JP2003013516A - 木製ブロックの伸縮吸収工法及び木製ブロックの構造 - Google Patents
木製ブロックの伸縮吸収工法及び木製ブロックの構造Info
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- JP2003013516A JP2003013516A JP2001202834A JP2001202834A JP2003013516A JP 2003013516 A JP2003013516 A JP 2003013516A JP 2001202834 A JP2001202834 A JP 2001202834A JP 2001202834 A JP2001202834 A JP 2001202834A JP 2003013516 A JP2003013516 A JP 2003013516A
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- wooden block
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Abstract
(57)【要約】
【課題】夏季冬季の温度変化による伸縮、湿潤による膨
張と乾燥による収縮が起きる木製ブロックを用いて、木
製ブロックの伸縮を吸収する壁及び塀の歪曲防止の伸縮
吸収工法及びその工法を実施するための木製ブロックを
提供する。 【解決手段】木製ブロックの平面及び底面の長手方向に
横溝を設け、左右側面には縦溝を設け、正面若しくは背
面に縦溝を設け、上下それぞれの木製ブロックの底面の
横溝と平面の横溝とを一致させて上下溝間に木製ブロッ
ク溝の深さの倍の幅よりやや広い幅を有する桟木を介在
させて、上下木製ブロック間に僅かな隙間を形成してあ
ると共に、左右に配置されている木製ブロックの側面と
隣り合っている側面の各々に縦に溝を設けて、両縦溝間
には桟木を入れて左右ブロック間に僅かな隙間を形成す
ることにり、伸縮を吸収する工法及び平面及び底面にそ
れぞれ横溝を有し、かつ木製ブロックの左右側面に縦溝
を設けた木製ブロックの構造、及びこの木製ブロックの
正面若しくは背面、又はその両方に縦溝を有する木製ブ
ロックの構造。
張と乾燥による収縮が起きる木製ブロックを用いて、木
製ブロックの伸縮を吸収する壁及び塀の歪曲防止の伸縮
吸収工法及びその工法を実施するための木製ブロックを
提供する。 【解決手段】木製ブロックの平面及び底面の長手方向に
横溝を設け、左右側面には縦溝を設け、正面若しくは背
面に縦溝を設け、上下それぞれの木製ブロックの底面の
横溝と平面の横溝とを一致させて上下溝間に木製ブロッ
ク溝の深さの倍の幅よりやや広い幅を有する桟木を介在
させて、上下木製ブロック間に僅かな隙間を形成してあ
ると共に、左右に配置されている木製ブロックの側面と
隣り合っている側面の各々に縦に溝を設けて、両縦溝間
には桟木を入れて左右ブロック間に僅かな隙間を形成す
ることにり、伸縮を吸収する工法及び平面及び底面にそ
れぞれ横溝を有し、かつ木製ブロックの左右側面に縦溝
を設けた木製ブロックの構造、及びこの木製ブロックの
正面若しくは背面、又はその両方に縦溝を有する木製ブ
ロックの構造。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明に係る木製ブロックの
伸縮吸収工法及び木製ブロックの構造は、木製のブロッ
クを利用して、安全な塀を構築し、安全な建物を建築す
る方法及び安全な歪曲しない塀や壁並びに保温性の高い
壁のある建物を提供する事が出来る木製ブロックの構造
に関して提案されるものである。
伸縮吸収工法及び木製ブロックの構造は、木製のブロッ
クを利用して、安全な塀を構築し、安全な建物を建築す
る方法及び安全な歪曲しない塀や壁並びに保温性の高い
壁のある建物を提供する事が出来る木製ブロックの構造
に関して提案されるものである。
【0002】
【従来の技術】組立式木製壁について、特開平11−1
90081号の公開特許公報がある。床面敷設用木製ブ
ロックとして、特開平10−266539号の公開特許
公報がある。丸太を連結した木製ブロックとして、特開
平10−096203号の公開特許公報がある。耐力壁
構造として、特開平09−184197号の公開特許公
報がある。
90081号の公開特許公報がある。床面敷設用木製ブ
ロックとして、特開平10−266539号の公開特許
公報がある。丸太を連結した木製ブロックとして、特開
平10−096203号の公開特許公報がある。耐力壁
構造として、特開平09−184197号の公開特許公
報がある。
【0003】木製タイルブロックとして、特開平08−
252810号の公開特許公報、木製ブロックとして特
開平05−163771号の公開特許公報等がある。
252810号の公開特許公報、木製ブロックとして特
開平05−163771号の公開特許公報等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】建築又は構築物の材料
になる木製ブロックは、夏季、冬季の温度変化による伸
縮、湿潤による膨張と乾燥により収縮が起きる。この木
製ブロックを用いて建物や塀等の建造物を施工する場合
には、季節の温度や湿度の変化により生じる伸縮を吸収
して建築物及び構築物の強度を衛る見地から、木製ブロ
ックの伸縮の悪影響を防ぐために、個々の木製ブロック
の僅かな伸縮を吸収して塀や建築物の壁面等が歪曲しな
い構造にすること、雨水が侵入しない構造にすること、
保温性が高い構造にすること等が必要になる。木製ブロ
ックの素材としている木材の性質を活かしつつ、建築構
築物の壁及び塀の歪曲を防止、防水性、保温性に優れた
伸縮吸収工法及びその工法を実施するための木製ブロッ
クを提供する。
になる木製ブロックは、夏季、冬季の温度変化による伸
縮、湿潤による膨張と乾燥により収縮が起きる。この木
製ブロックを用いて建物や塀等の建造物を施工する場合
には、季節の温度や湿度の変化により生じる伸縮を吸収
して建築物及び構築物の強度を衛る見地から、木製ブロ
ックの伸縮の悪影響を防ぐために、個々の木製ブロック
の僅かな伸縮を吸収して塀や建築物の壁面等が歪曲しな
い構造にすること、雨水が侵入しない構造にすること、
保温性が高い構造にすること等が必要になる。木製ブロ
ックの素材としている木材の性質を活かしつつ、建築構
築物の壁及び塀の歪曲を防止、防水性、保温性に優れた
伸縮吸収工法及びその工法を実施するための木製ブロッ
クを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る木製ブロッ
クの伸縮防止工法及び木製ブロックの構造は、木製ブロ
ックの平面及び底面の長手方向に横溝を設け、左右側面
には縦に溝を設け、その木製ブロックの正面若しくは背
面に直角に木製ブロックを設ける場合には正面若しくは
背面に縦に溝を設け、上下それぞれの木製ブロックの底
面の横溝と平面の横溝とを一致させて、各ブロックの溝
の深さの倍の幅よりやや広い幅を有する桟木を溝間に介
在させて、互いに隣接した木製ブロック間に僅かな隙間
を形成してあると共に、左右の隣り合っている木製ブロ
ックの側面の各々に設けた縦溝間には桟木を入れて左右
ブロック間に僅かな隙間を形成することにり、木製ブロ
ックの伸縮を吸収する工法であり、木製ブロックの平面
及び底面に横溝を有し、かつ同ブロックの左右側面に縦
溝を有する木製ブロックの構造及び木製ブロックの正面
若しくは背面又はその両方に縦溝を有する木製ブロック
の構造に関する提案である。
クの伸縮防止工法及び木製ブロックの構造は、木製ブロ
ックの平面及び底面の長手方向に横溝を設け、左右側面
には縦に溝を設け、その木製ブロックの正面若しくは背
面に直角に木製ブロックを設ける場合には正面若しくは
背面に縦に溝を設け、上下それぞれの木製ブロックの底
面の横溝と平面の横溝とを一致させて、各ブロックの溝
の深さの倍の幅よりやや広い幅を有する桟木を溝間に介
在させて、互いに隣接した木製ブロック間に僅かな隙間
を形成してあると共に、左右の隣り合っている木製ブロ
ックの側面の各々に設けた縦溝間には桟木を入れて左右
ブロック間に僅かな隙間を形成することにり、木製ブロ
ックの伸縮を吸収する工法であり、木製ブロックの平面
及び底面に横溝を有し、かつ同ブロックの左右側面に縦
溝を有する木製ブロックの構造及び木製ブロックの正面
若しくは背面又はその両方に縦溝を有する木製ブロック
の構造に関する提案である。
【0006】請求項1に記載の発明は、木製ブロックの
平面及び底面に長手方向に横溝を有し、この木製ブロッ
クの左右側面には縦に溝を有し、ボルトで構築される上
下に隣接した木製ブロックの横溝並びに左右に隣接した
木製ブロックの縦溝がそれぞれ一致するようにして、各
木製ブロックの溝の深さの倍以上の幅を有する桟木をそ
の中に入れ、上下木製ブロックの隙間並びに左右木製ブ
ロックの隙間を僅かに形成することを特徴とする木製ブ
ロックの伸縮吸収工法である。この工法は、木製のブロ
ックとブロック間に僅かな隙間を形成して、季節変化に
より、膨張と収縮、気候変化により乾燥と湿潤を繰り返
す場合の伸縮を吸収する事が出来る。木製ブロックの素
材の膨張係数より、ブロック間の溝に入れる桟木の素材
を小さい膨張係数の素材として使用することにより、収
縮の吸収と雨水の浸水の防止作用が効果的である。
平面及び底面に長手方向に横溝を有し、この木製ブロッ
クの左右側面には縦に溝を有し、ボルトで構築される上
下に隣接した木製ブロックの横溝並びに左右に隣接した
木製ブロックの縦溝がそれぞれ一致するようにして、各
木製ブロックの溝の深さの倍以上の幅を有する桟木をそ
の中に入れ、上下木製ブロックの隙間並びに左右木製ブ
ロックの隙間を僅かに形成することを特徴とする木製ブ
ロックの伸縮吸収工法である。この工法は、木製のブロ
ックとブロック間に僅かな隙間を形成して、季節変化に
より、膨張と収縮、気候変化により乾燥と湿潤を繰り返
す場合の伸縮を吸収する事が出来る。木製ブロックの素
材の膨張係数より、ブロック間の溝に入れる桟木の素材
を小さい膨張係数の素材として使用することにより、収
縮の吸収と雨水の浸水の防止作用が効果的である。
【0007】請求項2に記載の発明は、木製ブロックの
平面及び底面に長手方向に横溝を有し、木製ブロックの
左右側面には縦に溝を有し、平面及び底面長手方向の前
記横溝並びに左右側面の縦溝がそれぞれの溝の深さをそ
の溝に入れる桟木の幅を二分する幅未満とすることによ
り、ボルトにより構築された木製ブロック間の横溝並び
に縦溝の溝間に桟木を入れて、上下に隣接した木製ブロ
ック間の隙間並びに左右に隣接した木製ブロック間の隙
間を僅かに形成する事が出来るようにした木製ブロック
の構造にある。
平面及び底面に長手方向に横溝を有し、木製ブロックの
左右側面には縦に溝を有し、平面及び底面長手方向の前
記横溝並びに左右側面の縦溝がそれぞれの溝の深さをそ
の溝に入れる桟木の幅を二分する幅未満とすることによ
り、ボルトにより構築された木製ブロック間の横溝並び
に縦溝の溝間に桟木を入れて、上下に隣接した木製ブロ
ック間の隙間並びに左右に隣接した木製ブロック間の隙
間を僅かに形成する事が出来るようにした木製ブロック
の構造にある。
【0008】請求項3に記載の発明の実施態様は、木製
ブロックの平面及び底面に長手方向に横溝を有し、左右
側面には縦に溝を有し、平面及び底面長手方向の前記横
溝並びに左右側面の縦溝がそれぞれの溝の深さをその溝
に入れる桟木の幅を二分する幅未満とすることにより、
ボルトで上下に構築された木製ブロックの上下間の隙間
並びに左右に構築された木製ブロックの左右間の隙間を
僅かに形成する事が出来るようにした木製ブロックに於
いて、木製ブロックの正面若しくは背面に縦に溝を有
し、この縦溝の深さをその溝に入れる桟木の幅を二分す
る幅未満とすることにより、正面若しくは背面の前記縦
溝に桟木を入れて直角に設けられる木製ブロックの側面
に隙間を形成して接続することが出来るようにしたこと
を特徴とする工法である。
ブロックの平面及び底面に長手方向に横溝を有し、左右
側面には縦に溝を有し、平面及び底面長手方向の前記横
溝並びに左右側面の縦溝がそれぞれの溝の深さをその溝
に入れる桟木の幅を二分する幅未満とすることにより、
ボルトで上下に構築された木製ブロックの上下間の隙間
並びに左右に構築された木製ブロックの左右間の隙間を
僅かに形成する事が出来るようにした木製ブロックに於
いて、木製ブロックの正面若しくは背面に縦に溝を有
し、この縦溝の深さをその溝に入れる桟木の幅を二分す
る幅未満とすることにより、正面若しくは背面の前記縦
溝に桟木を入れて直角に設けられる木製ブロックの側面
に隙間を形成して接続することが出来るようにしたこと
を特徴とする工法である。
【0009】本発明は、木製ブロックの平面及び底面に
長手方向に横溝を有し、左右側面には縦に溝を有し、平
面及び底面長手方向の前記横溝並びに左右側面の縦溝が
それぞれの溝の深さをその溝に入れる桟木の幅を二分す
る幅未満とすることにより、ボルトにより上下に構築さ
れた木ブロックの上下間の隙間並びに左右に構築された
木ブロックの左右間の隙間を僅かに形成する事が出来る
ようにした木製ブロックに於いて、木製ブロックの正面
若しくは背面に縦に溝を有し、この縦溝の深さをその溝
に入れる桟木の幅を二分する幅未満とする事を特徴とす
る木製ブロックの構造にある。請求項3に記載の発明の
実施態様は、木製ブロックの正面又は背面に縦溝を有
し、この縦溝の有る正面又は背面に直角に木製ブロック
の側面を接続する事が出来る木製ブロックの構造にあ
る。
長手方向に横溝を有し、左右側面には縦に溝を有し、平
面及び底面長手方向の前記横溝並びに左右側面の縦溝が
それぞれの溝の深さをその溝に入れる桟木の幅を二分す
る幅未満とすることにより、ボルトにより上下に構築さ
れた木ブロックの上下間の隙間並びに左右に構築された
木ブロックの左右間の隙間を僅かに形成する事が出来る
ようにした木製ブロックに於いて、木製ブロックの正面
若しくは背面に縦に溝を有し、この縦溝の深さをその溝
に入れる桟木の幅を二分する幅未満とする事を特徴とす
る木製ブロックの構造にある。請求項3に記載の発明の
実施態様は、木製ブロックの正面又は背面に縦溝を有
し、この縦溝の有る正面又は背面に直角に木製ブロック
の側面を接続する事が出来る木製ブロックの構造にあ
る。
【0010】本発明の実施態様は、コンクリート基礎に
先端部を埋設されたアンカーボルトに支柱ボルトを接続
し、更にボルトを接続される場合には中間の接続ボルト
を介して支柱ボルトを延長可能にしたことを特徴とす
る。この支柱ボルトを用いて請求項1又は請求項3に記
載の木製ブロックの伸縮防止工法において使用される支
柱ボルトに於いて、支柱ボルトに接続ボルトを接続して
延長施工することを特徴としている。
先端部を埋設されたアンカーボルトに支柱ボルトを接続
し、更にボルトを接続される場合には中間の接続ボルト
を介して支柱ボルトを延長可能にしたことを特徴とす
る。この支柱ボルトを用いて請求項1又は請求項3に記
載の木製ブロックの伸縮防止工法において使用される支
柱ボルトに於いて、支柱ボルトに接続ボルトを接続して
延長施工することを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の技術的思想は、実施例に
おいて具体的に実現されるものである。
おいて具体的に実現されるものである。
【0012】実施例1の本発明の工法は、木製ブロック
を用いて塀を構築する場合である。木製ブロックは、夏
季と冬季の気温の変化、乾燥と膨潤等により伸縮を繰り
返して生きている状態になっている。その伸縮は、一個
一個の木製ブロックでは僅かな量であるが数多くなる塀
や建物の壁全体では無視することが出来ない大きな破壊
力になる恐れが有る。木製ブロックは、ブロック間に隙
間が有り、数多くなるとそれぞれの隙間から雨水が侵入
する。従って、塀や壁を防水し、雨水の侵入を防止する
ことが必要になる。
を用いて塀を構築する場合である。木製ブロックは、夏
季と冬季の気温の変化、乾燥と膨潤等により伸縮を繰り
返して生きている状態になっている。その伸縮は、一個
一個の木製ブロックでは僅かな量であるが数多くなる塀
や建物の壁全体では無視することが出来ない大きな破壊
力になる恐れが有る。木製ブロックは、ブロック間に隙
間が有り、数多くなるとそれぞれの隙間から雨水が侵入
する。従って、塀や壁を防水し、雨水の侵入を防止する
ことが必要になる。
【0013】本発明の実施例は、積み上げた複数の木製
ブロックの平面及び底面に横溝を設け、左右の側面に縦
溝を設けてこの溝に桟木を入れて各木製ブロック間に僅
かな隙間を作り、木製ブロック間の僅かな隙間を利用し
て寒暖や膨潤により生じる伸縮を吸収すると共に各木製
ブロック間に挟まれた桟木により、外からの雨水の侵入
を防ぐ構造にしてあり、木製ブロックの塀や建物の壁を
季節変化による伸縮や雨水から防御する事が出来るもの
である。
ブロックの平面及び底面に横溝を設け、左右の側面に縦
溝を設けてこの溝に桟木を入れて各木製ブロック間に僅
かな隙間を作り、木製ブロック間の僅かな隙間を利用し
て寒暖や膨潤により生じる伸縮を吸収すると共に各木製
ブロック間に挟まれた桟木により、外からの雨水の侵入
を防ぐ構造にしてあり、木製ブロックの塀や建物の壁を
季節変化による伸縮や雨水から防御する事が出来るもの
である。
【0014】基礎上に木製ブロックを積み上げて一定の
面積を有する壁を安定的に仕上げる方法として、コンク
リートに打ち込まれたアンカーボルトに支柱ボルトを接
続して、接続ボルトを介して支柱ボルトを延長可能にし
てある。木製ブロックの中心にボルト穴を設け、この穴
に支柱ボルトを通して、木製ブロックを数段に積み上げ
て構築される。支柱ボルトの最上部では木製ブロックの
上に座金を入れて、木製ブロックの固定螺子で締結され
るが、座金の下に弾力性を有するゴムパッキン、若しく
はスプリングを入れて伸縮を吸収する場合もある。
面積を有する壁を安定的に仕上げる方法として、コンク
リートに打ち込まれたアンカーボルトに支柱ボルトを接
続して、接続ボルトを介して支柱ボルトを延長可能にし
てある。木製ブロックの中心にボルト穴を設け、この穴
に支柱ボルトを通して、木製ブロックを数段に積み上げ
て構築される。支柱ボルトの最上部では木製ブロックの
上に座金を入れて、木製ブロックの固定螺子で締結され
るが、座金の下に弾力性を有するゴムパッキン、若しく
はスプリングを入れて伸縮を吸収する場合もある。
【0015】上下に隣接した木製ブロックの横溝並びに
左右に隣接した木製ブロックの縦溝に桟木を通してあ
り、それぞれのブロックの面が一致するようにしてあ
る。同一条件では、各木製ブロックの素材の膨張率に比
べて素材の膨張率が小さい桟木を前記の溝に入れ、最後
に弾力性があるゴムパッキン又はスプリングを介して支
柱ボルトに座金を入れて木製ブロックの固定螺子を締結
すれば、上下の伸縮の吸収効果が有効であると共に湿潤
な季節では木製ブロックの膨張により桟木が密着される
ので防水効果を高めるものである。
左右に隣接した木製ブロックの縦溝に桟木を通してあ
り、それぞれのブロックの面が一致するようにしてあ
る。同一条件では、各木製ブロックの素材の膨張率に比
べて素材の膨張率が小さい桟木を前記の溝に入れ、最後
に弾力性があるゴムパッキン又はスプリングを介して支
柱ボルトに座金を入れて木製ブロックの固定螺子を締結
すれば、上下の伸縮の吸収効果が有効であると共に湿潤
な季節では木製ブロックの膨張により桟木が密着される
ので防水効果を高めるものである。
【0016】木製ブロック間に差し入れる桟木の幅は、
防水効果を高めるために溝の深さの倍以上の幅を有す
る。桟木の幅を溝の深さの倍以上にすると上下木製ブロ
ックの隙間並びに左右木製ブロック間に隙間を形成する
ことが出来るので湿潤な季節には膨張すると桟木が閉ま
り効果的な防水が出来る。即ち、木製ブロックが湿潤な
夏季に膨張することにより、桟木は、各ブロック間に挟
着されるので雨水の侵入を防止することも出来る。
防水効果を高めるために溝の深さの倍以上の幅を有す
る。桟木の幅を溝の深さの倍以上にすると上下木製ブロ
ックの隙間並びに左右木製ブロック間に隙間を形成する
ことが出来るので湿潤な季節には膨張すると桟木が閉ま
り効果的な防水が出来る。即ち、木製ブロックが湿潤な
夏季に膨張することにより、桟木は、各ブロック間に挟
着されるので雨水の侵入を防止することも出来る。
【0017】木製ブロックの素材としては、膨張係数が
大きい杉材を使用しても良く、これに比べて桟木は膨張
係数がそれより小さい素材である例えば桧材等が好まし
い材料である。木製ブロックの素材の膨張係数と桟木の
素材の膨張係数を異なるものにして、木製ブロックの僅
かな膨張を木製ブロック間の桟木とブロック間の隙間で
空気層を形成して、保温性を高める事が出来ると共に間
隙により伸縮を吸収して歪曲を防止する事が出来る。
大きい杉材を使用しても良く、これに比べて桟木は膨張
係数がそれより小さい素材である例えば桧材等が好まし
い材料である。木製ブロックの素材の膨張係数と桟木の
素材の膨張係数を異なるものにして、木製ブロックの僅
かな膨張を木製ブロック間の桟木とブロック間の隙間で
空気層を形成して、保温性を高める事が出来ると共に間
隙により伸縮を吸収して歪曲を防止する事が出来る。
【0018】塀が直線から曲がる位置では、角に三角、
五角、六角等の角材を支柱として立て、角材の面に木製
ブロックの側面を当てて角を構築して、曲がりを矯正す
る事が出来る。
五角、六角等の角材を支柱として立て、角材の面に木製
ブロックの側面を当てて角を構築して、曲がりを矯正す
る事が出来る。
【0019】実施例2の本発明の工法は、木製ブロック
を用いて家屋を建築する場合である。一定の間隔でコン
クリート基礎にアンカーボルトを打ち込み、これに支柱
ボルトを接続し、更に接続ボルトを介して支柱ボルトを
接続して延長され、木製ブロック1aのボルト穴には支
柱ボルトを通して木製ブロックを積み上げて、支柱ボル
トの先端部は梁に固定され壁が支持されている。
を用いて家屋を建築する場合である。一定の間隔でコン
クリート基礎にアンカーボルトを打ち込み、これに支柱
ボルトを接続し、更に接続ボルトを介して支柱ボルトを
接続して延長され、木製ブロック1aのボルト穴には支
柱ボルトを通して木製ブロックを積み上げて、支柱ボル
トの先端部は梁に固定され壁が支持されている。
【0020】木製ブロック1aの平面及び底面に長手方
向に横溝、左右側面には縦溝を有し、支柱ボルトで木製
ブロック1aの壁を構築すれば、その壁の上下の木製ブ
ロックの横溝並びに左右に隣接した木製ブロックの縦溝
がそれぞれ一致しており、各木製ブロック間の溝幅より
少し広めの桟木の幅により、浸水を予防出来、更にブロ
ック間の隙間で伸縮を吸収して安定な壁面に構成される
効果がある。
向に横溝、左右側面には縦溝を有し、支柱ボルトで木製
ブロック1aの壁を構築すれば、その壁の上下の木製ブ
ロックの横溝並びに左右に隣接した木製ブロックの縦溝
がそれぞれ一致しており、各木製ブロック間の溝幅より
少し広めの桟木の幅により、浸水を予防出来、更にブロ
ック間の隙間で伸縮を吸収して安定な壁面に構成される
効果がある。
【0021】実施例3の木製ブロック1aは、その平面
と底面に横溝を有し、左右側面には縦溝を有する場合で
ある。
と底面に横溝を有し、左右側面には縦溝を有する場合で
ある。
【0022】実施例4の木製ブロック1bは、前記の木
製ブロック1aの構造において、正面若しくは背面に縦
溝を有することを特徴にしている場合である。この縦溝
には直角に木製ブロックの側面を接続して、木製ブロッ
ク塀や建築物の壁に仕切を設ける事が出来る。
製ブロック1aの構造において、正面若しくは背面に縦
溝を有することを特徴にしている場合である。この縦溝
には直角に木製ブロックの側面を接続して、木製ブロッ
ク塀や建築物の壁に仕切を設ける事が出来る。
【0023】
【実施例】添付図面は、本発明の実施例について図示し
ている。図1は、実施例1に於ける木製ブロックを用い
て構築された塀の断面図、図2は、実施例1に於ける木
製ブロックが膨潤により伸長したときの塀の状態を示す
断面図、図3は、実施例1に於ける塀に直角に設けた木
製ブロック塀の正面図、図4は、木製ブロックの平面
図、図5は、木製ブロックの平面図(桟木を入れた状態
を断面図で示す)、図6は、厚みを示す桟木の平面図、
図7は、幅を示す桟木の正面図、図8は、木製ブロック
の正面図、図9は、木製ブロックが直角に接続される木
製ブロックの正面図、図10は、木製ブロックの側面
図、図11は、木製ブロックが直角に接続される縦溝が
正面に有る木製ブロックの側面図、図12は、木製ブロ
ックに木製ブロックが直角に接続された塀又は壁の状態
を示す平面図、図13は、木製ブロックを支える支柱ボ
ルトの構造図、図14は、実施例2に於ける木製ブロッ
クを用いて建築された木造家屋の側面図、図15は、実
施例に於ける家屋の柱に直角に木製ブロック壁を設けた
隅の状態を示す断面構造図をそれぞれ示すものである。
実施例1,2,3,4を図面に基づいて詳細に説明す
る。
ている。図1は、実施例1に於ける木製ブロックを用い
て構築された塀の断面図、図2は、実施例1に於ける木
製ブロックが膨潤により伸長したときの塀の状態を示す
断面図、図3は、実施例1に於ける塀に直角に設けた木
製ブロック塀の正面図、図4は、木製ブロックの平面
図、図5は、木製ブロックの平面図(桟木を入れた状態
を断面図で示す)、図6は、厚みを示す桟木の平面図、
図7は、幅を示す桟木の正面図、図8は、木製ブロック
の正面図、図9は、木製ブロックが直角に接続される木
製ブロックの正面図、図10は、木製ブロックの側面
図、図11は、木製ブロックが直角に接続される縦溝が
正面に有る木製ブロックの側面図、図12は、木製ブロ
ックに木製ブロックが直角に接続された塀又は壁の状態
を示す平面図、図13は、木製ブロックを支える支柱ボ
ルトの構造図、図14は、実施例2に於ける木製ブロッ
クを用いて建築された木造家屋の側面図、図15は、実
施例に於ける家屋の柱に直角に木製ブロック壁を設けた
隅の状態を示す断面構造図をそれぞれ示すものである。
実施例1,2,3,4を図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0024】
【実施例1】本発明の工法により、木製ブロックを用い
て塀を構築する場合である。木製ブロック1aはその平
面2及び底面3に長手方向に横溝を有し、左右側面には
縦溝4を有し、コンクリート基礎6に打ち込まれたアン
カーボルト7に支柱ボルト10を接続して、接続ボルト
9を介して支柱ボルトを延長して、木製ブロック1aの
ボルト穴17に支柱ボルトを通して、木製ブロックを数
段に積み上げて塀が構築される。
て塀を構築する場合である。木製ブロック1aはその平
面2及び底面3に長手方向に横溝を有し、左右側面には
縦溝4を有し、コンクリート基礎6に打ち込まれたアン
カーボルト7に支柱ボルト10を接続して、接続ボルト
9を介して支柱ボルトを延長して、木製ブロック1aの
ボルト穴17に支柱ボルトを通して、木製ブロックを数
段に積み上げて塀が構築される。
【0025】上下に隣接した木製ブロックの横溝並びに
左右に隣接した木製ブロックの縦溝がそれぞれ一致する
ようにしてあり、各木製ブロックの素材の膨張係数に比
べて素材の膨張係数が小さい桟木を前記の溝に入れ、最
後に支柱ボルトに座金を入れて木製ブロックの固定螺子
を締結し、この上に塀の上部カバー11をカバー止めネ
ジ釘で止め、木製ブロックの塀を作る。
左右に隣接した木製ブロックの縦溝がそれぞれ一致する
ようにしてあり、各木製ブロックの素材の膨張係数に比
べて素材の膨張係数が小さい桟木を前記の溝に入れ、最
後に支柱ボルトに座金を入れて木製ブロックの固定螺子
を締結し、この上に塀の上部カバー11をカバー止めネ
ジ釘で止め、木製ブロックの塀を作る。
【0026】木製ブロック間の横溝2,3と縦溝4の中
に差し入れる桟木10の幅は、溝の深さの倍以上の幅を
有する。桟木の幅を溝の深さの倍以上にすると上下木製
ブロックの隙間並びに左右木製ブロックの隙間を僅かに
形成することが出来る。木製ブロックが膨張しても、こ
の隙間によって伸縮を吸収させる事が出来る。木製ブロ
ックの素材としては、膨張係数が大きい杉材を使用すれ
ば、これに比べて膨張係数がそれより小さい素材である
例えば桧材等で桟木を作る。木製ブロックの素材の膨張
係数より小さい膨張係数を有する桟木の素材にして、木
製ブロックの僅かな伸縮を吸収し、全体の膨張を木製ブ
ロック間の隙間で吸収して歪曲を防止する事が出来る。
に差し入れる桟木10の幅は、溝の深さの倍以上の幅を
有する。桟木の幅を溝の深さの倍以上にすると上下木製
ブロックの隙間並びに左右木製ブロックの隙間を僅かに
形成することが出来る。木製ブロックが膨張しても、こ
の隙間によって伸縮を吸収させる事が出来る。木製ブロ
ックの素材としては、膨張係数が大きい杉材を使用すれ
ば、これに比べて膨張係数がそれより小さい素材である
例えば桧材等で桟木を作る。木製ブロックの素材の膨張
係数より小さい膨張係数を有する桟木の素材にして、木
製ブロックの僅かな伸縮を吸収し、全体の膨張を木製ブ
ロック間の隙間で吸収して歪曲を防止する事が出来る。
【0027】塀が直線から曲がる位置では、角に三角、
五角若しくは六角の角材を支柱として立て、角材の面に
木製ブロックの側面を当てて角を構築して、曲がりを矯
正する事が出来る。
五角若しくは六角の角材を支柱として立て、角材の面に
木製ブロックの側面を当てて角を構築して、曲がりを矯
正する事が出来る。
【0028】
【実施例2】本発明の工法により、木製ブロックを用い
て家屋を建築する場合である。一定の間隔でコンクリー
ト基礎6に打ち込まれたアンカーボルト7に支柱ボルト
8を接続し、更に接続ボルト9を介して支柱ボルト8を
接続して支柱ボルトは延長され、木製ブロック1aのボ
ルト穴17には支柱ボルト8を通して、横溝及び縦溝に
桟木を通して更にその上に木製ブロックを積み上げて、
支柱ボルトで支持されている壁を構成し、支柱ボルトの
先端は梁の固定される。
て家屋を建築する場合である。一定の間隔でコンクリー
ト基礎6に打ち込まれたアンカーボルト7に支柱ボルト
8を接続し、更に接続ボルト9を介して支柱ボルト8を
接続して支柱ボルトは延長され、木製ブロック1aのボ
ルト穴17には支柱ボルト8を通して、横溝及び縦溝に
桟木を通して更にその上に木製ブロックを積み上げて、
支柱ボルトで支持されている壁を構成し、支柱ボルトの
先端は梁の固定される。
【0029】支柱ボルト8で木製ブロック1aの壁を構
築すれば、その壁の上下の木製ブロックの横溝2,3並
びに左右に隣接した木製ブロックの縦溝4がそれぞれ一
致しており、各木製ブロック間の溝に桟木10を差し入
れてある。その中に入れてある桟木の幅は、溝幅より少
し大きめにして上下木製ブロックの隙間並びに左右木製
ブロックの隙間を僅かに形成するので、この桟木で水の
侵入を防止することが出来、ブロック間の隙間で伸縮を
吸収して安定な壁面に構成される。
築すれば、その壁の上下の木製ブロックの横溝2,3並
びに左右に隣接した木製ブロックの縦溝4がそれぞれ一
致しており、各木製ブロック間の溝に桟木10を差し入
れてある。その中に入れてある桟木の幅は、溝幅より少
し大きめにして上下木製ブロックの隙間並びに左右木製
ブロックの隙間を僅かに形成するので、この桟木で水の
侵入を防止することが出来、ブロック間の隙間で伸縮を
吸収して安定な壁面に構成される。
【0030】
【実施例3】木製ブロック1aの平面と底面に横溝2,
3を有し、側面には縦溝4を有する木製ブロックの構造
である。
3を有し、側面には縦溝4を有する木製ブロックの構造
である。
【0031】
【実施例4】木製ブロック1aの正面若しくは背面に縦
溝5aを有する木製ブロック1bの構造である。
溝5aを有する木製ブロック1bの構造である。
【0032】
【発明の効果】本発明の効果は、請求項1乃至請求項3
に記載の発明の構成により、次に記載の効果を奏するも
のである。
に記載の発明の構成により、次に記載の効果を奏するも
のである。
【0033】本発明の実施例に示した伸縮吸収工法及び
木製ブロックの構造は、木製ブロック間に桟木の介在に
よって木製ブロック間の隙間が形成されるので、夏冬の
温度差や膨潤により木製ブロックに生じる伸縮を無理な
く吸収して歪曲が生じない安定した木製ブロック壁面を
構成することが出来る。
木製ブロックの構造は、木製ブロック間に桟木の介在に
よって木製ブロック間の隙間が形成されるので、夏冬の
温度差や膨潤により木製ブロックに生じる伸縮を無理な
く吸収して歪曲が生じない安定した木製ブロック壁面を
構成することが出来る。
【0034】同一条件では木製ブロック間に木製ブロッ
クの素材と異なる膨張係数の桟木を介在させる事によ
り、夏季の湿潤な季節には桟木が閉まって防水性を高め
る事が出来るものであり、又支柱ボルトの長さの延長が
可能にしており、木製ブロック塀や家屋の壁が高くなっ
ても対応出来る工法である。桟木は外部から見ても殆ど
目立つことが無く、木製ブロックの素材木が持つ本来の
木質感を失わせる事なく防水性のある壁面を作ることが
出来る。
クの素材と異なる膨張係数の桟木を介在させる事によ
り、夏季の湿潤な季節には桟木が閉まって防水性を高め
る事が出来るものであり、又支柱ボルトの長さの延長が
可能にしており、木製ブロック塀や家屋の壁が高くなっ
ても対応出来る工法である。桟木は外部から見ても殆ど
目立つことが無く、木製ブロックの素材木が持つ本来の
木質感を失わせる事なく防水性のある壁面を作ることが
出来る。
【0035】角には、角柱を立ててこれに木製ブロック
の側面を当てて木製ブロック壁が構築されるので曲がっ
た壁面を優美に作ることが出来る。
の側面を当てて木製ブロック壁が構築されるので曲がっ
た壁面を優美に作ることが出来る。
【0036】本発明の工法は、木製ブロックの素材の膨
張係数に比べて桟木の膨張係数が小さい素材を、組み合
わせることによって、膨張係数が大きい木製ブロック間
に膨張係数小さい桟木によって空気層が形成される。こ
のため本発明の木製ブロックの構造により、壁面の歪曲
を防止できるものであると共に湿潤な夏季には壁面の防
水性を高め、冬季の乾燥期には壁面に含まれる空気層に
より保温性が良好である。
張係数に比べて桟木の膨張係数が小さい素材を、組み合
わせることによって、膨張係数が大きい木製ブロック間
に膨張係数小さい桟木によって空気層が形成される。こ
のため本発明の木製ブロックの構造により、壁面の歪曲
を防止できるものであると共に湿潤な夏季には壁面の防
水性を高め、冬季の乾燥期には壁面に含まれる空気層に
より保温性が良好である。
【図1】塀の断面図
【図2】木製ブロックが伸長したときの塀の断面図
【図3】塀に直角に設けた木製ブロック塀の正面図
【図4】木製ブロックの平面図
【図5】木製ブロックの平面図(桟木を入れた状態を断
面図で示す)
面図で示す)
【図6】厚みを示す桟木の平面図
【図7】幅を示す桟木の正面図
【図8】木製ブロックの正面図
【図9】木製ブロックが直角に接続される木製ブロック
の正面図
の正面図
【図10】木製ブロックの側面図
【図11】木製ブロックが直角に接続される正面に縦溝
を有する木製ブロックの側面図
を有する木製ブロックの側面図
【図12】木製ブロックに木製ブロックが直角に接続さ
れた状態を示す平面図
れた状態を示す平面図
【図13】支柱ボルトの構造を示す組み立て図
【図14】木製ブロックを用いて構築された木造家屋の
側面図
側面図
【図15】家屋の柱に直角に木製ブロック壁を設けた状
態を示す断面構造図
態を示す断面構造図
1a,1b...木製ブロック
2...横溝
3...横溝
4...左右側面の縦溝
5a...正面若しくは背面の縦溝
6...コンクリート基礎
7...アンカーボルト
8...支柱ボルト
9...接続ボルト
10...桟木
11...塀の上部カバー
12...柱
13...カバー止め螺子釘
14...座金
15...木製ブロックの固定螺子
16...木製ブロック間の隙間
17...支柱ボルト穴
18...梁
Claims (3)
- 【請求項1】木製ブロックの平面及び底面に長手方向に
横溝を有し、この木製ブロックの左右側面には縦に溝を
有し、ボルトで構築される上下に隣接した木製ブロック
の横溝並びに左右に隣接した木製ブロックの縦溝がそれ
ぞれ一致するようにして、各木製ブロックの溝の深さの
倍以上の幅を有する桟木をその中に入れ、上下木製ブロ
ックの隙間並びに左右木製ブロックの隙間を僅かに形成
することを特徴とする木製ブロックの伸縮吸収工法。 - 【請求項2】木製ブロックの平面及び底面に長手方向に
横溝を有し、木製ブロックの左右側面には縦に溝を有
し、平面及び底面長手方向の前記横溝並びに左右側面の
縦溝がそれぞれの溝の深さをその溝に入れる桟木の幅を
二分する幅未満とすることにより、ボルトにより構築さ
れた木製ブロック間の横溝並びに縦溝の溝間に桟木を入
れて、上下に隣接した木製ブロック間の隙間並びに左右
に隣接した木製ブロック間の隙間を僅かに形成する事が
出来るようにした木製ブロックの構造。 - 【請求項3】木製ブロックの平面及び底面に長手方向に
横溝を有し、左右側面には縦に溝を有し、平面及び底面
長手方向の前記横溝並びに左右側面の縦溝がそれぞれの
溝の深さをその溝に入れる桟木の幅を二分する幅未満と
することにより、ボルトで上下に構築された木製ブロッ
クの上下間の隙間並びに左右に構築された木製ブロック
の左右間の隙間を僅かに形成する事が出来るようにした
木製ブロックに於いて、木製ブロックの正面若しくは背
面に縦に溝を有し、この縦溝の深さをその溝に入れる桟
木の幅を二分する幅未満とすることにより、正面若しく
は背面の前記縦溝に桟木を入れて直角に設けられる木製
ブロックの側面に隙間を形成して接続することが出来る
ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の木製ブロ
ックの伸縮防止工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001202834A JP2003013516A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 木製ブロックの伸縮吸収工法及び木製ブロックの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001202834A JP2003013516A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 木製ブロックの伸縮吸収工法及び木製ブロックの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003013516A true JP2003013516A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19039563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001202834A Pending JP2003013516A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 木製ブロックの伸縮吸収工法及び木製ブロックの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003013516A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011094309A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-05-12 | Yoichiro Kuroiwa | 木造住宅の建築方法及び壁パネル |
JP2013511636A (ja) * | 2009-11-18 | 2013-04-04 | ウッド・ウェイ | 木製壁を構成する要素一式および該要素を使用する方法 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4941915U (ja) * | 1972-07-17 | 1974-04-12 | ||
JPS58156651A (ja) * | 1982-03-11 | 1983-09-17 | 松岡 周一 | 間伐材を利用した建装材 |
JPH0339138B2 (ja) * | 1985-02-01 | 1991-06-12 | Shigeo Hyodo | |
JPH0643308Y2 (ja) * | 1989-08-18 | 1994-11-09 | 北斗工販株式会社 | 小径木を使用したログハウス建築パネル |
JPH073913A (ja) * | 1993-03-15 | 1995-01-06 | Nobuo Kaneko | 建築物壁部の建築方法 |
JPH084153A (ja) * | 1994-06-17 | 1996-01-09 | Mitsuo Kobayashi | 組合せ壁面ブロック |
JP3021542U (ja) * | 1995-08-10 | 1996-02-27 | 勝男 中村 | ブロックパネル組立用コンクリートブロックおよびブロックパネル |
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JP2001011982A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-16 | Kitakazu Sangyo Kk | 壁板ユニットおよびこれを用いた木壁構造 |
-
2001
- 2001-07-04 JP JP2001202834A patent/JP2003013516A/ja active Pending
Patent Citations (9)
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040108 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040420 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040831 |