JP2003187118A - コンテンツ供給装置、コンテンツ供給方法、および可搬型記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々なコンテンツを功率良く流通し、配布・
販売するコンテンツ供給装置、その方法、可搬型記録媒
体および可搬型光記録媒体を提供する。 【解決手段】 コンテンツ供給装置は、配信サーバから
コンテンツリストを受信し、このコンテンツリストを表
示部に提示し、これを見たユーザが、所望のコンテンツ
（１つまたは複数）を選択して注文を行なう。注文に応
じて、コンテンツを配信サーバへ要求し、それを受信し
記録媒体に格納する。注文時にユーザに注文識別子を発
行し、ユーザはこの識別子を提示して支払を済ませ、そ
の後コンテンツ供給装置は、識別子の入力を受けて識別
子を照合し、さらに代金支払い済みかを確認してから記
録済み媒体を排出する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツ供給装
置、コンテンツ供給方法、および可搬型記録媒体に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】現代におけるソフトウェア商品の売上や
品種の増加は目覚ましいものがありCDやMDに代表される
音楽情報、ビデオテープやビデオディスクによって販売
される映画その他の動画作品、パーソナルコンピュータ
のアプリケーション、ゲーム機用アプリケーション等の
他に、従来は書籍として扱われていた辞書や小説、写真
集までが一種のソフトウェアの範疇として、即ち「コン
テンツ」データとして市販される状況になってきてい
る。このようなコンテンツを効率良くユーザに供給する
手投として、ビデオテープに代表される磁気テープやＣ
Ｄに代表される光ディスク等の各種記録媒体が従来から
広く用いられてきた。

【０００３】これらの記録媒体は、大容量のコンテンツ
データを記録保存する本来の記録媒体としての機能に加
えて、出荷数量の大きいソフト商品を短時間のうちに効
率良く流通しユーザに届ける供給手段としても非常に好
都合であり、今後も更なる記録媒体の大容量化・高性能
化と、その用途・市場の拡大が期待される。一方、IT社
会という言葉に反映される現代の情報化社会において
は、情報通信のための基盤構造も急速に確立されてきて
いる。高速・広帯域の有線通信手段となる各種ケーブル
の敷設や、衛星放送・携帯電話等に代表される無線通信
網のステーションも増加し、ユーザのニーズに合わせて
無線通信でインターネットの配信を受けられるなど、互
換性確保のための環境等も整備されている。コンテンツ
を供給するためには前述のような「記録済み記録媒体」
の他に、こうした通信のネットワークを利用する方法も
あり、アプリケーションソフトのシェアウェアやインデ
ィーズと呼ばれる一部の音楽の範疇ではすでにネットワ
ークを利用したコンテンツの配信が実用化されてきてい
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、音楽や映画、
パーソナルコンピュータ用アプリケーション等に代表さ
れるコンテンツの種類は年々増加する一方であり、卸売
業者や小売店においてはその在庫を保管する空間が不足
してきているという現実がある。記録媒体の容量や記録
密度は技術の発達と共に向上してきたが、それ以上に消
費者や市場の求める情報量が増えつづけている現状があ
り、各種小売店は、古いアイテムや多額の売上を見込め
ない商品の在庫を店舗から排除し、整理しなければなら
なくなる。このような状況が今後も加速されれば、流通
業者は在庫を処分するためにソフトウェア商品（即ちコ
ンテンツ）の価格を不当に下げて販売してしまうケース
が生じるので採算が取れなくなり、商品価値に見合わな
い価格が設定されて正しい流通体制が確保できなくな
る。また、コンテンツの生産者は新製品をなるべく短い
期間で売りさばこうとするので必要以上に宣伝費がかか
る上、名作と呼ばれる映画やＣＤのように長い期間をか
けて販売したい商品の客先への供給が困難になる。さら
に、ユーザにおいては発売日から時間を経過した製品は
入手が困難になる上、良いモノを店先でじっくり選んで
貰うような購入体勢を取りにくくなるといった多くの問
題が生じてしまう。

【０００５】一方、通信販売等に代表される在庫を持た
ない流通手段の利用も考えられるが、商品が客先に届く
までに時間がかかるという欠点がある。扱うものがソフ
ト商品であればネットワークを利用した配信が速度の面
からは有効であるが、今度は代価の支払い方法がネック
となる。例えば、クレジットカードの番号をネット上で
相手先に開示する自動決済システムはセキュリティの面
で不安な面もあり、まだ一般化されているとは言えず、
結果として多くの消費者は、商品の受け取りと引き換え
に代価を払うといった従来の（最も安心できる）決済方
法を採用している状況である。さらに、前述のようにネ
ットワークの基盤構造はステーション問では確立しつつ
あるが、最後の1マイルと呼ばれるステーションから一
般家庭までの問の回線を完全に構築するにはまだ期間を
要する。また消費者の立場からすれば、近年その利便性
が格段に向上したとはいえ、情報の保存や流通を自らの
責任で管理することができないネットワークのみに頼る
のは少なからぬ抵抗があるため、やはり記録媒体を用い
た従来からの管理方法が今後もしばらくは主流になると
思われる。本発明は以上のような背景に鑑み、年々その
種類や用途が増加する様々なコンテンツを効率良く流通
し、配布・販売する供給システム、およびその方法を提
供することを目的とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明によるコンテンツ供給装置は、コンテンツ
を蓄積した配信サーバにネットワーク（電話回線、イン
ターネットなど）を介して接続されていて、配信可能な
コンテンツ名およびその値段が記述されたコンテンツリ
スト、および／または、コンテンツの一部を配信サーバ
から受信するコンテンツリスト受信手段と、前記コンテ
ンツ受信手段で受信したコンテンツリスト、および／ま
たは、コンテンツの一部（即ち、映画の予告編やコンピ
ュータゲームのハイライト部分、または音楽作品の一部
やそのプロモーションビデオなど）を選択肢としてユー
ザに提示し、このコンテンツリストや提示されたコンテ
ンツの一部の中から所望のコンテンツを選択して注文を
するよう促す注文手段と、前記注文に応じて、この注文
で選択されたコンテンツの要求を前記配信サーバへ送信
するコンテンツ要求送信手段と、前記コンテンツ要求送
信手段で要求したコンテンツを前記配信サーバから受信
するコンテンツ受信手段と、前記コンテンツ受信手段で
受信したコンテンツを蓄積する第１の記憶手段と、前記
第１の記憶手段に蓄積されたコンテンツを読み出し、こ
れを可搬型記録媒体に格納する第２の記憶手段と、前記
所望のコンテンツが格納された（即ちコンテンツ格納済
み）前記可搬型記録媒体を排出する排出手段と、を具え
ることを特徴とする。

【０００７】本構成によれば、小売店は、実質的に在庫
を持たずに（但し、ブランクメディアの在庫は必要）、
かつ、発注から入荷までのリードタイムが実質ゼロの状
態（但し、コンテンツダウンロード時間および媒体への
転送時間はかかる）で、最新のコンテンツを販売できる
ようになる。即ち、コンテンツ配給会社側は在庫を持つ
必要が無く在庫費用をゼロにでき、販売店側は在庫費用
をゼロにできることの他に売り切れによる販売機会喪失
を回避でき、消費者側は確実に所望のコンテンツを入手
可能になる。さらに、販売量がごく少ないコンテンツは
売れ残りの危険性があるため、その分野の専門店以外の
販売店が発注するケースは希であったが、本装置によれ
ば在庫を持つ必要がないためそのような作品も、一般の
小売店（例えば、ＣＤショップ、本屋、コンビニエンス
ストアなど）でコンテンツとして供給可能となる。この
場合の代金決済は、例えば、注文後に、媒体の筐体やケ
ースに値段やバーコードなどが印刷されたシールやシー
トを貼付しておき、ユーザーが排出された媒体をキャッ
シャーに持って行き代金を支払う形態となる。

【０００８】また、本発明によるコンテンツ供給装置
は、前記注文ごとに固有の注文識別子を割り振り、この
注文識別子を当該注文をしたユーザに発行する発行手段
と、前記注文識別子を格納する第３の記憶手段と、前記
所望のコンテンツが格納された前記可搬型記録媒体の受
け取りにあたり、前記ユーザに対して前記注文識別子の
入力を促し、或いは、提示するよう促し、このユーザに
よる入力・提示に応じて、入力・提示された注文識別子
と、前記第３の記憶手段に格納された注文識別子のいず
れか１つとが一致するか否かを照合する照合手段とをも
具え、前記排出手段が、前記照合手段において一致する
場合に限り、入力された前記注文識別子に対応する前記
所望のコンテンツが格納された前記可搬型記録媒体を排
出することを特徴とする。本構成によれば、商品の取り
違いミスを防止し、確実に商品を受け渡すことができる
ようになる。

【０００９】また、本発明によるコンテンツ供給装置
は、ＰＯＳシステムに接続されていて、前記所望のコン
テンツが格納された前記可搬型記録媒体の金額、前記注
文識別子、および、前記ユーザによって前記注文識別子
が提示されて前記金額に相当する代金が支払われた場合
は即座に支払済み情報を送信する旨の要求、を前記ＰＯ
Ｓシステムへ送信する送信手段と、前記ＰＯＳシステム
から前記支払済み情報（前記注文識別子を含む）を受信
する受信手段と、前記注文したコンテンツの受け取りに
あたり、受信された前記支払い済み情報（前記注文識別
子を含む）に基づき、前記入力された注文識別子に関す
る注文の代金が支払い済みであるか否かを判断する判断
手段とをも具え前記排出手段は、前記判断手段で支払い
済みと判断した場合に限り、入力された前記注文識別子
に対応する前記コンテンツが格納された可搬型記録媒体
を排出することを特徴とする。本構成によれば、商品
（即ち媒体）の受け渡しが代金支払い後なので、代金決
済を確実かつ安全に実施することができるようになる。

【００１０】また、本発明によるコンテンツ供給装置
は、前記注文に応じて、前記コンテンツの要求を前記配
信サーバへ送信する前に前記第１の記憶手段に蓄積され
たコンテンツを参照してそこに前記注文で選択されたコ
ンテンツが有るか否かを判断し、前記注文で選択された
コンテンツがある場合は、その蓄積されたコンテンツを
直接読み出しこれを可搬型記録媒体に格納する、ことを
特徴とする。本構成によれば、一旦ダウンロードされた
コンテンツの場合は記憶装置（ハードディスクなど）に
蓄積されたものを再利用でき、かつ、ダウンロード時間
を節約できるようになる。

【００１１】また、本発明によるコンテンツ供給装置
は、前記所望のコンテンツを選択して注文するにあた
り、前記ユーザに対して、個人情報を入力するよう促
す、或いは、個人情報が記述されたものを提示するよう
促しそのイメージコピーを取り込み、或いは、個人情報
が含まれた電子ファイルを取り込み、その入力された個
人情報、或いは、その取り込まれたイメージコピーまた
は電子ファイルを本人確認情報として格納する第４の記
憶手段と、前記発行手段で発行された注文識別子と前記
本人確認情報とを関連付け、これを格納する第５の記憶
手段と、前記所望のコンテンツが格納された前記可搬型
記録媒体が所定の期間内に排出されない場合、前記第４
の記憶手段に格納された本人確認情報を参照することに
よって、当該コンテンツを注文したユーザを割り出しこ
の割り出したユーザ名、および／または、この割り出し
たユーザに関連する前記本人確認情報の少なくとも一部
を出力する出力手段、をも具えることを特徴とする。

【００１２】本構成によれば、注文したまま受け取りに
来ないユーザを割り出し、督促処理（商品受け取りや代
金支払いのお願いなど）を郵便や電話で行なうことがで
きるようになる。即ち、ユーザが個人情報を開示してい
るため、いわゆる「ひやかし防止」が期待され得る。さ
らには、個人情報が電話番号、携帯電話番号、或いは電
子メールアドレスの場合などは、「所定の時間」を注文
コンテンツの容量に基づき媒体への記録が終了する時間
に設定すれば、媒体への記録終了（即ち商品受け渡し可
能である旨）を知らせる手段として使用することも可能
である。即ち変形例として、媒体への記録終了の後、即
座に、当該注文をしたユーザへ電話や電子メールなどで
自動連絡（終了メッセージを音声で流す、或いは終了メ
ッセージの送信など）するような構成とすることも可能
である。また、変形例として、ユーザが持ち込む記録媒
体に、小売店のみが解読できるように暗号化されたユー
ザのID情報と、暗号化されていない注文書、または個人
情報をあらかじめ記録しておき、これを本装置に挿入
（小売店に手渡す）することによって、コンテンツを注
文し、この挿入した持ち込みの媒体にコンテンツを記録
するような構成にすることも可能である。なお、個人情
報は、例えば免許証や学生証などを光学式読み取り装置
（スキャナ）に提示させてそのイメージコピーとして取
り込み、所定の文字認識技法でそこに記載されている年
齢や住所などを読み取り個人情報として利用することも
できる。

【００１３】また、本発明によるコンテンツ供給装置
は、広告サーバから、広告およびその広告料データを含
む広告情報を受信する広告情報受信手段と、前記所望の
コンテンツを選択して注文するにあたり、前記広告情報
を提示して、この広告が付加されることを条件に、その
広告料分の値引きを受けるか否か選択するよう促す広告
値引き選択手段と、前記値引きを受けることを選択した
場合は、前記所望のコンテンツ、このコンテンツが格納
される可搬型記録媒体、この可搬型記録媒体が収容され
るケース、或いは、この可搬型記録媒体やケースに付属
されるべきシートのうちの少なくとも１つに対して前記
広告を付加する広告付加手段と、をも具えることを特徴
とする。また、この変形例として本発明によるコンテン
ツ供給装置は、広告サーバにネットワークを介して接続
されていて、前記広告サーバから、広告およびその広告
料データを含む複数の広告情報を受信する広告情報受信
手段と、前記所望のコンテンツを選択して注文するにあ
たり、前記複数の広告情報を前記ユーザに提示して、前
記複数の広告のうちの少なくとも１つ選択するよう促
し、この選択された広告が付加されることを条件に、そ
の広告料分の値引きを受けるか否か選択するよう促す広
告値引き選択手段と、前記ユーザが値引きを受けること
を選択した場合は、前記ユーザが注文したコンテンツ、
このコンテンツが格納される可搬型記録媒体、この可搬
型記録媒体が収容されるケース、或いは、この可搬型記
録媒体やケースに付属されるべきシートのうちの少なく
とも１つに対して選択された前記広告を付加する広告付
加手段と、をも具えることを特徴とする。本構成によれ
ば、ユーザ側は広告付加によって代金値引きを受けるメ
リットがあり、広告機関側は、効率良く広告を行なうこ
とができるようになる。さらに、例えば、映画の予告編
などの映像広告などはそれ自体も娯楽性があり、ユーザ
はこのような映像広告を無料で入手できるメリットもあ
る。変形例として小売店側で、付加した広告数やその広
告値引き額などに応じて手数料（例えば、広告料の数％
〜数１０％）を計上し、これを広告機関（サーバ）に請
求処理するような構成とすることもできる。

【００１４】また、本発明によるコンテンツ供給装置
は、前記所望のコンテンツを選択して注文するにあた
り、前記ユーザに対して、前記本人確認情報、および／
または、さらにより詳細な個人情報、および／または、
注文するコンテンツの嗜好、を利用してこのユーザに的
を絞ったターゲット広告を付加することを条件に、その
ターゲット広告料分の値引きを受けるか否か選択するよ
う促すターゲット広告値引き選択手段と、前記ユーザが
前記ターゲット広告値引きを受けることを選択した場合
は、このユーザに対して、より詳細な個人情報を入力す
るよう促す、或いは、より詳細な個人情報が記述された
ものを提示するよう促しそのイメージコピーを取り込
み、この入力されたより詳細な個人情報または取り込ん
だイメージコピー、および／または、前記第４の記憶手
段に格納された前記本人確認情報、および／または、注
文するコンテンツのタイトル、をターゲット広告用個人
情報として広告サーバへ送信するターゲット広告用個人
情報送信手段と、前記広告サーバからこのターゲット広
告用個人情報に基づき作成されたターゲット広告および
そのターゲット広告料を含むターゲット広告情報を受信
するターゲット広告情報受信手段と、前記ユーザが値引
きを受けることを選択した場合は、前記ユーザが注文し
たコンテンツ、このコンテンツが格納される可搬型記録
媒体、この可搬型記録媒体が収容されるケース、この可
搬型記録媒体やケースに付属されるべきシートのうちの
少なくとも１つに対して前記ターゲット広告を付加する
ターゲット広告付加手段と、をも具えることを特徴とす
る。

【００１５】本構成によれば、コンテンツの嗜好や個人
情報（例えば年齢、職業、住所、趣味など）に基づき、
効果的に的を絞ったいわゆる「ターゲット広告」を効率
よく行なうことができるようになる。例えば、アクショ
ン映画のコンテンツを注文したユーザには、このような
ユーザの嗜好動向に基づき、例えば、その類の映画の広
告、その映画に出演している俳優のＣＤの広告などのよ
うなターゲット広告を付加したコンテンツを提供できる
ようになる。変形例として、広告主の要望に応じて、特
定の嗜好のユーザ或いは特定の年齢層のユーザが注文し
た場合のみに広告付加の提示を行なう、または、嗜好や
年齢層などに基づき、値引き額を変動させるような構成
とすることもできる。広告は、媒体や媒体を収容するケ
ースなどに直接印刷しても良いし、ＣＤジャケットなど
に印刷しても良いし、媒体やケースなどに付属すべきシ
ール、紙、物、タグなどのシートに印刷して付加するこ
ともできる。但し、付属のチラシなどは捨てられてしま
う恐れもあるため、効果的な広告としては、例えば映像
コンテンツの場合は、本編の前に映画の予告編のような
形で挿入するような形式、或いは、媒体やそのケースに
印刷する或いは貼付する形式であろう。

【００１６】また、本発明によるコンテンツ供給装置
は、前記個人情報の入力にあたり、前記ユーザに対し
て、携帯電話または携帯端末またはパーソナルコンピュ
ータ（携帯型、可搬型をも含む）を無線または有線を介
して接続するよう促し、この接続に応じてこの携帯電話
またはこの携帯端末またはこのパーソナルコンピュータ
に予め格納されている個人情報を取り込む手段、をも具
えることを特徴とする。本構成によれば、個人情報の入
力を迅速かつ簡易に行なうことができる。

【００１７】また、本発明によるコンテンツ供給装置
は、前記所望のコンテンツの受け取りにあたり、前記ユ
ーザに対して、携帯電話または前記携帯端末またはパー
ソナルコンピュータを無線または有線を介して接続する
よう促し、この接続を受けて、前記第１の記憶手段で蓄
積されたコンテンツを読み出し、このコンテンツを前記
携帯電話または前記携帯端末または前記パーソナルコン
ピュータへ送信する送信手段、をも具えることを特徴と
する。本構成によれば、媒体および媒体代金は不要とな
り、より安価かつ迅速にコンテンツを供給することがで
きるようになる。

【００１８】また、本発明で用いる可搬型記録媒体とし
ては、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−ＲＷ、ＤＶＤ−Ｒ、ＤＶＤ−Ｒ
Ｗ、ＤＶＲ−ｂｌｕｅなどの光記録媒体、ＭＤなどの光
磁気記録媒体、半導体メモリ、磁気テープ、或いは、フ
レキシブルディスクなどの磁気記録媒体などが挙げられ
る。ユーザの要望に応じて上記のような様々な記録媒体
にコンテンツを格納して供給できる。

【００１９】また、本発明によるコンテンツ供給装置
は、配信可能なコンテンツ名およびその値段が記述され
たコンテンツリスト、および／または、コンテンツの一
部を、ユーザの所有する携帯電話または携帯端末または
パーソナルコンピュータへ送信する手段と、前記ユーザ
により所望のコンテンツが選択された注文を前記携帯電
話または前記携帯端末または前記パーソナルコンピュー
タから受信する受信手段と、前記注文ごとに固有の注文
識別子を割り振り、この注文識別子を当該注文をしたユ
ーザの所有する前記携帯電話または前記携帯端末へ送信
する送信手段と、前記注文識別子を格納する第３の記憶
手段と、前記注文に応じて、この注文で選択されたコン
テンツの要求を前記配信サーバへ送信するコンテンツ要
求送信手段と、前記コンテンツ要求送信手段で要求した
コンテンツを前記配信サーバから受信するコンテンツ受
信手段と、前記コンテンツ受信で受信したコンテンツを
蓄積する第１の記憶手段と、前記第１の記憶手段で蓄積
されたコンテンツを読み出し、これを可搬型記録媒体に
格納する第２の記憶手段と、前記所望のコンテンツの受
け取りにあたり、前記ユーザに対して前記注文識別子を
入力するよう促す、或いは、前記携帯電話または前記携
帯端末を接続するよう促し、その接続を受けて前記携帯
電話または前記携帯端末または前記パーソナルコンピュ
ータが受信した前記注文識別子を取り込み、この入力や
取り込みに応じて、この入力された或いは取り込んだ注
文識別子と前記第３の記憶手段に格納された注文識別子
のいずれか１つとが一致するか否かを照合する照合手段
と、前記照合手段において一致する場合に限り、入力さ
れた或いは取り込んだ前記注文識別子に対応する前記所
望のコンテンツを格納済みの可搬型記録媒体を排出する
排出手段と、ことを特徴とする。

【００２０】本構成によれば、携帯電話や携帯端末を用
いて簡易かつ迅速に注文を行なうことができるようにな
る。例えば、ユーザが小売店にいなくてもコンテンツの
注文ができる。また、逆に、小売店の付近に来たユーザ
の携帯電話や携帯端末へBluetoothなどの簡便に不特定
多数の端末へ配信できるような無線技術を利用すること
によってコンテンツリストを配信して、注文を取得する
ような構成とすることもできる。なお、携帯電話には、
記憶装置としてＲＡＭや半導体メモリなどが設けられた
ものを利用するのは言うまでもない。

【００２１】上述したように、本発明を様々な装置とし
て説明してきたが、本発明は、方法やその方法を実現す
るソフトウェア、或いは、そのソフトウェアを格納した
記録媒体としても実現可能であり、実質的に同様の効果
が得られる。例えば、本発明によるコンテンツ供給方法
は、配信可能なコンテンツ名が記述されたコンテンツリ
ストを配信サーバから受信するコンテンツリスト受信ス
テップと、前記コンテンツリスト受信ステップで受信し
たコンテンツリストを提示し、このコンテンツリストの
中から所望のコンテンツを選択して注文するよう促す注
文ステップと、前記注文に応じて、この注文で選択され
たコンテンツの要求を前記配信サーバへ送信するコンテ
ンツ要求送信ステップと、前記コンテンツ要求送信ステ
ップで要求したコンテンツを前記配信サーバから受信す
るコンテンツ受信ステップと、前記コンテンツ受信ステ
ップで受信したコンテンツを蓄積する第１の記憶ステッ
プと、前記第１の記憶ステップで蓄積されたコンテンツ
を読み出し、これを可搬型記録媒体に格納する第２の記
憶ステップと、前記所望のコンテンツが格納された前記
可搬型記録媒体を排出する排出ステップと、を含むこと
を特徴とする。

【００２２】また、本発明によるコンテンツ供給方法
は、広告サーバから、広告およびその広告料データを含
む広告情報を受信する広告情報受信ステップと、前記所
望のコンテンツを選択して注文するにあたり、前記広告
情報を提示して、この広告が付加されることを条件に、
その広告料分の値引きを受けるか否か選択するよう促す
広告値引き選択ステップと、前記値引きを受けることを
選択した場合は、前記所望のコンテンツ、このコンテン
ツが格納される可搬型記録媒体、この可搬型記録媒体が
収容されるケース、或いは、この可搬型記録媒体やケー
スに付属されるべきシートのうちの少なくとも１つに対
して前記広告を付加する広告付加ステップと、をも含む
ことを特徴とする。

【００２３】さらに、本発明は下記のような可搬型光記
録媒体をも提供する。本発明による可搬型光記録媒体
は、予め音声および／または映像（例えば動画や静止画
など）による1種類以上の広告および／またはターゲッ
ト広告が、（製造工程時に）プリピットとして記録され
ている、ことを特徴とする。この可搬型光記録媒体の製
造に際しては、マスター原盤のプリマスタードピットに
広告を刻印（記録）しておき、これに基づき複製する。
このようにプリピットを利用して広告を記録しておけ
ば、媒体のマスタリング時（即ち成形時）に予め広告を
付加することが可能となる。或いは、本発明による可搬
型記録媒体は、予め音声および／または映像による1種
類以上の広告（通常の広告および／またはターゲット広
告）が、例えばプリマスタードピットとしてユーザエリ
アの最初の領域（例えばアドレスや章など）に記録され
ており、これに続けてユーザ等が任意の情報（例えば、
映像や音楽のコンテンツ、或いは何らかのデータなど）
を書き込むことのできる未記録領域が備えられており、
前記可搬型記録媒体が適合するドライブやプレーヤなど
の駆動装置により再生される場合には、最初に前記広告
が再生（或いは自動再生）されるような処理を施したこ
とを特徴とする。このような可搬型光記録媒体や可搬型
記録媒体は、一般市販用として何らかの広告やそれに付
随する情報を記録した可搬型記録媒体として販売するこ
とができる。この場合、ユーザにとっては、広告が付加
された分だけの値引きを受けて媒体を購入できるという
利点があり、販売店にとっては、広告を付加した分の手
数料を広告代理店などから徴収できる利点があり、広告
代理店にとっては、最初に広告が再生されるため広告を
効果的に視聴してもらえるという利点がある。また、変
形例として本発明による可搬型記録媒体は、前記未記録
領域に少なくとも１つのコンテンツが記録されている、
ことを特徴とする。

【００２４】また、これら可搬型記録媒体は、本発明に
よるコンテンツ供給装置やその方法によっても作製され
得るものである。例えば、本発明による可搬型記録媒体
は、本コンテンツ供給装置を使用することによって選択
された広告、および／または、個人情報に基づき作成さ
れたターゲット広告が、プリマスタードピットとしてユ
ーザエリアの最初のアドレスや章に記録されており、前
記広告や前記ターゲット広告などが最初に再生（或いは
自動再生）されるような処理が施されていることを特徴
とする。例えばこの広告情報の再生制御には、ＣＤ−Ｒ
などの場合はＣＤ−Ｒのルートディレクトリなどに再生
制御用のファイルや再生用プログラムを格納しておき、
これらのファイルや再生用プログラムによって、広告が
最初に再生されるように構成させる。

【００２５】また、本発明で用いる可搬型記録媒体とし
ては、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−ＲＷ、ＤＶＤ−Ｒ、ＤＶＤ−Ｒ
Ｗ、ＤＶＲ−ｂｌｕｅなどの光記録媒体、ＭＤなどの光
磁気記録媒体、半導体メモリ、磁気テープ、或いは、フ
レキシブルディスクなどの磁気記録媒体などが挙げられ
る。

【００２６】ここで上述した本発明によるコンテンツ配
給装置の使用形態をより具体的に説明する。即ち、本発
明によるコンテンツ配給装置は、ユーザが入手したいコ
ンテンツを要求に応じて可搬性記録媒体に記録し、記録
済みの媒体ごと手渡すことでユーザに供給する事を特徴
とする。また、そのような配給を可能にするための、各
種通信ネットワーク用インターフェイスと、大容量のス
トレージシステムと、コンテンツデータを光ディスクな
どの可搬型記録媒体に記録する機能をそなえた記録装置
を提案するものである。配布対象となるコンテンツデー
タは小売店がユーザの注文に応じて高速のネットワーク
からダウンロードすれば良く、従来の音楽や動画ソフト
などのようにディスクの形にして常時展示しておく必要
はない。たとえばコンテンツを購入したい場合、ユーザ
は注文した商品を記録可能な媒体、例えば追記型光ディ
スクに記録した形で受け取り、代価を支払って売買が完
了する。この時、必要に応じて購入した商品の内容や価
格を示すラベルやＣＤのジャケットに相当するシートや
シールを添付しても良いし、その内容を電子ファイルと
して商品と同じディスクに記録した形で配布しても良
い。ダウンロードする商品の内容の中にこれらの内容識
別の機能を満たすファイルがあらかじめ添付されていて
も、勿論問題はない。

【００２７】上記の記録装置の設置場所はネットワーク
の端末システムがある場所なら特に制限されず、ユーザ
が容易に行きやすい便利な場所、たとえばコンビニエン
スストアなどの小売店に設置するのが望ましい。このよ
うにすれば、ユーザは通常の商品と同様に小売店に代価
を支払って所望のソフト商品を購入する事ができるの
で、利便性が良く、ネットワーク上の支払いのように重
要な個人情報が第三者に漏れる心配もないので、セキュ
リティの面からも安全であり、従来のソフト商品のみに
限らず、新聞・書籍・雑誌等あらゆるコンテンツデータ
の受注販売に応用することもできる。

【００２８】ユーザは、購入したいコンテンツを店頭の
カタログや、本発明によるコンテンツ供給装置で提示さ
れたコンテンツリストを見て選定するか、或いは、あら
かじめ広告やインターネット等で配布されているリスト
の中から所望の商品を選定して小売店に注文し、小売店
は注文に応じたコンテンツデータをネットワークからダ
ウンロードして光ディスクなどの可搬型記録媒体に記録
する。この間、記録が正しく行われていることを確認す
るために、その記録内容の一部を音声や映像で適宜モニ
タできる機能が装備されていれば、なお望ましい。ま
た、カタログには、商品を区別するためのコードや販売
価格、ファイル容量、ダウンロードや記録に要する見込
み時間等の必要情報が記載されており、ユーザはこれら
の情報を見て商品の品目や、作成するディスクの内容等
を適宜決める事ができる。注文が終了した後、ユーザは
記録中の待ち時間を利用して、デパートやコンビニ工ン
スストア等であれば他の買い物をしたり商品を物色して
も良いし、食堂や喫茶店等であれば、その間に飲食をし
たり、軽食のサービス等を受けても良い。

【００２９】また、混雑時や記録に時間のかかる容量の
大きいコンテンツを供給するために、ユーザは小売店に
あらかじめ商品の購入を予約できるシステムも有効であ
る。この場合、予約を受けた小売店は商品の受け取り可
能な時間を指定するとともに、ユーザに対して個別のタ
グまたは暗証番号等を発行して、ユーザが商品を受け取
りに行った際に、名前や免許証番号等の個人情報と、発
行した暗証番号の一致を確認して、支払いと商品の受け
渡しを行う。このようにすれば、予約した商品を誤って
他の客に売り渡してしまうといった事故を防ぐことがで
きる。商品を記録する媒体は記録可能型のものであれば
特に制限されないが、持ち運ぷ際の利便性、価格、高速
記録の可能性から、光ディスクを用いるのが望ましい。
特に、記憶容量も大きく高速記録も可能なＤＶＤ−Ｒ、
ＤＶＤ−ＲＷ、ＤＶＲ−ｂｌｕｅ、といった高密度記録
媒体で、コンテンツの記録に要する時間も5分以内であ
る記録装置、および記録媒体とすることが好適である。

【００３０】

【発明の実施の形態】以降、付属の諸図面を参照しつ
つ、幾つかの実施形態に基づき本発明をより詳細に説明
する。図１は、本発明によるコンテンツ供給装置を利用
したコンテンツ供給形態の一例を示すブロック図であ
る。図に示すように、コンテンツ供給装置１００は、ネ
ットワークを介して配信サーバ２００および広告サーバ
３００に接続される。また、このコンテンツ供給装置１
００が設置されている店舗のＰＯＳシステム４００にも
無線や有線を介して接続される。配信サーバ２００に
は、配信可能なコンテンツのリスト、およびコンテンツ
が格納されている。配信サーバ２００に格納されている
コンテンツとしては、映像コンテンツ（映画など）、音
楽コンテンツ（楽曲など）、ソフトウェアプログラムな
どが挙げられる。配信サーバ２００上のコンテンツリス
トおよびコンテンツは、常に最新のものに更新される。
広告サーバ３００には、広告用のデータ（映像用、印刷
用、音声用など）と各広告を付加したときの値引きデー
タなどが格納されている。また、広告サーバ３００は、
各個人情報に基づき、ターゲット広告およびその広告を
付加したときの値引きデータを生成する機能を有する。
はじめに、コンテンツ供給装置１００は、配信サーバ２
００からコンテンツリストを受信し、これをハードディ
スク１１０に設けられたコンテンツデータベース１１２
内に格納する。このコンテンツリストは、表示部１２０
に提示され、これを見たユーザ５００は、所望のコンテ
ンツ（１つまたは複数）および所望の可搬型記録媒体を
選択して注文を行なう。また、媒体への記録フォーマッ
ト（ＭＰＥＧ２、ＭＰＥＧ４、ＭＰ３など）を幾つか提
示してユーザに選択させることも可能である。もちろ
ん、この場合は、コンテンツ供給装置内で所定の記録フ
ォーマット変換プログラムを使用して、ユーザ所望のフ
ォーマットに変換した後、媒体に転送する。或いは、配
信サーバにコンテンツの記録フォーマットを指定して要
求することも可能である。

【００３１】ここで図４を参照されたい。図４は、表示
部１２０に提示されたコンテンツリストおよび媒体リス
トの一例である。表示部１２０がタッチパネル式の場合
は、所望のコンテンツや媒体が表示されている部分を指
でタッチすることによって選択が行なわれる。或いは、
キーボードやマウスなどの選択手段を用いて入力するこ
ともできる。さらに或いは、音声としてリストを提示
し、音声認識手段を用いて消費者に指示選択をさせても
良い。図５は、上記の選択後に図１の表示部１２０に提
示される注文確認画面の一例である。図に示すように、
選択したコンテンツの内容、選択した媒体、価格、ダウ
ンロードや媒体へ転送する時間などを情報として提示
し、ユーザが最終的な注文をするか否かを確認する。図
の場合は、媒体に格納できる残時間が２０分間あるた
め、さらに、追加としてその他の２０分分のコンテンツ
を追加注文することも可能である。

【００３２】再度、図１を参照されたいが、コンテンツ
供給装置１００は、広告を付加したコンテンツを供給す
ることも可能である。コンテンツ供給装置１００は、広
告サーバ３００から広告情報を予め受信し、ハードディ
スク１１０に設けられた広告データベース１１４に格納
しておく。この広告情報は表示部１２０に提示され、こ
れを見たユーザ５００は、広告を付加して値引きを受け
るか否かを選択する。この場合もタッチパネル式の場合
は、所望の部分を指で触れることによって、例えば、所
望の広告か、単に任意の広告の受け入れをするか、広告
付加を受け入れないか、のいずれかを選択する。ここで
図６を参照されたい。図６は、図１の表示部１２０に提
示される広告情報の一例を示す図である。例えば、広告
として「車Ａ」を選択すると、ユーザは「３０円の値引
き」を受けることができる。対象コンテンツ欄は、その
広告を付加することができる注文コンテンツを表わす。
例えば、図中の「アルバムＣ」の広告は、何らかの「映
像コンテンツ」または「音楽コンテンツ」を注文したユ
ーザが付加することができる。

【００３３】その後、注文ごとに固有の注文識別子が割
り振られる。この注文識別子、注文したコンテンツ名、
およびその値段（或いは、少なくとも値段（好適には注
文識別子やコンテンツ名をも含む）に相当するようなバ
ーコード）を印刷した紙やタグなどをユーザに配布す
る。バーコードで処理する場合は、対応するバーコード
情報は、予めＰＯＳシステムに格納しておくか、コンテ
ンツ供給装置で発行したバーコード番号をその都度ＰＯ
Ｓシステムに送付して、コンテンツ供給装置とＰＯＳシ
ステムとが、共通のバーコード情報を保持する必要があ
る。これで注文受付処理は完了である。このように、注
文識別子や広告やバーコードなどの印刷などのために、
コンテンツ供給装置には、小型の印刷装置が設けられて
いる。その後、コンテンツ供給装置１００は、注文を受
け付けたコンテンツがコンテンツデータベース１１２内
に蓄積されているか否かを確認し、無い場合は配信サー
バ２００にそのコンテンツを要求する。この要求に応じ
て配信サーバ２００は要求されたコンテンツをコンテン
ツ供給装置１００へ送信する。コンテンツ供給装置１０
０は、この送信されたコンテンツを受信しコンテンツデ
ータベース１１２内に格納する。コンテンツデータベー
ス１１２内に格納されたコンテンツを読み出し、ユーザ
が所望した媒体に記録される。

【００３４】一方、コンテンツ供給装置１００は、注文
識別子およびその値段（或いはバーコード番号）をＰＯ
Ｓシステム４００へ送信する。そこで、ユーザ５００
は、ＰＯＳ端末（図示しない）が設置されているキャッ
シャーで注文識別子（或いはバーコード）が印刷された
紙などを提示して代金の支払いを行なう。ＰＯＳ端末か
ら支払い済みデータを受け取ったＰＯＳシステム４００
は、支払済み情報と当該注文識別子（或いはバーコー
ド）とをコンテンツ供給装置１００へ送信する。コンテ
ンツ供給装置１００は、支払済み情報と当該注文識別子
とを受信し、これを当該注文識別子に関連付けてハード
ディスク１１０内に格納する。ユーザ５００は、コンテ
ンツ供給装置１００に注文識別子を入力或いは提示して
商品（コンテンツ）の受け取りを要求する。コンテンツ
供給装置１００は、ハードディスク１１０内を参照し
て、一致する注文識別子が格納されているか否かを確認
し、一致するものが格納されている場合、さらに、当該
注文識別子に関連付けられた支払い済情報が格納されて
いるか否かを確認し、支払い済み情報が格納されている
場合に限り、当該注文識別子に対応するコンテンツ記録
済み媒体１３０（広告付加、或いは、広告無し）が排出
され、これをユーザ５００が受け取る。

【００３５】図７は、ハードディスク内に格納されてい
る注文識別子などを含む管理テーブルの一例である。注
文識別子は、注文別に固有であれば形式を問わないが、
例えば、ハッシュ関数などを用いて注文ごとに生成され
たユニークな８桁の英数字を用いる。図に示すように、
この注文識別子には、注文したコンテンツ名、金額（正
価、広告値引き、代金など）、支払い済み情報（受信し
た日時）、注文したユーザの個人情報などが関連付けら
れている。例えば、支払い済み情報には、支払いがまだ
の場合はブランクになっており、支払い済情報をＰＯＳ
から受けた場合はそこに受信日時のタイムスタンプが記
入される。或いは、ＰＯＳシステム自身が、支払い済情
報をこの管理テーブルに書き込むことも可能である。コ
ンテンツ供給装置は、各処理においてこの管理テーブル
を逐次、更新・参照しながら処理を進める。また、個人
情報は、プライバシーの問題を考慮して、商品受け渡し
終了時に完全に消去することもできる。なお、この図で
示した個人情報は例示であり、その他に趣味や住所など
を入力させてもよい。なお、これらサーバ、供給装置、
またはＰＯＳシステムは、一般的には、演算装置（ＣＰ
Ｕ）、主メモリ、表示装置、各種処理を実現するための
プログラムまたはデータベースなどが格納された記憶装
置、通信を行なう外部インターフェイス、入力を行なう
キーボード、データを印刷するプリンターなどの出力装
置などを具えるが、これらのようなサーバやシステムが
前記のようなＣＰＵなどのコンポーネントを具えること
は自明であるため、一部を除きこれらの記載や図示は省
略してあることに注意されたい。

【００３６】図２は、本発明によるコンテンツ供給装置
の基本構成の一例を示すブロック図である。図に示すよ
うに、本発明によるコンテンツ供給装置６００は、ネッ
トワークを介して配信サーバ２００と広告サーバ３００
とに接続される。コンテンツ供給装置６００は、記憶装
置６１０、媒体６３０、コンテンツリスト受信部６４
５、注文部６５０、識別子発行部６５５、コンテンツ要
求送信部６６０、コンテンツ受信・蓄積部６６５、媒体
転送部６７０、照合部６７５、および排出部６８０から
主として構成される。図において、５００はユーザ、４
００はＰＯＳシステムである。

【００３７】図３は、本発明によるコンテンツ供給装置
の処理の一例を説明するフローチャートである。はじめ
に、配信サーバは、定期的に現在配信可能なコンテンツ
リストを送信する（Ｄ１００）。コンテンツ供給装置
は、このコンテンツリストを受信し格納する（Ｓ１０
０）。次にコンテンツ供給装置は、コンテンツリストを
ユーザに提示し選択・注文を促す。これを受けてユーザ
は、所望のコンテンツを選択・注文する。この注文を受
けて、コンテンツ供給装置は、注文別に注文識別子をユ
ーザに発行し、これを記憶装置に格納する。また、注文
識別子（コンテンツ名、値段を含む）はＰＯＳシステム
へ送信される。一方、ＰＯＳシステムは、この注文識別
子を受信し格納する（Ｐ１００）。そして、ユーザは、
キャッシャーで注文識別子を提示してコンテンツ代金の
支払いを行なう（Ｐ１１０）。ＰＯＳシステムは、支払
済み情報をコンテンツ供給装置へ送信する。コンテンツ
供給装置は、この支払い済み情報を受信し記憶装置に格
納する。

【００３８】コンテンツ供給装置は、注文されたコンテ
ンツが蓄積済みか否かを確認する（Ｓ１３０）。蓄積済
みの場合はＳ１７０へ進む。未蓄積の場合はＳ１４０へ
進み、コンテンツ要求を配信サーバへ送信する（Ｓ１４
０）。配信サーバは、この要求を受信し（Ｄ１１０）、
データーベースから要求されたコンテンツを読み出し、
読み出したコンテンツをコンテンツ供給装置へ送信する
（Ｄ１２０）。コンテンツ供給装置は、コンテンツを受
信し記憶装置に格納する（Ｓ１６０）。その後、この記
憶装置に格納されたコンテンツを記録媒体に格納する
（Ｓ１７０）。

【００３９】支払を済ませたユーザが、コンテンツを受
け取る際に、コンテンツ供給装置は注文識別子の入力を
促し（Ｓ１８０）、ユーザは自己に発行された識別子を
入力する。この入力を受けて、入力された識別子が登録
されているかチェックし、さらに登録されている場合
は、当該注文の支払い済み情報が登録されているか否か
を確認する（Ｓ１９０）。支払い済みの場合は、この入
力された識別子に基づきどのコンテンツ記録済みを排出
すべきかを選択し、この選択されたコンテンツ記録済み
媒体を排出して（Ｓ２００）、これをユーザが受け取っ
て処理が終了する。

【００４０】

【発明の効果】上述したように、従来行われていた再生
専用の記録済み媒体等による各種コンテンツの供給は、
人気アーチストのCＤのように同一のアイテムを短時間
に大量の消費者に配信するには一見非常に好都合であ
る。しかし、この場合でも在庫切れによる販売機会損失
の恐れがある。さらにまた、前述のようにコンテンツの
アイテムや種類・用途が年々増加しつつある現代では、
小売店はすでに多品種の在庫を持つことが困難になって
きている。本発明によれば、ユーザは所望するソフト商
品をカタログや商品等で選定できる上、小売店に在庫を
置く必要がないので店舗のスペースの節約が達成でき
る。さらに、本発明によれば在庫切れによる販売機会損
失が実質的に無くなる。さらにまた、コンテンツを新聞
・書籍・雑誌等に拡張し、購入予約や注文等を携帯電話
で行うことが可能になるので、従来にない新しいシステ
ムで多量のコンテンツを販売することができる。

【００４１】本明細書では、諸図面および様々な実施態
様に基づき本発明の原理を説明してきたが、これらは単
なる例示に過ぎず、当業者であれば本発明の開示内容に
基づき、本発明の範囲内において幾多の変形や修正をす
ることができることを留意されたい。例えば、当業者で
あれば、コンテンツ供給装置を、セキュリティ向上のた
めなどに個人情報を所定の暗号技法によって暗合化して
から広告サーバへ送信する、或いは保存時に暗号化して
おくように変形することは容易であろう。また、扱うデ
ータ（コンテンツや広告や個人情報など）は、記憶領域
や通信コストや通信時間の節約のために各段階において
所定の圧縮・解凍手段によって適宜圧縮・解凍すること
が可能である。また、記憶手段も第１〜５という形に分
離させてあるが、１つのハードディスク内にまとめて格
納することもできることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明によるコンテンツ供給装置を利用した
コンテンツ供給形態の一例を示すブロック図である。

【図２】 本発明によるコンテンツ供給装置の基本構成
の一例を示すブロック図である。

【図３】 本発明によるコンテンツ供給装置の処理を説
明するフローチャートである。

【図４】 図１の表示部１２０に提示されるコンテンツ
リストおよび媒体リストの一例である

【図５】 図１の表示部１２０に提示される注文確認画
面の一例である。

【図６】 図１の表示部１２０に提示される広告情報の
一例を示す図である。

【図７】 ハードディスク内に格納されている注文識別
子などを含む管理テーブルの一例である。

【符号の説明】

１００ コンテンツ供給装置 １１０ ハードディスク １１２ コンテンツデータベース １１４ 広告データベース １２０ 表示部 １３０ 媒体 ２００ 配信サーバ ３００ 広告サーバ ４００ ＰＯＳシステム ５００ ユーザ ６００ コンテンツ供給装置 ６１０ 記憶装置 ６３０ 媒体 ６４５ コンテンツリスト受信部 ６５０ 注文部 ６５５ 識別子発行部 ６６０ コンテンツ要求送信部 ６６５ コンテンツ受信・蓄積部 ６７０ 媒体転送部 ６７５ 照合部 ６８０ 排出部

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） // Ｇ０７Ｆ 17/00 Ｇ０７Ｆ 17/00 Ｂ

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 配信可能なコンテンツ名が記述されたコ
   ンテンツリストを配信サーバから受信するコンテンツリ
   スト受信手段と、 前記コンテンツリスト受信手段で受信したコンテンツリ
   ストを提示し、このコンテンツリストの中から所望のコ
   ンテンツを選択して注文をするよう促す注文手段と、 前記注文に応じて、この注文で選択されたコンテンツの
   要求を前記配信サーバへ送信するコンテンツ要求送信手
   段と、 前記コンテンツ要求送信手段で要求したコンテンツを前
   記配信サーバから受信するコンテンツ受信手段と、 前記コンテンツ受信手段で受信したコンテンツを蓄積す
   る第１の記憶手段と、 前記第１の記憶手段に蓄積されたコンテンツを読み出
   し、これを可搬型記録媒体に格納する第２の記憶手段
   と、 前記コンテンツが格納された前記可搬型記録媒体を排出
   する排出手段と、を具えるコンテンツ供給装置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のコンテンツ供給装置に
   おいて、 前記注文ごとに固有の注文識別子を発行する発行手段
   と、 前記注文識別子を格納する第３の記憶手段と、 前記コンテンツが格納された前記可搬型記録媒体の受け
   取りにあたり、前記注文識別子の入力を促し、この入力
   に応じて、この入力された注文識別子と、前記第３の記
   憶手段に格納された注文識別子のいずれか１つとが一致
   するか否かを照合する照合手段とをも具え、 前記排出手段は、前記照合手段において一致する場合に
   限り、入力された前記注文識別子に対応する前記コンテ
   ンツが格納された前記可搬型記録媒体を排出する、こと
   を特徴とするコンテンツ供給装置。
3. 【請求項３】 請求項１または２に記載のコンテンツ供
   給装置において、 前記コンテンツが格納された前記可搬型記録媒体の金
   額、前記注文識別子、および、前記注文識別子が提示さ
   れて前記金額に相当する代金が支払われた場合は即座に
   支払済み情報を送信する旨の要求、をＰＯＳシステムへ
   送信する送信手段と、 前記ＰＯＳシステムから前記支払済み情報を受信する受
   信手段と、 前記コンテンツが格納された前記可搬型記録媒体の受け
   取りにあたり、受信された前記支払い済み情報に基づ
   き、入力された前記注文識別子に関する注文の代金が支
   払い済みであるか否かを判断する判断手段とをも具え、 前記排出手段は、前記判断手段で支払い済みと判断した
   場合に限り、入力された前記注文識別子に対応する前記
   コンテンツが格納された前記可搬型記録媒体を排出する
   ことを特徴とするコンテンツ供給装置。
4. 【請求項４】 請求項１〜３のいずれか１項に記載のコ
   ンテンツ供給装置において、 前記注文に応じて、前記コンテンツの要求を前記配信サ
   ーバへ送信する前に前記第１の記憶手段に蓄積されたコ
   ンテンツを参照してそこに前記注文で選択されたコンテ
   ンツが有るか否かを判断し、前記注文で選択されたコン
   テンツがある場合は、その蓄積されたコンテンツを直接
   読み出しこれを前記可搬型記録媒体に格納する、ことを
   特徴とするコンテンツ供給装置。
5. 【請求項５】 請求項１〜４のいずれか１項に記載のコ
   ンテンツ供給装置において、 前記所望のコンテンツを選択して注文するにあたり、個
   人情報を入力するよう促す、或いは、個人情報が記述さ
   れたものを提示するよう促しそのイメージコピーを取り
   込み、或いは、個人情報が含まれた電子ファイルを取り
   込み、その入力された個人情報、或いは、その取り込ん
   だイメージコピーまたは電子ファイルを本人確認情報と
   して格納する第４の記憶手段と、 前記発行手段で発行された注文識別子と前記本人確認情
   報とを関連付け、これを格納する第５の記憶手段と、 前記コンテンツが格納された前記可搬型記録媒体が所定
   の期間内に排出されない場合、前記第４の記憶手段に格
   納された本人確認情報を参照することによって、当該コ
   ンテンツを注文したユーザを割り出し、この割り出した
   ユーザ名、および／または、この割り出したユーザに関
   連する前記本人確認情報の少なくとも一部を出力する出
   力手段、をも具えることを特徴とするコンテンツ供給装
   置。
6. 【請求項６】 請求項１〜５のいずれか１項に記載のコ
   ンテンツ供給装置において、 広告サーバから、広告およびその広告料データを含む広
   告情報を受信する広告情報受信手段と、 前記所望のコンテンツを選択して注文するにあたり、前
   記広告情報を提示して、この広告が付加されることを条
   件に、その広告料分の値引きを受けるか否か選択するよ
   う促す広告値引き選択手段と、 前記値引きを受けることを選択した場合は、前記所望の
   コンテンツ、このコンテンツが格納される可搬型記録媒
   体、この可搬型記録媒体が収容されるケース、或いは、
   この可搬型記録媒体やケースに付属されるべきシートの
   うちの少なくとも１つに対して前記広告を付加する広告
   付加手段と、をも具えることを特徴とするコンテンツ供
   給装置。
7. 【請求項７】 請求項５または６に記載のコンテンツ供
   給装置において、 前記所望のコンテンツを選択して注文するにあたり、前
   記本人確認情報および／または注文するコンテンツの嗜
   好を利用してこのユーザに的を絞ったターゲット広告が
   付加されることを条件に、そのターゲット広告料分の値
   引きを受けるか否か選択するよう促すターゲット広告値
   引き選択手段と、 前記ユーザが前記ターゲット広告値引きを受けることを
   選択した場合は、前記第４の記憶手段に格納された前記
   本人確認情報、および／または、前記所望のコンテンツ
   のタイトル、をターゲット広告用個人情報として広告サ
   ーバへ送信するターゲット広告用個人情報送信手段と、 前記広告サーバからこのターゲット広告用個人情報に基
   づき作成されたターゲット広告およびそのターゲット広
   告料を含むターゲット広告情報を受信するターゲット広
   告情報受信手段と、 前記ユーザが前記ターゲット広告値引きを受けることを
   選択した場合は、前記所望のコンテンツ、このコンテン
   ツが格納される可搬型記録媒体、この可搬型記録媒体が
   収容されるケース、或いはこの可搬型記録媒体やケース
   に付属されるべきシートのうちの少なくとも１つに対し
   て前記ターゲット広告を付加するターゲット広告付加手
   段と、をも具えることを特徴とするコンテンツ供給装
   置。
8. 【請求項８】 請求項５〜７のいずれか１項に記載のコ
   ンテンツ供給装置において、 前記個人情報の入力にあたり、携帯電話、携帯端末、ま
   たは、パーソナルコンピュータを無線または有線を介し
   て接続するよう促し、この接続に応じて、この携帯電
   話、この携帯端末、または、このパーソナルコンピュー
   タに格納された個人情報を取り込む手段、をも具えるこ
   とを特徴とするコンテンツ供給装置。
9. 【請求項９】 請求項５〜８のいずれか１項に記載のコ
   ンテンツ供給装置において、 前記所望のコンテンツの受け取りにあたり、携帯電話、
   携帯端末、または、パーソナルコンピュータを無線また
   は有線を介して接続するよう促し、この接続を受けて、
   前記第１の記憶手段に蓄積されたコンテンツを読み出
   し、このコンテンツを前記携帯電話、前記携帯端末、ま
   たは、前記パーソナルコンピュータへ送信する送信手
   段、をも具えることを特徴とするコンテンツ供給装置。
10. 【請求項１０】 配信可能なコンテンツ名が記述された
    コンテンツリストを携帯電話、携帯端末、またはパーソ
    ナルコンピュータへ送信する手段と、 所望のコンテンツが選択された注文を前記携帯電話、前
    記携帯端末、または前記パーソナルコンピュータから受
    信する受信手段と、 前記注文ごとに固有の注文識別子を発行し、この発行さ
    れた注文識別子を前記携帯電話、前記携帯端末、または
    前記パーソナルコンピュータへ送信する送信手段と、 前記注文識別子を格納する第３の記憶手段と、 前記注文に応じて、この注文で選択されたコンテンツの
    要求を配信サーバへ送信するコンテンツ要求送信手段
    と、 前記コンテンツ要求送信手段で要求したコンテンツを前
    記配信サーバから受信するコンテンツ受信手段と、 前記コンテンツ受信で受信したコンテンツを蓄積する第
    １の記憶手段と、 前記第１の記憶手段で蓄積されたコンテンツを読み出
    し、これを可搬型記録媒体に格納する第２の記憶手段
    と、 前記所望のコンテンツの受け取りにあたり、前記注文識
    別子を入力するよう促し、或いは、前記携帯電話、前記
    携帯端末、または前記パーソナルコンピュータを接続す
    るよう促し、その接続を受けて前記携帯電話、前記携帯
    端末または前記パーソナルコンピュータが受信した前記
    注文識別子を取り込み、この入力や取り込みに応じて、
    入力された或いは取り込んだ注文識別子と前記第３の記
    憶手段に格納された注文識別子のいずれか１つとが一致
    するか否かを照合する照合手段と、 前記照合手段において一致する場合に限り、入力された
    或いは取り込んだ前記注文識別子に対応する前記コンテ
    ンツが格納された前記可搬型記録媒体を排出する排出手
    段と、を具えることを特徴とするコンテンツ供給装置。
11. 【請求項１１】 配信可能なコンテンツ名が記述された
    コンテンツリストを配信サーバから受信するコンテンツ
    リスト受信ステップと、 前記コンテンツリスト受信ステップで受信したコンテン
    ツリストを提示し、このコンテンツリストの中から所望
    のコンテンツを選択して注文をするよう促す注文ステッ
    プと、 前記注文に応じて、この注文で選択されたコンテンツの
    要求を前記配信サーバへ送信するコンテンツ要求送信ス
    テップと、 前記コンテンツ要求送信ステップで要求したコンテンツ
    を前記配信サーバから受信するコンテンツ受信ステップ
    と、 前記コンテンツ受信ステップで受信したコンテンツを蓄
    積する第１の記憶ステップと、 前記第１の記憶ステップで蓄積されたコンテンツを読み
    出し、これを可搬型記録媒体に格納する第２の記憶ステ
    ップと、 前記コンテンツが格納された前記可搬型記録媒体を排出
    する排出ステップと、を含むコンテンツ供給方法。
12. 【請求項１２】 請求項１１に記載のコンテンツ供給方
    法において、 広告サーバから、広告およびその広告料データを含む広
    告情報を受信する広告情報受信ステップと、 前記所望のコンテンツを選択して注文するにあたり、前
    記広告情報を提示して、この広告が付加されることを条
    件に、その広告料分の値引きを受けるか否か選択するよ
    う促す広告値引き選択ステップと、 前記値引きを受けることを選択した場合は、前記所望の
    コンテンツ、このコンテンツが格納される可搬型記録媒
    体、この可搬型記録媒体が収容されるケース、或いは、
    この可搬型記録媒体やケースに付属されるべきシートの
    うちの少なくとも１つに対して前記広告を付加する広告
    付加ステップと、をも含むことを特徴とするコンテンツ
    供給方法。
13. 【請求項１３】 可搬型記録媒体であって、 予め音声および／または映像による1種類以上の広告が
    記録されており、これに続けて任意の情報を書き込むこ
    とのできる未記録領域が備えられており、 前記可搬型記録媒体が再生される場合には、最初に前記
    広告が再生されるような処理が施されている、ことを特
    徴とする可搬型記録媒体。
14. 【請求項１４】 請求項１３に記載の可搬型記録媒体に
    おいて、 前記広告が個人情報に基づくターゲット広告である、こ
    とを特徴とする可搬型記録媒体。
15. 【請求項１５】 請求項１３または１４に記載の可搬型
    記録媒体において、 前記未記録領域に少なくとも１つのコンテンツが記録さ
    れている、ことを特徴とする可搬型記録媒体。
16. 【請求項１６】 請求項１３〜１５のいずれか１項に記
    載の可搬型記録媒体において、 前記可搬型記録媒体は可搬型光記録媒体であり、前記広
    告がプリピットとして記録されている、ことを特徴とす
    る可搬型記録媒体。