Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2003034545A - レーザ割断装置及び方法、並びに電気光学パネルの割断方法 - Google Patents

レーザ割断装置及び方法、並びに電気光学パネルの割断方法

Info

Publication number
JP2003034545A
JP2003034545A JP2001218790A JP2001218790A JP2003034545A JP 2003034545 A JP2003034545 A JP 2003034545A JP 2001218790 A JP2001218790 A JP 2001218790A JP 2001218790 A JP2001218790 A JP 2001218790A JP 2003034545 A JP2003034545 A JP 2003034545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
point
cleaving
laser
cooling
laser irradiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001218790A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiro Ito
英博 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2001218790A priority Critical patent/JP2003034545A/ja
Publication of JP2003034545A publication Critical patent/JP2003034545A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/09Severing cooled glass by thermal shock
    • C03B33/091Severing cooled glass by thermal shock using at least one focussed radiation beam, e.g. laser beam
    • C03B33/093Severing cooled glass by thermal shock using at least one focussed radiation beam, e.g. laser beam using two or more focussed radiation beams
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/07Cutting armoured, multi-layered, coated or laminated, glass products
    • C03B33/076Laminated glass comprising interlayers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/09Severing cooled glass by thermal shock
    • C03B33/091Severing cooled glass by thermal shock using at least one focussed radiation beam, e.g. laser beam

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 割断予定線に沿って正しく基板を割断するこ
とが可能なレーザ割断装置及び方法を提供する。 【解決手段】 レーザ光を照射して割断対象物の表面上
にレーザ照射点を形成するレーザ5と、冷却ガスを噴射
して前記割断対象物の表面上に冷却点9を形成する冷却
手段10と、前記レーザ照射点及び前記冷却点を、前記
割断対象物上に規定される割断予定線7に沿って移動さ
せる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記レーザ
照射点と前記冷却点との相対位置を可変に制御する。レ
ーザ照射点と冷却点との相対的位置を適切に可変制御す
ることにより、割断予定線に沿って安定的な割断が実行
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス、セラミッ
クス、半導体ウェハのような脆性材料にレーザビームな
どを照射して割断する加工方法の技術分野に属し、特に
液晶パネルなどの電気光学パネルを構成するガラス基板
を割断するのに好適なレーザ割断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶パネルなどの電気光学装置
に用いられるガラス基板を割断(ブレイク)する場合に
は、基板表面にスクライブ溝を形成し、このスクライブ
溝に沿って外部応力を加えることにより基板を破断させ
るスクライブ・ブレイク法が知られている。しかし、こ
のスクライブ・ブレイク法で基板を分割する場合には、
チッピングによる周囲の汚染や破断面形状の不安定性と
いう問題がある。近年、これらの問題を解決する方法と
して、レーザ光を用いたレーザ割断による基板分割が行
われるようになってきた。
【0003】レーザ割断による基板分割においては、通
常、基板の割断開始側の端部に切り欠きを形成し、この
切り欠きの形成部からレーザ光の照射を開始し、レーザ
光の照射スポットを分割予定線に沿って移動させていく
ことにより、切り欠きの形成部から亀裂を割断予定線に
沿って進行させ、基板を徐々に破断させて基板を分割す
る。
【0004】このレーザ割断の原理は、レーザ光が照射
される部分が加熱されると基板内部に圧縮応力が生ずる
が、その後レーザ光が照射されなくなると温度が低下し
て基板内部に引張応力が発生し、この引張応力によって
基板が引き裂かれるようにして破断されるものであると
考えられている。
【0005】このようなレーザ割断は、レーザ光による
加熱中心であるレーザ光の照射スポット位置と、その周
囲との間に発生する温度勾配により生じる応力により亀
裂を成長させていく方法である。このため、割断点の位
置を正確に割断予定線上に位置させて割断を進行させる
ために、割断対象物であるガラス基板に冷却ガス又は冷
却エアーなどを当てて積極的に温度勾配を形成すること
が行われている。即ち、ガラス基板上に予め規定された
割断予定線に沿ってレーザ光を進行させるとともに、割
断予定線に沿ってレーザ光に追従するように冷却点を移
動させることにより、割断予定線に沿って温度勾配を形
成することが行われている。
【0006】このように、レーザ光の照射及び冷却ガス
などによる冷却を組み合わせて利用するレーザ割断方法
においては、従来、先行するレーザ光に対して所定の距
離をおいて冷却点が追従するようにレーザ照射点と冷却
点が制御されていた。即ち、レーザ光を所定の速度で割
断予定線上に移動させるとともに、冷却点が所定距離を
おいてレーザ光を追従するように冷却ノズルなどを移動
させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、レーザ照射点
及び冷却点に対する割断進行点の位置関係は、割断対象
となるガラス基板の材質やその他の種々の要因に応じて
変化し、必ずしも規則的でない場合があるので、上記の
ように単純にレーザ照射点から所定距離後を冷却点が追
従するような制御方法では、レーザ割断を安定的に行え
ないことがある。例えば、何らかの原因でレーザ照射点
及び冷却点の進行に対して割断進行点の進行が遅い場合
には、冷却点が割断進行点を追い越してしまうことがあ
りうる。割断はレーザ照射点と冷却点により生じる温度
勾配の傾斜部分において生じるため、冷却点が割断進行
点を追い越してしまうと、割断がそれ以上進行しなくな
ってしまう。
【0008】また、レーザ照射点及び冷却点に対する割
断進行点の位置関係は、1枚のガラス基板上でもその位
置によって異なる傾向がある。例えば、1枚の矩形のガ
ラス基板をその長さ方向に規定された割断予定線に沿っ
てレーザ割断する場合、レーザ照射点及び冷却点は基板
の一端(以下、「入口側端部」とも呼ぶ。)からその長
さ方向に進行し、基板の他端(以下、「出口側端部」と
も呼ぶ。)を通過していくように移動される。しかし、
レーザ光の基板への入口側端部と、基板の中央部と、基
板からの出口側端部とでは、割断が進行する速度が異な
ることが通例である。よって、上記のように単純にレー
ザ照射点から所定距離後を冷却点が追従するような制御
方法では、割断予定線に沿って正しくレーザ割断が行え
ないことがある。
【0009】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、その課題は、割断予定線に沿って正しく基板を
割断することが可能なレーザ割断装置及び方法を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のレーザ割断装置は、レーザ光を照射して割
断対象物の表面上にレーザ照射点を規定するレーザと、
冷却ガスを噴射して前記割断対象物の表面上に冷却点を
規定する冷却手段と、前記レーザ照射点及び前記冷却点
を、前記割断対象物上に規定される割断予定線に沿って
移動させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記
レーザ照射点と前記冷却点との相対位置を可変に制御す
る。
【0011】上記のレーザ割断装置によれば、割断対象
物にレーザ光を照射することにより、レーザ照射点が高
温となり、一方、割断対象物に冷却ガスを噴射すること
により冷却点が低温となる。レーザ照射点と冷却点を、
割断予定線に沿って移動することにより、レーザ照射点
と冷却点との間に急峻な温度勾配が形成され、温度勾配
に起因する応力によって割断対象物上の亀裂が進行す
る。レーザ照射点と冷却点との相対的位置を適切に可変
制御することにより、割断予定線に沿って安定的な割断
が実行される。
【0012】上記のレーザ割断装置の一態様では、前記
制御手段は、前記割断予定線に沿った割断方向におい
て、前記冷却点よりも先行する前記レーザ照射点と、前
記冷却点との間に、前記割断対象物上に形成された亀裂
の先端部である割断進行点が位置するように前記レーザ
照射点及び前記冷却点を制御する。
【0013】この態様によれば、亀裂の先端部である割
断進行点がレーザ照射点と冷却点との間に位置するよう
にレーザ照射点及び冷却点が制御されるので、確実に割
断が進行する。
【0014】上記レーザ割断装置の他の一態様では、前
記制御手段は、前記レーザ照射点及び前記冷却点の移動
速度を可変に制御する。
【0015】この態様によれば、レーザ照射点と冷却点
の移動速度を可変制御するので、割断進行点の様々な挙
動に対応して割断を制御することができる。
【0016】上記レーザ割断装置のさらに他の一態様で
は、前記制御手段は、割断対象物の前記割断予定線上に
おける割断終了側端部付近において、前記割断対象物の
他の部分における場合よりも前記冷却点を前記レーザ照
射点に近づけるように前記レーザ照射点及び前記冷却点
を制御する。
【0017】この態様によれば、割断終了側端部付近に
おいては、冷却点がレーザ照射点に近づくように制御さ
れるので、割断進行点をレーザ照射点方向に追い込むこ
とができ、レーザ照射点と割断進行点との距離が短くな
る。よって、レーザが割断対象物から離れた際に割断終
了側端部付近に残る未割断部分を短くすることができ
る。
【0018】上記のレーザ割断装置のさらに他の一態様
では、前記制御手段は、前記割断予定線上における前記
レーザ照射点及び前記冷却点の経時的な移動量を示す移
動量チャートを記憶する手段と、前記移動量チャートを
参照して、前記レーザ照射点及び前記冷却点の移動を制
御する手段と、を備える。
【0019】この態様によれば、予め実験などを行うこ
とにより、好ましい割断を実現するためのレーザ照射点
及び冷却点の移動量チャートを作成し、記憶しておく。
割断の実行時には、制御手段は、このチャートを参照し
て、レーザ照射点及び冷却点を移動する。よって、安定
的な割断処理を効率的に行うことができる。
【0020】上記のレーザ割断装置のさらに他の一態様
は、前記割断対象物に形成される前記割断進行点の位置
を検出する位置検出手段をさらに備え、前記制御手段
は、前記位置検出手段により検出された前記割断進行点
の位置に応じて、前記レーザ照射点及び前記冷却点を制
御する。
【0021】この態様によれば、割断進行点の実際の位
置を検出し、それに基づいてレーザ照射点及び冷却点が
制御される。よって、割断進行点が予想外の挙動を示し
たような場合でも、レーザ照射点及び冷却点を適切に制
御することができる。
【0022】上記のレーザ割断装置のさらに他の一態様
では、前記制御手段は、前記位置検出手段により検出さ
れた割断進行点の位置が、前記レーザ照射点と前記冷却
点とのほぼ中間に位置するように、前記レーザ照射点及
び前記冷却点を制御する。
【0023】この態様によれば、冷却点が必ず割断進行
点の後方に位置することが確保されるので、安定的に割
断を進行させることができる。
【0024】上記のレーザ割断装置のさらに他の一態様
では、前記制御手段は、割断対象物の前記割断予定線上
における割断終了側端部付近において、前記レーザ照射
点の移動速度を低下させる。
【0025】この態様によれば、割断対象物の割断終了
側端部付近においては、レーザ照射点の移動速度を低下
させてレーザ照射点と割断進行点との距離を短くする。
これにより、割断が終了した後に割断終了側端部付近に
形成される未割断部分を短くすることができる。
【0026】上記のレーザ割断装置のさらに他の一態様
では、前記制御手段は、前記位置検出手段により検出さ
れた割断進行点と前記レーザ照射点との距離が、予め決
められた所定距離より小さくなったときに、前記レーザ
照射点の移動速度を低下させる。
【0027】この態様によれば、何らかの原因で割断の
進行が遅くなったような場合に、レーザ照射点の移動速
度を減速してレーザ照射点が割断進行点から離れすぎな
いようにし、割断を促進することができる。
【0028】上記のレーザ割断装置のさらに他の一態様
では、前記制御手段は、前記レーザ照射点の移動速度の
低下割合に応じて、前記レーザの出力パワーを低下させ
る。
【0029】この態様によれば、レーザ照射点の移動速
度の低下に応じて、レーザのパワーを低下させるので、
レーザ移動速度の低下により過大な熱エネルギーが印加
されて割断対象物が損傷を受けることを防止できる。
【0030】本発明のレーザ割断方法は、レーザ光を照
射して割断対象物の表面上にレーザ照射点を規定する工
程と、冷却ガスを噴射して前記割断対象物の表面上に冷
却点を規定する工程と、前記レーザ照射点及び前記冷却
点を、前記割断対象物上に規定される割断予定線に沿っ
て移動させる制御工程と、を備え、前記制御工程は、前
記レーザ照射点と前記冷却点との相対位置を可変に制御
する。
【0031】上記のレーザ割断方法によれば、割断対象
物にレーザ光を照射することにより、レーザ照射点が高
温となり、一方、割断対象物に冷却ガスを噴射すること
により冷却点が低温となる。レーザ照射点と冷却点を、
割断予定線に沿って移動することにより、レーザ照射点
と冷却点との間に急峻な温度勾配が形成され、温度勾配
に起因する応力によって割断対象物上の亀裂が進行す
る。レーザ照射点と冷却点との相対的位置を適切に可変
制御することにより、割断予定線に沿って安定的な割断
が実行される。
【0032】上記のレーザ割断方法の一態様では、前記
制御工程は、割断予定線に沿った割断方向において、前
記冷却点よりも先行する前記レーザ照射点と、前記冷却
点との間に、前記割断対象物上に形成された亀裂の先端
部である割断進行点が位置するように前記レーザ照射点
及び前記冷却点を制御する。
【0033】この態様によれば、亀裂の先端部である割
断進行点がレーザ照射点と冷却点との間に位置するよう
にレーザ照射点及び冷却点が制御されるので、確実に割
断が進行する。
【0034】上記のレーザ割断方法の他の一態様では、
前記制御工程は、割断対象物の前記割断予定線上におけ
る割断終了側端部付近において、前記割断対象物の他の
部分よりも前記冷却点を前記レーザ照射点に近づけるよ
うに前記レーザ照射点及び前記冷却点を制御する。
【0035】この態様によれば、割断終了側端部付近に
おいては、冷却点がレーザ照射点に近づくように制御さ
れるので、割断進行点をレーザ照射点方向に追い込むこ
とができ、レーザ照射点と割断進行点との距離が短くな
る。よって、レーザが割断対象物から離れた際に割断終
了側端部付近に残る未割断部分を短くすることができ
る。
【0036】上記のレーザ割断方法のさらに他の一態様
では、前記制御工程は、前記割断予定線上における前記
レーザ照射点及び前記冷却点の経時的な移動量を示す移
動量チャートを参照して、前記レーザ照射点及び前記冷
却点の移動を制御する。
【0037】この態様によれば、予め実験などを行うこ
とにより、好ましい割断を実現するためのレーザ照射点
及び冷却点の移動量チャートを作成し、記憶しておく。
割断の実行時には、制御手段は、このチャートを参照し
て、レーザ照射点及び冷却点を移動する。よって、安定
的な割断処理を効率的に行うことができる。
【0038】上記のレーザ割断方法のさらに他の一態様
では、前記割断対象物に形成される前記割断進行点の位
置を検出する工程をさらに備え、前記制御工程は、検出
された前記割断進行点の位置に応じて、前記レーザ照射
点及び前記冷却点を制御する。
【0039】この態様によれば、割断進行点の実際の位
置を検出し、それに基づいてレーザ照射点及び冷却点が
制御される。よって、割断進行点が予想外の挙動を示し
たような場合でも、レーザ照射点及び冷却点を適切に制
御することができる。
【0040】本発明の電気光学パネルの割断方法は、電
気光学パネルを構成する2枚の基板のそれぞれに対し
て、レーザ割断がほぼ同時に進行するように、上記のレ
ーザ割断方法を実行する。これにより、電気光学パネル
など、2枚の基板を組み合わせて形成されるパネルをも
確実に割断することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】[原理説明]まず、本発明の好適
な実施形態の説明に先立って、本発明によるレーザ割断
方法の原理について説明しておく。
【0042】図1(A)は、冷却を利用しないレーザ割
断方法の一例を示す。図1(A)において、割断対象物
であるガラス基板1は割断予定線7に沿って割断され
る。割断予定線7に沿って割断方向Xにレーザ5を移動
することにより、レーザ照射点(レーザスポット)6が
割断予定線7上を図の右方向へ移動する。図1(A)で
は、は基板の左側端部(入口側端部)から基板1にレー
ザ照射が開始され、基板のほぼ中央あたりまで進行した
状態を示している。割断予定線7上でレーザ照射点6か
ら距離yだけ遅れて割断進行点Brが同じく割断方向X
に移動している。割断進行点Brの割断方向Xにおける
後方には割断により基板1に亀裂8が形成されている。
割断進行点Brは亀裂8の先頭位置である。
【0043】レーザ5を割断予定線7に沿って割断方向
Xに移動させると、それに追従するように割断進行点B
rが割断予定線7に沿って割断方向Xに移動する。レー
ザ5が基板の出口側端部へ向かって移動すると、割断進
行点Brは割断予定線7に沿って基板1の出口側端部近
くまで進むが、レーザ照射点6が基板1の出口側端部を
通過して基板1から離れて行ってしまうと、割断進行点
Brは基板1の出口側端部の少し手前の割断停止点3で
停止する。従って、基板の出口側端部には、未割断部分
(長さE)が残る。
【0044】図1(B)に、レーザ照射点6の移動に伴
って、レーザ照射点6と割断進行点Brとの距離がどの
ように変化するかを示す。横軸はレーザ照射点6の基板
1上の変位xを示し、基板の入口側端部を原点としてい
る。縦軸は図1(A)に示すように、レーザ照射点6と
割断進行点Brとの間の距離y(即ち、割断進行点Br
のレーザ照射点6に対する遅れy)を示す。
【0045】図1(B)からわかるように、レーザ照射
点6の変位xが小さい時、即ち、レーザ照射点が基板の
入口側端部から基板に入ってしばらくの間は、割断進行
点Brのレーザ照射点6に対する遅れyは大きい。レー
ザ照射点6が割断方向Xに移動するにつれて割断進行点
Brの遅れyは小さくなり、レーザ照射点6が基板1の
出口側端部に至ったとき(即ちx=Lのとき)、割断進
行点Brの遅れはEとなる。その後はレーザ照射点6が
基板1を通り抜けて行くので、割断進行点Brはそれ以
上は進行せずに割断停止点3で停止し、その結果、長さ
Eの未割断部が生じる(図1(A)参照)。
【0046】つまり、基板1に対してレーザ割断が始ま
り、レーザ照射点6が入口側端部から出口側端部へ向か
って移動すると、最初のうちは割断進行点Brはレーザ
照射点6の移動と比較してかなりゆっくりと進行し、割
断進行点Brの遅れyは大きい。その後、基板の中央付
近まである程度レーザ照射点6が移動すると、割断進行
点Brの進行が加速し始め、割断進行点Brの遅れは小
さくなっていく。そして、最終的にレーザ照射点6が基
板1の出口側端部を通り抜けたときに割断進行点Brは
割断停止点3に至り、そこで停止する。このように、割
断進行点Brの進行は、基板の入口付近、中央部分及び
出口付近で異なる挙動を示すことがわかっている。
【0047】図2(A)に、レーザ照射点の後方から冷
却を行った場合のレーザ割断方法の一例を示す。図2
(A)において、図1(A)と同様に、レーザ5を割断
方向Xに移動させ、割断予定線7に沿ってレーザ照射点
6が移動する。また、割断予定線7に沿って、かつ、レ
ーザ5の後方から、冷却ノズル10を割断方向Xに移動
させ、割断予定線7上に冷却点9を形成している。冷却
ノズル10は、例えば窒素又は空気などの冷却ガスを基
板1の表面に対して噴射することにより基板面を冷却す
る。冷却点9は割断進行点Brより後方を割断方向Xに
移動するように制御される。これにより、レーザ照射点
6がレーザ光により加熱されて高温になるのに対し、冷
却点9は冷却されるので、これらの2点間に温度勾配が
形成されて割断が進行する。
【0048】図2(B)は、図1(B)と同様に、レー
ザ照射点6の変位xを横軸に示し、割断進行点Brのレ
ーザ照射点6からの遅れyを縦軸に示したグラフであ
る。なお、図2(B)の実線101は図2(A)に示す
ように冷却点9を形成した場合のグラフであり、比較の
ために波線100として図1(B)に示す冷却なしの場
合のグラフを示してある。
【0049】図2(B)の実線101からわかるよう
に、冷却を行った場合でも、基板1の入口側端部付近で
は割断進行点Brの進行は比較的ゆっくりであり、レー
ザ照射点6に対して遅れて進行する。基板中央付近では
割断進行点Brは進行速度を上げ、基板の出口側端部付
近では遅れyは小さくなる。レーザ照射点6が基板の出
口側端部を通り抜けると、割断進行点Brは割断停止点
4で停止し、長さEcの未割断部が残るが、この未割断
部の長さEcは冷却なしの場合の未割断部の長さEより
短い。
【0050】図2(B)から、冷却を行った場合でも、
基板の入口側付近では割断進行点Brはレーザ照射点6
から遅れて進行することがわかる。しかし、冷却を行っ
た場合と行わない場合と比較すると、冷却を行った場合
の方が割断進行点Brの遅れの程度は小さくなり、最終
的に基板の出口側端部に残る未割断部も短くなることが
わかる。
【0051】図3に、冷却を行わない場合と冷却を行っ
た場合の基板の表面温度の変化を示す。図3の上段が冷
却を行わない場合のレーザ割断状態を示し、中段は冷却
を行った場合のレーザ割断状態を示す。下段は、基板面
上の各点の温度を示している。下段の表面温度グラフに
おいて、グラフ103は冷却なしの場合の温度変化を示
し、グラフ104は冷却ありの場合の温度変化を示す。
グラフ103及び104ともに、レーザ照射点6の位置
では最高の温度を示しており、レーザ照射点6より先
(基板の出口側端部より)は未だレーザ光が照射されて
いないので、温度は低くなっている。
【0052】冷却なしの場合は、グラフ103に示され
るようにレーザ照射点6より後方の温度勾配は緩やかで
あり、その勾配の中腹付近に割断進行点Brが位置して
いる。その結果、割断進行点Brはレーザ照射点6に対
してかなり遅れている。一方、冷却ありの場合は、グラ
フ104に示されるように、レーザ照射点6の後方の温
度勾配は冷却なしの場合と比べて急峻であり、温度勾配
の中腹あたりに割断進行点Brが位置している。よっ
て、冷却ありの場合は、冷却なしの場合と比較して、割
断進行点Brの進行は早い。
【0053】以上より、割断進行点Brの後方を冷却す
ることにより、レーザ照射点6と冷却点9との間に明確
な温度勾配が形成され、その結果、割断の進行を早める
ことができることがわかる。また、割断進行点Brの後
方を冷却することにより、割断進行点Brをレーザ照射
点6に近づけることができ、それにより最終的に基板の
出口側端部に残る未割断部を短くすることができること
がわかる。
【0054】以上の考察に基づき、本発明では、レーザ
照射点の後方に冷却点を設け、かつ、レーザ照射点と冷
却点との距離を可変制御することとした。即ち、常に割
断進行点Brの後方に冷却点を形成してレーザ照射点と
の間に比較的急峻な温度勾配を形成し、冷却点を移動さ
せることにより割断進行点を後方から押し進めるように
して、安定的に割断を進行させるのである。
【0055】図4に本発明によるレーザ照射点及び冷却
点の制御方法の一例を示す。図4(A)は基板上でのレ
ーザ照射点及び冷却点の位置関係を示す図である。図4
(A)において、レーザ照射点6と割断進行点Brとの
距離をy1とし、レーザ照射点6と冷却点9との距離を
y2とする。レーザ照射点6の変位xに対して距離y1及
びy2を移動させる一例を図4(B)に示している。図
4(B)の例では、常に距離y1<y2として冷却点9が
割断進行点Brの後方に位置するようにしている。ま
た、冷却点9は、基板の入口側端部付近ではレーザ照射
点6に対する遅れを大きくし、レーザ照射点6が基板の
中央付近から出口側端部へ近づくにつれて冷却点9のレ
ーザ照射点6からの遅れを小さくするように冷却点9を
制御する。
【0056】このように、本発明では、まず、冷却点が
必ず割断進行点より後方にあるようにし、割断が停止し
ないように冷却点の位置を制御する。また、割断進行点
の進行に応じて、冷却点を割断進行点の後方で割断進行
点になるべく近くに位置することにより、レーザ照射点
との間に急峻な温度勾配を形成して、割断進行点を割断
予定線に沿って安定的に(直進性よく)進行させる。ま
た、基板の出口側端部付近において割断進行点をレーザ
照射点になるべく近づけるように冷却点を移動すること
により、基板の出口側端部付近にできる未割断部分をで
きる限り短くする。
【0057】[第1実施形態]次に、本発明の第1実施
形態について図5を参照して説明する。図5において、
基板1の上方にはレーザ5及び冷却ノズル10が割断予
定線7に沿って移動可能に配置される。なお、基板1は
図示しないテーブルなどの上に固定されている。レーザ
5により基板1上にレーザ照射点6が形成され、冷却ノ
ズル10により冷却点9が形成される。また、コントロ
ーラ15及び図示しない移動機構により、レーザ5及び
冷却ノズル10の移動を制御する。
【0058】図4(A)の場合と同様に、レーザ照射点
6と割断進行点Brとの距離をy1とし、レーザ照射点
6と冷却点9との距離をy2とすると、y1及びy2が
図4(B)のグラフに示すように冷却点9の進行を制御
すれば、割断予定線に沿った直進性のよい割断が実現さ
れる。よって、そのようなレーザ照射点6及び冷却点9
の移動量のチャート110を予め実験的に用意し、それ
に従ってレーザ5及び冷却ノズル10の移動を制御す
る。
【0059】図4(B)に示すグラフでは、レーザ照射
点6の変位xと、レーザ照射点6と冷却点9の距離y2
との関係が示されているので、これによりレーザ照射点
6と冷却点9の移動を制御することができる。レーザ照
射点6はレーザ5の位置を制御することにより制御で
き、冷却点9は冷却ノズル10の位置を制御することに
より制御できるので、コントローラ15が、事前の実験
により得られた移動量チャート110に従ってレーザ5
及び冷却ノズル10の位置を制御することにより、レー
ザ照射点6と冷却点9を制御し、それにより安定的に割
断を進行させることができる。
【0060】この方法によれば、各種のガラス基板につ
いて事前に実験を行い、どのガラス基板にも適用できる
ように多少の安全マージンを見込んだ移動量チャート1
10を作成しておけば、実際のガラス基板1の割断工程
はそのチャート110を参照してコントローラ15がレ
ーザ5及び冷却ノズル10を移動させるだけでよく、割
断工程を効率的に行うことができる。
【0061】[第2実施形態]次に本発明の第2実施形
態について図6を参照して説明する。第1実施形態は、
予め実験などにより得られた移動量チャートに基づいて
レーザ照射点6と冷却点9の位置を制御するものであっ
たが、本実施形態では、割断進行点Brの実際の位置を
検出し、実際の割断進行点Brの位置に応じてレーザ照
射点6及び冷却点9の位置を制御するものである。
【0062】図6に示すように、本実施形態において
は、割断進行点Brを検出するためにCCDカメラ20
が基板1の下方に配置される。CCDカメラ20は割断
進行点付近の画像を撮影して画像信号を画像処理部21
へ出力する。画像処理部21は、画像信号に対して2値
化などの信号処理を行って割断進行点Brの位置を検出
する。割断進行点Brの基板1に対する位置は、割断方
向XにおけるCCDカメラ20の位置及びCCDカメラ
20で撮影した画像中における割断進行点Brの位置を
計算することにより得られる。画像処理部21はこうし
て得られた割断進行点Brの位置座標をコントローラ1
5へ供給する。
【0063】また、コントローラ15は、第1実施形態
と同様に、図示しない移動機構により、レーザ5及び冷
却ノズル10の割断方向Xへの移動を制御する。コント
ローラ15は、移動機構により得られるレーザ5の基板
1に対する位置、及びレーザ5とレーザ照射点6との位
置関係に基づいて、レーザ照射点6の座標を得ることが
できる。また、コントローラ15は、冷却ノズル10の
位置、及び冷却ノズル10と冷却点9との位置関係に基
づいて冷却点9の基板1に対する座標を得ることができ
る。こうして、コントローラ15は、レーザ照射点6、
冷却点9及び割断進行点Brの基板1に対する座標を取
得し、制御することができる。なお、第1実施形態と同
様に、基板1は図示しないテーブルなどの上に載置さ
れ、固定されているものとする。
【0064】次に、コントローラ15によるレーザ照射
点6及び冷却点9の制御方法について説明する。
【0065】(第1の方法)第1の方法は、レーザ5の
移動速度VLを一定速度とし、冷却ノズル10の移動速
度を割断進行点Brの位置に応じて変化させる。より具
体的には、割断進行点Brがレーザ照射点6と冷却点9
のほぼ中間に位置するように、割断進行点Brに基づい
て冷却点9を制御する。図6に示すように、レーザ照射
点6と割断進行点Brの距離をy1とし、レーザ照射点
6と冷却点10との距離をy2とすると、y2=2×y
1となるように、冷却点9を移動させる。コントローラ
15は、レーザ照射点6を一定速度で割断方向Xへ移動
しており、レーザ照射点6の座標を認識しているので、
これと画像処理部21から供給された割断進行点Brの
座標とから、y2=2×y1となるように、冷却点9の
座標を決定し、冷却ノズル10を移動すればよい。
【0066】この制御により、冷却点9は常に割断進行
点Brの後方に位置し、レーザ照射点6と冷却点9とに
より形成される温度勾配中に割断進行点Brが位置する
ようになるので、割断を安定的に行うことができる。な
お、ここでは、割断進行点Brがレーザ照射点6と冷却
点9のほぼ中間点に位置するようにしたが、これに限ら
ず、割断進行点Brがレーザ照射点6と冷却点9の間に
位置することが確保されれば、y1とy2とが他の比と
なるように冷却点9を決めることも可能である。
【0067】(第2の方法)第2の方法は、レーザ照射
点6及び冷却点9の移動速度を、基板1上の位置に応じ
て変化させる方法である。基板上の位置を、入口側端部
付近、中央付近及び出口側端部付近の3つの領域に区分
したとすると、入口側端部付近及び中央付近において
は、例えば上述の第1の方法と同様にレーザ5及び冷却
ノズル10の移動を制御する。即ち、コントローラ15
は、レーザ5の速度VLを一定とし、割断進行点Brの
実際の位置をCCDカメラ20で検出して、割断進行点
Brがレーザ照射点6と冷却点9とのほぼ中間付近に位
置するように冷却ノズル9を移動させる。
【0068】そして、レーザ照射点が出口側端部付近に
近づいたら(例えば、出口側端部から予め決められた所
定距離内に入ったとき)、レーザ5の移動速度をそれま
でより遅くするとともに、冷却点9の位置をレーザ照射
点6に近づけるようにする。但し、冷却点9が割断進行
点Brを追い越してしまうと割断が停止してしまうの
で、あくまでも冷却点9は割断進行点より後方に位置さ
せる。こうして、出口側端部付近ではレーザ照射点6と
冷却点9との距離を短くしていく。レーザ照射点6が出
口側端部を通り抜けてしまうと、割断進行点Brはその
ときの位置で停止し、未割断領域が残るので、出口側端
部付近では、割断進行点Brをなるべくレーザ照射点6
に近づけることにより、未割断領域を短くすることがで
きる。つまり、出口側端部付近で、レーザ照射点6の移
動を遅くするとともに、冷却点9の移動を早めて冷却点
9をレーザ照射点6に近づけていき、それにより割断進
行点Brをレーザ照射点6の方向へ追い込む(又は、囲
い込む)ようにするのである。
【0069】但し、単純にレーザ5の移動速度を遅くす
ると、基板上のレーザ照射点6に与えられるエネルギー
が大きくなり、基板1に焼き付きなどが生じるので、レ
ーザ5の移動速度の低下に応じて、レーザ5の出力パワ
ーも低下させる。例えば、出口側端部付近でレーザ5の
移動速度VLを20%減速したならば、レーザ5の出力
パワーも20%減少させる。また、出口側端部付近でレ
ーザ5の移動速度VLを100%から徐々に60%まで
減速するならば、レーザ5のパワーも同じ割合で100
%から徐々に60%まで減少させる。こうすることによ
り、レーザ5の移動速度の減少によってガラス基板上の
レーザ照射点6の温度が増加してガラス基板に焼き付き
などの損傷を与えることを防止することができる。
【0070】このように、第2の方法によれば、出口側
端部付近でレーザ照射点6の進行を減速し、冷却点の移
動を加速して割断進行点Brをレーザ照射点6の方向へ
追い込んでやるので、最終的に出口側端部に形成される
未割断領域をできる限り小さくすることができる。
【0071】(第3の方法)上述の第2の方法では、レ
ーザ照射点6が出口側端部付近に近づいたときにレーザ
照射点6の移動速度を減速したが、第3の方法では、出
口側端部付近に限らず、基板上の他の位置においても、
割断進行点Brの進行速度に応じてレーザ照射点6の移
動速度を調整するものである。
【0072】レーザ照射点6と冷却点9とにより形成さ
れる温度勾配が急峻なほど、割断進行点Brは安定的に
形成され、かつ、割断進行点Brのレーザ照射点6への
追従性がよくなることはわかっているが、ガラス基板1
の厚さのばらつきなどのガラス基板自体の要因、又は、
他のレーザ割断を行う環境における要因などの様々の要
因により、割断進行点Brが全てのガラス基板について
スムーズに進行するとは限らない。つまり、何らかの原
因により、基板上のある位置において割断進行点Brの
進行が非常に遅くなったりすることがある。
【0073】そこで、第3の方法では、割断進行点Br
の進行速度が遅くなったときに、レーザ照射点6の移動
速度を遅くし、割断進行点Brがレーザ照射点6から離
れすぎないようにする。つまり、割断の進行が遅い場合
には、レーザ照射点6が減速して、割断進行点Brがレ
ーザ照射点6に近づいてくるのを待ってやるように制御
する。図3を参照して説明したように、レーザ照射点6
と冷却点9との間の距離が短いほど(即ち、これら2点
間の温度勾配が急峻であるほど)割断は進行しやすいこ
とが経験的にわかっているので、レーザ照射点6の移動
速度を減速して、レーザ照射点6と冷却点9との距離を
近づけ、割断の進行速度が上がるのを待つのである。
【0074】具体的には、コントローラ15は画像処理
部21からの出力に基づいてレーザ照射点6と割断進行
点Brとの距離y1を監視し、その距離y1が予め実験
的に決められた所定値を越えたときに、レーザ5の移動
速度を所定の割合で低下させてレーザ照射点6の移動速
度を減速する。なお、この際も、第2の方法と同様に、
レーザ5の移動速度の低下割合に応じて、レーザ5の出
力パワーも減少させて、基板の焼き付きなどを防止す
る。
【0075】このように、第3の方法によれば、何らか
の原因で割断がスムーズに進まない場合でも、割断進行
点Brに対するレーザ照射点6と冷却点9の位置を調整
することにより、割断の進行を促進させることができ
る。
【0076】[変形例]上述のように、基板の出口側端
部付近でレーザ5と冷却ノズル10の移動速度を調整し
たとしても、未割断部分を完全になくすことは難しい。
よって、レーザ割断工程が終わった後、残った未割断部
分に機械的な応力を加えて基板を完全に2つに分断する
ことが行われる。
【0077】そのような分断工程を行う代わりに、基板
1の出口側端部付近に予め切り欠きを設けておくことが
できる。例えば図7に示すように、基板1の出口側端部
に切り欠き27を設けておく。こうすると、上述のレー
ザ割断のためのレーザ照射点6が出口側端部付近へ到達
したときに、レーザ照射による熱エネルギーが切り欠き
27に到達し、熱衝撃により切り欠き27に沿ってガラ
スが割れて基板が切断される。よって、割断予定線7に
沿ってレーザ割断を行うと、レーザ照射点6が出口側付
近に至ったときに、基板が完全に2つに分断されること
になる。
【0078】切り欠き27を設けておくと、レーザ照射
による熱によりガラス基板1が切り欠き27の亀裂に沿
って割れるので、切り欠き27は基板の下面まで到達し
た切り込みである必要はない。図7では説明の便宜上、
比較的大きな切り欠き27が図示されているが、レーザ
照射による熱衝撃によってガラス基板が割れる方向を規
定することができればよいので、切り欠き27は小さな
スジや傷程度のものであってもよい。それゆえ、切り欠
き27は、図1及び図2に示す未割断部分の長さ(E、
Ecなど)を有する必要もない。切り欠き27は、例え
ばダイヤモンド製などのカッタにより機械的に形成する
ことができる。もちろん、レーザなど他の種々の方法を
利用して切り欠き27を形成することも可能である。
【0079】[応用例]次に本発明のレーザ割断をガラ
ス基板を液晶パネルなどの電気光学パネルの割断に適用
する例を図8を参照して説明する。図8において、割断
対象物である液晶パネル30は、2枚のガラス基板1
を、その間にシール材31及び図示しないスペーサなど
を挿入して貼り合わせることにより形成したものであ
る。
【0080】このような2枚のガラス基板からなる液晶
パネル30を割断する際には、これまで説明してきたレ
ーザ割断方法を2枚の基板各々に対して適用し、上下方
向から同時にレーザ割断を行う。コントローラ15は、
液晶パネル30の上側基板1aの割断のためにレーザ5
a、CCDカメラ20a及び冷却ノズル10aを制御
し、下側基板1bの割断のためにレーザ5b、CCDカ
メラ20b及び冷却ノズル10bを制御する。また、コ
ントローラ15は、上側基板1aと下型基板1bの割断
がほぼ同期して進行するように、それぞれのレーザ、C
CDカメラ及び冷却ノズルの移動を制御する。
【0081】なお、この応用例においても、先に述べた
切り欠き27を基板1a及び1bの出口側端部に形成し
て、上記変形例によるレーザ割断を行うことができる。
【0082】[その他の変形]上述の第1及び第2実施
形態においては、ガラス基板1をテーブルなどの上に固
定し、レーザ5、冷却ノズル10及びCCDカメラを移
動させていたが、その代わりに基板1を保持したテーブ
ルを移動させることもできる。その場合には、レーザ
5、冷却ノズル10又はCCDカメラ20のいずれか1
つを固定とし、残りの2つを基板の移動に伴って移動さ
せればよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レーザ照射点及び冷却点の位置を、割断の進行に応じて
適切に可変制御するので、割断予定線に沿って直進性よ
く安定的に割断を進行させることができる。
【0084】また、基板の出口側端部付近でレーザ照射
点と冷却点との距離を短くし、割断進行点を出口側端部
方向へ追い込むことにより、未割断部分を短くすること
ができる。また、何らかの原因で割断の進行が遅くなっ
た場合などにも、レーザ照射点と冷却点の位置を適切に
制御することにより、割断を促進することができる。
【0085】さらに、本発明によるレーザ割断を上下方
向から同期して適用することにより、2枚のガラス基板
を貼り合わせて構成される液晶パネルなどの電気光学パ
ネルの割断を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なレーザ割断方法の一例を示す図であ
る。
【図2】冷却を伴うレーザ割断方法の一例を示す図であ
る。
【図3】冷却を伴うレーザ割断方法と冷却を伴わないレ
ーザ割断方法を比較説明する図である。
【図4】本発明によるレーザ割断方法の基本的原理を説
明するための図である。
【図5】本発明の第1実施形態によるレーザ割断方法を
示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態によるレーザ割断方法を
示す図である。
【図7】基板の割断方向端部に切り欠きを設けた本発明
の変形例を示す図である。
【図8】本発明のレーザ割断方法を、電気光学パネルの
割断(ブレイク)に適用する例を示す図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 5 レーザ 6 レーザ照射点 7 割断予定線 8 亀裂 9 冷却点 10 冷却ノズル 15 コントローラ 20 CCDカメラ 21 画像処理部 27 切り欠き Br 割断進行点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01B 11/00 G01B 11/00 H 4G015 G02F 1/13 101 G02F 1/13 101 1/1333 500 1/1333 500 Fターム(参考) 2F065 AA03 AA11 BB22 CC17 FF04 JJ26 QQ04 QQ31 UU05 2H088 FA07 FA26 FA30 HA01 MA20 2H090 JB02 JC01 JC13 3C069 AA03 BA08 BC02 BC03 CA03 CA05 CA11 EA01 EA02 4E068 AE00 CB01 CB06 CC02 DA09 DB13 4G015 FA06 FB02 FC02 FC14

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を照射して割断対象物の表面上
    にレーザ照射点を規定するレーザと、 冷却ガスを噴射して前記割断対象物の表面上に冷却点を
    規定する冷却手段と、 前記レーザ照射点及び前記冷却点を、前記割断対象物上
    に規定される割断予定線に沿って移動させる制御手段
    と、を備え、前記制御手段は、前記レーザ照射点と前記
    冷却点との相対位置を可変に制御することを特徴とする
    レーザ割断装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記割断予定線に沿っ
    た割断方向において、前記冷却点よりも先行する前記レ
    ーザ照射点と、前記冷却点との間に、前記割断対象物上
    に形成された亀裂の先端部である割断進行点が位置する
    ように前記レーザ照射点及び前記冷却点を制御すること
    を特徴とする請求項1に記載のレーザ割断装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記レーザ照射点及び
    前記冷却点の移動速度を可変に制御することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のレーザ割断装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、割断対象物の前記割断
    予定線上における割断終了側端部付近において、前記割
    断対象物の他の部分の場合よりも前記冷却点を前記レー
    ザ照射点に近づけるように前記レーザ照射点及び前記冷
    却点を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れか一項に記載のレーザ割断装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記割断予定線上にお
    ける前記レーザ照射点及び前記冷却点の経時的な移動量
    を示す移動量チャートを記憶する手段と、 前記移動量チャートを参照して、前記レーザ照射点及び
    前記冷却点の移動を制御する手段と、を備えることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレーザ
    割断装置。
  6. 【請求項6】 前記割断対象物に形成される前記割断進
    行点の位置を検出する位置検出手段をさらに備え、前記
    制御手段は、前記位置検出手段により検出された前記割
    断進行点の位置に応じて、前記レーザ照射点及び前記冷
    却点を制御することを特徴とする請求項2乃至4のいず
    れか一項に記載のレーザ割断装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記位置検出手段によ
    り検出された割断進行点の位置が、前記レーザ照射点と
    前記冷却点とのほぼ中間に位置するように、前記レーザ
    照射点及び前記冷却点を制御することを特徴とする請求
    項6に記載のレーザ割断装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、割断対象物の前記割断
    予定線上における割断終了側端部付近において、前記レ
    ーザ照射点の移動速度を低下させることを特徴とする請
    求項6に記載のレーザ割断装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記位置検出手段によ
    り検出された割断進行点と前記レーザ照射点との距離
    が、予め決められた所定距離より小さくなったときに、
    前記レーザ照射点の移動速度を低下させることを特徴と
    する請求項6に記載のレーザ割断装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記レーザ照射点の
    移動速度の低下割合に応じて、前記レーザの出力パワー
    を低下させることを特徴とする請求項8又は9に記載の
    レーザ割断装置。
  11. 【請求項11】 レーザ光を照射して割断対象物の表面
    上にレーザ照射点を規定する工程と、 冷却ガスを噴射して前記割断対象物の表面上に冷却点を
    規定する工程と、 前記レーザ照射点及び前記冷却点を、前記割断対象物上
    に規定される割断予定線に沿って移動させる制御工程
    と、を備え、前記制御工程は、前記レーザ照射点と前記
    冷却点との相対位置を可変に制御することを特徴とする
    レーザ割断方法。
  12. 【請求項12】 前記制御工程は、割断予定線に沿った
    割断方向において、前記冷却点よりも先行する前記レー
    ザ照射点と、前記冷却点との間に、前記割断対象物上に
    形成された亀裂の先端部である割断進行点が位置するよ
    うに前記レーザ照射点及び前記冷却点を制御することを
    特徴とする請求項11に記載のレーザ割断方法。
  13. 【請求項13】 前記制御工程は、割断対象物の前記割
    断予定線上における割断終了側端部付近において、前記
    割断対象物の他の部分における場合よりも前記冷却点を
    前記レーザ照射点に近づけるように前記レーザ照射点及
    び前記冷却点を制御することを特徴とする請求項11又
    は12に記載のレーザ割断方法。
  14. 【請求項14】 前記制御工程は、前記割断予定線上に
    おける前記レーザ照射点及び前記冷却点の経時的な移動
    量を示す移動量チャートを参照して、前記レーザ照射点
    及び前記冷却点の移動を制御することを特徴とする請求
    項11乃至13のいずれか一項に記載のレーザ割断方
    法。
  15. 【請求項15】 前記割断対象物に形成される前記割断
    進行点の位置を検出する工程をさらに備え、前記制御工
    程は、検出された前記割断進行点の位置に応じて、前記
    レーザ照射点及び前記冷却点を制御することを特徴とす
    る請求項12乃至14のいずれか一項に記載のレーザ割
    断方法。
  16. 【請求項16】 電気光学パネルを構成する2枚の基板
    のそれぞれに対して、レーザ割断がほぼ同時に進行する
    ように、請求項11乃至15のいずれか一項に記載のレ
    ーザ割断方法を実行することを特徴とする電気光学パネ
    ルの割断方法。
JP2001218790A 2001-07-18 2001-07-18 レーザ割断装置及び方法、並びに電気光学パネルの割断方法 Withdrawn JP2003034545A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001218790A JP2003034545A (ja) 2001-07-18 2001-07-18 レーザ割断装置及び方法、並びに電気光学パネルの割断方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001218790A JP2003034545A (ja) 2001-07-18 2001-07-18 レーザ割断装置及び方法、並びに電気光学パネルの割断方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003034545A true JP2003034545A (ja) 2003-02-07

Family

ID=19052910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001218790A Withdrawn JP2003034545A (ja) 2001-07-18 2001-07-18 レーザ割断装置及び方法、並びに電気光学パネルの割断方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003034545A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2237293A1 (es) * 2003-06-19 2005-07-16 Universidad De Vigo Metodo para el corte de elementos o piezas ceramicas.
JP2007076930A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Joyo Kogaku Kk ガラス切断方法
WO2007037118A1 (ja) * 2005-09-28 2007-04-05 Shibaura Mechatronics Corporation 脆性材料のレーザ割断装置、レーザ割断システム及びその方法
JP2007112092A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Seiko Epson Corp 積層基板のレーザスクライブ方法、液滴吐出ヘッドのレーザスクライブ方法、積層基板、液滴吐出ヘッド
JP2007111978A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Seiko Epson Corp 積層構造体基板および液滴吐出ヘッド基板、積層構造体の製造方法および液滴吐出ヘッドの製造方法
WO2009148511A2 (en) * 2008-05-30 2009-12-10 Corning Incorporated Laser cutting of glass along a predetermined line
US8312741B2 (en) 2010-07-22 2012-11-20 Nippon Electric Glass Co., Ltd. Cleaving method for a glass film
EP2570395A1 (en) * 2010-11-22 2013-03-20 Nippon Electric Glass Co., Ltd. Device for cleaving strip-shaped glass film and method for cleaving strip-shaped glass film
KR20160045065A (ko) * 2013-07-23 2016-04-26 쓰리디-마이크로막 아게 플랫 가공물을 복수의 섹션들로 분리하기 위한 방법 및 기기
WO2016081548A1 (en) * 2014-11-20 2016-05-26 Corning Incorporated Feedback-controlled laser cutting of flexible glass substrates
WO2016125609A1 (ja) * 2015-02-03 2016-08-11 セントラル硝子株式会社 脆性材料の切断方法、脆性材料の切断装置、切断脆性材料の製造方法及び切断脆性材料
JP2016198981A (ja) * 2015-04-13 2016-12-01 三星ダイヤモンド工業株式会社 基板ブレーク装置及び方法
JP2018063407A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 株式会社ディスコ 貼り合わせ基板の加工方法
WO2022055724A1 (en) * 2020-09-14 2022-03-17 Snap Inc. Optimized laser cutting process for waveguide glass substrate

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2237293A1 (es) * 2003-06-19 2005-07-16 Universidad De Vigo Metodo para el corte de elementos o piezas ceramicas.
JP2007076930A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Joyo Kogaku Kk ガラス切断方法
WO2007037118A1 (ja) * 2005-09-28 2007-04-05 Shibaura Mechatronics Corporation 脆性材料のレーザ割断装置、レーザ割断システム及びその方法
JP2007111978A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Seiko Epson Corp 積層構造体基板および液滴吐出ヘッド基板、積層構造体の製造方法および液滴吐出ヘッドの製造方法
JP4640103B2 (ja) * 2005-10-20 2011-03-02 セイコーエプソン株式会社 液滴吐出ヘッドの製造方法
JP2007112092A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Seiko Epson Corp 積層基板のレーザスクライブ方法、液滴吐出ヘッドのレーザスクライブ方法、積層基板、液滴吐出ヘッド
JP4650205B2 (ja) * 2005-10-24 2011-03-16 セイコーエプソン株式会社 積層基板のレーザスクライブ方法、液滴吐出ヘッドのレーザスクライブ方法、積層基板、液滴吐出ヘッド
WO2009148511A2 (en) * 2008-05-30 2009-12-10 Corning Incorporated Laser cutting of glass along a predetermined line
WO2009148511A3 (en) * 2008-05-30 2010-03-04 Corning Incorporated Laser cutting of glass along a predetermined line
US8258427B2 (en) 2008-05-30 2012-09-04 Corning Incorporated Laser cutting of glass along a predetermined line
US8312741B2 (en) 2010-07-22 2012-11-20 Nippon Electric Glass Co., Ltd. Cleaving method for a glass film
US8769989B2 (en) 2010-11-22 2014-07-08 Nippon Electric Glass Co., Ltd. Cleaving apparatus for a band-like glass film and cleaving method for a band-like glass film
CN102985381A (zh) * 2010-11-22 2013-03-20 日本电气硝子株式会社 带状玻璃薄膜割断装置及带状玻璃薄膜割断方法
EP2570395A4 (en) * 2010-11-22 2013-12-11 Nippon Electric Glass Co DEVICE FOR CUTTING A STRIP-LENS GLASS FILM AND METHOD FOR CLIPPING A STRIP-TERM GLASS FILM
EP2570395A1 (en) * 2010-11-22 2013-03-20 Nippon Electric Glass Co., Ltd. Device for cleaving strip-shaped glass film and method for cleaving strip-shaped glass film
KR20160045065A (ko) * 2013-07-23 2016-04-26 쓰리디-마이크로막 아게 플랫 가공물을 복수의 섹션들로 분리하기 위한 방법 및 기기
US10654133B2 (en) 2013-07-23 2020-05-19 3D-Micromac Ag Method and device for separating a flat workpiece into a plurality of sections
CN105658373A (zh) * 2013-07-23 2016-06-08 3D-微马克股份公司 用于将平坦的工件分离成多个部段的方法和设备
KR102172826B1 (ko) * 2013-07-23 2020-11-02 쓰리디-마이크로막 아게 플랫 가공물을 복수의 섹션들로 분리하기 위한 방법 및 기기
JP2016525018A (ja) * 2013-07-23 2016-08-22 3デー−ミクロマク アクチェンゲゼルシャフト 平坦なワークピースを複数の部分に分割する方法及び装置
CN107207318A (zh) * 2014-11-20 2017-09-26 康宁股份有限公司 对柔性玻璃基板的反馈控制激光切割
JP2018506489A (ja) * 2014-11-20 2018-03-08 コーニング インコーポレイテッド フレキシブルガラス基板のフィードバック制御されたレーザ切断
WO2016081548A1 (en) * 2014-11-20 2016-05-26 Corning Incorporated Feedback-controlled laser cutting of flexible glass substrates
US10576651B2 (en) 2015-02-03 2020-03-03 Central Glass Co., Ltd. Method of cutting brittle material, device for cutting brittle material, method of manufacturing cut brittle material and cut brittle material
JPWO2016125609A1 (ja) * 2015-02-03 2017-10-12 セントラル硝子株式会社 脆性材料の切断方法、脆性材料の切断装置、切断脆性材料の製造方法及び切断脆性材料
WO2016125609A1 (ja) * 2015-02-03 2016-08-11 セントラル硝子株式会社 脆性材料の切断方法、脆性材料の切断装置、切断脆性材料の製造方法及び切断脆性材料
JP2019042925A (ja) * 2015-02-03 2019-03-22 セントラル硝子株式会社 脆性材料の切断方法、脆性材料の切断装置、切断脆性材料の製造方法及び切断脆性材料
JP2016198981A (ja) * 2015-04-13 2016-12-01 三星ダイヤモンド工業株式会社 基板ブレーク装置及び方法
CN107953034A (zh) * 2016-10-14 2018-04-24 株式会社迪思科 贴合基板的加工方法
JP2018063407A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 株式会社ディスコ 貼り合わせ基板の加工方法
WO2022055724A1 (en) * 2020-09-14 2022-03-17 Snap Inc. Optimized laser cutting process for waveguide glass substrate

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6416901B2 (ja) 平坦なワークピースを複数の部分に分割する方法及び装置
JP2003034545A (ja) レーザ割断装置及び方法、並びに電気光学パネルの割断方法
JP5325209B2 (ja) 脆性材料基板の加工方法
JP5050099B2 (ja) 脆性材料基板の加工方法
JP2013091578A (ja) ガラス基板のスクライブ方法
JPWO2006070825A1 (ja) 脆性材料基板の分断方法および基板分断システム
WO2009084489A1 (ja) レーザ加工装置およびレーザ加工方法
JPWO2005102638A1 (ja) 脆性基板の垂直クラック形成方法および垂直クラック形成装置
JP2007090860A (ja) 脆性材料の割断加工システム及びその方法
JP2011230940A (ja) 脆性材料基板の割断方法
JP2009084089A (ja) ガラス切断装置及び方法
KR101200789B1 (ko) 취성 재료 기판의 할단 방법
JPWO2003008352A1 (ja) 脆性材料基板のスクライブ装置およびスクライブ方法
JP4134033B2 (ja) 脆性材料基板のスクライブ装置及びスクライブ方法
JP5202595B2 (ja) レーザ割断装置
WO2009128315A1 (ja) 脆性材料基板の加工方法
KR20040007251A (ko) 스크라이브 장치
JP2001058281A (ja) レーザーを用いたスクライブ法
JP2008062489A (ja) 脆性材料の割断方法、および脆性材料の割断装置
JP2003025323A (ja) レーザ割断装置及び方法、並びに電気光学パネルの割断方法
KR20100031462A (ko) 할단용 스크라이브선의 형성 방법 및 장치
JP5292420B2 (ja) ガラス基板のスクライブ方法
JP5678816B2 (ja) ガラス基板の割断方法および割断装置
JP2012031035A (ja) 脆性材料基板の割断方法
JP2008246808A (ja) 高脆性非金属材料製の被加工物の加工方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081007