4−ニ
トロベンジル)アミノ]−4−プロピル−4H−1,
2,4−トリアゾール(4.89g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.96 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
72-1.92 (2H, m), 2.81(3H, s), 3.79 (2H, t, J=7.5 H
z), 4.44 (2H, s), 7.55 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.96 (1
H, s), 8.21 (2H, d, J=8.8 Hz).
【0562】参考例91 3−[メチル(4−ニトロベンジル)アミノ]−4−プ
ロピル−4H−1,2,4−トリアゾール(0.5g)
の15%含水エタノール(15ml)溶液に、室温で還
元鉄(0.51g)および塩化カルシウム(0.10
g)を加え、4時間加熱還流した。室温まで冷却後、ろ
過によって固体を除き濃縮した。残渣をカラムクロマト
グラフィー(塩基性シリカゲル、エタノール:酢酸エチ
ル1:19)によって分離精製し、褐色の油状物として
3−[(4−アミノベンジル)メチルアミノ]−4−プ
ロピル−4H−1,2,4−トリアゾール(313.4
mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ0.94 (3H, t, J=7.3 Hz), 1.
61-1.89 (2H, m), 2.75(3H, s), 3.53-3.82 (4H, m),
4.12 (2H, s), 6.65 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.09 (2H, d,
J=8.4 Hz), 7.93 (1H, s).
【0563】参考例92 窒素雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム(1.6
g)のTHF(100ml)懸濁液に、0℃で2−メチ
ルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸エ
チル(8.56g)のTHF(100ml)溶液を滴下
した。0℃で1時間撹拌した後、水(1.6ml)、1
5%水酸化ナトリウム水溶液(1.6ml)および水
(4.8ml)をこの順序でゆっくりと滴下し、室温で
2時間撹拌した。反応系に硫酸マグネシウムを加え、ろ
過によって沈殿物を除去した。減圧下濃縮し、淡黄色の
非晶形物質として2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピ
リジン−3−メタノール(6.45g)を得た。2−メ
チルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−メタノール
(1g)および、4−アミノチオフェノール(0.65
g)の濃塩酸(10ml)混合物を室温で18時間撹拌
した。0℃で8N水酸化ナトリウム水溶液をpHが10
になるまで加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(エタノー
ル:酢酸エチル1:4)で分離精製し、無色の結晶とし
て3−(4−アミノフェニルチオメチル)−2−メチル
イミダゾ[1,2−a]ピリジン(311mg)を得
た。 m.p. 162-164℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ2.00 (3H, s), 3.62-3.81 (2
H, m), 4.15 (2H, s), 6.49 (2H, d, J=8.5 Hz), 6.79-
6.87 (1H, m), 6.92 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.13-7.22 (1
H, m), 7.49-7.55 (1H, m), 8.00-8.04 (1H, m). IR (KBr) 3335, 3175, 1597, 1495, 1350, 1296, 1254,
829 cm-1 元素分析 C15H15N3S0.2H2O Calcd. C, 66.00 ; H, 5.6
9 ; N, 15.39 : Found.C, 66.17 ; H, 5.69 ; N, 15.1
1.
【0564】参考例93 3−ヒドロキシメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン
・塩酸塩(0.50g)および、4−ニトロチオフェノ
ール(0.42g)の酢酸(10ml)、濃塩酸(10
ml)混合物を100℃で5時間撹拌した。反応系を0
℃に冷却し、8N水酸化ナトリウム水溶液をpHが8に
なるまで滴下した。酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和
食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
濃縮後、析出した結晶をろ過によって集めた。結晶をジ
イソプロピルエーテルで洗浄し、黄色の結晶として3−
(4−ニトロフェニルチオメチル)イミダゾ[1,2−
a]ピリジン(0.54g)を得た。 m.p. 174-175℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ4.58 (2H, s), 6.90-6.97 (1
H, m), 7.22-7.31 (1H,m), 7.39 (2H, d, J=8.8 Hz),
7.56 (1H, s), 7.63-7.69 (1H, m), 8.12-8.18 (3H,
m). IR (KBr) 1580, 1499, 1337, 1310, 1090, 852, 831, 7
69, 741 cm-1 元素分析 C14H11N3O2S Calcd. C, 58.93 ; H, 3.89 ;
N, 14.73 : Found. C, 58.80 ; H, 4.04 ; N, 14.57.
【0565】参考例94 3−(4−ニトロフェニルチオメチル)イミダゾ[1,
2−a]ピリジン(1.5g)、還元鉄(1.47g)
および、塩化カルシウム(0.29g)の15%含水エ
タノール(45ml)混合物を5時間加熱還流した。室
温まで冷却後、ろ過によって沈殿物を除去した。ろ液を
濃縮後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
濃縮し、析出した結晶をろ過によって集めた。結晶をジ
イソプロピルエーテル洗浄し、淡黄色の結晶として3−
(4−アミノフェニルチオメチル)イミダゾ[1,2−
a]ピリジン(1.13g)を得た。 m.p. 119-121℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ3.63-3.82 (2H, m), 4.21 (2
H, s), 6.52 (2H, d, J=8.6 Hz), 6.84-6.91 (1H, m),
7.00 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.17-7.26 (2H, m), 7.59-7.
65 (1H, m), 8.11-8.16 (1H, m). IR (KBr) 3360, 3324, 1618, 1597, 1495, 1346, 1308,
1283, 1223, 1177, 1155, 1132, 826, 754, 745, 731
cm-1 元素分析 C14H13N3S Calcd. C, 65.85 ; H, 5.13 ; N,
16.46 : Found. C, 65.60 ; H, 5.05 ; N, 16.28.
【0566】参考例95 5−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン(2.0
g)および4−アミノチオフェノール(2.46g)お
よびトリエチルアミン(1.7ml)のDMF(10m
l)溶液を90℃で5日間撹拌した。反応系に水を加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン
2:1→酢酸エチル)で分離精製し、淡黄色の結晶とし
て5−(4−アミノフェニルチオ)イミダゾ[1,2−
a]ピリジン(2.21g)を得た。 m.p. 167-168℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ3.79-3.98 (2H, m), 6.59-6.
63 (1H, m), 6.68 (2H,d, J=8.8 Hz), 7.05-7.13 (1H,
m), 7.29 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.49-7.54 (1H,m), 7.66
(1H, d, J=1.4 Hz), 7.71-7.74 (1H, m). IR (KBr) 3424, 3339, 1651, 1597, 1480, 1318, 1292,
1204, 1177, 1152, 1094, 951, 828, 772 cm-1 元素分析 C13H11N3S Calcd. C, 64.70 ; H, 4.59 ; N,
17.41 : Found. C, 64.59 ; H, 4.59 ; N, 17.34.
【0567】参考例96 5−クロロ−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジ
ン(1.0g)および4−アミノチオフェノール(3.
25g)およびトリエチルアミン(1.7ml)のDM
F(10ml)溶液を90℃で3日間撹拌した。反応系
に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮
後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘ
キサン2:1→酢酸エチル→エタノール:酢酸エチル
1:9)で分離精製し、無色の結晶として5−(4−ア
ミノフェニルチオ)−2−メチルイミダゾ[1,2−
a]ピリジン(1.04g)を得た。 m.p. 214-215℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3)δ2.46 (3H, s), 3.83-3.95 (2
H, m), 6.54 (1H, dd, J=7.2, 1.2 Hz), 6.68 (2H, d,
J=8.8 Hz), 7.03 (1H, dd, J=8.8, 7.2 Hz), 7.28 (2H,
d, J=8.8 Hz), 7.37-7.43 (1H, m), 7.47 (1H, s). IR (KBr) 3316, 3171, 1642, 1605, 1485, 1445, 1319,
1248, 1211, 1177, 1161, 826, 775 cm-1 元素分析 C14H13N3S Calcd. C, 65.85 ; H, 5.13 ; N,
16.46 : Found. C, 66.00 ; H, 5.24 ; N, 16.54.
【0568】参考例97 2−メルカプトピリジン(2.6g)をTHF(52m
l)に溶解し、トリエチルアミン(3.9ml)を加え
た後、4−ニトロベンジルブロマイド(4.8g)のT
HF溶液(24ml)を滴下した。室温にて30分攪拌
した後、反応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出し
た。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、2−[(4−ニ
トロベンジル)スルファニル]ピリジン(4.2g)を
得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.51(2H, s), 6.98-7.05(1
H, m), 7.16(1H, d, J=8.4Hz), 7.44-7.53(1H, m), 7.5
8(2H, d, J=8.8Hz), 8.42-8.47(1H, m) 元素分析 C12H10N2O2S Cald. C, 58.82 ; N, 11.37 ;
H, 4.09 : Found. C, 58.52 ; N, 11.39 ; H, 4.20
【0569】参考例98 2−[(4−ニトロベンジル)スルファニル]ピリジン
(14.5g)を酢酸(145ml)に溶解し、還元鉄
(43.5g)を加え、室温にて20時間攪拌した。セ
ライト濾過し、酢酸エチルにて洗浄した後、減圧下溶媒
を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにて精製し、4−[(2−ピリジニルスルファ
ニル)メチル]アニリン(4.9g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.68(2H, br), 4.34(2H,
s), 6.61(2H, d, J=8.4Hz), 6.93-7.01(1H, m), 7.11-
7.26(3H, m), 7.45(1H, td, J=7.4, 1.8Hz), 7.58-7.62
(1H, m), 8.43-8.48(1H, m) 元素分析 C12H12N2S Cald. C, 66.63 ; N, 12.95 ; H,
5.59 : Found. C, 66.68; N, 12.90 ; H, 5.65
【0570】参考例99 2−メルカプトピリジン(10g)をDMF(100m
l)に溶解し、0℃にて60%水素化ナトリウム(3.
6g)を加え、室温にて15分攪拌した。0℃にて4−
フルオロニトロベンゼン(9.75g)を滴下して、室
温にて1時間攪拌した。反応液に水を加え、析出した結
晶をろ取し、ヘキサン/ジエチルエーテルにて洗浄し2
−[(4−ニトロフェニル)スルファニル]ピリジン
(12.6g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 7.15-7.23(3H, m), 7.58-7.
69(3H, m), 8.15-8.22(2H, m), 8.50-8.55(1H, m)
【0571】参考例100 2−[(4−ニトロフェニルスルファニル)ピリジン
(8.0g)を酢酸(64ml)に溶解し、還元鉄(2
4g)を加えて、室温にて16時間攪拌した。セライト
濾過し、酢酸エチルにて洗浄した後、減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、4−(2−ピリジニルスルファニル)ア
ニリン(6.3g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.05(2H, br), 6.72(2H, d,
J=8.8Hz), 6.76(1H, d,J=8.8Hz), 6.89-6.96(1H, m),
7.38(2H, d, J=8.8Hz), 7.39-7.45(1H, m), 8.37-8.41
(1H, m)
【0572】参考例101 ベンゼンチオール(13.2g)をTHF(100m
l)に溶解し、トリエチルアミン(17.1ml)を加
えた後、4−ニトロベンジルブロマイド(21.6g)
を加えた。室温にて30分攪拌した後、反応液を水中に
加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをヘキサン/酢酸エチル(=10/
1)にて洗浄し、1−ニトロ−4−[(フェニルスルフ
ァニル)メチル]ベンゼン(20.7g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.13(2H, s), 7.21-7.39(5
H, m), 7.37(2H, d, J=8.8Hz), 8.08-8.13(2H, m)
【0573】参考例102 1−ニトロ−4−[(フェニルスルファニル)メチル]
ベンゼン(12g)に85%エタノール溶液(240m
l)を加え、塩化カルシウム(2.85g)、還元鉄
(14.4g)を加えて、3時間加熱環流した。室温に
冷却後、セライトろ過し、酢酸エチルにて洗浄した。
水、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、4−(ベンゼン
スルファニルメチル)アニリン(5.5g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.62(2H, br), 4.04(2H,
s), 6.57-6.63(2H, m), 7.26-7.34(7H, m)
【0574】参考例103 2−メルカプトピリミジン(5.0g)をTHF/DM
F(150ml)に溶解し、トリエチルアミン(7.4
ml)を加えた後、4−ニトロベンジルブロマイド
(8.7g)を加えた。室温にて1時間攪拌後、反応液
を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。水、飽和食塩
水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下
溶媒を除去し、得られた残さをヘキサン/酢酸エチル
(=8/1)にて洗浄し、2−[(4―ニトロベンジ
ル)スルファニル]ピリミジン(8.0g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.47(2H, s), 7.01(1H, t,
J=4.8Hz), 7.62(2H, d,J=8.8Hz), 8.16(2H, d, J=8.8H
z), 8.53(2H, d, J=5.2Hz)
【0575】参考例104 2−[(4―ニトロベンジル)スルファニル]ピリミジ
ン(8.0g)に85%エタノール溶液(160ml)
を加え、塩化カルシウム(1.8g)、還元鉄(9.0
g)を加えて、3時間加熱環流した。室温に冷却後、セ
ライトろ過し、酢酸エチルにて洗浄した。水、飽和食塩
水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下
溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにて精製し、4−[(2−ピリミジニルス
ルファニル)メチル]アニリン(2.5g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.66(2H, br), 4.23(2H,
s), 6.58-6.64(2H, m), 6.94(1H, t, J=4.6Hz), 7.21(2
H, d, J=8.4Hz), 8.51(2H, d, J=4.6Hz)
【0576】参考例105 2−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン(13.
7g)をエタノール(96ml)に溶解し、チオ尿素
(5.7g)を加え、3時間加熱還流した。室温に冷却
後、水酸化カリウム(6.4g)の水溶液(19.2m
l)を加え、1時間加熱還流した。室温に冷却後、希水
酸化カリウム水溶液(20ml)を加え、塩化メチレン
にて洗浄した。酢酸にてpH≒6にした後、塩化メチレ
ンにて抽出した。水にて洗浄し、硫酸マグネシウムにて
乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをヘキサ
ン/酢酸エチルにて洗浄し、2−メルカプト−5−トリ
フルオロメチルピリジン(5.1g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.55(2H, s), 7.25-7.50(1
H, s), 7.59(2H, d, J=8.8Hz), 7.69(1H, dd, J=8.4,
2.2Hz), 8.16(2H, d, J=8.8Hz), 8.69(1H, s)
【0577】参考例106 2−メルカプト−5−トリフルオロメチルピリジン
(5.0g)をTHF(100ml)に溶解し、トリエ
チルアミン(4.7ml)を加え、0℃にて4−ニトロ
ベンジルブロマイド(5.4g)のTHF溶液(50m
l)を滴下した。室温にて30分攪拌後、反応液を水中
に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、2−[4−(ニトロベンジル)スルファ
ニル]−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(7.0
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.55(2H, s), 7.25-7.50(1
H, s), 7.59(2H, d, J=8.8Hz), 7.69(1H, dd, J=8.4,
2.2Hz), 8.16(2H, d, J=8.8Hz), 8.69(1H, s)
【0578】参考例107 2−[4−(ニトロベンジル)スルファニル]−5−
(トリフルオロメチル)ピリジン(7.0g)を酢酸
(56ml)に溶解し、還元鉄(21.0g)を加え、
室温にて6時間攪拌した。セライトろ過し、メタノール
にて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さを水
中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗
浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて精製し、4−[[[5−(トリフルオロメチ
ル)−2−ピリジニル]スルファニル]メチル]アニリ
ン(2.3g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.38(2H, s), 6.63(2H, d,
J=8.4Hz), 7.20(22H, d,J=8.4Hz), 7.23(1H, d, J=8.4H
z), 7.65(1H, dd, J=8.4, 2.6Hz), 8.69(1H, s)
【0579】参考例108 4−ニトロベンゼンチオール(6.0g)をTHF(1
20ml)に溶解し、1N水酸化ナトリウム(120m
l)を加えた後、2−(クロロメチル)ピリジン塩酸塩
(7.6g)を加え、室温にて15分攪拌した。減圧下
溶媒を除去し、残さを水中に加え、酢酸エチルにて抽出
した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾
燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをヘキサン
/酢酸エチルにて洗浄し、2−[[(4−ニトロフェニ
ル)スルファニル]メチル]ピリジン(6.8g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.39(2H, s), 7.17-7.24(1
H, m), 7.39-7.46(3H, m), 7.67(1H, td, J=7.6, 1.8H
z), 8.09(2H, d, J=8.8Hz), 8.55-8.58(1H, m)
【0580】参考例109 2−[[(4−ニトロフェニル)スルファニル]メチ
ル]ピリジン(6.7g)に85%エタノール溶液(2
03ml)を加え、塩化カルシウム(1.53g)、還
元鉄(7.68g)を加えて、16時間加熱環流した。
室温に冷却後、減圧下エタノールを除去し、得られた残
さを酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、
硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、
得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
て精製し、4−[(2−ピリジニルメチル)スルファニ
ル]アニリン(3.9g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.70(2H, br), 4.08(2H,
s), 6.52-6.57(2H, m), 7.08-7.17(2H, m), 7.51-7.60
(1H, m), 8.49-8.53(1H, m)
【0581】参考例110 4−アミノチオフェノール(6.0g)をメタノール
(120ml)に溶解し、水酸化ナトリウム水溶液
(2.7g、36ml)を加えた後、0℃にてベンジル
ブロマイド(6.8ml)を加え、室温にて2時間攪拌
した。減圧下溶媒を除去し、残さを水中に加え、酢酸エ
チルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネ
シウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残
さをヘキサン/酢酸エチルにて洗浄し、4−(ベンジル
スルファニル)アニリン(7.0g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.69(2H, br), 3.73(2H,
s), 6.52-6.60(2H, m), 7.10-7.29(7H, m)
【0582】参考例111 4−アミノチオフェノール(10g)をメタノール(2
00ml)に溶解し、水酸化ナトリウム水溶液(15.
7g、60ml)を加えた後、0℃にて3−(クロロメ
チル)ピリジン塩酸塩(14.4g)を加え、室温にて
2時間攪拌した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さを
水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて
洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を
除去し、得られた残さをヘキサン/酢酸エチルにて洗浄
し、4−[(3−ピリジニルメチル)スルファニル]ア
ニリン(13.1g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.83(2H, br), 3.88(2H,
s), 6.55(2H, m), 7.08(2H, m), 7.13-7.20(1H, m), 7.
43-7.49(1H, m), 8.29-8.31(1H, m), 8.44(1H, dd,J=4.
8, 1.8Hz)
【0583】参考例112 4−アミノチオフェノール(8.9g)をメタノール
(178ml)に溶解し、水酸化ナトリウム水溶液
(6.8g、53.4ml)を加えた後、0℃にて4−
(クロロメチル)ピリジン塩酸塩(14.0g)を加
え、室温にて2時間攪拌した。減圧下溶媒を除去し、得
られた残さを水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽
和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さをヘキサン/酢酸エ
チルにて洗浄し、4−[(4−ピリジニルメチル)スル
ファニル]アニリン(13.7g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.62(2H, br), 3.84(2H,
s), 6.56(2H, d, J=8.4Hz), 7.02-7.10(4H, m), 8.46(2
H, d, J=6.4Hz)
【0584】参考例113 2−ヒドロキシメチル−6−メチルピリジン(1.0
g)を塩化メチレン(25ml)に溶解し、DMF(三
滴)を加えた後、0℃にて塩化チオニル(1.3ml)
を加えて、室温にて16時間攪拌した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さの水溶液(8.5ml)を、4−ア
ミノチオフェノール(0.85g)、水酸化ナトリウム
(0.65g)のメタノール水溶液(22.1ml)に
滴下した。室温にて1時間攪拌後、減圧下溶媒を除去
し、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、
硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、
得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
て精製し、4−[[(6−メチル−2−ピリジニル)メ
チル]スルファニル]アニリン(0.80g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 2.52(3H, s), 3.70(2H, b
r), 4.05(2H, s), 6.55(2H, d, J=8.8Hz), 6.91-6.99(2
H, m), 7.15(2H, d, J=8.8Hz), 7.39-7.47(1H, m)
【0585】参考例114 4−クロロピリジン N−オキシド(4.4g)を塩化
メチレン(68ml)に溶解し、トリメチルオキソニウ
ムテトラフルオロボレート(5.0g)を加えて、室温
にて90分攪拌した。減圧下溶媒を除去し、得られた残
さをメタノールに溶解し、加熱還流下ぺルオキソ二硫酸
アンモニウム(1.54g)の水溶液(6.8ml)を
加えた。30分後再びぺルオキソ二硫酸アンモニウム
(0.77g)の水溶液(3.4ml)を加え、1時間
攪拌した。室温に冷却後、減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、(4−クロロ−2−ピリジニル)メタノール(3.
0g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.77(2H, s), 7.84(1H, dd,
J=6.0, 2.2Hz), 7.93(1H, d, J=2.2Hz), 8.68(1H, d,
J=6.2Hz)
【0586】参考例115 (4−クロロ−2−ピリジニル)メタノール(3.0
g)を塩化メチレン(30ml)に溶解し、DMF(三
滴)を加えた後、0℃にて塩化チオニル(3.8ml)
を加えて、室温にて16時間攪拌した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さの水溶液(10.5ml)を、4−
アミノチオフェノール(2.18g)、水酸化ナトリウ
ム(2.09g)のメタノール水溶液(76ml)に滴
下した。室温にて1時間攪拌後、減圧下溶媒を除去し、
酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸
マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得ら
れた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精
製し、4−[[(4−クロロ−2−ピリジニル)メチ
ル]スルファニル]アニリン(0.60g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.75(2H, br), 4.24(2H,
s), 6.52-6.60(3H, m), 7.09-7.17(2H, m), 7.22-7.27
(1H, m), 8.27-8.41(1H, m)
【0587】参考例116 4−メチルピリジン N−オキシド(3.7g)を塩化
メチレン(68ml)に溶解し、トリメチルオキソニウ
ムテトラフルオロボレート(5.0g)を加えて、室温
にて90分攪拌した。減圧下溶媒を除去し、得られた残
さをメタノールに溶解し、加熱還流下ぺルオキソ二硫酸
アンモニウム(1.54g)の水溶液(6.8ml)を
加えた。30分後再びぺルオキソ二硫酸アンモニウム
(0.77g)の水溶液(3.4ml)を加え、1時間
攪拌した。室温に冷却後、減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、(4−メチル−2−ピリジニル)メタノール(2.
9g)を得た。(4−メチル−2−ピリジニル)メタノ
ール(2.5g)を塩化メチレン(25ml)に溶解
し、DMF(三滴)を加えた後、0℃にて塩化チオニル
(3.8ml)を加えて、室温にて16時間攪拌した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さの水溶液(9.1m
l)を、4−アミノチオフェノール(1.82g)、水
酸化ナトリウム(1.74g)のメタノール水溶液(6
4ml)に滴下した。室温にて1時間攪拌後、減圧下溶
媒を除去し、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて
洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を
除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製し、4−[[(4−メチル−2−ピリジ
ニル)メチル]スルファニル]アニリン(2.0g)を
得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 2.28(3H, s), 3.70(2H, b
r), 4.05(2H, s), 6.52-6.60(2H, m), 6.93-6.99(2H,
m), 7.11-7.18(2H, m), 8.36(1H, d, J=5.0Hz)
【0588】参考例117 2−(メトキシメトキシ)ベンジルアルコール(8.0
g)をTHFに溶解し、2,6−ジメチルピリジン
(8.3ml)、メタンスルホン酸無水物(9.9g)
を加え、室温にて3時間攪拌した。臭化リチウム(5.
8g)を加え、室温にて4時間攪拌後、50℃にて20
時間攪拌した。室温に冷却後、水中に加え、酢酸エチル
にて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウ
ムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さ
を、4−アミノチオフェノール(4.2g)、水酸化ナ
トリウム(2.0g)のメタノール水溶液(104m
l)に滴下した。室温にて12時間攪拌した。減圧下溶
媒を除去し、得られた残さに水を加え、酢酸エチルにて
抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムに
て乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、4−
[[2−(メトキシメトキシ)ベンジル]スルファニ
ル]アニリン(8.2g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.48(3H, s), 3.69(2H, b
r), 3.98(2H, s), 5.16(2H, s), 6.56(2H, d, J=8.0H
z), 6.85-6.90(1H, m), 6.98-7.17(5H, m)
【0589】参考例118 1−ブロモ−2−メチル−4−ニトロベンゼン(12
g)をエタノール(120ml)に溶解し、加熱還流
下、硫化ナトリウム九水和物(10g)、硫黄(1.3
3g)のエタノール水溶液(120ml)を20分かけ
て滴下した。6N水酸化ナトリウム水溶液を20分かけ
て滴下し、室温に冷却後、氷水中に加えた。沈殿物をろ
過した後、母液を6N塩酸にてpH≒5とした後、沈殿
物をろ取し、水にて洗浄し、2−メチル−4−ニトロベ
ンゼンチオール(7.9g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 2.39(3H, s), 3.67(1H, s),
7.34(1H, d, J=8.4Hz),7.89-7.95(1H, m), 8.01(1H,
m)
【0590】参考例119 2−メチル−4−ニトロベンゼンチオール(3.0g)
をTHF(60ml)に溶解し、水酸化ナトリウム水溶
液(2.1g、15ml)を加えた後、2−(クロロメ
チル)ピリジン塩酸塩(3.5g)を加え、室温にて3
0分攪拌した。減圧下溶媒を除去し、酢酸エチルにて抽
出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて
乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをヘキサ
ン/酢酸エチルにて洗浄し、2−[[(2−メチル−4
−ニトロフェニル)スルファニル]メチル]ピリジン
(3.4g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 2.40(3H, s), 4.39(2H, s),
7.18-7.25(1H, s), 7.36-7.46(2H, m), 7.67(1H, td,
J=8.0, 1.8Hz), 7.93-7.99(2H, m), 8.56-8.60(1H, m)
【0591】参考例120 2−[[(2−メチル−4−ニトロフェニル)スルファ
ニル]メチル]ピリジン(3.1g)に酢酸(24.4
ml)を加え、還元鉄(9.15g)を加えて、室温に
て16時間攪拌した。セライトろ過し、酢酸エチルにて
洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さに水を加
え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、
硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、
得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
て精製し、3−メチル−4−[(2−ピリジニルメチ
ル)スルファニル]アニリン(1.4g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 2.24(3H, s), 3.38(2H, b
r), 4.01(2H, s), 6.39(1H, dd, J=8.0, 2.6Hz), 6.92
(1H, d, J=2.6Hz), 7.03-1, d, 77.14(3H, m), 7.49-7.
58(1H, m), 8.52(1H, d, J=5.2Hz).
【0592】参考例121 4−ニトロピリジン N−オキシド(12g)をエタノ
ールに溶解し、ナトリウムエトキシド(8.8g)を加
え、50℃にて4時間攪拌した。室温に冷却後、沈殿物
をろ過し、減圧下溶媒を除去して、得られた残さをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、4−エト
キシピリジン N−オキシド(11.8g)を得た。4
−エトキシピリジン N−オキシド(11.8g)に硫
酸ジメチル(8.56ml)を加え、110℃にて1時
間攪拌した。メタノール(180ml)にて希釈後、1
時間加熱還流した。ぺルオキソ二硫酸アンモニウム(2
0.6g)の水溶液(18ml)を加熱還流下滴下し、
1時間加熱還流した。室温に冷却後、減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、(4−エトキシ−2−ピリジニル)メタ
ノール(2.8g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 1.43(3H, t, J=7.0Hz), 4.0
9(2H, q, J=7.0Hz), 4.69(2H, s), 6.70-6.79(2H, m),
8.32(1H, m)
【0593】参考例122 (4−エトキシ−2−ピリジニル)メタノール(2.8
g)を塩化メチレン(28ml)に溶解し、DMF(三
滴)を加えた後、0℃にて塩化チオニル(3.3ml)
を加えて、室温にて16時間攪拌した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さの水溶液(10.3ml)を、2−
メチル−4−ニトロチオフェノール(2.58g)、水
酸化ナトリウム(2.19g)のTHF水溶液(62m
l)に滴下した。室温にて1時間攪拌後、減圧下溶媒を
除去し、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、4−エトキシ−2−[[(2−メチル−
4−ニトロフェニル)スルファニル]メチル]ピリジン
(2.6g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 1.38(3H, t, J=7.0Hz), 2.4
0(3H, s), 4.07(2H, q,J=7.0Hz), 4.33(2H, s), 6.71(2
H, dd, J=5.8, 2.6Hz), 6.95(1H, d, J=2.2Hz),7.37(1
H, d, J=9.6Hz), 7.93-7.99(2H, m), 8.37(1H, d, J=5.
4Hz)
【0594】参考例123 4−エトキシ−2−[[(2−メチル−4−ニトロフェ
ニル)スルファニル]メチル]ピリジン(2.5g)を
酢酸(25ml)に溶解し、還元鉄(7.5g)を加
え、室温にて24時間攪拌した。セライトろ過し、酢酸
エチルにて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得られた残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、
4−[[(4−エトキシ−2−ピリジニル)メチル]ス
ルファニル]−3−メチルアニリン(1.8g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 1.39(3H, t, J=7.0Hz), 2.2
7(3H, s), 3.28(2H, br), 3.96(2H, s), 3.98(2H, q, J
=7.0Hz), 6.42(1H, dd, J=8.0, 2.6Hz), 6.52(1H, d, J
=2.4Hz), 6.59(1H, d, J=2.6Hz), 6.64(1H, dd, J=5.4,
2.2Hz), 7.14(1H, d, J=8.0Hz), 8.31(1H, d, J=5.4H
z)
【0595】参考例124 4,6−ジメチルピリミジン−2−チオール(9.1
g)にTHF(70ml)を加え、トリエチルアミン
(21.5ml)を加えた後、4−ニトロベンジルブロ
マイド(10g)を加えて50℃にて5時間攪拌した。
室温に冷却後、反応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽
出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて
乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをヘキサ
ン/酢酸エチルにて洗浄し、4,6−ジメチル−2−
[(4−ニトロベンジル)スルファニル]ピリミジン
(7.2g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 2.40(6H, s), 4.45(2H, s),
6.72(1H, s), 7.63(2H,d, J=8.8Hz), 8.13(2H, d, J=
8.8Hz).
【0596】参考例125 4,6−ジメチル−2−[(4−ニトロベンジル)スル
ファニル]ピリミジン(7.0g)を酢酸(56ml)
に溶解し、還元鉄(21g)を加え、室温にて16時間
攪拌した。セライトろ過し、酢酸エチルにて洗浄した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さに酢酸エチルを加
え、水、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて
乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、4−
[[(4,6−ジメチル−2−ピリミジニル)メチル]
スルファニル]アニリン(4.1g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 2.40(6H, s), 3.63(2H, b
r), 4.32(2H, s), 6.59-6.68(2H, m), 7.23(2H, d, J=
8.80z)
【0597】参考例126 4−ニトロベンゼンチオール(10g)をTHF(10
0ml)に溶解し、トリエチルアミン(12.6ml)
を加えた後、ブロモアセトニトリル(5.4ml)を加
え、室温にて30分攪拌した。反応液を水中に加え、酢
酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをヘキサン/酢酸エチルにて洗浄し、2−[(4
−ニトロフェニル)スルファニル]アセトニトリル(1
0.3g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.77(2H, s), 7.56(2H, d,
J=8.8Hz), 8.25(2H, d,J=8.8Hz),
【0598】参考例127 2−[(4−ニトロフェニル)スルファニル]アセトニ
トリル(6.8g)にトルエン(70ml)を加え、ト
リメチルシリルアジド(8.1g)、酸化ジブチルすず
(VI)(0.87g)を加えた後、6時間加熱還流し
た。室温に冷却後、減圧下溶媒を除去し、メタノールに
て共沸した。得られた残さに10%炭酸ナトリウム水溶
液(50ml)を加え、酢酸エチルにて洗浄した。6N
塩酸にてpH≒3とした後、酢酸エチルにて抽出した。
飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥し
た。減圧下溶媒を除去し、ヘキサン/酢酸エチルにて洗
浄し、5−[[(4−ニトロフェニル)スルファニル]
メチル]−1,2,3,4−テトラゾール(6.7g)
を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.79(2H, s), 7.61(2H, d,
J=9.2Hz), 8.15(2H, d,J=9.2Hz),
【0599】参考例128 5−[[(4−ニトロフェニル)スルファニル]メチ
ル]−1,2,3,4−テトラゾール(6.3g)にア
セトニトリル(315ml)を加えた後、炭酸カリウム
(4.5g)、ヨードメタン(1.75ml)を加え、
室温にて24時間攪拌した。減圧下溶媒を除去し、得ら
れた残さに酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをヘキサン/酢酸エチルにて洗浄し、
1−メチル−5−[[(4−ニトロフェニル)スルファ
ニル]メチル]−1,2,3,4−テトラゾールおよび
2−メチル−5−[[(4−ニトロフェニル)スルファ
ニル]メチル]−1,2,3,4−テトラゾールを混合
物(3.87g、1:1)として得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.15(3H, s), 4.33(3H, s),
4.45(2H, s), 4.50(2H,s), 7.47-7.54(4H, m), 8.11-
8.18(4H, m)
【0600】参考例129 1−メチル−5−[[(4−ニトロフェニル)スルファ
ニル]メチル]−1,2,3,4−テトラゾールおよび
2−メチル−5−[[(4−ニトロフェニル)スルファ
ニル]メチル]−1,2,3,4−テトラゾール(6.
3g、1:1)に酢酸(63ml)を加えた後、還元鉄
(18.9g)を加え、室温にて18時間攪拌した。セ
ライトろ過し、酢酸エチルにて洗浄した。減圧下溶媒を
除去し、得られた残さを酢酸エチルに溶解し、飽和重曹
水、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、4−[[(1−
メチル−1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)メ
チル]スルファニル]アニリン(1.7g)および4−
[[(2−メチル−1,2,3,4−テトラゾール−5
−イル)メチル]スルファニル]アニリン(1.6g)
を得た。 4−[[(1−メチル−1,2,3,4−テトラゾール
−5−イル)メチル]スルファニル]アニリン: 1H-NM
R(200MHz, CDCl3) δ 3.86(3H, s), 4.11(2H, s), 6.55
(2H, d, J=8.4Hz), 7.06(2H, d, J=8.8Hz) IR(KBr) 3352, 1626, 1597, 1497, 1287, 1177, 1096,
829cm-1 4−[[(2−メチル−1,2,3,4−テトラゾール
−5−イル)メチル]スルファニル]アニリン:1H-NMR
(200MHz, CDCl3) δ 4.15(2H, s), 4.28(3H, s),6.58(2
H, d, J=8.8Hz), 7.21(2H, d, J=8.4Hz) IR(KBr) 3366, 1624, 1597, 1497, 1287, 1177, 826cm
-1
【0601】参考例130 1−ブロモ−2−トリフルオロメチル−4−ニトロベン
ゼン(12g)をエタノール(120ml)に溶解し、
加熱還流下、硫化ナトリウム九水和物(10g)、硫黄
(1.33g)のエタノール水溶液(120ml)を2
0分かけて滴下した。6N水酸化ナトリウム水溶液を2
0分かけて滴下し、室温に冷却後、氷水中に加えた。沈
殿物をろ過した後、母液を6N塩酸にてpH≒5とした
後、沈殿物をろ取し、水にて洗浄し、4−ニトロ−2−
(トリフルオロメチル)ベンゼンチオール(14.0
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.11-4.17(1H, m), 7.54(1
H, d, J=8.8Hz), 8.22(1H, dd, J=8.8, 2.2Hz), 8.49-
8.51(1H, d, J=2.6Hz)
【0602】参考例131 4−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンチオ
ール(3.0g)をTHF(60ml)に溶解し、トリ
エチルアミン(5.25ml)を加えた後、3−(クロ
ロメチル)ピリジン塩酸塩(2.65g)を加え、室温
にて1時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢酸エチル
にて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウ
ムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さを
ヘキサン/酢酸エチルにて洗浄し、3−[[[4−ニト
ロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]スルファニ
ル]メチル]ピリジン(2.2g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.31(2H, s), 7.24-7.34(1
H, m), 7.52(1H, d, J=8.8Hz), 7.72-7.79(1H, m), 8.2
8(1H, dd, J=8.8, 2.2Hz), 8.49-8.64(3H, m)
【0603】参考例132 3−[[[4−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)フ
ェニル]スルファニル]メチル]ピリジン(2.2g)
に酢酸(22ml)を加え、還元鉄(6.6g)を加え
て、室温にて24時間攪拌した。セライトろ過し、酢酸
エチルにて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得られた残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、
4−[(3−ピリジニルメチル)スルファニル]−3−
(トリフルオロメチル)アニリン(0.83g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.91(2H, s), 3.96(2H, b
r), 6.62(1H, dd, J=8.2,2.6Hz), 6.96(1H, d, 3.0Hz),
7.07(1H, d, J=8.4Hz), 7.19(1H, dd, J=7.4, 4.4Hz),
8.28(1H, d, J=2.2Hz), 8.45(1H, dd, J=4.8, 1.4Hz) IR(KBr) 3339, 1607, 1481, 1445, 1339, 1263, 1167,
1125, 1030, 874, 712cm -1
【0604】参考例133 5−[[(4−ニトロフェニル)スルファニル]メチ
ル]−1,2,3,4−テトラゾール(4.0g)に無
水酢酸を加え、1時間加熱還流した。室温に冷却後,減
圧下溶媒を除去し、得られた残さを酢酸エチル/THF
に溶解し、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さをヘキサン/酢酸エチルにて洗浄し、2−メチル
−5−[[(4−ニトロフェニル)スルファニル]メチ
ル]−1,3,4−オキサジアゾール(3.3g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 2.53(3H, s), 4.36(2H, s),
7.51(2H, d, J=8.8Hz),8.17(2H, d, J=9.2Hz)
【0605】参考例134 2−メチル−5−[[(4−ニトロフェニル)スルファ
ニル]メチル]−1,3,4−オキサジアゾール(3.
3g)に酢酸(33ml)を加え、還元鉄(9.9g)
を加えて、室温にて24時間攪拌した。セライトろ過
し、酢酸エチルにて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得
られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて
精製し、4−[[(5−メチル−1,3,4−オキサジ
アゾール−2−イル)メチル]スルファニル]アニリン
(2.2g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 2.51(3H, s), 3.81(2H, b
r), 4.10(6H, s), 6.57(2H, d, J=8.8Hz), 7.20(2H, d,
J=8.8Hz)
【0606】参考例135 2−メトキシ−4−ニトロフェノール(19.2g)を
塩化メチレン(192ml)に溶解し、トリエチルアミ
ン(20.5ml)を加えた後、0℃にてトリフルオロ
メタンスルホン酸無水物(23.0ml)を滴下し、室
温にて1時間攪拌した。反応液を水中に加え、酢酸エチ
ルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシ
ウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さ
をエタノール(274ml)に溶解し、加熱還流下、硫
化ナトリウム九水和物(21.1g)、硫黄(2.8
g)のエタノール水溶液(342ml)を20分かけて
滴下した。水酸化ナトリウム水溶液(7.02g、2
8.1ml)を20分かけて滴下し、室温に冷却後、氷
水中に加えた。沈殿物をろ過した後、母液を6N塩酸に
てpH≒5とした後、沈殿物をろ取し、水にて洗浄し、
2−メトキシ−4−ニトロベンゼンチオール(15.8
g、75%)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.01(3H, s), 6.22(1H, s),
6.99(1H, d, J=8.8Hz),7.77(1H, d, J=2.4Hz), 7.89(1
H, dd, J=8.8, 2.6Hz).
【0607】参考例136 2−メトキシ−4−ニトロベンゼンチオール(7.0
g)に酢酸(70ml)を加え、還元鉄(21g)を加
えて、室温にて6時間攪拌した。セライトろ過し、酢酸
エチルにて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得られた残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、
4−アミノ−2−メトキシベンゼンチオール(3.1
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.43(1H, s), 3.83(3H, s),
6.20-6.25(2H, m), 7.07(1H, d, J=8.8Hz)
【0608】参考例137 4−アミノ−2−メトキシベンゼンチオール(1.0
g)をメタノール(20ml)に溶解し、3N水酸化ナ
トリウム水溶液(6.4ml)を加えた後、3−(クロ
ロメチル)ピリジン塩酸塩(1.27g)を加え、室温
にて30分攪拌した。減圧下溶媒を除去し、酢酸エチル
にて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウ
ムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さを
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、3−
メトキシ−4−[(3−ピリジニルメチル)スルファニ
ル]アニリン(1.0g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.79(3H, s), 3.87(3H, s),
6.08-6.14(2H, m), 6.97(1H, d, J=8.2Hz), 7.15(1H,
dd, J=7.6, 4.6Hz), 7.44-7.50(1H, m), 8.28(1H, d, J
=2.2Hz), 8.40(1H, dd, J=4.6, 1.8Hz)
【0609】参考例138 5−[[(4−ニトロフェニル)スルファニル]メチ
ル]−1,2,3,4−テトラゾール(4.1g)にア
セトニトリル(203ml)を加えた後、炭酸カリウム
(7.1g)、ヨードエタン(3.3ml)を加え、5
0℃にて14時間攪拌した。減圧下溶媒を除去し、得ら
れた残さに酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをヘキサン/酢酸エチルにて洗浄し、
1−エチル−5−[[(4−ニトロフェニル)スルファ
ニル]メチル]−1,2,3,4−テトラゾールおよび
2−エチル−5−[[(4−ニトロフェニル)スルファ
ニル]メチル]−1,2,3,4−テトラゾールを混合
物(4.2g)として得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 1.62(3H, t, J=7.2Hz), 1.6
3(3H, t, J=7.2Hz), 4.49(2H, s), 4.49(2H, s), 4.46
(2H, q, J=7.2Hz), 4.63(2H, q, J=7.2Hz), 7.47-7.55
(4H, m), 8.11-8.18(4H, m)
【0610】参考例139 1−エチル−5−[[(4−ニトロフェニル)スルファ
ニル]メチル]−1,2,3,4−テトラゾールおよび
2−エチル−5−[[(4−ニトロフェニル)スルファ
ニル]メチル]−1,2,3,4−テトラゾールの混合
物(4.2g)に酢酸(42ml)を加えた後、還元鉄
(12.6g)を加え、室温にて4時間攪拌した。セラ
イトろ過し、酢酸エチルにて洗浄した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さを酢酸エチルに溶解し、飽和重曹
水、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、4−[[(1−
エチル−1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)メ
チル]スルファニル]アニリン(1.1g)および4−
[[(2−エチル−1,2,3,4−テトラゾール−5
−イル)メチル]スルファニル]アニリン(2.2g)
を得た。 4−[[(1−エチル−1,2,3,4−テトラゾール
−5−イル)メチル]スルファニル]アニリン:1H-NMR
(200MHz, CDCl3) δ 1.38(3H, t, J=7.2Hz), 4.16(2H,
s), 4.59(2H, q, J=7.2Hz), 6.58((2H, d, J=8.8Hz),
7.20(2H, d, J=8.4Hz) 4−[[(2−エチル−1,2,3,4−テトラゾール
−5−イル)メチル]スルファニル]アニリン:1H-NMR
(200MHz, CDCl3) δ 1.52(3H, t, J=7.2Hz), 4.11(2H,
s), 4.23(2H, q, J=7.2Hz), 6.54((2H, d, J=8.4Hz),
7.05(2H, d, J=8.4Hz)
【0611】参考例140 2−クロロ−4−ニトロ−ブロモベンゼン(20g)を
エタノール(160ml)に溶解し、加熱還流下、硫化
ナトリウム九水和物(15.2g)、硫黄(2.0g)
のエタノール水溶液(200ml)を20分かけて滴下
した。水酸化ナトリウム水溶液(5.1g、20.3m
l)を20分かけて滴下し、室温に冷却後、氷水中に加
えた。沈殿物をろ過した後、母液を6N塩酸にてpH≒
5とした後、沈殿物をろ取し、水にて洗浄し、2−クロ
ロ−4−ニトロベンゼンチオール(9.4g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.28(1H, s), 7.48(1H, d,
J=8.8Hz), 8.00(1H, dd,J=8.8, 2.2Hz), 8.24(1H, d, J
=2.6Hz)
【0612】参考例141 2−クロロ−4−ニトロベンゼンチオール(4.0g)
に酢酸(60ml)を加え、還元鉄(21g)を加え
て、室温にて3時間攪拌した。セライトろ過し、酢酸エ
チルにて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、4
−アミノ−2−クロロベンゼンチオール(2.74g)
を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.59(1H, s), 3.95(2H, b
r), 6.49(1H, dd, J=8.8,2.4Hz), 6.75(1H, d, J=2.2H
z), 7.16(1H, d, J=8.4Hz)
【0613】参考例142 4−アミノ−2−クロロベンゼンチオール(1.2g)
をメタノール(24ml)に溶解し、3N水酸化ナトリ
ウム水溶液(7.5ml)を加えた後、3−(クロロメ
チル)ピリジン塩酸塩(1.48g)を加え、室温にて
15分攪拌した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さに
水を加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗
浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて精製し、3−クロロ−4−[(3−ピリジニル
メチル)スルファニル]アニリン(0.83g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.84(2H, br), 3.93(2H,
s), 6.38(1H, dd, J=8.2,2.6Hz), 6.74(1H, d, J=2.6H
z), 7.02(1H, d, J=8.4Hz), 7.18(1H, dd, J=7.8,4.8H
z), 7.45-7.52(1H, m), 8.31(1H, d, J=2.2Hz), 8.43(1
H, dd, J=4.8, 1.8Hz)
【0614】参考例143 水素化リチウムアルミニウム(1.43g)のTHF溶
液(126ml)に、2−メトキシニコチン酸メチル
(6.3g)のTHF溶液(63ml)を0℃にて滴下
した。室温にて2時間攪拌し、0℃にて水(6.3m
l)、15%水酸化ナトリウム水溶液(6.3ml)、
水(18.9ml)の順に加え、セライトろ過し、メタ
ノールにて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得られた残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、
(2−メトキシ−3−ピリジニル)メタノール(5.0
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.99(3H, s), 4.65(2H, d,
J=4.8Hz), 6.90(1H, dd,J=7.0, 1.4Hz), 7.56-7.61(1H,
m), 8.09(1H, dd, J=5.0, 1.4Hz)
【0615】参考例144 (2−メトキシ−3−ピリジニル)メタノール(3.0
g)を塩化メチレン(30ml)に溶解し、DMF(三
滴)を加えた後、0℃にて塩化チオニル(3.2ml)
を加え、室温にて2時間攪拌した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さのメタノール溶液(15ml)を、4
−アミノチオフェノール(2.46g)、3N水酸化ナ
トリウム(21.9ml)のメタノール溶液(45m
l)に0℃にて滴下した。室温にて30分攪拌後、減圧
下溶媒を除去し、得られた残さを水中に加え、酢酸エチ
ルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシ
ウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、4
−[[(2−メトキシ−3−ピリジニル)メチル]スル
ファニル]アニリン(3.5g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.72(2H, br), 3.89(2H,
s), 3.93(3H, s), 6.56(2H, d, J=8.4Hz), 6.72(1H, d
d, J=7.2, 4.8Hz), 7.12(2H, d, J=8.4Hz), 7.18(1H, d
d, J=7.4, 1.8Hz), 8.02(1H, dd, J=5.0, 1.8Hz)
【0616】参考例145 水素化リチウムアルミニウム(2.0g)のTHF溶液
(160ml)に、2−メチルニコチン酸メチル(8.
0g)のTHF溶液(80ml)を0℃にて滴下した。
室温にて2時間攪拌し、0℃にて水(8.0ml)、1
5%水酸化ナトリウム水溶液(8.0ml)、水(2
4.0ml)の順に加え、セライトろ過し、メタノール
にて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、(2−
メチル−3−ピリジニル)メタノール(4.6g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 2.53(3H, s), 4.73(2H, s),
7.15(1H, dd, J=7.6, 1.4Hz), 8.38(1H, d, J=5.2Hz)
【0617】参考例146 (2−メチル−3−ピリジニル)メタノール(3.0
g)を塩化メチレン(30ml)に溶解し、DMF(三
滴)を加えた後、0℃にて塩化チオニル(3.56m
l)を加え、室温にて2時間攪拌した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さのメタノール溶液(20ml)を、
4−アミノチオフェノール(2.74g)、3N水酸化
ナトリウム(24.4ml)のメタノール溶液(41.
2ml)に0℃にて滴下した。室温にて30分攪拌後、
減圧下溶媒を除去し、得られた残さを水中に加え、酢酸
エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグ
ネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた
残さヘキサン/酢酸エチルにて洗浄し、4−[[(2−
メチル−3−ピリジニル)メチル]スルファニル]アニ
リン(4.3g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 2.54(3H, s), 3.75(2H, b
r), 3.88(2H, s), 6.55(2H, d, J=8.8Hz), 6.96(1H, d
d, J=7.6, 4.8Hz), 7.08(2H, d, J=8.8Hz), 7.14-7.19
(1H, m), 8.35(1H, dd, J=4.8, 1.8Hz)
【0618】参考例147 水素化リチウムアルミニウム(2.0g)のTHF溶液
(156ml)に、6−メチルニコチン酸メチル(7.
8g)のTHF溶液(78ml)を0℃にて滴下した。
室温にて2時間攪拌し、0℃にて水(7.8ml)、1
5%水酸化ナトリウム水溶液(7.8ml)、水(2
3.4ml)の順に加え、セライトろ過し、メタノール
にて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、(6−
メチル−3−ピリジニル)メタノール(6.3g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 2.50(3H, s), 4.64(2H, s),
7.13(1H, d, J=8.0Hz),7.58-7.64(1H, m), 8.34(1H,
s)
【0619】参考例148 (6−メチル−3−ピリジニル)メタノール(3.0
g)を塩化メチレン(30ml)に溶解し、DMF(三
滴)を加えた後、0℃にて塩化チオニル(3.56m
l)を加え、室温にて2時間攪拌した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さのメタノール溶液(20ml)を、
4−アミノチオフェノール(2.74g)、3N水酸化
ナトリウム(24.4ml)のメタノール溶液(41.
2ml)に0℃にて滴下した。室温にて30分攪拌後、
減圧下溶媒を除去し、得られた残さを水中に加え、酢酸
エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグ
ネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた
残さをヘキサン/酢酸エチルにて洗浄し、4−[[(6
−メチル−3−ピリジニル)メチル]スルファニル]ア
ニリン(4.2g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 2.51(3H, s), 2.73(2H, b
r), 3.86(2H, s), 6.53-6.58(2H, m), 7.01-7.08(3H,
m), 7.34-7.40(1H, m), 8.18(1H, d, J=2.2Hz)
【0620】参考例149 水素化リチウムアルミニウム(2.75g)のTHF溶
液(200ml)に、0℃にてピラジン−2−カルボン
酸メチル(10g)のTHF溶液(100ml)を滴下
した。0℃にて30分攪拌した後、水(10ml)、1
5%水酸化ナトリウム水溶液(10ml)、水(30m
l)を加えた。セライトろ過し、メタノールにて洗浄し
た。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにて精製し、2−ピラジニルメ
タノール(1.5g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.76(1H, br), 4.85(2H,
s), 8.50-8.55(2H, m), 8.67(1H, m)
【0621】参考例150 2−ピラジニルメタノール(1.0g)をTHF(10
0ml)に溶解し、トリエチルアミン(2.0ml)を
加えた後、0℃にてメタンスルホニルクロライド(1.
0ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応液を水
中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗
浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さのメタノール溶液を、4−アミノチ
オフェノール(1.02g)、3N水酸化ナトリウム水
溶液(9.1ml)のメタノール溶液(20.4ml)
に0℃にて滴下した。室温にて16時間攪拌し、減圧下
溶媒を除去した。得られた残さに酢酸エチルを加え、
水、飽和食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、4−[(2−ピ
ラジニルメチル)スルファニル]アニリン(0.71
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.75(2H, br), 4.05(2H,
s), 6.52-6.57(2H, m), 7.09-7.13(2H, m), 8.32(1H,
d, J=1.6Hz), 8.39(1H, d, J=2.4Hz), 8.46-8.48(1H,
m) IR(KBr) 3349, 1624, 1597, 1497, 1400, 1294, 1177,
1019, 826cm-1
【0622】参考例151 3−メチルピリダジン(6.0g)をクロロホルム(1
80ml)に溶解し、トリクロロイソシアヌル酸(5.
9g)を加えて、18時間加熱還流した。室温に冷却
後、塩化メチレンで希釈し、セライトろ過した。1N水
酸化ナトリウム、飽和食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシ
ウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、3−クロロメ
チルピリダジン(1.4g)を得た。4−アミノチオフ
ェノール(1.7g)をメタノール(27ml)に溶解
し、3N水酸化ナトリウム(11ml)を加えた後、3
−クロロメチルピリダジン(1.4g)を加えた。室温
にて1時間攪拌した後、減圧下溶媒を除去し、得られた
残さに酢酸エチルを加え,水、飽和食塩水にて洗浄し、
硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、
得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
て精製し、4−[(3−ピリダジニルメチル)スルファ
ニル]アニリン(1.63g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.78(2H, br), 4.26(2H,
s), 6.51-6.56(2H, m), 7.08-7.13(2H, m), 7.36-7.41
(2H, m), 9.02(1H, dd, J=4.6, 2.0Hz)
【0623】参考例152 クロロアセトアミジン塩酸塩(19.7g)に1,1,
3,3−テトラメトキシプロパン(50ml)を加え、
100℃にて16時間攪拌した。室温に冷却後、反応液
を水中に加え、塩化メチレンにて抽出した。硫酸マグネ
シウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、2−(クロ
ロメチル)ピリミジン(2.0g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.76(2H, s), 7.27-7.30(1
H, m), 8.78(1H, d, J=5.2Hz)
【0624】参考例153 (4−ニトロベンジル)ホスホニウムブロマイド(15
g)をTHF(225ml)に溶解し、28%ナトリウ
ムメトキシド/メタノール溶液(5.80g)を加え
て、室温にて30分攪拌した後、1−プロピルイミダゾ
ール−2−カルバルデヒド(2.15g)を加えて、室
温にて6時間攪拌した。反応液に水(10ml)を加
え、室温にて30分攪拌した後、酢酸エチルにて抽出し
た。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、2−[(E)−
2−(4−ニトロフェニル)エテニル]−1−プロピル
イミダゾール(3.3g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.92(3H, t, J=7.0Hz), 1.7
0-1.80(2H, m), 3.83(2H, t, J=7.0Hz), 6.53(1H, d, J
=12.4Hz), 6.73(1H, d, J=12.8Hz), 6.94(1H, s), 7.11
(1H, s), 7.80(2H, d, J=9.2Hz), 8.15(2H, d, J=8.8H
z)
【0625】参考例154 2−[(E)−2−(4−ニトロフェニル)エテニル]
−1−プロピルイミダゾール(2.0g)をエタノール
(20ml)に溶解し、10%パラジウム/カーボン
(0.20g)を加えて、水素雰囲気下、室温にて3時
間攪拌した。セライトろ過し、エタノールにて洗浄し
た。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにて精製し、4−[2−(1−
プロピルイミダゾール−2−イル)エチル]アニリン
(1.08g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.88(3H, t, J=7.2Hz), 1.5
7-1.75(2H, m), 2.83-3.04(4H, m), 3.61-3.69(4H, m),
6.61(2H, d, J=8.8Hz), 6.78-6.79(1H, d, J=1.0Hz),
6.93-6.99(3H, m)
【0626】参考例155 2−[(E)−2−(4−ニトロフェニル)エテニル]
−1−プロピルイミダゾール(1.3g)に85%エタ
ノール溶液(39ml)を加え、塩化カルシウム(0.
30g)、還元鉄(1.5g)を加え、4時間加熱還流
した。室温に冷却後、セライトろ過し、酢酸エチルにて
洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さを水中に
加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、2−[(E)−2−(4−ニトロフェニ
ル)エテニル]−1−プロピルイミダゾール(1.0
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.82(3H, t, J=7.2Hz), 1.5
5-1.71(2H, m), 3.64(2H, t, J=7.0Hz), 3.78(2H, br),
6.15(1H, d, J=12.0Hz), 6.53(2H, d, J=8.4Hz), 6.65
(1H, d, J=12.0Hz), 6.86(1H, d, J=1.2Hz), 7.10(1H,
d, J=1.4Hz), 7.14(2H, d, J=8.8Hz)
【0627】参考例156 N−メチル−4−ニトロアニリン(2.3g)をTHF
(92ml)に溶解し、0℃にて60%水素化ナトリウ
ム(1.85g)を加え、室温にて1時間攪拌した後、
2−クロロメチル−1−プロピルイミダゾール塩酸塩
(3.54g)を加えて、室温にて24時間攪拌した。
反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩
水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下
溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにて精製し、N−メチル−4−ニトロ−N
−[(1−プロピルイミダゾール−2−イル)メチル]
アニリン(2.7g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.88(3H, t, J=7.2Hz), 1.7
2(2H, m), 3.10(3H, s),3.80(2H, t, J=7.4Hz), 4.67(2
H, s), 6.79(2H, d, J=9.6Hz), 6.92(1H, d, J=1.6Hz),
7.01(1H, d, J=1.4Hz), 8.13(2H, d, J=9.6Hz)
【0628】参考例157 N−メチル−4−ニトロ−N−[(1−プロピルイミダ
ゾール−2−イル)メチル]アニリン(1.5g)に8
5%エタノール溶液(45ml)を加え、塩化カルシウ
ム(0.30g)、還元鉄(1.5g)を加え、3時間
加熱還流した。室温に冷却後、セライトろ過し、酢酸エ
チルにて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さ
を酢酸エチルに溶解した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸
マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得ら
れた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精
製し、N−メチル−N−[(1−プロピルイミダゾール
−2−イル)メチル]−1,4−ベンゾジアミン(1.
03g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.89(3H, t, J=7.2Hz), 1.6
8-1.80(2H, m), 2.68(3H, s), 3.42(2H, br), 3.89(2H,
t, J=7.4Hz), 4.30(2H, m), 6.67(2H, d, J=8.8Hz),
6.83(2H, d, J=8.8Hz), 6.88(1H, d, J=1.2Hz), 6.97(1
H, d, J=1.4Hz)
【0629】参考例158 4−ニトロベンゼンチオール(10g)をメタノール
(100ml)に溶解し、3N水酸化ナトリウム(3
2.2ml)を加えた後、2−ブロモエタノール(9.
7g)を滴下した。室温にて1時間攪拌後、減圧下溶媒
を除去し、得られた残さに水を加え、酢酸エチルにて抽
出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて
乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをヘキサ
ン/酢酸エチルにて洗浄し、2−[(4−ニトロフェニ
ル)スルファニル]エタノール(10.6g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.26(2H, t, J=6.0Hz), 3.8
5-3.96(2H, m), 7.40(2H, d,J=9.0Hz), 8.14(2H, d, J=
9.2Hz)
【0630】参考例159 2−[(4−ニトロフェニル)スルファニル]エタノー
ル(3.0g)をTHF(60ml)に溶解し、トリエ
チルアミン(3.15ml)、メタンスルホニルクロラ
イド(1.85g)を加え、室温にて1時間攪拌した。
反応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食
塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧
下溶媒を除去し、得られた残さのDMF溶液(18m
l)を、イミダゾール(0.85g)、60%水素化ナ
トリウム(0.50g)のDMF溶液(15ml)に1
00℃にて滴下した。100℃にて16時間攪拌した
後、室温に冷却した。反応液を水中に加え、酢酸エチル
にて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウ
ムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さを
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、1−
[2−[(4−ニトロフェニル)スルファニル]エチ
ル]イミダゾール(0.60g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.39(2H, t, J=6.6Hz), 4.2
6(2H, t, J=6.6Hz), 6.94-6.96(1H, m), 7.06-7.08(1H,
m), 7.32(2H, d, J=9.0Hz), 7.50(1H, s), 8.15(2H,
d, J=8.8Hz)
【0631】参考例160 1−[2−[(4−ニトロフェニル)スルファニル]エ
チル]イミダゾール(0.60g)に85%エタノール
溶液(18ml)を加え、塩化カルシウム(0.13
g)、還元鉄(0.67g)を加え、3時間加熱還流し
た。室温に冷却後、セライトろ過し、酢酸エチルにて洗
浄した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さを酢酸エチ
ルに溶解した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウ
ムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さを
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、4−
[[2−(イミダゾール−1−イル)エチル]スルファ
ニル]フェニルアミン(0.48g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.05(2H, t, J=6.6Hz), 3.7
8(2H, br), 4.04(2H, t,J=7.0Hz), 6.64(2H, d, J=8.4H
z), 6.88-6.90(1H, m), 7.03-7.05(1H, m), 7.24(2H,
d, J=8.4Hz), 7.44(1H, s)
【0632】参考例161 5−ニトロ−2−ピリジンチオール(6.0g)をメタ
ノール水溶液(150ml)に溶解し、水酸化ナトリウ
ム(4.6g)を加え、2−(クロロメチル)ピリジン
塩酸塩(7.6g)を加え、室温にて15分攪拌した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さに水を加え、酢酸エ
チルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネ
シウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、
5−ニトロ−2−[(2−ピリジニルメチル)スルファ
ニル]ピリジン(6.2g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.65(2H, s), 7.15-7.72(1
H, m), 7.35(1H, d, J=9.2Hz), 7.43-7.48(1H, m), 7.6
4(1H, td, J=7.6, 1.8Hz), 8.23(1H, d, J=9.2, 3.0H
z), 8.55-8.59(1H, m), 9.23-9.25(1H, m)
【0633】参考例162 5−ニトロ−2−[(2−ピリジニルメチル)スルファ
ニル]ピリジン(6.0g)を酢酸(60ml)に溶解
し、還元鉄(18g)を加え、室温にて24時間攪拌し
た。セライトろ過し、酢酸エチルにて洗浄した。減圧下
溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにて精製し、6−[(2−ピリジニルメチ
ル)スルファニル]−3−ピリジンアミン(1.83
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ3.63(2H, s), 4.47(2H, s),
6.86(1H, dd, J=8.4, 2.8Hz), 7.03(1H, dd, J=8.4, 0.
8Hz), 7.08-7.15(1H, m), 7.37(1H, d, J=7.8Hz), 7.57
(1H, td, J=7.6, 1.8Hz), 7.99-8.01(1H, m), 8.50-8.5
5(1H, m)
【0634】参考例163 5−ニトロ−2−ピリジンチオール(5.0g)をメタ
ノール水溶液(125ml)に溶解し、水酸化ナトリウ
ム(3.84g)を加えた後、3−(クロロメチル)ピ
リジン塩酸塩(6.30g)を加え、室温にて30分攪
拌した。、減圧下溶媒を除去し、得られた残さを水中に
加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去
し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、5−ニトロ−2−[(3−ピリジニルメ
チル)スルファニル]ピリジン(6.0g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.51(2H, s), 7.21-7.32(2
H, m), 7.71-7.77(1H, m), 8.24(1H, dd, J=8.8, 2.6H
z), 8.68(1H, d, J=3.8Hz), 9.27(1H, d, J=3.4Hz)
【0635】参考例164 5−ニトロ−2−[(3−ピリジニルメチル)スルファ
ニル]ピリジン(5.6g)を酢酸(56ml)に溶解
し、還元鉄(16.8g)を加えて、室温にて4時間攪
拌した。セライト濾過し、酢酸エチルにて洗浄した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにて精製し、6−[(3−ピリジニル
メチル)スルファニル]−3−ピリジニルアミン(4.
3g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 4.30(2H, s), 6.82-6.88(1
H, m), 6.95-7.00(1H, m), 7.18-7.24(1H, m), 7.66-7.
73(1H, m), 8.02-8.24(1H, m), 8.42-8.45(1H, m), 8.5
4(1H, s)
【0636】参考例165 (2−メチル−3−ピリジニル)メタノール(4.0
g)を塩化メチレン(40ml)に溶解し、DMF(三
滴)を加えた後、0℃にて塩化チオニル(4.75m
l)を加え、室温にて2時間攪拌した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さのメタノール溶液(30ml)を、
4−ニトロチオフェノール(4.56g)、3N水酸化
ナトリウム(29.2ml)のメタノール水溶液(6
8.4ml)に0℃にて滴下した。室温にて2時間攪拌
後、減圧下溶媒を除去し、酢酸エチルにて抽出した。飽
和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さヘキサン/酢酸エチ
ルにて洗浄し、2−メチル−3−[[(5−ニトロ−2
−ピリジニル)スルファニル]メチル]ピリジン(4.
9g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 2.66(3H, s), 4.52(2H, s),
7.09(1H, dd, J=7.6, 4.8Hz), 7.27-7.33(1H, m), 7.7
2(1H, dd, J=7.6, 1.4Hz), 8.25(1H, dd, J=8.8,2.6H
z), 8.41(1H, dd, J=4.8, 1.6Hz), 9.27-9.29(1H, m)
【0637】参考例166 2−メチル−3−[[(5−ニトロ−2−ピリジニル)
スルファニル]メチル]ピリジン(4.0g)に85%
エタノール水溶液(80ml)を加え、塩化カルシウム
(0.86g)、還元鉄(4.3g)を加えて、3時間
加熱還流した。室温に冷却後、減圧下溶媒を除去した。
セライトろ過し、酢酸エチルにて洗浄した。飽和食塩水
にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶
媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、4−[[(2−メチル−3−ピ
リジニル)メチル]スルファニル]アニリン(3.2
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 2.63(3H, s), 3.65(2H, b
r), 4.30(2H, s), 6.82-7.04(3H, m), 7.55(1H, dd, J=
7.6, 1.4Hz), 8.01-8.04(1H, m), 8.35(1H, dd, J=4.8,
1.6Hz)
【0638】参考例167 耐圧管に、メチルプロピオレート(20g)とトリメチ
ルシリルアジド(68.6g)を加え、105℃にて7
2時間攪拌した。室温に冷却後、メタノールを加え、減
圧下溶媒を除去した後、得られた残さをジエチルエーテ
ル/メタノールにて洗浄し、1,2,3−トリアゾール
−4−カルボン酸メチル(22.7g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 3.87(3H, s), 8.57(1H, m)
【0639】参考例168 1,2,3−トリアゾール−4−カルボン酸メチル(1
7.6g)をDMF(210ml)に溶解し、炭酸カリ
ウム(11.5g)、ヨードプロパン(14.9ml)
を加え、室温にて16時間攪拌した。ろ過した後、減圧
下溶媒を除去し、得られた残さに水を加え、塩化メチレ
ンにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシ
ウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、2
−プロピル−1,2,3−トリアゾール−4−カルボン
酸メチル(10.3g)、1−プロピル−1,2,3−
トリアゾール−5−カルボン酸メチル(3.2g)およ
び1−プロピル−1,2,3−トリアゾール−4−カル
ボン酸メチル(2.6g)を得た。 2−プロピル−1,2,3−トリアゾール−4−カルボ
ン酸メチル:1H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.94(3H, t, J
=7.4Hz), 1.95-2.10(2H, m), 3.96(3H, s), 4.46(2H,
t, J=7.0Hz), 8.06(1H, s) 1−プロピル−1,2,3−トリアゾール−5−カルボ
ン酸メチル:1H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.96(3H, t, J
=7.4Hz), 1.86-2.02(2H, m), 3.94(3H, s), 4.71(2H,
t, J=7.4Hz), 8.13(1H, s) 1−プロピル−1,2,3−トリアゾール−4−カルボ
ン酸メチル:1H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.97(3H, t, J
=7.4Hz), 1.90-2.04(2H, m), 3.96(3H, s), 4.40(2H,
t, J=7.0Hz), 8.10(1H, s)
【0640】参考例169 水素化リチウムアルミニウム(1.57g)のTHF溶
液(140ml)に、0℃にて2−プロピル−1,2,
3−トリアゾール−4−カルボン酸メチル(7.0g)
のTHF溶液(70ml)を滴下した。室温にて1時間
攪拌後、0℃にて飽和硫酸ナトリウム水溶液を加えた。
セライトろ過し、エタノールにて洗浄した。減圧下溶媒
を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにて精製し、4−ヒドロキシメチル−2−プロ
ピル−1,2,3−トリアゾール(5.9g)を得た。
4−ヒドロキシメチル−2−プロピル−1,2,3−ト
リアゾール(4.0g)に0℃にて塩化チオニル(32
ml)を加え、1時間加熱還流した。室温に冷却後、減
圧下溶媒を除去し、4−クロロメチル−2−プロピル−
1,2,3−トリアゾール(4.2g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.2Hz), 1.9
3-2.07(2H, m), 4.37(2H, t, J=6.8Hz), 4.66(2H, s),
7.60(1H, s)
【0641】参考例170 水素化リチウムアルミニウム(0.72g)のTHF溶
液(64ml)に、0℃にて1−プロピル−1,2,3
−トリアゾール−5−カルボン酸メチル(3.2g)の
THF溶液(32ml)を滴下した。室温にて1時間攪
拌後、0℃にて飽和硫酸ナトリウム水溶液を加えた。セ
ライトろ過し、エタノールにて洗浄した。減圧下溶媒を
除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製し、5−ヒドロキシメチル−1−プロピ
ル−1,2,3−トリアゾール(2.8g)を得た。5
−ヒドロキシメチル−1−プロピル−1,2,3−トリ
アゾール(2.8g)に0℃にて塩化チオニル(16.
8ml)を加え、1時間加熱還流した。室温に冷却後、
減圧下溶媒を除去し、得られた残さに酢酸エチルを加
え、沈殿物をろ過し、5−クロロメチル−1−プロピル
−1,2,3−トリアゾール塩酸塩(2.1g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 0.90(3H, t, J=7.2Hz),
1.79-1.95(2H, m), 4.34(2H, t, J=7.0Hz), 5.03(2H,
s), 9.53(1H, br)
【0642】参考例171 水素化リチウムアルミニウム(0.58g)のTHF溶
液(51.4ml)に、0℃にて1−プロピル−1,
2,3−トリアゾール−4−カルボン酸メチル(2.6
g)のTHF溶液(26ml)を滴下した。室温にて1
時間攪拌後、0℃にて飽和硫酸ナトリウム水溶液を加え
た。セライトろ過し、エタノールにて洗浄した。減圧下
溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにて精製し、4−ヒドロキシメチル−1−
プロピル−1,2,3−トリアゾール(1.9g)を得
た。4−ヒドロキシメチル−1−プロピル−1,2,3
−トリアゾール(1.9g)に0℃にて塩化チオニル
(32ml)を加え、1時間加熱還流した。室温に冷却
後、減圧下溶媒を除去し、4−クロロメチル−1−プロ
ピル−1,2,3−トリアゾール(1.75g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.98(3H, t, J=7.2Hz), 1.9
2-2.05(2H, m), 4.40(2H, t, J=6.6Hz), 4.78(2H, s),
7.91(1H, br)
【0643】参考例172 2−[(4−ニトロフェニル)スルファニル]エタノー
ル(3.0g)をTHF(60ml)に溶解し、トリエ
チルアミン(3.1ml)、メタンスルホニルクロライ
ド(2.0ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。反
応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩
水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下
溶媒を除去し、得られた残さのDMF溶液(11.4m
l)を、1,2,4−トリアゾール(1.1g)、炭酸
カリウム(2.5g)のDMF溶液(34ml)に滴下
した。90℃にて16時間攪拌した後、室温に冷却し
た。反応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽
和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにて精製し、1−[2−[(4−ニ
トロフェニル)スルファニル]エチル]−1,2,4−
トリアゾール(1.3g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ3.18(2H, d, J=6.6Hz), 4.26
(2H, t, J=6.6Hz), 6.62(2H, d, J=8.4Hz), 7.22(2H,
d, J=8.4Hz), 7.92(1H, s), 8.04(1H, s)
【0644】参考例173 1−[2−[(4−ニトロフェニル)スルファニル]エ
チル]−1,2,4−トリアゾール(1.3g)に85
%エタノール溶液(38ml)を加え、塩化カルシウム
(0.28g)、還元鉄(1.4g)を加え、3時間加
熱還流した。室温に冷却後、セライトろ過し、酢酸エチ
ルにて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さを
水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて
洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を
除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製し、4−[[2−(1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)エチル]スルファニル]フェニルア
ミン(0.95g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ3.18(2H, d, J=6.6Hz), 4.26
(2H, t, J=6.6Hz), 6.62(2H, d, J=8.4Hz), 7.22(2H,
d, J=8.4Hz), 7.92(1H, s), 8.04(1H, s)
【0645】参考例174 4−ニトロフェノール(10g)をDMF(100m
l)に溶解し、炭酸カリウム(12.9g)、2−ブロ
モエタノール(10.8g)を加え、90℃にて16時
間攪拌した。室温に冷却後、ろ過して、減圧下溶媒を除
去した。得られた残さを水中に加え、酢酸エチルにて抽
出した。飽和飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウム
にて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し2−(4
−ニトロフェノキシ)エタノール(7.8g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ4.01-4.07(2H, m), 4.17-4.2
2(2H, m), 6.99(2H, d,J=9.4Hz), 8.22(2H, d, J=9.2H
z)
【0646】参考例175 2−(4−ニトロフェノキシ)エタノール(3.0g)
をTHF(60ml)に溶解し、トリエチルアミン
(2.74ml)、メタンスルホニルクロライド(1.
4ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応液を水
中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗
浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さのDMF溶液(15ml)を、1,
2,4−トリアゾール(1.0g)、炭酸カリウム
(3.4g)のDMF溶液(30ml)に滴下した。9
0℃にて16時間攪拌した後、室温に冷却した。反応液
を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水に
て洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒
を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにて精製し、1−[2−(4−ニトロフェノキ
シ)エチル]−1,2,4−トリアゾール(1.7g)
を得た。1−[2−(4−ニトロフェノキシ)エチル]
−1,2,4−トリアゾール(1.6g)に85%エタ
ノール溶液(48ml)を加え、塩化カルシウム(0.
38g)、還元鉄(1.91g)を加え、3時間加熱還
流した。室温に冷却後、セライトろ過し、酢酸エチルに
て洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さを酢酸
エチルに溶解した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネ
シウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、
4−[2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)エ
トキシ]アニリン(0.92g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ3.47(2H, br), 4.25(2H, t,
J=4.8Hz), 4.52(2H, t,J=4.8Hz), 6.58-6.72(4H, m),
7.96(1H, s), 8.22(1H, s)
【0647】参考例176 2−(4−ニトロフェノキシ)エタノール(3.0g)
をTHF(60ml)に溶解し、トリエチルアミン
(3.15ml)、メタンスルホニルクロライド(1.
85ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応液を
水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて
洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を
除去し、得られた残さのDMF溶液(18ml)を、イ
ミダゾール(0.85g)、60%水素化ナトリウム
(0.50g)のDMF溶液(15ml)に滴下した。
100℃にて16時間攪拌した後、室温に冷却した。反
応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩
水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下
溶媒を除去し得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、1−[2−(4−ニトロフェノ
キシ)エチル]イミダゾール(0.60g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ4.28-4.34(2H, m), 4.39-4.4
4(2H, m), 6.94(2H, d,J=9.2Hz), 7.04-7.06(1H, m),
7.08-7.10(1H, m), 7.61(1H, s), 8.19(2H, d, J=9.4H
z)
【0648】参考例177 1−[2−(4−ニトロフェノキシ)エチル]イミダゾ
ール(0.64g)に85%エタノール溶液(19.2
ml)を加え、塩化カルシウム(0.15g)、還元鉄
(0.77g)を加え、3時間加熱還流した。室温に冷
却後、セライトろ過し、酢酸エチルにて洗浄した。減圧
下溶媒を除去し、得られた残さを酢酸エチルに溶解し
た。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥
した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、4−[2−(イ
ミダゾール−1−イル)エトキシ]アニリン(0.31
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ4.14(2H, t, J=4.8Hz), 4.28
(2H, t, J=4.8Hz), 6.59-6.72(4H, m), 7.02-7.07(2H,
m), 7.58(1H, s)
【0649】参考例178 3−(4−ニトロフェニル)プロパノール(5.0g)
をTHF(100ml)に溶解し、2,6−ジメチルピ
リジン(5.1ml)、メタンスルホン酸無水物(6.
7g)を加え、50℃にて12時間攪拌した。臭化リチ
ウム(3.6g)を加え、60℃にて8時間攪拌した。
室温に冷却後、反応液を水中に加え、酢酸エチルに溶解
した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾
燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて精製し、1−(3−ブ
ロモプロピル)−4−ニトロベンゼン(3.1g)を得
た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ2.13-2.38(2H, m), 2.87-2.9
5(2H, m), 3.40(2H, t,J=6.2Hz), 7.38(2H, d, J=8.8H
z), 8.16(2H, d, J=8.8Hz)
【0650】参考例179 イミダゾール(1.3g)をTHF(15.5ml)に
溶解し、炭酸カリウム(5.3g)を加えた後、1−
(3−ブロモプロピル)−4−ニトロベンゼン(3.1
g)のTHF溶液(15.5ml)を滴下した。50℃
にて60時間攪拌した後、室温に冷却した。反応液を水
中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗
浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて精製し、1−[3−(4−ニトロフェニル)プ
ロピル]イミダゾール(1.3g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ2.10-2.23(2H, m), 2.72(2H,
t, J=7.2Hz), 4.00(2H,t, J=6.6Hz), 6.93(1H, s), 7.
09(1H, s), 7.32(2H, d, J=8.8Hz), 7.48(1H, s), 8.16
(2H, d, J=8.8Hz)
【0651】参考例180 1−[3−(4−ニトロフェニル)プロピル]イミダゾ
ール(1.2g)を85%エタノール溶液(37ml)
に溶解し、塩化カルシウム(0.30g)、還元鉄
(1.5g)を加え、4時間加熱還流した。室温に冷却
後、セライトろ過し、酢酸エチルにて洗浄した。減圧下
溶媒を除去し、得られた残さに水を加え、酢酸エチルに
て抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウム
にて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、4−
[3−(イミダゾール−1−イル)プロピル]アニリン
(0.77g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ1.98-2.13(2H, m), 2.50(2H,
t, J=7.2Hz), 3.50(2H,br), 3.90(2H, t, J=7.0Hz),
6.64(2H, d, J=8.6Hz), 6.89-6.98(3H, m), 7.06-7.08
(1H, m), 7.45(1H, s)
【0652】参考例181 1,2,4−トリアゾール(0.68g)をTHF
(8.0ml)に溶解し、炭酸カリウム(2.7g)を
加えた後、1−(3−ブロモプロピル)−4−ニトロベ
ンゼン(1.6g)のTHF溶液(8.0ml)を滴下
し、50℃にて60時間攪拌した。室温に冷却後,反応
液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水
にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶
媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、1−[3−(4−ニトロフェニ
ル)プロピル]−1,2,4−トリアゾール(0.69
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ2.23-2.35(2H, m), 2.76(2H,
t, J=7.4Hz), 4.23(2H,t, J=6.8Hz), 7.35(2H, d, J=
8.4Hz), 7.98(1H, s), 8.08(1H, s), 8.16(2H, d, J=8.
8Hz)
【0653】参考例182 1−[3−(4−ニトロフェニル)プロピル]−1,
2,4−トリアゾール(0.68g)を85%エタノー
ル溶液(20.4ml)に溶解し、塩化カルシウム
(0.16g)、還元鉄(0.82g)を加え、4時間
加熱還流した。室温に冷却後、セライトろ過し、酢酸エ
チルにて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さ
を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水に
て洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒
を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにて精製し、4−[3−(1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)プロピル]アニリン(0.43g)
を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ2.12-2.21(2H, m), 2.51(2H,
t, J=7.4Hz), 3.63(2H,br), 4.13(2H, t, J=7.4Hz),
6.63(2H, d, J=8.4Hz), 6.94(2H, d, J=8.4Hz),7.95(1
H, s), 8.00(1H, s)
【0654】参考例183 メチル N−メチル−N−(4−ニトロベンジル)−N_−
プロピルイミドチオカルバメート(8.0g)をエタノ
ール(80ml)に溶解し、2−アミノアセトアルデヒ
ドジメチルアセタール(13.2ml)を加えて、60
℃にて16時間攪拌した。室温に冷却後、減圧下溶媒を
除去した後、アセトニトリルにて3回共沸した。アセト
ニトリル(80ml)を加え、p−トルエンスルホン酸
一水和物(19.2g)を加えて、4時間加熱還流し
た。室温に冷却後、飽和重曹水にて中和し、酢酸エチル
にて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウ
ムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さを
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、N−
メチル−N−(4−ニトロベンジル)−1−プロピルイ
ミダゾール−2−アミン(2.9g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.91(3H, t, J=7.2Hz), 1.6
8-1.80(2H, m), 2.70(3H, s), 3.77(2H, d, J=7.2Hz),
4.28(2H, s), 6.68(1H, s), 6.82(1H, s), 7.51(2H, d,
J=8.8Hz), 8.17(2H, d, J=8.4Hz)
【0655】参考例184 N−メチル−N−(4−ニトロベンジル)−1−プロピ
ルイミダゾール−2−アミン(2.9g)を85%エタ
ノール溶液(87ml)に溶解し、塩化カルシウム
(0.59g)、還元鉄(3.0g)を加え、4時間加
熱還流した。室温に冷却後、セライトろ過し、酢酸エチ
ルにて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さに
水を加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗
浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて精製し、N−(4−アミノベンジル)−N−メ
チル−1−プロピルイミダゾール−2−アミン(1.2
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.90(3H, t, J=7.2Hz), 1.6
3-1.78(2H, m), 2.64(3H, s), 3.74(2H, d, J=6.6Hz),
3.98(2H, s), 6.53-6.69(1H, m), 6.84(1H, d, J=2.0H
z), 7.00-7.15(2H, m)
【0656】参考例185 2−メルカプト−5−ニトロピリジン(3.2g)をD
MF(64ml)に溶解し、炭酸カリウム(8.5
g)、2−クロロメチル−1−プロピルイミダゾール塩
酸塩(4.8g)を加え、室温にて1時間攪拌した。反
応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩
水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下
溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにて精製し、5−ニトロ−2−[[(1−
プロピルイミダゾール−2−イル)メチル]スルファニ
ル]ピリジン(4.8g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.95(3H, t, J=7.4Hz), 1.75
-1.89(2H, m), 3.96(2H,t, J=7.4Hz), 4.66(2H, s), 6.
89(1H, s), 6.99(1H, s), 7.41(1H, d, J=8.8Hz), 8.23
-8.30(1H, m), 9.25-9.27(1H, m)
【0657】参考例186 5−ニトロ−2−[[(1−プロピルイミダゾール−2
−イル)メチル]スルファニル]ピリジン(4.8g)
を85%エタノール溶液(114ml)に溶解し、塩化
カルシウム(0.95g)、還元鉄(4.8g)を加
え、4時間加熱還流した。室温に冷却後、セライトろ過
し、酢酸エチルにて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得
られた残さに水を加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和
食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにて精製し、6−[[(1−プロピル
イミダゾール−2−イル)メチル]スルファニル]ピリ
ジン−3−アミン(2.8g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.91(3H, t, J=7.2Hz), 1.70
-1.85(2H, m), 3.84-3.94(2H, m), 4.47(2H, s), 6.82-
7.11(4H, m), 7.97-8.02(1H, m)
【0658】参考例187 2−メルカプト−5−ニトロピリジン(2.3g)をD
MF(47ml)に溶解し、炭酸カリウム(6.2
g)、5−クロロメチル−1−プロピルイミダゾール塩
酸塩(3.5g)を加え、室温にて4時間攪拌した。反
応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩
水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下
溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにて精製し、5−ニトロ−2−[[(1−
プロピルイミダゾール−5−イル)メチル]スルファニ
ル]ピリジン(2.9g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.97(3H, t, J=7.2Hz), 1.78
-1.91(2H, m), 3.88-3.96(2H, m), 4.57(2H, s), 7.05
(1H, s), 7.32(1H, s), 8.23-8.30(1H, s), 9.28-9.30
(1H, m)
【0659】参考例188 5−ニトロ−2−[[(1−プロピルイミダゾール−5
−イル)メチル]スルファニル]ピリジン(2.9g)
を85%エタノール溶液(87ml)に溶解し、塩化カ
ルシウム(0.58g)、還元鉄(2.9g)を加え、
4時間加熱還流した。室温に冷却後、セライトろ過し、
酢酸エチルにて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得られ
た残さに水を加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩
水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下
溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにて精製し、6−[[(1−プロピルイミ
ダゾール−5−イル)メチル]スルファニル]ピリジン
−3−アミン(2.0g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ0.93(3H, t, J=7.2Hz), 1.73
-1.88(2H, m), 3.86-3.95(2H, m), 4.31(2H, s), 6.83-
7.00(3H, s), 7.41(1H, s), 8.00-8.02((1H, m)
【0660】参考例189 4−アミノチオフェノール(1.0g)をメタノール
(20ml)に溶解し、3規定水酸化ナトリウム(8.
0ml)を加えた後、2−(2−プロピルイミダゾール
−1−イル)エチル 4−メチルベンゼンスルホナート
(3.7g)を加えた。室温にて20時間攪拌した後、
減圧下溶媒を除去した。得られた残さに水を加え、酢酸
エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグ
ネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル/エタノール=15/1→6/1)にて精製し4−
[[2−(2−プロピルイミダゾール−1−イル)エチ
ル]スルファニル]アニリン(1.2g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.93(3H, t, J=7.4Hz), 1.6
0-1.75(2H, m), 2.47(2H, t, J=7.6Hz), 2.98(2H, t, J
=7.6Hz), 3.87(2H, br), 3.95(2H, t, J=7.6Hz),6.64(2
H, d, J=8.4Hz), 6.77(1H, d, J=1.2Hz), 6.88-6.94(1
H, m), 7.25(2H,d, J=8.4Hz)
【0661】参考例190 1−メチル−3−ニトロ−1,2,4−トリアゾール−
5−チオール(0.66g)をDMF(13.2ml)
に溶解し、炭酸カリウム(1.7g)、5−クロロメチ
ル−1−プロピルイミダゾール塩酸塩(1.1g)を加
えた後、室温にて18時間攪拌した。反応液を水中に加
え酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて洗浄後、硫
酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を除去し、得
られた残さをにて洗浄し、1−メチル−3−ニトロ−5
−[[(1−プロピルイミダゾール−5−イル)メチ
ル]チオ]−1,2,4−トリアゾール(0.55g)
を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.99(3H, t, J=7.2Hz), 1.7
8-1.92(2H, m), 3.83(3H, s), 3.86(2H, t, J=7.2Hz),
4.60(2H, s), 7.05(1H, s), 7.50(1H, s)
【0662】参考例191 1−メチル−3−ニトロ−5−[[(1−プロピルイミ
ダゾール−5−イル)メチル]チオ]−1,2,4−ト
リアゾール(2.8g)に85%エタノール溶液(84
ml)を加え、塩化カルシウム(0.57g)、還元鉄
(2.9g)を加えて、3時間加熱環流した。室温に冷
却後、セライトろ過し、酢酸エチルにて洗浄した。水、
飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥し
た。減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにて精製し、1−メチル−5−
[[(1−プロピルイミダゾール−5−イル)メチル]
チオ]−1,2,4−トリアゾール−3−アミン(0.
86g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.96(3H, t, J=7.2Hz), 1.7
7-1.87(2H, m), 3.52(3H, s), 3.91(2H, t, J=7.0Hz),
4.20(2H, br), 4.37(2H, s), 6.95(1H, s), 7.47(1H,
s)
【0663】参考例192 2−メトキシエチルアミン塩酸塩(10g)をtert−ブ
タノール(80ml)/酢酸(10ml)に溶解し、チ
オシアン酸カリウム(9.1g)、ジヒドロキシアセト
ンニ量体(5.7g)を加え、室温にて48時間攪拌し
た。反応液に水(20ml)を加え、減圧下溶媒を半分
まで濃縮しろ取した。水にて洗浄した後、亜硝酸ナトリ
ウム(0.20g)を加えた5.6N硝酸に氷冷下加
え、室温にて2時間攪拌した。反応液を炭酸カリウムに
て中和し、減圧下溶媒を除去した。エタノールにて洗浄
し、得られたろ液を減圧下溶媒を除去し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにて精製し5−ヒドロキシメチ
ル−1−(2−メトキシエチル)イミダゾール(2.9
g)を得た。1 H-NMR(200MHz, DMSO-d6) δ3.28(3H, s), 3.60(2H, t,
J=5.4Hz), 4.13(2H, t,J=5.4Hz), 4.38-4.47(2H, m),
5.09(1H, br), 6.76(1H, s), 7.53(1H, s)
【0664】参考例193 5−ヒドロキシメチル−1−(2−メトキシエチル)イ
ミダゾール(2.8g)を塩化チオニル(8.4ml)
中に加え、80℃にて1時間攪拌した。減圧下溶媒を除
去し、得られた残さを酢酸エチルにて洗浄し、5−クロ
ロメチル−1−(2−メトキシエチル)イミダゾール塩
酸塩(3.2g)を得た。1 H-NMR(200MHz, DMSO-d6) δ3.30(3H, s), 3.76(2H, t,
J=5.0Hz), 4.47(2H, t,J=5.0Hz), 5.07(2H, s), 7.85
(1H, s), 9.23(1H, s)
【0665】参考例194 2−メルカプト−1−メチルイミダゾール(0.81
g)をDMF(16.2ml)に溶解し、炭酸カリウム
(1.37g)を加えた後、2−[(4−ニトロフェニ
ル)チオ]エチル 4−メチルベンゼンスルホナート
(3.0g)を加え、60℃にて12時間攪拌した。反
応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩
水にて洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下
溶媒を除去し、得られた残さをヘキサン/酢酸エチルに
て洗浄し1−メチル−2−[[2−[(4−ニトロフェ
ニル)チオ]エチル]チオ]イミダゾール(1.3g)
を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ3.24-3.33(2H, m), 3.30-3.4
4(2H, m), 3.61(3H, s),6.98(1H, d, J=1.6Hz), 7.12(1
H, d, J=1.4Hz), 7.43(2H, d, J=8.8Hz), 8.11(2H, d,
J=9.0Hz)
【0666】参考例195 1−メチル−2−[[2−[(4−ニトロフェニル)チ
オ]エチル]チオ]イミダゾール(1.3g)を85%
エタノール(39ml)に溶解し、塩化カルシウム
(0.24g)、還元鉄(1.23g)を加え、3時間
加熱還流した。室温に冷却後、セライトろ過し、酢酸エ
チルにて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得られた残さ
に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩水にて
洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下溶媒を
除去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製し4−[[2−[(1−メチルイミダゾ
ール−2−イル)チオ]エチル]チオ]アニリン(0.
68g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ2.95-3.18(4H, m), 3.60(3H,
s), 3.76(2H, br), 6.60(2H, d, J=8.8Hz), 6.92(1H,
d, J=1.2Hz), 7.05(1H, d, J=1.4Hz), 7.22(2H,d, J=8.
8Hz)
【0667】参考例196 3−メルカプト−4−メチルトリアゾール(0.81
g)をDMF(16.2ml)に溶解し、炭酸カリウム
(1.37g)を加えた後、2−[(4−ニトロフェニ
ル)チオ]エチル 4−メチルベンゼンスルホナート
(3.0g)を加え、60℃にて12時間攪拌した。反
応液を水中に加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和食塩
水にて洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減圧下
溶媒を除去し、得られた残さをヘキサン/酢酸エチルに
て洗浄し4−メチル−3−[[2−[(4−ニトロフェ
ニル)チオ]エチル]チオ]‐1,2,4‐トリアゾー
ル(1.4g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ3.44-3.60(4H, m), 3.59(3H,
s), 7.49-7.55(2H, m),8.14-8.19(3H, m)
【0668】参考例197 4−メチル−3−[[2−[(4−ニトロフェニル)チ
オ]エチル]チオ]‐1,2,4‐トリアゾール(1.
4g)を85%エタノール(42ml)に溶解し、塩化
カルシウム(0.26g)、還元鉄(1.32g)を加
え、3時間加熱還流した。室温に冷却後、セライトろ過
し、酢酸エチルにて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得
られた残さに水を加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和
食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにて精製し4−[[2−[(4−メチ
ル−1,2,4−トリアゾール−3−イル)チオ]エチ
ル]チオ]アニリン(0.38g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ3.21(2H, t, J=7.0Hz), 3.55
(3H, s), 3.75(2H, s),6.63(2H, d, J=8.8Hz), 7.33(2
H, d, J=8.4Hz), 7.71(1H, s)
【0669】参考例198 2−メルカプト−5−ニトロベンズイミダゾール(2.
0g)をエタノール(20ml)に溶解し、3規定水酸
化ナトリウム(8.2ml)を加えた後、5−クロロメ
チル−1−プロピルイミダゾール塩酸塩(2.2g)を
加え、室温にて3時間攪拌した。減圧下溶媒を除去し、
得られた残渣に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。飽
和食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥した。
減圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにて精製し、5−ニトロ−2−
[[(1−プロピルイミダゾール−5−イル)メチル]
チオ]ベンズイミダゾール(1.6g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.95(3H, t, J=7.2Hz), 1.7
8-1.92(2H, m), 3.99(2H, t, J=7.2Hz), 4.69(2H, s),
7.10(1H, s), 7.49(1H, d, J=9.2Hz), 7.58(1H,s), 8.1
0(1H, dd, J=8.8, 2.2Hz), 8.38(1H, d, J=2.2Hz)
【0670】参考例199 5−ニトロ−2−[[(1−プロピルイミダゾール−5
−イル)メチル]チオ]ベンズイミダゾール(1.6
g)を85%エタノール(48ml)に溶解し、塩化カ
ルシウム(0.28g)、還元鉄(1.41g)を加
え、4時間加熱還流した。室温に冷却後、セライトろ過
し、酢酸エチルにて洗浄した。減圧下溶媒を除去し、得
られた残さに水を加え、酢酸エチルにて抽出した。飽和
食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥した。減
圧下溶媒を除去し、得られた残さをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにて精製し2−[[(1−プロピルイ
ミダゾール−5−イル)メチル]チオ]ベンズイミダゾ
ール−5−アミン(0.47g)を得た。1 H-NMR(200MHz, CDCl3) δ 0.86(3H, t, J=7.4Hz), 1.6
1-1.80(2H, m), 3.82(2H, t, J=7.2Hz), 4.46(2H, s),
6.57-6.63(2H, m), 6.94(1H, s), 7.42(2H, s)
【0671】参考例200 3−ヒドロキシ−4−ニトロベンズアルデヒド(7.0
g)、炭酸カリウム(8.1g)のDMF(100m
l)懸濁液にヨードエタン(8.3g)を窒素雰囲気下
において滴下した。終夜攪拌した後水を加え酢酸エチル
で抽出した。有機層を水で二回、飽和食塩水で一回洗っ
た後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で
留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、ヘ
キサン−酢酸エチルから再結晶して黄色の結晶として3
−エトキシ−4−ニトロベンズアルデヒド(5.7g)
を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.50 (3H, t, J=7.0 Hz),
4.27 (2H, q, J=7.0 Hz), 7.53 (1H, dd, J=8.0, 1.6 H
z), 7.58 (1H, d, J=1.4 Hz), 7.90 (1H, d, J=8.0 H
z), 10.04 (1H, s). 元素分析 C9H9NO4 Calcd. C, 55.39 ; H, 4.65 ; N, 7.
18 ; Found. C, 55.41 ;H, 4.43 ; N, 7.06.
【0672】参考例201 2−ブロモピリジン(4.0g)の乾燥エーテル(50
ml)溶液にアルゴン雰囲気下、−78℃においてn−
ブチルリチウム(19.2ml、1.6Mヘキサン溶
液)を滴下した。滴下終了後1時間攪拌した後3−エト
キシ−4−ニトロベンズアルデヒド(5.0g)の乾燥
エーテル(100ml)、乾燥THF(50ml)溶液
を滴下した。滴下終了後、室温に戻して終夜攪拌した。
水を加えた後、1N塩酸で中和して酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗った後、硫酸マグネシウム
で乾燥させた。溶媒を減圧下で留去した後シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製して濃褐
色の油状物として(3−エトキシ−4−ニトロフェニ
ル)(2−ピリジル)メタノール(3.4g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.45 (3H, t, J=7.0 Hz),
4.10-4.30 (2H, m), 5.77 (1H, s), 7.02 (1H, dd, J=
8.4, 1.4 Hz), 7.09-7.29 (3H, m), 7.68 (1H, td, J=
8.2, 2.0 Hz), 7.80 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.59 (1H, d,
J=5.2 Hz).
【0673】参考例202 (3−エトキシ−4−ニトロフェニル)(2−ピリジ
ル)メタノール(2.5g)の酢酸(50ml)溶液に
還元鉄(7.5g)を加えて終夜攪拌した。酢酸エチル
とエタノールを加え、不要物を濾去した。濾液を減圧下
で濃縮した後、酢酸エチルで薄めて飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液で中和した。有機層を分離し飽和食塩水で洗
って、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で
留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2)で精製し、ヘ
キサン−酢酸エチルから再結晶して結晶として(4−ア
ミノ−3−エトキシフェニル)(2−ピリジル)メタノ
ール(340mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.39 (3H, t, J=7.0 Hz),
3.90-4.10 (2H, m), 5.65 (1H, s), 6.66 (1H, d, J=4.
0 Hz), 6.74-6.82 (2H, m), 7.10-7.22 (2H, m),7.61
(1H, td, J=8.0, 1.4 Hz), 8.55 (1H, d, J=4.8 Hz).
【0674】参考例203 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル] −1
−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸(500
mg)、(4−アミノ−3−エトキシフェニル)(2−
ピリジル)メタノール(320mg)、1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール一水和物(210mg)のDMF
(15ml)溶液に触媒量の4−(N,N−ジメチルア
ミノ)ピリジンを加えた後、1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)−カルボジイミド塩酸塩(26
3mg)を加え窒素雰囲気下で終夜攪拌した。水を加え
た後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗っ
た後硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留
去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:3)で精製し、ジイ
ソプロピルエーテル−酢酸エチルから再結晶して黄色の
結晶として7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
ル]−N−[2−エトキシ−4−[ヒドロキシ(2−ピ
リジル)メチル]フェニル]−1−(2,2,2−トリ
フルオロアセチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾア
ゼピンー4−カルボキサミド(504mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.94 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.31-1.47 (5H, m), 1.50-1.65 (2H, m), 2.80-3.30 (3
H, m), 3.56 (2H, t, J=7.0 Hz), 3.82 (2H, t,J=4.4 H
z), 4.00-4.20 (4H, m), 4.80-4.90 (1H, m), 5.34 (1
H, d, J=3.6 Hz),5.72 (1H, d, J=3.4 Hz), 6.94-7.05
(4H, m), 7.14-7.35 (3H, m), 7.51-7.67(6H, m), 8.31
(1H, s), 8.40 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.58 (1H, d, J=
4.8 Hz). 元素分析 C39H40N3O6F3・0.1H2O Calcd. C, 66.39 ; H,
5.74 ; N, 5.96 ; Found. C, 66.15 ; H, 5.88 ; N,
5.73.
【0675】参考例204 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[2−エトキシ−4−[ヒドロキシ(2−ピリジル)メ
チル]フェニル]−1−(2,2,2−トリフルオロア
セチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4
−カルボキサミド(450mg)のジクロロメタン(1
0ml)溶液に3−クロロ過安息香酸(189mg)を
加えて窒素雰囲気下、終夜攪拌した。水を加えて酢酸エ
チルで抽出した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽
和食塩水で洗って、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶
媒を減圧下で留去して得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(メタノール:酢酸エチル=1:
8)で精製し、ジイソプロピルエーテル−酢酸エチルか
ら再結晶して無色の結晶として7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−N−[2−エトキシ−4−
[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イル)メチ
ル]フェニル]−1−(2,2,2−トリフルオロアセ
チル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−
カルボキサミド(249mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.94 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.34-1.68 (7H, m), 2.90-3.30 (3H, m), 3.56 (2H, t,
J=6.6 Hz), 3.82 (2H, t, J=4.4 Hz), 4.14-4.25 (4H,
m), 4.80-4.95 (1H, m), 6.06 (1H, d, J=3.6 Hz), 6.
51 (1H, br), 6.90-7.05 (4H, m), 7.20-7.36 (4H, m),
7.52-7.67 (5H, m), 8.25-8.29 (1H, m),8.37-8.47 (2
H, m). 元素分析 C39H40N3O7F3 Calcd. C, 65.08 ; H, 5.60 ;
N, 5.84 ; Found. C, 64.83 ; H, 5.42 ; N, 5.80.
【0676】参考例205 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[2−エトキシ−4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリ
ジン−2−イル)メチル]フェニル]−1−(2,2,
2−トリフルオロアセチル)−2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(210mg)の
エタノール(10ml)溶液に水素化ホウ素ナトリウム
(111mg)を加えて8時間攪拌した。水を加えて酢
酸エチルで抽出した後飽和食塩水で洗って硫酸マグネシ
ウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去した後、ヘキサ
ン−酢酸エチルから再結晶して黄色の結晶として7−
[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[2
−エトキシ−4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン
−2−イル)メチル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(167m
g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.93 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.34-1.65 (7H, m), 2.98 (2H, br), 3.40-3.60 (4H,
m), 3.80 (2H, t, J=4.4 Hz), 4.14-4.23 (4H, m), 4.6
1 (1H, br), 6.06 (1H, br), 6.51 (1H, br), 6.71 (1
H, d, J=8.0 Hz), 6.89-7.01 (4H, m), 7.18-7.30 (4H,
m), 7.44-7.48 (4H, m), 8.25-8.29 (1H, m), 8.35 (1
H, s), 8.46 (1H, d, J=8.0 Hz). 元素分析 C37H41N3O6・0.2H2O Calcd. C, 70.84 ; H,
6.65 ; N, 6.70 ; Found.C, 70.55 ; H, 6.71 ; N, 6.5
3.
【0677】参考例206 4−フルオロ−2−トリフルオロメチル安息香酸(7.
00g)、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩
(4.26g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一
水和物(6.69g)のDMF(100ml)溶液にト
リエチルアミン(4.42g)を加えた。ついで触媒量
の4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジンを加えた
後、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
−カルボジイミド塩酸塩(8.38g)を加え窒素雰囲
気下で1日間攪拌した。水を加えた後酢酸エチルで抽出
した。有機層をさらに水、飽和食塩水で洗った後硫酸マ
グネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル=1:1)で精製し、無色の油状物と
して1−[[[メトキシ(メチル)アミノ]オキシ]カ
ルボニル]−4−メチル−2−(トリフルオロメチル)
ベンゼン(8.07g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.36 (3H, s), 3.42 (3H,
s), 7.26-7.47 (3H, m).
【0678】参考例207 2−ブロモピリジン(4.1g)の乾燥エーテル(50
ml)溶液にアルゴン雰囲気下、−78℃においてn−
ブチルリチウム(19.4ml、1.6Mヘキサン溶
液)を滴下した。滴下終了後1時間攪拌した後1−
[[[メトキシ(メチル)アミノ]オキシ]カルボニ
ル]−4−メチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼ
ン(5.0g)の乾燥エーテル(50ml)溶液を滴下
した。滴下終了後、室温に戻して1.5時間攪拌した。
水を加えた後、0℃において1N塩酸で中和して酢酸エ
チルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗った後、硫酸
マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去した後
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸
エチル=1:1)で精製し、ヘキサンから羅再結晶して
褐色の結晶として[4−フルオロ−2−(トリフルオロ
メチル)フェニル](2−ピリジル)メタノン(3.4
g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 7.33 (1H, td, J=8.2, 2.2
Hz), 7.45-7.54 (3H, m), 7.93 (1H, td, J=8.0, 1.8
Hz), 8.23 (1H, dd, J=8.0, 1.0 Hz), 8.65 (1H,d, J=
4.0 Hz). 元素分析 C13H7NOF4 Calcd. C, 58.00 ; H, 2.62 ; N,
5.20 ; Found. C, 58.02; H, 2.87 ; N, 5.03.
【0679】参考例208 [4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニ
ル](2−ピリジル)メタノン(2.5g)のDMSO
(30ml)溶液にアジ化ナトリウム(0.73g)を
加えた後窒素雰囲気下90℃で終夜加熱した。放冷した
後水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を水で3
回、飽和食塩水で1回洗って硫酸マグネシウムで乾燥さ
せた。溶媒を減圧下で留去して、濃褐色の油状物として
[4−アジド−2−(トリフルオロメチル)フェニル]
(2−ピリジル)メタノン(2.89g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 7.27 (1H, dd, J=8.4, 2.2
Hz), 7.38 (1H, d, J=2.2 Hz), 7.47-7.53 (2H, m),
7.93 (1H, td, J=7.8, 1.8 Hz), 8.23 (1H, d, J=7.0 H
z), 8.64 (1H, d, J=6.6 Hz).
【0680】参考例209 [4−アジド−2−(トリフルオロメチル)フェニル]
(2−ピリジル)メタノン(2.0g)のTHF(20
ml)溶液を水素化リチウムアルミニウム(520m
g)のTHF(20ml)懸濁液に0℃、窒素雰囲気下
において滴下した。滴下終了後、室温に戻して1時間攪
拌した後、水(0.52ml)、15%水酸化ナトリウ
ム水溶液(0.52ml)、水(1.6ml)を順に0
℃において加え、室温に戻して終夜攪拌した。硫酸マグ
ネシウムを加えた後、不要物を濾去した。溶媒を減圧下
で留去して得られた残渣をヘキサン−酢酸エチルから再
結晶して無色の結晶として[4−アミノ−2−(トリフ
ルオロメチル)フェニル](2−ピリジル)メタノール
(1.51g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.84 (2H, br), 5.57 (1H,
d, J=4.0 Hz), 6.05 (1H, d, J=4.0 Hz), 6.74 (1H, d
d, J=8.4, 2.6 Hz), 6.94 (1H, d, J=2.4 Hz), 7.01-7.
10 (2H, m), 7.18-7.24 (1H, m), 7.61 (1H, td, J=7.
6, 1.8 Hz), 7.58(1H, d, J=5.2 Hz). 元素分析 C13H11N2OF3 Calcd. C, 58.21 ; H, 4.13 ;
N, 10.44 ; Found. C, 58.17 ; H, 4.12 ; N, 10.33.
【0681】参考例210 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル] −1
−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボン酸(500
mg)、[4−アミノ−2−(トリフルオロメチル)フ
ェニル](2−ピリジル)メタノール(366mg)、
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(210m
g)のDMF(15ml)溶液に触媒量の4−(N,N
−ジメチルアミノ)ピリジンを加えた後、1−エチル−
3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド
塩酸塩(263mg)を加え窒素雰囲気下で終夜攪拌し
た。水を加えた後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗った後硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒
を減圧下で留去して得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で
精製し、無色のアモルファスとして7−[4−(2−ブ
トキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ
(2−ピリジル)メチル]−3−トリフルオロメチルフ
ェニル]−1−(2,2,2−トリフルオロアセチル)
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボ
キサミド(400mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.93 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.30-1.50 (2H, m), 1.55-1.70 (2H, m), 2.90-3.30 (3
H, m), 3.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.82 (2H, t,J=4.8 H
z), 4.17 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.75-4.90 (1H, m), 5.7
5 (1H, br), 6.14 (1H, s), 7.00-7.04 (3H, m), 7.21-
7.80 (11H, m), 7.94 (1H, d, J=5.0 Hz), 8.60 (1H,
d, J=3.6 Hz). 元素分析 C38H35N3O5F6 Calcd. C, 62.72 ; H, 4.85 ;
N, 5.77 ; Found. C, 62.44 ; H, 4.87 ; N, 5.85.
【0682】参考例211 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(2−ピリジル)メチル]−3−ト
リフルオロメチルフェニル]−1−(2,2,2−トリ
フルオロアセチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾア
ゼピン−4−カルボキサミド(355mg)のジクロロ
メタン(10ml)溶液に3−クロロ過安息香酸(20
5mg)を加えて窒素雰囲気下、終夜攪拌した。水を加
えて酢酸エチルで抽出した後、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液、飽和食塩水で洗って、硫酸マグネシウムで乾燥
させた。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製
し、無色のアモルファスとして7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(1
−オキシドピリジン−2−イル)メチル]−3−トリフ
ルオロメチルフェニル]−1−(2,2,2−トリフル
オロアセチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピ
ン−4−カルボキサミド(176mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.94 (3H, t, J=7.0 Hz),
1.30-1.65 (4H, m), 2.80-3.35 (3H, m), 3.56 (2H, t,
J=6.6 Hz), 3.82 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.18 (2H, t, J
=5.6 Hz), 4.80-4.95 (1H, m), 6.48-6.64 (2H, m), 6.
71 (1H, d, J=3.0Hz), 7.03 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.22-
7.37 (3H, m), 7.49-7.67 (5H, m), 7.79(1H, s), 7.90
-8.05 (3H, m), 8.29-8.32 (1H, m). 元素分析 C38H35N3O6F6・0.4H2O Calcd. C, 60.78 ; H,
4.81 ; N, 5.60 ; Found. C, 60.61 ; H, 4.69 ; N,
5.52.
【0683】参考例212 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−
[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イ
ル)メチル]−3−トリフルオロメチルフェニル]−1
−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド(1
55mg)のエタノール(10ml)溶液に水素化ホウ
素ナトリウム(79mg)を加えて7時間攪拌した。水
を加えて酢酸エチルで抽出した後、有機層を飽和食塩水
で洗って硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下
で留去した後、ジイソプロピルエーテル−酢酸エチルか
ら再結晶して黄色の結晶として7−[4−(2−ブトキ
シエトキシ)フェニル]−N−[4−[ヒドロキシ(1
−オキシドピリジン−2−イル)メチル]−3−トリフ
ルオロメチルフェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾアゼピン−4−カルボキサミド(110mg)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.93 (3H, t, J=7.2 Hz),
1.33-1.45 (2H, m), 1.54-1.64 (2H, m), 2.97 (2H, t,
J=4.8 Hz), 3.48 (2H, t, J=4.8 Hz), 3.55 (2H, t, J
=6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J=4.8 Hz), 4.15 (2H, t, J=
4.8 Hz), 6.47 (1H, s), 6.61 (1H, dd, J=7.8, 2.2 H
z), 6.71 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.97 (2H, d,J=8.8 Hz),
7.18-7.37 (4H, m), 7.43-7.47 (4H, m), 7.85-7.91
(3H, m), 8.03 (1H, s), 8.28-8.32 (1H, m). 元素分析 C36H36N3O5F3・0.8H2O Calcd. C, 65.31 ; H,
5.72 ; N, 6.35 ; Found. C, 65.14 ; H, 5.84 ; N,
6.10.
【0684】参考例213 水素化リチウムアルミニウム(671mg)のTHF
(20ml)懸濁液に2−チアゾールカルボキシアルデ
ヒド(2.0g)のTHF(20ml)溶液を0℃、窒
素雰囲気下において滴下した。滴下終了後、0℃におい
て水(0.7ml)、15%水酸化ナトリウム水溶液
(0.7ml)、水(2.1ml)を順に加えた後、室
温で2.5時間攪拌した。硫酸マグネシウムを加えて乾
燥させた後不溶物を濾去した。溶媒を減圧下で留去し
て、褐色の油状物として2−ヒドロキシメチルチアゾー
ル(1.0g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 4.98 (2H, s), 7.33 (1H,
d, J=3.4 Hz), 7.75 (1H, d, J=3.0 Hz).
【0685】参考例214 2−ヒドロキシメチルチアゾール(660mg)のクロ
ロホルム(20ml)溶液にDMFを一滴加えた後0℃
において塩化チオニル(0.55ml)を加えた。室温
に戻して2時間攪拌した後、溶媒を減圧下で留去して得
られた残渣をメタノール(10ml)に溶かした。この
溶液を4−アミノチオフェノール(600mg)、水酸
化ナトリウム(460mg)のメタノール(10m
l)、水(6ml)の混合溶液に0℃において加えた。
室温に戻して30分攪拌した後水を加えて酢酸エチルで
抽出した。有機層を飽和食塩水で洗った後、硫酸マグネ
シウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた
残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン:酢酸エチル=1:1)で精製して無色の油状物
として4−[(チアゾール−2−イルメチル)スルファ
ニル]アニリン(269mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.72 (2H, br), 4.28 (2H,
s), 6.58 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.18-7.25 (3H, m), 7.
65 (1H, d, J=3.2 Hz).
【0686】参考例215 水素化リチウムアルミニウム(421mg)のTHF
(10ml)懸濁液に3−メチルチアゾール−5−カル
ボキシアルデヒド(1.06g)のTHF(10ml)
溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴下した。滴下終了
後、0℃において水(0.45ml)、15%水酸化ナ
トリウム水溶液(0.45ml)、水(1.35ml)
を順に加えた後、室温で終夜攪拌した。硫酸マグネシウ
ムを加えて乾燥させた後不溶物を濾去した。溶媒を減圧
下で留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル)で分離精製して、濃褐色の油
状物として5−ヒドロキシメチル−3−メチルイソチア
ゾール(427mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 2.48 (3H, s), 4.96 (2H,
s), 6.91 (1H, s).
【0687】参考例216 5−ヒドロキシメチル−3−メチルイソチアゾール(4
21mg)のジクロロメタン(10ml)溶液にDMF
を一滴加えた後0℃において塩化チオニル(0.31m
l)を加えた。室温に戻して4時間攪拌した後、溶媒を
減圧下で留去して得られた残渣をメタノール(10m
l)に溶かした。この溶液を4−アミノチオフェノール
(340mg)、水酸化ナトリウム(260mg)のメ
タノール(10ml)、水(6ml)の混合溶液に0℃
において加えた。室温に戻して30分攪拌した後水を加
えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗っ
た後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で
留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で分離精製し
て褐色の油状物として4−[[(3−メチルイソチアゾ
ール−5−イル)メチル]スルファニル]アニリン(2
70mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 2.41 (3H, s), 4.12 (2H,
s), 6.60 (2H, d, J=8.4Hz), 6.72 (1H, s), 7.21 (2H,
d, J=8.8 Hz).
【0688】参考例217 水素化リチウムアルミニウム(691mg)のTHF
(10ml)懸濁液に1−メチルピラゾール−5−カル
ボキシアルデヒド(2.0g)のTHF(20ml)溶
液を0℃、窒素雰囲気下において滴下した。滴下終了
後、0℃において水(0.7ml)、15%水酸化ナト
リウム水溶液(0.7ml)、水(2.1ml)を順に
加えた後、室温で2時間攪拌した。硫酸マグネシウムを
加えて乾燥させた後不溶物を濾去した。溶媒を減圧下で
留去して無色の油状物として5−ヒドロキシメチル−1
−メチルピラゾール(2.04g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.90 (3H, s), 4.68 (2H,
s), 6.19 (1H, d, J=2.0Hz), 6.39 (1H, d, J=1.8 Hz).
【0689】参考例218 5−ヒドロキシメチル−1−メチルピラゾール(645
mg)のクロロホルム(10ml)溶液にDMFを一滴
加えた後0℃において塩化チオニル(0.55ml)を
加えた。室温に戻して窒素雰囲気下、4時間攪拌した
後、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をメタノール
(10ml)に溶かした。この溶液を4−アミノチオフ
ェノール(600mg)、水酸化ナトリウム(460m
g)のメタノール(10ml)、水(6ml)の混合溶
液に0℃において加えた。室温に戻して30分攪拌した
後水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を
減圧下で留去して得られた残渣をヘキサン−酢酸エチル
から再結晶して褐色の結晶として4−[[(1−メチル
ピラゾール−5−イル)メチル]スルファニル]アニリ
ン(972mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.75 (3H, s), 3.89 (2H,
s), 5.92 (1H, d, J=1.8Hz), 6.57 (2H, d, J=8.8 Hz),
7.10 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.31 (1H, d, J=1.8Hz). 元素分析 C11H13N3S Calcd. C, 60.24 ; H, 5.97 ; N,
19.16 ; Found. C, 60.09 ; H, 6.08 ; N, 19.11.
【0690】参考例219 水素化リチウムアルミニウム(758mg)のTHF
(10ml)懸濁液に1−メチルイミダゾール−2−カ
ルボキシアルデヒド(2.00g)のTHF(20m
l)溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴下した。滴下
終了後、0℃において水(0.8ml)、15%水酸化
ナトリウム水溶液(0.8ml)、水(2.4ml)を
順に加えた後、室温で2.5時間攪拌した。硫酸マグネ
シウムを加えて乾燥させた後不溶物を濾去した。溶媒を
減圧下で留去してヘキサン−酢酸エチルから再結晶して
無色の結晶として2−ヒドロキシメチル−1−メチルイ
ミダゾール(1.82g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.73 (3H, s), 4.63 (2H,
s), 6.81 (1H, d, J=1.2Hz), 6.86 (1H, d, J=1.2 Hz). 元素分析 C5H8N2O・0.05H2O Calcd. C, 53.13 ; H, 7.2
2 ; N, 24.78 ; Found.C, 53.42 ; H, 7.45 ; N, 24.5
7.
【0691】参考例220 2−ヒドロキシメチル−1−メチルイミダゾール(64
5mg)のクロロホルム(10ml)溶液にDMFを一
滴加えた後、0℃において塩化チオニル(0.55m
l)を加えた。室温に戻して窒素雰囲気下、4時間攪拌
した後、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をメタノ
ール(10ml)に溶かした。この溶液を4−アミノチ
オフェノール(600mg)、水酸化ナトリウム(46
0mg)のメタノール(10ml)、水(6ml)の混
合溶液に0℃において加えた。室温に戻して30分攪拌
した後水を加えて酢酸エチルで3回抽出した。有機層を
飽和食塩水で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。溶媒を減圧下で留去して無色の油状物として4−
[[(1−メチルイミダゾール−2−イル)メチル]ス
ルファニル]アニリン(1.05g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.53 (3H, s), 4.03 (2H,
s), 6.57 (2H, d, J=8.4Hz), 6.78 (1H, d, J=1.4 Hz),
6.90 (1H, d, J=1.0 Hz), 7.14 (2H, d, J=8.8Hz).
【0692】参考例221 5−メチルイソキサゾール(5.0g)の酢酸エチル
(100ml)溶液にN−ブロモコハク酸イミド(2
3.6g)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル
(200mg)を加えて窒素雰囲気下終夜還流した。0
℃に冷却して不溶物を濾去した後、濾液をチオ硫酸ナト
リウム水溶液、飽和食塩水で洗って硫酸マグネシウムで
乾燥させた。溶媒を減圧下で留去した後シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:
1)で分離精製して、油状物として5−ブロモメチルイ
ソキサゾール(1.0g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 4.50 (2H, s), 6.34 (1H,
d, J=1.8 Hz), 8.23 (1H, d, J=1.8 Hz).
【0693】参考例222 4−アミノチオフェノール(600mg)、水酸化ナト
リウム(276mg)のメタノール(10ml)、水
(6ml)の混合溶液に、0℃において5−ブロモメチ
ルイソキサゾール(932mg)のメタノール(5m
l)溶液を加えた。水を加えた後、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗った後、硫酸マグネシウム
で乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して油状物として4
−[(イソキサゾール−5−イルメチル)スルファニ
ル]アニリン(988mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 4.00 (2H, s), 8.95 (1H,
d, J=0.8 Hz), 6.59 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.19 (2H, d,
J=8.8 Hz), 8.11 (1H, d, J=1.4 Hz).
【0694】参考例223 ピラゾール(5.00g)のエタノール(40ml)溶
液にホルマリン(10ml、37%)を加えた後、1.
5時間還流した。室温に戻した後、溶媒を減圧下で留去
して得られた残渣をヘキサンで洗って結晶として1−ヒ
ドロキシメチルピラゾール(4.47g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 5.54 (2H, d, J=5.4 Hz),
6.31 (1H, t, J=2.2 Hz), 6.62 (1H, br), 7.58-7.61
(2H, m). 元素分析 C4H6N2O Calcd. C, 48.97 ; H, 6.16 ; N, 2
8.56 ; Found. C, 49.05; H, 6.36 ; N, 28.50.
【0695】参考例224 1−ヒドロキシメチルピラゾール(472mg)のジク
ロロメタン(10ml)溶液にDMFを一滴加えた後、
0℃において塩化チオニル(0.55ml)を加えた。
室温に戻して窒素雰囲気下、2時間攪拌した後、溶媒を
減圧下で留去して得られた残渣をメタノール(10m
l)に溶かした。この溶液を4−アミノチオフェノール
(600mg)、水酸化ナトリウム(460mg)のメ
タノール(10ml)、水(6ml)の混合溶液に0℃
において加えた。室温に戻して30分攪拌した後水を加
えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗っ
た後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で
留去して褐色の油状物として4−[(ピラゾール−1−
イルメチル)スルファニル]アニリン(0.93g)を
得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.78 (2H, br), 5.27 (2H,
s), 6.18-6.20 (1H, m), 6.57 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.
08 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.21 (1H, d, J=2.2 Hz), 7.52
(1H, d, J=1.8 Hz).
【0696】参考例225 イミダゾール−2−カルボキシアルデヒド(2.50
g)、炭酸カリウム(4.31g)のDMF(25m
l)懸濁液にヨードエタン(4.87g)を加えた後窒
素雰囲気下、50℃で5時間加熱した。室温に戻して不
溶物を濾去した後溶媒を減圧下で留去した。水を加えた
後酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥させた後減圧下で溶媒を留去して褐色の油状物とし
て1−エチルイミダゾール−2−カルボキシアルデヒド
(2.90g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.44 (3H, t, J=7.2 Hz),
4.45 (2H, q, J=7.2 Hz), 7.17-7.19 (1H, m), 7.28-7.
29 (1H, m), 9.82 (1H, s).
【0697】参考例226 水素化リチウムアルミニウム(1.22g)のTHF
(10ml)懸濁液に1−エチルイミダゾール−2−カ
ルボキシアルデヒド(2.00g)のTHF(10m
l)溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴下した。滴下
終了後、0℃において水(1.2ml)、15%水酸化
ナトリウム水溶液(1.2ml)、水(3.6ml)を
順に加えた後、室温で2時間攪拌した。硫酸マグネシウ
ムを加えて乾燥させた後不溶物を濾去した。溶媒を減圧
下で留去し、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して無色
の結晶として2−ヒドロキシメチル−1−エチルイミダ
ゾール(1.47g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.44 (3H, t, J=7.4 Hz),
4.06 (2H, q, J=7.4 Hz), 4.65 (2H, s), 6.87-6.89 (2
H, m). 元素分析 C6H10N2O Calcd. C, 57.12 ; H, 7.99 ; N, 2
2.21 ; Found. C, 57.06; H, 7.98 ; N, 22.20.
【0698】参考例227 1−エチル−2−ヒドロキシメチルイミダゾール(1.
00g)のクロロホルム(15ml)溶液にDMFを一
滴加えた後、0℃において塩化チオニル(0.75m
l)を加えた。室温に戻して窒素雰囲気下、30分攪拌
した後、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をメタノ
ール(10ml)に溶かした。この溶液を4−アミノチ
オフェノール(900mg)、水酸化ナトリウム(63
0mg)のメタノール(10ml)、水(6ml)の混
合溶液に0℃において加えた。室温に戻して30分攪拌
した後水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶
媒を減圧下で留去して油状物として4−[[(1−エチ
ルイミダゾール−2−イル)メチル]スルファニル]ア
ニリン(1.68g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.40 (3H, t, J=7.2 Hz),
3.91 (2H, q, J=7.2 Hz), 4.04 (2H, s), 6.58 (2H, d,
J=8.8 Hz), 6.85 (1H, d, J=1.0 Hz), 6.92 (1H, d, J
=1.0 Hz), 7.15 (2H, d, J=8.8 Hz).
【0699】参考例228 イミダゾール−2−カルボキシアルデヒド(2.50
g)、炭酸カリウム(4.31g)のDMF(25m
l)懸濁液に1−ヨードプロパン(5.31g)を加え
た後窒素雰囲気下、50℃で5時間加熱した。室温に戻
し酢酸エチルを加えて不溶物を濾去した後、溶媒を減圧
下で留去した。水を加えた後酢酸エチルで抽出した。有
機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後減圧下で溶媒を
留去して褐色の油状物として1−プロピルイミダゾール
−2−カルボキシアルデヒド(3.58g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.93 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.73-1.91 (2H, m), 4.37 (2H, t, J=7.4 Hz), 7.16 (1
H, s), 7.29 (1H, s), 9.82 (1H, s).
【0700】参考例229 水素化リチウムアルミニウム(824mg)のTHF
(15ml)懸濁液に1−プロピルイミダゾール−2−
カルボキシアルデヒド(3.00g)のTHF(15m
l)溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴下した。滴下
終了後、0℃において水(0.8ml)、15%水酸化
ナトリウム水溶液(0.8ml)、水(2.4ml)を
順に加えた後、室温で2時間攪拌した。硫酸マグネシウ
ムを加えて乾燥させた後不溶物を濾去した。溶媒を減圧
下で留去し無色の油状物として2−ヒドロキシメチル−
1−プロピルイミダゾール(2.28g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.95 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.74-1.92 (2H, m), 3.96 (2H, t, J=7.4 Hz), 4.65 (2
H, s), 6.86 (1H, d, J=1.4 Hz), 6.90 (1H, d,J=1.4 H
z).
【0701】参考例230 2−ヒドロキシメチル−1−プロピルイミダゾール
(1.00g)のクロロホルム(15ml)溶液にDM
Fを一滴加えた後、0℃において塩化チオニル(0.6
8ml)を加えた。室温に戻して窒素雰囲気下、30分
攪拌した後、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をメ
タノール(10ml)に溶かした。この溶液を4−アミ
ノチオフェノール(811mg)、水酸化ナトリウム
(570mg)のメタノール(10ml)、水(6m
l)の混合溶液に0℃において加えた。室温に戻して3
0分攪拌した後水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥さ
せた。溶媒を減圧下で留去して油状物として4−
[[(1−プロピルイミダゾール−2−イル)メチル]
スルファニル]アニリン(1.59g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.93 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.68-1.86 (2H, m), 3.80 (2H, t, J=7.4 Hz), 4.04 (2
H, s), 6.57 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.83 (1H, d,J=1.2 H
z), 6.91 (1H, d, J=1.2 Hz), 7.15 (2H, d, J=8.8 H
z).
【0702】参考例231 2−ヒドロキシメチル−1−プロピルイミダゾール
(8.0g)に塩化チオニル(50ml)を0℃におい
て加えた後、窒素雰囲気下90℃で30分加熱した。室
温に戻した後、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣を
メタノール−酢酸エチルから再結晶して黄色の結晶とし
て2−クロロメチル−1−プロピルイミダゾール塩酸塩
(4.3g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.90 (3H, t, J=7.2 H
z), 1.74-1.93 (2H, m), 4.18 (2H, t, J=7.2 Hz), 5.1
7 (2H, s), 7.73 (1H, d, J=1.8 Hz), 7.83 (1H, d, J=
1.8 Hz). 元素分析 C7H12N2Cl2 Calcd. C, 43.10 ; H, 6.20 ; N,
14.36 ; Found. C, 42.90 ; H, 6.34 ; N, 14.45.
【0703】参考例232 イミダゾール−2−カルボキシアルデヒド(2.50
g)、炭酸カリウム(4.31g)のDMF(25m
l)懸濁液に2,2,2−トリフルオロエチル p−ト
ルエンスルフォネイト(7.93g)を加えた後窒素雰
囲気下、110℃で6時間加熱した。室温に戻し酢酸エ
チルを加えて不溶物を濾去した後、溶媒を減圧下で留去
した。水を加えた後酢酸エチルで抽出した。有機層を飽
和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧
下で溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で
分離精製して褐色の油状物として1−(2,2,2−ト
リフルオロエチル)イミダゾール−2−カルボキシアル
デヒド(2.56g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 5.17 (2H, q, J=8.4 Hz),
7.26 (1H, s), 7.38 (1H, s), 9.85 (1H, s).
【0704】参考例233 水素化リチウムアルミニウム(383mg)のTHF
(20ml)懸濁液に1−(2,2,2−トリフルオロ
エチル)イミダゾール−2−カルボキシアルデヒド
(1.8g)のTHF(20ml)溶液を0℃、窒素雰
囲気下において滴下した。滴下終了後、0℃において水
(0.4ml)、15%水酸化ナトリウム水溶液(0.
4ml)、水(1.2ml)を順に加えた後、室温で2
時間攪拌した。硫酸マグネシウムを加えて乾燥させた後
不溶物を濾去した。溶媒を減圧下で留去して得られた固
体をヘキサンで洗い無色の結晶として2−ヒドロキシメ
チル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)イミダ
ゾール(1.54g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 4.64-4.78 (4H, m), 6.95-
6.96 (2H, m). 元素分析 C6H7N2OF3 Calcd. C, 40.01 ; H, 3.92 ; N,
15.55 ; Found. C, 40.25 ; H, 4.00 ; N, 15.67.
【0705】参考例234 2−ヒドロキシメチル−1−(2,2,2−トリフルオ
ロエチル)イミダゾール(1.40g)に塩化チオニル
(14ml)を加えた後、窒素雰囲気下90℃で30分
加熱した。室温に戻した後、溶媒を減圧下で留去して得
られた固体を酢酸エチルで洗って褐色の結晶として2−
クロロメチル−1−(2,2,2−トリフルオロエチ
ル)イミダゾール塩酸塩(1.63g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 5.19 (2H, s), 5.22 (2
H, q, J=8.8 Hz), 7.71 (1H, d, J=1.8 Hz), 7.75 (1H,
d, J=1.8 Hz). 元素分析 C6H7N2Cl2F3 Calcd. C, 30.66 ; H, 3.00 ;
N, 11.92 ; Found. C, 30.82 ; H, 3.23 ; N, 11.90.
【0706】参考例235 イミダゾール−2−カルボキシアルデヒド(2.50
g)、炭酸カリウム(4.31g)のDMF(25m
l)懸濁液に1−ヨードブタン(5.74g)を加えた
後窒素雰囲気下、50℃で6時間加熱した。室温に戻し
酢酸エチルを加えて不溶物を濾去した後、溶媒を減圧下
で留去した。水を加えた後酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。減圧下で溶媒を留去して褐色の油状物として1−ブ
チルイミダゾール−2−カルボキシアルデヒド(3.9
5g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90-0.99 (3H, m), 1.20-
1.50 (2H, m), 1.60-1.90 (2H, m), 4.35-4.44 (2H,
m), 7.15-7.17 (1H, m), 7.26-7.29 (1H, m), 9.82(1H,
s).
【0707】参考例236 水素化リチウムアルミニウム(873mg)のTHF
(20ml)懸濁液に1−ブチルイミダゾール−2−カ
ルボキシアルデヒド(3.50g)のTHF(20m
l)溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴下した。滴下
終了後、0℃において水(0.9ml)、15%水酸化
ナトリウム水溶液(0.9ml)、水(2.7ml)を
順に加えた後、室温で2時間攪拌した。硫酸マグネシウ
ムを加えて乾燥させた後不溶物を濾去した。溶媒を減圧
下で留去し、無色の油状物として1−ブチル−2−ヒド
ロキシメチルイミダゾール(3.12g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.95 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.26-1.42 (2H, m), 1.69-1.85 (2H, m), 4.00 (2H, t,
J=7.4 Hz), 4.64 (2H, s), 6.85 (1H, d, J=1.0Hz),
6.88 (1H, d, J=1.0 Hz).
【0708】参考例237 1−ブチル−2−ヒドロキシメチルイミダゾール(3.
0g)に塩化チオニル(30ml)を加えた後、窒素雰
囲気下90℃で30分加熱した。室温に戻した後、溶媒
を減圧下で留去して得られた固体を酢酸エチルで洗って
褐色の結晶として1−ブチル−2−クロロメチルイミダ
ゾール塩酸塩(3.5g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.92 (3H, t, J=7.8 H
z), 1.23-1.41 (2H, m), 1.71-1.87 (2H, m), 4.21 (2
H, t, J=7.6 Hz), 5.17 (2H, s), 7.73 (1H, d, J=2.0
Hz), 7.84 (1H, d, J=2.0 Hz). 元素分析 C8H14N2Cl2 Calcd. C, 45.95 ; H, 6.75 ; N,
13.40 ; Found. C, 46.25 ; H, 6.93 ; N, 13.53.
【0709】参考例238 イミダゾール−2−カルボキシアルデヒド(2.50
g)、炭酸カリウム(4.31g)のDMF(25m
l)懸濁液にブロモメチルシクロプロパン(4.21
g)を加えた後窒素雰囲気下、50℃で6時間加熱し
た。室温に戻し酢酸エチルを加えて不溶物を濾去した
後、溶媒を減圧下で留去した。水を加えた後酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシ
ウムで乾燥させた。減圧下で溶媒を留去して褐色の油状
物として1−シクロプロピルメチルイミダゾール−2−
カルボキシアルデヒド(3.90g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.38-0.43 (2H, m), 0.60-
0.69 (2H, m), 1.20-1.34 (1H, m), 3.28 (2H, d, J=7.
2 Hz), 7.26-7.31 (2H, m), 9.82 (1H, s).
【0710】参考例239 水素化リチウムアルミニウム(1.21g)のTHF
(25ml)懸濁液に1−シクロプロピルメチルイミダ
ゾール−2−カルボキシアルデヒド(4.80g)のT
HF(25ml)溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴
下した。滴下終了後、0℃において水(1.2ml)、
15%水酸化ナトリウム水溶液(1.2ml)、水
(3.6ml)を順に加えた後、室温で2時間攪拌し
た。硫酸マグネシウムを加えて乾燥させた後不溶物を濾
去した。溶媒を減圧下で留去し、ヘキサン−酢酸エチル
から再結晶し無色の結晶として1−シクロプロピルメチ
ル−2−ヒドロキシメチルイミダゾール(2.86g)
を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.36-0.41 (2H, m), 0.60-
0.70 (2H, m), 1.10-1.35 (1H, m), 3.88 (2H, d, J=7.
0 Hz), 4.64 (2H, s), 6.87 (1H, d, J=1.0 Hz),6.99
(1H, d, J=1.0 Hz).
【0711】参考例240 1−シクロプロピルメチル−2−ヒドロキシメチルイミ
ダゾール(2.50g)に塩化チオニル(25ml)を
0℃において加えた後、窒素雰囲気下90℃で30分加
熱した。室温に戻した後、溶媒を減圧下で留去して得ら
れた固体を酢酸エチルで洗って褐色の結晶として2−ク
ロロメチル−1−シクロプロピルメチルイミダゾール塩
酸塩(2.96g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.47-0.65 (4H, m), 1.2
0-1.45 (1H, m), 4.11 (2H, d, J=7.8 Hz), 5.20 (2H,
s), 7.76 (1H, d, J=2.0 Hz), 7.89 (1H, d, J=2.0 H
z). 元素分析 C8H12N2Cl2 Calcd. C, 46.40 ; H, 5.84 ; N,
13.53 ; Found. C, 46.04 ; H, 5.93 ; N, 13.68.
【0712】参考例241 イミダゾール−2−カルボキシアルデヒド(2.50
g)、炭酸カリウム(4.31g)のDMF(25m
l)懸濁液にヨードイソブタン(5.74g)を加えた
後窒素雰囲気下、50℃で6時間加熱した。室温に戻し
酢酸エチルを加えて不溶物を濾去した後、溶媒を減圧下
で留去した。水を加えた後酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。減圧下で溶媒を留去して褐色の油状物として1−イ
ソブチルイミダゾール−2−カルボキシアルデヒド
(2.97g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.92 (6H, d, J=7.0 Hz),
2.01-2.15 (1H, m), 4.22 (2H, d, J=7.4 Hz), 7.13 (1
H, s), 7.29 (1H, s), 9.82 (1H, s).
【0713】参考例242 水素化リチウムアルミニウム(698mg)のTHF
(20ml)懸濁液に1−イソブチルイミダゾール−2
−カルボキシアルデヒド(2.80g)のTHF(20
ml)溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴下した。滴
下終了後、0℃において水(0.7ml)、15%水酸
化ナトリウム水溶液(0.7ml)、水(2.1ml)
を順に加えた後、室温で2時間攪拌した。硫酸マグネシ
ウムを加えて乾燥させた後不溶物を濾去した。溶媒を減
圧下で留去して無色の油状物として2−ヒドロキシメチ
ル−1−イソブチルイミダゾール(2.57g)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.93 (6H, d, J=6.6 Hz),
2.00-2.20 (1H, m), 3.79 (2H, d, J=7.6 Hz), 4.66 (2
H, s), 6.84 (1H, d, J=1.4 Hz), 6.92 (1H, d,J=1.4 H
z).
【0714】参考例243 2−ヒドロキシメチル−1−イソブチルイミダゾール
(2.40g)に塩化チオニル(24ml)を0℃にお
いて加えた後、窒素雰囲気下90℃で30分加熱した。
室温に戻した後、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣
をメタノール−酢酸エチルから再結晶して、褐色の結晶
として2−クロロメチル−1−イソブチルイミダゾール
塩酸塩(2.17g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.90 (6H, d, J=6.6 H
z), 2.05-2.25 (1H, m), 4.05 (2H, d, J=7.8 Hz), 5.1
8 (2H, s), 7.75 (1H, d, J=2.2 Hz), 7.81 (1H, d, J=
2.2 Hz). 元素分析 C8H14N2Cl2 Calcd. C, 45.95 ; H, 6.75 ; N,
13.40 ; Found. C, 45.79 ; H, 7.08 ; N, 13.37.
【0715】参考例244 イミダゾール−2−カルボキシアルデヒド(2.50
g)、炭酸カリウム(4.31g)のDMF(25m
l)懸濁液に2−ブロモブタン(4.27g)を加えた
後窒素雰囲気下、50℃で6時間加熱した。室温に戻し
酢酸エチルを加えて不溶物を濾去した後、溶媒を減圧下
で留去した。水を加えた後酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。減圧下で溶媒を留去して褐色の油状物として1−
(2−ブチル)イミダゾール−2−カルボキシアルデヒ
ド(3.45g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.84 (3H, t, J=7.2 Hz),
1.45 (3H, d, J=7.0 Hz), 1.71-1.86 (2H, m), 5.30-5.
40 (1H, m), 7.29 (1H, s), 7.32 (1H, s), 9.83(1H,
s).
【0716】参考例245 水素化リチウムアルミニウム(823mg)のTHF
(20ml)懸濁液に1−(2−ブチル)イミダゾール
−2−カルボキシアルデヒド(3.30g)のTHF
(20ml)溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴下し
た。滴下終了後、0℃において水(0.9ml)、15
%水酸化ナトリウム水溶液(0.9ml)、水(2.7
ml)を順に加えた後、室温で2時間攪拌した。硫酸マ
グネシウムを加えて乾燥させた後不溶物を濾去した。溶
媒を減圧下で留去して得られた固体をヘキサンで洗って
無色の結晶として1−(2−ブチル)−2−ヒドロキシ
メチルイミダゾール(2.84g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.84 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.43 (3H, d, J=6.6 Hz), 1.69-1.84 (2H, m), 4.24-4.
35 (1H, m), 4.69 (2H, s), 6.90 (1H, d, J=1.2Hz),
6.94 (1H, d, J=1.2 Hz).
【0717】参考例246 1−(2−ブチル)−2−ヒドロキシメチルイミダゾー
ル(2.70g)に塩化チオニル(27ml)を0℃に
おいて加えた後、窒素雰囲気下90℃で30分加熱し
た。室温に戻した後、溶媒を減圧下で留去して得られた
残渣を酢酸エチルから再結晶して、褐色の結晶として1
−(2−ブチル)−2−クロロメチルイミダゾール塩酸
塩(3.09g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.81 (3H, t, J=7.8 H
z), 1.47 (3H, d, J=7.0 Hz), 1.81-1.95 (2H, m), 4.5
4-4.65 (1H, m), 5.27 (2H, s), 7.86 (1H, d, J=2.2 H
z), 8.06 (1H, d, J=2.2 Hz).
【0718】参考例247 イミダゾール−2−カルボキシアルデヒド(2.50
g)、炭酸カリウム(4.31g)のDMF(25m
l)懸濁液に1−ブロモペンタン(4.71g)を加え
た後窒素雰囲気下、50℃で6時間加熱した。室温に戻
し酢酸エチルを加えて不溶物を濾去した後、溶媒を減圧
下で留去した。水を加えた後酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。減圧下で溶媒を留去して褐色の油状物として1−ペ
ンチルイミダゾール−2−カルボキシアルデヒド(4.
32g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90 (3H, t, J=6.8 Hz),
1.20-1.45 (4H, m), 1.71-1.85 (2H, m), 4.39 (2H, t,
J=7.2 Hz), 7.15 (1H, s), 7.28 (1H, s), 9.81(1H,
s).
【0719】参考例248 水素化リチウムアルミニウム(1.00g)のTHF
(20ml)懸濁液に1−ペンチルイミダゾール−2−
カルボキシアルデヒド(4.40g)のTHF(20m
l)溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴下した。滴下
終了後、0℃において水(1.0ml)、15%水酸化
ナトリウム水溶液(1.0ml)、水(3.0ml)を
順に加えた後、室温で2時間攪拌した。硫酸マグネシウ
ムを加えて乾燥させた後不溶物を濾去した。溶媒を減圧
下で留去し無色の油状物として2−ヒドロキシメチル−
1−ペンチルイミダゾール(3.99g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90 (3H, t, J=6.6 Hz),
1.23-1.43 (4H, m), 1.71-1.86 (2H, m), 3.97 (2H, t,
J=7.6 Hz), 4.66 (2H, s), 6.87 (1H, d, J=1.6Hz),
6.92 (1H, d, J=1.6 Hz).
【0720】参考例249 2−ヒドロキシメチル−1−ペンチルイミダゾール
(3.8g)に塩化チオニル(38ml)を0℃におい
て加えた後、窒素雰囲気下90℃で30分加熱した。室
温に戻した後、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣を
メタノール−酢酸エチルから再結晶して、褐色の結晶と
して2−クロロメチル−1−ペンチルイミダゾール塩酸
塩(3.00g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.88 (3H, t, J=7.0 H
z), 1.15-1.40 (4H, m), 1.74-1.94 (2H, m), 4.21 (2
H, t, J=7.6 Hz), 5.19 (2H, s), 7.74 (1H, d, J=1.8
Hz), 7.85 (1H, d, J=1.8 Hz). 元素分析 C9H16N2Cl2 Calcd. C, 48.44 ; H, 7.23 ; N,
12.55 ; Found. C, 48.32 ; H, 6.95 ; N, 12.70.
【0721】参考例250 4−アミノチオフェノール(9.6g)、トリエチルア
ミン(54ml)のTHF(300ml)懸濁液にベン
ジロキシカルボニルクロライド(13.1g)のTHF
(50ml)溶液を窒素雰囲気下、−78℃において滴
下した後そのまま30分攪拌した。室温に戻した後、水
を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗って硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で
留去して得られた残渣をヘキサン−酢酸エチルから再結
晶して無色の結晶としてS−(4−アミノフェニル)
O−ベンジル カルボノチオエイト(19.3g)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.85 (2H, br), 5.23 (2H,
s), 6.63-6.70 (2H, m), 7.26-7.35 (7H, m).
【0722】参考例251 2−メチル−4−ニトロチオフェノール(7.0g)の
酢酸(100ml)溶液に還元鉄(21.0g)を加え
て4時間攪拌した。エタノールを加えて不溶物を濾去し
た後溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣に水を加え
て、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後酢酸エ
チルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ
て溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル=
3:1→ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で分離精製し
て4−アミノ−2−メチルチオフェノール(1.8g)
を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 2.30 (3H, s), 3.04 (1H,
s), 3.60 (1H, br), 6.45 (1H, dd, J=8.2, 2.6 Hz),
6.56 (1H, d, J=2.6 Hz), 7.15 (1H, d, J=8.2 Hz).
【0723】参考例252 2−ヒドロキシメチル−1−メチルイミダゾール(87
4mg)に塩化チオニル(10ml)を0℃において加
えた後、窒素雰囲気下90℃で30分加熱した。室温に
戻した後、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣を酢酸
エチルから再結晶して、褐色の結晶として2−クロロメ
チル−1−メチルイミダゾール塩酸塩(1.15g)を
得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 3.88 (3H, s), 5.19 (2
H, s), 7.72 (1H, d, J=1.8 Hz), 7.78 (1H, d, J=1.8
Hz). 元素分析 C5H8N2Cl2 Calcd. C, 35.95 ; H, 4.83 ; N,
16.77 ; Found. C, 35.74 ; H, 5.03 ; N, 16.45.
【0724】参考例253 4−アミノ−2−メチルチオフェノール(500mg)
のメタノール(10ml)溶液に1N水酸化ナトリウム
水溶液(12ml)を加えた後2−クロロメチル−1−
メチルイミダゾール塩酸塩(660mg)のメタノール
(10ml)溶液を0℃において加えた。水を加えた
後、酢酸エチルで抽出して有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をヘ
キサン−酢酸エチルから再結晶して結晶として3−メチ
ル−4−[[(1−メチルイミダゾール−2−イル)メ
チル]スルファニル]アニリン(757mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 2.24 (3H, s), 3.50 (3H,
s), 3.69 (2H, br), 3.94 (2H, s), 6.43 (1H, dd, J=
8.0, 2.4 Hz), 6.53 (1H, d, J=2.4 Hz), 6.77 (1H, d,
J=1.2 Hz), 6.89 (1H, d, J=1.2 Hz), 7.16 (1H, d, J
=8.0 Hz).
【0725】参考例254 イミダゾール−2−カルボキシアルデヒド(2.50
g)、炭酸カリウム(4.31g)のDMF(25m
l)懸濁液にブロモメチルシクロブタン(4.65g)
を加えた後窒素雰囲気下、50℃で6時間加熱した。室
温に戻し酢酸エチルを加えて不溶物を濾去した後、溶媒
を減圧下で留去した。水を加えた後酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾
燥させた。減圧下で溶媒を留去して褐色の油状物として
1−シクロブチルメチルイミダゾール−2−カルボキシ
アルデヒド(4.27g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.70-2.16 (6H, m), 2.68-
2.82 (1H, m), 4.43 (2H, d, J=7.2 Hz), 7.13 (1H,
s), 7.27 (1H, s), 9.81 (1H, s).
【0726】参考例255 水素化リチウムアルミニウム(971mg)のTHF
(20ml)懸濁液に1−シクロブチルメチルイミダゾ
ール−2−カルボキシアルデヒド(4.20g)のTH
F(20ml)溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴下
した。滴下終了後、0℃において水(1.0ml)、1
5%水酸化ナトリウム水溶液(1.0ml)、水(3.
0ml)を順に加えた後、室温で2時間攪拌した。硫酸
マグネシウムを加えて乾燥させた後不溶物を濾去した。
溶媒を減圧下で留去して得られた固体をヘキサンで洗っ
て無色の結晶として1−シクロブチルメチル−2−ヒド
ロキシメチルイミダゾール(3.01g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.69-2.13 (6H, m), 2.67-
2.82 (1H, m), 4.00 (2H, d, J=7.2 Hz), 4.65 (2H,
s), 6.83 (1H, d, J=1.0 Hz), 6.89 (1H, d, J=1.0Hz)
【0727】参考例256 1−シクロブチルメチル−2−ヒドロキシメチルイミダ
ゾール(2.90g)に塩化チオニル(29ml)を0
℃において加えた後、窒素雰囲気下90℃で30分加熱
した。室温に戻した後、溶媒を減圧下で留去して得られ
た残渣を、メタノールに溶かして再度減圧下で溶媒を留
去した。得られた固体を酢酸エチルから再結晶して、褐
色の結晶として2−クロロメチル−1−シクロブチルメ
チルイミダゾール塩酸塩(3.54g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.78-2.05 (6H, m), 2.7
5-2.95 (1H, m), 4.26 (2H, d, J=7.8 Hz), 5.18 (2H,
s), 7.74 (1H, d, J=2.0 Hz), 7.79 (1H, d, J=2.0 H
z). 元素分析 C9H14N2Cl2 Calcd. C, 48.88 ; H, 6.38 ; N,
12.67 ; Found. C, 48.68 ; H, 6.47 ; N, 12.46.
【0728】参考例257 イミダゾール−2−カルボキシアルデヒド(2.50
g)、炭酸カリウム(4.31g)のDMF(25m
l)懸濁液に、アリルブロマイド(3.77g)を加え
た後窒素雰囲気下、50℃で5時間加熱した。室温に戻
し酢酸エチルを加えて不溶物を濾去した後、溶媒を減圧
下で留去した。水を加えた後酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。減圧下で溶媒を留去して褐色の油状物として1−ア
リルイミダゾール−2−カルボキシアルデヒド(3.5
4g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 5.03-5.30 (4H, m), 5.88-
6.08 (1H, m), 7.17 (1H, s), 7.31 (1H, s), 9.82 (1
H, s).
【0729】参考例258 水素化リチウムアルミニウム(892mg)のTHF
(30ml)懸濁液に1−アリルイミダゾール−2−カ
ルボキシアルデヒド(3.20g)のTHF(30m
l)溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴下した。滴下
終了後、0℃において水(0.9ml)、15%水酸化
ナトリウム水溶液(0.9ml)、水(2.7ml)を
順に加えた後、室温で2時間攪拌した。硫酸マグネシウ
ムを加えて乾燥させた後不溶物を濾去した。溶媒を減圧
下で留去して褐色の油状物として1−アリル−2−ヒド
ロキシメチルイミダゾール(2.51g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 4.62-4.67 (4H, m), 5.04-
5.27 (2H, m), 5.87-6.08 (1H, m), 6.85 (1H, d, J=1.
2 Hz), 6.91 (1H, d, J=1.2 Hz).
【0730】参考例259 1−アリル−2−ヒドロキシメチルイミダゾール(2.
20g)に塩化チオニル(22ml)を0℃において加
えた後、窒素雰囲気下90℃で30分加熱した。室温に
戻した後、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣を、メ
タノールに溶かして再度減圧下で溶媒を留去した。得ら
れた固体を酢酸エチルから再結晶して、褐色の結晶とし
て1−アリル−2−クロロメチルイミダゾール塩酸塩
(2.28g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 4.91-4.94 (2H, m), 5.1
6 (2H, s), 5.25-5.39 (2H, m), 5.94-6.10 (1H, m),
7.74-7.75 (2H, m). 元素分析 C7H10N2Cl2・0.2H2O Calcd. C, 42.75 ; H,
5.33 ; N, 14.24 ; Found. C, 42.88 ; H, 5.19 ; N, 1
4.34.
【0731】参考例260 4−メチルイミダゾール(20.0g)、トリエチルア
ミン(53.5ml)のDMF(300ml)溶液に、
トリフェニルクロロメタン(71.3g)のDMF(2
00ml)溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴下し
た。滴下終了後室温に戻し終夜攪拌した。水を加えた後
析出した固体を濾取した。得られた固体を水で二回洗っ
た後減圧下で乾燥させ、無色の固体として4−メチル−
1−トリフェニルメチルイミダゾール(79.1g)を
得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 2.20 (3H, s), 6.51 (1H,
s), 7.12-7.18 (6H, m),7.29-7.36 (11H, m).
【0732】参考例261 4−メチル−1−トリフェニルメチルイミダゾール(2
0.0g)のTHF(300ml)、アセトニトリル
(300ml)溶液に1−ヨードプロパン(26.2
g)を加えた後、窒素雰囲気下80℃で終夜攪拌した。
減圧下で溶媒を留去した後酢酸(200ml)に溶かし
て窒素雰囲気下60℃で3時間攪拌した。室温に戻した
後、水を加えて不溶物を濾去した。濾液に炭酸カリウム
を加えて塩基性にした後クロロホルムで3回抽出して、
硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下で溶媒を留去し
て得られた油状物を減圧蒸留(1.5mmHg、72℃
〜73℃)して、無色の油状物として5−メチル−1−
プロピルイミダゾール(1.9g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.94 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.67-1.85 (2H, m), 2.20 (3H, s), 3.80 (2H, t, J=7.
4 Hz), 6.78 (1H, s), 7.47 (1H, s).
【0733】参考例262 5−メチル−1−プロピルイミダゾール(1.6g)の
乾燥エーテル(30ml)溶液に1.6Mn−ブチルリ
チウムヘキサン溶液(24.2ml)を−78℃、アル
ゴン雰囲気下において滴下した。滴下終了後そのまま1
時間攪拌した後、DMF(5.0ml)を滴下した。滴
下終了後室温に戻して1時間攪拌した後、0℃で1N塩
酸を加えて酸性にした。次いで、炭酸カリウムを加えて
中和した後酢酸エチルで抽出して、有機層を硫酸マグネ
シウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して、褐色の
油状物として5−メチル−1−プロピルイミダゾール−
2−カルボキシアルデヒド(1.96g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.99 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.61-1.84 (2H, m), 2.29 (3H, s), 4.27 (2H, t, J=7.
4 Hz), 7.08 (1H, s), 9.71 (1H, s).
【0734】参考例263 水素化リチウムアルミニウム(917mg)のTHF
(30ml)懸濁液に5−メチル−1−プロピルイミダ
ゾール−2−カルボキシアルデヒド(1.90g)のT
HF(30ml)溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴
下した。滴下終了後、0℃において水(0.9ml)、
15%水酸化ナトリウム水溶液(0.9ml)、水
(2.7ml)を順に加えた後、室温で2時間攪拌し
た。硫酸マグネシウムを加えて乾燥させた後不溶物を濾
去した。溶媒を減圧下で留去して褐色の油状物として2
−ヒドロキシメチル−5−メチル−1−プロピルイミダ
ゾール(2.40g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.96 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.62-1.84 (2H, m), 2.18 (3H, s), 3.87 (2H, t, J=7.
6 Hz), 4.61 (2H, s), 6.64 (1H, s).
【0735】参考例264 2−ヒドロキシメチル−5−メチル−1−プロピルイミ
ダゾール(2.11g)に塩化チオニル(25ml)を
0℃において加えた後、窒素雰囲気下90℃で30分加
熱した。室温に戻した後、溶媒を減圧下で留去して得ら
れた残渣を、メタノールに溶かして再度減圧下で溶媒を
留去した。得られた固体を酢酸エチルから再結晶して、
無色の結晶として2−クロロメチル−5−メチル−1−
プロピルイミダゾール塩酸塩(1.04g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.95 (3H, t, J=7.6 H
z), 1.66-1.85 (2H, m), 2.34 (3H, s), 4.15 (2H, t,
J=7.6 Hz), 5.19 (2H, s), 7.53 (1H, s). 元素分析 C8H14N2Cl2 Calcd. C, 45.95 ; H, 6.75 ; N,
13.40 ; Found. C, 46.18 ; H, 6.83 ; N, 13.10.
【0736】参考例265 シクロプロピルアミン(20.0g)、25%アンモニ
ア水溶液(27.1g)のメタノール(130ml)溶
液に、40%グリオキサール(62.5g)、37%ホ
ルマリン(28.4g)のメタノール(40ml)溶液
を0℃において滴下した。滴下終了後0℃で一時間攪拌
した後、水を加えてヘキサンで4回洗った。水相を更に
ヘキサン(50ml)−エーテル(130ml)の混合
溶液で洗った後、飽和食塩水を加えてクロロホルムで4
回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた
後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残渣を減圧蒸留
(1.5mmHg、72℃〜73℃)して、無色の油状
物として1−シクロプロピルイミダゾール(3.3g)
を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1H-NMR (200MHz, CDCl3)
δ 0.92-1.01 (4H, m), 3.28-3.39 (1H, m), 6.97 (1H,
s), 6.99 (1H, s), 7.55 (1H, s).
【0737】参考例266 1−シクロプロピルイミダゾール(2.5g)の乾燥エ
ーテル(30ml)溶液に1.6Mn−ブチルリチウム
ヘキサン溶液(17.3ml)を−78℃、アルゴン雰
囲気下において滴下した。滴下終了後そのまま1時間攪
拌した後、DMF(8.94ml)を滴下した。滴下終
了後室温に戻して1時間攪拌した後、0℃で1N塩酸を
加えて酸性にした。次いで、炭酸カリウムを加えて中和
した後酢酸エチルで2回抽出して、有機層を硫酸マグネ
シウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して、褐色の
油状物として1−シクロプロピルイミダゾール−2−カ
ルボキシアルデヒド(3.14g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.91-1.30 (4H, m), 3.80-
3.92 (1H, m), 7.13 (1H,s), 7.22 (1H, s), 9.87 (1H,
s).
【0738】参考例267 水素化リチウムアルミニウム(1.12g)のTHF
(40ml)懸濁液に1−シクロプロピルイミダゾール
−2−カルボキシアルデヒド(2.68g)のTHF
(40ml)溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴下し
た。滴下終了後、0℃において水(1.2ml)、15
%水酸化ナトリウム水溶液(1.2ml)、水(3.6
ml)を順に加えた後、室温で4時間攪拌した。硫酸マ
グネシウムを加えて乾燥させた後不溶物を濾去した。溶
媒を減圧下で留去し、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶
して無色の結晶2−ヒドロキシメチル−1−シクロプロ
ピルイミダゾール(1.55g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.95-1.10 (4H, m), 3.27-
3.38 (1H, m), 4.75 (2H, s), 6.83-6.86 (2H, m). 元素分析 C7H10N2O Calcd. C, 60.85 ; H, 7.30 ; N, 2
0.28 ; Found. C, 60.60; H, 7.29 ; N, 20.13.
【0739】参考例268 2−ヒドロキシメチル−1−シクロプロピルイミダゾー
ル(1.20g)に塩化チオニル(12ml)を0℃に
おいて加えた後、窒素雰囲気下90℃で30分加熱し
た。室温に戻した後、溶媒を減圧下で留去して得られた
残渣を、メタノールに溶かして再度減圧下で溶媒を留去
した。得られた固体を酢酸エチルから再結晶して、褐色
の結晶として2−クロロメチル−1−シクロプロピルイ
ミダゾール塩酸塩(1.49g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.14-1.22 (4H, m), 3.6
5-3.76 (1H, m), 5.17 (2H, s), 7.69 (1H, d, J=2.0 H
z), 7.77 (1H, d, J=2.0 Hz). 元素分析 C7H10N2Cl2 Calcd. C, 43.55 ; H, 5.22 ; N,
14.51 ; Found. C, 43.28 ; H, 5.19 ; N, 14.50.
【0740】参考例269 チオシアン酸カリウム(119.2g)、ジヒドロキシ
アセトン二量体(73.9g)、プロピルアミン塩酸塩
(100g)の混合物を酢酸(89ml)、1−ブタノ
ール(590ml)の混合溶液に少しずつ加えた。室温
で1日撹拌した後、水(118ml)を加えて30分撹
拌した。析出した固体を濾取し、さらに水(180m
l)で2回、ヘキサンで1回洗った。得られた固体を減
圧下で乾燥し、無色の結晶として5−ヒドロキシメチル
−2−メルカプト−1−プロピルイミダゾール(71.
2g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.87 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.61-1.79 (2H, m), 3.91 (2H, t, J=7.4 Hz), 4.32 (2
H, s), 5.26 (1H, br), 6.79 (1H, s), 11.95 (1H, s). 元素分析 C7H12N2OS・0.25H2O Calcd. C, 47.57 ; H,
7.13 ; N, 15.85 ; Found. C, 47.22 ; H, 6.94 ; N, 1
5.99.
【0741】参考例270 5.0M硝酸(370ml)に亜硝酸ナトリウム(1.
14g)を加えた後、0℃において5−ヒドロキシメチ
ル−2−メルカプト−1−プロピルイミダゾール(7
1.0g)を少しずつ加えた。室温に戻して2時間攪拌
した後、水(200ml)を加えた。0℃において炭酸
カリウムを加えて中和した後、減圧下で溶媒を留去し
た。エタノールを加えて不溶物を濾去した後、溶媒を減
圧下で留去した。得られた残渣にメタノール−酢酸エチ
ルを加えた後、塩基性シリカゲルを加えた。この混合物
を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノ
ール−酢酸エチル=1:8)によって精製し、得られた
固体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルから再結晶
して、褐色の結晶として5−ヒドロキシメチル−1−プ
ロピルイミダゾール(33.6g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.96 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.76-1.94 (2H, m), 3.97 (2H, t, J=7.2 Hz), 4.63 (2
H, s), 6.97 (1H, s), 7.48 (1H, s).
【0742】参考例271 5−ヒドロキシメチル−1−プロピルイミダゾール(3
3.0g)に塩化チオニル(80ml)を0℃において
少しずつ加えた後、窒素雰囲気下90℃で30分加熱し
た。室温に戻した後、溶媒を減圧下で留去して得られた
残渣を、メタノールに溶かして再度減圧下で溶媒を留去
した。得られた固体を酢酸エチルから再結晶して、無色
の結晶として5−クロロメチル−1−プロピルイミダゾ
ール塩酸塩(43.8g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.92 (3H, t, J=7.4 H
z), 1.84-1.95 (2H, m), 4.18 (2H, t, J=7.2 Hz), 5.0
4 (2H, s), 7.82 (1H, s), 9.24 (1H, s).
【0743】参考例272 チオシアン酸カリウム(34.4g)、ジヒドロキシア
セトン二量体(21.3g)、エチルアミン塩酸塩(2
5.0g)の混合物を酢酸(26ml)、1−ブタノー
ル(170ml)の混合溶液に少しずつ加えた。室温で
1日撹拌した後、水(34ml)を加えて30分撹拌し
た。析出した固体を濾取し、さらに水(50ml)で2
回、ヘキサンで1回洗った。得られた固体を減圧下で乾
燥し、無色の結晶として1−エチル−5−ヒドロキシメ
チル−2−メルカプトイミダゾール(19.0g)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.22 (3H, t, J=7.0 Hz),
4.02 (2H, q, J=7.0 Hz), 4.34 (2H, d, J=4.8 Hz), 5.
22 (1H, t, J=4.8 Hz), 6.78 (1H, s), 11.97 (1H, b
r). 元素分析 C6H10N2OS・0.2H2O Calcd. C, 44.53 ; H, 6.
48 ; N, 17.31 ; Found.C, 44.31 ; H, 6.18 ; N, 17.3
9.
【0744】参考例273 5.0M硝酸(102ml)に亜硝酸ナトリウム(31
4mg)を加えた後、0℃において1−エチル−5−ヒ
ドロキシメチル−2−メルカプトイミダゾール(18.
0g)を少しずつ加えた。室温に戻して2時間攪拌した
後、水(100ml)を加えた。0℃において炭酸カリ
ウムを加えて中和した後、減圧下で溶媒を留去した。エ
タノールを加えて不溶物を濾去した後、溶媒を減圧下で
留去した。得られた残渣にメタノール−酢酸エチルを加
えた後、塩基性シリカゲルを加えた。この混合物を塩基
性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール−
酢酸エチル=1:8)によって精製し、得られた固体を
ジイソプロピルエーテル−酢酸エチルから再結晶して、
褐色の結晶として1−エチル−5−ヒドロキシメチルイ
ミダゾール(10.0g)を得た。1 H-NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.47 (3H, t, J=7.2 Hz),
4.07 (2H, q, J=7.2 Hz), 4.62 (2H, s), 6.88 (1H,
s), 7.46 (1H, s).
【0745】参考例274 1−エチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール(9.
5g)に塩化チオニル(50ml)を0℃において少し
ずつ加えた後、窒素雰囲気下90℃で30分加熱した。
室温に戻した後、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣
を、メタノールに溶かして再度減圧下で溶媒を留去し
た。得られた固体を酢酸エチルから再結晶して、無色の
結晶として5−クロロメチル−1−エチルイミダゾール
塩酸塩(12.4g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.49 (3H, t, J=7.4 H
z), 4.26 (2H, q, J=7.4 Hz), 5.03 (2H, s), 7.79 (1
H, s), 9.18 (1H, s). 元素分析 C6H10N2Cl2 Calcd. C, 39.80 ; H, 5.57 ; N,
15.47 ; Found. C, 39.71 ; H, 5.50 ; N, 15.41.
【0746】参考例275 チオシアン酸カリウム(25.9g)、ジヒドロキシア
セトン二量体(16.0g)、イソブチルアミン塩酸塩
(25.0g)の混合物を酢酸(19.2ml)、1−
ブタノール(128ml)の混合溶液に少しずつ加え
た。室温で1日撹拌した後、水(26ml)を加えて3
0分撹拌した。析出した固体を濾取し、さらに水(40
ml)で2回、ジイソプロピルエーテルで1回洗った。
得られた固体を減圧下で乾燥し、無色の結晶として5−
ヒドロキシメチル−1−イソブチル−2−メルカプトイ
ミダゾール(15.1g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.85 (6H, d, J=6.6 H
z), 2.29-2.43 (1H, m), 3.80 (2H, d, J=7.2 Hz), 4.3
3 (2H, d, J=4.8 Hz), 5.21 (1H, t, J=4.8 Hz), 6.81
(1H, s), 12.00 (1H, br).
【0747】参考例276 5.0M硝酸(70ml)に亜硝酸ナトリウム(215
mg)を加えた後、0℃において5−ヒドロキシメチル
−1−イソブチル−2−メルカプトイミダゾール(1
4.5g)を少しずつ加えた。室温に戻して2時間攪拌
した後、水(100ml)を加えた。0℃において炭酸
カリウムを加えて中和した後、減圧下で溶媒を留去し
た。エタノールを加えて不溶物を濾去した後、溶媒を減
圧下で留去した。得られた残渣にメタノール−酢酸エチ
ルを加えた後、塩基性シリカゲルを加えた。この混合物
を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって
精製し、得られた固体をジイソプロピルエーテル−酢酸
エチルから再結晶して、褐色の結晶として5−ヒドロキ
シメチル−1−イソブチルイミダゾール(2.86g)
を得た。1 H-NMR (300MHz, CDCl3) δ 0.94 (6H, d, J=6.6 Hz),
2.05-2.19 (1H, m), 3.80 (2H, d, J=7.5 Hz), 4.62 (2
H, s), 6.96 (1H, s), 7.44 (1H, s).
【0748】参考例277 5−ヒドロキシメチル−1−イソブチルイミダゾール
(2.5g)に塩化チオニル(20ml)を0℃におい
て少しずつ加えた後、窒素雰囲気下90℃で30分加熱
した。室温に戻した後、溶媒を減圧下で留去して得られ
た残渣を、メタノールに溶かして再度減圧下で溶媒を留
去した。得られた固体を酢酸エチルから再結晶して、無
色の結晶として5−クロロメチル−1−イソブチルイミ
ダゾール塩酸塩(3.0g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.94 (6H, d, J=6.6 H
z), 2.18-2.31 (1H, m), 4.06 (2H, d, J=7.8 Hz), 5.0
2 (2H, s), 7.84 (1H, s), 9.24 (1H, s). 元素分析 C7H10N2Cl2・0.1H2O Calcd. C, 45.56 ; H,
6.79 ; N, 13.28 ; Found. C, 45.46 ; H, 6.81 ; N, 1
3.43.
【0749】参考例278 チオシアン酸カリウム(29.4g)、ジヒドロキシア
セトン二量体(18.1g)、イソプロピルアミン塩酸
塩(25.0g)の混合物を酢酸(21.8ml)、1
−ブタノール(145ml)の混合溶液に少しずつ加え
た。室温で7日撹拌した後、水を加えて酢酸エチルで抽
出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減
圧下で留去した。得られた固体を酢酸エチルで洗い、無
色の結晶として5−ヒドロキシメチル−1−イソプロピ
ル−2−メルカプトイミダゾール(16.0g)を得
た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.45 (6H, d, J=7.0 H
z), 4.38 (2H, d, J=5.2 Hz), 4.95-5.09 (1H, m), 5.2
1 (1H, t, J=5.2 Hz), 6.75 (1H, s), 11.89 (1H,br). 元素分析 C7H12N2OS Calcd. C, 48.81 ; H, 7.02 ; N,
16.26 ; Found. C, 48.50 ; H, 7.05 ; N, 16.32.
【0750】参考例279 5.0M硝酸(81ml)に亜硝酸ナトリウム(248
mg)を加えた後、0℃において5−ヒドロキシメチル
−1−イソプロピル−2−メルカプトイミダゾール(1
5.5g)を少しずつ加えた。室温に戻して2時間攪拌
した後、水(100ml)を加えた。0℃において炭酸
カリウムを加えて中和した後、減圧下で溶媒を留去し
た。エタノールを加えて不溶物を濾去した後、溶媒を減
圧下で留去した。得られた残渣にメタノール−酢酸エチ
ルを加えた後、塩基性シリカゲルを加えた。この混合物
を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノ
ール−酢酸エチル=1:8)によって精製し、得られた
固体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルから再結晶
して、褐色の結晶として5−ヒドロキシメチル−1−イ
ソプロピルイミダゾール(4.84g)を得た。1 H-NMR (200MHz,CDCl3) δ 1.50 (6H, d, J=6.6 Hz),
4.47-4.61 (1H, m), 4.62(2H, s), 6.86 (1H, s), 7.54
(1H, s Hz).
【0751】参考例280 5−ヒドロキシメチル−1−イソプロピルイミダゾール
(4.5g)に塩化チオニル(20ml)を0℃におい
て少しずつ加えた後、窒素雰囲気下90℃で30分加熱
した。室温に戻した後、溶媒を減圧下で留去して得られ
た残渣を、メタノールに溶かして再度減圧下で溶媒を留
去した。得られた固体を酢酸エチルから再結晶して、無
色の結晶として5−クロロメチル−1−イソプロピルイ
ミダゾール塩酸塩(6.2g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.53 (6H, d, J=6.6 H
z), 4.64-4.78 (1H, m), 5.08 (2H, s), 7.80 (1H, s),
9.45 (1H, s). 元素分析 C7H12N2Cl2 Calcd. C, 43.10 ; H, 6.20 ; N,
14.36 ; Found. C, 42.87 ; H, 6.19 ; N, 14.37.
【0752】参考例281 チオシアン酸カリウム(10.4g)、ジヒドロキシア
セトン二量体(6.4g)、シクロプロピルメチルアミ
ン塩酸塩(10.0g)の混合物を酢酸(7.7m
l)、1−ブタノール(52ml)の混合溶液に少しず
つ加えた。室温で2週間撹拌した後、水(10ml)を
加えて30分撹拌した。析出した固体を濾取し、さらに
水(15ml)で2回、ヘキサンで1回洗った。得られ
た固体を減圧下で乾燥し、無色の結晶として1−シクロ
プロピルメチル−5−ヒドロキシメチル−2−メルカプ
トイミダゾール(9.6g)を得た。1 H-NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 0.40-0.51 (4H, m), 1.3
0-1.42 (1H, m), 3.92 (2H, d, J=7.2 Hz), 4.37 (2H,
d, J=3.4 Hz), 5.23 (1H, t, J=3.4 Hz), 6.80 (1H,
s), 11.99 (1H, br). 元素分析 C8H12N2OS・0.25H2O Calcd. C, 50.90 ; H, 6.
67 ; N, 14.84 ; Found.C, 50.96 ; H, 6.54 ; N, 14.9
5.
【0753】参考例282 5.0M硝酸(44ml)に亜硝酸ナトリウム(135
mg)を加えた後、0℃において1−シクロプロピルメ
チル−5−ヒドロキシメチル−2−メルカプトイミダゾ
ール(9.0g)を少しずつ加えた。室温に戻して2時
間攪拌した後、水(50ml)を加えた。0℃において
炭酸カリウムを加えて中和した後、減圧下で溶媒を留去
した。エタノールを加えて不溶物を濾去した後、溶媒を
減圧下で留去した。得られた残渣にメタノール−酢酸エ
チルを加えた後、塩基性シリカゲルを加えた。この混合
物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタ
ノール−酢酸エチル=1:8)によって精製し、得られ
た固体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルから再結
晶して、褐色の結晶として1−シクロプロピルメチル−
5−ヒドロキシメチルイミダゾール(4.82g)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.33-0.41 (2H, m), 0.63-
0.72 (2H, m), 1.20-1.40 (1H, m), 3.86 (2H, d, J=7.
0 Hz), 4.63 (2H, s), 6.89 (1H, s), 7.58 (1H,s).
【0754】参考例283 1−シクロプロピルメチル−5−ヒドロキシメチルイミ
ダゾール(4.5g)に塩化チオニル(30ml)を0
℃において少しずつ加えた後、窒素雰囲気下90℃で3
0分加熱した。室温に戻した後、溶媒を減圧下で留去し
て得られた残渣を、メタノールに溶かして再度減圧下で
溶媒を留去した。得られた固体を酢酸エチルから再結晶
して、無色の結晶として5−クロロメチル−1−シクロ
プロピルメチルイミダゾール塩酸塩(4.5g)を得
た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.47-0.70 (4H, m), 1.3
5-1.55 (1H, m), 4.09 (2H, d, J=7.8 Hz), 5.05 (2H,
s), 7.83 (1H, d, J=1.6 Hz), 9.27 (1H, d, J=1.6 H
z). 元素分析 C8H12N2Cl2・0.1H2O Calcd. C, 46.00 ; H, 5.
89 ; N, 13.41 ; Found.C, 45.92 ; H, 5.74 ; N, 13.2
4.
【0755】参考例284 ヘキサンで洗った60%水素化ナトリウム(3.12
g)のDMF(100ml)懸濁液に、4−メチルイミ
ダゾール−5−カルボン酸エチル(10.0g)を0℃
において少しずつ加えた。室温に戻して、窒素雰囲気下
1時間攪拌した後1−ヨードプロパン(13.9g)を
滴下した。1時間攪拌した後水を加えて、酢酸エチルで
2回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた
後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残渣を塩基性シ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エ
チル=3:1)で分離精製し、4−メチル−1−プロピ
ルイミダゾール−5−カルボン酸エチル(4.31
g)、5−メチル−1−プロピルイミダゾール−4−カ
ルボン酸エチル(8.25g)を得た。 4−メチル−1−プロピルイミダゾール−5−カルボン
酸エチル1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.91 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.39 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.69-1.87 (2H, m), 2.49 (3
H, s), 4.19 (2H, t, J=7.4 Hz), 4.33 (2H, q,J=7.2 H
z), 7.44 (1H, s). 5−メチル−1−プロピルイミダゾール−4−カルボン
酸エチル1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.95 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.40 (3H, t, J=7.4 Hz), 1.67-1.86 (2H, m), 2.54 (3
H, s), 3.84 (2H, t, J=7.4 Hz), 4.38 (2H, q,J=7.4 H
z), 7.40 (1H, s).
【0756】参考例285 水素化リチウムアルミニウム(774mg)のTHF
(40ml)懸濁液に4−メチル−1−プロピルイミダ
ゾール−5−カルボン酸エチル(4.0g)のTHF
(40ml)溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴下し
た。室温に戻して2時間攪拌した後、0℃において水
(0.8ml)、15%水酸化ナトリウム水溶液(0.
8ml)、水(2.4ml)を順に加えた。室温に戻し
て終夜攪拌した後、硫酸マグネシウムを加えて乾燥させ
た。不溶物を濾去した後、溶媒を減圧下で留去して無色
の油状物として5−ヒドロキシメチル−4−メチル−1
−プロピルイミダゾール(2.56g)を得た。 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.95 (3H, t, J=7.2 Hz),
1.73-1.91 (2H, m), 2.19(3H, s), 3.92 (2H, t, J=7.0
Hz), 4.60 (2H, s), 7.36 (1H, s).
【0757】参考例286 5−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−プロピルイミ
ダゾール(2.4g)に塩化チオニル(10ml)を0
℃において加えた後、90℃で30分加熱した。室温に
戻した後、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣を、メ
タノールに溶かして再度減圧下で溶媒を留去し、褐色の
油状物として5−クロロメチル−4−メチル−1−プロ
ピルイミダゾール塩酸塩(3.13g)を得た。1 H-NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 0.91 (3H, t, J=7.5 H
z), 1.80-1.92 (2H, m), 2.34 (3H, s), 4.16 (2H, t,
J=7.8 Hz), 5.07 (2H, s), 9.16 (1H, s).
【0758】参考例287 ヘキサンで3回洗った60%水素化ナトリウム(3.1
2g)のTHF(400ml)懸濁液に、4−ホルミル
イミダゾール(5.0g)を加えた後、窒素雰囲気下で
2時間還流した。室温に戻した後、1−ヨードプロパン
(88.4g)を加えて再び2時間還流した。室温に戻
した後、不溶物を濾去し減圧下で溶媒を留去した。得ら
れた残渣に水を加えて酢酸エチルで3回抽出した。有機
層を硫酸マグネシウムで乾燥させて溶媒を減圧下で留去
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(メタノール−酢酸エチル=1:8)で精製して、
褐色の油状物として1−プロピルイミダゾール−4−カ
ルボキシアルデヒド(4.45g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.96 (3H, t, J=7.2 Hz),
1.77-1.95 (2H, m), 3.97 (2H, t, J=7.2 Hz), 7.56 (1
H, s), 7.63 (1H, s), 9.88 (1H, s). 元素分析 C37H43N3O3S2 Calcd. C, 69.23 ; H, 6.75 ;
N, 6.55 ; Found. C, 69.34 ; H, 6.79 ; N, 6.60.
【0759】参考例288 水素化リチウムアルミニウム(971mg)のTHF
(35ml)懸濁液に1−プロピルイミダゾール−4−
カルボキシアルデヒド(3.5g)のTHF(35m
l)溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴下した。滴下
終了後、0℃において水(1.0ml)、15%水酸化
ナトリウム水溶液(1.0ml)、水(3.0ml)を
順に加えた後、室温で2時間攪拌した。硫酸マグネシウ
ムを加えて乾燥させた後不溶物を濾去した。溶媒を減圧
下で留去し黄色の油状物として4−ヒドロキシメチル−
1−プロピルイミダゾール(3.09g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.93 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.71-1.89 (2H, m), 3.80 (2H, t, J=7.0 Hz), 4.60 (2
H, s), 6.87 (1H, d, J=1.4 Hz), 7.42 (1H, d,J=1.4 H
z).
【0760】参考例289 4−ヒドロキシメチル−1−プロピルイミダゾール
(2.5g)に塩化チオニル(25ml)を0℃におい
て少しずつ加えた後、窒素雰囲気下90℃で30分加熱
した。室温に戻した後、溶媒を減圧下で留去して得られ
た残渣を、メタノールに溶かした。再度減圧下で溶媒を
留去し褐色の油状物として4−クロロメチル−1−プロ
ピルイミダゾール塩酸塩(3.47g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.85 (3H, t, J=7.4 H
z), 1.60-2.00 (2H, m), 4.13 (2H, t, J=6.6 Hz), 4.8
8 (2H, s), 7.84 (1H, s), 9.16 (1H, s).
【0761】参考例290 1−プロピルイミダゾール−2−カルボキシアルデヒド
(2.5g)の乾燥THF(25ml)溶液に1.14
Mメチルリチウムジエチルエーテル溶液(20.6m
l)を−78℃、アルゴン雰囲気下において滴下した。
滴下終了後、室温に戻して1時間撹拌した。0どにおい
て1N塩酸を加えて酸性にした後、炭酸カリウムを加え
て中和した。酢酸エチルで4回抽出した後、硫酸マグネ
シウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去して油状物と
して2−(1−ヒドロキシ)エチル−1−プロピルイミ
ダゾール(2.45g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.96 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.63 (3H, d, J=6.6 Hz), 1.72-1.91 (2H, m), 3.94 (2
H, dt, J=7.4, 3.2 Hz), 4.90 (1H, q, J=6.6 Hz), 6.8
8 (1H, s), 6.96 (1H, s).
【0762】参考例291 2−(1−ヒドロキシ)エチル−1−プロピルイミダゾ
ール(1.5g)に塩化チオニル(15ml)を0℃に
おいて少しずつ加えた後、窒素雰囲気下90℃で1時間
加熱した。室温に戻した後、溶媒を減圧下で留去して得
られた残渣を、メタノールに溶かした。再度減圧下で溶
媒を留去し褐色の油状物として2−(1−クロロ)エチ
ル−1−プロピルイミダゾール塩酸塩(2.03g)を
得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.91 (3H, t, J=7.6 H
z), 1.77-1.89 (2H, m), 2.00 (3H, d, J=7.0 Hz), 4.0
0-4.40 (4H, m), 7.81 (1H, d, J=2.0 Hz), 7.86 (1H,
d, J=2.0 Hz).
【0763】参考例292 1−メチルイミダゾール(13.0g)の乾燥THF
(100ml)溶液に1.6Mn−ブチルリチウムヘキ
サン溶液(119ml)を0℃、アルゴン雰囲気下にお
いて滴下した。室温に戻して1時間攪拌した後、4−ニ
トロベンズアルデヒド(23.9g)の乾燥THF(1
50ml)溶液を0℃において滴下した。室温に戻して
30分攪拌した後、1N塩酸を0℃において加えた。炭
酸カリウムで中和した後、酢酸エチルで二回抽出した。
有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧
下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(メタノール−酢酸エチル=1:8)で精
製し、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して、褐色の結
晶として[2−(1−メチル)イミダゾリル](4−ニ
トロフェニル)メタノール(13.9g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.43 (3H, s), 5.98 (1H,
s), 6.78 (1H, s), 6.86(1H, s), 7.53 (2H, d, J=8.8
Hz), 8.19 (2H, d, J=8.8 Hz).
【0764】参考例293 [2−(1−メチル)イミダゾリル](4−ニトロフェ
ニル)メタノール(8.0g)、還元鉄(9.6g)、
塩化カルシウム(1.91g)を85%エタノール水溶
液加えた後、窒素雰囲気下4時間還流した。室温に戻し
た後酢酸エチルを加えて不溶物を濾去した。濾液に水を
加えて有機層を分離した後、水相を酢酸エチルで8回抽
出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減
圧下で溶媒を留去した。得られた固体を酢酸エチル−ジ
イソプロピルエーテルから再結晶して、褐色の結晶とし
て(4−アミノフェニル)[2−(1−メチル)イミダ
ゾリル]メタノール(2.21g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.37 (3H, s), 5.72 (1H,
s), 6.65 (2H, d, J=8.4Hz), 6.83 (1H, s), 6.99 (1H,
s), 7.08 (2H, d, J=8.4 Hz).
【0765】参考例294 1−プロピルイミダゾール(8.0g)の乾燥THF
(100ml)溶液に1.6Mn−ブチルリチウムヘキ
サン溶液(54.5ml)を0℃、アルゴン雰囲気下に
おいて滴下した。室温に戻して2時間攪拌した後、4−
ニトロベンズアルデヒド(9.97g)の乾燥THF
(100ml)溶液を−78℃において滴下した。室温
に戻して終夜攪拌した後、1N塩酸を0℃において加え
た。炭酸カリウムで中和した後、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾
燥させた。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣を酢酸
エチル−ジイソプロピルエーテルから再結晶して、褐色
の結晶として(4−ニトロフェニル)[2−(1−プロ
ピル)イミダゾリル]メタノール(5.26g)を得
た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.77 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.42-1.72 (2H, m), 3.70 (2H, t, J=7.4 Hz), 5.99 (1
H, s), 6.86 (1H, s), 6.94 (1H, s), 7.54 (2H,d, J=
8.8 Hz), 8.20 (2H, d, J=8.8 Hz). 元素分析 C13H15N3O3 Calcd. C, 59.76 ; H, 5.79 ; N,
16.08 ; Found. C, 59.85 ; H, 7.73 ; N, 16.04.
【0766】参考例295 (4−ニトロフェニル)[2−(1−プロピル)イミダ
ゾリル]メタノール(4.5g)のメタノール(150
ml)、エタノール(100ml)混合溶液に10%パ
ラジウム炭素(450mg)を加えた後、水素雰囲気下
で4時間撹拌した。不溶物を濾去した後、塩基性シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール−酢酸エチ
ル=1:8)で精製し、酢酸エチル−ジイソプロピルエ
ーテルから再結晶して褐色の結晶として(4−アミノフ
ェニル)[2−(1−プロピル)イミダゾリル]メタノ
ール(3.52g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.77 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.45-1.65 (2H, m), 3.61 (2H, t, J=7.4 Hz), 5.68 (1
H, s), 6.64 (2H, d, J=8.4 Hz), 6.85 (1H, d,J=1.4 H
z), 7.01 (1H, d, J=1.4 Hz), 7.08 (2H, d, J=8.4 H
z),. 元素分析 C13H17N3O・0.25H2O Calcd. C, 66.22 ; H,
7.48 ; N, 17.82 ; Found. C, 66.35 ; H, 7.09 ; N, 1
7.78.
【0767】参考例296 7−ブロモ−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボン酸メチル(10.0g)、
4−(2−プロポキシエトキシ)フェニルほう酸(8.
96g)、炭酸カリウム(11.1g)を、トルエン
(150ml)、エタノール(15ml)、水(15m
l)の混合溶液に加えアルゴン雰囲気下で1時間攪拌し
た。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム
(1.78g)を加えた後、アルゴン雰囲気下、2時間
還流した。室温に戻した後水を加え酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗い硫酸マグネシウムで乾燥
させた。溶媒を減圧下で留去した後、シリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル=9:1)
で精製し、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶し黄色の結
晶として7−[4−(2−プロポキシエトキシ)フェニ
ル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾア
ゼピン−4−カルボン酸メチル(9.25g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.91-1.01 (6H, m), 1.56-
1.80 (2H, m), 2.82 (2H, t, J=4.4 Hz), 3.26-3.34 (4
H, m), 3.51 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.79-3.84 (5H, m),
4.16 (2H, t, J=4.4 Hz), 6.87 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.
97 (2H, d, J=8.8Hz), 7.37-7.51 (4H, m), 7.76 (1H,
s).
【0768】参考例297 7−[4−(2−プロポキシエトキシ)フェニル]−1
−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−
4−カルボン酸メチル(9.0g)をTHF(100m
l)、メタノール(100ml)の混合溶液に溶かした
後、0℃で1N水酸化ナトリウム水溶液(43ml)を
加えた。60℃で終夜攪拌した後、室温に戻して水を加
え、0℃で1N塩酸を加えて中和した。酢酸エチルで抽
出した後、水、飽和食塩水で洗った。有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で留去した。得
られた残渣をヘキサン−酢酸エチルから再結晶して、黄
色の結晶として7−[4−(2−プロポキシエトキシ)
フェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾアゼピン−4−カルボン酸(8.0g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.91-1.02 (6H, m), 1.56-
1.80 (4H, m), 2.80-2.90 (2H, m), 3.28-3.35 (4H,
m), 3.52 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.81 (2H, t, J=4.4Hz),
4.17 (2H, t, J=4.4 Hz), 6.88 (1H, d, J=8.8 Hz),
6.98 (2H, d, J=8.8Hz), 7.39-7.53 (4H, m), 7.89 (1
H, s).
【0769】参考例298 1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(5.0g)、2−
メルカプト−1−メチルイミダゾール(4.04g)、
炭酸カリウム(14.7g)をDMF(100ml)に
加えた後、アルゴン雰囲気下130℃で2時間撹拌し
た。室温に戻した後、水を加え酢酸エチルで抽出した。
有機層を水で3回洗った後、さらに飽和食塩水で洗い、
硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去し
て得られた残渣を、酢酸エチル−ジイソプロピルエーテ
ルから再結晶して、黄色の結晶として1−メチル−2−
[(4−ニトロフェニル)チオ]イミダゾール(7.2
9g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.69 (3H, s), 7.13 (2H,
d, J=8.8 Hz), 7.19 (1H, s), 7.29 (1H, s), 8.10 (2
H, d, J=8.8 Hz). 元素分析 C10H9N3O2S Calcd. C, 51.05 ; H, 3.86 ; N,
17.86 ; Found. C, 50.98 ; H, 3.72 ; N, 17.86.
【0770】参考例299 1−メチル−2−[(4−ニトロフェニル)チオ]イミ
ダゾール(6.0g)、還元鉄(7.12g)塩化カル
シウム(1.42g)を85%エタノール水溶液(10
0ml)に加え、105℃、窒素雰囲気下で6時間撹拌
した。室温に戻した後、不溶物を濾去し減圧下で溶媒を
留去した。得られた残渣に水を加え酢酸エチルで2回抽
出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を
減圧下で留去した。得られた残渣を酢酸エチル−ジイソ
プロピルエーテルから再結晶して、黄色の結晶として2
−[(4−アミノフェニル)チオ]−1−メチルイミダ
ゾール(4.38g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.63 (3H, s), 3.77 (2H,
br), 6.59 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.97 (1H, d, J=1.2 H
z), 7.08 (1H, d, J=1.2 Hz), 7.18 (2H, d, J=8.8 H
z). 元素分析 C10H11N3S Calcd. C, 58.51 ; H, 5.40 ; N,
20.47 ; Found. C, 58.29 ; H, 5.31 ; N, 20.42.
【0771】参考例300 ヘキサンで3回洗った60%水素化ナトリウム(1.7
g)のDMF(30ml)懸濁液に、2−メルカプト−
4−メチル−1,2,4−トリアゾール(4.08g)
のDMF(20ml)を窒素雰囲気下、0℃において滴
下したのち、室温に戻して1時間攪拌した。次いで1−
フルオロ−4−ニトロベンゼン(5.0g)のDMF
(50ml)溶液を0℃おいて滴下したのち、130℃
で2時間撹拌した。室温に戻した後、水を加え酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を水で3回洗った後、さらに飽和
食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を
減圧下で留去して得られた残渣を、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(酢酸エチル→メタノール−酢酸エチ
ル=1:9)で精製し、(酢酸エチル−ジイソプロピル
エーテルから再結晶して、結晶として4−メチル−3−
[(4−ニトロフェニル)チオ]−1,2,4−トリア
ゾール(1.7g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.68 (3H, s), 7.97 (1H,
s), 8.35 (2H, d, J=8.8Hz), 8.53 (2H, d, J=8.8 Hz). 元素分析 C9H8N4O2S Calcd. C, 45.75 ; H, 3.41 ; N,
23.71 ; Found. C, 45.73 ; H, 3.21 ; N, 23.78.
【0772】参考例301 4−メチル−3−[(4−ニトロフェニル)チオ]−
1,2,4−トリアゾール(1.0g)、還元鉄(1.
18g)、塩化カルシウム(2.35g)を85%エタ
ノール水溶液(15ml)に加え、105℃、窒素雰囲
気下で6時間撹拌した。室温に戻した後、不溶物を濾去
し減圧下で溶媒を留去した。得られた残渣に水を加え酢
酸エチルで2回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥させ、溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣を酢
酸エチル−ジイソプロピルエーテルから再結晶して、黄
色の結晶として3−[(4−アミノフェニル)チオ]−
1−メチル−1,2,4−トリアゾール(418mg)
を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.66 (3H, s), 3.84 (2H,
br), 6.74 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.63 (2H, d, J=8.8 H
z), 7.87 (1H, s).
【0773】参考例302 ジヒドロキシアセトン(10.2g)、チオシアン酸カ
リウム(16.5g)、n−ブチルアミン塩酸塩(16
g)を酢酸(12ml)、1−ブタノール(80ml)
中に加え、室温、一晩撹拌した。濃縮し、エタノールを
加え、無色結晶(17.3g)をろ取、水洗した。硝酸
(25ml)、水(25ml)に亜硝酸ナトリウム
(0.12g)を溶かし、氷冷下、得られた結晶を少量
ずつ加えた。室温、1.5時間撹拌後、炭酸カリウムを
用いて中和し、溶媒を留去した。エタノールを加え、不
溶物をろ去、ろ液の溶媒を留去した。残渣を塩基性シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノー
ル/酢酸エチル)で精製し、無色結晶(6.1g)を得
た。氷冷下、塩化チオニル(20ml)中に加え、1時
間還流した。溶媒を留去し、4−クロロメチル−3−ブ
チルイミダゾール塩酸塩(7.6g)を無色結晶として
得た。1 H-NMR (dppm, DMSO-d6) δ 0.93 (3H, t, J = 7.3 H
z), 1.24-1.43 (2H, m), 1.78-1.93 (2H, m), 4.21 (2
H, t, J = 7.5 Hz), 5.04 (2H, s), 7.81 (1H, d, J=
1.4 Hz), 9.26 (1H, d, J = 1.4 Hz).
【0774】参考例303 3−ブロモ−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ
[1,2−a]ピリジン(2.84g)のTHF(50
ml)溶液に、−78℃でn−ブチルリチウム(1.6
Mヘキサン溶液,28ml)を滴下した。−78℃で1
時間撹拌後、DMF(5ml)を加え、室温で0.5時
間撹拌した。反応系に水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフ
ィー(酢酸エチル:ヘキサン1:1→酢酸エチル)で分
離精製し、無色の油状物として3−ホルミル−5,6,
7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン
(1.48g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.87-2.09 (4H, m), 2.96
(2H, t, J=6.0 Hz), 4.33 (2H, t, J=5.4 Hz), 7.72 (1
H, s), 9.66 (1H, s).
【0775】参考例304 水素化リチウムアルミニウム(0.40g)のTHF
(30ml)懸濁液に、0℃で3−ホルミル−5,6,
7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン
(1.48g)のTHF(50ml)を滴下した。0℃
で1時間撹拌後、水(0.4ml)、15%水酸化ナト
リウム水溶液(0.4ml)、水(1.2ml)を滴下
した。室温で18時間撹拌後、硫酸マグネシウムを加
え、ろ過によって沈殿物を除去した。減圧下濃縮後、析
出した結晶をろ過によって集めた。結晶をジイソプロピ
ルエーテルで洗浄し、無色の結晶として5,6,7,8
−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−
メタノール(1.24g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.80-2.06 (4H, m), 2.85
(2H, t, J=6.2 Hz), 3.99 (2H, t, J=5.8 Hz), 4.58 (2
H, s), 6.85 (1H, s). IR (KBr) 3086, 1495, 1431, 1329, 1130, 1026, 941,
860, 816, 770 cm-1
【0776】参考例305 5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]
ピリジン−3−イルメタノール(1.0g)に0℃で塩
化チオニル(5ml)を加えた。40分間加熱還流後、
減圧下濃縮した。残渣に酢酸エチルを加え、析出した結
晶をろ過によって集めた。結晶を酢酸エチルで洗浄し、
淡黄色の結晶として3−(クロロメチル)−5,6,
7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン
塩酸塩(1.03g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.81-2.07 (4H, m), 3.0
0 (2H, t, J=6.2 Hz), 4.12 (2H, t, J=5.7 Hz), 5.00
(2H, s), 7.70 (1H, s). IR (KBr) 1630, 1524, 1308, 1296 cm-1
【0777】参考例306 4−ニトロチオフェノール(1.44g)および5−メ
チルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルメタノ
ール(1.5g)、濃塩酸(15ml)および酢酸(1
5ml)の混合物を100℃で24時間撹拌した。0℃
で12N水酸化ナトリウム水溶液を用いて中和し、酢酸
エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラム
クロマトグラフィー(エタノール:酢酸エチル1:9)
で分離精製し、黄色の結晶として5−メチル−3−
[[(4−ニトロフェニルチオ)メチル]イミダゾ
[1,2−a]ピリジン(2.03g)を得た。 mp 167-169℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.00 (3H, s), 4.76 (2H,
s), 6.59 (1H, d, J=6.8Hz), 7.12 (1H, dd, J=9.0, 6.
8 Hz), 7.38 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.47-7.52 (2H, m),
8.16 (2H, d, J=9.0 Hz). IR (KBr) 1593, 1574, 1503, 1335, 1292, 1092, 853,
783, 743 cm-1 元素分析 C15H13N3O2S Calcd. C, 60.18 ; H, 4.38 ;
N, 14.04 : Found. C, 60.10 ; H, 4.50 ; N, 14.01.
【0778】参考例307 5−メチル−3−[[(4−ニトロフェニルチオ)メチ
ル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(1.80g)、
還元鉄(1.68g)、塩化カルシウム(0.33g)
の15%含水エタノール(54ml)混合物を24時間
加熱還流した。ろ過によって不溶物を除去した後、減圧
下濃縮した。残渣を酢酸エチルで抽出後、飽和食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、
残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサ
ン1:1→2:1)で分離精製し、黄色の油状物として
4−[[(5−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン
−3−イル)メチル]チオ]アニリン(1.67g)を
得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.03 (3H, s), 3.56-3.92
(2H, m), 4.37 (2H, s),6.53-6.59 (3H, m), 6.98-7.10
(4H, m), 7.45 (1H, d, J=8.8 Hz). IR (neat) 3324, 3206, 1647, 1601, 1535, 1508, 149
5, 1292, 1177, 1167, 824 cm-1
【0779】参考例308 4−ニトロチオフェノール(2.87g)および6−メ
チルゾイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルメタ
ノール(3.0g)、濃塩酸(60ml)および酢酸
(60ml)の混合物を100℃で5日間撹拌した。0
℃で12N水酸化ナトリウム水溶液を用いて中和し、酢
酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラ
ムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、酢酸エチ
ル:ヘキサン2:1→4:1)で分離精製し、淡黄色の
結晶として6−メチル−3−[[(4−ニトロフェニ
ル)チオ]メチル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン
(4.48g)を得た。 mp 127-128℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 2.39 (3H, s), 4.54 (2H,
s), 7.11 (1H, dd, J=9.2, 1.8 Hz), 7.39 (2H, d, J=
9.2 Hz), 7.50 (1H, s), 7.55 (1H, d, J=9.2 Hz), 7.8
8 (1H, d, J=1.8 Hz), 8.14 (2H, d, J=9.2 Hz). IR (KBr) 1580, 1514, 1343, 1312, 1250, 1090, 853,
833, 797, 743 cm-1 元素分析 C15H13N3O2S Calcd. C, 60.18 ; H, 4.38 ;
N, 14.04 : Found. C, 60.13 ; H, 4.30 ; N, 13.82.
【0780】参考例309 6−メチル−3−[[(4−ニトロフェニル)チオ]メ
チル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(3.0g)、
還元鉄(2.80g)、塩化カルシウム(0.56g)
の15%含水エタノール(150ml)混合物を20時
間加熱還流した。ろ過によって不溶物を除去した後、減
圧下濃縮した。残渣を酢酸エチルで抽出後、飽和食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮
後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘ
キサン1:1→2:1)で分離精製し、淡黄色の結晶と
して4−[[(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン−3−イル)メチル]チオ]アニリン(2.38
g)を得た。 mp 128-129℃1 H-NMR (300MHz, CDCl3) δ 2.37 (3H, s), 3.68-3.76
(2H, m), 4.18 (2H, s),6.52 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.00
(2H, d, J=8.7 Hz), 7.06 (1H, dd, J=9.3, 1.5 Hz),
7.18 (1H, s), 7.51 (1H, d, J=9.3 Hz), 7.85 (1H, d,
J=1.5 Hz). IR (KBr) 3301, 3187, 1636, 1597, 1497, 1312, 1292,
1238, 822, 793 cm-1 元素分析 C15H15N3S Calcd. C, 66.88 ; H, 5.61 ; N,
15.50 : Found. C, 66.91 ; H, 5.75 ; N, 15.17.
【0781】参考例310 2−ホルミルイミダゾール(5.16g)、ブロモ酢酸
エチル(7.1ml)および炭酸カリウム(11.1
g)のDMF(50ml)混合物を、60℃で20時間
撹拌した。ろ過によって不溶物を除去した後、水を加え
酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン1:
1)で分離精製し、淡黄色の油状物として(2−ホルミ
ル−1H−イミダゾール−1−イル)酢酸エチル(1.
10g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.29 (3H, t, J=7.1 Hz),
4.25 (2H, q, J=7.1 Hz), 5.13 (2H, s), 7.15 (1H,
s), 7.33 (1H, d, J=0.6 Hz), 9.79 (1H, d, J=0.6Hz). IR (neat) 1752, 1684, 1478, 1416, 1375, 1339, 130
2, 1215, 1024, 775 cm-1
【0782】参考例311 (2−ホルミル−1H−イミダゾール−1−イル)酢酸
エチル(1.10g)のエタノール(5ml)溶液に、
0℃で水素化ホウ素ナトリウム(123mg)を加え
た。0℃で0.5時間撹拌後、反応混合物をカラムクロ
マトグラフィー(塩基性シリカゲル、エタノール:酢酸
エチル1:19)で精製し、淡黄色の結晶として[2−
(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]酢酸エチル(960mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.30 (3H, t, J=7.2 Hz),
4.24 (2H, q, J=7.2 Hz), 4.66 (2H, s), 4.81 (2H,
s), 6.89 (1H, s), 6.95 (1H, s). IR (KBr) 3119, 1748, 1499, 1292, 1213, 1026, 737 c
m-1
【0783】参考例312 [2−(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾール−1
−イル]酢酸エチル(460mg)のジクロロメタン
(10ml)溶液に、室温で塩化チオニル(0.27m
l)を加えた。室温で1時間撹拌後、減圧下濃縮した。
残渣のエタノール(10ml)溶液に、4−アミノチオ
フェノール(0.33g)およびトリエチルアミン
(3.5ml)を加え、室温で1時間撹拌した。減圧下
濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリ
カゲル、酢酸エチル)で分離精製し、[2−[[(4−
アミノフェニル)チオ]メチル]−1H−イミダゾール
−1−イル]酢酸エチル(820mg)を得た。この化
合物はこれ以上精製せずに次の反応に用いた。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.29 (3H, t, J=7.1 Hz),
3.40-3.74 (2H, m), 4.04 (2H, s), 4.24 (2H, q, J=7.
1 Hz), 4.71 (2H, s), 6.56 (2H, d, J=8.7 Hz),6.87
(1H, d, J=1.4 Hz), 6.93 (1H, d, J=1.4 Hz), 7.11 (2
H, d, J=8.7 Hz).
【0784】参考例313 2−ホルミルイミダゾール(5.17g)、4−ブロモ
酪酸エチル(9.2ml)および炭酸カリウム(11.
1g)のDMF(50ml)混合物を、80℃で40時
間撹拌した。水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を
飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エ
チル:ヘキサン1:1)で分離精製し、淡黄色の油状物
として4−(2−ホルミル−1H−イミダゾール−1−
イル)酪酸エチル(8.36g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.26 (3H, t, J=7.2 Hz),
2.08-2.19 (2H, m), 2.29-2.36 (2H, m), 4.14 (2H, q,
J=7.2 Hz), 4.47 (2H, t, J=7.1 Hz), 7.18 (1H, d, J
=1.1 Hz), 2.30 (1H, d, J=1.1 Hz), 9.81 (1H, s). IR (neat) 1732, 1682, 1476, 1412, 1337, 1188, 115
9, 772 cm-1
【0785】参考例314 4−(2−ホルミル−1H−イミダゾール−1−イル)
酪酸エチル(8.36g)のエタノール(80ml)溶
液に、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(0.45g)を
加えた。0℃で0.5時間撹拌後、反応系に1N塩酸
(15ml)を加えた。0℃で30分間撹拌後、トリエ
チルアミン(10ml)を加え、減圧下濃縮した。残渣
にエタノールを加え、不溶物をろ過によって除去した。
減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(塩基
性シリカゲル、酢酸エチル→エタノール:酢酸エチル
1:19)で精製し、淡黄色の油状物として4−[2−
(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]酪酸エチル(8.51g)を得た。1 H-NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.26 (3H, t, J=7.2 Hz),
2.08-2.17 (2H, m), 2.32-2.37 (2H, m), 4.08 (2H, t,
J=7.1 Hz), 4.14 (2H, q, J=7.2 Hz), 4.66 (2H, s),
6.87 (1H, d, J=1.5 Hz), 6.91 (1H, d, J=1.5 Hz). IR (neat) 3113, 1732, 1495, 1466, 1445, 1375, 127
7, 1250, 1188, 1154, 1030, 739 cm-1
【0786】参考例315 4−[2−(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾール
−1−イル]酪酸エチル(8.51g)のクロロホルム
(100ml)溶液に、室温で塩化チオニル(4.4m
l)およびDMF(1滴)を加えた。室温で1時間撹拌
後、減圧下濃縮した。残渣のエタノール(50ml)溶
液に、4−アミノチオフェノール(5.0g)およびト
リエチルアミン(17ml)を加え、室温で64時間撹
拌した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィ
ー(塩基性シリカゲル、酢酸エチル:ヘキサン1:1→
2:1→酢酸エチル)で分離精製し、淡黄色の結晶とし
て4−[2−[[(4−アミノフェニル)チオ]メチ
ル]−1H−イミダゾール−1−イル]酪酸エチル(1
0.08g)を得た。 mp 74-75℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.26 (3H, t, J=7.2 Hz),
1.98-2.13 (2H, m), 2.28-2.35 (2H, m), 3.64-3.80 (2
H, m), 3.92 (2H, t, J=7.2 Hz), 4.04 (2H, s),4.14
(2H, q, J=7.2 Hz), 6.57 (2H, d, J=8.4 Hz), 6.83 (1
H, s), 6.92 (1H,s), 7.15 (2H, d, J=8.4 Hz). IR (KBr) 3428, 3333, 3210, 1742, 1628, 1599, 1501,
1312, 1221, 1211, 1179, 1161, 1127, 1100, 1024, 9
26, 826 cm-1 元素分析 C16H21N3O2S Calcd. C, 60.16 ; H, 6.63 ;
N, 13.16 : Found. C, 60.00 ; H, 6.54 ; N, 13.03.
【0787】参考例316 [5−(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾール−1
−イル]酢酸エチル(1.66g)のクロロホルム(1
0ml)溶液に、室温で塩化チオニル(0.98ml)
およびDMF(1滴)を加えた。室温で1時間撹拌後、
減圧下濃縮した。残渣のエタノール(20ml)溶液
に、4−アミノチオフェノール(1.35g)およびト
リエチルアミン(7.5ml)を加え、室温で20時間
撹拌した。減圧下濃縮後、残渣を塩基性シリカゲルを用
いたカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル→エタノー
ル:酢酸エチル1:9)で分離精製し、淡黄色の結晶と
して[5−[[(4−アミノフェニル)チオ]メチル]
−1H−イミダゾール−1−イル]酢酸エチル(2.2
0g)を得た。 mp 91-92℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.30 (3H, t, J=7.2 Hz),
3.65-3.78 (2H, m), 3.85 (2H, s), 4.25 (2H, q, J=7.
2 Hz), 4.77 (2H, s), 6.56 (2H, d, J=8.8 Hz),6.64
(1H, s), 7.06 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.46 (1H, s). IR (KBr) 3428, 3333, 3210, 1742, 1628, 1599, 1501,
1372, 1312, 1221, 1211, 1179, 1161, 1127, 1100, 1
024, 926, 826 cm-1 元素分析 C14H17N3O2S Calcd. C, 57.71 ; H, 5.88 ;
N, 14.42 : Found. C, 57.36 ; H, 5.78 ; N, 14.31.
【0788】参考例317 2−ホルミルイミダゾール(2.50g)、安息香酸2
−ヨウ化エチル(8.61g)および炭酸カリウム
(5.4g)のDMF(25ml)混合物を、80℃で
20時間撹拌した。反応系に水を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムク
ロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン1:1)で分
離精製し、淡黄色の油状物として安息香酸2−(2−ホ
ルミル−1H−イミダゾール−1−イル)エチル(4.
69g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 4.62-4.67 (2H, m), 4.77-
4.84 (2H, m), 7.21-7.22 (1H, m), 7.31 (1H, d, J=0.
8 Hz), 7.40-7.48 (2H, m), 7.54-7.63 (1H, m),7.93-
7.98 (2H, m), 9.85 (1H, d, J=0.8 Hz). IR (neat) 1721, 1682, 1476, 1453, 1412, 1273, 111
7, 772, 712 cm-1
【0789】参考例318 安息香酸2−(2−ホルミル−1H−イミダゾール−1
−イル)エチル(4.69g)の2−プロパノール(5
0ml)溶液に、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(0.
22g)を加えた。0℃で30分間撹拌後、1N塩酸
(15ml)を加えた。さらにトリエチルアミン(10
ml)を加え、減圧下濃縮した。残渣にエタノールを加
え、ろ過によって不溶物を除去した。減圧下濃縮後、残
渣をカラムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、酢
酸エチル→エタノール:酢酸エチル1:19)で分離精
製し、無色の結晶として安息香酸2−[2−(ヒドロキ
シメチル)−1H−イミダゾール−1−イル]エチル
(0.87g)を得た。 mp 167-169℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 4.41 (2H, t, J=5.4 Hz),
4.64 (2H, t, J=5.4 Hz), 4.74 (2H, s), 6.94 (1H,
s), 6.97 (1H, s), 7.41-7.48 (2H, m), 7.55-7.62(1H,
m), 7.99 (2H, d, J=8.4 Hz). IR (KBr) 3120, 1711, 1277, 1113, 1026, 768, 708 cm
-1 元素分析 C13H14N2O3 Calcd. C, 63.40 ; H, 5.73 ;
N, 11.38 : Found. C, 63.38 ; H, 5.71 ; N, 11.38.
【0790】参考例319 安息香酸2−[2−(ヒドロキシメチル)−1H−イミ
ダゾール−1−イル]エチル(0.87g)のクロロホ
ルム(10ml)溶液に、室温で塩化チオニル(0.5
2g)およびDMF(1滴)を加え、1時間撹拌した。
減圧下濃縮後、残渣のエタノール(10ml)溶液に4
−アミノチオフェノール(0.49g)およびトリエチ
ルアミン(1.0ml)を室温で加えた。室温で18時
間撹拌後、減圧下濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(塩基性シリカゲル、酢酸エチ
ル:ヘキサン2:1)で分離精製し、褐色の油状物とし
て安息香酸2−[2−[[(4−アミノフェニル)チ
オ]メチル]−1H−イミダゾール−1−イル]エチル
(1.07g,86%)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.58-3.84 (2H, m), 4.09
(2H, s), 4.25 (2H, t,J=5.5 Hz), 4.56 (2H, t, J=5.5
Hz), 6.56 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.89-6.95 (2H, m),
7.14 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.41-7.48 (2H, m), 7.55-7.
63 (1H, m), 7.96-8.01 (2H, m). IR (neat) 3351, 3179, 1721, 1599, 1497, 1451, 127
3, 1117, 741, 712 cm-1
【0791】参考例320 2−ホルミルイミダゾール(2.50g)、酢酸3−ク
ロロプロピル(3.8ml)、ヨウ化ナトリウム(4.
7g)および炭酸カリウム(5.4g)のDMF(25
ml)混合物を80℃で2日間撹拌した。反応形に水を
加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃
縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:
ヘキサン1:1)で分離精製し、淡黄色の油状物として
酢酸3−(2−ホルミル−1H−イミダゾール−1−イ
ル)プロピル(4.37g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 2.07-2.20 (5H, m), 4.08
(2H, t, J=6.1 Hz), 4.50 (2H, t, J=7.0 Hz), 7.17 (1
H, s), 7.30 (1H, s), 9.81 (1H, s).
【0792】参考例321 酢酸3−(2−ホルミル−1H−イミダゾール−1−イ
ル)プロピル(4.37g)の2−プロパノール(50
ml)溶液に、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(0.2
5g)を加えた。0℃で30分間撹拌後、反応系に1N
塩酸(20ml)を加えた。さらにトリエチルアミン
(10ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣にエタ
ノールを加え、不溶物をろ過によって除去した後、さら
に減圧下濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー
(塩基性シリカゲル、エタノール:酢酸エチル1:1
9)で分離精製し、無色の油状物として酢酸3−[2−
(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]プロピル(1.34g)を得た。1 H-NMR (300MHz, CDCl3) δ 2.05-2.19 (5H, m), 4.07-
4.14 (4H, m), 4.66 (2H, s), 6.87 (1H, d, J=1.1 H
z), 6.92 (1H, d, J=1.1 Hz). IR (neat) 3335, 1738, 1497, 1370, 1246, 1044, 741
cm-1
【0793】参考例322 酢酸3−[2−(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾ
ール−1−イル]プロピル(1.27g)のクロロホル
ム(10ml)溶液に、室温で塩化チオニル(0.94
ml)およびDMF(1滴)を加え1時間撹拌した。減
圧下濃縮後、残渣のエタノール(30ml)溶液に、室
温でトリエチルアミン(5.4ml)および4−アミノ
チオフェノール(0.96g)を加えた。室温で3日間
撹拌後、減圧下濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマ
トグラフィー(塩基性シリカゲル、酢酸エチル:ヘキサ
ン4:1→酢酸エチル)で分離精製し、淡黄色の油状物
として酢酸3−[2−[[(4−アミノフェニル)チ
オ]メチル]−1H−イミダゾール−1−イル]プロピ
ル(1.49g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 2.01-2.11 (5H, m), 3.61-
3.84 (2H, m), 3.97 (2H, t, J=7.1 Hz), 4.04 (2H,
s), 4.07 (2H, t, J=6.2 Hz), 6.57 (2H, d, J=8.5Hz),
6.83 (1H, d, J=1.2 Hz), 6.93 (1H, d, J=1.2 Hz),
7.15 (2H, d, J=8.5Hz). IR (neat) 3328, 3173, 1732, 1597, 1497, 1246, 104
6, 828, 739 cm-1
【0794】参考例323 4−ヒドロキシメチル−1−トリチル−1H−イミダゾ
ール(3.0g)のTHF(30ml)懸濁液に、室温
で塩化チオニル(0.8ml)およびDMF(1滴)を
加えた。室温で1時間撹拌後、0℃で4−アミノチオフ
ェノール(1.37g)、4N水酸化ナトリウム(25
ml)およびエタノール(50ml)混合物に滴下し
た。室温で60時間撹拌後、減圧下濃縮した。残渣に水
を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮し、析
出した結晶をろ過によって集めた。結晶を酢酸エチルお
よびジイソプロピルエーテルで洗浄し、淡黄色の結晶と
して4−[[(1−トリチル−1H−イミダゾール−1
−イル)メチル]チオ]アニリン(2.74g)を得
た。 mp 179-180℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.61-3.72 (2H, m), 3.90
(2H, s), 6.48 (1H, s),6.53 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.04
-7.09 (6H, m), 7.15 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.30-7.33
(10H, m). IR (KBr) 3426, 3343, 3229, 1636, 1599, 1497, 1443,
1308, 1226, 1142, 933, 820, 750, 702 cm-1 元素分析 C29H25N3S0.25H2O Calcd. C, 77.05 ; H, 5.
68 ; N, 9.29 : Found.C, 76.90 ; H, 5.93 ; N, 9.02.
【0795】参考例324 7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−
イソブチル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼ
ピン−4−カルボン酸(1.0g)のTHF(10m
l)溶液に、室温で塩化チオニル(0.25ml)およ
びDMF(1滴)を加え、室温で1.5時間撹拌した。
減圧下濃縮後、残渣のTHF(25ml)溶液を、0℃
で4−[[(1−トリチル−1H−イミダゾール−1−
イル)メチル]チオ]アニリン(1.13g)のピリジ
ン(10ml)溶液に滴下した。室温で20時間撹拌
後、反応系に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸
エチル:ヘキサン1:1)で分離精製し、黄色の結晶と
して7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−
N−[4−[(1−トリチル−1H−イミダゾール−4
−イル)メチル]チオ]フェニル]−1−イソブチル−
2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−4−カ
ルボキサミド(1.43g)を得た。 mp 178-181℃1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.93 (3H, t, J=7.2 Hz),
0.98 (6H, d, J=6.6 Hz), 1.30-1.44 (2H, m), 1.49-1.
71 (2H, m), 1.97-2.16 (1H, m), 2.86-2.96 (2H, m),
3.20 (2H, d, J=6.8 Hz), 3.31-3.42 (2H, m), 3.55 (2
H, t, J=6.6 Hz),3.80 (2H, t, J=5.0 Hz), 4.03 (2H,
s), 4.16 (2H, t, J=5.0 Hz), 6.57 (1H,s), 6.91-7.09
(9H, m), 7.23-7.53 (20H, m). IR (KBr) 3056, 1653, 1590, 1518, 1497, 1314, 1244,
1179, 1165, 1125, 818, 752, 700 cm-1
【0796】参考例325 水素化リチウムアルミニウム(1.55g)のTHF
(80ml)懸濁液に5−メチル−1−プロピルイミダ
ゾール−4−カルボン酸エチル(8.0g)のTHF
(80ml)溶液を0℃、窒素雰囲気下において滴下し
た。室温に戻して2時間攪拌した後、0℃において水
(1.6ml)、15%水酸化ナトリウム水溶液(1.6
ml)、水(4.8ml)を順に加えた。室温に戻して
終夜攪拌した後、硫酸マグネシウムを加えて乾燥させ
た。不溶物を濾去した後、溶媒を減圧下で留去して得ら
れた残渣をヘキサン−酢酸エチルから再結晶して無色の
結晶として4−ヒドロキシメチル−5−メチル−1−プ
ロピルイミダゾール(4.9g)を得た。 m.p. 88.0-88.5 ーC H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.94 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.65-1.84 (2H, m), 2.21(3H, s), 3.77 (2H, t, J=7.4
Hz), 4.56 (2H, s), 7.38 (1H, s). 元素分析C8H14N2O Calcd. C, 62.31 ; H, 9.15 ; N, 1
8.17 : Found C, 62.31 ;H, 9.36 ; N, 18.39.
【0797】参考例326 4−ヒドロキシメチル−5−メチル−1−プロピルイミ
ダゾール(4.5g)を塩化チオニル(25ml)に0
℃において加えた後、90℃で1時間加熱した。室温に
戻した後、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣を、メ
タノールに溶かして再度減圧下で溶媒を留去した。得ら
れた残渣を酢酸エチルで洗って無色の結晶として4−ク
ロロメチル−5−メチル−1−プロピルイミダゾール塩
酸塩(5.79g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.88 (3H, t, J=7.4 H
z), 1.65-1.85 (2H, m), 2.35 (3H, s), 4.08 (2H, t,
J=7.6 Hz), 4.93 (2H, s), 9.19 (1H, s). 元素分析C8H14N2Cl2 Calcd. C, 45.95 ; H, 6.75 ; N,
13.40 : Found C, 45.78; H, 7.11 ; N, 13.22.
【0798】参考例327 チオシアン酸カリウム(31.1g)、ジヒドロキシア
セトン二量体(19.2g)、(2−プロピン−1−イ
ル)アミン塩酸塩(25.0g)の混合物を酢酸(23
ml)、1−ブタノール(155ml)の混合溶液に少
しずつ加えた。室温で10日撹拌した後、水(30m
l)を加えて30分撹拌した。析出した固体を濾取し、
さらに水(45ml)で2回、ジイソプロピルエーテル
で1回洗った。得られた固体を減圧下で乾燥し、無色の
結晶として5−ヒドロキシメチル−2−メルカプト−1
−(2−プロピン−1−イル)イミダゾール(28.9
g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 3.31 (1H, t, J=2.6 H
z), 4.42 (2H, d, J=5.2 Hz), 4.90 (2H, d, J=2.6 H
z), 5.37 (1H, t, J=5.2 Hz), 6.85 (1H, s), 12.18(1
H, br).
【0799】参考例328 5.0M硝酸(134ml)に亜硝酸ナトリウム(41
1mg)を加えた後、0℃において5−ヒドロキシメチ
ル−2−メルカプト−1−(2−プロピン−1−イル)
イミダゾール(25.0g)を少しずつ加えた。室温に
戻して1時間攪拌した後、水(60ml)を加えた。0
℃において炭酸カリウムを加えて中和した後、減圧下で
溶媒を留去した。エタノールを加えて不溶物を濾去した
後、溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣にメタノー
ル−酢酸エチルを加えた後、塩基性シリカゲルを加え
た。この混合物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(メタノール:酢酸エチル=1:8)によって精
製し、得られた固体をヘキサン−酢酸エチルから再結晶
して、黄色の結晶として5−ヒドロキシメチル−1−
(2−プロピン−1−イル)イミダゾール(8.46
g)を得た。 m.p. 91.0-92.5 ーC1 H-NMR (300MHz, CDCl3) δ 2.49 (1H, t, J=2.4 Hz),
4.69 (2H, s), 4.84 (2H, d, J=2.4 Hz), 6.89 (1H,
s), 7.60 (1H, s). 元素分析C7H8N2O・0.1H2O Calcd. C, 60.95 ; H, 5.99 ;
N, 20.31 : Found C, 61.25 ; H, 5.86 ; N, 20.35.
【0800】参考例329 5−ヒドロキシメチル−1−(2−プロピン−1−イ
ル)イミダゾール(8.0g)を塩化チオニル(40m
l)に0℃において少しずつ加えた後、窒素雰囲気下9
0℃で30分加熱した。室温に戻した後、溶媒を減圧下
で留去して得られた残渣を、メタノールに溶かして再度
減圧下で溶媒を留去した。得られた固体を酢酸エチルか
ら再結晶して、無色の結晶として5−クロロメチル−1
−(2−プロピン−1−イル)イミダゾール塩酸塩
(9.8g)を得た。1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 3.86 (1H, t, J=2.6 H
z), 5.06 (2H, s), 5.26 (2H, d, J=2.6 Hz), 7.85 (1
H, d, J=1.2 Hz), 9.32 (1H, d, J=1.2 Hz). 元素分析C7H8N2Cl2・0.1H2O Calcd. C, 43.59 ; H, 4.29
; N, 14.53 : Found C,43.36 ; H, 4.24 ; N, 14.47.
【0801】参考例330 2−メルカプト−5−ニトロベンズイミダゾール(3.
0g)、トリエチルアミン(12.5ml)のテトラヒ
ドロフラン(30ml)溶液に5−クロロメチル−1−
プロピルイミダゾール塩酸塩(3.0g)のメタノール
(30ml)溶液を窒素雰囲気下、0℃において滴下し
た。室温に戻して10分撹拌した後、水を加えて酢酸エ
チルで2回抽出した。硫酸マグネシウムで乾燥させた
後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(メタノール:酢酸エチル
=1:8→メタノール:酢酸エチル=1:4)で精製
し、ジイソプロピルエーテル−酢酸エチルから再結晶し
て黄色の結晶として5−ニトロ−2−(((1−プロピ
ルイミダゾール−5−イル)メチル)スルファニル)ベ
ンズイミダゾール(3.33g)を得た。 m.p. 189.0-190.0 ーC1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.85 (3H, t, J=7.2 H
z), 1.66-1.84 (2H, m), 3.97 (2H, t, J=7.2 Hz), 4.7
1 (2H, s), 6.91 (1H, s), 7.61-7.66 (2H, m), 8.08
(1H, dd, J=8.8, 2.2 Hz), 8.35 (1H, d, J=2.2 Hz). 元素分析C14H15N5O2S Calcd. C, 52.98 ; H, 4.76; N,
22.07 : Found C, 52.83; H, 4.83; N, 21.83.
【0802】参考例331 ヘキサンで3回洗った水素化ナトリウム(492mg、
60%)のDMF(45ml)溶液に5−ニトロ−
(((1−プロピルイミダゾール−5−イル)メチル)
スルファニル)ベンズイミダゾール(3.0g)のDM
F(30ml)溶液を窒素雰囲気下、0℃において滴下
した。室温に戻して1時間撹拌した後、ヨードメタン
(1.6g)を0℃において滴下した。室温に戻して1時
間撹拌した後水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層
を水、飽和食塩水で洗った後、硫酸マグネシウムで乾燥
させて減圧下で溶媒を留去した。得られた残渣を塩基性
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸
エチル=1:1→酢酸エチル)で精製し、ヘキサン−酢
酸エチルから再結晶して無色の結晶として1−メチル−
5−ニトロ−2−(((1−プロピルイミダゾール−5
−イル)メチル)スルファニル)ベンズイミダゾール
(747mg)、黄色の結晶として1−メチル−6−ニ
トロ−2−(((1−プロピルイミダゾール−5−イ
ル)メチル)チオ)ベンズイミダゾール(258mg)
を得た。 1−メチル−5−ニトロ−2−(((1−プロピルイミ
ダゾール−5−イル)メチル)スルファニル)ベンズイ
ミダゾール m.p. 147.5-149.5 ーC1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.97 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.77-1.95 (2H, m), 3.70 (3H, s), 3.97 (2H, t, J=7.
4 Hz), 4.73 (2H, s), 7.09 (1H, s), 7.30 (1H,d, J=
8.8 Hz), 7.49 (1H, s), 8.20 (1H, dd, J=8.8, 1.8 H
z), 8.57 (1H, d,J=1.8 Hz). 元素分析C15H17N5O2S Calcd. C, 54.36 ; H, 5.17 ; N,
21.13 : Found C, 54.17 ; H, 5.18 ; N, 20.88. 1−メチル−6−ニトロ−2−(((1−プロピルイミ
ダゾール−5−イル)メチル)スルファニル)ベンズイ
ミダゾール m.p. 148.0-149.0 ーC1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.97 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.77-1.92 (2H, m), 3.73 (3H, s), 3.97 (2H, t, J=7.
0 Hz), 4.75 (2H, s), 7.11 (1H, s), 7.51 (1H,s), 7.
69 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.17-8.23 (2H, m). 元素分析C15H17N5O2S・0.25H2O Calcd. C, 53.63 ; H,
5.25 ; N, 20.85 : FoundC, 53.92 ; H, 4.95 ; N, 20.
61.
【0803】参考例332 1−メチル−5−ニトロ−2−(((1−プロピルイミ
ダゾール−5−イル)メチル)スルファニル)ベンズイ
ミダゾール(700mg)、還元鉄(0.6g)、無水
塩化カルシウム(1.18g)の85%エタノール水溶
液(15ml)を窒素雰囲気下105℃で1日撹拌し
た。室温に戻して不溶物を濾去した後、水を加えて酢酸
エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マ
グネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去して得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノ
ール:酢酸エチル=1:8)で精製して、褐色の油状物
として5−アミノ−1−メチル−2−(((1−プロピ
ルイミダゾール−5−イル)メチル)スルファニル)ベ
ンズイミダゾール(123mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.93 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.70-1.88 (2H, m), 3.56 (3H, s), 3.92 (2H, t, J=7.
2 Hz), 4.61 (2H, s), 6.69 (1H, dd, J=8.4, 2.2 Hz),
6.99-7.06 (3H, m), 7.46 (1H, s).
【0804】参考例333 1−メチル−6−ニトロ−2−(((1−プロピルイミ
ダゾール−5−イル)メチル)スルファニル)ベンズイ
ミダゾール(230mg)、還元鉄(194mg)、無
水塩化カルシウム(38.5mg)の85%エタノール
水溶液(10ml)を窒素雰囲気下105℃で1日撹拌
した。室温に戻して不溶物を濾去した後、水を加えて酢
酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸
マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去して得ら
れた残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(酢酸エチル)で精製して、無色の油状物として6−ア
ミノ−1−メチル−2−(((1−プロピルイミダゾー
ル−5−イル)メチル)スルファニル)ベンズイミダゾ
ール(170mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.93 (3H, t, J=7.2 Hz),
1.73-1.88 (2H, m), 3.52 (3H, s), 3.91 (2H, t, J=7.
4 Hz), 4.56 (2H, s), 6.53 (1H, d, J=2.0 Hz),6.64
(1H, dd, J=8.4, 2.0 Hz), 6.97 (1H, s), 7.45-7.49
(2H, m).
【0805】参考例334 ヘキサンで3回洗った水素化ナトリウム(5.84g、
60%油状物)のテトラヒドロフラン(100ml)懸
濁液に2−メチルイミダゾール(10g)のテトラヒド
ロフラン(50ml)溶液を窒素雰囲気下、0℃におい
て滴下した。室温に戻して1時間撹拌した後、1−ヨー
ドプロパン(22.8g)を0℃において滴下した。室温
に戻して終夜撹拌した後、不溶物を濾去した。溶媒を減
圧下で留去した後、ジクロロメタン(20ml)を加え
て、更に不溶物を濾去した。減圧下で溶媒を留去して、
褐色の油状物として2−メチル−1−プロピルイミダゾ
ール(15.1g)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.94 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.66-1.85 (2H, m), 2.37 (3H, s), 3.79 (2H, t, J=7.
4 Hz), 6.81 (1H, d, J=1.2 Hz), 6.90 (1H, d,J=1.2 H
z).
【0806】参考例335 2−メチル−1−プロピルイミダゾール(6.0g)、
トリエチルアミン(29.5ml)のアセトニトリル
(150ml)溶液に4−ニトロベンゾイルクロライド
(19.7g)を0℃において少しずつ加えた。室温に戻
して2時間撹拌した後、溶媒を減圧下で留去した。得ら
れた残渣に水を加えた後、酢酸エチル−テトラヒドロフ
ランで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、飽和食塩水で洗った後硫酸マグネシウムで乾燥させ
た。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をジイソプロ
ピルエーテルで洗って褐色の結晶として1−(4−ニト
ロフェニル)−2−(1−プロピルイミダゾール−2−
イル)ビニル 4−ニトロベンゾエイト(19.6g)
を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.00 (3H, t, J=7.2 Hz),
1.78-1.96 (2H, m), 4.03 (2H, t, J=7.4 Hz), 6.88-6.
93 (3H, m), 7.77 (2H, d, J=8.8 Hz), 8.27 (2H, d, J
=9.2 Hz), 8.35-8.47 (4H, m). 元素分析C21H18N4O6・0.75H2O Calcd. C, 57.86 ; H, 4.
51 ; N, 12.85 : FoundC, 58.06 ; H, 4.45 ; N, 12.5
7.
【0807】参考例336 1−(4−ニトロフェニル)−2−(1−プロピルイミ
ダゾール−2−イル)ビニル 4−ニトロベンゾエイト
(19.0g)の酢酸(190ml)懸濁液に濃塩酸
(95ml)を0℃において滴下した後2時間還流し
た。0℃に冷却した後、不溶物を濾去した。減圧下で溶媒
を留去した後、水を加えて0℃において炭酸カリウムで
中和した。酢酸エチルで中和した後、飽和食塩水で洗っ
て硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で留去
した後、得られた残渣を酢酸エチル−ジイソプロピルエ
ーテルで洗って褐色の結晶として1−(4−ニトロフェ
ニル)−2−(1−プロピルイミダゾール−2−イル)
エチレノール(10.2g)を得た。 m.p. 113.0-114.0 ーC1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.99 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.76-1.94 (2H, m), 3.92 (2H, t, J=7.4 Hz), 5.98 (1
H, s), 6.83 (1H, d, J=1.4 Hz), 7.03 (1H, d,J=1.4 H
z), 7.96 (2H, d, J=9.2 Hz), 7.25 (2H, d, J=9.2 H
z). 元素分析C14H15N3O3・0.25H2O Calcd. C, 60.53 ; H, 5.
62 ; N, 15.12 : FoundC, 60.74 ; H, 5.41 ; N, 14.8
5.
【0808】参考例337 1−(4−ニトロフェニル)−2−(1−プロピルイミ
ダゾール−2−イル)エチレノール(9.4g)、還元
鉄(9.6g)、無水塩化カルシウム(1.91g)の8
5%エタノール水溶液(200ml)を窒素雰囲気下1
05℃で終夜撹拌した。室温に戻して不溶物を濾去した
後、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶
媒を留去して得られた残渣をヘキサン−酢酸エチルで洗
って黄色の結晶として、1−(4−アミノフェニル)−
2−(1−プロピルイミダゾール−2−イル)エタノン
(5.29g)を得た。 m.p. 130.0-131.0 ーC1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.92 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.60-1.81 (2H, m), 3.86 (2H, t, J=7.4 Hz), 4.17 (2
H, br), 4.33 (2H, s), 6.65 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.87
(1H, d, J=1.6 Hz), 6.99 (1H, d, J=1.6 Hz), 6.97
(2H, d, J=9.2 Hz). 元素分析C14H17N3O Calcd. C, 69.11 ; H, 7.04 ; N, 1
7.27 : Found C, 68.82; H, 7.17 ; N, 17.03.
【0809】参考例338 1−(4−アミノフェニル)−2−(1−プロピルイミ
ダゾール−2−イル)エタノン(600mg)、O−メ
チルヒドロキシルアミン塩酸塩(227mg)のエタノ
ール(20ml)溶液を8時間還流した。室温に戻して
飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加えた後、酢酸エチルで
抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下で溶媒
を留去して得られた残渣を塩基性シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精
製した後、ジイソプロピルエーテルで洗って無色の結晶
として、(1E)−1−(4−アミノフェニル)−2−
(1−プロピルイミダゾール−2−イル)エタノン O
−メチルオキシム(230mg)を得た。 m.p. 103.0-103.5 ーC1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.91 (3H, t, J=7.2 Hz),
1.59-1.78 (2H, m), 3.70-3.85 (4H, m), 3.99 (3H,
s), 4.21 (2H, s), 6.60 (2H, d, J=8.4 Hz), 6.74(1H,
d, J=1.0 Hz), 6.90 (1H, d, J=1.0 Hz), 7.59 (2H,
d, J=8.4 Hz). 元素分析C15H20N4O Calcd. C, 66.15 ; H, 7.40 ; N, 2
0.57 : Found C, 66.01; H, 7.37 ; N, 20.35.
【0810】参考例339 1−(4−アミノフェニル)−2−(1−プロピルイミ
ダゾール−2−イル)エタノン(600mg)、O−エ
チルヒドロキシルアミン塩酸塩(313mg)のエタノ
ール(20ml)溶液を1日還流した。室温に戻して飽
和炭酸水素ナトリウム溶液を加えた後、酢酸エチルで抽
出し、水、飽和食塩水で洗った。硫酸マグネシウムで乾
燥させ、減圧下で溶媒を留去して得られた残渣を酢酸エ
チル−ジイソプロピルエーテルで洗って褐色の結晶とし
て、(1E)−1−(4−アミノフェニル)−2−(1
−プロピルイミダゾール−2−イル)エタノン O−エ
チルオキシム(442mg)を得た。 m.p. 110.0-111.5 ーC1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90 (3H, t, J=7.2 Hz),
1.32 (3H, t, J=7.0 Hz), 159-1.77 (2H, m), 3.74 (2
H, br), 3.80 (2H, t, J=7.6 Hz), 4.20-4.33 (4H, m),
6.60 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.74 (1H, d, J=1.2 Hz),
6.90 (1H, d, J=1.2Hz), 7.60 (2H, d, J=8.8 Hz). 元素分析C16H22N4O Calcd. C, 67.11 ; H, 7.74 ; N, 1
9.56 : Found C, 67.28; H, 7.65 ; N, 19.53.
【0811】参考例340 1−(4−アミノフェニル)−2−(1−プロピルイミ
ダゾール−2−イル)エタノン(600mg)、ヒドロ
キシルアミン塩酸塩(223mg)のエタノール(20
ml)溶液を1日還流した。室温に戻して飽和炭酸水素
ナトリウム溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出し、水、
飽和食塩水で洗った。硫酸マグネシウムで乾燥させ、減
圧下で溶媒を留去して得られた残渣を酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテルで洗って黄色の結晶として、(1
E)−1−(4−アミノフェニル)−2−(1−プロピ
ルイミダゾール−2−イル)エタノン オキシム(41
9mg)を得た。 m.p. 142.0-145.0 ーC1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.89 (3H, t, J=7.8 Hz),
1.60-1.78 (2H, m), 3.78 (2H, br), 3.83 (2H, t, J=
7.6 Hz), 4.30 (2H, s), 6.59 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.7
6 (1H, d, J=1.0 Hz), 6.92 (1H, d, J=1.0 Hz), 7.57
(2H, d, J=8.8 Hz). 元素分析C14H18N4O・0.05H2O Calcd. C, 64.87 ; H, 7.0
4 ; N, 21.61 : Found C, 65.16 ; H, 7.01 ; N, 21.2
8.
【0812】参考例341 (4−ニトロフェニル)酢酸(30.0g)、N,O−
ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(21.0g)、1
−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(33.0
g)のDMF(450ml)溶液にトリエチルアミン
(30ml)、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジ
ン(130mg)を加えた後、1−エチル−3−(3−
ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド塩酸塩(4
1.4g)を加え窒素雰囲気下で終夜攪拌した。水を加
えた後酢酸エチルで2回抽出した。有機層を飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液で1回、水で2回、飽和食塩水で1
回それぞれ洗った後硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶
媒を減圧下で留去して得られた固体をヘキサンで洗って
無色の結晶としてN−メトキシ−N−メチル−2−(4
−ニトロフェニル)アセトアミド(32.6g)を得た。 m.p. 75.0-75.5 ーC1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.22 (3H, s), 3.69 (3H,
s), 3.88 (2H, s), 7.46(2H, d, J=8.8 Hz), 8.19 (2H,
d, J=8.8 Hz). 元素分析C10H12N2O4 Calcd. C, 53.57 ; H, 5.39 ; N,
12.49 : Found C, 53.72; H, 5.36 ; N, 12.69.
【0813】参考例342 1−プロピルイミダゾール(13.5g)の乾燥テトラ
ヒドロフラン(200ml)溶液にn−ブチルリチウム
(1.6Mヘキサン溶液、91.9ml)をアルゴン雰囲
気下、−78℃において滴下した。そのまま30分撹拌
した後、N−メトキシ−N−メチル−2−(4−ニトロ
フェニル)アセトアミド(27.5g)の乾燥テトラヒ
ドロフラン(300ml)溶液にアルゴン雰囲気下、−
78℃において滴下した。室温に戻して終夜撹拌した
後、0℃において6N塩酸(30ml)を加えた。炭酸
カリウムで中和した後、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩
水で洗った。硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を
減圧下で留去して得られた残渣を塩基性シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:
1)で精製した。得られた個体をヘキサン−ジイソプロ
ピルエーテルで洗って赤色の結晶として2−(4−ニト
ロフェニル)−1−(1−プロピルイミダゾール−2−
イル)エタノン(1.25g)を得た。 m.p. 95.0-96.0 ーC1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.90 (3H, t, J=7.6 Hz),
1.68-1.85 (2H, m), 4.32 (2H, t, J=7.4 Hz), 4.56 (2
H, s), 7.14 (1H, d, J=0.8 Hz), 7.22 (1H, d,J=0.8 H
z), 7.52 (2H, d, J=8.6 Hz), 8.19 (2H, d, J=8.6 H
z). 元素分析C14H15N3O3 Calcd. C, 61.53 ; H, 5.53 ; N,
15.38 : Found C, 61.70; H, 5.56 ; N, 15.06.
【0814】参考例343 (2−(4−ニトロフェニル)−1−(1−プロピルイ
ミダゾール−2−イル)エタノン(1.2g)、還元鉄
(1.2g)、無水塩化カルシウム(244mg)の8
5%エタノール水溶液(20ml)を窒素雰囲気下10
5℃で4時間撹拌した。室温に戻し酢酸エチルを加えて
不溶物を濾去した後、水を加えて分液した。有機層を飽
和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧
下で溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で
精製し、赤色の油状物として2−(4−アミノフェニ
ル)−1−(1−プロピルイミダゾール−2−イル)エ
タノン(863mg)を得た。1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.88 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.67-1.85 (2H, m), 3.60 (2H, br), 4.26-4.34 (4H,
m), 6.65 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.08 (1H, d, J=1.0 H
z), 7.12 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.18 (1H, d, J=1.0 H
z).
【0815】参考例344 2−(4−アミノフェニル)−1−(1−プロピルイミ
ダゾール−2−イル)エタノン(400mg)、ヒドロ
キシルアミン塩酸塩(149mg)のエタノール(15
ml)溶液を1日還流した。室温に戻して飽和炭酸水素
ナトリウム溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出し、飽和
食塩水で洗った。硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下
で溶媒を留去して得られた残渣を塩基性シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1
→酢酸エチル)で精製し、ヘキサン−酢酸エチルから再
結晶して薄い赤色の結晶として(1E)−2−(4−ア
ミノフェニル)−1−(1−プロピルイミダゾール−2
−イル)エタノン オキシム(220mg)、(1Z)
−2−(4−アミノフェニル)−1−(1−プロピルイ
ミダゾール−2−イル)エタノン オキシム(58m
g)を得た。 (1E)−2−(4−アミノフェニル)−1−(1−プ
ロピルイミダゾール−2−イル)エタノン オキシム m.p. 150.0-151.0 ーC1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ 0.80 (3H, t, J=7.2 Hz),
1.55-1.75 (2H, m), 4.10 (2H, t, J=7.2 Hz), 4.23 (2
H, s), 6.56 (2H, d, J=8.4 Hz), 6.90 (1H,s),7.10 (1
H, s), 7.14 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.82 (1H, br). 元素分析C14H18N4O Calcd. C, 65.09 ; H, 7.02 ; N, 2
1.69 : Found C, 64.89; H, 6.99 ; N, 21.55. (1Z)−2−(4−アミノフェニル)−1−(1−プ
ロピルイミダゾール−2−イル)エタノン オキシム1 H-NMR (200MHz, CDCl3) δ0.65 (3H, t, J=7.4 Hz),
1.25-1.44 (2H, m), 3.60(2H, t, J=7.4 Hz), 3.87 (2
H, s), 6.55 (2H, d, J=8.4 Hz), 6.87 (1H,s), 6.91
(2H, d, J=8.4 Hz), 7.14 (1H, s).
【0816】実験例1 (1)ヒトCCR5ケモカインレセプターのクローニン
グ ヒト脾臓 cDNAからPCR法でCCR5遺伝子のクロ
ーニングを行った。0.5ngの脾臓 cDNA(東洋紡,
QUICK−Clone cDNA)を鋳型とし、Samson らが
報告(Biochemistry 35(11),3362−336
7(1996))しているCCR5遺伝子塩基配列を参
考に作製したプライマーセットWO99/32100の
実験例(1)に記載の配列番号:1〔配列の長さ:3
4;配列の型:核酸;鎖の数:一本鎖;トポロジー:直
鎖状;配列の種類:他の核酸 合成DNA〕とWO99
/32100の実験例(1)に記載の配列番号:2〔配
列の長さ:34;配列の型:核酸;鎖の数:一本鎖;ト
ポロジー:直鎖状;配列の種類:他の核酸 合成DN
A〕を各25pmol ずつ添加し、TaKaRa EX Taq(宝
酒造)を使用して、PCR反応をDNAサーマルサイク
ラー480(パーキンエルマー)にて行った(反応条
件:95℃で1分間、60℃で1分間、75℃で5分間
を30サイクル)。そのPCR産物をアガロースゲル電
気泳動し、約1.0kb のDNA断片を回収した後、Orig
inal TA Cloning Kit(フナコシ)を用いて、CCR
5遺伝子をクローニングした。 (2)ヒトCCR5発現用プラスミドの作製 上記で得られたプラスミドを制限酵素XbaI(宝酒造)
とBamHI(宝酒造)で消化した後、アガロースゲル電
気泳動して約1.0kb のDNA断片を回収した。そのD
NA断片とXbaIとBamHI で消化した動物細胞用発現
プラスミド pcDNA3.1(フナコシ)を混合し、DN
A Ligation Kit Ver.2(宝酒造)で連結して、大
腸菌JM109のコンピテントセル(宝酒造)を形質転
換することでプラスミド pCKR5を得た。
【0817】(3)ヒトCCR5発現用プラスミドのC
HO−K1細胞への導入と発現 10%ウシ胎児血清(ライフテックオリエンタル)を含
むハムF12培地(日本製薬)を用いてテイッシュカル
チャーフラスコ750ml(ベクトンディキンソン)で生
育させたCHO−K1細胞を0.5g/L トリプシン−
0.2g/L EDTA(ライフテックオリエンタル)で
剥がした後、細胞をPBS(ライフテックオリエンタ
ル)で洗浄して遠心(1000rpm,5分)し、PBS
で懸濁した。次に、ジーンパルサー(バイオラッド社)
を用いて、下記の条件に従って、DNAを細胞に導入し
た。即ち、0.4cm ギャップのキュベットに8×106
細胞と10μg のヒトCCR5発現用プラスミド pC
KR5を加え、電圧0.25kV、キャパシタンス960
μF 下でエレクトロポレーションした。その後、細胞
を10%ウシ胎児血清を含むハムF12培地に移し、2
4時間培養後、再び細胞を剥がして遠心し、次に、ジェ
ネティシン(ライフテックオリエンタル)を500μg
/mlになるように加えた10%ウシ胎児血清を含むハム
F12培地で懸濁し、104 細胞/mlとなるように希
釈して96ウエルプレート(ベクトンディキンソン)に
播種して、ジェネティシン耐性株を得た。次に、得られ
たジェネティシン耐性株を96ウエルプレート(ベクト
ンディキンソン)で培養した後、耐性株の中からCCR
5発現細胞を選択した。即ち、200pMの〔125
I〕−RANTES(アマーシャム)をリガンドとして
添加したアッセイバッファー(0.5%BSA,20mM
HEPES(和光純薬,pH7.2)を含むハムF12
培地)中で室温にて40分間結合反応を行い、氷冷した
PBSで洗浄後、1M NaOHを50μl/ウエルで添
加し撹拌して、γ−カウンターで放射活性を測定するこ
とで、リガンドが特異的に結合した細胞、CCR5/C
HO株を選択した。
【0818】(4)CCR5拮抗作用に基づく化合物の
評価 96ウエルマイクロプレートに5×104 細胞/ウエ
ルでCCR5/CHO株を播種し、24時間培養して培
地を吸引除去後、試験化合物(1μM)含んだアッセイ
バッファーを各ウエルに加え、リガンドである〔125
I〕−RANTES(アマーシャム)を100pMにな
るように添加後、室温で40分間反応した。次に、アッ
セイバッファーを吸引除去後、冷却したPBSで2回洗
浄した。次に、200μl のマイクロシンチ−20(パ
ッカード)を各ウエルに加え、トップカウント(パッカ
ード)で放射活性を計測した。前記の方法に従って、試
験化合物のCCR5結合阻害率を測定した。結果を表1
に示す。
【表1】
【0819】実験例2 CCR5に対する選択的拮抗薬である化合物 175、
338、373、377、392(順に化合物A、B、
C、D、E)を用いて、HIV感染に対する増殖抑制効
果について検討した。 方法 細胞 MOLT―4/CCR5細胞 (AIDS Res.Hum.Retrovi
r. 16, 935-941(2000))を用いた。 薬物 化合物はDMSOに溶解し、10% FBS、1mg/
mL G418(GIBCO)を含むRPMI 164
0培地で適宜希釈した。 ウイルス R5 HIV−1の実験室株であるBa−L株を用い
た。 感染 感染は細胞(4×10cells/1mL)に1000CC
ID50のウイルスを添加し、6時間インキュベートし
て行った。細胞に未吸着のウイルスを洗浄除去後、感染
細胞を2mLの培地に懸濁し、96ウェルプレートに感
染細胞を100μL、化合物を100μL分注し、5%
CO存在下37℃で3日間培養した。感染3日後に同
濃度の化合物を含む培地で5倍希釈し、さらに2日間培
養した。培養後、上清中のp24量を市販のELISAキ
ット(ZeptoMetrix)を用いて測定した。感染阻害率は
対照群のp24量に対する薬物投与群のp24量として
計算した。 結果 HIV−1を感染させた細胞に化合物を添加し、5日間
培養したところ、いずれの化合物も1000nmol/
Lの濃度で強い感染阻害効果を示した(図1参照)。 製剤例1 カプセル剤 (1)(−)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−イソブチ ル−N−[4−[[[1−プロピルイミダゾール−5−イル]メチル]スルフィ ニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミ ド 40mg (2)ラクトース 61mg (3)微結晶セルロース 18mg (4)ステアリン酸マグネシウム 1mg 1カプセル(内容物) 120mg (1)、(2)、(3)および(4)を混和した後、ゼ
ラチンカプセルに封入する。
【0820】 製剤例2 カプセル剤 (1)(−)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル −N−[4−[[[1−プロピルイミダゾール−5−イル]メチル]スルフィニ ル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド 40mg (2)ラクトース 61mg (3)微結晶セルロース 18mg (4)ステアリン酸マグネシウム 1mg 1カプセル(内容物) 120mg (1)、(2)、(3)および(4)を混和した後、ゼ
ラチンカプセルに封入する。
【0821】 製剤例3 カプセル剤 (1)(−)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル −N−[4−(4−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イルメチ ルスルフィニル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン− 4−カルボキサミド 40mg (2)ラクトース 61mg (3)微結晶セルロース 18mg (4)ステアリン酸マグネシウム 1mg 1カプセル(内容物) 120mg (1)、(2)、(3)および(4)を混和した後、ゼ
ラチンカプセルに封入する。
【0822】 製剤例4 錠剤 (1)(−)−1−イソブチル−7−[4−(2−プロポキシエトキシ)フェニ ル]−N−[4−[[[1−プロピルイミダゾール−5−イル]メチル]スルフ ィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサ ミド 40mg (2)マンニトール 51.2mg (3)微結晶セルロース 18mg (4)ヒドロキシプルピルセルロース 3.6mg (5)クロスカルメロースナトリウム 6mg (6)ステアリン酸マグネシウム 1.2mg 1錠 120mg (1)、(2)、(3)および(4)を混和、顆粒化す
る。この顆粒に(5)および(6)を加えて錠剤に加圧
成型する。
【0823】 製剤例5 錠剤 (1)(+)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−N−[4−[ ヒドロキシ(1−オキシドピリジン−2−イル)メチル]−3−トリフルオロメ チルフェニル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン −4−カルボキサミド 40mg (2)マンニトール 51.2mg (3)微結晶セルロース 18mg (4)ヒドロキシプルピルセルロース 3.6mg (5)クロスカルメロースナトリウム 6mg (6)ステアリン酸マグネシウム 1.2mg 1錠 120mg (1)、(2)、(3)および(4)を混和、顆粒化す
る。この顆粒に(5)および(6)を加えて錠剤に加圧
成型する。
【0824】
【発明の効果】本発明の式(I)で表される化合物また
はその塩は、強いCCケモカイン受容体(CCR)拮抗
作用、特に、優れたCCR5拮抗作用を有するので、人
における種々のHIVの感染症、例えばAIDSの予防
ならびに治療のために有利に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の化合物のHIV感染阻害効果を示す
グラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 19/02 A61P 19/02 31/18 31/18 37/02 37/02 37/06 37/06 37/08 37/08 43/00 111 43/00 111 C07D 403/12 C07D 403/12 (72)発明者 荒牧 慶夫 兵庫県伊丹市西台1丁目3番5−602号 (72)発明者 神崎 直之 大阪府茨木市大正町2番15−203 (72)発明者 宮本 直樹 大阪府吹田市山田南50番1−307号 (72)発明者 飯澤 祐史 京都府向日市寺戸町殿長31番地20 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB09 CC19 CC41 DD12 DD19 EE01 4C086 AA01 AA02 BC32 GA07 GA08 MA01 MA04 ZA02 ZA36 ZA45 ZA54 ZA81 ZA96 ZB07 ZB08 ZB13 ZB15 ZC42

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 [式中、Rは式 R−Z−X−Z−(式中、R
    は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示
    し、Xは置換されていてもよいアルキレン鎖を示し、
    およびZはそれぞれヘテロ原子を示す。)で表さ
    れる置換基を有し、さらに置換基を有していてもよい5
    または6員芳香環を示し、Rで示される基は該5または
    6員芳香環と結合して環を形成していてもよく、R
    水素原子、置換されていてもよい低級アルキル基、置換
    されていてもよい低級アルコキシ基またはハロゲン原子
    を示し、Yは置換されていてもよいイミノ基を示し、環
    Aおよび環Bはそれぞれさらに置換されていてもよい芳
    香環を示し、Wは式−W−X−W−(Wおよび
    はそれぞれO、S(O)m1(m1は0、1または
    2を示す)、置換されていてもよいイミノ基または結合
    手を示し、Xは置換されていてもよいアルキレン基、
    置換されていてもよいアルケニレン基または結合手を示
    す)で表される基を示す。]で表される化合物またはそ
    の塩。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の化合物のプロドラッグ。
  3. 【請求項3】 Rの5または6員芳香環がベンゼンで
    ある請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 Rがハロゲン化されていてもよい低級ア
    ルキル基である請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】 Xが−(CH)−(nは1〜4の整
    数を示す)である請求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】 Zが−O−である請求項1記載の化合
    物。
  7. 【請求項7】 Zが−O−である請求項1記載の化合
    物。
  8. 【請求項8】 Yが−N(R5’)−(R5’は水素原
    子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていて
    もよい5または6員の芳香族複素環基または置換されて
    いてもよいアシル基を示す)である請求項1記載の化合
    物。
  9. 【請求項9】 R5’が置換されていてもよいC1−4
    アルキル、置換されていてもよいベンジルまたは置換さ
    れていてもよい5または6員の芳香族複素環基である請
    求項8記載の化合物。
  10. 【請求項10】 環Aが置換されていてもよいベンゼン
    環、置換されていてもよいピリジン環、置換されていて
    もよいピリダジン環または置換されていてもよいベンズ
    イミダゾール環である請求項1記載の化合物。
  11. 【請求項11】 環Bが置換されていてもよい低級アル
    キル基で置換されたイミダゾール環または置換されてい
    てもよい低級アルキル基で置換されたトリアゾール環で
    ある請求項1記載の化合物。
  12. 【請求項12】 WおよびWのいずれか一方がO、
    S(O)m1(m1は0、1または2)または−N(R
    )−(Rは水素原子または置換されていてもよい低
    級アルキル基を示す)で、他方が結合手であり、X
    −(CH)−(pは1ないし3の整数を示す)である
    かまたはWが−CH(OH)−である請求項1記載の化
    合物。
  13. 【請求項13】 環Aがベンゼン環であり、環Bが置換
    されていてもよいイミダゾール環または置換されていて
    もよいトリアゾール環であり、WおよびW のいずれ
    か一方がS(O)m1(m1は0、1または2)で、他
    方が結合手であり、Xが−(CH)−(pは1ない
    し3の整数を示す)またはWが−CH(OH)−である
    請求項1記載の化合物。
  14. 【請求項14】 【化2】 である請求項1記載の化合物。
  15. 【請求項15】 SOの立体配置が(S)配位である請
    求項14記載の化合物。
  16. 【請求項16】 (−)−7−[4−(2−ブトキシエ
    トキシ)フェニル]−1−イソブチル−N−[4−
    [[[1−プロピルイミダゾール−5−イル]メチル]
    スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベ
    ンゾアゼピン−4−カルボキサミド、(−)−7−[4
    −(2−ブトキシエトキシ)フェニル]−1−プロピル
    −N−[4−[[[1−プロピルイミダゾール−5−イ
    ル]メチル]スルフィニル]フェニル]−2,3−ジヒ
    ドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド、
    (−)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
    ル]−1−プロピル−N−[4−(4−プロピル−4H
    −1,2,4−トリアゾール−3−イルメチルスルフィ
    ニル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベン
    ズアゼピン−4−カルボキサミド、(−)−1−イソブ
    チル−7−[4−(2−プロポキシエトキシ)フェニ
    ル]−N−[4−[[[1−プロピルイミダゾール−5
    −イル]メチル]スルフィニル]フェニル]−2,3−
    ジヒドロ−1−ベンゾアゼピン−4−カルボキサミド、
    (+)−7−[4−(2−ブトキシエトキシ)フェニ
    ル]−N−[4−[ヒドロキシ(1−オキシドピリジン
    −2−イル)メチル]−3−トリフルオロメチルフェニ
    ル]−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−1−ベ
    ンゾアゼピン−4−カルボキサミドまたはその塩である
    請求項1記載の化合物。
  17. 【請求項17】 式 【化3】 (式中、各記号は請求項1記載と同意義)で表される化
    合物、その塩またはその反応性誘導体と式 【化4】 (式中、各記号は請求項1記載と同意義)で表される化
    合物またはその塩とを縮合反応に付すことを特徴とする
    式 【化5】 (式中、各記号は請求項1記載と同意義)で表される化
    合物またはその塩の製造法。
  18. 【請求項18】 請求項1記載の化合物またはそのプロ
    ドラッグを含有する医薬組成物。
  19. 【請求項19】 CCケモカイン受容体拮抗剤である請
    求項18記載の組成物。
  20. 【請求項20】 CCR5拮抗剤および/またはCCR
    2拮抗剤である請求項18記載の組成物。
  21. 【請求項21】 HIV感染症、慢性関節リウマチ、自
    己免疫疾患、アレルギー性疾患、虚血性脳細胞障害、心
    筋梗塞、腎炎・腎症または動脈硬化の予防・治療剤であ
    る請求項18記載の組成物。
  22. 【請求項22】 輸血用血液または血液製剤である請求
    項18記載の組成物。
  23. 【請求項23】 臓器または骨髄移植時における移植片
    対宿主病および/または拒絶反応の予防・治療剤である
    請求項18記載の組成物。
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