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JP2003118511A - 車両用負荷制御装置 - Google Patents

車両用負荷制御装置

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Publication number
JP2003118511A
JP2003118511A JP2001317931A JP2001317931A JP2003118511A JP 2003118511 A JP2003118511 A JP 2003118511A JP 2001317931 A JP2001317931 A JP 2001317931A JP 2001317931 A JP2001317931 A JP 2001317931A JP 2003118511 A JP2003118511 A JP 2003118511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
voltage
loads
vehicle
control device
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001317931A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kimura
隆志 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷の通電開始時の過渡電流が重複すること
を回避し、車載用電源装置の定格を下げることができる
車両用負荷制御装置を提供する。 【解決手段】 整流回路内蔵のオルタネータ1が発電す
る高電圧は、高電圧バッテリ2を充電するとともに、高
電圧系負荷22〜24へ供給される。また高電圧バッテ
リ2の電圧は、DCDCコンバータ3により低電圧に変
換されて、低電圧バッテリ4を充電するとともに、EC
U6,7,8の制御により負荷9〜15へ供給される。
ボディ電装コントローラ16は、通信線17を介してE
CU6,7,8へインターバル時間毎に通信同期フレー
ムを送出し、各ECUは、通信同期フレームに同期して
それぞれインターバル時間を複数のタイムスロット時間
に分割し、各負荷毎に割り当てられたタイムスロットに
おいて当該負荷への電力供給を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用電源装置か
ら複数の負荷へ通電を制御する車両用負荷制御装置に係
り、特に、複数負荷間の過渡電流の重複を回避して、車
載用電源装置の電流容量を削減することができる車両用
負荷制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車電装品の種類と数量は増大
の傾向にある。また、その要求電力が従来の車載用電源
装置からは供給できないような装備も開発されてきてい
る。そこで、従来のバッテリに加えて、高電圧のバッテ
リを備えたデュアルバッテリシステムが考案されてい
る。
【0003】例えば、特開平6−107089号公報記
載の車両用負荷制御装置においては、低電圧系オルタネ
ータに昇圧用変圧器と高電圧用整流回路とを備え、低電
圧の12Vと高電圧の48Vとを出力可能とし、それぞ
れ12Vバッテリ及び低電圧系電装品、48Vバッテリ
及び高電圧系電装品に出力を供給する構成としている。
【0004】また、オルタネータの出力を高電圧系のみ
とし、高電圧を低電圧に電圧変換する電圧変換器を備え
た構成も考えられる。例えば、図7において、整流回路
を内蔵し高電圧を発電するオルタネータ1には、高電圧
バッテリ2と大電力を消費する高電圧用負荷14〜16
が接続されている。高電圧は、例えば従来の乗用車用バ
ッテリ電圧12Vの3倍の36V、または数百Vの場合
もある。この高電圧は、電圧変換器であるDCDCコン
バータ3を介して低電圧バッテリ4の12Vに変換さ
れ、低電圧バッテリ4を充電すると共に、安全器5を介
して低電圧の負荷9〜11,12〜14,15に電力を
供給している。ECU6,7,8は、それぞれの負荷グ
ループにオンオフを制御する電子コントロールユニット
である。
【0005】上記従来のデュアルバッテリシステムにお
いては、電圧変換器であるDCDCコンバータに必要と
される定格出力電流は、その下流に接続される負荷の定
格電流の総和を包括できるように設定されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電装品
等の負荷には、ほぼ一定抵抗と見なせるヒータ類に加え
て、定格電流に比べて極めて大きい過渡電流(ラッシュ
カレント、または突入電流とも呼ばれる)が電源投入時
に流れる各種ランプやモータ等の負荷が多数ある。
【0007】車両に用いられるランプ類は、通常タング
ステンをフィラメントに用いたタングステンランプであ
る。タングステンの電気抵抗の温度特性は、通常の金属
と同様に正の温度特性を有し、フィラメント温度が1千
数百℃度以上の定格温度で安定した後の定格電流に比べ
て、フィラメント温度が低い電源投入直後には、最大で
定格電流の7倍程度の過渡電流が流れる。
【0008】また、ワイパーモータ、ウインドウウォッ
シャーポンプモータ、パワーウィンドウモータ等のモー
タ類は、起動時に必要なトルクが動作中のトルクに比べ
て大きいため、これらも起動時に定格電流に比べて大き
い過渡電流が流れる。
【0009】そして、これらの電装品は、任意のタイミ
ングで通電開始要求がなされるために、複数の電装品の
通電開始が重複した場合には、過渡電流もそれぞれの過
渡電流の総和となり、車載用電源装置は、この膨大な過
渡電流に応じられるような過渡特性が要求されていた。
このため、車載用電源装置の定格を下げることができ
ず、装置の小型化、軽量化、低価格化の妨げとなるとい
う問題点があった。
【0010】以上の問題点に鑑み、本発明の目的は、負
荷の通電開始時の過渡電流が重複することを回避し、車
載用電源装置の定格を下げることができる車両用負荷制
御装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するため、車両に設けられると共に、第
1の定格電圧で動作する第1の負荷と、この第1の負荷
へ、第1の定格電圧で電力を供給する第1の電源装置
と、この第1の電源装置に接続され、第1の定格電圧と
異なる第2の定格電圧に変換する電圧変換手段と、この
電圧変換手段によって変換された第2の定格電圧で動作
する複数の第2の負荷と、この複数の第2の負荷に対応
して設けられると共に、操作される複数のスイッチと、
このスイッチの操作に基づいて、前記第2の負荷を動作
させる出力信号を出力する制御手段と、を備え、前記制
御手段は、前記複数の第2の負荷が動作した場合に、前
記電圧変換手段を流れる電流が、前記電圧変換手段の定
格電流以下になるように、前記第2の負荷毎の電流過渡
特性と前記電圧変換手段の定格電流に基づいて設定され
た動作タイミングに従って、前記出力信号を出力するこ
とを要旨とする車両用負荷制御装置である。
【0012】請求項2記載の発明は、上記目的を達成す
るため、請求項1記載の車両用負荷制御装置において、
前記動作タイミングは、前記第2の負荷を動作させる期
間を有し、この期間後の所定期間は他の第2の負荷の動
作を禁止する出力信号を出力するように設定されている
ことを要旨とする。
【0013】請求項3記載の発明は、上記目的を達成す
るため、請求項2記載の車両用負荷制御装置において、
前記所定期間は、前記第2の負荷毎の電流過渡特性に応
じて、長さが異なることを要旨とする。
【0014】請求項4記載の発明は、上記目的を達成す
るため、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の車
両用負荷制御装置において、前記第1の定格電圧よりも
前記第2の定格電圧が低電圧であることを要旨とする。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数の第
2の負荷が動作した場合に、電圧変換手段を流れる電流
が、電圧変換手段の定格電流以下になるように、第2の
負荷毎の電流過渡特性と電圧変換手段の定格電流に基づ
いて設定された動作タイミングに従って、出力信号を出
力するようにしたので、複数の第2の負荷に対応するス
イッチが例えば同時に操作された場合でも、第2の負荷
の過渡電流の総和が電圧変換手段の定格電流を超えない
ので、従来に比べて電圧変換手段の定格電流を下げるこ
とができ、よって電圧変換手段を小型化、軽量化でき、
車両搭載性を向上すると共に安価に構成することができ
る。
【0016】また請求項2記載の発明によれば、動作タ
イミングは、第2の負荷を動作させる期間を有し、この
期間後の所定期間は他の第2の負荷の動作を禁止する出
力信号を出力するように設定したので、第2の負荷の過
渡電流の総和が電圧変換手段の定格電流を超えることを
確実に抑止することができる。
【0017】また請求項3記載の発明によれば、所定期
間は、前記負荷毎の電流過渡特性に応じて、長さが異な
るようにしたので、負荷毎に異なる過渡電流の総和への
影響を加味して、第2の負荷の過渡電流の総和が電圧変
換手段の定格電流を超えることを確実に抑止することが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る車
両用負荷制御装置の実施形態が適用されたデュアルバッ
テリシステムの構成図である。同図において、車両用負
荷に電力を供給するデュアルバッテリシステムは、整流
回路を内蔵し直流高電圧を出力するオルタネータ1と、
オルタネータ1が発電した高電圧で充電される高電圧バ
ッテリ2と、ヒュージブルリンク、ヒューズ、サーキッ
トブレーカ等の高電圧用の安全器21と、高電圧系の負
荷22,23,24と、高電圧バッテリ2の電圧を低電
圧に変換する電圧変換器であるDCDCコンバータ3
と、DCDCコンバータ3の出力で充電される低電圧バ
ッテリ4と、低電圧用の安全器5と、負荷のオン/オフ
を制御するECU6,7,8と、ECU6によりオン/
オフ制御される負荷9〜11と、ECU7によりオン/
オフ制御される負荷12〜14と、ECU8によりオン
/オフ制御される負荷15と、通信線17を介してEC
U6,7,8へ同期信号である通信フレーム信号を送出
するボディ電装コントローラ16と、を備えている。
【0019】尚、特に限定されないが、高電圧バッテリ
2の電圧は36V、低電圧バッテリ4の電圧は12Vと
する。
【0020】本発明の車両用負荷制御装置は、ボディ電
装コントローラ16、通信線17、ECU6,7,8,
で構成されている。
【0021】負荷9〜15には、ヘッドライト、パワー
ウインドウモータ、シートモータ、ワイパーモータ、ヒ
ータ等の電装品を含み、ライト類及びモータ類は、図2
に示すように、電源オン時にラッシュカレントが流れ、
その後一定値に安定する。その要因としては、モータの
場合は、起動時に最大静止摩擦や物理的負荷の慣性に打
ち勝つ大きなトルクが必要であるが、モータ軸が回転を
開始すると、負荷トルクが低下するに連れて電流が低下
し安定する。ヘッドライトの場合は、フィラメント抵抗
が温度上昇し、熱平衡状態に達するに連れて電流が低下
し安定する。
【0022】本発明では、複数の負荷によるラッシュカ
レントが重複して電圧変換器であるDCDCコンバータ
3に負荷が掛かることを回避することにより、DCDC
コンバータ3の定格容量を削減し、その容積、重量、コ
ストを削減するものである。
【0023】図3は、本発明における負荷作動のタイム
スケジュールの概念を示すタイムチャートである。
【0024】図1に示したボディ電装コントローラ16
は、各ECU6,7,8に対して、通信線17を介し
て、図示しないキースイッチオンの間、一定のインター
バル時間(Ti)の間隔で繰り返して、図3(a)に示
す通信同期フレーム信号Fを送出する。この通信同期フ
レーム信号により、車両全体のタイムスケジュールが同
期化される。
【0025】通信同期フレームを受信した各ECU6,
7,8は、各インターバル時間を更に細かい複数のタイ
ムスロット時間に分割する。図3(b)では、各インタ
ーバル時間は、TS0からTS10までの11個のタイ
ムスロットに分割されている。そして、ECU6,7,
8は、それぞれの配下に接続された負荷に対するオンの
指示が図示しないスイッチから入力されると、予め記憶
された当該負荷に対応するタイムスロットにおいて、そ
の負荷の電源オンを行う。この負荷とタイムスロットと
の対応を1対1に記憶しておくことにより、複数の負荷
の電源オンが重複することが回避される。
【0026】図3(c)〜(e)は、ECU6の配下の
負荷9,10,11の作動タイミングのスケジューリン
グの例を示し、各負荷に通電を開始するトリガタイミン
グをT、他の負荷の通電開始を抑止する期間をHで表現
している。図3(c)に示すように、インターバル時間
内のどのタイムスロットでトリガし、トリガした直後に
どのくらいの期間は他の負荷に通電開始させないことに
するかをタイムスロットを用いて予め決定する。負荷の
過渡電流特性に応じて、電流が安定化するまでの時間が
異なるので、通常はホールド期間Hが継続するタイムス
ロット数は負荷毎に異なる。
【0027】さらに図3(f)〜(h)に、ECU6と
は異なる他のECU7が制御する別グループの負荷1
2,13,14についてもその作動タイミングを予め決
定しておく。このようにして、出来るだけ負荷に電力供
給を開始する作動トリガ期間Tが車両内で一致しないよ
うに決定する。
【0028】このスケジューリングしたタイミング図を
元に上流のDCDCコンバータ3の最大電流定格を決定
する。
【0029】尚、複数の負荷をあるECUの制御下にグ
ループ化する際に、負荷の種別に応じて、ラッシュカレ
ントが発生し、電流が安定するまでの時間が異なるの
で、この安定時間の異なる負荷をグループ化して、1つ
のグループ内に同じ安定時間の負荷が多くならないよう
にしてもよい。また負荷のラッシュカレント自体の電流
値も負荷で異なるので、これらも同様に、同じグループ
に重ならないようにグループを組むことが好ましい。
【0030】次に、図4は、図1に示したECU6,
7,8に共通の具体的な内部構成を示したブロック図で
ある。図4において、DCDCコンバータ3よりECU
50へ例えば12Vの低電圧電力が入力され、降圧回路
である12Vto5VSW−reg51にて、さらに5V
に降圧されて、制御マイコン53へ入力される。また、
LAN通信ラインを介して図外のボディ電装コントロー
ラ17からの通信信号がLANインタフェース回路52
を介して制御マイコン53のLAN回路57へ入力され
る。
【0031】制御マイコン53は、プログラムと後述す
るタイムスケジュールデータをストアするROM(リー
ドオンメモリ)54と、LAN通信のプロトコルハンド
リングを行うLAN回路57と、演算および判断を行う
演算ユニット55と、入出力ポート回路56より構成さ
れる。
【0032】制御マイコン53には、入力スイッチ回路
59を介して、車両内に設けられた操作スイッチ61か
ら運転者の作動指示が入力される。このスイッチ入力情
報と、LAN通信を介して同期され、ROMにストアさ
れたタイムスケジュールデータにより、制御マイコン5
3は各負荷の作動時期を決定し、作動信号を入出力ポー
ト56を介し、実際の負荷を駆動するMOSFETなど
の半導体スイッチで構成された出力回路58を介して、
ECU外部にある電装負荷60に電流を流し、作動させ
る。
【0033】次に図5を用いて、マイコン内のROM5
4にストアする負荷作動のタイムスケジュールデータの
具体例を説明する。本実施形態では車両電装制御用に一
般に使用される8ビットマイコンを例に説明する。ま
ず、制御マイコン53の図示しないRAM上に、図5
(a)に示す負荷レジスタ62と図5(c)に示す出力
レジスタ64を用意する。
【0034】それぞれ8ビットの負荷レジスタ62と出
力レジスタ64の各ビットは、各電装負荷A〜Hの作動
信号に割付られ、オンをデータ1とし、オフをデータ0
とする。負荷レジスタ62は入力SW回路59から入力
された負荷制御信号のオン/オフ状態をタイムスケジュ
ール処理前に一時的に保持する働きをするものであり、
出力レジスタ64はマイコンから出力され、最終的に負
荷をオン/オフする出力を保持するレジスタである。
【0035】電装負荷の作動タイムスケジュールは、図
5(b)のタイムスケジュールデータテーブル63に示
すような形式で制御マイコン53内のROM54にスト
アされる。横方向の各ビットは、各電装負荷の区別を示
し、縦方向のアドレスはタイムインターバル(Ti)内
の各タイムスロットの区別(TS0〜TS10)を示
す。このタイムスケジュールデータテーブル63上に各
電装負荷をトリガするタイムスロット上の位置をTとし
て記憶し、このタイムスロットの他の負荷に対応するビ
ットには”0”を記憶する。Tはデータ”1”である
が、説明の都合上Tと表現する。負荷を全く作動させな
いタイムスロットと、ある負荷を作動させた直後のホー
ルド期間は”0”データで表現し、タイムスケジュール
データテーブル63上にストアする。
【0036】次に、図6のフローチャートを用いて制御
マイコン53が行う制御フローの具体的な実施形態を説
明する。図6(a)は比較的遅い周期(例えば10ms
ec毎)に実行されるタイマ割込JOBルーチンの詳細
フローを示したものであり、図6(b)は通信フレーム
を受信する毎に実行される通信割込JOBルーチンの詳
細フローであり、図6(c)はタイムスロット時間毎に
実行されるタイムスロットJOBルーチンの詳細フロー
である。
【0037】図6(a)のタイマ割込JOBルーチンで
は、通常遅い周期で電装負荷のオン/オフを制御する入
力スイッチ回路(図4の59)からの入力の状態をチェ
ックしており、例えば10msec毎に制御マイコン
(図4の53)の入出力ポート(図4の56)を介して
スイッチの状態をモニタしている。
【0038】まず10msec毎にS10のタイマ割込
ルーチンが呼び出され、S12で入出力ポートのうち入
力ポートの状態を読み込み、S14で各電装負荷のオン
/オフを示すビットをテストする。そして、S16でオ
ンまたはオフを判定し、S16で負荷の作動信号がオン
になっているビットがあった場合は、S20で該当する
負荷レジスタの該当ビットをオン(”1”)にセット
し、そうでない場合は、S19にて該当ビットをオ
フ(”0”)にセットする。S22は割り込みルーチン
の終了処理である。
【0039】図6(b)の通信割込JOBルーチン(S
30)では、通信線17を通じて、ボディ電装コントロ
ーラ16よりLAN通信フレームを受信する毎に処理を
行う。通信フレームを受信するとS30の通信割込JO
Bルーチンが起動し、S32にて、その通信が電装負荷
制御の通信同期フレームかどうかをチェックする。通信
同期フレームの送信間隔はインターバル時間(Ti)で
ある。通信同期フレームであった場合は、S36でにて
CPU内の図示しないRAM(ランダムアクセスメモ
リ)内のTSカウンタをゼロリセットする。
【0040】通信同期フレームでない場合には、S34
にて通常の通信処理を行い、他ECUからの制御信号の
送受信処理を行う。他のECUからの制御信号により負
荷レジスタの制御ビットをオンオフする必要のある場合
には、S34の処理にて行う。
【0041】図6(c)のタイムスロット時間毎に実行
されるタイムスロットJOBルーチン(S40)では、
負荷レジスタ(図5の62)の制御信号の状態とタイム
スケジュールデータテーブル(図5の63)とを照合し
た結果として電装負荷をオンするタイミングを決定し、
出力レジスタ(図5の64)に書き込む処理を行う。
【0042】タイムスロットJOBルーチン(S40)
は、図示しないマイコン内蔵のタイマでタイムスロット
時間TSをカウントし、TS時間毎にタイムスロットタ
イマ割り込みによって起動される。S42では負荷レジ
スタ62のビットをテストし、S44で負荷ビットがオ
ンになっているかどうかを判定する。負荷レジスタの8
ビットの内、いずれのビットもオンになっていない場合
は、S46において出力レジスタの該当ビットだけをク
リア、すなわちオフする処理を行う。
【0043】いずれかのビットがオンになっている場合
は、S48にてTS時間を計測しているTSカウントの
値を読み込み、その内容を図示しないレジスタAに書き
込む。次いで、S50にて、このレジスタAの値を参照
して読み出すべきタイムスケジュールデータテーブル6
3のROM54内のアドレスを決定し、このアドレスの
ROM54から読み出した現在のTSタイムスロットに
対応するタイムスケジュールデータをレジスタB(図示
しない)に書き込む。
【0044】次いで、S52にて、レジスタBの値と負
荷レジスタの値をAND演算を行い、結果をレジスタD
(図示しない)に書き込む。このAND結果は、現在の
タイムスロットで通電開始すべき負荷を示すことにな
る。
【0045】S54にてレジスタDの値が全て”0”
(00H;16進表示)であるかどうかをテストし、全
て”0”である場合には負荷作動しないホールド状態で
あるので、S56にて終了する。
【0046】S54のテストで全て”0”データでない
場合には、S58にてレジスタDの内容と出力レジスタ
64の内容とをOR演算し、演算結果をレジスタDに書
き込む。これにより負荷作動する最終出力が決定される
ので、再度このデータを出力レジスタDに書き込むと、
出力レジスタDの結果は入出力ポート(図4の56)を
介して出力回路(図4の58)に伝達され、最終的に電
装負荷60を駆動する。
【0047】次いで、S62にてTSカウンタの値がM
AX値を超えているかどうかをテストする。これは、通
信障害などにより、通信同期フレームが到着しない場合
の保護であり、通常は通信同期フレームの間隔、即ちイ
ンターバル間隔よりもMAX値は大きく設定されてい
る。TSカウンタ値がMAX値よりも大きい場合には、
S66にてTSカウンタをクリアする。これにより、通
信同期フレームが到着しない場合でも最低限の負荷制御
機能は維持される。
【0048】TSカウンタ値がMAX値以下の場合に
は、S64にて、TSカウンタの内容が+1(インクリ
メント)され、タイムスロットを更新する。そして、S
68にて本ルーチンの処理を終了する。
【0049】最後に負荷をオフする処理であるが、S4
2の負荷レジスタのビットテストで当該ビットのオフを
検出すると、S44からS46へ分岐する。S46にお
いて、当該ビット(すなわち負荷)に相当する出力レジ
スタのビットをオフすることで負荷への通電を終了す
る。S46の処理が終了すると、前述のS62,S6
4,S66の処理を行う。
【0050】こうして、順次タイムスロットTS0から
TS10まで、タイムスケジュールデータテーブル63
上の当該タイムスロットのデータでトリガビットがセッ
トされて通電開始が許可されている負荷に対して、負荷
レジスタ62で通電開始要求が有れば、通電を開始する
ことにより、複数の負荷の同時通電開始を回避し、過大
な過渡電流がDCDCコンバータ3に流れることを防止
することができ、DCDCコンバータの定格容量を低く
することができる。
【0051】また、過渡電流が低下するまで比較的長時
間を要する負荷の通電開始から、複数のタイムスロット
の間、他の負荷の通電開始を抑止したければ、後続する
タイムスロットのデータを全て”0”とすることによ
り、所望のタイムスロット数の間、新たな負荷の通電開
始を抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用負荷制御装置の実施形態が
適用されたデュアルバッテリシステムの構成を説明する
構成図である。
【図2】負荷電流の波形例を示す電流動作波形図であ
る。
【図3】負荷作動のタイムスケジュールの概念図であ
る。
【図4】実施形態におけるECUの具体的な構成例を説
明するブロック図である。
【図5】実施形態におけるタイムスケジュールデータの
例を説明する図である。
【図6】実施形態におけるマイコンが実行する制御プロ
グラムを説明するフローチャートである。
【図7】従来のデュアルバッテリーシステムの構成を説
明する構成図である。
【符号の説明】
1 オルタネータ 2 高電圧バッテリ 3 DCDCコンバータ 4 低電圧バッテリ 5 安全器 6,7,8 ECU 9〜15 負荷 16 ボディ電装コントローラ 17 通信線 21 安全器 22〜24 負荷

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられると共に、第1の定格電
    圧で動作する第1の負荷と、 この第1の負荷へ、第1の定格電圧で電力を供給する第
    1の電源装置と、 この第1の電源装置に接続され、第1の定格電圧と異な
    る第2の定格電圧に変換する電圧変換手段と、 この電圧変換手段によって変換された第2の定格電圧で
    動作する複数の第2の負荷と、 この複数の第2の負荷に対応して設けられると共に、操
    作される複数のスイッチと、このスイッチの操作に基づ
    いて、前記第2の負荷を動作させる出力信号を出力 する制御手段と、 を備え、 前記制御手段は、前記複数の第2の負荷が動作した場合
    に、前記電圧変換手段を流れる電流が、前記電圧変換手
    段の定格電流以下になるように、前記第2の負荷毎の電
    流過渡特性と前記電圧変換手段の定格電流に基づいて設
    定された動作タイミングに従って、前記出力信号を出力
    することを特徴とする車両用負荷制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用負荷制御装置にお
    いて、 前記動作タイミングは、前記第2の負荷を動作させる期
    間を有し、この期間後の所定期間は他の第2の負荷の動
    作を禁止する出力信号を出力するように設定されている
    ことを特徴とする車両用負荷制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両用負荷制御装置にお
    いて、 前記所定期間は、前記第2の負荷毎の電流過渡特性に応
    じて、長さが異なることを特徴とする車両用負荷制御装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記
    載の車両用負荷制御装置において、 前記第1の定格電圧よりも前記第2の定格電圧が低電圧
    であることを特徴とする車両用負荷制御装置。
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