JP2003017568A - 電源接続セル、半導体集積回路のレイアウト方法及び半導体集積回路のレイアウト用装置 - Google Patents
電源接続セル、半導体集積回路のレイアウト方法及び半導体集積回路のレイアウト用装置Info
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Abstract
せることを目的とする。 【解決手段】 フロアプラン後のレイアウトデータ及び
電源配線幅に基づき、高電位側電源配線及び低電位側配
線を交互に、電源接続セルの最上位層でROWに対して
垂直方向に配線し、垂直方向に配線を行った電源配線位
置に関する情報に基づき、電源接続セルの配置可能位置
を抽出し、電源接続セルの配置に基づき、垂直方向に配
線を行った電源配線位置の情報により、電源接続セル配
置間隔/2だけ水平移動して電源接続セルの配置位置を
決定し、その配置位置に電源接続セルを配置し、配置し
た電源接続セルを固定する。
Description
上位層を用い、最上位層とROW電源の接続機能を有す
るセルを使用する半導体集積回路のレイアウト方法に関
する。
下が問題になっている。従来の手法では、高さが一定で
あるセル内に高電位側電源配線(以下、VDDと略
す)、低電位側電源配線(以下、GNDと略す)の2本
の電源配線を配置し、セル間の配線未接続の部分を接続
(以下、ROW電源と略す)し、それに基幹となる電源
配線を接続することにより電圧降下を減少させている。
実動作に合わせて論理ベクターを作成して回路の消費電
力を見積もり、それに基づいて決定する。しかしなが
ら、この論理ベクターを作成するためには多大な時間を
要するため、簡易的なベクターから概算で消費電力を求
め、過剰な幅で電源が配線されることも少なくなかっ
た。
大きい箇所があるため、活性率などを利用して、レイア
ウト前に各部分の消費電力を見積もり、基幹の電源配線
の幅などに変更を加えていた。しかしながら、これらの
作業は配置配線前に行うため、必ずしも高い精度の結果
は得られなかった。また、正確な電圧降下の解析は配置
配線が終了した後でなければ行えないため、修正には多
大な時間を要した。
に鑑みなされたものであり、配置配線のフロアプラン後
のレイアウトデータに対し、最上位層を電源専用層とし
て用いチップ全面に配線し、最上位層配線とROW電源
を接続する機能を持ったセル(以下、電源接続セルと略
す)を配置すること、および配置配線後のレイアウトデ
ータに対し電源接続セルを追加配置することが可能な半
導体集積回路のレイアウト方法を提供することを目的と
する。
めに、請求項1に記載の発明は、最上位層配線とROW
電源を接続する機能を備えた電源接続セルであって、電
源接続セル内に高電位側電源配線、又は低電位側電源配
線への接続用の配線を行うために配置された層と、前記
層の上に配置された前記層と同じ大きさの複数の層と、
それぞれの層の間に配置されたコンタクトホールと、を
具備し、前記電源接続セル上に、配置されるべき最上位
層と接続可能なコンタクトホールを設けたことを特徴と
する。
高電位側電源配線、又は低電位側電源配線への接続用配
線を行う所定の層である第M層をセルの大きさに合わせ
て配置し、その上に第M層と同じ大きさの複数の層、第
M+1層を、その上に第M+2層、第M+3層・・・第
N−1層を配置し、それぞれの層間と第N−1層の上
(セルの上)にはコンタクトホールを配置し、新たに配
置されるべき最上位層との接続を可能にしている。
積回路のレイアウト方法であって、フロアプラン後のレ
イアウトデータ及び電源配線幅に基づき、高電位側電源
配線及び低電位側配線を交互に、前記電源接続セルの最
上位層でROWに対して垂直方向に配線する工程と、前
記垂直方向に配線を行った電源配線位置に関する情報に
基づき、前記電源接続セルの配置可能位置を抽出する工
程と、前記電源接続セルの配置に基づき、前記垂直方向
に配線を行った電源配線位置の情報により、電源接続セ
ル配置間隔/2だけ水平移動して前記電源接続セルの配
置位置を決定する工程と、前記電源接続セルを配置し、
配置した前記電源接続セルを固定する工程と、を具備す
ることを特徴とする。
フロアプラン後のレイアウトデータ及び電源配線幅の制
約に基づくことにより、高電位側電源配線及び低電位側
配線を交互に最上位層でROWに対して垂直方向に配線
し、電源配線位置の情報から電源接続セルの配置可能位
置を抽出し、電源接続セルの配置に関する情報であるセ
ル幅及び間隔(配置制限)に基づき、電源接続セルの配
置位置を決定し、電源接続セルを配置し、固定してお
り、電源接続セルの配置位置は、ROW毎に電源接続セ
ル配置間隔制約/2づつ水平方向へ移動しているため、
ROW電源供給点同士の間隔を狭くなっており、電圧降
下を減少させることが可能になる。
集積回路のレイアウト方法であって、配置配線後のレイ
アウトデータ、高電位側電源配線及び低電位側電源配線
について追加が必要な電源接続セルの総面積制約、電圧
降下が生じた領域に基づき、既配置のセルとROWで囲
まれたセル未配置領域とその数を抽出し、その上方を通
過する既配線の情報を抽出する工程と、処理対象となる
所定のセル未配置領域に対してセルの重なりが生じてし
まわない最大幅の電源接続セルを挿入する工程と、挿入
した前記電源接続セルによる接続違反が接続違反制約の
所定値以下であるか否か確認する工程と、前記接続違反
が接続違反制約の所定値以下でない場合には、挿入した
前記電源接続セルの配置位置が調整が可能であるか、或
いはセル幅の調整が可能であるか確認する工程と、前記
電源接続セルの挿入処理の対象領域数がセル未配置領域
数以下であるか確認する工程と、前記接続違反が接続違
反制約の所定値以下である場合には、挿入して追加され
た前記電源接続セルの総面積が前記総面積制約を満たし
ているか確認する工程と、を具備することを特徴とす
る。
配置配線後のレイアウトデータ、高電位側電源配線、低
電位側電源配線について追加が必要な請求項1に記載の
電源接続セルの総面積i、電圧降下が問題となった領域
の指定を読み込み、既配置のセルとROWで囲まれたセ
ル未配置領域とその数jを抽出しそれぞれの領域に番号
付け(1、2、…、j)をし、その上方を通過する既配
線の情報を抽出し、接続違反制約の初期値としてk=0
を設定し、処理対象となるセル未配置領域の初期値とし
てm=1を設定する。そして、番号mの領域に対してセ
ルの重なりが生じてしまわない最大幅の請求項1に記載
の電源接続セルを挿入し、その挿入した電源接続セルに
よる接続違反が接続違反制約k以下であるか確認する。
入した電源接続セルの配置位置が調整可能か確認し、そ
の確認の結果、「真」であった場合には、配置位置を調
整し、挿入した電源接続セルによる接続違反が接続違反
制約k以下であるか確認する。そして、挿入した電源接
続セルの配置位置が調整可能か確認の結果、「否」であ
った場合には、挿入した電源接続セルのセル幅の調整が
可能か確認し、確認の結果、「真」であった場合には、
幅調整を行い、挿入した電源接続セルによる接続違反が
接続違反制約k以下であるか確認する。また、挿入した
電源接続セルのセル幅の調整が可能か確認の結果、
「否」であった場合には、挿入した電源接続セルを削除
し、処理対象番号m=m+1を行う。
領域数j以下であるか確認し、確認の結果、「真」であ
った場合には、請求項1に記載の電源接続セルを挿入す
る。その確認の結果が「否」であった場合には、接続違
反制約数k=k+1を行い、セル未配置領域の初期値と
してm=1を設定する。また、挿入した電源接続セルに
よる接続違反が接続違反制約k以下であるかの確認の結
果、「真」であった場合には、今まで追加された請求項
1に記載の電源接続セルの総面積が面積制約iを満たし
ているか確認する。確認の結果、「否」であった場合に
は、処理対象領域番号m=m+1を行う。確認の結果、
「真」であった場合には、処理を終了とする。
積回路のレイアウト方法であって、配置配線後のレイア
ウトデータに基づき、既配置のセルとROWで囲まれた
セル未配置領域とその数を抽出し、その上方を通過する
既配線の情報を抽出する工程と、処理対象となる所定の
セル未配置領域に対してセルの重なりが生じてしまわな
い最大幅の電源接続セルを挿入する工程と、挿入した前
記電源接続セルによる接続違反が0であるか否か確認す
る工程と、前記接続違反が0でない場合には、挿入した
前記電源接続セルの配置位置が調整が可能であるか、或
いはセル幅の調整が可能であるか確認する工程と、前記
接続違反が0である場合には、電源接続セルの挿入処理
の対象領域数がセル未配置領域数以下であるか確認する
工程と、を具備することを特徴とする。
配置配線後のレイアウトデータを読み込み、既配置セル
とROWで囲まれたセル未配置領域とその数jを抽出
し、それぞれの領域に番号付け(1、2、…、j)を
し、その上方を通過する既配線の情報を抽出し、処理対
象となるセル未配置領域の初期値としてm=1を設定
し、番号mの領域に対してセルの重なりが生じてしまわ
ない最大幅の請求項1に記載の電源接続セルを挿入す
る。挿入した電源接続セルによる接続違反が0であるか
確認する。
入した電源接続セルの配置位置が調整可能か確認し、そ
の確認の結果、「真」であった場合には、配置位置を調
整し、接続違反が0であるか確認する。挿入した電源接
続セルの配置位置が調整可能か確認し、結果が「否」で
あった場合には、挿入した電源接続セルのセル幅が調整
可能か確認する。確認の結果、「真」であった場合に
は、調整を行い、接続違反が0であるか確認する。ま
た、挿入した電源接続セルのセル幅が調整可能か確認
し、確認の結果「否」であった場合には、挿入した電源
接続セルを削除し、処理対象領域番号m=m+1を行
う。
反が0であるか確認し、確認の結果、「真」であった場
合には、処理対象領域番号m=m+1を行う。そして、
処理対象領域番号mがセル未配置領域数j以下であるか
確認する。確認の結果、「真」であった場合には、最大
幅の請求項1に記載の電源接続セルを挿入する。また、
処理対象領域番号mがセル未配置領域数j以下であるか
確認し、その確認の結果、「否」であった場合には、処
理を終了する。
集積回路のレイアウト用装置であって、フロアプラン後
のレイアウトデータ、電源配線幅に基づき、高電位側電
源配線、低電位側電源配線を交互に電源接続セルの最上
位層でROWに対して垂直方向に配線するための手段
と、前記垂直方向に配線を行った電源配線位置に関する
情報に基づき、電源接続セルの配置可能位置を抽出する
ための手段と、前記電源接続セルの配置に基づき、前記
垂直方向に配線を行った電源配線位置の情報により、電
源接続セル配置間隔/2だけ水平移動して前記電源接続
セルの配置位置を決定するための手段と、前記電源接続
セルを配置し、配置した前記電源接続セルを固定するた
めの手段と、を具備することを特徴とする。
フロアプラン後のレイアウトデータ、電源配線幅に基づ
き、高電位側電源配線、低電位側電源配線を交互に電源
接続セルの最上位層でROWに対して垂直方向に配線
し、垂直方向に配線を行った電源配線位置に関する情報
に基づき、電源接続セルの配置可能位置を抽出し、電源
接続セルの配置に基づき、前記垂直方向に配線を行った
電源配線位置の情報により、電源接続セル配置間隔/2
だけ水平移動して前記電源接続セルの配置位置を決定
し、ROW電源供給点同士の間隔を狭くすることによ
り、電圧降下を減少させることが可能になる。
積回路のレイアウト用装置であって、配置配線後のレイ
アウトデータ、高電位側電源配線及び低電位側電源配線
について追加が必要な電源接続セルの総面積制約、電圧
降下が生じた領域に基づき、既配置のセルとROWで囲
まれたセル未配置領域とその数を抽出し、その上方を通
過する既配線の情報を抽出するための手段と、処理対象
となる所定のセル未配置領域に対してセルの重なりが生
じてしまわない最大幅の電源接続セルを挿入するための
手段と、挿入した前記電源接続セルによる接続違反が接
続違反制約の所定値以下であるか否か確認するための手
段と、前記接続違反が接続違反制約の所定値以下でない
場合には、挿入した前記電源接続セルの配置位置が調整
が可能であるか、或いはセル幅の調整が可能であるか確
認するための手段と、電源接続セルの挿入処理の対象領
域数がセル未配置領域数以下であるか確認するための手
段と、前記接続違反が接続違反制約の所定値以下である
場合には、挿入して追加された前記電源接続セルの総面
積が前記総面積制約を満たしているか確認するための手
段と、を具備することを特徴とする。
配置配線後のレイアウトデータ、高電位側電源配線及び
低電位側電源配線について追加が必要な電源接続セルの
総面積制約、電圧降下が生じた領域に基づき、既配置の
セルとROWで囲まれたセル未配置領域とその数を抽出
し、その上方を通過する既配線の情報を抽出し、処理対
象となる所定のセル未配置領域に対してセルの重なりが
生じてしまわない最大幅の電源接続セルを挿入し、挿入
した前記電源接続セルによる接続違反が接続違反制約の
所定値以下であるか否か確認し、前記接続違反が接続違
反制約の所定値以下でない場合には、挿入した前記電源
接続セルの配置位置が調整が可能であるか、或いはセル
幅の調整が可能であるか確認し、そして、電源接続セル
の挿入処理の対象領域数がセル未配置領域数以下である
か確認し、前記接続違反が接続違反制約の所定値以下で
ある場合には、挿入して追加された前記電源接続セルの
総面積が前記総面積制約を満たしているか確認すること
により、配置配線後に電圧降下に影響を与えることが少
ない箇所に電源接続セルの幅を選択して電源接続セルを
挿入するため、設計期間を短縮することが可能になる。
集積回路のレイアウト用装置であって、配置配線後のレ
イアウトデータに基づき、既配置のセルとROWで囲ま
れたセル未配置領域とその数を抽出し、その上方を通過
する既配線の情報を抽出するための手段と、処理対象と
なる所定のセル未配置領域に対してセルの重なりが生じ
てしまわない最大幅の電源接続セルを挿入するための手
段と、挿入した前記電源接続セルによる接続違反が0で
あるか否か確認するための手段と、前記接続違反が0で
ない場合には、挿入した前記電源接続セルの配置位置が
調整が可能であるか、或いはセル幅の調整が可能である
か確認するための手段と、前記接続違反が0である場合
には、電源接続セルの挿入処理の対象領域数がセル未配
置領域数以下であるか確認するための手段と、を具備す
ることを特徴とする。
配置配線後のレイアウトデータに基づき、既配置のセル
とROWで囲まれたセル未配置領域とその数を抽出し、
その上方を通過する既配線の情報を抽出し、処理対象と
なる所定のセル未配置領域に対してセルの重なりが生じ
てしまわない最大幅の電源接続セルを挿入し、挿入した
前記電源接続セルによる接続違反が0であるか否か確認
し、接続違反が0でない場合には、挿入した前記電源接
続セルの配置位置が調整が可能であるか、或いはセル幅
の調整が可能であるか確認し、接続違反が0である場合
には、電源接続セルの挿入処理の対象領域数がセル未配
置領域数以下であるか確認することにより、配置配線後
に接続違反を発生させずに電源接続セルが挿入可能な領
域全てに電源接続セルを挿入し、電圧降下を減少させる
ことが可能になる。
を参照して説明する。
ルの平面図及び図1(a)の矢視I−Iの断面図が示さ
れている。図1では最上位層には第4層(不図示)が、
VDD、GNDのROW電源には第1層10が用いられ
ているとし、VDDへの接続を目的としたセルを例とし
ている。このセルは他のセルと同様の高さを持ち、幅は
希望のものが使用可能なように多種用意しておく。セル
内にVDDのROW電源と接続するように第1層10を
セルの大きさに合わせて配置し、その上に第1層10と
同じ大きさで第2層12を、その上に第3層14を配置
し、それぞれの層の間にはコンタクトホール16を配置
する。また、最上位の第4層に直接接続可能なように第
3層14の上には第3層14と第4層とを接続するため
のコンタクトホール16が配置してある。
本実施の形態の例1のフローチャートが示されている。
図2に示すフローチャートに従い、本発明の実施の形態
を説明する。ステップ11では、配置配線のためのフロ
アプラン後のレイアウトデータ及び電源配線幅の制約を
読み込み、VDD及びGNDを交互に最上位層でROW
に対して垂直方向に配線する。配置配線のためのフロア
プラン後のレイアウトデータでは、2つのROWで1つ
のVDD、GND用ROW電源を共有できるように、R
OWは1ROW毎に反転しているものとする。
電源配線位置の情報から電源接続セルの配置可能位置を
抽出する。ステップ13では、電源接続セルの配置制約
(セル幅、間隔)を読み込み、ステップ12の情報と合
わせて配置位置を決定する。ここで電源接続セルの配置
位置は、1ROW毎に(ステップ12で入力した間隔/
2)だけ水平方向へ移動する。ステップ14では、電源
接続セルを配置する。ステップ15ではステップ14で
配置した電源接続セルを固定する。その後、ステップ1
5を実行したレイアウトデータに対して自動配置配線を
実行する。図3には、例1による半導体集積回路の電源
接続セル配置後の拡大図が示してある。
題になった箇所に対して電源接続セルの挿入を実施する
本発明の実施の形態の例2のフローチャートが示されて
いる。また、図5(a)には電源接続セルの挿入前の拡
大図が示してある。図4を用いて本実施の形態である例
2を説明する。ステップ21では、配置配線後のレイア
ウトデータ、VDD、GNDについて追加が必要な電源
接続セルの総面積i及び電圧降下が問題となった領域の
指定を読み込み、既配置のセルとROWで囲まれたセル
未配置領域とその数jを抽出し、それぞれの領域に番号
付け(1、2・・・、j)をし、その上方を通過する既
配線の情報を抽出する。
としてk=0を設定する。そして、ステップ23では、
処理対象となるセル未配置領域の初期値としてm=1を
設定する。ステップ24では、番号mの領域に対して、
セルの重なりが生じてしまわない最大値の電源接続セル
を挿入する。ステップ24で挿入した電源接続セルによ
る接続違反が接続違反制約以下であるか否か、ステップ
25で確認する。そして、ステップ26では、ステップ
25の確認において「否」であった場合に、電源セルの
配置位置が調整可能か否か確認する。
おいて「真」であった場合に、配置位置を調整しステッ
プ25に戻る。また、ステップ28では、ステップ26
の確認において「否」であった場合に、電源接続セルの
セル幅の調整が可能であるか否か確認する。ステップ2
9では、ステップ28の確認において「真」であった場
合に、幅調整を行い、ステップ25に戻る。ステップ2
10では、ステップ28の確認において「否」であった
場合に、電源接続セルを削除する。
=m+1を行う。ステップ212では、処理対象領域番
号mがセル未配置領域j以下であるか否かを確認する。
ステップ213では、ステップ212の確認において
「真」であった場合に、ステップ24に戻る。また、ス
テップ214では、ステップ212の確認において
「否」であった場合に、接続違反制約数k=k+1を行
い、ステップ23に戻る。さらに、ステップ215で
は、ステップ25の確認において「真」であった場合
に、今までに追加された電源接続セルの総面積が面積制
約iを満たしているか確認する。
認において「否」であった場合に、ステップ211に戻
る。また、ステップ215の確認において「真」であっ
た場合に、本実施の形態の例2は終了となり、接続違反
がある場合には自動配線により回避する。そして、図5
(b)には、電源接続セルの挿入後の拡大図が示してあ
る。
を起こさずに配置可能な箇所に全て電源接続セルを挿入
する本発明の実施の形態の例3のフローチャートが示さ
れている。また、図7(a)には、電源接続セルの挿入
前の拡大図が示してある。図6を用いて本実施の形態で
ある例3を説明する。ステップ31では、配置配線後の
レイアウトデータを読み込み及び既配置のセルとROW
で囲まれたセル未配置領域とその数jを抽出し、それぞ
れの領域に番号付け(1、2、・・・、j)をし、その
上方を通過する既配線の情報を抽出する。
配置領域の初期値としてm=1を設定する。ステップ3
3では、番号mの領域に対して、セルの重なりが生じて
しまわない最大幅の電源接続セルを挿入する。そして、
ステップ34では、ステップ33で挿入した電源接続セ
ルによる接続違反が「0」であるか否か確認する。ステ
ップ35では、ステップ34の確認において「否」であ
った場合に、電源セルの配置位置が調整可能か否か確認
する。
おいて「真」であった場合に、配置位置を調整し、ステ
ップ34に戻る。また、ステップ37では、ステップ3
5の確認において「否」であった場合に、電源接続セル
をセル幅が調整可能か確認する。そして、ステップ38
では、ステップ37の確認において「真」であった場合
に、調整を行いステップ34に戻る。ステップ39で
は、ステップ37の確認において「否」であった場合
に、電源接続セルを削除する。
=m+1を行う。ステップ311では、ステップ34の
確認において「真」であった場合に、ステップ310へ
進む。ステップ312として、処理対象領域番号mがセ
ル未配置領域数j以下であるか確認する。ステップ31
3では、ステップ312の確認において「真」であった
場合に、ステップ33へ戻り、ステップ312の確認に
おいて「否」であった場合に、本実施の形態の例3は終
了となる。そして、図7(b)には、電源接続セルの挿
入後の拡大図が示してある。
毎に電源接続セル配置間隔制約/2ずつ水平方向へ位置
を移動して配置するため、同間隔で電源基幹配線を引く
場合に比べ、ROW電源供給点同士の間隔が狭くなり、
電圧降下を減少させることが可能になる。また、配置配
線後に電圧降下が問題になる箇所に対して、既配置、既
配線に最も影響を与えることが少ない箇所と電源接続セ
ルの幅を選択して挿入を行うため、設計期間の短縮を可
能にする。さらに、配置配線後に接続違反を発生させず
に電源接続セルが挿入可能な領域全てに電源接続セルを
挿入することにより、電圧降下を減少させることが可能
になる。
る。(a)は電源接続セルの平面図である。(b)は
(a)の矢視I−Iの電源接続セルの断面図である。
ートである。
路の電源接続セル配置後の拡大図である。
ートである。
領域の電源接続セル挿入前と挿入済みの拡大図である。
(a)は選択された領域の電源接続セルの挿入前の拡大
図である。(b)は選択された領域の電源接続セルの挿
入後の拡大図である。
ートである。
領域の電源接続セル挿入前と挿入済みの拡大図である。
(a)は選択された領域の電源接続セルの挿入前の拡大
図である。(b)は選択された領域の電源接続セルの挿
入後の拡大図である。
6……コンタクトホール。
Claims (7)
- 【請求項1】 最上位層配線とROW電源を接続する機
能を備えた電源接続セルであって、 電源接続セル内に高電位側電源配線、又は低電位側電源
配線への接続用の配線を行うために配置された層と、 前記層の上に配置された前記層と同じ大きさの複数の層
と、 それぞれの層の間に配置されたコンタクトホールと、を
具備し、 前記電源接続セル上に、配置されるべき最上位層と接続
可能なコンタクトホールを設けたことを特徴とする電源
接続セル。 - 【請求項2】 半導体集積回路のレイアウト方法であっ
て、 フロアプラン後のレイアウトデータ及び電源配線幅に基
づき、高電位側電源配線及び低電位側配線を交互に、前
記電源接続セルの最上位層でROWに対して垂直方向に
配線する工程と、 前記垂直方向に配線を行った電源配線位置に関する情報
に基づき、前記電源接続セルの配置可能位置を抽出する
工程と、 前記電源接続セルの配置に基づき、前記垂直方向に配線
を行った電源配線位置の情報により、電源接続セル配置
間隔/2だけ水平移動して前記電源接続セルの配置位置
を決定する工程と、 前記電源接続セルを配置し、配置した前記電源接続セル
を固定する工程と、を具備することを特徴とする半導体
集積回路のレイアウト方法。 - 【請求項3】 半導体集積回路のレイアウト方法であっ
て、 配置配線後のレイアウトデータ、高電位側電源配線及び
低電位側電源配線について追加が必要な電源接続セルの
総面積制約、電圧降下が生じた領域に基づき、既配置の
セルとROWで囲まれたセル未配置領域とその数を抽出
し、その上方を通過する既配線の情報を抽出する工程
と、 処理対象となる所定のセル未配置領域に対してセルの重
なりが生じてしまわない最大幅の電源接続セルを挿入す
る工程と、 挿入した前記電源接続セルによる接続違反が接続違反制
約の所定値以下であるか否か確認する工程と、 前記接続違反が接続違反制約の所定値以下でない場合に
は、挿入した前記電源接続セルの配置位置が調整が可能
であるか、或いはセル幅の調整が可能であるか確認する
工程と、 前記電源接続セルの挿入処理の対象領域数がセル未配置
領域数以下であるか確認する工程と、 前記接続違反が接続違反制約の所定値以下である場合に
は、挿入して追加された前記電源接続セルの総面積が前
記総面積制約を満たしているか確認する工程と、を具備
することを特徴とする半導体集積回路のレイアウト方
法。 - 【請求項4】 半導体集積回路のレイアウト方法であっ
て、 配置配線後のレイアウトデータに基づき、既配置のセル
とROWで囲まれたセル未配置領域とその数を抽出し、
その上方を通過する既配線の情報を抽出する工程と、 処理対象となる所定のセル未配置領域に対してセルの重
なりが生じてしまわない最大幅の電源接続セルを挿入す
る工程と、 挿入した前記電源接続セルによる接続違反が0であるか
否か確認する工程と、前記接続違反が0でない場合に
は、挿入した前記電源接続セルの配置位置が調整が可能
であるか、或いはセル幅の調整が可能であるか確認する
工程と、 前記接続違反が0である場合には、電源接続セルの挿入
処理の対象領域数がセル未配置領域数以下であるか確認
する工程と、を具備することを特徴とする半導体集積回
路のレイアウト方法。 - 【請求項5】 半導体集積回路のレイアウト用装置であ
って、 フロアプラン後のレイアウトデータ、電源配線幅に基づ
き、高電位側電源配線、低電位側電源配線を交互に電源
接続セルの最上位層でROWに対して垂直方向に配線す
るための手段と、 前記垂直方向に配線を行った電源配線位置に関する情報
に基づき、電源接続セルの配置可能位置を抽出するため
の手段と、 前記電源接続セルの配置に基づき、前記垂直方向に配線
を行った電源配線位置の情報により、電源接続セル配置
間隔/2だけ水平移動して前記電源接続セルの配置位置
を決定するための手段と、 前記電源接続セルを配置し、配置した前記電源接続セル
を固定するための手段と、を具備することを特徴とする
半導体集積回路のレイアウト用装置。 - 【請求項6】 半導体集積回路のレイアウト用装置であ
って、 配置配線後のレイアウトデータ、高電位側電源配線及び
低電位側電源配線について追加が必要な電源接続セルの
総面積制約、電圧降下が生じた領域に基づき、既配置の
セルとROWで囲まれたセル未配置領域とその数を抽出
し、その上方を通過する既配線の情報を抽出するための
手段と、 処理対象となる所定のセル未配置領域に対してセルの重
なりが生じてしまわない最大幅の電源接続セルを挿入す
るための手段と、 挿入した前記電源接続セルによる接続違反が接続違反制
約の所定値以下であるか否か確認するための手段と、 前記接続違反が接続違反制約の所定値以下でない場合に
は、挿入した前記電源接続セルの配置位置が調整が可能
であるか、或いはセル幅の調整が可能であるか確認する
ための手段と、 電源接続セルの挿入処理の対象領域数がセル未配置領域
数以下であるか確認するための手段と、 前記接続違反が接続違反制約の所定値以下である場合に
は、挿入して追加された前記電源接続セルの総面積が前
記総面積制約を満たしているか確認するための手段と、
を具備することを特徴とする半導体集積回路のレイアウ
ト方法。 - 【請求項7】 半導体集積回路のレイアウト用装置であ
って、 配置配線後のレイアウトデータに基づき、既配置のセル
とROWで囲まれたセル未配置領域とその数を抽出し、
その上方を通過する既配線の情報を抽出するための手段
と、 処理対象となる所定のセル未配置領域に対してセルの重
なりが生じてしまわない最大幅の電源接続セルを挿入す
るための手段と、 挿入した前記電源接続セルによる接続違反が0であるか
否か確認するための手段と、 前記接続違反が0でない場合には、挿入した前記電源接
続セルの配置位置が調整が可能であるか、或いはセル幅
の調整が可能であるか確認するための手段と、 前記接続違反が0である場合には、電源接続セルの挿入
処理の対象領域数がセル未配置領域数以下であるか確認
するための手段と、を具備することを特徴とする半導体
集積回路のレイアウト用装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001197718A JP2003017568A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 電源接続セル、半導体集積回路のレイアウト方法及び半導体集積回路のレイアウト用装置 |
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JP2001197718A JP2003017568A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 電源接続セル、半導体集積回路のレイアウト方法及び半導体集積回路のレイアウト用装置 |
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