JP2003173530A - 光ディスク記録装置、光ディスク記録装置の制御方法およびプログラム - Google Patents
光ディスク記録装置、光ディスク記録装置の制御方法およびプログラムInfo
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- JP2003173530A JP2003173530A JP2001367288A JP2001367288A JP2003173530A JP 2003173530 A JP2003173530 A JP 2003173530A JP 2001367288 A JP2001367288 A JP 2001367288A JP 2001367288 A JP2001367288 A JP 2001367288A JP 2003173530 A JP2003173530 A JP 2003173530A
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- recording linear
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 CD−Rなどの光ディスクが対応していない
記録線速度において高品位記録を行う 【解決手段】 本発明の光ディスク記録装置100にお
いては、予め記録実験などを行うことにより、光ディス
クの識別情報と当該ディスクが対応する記録線速度の範
囲を対応付けた情報をメモリ30に格納されている。そ
して、実際の記録をするにあたっては、記録対象ディス
クを識別した結果から当該ディスクが対応する記録線速
度の範囲を判別し、かかる範囲に設定された記録線速度
が含まれているか含まれていないかによって、異なる記
録変調方式を採用したデータ記録を行う。
記録線速度において高品位記録を行う 【解決手段】 本発明の光ディスク記録装置100にお
いては、予め記録実験などを行うことにより、光ディス
クの識別情報と当該ディスクが対応する記録線速度の範
囲を対応付けた情報をメモリ30に格納されている。そ
して、実際の記録をするにあたっては、記録対象ディス
クを識別した結果から当該ディスクが対応する記録線速
度の範囲を判別し、かかる範囲に設定された記録線速度
が含まれているか含まれていないかによって、異なる記
録変調方式を採用したデータ記録を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−R(Compac
t Disc−Recordable)ディスクなどの光ディスクにデー
タ記録を行うための光ディスク記録装置、光ディスク記
録装置の制御方法および光ディスク記録装置を制御する
ためのプログラムに関する。
t Disc−Recordable)ディスクなどの光ディスクにデー
タ記録を行うための光ディスク記録装置、光ディスク記
録装置の制御方法および光ディスク記録装置を制御する
ためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】CD−Rディスクなどの光ディスクにデ
ータ記録を行うための光ディスク記録装置が各種提供さ
れている。この光ディスク記録装置は、所定の線速度で
光ディスクを駆動し、当該光ディスクに対しレーザ光を
照射することにより、データに対応する長さのピットを
形成させてデータ記録を行うものである。ここで、より
線速度を上げて高速記録(たとえば標準速度の24倍の
速度)を行おうとした場合、標準速度における記録と比
較して、単位時間あたりのディスクのトレース長は長い
ものとなる。このため、高速記録を行う場合には、記録
レーザ光のパワーレベルを上げる必要がある。一方、記
録レーザ光のパワーレベルを上げると、いわゆる熱干渉
の影響が大きくなり、図10に例示するように、光ディ
スク上に本来形成させたいピット長よりも長いピットが
形成され、正常にデータ記録ができない問題が生じる。
このため、高速記録をするための専用の光ディスクとし
て、高いパワーレベルの記録レーザ光を照射しても、熱
干渉が起こりにくくなるように、たとえば記録膜の厚さ
を薄く改良したディスクが提供されている。
ータ記録を行うための光ディスク記録装置が各種提供さ
れている。この光ディスク記録装置は、所定の線速度で
光ディスクを駆動し、当該光ディスクに対しレーザ光を
照射することにより、データに対応する長さのピットを
形成させてデータ記録を行うものである。ここで、より
線速度を上げて高速記録(たとえば標準速度の24倍の
速度)を行おうとした場合、標準速度における記録と比
較して、単位時間あたりのディスクのトレース長は長い
ものとなる。このため、高速記録を行う場合には、記録
レーザ光のパワーレベルを上げる必要がある。一方、記
録レーザ光のパワーレベルを上げると、いわゆる熱干渉
の影響が大きくなり、図10に例示するように、光ディ
スク上に本来形成させたいピット長よりも長いピットが
形成され、正常にデータ記録ができない問題が生じる。
このため、高速記録をするための専用の光ディスクとし
て、高いパワーレベルの記録レーザ光を照射しても、熱
干渉が起こりにくくなるように、たとえば記録膜の厚さ
を薄く改良したディスクが提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな高速記録用のディスクは、通常のディスクと同様に
低速度で記録をしても、高品位の記録が得られない問題
があった。すなわち、高速記録をするための専用のディ
スクは、たとえば10倍〜24倍といった高い記録線速
度に対応するように熱干渉が起こりにくく改良されてい
るので、対応する範囲外の速度(たとえば1倍〜8倍と
いった低い速度)においては、ピットが正常に形成され
ず、記録品位が悪化する問題が生じることとなってい
た。
うな高速記録用のディスクは、通常のディスクと同様に
低速度で記録をしても、高品位の記録が得られない問題
があった。すなわち、高速記録をするための専用のディ
スクは、たとえば10倍〜24倍といった高い記録線速
度に対応するように熱干渉が起こりにくく改良されてい
るので、対応する範囲外の速度(たとえば1倍〜8倍と
いった低い速度)においては、ピットが正常に形成され
ず、記録品位が悪化する問題が生じることとなってい
た。
【0004】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、CD−Rなどの光ディスクに対し、当該
ディスクが対応していない記録速度においてデータ記録
を行う場合においても高品位の記録を行うことができ
る、光ディスク記録装置、光ディスク記録装置の制御方
法および光ディスク記録装置を制御するためのプログラ
ムを提供することを目的とする。
たものであり、CD−Rなどの光ディスクに対し、当該
ディスクが対応していない記録速度においてデータ記録
を行う場合においても高品位の記録を行うことができ
る、光ディスク記録装置、光ディスク記録装置の制御方
法および光ディスク記録装置を制御するためのプログラ
ムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に係る光ディスク記録装置は、設定され
た記録線速度で記録されるように光ディスクを駆動し、
当該光ディスクに対しレーザ光を照射することにより、
データに対応する長さのピットを形成させてデータ記録
を行う光ディスク記録装置において、記録対象となる光
ディスクの種類を識別する識別手段と、前記記録線速度
が、識別した光ディスクの種類に対応した記録線速度範
囲の最小速度よりも小さい場合には、前記レーザ光の変
調方式を異ならせるレーザ制御手段とを有することを特
徴とする。この構成によれば、設定された記録線速度
が、記録対象となる光ディスクの種類に対応した記録線
速度の最小値よりも小さい場合、レーザ光の変調方式を
異ならせて記録が行われる。例えば、標準速の10倍〜
24倍に対応する光ディスクに対して、標準速で記録を
行うような場合であっても、レーザ光の変調方式が適切
なものに制御されるので、高品位の記録を行うことがで
きる。
ために、本発明に係る光ディスク記録装置は、設定され
た記録線速度で記録されるように光ディスクを駆動し、
当該光ディスクに対しレーザ光を照射することにより、
データに対応する長さのピットを形成させてデータ記録
を行う光ディスク記録装置において、記録対象となる光
ディスクの種類を識別する識別手段と、前記記録線速度
が、識別した光ディスクの種類に対応した記録線速度範
囲の最小速度よりも小さい場合には、前記レーザ光の変
調方式を異ならせるレーザ制御手段とを有することを特
徴とする。この構成によれば、設定された記録線速度
が、記録対象となる光ディスクの種類に対応した記録線
速度の最小値よりも小さい場合、レーザ光の変調方式を
異ならせて記録が行われる。例えば、標準速の10倍〜
24倍に対応する光ディスクに対して、標準速で記録を
行うような場合であっても、レーザ光の変調方式が適切
なものに制御されるので、高品位の記録を行うことがで
きる。
【0006】ここで、前記レーザ制御手段は、前記記録
線速度が、前記記録線速度範囲の最小速度よりも小さい
場合には、当該記録線速度範囲に含まれる場合よりも1
のピットを形成させるために照射するレーザ光の総パワ
ーを大きくすることを特徴とするのが好ましい実施形態
である。また、前記レーザ制御手段は、前記記録線速度
が、前記記録線速度範囲に含まれる場合、1のピットを
形成させるために単パルスレーザ光を照射させる変調方
式を採用するものであり、前記記録線速度が、識別した
光ディスクの種類に対応した記録線速度範囲の最小速度
よりも小さい場合には、1のピットを形成させるために
複数のパルスレーザ光を照射させる変調方式を採用する
ことを特徴とすることとしてもよい。
線速度が、前記記録線速度範囲の最小速度よりも小さい
場合には、当該記録線速度範囲に含まれる場合よりも1
のピットを形成させるために照射するレーザ光の総パワ
ーを大きくすることを特徴とするのが好ましい実施形態
である。また、前記レーザ制御手段は、前記記録線速度
が、前記記録線速度範囲に含まれる場合、1のピットを
形成させるために単パルスレーザ光を照射させる変調方
式を採用するものであり、前記記録線速度が、識別した
光ディスクの種類に対応した記録線速度範囲の最小速度
よりも小さい場合には、1のピットを形成させるために
複数のパルスレーザ光を照射させる変調方式を採用する
ことを特徴とすることとしてもよい。
【0007】さらに、前記光ディスクの種類と、前記記
録線速度範囲を対応付けて記憶する光ディスク識別情報
記録手段を具備することとしてもよい。そして、前記識
別手段は、前記光ディスクのリードインエリアを再生し
て得られる再生信号から、当該光ディスクの種類を識別
することを特徴としてもよい。
録線速度範囲を対応付けて記憶する光ディスク識別情報
記録手段を具備することとしてもよい。そして、前記識
別手段は、前記光ディスクのリードインエリアを再生し
て得られる再生信号から、当該光ディスクの種類を識別
することを特徴としてもよい。
【0008】前記レーザ制御手段は、本番のデータ記録
における記録レーザ光のパワーを決定するために行うテ
スト記録の際にも、前記記録線速度が、識別した光ディ
スクの種類に対応した記録線速度範囲の最小速度よりも
小さい場合には、前記レーザ光の変調方式を異ならせる
ことを特徴とするのが好ましい。
における記録レーザ光のパワーを決定するために行うテ
スト記録の際にも、前記記録線速度が、識別した光ディ
スクの種類に対応した記録線速度範囲の最小速度よりも
小さい場合には、前記レーザ光の変調方式を異ならせる
ことを特徴とするのが好ましい。
【0009】本発明に係る光ディスク記録装置の制御方
法は、設定された記録線速度で記録されるように光ディ
スクを駆動し、当該光ディスクに対しレーザ光を照射す
ることにより、データに対応する長さのピットを形成さ
せてデータ記録を行う光ディスク記録装置の制御方法に
おいて、記録対象となる光ディスクの種類を識別する識
別ステップと、前記記録線速度が、識別した光ディスク
の種類に対応した記録線速度範囲の最小速度よりも小さ
い場合には、前記レーザ光の変調方式を異ならせるレー
ザ制御ステップとを有することを特徴とする。このよう
な光ディスク記録装置の制御方法によれば、設定された
記録線速度が、記録対象となる光ディスクの種類に対応
した記録線速度の最小値よりも小さい場合、レーザ光の
変調方式を異ならせて記録が行うことができる。例え
ば、標準速の10倍〜24倍に対応する光ディスクに対
して、標準速で記録を行うような場合であっても、レー
ザ光の変調方式を適切なものに制御することができるの
で、高品位の記録を行うことができる。
法は、設定された記録線速度で記録されるように光ディ
スクを駆動し、当該光ディスクに対しレーザ光を照射す
ることにより、データに対応する長さのピットを形成さ
せてデータ記録を行う光ディスク記録装置の制御方法に
おいて、記録対象となる光ディスクの種類を識別する識
別ステップと、前記記録線速度が、識別した光ディスク
の種類に対応した記録線速度範囲の最小速度よりも小さ
い場合には、前記レーザ光の変調方式を異ならせるレー
ザ制御ステップとを有することを特徴とする。このよう
な光ディスク記録装置の制御方法によれば、設定された
記録線速度が、記録対象となる光ディスクの種類に対応
した記録線速度の最小値よりも小さい場合、レーザ光の
変調方式を異ならせて記録が行うことができる。例え
ば、標準速の10倍〜24倍に対応する光ディスクに対
して、標準速で記録を行うような場合であっても、レー
ザ光の変調方式を適切なものに制御することができるの
で、高品位の記録を行うことができる。
【0010】ここで、前記レーザ制御ステップは、前記
記録線速度が、前記記録線速度範囲に含まれる場合、1
のピットを形成させるために単パルスレーザ光を照射さ
せる変調方式を採用し、前記記録線速度が、識別した光
ディスクの種類に対応した記録線速度範囲の最小速度よ
りも小さい場合には、1のピットを形成させるために複
数のパルスレーザ光を照射させる変調方式を採用するス
テップを有することを特徴としてもよい。
記録線速度が、前記記録線速度範囲に含まれる場合、1
のピットを形成させるために単パルスレーザ光を照射さ
せる変調方式を採用し、前記記録線速度が、識別した光
ディスクの種類に対応した記録線速度範囲の最小速度よ
りも小さい場合には、1のピットを形成させるために複
数のパルスレーザ光を照射させる変調方式を採用するス
テップを有することを特徴としてもよい。
【0011】本発明に係る光ディスク記録装置を制御す
るためのプログラムは、設定された記録線速度で記録さ
れるように光ディスクを駆動し、当該光ディスクに対し
レーザ光を照射することにより、データに対応する長さ
のピットを形成させてデータ記録を行う光ディスク記録
装置を制御するためのプログラムであって、コンピュー
タに、記録対象となる光ディスクの種類を識別する識別
手段と、前記記録線速度が、識別した光ディスクの種類
に対応した記録線速度範囲の最小速度よりも小さい場合
には、前記レーザ光の変調方式を異ならせるレーザ制御
手段として機能させるためのプログラムであることを特
徴とする。このようなプログラムによれば、設定された
記録線速度が、記録対象となる光ディスクの種類に対応
した記録線速度の最小値よりも小さい場合であっても、
レーザ光の変調方式を異ならせて記録が行うことができ
るので、高品位の記録を行うことができる。
るためのプログラムは、設定された記録線速度で記録さ
れるように光ディスクを駆動し、当該光ディスクに対し
レーザ光を照射することにより、データに対応する長さ
のピットを形成させてデータ記録を行う光ディスク記録
装置を制御するためのプログラムであって、コンピュー
タに、記録対象となる光ディスクの種類を識別する識別
手段と、前記記録線速度が、識別した光ディスクの種類
に対応した記録線速度範囲の最小速度よりも小さい場合
には、前記レーザ光の変調方式を異ならせるレーザ制御
手段として機能させるためのプログラムであることを特
徴とする。このようなプログラムによれば、設定された
記録線速度が、記録対象となる光ディスクの種類に対応
した記録線速度の最小値よりも小さい場合であっても、
レーザ光の変調方式を異ならせて記録が行うことができ
るので、高品位の記録を行うことができる。
【0012】ここで、前記レーザ制御手段は、前記記録
線速度が、前記記録線速度範囲に含まれる場合、1のピ
ットを形成させるために単パルスレーザ光を照射させる
変調方式を採用し、前記記録線速度が、識別した光ディ
スクの種類に対応した記録線速度範囲の最小速度よりも
小さい場合には、1のピットを形成させるために複数の
パルスレーザ光を照射させる変調方式を採用することを
特徴としてもよい。
線速度が、前記記録線速度範囲に含まれる場合、1のピ
ットを形成させるために単パルスレーザ光を照射させる
変調方式を採用し、前記記録線速度が、識別した光ディ
スクの種類に対応した記録線速度範囲の最小速度よりも
小さい場合には、1のピットを形成させるために複数の
パルスレーザ光を照射させる変調方式を採用することを
特徴としてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いで本発明の一実
施形態について説明する。
施形態について説明する。
【0014】A:構成
A1:光ディスク記録装置
本発明の一実施形態に係る光ディスク記録装置100の
構成図を図1に示す。光ディスク記録装置100は、光
ピックアップ10、スピンドルモータ11、RFアンプ
12、サーボ回路13、アドレス検出回路14、デコー
ダ15、制御部16、エンコーダ17、ストラテジ回路
18、レーザドライバ19、レーザパワー制御回路2
0、エンベロープ検出回路22、β検出回路24を備え
ている。
構成図を図1に示す。光ディスク記録装置100は、光
ピックアップ10、スピンドルモータ11、RFアンプ
12、サーボ回路13、アドレス検出回路14、デコー
ダ15、制御部16、エンコーダ17、ストラテジ回路
18、レーザドライバ19、レーザパワー制御回路2
0、エンベロープ検出回路22、β検出回路24を備え
ている。
【0015】スピンドルモータ11は、データ記録を行
う光ディスク(本実施形態ではCD−Rディスクを想
定)Dを回転駆動するためのモータである。光ピックア
ップ10は、レーザダイオード、レンズやミラー等の光
学系、および戻り光の受光素子を有している。光ピック
アップ10は、データ記録、再生を行う際は、レーザ光
を光ディスクDに対して照射し、光ディスクDからの戻
り光を受光する。そして、受光信号であるEFM(Eigh
t to Fourteen Modulation)変調されたRF信号をRF
アンプ12に出力する。また、光ピックアップ10は、
モニタダイオードを有し、光ディスクDの戻り光によっ
てモニタダイオードに電流が流れると、この電流量に対
応する信号をレーザパワー制御回路20に供給する。
う光ディスク(本実施形態ではCD−Rディスクを想
定)Dを回転駆動するためのモータである。光ピックア
ップ10は、レーザダイオード、レンズやミラー等の光
学系、および戻り光の受光素子を有している。光ピック
アップ10は、データ記録、再生を行う際は、レーザ光
を光ディスクDに対して照射し、光ディスクDからの戻
り光を受光する。そして、受光信号であるEFM(Eigh
t to Fourteen Modulation)変調されたRF信号をRF
アンプ12に出力する。また、光ピックアップ10は、
モニタダイオードを有し、光ディスクDの戻り光によっ
てモニタダイオードに電流が流れると、この電流量に対
応する信号をレーザパワー制御回路20に供給する。
【0016】RFアンプ12は、光ピックアップ10か
ら供給されたEFM変調されたRF信号を増幅し、増幅
後のRF信号をサーボ回路13、アドレス検出回路1
4、デコーダ15、エンベロープ検出回路22、β検出
回路24およびレベル検出回路27に出力する。
ら供給されたEFM変調されたRF信号を増幅し、増幅
後のRF信号をサーボ回路13、アドレス検出回路1
4、デコーダ15、エンベロープ検出回路22、β検出
回路24およびレベル検出回路27に出力する。
【0017】デコーダ15は、再生時にRFアンプ12
から供給されるEFM変調されたRF信号をEFM復調
して再生データを生成する。
から供給されるEFM変調されたRF信号をEFM復調
して再生データを生成する。
【0018】β検出回路24は、RFアンプ12から供
給されるEFM変調されたRF信号から再生信号品位に
関するパラメータとしてβ(アシンメトリ)値を算出
し、算出結果を制御部16に出力する。ここで、β値は
EFM変調された信号波形のピークレベルをa(符号は
+)、ボトムレベルをb(符号は−)とすると、(a+
b)/(a−b)の式から求められる。
給されるEFM変調されたRF信号から再生信号品位に
関するパラメータとしてβ(アシンメトリ)値を算出
し、算出結果を制御部16に出力する。ここで、β値は
EFM変調された信号波形のピークレベルをa(符号は
+)、ボトムレベルをb(符号は−)とすると、(a+
b)/(a−b)の式から求められる。
【0019】アドレス検出回路14は、RFアンプ12
から供給されたRF信号からウォブル信号成分を抽出
し、ウォブル信号成分に含まれるディスク位置を表すア
ドレス時間情報を復号し、制御部16に出力する。CD
−Rディスクには、アドレス時間情報が一定の間隔ごと
に予め記録されているため、制御部16は、復号したア
ドレス時間情報が供給されるタイミングを検出すること
により、ディスク線速度が一定になるように回転駆動さ
せることができる。エンベロープ検出回路22は、光デ
ィスクDにデータ記録を行うにあたり、未記録の領域を
サーチ等するために、RFアンプ12から供給されるR
F信号のエンベロープを検出する。
から供給されたRF信号からウォブル信号成分を抽出
し、ウォブル信号成分に含まれるディスク位置を表すア
ドレス時間情報を復号し、制御部16に出力する。CD
−Rディスクには、アドレス時間情報が一定の間隔ごと
に予め記録されているため、制御部16は、復号したア
ドレス時間情報が供給されるタイミングを検出すること
により、ディスク線速度が一定になるように回転駆動さ
せることができる。エンベロープ検出回路22は、光デ
ィスクDにデータ記録を行うにあたり、未記録の領域を
サーチ等するために、RFアンプ12から供給されるR
F信号のエンベロープを検出する。
【0020】サーボ回路13は、スピンドルモータ11
の回転制御および光ピックアップ10のフォーカス制
御、トラッキング制御、送り制御を行う。サーボ回路1
3は、制御部16から供給される所定の線速度を示す制
御信号に基づき、スピンドルモータ11を駆動させる。
具体的には、制御部16から所定の線速度を示す制御信
号が供給されると、サーボ回路13は、当該線速度の値
で光ディスクDがトレースされるよう、スピンドルモー
タ11を駆動する。
の回転制御および光ピックアップ10のフォーカス制
御、トラッキング制御、送り制御を行う。サーボ回路1
3は、制御部16から供給される所定の線速度を示す制
御信号に基づき、スピンドルモータ11を駆動させる。
具体的には、制御部16から所定の線速度を示す制御信
号が供給されると、サーボ回路13は、当該線速度の値
で光ディスクDがトレースされるよう、スピンドルモー
タ11を駆動する。
【0021】エンコーダ17は、供給される記録データ
をEFM変調し、ストラテジ回路18に出力する。
をEFM変調し、ストラテジ回路18に出力する。
【0022】ストラテジ回路18は、制御部16から供
給される記録変調方式の制御信号に基づき、エンコーダ
17から供給されたEFM信号に時間軸補正処理等を施
し、レーザドライバ19に出力する。ここで、本実施形
態においては、記録変調方式として、シングルパルス記
録変調方式またはマルチパルス記録変調方式のうちのい
ずれかの記録変調方式が用いられる。この2つの記録変
調方式の選択制御については後述する。
給される記録変調方式の制御信号に基づき、エンコーダ
17から供給されたEFM信号に時間軸補正処理等を施
し、レーザドライバ19に出力する。ここで、本実施形
態においては、記録変調方式として、シングルパルス記
録変調方式またはマルチパルス記録変調方式のうちのい
ずれかの記録変調方式が用いられる。この2つの記録変
調方式の選択制御については後述する。
【0023】レーザドライバ19は、ストラテジ回路1
8から供給される記録データに応じて変調された信号
と、レーザパワー制御回路20の制御にしたがって、光
ピックアップ10のレーザダイオードを駆動する。
8から供給される記録データに応じて変調された信号
と、レーザパワー制御回路20の制御にしたがって、光
ピックアップ10のレーザダイオードを駆動する。
【0024】レーザパワー制御回路20は、光ピックア
ップ10のレーザダイオードから照射されるレーザパワ
ーを制御するものである。具体的には、レーザパワー制
御回路20は、光ピックアップ10のモニタダイオード
から供給される電流値と、制御部16から供給される最
適なレーザパワーの目標値を示す情報とに基づいて、最
適なレーザパワーのレーザ光が光ピックアップ10から
照射されるようにレーザドライバ19を制御する。
ップ10のレーザダイオードから照射されるレーザパワ
ーを制御するものである。具体的には、レーザパワー制
御回路20は、光ピックアップ10のモニタダイオード
から供給される電流値と、制御部16から供給される最
適なレーザパワーの目標値を示す情報とに基づいて、最
適なレーザパワーのレーザ光が光ピックアップ10から
照射されるようにレーザドライバ19を制御する。
【0025】制御部16は、CPU31と、ROMやR
AM等から構成されるメモリ30を有しており、メモリ
30に予め格納される所定の制御プログラムに従い、光
ディスク記録装置100の各部を制御する。具体的に
は、データ記録を行うためのフォーカスサーボ機構の制
御、トラッキングサーボ機構の制御、記録パワー値の制
御、スピンドルモータ11の回転制御等を行う。また、
本発明を特徴付ける制御として、制御部16は、記録対
象となる光ディスクDを識別し、その識別結果から当該
光ディスクDが対応する記録線速度範囲を判別する。そ
して、判別した記録線速度範囲内に、ユーザが設定した
記録線速度が含まれるか否かを判断した上で、実際に記
録を行う際の記録変調方式を決定した上で、本番記録を
行う。
AM等から構成されるメモリ30を有しており、メモリ
30に予め格納される所定の制御プログラムに従い、光
ディスク記録装置100の各部を制御する。具体的に
は、データ記録を行うためのフォーカスサーボ機構の制
御、トラッキングサーボ機構の制御、記録パワー値の制
御、スピンドルモータ11の回転制御等を行う。また、
本発明を特徴付ける制御として、制御部16は、記録対
象となる光ディスクDを識別し、その識別結果から当該
光ディスクDが対応する記録線速度範囲を判別する。そ
して、判別した記録線速度範囲内に、ユーザが設定した
記録線速度が含まれるか否かを判断した上で、実際に記
録を行う際の記録変調方式を決定した上で、本番記録を
行う。
【0026】A2:記録変調方式について
本実施形態に係る光ディスク記録装置100において
は、記録対象となる光ディスクDの種類およびユーザが
設定した記録線速度の値に対応した記録変調方式を採用
する点を特徴とする。本実施形態においては、記録変調
方式として、シングルパルス記録変調方式またはマルチ
パルス記録変調方式の2つの方式のうちのいずれかを採
用することを想定する。
は、記録対象となる光ディスクDの種類およびユーザが
設定した記録線速度の値に対応した記録変調方式を採用
する点を特徴とする。本実施形態においては、記録変調
方式として、シングルパルス記録変調方式またはマルチ
パルス記録変調方式の2つの方式のうちのいずれかを採
用することを想定する。
【0027】はじめに、2つの記録変調方式についての
概要を説明する。シングルパルス記録変調方式は、一般
のCD−R記録装置に採用されている記録変調方式であ
る。具体的には、光ディスクD上に1のピットを形成さ
せるにつき、単パルスのレーザ光を照射させるようにレ
ーザの変調を行う記録変調方式である。この単パルスの
レーザ光の時間幅を調整することにより、データに対応
したピットを形成させることができる。図2は、シング
ルパルス記録変調方式により、EFMデータのうち3T
データと5Tデータ(T:記録データの基準長)を記録
する場合の概念図である。このように、3Tデータ、5
Tデータに対応する時間幅を有する単パルスの記録レー
ザ光を光ディスクDに照射させて、各データに対応する
ピットを形成させている。
概要を説明する。シングルパルス記録変調方式は、一般
のCD−R記録装置に採用されている記録変調方式であ
る。具体的には、光ディスクD上に1のピットを形成さ
せるにつき、単パルスのレーザ光を照射させるようにレ
ーザの変調を行う記録変調方式である。この単パルスの
レーザ光の時間幅を調整することにより、データに対応
したピットを形成させることができる。図2は、シング
ルパルス記録変調方式により、EFMデータのうち3T
データと5Tデータ(T:記録データの基準長)を記録
する場合の概念図である。このように、3Tデータ、5
Tデータに対応する時間幅を有する単パルスの記録レー
ザ光を光ディスクDに照射させて、各データに対応する
ピットを形成させている。
【0028】マルチパルス記録変調方式は、一般のCD
−RW(Compact Disc -ReWritable)記録装置に採用さ
れている記録変調方式である。具体的には、光ディスク
D上に1のピットを形成させるにつき、複数パルスのレ
ーザ光を照射させるようにレーザを変調する記録変調方
式である。この複数パルスのパルス数を調整することに
より、データに対応するピットを形成させている。図3
は、マルチパルス記録変調方式により、EFMデータの
うち、3Tデータと5Tデータを記録する場合の概念図
である。このように、3Tデータ、5Tデータに対応す
る時間幅に対応するように、記録レーザ光のパルス数を
調整することにより、データに対応するピットを形成さ
せている。
−RW(Compact Disc -ReWritable)記録装置に採用さ
れている記録変調方式である。具体的には、光ディスク
D上に1のピットを形成させるにつき、複数パルスのレ
ーザ光を照射させるようにレーザを変調する記録変調方
式である。この複数パルスのパルス数を調整することに
より、データに対応するピットを形成させている。図3
は、マルチパルス記録変調方式により、EFMデータの
うち、3Tデータと5Tデータを記録する場合の概念図
である。このように、3Tデータ、5Tデータに対応す
る時間幅に対応するように、記録レーザ光のパルス数を
調整することにより、データに対応するピットを形成さ
せている。
【0029】ここで、本発明の出願人は、高速(本実施
形態においては標準速の10倍〜24倍の速度を想定)
用の光ディスクは熱干渉を抑えるように改良されてお
り、レーザ光の熱に対する反応が鈍くなっているから、
高速用のディスクに低速(本実施形態においては標準速
の1倍〜8倍の速度を想定)で記録する場合は、通常の
ディスクに低速記録を行う場合に比較して、より高い記
録レーザパワーを必要とするのではないかと考えた。さ
らに、本発明の出願人は、高速用のディスクに低速で記
録する場合、記録レーザパワーを高くするだけでなく、
通常のディスクと異なる記録変調方式を採用するべきで
はないかと考えた。具体的には、通常のCD−Rディス
ク記録装置として採用されているシングルパルス記録変
調方式ではなく、マルチパルス記録変調方式による記録
のほうが、正確にピットが形成され、高い記録品位が得
られるのではないかと考えた。
形態においては標準速の10倍〜24倍の速度を想定)
用の光ディスクは熱干渉を抑えるように改良されてお
り、レーザ光の熱に対する反応が鈍くなっているから、
高速用のディスクに低速(本実施形態においては標準速
の1倍〜8倍の速度を想定)で記録する場合は、通常の
ディスクに低速記録を行う場合に比較して、より高い記
録レーザパワーを必要とするのではないかと考えた。さ
らに、本発明の出願人は、高速用のディスクに低速で記
録する場合、記録レーザパワーを高くするだけでなく、
通常のディスクと異なる記録変調方式を採用するべきで
はないかと考えた。具体的には、通常のCD−Rディス
ク記録装置として採用されているシングルパルス記録変
調方式ではなく、マルチパルス記録変調方式による記録
のほうが、正確にピットが形成され、高い記録品位が得
られるのではないかと考えた。
【0030】以上の考えを基として、出願人がCD−R
ディスクに対して記録実験を行った結果、出願人の仮
説、すなわち、高速用のディスクに低速記録する場合
は、通常のディスクを記録する場合に比べて、記録レー
ザ光のパワーを上げるだけでなく、記録変調方式をマル
チパルス記録変調方式に変更して記録をした場合に、高
品位の記録ができることを導いた。さらに、一概に高速
記録用の光ディスクといっても、一通りのものではな
く、製造メーカーなどによるばらつきがあり、通常のC
D−Rディスクと同様の記録変調方式(シングルパルス
記録変調方式)によっても、高品位の記録ができるディ
スクも存在した。すなわち、熱干渉を抑える対策の度合
いは、製造メーカなどにより個体差があるので、記録を
行う装置側においては、記録対象となるディスクの種類
を識別した上で、記録変調方式を選択を行い、実際の記
録をするのが好ましいと考えた。
ディスクに対して記録実験を行った結果、出願人の仮
説、すなわち、高速用のディスクに低速記録する場合
は、通常のディスクを記録する場合に比べて、記録レー
ザ光のパワーを上げるだけでなく、記録変調方式をマル
チパルス記録変調方式に変更して記録をした場合に、高
品位の記録ができることを導いた。さらに、一概に高速
記録用の光ディスクといっても、一通りのものではな
く、製造メーカーなどによるばらつきがあり、通常のC
D−Rディスクと同様の記録変調方式(シングルパルス
記録変調方式)によっても、高品位の記録ができるディ
スクも存在した。すなわち、熱干渉を抑える対策の度合
いは、製造メーカなどにより個体差があるので、記録を
行う装置側においては、記録対象となるディスクの種類
を識別した上で、記録変調方式を選択を行い、実際の記
録をするのが好ましいと考えた。
【0031】本実施形態においては、光ディスクが対応
する記録線速度の範囲として、標準速度の1倍〜24倍
のもの(1倍〜24倍対応ディスクと記述)、10倍〜
24倍のもの(10倍〜24倍対応ディスクと記述)の
2種類があることを想定する。
する記録線速度の範囲として、標準速度の1倍〜24倍
のもの(1倍〜24倍対応ディスクと記述)、10倍〜
24倍のもの(10倍〜24倍対応ディスクと記述)の
2種類があることを想定する。
【0032】そして、光ディスク記録装置100のメモ
リ30には、光ディスクDを識別するための識別情報
と、当該ディスクが対応する記録線速度の範囲を対応付
けたテーブルが予め格納されている。図4は、このテー
ブルの内容を模式的に示したものであり、対応する記録
線速度の情報は、予め光ディスクDに対する記録実験な
どを行うことにより求められるものである。また、本実
施形態においては、光ディスクDを識別するための識別
情報として、ディスクID情報を想定する。ディスクI
D情報とは、光ディスクDの製造メーカー、色素材料な
どに関する情報として、一般のCD−Rディスクのリー
ドインエリアに予め記録されているものである。
リ30には、光ディスクDを識別するための識別情報
と、当該ディスクが対応する記録線速度の範囲を対応付
けたテーブルが予め格納されている。図4は、このテー
ブルの内容を模式的に示したものであり、対応する記録
線速度の情報は、予め光ディスクDに対する記録実験な
どを行うことにより求められるものである。また、本実
施形態においては、光ディスクDを識別するための識別
情報として、ディスクID情報を想定する。ディスクI
D情報とは、光ディスクDの製造メーカー、色素材料な
どに関する情報として、一般のCD−Rディスクのリー
ドインエリアに予め記録されているものである。
【0033】B:動作
次に、本実施形態に係る光ディスク記録装置100の動
作を説明する。
作を説明する。
【0034】B1:記録変調方式の決定
図5は、記録変調方式を決定する際の、制御部16の制
御内容を示すフローである。はじめに制御部16は、ユ
ーザがセットした光ディスクDを識別するためにディス
クID情報を検出する。具体的には、光ディスクDのリ
ードインエリアを再生することにより検出する(ステッ
プSa1)。
御内容を示すフローである。はじめに制御部16は、ユ
ーザがセットした光ディスクDを識別するためにディス
クID情報を検出する。具体的には、光ディスクDのリ
ードインエリアを再生することにより検出する(ステッ
プSa1)。
【0035】次いで、制御部16は、検出したID情
報、メモリ30内の情報に基づき、当該光ディスクDが
対応する記録線速度範囲の情報を取得する(ステップS
a2)。本実施形態では、光ディスクDが対応する記録
線速度範囲として、標準速度の1倍〜24倍であるの
か、標準速度の10倍〜24倍であるのか判断される。
また、制御部16は、ユーザが設定した記録線速度の情
報を取得し(ステップSa3)、ユーザが設定した記録
線速度が、当該光ディスクDが対応する記録線速度範囲
に含まれるか否かを判断する(ステップSa4)。
報、メモリ30内の情報に基づき、当該光ディスクDが
対応する記録線速度範囲の情報を取得する(ステップS
a2)。本実施形態では、光ディスクDが対応する記録
線速度範囲として、標準速度の1倍〜24倍であるの
か、標準速度の10倍〜24倍であるのか判断される。
また、制御部16は、ユーザが設定した記録線速度の情
報を取得し(ステップSa3)、ユーザが設定した記録
線速度が、当該光ディスクDが対応する記録線速度範囲
に含まれるか否かを判断する(ステップSa4)。
【0036】当該光ディスクDが対応する記録線速度範
囲に含まれる場合は(ステップSa5:YES)、制御
部16は、記録変調方式としてシングルパルス記録変調
方式を採用することを決定する(ステップSa6)。た
とえば、光ディスクDが1倍〜24倍対応ディスクであ
りユーザが1倍記録を設定した場合や、光ディスクDが
10倍〜24倍対応ディスクでありユーザが24倍記録
を設定した場合、制御部16は、シングルパルス記録変
調方式を採用することを決定する(ステップSa6)。
囲に含まれる場合は(ステップSa5:YES)、制御
部16は、記録変調方式としてシングルパルス記録変調
方式を採用することを決定する(ステップSa6)。た
とえば、光ディスクDが1倍〜24倍対応ディスクであ
りユーザが1倍記録を設定した場合や、光ディスクDが
10倍〜24倍対応ディスクでありユーザが24倍記録
を設定した場合、制御部16は、シングルパルス記録変
調方式を採用することを決定する(ステップSa6)。
【0037】一方、光ディスクDが10倍〜24倍対応
ディスクであった場合で、ユーザが1倍速を設定したよ
うな場合(ステップSa5:NO)、すなわち、光ディ
スクDが対応しない記録線速度をユーザが設定した場
合、制御部16は、記録変調方式としてマルチパルス記
録変調方式を採用することを決定する(ステップSa
7)。
ディスクであった場合で、ユーザが1倍速を設定したよ
うな場合(ステップSa5:NO)、すなわち、光ディ
スクDが対応しない記録線速度をユーザが設定した場
合、制御部16は、記録変調方式としてマルチパルス記
録変調方式を採用することを決定する(ステップSa
7)。
【0038】以上のようにして、制御部16は、光ディ
スクDの種類を識別し、当該光ディスクDが対応する記
録線速度範囲内に、ユーザが設定した記録線速度が含ま
れる場合は、シングルパルス記録変調方式で記録を行う
ことを決定する。また、光ディスクDが対応する記録線
速度範囲内に、ユーザが設定した記録線速度が含まれな
い場合は、マルチパルス記録変調方式で記録を行うこと
を決定する。
スクDの種類を識別し、当該光ディスクDが対応する記
録線速度範囲内に、ユーザが設定した記録線速度が含ま
れる場合は、シングルパルス記録変調方式で記録を行う
ことを決定する。また、光ディスクDが対応する記録線
速度範囲内に、ユーザが設定した記録線速度が含まれな
い場合は、マルチパルス記録変調方式で記録を行うこと
を決定する。
【0039】B2:テスト記録
このようにして決定した記録変調方式によって、制御部
16は、本番記録に先立ちテスト記録を行う。テスト記
録の内容は、従来の光ディスク記録装置と同様のもので
あり、本番記録用のレーザ光パワーを決定するために実
行するものである。図6は、テスト記録を行う際の制御
部16の制御内容を示すフローである。
16は、本番記録に先立ちテスト記録を行う。テスト記
録の内容は、従来の光ディスク記録装置と同様のもので
あり、本番記録用のレーザ光パワーを決定するために実
行するものである。図6は、テスト記録を行う際の制御
部16の制御内容を示すフローである。
【0040】まず、制御部16は、光ディスクDに予め
用意されているテスト記録用の領域にテスト記録を行う
ための準備を行う(ステップSc1)。具体的には、制
御部16は、サーボ回路13を制御し、ユーザが指定し
た記録線速度になるように、光ディスクDを線速度一定
で駆動させる。そして、制御部16は、エンコーダ17
にテスト記録用の信号を出力させるともに、レーザパワ
ー制御回路20を制御して記録パワーを15段階に変化
させる。
用意されているテスト記録用の領域にテスト記録を行う
ための準備を行う(ステップSc1)。具体的には、制
御部16は、サーボ回路13を制御し、ユーザが指定し
た記録線速度になるように、光ディスクDを線速度一定
で駆動させる。そして、制御部16は、エンコーダ17
にテスト記録用の信号を出力させるともに、レーザパワ
ー制御回路20を制御して記録パワーを15段階に変化
させる。
【0041】このように、制御部16は、装置各部を制
御することにより、ユーザが設定した記録速度線におい
て、1つの記録レーザパワー値につき、1サブフレーム
分のEFM信号を記録し、合計15フレーム分のEFM
信号を記録するテスト記録を実行する(ステップSc
2)。
御することにより、ユーザが設定した記録速度線におい
て、1つの記録レーザパワー値につき、1サブフレーム
分のEFM信号を記録し、合計15フレーム分のEFM
信号を記録するテスト記録を実行する(ステップSc
2)。
【0042】テスト記録終了後、制御部16は、テスト
記録した領域を再生し(ステップSc3)、再生した際
にβ検出回路24によって検出されるβ値に基づいて、
テスト記録を行った記録速度における、最適な記録レー
ザパワーP0値を決定する(ステップSa4)。具体的
には、予め光ディスクDの規格などで決定されるβ値
(ターゲットβ値)の条件に対応する記録レーザパワー
値を、最適記録レーザパワーとして決定する。
記録した領域を再生し(ステップSc3)、再生した際
にβ検出回路24によって検出されるβ値に基づいて、
テスト記録を行った記録速度における、最適な記録レー
ザパワーP0値を決定する(ステップSa4)。具体的
には、予め光ディスクDの規格などで決定されるβ値
(ターゲットβ値)の条件に対応する記録レーザパワー
値を、最適記録レーザパワーとして決定する。
【0043】ここで、本実施形態においてはテスト記録
を行うにあたり、制御部16は、本番記録時の記録変調
方式と同じ記録変調方式を用いて、最適記録レーザパワ
ーを決定するので、実際の本番記録を行うに際しての最
適記録パワーを決定させることができる。
を行うにあたり、制御部16は、本番記録時の記録変調
方式と同じ記録変調方式を用いて、最適記録レーザパワ
ーを決定するので、実際の本番記録を行うに際しての最
適記録パワーを決定させることができる。
【0044】B3:本番記録
制御部16は、以上のようにして決定した記録変調方
式、最適記録パワーの条件に沿うように、装置各部を制
御して、実際に本番記録を行う。具体的には、制御部1
6は、サーボ回路13を制御し、ユーザが指定した記録
線速度で光ディスクDを回転駆動(CLV駆動)させ
る。次いで、エンコーダ17に本番記録用の信号を出力
させるともに、レーザパワー制御回路20を制御し、決
定した記録変調方式、最適な記録レーザパワーとなるよ
うに装置各部を制御して、本番記録を実行する。
式、最適記録パワーの条件に沿うように、装置各部を制
御して、実際に本番記録を行う。具体的には、制御部1
6は、サーボ回路13を制御し、ユーザが指定した記録
線速度で光ディスクDを回転駆動(CLV駆動)させ
る。次いで、エンコーダ17に本番記録用の信号を出力
させるともに、レーザパワー制御回路20を制御し、決
定した記録変調方式、最適な記録レーザパワーとなるよ
うに装置各部を制御して、本番記録を実行する。
【0045】C:効果
このように、本発明に係る光ディスク記録装置100に
よれば、光ディスクDが対応していない記録線速度、た
とえば標準速の10倍〜24倍の範囲に対応した光ディ
スクDに対し、範囲外の1倍速で記録を行うような場合
であっても、制御部16により、最適な記録変調方式が
選択された上で本場記録が行われるので、高品位記録を
することができる。
よれば、光ディスクDが対応していない記録線速度、た
とえば標準速の10倍〜24倍の範囲に対応した光ディ
スクDに対し、範囲外の1倍速で記録を行うような場合
であっても、制御部16により、最適な記録変調方式が
選択された上で本場記録が行われるので、高品位記録を
することができる。
【0046】D:変形例
上述した実施形態は、本発明の一実施形態にすぎず、本
発明の趣旨の範囲内で任意に変更を加えることができ
る。たとえば、以下のような変形例があげられる。
発明の趣旨の範囲内で任意に変更を加えることができ
る。たとえば、以下のような変形例があげられる。
【0047】<変形例1>上述実施形態においては、標
準速度の1倍〜24倍、標準速度の10倍〜24倍の範
囲に対応した光ディスクを高速記録用のディスクとして
想定しているが、速度範囲はこれ以外のものであっても
よい。例えば、標準速度の1倍〜24倍速、4倍〜24
倍、6倍〜24倍、10倍〜24倍といった線速度に対
応する光ディスクが混在するような場合であってもよ
い。この場合であっても、図7に示すように、ID情報
と、対応する記録線速度範囲との関係を示すテーブルを
予め用意しておけば、上述した実施形態をそのまま適用
することができ、同様の作用効果を奏することができ
る。
準速度の1倍〜24倍、標準速度の10倍〜24倍の範
囲に対応した光ディスクを高速記録用のディスクとして
想定しているが、速度範囲はこれ以外のものであっても
よい。例えば、標準速度の1倍〜24倍速、4倍〜24
倍、6倍〜24倍、10倍〜24倍といった線速度に対
応する光ディスクが混在するような場合であってもよ
い。この場合であっても、図7に示すように、ID情報
と、対応する記録線速度範囲との関係を示すテーブルを
予め用意しておけば、上述した実施形態をそのまま適用
することができ、同様の作用効果を奏することができ
る。
【0048】<変形例2>上述した実施形態ではマルチ
パルス変調方式について、光ディスクD上に1のピット
を形成させるにつき、複数パルスのレーザ光を照射させ
るようにレーザを変調する方式としているが、1のピッ
トを形成させるにつき、照射させるレーザ光のパルス数
は任意である。たとえば、1のピットを形成させるにつ
き、2つのパルスのレーザ光を照射することとしてもよ
く、3つのパルスのレーザ光を照射することとしてもよ
い。また、形成すべきピット長に応じてパルス数を変化
させるようにしてもよい。光ディスクDの種類に応じて
態様を変化させるようにしてもよい。このような場合で
あっても、図8に示すように、光ディスクDの種類を示
すID情報と、対応する記録線速度範囲、さらに対応し
ない記録線速度におけるマルチパルス変調方式の態様の
関係を示すテーブルを予め用意しておけば、上述した実
施形態をそのまま適用することができ、同様の作用効果
を奏することができる。
パルス変調方式について、光ディスクD上に1のピット
を形成させるにつき、複数パルスのレーザ光を照射させ
るようにレーザを変調する方式としているが、1のピッ
トを形成させるにつき、照射させるレーザ光のパルス数
は任意である。たとえば、1のピットを形成させるにつ
き、2つのパルスのレーザ光を照射することとしてもよ
く、3つのパルスのレーザ光を照射することとしてもよ
い。また、形成すべきピット長に応じてパルス数を変化
させるようにしてもよい。光ディスクDの種類に応じて
態様を変化させるようにしてもよい。このような場合で
あっても、図8に示すように、光ディスクDの種類を示
すID情報と、対応する記録線速度範囲、さらに対応し
ない記録線速度におけるマルチパルス変調方式の態様の
関係を示すテーブルを予め用意しておけば、上述した実
施形態をそのまま適用することができ、同様の作用効果
を奏することができる。
【0049】<変形例3>上述実施形態に係る光ディス
ク記録装置100においては、記録線速度が一定、いわ
ゆるCLV(Constant Linear Velocity)記録を行うこ
とを前提としているが、記録角速度が一定、いわゆるC
AV(Constant Auglar Velocity)記録を行う場合にも
本発明を適用することができる。この場合であっても、
上述実施形態と同様、光ディスクDの種類を示すID情
報と、対応する記録線速度範囲との関係を示すテーブル
を予め用意しておけばよい。CAV記録を行う場合、光
ディスクの内周から外周にかけて記録線速度は順次高く
変化することになるが、この記録線速度の変化範囲が、
当該光ディスクが対応する記録線速度範囲に含まれる場
合と、含まれない場合に場合分けをすればよい。具体的
には、記録線速度範囲に含まれる場合はシングルパルス
記録変調方式で記録を行うこととし、記録線速度範囲に
含まれない場合はマルチパルス記録変調方式で記録を行
うこととすれば上述した実施形態と同様の効果を奏する
ことができる。
ク記録装置100においては、記録線速度が一定、いわ
ゆるCLV(Constant Linear Velocity)記録を行うこ
とを前提としているが、記録角速度が一定、いわゆるC
AV(Constant Auglar Velocity)記録を行う場合にも
本発明を適用することができる。この場合であっても、
上述実施形態と同様、光ディスクDの種類を示すID情
報と、対応する記録線速度範囲との関係を示すテーブル
を予め用意しておけばよい。CAV記録を行う場合、光
ディスクの内周から外周にかけて記録線速度は順次高く
変化することになるが、この記録線速度の変化範囲が、
当該光ディスクが対応する記録線速度範囲に含まれる場
合と、含まれない場合に場合分けをすればよい。具体的
には、記録線速度範囲に含まれる場合はシングルパルス
記録変調方式で記録を行うこととし、記録線速度範囲に
含まれない場合はマルチパルス記録変調方式で記録を行
うこととすれば上述した実施形態と同様の効果を奏する
ことができる。
【0050】<変形例4>本発明の趣旨は、記録対象と
なる光ディスクの種類が対応する記録線速度の範囲内で
の記録をする場合と、範囲外での記録を行う場合とで、
記録レーザ光の方式を異ならせるというものである。そ
して、上述実施形態においては、シングルパルス記録変
調方式、マルチパルス記録変調方式というレーザ変調方
式を異ならせるレーザ光の制御を行っていた。この変形
例として、記録対象となる光ディスクの種類が対応する
記録線速度の範囲内での記録をする場合と、範囲外での
記録を行う場合とで、レーザ光のパワー値を制御する方
法を異ならせることが考えられる。より具体的には、光
ディスクの種類が対応する記録線速度の範囲内での記録
をする場合と、範囲外での記録を行う場合とで、別々に
パワー関数(記録線速度−最適記録パワー値の関係を示
す関数)を求めておき、設定記録線速度に応じて記録パ
ワー値の制御を行おうとするものである。図9は、ある
光ディスクが対応する記録線速度の範囲内における第1
のパワー関数と、範囲外における第2のパワー関数を模
式的に示したものである。このように、予め、別々にパ
ワー関数を求めておくことにより、光ディスクの種類が
対応する記録線速度の範囲内での記録をする場合と、範
囲外での記録を行う場合とで、レーザ光のパワー値を常
に最適制御することができ、高品位記録を行うことがで
きる。
なる光ディスクの種類が対応する記録線速度の範囲内で
の記録をする場合と、範囲外での記録を行う場合とで、
記録レーザ光の方式を異ならせるというものである。そ
して、上述実施形態においては、シングルパルス記録変
調方式、マルチパルス記録変調方式というレーザ変調方
式を異ならせるレーザ光の制御を行っていた。この変形
例として、記録対象となる光ディスクの種類が対応する
記録線速度の範囲内での記録をする場合と、範囲外での
記録を行う場合とで、レーザ光のパワー値を制御する方
法を異ならせることが考えられる。より具体的には、光
ディスクの種類が対応する記録線速度の範囲内での記録
をする場合と、範囲外での記録を行う場合とで、別々に
パワー関数(記録線速度−最適記録パワー値の関係を示
す関数)を求めておき、設定記録線速度に応じて記録パ
ワー値の制御を行おうとするものである。図9は、ある
光ディスクが対応する記録線速度の範囲内における第1
のパワー関数と、範囲外における第2のパワー関数を模
式的に示したものである。このように、予め、別々にパ
ワー関数を求めておくことにより、光ディスクの種類が
対応する記録線速度の範囲内での記録をする場合と、範
囲外での記録を行う場合とで、レーザ光のパワー値を常
に最適制御することができ、高品位記録を行うことがで
きる。
【0051】<変形例5>上述した実施形態において
は、光ディスクDとしてCD−Rを想定しているが、有
機色素膜を用いた光ディスクであれば、これ以外の光デ
ィスクに対しても本発明を適用することができる。すな
わち、対応する記録線速度によって、色素膜の厚さを変
えて、熱感度の調整を行っているような光ディスクであ
れば、本発明を適用することができる。
は、光ディスクDとしてCD−Rを想定しているが、有
機色素膜を用いた光ディスクであれば、これ以外の光デ
ィスクに対しても本発明を適用することができる。すな
わち、対応する記録線速度によって、色素膜の厚さを変
えて、熱感度の調整を行っているような光ディスクであ
れば、本発明を適用することができる。
【0052】<変形例6>上述した実施形態において
は、制御部16のメモリ30に、各種制御プログラムを
予め格納する構成をとっていた。しかし、これらのプロ
グラムは、例えば、半導体メモリ、CD−ROM等の光
ディスク、MO(Magneto Optic)、MD(Mini Disc)
等の光磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク
等の記録媒体に格納し、これらを介して光ディスク記録
装置100のメモリにプログラムを供給する形態をとっ
てもよい。また、かかるプログラムのインストール方法
も任意であり、上述した記録媒体を使って光ディスク記
録装置100にインストールすることとしてもよいが、
インターネット等のネットワークを介して光ディスク記
録装置100にインストールする、いわゆるネット配信
を用いてインストールすることもできる。
は、制御部16のメモリ30に、各種制御プログラムを
予め格納する構成をとっていた。しかし、これらのプロ
グラムは、例えば、半導体メモリ、CD−ROM等の光
ディスク、MO(Magneto Optic)、MD(Mini Disc)
等の光磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク
等の記録媒体に格納し、これらを介して光ディスク記録
装置100のメモリにプログラムを供給する形態をとっ
てもよい。また、かかるプログラムのインストール方法
も任意であり、上述した記録媒体を使って光ディスク記
録装置100にインストールすることとしてもよいが、
インターネット等のネットワークを介して光ディスク記
録装置100にインストールする、いわゆるネット配信
を用いてインストールすることもできる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、CD−
R等の光ディスクに対して、当該光ディスクが対応しな
い記録線速度で記録を行う場合であっても高品位記録が
できる。
R等の光ディスクに対して、当該光ディスクが対応しな
い記録線速度で記録を行う場合であっても高品位記録が
できる。
【図1】 本発明の実施形態に係る光ディスク記録装置
100の構成図である。
100の構成図である。
【図2】 同光ディスク記録装置100の記録変調方式
を説明するための概念図である。
を説明するための概念図である。
【図3】 同光ディスク記録装置100の記録変調方式
を説明するための概念図である。
を説明するための概念図である。
【図4】 同光ディスク記録装置100のメモリ30に
格納されるデータ内容を模式的に示した図である。
格納されるデータ内容を模式的に示した図である。
【図5】 同光ディスク記録装置100の制御部16の
動作内容を示すフローチャートである。
動作内容を示すフローチャートである。
【図6】 同光ディスク記録装置100の制御部16の
動作内容を示すフローチャートである。
動作内容を示すフローチャートである。
【図7】 変形例を説明するための図である。
【図8】 変形例を説明するための図である。
【図9】 変形例を説明するための図である。
【図10】 変形例を説明するための図である。
10……光ピックアップ、11……スピンドルモータ、
12……RFアンプ、13……サーボ回路、14……ア
ドレス検出回路、15……デコーダ、16……制御部、
17……エンコーダ、18……ストラテジ回路、19…
…レーザドライバ、20……レーザパワー制御回路、2
2……エンベロープ検出回路、23……C1エラー検出
回路、24……β検出回路、25……ジッタ測定回路、
27……レベル検出回路、100……光ディスク記録装
置。
12……RFアンプ、13……サーボ回路、14……ア
ドレス検出回路、15……デコーダ、16……制御部、
17……エンコーダ、18……ストラテジ回路、19…
…レーザドライバ、20……レーザパワー制御回路、2
2……エンベロープ検出回路、23……C1エラー検出
回路、24……β検出回路、25……ジッタ測定回路、
27……レベル検出回路、100……光ディスク記録装
置。
Claims (10)
- 【請求項1】 設定された記録線速度で記録されるよう
に光ディスクを駆動し、当該光ディスクに対しレーザ光
を照射することにより、データに対応する長さのピット
を形成させてデータ記録を行う光ディスク記録装置にお
いて、 記録対象となる光ディスクの種類を識別する識別手段
と、 前記記録線速度が、識別した光ディスクの種類に対応し
た記録線速度範囲の最小速度よりも小さい場合には、前
記レーザ光の変調方式を異ならせるレーザ制御手段とを
有することを特徴とする光ディスク記録装置。 - 【請求項2】 前記レーザ制御手段は、前記記録線速度
が、前記記録線速度範囲の最小速度よりも小さい場合に
は、当該記録線速度範囲に含まれる場合よりも1のピッ
トを形成させるために照射するレーザ光の総パワーを大
きくすることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク
記録装置。 - 【請求項3】 前記レーザ制御手段は、前記記録線速度
が、前記記録線速度範囲に含まれる場合、1のピットを
形成させるために単パルスレーザ光を照射させる変調方
式を採用するものであり、前記記録線速度が、識別した
光ディスクの種類に対応した記録線速度範囲の最小速度
よりも小さい場合には、1のピットを形成させるために
複数のパルスレーザ光を照射させる変調方式を採用する
ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録装
置。 - 【請求項4】 前記光ディスクの種類と、前記記録線速
度範囲を対応付けて記憶する光ディスク識別情報記録手
段を具備することを特徴とする請求項1ないし請求項3
のいずれかに記載の光ディスク記録装置。 - 【請求項5】 前記識別手段は、前記光ディスクのリー
ドインエリアを再生して得られる再生信号から、当該光
ディスクの種類を識別することを特徴とする請求項1な
いし請求項4のいずれかに記載の光ディスク記録装置。 - 【請求項6】 前記レーザ制御手段は、本番のデータ記
録における記録レーザ光のパワーを決定するために行う
テスト記録の際にも、前記記録線速度が、識別した光デ
ィスクの種類に対応した記録線速度範囲の最小速度より
も小さい場合には、前記レーザ光の変調方式を異ならせ
ることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか
に記載の光ディスク記録装置。 - 【請求項7】 設定された記録線速度で記録されるよう
に光ディスクを駆動し、当該光ディスクに対しレーザ光
を照射することにより、データに対応する長さのピット
を形成させてデータ記録を行う光ディスク記録装置の制
御方法において、 記録対象となる光ディスクの種類を識別する識別ステッ
プと、 前記記録線速度が、識別した光ディスクの種類に対応し
た記録線速度範囲の最小速度よりも小さい場合には、前
記レーザ光の変調方式を異ならせるレーザ制御ステップ
とを有することを特徴とする光ディスク記録装置の制御
方法。 - 【請求項8】 前記レーザ制御ステップは、前記記録線
速度が、前記記録線速度範囲に含まれる場合、1のピッ
トを形成させるために単パルスレーザ光を照射させる変
調方式を採用し、 前記記録線速度が、識別した光ディスクの種類に対応し
た記録線速度範囲の最小速度よりも小さい場合には、1
のピットを形成させるために複数のパルスレーザ光を照
射させる変調方式を採用するステップを有することを特
徴とする請求項7に記載の光ディスク記録装置の制御方
法。 - 【請求項9】 設定された記録線速度で記録されるよう
に光ディスクを駆動し、当該光ディスクに対しレーザ光
を照射することにより、データに対応する長さのピット
を形成させてデータ記録を行う光ディスク記録装置を制
御するためのプログラムであって、 コンピュータに、 記録対象となる光ディスクの種類を識別する識別手段
と、 前記記録線速度が、識別した光ディスクの種類に対応し
た記録線速度範囲の最小速度よりも小さい場合には、前
記レーザ光の変調方式を異ならせるレーザ制御手段とし
て機能させるためのプログラム。 - 【請求項10】 前記レーザ制御手段は、前記記録線速
度が、前記記録線速度範囲に含まれる場合、1のピット
を形成させるために単パルスレーザ光を照射させる変調
方式を採用し、 前記記録線速度が、識別した光ディスクの種類に対応し
た記録線速度範囲の最小速度よりも小さい場合には、1
のピットを形成させるために複数のパルスレーザ光を照
射させる変調方式を採用することを特徴とする請求項9
に記載のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001367288A JP2003173530A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 光ディスク記録装置、光ディスク記録装置の制御方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001367288A JP2003173530A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 光ディスク記録装置、光ディスク記録装置の制御方法およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003173530A true JP2003173530A (ja) | 2003-06-20 |
Family
ID=19177060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001367288A Pending JP2003173530A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 光ディスク記録装置、光ディスク記録装置の制御方法およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003173530A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7006419B2 (en) | 2002-01-08 | 2006-02-28 | Ricoh Company, Ltd. | Information recording device |
US7460458B2 (en) | 2002-01-18 | 2008-12-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for generating write pulse appropriate for various optical recording media |
-
2001
- 2001-11-30 JP JP2001367288A patent/JP2003173530A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7006419B2 (en) | 2002-01-08 | 2006-02-28 | Ricoh Company, Ltd. | Information recording device |
US7388821B2 (en) | 2002-01-08 | 2008-06-17 | Ricoh Company, Ltd. | Information recording device |
US7460458B2 (en) | 2002-01-18 | 2008-12-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for generating write pulse appropriate for various optical recording media |
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