JP2003014983A - 光コネクタプラグ - Google Patents
光コネクタプラグInfo
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Abstract
に、必要時に取付けることができ、また、ガイドピンを
1本ずつ簡単に取付けることができる光コネクタプラグ
を提供する。 【解決手段】 プラグハウジング2内に光ファイバを装
着したフェルール3を収納し、フェルール3の後部側に
ピンキーパを介在させて、コイルスプリング、支持部
材、ブーツ4を配設する光コネクタプラグ1であって、
ピンキーパには、フェルールの前部側から軸方向に挿入
されるガイドピン5の取付端部の挿入を許容し、引き抜
けを阻止するピン挿着部を形成する。そして、光コネク
タプラグ1を組立てた後に、ピンキーパにガイドピン5
を選択的に挿着して雄型または雌雄両性型とする。
Description
に用いられる光コネクタプラグに関し、特に光ファイバ
の接続の位置決めをするガイドピンを備えた光コネクタ
プラグに関する。
報通信網の光化が注目され、その実現に向けた光ファイ
バ通信網の構築に重要な種々の光コネクタの開発が進め
られている。特にネットワーク機器用に開発されたMT
コネクタ(Mechanically Transferable connector )
は、日本の光通信網を中心に広く実用化されている信頼
性の高い多心光コネクタである。このMTコネクタは、
ガイドピンを用いて1対の光コネクタプラグを着脱可能
に接続するもので、2心〜12心の光ファイバテープ心
線や光ファイバコードの接続に使用されている。
タを基本構造としたMT−RJ光コネクタプラグの一例
の外観図を示す。図中、1は光コネクタプラグ、2はプ
ラグハウジング、3はフェルール、4はブーツ、5はガ
イドピン、、6はラッチアーム、7はコネクタアダプ
タ、8は嵌合部、9はラッチ係合孔である。光プラグコ
ネクタ1(以下、光プラグという)は、プラグハウジン
グ2内にMTコネクタ用に設計されたフェルール3を収
納し、後部に光ファイバ心線の導入部を保護するゴム等
で形成されたブーツ4を配して構成されている。フェル
ール3には1対のガイドピン5が先端が僅かに突出する
ように配設され、プラグハウジング2には接続保持のラ
ッチアーム6が一体に設けられている。
取付け固定され、前面側および後面側から光プラグ1が
挿入される嵌合部8の上面側または下面側にラッチ係合
孔9が設けられている。光プラグ1は、コネクタアダプ
タ7の前部および後部から挿入し、ラッチアーム6を弾
性的に変位させてラッチ係合孔9にスナップイン的に係
合させることにより、挿着が保持される。光プラグ1
は、ガイドピン5を備えた雄型のものと、ガイドピン5
を備えない雌型のものとが1対となって接続が形成され
る。
造を示す図で、図6(A)はプラグハウジングを除いた
構成部品を示す図、図6(B)はガイドピンの組付けを
示す図、図6(C)はガイドピンを保持するピンキーパ
を示す図である。図中、11はピンキーパ、12はコイ
ルスプリング、13は支持部材、14は光ファイバ心
線、15は光ファイバコード、16はピン挿着部、17
は通路部、18は挿通部、19はスプリング受け部を示
す。その他の構成部品には、図6と同じ符号を付して説
明を省略する。
15の外被を所定長さ除去して、光ファイバ心線14を
露出させ、また、予めコイルスプリング12、支持部材
13、ブーツ4を光ファイバコード15上に通してお
く。露出された光ファイバ心線14の先端を処理してフ
ェルール3内に装着して、接続端面の処理を行なう。光
プラグ1を雌型として構成する場合は、フェルール3と
コイルスプリング12との間にピンキーパ11を介在さ
せて、プラグハウジング2(図5参照)内に挿入し、支
持部材13のラッチアーム13aを係止孔2aに係合さ
せることにより組立てられる。
図6(B)に示すように、ピンキーパ11に1対のガイ
ドピン5を側面に設けたピン挿着部16で取付けた後
に、フェルール3とコイルスプリング12との間に介挿
する。ガイドピン5を取付けたピンキーパ11は、コイ
ルスプリング12を後方に圧縮してフェルール3との間
にガイドピン5が割り込めるスペースを取り、1対のガ
イドピン5をフェルール3の後方からピン挿入孔3aに
挿入させることにより配設することができる。
示すように矩形状のブロックで形成され、中央部に光フ
ァイバ心線14を通す通路部17、この通路部に光ファ
イバ心線14の側面から入れるための挿通部18、コイ
ルスプリング12の一端を支持するスプリング受け部1
9が設けられている。ピンキーパ11の両側面に設けら
れたピン挿着部16は、ピン係着孔16a、テーパ状の
挿入溝16b、開口部16cを備えた形状である。ガイ
ドピン5の取付端部には、先端部5bより径を小さくし
た小径部5aが設けられていて、小径部5aをテーパ状
の挿入溝16bに側面方向から押込み、ピン係着孔16
aに嵌め込むことにより取付けられる。ガイドピン5の
先端部5bは、ピン係着孔16aよりは大きい外径を有
する形状で形成されていて、開口部16cに嵌合され、
ガイドピン5が軸方向に抜け出るのを阻止する。
の組立て前または組立て段階で、ガイドピン5を有しな
い雄型として構成するか、ガイドピン5を有する雌型と
して構成するかが決められる。したがって、光プラグ1
の構成部品は共通であるが光プラグ1として組立てられ
た後は、雄型と雌型の2種類に区別して在庫管理する必
要がある。また、雄型の光プラグとして組立てる場合、
コイルスプリング12を後方に圧縮後退させての作業に
なるためフェルール3との間で十分なスペースが取り難
く、2本のガイドピン5をフェルール3のピン挿入孔3
aに同時に挿入させるのは、熟練を要する上に手間を要
する作業となっている。
情に鑑みてなされたもので、ガイドピンは光コネクタプ
ラグの組立て後に、必要時に取付けることができ、ま
た、ガイドピンを1本ずつ簡単に取付けることができる
光コネクタプラグの提供を課題とする。
グは、プラグハウジング内に光ファイバを装着したフェ
ルールを収納し、フェルールの後部側にピンキーパを介
在させて、コイルスプリング、支持部材、ブーツを配設
する光コネクタプラグであって、ピンキーパには、フェ
ルールの前部側から軸方向に挿入されるガイドピンの取
付端部の挿入を許容し、引き抜けを阻止するピン挿着部
が形成されていることを特徴とする。そして、光コネク
タプラグを組立てた後に、ピンキーパにガイドピンを選
択的に挿着して雄型または雌雄両性型とする。
明する。図1は光コネクタプラグの斜視図を示し、従来
技術で説明した図5と同様な外観形状で構成されてい
る。図中の符号は、図5に用いたのと同様な符号を用い
ることで詳細説明を省略する。本発明による光コネクタ
プラグ(以下、光プラグという)1は、組立てが終えた
状態では、全てガイドピン5を有しない雌型の光プラグ
として形成される。この後、必要に応じて雌型の光プラ
グの前面より1対のガイドピン5または1本を装着する
ことにより、雄型または雌雄両性型の光プラグとされ
る。
のと同様に、プラグハウジング2内に光ファイバを装着
したフェルール3を収納し、フェルールとコイルスプリ
ングの間にピンキーパを介在させて、後部に支持部材を
介して光ファイバ心線の導入部を保護するゴム等の弾性
材からなるブーツ4を配して構成される。プラグハウジ
ング2には、接続保持のラッチアーム6が一体に設けら
れ、コネクタアダプタ(図示せず)に挿入した際に、係
合孔にラッチアーム6が係合することにより、挿入が保
持される。
側に1対のピン挿入孔3aを備えている。このピン挿入
孔3aに、ガイドピン5が挿入されていない場合は、雌
型光プラグとされ、相手方の雄型光プラグの前端面から
突出するガイドピンが挿入され、接続を形成する光ファ
イバ間の位置決めを行なう。雄型光プラグは、雌型光プ
ラグに1対のガイドピン5を1本ずつ、フェルール3の
前面からピン挿入孔3aに挿入し押込むことにより、挿
入が固定されて引き抜けないようにされる。ガイドピン
5はフェルール3の前面から数mm程度突出するように
挿着され、相手方の雌型光プラグのピン挿入孔3aに、
光ファイバ間の接続の位置決めのために挿入される。
11の実施の形態を詳細を示す図で、図2は斜視図、図
3(A)はピン挿着部の細部、図3(B)はガイドピン
の取付端部の細部、図3(C)はピン挿着部の断面を示
す図である。図中、20はピン挿着部、20aは係着
孔、20bはテーパ部、20cは開口部、20dはスロ
ットを示す。その他の構成部品には、図5と同じ符号を
付して説明を省略する。
で、ガイドピン5の挿入側の取付端部には、先端部5b
に隣接して小径部5aが設けられている。ピンキーパ1
1は、ピン挿着部20の構成以外は同じく図5に示した
ものと同じで、矩形状のブロックで形成され、中央部に
光ファイバ心線を通す通路部17、この通路部に光ファ
イバ心線を側面から受け入れるための挿通部18、コイ
ルスプリング12の一端を支持するスプリング受け部1
9が設けられている。
前部11a側に設けられ、図3に示すようにガイドピン
5の小径部5aより僅かに大きい径の係着孔20a、係
着孔20aにガイドピン5の挿入を案内するセンタリン
グ機能を有するテーパ部20b、ならびに側壁を貫通す
るように設けられた矩形状の開口部20cで形成され
る。また、係着孔20aとテーパ部20bを横切るよう
にスロット20dを3方向に入れて、2つの1/4円状
の係止片20eと1つの1/2円状の係止片20fとに
分ける。
ルール3のピン挿入孔3aから先端部5bが挿入され、
フェルール3の背面に配されたピンキーパ11のピン挿
着部20に押込まれる。ガイドピン5の先端部5bは、
先端がテーパで形成されていて、ピン挿着部20のテー
パ部20bを滑るようにして係着孔20aに案内され、
分割された係止片20e、20fを弾性的に押し開き変
形させて挿入される。先端部5bの全部が開口部20c
に入り込んだときに、係止片20e、20fの変形が弾
性的に復帰して、ガイドピン5の小径部5aに係着孔2
0aが嵌合してガイドピン挿入時のストレスを解放し、
ガイドピン5の先端部5bは開口部20c内でフリー状
態とされる。ガイドピン5の小径部5aに係着孔20a
が嵌合した後は、ガイドピン5の先端部5bが係着孔2
0aに係止して、ガイドピン5の引抜けを阻止する。
用いることにより、光プラグ1は全てガイドピン5を有
しない雌型光プラグとして組立てることができる。そし
て、ガイドピン5を有する雄型光プラグが必要となった
場合は、ガイドピン5を雌型光プラグの前面よりフェル
ール3のピン挿入孔3aに挿入して押込み固定するだけ
で、雄型光プラグを得ることができる。また、左右2本
のガイドピン5のうち、1本のみを押込み固定し、他方
のピン挿入孔3aを空き状態としておくことにより、雌
雄両性型の光プラグとして構成することもできる。
際しては、プラグピン5とピンキーパ11とを予め組付
けて、コイルスプリング12を圧縮してプラグピン5を
フェルール3の後方から挿入するという、手間の要する
作業を行なう必要がなく、作業性の向上を図ることがで
きる。また、雌型光プラグの1種類のみを管理すればよ
いので、在庫管理を容易にすることができる。
を示す図である。図4(A)に示すピン挿着部20は、
係着孔20a、テーパ部20b、開口部20cを設ける
点は、図3の場合と同じである。この図4(A)の例で
は、図3に示した3方向のスロット20dに代えて、通
路部17と連通する溝20gと、外側面に連通するテー
パ状の溝20hとを直線状に形成して、2つの1/2円
状の係止片20fを有する形状としたものである。ガイ
ドピン5の挿入に際しては、2分割された係止片20f
の間隔を押し開き、弾性的に変形させてガイドピン5の
先端部5bの挿入を許容し、ガイドピン5の小径部5a
に係着孔20aが嵌合する。なお、テーパ状の溝20h
は、従来例の図6で用いている成形型をそのまま流用で
きるという理由からのもので、特にテーパ状とする必要
はなく、直線状の溝で形成してもよい。
孔20a、テーパ部20b、開口部20cを設ける点
は、図3の場合と同じである。この図4(B)の例で
は、図3に示したスロット20dを2方向とし、通路部
17と連通する溝20gと、外側面に連通する溝20i
とを直線状に形成して、4つの1/4円状の係止片20
eを有する形状としたものである。ガイドピン5の挿入
に際しては、4分割された係止片20eの間隔を押し開
き、弾性的に変形させてガイドピン5の先端部5bの挿
入を許容し、ガイドピン5の小径部5aに係着孔20a
が嵌合する。
孔20a、テーパ部20b、開口部20cを設ける点
は、図3の場合と同じである。この図4(C)の例で
は、図3に示した3方向のスロット20dに加えて、通
路部17と連通する溝20gを形成して、4つの1/4
円状の係止片20eを有する形状としたものである。ガ
イドピン5の挿入に際しては、図4(B)の例と同様に
4分割された係止片20eの間隔を押し開き、弾性的に
変形させてガイドピン5の先端部5bの挿入を許容し、
ガイドピン5の小径部5aに係着孔20aが嵌合する。
パ部20b、開口部20cを設ける点は、図3の場合と
同じである。この図4(D)の例では、図3および図4
(A)〜図4(C)に示した例と異なり、三つ葉状の係
着孔20jを設け、スロット20dや溝20g、20h
を設けない形状としたものである。三つ葉状の係着孔2
0jは、内周に接する円20mが係着孔20aと同径と
なるようにし、外周がテーパ部20bの外径以上となる
ようにして、3つの係止片20kが形成されるようにし
ている。ガイドピン5の挿入に際しては、3つの係止片
20kが弾性的に変形させてガイドピン5の先端部5b
の挿入を許容し、ガイドピン5の小径部5aに係止片2
0kが係合する。
ピン挿着部20は、いずれもガイドピン5の挿入力に対
して、引抜き力が大きくなるように構成されていること
が必要である。ガイドピン5の挿入力と引抜き力は、ピ
ンキーパ11の成形樹脂の種類、ガイドピン5の係着孔
20aと通路部17の厚み等の物理的な形状を考慮し
て、スロット20dの形成位置や溝20g、20hの有
無、ならびに係止片の数を適宜選ぶことにより設定する
ことができる。なお、ガイドピン5の引抜き力は、挿入
力の1.5倍以上とすることが望ましく、更には、5倍
以上とすることが好ましい。
によれば、雄型と雌型とを区別することなく光コネクタ
プラグを組立てることができ、1種類のみの光コネクタ
プラグを管理すればよいので、在庫管理を容易にするこ
とができる。また、光コネクタプラグの組立てに際して
は、プラグピンとピンキーパとを予め組付けて、コイル
スプリングを圧縮してプラグピン5をフェルール3の後
方から挿入するという、手間の要する作業を行なう必要
がなく、作業性の向上を図ることができ、コストの低減
を図ることができる。
である。
示す図である。
示す図である。
す図である。
る。
る。
ェルール、4…ブーツ、5…ガイドピン、6…ラッチア
ーム、11…ピンキーパ、12…コイルスプリング、1
3…支持部材、14…光ファイバ心線、15…光ファイ
バコード、17…通路部、18…挿通部、19…スプリ
ング受け部、20…ピン挿着部。
Claims (5)
- 【請求項1】 プラグハウジング内に光ファイバを装着
したフェルールを収納し、前記フェルールの後部側にピ
ンキーパを介在させて、コイルスプリング、支持部材、
ブーツを配設する光コネクタプラグであって、前記ピン
キーパには、前記フェルールの前部側から軸方向に挿入
されるガイドピンの取付端部の挿入を許容し、引き抜け
を阻止するピン挿着部が形成されていることを特徴とす
る光コネクタプラグ。 - 【請求項2】 前記ガイドピンの取付端部は小径部を有
し、前記ピンキーパのピン挿着部は、前記ガイドピンの
軸方向からの挿入で弾性的に変形して前記ガイドピンの
取付端部の小径部に係止し、軸方向の引き抜けを阻止す
る複数の係止片で形成されていることを特徴とする請求
項1に記載の光コネクタプラグ。 - 【請求項3】 前記ガイドピンの取付端部は小径部を有
し、前記ピンキーパのピン挿着部は、前記ガイドピンの
取付端部の小径部に係止する係着孔と、前記係着孔への
挿入を案内するテーパ部と、前記係着孔を弾性的に開き
変形を許容するスロットまたは溝を設けて形成されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタプラ
グ。 - 【請求項4】 前記ガイドピンの軸方向の引抜き力は、
挿入力の1.5倍以上であることを特徴とする請求項1
〜3のいずれか1項に記載の光コネクタプラグ。 - 【請求項5】 光コネクタプラグを組立てた後に、前記
ピンキーパにガイドピンを選択的に挿着して、雄型また
は雌雄両性型としたことを特徴とする請求項1〜4のい
ずれか1項に記載の光コネクタプラグ。
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