JP2003036268A - 物理的な場所とそのウェブ表現との間の仮想的なリンクの生成 - Google Patents
物理的な場所とそのウェブ表現との間の仮想的なリンクの生成Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 三次元(3D)での物理的な場所又は物理的なエン
ティティとそれに関連するウェフ゛表現との間の仮想的な連結を
提供して容易かつ迅速で便利なウェフ゛ナヒ゛ケ゛ーションを可能に
すること。 【解決手段】 物理的な場所の位置テ゛ータ及び場所に関連
付けされたウェフ゛ヘ゜ーシ゛のウェフ゛アト゛レスを含む電子ファイルを生成
する仮想リンク生成手段を含むウェフ゛ナヒ゛ケ゛ーションシステム。仮想リン
クサーハ゛システムは、電子ファイルを受信し、電子ファイルを通信ネットワー
クを介して前記場所の近くに位置する任意のリモート受信システ
ムに送信できる。受信システムは、サーハ゛システムと通信し、外部
のインターネットにアクセスし、前記場所の近くに位置した際にサーハ
゛システムから電子ファイルを受信可能であり、これにより前記
場所で物理的なオフ゛シ゛ェクトを使用してウェフ゛アト゛レスをホストせず
にウェフ゛ヘ゜ーシ゛のウェフ゛アト゛レスが仮想的に公表される。かかる
仮想的なリンクを生成するシステムもまた開示する。更に、前
記場所に関連付けされたウェフ゛ヘ゜ーシ゛のウェフ゛アト゛レスを仮想的
に公表するシステムも開示する。
ティティとそれに関連するウェフ゛表現との間の仮想的な連結を
提供して容易かつ迅速で便利なウェフ゛ナヒ゛ケ゛ーションを可能に
すること。 【解決手段】 物理的な場所の位置テ゛ータ及び場所に関連
付けされたウェフ゛ヘ゜ーシ゛のウェフ゛アト゛レスを含む電子ファイルを生成
する仮想リンク生成手段を含むウェフ゛ナヒ゛ケ゛ーションシステム。仮想リン
クサーハ゛システムは、電子ファイルを受信し、電子ファイルを通信ネットワー
クを介して前記場所の近くに位置する任意のリモート受信システ
ムに送信できる。受信システムは、サーハ゛システムと通信し、外部
のインターネットにアクセスし、前記場所の近くに位置した際にサーハ
゛システムから電子ファイルを受信可能であり、これにより前記
場所で物理的なオフ゛シ゛ェクトを使用してウェフ゛アト゛レスをホストせず
にウェフ゛ヘ゜ーシ゛のウェフ゛アト゛レスが仮想的に公表される。かかる
仮想的なリンクを生成するシステムもまた開示する。更に、前
記場所に関連付けされたウェフ゛ヘ゜ーシ゛のウェフ゛アト゛レスを仮想的
に公表するシステムも開示する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット及
びワールドワイドウェブ(WWW)に関し、特に、三次元
での(3D)物理的な場所(physical location)(又は
物理的なエンティティ)とそのウェブ表現との間の仮想
的なリンクを生成するウェブナビゲーションであって、
物理的なオブジェクトを使用して物理的な場所でリンク
をホストする必要のない、高速で便利なウェブナビゲー
ションを提供することに関する。 【0002】 【従来の技術】周知のように、我々が存在する世界は、
人、場所、物(又はオブジェクト)といった物理的なエ
ンティティにより形成される物理的な世界である。例え
ば、書店は場所である。観光名所、美術館、展示場、会
議室、又は家庭も同様である。書店にある書籍、美術館
における絵画は物である。同様に、各家庭のTVは物であ
る。バス停は場所と称することができる。 【0003】インターネットの急速な発達及びウェブ
(すなわちWWW)の普及により、独自のウェブページを
有する物理的なエンティティ(例えば、レストラン、ホ
テル、観光地)が増加している。このような物理的なエ
ンティティの表現形式は、通常、非物理的又は仮想表現
と呼ばれる。この場合、各物理的なエンティティは、1
つ又は2つ以上のウェブページを有することができる。
更に、各ウェブページもまた、1つ又は2つ以上の物理
的なエンティティを表すことができる。これらのウェブ
ページは、その個々の物理的なエンティティを記述し又
は図解するために、テキスト、音声、ビデオ、及び/又
はイメージを使用する。ウェブページはまた、その物理
的なエンティティに関する各種サービス(例えば電子商
取引)を提供することができる。単に物理的なエンティ
ティのウェブページに行くだけで、その物理的なエンテ
ィティに関する情報を入手することができ、又はその物
理的なエンティティとの商取引(すなわちオンライン取
引又は電子商取引)を行うことができる。これらのウェ
ブページは、物理的な世界の仮想世界又はサイバースペ
ースを形成している。このようなウェブ表現は、物理的
なエンティティを、一層有用で便利でアクセス可能なも
のとする。例えば、特定のバス停に、その特定のバス停
における各種バスの発着時刻表を物理的に貼る代わり
に、バス停にその独自のウェブページを持たせ、該ウェ
ブページに全ての発着時刻を列挙すれば、該ウェブペー
ジのウェブアドレスを知っている限り顧客は何時何処で
もその情報にアクセスすることができるようになる。該
ウェブページはまたリアルタイムで自動的に更新される
ため、バス会社の従業員が掲載時刻集の変更を物理的に
貼る必要がない。これは、低コストかつ高効率で精確な
情報を人々に提供するものとなる。更なる例として、レ
ストラン又はホテルは、その提供物及び価格を公開した
ウェブページを持つことができる。レストランの場合に
はオンライン予約及び/又は持ち帰り用注文さえも可能
である。ホテルの場合にはオンライン予約が可能であ
る。ウェブページはまた、質問を求めるための簡単な電
子メールアクセスを提供することができる。 【0004】しかし、実世界における物理的なエンティ
ティはそのウェブベースの表現を有することができる
が、それら2つは密に結びついてはいない。これは、そ
れら2つの世界を橋渡しする手段が存在しないことを意
味している。換言すれば、この従来技術の構成は、物理
的なエンティティに関心を示す人々をそのウェブ表現へ
とリンクする手段を提供しないものである。人々は、物
理的なエンティティの正しいウェブページを見つけるた
めには、そのウェブページのウェブアドレスを記憶する
か、又はウェブを検索しブラウズすることにより当該ウ
ェブページを見つけなければならない。これは、ユーザ
がこれらのウェブページにアクセスする際の難点であり
不便である。かかる不便さは、ウェブが成長して無数の
ウェブサイト及び/又はウェブページを含むようになっ
たため、ますます顕著になってきている。 【0005】この問題は、モバイルデバイスによりウェ
ブにアクセスできる人が増えたことによっても増幅され
る。周知のように、高機能の携帯デバイス又はモバイル
デバイスの利用可能性が増大し、ワイヤレスネットワー
キングオプションの仕様態勢が整うことにより、ウェブ
に常時接続する人が増加している。何処にいても、人々
は、自身のモバイルブラウザによりいつでも仮想世界に
アクセスできる。 【0006】上記課題を解決するための解消法が従来提
案されてきた。従来の解消法の1つを図1に示す。図1
において明らかなように、物理的なエンティティ11はそ
のウェブページ12を有している。ウェブアドレス、すな
わちURL(Universal ResourceLocator)ビーコン14が、物
理的なエンティティ11に物理的に隣接して配置される。
該ビーコン14は、物理的なエンティティ11のウェブペー
ジ12のウェブアドレスを記憶している。該ビーコン14は
また、ウェブページ12のウェブアドレスを送信又は放送
し、これにより、ビーコン受信装置(例えばクライアン
トシステム20)を有するあらゆるユーザは、該ユーザが
物理的なエンティティ11の近くにいる際に物理的なエン
ティティ11のウェブページ12のウェブアドレスを受信す
ることができる。したがって、ビーコン14は、物理的な
エンティティ11とそのウェブ表現(すなわちウェブペー
ジ12)との間のリンクを提供し、ウェブの簡単かつ迅速
なナビゲーションを実現することができる。 【0007】しかし、このような従来の構成にはなお欠
点がある。該欠点の1つは、URLビーコンが、物理的な
エンティティ又は物理的な場所に物理的に隣接して配置
しなければならない物理的な物であることである。物理
的なエンティティのウェブアドレスが変更された場合に
は、URLビーコンがネットワークを介して接続されてい
ない限り、該ビーコンをその場で(on the site)更新し
なければならない。該設置されたビーコンには、オンサ
イトメンテナンスもまた必要となる。例えば、ビーコン
が損傷又は破損した場合には、人を現地に送ってビーコ
ンを修理し又は交換しなければならない。ビーコンの電
源がバッテリにより供給される場合には、該バッテリを
定期的に交換しなければならない。 【0008】更に、物理的なビーコンは、送信範囲が極
めて限られているのが一般的である。ビーコン受信器を
有するユーザは、格納されたウェブアドレスのビーコン
送信を受信するには、ほぼ物理的なエンティティの場所
に位置していなければならない。ユーザは、物理的なエ
ンティティの近傍にはいるが該物理的なエンティティの
場所に位置していない場合には、一般にビーコン送信を
受信できないことになる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】本発明の特徴の1つ
は、三次元(3D)での物理的な場所又は物理的なエン
ティティとそれに関連するウェブ表現との間の仮想的な
連結を提供して、容易かつ迅速で便利なウェブナビゲー
ションを可能にすることである。 【0010】本発明の別の特徴は、最低限の物理的な手
間で仮想世界(例えばWWW)を3Dの物理世界にリンク
することである。 【0011】本発明の更なる特徴は、連結の物理的な制
約を全く考慮する必要なくウェブページを3Dの物理的
なエンティティ又は物理的な場所にリンクすることであ
る。 【0012】 【課題を解決するための手段】以下、物理的な場所とそ
のウェブページの間にリンクを形成する仮想ビーコン生
成システムを説明する。本システムは、物理的な場所の
位置データ及びウェブページのウェブアドレスのユーザ
入力を受信するユーザインタフェイスを含む。次いで該
ユーザインタフェイスに関連付けモジュール(associati
on module)が結合され、位置データ及びウェブアドレス
を含む電子ファイルを作成することによりリンクを形成
し、物理的な場所の近くにいる受信システムの所持者
は、該電子ファイルを受信し、ブラウズせずにウェブペ
ージにアクセスすることができる。これにより、該リン
クは、物理的な場所に物理的に存在しない仮想的なリン
クとなる。 【0013】物理的な場所において、該物理的な場所と
関連付けされたウェブページのウェブアドレスを仮想的
に公表する(post)システムについても説明する。本シス
テムは、物理的な場所の位置データ及びウェブアドレス
を含む電子ファイルを作成する仮想リンク形成手段を含
む。本システムはまた、電子ファイルを受信し、該電子
ファイルを物理的な場所又はその近くに位置する任意の
受信システムにワイヤレスネットワークを介して送信す
る、仮想リンク伝送システムであって、物理的なオブジ
ェクトを使用して物理的な場所でウェブアドレスをホス
トすることなく物理的な場所でウェブページのウェブア
ドレスを仮想的に公表する、仮想リンク伝送システムを
更に含む。 【0014】ウェブナビゲーションシステムについても
説明する。該ウェブナビゲーションシステムは、物理的
な場所の位置データと、該物理的な場所に関連付けされ
たウェブページのウェブアドレスとを含む電子ファイル
を作成する、仮想リンク形成手段を含む。該電子ファイ
ルは仮想リンクサーバシステムによって受信される。該
サーバシステムは、前記電子ファイルを前記物理的な場
所の近くに位置する任意のリモート受信システムに通信
ネットワークを介して送信することができる。該サーバ
システムと通信すること並びに外部のインターネットに
アクセスすることが可能な受信システムは、該受信シス
テムが物理的な場所の近くに位置した際にサーバシステ
ムから電子ファイルを受信し、これにより、物理的なオ
ブジェクトを使用して物理的な場所でウェブアドレスを
ホストすることなく、ウェブページのウェブアドレスが
物理的な場所で仮想的に公表されるようになる。 【0015】 【発明の実施の形態】本発明の他の特徴及び利点につい
ては、本発明の原理を例示する添付図面を参照してなさ
れる以下の詳細な説明から明らかとなろう。 【0016】図2は、本発明の一実施形態を実施したウ
ェブナビゲーションシステム40を示している。該ウェブ
ナビゲーションシステム40は、仮想ビーコン生成手段5
0、仮想ビーコンサーバ60、及び仮想ビーコン受信手段7
0を含む。ワイヤレスネットワーク42は、上記システム5
0,60,70間の通信に使用される。更に、ワイヤードネッ
トワークは、仮想ビーコン生成手段50と仮想ビーコンサ
ーバ60との間の通信に使用される。 【0017】仮想ビーコン生成手段50は、仮想リンク生
成手段と呼ぶこともできる。仮想ビーコンサーバは、仮
想リンクサーバと呼ぶこともできる。更に、仮想ビーコ
ン受信手段70は仮想リンク受信手段又は単に受信器と呼
ぶことができる。 【0018】図2はまた、物理的な場所45と、図示しな
いコンテンツウェブサーバでホストされるウェブページ
46とを示している。該ウェブページ46は、仮想ビーコン
受信手段70によりワイヤレスネットワーク42を介してア
クセスすることが可能なものである。これは、仮想ビー
コン受信手段70がインターネットアクセス能力を有する
ことを意味している。ウェブページ46は、物理的な場所
45と関連付けされる。これは、物理的な場所45がウェブ
ページ46により仮想世界において表現されることを意味
している。代替的に、物理的な場所45が2つ以上のウェ
ブページを有すること及びウェブページ46が2つ以上の
物理的な場所を表すことが可能である。 【0019】本発明の一実施形態によれば、ウェブナビ
ゲーションシステム40は、物理的な実世界と仮想世界と
の橋渡しを行って、該橋渡しを行うための物理的な手間
を最小限にしつつ容易かつ迅速で便利なウェブナビゲー
ションを達成する。該達成のために、ウェブナビゲーシ
ョンシステム40は、物理的な場所45に関するウェブペー
ジ46のウェブアドレスを公表するために物理的なオブジ
ェクト(例えば、物理的なビーコン、表示画面、又は公
表手段(poster))を一切使用することなく、該物理的な
場所45のウェブアドレスを物理的な場所45において仮想
的に公表することを可能にする。これは、ウェブナビゲ
ーションシステム40が、物理的な場所45のウェブページ
46のウェブアドレスを公表し、表示し、又は放送する機
能を有する仮想的なビーコン(又は仮想的なリンク)
(すなわち図5の仮想ビーコン91)を提供することを意
味している。 【0020】以下、「物理的なビーコン」という用語
は、ウェブアドレスを格納し、該格納されたウェブアド
レスを伝送又は放送することが可能な電子機器又はモジ
ュールを表す。しかし、「仮想的なビーコン」又は「仮
想的なリンク」という用語は、物理的なビーコンのよう
な物理オブジェクトを表すものではなく、ウェブアドレ
スを含む電子ファイルを表す。しかし、該電子ファイル
は、物理的なビーコンと同様の機能を奏する。仮想的な
ビーコン又は仮想的なリンクは、ウェブ標識とも称する
ことができる。 【0021】更に、「物理的な場所」という用語は、地
理的な場所だけでなく、物理的なエンティティも表す。
上述のように、物理的なエンティティは、書店、美術
館、会議室、ホテルの部屋、又は書店若しくは美術館に
おける展示されている品物とすることができる。物理的
なエンティティはまた、展示場、該展示場に展示された
自動車、又はバスターミナル若しくはバス停とすること
ができる。 【0022】「物理的な場所」という用語は、地理的な
場所と物理的なエンティティの両方を表すが、あらゆる
地理的場所は一意の位置データ(例えば、緯度が「53.4
56789」、経度が「123.456789」)を有するため、混乱
が生じることはない。これは、地理的場所に配置された
物理的なエンティティについても同様である。この場
合、物理的なエンティティは、該物理的なエンティティ
が配置された地理的場所の位置データを有することにな
る。このため、「物理的な場所」という用語は、地理的
な場所、又は地理的場所に位置する物理的なエンティテ
ィの何れかを指すことが可能である。 【0023】物理的な場所45は、街路番地(street addr
ess)(例えば、カリフォルニア州パロアルト,ページミ
ル通り1501番地)又は一意の位置データを用いて表すこ
とができる。しかし、番地を用いて場所45を表す場合に
は、地図データを格納して街路番地を実際の位置データ
に変換する必要がある。 【0024】更に詳細に後述するように、仮想ビーコン
生成手段50は、物理的な場所45のための仮想的なビーコ
ン91を生成する。該仮想的なビーコン91は、基本的には
場所ベースの(location-based)電子ファイル(すなわち
図5のファイル92)である。これは、電子ファイル92
が、物理的な場所45の位置データ、及びウェブページ46
のウェブアドレスを含むことを意味する。更に、他のデ
ータ(例えば、アクセス範囲、方向、ウェブアドレス
名、仮想的なビーコンがアクティブになる時間範囲)を
仮想的なビーコン91を形成する電子ファイル92に含める
ことが可能である。次いで、場所ベースの電子ファイル
92が、仮想ビーコン生成手段50によって、ワイヤレスネ
ットワーク42又はワイヤードネットワーク43を介して仮
想ビーコンサーバ60に送出される。ネットワーク42,43
の各々は、公開されている標準的な通信プロトコル(例
えば、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP))を用
いて通信を行う。したがって、ネットワーク42,43はそ
れぞれインターネットネットワークである。 【0025】次いで、外部の受信システムが、特定の場
所に位置しており、及び該受信システムが現在位置する
場所に近い場所を示す位置データを有する全ての仮想ビ
ーコンファイルを要求するリクエストを送信した場合
に、仮想ビーコンサーバ60は、かかる外部のあらゆる受
信システム(例えば受信システム70)にワイヤレスネッ
トワーク42を介して電子ファイル92を送信する。例え
ば、受信システム70が、物理的な場所45の近くに位置し
ており、該受信システム70が位置する場所の近くの場所
を示す位置データを含む全ての仮想ビーコンファイルの
受信をリクエストした場合には、仮想ビーコンサーバ60
は、仮想ビーコン電子ファイル92を該受信システム70に
送信する。次いで、受信システム70は、仮想ビーコン電
子ファイル92に含まれるウェブアドレスを用いてウェブ
ページ46にアクセスし、これにより、物理オブジェクト
を使用して物理的な場所45でウェブアドレスをホストす
ることなく、ウェブページ46のウェブアドレスを物理的
な場所45で仮想的に公表することが可能となる。これに
より、仮想的なビーコン91は、物理的な場所45に物理的
に存在しない仮想的なリンク又は仮想的なビーコンとな
る。以下、ウェブナビゲーションシステム40について、
図2ないし図9を参照して更に詳細に説明することとす
る。 【0026】図2及び図5から分かるように、仮想ビー
コン生成手段50は、物理的な場所45に関する電子ファイ
ル92を作成することにより仮想的なビーコン91(共に図
5に図示)を生成する。上述のように、仮想的なビーコ
ン91は、物理オブジェクトではなく、データを含む場所
ベースの電子ファイル(すなわち電子ファイル92)であ
る。仮想ビーコン電子ファイル92に含まれるデータは、
物理的な場所45の位置データを含む(例えば、緯度=
「37.345」、経度=「-122.56」)。更に、電子ファイ
ル92に含まれるデータは、アクセス範囲データ(例えば
範囲=2000フィート)と、タグ又はラベルデータ(例え
ば<ラベル>=病院)を更に含む。更に他のデータを含
めることも可能である。例えば、電子ファイル92内のデ
ータは、仮想的なビーコン91のビーコン投影(projectio
n)の方向又は向きを指定する方向データ、並びに仮想的
なビーコン91がアクティブになる時間を示す時間範囲デ
ータを含むことが可能である。ビーコン投影は、仮想的
なビーコン91の場所又はその近くに位置する外部の受信
システム(例えば受信システム70)により仮想ビーコン
電子ファイル92を受信することができる方向を意味す
る。このような他のデータを包括的にコントロールデー
タ、特性データ、又はコントロール情報と呼ぶことがで
きる。 【0027】一実施形態では、図2の仮想ビーコン生成
手段50は、外部ネットワークとの通信器能を備えたコン
ピュータシステムによって実施することが可能である。
他の実施形態では、仮想ビーコン生成手段50は、ソフト
ウェア、ハードウェア、又はファームウェアによって実
施することが可能である。図3は、仮想ビーコン生成手
段50の構成を示したものであり、これについて以下で一
層詳細に説明する。 【0028】図3において、仮想ビーコン生成手段50
は、関連付けモジュール62と、ユーザインタフェイス64
と、ワイヤレス送受信手段66と、ウェブゲートウェイ68
と、位置決定モジュール72とを含む。ユーザインタフェ
イス64は、仮想ビーコン生成手段50のユーザと対話する
ために使用され、及び仮想ビーコン電子ファイル92を形
成するために使用されるデータのユーザ入力74〜78を受
信するために使用される。図3から分かるように、ユー
ザ入力は、範囲データ入力74、位置データ入力75、タグ
/ラベルデータ入力76、時間データ入力77、及びウェブ
アドレス(すなわちURL)データ入力78を含む。更に、
ユーザインタフェイス64は、地図データのデータベース
79を更に含むことが可能である。該データベース79は、
位置データ入力75が実際に住所入力(例えばカリフォル
ニア州パロアルトのハノーバー通り3000番地)である場
合に使用される。この場合、ユーザインタフェイス64
は、データベース79にアクセスして、該アドレス入力を
位置データ(例えば、緯度=「12.345」及び経度=「8
9.123」)へと変換する。 【0029】図4は、ユーザインタフェイス64の一例を
示している。図4から明らかなように、ユーザインタフ
ェイス64は、アドレス入力のためのインタフェイス(す
なわち64a)と位置データ入力のためのインタフェイス
(すなわち64b)とを提供する。インタフェイス64bはま
た、他のユーザデータ入力(例えば、範囲、時間、ラベ
ル、ウェブアドレス)のためのフィールドを含む。 【0030】再び図3を参照する。関連付けモジュール
62は、ユーザインタフェイス64からのユーザ入力74〜78
を全て受信する。次いで関連付けモジュール62は、仮想
的なビーコン91を表す電子ファイル92(図5)を形成す
る。該電子ファイル92は、(1)仮想的なビーコン91が生
成され又は指定される物理的な場所45(図2)の位置デ
ータ、及び(2)コントロールデータ(例えば、物理的な
場所45(図2)と関連付けされるウェブページ46(図
2)のウェブアドレス、仮想的なビーコン91のアクセス
範囲、及びウェブアドレスのタグ/ラベル等)を含む。
関連付けモジュール62は、既知の技術を使用して実施す
ることが可能である。 【0031】位置決定モジュール72は、仮想ビーコン生
成手段50の現在位置の位置データを提供するために使用
される。これにより、関連付けモジュール62は、仮想ビ
ーコンファイルの生成時にユーザインタフェイス64から
の位置データ入力を必要としなくなる。この場合、仮想
ビーコン生成手段50のユーザは、仮想的なビーコンが該
仮想ビーコン生成手段50の現在位置を占めるものである
ことを示すだけでよい。一実施形態では、位置決定モジ
ュール72はGPS(全地球測位システム)受信モジュー
ルである。代替的には、位置決定モジュール72は、他の
既知の技術を使用して実施することが可能である。 【0032】図2ないし図3及び図5を参照する。次い
で、場所ベースの電子ファイル92が、仮想ビーコン生成
手段50により、ワイヤレスネットワーク42又はワイヤー
ドネットワーク43を介して仮想ビーコンサーバ60に送信
される。ネットワーク42,43の各々は、公開されている
標準的な通信プロトコル(例えば、ハイパーテキスト転
送プロトコル(HTTP))を用いて通信を行う。したがっ
て、ネットワーク42,43はそれぞれインターネットネッ
トワークである。これは、サーバ60により仮想ビーコン
生成手段50から受信された仮想ビーコン電子ファイル92
がXML(拡張マークアップ言語)形式を有することを
意味する。代替的に、他の既知のウェブデータ形式を仮
想ビーコン電子ファイル92に使用することが可能であ
る。 【0033】仮想ビーコン生成手段50からの伝送は、外
部サーバ60に対する仮想ビーコン生成手段50の接続によ
って異なる。仮想ビーコン生成手段50がワイヤードネッ
トワーク43に接続される場合には、該仮想ビーコン生成
手段50により生成された電子ファイル92を送信するため
にウェブゲートウェイ68を使用する。また、仮想ビーコ
ン生成手段50がワイヤレスネットワーク42に接続される
場合には、電子ファイル92はワイヤレス送受信器66によ
り伝送される。また、仮想ビーコン生成手段50がネット
ワーク42,43の両方に接続される場合には、電子ファイ
ル92は何れかのネットワークにより送信することができ
る。ワイヤレス送受信器66は、既知の技術により実施す
ることが可能なものであり、ウェブゲートウェイ68もま
た既知の技術により実施することが可能なものである。 【0034】再び図2を参照する。仮想ビーコンサーバ
60は、物理的な場所45のための仮想的なビーコン91(共
に図5に図示)を表す場所ベースの電子ファイル92を受
信した際に、該電子ファイル92を格納する。サーバ60
は、リクエストに応じて、そのリクエスト側の受信器
(例えば受信器70)へ電子ファイル92を送信する。サー
バ60は、格納している仮想ビーコンファイルをウェブ形
式(例えばXML形式)又は電子メール形式の何れかで
送信する。したがって、サーバ60は、基本的にはウェブ
サーバと電子メールサーバとの組み合わせである。サー
バ60は、ウェブブラウジング機能を有するリモートシス
テムが該サーバ60にアクセスできるようにウェブアドレ
スを有する。更に、サーバ60は、電子メールアドレスを
も有する。サーバ60の構成を図6に示し、更に詳細を後
述する。 【0035】図6において、サーバ60は、ゲートウェイ
101、電子メールサーバ102、ウェブサーバ103、仮想ビ
ーコン記憶手段104、及びフィルタリングモジュール105
を含む。代替的には、サーバ60は、上記モジュールの一
部が存在しなくとも機能することができる。例えば、サ
ーバ60は、フィルタリングモジュール105又は電子メー
ルモジュール102を有さないことが可能である。ゲート
ウェイ101は、サーバ60をネットワーク42,43(図2)と
インタフェイスするために使用される。よって、該ゲー
トウェイ101は、インターネットを利用可能とするゲー
トウェイ(internet-enabled gateway)でもある。 【0036】電子メールサーバ102は、仮想ビーコン電
子ファイル(例えば図5のファイル92)をリモート受信
器(例えば図2の受信器70)に送信するために使用され
る。電子メールサーバ102は、電子メールアドレスを有
し、仮想ビーコンファイルを電子メール形式で送信する
ことができる。電子メールサーバ102は、周知の技術を
使用して実施することが可能である。典型的には、電子
メールサーバ102は、記憶手段104に格納されている仮想
ビーコンファイルをリモート受信器(例えば図2の受信
器70)へ瞬時に(すなわち該受信器がかかる仮想的なビ
ーコンをリクエストするのを待たずに)配送するために
使用される。サーバ102はまた、記憶手段104に格納され
ている仮想ビーコンファイルを、かかるファイルをリモ
ート受信器がリクエストした際に、該受信器へ送信する
ことが可能である。 【0037】ウェブサーバ103は、記憶手段104に格納さ
れている仮想ビーコンファイルを、かかるファイルをリ
モート受信器(例えば図2の受信器70)がリクエストし
た際に該受信器に配送する(すなわちオンデマンド配
送)ために使用される。ウェブサーバ103はまた、ウェ
ブアドレスを含み、これにより、外部システムが、記憶
手段104に格納されている仮想ビーコンファイルに関し
てウェブサーバ103にアクセスすることが可能となる。
ウェブサーバ103は、既知の技術を使用して実施するこ
とが可能である。 【0038】動作時に、ゲートウェイ101は、外部の仮
想ビーコン生成手段(例えば図2の仮想ビーコン生成手
段50)から外部の場所ベースの仮想ビーコンファイル
(例えば図5の電子ファイル92)を受信する。次いでゲ
ートウェイ101は、該ファイルを仮想ビーコン記憶手段1
04に送信し、該仮想ビーコン記憶手段104に該ファイル
が格納される。 【0039】ゲートウェイ101は、リクエスト側の受信
器の位置の近傍の位置を示す位置データを有する仮想ビ
ーコンファイルに関するリクエストを外部の受信器(例
えば図2の受信器70)から受信した際に、電子メールサ
ーバ102又はウェブサーバ103の何れか一方に応答させ
る。サーバ102,103の何れを応答に従事させるかは、リ
クエストによって異なる。リクエストが電子メールリク
エストである場合には、電子メールサーバ102が応答に
従事する。それ以外の場合にはウェブサーバ103が使用
される。 【0040】更に、電子メールサーバ102は、仮想ビー
コンファイルの即座の配送サービスを実行するためにも
使用される。この場合、電子メールサーバ102は、受信
者の電子メールアドレス(すなわち加入(subscriptio
n))を知っている必要がある。この場合には、ゲートウ
ェイ101が新たな仮想的なビーコンに関する新たなファ
イルを受信するとすぐに、電子メールサーバ102が該新
たに生成された仮想的なビーコンをその既存の加入者の
一人又は二人以上に送信する必要があるか否かを確認す
る。 【0041】フィルタリングモジュール105は、送出さ
れないことが予想される仮想ビーコンファイルをフィル
タリングするために使用される。フィルタリングモジュ
ール105は、リクエスト側の受信器のアクセス範囲と仮
想的なビーコンの投影範囲(又はアクセス範囲)とを使
用して仮想ビーコンファイルを転送する必要があるか否
かを判定することにより、このフィルタリング処理を実
現する。例えば、仮想ビーコンファイルが15メートルの
投影(又はアクセス)範囲を指定すると共にリクエスト
側の受信器(例えば受信器70)からのリクエストが3メ
ートルの範囲を近傍として指定する場合、及び仮想的な
ビーコンがリクエスト側の受信器の現在の位置又は場所
から2メートルの場所を指定する場合には、仮想ビーコ
ンファイルは、フィルタリングモジュール105によって
フィルタリング除去(filter out)されずにリクエスト側
の受信器に転送される。フィルタリングモジュール105
は、別のフィルタリング方式を実施することも可能であ
る。代替的に、サーバ60がフィルタリングモジュールを
含まないことも可能である。 【0042】再び図2を参照する。仮想ビーコン受信器
70は、サーバ60から仮想的なビーコン(例えば図5の仮
想的なビーコン91)を受信するために使用される。受信
器70は、ワイヤレス(及び/又はワイヤード)インター
ネットアクセス機能を備えた携帯型電子機器又はモバイ
ル電子機器である。一実施形態では、受信器70は、PD
A(パーソナルディジタルアシスタント)又はパーソナ
ルオーガナイザである。別の実施形態では、受信器70
は、パームトップコンピュータ又はモバイルコンピュー
タである。代替的には、受信器70は、任意の種類の情報
アプライアンスとすることが可能であり、又は、処理、
記憶、及び表示のためのリソースが限られている任意の
種類の小型携帯ハンドヘルド電子装置又はアプライアン
ス(例えば、時計、セルラー電話、又はページャ)とす
ることが可能である。仮想ビーコン受信器70の動作は以
下の通りである。 【0043】仮想ビーコン受信器70が、特定の物理的な
場所(例えば、銀行、展示場、バス停、又は単に街の通
りの角)に位置しており、及び該受信器70の近傍に位置
する全ての仮想的なビーコンを得ることを望む場合に、
該仮想ビーコン受信器70は、ワイヤレスネットワーク42
を介して仮想ビーコンサーバ60にアクセスする。例え
ば、仮想ビーコン受信器70が物理的な場所45又はその近
くに位置し、及び該受信器70が位置する現在位置の近傍
にある全ての仮想的なビーコンを知りたい場合には、該
仮想ビーコン受信器70は、仮想ビーコンサーバ60にリク
エストを送信し、該受信器70の現在位置の近傍内の位置
を示す位置データを含む全ての仮想ビーコンファイルを
受信する。近傍の範囲(すなわち受信器70のアクセス範
囲)は、受信器70により、仮想ビーコンサーバ60に対す
るリクエスト中で指定される。例えば、受信器70は、15
メートル又は30メートルのアクセス範囲を指定すること
ができる。これは、近傍が15メートルであり、受信器70
の現在位置から15メートル以内に位置するあらゆる仮想
的なビーコンが仮想ビーコンサーバ60から受信器70に送
信されることになる、ということを意味する。近傍及び
アクセス範囲について図7を参照して更に詳細を後述す
る。 【0044】次いで受信器70は、サーバ60から受信した
全ての仮想的なビーコンを表示する。図8は、受信器70
の表示された仮想的なビーコンの一例を示す。サーバ60
から受信器70に送信された仮想ビーコンファイルは、X
ML(拡張マークアップ言語)データ形式を有するもの
である。サーバ60がその電子メールサーバ(すなわち図
6の電子メールサーバ102)を介して仮想ビーコンファ
イルを送信する場合には、該ファイルは電子メール形式
を有するものとなる。 【0045】上述のように、ワイヤレスネットワーク42
は、公開されている標準的な通信プロトコル(例えばHT
TP又は電子メールプロトコル)を使用して仮想ビーコン
受信器70が仮想ビーコンサーバ60と通信することを可能
にするワイヤレスインターネットネットワークである。
このため、サーバ60と受信器70との間の通信は従来のイ
ンターネット又は電子メール通信に準拠するものとな
る。これは、サーバ60がウェブアドレス又は電子メール
アドレスを有し、受信器70がウェブブラウジング機能又
は電子メール機能を有することを意味する。受信器70
は、ウェブブラウザ及びサーバ60のウェブアドレスを用
いてサーバ60にアクセスする。また、電子メールが通信
に使用される場合には、受信器70は、その電子メールソ
フトウェア及びサーバ60の電子メールアドレスを用いて
サーバ60にアクセスする。 【0046】受信器70は、図示しないリクエストを用い
てサーバ60にアクセスする。受信器70は、該受信器70の
現在位置の位置データを該リクエストに含めることによ
ってその現在位置を指定する。更に、受信器70は、該受
信器70の仮想的なアクセス範囲も前記リクエストにおい
て指定する。これにより、受信器70が場所ベースの仮想
ビーコンファイルを受信できる範囲又は距離が限定され
る。例えば、仮想ビーコンファイルが、受信器70の現在
位置から該受信器70のアクセス範囲を超える場所を指定
するものである場合、該受信器70はサーバ60から仮想ビ
ーコンファイルを受信しないことになる。しかし、仮想
ビーコンファイルが受信器70の現在位置から受信器70の
アクセス範囲内の場所を指定するものである場合には、
受信器70は仮想ビーコンファイルをサーバ60から受信す
ることになる。代替的に、リクエストが受信システム70
の仮想的なアクセス範囲を指定しないことが可能であ
る。この場合には、範囲データは、受信器70に格納さ
れ、該受信器70内でフィルタリング処理が行われた後、
該受信器70が受信した仮想ビーコンファイルを表示す
る。 【0047】アクセス範囲という概念を導入することに
より、サーバ60と受信器70との間のネットワーク42に沿
ったトラフィックを制限する。既知のように、物理的な
ビーコンは、物理的な制約を有し、アクセス範囲を事実
上制限するものとなる。我々は、ユーザが物理的制約に
よって制限されることのないシステムを望む一方で、幾
つかの制約もまた必要としている。かかる制約が存在し
ない場合には、システムは、ユーザに膨大な数の仮想的
なビーコンを見せることになり、極度の認知上のオーバ
ーヘッド(overhead)が生じることになる。 【0048】ウェブナビゲーションシステム40におい
て、仮想的なビーコンは、仮想的なエンティティであ
り、このため、仮想的なアクセス範囲の制約が必要とな
る。ユーザは、自分の「ディジタル的な視野(digital h
orizon)」内の仮想的なビーコンのみを体験すべきであ
る。ここで、「ディジタル的な視野」を、仮想的なビー
コンの範囲内にユーザが位置する結果として「アクティ
ブにされた(activated)」全ての仮想的なビーコンから
なる一組の仮想的なビーコンであると定義する。該範囲
は、個々の仮想的なビーコンの特性であるが、ディジタ
ル的な視野は、個々のユーザの時間的及び空間的な特性
である。 【0049】図7は、図2の仮想ビーコン受信器70の構
成を示している。図7から明らかなように、受信器70
は、位置決定モジュール111、配向(orientation)モジュ
ール112、ワイヤレス送受信手段113、ウェブブラウザ11
4、電子メールモジュール115、カーネル116、及び仮想
ビーコンプロジェクタ110を含む。これらのモジュール
は、内部バス117を介して互いに接続される。 【0050】位置決定モジュール111は、受信器70の現
在位置の位置データを提供する。一実施形態では、位置
決定モジュール111はGPS受信モジュールである。代替的
には、位置決定モジュール111は、他の周知の技術によ
り実施可能である。 【0051】配向モジュール112は、受信器70の向きを
決定する。これは、配向モジュール112が、受信器70が
現在向いている方向又は向きを決定することを意味す
る。一実施形態では、配向モジュール112は磁力計であ
る。別の実施形態では、配向モジュール112は磁気コン
パスである。 【0052】ワイヤレス送受信手段113は、仮想的なビ
ーコンについてのリクエストをリモートサーバ60(図
2)に送信するため、及びサーバ60からネットワーク42
(図2)を介して仮想ビーコン電子ファイルを受信する
ために使用される。該送受信手段113は、任意の周知の
通信技術を用いて実施することが可能であり、ネットワ
ークに固有のものとなる。このため、送受信手段113に
ついてはこれ以上詳細に説明しないこととする。 【0053】ウェブブラウザ114は、前記リクエストを
生成するため、及び該リクエストを用いてリモートサー
バ60にアクセスするために使用される。換言すれば、ウ
ェブブラウザ114は、サーバ60と受信器70との間の通信
を制御するために使用される。ウェブブラウザ114もま
た周知の技術により実施することが可能である。ウェブ
ブラウザ114と同様に、電子メールモジュール115は、前
記リクエストを電子メール形式で生成するため、及び該
リクエストを用いてリモートサーバ60にアクセスするた
めに使用される。電子メールモジュール115もまた周知
の技術を用いて実施することが可能である。 【0054】カーネル116は、受信器70の電源管理その
他のハードウェアの機能を伝達し制御するために使用さ
れる。該カーネル116はまた、インタフェイスとしても
機能して、他の構成要素からハードウェアを抽出する(a
bstract)。これは重要なことである。なぜなら、異なる
ハードウェア構成は異なる用途に使用される可能性があ
るからである。カーネル116は、配向モジュール112の較
正を行うアルゴリズムであって、該較正結果を方向(hea
ding)に反映させて傾角(inclination angle)及び偏角(d
eclination angle)を補正するアルゴリズムを含む。カ
ーネル116の他の重要な機能として、オンボードキャッ
シュをリフレッシュし続けることがある。ユーザの要求
に基づき、カーネル116は、位置決定モジュール111に現
在の場所を照会し、該照会結果の下位(trailing)ディジ
ットを切り捨てることにより該照会結果を曖昧化し(amb
iguate)、このデータを用いてサーバ60(図2)に照会
する。そのレスポンスである「WsML」は、仮想ビーコン
プロジェクタ110の内部バッファに格納される。 【0055】該プロジェクタ110の主な機能は、受信し
た仮想ビーコンファイルを表示することである。図8は
該表示の一例を示したものである。図8から分かるよう
に、各々の仮想的なビーコンが、受信器70の現在の場所
に関する位置情報と共に表示される。プロジェクタ110
の構成を図9に示し、これについて詳細に説明する。 【0056】図9を参照する。仮想ビーコンプロジェク
タ110は、ベクトル(vectoring)フィルタ131、ディジタ
ル視野モジュール132、バッファ133、及びユーザインタ
フェイス134を含む。ユーザインタフェイス134は、受信
器のユーザがプロジェクタ110と通信することを可能に
するために使用される。例えば、プロジェクタ110が図
8に示すような多数の仮想的なビーコンを表示し、ユー
ザがそのうちの1つのウェブページにアクセスしようと
する場合、ユーザは、列挙されたハイパーリンクの1つ
をクリックすることにより該アクセスを行うことが可能
である。ユーザインタフェイス134は、図9に示さない
表示を更に含む。ユーザインタフェイス134は、周知の
技術を用いて実施することが可能であるため、以下では
これ以上詳述しないこととする。 【0057】ディジタル視野モジュール132は、受信器7
0の仮想的なアクセス範囲(図2及び図7)を制限する
ために使用される。これにより、受信器70が場所ベース
の仮想ビーコンファイルを受信できる範囲又は距離が制
限される。上述のように、ユーザは、自分のディジタル
的な視野内の仮想的なビーコンのみを体験することがで
きるべきである。該ディジタル的な視野を、ユーザが仮
想的なビーコンの範囲にいる結果として「アクティブに
された(activate)」全ての仮想的なビーコンからなる一
組の仮想的なビーコンと定義する。該範囲は、個々の仮
想的なビーコンの特性であるが、ディジタル的な視野
は、個々のユーザの時間的及び空間的特性である。この
ため、範囲データが、バッファ133に記憶され、及び受
信器70内でフィルタリング処理が行われた後、受信器70
が、受信した仮想ビーコンファイルを表示する。代替的
には、ディジタル視野モジュール132は、プロジェクタ1
10に含めず、フィルタリング処理をサーバ60(図2)で
行うことが可能である。 【0058】ベクトルフィルタ131は、受信器70(図2
及び図7)により示される方向を有する仮想的なビーコ
ンをフィルタリング処理してユーザインタフェイス134
に表示するために使用される。図7のカーネル116は、
図7の配向モジュール112の磁力計の目盛りの読みの変
化に応じて、ベクトルフィルタ131を呼び出す。 【0059】上記の明細書において、本発明をその特定
の実施形態を参照して説明してきたが、本発明のより広
義の思想及び範囲から逸脱することなく各種の変形及び
変更が可能であることは当業者に明らかであろう。した
がって、明細書及び図面は厳密な意味ではなく単なる例
示の意味において考えられるべきである。 【0060】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。 【0061】1.物理的な場所(45)とそのウェブページ
(46)との間にリンクを形成するシステム(40)であって、
前記物理的な場所(45)の位置データ及び前記ウェブペー
ジ(46)のウェブアドレスのユーザ入力を受信するユーザ
インタフェイス(64)と、該ユーザインタフェイス(64)に
結合され、前記位置データ及び前記ウェブアドレスを含
む電子ファイルを作成することにより前記リンクを形成
して、前記物理的な場所(45)の近くに位置する受信シス
テム(70)が、前記電子ファイルを受信して、ブラウジン
グを伴うことなく前記ウェブページ(46)にアクセスでき
るようにする、関連付けモジュール(62)とを含み、前記
リンクが、仮想的なリンクであり、前記物理的な場所(4
5)に物理的に配置されないものである、システム(40)。 2.前記ユーザインタフェイス(64)が、前記物理的な場
所(45)からのアクセス範囲であって、前記受信システム
(70)が前記電子ファイルを受信することができるアクセ
ス範囲を指定する範囲データを更に受信する、前項1に
記載のシステム。 3.前記電子ファイルをリモートサーバシステム(60)へ
ワイヤレスで送信するワイヤレス送受信器(66)を更に含
み、前記リモートサーバシステム(60)が、前記電子ファ
イルを格納し、及び該電子ファイルを前記受信システム
(70)に送信し、該システム(40)が、前記電子ファイルを
外部のインターネットを介して前記リモートサーバシス
テム(60)に送信するウェブゲートウェイ(68)を更に含
む、前項1に記載のシステム。 4.該システムの現在位置の位置データを提供する位置
決定モジュール(72)を更に含み、前記ユーザインタフェ
イス(64)が、前記電子ファイルを送信することが可能な
時間の範囲を示す時間データと、前記ウェブアドレスの
名称又はラベルを示すタグデータとを更に受信する、前
項1に記載のシステム。 5.物理的な場所(45)と関連付けされたウェブページ(4
6)のウェブアドレスを公表するシステム(40)であって、
前記物理的な場所(45)の位置データ及び前記ウェブアド
レスを含む電子ファイルを作成する仮想リンク生成手段
(50)と、前記電子ファイルを受信し、及び該電子ファイ
ルを前記物理的な場所(45)又はその近くに位置する任意
の受信システムへ通信ネットワーク(42)を介して送信し
て、前記ウェブページ(46)の前記ウェブアドレスが、物
理オブジェクトを使用して前記物理的な場所(45)におい
て前記ウェブアドレスをホストすることなく、前記物理
的な場所(45)において仮想的に公表されるようにする、
仮想リンクサーバシステム(60)とを含む、システム。 6.前記仮想的なリンク生成手段(50)が、前記物理的な
場所(45)の位置データ、前記ウェブページ(46)の前記ウ
ェブアドレス、及び他の特性データのユーザ入力を受信
するユーザインタフェイス(64)であって、該他の特性デ
ータを前記電子ファイルが含む、ユーザインタフェイス
(64)と、前記位置データ及び前記ウェブアドレスを含む
前記電子ファイルを作成する関連付けモジュール(62)と
を更に含む、前項5に記載のシステム。 7.前記仮想リンク生成手段(50)が、前記電子ファイル
を前記仮想リンクサーバシステム(60)へ送信するワイヤ
レス送受信器(66)と、前記仮想リンクサーバシステム(6
0)が外部のインターネットにも接続される場合に該外部
のインターネットを介して前記仮想リンクサーバシステ
ム(60)に前記電子ファイルを送信するウェブゲートウェ
イ(68)と、前記仮想リンク生成手段(50)の現在位置の位
置データを提供する位置決定モジュール(72)とを更に含
む、前項6に記載のシステム。 8.前記仮想リンクサーバシステム(60)が、前記物理的
な場所(45)又はその近くに位置するリモート受信システ
ム(70)に前記電子ファイルを送信するだけであり、該電
子ファイルは前記物理的な場所(45)に隣接して配置され
ない、前項5に記載のシステム。 9.前記仮想リンクサーバシステム(60)が、前記電子フ
ァイルを格納する記憶手段(104)と、前記電子ファイル
を電子メール形式で送信する電子メールサーバ(102)
と、前記電子ファイルをウェブページ形式で送信するウ
ェブサーバ(103)と、外部の通信ネットワーク(42,43)と
のインタフェイスを行って前記電子ファイルを受信する
と共に、他の通信ネットワーク(42)とのインタフェイス
を行って前記電子ファイルを電子メール形式又はウェブ
ページ形式で送信するゲートウェイ(101)とを更に含
む、前項5に記載のシステム。 10.前記仮想リンクサーバシステム(60)が、リクエスト
側の受信システム(70)から該受信システム(70)の現在位
置の位置データを受信すると共に、該受信システム(70)
の現在位置又はその近くの位置を示す位置データを有す
るあらゆる電子ファイルに関するリクエストを受信す
る、フィルタリングモジュール(105)を更に含み、該フ
ィルタリングモジュール(105)が、前記受信システム(7
0)の現在位置又はその近くの位置を示す位置データと共
に前記記憶手段(104)に格納された全ての電子ファイル
を、それぞれの電子ファイルの範囲データに基づき、前
記電子メールサーバ(102)及び前記ウェブサーバ(103)の
一方を介して、前記リクエスト側の受信システム(70)へ
送信する、前項9に記載のシステム。 11.前記フィルタリングモジュール(105)が、前記記憶
手段(104)に格納されている電子ファイルのうち、前記
受信システム(70)の現在位置又はその近くの位置にない
位置を示す位置データを有する電子ファイルを前記受信
システム(70)へ全く送信しない、前項10に記載のシス
テム。
びワールドワイドウェブ(WWW)に関し、特に、三次元
での(3D)物理的な場所(physical location)(又は
物理的なエンティティ)とそのウェブ表現との間の仮想
的なリンクを生成するウェブナビゲーションであって、
物理的なオブジェクトを使用して物理的な場所でリンク
をホストする必要のない、高速で便利なウェブナビゲー
ションを提供することに関する。 【0002】 【従来の技術】周知のように、我々が存在する世界は、
人、場所、物(又はオブジェクト)といった物理的なエ
ンティティにより形成される物理的な世界である。例え
ば、書店は場所である。観光名所、美術館、展示場、会
議室、又は家庭も同様である。書店にある書籍、美術館
における絵画は物である。同様に、各家庭のTVは物であ
る。バス停は場所と称することができる。 【0003】インターネットの急速な発達及びウェブ
(すなわちWWW)の普及により、独自のウェブページを
有する物理的なエンティティ(例えば、レストラン、ホ
テル、観光地)が増加している。このような物理的なエ
ンティティの表現形式は、通常、非物理的又は仮想表現
と呼ばれる。この場合、各物理的なエンティティは、1
つ又は2つ以上のウェブページを有することができる。
更に、各ウェブページもまた、1つ又は2つ以上の物理
的なエンティティを表すことができる。これらのウェブ
ページは、その個々の物理的なエンティティを記述し又
は図解するために、テキスト、音声、ビデオ、及び/又
はイメージを使用する。ウェブページはまた、その物理
的なエンティティに関する各種サービス(例えば電子商
取引)を提供することができる。単に物理的なエンティ
ティのウェブページに行くだけで、その物理的なエンテ
ィティに関する情報を入手することができ、又はその物
理的なエンティティとの商取引(すなわちオンライン取
引又は電子商取引)を行うことができる。これらのウェ
ブページは、物理的な世界の仮想世界又はサイバースペ
ースを形成している。このようなウェブ表現は、物理的
なエンティティを、一層有用で便利でアクセス可能なも
のとする。例えば、特定のバス停に、その特定のバス停
における各種バスの発着時刻表を物理的に貼る代わり
に、バス停にその独自のウェブページを持たせ、該ウェ
ブページに全ての発着時刻を列挙すれば、該ウェブペー
ジのウェブアドレスを知っている限り顧客は何時何処で
もその情報にアクセスすることができるようになる。該
ウェブページはまたリアルタイムで自動的に更新される
ため、バス会社の従業員が掲載時刻集の変更を物理的に
貼る必要がない。これは、低コストかつ高効率で精確な
情報を人々に提供するものとなる。更なる例として、レ
ストラン又はホテルは、その提供物及び価格を公開した
ウェブページを持つことができる。レストランの場合に
はオンライン予約及び/又は持ち帰り用注文さえも可能
である。ホテルの場合にはオンライン予約が可能であ
る。ウェブページはまた、質問を求めるための簡単な電
子メールアクセスを提供することができる。 【0004】しかし、実世界における物理的なエンティ
ティはそのウェブベースの表現を有することができる
が、それら2つは密に結びついてはいない。これは、そ
れら2つの世界を橋渡しする手段が存在しないことを意
味している。換言すれば、この従来技術の構成は、物理
的なエンティティに関心を示す人々をそのウェブ表現へ
とリンクする手段を提供しないものである。人々は、物
理的なエンティティの正しいウェブページを見つけるた
めには、そのウェブページのウェブアドレスを記憶する
か、又はウェブを検索しブラウズすることにより当該ウ
ェブページを見つけなければならない。これは、ユーザ
がこれらのウェブページにアクセスする際の難点であり
不便である。かかる不便さは、ウェブが成長して無数の
ウェブサイト及び/又はウェブページを含むようになっ
たため、ますます顕著になってきている。 【0005】この問題は、モバイルデバイスによりウェ
ブにアクセスできる人が増えたことによっても増幅され
る。周知のように、高機能の携帯デバイス又はモバイル
デバイスの利用可能性が増大し、ワイヤレスネットワー
キングオプションの仕様態勢が整うことにより、ウェブ
に常時接続する人が増加している。何処にいても、人々
は、自身のモバイルブラウザによりいつでも仮想世界に
アクセスできる。 【0006】上記課題を解決するための解消法が従来提
案されてきた。従来の解消法の1つを図1に示す。図1
において明らかなように、物理的なエンティティ11はそ
のウェブページ12を有している。ウェブアドレス、すな
わちURL(Universal ResourceLocator)ビーコン14が、物
理的なエンティティ11に物理的に隣接して配置される。
該ビーコン14は、物理的なエンティティ11のウェブペー
ジ12のウェブアドレスを記憶している。該ビーコン14は
また、ウェブページ12のウェブアドレスを送信又は放送
し、これにより、ビーコン受信装置(例えばクライアン
トシステム20)を有するあらゆるユーザは、該ユーザが
物理的なエンティティ11の近くにいる際に物理的なエン
ティティ11のウェブページ12のウェブアドレスを受信す
ることができる。したがって、ビーコン14は、物理的な
エンティティ11とそのウェブ表現(すなわちウェブペー
ジ12)との間のリンクを提供し、ウェブの簡単かつ迅速
なナビゲーションを実現することができる。 【0007】しかし、このような従来の構成にはなお欠
点がある。該欠点の1つは、URLビーコンが、物理的な
エンティティ又は物理的な場所に物理的に隣接して配置
しなければならない物理的な物であることである。物理
的なエンティティのウェブアドレスが変更された場合に
は、URLビーコンがネットワークを介して接続されてい
ない限り、該ビーコンをその場で(on the site)更新し
なければならない。該設置されたビーコンには、オンサ
イトメンテナンスもまた必要となる。例えば、ビーコン
が損傷又は破損した場合には、人を現地に送ってビーコ
ンを修理し又は交換しなければならない。ビーコンの電
源がバッテリにより供給される場合には、該バッテリを
定期的に交換しなければならない。 【0008】更に、物理的なビーコンは、送信範囲が極
めて限られているのが一般的である。ビーコン受信器を
有するユーザは、格納されたウェブアドレスのビーコン
送信を受信するには、ほぼ物理的なエンティティの場所
に位置していなければならない。ユーザは、物理的なエ
ンティティの近傍にはいるが該物理的なエンティティの
場所に位置していない場合には、一般にビーコン送信を
受信できないことになる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】本発明の特徴の1つ
は、三次元(3D)での物理的な場所又は物理的なエン
ティティとそれに関連するウェブ表現との間の仮想的な
連結を提供して、容易かつ迅速で便利なウェブナビゲー
ションを可能にすることである。 【0010】本発明の別の特徴は、最低限の物理的な手
間で仮想世界(例えばWWW)を3Dの物理世界にリンク
することである。 【0011】本発明の更なる特徴は、連結の物理的な制
約を全く考慮する必要なくウェブページを3Dの物理的
なエンティティ又は物理的な場所にリンクすることであ
る。 【0012】 【課題を解決するための手段】以下、物理的な場所とそ
のウェブページの間にリンクを形成する仮想ビーコン生
成システムを説明する。本システムは、物理的な場所の
位置データ及びウェブページのウェブアドレスのユーザ
入力を受信するユーザインタフェイスを含む。次いで該
ユーザインタフェイスに関連付けモジュール(associati
on module)が結合され、位置データ及びウェブアドレス
を含む電子ファイルを作成することによりリンクを形成
し、物理的な場所の近くにいる受信システムの所持者
は、該電子ファイルを受信し、ブラウズせずにウェブペ
ージにアクセスすることができる。これにより、該リン
クは、物理的な場所に物理的に存在しない仮想的なリン
クとなる。 【0013】物理的な場所において、該物理的な場所と
関連付けされたウェブページのウェブアドレスを仮想的
に公表する(post)システムについても説明する。本シス
テムは、物理的な場所の位置データ及びウェブアドレス
を含む電子ファイルを作成する仮想リンク形成手段を含
む。本システムはまた、電子ファイルを受信し、該電子
ファイルを物理的な場所又はその近くに位置する任意の
受信システムにワイヤレスネットワークを介して送信す
る、仮想リンク伝送システムであって、物理的なオブジ
ェクトを使用して物理的な場所でウェブアドレスをホス
トすることなく物理的な場所でウェブページのウェブア
ドレスを仮想的に公表する、仮想リンク伝送システムを
更に含む。 【0014】ウェブナビゲーションシステムについても
説明する。該ウェブナビゲーションシステムは、物理的
な場所の位置データと、該物理的な場所に関連付けされ
たウェブページのウェブアドレスとを含む電子ファイル
を作成する、仮想リンク形成手段を含む。該電子ファイ
ルは仮想リンクサーバシステムによって受信される。該
サーバシステムは、前記電子ファイルを前記物理的な場
所の近くに位置する任意のリモート受信システムに通信
ネットワークを介して送信することができる。該サーバ
システムと通信すること並びに外部のインターネットに
アクセスすることが可能な受信システムは、該受信シス
テムが物理的な場所の近くに位置した際にサーバシステ
ムから電子ファイルを受信し、これにより、物理的なオ
ブジェクトを使用して物理的な場所でウェブアドレスを
ホストすることなく、ウェブページのウェブアドレスが
物理的な場所で仮想的に公表されるようになる。 【0015】 【発明の実施の形態】本発明の他の特徴及び利点につい
ては、本発明の原理を例示する添付図面を参照してなさ
れる以下の詳細な説明から明らかとなろう。 【0016】図2は、本発明の一実施形態を実施したウ
ェブナビゲーションシステム40を示している。該ウェブ
ナビゲーションシステム40は、仮想ビーコン生成手段5
0、仮想ビーコンサーバ60、及び仮想ビーコン受信手段7
0を含む。ワイヤレスネットワーク42は、上記システム5
0,60,70間の通信に使用される。更に、ワイヤードネッ
トワークは、仮想ビーコン生成手段50と仮想ビーコンサ
ーバ60との間の通信に使用される。 【0017】仮想ビーコン生成手段50は、仮想リンク生
成手段と呼ぶこともできる。仮想ビーコンサーバは、仮
想リンクサーバと呼ぶこともできる。更に、仮想ビーコ
ン受信手段70は仮想リンク受信手段又は単に受信器と呼
ぶことができる。 【0018】図2はまた、物理的な場所45と、図示しな
いコンテンツウェブサーバでホストされるウェブページ
46とを示している。該ウェブページ46は、仮想ビーコン
受信手段70によりワイヤレスネットワーク42を介してア
クセスすることが可能なものである。これは、仮想ビー
コン受信手段70がインターネットアクセス能力を有する
ことを意味している。ウェブページ46は、物理的な場所
45と関連付けされる。これは、物理的な場所45がウェブ
ページ46により仮想世界において表現されることを意味
している。代替的に、物理的な場所45が2つ以上のウェ
ブページを有すること及びウェブページ46が2つ以上の
物理的な場所を表すことが可能である。 【0019】本発明の一実施形態によれば、ウェブナビ
ゲーションシステム40は、物理的な実世界と仮想世界と
の橋渡しを行って、該橋渡しを行うための物理的な手間
を最小限にしつつ容易かつ迅速で便利なウェブナビゲー
ションを達成する。該達成のために、ウェブナビゲーシ
ョンシステム40は、物理的な場所45に関するウェブペー
ジ46のウェブアドレスを公表するために物理的なオブジ
ェクト(例えば、物理的なビーコン、表示画面、又は公
表手段(poster))を一切使用することなく、該物理的な
場所45のウェブアドレスを物理的な場所45において仮想
的に公表することを可能にする。これは、ウェブナビゲ
ーションシステム40が、物理的な場所45のウェブページ
46のウェブアドレスを公表し、表示し、又は放送する機
能を有する仮想的なビーコン(又は仮想的なリンク)
(すなわち図5の仮想ビーコン91)を提供することを意
味している。 【0020】以下、「物理的なビーコン」という用語
は、ウェブアドレスを格納し、該格納されたウェブアド
レスを伝送又は放送することが可能な電子機器又はモジ
ュールを表す。しかし、「仮想的なビーコン」又は「仮
想的なリンク」という用語は、物理的なビーコンのよう
な物理オブジェクトを表すものではなく、ウェブアドレ
スを含む電子ファイルを表す。しかし、該電子ファイル
は、物理的なビーコンと同様の機能を奏する。仮想的な
ビーコン又は仮想的なリンクは、ウェブ標識とも称する
ことができる。 【0021】更に、「物理的な場所」という用語は、地
理的な場所だけでなく、物理的なエンティティも表す。
上述のように、物理的なエンティティは、書店、美術
館、会議室、ホテルの部屋、又は書店若しくは美術館に
おける展示されている品物とすることができる。物理的
なエンティティはまた、展示場、該展示場に展示された
自動車、又はバスターミナル若しくはバス停とすること
ができる。 【0022】「物理的な場所」という用語は、地理的な
場所と物理的なエンティティの両方を表すが、あらゆる
地理的場所は一意の位置データ(例えば、緯度が「53.4
56789」、経度が「123.456789」)を有するため、混乱
が生じることはない。これは、地理的場所に配置された
物理的なエンティティについても同様である。この場
合、物理的なエンティティは、該物理的なエンティティ
が配置された地理的場所の位置データを有することにな
る。このため、「物理的な場所」という用語は、地理的
な場所、又は地理的場所に位置する物理的なエンティテ
ィの何れかを指すことが可能である。 【0023】物理的な場所45は、街路番地(street addr
ess)(例えば、カリフォルニア州パロアルト,ページミ
ル通り1501番地)又は一意の位置データを用いて表すこ
とができる。しかし、番地を用いて場所45を表す場合に
は、地図データを格納して街路番地を実際の位置データ
に変換する必要がある。 【0024】更に詳細に後述するように、仮想ビーコン
生成手段50は、物理的な場所45のための仮想的なビーコ
ン91を生成する。該仮想的なビーコン91は、基本的には
場所ベースの(location-based)電子ファイル(すなわち
図5のファイル92)である。これは、電子ファイル92
が、物理的な場所45の位置データ、及びウェブページ46
のウェブアドレスを含むことを意味する。更に、他のデ
ータ(例えば、アクセス範囲、方向、ウェブアドレス
名、仮想的なビーコンがアクティブになる時間範囲)を
仮想的なビーコン91を形成する電子ファイル92に含める
ことが可能である。次いで、場所ベースの電子ファイル
92が、仮想ビーコン生成手段50によって、ワイヤレスネ
ットワーク42又はワイヤードネットワーク43を介して仮
想ビーコンサーバ60に送出される。ネットワーク42,43
の各々は、公開されている標準的な通信プロトコル(例
えば、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP))を用
いて通信を行う。したがって、ネットワーク42,43はそ
れぞれインターネットネットワークである。 【0025】次いで、外部の受信システムが、特定の場
所に位置しており、及び該受信システムが現在位置する
場所に近い場所を示す位置データを有する全ての仮想ビ
ーコンファイルを要求するリクエストを送信した場合
に、仮想ビーコンサーバ60は、かかる外部のあらゆる受
信システム(例えば受信システム70)にワイヤレスネッ
トワーク42を介して電子ファイル92を送信する。例え
ば、受信システム70が、物理的な場所45の近くに位置し
ており、該受信システム70が位置する場所の近くの場所
を示す位置データを含む全ての仮想ビーコンファイルの
受信をリクエストした場合には、仮想ビーコンサーバ60
は、仮想ビーコン電子ファイル92を該受信システム70に
送信する。次いで、受信システム70は、仮想ビーコン電
子ファイル92に含まれるウェブアドレスを用いてウェブ
ページ46にアクセスし、これにより、物理オブジェクト
を使用して物理的な場所45でウェブアドレスをホストす
ることなく、ウェブページ46のウェブアドレスを物理的
な場所45で仮想的に公表することが可能となる。これに
より、仮想的なビーコン91は、物理的な場所45に物理的
に存在しない仮想的なリンク又は仮想的なビーコンとな
る。以下、ウェブナビゲーションシステム40について、
図2ないし図9を参照して更に詳細に説明することとす
る。 【0026】図2及び図5から分かるように、仮想ビー
コン生成手段50は、物理的な場所45に関する電子ファイ
ル92を作成することにより仮想的なビーコン91(共に図
5に図示)を生成する。上述のように、仮想的なビーコ
ン91は、物理オブジェクトではなく、データを含む場所
ベースの電子ファイル(すなわち電子ファイル92)であ
る。仮想ビーコン電子ファイル92に含まれるデータは、
物理的な場所45の位置データを含む(例えば、緯度=
「37.345」、経度=「-122.56」)。更に、電子ファイ
ル92に含まれるデータは、アクセス範囲データ(例えば
範囲=2000フィート)と、タグ又はラベルデータ(例え
ば<ラベル>=病院)を更に含む。更に他のデータを含
めることも可能である。例えば、電子ファイル92内のデ
ータは、仮想的なビーコン91のビーコン投影(projectio
n)の方向又は向きを指定する方向データ、並びに仮想的
なビーコン91がアクティブになる時間を示す時間範囲デ
ータを含むことが可能である。ビーコン投影は、仮想的
なビーコン91の場所又はその近くに位置する外部の受信
システム(例えば受信システム70)により仮想ビーコン
電子ファイル92を受信することができる方向を意味す
る。このような他のデータを包括的にコントロールデー
タ、特性データ、又はコントロール情報と呼ぶことがで
きる。 【0027】一実施形態では、図2の仮想ビーコン生成
手段50は、外部ネットワークとの通信器能を備えたコン
ピュータシステムによって実施することが可能である。
他の実施形態では、仮想ビーコン生成手段50は、ソフト
ウェア、ハードウェア、又はファームウェアによって実
施することが可能である。図3は、仮想ビーコン生成手
段50の構成を示したものであり、これについて以下で一
層詳細に説明する。 【0028】図3において、仮想ビーコン生成手段50
は、関連付けモジュール62と、ユーザインタフェイス64
と、ワイヤレス送受信手段66と、ウェブゲートウェイ68
と、位置決定モジュール72とを含む。ユーザインタフェ
イス64は、仮想ビーコン生成手段50のユーザと対話する
ために使用され、及び仮想ビーコン電子ファイル92を形
成するために使用されるデータのユーザ入力74〜78を受
信するために使用される。図3から分かるように、ユー
ザ入力は、範囲データ入力74、位置データ入力75、タグ
/ラベルデータ入力76、時間データ入力77、及びウェブ
アドレス(すなわちURL)データ入力78を含む。更に、
ユーザインタフェイス64は、地図データのデータベース
79を更に含むことが可能である。該データベース79は、
位置データ入力75が実際に住所入力(例えばカリフォル
ニア州パロアルトのハノーバー通り3000番地)である場
合に使用される。この場合、ユーザインタフェイス64
は、データベース79にアクセスして、該アドレス入力を
位置データ(例えば、緯度=「12.345」及び経度=「8
9.123」)へと変換する。 【0029】図4は、ユーザインタフェイス64の一例を
示している。図4から明らかなように、ユーザインタフ
ェイス64は、アドレス入力のためのインタフェイス(す
なわち64a)と位置データ入力のためのインタフェイス
(すなわち64b)とを提供する。インタフェイス64bはま
た、他のユーザデータ入力(例えば、範囲、時間、ラベ
ル、ウェブアドレス)のためのフィールドを含む。 【0030】再び図3を参照する。関連付けモジュール
62は、ユーザインタフェイス64からのユーザ入力74〜78
を全て受信する。次いで関連付けモジュール62は、仮想
的なビーコン91を表す電子ファイル92(図5)を形成す
る。該電子ファイル92は、(1)仮想的なビーコン91が生
成され又は指定される物理的な場所45(図2)の位置デ
ータ、及び(2)コントロールデータ(例えば、物理的な
場所45(図2)と関連付けされるウェブページ46(図
2)のウェブアドレス、仮想的なビーコン91のアクセス
範囲、及びウェブアドレスのタグ/ラベル等)を含む。
関連付けモジュール62は、既知の技術を使用して実施す
ることが可能である。 【0031】位置決定モジュール72は、仮想ビーコン生
成手段50の現在位置の位置データを提供するために使用
される。これにより、関連付けモジュール62は、仮想ビ
ーコンファイルの生成時にユーザインタフェイス64から
の位置データ入力を必要としなくなる。この場合、仮想
ビーコン生成手段50のユーザは、仮想的なビーコンが該
仮想ビーコン生成手段50の現在位置を占めるものである
ことを示すだけでよい。一実施形態では、位置決定モジ
ュール72はGPS(全地球測位システム)受信モジュー
ルである。代替的には、位置決定モジュール72は、他の
既知の技術を使用して実施することが可能である。 【0032】図2ないし図3及び図5を参照する。次い
で、場所ベースの電子ファイル92が、仮想ビーコン生成
手段50により、ワイヤレスネットワーク42又はワイヤー
ドネットワーク43を介して仮想ビーコンサーバ60に送信
される。ネットワーク42,43の各々は、公開されている
標準的な通信プロトコル(例えば、ハイパーテキスト転
送プロトコル(HTTP))を用いて通信を行う。したがっ
て、ネットワーク42,43はそれぞれインターネットネッ
トワークである。これは、サーバ60により仮想ビーコン
生成手段50から受信された仮想ビーコン電子ファイル92
がXML(拡張マークアップ言語)形式を有することを
意味する。代替的に、他の既知のウェブデータ形式を仮
想ビーコン電子ファイル92に使用することが可能であ
る。 【0033】仮想ビーコン生成手段50からの伝送は、外
部サーバ60に対する仮想ビーコン生成手段50の接続によ
って異なる。仮想ビーコン生成手段50がワイヤードネッ
トワーク43に接続される場合には、該仮想ビーコン生成
手段50により生成された電子ファイル92を送信するため
にウェブゲートウェイ68を使用する。また、仮想ビーコ
ン生成手段50がワイヤレスネットワーク42に接続される
場合には、電子ファイル92はワイヤレス送受信器66によ
り伝送される。また、仮想ビーコン生成手段50がネット
ワーク42,43の両方に接続される場合には、電子ファイ
ル92は何れかのネットワークにより送信することができ
る。ワイヤレス送受信器66は、既知の技術により実施す
ることが可能なものであり、ウェブゲートウェイ68もま
た既知の技術により実施することが可能なものである。 【0034】再び図2を参照する。仮想ビーコンサーバ
60は、物理的な場所45のための仮想的なビーコン91(共
に図5に図示)を表す場所ベースの電子ファイル92を受
信した際に、該電子ファイル92を格納する。サーバ60
は、リクエストに応じて、そのリクエスト側の受信器
(例えば受信器70)へ電子ファイル92を送信する。サー
バ60は、格納している仮想ビーコンファイルをウェブ形
式(例えばXML形式)又は電子メール形式の何れかで
送信する。したがって、サーバ60は、基本的にはウェブ
サーバと電子メールサーバとの組み合わせである。サー
バ60は、ウェブブラウジング機能を有するリモートシス
テムが該サーバ60にアクセスできるようにウェブアドレ
スを有する。更に、サーバ60は、電子メールアドレスを
も有する。サーバ60の構成を図6に示し、更に詳細を後
述する。 【0035】図6において、サーバ60は、ゲートウェイ
101、電子メールサーバ102、ウェブサーバ103、仮想ビ
ーコン記憶手段104、及びフィルタリングモジュール105
を含む。代替的には、サーバ60は、上記モジュールの一
部が存在しなくとも機能することができる。例えば、サ
ーバ60は、フィルタリングモジュール105又は電子メー
ルモジュール102を有さないことが可能である。ゲート
ウェイ101は、サーバ60をネットワーク42,43(図2)と
インタフェイスするために使用される。よって、該ゲー
トウェイ101は、インターネットを利用可能とするゲー
トウェイ(internet-enabled gateway)でもある。 【0036】電子メールサーバ102は、仮想ビーコン電
子ファイル(例えば図5のファイル92)をリモート受信
器(例えば図2の受信器70)に送信するために使用され
る。電子メールサーバ102は、電子メールアドレスを有
し、仮想ビーコンファイルを電子メール形式で送信する
ことができる。電子メールサーバ102は、周知の技術を
使用して実施することが可能である。典型的には、電子
メールサーバ102は、記憶手段104に格納されている仮想
ビーコンファイルをリモート受信器(例えば図2の受信
器70)へ瞬時に(すなわち該受信器がかかる仮想的なビ
ーコンをリクエストするのを待たずに)配送するために
使用される。サーバ102はまた、記憶手段104に格納され
ている仮想ビーコンファイルを、かかるファイルをリモ
ート受信器がリクエストした際に、該受信器へ送信する
ことが可能である。 【0037】ウェブサーバ103は、記憶手段104に格納さ
れている仮想ビーコンファイルを、かかるファイルをリ
モート受信器(例えば図2の受信器70)がリクエストし
た際に該受信器に配送する(すなわちオンデマンド配
送)ために使用される。ウェブサーバ103はまた、ウェ
ブアドレスを含み、これにより、外部システムが、記憶
手段104に格納されている仮想ビーコンファイルに関し
てウェブサーバ103にアクセスすることが可能となる。
ウェブサーバ103は、既知の技術を使用して実施するこ
とが可能である。 【0038】動作時に、ゲートウェイ101は、外部の仮
想ビーコン生成手段(例えば図2の仮想ビーコン生成手
段50)から外部の場所ベースの仮想ビーコンファイル
(例えば図5の電子ファイル92)を受信する。次いでゲ
ートウェイ101は、該ファイルを仮想ビーコン記憶手段1
04に送信し、該仮想ビーコン記憶手段104に該ファイル
が格納される。 【0039】ゲートウェイ101は、リクエスト側の受信
器の位置の近傍の位置を示す位置データを有する仮想ビ
ーコンファイルに関するリクエストを外部の受信器(例
えば図2の受信器70)から受信した際に、電子メールサ
ーバ102又はウェブサーバ103の何れか一方に応答させ
る。サーバ102,103の何れを応答に従事させるかは、リ
クエストによって異なる。リクエストが電子メールリク
エストである場合には、電子メールサーバ102が応答に
従事する。それ以外の場合にはウェブサーバ103が使用
される。 【0040】更に、電子メールサーバ102は、仮想ビー
コンファイルの即座の配送サービスを実行するためにも
使用される。この場合、電子メールサーバ102は、受信
者の電子メールアドレス(すなわち加入(subscriptio
n))を知っている必要がある。この場合には、ゲートウ
ェイ101が新たな仮想的なビーコンに関する新たなファ
イルを受信するとすぐに、電子メールサーバ102が該新
たに生成された仮想的なビーコンをその既存の加入者の
一人又は二人以上に送信する必要があるか否かを確認す
る。 【0041】フィルタリングモジュール105は、送出さ
れないことが予想される仮想ビーコンファイルをフィル
タリングするために使用される。フィルタリングモジュ
ール105は、リクエスト側の受信器のアクセス範囲と仮
想的なビーコンの投影範囲(又はアクセス範囲)とを使
用して仮想ビーコンファイルを転送する必要があるか否
かを判定することにより、このフィルタリング処理を実
現する。例えば、仮想ビーコンファイルが15メートルの
投影(又はアクセス)範囲を指定すると共にリクエスト
側の受信器(例えば受信器70)からのリクエストが3メ
ートルの範囲を近傍として指定する場合、及び仮想的な
ビーコンがリクエスト側の受信器の現在の位置又は場所
から2メートルの場所を指定する場合には、仮想ビーコ
ンファイルは、フィルタリングモジュール105によって
フィルタリング除去(filter out)されずにリクエスト側
の受信器に転送される。フィルタリングモジュール105
は、別のフィルタリング方式を実施することも可能であ
る。代替的に、サーバ60がフィルタリングモジュールを
含まないことも可能である。 【0042】再び図2を参照する。仮想ビーコン受信器
70は、サーバ60から仮想的なビーコン(例えば図5の仮
想的なビーコン91)を受信するために使用される。受信
器70は、ワイヤレス(及び/又はワイヤード)インター
ネットアクセス機能を備えた携帯型電子機器又はモバイ
ル電子機器である。一実施形態では、受信器70は、PD
A(パーソナルディジタルアシスタント)又はパーソナ
ルオーガナイザである。別の実施形態では、受信器70
は、パームトップコンピュータ又はモバイルコンピュー
タである。代替的には、受信器70は、任意の種類の情報
アプライアンスとすることが可能であり、又は、処理、
記憶、及び表示のためのリソースが限られている任意の
種類の小型携帯ハンドヘルド電子装置又はアプライアン
ス(例えば、時計、セルラー電話、又はページャ)とす
ることが可能である。仮想ビーコン受信器70の動作は以
下の通りである。 【0043】仮想ビーコン受信器70が、特定の物理的な
場所(例えば、銀行、展示場、バス停、又は単に街の通
りの角)に位置しており、及び該受信器70の近傍に位置
する全ての仮想的なビーコンを得ることを望む場合に、
該仮想ビーコン受信器70は、ワイヤレスネットワーク42
を介して仮想ビーコンサーバ60にアクセスする。例え
ば、仮想ビーコン受信器70が物理的な場所45又はその近
くに位置し、及び該受信器70が位置する現在位置の近傍
にある全ての仮想的なビーコンを知りたい場合には、該
仮想ビーコン受信器70は、仮想ビーコンサーバ60にリク
エストを送信し、該受信器70の現在位置の近傍内の位置
を示す位置データを含む全ての仮想ビーコンファイルを
受信する。近傍の範囲(すなわち受信器70のアクセス範
囲)は、受信器70により、仮想ビーコンサーバ60に対す
るリクエスト中で指定される。例えば、受信器70は、15
メートル又は30メートルのアクセス範囲を指定すること
ができる。これは、近傍が15メートルであり、受信器70
の現在位置から15メートル以内に位置するあらゆる仮想
的なビーコンが仮想ビーコンサーバ60から受信器70に送
信されることになる、ということを意味する。近傍及び
アクセス範囲について図7を参照して更に詳細を後述す
る。 【0044】次いで受信器70は、サーバ60から受信した
全ての仮想的なビーコンを表示する。図8は、受信器70
の表示された仮想的なビーコンの一例を示す。サーバ60
から受信器70に送信された仮想ビーコンファイルは、X
ML(拡張マークアップ言語)データ形式を有するもの
である。サーバ60がその電子メールサーバ(すなわち図
6の電子メールサーバ102)を介して仮想ビーコンファ
イルを送信する場合には、該ファイルは電子メール形式
を有するものとなる。 【0045】上述のように、ワイヤレスネットワーク42
は、公開されている標準的な通信プロトコル(例えばHT
TP又は電子メールプロトコル)を使用して仮想ビーコン
受信器70が仮想ビーコンサーバ60と通信することを可能
にするワイヤレスインターネットネットワークである。
このため、サーバ60と受信器70との間の通信は従来のイ
ンターネット又は電子メール通信に準拠するものとな
る。これは、サーバ60がウェブアドレス又は電子メール
アドレスを有し、受信器70がウェブブラウジング機能又
は電子メール機能を有することを意味する。受信器70
は、ウェブブラウザ及びサーバ60のウェブアドレスを用
いてサーバ60にアクセスする。また、電子メールが通信
に使用される場合には、受信器70は、その電子メールソ
フトウェア及びサーバ60の電子メールアドレスを用いて
サーバ60にアクセスする。 【0046】受信器70は、図示しないリクエストを用い
てサーバ60にアクセスする。受信器70は、該受信器70の
現在位置の位置データを該リクエストに含めることによ
ってその現在位置を指定する。更に、受信器70は、該受
信器70の仮想的なアクセス範囲も前記リクエストにおい
て指定する。これにより、受信器70が場所ベースの仮想
ビーコンファイルを受信できる範囲又は距離が限定され
る。例えば、仮想ビーコンファイルが、受信器70の現在
位置から該受信器70のアクセス範囲を超える場所を指定
するものである場合、該受信器70はサーバ60から仮想ビ
ーコンファイルを受信しないことになる。しかし、仮想
ビーコンファイルが受信器70の現在位置から受信器70の
アクセス範囲内の場所を指定するものである場合には、
受信器70は仮想ビーコンファイルをサーバ60から受信す
ることになる。代替的に、リクエストが受信システム70
の仮想的なアクセス範囲を指定しないことが可能であ
る。この場合には、範囲データは、受信器70に格納さ
れ、該受信器70内でフィルタリング処理が行われた後、
該受信器70が受信した仮想ビーコンファイルを表示す
る。 【0047】アクセス範囲という概念を導入することに
より、サーバ60と受信器70との間のネットワーク42に沿
ったトラフィックを制限する。既知のように、物理的な
ビーコンは、物理的な制約を有し、アクセス範囲を事実
上制限するものとなる。我々は、ユーザが物理的制約に
よって制限されることのないシステムを望む一方で、幾
つかの制約もまた必要としている。かかる制約が存在し
ない場合には、システムは、ユーザに膨大な数の仮想的
なビーコンを見せることになり、極度の認知上のオーバ
ーヘッド(overhead)が生じることになる。 【0048】ウェブナビゲーションシステム40におい
て、仮想的なビーコンは、仮想的なエンティティであ
り、このため、仮想的なアクセス範囲の制約が必要とな
る。ユーザは、自分の「ディジタル的な視野(digital h
orizon)」内の仮想的なビーコンのみを体験すべきであ
る。ここで、「ディジタル的な視野」を、仮想的なビー
コンの範囲内にユーザが位置する結果として「アクティ
ブにされた(activated)」全ての仮想的なビーコンから
なる一組の仮想的なビーコンであると定義する。該範囲
は、個々の仮想的なビーコンの特性であるが、ディジタ
ル的な視野は、個々のユーザの時間的及び空間的な特性
である。 【0049】図7は、図2の仮想ビーコン受信器70の構
成を示している。図7から明らかなように、受信器70
は、位置決定モジュール111、配向(orientation)モジュ
ール112、ワイヤレス送受信手段113、ウェブブラウザ11
4、電子メールモジュール115、カーネル116、及び仮想
ビーコンプロジェクタ110を含む。これらのモジュール
は、内部バス117を介して互いに接続される。 【0050】位置決定モジュール111は、受信器70の現
在位置の位置データを提供する。一実施形態では、位置
決定モジュール111はGPS受信モジュールである。代替的
には、位置決定モジュール111は、他の周知の技術によ
り実施可能である。 【0051】配向モジュール112は、受信器70の向きを
決定する。これは、配向モジュール112が、受信器70が
現在向いている方向又は向きを決定することを意味す
る。一実施形態では、配向モジュール112は磁力計であ
る。別の実施形態では、配向モジュール112は磁気コン
パスである。 【0052】ワイヤレス送受信手段113は、仮想的なビ
ーコンについてのリクエストをリモートサーバ60(図
2)に送信するため、及びサーバ60からネットワーク42
(図2)を介して仮想ビーコン電子ファイルを受信する
ために使用される。該送受信手段113は、任意の周知の
通信技術を用いて実施することが可能であり、ネットワ
ークに固有のものとなる。このため、送受信手段113に
ついてはこれ以上詳細に説明しないこととする。 【0053】ウェブブラウザ114は、前記リクエストを
生成するため、及び該リクエストを用いてリモートサー
バ60にアクセスするために使用される。換言すれば、ウ
ェブブラウザ114は、サーバ60と受信器70との間の通信
を制御するために使用される。ウェブブラウザ114もま
た周知の技術により実施することが可能である。ウェブ
ブラウザ114と同様に、電子メールモジュール115は、前
記リクエストを電子メール形式で生成するため、及び該
リクエストを用いてリモートサーバ60にアクセスするた
めに使用される。電子メールモジュール115もまた周知
の技術を用いて実施することが可能である。 【0054】カーネル116は、受信器70の電源管理その
他のハードウェアの機能を伝達し制御するために使用さ
れる。該カーネル116はまた、インタフェイスとしても
機能して、他の構成要素からハードウェアを抽出する(a
bstract)。これは重要なことである。なぜなら、異なる
ハードウェア構成は異なる用途に使用される可能性があ
るからである。カーネル116は、配向モジュール112の較
正を行うアルゴリズムであって、該較正結果を方向(hea
ding)に反映させて傾角(inclination angle)及び偏角(d
eclination angle)を補正するアルゴリズムを含む。カ
ーネル116の他の重要な機能として、オンボードキャッ
シュをリフレッシュし続けることがある。ユーザの要求
に基づき、カーネル116は、位置決定モジュール111に現
在の場所を照会し、該照会結果の下位(trailing)ディジ
ットを切り捨てることにより該照会結果を曖昧化し(amb
iguate)、このデータを用いてサーバ60(図2)に照会
する。そのレスポンスである「WsML」は、仮想ビーコン
プロジェクタ110の内部バッファに格納される。 【0055】該プロジェクタ110の主な機能は、受信し
た仮想ビーコンファイルを表示することである。図8は
該表示の一例を示したものである。図8から分かるよう
に、各々の仮想的なビーコンが、受信器70の現在の場所
に関する位置情報と共に表示される。プロジェクタ110
の構成を図9に示し、これについて詳細に説明する。 【0056】図9を参照する。仮想ビーコンプロジェク
タ110は、ベクトル(vectoring)フィルタ131、ディジタ
ル視野モジュール132、バッファ133、及びユーザインタ
フェイス134を含む。ユーザインタフェイス134は、受信
器のユーザがプロジェクタ110と通信することを可能に
するために使用される。例えば、プロジェクタ110が図
8に示すような多数の仮想的なビーコンを表示し、ユー
ザがそのうちの1つのウェブページにアクセスしようと
する場合、ユーザは、列挙されたハイパーリンクの1つ
をクリックすることにより該アクセスを行うことが可能
である。ユーザインタフェイス134は、図9に示さない
表示を更に含む。ユーザインタフェイス134は、周知の
技術を用いて実施することが可能であるため、以下では
これ以上詳述しないこととする。 【0057】ディジタル視野モジュール132は、受信器7
0の仮想的なアクセス範囲(図2及び図7)を制限する
ために使用される。これにより、受信器70が場所ベース
の仮想ビーコンファイルを受信できる範囲又は距離が制
限される。上述のように、ユーザは、自分のディジタル
的な視野内の仮想的なビーコンのみを体験することがで
きるべきである。該ディジタル的な視野を、ユーザが仮
想的なビーコンの範囲にいる結果として「アクティブに
された(activate)」全ての仮想的なビーコンからなる一
組の仮想的なビーコンと定義する。該範囲は、個々の仮
想的なビーコンの特性であるが、ディジタル的な視野
は、個々のユーザの時間的及び空間的特性である。この
ため、範囲データが、バッファ133に記憶され、及び受
信器70内でフィルタリング処理が行われた後、受信器70
が、受信した仮想ビーコンファイルを表示する。代替的
には、ディジタル視野モジュール132は、プロジェクタ1
10に含めず、フィルタリング処理をサーバ60(図2)で
行うことが可能である。 【0058】ベクトルフィルタ131は、受信器70(図2
及び図7)により示される方向を有する仮想的なビーコ
ンをフィルタリング処理してユーザインタフェイス134
に表示するために使用される。図7のカーネル116は、
図7の配向モジュール112の磁力計の目盛りの読みの変
化に応じて、ベクトルフィルタ131を呼び出す。 【0059】上記の明細書において、本発明をその特定
の実施形態を参照して説明してきたが、本発明のより広
義の思想及び範囲から逸脱することなく各種の変形及び
変更が可能であることは当業者に明らかであろう。した
がって、明細書及び図面は厳密な意味ではなく単なる例
示の意味において考えられるべきである。 【0060】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。 【0061】1.物理的な場所(45)とそのウェブページ
(46)との間にリンクを形成するシステム(40)であって、
前記物理的な場所(45)の位置データ及び前記ウェブペー
ジ(46)のウェブアドレスのユーザ入力を受信するユーザ
インタフェイス(64)と、該ユーザインタフェイス(64)に
結合され、前記位置データ及び前記ウェブアドレスを含
む電子ファイルを作成することにより前記リンクを形成
して、前記物理的な場所(45)の近くに位置する受信シス
テム(70)が、前記電子ファイルを受信して、ブラウジン
グを伴うことなく前記ウェブページ(46)にアクセスでき
るようにする、関連付けモジュール(62)とを含み、前記
リンクが、仮想的なリンクであり、前記物理的な場所(4
5)に物理的に配置されないものである、システム(40)。 2.前記ユーザインタフェイス(64)が、前記物理的な場
所(45)からのアクセス範囲であって、前記受信システム
(70)が前記電子ファイルを受信することができるアクセ
ス範囲を指定する範囲データを更に受信する、前項1に
記載のシステム。 3.前記電子ファイルをリモートサーバシステム(60)へ
ワイヤレスで送信するワイヤレス送受信器(66)を更に含
み、前記リモートサーバシステム(60)が、前記電子ファ
イルを格納し、及び該電子ファイルを前記受信システム
(70)に送信し、該システム(40)が、前記電子ファイルを
外部のインターネットを介して前記リモートサーバシス
テム(60)に送信するウェブゲートウェイ(68)を更に含
む、前項1に記載のシステム。 4.該システムの現在位置の位置データを提供する位置
決定モジュール(72)を更に含み、前記ユーザインタフェ
イス(64)が、前記電子ファイルを送信することが可能な
時間の範囲を示す時間データと、前記ウェブアドレスの
名称又はラベルを示すタグデータとを更に受信する、前
項1に記載のシステム。 5.物理的な場所(45)と関連付けされたウェブページ(4
6)のウェブアドレスを公表するシステム(40)であって、
前記物理的な場所(45)の位置データ及び前記ウェブアド
レスを含む電子ファイルを作成する仮想リンク生成手段
(50)と、前記電子ファイルを受信し、及び該電子ファイ
ルを前記物理的な場所(45)又はその近くに位置する任意
の受信システムへ通信ネットワーク(42)を介して送信し
て、前記ウェブページ(46)の前記ウェブアドレスが、物
理オブジェクトを使用して前記物理的な場所(45)におい
て前記ウェブアドレスをホストすることなく、前記物理
的な場所(45)において仮想的に公表されるようにする、
仮想リンクサーバシステム(60)とを含む、システム。 6.前記仮想的なリンク生成手段(50)が、前記物理的な
場所(45)の位置データ、前記ウェブページ(46)の前記ウ
ェブアドレス、及び他の特性データのユーザ入力を受信
するユーザインタフェイス(64)であって、該他の特性デ
ータを前記電子ファイルが含む、ユーザインタフェイス
(64)と、前記位置データ及び前記ウェブアドレスを含む
前記電子ファイルを作成する関連付けモジュール(62)と
を更に含む、前項5に記載のシステム。 7.前記仮想リンク生成手段(50)が、前記電子ファイル
を前記仮想リンクサーバシステム(60)へ送信するワイヤ
レス送受信器(66)と、前記仮想リンクサーバシステム(6
0)が外部のインターネットにも接続される場合に該外部
のインターネットを介して前記仮想リンクサーバシステ
ム(60)に前記電子ファイルを送信するウェブゲートウェ
イ(68)と、前記仮想リンク生成手段(50)の現在位置の位
置データを提供する位置決定モジュール(72)とを更に含
む、前項6に記載のシステム。 8.前記仮想リンクサーバシステム(60)が、前記物理的
な場所(45)又はその近くに位置するリモート受信システ
ム(70)に前記電子ファイルを送信するだけであり、該電
子ファイルは前記物理的な場所(45)に隣接して配置され
ない、前項5に記載のシステム。 9.前記仮想リンクサーバシステム(60)が、前記電子フ
ァイルを格納する記憶手段(104)と、前記電子ファイル
を電子メール形式で送信する電子メールサーバ(102)
と、前記電子ファイルをウェブページ形式で送信するウ
ェブサーバ(103)と、外部の通信ネットワーク(42,43)と
のインタフェイスを行って前記電子ファイルを受信する
と共に、他の通信ネットワーク(42)とのインタフェイス
を行って前記電子ファイルを電子メール形式又はウェブ
ページ形式で送信するゲートウェイ(101)とを更に含
む、前項5に記載のシステム。 10.前記仮想リンクサーバシステム(60)が、リクエスト
側の受信システム(70)から該受信システム(70)の現在位
置の位置データを受信すると共に、該受信システム(70)
の現在位置又はその近くの位置を示す位置データを有す
るあらゆる電子ファイルに関するリクエストを受信す
る、フィルタリングモジュール(105)を更に含み、該フ
ィルタリングモジュール(105)が、前記受信システム(7
0)の現在位置又はその近くの位置を示す位置データと共
に前記記憶手段(104)に格納された全ての電子ファイル
を、それぞれの電子ファイルの範囲データに基づき、前
記電子メールサーバ(102)及び前記ウェブサーバ(103)の
一方を介して、前記リクエスト側の受信システム(70)へ
送信する、前項9に記載のシステム。 11.前記フィルタリングモジュール(105)が、前記記憶
手段(104)に格納されている電子ファイルのうち、前記
受信システム(70)の現在位置又はその近くの位置にない
位置を示す位置データを有する電子ファイルを前記受信
システム(70)へ全く送信しない、前項10に記載のシス
テム。
【図面の簡単な説明】
【図1】物理的なエンティティに隣接する物理的なビー
コンを使用して仮想的な世界と物理世界との橋渡しを行
う従来のウェブナビゲーション機構を示すブロック図で
ある。 【図2】本発明の一実施形態を実施したウェブナビゲー
ションシステムを示すブロック図であり、該システム
は、仮想ビーコン生成手段、仮想ビーコンサーバ、及び
仮想的なビーコン受信手段を含む。 【図3】図2の仮想ビーコン生成手段の構成を示すブロ
ック図である。 【図4】図3の仮想ビーコン生成手段におけるユーザ入
力を受信するためのユーザインタフェイスを示す説明図
である。 【図5】図2ないし図4の仮想ビーコン生成手段により
生成される仮想的なビーコンの一実施例を示す説明図で
ある。 【図6】図2の仮想ビーコンサーバの構成を示すブロッ
ク図である。 【図7】図2の仮想的なビーコン受信手段の構成を示す
ブロック図である。 【図8】図2及び図7の仮想ビーコン受信手段により受
信されてそのユーザインタフェイス上に表示される仮想
的なビーコンの一例を示す説明図である。 【図9】図7の仮想ビーコンプロジェクタの構成を示す
ブロック図である。 【符号の説明】 40 ウェブナビゲーションシステム 42 ワイヤレス通信ネットワーク 43 ワイヤード通信ネットワーク 45 物理的な場所 46 ウェブページ 50 仮想ビーコン生成手段 60 仮想ビーコンサーバ 62 関連付けモジュール 64 ユーザインタフェイス 66 ワイヤレス送受信器 68 ウェブゲートウェイ 70 受信器 72 位置決定モジュール 102 電子メールサーバ 103 ウェブサーバ 104 記憶手段 105 フィルタリングモジュール
コンを使用して仮想的な世界と物理世界との橋渡しを行
う従来のウェブナビゲーション機構を示すブロック図で
ある。 【図2】本発明の一実施形態を実施したウェブナビゲー
ションシステムを示すブロック図であり、該システム
は、仮想ビーコン生成手段、仮想ビーコンサーバ、及び
仮想的なビーコン受信手段を含む。 【図3】図2の仮想ビーコン生成手段の構成を示すブロ
ック図である。 【図4】図3の仮想ビーコン生成手段におけるユーザ入
力を受信するためのユーザインタフェイスを示す説明図
である。 【図5】図2ないし図4の仮想ビーコン生成手段により
生成される仮想的なビーコンの一実施例を示す説明図で
ある。 【図6】図2の仮想ビーコンサーバの構成を示すブロッ
ク図である。 【図7】図2の仮想的なビーコン受信手段の構成を示す
ブロック図である。 【図8】図2及び図7の仮想ビーコン受信手段により受
信されてそのユーザインタフェイス上に表示される仮想
的なビーコンの一例を示す説明図である。 【図9】図7の仮想ビーコンプロジェクタの構成を示す
ブロック図である。 【符号の説明】 40 ウェブナビゲーションシステム 42 ワイヤレス通信ネットワーク 43 ワイヤード通信ネットワーク 45 物理的な場所 46 ウェブページ 50 仮想ビーコン生成手段 60 仮想ビーコンサーバ 62 関連付けモジュール 64 ユーザインタフェイス 66 ワイヤレス送受信器 68 ウェブゲートウェイ 70 受信器 72 位置決定モジュール 102 電子メールサーバ 103 ウェブサーバ 104 記憶手段 105 フィルタリングモジュール
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ジェフェリー・エイ・モーガン
アメリカ合衆国カリフォルニア州95014,
クパチーノ,アスター・レーン・1401
(72)発明者 マーク・ティー・スミス
アメリカ合衆国カリフォルニア州94403,
サンマテオ,ピコ・アベニュー・726
Fターム(参考) 2F029 AA07 AB13 AC02 AC03 AC09
AC13 AC17
5B075 KK33 KK37 ND20 ND36 PP10
5H180 AA01 AA21 BB02 BB04 BB05
BB15 BB20 EE10 FF05 FF12
FF13
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】物理的な場所(45)とそのウェブページ(46)
との間にリンクを形成するシステム(40)であって、 前記物理的な場所(45)の位置データ及び前記ウェブペー
ジ(46)のウェブアドレスのユーザ入力を受信するユーザ
インタフェイス(64)と、 該ユーザインタフェイス(64)に結合され、前記位置デー
タ及び前記ウェブアドレスを含む電子ファイルを作成す
ることにより前記リンクを形成して、前記物理的な場所
(45)の近くに位置する受信システム(70)が、前記電子フ
ァイルを受信して、ブラウジングを伴うことなく前記ウ
ェブページ(46)にアクセスできるようにする、関連付け
モジュール(62)とを含み、前記リンクが、仮想的なリン
クであり、前記物理的な場所(45)に物理的に配置されな
いものである、システム(40)。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/836924 | 2001-04-17 | ||
US09/836,924 US7299256B2 (en) | 2001-04-17 | 2001-04-17 | Creating a virtual link between a physical location and its web representation |
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---|---|
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JP2003036268A5 JP2003036268A5 (ja) | 2005-09-08 |
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---|---|
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