JP2003170144A - 生ゴミ処理システム - Google Patents
生ゴミ処理システムInfo
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/20—Sludge processing
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】小型化することができる生ゴミ処理システムを
提供する。 【解決手段】好気性処理後の無機物成分を含んだ被処理
水を膜分離室24により無機物と液体分とに分離するよ
うにしたので、汚泥沈殿槽が不要となり、生ゴミ処理シ
ステム11全体の小型化が図られる。また、好気性処理
により減量化された被処理水に含まれる固形分はフィル
タ81により脱水状態に維持され、この状態で廃棄処理
可能とした。このため、フィルタ81に捕集された固形
物の廃棄作業が簡単になる。
提供する。 【解決手段】好気性処理後の無機物成分を含んだ被処理
水を膜分離室24により無機物と液体分とに分離するよ
うにしたので、汚泥沈殿槽が不要となり、生ゴミ処理シ
ステム11全体の小型化が図られる。また、好気性処理
により減量化された被処理水に含まれる固形分はフィル
タ81により脱水状態に維持され、この状態で廃棄処理
可能とした。このため、フィルタ81に捕集された固形
物の廃棄作業が簡単になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、破砕機により破砕
された生ゴミ破砕物等を含んだ被処理水を処理する生ゴ
ミ処理システムに関するものである。
された生ゴミ破砕物等を含んだ被処理水を処理する生ゴ
ミ処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の生ゴミ処理システムとしては、
例えば特開2000−33362号公報に示されるよう
な構成が知られている。この生ゴミ処理システムは、破
砕機により破砕された生ゴミ破砕物を含んだキッチン排
水を貯留槽に一旦貯留して沈殿させ、この沈澱物を液体
分と共にエアリフト等で固液分離装置に投入して固体分
と液体分とに分離する。この分離された固体分は堆肥化
装置へ導かれ、微生物により有機物分解処理されること
により堆肥化する。同じく液体分は曝気槽へ導かれ、曝
気処理により好気性微生物が活性化されて有機物成分が
分解される。そして、曝気槽で好気性処理された被処理
水を沈澱分離槽に自然流下させてフロック化された余剰
汚泥を沈澱させる。この上澄みは下水道に排出され、沈
澱した汚泥はエアリフト等で前記貯留槽へ戻される。
例えば特開2000−33362号公報に示されるよう
な構成が知られている。この生ゴミ処理システムは、破
砕機により破砕された生ゴミ破砕物を含んだキッチン排
水を貯留槽に一旦貯留して沈殿させ、この沈澱物を液体
分と共にエアリフト等で固液分離装置に投入して固体分
と液体分とに分離する。この分離された固体分は堆肥化
装置へ導かれ、微生物により有機物分解処理されること
により堆肥化する。同じく液体分は曝気槽へ導かれ、曝
気処理により好気性微生物が活性化されて有機物成分が
分解される。そして、曝気槽で好気性処理された被処理
水を沈澱分離槽に自然流下させてフロック化された余剰
汚泥を沈澱させる。この上澄みは下水道に排出され、沈
澱した汚泥はエアリフト等で前記貯留槽へ戻される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
生ゴミ処理システムには、次のような問題があった。即
ち、好気性処理された後、被処理水に含まれるフロック
化された余剰汚泥を沈殿させ、下水道へ放流可能な上澄
みのみを得るための設備として所定の処理容積を有する
沈殿分離槽を設ける必要があった。このため、生ゴミ処
理システム全体の小型化を妨げる一因となっていた。
生ゴミ処理システムには、次のような問題があった。即
ち、好気性処理された後、被処理水に含まれるフロック
化された余剰汚泥を沈殿させ、下水道へ放流可能な上澄
みのみを得るための設備として所定の処理容積を有する
沈殿分離槽を設ける必要があった。このため、生ゴミ処
理システム全体の小型化を妨げる一因となっていた。
【0004】また、前記貯留槽からのオーバフローを防
止するために、当該貯留槽の処理容積は、破砕機の動作
1回分で発生する生ゴミ破砕物を含んだ被処理水の量以
上とする必要があった。このため、貯留槽の小型化にも
限界があり、これも生ゴミ処理システム全体の小型化を
妨げる一因となっていた。
止するために、当該貯留槽の処理容積は、破砕機の動作
1回分で発生する生ゴミ破砕物を含んだ被処理水の量以
上とする必要があった。このため、貯留槽の小型化にも
限界があり、これも生ゴミ処理システム全体の小型化を
妨げる一因となっていた。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、小型化することができ
る生ゴミ処理システムを提供することにある。
れたものであって、その目的は、小型化することができ
る生ゴミ処理システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、破砕機により破砕された生ゴミ破砕物を含んだ被処
理水を貯留する排水貯留槽と、前記排水貯留槽から第1
移送手段により移送されてきた被処理水を好気性処理す
る好気性処理槽と、前記好気性処理槽から流入した好気
性処理済の被処理水を浄化する膜分離室と、前記膜分離
室により浄化された水を排出する排出手段と、前記膜分
離室から第2移送手段により移送されてきた濃縮された
被処理水を固液分離する汚泥捕集部と、汚泥捕集部によ
り固形分が除去された被処理水を前記排水貯留槽へ戻す
返送手段と、を備えたことをその要旨とする。
は、破砕機により破砕された生ゴミ破砕物を含んだ被処
理水を貯留する排水貯留槽と、前記排水貯留槽から第1
移送手段により移送されてきた被処理水を好気性処理す
る好気性処理槽と、前記好気性処理槽から流入した好気
性処理済の被処理水を浄化する膜分離室と、前記膜分離
室により浄化された水を排出する排出手段と、前記膜分
離室から第2移送手段により移送されてきた濃縮された
被処理水を固液分離する汚泥捕集部と、汚泥捕集部によ
り固形分が除去された被処理水を前記排水貯留槽へ戻す
返送手段と、を備えたことをその要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の生ゴミ処理システムにおいて、前記第1移送手段の単
位時間当りの移送量を、前記排水貯留槽へ流入する被処
理水の単位時間当りの流入量よりも多くなるように当該
第1移送手段を制御する制御手段を設けたことをその要
旨とする。
の生ゴミ処理システムにおいて、前記第1移送手段の単
位時間当りの移送量を、前記排水貯留槽へ流入する被処
理水の単位時間当りの流入量よりも多くなるように当該
第1移送手段を制御する制御手段を設けたことをその要
旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の生ゴミ処理システムにおいて、前記排水
貯留槽内の水位を検出する第1水位センサを備え、前記
第1水位センサにより検出された排水貯留槽内の水位が
予め設定された上昇位置に達したとき、前記制御手段は
前記第1移送手段を駆動させ、同じく排水貯留槽内の水
位が予め設定された下降位置まで下降したとき、前記制
御手段は前記第1移送手段を停止させ、同じく排水貯留
槽内の水位が前記上昇位置を超えて予め設定された上限
位置に達したとき、前記制御手段は前記破砕機を停止さ
せるようにしたことをその要旨とする。
求項2に記載の生ゴミ処理システムにおいて、前記排水
貯留槽内の水位を検出する第1水位センサを備え、前記
第1水位センサにより検出された排水貯留槽内の水位が
予め設定された上昇位置に達したとき、前記制御手段は
前記第1移送手段を駆動させ、同じく排水貯留槽内の水
位が予め設定された下降位置まで下降したとき、前記制
御手段は前記第1移送手段を停止させ、同じく排水貯留
槽内の水位が前記上昇位置を超えて予め設定された上限
位置に達したとき、前記制御手段は前記破砕機を停止さ
せるようにしたことをその要旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のうちいずれか一項に記載の生ゴミ処理システムに
おいて、前記膜分離室内の水位を検出する第2水位セン
サを備え、前記第2水位センサにより検出された膜分離
室内の水位が予め設定された上昇位置に達したとき、前
記制御手段は前記排出手段を駆動させ、同じく膜分離室
内の水位が予め設定された下降位置まで下降したとき、
前記制御手段は前記排出手段を停止させ、同じく膜分離
室内の水位が前記上昇位置を超えて予め設定された上限
位置に達したとき、前記制御手段は前記第1移送手段を
停止させるようにしたことをその要旨とする。
項3のうちいずれか一項に記載の生ゴミ処理システムに
おいて、前記膜分離室内の水位を検出する第2水位セン
サを備え、前記第2水位センサにより検出された膜分離
室内の水位が予め設定された上昇位置に達したとき、前
記制御手段は前記排出手段を駆動させ、同じく膜分離室
内の水位が予め設定された下降位置まで下降したとき、
前記制御手段は前記排出手段を停止させ、同じく膜分離
室内の水位が前記上昇位置を超えて予め設定された上限
位置に達したとき、前記制御手段は前記第1移送手段を
停止させるようにしたことをその要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の生ゴミ処理システムにおいて、前記膜分離室内の水位
が前記上限位置に達したとき、前記制御手段は前記破砕
機をさらに停止させるようにしたことをその要旨とす
る。
の生ゴミ処理システムにおいて、前記膜分離室内の水位
が前記上限位置に達したとき、前記制御手段は前記破砕
機をさらに停止させるようにしたことをその要旨とす
る。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求
項5のうちいずれか一項に記載の生ゴミ処理システムに
おいて、前記膜分離室は、前記好気性処理槽により好気
性処理された被処理水をろ過する膜ろ過装置を備えてお
り、当該膜ろ過装置にはセラミックス製のろ過膜を備え
たことをその要旨とする。
項5のうちいずれか一項に記載の生ゴミ処理システムに
おいて、前記膜分離室は、前記好気性処理槽により好気
性処理された被処理水をろ過する膜ろ過装置を備えてお
り、当該膜ろ過装置にはセラミックス製のろ過膜を備え
たことをその要旨とする。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求
項6のうちいずれか一項に記載の生ゴミ処理システムに
おいて、前記汚泥捕集部は、前記第2移送手段により移
送されてきた被処理水をろ過すると共に固形分を貯留可
能としたフィルタを備えており、当該フィルタを汚泥捕
集部に対して着脱可能としたことをその要旨とする。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、破砕機により
破砕された生ゴミ破砕物を含んだ被処理水は排水貯留槽
に貯留される。排水貯留槽内の被処理水は第1移送手段
により好気性処理槽へ移送され、当該好気性処理槽によ
り好気性処理される。この好気性処理済の被処理水は膜
分離室へ流入し、膜分離室により浄化される。膜分離室
により浄化された水は排出手段により排出される。これ
により濃縮された膜分離室内の被処理水は第2移送手段
により汚泥捕集部へ移送され、当該汚泥捕集部により固
液分離される。汚泥捕集部により固形分が除去された被
処理水は返送手段により前記排水貯留槽へ戻される。
項6のうちいずれか一項に記載の生ゴミ処理システムに
おいて、前記汚泥捕集部は、前記第2移送手段により移
送されてきた被処理水をろ過すると共に固形分を貯留可
能としたフィルタを備えており、当該フィルタを汚泥捕
集部に対して着脱可能としたことをその要旨とする。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、破砕機により
破砕された生ゴミ破砕物を含んだ被処理水は排水貯留槽
に貯留される。排水貯留槽内の被処理水は第1移送手段
により好気性処理槽へ移送され、当該好気性処理槽によ
り好気性処理される。この好気性処理済の被処理水は膜
分離室へ流入し、膜分離室により浄化される。膜分離室
により浄化された水は排出手段により排出される。これ
により濃縮された膜分離室内の被処理水は第2移送手段
により汚泥捕集部へ移送され、当該汚泥捕集部により固
液分離される。汚泥捕集部により固形分が除去された被
処理水は返送手段により前記排水貯留槽へ戻される。
【0013】好気性処理済みの被処理水が、膜分離室に
より固形分と液体分とに分離されるので、被処理水中の
固形分を例えば沈殿分離槽内で沈殿させる必要がない。
このため、沈殿分離槽が不要となり、生ゴミ処理システ
ム全体の小型化が図られる。
より固形分と液体分とに分離されるので、被処理水中の
固形分を例えば沈殿分離槽内で沈殿させる必要がない。
このため、沈殿分離槽が不要となり、生ゴミ処理システ
ム全体の小型化が図られる。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の生ゴミ処理システムの作用に加えて、前記第1
移送手段の単位時間当りの移送量が、前記排水貯留槽へ
流入する被処理水の単位時間当りの流入量よりも多くな
る。このため、排水貯留槽の処理容積を破砕機の動作1
回分で発生する生ゴミ破砕物を含んだ被処理水の量より
小さくしても、当該被処理水が排水貯留槽から溢れるこ
とがない。従って、排水貯留槽の処理容積を破砕機の動
作1回分で発生する生ゴミ破砕物を含んだ被処理水の量
以上とした場合に比べて、排水貯留槽の小型化が図られ
る。
に記載の生ゴミ処理システムの作用に加えて、前記第1
移送手段の単位時間当りの移送量が、前記排水貯留槽へ
流入する被処理水の単位時間当りの流入量よりも多くな
る。このため、排水貯留槽の処理容積を破砕機の動作1
回分で発生する生ゴミ破砕物を含んだ被処理水の量より
小さくしても、当該被処理水が排水貯留槽から溢れるこ
とがない。従って、排水貯留槽の処理容積を破砕機の動
作1回分で発生する生ゴミ破砕物を含んだ被処理水の量
以上とした場合に比べて、排水貯留槽の小型化が図られ
る。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の生ゴミ処理システムの作用に加え
て、前記第1水位センサにより検出された排水貯留槽内
の水位が予め設定された上昇位置に達したとき前記第1
移送手段が駆動される。同じく排水貯留槽内の水位が予
め設定された下降位置まで下降したとき前記第1移送手
段が停止される。このため、排水貯留槽内の水位が上昇
位置と下降位置との間において調節され、排水貯留槽の
オーバフロー及び枯渇がそれぞれ防止される。また、前
記第1水位センサにより検出された排水貯留槽内の水位
が前記上昇位置を超えて予め設定された上限位置に達し
たとき、前記破砕機が停止される。このため、排水貯留
槽内の水位が前記上限位置を超えるような異常時におい
て、生ゴミ破砕物を含む被処理水が排水貯留槽内へ流入
することが防止される。
又は請求項2に記載の生ゴミ処理システムの作用に加え
て、前記第1水位センサにより検出された排水貯留槽内
の水位が予め設定された上昇位置に達したとき前記第1
移送手段が駆動される。同じく排水貯留槽内の水位が予
め設定された下降位置まで下降したとき前記第1移送手
段が停止される。このため、排水貯留槽内の水位が上昇
位置と下降位置との間において調節され、排水貯留槽の
オーバフロー及び枯渇がそれぞれ防止される。また、前
記第1水位センサにより検出された排水貯留槽内の水位
が前記上昇位置を超えて予め設定された上限位置に達し
たとき、前記破砕機が停止される。このため、排水貯留
槽内の水位が前記上限位置を超えるような異常時におい
て、生ゴミ破砕物を含む被処理水が排水貯留槽内へ流入
することが防止される。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のうちいずれか一項に記載の生ゴミ処理シス
テムの作用に加えて、前記第2水位センサにより検出さ
れた膜分離室内の水位が予め設定された上昇位置に達し
たとき前記排出手段が駆動される。同じく膜分離室内の
水位が予め設定された下降位置まで下降したとき前記排
出手段が停止される。このため、膜分離室内の水位が上
昇位置と下降位置との間において調節され、膜分離室の
オーバフロー及び枯渇がそれぞれ防止される。また、前
記第2水位センサにより検出された膜分離室内の水位が
前記上昇位置を超えて予め設定された上限位置に達した
とき、前記第1移送手段が停止される。このため、膜分
離室内の水位が上限位置を超えるような異常時におい
て、生ゴミ破砕物を含む被処理水が好気性処理槽を介し
て膜分離室内へ流入することが防止される。
〜請求項3のうちいずれか一項に記載の生ゴミ処理シス
テムの作用に加えて、前記第2水位センサにより検出さ
れた膜分離室内の水位が予め設定された上昇位置に達し
たとき前記排出手段が駆動される。同じく膜分離室内の
水位が予め設定された下降位置まで下降したとき前記排
出手段が停止される。このため、膜分離室内の水位が上
昇位置と下降位置との間において調節され、膜分離室の
オーバフロー及び枯渇がそれぞれ防止される。また、前
記第2水位センサにより検出された膜分離室内の水位が
前記上昇位置を超えて予め設定された上限位置に達した
とき、前記第1移送手段が停止される。このため、膜分
離室内の水位が上限位置を超えるような異常時におい
て、生ゴミ破砕物を含む被処理水が好気性処理槽を介し
て膜分離室内へ流入することが防止される。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の生ゴミ処理システムの作用に加えて、前記膜分
離室内の水位が前記上限位置に達したとき、前記破砕機
がさらに停止される。このため、膜分離室内の水位が前
記上限位置を超えるような異常時において、生ゴミ破砕
物を含む被処理水が排水貯留槽内へ流入することが防止
される。
に記載の生ゴミ処理システムの作用に加えて、前記膜分
離室内の水位が前記上限位置に達したとき、前記破砕機
がさらに停止される。このため、膜分離室内の水位が前
記上限位置を超えるような異常時において、生ゴミ破砕
物を含む被処理水が排水貯留槽内へ流入することが防止
される。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項5のうちいずれか一項に記載の生ゴミ処理シス
テムの作用に加えて、前記好気性処理槽により好気性処
理された被処理水は、前記膜分離室に備えられた膜ろ過
装置により浄化される。即ち、当該膜ろ過装置に備えら
れたセラミックス製のろ過膜により前記被処理水がろ過
される。ろ過膜をセラミックス製としたことにより、例
えば合成樹脂材料製のろ過膜に比べて、製品寿命が向上
する。これは、セラミックス製のろ過膜は逆洗浄可能で
あり、当該ろ過膜を定期的に逆洗浄することにより繰り
返し使用可能となるからである。
〜請求項5のうちいずれか一項に記載の生ゴミ処理シス
テムの作用に加えて、前記好気性処理槽により好気性処
理された被処理水は、前記膜分離室に備えられた膜ろ過
装置により浄化される。即ち、当該膜ろ過装置に備えら
れたセラミックス製のろ過膜により前記被処理水がろ過
される。ろ過膜をセラミックス製としたことにより、例
えば合成樹脂材料製のろ過膜に比べて、製品寿命が向上
する。これは、セラミックス製のろ過膜は逆洗浄可能で
あり、当該ろ過膜を定期的に逆洗浄することにより繰り
返し使用可能となるからである。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項6のうちいずれか一項に記載の生ゴミ処理シス
テムの作用に加えて、前記第2移送手段により移送され
てきた被処理水は前記汚泥捕集部のフィルタによりろ過
される。被処理水中の液体分はフィルタを通過し、同じ
く固形分はフィルタ内に貯留する。フィルタに貯留した
固形分は当該フィルタを汚泥捕集部から取り外すことに
より、容易に外部に取出可能となる。
〜請求項6のうちいずれか一項に記載の生ゴミ処理シス
テムの作用に加えて、前記第2移送手段により移送され
てきた被処理水は前記汚泥捕集部のフィルタによりろ過
される。被処理水中の液体分はフィルタを通過し、同じ
く固形分はフィルタ内に貯留する。フィルタに貯留した
固形分は当該フィルタを汚泥捕集部から取り外すことに
より、容易に外部に取出可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
生ゴミ処理システムに具体化した第1実施形態を図1に
従って説明する。
生ゴミ処理システムに具体化した第1実施形態を図1に
従って説明する。
【0021】図1に示すように、生ゴミ処理システム1
1は、キッチンシンクの底部に設けられた破砕機12
と、屋外に設置された地上設置式の処理槽13とを備え
ている。破砕機12と処理槽13とは配管14を介して
相互に接続されており、破砕機12により破砕された生
ゴミ破砕物等を含んだ排水(以下、「被処理水」とい
う。)は配管14を介して処理槽13内へ供給される。
1は、キッチンシンクの底部に設けられた破砕機12
と、屋外に設置された地上設置式の処理槽13とを備え
ている。破砕機12と処理槽13とは配管14を介して
相互に接続されており、破砕機12により破砕された生
ゴミ破砕物等を含んだ排水(以下、「被処理水」とい
う。)は配管14を介して処理槽13内へ供給される。
【0022】生ゴミは細かくすればするほど当該生ゴミ
全体としての表面積が確保でき、後述する好気性処理効
率が向上する。生ゴミ破砕物の平均粒度の採り得る範囲
は0.1mm〜6mm、望ましい範囲は0.1〜5m
m、最適な範囲は0.1〜3.5mmであり、本実施形
態では、生ゴミ破砕物の平均粒度は3.0mm程度とな
るように前記破砕機12が構成されている。この範囲を
越えると、生ゴミの処理効率が低下する。
全体としての表面積が確保でき、後述する好気性処理効
率が向上する。生ゴミ破砕物の平均粒度の採り得る範囲
は0.1mm〜6mm、望ましい範囲は0.1〜5m
m、最適な範囲は0.1〜3.5mmであり、本実施形
態では、生ゴミ破砕物の平均粒度は3.0mm程度とな
るように前記破砕機12が構成されている。この範囲を
越えると、生ゴミの処理効率が低下する。
【0023】(処理槽)図1に示すように、処理槽13
の本体ケース21内は、第1隔壁31により排水貯留槽
22と好気性処理槽23とに区画されている。さらに好
気性処理槽23内は第2隔壁32により2つの部屋に仕
切られており、一方の部屋は主に好気性処理を行う部屋
とされ、他方の部屋は下水道への放流設備としての膜分
離室24とされている。排水貯留槽22の上方には汚泥
捕集部25が配置されている。第1隔壁31の本体ケー
ス21の内底面からの突出高さは、第2隔壁32の本体
ケース21の内底面からの突出高さよりも大きくされて
おり、好気性処理槽23から溢れた被処理水は常に膜分
離室24内へ流入するようになっている。
の本体ケース21内は、第1隔壁31により排水貯留槽
22と好気性処理槽23とに区画されている。さらに好
気性処理槽23内は第2隔壁32により2つの部屋に仕
切られており、一方の部屋は主に好気性処理を行う部屋
とされ、他方の部屋は下水道への放流設備としての膜分
離室24とされている。排水貯留槽22の上方には汚泥
捕集部25が配置されている。第1隔壁31の本体ケー
ス21の内底面からの突出高さは、第2隔壁32の本体
ケース21の内底面からの突出高さよりも大きくされて
おり、好気性処理槽23から溢れた被処理水は常に膜分
離室24内へ流入するようになっている。
【0024】(排水貯留槽)排水貯留槽22は、破砕機
12により破砕された生ゴミ破砕物を含んだ被処理水を
貯留するものである。この排水貯留槽22の容積(後述
する第1水位センサ35により検出された水位が後述す
る上昇位置Hcに達したときの容積)は、破砕機12の
動作1回分で発生する生ゴミ破砕物を含んだ被処理水の
量よりも小さく設定されている。
12により破砕された生ゴミ破砕物を含んだ被処理水を
貯留するものである。この排水貯留槽22の容積(後述
する第1水位センサ35により検出された水位が後述す
る上昇位置Hcに達したときの容積)は、破砕機12の
動作1回分で発生する生ゴミ破砕物を含んだ被処理水の
量よりも小さく設定されている。
【0025】排水貯留槽22内に貯留された被処理水中
には移送管33の一端が導入されている。移送管33の
他端は排水貯留槽22から導出されており前記好気性処
理槽23の上部開口部に対して臨むように位置してい
る。移送管33上には移送用ポンプ34が設けられてい
る。
には移送管33の一端が導入されている。移送管33の
他端は排水貯留槽22から導出されており前記好気性処
理槽23の上部開口部に対して臨むように位置してい
る。移送管33上には移送用ポンプ34が設けられてい
る。
【0026】排水貯留槽22内には当該排水貯留槽22
内の水位を検出する第1水位センサ35が設けられてい
る。排水貯留槽22内において、第1水位センサ35の
上方には第1オーバフロー管36の一端が導入されてお
り、同第1オーバフロー管36の他端は本体ケース21
の側壁を水密状に貫通して外部に導出されている。第1
オーバフロー管36の一端側は漏斗状に形成されてお
り、その流入口は上方を向いている。
内の水位を検出する第1水位センサ35が設けられてい
る。排水貯留槽22内において、第1水位センサ35の
上方には第1オーバフロー管36の一端が導入されてお
り、同第1オーバフロー管36の他端は本体ケース21
の側壁を水密状に貫通して外部に導出されている。第1
オーバフロー管36の一端側は漏斗状に形成されてお
り、その流入口は上方を向いている。
【0027】(好気性処理槽)好気性処理槽23は、前
記移送用ポンプ34の駆動により移送管33を介して移
送されてきた被処理水を好気性処理するものである。好
気性処理槽23の内底部には第1散気管41が配設され
ており、同第1散気管41には連結管42を介してブロ
ワ43が接続されている。このブロワ43の駆動によ
り、第1散気管41を介して好気性処理槽23内へ空気
(酸素)が供給され、連結管42の途中には第1分岐管
44及び第2分岐管45の一端がそれぞれ接続されてい
る。第1及び第2分岐管44,45の他端は、それぞれ
後述する第1エアリフト管71及び第2エアリフト管7
2の途中に接続されている。
記移送用ポンプ34の駆動により移送管33を介して移
送されてきた被処理水を好気性処理するものである。好
気性処理槽23の内底部には第1散気管41が配設され
ており、同第1散気管41には連結管42を介してブロ
ワ43が接続されている。このブロワ43の駆動によ
り、第1散気管41を介して好気性処理槽23内へ空気
(酸素)が供給され、連結管42の途中には第1分岐管
44及び第2分岐管45の一端がそれぞれ接続されてい
る。第1及び第2分岐管44,45の他端は、それぞれ
後述する第1エアリフト管71及び第2エアリフト管7
2の途中に接続されている。
【0028】(膜分離室)好気性処理槽23内において
第2隔壁32を介して設けられた膜分離室24内には、
膜ろ過装置51が当該膜分離室24内の被処理水に浸漬
されるように配置されている。
第2隔壁32を介して設けられた膜分離室24内には、
膜ろ過装置51が当該膜分離室24内の被処理水に浸漬
されるように配置されている。
【0029】膜ろ過装置51は、互いに対向配置された
一対のろ過膜52aを一組とする複数組のろ過膜ユニッ
ト52を備えている。ろ過膜52aはセラミックスによ
り板状に形成されている。ろ過膜ユニット52における
両ろ過膜52a間内には第1排水管53の一端が導入さ
れている。第1排水管53の他端は第2排水管54の一
端に接続されている。第2排水管54の他端は本体ケー
ス21の側壁を水密状に貫通して下水道に接続されてい
る。第2排水管54上には吸引用ポンプ55が当該膜分
離室24の上方に位置するように設けられている。
一対のろ過膜52aを一組とする複数組のろ過膜ユニッ
ト52を備えている。ろ過膜52aはセラミックスによ
り板状に形成されている。ろ過膜ユニット52における
両ろ過膜52a間内には第1排水管53の一端が導入さ
れている。第1排水管53の他端は第2排水管54の一
端に接続されている。第2排水管54の他端は本体ケー
ス21の側壁を水密状に貫通して下水道に接続されてい
る。第2排水管54上には吸引用ポンプ55が当該膜分
離室24の上方に位置するように設けられている。
【0030】膜分離室24の内底部には第2散気管61
が配設されており、同第2散気管61には連結管62を
介してブロワ63が接続されている。このブロワ63の
駆動により、第2散気管61を介して膜分離室24内へ
空気(酸素)が供給され、好気性微生物が活性化され
る。
が配設されており、同第2散気管61には連結管62を
介してブロワ63が接続されている。このブロワ63の
駆動により、第2散気管61を介して膜分離室24内へ
空気(酸素)が供給され、好気性微生物が活性化され
る。
【0031】また、膜分離室24内には当該膜分離室2
4内の水位を検出する第2水位センサ64が設けられて
いる。膜分離室24内において、第2水位センサ64の
上方には第2オーバフロー管65の一端が導入されてお
り、同第2オーバフロー管65の他端は本体ケース21
の側壁を水密状に貫通して外部に導出されている。第2
オーバフロー管65の一端側は漏斗状に形成されてお
り、その流入口は上方を向いている。
4内の水位を検出する第2水位センサ64が設けられて
いる。膜分離室24内において、第2水位センサ64の
上方には第2オーバフロー管65の一端が導入されてお
り、同第2オーバフロー管65の他端は本体ケース21
の側壁を水密状に貫通して外部に導出されている。第2
オーバフロー管65の一端側は漏斗状に形成されてお
り、その流入口は上方を向いている。
【0032】膜分離室24内の被処理水中には第1エア
リフト管71及び第2エアリフト管72の一端がそれぞ
れ導入されている。第1エアリフト管71の他端は後述
する汚泥捕集部25に接続されている。第2エアリフト
管72の他端は好気性処理槽23の上部開口部に対して
臨むように位置している。第1及び第2エアリフト管7
1,72の膜分離室24側の途中には、前記第1及び第
2分岐管44,45がそれぞれ接続されている。
リフト管71及び第2エアリフト管72の一端がそれぞ
れ導入されている。第1エアリフト管71の他端は後述
する汚泥捕集部25に接続されている。第2エアリフト
管72の他端は好気性処理槽23の上部開口部に対して
臨むように位置している。第1及び第2エアリフト管7
1,72の膜分離室24側の途中には、前記第1及び第
2分岐管44,45がそれぞれ接続されている。
【0033】(汚泥捕集部)汚泥捕集部25は前記膜分
離室24により濃縮された被処理水を固液分離するもの
である。汚泥捕集部25内には、袋状のフィルタ81が
着脱可能に配設されている。フィルタ81は網目状に形
成されており、前記第1オーバフロー管36を介して供
給された被処理水の液体分(ろ過水)だけが通過可能と
されている。フィルタ81には被処理水中の固形分が貯
留可能とされている。汚泥捕集部25の底面は排水貯留
槽22の被処理水の水面より上方位置に配置されてい
る。汚泥捕集部25の内部と排水貯留槽22の内部とは
返送管82を介して相互に連通しており、前記フィルタ
81によりろ過された被処理水中の液体分は返送管82
を介して排水貯留槽22内へ戻される。尚、前記フィル
タ81の捕集物は、定期的に或いはその捕集量に応じて
適宜廃棄処理される。
離室24により濃縮された被処理水を固液分離するもの
である。汚泥捕集部25内には、袋状のフィルタ81が
着脱可能に配設されている。フィルタ81は網目状に形
成されており、前記第1オーバフロー管36を介して供
給された被処理水の液体分(ろ過水)だけが通過可能と
されている。フィルタ81には被処理水中の固形分が貯
留可能とされている。汚泥捕集部25の底面は排水貯留
槽22の被処理水の水面より上方位置に配置されてい
る。汚泥捕集部25の内部と排水貯留槽22の内部とは
返送管82を介して相互に連通しており、前記フィルタ
81によりろ過された被処理水中の液体分は返送管82
を介して排水貯留槽22内へ戻される。尚、前記フィル
タ81の捕集物は、定期的に或いはその捕集量に応じて
適宜廃棄処理される。
【0034】(電気的構成)次に、生ゴミ処理システム
11の電気的構成について説明する。図2に示すよう
に、生ゴミ処理システム11は制御装置91を備えてい
る。この制御装置91は生ゴミ処理システム11の全体
を統括的に制御する。制御装置91には第1水位センサ
35、第2水位センサ64、移送用ポンプ34、吸引用
ポンプ55、ブロワ43、ブロワ63及び破砕機12が
それぞれ入出力インターフェース(図示略)を介して接
続されている。
11の電気的構成について説明する。図2に示すよう
に、生ゴミ処理システム11は制御装置91を備えてい
る。この制御装置91は生ゴミ処理システム11の全体
を統括的に制御する。制御装置91には第1水位センサ
35、第2水位センサ64、移送用ポンプ34、吸引用
ポンプ55、ブロワ43、ブロワ63及び破砕機12が
それぞれ入出力インターフェース(図示略)を介して接
続されている。
【0035】制御装置91は、第1水位センサ35によ
り検出された排水貯留槽22内の水位に基づいて、移送
用ポンプ34を駆動制御すると共に、破砕機12の使用
可否を判断して当該破砕機12を制御する。また、制御
装置91は第2水位センサ64により検出された膜分離
室24内の水位に基づいて、吸引用ポンプ55、移送用
ポンプ34を駆動制御すると共に、破砕機12の使用可
否を判断して当該破砕機12を制御する。
り検出された排水貯留槽22内の水位に基づいて、移送
用ポンプ34を駆動制御すると共に、破砕機12の使用
可否を判断して当該破砕機12を制御する。また、制御
装置91は第2水位センサ64により検出された膜分離
室24内の水位に基づいて、吸引用ポンプ55、移送用
ポンプ34を駆動制御すると共に、破砕機12の使用可
否を判断して当該破砕機12を制御する。
【0036】尚、移送用ポンプ34は排水貯留槽22内
の被処理水を好気性処理槽23へ移送する第1移送手段
を構成する。吸引用ポンプ55は膜分離室24により浄
化された水を排出する排出手段を構成する。ブロワ43
は膜分離室24により濃縮された被処理水を汚泥捕集部
25へ移送する第2移送手段を構成する。返送管82は
汚泥捕集部25により固形分が除去された被処理水を排
水貯留槽22へ戻す返送手段を構成する。制御装置91
は制御手段を構成する。
の被処理水を好気性処理槽23へ移送する第1移送手段
を構成する。吸引用ポンプ55は膜分離室24により浄
化された水を排出する排出手段を構成する。ブロワ43
は膜分離室24により濃縮された被処理水を汚泥捕集部
25へ移送する第2移送手段を構成する。返送管82は
汚泥捕集部25により固形分が除去された被処理水を排
水貯留槽22へ戻す返送手段を構成する。制御装置91
は制御手段を構成する。
【0037】(実施形態の作用)次に、前述のように構
成した生ゴミ処理システムの作用について説明する。前
記キッチンシンクの排水口から排水と共に投下された生
ゴミは破砕機12により所定の大きさに破砕される。破
砕機12により破砕された生ゴミ破砕物を含んだキッチ
ン排水(被処理水)は排水貯留槽22に一旦貯留され
る。そして、前記第1水位センサ35により検出された
排水貯留槽22内の水位が予め設定された上昇位置Hc
に達したとき、前記制御装置91は移送用ポンプ34を
駆動させる。すると、排水貯留槽22内の被処理水は、
移送管33を介して好気性処理槽23へ移送される。
成した生ゴミ処理システムの作用について説明する。前
記キッチンシンクの排水口から排水と共に投下された生
ゴミは破砕機12により所定の大きさに破砕される。破
砕機12により破砕された生ゴミ破砕物を含んだキッチ
ン排水(被処理水)は排水貯留槽22に一旦貯留され
る。そして、前記第1水位センサ35により検出された
排水貯留槽22内の水位が予め設定された上昇位置Hc
に達したとき、前記制御装置91は移送用ポンプ34を
駆動させる。すると、排水貯留槽22内の被処理水は、
移送管33を介して好気性処理槽23へ移送される。
【0038】このとき、前記制御装置91は移送用ポン
プ34の単位時間当りの移送量Pが、前記排水貯留槽2
2へ流入する被処理水の単位時間当りの流入量Qよりも
多くなるように当該移送用ポンプ34を駆動制御する。
このため、排水貯留槽22の貯留容積が前記破砕機12
の動作1回分で発生する生ゴミ破砕物を含んだ被処理水
の量より小さくても、当該排水貯留槽22から被処理水
が溢れることがない。
プ34の単位時間当りの移送量Pが、前記排水貯留槽2
2へ流入する被処理水の単位時間当りの流入量Qよりも
多くなるように当該移送用ポンプ34を駆動制御する。
このため、排水貯留槽22の貯留容積が前記破砕機12
の動作1回分で発生する生ゴミ破砕物を含んだ被処理水
の量より小さくても、当該排水貯留槽22から被処理水
が溢れることがない。
【0039】好気性処理槽23内へ移送されてきた被処
理水は、当該好気性処理槽23により好気性処理され
る。好気性処理とは、溶存酸素の存在のもとに、様々な
好気性微生物が関与して、有機性物質、アンモニア性窒
素及び臭気などを酸化分解して除去する方法であり、本
実施形態では、曝気によって生物フロックを浮遊させた
状態で被処理水中の有機物成分を酸化分解する。即ち、
ブロワ43の駆動により空気(酸素)が第1散気管41
を介して好気性処理槽23内へ供給され(曝気処理)、
これにより好気性微生物が活性化される。この活性化さ
れた好気性微生物により被処理水に含まれる有機物成分
が分解される。
理水は、当該好気性処理槽23により好気性処理され
る。好気性処理とは、溶存酸素の存在のもとに、様々な
好気性微生物が関与して、有機性物質、アンモニア性窒
素及び臭気などを酸化分解して除去する方法であり、本
実施形態では、曝気によって生物フロックを浮遊させた
状態で被処理水中の有機物成分を酸化分解する。即ち、
ブロワ43の駆動により空気(酸素)が第1散気管41
を介して好気性処理槽23内へ供給され(曝気処理)、
これにより好気性微生物が活性化される。この活性化さ
れた好気性微生物により被処理水に含まれる有機物成分
が分解される。
【0040】好気性処理槽23内において好気性処理済
の被処理水は、その水位が前記移送管33とは反対側に
位置する第2隔壁32を越える水位となると、膜分離室
24へ流入し、この膜分離室24内でさらに好気性処理
がなされる。膜分離室24では、前記第2水位センサ6
4により検出された膜分離室24内の水位が予め設定さ
れた上昇位置Hf(図1参照)に達したとき、前記制御
装置91により前記吸引用ポンプ55が駆動される。
の被処理水は、その水位が前記移送管33とは反対側に
位置する第2隔壁32を越える水位となると、膜分離室
24へ流入し、この膜分離室24内でさらに好気性処理
がなされる。膜分離室24では、前記第2水位センサ6
4により検出された膜分離室24内の水位が予め設定さ
れた上昇位置Hf(図1参照)に達したとき、前記制御
装置91により前記吸引用ポンプ55が駆動される。
【0041】各ろ過膜ユニット52の内部(両ろ過膜5
2aの内側)が吸引用ポンプ55により吸引されること
により、両ろ過膜52aの外側から内側へ向かって、ろ
過推進力が発生する。吸引用ポンプ55の駆動により生
じる差圧によって膜分離室24内の被処理水が濾過され
る。ろ過膜52aを通過した前記被処理水中の液体分
(ろ過水)は第1排水管53及び第2排水管54を介し
て外部に導出され、これにより膜分離室24内の被処理
水は濃縮される。即ち、膜分離室24内に貯留している
被処理水のMLSS(活性汚泥浮遊物質)濃度が高ま
る。
2aの内側)が吸引用ポンプ55により吸引されること
により、両ろ過膜52aの外側から内側へ向かって、ろ
過推進力が発生する。吸引用ポンプ55の駆動により生
じる差圧によって膜分離室24内の被処理水が濾過され
る。ろ過膜52aを通過した前記被処理水中の液体分
(ろ過水)は第1排水管53及び第2排水管54を介し
て外部に導出され、これにより膜分離室24内の被処理
水は濃縮される。即ち、膜分離室24内に貯留している
被処理水のMLSS(活性汚泥浮遊物質)濃度が高ま
る。
【0042】また、前記吸引用ポンプ55の駆動と共に
ブロワ63が駆動され、第2散気管61を介して膜分離
室24内へ空気(酸素)が供給される。これにより、好
気性微生物が活性化され、膜分離室24内の被処理水に
含まれる有機物成分が分解される。また、膜分離室24
内へ供給された空気により、膜分離室24内の被処理水
には上昇流が発生し、膜分離室24内の被処理水が攪拌
され、ろ過膜ユニット52の表面がクリーニングされる
と共に当該被処理水に酸素が供給される。また、ろ過膜
52aの外面における汚泥の堆積が防止される。
ブロワ63が駆動され、第2散気管61を介して膜分離
室24内へ空気(酸素)が供給される。これにより、好
気性微生物が活性化され、膜分離室24内の被処理水に
含まれる有機物成分が分解される。また、膜分離室24
内へ供給された空気により、膜分離室24内の被処理水
には上昇流が発生し、膜分離室24内の被処理水が攪拌
され、ろ過膜ユニット52の表面がクリーニングされる
と共に当該被処理水に酸素が供給される。また、ろ過膜
52aの外面における汚泥の堆積が防止される。
【0043】前記ブロワ43の駆動により第1及び第2
分岐管44,45を介して第1及び第2エアリフト管7
1,72の途中に空気が供給されると、記膜分離室24
内の濃縮された被処理水は当該第1エアリフト管71を
介して汚泥捕集部25へ移送されると共に、第2エアリ
フト管72を介して好気性処理槽23へ返送される。こ
の好気性処理槽23へ返送された被処理水は、前述と同
様に好気性処理及び膜分離処理が繰り返される。
分岐管44,45を介して第1及び第2エアリフト管7
1,72の途中に空気が供給されると、記膜分離室24
内の濃縮された被処理水は当該第1エアリフト管71を
介して汚泥捕集部25へ移送されると共に、第2エアリ
フト管72を介して好気性処理槽23へ返送される。こ
の好気性処理槽23へ返送された被処理水は、前述と同
様に好気性処理及び膜分離処理が繰り返される。
【0044】汚泥捕集部25へ供給された被処理水は当
該汚泥捕集部25により固液分離される。即ち、当該処
理水は汚泥捕集部25内に装着された袋状のフィルタ8
1によりろ過され、脱水された被処理水中の固形分はフ
ィルタ81内に貯留される。被処理水中の固形分はフィ
ルタ81内に貯留する。被処理水中の液体分(フィルタ
81により固形分が除去された被処理水)は、フィルタ
81を通過し、返送管82を介して前記排水貯留槽22
内へ戻される。
該汚泥捕集部25により固液分離される。即ち、当該処
理水は汚泥捕集部25内に装着された袋状のフィルタ8
1によりろ過され、脱水された被処理水中の固形分はフ
ィルタ81内に貯留される。被処理水中の固形分はフィ
ルタ81内に貯留する。被処理水中の液体分(フィルタ
81により固形分が除去された被処理水)は、フィルタ
81を通過し、返送管82を介して前記排水貯留槽22
内へ戻される。
【0045】前述の処理を繰り返すことにより、排水が
浄化されると共に生ゴミの少量化が図られる。このよう
な生ゴミ処理時において、前記第1水位センサ35によ
り検出された排水貯留槽22内の水位が予め設定された
下降位置Lcまで下降したとき、前記制御装置91は移
送用ポンプ34を停止させる。これにより、排水貯留槽
22の枯渇が防止される。
浄化されると共に生ゴミの少量化が図られる。このよう
な生ゴミ処理時において、前記第1水位センサ35によ
り検出された排水貯留槽22内の水位が予め設定された
下降位置Lcまで下降したとき、前記制御装置91は移
送用ポンプ34を停止させる。これにより、排水貯留槽
22の枯渇が防止される。
【0046】また、前記第1水位センサ35により検出
された排水貯留槽22内の水位が前記上昇位置Hcを超
えて予め設定された上限位置Hcmaxに達したとき、
前記制御装置91は前記破砕機12の使用を停止させ
る。この破砕機12の停止状態において、キッチンシン
クの排水口から流入した水は排水貯留槽22内へ流入す
るものの、キッチンシンクの排水口から投下された生ゴ
ミは破砕機12内に滞留する。このため、未処理の生ゴ
ミ(生ゴミ破砕物及び生ゴミ未破砕物)を含んだキッチ
ン排水が排水貯留槽22内に流入することはない。
された排水貯留槽22内の水位が前記上昇位置Hcを超
えて予め設定された上限位置Hcmaxに達したとき、
前記制御装置91は前記破砕機12の使用を停止させ
る。この破砕機12の停止状態において、キッチンシン
クの排水口から流入した水は排水貯留槽22内へ流入す
るものの、キッチンシンクの排水口から投下された生ゴ
ミは破砕機12内に滞留する。このため、未処理の生ゴ
ミ(生ゴミ破砕物及び生ゴミ未破砕物)を含んだキッチ
ン排水が排水貯留槽22内に流入することはない。
【0047】また、前記第2水位センサ64により検出
された膜分離室24内の水位が予め設定された下降位置
Lfまで下降したとき、前記制御装置91は前記吸引用
ポンプ55を停止させる。これにより、膜分離室24の
枯渇が防止される。
された膜分離室24内の水位が予め設定された下降位置
Lfまで下降したとき、前記制御装置91は前記吸引用
ポンプ55を停止させる。これにより、膜分離室24の
枯渇が防止される。
【0048】さらに、前記第2水位センサ64により検
出された膜分離室24内の水位が前記上昇位置Hfを超
えて予め設定された上限位置Hfmaxに達したとき、
前記制御装置91は前記移送用ポンプ34を停止させ、
前記破砕機12の使用を停止させる。これにより、未処
理の生ゴミを含んだ被処理水の好気性処理槽23への流
入、ひいては膜分離室24内への流入が防止され、当該
膜分離室24からのオーバフローが防止される。
出された膜分離室24内の水位が前記上昇位置Hfを超
えて予め設定された上限位置Hfmaxに達したとき、
前記制御装置91は前記移送用ポンプ34を停止させ、
前記破砕機12の使用を停止させる。これにより、未処
理の生ゴミを含んだ被処理水の好気性処理槽23への流
入、ひいては膜分離室24内への流入が防止され、当該
膜分離室24からのオーバフローが防止される。
【0049】(実施形態の効果)従って、本実施形態に
よれば、以下の効果を得ることができる。 (1)好気性処理後(即ち、有機物成分の大半が分解さ
れ、減量化された後)の処理水を膜ろ過装置51により
浄化処理することにより、固形分と下水道へ放流可能な
液体分とを確実に分離できるようにした。このため、被
処理水に含まれた固形分を例えば沈殿分離槽内で沈殿さ
せる必要がない。従って、汚泥沈殿槽が不要となり、生
ゴミ処理システム11全体を小型化することができる。
よれば、以下の効果を得ることができる。 (1)好気性処理後(即ち、有機物成分の大半が分解さ
れ、減量化された後)の処理水を膜ろ過装置51により
浄化処理することにより、固形分と下水道へ放流可能な
液体分とを確実に分離できるようにした。このため、被
処理水に含まれた固形分を例えば沈殿分離槽内で沈殿さ
せる必要がない。従って、汚泥沈殿槽が不要となり、生
ゴミ処理システム11全体を小型化することができる。
【0050】(2)また、膜ろ過装置51により被処理
水を処理するようにしたことにより、生ゴミ破砕物を含
む被処理水を好気性処理槽23に直接供給して好気性処
理を行うことができる。このため、好気性処理に先立っ
て固液分離する必要がない。好気性処理に先立って嫌気
性処理を行う必要もない。
水を処理するようにしたことにより、生ゴミ破砕物を含
む被処理水を好気性処理槽23に直接供給して好気性処
理を行うことができる。このため、好気性処理に先立っ
て固液分離する必要がない。好気性処理に先立って嫌気
性処理を行う必要もない。
【0051】(3)好気性処理槽23内に第2隔壁32
を設けることで、排水貯留槽22から移送管33により
投入されてくる被処理水は、第1散気管41を有する部
屋での滞留時間が確保され、直接膜ろ過装置51を有す
る部屋へ流れ込むことがない。このため、好気性処理に
よる固形分の減量化が確実に行われる。また、膜ろ過装
置51を有する部屋においても、第2散気管61を設け
ることで、さらに好気性処理による固形分の減量化が図
られる。
を設けることで、排水貯留槽22から移送管33により
投入されてくる被処理水は、第1散気管41を有する部
屋での滞留時間が確保され、直接膜ろ過装置51を有す
る部屋へ流れ込むことがない。このため、好気性処理に
よる固形分の減量化が確実に行われる。また、膜ろ過装
置51を有する部屋においても、第2散気管61を設け
ることで、さらに好気性処理による固形分の減量化が図
られる。
【0052】(4)移送用ポンプ34の単位時間当りの
移送量Pが、好気性処理槽23へ流入する被処理水の単
位時間当りの流入量Qよりも多くなるように、制御装置
91は当該移送用ポンプ34を駆動制御するようにし
た。このため、排水貯留槽22の処理容積を破砕機12
の動作1回分で発生する生ゴミ破砕物を含んだ被処理水
の量より小さくしても、当該被処理水が排水貯留槽22
から溢れることがない。従って、排水貯留槽22の処理
容積を破砕機12の動作1回分で発生する生ゴミ破砕物
を含んだ被処理水の量以上とした場合に比べて、排水貯
留槽22の小型化が図られる。ひいては、生ゴミ処理シ
ステム11の全体を小型化することができる。
移送量Pが、好気性処理槽23へ流入する被処理水の単
位時間当りの流入量Qよりも多くなるように、制御装置
91は当該移送用ポンプ34を駆動制御するようにし
た。このため、排水貯留槽22の処理容積を破砕機12
の動作1回分で発生する生ゴミ破砕物を含んだ被処理水
の量より小さくしても、当該被処理水が排水貯留槽22
から溢れることがない。従って、排水貯留槽22の処理
容積を破砕機12の動作1回分で発生する生ゴミ破砕物
を含んだ被処理水の量以上とした場合に比べて、排水貯
留槽22の小型化が図られる。ひいては、生ゴミ処理シ
ステム11の全体を小型化することができる。
【0053】(5)第1水位センサ35により検出され
た排水貯留槽22内の水位が予め設定された上昇位置H
cに達したとき移送用ポンプ34を駆動し、同じく排水
貯留槽22内の水位が予め設定された下降位置Lcまで
下降したとき移送用ポンプ34を停止するようにした。
このため、排水貯留槽22内の水位が上昇位置Hcと下
降位置Lcとの間において調節される。従って、排水貯
留槽22のオーバフローを防止することができると共
に、当該排水貯留槽22の枯渇を防止することができ
る。
た排水貯留槽22内の水位が予め設定された上昇位置H
cに達したとき移送用ポンプ34を駆動し、同じく排水
貯留槽22内の水位が予め設定された下降位置Lcまで
下降したとき移送用ポンプ34を停止するようにした。
このため、排水貯留槽22内の水位が上昇位置Hcと下
降位置Lcとの間において調節される。従って、排水貯
留槽22のオーバフローを防止することができると共
に、当該排水貯留槽22の枯渇を防止することができ
る。
【0054】(6)また、第1水位センサ35により検
出された排水貯留槽22内の水位が上昇位置Hcを超え
て予め設定された上限位置Hcmaxに達したとき、破
砕機12の使用を停止するようにした。このため、排水
貯留槽22内の水位が上限位置Hcmaxを超えるよう
な異常時において、生ゴミ破砕物を含む被処理水が排水
貯留槽22内へ流入することを防止できる。
出された排水貯留槽22内の水位が上昇位置Hcを超え
て予め設定された上限位置Hcmaxに達したとき、破
砕機12の使用を停止するようにした。このため、排水
貯留槽22内の水位が上限位置Hcmaxを超えるよう
な異常時において、生ゴミ破砕物を含む被処理水が排水
貯留槽22内へ流入することを防止できる。
【0055】(7)第2水位センサ64により検出され
た膜分離室24内の水位が予め設定された上昇位置Hf
に達したとき吸引用ポンプ55を駆動し、同じく膜分離
室24内の水位が予め設定された下降位置Lfまで下降
したとき吸引用ポンプ55を停止するようにした。この
ため、膜分離室24内の水位が上昇位置Hfと下降位置
Lfとの間において調節される。従って、膜分離室24
のオーバフローを防止することができると共に、当該膜
分離室24の枯渇を防止することができる。
た膜分離室24内の水位が予め設定された上昇位置Hf
に達したとき吸引用ポンプ55を駆動し、同じく膜分離
室24内の水位が予め設定された下降位置Lfまで下降
したとき吸引用ポンプ55を停止するようにした。この
ため、膜分離室24内の水位が上昇位置Hfと下降位置
Lfとの間において調節される。従って、膜分離室24
のオーバフローを防止することができると共に、当該膜
分離室24の枯渇を防止することができる。
【0056】(8)また、第2水位センサ64により検
出された膜分離室24内の水位が上昇位置Hfを超えて
予め設定された上限位置Hfmaxに達したとき、移送
用ポンプ34を停止するようにした。このため、膜分離
室24内の水位が上限位置Hfmaxを超えるような異
常時において、生ゴミ破砕物を含む被処理水が好気性処
理槽23を介して膜分離室24内へ流入することを防止
できる。
出された膜分離室24内の水位が上昇位置Hfを超えて
予め設定された上限位置Hfmaxに達したとき、移送
用ポンプ34を停止するようにした。このため、膜分離
室24内の水位が上限位置Hfmaxを超えるような異
常時において、生ゴミ破砕物を含む被処理水が好気性処
理槽23を介して膜分離室24内へ流入することを防止
できる。
【0057】(9)さらに、膜分離室24内の水位が上
限位置Hfmaxに達したとき、破砕機12の使用をも
停止するようにした。このため、膜分離室24内の水位
が上限位置Hfmaxを超えるような異常時において、
生ゴミ破砕物を含む被処理水が排水貯留槽22内へ流入
することが防止できる。尚、生ゴミ破砕物を含まない被
処理水(キッチン排水)は排水貯留槽22内へ流入し得
る。
限位置Hfmaxに達したとき、破砕機12の使用をも
停止するようにした。このため、膜分離室24内の水位
が上限位置Hfmaxを超えるような異常時において、
生ゴミ破砕物を含む被処理水が排水貯留槽22内へ流入
することが防止できる。尚、生ゴミ破砕物を含まない被
処理水(キッチン排水)は排水貯留槽22内へ流入し得
る。
【0058】(10)膜ろ過装置51のろ過膜52aを
セラミックス製とした。このため、例えば合成樹脂材料
製のろ過膜に比べて、製品寿命が向上する。これは、セ
ラミックス製のろ過膜52aは逆洗浄可能であり、当該
ろ過膜52aを定期的に逆洗浄することにより繰り返し
使用可能となるからである。ちなみに、合成樹脂材料製
のろ過膜は強度不足等の理由により逆洗浄が困難であ
る。
セラミックス製とした。このため、例えば合成樹脂材料
製のろ過膜に比べて、製品寿命が向上する。これは、セ
ラミックス製のろ過膜52aは逆洗浄可能であり、当該
ろ過膜52aを定期的に逆洗浄することにより繰り返し
使用可能となるからである。ちなみに、合成樹脂材料製
のろ過膜は強度不足等の理由により逆洗浄が困難であ
る。
【0059】(11)汚泥捕集部25には、第1エアリ
フト管71を介して移送されてきた被処理水をろ過し、
当該被処理水中の固形分を捕集して貯留する袋状のフィ
ルタ81を排水貯留槽22の貯水面より上方に位置する
ように、且つ着脱可能に設けた。このため、排水貯留槽
22の内部空間内において、袋状のフィルタ81内に貯
留された固形物は常に脱水状態に維持されている。従っ
て、フィルタ81の取り外し作業時における水の滴り等
がなく、当該フィルタ81に捕集された被処理水中の固
形分の廃棄作業が簡単となる。また、汚泥捕集部25内
には好気性処理槽23及び膜分離室24において好気性
処理された後の被処理水が供給される。このため、フィ
ルタ81により捕集される固形分は、配管14を介して
排水貯留槽22内へ流し込まれる被処理水中の固形分に
比べて、かなりの量が減量化されている。
フト管71を介して移送されてきた被処理水をろ過し、
当該被処理水中の固形分を捕集して貯留する袋状のフィ
ルタ81を排水貯留槽22の貯水面より上方に位置する
ように、且つ着脱可能に設けた。このため、排水貯留槽
22の内部空間内において、袋状のフィルタ81内に貯
留された固形物は常に脱水状態に維持されている。従っ
て、フィルタ81の取り外し作業時における水の滴り等
がなく、当該フィルタ81に捕集された被処理水中の固
形分の廃棄作業が簡単となる。また、汚泥捕集部25内
には好気性処理槽23及び膜分離室24において好気性
処理された後の被処理水が供給される。このため、フィ
ルタ81により捕集される固形分は、配管14を介して
排水貯留槽22内へ流し込まれる被処理水中の固形分に
比べて、かなりの量が減量化されている。
【0060】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を図3に従って説明する。本実施形態は、好気性処
理槽23内の構成の点で前記第1実施形態と異なる。従
って、前記第1実施形態と同様の部材構成については同
一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
形態を図3に従って説明する。本実施形態は、好気性処
理槽23内の構成の点で前記第1実施形態と異なる。従
って、前記第1実施形態と同様の部材構成については同
一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0061】図3に示すように、好気性処理槽23内に
は前記第1実施形態における第2隔壁32に換えて邪魔
板101が設けられている。この邪魔板101の本体ケ
ース21の内底面からの突出高さは前記第1隔壁31よ
りも低くされており、同邪魔板101には複数の流通孔
101a,101bが形成されている。そして、この邪
魔板101により仕切られた好気性処理槽23内の2つ
の部屋において、移送管33の投入側とは反対側に位置
する部屋には、膜ろ過装置51、吸引用ポンプ55、第
2散気管61及び第1エアリフト管71等が設けられて
いる。尚、水位センサ102は好気性処理槽23内の水
位を検出するものであり、前記第1実施形態における第
2水位センサ64と同様の働きをする。
は前記第1実施形態における第2隔壁32に換えて邪魔
板101が設けられている。この邪魔板101の本体ケ
ース21の内底面からの突出高さは前記第1隔壁31よ
りも低くされており、同邪魔板101には複数の流通孔
101a,101bが形成されている。そして、この邪
魔板101により仕切られた好気性処理槽23内の2つ
の部屋において、移送管33の投入側とは反対側に位置
する部屋には、膜ろ過装置51、吸引用ポンプ55、第
2散気管61及び第1エアリフト管71等が設けられて
いる。尚、水位センサ102は好気性処理槽23内の水
位を検出するものであり、前記第1実施形態における第
2水位センサ64と同様の働きをする。
【0062】従って、本実施形態によれば、以下の効果
を得ることができる。 (1)好気性処理槽23内に邪魔板101を設けたこと
により、前記第1実施形態における(3)番目に記載の
効果と同様の効果を得ることができる。
を得ることができる。 (1)好気性処理槽23内に邪魔板101を設けたこと
により、前記第1実施形態における(3)番目に記載の
効果と同様の効果を得ることができる。
【0063】(2)移送管33の投入口(流出口)を好
気性処理槽23の第1隔壁31近辺に設けるようにした
ことにより、排水貯留槽22から移送管33を介して継
続的に移送されてくる被処理水を、好気性処理槽23内
の第1散気管41を有する部屋にいっそう滞留させるこ
とができる。
気性処理槽23の第1隔壁31近辺に設けるようにした
ことにより、排水貯留槽22から移送管33を介して継
続的に移送されてくる被処理水を、好気性処理槽23内
の第1散気管41を有する部屋にいっそう滞留させるこ
とができる。
【0064】(3)第2エアリフト管72及び第2分岐
管45を省略したことにより、生ゴミ処理システム11
の構成をより簡単にすることができる。 (別例)尚、前記両実施形態は以下のように変更して実
施してもよい。
管45を省略したことにより、生ゴミ処理システム11
の構成をより簡単にすることができる。 (別例)尚、前記両実施形態は以下のように変更して実
施してもよい。
【0065】・第1及び第2実施形態では、処理槽13
を地上設置タイプとしたが、当該処理槽13を地下に埋
めて設備する埋設タイプとしてもよい。 ・第1及び第2実施形態では、フィルタ81を汚泥捕集
部25に対して着脱可能としたが、着脱不能としてもよ
い。このようにしても、第1エアリフト管71を介して
移送されてきた被処理水をろ過すると共に当該被処理水
中の固形分を貯留することができる。この場合、サービ
スマンによる定期的なメンテナンス、即ち汚泥捕集部2
5内の貯留物取出作業を行う必要がある。
を地上設置タイプとしたが、当該処理槽13を地下に埋
めて設備する埋設タイプとしてもよい。 ・第1及び第2実施形態では、フィルタ81を汚泥捕集
部25に対して着脱可能としたが、着脱不能としてもよ
い。このようにしても、第1エアリフト管71を介して
移送されてきた被処理水をろ過すると共に当該被処理水
中の固形分を貯留することができる。この場合、サービ
スマンによる定期的なメンテナンス、即ち汚泥捕集部2
5内の貯留物取出作業を行う必要がある。
【0066】・第1及び第2実施形態では、膜分離室2
4内の水位が上昇位置Hfを超えて予め設定された上限
位置Hfmaxに達したとき、移送用ポンプ34及び前
記破砕機12をそれぞれ停止するようにしたが、当該破
砕機12を停止させることなく、移送用ポンプ34のみ
を停止させるようにしてもよい。このようにしても、生
ゴミ破砕物を含む被処理水が好気性処理槽23を介して
膜分離室24内へ流入することを防止できる。
4内の水位が上昇位置Hfを超えて予め設定された上限
位置Hfmaxに達したとき、移送用ポンプ34及び前
記破砕機12をそれぞれ停止するようにしたが、当該破
砕機12を停止させることなく、移送用ポンプ34のみ
を停止させるようにしてもよい。このようにしても、生
ゴミ破砕物を含む被処理水が好気性処理槽23を介して
膜分離室24内へ流入することを防止できる。
【0067】・第1及び第2実施形態において、汚泥捕
集部25内において嫌気性処理を行うようにしてもよ
い。嫌気性処理とは、酸素を必要としない、又は酸素が
あると生育できない嫌気性微生物を使用して有機物物質
等を分解して除去する方法である。この場合、嫌気性処
理を行うための処理時間(滞留時間)を予め設定し、こ
の処理時間経過後にフィルタ81によるろ過水を排水貯
留槽22へ戻すようにする。このようにすれば、汚泥捕
集部25内に供給された被処理水中に残っている有機物
成分が嫌気性微生物により分解される。
集部25内において嫌気性処理を行うようにしてもよ
い。嫌気性処理とは、酸素を必要としない、又は酸素が
あると生育できない嫌気性微生物を使用して有機物物質
等を分解して除去する方法である。この場合、嫌気性処
理を行うための処理時間(滞留時間)を予め設定し、こ
の処理時間経過後にフィルタ81によるろ過水を排水貯
留槽22へ戻すようにする。このようにすれば、汚泥捕
集部25内に供給された被処理水中に残っている有機物
成分が嫌気性微生物により分解される。
【0068】・第1及び第2実施形態では、排水貯留槽
22内の被処理水を移送用ポンプ34の駆動により好気
性処理槽23へ移送させるようにしたが、エアリフトポ
ンプにより移送するようにしてもよい。この場合、移送
用ポンプ及び移送管3をそれぞれ省略すると共に、排水
貯留槽22内にエアリフト管の一端を導入し、同じく他
端を好気性処理槽23の上部開口部に対して臨むように
位置させる。そして、前記エアリフト管の途中にブロワ
を接続する。このようにしても、排水貯留槽22内の被
処理水を好気性処理槽23内へ移送することができる。
22内の被処理水を移送用ポンプ34の駆動により好気
性処理槽23へ移送させるようにしたが、エアリフトポ
ンプにより移送するようにしてもよい。この場合、移送
用ポンプ及び移送管3をそれぞれ省略すると共に、排水
貯留槽22内にエアリフト管の一端を導入し、同じく他
端を好気性処理槽23の上部開口部に対して臨むように
位置させる。そして、前記エアリフト管の途中にブロワ
を接続する。このようにしても、排水貯留槽22内の被
処理水を好気性処理槽23内へ移送することができる。
【0069】・第1及び第2実施形態では、フィルタ8
1を袋状に形成したが、例えば上部が開口した円筒状に
形成するようにしてもよい。このようにしても、被処理
水をろ過すると共に、被処理水中の固形分はフィルタ内
に貯留する。
1を袋状に形成したが、例えば上部が開口した円筒状に
形成するようにしてもよい。このようにしても、被処理
水をろ過すると共に、被処理水中の固形分はフィルタ内
に貯留する。
【0070】(付記)次に前記実施形態及び別例から把
握できる技術的思想を以下に追記する。 ・前記汚泥捕集部において、嫌気性処理を行うようにし
た請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載の生ゴ
ミ処理システム。
握できる技術的思想を以下に追記する。 ・前記汚泥捕集部において、嫌気性処理を行うようにし
た請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載の生ゴ
ミ処理システム。
【0071】・前記生ゴミ破砕物の平均粒度が3.5m
m以下となるように破砕機を構成した請求項1〜請求項
7のうちいずれか一項に記載の生ゴミ処理システム。
m以下となるように破砕機を構成した請求項1〜請求項
7のうちいずれか一項に記載の生ゴミ処理システム。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、好気性処理後の被処理
水を膜分離室により処理するようにしたことにより、生
ゴミ処理システムを小型化することができる。
水を膜分離室により処理するようにしたことにより、生
ゴミ処理システムを小型化することができる。
【図1】 第1実施形態における生ゴミ処理システムの
概略構成図。
概略構成図。
【図2】 第1実施形態における生ゴミ処理システムの
電気的構成を示すブロック図。
電気的構成を示すブロック図。
【図3】 第2実施形態における生ゴミ処理システムの
概略構成図。
概略構成図。
11…生ゴミ処理システム、12…破砕機、13…処理
槽、22…排水貯留槽、23…好気性処理槽、24…膜
分離室、25…汚泥捕集部、34…第1移送手段を構成
する移送用ポンプ、35…第1水位センサ、43…第2
移送手段を構成するブロワ、51…膜ろ過装置、52…
ろ過膜ユニット、52a…ろ過膜、55…排出手段を構
成する吸引用ポンプ、64…第2水位センサ、81…フ
ィルタ、82…戻し手段を構成する返送管、91…制御
手段を構成する制御装置、Hc…排水貯留槽の上昇位
置、Lc…排水貯留槽の下降位置、Hcmax…排水貯
留槽の上限位置、Hf…膜分離室の上昇位置、Hfma
x…膜分離室の上限位置。
槽、22…排水貯留槽、23…好気性処理槽、24…膜
分離室、25…汚泥捕集部、34…第1移送手段を構成
する移送用ポンプ、35…第1水位センサ、43…第2
移送手段を構成するブロワ、51…膜ろ過装置、52…
ろ過膜ユニット、52a…ろ過膜、55…排出手段を構
成する吸引用ポンプ、64…第2水位センサ、81…フ
ィルタ、82…戻し手段を構成する返送管、91…制御
手段を構成する制御装置、Hc…排水貯留槽の上昇位
置、Lc…排水貯留槽の下降位置、Hcmax…排水貯
留槽の上限位置、Hf…膜分離室の上昇位置、Hfma
x…膜分離室の上限位置。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 鈴木 和仁
愛知県犬山市字上小針1番地 エナジーサ
ポート 株式会社内
(72)発明者 伊藤 誠記
愛知県犬山市字上小針1番地 エナジーサ
ポート 株式会社内
Fターム(参考) 4D004 AA03 AC02 CA04 CA13 CA19
CB05 CB43 CB45 DA01 DA02
DA11 DA12
4D006 GA07 KA01 KA44 KA72 KB14
KB22 KE02Q KE21P MA03
MC03X PB08 PB15
4D059 AA07 BA03 BA21 BA34 BE04
BE42 BK11 CA27 CA29 CB02
CB25 EA02 EB02
Claims (7)
- 【請求項1】 破砕機により破砕された生ゴミ破砕物を
含んだ被処理水を貯留する排水貯留槽と、 前記排水貯留槽から第1移送手段により移送されてきた
被処理水を好気性処理する好気性処理槽と、 前記好気性処理槽から流入した好気性処理済の被処理水
を浄化する膜分離室と、 前記膜分離室により浄化された水を排出する排出手段
と、 前記膜分離室から第2移送手段により移送されてきた濃
縮された被処理水を固液分離する汚泥捕集部と、 汚泥捕集部により固形分が除去された被処理水を前記排
水貯留槽へ戻す返送手段と、を備えた生ゴミ処理システ
ム。 - 【請求項2】 前記第1移送手段の単位時間当りの移送
量を、前記排水貯留槽へ流入する被処理水の単位時間当
りの流入量よりも多くなるように当該第1移送手段を制
御する制御手段を設けた請求項1に記載の生ゴミ処理シ
ステム。 - 【請求項3】 前記排水貯留槽内の水位を検出する第1
水位センサを備え、 前記第1水位センサにより検出された排水貯留槽内の水
位が予め設定された上昇位置に達したとき、前記制御手
段は前記第1移送手段を駆動させ、 同じく排水貯留槽内の水位が予め設定された下降位置ま
で下降したとき、前記制御手段は前記第1移送手段を停
止させ、 同じく排水貯留槽内の水位が前記上昇位置を超えて予め
設定された上限位置に達したとき、前記制御手段は前記
破砕機を停止させるようにした請求項1又は請求項2に
記載の生ゴミ処理システム。 - 【請求項4】 前記膜分離室内の水位を検出する第2水
位センサを備え、 前記第2水位センサにより検出された膜分離室内の水位
が予め設定された上昇位置に達したとき、前記制御手段
は前記排出手段を駆動させ、 同じく膜分離室内の水位が予め設定された下降位置まで
下降したとき、前記制御手段は前記排出手段を停止さ
せ、 同じく膜分離室内の水位が前記上昇位置を超えて予め設
定された上限位置に達したとき、前記制御手段は前記第
1移送手段を停止させるようにした請求項1〜請求項3
のうちいずれか一項に記載の生ゴミ処理システム。 - 【請求項5】 前記膜分離室内の水位が前記上限位置に
達したとき、前記制御手段は前記破砕機をさらに停止さ
せるようにした請求項4に記載の生ゴミ処理システム。 - 【請求項6】 前記膜分離室は、前記好気性処理槽によ
り好気性処理された被処理水をろ過する膜ろ過装置を備
えており、当該膜ろ過装置にはセラミックス製のろ過膜
を備えた請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載
の生ゴミ処理システム。 - 【請求項7】 前記汚泥捕集部は、前記第2移送手段に
より移送されてきた被処理水をろ過すると共に固形分を
貯留可能としたフィルタを備えており、当該フィルタを
汚泥捕集部に対して着脱可能とした請求項1〜請求項6
のうちいずれか一項に記載の生ゴミ処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001376444A JP2003170144A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | 生ゴミ処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001376444A JP2003170144A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | 生ゴミ処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003170144A true JP2003170144A (ja) | 2003-06-17 |
Family
ID=19184634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001376444A Pending JP2003170144A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | 生ゴミ処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003170144A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-12-10 JP JP2001376444A patent/JP2003170144A/ja active Pending
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